約 56,438 件
https://w.atwiki.jp/sw2fencer/pages/68.html
※書きかけの記事です。 イーリー流道化フェンサーについて 回避特化フェンサーは 挑発攻撃 を用いるので【知能:高い】の敵に対して、ペナルティを与えることは出来るものの盾としては機能しない事がしばしば起きる。 それに対して《誘いの舞》は かばう を基礎特技とした秘伝であり、相手の知能に左右されることなく盾として活躍する事も可能になる。流派が採用されていない場合は作成する事が出来ない為、大人しく普通のフェンサーを作ろう。 メリット&デメリット 相手の知能に左右されない為、【知能:高い】の敵が多くでやすい高レベルであればあるほど活躍の機会が増える 鉄壁 と ガーディアン を取得する事で更に強化可能 反面、初期作成等の低レベル帯では【知能:高い】の敵は少ないため、挑発攻撃の方が使い勝手が良い かばう の範囲は制限移動距離に依存する為中衛フェンサーでは 足さばき が必要。しかし戦闘特技枠の余裕は少ない 《誘いの舞》は回避ペナルティがある為、使い方を間違えるとあっさりと沈む 範囲攻撃や魔法を庇う事が出来ないのは かばう の時と変わらない。 かばう を基礎特技とした他の秘伝とも組み合わせることが出来ない 育て方は? フェンサー3、スカウト(ライダー)1の回避特化フェンサーから道化フェンサーに派生する方法と ライダー3、フェンサー1のディフェンススタンスフェンサーから道化フェンサーに派生する方法の2種類。 また秘伝側に[小柄な種族]という制限がある為、作成できるのはドワーフ、タビット、グラスランナー、フィー、ダークドワーフの6種類。 成長限界のあるコボルドでは高レベルの敵と戦う事は難しく、タビット、ドワーフとダークドワーフは敏捷に不安があるので非推奨。 必然的にグラスランナーかフィーから選ぶことになるが、マナ不干渉による魔法耐性からグラスランナーが最適と思われる。 妖精魔法や妖精の加護を有効に活用したいと思う場合にフィーを選ぶと良い。 グラスランナーは筋力が低すぎる為、初期作成の段階で筋力が7、最低でも6は欲しい。防具を装備できないのは致命的すぎる為避けたい。 フィーの場合は特に考慮しなくても筋力は足りると思われる為、敏捷を優先する。 装備は? 武器に関して特にはない。筋力も低くどれだけレベルが上がってもマレット、ライトメイスしか持っていない場合もありうる。 防具はクロースアーマー(必筋1)、アラミドコート(必筋9)のどちらかから開始。ピエロコート(必筋9)に派生しつつ最終装備はピエロベスト(必筋13)になる。盾はバックラーで開始し、ハーフムーンが最終装備になる。 防具の達人 を取らない場合、 防具習熟S/非金属鎧 を習得せず 防具習熟A/盾 を取りエルエレナケープを装備する事で筋力を9で止めることが出来る。その分の成長を敏捷に回すことが可能になるので一考の余地あり。 装飾品にブレードスカートを採用し、回避時の反撃を行う。発生率含めダメージは微々たるものだが、雑魚相手ならばある程度の効果を見込める。 道化フェンサーの防具比較(防護点は防具習熟の防護点上昇を含む)(魔法の鎧+1加工を施す事で防護点、評価値それぞれ1上昇) 鎧 + 盾 評価値 筋力 備考 (S)ピエロベスト(7) + (SS)ハーフムーン(6) = 回4、防御7 13~15 13 要 防具の達人 + (B)Mバックラー(4) = 回3、防御6 10.5~12 13 要 防具習熟S/非金属鎧 (A)ピエロコート(5) + (A)Mエルエレナケープ(4) = 回3、防御4 8.5~10 9 要 防具習熟A/非金属鎧 、 防具習熟A/盾 + (B)Mバックラー(4) = 回2、防御4 7~8 9 要 防具習熟A/非金属鎧 (M:マナタイト加工) 育成方針は? 敏捷を最優先しつつ、筋力は13(腕輪を装備するなら11)まで必要。生命、精神が続き、探索に有効な知力。最後が器用となる。筋力が13に達した場合は上げる必要はない。 サブ技能でライダーを習得した場合、エレファント及びウォーエレファントが騎獣として最適。攻撃障害を上手く活用しよう。尚、攻撃能力は低いので 人馬一体 は必要ない。盾だけ構えておくことになる。 《魔光壁》? 魔力撃強化 を取得した《魔光壁》は回避に補正がかかる。知力Bが6以上なら ディフェンススタンス に匹敵・凌駕し、高い防護点も手に入が生命抵抗、精神抵抗のペナルティが厳しいため実用性は今一つ。超越環境などでは一考の余地がある為、記載しておく。 ピエロコート、ピエロベスト? ピエロコートとピエロベストそのものに[小柄な種族]の制限はない。総合性能は低いもののピエロベストはフェンサーが装備できる防具の中では唯一回避補正が+2である為、敵が防護点無視を使ってくるなど情報が開示されているならば普通のフェンサーでもピエロベストを装備した方がいい場合がある。 《錯誤の剣》《誤認の剣》? 《錯誤の剣》と《誤認の剣》は単体では使いにくい。《誘いの舞》と組み合わせる、反撃能力を持つ味方( カウンター や茨のローブ、毒の血液等)に向けさせるなど工夫が必要になる。 作成例:【回避特化フェンサー派生道化フェンサー】 Lv 戦闘特技 1 挑発攻撃 3 回避行動 防具習熟A/非金属鎧 5 防具習熟A/非金属鎧 回避行動 7 防具習熟S/非金属鎧 9 かばう 11 マルチガード 13 防具の達人 15 鉄壁 or ガーディアン 初期作成の頃は 挑発攻撃 で回避特化フェンサーとしての役割を果たしつつ、Lv9以降で 挑発攻撃Ⅱ が通用しない相手には《誘いの舞》を使用。 マルチガード と組み合わせる事で 挑発攻撃Ⅱ を基礎秘伝とした《誤認の剣》を《誘いの舞》と併用し更に生存性能を引き上げる(誤認の剣により命中判定にペナルティを与えた状態なので誘いの舞で回避しやすい) 防具の達人 を取らずに 鉄壁 と ガーディアン を揃えるという選択肢もある。この場合、盾がバックラーのままであることに注意。 マルチガード 鉄壁 ガーディアン 防具の達人 の取得順・取捨選択はPT構成によって適宜変更して欲しい。 回避特化フェンサーとして 防具習熟A/盾 防具習熟S/盾 を習得した状態ならばLv11で 防具の達人 が必須。 作成例:【ディフェンススタンスフェンサー派生道化フェンサー】 Lv 戦闘特技 1 ディフェンススタンス 3 回避行動 防具習熟A/非金属鎧 5 防具習熟A/非金属鎧 回避行動 7 防具習熟S/非金属鎧 9 かばう 11 マルチガード 13 鉄壁 15 ガーディアン or 防具の達人 成長がライダー6レベル、フェンサー2or3辺りまではディフェンススタンスフェンサーを踏襲。 レッサーマンティコアに 魔法指示 を使いながらフェンサー先行に切り替える場合と、エレファントに騎乗しライダーを先行する場合の2種類に更に分岐する。エレファント騎乗時は主動作が余る為、別の技能を習得しておくのが好ましい。 ディフェンススタンス を常時使用する事になる為、《誘いの舞》を使えるようになるのは マルチガード 取得後になるのがネック。 鉄壁 ガーディアン 防具の達人 の取得順・取捨選択はPT構成によって適宜変更して欲しい。 作成例:【回避極振り道化フェンサー】 Lv 戦闘特技 1 牽制攻撃 3 回避行動 5 防具習熟A/盾 7 防具習熟A/非金属鎧 9 ディフェンススタンス 11 かばう 13 マルチガード 15 ガーディアン 防具習熟S/非金属鎧 エルエレナケープとピエロコートを装備し《美しき舞に惑えⅢ》と マルチガード で《誘いの舞》を併用。どちらも必筋9で装備できるため、筋力を上げる必要がない。 雑魚には ディフェンススタンス や《ボルンの見切り》を、ボスには《美しき舞に惑えⅢ》を切り替えて使用する。 《美しき舞に惑えⅢ》は使用者の敏捷値を参照しないのでドワーフやダークドワーフでも回避が成功する点が異なる。 反面、防護点が乏しく最もピーキーな仕様である。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/858.html
作者・ 氏 道化師と少女ロワ本編 道化師と少女ロワ本編SS目次・時系列順 道化師と少女ロワ本編SS目次・投下順 道化師と少女ロワ死亡者リスト 道化師と少女ロワの支給品一覧 道化師と少女ロワ参加者名簿
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41186.html
登録日:2018/01/03 (木曜日) 06 26 48 更新日:2024/07/25 Thu 19 21 34 所要時間:約 11分で読めます ▽タグ一覧 アホの子 主人公 伊坂幸太郎 千葉 天然 死神 死神の浮力 死神の精度 金城武 雨男 魔王 魔王_JUVENILE_REMIX ①CDショップに以上に入りびたる ②苗字に町や市の名前がつかわれている ③受け答えが微妙にずれている ④素手で人に触れようとしない ⑤いつも雨にたたられている そんな人が近くにいたら死神かもしれません 千葉とは『死神の精度』及び『死神の浮力』の主人公である死神のこと。 実写映画版での俳優は金城武。 死神とは? 死神とは伊坂幸太郎作品に度々登場する組織。監査部や情報部など様々な事務機構に分かれている。千葉はその中でも実際に人間と出会い『可』か『見送り』かを選ぶ調査部に属している。 仕事は人間界に赴き調査対象となる人間と接触し、7日間調査すること。調査結果を報告し、『可』であれば8日目に調査対象は事故などの外的要因で死に、『見送り』であれば死なず寿命まで生きていられる。もっとも千葉に限らず死神は人間の生死に興味はないためよっぽどのことがない限りは『可』を選ぶ。というか可否を決める判定が『例外にするほどの価値があるのか』と非常に曖昧であるため、ぶっちゃけ死神本人の主観で決められている。 ちなみに『8日目に事故などの外的要因で死ぬ』というのは厳密なルールであり、病気や事故など本人に関わることだけで死ぬことはなく、逆に調査期間の7日間は何があっても死なずこの期間に生じた怪我が8日目の死に繋がるということは決してない。さらに言えばこの世界で事故死した者には全て何らかの形で死神に出会っているということになる。 なお彼らの外見は決まっておらず、調査ごとにふさわしい外見を選ぶことになる。ただ形式番号的に名前だけは固定であり、都道府県名などの地名で統一されている。 また彼らは味覚を持っておらず食事の必要はない。さらに痛覚もなく怪我もせず毒物も通用しない。伊坂作品の悪役キラーと言える。 調査の仕方は人それぞれであり、サボってCDショップに入りびたるやつもいれば、『どうせ最後の7日間だから』と調査対象の幸せを演出する奴もいるし、千葉のように真面目に7日間調査する奴もいる。 また全員が無類の音楽好きであり千葉も例外ではない。調査対象に会う時以外はCDショップの試聴機で店員に睨まれながら延々と音楽を聴いている。ただ自由になる時間は必然的に夜になるため、深夜営業をやっている店を探すのは難しいのが悩みらしい。 全員が手袋をしているが、これは死神が人間に素手で触れるとショックで気絶してしまうため。ちなみに寿命も僅かに縮んでしまうらしい。なので下手に素手で触れることは規約違反になっている。違反した者は一定期間の肉体労働と、学習カリキュラムの受講が強制される。 ……死神は会社か何かなのだろうか。ちなみに新人研修も存在するらしい。 人物 一人称は「俺」、稀に「僕」だが地の文では一貫して「私」となっている。 冷静な性格の男で同僚たちからも「落ち着いている」だとか「冷たそう」などと言われることが多い。ただ千葉本人に言わせれば無駄にはしゃぐのが好きではなく、喜怒哀楽を表現するのが得意ではないというだけとのこと。千葉自身、自分の性格が特殊であるということは自覚している。 ただ冷酷というわけでもなく頼まれれば立会人、客寄せ、復讐と大体なんでも手伝ってくれるし、(本人は意図していないというケースも多いが)的確なアドバイスを送ることもある。自覚していないがかなりのお人好し。 仕事に対しては非常にストイックであり、前述の通り調査対象とろくに話もせずに報告をするものが少なくない中ちゃんと調査対象と接触し報告内容を決める。こだわりを持っており、やるべきことはちゃんとやるタイプ。 しかし別に仕事が好きだとか死について興味があるとかそういうわけではなく「仕事だから」と割り切っている面が強く別に情熱があるというわけでもない。 また彼が人間界に行くと必ず雨が降っており、青空を見たことは一度もない。これは死神特有の性質だと彼自身は考えていたが、同僚は普通に青空を見ているため単純に千葉が運のない奴、というだけであるようだ。 死神は皆音楽好きだがその中でも千葉は常軌を逸脱した音楽好きであり、それらが絡むと軽くキャラ崩壊する。千葉がまともに感情を表に出すのは「あるシーン」を除けば大抵音楽が絡んでいる。というか作中で数少ない『見送り』を選んだ回での理由は「将来カリスマミュージシャンになりそうだから」だった。 だがカラオケは嫌い。渋滞はもっと嫌い。 周りの死神と比べ音楽以外では殆ど趣味も持たず、積極的に人と関わることもないため妙に世間知らずなところがある。言ってしまえばかなりのマイペース野郎。雪男と雨男を間違えたり、ヤクザの兄貴分を実の兄貴だと思ったり、片思いの意味を知らなかったりなど。安藤は空気を読めない言動も含めて「帰国子女なのだろうか」と訝しんでいた。彼に限らず千葉と話した者の殆どはマイペースな言動に困惑する。 『死神の浮力』では悪化したのか天然とかアホの子と言えるものとなっていた。 ……それでいいのか? 記憶力はいいらしく一度聞いた知識は忘れることはない。作中でも参勤交代の実態や再勧誘禁止法など妙な知識を披露していた。知識が変に偏っているタイプなのだろう。少なくも2000年前から生きているらしく歴史系の知識は案外豊富。 だがバカというわけではなくむしろ頭の回転はかなり速い。住所が電話番号だけで割れたトリックや、誘拐事件の裏側など様々な事象の真実にいち早く気が付いている。メタ的なことを言うと、一応本作はミステリーであるので探偵役の千葉に速攻で謎を解かれるわけにはいかないので何らかの弱点を付加する必要があったのだろう。 活躍 『死神の浮力』以外は全て短編 【死神の精度】 藤木一恵という女性が調査対象と。彼女と親密になるため態と服を汚し、お詫びとして高級ロシア料理専門店に連れ込むという初っ端からズレた行動をする。そしてそこで何故か彼女にだけ絡んでくる電話クレーマーの話を聞くことになる。 【死神と藤田】 藤田という中年のヤクザが調査対象。藤田は栗木という別のヤクザに兄貴分を殺されており、かたき討ちをしようとしている。そしてその抗争の最中に調査にやってきた千葉がそのゴタゴタに巻き込まれてしまう。 【吹雪に死神】 田中総江という中年女性が調査対象。夫の幹夫と共に旅行で洋館に向かった彼女を追う千葉。だが洋館は雪に閉ざされ、さらに幹夫が死体として発見される。クローズドサークルのパロディ。というかそこに千葉が入り込んでハチャメチャをやる話。・・・冷静になってみると一番ギャグな気がするのは気のせいだろうか? 【恋愛に死神】 荻原という恋する男が調査対象。荻原の片思いの女性・古川は違法勧誘に悩まされており、千葉たちはその解決のため動くことになる。初めて調査対象の死までが描写された。ラストシーンはちょっぴり切ない。 【旅路を死神】 森岡耕介という逃亡中の殺人犯が調査対象。千葉は森岡に脅され車を乗っ取られている・・・という名目で彼と接触し、調査中。その旅路の中で森岡の内面を知り、さらに森岡自身の気が付けなかった真実に気が付く。 【死神対老女】 最終話。美容院を経営する老女が調査対象。「一生の願い」と言われてしまい、千葉は街中で美容院の客探しをすることになる。音楽以外で千葉が大きく動揺することになる唯一のエピソード。 【死神の浮力】 9年ぶりに発表された新作。前述の通り本作は長編作品になっている。時系列的には少なくとも「死神対老女」よりは前だと思われる。 山野辺遼という人気作家が調査対象。 山野辺は本城という男に娘を殺されており、妻と共に彼に復讐する計画を立てている。 千葉は調査のために夫妻の復讐に付き合うことになる。 なおこの作品では前述の通り何故か千葉が天然になっている。 以下、その一例 ママチャリを無駄にいい姿勢で漕ぎながら登場する。 山野辺に何者であるのかを聞かれ「幼稚園時代の友人」と答える。 家に入ったらとりあえず音楽関連のものが無いかを確かめる。 「耳のオリンピックに出られますよ」と褒められ「出ようと思ったことがある」と返す。 チンピラからスタンガンを食らうが死神であるため無傷。しかしそれでは不審がられると思い数泊遅れてから「ぎゃあ」と叫んで倒れる。さらにもう少し生々しさが必要と考え「助けてくれえ」と付け足す。・・・逆に不審がられた。 拷問を受けるが苦しんでいないことに不気味がられ「瀉血だ」と言い訳する。 同僚から「水には浮力が働いている」と聞き「地味に真面目に仕事をするものには好感が持てる」と勝手に感心する。 本城に睡眠薬を飲まされるが当然効かない。本城にいつ眠るか、と観察される中無視して音楽を聴き続ける。 山野辺に「ただでは起きない」と言われ「いくらで起きたんだ?」と返す。流石に慣れたのか、「そう言うと思ってた」と返された。 最早アホの子と化している千葉だが、前作と同じく推理力は高い。そして何があってもぶれないマイペースさから読者からは「謎の安定感がある」と言われている。 最終的には自転車で車と並走するなど最早死神であることを隠す気もないような行動をしながらも山野辺夫妻を手助けし、彼らの物語を最後まで見届けた。 関連人物 ◆藤木一恵 大手電機メーカーの苦情処理部署に務めている女性。元々気弱なうえに、クレーマーに悩まされているため結構メンタルをやられている。千葉には『声が小さい』と評された。 実はミュージシャンの才能があり、クレーマーの正体は彼女を調べていたプロデューサー。そして作中で数少ない『見送り』を受けたキャラ。 ◆藤田 中年のヤクザオヤジ。別の組の栗木に兄貴分を殺されており、かたき討ちを狙っている。所謂任侠を重んじるタイプのヤクザ。死ぬことよりも負けることが怖いらしい。阿久津という子分に懐かれている。 ◆田中総江 夫と共に洋館に泊まりに来た中年の宿泊客。実は息子を自殺に追い込んだ性悪女・真由子への復讐を画策していた。・・・しかし千葉がそこに紛れ込んできてしまったために、計画は予想外の方に向かってしまう。 ◆荻原 ブティック店に勤める男性。素はイケメン顔であるのだが、外面だけで見られることを嫌って敢えて丸坊主に分厚い眼鏡をかけている。店のバーゲンでやってきた古川に好意を寄せているが、うまくいかない。 ◆古川朝美 映画配給会社に勤める女性。荻原の近くのマンションに住んでおり、バス停でよく会う仲となっている。ストーカーに悩まされており、その正体が荻原ではないかと考えていた。 ◆森岡耕介 イマドキのキレやすい若者。過去に誘拐された経験があり、その時に助けてくれた誘拐犯の一味である深津という人物に感謝している。しかし母親と深津が繋がっていると知り逆上し母親を刺し、さらにカッとなって渋谷で若者を刺し殺した。そのため警察から逃げつつ深津に会うため逃亡中。 ◆青年 森岡と逃走中に千葉が偶然であった男。スプレー缶で壁に「GOD」と落書きをしていた。妙に従容な落ち着いた雰囲気であり、千葉には「死神だ」と名乗っても動揺されないと考えられていた。実際千葉の連れが殺人犯と知っても落ち着きをはらった様子だった。千葉と意気投合できる数少ない人物であり、二人で盛り上がっていた。 正体はおそらく……というか確実に『重力ピエロ』の春。春にとっても印象深い出来事だったのか、『重力ピエロ』で回想するシーンがある。 ◆老女 一行目から千葉に「人間じゃないでしょ」と言い出す勘のいい老女。流石の千葉も怪しまれることはあったが人間ではないと勘づかれたのは初めてだったらしい。 拷問受けてもノーダメージだったり[[自転車]]で車と並走したりしておいてよく今まで気が付かれなかったな、とか言ってはいけない。 実は『恋愛で死神』に登場する古川朝美ご本人。そして音楽以外で千葉を驚愕させた唯一の人間である。 ◆安藤 「魔王」の主人公。相手に自分の考えたことを話させる「腹話術」という超能力を持っている。この作品では千葉がゲストという形で出演している。 台詞から察するに安藤が調査対象であったらしい。安藤が結構な死亡フラグを立ててからの登場であったため、ちょっと肝が冷えた読者もいるだろう。最寄り駅が近いという理由でよく電車の中で話していた。本人が「調査期間が少ない」と愚痴っている通り、登場シーンは割と少ない。 最終的に犬養を止めようとするが能力の副作用により死亡。脳溢血と診断された。 しかし…… だが千葉が調査に来ていた、ということを加味するとこの死はかなり謎の多いものとなる。前述の通り死神に『可』とされた者は外的要因で死ぬ。対して安藤の死は(超能力ということを置いておいても)病死という診断である。つまり死神のルールと矛盾していることになる。要するにアレは誰かが殺した、という可能性が高い。・・・まあ十中八九マスターが殺したのだろうが。 ちなみにコミカライズ版でも千葉らしき男は登場している。まつ毛の長いメッシュをかけたスーツの男性という容貌。 大型バイクを乗り回したりとアグレッシブで僅かだが安藤と言葉を交わす。 ただし、音楽を聴いているシーンが無い他、晴れている日に登場したこともあるため、 『ラッシュライフ』に登場する黒澤ではないかという考察もある。 (彼もゲストキャラとして他作品によく登場している) ◆山野辺遼 売れっ子小説家兼テレビのコメンテーター。35歳。小説は3年前から書いていない。売れっ子だった時は調子に乗ってマスコミを非難するような発言までしていた。そのためそちらの業界からは結構嫌われていた。文学者・渡辺和夫の言葉を敬愛している。 一年前に本城という男に娘の菜摘を屈辱的な殺し方をされており、妻と共に復讐を計画している。序盤は少々精神をやられていることもありうだつ上がらないが終盤は伊坂作品屈指の漢となる。 ◆本城祟 『死神の浮力』の悪役。サイコパスであり「人の尊厳を傷つけることによって、その人に自身の名を刻みつける」という外道じみた行動原理を持っている。頭脳明晰でもあり、目的の為なら手段を選ばない。逆に他人に覚えられないことを嫌い「お前」など名前以外の呼び方をされると露骨に不機嫌になる。 山野辺をターゲットとしており、 山野辺の娘を騙して毒殺する その映像を山野辺自身に送る(しかも一回見たら消えるプログラミング付き) 敢えて捕まり、その後証人を脅し逆転無罪を勝ち取る。 山野辺の元編集者を人質にし、爆殺を狙う。 さらに山野辺の名を騙りダムに毒を流すテロを行おうとする。 という無駄に計算高くえげつない犯罪のオンパレードを上述の行動原理の為だけに行った。山野辺を絶望のどん底に追い込もうとするも、よりによって千葉がいたのが運の尽き。伊坂作品の悪役の中でも屈指の悲惨的かつ屈辱的な末路を辿った。 以下、その末路についての詳細 死神情報部は苛立っていた。死神全体の杜撰な仕事っぷりのため明らかに必要以上の人間を『可』にしていたのである。 その不祥事をもみ消すため、調査部の連中に「見送りにしないか?」と声をかけていた(ちなみに真面目な千葉は断っていた) そして本城を調査していた香川が面白半分で『見送り』にしてしまう。 そのせいで本城が最悪の末路を送るとも知らずに。 物語終盤、本城は前述の通り山野辺の名を騙って毒物テロを起こすべく、車でダムに向かっていた。 しかし千葉が自転車で頑張った結果山野辺が車に乗り込んでしまう。 一進一退の攻防になるが、最終的に本城は山野辺の挑発に乗ってしまい、誤って車ごとダムに転落する。 そのままダムに沈んでしまい、さらに砕けたガラスが身体に深く突き刺さりあっけなく死亡……するはずだった。 情報部の『見送り』のやり方が杜撰であったため、見送られた本城は寿命が尽きるまで何があっても死ななくなってしまったのだ。 本城の寿命はあと約20年。それまでダムの底でガラスの突き刺さったまま生きていくことになる。 ちなみに情報部は不祥事のもみ消しにだけは力を入れているため、彼が途中で発見されることはまずありえないらしい。 何より犯行がバレて裁判を受けることにでもなれば「稀代のサイコパス」として世間に名を残せていたかもしれないが、 ダムの底にいるため誰にも気が付かれることなくひっそりとその生を終えることになる。 間違いなく本人にとっては最低の末路である。 最後に、忘れられがちだが千葉の本質は謎を解き明かす探偵でも悪に天誅を下すヒーローでもなく、ただの死神に過ぎない。 彼と関わってプラスになった人間は多いが、千葉からすれば仕事をしただけのこと。 だから(面倒見が良すぎるのは否めないが)千葉が人間に手を差し伸べるのは調査を円滑に行うためであるし、 謎解きをするのは基本的に千葉の気まぐれでしかない。 何より関わった人間を躊躇なく『可』にしているのは他でもない千葉である。 彼は正義の存在というわけでもなんでもなく、仕事をしているだけの死神だということを忘れてはならない。 人の死には意味がなくて、価値もない。 つまり逆に考えれば、誰の死も等価値ということになる。 だから私は、どの人間がいつ死のうが、興味がないのだ。 にもかかわらず私は今日も、人の死を見定めるためにわざわざ出向いている。 なぜか? 仕事だからだ。 床屋の主人の言う通り。 追記修正は、見送られた人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 魔王JRではわかる人にはわかる死亡フラグとして、わからない人にはマジで意味深に登場するけど意味のわからないままな人物として。ちょくちょく現れるの好き -- 名無しさん (2019-01-03 23 50 09) 感想だと可愛いとかよく見るけど自分はなんだかんだで「可」にしちゃうドライさというか仕事だからの無関心が怖いキャラだった、逆に言えば不可避な死にユーモアを持たせて擬人化してるとも言えるが -- 名無しさん (2019-01-04 00 19 19) 最初の調査対象が「見送り」だったから、なんだかんだで他の人達も「見送り」になるパターンかと思ったらそんなことは無かった -- 名無しさん (2019-11-01 01 53 27) 違反のペナルティのとこ、学習カキュラムになってるよ -- 名無しさん (2019-11-22 11 46 29) 残り全部バケーションで政治家が刺殺された時、雨で現場から犯人以外にも不審な人物が目撃されてたけど、まさか -- 名無しさん (2020-01-27 01 32 23) 雨の日にしか場に出ないデュエマのクリーチャーになるのはさすがに予想出来んわww -- 名無しさん (2020-02-02 14 22 52) 最近はCDショップが減ってきてるから、千葉みたいな死神達はストレスが溜まってそう。 -- 名無しさん (2023-04-04 23 34 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sngm/pages/12.html
来須 星 (ライス ショウ) 来須(@kjrnnrti) 「あなたもう死ぬから迎えに来ましたよ。ところでアンタ米派?パン派? ……おっと、食べ物を粗末にするようなやつは私は連れていきませんよ?」 性別:女 身長:162cm 一人称:私 二人称:君、あなた等々 米をこよなく愛する死神。パン派を敵対視し、米好きにしようと米を押しつけてくる。 マイ茶碗を持ち歩いている。この茶碗は武器である剣にも変化する。剣の銘は「海星(カイセイ)」。 剣についているペンデュラムで様々なものを探せる。首から提げているペンデュラムは白米探知専用。 人当たりはいいが、食べ物を粗末にする奴には厳しい。 瞬発力と敏捷性に優れ、素早く仕事をこなす。サッと現れサッと魂を回収する。 が、上記の通り食べ物を粗末にした人間の魂は回収したがらない。パン派はする。 基本的に食べ物の好き嫌いはなく、何でも食べる。しかし米がないとテンションが落ちる。 食事には事細かく口を出すのでうるさい。 みんなのお弁当にそっとおにぎりを詰めてくるから気をつけろ。 生前は黒い野良猫。死後に人の姿を得て死神となった。身体能力の高さは猫だった頃の名残。 人として必要最低限のことしか備えておらず、言葉は理解できるが自ら発するということもなく、他者との意思疎通も肯定否定のみ。 情緒面に関してはまったく教育を受けてこなかったため表情も動かず、ただ言われるままに職務をこなしていた。 白米との出会いで生前の記憶が表面化し(自覚はないが)、言葉を発し、表情も増えていった。 生前に食べ物で苦労しており、記憶は持たないものの無意識に飢えを何よりも怖れているため、食べ物を粗末にする者には厳しくなる。
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/1979.html
死神稼業 のサブ攻略対象。(非恋愛) 続編・死神所業では恋愛攻略可能。 西乃高校に通う2年生。 主人公のクラスメイトであり、黄泉社に所属する死神。 化け狸という種族で、変化の術が得意。 「自称女の子」だが、よく男の姿になっており、本来の性別がよく分からない。 気障な性格で、よく主人公に口説くような甘い言葉をかけてくる。 名前 橘 千歳 (たちばな ちとせ) 年齢 身長 体重 誕生日 血液型 声優 岡本信彦 該当属性 妖怪、変化(男/女)、学ラン、茶髪、ヘアピン、泣きボクロ 該当属性2(ネタバレ) 『男ED(恋愛)と女EDあり』
https://w.atwiki.jp/dq_mbr/pages/686.html
魔性の道化師ドルマゲス HP ちから かしこさ みのまもり すばやさ 回避率 4600 248 374 73 82 ??? 属性耐性 つよい よわい 状態異常耐性 つよい よわい 技名 属性 対象 威力 補足 邪悪の乱舞 敵単体 あんこくのはばたき 敵全体 特徴 基本性能はボスの時と同じ。
https://w.atwiki.jp/lenen_motoneta/pages/322.html
東海仙のスペルカード。 酔踊「酔」の訓読み「よう」と「踊」の音読み「よう」をかけているか。 ぴょんぴょんオノマトペの一種。身軽に繰り返し飛び跳ねる様子。 酔狂好奇心から人と異なる行動を取ること。物好き。 酒に酔って取り乱すこと。 道化人を笑わせるような滑稽な言動や振る舞いをする人。 弾幕・技 酔踊「ぴょんぴょん酔狂道化」 登場 連縁天影戦記酔踊「ぴょんぴょん酔狂道化」(3面 Hard/Unreal)
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/23236.html
死神斬鬼 99(ダブルナイン) VR 水 (9) クリーチャー:デーモン・コマンド/オーバーズ 9000 ■G・ゼロ-このクリーチャーが前の相手のターンにバトルゾーンから手札に戻されていた時、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、墓地のコスト9以下のデーモン・コマンドを1体、手札に戻す ■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す ■W・ブレイカー 作者:翠猫 水デーモン・コマンドのオーバーズ。 表記こそないが実質的なエターナル・Ωと前の相手のターンに手札に戻されていた時に発動するG・ゼロ、cipで墓地のコスト9以下のデーモン・コマンドを手札に戻す効果を持つ。全ての効果がかなり高いシナジーを持っている、とてつもなく強力なクリーチャー。 名前の由来は「残機」。それが99、つまりMAXである。 収録エキスパンション 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zenmainext/pages/121.html
Jester 091913版 君は道化師として貴族に雇われていた。君は軽業的離れ業を演じ、冗談と物語を語り、雇い主とその賓客たちのためにエンターテインメントを提供していた。また君は、他の者たちが大きな声で言うには余りに反感を買ってしまいそうな批評や所見を、エンターテインメントに対して加えるという重要な役割も担っていた。 特徴―公認の愚者 君はその影響をほとんど考慮せずに自分の意見を話すことができるという珍しい特権を有している。道化師として、世間の不条理を指摘してコメディに仕立て上げるのは君の責務である。君はユーモアのレンズを通して、反感を買う事なく批判を行なうことができる。 加えて、君は自らの芸能を演じるために貴族に連絡をつける権利を有する。旅をしているとき、通常、君は芸能の見返りとして、地元の城や邸宅に滞在して食事と宿泊場所を見つけることができる。 習熟 技能:〈曲芸〉、〈芸能〉、〈手先の早業〉 道具:ゲーム用セット、楽器 言語 君が選んだもの1つ 装備 道化師のまだら衣装、ブリキの王錫、変装キット、卑猥な誌とジョークが書かれた本、旅人の衣類、38gp ▼032013版 君は道化師として貴族に雇われていた。君は軽業的離れ業を演じ、冗談と物語を語り、雇い主とその賓客たちのためにエンターテインメントを提供していた。また君は、他の者たちが大きな声で言うには余りに反感を買ってしまいそうな批評や所見を、エンターテインメントに対して加えるという重要な役割も担っていた。 特徴―公認の愚者 君はその影響をほとんど考慮せずに自分の意見を話すことができるという珍しい特権を有している。道化師として、世間の不条理を指摘してコメディに仕立て上げるのは君の責務である。君はユーモアのレンズを通して、反感を買う事なく批判を行なうことができる。 加えて、君は自らの芸能を演じるために貴族に連絡をつける権利を有する。旅をしているとき、通常、君は芸能の見返りとして、地元の城や邸宅に滞在して食事と宿泊場所を見つけることができる。 お勧めの技能 〈軽業〉、〈芸能〉、〈説得〉、〈平衡感覚〉 お勧めの装備 道化師のまだら衣装、ブリキの王錫、楽器(君が選んだもの)、卑猥な誌とジョークが書かれた本、旅人の衣類、38gp
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/2455.html
- The Unknown King'sLXXIIDeofols INDEX Ⅰ - No.1 死神道化 -Death Clown- No.2 ミノタウルス -Minotauros- No.3 黒山羊 -Black Goat- No.4 甲冑人狼 -Armored Werewolf- No.5 極彩鬼 -Prismatic Ogre- No.6 異体 -Alien- No.7 獄楽鳥 -Purgatory Bird- No.8 魔鏡 -Evil Mirror- No.9 亜人・白 -DemiAdam・W- No.10 亜人・黒 -DemiAdam・B- No.11 ≪罪人≫ペッカトール -Peccator- No.12 パンペン -FuwaSaburou- No.13 ≪駱駝≫カメルス -Camelus- No.14 名称不明(雄牛) -Haagenti- No.15 ≪梟≫ノクテュア -Noctua- No.16 名称不明(大黒山羊) -Baphomet- No.17 ≪七咬蛇≫コルベル -Coluber- No.18 ≪鋼獅子≫レオネール -Leonale- No.19 ≪異僧兵≫カタリオール/カタリオーレ -Cattarior/Cattariore- No.20 ≪殻塔蠱≫アラネトリス -Araneturris- No.21 ≪赫昏鴉≫フラマトルム -Flammatrum- No.22 ≪唖奏徒≫レステイーゼ -Lesteize- No.23 ≪穹堕天≫カウェルレ -Cawelle- No.24 ≪貎禽爵≫セヲク -Sewok- ⇒List2 No.1 死神道化 Death Clown 体長:180cm 体重:42kg 全てはここから始まった、記念すべき(?)第一号異形。 道化師の仮面を被った死神のような姿をしている。ふよふよと空も飛べるよ。 掌から紅い蜘蛛の巣を出して相手を絡め取ったり、銀色の大鎌を振るって戦った。 七生 運命に追い詰められ、最後は召喚主であるゲーティアにとどめを刺されて絶命。 No.2 ミノタウルス Minotauros 体長:200cm 体重:110kg 闘牛の頭部に人間の身体、屈強な人型の異形。腰布一枚で筋肉がすごい。 掌から分銅付きの錆びた鎖を撃ち出したり、大きなチェーンソーを振るって戦った。 純黒との戦闘において撃破されるも、後に彼を死に至らしめる強烈な一撃を残した。 No.3 黒山羊 Black Goat 体長:175cm 体重:63kg 黒山羊の頭部に人間の身体、喪服を纏った異形。一定のフレーズのみを喋る。 身の丈程もあるような巨大な処刑斧を振りかざして戦った。 分身することが出来るが、本体以外には『影』が無く、そこを見破られて七生 運命に撃破される。 No.4 甲冑人狼 Armored Werewolf 体長:211cm 体重:103kg 普段は子犬のような姿をしているが、戦闘時には白銀の甲冑を纏った蒼毛の大きな人狼になる。 強靭な脚力と豪腕に加えて冷気属性のブレスを吐く力を持つが、炎や熱には弱い。 纏っている甲冑をキャストオフすることで一段階素早くなるが、その単純な動きを読まれてサバトに撃破された。 No.5 極彩鬼 Prismatic Ogre 体長:220cm 体重:125kg 節分の日に現れた異形、極彩鬼。 虎の毛皮を腰に巻いて、赤い肌に黄色く濁った瞳。黒の乱れ髪からは一本の角が覗く。 後述する形態変化などによって多属性の魔術を扱うが、同じく多属性使いの色冥 鮮によって撃破される。 Ⅰ形態変化 『赤鬼』状態と『青鬼』状態の二つに形態を変化させて戦うことができる。 『赤鬼』の時は“影が蒼く”、パワー重視・炎属性となり、 『青鬼』の時は反対に“影が紅く”、スピード重視・氷属性となる。 Ⅱ恵方巻きバズーカ この極彩鬼の必殺技──『恵方巻きバズーカ』 目の前から『黒いバズーカ砲』を召喚し、四属性の極太レーザーを放つ。 『恵方巻き』と言う名の通り、砲身を海苔巻き部分として、赤・黄・緑・茶の四色レーザーをその具に見立てたものだ。 炎属性の赤色は『紅しょうがや桜でんぶ』、雷属性の黄色は『玉子焼き』、 風属性の緑色は『キュウリ』、地属性の茶色は『干し椎茸や干瓢』をそれぞれ模している。 そんなふざけた設定の割にはかなり強力な技だが、弱点が一つだけあった。 それは、「四属性あるため、一属性当たりの魔力量が四分の一になってしまう」と言うこと。 故に、無属性や一属性のみで放たれるような強い攻撃には容易く力負けしてしまうのだ。 色冥 鮮戦における敗因はそこだった。 彼の放った極太電撃砲に、この恵方巻きバズーカ砲は押し返されて鬼ごと消し炭と化した。 No.6 異体 Alien 体長:244cm 体重:90kg ウナギのような頭部に、非常に骨張った身体。謎の青っぽい二足歩行生物。曰く、人間を食べるらしい。 透明な粘液が表皮を覆い、長い舌と鋭い尾を持つ。その唾液は強力な酸となっており、触れたものを溶かしていく。 コーロコル・サクラメントの使役する屍によって撃破された。 登場時は海の中からばしゃんっと出てきたので、実は貴重な水陸両用なやつだったのかもしれない。 雰囲気を出すために無理やり海中で待機させられていたという説も否めないが、今となっては真相は全て海の中。 ちなみに、この異体Alianの初セリフは「ギギギ……」。 余談だが、ゲーティアと言う生き物はよく水の中に落ちることが多い。その記念すべき第一回目がこの異体での戦闘時だった。 Coffee Break『元ネタ』 見た目の元ネタは名前通り、映画『エイリアン』に登場するそれ。お腹食い破って出てきちゃったりするあれ。 エイリアンは結構色んな形態や種類があるみたいですが、この異体Alianに一番近いのは普通の成体エイリアン。 一応「ビッグチャップ」と言う呼称があるそうです。個人的には「フェイス・ハガー」が一番怖いと思います。 No.7 獄楽鳥 Purgatory Bird 体長:300cm 体重:200kg 虹色の体毛に覆われた巨大な鳥人。首、手首、足首の周りに白い毛がマフラーのように生えている。 見る位置によって様々な色を映すオーロラのような薄い羽を背中に三対生やしているが、これは飛行用ではない。 剣のような硬度と触手のような伸縮性を備えているため、自由に伸び縮みさせて相手を突いたり斬ったりするのが主な用途だ。 ボルタ・ガルヴァーニの発した暴走電波に中てられて、ゲーティアの制御下を離れて火の国を暴走。 そこで遭遇したシャロームに剣で一刀両断されて無事に絶命した。 Ⅰ特殊硬化チョコ液 出現した日は2/14、即ちバレンタインデーであったためなのか、 この異形『獄楽鳥』は、その口から高温のチョコ液を吐きだすことが出来る。 これは何かに当たると急速に硬化してコンクリート並の硬度になるが──チョコはチョコなため一応食べる事は出来る。らしい。 No.8 魔鏡 Evil Mirror 体長:190cm 体重:25kg 見た目は普通の姿見鏡。しかしこれでも一応生きたデオフォルである。 近付いてきた者のドッペルゲンガーを鏡の中から大量に生み出し、その本体を鏡の中へと引きずり込もうとする。 能力まではコピーできないものの、大勢の『自分』が無表情で駆けてくると言うのは精神的にちょっと来るかも。 鏡の中に引きずり込まれた者はどうなるのか──? 引きずり込まれる前にネイガル=セイファートの手によってこの鏡は破壊されたため、その答えを知る者はいない。 尤も、鏡の中の世界に捕らわれた者が帰ってきた試しも無い為、どっちにしろ知られることはないのだろうが── No.9 亞人・白 Demi-Adam・W 体長:310cm 体重:221kg 全身真っ白な肌を持つ異形の巨人。顔面には一本の亀裂が縦に入っており、口以外の器官が無い。 その最大の特徴は、背中から磯巾着のように生えた無数の腕ら。 指先は千枚通しにも似て硬く鋭く尖っており、付け根から切り離して矢の如く射出することが出来る。 瑠雪 晃、レオンハルト、ゲーティアの三つ巴乱戦の中、 手を斬り落とされるわ槍で貫かれるわで大した活躍も無いままに死んでいった。が── この『亞人・白』は死の間際、今までのデオフォルの中で唯一『ゲーティアの命令を無視』した。 No.10 亞人・黒 Demi-Adam・B 体長:310cm 体重:221kg 全身真っ黒な肌を持ち、『亞人・白』に姿が酷似した異形の巨人。 顔面の亀裂や背中の腕らは『亞人・白』と一緒だが、それ以外に異なる点が二つある。 一つ目は、亀裂が開いて中から赤い大目玉が覗くと言う事。そして二つ目は、全身の表面上を這い回る無数の白い文字列たちだ。 赤い大目玉からは強力な紅いレーザービームを放てるが、しかし目玉と言う弱点を晒すことになる。 白い文字列に関する能力?は、発動する前に倒されてしまったために終ぞ日の目を浴びる事は無かった。 コーロコルと共に臨んだネル・ナハト最終決戦、織原ユウトと愛野 海里の正義二人の前に敗れ去った。 No.11 ≪罪人≫ペッカトール Peccator 体長:520cm 体重:740kg 血と錆のこびり付いた鎖を全身に纏い、折れた刀剣や矢が至る所に刺さった異貌の巨人。 見上げる程の巨体に加え、身に纏っている錆びた鎖のせいで物凄い重量級の怪物となっている。 地面を殴って魔力の衝撃波を辺りに広げる位で他に大した異能らしき異能は無いが、 その分凄まじいまで怪力を誇り、生半可な攻撃ではビクともしないタフネスを持つ。 虎牙 龍馬、ユーリー・スミヤーツァ、エルヴィア=クリーシア=フラットの三人の前に敗れ去った後も、 その巨大な腕のみが、腕を失っていたゲーティアの両腕の代わりとして使役されたが──結局は力及ばず敗北を喫した。 No.12 パンペン FuwaSaburou 体長:65cm? 体重:3.5kg? 「なぁー」 ペンギンをベースにパンダとモフモフニウムを配合したような、ちまっこい生物。 恐らく、元はちゃんとした恐ろしい異形だったのだろうが── ゲーティアの体調不良により召喚失敗、そんな感じの可愛らしい愛玩動物になって出てきてしまった。 彼?なりに頑張って戦おうとしたのだが、もふもふとじゃれ付くだけでまるで戦闘にならなかったために、 ゲーティアが怒り呆れて『契約破棄』、後にアリス・如月に「ふわ三郎」と名付けられ引き取られて行った。 召喚後の死亡率はほぼ100%なデオフォルの中で、例外的に生きている貴重な存在。 研究者に売り渡して解剖とかさせたら何か秘密が明らかになるかもしれない。 No.13 ≪駱駝≫カメルス Camelus 体長:250cm 体重:190kg 四肢の欠損したヒトコブラクダを模したような、骨と鋼を組み合わせたホバーバイク型の異形。 黒地に赤い紋様刺繍の入った聖職法衣を纏い、腰に長刀を携えた白い長髪の女剣士が上に乗っている。 一見すると女剣士の方が本体に見えるが、そちらの正体は機械の人形であり、本体は乗り物のようなラクダの方だ。 スピードに長けた異形であったが、オイチャンの前に敗れ去ってしまう。 ⅠImpetus ある魔方陣のゲートを作り出し、その中をくぐる事で爆発的に加速する術。 最初はカメルス前方に『黒』い魔法陣が壁のようにして出現、この時はまだ何も起こらない云わば準備段階だが、 これが『白』い魔法陣へと変わると攻撃の予兆、カメルスがこの魔法陣を通り抜けた瞬間ビデオの早送りのように急加速する。 この術を用いて、砲弾のような体当たりや、急接近しながら繰り出す疾風の抜刀術で敵を追い詰める。 ⅡConfodio 女剣士の携える長刀は伸びる。伸びると言っても伸びっぱなしにはならず、 蛇の舌の如く一瞬伸びてはすぐに引っ込み、間合いの外から突きを放つ形となる。 何処まで伸びるのかは不明だが、きっと13kmまでは伸びない。 ⅢNavigo 『赤』い魔法陣のゲートを二つ練成することで、片方から入ればもう片方から出て行く事が出来る簡易なワープ術。 召喚主の前に予め一つ陣を練成しておき、カメルスがいつでも召喚主の前に戻れるようにするのが主な用途。 No.14 名称不明(雄牛) Haagenti 体長:不明 体重:不明 グリフォンの翼を持つ、黒い肌をした雄牛。どういう訳か、その右腕は『機械仕掛け』であった。 上半身しかその姿を覗かせなかったため全貌は不明のままだが、召喚された時の姿勢から推測するに恐らくは二足歩行の人型だ。 ジョシュアに義手の製作料を払った際に喚び出された謎の異形である。その手から『純金』のインゴットを次々と生み出した。 その時のいやに上機嫌だったゲーティアは「ワインを飲みたければ水を持ってこい、好きなだけ変えてやる」等と発言していたが、 実際のこの雄牛の能力は明らかになっていない。純金のインゴットを多数生み出した後はすぐに引っ込んでしまったからだ。 Coffee Break『ゲーティア? 小鍵? ソロモン?』 ──余談だが、ジョシュアは義手製作の中でゲーティアの魔法陣を『解析』した際に、 その魔術体系があの魔術書『ソロモンの小さな鍵』に酷似していることを見抜いたようであった。 『ソロモンの小さな鍵』と言えばあの有名な『ソロモン七十二柱』の悪魔を喚び出す魔術が記された書であるが── そのソロモン七十二柱の悪魔の中に「ハアゲンティ」又は「ハゲニト」等と呼ばれる地獄の長官がいる。 悪魔「ハアゲンティ」は書き伝えられる所によると、その姿は『グリフォンの翼を持つ逞しい雄牛』であり、 『あらゆる金属を金に変える能力』と『水をワインに、ワインを水に変える能力』を持っているとされている。 ──それは、ゲーティアが喚び出したこの正体不明の雄牛にあまりにも酷似しているのだが…… しかし、彼の魔術との関連性は一切不明、この雄牛が実際何だったのであるのかも全く語られてはいない。 ただ、彼の魔術が『ソロモンの小さな鍵そのもの』ではない事だけは、今まで喚び出してきたものを見れば明らかだろう。 ──彼に関してはまだまだ謎が多そうだ。 No.15 ≪梟≫ノクテュア Noctua 体長:187cm 体重:85kg 頭部がフクロウの骸と化した鳥人。上半身は何も纏っていないため、青白くも強靭な筋肉が覗くが、 両腕には赤紫色をした羽毛が生え揃っており、下半身には紫紺色の積層甲冑を装着している。 そしてこの≪梟≫ノクテュア最大の特徴は、刃渡り70cm程の両刃の剣と化した前腕部分だ。 ハーピィのような軽い身のこなしと双腕の鋭い剣を武器に、舞うようにして敵を切り刻む──筈だったのだが、 相手が悪かったのか、『召喚されて⇒敵に向かって走って⇒転んで⇒死亡』と、素晴らしく軽やかにお亡くなりになった。 と言うのも、当時の彼は刑務所から死刑囚の屍だかを蒐集しており、 それを危険だとみなされたのかどうなのか、召喚主であるゲーティアの方に攻撃が及んでしまい、 本体の回避に精一杯でノクテュアの方は動けなかったからだと言う苦しい理由があったりする。 (この魔術は、喚び出されたデオフォルと本体との間に『フィードバックダメージが無い』代わりに、) (『デオフォルが動いている間は本体がその場から動けず、逆に本体が動くとデオフォルが動けない』と言う制約がある) No.16 名称不明(大黒山羊) Baphomet 体長:222cm 体重:135kg 漆黒の体毛が全身を覆った人型の黒山羊。四肢には鎖の千切れた枷、 背中には大鷲のような黒い双翼が生えている。『バフォメット』と呼ばれるものに近い。 だが哀れなことに、召喚された次の瞬間、ふしぎな地割れに飲まれて消滅した。よって能力も不明のままだ。 No.17 ≪七咬蛇≫コルベル Coluber 体長:73cm×7 体重:12kg×7 七体で一セットのデオフォル。飛び魚のような翅を持つ、海老に似た姿の異形だ。 針のように鋭く尖った尾を持ち、その頭部は大きな矢じりに似た非常に鋭利な形状をしている。 普段は水中に潜んでいるが、攻撃する時は水面から勢い良く飛び上がり、目標に向かって矢の如く高速で飛翔する。 『禁書ヨートゥンヘイム』なる者と湖上にて対峙した際に使役され、 水上、空中、水中と縦横無尽に飛び回ったが、最終的に斬られたり焼かれたりして全滅。 ちなみに、水棲生物っぽいので殻を剥いて火を通せば恐らく食べられる、かも、しれない。 生でもいけるかも、しれない、が──無論のこと味は保障できない。 いや、むしろ健康を害する可能性すらあるのでやっぱり食べない方がいい。無生物すら食すような能力者を除いては。 Coffee Break『名の由来・元ネタ』 コルベル(Coluber)と言う名前の由来 『Coluber』とは羅語(ラテン語)で『蛇』を意味する語。 デザインの元ネタ 『暗黒ライトノベルの始祖にして云々』と名高き『されど罪○は竜と踊る』と言う小説に登場する、 九蛇狐(恐らくは管狐が元ネタ?)と呼ばれる不思議な生物からインスピレーションを得て生まれたもの。 七咬蛇と字面が似ているのはそういうこと。ちなみに「七咬蛇」の読みは「シッコウダ」と設定してありました。 No.18 ≪鋼獅子≫レオネール Leonale 体長:280cm 体重:390kg 武装した鋼の獅子、と形容できそうなライオン型のデオフォル。 顎の下には小さなガトリング砲のようなものを備えており、銀の鬣は剣のように硬く鋭利である。 後ろ足と尻尾のみがサイボーグのように『機械化』されており、どこか生物離れした重厚感を漂わせる。 ずんと腹に響くのは堂々たる威圧の咆哮、しかしてその飛鳥のような躍動は愚鈍さを微塵も感じさせない。 どんな小さな獲物だろうが全力で狩りを行う様は、まさに鋼の王獣に相応しいと言えるだろう。 野生の感とも言うべき獣の第六感で銃相手にすら臆す事無く立ち回って見せたが、 しかしやはり人智の前には力及ばず、フィレス・アルハイドの疾風のような銃弾に眉間を撃ち抜かれて絶命した。 Ⅰ7.62mm衝戟式機関砲 顎の下に装備されている一門のガトリング砲。 射出されるのは衝撃エネルギーを秘めた光弾で、当たった箇所に強く殴打するような衝撃を与える。 一発一発の威力は低く貫通力こそは無いが、ガトリングと言う性質上連続して射出されるため、 もし集中砲火を浴びてしまえば、アートマンのラッシュにも匹敵するようなダメージ総量となる。 Ⅱ刃の鬣 獅子の象徴、百獣の王の証とも言うべき鬣も、追い詰められた時には最後の武器と化す。 剣のように鋭利な鬣が一房ごとに次々と顔から切り離されると、目標を串刺しにすべく、多方向から高速で飛翔していく。 王としてのプライドも全て投げ打って繰り出される、≪鋼獅子≫レオネール最後の切り札だ。 No.19 ≪異僧兵≫カタリオール/カタリオーレ Cattarior/Cattariore 体長:205cm 体重:130kg 二体で一セットの人型デオフォル。色あせた袈裟のような衣を纏っている。 二体の共通点としては、古い血のこびり付いた包帯でその顔面の片目以外を全て覆いつくしていると言うのがまず一つ。 そしてもう一つは、どちらもその両腕が重厚な武器と化していると言うことだ。以下にそれぞれの詳細を記す。 Ⅰ黒鉄・カタリオール 黒い衣を纏っている方が『カタリオール』。『右目』のみの隻眼だ。 右腕が『大剣』、左腕が『大砲』にそれぞれ化しており、一撃一撃が重い。 龍雷寺 宗戒、キーナの二人によって行動不能に追い込まれるも、 戦闘場所であった大聖堂の崩壊に巻き込まれて完全に絶命するまでは、執拗にその大砲で敵を狙い続けていた。 Ⅱ白鋼・カタリオーレ 白い衣を纏っている方が『カタリオーレ』。カタリオールとは逆に『左目』のみの隻眼だ。 こちらは右腕が『大鋏』、左腕が『連弩』となっている。 カタリオールと比べると些かパワーは劣るが、追い詰められて暴走すると無茶苦茶に鋼の矢を乱発し始める。 スレイブに吹っ飛ばされて大聖堂の天井に激突、そのまま落下、ずぐしゃっと潰れて絶命。 Coffee Break『異国よりの兵』 裏設定的なものをだらだらと書き綴るのがこの『Coffee Break』と言う項なので例によって駄文をつらつら。 今までのデオフォルたちはラテン語由来だったり、西洋の悪魔や怪物を元ネタにしたものが多いのですが、 この≪異僧兵≫カタリオール/カタリオーレ(Cattarior/Cattariore)だけは、 実はそのルーツが『インドと南アジア・東南アジア』にあったりします。 『Cattarior/Cattariore』と言う名の由来 ルーツが『インドと南アジア・東南アジア』にあると言うのは、巴語(パーリ語)で「四つの~」と言う意味を持つ、 『Cattari』なる語が名前の由来になっているからであります。へーふうん。 これを無理やりローマ字読みして、ラテン語の格変化っぽく語尾に『or』をつけて生まれた造語が『Cattarior(カタリオール)』 更に『四つの~』と言う意味から取って、『四つの武器』をつけてみようと生まれたのがこの二体の≪異僧兵≫でしたと言うお話。 パーリ語? パーリ語と言うのは上座部仏教の経典などに使われる語であるそうで、 『Cattari』と言う語は『cattAri ariya-saccAni』──四つの(cattari)聖なる(ariya)真理(saccani)と言った風に使われるらしいです。 本当にどうでも良すぎてトリビアにもなりはしない。 早い話が、他のデオフォルたちが『キリスト教的』であるのに対して、 このカタリオール/カタリオーレだけは『仏教的』であると言うことが言いたかった訳であります。 そんな本当に無駄なお話でした。 No.20 ≪殻塔蠱≫アラネトリス Araneturris 体長:255cm(本体のみ) / 430cm(地面から『塔』の頂上までの高さ) 600cm~( 〃 ・伸長時) 体重:121kg 積層された白い甲殻を纏い、胴体から『捩れた黒い塔』を生やした蜘蛛型の異形。 脚が四本、蟷螂のような前肢が二本。顔面は『人の顔』と化しており、 胴から上方に伸びる『黒塔』の表面には、『“目”のついた赤い突起』が無数に生えている。 ≪小塔を持つ蜘蛛≫と称されたが、それはかなり的を射た表現だろう。 ハニー、エストレア、天ヶ谷 双葉の三人による連携によって撃破された。 Ⅰ音声魔術 『人面』の口から、赤子と老人が同時に叫ぶかのような異質な叫喚と共に、『固体化した音撃波』を放つ。 水面に広がる波紋のように、『黒い半輪』が前進するにつれて広がりながら飛んでいくものだ。 これは攻性の音声魔術によるものであり、触れた箇所に激しい振動と衝撃をもたらす。 Ⅱ『塔』 そしてこの≪アラネトリス≫最大の特徴にして最強の武器が、身に背負った『捩れ黒塔』だ。 塔表面の『“目”のついた赤い突起』は、『塔』から切り離して『ミサイル』のようにして射出することが出来る。 射出された後に衝撃が加えられると、中に凝縮された魔力が爆発して、かなりの熱と爆風を発する。 更に『ロックオン』機能も備えており、攻撃対象の足元に追尾する『赤いサークル』を出現させてから放つことで、 微弱な誘導性能をミサイルに持たせることが出来たのだが──能力者達の機転によってその発動は防がれた。 追い詰められると、『捩れ』が元に戻るかのように、逆方向に捩れるようにして回転しながら塔が伸長する。 それによって『赤い突起』の数を増やし、一度に射出できる『ミサイル』の数を増やすことが出来るが、 その反動に耐えるべく脚を地面に突き刺して身体をその場に固定する必要があるため、隙は大きくなる。 Coffee Break『名の由来・元ネタ』 『アラネトリス(Araneturris)』と言う名前の由来 古羅語(古ラテン語)で『蜘蛛』を意味する『Aranea(アラネア)』と、 同じく羅語で『塔』を意味する『Turris(トゥルリス)』を組み合わせた造語。 ちなみに、「殻塔蠱」は「カクトウコ」と読みが裏設定的にあります。 デザインの元ネタ ベースは、ライトノベル版『ぼく○の』に登場する《蜘蛛》に影響を受けたもの。 更なるインパクトを出すために、蟷螂の手と『黒塔』を付け足してみた結果生まれました。 No.21 ≪赫昏鴉≫フラマトルム -Flammatrum- 体長:196cm(本体)/260cm(黒狼) 体重:79kg(本体・鎧抜き)/148kg(黒狼) 純白の貫頭衣を纏いし天使を模ったようなデオフォル。 但しその頭部は巨大な鴉の骸と化しており、背の翼は血で染まったかのような真紅である。 獅子の如くに巨大な黒狼に跨って現れ、炎を自在に生み出し操る事が出来る。 能力者のような強い力を持つ者を相手にする際には、この黒狼が『漆黒の炎』へと姿を変えたのち、 『闇色の鎧』と『血色に輝く禍々しい長剣』となってフラマトルムの武装と化す。 後述する『錬炎術』と相まって、その戦闘力は非常に高い。 本来ならば『使役される側』である筈が、どういった訳かこのデオフォルは、 少年の姿になったゲーティアと思しき人物を、追跡・殺害せんとしていた。 しかし、現れた〝教会〟の異端狩り、ルージュ・コアントローに撃破される。 Ⅰ『練炎術』 フラマトルムの持つ異能──『炎を金属に、金属を炎に変える力』 炎と金属の中間──金属の質量を備えつつ、且つ炎の流動性を持った状態で展開する事も出来る。 丁度『水銀』のような状態に近い。まるで水の如くに、炎が“飛び散ったり”、集まって一つの炎になったりと変幻自在。 対ルージュ・コアントロー戦の中では、『炎』を『鋼の矢』に変えて射出、 相手の身体に刺さったその『矢』を、再び『炎』に変化させてその身体を蝕むように灼く等の使い方が成された。 Coffee Break『名の由来・モデル』 名の由来 ラテン語で『炎』を意味する『Flamma(フランマ)』 同語で『黒いもの』を意味する『Atrum(アートルム)』 その二つを無理やりくっつけた造語。 モデル 『ソロモン七十二柱』が一柱、『アンドラス(Andras)』と呼ばれる悪魔がモデル。あくまでモデル。 序列六十三番、三十の軍団を統べる大公爵。その姿は、天使の身体に黒い鳥の頭部、 鋭い剣を手に携えて、黒い狼に跨っているとされているそうです。 曰く、破壊の化身。隙あらば召喚者すらも纏めて皆殺しにすると言う恐ろしいヤツ。 No.22 ≪唖奏徒≫レステイーゼ -Lesteize- 【Seal of Lesteize】 『序列ノ四十九』。「声亡く奏でる者」 曰く、「狂える異界の音階概念に受肉させた、怨嗟の形〟」──とのことだが…… 表面上に無数の銀ジッパーがなぞった闇色のロングコートに身を包み、純白のタクトを持った長躯。 露出した頭部の皮膚は酷く焼け爛れており、その唇は赤い糸で縫われて塞がれている。 左目に黒い眼帯をしており、大きく見開かれた紅い右目のみの隻眼である。 リリセールによって使役され、少年化していたゲーティアを襲撃、彼を殺害?した。 しかし、その後に訪れた曇華と戦闘し、敗北。最終的には、彼の持っていた魔導人形インディアンズの手によって滅ぼされた。 Ⅰ旋律念動 〝狂奏の手繰る心無き魅了〟 レステイーゼの持つ、強力な念力。 ただしこのレステイーゼの場合、通常の念力とは少し異なる。 この『旋律念動』は、ある『特殊空間の内部でのみ作用する念力』であり、 タクトを振るうことで特殊空間の塊を生成し、それを飛び道具の要領で飛ばしている。 この特殊空間の塊は透明だが、周りの空間を歪ませるため、眼に捉えることは可能。 発生するときにはバイオリンの音色が響き、さらに一直線にしか飛ばないため、攻撃の予測は容易だ。 No.23 ≪穹堕天≫カウェルレ -Cawelle- 体長:201cm 体重:65kg やや青みがかった鉄色の積層装甲を全身に纏った、枯れ木の如き痩躯。 頭部は『大鷲の骸』の其れと化しており、眼孔の奥に紅い光を灯らせている。 携えるは身の丈程もあるような長大な薙刀──そして蒼き炎を自在に生み出し操る力も有しており、 戦闘機の如くに洗練されたフォルムを持つ鋼の板(ホバーボードらしきもの)に乗って空を駆ける異端の者である。 リリセールが、とある街を襲撃した際に使役し、居合わせたカイ=スケイプヴェルトを強襲。 加熱していく戦いの中、最終的にはその魂までもを燃やし尽くして消滅する。 Ⅰ『異能解析』 カウェルレの背中からは、鏃の付いた二対四本の鋼線が生えるが、 これらは意思を持った蛇のように伸縮自在で、相対する能力者を穿たんとして鋭く伸びる。 この鏃が体内へと刺さると、カウェルレはその細胞から情報を読み取り、相手の持つ異能を『解析』し始める。 鏃の殺傷力自体は低いが、相手の能力名からその効能に至るまでを読み取り、 確実に相手を殺戮せしめんとする為、その弱点を割り出して必勝の戦略をシミュレートするのである。 Ⅱ『凍焔』 カウェルレが発火能力《パイロキネシス》の他に有しているのが、『生み出した蒼炎を氷に変える力』だ。 『炎⇒氷』は勿論のこと、『氷⇒炎』への形態変化も自由自在で、かなり応用性の高い能力であった。 一見すると『炎が凍った』かのように見えるが、正確には『炎がその形を保ったまま氷へと姿を変える』のである。 辺りで赫灼と燃え立つ炎の紗幕が一瞬のうちに氷へと変貌する様は、 まるで時を止められたかの如き錯覚すら覚えそうな、壮大な光景になる。 Coffee Break『名の由来』 名の由来 空を駆ける異形──空と言えば、蒼。 羅語で『青色の~』を意味する『Caeruleum(カエルレウム)』という語をもじって生まれた造語。 カエルレウム、カウェルレウム、カウェルレゥム、カウェルレンム、カウェルレ──ね、簡単でしょう。 No.24 ≪貎禽爵≫セヲク -Sewok- 【Seal of Sewok】 その姿は、紅い瞳をした黒豹の頭部を持つ、人身獣頭の異形の者。 紫黒色と白を基調とした騎士服を纏い、背には鷲のような灰褐色の翼が一対生えている。 装備は、左の腰元に下げられている、黄金色の鞘に納まった一振りの長剣のみである。 デオフォル登場回数24回目にして初めて、『序列』の『五十六番目』、 更には『侯爵』であるなどといった言及がなされたが──その詳細は未だ不明である。 闘争や決闘を何よりも重んじる節があり、他の個体と比べると、邪悪さというものは殆ど持ち合わせていなかった。 純粋に、潔く、闘いそのものに価値を見出し、剣と剣が抱擁する様を愛してやまないような武闘者であった。 ランディア古闘技場にて、召喚者もいないのに、ひとりでに『小鍵』から抜け出すようにその姿を現した。 そしてたまたまその場に訪れたエルヴィアを決闘に巻き込んで、結局は敗れたものの、満ち足りた様子で滅びた。 ⅠBlade=Breed 『ブレイド=ブリード』。一言で言い表すならば、“剣から剣を生み出す能力”である。 一振りの長剣を二振りに増やし、二振りの剣を重ねれば一本の大剣が生まれ、大剣は無数の短剣へと姿を変える。 黒豹のようなしなやかな躍動と、そして時には猛禽の翼で空を舞い、 鍛え抜かれた身体と、これらの生きた剣を振るいながら、彼は闘争へと埋没していく。 Ⅱ小さな墓標 彼はその肉体が散った後、自らの魂を小さな一つの短剣に変えて、勝利者であるエルヴィアへと遺した。 小指ほどの大きさの、白銀のアクセサリーである。鍔には翼が、柄尻には豹の頭がそれぞれ彫刻されている。 それにはこの侯爵『セヲク』の、魂の欠片が託されており、念じれば彼の力の一部を借りることが出来る。 〝気高き剣の抱擁を何よりも重んじる時、我は汝に剣の祝福を授くだろう〟〝その大いなる鷲の翼は、何者よりも疾く舞い、何物よりも鋭く裂くものである〟〝汝恐れるなかれ。満天を駆ける汝は、その時、剣が裂く音の意味を知るだろう〟 効果は、以下の通り。 戦闘中に一度だけ(一レス限り)、白銀の剣によって構成された翼を、背に纏うことが出来る。 それを用いれば、空中を自由に、そして素早く駆けることが可能になる。