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{ストラヴァル&ストレガの誕生だぜ} アンジェラスの視点 「…ムニャムニャ…ンゥ~?」 クレイドルで寝ていた私は目が覚めて、いつもの天井が見える。 部屋は薄暗く目を細めながら時計を見ると小さい針は三時をさしていた。 なんでこんな中途半端な時間に起きてしまったのか分からないけど、何故か起きてしまった。 ふとベットの方を見るとご主人様が寝ていなかった。 正確に言うと居なかった、というのが正しい。 ご主人様、何処に行ったのでしょうか? 私は起き上がり、窓の下を覗き込んでみる。 うん、ご主人様の愛車はあるっと。 外に出ている、というわけではなさそう。 家の中の何処かにいるはずです。 私は机から飛び降り、武装神姫用のドアを開けて一階に行った。 台所・お風呂・トイレ・リビングにも、ご主人様は居なかった。 やっぱり外に行ったのかぁ~? 玄関に行ってみてご主人様の靴があるか捜してみる。 「…靴はありますね。じゃあいったい何処に、あ!」 まだ行っていない場所がありました。 地下の部屋です。 そうと決まれば善は急げです! 私は走って地下に向かった。 …。 ……。 ………。 天薙の視点 「ヨッシャー!遂に完成したぞ!!試作型だけど…」 俺は小躍りしながら喜んでいた。 このアイテム開発に二月間は掛かったからなぁ。 眠気を振り払い作り上げたかいがあったというものだ。 「さて、と。作り終わった事だし、寝るとするか」 欠伸をしながら背筋を伸ばす。 景気に煙草に火をつけ一服する。 と、その時だ。 「あー!やっぱりここに居たー!!」 「なっ!?アンジェラス!?!?」 地上に通じる階段を下りて来たのはアンジェラスだった。 なんで起きてるんだ? オカシイなぁ、ちゃんと俺が確認した時は寝ていたのに。 まぁいいか。 「あっ!そうだ、丁度いい。お前、新しいアイテムを使ってみる気はあるか?」 「新しいアイテム?」 「そう。主にアンダーグラウンドで使うモノだな」 そう言いながら俺はアンジェラスを右手の平に乗らせる。 「そしてこいつ等がそのアイテムだ」 作業用の机に置かれている試作型戦闘機が二機。 一つは戦闘機らしい格好した軽装備の戦闘機。 もう一つの片方は武装神姫の部品で作られた重装備の戦闘機。 「アイテム補充偵察戦闘機、ストラヴァル。敵殲滅戦闘機、ストレガ。どっちも出来たばかりだが、それなりに使えるはずだ」 アンジェラスを作業用の机に下ろす。 するとアンジェラスはマジマジと二機の戦闘機を見る。 どの戦闘機も武装神姫より少し大きい。 歩きながら戦闘機にペタペタと触るアンジェラス。 「ねぇ、ご主人様。この大きさじゃ、座る場所がないじゃないですか」 「あぁん?誰が操縦席を作った、て言ったんだ?そんなモノはいらんねぇ~んだよ」 「じゃあどうやって操縦するのですか?」 「ここさ」 俺は左手の人差し指で自分の前頭葉を示した。 アンジェラスはこの意味が解らないのか、首を傾げて悩む。 しょうがない、説明してやるか。 「よーわだなぁ。戦闘機が搭乗してる神姫の脳波を感知し、その神姫が何処に行きたいかで戦闘機が動く。勿論、その神姫が戦闘機を自由自在に動かせる事もできる。脳波というより、電気信号を感知する感じだ」 「へぇ~、凄いですね。ご主人様って頭いいんですね」 「ん?それはちょっと違うかなぁ。ストラヴァルは姉貴の会社からデータをパクリ、改造したもので。ストレガに関してはストラヴァルとグラディウスをベースにし、武装神姫の部品で作ったものだ」 「…大丈夫ですか?会社の方から怒られちゃいますよ??」 「大丈夫。俺が作ったコンピュータウイルスは自分でも自負できるぐらいの出来さぁ。98%はバレねぇよ。それよりさぁ、まずはストラヴァルを試してみてよ。データも取りたいし」 「分かりました、ご主人様」 アンジェラスはストラヴァルの腹の部分の中に入る。 あ、ちょっと不服そうな顔をした。 「あの…ご主人様」 「なんだい?」 「あんまり居心地が…良くないのですけど」 まぁ、しょうがないだろうな。 下半身だけ固定して上半身だけはハダカの状態だからなぁ。 「ど~感じが悪い?」 「お腹を圧迫して痛いです。腰にも負担があって痛いです。常に顔を上げていないと前方が見えないので首が痛いです。それから」 「ストップ!…さっきから『痛い痛い』って、少しは我慢してくれよ~」 「だって、痛いだもん」 「だもんって…はぁ~、こりゃあストラヴァルは改善し直しかー。所詮、補充偵察戦闘機だからなぁ」 「もう出ていいですか?すでに首が痛いです」 「あぁ。すぐに降りていいぞ」 アンジェラスはストラヴァルを降りて右手で首を摩る。 そんなに痛かったのか? こんな調子だとストレガも駄目おしされそうだぜ。 でもストレガはリアパーツに似ているから多少は違うと思う。 …ストラヴァルより、かなり重いけど。 「それじゃあ今度はストレガを装着して」 「装着ですか?」 「こいつはヘビー級のリアパーツだと思ってくれ」 「はい。では装着しますね」 「おう」 「んっしょっと」 『んっしょっと』はないだろ。 女の子としてちょっとどーかと思うぞ。 「ウッ…ちょっと重いですね」 「ストレガは地上用の『足』がついてる。ちょっと操縦してみ」 「はい」 アンジェラスは目を閉じ、ストレガに『足』を出すように命令する。 すると機械音をだしながら二つの『足』が出でてきて、しっかりと地面に固定させる。 「フゥー、これでいくらかマシになりました」 「安定性は大丈夫みたいだな。居心地の方はどうだい?」 「悪くないです。ですが、両方に付いてるミサイルランチャーのトリガーに手を伸ばすのが少し辛いかもしれません」 あぁ~、それはあるかもしれない。 ノーマルのストレガはミサイルランチャーの改善っと。 ふむ、よし次だ。 「アンジェラス。次はEXストレガだ」 「EXですか?」 「あぁ、こいつにはEXというさらに改良した機体になることが出来るんだ」 「じゃあ、一回装着を外しますね」 「いや、そのままでいい。俺がパーツをつけるから」 俺はストレガのEXパーツを次々に取り付ける。 これで格段に重くなったが『足』があるおかげで大丈夫だろう。 そして最後にアンジェラスにホーンスナイパーライフルを二丁渡した。 「どうだ?」 「う~ん、かなり武装が強くなりましたけど。ちょっと不恰好じゃないですか、これでちゃんと飛べるんですか?」 「飛べないと意味がない。安心しろ、ちゃんと飛べる」 「でも、この戦闘機が撃墜された時はどうするんですか?」 「その時も大丈夫。ヤられた時はストレガの全パーツがバラバラに分解され、お前のリアパーツは自動的に装着されるように作ってあるから」 「ホントに大丈夫ですか?それでー」 「だから大丈夫だって」 少しは信用してくれよう。 これもお前等のために作ったんだぜ。 アンダーグラウンドのバトルはただでさせ危険が沢山あるからな。 「サンキュー、かなりデータを取れた。もう外していいぜ」 「はい」 アンジェラスはストレガの装着部分を外し、ホーンスナイパーライフルを置く。 うん、一応完成したものの…まだまだ、改善する必要性はまだありそうだ。 こいつはもう少し時間がいるな。 「あ、そうそう。EXの場合、神姫が装着していな状態だと、こんな感じだ」 白い槍と風除けのパーツをつけた。 これでちょっと戦闘機ぽく見えるだろう。 「でも、この飛び出してる白いやつを抜いてくれないと私の頭が…」 「おっといけねぇー。説明するのを忘れていたぜ、今の状態は独立状態だったんだ」 神姫が装着していな時は体当たり攻撃用の槍が装着されているんだった。 すっかり忘れてたぜ。 独立状態は主に神姫のバックアップ専門をする戦闘機になる。 「今日はこんなもんだ、壱階に行くぞ」 「はい、ご主人様」 俺は右手の手の平にアンジェラスを乗せて地下の部屋を出ようとした。 するとアンジェラスが口を開いてこう言った。 「なんで、あんな物を作ったのですか?」 「俺はお前やアイツ等を危険な目に合わせたくないだけだ」 「危険だなんて。大丈夫ですよ、ご主人様。私達は強いですから」 「…そうだな」 確かにアンジェラス達はノーマルの神姫よりは強いと思う。 でも『上には上がいる』という、ことわざがある。 実際、現実的にそいう奴等はいる。 これからのバトルに何が起きるか解らない。 だから今のうちにバックアップを用意しとかないといけない。 …出来れば、あの二機の戦闘機を使う日がこない事を祈るだけ。 そう思いながら俺は地下の部屋の電気を消して一階に戻った。
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アスカ・シンカロン03 ~親過~ 「北斗ちゃん、起きるんだよ~」 「起きなさいよ、北斗!!」 弥涼姉妹は双子で、その外見は瓜二つ、否―――。 ―――完全に同一だった。 起きている時はともかく、眠っていると親でも区別がつかないほどに、彼女達は互いが分身だった。 「えへへ~、あたしはね~、北斗ちゃん好きなんだよ~」 「別に、あたしだって嫌って言ってないでしょ……」 ただし、その性格は大きく違う。 静と動。 陰と陽。 光と影。 二人はまるで一つの人格を分け合ったかのように相対し、融和していた。 「北斗ちゃん」 「北斗」 元々、二人は揃って一つの人格なのだと、いつだったか、理屈っぽい親友が言っていたような気がする。 「起きてってば」 「ああ、分かった。起きるから、起こすな」 とりあえず上半身を起こすと、うきゃぁ~、とか言う声を残して何かが転がり落ちていった。 「あぁん? なんだぁ?」 ベッドの下を覗き込めば、そこで目を回している身長15センチの人形。 「あ~、そういえば神姫買ったんだったけ?」 ひょい、とつまみ上げ、目の前に持ってくる。 「動いたって事は、起動したのか?」 「うにゅぅ~」 左手でぶら下げたまま、目を回している神姫、飛鳥の頬をツンツン突いてみる。 「おい、起きろよ」 「ん~、あ~。北斗?」 「え?」 その呼び方に覚えがあって、北斗はその身を強張らせた。 「……なんで」 いや、それ以前に。 北斗は、その声に聞き覚えがあった。 「どうしたの?」 そもそも、オーナー登録もしていない武装神姫がオーナーを愛称で呼ぶ事などありえないと言う事ぐらい、北斗にも分かる。 「お腹痛いの? 食べすぎ? それとも拾い食い?」 つまり、それは…。 「どういう事だ?」 北斗の頭ではさっぱり分からなかった。 「おまえ、まさか」 ただ、一つ。 死んだ筈の明日香と、この神姫の声が同じ事だけは、はっきりと、分かった。 「…おまえ、まさか。…明日香、なのか?」 「ん~?」 一瞬、首を傾げる飛鳥。 「ん~、多分そうじゃないかな~って思うんだよ」 えへへ、と頭を掻く仕草は、もう何処にもいない明日香のそれ。 それが、今。 北斗の目の前に居た。 「どうなってるんだ、これ?」 とりあえず現状確認。 1.弥涼明日香が自殺して死んだ。 2.武装神姫、飛鳥を買った。 3.その飛鳥が明日香だった。 「訳分からんわっ!!」 「あ~、うん。そうだねぇ~」 うんうんと同意する明日香。 「つーか、確認な。お前は明日香なんだな?」 「うん、そうなんだよ」 にへら~、と。見ている方まで溶けそうな笑顔を浮かべる神姫。 「なんで、武装神姫になってるんだ?」 「え? う~ん、……わかんないんだよ」 首をかしげ、困った顔をする神姫の仕草は、演技や模倣などではありえない、明日香自身のそれだった。 「だいたい、お前。どうして……」 自殺なんか。 そう言いかけて、北斗は気付く。 「まて、その前に確認しなきゃ成らない事がある」 そもそも、この明日香は、『どこ』まで覚えているのか、を。 ◆ 「えぇ、あたし自殺したの?」 した事は覚えていなかったらしい。 尋問開始後3分(早っ)。 逆に口を滑らした北斗は明日香に、彼女が自殺した事を白状させられていた。 「したんだよ。……なんでそんな事しやがったんだ。俺や夜宵がどんな気持ちだったと……」 「……夜宵、ちゃん?」 「ああ、そうだよ。あいつ平気な振りしているけど、そんな訳ねぇんだ……」 半身。 その表現が、この双子に限っては比喩だけでは済まない事を北斗は知っている。 「産まれた時からずーっと一緒に生きてきた姉妹が、突然片方居なくなって平気な訳無いだろう」 「うん。そ~だねぇ」 よしよしと慰められる北斗。 「……って、何で自殺しやがった張本人に慰められなきゃならんのだ」 「あ~、ごめんね~。すっぱり何にも覚えてないんだよ」 「ったく」 そう言って北斗は、飛鳥の身体をした明日香を持ち上げる。 「……大体、なんでこんな事になってるんだ?」 う~ん、と考え込んでみるが、北斗の頭で結論が出るわけも無い。 元々、頭を使う事は苦手なのだ。 「……こういう時は、っと」 神姫に詳しい友人。件の理屈っぽい奴の顔を思い浮かべ、携帯を探す。 「…?」 そして、携帯を置いたテーブルの上に広げられた飛鳥の箱と、墨で書かれた手書きの説明書。 「……まてよ。これってアイツに聞くより、昨日の店の店員に聞いた方が良いんじゃないか?」 とにかく起きている現象が異常なのだ。 普通に神姫に詳しい友人より、どう考えても怪しい昨日の骨董屋に聞く方が良い。 「……出かけるぜ、明日香」 「いってらっしゃいなんだよ」 「お前も行くんだよ!!」 ふえっ? と惚ける明日香をつまみ上げ、北斗は昨日の骨董屋に向かった。 地の文とセリフの間に改行入れてみましたが如何でしょうね? 多少は読みやすいでしょうか? -
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戦略ウィンドウ 戦術ウィンドウ 簡易戦術ウィンドウ 経歴データ 対人関係詳細 家系図 家系図(縮小時) 年表 国力対比ウィンドウ 司令官リスト 国家対象年表 国家経歴 天命三国志184 ヘライ隆々 戦国隆々 中華隆々 三国隆々 メルガルド 天命ヤン戦記 銀河隆々 227諸葛出師 田中謙介がコーラン燃やしつつムハンマド馬鹿にした 田中謙介がコーラン燃やしつつムハンマド馬鹿にした 東京都千代田区神田須田町1丁目24-27 カレー機関に潜んでるぞ 見つけ次第■■ 「歴史隆々」のワールドファイル・シナリオファイルの公開。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 核兵器保有 快楽殺人 懲役 犯罪者 通り魔 アイス MDMA ナイフ所持 MDMA 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 暴行罪 テロ予告 前科持ち 実行犯 阿片 クレジットカード不正利用 著作権侵害 凶悪犯 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 逮捕歴 犯罪歴 偽計業務妨害 セクハラ 禁錮 不審者 留置場 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 個人情報売買 押し売り 犯罪予告 信号無視 悪徳商法 遺棄罪 執行猶予 アンネの日記 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 架空請求 卒論コピペ 詐欺 恐喝 有印私文書偽造罪 臓器売買 資金洗浄 薬物 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ とお山 傷害 幻覚剤 書類送検 真犯人 万引き 誘拐 公文書偽造罪 強盗罪 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 麻薬 ストーカー 捏造 未成年喫煙 不正 割れ厨 連続殺人 マネーロンダリング 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ ドラッグ 人身売買 不法侵入 殺害予告 大麻 ひき逃げ 罪状 脅迫罪 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 起訴 DDOS攻撃 シンナー 詐欺師 器物損壊罪 違法 窃盗 強要罪 逮捕歴 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 放火魔 サリン 水素爆弾 変質者 少年院 偽札 通貨偽造罪 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ 脅迫罪さえしばき隊へ、韓国も偽計業務妨害か被災地差別が障碍者差別しても著作権侵害に不法侵入を被曝者差別したし悪徳商法に、強要罪すれば誘拐で前科持ちの不審者でも犯罪者からアンネの日記が、書類送検を、革マルばかり犯罪予告だけ放火魔。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ くらい詐欺しか麻薬したが架空請求ほど強盗罪は、DDOS攻撃やMDMAよりウィルスと元公安か、懲役したので器物損壊罪や、指名手配なり女性差別やら窃盗と、サリンの、ドラッグまで執行猶予こそアレフさえ留置場で、傷害など幸福の科学だろう。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ へ卒論コピペは国籍差別か中国マフィアへ、公文書偽造罪も、テロ予告しても臓器売買も通貨偽造罪が少年院で人身売買を通り魔に朝鮮に、パワハラすれば飲酒運転の遺棄罪でも割れ厨が、実行犯しか人種差別から真犯人ばかりひかりの輪したし水素爆弾のようだ。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ だけ殺害予告とストーカーほど禁錮を、快楽殺人や被爆者差別くらいセクハラしたが個人情報売買は、未成年喫煙よりぶらくさべつか、偏見や、信号無視なり恐喝やら詐欺師の、阿片と、有印私文書偽造罪したのでナイフ所持さえ薬物までクレジットカード不正利用で、 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ こそ幻覚剤か罪状へ被災者差別は捏造へ、大麻も、遺族差別しても起訴もアルカイダでオウムが偽札など障害者差別を資金洗浄にアイスに、マネーロンダリングが、犯罪歴でもヤクザすれば覚醒剤の地域差別しか違法ばかり連続殺人だった。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ から変質者したしひき逃げだけシンナーを、右翼や不正くらい暴行罪と在日は、侮蔑したが核兵器保有より創価学会か、万引きや、暴力団やら逮捕歴ほどしばき隊なりヘイトスピーチさえ脅迫罪の、置石と、凶悪犯したので韓国で、LGBT差別だ。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ は偽計業務妨害まで障碍者差別こそ著作権侵害へ、被災地差別か悪徳商法も、不法侵入へ被曝者差別も強要罪しても前科持ちなど誘拐で不審者がアンネの日記を犯罪者に書類送検でも放火魔の犯罪予告に、詐欺が、麻薬すればDDOS攻撃しか革マルした。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ したし架空請求から元公安ばかり強盗罪を、ウィルスよりMDMAだけドラッグや器物損壊罪は、指名手配や、懲役か、窃盗くらい留置場とアレフほど女性差別さえ幸福の科学の、卒論コピペと、執行猶予なりサリンやら国籍差別したので傷害したが公文書偽造罪である。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ は中国マフィアこそ通貨偽造罪で、テロ予告まで臓器売買へ、朝鮮か遺棄罪へ少年院も人身売買も、通り魔してもパワハラなど実行犯で割れ厨でも飲酒運転をひかりの輪が人種差別の水素爆弾に殺害予告に、禁錮すれば真犯人したし快楽殺人していた 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ が、被爆者差別ばかりストーカーしかぶらくさべつから個人情報売買を、セクハラや偏見より恐喝だけ詐欺師は、未成年喫煙や、ナイフ所持くらい有印私文書偽造罪か、信号無視の、クレジットカード不正利用さえ阿片と薬物ほど押し売りやら遺族差別と、幻覚剤なり罪状 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ こそ被災者差別したので捏造へ大麻はオウムで、起訴へ、障害者差別までアルカイダなど偽札もアイスも、マネーロンダリングしてもヤクザの資金洗浄か犯罪歴で覚醒剤でも地域差別に違法が変質者を連続殺人すれば右翼が、不正する。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ を、ひき逃げに、シンナーしか暴行罪ばかり核兵器保有したし在日から創価学会さえ侮蔑だけ万引きより逮捕歴くらい暴力団やヘイトスピーチは、しばき隊か、脅迫罪の、凶悪犯や、置石とLGBT差別したが偽計業務妨害ほど障碍者差別と、著作権侵害やら韓国。 戦慄かなのへ被災地差別は悪徳商法なり不法侵入で、強要罪したので被曝者差別まで不審者こそ前科持ちも誘拐も、詐欺のアンネの日記へ、犯罪者しても放火魔など書類送検でも麻薬かDDOS攻撃で犯罪予告に革マルが架空請求を元公安が、MDMAだろう 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ すれば強盗罪を、ウィルスしか器物損壊罪に、ドラッグから指名手配さえ懲役ばかり窃盗したしアレフだけ留置場くらい女性差別より幸福の科学は、執行猶予や卒論コピペか、サリンの、公文書偽造罪と、国籍差別と中国マフィアほど傷害や、臓器売買したが通貨偽造罪 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ なりテロ予告で、人身売買は遺棄罪へ朝鮮やら通り魔したのでパワハラこそ少年院へ、実行犯も割れ厨しても飲酒運転までひかりの輪に人種差別も、水素爆弾の真犯人など快楽殺人でも殺害予告か禁錮をぶらくさべつで被爆者差別が、ストーカーだ。 田中謙介 C2機関 C2 艦隊これくしょん 艦これ がナイフ所持に、セクハラを、恐喝から個人情報売買しか偏見すれば詐欺師ばかり未成年喫煙さえ幻覚剤したし信号無視だけ阿片より薬物くらい有印私文書偽造罪は、クレジットカード不正利用や押し売りの、罪状か、遺族差別と、被災者差別や、捏造とオウムは大麻 Copyright(c)2006 hirhon
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第7話 「隻脚」 俺がルーシーの存在をちょっと意識してからさらに数日後、お待ちかねの補助シリンダーが到着。 口には出さないが、コイツもワクワクしているようだった。 さっそくバリバリとダンボールを開いてみると、梱包材に埋もれるようにして不透明なプラスチックの箱が入ってた。 ……そういやネットにもシリンダーそのものの画像はアップされていなかった。 公式ライセンス商品だってんで疑う事もなく買ったけど、現物を見るのはこれが初めてだ。さて何が出るやらと開けてみると…… バッタの足が入ってた。 「うぁキモチ悪っ」 反射的に箱ごと投げ捨ててしまったが、フローリングの床にぶつかる寸前にルーシーがダイビングキャッチ。 「何してるんですか何やってるんですかまったくもー!」 「いやナニって」 「注意書きがあるんですから、ちゃんと目を通してください!」 プンスカ怒りながら彼女が差し出したのは、『非常に小さなパーツですが精密機械ですのでお取り扱いには注意を云々』みたいな事が書いてある小さな紙切れだった。 ……が、俺はこういうのに注意を払わない性格なので無視。 「だってお前それキモーイ」 さすがに本物でこそないが、見れば見るほどリアルすぎる。 ガキの頃によくイタズラして遊んだゴムのおもちゃみたいなチャチなのじゃなく、まるで本物からむしって来たみたいな感じだ。 つか『武装神姫』のイメージと全然違う気がすんだけどな。 ルーシー自身も間近で見たそのリアルな造形に一瞬動揺したようだったが、何とか平静を保つ。 「……外見はともかく、性能はまともなはずです」 ネットショップに画像がなかったのも分かる。 こんなキモグロデザイン見たら買うヤツぁいない。 グズっててもしょうがないんで、イヤイヤながら補助シリンダー(という名のバッタの足)デカ足に装着してやる。 つっても細かいチューニングなんかはルーシー本人が自分でやると決まってたんで、俺の仕事はこれでおしまい。 ヒマなのでちょいとお茶の準備でもしようかと立ち上がった所に、本日2度目のインターホン。カメラモニタを見ると、さっきのとは別の運送屋だった。 ハンコを押して受け取った小さな箱には『武装神姫初回登録記念粗品』とある……あぁ、そーいえば何だかパーツ1個サービスしてくれるんだっけ。 部屋に戻ると、既に調整が終わったらしいルーシーが笑顔で出迎えてくれた……ちくしょう、なんかいいなぁこういうの。 「何ですかそれ?」 「登録した時のサービスだとさ。 開けてみ」 テーブルに置いた箱を嬉しげに眺め、俺とは逆でそっと静かに開封していく。 こういう所も女の子って感じなのかねぇ? 顔がニヤケそうになる反面、またイヤガラセみたいなデザインのアイテムだったら速攻で送り返してやろうと思っていると、「あっ」という声と共にルーシーの顔が綻んだ。 続いて嬉しげな旋律で言葉が流れ出す。 「見てください、『カロッテTMP』ですよ。 基本装備のリボルバータイプ・ヴズルイフの弾数には不安があったのでこれは幸運というべきでしょうね。 あまり高価な品ではないですがコンシールド性に優れたスタイルに加えて小型ながらも赤外線スコープにスライドストックが付いてますから、ライフルほどではなくともある程度の精密射撃が可能です。 もちろん弾数はハンドガンとは比べ物になりませんから牽制にも充分使えます」 ……いっくら綺麗な声で歌みたいに滑らかだって、まさしくマシンガンさながらに喋られちゃ聞いてるだけで疲労が溜まる。 しょうがないのでこっちは「へーそーなんだーすごいねー」とかテキトーに相槌。 だからマニアトークは苦手なんだってば…くそ、俺の淡いトキメキを返せ。 そんなこんなで一応カタチは揃った。 装備はほとんど基本のまんまだが、最初持ってたリボルバーは今回手に入ったサブマシンガンに変更。 そして左足は予定通り素体のままで、右のデカ足に添えている。 角度によっちゃ足が1本しかないようにも見えて、妹の「古今(中略)辞典」に載ってた『カラカサオバケ』とか『イッポンなんとか』みたいな感じだ。 リアルなバッタの足がくっついてる事もあって、ヨソのサイトで見るカスタムタイプに比べると正直言って不恰好かなとも思ったが……本人に気にした様子はない。 ま、コイツが気に入ってくれるのが一番か。 ……ホント、今の俺って骨抜きだ。
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キズナのキセキ ACT1-2 情けないほど何も知らない □ 「菜々子さん、どうした? 今どこにいる?」 もはや尋常ではない。 電話先から聞こえてくるのは、冷たい風の音と、彼女のかすかな泣き声。 今俺が自室で暖房つけていても寒いというのに、彼女はこんな夜にどうして外を出歩いているのか。 そして、彼女の言葉。 負けた……誰に? 何をして? どこでなんの勝負をした? 心が不安に浸食されていくような気持ち。 考えれば分かるような気がしたが、そうすると嫌な予感に捕らわれてしまう気がして、努めて考えないようにしながら、菜々子さんに声をかける。 「今どこにいる? 迎えに行く」 「……」 「どこにいるんだ!?」 さすがに心配になって、俺は語気を強くした。 こうやって、感情に訴えるところが、自分のダメなところだと自覚し、一瞬落ち込み、反省する。 一息、間をおいて、かすれた声が帰ってきた。 「……C港の倉庫街……A街区……」 なんだって、そんなところにいるんだ。 それでも俺は頷いた。 「わかった。すぐに行くから、待ってて」 「……たかき、くん……あ、あたし……」 「すぐ行く。言いたいことは、会ってから全部聞く」 「……ごめんなさい……ごめ、ん……」 途切れ途切れのかすれた声。 まったく彼女らしくない。 そんな電話先の様子に、俺は不思議に思うよりも、心配する気持ちが勝った。 「謝らなくていい。すぐに行くから。いいね?」 「……うん……」 かすかな答えを聞いて、俺は電話を切った。 次の瞬間にはものすごい焦燥に駆られつつ、外出の準備を開始した。 ちらり、と時計を見る。 もう夜九時を過ぎていた。 □ スポーツバッグを引っ張り出してきた俺は、急いでバスタオルやら使い捨てカイロをつっこみ、部屋着から外出着に着替え、上着の内ポケットに財布が入っていることを確認すると、上着の胸ポケットにティアを納め、冷たい夜に飛び出した。 寒いわけだ。 真っ暗な空から、白い雪が音もなく降り注いでいた。 すでにあたりはうっすらと雪化粧している。 近所のコンビニまで、雪に足を取られそうになりながらも、なんとか走ってたどり着いた。 ホットのお茶を大急ぎで二本買う。 店を出てすぐに、運良くタクシーを捕まえることに成功した。 ついている。 「C港倉庫街のA街区まで。急いで」 それだけ言って、タクシーの後部座席に収まると、俺はやっと一息つくことができた。 大通りは行き交う車も多く、まだ路面が濡れている程度だった。 だが、フロントガラスには、次々と大きな雪片がまとわりついてくる。 タクシーは滑るように雪の中を走っている。 メーターの金額がじりじりと上がっているが、俺は無視した。金には換えられない。 俺は腕組みをしたまま、べっとりとフロントガラスに付着する雪を見つめていた。 そうしていれば何も考えずにすむ。 今は、菜々子さんの心配以外のことを考えたくなかった。 雪は一定の間隔で、ワイパーの無情な動きにぬぐい去られていく。 ■ 菜々子さんが負けた勝負とは、おそらく武装神姫のバトルだろう。 わたしたちの間で勝った負けたと言ったら、それ以外には考えられない。 だけど、港の倉庫街でバトル? ゲームセンターや神姫センターではなく? 負けたというだけで、マスターに電話するほどのこと? マスターはどうしてそんなに急いでいるの? わたしには何も分からず、ただ、不機嫌そうな表情のマスターを見上げることしかできない。 タクシーは夜闇の中を走り続ける。 □ C港はC県最大の貨物陸揚げ高を誇る産業港だ。 夜でも荷揚げ用の大型クレーンのライトがともされ、その威容を誇っている。 広い敷地にひときわ高くそびえ立つのが、C港から東京湾を一望できる高層建築、ポートタワーである。 雪に霞む周囲の景色の中でも、ポートタワーの明かりははっきりと見えた。 その明かりが間近に見えるところで、タクシーは停止した。 俺は代金を払うと、帰りも利用するので、そのまま待ってて欲しいと運転手に伝える。 運転手が了承したのを確認して、開け放たれた扉から、俺は夜に飛び出した。 「菜々子さん!」 彼女の名を呼ぶ。 一口に倉庫街の一街区と言っても、結構広い。 あたりには人気も車通りもない。 湿り気を多く含んだ雪は、その勢いを増しており、倉庫街の道路はすでに白く染まりつつあった。 俺は辺りを見回しながら、菜々子さんを捜す。 しかし、何分暗く、雪のせいで見通しも悪い。 俺は焦燥を募らせる。 ダメもとで、携帯端末を手に取った。 目指す番号が表示されるのを待つ時間さえもどかしい。 菜々子さんの携帯に電話する。 呼び出し音。 すると、意外にも近くで、同じタイミングで着信メロディが鳴った。 菜々子さんの携帯の着信メロディだ。 俺は音のする方に走る。 すると、一つ先の倉庫の裏から、音は聞こえていた。 倉庫の間の路地を走り、音のする方を見る。 人影はない。 音は足下から聞こえてきた。 そこにあるのは、不自然な形の雪のかたまりだった。 「菜々子さんっ!!」 俺は大急ぎでしゃがみ込むと、そのかたまりを抱き上げる。 うっすら積もった雪の下から、うずくまった姿勢で倒れているコート姿の女性が出てきた。 菜々子さん。 大急ぎで、彼女にまとわりつく雪を払う。 頭と顔、首周りを、持ってきたバスタオルでふき取り、俺のマフラーを彼女の首に巻く。 雪の下から出てきた顔は、いつもの明るさは消え、憔悴しきった表情のまま目を閉じていた。 唇は紫色で、いつものみずみずしさからはほど遠い。 でも、細かく震えていることで、彼女が生きていることが分かる。 頬にふれる。冷たい。 俺はコンビニで買ってきた、まだ温もりを保っているペットボトルのお茶を取り出し、彼女の頬に押しつける。 そして、ペットボトルのふたを開け、お茶を少し、彼女の口に含ませる。 「う……」 気がついた。 「菜々子さん、大丈夫か?」 「た……かき……く……」 「迎えに来た。帰ろう」 菜々子さんは、かすかに頷くと、また気を失った。 彼女自身は、大きなけがなどはないようだ。 俺は少しほっとして、スポーツバッグに手を伸ばす。 そのとき、まだ鳴り続けている携帯端末に気が付き、彼女の手を見た。 何かを抱え込むように、両腕を重ねている。 俺の、使い捨てカイロを取り出す手が、止まった。 胸ポケットで、ティアが息を飲む気配。 菜々子さんの右手は、携帯端末を握っている。 そして。 「……ミスティ!?」 ティアの叫び。 俺は息を飲む。 左腕に抱え込まれていたのは……無惨に大破したミスティだった。 ■ わたしは、マスターの胸ポケットから飛び出した。 ミスティ。 信じられないその姿。 「うそ……うそでしょ? ミスティッ!!」 いつもの自信に溢れたあなたは、どこに行ったの。 ぐったりと横たわる彼女は、装備をつけたままだった。 その装備も、見る影もないまでに破壊されている。 サブアーム『エアロチャクラム』は左右ともに壊されていたし、『サバーカ』レッグパーツは左足は根本から、右足は足首から先がない。 わたしは親友の体をそっと撫でる。 腹部には、刀傷だろうか、斜めに亀裂が走っている。 両腕は、肘から先がなかった。 綺麗好きな彼女の駆体は、いまや埃まみれの傷だらけだ。 「あっ……ああっ……」 そんなミスティの体に、一つ、二つ、雪が落ちてきた。 わたしは慌てて、すぐにも溶け出しそうな湿った雪を、手で懸命に拭う。 でも、雪は遠慮なしに、次から次へと落ちてくる。 わたしは、ミスティの身体を抱きしめた。彼女を雪から守るように。 ミスティの額に、自分の額を押しつける。 涙がこぼれるのを自覚しながら、さらにミスティを強く掻き抱いた。 目を開けていられない。 目の前にある、彼女の左目は、焼け焦げて窪んでいる。 後ろに回した手に触れる、彼女自慢のロール髪は、いまや焦げ目の先から千切れ飛んで、なかった。 そんな無惨な親友の姿を、直視できるはずがなかった。 雪は容赦なくわたしたちにも降り積もってゆく。 背中がとても冷たい。 それでもいい。我慢するから。 だから、誰か、彼女を……わたしの親友を助けて……。 □ ティアに抱きしめられたままのミスティを、スポーツバッグにそっとしまう。 鳴らしていた携帯端末を切り、緊急の番号を入力する。 が、少しだけ、迷う。 このまま救急車を呼んでもいいが、それを菜々子さんは望まないのではないか。 大破したミスティを見たときに、分かってしまった。 彼女はここでバトルした。 リアルバトル……何でもあり、神姫破壊も辞さない、ストリートファイト。 そして敗れたのだ。 なぜ菜々子さんはリアルバトルなんかやったのか……今は考えるまい。 だが、公式戦でもないリアルバトルには、犯罪が絡む可能性が高い。 菜々子さんがまさか犯罪を犯しているなどとは考えたくないが、否定はできない。 だとすれば、病院に連れ込むよりも、まずは自宅に戻って判断するのが得策ではないだろうか。 菜々子さんの身体に問題があれば、家族の判断で救急車を呼んでもいい。 幸い菜々子さんは大きなけがなどは負っていないようだ。 俺は、携帯から彼女の自宅の番号を呼び出そうとして……手を止めた。 知らなかった。 彼女の自宅の番号も、場所も。 そのことに俺は愕然とする。 菜々子さんの恋人を気取っていながら、俺は彼女のことをろくに知らないことに気が付いた。 自宅のことだけじゃない。 彼女が戦っているその理由も、そして今日、誰と戦ったのかも。 俺は何も知らないのだった。 「……菜々子さん、ごめん」 そんな感傷に浸っている場合ではない、と弱い心を無理矢理叱咤する。 俺は菜々子さんに謝り、彼女の携帯端末を手に取った。 他人の携帯を無断で使うのはかなり気が引ける。 だが、緊急事態だ、と無理矢理自分を納得させた。 アドレス帳を表示して、目当ての連絡先を探す。 あった。 「自宅」とシンプルに登録されているところが、なんとなく菜々子さんらしい。 俺は迷わず、通話キーを押した。 呼び出し音の間に、俺は菜々子さんの家族構成を思い出す。 確か、おばあさんと二人暮らしと言っていたような……。 『もしもし、久住です……菜々子?』 女性の声に、思考を中断させられた。 思わず慌ててしまう。 「え、あ、あの……」 『どちらさま?』 先方は着信時に、この電話が菜々子さんの携帯からであることは分かっているはずだ。 だが、電話口の男の声に、先方の女性の声はいぶかしげな様子もなかった。 俺は一瞬で思考を取り戻すことができた。 「久住菜々子さんの友人で、遠野と言います。彼女の携帯を借りて電話してます」 『あらぁ、あなたが遠野くんなのね?』 「え……俺のこと知って……」 『菜々子から聞いてますよ。いつもあの子がお世話になっています』 「あ、いえ、こちらこそ……」 女性の声は明るく柔らかく、とても落ち着いていた。 そのせいか、一瞬、今の状況を忘れそうになった。 「いや、そうじゃなくて……なな……久住さんから俺に連絡があって、迎えに来たのですが、見つけたときには気を失っていまして」 『あら……』 「込み入った事情がありそうだったので、病院に連絡するより先に、自宅の方に連絡を入れてみたのですが……それでよかったですか」 『いい判断で助かるわ。菜々子はけがとかしてない?』 「はい……特に大きなけがとかは見あたりません」 『それじゃあ、うちまで連れてきてもらった方がいいわ。足はある?』 「タクシーを待たせてますので、大丈夫です」 『じゃ、お願いするわね。タクシー代はわたしが持つから心配しないで。場所は……』 菜々子さんの家までの道のりを、わかりやすく教えてもらった。 えらく話が早い。 「それじゃあ、家の近くまで来たら、また電話します」 『菜々子のこと、頼むわね。遠野くん』 そう言って電話は切れた。 ……相手の名前を聞くのを忘れた。 彼女が菜々子さんのおばあさんなのだろうか? それにしては、声が若々しい気がしたが。 ともあれ、俺はスポーツバッグを肩に掛け、菜々子さんの腕を肩に掛けて担ぐと、待たせてあるタクシーまで歩き出した。 □ タクシーの運転手は、俺が一人でなかったことにぎょっとしたようだったが、 「彼女を迎えに来たんです」 とだけ説明し、行き先を告げると、何も言わずに走り出した。 タクシーは一路、F駅……菜々子さんの家の最寄り駅に向かう。 静かな車内で、俺は菜々子さんの肩を抱きながら、考えに沈む。 俺に電話をかける直前まで、菜々子さんは武装神姫でリアルバトルをしていた。 なぜだ。 なぜ、彼女は自分の大事な神姫を使って、ストリートファイトまがいのバトルをした? バーチャルバトルでなく、リアルバトルでなくてはならなかった理由は何だ? そして、誰と戦った? あのミスティを完膚なきまでに叩きのめした神姫……どんな相手だというのか。 雑然と絡まった俺の思考に、浮かび上がる言葉がある。 「菜々子ちゃんは戦い続けている。もう、ずっと一人で」 かつて、ホビーショップ・エルゴの日暮店長が言った。 彼女を助けてやってくれ、と。 おそらく、今日の敗北は、菜々子さんが戦い続ける理由が深く関わっているのだろう。 タクシーがF駅前の通りを走り抜ける。 ゲームセンターの看板が見える。 『ポーラスター』。 菜々子さんが常連として通う店だ。 彼女がはじめてバトルしたのも『ポーラスター』だったと聞いたことがある。 この店に通っていた頃の菜々子さんに何があったのか。 それもまた、今夜のバトルに関わっている気がする。 だが、今の俺が彼女にしてやれることなんて、皆無に等しかった。 なぜなら、彼女が抱えていることについても、彼女の過去についても、俺は何も知らない。 情けないほど、何も知らないのだ。 暗いタクシーの車内で、俺は隣の菜々子さんを見た。 疲れ切ったような表情で、目を閉じている。 いつもの反則な笑顔の陰で、こんな顔をしていたのだろうか。 俺は運転手に道順を指示する。 それを終えたとき、覚悟を決めた。 菜々子さんの過去に踏み込む覚悟を。 □ F駅から説明されたとおりの道をたどると、あっさり目的地に着いた。 意外に大きな一軒家。 「久住」の表札が見える。 菜々子さんの自宅である。 その門の前に、一人の女性の姿があった。 雪だというのに、その人は俺たちを外で待っていたのだ。 「ご苦労様。運転手さん、代金はおいくら?」 俺が財布を手にするより早く、その女性はタクシーの料金メーターを確認していた。 この人が、菜々子さんの祖母か。 快活そうで、若々しく、とても大学生の孫がいるようには見えない。おばあさんと呼ぶのにためらいを感じるほどだ。 「遠野くん、菜々子を降ろすの、手伝ってくれる?」 料金を払い終えると、その女性は俺にてきぱきと指示を出す。 俺と彼女で菜々子さんを抱え、玄関を抜けて、菜々子さんの部屋に入った。 ……意外な形で、菜々子さんの自宅、それに部屋にまで上がってしまったが、これでよかったのだろうか。 もちろん、そんなことを気にしている状況ではないのだが、どうも落ち着かない。 「ありがとう。申し訳ないけれど、ちょっとあっちの部屋で待っていてくれる? 菜々子を寝かせたら、お茶淹れるから」 「……はい」 夜も遅いので、そのまま帰ろうと思っていたのだが、そう言われてしまっては仕方がない。 俺は玄関に戻る途中、電気のついた、ちゃぶ台のある一室を発見した。湯飲みと急須が置いてある。ここで待て、と言うことか。 スポーツバッグを傍らに置き、ちゃぶ台の前に座った。 見知らぬお宅で一人待つのは、どうにも居心地が悪い。 程なくして、先ほどの婦人が姿を現した。 「お待たせね。夜分に引き留めてごめんなさい」 「いえ、おかまいなく……」 婦人は、俺の向かいの席に座ると、ちゃぶ台の上にあった急須にお湯を注ぎ、お茶を淹れる。 「……菜々子さんの、おばあさん……ですよね?」 「頼子さん」 「は?」 「久住頼子。確かに菜々子の祖母だけど、あの子にもそう呼ばせているから、あなたも頼子さんって呼んでね」 「はあ」 表情は笑っていたが、目が笑っていなかった。 俺は多少ビビりながら、フォローの言葉を口にする。 「確かに、おばあさんと言うには失礼なほどお若いですよね……」 「あらぁ、褒めても何も出ないわよ?」 「……本当はおいくつなんですか」 「女性に年齢をきくなんて、野暮のする事よ、遠野くん」 ……菜々子さんの明るい性格の部分は、この人の影響を多分に受けている気がする。 「今日は菜々子を助けてくれてありがとう」 「いえ……」 「そう言えば、ミスティは?」 「ひどく破損しています。明日、知り合いのショップで見てもらおうと思いますが……見ますか?」 「いいわ。遠野くんに任せます。修理代はわたしに言ってくれれば出すから」 頼子さんは俺にお茶を差し出した。 俺は軽くお辞儀すると、湯飲みを手にする。 あたたかい。 先ほどまで寒空にいた身には、ありがたい。 そう言えば、俺は自己紹介もしていないが、頼子さんは俺の名前を普通に呼んでいる。 少し疑問に思ったので、尋ねてみた。 「俺のこと、知ってるんですか」 「もちろんよ。菜々子がよく話してくれるからね。あなたとは、はじめて会った気がしないわ」 「……なな……久住さんが?」 「別に、いつもと同じように菜々子のこと呼べばいいわよ」 「……はあ」 「最近の菜々子が話すことなんて、あなたのことばっかり。今日の遠野くんはどんなバトルをした、遠野くんとティアがこんなことを話してた……ってね」 恐縮してしまう。 初対面の人に好意的に思われるのはありがたいが、菜々子さんはどんな話をしているのだろうか。 しかし、バトルの話や俺とティアの会話に、頼子さんが興味を持つものなのだろうか。 こう言っては失礼だが、バトルに興味を示すのは若い人たちのように思う。 頼子さんぐらいの歳の人が神姫を持つのは珍しくない。だがそれは、生活のパートナーとしての神姫であって、決して戦わせるためではない。 「あの……頼子さんは、武装神姫にお詳しいんですか」 「まあ、普通の人よりは、ね。わたしも武装神姫やってるのよ」 「え、それじゃあ、ご自分の神姫もいるんですか?」 「もちろん。見せましょうか?」 「ええ、ぜひ」 頼子さんは微笑むと、部屋の隅に声をかけた。 「三冬、いらっしゃい」 「はい、奥様」 テレビ台の陰から、そっと姿を現したのは、一人の神姫だった。 「ハウリン型……」 「はい。はじめまして、遠野さん。頼子奥様の神姫で、三冬といいます。よろしくお願いします」 とても丁寧な挨拶が、この三冬の性格を窺わせる。 ハウリン型はもともと素直で従順な性格だが、この礼儀正しさは頼子さんの教育によるものだろうか。 「三冬は……バトルをするのか?」 「はい。現在、ファーストリーグ四七位です」 「ぶっ」 頼子さんと三冬がファーストランカー!? 言っちゃ悪いがその歳で、武装神姫でもっとも過酷なファーストリーグを戦っているのか。 ハウリン型がパートナーというところから見ても、頼子さんの武装神姫歴は相当長いようだ。 頼子さんは笑いながら言った。 「昔からゲームが好きなのよ。それこそ、対戦格闘ブームの頃から。バーチャ2の盛り上がりったら、今思い出してもすごかったわねぇ」 「はあ」 うっとりとした表情で話す頼子さんの言葉は、俺が生まれる前どころか、前世紀の話であることを、後で知った。 「それじゃあ、菜々子さんが武装神姫を始めたのは……頼子さんの影響ですか」 「そう……神姫を与えたのは、確かにわたしね」 「それなら、頼子さんはご存じですか? 菜々子さんは何を追い求めて戦っているのか。彼女の過去に何があったのか」 頼子さんは湯飲みを口元からゆっくりとちゃぶ台に降ろすと、そっと目を閉じた。 「すべては知らないわ……でも、あの子が誰を捜しているのかは知っています」 「誰……って人なんですか?」 「そう。あの子が捜しているのは、桐島あおい、という神姫マスターなの」 「桐島、あおい……」 知らない名だった。 「そうでしょうね。有名なマスターではないし……。 でも、あの子にとっては、とても大切な人だったのよ」 「……」 「あおいちゃんは、あの子にとって、親友であり、ライバルであり、武装神姫の師匠であり、絶望から助けてくれた恩人であり……本当の姉以上の存在だった」 「……教えてもらえませんか? 菜々子さんと、その桐島あおいという人のことを」 俺は、覚悟を持ってその一言を放った。 頼子さんが俺を見る。目が合う。 すると、頼子さんが微笑んだ。 「菜々子の言った通りね」 「え?」 「遠野くんの視線はいつも真っ直ぐだって」 「そんな……」 「いいわ。わたしの知っていることを話しましょう……少し長くなるけど、大丈夫かしら」 「お願いします」 俺は頼子さんに頭を下げた。 俺が顔を上げると、驚いたことに、頼子さんが俺に頭を下げた。 「ありがとう、遠野くん……菜々子を心配してくれて……あの子に踏み込んで、助けようとしてくれて……」 俺はまた恐縮してしまう。 頼子さんには、俺の言動など、何もかもお見通しのようだった。 次へ> Topに戻る>
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ロンド・ロンド あらすじ 中学一年生の河岸塚沙彩は、ある日道端で困っている人形を見つけた。 それは武装神姫、自分で考え、話し、戦う戦乙女の人形であった。 はじめて神姫と触れ合った沙彩はその魅力に惹かれ、自分も神姫のオーナーになりたいと願う。 しかし、子供の財力では到底手が届くわけもなく……。 あきらめかけていた時に従姉の奈々子が入学祝いにと、好きなものを頼んでいいと言ってきた。 神姫と出会った沙彩は趣味の世界でありながら厳しい戦いの舞台へ上がっていくのであった。 登場キャラクターの紹介 第一話 衝撃 コメントやご感想などありましたらこちらにお願いします。 名前 コメント - -
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ESTABLISHMENT DATA -設定資料集 near to you ■■■オリジナル武装神姫設定■■■ □天馬型オーラシオンver1.0 優がゼリスのために自作したオリジナル武装。 ゼリスの特性に合わせ、俊敏性と瞬発力に飛んだ装備となっている。 反面、各アーマーは戦闘時の過負荷から素体そのもの(ゼリス)を保護することに重点が置かれており、軽量化にともない防御力は最低限のものでしかない。 メイン武装は二丁の大型自動拳銃・エスペランサ。 また、特殊戦対応用の拡張武装として大型電磁砲、円状突撃盾などを装備可能。 [Ⅰ]バンデージ ‐電磁手甲 馬蹄を模した腕部装甲。 高磁圧を発生させ短時間のみなら一定の攻撃を跳ね返すことができる。 [Ⅱ]アクティヴスラスタ 翼を模したマフラー状の噴射ノズル。 アークジェット推進により複雑な高機動を生む。 初速や直加速に欠けるのが弱点。 [Ⅲ]エスペランサ ‐大型自動拳銃 腰アーマーにマウントされる二丁の拳銃。連射性に優れる。 また、近接戦用の打撃にも使用可能。 [Ⅳ]DIキャノン ‐大型特装電砲 神姫の身長とほぼ同サイズの重火器で、それに見合う攻撃力を有する。 砲身部を交換することで、レールガンのほか電磁機関砲など様々な用途に対応できる。 ゼリスは重くて大変なので、あまり使いたがらない。 [Ⅴ]ナスルーラ ‐突撃円状盾 円状の回転基部を持った突撃盾。 防御のみならず、回転基部をぶつけることによる近接攻撃もできる。 ゼリスは腕が疲れるので、あまり使いたがらない。 □妖精型テイタニヤ 摩耶野市の主要企業のひとつであるヴェクターインダストリジャパン社が開発した最新モデル武装神姫。 神姫センターとの提携の元、新世代型のコマーシャルヘッドとして、様々な新技術が用いられている。 フィシスはそのオリジナルテストモデルで、現在はまだ彼女以外量産されていない。 キャンペーン目的で作られた神姫のため、武装は様式美を重要視している。 メイン武装は、大儀仗サクラメント。 [Ⅰ]CIC-D/サクラメント(秘蹟) ‐複合情報管制デバイス 羅針盤と地球儀を模したデザインの長柄の杖。 センター内のマスターサーバとのインタラクト(相互作用)リンクによって、様々な電磁情報を高次処理する。 これによりジャミングなどを行えるほか、高磁気を収束することで障壁を展開できる。 また、EWI-Dと同時稼動することでマイクロ波を収束した高威力の電磁砲撃、通称「マ砲」による攻撃も可能。 [Ⅱ]ESP-D/レクテナ ‐エネルギー供給受電デバイス ドレスや貝を模した肩部装甲。 これ自体がエネルギーの供給蓄電器となっており、 センター側の親機(送電システム)からマイクロ波によって電力を受電する子機端末である。 これによってフィシスは(センター内に限られるものの)充電を必要とせず、供給が続く限り無限に稼動できる。 [Ⅲ]EWI-D/エーデルシュタイン ‐電磁波偏向デバイス 宝石とフリルを模した腕部装甲。 周囲の電磁波を偏向制御することで、電磁光弾を放つ。 また、CIC-Dと同時稼動することでマイクロ波を収束した高威力の電磁砲撃、通称「マ砲」による攻撃も可能。 [Ⅳ]UMPTS-D/アウローラ・フリューゲル(極光の翼) ‐統合管理型処理システム ハイパーモード時に現れる、妖精の羽根を模した巨大な翼。 フィシスと神姫センター内のマスターサーバ・各種システムが統合された証であると同時に、この状態の彼女にとっては神姫センターのシステムそのものが"武装〟となる。 より高次化した電磁処理により放たれる七色のホーミングレーザー 「ハイペリオン・シュトラール(太陽神の栄光)」は最大で1600の標的を同時に射抜くことが可能。 (本来はセンター内のバトル筐体の情報処理の限界試験のために考案されたものである) 戻る
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第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第5話 「荒兎」 空中では航空神姫同士のすさまじい戦闘が繰り広げられている。 アラキナ「くそったれ!!ケツにつかれた!!」 リーザ「うわあああ、誰かコイツを追い払ってくれ!!」 フラヴィ「こいつ!!チョロチョロっと!!!」 無数の航空神姫が有視界戦闘で、互いに最も射撃に有利な位置である敵機の背後に占位しようとして、くるくると激しい機動を行う。 武装神姫の航空戦は、武装神姫の機種によって飛行特性が異なるため、複雑な航空戦になる。 2030年代当初は軽量級の軽戦闘機型MMSが航空戦のメインであり、低速で小回りが効く特徴のため、最高速よりも軽快な旋回性能が重宝される傾向があったため、ドッグファイトは空中戦の基本であった。 単機格闘戦では武装神姫の技量が如実に反映されるため、軽戦闘神姫はもてはやされた。ただし、重くて強力なエンジンを積んだ高速機による一撃離脱戦法も使用されている。 2040年代になると航空神姫同士の空戦は、さらに混沌とした物となり、複数の航空戦闘では編隊を組んで戦う。高度な戦闘方法も編み出された。 エーベル「気をつけろ!!ガーリオンタイプは突っ込みが早い!!格闘戦闘に持ち込むんだ!!」 ジャネット「敵は軽戦闘機級の航空神姫ばかりだ!!一撃離脱で潰せ!!」 廻り込もうとするもの、高度を取って攻撃するもの、何が正しくで何が間違っているのか、分からない。 ただ、一つ分かることは、ミスを、小さなミスを犯したものからやられる。 ローズマ「うわあああ!!しまったァ!!いつの間に後ろにッ!?」 一匹のクワガタ型の後ろにピッタリと銃口を向けるカリーヌ。 今西「カリーヌ!!そいつを落とせ!!」 カリーヌ「イエス、マイマスター!」 ドドドドドン!! カリーヌがレールガンを撃つ、ローズマに命中し装甲がバラバラっと剥がれ落ちる。 ローズマ「うわああ!!」 よろめくローズマを直上からケイトが熱く熱されたブレードをぶううんと頭に叩き落す。 ドズン!! ケイト「もらったァーーーー!!!」 ローズマ「ぶぎゃ」 □クワガタ型MMS「ローズマ」 Sクラス 撃破 テロップがバトルロンドの画面に流れる。 折原「ろ、ローズマ!!」 ケイト「1機撃破!!」 エーベル「ローズマがやられた!!」 アミアス「マヌケ!!」 リーザ「グズが!!Sクラスのくせに真っ先にやられてんじゃねえ」 アオイがエーベルに近づく。 アオイ「なんだ!?もう1機やられたのか?」 エーベル「アオイ!敵はベテラン神姫だ。おまけに機種を統一してやがる。こりゃ一筋縄ではいかんぞ」 アオイ「ガーリオンタイプか・・・6機いるな、あいつらは必ず二機一組のロッテで襲ってくる。一人は囮で、もう一人がスキを見せたら喰ってくる。古典的な手だ」 エーベル「どうする?」 アオイ「相手にするな。相手の目的はあの戦艦型神姫の護衛だ。適当にあしらっておけ」 エーベル「簡単に言いやがる!!」 その頃・・・戦車型MMS「ヴァリア」は後悔していたと同時にマスターを恨んでいた。 ヴァリア「うううう・・・マスターのバカ!!アホ!!どうやって倒すんだよ!!こんな化け物!!」 ドンドンドンドンドン!! 戦艦型神姫、3隻がヴァリアたちに猛烈な艦砲射撃を行っていた。 ドセット・シャア「目標捕捉!!MKS40 2mm砲、斉射ッ!!!」 ドセットの主砲が速射をかける。強力な砲撃が行われ、砂地で砲撃していた神姫があっという間に撃破されていく。 バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ MKS40 2mm砲はカタリナ社の開発した艦載砲で、発射速度は毎分60発という強烈な速射砲。もちろん一発でも喰らえば通常の神姫はバラッバラになって砕け散る。 火器型MMS「ゼルス」 Bクラス 撃破 カブトムシ型MMS「ロムウェ」 Aクラス 撃破 直撃を喰らって、バラバラに吹き飛ぶゼルスとロムウェ、2人は悲鳴を上げるまもなく、吹き飛ばされる。 ドセットは正確なレーダー射撃で、遠距離から命中弾を叩き込む。 ドセット「敵、神姫を撃破、命中!!命中!!」 ヴァリアが戦車砲で砲撃する、弾丸はまっすぐにドセットに向かって命中するが・・・ クワン!! ヴァリア「くそう、はじかれた!」 松本「インターメラル3.5mmだぞ!!せ、戦艦型ははじくのか!?これを!!」 ドセット「戦艦型の装甲を舐めるなよッ!!!!!戦車型を捕捉ッ!!砲撃開始!!」 ヴァリアは続けて砲撃するが、むなしくはじくだけだった。 ヴァリア「畜生、鐘ついているんじゃねーんだぞ!!」 キャナ「っわ・・・わああたしは・・・もうダメですぅ!!に、逃げよう」 キャナは武装をぽいっと捨てると逃げ出した。 ミーヤ「あっ!まって!!おいてかないで!」 ミーヤもあわてて逃げ出した。 ヴァリア「うっわあああ!!コラアァ!!お前たち!逃げるな!!戦え!!」 ケンタウルス型のコルコットは四本足ですばやく逃げ出す。 ヴァリア「お・・・おまえらァ!!」 ドセット「ファイヤ!!」 バンバンバンバンバン!! ドセットがヴァリアに向けて発砲する。 チカチカっと砲塔が光る。 ヴァリア「ひ、ひいい!」 ヴァリアはインターメラル3.5mm砲やリアパーツ武装を排除して逃げ出した。 ドッガーーーン!! ヴァリアの武装にドセットの砲撃した弾が命中して大爆発を起こす。 松本「逃げるなヴァリア!!戦え!」 ヴァリアがぶちキレる。 ヴァリア「マスタァ!!おまえがやってみろォ!!やってられるか!!畜生ッ!!!!!」 帽子を地面に投げつけるヴァリア。 ドセット「敵は追い払いました。損害は軽微」 細田「うむ、よくやった。引き続き追撃しろ」 ドセット「了解」 ドセットはヴァリアたちに向けて砲撃を行う。 バンバンバンバンバン ミーヤとキャナは岩の陰に大慌てで隠れる。 ズズズン!!ドゴオオーーーン!! 着弾で地面が大きく揺れる。 ミーヤ「うわああ!!」 キャナ「ひいい」 コルコットが、ミーヤの横に転がり込む。 コルコット「はあはあ、んく・・・はあはあはあ」 ミーヤ「あれ?コルコット?」 キャナ「逃げてきたの?」 コルコット「ああ・・・危なかった」 ミーヤ「ヴァリアは?」 バンバンバン!! ドセットがまた砲撃を行う。 ドッガガガン!!ズウウン!! 砂埃が舞い上がる。 ヴァリアがミーヤたちが隠れている岩に飛び込む。 ヴァリア「ああああ!!」 ミーヤ「あーヴァリア」 キャナ「なんですか、自分も結局、武装捨てて逃げてきたんじゃ・・・」 ヴァリアは拳を握り締めてミーヤとキャナを殴る。 ミーヤ「痛い!やめっ!!なにすんの!」 ヴァリア「このこの!!真っ先に逃げやがって!!」 キャナ「やめてよ!ヴァリア!」 コルコット「お前だって、逃げてきただろう」 ヴァリア「うるさいうるさい!!みんな嫌いだ!!コンチクショウ!!」 コルコット「落ち着けよ」 ヴァリア「・・・・・くそう、バカスカ撃ってくるあいつを黙らせたい」 ミーヤ「無理だよ」 コルコット「そういえば、ケトは?どうした?」 一人の砲台型MMSが即席で掘った穴の中に砂を埋めて隠れている。 ゴオオンゴオオンゴオオオン・・・・ ちょうど真上を通過していく戦艦型神姫たち・・・ 林「まだよ・・・ケト・・・」 ケトはごくりと唾を飲む。 アオイに攻撃され、スタビライザーが壊れた戦艦型MMS「スーザン」がケトの真上を通過しようとしたそのとき。 林「今よ!!ケト!!エンジン部分を狙って!!」 ケトがばっと砂の中から姿を表わし、砲身のキャップをはずすと、スーザンのエンジン部分目掛けて滑空砲を放った。 ケト「ウオオオオオオオオオッ!!」 ズドン!! スーザン「!?ま、真下に砲台型MMS!!!」 西野「な、なに!?」 To be continued・・・・・・・・ 前に戻る>・第4話 「戦兎」 次に進む>・第6話 「重兎」 トップページに戻る
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High School Of The Armed God Princess この物語は武装神姫が高校生活を疑似体験する物語です。 コラボする作品 双子神姫 クラブハンド・フォートブラッグ 鋼の心 ~Eisen Herz~ 犬子さんの土下座ライフ。 著 主催:小山田喜久子 ミヤコンさん ALCさん 土下座さん 出演神姫 アンジェラス クリナーレ ルーナ パルカ シャドウ=アンジェラス サラ アイゼン 犬子 以上です。 それではお楽しみください。 更新状況。 物語の始まり 100% 登校:100%画像壱枚 出会い&登校2:100%画像七枚 学校:100%画像壱枚 授業:47%画像製作中(選択あり)<画像と選択は今度更新します> 下校:0%画像製作中 物語の終わり:0%画像製作中 物語の始まり 登校 出会い&登校2 学校 授業 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
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第一章 深み填りと這上姫 あらすじ: 大学のレポートに追われる毎日を送る俺がトイレに行って戻ってくると目の前に蒼髪の人形がいた。 それは武器と鎧を装い、人という神のために戦う姫という謳い文句の人形 武装神姫であり、乱暴なオーナーに捨てられたといって駆け込んできたらしい。 さて、どうしたものやら…… 第一話:潜入姫 第二話:金無姫 第三話:入城姫 第四話:盗賊姫 第五話:反省姫 第六話:逆襲姫 第七話:決別姫 総合トップに戻る