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お題 『サボる生徒 サボる水銀燈と遭遇』 男子A「はぁ…つまんねー…」 持っていたゲーム機のスイッチを切ると、誰に言うわけでもなくその生徒はそう呟いた。 いつもなら、今頃は学校にいなければいけない時間…。しかし、彼にはどうしても行く気が起きなかった。 男子A「でも…これじゃ、学校にいた時と変わらないな…。何か、面白いこと…」 そう言うと、その生徒は行くあてもなく街をさ迷い、やがて駅へと到着した。 そして、そこに自転車を置き、どこに行こうかと路線図を眺めていた時、不意にその肩を叩かれた。 驚いて後ろを振り返ると、その頬に誰かの指が突き刺さった。 ?「ふふ…見ぃつけた♪」 その人の名は、水銀燈…彼女は、この生徒が通う学校で保健体育を担当する教師だった。 水銀燈「…で、そんな暗ぁい顔して、どこに行こうとしてたの?樹海?東尋坊?」 男子A「い、いや!自殺なんかしませんって!!ちなみに先生は…?」 水銀燈「んー?天気がいいから、お買い物よぉ?じゃ、ばいばぁい♪」 そう言って、悠然とその場を立ち去る彼女。その様子を見て、彼は慌ててこう尋ねた。 男子A「え!?他には何も聞かないんですか!?『何で学校に行かないの?』とか…。」 水銀燈「…だって、学校をサボる理由なんて2つしかないじゃない。学校がつまらないか、それより面白いものがあるかのね。…ま、その顔からすると、あなたは前者みたいねぇ…。」 そう言うと彼女は少し考え、静かにこう言った。 水銀燈「そうね…そんなにつまらないのなら、1日だけ楽しい思いさせてあげましょうか?」 男子A「え?」 水銀燈「今日1日だけ、デートしてあげる♪その代わり、荷物とかちゃんと持つのよぉ?」 そう言うと、水銀燈は生徒の手を引き、改札へと歩き出した。 水銀燈「ねぇ、こっちとこっち…どっちが似合うと思う?」 男子A「は…はぁ…。どっちも似合うと思いますが…」 そこは、その生徒にとって全く場違いな場所だった。 商品を手に持ち、それを体に当てて判断を仰ぐ水銀燈に生徒は目のやり場に困っていた。 なぜならそこは、渋谷109内のランジェリーショップ… そんな生徒の様子に彼女は意地悪く笑い、そして何度も『質問攻め』にした。 そしてそれに飽きると、2人は東急百貨店へと歩を進め、店内を物色し始めた。 水銀燈「どう?少しは気分晴れたぁ?」 レジで会計を済ませながら、そう質問する水銀燈。それに対し、生徒のほうは浮かない顔でこう答えた。 男子A「はい…でも、明日からまた学校に行かなきゃいけないと思うと…だって学校ってつまらないじゃないですか。何か、毎日同じことばっかりの繰り返しだし…」 水銀燈「んー?学校なんて、元々つまらない所よぉ?勉強するところなんだから。それをどう面白くするかが、腕の見せ所なんじゃなぁい?」 キョトンとした様子でそれを聞く生徒に、水銀燈は続けてこう言った。 水銀燈「…つまり、与えられるのを待ってるだけじゃ駄目って事よぉ。つまんないと思うのなら、自分で行動を起こしなさぁい。よく言うでしょう?『神は自らを助けるものを助ける』ってね…。」 男子A「そっか…そうですよね…。自分で行動を…か。」 かみ締めるように、その言葉をつぶやく生徒。 それを見て、水銀燈は艶っぽいしぐさで微笑みながらこう言った。 水銀燈「ふふ…じゃあ次は実践問題よぉ?今度は、あなたが私をリードする番…。ホテル街も近いしぃ…さっき買った下着、実際に見てみたいと思わなぁい?」 男子A「え!?いや…いいんですか!?俺は一向に構わ…痛っ!!」 水銀燈「なーに本気にしてるのよぉ…。冗談に決まってるでしょう?ほら、お子様はさっさと家に帰りなさぁい。」 その言動に頭をさすりながら、先ほどのお礼を言ってその場を立ち去る生徒。 それを見ながら、彼女は小さくこう呟いた。 水銀燈「…さて、私はどこに行きましょうか…。下北か、原宿か、それとももう少しここにいるか…」 そんな答えのない問いかけに対し、真後ろの人物はこう答えた。 「学校でしょう…?銀ちゃん…!?」 と。 そして、その人物に今日買ったものを取り上げられると、水銀燈も彼女が本来いなければいけない場所へと帰っていった。 …心底、嫌そうな顔をしながら…。 完
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男子A「やべぇ…明日どうするよ…?」 男子B「俺、とりあえず全部の答えに√3って書いてみるわ…。後は、神に祈る…」 ある日の朝、今にも死にそうな顔をして、数名の男子生徒が廊下で何かについて話し合っていた。 そこへ、たまたま近くを通りかかった水銀燈は、「…朝から気分の滅入るような顔するの、止めてくれる?」と、その集団に声をかけた。 水銀燈「…で、なぁに?学校サボってどこかに行くのなら、私も付き合うわよぉ…?もう、家に帰りたいし…」 男子A「あ、いや…俺たち、この前の中間テストで赤点取っちゃって、その追試が明日あるんですど…」 男子B「サインだのコサインだの、全く意味が分からなくて…。で、どうしようかなぁって…。」 水銀燈「そう…。」 そう言うと水銀燈は、そこにいるグループの人数を数えた後、静かにこう言った。 水銀燈「…1万。」 男子A「え?」 水銀燈「…だから、1人1万で助けてあげるって言ってるの。要は、再テストでいい点とればいいんでしょう?だから、私が問題用紙と解答を持ってきてあげるわよぉ。…あ、お金は後でも構わないわぁ…。」 その言葉に、一同の心は大きく揺さぶられた。 確かに、前もってそれが分かれば、ほぼ確実に追試をパスすることが出来る…。 しかし、それがバレたら…。 その事について、しばらく討論する一同。 そして、その中の1人がおずおずと水銀燈にこんな質問を投げかけた。 「…学割はききませんか?」と。 水銀燈「…ふっ…。それにしても、ホントにいい商売ねぇ…。」 翌々日、邪悪な笑みを湛えながら思わずそう洩らすと、水銀燈は早くも再来月の期末テストの事を考え始めた。 …今回は5万円儲かっただけだったが、効率よくやれば1人の生徒から何万も巻き上げることが出来るはずだ…。 多分、進級のことをチラつかせれば簡単に事は済むだろうし、本人も大喜び…私も大喜び…。 後は、秘密を洩らしたり、告げ口をしたりなどというくだらない事をしないように、しっかり『教育』すれば何の問題も無い…。 くくっと、低く笑うと水銀燈は財布を持って、どこかへ出かけようとした。 するとそこへ、こないだの生徒たちが何故かうつむいた様子で水銀燈の元へやってきた。 その雰囲気に、水銀燈は最悪の結末を予感せずにはいられなかった。 水銀燈「まさか…もうバレたの!?あれだけ、『いきなりいい点数取っちゃうと怪しまれるから、50点くらいで我慢しなさい』って言ったのに…!!」 男子A「い、いえ…まだバレては無いです…!ただ…」 その言葉に、水銀燈は安堵のため息を洩らした。 しかし、最後の『ただ…』という言葉がどうしても気になる…。 水銀燈「…ただ、何よ?学割はきかないっていったでしょう?」 男子A「い、いや!そうじゃないんです!あの…実は昨日、テストが終わった後で蒼星石先生に呼ばれたんですよ。その時、『あれだけ数学は苦手だったのに、よく頑張ったね』って凄い褒められて…。それで、先生のあんな顔見てたら、何か…凄い悪い事しちゃった気がして…。だから、俺たち…先生に謝りに行こうと思ってて…」 水銀燈「バカじゃない!?今更何言ってるのよ!?そんな事したら、私の身が…!」 そう言うと、水銀燈は思わず男子生徒の胸ぐらをつかみ、脅迫しようとした。 しかし、生徒のほうはただじっと目をつぶり、殴られるのを覚悟しているようだった。 それを見た瞬間、水銀燈は思わず手を離し、こう言った。 水銀燈「チッ…でも、まだ諦めるのは早いわよ…。次の数学の授業は来週の月曜日よね?それまでに何とかするの!!そうすれば、蒼星石を無駄に悲しませないで済むはずよ!?」 そう言うと、水銀燈は5人全員を家に招き、そして一生懸命に『補習』をした。 そう…それは過去やった、どの授業よりも一生懸命に…。 …そして、運命の日が訪れた。 薔薇水晶「銀ちゃん…どうしたの?顔色…悪いよ?」 水銀燈「…なんでもないわぁ…。あ、ちょっと寝てくるから、体育お願いねぇ…」 そう言うと、水銀燈はよろよろと保健室に向かった。 流石の水銀燈も、『お馬鹿さん』相手に3日間も勉強を教えるのは、相当堪えたらしい…。 そして、何度も「割に合わないわ…」と呟くと、水銀燈は保健室のベッドに身を委ねた。 …一方、別の教室では、蒼星石がしきりに1人の生徒のことを褒めちぎっていた。 蒼星石「うん…!正解!!ホント、まるで見違えるようだね…!この問題、結構難しいはずなのに…」 男子A「いやー!これも全部先生のおかげですよ!!」 蒼星石「ふふっ…そっか…」 …しかし、この時水銀燈は気づいていなかった。 蒼星石「…でも、1つ聞きたいんだけど…なんでこの難しい問題は解けたのに、追試の1-3の問題は解けなかったのかな?これに比べたら、はるかに簡単なはずなのに…。おかしいよね?どう考えても…」 …どんなにその場を繕って逃れようとしても、悪事はいつか白日の下に晒される運命にあるということを…。 そして…今はただ、そんな彼女の寝息だけが保健室に響いていた。 完
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694 :371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg:2008/01/18(金) 00 23 23 ……と、こうして水銀燈と再び契約をしたわけだが。 気がつけば、そろそろ11時になろうかという時間になっていた。 「そろそろ支度しないと、我が家の食客がまちくたびれるな……」 よっこらせ、と立ち上がる。 水銀燈が目を覚ましたし、今日はちょっぴり奮発してやろうか。 「水銀燈、何か食べたいものはあるか?」 「うぅん……今は、何もいらないわ。 この恰好で人前に出るのも、みっともないじゃない」 「ん……」 やっぱり、果てしなく落ち込むのはやめたとはいえ、まだ気持ちが晴れたわけじゃなさそうだ。 確かに、今の状態を受け入れられたわけじゃないし。 俺だって、水銀燈を元の姿に戻してやることを第一に考えてるもんな。 とすると……幸い今日は休日だ、ならば……。 「それじゃあ、水銀燈。 さしあたって、今すぐ何かしてほしいことはあるか?」 「してほしいこと?」 言葉の意味を理解し損ねたのか、怪訝な顔をする水銀燈。 「そう。当面の目標は、水銀燈の身体を直すことだけどさ。 今、なにか不便なことがあるなら、聞いておこうと思って」 今日は休日、そして今日一日は水銀燈のために使うと決めていた。 昼飯が済んでしまえば、午後の時間はたっぷりある。 そして、今の俺は、水銀燈に何かしてやりたい気分でいっぱいだった。 「そうねぇ……」 言われてもすぐには思いつかないのか、水銀燈は虚空に視線をさまよわせる。 が、その視線は、思い出したかのように、破れている自分の服で止まった。 「ああ、そうだわ。 まずは、この破れた服を何とかしてもらおうかしら」 「あ、そうだな」 確かに、破れたままの服を着ていては、体裁が悪いな。 新しい服を用意するなり、繕うなりしてあげないと。 しかし……俺は、物の修理はそれなりに出来ると自負しているが、裁縫は専門外だ。 新しいのを用意するとしても、水銀燈サイズの服なんて何処で手に入れればいいんだ? 「ううん……これは、俺一人じゃいいアイデアが出てこないなぁ」 そうなると、必然と誰かの力を借りなくちゃならないわけで。 昼飯の間に、誰かにそれとなく聞いてみたほうがいいかな? 少なくともここで一人で考えているよりはマシだろう。 「よし、そうと決まれば」 さっそく昼飯の支度にとりかかるとしよう。 っと、そうだ、水銀燈は……。 α:水銀燈を説き伏せて、居間へ連れて行く。 β:水銀燈の意思を尊重して、土蔵で休ませる。 投票結果 α:5 β:2
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嫌な女…… 112 名前:水先案名無い人 :2007/05/14(月) 11 54 56 ID ZZGSKRyg0 水銀燈「全選手入場!」 真紅 「…虎殺しは生きていた!?」 水銀燈「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね 総合格闘技はすでに我々が完成しているのだから」 真紅 「組み付きしだい投げまくってやる…」 水銀燈「私、やっぱり素手の殴り合いなら我々の歴史がものを言ったの お父様が認めてくれた 見て! 真の護身もここに!」 真紅 「そんな…ケンカなら全階級オレのものなんてこと」 水銀燈「今度こそ胸を張って言えるわ 私は水銀燈、打撃対策は完璧 よろしくね真紅♪」 真紅 「うそよ、全格闘技のベスト・ディフェンスがあなたの中にあるなんて…そんなこと」 水銀燈「どうして?」 真紅 「だってあなたはまだ未完成じゃない… 作りかけのかわいそうなドール… ローゼンメイデンは究極の暴走族アリスを目指して作られたドール、あなたは…私たちとは違う」 水銀燈「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖いと 」 真紅 「それは…」 水銀燈「炎の虎が上陸したのも バウンサー(用心棒)になったことも めい土の土産にベルトが欲しかっただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」 真紅 「違う…」 水銀燈「自分が上だと…自分は世界ヘヴィ級チャンプだと そう思って私を笑っていただけなんでしょう」 真紅 「それは違うわ… 違う… 私はキャリア一切不明…」 水銀燈「うるさい! …嫌な女。少しばかり立ち技最強だっただけなのに たまたま柔術の本場だっただけなのに… 私の存在なんて、あなたにとっては説明不要だった 」 真紅 「違うわ! 私はせめて、柔術は実戦で使えてナンボのモンだと思って…」 水銀燈「それが邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけといっているのよ! 私を自分を試しに日本へきたと認めてくれてなかった!」 真紅 「…だってあなたは!」 水銀燈「あなたみたいなドールが チャンピオンになれるわけがない! チャンピオンになるのは…私 誰よりも鎬流に更なる磨きをかけたこの私… チャンピオンになってお父様に抱きしめてもらうの… 今の私に死角はないの…」 (水銀燈、真紅を突き飛ばしてベルトを奪う) 真紅 「? …中国四千年の拳技が今ベールを脱ぐ!」 水銀燈「あなただけがファンの前でならいつでも全盛期?」 真紅 「医者の仕事はどーしたッ!」 水銀燈「特に理由はない 横綱が強いのは当たりまえ? そんな幻想…打ち砕いてあげる! 暗黒街で実戦カラテを磨いたのは…」 (水銀燈、ふくらはぎを力いっぱい握り締める) 真紅 「やめて!!」 水銀燈「本当に実戦だったら外せないのは… 私よ!!」 (血管が木っ端微塵に砕け散る) 真紅 「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! お父様から頂いたものなのに… お父様の思いが詰まっていたのに… 生で拝んでオドロキやがれッ…」 水銀燈「ウフフフフフ 武術空手はこの私が完成させた!」 真紅 「どうして…どうして……… どこかへ行っていたくせに…」 水銀燈「……なんですって?」 真紅 「行方不明の… 若き王者のくせに」 水銀燈「!」 真紅 「どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ!!」 水銀燈「!!うおおおお!!! 真紅ぅ!!」 (鐘の音) ラプラス「何事にもリザーバーはあるというもの……」 真紅 「ラプラス!」 ラプラス「カポエイラが眠りにつき、真伝統派空手も契約を解除 この時代での東洋の巨人は終了しました。 もう一名は到着次第皆様にご紹介致します…」 水銀燈「何を言っているの? うっ!」 (二人が引き離される) 水銀燈「真紅!!」 真紅 「くっ…」 関連レス 114 名前:水先案名無い人 :2007/05/14(月) 19 52 16 ID x98DDlhP0 112 嫌な女…って意味わかんねええええ 115 名前:水先案名無い人 :2007/05/14(月) 20 31 37 ID imJ/M1FC0 112-113 ありそうでなかなか無かったネタだなこれは・・・・ まぁとにかくGJ 116 名前:水先案名無い人 :2007/05/14(月) 20 50 19 ID t2nzsYHH0 こりゃひどいカオスだw コメント 名前
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学校曰く、 「次世代のリーダーとしてふさわしい品格と聡明さを備えた制服」 (公式サイトより引用) とのこと。 正装 冬服 白シャツ+ネクタイ又はリボン(+ブレザー)。ブレザーの襟には校章を付ける。 ズボンはビジネススーツとしても遜色ないので、就職後も着用している人がいる。 夏服 青シャツ。ネクタイやリボンの着用は認められない。 平常時 冬服 正装は白シャツだが、一応青シャツでも校則上はOK。但しそんな物好きは殆どいない。 また、ネクタイやリボンは着用するのが決まり。 夏服 正装は青シャツだが、平常時は白シャツも可。 現在は青シャツの裾は外に出すスタイルだが、当初は裾を入れるスタイルが推奨されていたっぽい。 白シャツを着る場合、裾をズボン・スカートに入れる。ネクタイやリボンの着用は任意。 好き嫌いが分かれやすい。 服装解説 ブレザー グレーを基調とした3つボタンジャケットスタイル。ポケットがいっぱいある。 白衣 本校の正装。校章の刺繍入り。理系進学者は大学での実験や実習で使えるので保管しておこう。 スラックス/スカート 生徒が自由に選べる。スカートにはチェックが入っている。スカートを借りて男の娘ごっこをするのは蒼煌祭のお決まり。 ネクタイ・リボン 高校生は紺色、中学生は明青色となっている。 中学生のネクタイの色は4色の候補の中から在校生徒の投票で決定した。…というのは建前で、実際は投票箱が目立たないところに置かれていたため、投票総数が想定より少なく、一部生徒がネタで大量投票したところ決まってしまったという。 靴下 一応カラーが指定されており、紺色や黒色などを着用することとなっている。 防寒具 登下校中のみ着用が許可されている。 その他着用 セーター、カーディガン、ベスト(紺、黒、灰、白、茶の無地のもの)の着用が認められている。 なお、校内では白衣も可。 禁止 髪の染色 ピアス・ネックレス マニキュア・化粧 その他明らかに公共良俗に反するもの 期間 夏服は5~10月、冬服は11~4月。 また、5月と10月は移行期間であり、夏服冬服どちらも身につけることが可能。 制服取扱店(高校) ㈲サンユー ㈱学生服トキワヤ ㈱洋品エンドウ ㈱そごう横浜店 ㈱つつい ㈱さいかや川崎店 ㈱高島屋横浜店 制服専門店シーガル ㈱京急百貨店 ㈱ナカムラ淵野辺店
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プリズムライト(後編) ◆B0yhIEaBOI うっすらと目を開けると、外の光がカーテンの隙間から見えた。もう朝みたいだ。 昨晩はほとんど眠れなかった。いつもなら何処でもすぐに眠れていたのに、どうしても眠ることができなかった。 そして、眠れなかったのは僕だけではなかったようだ。 今、この病室には、僕――野比のび太の他に、3人の人がいる。 水銀燈と、劉鳳さんと、セラスさん。 劉鳳さんとセラスさんが病室に戻って来てから、僕らはほとんど何も喋らない。 なんだか、空気が張り詰めて緊張しているのが僕にも分かる。 お互いがお互いを見張っていると言うか…… これなら、ドラえもんと一緒に見張りに行けば良かったかもしれない。 どうして、みんな仲良くできないんだろう。 「もう朝みたいねぇ。で、貴方は何時まで私のこと睨んでるつもりなのかしら?」 張り詰めた空気の中で、水銀燈が面倒臭そうにそう呟いた。 「……」 それに対して、壁際で座っているセラスさんは黙ったままだ。 セラスさんは、昨晩部屋に戻ってから今までの間、ずうっと水銀燈を睨み続けている。 それはまるで、『少しでもおかしな真似をしたらただじゃおかない!』って言ってるみたいだった。 劉鳳さんは傷が痛むのか、ベッドでずっと横になっていた。 目を閉じて眠っているみたいだけど……この状況で寝られるなんて感心する。 「全くもう、そんな露骨に邪険にしなくてもいいじゃないのぉ。私が貴方達になにかしたぁ?」 返事をしないセラスさんに、水銀燈はゆっくりと喋りだす。 こういうのを“挑発的”って言うのだろうか。 セラスさんの額がピクピクと引きつる。 「何か、ですって? ミオンに――あたしらの仲間に攻撃しといてよく言うよ! あれでもしあの子に何かあったら、ただじゃおかなかった!」 「ふぅん、貴方はあの娘に心底騙されてるのねぇ、お人好しさんなんだから。よくそんなので今まで死ななかったものだわ」 「なッ、まだ言うかッ、この嘘吐きの呪い人形!!」 顔を真っ赤にして怒っているセラスさんだったけれど、水銀燈は全く怯まない。 それどころか、むしろ嬉しそうにすら見えるのは僕の気のせいなんだろうか? 「酷い言われようねぇ。でも、貴方だけには言われたくないわね『嘘吐きの化け物さん』。」 「な、なにをっ……!」 「あら、やっぱり? なんだか普通の人っぽくなかったからカマかけてみたんだけど、図星だったみたいねぇ。 それを黙って私たちに近づくなんて……油断させておいてガブリ、ってつもりだったわけぇ? ああ、それで一晩中私のこと見てたんだぁ。ああ怖い怖い」 「ち、違うっ! 私はアンタが悪さしないようにって!」 「悪さって何よ? 私は貴方とちがって嘘なんかついていないわよ? 私はただ、自分の身を守るために、“しかたなく”応戦しているだけ。 あなたがあのミオンって娘を信じるのは勝手だけど……私が嘘をついているっていう証拠はあるの?」 「それは、その……無いけど……」 「あきれた! 証拠も無いのに人を嘘吐き呼ばわりしてたのぉ? これはこれは、とんだ名探偵さんねぇ」 「あ、アンタとミオンだったら、どう考えてもミオンの方が信じられるんだよ!」 「はいはい。おばかさんは煩いから、もう黙っていてくれるぅ?」 セラスさんはその後も何か叫んでいたけれど、水銀燈はそれらをまるっきり相手にしなかった。 もう、セラスさんはどうでも良い、という風だった。 セラスさんもただの悪口を言ってるだけみたいだったし…… 「全く、騙されるのは勝手だけど、人に迷惑をかけないで欲しいわねぇ。 それより、私はそっちの男の人に用があるんだけど。貴方、ちょっと起こしてくれない?」 「だ、駄目よ! 劉鳳は疲れてるんだからまだ寝かせておかないと……」 そこまで言ったセラスさんの口が、男の人の手で塞がれる。 「いや、もう十分休ませて貰った。奴の相手は俺がする」 目を覚ました劉鳳さんが、体を起こした。 「で、何を俺に聞きたいと言うんだ?」 劉鳳さんが水銀燈を見る。 いや、やっぱり睨みつけている。セラスさんと同じだ。 「……まったく、どうして貴方達はこう刺々しいのかしらねえ?」 「愚問だな。俺達は貴様を敵と認識している。貴様に隙を見せる訳には行かない」 劉鳳さんは、そのとき確かに、はっきりと言った。 水銀燈は敵だ、と。 理由も何も告げずに、ただその結論だけを。 「あらあら野蛮ねぇ。一方的に『お前は俺の敵だ』なんて。私は何にも悪いことなんかしてないのに」 「フン、貴様の言葉など信じるに足りん。貴様は俺達の仲間を攻撃した。それだけで十分だ!」 劉鳳さんはそう言いながら、ゆっくりとベッドから起き上がる。 「ちょ、ちょっと劉鳳、今ここで戦う気なの? のび太君がいるのに……」 そう言ってセラスさんは劉鳳さんをたしなめるが、 一方でセラスさん自身もいつでも戦えるように身構えている。 この人達は、始めるつもりなのかもしれない。 新しい殺し合いを…… でも、対する水銀燈は相変わらず不敵に笑っている。 「全く、こっちは戦う意思が無いって言うのに。そんな私に襲い掛かるんだ?」 水銀燈は微塵も動じずに話続けるが、 もう劉鳳さんは聞いていない。 「俺は、俺の信じる『正義』を貫くだけだ! もう語ることは無いのか? ならば行くぞ! 絶――」 「そうやって、真紅も殺したの?」 「何ッ!?」 水銀燈が呟いた一言で、劉鳳さんが止まった。 劉鳳さんが真紅を殺した……? あれ……? 「貴方が真紅の遺体から何か――ローザミスティカを盗ったっていうのは本当だったのね」 「貴様……貴様も真紅を知っているのか?」 「真紅はね……私の妹よ。私が聞きたいって言ったのは、真紅のことなのよ」 「……!」 水銀燈が喋るにつれて、劉鳳さんの勢いが目に見えて弱くなっていくようだった。なんだか顔も青い。 よっぽど劉鳳さんが話したくないことなんだろうな、と思った。 そう思いながらも、僕は記憶を掘り返す。 確か……真紅って、ドラえもん達と一緒にいたんだよね? そして、女の人と戦って、死んだんだ……ってドラえもん達は言ってたはずだ。 劉鳳さんが殺したっていうのは……違うんじゃないのかな?? でも、それなら劉鳳さんもちゃんと『違う』って言えばいいのに…… そう思う僕に答えるように、劉鳳さんが話し出した。 「真紅には……すまないことをした。俺が不甲斐無いばかりに……確かに、俺が殺したのも同然なのかもしれない」 でも、その言葉を聞いたとたんに、水銀燈の目が変わる。 今度は水銀燈が劉鳳さんを睨みつけて、叫んだ。 「その“すまないこと”って言うのは、真紅を見殺しにしたってこと? 遺体はほっといてローザミスティカだけ盗ったってこと? それとも……真紅を殺して、ローザミスティカを奪ったことなの? 答えなさい!」 それまでとはうって変わって、水銀燈が劉鳳さんを責め立てる。 劉鳳さんは……なんだか歯切れが悪い。何か、やましいことでもあるのだろうか? 「ち、違う! 俺はただ、真紅を保護しようとしただけだ!」 「そして、勢い余って殺しちゃったって言うの!?」 「違う! 保護するために探していたが、見つけたときには真紅はもう既に死んでいたんだ!」 「その割にはちゃっかりローザミスティカを盗んでいったのよね? 真紅のことは置き去りにして」 「あ、あの時は急いでいたから、仕方なく……!」 「下手な言い訳ねぇ。私の言うことは信じない癖に、そんな世迷いごとは信じろっていうの? 貴方達、人の悪口言いふらすんなら、きちんと『証拠』を見せなさいよ。貴方達が嘘吐きじゃないのならね!」 「証拠……ああ、そのとき同行していた人物なら……いや、しかし……」 「なによ、まどろっこしい。嘘ならもっと上手くつきなさいな?」 嘘……じゃない。きっと、これは誤解なんだ。僕はそう信じたい。 劉鳳さんも水銀燈も、きっと勘違いをしているだけなんだ。 水銀燈はきっと、真紅が死んだことが悲しくて、こんなに怒ってるんだ。 劉鳳さんも、真紅を守れなくて悲しいだけなんだ。 劉鳳さん……ジャイアンとも一緒だったんだし、きっと劉鳳さんが人殺しだなんて、何かの間違いに決まってる。 誰かが嘘を言って、誰かが誰かを騙そうとして……そんなの、もう嫌だ。 きっと、ほんのわずかな行き違いなんだ。大切なパズルの1ピースが抜けているだけなんだ。 きっと、その一枚がきちんとはまれば、みんな仲良く協力できるはずなんだ……! 「水銀燈、ちょっと待って……」 でも、そう言いかけた僕の言葉は劉鳳さんの一言に掻き消された。 「嘘ではない! 俺は、確かに峰不二子と一緒だった……!」 そう言った劉鳳さんは、 『しまった』という顔をした。 僕は、それをはっきりと見ていた。 「不二子? ……それって……」 「……そうだ。太一少年を殺したという女だ」 その言葉を聞いた瞬間に、僕の劉鳳さんを庇う言葉は、のどの奥へと飲み込まれていった。 ……え? ……太一くんを殺した女の人……? その人と、劉鳳さんは、一緒にいた……? それじゃあ、劉鳳さんとその女の人は……もしかして…… ナカマナンジャナイノ? バラバラだったパズルのピースが合わさると、それまでとは全く違った答えが浮かび上がる。まさにそんな感覚だった。 そうだ。太一君を殺した女の人……その人が、真紅を殺した人だとしたら? それなら、ドラえもん達の言ったこと、水銀燈の言うことも間違っていない。 それに、それでなくても劉鳳さんの周りには危険な人が集まっている。 人殺しの女の人、化け物? のセラスさん。水銀燈を襲ったミオンって人と、その仲間。ハルヒさんもそうかもしれない。 じゃあ、ジャイアンは? ジャイアンもまさか!? ……そうかもしれない。ジャイアンはいつも僕を苛めていたし、なんでも力ずくだったし…… それとも、ジャイアンもこの人達に騙されていたのかもしれない。 そう、ついさっきまでの僕みたいに。 「あきれた! 自分の無実を証明してくれるのが人殺しだけですって? そんな言い訳が本当に通じるとでも思っているの!?」 そうしてみると。なんだか水銀燈の言うことがとてもまっとうに聞こえる。 でも、劉鳳さんは劉鳳さんで開き直っている。 「信じてくれとしか、俺には言えない。水銀燈、お前の妹を護れなかったのは俺の責任だ。すまなかった」 相変わらず横柄なまま、劉鳳さんが水銀燈に頭を下げた。 白々しい。 当然、水銀燈はそんな程度では収まらない。 「それにねぇ、私が聞きたいのはそんな薄っぺらい謝罪じゃなくて、真紅がどうして死んだか、なのよぉ? あと、私の他の妹について何か知っていたら教えて欲しいわねぇ。みんな、もう死んじゃったけど。 案外、アンタが皆を殺して回ってるんじゃないのぉ?」 「あんた、黙って聞いてりゃあ!」 セラスさんがいきり立つ。 ……セラスさんも、劉鳳さんの仲間……。 ということはやっぱり、水銀燈が言ってることは、本当なの……? でも、水銀燈はセラスさんを無視し続けたまま話し出す。 「劉鳳、って言ったっけ? あなた、口では『正義』とか『仲間』とか綺麗な言葉を並べてるけど…… そういうのって、口で言うだけじゃなくて行動で示すものなんじゃないのぉ? だのに、貴方はさっきから『お前は嘘吐きだ』『お前は敵だ!』とか勝手に決め付けて襲ってこようとするしぃ。 貴方、本当は正義だなんだって言いながら、ただ純粋に暴れたいだけなんじゃないのぉ? 『正義』を言い訳に使っちゃだめよぉ? 暴れん坊さぁん」 そして、水銀燈はわらった。 劉鳳さんとセラスさんを、心底馬鹿にするように。 そのとき、僕には水銀燈の声が聞こえた気がした。 『貴方たちの嘘はお見通しよ』って。 「貴様ッ!! 俺の正義を愚弄するかッ!!」 「ふざけんなッ!! それ以上言うとぶっ飛ばすよ!!」」 反射的に、2人が水銀燈に詰め寄った。 怒りに震える2人とは対照的に、水銀燈は身じろぎ一つしない。 そして先に水銀燈に掴みかかったのは、セラスさんだった。 水銀燈の胸元を掴むと、小さな水銀燈の体は軽々と持ち上がる。 「自分の嘘を棚に上げて好き勝手言いやがって……訂正しろ!」 セラスさんの目は、赤く、獰猛な獣の目そのものだ。 それでも水銀燈は怯まない。 「なぁに? 反論できなくなったら暴力で解決するのぉ? ホント野蛮ねぇ、あんたたちの『正義』って。 ……悪いんだけど、服にシワが付いちゃうから離してくれない?」 「コイツ……!」 セラスさんの空いているほうの手が、強く握りしめられる。 そして、水銀燈の顔面に向かって、 振りぬかれ―― 「止めなさい! 何やってるのよ!!」 病室内に、凛さんの声が響いた。 病室の入り口には、見張りに立っていた凛さんとドラえもんの姿があった。 「……!」 セラスさんの拳が、水銀燈の目の前で止まる。 その余勢が、水銀燈の髪を揺らす。 そして、次の瞬間―― 「ああ、怖かった……ちょっと凛! もっと早くに助けに来てよぉ……」 今までからは信じられない、とても儚げで弱々しい泣き顔で水銀燈は凛さんを見た。 「あんたたち2人にならここを任せておけると思ったのに……残念だわ」 凛さんの表情は、とても険しかった。 「……セラス、水銀燈を離して。話はそれからよ」 「何があったの?」 その凛さんの言葉は、この部屋にいる全員に対してのものだった。 凛さんは、喧嘩を始めた2人に怒っているようだった。 間髪いれずに水銀燈が喋りだす。 「聞いてよ凛、この人達、私とお喋りしてたらいきなり怒り出して殴りかかってきたのよぉ」 セラスさんも黙ってはいない。 「よくも出任せをいけしゃあしゃあと! コイツはあたし達の仲間と、劉鳳の正義を侮辱したんだ! 劉鳳に謝れ!」 「謝るのはそっちでしょぉ? 証拠も無いのに人のことを『嘘吐き』だの『敵』だの…… それに殴りかかってきたのはあんたじゃないの。私は何もしてないわよぉ?」 「コイツ、まだそんなことをッ!」 反射的に水銀燈に伸びたセラスさんの手を、途中で凛が止める。 「止めなさい。それ以上やると私が相手になるわよ」 「ちょ、ちょっと! 凛はソイツのことを信じるの!? いい加減騙されてるって気付きなさいよ!!」 「冷静にいまの状況だけを見れば、セラスが水銀燈を殴ろうとしている。それだけよ。 理由が何なのかは知らないけど、それすら知らないままに目の前で仲間が喧嘩するのを黙って見過ごす訳にはいかないわ」 「だ、だから私たちの言ってる方が……」 「水銀燈の言ってることの方が本当だよ!!」 部屋中の、全ての目が僕を見つめていた。 「の、のび太君、それってどういう……?」 ドラえもんの言葉を最後まで待たずに、僕は話し出す。 「水銀燈は、自分の妹がどうなったのか、どうして死んだのか、それを劉鳳さんに聞いていただけなんだ。 なのに、2人とも水銀燈のことを嘘吐きだ、敵だって決め付けて…… それに水銀燈の妹が死んだのって、劉鳳さんのせいなんでしょ!? 水銀燈が怒るのも当然だよ!! なのにセラスさんは水銀燈のことを殴ろうとするし…… 正しいのは水銀燈だよ! その2人は喧嘩が、殺し合いがしたいだけなんだよ!!」 そう、一気に言い切った。 ――そうだ。劉鳳さんとセラスさんより、凛さんと水銀燈の方が信じられる。 凛さんと水銀燈は、昨日はほとんど僕と一緒にいて、怪我を治してくれて、僕のことを護ってくれた。 でも、劉鳳さんとセラスさんは、ついさっき会ったばかりなんだ。 しかも、水銀燈が襲われたミオンっていう人と仲間だって言うし、 それに不二子っていう人とも……! 口の中が乾く。喉がひりひりする。 自分が、肩で息をしていることに気付く。 肺の中の空気が空っぽになったみたいだった。 「の、のび太君、私たちは貴方達のことを思って……」 「じゃあ、なんで嘘吐いてたの!? 化け物だって、なんで黙ってたの!?」 『化け物』という言葉に、セラスさんの表情が陰る。 それと同時に、酷いことを言ってしまったのだという罪悪感で、胸が締め付けられる。 でも、僕は悪くない。悪いのは、嘘を吐いていたセラスさんの方なんだから。 重苦しい空気が病室内に充満していた。 誰も話し出そうとしなかった。 自分の荒い息の音だけが、いやにうるさく聞こえていた。 でも。 「Master!」 何処からともなく聞こえてきた無機質な声が、病室内の静寂を乱した。 そして、レイジングハート――という名の魔法の杖に急かされたように、凛さんが話し出す。 「ありがと、レイジングハート。皆に先に言っとかなきゃならないことがあるから、それを先に言うわ。 ――この病院に近づいてくる人間がいます。それも、一人で」 凛さんの言葉に、みんなの表情が強張る。 「一人って、それって……」 「ええ、偽凛のこともあるけど、この時間帯で単独行動をとるような奴は……人を殺して回っている、凶悪な殺人者の可能性が低くない。 新たな獲物を探して徘徊しているのかもしれない」 「さ、殺人者!?」 ドラえもんと、僕が震え上がる。 でも、ううん、それは違う。 僕はもっと前から震えていたんだから。 ――だって、僕はずっと、人殺しかも知れない人と一緒にいたんだから……。 凛さんが話を続ける。 「そいつは結構なスピードでまっすぐここに向かってきてたんだけど、さっきから急にスピードが落ちたわ。 もしかしたら、戦闘の痕跡を見て警戒しているのかもしれない。……油断はできないわよ」 「ちょっとまって、そいつ、もしかしたら敵じゃなくて私たちの仲間かもしれないよ! 私達の集合場所はここなんだし!」 「そうだ! それに敵が襲ってくるというならば、この俺がッ!」 「待って!」 今にも病室の外へ飛び出そうとする2人を凛さんが呼び止める。 「劉鳳、アンタは怪我人でしょ。……悪いけど戦闘になったら足手纏いよ。 セラスもここに残って。劉鳳とドラえもん、のび太を任せるから。もしものときは皆を守って頂戴」 「で、でもっ、私達の仲間なら、私達が行ったほうが……! それに、凛一人だけだと危険かもしれないしっ!」 それでも食い下がるセラスさんにも、凛さんは譲らない。 「大丈夫よ。アンタ達の仲間の情報なら、既に教えてもらってる。 それに……一人で心配なら、水銀燈も連れて行くわ。いいわね、水銀燈?」 「わたしはいいけどぉ?」 「ちょ、ちょっと! そいつなんて連れて行ったら余計にややこしいことに……」 「今の頭に血が上ってるアンタを連れて行くよりはまだマシよ」 セラスさんの不満も、凛さんが一蹴した。 そうだ。凛さんの言うとおりだ。 人殺しの仲間なんて連れて行ったら、凛さん達の方が危なくなってしまうに違いない。 「Master! The target is coming into the enter! (マスター、対象が玄関に到達します!)」 「わかった、レイジングハート。セラス……水銀燈と何があったのかは知らないけど、話は後でちゃんと聞くからね。 じゃあ、私が玄関で対象と接触します。行くわよ水銀燈! 病室の皆は、何かあったら頼むわよ!」 凛さんのテキパキと指示を出していく様子が、改めて緊迫した状況を際立たせていた。 でも、水銀燈を連れて行くのは……やっぱり凛さんも他の2人よりも水銀燈の方を信用しているということなのだろうか? 凛さんにも早く教えてあげないと。この2人が危険だっていうことを。 「じゃあ、行ってくるから! でも、危なくなったら私たちのことは放って、逃げて!」 そう言い残すと、凛さんは水銀燈を連れて廊下を走りだした。 2人分の足音が、どんどん遠くへ消えてゆく。 そして、病室内はまた、静かになった。 ドクン。 ――ちょっとまった。 ドクン。 ――今ここにいるのって、 ドクン。 ――僕と、ドラえもんと、 ドクン。ドクン。 ――劉鳳さんと、セラスさん。 ドクン。ドクン。 ――でも、劉鳳さんとセラスさんが、 ドクン。ドクン。ドクン。 ――僕の思っているとおりに、人殺しと仲間だったなら。 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。 ――それどころか、人殺しそのものだったなら。 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。 ――こんなところにいたら、殺されてしまうじゃないか!!!! ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン 「ど、ドラえもん、僕たちも行こう!!」 そう叫ぶや否や、僕はドラえもんの手を掴むと、一気に病室の外へ走り出した。 「お、おいのび太君!?」 背中で劉鳳さんが僕を呼ぶ声が聞こえたけれど、気にしない。 「の、のび太君、一体どうしたんだ!?」 ドラえもんが叫ぶけど、あとまわし。 いまは、とにかくあの2人と離れないといけない。それだけを考えていた。 なんだか息が苦しくて、喉を押さえた。 そして、喉を少し引っ掻いた。 ★ 遠坂凛と水銀燈は、病院玄関の物陰に隠れ、様子を窺っていた。 カズマという異能者が破壊したという病院のロビーは惨憺たる光景ではあったが、瓦礫のせいで死角が多い。 決して油断はできない。 「どう、レイジングハート? 相手は今どの辺りにいる?」 凛がレイジングハートに問いかける。 「Around the entrance door. But I can’t find out exactly.(玄関ドアの周辺と思われます。細かい場所までは分かりません) そして、レイジングハートは即座に答える。 このやり取りも何度も繰り返すうちに、ずいぶんとスムーズに行われるようになっていた。 これを信頼の賜物、というのは過剰な表現なのだろうか。 「いい、水銀燈、いつかみたいに先制攻撃するのは無しよ。平和的な交渉が第一。一応、万が一には備えておいて欲しいけど」 「分かってるわよぉ、心配いらないわぁ」 水銀燈が答える。こちらもスムーズに意思疎通が図られる。 では、彼女らの信頼は如何ほどのものなのだろうか? この病院において、凛の水銀燈に対する信頼が大きく揺れているのは、 もはや火を見るよりも明らかな事実である。 だが一方で、凛は水銀燈を完全に敵だと、自分を騙し誑かす獅子身中の虫であると断定できずにいる。 ――もし、もっと早く水銀燈のことを凛に打ち明けていれば、凛も素直に聞き入れてくれたのだろうか? 「……来るわよ!!」 凛の体が緊張する。だが―― 「そこに誰かいるのか!? 待ってくれ! 俺は敵じゃない! 警官だ!」 ロビーの中に聞きなれない男の声が響き渡った。 「ちょっと、凛どうするつもり?」 「シッ、黙って!」 男の声は続く。 「俺の名前はトグサ! 人を探している! 仲間がこの病院に居るはずなんだ! こちらから危害を加えるつもりは無い! 話だけでも聞いてくれ!!」 「トグサ? トグサって、セラス達が言ってた仲間の中にいたわよね?」 「確かにね。でも、偽名だってこともあるわよ? ついさっき自分の名前を使われたの忘れたのぉ?」 「うるさいわね、分かってるわよ! でも、タイミングが良すぎる。やっぱり本人の可能性も……」 だが、そんな凛と水銀燈が躊躇するのを見越したかのように、男が先手を打ってきた。 「わかった。ほら、俺が先に姿を出す。ほら、手を上げたぞ。危害は加えない。だから話だけでも聞いてくれ!」 物陰から窺う限り、確かに男は両手を上げて、無防備な姿を晒している。 一見して、敵対心が無いのが見て取れた。 少なくとも、凛にとっては。 凛が、男に呼びかける。 「わかった。私は凛。私も無駄に争うつもりは無いわ。待ってて、今そっちに――」 そう言いながら凛が物陰から姿を現した瞬間だった。 凛は、男の顔が見えなかった。東向きの玄関から差し込む朝日に包まれて、男の顔が光の中に紛れてしまっていたからだ。 でも、男は凛の顔が良く見えたに違いない。 そして、凛が太陽光に目を細めている間に。 男は、凛めがけて発砲した。 その銃声に僅かに遅れ、水銀燈の黒羽が男に襲い掛かる。 そのおかげで、男は次弾を発射する暇なく物陰に退いた。 「ぐッ、やっぱりアイツ、敵だったみたいね……!」 「人の言葉をホイホイ信じるからそうなるのよ。おばかさぁん」 物陰に身を潜めた凛は、痛みに顔を顰めながら右肩に触れる。 大丈夫、バリアジャケットのお陰で貫通はしていない。 でも、右手が痺れる。衝撃を完全には吸収しきれなかったようだ。 これでは、当たりどころによっては致命的な傷を負ってしまうかもしれない。 「でも、どういうことなの!? あいつは確かにトグサと名乗ったけど……やっぱり偽名だったの?」 「かもねぇ。それとも、あのトグサって奴がもともとそういう危険な奴なのかもしれないわよぉ? 気付かない? アイツ、前にここ、病院で戦った奴じゃないの?」 「……そういえば、あんな顔してたっけ。武器も銃だった。 それに、アイツいい腕してるわね……初めから肩を狙って撃ってた。あの僅かな間で正確に」 「さしずめ、戦果を上げて根城に戻ってきた、ってところじゃないのぉ? 油断してると、貴方も撃墜マークの一つになっちゃうわよぉ?」 「冗談!」 凛は、ギリッと歯を食いしばる。 「……こんなところで……私は止まってる場合じゃないのよ。」 凛の口から漏れるその言葉は、独り言なのか、それとも凛の決意表明なのか。 「私の熾した火を、絶対消させたりなんかしない……絶対に!」 そして、凛が私――レイジングハートを強く握り締めた。 ――さあ、行こう。マイマスター。 そして、その私たちを嘲笑うかのように、ギガゾンビの姿が空に浮かび上がった。 6度目の放送が響き渡る―― 【D-3 病院 2日目・早朝】 【遠坂凛@Fate/stay night】 [状態] 魔力小消費、疲労、水銀燈と『契約』、右肩打撲 [装備] レイジングハート・エクセリオン(アクセルモード・全弾再装填済)@魔法少女リリカルなのは バリアジャケットアーチャーフォーム(アーチャーの聖骸布+バリアジャケット) デバイス予備カートリッジ残り33発 [道具] 支給品一式(食料残り1食。水4割消費、残り1本)、ヤクルト一本 エルルゥのデイパック(支給品一式(食料なし)、惚れ薬@ゼロの使い魔、たずね人ステッキ@ドラえもん 五寸釘(残り30本)&金槌@ひぐらしのなく頃に 市販の医薬品多数(胃腸薬、二日酔い用薬、風邪薬、湿布、傷薬、正露丸、絆創膏etc)、紅茶セット(残り2パック) [思考]基本:レイジングハートのマスターとして、脱出案を練る。 0:襲撃者(トグサ)の撃退。 1:水銀燈を監視する 2:劉鳳とセラスの治療を続行(だが、2人に僅かな疑惑を持っている。) 3:変な耳の少女(エルルゥ)を捜索。 4:セイバーについては捜索を一時保留する。 5:リインフォースとその持ち主を止める。 6:自分の身が危険なら手加減しない。 [備考] ※レイジングハート同様、水銀燈に対して強い疑心を持ち始めました。 ただし、水銀燈を信じたいという気持ちもあり、中途半端な状態です。 ※緑の髪のポニーテールの女(園崎魅音)の判断は保留。 ※夜天の書の持ち主が水銀燈ではないかと疑い始めています ※リリカルなのはの魔法知識、ドラえもんの科学知識を学びました。 [推測] ギガゾンビは第二魔法絡みの方向には疎い(推測) 膨大な魔力を消費すれば、時空管理局へ向けて何らかの救難信号を送る事が可能(推測) 首輪には盗聴器がある 首輪は盗聴したデータ以外に何らかのデータを計測、送信している 【水銀燈@ローゼンメイデンシリーズ】 [状態] 服の一部損傷、消毒液の臭い、魔力小消費、疲労、凛との『契約』による自動回復 [装備] 真紅のローザミスティカ [道具] 支給品一式(食料と水はなし) ストリキニーネ(粉末状の毒物。苦味が強く、致死量を摂取すると呼吸困難または循環障害を起こし死亡する) ドールの螺子巻き@ローゼンメイデン、ブレイブシールド@デジモンアドベンチャー、照明弾 ヘンゼルの手斧@BLACK LAGOON、夜天の書(多重プロテクト状態) @魔法少女リリカルなのはA s くんくんの人形@ローゼンメイデン、ドールの鞄@ローゼンメイデン 、透明マント@ドラえもん [思考]基本:魔力補給を考慮して、魔力を持たない強者を最優先で殺す。 1:凛が偽名を使っていたことや見解の相違を最大限利用して仲たがいさせる。 2:チャンスがあれば誰かを殺害。しかし出来る限りリスクは負わない。 3:凛との『契約』はできる限り継続、利用。殺すのは出来る限り後に回す。 4:ローザミスティカをできる限り集める。 5:凛の敵を作り、戦わせる。 6:あまりに人が増えるようなら誰か一人殺す。劉鳳に関しては、戦力にするか始末第一候補とするか思案中 7:青い蜘蛛にはまだ手は出さない。 [備考]: ※透明マントは子供一人がすっぽりと収まるサイズ。複数の人間や、大人の男性では全身を覆うことできません。また、かなり破れやすいです。 ※透明マントとデイパック内の荷物に関しては誰に対しても秘密。 ※レイジングハートをかなり警戒。 ※デイパックに収納された夜天の書は、レイジングハートの魔力感知に引っかかることは無い。 ※夜天の書装備時は、リインフォース(vsなのは戦モデル)と完全に同一の姿となります。 ※夜天の書装備時は、水銀燈の各能力がそれと似たベルカ式魔法に変更されます。 真紅のローザミスティカを装備したことにより使用魔法が増えました。 ※リインフォースは水銀燈に助言する気は全くありません。ただし馬鹿にはします。 ※水銀燈の『契約』について:省略 ※水銀燈ver.リインフォースの『契約』について 魔力収奪量が上昇しており、相手や場合によっては命に関わります。 ※水銀燈の吐いた嘘について。 名前は『遠坂凛』。 病院の近くで襲われ、デイバックを失った。残ったのはドールの鞄とくんくん人形だけ。 一日目は、ずっと逃げたり隠れたりしていた。 【ドラえもん@ドラえもん】 [状態]:中程度のダメージ、頭部に強い衝撃 [装備]:虎竹刀@fate/stay night [道具]:支給品一式(食料-1)、"THE DAY OF SAGITTARIUS III"ゲームCD@涼宮ハルヒの憂鬱 [思考・状況] ジャイアンの死にかなり動揺したものの、のび太がいることもあり外見上は落ち着けている。 1:の、のび太くん!? 2:アルルゥを探す 3:自分の立てた方針に従い首輪の解除に全力を尽くす 基本:ひみつ道具と仲間を集めてしずかの仇を取る。ギガゾンビを何とかする。 [備考] ※Fateの魔術知識、リリカルなのはの魔法知識を学びました。 ※凛とハルヒが戦ってしまったのは勘違いに基づく不幸な事故だと思っています。 偽凛については、アルルゥがどうなっているか分かるまで判断を保留。 【野比のび太@ドラえもん】 [状態]:ギガゾンビ打倒への決意、左足に負傷(行動には支障なし。だが、無理は禁物) [装備]:強力うちわ「風神」@ドラえもん [道具]:支給品一式(食料-1)、翠星石の首輪、エンジェルモートの制服@ひぐらしのなく頃に [思考・状況] 精神が不安定。疑心暗鬼に陥り始めている 1:劉鳳とセラスから離れたい。 2:ドラえもん達と行動しつつ、首輪の解除に全力を尽くす。 3:なんとかしてしずかの仇を討ちたい。 [備考] ※劉鳳とセラス、及びその仲間を殺人者だと思い込んでいる。 ※凛のことも疑っているが、他の人よりは信頼している。ただし、偽凛は敵だと判断している。 【劉鳳@スクライド】 [状態]:全身に重いダメージ、若干の疲労が残る。 [装備]:なし [道具]:支給品一式(-3食)、SOS団腕章『団長』@涼宮ハルヒの憂鬱、ビスクドール [思考] 基本:自分の正義を貫く。 仲間、闘う力のない者を守ることを最優先。 悪の断罪は、守るべき者を守るための手段と認識。 1:のび太とドラえもんを守る(対水銀燈を含む) 2:病院で凛の手当てを受ける。 3 ゲームに乗っていない人達を保護し、ここから解放する。 [備考] ※ジュンを殺害し、E-4で爆発を起こした犯人を朝倉涼子と思っています。 ※朝倉涼子については名前(偽名でなく本名)を知りません。 ※凛は信用している ※水銀燈は全く信用していない。自分達を襲った犯人もひょっとしたら? と思っている ジャイアンの死の原因となった戦闘は自分の行為が原因ではないかと思っています。 【セラス・ヴィクトリア@HELLSING】 [状態]:全身打撲、裂傷及び複数の銃創(※ほぼ全快) [装備]:対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(残弾:6/6発)@HELLSING、アーカードの首輪 13mm炸裂徹鋼弾×36発@HELLSING、スペツナズナイフ×1、ナイフとフォーク×各10本、中華包丁 銃火器の予備弾セット(各40発ずつ、※Ak-47、.454スカール、S W M19を消費。デバイスカートリッジはなし) [道具]:支給品一式(×2)(メモ半分消費)(食料-2)、糸無し糸電話@ドラえもん [思考] 基本:トグサに従って脱出を目指す。守るべき人を守る。 0:銃声……!? 1:劉鳳、のび太、ドラえもんの護衛(対水銀燈と他の優勝狙いの参加者) 2:劉鳳のフォロー。 3:食べて休んで回復する。 4:病院を死守し、トグサ達を待つ。 [備考] ※セラスの吸血について:略 ※現在セラスは使役される吸血鬼から、一人前の吸血鬼にランクアップしたので 初期状態に比べると若干能力が底上げされています。 ※凛を全面的に信用しています。偽凛は敵だと判断。水銀燈は敵だと判断し、要警戒だと思っている トグサは、改めて自分の武器を握り締める。 銃の残弾は5発、リロードのロスを考えると、乱射するだけの余裕は無い。 一発で無力化しようと試みたのだが……相手の特殊な防弾具と仲間の存在から、失敗に終わってしまった。 ――今のが少佐にばれたら、またどやされちまうな。 だが、自嘲気味に口元を緩めるトグサの目は、笑わない。 トグサは、この病院に来るまでに無数の戦闘の痕跡を目にしてきた。 そして、この病院の玄関もまた、盛大に破壊されている。 そして、その戦闘痕は、トグサ仲間のもの――劉鳳やセラスとは、別の何者かによるもののようだった。 ということはつまり、自分の知らない何者かがここで戦闘行為を行った、と見て間違いない。 さらに問題なのは、トグサの仲間……劉鳳たちは先に病院へ向かったはずだし、 ドラえもんとのび太の2人もここに居たはずなのだ。 だが、その病院で待っていたのは、戦闘のあった跡と、かつて自分たちを襲った二人組。 トグサは確信していた。 『俺の仲間は病院でこの2人と出会い、戦闘行為に巻き込まれたのだ』と。 以前にもこの2人組は、問答無用でトグサ達に襲い掛かってきた。 ならば、この2人組がトグサの仲間と出くわしたなら、どうなるか? ――こいつらに躊躇など無用だ。 なんとかこの2人組を撃退し、仲間の無事を確認しなければならない。 それに、俺が時間を稼げばトウカ達が病院に来るかもしれない。 今俺がすべきことは……ッ!! 「クソっ、皆、無事でいてくれよ……!?」 【トグサ@攻殻機動隊S.A.C】 [状態]:疲労と眠気、SOS団団員辞退は不許可 [装備]:S W M19(残弾5/6発)、刺身包丁、ナイフとフォーク×各10本、マウンテンバイク [道具]:デイバッグと支給品一式×2(食料-4)、S W M19の弾丸(34発)、警察手帳(持参していた物) 技術手袋(使用回数:残り16回)@ドラえもん、首輪の情報等が書かれたメモ1枚(内部構造について追記済み) 解体された首輪、フェイトのメモの写し [思考] 基本:情報を収集し脱出策を講じる。協力者を集めて保護。 1:以前襲撃してきた「2人組」を撃退。その上で病院内に仲間がいないか探索。 2:病院にて①ドラえもん、のび太、劉鳳、セラス、ジャイアンと合流。カズマの行動についての経緯を問い質す。 ②ハルヒとアルルゥがいるかを確認。いないようなら彼女らを捜索。 3:病院に人が集まったら、改めて詳しい情報交換を行う。 4:機械に詳しい人物、首輪の機能を停止できる能力者及び道具(時間を止めるなど)の探索。 5:ハルヒからインスタントカメラを借りてロケ地巡りをやり直す。 6:情報および協力者の収集、情報端末の入手。 7:エルルゥの捜索。 [備考] ※風、次元と探している参加者について情報交換済み。 時系列順で読む Back 暗闇に光る目 Next 第五回放送 投下順で読む Back 暗闇に光る目 Next 第五回放送 257 プリズムライト(前編) 遠坂凛 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 水銀燈 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) ドラえもん 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 野比のび太 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 劉鳳 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) セラス・ヴィクトリア 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) トグサ 264 SECRET AMBITION
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第12回 ニコニコ愛されキャラ選手権 予選結果 本戦結果 予選が実施された初の大会である。 misakichi氏作成の予選結果動画はこちら toga氏作成の本戦結果動画はこちら n0419氏作成の本戦データ動画はこちら 当ページの訪問者数 合計 - 人 本日 - 人 昨日 - 人 【予選】 2/9 15~18時 総当たり戦 上位40位までが本戦へ 第12回予選参加動画数 103 第12回予選コメント総数 [予選戦歴] 募集中 予選開始前、上位争いをすると思われた注目参加キャラ(※主観含※) ◎本命:東方陣営、ハマーD、SOS団 ○対抗:ドアラ、古手梨花、岩崎みなみ、ムスカ、自演チーム ▲単穴:江頭、クラナド陣営、姫、DIO、鷲巣様 △注目:デP、若本、カミナ、クーガー 予選期間中、新規枠で本戦出場が内定しており予選に参加しなくてもよいはずの諸葛孔明にどういうわけか4000ものコメントが集まった。 待てあわてるなこれは孔明の罠だ。 予選結果まとめ・・・陣営視点編 【本戦】 第1部2/23 7~18時 第2部2/24 0~12時 前半11h後半12hの23h 総当たり戦 本戦出場100 /シード枠40/新規枠20/通常(予選)枠40/ 第12回本戦参加動画数 100 第12回本戦総コメント数 4395279(平均43953) シード権を獲得できる男性キャラ・性別不明キャラが大幅に増加した。 (シード枠に入った40キャラのうち、11キャラが男性もしくは性別不明のキャラ。前回の5/40に比べて倍増している) [本戦戦歴] 前回に引き続き、水銀燈と赤木しげるが首位争いを繰り広げた。今回の首位争いは稀に見る接戦となり、途中何度も順位が入れ替わったが、最終的に水銀燈が末脚の差で逃げ切り二度目の連覇を果たした。 順位変動の大きかった前回に比べ、今回はコメント数大インフレの中、新規参戦組の奮戦が目立った。6位にランクインしたデッドボールPをはじめ、クーガー、藤林杏、保坂、弱音ハクが上位に食い込んだ。新規組以外では、天海春香や銭形警部などが健闘していた。その他、今回の傾向としては、男性キャラの健闘があげられる。 選手権の規模は順調に拡大し続けており、今回は7位までが10万コメントを超えるハイレベルな闘いとなった。予選によって本選出場数が100に絞られたためか、上位だけでなく下位のコメント数も大きく増加している。また、1位グループ、3位グループといった集団が形成されつつあるようだ。 ちなみに、選手権開催中の24日9:51の集計で麻生太郎が分速17,579という空前のコメントスピードを叩き出し、AiSAREへの自由民主党の介入が囁かれたが、後に集計システムのバグということが明らかになった。詳しく知りたい方は麻騒動のページへ。 12回本選観戦記 赤木陣営視点編 12回本選観戦記 水銀燈陣営視点編 12回予選結果のまとめ 陣営視点編 +クリックすると表示されます 注意:非常に長いです 所属名 通過数/予選参加数 (シード+新規枠、に拠る本戦確定数) ・東方 8/8 (14+4) 計26 東方はなんと8キャラが全員通過。数が多く不利、と言われては覆すのはもはやお約束か? 既に確定している分とあわせて本戦出場数がなんと26。数だけ見れば化け物みたいになってきている。 これでいて、まだ愛されに登録されていないラスボスがいるというのだから恐ろしい。 ・らきすた 4/7 (5+0) 計9 らきすたは4キャラ通過だが、一方で3キャラが落選。上位キャラに人気が集中しすぎか。 東方はともかくらきすたは固い、と言った意見も出ていたが逆の結果となった。 ネタにされやすいらっきーちゃんねるの二人が揃って落ちてしまったのも意外なところ。本編にほとんど出ないのが原因か。 ・ひぐらし 4/4 (3+2) 計9 ひぐらしは安定して全員が予選通過。順位がバラけた東方と違って全体的に上位に近い位置。 確定済みのキャラとあわせると9キャラと、らきすたに並ぶ大所帯になりつつある。 新規枠で沙都子も本戦確定済であり、部活メンバーが揃う今回、躍進なるか。あとトミーに期待。 ・ローゼン 0/0 (8+0) 計8 ※予選参戦キャラ無し 全員シードに残ってるってどういうことよw 東方がすごいことになっているが、それでもここが最大勢力であろう。 ・ハルヒ 3/3 (4+0) 計7 ハルヒも全員が予選通過。3人とも10位前後と安定して高い位置に居る。 まぁ正直この3人なら予選落ちはないだろう、といえそうな面子ではある。 3人ともシードに入れる可能性を十分持っているので、本戦では頑張って欲しいところ。 ・CLANNAD 4/5 (0+0) 計4 今回の目玉といえそうなクラナド。メインキャラ5人が参加し4人が通過。 通過順位は低いので、まず目指すは次回のシード権を手に入れることか。 アニメ放映中&出来の良いMADも出てきているのでこれからに期待がかかる。 ・この青空に約束を 0/0 (0+3) 計3 ※予選参戦キャラ無し 全員新規枠ということで実力は未知数。アニメ放映当時ならともかく現在では厳しいか。 ・アイマス 1/2 (0+1) 計2 閣下こと天海春香が本戦出場。 ニコニコのウマウマ祭の震源動画に出ていたやよいは残念ながら予選敗退。 新規枠のとかちと二人で、愛されにもアイマス旋風を巻き起こせるか。 ・アカギ 1/1 (1+0) 計2 鷲巣様が本戦出場。個人的に要注目キャラ。 10回大会後、鷲巣や天が参戦したら票が割れるのではないかとの危惧があったがどうなるか。 本戦ではアカギを殺そうと追いすがり票が伸びる、といった原作的な流れも期待できるかもしれない。 ・VOCALOID 1/1 (1+0) 計2 鏡音リンが下位ながら本戦出場。 年末年始にはロードローラーネタなどで盛り上がったが、ミクほどの人気はまだ無いか。 陣営としてはまだ頼りないが、最近ブレイク気味のKAITOの参戦やみっくみくのような人気曲の登場があれば強豪勢力と化す可能性も。 ・エヴァ 1/1 (1+0) 計2 綾波が本戦出場。 未だに根強い人気のエヴァだが、愛されではアスカが中堅レベル。人気からすればもう一声欲しいところ。 綾波はシード獲得、アスカは上位進出が目標になりそうだ。 ・デスノート 0/0 (0+2) 計2 ※予選参戦キャラ無し 新規枠が二人。原作人気は高いが愛されではどこまで通じるか。 ・はぴねす! 0/0 (0+2) 計2 ※予選参戦キャラ無し こちらも新規枠が二人。こんにゃくと同じく未知数な部分が大きい。 12回本選観戦記 赤木陣営視点編 +クリックすると表示されます 注意:非常に長いです 前半戦(23日7 00~18 00) 赤木は2位からスタート。 前回の4位スタートに比べて、好調な滑り出しといえる。 そして前回と同様に、じわじわと水銀燈との差を詰めていった。 11時40分 水銀燈を逆転し赤木がトップに立つ・・・! この逆転劇の前後で赤木は分速300オーバーを記録。 赤木は最大2600まで差を広げるが、赤木失速・水銀燈加速によりすぐに詰められる。 15時00分 再度逆転され赤木は2位に転落──票差わずか72。 しかし水銀燈は追撃の手をゆるめず、さらに加速・・・! 15時20分時点で515まで差が広がる。 ちなみに、この時点で長門と3位争いをしていた翠星石とは5万以上の差が開いていた。 15時40分、赤木加速により再び差が24まで詰まる。 両陣営ともに分速300を越える接戦となるが、勢いづく赤木がこれを制する。 16時00分、赤木再び逆転し300差でトップに躍り出る・・・! 水銀燈は360まで加速したが、380まで加速した赤木を抑えることはできなかった。 ここから赤木はじわじわと差を広げる。 17時以降、倍プッシュ発動。赤木は分速429に到達。 水銀燈も分速417を叩き出すが、一歩及ばなかった。 そして前半戦が終了っ・・・! 赤木しげる 202,435 水銀燈 201,061 わずかながら1374リードを確保し赤木が1位っ・・・! 前半戦を通して、赤木は長門、江頭、ハマーD支援者やうろたんだーなど様々な層からの支援を受けた。 また、フィルターによるコメントが多い中、零ネタ、カイジネタ、天の台詞、チーやロンを表現した顔文字のコメントをする者もいた。 なお、電流走りすぎた矢木は黒コゲになった。 同作品キャラである鷲巣は終始伸び悩み、77位付近を射命丸やえーりんや外山やカナリアやLなどと一緒にうろうろしていた。 端から、ほとんどの赤木しげる支援者の眼中になかったようである。 後半戦(24日0 00~12 00) 午前零時、後半戦開始。 赤木、分速427と好調な出だし。 しかし水銀燈はそれすら上回る489もの分速を叩きだしており、赤木を一挙に抜き去るっ・・・! 0時23分の中間集計 水銀燈 212,325 赤木しげる 212,272 差はわずか53に過ぎないとはいえ、赤木再び2位に転落──! さらに0時40分、夜戦を得意とする水銀燈の分速が500を超えるっ・・・! 赤木は401の分速しか出せず、差は2500に拡大。 1時00分、水銀燈は分速500を維持。 逆に赤木は400をきり、5000近いリードを許す。 両者の分速差は100を超えるっ・・・! 圧倒的っ・・・! 圧倒的な速度差っ・・・! 時間経過に伴い両者脱落者を出しつつも、差は広がり続けた。 1時15分 6336差 1時30分 7533差 1時45分 8922差 2時00分 10607差 2時15分 11624差 2時30分 12093差 2時45分 12468差 後半開始3時間を待たずに水銀燈12000リードっ・・・! 致命傷か・・・? これは・・・! しかし、同時に、少しずつではあったが変化が起きていた。 一時100以上あった両者の分速差がじわじわ縮まっていったのだ。 選手権の恒例と称すべきか、水銀燈支援者が一気に脱落し始めたのである。 この間、赤木陣営は早朝以降の逆転にかけるため、ひたすら防戦に徹した。 黒コゲになった矢木は発火し、ついでにダメギまで黒コゲになる有様であった。 3時00分、赤木はついに分速で水銀燈を逆転。 わずかながら差を縮め、12378差とする。 しかし3時45分、水銀燈の分速が復活。 午前4時近くだというのに359もの分速を叩き出し、差を12742に広げる。 だが4時には再び赤木が分速で逆転。 しばらく両陣営の数字は一進一退を繰り返し、両者ともに予断を許さない状況が続く。 5時15分、ようやく赤木が水銀燈の分速を大きく上回ることに成功する。 銀258-赤307 11630差 赤木の猛追は続く。 5時30分 銀249-赤281 11156差 5時45分 銀269-赤316 10454差 みなみけ、東方の援護射撃もあり、差は確実に縮まっていった。 そして6時00分、銀253-赤317 9491差 両者の差は1万をきった─── 6時以降、水銀燈は時間経過とともに支援者が増加し加速するが、 みなみけ、江頭、デスノート陣、池上、ハマーD、レナなどの支援者から強力な援護射撃を受けた赤木の加速はその上をいった。 6時15分 銀230-赤325 8070差 6時30分 銀272-赤342 7025差 6時45分 銀291-赤377 5729差 7時00分 銀312-赤401 4388差 7時15分 銀304-赤375 3326差 7時30分 銀312-赤372 2440差 7時45分 銀325-赤378 1646差 8時00分 銀327-赤416 311差 そして8時15分、ついに赤木は水銀燈をとらえ、3度目の逆転に成功する。 8時15分 赤450-銀336 差1409 赤木再びトップに立つ・・・! 一時12000以上もあった水銀燈のリードを喰らい尽くした・・・! 逆転っ・・・! 未曾有の逆転っ・・・! その後も赤木は水銀燈を分速で大幅に上回り差を広げ続け、勝負は決まったかに思えた。 だが8時40分ごろ、水銀燈が一気に加速。 9時00分、赤416-銀417 となり両雄の分速が並ぶ。 この短時間の間に赤木が得られたリードはわずか4200・・・! 勝負の行方は再び霞の彼方へ─── 9時15分 赤427-銀406 4523差 9時30分 赤427-銀467 3936差 10時00分 赤506-銀517 2480差 10時15分 赤490-銀548 1615差 10時30分 赤506-銀576 571差 赤木も加速はしているが、水銀燈の異様な加速度には及ばない。 そして10時45分・・・ 終了目前で再び水銀燈が逆転っ・・・! 360差っ・・・! その後、水銀燈が分速716を記録するも、赤木は610に止まる。 最後の一時間、赤木は全力で逆転を目指し、分速715を達成する。 しかし水銀燈はさらにその上をいき、分速830を叩き出す・・・! 結果・・・ 水銀燈 506166 赤木しげる 497322 8844という僅差で、赤木は敗れ去った─── 水銀燈、2度目の二連覇達成っ・・・! おめでとう・・・!おめでとう・・・!二連覇達成おめでとう・・・! そして、豪運で77位を勝ち取った鷲巣様っ・・・! 77位シード枠入賞おめでとうございますっ・・・! 端から支援者の眼中になかったなんて書いてごめんなさい・・・! 最後に。 赤木を支援してくれた多くの援護射撃に感謝っ・・・! 圧倒的感謝っ・・・! 赤木に家族はいずとも・・・友はいたのだ・・・! 12回本選観戦記 水銀燈陣営視点編 +クリックすると表示されます 注意:もっと長いです ■ 始めに 第12回の優勝争いは逆転6回、最後の逆転は終了1時間15分前という大接戦でした。 最終的に優勝したのは水銀燈ですが、 そこに至るまでの道のりは非常に険しいものでした。 以下は1水銀燈支援者の視点によるこの熱戦の観戦記です。 なお、赤木戦記よりかなり遅れてのアップですので 赤木戦記の単なる裏返しにならないように配慮して編集したつもりです。 また後半データは赤木戦記を参考にしています。 ■ 前半 (08/02/23 07 00 - 18 00) 前半開始直後は水銀燈1位、赤木2位。 この先23時間、前回同様この2者で優勝を争うこととなる。 正午前に赤木が加速し逆転するが午後には水銀燈が再逆転。 夕方になると赤木陣営に得意の倍プッシュが入り水銀燈を突き放し三度目の逆転。 そして前半終了まで倍プッシュの勢いは止まらなかった。 1位 赤木 202,435 2位 水銀燈 201,061 その差1374 赤木は強い。前回よりも更に強い。 水銀党員達はこのことを改めて思い知らされる。 ■ インターバル (08/02/23 18 00 - 24 00) ここでローゼンメイデンのドールズたちの前半結果を見渡してみる。 雛苺(25位)、蒼星石(28位)はまずまずの位置をキープ。 真紅(39位)、薔薇水晶(41位)、雪華綺晶(42位)はシード権周辺の厳しい位置におり 金糸雀(72位)は大きく出遅れていた。 そして翠星石は前半開始直後から長門有希と熾烈な3位争いを繰り広げていた。 前半終了時点での両者の結果を見ると 3位 長門有希 121386 4位 翠星石 120953 差はわずかに433 翠星石の健闘は喜ばしいであることと同時に 水銀燈含むローゼンのドールズたちにとって 翠星石からの支援が期待できないということも意味していた。 第11回では早期に4位確定した翠星石からの手厚い援護により 水銀燈優勝と全ドールズのシード権獲得を達成することができた。 だが今回は優勝を目指す水銀燈もシード権争いをする 姉妹たちも翠星石からの援護は期待できない。 翠星石も姉妹からの援護をあてにすることなく 強豪長門有希との3位争いに挑まねばならない。 ローゼン姉妹それぞれが厳しい状況で後半の戦いが始まる。 ■ 後半その1 (08/02/24 00 00 - 08 30) 0時。後半最初の中間集計で水銀燈は分速489を出し赤木を大きく上回りいきなり逆転。 更に最大で分速500以上に達し赤木を突き放す。 前半2位で折り返したため多くの水銀党員の危機感に火をつけた結果であろうか。 一方3位争いではまず長門が優位に立つ。 3時。水銀党員達に離脱が目立ち始め分速で赤木に並ばれる。 獲得したリードは12000強。このまま逃げ切れるのか。 4時。コメ鯖停止。 停止期間中、及び復帰後の中間集計で 1~4位の相対的な分速に際立った変化は無し。 5時。水銀燈にとって苦しい時間帯が始まる。 コメ分速は250前後。一方赤木は300以上をキープ。 分速差は時間とともに開き、12,000以上あったコメ差が次第に詰め寄られていく。 一方3位争いでは深夜の苦境を乗り越えた翠星石がここにきて3位浮上。 水銀燈とは対照的にこちらはよい展開。 7時。コメ差は既に5000以下。 水銀燈自体の分速は06 15の230を底にして その後上がっているが赤木には遠く及ばない。 苦しい状況の中でも党員達は最後まで銀様への愛を貫き通す覚悟を持ち 互いに励ましながら離脱者を出さずに支援を続ける。 8時15分。中間集計でついに赤木が逆転トップに立つ。 しかもこのときの分速差は100以上。 続く8時30分の集計でも分速差は変わらず わずか30分で赤木は3000以上のリードを獲得する。 勢いの差が違う。あまりにも違いずぎる。 深夜に優位に立った水銀燈が早朝に失速し逆転を喫する。 この展開はまさに赤木が優勝を勝ち取った第10回と同じである。 歴史は繰り返すのか。 なお、3位争いでは翠星石が分速で長門を上回り続け このころには5000近いリードを手にしていた。 ■ 後半その2 (08/02/24 08 30 - 09 30) 9時。なんと水銀燈は赤木の分速に追いついた。 たった30分で100以上の分速差を詰めたのである。 水銀燈は2位に落ちたことで危機感を持った潜在的支援者が駆けつけたためか加速し、 赤木は逆転の瞬間のお祭り状態が終ったためか少々ペースダウンしたためである。 そして9時30分にはおよそ5時間ぶりに水銀燈が分速でリードを得た。その差+40。 残り2時間30分で差は約4000。逆転に必要な分速差は+30。 終了直前の爆発力に定評のある赤木に対して これだけの差をつけ続けない限り優勝は不可能。 厳しい条件だが希望がないわけではない。 乳酸菌の差し入れをする支援者、「疲労なんてジャンクにしてあげる」と 銀様口調で活を入れる支援者から元気をもらいながら 水銀党員たちはひたすらコメントする。 3位争いでは翠星石のリードが更に広がる。 こちらはすでに決着がついたか。 ■ 後半その3 (08/02/24 09 30 - 12 00) 10時。両者の分速が500を突破(水銀燈517、赤木506)。 さらにこの後も両雄のコメ分速は増加する。 白熱した優勝争いに他キャラ支援者が次々に駆けつけてきたのである。 これまで水銀党員からのコメントにより紫一色だった水銀燈支援動画が 他キャラからの応援コメントによってみるみる色鮮やかになっていく。 ローゼンの姉妹達、ミク、つかさ、みさお、デP、ドアラ、長門、かがみ、etc 各方面からの支援を受けた水銀燈の勢いは増し続け赤木との分速を広げていく。 支援者を鼓舞するための煽りコメントがいつのまにか 「銀様のために最後までがんばれ水銀党員」といったスタンスから 「優勝するためにはみんなの力が必要だ」といった趣旨に変わる。 もはや銀様の支援者は水銀党員だけではない。 今この瞬間銀様の動画にコメントしているすべての支援者が結束するしかないのだ。 10時45分。水銀燈コメ数1位奪還。 2時間前には想像すらできなかったまさかまさかの再逆転。 これは奇跡なのか!!! 水銀燈の勢いはまだまだ止まらない。 12時。 最後の1時間で赤木は715という驚異的な分速をたたき出し逆転に望みをかけるが 水銀燈はそれをも上回る分速830を記録。 終了直前には50万コメも突破し2大回連続6度目の優勝に花を添えた。 翠星石は見事3位でフィニッシュ。おめでとう翠星石。 ■ 最後に なぜ水銀燈が最後に逆転できたのかいまだにわかりません。 ラスト2時間はほんとに色んなキャラからの支援があり 銀様はこんなにも愛されていたのかと心強く思ったものです。 (もちろん赤木も事情は同じだっただろうけど) 特にローゼンの姉妹のうち5キャラは 最終順位がシード権ライン付近の35位~42位であり 水銀燈を支援できる余裕はなかったはずです。 それでも全姉妹から支援者が駆けつけてくれました。 ほんとにありがたかったです。 そして水銀燈支援に力を使いすぎたのか 雪華綺晶は惜しくもシード権を逃してしまいました。 (でも第13回予選を2位で突破。おめでとうキラキー。) 第12回の優勝争いが盛り上がったのは もう一方の雄、赤木しげるとその支援者達のおかげです。 赤木がいたからこそ、こんなにも強かったからこそ 水銀燈もそれに負けじとコメを積み重ねました。 個人的にはそれぞれの陣営にとって最も優勝が絶望的であった 1時~3時の赤木 7時~9時の水銀燈 を投げ出さずに支え続けた支援者がいたからこそ 最後の大接戦に繋がったのだと思っています。 この時間帯を共に支え続けた支援者達は「戦友」とすら呼びたくなります。 さて、この戦記ではあくまで優勝争いという点に着目して書きましたが 愛されキャラ選手権の醍醐味は何も優勝とか順位に一喜一憂することだけではありません。 楽しみ方は人それぞれです。 第12回でも色々な考え方を持つ支援者がいました。 選手権の趣旨はあくまでキャラへの愛を示すことであり 他キャラとの相対的な順位は2次的なものにすぎないと考える愛深き支援者。 自分がどれだけのコメ数を記録できるかに最も重きを置く もはや本末転倒してそうな廃人的支援者。 数多くの動画に顔を出し、渡り歩く支援者。 キャラについて、あるいはとりとめもない話題でチャットに興じる支援者。 ライバルキャラの動向をこまめにチェックしコメントやタグで仲間に伝える支援者。 他の支援者を激励し、労い、笑わせようとする支援者。 みんなそれぞれの思いをこめて 愛されキャラ選手権を精一杯楽しんでいました。 本当に楽しい選手権でした。 ■ 後半05 45~ラストの水銀燈と赤木の記録 時刻 相対コメ差 相対分速差 水銀燈分速 赤木分速 補足 05 45 コメ+10454 分速 -47 (水銀燈269、赤木316) 06 00 コメ +9491 分速 -64 (水銀燈253、赤木317) 06 15 コメ +8070 分速 -95 (水銀燈230、赤木325) 水銀燈後半最低分速(04 15除く) 06 30 コメ +7025 分速 -70 (水銀燈272、赤木342) 06 45 コメ +5729 分速 -86 (水銀燈291、赤木377) 07 00 コメ +4388 分速 -89 (水銀燈312、赤木401) 赤木400突破。倍プッシュ発動? 07 15 コメ +3326 分速 -71 (水銀燈304、赤木375) 07 30 コメ +2440 分速 -60 (水銀燈312、赤木372) 07 45 コメ +1646 分速 -53 (水銀燈325、赤木378) 08 00 コメ +311 分速 -89 (水銀燈327、赤木416) 08 15 コメ -1409 分速 -114 (水銀燈336、赤木450) 赤木が逆転トップに立つ 08 30 コメ -3119 分速 -114 (水銀燈334、赤木448) 8 15に続き分速差100以上 08 45 コメ -4235 分速 -75 (水銀燈371、赤木446) 09 00 コメ -4223 分速 +1 (水銀燈417、赤木416) 分速で水銀燈が赤木に並ぶ 09 15 コメ -4534 分速 -21 (水銀燈406、赤木427) 09 30 コメ -3936 分速 +40 (水銀燈467、赤木427) 分速で水銀燈が赤木を上回る 09 45 コメ -???? 分速 +52 (水銀燈479、赤木427) 集計トラブル発生?数字は不正確かも 10 00 コメ -2480 分速 +11 (水銀燈517、赤木506) 10 15 コメ -1615 分速 +58 (水銀燈548、赤木490) 10 30 コメ -571 分速 +70 (水銀燈576、赤木506) 10 45 コメ +360 分速 +62 (水銀燈???、赤木???) 水銀燈が逆転トップに立つ 11 00 コメ +1964 分速 +107 (水銀燈717、赤木610) 12 00 コメ +8844 分速 +115 (水銀燈830、赤木715)
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557 :371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg:2008/01/11(金) 18 47 14 「だって、足りないところは助け合うのがパートナーだろ?」 自信たっぷりに、そう言ってやった。 ……あ、水銀燈が驚いてる。 が、すぐにまたぷいっとそっぽを向く。 「な、何言ってるの。 私は貴方を捨てたのよ。 貴方なんか、もうミーディアムじゃないわ」 「でも、これはまだあるじゃないか」 そう言いながら、左手をアピールしてやる。 左手の薬指にはめられているソレは、差し込む日光を受けてきらめいている。 横目でソレを見た水銀燈が、ゆっくりとその名前を口にした。 「薔薇の、指輪……」 「これが残ってたから、俺は水銀燈を探すのを諦めずにすんだ。 ……水銀燈、契約を破棄しないで居てくれてるんだって、分かったから」 「…………」 俺の左手に注がれていた視線が、ふと逸らされる。 水銀燈は、自分の指にはめられている指輪をじっと眺めていた。 「自惚れかも知れないけど。 水銀燈が、まだ俺のことを見捨ててなかったこと、嬉しかったんだ」 「……ただ、破棄するのを忘れてただけよ。 私にとっては、ミーディアムなんか居ても居なくても同じだし。 それだけよ」 こちらを見ることなく、弁明する水銀燈。 居ても居なくても同じ、か。 俺は水銀燈から視線を逸らさずに、一番言いたかったことを口にした。 「あのさ、水銀燈。 俺、アリスゲームにミーディアムが必要な理由が、ようやくわかったよ」 ミーディアムが必要な理由。 その言葉を聞いた水銀燈は、反射的に眉をひそめた。 「……話を聞いてた? 私には、ミーディアムなんて必要ないのよ」 「聞いてたよ。 でも、俺にそれを教えてくれたのは水銀燈だぞ」 「は……私が?」 全く身に覚えがない、と言いたげに、怪訝な顔をする水銀燈。 ううん、やっぱり意図して言ったわけじゃなかったのか。 「忘れたのか? 二人で藤ねえのところに、これを貰いに行ったときに言ってたじゃないか」 「……?」 「人形とは、持ち主の想いが篭もるもの。 長い時間を一緒にいればいるほど、想いは積み重なっていく……ってさ」 「あっ……」 水銀燈の眼が再び驚きに見開かれる。 そう、確かに水銀燈は人形だから、人間のように背が伸びたり、体重が増えたりはしない。 でも、心は。 心が変わっていくことは、成長とは呼べないだろうか? そしてそれが、ドールたちを残して消えたローゼンの意図だとしたら? 「もし、俺がミーディアムになったことに、意味があるんだとしたら。 それはきっと、水銀燈の助けになるため。 ……俺はそう信じてる」 俺は、最後まではっきりと、水銀燈の眼を見ながら言い切った。 言いたいことは全て言った。 言うべきことはもう何もない。 後は……水銀燈の気持ち次第だ。 「……ふん。 恥ずかしいことばっかり言うわねぇ、士郎は」 「うっ、それは言わないでくれ」 水銀燈の指摘にドキリとする。 実を言えば、途中から自分でもかなり恥ずかしかった。 「でも……面白いわ。 ミーディアムと二人で協力して、ね。 そんなこと……今まで考えたことも無かったわぁ」 「あ……」 心臓が高鳴った。 さっきとは比べ物にならないくらい、ドキリとした。 水銀燈は、眼を覚ましてから初めての、落ち着いた笑顔を浮かべて。 「士郎……こんなジャンクの身体になった私だけど。 一緒に、居てくれる?」 「もちろん。 俺の力が及ぶ限り」 二人の薬指にはめられた、対の指輪をそっと重ねて。 俺たちは今、二度目の契約を結んだ。 α:さて、さっきのことを真紅に謝りに行こう。 β:水銀燈に何かしてほしいことはないか尋ねる。 γ:今日はもうゆっくり休ませてやろう。 投票結果 α:4 β:5 γ:1
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前ページ次ページローゼンメイデン 小ネタ集 1 シン「……で、そのアリスゲームとやらに俺が巻き込まれた訳と」 水銀燈「そういうことね」 シン「それで、議長やレイのところにも人形が届いてたのか となると赤い人形もローゼンなのか」 水銀燈「!? それはきっと真紅ね。まぁ、早速ジャンクにしてあげる」 シン「なんだか、ちょっと前に音楽で聞いた声だな。かなりキャラ違うが。 って、ちょっと待て何処へ!」 水銀燈「何って、今からその議長とか言う奴のところへいくのよ」 シン「こら待て! 俺の上司だぞ! プラントの代表だぞ! そんな所へ行き成り殴りこみに行ったら」 水銀燈「そんなの私には関係ないわぁ」 シン「……いや、勘弁してくれ。俺謀反起こしたと思われて首になるどころか殺される!」 水銀燈「……また、面倒な主を選んでしまったわ」 真紅「紅茶を入れて頂戴……うん。ありがとう。美味しいわ。良い葉っぱを使ってるのね」 議長「……人の秘所を勝手に使わないでくれないか?」 真紅「良いじゃない。それとも貴方が紅茶を入れてくれる?」 議長「いや、私には無理だがしかし」 真紅「気にしないの。上に立つ人はそういう細かい事をカリカリ言わないものよ」 議長「そういうもの……かね? まぁ、赤いから私は好きだが」 真紅「貴方も変わっているわ」 2 シン「解ってくれたか? 良いか、議長はダメだ。やるならちゃんと時間と場所を選んで双方同意だぞ」 水銀燈「……仕方ないわ。それじゃまずは蒼星石を」 ルナ「シンーーーー。見てみてーーーこんな可愛い子が来たわよーーー」 蒼星石「どうも、初めまして……!? なんで、貴女が此処に」 水銀燈「噂をすれば何とやらね」 シン「ルナの所にも来た……って、あれが言ってた蒼星石か」 ルナ「言う事をちゃんと聞く良い子よ。掃除とかもしてくれるし」 シン「待て、それはちょっと堕落してるとおもうぞ」 水銀燈「ふっ、庭師から家事手伝いとは相変わらず下働きが好きねぇ」 蒼星石「仕方ないじゃないですか。この人の部屋ほんとすご――」 ルナ「それ以上はだーめ。メイリンの所にも翠の子が来たけど何だかもめてるみたい」 シン「そうか。まぁ、それじゃこの戦艦も賑やかになるなぁ。ほんと」 蒼星石「お騒がせします(ふかぶか)」 水銀燈「くっ、いつか潰す」 ルナ「それじゃ、他の人にも挨拶してくるわ。まったねー」 シン「そうか、ルナのところにも着たのか。…って、何処へ」 水銀燈「言ったでしょ。蒼星石を最初にやるって」 シン「おいおい。ルナも来たばかりではしゃいでるんだから」 水銀燈「……ほんとに五月蝿いわね。貴方、マスターとして自覚があるの?」 シン「解ってるけど、けど、あんなに喜んでるのに行き成り壊しちゃったら可哀想だろ」 水銀燈「何? あの女が大事だっていうの貴方は」 シン「いや、そんなつもりは」 水銀燈「何よ。私じゃ不満だって言うの?」 シン「そうじゃない! ルナは」 水銀燈「さっきからルナルナルナルナ。 何よ良いじゃない! 私が近くに居れば(言った後自分の発言に気付く)」 シン「へ???」 水銀燈「な、なんでもないわ(ふんっ)」 レイ「……俺のところにも人形が来たのだが」 薔薇水晶「貴方のルームメイト。凄まじいことになってるわね」 3 翠星石「あ、いたスケベ人間」 シン「あ、メイリンの所の…うわ、髪の毛長いな」 真紅「貴方が水銀燈のマスターね」 シン「あ、議長の所の……うわ、こっちも」 真紅「……気安く触らないで頂戴」 翠星石「そうですぅ」 シン「あ、ごめん……いや、しかし」 真紅・翠星石「???」 シン「ただいま」 水銀燈「…おかえりなさい……ってどうしたの」 シン「いや、さっき、赤いのと翠色のと逢ってね」 水銀燈「ふ、ふーん。そ、それでぇ? (まさか、あっちの方が良いとか? いや、あっちも性格はそんなに良い方じゃ)」 シン「髪が」 水銀燈「髪?」 シン「俺も癖ッ毛は強い方なんだけどさ。あの癖とか以前に 重力と物理的な流れを無視した髪型はどうも見てて落ち着かなくて」 水銀燈「そ、そうなの」 シン「あ、そういや水銀燈も癖があるよなぁ。遠目から見たらストレートだけど」 水銀燈「そうかしら? シンはストレートが良いの?」 シン「いや、別にそういうのは拘らないけど、綺麗な銀髪だよな(なでなで)」 水銀燈「な、き、きやすぅ……貴方、主なんだからちゃんと手入れの仕方覚えなさぁい? 人間と違って一度痛むと直すのが大変なのよぉ」 シン「ん? ああ、解った」 水銀燈「あ。後お洋服は丁寧に洗ってくれるわね? コレ一着しかないし、御父様から頂いた大事な服なの」 シン「ああ、そういうのは解るよ。俺も妹の携帯ずっと大事にしてるし……なら、下手に汚せないな」 水銀燈「へ、へぇ。がさつかと思ったのに意外と物持ちが良いのね」 シン「ああ、俺は基本的に何でも大事にするさ。途中で放り投げるのも好きなじゃない」 水銀燈「そう……その言葉、嘘は無いわね」 シン「??? 勿論だ」 水銀燈「ならいいわ。ふんっ」 レイ「……シン、隣に居るというの」 薔薇水晶「すっかり二人の世界ね。寂しい?」 レイ「気にするな。俺は気にしない……気にしないんだ(自己暗示)」 薔薇水晶「(ぽむっと肩に手を置いて)」 前ページ次ページローゼンメイデン 小ネタ集