約 906,115 件
https://w.atwiki.jp/dngsslove/pages/63.html
幕間SS一覧 雑談スレ に投稿された幕間SSの一覧です。 幕間SSは投票の対象とはなりません。 幕間SSには本戦SSのネタバレを含む場合があります。 ネタバレとなる本戦SSと幕間SSの作者が同一とは限りません。 SSのタイトルを事前に確認したい方は、文字数の箇所の色を反転させて表示させてください。 (タイトルによるネタバレの可能性を防止するため) SS タイトル 作者 文字数 関連SS 幕間SSその1 勇者ウィル・キャラダインの失敗 調布 浩一 2,264 SSその6 幕間SSその2 泉崎兄妹のその後 トマト祭 1,729 SSその7 幕間SSその3 ダーティー・プレイ 糸遊兼雲 2,052 SSその2 幕間SSその4 "僕"と太陽の夢の話 その7の人 3,886 SSその7 幕間SSその5 BAKED・EGG 泉崎 1,159 SSその7 幕間SSその6 ハッチ・ポッチ・パッチ コサジ少将 4,948 敢えて言うなら全SS 幕間SSその7 二挺拳銃と砂糖菓子の弾丸 津軽あまに 68,549 敢えて言うならSSその7
https://w.atwiki.jp/dangerousss2/pages/114.html
野試合 戦場 虫花地獄 対戦者 名前 性別 魔人能力 雨竜院雨雫 女性 遅速降る(ちはやふる) 花咲雷鳴 男性 地獄の沙汰もLOVE and PEACE SS 野試合SS:雨竜院雨雫 野試合SS:花咲雷鳴 投票 投票所
https://w.atwiki.jp/usssatr1017/pages/7.html
RSSを取り込んで一覧表示(rss) #rss(ここにRSSのURL) もしくは #rss(ここにRSSのURLを入力) と入力することで指定したRSSを取り込んで一覧表示します。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/269.html#id_a0e79757 たとえば、#rss(http //www1.atwiki.jp/guide/rss10_new.xml) と入力すると以下のように表示されます。 #showrss plugin Error showrssプラグインでのatwiki.jpのRSSの取り扱いはできません。#recentなどをご利用ください。
https://w.atwiki.jp/2chnossmatome/pages/23.html
http //www.nicovideo.jp/watch/sm17573343 登場人物 マリオ ダークモララー やる夫 やらない夫 歳納京子 オプーナ レオナルド博士 やる夫母
https://w.atwiki.jp/rakdtestsss/pages/8.html
RSSを取り込んで一覧表示(showrss) #showrss(ここにRSSのURL) もしくは #rss(ここにRSSのURLを入力) と入力することで指定したRSSを取り込んで一覧表示します。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/266.html#id_b6d0b10d たとえば、#showrss(http //iphone.appinfo.jp/rss/pricedown/,target=blank,countrss,lasttime) と入力すると以下のように表示されます。 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
https://w.atwiki.jp/soraji_ss/pages/32.html
キャラコスSS集 エッダ【ポップンミュージック】 カイル【クイズマジックアカデミー】 クラウディオ【リストランテ・パラディーゾ】 ジジ【リストランテ・パラディーゾ】 ナカジ【ポップンミュージック】 ニッチ【テガミバチ】 ラグ【テガミバチ】 周瑜【三国志大戦】 孫桓【三国志大戦】 孫策【三国志大戦】 馬岱【三国志大戦】
https://w.atwiki.jp/dngss5/pages/349.html
ベストSS結果 得票数 【雪原】SS その1(投票数:15) 脱帽。最高のSSだったと思います。 やはり、今大会屈指の完成度を誇るといえば、このSSをおいて他にないでしょう。極上のミステリーにして、能力バトル。ハードボイルドにして、エモーショナル。なんだこれ。本当にこれ一週間で描いたのか。読者全員を魅了し、そして、参加者全員を絶望の底に叩き落した、まさに傑作と言えると思います。 言わずもがな。最強のSSでした。 3日で書いたんですってこれ。なんなの。大好き。 もうだめだ……このキャンペーンはおしまいだ……と思いました。原点にして最強。 シリアスキャラをシリアスなまま格を落とさず戦わせるお手本みたいなSSでした 印象が強烈過ぎました。真野ぉ……お前ほんとそういうところだぞ……。 構成に隙がなさすぎる いやーーー勝てんわ!!!なにあれ!対戦ありがとう! 【戦場跡】SS その1(投票数:10) 未知数のリザーバーが見せつけてきた実力に度肝を抜かれた&対戦相手二人の魅力の描き方が本当に好きなSS。 これはりうむちゃんベストSS取るわと思いましたね(こなみかん) 井戸浪さんが自分の目的を達成して本人的には勝利しているところ、めちゃくちゃ好きー! 正直完全にナメくさっててチェックしてなかったリザーバー枠から、二回戦進出者に全く見劣りしない(どころか今や優勝に片足かかってる)作品が現れて、本当に衝撃を受けました。いやもうめちゃくちゃ動揺した。よかったです。 各キャラクターの行き先が上手すぎて、思わず声を出しました。凄まじかったです。 3名の勝者エンドは見事としか言いようがない なんだ……!?予選落ち……?42人のぱわーだと~~ッ!? ……わけのわからねーことをほざいてんじゃね――ッ!!俺は正々堂々、ガンバーストでしか投票しねえ!! 投票だテメェ……!! つべこべ言わずに……ガンバトルで投票しろって言ってんだよォォ――ッ!! リザーバー予選で該当なしに票を入れた人々に対して最高のカウンターパンチを食らわせてくれた気がしてスッキリした。 【天国】SS その1(投票数:5) 1回戦でこれが一番好きで、初心者の自分にダンゲロスSSの面白さを印象づけてくれたSSでした。 全SSの中で最もドラマとして好きだった物語。氷砂糖の記憶から始まり、総理の信念を描き、理想に生きる彼の在り方を持ちあげておいて勝利につなげる、ため息がでるほど美しい一連の流れ。澪木さんの『TDL』の真骨頂ここにありといえるでしょう。本当に素敵だった……。 則本の祖父が好きすぎるので仕方ない 【夢の国】SS その3(投票数:5) 真野の使い方が上手かった。惜しむらくは時間の壁。でもベスト3内に入る面白さだったと思います。 4万字オーバーの化け物じみた物量に込められたあまりの面白さ。試合の結末まで含めて極上のエンターテインメントでした。 SSはここまでやりたい事を詰め込んでもいいんだ…!という、目から鱗の体験でした。読後感が異常に爽やか。 解釈と解答がスマート……というには肥大化したボリュームですが、とてもよかったです。 【博物館】SS その1(投票数:4) 好きとしか言いようがない キャンペーン中で一番笑った 【ピラミッド】SS その1(投票数:4) 推しのSS、贔屓目を抜きにめちゃくちゃ好きなんだよなぁ……贔屓目も多分にあるけど。 この能力バトルがすごい!! 負けた奴だけど決着含めて一番好きかもしれない。一回戦ベストはこれにしたはず。 全体的に美しく、無駄の全く削ぎ落とされたボリュームであるところが最高。 【オフィスビル街】SS その1(投票数:4) 澪木かっこいい。ここまでのSSの要素や伏線の拾い上げ方が丁寧で、読み込んでる方なんだなと感心させられました。 3人も書かなきゃならないと、かなりとっちらかりそうになりますが、非常に情報密度が濃く、それでいて視線はバラけずに読みやすくて、肝心の部分はどれも押さえたハイクオリティなSS。三者三様のその後がどれも大好きで彼ららしく、胸を張ってベストと言いたいです。 文体レベルで相手のスタイルを取り込むモブおじさん(の書き手の滝口さん)の恐ろしさが如実に表れているSS。とにかくキャラの誰も彼もが魅力にあふれ、文章演出は格好よく、話は盛り上がりと強烈な試合でした。脱帽です。 【夢の国】SS その2(投票数:4) 好きなんだよなー…あの5秒間(+1秒)含め戦闘の描写といい、それに至るまでの雰囲気といい、最後の締め方といい、好きなんだよー…これで徒士谷さん完全に最推しになったと言っても良いレベルで好きなんだよー……好きです(告白) なんといっても、「5秒」が圧巻でした。その3も全体として好きだったけど、好みで言えばこれ。 【洋館】SS その2(投票数:4) 本企画のトリを飾るに相応しい、最終決戦の片割れ。戦った二人の、戦いに身を投じた皆の明日を想像させるエンディングには、この企画に触れてよかったと思わされました。 このキャンペーンをまとめるにふさわしい終わりだったのではなかろうか!と!思う!好き! 最後を飾るのに相応しいSSで、ここまでの戦いの結果をまとめきったところが良かったです。 この決勝でこんな正統派バトル的展開を見せるとは、と。奇をてらった要素はいくつもありつつ完成度は真っ当なんですよね。 プロローグ(暗黒騎士ダークヴァルザードギアス)(投票数:3) 完成度が高すぎて度肝を抜かされました。こんなにコンパクトに出会いとバトルを描写できるものなんですね・・・! やはり出色のプロローグだったということでこれを選ばずにはいられない、暗黒騎士序章。ダークヴァルザードギアスの旅立ちばかりでなく、最後にアナスタシアの誕生まで書いている点が本当に技巧且つ強力ですよね。パワーだぜ。 なんだ……!?暗黒……?騎士だと~~ッ!? ……わけのわからねーことをほざいてんじゃね――ッ!!俺は正々堂々、ガンバーストでしか投票しねえ!! 投票だテメェ……!! つべこべ言わずに……ガンバトルで投票しろって言ってんだよォォ――ッ!! プロローグ(ファイヤーラッコ)(投票数:3) コメントなし 【体内】SS その2(投票数:3) 相手の手の内潰しがエグかったです。ローラ作戦のように、ほんとうに何もかも潰していた……。ちょっとしたホラーでした。 地形の解釈と利用、能力の使い方で、バトルすげーってなったSSです。「東海道中膝繰蹴」、徒士谷さんサイドが考えた技じゃないんですよ!?地形はバトルだけじゃなくてエモにも利用しているのですごく良かったです。 【洋館】SS その1(投票数:3) SSキャンペーンの歴史に残る決勝戦SS。もちろん内容も大々々好きです。 点数はあげられなかったけど、ベストには入れるぜ!書いてある部分は最高でした(作者は罪悪感を感じてくれよな!) プロローグ(井戸浪 濠)(投票数:2) 最初に読んだプロローグSS、というのも大きいとは思うのですが、それでも面白いものは面白いのです。彼の魅力を焼きつけるために用いられた能力、『シャッター・チャンス』の発想と応用も凄かったです。 【浮島】SS その1(投票数:2) コメントなし 【巨人の家】SS その2(投票数:2) 「あ、ここまで話を盛っていいんだ」と思わされました。シリアスもよし、戦闘中エロもよしの、ダイナミックなSSでした。 「ここまでやっていいんだ!」って勇気をもらえたSS。相手を自分なりに消化、トレースすることに少しためらっていたのですが、この大胆かつ気持ちのよい解釈は感動しました。読んで以降の自分の執筆に確実に影響を与えた作品。面白かった! 【地獄】SS その1(投票数:2) 名前こそ暗黒騎士でありながら、参加選手の中でも圧倒的な光サイドの住人。互いに戦闘の専門でないという立場でありながら、だからこそか必死に、どこまでも必死に喰らいついていく様子は、王道というものを見た気分になりました。1回戦は投票でマッチングを決めたため、かなり噛み合う戦いが多かったですね。このシステムは手間もかかるでしょうが、何とか次回も実装してもらえると嬉しいです。 ドラマ最推しです。全文をベスト地の文投票したいくらいに好きで、マッチング投票様々でした。ヴァル組がお互い名前で繋がってる部分とか、ハナちゃんが2人に自分とママを重ねる所とか、ハナちゃん側の最後の独白も本当好き。 【地獄】SS その2(投票数:2) さすが、女子のドラマを描くことに長けたGKによるハナちゃんの大舞台。敗けはしましたが、この心情面での盛り上げ方は好きですね。Day Dream Believerの使い方もグッド 【闘技場】SS その3(投票数:2) これなー、構文の使い方がうまくて好き~! 【希望崎学園】SS その1(投票数:2) サービス精神の塊ですね。キャンペーンの実に色々な所から要素拾ってきて、挙げ句の果てには動画まで作って、偽花火ちゃんはエロいし、偽花火ちゃんはエロいし、それでいてモブおじvsラッコのバトルはバトルとしてちゃんと決着つける。素晴らしかったです。偽花火ちゃんはエロいし。 幕間:2回戦夢の国その3・九暗影幕間if『Q:男の人ってそっちのほうが好きなの? 』(投票数:2) ごめんねフラガラッハがすきです。 九ちゃんかわいい。ごめんねフラガラッハ! プロローグ(阿呂芽ハナ)(投票数:1) コメントなし プロローグ(偽花火 燐花)(投票数:1) なんだ……!?放火……?魔術師だと~~ッ!? ……わけのわからねーことをほざいてんじゃね――ッ!!俺は正々堂々、ガンバーストでしか投票しねえ!! 投票だテメェ……!! つべこべ言わずに……ガンバトルで投票しろって言ってんだよォォ――ッ!! プロローグ(葉山 纏)(投票数:1) SSの雰囲気が好きでした プロローグ(恵撫子りうむ)(投票数:1) 反則スレスレだし確実に面倒くさいキャラ設定だけど思い付いたもん勝ちだろ感がすごい 【貨物列車】SS その1(投票数:1) コメントなし 【山岳地帯】SS その1(投票数:1) コメントなし 【博物館】SS その2(投票数:1) コメントなし 【豪華客船】SS その1(投票数:1) 右を見ても汚物! 左を見ても汚物!ならば勝敗を分けるのは・・・・・・!?マッチングを見た時点で、この世は、気軽に残酷な事が起きるのだと知りました。あんまりだよ。いや大歓迎なんだけど。 【雪原】SS その2(投票数:1) 策を潰される想定で平然と二の矢三の矢を用意しているきゅーちゃんが本当にかっこいいんですよね。ログインボーナスセリフも外連味が利いてて好き。 【闘技場】SS その2(投票数:1) 勢いが好き。 【夢の国】SS その1(投票数:1) 序盤の真野が見せる堕ちた英雄らしさと、敗退者を味方に引き入れるのが勝利には必要というクレバーな考え方が良かった。燐火ちゃんも良かった。 【体内】SS その1(投票数:1) エロトラップダンジョンの手落ちを除けばドラマ力ではその2よりこちらのほうが好み 『暗黒騎士ダークヴァルザードギアスエピローグ(とりあえず)』(投票数:1) SSの雰囲気が好きでした 幕間:夢の国その3幻の最終パート(投票数:1) これが完成されてたら我々遅刻ペナ入れても負けてたんじゃないですかね……みやこ、恐ろしい子……。SSの雰囲気が好きでした
https://w.atwiki.jp/easray/pages/38.html
NAME Aless PLAY STYLE 常に最後尾 MAIN WEAPON AK-47 SUB WEAPON B.92FS Fav MAP ドラゴンロード オールドタウン Hate MAP 海洋中継所 Crosshair Number 1or2or4 MOUSE SENSI 3 尊敬するプレイヤー PC環境 Mouse 安物 Mousepad SteelPad Qck mass Storage 320GB Headphones 2000円くらいの安物 Monitor BenQの安物 CPU Athlon64X2 5600+ Memory 2GB Graphic Card GeForce7900GS ひとこと 一応マスターやってます。よろしくー
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4783.html
ウィース! 谷口です。 季節は二月の中旬となり、俺の高一ライフも残り一ヶ月強となった。 本日は四連休の三日目で明日はいよいよバレンタインデーを迎えることになる。 園生さんと連絡がつかなくなってから一ヶ月が経ち、俺はある行動を起こすことにした。 北口駅の南側の広場で待つ、俺とクラスメイトの榊・後藤・豊原 広場の時計は九時十分を過ぎていた。 何食わぬ顔でトボトボと歩いてきた国木田を一喝した。 「遅い、罰金だ」 「いかにも九時前からいたように言わないでよ。さっき僕が自転車と停めてるのを見て、走って広場に入って行ったでしょう」 こいつよく見てるな。 「そうだよ谷口、俺らは三十分前からここで待たされてたんだぞ」 「ええい榊、俺の耳元でいい声で囁くな! 気持ちが悪い」 「とりあえず、寒いからどこかの店に入ろうよ」 この豊原の意見を採用して、俺達は南側の繁華街の中にある少し古めの喫茶店へと足を運んだ。 この古めの喫茶店の中にはマスターと客として老夫婦が一組のみしかいなかった。 俺達は奥の席を陣取って、マスターに注文を告げた。 「で、今日なんで俺達を召集したんだ」 「まー後藤よ、焦るな。注文した物がきたら話してやるよ」 そうは言ったが店にはマスターが一人しかいない為か十五分経っても注文した物はこなかった。 みんな、俺と同じコーヒーを頼めよ! なんで全員が全員別の物を注文するんだよ。 「あのー、やっぱり発表してもいいかな?」 国木田は呆れ顔で一言呟いた。 「いいよ」 俺は咳払いを一つして立ち上がった。 『ここにTOT団を設立する』 俺の背後にマスターがおり、マスターは俺が急に立ち上がったことにびっくりして、トレイ内に飲み物を溢したようだ。 「すいません、拭いてきます」 そう言い残して、マスターはカウンターへと戻った。急に大きい声を出した為か老夫婦がびっくりした顔でこちらを見ている。 「早く座れよ、恥ずかしいな」 国木田に言われて、名残惜しい気持ちのまま席に付いた。 「で、TOT団って何の略なんだ」 「だから榊、俺の耳元でいい声で囁くなよ!」 俺はまた咳払いを一つして高らかに宣言した。 『TOT団とは、町内をおおきく沸かせる谷口の団だ!』 国木田は再び呆れ顔で一言呟いた。 「それキョンや涼宮さんがやっているSOS団のパクリでしょ?」 俺は「何を言っているんだ、たまたまだよ」と弁明している横で後藤がこう言った。 「全く、五分で振られた女のことをまだ気にしてるのかよ」 何を言う後藤、俺は涼宮とは付き合ったなんぞないぞ。 「隠さなくてもいいよ、東中の出身者の間では有名の話だよ」 そんなのはただの噂だぞ! 豊原! 「まさか、まだ未練があるとはね」 何度も言わせるな榊、俺の耳元でいい声で囁くなよ! 気色悪い! 俺が誤解を解こうとしている必死になっている間にマスターが飲み物を運んできてくれた。 全くマスターGJだぜ! 俺はまた格好つける為にコーヒーをブラックで飲んだことについては再び後悔することとなった。 「で、その『町内をおおきく沸かせる谷口の団』っていうのはどういう方法で町内を沸かせるの?」 既に疲れきった面の国木田がホットレモンティーに口をつけながら、言葉を発した。 「おお、本日の活動内容は園生さんの捜索だ!」 俺が告げると国木田はビックリ顔になり、他の3人にはクエスチョンマークが頭から伸びていた。 「園生さんが転校したこと忘れたの?」 「慌てるな国木田、さすがの俺でも園生さんが転校したことは覚えているさ。だが予感がする」 「予感?」 「そう、明日のバレンタインデーの為に園生さんはこの町に舞い戻ってくる」 「……」 国木田は呆れ顔を通り越して、気の毒そうな顔で俺の顔を見ている。 「何でバレンタインデーは明日なのに今日この町を訪れるんだい?」 「いいことに気づいたな豊原、うち等の学校は明日は中学生の受験だが他の学校はそうとは限らないだろ、だから前日の日曜日に訪れるんだよ」 「なるほど」 「なるほどじゃないよ、全く」 国木田がブツブツと呟いている。 「さー、今から組み分けだ」 俺はテーブルから爪楊枝を五本、手に取った。 「組み分けって?」 「おう、二組に分かれての捜索だ」 国木田が三度目の呆れ顔で俺を見た。 「園生さんの顔って、谷口しか知らないのに二組に分かれたら意味がないよ」 確かに国木田の言っていることは最もなことだ。 「もしかして、こんなに人いらなかったんじゃねぇ」 後藤の言葉がこの場を凍りつかせた。 数分、沈黙が流れた後に後藤が口を開いた。 「折角集まったんだからカラオケにでもいかねぇ?」 「いいね」 賛同する豊原。 「歌なら自信があるよ」 自信満々のグリークラブの榊。 「谷口、僕も捜索よりカラオケの方がいいと思うよ」 「じゃ、決まり! そうだ、葉山達も誘うぜ」 後藤は携帯電話と取り出して、電話を掛け始めた。 盛り上がる四人とちょっと待ってくれよと思う俺。 三十分後にクラスメイトの葉山が高遠と由良を伴って俺達のグループと合流した。 八人はカラオケBOXへと足を進めた。 カラオケBOXに入って一時間程経過した時に俺達は四組のカップルに分かれていた。 まずは一組目、榊と高遠 「榊君って、歌うまいのね」 「日頃の部活の成果かな」 次は豊原と由良 「最近、由良さんのサックスいい感じだよ」 「ありがとう、豊原君のクラリネットもなかなかよ」 そして三組目は後藤と葉山 「明日はどうする?」 「あたし、遊園地に行きたいな」 そして、俺と……国木田 俺らは無言でジュースをストローで吸っている。 すでに誰も曲を入れておらず、マイクも手に取っていない。 「谷口、なんか僕ら場違いみたいだね」 「そうだな」 「帰ろうか」 俺と国木田は金を置いて、外へと出た。 俺は自転車を押す国木田と町をぶらついていた。 時計を見るとまだ十一時前、昼飯まで時間があるので、国木田と別れた後に一人で園生さんの捜索でもしょうかと考えた。 おっと、その前に気になることを国木田に聞いた。 「国木田さぁ、後藤と葉山ってなんであんなに仲がいいんだ?」 「あの二人、付き合ってるみたいだよ」 「なんだと!」 俺は国木田の言葉に驚愕した。 「あれ、知らなかったの? ちなみに豊原と由良さんも吹奏楽部でいい感じみたいだよ」 「なんですと!」 「谷口も転校した子のことは忘れてさ、身近な人にでも声を掛けたら?」 国木田の言葉に愕然とした。 Aランクばかりを狙わずに身近なBランクやCランクにアタックでもしょうかなと思った時にそれは起こった。 俺の横を黒塗りのタクシーがもうスピードで通り過ぎて行った。 その黒塗りのタクシーに後部座席に園生さんがいた。 「あ、園生さんだ!」 「え、どこ?」 「今、通り過ぎて行ったタクシーの中にいた」 「見間違いじゃないの?」 「絶対に園生さんだだよ! すまん、自転車借りるぞ!」 俺は国木田が押していた自転車を奪って、一目散に漕いだ。 「必ず返してよ」 俺は猛スピードのタクシーを必死に追い掛けた。 タクシーは交通ルールを完全に無視したスピードで森林公園を越えて、山へ向かっている。 俺もほぼ息継ぎなく、自転車を漕いだ。 こんなに猛スピードで事故に遭わなかったことは奇跡としか言いようがなかった。 滅茶苦茶な速度で走るタクシーは舗装されていない山道に入っても速度は変わらなかった。 さすがに人力ではここが限界らしく、崖を超えたところで俺は力尽きた。 倒れながら俺は国木田の言葉を思い出した。 確かに国木田の言ったとおり、見間違いかもしれないな。 自分の動体視力には自信があるがあの猛スピードだと見間違いもありえるな。 俺は寝込んだ体を起き上がらせて、時計を見ると十二時を過ぎていた。 腹も減ったし、家に帰ろう。 しかし、随分と山奥にまで来ちまったな。 俺が寝込んでいた場所は草木がおおい茂っていて、真昼間だっていうのに薄暗い。 おいおい、何か出てきそうだな。 俺がこの場所から退散しょうと歩き出したところで目の前の茂みが大きな音を立てて揺れた。 俺は熊でも出たと思って、その場に死んだふりをした。 心の中で念仏と唱えている俺の耳に飛び込んできたのは熊のうめき声ではなく、女の声だった。 「あれ、未来からの使者さんはどこに行っちゃったの?」 顔を上げてみるとそこにはツインテールをした俺と同年齢の女が立っていた。 「みんなともはぐれちゃったし、あー、どうしょうかな」 ツインテールの女は寝ている俺に気がついた。 「あんた、何しているの?」 俺はズボンを手で払いながら、立ち上がりこう言ってやった。 「天気が良かったんで森林浴をしていた」 死んだふりって言うのが恥ずかしかったんで森林浴と嘘をついた。 「本当なの? この寒い中で」 「おうよ」 「まーいいわ、そこの自転車あんたのでしょ? あたしを駅まで送ってよ」 この女は何を言ってやがる、園生さんに会いたい一心でここまで来たがここから二人乗りで北口駅を目指したら、一体何時になるんだよ。 「ね、お願い」 ツインテールは俺の手を握った。 顔は見るとAランクのようだ、俺にはAランクの頼みを断ることはできなかった。 しかし、このツインテールは文句しか言わねぇ。 こんな山道を降れば、揺れるだろうが! それをやれ静かに漕げだの、速度が遅いだの、喉が渇いただの、全くうるさい。 山道が終わったところに自動販売機があったので俺は自転車を停めて、ツインテール用にホットミルクティーを、俺用にポカリを買った。 「ほら、飲めよ」 ツインテールにホットミルクティーの缶を渡した。 「ここからは道が舗装されてるからあんまり揺れねえと思うぞ」 「ありがとう、えーと」 「俺は谷口だ」 「……谷口」 俺が名前を告げるとツインテールは考え始めた。園生さんの時もそうだが谷口って珍しい苗字じゃないよな? 俺はポカリを飲み干して、立ち上がった。 「そうじゃ、行こうか」 「うん」 自転車を漕ぎ出してからツインテールはやたら俺のことを聞きたがる。 主には俺の現在の交遊録についてを聞いてきやがる。俺は国木田とキョンのことを話してやった。 女を荷台に乗せて話すのも悪い気はしないな。 俺は園生さんのことを一旦忘れて、このゆったりとした時間を楽しんだ。 太陽が西に傾いた時に俺らはやっと北口駅に到着した。 到着した頃にツインテールと別れるのが……ほんの少しだけ名残惜しくなった。 「確かに送ったぞ」 「ありがとう、あ! そうだ」 「どうした?」 ツインテールは自分のポケットに手を突っ込んだ。 「いいから、口を開けてよ」 俺が素直に口を開けているとツインテールは俺の口に何かを入れた。 口に入れられたものは一瞬ほろ苦かったがすぐに甘さが口内を占拠した。 「一日早いけど、バレンタインのチョコよ」 「……おう、ありがとう」 「あんた、もてなさそうだからうれしいでしょ」 「ほっとけよ!」 ツインテールは意地の悪そうな笑顔を浮かべて、駅へと小走りで向かった。 「おい、せめて名前くらい教えろよ」 ツインテールは立ち止まり、ゆっくりと振り返った。 「あたしは橘京子」 やわらかい西日が彼女の可愛らしさを三割に増しにさせた。 その笑顔はまるで純真無垢な天使のようだ。 今の俺の心境をどこかの漫画の登場人物がよく言う台詞に喩えると、 シェイクスピア曰く、大変な労働の疲れも美女の笑顔一つで全てが吹き飛ぶ。 おっと本当にシェイクスピアが本当に言ったかどうかは無用な詮索だからな! 「じゃ、またね」 見惚れている俺を尻目に京子ちゃんは無邪気に駅へと消えていった。 俺はまるで白昼夢を見たかのように心ここにあらず状態で自転車を国木田の家まで返しにいった。 「どうだった? 園生さんは見つかったかい」 「いや、園生さんには会えなかったが天使にあった」 「天使?」 「おう、その天使はツインテールをしていたよ」 「ツインテールの天使って珍しいね、僕の天使のイメージはロングヘヤーだよ」 「また天使に会えるかな」 「うん、頑張れば会えるんじゃない」 「そうか、だったら頑張るよ」 「じゃ、明後日学校でね」 「おう」 そう言い、国木田家を後にした。 明日は二月十四日か、学校が休みの分チョコがもらえるのは十五日の方が確立が高いか 俺の腹の虫を盛大に音を鳴らした。 そういや、まだ昼飯食ってなかった。とりあえず、家に帰るか。 本日は二月十五日。 まー、戦況を報告すると十四日と十五日の両日共に俺はチョコを頂けなかった。 結局、今年のバレンタインは京子ちゃんの一個のみか…… 園生さんと京子ちゃんに再び会えるのかと考えるとメランコリーになる。 授業も終わり、家に帰ってTOT団の次回の活動でも考えようかと席を立った時に国木田が飛び込んできた。 「谷口、今から中庭で二年の朝比奈さんの手作りチョコ争奪アミダクジ大会が開催されるって」 「何! 本当か? 国木田急ぐぞ」 俺は廊下を駆け抜けて、中庭を目指した。 つづく?
https://w.atwiki.jp/dangerousss4/pages/268.html
裏試合SS一覧 このページではダンゲロスSS4裏トーナメント参戦キャラクターのマッチング表、および投稿された試合SSへのリンクを表示します。裏トーナメントの詳細については裏トーナメントを参照してください。 裏試合SSへのリンク このページには、裏トーナメント開始時点で敗退したキャラクター、または本戦における結果が反映されたキャラクターが含まれる可能性があります。ネタバレを回避したい方は、先に試合SS一覧の各試合をご覧になってください。 試合結果がすぐに見えないよう、多めの空行を入れてあります。ご了承ください。 以下、表第一回戦までのネタバレを含むおそれがあります。 裏第一回戦 試合SS 戦闘空間 対戦キャラクター名 試合公開ページ 【現代】刑務所 善通寺眞魚 梶原恵介 試合公開ページ 【過去】桜並木 リュネット・アンジュドロー 廃糖蜜ラトン 試合公開ページ 【現代】避暑地 にゃんこ師匠 日下景 試合公開ページ 【過去】劇場 菊池一文字 紅井影虎 試合公開ページ 【現代】オフィスビル 純粋天使・須藤四葉 ツマランナー 試合公開ページ 【過去】闘技場 上毛早百合 刻訪結 以下、表準決勝戦までのネタバレを含むおそれがあります。 裏第二回戦 試合SS 戦闘空間 対戦キャラクター名 試合公開ページ 【古代】原生林 日下景 補陀落とろろ 真野海人&ネオ 試合公開ページ 【過去】港湾 梶原恵介 折笠ネル PTA少年・雲類鷲ジュウ 試合公開ページ 【過去】田園 古沢糸子 飴石英 廃糖蜜ラトン 試合公開ページ 【過去】図書館 ツマランナー 鈍亀の継嗣 本葉柔 試合公開ページ 【現代】温泉旅館 菊池一文字 刻訪結 以下、裏第二回戦までのネタバレを含むおそれがあります。 裏準決勝戦 試合SS 戦闘空間 対戦キャラクター名 試合公開ページ 【現代】マンション 古沢糸子 PTA少年・雲類鷲ジュウ 試合公開ページ 【過去】ディスコ 本葉柔 日下景 試合公開ページ 【過去】神社 刻訪結 刻の辻斬り 以下、裏準決勝戦までのネタバレを含むおそれがあります。 裏決勝戦 試合SS 戦闘空間 対戦キャラクター名 試合公開ページ 【過去】地下墓地 刻訪結 古沢糸子 本葉柔 以下、裏決勝戦までのネタバレを含むおそれがあります。 エキシビジョン 試合SS 戦闘空間 対戦キャラクター名 試合公開ページ 【現代】変電所 綾島聖 古沢糸子