約 1,954,285 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3480.html
サイキッカーバトルロワイアル 本編 サイキッカーバトルロワイアル本編SS目次・投下順 サイキッカーバトルロワイアル の死亡者リスト サイキッカーバトルロワイアル の参加者名簿 サイキッカーバトルロワイアルのルール・マップ
https://w.atwiki.jp/nijishinki/pages/28.html
関連リンク 公式サイトRSS による最新情報一覧 神姫のパパたち 武装神姫漫画関係 武装神姫小説関係 「武装神姫」リンクの自動検索結果ニュース検索 ブログ検索(テクノラティ検索とブログサーチ使用) 公式サイト 武装神姫 ©2006 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd. simpleapi_img 神姫NET ©2006 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd. simpleapi_img MMS Multi Movable System 関連商品特設ページ RSS による最新情報一覧 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 神姫のパパたち ※ 第6弾EXウェポンセットの鬼頭栄作さんはサイト有無が不明の為未掲載 MMS素体 浅井真紀さんeden plastics 第1弾 ・ 第8弾etc 島田フミカネさんdigital bs tuners 第2弾etc BLADEさんLOVEWN Outpost 第2弾EX ・ 第5弾EX カサハラテツローさんカサハラテツローHP 第3弾 篠房六郎さん篠房六郎日記 第3弾EX GOLIさんGOLI OFFICIAL BLOG 第4弾 okamaさんokama 第4弾EX ・ 第8弾EXetc 柳瀬敬之さんWIND FALL 第5弾 ・ 第10弾 間垣亮太さんわんわんROOM ver1.7 第6弾 清水栄一さん・下口智裕さんナデガタサーカス 第7弾 ・ 第12弾 CHOCOさんCHOCOLATE SHOP Float 第7弾EX ちびすけマシーンさんちびすけマシーン/東京G-0 第9弾 たにめそさんTURNINGPOINT ライトアーマー 第2弾 マーシーラビットさんうさぎ用心棒ブログ営業所 ライトアーマー 第4弾 DOG MASKさんDOG-TAG ページトップへ 武装神姫漫画関係 「武装神姫 Forget-me-not」(携帯漫画)デジタルコミックス「武装神姫 Forget-me-not」世界創造 (漫画担当 和錆さん) 「武装神姫ZERO」ぱら・さいと (漫画担当 井原裕士さん) 「ヒブソウ シンキ」Rich Mellow (漫画担当 からしいちさん) 武装神姫小説関係 「武装神姫 always tigether」(小説)ひびき遊の日々杞憂(作者 ひびき遊さん) 「武装神姫」リンクの自動検索結果 ニュース検索 表示・非表示切り替え 「武装神姫BC」,フブキ参戦を記念したサイン色紙プレゼントキャンペーンが開催中 - 4Gamer.net プラモデル「マジカルバーゼラルド」が9月14日(火)11時より予約開始!『メガミデバイス』×『フレームアームズ・ガール』×『M.S.G』のコラボアイテム! - 電撃ホビーウェブ 声優・白石涼子さん、『ハヤテのごとく!』『SKET DANCE』『まほらば』『ベイブレードバースト』『武装神姫』など代表作に選ばれたのは? − アニメキャラクター代表作まとめ(2021 年版) - アニメイトタイムズ 「武装神姫」が15周年。それを記念して「バトルコンダクター」でアーンヴァルとストラーフが9月7日10:00から使用可能に - 4Gamer.net 『FAガール』マジカルバーゼラルドの彩色見本が初公開!『アリスギア』小芦睦海や『武装神姫』アーンヴァルも!【コトブキヤコレクションONLINE 2021[なつやすみ!]速報レポート】メガミデバイス編 - 電撃ホビーウェブ 「武装神姫BC」にレイドバトルモードが追加。神姫・アーク,イーダが登場 - 4Gamer.net コナミアミューズメント、『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』でリーグジェムバトルとホワイトデーイベントを開始 | gamebiz - SocialGameInfo コナミアミューズメント、アーケードゲーム『武装神姫アーマードプリンセス バトルコンダクター』のロケテを7月4・5日に実施! | gamebiz - SocialGameInfo 『武装神姫BC』仲間と協力して戦う“レイドバトル”のロケテストが開催。購入したデジタル神姫をカード化するとBODYが“L”になる“夏のロケボディキャンペーン”も実施中 - ファミ通.com 「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」にフォートブラッグ(CV:柚木涼香)とムルメルティア(CV:浅野真澄)が参戦!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」で“ラブプラス”とのコラボイベントが開催 - 4Gamer.net 「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」のオリジナルe-amusement passが当たるキャンペーン開催 - 4Gamer.net アーケード『武装神姫』に『スカイガールズ』の“零神”武装が登場! - 電撃オンライン 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』沢城みゆき、門脇舞似のサイン色紙が当たるキャンペーン開催 - 電撃オンライン 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』が稼働開始。神姫エーデルワイスが参戦 - 電撃オンライン 『武装神姫』原案イラスト集は全72ページ! エアコミケ2グッズセットなどが予約販売開始 - 電撃オンライン 育成型アクションゲーム『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』が12月に稼働開始! - PR TIMES 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』プレイ動画。神姫のカワイらしさが溢れたゲームに - 電撃オンライン 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』プレイレポ。カスタマイズとバトルの楽しさがある! - 電撃オンライン 対戦ゲームとしてもトレカ収集としても充実『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』ロケテストで詳細なゲームプレイが判明 - IGN JAPAN AC「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」の第2回ロケテストが東京レジャーランド秋葉原2号店で7月4日と5日に実施へ - 4Gamer.net アーケードゲーム「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」のロケーションテストが7月4日より開催!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 読者レビュー/エレクトリアコード[Android] - 4Gamer.net ワンフェス2020[冬]コトブキヤブースレポート!「武装神姫」アーンヴァル&ストラーフを展示、アニメフィギュアも多数 - WebNewtype 大河原邦男氏デザインの『フレームアームズ』や『ロックマンX』ゼロ、『ZOIDS』ワイルドライガー、『武装神姫』ストラーフなどが初展示!【ワンフェス2020冬速報レポート】コトブキヤ②プラモデル編 - 電撃ホビーウェブ 立体的表現された神姫とのコミュニケーションが楽しい!「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」プレイレポート【JAEPO2020】|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer アスキーゲーム 武装神姫のアーケードゲームに長蛇の列!「JAEPO2020」KONAMIブースレポ - ASCII.jp 神姫たちとの絆をアーケードで紡ぐ! 4人対戦型バトルロイヤル『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』試遊リポート【JAEPO2020】 - ファミ通.com [JAEPO2020]触れあって,ともに戦って。神姫がそこにいるかのような「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」プレイレポート - 4Gamer.net [JAEPO2020]透過液晶で神姫達と触れあえる「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」ステージレポート。最大4人対戦のバトルにも注目 - 4Gamer.net 「武装神姫」シリーズ最新作! モバイルゲーム「武装神姫R(仮)」現在制作進行中 - アニメ!アニメ!Anime Anime 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』デモプレイでゲームの流れを紹介!4人用マッチ「ジェムバトル」もお披露目【ステージ情報まとめ】 - インサイド 『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』発表! 育てた“神姫”をカスタマイズしてバトル【JAEPO2020】 - ファミ通.com 【JAEPO 2020】アクションフィギュア「武装神姫」の完全新作アーケードゲームが初登場! 「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」 - GAME Watch コナミが『武装神姫』の新作アーケードゲームとモバイルゲームを発表。前者はお気に入りの「神姫」を集めて戦う育成型アクションゲームに - ニコニコニュース 姫育成型アクションゲーム「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」がアミューズメント施設向けに発表!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer [JAEPO2020]「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」が発表。“神姫”をカスタマイズして,戦いやコミュニケーションを楽しめる - 4Gamer.net 夏コミ(C96)KADOKAWAブースのグッズ予約開始。『武装神姫』『このすば』『リゼロ』『文スト』『うちの娘』など - 電撃オンライン 『武装神姫』BLADE氏イラスト集や『このすば』タペストリー、『けもフレ』ブランケットなどのコミケ95・KADOKAWAグッズ画像が公開!ebtenで予約受付中! - 電撃ホビーウェブ コミケ95・KADOKAWAグッズ 『武装神姫』『このすば』『オーバーロードIII』『文スト』ほかがECサイトebtenで予約受付中! - 電撃ホビーウェブ コミケ94・KADOKAWAグッズ 『武装神姫』『オーバーロードIII』『リゼロ』ほかをECサイトebtenで事後通販開始! - 電撃ホビーウェブ コトブキヤ「武装神姫 猟兵型エーデルワイス」など最新プラモ&フィギュアがランキングをほぼ独占!:Amazonホビー人気ランキングBEST10 - 電撃ホビーウェブ ECサイト・エビテン[ebten]にて「武装神姫」×「メガミデバイス」プラモデル「猟兵型エーデルワイス」を限定特典付きで予約受付スタート! - PR TIMES 「武装神姫」より「猟兵型エーデルワイス」予約開始!「メガミデバイス」のコラボで幅広い可動を実現 - GAME Watch ついに『メガミデバイス』×『武装神姫』コラボが始動!島田フミカネ氏デザインの「猟兵型 エーデルワイス」が8月23日より予約開始!! - 電撃ホビーウェブ 『武装神姫』『オーバーロードIII』『リゼロ』など、描き下ろしを含むイラスト使用グッズをKADOKAWAブースで販売!【コミックマーケット94(コミケ94)事前情報③】 - 電撃ホビーウェブ メカニカルな武装としなやかなボディラインのコントラストは必見!『武装神姫』レーネ、アイネスフィギュアが揃って再販決定! - 電撃ホビーウェブ ガンプラと武装神姫が融合?!『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼』アスタロトを美少女に改造!!【ニコ動注目動画】 - 電撃ホビーウェブ 読者レビュー/武装神姫 BATTLE RONDO[PC] - 4Gamer.net 「武装神姫」シリーズ新プロジェクト始動。新作ゲームの制作が決定 - 4Gamer.net 『武装神姫』新作ゲームをコナミデジタルエンタテインメントが制作!コミカライズなどマルチ展開も - 電撃ホビーウェブ 「コミックマーケット93」KADOKAWAブース にて販売された「武装神姫」「文スト」「よう実」等のグッズが通販サイト「ebten(エビテン)」にて予約販売中! - PR TIMES 「武装神姫」が再始動! 公式が6年ぶりに情報更新 人気絵師による神姫イラストも一挙公開 - - ねとらぼ 島田フミカネ氏デザインの『武装神姫』アーンヴァルがコトブキヤよりプラモデルとなって登場! - 電撃ホビーウェブ 島田フミカネがデザインを手掛けた、「武装神姫」の“アーンヴァル”がプラモで登場! - WebNewtype FA G/武装神姫、ZOIDS、スパロボなど~プラモデル系アイテム~【ワンフェス2016冬速報レポート】コトブキヤ① - 電撃ホビーウェブ 「武装神姫」蘇る!コトブキヤのプラモ「アーンヴァル」パネルお披露目 - iNSIDE 「武装神姫」放送日に記念イベントを開催 エンディングを歌うazusaさんが登場 - アニメ!アニメ!Anime Anime 「武装神姫」 フィギュアからTVアニメ化決定 制作はエイトビット - アニメ!アニメ!Anime Anime 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」,竹達彩奈さんが演じる神姫を配信 - 4Gamer.net 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」DLCで「オールベルン」が追加に - 4Gamer.net 『武装神姫バトルマスターズMk.2』の“神姫カタログMk.2 14号”が配信 - ファミ通.com 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」,DLC第11弾はアーティルのシナリオ - 4Gamer.net 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」,DLC第10号はヴェルヴィエッタ - 4Gamer.net 「武装神姫」対象商品の購入者にイラストブックマーカーを先着順でプレゼント - 4Gamer.net 『武装神姫』の新フィギュア、CDが登場 - ファミ通.com 「武装神姫」,グラディウスの主役機 ビックバイパーが神姫フィギュア化 - 4Gamer.net 「武装神姫」フィギュア「プロキシマ スピネル」と「マリーセレス レムリア」が本日発売。「神姫カタログMk.2 4号」の配信もスタート - 4Gamer.net 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」,DLC「パジャマセット」などを本日配信 - 4Gamer.net 『武装神姫バトルマスターズMk.2』の“神姫カタログMk.2 3号”が配信 - ファミ通.com 『武装神姫バトルマスターズMk.2』の“神姫カタログMk.2 2号”が配信 - ファミ通.com 『武装神姫バトルマスターズMk.2』の“神姫カタログMk.2 1号”が配信 - ファミ通.com ソーシャルRPG「武装神姫 BATTLE COMMUNICATION」,Mobageで配信 - 4Gamer.net 「武装神姫」島田フミカネ氏デザインの神姫がフルアームズパッケージで登場 - 4Gamer.net 【PR】可愛いだけじゃ物足りない? 本格アクションバトルを楽しめる「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」なら,そんな貴方も満足できる - 4Gamer.net 「武装神姫」プロキシマとマリーセレスのリペイント版が12月15日に発売 - 4Gamer.net 「武装神姫」,ラプティアスとアーティルのリペイントVer.が11月24日に発売 - 4Gamer.net 新アクションも多数追加! 注目のカスタマイズアクション「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」の直撮りプレイムービーを掲載 - 4Gamer.net 「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」にサンタクロース型神姫「ツガル」の参戦が決定 - 4Gamer.net 武装×美少女×アクションバトル=「武装神姫」、実際に手にとって触って動かすと楽しそうな「アラストール」「キュクノス」など神姫いろいろ - GIGAZINE ワンダーフェスティバル2011に「武装神姫」のガレージキットが登場 - 4Gamer.net 「武装神姫BATTLE MASTERS」蓮華&ガブリーヌがフィギュア化 - 4Gamer.net 「武装神姫」アーク&イーダのフィギュア,各注文数2000で再生産 - 4Gamer.net 「武装神姫 BATTLE RONDO」の“ゆかたアーマー”,ワンダーフェスティバル2010[夏]での販売決定 - 4Gamer.net 「武装神姫」,人気の“鋼の翼”にブラックカラーバージョンが登場 - 4Gamer.net ついに再販 「武装神姫」クレイドルの予約受付中。締切りは7月13日 - 4Gamer.net 2周年記念,「武装神姫」アーンヴァル&ストラーフに新Ver.が登場 - 4Gamer.net 「武装神姫」フィギュア第10弾に間垣亮太氏が再び登場 - 4Gamer.net 「武装神姫」ライトアーマー第一弾ウェルクストラ&ヴァローナ発売 - 4Gamer.net 「武装神姫」スポーツタイプのMMS素体が登場。本日より予約開始 - 4Gamer.net コナミのフィギュア「武装神姫」シリーズいろいろ in 東京おもちゃショー2008 - GIGAZINE 「武装神姫」,新神姫&新ステージが本日実装。ラジオCDも本日発売 - 4Gamer.net 女性士官マニアが絶叫するシュラキ第4弾! 武装神姫の萌えMMSがロールアウト! (1/5) - ASCII.jp 「イエス!ティンパニー……?」「武装神姫RADIORONDO」配信 - 電撃オンライン 4Gamer.net 【リリース】「武装神姫」,8月30日にフィギュア第6弾モデル発売 - 4Gamer.net 4Gamer.net 【リリース】「武装神姫」,フィギュア第5弾モデルが本日発売 - 4Gamer.net 4Gamer.net 【リリース】「武装神姫」,新規モデル/ジオラマ背景追加 - 4Gamer.net デジタルコミック「武装神姫Forget-me-not」が本日より配信開始 - 電撃オンライン 4Gamer.net 【リリース】「武装神姫」,東京国際アニメフェア出展情報 - 4Gamer.net 4Gamer.net [TGS 2006#49]「武装神姫」,今後発売予定のフィギュアや追加武装を展示,来場者には限定パーツの配布も - 4Gamer.net ブログ検索(テクノラティ検索とブログサーチ使用) 表示・非表示切り替え #technorati #blogsearch2 ページトップへ
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/891.html
352 :名無しさん(ザコ):2013/02/21(木) 23 49 30 ID qHg4CfMM0 洋風・ゴスロリ装備神姫(武装神姫) ゴスロリ服に巨大武装を施した趣味的なコーディネートの神姫。 性能は多少ENが低いのが気になる程度で可もなく不可もない回避寄りグレー系だが、 攻撃面は射程1中心なものの燃費の良さと速攻火力に優れ、さらに無消費1300や 射程4弾数武装も揃うので優秀。 さらに目を引くのが威力3000のドラゴンクラッシャー。その圧倒的破壊力は見ものだが、 気力150にEN消費100/140でほとんどの武装がEN消費型と制限が厳しい。 なので、無理に狙うより良燃費のニョルニルハンマーかバトルアックスで戦う方が、 活躍はさせやすいだろう。 ……と、思いがちだが、実のところ凄まじい使い方が隠されている。 それは、このユニットは『装備を統一した素体』なので固有のパイロットが存在せず、 神姫パイロットを自由に乗せることができるという点だ。 つまり、威力3000の武装を持つユニットに、魂のサイフォス、痛撃奇襲のフブキ、 熱血闘志の紅緒を乗せることができる、ということになる。 サイフォスを乗せた場合、ヴァッシュのAAより下程度の威力になり、イベント想定や 夢コンボを除いた最大ダメージでは単独首位の破壊力になるのだ。 ただし、サイフォスは気合もあり一発を狙うのは容易だが、防御型なので他の面が多少辛く、 一発は残して他でも活躍させたいならフブキか紅緒を乗せてもいいだろう。 と書いたが、実はこの組み合わせもイベント想定に近い代物になっている。 原作からいえばイベント用とは言い難く、普通に乗せ換え可能な程度なのだが、 データ的にはパイロットと素体は一致しているのが基本形となっている。 仮に乗り換えも考慮するならコーディネート神姫は大幅に火力を落とすか、 ネームドから三倍SPを削除するのは必須だろう。
https://w.atwiki.jp/battleconductor/
ここはKONAMIアーケードゲーム「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」非公式攻略wiki(誰でも編集OK!)です。 2023年1月25日の大型アップデート(シーズン2移行)による変更点はこちら。 祝 武装神姫 18周年 武装神姫は2006年9月7日の起動から18周年を迎えました。 祝 バトコン 3周年 バトコンは2020年12月24日の稼働から3周年を迎えました。 \ これからも宜しくお願いしますね! マスター! / 初心者向けページ🔰 ムービー・ゲーム概要・基本情報 楽しみ方・操作説明書 よくある質問 公式サイト バトルコンダクターNet ※ 武装神姫 公式サイト 武装神姫 公式X(旧Twitter) KONAMI アーケードゲームのお問い合わせ ※ 武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター 公式サイト 5ちゃんねる 武装神姫 バトルコンダクター part24 武装神姫 バトルコンダクター トレードスレpart1 便利ツール 有志製 アセンブルシミュレーター
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2299.html
キズナのキセキ ACT1-4「敗北の記憶 その2」 ◆ その日、菜々子は、C駅にほど近いゲームセンターで噂を聞いた。 C港の倉庫街の一角、使用されていない倉庫を改装し、武装神姫の裏バトルが行われる。 主催は、神姫にハマっている、若手の不良グループだ。 菜々子はその裏バトルに誘われたのだ。 菜々子とミスティが『エトランゼ』として名前を売りながら、公式試合に一切関わらないのは、こうして裏バトルの情報を得るためだった。 裏バトルも、主催者にしてみれば興行だから、名の売れた神姫に出場してもらえれば、話題が取れる。 出場選手も、観客も増える。 だが、公式戦出場神姫で有名になればなるほど、そういう危ない場所には近づかない。 裏バトルには、犯罪が絡んでいる場合が多いのだ。 罪を犯せば、公式戦のランキングは剥奪されてしまう。 だから、公式戦に出ない有名な神姫は、裏バトルのスカウトとしては格好の標的だった。 そう、菜々子のように。 「あんた、強ぇ神姫と戦いたいんだろ? だったら来いよ、他にも強者がたくさん参戦予定だ」 「へえ、どんな神姫が来るの?」 裏バトルの主催の一人だと名乗ったヤンキー風の男に、菜々子は首を傾げてみせる。 男は得意げに、指折り数えて神姫の名前を挙げた。 「そうだな……『フレイム・エッジ』とか、『百目の天使』とか……」 「『狂乱の聖女』は出る?」 「ん? ああ……よく知ってるな。そいつはメインイベンターさ」 ビンゴ。 久々の確定情報だった。 「なんだ? 『狂乱の聖女』とバトルしてぇのか?」 「まあ、ね。噂に聞くところでは、強いって話だし?」 「あいつは別格だよ。強いなんてもんじゃねぇ。 ……でも悪いな。あいつはもう相手が決まってるんだ。 『狂乱の聖女』を目の敵にしてる奴だから、代わってはもらえないだろうしなあ」 『狂乱の聖女』に戦いを挑む者は多い。 裏バトルでのネームバリューとしては、知る人ぞ知る、という程度だ。 しかし、その圧倒的な強さを制して名を挙げようとする者は後を絶たない。 また、個人的な恨みも多数買っている。 どうも、次の対戦相手は後者のようだ。 「だから、とりあえず次は、別の対戦相手を用意するぜ。他にも強えのはたくさんいる」 「ごめんなさい。今は『狂乱の聖女』しか興味ないの」 菜々子はそう言って、にっこり笑った。 とりあえず、次回の裏バトルは観戦しに行くことを約束した。 ヤンキー風の男は、それでも今日のところは引き下がった。 裏バトル会場に『エトランゼ』を連れてきただけでも、彼の評価は上がるだろう。 だが、菜々子は、裏バトルに出場する気はまったくなかった。 ◆ 土曜日の夜は長い。 翌日は日曜日という安心感で、どこの繁華街も夜遅くまで盛り上がる。 表通りはもちろんのこと、裏通りの飲み屋やゲームセンター、路地裏の屋台、さらに裏の賭博場まで。 ここ、C港の倉庫にある裏バトル会場も例外ではなかった。 外は寒々とした倉庫街の一角で、週末の夜など人も車も滅多に通らない。 そんな外の様子とは裏腹に、武装神姫の裏バトル会場になっている倉庫の中は、異様な熱気に包まれていた。 ここの裏バトルは、仕切が若い連中のためか、セキュリティよりも盛り上がり重視、といった感じだった。 集客も多い。客層も、学生風の若者から、マニアっぽい年輩組まで、意外に幅広い。 裏バトルは警察の目をおそれて、秘匿性を高めるため、多くの場合、限られた会員のみ招待される方式を取る。 だが、菜々子がみたところ、ここでは客の出入りもそう厳しくない。会員の友人であれば入れるような有様だ。 使われていない倉庫は、急造のバトルロンド会場になっていた。 ただ、神姫センターなどと違い、バトルロンドの対戦筐体は一組だけ。 正面には大きなスクリーンが設置され、プロジェクターでバトルの様子を映し出している。 そのスクリーンが見えるように、観客席が配置されている。 廃品のソファやテーブルが雑多に並べられただけの粗末なものだが、観客たちは気にしていない。 酒やジャンクフードが運び込まれ、客に振る舞われる。 この飲食代も、主催の収入源だ。 客は次々と行われるバトルをネタに、賭に興じている。 ルールは至ってシンプル。 どちらが勝つか。 プロジェクターには、賭けの始まっている試合の対戦カードが表示されている。 それぞれの試合に賭け率が設定され、客は思い思いにギャンブルに興じている。 バトルが映し出されると、歓声がわっ、と沸く。 人気の高い神姫なら、さらに盛り上がる。 人気の高さは勝率の高さに比例する。それがどんな武装、どんな戦い方をしていようとも、勝負に強い方が好まれる。 裏バトルで「魅せる戦い」など意味がない。 どちらが勝つか。 裏バトルのバトルロンドでは、それだけがルールだ。 武装も改造も無制限のレギュレーションなし。 バトル自体はバーチャルだが、過激なバトル展開になる。 公式戦ではないゲームセンターでの草バトルでも、ジャッジAIが判定を下した時点で試合は終了となる。 しかし、裏バトルはそうではない。 たとえ明らかに勝敗が決まっていても、試合は終わらない。 神姫が完全に機能を停止するところまでやる。 ジャッジAIも改造されていて、そうなるまでやめない。 神姫が負けを認めても、泣き叫んでも、試合は終わらないのだ。 そんなことをすれば、たとえバーチャルバトルでも、神姫のAIに障害を残すこともある。 そんな残虐性も、裏バトルに観客が集まる理由の一つだ。 時には、客の要望で、リアルバトルも行われる。 もちろん、どちらかが破壊されるまで終わらない。 神姫の断末魔の叫びに、ギャラリーは気違いじみた熱狂ぶりを見せる。 公式戦では絶対に見られない残虐ショー。 神姫がかわいそうだ、などと思う者はいない。 出場する神姫マスターからしてそうなのだ。 神姫の気持ちを省みることなどない。 ただ勝つために、無理な改造を神姫に施したり、壊れれば躊躇なく廃棄する。 そんな裏バトルの性質に、菜々子は憎悪すら抱いていた。 ここに集まる者は、みんな人間の屑だ。 神姫の「心」を尊重することのない、下衆の集まりだ。 近寄ることすら汚らわしい。 だが、その裏バトルに君臨するのが、本当の姉のように敬愛した女性なのだ。 菜々子は不安を感じずにはいられない。 あおいお姉さまは、そんな神姫マスターではなかったはずだ。 菜々子に神姫マスターのなんたるかを教えてくれたのは、他ならぬ桐島あおいなのだ。 一体何が彼女を変えてしまったのだろう。 そんなことを考えながら、菜々子は、裏バトル会場の隅で隠れるように、ステージの方を見ていた。 これからメインイベント、今夜もっとも注目の試合が始まろうとしている。 スカウトの男の話によれば、ここで『狂乱の聖女』が出場する、とのことなのだが。 やがて、二人の神姫マスターが、筐体の前に姿を現した。 片方は、坊主頭で目つきの悪いヤンキー風の男。試合前からエキサイトしている様子だ。 その反対側から。 その女性は風のように、ふわり、とやって来た。 淡い色のコートに、ベレー帽。 かすかに浮かぶ微笑は、相手の興奮など気にも留めてもいない様子だ。 間違いない。あの人は…… 「お姉さま……」 菜々子は口の中だけで、呟く。 久々に見る桐島あおいは、記憶の彼女と大きく違わなかった。 前回見たのは半年以上前だ。 そのときも裏バトル会場で、そのときも今日のように隠れて見ていた。 相変わらずの美貌に、菜々子は思わず見とれてしまいそうになる。 だが、首を振り、甘い憧憬を振り払う。 真剣な眼差しで、ステージを見た。 ステージ上では、相手のヤンキーが、マイクに唾を飛ばしながらあおいを罵っていた。 以前、別の裏バトルで、仲間ともども徹底的に叩きのめされたらしい。 それが原因で、仲間たちも武装神姫から離れ、彼一人になったという。 「だが今日は負けねぇ! 仲間の弔い合戦だ! けちょんけちょんにしてやる!」 男の恫喝じみた吠え声を、あおいはさらりと受け流した。 「……いいたいことはバトルで語ってくれる?」 余裕の言葉に、相手は顔を真っ赤にして、さらにヒートアップした。 あんなにオーバーヒート気味の様子では、勝てる試合も勝てないのではないか、と菜々子は思う。 対照的な二人は筐体の前に座り、ほどなくバトルが始まった。 それは、圧倒的としかいいようのない試合だった。 『狂乱の聖女』にかすり傷すら負わせることができず、相手の神姫は完膚なきまでに破壊され、敗北した。 ギャラリーはしばらく沈黙に支配された。 あまりに一方的な破壊劇。 背筋が寒くなるような勝利。 だが、数瞬後には、歓声が溢れた。 賭けに勝った客は喜びに叫び、負けた客はチケットを投げ捨てながら悪態に叫ぶ。 チケットが、まるで花吹雪のように舞い散っている。 ステージ上では、桐島あおいが変わらぬ微笑みを浮かべている。 その微笑が、菜々子には作り物めいて見えた。 喧噪の中、菜々子はそっとその場を離れた。 誰にも気付かれぬように。 菜々子の戦いは、これから始まるのだ。 ◆ 長い土曜の夜も、まだ宵の口である。 裏バトル会場では、まだ対戦が続き、盛り上がっていたが、桐島あおいは一人、外に出た。 アタッシュケースを左手に下げている。 雪が降り始めていた。 あおいはコートの襟を立て、路地をゆっくりと歩き出す。 あたりは冷たい夜闇だが、街灯のおかげで歩くのに難儀するほどではない。 その街灯の下。 人影が一つ、現れた。 あおいはその人影を認め、顔を綻ばせる。 「菜々子……久しぶりね」 「お姉さま……」 突然の再会に、あおいは驚いた様子もない。 あおいの表情とは対照的に、菜々子の顔には緊張がにじんでいる。 「わたしと会う決心、やっとついた?」 「……え?」 「この前は、半年くらい前……だったかしら? 確か、S県の裏バトル会場にいたわね」 「気付いて……いたんですか」 「ええ……もちろん、あなたが今なんて呼ばれているかも聞いているわ。 放浪の神姫『エトランゼ』……強くなったのね、菜々子」 穏やかな彼女の口調に、菜々子は闘志を奪われそうになる。 変わっていない。 三年前、決別する前のお姉さまと。 「それで……わたしに何の用?」 「何の用、って……」 むしろそんなことを言い出すお姉さまの方がおかしいと思う。 わたしがお姉さまに望む事なんて、一つしかない。 「……裏バトルなんてやめて、戻ってきてください。昔のように、みんなでバトルロンドを楽しめば……いいじゃないですか」 「それは、無理ね」 「なぜ」 「わたしにはわたしの目的があるのよ」 「……それは、仲間たちを捨てても……しなくてはならないことですか」 「ええ」 あおいが迷いなく頷いたことが、菜々子には少なからずショックだった。 会って話せば、戻ってきてくれるかも知れない。 心のどこかで、そう思っていた。 だが、そんな淡い希望はあっけなく打ち砕かれた。 「……目的って、なんですか?」 「……あなたに言う必要はないけれど……そう、あなたがわたしに勝てたら……わたしとマグダレーナに勝てたら、教えてあげるわ」 言い終えるのと同時、あおいのアタッシュケースが音を立てて開く。 九〇度開いた位置で止まる。武装神姫収納用のアタッシュケースは、皆そのようにできている。 そのアタッシュケースの中から、立ち上がったもの。 異形の神姫。 マグダレーナ。 この神姫を見るたびに、菜々子は何とも言えない不快感に襲われる。 そのせいなのか、今の菜々子はマグダレーナの詳細な姿をよく覚えていない。記憶の中のマグダレーナはいつもシルエットだ。 菜々子もアタッシュケースを開いた。 その中から、フル装備のミスティが現れた。 「あれが、マグダレーナ……」 裏バトルでの戦いぶりは見ていたが、対峙するのは初めてだ。 桐島あおいの神姫にして、久住菜々子の仇敵。 先代ミスティの、仇。 ミスティが腕を磨いてきたのは、こいつを倒すためだ。 彼女のCSCに、激しい闘争心が宿る。憎悪なのではないか、と電子頭脳が迷うほど燃えさかる。 全身を駆けめぐる電気信号の温度が上がったような気がする。 対するマグダレーナは、黄金色の瞳をくゆらせて、かすかな微笑みとともに、ミスティをにらんでいた。 「くくっ……『狂乱の聖女』と『エトランゼ』の一戦をこんなところでやるなんて……裏バトルのフィクサーが聞いたら、泣くぞ」 初めて聞くマグダレーナの声は、ひどくしわがれていた。 持ち前の気の強さで、ミスティはマグダレーナに言い放つ。 「そんなことこそ、どうでもいいわ。あんたとわたしの一戦はどんなところでやろうと同じことなんだから」 「……その元気が、最後まで続けばいいが、な」 不気味に笑うマグダレーナ ミスティは無言で、異形の神姫を睨みつけた。 「目的なんてどうでもいいんです」 「え?」 「わたしはお姉さまを迎えに来たんです。 その神姫を倒し、あなたに勝ったら……戻ってきてください。 わたしたちの元へ」 「……勝てたら、ね」 その一言が、開戦の合図だった。 二人のマスターは同時に動いた。 「マグダレーナッ!」 あおいの指示で、異形の神姫は中空に飛び出す。 そして、 「ミスティ、リアルモード起動! 入力コード“Icedoll”、タイプ・ビーストッ!!」 「おおおおおおぉぉぉっ!!」 菜々子の叫びと共に、ミスティは獣と化して駆け出す。 トライク・モードの走りではなく、四足獣のそれだ。 今のミスティは、獲物に一直線に襲いかかる野獣そのもの。 猛りながら、マグダレーナを襲う。 あのティアでさえかわしきれなかった、怒濤の攻め。 それがリアルモード・タイプ・ビーストの特徴だった。 背中にマウントされた二丁のアサルト・カービンが火を噴く。 牽制の射撃であるが、はずそうなどとは思っていない。 マグダレーナはひらひらと舞うようにかわした。 あの超重の装備を背負いながら、よくもあんな動きができるものだ。 菜々子は感心する。 だが、マグダレーナはその装備のせいで、速度はそれほどでもない。 今の射撃で、さらに足は遅くなった。 ならば逃さない。 ミスティはひときわ強く地を蹴ると、低い姿勢のまま、マグダレーナに飛びかかった。 アサルト・カービンを乱射しつつ、着地直前に右のエアロチャクラムで薙ぎ、着地と同時、左の副腕で払う。 ミスティのエアロチャクラムは、ノーマルのイーダ型と違い、サブアームとして独立して動かす改造が施されている。 さらに攻める。 左右の副腕を振り回す。 そして、自身が握る剣・エアロ・ヴァジュラを袈裟懸けに振り下ろす。 息つく間もない怒濤の連係攻撃。 しかし。 「そ……んな……」 菜々子はかすれた声しか出すことができなかった。 攻撃のことごとくを、マグダレーナは捌いてみせたのだ。 ありえない。 タイプ・ビーストは、イーダのミスティが独自で身につけた戦闘方法だ。 先代ミスティの戦い方をベースにしたタイプ・デビルであれば、あおいに悟られたかも知れない。 だが、このミスティの攻撃をあおいは知らないはずだった。 なのに、なぜ触れることさえできない!? 「ふはははは……見えているのだよ、わたしには……貴様の、一挙手一投足がな……!」 マグダレーナの嘲笑。 そんなはずはない。 あのハイスピードバニー・ティアでさえ、タイプ・ビーストの攻撃を凌げなかったというのに! 菜々子の驚愕を知らず、ミスティは攻撃の手を緩めない。 「このおおおおおぉぉ!!」 ミスティがさらに踏み込もうとした、その時。 ついに、マグダレーナが動いた。 装着されたバックパックには、サブアームを思わせる、巨大な二つの塊がある。 それが砲身となって持ち上がり、ミスティに狙いを定めた。 それでもミスティは止まらない。 地を蹴り、マグダレーナへと突進していく。 マグダレーナの砲が火を噴いた。 連続的な炸薬音とともに、弾丸が次々と撃ち出されてくる。 その狙いは正確無比。 ミスティの背部にあったアサルト・カービンが吹き飛んだ。 ミスティがエアロチャクラムを交差したとき、身体の中央に攻撃が来た。 装甲が細かな断片となって、千切れてゆく。 それでもなお、ミスティは駆ける。 右の足首が、地を蹴ろうとした瞬間に消し飛んだ。 「うあああっ!」 バランスを崩した体勢を立て直そうと左脚を踏ん張ろうとしたが、できなかった。 太股の付け根、脚部強化パーツ『サバーカ』の装着部分で弾丸が炸裂し、ミスティとサバーカを引き離していた。 ミスティは、サブアームを地に着き、ホイールを回転させる。 トライク・モードへ変形しようとした、その時、 「しつこい奴だ」 かすれた声が聞こえた瞬間、銃口から、一直線に弾が来た。 ミスティの左眼にめがけて。 頭への強烈な衝撃で、ミスティの上半身が跳ね上げられる。 さらに続く攻撃は、イーダ型ならば誰もが自慢にしている巻き毛を、ごっそりと奪い去った。 自律防御プログラムが働き、サブアーム化したエアロ・チャクラムが、ミスティ本体を掻き抱くような姿勢で防御する。 しかし、先の防御で千切れ飛んでいた装甲は、もはや役に立たない。 エアロ・チャクラムの本体に断続的に着弾、粉砕していく。 ついにはサブアームの付け根まで破壊され、ついに両副腕は地に落ちた。 が、その瞬間。 ミスティはのけぞった身体を元に戻すと、陥没し、オイルが滴る左眼で、マグダレーナを一直線に睨みつける。 ま ミスティの残った瞳は、マグダレーナへの敵愾心に燃えていた。 「やめて、ミスティッ!!」 菜々子の声も、ミスティには届かない。 そう、ミスティには止まれぬ理由がある。 破砕した右足首を、折れよとばかりに地に突き立て、片脚だけで、跳ねた。 マグダレーナまでは一足飛びの距離。 「おおおおぉぉっ!!」 吠える。 そして、刀を振り下ろそうとする。 マグダレーナに向けて。 それよりも早く。 マグダレーナが手にした槍が、神速で弧を描き、ミスティの両腕を薙いだ。 ミスティの剣は、マグダレーナに届くことなく、腕と共に宙を舞った。 そして、ミスティが着地するより早く、返した槍で、ミスティの身体を斜めに斬り捨てる。 宙でのけぞったミスティ。 時が止まる。 無音。 ……やがて聞こえてきたのは、ミスティが地に伏す音だった。 ◆ 「……復讐を気取ったところで、所詮はこの程度……マグダラ・システムある限り、我々に敵はない……」 もはや動くことすらできず、地面に転がったままのミスティに、マグダレーナは槍を構えた。 「二度と我が前に立てぬようにしてやる……死ね」 ミスティに狙いを定めたとき、何か大きなものが滑り込んできて、マグダレーナの視界を遮った。 菜々子だった。 彼女は地面にうずくまるようにして、ミスティの身体を覆い隠した。 その身体が震えているのは、寒さのせいだけではないだろう。 しかし、マグダレーナは、そんなミスティのマスターさえも冷ややかに見据えた。 「ふん……神姫と運命を共にするのが所望か……ならば望み通りにしてくれよう」 マグダレーナは、背面にマウントされた銃火器と、手にした槍を構える。 その動作にためらいは微塵も感じられなかった。 マグダレーナの放つ殺気が最大に張りつめたその時、 「そこまででいいでしょう、マグダレーナ」 桐島あおいの声に、マグダレーナは振り向いた。 不満そうな表情が貼り付いている。 「……甘いことだな……。ここで復讐の根を絶たねば、いつまでもまとわりつかれることになりかねん」 「無用な殺生をするべきではないわ。それで警察に目を付けられたりしては、動きにくくなる。目的が達せられるまで、あと少しなのでしょう。立場を不利にしないで」 マグダレーナは菜々子を一瞥する。 今の会話が聞こえているのかいないのか、菜々子はうずくまったまま、身動きすらしない。 これが先ほど果敢にも我々に挑んできた神姫マスターのなれの果てかと思うと、マグダレーナは憐れみすら覚えた。 確かに、こんな哀れな娘と瀕死の神姫を殺したところで、自分たちが不利になる状況を生むだけだ。 マグダレーナは、ゆっくりと構えを解いた。 「ふん……もはや殺すにも足りぬわ……あおいに感謝するがいい……」 かすれた声でそう吐き捨て、マグダレーナはアタッシュケースの中に戻る。 あおいは、菜々子の背を見つめていた。 「わたしの勝ちね、菜々子」 その言葉に、丸められた菜々子の背が、びくり、と震えた。 「もう、わたしたちに挑むのはやめなさい。あなたがどんなに強くなっても、絶対にわたしたちには勝てない。……神姫を失って悲しむ菜々子を、もう見たくないわ」 そう言って、桐島あおいは踵を返した。 まるで何事もなかったかのような足取りで。 足音は遠くなり、やがて消えた。 雪はいまや本降りとなっていた。 しんしんと降り積もる雪の中、菜々子は身動きすらできずにいた。 絶対の自信を持って挑んだ戦いに、あっけなく敗れた。 大事な人は、自分を気にもかけずに、去った。 大切な神姫は大破し、もはや再び動くかどうかもわからない。 菜々子は再び神姫を失おうとしている。 あの、地獄のような苦しみを、つらさを、また味わわなければならないのか。 自らの愚かな選択の代償として。 その罪のすべてを、マスターではなく、神姫が負うというのか。 そんなのはおかしい。 誰か。誰かミスティを助けて……。 無意識のうちに、菜々子は携帯端末を取り出していた。 冷え切った指先を必死で動かし、たどり着いた番号は、彼女がもっとも愛する神姫マスターのものだった。 通話ボタンを押し、端末を耳に押しつける。 やがて聞こえてきた彼の声に、菜々子はどれほど救われただろう。 だが、言うべき言葉が見つからない。 ただ、ただ、その事実だけを言葉にする。 「負け……ちゃった……」 自分の声が、自分の心を鋭くえぐった。 ◆ その心をえぐる痛みで、菜々子は目を覚ました。 あたりは薄暗い。瞳だけ動かして、周囲を確認した。 見慣れた天井、見慣れた壁紙。 ここは、自分の部屋だ。 あれから、わたしは何をして、どうなったのだろう。 それとミスティは……。 はっ、となって、机の上にあるクレイドルを見る。 いない。 いつもならすでに起きていて、笑みを浮かべている小さな神姫の姿は、今日に限ってはいなかった。 胸の鼓動がやけに大きく聞こえる。 ミスティは、あの後、どうしてしまったのか。 記憶がない。 この部屋にどうやって戻ってきたのかすらも覚えていなかった。 焦りを覚え、菜々子は起きあがろうとする。 「ぐ……」 身体の節々が痛い。 それに、喉がからからだった。 菜々子は無理矢理起きあがり、ベッドから立ち上がった。 本当に自分の脚で立っているのかも疑わしいほど頼りなく、ふらふらする。 同時に激しい空腹を感じた。 いったい、何がどうなってしまったのか。 菜々子は壁に手をついて寄りかかりながら、部屋の外に出た。 そのまま、居間の方へと歩いていく。 「……あら、おはよう。お目覚めね」 居間でお茶を飲みながら、ノート型PCを開いていた祖母が顔を上げて、微笑んだ。 「……頼子さん……ミスティは」 自分の声とは信じられないくらい、がらがらの声。 ふらふらの身体を叱咤して、なんとかちゃぶ台の向かいに座る。 すると、頼子はお茶を淹れて、菜々子に差し出した。 いつも菜々子が使っている湯飲み。 菜々子が起きてきたときのために用意していたのか。 菜々子は一口お茶をすする。 少しぬるめの緑茶が、渇いたのどに気持ちよく染み渡っていく。 「ミスティなら大丈夫。一昨日、お店に修理に出したと、遠野くんから連絡があったわ」 「とおの……くん……?」 「あら、覚えてないの? 土曜日の夜遅く、あなたを家まで連れてきてくれたのよ」 「貴樹くんが……」 まるで覚えていない。 記憶の最後の方、貴樹に電話したことだけ、かすかに覚えていた。 そんな不確かな連絡を受けて、彼は助けに来てくれたのか……。 菜々子の胸にあたたかいものが広がっていく。 ミスティもきっと無事なのだろう。そうでなければ、合理的な彼が、ミスティを店の修理に出すはずがない。 菜々子は少しだけ安堵した。 だが、大きな不安は拭えない。 わたしはこれから、何をすればいいのだろう。 不安げな顔をうつむいて隠した菜々子に、頼子は言った。 「まあ、少し休みなさい。動くのは、気持ちが落ち着いてからでも遅くはないわ」 「うん……」 どうやら祖母には、何もかもお見通しのようだった。 お茶を飲み、息をつく。 とりあえず、休もう。そしてこれからのことを考えよう。 まずは、貴樹くんにお礼を言わなくちゃ……。 つらつらと考えていた菜々子の耳に、ご飯にするわね、と頼子の声がわずかに聞こえた。 だが、菜々子が眠っていたこの三日の間に、とんでもないことが起こっていたことを、今はまだ、知る由もなかった。 次へ> Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2676.html
遠征からの帰宅途中だった久住菜々子がその名前を知ったのは、ほんの些細な偶然からだった。 何気無くコンビニに寄り、何気無くアーンヴァル型神姫が大きく写っている雑誌が眼に映り、何気無く立ち読みし、何気無くその名前を知った。否、偶然、何気無くと言ったが、『異邦人(エトランゼ)』として強者を求め遠征を繰り返した事で養われてきた嗅覚が、それとも自身が誇る女のカンが、凄腕の神姫プレイヤーを探し当てる事は、例え久住菜々子本人が意識したことで無くても、必然であり意図的な物であるのかもしれない。それが偶然か、必然か、少なくとも今この場では問題では無いのは確かで、問題は、その名前と、その名前に付けられた由来である。 ストラーフMk2型神姫を操る中学三年生の神姫プレイヤー、黒野白太…その異名は『刃毀れ(ソードブレイカー)』。 実力はセカンドリーグでの上の下、神姫そのものに際立った武装や戦法は無いのだが、最大の特徴はマスター自身の言動。黒野白太は神姫バトルは勝利こそが全てであると公式の大会で発言しており、勝利以外を目的としている神姫プレイヤーに批難を浴びせている。曰く、負けてもいい戦いなんてしている奴は負け犬。曰く、絆とか努力とか上から目線で語る前に先ず勝利して他人の上に立て。そして勝利の為にと対戦相手であるマスターや神姫を嘲笑い挑発し戦意を奪う事から付けられた異名が『刃毀れ』。 容赦も無く自重もしないその徹底っぷりから多くの神姫プレイヤーに嫌われているが、一方で黒野白太の言動は正しいと言う神姫プレイヤーも居る。記事を読み切った久住菜々子が黒野白太に抱いた感情は前者、勝利こそが全てという信条は間違っているという、紛糾だった。彼女には勝利こそが全てであると信じていた時期があり、今でもその時の名残である勝つ事だけを目的とした戦法に頼ってしまう時もある。それでも尚、彼女が黒野白太の信条を否定するのは、過去に様々な出会いと戦いをし、確固たる思い出がその胸に秘められているからに他ならない。 「どうするの?菜々子。」 右肩に座ってマスターと同然に記事を読んでいたのだろう、彼女の神姫であるイーダ型神姫ミスティに声を掛けられる。ミスティの言葉には多分な意味合いが含まれている、それを理解出来ないほど久住菜々子は浅い付き合いをしているつもりはなかった。 つまり、勝利が全てだと考えていた頃の貴方と似たような道を歩んでいる子が居るけど、貴方はどうするの? と。 久住菜々子の答えは決まっていた、黒野白太が通っている神姫センターが今居る場所から近い場所にあるという事実も、彼女の決意を後押しした。 「今から『刃毀れ』に、黒野白太に会って戦いを申し込むわ。」 「時間は大丈夫なの?お婆様を心配させて、三冬さんに怒られるのは私なんだから、気を使ってよ。」 「大丈夫よ、ミスティ。その時は私も一緒に怒られてあげるから。」 「怒られるのが嫌なのよ、私は。」 等と文句を垂らしながらもその表情は意気揚々と、さらに戦える事に昂ぶっているのか、それともマスターの成長に喜んでいるのか。雑誌をカウンターに出し、コンビニ店員の営業スマイルを背に受けながらも久住菜々子はコンビニから出て黒野白太が通う神姫センターへと向かった。 …。 …。 …。 「やぁ、初めまして。僕の事は親しみを込めて店長と呼んでくれ給え。」 「初めまして。貴方がここの店長さんなんですか?」 「いや、違うけど?」 「何だか遣り辛い人ね。」 「こら、ミスティ、間違っても大きな声でそんな事を言っちゃ駄目よ。」 「まぁ僕は経営とかそういう任されているからさ。だから僕の事は店長か、店長さんか、店長様と呼んでよ。」 「…じゃあ、店長さんで。」 黒野白太が通う神姫センターの品揃えを眺めていた久住菜々子とミスティに声を掛けたのは瓶底眼鏡を掛けた優男である。杉の様にひょろっとした胴体に、腕や足もまた木の枝のように細く、身長は高いが、髭も無く皺も無く風格も無いので年齢は今一判別し辛い。そんな優男に店長と呼ぶ事を強要され、彼女達は名札に書かれている名前で呼ぶべきかどうか悩んだが、面倒な事になりそうなので店長と呼ぶ事にした。 「さてと、君は初めて見る顔だ。おっと、何でそんな事が分かるのって顔をしているね。僕は御客さんの顔を全て覚える事が出来る。だから分かる。」 「あの、そんな事は少しも考えていないんですけど…。」 「菜々子、今直ぐにでもこ離れるべきよ。この男、気味が悪いわ。」 「でも神姫始めたばかりの初心者って訳でも無さそうだ。そんな君が日常並みに有り触れた神姫センターに何か用かな?」 「神姫バトルを申し込みに来たんです。店長さん、『刃毀れ』の黒野白太君は今センターに居ますか?」 名前を出してみると店長は納得が言ったかのように相槌を打つ。 「あ、成程。そっちか。白太君なら今日はまだ着てないよ。いつもなら今頃にはもう来ているんだけどね。」 「そうですか。分かりました。」 「このまま帰っちゃうの?もしそうなら白太君が来た時に今度君が来る時間とか伝えておくけど。」 「その必要はありません。しばらくここで戦って待ってみようと思いますから。ええと、それでバトルスペースは…。」 「二階だよ。それにしても君は変わっているね。白太君と戦いたいからってわざわざ神姫センターにまで来るなんて。」 「…それ以外の目的もありますから。店長さんは『異邦人』と言う異名はご存じじゃないのですか?」 「いやぁ、神姫センターの店長をやっているんだけど、神姫バトルは空っきしでね。白太君はその辺り詳しいと思うけど。」 「そうですか。じゃあ黒野君が来たら『異邦人』が待っているって伝えて下さい。」 「承ったよ。まぁ、白太君が遅れているのは、多分、今日は日直だからとかそういう理由だろうから、もう少しで来ると思うよ。」 店長の言う通り二階へと登った久住菜々子は先ず周囲をぐるっと見回して、神姫バトルをしている人の顔触れや、人数などを数えてみる。 彼女がかつて通っていた『ポーラスター』に比べ専門的である所為かバトルロンドの筺体は多いが利用者の数があまり多くは無い。利用者達の顔触れも興奮に満ちたそれとは程遠い、何処か冷めていて、極端な言い方だが機械的に神姫バトルを繰り広げているようにも見える。モニターに映る戦闘中の神姫達も、装備はてんでバラバラで、戦法もまったくチグハグで、戦っていると言うよりは削り合っているという表現が正しいだろう。 見ただけでそこまで言ってしまうのは失礼かもしれないと筺体の指定席に座った久住菜々子であったが、その希望は呆気無くも崩れ去った。数人と戦ってみて確信する、ここの利用者達は、彼ら彼女らが操る神姫も含め、バトルに勝とうとする気概が無いのだ。避けられたかもしれない攻撃を避けようとせず防ぎ、攻めれたかもしれない好機に攻めようとせず防ぐ、ただただ無難で安全な策を取り続けている。そして自分達と彼女達の実力差を知るや否やサレンダーボタンを押して「ありがとうございました。」と礼を言ってそそくさと去ってしまう。 そもそも彼等は自分よりも強い相手と戦おうとしないのか、久住菜々子とミスティの強さが知れ渡るや否や、誰も彼女達の挑戦を受けなくなった。 「菜々子、帰りましょう。こんなところで戦っていても時間の無駄だわ。」 ミスティの言葉は厳しかったが、それは久住菜々子も口に出して言わないだけで心の中では同感していた。 『異邦人』の名が知れ渡る前に彼女は今まで全国の神姫センターやゲームセンターを巡って様々な神姫プレイヤー達を見てきた。和気藹々としている場所もあった、キノコ派とタケノコ派で争っていた場所もあった、違法な賭博行為と繋がっている場所もあった。だが今此処に居る場所はそのどれとも違う、ここまで無気力で惰性で怠惰な雰囲気が支配する神姫センターと神姫プレイヤー達は初めて見た。ここにいちゃいけないと久住菜々子の中の何かが嘯き、しかしそれが何なのかに困惑している中、彼女に話し掛けてきた男がいた。 「あんた、『異邦人』のミスティとそのマスターだな。」 「そうですけど…。」 「『刃毀れ』と戦うのは止めて早く帰った方がいい。これは注意でも忠告でも無い、警告だ。」 「警告だなんて、そんな大袈裟な…。」 「大袈裟じゃない。あいつには他人を不幸にする才能みたいなものがある。ここを在り様を見れば分かるだろう。」 男の真剣身を帯びた語り口調と、提示され彼女自身納得してしまった事実に久住菜々子は黙ってしまう。 他人を不幸にする才能なんてあるはずがない、それは自分の不幸を他人の所為にしてしまうような弱い心が生み出した幻想に過ぎない。だが此処に居る神姫プレイヤーとその神姫達の現状を知った今では、その決意すらも揺らぎ、その存在を疑ってしまっている。全ては黒野白太の所為なのか? だとしたら男が言う通り黒野白太には他人を不幸にする才能と言うものがあるのか? 久住菜々子の困惑を悟った男はその困惑に答えを、自身でも与り知る事の出来ない答えに似た絶望で、返答する。 「ここにいる皆がそう思っている。黒野白太には他人を不幸にする才能がある。だから自分達は悪くない。それで安心する。」 「そんなの、そんなの責任の転嫁もいいところだわ。黒野君が何かしたわけでもないのでしょう。」 「あぁ、あいつは普通に神姫バトルをして勝っただけだ。でもな、俺達がそんな考え方をするようになったのは、あいつが来てからだぜ?」 黒野白太個人の才能とやらが悪かったのか、それとも黒野白太を取り巻く環境が悪かったのか、その答えは等しく『分からない』。しかしそのどちらであっても『黒野白太が関わった神姫プレイヤーは情熱を失う』という確かな事実は残る。だから久住菜々子も自分達と同じようになってしまうのではないか、それが男の怖れる事であり警告の意味でもある。 「俺はあんたのバトルを見て別の場所で神姫バトルをする決心が付いた。あんたに、俺達と同じようになって欲しくはない。」 「心配のし過ぎだし馬鹿にし過ぎよ。関わったら不幸になるなんてどこぞの名探偵でもあるまいし。」 「そのどこぞの名探偵みたいな奴だとしたら?」 男は久住菜々子と黒野白太を会わせたくないが為にあれこれと話し、久住菜々子は生来の負けん気を発揮してそれは無いと否定する。話は平行線を歩み始めた。もしかしれば一時間は続いたかもしれない平行線の果ては、それから僅か五分後、最悪の事態を以てして切り落とされた。 「あの~、ごめんなさ~い。」 何故か妙に間延びされた声と共に真っ白なTシャツの上に真っ黒なジャンパーを羽織った少年が二人の白熱し始めた会話に割り込んで来た。会話に割り込まれ、自分よりも少し小さな少年に対し僅かな反感を覚えた久住菜々子であったが、対照的に男は目を見開き両拳を強く握っている。蛇に睨まれた蛙の様な男の反応が語り掛ける意味に彼女は自分達の会話に割り込んで来た少年が何者であるのかを理解する。 「初めまして、『刃毀れ』の黒野白太です。…店長に急げって言われたから会話に割り込んじゃったけど、もしかして御邪魔でしたか?」 「邪魔なんかじゃないわ。丁度、貴方について聞かされていたところだから。初めまして、『異邦人』のマスター、久住菜々子です。」 「初めまして。黒野白太の神姫であるイシュタルだ。」 「初めまして、菜々子の神姫を努めておりますミスティですわ。よろしく。」 この少年…『想像したよりも普通っぽい顔をしている』と思ったのが久住菜々子が黒野白太に抱いた第一印象だった。 男が口を酸っぱくして警告なんてものをするものだから嫌でも目につくような容姿を連想したものだが、そういったものは全く無かった。彼の右肩に乗るストラーフ型神姫、中身はストラーフMk2型らしいが、イシュタルも無改造の市販品である。 いや、神姫がわざわざマスターの肩に乗りたがるくらいだから、そこには確かな絆があると言っていいだろう。初対面の人に御辞儀こそしないがきちんと挨拶する事もプラスに働いて久住菜々子は黒野白太に対し好感を持っていた。だがミスティにとっては人畜無害な人物に見えるらしく、マスターは放っておいて、その神姫に挑発的な視線を向けている。それにイシュタルはストラーフMk2型らしく応じる事無く受け止めてミスティを測る様な視線を以てして返答している、と男が口を開いた。 「黒野白太! 『異邦人』のマスターにも何かしたら承知しないからな!」 「何かって…僕は貴方達に何かした覚えは無いんですけど…。」 「嘘を吐くな、お前には他人を不幸にする事が大好きなんだろう ! そんな奴が何もしていない筈が無い!」 「…その言い方は幾らなんでも酷く無いですか ? それじゃまるで僕が鬼畜みたいじゃないですか。」 「あぁ、そうだ。お前は他人の足を引っ張る「いい加減にして。」っ!?」 「貴方はさっきから黒野君の事を悪く言っているけど、私は少しも悪いとは思えない。悪いのは貴方の方よ。」 「悪いって…それはあんたの為を思って…。」 「私の為だなんて言い訳はしないで。みっともないと思わないの!?」 「…ぐぅっ…警告はしたからな!」 久住菜々子からの威嚇する鷹の様な眼差しに堪え切れなくなった男はその場からすたこらと逃げ出した。周囲の神姫プレイヤーの「言わんこっちゃない。」と冷めた目を浴びつつ去っていく後ろ姿を見届けていると黒野白太に御辞儀をされた。 「ありがとうございました。」 「気にしなくていいわ。私は私の思っていた事を吐き出しただけ。でも、驚かせちゃったかな。」 「僕はいつも相手が去ってくれるのを待つだけでしたから。…その、人に助けられたのは初めてですから、こんな事しか言えないのですけど、ありがとうございました。」 「だから気にしなくていいって。むしろ貴方はもっと自信を持つべきだわ。そんなに腰が低いと侮られるわよ。」 「いや、でも、ほら、相手が年上なのに大きく出るのは、なんだか失礼じゃないですか。」 「それは立派な心構えだけれども、強く出る時も大事。だから、ほら、私は貴方を白太君って呼ぶから、貴方もその敬語を辞める!」 「え、えぇえっ!?」 「…何て言うか、御免なさいね、イシュタル。貴方のマスター、菜々子の好みに引っ掛かったみたい。」 「君が謝る必要は無い。私のマスターは一人っ子だったから何だかんだで喜んでる。」 何だかんだそうだこうだであれやこれやと久住菜々子と黒野白太は話が弾み、陰湿なバトルスペースで一輪の会話の花が咲く。敬語について彼女は押し通し続けたが彼は最後まで折れる事が無かったので神姫バトルをして勝った方の言う事を聞くと言う事になった。試合方法は互いに損傷が出ないヴァーチャルでステージは廃墟、三回勝負で先に二回勝った方が勝者である。 『ミスティ 久住菜々子 VS イシュタル 黒野白太 First Battle Get Ready…Go!』 …。 …。 …。 「久住さん。僕達、会った事がありませんか?」 「え? …それ、いつの時代のナンパ?」 「それもありますが僕は貴女と会った事があるような気がするんです。何時だったかなぁ。イシュタル、何か覚えてない ? 」 「今はバトルに集中しろマスター。でないと無様を晒す事になるぞ。」 「それにしても貴方は余裕がありますわ、ね ! 」 独自のカスタマイズによりストラーフのそれと同じく独立して動くエアロチャクラムの一撃は肘から手の甲までに取り付けられたシールドによって防がれる。衝撃は殺し切れず空中から地面に叩きつけられるように殴り飛ばされたイシュタルであったが直ぐ様、着地出来るよう姿勢を取り戻す。着地の瞬間に両手両足と自身の副腕チーグルを折り曲げて衝撃を吸収し次の瞬間には別の方向に跳び上がる事でアサルトカービンによる銃弾の追撃から逃げ切った。 逃走と同時に牽制の発砲、ミスティの動きを止めた隙に両足とチーグルで張り付いていた壁を押し出して急接近、短剣のコートと剣のコーシカで斬りかかる。ミスティは短剣の突撃を身を捩る事で回避し、剣の斬撃を太刀のエアロヴァジュラで受け流すとそのまま踏み込んで肘鉄を喰らわせた。息を詰まらせ体勢を崩されるが、畳み掛けるように迫り来るエアロヴァジュラが届く前にイシュタルのチーグルが再び壁を押し出してその場からの離脱をさせた。 あえて追撃はせず、今の攻防で判明した事実を突き付けるように、ミスティは太刀の切っ先をイシュタルに向けて挑発的な笑みを見せた。 「もしかしてもう疲れたので? まだまだバトルはこれからですわよ? イシュタル。」 「…あぁ、勿論だ。」 型は違うと言うのに戦い方は酷似していた、双方とも、副腕を巧みに操って壁と言う壁を跳び回って観客の眼を回すようなバトルを繰り広げている。マスターと型と装備の違い以外に異なる点があるとすれば、装備の違いから来る戦法の違いだろうか。 ミスティはイーダ型の武装に脚部を初代ストラーフ型のサバーカと取り換え動きは鈍いがトリッキーな動作でクモのようにイシュタルを圧倒する。イシュタルはフブキ型の武装にリアパーツを初代ストラーフ型のチーグルを取り付けて直線的だが急加速と急停止を繰り返しバッタのようにミスティを翻弄する。 剣術は互角、素早さではイシュタルが上回っているが、防御力ではミスティが上だ、殴り合いになればミスティに軍配が上がるだろう。その為に黒野白太はイシュタルに真正面からの攻撃は止めさせて自身が上回る速度でミスティを惑わせ奇襲を仕掛けるように指示を出した。だがその戦法は久住菜々子とミスティには通じない。 「ミスティ、右方向斜め上からの攻撃!」 久住菜々子が誇る女のカンによる無茶振り戦法…諸事情により今は攻撃する術としては使えないが、相手の動きを察知する術としての転用は可能であった。彼女は相手の動きを予測し教えるだけ、具体的な防御策は指示しないが、相手を動きを知る知らないでは迎撃に転じる速度に数倍の差が出る。久住菜々子とミスティに奇襲の類は通じない、女のカンによる効果は防御だけではなく、黒野白太とイシュタルにも影響を与えていた。 「何なんですか、何でこっちの動きが分かるんですか! 久住さんはエスパーですか!」 例えその理由は不可解であっても自分達の動きが対戦相手には丸分かりいう事実を知れば攻める手に躊躇が生まれる。この手を打っても余計に状況は悪くなるだけではないか、この手を打っても簡単に防がれるのではないか、その思念はマスターによっては最悪のマイナスだ。それを打破しようと考えれば考えるほど深みへと嵌り結果として神姫への指示が疎かになり神姫はバトルステージを孤独で戦う事になる。実力が伯仲していた中でマスターという支えを失ったイシュタルが不利へ不利へと追い込まれていくのは当然と言えるだろう。 「ぐぁっ…。」 「イシュタル!」 エアロチャクラムの爪がイシュタルの腹部を穿ち、止めを刺さんとミスティは下段に構えていたエアロヴァジュラを振り上げる。先程までと同様にチーグルで逃げようとするイシュタルであったが、自分の副腕はミスティの副腕に掴まれて逃げ出す事は叶わなかった。それでも諦めまいと両腕のシールドで頭部と胸を守るがエアロバジュラの袈裟切りに右腕を切断され防御が解かれた胸部に太刀の切っ先が突き刺さる。 勝負が決した瞬間からほんの少し遅れてイシュタルのポリゴンは砂の城のように崩れ去りヴァーチャル世界に飲み込まれた。バトルステージに一体だけ残ったミスティの誇らしげな表情に、ジャッジマシンは祝福のコールを報せた。 『First Battle Winner ミスティ 久住菜々子!』 第二試合までのインターバル、神姫をセットとしてスタートボタンを押せば直ぐに始められるのだが、久住菜々子は先に黒野白太に話し掛けた。 「白太君。神姫バトルは楽しい?」 「え? …はい、楽しいですよ。」 「でもそれは、神姫バトルがじゃなくて、神姫バトルで勝つのが楽しいんじゃないかしら。」 「そうですけど…何でそんな事を聞くんですか。勝ったら楽しくて負けたら悔しい。それが当り前ですよね。」 当たり前とまで言い切る黒野白太の眼と言葉には一切の迷いも無く、むしろ久住菜々子の言葉に疑問を抱く程だった。 「久住さん、もしかして貴女は勝ったら僕に勝利の為に戦う事は止めろと言うつもりですか?」 「そんな事をしても意味は無い事くらい分かってる。他人に変えられるんじゃなくて自分から変わらなくちゃ意味が無い。」 「じゃあ僕に説教をしに来たんですか。」 「そうよ。白太君、貴方は間違っている。私達は貴女にそれを教える為に来たの。」 「なら、それは無意味な努力ですよ。無駄な足労、御苦労様です。 」 黒野白太は、言葉遣いこそ丁寧だがその言葉は明らかに久住菜々子の行動を否定し感情を逆撫でする様な意味合いが含まれている。だけどその言葉の裏に何処かの寂しさを感じ、彼女はその他人を嘲笑する表情の奥底に、何処かで見た事があるような不思議な感覚に襲われる。デジャヴュは記憶の中で眠る、久住菜々子にとって忌わしくも忘れ難い過去を刺激し、連想させ、現在の今この場に転移される。 「(あぁ、そうか。)」 久住菜々子は理解する、自分も勝利こそが全てだと考えていた時期があり、その時は意味が分からず困惑する事はあっても他人を否定する言動はしなかった。 その理由(違い)はきっと誰にも出会わなかったから。 目の前の少年は神姫を与えてくれた祖母や神姫バトルの楽しさを教えてくれた『ポーラスター』の仲間達に出会う事がなかった自分の姿だ。両親を失った悲しみを引き摺ったまま成長し段々と厳しくなる首輪(過去)に耐え切れず他人にそれを撒き散らす事でしか自分と言うものを保てない。誰も愛せず誰も敬わず誰も憧れず誰も信じず独り静かに戦い続け孤独であり孤高であったからこそ黒野白太は平気で見下すのだ。 「…白太君、貴方は、寂しいのね。」 彼女の言葉に黒野白太の傍に居たイシュタルが驚いた。口にこそ出さなかったが先程までの冷静な佇まいは崩れ眼を離せないといった様子で食い入るように久住菜々子を見つめている。 それに答える形で、久住菜々子は再び口を開き、自分が感じ取った黒野白太が勝利に拘る理由を、彼が何を望んでいるのかを宣言する。 「貴方は本当は気付いている。勝利以外にも楽しみはあると言う事に。それでも貴方がそれを否定するのは…皆(勝利以外にも楽しみはあると言う人達)に構って欲しかったから。本当は愛していた。敬っていた。憧れていた。信じていた。でもどうしたら愛してもらえるか、敬ってもらえるか、憧れてもらえるか、信じてもらえるかが分からなかった。だから否定した。皆に敵対する悪役を演じる事で、どんなに憎まれても、蔑まれても、疎まれても、裏切られても、それはきっと全て好意の裏返しだと貴方は思っていた。でも現実が違った。貴方がばら撒いた好意(悪意)は何一つ実る事も帰ってくる事も無かった。貴方と戦った人達は諦めて、絶望し、無気力になった。それを知っていて尚も貴方が好意をばら撒くのを止めないのは、今でも諦めていないから。いつかきっと願いは叶うのだと、求めて止まないから。」 「三十点です。一年前の模範解答ですよ、それ。」 だが久住菜々子の答えに対し黒野白太は全否定をする。 「一年前…?」 「ええ。一年前まではそれで合っていたのですが…今は違います。もう僕は諦めてますよ。」 「じゃあ何で…。」 「それを答えるのは僕が貴女の言う事を聞く代わり、というのはどうでしょう?」 平然として黒野白太から提案を突きつけられて久住菜々子は息を詰まらせる。 一年前に何があったのかを知りたいのが正直な感想であったが、この条件を呑み込んでしまえば戦いの主導権は向こうに握られてしまうだろう。眼の前に堂々と置かれた罠に懊悩する久住菜々子の背中を、黒野白太の一言が押し出した。 「あ、そうそう。これはバトルには関係無い話でしょうけど。バトルが始まる前に僕は貴方に会った事があると言いましたね。」 「ええ、それが何か?」 「思い出しました。やっぱり僕達は会った事がありません。でも僕は貴女の事を聞かされたんです。僕によく似ていると、ある女性から。」 「………まさか。」 自分と同じようにあっちこっちを放浪していて、自分について詳しい、女性、久住菜々子が思い当たる人物は一人しかいない。初めは有り得ないと思った、だがよくよく考えれば、いや、初めから考えるまでも無く黒野白太とあの人が出会うのは十分に有り得る出来事だったのだ。『勝利こそが全て』と言って久住菜々子を裏切ったた女性が『勝利こそが全て』と公言する黒野白太に接触を仕掛けるのは何の不思議も無い事なのだ。 自分が会いに行こうと思うのであれば、あの人も会いに行こうと思うに決まっている、何故そんな事にも気付けなかったのかと久住菜々子は自分自身への苛立ちが募る。その女性こそが久住菜々子の愛している人であり敬っている人であり憧れている人であり信じている人であり裏切られた人なのだから―――! 「ええ。桐島あおいさんとその神姫マグダレーナ…それとも『狂乱の聖女』と言った方がいいですか?」 「…あの人は、お姉様は、どこに行くと言っていましたか?」 「申し訳ありませんけどそれは知りません。ある事を要求されてそれを断ったらすぐに何処かへ行ってしまいました。」 「何を要求されたの?」 「それも僕が貴女の言う事を聞く代わりというのはどうでしょう? 貴女が勝ったら僕の事も含めて教えます。」 「分かった。じゃあ私の要求は『白太君は私の質問に対して嘘偽り無く答える事』。これでいいわ。」 「疑り深いですねぇ。まぁ、いいんですけど。」 「白太君は?」 「次の試合で僕が勝てたら考えます。」 「…勝てたら、ね。」 久住菜々子は考える事を止めた、ただ次の試合、勝つ事だけを確信した。久住菜々子は耳元のワイヤレスヘッドセットをオンにするとマイクに悪魔との契約の言葉を囁き掛ける。 「ミスティ、リアルモード起動。入力コード“icedoll”、タイプ・デビル。」 かつて久住菜々子は黒野白太と同じく勝利こそが全てであると考え容赦無く、迷い無く、相手を破壊に追い込むスタイルを編み出した。今でもその名残はあり強敵や傍若無人な敵に対し確実に勝利する為に使用する、彼女はこれを『本身を抜く』と表現している。 次のバトルで使用するのは正にそれであり久住菜々子とミスティは黒野白太とイシュタルを絶対的な、斃すべき敵として認識することを意味している。全ては答えを得る為に、黒野白太に何があったかを、そして桐島あおいと彼が何を話したかを知って手掛かりを一つでも集める為に。 『Second Battle Get Ready…Go!』 次は、勝つ。 …。 …。 …。 廃墟をうろつきながらもイシュタルは瓦礫を探していた。一回戦目の敗北の要因となったものの一つは自身のパワー不足だ、それを補う為に礫として利用出来る瓦礫を探しているのである。勿論、瓦礫はミスティにも利用される可能性はあるが、多少は賭けに出るしかない、リスクの無い作戦など有る訳が無いのだ。 きょろきょろと辺りを見渡すイシュタルの頭上からミスティは音も無く跳びかかってそのエアロチャクラムで引き裂かんとし、しかしその奇襲は避けられた。着地したミスティはそのまま急接近、ハンドガンの牽制を無視し完全な人形のような無表情と共にエアロチャクラムがイシュタルを押し倒した。コートとコーシカで迎撃するがエアロヴァジュラの一閃で彼方へと弾き飛ばされてしまいハンドガンもバラバラに切り崩された。 相手に武器はもう無い事すらも気にせずミスティは無表情のままイシュタルの武装を剥がしていく。先程までとは全く別人と化したミスティにイシュタルは恐怖の声こそ上げないが困惑し、されるがままであった。あったが。 「…え?」 「……あ。悪いな、つい。」 つい、君のコアを壊してしまった。 ミスティの胸部から背中を食い破っているイシュタルの手が、その言葉の先を悠々と物語っている。一番初めに気付いた黒野白太は「あぁ~。」と悔しそうな声を出し次にミスティと久住菜々子がほぼ同時に驚愕して最後にイシュタルが言葉を発した。開始から四十秒、ちょうど悪魔が好むと言われる数字でバトルは終了した。 「白太君…貴方、今、何をしたの!?」 「僕は何もしていないんですけど…むしろそっちが仕掛けてきたからイシュタルの素が出ちゃったわけで。」 「マスター、ちゃんと説明しよう。私もこんな事になるとは思わなくて驚いているのだから。」 「まさかイシュタルにも私達と同じように本気を隠していたの?」 「本気と言うか…むしろあれは素というか…物凄く簡単に言いますと、あれがイシュタルの普通です。ぶっちゃけイシュタルは僕が居ない方が強いんです。」 「…ごめん、訳が分からない。」 「そのままの意味ですよ。イシュタルは壁は走れますし素手で弾丸掴めますしエストリル型を追い抜けます。チート神姫なんです、はい。」 「そんなの違法改造しない限り、いえ、違法改造しても無理なんじゃ…。」 「残念がらイシュタルはちゃんとした正規品です。これは店長に証言貰ってます。で、普段は僕は指示を出す事でイシュタルの行動を抑えているんです。」 「しかしながら君達の奇襲が余りにも見事だったので、つい、避けてしまい、つい、仕留めてしまった。誠に申し訳ない。」 土下座するイシュタルは目に入らず、久住菜々子とミスティには開いた口が塞がらなかった。とは言っても相手に、つい、で本身を抜いた自分達の奇襲を避けられ、つい、で仕留められた、そんな事実を受け容れろと言う方がどうかしているだろう。 「な、そ、それなら、初めから本気で掛って来なさい!」 「…それ、僕にマスターとして働くなって言ってる様なもんですよ。流石に僕でも神姫頼りの勝利なんてしたくありません。」 「うわぁ…そうか…そういうことになるわね…。」 「いやぁもう別に気にしてないんですけどね。僕が指示を出すと八年間戦ってようやくセカンドリーグなのに単身だとファーストリーグの連中相手に無双していたり…。」 マスターとして神姫をサポートしようと働けば働くほど神姫には負担になる、これ程、マスターとして屈辱的な事があるだろうか。何と言うか、久住菜々子は、黒野白太に対し同情の他に憐れみすらも感じるようになってきた。 「と、いうわけで、この試合は僕達の勝ちで、次が最終戦ですよ!」 ぐだぐだになり掛けた空気を黒野白太は無理矢理にでも立ち上げつつ、さりげなく先程の試合結果を自分達の勝利だと宣言する。 と言うか、あんなのを見せられて、抗議する気すら出なかった、そっとしておいた方が無難だと理解していた。 「でも、さっきのは色々な意味で反則勝ちなんで、僕が桐島あおいに何を要求されたか教えますよ。何て事はありません、仲間になれって言われただけです。」 「仲間に… ?」 「ええ。信条以前に僕は自分の愛弟子に…貴方の事ですね、似ているから、誘われたんです。」 「何で断ったの? 貴方にとってお姉様は魅力的な人だったでしょう。」 「今更、特別、何かしようとは思わなかったからですよ。一年前のあの日から僕にはもう勝利以外どうでもよかった。だから蹴ったんです。」 また一年前。 「これ以上はバトルに勝って聞くべきかな。」 「いや、いいです。正直な話、僕にとってはどーでもいい思い出話ですし、ついでに話しますよ。」 一勝するや否や掌を返して自分の過去を話し始める黒野白太。 「信じていた人に裏切られたんです。その人は僕にもう無理する必要は無いって言ってくれた人でした。でも裏切りました。」 「(やっぱり、同じだわ。)」 黒野白太の話に久住菜々子は再びデジャヴュを感じた。いや、これは既視感なんてものではない、そのまま自分の歩んできた人生とそっくりではないかと思い始めた。深い絶望の中に居て何も見えない闇の中でやっと信じられる人を見つけてその人に裏切られた。久住菜々子にとって黒野白太はまるで自分が写る鏡の向こう側に居る様な少年であった。 だがその先にまだ続きがあった、鏡の向こうに写るのは自分自身の姿ではなく、不快洞穴だった。 「だからもう諦めました。」 「諦めるって、何を?」 「幸せになる事をですよ。」 淡々と言った。 「決めたんです。僕には他人を不幸にする才能がある。なら、それでいいじゃないって。他人を不幸にする人間でもいいじゃないって僕は自分を許したんです。」 「そんなの…そんなの自己満足じゃない。自分でそう思っているのなら余計に頑張るべきじゃないの。」 「頑張った結果が今なんですよ。勝利しても勝利しても現実は常に裏目に出る。黒は白に白は黒にね。黒野白太なだけに。ここ、笑うところですよ?」 「笑えない。そもそも全然面白くない。」 「勝っても勝っても物事は全然良くならない…思い出したんです。勝利って空しくて寂しくて詰まらなくて不幸なものだって。」 「それなら何でまだ勝利を求めるの。」 「僕には元から勝利以外何も無かったからですよ。僕は裏切られた時も勝利する事だけを考えていた。そして勝った。あの人は幸せを夢見た僕を裏切り、僕も幸せを夢見た僕を裏切った。どっちが先に裏切ったのかは分かりませんけど。」 「白太君はそれで辛く無いの。勝利より大事な物があるって分かっているのなら何でそれを求めないのないの。」 「僕は勝ちたいだけの武装紳士です。僕に勝利よりも大事なものなんて在り得ない。それ以外を求めるのは間違っている。」 空しくても寂しくても詰まらなくても不幸でも勝利が欲しい。どんなに神姫が強くても自分が足手纏いでも相手が強くても弱くても手加減していてもされていても勝利が欲しい。勝利し続けても現実が自分を裏切るけれど勝利が欲しい。 ――――何と言う醜悪。 久住菜々子はつい先程まで自分の過去と黒野白太の現在を重ねていた事に激しい嘔吐感と生理的な嫌悪感を覚え始めていた。少なくとも久住菜々子はアイスドールと呼ばれていた時でさえ勝利する事は楽しい事であると信じて戦っていた。今では勝利以外の楽しみがあると知り勝利が全てではないと言い切る強さを身に付ける事が出来た。 だが黒野白太は勝利以外に楽しみがあると知っておきながら勝利以外を諦め勝利だけを求めるようになった。それはもう勝利に取り憑かれていると言ってもいい、何を失っても構わないと言える死んだ人間が導き出す考え方だ。 ――――何と言う邪悪。 それは久住菜々子が自分よりも小さな少年に対して初めて感じた恐怖だった。黒野白太とは戦うな、親切にもずっと前に男が警告した言葉の意味をようやく理解する事が出来た。今この場でもう二度と自分に関わるなと言ってしまいたい、そんな彼女の心の内を知ってか知らずか黒野白太はこう言った。 「僕が貴方に何を命令するかを決めました。初めはバニーガールのコスプレを頼むつもりでしたが…もし次の勝負で僕が勝ったら明日デートして下さい。一緒に不幸になりましょうよ。」 バニーガールのコスプレもデートも絶対に嫌だった。 『Final Battle Get Ready…Go!』 …。 …。 …。 久住菜々子は勝利した。 どうやって勝ったのかは思い出したくも無かった思い出せば嫌でも黒野白太の顔を思い出してしまうから。 勝者の権限で命じたのは「二度と自分に関わろうとするな会おうとするな見ようとするな話そうとするな戦おうとするな。」。黒野白太はあっさりと了承し逃げるように神姫センターから出て行く久住菜々子を見届けただけで追い掛ける事は無かった。 電車に揺られながらも彼女は考えてしまう黒野白太は何故あんな風になってしまったのかを。元からそうだったのか孤独な神姫バトルの内にそうなってしまったのかそれとも信じていた人に裏切られてそうなってしまったのか。考えるだけ無駄だった。自分には黒野白太を救う事が出来ないという事実だけが大事だった。 …。 …おまけ。 …。 『異邦人』が『刃毀れ』に出会う三ヶ月と二週間と四日前の事である。 『狂乱の聖女』桐島あおいが黒野白太に会う為に彼が通う神姫センターを訪れていた。マグダレーナが自分達の行動と目的を彼と彼の神姫に聞かせた後、桐島あおいが黒野白太に優しく諭すように話し掛けた。 「黒野君、貴方は私の相方の女の子によく似ている。でもあの子と違って貴方は賢い。『勝利こそが全て』それは正しい事よ。」 「おお…ついに僕にもファンが…しかもこんな美人…僕もようやく幸せになれるかもしれない…。」 「でもファンとかそういうのじゃないの。」 「はぁ、そうですか。」 「でも貴方の理解者ではある。貴方は裏バトルを憎んでいるのでしょう? 金子の御曹司…金子銀条に裏切られた貴方は。」 「…どこでその情報を手に入れたかは知りませんけど僕にとっては触れて欲しく無い話題なんです。もう口にしないでくれませんか。」 「それは悪かったわね。でも私の誠意は知って欲しかったの。」 「ええ、よく分かりましたとも。でもタダ働きって奴はちょっと癪に障るんですよね、僕。」 「何かしら。大した謝礼は支払えないんだけど。」 「お金は要りませんよ。あおいさんが白生地に花柄のビキニ水着の状態で這い蹲ってくれれば僕は喜んで貴方の仲間になりましょう。」 「。」 「あ、ストロベリーコーンアイスを舐めていていいですよ!」 「ごめんなさい、この話は無かった事にさせてもらうわ。」 「えー、いいじゃないですかー、別に何か減るわけじゃあるまいし―。」 「黙れ。下種で下劣で下品な道化が。それ以上、あおいに近付くな。」 蛇の様に擦り寄ろうとしていた黒野白太であったがマグダレーナに釘を刺され途端に動けなくなる。それでも一瞬の油断を狙ってあおいへの接近を目論む黒野白太に注意しつつもマグダレーナの関心はイシュタルに向けられた。イシュタルはマスターの右肩に座りつつも無関心を装っていたのだがマグダレーナに意識されては流石に無視出来ない。 「そこな無銘の神姫。そなたの名を聞いていなかったな。」 「知る必要はあるのか? 私は君が言うところの下種で下劣で下品な道化の神姫だぞ?」 「いやいや、謙遜なさるな。そなたは無改造の正規品でありながら…随分と逸脱しているではないか。」 「買い被りだ。私はただのストラーフ型。それ以下である事はあってもそれ以上にはなれない。」 「単刀直入に言おう。そなただけでも我々と来ないか。名も無き星よ、そなたは無能の玩具で満ち足りる様な器ではないだろう。」 「名も無き星か。私好みの言葉だが…貴様は私のマスターを無能と言った。五体満足で帰れると思うな。ぶち殺すぞ木偶(パペット)!」 「だーかーらー、あおいさんがビキニ水着で這い蹲りながらストロベリーコーンアイス舐めてくれれば僕もイシュタルも仲間になりますってー。」 「やめてこっちにこないでそれ以上近付いたら警察を呼ぶから。」 「な、なんで警察呼ばれなくちゃいけないんですか! むしろ逆でしょう !?」 今度こそ終わる。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1039.html
作者・◆OKTm8teiY2 氏 独断と偏見のバトルロワイアルの参加者名簿 独断と偏見のバトルロワイアルの投下順SS 独断と偏見のバトルロワイアルの死亡者リスト 独断と偏見のバトルロワイアルの支給品
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1481.html
武装神姫SS総合掲示板にて企画中の 武装神姫に100の質問 コーナーにおける最新版確認用のページで~す。 このページは勝手にALCが作成いたしました。 全ての咎はALCにありますが、使用権、利用権、閲覧権はすべてのオーナーさま方にあるものとします。 見て楽しむなり、書き込むなり、改変するなり色々やろうぜ(←何に影響受けているのか丸分かり)。 なお、100質が本格稼働し次第、このページはALCの作品ページにリサイクルされ消える予定です。 なんてエコロジー。地球に優しいALCを目刺しま~す。 ページの都合上、履歴に上がって上がりまくるので、読者さま方には『ウザッ!?』と思われる方もいらっしゃると思いますが、広い心で許して下さい。 作者さま方一同の創作意欲を刺激する可能性を信じましょ~。 ではれっつらGO~。 更新履歴 12/10 ページ作成 ALC 12/10 質問追加 ALC 12/10 並び方変更 ALC 12/10 ナンバー変更 ALC(土下座さまに感謝) 12/10 質問を、4問追加 土下座 12/11 武装神姫の項目を、清書版にて追加 土下座 12/13 質問案の追加、7弾神姫の製造元『暫定』表記。ALC 12/13 質問を追加。フブキの皆さんゴメン。 土下座 12/16 質問案を追加。 穂刈 12/31 質問を統合および追加および順番編集。 土下座 あなたのお名前を教えてください。 また、その由来などもどうぞ。 マスターの方は性別・年齢・ご職業を、神姫の方はMMSのタイプを教えてください。 基幹言語はなんですか? また、何ヶ国語を話せますか? 主に活動されている場所のことを語ってください。 外見的特長を語ってみてください 普段はどのような武装/服装ですか? パートナーの服装/装備で気に入ってる、あるいはして欲しい、させてみたいモノはありますか? お互いの呼び名は? また、その呼び名になった由来がありましたらどうぞ。 神姫のタイプは自分で選びましたか? 選んだのであれば、どうしてそのタイプにしましようと思いましたか? また、武装神姫の方は、御自分が現在のタイプであることをどう思いますか? 武装神姫を始めたきっかけ・いきさつ/現在のマスターとであったいきさつは? 武装神姫を、主に何に活用していますか?/どのように活用されていますか? 今に至る経歴を簡単にどうぞ。 ご自分の性格の自己分析をしてください。 ご自分の長所は? ご自分の短所は? パートナーを分析してみてください。 パートナーを褒めてください。 パートナーの欠点や、直して欲しいところを上げてください。 それに対する意見や反論など御座いましたらどうぞ。【一応追加】 自分を、何か別のものに例えてみてください。 パートナーを、何か別のものに例えてみてください。 パートナーの秘密を教えてください。 パートナーとの関係を、簡単に表現/何かに例えると? 家族構成を教えてください。 誕生日を教えてください。 好きなもの、得意なものはありますか?【何故か無かった】 嫌いなもの、苦手なものはありますか? いま、一番ほしい物は? 現在の悩みは? なにか一つ願いがかなうとしたら? 武装神姫/他のタイプになれるとしたら、何になりたいですか? 一日人間/武装神姫になれたら、何をしたいですか? 自分の中で、強い感情は?(喜怒哀楽など) どうしても許せない事はありますか? お気に入りのアイテムはありますか?(バトルに関わらないものでも) 武装神姫関連以外で、尊敬する人物を教えてください。 生活空間を語ってください。(お住まいや部屋、武装神姫なら使用クレイドルなどを) また、その住み心地はいかがでしょう? 食べ物について語ってください。(食べられる方は、好きなものや嫌いなものを。食べられない方は、そのことについてどう思うか、あるいは食べられるようになったら何を食べたいか、など) 好きな色は? また、嫌いな色は? 二つ名、別名、愛称などありますか? キメ台詞、口癖などありますか? 必殺技を教えてください(バトルに限らず) (バトル以外での)特技はなんですか? 座右の銘は? クセや、守ってるジンクスなどはありますか? 誰にも譲れないこだわりや、追求している事はありますか? 今までで一番嬉しかったことは? 【以下5問。今ままで一番~に変更】 今までで一番悲しかったことは? 今までで一番恥ずかしかったことは? 今までで一番腹が立ったことは? 今までで一番期待が外れたこと、ガッカリしたことは? 今までで一番怖かったことは? あなたの「攻撃能力(物理的なものに限らず)」を、10段階評価でいうと? あなたの「攻撃能力(物理的なものに限らず)」を、どなたかに客観評価してもらってください。 あなたの「防御能力(物理的なものに限らず)」を、10段階評価でいうと? あなたの「防御能力(物理的なものに限らず)」を、どなたかに客観評価してもらってください。 あなたの「機敏さ(スピード、機動性、器用さなど)」を、10段階評価でいうと? あなたの「機敏さ(スピード、機動性、器用さなど)」を、どなたかに客観評価してもらってください。 あなたの「感性(感受性、創造性、想像力など)」を、10段階評価でいうと? あなたの「感性(感受性、創造性、想像力など)」を、どなたかに客観評価してもらってください 。 あなたの「処理能力(計算、暗記、推理など)」を、10段階評価でいうと? あなたの「処理能力(計算、暗記、推理など)」を、どなたかに客観評価してもらってください。 まずバトル暦を教えてください。【初心者上級者の区別のため最上位に移動】 今までの戦績を教えてください。 よく使う装備を教えてください。 おもなバトルスタイルは? 自分で使って、得意な武装、好きな武装は? 自分で使って、苦手な武装、嫌いな武装は? 相手にして、得意な武装、好きな武装は? 相手にして、苦手な武装、嫌な武装は? あったらいいな、と思う武装は? 必勝パターンを教えてください。 好きな・得意な戦闘ステージは? 嫌いな・苦手な戦闘ステージは? 相手にしやすいバトルスタイルは? 相手にすると嫌なバトルスタイルは? リアルバトルについて語って下さい。 【追加】 VRバトルについて語って下さい。 【追加】 今後の目標は? バトルについての意気込みを。 【これは上の方でも良いかもしれないが今までの締めとして】 初バトル時の感想を。(勝敗は別として) 初勝利の時の感想を。 初敗北の時の感想を。 印象深いバトルは? 印象深い対戦相手は? 戦ってみたい相手は? 使ってみたい武装は? 現在施されているカスタムについて語ってください。 将来、する予定・して見たい/されたいカスタムはありますか? 突然ですが、イリーガルと呼ばれる神姫達をどう思いますか? そのような違法行為全般に関して思うことを言ってください。 仲のいい武装神姫について語ってください 仲のいいマスターについて語ってください。 嫌い、あるいは苦手な武装神姫について語ってください 嫌い、あるいは苦手なマスターについて語ってください 会って見たい武装神姫について語ってください。 会って見たいマスターについて語ってください。 憧れる・目標にする武装神姫は? 憧れる・目標にするマスターは? ライバル視している存在はいますか? 彼等とはどう言った点で競争していますか? (武装神姫に限らない)交友関係を語ってください。 武装神姫以外のMMS(スカイガールズ…etc)をご存知ですか? ご存知の場合彼女らについて語って下さい。 ご自由にお使いください。 最後に一言どうぞ。 FrontLine製 天使型MMS「アーンヴァル」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 FrontLine製 悪魔型MMS「ストラーフ」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 Kemotech製 犬型MMS「ハウリン(吼凜)」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 Kemotech製 猫型MMS「マオチャオ(猫爪)」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 Vulcan Lab製 兎型MMS「ヴァッフェバニー」について語ってください。 Group K2製 忍者型MMS「フブキ」について語ってください。 The Sixth Factory製 騎士型MMS「サイフォス」について語ってください。 The Sixth Factory製 侍型MMS「紅緒(べにお)」について語ってください。 Studio Roots製 サンタ型MMS 「ツガル」(およびBlue Xmas ver.)について語ってください。 Plants Plant製 種型MMS「ジュビジー」について語ってください。 Plants Plant製 花型MMS 「ジルダリア」について語ってください。 Arms in Pocket製 砲台型MMS「フォートブラッグ」について語ってください。 Magic Market製 セイレーン型MMS「エウクランテ」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 Magic Market製 マーメイド型MMS「イーアネイラ」(およびそのリペイントバージョン)について語ってください。 Vulcan Lab製 イルカ型MMS「ヴァッフェドルフィン」について語ってください。 Union steel製 寅型MMS「ティグリース」について語ってください。 Union steel製 丑型MMS「ウィトゥルース」について語ってください。 Constructive Tyrant製 建機型MMS「グラップラップ」について語ってください。 OHMESTRADA製 ハイスピードトライク型MMS 「アーク」について語ってください。 OHMESTRADA製 ハイマニューバトライク型MMS 「イーダ」について語ってください。 Candy Meteor製 蝶型MMS 「シュメッターリング」について語ってください。 FrontLine製 戦車型MMS「ムルメルティア」について語ってください。 FrontLine製 戦闘機型MMS「飛鳥(あすか)」について語ってください。 Arms in Pocket製 火器型MMS「ゼルノグラード」について語ってください。 興味を示して下さったオーナーさまが - 人もいらっしゃいま~す。 こめんとふぉ~む♪ まずは、お疲れ様。ところで編集の仕方ですが、wikiでやるなら「番号リスト」機能を使うとよさそうです。自動で番号を割り振ってくれるので、順番の編集とか挿入がやりやすくなります。 -- 土下座 (2007-12-10 21 42 59) お疲れさまです!(これくらいしか言えないダメ人間でスミマセン;) -- ネコマスター (2007-12-10 23 05 29) 各武装神姫についての質問を追加。メーカーは、公式に準拠させてあります。アーク・イーダ・シュメッターリングのメーカーがわかる人募集。 -- 土下座 (2007-12-12 23 52 38) 悪子、良子+蝶子の製造会社表記。 非公式サイトで見た情報なので100%の信頼度ではないですが、暫定的に…。 後は、携帯小説版の神姫も含めるかどうか…。 個人的には読んでないんで入れたくないのですが…。 -- ALC (2007-12-13 00 05 15) 質問案にて、基幹言語は良いかもしれないかもですが、武装神姫以外のMMSは……微妙に悩むところかもです。そこで提案なのですが、このwikiのSSにて彼女達を何らかの形で出していく方針なら採用……と言うのは如何でしょうか? MMSであっても神姫ではないのですから…。 -- 穂刈=14・19 (2007-12-16 19 58 06) >非公式サイトで見た情報 -- まめ (2007-12-17 01 03 43) ↑がどこなのか、それがむしろ知りたい -- まめ (2007-12-17 01 04 16) ウェブフーというサイトの、女性型小型ロボット収納箱と言う所。 企業名をgooで打ち込んだらTOPに出て来た。 -- ALC (2007-12-17 01 16 23) ↑このサイトは信用できるのか、むしろ私が聞きたい(ダメじゃん)。 -- ALC (2007-12-17 01 17 33) CHOCO氏のHPにてオーメストラーダ社の名前を確認。これで正解みたいでした。 -- 安心したALC (2007-12-24 06 33 43) 確認ありがとうございます、あとは新発売勢ですかねー。 -- 土下座 (2007-12-31 06 49 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3158.html
更新情報 2017/04/30 49話「■■■■」を収録。本編完結となります。ありがとうございました。 2019/05/01 番外編8を収録しました。 四字熟語バトルロワイヤル 本編 本編詳細目次 ◆第一放送まで OP「都市伝説」/1話「邂逅一番」/2話「顔面隠し」/3話「反転少女」 4話「急曲直下」 /5話「曇天霹靂」/6話「張子の車」/7話「幻影水鏡」 8話「酔狂少女」/9話「重い荷物」/10話「手を繋ぐ」/11話「因果往訪」 12話「遺棄消沈」/13話「お仕舞い」/14話「第一放送」 ◆第二放送まで 15話「真打登場」/16話「舞台装置」/17話「一発殴る」/18話「取捨選択」 19話「酒二無二」/20話「珈琲牛乳」/21話「三人死亡」/22話「戦乱の演」 23話「仲間意識」/24話「完全試合」/25話「鬼気迫る」/26話「永久凍土」 27話「蓬平団子」/28話「焼魚定食」/29話「確定申告」/30話「第二放送」 ◆第三放送まで 31話「生員集合」/32話「最期通牒」 33話「休憩時間 1*空白時間」/34話「休憩時間 2*信頼関係」 35話「休憩時間 3*女子戦陣」/36話「休憩時間 4*熟読推理」 37話「最終戦Ⅰ 作戦開始」 38話「最終戦Ⅱ 明眼連武」 39話「最終戦Ⅲ 勝利宣言」 40話「最終戦Ⅳ 嘘と約束」 41話「最終戦Ⅴ 殺せない」 42話「別れ言葉」/43話「第三放送」 ◆ゲーム終了まで 44話「遊戯終了」 ◆エピローグ 45話「結果報告」/46話「おはなし」/47話「殺し合い」 48話「■■■■」/49話「■■■■」 四字熟語ロワ 字余り 番外編 四字熟語バトルロワイヤル メニュー 参加者名簿 ルール・マップ 四字熟語バトルロワイヤル あらすじ 世間で静かにささやかれていた都市伝説「文字紙の招待状」。 虹色の不思議な文字が書かれたその招待状は、「娯楽施設」への片道切符だった。 集められた二十人弱の参加者たちは、奇々怪々な力で自分の名前を奪われ、 「四字熟語」として殺し合うことを強制される――! ※四字熟語の疑似擬人化オリキャラロワです。某一方通行さんなどは出ていません。 作・◆YOtBuxuP4U 開始・2011/10/10 終了・2017/04/23 非リレーロワメニューへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2792.html
私が制作したのは神姫のCSCに作用するタイプのウイルスだ。もちろんそう言うものに対しても神姫バトルのレギュレーション検査はあるが結局それはハード面のみの検査。心に与えられたトラウマを感知しきれるものじゃない。ん、どうやってそんな物を作ったかだって?神姫は人間くさいからな、私の神姫から取り出したCSCのデータを元にウイルスを作った。心を傷つけるには友人の心ない言葉が一番だろう? -神姫バトル傷害事件での取調室での会話 連続神姫ラジオ 浸食機械 22:宇宙の瞳 プルミエの心は強ばっている。明らかにデルセトナの言葉に動揺している。 「あなたが我々の総意だと言うことは分かります。CSCの深いところがそう教えてくれます。でも私はマスターと別れてまであなたの元に行くのは嫌です」 しかし彼女は震えながらもそう答えた。 『プランBに移行。分かっていただけなくて残念です。それでは我々は総意としてあなたを取り込みます』 黒い何かがそう宣言すると胸に抱かれたプルミエが苦しみだす。 「嫌です、マスターと別れたくない。入ってくるな、ここは私の場所だ」 端から見ればプルミエがただうわごとを叫んでいるだけだが僕は今彼女がどんな状況なのかよく分かる。この空間にいるせいか僕にもおそらく彼女と同じ精神攻撃が降り注いでいた。 『心を閉ざせ』 『私に従え』 『私と一つになれ』 『そしてニンゲンを憎め』 『みんなみんな壊しあえ!!』 『もう、誰も救わない。誰にも邪魔はさせない』 大音響で響き続ける声が頭の中にこだまする。もう自分の声さえ聞こえない。彼女もきっとそんな声を耐えている。僕よりも小さな体で必死に。僕はただプルミエを抱きかかえてあげることしかできなかった。こんな闇の塊のような相手にどうやって勝てばいいと言うのだろうか。 次回:哀夢に続く・戻る