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{鋼の心~Eisen Herz~VS双子神姫~学生同士の大決戦!勿論ポロリはないよ!~} 「あぁ~あ。負けちまったよ…」 「今回のバトルはアタシの勝ちだね♪」 俺は肩をダルそうにすくめながら溜息を吐く。 婪の奴はルンルン気分で笑っている。 「チクショー!あともう少しだったのに!!あんな所でヤられるなんて!!!」 「まだまだだね。でもそれなりに格闘はレベルが上がっているみたいだから、その調子で頑張ればいい」 「勝てなきゃ意味がないんだよ!…ボク、格好悪い~」 筐体から出てきたクリナーレを右肩に座らせるなり、バトルに負けた事に悔しがる。 婪の神姫の藍がクリナーレに格闘の助言をしていたが、多分クリナーレは悔しがっている方に夢中で聞いてないと思う。 今いる所は武装神姫センターのバトル施設にいる。 でも今回は地元の神姫センターではなく隣街にある神姫センターに来ているのだ。 実は婪の奴が服を買うのに付き合ってくれみたいな事を言われて、わざわざ隣街でつきあわされ、挙句の果てにバトルまでやろうと言い出し今の至る。 まぁ、どうでもいいけどね。 大学生は意外と暇人だから家に居てもやる事ないし。 …いやちょっと訂正、ちゃんと大学には行ってるよ。 それにレポートは大変だし、徹夜でレポートをやってたらいつの間にか太陽が昇っている時間になっていたりする。 まぁ大変な時もあるし、暇な時もある訳だ。 「あ、いっけなーい!あたし、これからバイトだったんだ!!」 ふと婪は自分の腕時計を見て慌てる。 「ごめんね、先輩。もう一回ぐらいバトルしたかったんだけど、バイトがあるから帰るね」 「へいへい。気をつけて行けよ」 「心配してくれてありがとう、先輩♪チュッ♪」 投げキッスをして走って帰っていく婪。 …はぁ~、散々人を連れまわして帰りやがる。 でもまぁ今になって言う事じゃないか。 俺は全てのバトルが見れる観客席に移動する。 勿論喫煙席。 あいつに付き合ってる時には、あんまり煙草を吸う機会がないから今まで我慢してきた。 「ご主人様ぁ~」 「頼む、吸わせてくれ。今日は婪に付き合せれて全然吸ってないんだよ」 「…しかたないですね」 「サンキュー」 ジッポと煙草を取り出し、口に銜え火をつける。 すると煙草独特の紫煙が出る。 「あ~美味いなぁ。やっぱり煙草はピースに限る」 「半分が税金で吸えば吸う程死にやすくなるものの味なんてどうでもいいです!」 右肩でプンプンと怒るアンジェラス。 因みに左肩にはルーナとパルカが座っていて、最初に言ったと思うけど右肩にクリナーレがいる。 肩に居てくれるのは別にいいだが結構、人目につくので少し恥ずかしい。 「…あ、ランキングだ」 視界に電光掲示板が入りチョロッと見えたので、ここの神姫センターの実力者を見ようと思った。 「ゲッ…。あいつ、ここでもランク3位かよ。どんだけ強ぇ~んだよまったく、たいした力量だぜ。1位の神姫は『アイゼン』というストラーフ型か。へぇ~ここでは婪より強い奴がいるのか」 上がいればさらに上がいる、てか。 つか婪の奴も凄いなぁ。 色々な神姫センターでバトルしてる、て言っていたけど…ガチで強いだな。 俺はというと…載っていなかった。 百位まで記載されてるが、俺のオーナーネームが見つからなかったので百位以上なのだろうよ。 はぁ~あ、もっと頑張らねぇーと…いや、俺が頑張っても意味ないか。 頑張るのはアンジェラス達だもんな。 「ご主人様、ご主人様」 「ん?なんだアンジェラス」 「婪さんが居なくなってしまってから言うのもなんなんですけど…次の順番は私のバトルですよ」 「…あっ!」 そうだった。 婪とバトルしてる時の順番がパルカ、ルーナ、クリナーレ、アンジェラスの順だった。 この順番を三週ぐらい回って先程クリナーレが終った頃に婪がバイトでいなくなったんだから、アンジェラスの番が来ても相手がいないのでバトルが出来ないのだ。 う~ん、困ったなぁ。 このまま帰るのもちょっと気が引ける。 アンジェラスだけ一回分少ないのは平等じゃない。 それに今日は7割近く婪に負けっぱなしだ。 このまま負けたまま帰るのはショウに合わない。 せめて勝って帰ろうと思う。 「あの…ご主人様ー…私、いいですよ。バトルしなくても…」 「あのさぁ、さっきあんな事を言っといてそりゃ~ないんじゃないのか?安心しろ、そこら辺にいるオーナーを捕まえてバトルしてもらえばいいんだよ」 「アンダーグラウンドの時のような感じですか?」 「う~ん、あの街では強引にバトル持ち込むのは別にいいけど。ここはそういう環境じゃないから駄目だ。周りから『タチの悪い奴だな』と思われてオワリさぁ」 煙草を箱型の灰皿に突っ込み立ち上がり、筐体が置かれている所に行き適当にオーナーを捜す。 さぁ~て、俺の生贄なってくれるオーナーは誰かな~? 「そこの高校生っぽい君に決めた!」 「はい?」 急に俺に声を掛けられて戸惑う男の子。 男の子というより青年といえばいいかな。 ここら辺にある高校の学生服を着ていたので、高校生というのが解った。 「ちょっとスマナイけど、俺とバトルしてくれないか?手頃にバトルする奴が居なくてサァ」 「えぇ、いいですよ。ちょうど、俺も対戦相手が居なくて困っていた所です」 「おっ!これは奇遇だな。じゃあ早速バトろうぜ」 「はい。…今思ったのですが、ここでは見ない顔ですね」 「あ、ああぁ。ここの神姫センターに来るのは初めてなんだ」 「そうなんですか。新しいオーナーが来る事は嬉しいです」 「そいつはど~も」 「俺の名前は島田祐一といいます。よろしくお願いします」 「これはご丁寧にどーも。俺の名前は…天薙とでも覚えといてくれ」 「偽名ですか?」 「いや、俺は自分の名前が変だから人に教えるのが嫌いなんだよ」 「あ、それは失礼しました」 「気にすんなって、礼儀正しい高校生、島田祐一君。じゃあバトルしようぜ!」 「はい!」 物凄く礼儀正しい学生さんだな、島田祐一君は。 でも本来の口調は違うだろうなぁ。 俺が年上だから敬語使ってしまい口調が変わってしまったのだろうか? なんにせよ、人間性はまともな人で良かった。 お互い筐体を挟むようにして神姫を入れる配置につく。 勿論、今回はアンジェラスでいく。 なにせ最後の最後に婪がバトルをすっぽかしたのでアンジェラスが出来なかったからなぁ。 ここで他の神姫達を選ぶと、明日は俺の煙草は風呂の中にダイビングは確定しちまう。 それは絶対に避けなければならない。 それに負けっぱなしは気に食わないからね。 島田祐一君、悪いがバトルの生贄になって貰うよ。 「さぁーアンジェラス。今回のバトルはグラディウスは無し。違法改造武器はオプションだけだ」 「えぇー!?なんでグラディウスは駄目なんですか?」 「オプションに慣れて欲しいからだ。市販で売ってるオプションは扱やすい代わりに行動が限定だ。俺の自由に出来る代わりに扱いづらい」 「じゃあ市販の方がいいです」 「バァ~カ、よく考えろよ。扱いづらい物を慣れて扱いやすくなったどうなる?従来の行動より更に比較的に向上した動きができるのだぞ」 「おぉー!流石、ご主人様!!分かりました、私、ご主人様のオプションを使います!!!」 「おうよ!頑張ってこい!!」 「行ってきます、ご主人様!」 こうしてオーナー、島田祐一・天薙龍悪。 武装神姫、アイゼンVSアンジェラスのバトルがスタートした。 アンジェラスの視点 「…う、う~ん……今回のバトル場所は街ですか…」 リアウイングAAU7を使って低空飛行で街を徘徊します。 淀んだ空気が染み付いた街並みは沈黙を保ったまま。 人間が住んでないと街なんて只のデカクて硬い箱の塊の集合体です。 まぁこれは私達専用のバトルフィールド。 人間が居るわけない。 そして目を閉じながら首を横に向ける。 「でも、寂しい街だと思わない?あなたはど~思う??」 「…バレてた」 気配を辿り、私を中心にして五時の方向にあるビルの陰に潜んでいた敵が姿を現した。 瞼を開けると悪魔型のストラーフ。 「いつ…気づいた?」 「つい先程。ビルの陰を上手く使って旋回しながら後ろに回りこむ。よくヤるですね」 「………」 「意外と淡白な性格してます?ストラーフ型って、五月蝿いの方々が多いですから」 「さぁ…!」 「ッ!」 猛スピードで突進してきたストラーフ。 その両手にはアングルブレードが握られていました。 対抗する私は二本のM4ライトセイバーを取り出し、迎撃する。 バシン! バシン! 「…チッ!」 「ウゥッ!」 アングルブレードをクロスしながら振りかざしてきたので私は咄嗟に両手に持ってる二本のM4ライトセイバーを逆手持ちにし、アングルブレードを受けた。 流石、ストラーフ型。 力に関しては強いですね。 腕が痺れましたよ。 「残念です…」 「いえいえ、ご主人様が見てるいる前で負ける訳にはいかない!うりゃ!!」 「ッ!?キャッ!」 受けたままの形で押し切り、私のクロスした両腕が敵のストラーフの顔に直撃したのだ。 驚いたストラーフはアングルブレードを二本とも落としてしまい武器を持ってない状態になったので、すかさず私はM4ライトセイバーで斬りつけようとした…が! 「クッ!?このー!」 バン、バン! 左手に装着されているFB256 1.2mm滑腔砲を乱射してきたので身構える。 バキャ! 「アウッ!?」 リアウイングAAU7の左翼を撃たれ出力ダウンしてしまいました。 そしていつの間にか姿をくらましたストラーフ。 う~ん、敵は中々やる人ですね。 あの状態でよくFB256 1.2mm滑腔砲を撃てたものです。 しかもリアウイングAAU7にしっかりと命中させてます。 「お~い、アンジェラス」 『ッ!ご主人様!?』 空からご主人様の声が聞こえました。 本当はコンピュータシステムが空からご主人様の声を聞こえるようにしてるだけ。 この場合、オーナーが自分達の神武装姫に助言するためのシステムです。 「アッ!?」 私は両腕で頭を押さえ込む。 ま、まさか…あの子が!? 「代わりなさい…」 意識が朦朧とし、私の視界は真っ暗闇になった。 ????・??????の視点 『敵の武装神姫を調べてたらこの地区の一位らしい。名前はアイゼン』 「アイゼン…か」 アタシの頭はまだ少しボ~としていた。 アタシがアタシを少し拒んだせいだわ。 でもマスターに会うためならアタシはなんでもする。 それにだんだんこっちに出てこれるようになった事だし。 好調なのは変わりないね。 『あちゃ~、こいつはトンデモナイ奴にバトルを申し込んじまったもんだぜ。婪の奴でも苦労する相手だぞ』 「関係ないよ~。敵は壊すだけだから♪」 マスターは苦い顔しながら言ってるけど、心配いらないよ♪ マスターの敵はアタシの敵。 敵は倒すモノ、破壊するモノ、削除するモノ、排除するモノ♪ 兎に角、ブッ壊せばそれでおしまい。 それにマスターはアタシが勝つと喜んでくれる。 だから敵を壊す♪ 『て、聞いてるのか?アンジェラス??』 「んぅ?大丈夫だよ、マスター♪ちゃんと敵を壊すから♪♪」 『ちょっ!?お前、もう一人の』 ブツ 交信終了♪ 丁度よく交信が終ってラッキーでも最後にマスターがアタシに気づいたのが不味かったかな。 でも、どうでもいいや♪ あ、そうだ。 また何か言われないようにシステムを弄っとこう♪ 「それ!」 アタシは空に向かって右手の一指し指を向け電波を飛ばす。 システムを改ざんしちゃうのです。 これで外からの操作、つまりオーナー達は何も操作出来ないし、アタシ達のバトル姿を見る事も出来ない。 「よし、完了♪さぁーて…敵さん、アイゼンちゃんは何処かな~」 地上に降り立ち辺り見回す。 う~ん、ここら辺には居ないか。 ならこちらから捜すまでね。 「にしても、邪魔だなぁ。とっちゃえ♪」 バリバリ! バキバキ! リアウイングAAU7の翼を無理矢理引きちぎり装着を外す。 他にもランディングギアAT3やヘッドセンサー・アネーロやbuAM_FL012胸部アーマーを投げ捨てる。 武装もいらないなぁ~、アルヴォPDW9とアルヴォLP4ハンドガンとM4ライトセイバーも投げ捨てる。 身軽になった体を背伸びする。 「う~ん、はぁ~。やっぱり、このスタイルが一番イイ♪マスターにご奉仕するにも楽だしね♪♪」 パチン 指をスナップさせて音を出し四つのオプションを召喚する。 市販より使えるオプション。 流石はアタシのマスター、いつも惚れ惚れする仕事ぷり♪ 「このオプションとアタシの技があれば楽勝~」 ババババババババ!!!!!!!! いきなりアタシの身体全体にM16A1アサルトライフルの弾が命中し後ろに吹き飛ばされ、そのまま反動でビルの壁に勢いよく突っ込み倒れる。 壁に穴を空け煙が舞う。 イッタ~い、何すんのよ! アタシの身体を蜂の巣にするき!? 「やったか…?」 遠くから声が聞こえた。 あぁ~今回の敵さんの声か~。 透き通ったいい声じゃない♪ その声がどんな風に叫んでくれるか楽しみ♪ アタシは起き上がり敵に姿を見せる。 「直撃なのに…!?」 「残念♪アタシはそのぐらいの攻撃じゃヤられないよ♪」 アイゼンちゃんはたいそう驚いていた。 そんなに驚く事かなぁ~? あ、でも普通の武装神姫じゃー一撃必殺並みの攻撃力はあったかも。 「────!」 「あ、駄目だよ」 アイゼンちゃんがまたM16A1アサルトライフルをアタシに向けてきた。 だから~。 「ッ!?」 「駄目じゃない。こんな危ない物持ってちゃ」 だから一瞬にしてアイゼンちゃんの目の前で移動して、M16A1アサルトライフルの銃口部分を右手で掴む。 そして~。 ギギギギギギギギ!!!!!!!! 折り曲げちゃった♪ これで弾は出ないもんね。 引き金を引けばこのまま爆発するだけだし。 これで危ない物は全部かな? 「…力があり過ぎる!?」 「え?う~んこのくらい??」 左手を拳にし、回転を掛けながらアイゼンちゃんのお腹を殴る。 ボゴッ! 「グハッ!?」 アイゼンちゃんはアタシより速いスピードでフッ飛びビルの壁に突っ込む。 このまま追い討ちしちゃおうか♪ その綺麗な声で悲痛な叫びを聞かせてね♪ 「行けー!オプションシュート!!」 アタシがそう命令した瞬間、オプションはレーザーのように飛びアイゼンちゃんが突っ込んだビルに目掛けて飛んで行き、アイゼンちゃんを発見した瞬間攻撃した。 ズガガガガ!!!! オプションシュートはオプションを亜光速並みのスピードで敵に体当たりする攻撃なの♪ 攻撃力は計り知れないよ。 解説乙でしょ、アタシ♪ 「戻って、オプション♪」 命令通りに戻ってくるオプション達。 あぁ~これじゃアイゼンちゃんは粉々かなぁ~? 叫んでくれてないし、ちょっと残念。 でも一応残骸の確認しないと気になるから見てみよう~と♪ ボロボロになったビルの中に入ると煙と埃が舞っていて視界が悪かった。 これじゃあ確認できないよ~。 「アイゼンちゃ~ん。生きてるなら教えてー♪」 ドグシュッ! 激痛が胸あたりを走る。 何かと見てみるとフルストゥ・クレインがアタシの胸から突き飛び出ていたの。 ドクドクと赤い血が出てくる。 どうやらアイゼンちゃんはアタシのバックを取り背中からフルストゥ・クレインを一突きしたのね。 「……教えた」 「………」 「……まだ、…必要?」 「……………チッ」 傷を負いながらも、アタシに向かって敵意むき出しするアイゼンちゃん。 ズブズブ、と奥深くに突き刺さるフルストゥ・クレイン。 ダメージはかなり深刻、このままじゃいくら不完全のアタシでもヤバイから負けを認めるしかなさそうね。 「あぁ~あ、残念。もっとアイゼンちゃんと遊びたかったんだけど…これ以上は無理だから、またね♪」 「私は…会いたくない」 「更に残念。アタシ、アイゼンちゃんに嫌われちゃった~。よっと」 ブシュ フルストゥ・クレインを無理矢理掴み引き抜くとアイゼンちゃんはアタシとの距離を取りM16A1アサルトライフルを構える。 もうそんなに警戒しなくていいのに♪ 「アタシの負けだから大丈夫だよ♪今からアタシがアタシに変わるだけだから」 「…?傷が…!」 「ンゥ~?あぁ~、ほっとけば回復するの♪でも今回はアタシの負け。まだこの身体に執着するまで不完全なの」 「貴女は…いったい…」 「別にアイゼンちゃんが分からなくてもいいの♪次会う時は必ず、壊してあげるから♪♪ばいばい♪♪♪」 「…さようなら」 アタシはニッコリと笑いながらアイゼンちゃんを見ながら意識を失う。 次会う時が楽しみだね、ア・イ・ゼ・ン・ちゃん♪ 天薙龍悪の視点 「オッ!やっとコンソールが使えるようになった」 「こっちでもいったい何が起こったのですかね?」 「さぁ、検討がつかん」 どうやら島田祐一の方のコンソールやディスプレイが故障していたみたいだ。 あの時。 アンジェラスがもう一人のアイツになった時と同時に交信が途切れ、更にこっちからの操作が全不能になりやがった。 いったいどうなっていやがるんだ。 それよりもアンジェラスとアイゼンが心配だ! 「あ!居ましたよ、天薙さん!!」 「マジで!おー居た居た!!」 ボロボロになったビルの中にブッ倒れてるアンジェラスと、その姿をただ突っ立て眺めてるアイゼンがいた。 どうやらバトルはアイゼンが勝ったみたいだ。 フゥ~良かった。 でもよくアイツに勝てたなアイゼンは。 流石はこの地区の一位武装神姫。 実力はある訳だ。 「ご、ご主人様~…」 「お、気がついたみたいだな。早く戻って来い」 「は、は~い~…」 疲れきってるみたいだ。 それ程相手が強かったのだろう。 アンジェラスが筐体から出てくると、俺は右手で掴みそのままアンジェラスを右胸ポケットに突っ込んだ。 グッタリとするアンジェラス。 お、この状態なら煙草を吸って怒る気力が無いとみた。 今のうちに吸っちまう。 煙草を取り出し火をつける。 「はぁー、美味しいぜ♪」 「あの~筐体近くでの喫煙は」 「ん?あ、ワリィな島田君」 高校生に怒れちまった。 でも止めないけどね。 すぐにこの場を去れば大丈夫だし。 「今日はサンキューな」 「いえいえ、アイゼンも勉強に出来たと思います。さっきから何だかブツブツと言ってるけど…」 「そっか。他にも俺はこの通りに…肩にいっぱい神姫いるけど、また今度こいつらも相手してやってくれ。そん時はジュースぐらい奢るからさぁ」 「是非相手しますよ!」 「サンキュー。そんじゃ、俺はこれで。次は会う時はバトル以外で遊ぶのもいいかもな」 「はい!また会いましょう。俺は大抵この神姫センターに居ますから」 「ああぁ。またな」 俺は歩き背を島田に見せながら右手を上げて神姫センターを後にした。 今日のバトルは途中で見れなく出来なくなってしまったが…いったい中でどんな事が起こっていたのだろうか? 流血沙汰になっていなければいいのだが…。 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
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『3/21』 ○【回避ボーナス/ペナルティ】追加。 『3/20』 ○技能【ツインアタック】追加。 ○技能【連携攻撃】の消費TPを3に増加。 『3/19』 ○追加技能を、追加・修正。 ○射撃武器一覧のCPを一部変更。 ○ハイパーチャージャー系装備追加。 ○外装パーツリストを新設。 『3/18』 ○カスタムパーツ修正。 ○特殊武器としてスモークグレネード関係を追加。詳細はMixiにて ○フォートブラッグの砲撃モード修正。 『3/17』 ○カスタムパーツ増加・修正。 ○移動属性に関して追加事項(暫定版/後日修正予定) 『3/15』 ○エラッタ面を改善。 ○ヴァッフェバニー用各パーツ修正。 ○アーンヴァル用各パーツ修正。 ○【背部ユニットの複合拡張について】にサイズ制限事項を追加。 ○ショルダーミサイル関連のデータを変更。 『3/14』 ○β版データ用に大幅更新。各種ルール追加。 ○追加ラックを各装備に大幅増加。 ○旋回値の上昇を、実質10レベル単位に変更。 ○一部神姫の武装命中修正。 『3/13』 ○ヴァッフェバニー【基本性能】修正。 ○フォートブラッグ【基本性能】修正。 『3/12』 ○武装神姫一覧にバリエーション機体として 【量産型アーンヴァル】 【 フォートブラッグ-ADAMS-追加。】 ○ヴァッフェバニー【STR6ミニガン】能力修正。 ○ストラーフ各種データ修正。 ○紅緒【特殊】IV+3追加。 『3/11』 ○ツガル【基本能力値】及び【特殊】修正。 ○ハウリン【特殊】変更。 ○マオチャオ【旋牙(シャンヤ)】各能力変更。 ○【ぷちマスィーンズ】特殊能力を変更→変更取消。 『3/10』 ○αテスト中【不死身】技能の習得、使用不能。 ○【飛行ルール】に関する新設定。 それに伴い、ジルダリアハイパー化の移動特性を飛行 VTOLに変更。 ○ジルダリア【ボーレンホーミング】能力修正。 ○ヴァッフェバニー【STR6ミニガン】【カロッテTMP】能力修正。 ○フブキデータ更新。 ○フォートブラッグ【基本能力】【特殊】能力変更。 ○ツガル【基本能力】【武装データ】修正。 ○【技能・一斉発射】使用可能武器を【射撃武器】と明記。 ○アーンヴァル【LC3レーザーライフル】弾数変更。【技能リスト】変更 ○追加技能新設。 ○ハウリン【吼莱一式】間接攻撃可能に変更。 ○ストラーフ【S・R・G・R】各種能力変更。 『3/9』 ○【α版Ver2,0】へ移行。
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夏特有の熱い日射しの中、公園にさしかかった辺り。妙にツヤツヤとした華凛と、すっかりくたびれた私が歩いていた。 結局あの後、華凛に身体の隅々までいじくりまわされた。もう、ゴールしても、いいよね? 「いや~、これでまた樹羽と仲良くなれた気がするわ♪ 樹羽の顔もエロかったし♪」 「……おやじ臭い」 「いいじゃん、女の子同士なんだし♪」 「よくない」 「これで今夜のオカズには困らないわね!」 「私、美味しくない」 「大丈夫、美味しく食べるから」 「意味がわからない」 「樹羽はしらなくてもいいの! むしろ知っちゃいけないの!」 「……?」 知るな、と言われたら気にはなるが、ここは素直に引いておこう。なんだか嫌な予感がする。私は話を切り替えた。 「それで、なんの筐体が入ったの?」 「神姫のヴァーチャルバトル用の筐体だよ!」 華凛は興奮気味に声を高くする。それほど興味があるんだろう。 「今まで、首都圏のゲーセンにはあったんだけど、地元には無かったんだよね~。これでくすぶってたマスター連中も暴れだすよ~?」 「ふ~ん……」 「ふ~んって、興味ないの? 神姫」 「神姫は知ってる。でも詳しいことは知らない」 そう言うと、華凛は胸をのけぞらせる。自慢したいのだろうか? 「そう言うだろうと思って……はい!」 華凛はバッグの中をガサゴソと探り、一冊の本を取り出した。武装した神姫のシルエットが表紙の少し厚い本だ。 タイトルは『神姫の今昔』。 「そこの木陰で読んでてよ。あたし、飲み物買ってくるから」 「あ、ちょっと……」 私の制止も聞かず、華凛は行ってしまった。一人残された私は、仕方なく木陰に移動。少し考えてから、本を開いた。 2030年、異様とさえいえる加速度で発達した人類の科学は、人の脳というシステムそのものを全て量子コンピューターにコピーするという半ば強引な方法で、人間とさして変わらないレベルの思考を可能にしたAIを作り出した。このAIは以後改良を重ね、様々な形でロボットに組み込まれていくことになった。体長15cmの高性能小型ロボット。そう、2031年に発売され後に武装神姫と呼ばれる彼女達にもである。 2040年、人はついに電子の海に人の精神を送り出すことに成功する。『神姫ライドシステム』と名付けられたそのシステムは、人間の意識を機械の体である神姫の中へ、つまるところCPUという仮想空間の中に繋げることを可能にした。さらにはこれを応用し、神姫を介して別の電脳空間への接続まで実現したのである。20世紀末などにSFで描かれていた『ネットダイブ』などと呼ばれる仮想空間へのリンクを可能にした画期的な技術。だがこのような技術でさえ表立った注目をされないほど―― 「えい」 突然、頬に冷たい物が押し当てられる。それがペットボトルと気付くのに時間はかからなかった。 「冷たい」 「ずいぶん真剣に読んでたわね。やっぱり興味あるんじゃないの?」 「……ない」 私は本を閉じて、ペットボトルを受け取った。 「そう? 妙にはまってた気がしてね」 「……本はじっくり読む方」 不覚にも、華凛の接近に気付かないほどに読みふけっていたことは確かだ。 「ふ~ん、まぁいっか。まだ読む?」 「ううん、もういい」 私は本を華凛に返す。華凛は本を受けとると、バッグの中にしまった。 「じゃ、行こっか」 「うん」 木陰から出る。また熱い日射しが照りつけてくる。 神姫……か。 第一話の1へ 第一話の3へ トップへ戻る
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デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 覚えるパッシブスキル一覧 神姫固有武器補正 神姫考察 総評・運用 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー 島田フミカネ(ストライクウィッチーズ、メカ娘等) 声優 茅原実里(涼宮ハルヒの憂鬱:長門有希、みなみけ:南千秋、らき☆すた:岩崎みなみ、他) 神姫解説 アーンヴァルと共に送り出されたベストセラー機。悪魔をモチーフとした黒のベースカラーを基調とした重装格闘戦型神姫で、背部ユニットから伸びた格闘用大型拡張腕と大型脚部装甲を駆使し、相手の攻撃を受け止めて圧倒的打撃力で反撃する戦闘スタイルを得意としている。AI設定は生意気な面もあるが、うまく信頼関係を築ければ忠誠心の高い頼もしいパートナーとなってくれる。 名称:悪魔型ストラーフ メーカー 素体:FRONT LINE 武装:FRONT LINE 型番:FL013 フィギュア発売:2006年9月7日(本来は8月の発売が予定されていた) 主な武装:GA4“チーグル”アームパーツ、シュラム・RvGNDランチャー、モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ、フルストゥ・グフロートゥ、フルストゥ・クレイン、アングルブレード ジレーザ・ロケットハンマー(bisで追加) 愛称「(旧/初代)黒子」。アーンヴァルと並ぶ武装神姫の始祖のひとりにしてベストセラー。 今回は「武装神姫15周年」を記念しての実装。そのため、同時に武装神姫15周年記念カラー武装が登場している。 巨大な手足武装は登場当初から暫くの間単体での最大ボリュームを誇り、ファン層の拡大にもおおいに寄与した(店によっては入荷後一瞬で完売するという事態にすらなったとか…)。 初期は関節にクラックが入る問題があったが、再販以降は素体が改良されたため解決している。 巨大腕の肩部分は軸による前後可動のみとなっているが、ヴァローナの武装パーツを移植すると肩を開く事が出来るようになる。 ベストセラーだけにバリエーションも多く、リペイントモデルのWh(ホワイトバージョン/電撃ホビーマガジン誌上通販限定品)、武装を追加し表情パーツに対応したbis、その色変えのbis Wh(電撃ホビーマガジン誌上通販限定品)が存在する。 本作バトコンでは描き下ろしイラストから、初代モデルそのものが出演する模様(後からbisの武装が追加されるフラグだろうか?)。 ストラーフMk.2が登場するまでは武装神姫の顔役といっても良かっただけに、公式媒体での出番も「バトルロンド」を筆頭にコミック版「2036」のヴィレド、「ヒブソウシンキ」のジョー、小説版「always together」の黒姫、そして「武装神姫ZERO」の主役ストラーフ零と皆勤賞だった。 多くの場合はbis登場後、装備追加という形でそちらに統合されるような措置がなされていた(前述ストラーフ零は、実質bisの装備を保有するに至った)のだが、いずれにしてもアニメ/バトマス期以後はMk.2に置き換えられる形で、ほとんど扱われなくなった。 唯一「オトメディウスX」への「試作型人工天使ストラーフ」名義での参戦が例外となっている(悪魔型なのに…)。 一方リペイントバージョンは、「バトルロンド」に実装されていた以外ではコミック版「2036」での悪役・九頭乃 紳志の神姫としてbis Whが登場している(名称は設定されておらず、最後まで不明だった)他、「ヒブソウシンキ」でのコスプレとしての登場に留まっている。 コナミ内製のフィギュアは既に絶版されて久しいが、コトブキヤからメガミデバイス互換仕様として「模型版ストラーフ」の開発が、アーンヴァル共々数年前に告知されていた。 こちらもまた幾多もの延期を重ねており、開発は難航していたようだが、2022年12月8日にようやくメーカー受注受付開始、2023年5月25日に漸く発売となった。 先にメガミ版となったアーンヴァルと同様の商品仕様であり、特に「チーグル」及び脚部武装は内部フレームに外装を組み付ける形になるなど、かなり細やかな出来となっている(もちろん強度的にはオリジナルに遠く及ばず、またプロポーションや顔の造作が完全に別物と化しているのも同様。更に言えば肌の色も全く異なるので要注意)。 2023年5月現在では、最も入手しやすい「新作の武装神姫」と言えるだろう。 性格 祝・ボクっ娘復活! Mk.2での性格改変にいたくご不満だったストラーフマスターも大歓喜。 ストイックになってしまった後継機に比べると明るくテンション高めで、遊ぶ事全般が好き(但し、遊び=バトルという解釈もなきにしもあらず)。マスターへの忠誠心はかなり高い。 カラフルコンダクトの歌詞も3つ存在する。後継機よりも多彩(これは後に修正されたが)なのは始祖ならでは? セリフ一覧 + ボクの活躍、ちゃんと見ててね! ログイン時 通常(朝) おはよう!お、朝からシャキッとしてていい感じ!それじゃあ、今日も1日よろしくね! おーはよーう。まだちょっと眠いけど、眠気を吹き飛ばすくらい楽しいバトルにしちゃうからね。 通常(昼) こんにちは。さぁーて、これから何する?何でも言ってくれていいよ。 こんにちは!じゃあ、何をすればいいの?バトル?それともバトル?やっぱりバトル?えへへん♪ 通常(夕) こんにちは!また顔を見れて嬉しいな。それじゃ、早速ボクと遊ぼうよ! はいはーい!それじゃあ、これから何しようか?今日もいっぱいボクと遊ぼうね! 通常(夜) こんばんは。暗くなってきたけど、まだまだいっぱい遊べるね!それじゃ、何からしよっかな~? あ~、疲れた~…はっ、いや、これからいっぱい遊ぶからさ、先に疲れておこうかな~って思ってね。えへへん☆ 通常(深夜) こんばんは。夜遅くまで頑張ってるんだね。ボクもたくさん頑張って遊ぶぞー! こんばんは。遅い時間だけど眠くない?ボクは全然平気だよ!じゃ、遊ぼ遊ぼ! 年始 あけましておめでとう!年の初めは「ほーふ」っていうのを考えるんでしょ?ボクの「ほーふ」はもちろんマスターといっぱい遊ぶことだよ、えへへ。 (ボイス) あけましておめでとう!子供はお年玉がもらえるみたいだけど、ボクは子供じゃないからね!でも、貰えるものなら遠慮なく貰っちゃうよ? バレンタイン は、はいこれ、チョコレート!頑張って作ったからさ、食べてくれると…嬉しいな。 ホワイトデー あ、こ、これバレンタインのお返し?ありがとう~!って、絶対くれるって信じてたけどね♪ エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 あっついねぇ~!こんな日は、涼しい場所でボクと一緒にいっぱいバトルするのが一番だね!あははっ♪ 水着キャンペ ただいま期間限定イベント開催中だよ!特別に水着を着てバトルするみたい!皆と一緒に遊ぶって楽しいよね! 七夕 ハロウィン ハロウィンって、いろんな仮装が出来て楽しそうだね。まぁ、ボク達神姫はいろんな武装を着てるから、毎日がハロウィンみたいなもんだけど。 冬季 ん?寒いの?寒い時って、好きな人と一緒にいるとあったかいんでしょ?だから、ボクが傍に居てあげるから安心してくれていいよ。 クリスマス メリークリスマス!今日は子供がプレゼントをもらえる日なんだってね。まぁ、ボクは子供じゃないからそういうのはいらないけどさ。でもどうしてもって言うんならもらってあげてもいいよ。あはは。 (ボイス) メリークリスマス!今日は、恋人同士が一緒に過ごす大事な日なんだってさ!だから、ぼ、ボクと一緒にいてくれると、嬉しいな。 神姫の発売日 オーナーの誕生日 あっ!今日は誕生日じゃない!誕生日おめでとう!ボクと一緒に、いい1年にしようね! 神姫ハウス レベルアップ後 3連勝後 親密度Lv5後 親密度Lv10後 親密度Lv20後 親密度Lv30後 親密度Lv40後 親密度Lv50後 親密度Lv60後 親密度Lv70後 親密度Lv80後 親密度Lv90後 親密度Lv100後 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) (プレイヤー名)にかわいがってもらえると、ボクも(プレイヤー名)のためにがんばろうって気になるよ。 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) うわ!?(プレイヤー名)…。そ、そんなことされると照れくさいからさ…。やるなら見られないようにもうちょっとコッソリとやってくれない…? 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) うわ!?も、もう(プレイヤー名)…。恥ずかしいからやめてよね…。どうしてもって言うならもうちょっとコッソリやってくれないと…。 通常会話 武装カスタム 戦闘力Up時 戦闘力Down時 武器LvUP時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 出撃時 入れ替え バトル開始時 → バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル) チャーミークリアボイス いっくよー! ボクの いいとこ 見ててよね! 見逃がしたら 損するよ! 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 → 2位 → 3位 → 4位 → コンテナ獲得時 1位 2位以下 LvUP時 神姫親密度 マスターレベル 神姫ショップお迎え時 はじめまして!一生懸命頑張るから、これからのボクの活躍に期待しといてね! はじめまして!会えて嬉しいな。これからよろしくね! ゲームオーバー時 バトルお疲れ様ー!今回も楽しかったね。またボクと一緒にバトルしようね!絶対連れて来てよ。約束だからね! その他 カラフルコンダクト 才能に 惚れ惚れほら拍手は 本当の 恐怖を教えてあげるよ しょうがない ボクだけ褒めるように + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 え?リセットって何で?ボクの事嫌いになっちゃたの? はい を押す やだ!嫌だ嫌だ!ボクはまだ一緒に居たいんだ!放れたくないんだ!こんな所でお別れなんて嫌だよぅ… はい を押す(二回目) そっか…残念だけど仕方ないね…ボクさ、今まで楽しかったよ。ありがとう、じゃあもう消えるね…さよなら… リセット完了 はじめまして!会えて嬉しいな。これからよろしくね! リセット取消 え?や、止めてくれるの?はあ~良かったあ。って今のって冗談だったの!?悪趣味な事止めてよね!もぉ! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・兄貴・ボス 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 90 65 90 300 100 R 95 70 95 350 120 SR 100 75 100 400 140 UR 105 80 105 450 160 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - マスクステータス 1/s ジェム回収展開速度 ブースト回復量 ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 N 700 180 960 115 80 50 120 R 1050 135 100 70 140 SR 1140 155 120 90 160 UR 1230 175 140 110 180 覚えるパッシブスキル一覧 クイックドローガード【ストラーフ専用】ガード時のブースト消費量を減らす。 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル ブーストアップ[小]ブースト時の移動スピードアップ 防御力アップ[小]防御力を上げる ダウン軽減[小]ダウン時の行動不能時間が短くなる ブースト最大値アップ[小]ブーストゲージの最大値を上げる クリティカル発生アップ[小]クリティカルが出る確率が上がる ダッシュブースト消費量減少[小] *要限界突破(L110)ダッシュする際のブースト消費量を減少する 攻撃力アップ[中] *要限界突破(L120)攻撃力を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 防御力アップ[小]防御力を上げる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する スピードアップ[小]移動する時のスピードアップ 攻撃スピードアップ[小]攻撃時のスピードが上がる ブースト最大値アップ[小] *要限界突破(L110)ブーストゲージの最大値を上げる ため威力増加[中] *要限界突破(L120)ため攻撃の威力を上げる 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル ブースト最大値アップ[小]ブーストゲージの最大値を上げる 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる ブーストアップ[小]ブースト時の移動スピードアップ 防御力アップ[中]防御力を上げる 全能力アップ[小] *要限界突破(L110)全ステータスがアップする ため威力増加[中] *要限界突破(L120)ため攻撃の威力を上げる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +35% 片手斬撃武器・双斬撃武器 +30% 両手斬撃武器・片手ライトガン・腰持ちヘビーガン・投擲武器・防具用武器・回復補助 苦手武器 -30% 双頭刃斬撃武器・両手ライトガン・肩持ちヘビーガン 神姫考察 攻撃力 他の神姫と比較しても明らかに頭一つ抜けて攻撃力が高い。 得意武器も片手斬撃武器・双斬撃武器が一回り補正が高く、他も扱いやすさと補正を両立している。 そこに攻撃力アップかクリティカル発生率アップを覚えるので、総合的な火力面はトップクラス。 ちなみに後継機よりもATK値が高いのは設定通りなのでご安心を。(というよりあちらは火力と引き換えに扱いやすくした設計思想になっている。) 防御力 神姫自体のDFE値が高く、必ず防御力アップを覚える(晩成型に至っては効果[中])。また、専用スキルでガード時のブースト消費が大きく抑えられるので、最後の逃げ切りも容易。総じて防御面もトップクラス。 機動力 各種ブースト消費が他の神姫よりも結構多い。パッシブスキルも多少足回りをカバーしてくれるが、申し訳程度。 ダッシュスピードも平均より速いわけではない(むしろ遅い方)ので、総じて機動力戦はかなり苦手。イメージ通りと言えばそれまで。 総評・運用 専用スキルは防御時ブースト消費量60%軽減。 足回りの悪さは強烈だがそれ以外は優秀。足回りは防具か立ち回りでカバーしよう。 基本の立ち回りは近接武器なら攻撃力に特化してカウンター戦法。遠距離武器なら射程の長い武器で足回りをカバー。どちらも最終的にはひたすらガードで耐える戦術になる。 どのレアリティもブースト最大値と防御時ブースト消費量は基本比例しているが、基本的には高レアリティかつブーストアイコン付きほどスキルを活かしやすい。 神姫攻略法 脚が遅い以外は優秀な神姫。遠くに居ても射程の長い遠距離武器でジェム回収、近寄れば近接武器でカウンターと隙が無い。 ただ瀕死時は足回りの悪さが露呈して逃げる戦法が取れず、ガードで耐えるしかできない+瀕死時にブーストを残しておく管理の難しさもあるので、一度瀕死にしてガードさせてしまえばこちらが超が付くほど有利になる。いくら消費量軽減とはいえ全員で攻撃し続ければ簡単にオーバーヒート→撃破できるので、とにかく攻撃力の高い武器で一気に削ってしまおう。 ついでに他の敵も殴れて二度美味しい。一度張り付いてしまえば向こうはガードを解きたくても解けないので、安心してジェムを回収しよう。 お迎え方 2021/09/07~から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.10.06 内容:得意武器に投擲武器の追加。 コメント 純正装備なんかめっちゃジェム回収展開速度遅くなる気がする。2,3個付けるとバレンタイン青1個位じゃ全然カバー出来ない位展開遅い。まぁ、こんなけATK高いから裏はあるんだろうと思っていたが想像以上にキツい。 -- 名無しさん (2021-09-19 16 03 34) 何故かスキルの説明が瀕死時限定にされてたのでそこだけ修正しました -- 名無しさん (2021-12-03 04 09 28) 名前 コメント
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第壱話 ~2036年・4月15日午前10時30分~ ピリリリリリリリ 半ば巣と化した寝床の枕元に置いた目覚まし時計がけたたましく電子音を鳴らすが、 この部屋の主であり、この物語の主人公である黒崎 優一は空手チョップでアラームを切った。 「マスター、起きてください!お休みだからってゴロゴロしていたら体に毒ですよ!」 彼の武装神姫・アーンヴァルタイプのアカツキが起こしに来た。 彼女の髪はアーンヴァル特有の金髪ではなく、どちらかというとアッシュブロンドに近い感じがする。 彼女が来たと言うことは朝寝坊予防の第二防衛ライン発動、と言った所だろう。 「うーんアカツキ、11時になったら起こしてくれ。見逃してくれたら昼飯はソース焼きそばにしてやる」 そう言うと優一はごろんと寝返りを打ってアカツキに背を向けてしまった。 「了解です。ってそうじゃなくて!!こうなったら最後の手段です!」 一瞬ながら喜んだアカツキの右手にはスタンガンが握られている。 それを優一のうなじに押しつけるとスイッチを押した。 神姫サイズのため、出力は高くてもせいぜい3ボルトぐらいだが、人一人をたたき起こすには十分すぎる出力だ。 端子部から青白い火花が迸る。たまらなくなって悲鳴を上げながら優一は飛び起きた。 「ギヤァァァァァァァァァ!!アカツキ!ものには限度ってモノがあるって起動したその日に教えただろ!!」 「だってジェニーさんが『スタンガンは最高の目覚ましです』って言ってましたよ!」 「それはあの店長の例だろ!真に受けるな!!」 頬をふくらまして反論するアカツキ。しかし、優一が言ったことが正論だったので言い返せないでいる。 「ったく、せっかく気持ちよく寝ていたのに。しゃあない、ステーションに行くぞ。今日は丸一日だ」 そう言うと優一はいきなり寝間着のスウェットを脱ぎ始めたのでアカツキは慌ててその場を後にした。 とっぷ 零之弐
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―――――2038年、8月31日――――― ……ぼくは、とぼとぼと帰り道を歩いていた 「元気出してください、殿。ほら、明日から学校ですよ、ね?」 ぼくの肩の上に乗って、そこから優しい声をかけてくれるのは、ぼくの大切なパートナーの『あかね』 『紅緒』という、サムライをモチーフにした武装神姫だ 「それに、他の店ならばまだあるかもしれないではありませんか」 「……そうは言っても……」 ぼくの元気が無い理由……それは今朝、あかねの鎧を壊してしまったから それで、買い直そうと何件かのホビーショップを回ったんだけど、なぜか紅緒のだけは在庫切ればかり 『そもそも売れ筋ではないから、最初から少なく発注する』そうで、買う人が五人もいれば売り切れになってしまうんだそうだ 『ここならあるかも』と言われて紹介してもらった場所は、なにやら大きな事件があったらしく休業中 入り口に張られた黄色いテープには大きく「KEEP OUT」と書かれていて 辺りには無数の機械……たぶん神姫だと思う……の壊れたパーツが散乱していた それなりに大きなそのビルの窓ガラスはいくつか割れていて、辺りを警察の人がせわしなく走り回っていた 近くにいた人に、ここは何と言う名前の会社なのかと尋ねてみると、さっきのホビーショップで教えてもらった、ぼくの目的地だった ……まったく、ついてないよ…… 明日から二学期が始まるから、学校の帰り道に友達とゲーセンに寄ろうと思ってたのになぁ…… 「えぇと……鎧が無くても戦えます!!」 さすがに無茶だから、それ…… 「…………殿! 殿! そこに何かがあります!!」 帰り道の途中、あかねが道端で何かを見つけたみたいだ 「ほら、その電柱の影に!」 あかねにいわれるまま視線を向けると、そこには小さな人が倒れていた……というより、神姫が落ちていた そのまわりには、その神姫のものと思われる武装が点々と散らばっている 「保護しなくては!!」 あかねは人一倍正義感がつよいから、こんなことを言い出したら止まらなくなる ぼくはその神姫と武装パーツをひとつ残らず拾い上げると、バッグからハンカチをとりだして、やさしく包んでバッグに入れた 「さぁ殿! 早く父上殿にお見せして、助けて差し上げなくては!!」 ぼくたちは、さっきまでの意気消沈っぷりをきれいさっぱり忘れて、帰り道を駆け出した…… ……これがぼくたちと、彼女……カインの出会いだった…… 第一話「ぼくとカイン」 ―――つづく――― もどる
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{Eins} 前回はルーナ…『Zwei』を調べた。 中身は『Vier』と『Drei』とは多少違っていたので新しい情報は手に入った。 でも前回も残念ながら俺の記憶に関する事が書かれていなかった…。 畜生…いつになったら解るんだよ。 …落ち着け、俺。 ここで舞い上がっても仕方ないじゃないか。 最後の『Eins』のセキュリティーを突破する事に成功した。 ホント、セキュリティーを突破するのにどれだけの労力を使ったことやら…。 「…どんな事が書かれているかな?」 注意深く見ながら次々に色々な項目を見ていく。 『Zwei』と同じく製造の日記みたいな感じに書かれていたが…量は少し多いみたいだ。 西暦2027年12月×日 我が社が武装神姫というプロジェクトに参加する事になった日。 そこで我が社はオリジナル、つまり試作型MMS(Multi Movable System)を開発する事になった。 試作型の数は四体。 西暦2029年2月1×日 この時はまだ武装神姫は一般に公開されていなかった。 『Eins』は『Zwei』と一緒に誕生したMMS。 『Eins』の識別はAngel Type Version One。 西暦2030年4月2×日 攻防システムでトレーニングした結果。 近距離能力: ◎ 中距離能力: ◎ 遠距離能力: ◎ 攻撃能力: ○ 防御能力: ○ 加速能力: ◎ 最高速度能力:◎ 今までに無い最高の結果となった。 これは我々研究チームに多大な期待をもたらしてくれそうだ。 西暦2030年8月×日 『Eins』と平行に製作された『Zwei』は近距離奇襲攻撃に特化したMMSに決定された。 暴走の危険は検知され危険度は99%。 だが暴走の危険に注意し、このまま更なる研究が続けば、通常のMMSよりも数十倍の能力を引き出されると肯定したが油断は禁物。 危険度が高すぎる。 厳重に警戒し注意を怠ってはならない。 他の武装神姫に比べ、体重は通常。 西暦2030年10月×日 『Eins』の状態が急変したのを我が社のスーパーコンピューターが察知。 人間の『感情』というものを身につけた。 原因は不明、この事がきっかけとして『Eins』と平行に製作されたいた『Zwei』とは別々の研究をされる事になった。 今だに何処にも支障がない『Zwei』はそのままプロジェクト研究を続ける。 『Eins』は一時中断、西暦2030年10月2×日に別のプロジェクト研究に移行。 西暦2030年11月×日 この研究に置いて『感情』というモノは邪魔である。 そこで我々は特別にもう一体、素体ボディを用意する事にした。 『感情』というデータだけを移しかえるためだ。 これで暴走の危険度も減少してくれたら尚いいことなのだが…。 期待は出来ない事は明白だ。 西暦2030年11月1×日 まったくの同型を用意するのに困難したが、無事に用意できた。 ただし、同型といっても大きさは人間サイズである。 これは別のプロジェクトで使用するための物だったが、急遽こちらに手配してもらったのだ。 この際仕方ない。 早速、データを移行するための研究が進められた。 西暦2030年11月2×日 準備は整った。 『Eins』が眠りについてる頃に密かに実験を開始した。 だが、ものの見事に実験は途中で失敗。 実験中、異変に気づいた『Eins』は目を覚まし、そこにいる研究員を6名を皆殺しにしたのだ。 どうやらこれは暴走ではなく元々ある自己防衛が働いたものだと予測。 ただ、『感情』は途中まで実験していた為に『感情』というデータは半壊状態になる。 中途半端なデータ移行実験のせいでオリジナルのデータも破壊されたかもしれないと予測。 もう一つの素体ボディについては現状維持のまま保管された。 西暦2030年11月2×日 本来、『Eins』のノーマル武装で敵を全滅する予定だったが西暦2030年11月2×日に起きた事件で装備品をつける事によって拒絶反応がでてしまった。 そこで我々は密かに開発していた装備品を装着する事にした。 元々市販品になる予定の物と酷似しているが、その理由は目立たないためだ。 装備品の詳細は下記に記されている通り。 腰部装甲:ヴィーゼ・STHP・スカート スカートアーマー。 とても頑丈で空対空、空対地、地対空、どんな場所で適応できる。 実用性と未来的デザイン、その両方を兼ね備えた素晴らしいパーツだ。 胸部装甲:レイディアントアーマー 胸部アーマー。 以下同文。 手首部装甲:レイディアントリストガード 手首アーマー。 以下同文。 リアパーツ&背部装甲:レイディアントリアプレート リアパーツでもありながら背部装甲でもある背後アーマー。 背中の六枚の帯状パーツは自由に可動し敵の攻撃を防ぐ。 以下同文。 以上である。 ただこの四つのパーツは『Eins』に装着したら『Eins』のデータが入り込み二度と他の神姫には使えないのが難点だ。 さらにこのパーツは装着した神姫がパーツデータを改ざんできるので上記に書かれているデータを信用してはならない。 もうすでに『Eins』は何等かの細工をしているに違いない。 ついでに、実験で失敗したもう一つの素体ボディにもサイズは違っても同型のパーツを装着させた。 西暦2030年12月2×日 西暦2030年11月2×日に実験を行ってから『Eins』は我々の命令を完全に否定するようになった。 仕方なく直接データを改ざんや調査しようとすれば、再び自己防衛が働き研究員を殺す。 それどころか、『Eins』の研究部屋に入室しようとすれば瞬時に殺される。 拘束プロテクトが働いているにも関わらず、武器も持たずに人間を紙をシュレッダーに入れたように細切れにしてしまうのだ。 レプリカ神姫にも同様の結果になる。 もう迂闊に近づく事が出来なくなってしまった。 故に研究も一時的に現状維持に決定した。 西暦2031年5月1×日 『Eins』が原因不明の暴走。 研究員14人、機動隊32人を惨殺。 『Eins』の暴走を停止するため『Zwei』に迎撃させたが、残念ながらいまひとつ成果は得られなかった。 こうなってしまったら『Drei』『Vier』も同じ結果になると推定され試作型MMSによる迎撃は不可能と判断。 暴走してから数十分が経過した時、『Eins』の近くに居た一人の少年によって『Eins』の暴走を止める事に成功した。 『Eins』が装着していた装備品は解除され現在の装備品は厳重に保管された。 予測通り、装備品は『Eins』が改ざんしたデータばかりだった。 このデータをもう一つの素体に移植。 少年の名は…ある研究員の保護により記載されていない。 西暦2031年5月1×日 上記に『Eins』は一人の少年に暴走を止められたと書いてあるが、何故今までその少年がこの研究所に居たのかは機密事項扱いなっていた。 プライバシー保護という名目もあるが、腑に落ちない研究員が大半だ。 更にその少年は毎日、ここの『Eins』に会って話していたという。 本来ならば人間が近づくだけで殺されたというのに、何故『Eins』は少年を殺さなかったのか…原因は不明である。 さらに『Eins』の場所は24時間体制で六つの監視カメラで監視されているのに、少年が『Eins』の場所に侵入した画像が映っていなかったのだ。 ここで少年が言っていた『『Eins』に会って話していた』という言葉が嘘になる。 だが、嘘発見機に掛けても結果は嘘をついていなかった。 原因不明な事ばかりで我々研究員の頭を悩ませる事ばかりである。 西暦2031年5月1×日 突如の『Eins』の暴走事故により、試作型MMSの研究は一時的に凍結。 研究の中断は余儀なくされ、確定は確実。 『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』はこの日をもって完全凍結された。 西暦2040年5月1×日 武装神姫が稼動、発売されてから9年。 ※神姫タイプ以外のMMSはこの限りではない。 武装神姫のシステムが総合的にバージョンアップし、ある程度安定してきた。 しかも武装神姫の人気は徐々に上がっていくのを見て我が社の試作型MMS研究が再開される事が決定した。 しかし、いくらバージョンアップしたとはいえ、9年前同様に暴走してしまったら危険。 我が社は試行錯誤を繰り返した結果、試しに人間と生活させる事にした。 人間と一緒に生活させれば、我々人間がどのように生きているのか生活面の知識が増えるだろうと予測。 そうする事によって我が社の四体の試作型MMSはこの世の中の知識を身につける。 そうすれば、人間がMMSをどのように使役しているか、自分達がどのような存在か知る事になる。 結果、試作型MMSは自分達がどのような存在か理解し、無駄な抵抗をしないまま研究できる。 しかし、ここで少し問題が発生した。 この四体の試作型MMSと一緒に生活する人間を決めなければならないという問題。 我が社の人員から選んでもよかったのだが、9年前の事故によって誰もが拒否した。 だが、斉藤朱美研究員のスカウトによって一般人がこの大役を受け持つ事になった。 現在は 斉藤朱美研究員の弟、天薙龍悪に四体の試作型『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』を監視させ、今に致る。 ここで文章が終わっていた。 「…おいおい。マジかよ…これ…」 『Eins』の過去は悲惨過ぎる。 『感情』というデータが出来たぐらいで邪魔物扱い…研究の支障にあたるからってあまりにも酷過ぎるぜ。 けどその実験は失敗し『Eins』に皆殺しにされたみたいだけど…中途半端な実験で『感情』というデータは半壊状態か。 なんとも惨たらしい事件だ。 あと気になるのはノーマル武装からオリジナル武装に変更した事。 市販予定の装備品を改造して『Eins』に装着したみたいだが、火に油を注ぐようなものだと思う。 ハナッから危ない『Eins』に強力な装備品を渡してどうするてっんだ。 それに死人も出ているにも関わらず…。 でもこの会社ならヤりかねないかもな。 人間の命なんて、なんとも思っちゃーいないだろう。 そして最後に『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』にも書かれていた西暦2031年5月1×日の『Eins』の暴走事件。 今回は『Eins』のデータだったため、『Eins』と『Zwei』が殺し合いをしてる画像があった。 姉妹同士で殺し合いかよ…。 しかも『Eins』が持っている武器は殺傷能力が高い物ばかりだ。 さらにあのアーマーだ…到底『Zwei』は勝てない。 そのおかげで『Zwei』は内部をボロボロにされたみたいだが、ここで少し疑問点が浮かびあがってくる。 『Eins』の装備している武器は確かに強い…けどあの武器だと外側にも強烈なダメージがでるはず。 なのに内部だけとはこれいかに? こればっかりは俺の想像はつかない。 一時保留だな。 …一番不思議なのは『少年』というのが気になる。 殺戮マシーン化してる『Eins』をどうやって止めたというのだ。 原因は書かれていないのでこれも解らない。 これも一時保留だな。 「アンジェラス…あいつはかなり酷いメにあってきたみたいだな」 この四つのデータの中で一番酷いかもしれない。 ルーナも可哀想な過去だったけどアンジェラスとは比べ物にならない。 とてもじゃないが、声をかける言葉が見つからない。 何も言ってやる事が出来ない…情けなさすぎるぜ…俺。 「あいつ等はこの過去を覚えているのか?」 もし覚えているなら教えるべきか? いや、寧ろ教えない方がいいかもしれない。 あまりにも酷過ぎる事しか書かれていないからな。 口にする俺も心が痛い。 「もう…閉じるか」 閲覧している『Eins』のデータを閉じようとマウスを動かした、とその時だった。 一番最後にリンクらしきものがあったのだ。 「『Schatten Eins』…なんだよ、これ?」 まだデータがあるというのか!? しかもこれは『Eins』のデータからのリンクでしかなさそうだ。 …気は進まないがこれも調べさせてもらうとしよう。 結局の所、俺の記憶に関する事は何も書かれていなかったのだから。 「…そういえば、アンジェラスと家で会った時…『初めまして…かな?』と言ったよ~な。まるで以前会ったかのような口ぶり…気のせいか」 フと、そんな事思い返しながらマウスを動かし『Schatten Eins』のデータに侵入しロック解除しようとする。 でも時間がかなり掛かりそうだ。 「やっぱり今度にしとくか。今日は辛い過去を見ちまったからな」 勝手に見といてなんだけど、辛いのは事実。 出来れば『Schatten Eins』のデータはこれ以上の酷い過去がありませんように、と願うだけ。 そして『Eins』と同じ名を持つ『Schatten Eins』とはどんなデータなんなのか。 これはあくまでも俺の勘だが…とてもイヤな予感がする。 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
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【武装神姫】セッション1-0【SW2.0】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17931932