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交流戦投手打席時(2011年版) 全ては把握していません。分かる方は補足お願いします。 歌詞中の遊び心はご愛嬌。 秘めたるその闘志 奮わせて 今こそいざ進め 敵を砕け[木佐貫 木佐貫 かっとばせ木佐貫] 秘めたるその闘志 奮わせて(勇輝!) 今こそいざ進め 敵を砕け[西勇輝 西勇輝 かっとばせ西勇輝] かっとばせかっとばせ寺原 それ行けかっとばせ寺原 ホームラン打つぞ ホームラン打つぞ レフトスタンドへ[寺原 寺原 かっとばせ寺原] 積み重ねたものは 弛まぬ努力の極み 直向きな精神で しぶとく喰らい付け[寺原 寺原 かっとばせ寺原] 飛ばせ遠く 放て高く 打つぞ自慢の一振りで 闘志込めて しばき返せ スタンドへ弾丸を[フィガロ フィガロ Go Go Let s Go フィガロ] 火を噴くようなライナー 気迫の一打 炸裂するパワー 飛ばせフィガロ[フィガロ フィガロ Go Go Let s Go フィガロ] 燃え立つ力で 勝利を呼びこめ 打て意地を見せろ 巧打者慎也[中山 中山 かっとばせ中山] 鍛え上げられた躰 そのハートも熱い 王者の道 掴むぞ 見せろ中山[中山 中山 かっとばせ中山] お前のその腕で 運べ大アーチ 力込めて 遥か彼方へ[朴贊浩 朴贊浩 Go Go Let s Go 朴贊浩] (「チヒロー」コール3回)走れ疾風のように全速力で 砂塵巻き上げて 走れ千尋[千尋 千尋 かっとばせ千尋]※流用:イチロー
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交流戦投手打席時(2012年版) だいたい合ってると思います。(by.管理人) (「チヒロー」コール3回)走れ疾風のように全速力で 砂塵巻き上げて 走れ千尋[千尋 千尋 かっとばせ千尋] 今この時に 決めてみせるぞ 鋭い打球 鮮やかに[中山 中山 かっとばせ中山] 鍛え上げられた躰 そのハートも熱い 王者の道 掴むぞ 見せろ中山[中山 中山 かっとばせ中山] 溢れるその気迫と キラリ光る選球眼 いざ出撃切り込め(行け!) 野武士中山[中山 中山 かっとばせ中山] かっとばせかっとばせ木佐貫 我らの勇者木佐貫[木佐貫 木佐貫 かっとばせ木佐貫] 溢れるその気迫と キラリ光る選球眼 いざ出撃切り込め(行け!) 野武士木佐貫[木佐貫 木佐貫 かっとばせ木佐貫] 怯まぬ精神 失わぬ気力 頑なに 貫き通せ[平野 平野 かっとばせ平野]※平野佳寿 己の力信じて 限界の壁突き破れ 唸り上げ弾き返せ 紅蓮の閃光[西勇輝 西勇輝 かっとばせ西勇輝] お前のその腕で運べ大アーチ 力込めて遥か彼方へ[西勇輝 西勇輝 かっとばせ西勇輝] 積み重ねたものは 弛まぬ努力の極み 直向きな精神で しぶとく喰らい付け[寺原 寺原 かっとばせ寺原] 溢れるその気迫と キラリ光る選球眼 いざ出撃切り込め(行け!) 野武士エバン[エバン エバン Go Go Let s Goエバン]
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#blognavi テスト水曜っていってたしさー!そうかなって思ったのですよ! こう予感的にビビッと返事来てるかもーて感じることは結構あります(笑)そして大体当たるv で予感もなんもないのに毎日のように覗いてしまう私がいたりして…! 携帯とかで気付けば見ている…居心地がいーのかも(笑) 多分、3000いくはずですが、今日明日明後日らへんカウント少なかったら無理だ(笑)ただ、この前日曜日平日の倍くらいカウントしてたので、いけるかなーとか。思ったり思わなかったり←ぇ でもカウンタ回っても、常連さんはいないと思いますよ!←ぇ 努力は報われるさ精神で地道に頑張っていくけどさ!コメントきたの斬関係とヒバディノのこととオフ友と…お世話になってる人だけだ! サイトのアバウトとか、見るけど…急いでるととばしちゃう奴です私←最悪 なんか、すぐ作品みて、良い感じで好きや思ったり、作品ページわかりにくかったらサイト説明みる的な…。 あかんとは思ってもね…!そんな感じだ…!書き込みやら拍手するときは絶対みるんだけどさ! うちもほんっっと足りないんですよ! 妄想が止まりません。嫌よ嫌よも好きのうちーってのがめっちゃ似合う柚千が!頭をめぐるー!←ぇ てかなんかホント千尋を狙う変態共…失礼、人たちはみな強引やなぁ。とか思ったり。某はねーましだけどさー まぁ、組織メンパーの皆様って皆ゴーイングマイウェイやもんな。 柚羅はホントでしゃばりー!←ぉぃ どんな話にも絡んでこようとするよ! トニーにまた今度柚千尋をみせるぜ!ほかのお友達が居ない時に!て感じです。 なんかね、もうね、こっそりひっそりホワイトデーな続きアプっちゃったりさ、(あまりの文章なんで言わなかったけれど)多分今日柚千を、UPし直すと思うし。だって頭、千尋の頭でかいよ!だったので、ちょいっと書き直し…。 どれだけ柚千ブーム続くんだ!と突っ込みたい! なんか柚千のおかげかなんかしらんけど、交換日記途切れてないしな!つづいちゃってるよ!文章めっさ増えたしな!(うちのいらん駄文が特に) スポーツしてるのかいちゃってよ(笑) したらそれにトキめく乙女な千尋をあげるよ!←いらねぇえ! うちは選択授業でダンスしてます。この前はバレーボール。 千尋とか柚羅って何が似合うだろう…(笑) 先生も素敵に出しゃばりvもう出していいよな!変態鬼畜教師さん←ぇ 裏表はたしかにそうっぽい!ちゃっかりいいとことってあっさりひいて。千尋にとっちゃーなんなんだー!的な。 なんか、千尋からみた始めの印象がわけわからんって人多いな…。 だって某もある意味わけわからんし…リーダーもなんでなぐるん!?怖!的なわけわからなさに、柚羅も…。たぶん女装子とかも女装ってことがわけわかんねーやろうしオカマさん…。 組織って…意味不明な人多っ…!! あ、せや。なんか名前、名前考えたんだよ! 裏表の?と聞かれると、まぁ誰でもいいし、微妙だったらホントスルーでお願いしたいのだが、誰かの名前に「尋」って1文字つけたいー! 千尋の尋ですよ!おいしいとおもいませんか。←おもいません 千尋が嫌がる、或いは一緒ではしゃぐのがなんかいいなと。 裏表についてたらきっと少しは裏表、名前好きになれるよ(笑) あ、でも「尋」の人文字が名前なんじゃなくて、 公尋(きみひろ)とか志尋(ゆきひろ)とか尋之(ひろゆき)とか的に、感じで言えば2文字くらいがいいなーとか あ、漢字とか、ここに出した名前は例えなので…。こんなかがいいーとか言うわけじゃないです。 リボー!犬、めっさかわいかったよなぁ!あれはもう…! 二人とも助けるンじゃん!的にときめいた! スク早くでてこないかな~←生きてる前提 うちもワオはおもったさ!感想にもかいたしさ! 嫌ではないけど、説明ムズイけど、もうちっとあれかな~と思ってた! カテゴリ [暴走文] - trackback- 2006年11月09日 16 26 47 名前 コメント #blognavi
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1946(昭和21)年、米軍施設により南部分断、中城村北部が分離して北中城村となる。 安谷屋 熱田 大城 荻道 喜舎場 島袋 瑞慶覧 仲順 渡口 比嘉 美崎 屋宜原 和仁屋
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『TWO WEEKS』 出演者情報 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 青柳すみれ 比嘉愛未 35 169 80 59 87 2017/08/12 琴美 小篠恵奈 28 169 80 55 86 2018/11/15
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プロフィール 学校 比嘉中学校 クラス 3年1組 委員会 評定委員 出身小学校 琉球南小学校 よく訪れる学校スポット 部室 身長 179㎝ 体重 72㎏ 足のサイズ 25.5㎝ 利き腕 左 視力 右 0.2 左 0.2(裸眼) 誕生日 11月9日 星座 さそり座 血液型 A型 家族構成 父・母・妹・インコ おこづかい使用例 眼鏡の手入れ・整髪料代 座右の銘 勝てば官軍 日課 ヘアセット(1時間15分) 趣味 観劇 テニス以外の特技 沖縄武術・服飾デザイン 好きな食べ物 ソーキソバ・ゴーヤチャンプルー 好きな色 黒・紫 好きな本 ファッション雑誌 好きな音楽 シューベルト 苦手なもの(こと) 地震 プレイスタイル オールラウンダー 得意技 縮地法(全方向)・ビッグバン・飯匙倩(ハブ)・大飯匙倩(ハブ)・海賊の角笛(バイキングホーン) 黒部MEMO 縮地法といい、弱点を狙い続ける執拗な性格といい、注目すべき才能を持っている選手でしょう。ただ、ダーティでなければ隙を突けないというのは誤解です。本当に汚い人間から見れば、まだ未熟ですよ。 シーンカード SSR Chocolate Kiss SR 誰にでも苦手はある クリスマス R N シチュエーションカード 登場ストーリー キャラストーリー + ... 木手永四郎「殺し屋と気分屋」(第1話)(第2話)(第3話) 甲斐裕次郎「なんくるないさー」(第1話)(第2話)(第3話) 平古場凛「比嘉のディキヤー」(第1話)(第2話)(第3話) 知念寛「自由なアイツ」(第1話)(第2話)(第3話) 田仁志慧「でーじやっさー」(第1話)(第2話)(第3話) 亜久津仁「仲間として」(第2話)(第3話) 平等院鳳凰「彼には彼の道があり」(第1話) 種ヶ島修二「読めへん男」(第2話) 鬼十次郎「仲間と呼べる存在」(第1話)(第2話) カードストーリー + ... SR 木手永四郎「誰にでも苦手はある」(前編)(後編) SSR 木手永四郎「ダーティ眼鏡」(前編)(後編) SSR+ 木手永四郎「あの時の俺達(わったー)」 SSR 大石秀一郎「天体観測」(前編) SR 跡部景吾「何事も全力で」(後編) SR 幸村精市「ハーブティー・タイム」(前編) SR 甲斐裕次郎「クワッチーサビラ」(前編)(後編) SSR 甲斐裕次郎「銀色の想い」(前編)(後編) SR 平古場凛「大切な探し物」(前編)(後編) SR 知念寛「てぃーち、たぁーち」(前編)(後編) SSR 知念寛「艶やかな黒髪の秘密」(前編)(後編) SR 田仁志慧「アイスを求めて…」(前編)(後編) SSR 田仁志慧「パワーの源」(前編)(後編) SR 忍足謙也「愛しのあの子」(前編)(後編) SSR 亜久津仁「次から次へと」(後編) SSR 種ヶ島修二「オモロイで☆」(後編) SSR 鬼十次郎「万里一空」(前編) メインストーリー + ... 第1章 + ... 第6話「強者、続々と」 第2章 + ... 第12話「行方不明の1年生」 第3章 + ... 第1話「パーティーの始まり」 第7話「振り返るな、前へ進め」 第4章 + ... 第3話「合宿所の幽霊」 第4話「高まる士気」 第5話「思いを馳せて」 第5章 + ... 第5話「睨み合い」 第9話「手塚、天衣無縫へ」 第6章 + ... 第11話「再会、そして再戦!」 第7章 + ... 第5話「合流! 比嘉&不動峰」 第13話「定番の話」 イベントストーリー + ... 聖書(バイブル)ラッキー↑クリスマス + ... 第2話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 エピローグ ボイス + ※ネタバレ要素含 ホーム 自己紹介 比嘉中3年、部長、木手永四郎。うちなー(沖縄)の本当の力、見せてあげますよ テニスについて-1 どんな手段を使ってでも勝つ。それが私のテニスです -2 ひとこと-1 強い方につく。それが私のモットーです -2 私に用事ですか -3 あなたに構っている時間はないんですがね -4 -5 朝-1 おはようございます。さて、まずは髪をセットしないといけませんね 朝-2 昼-1 おや?甲斐クンの姿が見当たりませんが。はっ、またどこかで寄り道してるんですかね 昼-2 夕-1 夜-1 風呂で練習の汗を流せるのはいいんですがね。この髪型を維持できる方法はないものでしょうか 1月 明けましておめでとうございます。今年こそは、わがうちなー(沖縄)の真の実力、全国に知らしめてやりましょう。準備は出来てますね 11月 少し冷え込む時期になってきましたね。練習前のウォーミングアップは、念入りにやっておきなさいよ 12月 そろそろ年末の支度をしないといけませんね…年越しそばは、ソーキソバで決まりでいいでしょう 試合 意気込み-1 まさか、私に勝てるなんて思っていませんね -2 試合後-1 相手を甘く見すぎたようですね -2 少し、調子に乗りすぎましたね -3 他 ログインボーナス 褒め-1 田仁志について 趣味 好きなもの 苦手なもの 日課 誕生日 - (キャラクター ボイスから聴ける音声のみ)
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【作品名】神風 【ジャンル】漫画 【備考】エントリー者は全て「まつろわぬ化外の民」と呼ばれる半分人外 全員幽霊などを見ることが可能 各能力は全て霊力によって行なっている 【共通攻撃力】5人共自衛隊、国連軍による総攻撃で掠り傷も負わないケモノ達を 一撃で殺せる 【名前】御子神みさを 【属性】水の民の長 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】水を使った攻撃 射程は日本全土。共通攻撃力参照 水流で押しつぶす ウォーターカッターの様に斬る ケモノを体の中から破裂させたりもできる 水の柱:5~10Mのケモノを水で閉じ込めて潰す。 【防御力】水での防御 比嘉の攻撃を完全に防ぐ 背後からなどの攻撃も自動で防御 人工衛星の墜落の中心に居た者を遠隔防御。一般人無傷 ↑を日本全土の人間に同時に行なえる。 【素早さ】比嘉と同等。移動速度は達人並み。足元で水を破裂させ飛翔可能。 【特殊能力】水が有る場所なら情報を伝達できる 【長所】便利な水の力 参戦vol.2 vol.101 460 : 格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 23 40 19.40 ID 0Hj9DH8g [1/3回] 坂井悠二再考察 都市規模の存在変換+ビル破壊以上の攻撃+熱攻撃+ビル破壊耐久+マッハ4.4反応 なんかテンプレだけ見ると封絶が単なる空間遮断になってるけど、これ停止効果とか考えなくていいのか?まあ耐久の関係上先手取られたら大体沈むからあんまり関係ないか 存在変換は都市=数キロなので、2kmを限界とする。 下がることはないので現状から上を見る。 超耐久の壁 ○神野マヤウェル 存在変換で死ぬかな?まあ復活したとしても殺し続けて勝ち ?ティーダ 何メートルから落雷に反応したのか不明。 ?アスタロト テンプレ不備がやばすぎる。なんだこれ ○クロノwithシルバード 存在変換勝ち ?エルガイヤーwithスーパーオーキスwithネオガンダム 何メートルから隕石に反応したのか不明。 ○どろぴー 存在変換勝ち ○レントン・サーストンwithニルヴァーシュ(漫画) 存在変換勝ち ○ティール 存在変換勝ち ○野原しんのすけ 存在変換勝ち ○西條拓巳 存在変換勝ち ○フリオニール 存在変換勝ち ○山本一番星 先手は取られるが精神攻撃は対人限定で効かないし攻撃も耐えられる。存在変換勝ち ?速水厚志・芝村舞with士塊号 回避したレーザーってのは機械なのか生体なのか。参考がリンク切れしてる ×シン・アスカwithディスティニーガンダム 先手攻撃負け △ジョルノ・ジョバァーナ まあ分け ?マグマ大使 流星群と見間違うスピードって、それ流星群と同じ速度として扱っていいのか?どっちにしても何メートルから反応したか不明だし ○雪野タクミ 要は秒速2km反応ってことでいいのだろうか。先手取られるが召喚してる間に存在変換勝ち ?サンダーライガー ミサイルを何メートルから回避したんですか ○主人公(P4G) 存在変換勝ち ○美神令子 存在変換勝ち ○サラ・カーソン 存在変換勝ち ○覚醒ノブナガwith天龍光剣 存在変換勝ち ○石神カムロ 存在変換勝ち ○シーザーwithバン・フライハイト+ジーク 存在変換勝ち ?御子神みさを 比嘉って誰だよ ○タケル(ビックリマン2000) 存在変換勝ち 464 : 格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 23 53 40.67 ID 0Hj9DH8g [3/3回] ティーダに指摘 何メートルから落雷を回避したのか不明。 アスタロトに指摘 魔法コントロールの詳細や上限が不明。毒耐性は水銀以外耐えられるか不明。反応速度不明。小さい島沈められるから惑星破壊可能ってどういう理屈だ。あと小型爆弾を避けようともしないからそれ以上の耐久ってのは認められるのか? エルガイヤーwithスーパーオーキスwithネオガンダムに指摘 何メートルから隕石に反応したか不明 速水厚志・芝村舞with士塊号に指摘 スキュラのレーザーの詳細が不明 マグマ大使に指摘 バラバラ移動に何メートルから反応したか不明。そもそもバラバラ移動が流星群並みの速度として認められるのか サンダーライガーに指摘 何メートルからミサイルに反応したか不明 御子神みさをに指摘 比較対象となる比嘉の詳細が不明 2スレ 825 名無しさん@そうだ選挙に行こう sage 2007/07/29(日) 11 15 49 御子神みさを考察 ○ネオガンダム 水柱勝ち ○キングゲイナー 水柱勝ち ○フリオニール 水柱勝ち ○石神カムロ 攻撃は水防御で防げる いけるか △タケル こっちが速いがあっちは硬いので分け ×椿定光 時間静止負け ×ストラウス 剣負け ×ハミュッツ 因果抹消負け タケル(ビックリマン2000)=御子神みさを>石神カムロ
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{{現在進行}} 『ミュージカル・テニスの王子様』は、週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて連載された、許斐剛による少年漫画、『テニスの王子様』を舞台化したミュージカル。通称テニミュ。 == 概要 == 2003年の初回公演から現在までに、累計35万人以上の観客動員数を記録 ref name="webside03" 「[http //www.mmv.co.jp/company/pressrelease/ir_detail/197 「ミュージカル『テニスの王子様』The Progressive Match 比嘉 feat. 立海」製作発表会を開催]」マーベラスエンターテイメント、2007年11月18日。 /ref 。特に若い女性から熱狂的な支持を受け、地方公演があるのにもかかわらず、高い動員数を誇る。「ベルサイユのばら (宝塚歌劇)|ベルサイユのばら」、「美少女戦士セーラームーン (ミュージカル)|美少女戦士セーラームーン」に並ぶ、漫画原作のミュージカル化成功例であろう。 当初は「男性のみのキャスト陣」「少年漫画の舞台化」「スポーツ物」ということもあり、製作者側も手探り状態で作り上げた。また、演劇と言う媒体であった上、「人気漫画作品の舞台化」と言うメディア展開は(当時としては)一般的にはまだ馴染みの薄いものであったため、当初原作・アニメファンからの関心は低く、前売りチケットはほとんど売れず、初演初日は座席が3分の1しか埋まらなかった。しかし、休憩時間に入った途端観客が一斉に携帯を持ってロビーに走り込むという現象が見られ、千秋楽に立ち見客が出る大成功のうちに幕を閉じた。口コミと評判により、人気は加速。その後、初代卒業公演では劇場では客席が足りず隣接する大ホールにスクリーンを設置し、同時中継されるほどになった。以来、メインキャストの代替わりを数度経て尚、高い人気を誇るミュージカルとなった。 原作をほぼ忠実に再現していること、青臭い歌詞、耳に残るナンバー、まるで原作から飛び出してきたかのように登場人物そっくりな俳優陣に定評がある。とりわけ、音と光(効果音とピンスポット始めとした照明)を基本とし、時に映像を組み合わせると言う斬新な方法で表現されるテニスボールの動きは、ボールの軌道・原作で描かれた必殺技を忠実に再現していると評価され、これを楽しみにしているファンも多い。物語が進むに連れてトンデモ演出となった紙の上に描かれたプレイを、今後いかに舞台上に再現するかが注目されている。また近年ではダンスのレベルが初期に比べ公演を重なねるごとに格段にレベルアップし、難易度のかなり高いものになっていっている。 前述の通り、登場人物・出演者は全て男性で女性(女優)が出演した経歴は現在に至るまで無い。ただし、初期のみ青学テニス部顧問・竜崎スミレの台詞が音声で入る演出が存在した。本作の成功以降、若手俳優・ジャニーズ事務所所属ではない男性アイドルの舞台演劇への起用が増加し、現在では本作を若手男性俳優の登竜門の一つとして捉える意見もある。また、コミック(特に殆ど男性しか登場しない少年漫画)原作ミュージカルの制作が相次いでいる。 夏本公演(東京・大阪、及び各地方)、冬本公演(東京・大阪、及び各地方)、コンサート(東京)のローテーションで公演されている。コンサートは Dream Live(ドリライ、DL )と呼ばれている。 == 原作と各公演相対表 == あらすじは原作に沿うものとなっている。詳細は、原作漫画『テニスの王子様』を参照のこと。 {| class="wikitable" |+ 原作と各公演相対表 |- ! style="background-color #f1f5fc" | 公演 !! style="background-color #f1f5fc" | 対戦校 !! style="background-color #f1f5fc" | 場面 !! style="background-color #f1f5fc" | 原作 |- | Remarkable 1st Match 不動峰 || 不動峰中 || 地区予選・決勝 || 3巻 - 5巻 |- | More than Limit 聖ルドルフ学院 || 聖ルドルフ学院 || 東京都大会・準々決勝 || 7巻 - 9巻 |- | in winter 2004-2005 side 山吹 feat. 聖ルドルフ学院 || 山吹中 || 東京都大会・決勝 || 10巻 - 13巻 |- | The Imperial Match 氷帝学園 br/ The Imperial Match 氷帝学園 in winter 2005-2006 || 氷帝学園 || 関東大会・一回戦 || 13巻 - 18巻 |- | Advancement Match 六角 feat. 氷帝学園 || 六角中 || 関東大会・準決勝 || 20巻 - 21巻 |- | Absolute King 立海 feat.六角 First Service br/ Absolute King 立海 feat.六角 Second Service || 立海大学附属 || 関東大会・決勝 || 21巻 - 27巻 |- | Progressive Match 比嘉 feat.立海 || 比嘉中 || 全国大会・二回戦 || 29巻 - 31巻 |- | The Imperial Presence 氷帝feat.比嘉 || 氷帝学園 || 全国大会・準々決勝 || 32巻 - 35巻 |} == 公演リスト == === 初代 === ミュージカル『テニスの王子様』(2003年4月30日 - 5月5日、東京芸術劇場) ミュージカル『テニスの王子様』2003年夏追加公演(2003年8月7日・8日・13日 - 15日、日本青年館大ホール 他) ミュージカル『テニスの王子様』Remarkable 1st Match 不動峰(2003年12月31日 - 2004年1月5日、ゆうぽうと簡易保険ホール 他) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 1st(2004年6月13日、東京体育館) ミュージカル『テニスの王子様』More than Limit 聖ルドルフ学院(2004年7月29日 - 8月8日・8月11日 - 15日、東京芸術劇場 他) ミュージカル『テニスの王子様』in winter 2004-2005 side不動峰~special match~(2004年12月29日 - 2005年1月2日、東京芸術劇場) === 2代目 === ミュージカル『テニスの王子様』in winter 2004-2005 side 山吹 feat. 聖ルドルフ学院(2005年1月8日 - 10日、大阪公演・1月20日 - 23日、東京メルパルクホール 他) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2nd(2005年5月4日、東京ベイNKホール) ミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Match 氷帝学園(2005年8月8日 - 14日・17日 - 20日、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Match 氷帝学園 in winter 2005-2006(2005年12月19日 - 25日・12月28日 - 2006年1月2日、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 3rd(2006年3月28日 - 29日、Zepp Tokyo) === 3代目 === ミュージカル『テニスの王子様』Advancement Match 六角 feat. 氷帝学園(東京公演:2006年8月3日 - 13日・大阪公演:17日 - 19日・名古屋公演:23日 - 25日、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』Absolute King 立海 feat.六角 First Service(東京公演:2006年12月13日 - 25日・大阪公演:2006年12月28日 - 2007年1月8日・香川公演:1月11日 - 14日・東京凱旋公演:1月18日 - 21日・名古屋公演:1月25日 - 27日、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 4th(2007年3月30日 - 31日、パシフィコ横浜) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 4th Extra(2007年5月17日 - 20日、梅田芸術劇場) ミュージカル『テニスの王子様』Absolute king 立海 feat.六角 Second Service(東京公演:2007年8月2日 - 15日・大阪公演:18日 - 25日・香川公演:28日 - 29日・福岡公演:9月1日 - 2日・岐阜公演:7日 - 9日、日本青年館 他) === 4代目 === ミュージカル『テニスの王子様』Progressive Match 比嘉 feat.立海(東京公演:2007年12月12日 - 25日・大阪公演:28日 - 2008年1月6日・香川公演:11日 - 14日・愛知公演:17日 - 20日・石川公演:25日 - 27日・福岡公演:31日 - 2月3日・岩手公演:9日~11日/全65公演、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 5th(2008年5月17日 - 18日、横浜アリーナ・2008年5月24日 - 25日、神戸ワールド記念ホール) ミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Presence 氷帝feat.比嘉(東京公演:2008年7月29日 - 8月17日・大阪公演:8月20日 - 24日・広島公演:8月30日 - 31日・福岡公演:9月5日 - 7日・新潟公演:9月13日 - 15日・長野公演:9月19日 - 21日・福島公演:9月26日 - 28日・愛知公演:10月3日 - 5日・台湾公演:10月10日 - 12日・韓国公演:10月17日 - 19日・東京凱旋公演:10月30日 - 11月3日/全93公演、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝(東京公演:12月13日 - ・大阪公演・名古屋公演・福岡公演・広島公演・静岡公演・金沢公演・下関公演・盛岡公演・海外公演) === 5代目 === ミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Presence 氷帝feat.比嘉(東京公演:2008年7月29日 - 8月17日・大阪公演:8月20日 - 24日・広島公演:8月30日 - 31日・福岡公演:9月5日 - 7日・新潟公演:9月13日 - 15日・長野公演:9月19日 - 21日・福島公演:9月26日 - 28日・愛知公演:10月3日 - 5日・台湾公演:10月10日 - 12日・韓国公演:10月17日 - 19日・東京凱旋公演:10月30日 - 11月3日/全93公演、日本青年館 他) ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝(東京公演:12月13日 - ・大阪公演・名古屋公演・福岡公演・広島公演・静岡公演・金沢公演・下関公演・盛岡公演・海外公演) == 青春学園キャスト == === 卒業システム === テニミュの特徴の一つ。ほぼ1年半ごとに、メイン校である青学キャスト陣が一新される(ただし、キャスト個人の契約等により、必ずしも同代卒業になるとは限らない)。代替わりが宣言された公演は、ファンから「卒業公演」と呼ばれ、千秋楽|大千秋楽では「卒業式」と呼ばれる各キャストの挨拶が行われる。卒業は青学キャストのみであり、他校キャストは入替りがあっても「卒業」とは呼ばず、特別な挨拶が公演中行われる事もない。 === 青学キャスト対照表 === !-- 公演名をフルで書くとフルスクリーンでも役名・キャストが折り曲げられて表記されてしまうので略称で表記 -- {| class="wikitable" style="text-align center" ! !!越前 !!手塚 !!大石 !!不二 !!菊丸 !!乾 ||河村 ||桃城 ||海堂 |- !初演 | rowspan="2" | 柳浩太郎 || rowspan="4" | 滝川英治 || rowspan="6" | 土屋裕一 || rowspan="2" | Kimeru || 一太郎 (俳優)|一太郎 || rowspan="6" | 青山草太 || 阿部よしつぐ || rowspan="6" | 森山栄治 || rowspan="6" | 郷本直也 |- !追加公演 | 永山たかし || 森本亮治 |- !不動峰 ※1 | 柳浩太郎 br/ (Kimeru) || Kimeru br/ (永山たかし) || 永山たかし br/ (一太郎) || rowspan="2" | 阿部よしつぐ |- ! DL 1 | rowspan="2" | 遠藤雄弥 || rowspan="3" | Kimeru || rowspan="3" | 永山たかし |- !聖ルド | 大口兼悟 || 北村栄基 |- !不動峰(再)※2 | 柳浩太郎 br/ 遠藤雄弥 || 滝川英治 || 阿部よしつぐ |- !山吹 | 遠藤雄弥 || rowspan="4" | 城田優 || rowspan="4" | 鈴木裕樹 || rowspan="8" | 相葉弘樹 || rowspan="4" | 足立理 || rowspan="4" | 荒木宏文 || rowspan="4" | 小谷嘉一 || rowspan="4" | 加治将樹 || rowspan="5" | 鯨井康介 |- ! DL 2 ※2 | 柳浩太郎 br/ 遠藤雄弥 |- !氷帝学園 | rowspan="2" | 柳浩太郎 |- ! DL 3 |- !六角 | rowspan="4" | 桜田通 || rowspan="4" | 南圭介 || rowspan="4" | 滝口幸広 || rowspan="4" | 瀬戸康史 || rowspan="4" | 中山麻生 || rowspan="4" | 渡部紘士 || rowspan="4" | 高木心平 |- !立海大・前半 | rowspan="3" | 柳下大 |- ! DL 4 |- !立海大・後半 |- !比嘉 ※3 | rowspan="2" | 阪本奨悟 || rowspan="2" | 渡辺大輔 || rowspan="2" | 豊田裕也 || rowspan="2" | 古川雄大 || rowspan="2" | 浜尾京介 || rowspan="2" | 高橋優太 (俳優) |高橋優太 || rowspan="2" | 小笠原大晃 || rowspan="2" | 牧田哲也 || rowspan="2" | 柳下大 br/ 平田裕一郎 |- ! DL 5 ※4 |- !氷帝(全国)※5 | 阪本奨悟 br/ 高橋龍輝 || 渡辺大輔 br/ 馬場良馬 || 豊田裕也 br/ 辻本祐樹 || 古川雄大 br/ 相葉弘樹 || 浜尾京介 br/ 高崎翔太 || 高橋優太 br/ 新井裕介 || コン・テユ br/ 張乙紘 || 牧田哲也 br/ DASH!! | 延山信弘 || 平田裕一郎 br/ 林明寛 |- |} ※1 2003年冬の不動峰公演では、柳浩太郎が事故により降板、急遽代役として、越前リョーマ:Kimeru、不二周助:永山たかし、菊丸英二:一太郎となる。 ※2 2004年冬の不動峰公演、Dream Live 2nd は、柳浩太郎と遠藤雄弥の二人で越前リョーマを演じた。ただし、ダブルキャストではなく、場面ごとに二人が交代して演じる、という形であった。 ※3 比嘉公演では、海堂薫役の柳下大と平田裕一郎はダブルキャストとして出演した。 ※4 ダブルキャストではなく、柳下大と平田裕一郎が二人で海堂薫を演じた。 ※5 氷帝(全国)公演では、4代目・5代目で日替わり出演。 5代目不二周助役は事故の為降板、不二役は古川雄大と特別出演として相葉弘樹が日替わりで出演した。 === 青学初代キャスト(初演 - 不動峰再演) === 越前リョーマ:柳浩太郎(事故のため一時的に出停)、Kimeru(2003年不動峰代役)、遠藤雄弥(Dream Live 1 - Dream Live 2) 手塚国光:滝川英治、大口兼悟(ルドルフ) 大石秀一郎:土屋裕一 不二周助:Kimeru、永山たかし(2003年不動峰代役) 菊丸英二:一太郎 (俳優)|一太郎(初演、2003年不動峰代役)、永山たかし 乾貞治:青山草太 河村隆:阿部よしつぐ、森本亮治(追加公演)、北村栄基(ルドルフ) 桃城武:森山栄治 海堂薫:郷本直也 堀尾聡史:石橋裕輔 加藤勝郎:豊永利行 水野カツオ:堀田勝 === 青学2代目キャスト(山吹 - Dream Live 3) === 越前リョーマ:柳浩太郎(事故のため一時的に出停)、遠藤雄弥(Dream Live 1 - Dream Live 2) 手塚国光:城田優 大石秀一郎:鈴木裕樹 不二周助:相葉弘樹 菊丸英二:足立理 乾貞治:荒木宏文 河村隆:小谷嘉一 桃城武:加治将樹 海堂薫:鯨井康介 堀尾聡史:石橋裕輔 加藤勝郎:豊永利行 水野カツオ:堀田勝 === 青学3代目キャスト(六角 - 立海) === 越前リョーマ:桜田通 手塚国光:南圭介 大石秀一郎:滝口幸広 不二周助:相葉弘樹 菊丸英二:瀬戸康史 乾貞治:中山麻聖 河村隆:渡部紘士 桃城武:高木心平 海堂薫:柳下大、鯨井康介(六角) 堀尾聡史:原将明 加藤勝郎:川本稜、毛利友哉(六角) 水野カツオ:江口紘一、岡本雄輝(六角) ※2006年夏の六角公演では、田﨑敬浩(現 EXILE・TAKAHIRO)が「体調不良」を理由に降板、急遽代役として、海堂薫:鯨井康介となる。なお田﨑はこの降板発表が行われた数日後に「EXILE Vocal Battle Audition 2006~ASIAN DREAM~」に参加している。その後、TAKAHIROとしてメンバーに正式加入した。 === 青学4代目キャスト(比嘉 -) === 越前リョーマ:阪本奨悟 手塚国光:渡辺大輔 大石秀一郎:豊田裕也 不二周助:古川雄大 菊丸英二:浜尾京介 乾貞治:高橋優太 (俳優) |高橋優太 河村隆:小笠原大晃、コン・テユ(氷帝) 桃城武:牧田哲也 海堂薫:平田裕一郎、柳下大(比嘉、DL5) 堀尾聡史:原将明、山田諒(氷帝) 加藤勝郎:川本稜、伊藤翼(氷帝) 水野カツオ:江口紘一 ※柳下大はDL5で卒業。 ※河村隆役:小笠原大晃、堀尾聡史役:原将明、加藤勝郎役:川本稜は、氷帝(全国)公演を降板。 ※氷帝(全国)公演では、9月まで4代目・5代目が日替わり出演、10月以降は4代目が全公演出演となった。 === 青学5代目キャスト(氷帝(全国) -) === 越前リョーマ:高橋龍輝 手塚国光:馬場良馬 大石秀一郎:辻本祐樹 不二周助:未定 菊丸英二:高崎翔太 乾貞治:新井裕介 河村隆:張乙紘 桃城武:DASH!! | 延山信弘 海堂薫:林明寛 堀尾聡史:丸山隼 加藤勝郎:平井浩基 水野カツオ:渡邊将史 ※氷帝(全国)公演では、9月まで4代目・5代目の日替わり出演となった。 == 他校キャスト == === 初回公演(青学:初代キャスト) === 荒井将史:森川次朗 池田雅也:構井晃道 林大介:長内正樹 佐々部:かつお (俳優)|かつお、松村武司 === 不動峰(青学:初代キャスト) === 橘桔平:菅原卓磨、YOH 伊武深司:小西遼生 神尾アキラ:松井靖幸、藤原祐規 石田鉄:宮野真守 桜井雅也:高木俊 === 聖ルドルフ(青学:初代・2代目キャスト) === 観月はじめ:塩澤英真 不二裕太:KENN 赤澤吉朗:青木堅治 柳沢慎也:篠田光亮 木更津淳:加藤良輔 金田一郎:松岡佑季 === 山吹(青学:2代目キャスト) === 千石清純:和田正人 亜久津仁:寿里 南健太郎:矢崎広 東方雅美:林伊織 室町十次:柳澤貴彦|栁澤貴彦 壇太一:川久保雄基 === 氷帝(青学:2代目・3代目・4代目・5代目キャスト) === 跡部景吾:加藤和樹、久保田悠来(全国A)、井上正大(全国B) 忍足侑士:斎藤工、秋山真太郎(全国A、B) 向日岳人:青柳塁斗、福山聖二(全国B) 宍戸亮:鎌苅健太、村井良大(全国B) 芥川慈郎:Takuya、内藤大希(全国B) 樺地崇弘:鷲見亮、川田穣二(全国B) 鳳長太郎:伊達晃二、瀬戸祐介(全国A)、李湧恩(全国B) 日吉若:河合龍之介、細貝圭(全国B) 氷帝(全国)公演について 鳳長太郎役:伊達晃二は降板。 9月までは、Aキャスト・Bキャストとして日替わり出演。 10月以降は、跡部景吾役の加藤和樹、忍足侑士役の斎藤工が入れ替わる形で、向日岳人以下6名の役はAキャストで公演が行われた。 岡山外潤が「モラルの面で重大な問題」があり「諸般の状況に鑑み役柄に適合しないと判断」された為、跡部景吾は配役の変更となる。 === 六角(青学:3代目・4代目キャスト) === 葵剣太郎:川原一馬 佐伯虎次郎:伊礼彼方 樹希彦:池上翔馬 天根ヒカル:汐崎アイル 黒羽春風:進藤学 木更津亮:加藤良輔 === 立海(青学:3代目・4代目キャスト) === 真田弦一郎:兼崎健太郎 幸村精市:八神蓮 柳蓮二:小野健斗 柳生比呂士:馬場徹 仁王雅治:中河内雅貴 ジャッカル桑原:夕輝壽太 丸井ブン太:桐山漣 切原赤也:大河元気 === 比嘉(青学:3代目・4代目・5代目キャスト) === 木手永四郎:Luke.C 知念寛:林野健志 平古場凛:齋藤ヤスカ 甲斐裕次郎:篠谷聖、今井恒允 田仁志慧:松崎裕 ※甲斐裕次郎役の篠谷聖は比嘉・香川公演(2008年1月11日 - 14日)・愛知公演(2008年1月17日 - 20日)を一時降板。その間今井恒允が代役を務めた。 === その他 === 越前南次郎・榊太郎:上島雪夫(特別出演) == ミュージカルナンバー == 再演・前後編を除き、毎公演新曲のため初演から全公演通して歌われているナンバーはない。Dream Liveにて全公演の中から、演出・出演者に関わりあるナンバーが歌われている。 青学には各代青学バラードと呼ばれるナンバーが、また各校には校歌と呼ばれる各校を象徴するナンバーがある。アンコール曲も青学3代目までは代替わり毎に新調されていた(4代目からは「On My Way」「F.G.K.S」を使用)。こちらは発表時期・使用期間は曲によってまちまちである。 青学バラード 初代:NOW FOREVER 2代目:クリスタル 3代目:TOP OF THE STAGE FOR THE TENNIS 4代目:俺たちの合言葉 校歌 不動峰:真剣勝負とはそういうこと 聖ルドルフ:選ばれしエリート集団 山吹:行くぜ!(山吹には校歌がないので、Dream Live等では暫定的に歌われている) 氷帝:氷のエンペラー(I、IIの2パターン存在する) 六角:コートで会おう! 立海:非情のテニス 比嘉:南の島から来た刺客(立海2ndで木手・知念のみ歌唱)・ダークホース(比嘉) アンコール曲 初代:You got game?(初演 - 不動峰再演の間使用) 2代目:On My Way(氷帝2005-2006より使用) 3代目:F.G.K.S(Dream Live 4thより使用) ※「You got game?」はアニメ版『テニスの王子様』第1期エンディングテーマであり、当時出演者であったkimeru本人が歌唱していた。 == 主なスタッフ == 主催:マーベラスエンターテイメント/ネルケプランニング 製作:ネルケプランニング 脚本:三ツ矢雄二(Absolute king 立海 feat.六角 Second Serviceまで) 三井秀樹(Progressive Match 比嘉 feat.立海より) 楽曲作詞:三ツ矢雄二 演出:上島雪夫 作曲:佐橋俊彦 編曲:佐橋俊彦・大石憲一郎・滝千奈美 振付:上島雪夫・本山新之助(Absolute king 立海 feat.六角 Second Serviceより) 琉球語|沖縄ことば:新垣樽助(アニメ版「木手永四郎」役)・末吉司弥(アニメ版「知念寛」役) == ディスコグラフィ == DVDは全てアニメイトでのみ販売。山吹公演まではレンタルされている。CDは通常のCD店等で購入できる。 公演DVD ミュージカル テニスの王子様 ミュージカル テニスの王子様 Remarkable 1st Match 不動峰 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 1st ミュージカル テニスの王子様 More than Limit 聖ルドルフ学院 ミュージカル テニスの王子様 in winter 2004-2005 side 不動峰〜special match〜 ミュージカル テニスの王子様 in winter 2004-2005 side 山吹 feat. 聖ルドルフ学院 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 2nd ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Match 氷帝学園 ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Match 氷帝学園 in winter 2005-2006 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 3rd ミュージカル テニスの王子様 Advancement Match六角 feat.氷帝学園 ミュージカル テニスの王子様 Absolute King 立海 feat. 六角 〜First Service ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 4th ミュージカル テニスの王子様 Absolute King 立海 feat. 六角 〜 Second Service ミュージカル テニスの王子様 Progressive Match 比嘉 feat.立海 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 5th !--発売確定したらここは消してください。*ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Presence 氷帝feat.比嘉-- サポーターズDVD:各代、各校にスポットを当てたスペシャルディスク ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME1 第二代青春学園編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME2 山吹編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME3 氷帝学園編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME4 不動峰 聖ルドルフ学院編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME5 初代青春学園編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME6 第三代青春学園編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME7 六角編 ミュージカル テニスの王子様 Supporter s DVD VOLUME8 立海大付属編 ベストアクターズシリーズ:各キャストによるオリジナルナンバーを含むCD ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ001 城田優 as 手塚国光 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ002 加藤和樹 as 跡部景吾 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ003 相葉弘樹 as 不二周助 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ004 斎藤工 as 忍足侑士 青柳塁斗 as 向日岳人 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ005 桜田通 as 越前リョーマ ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ006 IRE as 天根ヒカル 進藤学 as 黒羽春風 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ007 滝口幸広 as 大石秀一郎 and 瀬戸康史 as 菊丸英二 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ008 中河内雅貴 as 仁王雅治 and 馬場徹 as 柳生比呂士 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ009 兼崎健太郎 as 真田弦一郎 and 八神蓮 as 幸村精市 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ010 Extra 青学三代目レギュラー陣メモリアルEDITION ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ011 渡辺大輔 as 手塚国光 ミュージカル テニスの王子様 ベストアクターズシリーズ012 Luke.C as 木手永四郎 公演CD:全てライブ録音 ミュージカル テニスの王子様 ミュージカル テニスの王子様 Remarkable 1st Match 不動峰 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 1st ミュージカル テニスの王子様 More than Limit 聖ルドルフ学院 ミュージカル テニスの王子様 in winter 2004-2005 side 不動峰〜special match〜 ミュージカル テニスの王子様 in winter 2004-2005 side 山吹 feat. 聖ルドルフ学院 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 2nd ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Match 氷帝学園 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 3rd ミュージカル テニスの王子様 Advancement Match六角 feat.氷帝学園 ミュージカル テニスの王子様 Absolute King 立海 feat. 六角 〜 First Service ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 4th ミュージカル テニスの王子様 Absolute King 立海 feat. 六角 〜 Second Service ミュージカル テニスの王子様 Progressive Match 比嘉 feat.立海 ミュージカル テニスの王子様 コンサート Dream Live 5th !--発売確定したらここは消してください。*ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Presence 氷帝feat.比嘉-- 他 On My Way:ミュージカル テニスの王子様 The Imperial Match 氷帝学園in winter 2005-2006 ALL CAST Finalist:ミュージカル テニスの王子様 Absolute King 立海 feat.六角〜 First Service ALL CAST F・G・K・S:ミュージカル テニスの王子様 Progressive Match 比嘉 feat.立海 ALL CAST ミュージカル テニスの王子様 コンプリートCD-BOX == その他 == 原作者である許斐剛は、ほぼ毎公演観劇に来ている。 リピーターが多いのも特徴である。初期と比べて現在は公演数が増えたものの、東京・大阪などのチケットの入手は困難で、当日券を求めて数百人が並ぶ。 中井美穂は3代目卒業公演大楽(岐阜)にも足を運ぶほどのファンであり、比嘉公演製作発表会では「サポーター代表」として、司会進行を勤めた ref name="webside01" 「[http //www.dengekionline.com/data/news/2007/11/29/1b1bc80e025211b737b315306da6e36a.html 青学4代目レギュラー陣が初お目見え!ミュージカル『テニスの王子様』製作発表会]」 電撃オンライン、2007年11月29日。 /ref ref name="webside02" 「[http //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000005-oric-ent テニミュの“擬似PTA”に中井美穂アナが立候補?!]」 オリコン、2007年11月8日6時30分。 /ref 。 == 脚注 == div class="references-small" references/ /div == 外部リンク == [http //www.mmv.co.jp/special/tennis_musical/ MMV:ミュージカルテニスの王子様] - 公式 [http //tennipri-indexmusic.jp/ テニプリアトラクションサイト] - CD発売元 {{テニスの王子様}} {{DEFAULTSORT てにすのおうしさま}} Category テニスの王子様|みゆうしかる Category ミュージカル作品 en Tenimyu fr Tenimyu ko 테니스의 왕자 (뮤지컬) vi Tenimyu zh 網球王子舞台劇
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Toho Warfare RED BERYL サークル:天然ジェミニ Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Be together in future 平茸 Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方星蓮船 キャプテン・ムラサ [-- --] 平安のエイリアン 02 I wish you happiness Lapix Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方永夜抄 プレインエイジア [-- --] 千年幻想郷 ~ History of the Moon 03 Never give up! 平茸 Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方永夜抄 月まで届け、不死の煙 [-- --] 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess 04 Listen to my voice Tetu Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方風神録 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend [-- --] 運命のダークサイド 05 The beginning of the show Tetu Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方妖々夢 ネクロファンタジア [-- --] 東方神霊廟 ゴーストリード 06 A red flower of a lotus 平茸 Fancymat 愛原千尋愛原佑季 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle [-- --] 東方星蓮船 感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind 07 Be together in future(off vocal version) 平茸 - - 東方星蓮船 キャプテン・ムラサ [-- --] 平安のエイリアン 08 I wish you happiness(off vocal version) Lapix - - 東方永夜抄 プレインエイジア [-- --] 千年幻想郷 ~ History of the Moon 09 Never give up!(off vocal version) 平茸 - - 東方永夜抄 月まで届け、不死の煙 [-- --] 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess 10 Listen to my voice(off vocal version) Tetu - - 東方風神録 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend [-- --] 運命のダークサイド 11 The beginning of the show(off vocal version) Tetu - - 東方妖々夢 ネクロファンタジア [-- --] 東方神霊廟 ゴーストリード 12 A red flower of a lotus(off vocal version) 平茸 - - 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle [-- --] 東方星蓮船 感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind 詳細 コミックマーケット84(2012/12/30)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,200円(税込:1,260円) Arranger 平茸(Aftergrow) レビュー 名前 コメント
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「……っ」 何か、夢を見ていた気がする。 夢の詳細は覚えてないのが普通だ。覚えている夢は明晰夢と言うらしい……って何を誰に説明しているんだオレは。 とりあえず体を起こし、部屋の窓を開け放ち空を見上げる。もはやオレの朝の日課となっている行為だ。 今日の天気は昨日とは打って変わって曇天。 いつも通り自転車で行くか…もしくは雨を懸念してバスで行くか。 とにかく、今すべきことはなにか。 「とっとと飯食ってアイツを迎えに行くことだな……」 素早く着替え、階段を降りて台所へ。 そう、台所。お世辞にもキッチンなんて洒落た言い方が出来る場所ではない。 そこで鼻歌を歌いながら弁当箱に無理矢理唐揚げを押し込んでいる我が母、安田美緒。 「あ、俊明起きたの?」 オレに気付いてもなお唐揚げを詰め込むことに必死な母。いい加減入らないと認めて幾つか昼のおかずとして残したほうがいいんじゃないだろうか。 「……おう」 「じゃあ俊明、お父さん呼んできて」 面倒臭ぇ…と思った瞬間に我が家の台所に響く声。 「おっはよう諸君!」 勢いよく挨拶をするなかなかガタイのいいナイスガイは、我が家の大黒柱の安田俊彦。…地味にナイスタイミングだった。 「おはよう、それより唐揚げ余ったから食べちゃってー」 微妙にマイペースな母。でも言い方がとても投げやりな母。 「もちろんだ、任せろ!」 「親父朝っぱらからテンション高すぎ…って、おいそこ、オレの分を取るなっ」 そんなこんなでバタバタと我が家の朝食は過ぎていき、あっという間に学校に行く時間になった。 「…つか、今更ながら朝に唐揚げはどうかと思うんだが」 「その発言は『弁当はいらない』と同義である、と受け取ってもいいわけね?」 笑顔で脅しにかかる我が母。 「いや、そういうことじゃない…っ、時間がないんだ、早く弁当をくれよっ」 「はい、どうぞ」 「お、おう、サンキュ」 …随分とあっさりでいらっしゃるんですねー。 と、その時。家のインターホンがピンポーンという軽快な音で鳴った。 「あら、誰かしら」 母がインターホンに気付き、受話器に手を取ろうとする。 「いいよ母さん。どうせ学校行くんだ。ついでに受け答えしてくる。……どうせ新聞の勧誘か千尋だろうから」 「そう?じゃあ、お願いするわ」 母のその言葉を聞き、オレは家を出る。 門の前には、赤銅色の短髪の青年が立っていた。年の頃は二十歳前後だろう。 「どなたですか?」 オレが声をかけると、青年は爽やかな笑顔で口を開いた。 「突然すみません、実は、迷子を探していましてね。親戚とここに旅行に来てたのですが…はぐれてしまって」 「そうですか…。どんな人ですか?特徴とか」 「十二歳の女の子で、髪は水色のポニーテールですね」 そう言いながら写真を渡してくる。そこに映ってた顔を見て、オレは一瞬声をあげそうななった。 「すみません…オレは見たことがないですね」 「そうですか…。いや、わざわざ朝からありがとうございました。では」 「いえ、こちらこそすみません」 互いに愛想笑いを浮かべながら、青年は立ち去っていった。 青年が立ち去っていったのを見届けると、オレはため息を吐くとともに壁に寄り掛かった。 …あの写真に映ってたの…シュタムファータァだったよなぁ。 んでアイツを探してたってことは…仲間なのか、違うのか…。髪もアイツと同じく変だったし、十中八九関係者の類ではあるだろう。 それ以前に今の季節、ここに旅行に来るなんてよっぽどの変人しかいないだろう。その時点で不信感を持って警戒していたおかげで声を上げずに済んだが…。 「(まぁ、バレてないだろう。こちとらポーカーフェイスは得意なんだ)」 無愛想なだけなんだけどな……と心の中で突っ込み、オレは息を整えると、バックを担ぎ直し、門を開けようとした…その瞬間。 守屋神社の石段を降りているさっきの男が目に入った。 オレは咄嗟に屈み塀の影に隠れる。 「(まずい、バレたか!?)」 いや、そんなことよりもこの島を消しに来たのに何もせず、あまつさえ島民の家に厄介になっているところとか見られて大丈夫なのだろうか。いや、普通駄目だよな…。 背筋を冷や汗が伝い、嫌なイメージが頭に浮かぶ。 ………“口封じ”………。 気付けばオレは守屋神社の石段を駈け登り、本殿の裏の千尋の家の玄関のドアを開け放っていた。 「千尋ッ!」 「うがぁあああっ、目が、目がぁあああっ」 ……茫然自失とはこのことか。ドアを開けた先には目を手で押さえながら洗面所に駆け込む千尋の姿が。そしてそれを見守る孝明さんにシュタムファータァ。 「やあ、おはよう俊明くん」 「おはようございます、ヤスっちさん」 「ああ、おはよう……」 いいさ、敢えてオレは突っ込まないし聞きもしないし首を突っ込むつもりもないさ。 どうせ“いつもの守屋一家でした☆”の一言で片が付く話だろう。 「はぁ……」 思わず安堵と呆れから深いため息を吐いてしまう。 そしていつの間にか洗面所から出てきたのか。千尋がオレの前に立っていた。 「お、ヤスっち…ため息を吐くと幸せが逃げるんだぜ…まぁヤスっちの普段の顔の方が薄幸そう…ってうがぁあああっぁあああっ!」 とりあえず何故か近くにあった塩を握り拳で掴み、千尋の瞳目掛けて全力で投擲しておいた。ああ…これでチャラだ。 再び洗面所に駆け込んでいった千尋を尻目にオレは孝明さんに声をかける。 「あ、そうだ孝明さん、赤色の髪の男が来たりしませんでしたか?こう、よくある赤色じゃなくてちょっとくすんだ感じの赤色の髪の男なんですけど」 来てた場合はとてもマズいだろう。今回は見逃したとしてもいつか口封じに来る確率はかなり高い。 「いや、来てないよ。大体、そんな髪の人が来たら不審に思ってまず家にはあげないよ」 「そうですか……って、アイツ髪蒼いんですけど」 「彼女は女の子だろう?僕は美少女に対しては皆平等さ。……それに、彼女は“あの人と同じ側”だから、ね」 最後に孝明さんが何か言ったように聞こえたが、声がそこだけ小さくて聞こえなかった。オレは聞き返そうとした…が、それが果たされることはなかった。 「おーいヤスっちー、拉致すっぞー」 いつの間にか復活していた千尋がオレの手首を掴み、ぐいぐいと引っ張られる。 「おい、千尋、そこは、遅刻、すっぞ、だろうが!」 「いってきまーすっ!」 オレの言葉を華麗にスルーしながら守屋家の玄関が遠のいてゆく。孝明さんとシュタムファータァがこちらを向いて手を振っている姿が最後に見えた。 「おい千尋、今日は何で学校行くんだ」 そうオレが聞くと、千尋は短いスカートを揺らせながら自転車な飛び乗る。 「チャリに決まってんしょ!」 「オッケー」 オレはそう返事すると、千尋の後を追うように自転車に乗って、ペダルを動かし始めた……。 「……ふう」 物凄い勢いで走り去って行く娘と、その幼馴染みを見送ってから一息吐いた。 今“俺”がいるのは、仏壇の前。 遺影に写っているのは、優しく微笑む、千尋によく似た一人の女性。 「孝明さん、何をしてるんですか?」 そう尋ねながら傍らに座る蒼い髪の少女。 「ああ、妻に……千里に朝の挨拶をしようと思ってね」 仏壇の上の遺影を見上げたまま質問に答えた。 「千里さん、ですか。……綺麗な人ですね」 「そう言ってくれると、アイツも喜ぶよ」 一時の静寂。まだ朝は早い。電線の上に止まった小鳥の囀りと、辺りの木々のざわめきの音だけがこだまする。 「彼女も……」 ゆっくり、ゆっくりと口を開く。 「千里も、運命から逃れる事は出来なかった。千歳さんも、千夏も」 死んで行った者たちとの思い出が、次々と浮かんでは…消える。まるで走馬灯のように。 「……まぁ、由紀や春みたいに巻き込まれなかっただけでも、ウチは幸せだったのかもしれないけどね」 何故か笑みが浮かぶ。これは苦笑か、それとも自分に対する嘲笑か。 「彼等を、恨んでいるんですか?」 少女が問う。視線を合わせず、ただ一点を見つめたまま。それを聞いて、今度こそ僕は苦笑した。 「彼等を、恨むことなんてするものか」 「え……?」 少女が、驚きに目を見開きながらこちらを見やる。 「恨んで皆が帰ってくるなら……、千里や由紀が帰ってくるなら、俺は彼等を恨もう。でも、違うだろう?」 そう、違うんだ。“彼等”を恨んだって仕方ない。それこそ…“彼等”と同じだ。 「それに、僕は“和平と仲裁”の守屋だ。そんな僕が彼等を恨んだら変な話だろう?」 「…………」 無言で呆けている彼女の頭を優しく撫でてやる。 「それに“十年前の事件”は、“君たち”は無関係だろ?君が、気にすることはないんだ」 「え……?」 ………まったく、この娘といい、娘たちといい、微笑ましいものだ。 「さ、僕は境内の掃除に行ってくるけど、ちゃんと留守番できるかい?」 「え…あ、はい、出来ますっ」 「よしよし。ありがとう」 頭をぽんぽんと優しく叩き、振り向いてから気付いた。 「って、その前にこの塩をなんとかしなくちゃね」 「あ…そうですねっ」 二人で顔を見合わせ、苦笑する。 そして二人で掃除をしていると…俺は昔をふと思い出した。 幼い千尋が、飲み物を床に零してしまい、俺と彼女が二人で床を掃除したことがあった。 『あらあら、千尋ったらまた汚しちゃったのね』 そう言いながら、笑って床を拭く千里の姿が、今でも眼に浮かぶ。 もし…千里や由紀が、今もまだ生きていてくれたら、どんな生活を送っていただろう? 先程は彼女にああ言ったが、未練は山程ある。 千里にここまで成長した千尋を一緒に見て欲しかった。一緒に授業参観だって、卒業式だって行きたかった。 それに千里が今の俊明くんを見たらどう思うだろうか?きっと、我が子のことのように喜んでくれるだろう。俺だってそうだったのだから。 「…ごめん、後は任せていいかい?」 「あ、はい」 彼女の姿を再び見ることなく、逃げるように外に出た。本殿に入り、その奥にある御神体に手を触れる。 「千里……千尋や春は、今も立派に生きていてくれている。そして俊明くんや孝一くんもいるんだ。心配は…することないんだよな?」 ふと朝の俊明くんの言葉が頭を過ぎる。そして…今家にいる彼女。 だが、大丈夫だろう。親が出ることではない気が、何故かするのだ。 俊明くんが朝尋ねて来たとき。彼は汗だくで俺の言葉を聞いたときひどく安堵したように見えた。 おそらく石段を駈け登って来てくれたのだろう。彼なりに、娘のことを心配して。 「今回は、大丈夫だよな?」 千里に語りかけるように、俺は優しく御神体に触りながら呟いた。 「さて、境内の掃除をしなくちゃね」 そう言って、僕は本殿の外に出て、ふと空を見上げる。 「そう…大丈夫だろう、きっと…」 誰に聞かせるわけでもないその言葉は、曇天の空に夏風と共に消えていった。 オレの家から学校まで、片道約45分。校門が閉まり、遅刻となる時間が8時35分。そして今は7時40分。予想より少し時間に余裕はあった。 「おい千尋、スピード落とせ…時間が5分余る。事故るぞ」 ペダルを漕ぎながら喋っているので言葉はぶつ切りになってしまうが、意味は伝わるだろう。 前を走っていた千尋が無言でブレーキを握り速度を緩める。オレも同じように速度を緩めた。 「……何? ヤスっち」 「……いや、今日お前テンション低くないか?」 ひょっとしたら塩をぶつけたのが原因なのか?と思ったがそこまで子供ではないだろう。 「……いや?そんな事ないぜ?!」 千尋は笑みを浮かべ必死に否定したが、無理に笑っているのは明らかだった。 「…そんなこと、あるだろ」 「無いって」 ムキになったように否定する千尋に対し、少し苛立ってくる。 「いや、あるだろ。人が心配してるのに何だよ…お前」 「うっさいなぁ馬鹿野郎!もう先に行く!」 突然怒ったように声を荒げ、スピードを上げオレとの距離がグングンと離れていく。 「なんなんだアイツ……」 オレ何か悪いこと言ったか?たしかにしつこかったとは思うが…。 そのまま特にスピードも上げずにチャリを走らせていると、目の前に知った顔が自転車を漕いでるのが見えた。 「おーい、椎名っ」 オレがそう呼び掛けると、前を走っていた椎名が後ろを一瞬だけ向き、オレに合わせるようにスピードを落とす。 「…一人とは、珍しいな」 椎名がいつもの声色で話し掛けてくる。千尋がいないのを不思議に思ったのだろう。 「置いて行かれた」 誤魔化すことでもないので、そのまま正直に伝える。すると椎名は軽く微笑すると口を開いた。 「さっき守屋がオレに気付かず通り過ぎていったからな。喧嘩でもしたんだろうとは思っていたが……今の安田の顔を見たら納得したよ」 「……なんだよそれ」 「わかりやすい、ということだ。……まぁそれはさておきオレもお前と同じようなものだ。松尾は課題が終わらないので朝イチで学校に向かったらしい」 …そこまでわかりやすい顔をしてるのか、オレは。 まぁそれはいいとして…松尾が朝イチで学校行ったところで終わるのかは甚だ疑問だった。 それからお互い特に会話もなく通学路を自転車で走る。元よりオレも椎名も自分から喋るタイプではない。 学校まで沈黙は続くと思っていたが、意外にもそれを破ったのは椎名からだった。 「なぁ安田。今のこの島をどう思う」 ふと真剣な表情で振られたので面食らうが、真面目に考えることにする。 「いや……“十年前の事件”から、特に何も変わってないんじゃないか。平和だしな」 「そういう意味ではなかったんだがな…。なぁ安田、オレはどうも“閉じ込められた”という感覚がするんだ。いや……この島だ。“牢”になったという表現の方が近いだろう」 「……牢?」 「考えてもみろ。安田…お前はこの島から出ようと考えたことがあるか?」 この島から出る……そんなこと、考えたことすらなかった。 「ないだろう?それはそうだ。オレも同じだからな。地下に幾層にも連なる食料プラントのお陰で食料には困らない。そして工業や商業も今の不況の世の中に比べ、不自然なくらいに就職先には困らない。 しかも元々の島の土地にはあまり手を付けてないから自然も豊富だ。正直一日に二回しか出ない定期船で島を出る必要はない。…というか、本土よりこの島で暮らした方が地価も収入も条件がいい」 椎名が一呼吸置き、再び口を開き始める。 「おかしくないか?まるでオレたちをこの島から出す気がないようだ。それに、第二次世界大戦で大きなダメージを受けた本土より、この島の発展を優先したという記録…。明らかに不可解だとは思わないか?」 正直…今のオレはこの話の30%も理解出来ていなかった。 だから、間の抜けた返事を返すことしか、オレには出来なかった。 「……なんだ。オレは椎名みたいにそこまで考えたことがなかったから上手く言えないけど……、運が、良かっただけなんじゃないか?」 オレがそう言うと、椎名は真剣な表情を崩し、いつもの顔に戻った。 「……運が良かった……か。まぁ、たかだかガキがあれこれ詮索したところで意味はないか」 「……なんか、悪いな」 きっとオレの答えは椎名の望むモノではなかったのだろう。そう感じた。 「いや、気にすることはない。オレも朝から変な話題を振ってすまなかったな」 どこか気まずい雰囲気のまま走っていると、前に千尋が自転車を漕いでいる姿が見えた。 「おいっ、千尋っ!」 とりあえず呼び掛けてみる。これで無視するなんて子供っぽい真似はさすがにないだろう。 「……何」 ぴったり並走したところで返事をする千尋。やはりどこか不機嫌そう……というか、心なしかスピード上げやがったコイツ。 「……あれだ、何でお前今日マウンテンなんだ?」 さっきの話題を繰り返すのも気まずかったので、とりあえず今思ってる最大の疑問を投げかけてみる。 「……へ?」 よほどオレの言葉が予想と違かったのか、疑問符が目に見えるような間の抜けた返事を返してくる。 「…だから、何故お前はママチャリじゃなくてマウ」 「あ、あーそゆ事ね!なるほど了解了解」 早口でオレの台詞を遮るようにまくし立てる千尋。 「それはね、アレさ。ついこの前までギアの調子が悪かったから、バラしてギア交換してたの。で、ついでにオーバーホールをね」 ピンっと人差し指を立てながら得意気に説明する千尋。……何を得意になっているんだ、と思いながらも一応相槌を打っておく。 「てかお前…恥ずかしくないのか?女子でマウンテンってお前くらいだぞ」 するとさらに得意気な顔になる。 「意外性って必要じゃない?」 「あ、そう」 オレでもマウンテンバイクに若干の抵抗を感じるというのに、なんというか……図太い神経してるな。 ……と、まぁそうこうしてる内に流れて行く風景が田畑から市街地に変わり、そして学校が見えてきた。 そのまま三人揃って駐輪場に到着する。 「あ、私職員室に用あっから先行ってて~」 オレたちの返事を聞くこともなく、素早く面前から脱兎の如く去っていく千尋。 「……なんなんだアイツ。本日二度目」 「まぁ、気にしても理由は守屋にしかわからないさ。それより、早く教室に行くぞ」 どこか釈然としない気持ちを抱えながらも、椎名と一緒に教室へ向かう。 教室の中に入ると、時間も時間だったために知った顔はほとんど登校していた。そしてオレの席の近くで突っ伏していた男に話し掛ける。 「おはよう松尾。課題の調子はどうだ?」 するとのっそりと起き上がり、意気消沈したようにこちらに顔を向ける松尾。 「無理でした。馬鹿でした。自分の頭舐めてました」 「いいから涙拭けよ」 泣き付いてくる前に先手を打っておく。今のコイツなら飛び付いてくる可能性がかなり高い。 「クソ……、甘んじて課題を受けるしかないのか……」 「単純にお前がサボってたツケが回って来ただけだろ」 バッサリと切り捨てる。そしてそのまま撃沈した松尾をスルーして自分の席に着く。 隣りを横目で見ると、千尋はもう座っていた。おそらく松尾と喋っている内に教室に入って来たのだろう。 「おい、千尋…」 「朝のこと」 またもオレの言葉を遮るように口を開く千尋。 「私が悪かった…ゴメン。もう、気にしてないから」 そう言った千尋の顔は、いつも通りとはいかないまでも…もう不機嫌という表情ではなかった。 「えらく、唐突だな」 思わず苦笑が浮かぶ。すると千尋は自嘲気味に笑った。 「『言おう』って思った時に言わないと、タイミング以前に言う気になれないからね」 何かその言葉に深い意味を感じたように思ったが、始業のチャイムが鳴り、思考は中断を余儀なくされた。 …そしていつも通り何も変化なく一時現目が終了。同じように二、三、四時現目も終了。期末テストが終わった後の学校なんてこんなものだ。グダグタと時間が流れていくだけである。 そして昼休みになり、いつもの面子で集まる。 弁当を取り出し、広げたるは唐揚げ弁当。というか一面唐揚げ。 「うぉい、ヤスっち……ついにその貧弱な体に終止符を打とうとしたんだね……」 千尋がオレの弁当を見るなりいきなり感想を言い始める。 「貧弱って程貧弱じゃねぇ。大体別に体力つけるために唐揚げ弁当にしたわけじゃねぇよ。母さんが作りすぎただけだ」 オレがそう弁明している間にオレの弁当に箸が伸ばされ、あっけなく強奪されていくオレの唐揚げ。 「なら、戴いても構わないよな?」 「なんだよ…美味ぇじゃねぇか」 椎名と松尾がオレの唐揚げを頬張りながら悪びれもなく宣言する。こいつら、オレのを黙って取っていったという罪悪感はないのか? 「ったく…、仕方ねぇから松尾の弁当で許してやる」 負けじとオレも松尾の弁当からおかずを強奪する。……ふむ、美味い。 「やってくれるじゃねぇか安田……ついにオレとお前の間に決着をつける時が来たようだな…!」 椅子から立ち上がり、箸を構え不気味なポーズを取る松尾。そしてその変なポーズでオレを威嚇している最中にも椎名と千尋によって自分の弁当が殲滅の限りを受けていることに気付いていない。 「なんというか……哀れだな、お前。唐揚げもう一つやろうか?」 オレは自分の弁当を着々と消化しつつも、松尾に慈悲をくれてやる。 「ふん……!敵の施しは、受けぬわぁ!」 声高らかに誇り高く宣言する松尾が、深い悲しみの絶望の悲鳴を上げるのは昼休みが終了間際になってのことだった……。 それからは特に何も起こる事無く、午後の授業が終了。ちなみに松尾はもう指一本動かすことはなかった。 「うーっし、放課後だーっ」 ガッツポーズと共に勢いよく立ち上がる千尋。なんというか、ハイテンションだな。 「今日はどうするんだ?千尋」 とりあえず予定を伺っておく。 「久々にゲーセン行こうぜヤスっち!ゲーセン!」 「-ATT-(アームド・トルーパーズ・トラスト)か。いいな。最近やってなかったから、ちょうどいい」 -ATT-とは、ドームスクリーン型のアクションゲームで、プレイヤー同士自ら構築したロボットを操って戦闘する。ちなみに二回プレイ500円と少し学生には痛い出費だが、それを上回る感動がプレイにはある……と千尋の談。 伊崎と千尋がこういったロボットゲームのファンで、オレも二人に勧められるがままにハマってしまった…というわけだ。 千春が入院するようになってからはあまり行ってなかったから、腕を鈍らせないためにも丁度良かった。 「オレも繁華街に用があったんだ。途中まで一緒していいか?」 椎名が会話に入ってくる。…オレは別に構わないが、お前今日弓道部って休みだったっけか? そんな疑問を口に出そうとした時、一人の少女がオレたちの面前に躍り出た。 「……『オレも一緒していいか?』じゃないでしょ」 ぴょこんと揺れる腰くらいまでの伸びるお下げに、小柄な体躯の少女…“神守遙(かもり はるか)”。一つ上の先輩であり、千尋の従姉妹でもある。 そして弓道部の主将だ。おそらく副主将である椎名に部活の連絡をしに来たところに、たまたま椎名の台詞を聞いてしまったのだろう。 「…悪いな、安田。コイツをあしらってる間、お前達を待たせるのも忍びない。先に行っててくれていい」 「もう!先輩には敬語を使いなさいっ!」 相変わらず椎名は遙先輩に対して特別冷たい。が、詮索することでもないだろう。そんな雰囲気を漂わせていた。 「…そうか。じゃあ先行ってるな。遙先輩も、また」 千尋は教室の外で待っている。これ以上待たせたら怒りそうだ。……オレはそそくさと教室を出た。 「はぁ……」 掃除が終わり、縁側でぼーっと空を見上げる。 揺籃を消すのが正しいのか、消さないのが正しいのか。私は、どうしたいのか。 「抗う……か」 今までそんなこと考えたこともなかった。常に受け身に回ってきた私。逃げ続けてきた…私。そんな私が、セカイの意志に抗うことなんて……。 「おっと、ここに居たのかい?」 障子が開き、顔を表す孝明さん。いつの間にか帰ってきたのか…、全然気付かなかった。 「掃除が終わったので、ずっとここで日向ぼっこしてました」 「曇りなのに?」 「……考え事、です」 そう言って、私はまた視線を空に戻す。 「そういえば、朝俊明くんが言っていたんだけど…、どうやら君達の本部からお客様が来てるようだよ」 その言葉を聞き、私は全身の神経が逆立つのを感じる。即座に立ち上がり、孝明さんに詰め寄る。 「その人は、今どこに!?」 「……さあ、どうだろう。もう午後だからね。でも待」 私は飛び出していた。もう孝明さんの声は、耳に入らない。 「(いくら何でも強行策には早すぎる、なら……!)」 その何者かのリーゼンゲシュレヒトにヤスっちさんが接触しているという事実が、一番マズい…! 「急がなきゃ……、急がなきゃ……!」 最悪、この島が地図上から消えて、陰惨な歴史に名を刻むことになる。 …そう、嫌だ。それだけは……、嫌だ。ヤスっちさん達とは知り合ってまだ一日しか経ってないけど、だけど、私はずっと見ていたんだ、この島を。ずっと見守っていたんだ、この場所を。 そう…、ここは私の担当地域だ。私の居場所だ。 私が守りたい場所。私だけが、守れる場所だったんだ。 この場所は、消せない。消させない…! 力いっぱい走る。息が切れる。それでも、ただひたすら。 「……ぃつ…!」 足が縺れて、私はアスファルトの地面に叩き付けられた。 『そう難しく考える必要はないぜ?シンプルに考えるんだ』 ふと昨日の千尋さんの言葉が、頭の中で残響する。 『納得いかないなら逆らっていいんだよ。逃げるのも大事だぜ』 ……私は、…… 地面に手を付き、息を整える。 膝小僧からは少し血が出ているが、それでも…立てる。 私は今、初めて自分の意思で動く。それも、抗うために。 セカイの意志ではなく、自分の意思だ。 私は今、吹っ切れた。 『まぁ、最終的な結論はお前次第だろ』 ヤスっちさん…千尋さん、私は決めました。 ……私はっ……! 「行っちゃったか。言い方が悪かったかな……」 縁側に一人残された俺は、一人苦笑した。 「まったく、微笑ましい」 ……だが、今回は微笑ましいとかそんな事を考える程の余裕はなさそうだ。 ピンポーン、と軽快な機械音と共にチャイムが鳴った。 …意外と律義なようだ。だが、あえてインターホンには出ずに直接外に出る。私服だが問題は無いはずだ。そもそも礼装やら正装に着替えている時間はない。 満面の笑みを張り付け、玄関の引き戸を開ける。 「いらっしゃいませ、遠路はるばるご苦労様です」 「いえ、こちらこそこのような時間にすみませんね」 そこには、爽やかな笑みを張り付けた、赤銅色の髪の男がいた。 そのまま男を家の中に招き入れ、リビングに案内する。 「それで、今日はどんな御用件で?」 麦茶を出しながら問う。 すると、彼はその爽やかな、それ故に不自然に感じる表情を崩す事なくこう言った。 「こちらに赴いている者に“期限”を伝えに来ました」 ……期限、か。つまり彼らはここを消しに来た来たという事になる。そして御三家の中で“外交”を担当していた“守屋”に報告がてら来たのだろう。まったく、外交を担当してたのだってもう昔の話だというのに。 そして話によると彼女に最初に接触したのは千尋達らしい。千尋達がこの事を知っている可能性は高い。 「そうですか。なら私が伝えておきましょう。何の期限なのかは知りませんが」 笑顔でプレッシャーをかけておく。しかし彼はその薄い唇を歪め、微笑みながら、 「いえ…、一応本人に伝えないといけない規則でして」 『一応』の部分を強調して、言った。 ……つまり自分が本人に伝えた後にいくらでも聞けという事か。 「そうですか。まぁ、彼女なら貴方を捜しについ先程出て行ったばかりなんですがね」 一瞬、男の顔が引きつった。 麦茶を一口飲んでから男が尋ねた。 「彼女はいつからここに?」 「昨日の夜から、ですね」 互いに気まずい沈黙になる。彼女のことをずっと探してたんだろう、この人は。 「……大変ですね」 ひとまず労いの証明として茶棚から出した来客用のカステラを乗せた皿を彼の目の前に置く。 「まぁ…仕事ですからねぇ」 その言葉に込められていたのは、哀愁とかそういう漠然とした感情ではなく、『いや、こーいうの本業じゃねーんだわ』というもっとはっきりした感情が感じられた。確かにこういう仕事よりも、傭兵の類でもやってそうな雰囲気が見え隠れする。というか笑顔が不自然過ぎる。 そして彼の笑顔の使い方は、自分と同じ匂いがする。 「まぁ、お仕事頑張って下さい」 「はい、ありがとうございます」 交わしたのは社交辞令。まぁ本心から何とも思ってないわけではないのだが。 最後にカステラを頬張り、残った麦茶を一気に飲み干してから、彼は立ち上がった。 「ではお邪魔しました。もし、また会う機会があったのなら…酒でも飲みませんか?」 それに対して、本心からの苦笑で返す。 「お酒は勘弁して下さい。私はあまりアルコールな強いタイプではないので」 互いに本心から苦笑した後、彼は玄関を開け出て行った。 「……襲われるんじゃないかと、ヒヤヒヤしたよ」 彼が見えなくなってから、伸びをしながら言う。 「くっくっく、心にも無い事を言うな」 聞こえたのは、嘲笑。 「いやいや、多少は思っているんだよ、これでも」 そう言いながら振り返ると、そこには銀色の長髪を靡かせながら笑う少女と、さっきの男とは違う、純粋な赤い髪をした長身の男が立っていた。 「ほら、多少だろう?」 「多少であっても感じたのは事実だよ」 「ふっ、屁理屈だな」 銀髪の少女は笑いながらリビングのソファに腰掛ける。 とりあえず茶でも出してやろうとキッチンから麦茶を二つ用意する。 「それにしても、今日は白衣じゃないんだね」 「この暑い中、わざわざ旧友宅まで遊びに来るのに白衣はないだろう?」 たしかに、今日の彼女は黒のノンスリーブにジーンズというラフな服装である。 「君も、座ったらどうだい?」 さっきからずっと立っているので、声をかけておく。 「…いえ、私は」 「許せよ孝明。イデアールはレンと違い堅物な男だからな」 「君が柔軟過ぎるんだよ、ハーゼ」 麦茶を豪快にグビグビと飲んでいる銀髪の少女…ハーゼ。彼女の態度も客人としてどうかと思うが。 「で、今日はどんな用件だい?」 「なに、この島が消えると聞いてな。消える前に旧友の顔でも見に来ただけさ」 彼女にしては殊勝な用件だった。だが、彼女らがここにいるということは予想外の幸運だった。 「ならハーゼ、冥土の土産に旧友の頼みを聞いてくれないか?」 「ほう…?お前が、私に頼み事とはな」 珍しい物を見る目でこちらを見る。 「彼女と…千尋達を守ってあげてくれないかい?」 俺がそう言うとハーゼは一瞬驚いた表情になり、呆れた表情に代わり…苦笑しながら口を開いた。 「……相変わらず、諦めの悪い男ね……。いいだろう、ただし一度だけだ。それ以降は私は関与しないぞ」 「それで充分さ」 これで、布石はほとんど置き終わった。 あとは、どうなるかは俺の運次第だろう。 「イデアール、先に行っていろ」 「わかりました」 私に一礼すると、イデアールと呼ばれた青年は玄関から外に出ていった。 「孝明、カステラは戴いていくぞ」 「相変わらず目敏いんだな」 俺の言葉を無視し、茶棚から勝手にカステラを取り出してバッグに入れるハーゼ。 「報酬を先にもらっただけだよ。……じゃあな。まぁ、ここが残っていればまた私が来るだろう。」 軽い嘲笑と共に、縁側から彼女は外に出て行った。 「せめて玄関から出て行こうな、ハーゼ」 空を見上げながら、俺は思わず苦笑を浮かべた。 結局椎名は途中で追い付くことはなく、俺と千尋だけでゲーセンに着いた。 そしてそのままATTの筐体の前に行き、受付を済ませると、後ろから誰かに呼び止められた。 「よう、俊明」 「伊崎…来てたのか」 伊崎がここにいるのは珍しくない。というより伊崎はATTのかなりの上級プレイヤーだ。オレから言えば廃人クラスだが。 「最近は来てなかったからな。どうだ俊明、久し振りに1vs1でもどうだ?」 「お前と?勘弁しろよ、勝てるはずないだろうが」 「よし、なら私がヤスっち側に着こうじゃないか」 たしかに、千尋がいれば勝機はあるかもしれないが…、まぁ、たまにはいいか。 「千尋がいるなら、まぁいいぜ」 「1vs2か。いいだろう、掛かって来い」 そう言いながら伊崎も受付を済ませに行った。 オレと千尋は先に筐体へと向かう。 相変わらずのドーム状の筐体。外から見てもこれは非常に目立つ。 だが、平日なのであまり人はおらず、伊崎が筐体に入るのを見計らって適当に空いている筐体に入る。 コインを投入し、ドーム状のスクリーンにお馴染みの画面が表示される。 店内対戦を選び、ロビー画面に移行すると、ロビーにいるのは勿論伊崎と千尋の二人のみ。チーム設定でオレと千尋が同じチームになるように設定する。 そして機体設定画面に移行する。もうすっかり馴染んだオレの機体が表示される。 右上に小さく表示される千尋の機体は遠距離戦に特化している援護向きの機体だった。…ということは、オレは前衛か。 オレの機体は言ってしまえば可も不可もない、バランス重視の機体だ。 近距離も遠距離もそれなりにしか出来ない機体。 まぁ、今回はいつもとは違く前衛なので、長距離兵装を外しておく。…ライフルも外した方がいいな。 両手にマシンガン、背中にはレーダーを装備し、機体自体を軽量の機体に変更する。 伊崎の機体は、変わっていなければガチガチの高速特化機体だったはずだ。 そして最大の特徴はまだATTに実装されたばかりの機体特性“可変機構”を搭載していることだろう。 可変機構は実装された当初の頃こそ流行ったが、複雑で難し過ぎる機体操作に加えて、様々な装備制限があることから、可変機構を好んで使うユーザーはほとんどいない。 だが、それを好んで使うのが伊崎という男…なのだが。 「ま、さすがに二対一だからな。手加減なしで飛ばせてもらうぜ」 「上等だぜこーちゃん、掛かってきな!」 ゲーム画面が広い住宅街に変わる。高低差が激しく、障害物が多いステージだ。 「って、伊崎にあまりに不利じゃねぇか?」 「ま、選んだのはこーちゃんだし。思う存分ボコってやろうじゃん」 …たしかに二対一でこの伊崎にとって不利なステージならば、いかに伊崎のプレイヤースキルが上でも勝機はあるだろう。 そしてビルの間から現われる白銀の機体。 「さぁ、始まるぜヤスっち!」 「おう」 そうしてオレは、レバーを握る手に力を込めた。 マシンガンを構え、白銀の機体に突貫する。当たる当たらないは意識しない。ただただ弾幕で圧倒するだけだ。 だが、伊崎はその弾幕を軽やかにビルをステップし回避し、オレに肉薄する。 オレは咄嗟にレバーを後ろに下げ、距離を取ろうとするが、機動性で上回ってる伊崎の機体から逃げられるわけもなく、レーザーブレードが眼前に迫るが、回避は不可能。 だが、その刃がオレの機体に届くことはなかった。 伊崎の機体がブレードモーションを変形で強制キャンセルし、非常に器用な動きでビルの壁にぶつかることなく上昇していった。 「さすがにそう簡単にやらせてはくれないか、千尋」 「私を舐めないでね、こーちゃん」 そしてビルの間を器用に変形状態で抜けていく伊崎の機体に対し、追随する千尋のライフルから放たれる弾丸。 「くっそー、可変機でどーしてビル壁に直撃しないなぁ。これじゃあヒット&ウェイ決められっ放しじゃんか」 千尋が接近されたらこちらの負けは確実だ。故に伊崎の的になるように動かなければならないのだが、伊崎の機体に搭載されている“レーザーブレード”は最上級の物じゃないにしろ、威力はオレの軽量機体ならば二発で落ちてしまうだろう。 レーザーブレードは異様に当たりにくく設定されているため、威力が凄まじいのだ。 「プレッシャーが、半端ないな…」 何しろ相手はビルの間を高速で縦横無尽に駆け巡る機体だ。平地ならまだマシンガンは当たるかもしれないが、こうも障害物を上手く使われては弾の無駄遣いになるだけだ。牽制にもなりはしない。 「どうする、千尋?」 「正直、わかんないや」と、ため息と共に言った千尋だったが、声色はまだ諦めているようには感じなかった。 「こっちの機体特性を考えずに、単純に相手が可変機だから市街地は有利じゃんって、油断してた私のミスだわ。痛ったいけど、負けるのは癪」 そう言って、千尋はオレにMAPを開くように指示した。 「この直線距離になる大通り。ここにこーちゃんを誘い込めれば、私の狙撃で撃ち抜くぜ…と言いたいんだけど、こーちゃんに当てるのは至難の技だろうなぁ」 勿論千尋と伊崎の技量差もある…が、市街地で大通りと言っても、何も馬鹿正直に真っ正面から来てくれるわけではない。市街地だから無論横道だってあるのだ。 「でもまぁ、やるしかないか」 「うん、やるしかない」 互いにこれに懸けるしかないことはわかってるのだ。二つ返事で互いに了承した。 「まぁ、ヤスっちが上手く撃墜されずにこーちゃんを誘い込めるかどうかが一番の問題だけどねー」 「いいや、お前が伊崎に射撃を当てられるか…が問題だろ」 問題というより、負担や重圧は千尋の方が遥かに大きいだろう。オレはただ適度に逃げ回って誘い込めばいいが、千尋の場合は射撃を実際に当てなければならないのだ。アンチマテリアルライフルによる狙撃モードで当てなければならない。 アンチマテリアルライフルとはこのゲームにおけるブレード級の威力がある銃なのだが、狙撃モードと呼ばれる自分自身がまったく無防備な状態になり、レバーで照準を動かして当てなければならないのだ。 勿論、機械によるロックオン補正は無い。連射も出来ないために事実上チャンスは一発だけだ。 「頼んだぜ、ヤスっち」 「出来るだけのことはやってみるさ。期待しないで待ってろ」 そう言ってオレはレバーを握る手に力を込め、いまだにこちらの動きを伺っているようにビルの間を蠢く伊崎の機体に突撃する。 両手のマシンガンをフルバーストで撃ち続ける。弾切れは気にしない。自棄になったと思わせ、油断させる算段もある。 伊崎の機体はオレの軽量機体の追撃を軽やかに躱し続ける。こちらもスピードは早いはずなのに、全然距離が縮まらない。 そして突如変形解除し、人型形態になりビルを蹴りこちらに反転してくる。 「流石に、二度も食らいたくはない!」 オレは反転した時点で反応し、横の細道にクイックブーストと呼ばれる高速移動で転がり込む。 そしてオレの居た場所に一瞬遅く襲いかかる光刃。だが、回避したことを喜んでいる余裕などなかった。 こちらにとって直線距離は射撃が当たりやすい立ち位置ではあるが、それは相手にとっても同じこと。ましてや、この近距離戦の状態ならばマシンガンの砲撃程度でブレードの突撃を防げるわけがない。 オレは危機を感じ、全力でブーストを後ろに吹す。一撃がデカい。当たるわけにはいかない……! こちらがブーストを吹すよりも早く方向転換し、細道に入ってくる伊崎の機体。 伊崎の機体に搭載されている左右のブレードが光輝く。ブレードのモーションは普通のゲームと違い、ATTはただ真っ直ぐに突っ込んで斜めに切り払うだけだ。だが、両方の腕に装備されている場合は話は別だ。 ただ突っ込んで来るというのは変わらないが、二本のブレードを同時に斬る、連続で斬る、従来通り片手で斬るの三パターンが存在するのだ。 ここで問題になってくるのは二つ目の、連続で斬るモーションである。連続で斬るというのは二回突っ込んで来るということ。つまり、片方のみの時より二倍の直線リーチがあるというわけだ。 当たり前のことだろ、と言われればその通りであるしそれまでなのだが、さすがに千尋の期待を裏切りたくはなかった。 一撃目が放たれる。こちらに襲い来る黄色に輝く光刃。半円を描くように横凪ぎにされたブレードは、ギリギリオレの機体に当たることはなかった。 そして、問題の二発目。もう片方に搭載されている先程と同じ黄色の光刃がオレに襲いかかる…が、オレは機体を思い切り横に倒し全力で横に回避行動を取る。 一瞬、時が止まったような感覚。そして間髪を入れず鳴り響く激しい衝撃音と大ダメージを知らせるアラート・メッセージ。 だが、撃墜はしていないようだ。それを理解したオレはHPを確認する余裕もないため、全力で指定ポイントまで逃げる。 これで伊崎からは、ブレードから無様にも逃げているように見えるはずだ。そして伊崎としてはこの絶好のチャンスを逃したくないはすだ。つまり、ほぼ確実にオレを追ってくるはず…!。 「千尋、もうすぐ指定ポイントに着くぞっ!」 「りょーかいだぜヤスっち…、狙い撃ってやんよ…」 そして、伊崎の機体が変形し、オレの退路を阻むように前に立ちはだかるようにオレを飛び越えて移動する。 そして、着地した場所は…指定ポイント通り、大通りに伊崎の機体は立っていた。 「だからよぉ……狙い撃つぜぇぇぇぇッ!」 千尋の謎の掛け声と共に響き渡る銃声。今度こそ時が止まったような感覚。 そして、時は動き出す。 伊崎の機体は相変わらず健在で、そこに立っていた。光刃が煌めき、オレの機体の撃墜を知らせるアラートが鳴り響く。 そして画面が第三者視点に切り替わる。 「まぁ、今のはヒヤっとしたぜ、千尋」 「…ヤスっちの敵は私が討つぜ。本気モードで行くから気をつけな、こーちゃん」 千尋の機体に搭載されている武装が全て脱着(パージ)され、新たに千尋の機体の両腕に搭載されるレーザーブレード。 今のは格納といって、普通の武器スロットとは別に予備として装備出来るシステムだ。弾切れになった場合などに使われる。千尋はそこにブレードを二本隠し持っていたのだ。 「その重量機体でオレとブレ戦やんのか?」 「やってやんよ」 そうして千尋の機体が一気に伊崎の機体に肉薄する。その巨体から想像出来ない程のスピードで接近する……が、可変機にスピードで追い付けるわけがなかった。 即座に後ろに回られ、両腕のブレードで斬られる千尋の機体。重量機体故に装甲が厚かったために一撃で落ちなかったが、次に二本同時を直撃されたら、いかに硬い装甲でも落ちてしまうだろう。 「くっ…、速さが足りないッ!」 千尋が急旋回しようとするが、機影は既にそこになく、背後に回られてしまう。 「さっきの策が失敗した時点で、お前等の負けだったよ」 そうして、画面には『LOSE』と、こっちのチームの敗北を表示された。 戦闘が終了した証として、IDカードが返却される。ドアを開け、ドーム状の筐体から外に出る。 自分の額に手を当ててみる。汗をかいていた。いつの間にか…こんなにも熱中していたのか、と自分で意外に思う。 「ああ、くそ」 地味に悔しい気持ちが湧いてくる。そして悔しい…と思ったのも久し振りだということに気付いた。 ふと、汗が張り付く髪が地味に気になってくる。普段はあまり気にならないものだが、何故だか今は何故か外の空気を吸いたくて仕方が無かった。 そうしてゲーセンの出口に向かうと、オレが行くより一瞬早く、自動ドアが開いた。 そして中から出てきた小さな人影が、オレに突っ込んでくる。少しよろけながらも、衝撃で転ぶことはなかった。 「って、シュタムファータァじゃねぇか」 空色の髪のポニーテールで、さらに小柄な少女といえば、シュタムファータァくらいしかいないだろう。 「ヤスっちさん!?なんという幸運ですか!いや、セカイを追って来たんで当たり前といえば当たり前なんですけれども」 「便利なんだな、セカイってのは」 なんだかは知らないがどうせファンタジー用語の一つだろう。興味もなければ深入りする気もなかった。 「ヤスっちさん!この島が消えるかもしれないんです!」 「いや、お前が消すんだろ」 オレの記憶ではたしかそういう話だったはずだ。 「違います!組織から誰かが派遣されて来ているんです!」 朝会った赤髪の男が一発で脳裏に浮かぶ。 「……そいつなら朝会った」 「何で教えてくれなかったんですかっ!」 よくよく考えてみればたしかにそうだ。あの時は千尋の安否ばかり頭に入ってシュタムファータァに話そうと考えてる余裕がなかった。 「で、それをオレに話して……お前はなにがしたいんだ?」 疑問だった。要するに今朝の赤髪の男とシュタムファータァは同じ組織の人間だろう。組織の内情は知らないが、敵対しているという事はないだろう。 なのに、何故そんなに焦る? 「私は……」 口ごもるが、深呼吸して、また口を開く。 「……私は、この島を」 だが、その意を決して発した言葉は、何者かによって遮られた。 「やっと見つけましたよ…罪深き始祖」 振り返るとそこには、今朝会った赤髪の男が不敵な笑みを浮かべながら立っていた。 「……名を」 オレを守るようにシュタムファータァが前に出て、男に問う。 「“赤銅の狩人”のイェーガーです。島をなかなか消しそうにないので、催促しに来ました」 男は笑みを崩さず、ただ淡々と告げる。 「……期日は?」 「三日後の月曜日までにお願いしますね。では、私はこれで」 必要なことだけを伝えて、身を翻し男は悠々と立ち去っていく。 「………」 何か声をかけようと思った。だが、出来なかった。 話したところでオレに何が出来る?興味や同情で踏み込んでシュタムファータァが、この島が助かるとでも? 「……クソ」 やはりこういう状況はあまり得意じゃないというのを実感させられる。 「おーい、ヤスっちー?」 千尋の呼ぶ声が聞こえる。 その声にビクっと体を震わせたシュタムファータァの体が、 何故か、いつもよりとても小さく見えた。 考えてるみれば、それは簡単な事だったのかもしれない。 でも、思い付くのが簡単な事ほど、実行するのは難しい。 希望という名の、儚いユメ。 だから、端から諦めてしまう。 そして、いつか忘れてしまう。 盲点になる。 それが見えたとしても、見ない振りをしてきた。 決意を決めても、立ち向かう事は難しい。 立ち向かうのに必要なのは、実行するのに必要なのはほんの少しの勇気と、それを後押ししてくれる理解者。 今の私には…それがいる。 だから、戦える。 廻るセカイ-Die andere Zukunft- 第二章「非日常エンカウンター」