約 173,352 件
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/136.html
公式サイト 武装神姫 公式サイト 武装神姫 公式Twitter 武装神姫 BATTLE RONDO 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 公式サイト 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR 公式サイト 武装神姫 アニメ 公式サイト wiki 機械仕掛けの姫のwiki 武装神姫 wiki 武装神姫 BATTLE RONDO wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 wiki 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION wiki 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR wiki 5ちゃんねる 2022-05-01 現行スレッド 武装神姫 PART 742 武装神姫 BATTLE RONDO PART 389 武装神姫 BATTLE MASTERS 総合 PART 189 ログ 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION PART 8 ログ 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR PART 20 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR カード交換 PART 1 神姫デザイナー 素体 [MMS] 浅井真紀氏eden plastics 第1弾 第8弾 ライト第1弾 島田フミカネ氏digital bs tuners 第2弾 第5弾EXウェポンセット カサハラテツロー氏カサハラテツローHP 第3弾 篠房六郎氏篠房六郎日記 第3弾EXウェポンセット GOLI氏GOLI OFFICIAL BLOG 第4弾 okama氏okama 第4弾 第8弾EXウェポンセット 柳瀬敬之氏WIND FALL 第5弾 第10弾 間垣亮太氏わんわんROOM ver1.5 第6弾 清水栄一氏・下口智裕氏ナデガタサーカス 第7弾 第11弾 CHOCO氏CHOCOLATE SHOP Float 第7弾EXウェポンセット ちびすけマシーン氏Candy Meteor labo. 第9弾 たにめそ氏TURNINGPOINT ※第2弾のBLADE氏と第6弾EXウェポンセットの鬼頭栄作氏はサイトなし
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/64.html
はじめて触れた武装神姫のゲームは何ですか?(古株さん新規さん割合調査) 立体の武装神姫を持っていますか? コラボ先のゲームを遊んだことがありますか? コメント アンケートを取りたいものがあれば追加して下さい。 はじめて触れた武装神姫のゲームは何ですか?(古株さん新規さん割合調査) 選択肢 投票数 投票 バトルロンド 39 バトルマスターズ 38 バトルマスターズMk.2 49 バトルコミュニケーション 1 バトルコンダクター 91 立体の武装神姫を持っていますか? 選択肢 投票数 投票 MMS神姫だけ 45 メガミ神姫だけ 5 両方持ってる 46 MMS神姫(バトコンきっかけ) 15 メガミ神姫(バトコンきっかけ) 2 持ってない 56 その他(固定フィギュア、ガレージキット) 6 コラボ先のゲームを遊んだことがありますか? 選択肢 投票数 投票 ときめきメモリアル(初代) 2 ラブプラス 2 クイズマジックアカデミー 3 beatmaniaIIDX 3 スティールクロニクル 6 オトカドール 1 SOUND VOLTEX 2 コメント 古株さん60% 新規さん40% てな割合みたいね。まぁ大雑把に見れば半々。 -- 名無しさん (2021-02-22 22 25 45) 「初めて触れた武装神姫のゲーム」で、バトコンきっかけで他のゲームが初めてって事はないはずですよね?って思って削除しました。0票だったしいいよね? -- 名無しさん (2021-03-04 21 39 49) (バトコンきっかけ)の人、おいくらかかったんだろうか・・・ -- 名無しさん (2021-09-24 21 27 32) バトコンとコラボしているゲームのタイトルが増えてきましたので、それらがどれだけ遊ばれている(いた)のか興味がわいて、アンケート項目を新設しました。なおパチはジャンル外ですので除外しました(ごめんねスカイガールズ) -- 名無しさん (2023-06-16 22 30 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2625.html
朝の住宅街、時間にして八時ごろの通学路。歩道を歩く高校生たちが多少いる程度、その中の一員の僕はある冊子を両手で持ち、読みながら歩いている。あまり深く読んでいると、人にぶつかるから流し読みで頭に入れていく。 「おっはよー! 螢斗!」 「うわっ!……っと、いきなりなにするんだよ」 突然後ろから挨拶とともに軽く突き飛ばされた。 後ろを振り返るとクラスメイトであり友達の伊野坂 淳平に悪態をつく。 「いやね、気難しい顔でなんか読んでいるもんで、つい」 笑顔で飄々とした雰囲気の淳平が言う。全く悪びれる様子のない友達に軽く気が滅入る。 「マスター!! すいません、螢斗さん。マスターがまた迷惑なことを」 淳平の胸ポケットには、天使型アーンヴァルと言われている神姫のミスズが申し訳なさそうにしていた。こんなマスターに対してだと気苦労が絶えなさそうだ。 「いや、もう淳平がそういう人だってわかってるからさ、大丈夫だよ。……そうだ。武装神姫持ってる淳平に聞きたいんだけどさ、クレイドル余分にある?」 突き飛ばされるのはよくないが、学校についたら尋ねようとしていたのでちょうどよかった。 「うん? ちょっと傷があって古いのがあるけど、どうしたんだ?」 「確かにそうですよね、螢斗さんって神姫を持っていなかったはずですし」 「……えーとね、なんかよくわからないけどさ、昨日神姫を拾った……というか……保護してね」 「え!?」 二人が声を揃えて驚く。 昨日の夜にあったことを僕は話すことにした。僕の家にいる神姫の事を。 一章 戦えない神姫 「……あれ?」 住居の多い町の中、僕はアルバイトを終えて帰ろうとしていた。 普通なら静かな時間、夏も近いこの時期、虫の声ぐらいしか聞こえないはずなのだけど。 ――い……や……あ…ち…………っ―― 立ち止まって、耳を澄ましてみると、擦れながらではあるが高い声が少しだけ聞こえてくる。右の路地の奥、多少は広く放課後の時間帯には子どもがよく遊ぶ姿が見られる公園がある。声らしき発生源はそこから聞こえてきているようだ。 とりあえず僕はそれが気になってしまい公園内に足を踏み入れた。 そこにあったのは―― 「いやー!やめて!どっかいってください!!」 悲鳴を上げながら、公園内の電塔、僕のちょうど膝辺りの高さに掴まっている。 叫んでいる人形もとい、多分、神姫と野良猫がいた。 猫は動く人形に興味があるようで、パシパシと前足ではたき落そうとしているが、ぎりぎり当たらない位置にしがみ付いているので、猫のパンチは届かずにいる。 「……しょうがないな」 なんでこういう展開になっているのか分からないけど、悲鳴を上げるほど困っているみたいだし、助けないと。 「こら!!」 少し大きな声を上げたら猫は「ギャッ!」と鳴き奥の茂みに駆けて行ってしまった 「はぁ……キミ、大丈夫?」 「キャー!!イヤー!!」 あまりのパニックに僕が来たことも、猫が逃げたことも神姫の少女はわかってはいなかった。 「ねえ。ちょっと、話しをっ…て……あ!」 突然声が止み、フラっと後ろに倒れ落ちようとしたが、地面に衝突する前になんとか手の平で受け止めることができた。 「ねぇ! 大丈夫!?」 そこには電池が切れたようにうんともすんとも言わなくなった神姫が一つ。 「……どうしよう、これ」 ---- 「ふーん、そんなことがねぇ」 「さすが螢斗さんです。私も螢斗さんにはマスターの入学時に助けられましたからね。人間の鑑です!」 「あ……うん、そうなのかな」 まっすぐに言われると、なんか照れるな。 「うっわ、おまえ。懐かしいことを引っ張り出すなよ。それで螢斗とも仲良くなったんだろ」 HR前の教室の中で、僕は経緯を話した。とりあえずそのまま持ってきてしまい、自分の家に帰った後、ネットで調べてみたら、この神姫はアーティル型ということと、倒れたのは充電が切れただけということがわかった。冊子はプリントアウトしたもので武装神姫についての種類名とか基礎知識が載っている。 「それにしても野良の神姫かな、それは。でもな~、神姫はクレイドルで充電しなきゃ一日でアウトだしなー」 「まぁ、それはそうなんだけど、神姫が野良になることってあるの?」 僕はそこが気になっていた。武装神姫をちゃんと知ってみると、自分のオーナーを認識すれば、信頼をおく。古い言い方であれば忠誠を尽くす、といったプログラムがされているのが武装神姫であるとそう考えていた。 「えっとですね、例えば武装神姫を戦わせる遊びがあるのです。ゲームセンターにも専用スペースがあったり、神姫センターとかでは大会もあるんです。そういうバトルの中、負け続きのような神姫がいれば、捨てる人やお店に売ってしまう人がいますね。あくまで一例ですけど」 あまりに酷いオーナーだったら、神姫の感情なんて考えずにそんな仕打ちをするのか。所詮は玩具って考え方なのかな、そういう人たちは。 「さすがミスズ。詳しいぜ。まぁ俺はミスズにはそんなこと絶対しないけどな!」 「え……あっ……ありがとうございます」 満面の笑顔で淳平は言うと、ミスズの顔が少し赤らんだ。嬉しさと照れが混ざっているようで窓の外にそっぽ向いている。 「……仲がいいことで」 淳平みたいなのが多かったら捨てる人も売る人も出てこないなとも思ったが、アホな人が増えるのも困るなと僕は思った。 ---- 学校が終わり、淳平の家に寄って、ちょっとキズのあるクレイドルを借りてきた。ミスズを買った当初、淳平がうっかり手を滑らせてしまい落としてしまったとのこと。所々のキズはその時できたらしい。 これはいかんということで、淳平は中古でもいいから、綺麗なクレイドルをミスズの為に用意したとか。本当に大事なんだな。 これは別にいらないから貰ってもいいと言っていたけど、テーブルの上の、この神姫がいる間はありがたく使わせてもらおうと思った。逆にこの子がいなくなったら返そうと思ったりもしたが。 「まぁ、この子次第なのかな」 自分の部屋のテーブルにクレイドルを置きプラグコンセントに繋ぐ。 神姫を台の上に乗せる。接触しているだけで充電が行われているらしい。軽く動く程度なら数十分でいいが、せっかくなのでフルの状態までと考え、僕は家事をしながら時間をつぶすことにした。 夕食を食べ終え、周りの家が寝静まる時刻。部屋で本を読んでいると「う、うぅん」と声が聞こえ出した。 読んでいた本に栞を挟んで、クレイドルの前に移動した。見れば目を覚まし動き出した神姫が、人間と同じような仕草でゴシゴシと目を擦っていた。 「……えーと、おはよう」 夜の時間帯だけどね。と心の中で付け加える。 何を言えばいいのかわからなかったので、無難に挨拶をしてみることにしたのだが。「え、……っあ! あわわわわ!!」 するとクレイドルから飛び出し、パニック状態にまたもや入った。尻もちをついた状態でものすごい速度で後ろに下がりだした。当然そこはテーブルの縁に行きつく。「あっ」と空気を出す声のまま落ちようとしたが―― 「危ない!……と、またこの展開……」 なんとか片手を伸ばして、落ちる前に支えた。溜息をついて、神姫の少女をクレイドルに戻した。 あらかじめ水の入ったペットボトルを用意していたので、蓋に水を入れる。 「ほら、これ飲んで落ち着いて。神姫は飲み食いできるよね?」 「え、……あ……はい」 腕をつかって少しずつ水を飲み、息を吐いたのを見てひとまず僕は安心した。 「私はその、確か猫に……」 「うん、知ってるよ。昨日君が野良猫に追われているのを見つけてさ、助けたときに充電が切れたみたい。それで僕の家に運んだんだ」 「……すいません」 あんなに騒いでいたのだけど、それは気が動転してたせいで、この子からは物静かな雰囲気が漂っている。 「別にいいよ、僕の名前は長倉 螢斗。名前を聞いてもいい?」 「私は…………いいえ。自分の名前はありません」 神姫は少し考えてからそう言った。隠してるのかもしれない。見知らぬ人だから警戒するのもしょうがないよな。 「……名前がない。それじゃ、君の持ち主……えっと……君のオーナーとは何があったの?」 「……」 詮索しすぎは失敗だったろうか。黙っちゃうし聞き出しにくくなってしまったな。 武装神姫はオーナーがいないと成り立たない。この子とオーナーの間になにかがあったのは確実だし、家出してるっぽい。捜索願って神姫には出せるのだろうかとか色々考えた。 この子を見ていても座り俯いていて、表情はわからない。 「わかった、無理に言わなくていい。ここに居てもいいし、自分のオーナーの元に帰りたくなったら、いつでも言って。僕がなんとかしてみるから」 「……」 ……あれ、おかしいな。アーティル型は「基本は熱血な性格」と書いてあったのに、この子からは全く熱血さを感じないぞ。物静かさしかない。 そうとう酷いことがあったのか、それともCSCの性格か。同じ種類の武装神姫でも、性格は千差万別あるらしいのでこれも個性なのかな。 ――これから、どうすればいいのだろう。 そのまま、どうすることも出来ず、その日はタンスにあったハンドタオルを毛布代わりにかけてあげて、僕も眠った。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1637.html
武装神姫…それはテクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。 MMSと呼ばれる基本素体にCSCチップを搭載、さらに様々なパーツを使用することで無限の能力を引き出す事ができるのである。 武装神姫と暮らす日常 第四章『種と稲』 べるのと少女は自らの神姫を筐体へとセットする。 「私は何時でも準備OKですわよ」 「私もOKだよ」 『サンタ型ノエル オーナー:美月べるの ランク:C 種型浅葱 オーナー:白雪夜月 ランク:C バトルフィールド:砂漠 .........配置完了』 『システムOK…マスター次も勝ってみせますよ』 「当然ですわ、私が負ける事なんてあり得ないんですから」 『READY』 「頑張ってね、浅葱」 『はいっ、マスター』 『FIGHT』 輝く太陽、風で巻き上がる砂、何処までも遮蔽物の存在しない地平… その中心に数本の筒状のブースターを生やした基本装備のジュビジーの浅葱が立っていた。 「う~…何か居るだけで暑い気持ちに……」 『確かに見ているだけでも暑そうなエリアだね それで相手の位置はわかる?』 夜月の言葉に浅葱は周辺を見回す。 「ちょっと輪郭がハッキリしないけど、それらしいものが前方に」 『OK、それじゃ作戦は何時も通り射撃武器で牽制しつつ近距離戦ね』 「はいっ!」 言って浅葱はブースターを全て点火し前方へと突っ込んでゆく。 砂塵に包まれながらノエルは悠然と佇んでいる。 「マスター、前方に敵影補足 こちらに対して一直線に突っ込んできています」 『ふんっ、自信満々でしたからどんな手を使ってくると思いましたら馬鹿正直に直進とは思いませんでしたわ ノエル、よく引き付けてから一撃できめてさしあげなさい』 勝者の笑みを浮かべながらべるのは言う。 「了解、目標ロック…発射用意……」 ノエルは直進してくる浅葱に狙いを定めトリガーを引く。 『浅葱、回避用意!』 「はいっ」 返事と共に浅葱はブースターを地面に対して吹かし、ロールをかけるかのようなステップで回避しつつ更に接近。 「いきますっ!」 そしてそのままパウダースプレイヤーを構えノエルに対し射撃。 「その程度でっ」 ノエルはその攻撃をシールドで防ぎ、お返しと言わんばかりに背中に装備されているミサイルを乱射する。 「当たりません!」 浅葱は一気にブースターを吹かしノエルの真横をすり抜けミサイルを回避する。 『そのまま後ろを取って!』 「はいっ」 浅葱はノエルの真後ろに移動したところで急停止そのまま射撃を攻撃をかけつつグリーンカッターを構える。 『何をやっていますの!早くあんな神姫けちょんけちょんにしてさしあげなさい!!』 「で、ですがこの装備では旋回能力が…」 『つべこべ言わず早くなさいーっ!!』 「りょ、了解」 重装備故かノエルは直には浅葱の方向へ旋回できずにいた。 「これでっ!」 グリーンカッターの刃を回転させながら浅葱は全速力でノエルに向かって突撃する。 「く…ぅ」 ノエルは咄嗟に数センチ後退するも胸部の装甲版を数枚削がれ更に両腕の武装を数個両断された。 「舐めるなッ!!」 ウェポンラックからショットガンを取り出しすれ違い無防備となった浅葱の背中に撃ち込む。 『浅葱、防御!』 「…っ!」 ブースターで急制動をかけ反転し両腕で防御体制を取る浅葱。 「!! しまっ…」 しかし散弾の弾はコア周辺だけでなく、リアパーツに接続されているブースターにも着弾し爆発四散する。 「ああぅ、きゃぁぁっ!!」 爆発の衝撃に吹き飛ばされ砂地に転がる。 『浅葱っ!!』 「これで、止めっ!」 ノエルは全身の砲身、銃身その他諸々の兵器を浅葱に向け一気に発射する。 「――――ッ!」 そのすべての弾は浅葱に直撃し、何度も爆発を起こし周りの砂を吹き飛ばす。 「やった?」 そして爆発が止んだ後は、辺り一体に煙が立ち込めていた。 『おほほほ、やはり口だけだったご様子ですわね』 その様子を見てべるのは笑う。 『………』 『自分の神姫が圧倒的な差で負けて声もでないようですわね、まぁ仕方ないことですけれど』 『………まだ終わっていないですよ』 『へ、えっ、え、そ、そんな嘘にだまされる私ではありませんですわよ!』 夜月の言葉にべるのは慌てふためく。 『なら証拠を見せてあげるよ 浅葱っ!』 「はい、マスター!」 浅葱の声とともに黒煙の中から金色の稲のエフェクトが現れだす。 『システムキドウ…』 「システム起動…モードB」 『バトルモード・シェルプロテクションヘイコウ…』 「キュベレー起動…損傷問題なし」 『ゼンシステムオールグリーン…キドウカンリョウ…』 「これが私の本気ですっ!!」 声と共にキュベレーで風を起こし黒煙を噴き飛ばす。 同時に稲のエフェクトが二人の間を舞い上がる。 「な、なに…っ」 『何であれだけの攻撃を受けて立っているのっ!?』 状況を飲み込めずべるのとノエルはただただ混乱するばかりだった。 『種型の打たれ強さを侮らないほうがいいですよ』 「その通りです!」 言って浅葱はキュベレーを構える。 『くっ…ならばもう一度火達磨にしてさしあげなさい!』 「は、はいっ」 ノエルは銃器を構えなおし浅葱に向かって発砲する。 『浅葱、Harvest!!』 「はいっ」 浅葱は片側のキュベレー振り上げ、片側のキュベレーを自身を守るように前に出し、爆発せずに残っているブースターを点火し一気に突撃をする。 「このっ、とまりなさいっとまりなさいってばっ!!」 ノエルの銃撃をキュベレーで弾きながら浅葱は更に距離をつめて行く。 (マスター見ていてください…) もう互いの距離は数cmといった所で浅葱は更にスピードを上げつつ振り上げたキュベレーをノエルのほうへと突き出す。 「これが私の必殺技ですっ!!」 「そ、そんな…わ、わたしが負け…」 ノエルが言葉を言い切る前にそれを遮る様にしてキュベレーの刃が胸に深々と刺さる。 『サンタガタノエル…コアシステムキノウテイシヲカクニン……Winner Yaduki』 「お疲れ様、浅葱」 「はい、がんばっちゃいました」 夜月は、筐体から出てきた浅葱を手に乗せ頭を撫でてやる。 「夜月さーん」 そんな二人の所にゆかり達がやってくる。 「凄い戦いだったよー、あたし胸がスーッとしちゃった」 敗北の時の悔しそうな顔が嘘だったかのような満面の笑みを浮かべながらクラリスは言う。 「あ、これがゆかりさんの神姫ですか?」 クラリスとアリエスを指差しながら夜月は言う。 「そうそう、可愛いでしょ」 我が子を自慢するかのようにゆかりは言う。 「昨日からずっとこの調子なんだよなぁ」 隣で卯月が呆れ気味に言う。 「あっれー確かマスターもおんにゃじだったような…」 「わーわーそれは言っちゃダメーっ!」 「むーぐーむぐぐー」 卯月は慌ててラキの口を塞ぐ。 「まぁそれは置いておいて、ゆかりさん余り最初から無茶をしちゃダメですよ」 「うー…」 「ちゃんとトレーニングと自分にあった実戦をこなせばクラリスちゃんの重装甲も生かせるようになりますからね」 クラリスを見ながら夜月は言う。 「何か年下に教えられるって複雑ぅ…」 「きぃーくやしいくやしいくやしいですわー!」 「マ、マスター…落ち着いてください」 ハンカチの角を口に咥えて引っ張っているべるのに対してノエルは言う。 「これで、わかったかな? ここには貴方より強い人がいくらでもいるって」 「ふ、ふんっ た、たまたま私に勝てたからと言っていい気にならないことですよ それに筐体の調子が悪かったのかもしれないですし何よりあの不可解な防御力!何か不正していないと言う保障は…」 「筐体の事を悪く言うのは勝手だが俺の夜月を悪く言うのは頂けないな」 「筐体の事も気にしたほうがいいと思うけどねぇ」 べるのは話に割り込んできた声の主のほうを見るとそこには一組の男女が立っていた。 「貴方達、私の大事な話に割り込んで一体何様のつもりですの!」 「ただの店長様とその清楚な妹様のつもりなんだけどねぇ」 女が肩をすくめて言う。 「まったく、騒がしいと思って来てみれば……お前、余り他のお客様に迷惑かけるようならこちらにも考えがあるからな」 「な、なによ…」 「まずはここいら一帯の模型店への出入り禁止令、後は営業妨害で警察に突き出す事もできるが…」 「な、ななななななっ」 男の発言にべるのは目を丸くする。 「貴方、私を誰だと思っているの!私は玩具会社の社長令嬢よ!こんなお店なんてパパに頼めば…っ」 「どうなるってんだい?」 「え?」 「もしここを含めて多くの店があんたのとこの玩具を入荷しなくなったらどうなるか……わかるよね?」 「そ、そんなこけおどしには騙されませんわよ!」 「こけおどしかどうか…試してみるかい? 玩具店間の繋がりを甘く見ないほうがいいよ」 ニヤリと笑みを浮かべつつ女は言う。 「ぐ…」 「マ、マスター」 「まぁ、今日はこのまま引き下がるなら不問とするが…どうする?」 「ふ、ふんっ きょ、きょうの所は引き下がりますが 次はこうはいきませんわよ!」 男を指差しながらべるのは言う。 「ノエル、帰りますわよ!」 軽く涙目になりながらべるのは言う。 「は、はい!」 一礼してからノエルはべるのの肩に乗る。 「ちょっと今のはやりすぎだったような気がするが…」 べるのが完全に見えなくなってから卯月は二人に言う。 「まぁいいじゃないさ、あーいうのはアレくらいいっとかなきゃなおらないよ」 笑みを浮かべながら女は答える。 「ていうか霜月さんは楽しんでただけの様な…」 その発言に対して夜月がぼそりと言う。 「そう言えば、霜姐も師走兄貴も店の切り盛りしてなくて大丈夫なんスか?」 店の人間が全員二階に来ている現状に対し卯月が突っ込みをいれる。 「っと、しまった花月と柊に任せたままだった」 師走と呼ばれた男が思い出したかのように言う。 「霜月、戻るぞ」 階段の方へと向かいつつ師走は言う。 「はいはい、ついていきますよっと」 霜月と呼ばれた女はそれについてゆく。 「あー私も戻ります~」 浅葱を肩に乗せ夜月も二人について行く。 「それじゃ俺達も一階に行くか?」 ゆかり達を見つつ卯月は言う。 「賛成にゃー」 「私はそれでいいよ~」 その後ゆかり達は一階で装備を見たり、師走達と戦略について話し合ったりしてから帰路についた。 ―次回予告― 「べるのを一度は退ける事に成功したゆかり達」 「倒したのは浅葱にゃんだけどにゃー」 「しかしべるのはもうリベンジの用意をしていた!」 「早いにゃー」 「何と今度は料理対決!」 「魚なの魚なのかにゃ!?」 「果たしてゆかりは勝てるのか!?寧ろ料理はできるのかっ!?」 「今さらりと酷いとこいったにゃ…」 「次回クッキングファイターゆかり第五話『私の想いを受け取って!』 二人の愛が料理を変える…」 「そのネタは色々まずいと思うのにゃ…」 続く? 戻る
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/7.html
【武装神姫 MMS,Type CAT】 【MAOCHAO】 「今日も元気にがんばるのだー☆」 其処に計算された理性は無く、野生の本能で華麗に闘う 気紛れ上等、野性味溢れるその挙動 研ぎ澄まされた爪と牙。宿る力に理論は無用 日向にて今日も今日とて、日々昼寝 『猫型MMS マオチャオ-猫爪-』 マオチャオはハウリン、ヴァッフェバニーと共に第二弾として発売された武装神姫だ。 猫をモチーフにしたその機体は白兵戦、特に格闘戦に置いて圧倒的な能力を発揮する。素早い動きで敵を翻弄、一瞬の隙を野生の直感で見抜き【研爪(ヤンチャオ)】や【旋牙(シャンヤ)】の強力な一撃を叩き込む。 本物の猫のような身の軽さと野性的な直感は、理性的な対戦相手にとっては極めて厄介である。 ぷちマスィーンズの使役能力も持っており、比較的オールレンジに対応可能でもある。反面本体側に一切の射撃武装が無いため、ぷちマスィーンズが使用不能の場合、中~長距離戦に置いては火力がゼロになるという欠点を抱えている。 【基本能力】 マオチャオは高速格闘戦のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+0) 【格闘基本値】(+4) 【回避基本値】(+4) 【特殊】5HEX以下の攻撃に対して【回避】(+3) 《ぷちマスィーンズ》習得済 【技能】 マオチャオはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 マオチャオ 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《捨て身》 《パワーアタック》 《鉄壁》 ○マオチャオ 【基本性能】 【射撃修正】(-3) 【センサー性能】(±2) 【速度】(6) 【格闘修正】(+3) 【装甲値】 ( 5 ) 【旋回】(4) 【回避修正】(+3) 【HP】 ( 20) 【パワー】 ( 6 ) 【シールド値】 ( 2 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 7 / ±0 / ∞ 研爪(ヤンチャオ) / 9 / +2 / ∞ 旋牙(シャンヤ) / 13/ -7 / 3 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 プチマスィーンズ(*1) / 6 / +5/ +5/ +5 / +5 / 6 / ○/ × (*1)『牽制攻撃』 通常攻撃に先行して攻撃。但し弾数2発使用。 その場合【威力】(-1)、続けての攻撃の【命中】(+2) 『自立型』 射線が通らなくても射撃可能。全方位攻撃可能。 【カスタムデータ】 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ 鉄耳装 /《センサー性能+2》 胸部 / (2)/ 争上衣+裂拳甲 /《装甲+1》 《射撃-3》 《格闘+2》 《回避+2》《指令マスィーンズ設置機能》《格闘威力+1》 脚部 / (3)/ 天舞靴 /《装甲+1》 《速度+1》 《旋回+1》 《格闘+1》 《回避+1》 背部U / (0)/ / 武装 / (0)/ 研爪&旋牙&ぷちマスィーンズ 計 /( 5 )
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1369.html
神姫ちゃんは何歳ですか?第二十七話 スーパー神姫TIME 書いた人 優柔不断な人(仮) 「っと…そろそろ時間だな」 俺はTVのリモコンを取り、スイッチを押した 「あれ?センパイ、この時間何か見てましたっけ?」 「今までは見てなかったが、今期の番組改編で新番組が始まるじゃないか」 「あ、今日でしたっけ?『スーパー神姫TIME』」 そう、とうとう神姫もゴールデンタイムに番組が放送されるまでになったのだ 『スーパー神姫TIME』は54分の番組で、キャッキャウフフからハードなバトルまで様々な神姫ライフ情報を提供するというコンセプトで作られるという 番組内にはマスターと神姫を迎えてインタビューを行う『神姫マスターズ』というコーナーがあり、その第一回のゲストとして、観奈ちゃんが呼ばれたのだった 『すぅ~ぷぁ~~~すぃんきとぅぁ~~~~いんむ!』 「あっ、お兄ちゃん、始まったよ」 …なにこの30年前のタイトルコールは… TVには男性と女性の姿が映し出された 「皆さんこんばんわ。今日から始まりました『スーパー神姫TIME』。司会は私、富華 三根雄です」 「皆さんこんばんわ~。アシスタントの浅木マキで~す。よろしくおねがいしま~す」 「それでは早速、最初の…」 と司会の富華が言いかけたところに 「ちょっとまったー!二人共、大事な事を何忘れてない?」 と、なにやら小さな女の子の声が割り込んだ 「おおっと、これは失礼。もう一人のアシスタントを忘れてました」 「全く!この超絶ぷりちーな私を忘れるなんて有り得ないんじゃなくて?」 「ほらほら志緒理ちゃん、怒ってないで皆さんに自己紹介して」 カメラがずいっと下へと向けられる テーブルの上には一体の神姫と、さらに小さなヌイグルミのような物体がいた 「あっ…えっと、この番組のアシスタント神姫、シュメッターリングの志緒理です、宜しくお願いします」 ぺこり 「志緒理、今更カワイ子ぶってもおそいんじゃねーの?」 志緒理の隣のヌイグルミ?が喋る 「んもうー!なによー!私は可愛いから許されるのよ!それより、アンタも自己紹介しなくていいの?」 「っと、そうだな。オイラはしおりのお目付役のガンノスケってんだ、ヨロシクな!」 手を振り、挨拶をするガンノスケ 「んもう~、誰がお目付役よ。私が居ないと何も出来ないのはガンノスケの方でしょ!」 「オイラは志緒理が暴走しないように…」 「まぁまぁ二人とも、そのくらいにして。番組が進まないじゃない」 「志緒理ちゃん達には後のコーナーで存分に喋って貰うとして、まずは最初のコーナー、『バトルアリーナ』からどうぞ!」 「このコーナーは武装神姫バトルの中でも、特に名勝負と呼ばれている物を解説を交えてお送りしていきます」 「ふえー、スゴかったねぇ」 感嘆の声を上げる志緒理 「アーンヴァルとストラーフは初期のモデルですが、それだけに数々の名勝負を繰り広げてきました。この第一回大会の二人も、決勝戦に恥じない試合を見せてくれました」 遠い目をしながら説明する富華に、浅木も頷きながら 「最後のデモニッシュクローが出たときにはゲルダの勝ちかと思いましたが、ギリギリで静名がレーザーライフルで防ぎましたね。ライフルがベッコリとへこんじゃいましたけど」 志緒理もそれを聞きながら 「その後、その反動を利用してその場で一回転して壊れたライフルで殴るなんて、よく出来たよねー」 とウンウンと頷きながら言った 「あの後のインダビューでは本人も『咄嗟のことで、何をしたか分からなかった』と言ってましたよ」 「こーいうのは日頃の訓練が大事なんだよ。志緒理もサボってないで、普段からトレーニングしとけよ」 「うーっ、わかったわよぅ」 ガンノスケの言葉に頬を膨らませながらも応える志緒理 「それでは、CMの後は『神姫マスターズ』、第一回ゲストはファーストランカーの國崎観奈ちゃんとミチルちゃんでーす」 CM後、セットが対談用へと変わっていた テーブルが一つ、テーブルから向かって左側には長椅子があり、富華と浅井が座っている。右側にはゲスト用の椅子があり、観奈が座っていた テーブルの上には神姫用の椅子が置いてあり、志緒理とミチルがそれぞれ座っている アシスタントの浅木の声でコーナーは始まった 「それでは、『神姫マスターズ』のコ-ナー、ゲストは國崎観奈ちゃんとその神姫、ミチルちゃんでーす」 「うむ、よろしくなのじゃ」 「よろしくなのだ」 ペコリ、とお辞儀をする観奈とミチル 「早速なのですが、お二人は神姫バトル歴が長いと聞きましたが」 「うむ、そうじゃな。テスト期間から始めていたから…かれこれ5年になるかな?」 「5年って…7歳の頃からやっていたのですか?」 「まぁそういうことじゃな」 「どうでしょう、最初の頃と今とでは、バトルも様変わりしましたが?」 「最初の頃はヴァーチャルシステムも無かったし、社外武装も使用禁止じゃったから、皆限られた範囲での試行錯誤の繰り返しじゃった。それも2弾が出たときのバランス変更でパァにされたりと、なかなか面白かったぞ」 「ああ、通称『犬猫パッチ』ですか」 「そうじゃ。その後の社外武装解禁、ヴァーチャル戦の導入等、神姫バトルも様変わりしていったのじゃ」 観奈の話を聞きながら、富華がぽんと手を叩き 「そうそう、その頃のミチルちゃんの映像が残っていたのですよ」 と言い出した 「なに?まことか?」 「…なにかイヤな予感がするのだ…」 富華の言葉に喜ぶ観奈と、不安そうなミチル 「それでは、映像どうぞ!」 富華の言葉を受け、セットにあるモニターにスイッチが入る そこに写ったミチルと思しき影に、浅木が疑問の声を上げる 「あー、ミチルちゃん…ですか?なんか今と違いますね?」 「この頃はまだ、今のような白い翼は付けていないからじゃな」 観奈の言葉通り、画面の中のミチルには象徴ともいえる6枚の白い翼は無かった ヴァッフェバニーの装備にアンクルブレードを持ち、棘輪を腰に下げていた 「この頃は、ヴァッフェバニーの装備を主体にしておったからな」 「でも、リアブースターに6枚のスラスターを付けてるのね」 「なかなか目敏いな、志緒理殿。最低限の防具に機動ブースターが付いたヴァッフェバニーの装備はミチルに最適じゃったのじゃ。しかし、それでもヤツには追いつけなかったので、スラスターを追加して挑んだのじゃ」 「ヤツって…この人?」 志緒理が指した先には、一体のハウリン型が映っていた 「この人、足の狗駆しかつけてませんよ?」 「当時を知らない志緒理殿が訝しがるのも無理はないな。彼女の名は『ストレイト』クウガ。当時誰も追いつけなかった、最速の神姫じゃ。いや、今でも追いつける者はおらんじゃろうな」 「ふえー、そんなスゴイ人なのですか?会ってみたいなぁ」 「残念じゃが、それは無理じゃ。彼女はもう…」 観奈の言葉にスタジオ内が、暗い雰囲気になる 「いくら安全に配慮されているとはいえ、事故と言うものは起きるのだ。でもあたしたち武装神姫は、そのくらいの覚悟を持ってバトルに参加してるのだ」 「そういうことじゃ、しかと見ておくのじゃ。クウガ殿の勇姿を」 「う、うん」 観奈とミチルの言葉に頷き、画面をしっかりと見据える志緒理 「あっ、ジャガーだ!…この頃はまだ普通のぷちますぃーんボディを使ってるのね」 試合開始 開始と同時にジャガーが牽制の射撃を行った 『…遅い』 画面の中のクウガが呟くと同時にその姿が消える ガキィッ! 否、瞬時にミチルの傍へと移動したのだ 「うそっ?なんて速さなの?」 「大抵の相手はこれで終わるのだ。この時あたしが防げたのも、運が良かったといってもよいくらいなのだ」 『ほう…剣でギリギリ防いだか…』 『くうっ…とりゃっ!』 アンクルブレードを盾に、クウガを押し返し距離を取るミチル。そしてすぐさま棘輪を投郭する ダンッ!ギュン! しかしそれをアッサリと避けるクウガ そしてすぐさまミチルへと2撃目のキックを放つ バシュッ 間一髪スラスターを吹かし、これを避けるミチル 『なかなかやるな…しかし』 ギュン! 有り得ない程鋭角に、ミチルへと向かい跳ぶクウガ 『まだまだ速さが足りない!』 ミチルへと三度キックを放つ しかし ザシュッ! 『やっと、捉えたのだ』 これまでのクウガの行動を分析し、攻撃パターンを掴んでいたミチルは、次に攻撃が来るであろうポイントにブレードを振っていたのだった クウガの足が切断され、ブースターを吹かしながらクルクルと飛んでいく 『ぐっ!』 苦痛に顔を歪めながらも、なんとかその場に留まるクウガ ゲシッ! そんなクウガに容赦ない追撃をかけるミチル 蹴り飛ばされ、地に伏せるクウガ ミチルはクウガを踏みつけ、アンクルブレードを構える 『これで、あたしの勝ち…』 スコーーン! ミチルの言葉は、飛んできた何かによって中断させられた 「…ねぇ、今の何?」 モニターを真剣に見ていた志緒理が怪訝そうな声を上げる 「…狗駆…というか、クウガの脚?」 同じく、呆気にとられていた浅木が答えた ブースターを吹かしながら飛んでいた脚が、何の因果か戻ってきて、ミチルの後頭部へと直撃したのだった 『きゅぅ…』 完全にフリーズして、倒れるミチル 『ミチルのノックアウトを確認。勝者、クウガ!』 クウガの勝利が告げられる中、ミチルはその先にいたクウガへと倒れ込んだ ガツン! 『!!』 クウガの上に覆い被さるように倒れたミチル ミチルの顔が、クウガの顔にぶち当たる というか… 「うわっ!ミチルちゃんとクウガさんが、ちゅーしてる!」 浅木の言葉に、スタジオ大爆笑 「あ、あれはノーカウントなのだ!意識してないし、というか意識無いし!」 顔を真っ赤にしながらパタパタと手を振り全力で否定するミチル 「あはは…ファースト上位のミチルちゃんも、こんな事があったんですね」 「うーっ、この油断が無ければ…」 「そうじゃな、あの後もずっとクウガ殿には勝てなかったのじゃからな」 「えっ?もう攻撃は見切ったんじゃ?」 観奈の言葉に疑問の声を上げる志緒理 「次の対戦で同じ事をやったのじゃが、ミチルが剣を構えるよりも先に蹴り飛ばされてKOされたのじゃ」 「うっそ…」 「自分が成長してるのと同じように、対戦相手もまた成長してるのだ」 「観奈ちゃんもミチルちゃんもそうやって成長してきたんですよね」 「そう言われると、照れるのじゃ」 「ところで観奈ちゃん、今現在、気になる神姫というを教えて欲しいのですが」 「そうじゃな…ファーストの神姫はほぼ気に掛けておるが、ここは注目のセカンド神姫を挙げておくのじゃ」 「観奈ちゃんが気になるセカンドの神姫ですか」 「まずはセロ殿じゃな。地元では『クイントス』と呼ばれており、ファンも多いそうじゃ」 「鳳凰杯の決勝トーナメントの第一回戦で戦った神姫ですね」 モニターが切り替わり、ミチルとセロとのバトルが映し出される 「剣の腕前はもとより、優れた洞察力もある素晴らしい神姫じゃ。スグにでもファーストでも通じるだろうに、何故セカンド中位にいるのじゃろうか」 モニターではムラサメが破壊されたシーンが映し出されていた 「次に挙げるのは…『雷光の舞い手(ライトニング・シルフィー)』ねここ。高機動と重装備を両立させている、数少ない神姫じゃ」 画面が切り替わり、アーンヴァルの武装を中心に組み上げた武装『シューティングスター』を振り回し、フィールド中を駆け回るねここの姿が映し出される 「ほぼ公式装備で組みながら、要所にはオリジナルパーツを組み込まれておる。マスターのセンスも光る神姫じゃ。」 必殺の『ねここフィンガー』を決め、相手のストラーフ型を沈黙させるねここ 「ちなみに、地元での人気は絶大で、最近ファーストに来た『マジカル☆ハウリン』ココと人気を二分しており、ファンクラブまであるそうじゃ」 モニターにはフリフリの衣装を着たココが口上を述べている所が映し出された 「あと、セカンドでは無いが、鳳凰杯の時に不慮の事故で記憶を失ってしまったミカエルも注目じゃな」 「オーナーの鶴畑大紀さんもファーストの称号を返上してしまいましたね」 画面には圧倒的火力でフィールドこと相手を焼き払うミカエルの姿が映し出される 「サードからの再スタートということで勝手が違うじゃろうが、あの二人ならまた勝ち上がってくるじゃろう」 「その三人が、観奈ちゃん一押しの神姫ですか…っと、そろそろ時間になってしまいましたね」 ADの合図を見た富華が申し訳なさそうに言った 「それでは観奈ちゃん、最後に視聴者の皆さんに、何かメッセージをお願いします」 「武装神姫で大切なのは、神姫を信じる心じゃ。信頼無くしての戦いはありえんのじゃ。たとえ負けても、ちゃんと得る物はあるのじゃ」 「有り難う御座いました。本日のゲスト、國崎観奈ちゃんとミチルちゃんでしたー!」 パチパチと拍手に見送られ、退席する二人 「神姫を信じる心、か…」 俺は次のコーナーの新作情報で映し出されている新型機の『アーク』と『イーダ』を見ながらボーっと考えていた 「…センパイ。以前のことを考えているのですか?」 「皐月にはお見通しか…」 皐月の指摘通り、昔の事を考えていた 神姫を道具としてしか見ず、ユキに過酷な試験ばかりをさせていた日々を 「でも、今は信じてるんでしょ?」 「ああ…」 「なら、それでいいじゃないですか」 「…そうだな」 俺はエンディングを歌う志緒理ちゃんを眺めながら、今のみんなの幸せを壊すまいと誓うのだった 『きょうのまおちゃお~』 『マオチャオは今日も日向ぼっこ。大好きなマスターの帰りを待ちながら、窓際でうつらうつら』 「うにゃぁ…ごしじんさま、だいすき…むにゃむにゃ…」 『あらあら、どんな夢を見ているのでしょうね』 ピクッ 『おや?マオチャオの耳が動きましたよ?』 ガチャガチャ…カチャッ 「ただいまー」 「おかえりなさい、ごしじんさま!」 『満面の笑顔でマスターを出迎えるマオチャオ。よかったね』 -END- あとがき なんとか生きてます、優柔不断な人(仮)です 今回はss掲示板の方で上がっていた「百質」をみてたら思いついたので、それで一本書いてみました 未だに妄想の人さんに言ったコラボssも書けてないのにスイマセン ちょっち補足 観奈とミチルがクイントスの事を本名のセロと呼んでおります これは鳳凰カップではクイントスは通り名で、あくまでもセロとして参加し、アナウンスもそうであったと考えられるので、観奈達が紹介する時にもそっちを使ったと考えるからです ミカエルに関しては、大紀が改心し、技術の蓄積も有ることからこれから強敵になるであろうと予測した為です ちなみに最後の『きょうのマオチャオ』は独立した五分番組です。提供は勿論、BLADEダイナミクス(もしくはKemotech)です さらに、今回の番組出演者の設定 富華 三根雄(ふか みねお) フリーのアナウンサー。45歳 神姫バトルの中継では実況も務める。その実績を買われ今回のメイン司会者に抜擢された 浅木 マキ(あさき まき) TV局のアナウンサー。24歳 若手女子アナウンサー。自身も神姫を所有しているが、上前はサード中位。どちらかというと、神姫と遊んでいる方が好き 志緒理(しおり シュメッターリング型) デモを兼ねてスポンサーから番組へと贈られた神姫 歌って戦う神姫を目指してる 彼女が歌う番組エンディングテーマも番組開始と同時に発売 「みんな買ってね(はぁと」 ちなみに所有者は番組のプロデュサーという事になっているが、ADの一人を気に入っていて、マスターそっちのけでつきまとってるらしい ガンノスケ 志緒理付属のヌイグルミ型支援マシーン『ラビボン』 主にツッコミ担当 志緒理とガンノスケは『スーパーしおりん』へと合体出来る …らしい
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/14.html
【武装神姫 MMS,Type SEED】 【JUVISY】 「秘めたる生命の力、今こそ……」 それは正に爛漫の時。それは最高の美を誇る時。 刹那の姿に魅せられて、誰もが幸せに包まれる。それを散らそうとする者に、私は怒りを覚えます。 朝、差し込んだ陽の下で、蕾がゆっくり開くように。 『花』を育てる貴方の為に。私は力を振るいます。 『種型MMS ジュビジー』 ジュビジーは第四弾としてジルダリア、フォートブラッグと共に発表された武装神姫だ。 副次効果のある武装群、ハイパーモードと呼ばれるパワーアップ等、他の神姫には存在しないトリッキーな装備が多いのが特徴。 その従来の系統と全く違う物を使いこなせるマスターは少ないものの、モノにした場合圧倒的な戦闘力をもたらす。 装甲面に関しては隙のない本体装甲に加え、ハイパーモード時には大幅な増加装甲が出現する為、第三弾以上の防御力となる。 特に可動式装甲【キュベレーアフェクション】を採用した事により、高い防御力を維持したまま軽量化及び重武装化に成功したのは非常に大きな強みといえる。 【基本能力】 ジュビジーは防御戦闘のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+2) 【格闘基本値】(+2) 【回避基本値】(+2) 【特殊】ハイパー・モード 「防御体勢」:自分のターンに宣言。 次の自分のターンまで【装甲】(+2) 【IV】(-10) 《シールドブロック》修得済 【技能】 ジュビジーはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 ジュビジー 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《鉄壁》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《待機攻撃》 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(±0) 【装甲値】 ( 7 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(±0) 【HP】 ( 20 ) 【パワー】 ( 5 ) ○ジュビジー(ハイパー)(*1) 【基本性能】 【射撃修正】(+1) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5/VTOL) 【格闘修正】(+1) 【装甲値】 ( 10) 【旋回】(3) 【回避修正】(+2) 【HP】 ( 20) 【パワー】 ( 7 ) 【シールド値】 ( 3 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 5(7)/ ±0 / ∞ ハンマーシード / 8 / +2 / ∞ グリーンカッター / 10/ -4 / ∞ キュベレーアフェクション(*2)/ 12/ ±0 / 1 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 パウダースプレイヤー(*3) / 7 /+4/ -3 / - / - / 10 / × / × キュベレーアフェクション(*2) / 10/+5/ +2 / -8 / - / 10 / ○ / × (*1)HP50%以下で発動 (*2)ハイパーモード時のみ使用可能、【射程1~2】 (*3)命中した場合、(1D6)ターンに渡って【各修正】(-1D3) 再度命中した場合は、前回より1段階減少となる。但し累計が3を超えることはない。 【カスタムデータ】 ○ジュビジー(ノーマル) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (3)/カーネルプロテクト+シェルスカート /《装甲+3》 脚部 / (0)/ ピスティルレッグパーツ /《装甲+1》 背部U / (2)/ キュベレーアフェクション /《ハイパー化》 武装 / (1)/ パウダースプレイヤー 計 /( 6 ) ○ジュビジー(ハイパー) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (3)/カーネルプロテクト+シェルスカート /《装甲+3》 脚部 / (0)/ ピスティルレッグパーツ /《装甲+1》 背部U / (3)/ キュベレーアフェクション /《装甲+3》 《射撃+1》 《格闘+1》 《回避+2》 《シールド(3)》 《VTOL》 《パワー+2》 /《追加武装》 武装 / (0)/ パウダースプレイヤー 計 /( 6 )
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2553.html
あらすじ 2030年、異様とさえいえる加速度で発達した人類の科学は、人の脳というシステムそのものを全て量子コンピューターにコピーするという半ば強引な方法で、人間とさして変わらないレベルの思考を可能にしたAIを作り出した。このAIは以後改良を重ね、様々な形でロボットに組み込まれていくことになった。体長15cmの高性能小型ロボット。そう、2031年に発売され後に武装神姫と呼ばれる彼女達にもである。 2040年、人はついに電子の海に人の精神を送り出すことに成功する。『神姫ライドシステム』と名付けられたそのシステムは、人間の意識を機械の体である神姫の中へ、つまるところCPUという仮想空間の中に繋げることを可能にした。さらにはこれを応用し、神姫を介して別の電脳空間への接続まで実現したのである。20世紀末などにSFで描かれていた『ネットダイブ』などと呼ばれる仮想空間へのリンクを可能にした画期的な技術。だがこのような技術でさえ表立った注目をされないほど、世界は高速での発展を遂げているのであった… なんてことは置いといて時は204X年 その昔、多少は名の知れたマスターであった主人公と そのパートナーであるアーンヴァルMk2型が 神姫ライドシステムにより新しく生まれ変わった神姫バトルに挑んでみるお話。 レールアクションや武装ランク等、様々な設定は『武装神姫 バトルマスターズMk2』をプレイしてみて考察したりそのまま引っ張ってきています。 なお、武装神姫アーカイブスでライドオンシステムがヘッドギア形式と判明したので後々修正していきます。 ※上記脳のシステム云々のくだりは、戦う神姫は好きですか八話の噂話より使わせていただいております。 更新履歴 2011,10,5、初投稿 2011,10,6、コメント機能はこんな感じでいいのかなNA 2011,10,7、二話まで完成。ついでに一話をちょこっと修正 2011,10,14、2に加筆修正し、3も投稿して三話まで完成 2012,8,11、執筆再開 2012,10,11、小部屋追加 2012,11,12、4-2投下 ライドオン204X 登場人物紹介 小部屋 プロローグ 第一話・初めてのライド1 2 3 第二話・修行、しませんか1 2 3 第三話・初バトル、出会い1 2 3 第四話・だから説明書はよく読もう1 2 本日 - 昨日 - 総合 - 続きを期待してます -- 名無しさん (2011-10-06 11 21 37) ってうわーお、コメント機能付けてからまだ全然経ってないのに!コメントありがとうございます -- rotto (2011-10-06 11 29 42) フィーアと主人公の間に深い信頼関係があるのが見て取れますね、続きを期待しています。 -- umbrella (2011-10-06 23 03 33) それが伝わって何よりです。というか昨日だけで238も閲覧が…30ぐらいは忙しく更新してた自分のカウントと考えても200…嬉しい限りです -- rotto (2011-10-07 14 43 43) バトマス設定の作品はなかなかないので、結構楽しみに読ませていただいてます。更新がんばってくださいね! -- 寒天 (2011-10-08 10 19 53) コメントありがとうございますっ。美咲さんと先生の方も楽しく読ませていただいてます。カーレントナックルは使わないんだ…という妙な感想があったりなかったり -- rotto (2011-10-08 20 49 40) 弟のユキに負けてはいられないと奮起、復活。ぼちぼち更新してきます -- rotto (2012-08-11 06 50 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/481.html
戦うことを忘れた武装神姫・番外編 ちっちゃい物研・商品案内-6 ・・・武装神姫向けサブパワーユニット・発売延期について・・・ 当社で鋭意開発中の武装神姫専用サブパワーユニット「DMH-Style」ですが、 最終調整段階に於きまして、ユニット2基搭載タイプ(-C型、-H型)の安定性 の面で、より一層の改良が必要であることが判明いたしました。 つきましては、ユニット自体の設計も一部改良をせざるを得ないこととなり、 誠に申し訳ありませんが「DMH-Style」の発売を当面延期とさせて頂きます。 ご興味・ご関心を寄せて頂いた皆様、ならびに各方面の皆様に深くお詫び申し 上げるとともに、何卒、ご理解賜りたく宜しくお願い申し上げます。 東杜田技研・小型機械技術研究製作部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ちっちゃいもの研・応接室にて〜 久遠:「発売延期するんだ。珍しいねぇ、ちっちゃいもの研にしては。」 Cta:「仕方ないだろ、ユニットでかすぎて2台は物理的に無理だって判明したんだから。」 久遠:「物理的にって・・・。 作ってて誰も気づかなかったのか?」 CTa:「とりあえずやってみる、それから考える。ってのがウチの伝統だし。」 久遠:「・・・。」 沙羅:「ますたぁ〜・・・ こ、これは駄目っす・・・」(ぱったり) 久遠:「さ、沙羅っ! そんなにボロボロになって、何があったんだ?」 CTa:「さらに小型化して、何とか2基搭載できないかなーって、やってみたんだけど・・・」 沙羅:「たとえ制御できても、たぶん身体が追いつかないっすよ。。。」 ヴェルナ:「ぁーーーーっ!! ひさとーさーーーん! こんにちはーーーーーーぁ!!!」 (と、応接室に飛び込んできたヴェルナ、止まれずにものすごい勢いでロッカーにめり込む) CTa:「あーあ。やっぱ制御しきれないかー。 ヴェルナでも駄目っぽいね。」 久遠:「おい! 誰かこのユニットの開発をやめさせろ!!」 CTa:「えー? なんでー? きっちり調整すれば使えるよー。」 久遠:「駄目ったら駄目!! ったく、誰だ、こんなユニットを最初に作ったのは。。。」 CTa:「あんたの所のエルガとリゼだよ。 持ってきたのは1ユニット型だったけどね。」 久遠:「え・・・ そ、そうなの?」 CTa:(黙って頷く) 久遠:「じゃ、じゃぁ、1基搭載までは・・・いい・・・かな? あ、あはは・・・」 (あのパワーアップバカップルめ・・・ 俺の立場がないじゃないかっ!!) <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/229.html
装備品設定 【ガーベラ・ストレート】 別名、菊一文字。 2036年の武装神姫発売よりも前に作成された1/10スケールの打ち刀(日本刀)。 明確な記録は残っていないが、刃物職人が所持していた 複数のAI搭載型小型ロボットによって作成されたとされている。 総作成数は数百を超えるとも言われているが、 その中でもガーベラ・ストレートと呼ばれているのは 一定以上の(ほとんど限界とも思える)品質を持ったものに限られている。 作品中で柏木浩之が「将軍家御用達の刀じゃないか!」と言っているが、これは間違い。 正確には、鎌倉時代に後鳥羽上皇が一文字派の祖で備前国の刀工、 一文字則宗に打たせた一連の日本刀の総称である。 また、呼び名も正しくは菊一文字則宗という。 ただあくまでも総称なので、菊一文字という個別の刀は存在しない。 名刀と呼ばれた刀と同意な名を持つ、すなわちそれだけの品質があると認められた 数百の中の数十にも満たない小型ロボット用の打ち刀。 正しい使い方をすれば物理的な質量を持つあらゆるものを両断すると言われているが、 その神憑り的な切れ味に反し耐久力はけして高くなく、 誤った「真っ直ぐでない振り方」をすれば容易に破損してしまう。 そのため現存するガーベラ・ストレートは20にも満たないと言われている。 公式戦ランカーでの使い手は片手で足りる程度しかいない。 取引実勢価格は最低でも人間サイズの日本刀並で、 どうかすると高級乗用車並の値がつく事も。 2006年の経済基準で言えば二百~千数百万円といったところ。 【アムドライバー】 武装神姫の開発元である島田重工の前身、総合エンターテイメント企業・K社が 2004年に展開したマルチメディア作品の総称、及びその玩具シリーズの名称である。 TVアニメの放送終了と共に収束の一途を辿っていったが、 武装神姫の発売直後にK社から分離独立したAM社が 低年齢向けのMMSとして再展開した。 特徴は「低価格で頑丈」。 おおよそ武装神姫の半分程度の予算で済み、 大元から受け継いだ設計概念は高い耐久力を発揮する。 コスト面の問題から搭載されるAIは武装神姫よりも簡易なものが採用されているが、 実用上の問題は特に無い。 扱いやすさの点からパワーを低めに設定されているのだが、 その頑丈さは過剰なハイパワー化にも容易に耐えてみせる為、 他社MMSの強化パーツとして使われる事も多い。 ただしハイパワー化は制御が難しくなる面も併せ持っており、 公式戦でも過剰なハイパワー化で勝手に自滅する新人ランカーが 毎年の様に量産されている。 【エアバイザー】 正式名称、バンシー。 アムドライバーシリーズの強化装備であり、ステルス攻撃機に酷似した形状をしている。 速度は航空機型にしてはあまり早くないものの非常に優れた飛行制御能力を持ち、 ブースター停止時でも滑空による無音飛行が行なえる。 標準火器は軽量ビームガン「クラウ・ソナス(AGBS-HBG26)」を2門。 両翼には大型フィールドジェネレーターを内装し、 飛行時の揚力補助、並びにビーム防御フィールドを展開可能。 暫定的にビームガンとして利用することもできる。 バイザー系に共通の特徴として乗り物型のビークル・モードから アムジャケット(AM社のMMS)の鎧のようなブリガンディ・モードへの変形合体機能がある。 構成パーツのそれぞれはマスィーンズの様な自立機動が可能で、 バトルの最中に数秒以下で変形合体が可能。 レギュレーションによっては試合開始時の装備しか認められない事もあるので、 特性を大きく変えられるバイザーシステムは少ない装備で多くの戦略を取れる 優れた存在であると言えよう。 【マオバイザー】 ブロードバンド配信の勇者シリーズにハマったマオがでっち上げた、 ガオガイガー似の装備。 ライナーバイザー(ネオボードバイザー・ソードダンサー)、 ドリルバイザー(ネオボードバイザー・ガンシンガーにガトリングブレード装備) ステルスバイザー(エアバイザー) の3機のバイザーマシンが合体し、マオが乗り込むことでマオバイザーが完成する。 さらに追加でモノクル・マーグ(モノクルバイザー)と合体し、モノクルハンマーモードにもなる。 完全にネタかと言うと、そうでもない。 ガーベラを使い、回避ありきで戦うマオはバリアを張られると対抗策が何も無い。 かといってバリアを貫通する重い一撃を可能にする重量のある装備品では 肝心の回避力を殺してしまう。 そこでマスィーンズ的な存在を採用する事を思いついたのだ。 大きく強力なボディをマスィーンズに与えると本体AIにも相応の負担がかかるため、 大会ルールにおいても神姫本体に重量・体積制限はあっても マスィーンズ類にはそういった規定が無い。 どこかのピz…御令嬢の様に、10体以上のスレーブ神姫を使っても構わないのだ。 マオは自分のAIが同時並行処理に向いているのをこれ幸いとし、 大型の機体をサポートメカに採用した。 エアバイザーの芸達者なフィールドジェネレイターを、 膨大な出力を持つ2機のネオボードバイザーで駆動させる事により ガオガイガーのほぼ全ての技を再現する。 唯一、ハンマーヘル&ヘブンだけは光学ハーケンに時間加速ドライブを併用し、 相手コアの時間速度をほぼ停止状態にする。