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* 私の説明書だ・・・よく読んでほしい http //mblg.tv/shinrabansyo/freepage/2 【殿堂入り】 あーん時涙こらえて・・・っ歌っているだけだ・・・/// そろそろ春がくるぞ・・・春風で髪の毛が乱れてしまう・・・ こっこら・・・何するんだいきなり///こうなったら・・・ちゅ! いろんなものを食べて大きくなるんだぞ・・・! 私がか・・・?可愛いと言われても嬉しくないぞ・・・小さい頃から、可愛いと言われてしまうのはなぜだ・・・ *
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税金たろうの税金一覧 税金たろうが税金について説明していきます。 税金たろうはメルマガも発行しています。よかったらどうぞ。 【税金たろうプロフィール】 名前 税金たろう 年齢 30代 仕事 会計事務所勤務 資格 税理士 合格科目 簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法、相続税法 将来の夢 税理士事務所を開業すること。 こころざし: ■税金を若干分かりやすく説明できるようがんばります。 ■タイムリーな情報を楽しく提供するようにがんばります。 ■節税に関する情報を「もういらないよ」って思うくらい沢山提供できるようにがんばります。 ■ブログを読んだみんながハッピーになれるようにがんばります。 モットー No Setsuzei, No Taro 【リンク】 税金たろう in Twitter 税金たろう in Livedoor blog 税金たろう in Ameba Blog 税金たろう in Mail magazine 税金たろう in Facebook 税金たろう in FC2 税金たろう in 掲示板1 税金たろう in 掲示板2 【姉妹サイト】 プログラミング花子のプログラミング入門 ☆免責事項☆ *当記事に記載された情報については、利用者の責任に基づいてご利用下さい。 *当記事の情報による損害については一切責任を負いませんのでご了承下さい。 *細かい定義は省いています。詳細な内容を知りたい方は国税庁HP等をご参照ください。 Copyright (C) 2013 Zeikintaro All Rights Reserved.
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石原慎太郎をお気に入りに追加 石原慎太郎 <情報1課> #bf 石原慎太郎 <情報2課> #blogsearch2 石原慎太郎 <情報3課> #technorati 石原慎太郎 <報道課> ネッシーの正体はシカ!?「ネス川で見たよ」巨大生物の勘違い説が有力と研究家が見解(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【さようなら❗️次世代の党❣️】私は整理整頓が苦手です。 - 犬伏秀一(イヌブシヒデカズ) | 選挙ドットコム - 自社 南田洋子、長門裕之と出会った映画「太陽の季節」で魅せた“大胆艶技”の記憶 - アサ芸プラス 渡部通信(12/7) 岸田首相の「まやかし資本主義」と軍拡・改憲に反対する - レイバーネット日本 〔渡部通信〕12月6日号 「民主主義サミット」は「社会主義」中国をつぶすための集まり - レイバーネット日本 <独自>朝鮮学校補助金 下げ止まり 令和2年度2・1億円 見直し機運低下(産経新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 石原伸晃氏、内閣参与起用の波紋 岸田首相とやっている「ドライマティーニの会」って何?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース この国に、女優・木内みどりがいた:反戦・反原発の旗、国を愛するからこそ/49 - 毎日新聞 - 毎日新聞 兄のお弁当 です。 - むとうゆう子(ムトウユウコ) | 選挙ドットコム - 自社 「復興五輪」はどこへ行ったのか “長沼ボート場問題”小池百合子さんとの顛末(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 橋下徹氏に聞く「日本維新の会の今後」そして「備蓄石油の放出」「日中関係」など日本の政策も問う(MBSニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【モンテーニュとの対話 「随蔵録」を読みながら】(115)文学が足りない! - 産経ニュース ネッシーはいる!かつてネス湖を探索した仕掛け人が明かす舞台裏、大物政治家も後方支援していた(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 橋下徹氏「若い世代を支えてくれて本当にありがとうございましたと言いたい」片山虎之助氏が維新共同代表を辞任意向(MBSニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 立川談志・没後10年。長男が語る「布団に腹ばいになって書いていた父。書くことに救われた晩年だった」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 安倍前首相の「改憲は立党以来の党是」は完全に間違い(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 下重暁子「死は“待つ”もの」×田原総一朗「男は“待つ”ことが苦手」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 92歳の脊椎圧迫骨折、がん摘出手術で“うつ状態”に…瀬戸内寂聴さんが5年干されて痛感した、謝罪は「口で言われただけじゃダメなのよ」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アリVS猪木の仕掛け人が明かす「腕折り」を自重した猪木の思い『世界の黄金の腕は折れない』(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 加賀まりこ「浅利さんが殺したようなものよ!」影万里江さんの葬儀で見せた勇姿(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 名古屋遷都論の30年史 1990年代に盛り上がるも、石原元都知事が猛反対(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 石原良純、父・慎太郎は「ほっときゃいい」性別についての思いは真逆(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 石原ファミリー、立民に苦杯 伸晃氏落選、宏高氏は復活 - 47NEWS 自民 石原元幹事長 小選挙区で議席確保できず - NHK NEWS WEB 超名門クラブで城山三郎さんが口にした「あまり右に行くなよ」の戒め(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 豊洲市場移転訴訟、住民側の敗訴確定 石原慎太郎元知事の賠償責任なし - ZAKZAK 亀井氏・山崎氏・藤井氏、政界長老座談会「選挙の注目は野党共闘」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 石原慎太郎さんは「ヨットに乗らないか」って言って、乗せてくれたんだよ|天才アラーキー傘寿を語る - 日刊ゲンダイDIGITAL 石原良純、“親ガチャ”について持論「それぞれ違うのが当たり前」 父・慎太郎氏の家庭の様子ぶっちゃけ(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 揺れるカジノ誘致 言い出しっぺの東京都、なぜ消極的? 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唯「え~!律ちゃんが宿題を一人で?!」 律「ふっふ~ん!」 紬「凄いわ!律ちゃん」 澪「いや、普通の事だから…」 律「しかも!全問解けちゃいました!」 唯「律ちゃんが天才キャラに!?」 澪「宿題で天才キャラって!」 紬「…」 律「ん?どした?ムギ」 紬「律ちゃんがいつの間にかこんなに成長して…」ホロリ 律「母親か!」 和「あんた達相変わらず騒がしいわね…」 律「あ、和ー。見て見て!宿題一人で全部できたんだ~♪」 和「…律が?」 律「やる時はやるんだい!」イバリ 澪「いや、だから宿題くらいで…」 和「あら、偉いじゃない」 ナデナデ 律「はへ?」 律「なななななにお////////////」 和「?」 唯「律ちゃんずる~い!和ちゃん私も私も!」 和「唯は一人でやってないじゃない」 唯「うぐっ」 紬「唯ちゃんはこれから成長期だもんね」 唯「ムギちゃ~ん」ヒシッ 紬「ふふふ」ナデナデ 澪「だから宿題くらいで…」 澪(ん?) 律「の、のどか…」 和「何?」 律「…手////」 和「あぁ、つい癖で…。迷惑だったかしら?」 律「や、別にめーわくとかじゃ…////」ゴニョゴニョ 澪(…) あれ?何だろう? 俯いて毛先をいじる律を見てると何だか変な感じがする…。 お前はそんなキャラじゃないだろう。 …それからというもの 律「和ぁー!今日も宿題できたー!」 和「良く出来てるじゃない」ナデナデ 律「へへー///」 律「和!ムギ!どこ行くんだ?」 和「今日は図書委員と図書室の整理なの」 律「わ、私も手伝う!」 和「そう?助かるわ」ナデナデ 律「~っ////」 紬(はにかむ律ちゃんいいですわ~)ウットリ 律「う~。ここわっかんね~」グデリ 澪「あぁ、ここは…」 律「あ!和だ!」ガタッ 律「また後でな澪!」 律「和ぁ~」 澪(…) 何だよ。和、和って…。 勉強くらい私が見てやるのに。 私の方が律の事知ってるのに、何で和の所にばっかり行くんだよ! と、思っていたら。 和「やればできるじゃない」ナデナデ 律「そっかな?///」テレテレ ほら、また。 俯いて照れた顔なんかしちゃって。 頭を撫でられたくらいで…。 ん? 撫でられた? ……………………………………………………………………冷静に考えてみよう。 律がやたら和にすり寄って行くようになった時って……………。 あれ?律…もしかして… 撫でられたい…のか? い、いや!私だって律の頭を撫でた事くらいは……………… 澪「律ぅ~」ヒシッ 律「こ~ら!さわちゃんダメだろ!」 澪「ひっ!」ガシッ 律「だ~いじょぶだって。大人しいぞ、この犬」ナデナデ 澪「歌詞が出てこない」メソメソ 律「そんなあわてなくていいから」ナデナデ うん。もうちょっと深く記憶を掘り起こそう。 律「澪!グリーンピース残しちゃダメだろ」 澪「だって…」 これは関係ない。 次だ次。 澪「律ぅ…」 澪「り~つ~ぅ」 澪「律ぅ!」 澪「律…」 澪「律!助けて!」 幼澪「律ちゃん…」 ………おかしーし。 律と10年近くの付き合いなのに。 撫でられたり、からかわれたり、頭を叩いたりした記憶しかないし。 澪「おかしーし!」 紬・唯「!」ビクッ いやいやいやいやいやいやいやいや。 何も頭を撫でる事がすべてじゃない。 …はずだ。 唯「???」オロオロ 紬「み、澪ちゃん?」 待てよ。私だって律の頭くらい…。 律「み~お~。もーいいって~」 ぶぉおおおお 澪「だーめーだ!髪乾かさないと風邪ひくだろ」 律「もー乾きましたー。おわりー」 澪「こら。動くな」 律「え~」 澪(せっかく綺麗な髪なのに!もったいないじゃないか) 律「まだぁ?」 澪「ま・だ!」 一応これもカウントしてもいいのでは…。 律「やー。諸君ただいまー」 唯「おかえりー」 紬「おかえり」 頭…頭…。 よし! 澪「律!頭を出せ!」 律「何故?!」 唯「ねーねー、ムギちゃん」 紬「なぁに?唯ちゃん」 唯「澪ちゃん、律ちゃんの頭ずーっと見てるね」 紬「そうね~」 律「ぐぬぅ…」プルプル 澪「撫でる撫でる撫でる」ブツブツ 律(のぉおおお!ぶつなら早くしてくれ!) 撫でるくらい簡単じゃないか! いけ!私! 澪「…もういいぞ。律」 律「へあ?」 澪「何だそのマヌケな声」 律「ぶ…ぶたないの…」 澪「何もしてないのにぶつわけないだろ」 律「そうだよネー」 律(何じゃこれ!こぇぇ…)ガタブル そう。律は何もしていない。 つまり撫でる理由がない! 撫でる理由がないのにいきなり撫でても変だし。 律(何かしたっけ?)ブルブル これからは正々堂々律を撫でてやろう! とは言った(?)ものの、なかなか頭を撫でる機会もないわけで。 タイミングが掴めないわけで。 つまり、未だ律の頭を撫でられないわけで。 唯「そしたらさ、さわちゃんがムギちゃ~んって」 律「あはは!どんだけムギのお茶好きなんだよ」 紬「光栄で~す」 梓「あの~。皆さんそろそろ練習しませんか?」 律「だな~。たまには梓に付き合ってやるか」 梓「なん…だと…」 唯「律ちゃんが…」 律「私だってたまには練習くらいするわい!」 澪「たまにはって…」ハッ これだ!この流れならいける! 紬「じゃあ早速…」 澪「律ぅ!」 律「おぅ?!」ビクッ 澪「ちょっと、じっとしてろ」ジリッ 律「目が怖い!」 撫でる。撫でる。 頭に手を置いて動かすだけだ。簡単じゃないか。手を動かして…頭にのせて…よし! 律「ひっ!」 梓「あの、澪先輩はなぜ律先輩の頭を鷲掴みにしてるんでしょう?」 紬「えっと…」オロオロ 唯「わ、わかんない」 律「ひぃぃぃ…」ガタガタ 緊張で手に力がこもる。 でも、ここで負けちゃダメ☆みおみおファイト☆ 澪「ふん!」 律「うぎゃ!」 ー帰り道ー 律「首が…」 澪「…ごめん…」 人目があるからいけないんだ!(確信) 恥ずかしがり屋な私のキャラをすっかりと忘れてた。 と、いうわけで、自宅です。 ここならちゃんと律を撫でる事ができるはず。 律「今度は何だよ?」 澪「いいいいいや、ななななななななんでもナイヨー」 律「なー。最近澪変だぞ」 澪「そ、んな事ナイヨー」 律「目が泳いでますけどー」 律「で?どうしたんだ?」 律が膝立ちで私の頭を撫でる。 澪「うぅ…」 しがみついちゃうのは条件反射。 律が私を甘やかすのが悪いんだ。 澪「じゃなくて」 律「?」 律の癒やしのオーラ恐るべし。 澪「律、さ」 律「うん」 澪「最近、和に妙に懐いてないか?」 律「え?」キョド 律「そんな事はーないとー思うんだけどー」キョドキョド 澪「…撫でられるからか?」 律「だ、だからー、気のせいだって」 澪「だったら!私が撫でてやるから!私に懐けばいいだろ!」 律「は?」 澪「あ…」 律「…何だよ…撫でてやるって…」 澪「いや、今のは…」 律「人を犬か猫みたいにさ…」 澪「違うんだ、そうじゃなくて…」 律「帰る…」スクッ 澪「待って!」 腕を掴むとバランスを崩した律がベッドに倒れこむ。 律「っ。あぶねーな」 澪「ご、ごめん…」 律「…」 律「はぁ…、もういいよ。分かったから、そんな顔するなって」ナデナデ 優しい顔。撫でられると安心する。 律は優しい。 その優しさも照れた顔も全部私だけに向けられたらいいのに…。 ん? うわぁああああああああああああああああああああ! つつつまり、こ、これって… 律「どうした?顔真っ赤だぞ」 風邪か?何て呑気に訪ねてくる。 よく考えると、今、私、律を押し倒して…。 うわぁ…。何か駄目だ。何か分かんないけど駄目だ。 律「?」 不思議そうにこちらを見つめてくる律に胸をキュンキュンさせながら、心の中で「このニブチンをどうやって口説こうか」と思考を張り巡らせる。 悲しい事に、なんだか苦労しそうな予感がビシビシとした。 END 戻る
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それを食べるだけで力が得られるとしたらお前らどうするの? ◆m8iVFhkTec 火葬を終えた内藤ホライゾンと八尺様の二人は、ひとまず民家の中に入り休息を取ることにした。 洋風建築の古びた小さな一軒家。僅かに溜まったホコリや壁の汚れ等から、人が住んでいたことが伺える。 ダイニングキッチンに面したリビングには、シックなソファとテーブルが配置されている。 テーブルの上にはコップに入れられたお茶が残っている。 つい4時間前と何一つ差異のない光景。 惨劇の舞台から掛け離れたその光景は、妙な懐かしさを感じる。 それは息苦しい緊迫した空気から、少しだけ安堵を与えてくれた。 「……っと、確かソファの裏側に置いてあったお……」 「ぽっぽぽっぽ」 ブーンが拾い上げたのはTさんが残してきたデイパックであった。 自分自身のバックを無くしてしまった彼にとって、命綱と成り得る物。 ここに来てまだTさんに頼るのは気が引けるものの、生き残るためにもそれを借りなければならない。 「もしも僕が支給品を確認していて、そこに熊を倒せるだけの武器があったなら、きっとみんな助かったかもしれないなあ……」 今更考えてもどうしようもない『もしも』の話。 あの場で逃げずに支給品を取って、熊を追い払ったら女の人は助かったかもしれない。 もちろん、Tさんも死ななかったかもしれない。みんなが助かる世界が存在したかもしれない。 ……わかっている。全て希望的観測に過ぎないことを。 もしかすれば、自分がどう動こうとも、二人が死んでしまう事は変えられない可能性だってある。 考えるだけ時間の無駄でしかない。 今、自分がすべき事は"未来を変える"こと。 これから救えるべき人を救う、みんなが助かる世界へ向かう……Tさんもきっとそれを望んでいる。 胸によぎったネガティブな思考を振り払った。 「ハッピーエンドを目指すためには、前向きでいなくてはダメなんだお!」 かつて彼が演じてきたSSでもそうだった。 悲しみに屈することなく、立ち直ることで大きく前へと進むことが出来る。 恐怖に囚われることなく、勇気を振り絞ることで奇跡を起こす事が出来る。 逆にダメオタク役だとか畜生野郎の時は、因果応報の結果となる。 勿論、僕の本心はそんな結果も、スタンスも望んでいない。 僕がやりたい事、それは既に決まっているのだから。 Tさんが残した意思、そして支給品。 これを駆使して困っている人を救い、熊を倒す術を探し出すんだ。 よしっ、とブーンは気分を改めた。 そうしてTさんのデイパックに手をかけると、中身を確認する。 ◆ この会場には 忘れ物があった 誰にも触れられることの無い 忘れ物があった やがて時が流れて 人々はその存在すらをも忘れていた 忘れ物は 吹き付けた風によって地面に落ち 偶然にも封が緩み さらに時間が過ぎ ある時 突然に 中から顔を覗かせ 這 い 出 て 来 た も の が あ る。 △ ¥ ▲ ( ㊤ 皿 ㊤) がしゃーん ( ) /│ 肉 │\ がしゃーん< \____/ > ┃ ┃ = = 3ゲットロボだよ。 自動で3ゲットしてくれるすごいやつだよ。 路上の花壇に放置されていたエルメスのデイパック。 運良く紐が緩んでいたために、彼は自分から飛び出してきたのだった。 そうして、3ゲットロボは周囲をキョロキョロと見回す。 自らの持ち主がいるかと思ったが、どうやら誰もいない。 ……3ゲットロボは途方に暮れた。 持ち主の命令に忠実に従え、と言う役目を与えられたのだが、持ち主がいないとは。 悩んだ挙句、無駄に行動力の高い彼は、自分から持ち主を探しに行くことにした。 自分が入っていたデイパックを抱えて、適当な方向へと歩き出す。 ◆ 「……注射器と、ハロゲンヒーターが入っていたお」 「ぽぽぽ?」 透明なケースに収納された注射器と注射針のセット。 そして扇風機のような形状の暖房器具……。 「意味不明の支給品……これでどうやって戦えばいいんだお……」 ブーンはため息をついた。 まぁ、考えてみれば当たり前のことである。 もしも強力な道具があったなら、Tさんはそれを使って戦っていただろう。 少なくとも、ブーンが熊から逃げるときに渡してくれた『木刀』よりも、有効な武器が入っているはずが無かった。 「……そうだ、お姉さんの支給品には何か入っているお?」 「ぽぽぽっぽ」 「ちょっと見せてもらえるお?」 「ぽっ」 八尺様に差し出されたデイパックの中身を探る。 「えっと、釣り竿と……なんだこれ……? モナーじゃないか! なんでモナーの銅像が入ってるお!?」 高さ1メートルくらいでスーツを着込んだモナーの銅像が入っていた。 ブーンは唖然とした。何故、役者仲間であるモナーを象った像がこんなところにあるのか。 というか、どういう経緯でこんなのが作られたのか。 「……モナーのやつ、まさか自分で作ったんだお!? アホだお!」 罵りながらもブーンは、同じく役者仲間であるモナーの事を思い出していた。 この状況下において、同郷の仲間というものが非常に恋しく思える。 会いたいとは思う。……が。 銅像は邪魔だ。何故作ったし。 つーかそんな金があったなら、仕事のあとにもっと奢ってくれても良かったじゃないか! 腹いせに銅像の頭を軽く小突いた。 「まったく……。でも、もしかするとモナーもここにいるかもしれないお……」 モナーだけでなく、かつての仲間たちの顔が次々と浮かび上がってきた。 ドクオやショボーン、ツンやクー、モナー、モララー、しぃ……みんな気のいい奴ばっかりだ。 彼らに二度と会うことなく死んでしまうのはゴメンだ。 そうだそうだ、絶対に生き残ってやんよ! ブーンが拳を握り締めた直後、どこからかピピピピ……という電子音が鳴り出した。 この家のどこかに備え付けられた目覚まし時計の音のようだ。 壁にかかっている方の時計を見ると、針は6時を指していた。 「ぽぽ、ぽぽぽ……」 「もう朝かお……始まってからたった6時間しか経ってないのに、すごく長かったように感じるお……」 「ぽぽぽっ、ぽ」 「うん?」 八尺様が差し出したのはPDAだった。 それを見てブーンは思い出す。 「あ、そういえば6時間ごとに発表があるって言ってたお!」 「ぽっぽぽ」 「確認するお」 ブーンはTさんのバックからPDAを取り出して、バトルロワイヤル板のページを開く。 そして……そこに書かれていた名前を見て……。 「そんな……」 黒い感情がブーンの胸の内を染め上げられるのを感じた。 ◆ 殺 伐 と し た 殺 し 合 い に よ う か ん マ ン が ! △ ¥ ▲ ( ㊤ 皿 ㊤) < 流石だな、兄者 ( ) /│ 麺 │\ < \____/ > ┃ ┃ = = / ̄ ̄ ̄/ /'''7 /'''7 / ̄/ /'''7 / ̄ ̄ ̄//''7''7  ̄ ̄/ / /__/ / /  ̄ / ./  ̄ .フ ./ ー'ー' __/ / ___ノ / ____.ノ ./ __/ (___ /__________ / /____,./ /______./ /___,.ノゝ_/ ―――閑話休題。一回やってみたかった。 3ゲットロボは、すっかり明るくなった街中を歩いてた。 持ち主を探す、とは思ったものの、もはや誰が持ち主なのか全然わからない。 だからといってここで立ち止まっても仕方がないので、ひたすら歩く。 がしゃーんがしゃーんという足音が、静かな空間に響き渡る。 道中、人間の死体が3つほど転がっているのを発見した。 真っ赤なペンキをぶちまけたかのような、悲惨極まる光景。 無数のハエが騒がしく音を立てて周囲を飛び回り、死体に卵を産み付けている。 ハエに止まられてはかなわん、と思った3ゲットロボはさっさと通り過ぎることにした。 無論、その死体の中に、本物の持ち主が混じっているなどとは夢にも考えなかった。 ……例え考えたとしても、どうしようもないことだけれども。 彼が向かう方向は東……そう、朝日に向かって足を進めていた。 別にそれがどうということはないが、とりあえず隣のエリアへと突入していった。 ◆ 「ドクオ……ショボーン……モララー……」 親友であったドクオと、良き仲間であったショボーンが既に殺されていた。 そしてモララーが3人も人を殺している。きっと彼は殺し合いに乗ったに違いない。 「どうして……どうしてみんな……」 仲間が死んでいく。 仲間が人を殺している。 前向きに行こうとした矢先に立ちはだかった壁は、あまりにも非常な現実であった。 元の世界へ帰れたとしても、そこはもう今までとは違う世界だろう。 ドクオもショボーンもいなくて、モララーもこれまでのモララーでは無い。 きっともう仲間と共に笑い合うことは無い。 かつての日常は二度と戻ってこない。 抱いていた不安は、絶望へと変わっていく。 「うあ……ああっぁぁぁあぁああぁ……」 頬を伝って涙がとめどなく溢れ出てくる。 その感情の中には、Tさんの時のような自分に対する悔しさは一切含まれていない。 ただただ、純粋な悲しみだけ。 それでもやはり、その感情はあまりにも耐え難いものであった。 前向きに進もうとしたブーンの心を折るのには十分なほど……。 気が付けば彼は大声で泣き叫んでいた。 それは、おそらく外にも聞こえてしまうほどの大声……。 例え最後まで生き残っても、そこに希望が見い出せない。 どこまでも深い悲しみだけが心の内を支配していた。 その様子を見て、八尺様も"悲しみ"が湧き上がってくるのを感じた。 せっかく立ち直れた内藤さんが、またしても涙を流している。 どうすればいい、私に何が出来るでしょうか……。 その時ふと、外の方から金属的な足音が響いているのを聞き取った。 誰かが近づいてくる音に、内藤さんは気づいていないようです。 でしたら、私が代わりに様子を見に行きましょう……。 「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽぽ……」 八尺様はひっそりとリビングから出て行った。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ まもなく、八尺様が戻ってくる。 「がしゃーんがしゃーん」という金属的な足音も、すぐそばで聞こえてきた。 ブーンが顔を上げると、八尺様とその隣にデイパックを背負ったロボットが立っていた。 「ぽぽっぽぽ」 「……そいつ、誰だお……?」 『3ゲットロボだよ』 機械的な声が返ってくる。 参加者の一人だろうか? いや、よく見ればロボットには首輪が嵌められていない。 ロボットだから誰かの支給品なのだろうか? いや、でもだとしたら持ち主はどうしたのだろうか。 八尺様は3ゲットロボからデイパックを取り、ブーンの前に広げた。 食料や水などの基本支給品の中に混じる、一つの水筒と説明書。 ブーンは説明書を手に取って、その文を見た。 「ドーピングコンソメスープ……?」 ――――――――――――――――――――――――――― ドーピングコンソメスープ 至郎田シェフによって作られた、究極であり至高の料理。 ドラッグ、筋肉増強剤等の薬物が 様々な食材とともに精密なバランスで配合されており 肉体を大幅強化することが出来る。 しかも血液や尿からも決して検出されない。 直接血管から注入る(たべる)事で さらに効果は数倍に跳ね上がる。 ――――――――――――――――――――――――――― 参考写真 ヽ○ノ / Before ノ) ↓ ――――――――――――――――――――――――――― /,.i i.l.i i ヘ l i i i.l.i i i l l i i i l i i i l l i i i⊥i i i l ├' | `┤ 「ij.、_┴_,<| After {N,(・)Y (・)N} _rイヘ} ; ^r/[、 r 、 /l {フベ三'イrノ ト、_ _l ├‐'_ .. .ヽ >、rr< ノ . . ...`ーr―‐く / l .l .. ... > . 、 ̄!Yi ̄_r‐、/ . ... . . ` __ .._ヽ . .l | . .´.. .. ` ! l . . . _( ノ . ヘ \ !. .l ... _ 、 ⌒ r‐ク........ .ヽ)r . ノ .. | . ヽl. !.. /.. ノ __)! ...ヘr ___ ト、.. _ | ` . .r‐ し' . / .___ 1 .. . . . . -- / . .ハ . . . . ./--- ,小、 / . . / . .ハ . . . . __ノ`ー┬‐‐仁フ^ー‐┬―‐ハ . . . .! .ノ〈  ̄ !ヽ . . l ̄`ー1 --ヘ .l l 「⌒ . ! 〉 / ヽ!ヘ l ー‐ヘ〉ー‐ヘ l l/{! ./ . . /r' . / .ノ ヽ `ー―‐!r‐‐、ノ ! ヽ! .. / l . / ノ) L、_ヘ)r、l{ . . ノ . ._/、 ) ′ . . Y{ ;; ⌒ !イノニニニニ!ニ{r{. / . r / ! ;;; ――――――――――――――――――――――――――― 添付された写真にはごく普通の人間が、使用する事で怪物のような筋骨隆々の男に変化する様子が写されていた。 おそらく、並みの人間では決して手に入らないような、人間の限界を超えるほどの強靭な肉体。 それが、このスープを取ることで、簡単に手に入るのだ……。 「これを使えば無力な僕でも、Tさんみたいに戦うことが出来るかもしれない……」 今までのような、ただ逃げるだけの、守られるだけの存在じゃなく。 Tさんのように誰かを救える、強い自分が手に入る。 偶然にも今、自分は注射器を持っている。つまり、ここに書かれているように血管から直接…… 「……って、何を考えてるんだお、これは完全に薬物だお! 手を出しちゃいけないお……!」 首を左右にブンブンと振り、スープの入った水筒をデイパックの中に仕舞った。 僕の目的は戦うことじゃない。生き残ることだなんだ。 この戦いから生き残って、Tさんの親父さんに伝えなくちゃいけない。 僕の日常はきっと変わってしまうけれど、だからといってここで止まるわけにはいかない。 「ぽぽぽ……?」 「その……へこんでて済まなかったお……。もう大丈夫、立ち直ったお。 もう少しだけゆっくりしたら、街の真ん中の方面に向かうお」 「ぽっ!」 『がしゃーんがしゃーん』 「3ゲットロボも一緒に来るお?」 『がしゃ』 「わかったお。よろしくね」 そんなわけで、語彙の少ない同行者が増えたのであった。 台所にてブーンは顔を洗い、汗や涙の跡を流していく。 ひんやりと冷たく、さっぱりとした感覚を感じながら、頭の中では先ほどの支給品のことを考えていた。 (僕はこのままでいいのかお……? 今、僕はろくな武器を持っていないし、腕力も強くない……。 だったら、ドーピングに頼るのもアリなのかもしれないお……。誰かを助けるためなら、僕の体くらい……) ブーンは度重なるショックにより、精神的に大きく消耗していた。 いつもの彼ならばきっと使用しようなどとは考えなかっただろう。 でも、今の彼にとって、「力を手に入れられる」という誘惑は御し難いものであった。 「……みんなのためなら、使ってみても……」 ……心が揺れ動く。 【D-2・民家/一日目・朝】 【内藤ホライゾン@AA】 [状態] 健康、絶望感、クマーに対する強い恐怖と敵対心 [装備] 木刀@現実 [道具] Tさんの基本支給品一式、注射器@現実、ハロゲンヒーター@AA、ドーピングコンソメスープ@魔人探偵脳噛ネウロ [思考・状況] 基本 生き残り、Tさんの父に謝る 1 クマーは必ず倒す 2 少し休憩したら、街の真ん中の方へ向かう 3 ドーピングコンソメスープを使う……? ※彼自身のデイパックは依然どこかに放置されています。 【八尺様@オカルト】 [状態] 健康、深い悲しみと後悔 [装備] なし [道具] 基本支給品一式、エルメスの基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、モナーの銅像@FLASHゲーム「密室船」、釣り竿@現実、3ゲットロボ@AA [思考・状況] 基本 ぽっぽぽ…… 1 “悲しみ”を少しでも減らす 【3ゲットロボ@AA】 [状態] 支給品、異常無し [思考・状況] 基本 持ち主の命令に従う。内藤ホライゾン、八尺様に同行。 《支給品紹介》 【3ゲットロボ@AA】 自動で3ゲットしてくれるすごいロボット。 そのはずだが、性能が良くないせいかほとんどの場合 3を取れない。 ロワ内で3ゲット取れるかは不明。がしゃーんがしゃーんと歩く。 【注射器@現実】 注射器一つと、注射針3本が入っているケース。 あいにく、薬品の類は付属していない。 【ハロゲンヒーター@AA】 /\___/ヽ /'''''' u ゚ '''''' u \ |(一),゚ u 、(一)、゚.| | 。 ,,ノ(、_, )ヽ、,, u. | 扇風機と間違えた 〃 ̄ヽ ~ | u ` -=ニ=- ' . 。 | お金返して r'-'|.| O | ~ \_゚`ニニ´ _ / `'ーヾ、_ノ ~ / ゚ u 。 \ | ,| |゚ / ・ ・ ヽ | | ,| | | 。 ゚ u |゚ | | ,| \\=====/ノ ,-/ ̄|、 (m) (m) ー---‐' (__)(__) 冷房器具と間違えやすい暖房器具。 コンセントに繋いで使用。こんな形状だが、しばしば火災の原因となることもある。 【釣り竿@現実】 誰もが食いつくようなネタを用意して、食いついたところで実は嘘でした宣言をすることを「釣り」と呼ぶ。 そしてこれは普通の釣り竿。 【モナーの銅像@FLASHゲーム「密室船」】 モナー社長が、旅客船を改造したホテルの中に設置したカジノに飾っている銅像。 ギコに「邪魔だ」と評された。 【ドーピングコンソメスープ@魔人探偵脳噛ネウロ】 上記で説明したように、ドーピングによって一瞬で筋骨隆々の肉体に変貌出来るスープ。 連載当時、そのシーンのインパクトの強さによってネット上ではカルト的な人気が得られたとのこと。 No.83 ――の前の静けさ 時系列順 No.85 茶鬼 No.83 ――の前の静けさ 投下順 No.85 茶鬼 No.68:unknown 八尺様 No.99:Thank you for... No.68:unknown 内藤ホライゾン
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autolink 支出/税金 所得税(源泉課税・総合所得税) 住民税(普通徴収・特別徴収) 固定資産税(自家・土地) そのほかの税(不動産取得税・贈与税・相続税・年一回の自動車税(*1) 「かぞくのじかん」Vol.21 掲載分 固定資産税(自家・土地) 自動車税(毎年の) 不動産取得税 名前 コメント すべてのコメントを見る このページを編集
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カーディガンって秋には便利です! 秋の訪れを少しずつ感じてきて肌寒さを感じてきて カーディガンは便利です。 女の子ウケもイイので一枚は持っておきたいアイテムです。 チョとキレイめコーディネート! カーディガンを羽おるだけで チョッとオシャレ度がアップします。 ジーンズはもちろんチノパンやミリタリーパンツなど ボトムを選ばないので着まわしもできます。
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ゆっくりをハサミで切るだけの話 18KB 虐待-普通 ギャグ 理不尽 飾り 親子喧嘩 夫婦喧嘩 ツガイ 野良ゆ 赤子・子供 現代 勢いで作成したので許して下さい。 ・題名のとおりです。 ・登場する人間が少し変です。 ・俺設定あり。 天然あき 自分で言うのも何だが私は何処にでもいる変わりばえのない人付き合いの苦手な平々凡々な女性だ。 だが一つ人と違う特徴というか嗜好がある。 それは昔からハサミで何かを切るのが好きだった。 だから切り絵とかが好きだった。 だが私は作品を作るのが好きなのではない。ただハサミで切りたいだけなのだ。 シャキンと切る際の音と手応えが私は好きだった。 だから私はシ●ーハンズやクロック●ワーのシ●ーマンのような奴等とは違う。 彼等の殺し方は“刺す”であって私のように“切る”ではない。 第三者からすれば大差ないかもしれないが私には重要な事なのだ。 だから私はハサミは切る為にしか用いない。 あんなものはハサミに対する侮辱なのだから。 その事を留意していただきたい。 私は世間では異常者の部類に入るだろう。 子供の頃友達と美容師ごっこをして数少ない友達を丸坊主にしてしまった事もある。 彼の従姉妹にその後病院送りにされたがあれはあれでいい思い出だ。 彼が周囲に言い触らさず、笑って許してくれたから私の周囲に変化はなかったがあれ以来私の切りたい欲求は人の持っていない特殊なものだと理解した。 その衝動に耐えられない私には美容師等になれる訳がない。 趣味は趣味のままで終わらせるべきなのだ。 私は紙も布も髪も思う存分切りたい。 だが人間の髪を切り続けていれば問題になる。 自分の髪も限界がある。 紙を切っても布を切ってもそれはそれで満足がいくのだが私はいろいろなものが切りたい。 だから私は人とは違い、されど他の生物よりも人に近い存在を標的に選んだ。 それがゆっくりだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」 「ゆふ~ん、おちびちゃんたちとってもゆっくりしてるよおおおお!!!」 「さすがまりさのおちびちゃんなんだぜ!!!」 「さしゅぎゃわぎゃやのあいどりゅなんだじぇ!!!」 私の手元には元野良のゆっくりまりさとゆっくりれいむのつがいとその子供三匹がいた。 彼等は私が遊ぶ為に拾われた玩具だ。 彼等は三日程餌を与えてやるとこちらを奴隷扱いしだして二匹いれば勝手に増えてもくれるから楽でいい。 私は別に彼等には塵芥程に興味がない。 彼等が私を奴隷としか見ないように私も彼等を布等と同じ消耗品という考えしかないのだから…。 「ゆ!ばばあがやっちぇきちゃよ!!」 赤まりさが私に気付いたようだ。いやゆっくりの反応なんて別にどうでもいい。 私はただ“切りたい”だけだ。 そこに主義主張も道徳観念も何の意味はない。 「ゆゆ…なんだかどれいのようすがへんなんだぜ?」 親まりさが私が興奮しているのに気付いたようだ。 だがそれがどうした。そんなのはどうでもいい。 早く切りたい切りたい切りたい切りたい切りたい切りたい切りたい細切れにしたい、みじん切りにしたい短冊切りにしたいぶつ切りにしたいとにかく切りたい!!! 「ゆゆう、きっちょまりしゃのきゃわいしゃにめりょめりょになっちゃんだよ!!」 「ゆ、そうなのかだぜ!?どれいにしてはなかなかみるめがあるんだぜ!!!」 「でもおちびちゃんをただみしようだなんてずうずうしいよ!!みのほどをしってね!!!」 ああ…五月蝿い。 私が聞きたいのはお前達の声じゃない…ハサミの切る音だ…。 「どりぇいはしゃっしゃとあみゃあみゃもっちぇきょい!!」 赤れいむが私に喚く。 丁度いい、こいつからにしよう。 そう考えた私は右手にハサミを持ち、左手で赤れいむを摘む。 「はなちぇくちょばばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 何やら赤れいむが騒いでいるが関係ない。私はただ切るだけだ。 まずは髪を切るのに邪魔なリボンからだ。 シャキン、と小気味いい音がして赤れいむのリボンにハサミが入り、髪とリボンの繋がってる部分が切られてポトリとリボンが床に落ちた。 「ゆ?」 赤れいむは何が起きたかわからなかったようだ。 だが家族の表情からただ事じゃない事がわかった。 当然私には赤れいむの反応なんて知ったこっちゃない。赤れいむを一旦解放してやる。 するとどうやらリボンが落ちた事に気付いたらしい。 「ゆんやああああああああああ!!?れいみゅのじょうねづのようにあがいおりびょんざんぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ゆっぐぢちにゃいでもどっちぇにぇええええ!!?」 泣き叫んでリボンをくわえようと赤れいむはする。 私はリボンを赤れいむよりも速く拾う。 「れいみゅにょまっきゃにゃたいようみちゃいにまびゅしいおりびょんさんにさわりゅなあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 何か叫んでいるが気にしない。 私は赤れいむのリボンを迷う事なく切り刻む。 「ゆんやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「なにじべるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 「おちびちゃんのれいむぞっぐりなぎれいなおりぼんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 どうやら随分と元気に騒いでいるようだ。 だが私の耳にはそんな意味のない雑音なんて入らない。 私に届くのはリボンの切れる感触とその音色のみ。 それは私を至福に導き恍惚とさせる。この瞬間の為だけに生きているとさえ思える。 「やべろお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 「おぢびじゃんのりぼんをごわずぐぞどれいはゆっぐりじないでごろじでやぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 足元に何かぶつかってくる感触がするがそんなのはどうでもいい。 私は今幸福を満喫してるんだ、邪魔をしないでほしい。 「ゆあ゛…あ゛あ゛…」 パラパラと細かく刻まれていくリボンを呆然と見つめる赤れいむ。 「やぜがまんじないでざっざどじべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「どうじでやべないんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 リボンを細かく刻み終えると親ゆっくり達が私に体当たりしていたのに気付いた。 君達は後だから隅でひっそりとしてもらいたいのだが…。 「れいみゅの…りびょん…」 赤れいむがリボンを切られたショックで茫然自失となっている。 私はあまりゆっくりには詳しくないが飾りを大事なものと認識するのと中身が漏れない限りは中々死ねないという事位は知っている。 だがそんなのはどうでもいい。もっと切らせろ。 「ゆぴ?おしょらをとんじぇ…」 私は親ゆっくりの攻撃のつもりであろう体当たりを一切合切無視して赤れいむを摘む。 最初は喜んでいたが一拍おいて、 「はなしちぇええええええええええ!!?」と叫び出した。 「なにずるんだぜ!!?はやぐおちびじゃんをはなずんだぜ!!!」 「やべろお゛お゛!!!ぎだないででおちびじゃんざわるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 五月蝿いな、ただ切るだけだよ…死ぬまでね。 私はまず赤れいむの黒髪から切っていく事にする。 チョキンチョキンと細かく鳴り響く音色にうっとりしながら赤れいむの髪の毛を切っていく。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!? れいびゅのしゃらしゃらへあ゛ーがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 私は一切の例外なく赤れいむの髪の毛を切り刻む。 揉み上げも、前髪も何の例外もなく。 「やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!? やみぇちぇぐだじゃい゛い゛い゛い゛!!!」 赤れいむが泣き叫ぶが私はお構い無し。 赤れいむの懇願よりも“切る”事の方に重きを置いているのだから当然だ。 そしてこの場には私を止める事の出来るものはいない。 よって出来上がるのは元赤れいむのはげ饅頭。 「まりしゃのいみょうちょぎゃ…」 姉妹達もその光景に絶句しているようだ。 家族が見るも無残なはげ饅頭になったショックは大きいようだ。 だが私にはどうでもいい。 「ゆ…ぼうやべで…」 もう涙を流して懇願するしか出来ないはげ饅頭に私はチョキンと薄皮一枚残るようにはげ饅頭の一部を切り取った。 「ゆぴょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 髪の毛でもリボンでもない自分の身体を切られた痛みに絶叫を上げる赤れいむ。 だが私は間髪入れずハサミで別の部位の薄皮を切る。 「ひゅぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 更に切る。 「こびい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 もっと切る。 「ゆごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 まだまだ切る。 「きょおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」 もういっちょおまけに切る。 「ゆぎょおおおおおおおおおおおおおおお!!?」 更に駄目押しに切る。 「ぷるぴゃああああああああああああああ!!?」 何度も何度もつまむように餡子が漏れないように薄皮一枚だけ残るように赤れいむの身体を切っていく。 うっかりここで切りすぎるとすぐに中身の餡子が漏れてしまうのが問題だ。 だが私はハサミの扱いには自信がある。 そうならないようにする境目は手にとるように簡単に理解できる。 「おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んんん!!?」 「やべるんだぜ!!!ぞろぞろやべないどほんぎでごろずんだぜ!!!」 「ゆぎ…きひぃ…!!?」 私の左手の中で痛みに喘ぎ、痙攣するはげ饅頭。正直気持ち悪い。 つくづく私は“切る”事以外興味がないらしい。 ゆっくり虐待には向いていない。そう思いながら私ははげ饅頭の瞼を切り取る。 「こひゅ…!?」 もはや叫び声を上げる気力すら無いのだろう。 切られた際に声を上げるだけだ。 「おねぇしゃんきょわいよぅ…」 「たいじょぶにゃんだぜ…わぎゃやのあいどりゅのしゅえっこまりしゃはまりしゃがまもりゅんだじぇ…」 赤ゆっくり二匹が何やらはげ饅頭を見て呟いている。 どうやら姉妹で片方が片方を守ろうとしているようだ。 そろそろ次のに取り掛かるか…。 そう決めた私は用の無くなったはげ饅頭を床に落とす。 中の餡子は切っても楽しくなかったので切らない。 彼等に求めるのは皮と髪と飾りだけだ。 中身なんて必要ない。 「ゆべ!?」 そんな声を上げてはげ饅頭は薄皮一枚限りとなった身体は落下に耐え切れずべちゃりと潰れてしまう。 「おちびじゃんじっがりじでえ゛え゛え゛え゛!!?」 どう見ても死んでるのにはげ饅頭に駆け寄る二匹。 「だいじょぶなんだぜ!!ぺ~ろぺ~ろすればきっとなおるんだぜ!」 「べ~ろべ~ろ…」 しばらく気付きそうにないのでその隙に私は次の獲物を回収させてもらおう。 自分達の方に私が向かってくるのを理解したの一匹のゆっくり赤まりさがもう一匹の盾になるように前に出た。 「わぎゃやのあいどりゅはまりしゃぎゃまもりゅよ…」 「ゆゆ、きゃっきょいいよおねーしゃん!!」 私に宣言する赤まりさに、赤まりさを讃える赤まりさ。 どうやら姉妹愛とやらみたいだ…。 まあいい、なら仲良く二つ共両方を切り刻んであげるよ。 「きょきょきょっちくりゅなだじぇえええええ!!!」 「ゆあああああああきょわいよおおおおお!!?」 どうやら威勢だけだったようでビビりまくっている。そんな二匹から私は頭に被っている帽子を奪い取る。 堂々と行動しているのに何も対処できないのは彼等らしいと言えばらしいのだが…。 「ゆんやああああああ!!?まりしゃのきゃわいいおぼうしぎゃあああああ!!?」 「かえしちぇね!?ゆっきゅちちにゃいできゃえしちぇね!!」 騒ぐ赤まりさ二匹を尻目にチョキチョキと私は帽子を切断していく。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「まりしゃのせきゃいをせっけんすりゅくろきゅかぎゃやくおぼうしぎゃああああああああああ!!?」 パラパラと細切れにされて床に舞い落ちる赤まりさ達の帽子。 「おちびちゃんうごいてね!!ゆっくりしないでうごいてね!!」 「ゆ?なんだかへんなこえがするんだぜ?」 二つの小さな帽子を細切れにし終えた時点で親ゆっくり達が異変に気付いたようだ。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 親れいむが悲鳴を上げる。 死んだ我が子に意識を向けている内に悲惨な事が起きたのだからそういう反応になるのは無理もない。 だが、 「おかざりのないゆっくりできないやつがいるんだぜ!!」 親まりさの反応は私には意味がわからなかった。 後になって知った話だったがゆっくりは飾りで互いを識別するらしく、目の前で帽子を奪われない限りは同じゆっくりと認識しないらしい。 今の時点で私はそれを知る由もなかった。 「ゆっくりできないくずはせいっさいするんだぜ!!!」 「ゆんやああああああああ!!!まりしゃのりゅうきょうさきどりにょおびょうじぎゃばあ゛あ゛あ゛!!?」 親まりさはいきなり我が子である赤まりさに体当たりする。 末っ子まりさはそれをまともに受けてしまい転がってしまう。 「ゆぴぃ…いちゃいよ…」 何が起きたかわからず痛みに喘ぐ末っ子まりさ。そんな末っ子まりさに親まりさはのしかかった。 「ゆぎょおおお!!?」 自分の体積の十倍以上の重量が末っ子に牙を剥く。 「なにじでるのばりざあ!!? ぞれはおちびじゃんでじよお゛お゛お゛お゛!!!」 親れいむはそんな親まりさを止めようとしているが元々の能力は親まりさの方があるのか一向に効果がない。 「うるさいんだぜ!!れいむはじゃましないでほしいんだぜ!!!」 「ゆぴいいい!!?」 と跳ね飛ばされて終わりだ。 「やべちぇ…まりしゃはあいどびゅう゛う゛!!?」 するとどうやら親まりさの重圧が限界を迎えたのか末っ子まりさの口から大量の餡子を吐き出した。 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛おちびじゃんじっがりじべええ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 親れいむは悲痛な叫びを上げる。 しかし今度は私ではなく親まりさに対してだ。 私はまさか親まりさがそんな暴挙をすると思ってなかったので少し呆然としていた。 「も…ちょ…ゆっぐ…」 私が我に返ったのは末っ子まりさが息絶えた直後だった。 そしてそれと同時に私に沸々と怒りの感情が沸いて来た。 よくも私のを…。 その直後の行動は私らしくないものだった。 「ゆびょご!!?」 思い切り親まりさの顔面に蹴りを放ち、もう一匹の赤まりさを殺そうとしていた親まりさをぶっ飛ばす。 ゴム鞠みたいに吹っ飛んでいく親まりさに目もくれず私は潰れた末っ子まりさの残骸を摘み上げる。 ボロボロとなった末っ子まりさの残骸を気休めとばかりに切り刻む。 怒りに任せた乱雑な切断。気が付いたら跡形もなく細切れになった末っ子まりさ。 切れる部位が無くなってからようやく私は我に返る。 しまった…。感触も音色も聞いたり感じたりするのを忘れてしまった…。 全く勿体ない事をしてしまった…。 後悔先に立たずとはこの事だろう。 仕方ないから私は他のゆっくりを切り刻ませてもらう。 「ゆぴいいいいいいいい!!?」 私と目の合った赤まりさが恐怖する。 私に暴言を吐いたのがまるで嘘のようだ。 おそらくこれから自分がどうなるか想像しているのだろう。 そしてその想像と現実は似たようなものになるだろう。 親まりさは顔面がひしゃげてしばらく行動できそうにない。 赤ゆっくりはさっさと死ぬから優先して切り刻む事にしている私はこの赤まりさを次の標的にした。しかし、 「おちびじゃんはころざぜないよ!!!」 私と赤まりさの間に親れいむが割って入った。 「おきゃあしゃん!!?」 親れいむを見た途端赤まりさの顔が明るくなる。 親まりさがあんな事をした後では親れいむが唯一の希望なのだろう。 「おちびちゃんはおかあさんのおくちにはいってね!!!」 一方親れいむは赤まりさを自分の口の中に避難させる事にしたようだ。 一切の攻撃が通じず、放っておけば子供に危害が加えられるのだから相手にしない方がいいと思うのは妥当だろう。 「ゆん!!これでもうばばあはてをだせないよ!!」 口の中に避難させただけなのに何故か踏ん反り返る親れいむ。 もしかしたら自分は大丈夫だとでも思ってるのだろうか? ただ順序が逆になるだけだというのに…。 流石に親れいむは摘むには重量がありすぎるのでこちらが座って足を用いて固定する。 あまりに自信満々だったのか何の抵抗もなく押さえ付ける事に成功した。 「ゆゆう!!?どうしてうごけないの!!?」 まさかそんな簡単に動けなくされるとは思わなかったと顔で言いながら親れいむは焦る。 「おちびじゃんはれいむがぜっだいにまぼるよ!!!」 何やら悲痛な覚悟らしきものをしたようだ。 だがそんなのどうでもいい。 私は“切る”。それ以外どうでもいい。 私は親れいむのリボンを、髪を切り刻んでいく。 「おちびじゃんは…れいぶが…まぼるよ…」 はげ饅頭にされていく中親れいむはただそれだけを呟き続ける。 母性というものだろうか? 残念ながら子供のいない私には理解できない価値観だ。 あっという間にはげ饅頭が完成する。 「お…ちびじゃんは…れいむがまぼるよ…」 それでも元親れいむは意志を曲げなかった。 だから次は皮の切断を行う事にした。 「ゆ!なにをしようとれいむはおちびちゃんをまもるよ!!!」 私が持ち方を変えたことで元親れいむと私が向き合うようになった為元親れいむがこちらに向けてそんな事を言ってきた。 「だからさっさとあきらめてれいむをもとにもどしてね!!!」 私は喚く元親れいむを無視して切り刻む事にする。 まずは瞼。 「ゆぎい゛い゛!!?」 悲鳴を上げるがぎゅっと歯を食いしばり耐える。 出てくるのは子供ではなく涙だけだった。 ならば次は口の隙間にハサミを入れて頬の部分から横一線になるようにハサミを入れる。 「むごぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 歯を食いしばり、赤まりさが出ないように必死で激痛に耐える元親れいむ。 じたばだと暴れるがそんなもの何の意味もない。 ハサミが一周するまで何も出来ずに痛みに喘ぐしかない。 左頬から切り始めたハサミが右の頬に辿り着いた辺りで元親れいむが白目を剥いて痙攣し出していた。 私はこれ幸いと皮の部分を掴みひきちぎる。 すると餡子の部分と眼球、上の歯だけ残っている餡子の塊が見えてくる。 とてもキモい。 まぁあんな残骸はどうでもいい。 皮を思う存分切り刻む。 「ゆぎょ…ぺ…」 切り刻んでいる間に元親れいむ、現餡子玉が息絶えていたが皮の細切りに夢中になっていた私は気付きもしなかった。 細切れにしきった辺りで死んでいる事に気付いた私は餡子の中に手を突っ込み中にいた赤まりさを回収する。 「にゃんぢぇちゅきゃまっちぇりゅのおおおおお!!?」 私の手の中で暴れる赤まりさ。赤ゆっくりでは逃げる事は叶わない。 私は邪魔物がいなくなった状況で心赴くまま赤まりさを切り刻む事にした…。 「ゆぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぎい゛い゛…」 最後に生き残った親まりさに家族の残骸を食わせた後思う存分解体した死にかけのまりさを処分しようと庭にあるゆっくり捨て用に掘った穴に放り捨てる。 すると、 「助けてええええええ!!!」 いきなりタンクトップの女性が私の目の前に現れた。 「助けてくれ忍うう!!!」 ああ…あまり認めたくないが彼女は私の友人だ…。 「……………(何があったの?という感じの眼差し)」 「あ、あのバカが俺に下剤入りのジュースを飲ませようと…」 「それはテメエが人の友達にやった事だろうがあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 するとその後に続くように一人の男性が新たに現れる。 彼も私の友人でこの女性の従兄弟だ。 基本的には善人なのだが彼女相手だといつもこんな感じだ。 「何故ここがわかったあ!!?」 「お前の行動範囲なんざ簡単に予測できるわあ!!!」 そう言いながら彼は苦肉の策で放った拳を掴んで彼女を背負い投げる。 「ぐげ!?」と声を上げて地面に彼女は横たわる。 すると彼は私の方を見て、 「悪い、赤城邪魔したな」 と謝った。 「………………(首を横に振って気にしないでと表現する)」 「そっかならいい。ほら帰るぞ」 「助けて!!このままじゃ俺スカ●ロプレイの餌食にされるうううう!!?」 「誰がするかぁ!!!」 引きずられながら私に助けを求める彼女に彼の怒声が響く。 「………………(笑顔で手を振りさよならを告げる)」 「この薄情者おおおおお!!?」 彼女は引きずられながら去って行った…。 私はそれを見届けた後自宅へとスッキリした顔で戻って行った。 その時には親まりさの事等微塵も記憶に残っていなかった…。 「ゆぎ…たしゅけ…」 「れいみゅは…しんぐ…」 穴の中で最後に残ったが故に死ねなかったゆっくり達が今も尚苦しんでいた。 彼等が新たなゆっくりを呼び、私を楽しませてくれる。 文字通り、私はゆっくりによって常人として生きていけるのだった…。 END あとがき 書いた後に色々と変な方向へ向かっている自分に気付く日曜の昼下がり…。 もうこのまま行けるところまで行ってみようと結論する。 それにしても出て来る人間にまともな奴がいねえ!! どうしてだろう? もういっそ狂人あきに改名でもしようか? それはさておきそれでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 ふたば系ゆっくりいじめ 1056 犬小屋と殺虫剤 ふたば系ゆっくりいじめ 1084 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このシリーズに出てくる人たちはいちいち愉快だなwww -- 2011-10-27 23 10 46 とくしゅせいへきなへんたいさんたちにとって、ゆっくりはすくいのかみなんだね! じぶんにとってもすくいのかみです。 つまり、いいぞ、もっとやれ、 -- 2010-12-23 22 31 45
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A「打撃/固定」初めは祠裏に固定。 こちらを視界ジャックしており、接近すると移動。移動先は以下。 祠裏・神社内・廃屋傍・壊れた橋の下・壊れた橋近くの段差間 B「打撃/巡回」神社前の階段を巡回。 神社前~階段下 C「射撃/巡回」下の道路を巡回。 神社階段~パトカー付近~神社階段横 D「打撃/固定」 パトカー近くに固定。 E「打撃/固定」 廃屋前で固定。 F「打撃/巡回」壊れた橋下の道を巡回。 最奥の階段方面~パトカー方面 終了条件1(TA) 当wiki管理者の記録[00 29 60] 崖下から攻撃を当てる位置取りが難しいです。 崖に向かい一発攻撃。リロード後、神社前中央に移動(崖上から発見させる為)。 警戒して出てきた敵Aにこちらを発見させ、崖下から狙って倒す(奥へ行ってしまったらやり直し。)。 敵Aが沈黙するまでの間、敵Bに追われるので、終了するまで適当に逃げ回る。 終了条件2(TA) 当wiki管理者の記録[01 11 03] 同行者はその場から動かさずに(例外あり)。敵は無視するに限ります。 敵Aが神社か祠裏にいる場合、更なるタイム短縮が可能だと思います。 ライトを消し開始直後前進。神社前の鳥居付近で敵Bに警戒させる(階段を下りてからでは駄目)。 タイミングが合えば、左側に寄って進むと攻撃を受けずに階段を下りる事が可能。(これをしなくてもあまり影響は無いです。) そのまま下り、道中の敵全てを無視して廃屋方面へ(車のドアへ引っ掛からないよう注意)。 手前の階段を上る。(奥の階段を行けば敵を撒き易く安全ですが、約4秒早くなるのでこちらを) 祠でイベント終了後、敵Aは大抵神社から壊れた橋近くの段差方面へ逃走しているので追う。(早めに祠に着けば、神社から逃げる敵Aが見える時もあります。)廃屋付近の敵が追ってきているなら、念の為「来い」を指示して同行者の安全確保。 敵Aが丁度段差を上ろうとしている所に追いついたら、上り切られる前に倒す。
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アクセス - 今日 - 昨日 - 国の借金が膨らんでいる。 その財源を補うために出されたのが、消費増税だ。 消費税はみなが一律平等に支払うものであるため、水平的公平を図ることができるのが特徴だ。 しかし、生活必需品や食品関係など消費一般に課税されればそれだけ国民の負担は骨身に染みることになる。 軽減税率だとか適用除外も考えられるが、一言で言えばめんどくさいのだ。法律である以上適当ということは許されず、何を除外するかが問題となるし、軽減税率にしても税率の問題だけでなく、申告納税方式を採用する以上は面倒な申告書を国民が作成しなければならなくなってしまう。負担が増えるのは間違いない。 他に財源がないものか。 トウゴウサン、クロヨンという言葉を聞いたことがあるだろうか。個人事業主の所得補足率をとらえた言葉だ。 サラリーマンの所得は会社によって管理され、源泉所得税を天引きされ、会社が一括して納付し、源泉徴収表に反映される。 天引きされるのだから、所得補足率が9割だ。それに対して、取引一切が謎に包まれる個人事業主は所得補足率3割乃至4割だ。 確定申告しなければ脱税出来ることもあるし、調査されても隠しこめば隠匿出来、結局は儲けることが出来る。 調査についてもハッキリ言って、任意の協力を求める形で行われるため、実効性が乏しくなる。本来の額を満額ということはまずないだろう。キッチリ申告するより無申告の方が恵まれるなどあってはならないことだ。正直者が馬鹿をみる。 サラリーマンとの不公平も生じる。事業主も税理士にはお金を払っていい顔するのだが、調査徴収に対しては、申告書を無料で作成させておきながら嫌な態度を示し、マナーがなってない。嫌われ仕事でタダ働きというのもそれこそ他の国民に対して説明出来ないだろう。生活が苦しくて、というわりに公務員以上はしっかり稼いでいることもあるし、不透明感が拭えない。 正直、調査や徴収といったお役所仕事も税金の無駄遣いだし、めんどくさい申告納税方式も国民には負担だ。 そこで、いっそ取引一切を電子化し、契約書や明細等の帳簿書類を画一にし(この点で契約自由の原則を制限するが、官民にとって有益だと思う)、それに基づいて電子マネー決済を行わせて取引を透明化し、申告納税を行わせるとよい。 ソフト次第で不具合がなければ、終始自動計算され、ボタン一つで送受信出来る。遠隔地においてもらくらくだ。 問題はサラリーマンの所得補足率との公平をいかに図るか、脱税を許さない方法はあるかである。 電子決済で行えるなら、取引の都度課税していけば早い。 所得税は儲けにかかる税だが、わかりやすいのは資産という形で残ったものに対して一括的に課税する方法だ。 どのような取引を行おうとも結果手にした資産は変わらないのだから、その上限で決まればスッキリする。 一番簡便なのは国民背番号制で、消費一般から取引にいたるまで全て電子管理を行うことである。 個人情報として閲覧した場合、家計簿をつける必要がなくなる。法人としてみれば公開するだけで企業の透明性をアピールでき、株主に対する説明責任も全うできる。 近年、ケイマン諸島などのタックスヘイブンに所得隠しを行ったり、法人の所在地を移転することがなされている。 個人における国外送金もそうだが、ナンバリングして電子取引化し、一括集中管理を行うことができれば、双方にとって簡便に済むのだ。人件費も大幅に短縮出来るし、時間や労力も節減できる。 問題は個人についていえばプライバシーだろう。私生活とビジネスを分けることなく、課税は資産の上限として、経費は自己申告させてプライバシーの問題を回避することが考えられる。 これからつめるべき政策である。