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「Quel est dîner d aujourd hui ? 」 助手席から、声が聞こえた。 「Es gibt den aiready Reis. So bilde ich die Teeessiggurke. Ich bin so müde. 」 車を運転しながら、ドイツ語で応えてやる。 「확실히.오늘은, 큰 일이었지요.」 えっと…。 「何だ。今のは」 「韓国語ですよ。マスター。『今日は大変でしたね』って言ったんです」 助手席の下の方、クレードルの上でくつろぐ神姫が微笑みを浮かべる。 そう。彼女は武装神姫の侍型MMS。名前は『椿』だ。彼女は、そのAIの性能を発揮して、俺の仕事の秘書として、通訳兼語学指導者として、そして、一人暮らしの俺の話相手として、色々な場面でその能力を発揮してくれる。今や、俺の生活には欠かすことのできないパートナーだ。 ------------------------------------------------------------------- 必要に迫られて、彼女を手に入れた。あ、そこの君、「玩具を『彼女』呼ばわりなんて、コイツ、あぶねー奴なんじゃないの」とか思っただろ。ま、いいや。俺の場合、ネットで神姫を使った外国語学習の事例を見たのがキッカケとなって、神姫の購入を思い至ったんだ。俺の仕事はー、ま、言ってみればブローカー。右から左、必要とする人がいれは、品物を売って歩く仕事だ。その時、たまたまツテがあって、海外との取引の話を持ちかけられていたんだ。 「通訳の役にたつかも」 そう思って、神姫の購入を思い至った。 まだ人を雇えるほど儲けているわけではなかったし、通訳を探すツテもなかった。 正直、購入するときは、ちょっと恥ずかしかったけどね。 まぁ、通常の女の子向けの神姫より、武装神姫の方がハードルが低かった、と、そういうこと。 そして、同時に驚きもした。 神姫について知ってはいた。それでも、起動するまでは「人間の音声認識をして、勝手に動くことのできる人形だろ」くらいにしか思っていなかった。でも。 「はじめまして。私は侍型MMS、TYPE『紅緒』です。あなたが私のマスターですか」 起動直後の第一声だ。今でも覚えている。その動作、声の抑揚にー、そして表情。何ひとつ人間と変わらないその仕草を。 俺は彼女には、人間の女性を扱うのと同じように接することにした。 当初、彼女はバトルのために購入されたのではない、ということに少々戸惑った様子だった。しかし、自分の能力が求められている、というシュチュエーションは、彼女のやる気を引き出すのに十分だったようだ。その翌日、サードパーティの語学パックを使って、彼女は、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(もちろん広東語と北京語の二種類は押さえている)やスペイン語など二十カ国語ほどをあっという間にマスターした。 彼女の存在は、取引先にも好評だった。ま、中には、テーブルの上で通訳をする彼女をいきなりワシ掴みにするお客もいたりして、彼女がその後しばらくの間ふて腐れる、という事態もあったりしたけどね。 その後、仕事も覚えてもらって、スケジュール管理や経理にと色々手伝ってくれている。 で、だ。 最近、そんな彼女の元気がない。 「そういえばさ」 しばらく続いた沈黙を破って声をかけた。 「名前の由来、解ったよ」 「はい、シガーソケットのことですか」 彼女が座るクレードルは、車内でも使えるようにシガーソケットから電源を供給されている。メーンの機能はバッテリーの充電だけど、その気になれば、PDAを使って彼女が一日の最後に行う、デフラグとバックアップをすることができる。 「昔ー、まだタバコが一般的だったころの名残だってさ。昔は、そこに発熱コイルを使ったライターがキャップ代わりに入っていたんだって。それが、だんだん車内で使う電気機器の電源供給源になって、その用途が一般化して、えーと、その一方で禁煙運動が進んで、タバコを吸う人はほとんどいなくなったけど、名残でそのまま残ってしまったんだと」 「へぇ」 「だから、ソケットの横にある小物入れって、実は吸って短くなったタバコを捨てるトレーだったらしいよ」 「はい、そうでしたか…」 なんだか、気乗りしない返事が帰ってくる。 うーん、そろそろ切り出してみるか。 「で、椿」 彼女の名前を優しく呼んでやる。 「最近、元気がないけど、どうしたのさ」 「いえ…そんなことは、ない、です。ええ。」 「歯切れが悪いなぁ。ここのトコの君の行動は変なんじゃないかな。ぼーっとしていることが多い」 彼女と暮らすようになってから、一応、神姫のAIのおおざっぱな概要や、ユーザーが抱えるトラブルなんかを調べていた。彼女たちは、人間と同様、環境によるストレスやなんかを感じる、らしい。俺は起動直後、購入目的を聞いて、戸惑いを見せた彼女の様子を思い出していた。彼女は武装神姫だ。武装神姫の存在目的はー。 「バトル、してみないか」 投げかけた。 「えっ」 彼女の顔が明るくなる。よほど嬉しいのか、その瞬間、彼女はその身体をぐるりとこちらへ向けた。 「でも…。マスターはバトルをなさらないのでしょう。私のために、そんな時間とお金を割くなんて無理をされなくても…」 と逡巡する。 やれやれ。 「じゃぁ、こう考えるんだ。君は、ウチの唯一の社員だ。さて、社長であるボクは、よく働いてくれる社員のためにも福利厚生を考えなきゃいけない。そうだろ?」 うーん、人間の女性だったら、ここで手でも握らなきゃいけないトコだ。 取り合えす、片手を使って指先で彼女の頭をなでてやる。こわばっていた彼女の身体から、力が抜けた。 週末がやってきた。 俺たちは近場の神姫センター登録をしている店を訪れた。 バトルは大きく分けて二種類ある。ひとつは神姫BMA(武装神姫バトル管理協会)によるオフィシャルなもの、これは実際に闘うリアルバトルだ。もうひとつは、いわゆるバーチャルバトル。こちらはまだBMAの公認こそは得られていないものの、装備の破損などを嫌がるユーザーの支持も多く、ほとんどのセンターでバーチャルの筐体を用意している。バーチャルのみでも全国ランキングなどが付けられ、準オフィシャルみたいな形で大会が開催されている。さすがに初めてのバトルなので、椿と相談して今回はバーチャルバトルに挑戦することにしていた。 さすがに人が多い。対戦台の前でバトルの指示を出すプレイヤーだけではなく、ギャラリーも胸ポケットに入れたそれぞれの神姫と一緒にモニターで対戦の様子を観戦している。大画面ではブースターと羽を付けた猫型が地面すれすれを滑るように駆け抜けていく姿が映されていた。だめだ。あんなのとやったら、間違いなく向こうのワンサイドゲームで終わっちゃうよ。 俺は周囲の神姫とマスターたちを観察してみた。ありゃ、マスターと神姫でお揃いの服着てやがる。あっちの神姫は眼帯しているけど、ファッションだよね、きっと。コッチには頭の上に神姫を載せてる奴もいるぞ。えー、シッポをパタパタさせている犬型の君。マスターの頭上でポテチの袋を振り回すのは止めなさい。 とか心の中でツッコミを入れていて、ハタと気づいた。 「どうやって対戦するんだ」 よく考えたら、昔の対戦ゲームのように一人プレイをしていて、そこに乱入とか、そういうスタイルではなさそうだ。店員を捕まえて聞いてみることにした。 店長なのだろうか、妙に落ち着きのあるその男性は、「なにこのオッサン」などという態度はおくびにも出さず、丁寧に対応してくれた。彼女を購入した店とは大違いだ。今度から、ひいきにさせてもらおう。 そして、今、俺は対戦相手だった神姫のオーナーと談笑しているところだ。 バトル?あぁ、負けちゃった。 しょうがないでしょ、マスターも当の神姫も初めてなんだし。ただ、一方的に打ち負かされるでもなく、それなりに内容のあるバトルだったことは、椿にも良い経験になったろうと思う。 「でも、銃の扱いが上手かったですね。あなたの戦法だったんですか」 学生だろうか、温厚そうな表情の持ち主だ。彼の神姫は騎士型。最近神姫を購入し、バトルを始めたそうだ。店長は、俺と同じく、初心者でなおかつバトルの相性がよい騎士型神姫を持つ彼を紹介してくれた。「僕も、初めての時は店長さんに対戦相手を紹介してもらったんです」そう言って、彼は快く対戦に応じてくれた。 缶コーヒーを飲みつつ、彼の問いに答えた。 「ああ、こっちが有利に立ち会える状況になるように、そのための呼び水に使おうと思ったんだ。銃でダメージを与えられるとは思っていなかったよ」 テーブルの上では椿が、さっきまで鬼のような剣戟を打ち合っていた、彼の神姫と楽しそうに話している。神姫仲間がいなかったことも、彼女のストレスの一因になっていたのだろうか、と思う。 「マスター」 と、椿が振り返った。 「はいな」 「あの…、彼女にメアドを教えても構いませんか」 「あ、僕たちは構いませんよ」 「そういうこと、いいよ。椿」 彼女は、相手の神姫と手を取り合い、きゃぁきゃぁと騒ぎ始めた。 対戦相手と別れた俺たちは、店内の一角にある神姫コーナーを見て回っていた。そして解ったのは、想像以上に神姫のグッズというのは種類がある、ということだった。武装にはじまり、家具(神姫サイズで実際に機能する家電もある)、バイクや車などの乗り物(どこで乗るんだ)など、など。服なんかは、メーカー品のほかに、個人が制作した品の委託販売もしているようだ。やっぱり一品ものは手間がかかっているだけあり、値も張るが出来は見事なものだった。そんななかから、俺は、袴の和装セットを購入することに決めた。椿は辞退しようとした。でも。 「そういえば、今まで君は僕に尽くしてくれたけど、僕は君になにもしてあげてないしね。たまにはプレゼントくらい贈らせてくれよ」 彼女は消え入りそうな声で、「ありがとうございます、マスター」と言うと、シャツの胸ポケットの中に引っ込んでしまった。 レジを打ってくれたのは、先刻、神姫とペアルックを決めていた少女だった。委託販売している服は彼女の手によるものらしい。梱包しながら、商品の説明をしてくれた、曰く「リアルバトルにも使えるだけの対弾、対刃、対爆性能がありますから」とかなんとか。なんだか、スゴイことになってるんだね。 「で、さ。スーツをオーダーしたいのだけど、いいかな」 「マスター」 椿がポケットから顔を出す。 「この娘、仕事を手伝ってくれているんだ。取引先相手に素体姿のままってのもどうかと思ってね」 「仕事を手伝うって、どんなことををしてるんですか」 質問を投げかけたのは、少女の犬型神姫だ。やけに礼儀正しい。 「ホラ、椿」 「ええ、マスターのお仕事で取引先が海外になることがあるんです。その時の通訳を…」 おずおずと答える。 「え、それじゃぁ、外国に行ったこともあるの」 「はい」 「今度、是非そのときのお話を聞かせてもらいたいわね」 少女の言葉に、犬型神姫も大きくうなずいていた。 「なんだか、今日は盛りだくさんだったね。まだ、お昼を回ったばかりだけど」 「はい」 胸元から聞こえる声の通りが良い。 「また、バトルしにあの店に行こう。次の休みにでも」 「え、スーツの仕上がりはまだ先…」 「いいんだ。俺も面白かったし、やっぱ勝ってみたいじゃん。それに、君も友達ができた方が楽しいでしょ」 「でも、本当によろしいのですか」 「ああ。君の浮かない顔は見たくないし。…今の君はすごく生き生きとしてる。そんな君と一緒にいることが嬉しいんだよ」 胸元の生地がギュッと掴まれる。彼女が俺の胸に顔を埋めて抱きついているのが見えた。 「Я люблю вас, оригинал.」 「また、俺の知らない言葉を…」 おしまい。
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触手と美咲さん こんにちは。フブキタイプの美咲です。主である先生の神姫をさせていただいています。 今日も今日とて、広大なテーブルの上を手磨きで磨いております。このテーブルは本当に広く、バトルフィールドとして使用できそうなほどです。バトルフィールド・テーブル。……響きがもう不人気確定ですね。 このテーブル、実はそれほど汚れていませんし、毎日磨くほど汚れもしないのです。それでも私が磨くのは、私が起動したての時に先生に『私にお手伝いできることはありますか?』と聞くと『いいえ、何も。あなたは何もしなくても大丈夫ですよ、美咲さん』と言われたのです。その時、私は、主である先生のお役に立つことのできない不甲斐ない駄目神姫なのだと絶望すると、『そ、そんなに落ち込まないでください! ……そ、そうだ、このテーブル、このテーブルを磨いてください! それはもう、顔が写るが如くピカピカに!』といった具合で、先生から初めて仰せ付けられたご命令なんです。 あの時は、先生が私に求めるものが何なのかまだ理解しておらず、とにかく役に立たなくてはと必死だったのです。今では『何もしなくていい』と言われたらお言い付け通りきちんと何もせず待機できます。 ……何もしないのに、きちんと、というのはおかしいですね。 「みっさっきっさぁーん♪」 どうやら、先生がご帰宅なされたようです。 「はい、何のご用でしょうか」 「本日もまた、美咲さんの為に仕事時間を削って新たなる装備を開発いたしました!」 仕事時間は削らないでください。いや、先生のなさるお仕事に特定の拘束時間がないのは重々承知なのですが、少しは会社側の事も慮ってあげてください。 「それは、どんな装備なのですか?」 ちょっとドキドキしながら、先生に尋ねます。私のため、という言葉に胸が高鳴ります。 「はい。この装備、その名は『怪しい触手EX』!」 私の胸の高鳴りを返してください。 先生の手の中には、うねうねと怪しくうねる物体。あれを装備と呼んでいいのでしょうか。装着されてないのにあんなに動いています。おかしいです。 というか、触手って……やらしいイメージしかないじゃないですか! 「それをまさか、私に装備しろと?」 「はい、そうですが」 「慎んでお断り申し上げます」 いくら先生の頼みとはいえ、あんな怪しさ満載っぽい装備を着けるなんて、無理です。あ、名前に既に怪しいってついてました。 すると、先生は私の手を取り、真摯な表情をしました。 「この装備は、美咲さんの戦闘データや行動パターン等を参照して、美咲さんの動きにこと細やかに対応します。ですから、逆にいえば美咲さんにしかフィットしない、美咲さん専用装備なのです。扱いは少々難しいかも知れませんが、美咲さんなら使いこなせると信じていますよ……」 「先生……」 で、結局装備してしまう私を、誰が責められましょうか。だって、『信じていますよ』なんて囁かれるように言われたら、是も非もないじゃないですか。それとも、私が軽い女なだけなのですか? まあ、装備するだけなら、まだいいと言えましょう。ですが状況はさらに悪いです。先生に言われるまま流されるまま、気が付けば行き付けの神姫センター。先生はこの神姫センターではかなりの有名人なので、自然と視線が集まります。 「おいみろよあのフブキ。触手リアルwwwキモwww」「さすが先生wwwやる事パネェwww」「うわぁ、動いてる……」「触手フブキハァハァ……」「あの触手でセルフ触手プレイですねわかります」 ……先生、帰りましょう。 「さて、対戦相手を探しましょう」 「やるんですか! この装備で!」 「もちろんです。でなければわざわざ神姫センターに足を運ぶこともありませんよ、美咲さん」 確かに、新装備といえばイコールで対戦というのが今までの流れでしたが、まさかこんな武装とはとても呼びたくないイロモノな代物でもバトルすることになるとは思いませんでした。 「触手ですと!? そう聞いては黙っていられませんですね!」 シュバッ! と、私たちのいる待ち合い席に神姫が一体やってきました。その子はマリーセレスタイプです。 「この地区一の触手使い、マリーセレスのステルヴィアがお相手致すですの!」 ババーン、といった感じで、ステルヴィアさんは高らかに宣言します。その腰には、恐らくカスタム品と思われる、通常のマリーセレスタイプのよりも長い触手がうねうねしてます。正直怖いです。 「というわけで、お相手お願いします先生。あ、僕はカシワギ・ケイゴと申します。どうも初めまして」 「おや、これはこれはどうもご丁寧に」 先生とケイゴさん(ぽっちゃり系)が固く握手をし、私たちはポットへ運び込まれていきます。 「では、いつもの如く、試合開始直前になってからの装備説明をさせていただきます」 「もう少し事前に、できれば自宅にいる時点でしていただきたいです」 しれっと言い放つ先生に、私もしれっと返します。ですが無視された模様。 「今回の装備であるこの『怪しい触手EX』ですが、なんと美咲さんの意志にあわせて動いてくれるという、画期的な装備なのです」 「……画期的? 意志に合わせて動くというなら、プチマスィーンズもそうなのではないでしょうか」 私が言うと、先生は指を左右に振ります。 「いいえ、あれらとは一線を画します。美咲さんの意識、無意識、思考パターン、防衛本能等々、とにかく美咲さんの脳内を忠実に反映致します」 「え゛」 はっ、と振り返ると、ホウキを持って掃き掃除する触手、雑巾で拭き掃除をする触手、神姫センターの出口に向おうとする触手、先生にハートを飛ばす触手等、確かに私の頭の中をトレースしている。 「犬の尻尾の触手バージョンですね」 「タチが悪すぎます! 私の思考がダダ漏れじゃないですか!」 先生にハートを飛ばす触手を恥ずかしさから必死に絞り上げますが、一向に堪える様子がありません。く、所詮パーツと言うわけですか。 「でもそれなら、私じゃなくても操作可能じゃないですか?」 ハートを飛ばす触手を玉結びにしますが、自動的にシュルシュル解けていきます。忌々しい! 「いえいえ。普通の神姫であれば、自分の意識、無意識を制御できずに暴走してしまいますよ。この装備は、自我を、アイデンティティーというものを確率した神姫でなければ制御できません」 「……つまり、どういうことですか?」 先生の言ってることはいまいち要領を得ません。自我やアイデンティティーなら、私だけでなく、どんな神姫も持っているはずです。 「では、簡単に一つ聞きましょう。“あなたは何ですか?”」 先生の質問に、思わず小首を傾げてしまいます。私に追随して二本の触手もくいっと曲がります。 「それは……難しい質問ですね」 自分が何なのか。どの観点から答えればよいのか。武装神姫の中での何かであるなら、私はフブキタイプであると答えられます。私単体としての何なのかであるなら、主である先生の神姫、美咲と名乗れます。ですが、そういう限定的な条件無しの、そう、この世界に存在する存在としての何なのか、と問われているとしたら……私は、どう答えればよいのか。 ……自分でも何を言ってるのか、わからなくなってきました。 「まあ、そういう事なのです」 先生のお言葉に、意識が現実に引き戻されます。と同時に、触手も再び活動を始めました。触手達もどうやら私と一緒に深い思考に陥っていたらしく、一切の動きを停止していたようです。 「……やはり、わかりません。どういうことですか?」 「ま、小難しい話は後にしましょう。今はレッツバトルです!」 誤魔化すように先生は笑い、私をポットに収めます。 「フッフッフ、いよいよ来ましたですの。私とあなた、どちらがより優れた触手使いであるか、今ここで決着をつけるですの」 「いや、私は別に優れてなくていいです」 ステルヴィアさんの言葉に即否定の返事を返します。 「フフフ、とても謙虚なのですの。ですが、私には見えますの。あなたの中に眠る、触手への限りなき欲求が、潤うことのない渇望が!」 「どこにそんなものが見えてるんですか……」 私の触手も……いえ、私のなんかでは決してないですが仕方なく装備している触手も、私に同調してうんざり気味に左右に揺れました。 危ない……危うく触手を自分のものとして認めてしまうところでした……。 「ウフフ……わかっていますの。あなたも早く戦いたいのですね。長々と失礼いたしましたですの」 「何も分かってないじゃないですか!」 「まいりますの!」 こちらの意志や発言を完全無視して、ステルヴィアさんは動き始めた。通常より長い触手パーツはどうやら足の役目もあるらしく。物凄い複雑な動きで素早い移動をこなします。よく絡みませんね。そこはやはり、地区一という実績の裏付けなのでしょう。 「って呑気にしてる場合じゃない!」 私は取り敢えず、手近な障害物に身を隠します。地区一の使い手相手に真正面から挑むほど、私は自信家ではありません。 あ、失礼いたしました。今バトルしているフィールドは、遺跡〔砂漠〕です。砂漠の中に、朽ちた遺跡が建っているだけのフィールドです。 「隠れても、無駄ですの!」 ステルヴィアさんは物凄い早さで平行移動。すぐに障害物の裏に周り込んできました。が、予測済みです。私の触手が、ステルヴィアさんの足下から迫ります。 ……ハッ、私の“仕方なく嫌々装備している腰パーツにくっついている触手”が、です。決して、決っっっして私のではありません! 「フフ、無駄ですの」 なんと、下から迫る触手が、ステルヴィアさんの触手に踏みつけられて阻止されました。このままでは釘付けにされてしまうのは確実なので、すぐさま踏まれた触手を本体から分離し、迫るステルヴィアさんから距離をとります。 「逃がしませんですの!」 シュルシュル、と、こちらの触手とは違う、機械的シルエットの触手が全て伸びてきます。私も対抗して触手を伸ばし、絡め取ります。奇しくも、触手対触手の真っ向勝負となりました。 「く、や、やりますの……」 「あのー、なんだか凄い接戦に見える最中に申し訳ないんですが……」 「な、なんですの!」 全ての触手を伸ばしきり、凄い形相で力勝負をしているステルヴィアさんに一言。 「私、まだ触手余ってます」 シュルシュル、と、ステルヴィアさんの触手を絡めている触手とは別の触手をステルヴィアさんに見せます。あ、青ざめた。 「な、なんてことですの! 数の差で勝負が決してしまうなんて……やはり、戦争は数だったですの……」 というわけで、全ての触手を絡め取られて抵抗できないステルヴィアさんを、私の触手で絡め取ります。 ……否! 私が“仕方なく嫌々装備している腰パーツにくっついている触手”が、です! 決して、断じて、私自身の触手ではありませんし、私が望んで装備した触手でもありません! 「くっ……ですの」 「勝負は決しました。大人しく降伏してください」 「……何をおっしゃるですの? なぜ、私が降伏しなければならないですの?」 「へ?」 な、何なんですかこのステルヴィアさんの余裕発言。まさか、まだ隠しダマが!? ゆ、油断できない相手です! 「触手勝負に置いての敗北とは、相手の触手によって高ぶらされてオーガズムに達した瞬間と、古より伝えられているですの」 「……は?」 ……言ってる意味を理解できない。いや、個人的意志で理解したくないです。 なんか、筐体を囲む人々から「触手・プレイ! 触手・プレイ!」なんてコールすら聞こえてきます。ケイゴさんに至っては、高性能そうなカメラを構えて鼻息を荒げています。 ……先生! 助け船を是非! 「美咲さん、あなたの超絶テクの見せ所です! さあ、皆さんのご期待に沿えてみせましょうぞ!」 先生!? 「さ、さぁ、はやく、めくるめく快楽と官能の世界へ、私を連れていってですの!」 ステルヴィアさんもなんでそんな艶っぽい表情と潤んだ瞳でこっちを見てるんですか!? ……な、なんなんですかこの異様な雰囲気は。まるで常識的な私が非常識のような、イレギュラーのような、そんな雰囲気は。もしかして、周りの皆さんのほうが正常で、私が異端なのでしょうか。 ……そうですか、私が異端なのですか。ならば、正常化を計らなければ……ふ、ふふ……あはは。アハハハ。アハハハハハハ! アハハハノ\ノ\ノ\ノ\!! 「あ、そんな、いきなり激しっ! だめ、そんなとこ、深い、深いですのぉぉぉ♪」 私が次に正常に戻ったときには、身体中をあらゆる液体やグリスで濡らしたステルヴィアさんと、勝者を告げるジャッジが私の名を宣告していました。ギャラリーの興奮も最高潮のようです。私が正気を失っている間になにが起きたのか……考えたくもありません。 まあ、前後の記憶と状況からナニがあったというのは想像できますが……。 「お見事です、美咲さん。あなたの触手使い、実に見事でした」 「こんなにも誉め言葉が嬉しくないという状況も珍しいですね」 ああ、もう嫌だこんなの……。 ポットから出て開口一番、先生は私をお褒めくださいましたが、ちぃっとも嬉しくありませんでした。何故でしょう。触手の所為です。 「……参りましたですの。今回は私の完敗ですの」 私たちのいるブースに、ステルヴィアさん達がやってきました。ステルヴィアさんは触手を器用に使い、私の目の前に降り立ち、ひしっと私の手を握ってきました。 「美咲さん……あなたこそ、この地区一の触手使いに相応しいですの! 私が認めるですの!」 「いや、いりませんそんなお墨付き」 迷惑極まりありません。 「そうですの……なら、仕方ありません」 そう言って、ステルヴィアさんは私から離れます。どうやら、やっと私の気持ちに気付いてくれたようです。 「地区一では足りないと言うわけですのね! では、そう、あなたは今日から触手使いの中の触手使い、『触手マイスター』を名乗るといいですの! それだけの実力を、あなたは私に示したですの!」 ……訂正、気付いていませんでした。 「いりません!」 「まあまあ美咲さん、せっかくくれると言うのですよ。貰っておきましょう」 「断じていりません!」 「タダですよタダ」 「いくらタダでも、後から高くつくようなものはいりませんから!」 そして先生、なぜそんな二つ名をプッシュするんですか! イヤですよ触手マイスターなんて! 『触手マイスター』美咲。イヤすぎます!! なんか、私の名前まで卑猥に見えてくるじゃないですか! 「触手マイスター殿、気に入っていただけたようですの」 「まったく真逆の感情をこれでもかと表に出しているのに、なぜそんな答えがでたんですか!?」 「いいではありませんか、『触手マイスター』美咲さん」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 結局、私の自害寸前の説得(「触手マイスターと呼ばれるくらいなら死にます」「すみませんでした美咲さん! ですからその刃をお納めください!」なやり取り)によって、何とか変な二つ名は付きませんでしたが、ステルヴィアさんからは「触手マイスター殿」と呼ばれるようになってしまいました。 あ、触手ならその場で焼却処分いたしました。 「ところで先生、結局、バトル前に言っていた、神姫の自我とは何なのですか?」 「ん、ああ、そういえばそんな話をしてましたね」 忘れていたようです。今は帰宅途中の車内。助手席から先生を見上げます。 「バトル前、美咲さんに問いかけましたよね。「あなたは何か」と」 「はい」 私は結局、その問いには答えられなかった。今も、だ。 「私はですね、思うんですよ。その問いに答えられなくなった神姫こそが、自己を確率し、人のような自我を、アイデンティティーを手に入れた神姫ではないか、とね」 やはり、先生のおっしゃることはよくわかりません。自分が何かがわからない状態が、なぜ個人として成り立つのでしょうか。 「神姫は人によって製造され、この世に誕生します。それによって、神姫は一定の知性を最初から備えているのです」 「はい」 なんだか違う話を始めたような気がしますが、聞きに徹します。 「であるからにして、目覚めたばかりの神姫に「あなたは何か」と聞いても「武装神姫である」としか返りません」 確かにそうです。自分が何か、と聞かれたら、デフォルトの記憶の中から、自分が武装神姫であるというデータを引き出し、相手に答えます。それが、普通の神姫です。 「ですが今日、美咲さんに同じ質問をしたら、「難しい」と答えました」 「はい、確かに」 そう、普通なら武装神姫ですと答えればよいものを、私は迷いました。確かに武装神姫ではありますが、それだけではありません。先生の神姫であるし、美咲という、私だけの名もあります。ですから、何か、と聞かれても、それがどの答えを求めての問いなのか、わかりません。 また逆も然り。私が何か。それに対しても明確な答えが出せません。武装神姫というのも、先生の神姫であるということも、美咲という名前も、すべて後付けのような気がします。自分というものは何なのか。考えれば考えるほど輪郭がぼやけていき、やがては、自分は本当に武装神姫なのか、という、馬鹿げた考えに至ります。それはつまり、確固たる“個”を無くしているということではないでしょうか。 「……やはり私にはわかりません。なぜ答えられないのが、アイデンティティーの確立なのですか?」 「武装神姫が、自分は武装神姫の何タイプであると言うのは、確かに全と個を分けた考え方でしょう。しかし、明確に個を答えられるのは、それが“個”であると教え込まれているからです。そして、その“個”は“全”に所属する全ての個体に教え込まれています。 “全”に与えられた“個”……これは結局、“全”ではないでしょうか」 ……。やはり、先生のお言葉は、矮小な私では理解できません。 「完全なる“個”、すなわち自我、アイデンティティーとは、“全”から教えられたものではなく、それに対して何らかの懐疑的な思考を行う事、あるいはその過程ではないかと私は思います」 ですが、先生の言わんとしていることはなんとなくですが、わかります。 「つまり、全と個をはっきり隔てることがアイデンティティーではなく、全と個を隔てようと思考する事がアイデンティティーだ、ということですか」 「……さぁ?」 盛大にずっこけました。さぁって……。 「あくまで私の考えがそうである、という話です。もしかすると、起動したての神姫のように、自信をもって自分を語れる者こそがアイデンティティーを持っているのかもしれない。いや、そもそも、アイデンティティーというもの自体……」 途端にブツブツと、私にすら聞き取れない程度の言葉で呟き始める。あれは多分そう、思考のスパイラル。自己を考えた私と同じく、自身の思考をさらに思考し、それすらも思考する。永遠に終わりのない思考の連鎖。今、先生はそこにいる。 「先生っ!」 「……あ、おお、すみません。少し考え事を……いや、あー……」 そう呟いた次の瞬間、先生は伸びをして首を鳴らしました。 「いやー、考えても答えなんて出ませんね。そんな非効率的で時間の浪費以外の何者でもない行為、やめてしまいましょう!」 ニコ、と私に向き笑いかけてくれる。ですが今、私たちはそれどころではないと先生は気付いているのでしょうか。 「それもよろしいですが前、前ぇぇぇぇ!」 「ん? うをぉぉぉ!?」 先生の車は、華麗なドリフトターンを決め、無事ガードレールとの接触を避けました。 今度から運転中には話し掛けないよう、心掛けます……。
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【武装神姫 MMS,Type CANNON】 【FORT BRAGG】 「上下角誤差修正、完了……ファイア!」 斥候からの情報がAIに流れ込んでくる。それは後方に居ながらにして全てを見通すような感覚 未だ見えぬ『何か』に向かい、死の接吻を強要するため、私は照準を合わせる 轟音が周囲の空間全てを叱咤するかのように響き、決してか弱くは無い補助脚が悲鳴を上げる 謝礼の通信、戦果より仲間の生存に安堵する。これが私の道だから 『砲台型MMS フォートブラッグ』 フォートブラッグは第四弾としてジルダリア、ジュビジーと共に発表された武装神姫だ。 中~遠距離、特に支援砲撃に特化した武装を持ち、特に砲撃体制時の射撃精度は長距離とは思えない程の命中精度を誇る。 また脚部を【FB-RP3b ピボット】に換装することが可能で、この場合白兵戦及びライフルによる狙撃対応型としての運用も可能になるなど、汎用性にも優れている。 装甲に関してはそれなりのものが装備されて入るが基本的に後方支援用の為、最低限度のレベルに抑えられている。尚これは白兵戦仕様の機体も同様である。 【基本能力】 フォートブラッグは支援攻撃のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+5) 【格闘基本値】(+1) 【回避基本値】(+1) 【特殊】『射程(6)』以上で攻撃する場合、射撃武器の【威力】(+1) 《間接砲撃》習得済 【技能】 フォートブラッグはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 フォートブラッグ 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《間接攻撃》 《狙撃》 《待機攻撃》 《複数目標攻撃》 《ステルス》 《掃射攻撃》 《回避フォーメーション》 《高速移動フォーメーション》 《速攻フォーメーション》 《集中砲火フォーメーション》 《防御フォーメーション》 《砲撃フォーメーション》 ○フォートブラッグ(ノーマル)(*1) 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±4) 【速度】(5) 【格闘修正】(±0) 【装甲値】 ( 6 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(±0) 【HP】 ( 26 ) 【パワー】 ( 6 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 5 / ±0 / ∞ 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 FB0.9Vアルファ・ピストル/ 7 /+4/ - / - / - / 9M / × / × M16A1アサルトライフル / 9 /-3/ -2/ -7/ - / 10M / × / ○ 1.2mm滑腔砲 / 12 /-19/-12/ -14/ -18/ 8M / ○ / × ○フォートブラッグ(砲撃モード)(*1) 【基本性能】 【射撃修正】(+5) 【センサー性能】(±4) 【速度】(-) 【格闘修正】( - ) 【装甲値】 ( 6 ) 【旋回】(1) 【回避修正】( - ) 【HP】 ( 26 ) 【パワー】 ( 6 ) 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 1.2mm滑腔砲 / 12 /-19/-12/ -14/ -18/ 8M / ○ / × (*1)移動の代わりに変形。直後の旋回は可能とする。 通常の回避判定は行わず、固定目標として扱われる。【防御値(10)固定】 【カスタムデータ】 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (1)/ FB-CPA 複合機能ヘルメット /《装甲+1》 《センサー性能+4》 胸部 / (0)/ FB-CPC 胸部プロテクター /《装甲+1》 脚部 / (0)/ FB-WP7 汎用プロテクター /《装甲+1》 背部U / (4)/FB-RP3ファイアリング・バックパック/《HP+6》 《変形機能》 《追加ラック(1,2cm滑腔砲搭載)》 武装 / (0)/ M16A1アサルトライフル 武装 / (0)/ 1,2cm滑腔砲 計 /( 5 )
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【氷雪 恋】 引きこもりの小学生。両親は共働きで朝早くから夜遅くまで出かけており、友達もいない。 その孤独を埋めるために武装神姫に興味をもち、違法神姫サマエルを謎の青年から与えられる。サマエルによって半ば支配されるが、明日香によってサマエルを破壊される。 後にレンタルシンキスペースKAMIYAにてハウリン型MMS「ハテイ」と出会うことになる。 性格はおとなしくて引っ込み思案。口数も少なく、学校では常に目立たない。 ハティや静真、香織たちとの出会いを経て少しずつ変わって行くことになる。
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盗撮は犯罪です。 正月は初日の出を見たくらいしか普段と変わった所は無かった。 礼奈の大学の冬季休校もあと残り一週間を切った。実家からの距離とここからの距離があまり変わらないから大変ではないらしい。 タマは礼奈といられる時間が減って落ち込んでいたが、俺としては礼奈が大学に行っている間は以前と同じ生活が送れて清々する。 別に礼奈がいると不都合があるわけではないが、やはり長年貫き通してきた生活リズムのほうが落ち着く。 外国で何日か過ごした後の帰国した時の久しぶりの我が家の感覚と言えばわかるだろうか?そんな感じだ。 「兄さん、郵便だよ」 「俺に?珍しいな。」 ・・・確か最後に郵便の類を受け取ったのはいつだったか・・・・・・思い出せない。 「差出人は?」 「山田晴子・・・母さんから」 「お袋から?ますます珍しいな」 お袋からもらった物なんて説教くらいしか思い浮かばない。郵便物は武装神姫の箱を半分の薄さと高さにしたような箱。 まさか長ったらしい説教入りのビデオレターとかじゃ無いよな・・・と思いつつ箱を開けて中身を見る。 「どれ、中身は・・・っと」 箱の中には一本のビデオテープ。まさか本当に・・・ 恐る恐るビデオテープをビデオデッキに入れる。映ったのは一軒の家。どこかで見た事あるような・・・ 「あれ?ここ、うちじゃない?」 礼奈が言う。そうだ。どこかで見た事あると思ったら、この家じゃねぇか・・・ 「なんでうちが映ってるんだ・・・?」 「このビデオ、撮影日12月24日って事は、私と兄さんで買い物に行った日だよ」 画面の中の俺の家から、あの日の俺と礼奈が出てくる。 微かだが俺と礼奈の話し声が聞こえる。 『んで、何で俺だけお前の買い物に付き合わなきゃならんのだ?』 『だって、クリスマスプレゼント買いに行くんだもん。タマちゃんの好みは兄さんに聞くのが一番でしょ?』 あの日と全く同じ会話だ。まぁ当たり前といえば当たり前だが。 それからの買い物の様子も撮られていた。別行動をとった時は、俺のほうが撮られていた。 「まさか・・・ずっと撮られてたってのか?」 『その通りや和章。』 突然、どこかから声がする。この声は・・・ 「お袋か?」 『大当たりや。ウチの声覚えててくれて嬉しいで』 周囲を見回す。 『捜したって無駄や和章。ウチ今実家にいるさかい。』 「実家に居るだって?じゃあ、何で声が聞こえるんだ?」 「それは、私が持つ無線機を通してリーダーの声をスピーカーで流しているからだ。」 さらに新しい声。こっちは聞き覚えが無いが・・・ 「和章様、これはマスターのお母様の神姫、ペルシスの声です」 キルケは知っているらしい。 「母さんがね、私が武装神姫が欲しいって言って買いに行った時、一緒に買った神姫なの。」 礼奈が言うには、どうやらキルケと同時購入したらしい。それなら俺が知らなくても頷ける。 「それで・・・何しに来たんだ?」 第八話につづく 第六話に戻る ネコのマスターの奮闘日記
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【武装神姫 MMS TYPE SAMURAI】 【BENIO】 「いざ尋常に……勝負!」 夜が支配する中で、篝火が照らすは紅鎧。死地に誘う髑髏の面を傍らに。 闇に潜みし有象無象。万象さえも、我が一刀に断てぬ物は無し。 推して参る! と高らかに、月下に舞いし白刃一閃。背負う御旗は主が誇り。 侍、紅緒。此処に在り。 『侍型MMS 紅緒』 紅緒は第三弾として、サイフォス、ツガルと共に発表された武装神姫だ。 第二弾以上の装甲で全身を覆い、重装甲で敵の猛攻に耐えて接近、白兵戦に持ち込み、薙刀による薙ぎ払いや華麗な剣捌きによって相手を切り伏せる戦術を得意とする。パワーよりのサイフォスに比べ、若干運動性を重視しているのが特徴。 また軽装鎧と重装鎧の二種類がデフォルトで用意されており、戦況や相性により装備を変更することである程度の柔軟性を得ている。 反面射撃武器は火縄銃のみと貧弱であり、また瞬発力にも欠けるため、正面からの打ち合いを好まない機体に対しての相性は悪い。 【基本能力】 紅緒は白兵戦闘のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+1) 【格闘基本値】(+5) 【回避基本値】(+1) 【特殊】白兵戦の【命中】(+1) イニシアティブ【IV】(+2) 射程11以上の敵射撃【威力】(-1) 【技能】 紅緒はキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 紅緒 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《捨て身》 《パワーアタック》 《回避フォーメーション》 《高速移動フォーメーション》 《速攻フォーメーション》 《集中砲火フォーメーション》 《防御フォーメーション》 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(+2) 【装甲値】 ( 7 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(-4) 【HP】 ( 26 ) 【パワー】 ( 6 ) ○紅緒(重装) 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(+1) 【装甲値】 ( 8 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(-6) 【HP】 ( 26 ) 【パワー】 ( 6 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 6(7)/ ±0 / ∞ 怨徹骨髄 / 7 / +4 / ∞ 為虎添翼 / 9/ +1 / ∞ 破邪顕正(1~2) / 11/ -5 / ∞ 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 気炎万丈 / 9 / -9/ -3/-10/ - / 1M / × / × 【カスタムデータ】 ○紅緒(軽装) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (3)/ 茜之胸当及羽織 /《HP+4》 《装甲+2》 《格闘+2》 《回避-2》 《パワー+1》 《追加ラック×2》 脚部 / (2)/ 蘇芳之腿当+朱雀之臑当 /《HP+2》 《装甲+2》 《回避-2》 背部U / (0)/ / 武装 / (0)/ コルヌ&デフォンス 計 /( 5 ) ○紅緒(重装) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ 蘇芳之胴 / 胸部 / (3)/ 蘇芳之胴 /《HP+4》 《装甲+3》 《格闘+1》 《回避-4》 《パワー+1》 《追加ラック×2》 脚部 / (2)/ 蘇芳之腿当+朱雀之臑当 /《HP+2》 《装甲+2》 《回避-2》 背部U / / 武装 / (0)/ 為虎添翼破邪顕正 計 /( 5 )
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ネオン煌めく繁華街、その禍々しい光の届かない片隅、雑踏の一角にソレはいた。 いや、それらと言うべきだろう。ソレは何体となく群集している。 それらは武装神姫なのだが、其のどれもに表情が無く、虚ろな目で佇んでいる。 ある者は完全武装、ある者は私服姿、またある者は……半壊していて。 腕が無かったり、頭部外装が剥げていたり、それは見るものに嫌悪感を与える。 ソレは神姫であるという以外に統一感のない群集。 その姿は墓場から蘇ったゾンビの群れを連想させる。 そしてソレをビルの屋上から見下ろす二つの影。 「大量ですね……報酬タップリと貰えそうです」 それは少女と、武装神姫。 「お気楽だね。アレ全部相手にしなきゃいけないんだよ?」 少女は髪型をツインテールにしており、それが月明かりの下、夜風に流される姿は神秘的とも言える。 キリっと美しい顔立ちと相まって、ソレが少女に幻想的なイメージを浮かび上がらせる。 「マルコなら出来ます。私が保証しますから」 肩に座る神姫にそう言われた少女が切り返す。 「ふぅ、これもお仕事だもんね。……それじゃいきますかっ!」 そう言うが早いか、少女の肩よりマルコと呼ばれた神姫が跳躍する。 アーンヴァル型だが身に付けているのは通常のウィングではなく、4枚の真っ白な翼。 不浄なる穢れを滅するため、天使が舞い降りる…… ねここの飼い方・劇場版 ~二章~ 「……と云う訳で各地で続発している武装神姫暴走事件についてお伝えしました」 居間のTVから映し出されるワイドショーが、淡々と例の出来事を伝えている。 「いや大変ですね、花野さん。 しかしまだ事故が発生しているのは電脳空間だけで、直接暴走していないのは幸いと申しましょうか」 コメンテーターがいかにもとって付けたような知識で語ってる……ああいうのみてると無性にツッコミたくてたまらなく。 「そうですね、武装神姫は15cmサイズとはいえ武装した場合は大変強力です。 特にリアルリーグ用などはその際たる物でしょう。万一そのような事があった場合、死傷者が出る可能性がありますからね。 電脳空間だけで事故が発生するのは、ある意味不幸中の幸いと言えるでしょう」 私はリモコンでピッとTVの電源を落とす。 「何が不幸中の幸いなのよ……」 この間のエルゴの一件でも一歩間違えば二人の神姫の意識が消えていたところなのに。 各地で発生している暴走事件の中には筐体の電源を抜いて強制リセットを掛けた結果、 神姫のデータが破損し修復不能になった例もある、と聞いている。 所詮玩具だから壊れても……などという考え方があるのが私には苛立たしい。 「みさにゃん、なでなで」 と、いつの間にかねここが私の目の前にいて私の頭をナデナデしてくれている。 「ん、ありがとねここ。でもどうしたの急に?」 ねここは珍しく目線をキョロキョロさせると、きゅっと口を噤むようにして 「だって……みさにゃん怖い顔してるの、それに悲しそう……」 「大丈夫よねここ、ねここが居れば私は幸せだから、ね?」 ねここの髪をくしゃっと撫で返してあげる。ねここはほにゃ~っと柔らかい笑顔を作ってくれて。 「姉さん、ねここ、話が付きました。直ぐに迎えが来るそうです……って何してるんですかっ」 「いや、あはははは……」 雪乃ちゃんに話をつけてもらったと言うのは、彼女の実家の黒姫家との間の事。 曲がりなりにも当事者の端くれになってしまっている私たち。 そのためこのまま見知らぬフリを決め込むのは三人にとって不本意だった。 でも私たち自身で出来ることはあまりに少ない、それで雪乃ちゃんの実家である黒姫家の助力を乞おうと思ったのだ。 と言う訳で、現在彦左衛門のおじいさんと、孫娘の鈴乃さんと対面中、と言う事に。 「それで、我々にも真相究明のための助力をして欲しい、という訳か」 重々しく彦左衛門氏が語る。 「はい、このまま放置しておく事なんて出来ません。私達に出来ることは微々たる物かもしれませんが、それでも」 しばしの沈黙の後 「……一部情報筋から流れてきた話なんじゃがな、鶴畑家で爆発事故があったらしいんじゃ」 「? それと何の関係が……まさか」 貫禄たっぷりに頷き 「そうじゃ、事故があったと言うのは武装神姫専用棟。何やら試験を行っていたらしいが、暴走の原因はいまだ不明。 機体が跡形も無くなっているのでな、真相究明は困難らしい。」 「でも偶然の可能性というのは……?」 「そうかもしれん。だが時期を考えると何らかの関係がある可能性も高かろう。 それに鶴畑が己のメンツのために実機の暴走事故を隠蔽しているのだとすれば、マスコミの報道にも筋が通る」 その言葉に私は違和感を覚える。 マスコミの報道では、現実空間では暴走事故は起きていないんじゃ……まさか。 「そう、そのまさかじゃよ。他にも現実空間での暴走事故や、命令不服従になっての失踪が出ておる。 特に失踪は多いらしいがな。ユーザー側の勝手なプログラム改造が原因になっての行方不明、と処理しておるから殆ど表立たん。 それらを隠蔽してるのはイメージダウンを防ぎたいのと、芋蔓式に自己の醜態を暴かれるのを避けたいためじゃろう」 「そんな事が……」 そこまで事情が深いとは思いもしなかった訳で。 「いずれにせよ他ならぬ貴方たちの頼みだ。無碍には出来まい、全力で協力させて頂く。 其れに我々の事業にも少なからぬ影響があるようでな、どの道避けられんよ。 ……鈴乃、お前が指揮を執って真相究明に当たれ。月組を使って構わん」 「御意に……それでは」 一礼すると流れるような動きで退室していく鈴乃さん。軽く微笑んでいた気もするけれど、トラブル好きなのかしらね…… そして家に戻ったわけなのだけれども、家のPCには引っ切り無しに鈴乃さんからの最新情報が送られてくる。 被害者の神姫の種類から暴走時の装備、マスターの住所録なんかまで……相変わらず凄いと言うかなんというか。 ざっと流し読みしていく私だけれども、解析は向こうの方でやってくれているらしいので私は助言程度の事しか現状やることがない。 ねここたちの方は、何かあった場合の実戦要員として待機してて欲しいとの事。 二人の実力はファーストの下位ランカー辺りならば比べても然程見劣りしないし、 黒姫家は切り札的な武装神姫が鈴乃さんのアガサ位しかいないらしく、強い神姫の助力は必須だとの事らしい。 でも現実で暴走する神姫をどうやって止めるかが問題よね。 電脳空間の時は頭を粉砕すればよかった。でも現実の場合そんな事をしたらその神姫を『殺して』しまう。 バックアップから復元は出来るかもしれないが、それは同じようで違う。 データを丸ごと新規ボディに移設するだけならともかく、バックアップはデータを取った時点での人格であり、それ以上でもそれ以下でもない。 其れは確かに、他人から見れば同じと言えるかもしれない。でも神姫自身にとっては? そう思いつつ、私も二人のバックアップはきっちり取っているわけだけど……そこまで完全に割り切れるほど私は達観していない。 と、思考が逸れちゃったね。とにかくそっちは何かしらの対処法を考えておく事にしよう。 「……そういえば、エルゴの方はどうなってるかしら」 ふと思い出す。現状も気になるし、あそこはセカンド級の常連も数多く、何か面白い情報が掴めるかもしれない。 まだ時間もあるし、行ってみる事にしてみようかな。 「………うわぁ」 思わず声を出してしまう私。 エルゴはすっかり寂れていた。 事件があった場所だから当然なのかもしれないが、対戦筐体は全て封印され、2Fの人影はあまり無い。 1Fの方もそれに影響されてか、週末の午後だと言うのにガラガラで、ジェニーが何時ものクレードル姿で暇そうにしていました。 「こんにちわ、ジェニーちゃん。マスターは?」 「あ、こんにちはです風見さん。店長は今奥に……呼びます?」 「うん、お願い。ちょっと話したい事もあるし……」 私が少し申し訳なさそうに言うと、察してくれたのかな。直ぐ来てもらうよう連絡していた。 やがて奥から店長さんが姿を現す。 「やぁ風見さん、いらっしゃい」 ……無精髭が伸びて、しかも見るからに憔悴気味で。目にもクマが出来てて……ま、しょうがないよね。 「こんにちわマスター。早速なんですが、ちょっとお時間頂けますか?」 と私が切り出すと、店長さんも察した様で 「……わかった、それじゃ奥で話を聞こうか。コーヒー位ご馳走するよ」 「それで、アレから何か判りましたか?」 私たちは店の奥で向かい合って話していた。私の頭と肩でねここと雪乃ちゃんが静かに話を傍聴している。 「うん、まぁ多少はね……でもこれを聞いたら君達は後戻りできなくなるかもしれないよ、それでもいいのかい?」 店長の声は優しく、説得というより教え子を心配する教師の雰囲気を思わせて。 「えぇ……既に覚悟は出来ています。それに知った以上何もせず傍観なんてしてられません」 私の言葉に同調して頷く、ねここと雪乃ちゃん。その瞳は真っ直ぐ前を見据えていて。 「……それに、幾つか独自のルートで掴んだ話があります。聞いて貰えますか?」 その言葉に反応するかのように、眼つきが鋭くなる店長。何時もの人当たりの良い笑顔ではなく、猛禽類を思わせる鋭い目だ。 「わかった、情報交換と行こう。じゃあ風見さんの話を聞こうか」 私は彦左衛門氏から聞いた鶴畑家に纏わる顛末を、店長さんに公開した。 店長さんは熱心に聞き入っていて、私の話が終わると 「そうか、そんな裏の理由が。だから一般には伏せられてたのか……」 「知ってたんですか、神姫の現実空間での暴走事故?」 店長さんは、話すかどうか迷う感じでちょっと困った表情をした後 「まぁね。詳細は企業秘密だけど、こっちも何かと色々顔が利くものでね。ある程度は知ってたよ。 それに、異常を起こした神姫を運び込んでくるお客さんも結構いるからね。でもそうか、メーカーに報告しても揉み消されてたのか」 「えぇ……私の今掴んでいる情報はこんな所です。マスターの方はどんな感じですか?」 店長は指をアゴにかけるようにして少し考えた後 「そうだね、俺の掴んでる情報も似たようなモンだったな。マスコミの方はアレだったが……」 そうですか、とちょっとがっくりする私、と更に 「いや、これは俺の予測なんだが……HOSが一枚絡んでるんじゃないかと思う」 「HOSがですか?」 「ああ、少なくとも俺の所に運び込まれた神姫は全員がHOSを使用していた。 今じゃ使ってるユーザーは膨大だからな、偶然の可能性もあるが。 それにHOSの発売と、暴走が報告されるようになった時期が符合している。状況証拠としては悪くないじゃないか?」 「……そうですね、それについては参考データがあるので、後で調査してみます。でもHOSからはウィルスは検出されてませんよね?」 「確かに今の所はな。だが従来のスキャンに引っ掛からないタイプのかもしれないし、トロイ型で一定条件下でのみ発生するタイプかもしれん。 両者の混合型だった場合コイツは厄介だぞ。例えHOSをデリートしても残ってる可能性が高い」 そこまで話して思い当たった。 「ちょっと待って下さい。もしHOSがそうだった場合、開発元が絡んでる可能性はありませんか?」 「そりゃそうだ。偶然未知のウィルスが混入した可能性も捨てきれないが、可能性は五分五分だろうな」 私はかぶりを振って 「だから開発元が絡んでいた場合、その開発の大元である鶴畑まで被害に遭うというのはどういう事なのか、という事です」 店長さんはあぁ、と思わず声を荒げて。 「つまりその場合、開発者自らの利益のためにソレを仕掛けた、ってことになるか。鶴畑の為ではなく。 でもわからんなぁ、何で傘下の者が自分トコの首を絞めるんだ?」 「何らかの怨み……でしょうかね? 何にせよ其処を当たってみる価値はありそうですね。私の方で探ってみます」 「わかった、俺の方でも出来る限り調べておくよ……何にせよ無理しちゃだめだからな。か弱い女の子なんだし」 ポリポリと鼻をかきながらそう心配してくれる店長さん。結構シャイなのかな。 「大丈夫ですよ。私空手やってますから」 店長さんは冗談と受け取ったようで 「でもほら、通信教育だろ?」 「一応、段持ってますよ?」 「……へー……」 ……なんですかその目は。 続く トップへ戻る
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前へ 先頭ページへ 次へ 第十六話 共鳴 着地する。 よく整備された滑走路のアスファルトが、その下の整地用に敷かれた土と一緒に飛び散る。小さなクレータがひとつ出来上がった。 長大な滑走路の向こうには、飛行船が発進した森があって、滑走路のところだけが開いている。終端部にはやはり、地下の格納庫へとつづくであろう大きなエレベータハッチが口を開けていた。 ――開いている? “前方ハッチより反応多数。ラプターです” エイダの警告。 直後、いくつもの光点がハッチから飛び出してくる。十、二十、三十、四十――、まだまだ増える。 「いまだあれほどの戦力を隠し持っていたとはな」 ビックバイパーアタッチメントを纏ったルシフェルが後方から追いついた。その後ろにはファントマⅡを装備したネイキッドの部隊。 「こっちの戦力は」 「私とお前を除いて三十だ。数だけなら圧倒的に足りないな」 話している間にも、ハッチからは次々とラプターが出てくる。 「エイダ、奴らの総数は」 “聞かないほうが賢明です” 人間くさい答えをするようになったな、とクエンティンは思う。 “単純物量差は十倍以上です” 「聞かなきゃよかったな」 「どっちにしろ、ぶっ倒さないと進めないんでしょ」 スラスターの出力を溜める。青白い余剰出力が羽の間からこぼれる。 「やるわよ」 「ふっ」 口の端に笑みを浮かべて、ルシフェルも構える。 「この場での戦力は正直に言って、私たち二体だけだ」 「一人頭だいたい一五〇体潰せば良いわけね」 クエンティンの背中の空間が展開し、細長い板状の物体がトランプを広げるように現れる。ホーミングミサイルである。エイダがあらかじめ解除しておいてくれていた。 左手を前方に掲げ、複数の標的をロック。 ミサイルの発射が引き金になった。三十二体と三百体超の神姫が、同時に突撃を開始する。 ◆ ◆ ◆ 「おかしい」 命令や報告がひっきりなしに飛びかう潜水艦のCICで、全戦域の概況を一括表示する正面スクリーンを凝視しながら、鶴畑興紀はつぶやいた。彼は指令席に座り、デスクに両肘をついて顔の前で手を組んでいる。 「どうしたの」 その傍らに立っていた理音が訊く。 状況は素人目に見ても順調であるはずだった。いや、順調すぎて気持ち悪いくらいであり、何か突拍子もないことが起こるのではないかという予感が理音にはあった。 「上手く行き過ぎてるのが怖い?」 「そうじゃない」 興紀は首を振る。眼鏡を取り、眉間を抑えて深呼吸を一つすると、いつのまにかいなくなっていた執事がタイミング良く戻ってきて、湯気の立つブラックのコーヒーを置いた。 コーヒーを冷まさず一気にあおる。興紀が飲めるくらいの温度にしてあるのかもしれない。空になったコップを執事が持ってゆく。 「向こうの戦力の浪費が激しい」 それが自分の問いに対する答えであると理音が気づくのには少し時間がかかった。興紀の動作に見とれていた。 「それは……、良いことなんじゃなくて?」 「そうなんだが」 トントン、とデスクを指で叩く。 「引っかかるんだ。向こうが全力で抵抗していないように感じられる」 「切り札があるとか――」 「これは段取りの決められたアクション映画じゃない。切り札があるなら最初から使う。最初から全力でやる」 「突入部隊からは。人間のほうの」 「まだこれといった報告はない。多少の交戦はくぐっているが、おおむね順調だ。さしたる抵抗もせずに敵兵があっさり降伏したところもあった。調べた結果が先ほど来たが、敵兵士はそのほとんどがはした金で雇われた傭兵だったそうだ」 「じゃあ、虎の子の飛行船団が落ちたからかしら」 「たしかにあれは奴の作戦の要だが、それならば撃墜された時点で全面降伏するはずだ。いまもって抵抗を続ける意味の方が不明瞭になる」 つまり、抵抗を続けている理由が立つと抵抗の弱さが疑問になり、抵抗を止める理由が立つと今度は抵抗を続けている事実に首をかしげざるをえない、ということである。 「現に抵抗が続いているのだから、まだ諦めていないんじゃないの」 「アーマーンを動かすのか。だがジェフティがこちらの手にある以上、起動することはできないだろう。できたとして、先日捕獲した折にやっているはずだ。おそらくクエンティンと融合していることが起動を阻んでいる要因だ。だから私もクエンティンを戦力として送り込めたんだ。人為的に分離させることは不可能なようだからな」 顔の前で手を組み、ふたたび正面スクリーンを見つめる興紀。 「向こうの行動がそれぞれ、微妙に噛み合っていない。何かがおかしい」 息をつく。今度はため息だった。 「ただの時間稼ぎか? 私は何か思い違いをしているんじゃないのか……?」 デスクに置かれた書類を取る。 例のジェフティ、アヌビス、そしてアーマーンの関係を描いた簡略図であった。狼、アヌビス神のアイコンとヒヒ、トート神のアイコン、その真ん中にある、円形の、島らしきアイコン。アーマーン。中心には逆三角形の中抜きがあり、さらにその中にこちらを睨むような半円がある。半円の周囲には円周が一本引いてあって、その円周上には点が一つある。 興紀の背筋を悪寒が走った。 「これは、島ではないのか――?」 『D部隊がアーマーンの指令センタードア前へ到達!』 オペレータの一人が興奮した面持ちで声を張り上げ、反射的に興紀は疑問を脇にやった。 「突入しろ。ブービートラップに注意だ。ノウマン以下中心メンバーの身柄は全員確保。不可能なら――射殺しろ」 すばやく命令を出す。オペレータが一字一句そのまま部隊へ通達。スピーカから部隊長の復唱が聞こえた。 予定よりも非常に早いクライマックスを、理音たちは迎えていた。 ◆ ◆ ◆ ミサイルの直撃を喰らったラプターがエレベータハッチの奈落へ墜落してゆく。 “進行エリアの敵、全滅。味方残存、十二” 「戦力の三割以上の損害。戦略的にはこっちも全滅ね」 二百メートル以上はあろうかという格納庫の穴をクエンティンは見下ろす。 ナトリウムランプの煌々とした照明がくまなく照らすが、飛行船はともかく、待ち受ける敵の姿がない。 「突入部隊が指令センターに到達した。メンバーは全員拘束されたそうだ」 戦闘後の斥候を終えたルシフェルが降り立つ。 「あれ、じゃあ、もうおしまい?」 「あっけなさすぎるがな」 ものすごく歯切れが悪いが、案外こんなものなのかもしれない、とクエンティンは思った。現実はそうドラマチックにはいかないものだ。 今までが劇的すぎたのだ。夜食を買いに出た道端で新型のプロトタイプと運命的な出会いをして、武装神姫の今後を揺さぶる大事件に巻き込まれて。 全てが終わった今となっては、貴重な体験をさせてくれた皆々様に感謝、そんな気持ちだった。 特にエイダに対しては。 「ねえ、エイダ」 無言。 「エイダ、さっきから戦闘サポートばっかりで一言もおしゃべりしてないけど、どうしたの?」 エイダは答えない。 すると、まったく唐突に、全チャンネルで通信が繋がった。 『こちら司令室。全員警戒態勢。非常事態だ』 「マスター?」 ルシフェルが眉に疑問符を浮かべて応答する。 「どうしたんです。中心メンバーの身柄は確保したのでは?」 『ノウマンが自殺した』 首の後ろのあたりに寒さが走ったような感覚をクエンティンは覚えた。 「ちょっとちょっと!」 通信に割りこむ。 「じゃあ別にいいじゃない。肝心の首謀者が死んだんでしょ? 警戒態勢しく必要なんてどこにも――」 『アヌビスの行方が分からなくなっている』 今度こそクエンティンはぞっとした。 『アヌビス、つまりデルフィのオーナーはノウマンに設定されている。オーナーが死亡、またはその他の理由で神姫とのコミュニケーションが恒久的に不可能になった場合、安全のために神姫のAIは機能の一切を停止して強制スリープモードに移行する』 そんなことは知っている。オーナーが知らなくても、武装神姫なら誰でもデフォルトで組み込まれている機能であり、知識だ。 『だが、デルフィが機能停止した痕跡がない。現在アーマーンの全階層を総動員で捜索しているが、まだ発見されていない』 「それってまさか、デルフィが自律駆動しているってこと?」 オーナーの束縛なしに。 『その可能性は非常に高い』 そんなことがありえるのだろうか。 オーナーの存在は、人間が考える以上に神姫にとってかけがえのないものだ。たしかに人側から見れば、「オーナーが死ねば神姫は強制スリープモードに移行する」だけなのだろうが、神姫にとってオーナーを失うということは即座に自らの存在理由の否定に繋がる。原則として、オーナーのいない神姫はありえない。神姫は神姫である以前にロボットであり、ロボットは人間に命令されることで存在理由とアイデンティティを発生させる。 命令する人間のいないロボットは発狂するのだ。 AIのなかった時代ならば、そうした人間とロボットの関係はあいまいで確立しておらず、ゆえにロボットの発狂などという現象は起こることもなかった。 しかし、AIは自ら考え行動する、意思を持ったロボットである。AIの誕生とともに、命令する人間との関係の確立はなくてはならない事項であった。命令する人間がいるからこそ、AIは安心して行動できるのである。 特に武装神姫はそのシステム上、オーナーと神姫、という図式で、他のどんなAIよりも「命令する人間」と「命令されるロボット」との関係を密にする。だからこそ複雑でフレキシブルな命令をこなすことができ、自ら学んで成長する、まるで人間のようなAIが生まれたのである。 オーナーの死亡等によるコミュニケーション不可能から行われる強制スリープモードは、発狂しないための安全策なのである。もしもこのプロセスが何らかの原因で実行されなかった場合、神姫は発狂する。 ではなぜ、オーナーのいない野良神姫がいるのか? これは、その神姫がオーナーのコミュニケーション不可能状態を観測していないからである。神姫の中では、オーナーが不在=オーナーの死亡とはならないのである。これが神姫のAIが画期的たるゆえんで、つまり解決しない問題(タスク)をほうっておくことができるのである。普通のコンピュータはタスクが解決しない場合、無限の思考ループに陥って大抵フリーズする。神姫にはそれがない。野良神姫はとどのつまり、命令待ちの状態で自ら判断して行動しているわけである。そしてオーナーとの密な関係のために他の人間の命令を聞かない(「命令を聞いた方が都合がよい」と判断した場合、命令に従うこともある)。まさに野良である。 発狂した神姫を、幸か不幸かクエンティンはまだ見たことがない。もしも自分のオーナーが、理音が死んだら――。そうふと思うだけで、たとえようのない不安と恐怖が押し寄せてくる。 では、エイダは? 彼女には―― オーナーがいない。 ではエイダは発狂しているのだろうか? どうもそうとは思えない。 「エイダ、アンタってさ――」 足元の奥深くから殺気を感じた。 「ひっ!?」 思わず短く悲鳴を上げてしまい、数センチほど浮いてしまう。 「どうした?」 傍らのルシフェルが手を伸ばす。 バシッ! 「っ!」 クエンティンの体に触れる寸前、ルシフェルの手は見えない何かに弾かれる。 ルシフェルは目を疑った。 クエンティンの全身のエネルギーラインが赤く明滅している。 「最下層、バラストタンク……」 独り言のようにぼそりとつぶやくのを、ルシフェルは聞いた。 「なに?」 「共鳴してる。エイダとデルフィが。すっかり忘れてた。二人は双子みたいなものだって」 寒さに震えるように、自らの身体をかき抱くクエンティン。 「アイツ、呼んでるわ。ちょっと行ってくる」 バースト。そのまま爆発的な急加速。衝撃波で吹き飛ばされるルシフェル。 「クエンティン!」 ルシフェルの静止も聞かず、格納庫の穴へ急降下。バラストルームへと続くルートがヘッドアップで表示。深い。地下七六〇メートル。島の底辺から太いシャフトでぶら下がっている、四つの丸い大きなタンクが立体映像で映る。 デルフィはそこにいる。クエンティンにはそれがわかる。 不可解なのは―― そこに、ノウマンの反応もあったことだ。 つづく 前へ 先頭ページへ 次へ
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KONAMI公式回答 基本どんなゲーム? ジェムバトルってどんなバトル? レイドバトルってどんなバトル? ゲームの始め方 ゲームの遊び方 チュートリアル動画 あとで再変更不可なこと(初プレイ前に決めておくべし) e-amusement passとして使えるもの 音ゲー勢です。連動を早く済ませたい! 操作が分かりにくい! 神姫カード/その他カード神姫カード印刷って? 入手した神姫を印刷しないで使うことって出来るの? カードとスリーブのサイズ 読み取りはスリーブのままでOK? カードのどこを読み取ってる? 神姫カードはアカウントに紐付けされてる? フリマサイト等で購入ってあり? バトコン中にカーコネ印刷すれば時間節約になるよね? 「レア度」ってなに? 「個体値」ってなに?(カード右下のマーク) 「神姫Cost」ってなに? 「武装Cost」ってなに? 「Body」ってなに? レア度の排出率 個体値の排出率 プロフィールカードってどう使うの? プロフィールカードの作り方を教えて! スクリーンショットを撮りたい! 編成1体や2体で出撃できないの? 3体URで固めれば最強だよね? どの編成が良いかわからない バトル攻撃が当たらない 攻撃が思ったより効かない すぐにやられてしまう 撃破されたのにスキルが使えない すぐオーバーヒートするよう ジェムポット/LPポット/スキルポット(豚)をロックできない コンテナをロックできない壊せない ジェムバトルで他プレイヤー/CPUを倒しても勝てない! リーグジェムバトルでマッチングしない/強い人と戦いたい! レイドバトルで雑魚に囲まれちゃう! オンラインレイドで戦線復帰まで長いよ…… 武装武装の入手方法 武装の強化方法 武装カスタマイズとは? 武装の各部位の大まか解説 愛機の純正武装を揃えたい! UR武装が欲しい! 武装をはやく強化したい! 「レア度」ってなに? 「武装Cost」ってなに? 武装のステータスはどこでどう見るの? カスタマイズで大事な能力って何? 神姫神姫の入手方法 最近始めました。時間効率のいいお迎え方(ガチャの回し方)を教えて! 神姫の名前って変更可能? 中級者以上向けジェムバトルのタイムテーブルって何? ジェムバトルの動画を分析するポイントを教えて! ジェムバトルで2〜3割しか勝てない… その他迷惑行為かな?と思ったら コメント 掲示板などでよくある質問をまとめています。 KONAMI公式回答 【武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター】よくある質問 基本 どんなゲーム? かわいい神姫を愛でて戦うゲーム。 公式のジャンル名は「育成型アクションゲーム」。 模範的に遊ぶなら「神姫カード」という現物カードを複数枚持つことになる。 現物カード無しの「デジタル神姫」や「レンタル神姫」で楽しむことも可能(制限付き)。 基本情報ページも参考に。 ジェムバトルってどんなバトル? 簡単に言うと、「大乱闘スマッシュ○ラザーズ」のコイン制に「ガン○ムVs」のコスト制を合わせたようなゲーム。 ジェムをたくさん集めて、最後に一番多くジェムを持っていたプレイヤーが勝利する。 レイドバトルってどんなバトル? WAVE1と2ではひたすら雑魚を倒してコンテナを稼ぐ。 WAVE3でボスを倒せばバトルクリア。 ゲームの始め方 【ゲストスタート】 1回100円。レンタル神姫5体(毎回ランダム)の中から3体選ぶ。純正フル武装で遊べる。 【e-amusement passスタート】 初回はチュートリアル。チュートリアル後にデジタル神姫5体+武装24個(部位6種毎にN・R・SR・UR)を無料で貰える。 スキップしてしまうと二度と選択が出来ないどころか上記のボーナスも貰えないので注意。機種連動等でプレイする場合も、チュートリアルは受けたほうが良い。 何にせよ「育成」して遊びたいならe-amusement passは必須。自分のpassが無いとデータ保存できないので。passとして使えるものは別回答参照。 ゲームの遊び方 基本情報ページとか、基本操作ページとか、公式サイトとか、くまなく見てみて。 ※公式サイトをスマホで閲覧する人へ。右上の[三]を押せばメニューが開きます。 チュートリアル動画 公式では上がってないのでマスターさんの動画。感謝します。 https //youtu.be/bUjrL7AA3F4 ※マスター名を決めかねているシーンは飛ばしてあげて 初期の動画なので現在と違う部分は若干あるかも? 現在は最後に神姫5体と武装24個が貰える。 あとで再変更不可なこと(初プレイ前に決めておくべし) 初回プレイのマスター登録 e-amusement pass初回プレーにて最初にする「マスター登録」の「マスター名」「お誕生日」「性別」が後で再変更不可。職業のみ後で再変更可。予め決めてから行くことを推奨(誕生日と性別はありのままが無難)。 マスター名 (12文字まで ひらがな カタカナ 英大文字 英小文字 数字 記号) お誕生日 1 or … or 12 / 1 or … or 31(2/31など有り得ない組み合わせはおそらく不可) 性別 武装紳士 or 武装淑女 職業 社会人 or 学生 or 武装貴族 ※マスター名のみ、他プレーヤーから見ることができます。(非公開設定可) チュートリアルプレイ 初回プレイ時にチュートリアルをプレイするかスキップするか選択できるが チュートリアルをスキップしてしまうと上記の神姫と武装が貰えなくなる。 サブカで遊ぶ場合も絶対にチュートリアルはプレイするようにしよう。 神姫ハウスでの神姫名登録 神姫ハウスでの「神姫名登録」も一度登録したら再変更不可。登録は自由なので放置でもOK。 リセット機能(親密度10以上で解禁)でデフォルトに戻す事が出来るがあまり推奨はしない、どうしてもと言う時の最終手段。 e-amusement passとして使えるもの アミューズメントICロゴの付いたコナミアミューズメントの「e-amusement pass」 アミューズメントICロゴの付いたセガの「Aime」 アミューズメントICロゴの付いたバンダイナムコアミューズメントの「バナパスポート」 アミューズメントICロゴの付いたタイトーの「NESiCA」 おサイフケータイ機能の付いた(つまり電子マネーが使える)ガラケー おサイフケータイ機能の付いた(つまり電子マネーが使える)スマホ 一部電子マネーの使えるカード アミューズメントICロゴ 音ゲー勢です。連動を早く済ませたい! 画面右下辺りにある「お散歩」をタッチ→スタートしたら左上から終了できる。 ただ折角なので神姫のモーションを見てもらいたい。攻撃もされないので、じっくりモーションや胸や尻を楽しもう。 操作が分かりにくい! まずは地走リア(カスタマイズ画面で、羽根のマークが付いていないリア)を装備させてゲームに慣れよう。地走リアなら、ジャンプボタンを押さずにレバーとジェム回収、攻撃、ダッシュボタンの3ボタン+レバーだけで動いてもそこそこ形になる。 オプション画面からキーコンフィグするのもオススメ。デフォルト操作は分かりにくいので、公式オススメのキーコンフィグに切り替えるとよい。 最もこれまでのゲームプレイ経験次第でオススメのキーコンフィグは変わるので、SNS上で聞いてみるのもありだろう。 神姫カード/その他カード 神姫カード印刷って? 神姫お迎え(所謂ガチャ)をするとまずデジタル神姫として手に入り、別筐体「カードコネクト」のバトコンページでデジタル神姫を印刷することで初めてカードとして印刷されます。 ※「カードコネクト」とは武装神姫専用のマシンではない。KONAMI開発のカード印刷機。 入手した神姫を印刷しないで使うことって出来るの? 神姫読み込み画面の右上部、「デジタル神姫」の項から使うことができる。 ただしレアリティN扱いかつ親愛度レベル上限が10となるため、基本的に神姫の本領を発揮できない。パッシブスキルがほぼ解放できないことから同じ神姫のNと比べるとステータスが低くなってしまうので、(コンテナで装備を集めるくらいならともかく)基本的に使う神姫は印刷することを推奨する。 シーズン2より、デジタル神姫でも全く制約なく使用出来るようになった。カード化と比べると、何時でも神姫リストから(一時的に)外せるようになる、ボディサイズが把握できる以外に特にデメリットはないので、こだわりがなければ一旦はデータのまま使うのも手である。 なお、神姫を購入していなくてもレンタル神姫を使用出来るが、追加神姫はリストに来ないうえ、装備が純正でカスタム面に不安があり親密度が上げれないので、選択肢の狭さや購入神姫より弱くなるのは必然なので、リソースが揃ったら使うのを控えることが望ましい。 カードとスリーブのサイズ キャラクターカードのサイズは86x54mm FGOアーケードと同サイズなので基本そちらを流用可能。 ↓おすすめ やのまん カードプロテクターアーケードT2ジャスト マスタースリーブ ソフトぴったりサイズ また名刺サイズに近いのでIDカードホルダーなどに入れることも可能。 読み取りはスリーブのままでOK? 読み込んでくれる。 ただし裏面を読み取っているので裏面は透明なもので。 あまりに大きいスリーブだとカードリーダーに並べられなくなるので注意。 カードのどこを読み取ってる? 詳しくは不明。 限定プロモーション(EXUR)カードはQRコードを読み取っていると思われる。 通常の印刷カードは裏面の不可視インク・隠顕インクで印刷されたQRコードを読み取っているらしい? ブラックライトで確認できるタイプ? カード裏左下のシリアルナンバーを読み取っている可能性もある。 プロフィールカードは中央部のQRコードを読み込んでいる可能性が高い。 他ゲームの中にはカード側面にバーコードが印字されるタイプのものがあるらしく、武装神姫も同様であるという話もある。https //twitter.com/konaken/status/1357160425188564992 神姫カードはアカウントに紐付けされてる? 「このe-amusement pass以外では使えない」といった紐付けはない。 よって神姫カードをネットで購入したり他人と交換しても問題なく使える。 神姫名や親密度はe-amusement passごとに保存される。 つまり育成した神姫カードを別のe-amusement passで使っても神姫名や親密度は継承されない。 フリマサイト等で購入ってあり? あり。ガチャ仕様やパターン数が鬼畜なので。使用も問題なし。神姫名や親密度などのデータも継承されることはない。だからまおが言ってやったのにゃ バトコン中にカーコネ印刷すれば時間節約になるよね? 昔はできたが、色々バグの原因になっていた。 そのため2021年4月27日より、バトコンプレイ中かカーコネの神姫関連印刷中はお互いの機種をプレイできないよう変更された。 「レア度」ってなに? N、R、SR、URの4種類。 レア度で変化するものは「神姫Cost」「武装Cost」「ステータス基礎値」「被撃破時のジェム排出量」。 詳しくはレア度にて。 「個体値」ってなに?(カード右下のマーク) アイコンの分、初期ステータスに+補正がかかります。 1個2個5個の3パターンが確認されています。 特化型← 1V 2V 5V →平均型。 詳しくは個体値にて。 マークは攻撃力・防御力・スピード・体力・ブーストの5種類あり、ランダムに1個or2個or5個付く。 マークのある能力値が無い神姫に比べ高くなる。また、マークが多いほど1種類当たりの上昇量は低い。 その他の影響として、マークが5個ついている場合武装コスト(神姫)が+10されている可能性がある。 「神姫Cost」ってなに? 神姫のレア度によって固定であり、各レア度ごとのコストは、N/R/SR/UR = 1/2/3/4。 合計7以下、3体強制の仕様により編成は以下3通りとなる。 UR/R/N、SR/SR/N、SR/R/R 「武装Cost」ってなに? 武装を装備する際の「上限」を表す。 神姫側の「武装Cost」は「武装Cost上限」を意味する。 武装側の「武装Cost」の方こそ本来の「武装Cost」を意味する。 基本的には神姫のレア度によって固定であり、N/R/SR/UR = 70/130/320/860。 「Body」ってなに? おっぱいサイズのこと。 詳細はBody・ボディサイズ出現率統計へ。 レア度の排出率 おおよそN40% R40% SR15% UR5% 個体値の排出率 おおよそ1V=48%(各12%) 2V=48%(各12%) 5V=3% 6V=1% プロフィールカードってどう使うの? 神姫ハウスで他の人のカードを神姫読み込み部に置けば武装やネジがもらえる。 カードを読み込まれた側にもネジや武装が届くのでどんどん交換/読み込みしよう。神姫センターのうち、プロカ置き場があるところで交換するのも吉。 プロフィールカードの作り方を教えて! 画面下部の「カード管理」→「プロフィールカード」でプロフィールカードを作成できる。 手元に残したり、他の人にプレゼントするなら、カードコネクトのバトコンページ右下から印刷する必要がある。 スクリーンショットを撮りたい! 画面右上のカメラマークをタッチしてほぼいつでもスクリーンショットが撮れる。 リーグジェムバトル中は撮影できないので注意。 撮影したスクリーンショットはカードコネクトのバトコンページ中央下部から印刷できる。 編成 1体や2体で出撃できないの? できない。必ず3体で出撃。 3体URで固めれば最強だよね? 残念ながら出来ない。 「神姫Cost上限」が決まっており現状では★7以内で編成する必要がある。 レア度毎の「神姫Cost」は以下の通り。 N ★ R ★★ SR ★★★ UR ★★★★ 「R-UR-N(★7)」「N-SR-SR(★7)」「R-SR-R(★7)」などが王道の★7編成。 ★7以内に収まっていれば良いので「N-N-N(★3)」などもOK。 編成について詳しくは編成研究にて。 ちなみにURは撃破された時のリスクが高いので、仮に全てURで固められたとしても最強とは断言できない。 どの編成が良いかわからない プレイして間もない時期であればRRRを推奨します。 理由は単純で同レアリティで編成する事で装備(特に防具)の使い回しがしやすく、Nと違ってある程度のスペックは確保出来る為です。更に後々編成を変えていく上でもSR2枚型以外はRを入れるので強化が無駄になりにくい点も良いです。慣れてきて、強化や武装のリソースか潤沢になってきたら違う編成に変えていけば良いでしょう。 また、プレイして間もない状態でのUR運用は 1 強さの核であるUR装備を満足に持っていない+満足に強化出来ていない 2 強化済のUR装備を装備できないUR神姫は得意武器補正、ブースト消費量、ジェム落ち量の観点から低レアより弱くなる可能性が高い為オススメしない。 あくまでUR神姫はステータスの暴力が出来る強化済のUR装備を装備する権利があるだけで本体スペックはどのレアリティでも大した差が無いという事を覚えておこう。 逆に装備が揃い出し、ある程度強化を済ませた(ジェムバトル)中級者以上なら、ジェムバトルのタイムテーブルを意識する上でよい練習となるので積極的にUR編成を使っていこう。 バトル 攻撃が当たらない まず移動して相手を射程内に捉えよう。射程外だとロックオンしている相手神姫の所に射程外と表示される。 射撃武器を使う場合は、攻撃や着地、ジェム回収の硬直を狙おう。 慣れてきたら動いている相手の動きの軸に合わせて撃つ(動きの影響が少ない方向から攻撃して誘導で当てる。)を意識しよう。 レーザー系の武器は誘導が無く扱いに慣れが必要。 近接武器を使う場合は、こちらをロックオンしていない敵を狙おう。射撃武器でもこれをやると命中率が上がるのは内緒だぞ。 こちらをロックして逃げている神姫に当てたいときは、こちらが速度で勝るのならこちらが相手を追い越した瞬間に、相手の向いている方向にレバーを入れて攻撃を振ると当てやすいかもしれない。 こちらが速度で劣る相手に攻撃するのは厳しい。追う相手が首位なら他のプレイヤーも相手を狙ってくれるはずなので、一緒に波状攻撃を仕掛けよう。追っている相手が落ちた瞬間に冷戦が始まるのはあるあるである。 攻撃が思ったより効かない まず武器の得意不得意を確認しましょう。苦手武器だと攻撃力にマイナス補正がかかり与ダメージが減ってしまいます。リソースが少ないマスターだと得意武器を揃えるのも大変かもしれませんが、苦手武器を避けるだけでもかなり変わってくる筈です。防具用武器以外の得意不得意はカスタマイズで確認出来るので神姫に合った武器を装備しましょう。 また溜め攻撃は多段系の武装等例外を除いて火力を倍近く上昇させるので、溜めれそうな場面では積極的に溜めて攻撃しよう。 すぐにやられてしまう まず装備の強化をしよう、リアパーツやボディパーツを優先してレベルアップするとLPが伸びやすい。 射撃武器でこちらを狙ってくる相手には、相手から見て真横にブースト移動しよう。 近接武器でこちらを狙ってくる相手には、目を離さないようにして距離を取るようにブーストしよう。 ブーストを使ってもどうしても避けられないと思った場合は、ガードをしよう。 攻撃スキルのカットインが見えたらガードを固めよう。 武器チェンジやブーストの回復は壁や柱などの障害物に隠れて行おう。ただし、レーザーや爆風は貫通してくるので過信は禁物。 自分の神姫の周りに表示されるロックオンアラート(色の付いた矢印みたいなの)で誰からロックオンされてるかを見よう。上位のマスターでも複数から狙われるのを捌くのはアルト姉妹や忍者組といった高速機動神姫を活用してる場合で無い限り大変、無理せず距離を取る動きをしよう。 また大差で一位だったり大暴れしたあとや前の試合で相手の癇に障ったあとは、非常にロックオンされやすくなる。 そのためそのような状況になったら回避に気を向けて丁寧に立ち回ろう。 撃破されたのにスキルが使えない まずは武装レベルを上げよう。ヘッド、リア、レッグ、武器のレベルを上げるとスキルゲージチャージ量(CHA)が上がる。 ジェムバトルの場合はアセンのCHAが足りないか、被撃破時の順位が高すぎる可能性がある。 「ゴールデンエンジェル」「死出の旅路」等の強力なスキルを使える武器を装備させるとCHAは大きく下がる傾向にある。もしそのようなスキルを安定して使いたいなら、防具の他の部位はアーンヴァル武装等のCHAを重視した物にしよう。 またリスポーン時のスキルゲージチャージ量は順位が低いほど上がるため、どうしてもスキルを打ちたいのなら撃破されそうになった時にジェム回収を控えて低い順位でのリスタートを狙うのも手。最終盤にスキルで逆転することを狙うなら、1位にターゲットを押し付けてこちらに攻撃が向かないようにすることにも繋がる。 レイドバトルの場合、初級だと武装レベルが20に統一されるので、全武装をレベル60にしているとCHAは上級に比べて下がってしまう。 スキルポットを割ったり、武装のCHAを高めたりして対処しよう。 すぐオーバーヒートするよう オーバーヒートが頻回する要因は主に二種類あります。 ブースト消費が多い、またはブースト回復が弱い(アセンブルが原因) ブーストを無駄に消費している(プレイヤースキルが原因) 前者の場合、考えも無しにストラーフmk2等の戦闘スペックが高い神姫を使ったり、装備を使用していませんか?大体戦闘力が高いとブースト回りにしわ寄せが行っているケースもあります。 詳細なステータスは画面左下の矢印内に折り畳まれていて、開かないと見れませんがこの中にはダッシュブーストの消費量、ジャンプブーストの消費量、ガード時の消費量、飛行ブースト(ホバリング)の消費量も記載されています。これらが極端に重いと必然的にオーバーヒートに陥り易いです。 後者の場合は短いブーストを連発したり。意味もなくジャンプや飛行(ホバリング)してませんか?ブーストの始動時やジャンプ時は意外にも多くのブースト量を消耗します。またホバリング中は(基本的に)ブーストが回復せず、徐々に消耗する上、更にダッシュブーストをすると追加で消耗するので地上以上に消耗が激しいです。 接敵していない時は歩行も使う、地上滑り撃ちでブーストを温存するといった緩急をしっかりつける事が大事になります。 ジェムポット/LPポット/スキルポット(豚)をロックできない 画面上のジェムポット(豚)をタップ。 ジェムポットに限り、2021年4月27日からターゲット変更ボタンでもターゲットできるようになった。 コンテナをロックできない壊せない 画面右の一覧のコンテナをタップでロック。ジェムポットと違ってターゲット変更ボタンではターゲットできない。 壊すものじゃなく拾うもの。コンテナに接触すれば入手。 試合終了時まで保持していれば出撃神姫の内1体の純正武装が5個入手できる(報酬に追加される形)。 撃破されると奪われるが、逆に持っている相手を撃破する事で奪う事も可能。 ジェムバトルで他プレイヤー/CPUを倒しても勝てない! 勝利条件はあくまでジェムをたくさん確保すること。 なので敵を攻撃したり、誰かが攻撃されたときはしっかりジェム回収をしよう。回収しなければ、他のプレイヤーにノーリスクでジェムを稼がれてしまう。 CPUに苦戦している人はジェム回収をこまめにすると勝ちやすくなる。 回収するタイミングは相手が逃げ出した時や相手の強化・回復スキルのモーション中、他人の攻撃によるジェムを回収するなら狙われていない時がよい。 なんなら二段目以降の攻撃が当たらなかった場合ジェム回収を行うとした方が、相手が倒れるまで追い続けるより基本的には強い行動といえるかもしれない。 リーグジェムバトルでマッチングしない/強い人と戦いたい! 時報マッチに参戦してみよう。 毎週水・金曜に、有志が時報マッチを開いている。 不定期のものもあるので、そちらはツイッターの「#バトコン時報」で検索してみよう。 なんなら自分で時報を立てても良いだろう。よほどの深夜・早朝で無ければ誰かは来ると思われる。 ただし0末尾の時報だとランキング戦のランカーが複数参戦している場合が多いので、強い相手といきなり邂逅する可能性があるのは注意。最も録画を保存・分析すれば、上達への近道になるということでもあるが…… Sランク未到達のプレイヤーならランカーが紛れ込む危険性は低いので、安心してどんどん時報を立てよう。 またSランク未到達のプレイヤーも、日時限定ジェムバトルでの時報ならSランク以上のプレイヤーと対決できる。 対戦したくなったら是非時報を立てるか参加してみよう。 ちなみに時報は0末尾というルールで立てられる事が多いがその反面ルールを無視して9分でインを行うマスターも多い。 こういったルール無視マスターの所為でマッチ出来なかった場合は運が悪かったと諦めるしかない。 そしてルール無視を平然と行うマスター、反省してください。 また、強いプレイヤーと会いたい/戦いたい場合は交流会への参加もオススメ。 交流会にはランカーが参加していることも多いので、そこで直接指導を受けることも可能。 レイドバトルで雑魚に囲まれちゃう! レイドバトルの雑魚は一定の範囲に入ったり、攻撃してきた神姫を付け狙う性質がある。 なので1体1体確実に倒していこう。 また、wave2に出てくる中型の青エラーは包囲こそしてこないものの、やたら射程の長いレーザーで攻撃を仕掛けてくる。一発一発がわりと痛い上複数体から集中砲火を貰う事もざらなので、狙われていると気付いたら即その場からダッシュ移動で離れ、撃ってきた後に落ち着いて反撃するといい。 オンラインレイドで戦線復帰まで長いよ…… 自分一人では解決策はないが、ジェム回収エリアを展開してもらうことで再出撃までの時間を短縮できる。 こちらから他の人の再出撃時間の短縮も出来るし、味方プレイヤーをロックしてジェム回収エリアを向けることも出来るので、レイドボスを削りきれそうな時以外はどんどん救援しよう。 またシュメッターリングの固有スキルも非常に効果的。特に高レア帯では恩恵が大きい。但し、あまり火力が高い神姫ではないのでそこはスキルや立ち回りでカバーしよう。 武装 武装の入手方法 戦闘後のリザルト、ログインボーナス、神友カードの読みこみで入手できる。 公式によると、シーズン2では追加購入が可能になるとのこと。 大きく時短できる。 武装の強化方法 バトル後のご褒美で同武装の同レア度を重複入手することで勝手にレベルアップ。 ネジを消費して強化することも可能。 ネジの入手方法は武装売却やログインボーナスなど。 武装カスタマイズとは? 7つの部位(頭/体/腕/足/リア/武器1/武器2)にそれぞれ装備させる。 「武装Cost(武装)」の合計値が「武装Cost(神姫)」の値以内に収まっていなければならない。 武装の各部位の大まか解説 頭 様々な能力を持つ。 体 防御や体力に関する能力を持つ。 腕 攻撃に関する能力を持つ。 足 スピードに関する能力を持つ。 リア ブーストに関する能力を持つ。移動タイプ(飛行可/不可)を決定したりリア攻撃の可否を決める部位でもある。 武器 攻撃の方法やスキルを決める。 武器には近距離武器と遠距離武器がある。 攻撃方法の他に、ジェム回収範囲(近距離は自分中心円形、遠距離はターゲット方向に扇状)が違う。 分類すると以下のようになる。 近距離武器(攻撃挙動による分類) 格闘、片手剣、双剣、大剣、鈍器、槍、パイル。 遠距離武器(弾による分類) ピストル、ライフル、ミサイル、レーザー。 ※同じ弾でも武器により射程や弾数、発射数が違うものがある 愛機の純正武装を揃えたい! 同じ神姫3体で出撃してコンテナを終了時に保持していればOK。 現状で一番楽なのは、オフラインジェムバトルを繰り返し、そのコンテナを毎回最後まで保持し続ける事。 これを続ければ、確実に純正武装を揃える事が出来るだろう。 一部神姫は装備が多い分より大変だが、出撃する3体を同型機で纏めてしまえば少しは楽になる。 UR武装が欲しい! バトルで勝つか早朝のゲーセンで対戦CPU殴る。 またマスターLV20まではレイド・お散歩以外ならどのモードでも順位に関係なく35個貰える為、サクサク集めよう。 武装をはやく強化したい! 当面使わない武装を売却してネジにするのも手です。後々使う場合でも特定神姫だけ編成してコンテナから回収するなら比較的楽に取り戻しやすいので、あまり問題ないでしょう。 ただし注意事項として (当然ですが)使っている武装を間違って売却しない。 イベント武装は売却しない。(入手出来るタイミングが限定的なのでこれは特に) なるべく低レア武装を売却する(高レアの武装は後々再入手するのに苦労する) これらを遵守してネジを確保するのも手です。 「レア度」ってなに? 神姫同様N、R、SR、URの4種類。 各武装にはスキルが付いており、レア度によって効果量が異なる。 「武装Cost」ってなに? 武装を装備する際の「費用」を表す。 神姫側の「武装Cost」は「武装Cost上限」を意味する。 武装側の「武装Cost」の方こそ本来の「武装Cost」を意味する。 武装のレア度によって固定でありN/R/SR/UR=10/20/50/140の費用が掛かる。 武装のステータスはどこでどう見るの? 剣のマークが攻撃、盾のマークが防御、黄色のマークが歩き速度、オレンジのマークがブーストダッシュの速度、LPはそのまま体力、青い丸がブーストゲージの加算量。 カスタマイズ画面左側、神姫の下に表示される。 ジェム回収速度やスキルの溜まりやすさのような細かい詳しいステータスは、神姫下の矢印マークをタッチして確認できる。 カスタマイズで大事な能力って何? 神姫やレアリティ、運用の方向性によって重視すべき点が大きく変わるので一概には言えないが、ジェムバトルだとジェム回収範囲展開速度(DEX)、スキルゲージチャージ量(CHA)、ダッシュ速度が重要視されることが多い。 レイドバトルは最低限特効武装を装備させると形になる。 効率を求めるなら、雑魚散らしには片手ライトガン+バリスティックブレイズ[RW]が、対ボスでは何らかのデバフスキル+近接武器がオススメ。武器1に近接武器、武器2に片手ライトガンを装備させて開幕で武器2に切り替えをするとよい。スキルを発動させれば自動で武器1を持ってくれるため、ボス戦が始まったら即スキルを使おう。 神姫 神姫の入手方法 初回チュートリアルで5体貰える。以降はプレイ最後にガチャ購入。 1体:100円 5体+親密度アップアイテム:500円 ちなみにステータス(レア度・個体値・Body・シリアルナンバー等)は印刷前のこの購入時点で決定している。 カードコネクトで印刷(1体100円)することでステータスが判明する。 シーズン2に入りレア度と個体値の識別にデジタル神姫の制約は無くなった。ボディサイズが目視できない以外は特にデメリットがないのでカード化は気が向いたら行えばよい。 最近始めました。時間効率のいいお迎え方(ガチャの回し方)を教えて! 神姫ショップをタップ→5体購入をタップ。 神姫の名前って変更可能? 『神姫ハウス→神姫タップ→左上「神姫名登録」』で変更可能。ただし一度登録したら現状の仕様では再変更不可能なので要注意。 リセット機能で無理矢理デフォルト名に戻せるが、当然親密度が1に戻ってしまうので名前は一度で決めてしまうのが無難。 中級者以上向け ジェムバトルのタイムテーブルって何? 高レアリティの神姫や逆転する手段をバトルの最後にどう持ってくるか、あるいは最後に神姫が撃破されないためには何秒に神姫を出撃させるべきかを、他の神姫でいつ頃交代するかを含めて逆算して考える計画表のこと。 用語集 (あ~な)の「タイムテーブル」の項、戦術・テクニックの「次に出撃する神姫をコントロールする」の項も参照。 具体例は編成研究が参考になるかも? ジェムバトルの動画を分析するポイントを教えて! 一番大事なのは、事前に決めた時間に神姫を出せたか。わからないなら、試合終了間際に神姫が撃破されなかったかでもいい。 最後に出すと決めた神姫の次に出撃予定だった神姫が場に出ているか、もし生き残ったとしても体力がほぼない状態だったなら、最後の神姫を出すのが早すぎる可能性がある。攻め込むタイミングを後ろにずらすか、ガードや機動力で逃げることを視野に入れよう。 出すと決めた神姫が出場していないか出せてもジェム獲得数が少ないなら、出す時間を遅延された可能性が高い。バーストを使って体力を減らしたり、ガンガン攻めてジェムを稼いでヘイトを集めよう。 それに関連して、試合全体を通して、瞬間1位になったタイミングも考えよう。自分の交代したいタイミングとは大きくずれた時間で1位になっていたり、試合終了寸前で撃破された場合は、他のプレイヤーに囮にされていたかもしれない。ジェム回収量を減らすことも視野に入れよう。 また全体のジェム数の推移、特に最後の一人前の神姫が、被撃破前に持っていたジェム数も大事になる。他のプレイヤーから大差を付けられていないか、逆に大差を付けすぎて次に出撃した神姫が全員に狙われ出オチになっていないかは分析しよう。 他のプレイヤーの出撃時間や、攻撃対象も分析してみよう。似たような編成を使っているなら、誰にヘイトを押し付けるかの選択や崩された際のリカバリー方の参考になるかもしれない。 最後に、盤面全体を見渡して、残り40秒の時点で勝ち筋があったかも考えよう。 自分の戦略が崩れた際のリカバリーに向けた練習になる。 ジェムバトルで2〜3割しか勝てない… ジェムバトルは4人バトルロイヤルなので、実力が全く同じプレイヤー同士が戦ったとすると平均勝率は25%。1vs1の対戦ゲームの半分である。 勝率3割でも、1vs1ゲーム基準だと勝率60%相応になる。 ランカーでも安定して勝率5割を越えられるようなプレイヤーはほんの一握りなので、あまり気にしないようにしよう。 その他 迷惑行為かな?と思ったら (シーズン2移行時に一旦表示されなくなっているが)サブモニターやランクマッチエントリー前に表示される規約についてもしも違反しているもしくは違反しているかもしれないプレイヤーが居ると思った場合は、メールでのお問い合わせが可能。 マッチングした時間帯、相手のユーザー名や店舗、編成神姫や何チームだったか、可能であれば画像や動画などといった添付ファイルを添えて通報してみよう。 運営サイドで問題と判断されれば警告やアカウント削除などと言った対処が取られるかもしれない。 コメント カード神姫っていわゆるトレードによるリミッター仕様とかはあるのかな? -- 名無しさん (2021-02-03 20 36 27) 今のところ紐付け仕様は無いよ -- 名無しさん (2021-02-03 22 49 08) レアリティ昇格とかないんですかねぇ…。N神姫を愛でてる最中、同じ神姫のRが出た場合、Nを見捨てろと? -- 名無しさん (2021-02-22 20 57 40) 現物カードである以上無い。ゲーム内では昇格してる…ってシステムは可能だろうけど実装するはず無い。 -- 名無しさん (2021-02-22 21 17 07) それと必ずしもRの方が良い訳じゃない。むしろNはジェムロスト最小で復帰最速なので、ある意味一番優れている。 -- 名無しさん (2021-02-22 21 35 37) 紐付けがないなら、ゲストプレイで皆を鍛えようとしたけどダメでした。3人とも親密1でスッポンポンだったぜ。 -- 名無しさん (2021-04-25 21 05 50) マジか。書き換えよう。 -- 名無しさん (2021-04-25 22 47 12) 最近エーデルワイスと白子の無敵バグでBANされる可能性が有ると耳にしたんですが -- 名無しさん (2021-09-26 13 35 23) そもそもコレって本当にバグあるのでしょうか?しかもそれが原因でBANて、どちらも使っているので詳細知っている方いたら教えて欲しいです -- 名無しさん (2021-09-26 13 38 02) 現在のバトコンだと -- 名無しさん (2023-06-20 14 51 54) ごめんなさい途中送信してしまった…現在のバトコンだとチュートリアル後には神姫5体もらえないみたいですね…なんか告知とかありましたか? -- 名無しさん (2023-06-20 14 53 02) 公式の「NEWS」にて、2023/01/24の「アップデートのお知らせ」→「チュートリアルバトルについて」の項に記載されていますが、シーズン2への移行と共になくなりました。 -- 名無しさん (2023-06-20 17 43 27) 名前 コメント