約 5,086,071 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2683.html
赤い月が天窓に浮かぶ屋敷の広大なエントランスにて、銀色の輝く番犬が月光に照らされて鋭利な牙を光らせた。 その牙の先には床から壁から角から天井からと縦横無尽に跳び回る黒色と紫色の不躾者。 不躾ながらも一筋縄では往生しない実力者であるらしく、青いツインテールの彼女は既に何本もの番犬の牙から逃げ切っている。 されとて犬達の戦意は意気揚々と怖れず止まらず諦めずの精神を以て不躾者を仕留めてみせんと空を切った。 金属同士が鎬を削り合う際の荒い音が西洋風の屋敷の中で舞い踊ってはそそくさと舞台の外へ立ち去る。 既に何百と繰り広げてきた無骨な音の舞踏会は、しかし一人の役者と力不足によって台無しにされようとしていた。 ほんの僅かな隙、それこそ高名な評論家であっても見逃すであろう奇跡の隙間を番犬の一本が通り抜ける。 不躾者が自身の失態に気付いた時にはもう遅く銀色をした牙に腕一本を噛みつかれてしまう。 不意に受けた攻撃に反射的に動きを止めてしまった時にはもう遅く、番犬達の操り手であるメイドが静かに語り掛ける。 「殺人ドール。」 ミニスカートのメイド服を着たハウリンの宣言と共に服の袖から十本ほどの銀製ナイフが跳び出す。 少しの間ハウリンの傍に浮かんでいたナイフは、やがて犬の手を借りる事も無く独りでにストラーフへと襲い掛かる。 全てのナイフはその肢体を突き刺し刃の銀の光が暗闇に溶けていたフブキ型武装の黒と紫の色を明確に照らす。 本来なら今の一撃で決まっていたのだが、そうならなかったのはストラーフがナイフの一部を弾き飛ばしたからだ。 対戦相手の冷静な判断に敬意を称しつつもしかしながらハウリンは手を止めずに同じ技で雪崩れの如く押し崩しに掛かる。 「殺人ドール。」 十本の番犬が再び襲い掛かる。 さながら影の悪魔を仕留めんとする銀色の光弾にストラーフはハウリンを見据えたまま後ろへと跳んだ。 バックステップを踏んだ程度でナイフは避けられない、後ろへと跳んだのは前へと進む為だ。 鉤爪のような形をしているフブキ型のフットパーツと屈指の強力を誇る副腕であるチーグルを以て屋敷の壁に着地する。 そしてほんの一瞬、両脚と副腕を屈ませて、ほんの一瞬でも十分に溜まり切る力を解放し思い切りハウリンへと跳び掛かった。 だがそれは先に放たれた技であるナイフの群れの中へと踊り込む事を意味している。 そんな事は常々承知しているストラーフは必死の覚悟と共に素体の両腕で急所となる頭部と胸部のみを守る。 右目を貫かれようとも喉元を食い破られようとも腹部を刺し穿たれようとも太腿を噛み千切られようとも止まらない。 二体を隔てる距離が神姫一体分となりハウリンを射程距離に捕らえたストラーフは副腕を振り上げる。 「デモニッシュクロー!」 例えナイフを無尽蔵に貯蓄している不可思議なハウリンであってもこの必殺の悪魔の爪は避けれず防げない。 そう確信して放っていたのだがその爪がメイド服を切り裂く寸前、ハウリンの姿が忽然と消えた。 「!?」 瞬間移動や超スピードといったチャチな類では一切無く何の前触れも無く居なくなった。 一人その場に残されたストラーフは何が起きたのかすらも理解出来ず周囲を見渡しハウリンの姿を探す。 だがどこにも居ない、そう思っていた矢先、彼女は、ストラーフの後ろに居た。 「ようこそ私の『世界』へ。そして、永遠にさようなら。」 「なっ…!?」 ストラーフは下方向を除く百八十度全方位を優に百を超える無数のナイフに囲まれている事の気付く。 催眠術や超スピード等チャチな物では断じてない現実にハウリンは終わりを告げた。 「幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」!」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ!」 嵐の様なナイフが我が一番ナイフだと言わんばかりの猛烈な勢いでストラーフへと殺到した。 百を超える凶器に囲まれつつもストラーフはその眼の希望を夜闇に沈ませる事無く全身全霊を以て拳を振るい弾き飛ばす。 それでも尚、一本のナイフが肩に突き刺さり、一本のナイフが胸に突き刺さり、一本のナイフが副腕の接合部を破壊する。 「粘るわね…なら、駄目押しにもう一本!」 ハウリンが手を翳すとその手に何処からともなくナイフが現れる。 親指と人差し指で弾くように投げられたナイフは先行しているナイフをかい潜ってストラーフへと向かう。 ストラーフは先ずそれを弾き飛ばそうとし腹を殴ったが何故か奇妙な方向へと跳ねてそのままストラーフの頭部へと突き刺さった。 弾き飛ばされる事を計算に入れてナイフを投げたのか、そうだとすれば神業的な投擲技術である。 頭部を貫かれ両腕の動きが止まり抑制を失ったナイフに襲われ玩具の海賊船長の様な姿になったストラーフは崩れ落ちる。 だが崩れ落ちる寸前、手に持っていたハンドガンが火を吹いてハウリンの右肩を貫く。 完全に力尽きたストラーフのポリゴンの像が掻き消える瞬間にはあれほどの数のナイフは全て何処かへと消え去っていた。 勝者として一人残ったハウリンにジャッジマシンが祝福の判決を下す。 『ウィナー・サクヤ』 「最期まで勝利を望んでいたのね。貴方のその勝利への執念、このサクヤ、認めましょう。」 撃ち抜かれた右肩を抑えながらもメイドのハウリン、サクヤの姿が消え、そして誰も居なくなった。 …。 …。 …。 『刃毀れも大分ここに慣れてきたわね。』 バトルを終え、意識を現実世界の素体へと取り戻したイシュタルへと向けられた、サクヤの第一感想がそれだった。 黒野白太とイシュタルが今利用しているページは公式大会に出られない様な色物神姫とそのマスター達が集まる場所である。 偶然にもその場所の存在を知った黒野白太は一度そこでのバトルを覗いて以来、刃毀れというHNを使い色物神姫達との対戦を繰り広げていた。 今回の対戦相手、ハウリン型のサクヤは色物神姫達でも比較的穏やかな人物であり何度も戦っている強敵(とも)である。 そんな彼女にとって知り合いの成長と言うのは例えインターネットの回線を通しパソコンのモニター越しにしか知らなくとも嬉しいものらしい 『まぁ、もう百回は戦って負けてますからね。嫌でも慣れますよ。』 『大抵の神姫やそのマスターはここの連中と一度戦っただけでトラウマになるんだけど。負け慣れているのね。』 『ちょっとカッコ付けた台詞を言った後で結局負けた事もありましたから。そんじょそこらの敗北じゃ僕の心は傷付きませんよ。』 『それって竹姫葉月との戦いの時でしたっけ?』 『知ってるんですか?』 『御嬢様がテレビで見ていたのよ。』 『あぁ、成程。』 そう言えばあの大会の場にテレビカメラらしき物が回っていたような気もする。 黒野白太は眼中にしていなかったがあの大会には竹姫葉月以外にも高名な神姫プレイヤーがいたのかもしれない。 『でも、どんなに負けてもカッコ付けるのを止めない、そんな貴方に惹かれる人や神姫も居るのじゃないかしら。』 『居るとすればとんでもない根暗ですよ。僕、ファンレターとか一枚も貰った事ないですし。』 『貴方、手紙とか貰っても絶対に返さないでしょ。』 『勿論ですとも。ファンは自分の気持ちを伝えたくて手紙を送るのだから別に返さなくてもいいでしょう?』 悪い方向に歪みが無い黒野白太にサクヤは「やれやれだわ。」と扱いに困る子供を見る年上の女性のように優しく微笑む。 『それにしても前もその武装を使っていたわね。気に入ってるの?』 『ストラ・クモの事ですか。』 『ストラ・クモ?』 『初めはクモをイメージして組み立てたんです。ストラーフ型・クモ武装。だから僕は略してストラ・クモと呼んでいるんです。』 『実際の動きはバッタよね。ストラ・バッタにした方がいいんじゃないかしら。』 『その辺りちょっと気にしてるんですよ。後、ストラ・バッタじゃなんかカッコ悪いから嫌です。』 彼等が言う武装とはフブキ型の防具に初代ストラーフのリアパーツであるチーグルを組み込んだ武装の事である。 副腕で壁や地面を殴りつけて出す瞬発力と的確に相手の弱点を狙う柔軟性に重きを置いており急加速と急停止を繰り返す事で相手の撹乱させる戦法を主としている。足場となる物が多い屋内や障害物が多いステージでは無類の優位性を発揮し床と言う床を壁と言う壁を跳び回る姿は正にバッタと呼んでもいいだろう。 尤も黒野白太本人は初めはそういった特性に気付かず「クモっぽい」という理由から組み立てたものなので実際の性能がどうであれクモと呼ぶ事に固執しているのだが。 『でも、中距離から一気に近付いて斬りつけるのは僕好みの戦法なんです。機動力は低いから今回みたいにガン逃げされると厳しいですけど。』 『移動スキルや広範囲攻撃スキルで補うのはどう?』 『それは考えたんですけどストラーフ型ってSP低いから移動に使うと攻撃の方が疎かになるですよ。』 『ならチーグルは止めてFL017リアパーツを入れたら? グリーヴァと一緒なら高威力なスキルも発動出来るでしょう。』 『スキルは魅力的ですけど、あれ、重いんですよ。単純なパワーもチーグルに劣りますから瞬発力も下がりますし。』 『成程。良く言えば一長一短、悪く言えばままならないってことね。』 『そう言う事です。それでも今の武装を使っているのはヴィジュアルがクモっぽいからですよ。』 『動き方はバッタなのに?』 『あれは、バッタみたいな動きをするクモです。』 頑なにクモだと言い張る黒野白太であったが、ふと、デスクトップの向こうからくすくすと笑うサクヤの声が聞こえてきた。 『どうしたんですか?』 『今更だけど、貴方って普通よね。』 『普通?』 『そう。あの武装がいいかな、この武装がいいかな、なんて悩むなんて、まるで普通の神姫マスターじゃない。』 『そう言えばサクヤさんの武装はずっとメイド服とナイフですよね。時々魔法使ってきますけど。』 『むしろここではそれが普通よ? あらかじめ一つか二つ置く武装を決めて、それを重点に究める。沢山の武装を買うよりも一つの武装を改造した方が安上がりで済むし。』 『そのくせ、ここの人等は欠点無いですからねー。接近戦も格闘戦も銃撃戦も制圧戦も空中戦も海中戦も全てこなす上で何者も勝てない長所を持っている。サクヤさんも含めて異常者揃いですよ。』 『はっきり言うわね。否定しないけど。でも私達から見たら貴方の方が異常なんだけどね。』 『そりゃまぁ貴方達にとって僕の異常が普通ですし。』 『そういう意味じゃないわ。異常な武装を使う私達に普通の武装の貴方は勝とうとしている。普通なら異常には勝てないって諦めるはずなのに。実力差が分からない程、貴方は馬鹿ではないでしょう?』 『いや、だって勝ち負けに普通とか異常とか関係無いじゃないですか。』 『関係有るわよ。だって貴方、私達に一度も勝った事ないじゃない。』 『関係有りませんよ。普通が異常に勝てないって誰が決めましたか? 普遍が特別に勝てないって誰が決めましたか? 勝つ方が勝つ、それだけです。』 『じゃあ貴方はまだ私達に勝つつもりなの?』 『当たり前です。んでもってその時は今まで見下しやがった貴方達を指指して全力で笑ってやります。』 『性格悪いわね。じゃあその時まで私達は貴方を笑っていてもいいのかしら?』 『どーぞどーぞ。僕は特に気にしませんし。』 あっけらかんと言う黒野白太であるが、サクヤは笑わなかった。 『やっぱり貴方は充分に異常だわ。…勝利なんて何の価値も無いだろうに、何でそんなものを求めるの?』 『僕は勝ちたいだけの武装紳士です。勝ちたいから勝つ、それ以外に意味はありませんよ。』 『イシュタルも同じ意見なの?』 サクヤに話を振られてそれまで黙っていたイシュタルが返事をする。 『私はマスターのようには考えてはいないな。勝利だけでなく敗北にもまた価値があると思っている。それに私達が君達に勝つ日は無いだろうとも思っている。』 『じゃあ何で刃毀れを止めないの? 勝利以外は無価値だって言う刃毀れにとってここでの戦いは無意味じゃないの?』 『私が神姫だからだ。マスターは私の勝利を信じている。それが例え幼子の夢のような無根拠のものであっても、それに答えるのが神姫というものだろう?』 武装する神姫、武装神姫、その在り方は、ただひたすら、勝利を望むマスターの為に勝利を。 イシュタルの答えにサクヤはハッとなったようだった。 『驚いたわ。貴方達にもちゃんとした絆があるね。勝利で結びついた絆が。』 『果たしてそれを絆と呼んでいいのかと疑うがな。私のマスターは格闘技はやってないし手先は器用ではないし頭も良くし友達も居ないからバトルの大体は私は任せだ。むしろ無能とも言っていい。』 『うっわ、ひど。事実だから別にいいけど。』 『それでも私は貴方達に絆があると見るわ。確かにそれは歪ではあるけれどね。』 『サクヤさんはどうなんですか? 貴方のマスターと会話した事ないんですけど。』 『私には御嬢様がいるけど、御嬢様はマスターではなくオーナーね。人間じゃ私への指示が間に合わない。』 『サクヤさんですらもですか。サクヤさんですらそうなら、ここの利用者は皆、そうなのかもしれませんね。』 『そういう意味でも貴方達は異常なのかもね。マスターと神姫が一緒になって戦う普通の武装神姫。…ちょっとだけ羨ましいわ。』 『でも僕は適当に武装させたり指示出してるだけですし、イシュタルは勝手に動いているだけなんですけどね―。そのせいで結局は勝てませんし。』 『でも刃毀れはイシュタルを信じているんでしょ。』 『…まぁ、マスターが神姫を信じてやらなくて誰が信じてやるんですか。べ、別に勘違いしないでよね! ホントはイシュタルの事なんて何とも思っていないんだから!』 『男のツンデレって気持ち悪いわね。』 『同感だな。』 『言わないでください。自分でも本当に面倒臭い性格だって自覚しているんですから。』 神姫二体から罵倒されパソコンのデスクトップに向かってがっくりと頭を垂れる(一応)神姫マスター、黒野白太。 『でもハッキリ言って、僕が貴方達に勝てる可能性は零ではないと思っているんですよ。』 『あら、どうして?』 『ハッキリとした根拠は無いんですけどね。最強の武装はあるのかもしれませんが、無敵の武装は無いと思っているんです。何事も一長一短と言う一般論ですね。』 『私にも短所はあると言うの?』 『ありますよ。サクヤさんのナイフの量は確かに脅威ですけど所詮はナイフです。剣や銃弾で直接的に弾いたりするのではなく、爆風などで間接的に吹き飛ばせばいいのではないのでしょうか。』 『…成程。まぁ、間違ってはいないわね。』 『付け加えれば貴方達にはマスターが居てイシュタルには僕が居る。これもまた大きな違いです。』 『バトルにおいて人間の指示を聞くよりも神姫が自分で考えて動く方が効率がいいわよ?』 『それはそうですけどね。でも状況に対する柔軟性は僕達の方が上だと思っています。イシュタルが思いもよらなかった戦術に僕が気付くかもしれません。その逆も然りです。』 『でも貴方、無能じゃない。』 『一寸の虫にも五寸の魂です。』 『うちのマスターは自分が凄いと思っている誇大妄想野郎だからな。』 『イシュタルって容赦無く刃毀れを罵倒するわよね。』 『こんな奴を尊敬しろと言う方が無理だろう。』 『そのくせ刃毀れの為にバトルする事に迷いは無いと。』 『残念ながら私は刃毀れの神姫だからな。私が人間だったら知り合いにすらなりたくなかった。』 『イシュタルのLove度は-255です、はい。』 『カンストしてるのね。マイナス方向に。』 等と、和気藹藹と(だがこの中に人間は黒野白田一人しかいない)雑談をし、途中、サクヤが胸元から金色の懐中時計を取り出し、時間を見た。 『もうこんな時間。そろそろおゆはんの支度をしなくちゃ。』 『あ、そう? じゃあばはあーい。』 『出来たらまた今度、料理のレシピを送ってくれ。サクヤの料理は本当に上手い物が出来るからな。』 『分かったわ。それじゃあね。』 パソコンのモニターの向こうから、サクヤの姿が消えた。 それを確認した黒野白太もまた表示されていたページを閉じデスクトップに表示されているアナログな時間表示を目にする。時刻は約六時四十三分、窓から差し込んできた黄色味を帯びた光が満腹神経が刺激され内臓が言葉には出さずとも空腹を訴えかける。 立ち上がった黒野白太に合わせてイシュタルは彼の右肩に飛び乗って座った、そこが彼女の指定席であるからだ。 「じゃあ僕達もそろそろ夕御飯にしようか。今日は何作るの?」 「親子丼とごぼうのサラダ。昨日、卵が安かったからな。」 「分かった、じゃあ僕は親子丼の方を作ろうかな、サラダの方は任せたよ。」 「前みたいに弱火で加熱してしまい卵を発泡スチロールの屑みたいにしてしまわないようにするなよ。」 「分かってるって、強火で一気に、だよね。」 トントントンと小刻みの良い音の後に、ジュウジュウとフライパンが働く悲鳴の音が部屋に響いた。 神姫がマスターを見下し、神姫が罵倒し、神姫が戦い、神姫が勝利し、神姫が料理を考え、神姫が調理をする。 武装だとか戦法だとか実力だとかは普通なのかもしれない、けれどこういう日常も充分に異常で、けれど悪い物ではないと黒野白太は考えていた
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1239.html
考えている、アタシこと豊嶋神無は考えている。誰の事を? それはまあ、彼女・・・じゃなくて彼の事を。 「だってさあ、男の子なんだよ?」 数学の吉田先生の方程式をガードするようにノートを立て置き、そんなふうに呟く。はっきりとしない感情。窓際席ゆえの暖房と、意外に暖かい冬の日差しの二重奏にぼんやりするのとはまた別の、良いような悪いような心地。 微音、叩。 「神姫って普通、女の子じゃないの・・?」 ロウの姿を思い浮かべる。顔の造形は女性的。あまり詳しくはないけれど、普通の神姫と変わりはないように見える。けれど、胸はない。父さん曰く「強化改造の影響」ということらしいけれど、そうじゃない気がする。まあ、男か女かなんて、“下の方”を調べてみればわかるはずなんだけど・・ 「できる訳、ないじゃない・・・」 ただ“その辺り”を見つめるだけだって何か恥ずかしいから、わざわざロウ用のショートパンツ作った位なのに、そんな事したら恥ずかしくて死んじゃうよ。 微音、叩、叩。 「大体、触るのだって怖いのに・・・」 ロウは普通の神姫より頑丈らしいし、その手足、後【背中の手】は大きいけど、首とか二の腕とかなんてちょっと触ったら折れちゃいそうなほど細い。すぐ痛がらせちゃいそうで触れない。でも、あの髪くらいなら触っても大丈夫かな? でも、何かヘンな事言われそうで、それが、また、怖い。 「・・・でも、今日手に触っちゃったんだよね・・・。あんな事くらいで喜んじゃって。そう言えば、ショートパンツあげた時もバカみたいに喜んでて・・・」 微音、叩、叩。軽音、叩、叩。快音、叩叩叩叩叩。 「・・・ってうるさいなあ、さっきか・・・ら?」 その音がした方を振り向く。それは窓の方、よく考えればアタシが窓際、しかもここ3階、つまり人がいる訳ない方向。振り向いたら確かに人は居なかった。でも、“居た”。 快音、叩、叩叩。 「・・カンナっ!」 「・・・え、ロウっ!?」 直ぐさま窓の鍵を外して、そっと開く。と・・・ 「カンナぁっ!!」 「うわっ!?」 急、飛込。回避。 「おりょ!?」 通過落下転倒、横転横転、巻込横転薙倒横転転倒横転、横転横転横転。 「きゃあっ!?」 「なんだぁ!?」 「うわ、机が!?」 横転激突、停止。 「ううううぅう・・・」 「・・・ロウ、あんたって・・・」 窓からアタシ目掛けて飛びかかってきたロウを避けたら、ロウはそのまま教室の中に突っ込んで机を吹っ飛ばし、クラスメイトの足を引っかけ、ホコリを巻き上げながらすごい勢いで転がって、教室の反対側の壁で止まった。ノートも教科書も机も椅子も薙ぎ倒されて、教室はメチャクチャ。クラスメイトのあびきょーかんの声。どういう勢いで飛んできたの、あんた。 「豊嶋さん! これは一体なんです!?」 「あ、吉田先生! ええと、まあ、うちの犬です」 「犬ぅ?」 「あー、いたかった。カンナよけるなよ~」 「犬って、神姫じゃん、これ」 クラスメイトが指摘する。いやまあそうなんだけどそうじゃないと言うか・・・。 「・・・ところでさ、ロウ、何しに来たの?」 「カンナのべんとーとどけに!」 確かに大きな手の中にアタシのお弁当箱が握られてる。とりあえず近づいてそれは渡して貰う。 「・・・で、用が済んだなら早く帰る!」 「は~い!」 疾走、跳躍、飛込、消。 また同じ窓から、ロウは北風みたいに飛び出していく。あんまりに唐突な出来事に、誰も声が出せないみたい。 「・・・ええと、まあ、ごめんなさい」 残りの授業時間は、お説教と教室の片づけだけで終わった。 「まったく、あいつったら・・。夕飯ヌキにしてやる」 「まあ、そのお陰で神無はお昼抜きにならなくて済んだんじゃない」 「このぐっちゃぐちゃの寄り弁見てもそんな事言うの?」 机を向かい合わせにしていた秋子にそう言い返す。ご飯とミニハンバーグとポテトサラダとオレンジが混ざっててすごい味がするんだよ、これ。 「でも、神無が神姫持ってるなんて知らなかった。あ、でも犬飼ってるって言っていたね。それがあの神姫?」 「うんまあ・・・。でもあの武装神姫っていうの? あれはしてないよ」 でも、神姫の事であんまり騒がれるのが嫌だったので、秋子も含めて学校では誰にもロウの事は言ってなかった。神姫って高いらしいから、知られると特に男子が騒ぐんだよね。大体あいつみたいなやっかい者の事を人に知られたら恥だし・・・って遅いかもう。 「確かに、神無がそういう事するようには見えない。まあ、私もそうなんだけど」 「え? 秋子にもいるの、神姫?」 「ええ。兄のお下がりみたいなものが、1人」 「どんな性格なの?」 「可愛いよ、人なつっこくて。でもちょっと頑固な所がある」 「ふうん、うちのロウよりはまともみたい」 「そうでもないのだけど・・。でもそんなに変なの、あの神姫?」 「うん、すごく変。だって“男の子”なんだよ? それに騒がしいしものは壊すしごはん犬食いだし・・・」 「男の子? そんな事もあるの?」 「あるみたい」 「ふうん。でもそう、“男の子”ね・・」 「?」 「なあなあ!! あの神姫って豊嶋のものなんだろ? カッコイイな!」 「へ!? あ、うん?」 突然、甲高い声が耳元を直撃。見上げると居たのはクラスメイトの男子。ええと確か相原武也君(男子の名前なんて全員は覚えてないや)。いきなり馴れ馴れしく話しかけられて、ちょっとびっくりする。 「俺も神姫持ってるんだけどさ、あのハウリン、見た事もない武装だよな? 何処で手に入れたんだ? バトルやらないか?」 「いや、あれ父さんが会社から連れてきた試作品?だから売ってないし、そのバトルってのもちょっと出来ないんだよね。アタシはマスターとか言うのじゃないし」 「え!! 豊嶋の親父って神姫メーカーに勤めてんの? 嘘!? 何か非売品パーツとかも貰えるの!? いいな、俺にも少し分けてくれないか?」 あ、やばい言っちゃった。だから神姫の事言わないでいたって言うのに。 「いや、そういうのはちょっと・・・」 「じゃあ、バトルだけでもしない? レギュレーションがマズイならフリーバトルでいいしさ。あ、もちリアルバトルは無しな、今修理中のパーツがあるしセッティングも・・」 「いやだからムリなんだってば・・・」 なんかよくわかんない単語の連続と、そもそもよくわかんない男子に話しかけられるウザさでちょっと嫌になる。けど相原君のこの勢いをどうやって止めれば・・・ 「・・・私の神姫で良ければ、会わせてあげてもいいわ。直接、バトルは無理だけれど、装備やバトルデータ共有で参考にはなると思う」 「何? 法善寺も神姫持ってるの!? だったら・・今度お前んちに行ってもいい?」 「え、あの、いやそれは・・・」 「お~い武也、体育館行こうぜ!」 「ああ、今行く! じゃあ、法善寺また後でな!」 そう言って、友達に呼ばれた相原君は教室から走り去って行った。 「う~ん、言うだけ言って帰るし。でも、良かったの秋子? あんな事言っちゃってさ」 「・・・私の神姫、ちょっとバトル嫌いなだけだから」 「いやそうじゃなくって相原君を家に呼ぶって話。秋子って、男の子と遊ばないでしょ普段。神姫の事も隠してたんだから、そっちに興味ある訳でもなさそうだし。アタシを庇ったって言うなら後でアタシが断るよ?」 「そうじゃないの。ただ、ちょっと相原君に興味があるだけ」 「・・・あ、なるほど。秋子って相原君好きなんだ」 「・・ちょっと、興味があるだけだって」 クールな秋子が珍しくしおらしい顔を見せる。そういうのまだ興味ないんだって思ってた。でもそんな事も無いよね。 「うん、わかった。出来る事があったら応援するよ」 「それはいいけれど、神無は、自分の事も考えた方が言いよ」 「へ? どういう、意味?」 「え!神姫での犯行だったんですかあの窃盗!!」 豊嶋甲の裏返った声が、BLADEダイナミクス第4研究部に木霊する。周りの部下に変な目で一瞬見られるが、部長が変なのはいつもの事と、すぐに視線は消える。 『ああ、私がずっと犯人を追っていたんだ。そちらの方は処理出来たんだが、それよりちょっと気になる事があってな』 甲がパソコンに写した複雑な面持ちを知ってか知らずか、ボイスチャットの相手は少し重い声色に変わる。 「気になるって、もしかして犯行に使われた武装神姫の事ですか、“ファナティック”さん?」 甲は画面の向こうの低い電子音の主、ネットハッカー“ファナティック”に問いかける。“彼”はハッカーとは言え通常のそれとは毛色が違い、メーカー等関係者への有用な情報提供、ネットに漂う違法神姫サイトのクラッキングなど、MMS、特に神姫を守護する存在として有名だった。甲自身も研究の支援を受けた経緯があり、“彼”には無二の信頼を寄せていたのだ。 『いや、それを破壊した者の事だ。お前の神姫、確かロウ、と言ったな』 「ええまあ。ってロウがどうかしたんですか?」 『そのロウが、犯人の神姫を破壊した』 「へ!? ロウが!? そういえば庭に何か居たとか・・・でも何も無かったしなぁ・・・」 『それは私が回収した。犯人を追跡する途中で、その現場を目撃したんだ。どうもお前の家に盗みに入る所を、ロウが阻止したらしい』 「うちに盗みに? 本当に入ってたのかよ・・・」 『問題は其処じゃない。その神姫が、“自分の同類である神姫を何の躊躇いもなく破壊した”と言う事だ』 「・・・どういう、事ですか? 大体ロウはそんな凶暴な訳ないし・・・」 『その神姫は、“神姫を認識していない”。認識していなければただの人形と同じように“壊せる”。それどころか下手をすれば人間にも危害を加える可能性がある』 「う、嘘でしょ!?」 思わず甲は画面にかぶりつく。 『その神姫は、論理プロテクトが外れている可能性がある。いや・・適応されなくなった、とでも言った方が正しいか。確かその神姫は、自分の事を“男”と思っていると言っていたのだったな?』 「変な話だと思うけど、別にいっかと思ってたんですが」 『・・・普通はもっと怪しむがな。ともかく、そいつにお前は「留守中の家を守れ」と言ったのだったな』 「ええまあ、犬だし、昼間うちは蒼とロウしかいないから、家を守るのはお前の役目だって言ったけども確か」 『つまりはその“家を守る”為なら誰を傷つけても何とも思わないという事だ』 「そんな! そんな事、出来る訳・・・」 『“人間”ならば家族を守る為になりふり構わず、なんて事は普通だろう? いや、もっと残酷な手段であろうと日常茶飯事ではないか? “G・L”に感染しているとすれば、そんな事も有り得るんだろうな』 「へ? “G・L”って何のことで?」 『後で話す。まずは確認してからだ。今からその神姫に会う』 「ロウに会うって・・・」 『お前の家が近いと判ったからな、もう家の近くに来ている。もうすぐ・・・』 「もうすぐ・・・ 来たわね」 塀の上を歩いて来る影を見つけ、アニーはボイスチャットを一旦保留する。【玉座】を操作して、緩い速度で、その影へと近づく。 「ガッコってとこ、おもしろそーだな、カンナもいるし。もっといたかったけど、でもカンナがかえれっていうし・・・」 「はあい、あなたがロウ君ね」 「? あんただれだ? ロウとおんなじか? おんなじみたいなにおいがする」 「・・ふうん、自覚もあるんだ。それにジャミング無しでも“2次感染”もしない、本物ね、“G・L”だわ」 「だから、あんただれ?」 「ああ、ごめんなさい。あたしはアニーちゃんって言うのよ。あなたに大事な事を教えに来たのよ」 「え!! それってセンセってやつか! ガッコでいろんなことおしえてくれるひと!」 「先生? まあ、そうとも言えるかもね」 「やったー! これでおれもガッコにかよえる~!!」 「え!? いや、そういう事じゃないんだけど・・・」 「そうすれば、ずっとカンナといっしょだ!」 彼女、いや彼の名はロウ。それは「狼」ではなく、「浪」でもなく、「桜」でもなく、「Law」でもなければ、「Low」でもない。「ろー」、それはただ家族の為にある名。 ・・・“男”としての誇りに満ちた名。 “女性”を失い、同族を握り潰し、そして己が身すら省みる術を知らない。だが、家族があり、誇りがあり、・・・そして“愛するもの”が居る。 その“心”の何処が、劣ると言えるか? その心の何処が、狂っていると言えるだろうか? 答えを出せる“人間”は居ない。 ―第1章 狂犬 終― 目次へ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2529.html
樫坂家一家の設定 序幕終了時点 樫坂 脩 / 男 17歳 本編主人公。 時折突拍子も無い事を言ったり独り言を呟きまくったかと思えば黙り込んだりもする男子学生。 両親は共働きで母は大手航空会社のスチュワーデス、父は神姫関係の大手会社の社員でよく出張する。 たまに帰ってきて二人揃ったらあらゆる意味で目も当てられないバカップルらしい。 武装神姫は前から興味があったがなかなか踏ん切りがつかないでいた。 が、母からユイナが、遅れて父からシェラが届いたことで本格的に踏み出し始めることとなった。 ちなみに両親が稼いでそうなのになぜか自宅は普通、というかむしろ多少ボロい。そして脩は所持金が少なかったりする。のに良くギャンブルまがいの事をする悪癖がある。 神姫の名前は結構しょうもない理由で付けてしまう。あと実はCSCとかは深く考えないで装着していた。 更に、日ごろからやれば出来るのに……と言われている。実際頭はかなり良いが疲れるのと頭痛が起きる時があるのでやる気が無いと使わないし居眠り癖があるので教師を困らせてる。 考え方が若干ズレてる。どうズレてるかと言うと、当り前のようで当り前じゃない、矛盾してるようで矛盾して無かったりする等。 ユイナ、シェラ、くー、フィー、キュリア、リムの6体のマスター。 武装はフルセットについてくるアーマーパーツは変えずに武装だけ変えていて、リアパーツ等はまだ弄れないとの事。 ユイナ アーク/ストラダーレ仕様 一人称は「私」 脩の最初の神姫でありHST型と呼ばれる神姫で、トライクになったり、武装がバイクになったりする。 脩の母が仕事先で見つけ即購入、脩の誕生日に贈った神姫で「ストラダーレ(公道仕様)」とよばれるリペイントバージョン。 性格は基本的なアークより大人しい。そしてお姉さんっぽい。実際他の5人をまとめてるのはユイナ。 面倒見が良く、誰とでも仲がいいので周りの神姫からは慕われていく。 戦闘スタイルは「高速万能型」。つまるところオールラウンド。トライク状態も多用する。 主な装備 アーク基本装備。だがナイフは抜けた。 代わりに手榴弾、ソウブレード「断慈斬」が初期装備に追加されている。 予備(サイド)にはM49ショットガン、偃月刀の二つ。 シェラ アルトレーネ/蒼空リペイント 一人称は「私」 脩の二人目の神姫であり、ユイナの三日後に来た。 脩の父が出張先で知り合った人物から譲り受けた神姫で、オリジナルのカラーリングが施されている。 簡単にまとめると髪は金、装甲と素体はノーマルペイントの白い部分が空色、青い部分が白になってる。が空色になってて 性格はアルトレーネの基本に違わず天然気質でどことなくふわふわした雰囲気でドジ。しかし一度切り替わると普段からはあまり想像できないくらい凛々しくなる。 戦闘スタイルは「機動近接型」。ほとんどフリューゲルモードでの戦闘だが時折、軽装状態になる。 主な装備 アルトレーネ基本装備。 それにアルヴォPDW9、ビームブーメランを追加した物が初期装備。 予備にはバルムンク、アルファ・ピストル×2。 くー(???) マリーセレス/青紫リペイント 一人称は「くー」 脩の三人目の神姫で野良神姫だったところ、不法侵入した脩の家にいついた。 詳しい経歴は不明な上に行動、言動のどちらをとっても掴みどころのない神姫だがそれでも自分を迎えてくれた脩とユイナ達には感謝している。 性格はマイペース、というか自由奔放。だが、その裏でかなりの策士でもあり、本当は寂しがり屋でもあるという表と裏の2面性を持った神姫。 脩に使いたい武装を要求したり、自分の自由に戦ったりもするがその強さは本物であり、脩に初戦を見せる事で自分の戦い方を伝えた。 ペイントはノーマルのカラーリングの黒を暗い青紫に、青を更に濃く(濃紺色)してライン系統は全て白という配色になってる。髪のみ変わって無い。 戦闘スタイルは「多段奇襲型」。常に相手の意表を突いていくうえ、単純計算では8段構えの攻撃をする。 主な装備 マリーセレス基本装備。 だがイング・ベイカー以外の基本武器は触手状のフロントスカートに装着。 また、両サイドスカートにはダブルアームフォールディングナイフをそれぞれ装備、内側に格納している。 そしてイング・ベイカーは2丁。 予備はスクラマサスク1本のみ。 フィー(フィラメル) 紗羅檀/銀眼リペイント 一人称は「わたくし」 脩の四人目の神姫であり、倉根玩具店のオーナーでデザイナーでもある倉根 敏章によりリペイントされている。 具体的にいえばノーマルペイントの黒はそのまま、金色が白色、髪は薄紫から真紅のグラデーション、そして眼が銀色。 実はとてつもなくスペシャルモデルであり通常より遥かに高額だが、店主の倉根 敏章が倉根玩具店のクジの特賞(約100000分1、毎日抜けた分だけ補充される)として一応設定していた。 普通ならまず当たらないのだが、まさかの敏章自身のミスによって脩が引き当てた事で脩の手元に来た。 性格は大人びたお嬢様といった感じであり、普段の振る舞いもお嬢様のそれといった感じであるが時折フランクな場面も見せる。ユイナに次ぐまとめ役でもあり隠れた努力家。 また、日常生活でも左足をスレイプニティに変えている。たまに左腕もグラニヴァリウスになってる。 戦闘スタイルは「特殊近接型」。近接戦でも立ち回りながら演奏をする。余談だが実は6体の中で一番基本から離れている。 主な装備 紗羅檀基本装備………というかまさかのフル装備。 脩でも気づかない内にスレイプニティとグラニヴァリウスを同時に着けてる。しかもイメージに反して蹴る時もある。 リジル、ノーデゥングはスレイプニティの装飾をはずしてそこに着けてたりする。そしてスネークソードを初期装備 予備は無し。 キュリア ムルメルティア/深緑リペイント 一人称は「自分」。ただし心の中では「私」 脩の5人目の神姫で、ジャンクショップから萩河の知人、そして萩河と奥道が直して脩へと渡ってきた。 ペイントは素体以外は、ほぼ深緑色と一部赤。髪は銀髪。 性格は基本的に無口で、言葉を出しても事務的に聞こえるが、実は心の中ではかなりおどおどしていて、悪い方向に物事を考えてしまうが心優しい。 起動当初は、リセット前の影響からかほとんど喋らなかったが、脩達の何気ない気づかいと後押しに押されてシェラに射撃の手ほどきをしたことがきっかけになり打ち解けるようになった。 実はかなりの動物好きであり、近所の猫や犬、鳥を一日中眺めていることもある。 戦闘スタイルは「重量砲戦型」。つまるとこ巨砲主義。反動の強い武器を思いっきりばらまく。一番脩が装備構成をなやんでいる神姫でもある。 主な装備 ムルメルティア基本装備。インターメラルはキャノン砲。 副腕アリ。だが暫定的な物で脚にするか悩み中。 初期装備はさらにM49ショットガン、アイゼンイーゲル、シェルブレイクが追加。 予備は無し。 リム エウクランテ/黄リペイント 一人称は「あたし」 脩の六人目の神姫であり、ここまできてやっと、初めて自分で買った神姫だったりする。が、酔ってたので考えものでもある。 先に五人も先輩神姫が居るので最初は驚いてた感じだったが、その後はあっさりと親しくなる。 性格は普通。あえて言えば真面目だが冗談も言える。よく貧乏くじを引いている。悩みの種は無個性。他のメンツの個性が強いせいもあるが一芸欲しいとは考えてる。 ペイントは、ノーマルペイントの白を薄い黄色、青を薄い赤、黄色を黒に変えた感じ。髪は金髪ツインテール。 メンバー内ではシェラに次ぐ空戦要員。近接では流石に劣るがその分バランスが良い。 戦闘スタイルは「空中射撃型」。中距離からの射撃メインだが、脩は他の事も考えているらしい。 主な装備 エウクランテ基本装備。実はまだ模索中だったりする。 一応現在はビーハイヴ、ジャマダハルを追加した初期装備。 予備は無し。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2009.html
第壱話 キーンコーンカーンコーン×2 国立学校法人・東都大学の構内に午前の講義が終わった事を知らせるチャイムがなる。 「はい、それじゃあ来月までにレポートの方を提出してください。テーマは「冊封体制と列強帝国主義の比較」です。これを出さなきゃ単位はあげません、よって進級できません」 中年の教授が課題を説明して文学部史学科東洋史専攻の午前の講義は終わった。 「さてと、今日の講義はもう無いし、これからどうしようか」 「いよぅ、同志よ。今はお暇かい?」 帰り支度をしながら考え事をしていた優一は声をかけられた。 今時風にまとめ上げた髪型に雑誌から丸々取ってきたようなファッション、顔つきはジャニーズ事務所に今からでもオーディションにでも行けそうな・・・、いわゆる「イケメン」である。しかし、その人物の本性を知っている優一からしてみればこれでやっとプラスマイナスがゼロになる。 「何だ拓真、言っておくが美少女フィギュアは買わないからな」 優一はそのイケメン、御堂 拓真に否定的な返事をした。実は彼、いわゆるアキバ系だ。 「おいおい優一、オタクに「フィギュアを買うな」は死活問題だぞ。どうせ暇ならサークルに来ないか?姉貴や由佳里ちゃんも来るってよ」 「ふむぅ、それじゃあご一緒させてもらおうかな。それとレッドもいるのか?」 「ったぼーよ、かく言うお前もアカツキちゃんはいつも一緒だろう?」 「私とマスターはいつも一心同体です!」 「それを言うなら以心伝心だろ」 カバンの中から出てきたアカツキに優一は的確なツッコミを入れた。 「おーやっぱりいたか。こんにちはアカツキちゃん。それとどっちもハズレだぞ」 「ハーイアカツキ、ご機嫌いかがかしら」 拓真の上着の胸ポケットから彼の神姫、騎士型のモルドレッドが出てきた。 「拓真さん、レッドちゃんこんにちは。話は聞かせてもらいました。すると、無頼さんもメリッサちゃんもいるんですね」 「そう言うことだ。ささ、行こうぜ」 「はい」 ―十分後・サークル棟内部・神姫同好会部室― 東都大学は他の大学の類に漏れず武装神姫のサークルがある。優一と拓真が所属している「神姫同好会」もその一つだが、初戦は同好会で、活動費用は全員で負担している。 「姉貴ー、クロ連れてきたぞ」 「ご苦労だったな我が弟よ」 部室の一番奥のいすに座った女性が拓真からの報告を受ける。パッチリとした切れ長の二重まぶたにすっきりとした目鼻立ち、髪の毛は焦げ茶のロングヘアーで何も飾り付けはしていないが、よく手入れされている印象を受ける。早い話が「べっぴんさん」だ。彼女の名は御堂 春香(みどう はるか)、拓真の姉であり、この同好会の会長も務めている。 「こんちわっす春香さん。由佳里はまだみたいですね」 「ああ、ゼミで少し遅くなると連絡を受けた所だ。どうせヒマだし、一戦どうだ?無頼もかまわないだろう」 「拙者は主殿の命に従うまでのこと、拒否はせぬ」 傍らに座していた春香の神姫・侍型の無頼も乗り気のようだ。 「ここで引き下がるのは俺の筋に反しますし、良いでしょう。受けて立ちますよ。行くぞアカツキ」 「はい」 実を言うとアカツキは無頼とあまり戦ったことが無く、しかも少ない試合の中で全て負けている。それも無頼本来の戦法が使われたのは一度もない。 「今回ばかりは拙者も本気で征かせてもらうぞ、アカツキ殿もそれでよかろう」 「こちらこそ、全力で征くよ」 今回のバトルフィールドは「円形闘技場」、ローマにあるコロッセオをモチーフにした最もシンプルかつ最も腕が現れるステージである。 アカツキと無頼は既に初期配置に着いている。 今回アカツキはリアウィングを装備していない。その代わりにヴァッフェバニーのバックパックをスラスターとして背中に、アークの後輪を両足に取り付けてランドスピナーとしている。左腕にはシールドではなく、どこぞの戦闘装甲騎からぶんどってきたスタントンファーを装備しており、右手にはビームサブマシンガン持っている。それ以外はいつもと同じだ。 対する無頼は胴と胸、腰回りは紅緒のデフォルト装備だが、左肩に装備されたシールドにはデカデカと「無頼」の文字がペイントされている。手には黒光りする太刀が握られており、左腕には刀の操作に支障が無いよう速射砲を装備している。対抗するつもりかどうかは知らないが、アカツキと同様にランドスピナーを装備している。 「今回は制動刀か・・・、アカツキ、間合いをよく考えて行くんだ」 「わかりました。無頼さん、行きます!」 「先手は譲ろう。いつでも来い!」 天使と武者、紅白が今、ぶつかろうとしていた。 第弐話へ とっぷへ
https://w.atwiki.jp/moiki/pages/612.html
意味 燕軍団軍団実況板wiki(このwiki)のこと。 由来 モイキーなwikiだから。 モwikiの歴史 初代のモwikiは2005年に開設された。当時はPyukiWikiを使用していた。1度の移転を経て、5年あまりにわたって運用されてきた。 しかし、いつの頃からかスパム荒らしの被害を受けるようになる。PyukiWikiでは履歴が1つ前との差分しか保存されないため、2連続でスパムに書き換えられると記述を戻せない。Googleキャッシュ等に保存されていなかった、いくつかのページは失われてしまった。当時の管理人さんとの連絡がとれなくなる中、@wikiに新モwikiが開設された(このwiki)。 旧モwikiはiswebライトのサービスを使用していた。2010年10月末をもって同サービスが終了することになり、旧モwikiの各項目は多くのヤクルツファンの手によって新モwikiに移された。11月1日午前2時をもってiswebライトのサービスが終了。旧モwikiのFrontPageの最終的なアクセス数は43768だった。iswebライトのサービス終了のお知らせ:http //isweb.www.infoseek.co.jp/info/information.html これまでのアクセス数 - 本日のアクセス数 - 昨日のアクセス数 -
https://w.atwiki.jp/busou_bm2/pages/124.html
神姫を選ぶ時に能力や所持アビリティを重視する人へ。 神姫の素ステはあまり気にしなくてもいいかもしれないが純正パーツをつけた時のパラメータの参考にはなる。 素体ステータスDLC以外(素体ステ) DLC販売(素体ステ) 固有RAに必要な武装をつけた際のステータスDLC以外(武装ステ) DLC販売(武装ステ) 素体ステータス DLC以外(素体ステ) 神姫 LP ATK DEF DEX SPD プラスアビリティ マイナスアビリティ RRmax 攻撃力 防御力 スピード WE回復 GBダメ アーンヴァルMk.2 400 45 45 7 4 大剣+1、ランチャー+1 浮遊機雷-1 ○ ○ ○ ストラーフMk.2 400 35 40 6 4 ダブルナイフ+1、ハンドガン+1 バズーカ-1 ○ ○ ○ ハウリン 450 45 40 2 4 ロッド+1、ビット+1 大剣-1 ○ ○ ○ マオチャオ 350 40 35 5 5 ドリル+1、ビット+1 ダブルナイフ-1 ○ ○ ○ アーク 350 40 40 4 6 小剣+1、ランチャー+1 なし ○ ○ ○ イーダ 300 40 40 4 5 大剣+1、ライフル+1 ロッド-1 ○ ○ ○ ゼルノグラード 350 45 40 6 3 パイルBK+1、ガトリング+1、粒子BLST+1 ハンマー-1、楽器-1 ○ ○ ○ アルトレーネ 400 40 50 4 4 大剣+1、浮遊機雷+1 ビット-1 ○ ○ ○ アルトアイネス 450 40 50 4 4 小剣+1、大剣+1 槍-1 ○ ○ ○ フブキ 350 45 40 4 7 小剣+1、投擲+1 ショットガン-1 ○ ○ ○ エウクランテ 450 35 40 5 7 ナックルAC+1、ショットガン+1 Dブレード-1 ○ ○ ○ イーアネイラ 350 40 35 5 7 槍+1、バズーカ+1 ミサイル-1 ○ ○ ○ ツガル 450 40 40 4 6 Dブレード+1、ライフル+1 投擲-1 ○ ○ ○ ジルリバーズ 350 45 35 4 7 小剣+1、ライフル+1 パイルBK-1 ○ ○ ○ エストリル 400 35 45 4 7 パイルBK+1、ハンドガン+1 大剣-1 ○ ○ ○ + 隠しキャラ 神姫 LP ATK DEF DEX SPD プラスアビリティ マイナスアビリティ RRmax 攻撃力 防御力 スピード WE回復 GBダメ ジャスティス 350 60 50 5 5 大剣+1、機関銃+1 ハンドガン-1 ○ ○ ○ ミミック 400 40 40 5 5 なし なし ○ ○ ○ 強化ミミック 400 50 80 3 50 なし なし ○ ○ ○ DLC販売(素体ステ) 神姫 LP ATK DEF DEX SPD プラスアビリティ マイナスアビリティ RRmax 攻撃力 防御力 スピード WE回復 GBダメ ベイビーラズ 400 40 45 5 4 ダブルナイフ+1、楽器+1 爆弾-1 ○ ○ ○ 紗羅檀 400 45 40 4 5 投擲+1、楽器+1 ハンマー-1 ○ ○ ○ 蓮華 350 50 40 5 5 ダブルナイフ+1、投擲+1 浮遊機雷-1 ○ ○ ○ ガブリーヌ 350 40 50 5 5 槍+1、ハンドガン+1 ナックルAC-1 ○ ○ ○ ラプティアス 450 40 40 4 6 ダブルナイフ+1、ハンドガン+1 機関銃-1 ○ ○ ○ アーティル 450 40 40 6 4 ナックルAC+1、機関銃+1 ドリル-1 ○ ○ ○ プロキシマ 400 40 40 4 5 斧+1、ライフル+1 楽器-1 ○ ○ ○ マリーセレス 380 50 40 5 5 小剣+1、バズーカ+1 ドリル-1 ○ ○ ○ ムルメルティア 350 50 50 5 3 パイルBK+1、ハンドガン+1 粒子BLST-1 ○ ○ ○ 飛鳥 350 40 45 8 5 小剣+1、爆弾+1、機関銃+1 斧-1 ○ ○ ○ ジュビジー 450 35 50 5 4 ハンマー+1、ハンドガン+1 ミサイル-1 ○ ○ ○ ジルダリア 350 45 35 5 5 小剣+1、ショットガン+1 ライフル-1 ○ ○ ○ ヴェルヴィエッタ 450 40 40 5 8 ロッド+1、ランチャー+1 小剣-1 ○ ○ ○ リルビエート 450 40 40 5 8 小剣+1、ミサイル+1 槍-1 ○ ○ ○ オールベルン 400 40 50 5 5 小剣+1、粒子ブラスター+1 斧-1 ○ ○ ○ ジールベルン 400 50 40 5 5 小剣+1、浮遊機雷+1 ランチャー-1 ○ ○ ○ アーンヴァルMk.2黒 400 45 42 20 4 攻撃力+3、小剣+1、大剣+1、ランチャー+1 防御力-3、斧-1、浮遊機雷-1 ○ ○ ○ 固有RAに必要な武装をつけた際のステータス アビリティはパラメータ系でかつ絶対値が3以上のもののみ書いてます。 詳しいアビリティは各神姫のページを見てください。 装備は空いているのではなく着けているのを書いてます。 DLC以外(武装ステ) 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ アーンヴァルMk.2 一刀両断・白 5 5739 41 67 224 621 -5% 10% 418 PB ○ ○ ○ ○ ○ なし スピード+3 一刀両断・白EX 7 9498 66 109 356 1028 -5% 10% 924 大HG ○ ○ ○ ○ ○ なし スピード+5DEX+3 グランニューレ 5 5736 40 67 225 623 -17% 35% 326 なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ なし LP-4 グランニューレEX 7 9496 63 109 359 1030 -22% 45% 599 なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ なし DEX+3CHA+5LP-4 ストラーフMk.2 一刀両断・黒 5 5704 34 36 214 537 10% -5% 264 なし ○ ○ ○ ○ なし スピード-4 一刀両断・黒EX 7 9441 57 59 335 886 10% -5% 488 なし ○ ○ ○ ○ なし スピード-4LP+3 ジャーバル・クルイク 5 5704 34 36 214 537 10% -5% 253 なし ○ ○ ○ ○ なし スピード-4 ジャーバル・クルイクEX 7 9441 57 59 335 886 10% -5% 467 なし ○ ○ ○ ○ なし スピード-4LP+3 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ ハウリン ドッグサーカス 5 6236 61 58 328 621 20% -10% 408 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし 防御力+3 ドッグサーカスEX 7 10313 101 99 531 1029 24% -12% 747 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし 防御力+4LP+3 マオチャオ スーパーねこ乱舞 5 6138 65 64 328 611 -5% 10% 383 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし LP+4 スーパーねこ乱舞EX 7 10216 106 105 531 1017 -5% 10% 834 DL ○ ○ ○ ○ ○ なし 防御力-3スピード+3LP+6 アーク ロードファイター 5 5815 67 61 301 621 0% 0% 484 Lc ○ ○ ○ ○ 1 防御力+3スピード+3 ロードファイターEX 7 9664 109 101 484 1028 0% 0% 842 Lc ○ ○ ○ ○ 1 防御力+4スピード+5 イーダ スリルドライブ 5 5733 63 60 306 619 0% 0% 328 なし ○ ○ ○ ○ 1 - スリルドライブEX 7 9558 103 102 496 1027 0% 0% 668 なし ○ ○ ○ ○ 1 防御力+3LP-3 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ ゼルノグラード バレットカーニバル 5 5836 63 68 311 615 10% -5% 464 Gt ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力-3DEX+4LP-3 バレットカーニバルEX 7 9698 104 111 503 1022 0% 0% 822 Gt ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力-3スピード+3DEX+6LP-5SP+4 アルトレーネ ゲイルスケイグル 5 6037 60 60 316 632 0% 0% 494 大 ○ ○ ○ ○ ○ 2 防御力+4 ゲイルスケイグルEX 7 10008 102 99 515 1041 % % 905 大 ○ ○ ○ ○ ○ 2 防御力+6DEX-4 アルトアイネス シザース・ガリアス・ドミニオール 5 6086 63 62 317 631 0% 0% 376 なし ○ ○ ○ ○ ○ 2 防御力+3SP-3 シザース・ガリアス・ドミニオールEX 7 10059 103 103 518 1038 0% 0% 724 なし ○ ○ ○ ○ ○ 2 防御力+3CHA+3LP+3SP-4 フブキ 夢想手裏剣 5 3724 53 32 253 448 -5% 10% 379 投 ○ ○ ○ ○ 1 - 夢想手裏剣EX 7 9795 110 107 502 1027 -5% 10% 848 投 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 スピード+4DEX+4CHA+4LP-3 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ エウクランテ グライドオンプレステイル 3 3485 36 35 173 332 0% 0% 182 なし ○ ○ ○ ○ ○ 1 - グライドオンプレステイルEX 7 9870 109 105 496 1028 0% 0% 876 散 ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力+3スピード+3 イーアネイラ ウェパル・アサルト 3 3334 37 34 172 323 0% 0% 627 槍 ○ ○ ○ 1 CHA+3 ウェパル・アサルトEX 7 9613 108 103 483 1014 0% 0% 894 槍 ○ ○ ○ 1 防御力-5スピード+3CHA+6 ツガル プレゼント・フォー・ユー! 5 5982 65 63 308 621 0% 0% 497 DB ○ ○ ○ ○ ○ 1 LP+3 プレゼント・フォー・ユー!EX 7 9874 107 103 498 1028 0% 0% 886 DB ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力+3LP+4 ジルリバーズ ヘリッシュクレイドル 4 4557 52 47 233 470 0% 0% 259 なし ○ ○ ○ ○ 1 SP-3 ヘリッシュクレイドルEX 7 9610 109 102 479 1022 0% 0% 670 なし ○ ○ ○ ○ 1 防御力+3スピード+3 エストリル フラッシングブレード 4 4681 53 46 241 481 0% 0% 371 PB ○ ○ ○ ○ ○ 1 - フラッシングブレードEX 7 9820 111 101 498 1035 0% 0% 835 PB ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力+5スピード+5 + 隠しキャラ 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ ジャスティス 終焉の宴 7 9702 107 106 490 1041 0% 0% 武器2通り+ms 868+NS 887 大 ○ ○ ○ ○ ○ 1 クリティカル率+5防御力+6スピード+4CHA-4SP+3 DLC販売(武装ステ) 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ ベイビーラズ We Will Rock Y☆ 5 5800 60 64 297 622 15% 10% 480 DK ○ ○ ○ ○ ○ なし SP+4 We Will Rock Y☆EX 7 9601 102 105 480 1026 25% 10% 834 DK ○ ○ ○ ○ ○ なし 防御力-4ロック範囲+3SP+6 紗羅檀 ロスト・パラディウム 5 5932 63 61 340 584 45% -18% 548 小 ○ ○ ○ ○ ○ 1 LP+3 ロスト・パラディウムEX 7 9826 104 101 498 1025 50% -15% 951 小 ○ ○ ○ ○ ○ 1 クリティカル-4武器エネルギー回復+3LP+6SP+3 蓮華 後天爆裂 5 6132 65 63 328 620 15% 10% 375 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし 武器エネルギー回復-3ガードブレイクカット+3 後天爆裂EX 7 10208 106 104 531 1028 -5% 10% 703 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし クリティカル率+3防御力+3武器エネルギー回復-4ガードブレイクカット+5ブースト性能+3スピード+3SP+3 ガブリーヌ ヘルクライム 5 5836 63 61 304 630 30% -5% 419 なし ○ ○ ○ ○ ○ 1 ヘルクライムEX 7 9700 103 102 494 1038 40% -5% 757 なし ○ ○ ○ ○ ○ 1 クリティカル率+6防御力+3溜め時間短縮+3LP-3 ラプティアス スーパーダブルナックル 5 6237 64 61 328 621 -13% 25% 420 なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ なし 防御力+3溜め時間短縮-3ブースト性能+3 スーパーダブルナックルEX 7 % % なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ なし アーティル スーパーツインカノン 5 6236 64 66 328 617 20% 0% 416 なし ○ ○ ○ ○ ○ なし クリティカル率-3ブースト性能+3SP+3 スーパーツインカノンEX 7 % % なし ○ ○ ○ ○ ○ なし プロキシマ オメガスターロード 5 6186 66 62 329 618 10% -5% 506 斧 ○ ○ ○ ○ なし 武器エネルギー回復+3スピード+3 オメガスターロードEX 7 % % 斧 ○ ○ ○ ○ なし マリーセレス バッカルコーン+E83 5 5815 53 62 298 619 -5% 10% BZ ○ ○ ○ 1 バッカルコーン+E83EX 7 % % BZ ○ ○ ○ 1 神姫 レールアクション ランク LP SPD DEX CHA DEF 火器 光学 COST 武 頭 体 腕 腰 脚 靴 背 盾 ア パラメータアビリティ ムルメルティア ベルリンのバラ 3 3389 31 33 178 343 0% 0% 219 なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 防御力+4 ベルリンのバラEX 7 9796 103 103 498 1045 0% 0% 869 なし ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 クリティカル率+5防御力+6武器エネルギー回復-4 飛鳥 悠久の神風 3 3457 36 33 183 333 0% 0% 260 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 悠久の神風EX 7 10004 110 102 514 1031 0% 0% 839 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 武器エネルギー回復+5ブースト性能-4スピード+3 ジュビジー ホーリーエクスプロージョン 3 3291 33 18 163 322 0% 0% 153 なし ○ ○ ○ ○ ○ 1 ホーリーエクスプロージョンEX 7 9868 104 103 496 1035 0% 0% 674 なし ○ ○ ○ ○ ○ 1 SP+6 ジルダリア ダイヤモンドリーフ・ストーミング 3 3191 34 19 163 309 0% 0% 231 小 ○ ○ ○ ○ ○ 1 ダイヤモンドリーフ・ストーミングEX 7 % % 小 ○ ○ ○ ○ ○ 1 ヴェルヴィエッタ アルティメットレーザー 5 % % なし ○ ○ ○ ○ なし アルティメットレーザーEX 7 % % なし ○ ○ ○ ○ なし リルビエート トリプルクラッシュ 5 % % なし ○ ○ ○ ○ なし トリプルクラッシュEX 7 % % なし ○ ○ ○ ○ なし オールベルン ライトニングソード 4 % % 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 ライトニングソードEX 7 % % 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 ジールベルン ダークネス・キラー 4 % % 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 ダークネス・キラーEX 7 % % 小 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2 アーンヴァルMk.2黒 一刀両断・真 5 % % PB ○ ○ ○ ○ ○ なし 一刀両断・真EX 7 % % 大HG ○ ○ ○ ○ ○ なし
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1954.html
晴れた昼下がり。 特にやることもないのでボーッとしてるわたし。 「何ポケッとしてるの?」 横からわたしの顔を覗き込む人がひとり。 上へはね気味の髪型にはつらつとした表情。 「悩んでることがあったらすぐに私に相談しなさいっ…ごほっ」 胸を叩いて…勢いよく叩きすぎてむせてるこの人は天乃宮未来(あまのみやみらい)、わたしの一年先輩なの。 「でも…先輩は微妙に専門外なの、神姫ファイトの話だから」 「バトロンの事? …スィーマァちゃんの事ね?」 「はい…」 あれから敗北を重ね、後一敗で40連敗。 いまのスィーマァなら勝てる相手でも決着がつかない。 「うーん。…やっぱり精神的な問題じゃないかな?」 「やっぱりその結論に達しますの…」 一度も勝ってない(引き分けはある)となれば、自分のアイデンディティに疑問を持つのは当然。 しかも自分を負かす相手は必ずゲイトだ、自信が持てなくなるのはわかる。 「最低でも年度が変わる前に何とかしないと、下手したら思いつめて…」 その言葉を受けて怖い映像が頭をよぎる。 「ひゃーっ!? まずいよマズイのぉっ」 「慌てない。大事なのは「なにが得意かを気付かせる」って事かしらね」 スィーマァの得意なのこと? …うーん、ケーキの切り分け? 「駄目だこいつ…早く何とかしないと…」 「ひどいですよ先輩~!」 拳と拳がぶつかる。 …拳というより、鉄拳と言った方が適切か(材質的な意味で) 「右から踏み込まれた時の反応が遅い! 相手が拳を握った瞬間に手を出す!」 「ぐぅぅ…!」 アームとアームのぶつかり合い。 本来、機械腕による格闘戦を得意とするムルメルティア。だがスィーマァは正直、アーム戦が苦手であった。 「くぁっ!」 左アームでナァダの攻撃を受け流す…が 「右がガラあきになってるぞ」 ズシッ 「ぐぉふぅ……!?」 本体へ直接攻撃を受け、吹き飛ぶスィーマァ。 「すまん、強く叩き過ぎた」 反応はない、痙攣を起こしている。 「まずいな」 …… 「………う」 「気がついたか?」 右わき腹への鈍痛と共にスィーマァは目を覚ました。 「自動修復機能の許容範囲で良かった。もし限界を超えていたら腹を開かにゃならんしな」 「ぴっ!?」 自分の腹が開かれるのを思い浮かべ縮こまる。 「ふ…ふふ…」 「どうした?」 顔を伏せたまま笑うスィーマァ。 「…私って、ホントに駄目ですね……ふふ」 「おいおい…」 「生まれて一度も勝ったことのない、得意なはずの分野も苦手、オマケに戦意までうしなうなんて…」 ぽろり、ぽろりと零れ落ちる涙。 「私なんて…武装神姫失格ですね…」 ぽんっ そっと頭に置かれる手。 「みぇっ?」 ぱたん そしてそのままナァダの膝枕へ。 「…確かに、戦いの本質は勝つことにある。しかし勝つという気持ちが負けていれば勝てる戦いも勝てない、お前の状況はまさにそれだ」 「……」 「自分に自信が持てない者が勝てるはずが無い、…そのはずだ」 ふわりとした髪を撫でる。 「アーム戦がどうしても駄目なら、その発想を捨ててしまえばいい。ようは逆転の発想だな」 「……」 「…スィーマァ、どうした?」 「…すぅ…」 「何だ、寝てしまったのか。…まあ、話を聞いていたのならどうにかなるだろう」 ~・~・~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~・~ 夜、具体的には午後11時05分。 かたっ 「すぴーっ…」 ひゅっ…がたん! 「むぅ……どうも寝苦しい…」 多分夕飯のコロッケが胃をムカムカさせてるんだと思う。 微妙な吐き気を催しつつ起き上がる…と、ここで机に目がいった。 ひゅっ ひゅっ 小さな影が素振りをしていた。 「スィーマァ」 「あ…!? すみません、起こしてしまいましたか?」 「んー、胸やけで起きただけだから違うの」 …そうだ、この際だから聞いてみよう。 「スィーマァ、あなた…ゲイトに勝てる自信ある…?」 それを聞き、少し黙った後。 「自身はないですけど、勝てる見込みは掴みましたよ」 あら、いつの間に? 「だから、ちょっと用意してもらいたい物がいくつか…」 「これで負けたら40連敗だな、古代」 「いちいち言われなくてもわかっているの!! そのテングっ鼻をへし折ってやるから!!」 嫌味で言ってるにちがいない、こいつは昔っからそうだったもん。 「さあ、さっさと始めようぜ」 …… リフトから対戦筺体へと進入してゆく神姫達。 そのデータと姿が液晶に映し出される。 ゲイトはスタンダートなチーグル+サバーカ装備。 対するスィーマァが携えるものは、拳銃ただ一丁のみであった。 「古代、遂にヤケでも起こしたのか?」 「そんな訳ないじゃないの、わたしはいつでも真剣に組んでるもの」 あまりにも自信が溢れているすすみを見 「…何を企んでいる?」 そう呟いた吹雪であった。 [battle start スィーマァVSゲイト] 特攻神姫隊Yチーム?に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1060.html
第6話 「世論」 なんだかんだと小難しく考えたって、結局のところはやっぱり『ハイテクオモチャ』なワケ。 昔の話なんざどうでもいいし、後々どういう評価をされようと今の俺には関係ない。 取りとめもなくそんな事を考えていると、ニュース番組からも『武装神姫』って単語が聞こえてきた。 ホントに際限ないなと苦笑いしながら目をやったが、生憎ソレはあんまり楽しい話題じゃなかった。 『違法改造・販売業者を摘発 高額な美少女ロボットに傾倒する若者たちの実像』 ……要するに神姫の外見(そとみ)や中身をマニア向けにカスタムして売ってた連中がとっ捕まったって事らしい。 スタジオに設置された円状テーブルでは、良識派の看板背負ったオトシヨリが低俗なワカモノの行動を盛んに批判していた。 頭は寂しいのにヒゲだけもっさりしたオッサンが『縄文時代における遮光器型土偶を筆頭に世界中には女性を象った人形が数多く』と長そうなウンチクを披露し。 白衣で白髪のジーサンは『犯罪心理学的立場から見るに女性をイメージさせるものを所有したがるのは幼稚な独占欲の現れであり』とブツブツ。 さらに大ボリュームなパーマ頭に分厚い化粧のオバサンが『オモチャとはいえ『女を売る』こと自体がヒワイでサベツ的で低俗で下品でイヤラしくて』とヒステリーを起こしてる。 こういう答えの出ない論争に熱くなれるのは当人たちだけで、見てる方はどんどん冷めてくる。 実際、俺は『なんでココの連中は皆メガネかけてるんだろう』とか『おじいちゃんそんなエキサイトしたらアタるんじゃない?』とかをボーっと考えてた。……が、ルーシーは難しい顔をしてる。 「あんまりマトモに考えない方がいいぞ。 こういう連中は自分の信じてる事だけ喋ってるだけなんだから」 そう言ってみたが、小さく首を振った。 「違法に改造販売されたという神姫の事を考えていました」 ……あんまり小難しい話って嫌いなんだけどなぁ、俺。 「基本的に私たちはオーナーに対する『拒否』や『意見』という権利を認められていません」 「……のワリにゃ俺の考えた名前を片ッ端から斬り捨ててくれたような気がすんだけど」 「反面、購入者であるオーナーには完全上位者としての権利が発生し、それによりオーナーの決定には絶対服従……それが不当な命令や違法な改造であっても、私たちに『No』という選択肢はないんです」 俺の呟いたヒトコトを黙殺して自分の話を続ける。 ……お前ソレ絶対服従とかウソだろ。 「ですが、幸か不幸か……私たちに搭載されたAIには一通りの基本知識がプログラムされています」 「改造だろーが転売だろーが、ソレがどういう意味なのかは判るって事か」 「ハイ。 『所詮はオモチャ』……その通りであり、それ以上でもそれ以下でもないのですけれど」 小さく俯いたが、声の調子は変わらない。 「運命に逆らえず、そういう道を辿った神姫の事を考えると……少し、哀しくなります」 こういう時、俺はどう答えてやればいいんだろう。 あいにく女と付き合った事なんか学生時代にしかない俺の頭にはカッコいいセリフなんかちっとも出てこなくて、映画やドラマみたいにキメられない。 ……だから。 「俺、そういうの嫌いでさ」 しょうがないんで、さっきのコメンテーターみたいに俺の言いたい事だけ言う事にした。 「だからお前も言うな」 よくあるだろ? マンガなんかで『ウンメイがどーのシュクメイがどーの』ってヤツ。 あーゆーの見ると冷めるんだ。 よくあるパターンだなーってさ。 「……オーナーは、強い方なんですね」 俺の言葉をどう脳内変換して受け取ったのか、ルーシーはなんだか嬉しそうに笑ってそんな事を言った。 ……もしやお前、俺のこと『運命なんかに左右されてたまるか!俺の道は俺が切り開く! それが俺のジャスティス!』とか血管ふくらまして叫ぶ熱血硬派だと思ってる? ゴメンそれすごい誤解。 別に俺カッコいいこと言ったつもりないよ? あんま美化すると現実見てから辛くなるぞ? そう訂正しようと思ったが、コイツはもう「嬉しそう」って言うか「誇らしそう」に見えるくらいイイ笑顔になってたんで、結局言えず終いだった。 ……しょーがないじゃん、せっかく笑ってんだもん。 暗い顔させたくねーな、って思ったんだもん。 なんか俺って自分で思ってるよりコイツに入れ込み始めてんのかな、と思った……そんな1日。
https://w.atwiki.jp/x-game/pages/42.html
wiki主不在を理由に新wikiを立ち上げた管理人。 移転作業=コピペの手際はやたらといいがスレに絶対現れずなぜかいつも名無しの擁護が沸く摩訶不思議な存在。 スレのテンプレを大量転載して元wikiより更新が進んでいると主張するなど手口や名無し擁護の口調から自動多元との関連性が疑われている。 スレが大荒れになるのは火を見るより明らかだったが元wikiの管理人が復帰したため移転口実を失い事なきを得る。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1493.html
登場神姫 結 三河宗司の神姫。Typeハウリン 公式戦には出ていないのでランクはない。草バトルはしているらしい。 戦闘タイプは「後の先」、反撃を基本とした技を使う。 マスターの呼称は「ご主人」 性格は大人しくも芯が通っている。真面目で仕事熱心。 趣味として盆栽を育ているらしい。 番茶とお勤めを愛するちっこい巫女さん。 本編の主人公(一応)。 彼女の生活の中は殆どを巫女としての勤めが占めている。でもバトルに興味はあるのでトレーニングはしている。見た目の派手さはないが地味に強い技が多い。 最近ボディーを肌色の外装に交換した。 春音 近藤直子の神姫。Typeフブキ 現在サードランクとセカンドランクの境目にいる。 戦闘タイプは「先手」、格闘メイン。 剣術に長け実力もそこそこ。でも耐久はやっぱり低い忍者。 マスターの呼称は「マスター」 常にキャットテイルの改造品フォックステイルを付けている。 性格は忍者型には珍しく陽気で気さく。表情豊か。目が細く、細目を通り越してもはや糸目。事故に因って半壊したフェイスをそんなフェイスに交換してある。 暇があると縁側でゴロゴロしている。 綾季 近藤直子の神姫。Typeジュビジー ランクは春音と同じ。勝率は少し下。 戦闘タイプは「力技」。格闘メインで投げも使う。 ハンマーや斧といった重量武器を使う。投げて殴るとか。 マスターの呼称は「マスター」 春音同様に縞々尻尾を常備している。 性格はのほほんとした癒し系。でもとある事で豹変する。怒らせるな危険。 散歩をしていて偶に迷う。ポヤポヤ感漂う性格のおかげか女性ファンが多かったりする。 チロル 泉谷隆一郎の神姫。Typeマオチャオ ランクはサードの下の方。始めてまだ1月程。 戦闘タイプは「先の先」。格闘のみ。 研爪をメインに防壁などナックル系を好む。 ジャンプからブースターでの急降下攻撃「チロルクロス」が必殺らしい。大降りなのでトドメにしか使えない。 マスターの呼称は「お兄ちゃん」 性格は天真爛漫を地で行くお子様。でも素直。でもお馬鹿。頭を使うより勘で動くは猫の如し。 マスターが登校中は結の居る神社でトレーニングをしている。某チョコレートの懸賞で当たった限定色で、本来ボディーの白い所が黒と灰色の縞カラー(サバトラ)。髪は灰色。装備も然り。アメリカンショートヘアーみたいになっている。 風魅 管原信也の神姫。Typeストラーフ ランクはセカンドの下の方。勝率はそこそこ良いが店があるのでセンターに行く時間が限られている。 戦闘タイプは「読み」。射撃メイン。 空中からの強襲と射撃を得意としている。 マスターの呼称は「ボス」 性格は明るく話し上手。神姫関係のショップにいる為接客が上手く話術に長けている。おかげで店の看板娘に。 黒い翼がトレードマーク。 湖幸 向島明の神姫。Typeイーアネイラ ランクはファースト。勝率は五分。 戦闘タイプは「邪剣」。通常のものより攻撃的で奇抜な剣術を使う。 愛刀「セブンエッジ天叢雲」を繰りフィールドを大暴れ。破壊しまくり。 マスターの呼称は「主」(ぬし)。 性格は姉御肌。頼られると放っておけないのはマスター同様。特にトレーニングに関しての相談を受けると鍛える為にコーチとなる程。話し方がどこか変、明が持っている漫画に影響を受けているらしい。結の師匠。 普段から着流しの姿で、戦闘中は鱗模様の肩当と手甲を装備する。 着物のせいで妙に色気があるそうな。 霜霞 佐々木望の神姫。Typeストラーフ ランクはサード。草バトルばかりしているのでランクは低いが戦闘力は高い。 戦闘タイプは「搦め手」。後の先に近い。自分の攻撃から始まり、相手の攻撃を絡め取って無効にする。そんな戦闘法。射撃に対しては無意味なので普通に戦う。 宗司制作の武器「大絶」を購入し装飾を施した大剣「大絶改[乖離の両手]」を装備している。この装備が入るまではソードオブガルガンテュアを使っていた。 常に黒と赤のゴスロリを着ている。 マスターの呼称は「お姉様」 性格は穏やかで大人し目。でもバトルでは好戦的で容赦がない。お嬢様口調で上品だが好感的。 初陣(草バトル)で結に敗北し以来彼女を「結姉様」と慕っている。今では努力の結果互角以上になっているとか。 結にゴスロリを着せようとしているがいつも断られている。でもめげない。自称「結のパートナー」。 翔 斉藤陽子の神姫。Typeジルダリア ランクはサード。でも専ら草バトルで楽しんでいる。 戦闘タイプは「一撃離脱」。近距離格闘戦メイン。 マスターの呼称は「オーナー」。 性格は陽気でつかみ所がない。隙あらばイタズラする。が、友人想いの人情かでもある。そして懲りない。 山伏装束に白き翼の色を塗り替えた「灰翼」(はいはね)を付け高下駄を履いた如何にもな格好の天狗様。長い髪を靡かせて好き勝手しているらしい。普段は陽子と共に働いている。結構人気があるとか。 トルテ 長谷川眞澄の神姫。Typeマオチャオ ランクはサード。始めてまだ2週間程度。 戦闘タイプは「先の先」。格闘型。 侍型の破邪顕正をメインとしている。 バトルよりトレーニングばかりしているので勝率は低いがその分技のキレは良く技術力は高い。 マスターの呼称は「ご主人様」 性格はマオチャオには珍しくそこそこ真面目。でもやっぱりお天気なところがある。チロルとは無二の親友。 最近泉谷と同じ区に越してきた為良く泉谷家と行き来しているらしい。 サバトラなチロルのカラーを羨ましいがったので黒猫カラーに。肌色の部分以外が黒いボディーになっている。黒髪。 流 古賀尚人神姫。Typeアーンヴァル ランクはサードの中間くらい。 戦闘タイプは「先手」。高い機動性からの一撃で沈める。 手甲の外周面(小指側)に鎌の刃が付いた武器「辻風」を使う。結構器用。因みに菅原の店で買ったもの。 マスターの呼称は「旦那様」 性格は社交的で落ち着きがある。場の空気が読める娘。チロル、トルテの姉的立ち居地。 アロエ 谷川逞の神姫。Typeエウクランテ ランクはファースト。勝率はそこそこ。 戦闘タイプは「オールレンジ」。全距離で対応できる。 イーアネイラの素体にエウクランテのコアで、 猫型の足「天舞靴」を右足に、 犬型の足脚甲・「狗駆」を左足に。 ヴァッフェバニーの胸部装甲「VLBNY1 胸部アーマー」を胸に、 リアにエウクランテのウィング「アイオロス」を装備し、 ヴァッフェドルフィンの腰部装備「UWベルト・タイプ・タウチャー」を増設。 更にイーアネイラの肩装甲「アンビリトテ・ショルダー・パーツ#1、2」を付け、 ウィトゥールースの銃「ルインM21#1、2」と、 ティグリースの「風神#1,2と雷神#1、2」をマウント、 犬猫のプチマスィーンズ(計6機)の一式装備「アニマルキング」を使う。 マスターの呼称は「大将」 性格は底抜けに明るく勝っても負けても笑う笑う。バトルの前には雄叫びを上げるのが常になっている。「パギャッ!」と。 マスターの思い付いたネタに協力して笑いを取るのが楽しみらしい。装備の元ネタも古い漫画から来ている。口調が微妙な(所々?)関西弁。戦闘は容赦無い。手は抜かない。何故なら「アニマルキング」だから。キングはいつも全力全開。