約 1,601,028 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/32.html
(あぁ…今月の出費が(涙) ご両親様勝手に預金使いこんでごめんなさいっ) そう贖罪する目の前には大量の武装神姫のパーツ、本格的な訓練用端末やら、ねここ用の洋服、壁には大穴…… ねここの飼い方、そのいち 「みさにゃんみさにゃんドコいくの~?」 「ん、きっとねここが喜ぶ場所よ」 道を歩きながら会話をしてく私とねここ。 会話してるねここは私の頭の上、ポニーテールの結び目にまたがって、まるでたれ猫のように乗っていて。 前から見ると顔と腕だけ見えなくて、まるで鏡餅みたい。 ねここを買ってきて数日後、その日は休日だったので私はねここを連れてねここを買った場所、センターへと出向いていた。 ねここを買った時に標準セットも付属はしていたのだけれど、それだけじゃなくねここの好きなものを選ばせてあげようと思ったのだ。 武装神姫たちには個々人の好みもあるそうなので、ねここがどんなのを選ぶのか非常に楽しみだったりする。 「さ、着いたわよ」 「うにゃ♪」 自動ドアをくぐって店内へと入っていく。そこは休日という事もあって前着たときよりもさらに人が多いみたい。 これだけ多くの人がいるとこは初めてのねここは少し緊張してるようで、頭の上からごく僅かにふるふると震えが伝わってくる気がして。 「別に怖がらなくても平気だからね、私が一緒にいるから、ね?」 そう言いながら顎のあたりをくしくししてあげると 「うん~☆」 と安心して元気を取り戻したような声になってくれる。 「さてさて、まずは何処から回りましょうかね~、ねここ行きたい場所ある?」 「う~ん……全部っ☆」 聞くだけ野暮だったかな。とりあえず適当に見て歩こうと歩き出した私の前に、1つのスクリーンが目に付いた。 それは私がねここを買うきっかけになったあのスクリーンだった。 今も試合らしき映像が流れている。 映し出されている神姫は、えぇとあれは天使型というやつかな。 でも各部に付けてるパーツが黒いし、足もブースターではなくて黒いブーツみたいなのになっているから改造してあるみたい。 それは物凄いスピードで華麗に飛翔していて、見るものを引き付けるような… ねここも目を輝かせてその光景に魅入ってるようだ。 それから直ぐに接敵したようで、相手の武装神姫もカメラに映し出される、けど 「あっちキモいのです…なんか怖いよぉ」 「そ…そうね」 翼に目玉みたいなのが沢山付いてて、うん、あれはちょっと私もダメ。 そこから私もねここも一心不乱に魅入っていた。ねここは、 「あー、ダメなの! 逃げてー! 負けないでー!」 白い方を気に入ったらしく必死で応援してるのだけど、頭の上でバタバタ暴れるとちょっと痛いし落ちたら怖いんですけどぉ(汗 「キァーーーーーーーーーーーーーー」 と相手の方がみてるこっちまで頭が痛くなるような金切り声を上げ、白い神姫の方は湖へと落下していく。 「だめだめぇ!頑張ってなのー!いーやーぁー!!!」 あぅぅ、ねここさんお願いだから頭を全力で叩かないでとっても痛いです…… と、湖から飛び出してくる物体、そこから先は鮮やかでした。 華麗な逆転劇をみたねここは余程感動したのか、何時までも飽きることなく歓声を送っていました。 「ねーねー、ねここもあんな風に空飛んでみた~い!」 「え?」 スクリーンから少し離れた休憩ブースで飲み物を飲んでいたら、頭の上のねここがそう言い出して。 「さっきの人みたいに、ねここもぴゅーん!って飛びたいの、空を自由に飛んでみたいの~♪」 ネコ型なのに空をって……ドラ○もん? まぁ、いいかな。それだけ言ってる事だし折角なので買ってあげないと。 ついでに他のも買っておいて色々試させてみようかな。 と、ダメ親モードに突入して他にも一揃え買い与えてみたのでした。 そして、その夜 「ねーねー、これでどうー?」 「うーん。それだとなんか違わない? ほらこっちのほうが」 「えー、ねここそれキラーイ( △ )」 我が家の居間のテーブルの上には大量のパーツが置かれていて、私とねここは片っ端から着けたり外したりしてあーでもない こーでもないと2人だけの改造大会(?)を繰り広げているのでありました。 「うーん…あ、これならどうかな?」 それは今日見たアーンヴァル(基礎知識は何とか一通り覚えました)の飛行ユニットをモデルに、 さらに円柱型ブースターを翼下に取り付けて、更に翼そのものを水平に近い感じにして推力をTMAみたいに 全部後方に集中させて…うふふふ 「ほらほら、ミー○ィア♪」 「みさにゃんそれもう30年以上前のなの…」 むしろなんでねここが知っていますか……私の秘蔵のDVDコッソリみたのかしら。 「まぁまぁ、でもこれならすっごく早く飛べると思うよ。 でも念のためにマオチャオアーマー着けようね」 と手早く換装させてっと、ついでに両手にドリルなんかつけたら…あら結構いいかも。 「おお、なんか凄いかもしれないのだ、なんかぱわ~が出てきた気分なの♪ 両手のドリドリもごっつくて勇者ロボみたいでカッコいい~☆」 ごめん、ちょっと敵役っぽかったかもしれないです。 「じゃ、飛んでみるっ」 むん、と力を入れた表情になるねここ。 「とぁ―――――!!!」 その直後ブースターに火が入ったかと思うと、ズバァァーシュ!!! って音とドガァン!って変な音が。思わず一瞬目を閉じてしまって、 次に目を開けたらねここの姿は何処にも… と、ねここが飛ぼうとしていた方向の壁を見ると、そこにはぽっかりと大きな穴が出来ていて外の風景が丸見え…… 「ねここ―――!?」 私は慌てて靴も履かずにねここを探しに駆け出して、燃料切れ(どうやらリミッターかけないで全燃料を一瞬で吹かしちゃったみたい)で裏山に不時着して目を回しダウンしていたねここを発見回収して、うちに帰りついた頃にはもう朝になってしまっていたのでした…… それ以来我が家のルールに室内でのミーティ○ごっこ禁止の項目が出来たのでありました、おしまい。 「えー、またあれ乗りたいのー!ぶーぶー!」 「ダメ。ねここがまた行方不明になったら心配だから、ね?」 「うぅ、みさにゃんがそういうなら…はぁい」 (でもこっそり乗っちゃおうかな、にゅふふ) 封印解除の日まであと○日(くるのかっ 続く 上に戻る
https://w.atwiki.jp/2ch_ff13/pages/493.html
元気だと威力UP [#a8b8fec8] ラッキーブレイカー [#v655231a] 物理ダメージ軽減 [#i6aeed3e] 魔法ダメージ軽減 [#mab7033d] 属性ダメージ+〜% [#ubf97eca] 強化防御〜%延長 [#e12c9f3a] 減力〜%短縮 [#n3a1ae37] 減魔〜%短縮 [#da2d8dbc] 弱守〜%短縮 [#a82e3b8d] 弱心〜%短縮 [#cb308f58] 遅延〜%短縮 [#w39ac41e] 猛毒〜%短縮 [#p4a8929b] 劣化〜%短縮 [#l92820cf] 呪詛〜%短縮 [#o98ec140] 激痛〜%短縮 [#b23cf18d] 忘却〜%短縮 [#de0481ce] 虚脱〜%短縮 [#o556f5b5] ATB〜%加速 [#y926f94d] 元気だと威力UP HPが90%以上の時、敵に与えるダメージが増えます。 ラッキーブレイカー 一定の確率で、攻撃した敵をブレイク寸前にします。 物理ダメージ軽減 2連鎖 物理ダメージ5軽減 3連鎖 物理ダメージ10軽減 4連鎖 物理ダメージ20軽減 魔法ダメージ軽減 2連鎖 魔法ダメージ5軽減 3連鎖 魔法ダメージ10軽減 4連鎖 魔法ダメージ20軽減 5連鎖 魔法ダメージ30軽減 属性ダメージ+〜% 2連鎖 属性ダメージ+30% 3連鎖 属性ダメージ+40% 4連鎖 属性ダメージ+50% 強化防御〜%延長 プロテス・ブレイブ・ヘイストなど強化・防御系アビリティの時間が〜%延びます。 2連鎖 強化防御30%延長 3連鎖 強化防御50%延長 4連鎖 強化防御70%延長 5連鎖 強化防御90%延長 減力〜%短縮 減力(デブレイ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 減力20%短縮 3連鎖 減力40%短縮 4連鎖 減力60%短縮 減魔〜%短縮 減魔(デフェイ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 減魔20%短縮 3連鎖 減魔40%短縮 4連鎖 減魔60%短縮 弱守〜%短縮 弱守(デプロテ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 弱守20%短縮 3連鎖 弱守40%短縮 4連鎖 弱守60%短縮 弱心〜%短縮 弱心(デシェル)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 弱心20%短縮 3連鎖 弱心40%短縮 4連鎖 弱心60%短縮 遅延〜%短縮 遅延(スロウ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 遅延20%短縮 3連鎖 遅延40%短縮 4連鎖 遅延60%短縮 猛毒〜%短縮 猛毒(バイオ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 猛毒20%短縮 3連鎖 猛毒40%短縮 4連鎖 猛毒60%短縮 劣化〜%短縮 劣化(ウィーク)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 劣化20%短縮 3連鎖 劣化40%短縮 4連鎖劣化 60%短縮 呪詛〜%短縮 呪詛(カーズ)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 呪詛20%短縮 3連鎖 呪詛40%短縮 4連鎖 呪詛60%短縮 激痛〜%短縮 激痛(ペイン)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 激痛20%短縮 3連鎖 激痛40%短縮 4連鎖 激痛60%短縮 忘却〜%短縮 忘却(フォーク)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 忘却20%短縮 3連鎖 忘却40%短縮 4連鎖 忘却60%短縮 虚脱〜%短縮 虚脱(ダル)を受けた時、悪影響を受ける時間が〜%短くなります。 2連鎖 虚脱20%短縮 3連鎖 虚脱40%短縮 4連鎖 虚脱60%短縮 ATB〜%加速 ATBゲージが溜まる速度が30%上ります。 2連鎖 ATB10%加速 3連鎖 ATB15%加速 4連鎖 ATB20%加速 5連鎖 ATB30%加速
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2641.html
『元気でやっているか? 風邪とかは引いてないか?』 「大丈夫、父さん。心配しすぎだよ」 帰ってきた後、夕飯の作り途中、家に電話がかかってきた。 それは久しぶりに父さんからだった。 月に一回ぐらいにこうやってかかってくる。心配性な父さんだ。 『いーや、高校生でも、螢斗はまだまだ子どもなんだ。息子を心配するのは父親として当然だぞ』 「ちゃんと、やってるよ。……そうそう、ついこの間から、長倉家にさ、武装神姫が住むことになったのだけど。父さんは許してくれる?」 『ああ、あの動く可愛い人形か。同僚の娘さんも持っているらしいからな。……父さんは別にいいと思うぞ』 「そう、よかった」 この家の、本来の家主に反対されたらどうしようかと思っていた。まあ、反対したとしても、無理矢理押し切る気でもいたのだけど。 『ちなみに、どういう子なんだい? 猫型とか犬型とかかい?』 「……詳しいね、父さん。しかも基準がペット方向のだし」 『ち、違うぞ! ただ、ちょっと、そういう先入観があるだけで。……詳しいのも、お客さんを色々見ていると、神姫を連れている子や、いい大人が年甲斐もなく愛でているのを見られるだけだぞ。本当だぞ!……父さんは変な目で見ているわけではないぞ!』 欲求不満なのか、我が父親は。 言わなくてもいいことをペラペラと喋る。 「わかった、わかった。そう言う事にしとくよ」 『そう言う事とはなんだ、そう言う事とは。信じてないだろ、父さんを』 「信じまーす」 『うぅ、まったく……ブツブツ……』 父さんも元気そうにやっているみたいだ。いつも通りの父さんがいて、ホッとしている。少しイジりすぎたかもしれないけど。 「神姫は山猫型、アーティル型の子なんだ。名前はシオンってつけてる」 『ふーん、アーティルタイプは熱血で元気な子らしいじゃないか。名前はシオン……シオン。もしかして……シオンを漢字で書いたら、“詩”と“音”って書くんじゃないか?』 「……うん」 父さんは一呼吸置いてから、また電話口から声が聞こえた。 息を飲む音も一緒に。 『……すまんな、一人にさせてしまっていて』 「なんで謝ってるの? 家を空けてるのはいつものことじゃない……」 父さんが突然謝り出した理由はなんとなくわかっている。 だけど僕は、はぐらかした。 『だがな、実際螢斗は寂しいんだろ? お前の母親“詩乃”と、詩乃の母さん、祖母の“海音”義母さん。わざわざ、文字をとってくる必要がない。螢斗自身はわかっているだろ?』 「違うってそういうのじゃない。ただの偶然だよ、偶然」 『しかしだな……』 そうだよね。父さんはそう思うよね。でも、あれは本当に偶然だった。 名前を考えたら自然に頭の中に浮かんできた。漢字名は後で気付いた。 ただ、それだけのこと。 『お前は詩乃が亡くなった時も、義母さんが亡くなった時も、号泣だったじゃないか。詩乃が亡くなった時は、三日三晩、小さいお前が俺の胸で泣いてたし。義母さんが亡くなった時は葬式の翌日、久しぶりに帰ってきて、布団を干す時にさ、おまえの枕がすごい濡れていたのを覚えてるぞ』 「……家族が亡くなったら、誰だって泣くさ」 余計なことばかり覚えてるんだから、父さんは。 僕が以外に涙脆いなんて知っているくせに。涙は枯れないものだから、どんどん溢れてくるものだから。 『無理をすれば、父さんは家に帰れることだって……』 「――それはやめてよ。父さんは結構偉い立場なんだからさ。社会人として責任が色々あるでしょ。……それにさ、今は……」 「螢斗さーん!……鍋が、鍋が吹きこぼれそうです!!」 廊下の奥、キッチンの方からシオンの危機感迫る声が聞こえ始めた。 「ちょっと待ってて、父さん。……コンロのスイッチを止める方に捻るんだ!! 身体全体で掴め!!」 「と、とりゃー!……やった! 治まりましたよ、螢斗さん!」 ふぅ、これでよし。一安心だ。 「よくやった! そのままにしといて!…………もしもし、父さん?」 『大変そうだ……な。電話越しに聞こえたぞ』 「料理の最中だったから。シオンにまかせてたからね」 『ははは、武装神姫の、あの小さい身体に料理番は荷が重そうだな』 「でも、よくやってくれてるよ。……あのさ、こうやってシオンと暮らしてるとさ、少し父さんの気持ちがわかるんだ」 『うん?』 「父親の気分っていうのかな。シオンは普通の神姫と少し違うところがあってさ、そういうのがあってもさ、それが可愛いっていうか。手のかかる子ほど可愛いというかさ」 『でも、お前はあまり手がかからなかったな。詩乃が亡くなってからとか、義母さんが亡くなって、ますますな』 「……えっと、そうだった?」 そんな風に意識したことはなかったような。一人暮らしをするって決めた時はしっかりしようと思ったけどさ。 『そうだったんだよ。……親が亡くなるなんて、子どもは暗くなるのが普通なんだが、お前は、率先的に義母さんの手伝いしてたらしいじゃないか。父さんは知ってるんだぞ』 「う、」 『同僚のお子さんなんか、母親がいてもなにも手伝わない事が多いらしい。お前の話をすると、絶対俺の周りが羨ましがるんだぞ。一人で偉すぎるってな。その度に父さんは鼻が高くなってしまうぞ』 「そ、そう」 職場では僕の事が周りに筒抜けらしい。僕自身は当然の事だと思うのだけど。 『お前が持ち主だったら、神姫のシオンが幸せだな。お前はしっかりしている。どんな子でも導いていけるさ。子どもは手が掛かろうが、手が掛かなかろうが、いずれは成長していくもんだ。人間だろうが神姫だろうが、それは同じだ』 「あ、……そうか……そういことか」 この前の君島さんの話、成長という意味はこういう事を指しているのか。 シオンだけではない。僕も成長する必要があるということかもしれない。でも、なにを……? 『ん、今度はどうした?』 「いや、なんでもない。そろそろ切らないとな、なんて」 『おお、そういえばそうだな。いつまでも、電話を占領するのも悪いし』 「……ほどほどにね。あと、父さん……」 『なんだ』 「いつも、ありがとうね。僕を心配してくれて」 『ッ!…………あったりめーだ、バカタレー。我が息子よ、またなー。……ッグス……ウウ」 ……プツ、ツーツーツー。 僕は受話器を置いた。 父さん、最後泣いてたし。涙脆いのは父さんの遺伝だな、絶対。 「螢斗さん、どうかしましたか」 「……え、どうしてそんなこと聞くの?」 リビングに戻ってみると、シオンがなぜか僕に訪ねてきた。 いや、電話してただけなのだけど。 「顔が嬉しそうですよ。電話の相手と、よほど楽しいお話をしたんですか?」 「ああ、そういうこと……うん、そうだよ。シオンのことをね、少々」 「えぇ!? 私ってやっぱり変ですか? そうですよね。戦えない神姫なんて変ですよね。自分でもそう思います」 「なに、勝手に勘違いしてるの!? 違うって!」 シオンを宥めるのに時間を使っていたら、すっかり鍋は定温にまで下がっていた。 ―――― 休日の日、天気は快晴。 朝の10時いつものゲームセンター前。 「よーし、皆のもの、全員いるかねー?」 「全員って……君島さん、あなたがみんなと初対面ですよね? まず、自己紹介してくださいよ」 「これは失敬。長倉君のアルバイトの上司、君島 縁だ。それ以上でも、それ以下でもない」 「……螢斗さん。君島さんって変な人ですね」 最後のポツリと感想を言ったのはミスズだ。 今この場には、僕とシオン、淳平とミスズ、君島さんだ。 淳平は絶対朝起きられないと思ったので、僕が家に電話して淳平の母親に頼み、ブン殴ってもらって起こしてあげた。 今日は残念なことに霧静さんはいない。 霧静さんは家の用事で今日は出られないとのこと。アリエもまだ神姫ショップの店番で忙しいらしいし。 休日はよく人が来ると言っていた。どっちにしろ、あの店長さんを見たら客は逃げると思うんだけどな。 それと、君島さんの神姫のリンレイも見当たらない。だけど、気配はしないけど絶対身近にいる。忍者みたいに姿を消せるみたいだから、油断はできない。 「はい、はい、はーい! お姉さん、質問でーす!」 淳平が、学校に教育実習生として来た先生に、質問を投げかける生徒みたいな構図が連想されるテンションで手を挙げている。 「はい、そこのキミ!……えっと、名は?」 「伊野坂 淳平。螢斗の親友でっす。この子はアーンヴァル型のミスズっす」 「じゃあ、改めて。……はい! 伊野坂君、なんだね?」 「姉御って呼んでいいっすか? ついでに彼氏はいますか?」 「……マスタァ~」 ああ、ミスズが凍えるような目で淳平を見始めた。よくあることだ。だけど、今日は止められそうにもない。 「うむ、許す。……彼氏がいるかどうかは……キミのご想像にまかせるとしよう」 「うぉー、ミステリアスな雰囲気っすね、さすがは姉御! 痺れるっす!」 キミたち、ホントに初対面なの!? 「はー、綺麗なお人ですね……」 シオンが君島さんに見惚れている。それでいて驚きの口調も出す。 ――いや、騙されるんじゃない。 確かに今日の君島さんは、いつもの、バイトの時の姿と違く見える。 君島さんの服装は黒のジャケット、中にシャツ。細い足にはデニムパンツ、靴はヒールと大人だからこそできる服装。 僕よりも幾分も長身でスタイルも良い。顔にはブルーグレーのサングラスをしていて、バイト中いつもぞんざいに結っている長い髪はツヤがあるように、綺麗に腰元まで流している。 道の通りを歩く十人中十人が、男女関係なく、かなりの確率で振り返るであろう容姿を今この人は表わしているからだ。 今も道行く人が何人か振り返っているのがわかる。 だけど……だけどだ。 僕は知っている。 この人は荒唐無稽なことを平気でやってのける。バイト中でも、数々の暴挙を引き起こしているのに客からも反感を受けず、仕事もクビにもされない超人だ。 実際に謎だらけの人なのだけど……なぜか、僕にとって信頼できる人でもある。 ……不本意だけど。 「――拙者は主殿の神姫リンレイでござります。よろしくいたく候」 「あれ? いつからそこにいたんですか! さっきまでいなかった筈なのに……」 ミスズが口に手をやって驚愕している。 君島さんの肩からさっきまでいなかったリンレイがいつのまにかいたからだ。 本当、いなかった筈なのにどこから来てるのかな。 「すっげー! 忍者だ、忍者も出た。姉御もめっちゃ美人だし、なんでバイトの先輩で、こんな美人がいるって言ってくれなかったんだよ!? これから、螢斗のコンビニに毎日通う事にするぜ!」 「迷惑だよ……ハァ……」 ガクガクと僕の首を揺らす淳平。そして、来て早々疲れている僕。 なんでこの人といると、こんなに精神的にも疲れるんだろう。 ……いや、淳平と併せてるせいだ。絶対そうだ。 「えー、今日はお日柄もよく、シオン君の矯正バトル日和になったわけなのだが」 「そんなことより、いいから、授業とやらを始めましょうよ」 「ふぅ、まったく、ゆとりというものを知らんなキミは。昔は……」 「はいはい、もう入りましょう」 もう付き合ってられない。 シオンの為を思って呼んだのだけど、人選を間違えたのかな僕は。 「綺麗な方なのに、面白いお人ですね」 シオンは本気でそう思っているみたい。 面白いは褒め言葉なのか? いや、シオンにとっては悪口じゃないだろう。 純真すぎるのも問題だな。 「悲しいな、悲しいよ。……さて、リンレイ、伊野坂君とミスズ君も行くぞ」 「承知でござります」 「へへ、俺もお供しまっすー!」 「マスタァー!! あとで覚えていてください……ぐぎぎ……」 このメンバーで本当に大丈夫なのだろうか。 ―――― 「ふむふむ、ゲーセンの筐体はこうなっていて……ほう、このくらい迫力で……ステージもなかなかリアル……うーむ」 君島さんが感嘆の声を呟く。他の対戦者、神姫たちが実際にバトルしてる筐体の画面をゆっくりと眺めている。 「君島さん、そろそろ、シオンのバトル恐怖症を治す方法を教えてくださいよ」 「まあ、待て。……んーと…………」 筐体から離れ、君島さんはサングラスを外してポケットに差してから、周りを見渡している。 「主殿、あそこにでござります」 肩に乗っかっているリンレイがある一角を指差す。 なんだろうか? 僕はてっきり、君島さんとリンレイがバトルで直接教えてくれると思っていたのだけど。 「おっ…………そこのチンピラ! ちょっとこっちに来い!」 えっ! ちょっと、何やってるの? リンレイが指差す方向、壁を背にして立っていた、いかにもワルそうな男。 君島さんはその人を見つけるや否や、突然挑発し始めた。 「……あ~? おいおい、いきなりなんだ、ネーちゃん。オレのことをチンピラっつってさ、舐めてんのか、あぁん!!」 (こ、怖!) 君島さんと違う種類の、それでいて同じようなサングラスをかけている男性がこっちに向かって来た。 ジャラジャラと首にネックレスをいくつもかけていて、格好も着崩している風貌だ。 「キミみたいな、チンピラ風情がゲーセンにいると、ここの空気が汚れる。さっさと、出て行ってくれたまえ」 「ちょ、ちょっと。君島さん! いきなりどうしたんですか!?」 「そうっすよ、姉御。危ないっすよ」 「……君島さん、謝ったほうがいいです!」 僕もミスズも、さすがに淳平もたじろいでいる。 僕も怖いが、怖くて震えているシオンは胸ポケットに身体を潜らせる。 とにかく、君島さんを謝らせないと。周りの客も空気も凍りついているじゃないか。 「ひでぇな、ネーちゃん。俺も神姫バトルを楽しみたい一市民なんだぜ、そこは許せよ。お前もそう思うだろ、なぁ?」 チンピラさんが自分の神姫に話しかけた。 見ればその男性の肩、膝に手を置いていて行儀よく神姫が座っている。 左目の方に眼帯をしているのにその上からオーナーと同じようにサングラスを掛けている。 「…………」 なにも喋らない。 軍帽を被っていてその下から、アーティル型のボディよりも薄いピンク色の髪の毛が見える。 あれは……武装神姫、戦車型のムルメルティアだ。 それより、なんで、サングラスを掛けている率が多いんだ。流行っているのか? 「こちらはそんなものは知らん。さっさと消えてくれたまえ」 しかし、どうしたんだ、君島さんは。なにかこういう人に恨みでもあるのか。 普段よりも気性が荒すぎる。 「おーおー、怖え~。美人なネーちゃんなのにな、もったいない。……はぁーあ、ムカつくぜ」 「で、どうするのだ? 出ていくのか? 出ていかないのか?」 「いやだ、ね……どうしても出ていかせたいっつうなら、やっぱここはコレだろ?」 クイッと指を筐体に指す。神姫バトルでけりを付けるってことなのか。 「被害者な俺自身がふざけた気分になっちまうが、警察沙汰にする気もないんでな。ここは神姫バトルで手を打つってぇーのはどうだい?」 「ふむ。わかった、よかろう」 ふぅ、よかった。君島さんと忍者神姫のリンレイなら、神姫バトルで負けるイメージはないからな。 これで安心でき―― 「――ただし、やるのはこの子だ」 「えっ!…………うぇ!?」 君島さんに突然腕を引き寄せられた。 僕の目の前に厳つい男性のチンピラさんが。 「あ? このチビがか……てめーはやんねえのか?」 「あいにくと、私は武装神姫を持っていない」 「ええっ!! リンレイが――……ムググ……」 「リンレイがいるじゃないですか」と言おうとしたら、口を手で塞がれた。 淳平とミスズにも、何も言うなと目で黙らしている。 なんで、どうして? 目線を動かしても、君島さんの身辺どこにもさっきまでいたリンレイの姿が見当たらない。また姿を消しているのか。 (いいから、言うとおりに) 耳元、小声でそう言われた。 一体何を考えているんだこの人は。 「はぁ? てめーはなんでここにいるんだよ!?……はぁ、まあいい。そこのチビが代わりにやるってことだろ? 俺は別にいいぜ。そのチビの神姫が勝ったら俺は素直に出ていくさ。ただし、負けたら……」 首を掻っ切るジェスチャーをする向こうのチンピラさん。 え、本気で? 人間を神姫バトルで……。 「ふん、冗談だ……ただ、俺のダチが裏でやばい仕事してて、そこで急遽人手が必要なんだと。俺は面倒でやりたくないんだが……」 「それを手伝えっていうことですか」 「そうだ。そっちが負けたら、それが罰ゲームっつうことにしよう。俺は喧嘩売られた側だぜ? それくらいの権利はあんだろ。もしもだ、そういう仕事でとちったら社会的にな……わかんだろ?」 「……最悪陽の目をもう浴びれなくなるってこと……です……か?」 「賢いチビだ。まあ、そういうこったな」 そうだよね。 もちろん、僕たちが負けても君島さんが代わりにするんだよね。 そうなんだよね? 僕は君島さんを伺ってみる。 (キミがやるんだ) 目がそう語っている。 うっそ、なんで!? 「ちょっ、ちょっと、待っててください!! 君島さん、こっちに」 「……ふむ、よかろう」 今度は僕の方が君島さんを引っ張っていく。 ゲームセンターの隅の方、目のつかない方に連れていく。 「あのアマは、いつもあんな感じなのか?」 「さ、さぁー、姉御はさっき初めて会いましたのでよくは……あはは……早く戻ってこいよ~」 「なにかあれば、マスターは私が守ります。ヌヌヌ……」 その場にはイラついたチンピラさんと気まずそうな淳平、睨みつけるミスズが取り残されてしまった。 ごめん、すぐ戻るから。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/891.html
352 :名無しさん(ザコ):2013/02/21(木) 23 49 30 ID qHg4CfMM0 洋風・ゴスロリ装備神姫(武装神姫) ゴスロリ服に巨大武装を施した趣味的なコーディネートの神姫。 性能は多少ENが低いのが気になる程度で可もなく不可もない回避寄りグレー系だが、 攻撃面は射程1中心なものの燃費の良さと速攻火力に優れ、さらに無消費1300や 射程4弾数武装も揃うので優秀。 さらに目を引くのが威力3000のドラゴンクラッシャー。その圧倒的破壊力は見ものだが、 気力150にEN消費100/140でほとんどの武装がEN消費型と制限が厳しい。 なので、無理に狙うより良燃費のニョルニルハンマーかバトルアックスで戦う方が、 活躍はさせやすいだろう。 ……と、思いがちだが、実のところ凄まじい使い方が隠されている。 それは、このユニットは『装備を統一した素体』なので固有のパイロットが存在せず、 神姫パイロットを自由に乗せることができるという点だ。 つまり、威力3000の武装を持つユニットに、魂のサイフォス、痛撃奇襲のフブキ、 熱血闘志の紅緒を乗せることができる、ということになる。 サイフォスを乗せた場合、ヴァッシュのAAより下程度の威力になり、イベント想定や 夢コンボを除いた最大ダメージでは単独首位の破壊力になるのだ。 ただし、サイフォスは気合もあり一発を狙うのは容易だが、防御型なので他の面が多少辛く、 一発は残して他でも活躍させたいならフブキか紅緒を乗せてもいいだろう。 と書いたが、実はこの組み合わせもイベント想定に近い代物になっている。 原作からいえばイベント用とは言い難く、普通に乗せ換え可能な程度なのだが、 データ的にはパイロットと素体は一致しているのが基本形となっている。 仮に乗り換えも考慮するならコーディネート神姫は大幅に火力を落とすか、 ネームドから三倍SPを削除するのは必須だろう。
https://w.atwiki.jp/gangroadjoker/pages/46.html
アビリティ名 オススメ度 評価 爆竹(バラ) 爆竹(箱) ★★☆☆☆ 敵前衛全員を攻撃しつつ、デバフもかけれるお得なアビリティ。後衛の攻撃系アビの中では使い勝手は良い。 罵倒 ガン飛ばし 首切りサイン 猛虎襲来 覇王降臨 校庭30周追加だ! ★★★★☆ 効果範囲は敵単体だが、デバフの効果がすさまじく高い。消費BPも高めだが、それ以上の効果があるオススメアビリティ。 陰のカリスマ ★★★★☆ 敵前衛全員に極大デバフをかけれる強力アビリティ。極大デバフ系のアビリティの中でも特に強力な部類に入る。 パワフルロデオ ★★★☆☆ 敵単体に対してだが、防御に極大デバフをかけれるのが良い。一気に大ダメージを与えたい時に是非使用しよう。
https://w.atwiki.jp/ffxi_drk/pages/274.html
暗黒騎士/アビリティ ジョブアビリティ アビリティ名 取得レベル 継続時間 使用時間 説明 効果 ブラッドウェポン 1 0 00 30 2 00 00 効果時間内、近接物理攻撃で相手に与えたダメージを吸収する。 与えたダメージの分だけHPを回復(*1) アルケインサークル 5 0 01 00 0 10 00 範囲内のパーティメンバーは魔法生物に対する種族防御を得る。 魔法生物(*2)に対して有利に戦える。ヘイストの効果? ラストリゾート 15 0 00 30 0 05 00 攻撃力アップ、防御力ダウン。 攻撃力15%アップ、防御力15%ダウン ウェポンバッシュ 20 1発 0 05 00 両手武器で強打し、スタンさせることがある。 敵が詠唱中の魔法を止める。稀にスタン効果発動 暗黒 30 0 01 00 0 06 00 効果時間内、自分のHPを攻撃力に変えて攻撃する。 HPの10%をそのままダメージに変換、命中+25 ダークシール 75 -- 0 15 00 次に唱える暗黒魔法の命中率がアップ。 暗黒魔法の命中率アップ ディアボリクアイ 75 0 03 00 0 15 00 HPmaxダウン、命中率アップ。 HPmax15%ダウン、命中力+20 -
https://w.atwiki.jp/gangroadjoker/pages/30.html
アビリティ名 オススメ度 評価 カチコミ ★☆☆☆☆ 消費BP5で5回攻撃ができるというだけのアビ。 【強】カチコミ ★★☆☆☆ カチコミの上位互換 【極】カチコミ ★★★☆☆ TP5で仕様回数5回で、そこそこのダメージでコンボ数を稼げる使い勝手の良いアビリティ。デッキに1枚は入れておきたい。 俊速ショット ★☆☆☆☆ 音速ショットの下位互換。 音速ショット ★★☆☆☆ 光速ショットには及ばないがそこそこのコストパフォーマンス。他にいいアビリティが出てくると予備軍に。 光速ショット ★★★☆☆ コスパは良い。ダメージだけの特攻なので、仕様上少し使いにくい。 応急処置 ★☆☆☆☆ HP回復よりは使える。 ワイルドジョーカー パーフェクトゲーム ★★★★☆ 消費BP15で2回使用できるためコスパが良く、コンボ数も+3されるという使い勝手の良いアビリティ。 タイガーファング ★★★★☆ 消費BP10で2回使用でき、非常にコスパが良い。コンボ数も+2されるオススメアビリティ。ミッションビンゴで手に入るカード(日向景虎)なので、初心者は必ず手に入れておきたい。 シュガーレスキック ★★★★☆ 特殊攻撃にしては消費BPも低く、ダメージも非常に高い。 蛇の目傘の舞 ファルセット波 ★★★☆☆ 消費BP5、使用回数5回でありかつ、【極】カチコミよりも強力。デッキに入れておいて間違い無いアビリティ。 地球儀アタック
https://w.atwiki.jp/ffexf/pages/76.html
ユーザー投票ランキング(モンク) -ランキングを開く ランキングを閉じる 各レアリティでお気に入りのアビリティを教えてください。※その他はアビリティ追加実装時に使用予定です※@ウィキの仕様で全ての項目に投票できます。ランキングの信頼性を高めるため各レアリティにつき「1つ」のみ投票にご協力お願いします。 ☆5アビリティ 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 リレイズ 2 (100%) 2 クエイガ 0 (0%) 3 ブレイブ 0 (0%) 4 メテオ 0 (0%) その他 投票総数 2 ☆4アビリティ 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 スリプル 1 (50%) 2 メディカ 1 (50%) 3 クエイラ 0 (0%) 4 グラビデ 0 (0%) 5 バイオ 0 (0%) その他 投票総数 2 ☆3アビリティ 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ヘイスト 1 (50%) 2 リジェネ 1 (50%) 3 クエイク 0 (0%) 4 スロウ 0 (0%) 5 リフレッシュ 0 (0%) その他 投票総数 2 アビリティ一覧 ※記載している内容はLv最大時のものです。 レア 名前 効果1 効果2 CT AP 説明 ☆5(伝説) メテオ 威力 722.9% - 67.5秒 237 前方に巨大な隕石を落とす魔法で攻撃※攻撃魔力の値で効果が変動 ☆5 ブレイブ 攻撃/攻魔上昇 8% - 28.0秒 300 攻撃力と攻撃魔力が上昇する甘法 ☆5 リレイズ 蘇生HP回復 20.0% - 42.0秒 500 死亡時に自動で復活する効果を付与する魔法自身と対象の仲間一人に対して効果を付与※180915現在 自身の周辺の仲間と対象の仲間一人に対して効果が出る不具合が発生中 ☆5 クエイガ 威力 588.5% 地属性値 218.7 22.4秒 175 自身の周辺を地属性の魔法で攻撃ダウン中の的に対して威力が上昇※攻撃魔力の値で効果が変動 ☆4 メディカ 回復力:385.0% - 15.4秒 110 HP回復、継続ダメージを解除する魔法自身と周辺の仲間のHPを回復し毒ややけどなどの継続ダメージを解除※回復魔力、攻撃魔力の値で効果が変動 ☆4 グラビデ 割合攻撃 25.0% STダメージ 750.0 29.4秒 170 HP割合ダメジとSTダメージを持つ魔法吸引効果が発生一部の敵に対して割合ダメージ値が減衰する場合があります ☆4 クエイラ 威力 342.7% 地属性値 93.7 16.8秒 113 自身の周辺を地属性の魔法で攻撃ダウン中の的に対して威力が上昇※攻撃魔力の値で効果が変動 ☆4 バイオ 毒威力 30.0 属性耐性低下30.0% 26.6秒 180 毒効果を付与し属性耐性値を低下させる魔法自身の前方にダメージフィールドを設置攻撃魔力の値で効果が変動 ☆4 スリプル 睡眠 200.0 - 25.2秒 105 範囲内の敵に睡眠効果を付与する魔法 ☆3 ヘイスト 効果時間 25.0秒 AP回復速度 55.0% 25.2秒 80 移動速度を上昇する魔法時間経過AP回復速度を上昇 ☆3 スロウ 効果時間 20.0秒 - 21.0秒 60 敵の移動速度を低下する魔法魔法を発射し、ヒットした対象とその周辺に効果が発生 ☆3 リジェネ 回復力 50.0% - 28.0秒 125 HPが回復するフィールドを設置※回復魔力、攻撃魔力の値で効果が変動 ☆3 リフレッシュ AP回復力 35.0% - 35.0秒 420 APが回復するフィールドを設置※回復魔力、攻撃魔力の値で効果が変動 ☆3 クエイク 威力 174.7% 地属性値 37.4 12.6秒 75 自身の周辺を地属性の魔法で攻撃ダウン中の的に対して威力が上昇※攻撃魔力の値で効果が変動
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/583.html
SHINKI/NEAR TO YOU Phase01-1 スポットライトに照らされた眩い舞台。 その縦横に光のラインが走る電脳空間を模したバトルフィールドに、エントリースポットから彼女が舞い降りたとたん、周囲から歓声が上がった。 「見てください。皆さん私の華麗なる姿を待ち望んでいたようですね」 「あのな、お前もう少しは緊張感持てよ」 沸き起こる歓声とは対照的なその少年の声に、彼女は蒼いポニーテールを振りながら答える。 「問題ありません、緊張する必要など皆無です。安心して私の戦いを見ているだけで結構、いわゆる〝大船に乗った気分〟ってヤツですね」 そう言って彼女は得意げに胸を張る。 その拍子に、身に着けている天使型武装のヘッドギアがずり落ちた。 「ドロ船の間違いじゃないだろうな……」 彼は軽く目頭を押さえると、成り行きとはいえこんな形で神姫バトルを行うハメになったことを、ひそかに後悔した。 * 先週まで咲き誇っていた桜も散り、街角ではそこかしこで新緑が芽生え始めている。 そんな暖かな陽気、まさに快楽日和……にもかかわらず駅前の広場に人がまばらなのは今日が平日ということからすれば仕方がない。 広場の時計台が刻む時間も当に十時を回っている。駅をゆく学生服や背広姿の群れも一段落し、桂樹駅は静かだった。 その駅のロータリーにある騎馬像(どこぞの芸術家が寄贈したとかいう話だ)の前に、ひとりの少年があくびを堪えながら突っ立っていた。 「全く、自分から呼んどいて遅刻かよ……伊吹のヤツめ」 独りでブツブツ言いながら、少年は所在無げにつま先で地面を蹴る。 そんな彼の仕草にベンチから声が掛けられる。 「しかしこの誘いを承諾したのはシュン自身です。ここで帰宅を選ぶということは、その約束を一方的に反故するも同然です」 その自身の内心を見透かした声に、シュンと呼ばれた少年は面倒そうに答える。 「こっちはもう三十分も待ってんだよ。……ったく、せっかくの休みなのに」 「待ち合わせの十時からは、まだ五分も経過していません。三十分近くも待つことになっているのは、わくわくして約束より大幅に早く到着したシュンの責任でしょう」 「誰がわくわくしてたよ? こんなに早く着いちゃったのは、お前が朝早くから急かすからだろうが」 苦い表情を浮かべながらシュンは傍らのベンチを見下ろす。そこでは先ほどからシュンに辛らつな意見を述べる声の主がチョコンと腰掛けている。 その〝彼女〟はジッと睨むシュンの視線に、抱えていたものを脇に置いて振り向いた。 「失敬な。それではまるで私が『遠足が楽しみでたまらないお子様』のようではないですか。言い掛かりです、激しく名誉毀損です。弁護士を呼んでください」 「あのなぁ、ゼリス。どこの世界に神姫専門の弁護士がいるんだよ」 キッと意味もなく凛々しい顔で彼のことを睨みつける少女――の姿をした彼のオートマトン(自動人形)――の姿に、シュンはいろいろな意味で間違っていると思った。 何がどう間違っているのかは、それはもう世界に聞いてくれ。 そんなくだらない訴えを脳の片隅に転がしつつ、シュンは隣に座る彼女を見やる。 蒼い豊かな髪をリボンで結ったポニーテール。 褐色の肌、理知的な翡翠の瞳。 神姫の中でも一際小柄で華奢そうだが、それを補ってあまりある存在感をまとった小さなフロイライン(お嬢さん)。 ――ゼリス。 彼女は彼、有馬駿(アリマ シュン)の武装神姫だ。 なぜ平凡な中学生だったシュンがこのいろいろな意味で普通じゃない神姫であるゼリスのオーナーになったのか? ふたりに尋ねればきっとこんな返事が戻ってくることだろう 「いろいろあって……(byシュン)」 「いろいろな事がありました……(byゼリス)」 どうやら彼らの関係には一般的な神姫とそのオーナーとは違った複雑な経緯があるらしい。 が、一週間も立てばそうした状況にも次第に慣れてくるもの。初めはゼリスに戸惑ってばかりだったシュンも、ようやく今後のことを考えるゆとりも出来てきた。 そんな訳でまずは神姫関連の様々なパーツを揃えようと、ふたりは最寄の神姫センターを案内してもらうため友人と待ち合わせの最中だった。 そもそも今日シュンたちを誘ったのはその友人、彼の幼馴染でもある伊吹からだった。 生粋の武装神姫バトルマニアである伊吹の誘いを、シュンは今日が創立記念日で中学校が休みであることと、先週の事件の反省から快く受けることにした。 しかし、ゼリスに尻を蹴られつつ(こんな言い方をしたらまた怒られるからシュンは口にしないが)待ち合わせに来てみれば、当の伊吹本人がまだ来ない。 シュンとしても今日の神姫センター行きはそれなりに乗り気だった分、何だか肩透かしを受けた気分だった。 「ところで……お前はさっきから何してるんだよ」 「シュン、見て分かりませんか? しばしの小閑に読書です」 そう答えゼリスは再び本を両手に持ち直し、ひとり読書のポーズ。電子書籍が一般化している中、彼女は昔ながらの紙の本を好んでいる。自分が電子化社会の代表選手のクセに。 身長14センチくらいの神姫が身の丈ほどもある文庫本を読んでいる光景は、見ようによってはなかなかシュールだった。 「それは見りゃ分かる。そうじゃなくて、お前はマスターである僕が待ちぼうけてるのに、それを無視してひとりで本読んでるんですか?」 「別に私が余暇を利用して何をしようと、シュンには関係ないでしょう? 過度のプライベートへの干渉は好ましく思えませんね」 「お前なぁ……。少しは自分のマスターの相手をしようとかは思わないわけ?」 シュンの言葉にゼリスは「ふむ」とその細い顎に手を当てながら逆に聞き返す。 「シュンは、私に相手をして欲しいのですか?」 不思議そうな様子で彼を上目使いに覗き込む、そのエメラルドの瞳に一瞬吸い込まれそうになり……はしたものの、すぐにシュンはシラケたようにかぶりを返した。 「いんや、そんなことはねーっすよ」 「ならば何の問題もありませんね。私は読書に没頭しますので、シュンも待ち人が来るまで現状維持に努めてください」 彼の投げ遣りな返事も意に関さず、ゼリスはそう述べると現状確認を済ませことに満足したのか、また読書の体勢に戻った。 そんな黙々と本読みにふけるゼリスを横目で見ながら、シュンは人知れず小さなため息をつくのだった。 神姫。それは自らの心を持ち、自らの意思で行動する全高15センチ程度のフィギュアロボの総称である。 様々な分野で活躍するロボットが存在する西暦2036年において、多様な機能、機構、機器を持ちオーナーである人間をサポートする、最も我々に身近な存在。 神姫とはオーナーとなる人間にとって、親友であり、家族であり、また愛しき娘でも恋人でもあった。いつしか人々はそんな彼女たち神姫の中で誰が最も美しく、優れ、そして強いかを競い合うようになった。 武装神姫。 様々な武器を駆り、装甲に身を包み戦う彼女らを人々はそう呼んだ。 ▲BACK///NEXT▼ 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/469.html
今日は終業式、明日からは夏休みだというのに、僕は学校を休んだ。しかも、仮病で。 単純に学校に行きたくないということもあるのだけれど、もうひとつ理由がある。 僕は武装神姫について、なにも知らない。今後、ネロと生活していくとすると、何が必要なのか、どのように接していけばいいのかなど、色々と調べる必要があった。 ・・・・・・そんな理由で学校休んだなんて、口が裂けても言えないけど。 とりあえず、昨日のうちに充電用のクレードルだけはなんとか入手できた。おかげで、所持金がほとんど無くなったけど。 家の中は、静まり返っている。祖父も祖母もまだ元気で、昨日から北海道へ旅行に行っていた。四泊五日の予定らしいから、しばらくは帰ってこない。と、 「ん・・・・・・」 クレードルの上で、ネロが目を覚ました。 「おはよ、ネロ。気分はどう?」 「おはようございます、慎一。久しぶりによく眠れました」 なんでも、彼女はあそこでずっとスリープ状態のまま過ごし、人が通りかかった時だけ起動して、助けを求めていたらしい。よくわからないが、大変だったということはわかる。 「それで、僕はこれからどうすればいいのかな?」 最初はネットか何かで調べようと思ったのだが、考えてみれば実物が目の前にいるのだ。ネロに色々聞いていく方が早い気がする。 「そのことで・・・・・・、あの、申し上げにくいのですが・・・・・・」 「ん?」 「このまま私を所持されますと・・・・・・、慎一が不法所持の罪に問われるのです」 ・・・・・・なに? 「私の本来のマスターは現在行方不明なのですが、マスター登録が解除されているわけではありません。ですから私は、あなたをマスターと呼ぶことができません。それに、所有権も元のマスターにありますので・・・・・・」 要するに僕は、他人の物を勝手に所持していることになる、というわけか。 「私は自分で本来のマスターを探しますから・・・・・・」 というネロの言葉を遮って、呼び鈴が鳴った。 あまり出たくはなかったけど、もし祖父母に関することだったら大変なので、僕は玄関へ向かった。すると、 「良かった、元気そうで」 来客は、同級生の上岡梓だった。 「はい、今日わけられた配布物。それと、始業式の予定」 「あ、うん・・・・・・。ありがとう」 彼女は明るくて、しかも優しい性格で、男女問わず人気があった。もちろん、男子にとってはその容姿も人気の理由のひとつなわけだけれど・・・・・・。 「・・・・・・おせっかいだったかな?」 ・・・・・・とか考えてたら、彼女はそう言った。 「あ、う、ううん」 とりあえずそう答える。と、 「慎一」 って、ネロ!? 出てきちゃダメだって・・・・・・! 「テレビの電源がつけっぱなしですが・・・・・・」 「あ、それ・・・・・・」 梓は目の前のネロをまじまじと見詰める。 「星野くんも、武装神姫やってるの?」 ・・・・・・も? 「うわあ奇偶! 私もやってるんだ。ね、その娘、なんて名前?」 僕にはもう、この流れを止めることはできなかった。 僕は覚悟を決めて、ネロに関する事情すべてを梓に話した。すると、 「そっか・・・・・・。ね、私になにか協力できること、ない?」 「えっ?」 協力って・・・・・・。 「ネロちゃんのマスター、私たちで探してあげようよ」 「え、いえ、しかし・・・・・・」 ネロは狼狽した。あ、困ってる顔、結構可愛いな。 「大丈夫。ね、星野くん?」 ・・・・・・そんな笑顔で同意を求めないで下さい。ともかく僕らは彼女に押し切られ、明日、近所のセンターで待ち合わせをすることになったのだった。 幻の物語トップへ