約 3,273 件
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/783.html
10 2次・3次救急患者の治療 約13% A 救急医療システム 病院前救護 集中治療室 B 脳心肺蘇生 気道確保 気道内異物除去 人工呼吸 心(臓)マッサージ〈胸骨圧迫式,開胸〉 除細動 自動体外式除細動器〈AED〉 致死的不整脈の治療 緊急ペーシング 静脈路確保 酸素療法 薬物療法 脳蘇生 血液浄化法 機械的循環補助〈IABP,PCPS〉 C 2次・3次救急に必要な処置 心嚢穿刺・ドレナージ 胸腔穿刺・ドレナージ 腹腔穿刺・ドレナージ 膀胱穿刺・ドレナージ 輸液,輸血 薬物療法 内視鏡的止血術 インターベンショナルラジオロジー〔interventional radiology〈IVR〉〕 (カテーテル)塞栓術 消化管内圧減圧治療 D ショックの治療 循環血液量減少性ショック 心原性ショック 血管原性ショック 閉塞性ショック E 重症救急病態 急性呼吸不全,急性肺障害〈ALI〉,急性呼吸促〈窮〉迫症候群〈ARDS〉 急性心不全 急性腎不全 急性肝不全 播種性血管内凝固〈DIC〉 多臓器不全〈MOF〉 F 外傷の治療・処置 創傷の治療・処置〈洗浄,デブリドマン,止血,縫合,創閉鎖,皮膚欠損の処置,破傷風とガス壊疽の予防〉 骨折・捻挫・脱臼の治療・処置 頭部外傷 顔面・頚部外傷 胸部外傷 腹部外傷 骨盤・四肢外傷 脊椎・脊髄外傷 泌尿器・生殖器外傷 挫滅〈圧挫〉症候群〈crush syndrome〉 デグロービング損傷 高エネルギー外傷 多発外傷 G 急性中毒の治療・処置 維持療法 胃・腸洗浄 強制利尿 血液浄化法 解毒・拮抗薬 高濃度酸素療法 H 熱傷の治療・処置 全身療法〈輸液の公式,感染防止〉 重症度判定 局所療法〈減張切開,デブリドマン,局所療法剤,早期焼痂切除,植皮〉 気道熱傷の治療 特殊部位の治療〈顔面,手,外陰部〉 合併症〈急性腎不全,Curling潰瘍,敗血症,栄養障害〉 電撃・雷撃症の治療・処置 化学損傷の治療・処置 I 環境異常の治療 熱中症 偶発性低体温(症) 凍傷 減圧症,酸素欠乏症,高山病 急性放射線障害 J 異物・溺水,刺咬症の治療・処置 異物 窒息,溺水 刺咬症 K 産科的救急治療・処置 母体・新生児搬送 急速遂娩 産科ショック 胎児機能不全〔non-reassuring fetal status〈NRFS〉〕 L 新生児の救急治療・処置 新生児蘇生法 新生児集中治療室 M 乳児の救急治療・処置
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/755.html
C 麻酔 小項目 吸入麻酔法,静脈麻酔法,筋弛緩薬とその拮抗薬,低血圧法,低体温法,小児麻酔,高齢者の麻酔,産科麻酔,無痛分娩,特殊疾患の麻酔〈内分泌疾患,頭蓋内疾患,心臓疾患,肺疾患〉,局所麻酔薬,脊髄(脊椎)麻酔法,硬膜外麻酔法,伝達麻酔法〔腕神経叢ブロック,閉鎖神経ブロック,指〈Oberst〉ブロック〕,浸潤麻酔,表面麻酔,麻酔合併症,麻酔事故,疼痛の管理〈ペインコントロール〉 100I21 4か月の乳児。鼠径ヘルニアの手術のため入院した。気管挿管による全身麻酔を開始したが,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉が徐々に低下してきた。 原因として最も可能性が高いのはどれか。 a 気胸 b 肺水腫 c クループ d 片肺挿管 e 肺塞栓症 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 片肺挿管に伴うSpO2の低下 99H9 42歳の女性。開腹手術に対する麻酔のために,チオペンタールで導入し,ベクロニウムを投与した。気管挿管したところ,全身発赤,換気困難および血圧低下が出現した。 換気困難の原因はどれか。2つ選べ。 a 筋強直 b 喉頭けいれん c 気管支けいれん d 気道浮腫 e 気道内異物 × a × b ○ c ○ d × e 正解 cd 診断 アナフィラキシーショック
https://w.atwiki.jp/hsv1/pages/84.html
化学物質抜粋概要 1酸化炭素 ヘモグロビンの酸素運搬障害に因り発症息切 頭痛 意識障害 塩素症状例流涙(りゅうるい) 咽頭痛 咳 粘膜刺激 高濃度肺水腫 2酸化窒素症状例歯牙酸蝕症 慢性気管支炎 胃腸障害 急性中毒粘膜刺激症状 2硫化炭素高濃度/急性曝露精神障害 低濃度/長期曝露動脈硬化 網膜の微細動脈瘤 鉛末梢神経障害 貧血 腹部の疝痛 金属水銀手指の震え 精神障害感情不安定 幻覚 急性曝露肺炎 カドミウム急性中毒上気道炎 肺炎 慢性中毒肺気腫 腎障害 犬歯/門歯の黄色環 マンガン神経症状慢性中毒筋のこわばり 震え 歩行困難 クロム酸鼻中隔穿孔 シアン化水素 細胞内呼吸の阻害に因り発症呼吸困難 痙攣 弗化水素気体低濃度眼/鼻/気道における粘膜刺激症状 高濃度肺炎 肺水腫 液体付着に対し強度の化学火傷 吸収に対し低カルシウム血症 慢性中毒骨の硬化 斑状歯(はんじょうし) 歯牙酸蝕症 砒素/砒素化合物肺がん 黒皮症 コールタール皮膚がん 石綿胸膜中皮腫 塩化ビニル肝血管肉腫 ベンゼン造血器障害再生不良性貧血 白血病 メタノール視神経障害等 酢酸メチル視神経障害等視力低下 視野狭窄 ノルマルヘキサン末梢神経障害頭痛 めまい 多発性神経炎 手足の末梢神経障害 トリクロルエチレン肝障害 ジメチルホルムアミド頭痛 めまい 肝機能障害 アクリロニトリル気体中枢神経障害震え 頭痛 めまい 液体付着に対し水疱を生成
https://w.atwiki.jp/tsuruma/pages/71.html
「普通救命講習会」 2010年11月20日(土)鶴間会館にて、公益財団法人 東京救急協会の大梶応急手当教育指導員、救急救命士 黒澤応急手当教育指導員の指導により町内会員15名の方が普通救命講習会に参加され救命技能認定を取得されました。 応急手当の重要性、心肺蘇生、AEDによる除細動、応急手当の方法を学びました。 まずは心肺蘇生が重要だそうです。生存率を高めるためには胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせをAEDが到着するかまたは救急車が到着するまで継続することが重要だそうです。 心肺蘇生開始までの時間5分以内、除細動(AED)までの時間が10分以内であれば生存率は37%だそうです。 木下会長のあいさつ 公益財団法人 東京救急協会の大梶応急手当教育指導員、救急救命士 黒澤応急手当教育指導員です。よろしくお願いいたします。 さあ、講習の開始です。まずは応急手当の重要性です。 重要な心肺蘇生です。基本はみっちりと! 皆さん真剣です。人形に向かって「大丈夫ですか・・・・」 気道を確保して「胸骨圧迫30回」「人口呼吸」 AEDによる除細動開始。着衣を脱がして、AEDパットを装着するのが肝心です。みんな離れてください~ AEDによる除細動が終わったら、再度気道を確保して「胸骨圧迫30回」「人口呼吸」 お疲れ様でした。 来年はもっと多くの方の参加をお待ちしております。
https://w.atwiki.jp/ou-aikido/pages/16.html
合気会 豊中和氣會 大阪大学 大阪大学体育会合気道部 福井大学合氣道部 奈良県立高取国際高等学校合氣道部 関西学生合気道連盟 大阪大学外国語学部合氣道部旧HP
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/448.html
気道症状、肺結節性病変、c-ANCA(PR3-ANCA)陽性
https://w.atwiki.jp/hsv1/pages/77.html
ガスに因る傷病 窒息性ガス化学的窒息性ガス概要十分な酸素濃度においても窒息を誘引 当該物質自体が有毒 種類/発症症状等1酸化炭素生成推移 不完全燃焼に因り発生 特性低水溶性 空気に対し同等質量 無色/無臭/無刺激 窒息遷移 ヘモグロビンへの結合に因り化学的窒息を誘引 発症症状息切れ 頭痛 意識障害 後遺症精神/神経障害 失念 植物人間状態 シアン化水素窒息遷移 体内の細胞呼吸妨害に因り窒息を誘引 発症症状呼吸困難 呼吸停止 意識消失 硫化水素生成源下水処理場 石油精製場等 発症症状眼/気道の刺激 意識消失 呼吸中枢麻痺 単純窒息性ガス概要酸素濃度の低下に因り窒息を誘引 当該物質自体は無害 種類2酸化炭素 7~10[%]濃度に対しチアノーセに併せ死亡 メタン プロパン エタン 刺激性ガス気道や肺等に障害を誘引 種類/発症症状等塩素 次亜塩素酸塩溶液における酸性溶液の反応に因り生成咽頭痛 呼吸困難 肺水腫等 2酸化硫黄気管支炎 歯牙酸蝕症症等(しがさんしょくしょう) 2酸化窒素慢性中毒気管支炎 歯牙酸蝕症 胃腸障害 急性中毒急性肺水腫等 弗化水素強腐食作用 粘膜刺激症状 急性中毒 肺水腫 慢性中毒 斑状歯(はんじょうし)等 揮発性液体に因る傷病 2硫化炭素に因る疾病/症状精神障害 意識障害 網膜細動脈瘤等血液障害 肝障害 腎障害等
https://w.atwiki.jp/ou-aikido/pages/18.html
初心者でも入部できますか? もちろんできます。実際に現役部員の殆どが大学に入ってから合気道を始めました。 練習時間はいつ?他の部やサークルとの掛け持ちはできますか?またバイトはどうですか? 練習時間については『稽古時間と場所』を見てください。あくまでも授業が優先ですので、授業と練習がかぶっていても土曜日の練習に参加できれば構いません。 部の掛け持ちについても土曜日の練習に参加できるのなら構いません。 平日の練習は朝か昼にあるので夕方・夜にバイトはできます。実際にバイトをしている人も多いです。 道具は何が必要?お金はいくらぐらいかかる? まず胴着(¥5000)が必要です。初めは貸しますが、6月頃に購入してもらいます。2年生になると武器(木刀・杖)を、初段になると袴を購入してもらいます。 部費は月2000円で、これは3ヶ月ごとに払います。他には審査代、合宿費(¥60000程)、コンパ代などがかかります。コンパ代は一年生の負担が軽くなるよう配慮します。 体育会系だから激しい飲み会がある? お酒を強要するようなことは決してありません。自分の好きなものを好きなだけ飲みましょう。 2学期や2年生からでも入れますか? もちろん歓迎します。是非道場へ!実際に現役の中には2年から始めた人がいます! 大阪大学体育会合気道部とは違うの? どちらも合気道部ですが、大阪大学体育会合気道部は体育会公認の団体です。大阪大学外国語学部合氣道部は外国語学部公認の団体です。外国語学部合氣道部は外国語学部生が大半ですが、他学部の方でも練習に参加することができます。 ■他に質問などがあれば掲示板に書き込むか、メール(oufsaiki@gmail.com )してください■
https://w.atwiki.jp/noteethnolife/pages/32.html
語句問題 (1)解離性麻酔薬 ケタミンなどが解離性麻酔薬にあたり、脳波上で大脳皮質や視床を抑制するが、海馬など大脳辺縁系を賦活して中枢の間で解離させる薬のこと。 (2)Naイオンチャネル 活動電位の発生には必要不可欠で、細胞膜上にあるものである。静止膜電位の時、Naチャネルは閉じているが、刺激により脱分極が起こるとチャネルは開きNaイオンが細胞内に流入する。そうすると、膜電位が逆転し内側が+となって活動電位が発生し、興奮が伝導していく。 (3)成分輸血 血液を赤血球、血小板、血漿などの成分に分け製剤をつくり、患者に必要な成分のみ輸血すること。 赤血球輸血には赤血球濃厚液や赤血球浮遊液を使い、また血漿輸血には新鮮凍結血漿やアルブミン製剤を使う。他に、顆粒球輸血や血小板輸血がある。 (4)吹送法(すいそうほう) Insufflation、air douche 気管内挿管しない麻酔方法で、鼻咽頭チューブを声門と口蓋垂の中間点に置き、自発呼吸下で麻酔ガスを吸入させる。 利点には、声門下浮腫による気道閉塞の危険がない、挿管による肺感染の危険がないなどがある。欠点には麻酔の維持と呼吸の管理が難しい、誤嚥性肺炎などの危険がある。 (5)非再呼吸弁 バッグバルブマスクの構成要素の一つ。一方からガスを吸入し他方に呼気を流出させる装置。 非再呼吸弁により、呼気はすべて大気中に排出され、患者は常に新鮮ガスを吸収できる。非再呼吸弁にはFink弁、Digby‐Leigh弁、Stephen‐Slater弁、Ruben弁がある。 Ruven valve (6)過換気症候群 精神的ストレスや肉体的ストレスで、発作的に過呼吸となり、神経、呼吸系、循環系、消化器系などの様々な症状を呈する症候群。症状のほとんどはPaCO2の低下に起因する。パルスオキシメータではSpO2に異常はない。40歳以下の女性に多い。テタニ―様症状による助産師の手(carpal spasm)という特徴的な手の症状が見られる。 (7)RPP Rate Pressure Productの略。収縮期血圧と心拍数の積で表わされ、心筋酵素消費量の目安となる。正常値は12000以下であり、これを超える場合には、心筋の虚血性変化に注意しなければならない。 8)パルスオキシメーター 指先や耳朶にプローブを挟み、非侵襲的かつ簡便に動脈血酸素飽和度を経皮的に測定し、継続的に呼吸状態をモニターできる装置。測定値が90%を下回った場合には何らかの理由で呼吸抑制が出現していると考え、対策を講じる。ただし、プローブを装着した部位の血液灌流がきわめて悪かったり、体温が低い、あるいは著しい体動のある場合には数値が変動する。 9)ベンゾジアゼピン系薬剤拮抗薬 使用した際、ベンゾジアゼピン系薬剤の効果を減弱させる薬剤。ベンゾジアゼピン誘導体の特異的拮抗薬としてはフルマゼニルがあり、ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除や呼吸抑制の改善に用いる。 10)ミダゾラム 静脈内鎮静法に用いられる3種類のベンゾジアゼピン誘導体のなかでも最も効果持続時間が短いため、短時間の処置に適応がある。 11、VIP療法 ショックに対する一般的治療(VIP療法) V ventilation(換気):気道確保 (気管内挿管や人工呼吸器の使用、酸素投与) I infusion(輸液):輸液路を確保し輸液を開始 (2箇所以上の輸液路確保、 1箇所は中心静脈、必要なら静脈切開) P perfusion(心機能改善):心拍出量を確保して末梢循環を改善(カテコールアミン、 不整脈にリドカイン、必要ならカウンターショックや心臓ペーシング) 12.DIC DIC 播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation) 悪性腫瘍、感染症、ショックなどが背景にあり、血管内で血液が凝固をはじめて持続的な血栓が多量に発生し、各臓器は血栓のために虚血状態に陥る。また、血栓形成のために血液凝固因子が多量に動員され、出血症状が全身に起こる。 診断基準により本症候群と判明した場合、できるだけすみやかに背景の疾患の治療を行うが、抗凝固療法や凝固因子の補充療法を併用する必要がある。 13.ショックの3主徴 収縮期血圧が130mmHgから50mmHgに低下した時 心拍出量 3.0L/min →1.0L/min・・・①血圧低下 脳血流量 →2.5%に低下・・・②意識の消失(無関心) 皮膚血流量 →0.3%に低下・・・③顔面蒼白 14.仰臥位低血圧症候群 妊娠8カ月以上の後期に、妊婦を長時間仰臥位にしておくと、腹部が下肢大静脈や下大動脈を圧迫し、血液環流が阻害され、心拍出量を低下させて、低血圧発作を起すこと。 対策はすぐに側臥位にする。 15)Thorancic pump mechanism 胸郭ポンプ機能のこと。閉胸式心マッサージでは、胸腔内圧の上下により血液の拍出と静脈還流が得られる。このような作用をもつ機構をいう。胸腔内圧の上昇により肺の血液が左心房→左心室→大動脈と流れる。 16)Heimlick法=ハイムリック法 気道異物に対する処置の一つで上腹部圧迫法のことである。上腹部を横隔膜方向に向かって突き上げ、胸郭を急激に圧迫することによって、気管・気管支の内圧が急激に上昇し、気道を完全に閉鎖している異物を押し出す。乳児には背部叩打法を行う。 17)輪状甲状靭帯穿刺法 外傷などによる開口障害や気道内異物が除去できないために気管内挿管ができず、窒息の危機が迫っている時に行う気道の確保法である。この部位は、上気道に達する最短で、太い血管や神経も少ないので安全である。 18)CO2ナルコーシス 一回換気量が減少し、PaCO2が上昇した状態になってしまうこと。PaCO2が正常値の40mmHgから70~80mmHgになり、意識が低下する。 19)Bag Mask法 人工呼吸の方法の1つで、二次救命救急(ACLS)中の人工呼吸はバックバルブマスクで行なわれるのが一般的である。バックバルブマスクは自己膨張式バッグ、非再呼吸弁およびマスクからなる人工呼吸器具。 方法としては、頭部を後屈し、下顎角部を持ち上げたままマスクを顔に密着させ気道を確保する。1回の人工呼吸は1秒間で、胸の挙上を確認しながら有効な人工呼吸を行なう。もし、バックバルブマスクによる人工呼吸が不安定あるいは不十分な場合には、原因として舌根沈下による気道閉塞が多く、この症状を回避するためには経口エアウェイや経鼻エアウェイを用いる。 20)AED 自動体外式除細動器で、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。 突然の心停止の最も一般的は心室細動(VF)であり、心筋が痙攣するのみで十分な血流量を拍出せず、放置すれば時間とともに心静止(asystole)へ移行する。このVFに対し人工呼吸と胸骨圧迫を行なったとしても、脳や他の臓器にいくらかの血流量を送ることはできるものの、心臓の適切な心電図リズムを取り戻すことは不可能である。そこでAED(自動体外式除細動器)を使用し、心臓に電流を流してVFを止めるものである。 21)Ramsay Hunt症候群 顔面神経麻痺に何らかの耳症状と同側耳介の水疱形成を併発したもの。水痘帯状疱疹ウイルスの再帰性感染が原因である。 VZVが顔面神経の膝神経節を傷害したもので、末梢性顔面神経麻痺、外耳道や耳介の水疱形成、耳鳴り、めまい、味覚障害を合併するもの。 治療は原因療法として抗ウイルス薬、対処療法として神経痛様疼痛には非ステロイド系解熱消炎鎮痛薬を顔面神経麻痺に対してはステロイド、ビタミンB群、ATP製剤、星状神経節ブロックを行う。 22)反射性交感神経性萎縮症 口腔領域における疼痛性疾患のうち、明らかな傷が認められない神経性疼痛の1つ。細い神経の損傷なので口腔内では歯髄神経をはじめとして、あらゆる神経損傷後の病態があてはまる。浮腫、皮膚血流量の変化、発汗異常が疼痛部位や痛覚過敏の場所にみられる。 23)アドレナリン 副腎髄質から分泌され、α・β受容体に作用する。 末梢血管を収縮させるが冠血管を拡張させるため、血圧は急激に上昇する。また、代謝、体温、血糖、酸素消費量を上昇、気管支平滑筋の弛緩作用がある。除細動に用いられることがある。 24) アトロピン 抗コリン作用を有する薬物である。具体的には、ムスカリン性アセチルコリン受容体を競合的に阻害することにより、副交感神経の作用を抑制し、心拍数の増大、唾液・胃酸分泌抑制、胃腸管の蠕動(ぜんどう)運動 抑制などの作用を有する。麻酔前投薬としても使われる。 25) リドカイン アミド型局所麻酔薬で最もよく用いられる。抗不整脈薬としても使われ、AEDが効かない心室性頻拍や心室細動に対して使用する。 26) ドーパミン カテコールアミンの一つで交感神経に作用する。(βアドレナリン受容体) 自己心拍回復後の循環維持・調節、心原性ショックに用いられる。 27)キューンの貧血帯 上顎伝達麻酔直後に現れる顔面の境界明瞭な貧血帯のこと。60分以内に自然消失する。その後に皮下出血、紫斑を形成、約2週間で消失する。特別な処置は必要ない。 28)血管-迷走神経反射 血管迷走神経反射というのは、自律神経系の突然の失調のために、血圧や心拍数が下がり、脳に行く血液循環量を確保できないために、失神や目まいなどの症状が起こることである。 血管迷走神経反射は、長時間の立位、温暖下での激しい運動、恐怖感や情緒的不安定、激しい痛みなどによって誘発される。極端な場合は失神(意識喪失)が起こるが、失神の前兆としては、ふらふら感、虚弱感、発汗、視野のぼけ、頭痛、吐き気、熱感や寒気などがある。また、顔色が悪くなったり、あくび、瞳孔の拡大、おちつきがなくなることもある。 ※神経性ショックは血管迷走神経反射(Vaso-vagal reflex)の結果、徐脈(心拍数低下)・心収縮力の低下に起因する心拍出量低下および末梢血管拡張による血圧低下が起こる。原因には高位脊髄麻酔、脊髄損傷、疼痛刺激や外傷(反射的副交感神経の緊張)などがある。 ※迷走神経は副交感神経線維も含んでいて、興奮すると心機能が抑制され末梢血管は拡張する。 29)メトヘモグロビン血症 局所麻酔薬の代謝産物がヘモグロビンに作用して酸素との親和性を低下させるメトヘモグロビンを形成する。プロピトカインに多く起こる。症状として高度のチアノーゼを呈する。処置としては、酸素吸入やメトヘモグロビンを還元するメチレンブルーを静注する。 30)pKa 解離定数のことである。局麻の作用発現までの時間に間接的に関係していて、局麻はそれぞれ決まった解離定数がある。この値がpHに近いほど作用発現は早い。 ※作用発現時間に直接的に関与しているのは局所麻酔薬の脂溶性の割合 31) Henderson-Hasselbalchの式 pH=pKa+log[base]/[cation] pKa=解離定数、cation=イオン型、base=非イオン型 局所麻酔薬のイオン型と非イオン型の存在比率はHenderson-Hasselbalchの式から分かるように解離定数と組織のpHによって決まる。pKaは局所麻酔薬ごとで決まっているので、pHの変動によってイオン型と非イオン型の存在比率は変わる。例えば、炎症でpHが低下するとベースの比率は低下し麻酔が効きにくくなる。 32)R≡N・H+ 局所麻酔薬のイオン型。4級アミンまたはカチオンという。水溶性である。 局所麻酔薬は非イオン型とイオン型があり、組織中ではpH依存性に混在している。 局所麻酔薬は非イオン型(R≣N)のものが細胞壁の脂肪を通過し、細胞内に入り、細胞内でイオン型(R≣N・H+)に変化してNaチャネルの内側のタンパクと結合することでNaチャネルを内側から封鎖し、その伝達を止めることにより痛みを感じなくさせる 33)saltatory conduction 跳躍伝導。 有髄線維でのみおこる伝導。膜電位がミエリン鞘を飛び越えてランビエ絞輪を伝導する。このため、有髄繊維は無髄繊維より刺激伝導速度が速い。 34)R≡N 局所麻酔薬の非イオン型。三級アミンまたはベースという。脂溶性である。 局所麻酔薬は非イオン型とイオン型があり、組織中ではpH依存性に混在している。 局所麻酔薬は非イオン型(R≣N)のものが細胞壁の脂肪を通過し、細胞内に入り、細胞内でイオン型(R≣N・H+)に変化してNaチャネルの内側のタンパクと結合することでNaチャネルを内側から封鎖し、その伝達を止めることにより痛みを感じなくさせる。 35)BLS 一次救命処置のこと。気道確保、口対口人工呼吸、心臓マッサージなど、発見者が迅速に行わなければならない最も基本的な処置。 実施手順は以下のとおり ①意識レベルの評価 ②人を呼んで、救急車とAEDを要請 ③回復体位 ④気道確保 ⑤異物による気道閉塞と対処 ⑥人工呼吸 ⑦心臓マッサージ ⑧除細動 36)胸骨圧迫(心臓マッサージ) 患者を硬い水平面に仰臥させ、手掌で垂直に胸骨を圧迫して行う心臓マッサージ。方法は、まず一方の手掌を患者の剣状突起より2横指上に置き、もう一方の手掌をその上に重ねる。そして肘を曲げず、体重をまっすぐ胸骨の上に垂直に加える。成人に対しては4~5cmの胸骨圧迫とし、毎分100回の速度で行う。 37)窒息時のサイン 重篤な気道閉塞の場合、発語不能でも窒息のサインを行うことで他の人に窒息したと示す。万国共通のサインであり、首を親指と4本の指でわしづかみにする。ユニバーサルチョークサインという。これを見たら、傷病者に窒息の有無と会話の可否、救助の必要を問いかけ、胸部圧迫(ハイムリック法)などの処置を直ちに行う。 38)下顎挙上法 気道確保の方法のひとつ。両手で下顎角部を挙上し、反対咬合の状態にする方法であり、頚部損傷の疑われる場合には最も安全な方法である。 39) 心室細動 VF 致死的不整脈の1つで、心室の筋肉が不規則に収縮しているため、心室がポンプとして機能しておらず、有効な心拍出量が得られない。正常の形をした心電図はみられず、幅も高さもバラバラでQRS波を認めない。除細動の適応となる。 40)無脈性心室頻拍 VT 心室頻拍は心室の一部から連続して起こる異所性刺激によって頻脈を呈している状態。心室頻拍で脈拍が触れていないものを無脈性心室頻拍という。心電図は幅広のQRS派を有する頻拍で規則的なものである。 除細動の適応となる。 41)骨内注射法 粘膜下注射後、骨の根尖部の骨皮質を穿孔ドリルで貫いて穿孔を形成し、この孔に注射針を挿入して、注射液を骨髄中へ低圧でゆっくり注入する方法。 適応はインプラント埋入手術や、他の局所麻酔方法では効果が得られない場合。 利点;的確に無痛が得られる。軟組織の腫脹をきたさない。 欠点;薬液の吸収が早いため作用時間が短い。 42)翼突下顎隙 翼突下顎隙とは、下顎枝と内側翼突筋との間にある組織隙のことである。舌下隙、下顎隙、頬隙と交通している。下歯槽神経伝達麻酔時に薬液を注入する隙間。 43)歯槽孔 上顎結節に開く2,3個の小孔。ここから歯槽管が始まり、上顎大臼歯、小臼歯、頬側歯肉、骨膜を支配する眼窩下神経後上歯槽枝(上顎神経の枝)と後上歯槽動脈が通る。 44)フェリプレシン 血管収縮薬にアドレナリンが使えない場合(高血圧・心疾患・甲状腺機能亢進症などの患者)に、代りに局所麻酔薬に添加される。バソプレシンと類似の構造を持つ合成薬。バソプレシンと同様、抗利尿作用と末梢の血管収縮作用がある。心臓への作用は少ない。末梢の血管収縮作用はカテコールアミンより弱い。シタネストがフェリプシン含有である。冠血管収縮を起こすので、狭心症の患者さんには禁忌、また子宮収縮作用があるので妊婦には禁忌。 45)プロポフォール 静脈麻酔や静脈内鎮静法に使われる。作用発現・作用持続時間がとても短い。呼吸・循環の抑制が強い。鎮痛作用がなく、血管痛がある。てんかん患者に使用禁忌。 48)TOF 筋弛緩薬の作用をモニターするために使うもので、2Hzの強さで4回の神経刺激を行ない第4収縮に対する第1収縮の比をみる。非脱分極性筋弛緩薬が作用すると、TOF比は小さくなり、脱分極性筋弛緩薬が作用するとTOF比は変化しない。 49)ロクロニウム 非脱分極性筋弛緩薬である。従来使われていたベクロニウムと作用持続時間は同じくらいだが作用発現時間がベクロニウムより短い。また、循環系への影響もほどんどない。よって、気管挿管に有効である。 50)浸潤麻酔法 注射で組織内に局所麻酔薬を浸潤させ、注射した部位の麻酔効果を得る。針先の位置により、粘膜下麻酔、傍骨膜麻酔、骨膜下麻酔、歯根膜内麻酔、歯髄腔内麻酔、骨内麻酔などに分類される。 51)舌神経 下顎骨の内斜線の内下方にある神経。下顎孔伝達麻酔時に損傷しないように注意し、また浸潤麻酔では損傷しないように舌側からは注射しない。 ※心停止時に見られる心電図所見
https://w.atwiki.jp/riwamahi/pages/224.html
行動5 行動人員 評価 作戦 【地形】 ≪全般≫ 遭難者は極力安静にしつつ、気道を確保しつつ寝かせられるスペースを用意する 部隊内回復の場合には、手足を伸ばしてリラックス出来るだけのスペースを確保する 【装備】 緊急医療用の薬品・医療機器 電気ショック用一式 疲労回復に仕様するための膏薬や栄養剤、ホルモン剤等 酸素呼吸用の携帯型ボンベ 【体術】 ≪全般≫ 幻痛をリーダー、うにが補助という形の医療計画を事前に訓練してあり、通常時はこの計画および訓練に基づいて合理的に連携をとり行動する。 幻痛が治療を担当するとき、うにが薬品や器具の管理と器具の消毒などの雑務と、運搬と歩兵達に負傷者の運搬を指示を行わせる。 隊全体のリーダーを決定しておき、全ての作業の進行状況や戦況についての情報がリーダーに集中する仕組みを作っておく。 幻痛は全体の作業の進行状況に柔軟に対応し、作業指示や移動指示、グループの再編成を指揮する。 話しかけたり、手を握ったりして安心させる。 咬傷は傷が深く、細菌感染の危険性が高いので気をつける。 飲食ができない場合はリンゲル液や高カロリー液などの輸液製剤を使う。 長時間寒いダンジョンに居たため、低体温症になっている可能性があるので確認を行う 低体温症の場合には、I=Dの熱などで体を温めるとともに、温熱輸液やお湯による体内洗浄等を行い暖める 感染症の危険性がなく、血液型を気にしなくてもよい人工血液を輸血に使う。 輸血用血液が不足する場合は生理食塩水などで代用する。 首に外傷のある場合は気道を確保し、なるべく板などに乗せて3人以上で輸送する。 ○外傷に対して 心肺蘇生対応以外の医師にて消毒・縫合等による治療を行う また、治療に伴い機能障害・ショック症状を起こさないよう万全の注意を行う ○意識確認 「大丈夫ですか」「もしもし」と問いかけながら傷病者の肩を軽く叩く。 意識のある場合は呼吸を確認する。呼吸が十分なようであれば回復体位(傷病者を横向きに寝かせて下あごを前に出し、両ひじを曲げ、上側の膝を約90度曲げ、傷病者が後ろに倒れないようにする)にし、舌根沈下や吐瀉物の肺内誤嚥を防ぐ。観察は続ける。 意識の無い場合は気道を確保する。 要救助者発見後はその状態を確認し、早急に救助。正気を失っていた場合予め持たせていた鎮静剤を注射、意識を失わせてでも連行する。 ○気道確保 傷病者の脇にひざまずき、地面(床)にひじをついて傷病者の前額部から前頭部に手を当てる。もう一方の手を下あごの端に当て、持ち上げる。 ○呼吸確認 胸部が動いているかどうか 鼻や口に耳を近づけ、呼吸音が聞こえるかどうか 吐く息を顔に感じるかどうか を10秒以内に確かめる。十分な呼吸のある場合は回復体位をとらせる。無い場合は人工呼吸を行う。 2回の人工呼吸 気道を確保し、傷病者の頭部に当てている手で鼻をつまむ。大きく空気を吸い込み、空気が漏れないようにしながら2秒くらいかけて傷病者の胸が軽く膨らむ程度に息を口から吹き込む。胸部が膨らむのと沈むのを確認しながら、5秒に一回の速さで行う。10分以内の処置を目標とする。 ○循環の確認 呼吸をするか 咳をするか 動きがあるか を10秒以内に確かめる。これらが見られない場合は心停止と判断し、ただちに蘇生を行う。 ○蘇生 1.人工呼吸と心臓マッサージによる心肺蘇生 通常緊急蘇生手順による心肺蘇生を試みる 2.電気ショックを使用する 傷病者にパッドをあて、通電させる。必要があるようならば電圧を上げ繰り返す。 ○疲労回復(AR回復) ブドウ糖注射など即効性の高い栄養補給を行い、脳の思考能力の低下を押さえる 口を動かす事による安心する効果を与えるため、ガムやチョコレートなどを渡して食べさせリラックスさせる アドレナリンなどの薬物注射などによるコンディション調整 薬物による覚醒効果を与える 体が冷える事によるコンディションの悪化対策のため、暖かい飲み物などで体を温める 指の先などが冷えているようなら、マッサージして血流を戻してやる マッサージをして筋肉のこりをほぐしてコンディションを調整する 興奮しすぎないように精神安定を行う為のメンタルコントロールする SS等 今回の冒険に、新規アイドレスの開発が行われるまでは共和国でももっとも優秀であると自負する、 リワマヒの医療兵が随伴していた。 自称、最悪にして最後の命の砦、リワマヒの医者である。 誇り高き彼らの胸中にはつねに、共和国旗、国旗と共に、「おこた十字」の旗が翩翻としていた。 それはリワマヒ国の医療チーム所在を示す、彼らの為の旗であった。 今、不幸な患者を前に、今日のいつものごとく彼の心の中には涙の雨が降っていた。 リワマヒの遊園地でのお化け屋敷のアルバイトよりダンジョンの方が怖かったからではない、 いや、正直な所はかなり怖かった。正直な事を言えば、戦場でも「がくがくぶるぶる」と、 ふるえている小心者でもある。 だが、今の彼は背中のスイッチでも押されたかのようにそんな事は忘れていた。 何故なら彼の尊敬する医師が常に諦めなかったように、 彼もまた、目の前の命を前に逃げ出してしまうような事は出来ない、そういう人間だったからである。 ついでに、彼もどれだけつらかろうとも最後まで諦めずにあがく、リワマヒ国の人間なのだ。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 「ウフフフフ」 “リワマヒでももっとも医療に精通した男”との名を取る男、幻痛である。 トーゴを除けば、マジックアイテム捜索キャンペーンの裏でもっとも治療に出張ってる男でもある。 その暗い笑いの奧にあるのは歓喜では無く哀しみ。 目の前の患者を前に、さきほどまでダンジョンの暗がりの中で怖がっていた感情が、 まるで海の波が引いていくように消えていくのを感じている。 彼の笑いは、医療に携わる物として戦いで失われていく命に対して、 最後の防波堤になろうという、壮絶な覚悟の笑いである。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 「イイィでしょう。うにさん、そろそろやりましょうか」 魔法のように体を触診し症状を把握。 悪魔のような速度で外傷を修復し、 機械時計の精妙さで、人工血液や呼吸器の管を繋いでいく。 向かいで電気ショック機を調整しながらうなずくうに。 「電圧正常値確認、こちらもいつでも。」 手を握り、開いて高らかにまるで死神に宣戦布告を行うかのような、幻痛。 「では、私たちの戦いを始めましょう。私たちの敵は『理不尽な死』そのもの」 芝居がかった幻痛のセリフに、『流石にそれはちょっと恥ずかしいなぁ』と苦笑いをしながらスイッチを入れ、 まぁ私達らしいかと思い、 「藩王様の口癖みたいに、私達らしく、いつも通りに、ですね」 と、うには返事をした 体の横に二人がつき、手早く簡易蘇生装置を展開し始める。 ここは戦場。戦車も兵隊もドラゴンもいないが、医者による、もっとも過酷な戦場だ。 二人の声が交互に飛び交い戦闘が始まる。 「外傷確認と心肺機能のチェック。OK」 「マニュアルどうりだ。落ち着いていくぞ」 「目立った外傷は無いです、心肺停止状態です。電気ショックによる蘇生を試みます」 「電気ショックの間に他の患者の心臓マッサージに入ります。急ぎましょう、早ければ助かる命もあります」 「よし、還ってきた! そこの歩兵さんたち早く担架もってきて!」 一人は改造型の携帯用のAEDをとりまわし、圧倒的に高速充電による連続使用を始める。 「次、気道確保。心臓マッサージ開始します。」 二枚のパッドを胸に貼る、手早く充電を完了させる。その動きは洗練されていて無駄がない。 「電気流します。離れてください」 「3,2,1電気ショック。くそ、鼓動が戻らない」 「あきらめるな。心臓マッサージ続行。再充電開始」 「コロッケが詰まっていないか確認しろ。気道は大丈夫か。初心に戻れ」 一回では蘇生できなかったが、続ける、それぐらいであきらめたりするわけがない。 「再充電完了。いけます」「よし」 医者の戦争はまだ終わらない。 国内RP 応援RP