約 220,457 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2824.html
武装神姫SSまとめwiki presents 「俺は、あいつがが笑えるようになればいい、そう思っていた」 「わたしは、あの人に笑ってほしい、そう願っていた」 written by トミすけ 「俺は、あいつがもう苦しまなくていいと、そう教えてやりたかった」 「わたしは、あの人がわたしのことで苦しんでほしくないって、そう祈っていた」 これは、運命に翻弄された、とあるマスターと神姫の、絆の物語…… 「ウサギのナミダ」同人誌版 予告編 武装神姫SSの読者に衝撃を与えたあの物語が、ついにペーパーメディアで甦る! 「ティア、走れるか?」 遠野貴樹 無愛想な神姫マスター 遠野はその夜、運命に導かれるように、一人の神姫を拾う。 しかし、その神姫は訳ありだった……。 「はい、マスターが望むなら、いつでも」 ティア 泣き虫な、遠野の神姫 WEB発表時のフォーマットから、書式形態にマッチするよう再編集。 A5サイズ二段組、上下巻の超ボリューム! 総ページ数 約350ページ!! 「バトルしてもらえませんか? わたしの神姫と」 久住菜々子 『異邦人(エトランゼ)』の異名を持つ神姫マスター バトルロンドを始めた二人の元に集まってくる仲間、そしてライバルたち。 「『異邦人』の異名が伊達じゃないってことを教えてあげる」 ミスティ 『異邦人』と呼ばれる菜々子の神姫 表紙・挿し絵:がっちょん様(サークル 勝手場がっちょん) WEBで読んだあのシーンが、美麗イラストで再現される! 愛らしくも凛々しいキャラクター、素晴らしいイラストの数々に、作者号泣! 物語に新たな魅力が加わった! 菜々子「宣戦布告よ」 ミスティ「わたしは、あなたみたいな戦い方が好きよ」 海藤「武装神姫を嫌いになりたくなかった。だからやめたんだ」 大城「お前の友達だと、自惚れさせてくれや」 雪華「技はマスターと神姫の絆です」 井山「決まっているじゃないか! 絶望だよ!!」 絶望の淵に追い込まれた遠野とティア…… 二人は神姫とマスターの絆を結ぶことができるのか? そして再び立ち上がることができるのか!? ティア「さようなら、マスター……」 2013年8月12日(日) コミックマーケット84 二日目 西地区 けー13b 「手仕事のタカヤマ」様にて委託頒布! そして、当日会場に来られない方には、通販にて対応。 「けだねっと通販」にて通販決定! 遠野「行くぞ……ここからが、本当の戦いだ!!」 武装神姫はなぜ戦うのか……その一つの答えが、ここにある。 「ウサギのナミダ」 上・下巻 コミックマーケット会場で、このイラストの表紙をチェック! 乞うご期待!! ----------
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2649.html
「右から敵の攻撃が来てる。その場から上昇して!」 『了解です!』 今はバトルの最中。ステージは森林。 始まった直前、素早い動きでハウリン型の相手はどこかに行った。移動し木に隠れながらの戦法。 多分であろうハウリン型武装の「蓬莱壱式」をバンバン撃ってきている。 それでも間を縫ってきて、こちらを狙ってきても結局木に当たる。隠れるための木が壊れることなどあまり気にしていないみたいだ。 これ以上地上にいたら、いつか爆発に巻き込まれる。そのため、シオンを一旦空中に飛ばせてグライディング。 浮遊させておいて戦局を変えられるか考えてみる。 「どこかにいるんだ。シオンはわかるか?」 『センサーに反応はあるんですけど、移動もしていますし、こう木が多くては……』 「うーん、どこに……待って、後方右斜め下からも砲弾! 回避して!」 『え? きゃっ!』 僕が声を発してなかったら危なかった。 空中のまま瞬時に身を屈めたシオン。 危機一髪、砲弾は後方に加速をつけながら飛んでいった。 『危なかったです。でも、このままでは……』 「いや……移動しているみたいだけど、今撃った場所から次の移動場所は大体予測がつくよ」 『え? どこに?』 シオンは僕の言ったことに驚愕して周りを確認しようとするが、 「しっ。……そのまま、動かないで聞いて」 『は、はい……』 シオンは今空中に飛んでいる。 それなら、こちらよりも上に飛ばない限り、円すい状の頂点にいるシオンに対して相手は地上面360度のどこかの位置からしか砲弾は撃てない。 なのに“後ろ”右斜めからだった。 相手は姿が見えないのにも関わらず後ろから撃ってきた。 (おそらく、シオンの前にいることを相手は用心しているんだ) 思えば地上にいた時も相手は前からは砲弾を撃ってきてない。 左か右、そして後ろだった。 素早い移動で木々に隠れて、視界外から攻撃。 それが相手の戦法なんだ。隠れているのになお視界に入らせない戦い方。 だけど今回の森林ステージ、それが仇になっている。 位置を考えるなら視界に入らない後方180度のどこか。すでに真下の方はもう何本も木が倒れているから、 「それだと……次に隠れるなら木々の多い左方面だ! バリスティックブレイズのまま、そこを重点的に掃射!」 『え、はい! では、いきます!』 すっかりバトルに慣れているようにシオンは流れる動きで身構えて反転。 そこから、左下に向けてリアのバレルに装填されている弾をすべて使って弾幕を張る。 弾の雨が木を次々となぎ倒していると、 『――うわぁっ!』 はたして――敵はそこにいた。 ハウリン型の相手は木の崩れていた場所にたまらず飛び出してきた。 それをシオンは待っていた。 『これでトドメです!! たぁー!』 シオンは敵が見えた瞬間、その場そこから電光石火。 勢いをつけて相手の眼前にたどり着くとぺネトレートクロー・烈を相手の鳩尾におもいっきり叩きこんだ。 『ク……ハッ……!』 顔を苦悶に満ちらせ空気を口から出して、相手は姿をデータ状にして消えていった。 完全に消えた後、筐体の機械音声から試合のジャッジが聞こえてきた。 『WINNER シオン』 ―――― 「やりました! 螢斗さん」 「うん、いいバトルだったよ」 初めて勝てた日から数日。といっても3日ぐらい。 学校が終わってから、ゲームセンターに通うことが習慣になりつつある。 バイトがない日は学校にシオンを連れてくることも当然になり、その足でゲームセンターで神姫バトルをすることが多くなった。淳平とミスズも来れる時は一緒に来るけど、今日はあっちがバイトなのでいない。 勝てたあの日から、シオンはちゃんとした武装神姫同様、バトルができるようになっていった。 自信がついたのもあるけど、あれから人間でいう憑き物が落ちたみたいに勝負で勝てるようになってきていた。 武装神姫にとって普通のことが出来なかったシオンがまともに勝てるようになった。それが嬉しい。 相手によっては負けることもあるけど何戦もしていれば勝つこともある。なにもできず負ける時のあの頃より大きな進歩だ。 「相手の戦術に気づいて、即座に対応できるように指揮してくれる。さすがです、螢斗さん」 「いや、たまたまだよ。……シオンは戦うのに集中してるんだから、僕が冷静に戦局を見ないとね」 そういう風に真っ直ぐに称賛してくれると、こっちはものすごく照れるのだけど。 「いえ、こういうのは実際に見ていると、どうすればいいかわからないことが多いって凛奈さんが――……あ、いえ何でも……ないです」 シオンは喜び勇んでた姿をしゅんとさせた。 またそうやって、前の逃げ出してしまった記憶から、宮本さんのことを思い出して委縮する。 戦えるようになってきたんだ。どうして前いた時に出来るようにならなかったんだろう、とか思っているのかな。 僕も大概真面目だと思うが、シオンは僕より考え込んじゃう質だから気にしちゃうみたい。 ちょっと嫉妬しちゃうな。 今はもう僕がマスターなんだから……。 でも、僕はそういうのはおくびにも出さず、シオンの頭を指で撫でる。 「別にいいよ。宮本さんの所にいた時は名前は違うけど、前も今もここにいるのも本当のシオンなんだから。……思い出すのも仕方ないって」 「螢斗さん……」 「ほら、そんな顔しない」 「……はい。そうですね」 花が咲いたような笑顔。 うん、いい顔に戻ったみたいだ。 よかった。これが見られるなら、感情を押し隠す価値があるよね。 「あ、そういえばさ……」 場の空気が戻ったのを機に、シオンがバトルしてる時に疑問に思うことがあったのを思い出した。 「? なんでしょうか?」 「それって、なんでぺネトレートクロー・“烈”なんだろうね。普通のと大差ない気がするんだけどな」 MMSショップ『ブラックスミス』の店長さんから貰ったぺネトレート・烈が気になった。 バトルの時シオンは普通に使っているみたいだけど、公式のぺネトレートとの違いがわからないんだよな。オリジナルの武装なら市販とは違うような特筆すべき点があると思うのだけど。 「えっと……初めて勝ったあの時、以前ムルメルティアの方と戦った時もなにかを感じた気がするんです。これにはなにかがありそうなんですけど、今のところ掴めそうで掴めない。そんな感じに曖昧なんです」 「うーん、そうか。まあ、あの店長さんだからなあ」 ゲームのシナリオの展開っぽく、危ない状況とか一発逆転する瞬間とかに新たな力が覚醒するとか、そんな展開にさせたいのだろうか? 僕は極力そんな状況に陥ってほしくはないんだけど。 「満足に使えていないのなら、私がまだ力不足なのでしょうか」 シオンはぺネトレート・烈の持ち手を握り、眺めながらそう言う。 「勝てるようになってきたんだからさ、神姫バトルをしていけばいつか、いや、近いうちに使いこなせるかもしれないよ。そういうオリジナルの武装とかは元のデータがないから。使うのに慣れていけば、本当のぺネトレートクロー・烈が見れる……かも知れないね」 僕は武装神姫の知識を総動員して考察し説明してみた。 武装神姫とかは射撃方法や戦闘技術、その他もろもろの技術とかは基本データで埋めているらしい。だから、武装神姫はバトルでもそういう武器・銃器がスムーズに使いこなせるみたい。 公式の武装なら基本データがあるだろうけど、こういうオリジナル武装ならデータが一切ないからまだ使いこなせていない。 そんな感じなのかな……。 そういうのに専門してないから僕も曖昧だ。 とりあえず僕もシオンの持つぺネトレートクロー・烈を眺めてみる。 やはり市販のと少し違う。 公式のぺネトレートクローはナックル系の武器に分類するのだが、殴る部分が少し鋭角ではある。そこは同じ。 だが、コレはそこに少し違う点があった。 (見づらいけど、ちょっと隙間が空いているな) 神姫サイズだったら、一ミリ以下程度のちょっとした隙間。 深くじっと見ないと気がつかないぐらいの空間。 そこに秘密があるのかもしれない。 だが悲しいかな。これ以上はわからない。 店長さんに聞きに行けばいいのだろうけど、聞いても使い方を教えてくれない気がする。 『その時が来たらわかるぜ!!』 とか多分そんな風に大きな声で言う気がする。 初めて会ってから間もないけど、あの店長さんゲームが好きらしいから、新たな力が目覚めるとかそういうカッコイイ展開が好きそうだ。 と僕が勝手に考えた。 結局このあと三戦ぐらいしても、ぺネトレートクロー・烈の正しい使い方はよくわからなかった。 でも、戦績は二勝一敗と前と比べて重畳だった。 「今日はもう帰ろうかな」 「そうですね」 対戦相手の人と挨拶を交わしてから、もう家に帰ろうと思ってゲームセンターを出た時、 「こんばんわ、長倉君……と、シオン」 ――前の通りに例のあの人がいた。 宮本凛奈さん。 フード付きの長袖パーカーにジーパン姿。 そして、前のシオンのオーナー。 「こんばんわ、宮本さん」 「え、凛奈さん…………ですか」 僕の胸ポケットにいるシオンがひどく驚き戸惑っている。 それはそうだ。目の前に逃げ出してしまった、前の持ち主がいるんだから。 「シオンよね。初めまして」 「は、はい。初めまして……」 「……初めてじゃないですよね? 元々のオーナーなんですから」 「シオンとしては……ね。今はもう“初対面”よ」 随分と他人行儀だ。 もう少し前オーナーとしての気位があってもいいのだと思うけど。 自分のじゃなかったら関係ないのか。 「どうしてここにいるんですか?」 何となく、シオンの肩に指を置いた。 「伊野坂君がシオンがバトルで勝てるようになった、てメールが来てね。それでキミたちがいると思って。ゲーセンから出てきて、シオンが落ち込んでいないという事は本当に勝てるようになったのね。……おめでとう」 こういう時だけそんな行動力を発揮するなよ。まだ後少し実力をつけてから話そうと思ったのに、淳平め~。 宮本さんはそう言って拍手してくれる。笑顔で心から祝福してるとは思う。 宮本さんは。 「…………」 宮本さんの肩には神姫がいる。悪魔型の神姫。目を隠しているストラーフがバイザー越しに黙ってこちらをじっと見ている。 「お姉ちゃん……」 シオンが絞り出すように名を呼ぶ。 宮本さんよりイスカが問題なんだよな。シオンにとっては。 「……キサマ、いなくなったと思ったら、そこの少年の物になったのか」 宮本さんが話していた通り、声は小さいがそれでもよく通ってくる。 不機嫌そうなオーラが出て、それでいて言葉にもトゲがあるみたいだ。お姉さんだったんだから会えた嬉しさとかはないのだろうか。 「……買われた恩も忘れて、別の人間のところにいくとは武装神姫の風上にもおけないな」 「イスカ、ちょっと言い過ぎよ。こちらも悪かったのだし」 嘲るように言う自分の神姫を宮本さんは止めようとするが、イスカは止まらない。 「……その上バトルできなかったと思えば、できるようになっている。……なんだ、私たちといた時は偽っていたのか? そんなに私たちといるのが辛かったのか?」 「ち、違います。できなかったのは本当で――」 お姉さんに散々言われ、シオンは弁明しようとする。 だが、シオンは押し止まった。イスカから出てきた言葉を聞いて。 「……そこの少年に思考プログラム自体をいじられでもしたか?」 イスカがそれを言った瞬間場の空気が止まった。 止まった原因の発生源はシオンの周りから。 「お姉ちゃんでも螢斗さんを悪く言うのは許しません」 また僕の事でシオンのスイッチが入った。 激怒しているぞという空気が間に充満してきている。 「……ほう」 それを聞いて、イスカはなぜか嬉しそうに声を若干弾ませた。 「ま、まあまあ、ここはいったんどちらも引いて! ね!」 「は、はい」 「……ふん」 ダメだ。 僕がこの空気に耐えきれなくなった。 目の前で一触即発なんて身体にも精神的に僕には厳しすぎる。 咄嗟にオーバーリアクションで二人の神姫の間に入ってしまった。 ……シオンは手で隠しただけだけど。 「宮本さん」 「あ、うん。何かしら?」 場の空気がきつくて息がしづらかったのか、宮本さんも少しホッとしている。 「まだ、日本は離れませんよね?」 「そうね。日にちはまだあるわね」 「そうですか。今度、バトルしませんか? イスカとシオンで」 「え!? 螢斗さん!」 シオンの焦るような声が聞こえたが、もう遅い。 「そうね、いいわよ。今度の休みの日にここでやってみましょうか」 「じゃあ、今度で。詳しい日時はメールとかで……それじゃさよなら!」 「え? ちょっと待っ……」 宮本さんの制止の発言も気にせず、僕はその場から急いで立ち去るように後ろに全力で走った。 実力不足な気がするけど約束はもう決まった。決めたんだ。 後には引き返せなくなった。 ……だけどこれでいい。 「きゃっ! ああの、螢斗さん?」 「ほほ本気ですか!」 「本気!」 突然走りだしたからシオンの声が震えて聞こえる。 走ってる振動から、ただ単にシオンが入ってるポケットが揺れてるだけだ。 ああいうのは勢いで決めないと、後々ぐずっちゃうから強引なのがちょうど良いのだ。 「螢斗さん……」 不安そうな声が聞こえるが心配しないでくれ。勝てるようになってきたんだ。大丈夫。 これで、シオンが起動してから今までの事を清算する準備ができた。 後はイスカとのバトルで勝つことができれば、これで晴れてシオンは僕の武装神姫なんだ。 ――でも、突っ走りすぎなのかな僕は。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2639.html
「……うーん」 「またか、キミは。今度はなんなのだね?」 いけない。またアルバイト中に考えこんでしまった。でも、どうしようもない。 お客さんが来れば、身体が勝手に動いて仕事はできるけど、気付かないミスがあるかもしれないから、バイトに集中したいけどこればっかりは。 「そうそう。キミが、神姫のことをよく話すものだから、実は……私も武装神姫を買ってしまったのだよ!」 ババーンと後ろで効果音が出てきそうな風に君島さんが言う。 だが、しかし、 「……うーん」 いまだに僕は考え込んでいる。 話し声が聞こえて、視界には入るのだけど、君島さんの話が頭に全然入ってこない。ゆえに、反応できない僕。 「……ふ、悲しいな、悲しいよ。だが、これでも、無視はできるかな?」 君島さんがスゥッと右手を顔の前まで上げて、 「来い『リンレイ』!!」 「え、え、なんですか?」 パチンっと軽い音が店内に響く。 君島さんが親指と中指を合わせ、勢いよく弾いた。いわゆる、指パッチンなのだけど、なんで今ここで? 店員なんだから、目立つ行為は控えて――。 「――お呼びでござりますか、主殿?」 「うわっ!!」 びっくりした。な、なんだ、どっから来たんだ? カウンター上に突然、人形、武装神姫が現れた。 片膝をつき、頭を垂れている姿。……これは確か忍者型神姫の『フブキ』だ。 真っ黒の忍び装束に身を包み、口元を黒布で隠している。 「はっはっは、いい反応だ。仕込んできて正解だったな、リンレイ」 「はっはっは、そうでござりますな、主殿」 イェーイ、とリンレイという神姫が手の平で、君島さんが指で疑似ハイタッチをする。 「どういう仕掛けですか!?」 「まあ、落ち着きたまえ。まずは紹介しよう。ちょっと、武装神姫に興味が出てきてしまってな、この前買ってみたフブキ型のリンレイだ。忍者ならこんなのができて当たり前なのだよ」 「リンレイでござります。以後、お見知りおきを」 再び頭を垂れて、挨拶をするリンレイ。 僕は君島さんを訝しげに見る。 腕を組んでフフンとなんか自慢げだ。 (間違った方向に忍者っぽいな~) いや、神姫もそれぞれ。これも一つの神姫としての姿なのだろう。 はっきり言って普通ではない。……でも、こちらが言えた義理でもない。 これほど、変ではないけど。 「それでは、話を戻すことにしよう。今度はどうしたのだね?」 「どうやって来たのかまだ聞いて――……はぁ、別にもういいです……」 聞いてもしょうがない気がした。 手品みたいなものだろうと割り切ることにする。 「いつも話してますけど、僕の神姫のシオンがですね、なかなかバトルがうまくいかなくて」 「件のバトル恐怖症の神姫かね? 苦労しているのだな」 「武装神姫は普通、バトルはスポーツみたいに楽しめるよう設定されているのでござりますが、シオン殿という方は戦えないという。不可思議でござりますな」 「……そうだよ、ね」 誰に言っても、見せたとしても、そう言うんだよな。もう慣れたよ。 「……キミは、以前に私が言ったことを覚えているかね?」 「えっと、なんでしたっけ?」 「ほれ、『神姫には心がある』と言った事だ」 「ああ……」 神姫が空虚な機械みたいにプログラムだけで動いてたら、こんな風に悩む必要はない。感情があるから、笑ってくれたり、喜んでくれたり――逆にバトルができなくて苦しむ――する訳だから、必死にこんな悩んでいるんだ。 悩むか悩まないか……あれ、なんか堂々巡りだな。 「キミが思っている通り、現実的に、神姫のカテゴリは機械だ。データを元にして、オーナーがプログラムを神姫にインストールさせて様々なスキルを手に入れることもできる。言語機能や身体機能もデータは……まあ、あることはあるのでな。 しかしだ。それでも手に入らないものはあったりもするのだ……長倉君は世界クラスの神姫バトルは見たことはあるかね?」 「いいえ……ありませんけど……」 シオンが来るまで、武装神姫なんて友達のでしか見たことなかった。武装神姫のバトルを直接見たのも、あのゲームセンターでのが初めてだったし。一応、知識はあったぐらいのレベルだ。 「インターネットの動画サイトで探せば、そういう大会の動画などゴロゴロあるのだが、あれはリアルファイトの真剣勝負。神姫が物理的に機能停止。故障、なんていうトラブルも少なからずある。命がけの試合。失敗は許されない。そんな神経を使うバトルだ。……神姫も怖いと思うのだよ」 「……怖い……か」 その言葉を噛みしめる。それだと、シオンはバーチャルでもバトルを怖いということだ。表現できないほどに。腰を抜かして動けなくなるほどに。 「それでも、世界レベルの神姫は戦うことができる。それも人が知覚できない程の戦闘技術でだ。なんでだと思う?」 「……多分、自分のオーナーを信頼して一緒に戦っているからじゃないですか? よくは、まだ、わからないですけど……」 「ふむ、それも一つの答えでもある。神姫オーナーそれぞれに無数に正解はあるのだよ。わたしもキミも持っている。だが、私が、仮に、あえて言うなら人と同じ“成長する”ということかな」 「んん?……」 口を紡いでしまう僕。 君島さんはこういう焦れったい説明が好きならしい。 「つまりはだ、プロのスポーツ選手と同じだ。血の滲むような練習をして、強豪から勝利を勝ち取る。……そして勝てない神姫も成長して勝てるようになる」 「それは正論ですけど……うーん……」 数年の時間をかければ、いずれはバトルで勝てるようになると思う。だけど、そんなにかけられない。僕は――いや、僕たちは、宮本さんとイスカが目標なのだ。日本を離れる前に、なんとかしたい。悠長にしてられないよ。 「おやおや、長倉君は早急に答えが欲しいらしいな。それで、参っているようだね。しかたない、な。ここはいっそのこと私が手ほどきをしてみようか?」 「えっ!?」 この人、君島さんならなんかやってくれそうな予感が……だけど……。 「ふ、神姫オーナーになって日は浅いが、キミよりかは幾分、私は大人なのだぞ? 生き方をキミのような子どもたち、色々と抱えている神姫たちを導くことなど容易いのだよ」 「……君島さん」 この人なら、どうにかすることもできるのではないか? シオンを拾った時も君島さんのアドバイスで進展したんだ。だったら、君島さんに任してみるのもいいと思う。……そんな気がする。 「ただし、私のやり方はスパルタだぞ? ついて来れるかはキミたち次第だ」 「……はい、お願いします!」 君島さんの手を両手でガシッと握る。 シオンが普通になるまで、どんなことでもやってやる。そう意気込むと、僕はやる気で満ち満ちてきた。 ――よぅし、やってやるぞ! 「こちらのお弁当は温めしてよろしいでござりますか?」 「きゃー、忍者っぽいお人形が店員やってるー! かわいいー!」 いけない。アルバイトの最中だった。 しかし、優秀すぎるなリンレイは。 僕たちが話をしている間、一人でいつの間にか店番をやっていた。 ―――― 次の週末に、君島さんは僕たちがいつも行くゲームセンターで、『授業』をしてくれると約束してくれた。 それで、今日は、ちょっと用事ができてシオンとお出かけしている。 「本当に、これ、いらないの?」 「私は、あのクレイドルを使っていたいですし、別の人が使ってくれたほうがいいと思います」 僕が持つ紙袋にはクレイドルが一つ入っている。 キズのある方ではなく、宮本さんから預かった方にあった、もともとシオンの、あまり使われていない方のクレイドルだ。 前に使っていたのより、今は貰ったキズのあるこっちを使いたいらしい。 武装を本格的に譲り受ける決意をして、クレイドルの使い道がなかったから、これはどうしようかと考えていたら、 「アリエさんが言ってたんですけど、オーナーの霧静さんの伯父さんがショップを経営してるらしいですので、そこで、相談したらどうですか」と言ったのだ。 「あと……『ゲルリン☆ヂェリー』も、あれば欲しいのですけど」とも言った。 二人を強制シャットアウトさせたあの飲み物。シオンにとってクレイドルはついでで、どうやらそっちが本命らしい。 いや、まあ、シオンが自分から欲しがるのは別にいいんだよ。 ……いいんだけど、なんでよりによってアレを欲しがるんだよ。 目的地は霧静さんから聞いている。 僕が住んでいる町の駅から少し離れて、線路の向こう側、そこの商店街になっている地域だ。 夕方なので、買い物帰りであったりする主婦さんたちが多い。他には僕と同じ学生の人だったり、会社帰りのサラリーマンが見える。 霧静さんの伯父さんが経営してる神姫ショップがこの商店街の端の方にあるらしいのだ。 大型のチェーン店とかじゃなく、自営業でやっているらしい。 武装神姫は年々流行ってきているので、商売ならそういうのに乗り出すのも悪くはないのかもしれないなと思った。ただの素人の考えだけど。 「えーと……これか」 「これってなんて読むんですか?」 目的のお店についた。 見上げれば店の看板。「MMSショップ『Blacksmith』」と大きく書かれている。 店の前には大型ガラス内に武装パーツが展示されていて、向こう側の中の様子が少し見える。 「……ブラックスミス。大体は鍛冶屋とか鍛冶職人を意味してるね。ファンタジーの小説でも時々出てきたりするけど」 「ああ、そういえば」 ファンタジー色を強く感じる。エレメンティアなんて名称が付く武器を作るくらいだ。そういうのが好きなんだろうな、なんて一発でわかる。 そう思いながら僕は店のガラス戸を開ける。 「いらっしゃやせー!……ってあら? ケートん、シーちゃんじゃない」 「あ、アリエさん。こんばんわ」 店のカウンター、台上にはなぜか見覚えのある神姫、アリエがいた。 最近は神姫でも店番できるような設定になっているのか。 「……なに、その挨拶の仕方……」 「ゲンさんのマネだよー。……あ、ゲンさんっていうのは3軒隣の八百屋の源内さんね。言いやすいからからマネしてるんだー。いらっしゃやせー」 「まあ、アリエがいいなら、それでいいんじゃないかな。ちなみに、なんで店番してるの?」 「あの後、リミちんに店からヂェリカンをパクっ……拝借したのばれててさー。労働で返しなさいってさー。まったく、リミちんは真面目なんだからー」 「倒れてれば、そりゃばれるって」 嫌な事件だったよ。 シオンは会話にも入らずキョロキョロと店内を見渡している。 ああ、事件を引き起こしたアレを探してるみたいだ。 「『ゲルリン☆ヂェリー』ってどこにあるんですか?」 「えぇ!? あれは、そっちだよー。あははー」 さすがにアリエも、あれはもう勘弁したいらしい。 店内の奥の方を指差してながらも、目が泳いでいる。 「螢斗さん、見てきてもいいですか?」 「……いいと思うよ」 僕の肩に座っていたシオンを床に降り立たせる。 ちゃんと神姫だけでも選べられるように、神姫の目線で、棚の商品の一部が床の台に置かれている。 工夫されている店内だ。 それにMMSショップ・ブラックスミスは、品揃えが豊富そうである。 シオンがいる方は、パーツやら武装やらが綺麗に箱詰めだったり、袋詰めで置かれてたりする。ついでにヂェリカンも並んでいる。 反対方向、僕から見て右側は、武装神姫の、CSCのない素体がガラスのケースで見本に置かれているみたい。 大型店じゃないから神姫の種類はそんなにないみたいだけど。 でも『鍛冶屋』っていうくらいだから、もしかしたら武器に趣を置いているのかもな。 だからって、変なヂェリカンも置かないでほしいな……。 「あちゃー、シーちゃん。アレを気にいっちゃったか。ますます変な神姫だねー」「……アリエもね。それより、これを引き取ってほしくて、来たのだけど」 紙袋から真新しくもあるクレイドルを取り出す。それをアリエの前に置く。 「ふーん、クレイドルかー。こういうのは店長だねー。ちょっと待ってて……テンチョー!!」 アリエがカウンターから降り立って、奥の方に声を掛けながら消えていった。 霧静さんの伯父さんらしいけど、どんな人かな? 優しい人だといいな。 お、奥から大きそうな人影が、 「おう。おめぇさんかい! クレイドル引き取ってほしいってぇのは」 まず、シャツを腕捲りしていて、筋骨隆々の体格が目についた。 黒いエプロンをしていて、胸元に「Blacksmith」と白い文字でプリントされている でも、頬に切られたような傷があるのはどうしてなんだろうな~。 滅茶苦茶、怖いな~。 「ええ、そ、そうです。……でも、お金とかにしたい訳では、なくてですね、あの、その、いらなくなったから、別のオーナーさんに役立ててほしくて、ですね……」 「なんだとぉ!?」 「ひぇっ! あああ、あの……」 「偉ぇな!!」 間近、しかも怖い形相の顔で両肩を力強く掴まれる。正直言うと痛いのだけど、なにも言えない。 ……正直、すごく怖いです。 「そうかぁ!! いやー、クレイドルだけ欲しがる奴なんて、そこらじゅういやがるから、そういうのは正直ありがてぇ。それに、金はいらねぇってかい。今時の子にしては偉ぇ!!」 「テンチョー、ケートん、怯えてますよー。怖がらせないでくださいねー。一応、リミちんのお友達なんだからねー」 「おぉい!! それを早く言えよ!! 璃美香の友達ならサービスするぜ。ゆっくりしてくれぇや。だけど、璃美香はアリエ預けただけで、まだ学校だけどな。ガッハッハ!!」 バンバンと肩を叩かれる。ものすごく痛い。 2メートルはあろうかとおもわれる巨体、それでいて、声もものすごく大きい。 元、ヤのつく職業の人か? でもなんでこんな人が武装神姫のショップなんかやっているんだろうか。こんな人が神姫を愛でてるとか……ありえないです。 「はいはい、ちゃんと傷とかは隠してねー。初めてのお客さんは大抵テンチョー見ると怯えて逃げちゃうんだからさー。……はいこれ、絆創膏っすよー」 「お! すまねぇな」 慣れた手つきで、引き出しから絆創膏を取り出すアリエ。 それを受け取って店長さんは自分の頬に貼る。 なんとか傷は絆創膏で隠れてくれたけど、脳裏から離れない。 「あはは、怖かったっしょー。でも、この傷はただ単に事故ってできたのだから心配しないでー。図体の割に、この人ただのゲーオタだから。極道関係者とかでもないよー」 「……ああ、そうなんだ」 ゲーム好きなカタギか。なんだ、よかった。胸を撫で下ろす気分だ。本当によかった。 「ゲーオタは余計でい!!……あっちにいるのがボウズの神姫かい?」 親指でシオンを指差す。 三つぐらいヂェリカンを持って来るシオンの姿が。……おいおい。 「そうです……シオン、そんなに買うの?」 「螢斗さん、いいですか?」 「――うん、いいよ」 上目遣いで言われたら拒否できない僕がいる。例え間違った買い物でも即答してしまう。 「おお!! それを欲しやがる神姫がいるとは。おめえさん気に入ったぜ」 「テンチョー。あんな危険物置くの止めましょうよー」 「そりゃ、できんぜ」 「なんでですかー?」 「武器は好きだ!! が、ヂェリカンも好きだ!! いずれは全国、果ては全世界のヂェリカン・シリーズを網羅して店内に置くのがオレの夢なんだぜ!!」 「武装を念頭に置いてくださいよー、武装を」 アリエがツッコミに専念している。それがなんか珍しい。 「ふん、とりあえず、ボウズはこのクレイドルを善意で金もなしに売りたいってわけかい?」 「まあ、はい」 「そっかい、そっかい。……ちょっと待ってろい」 言うと店長さんは奥に行って、すぐ戻ってきた。 「――礼に、コイツをやんぜ」 「いいんですか?」 「こちらも商売なんでな。等価交換ってやつさぁ」 カウンターにコロンと何かを置いた。両手にそれぞれ持つような、二つのナックル状の武器。 「ありがとうございます。……でも、これって」 神姫用の武器だろうけど。えっと、どこかで見たことあるような……? 「ボウズの神姫、アーティル型なんだろ。こいつはアーティルのアレだ、アレ。……なんだっけっか?」 「テンチョー、これは『ぺネトレートクロー』っすよ……形状がどことなく違いますけどねー」 「そうだった、そうだった。突然アイデアが降ってきてな、こいつは俺が暇で作った公式風味のオリジナル武装『ぺネトレートクロー・烈』だぜ。最新作だ。俺は暇つぶしでも、本気を尽くす男だからな。ガっハッハ!!」 「だったら、こういうオリジナル武装、いっぱい作ってひと儲けしましょうよー」 「ソイツはもう正式な申請とっといたが、いちいち神姫会社に申請するのが、時間が掛かるし……なにより面倒だぜ!!」 「もう、永久閉店しちまえー」 とりあえず、変なやり取りが展開されているが横に置いておく。 そうか、これって。アーティル型装備の一つか。 いずれは揃えようかなと思っていたけど、こんなところで手に入るなんて。 それも特別製らしい。 「……どんな感じ?」 「何か、しっくりくる気がします。すごく、使いやすそうなんですけど……でも、バトルで、私なんかがちゃんと使いこなせるかどうか、心配です」 手に持って、ブンブンっと素振りをしている。 シオンは武装だけが立派になるのを引け目に感じているみたい。 「大丈夫、大丈夫。次、やる時は秘密兵器の先生が来てくれるから。その人ならなんとかしてくれる……はず」 「……できるでしょうか」 期待はしているんだよ……しているんだけど不安。 そんな感情に雁字搦めになっていく僕。 成せばなるのか……なぁ。 「なんども言うっすけどねー。店の名前『ブラックスミス』なんだからさー、ヂェリカンはいらないでしょー」 「バカたれぇ!! RPGには、回復アイテムが必要だろうが。神姫ショップに武器屋も道具屋もないだろうからなぁ!!」 「ここはリアルっすよ。ゲーム内じゃないです。それに私は、そのアイテムで死にかけたんですけどねー。このゲームオタク店長めー。毒物は店に置いちゃいけないでしょー!」 「好きになった神姫が目の前にいるだろうが!! ゆえに毒物じゃねぇ。俺は置き続けるぜ!!」 「もう、店畳んじまえー」 呆れる神姫店員アリエと、巨体&大声の店長さんがどっちも止まる様子がない。 とりあえず、一番に声がでかすぎる。 会話がうるさくて、近所迷惑になりそうだから、帰る前に止めていかないとな。 不本意だけど、このヂェリカンの会計もしたいし。 ……これからブラックスミスは行きつけのお店になりそうだなーと思った。 店長が怖いけど、悪い人ではない。 「ぐだぐだうっせぇ神姫だぜ。スクラップにしてやろうか!? あぁん!!」 「へぇー、そんなこと言うんだー。それしたら、リミちん一生テンチョーに口利かなくなりますよー。それでもいいんですか、チクりますよー?」 「すまん!!!!」 アリエに潔く土下座する店長さん。 うん、いい人だ。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/busou_bm/
wiki概要 PSPソフト「武装神姫 BATTLE MASTERS」の情報をまとめるwikiです。 編集できる方は編集の手伝いをお願いします。 関連サイト 公式サイト 武装神姫 公式サイト 武装神姫 公式Twitter 武装神姫 BATTLE RONDO 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS 公式サイト 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 公式サイト 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR 公式サイト 武装神姫 アニメ 公式サイト wiki 機械仕掛けの姫のwiki 武装神姫 wiki 武装神姫 BATTLE RONDO wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS wiki 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 wiki 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION wiki 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR wiki 5ちゃんねる 2022-05-01 現行スレッド 武装神姫 PART 742 武装神姫 BATTLE RONDO PART 389 武装神姫 BATTLE MASTERS 総合 PART 189 ログ 武装神姫 BATTLE COMMUNICATION PART 8 ログ 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR PART 20 武装神姫 BATTLE CONDUCTOR カード交換 PART 1 お役立ち ライバルのドロップ武装一覧表 武装神姫ドロップver05.xls ※おそらく勝手にダウンロードが始まるので注意して下さい ※拡張子.xlsが付いていない場合は自分で.xlsを付けてから開いて下さい
https://w.atwiki.jp/battleconductor/
ここはKONAMIアーケードゲーム「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」非公式攻略wiki(誰でも編集OK!)です。 2023年1月25日の大型アップデート(シーズン2移行)による変更点はこちら。 祝 武装神姫 18周年 武装神姫は2006年9月7日の起動から18周年を迎えました。 祝 バトコン 3周年 バトコンは2020年12月24日の稼働から3周年を迎えました。 \ これからも宜しくお願いしますね! マスター! / 初心者向けページ🔰 ムービー・ゲーム概要・基本情報 楽しみ方・操作説明書 よくある質問 公式サイト バトルコンダクターNet ※ 武装神姫 公式サイト 武装神姫 公式X(旧Twitter) KONAMI アーケードゲームのお問い合わせ ※ 武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター 公式サイト 5ちゃんねる 武装神姫 バトルコンダクター part24 武装神姫 バトルコンダクター トレードスレpart1 便利ツール 有志製 アセンブルシミュレーター
https://w.atwiki.jp/busosodo/pages/59.html
「武装神姫×SW2.0」シリーズ(制作:Lyuu氏) nicovideo_mylist エラー ( マイリストURLの取得に失敗しました。正しいURLを入力してください。 ) パーティメンバー PL名 神姫型 キャラ名 種族 性別 生まれ 備考 アニエス 天使型アーンヴァルmk2 アールヴ=フロート 人間 女 傭兵 フロート家の双子の姉 シュトレン 悪魔型ストラーフmk2 ストラ=フロート ナイトメア(人間) 女 趣味人 フロート家の双子の妹 エスティ 犬型ハウリン リン=ハウル ドワーフ 女 練体師 リア 戦乙女型アルトレーネ レナ=アルト エルフ 女 魔術師 ニニアン 火器型ゼルノグラード ゼノン ルーンフォーク 女 軽戦士 マスター (GM) セッション1-0 セッション1-1 セッション1-2 セッション1-3 セッション2-1 セッション2-2 セッション2-3 セッション2-4 セッション3-0 セッション3-1
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1328.html
再起動した私は、一瞬、起動直後の光景がいつもと違うことに戸惑い、しかしすぐにここはマスターさんのお部屋でないことを思い出します。 「そうでした……ここは神姫センターでしたね」 我知らず呟き、私はクレイドルから身を起こしました。 ここは神姫センターの一角、修理・整備コーナーです。 周囲を見回せば、売り場側から陰になるカウンターの内側にはメインテナンス機材や管理用のPCが立ち並び、私のほかにもクレイドルに身を横たえる武装神姫たちの姿が何人か見受けられます。 マスターさんのご厚意により、念願であった新しい脚部パーツを買っていただいた私は、その場にて換装をお願いすることにしたのでした。 単純にパーツを付け替えるだけでしたら私自身でも不可能ではないのですが、関節可動範囲の拡大した新しい脚部パーツを問題なく使用するためには、それに対応した新たな制御プログラムのインストール・アップデートが必要でして。 そのためには一度スリープモードにならざるを得ず、つまり私のサポートなしでマスターさんお一人での作業になるということで……失礼ながら、マスターさんともども「持ち帰っても自力でセット出来ない」という結論で双方合意した上での事でした。 もちろん、念願のパーツを一刻も早く装着したかったと言うのもあったのですが。 「おはようさん犬子さん、調子はどうかな?」 頭上からかかる声に、私は顔を上げました。そこに、にこやかな顔でこちらを見下ろす茶髪の店員さんの姿を認めると、私はぺこりと会釈します。 「おはようございます浜野さん。セッティングありがとうございました」 「なんのなんの」 からからと陽気に笑うこのお方は店員の浜野さん。私の記憶上は初対面でしたが、マスターさんが武装神姫の購入を検討し始めた時からなにくれと相談相手になってくださり、購入時もマスターさんに代わってCSCのセットなどの下準備を行なってくれたお方であるとか。 「で、どう? 新パーツ」 「あ、はい」 私はその場で、軽く屈伸などをして動作確認をして見ます。 「関節各部異常なし。モーメント制御も良好に働いております。感謝いたします、浜野さん」 「ん、よかった」 こちらに対してにこりと笑いかけてから、浜野さんはふと視線を売り場のほうへ向けました。 そしてまたこちらに笑顔を向けなおしまして。 「そら、ご主人様のお帰りだよ」 私は弾かれるように背後を振り返り、そして買い物袋を抱えてこちらに向かってくるマスターさんを姿を認め、ドッグテイルがぱたぱたと起動を始めます。 「やあ、犬子さんはもうお目覚めでしたか。お待たせしてしまいましたね」 「お帰りなさいませ、マスターさん!」 そして私はゆっくりと膝を落とし、正座の姿勢を取ります。 そう、正座です、正座。以前の私の似非正座じゃなくて、ちゃんとした正座なのです! 上脚と下脚が平行に近くなる! 腰部と踵部が接触する! まさしく正しい正座なのでございますよ! ああ……感無量です……! そしてこの感動を精一杯に込めて、丁寧に頭を下げます。 「ご覧のとおり、念願かなって正座することが出来るようになりました。この度はもったいない頂き物をしてしまいまして、まこと感謝に耐えません。どうもありがとうございます」 「あー、いやそのー、喜んでいただけたならこちらとしても本望ですとも」 まだ微妙に、私にはわからない戸惑いの残るご様子のマスターさんですが、それでも笑って下さるならば私には十分でして。 ふいに、私の背後で笑い声がこぼれます。 「なるほどなるほど。換装の理由を正座したいからって聞いてたのに試そうとしないからどうしたのかと思ってたけど、ご主人様に初披露を取っといたワケね」 ……お恥ずかしい、見抜かれてしまいましたか。まぁ、一途な神姫ゴコロということで一つ。 照れ隠しに笑いながら、私は正座のままで浜野さんに膝を向き直します。 「改めてまして浜野さん、どうもお世話になりました」 そして深々と、座礼します。 「なんのなんの」 再びからからと笑ってから、浜野さんはマスターさんに視線を向け。 「……ちょっと変わったコに育ってるみたいですね?」 そう言って浜野さんは、またからからと笑い出しました。 「いやはやなんというか。僕としても最初のプレゼントが強い武器とかかわいい服とかじゃなくて、正座が出来る脚になるとは思っていませんでした」 ちょっと苦笑いしつつ、マスターさんは浜野さんに受付カードを返却。 ……なるほど、たしかに考えてみれば、プレゼントとしてはいささか毛並みが特殊です。 そのようなものを要求する武装神姫と、変に思われてしまったのでしょうか。我知らず、ドッグテイルの動きが鈍ります。 「はっはっは、確かにそれは予想外ですね。でも……」 浜野さん、マスターさんに納品書を手渡しながら、一瞬こちらに目を向けてウィンクされました。なかなかサマになったウィンクではないかと思いえます。 「イイ子に育ってるじゃないですか」 「はい」 少々照れながらも、マスターさんは即座にはっきりと肯定してくださいました。 再び、ドッグテイルが活発に動き出すお手軽な私です。 「それじゃ、お世話になりました」 「お世話になりました」 「はい、毎度」 マスターさんが頭を下げるのにあわせて、再び私も座礼しました。 浜野さんのほうはと言えば、相変わらずからからと陽気に笑いながら、ぱたぱたと手を振っています。 私は再びマスターさんの胸ポケットに収まりますと、その場を後にしたのでした。 「……あの、マスターさん?」 「なんでしょう犬子さん?」 浜野さんの元を辞した後少しして、私はマスターさんの胸ポケットから、おずおずと声を出します。 「あの……やっぱりいきなり脚部パーツを欲しがるのって、ヘンでしょうかね……?」 「戸惑ったのは確かですね」 くすくすと含み笑いをしつつ、マスターさんはお答えしてくださいました。 「ですがまぁ、そもそもそんな風な正座好きに仕込んじゃったのは僕のせいでしょうし、それに……」 いいながら、マスターさんは指を伸ばして私の頭を撫で始めました。 失礼ながら、その、お世辞にも武装神姫相手の撫で加減を判ってるとは言いがたいような撫で方で、頭甲の外れてしまいそうな乱暴とも言える勢いについ顔をしかめてしまいます。 そんな情況なのにぱたぱた振れるドッグテイルは、やはり不良品なのでしょう。先ほど浜野さんにご厄介になったときに、申告しておくべきでした。 「そのしっぽが随分と活発に振れられてて、『本当に喜んでもらえてるんだなぁ』と判りましたから、僕としては送った甲斐があったようで満足ですよ」 ……命拾いしましたね不良品ドッグテイル。今しばらくはあなたの不具合は私の胸に秘めておくとします。 「それから、買い物ついでに別のお土産も買ってありますから、楽しみにしてくださいね」 マスターさんは買い物袋を、軽く掲げて見せました。 二人で相談してあった買い物リストの消化は、どうやら私の換装作業中に済まされていたようです。 「お気遣いありがとうございます。それでお土産と言うのはなんでしょうか?」 「それは内緒ですよ。帰ってからのお楽しみです」 いたずらっぽく笑うマスターさん。 むむむ、気にはなりますが、でしたら素直に楽しみに待つとしましょう。 私はマスターさんの抱える買い物袋を見やり、それからお尋ねしました。 「ご用事はもうお済みなのですか? でしたら早く帰って、そのお土産を見せていただきたいものです」 「何を言っているのですか、犬子さん」 こつんと、優しく私の頭がつつかれました。 マスターさんは、私をつついた指で上を指しつつ、笑いました。 「お楽しみは、もう一つ残ってるじゃないですか」 私は、自分の早合点に気がつきました。 ご用事は全てお済みのようでしたし、文脈からも帰宅が連想されました。 私自身も素体パーツを交換したばかりですし、十分な慣らしが済むまで無理な可動は避けるのが無難と考えていて、それだけにしてしまった早合点です。 それもまた、もともとの目的の一つだったと言うのに。 この神姫センターは、1~3階が売り場で、そしてその上の4階が……。 「バトルスペース……」 私は、感情回路が高鳴るのを感じました。 「これでいいんでしょうか?」 ターミナルから排出されたバトル管理カードをかざす様にためつすがめつ眺めるマスターさんに、私は答えました。 「はい、以降はターミナルにそのカードを挿入するだけで、バトル参加が可能になります」 カードにはマスターさんの名前と武装神姫…つまり私のデータ、それから簡単な戦歴が記されています。といっても登録したばかりの今は、戦歴には0が並んでいますが。 実は、カードそのものがなくても武装神姫本体さえあれば同様の管理はできるたりもするのです。 ターミナルにはカード挿入口のほかに武装神姫用のスキャナーが存在し(カード登録の際にも、武装神姫データのスキャニングに使われます)、その前に武装神姫が立つだけでバトル登録やデータの確認は出来たります。 ですが、戦歴を確認したくなった時にいちいち何らかの端末を利用したりしないでもすぐにアナログ的に確認できる強みと、それから人前で自分の武装神姫を晒すことに抵抗を覚える人たちの存在によって、いまだに併用カードの存在は根強いのです。 「周りは武装神姫の愛好家ばかりでも、やはり恥ずかしいものなのでしょうかね?」 「それもありますが、バトル前に自分の武装神姫の装備を晒したがらない方なども多いようで」 「なるほど……もっとも僕が見ても、何も判らないでしょうけどね」 そう笑った後で、マスターさんは私の顔を覗き込みました。 「犬子さん、脚は大丈夫ですか? まだ慣らしが十分でないとおっしゃっていましたが……やはり、部品が変わると色々不都合とかでるのでしょうか?」 「あー、はい、日常活動の範囲ならば問題はないのですが、戦闘のような全力行動になるとさすがに影響は出てきますね」 「そういうものなのですか」 「そういうものなのです。一つ例をとっても、全力で走る際に、関節が以前よりも広くなるならそれだけ歩幅が変わってきます。歩幅が変われば、それに応じて脚さばきや重心も変わってきます。 単純に歩幅が変わるだけなら対応も簡単ですが、そこから連鎖する全ての行動パターンに少しずつ影響が出てしまいますからね。本来ならば時間をかけて、それらを一つ一つ調整するべきでしょう」 「思っていたより煩雑なのですね」 「煩雑なのです」 「それで、本当に大丈夫なのですか?」 「はい、今回は応急に、関節可動域をソフト的に限定し、擬似的に以前のパーツを再現してあります。 これならば、影響は誤差の範囲ですみます」 「では……」 マスターさんは笑って、カードを再びかざします 「参戦と言うことで、よろしいですか?」 「はい!」 意気込んで答える私にまた笑うと、マスターさんはカードをターミナルに挿入しました。 「これで、登録ができるのですね?」 「はい。本来ならば様々な条件設定も行なうのですが、今回は初陣と言うことでそのあたりはデフォルトで設定されていますね」 バトルステージはノーマル、相手は同レギュレーション・近似戦歴限定、ついでにバトルまで15分待ち。あとは、対戦用ポッドの方に呼ばれるのを待つばかりです。 「……ところでマスターさん?」 「何でしょう犬子さん?」 私は、ターミナルに表示された武装神姫データを見ながら、お尋ねしました。 「私の名前、『犬子さん』までが名前だったのでしょうか」 「あー、いや、そういうわけでもなかったのですが……カード登録の時に、つい」 「そうですか」 「そうです」 ……いえ、いいのですけれども。 そんなこんなで、私の出番が回ってきまして。 現在は対戦ポッドのなかで、持ち運びには邪魔だったために外していた装備の準備にてんやわんやです。 プチマスィーンズを起動し、吠莱をセットし、棘輪を携えます。十手は、拳狼があれば不要かもしれませんが、携行可能量に余裕があるのでこれも持って行きます。 「うーん、なんだか緊張してきてしまいますねぇ」 「マスターさんはどっしり構えていてくださいよ」 「犬子さんは、緊張とかしないのですか?」 「そのあたりは、やはり武装神姫ですから。戦うことは基本機能ですし……とはいえ私も初陣ですし、現在AIの予測演算がフル稼働中ですが」 「……つまり?」 「わかりやすく言うと『どうなるかなー、ワクワク、ドキドキ』です」 「わかりやすい解説ありがとうございます」 深々。 「いえいえ」 深々。 「とにかく、怪我などはしないようにしてくださいね?」 「大丈夫ですよマスターさん。対戦はVRスペースで行なわれますので、武装神姫本体や装備が破損することはありませんよ」 「ああ、そうなのですか」 「そうなのです」 「いやはや、無知で申し訳ない。でしたら、思う存分楽しんできてくださいね」 「はい!」 「……あ、そうだ。もし勝てたら、もう一つ何か、犬子さんの欲しい物をプレゼントしますよ」 「あー、それはその、もう高価なパーツを買っていただいておりますし、それは申し訳ないかと」 さっき買い損ねた『TODA』ブランドのスーツ一式を脳裏にかすめさせつつ遠慮する私に、マスターさんは忍び笑いを漏らします。 「おやおや犬子さん、権利獲得する気満々ですね」 「う、言われて見れば自信過剰なようでお恥ずかしい……」 「いえいえ、その意気ですよ」 「あ、はい! では、行って参ります! 見ていてくださいねマスターさん!」 と、勢い込んで出撃したのが、5分前のお話でした……。 <そのはち> <そのじゅう> <目次>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1041.html
人間紹介 天薙龍悪(てんち たつお) 19歳の大学二年生。 身長180センチ。 苦学生していてバイトしながら学校に通ってる結構な苦労人。 性格はぶっきら棒で喧嘩ぱやいが、根は優しく、結構人に好かれるタイプ。 元不良学生なので煙草を吸います。 趣味は多趣味なので色々な事をやってます。(主に物を作る事が多い) その中でも料理は結構な腕前で美味しい。(一人暮らしが長いせい) それと自作で武器を作るのもかなり腕前で、その腕前は武装神姫関係の会社で働く龍悪の姉さんに認めてもらっている。 何故か雨がかなり嫌い。 ある一部の過去の記憶が欠落している。 斉藤朱美(さいとう あけみ) 29歳の武装神姫関係の仕事をしている龍悪のお姉さん。 今は結婚してしまったので苗字が違う。 性格は常に元気ハツラツな人で、たまに抜けてる部分もある。(この性格のせいなのか、龍悪が結構面倒事に巻き込まれる) たまに実家に帰ってきたら龍悪が作った物を「あ、これいいね。仕事のデータに役立つかも。これ貰うねー」とか言って龍悪に有無言わさずパクる。 十六夜婪(いざよい りん) 17歳の高校三年生、龍悪の幼馴染にして後輩。 容姿は誰もが見ても可愛い女の子。 だが、性別は男。 子供の頃は仲良く龍悪と遊んでいた。(年齢が10歳ぐらいまでのこと) 婪は身体は男でも心は女の子そのもので龍悪の事が好きになってしまった。(婪の両親は女の子として育てせい) 中学三年生頃の龍悪に婪は思い切って、龍悪をベットに押し倒し襲った事で龍悪は婪が男だと解った。 それいらいからは龍悪は婪とは全然遊ばなくなり、婪は寂しい想いをしているらしい。 それでもめげずに龍悪に好かれるように頑張る婪。 性格は相当なエロい性格でその性癖は誰にも止められない。(龍悪限定) 他人や友達に対しては普通の可愛い女の子の性格。 武装神姫もやっていて、ランクは上位に入るらしい。 武装神姫紹介 ANGELUS(アンジェラス) 天使型アーンヴァル 容姿はセミロングで美乳。 生真面目な性格で武装神姫の四人なかのリーダーである。 趣味は料理と掃除。 本当は龍悪に物凄く甘えたいが、それを表にさらけ出す事が出来ない。 過去に龍悪と出会いあり。(龍悪はこの過去が欠落している) 武装は万能型。 遠距離、中距離、近距離。 どんな状態でも攻撃できる。 因みに、このお話のメインヒロイン。 CRINALE(クリナーレ) 悪魔型ストラーフ 容姿はツインテールで貧乳。 一言でいうと生意気な性格。 趣味は身体を動かす事。 龍悪とのいがみ合いが多々あるが、それがコミュニケーションになっているのでクリナーレ自体がそれで満足している。 武装は近距離型。 敵に近づきクローで殴ったりバルムンクで斬りのが得意。 LUNA(ルーナ) 天使型アーンヴァル・B 容姿はポニーテールで巨乳。 温和かでおませな性格。 趣味は龍悪の誘惑とパソコン。 アンジェラスの妹。 龍悪を誘惑するのが日課になっている。 ただ、キレルと非常に怖い子。 武装は中距離型。 銃で撃ったり剣で斬ったり、とヒット&ウェインが得意。 PARCA(パルカ) 悪魔型ストラーフ・W 容姿はツンイテールで巨乳。 引っ込み思案な性格。 趣味はアンジェラスと同じで料理と掃除。 クリナーレの妹。 いつも龍悪と口喧嘩してる姉のクリナーレを止める役。 闘いは嫌いだけど龍悪のために頑張って闘う健気な子。 武装は遠距離型。 銃で撃って撃って撃ちまくり、とどめにミサイルを乱射するかモアイを投げつける。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/80.html
藤丘遼平 年齢:25 通称:特になし 旅行帰りの交通事故で家族を亡くし、自分も左足を失った。 現在は仕事を辞め、新築一軒家で暮らしている。 遺産がらみのトラブルから少しだけ人間不信気味で素っ気ない態度だが、元々人にも物にもあまり執着しないタイプだった。 ルーシー Type:ストラーフ 通称:特になし 遼平の元に誤配されてきた悪魔型武装神姫。分類はグラップラー・アタッカー。 左股関節に初期不良が認められたため廃棄処分となるはずだったが、遼平の意見を受けて契約を結ぶ事になる。 基本的に真面目で冷静な性格だが、意外と熱くなりやすい所も。 趣味は読書。学術書から時代小説まで何でも読むが、実は絵本が好き。 ちなみに名前は貴き堕天使ルシファーから。 大佐和 軍治(おおさわ・ぐんじ) 年齢:22歳 通称:大佐(たいさ) 第8話から登場。 幼い頃から銃や軍隊に憧れを持ち、サバイバルゲームに傾倒し続けてきた2流大学生。 趣味が高じて同志6名と共にミリタリー研究会を設立。初代会長を務めるまでに至る…が、たまたま銃火器を使って戦う武装神姫のCMを見たのが運の尽き。以後すっかりハマる。 …最近ではミリ研そのものが神姫研究会になりつつあるとか。 バーニング・ブラック・バニー Type:ヴァッフェバニー 通称:B3(ビー・キューブ) 第8話から登場。 大佐和の所有する武装神姫で、分類はガンナー・ブラスター。 マスターである大佐和を「コマンダー」と呼び、絶対服従を貫く軍人気質な性格。 …とはいえ、派手好きで大鑑巨砲主義な大佐和の戦略のためにあまり勝率は高くなく、もっぱら草リーグやら3rdリーグやらをウロチョロしている。 ちなみに最初はバイオレント・ブラック・バニーという名前だったが、ルーシーの指摘を受けて改名した。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1388.html
天薙龍悪(てんち たつお) 19歳の大学二年生。 身長180センチ。 苦学生していてバイトしながら学校に通ってる結構な苦労人。 性格はぶっきら棒で喧嘩ぱやいが、根は優しく、結構人に好かれるタイプ。 元不良学生なので煙草を吸います。 趣味は多趣味なので色々な事をやってます。(主に物を作る事が多い) その中でも料理は結構な腕前で美味しい。(一人暮らしが長いせい) それと自作で武器を作るのもかなり腕前で、その腕前は武装神姫関係の会社で働く龍悪の姉さんに認めてもらっている。 何故か雨がかなり嫌い。 ある一部の過去の記憶が欠落している。 斉藤朱美(さいとう あけみ) 29歳の武装神姫関係の仕事をしている龍悪のお姉さん。 今は結婚してしまったので苗字が違う。 性格は常に元気ハツラツな人で、たまに抜けてる部分もある。(この性格のせいなのか、龍悪が結構面倒事に巻き込まれる) たまに実家に帰ってきたら龍悪が作った物を「あ、これいいね。仕事のデータに役立つかも。これ貰うねー」とか言って龍悪に有無言わさずパクる。 十六夜婪(いざよい りん) 17歳の高校三年生、龍悪の幼馴染にして後輩。 容姿は誰もが見ても可愛い女の子。 だが、性別は男。 子供の頃は仲良く龍悪と遊んでいた。(年齢が10歳ぐらいまでのこと) 婪は身体は男でも心は女の子そのものであるきっかけで龍悪の事が好きになってしまった。(婪の両親は女の子として育てせい) 中学三年生頃の龍悪に婪は思い切って、龍悪をベットに押し倒し襲った事で龍悪は婪の事を少し避けるようになってしまった。 それいらいからは龍悪は婪とは全然遊ばなくなり、婪は寂しい想いをしているらしい。 それでもめげずに龍悪に好かれるように頑張る婪。 性格は相当なエロい性格でその性癖は誰にも止められない。(龍悪限定) 他人や友達に対しては普通の可愛い女の子の性格。 武装神姫もやっていて、ランクは上位に入るらしい。 因みに学校では一番の可愛い子ナンバーワンらしい。 男性、女性にも大人気だそうだ。 日下部順平(くさかべ じゅんぺい) 通称オヤッさん。 『★BLACK・STAR★』の店長さんである。 筋肉ムキムキのオジサンでそこら辺にいるチンピラよりめちゃくちゃ強い。 龍悪はこの★BLACK・STAR★という店に自作の武器を渡し売っている。 オヤッさんと閃鎖(この時の龍悪は『閃鎖』で名が通ってる)の仲は結構深くお互いを信頼しあっている。(性的な意味じゃないよ) 武装神姫の修理もできて役立つ店だが、売れ行きはあんまり芳しくないらしい。