約 16,373 件
https://w.atwiki.jp/okamoto16th/pages/63.html
動機づけ 上司が部下に対して、もしくは第三者が特定の個人や組織に対してなかば強制的にやる気を起こさせること ◎個人の自発的な行動を喚起させること 動機づけ研究 人間が自発的行動を起こす「動機」とは何なのかを解明する 「動機の選択」が行われる心理的メカニズムを解明する それらの結果としてどのような「主観的経験」を得るのかを解明する 動機づけ理論の2種類のアプローチ 内容論(コンテンツセオリー;content theory);人間にはどのような動機づけがあるのかを明らかにする 過程論(プロセス理論;process theory);動機づけがもたらす結果を明らかにする 1;内容論 人間がどのような動機づけを有し、その内容や種類、さらにはそれらの関連性を明らかにすることを目的としている。 つまり、人間が有している動機の内容を分析していくこと。 内容論はマーレイ(Murray,E.J.)に始まる。 ■マーレーの社会的欲求 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ Murray Henry Alexander 1893年ニューヨーク生まれ 1947年臨床心理学教授 Ⅰ.生理的欲求┬A.欠乏から摂取に導く欲求―――┬1.吸気欲求 │ │2.飲水欲求 │ │3.食物欲求 │ └4.官性欲求 ├B.膨張から排泄に導く欲求―――┬5.性的欲求 │ │6.授乳欲求 │ │7.呼気欲求 │ └8.排尿排便欲求 └C.傷害から回避に導く欲求―――┬9.毒性回避欲求 │10.暑熱・寒冷回避欲求 └11.傷害回避欲求 Ⅱ.心理的欲求┬A.主として無生物に関係した欲求┬1.獲得欲求 | |2.保存欲求 | |3.秩序欲求 | |4.保持欲求 | └5.構成欲求 ├B.野心や権力に関係した欲求――┬6.優越欲求 | |7.達成(成就)欲求 | |8.承認欲求 | └9.顕示欲求 ├C.地位防衛に関係した欲求―――┬10.不可侵欲求 | |11.屈辱回避欲求 | |12.防衛欲求 | └13.中和欲求 ├D.力の行使に関係した欲求―――┬14.支配欲求 | |15.服従(追従)欲求 | |16.同化欲求 | |17.自律欲求 | |18.対立欲求 | |19.攻撃欲求 | └20.屈従欲求 ├E.禁止に関係した欲求――――――21.非難回避欲求 ├F.愛情に関係した欲求―――――┬22.親和欲求 | |23.排除(拒否)欲求 | |24.養護欲求 | └25.救護(依存)欲求 └G.質問応答に関係した欲求―――┬26.認知欲求 └27.証明欲求 マーレイは以上のような「欲求リスト」を作成し、その欲求充足プロセスこそが人間行動であると説明した。 マクレランドの達成欲求理論 マクレランド(McClelland,D.C.)は組織の中の人間を限定とした研究を行った。 その結果「達成(achievement)」「親和(affiliation)」「権力(power)」という3つの欲求と個々のパーソナリティとの間に強い関連性を有していることを明らかにした。とくに達成感の強い人間は「業績」に強い関心を示す一方で、親和動機の強い人は「人の和」に、権力動機の強い人は「他者への影響力行使とコントロール」に強い関心を示すことを明らかにした。 マズローの欲求段階説 マズロー(Maslow,A.H.)は人間は異なる5つの欲求の階層から成り立つとした。 生理的欲求→安全欲求→社会的欲求(所属欲求)→自尊欲求→自己実現欲求 以上の欲求は提示の欲求が充足されて初めて、高次の欲求が現れるとした。 故に、人間を動機づけるためには、低次の欲求から高次の欲求を段階的に充足させていく必要があるとした。 アルダーファーのERG理論 アルダーファー(Alderfer,C.P.)はマズローの欲求段階説の修正を行った。 生存の欲求(E;existece needs)→人間関係の欲求(R;relatedness needs)→成長の欲求(G;growth needs) 以上のように移行するとしつつも、これら相互間における同時的発現や逆行もあり得るとした。 ハーズバーグの動機づけ=衛生理論 ハーズバーグ(Herzberg,F.)は人間の欲求に関して、職務を通じてどのように充足されるかを明らかにした。 彼の研究の特質すべき点は、「人間を仕事の上で幸福にさせる要因と不幸にさせる要因とは全く別次元の要因である」とした点である。人間には「アダム的本性(動物としての”人間の欲求”;不快を回避したい欲求)」と、「アブラハム的本性(人間としての”人間の欲求”;精神的成長による潜在能力の発揮を求める欲求)」の2種類が存在している。職務において人間を満足させる要因は「達成」、「承認」、「責任」、「昇進」など具体的な内容とするのに対し、人間を不満足にさせる(職務不満)要因は、「作業条件」、「対人関係」、「給与」などが該当し、まったく異なるものであることを明らかにした。 そして、職務を通じて人間を動機づける要因を「動機づけ要因」とし、動機づけとしては機能せず、職務不満を排除する要因を「衛星要因」とし、この2つを明確に区分した。 2;過程論 動機づけ過程論とは、動機づけが人間の行動に対してどのような心理的メカニズムを通して影響を与えていくのかということを明らかにすることを目的としている。 動因理論(強化理論) ハル(Hull,C.L.)によって提唱された理論である。人間の欲求がどのように発現し、いかなる心理プロセスを通じて人間行動を方向づけるかということを解明した。ハルは、人間の行動を一定の方向に向かせる心的エネルギーとしての動因の強さ「D(drive)」と、過去の学習および強化経験の結合としての習慣の強さ「SHR」との積の関数によって、刺激「S(stimulus)」‐反応「R(response)」にもとづく人間の行動を解明することが可能であるとした。すなわち、人間の行動は、過去の経験のうち、高い満足を得ることができた経験がより強化されて習慣となった学習経験に強く影響を受けるものとした。 期待理論 トールマン(Tolman,E.C.)やレヴィン(Lewin,K.)に代表される認知過程論に基礎をおく考え方であり、ブルーム(Vroom,V.)とローラー(Lawler,E.E.)によって「期待理論;ポーター=ローラーの期待理論(expectancy theory)」として発展した。 人間は自らにとっての期待価値や効用が最大となる行為を選択するという考えに基づく。そして人間の動機づけは「期待(expectancy);努力することによってある行為水準に到達できるとする本人の確信度合い」と「誘意性(valence);個人がとった行動がもたらす結果に対する魅力の度合い」、そして「道具性(instrumentality);最初に得られる結果(第1次結果)がさらなる結果(第2次結果)をもたらし得るかどうかということ」という3つの要素の積和によって示されるとした。 また、ローラーは「努力(Effort)」「業績(Performance)」「成果または結果(Outcomes)」の3つの要素をあげ、期待には「努力することにより業績が得られるという期待(E→P期待)」と「その業績が結果的に望ましい成果につながるという期待(P→O期待)」という2つのプロセスが存在しており、人間は自らの主観的判断にもとづいて、自分に最も有利な行動を選択するとした。 動機づけ要因としての報酬 人間は一般的に「動機づけ→行動→報酬→満足」というプロセスを経る。 ただし、最後の満足という点に関しては、組織成員としての個人の満足と組織全体の満足という2つの到達点がある。だが、組織全体の満足を獲得するためには個人の満足の達成が不可欠である。 個人を満足に到達させられる報酬に関しては、賃金、昇進、作業環境などの「外敵報酬」と、達成感、責任感、自己実現感などの「内的報酬」と呼ばれる2つの報酬が存在する。
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/1032.html
タグ 編集/ 週単位活動ルール 名声値ルールver2.00名声値ルールver2.00キャラクターと社会生活おおまかな流れ 社会集団の選択主たる社会集団 貢献技能セット成功率の算出 貢献と名声貢献技能セット成功率と名声値の目安 貢献判定貢献判定表 名声判定名声判定表 反感の解消 主たる社会集団とキャラクターの生活レベル階層レベル 初期名声値の決定 名声値を社会資産に引き当てる社会資産表(階層LV1) 名声判定による物資引き当て 社会資産の増減による名声値の再計算 社会集団同士の関係性 成長ポイント成長ポイント(草稿)能力値の成長ポイント換算 欲求値ルールver2.00欲求値ルールver2.01欲求値ルールは何でないか なぜ欲求値ルールを使うのか 俯瞰情報 欲求の種類1.性欲求 2.所属欲求 3.独立欲求 4.尊敬欲求 5.消費欲求 6.成長欲求 欲求ポイントの増減と影響 欲求生成表と内発欲求判定欲求生成表の作成欲求生成表の例 内発欲求判定 欲求の転化 ストレスの発現と疲労上限の低下ストレス判定表 ストレス判定 疲労上限値の低下 欲求ポイントの増減所属する集団 高めあう集団 性交 肉体労働 飲酒・飽食・賭博・娯楽 所有 自由時間/過重労働 訓練・研究 経験 能力値の損失 対決 直接的危機 身体へのダメージ 殺傷 戦闘における欲求ポイントの総変化 1回の貢献ロールで複数の欲求を解消する 欲求の増減要因の調整欲求別解消手段早見表 偏執欲求理性の侵食 複数の偏執欲求 名声値の対象の喪失による欲求値の上昇名声喪失表 オプションルール成長途上オプション〈名声(自身)〉 自覚度 デザインノート欲求値を運用するときの注意 つれづれ 欲求値ルールver2.50欲求値ルールver2.5欲求値ルールは何でないか なぜ欲求値ルールを使うのか 俯瞰情報 欲求の種類1.性欲求 2.所属欲求 3.尊敬欲求 4.逃避欲求 5.消費欲求 6.成長欲求 欲求ポイントの増減と影響 欲求生成表と内発欲求判定欲求生成表の作成欲求生成表の例 内発欲求判定 欲求のバイパス ストレスの発現と疲労上限の低下ストレス判定表 ストレス判定 疲労上限値の低下 欲求ポイントの増減所属する集団 高めあう集団 性交 肉体労働 飲酒・飽食・賭博・娯楽 所有 自由時間/過重労働 訓練・研究 経験 能力値の損失 対決 直接的危機 身体へのダメージ 殺傷 戦闘における欲求ポイントの総変化 1回の貢献ロールで複数の欲求を解消する 欲求の増減要因の調整欲求別解消手段早見表 偏執欲求理性の侵食 複数の偏執欲求 名声値の対象の喪失による欲求値の上昇名声喪失表 オプションルール成長途上オプション〈名声(自身)〉 自覚度 デザインノート欲求値を運用するときの注意 つれづれ 絆ルールver1.0「絆」──社会相関に基づいたキャラクター作成と週単位活動 ver1.1 (2017/04/23)絆貢献技能セットと貢献成功率貢献技能の成長 貢献技能の入れ替え 名声値と反感値 クラスとキャラクターの生活富裕度と生活水準 名声値の消費と名声判定名声値の消費限界 絆の関連係数名声判定が不要な例 名声判定が必要な例 状況により可能なもの 技能の価値 富裕度(LV)の異なる絆LV差修正表 LVの違う絆へのサービス要求例 憩いとメンタルダメージ貢献技能の割当制限 反感値の増加と引き下げ ストレスの影響 名声値とキャラクターの評価名声値の初期値 名声値の境界変化 名声値と反感値はいつ評価されるのか 臨時収入の名声値変換 カルト等の名声要件カルトからの借り出し 絆の富裕度(LV)の上昇 没落 その他の状況疎遠表 新たに絆を獲得する 集団以外への絆 貢献技能を割り引いて割り当てる 追放・隷属状態 キャラクター作成職業技能ランク 経歴ポイント 成長ポイント成長ポイント表 私的な訓練・研究 経歴によるPOWの上昇 装備 魔術 特殊な技能など赤の女神への入信=啓発 既存キャラクターへの絆適用 長期的なキャラクターの活動成長ポイント研究 訓練 経験 長期一括処理クラス集団から長期間離れる 1年単位で時間を経過させる 今後の追加項目 絆ルールver1.0/コメントログ 絆ルールver1.5絆ルール ver1.51(2020/07/18)目的 1.絆の作成貢献判定と貢献ポイント 反感反応 基本的な活動パターン 絆の初期名声値と性質 2.名声値の価値と使用なぜ通貨ではなく名声値を使うのか 生活費 サービスポイント サービスの提供者 サービスポイントを使用する 名声判定とサービス 「ゆとり」:【憩い】と名声値の消費限界 サービスポイントの消失と積み立て サービス表 絆の関連係数とサービス絆の関連係数の指針 仲裁で反感を引き下げる メンタルダメージ 絆と疎遠になる疎遠表 絆からの借り入れ 能力値や技能の喪失 3.社会生活を営む時間の経過と貢献判定による技能成長経験/訓練値表 研究 訓練 研究・訓練への集中 冒険行 長期一括処理 4.富裕度富裕度と生活水準 富裕度(LV)の異なる絆LV差修正表 クラス集団から長期間離れる 絆の富裕度(LV)の上昇 没落 5.さまざまな状況貢献技能の入れ替え 名声値と反感値はいつ評価されるのか 名声値の境界変化 臨時収入の名声値変換 名声値の移動 新しい絆を作成する 集団以外への絆 貢献技能を割り引いて割り当てる 追放・隷属状態 特殊なカルトや技能など祈禱師 混沌を隠して絆に所属する 赤の女神への入信=啓発 既存キャラクターへの絆ルール適用 週単位活動ルールver2.0週単位活動ルールver2.0 デザインメモ 週単位活動ルールver2サマリストレスと長期疲労とエンカンブランス 週単位活動ルールver3ドラフト/コメントログ 週単位活動・名声値・欲求値複合サマリ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kokoronokenkou/pages/23.html
アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもので、「マズローの欲求段階説」と言われている。 生理的欲求 食欲、性欲、睡眠、生命維持 安全の欲求 衣、住、財産 社会的欲求 家族、友人、所属、人間関係 自尊の欲求 地位、尊敬、名誉、自己信頼感、自立性 自己実現の欲求 生き甲斐、自律性 自己超越の欲求 宗教、悟り
https://w.atwiki.jp/okamoto16th/pages/113.html
共通の価値観が存在すると以下の二つの流れでモチベーションがアップする。 ①従業員の欲求(内容論) ②認知的動機づけ(過程論) まず内容論を用いて、従業員にはどのような欲求があるのかを説明し、次に過程論を用いてその欲求が喚起され、モチベーションが上がるプロセスを説明したいと思う。 2-1 従業員の欲求について 共通の価値観を得ることでどんな欲求が満たされるのか、ここでは内容論による説明をしたいと思う。マズローは人間の欲求を五段階に分け、下位の欲求が満たされて初めて上位の欲求が現れる、という欲求五段階説を提唱した。その五段階とは、①生理的欲求②安全欲求③所属欲求④承認欲求⑤自己実現欲求である。人間はまず、食欲を満たさなければならない。次に、心身ともに不安のない安全を求めるであろう。そして更に、どこかに所属していたいと思うようになる。私たちはこの所属欲求に注目したいと思う。なぜなら、所属とはもちろん企業に属すことを指すが、「企業に属す」とは企業の価値観に属すこと、つまりは共通の価値観を得ることに他ならないと考えるからである。「わが社はトップのこういう経営理念のもと、こんな素晴らしいCSR活動で社会に貢献しているんだ。」社員研修を初めとした、さまざまな伝達を経て、これが企業内の価値観として共有されていたとする。すると、このような価値観に属することで、所属欲求が満たされるのはもちろんのこと、他人に認められたいという承認欲求も満たすことができるだろう。自分の属する会社が積極的な社会貢献に取り組んでいれば、それが自慢となり、社外からの評判になるだろう。そして最後の欲求として、自己実現欲求が現れる。自分の力を試してみたい、仕事に全力を尽くしてみたい、このような欲求の発現が仕事へのモチベーションとなる。そして従業員全体がこのような欲求を持つことができれば、それは職場の活気を生み出すであろう。 2-2-1 過程論について 次に、このような欲求がどのように行動に結びつくかについて、過程論を用いて説明したいと思う。代表的なのはブルームの期待理論である。人間の行動には様々な選択肢があるなかで、なぜその行動を選んだのか。ブルームはそれを説明する変数に、「誘意性」と「期待」を使い、人間の行動選択を説明しようとした。つまり、その行動の結果が魅力的であればある程、またその結果がもたらされる確率が高ければ高いほど、その行動に駆り立てられるというわけである。先の欲求の説明に関連づけると、より欠乏した欲求を満たす行動に高い誘意性があると言える。例えば、マズローの言う承認欲求まで満たされた人間であれば、次の自己実現欲求を満たすため、「必死に仕事へ取り組む」という選択肢を選ぶだろう。このように、誘意性を高めることで行動の喚起に好影響を与えることができる。「期待」の向上に関しては本論文では難しいと考えられるため、次節ではこの「誘意性」向上について取り上げたいと思う。 2-2-2 認知的動機づけ そこで、誘意性を高める一つの手段として、認知が挙げられる。この認知によって行動を喚起することを認知的動機づけという。トップは経営理念やビジョンを従業員に認知させることで、企業の価値観と従業員の価値観を同一化する。そこで、その価値観というフィルターを通した「目標」「方針」を従業員に持たせることができ、従業員に「目標」を達成したいという欲求を持たせることができる。これにより、企業の目標を達成するために「頑張って働く」という行動の誘意性が高まり、この行動が選択されるのである。このように、従業員が価値観を共有し、同一の目標を持った上で、全員がその目標に向かって取り組む職場には活気がみなぎり、良い雰囲気の中で、自分を成長させる機会に恵まれるだろう。つまり、CSRによって従業員に価値観を共有させることで、従業員のモチベーションをアップさせることができると言えよう。 →「期待」と「誘意性」と「道具性」の積和でモチベーションが上がることを提示 →共通の価値観が「期待」と「道具性」に当てはまらない理由を提示 →見やすいように「2-2-1 ブルームの理論」「2-2-2 ブルームを共通の価値観に当てはめると」という風に項目分けしてもいいかも!
https://w.atwiki.jp/kameyama2011/pages/57.html
はじめに(P166~) ここまでの振り返り 第1部 価値観の多様化のなかで、私たち一人ひとりが自分の生を”試し“、”ロビンソンすること“をとおし て、主体的に規範や倫理・道徳をみなおす →善や正義などの規範的価値の「普遍」性を主体的どう根拠づけるか、という問題 第2部 身のまわりにある多様な価値観・価値論のタイプを検討しながら、価値の一般的構造を探る →価値は結局、人間のありかた、自然や人間相互との関わりあいの総体のうちに位置づけられる ○善という価値について 1 “善い・悪い”の「普遍」妥当性は、現代からみれば、人間らしさ・人間(の本質)という観念に由来 例:「嘘」は、そこに人間として悪いことなのだということがふくまれていて、私たちは暗黙のうちにそれを同意しているから“悪い”と感じる 2 善・悪は本源的に社会的価値であり、その具体的内容は歴史的な社会的関係の「必要」の表現である 3 善(悪)は実現されるべき目標であるから、社会の現状の単純な追認に終わってはいけない ⇒第3部では3つの要請にこたえつつ私たちの問題に接近する視角を、欲求と疎外をとおして考える 第1章価値意識の土台(P168~) 価値が主観的側面においても歴史的な社会構造に根本的に規定されつつ、なおかつそれを超越していく可能性をもつこと(価値の超越性)を、価値論の基本的枠組みとしてどう考えるか →価値の主観的源泉を欲求にみることで一定の見通しをたてられる ⇔理念や普遍的な理論・論理を無前提に置くと、形式主義や“神々の争い”へ 一 価値意識は3つの契機からなる(P169~) 規範的価値として善悪が問題となるときは各人が普遍的(客観的)立場に立つことが必然的に前提 →規範的価値の超越性の根拠は価値の主観的側面にあるが、なによりも価値意識に依存する ※現実の生活過程において個人の気分などが事物の規範的価値に全く影響を及ぼさないということではないが、直接の規定要因としては度外視される 価値意識=各人が事物にたいしてあらかじめもっている価値評価の基準 ∟価値の種類に注目して分類:美意識、好悪感、正義感(観)道徳意識、法意識、宗教意識など ∟価値評価のロジックに注目して分類:欲求、利害関心、規範関心(意識)の3つ ○欲求について ・諸個人の自発的な行為の直接の内的原因として、事物の価値評価の第一の基準 ・価値評価のロジックは「欲する。~したい」(wollen) ・通常私たちに「~したい」「・・・欲しい」と意識されるものすべて 欲求を基準とする価値評価=感性的・非論理的 ○利害関心について ・個々の欲求や目標の実現可能性や、それらがより高次(ないしはより根本的)な欲求の実現にとって もつ有用性・利害損失を顧慮する心理的傾向 ・価値評価のロジック「もし~なら、~せよ(~したほうがよい・~すべきだ)」という仮言命令 何かに役に立つ、有利である、効果がある、得である、などと意識される 利害関心からの価値評価 =反省(目的-手段の連関)としてなされるがゆえに媒介的評価であり、理性的形式 ○規範意識について 個々の欲求や目的の規範との適合可能性ないし社会的承認可能性を顧慮する心理的傾向 価値評価のロジックは「~せよ(~すべきである)」(sollen) 人間として当然だから、社会の一員だから、伝統だから、決まりだからなど 規範意識からの価値評価=媒介的であり、理性的。反省の質は妥当性の連関 二 3つの契機を区別するメリットは何か、またどうかかわるか(P173~) 価値意識 価値 欲求 ・欲求的価値(快、美、幸福など) 利害関心 ⇒ ・手段的価値(有用・利など) 規範意識 ・規範的価値(善、正義など) ※価値評価の形式から価値の区別がなされているので価値の内容からみると重なり合うことがある 例:貨幣=手段的価値・欲求的価値 隣人を助けること=規範的価値・欲求的価値 ○価値意識を3つの要素に区別する意義 1 私たちの日常的な価値評価意識に合致していること 2 近代の倫理学の系譜が提起した論点を継承しつつそれらの一面性をまぬかれる基本的視座を得ることができること 3 「価値とは主体(個人)の必要をみたす客体(事物)の存在・性質である」とのべた「必要」が3つのレベルで意識されることを意味する ・必要(必然性 Notwendigkeit) 感覚的な知覚・直観と結びついたレベル→欲求 目的-手段の連関での反省と結びついたレベル→利害 妥当性の連関での反省と結びついたレベル→当為(道徳・倫理) ※価値意識の3要素を区別することは有意義であるが、これは私たちが3つの絶対的に区別された評価基準ないし3種類の価値意識をもつことを意味するのではなく、現実の価値意識は分割不可能な単一のものである。3契機が問題となるのは行為や目的(の価値)が反省の対象となるときである。 三 価値意識の土台は欲求である 価値意識の3契機の相互対立は一般的に、現実の価値評価においては、対象およびそれと主体ないし主 体相互との関係の認識、すなわち「必要」の認識の差異による相対的対立である →基本的には内容的ギャップの解消によって3契機の対立は止揚される ※「必要」の認識の差異が[解消されない場合は絶対的対立の様相をとる 理性的認識それ自体を価値評価の基準とみなして利害関心や規範意識を認識原理としての理性 に還元できるわけではない →自己保存欲求、共同性欲求の存在 ○自己保存欲求について 利害関心は因果的認識や目的-手段の連関の認識を媒介しているが、対象をそのような連関に整序するよ う傾向づけることの根底には将来の諸欲求の満足への欲求がある →自己保存欲求 ○共同性欲求について 規範意識は妥当性連関の考察を媒介とするが、そのような方向へと思考を整序することの根底には関心 欲求がある →共同性欲求 ⇒3つの契機の統一と連関は理論的に保証される ○自己保存欲求・共同性欲求=「諸欲求の欲求」 自己保存欲求・共同性欲求は、直接的な欲求として、それぞれ別個の反省を媒介とする利害関心、規 範意識として両様の形態をとる →道徳的行為も倫理的行為も主体にとって直接的な欲求から発するものとしてと義務から発するものとしての両様でありうる ⇒諸個人の行為が倫理的・道徳的(善である)かそうでないかは、少なくとも動機の形式が欲求であるか理性的判断にもとづく意志であるかによって決まるとは単純にいえないので、基本的には動機の形式よりもその内容によって考えられねばならない ある善い(ことが明らかな)行為が欲求からなされるほうが葛藤を介した理性的意志からなされるよ り高次であるが、そこにいたるには、理性的認識と、欲求相互や利害関心・規範意識との対立とその止揚が、経験的につみかさねられねばならない
https://w.atwiki.jp/kameyama2011/pages/138.html
フォイエルバッハは、あらゆる欲求が人間的性格をもつと主張する。彼は、自己確証への欲求とともに他者との共同性への欲求を本質的な人間的欲求であると強調するとともに、生理的感覚的欲求もまた、動物のそれとは異なって人間的欲求であることを強調した(クラウス・エーダーの『自然の社会化』はこの議論の延長線上にあるといえる。両者のなかでとりわけ「食」がとりあげられていることは興味深い)。なぜか。「人間は自然によって存在し、人間によって人間となる」という言葉に象徴されるように、人間関係(我-汝の共同性)が対自然への物質的欲求を媒介しているからである。それゆえに、感性的欲求は社会的文化的刻印を帯びるとともに、自己確証への欲求や他者との共同性欲求と不可分であった。
https://w.atwiki.jp/okamoto16th/pages/88.html
■内容論■ マクレランドの達成欲求理論 マクレランド(McClelland,D.C.)は組織の中の人間を限定とした研究を行った。 その結果「達成(achievement)」「親和(affiliation)」「権力(power)」という3つの欲求と個々のパーソナリティとの間に強い関連性を有していることを明らかにした。とくに達成感の強い人間は「業績」に強い関心を示す一方で、親和動機の強い人は「人の和」に、権力動機の強い人は「他者への影響力行使とコントロール」に強い関心を示すことを明らかにした。 マズローの欲求段階説 マズロー(Maslow,A.H.)は人間は異なる5つの欲求の階層から成り立つとした。 生理的欲求→安全欲求→社会的欲求(所属欲求)→自尊欲求→自己実現欲求 以上の欲求は提示の欲求が充足されて初めて、高次の欲求が現れるとした。 故に、人間を動機づけるためには、低次の欲求から高次の欲求を段階的に充足させていく必要があるとした。 アルダーファーのERG理論 アルダーファー(Alderfer,C.P.)はマズローの欲求段階説の修正を行った。 生存の欲求(E;existece needs)→人間関係の欲求(R;relatedness needs)→成長の欲求(G;growth needs) 以上のように移行するとしつつも、これら相互間における同時的発現や逆行もあり得るとした。 ハーズバーグの動機づけ=衛生理論 ハーズバーグ(Herzberg,F.)は人間の欲求に関して、職務を通じてどのように充足されるかを明らかにした。 彼の研究の特質すべき点は、「人間を仕事の上で幸福にさせる要因と不幸にさせる要因とは全く別次元の要因である」とした点である。人間には「アダム的本性(動物としての”人間の欲求”;不快を回避したい欲求)」と、「アブラハム的本性(人間としての”人間の欲求”;精神的成長による潜在能力の発揮を求める欲求)」の2種類が存在している。職務において人間を満足させる要因は「達成」、「承認」、「責任」、「昇進」など具体的な内容とするのに対し、人間を不満足にさせる(職務不満)要因は、「作業条件」、「対人関係」、「給与」などが該当し、まったく異なるものであることを明らかにした。 そして、職務を通じて人間を動機づける要因を「動機づけ要因」とし、動機づけとしては機能せず、職務不満を排除する要因を「衛星要因」とし、この2つを明確に区分した。 ■過程論■ 動因理論(強化理論) ハル(Hull,C.L.)によって提唱された理論である。人間の欲求がどのように発現し、いかなる心理プロセスを通じて人間行動を方向づけるかということを解明した。ハルは、人間の行動を一定の方向に向かせる心的エネルギーとしての動因の強さ「D(drive)」と、過去の学習および強化経験の結合としての習慣の強さ「 S H R 」との積の関数によって、刺激「S(stimulus)」‐反応「R(response)」にもとづく人間の行動を解明することが可能であるとした。すなわち、人間の行動は、過去の経験のうち、高い満足を得ることができた経験がより強化されて習慣となった学習経験に強く影響を受けるものとした。 期待理論 トールマン(Tolman,E.C.)やレヴィン(Lewin,K.)に代表される認知過程論に基礎をおく考え方であり、ブルーム(Vroom,V.)とローラー(Lawler,E.E.)によって「期待理論;ポーター=ローラーの期待理論(expectancy theory)」として発展した。 人間は自らにとっての期待価値や効用が最大となる行為を選択するという考えに基づく。そして人間の動機づけは「期待(expectancy);努力することによってある行為水準に到達できるとする本人の確信度合い」と「誘意性(valence);個人がとった行動がもたらす結果に対する魅力の度合い」、そして「道具性(instrumentality);最初に得られる結果(第1次結果)がさらなる結果(第2次結果)をもたらし得るかどうかということ」という3つの要素の積和によって示されるとした。 また、ローラーは「努力(Effort)」「業績(Performance)」「成果または結果(Outcomes)」の3つの要素をあげ、期待には「努力することにより業績が得られるという期待(E→P期待)」と「その業績が結果的に望ましい成果につながるという期待(P→O期待)」という2つのプロセスが存在しており、人間は自らの主観的判断にもとづいて、自分に最も有利な行動を選択するとした。
https://w.atwiki.jp/chaopara/pages/47.html
おれもえ!とは- 俺の萌えキャラ描けよの略。 萌えキャラを描いてもらい、そのキャラをひたすら愛でる遊び。 自分好みな外面・内面の特徴リストを作成し、 相手のオリジナリティに任せてキャラを作ってもらう。 描き手のオリジナリティ重視のため、世界観や職業、家族構成などは決めない。 萌えキャラが欲しい場合は相手の萌えキャラを描かなくてはならない。 等価交換が原則。提出はキャラシ仕様。 【第1回】 しぶきの欲求 とにの欲求 さわだの欲求 じょんの欲求 【第2回】 ※2回目は人数が多くなったので、くじでペアを決めました→詳細 しぶきの欲求 さわだの欲求 じょんの欲求 すみの欲求 マサタカの欲求
https://w.atwiki.jp/suffix/pages/1378.html
理論的なものとしては、以下のようなものがある。 やりがいのある仕事や、要員にあった仕事をあてがったり、 目標を立てさせ、うまく達成できるように支援したり、 メンバーと綿密なコミュニケーションを取ることが重要になってくる。 理論など マズローの欲求五段階説 高次の欲求から順に、自己実現の欲求、尊厳欲求、社会的欲求、安全欲求、生理的欲求となっており、 低階層の欲求が満たされることで高次の欲求を求めるようになるということ。 マクレガーのXY理論 Y理論で自主性を重んじて行動できるように促す方が良いとするもの。 X理論:人は本来不真面目なものとして見る見方 Y理論:人は本来やる気をもっているとして見る見方 ハーズバーグの動機付け、衛生理論 仕事への満足と、不満足は別物として捉える考え方。 「労働条件の衛生要因(マズローの欲求五段階説で言う所の低階層の欲求)」は不満足の解消につながるが、満足向上にはつながらない。 満足度向上のためには「仕事の達成感、責任(マズローの欲求五段階説で言う所の高次元の欲求)」等の動機付けが必要とする考え方。 業務を進める上でのポイントなど ポジティブな表現を使うようにする ちょっとした気遣いや親切を心がける 共感や同調する 目標は具体的に、かつ手の届きやすいものに細分化。具体的にイメージできるようにすると良い。 報酬ありきにならないようにする。 他人との比較ではなく、過去の自分との比較で評価してあげる 叱る時は人格でなく行動に対して、褒める時は人格を褒める。 自分の行動の影響を説明する。(社会への影響、チームや他人への影響) まず小さい所から1個やり始めてみるように薦める。
https://w.atwiki.jp/okamoto16th/pages/75.html
モチベーション=動機づけ=やる気を起こさせること. しかし,本来は第三者から強制的に行使されるものではなく, 個人の自発的行動を引き起こすもの. モチベーションの定義 ブルーム(V.H.Vroom) 「自主的活動の代替的形態間における個人あるいは低次の有機体によって作られる選択を統制すプロセスである.」 ジョーンズ(M.R.Jones) 「行動がいかに始動し,エネルギーを与えられ,持続され,方向づけられ,停止されるのか.そしてこれらが進行するプロセスで,いかなる主観的反応が有機体的に生起するかに関連している.」 ベレルソンとスタイナー 「活力を与え,活性化を行い,行動を目標に指導する内的な状態.」 藤芳氏 管理職能としてのモチベーション 「管理者が部下の個人的な欲求や期待を理解し,それを反映することのできるリーダーシップを通じて,部下の個人的目的ならびに組織目的の達成のための行動へ部下を導く過程.」 モチベーション理論 →内容論-欲求理論 ⇒マーレイ系 ⇒マズロー系-ハーズバーグ →過程論 ⇒動因理論(ハル) ⇒認知過程論(レヴィン・トールマン) ⇒期待理論(ブルーム・ポーター・ローラー) ⇒衡平(公平)理論(アダムス) ⇒認知的不協和理論(フェスティンガー) 内容論=人間がどのような動機づけを持っているのか,その内容や種類,および関連性を明らかにしようとする実体的ないし内容的アプローチ. ◇マーレイの欲求理論 =人間が持っていると考えられる欲求を「欲求リスト」として提示した。「心因的要求」と呼ばれる20個の社会的動機としてまとめられている。 ※欲求リスト 屈従・達成・親和・攻撃・自律・中和・防衛・恭順・支配・顕示 傷害回避・屈辱回避・養護・秩序・遊戯・拒否・感覚・性・救援・理解 ◇マクレランドの達成欲求理論 =達成・親和・権力の3つの欲求がパーソナリティとの関連でかなり個人によって強弱の差があり、組織内における人間の活動と深く関わりをもつ。 ※達成動機の基準 ①卓越した基準を設定し、これに挑戦すること ②独自な方法で達成しようとすること ③長期間かかって達成できることを期していること ※達成動機の強さ 測定する方法として、マーレイの主題統覚検査を利用 ※達成志向型人間 達成動機の強い人間⇒×金銭 ○職務の中にある何らかの優秀さの基準 これにより、職務を成し遂げようとする。 ◇マズローの欲求理論 自己実現欲求 尊敬欲求 所属欲求 安全欲求 生理的欲求 ※低次の欲求の充足⇒高次の欲求 低次の欲求が満たされると、欠乏欲求が生まれ、より高次の欲求を欲する。 ※「自己実現欲求」は他の欲求と異なり、その満足がさらにこの欲求を増大させる。 ※ 自己実現欲求⇔革新的業務・能力開発 尊敬欲求(対人的側面・自己確認的側面)⇔昇進 所属欲求⇔人間関係 安全欲求⇔雇用保障・労働環境 生理的欲求⇔賃金 ◇アルダーファーのERG理論 ※マズローを批判・修正 ※E(existence needs):生存の欲求 R(relatedness needs):人間関係の欲求⇒マズローの対人面 G(growth needs):成長の欲求⇒マズローの自己確認的側面 ※E→R→Gの漸次的移行を認めながらも、それらの同時的発現、さらにその逆行も有り うる。 ◇ハーズバーグの動機づけ・衛生理論 ※「職務満足」に関する主張=人々を仕事の上で幸せにする要因と不幸にする要因とは別個の要因である。 ※人間の基本的な欲求 ①“動物としての”人間の欲求-不快を回避したい欲求⇒職務不満に結びつく ②“人間としての”人間の欲求-精神的成長により潜在能力を実現したいという欲求。アブラハム的本性。⇒職務満足に結びつく ※満足・不満足の要因はトレード・オフの関係にない ※動機づけ要因:職務満足へ導く要因。職務を通して、精神的成長と自己実現を可能にする要因を持つ。 衛生要因:職務不満へ導く要因。職場から不快な状況を取り除き、良好な環境を維持する可能性を持つもの。 過程論=人間が自己の欲求や期待に基づいて、どのような心理過程を経て行動に向かう のかということに焦点を当てたアプローチ ◇ハルの動因理論 =欲求がどのように発生し、いかなる心理的プロセスを通して人間行動 を一定の方向に導くのかを解明。 ※行動を何らかの方向に向ける心的エネルギー「D」 過去の学習・強化経験の結合である習慣の強さ「SHR」 ⇒刺激「S」-反応「R」に基づく人間の行動の強さ「SER=f(SHR×D)」 ※人間がS-Rによって満足を得れば得るほど、S-R結合はより強化され、より強い習 慣になる。 ⇒動機づけられる人間行動を過去の学習経験によって説明しようとする=強化理論 ⇒認知理論との違いはココ!! ◇トールマンとレヴィンの認知過程論※トールマン:対象が動物 レヴィン:対象が人間 ※彼らとハルの相違点 ⇒過去の強化の必要性を否定し、むしろ環境認知の手がかりが将来の行動を決定すると考察した点。 ※ 行動A─────────────→行動B 個人にとって高い誘意性をもつと認知される⇒動機づけ ⇒個人に対して環境の持つ誘意性がプラスかマイナスか、それがどのように認知されるかが問題となる。 ◇フェスティンガーの認知的不協和理論 ※認知=環境に関する、自分自身に関する、自分の行動に関する、あらゆる知識・意見または信念という意味。 ※個人が不協和を認知するとそれを解消しようとするモチベーションが発生し、不協和の認知が強ければ強いほどモチベーションは強いものとなる。 ◇ブルームの期待理論 ※「期待」・「誘意性」・「道具性」の3つの概念を用いて行動へのモチベーションを説明しようとした。 ※「期待」:努力することによって、ある行動水準に到達できるという本人の確信度を意味する。 「誘意性」:個人がとった行動によってもたらされる結果に対する魅力の度合い。 cf.第一次結果(高い業績)⇒第二次結果(昇進や昇給etc) 「道具性」:第一次レベルのある結果を獲得することによって、第二次レベルの諸結果を獲得することが、どの程度可能であるかを示す。 ※モチベーションは「期待」・「誘意性」・「道具性」の積和で示される。 ◇ポーターとローラーの期待理論 ※努力「E」・業績「P」・成果あるいは結果「O」を明確に区別することで、ブルームの期待理論を修正。 ※①努力で業績が得られるかの期待「E→P期待」 ②その業績が結果的に望ましい成果につながるという期待「P→O期待」 ③得られる成果や報酬が自分にとって魅力があるのか判断 ④得られた成果や報酬がさらに二次的あるいは付加的な成果や報酬を生むのか ※①~④のプロセスを通して人間は最も有利な行動を選択する。 しかし、人間の情報認知・処理能力には限界がある。よって「完全なる合理性」を前提 とした期待モデルには限界がある。 外的報酬と内的報酬 ※モチベーション→行動→報酬→満足 ※外的報酬:給料・昇進・労働時間・作業環境・管理と監督のタイプ 内的報酬:達成感・責任感・自己実現感・成長と成功感 外的報酬<内的報酬 ※内的報酬を重視する目標管理では不十分 ⇒シェイモン(E.H.Schein) サイモン(H.A.Simon) バス(B.A.Bass)とポーターの合理化人の諸側面をもつリアル・マン