約 648,274 件
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/960.html
「蒼穹の絆3-5」 ―真っ黒こげ― 普通の日々が続く。ちょこちょこと迎撃戦。合間に訓練。 大尉と俺は・・・その後も進展は無し。互いに、相手が近くに居ることで満足している。 ふと目があった瞬間、互いに眼だけで笑いあう。それで満足。座学もカールスラント語 の専修となった。その時、二人だけなら手を握る位はする。ハグ程度も。彼女の体温を 感じるだけで満足だ。不思議だな・・・昔はこんなじゃなかったのに。まあ、EDというわけ ではない。彼女、最初に気付いたときには真っ赤になっていたっけ。俺もだが。 今日は大尉と俺、それに宮藤君とリーネ君でロマーニャに買出し休養日。俺の車で相乗り。 車両班と整備部が協力してくれて、車体色を目立たぬ軍用車カラーとして、さらに501の部隊 マークと適当にでっち上げたナンバープレートを付けている。 ぷうすけは助手席の大尉の膝と、後部席の二人の膝を行ったりきたりしている。 リーネ「凄いです。こんな荒れた道なのに・・・。眠れそう」 俺「着いたら起こすよ?のんびりしていて」 バルクホルン「シャーリーの運転と違って、緊張しないな。なあ、リーネ」 リーネ「えへへ・・・」 俺「へぇ?シャーリーってそんなに凄いの?ドライブテクニック」 宮藤「凄いですよー。最初に乗ったとき、死ぬって思いましたもん!空を飛ぶし!」 俺「え?車にもストライカーユニットってあるんだ?」 周りは爆笑。説明を受ける。・・・魔改造した軍用トラックでジャンプ?うぇ。 やりかねないね、リベリオンの人だから。そういうと更に笑いが起きる。 俺「それでか。シャーリーから、機械設計の図面の書き方を教えろっていわれてね。 また何か考えているわけだ。リーネ君、楽しみにしていような?」 リーネ「え・・・」 宮藤「それもできるんですか!すごーい!」 バルクホルン「それも、あっちでの仕事で?」 俺「うん。自分の仕事を始める前にやったことがあるんだ。ニッサンって会社の車 に絡む仕事で。銃の部品を設計するのにも役に立ったよ」 リーネ「俺さんって、何でもできるんですね」 宮藤「ほんとだよね。凄いなあ」 バルクホルン「軍を辞しても、仕事には困らない様子だな」 俺「子供は産めないよ!こればっかりは無理!」 大笑いする。ふと左に居る大尉の顔を見た。彼女も笑って、俺の顔を見ている。 * ロマーニャの食材市場でせっせと食糧を買いだす。一定量溜まると、俺が基地に ジャンプして運ぶ。待ち構えていた皆がせっせと分別・貯蔵している間にトンボ 返り。行きは、途中目星をつけた場所で休憩。戻りは一回の休憩で済ます。 ロマーニャ市街組みは、その間に更に買出しに走る。 重いもの、痛みやすいものを最優先。肉とか野菜など。6往復で食料品は完了した。 軍用トラック2台分くらいか。 皆で休憩がてら食事。皆、賑やかにイタリア料・・・ロマーニャ料理に取り組んでいる。 噂には聞いていたが、パスタがオードブルなんだな。警戒しておいて良かった。 風向きを考えてタバコで一服。さて、これからどうする? 宮藤「この前見つけた美味しいケーキがあるんです!リーネちゃん、行こう!」 リーネ「芳佳ちゃん。ご飯食べたばかりよ。無理・・」 思わず笑う。別腹は扶桑人だけ? バルクホルン「それもそうだ。宮藤、その前に腹ごなしでショッピングだろう?」 宮藤「そうですね!そうします!可愛いネコもいるんだよ、リーネちゃん!」 リーネ「ネコ!行こう行こう!ぷうも行こう!」 俺「先に行っておいで。集合は・・・1530.合鍵渡しておくから、荷物は適宜車に乗せて」 ぷうと一緒に元気に走っていった。やっぱり、基地を離れると普通の子に戻るな。 バルクホルン「元気だな。あの二人は」 おや。クリスを見るときと同じ眼? ああ、年頃も近いよな。 俺「だな。さて、トゥルーデ。俺たちはデートしよう?」 急に彼女の態度がぎこちなくなる。初心だな。 連れ立って歩き出すが、歩き方が歩調をとっている。やれやれ。もっとリラックスしろよ。 距離を縮めて、彼女の手を握る。ビクッとしてるし。 俺「トゥルーデ。このほうが自然だよ」 そんなに真っ赤にならなくても。俺だって手ぐらい繋ぎたい。ジャンプのときばかりでは詰まらん。 のんびり、ウィンドーショッピング。彼女が徐々に解れてきた。そうそう、笑おうよ。 彼女の視線を追うと、何を考えているか解ってきた。 俺「クリスにロマーニャの土産送りたいんだけど。どんなのがいいかな?」 バルクホルン「え!いいよ!そんな・・・」 俺「やだ。クリスの笑顔が見たい。なあ、手伝ってくれよ?一緒に送ろう」 バルクホルン「・・・うん。有難う」 俺「やった!んじゃ、素敵なの探そう!」 トゥルーデが気に入ったのは銀の装飾にトルコ石等を象嵌したオルゴール。おお、いい趣味。 それと、メッセージカードも入手する。トゥルーデが先に、俺が後にメッセージを書いた。 札入れから、彼女の写真を取り出す。飛行中の彼女を撮ったやつ。トゥルーデが赤くなった。 それを入れて箱詰めしてもらい、郵便局を探す。笑顔で歩く彼女が眩しい。 発送完了。またのんびり歩く。後はお菓子を基地への土産で買いたいと。来るときに見た お店でいいよね、と相談する。 二人でぶらぶら歩くのが楽しい。観光より、彼女と居る時間が大事だな。 大き目の橋を歩いて渡る。見覚えがある教会のまえにでた。あ!『ローマの休日』で見た。 トゥルーデを誘う。ちょっと気になることもあるし・・・。 バルクホルン「あ!これ!」 奥の円柱に掲げられた大きな石版。真実の口とかいう奴だ。グレゴリー・ペックの演技が 楽しかった。オードリーより素敵な人が横に居る。本当に。さて。やるか。 俺「うん。知っているよね。嘘つきがあのポセイドンの口に手を突っ込むと食いちぎられる そうだ。どう?やる?」 バルクホルン「・・・迷信だろう?」 躊躇いがあるねえ。ふふふ。 俺「トゥルーデに俺は言ったよね。お前のことが好きだと。でも、果たしてそれは俺の本心? もしかしたら、美人揃いの501だ。他に目移りがしているかもしれないよ?浮気性かも?」 彼女の眼に、一瞬不安がよぎった。やっぱりそうか。済まなかった。 俺「んじゃ、入れてみるかね。あ、ちょっと失礼しますよ?」 手を入れるでもなく、只見ていた数人に声を掛けて退いてもらう。皆にも俺たちの会話が 聞こえていたらしい。見物対象がこっちになった。ちと恥ずかしい。 俺「では!」 トゥルーデが緊張した。迷信だろ?余裕の笑みを浮かべてスポンといれる。あまり大きくない。 中は・・・何人の人が手を差し込んだんだろう。結構すべすべだ。中で握りこぶしを作る。ロック クライミングの手法だ。用意よし。だば行くぞ。 「ぎゃアアああアアアアアアあああああああああああああああっ!」 無理にいきんで顔を真っ赤にする。手を引っ張ろうとするが抜けるわきゃ無い。 バルクホルン「え!抜いて!早く!誰か助けて!」 一生懸命俺の右手を引っ張るトゥルーデ。泣きそうな顔。 ごめん。俺にはこれ以上は出来ない。彼女、真剣だ。お前は鬼だ、ペック。 俺「なんてな♪冗談で――」 猛烈にポカスカ殴られた。痛いって!ごめん! 周囲は爆笑。 バルクホルン「いい加減にしろ!本気で心配したじゃないか!」 俺「すまん。安心して欲しかったんだ」 バルクホルン「私もやる!」 そっと細い指先を口に入れ、一旦待ってからそっと抜いた。 俺もなぜか安堵の溜息。 バルクホルン「ばか!」 抱きつかれた。彼女の頬が熱い。いい香りがする。俺も抱きしめる。 「ブラボー!」 「コングラッツレァツォニ!」 あー。煩いけど、有難う。覚悟を決めよう。 * 腕を組んでもとの方向に戻る。 彼女が俺の肩に頭をもたせ掛けている。時々、会話。 お?ちょっと覗いていこうよ。 宝飾店。トゥルーデが落ち着きが無くなった。どうした? バルクホルン「いや。初めて入るんだ、こういう店」 そうか。何事にもはじめては有る!彼女に似合いそうなものは・・・。 あ。でも?ふむ?そうだな。そうしよう。決めた。 ペアリングを選び、それにネックレスチェーンを一つ注文。 店主からの提案で、二人のイニシャルと日付を入れてもらう。 また、歩き出す。トゥルーデが黙ってしまった。 公園をショートカットすることにする。 俺「ちょっと座ろう」 バルクホルン「・・・」 俺「ではと・・・はい。これは君に。こっちは俺が着ける」 彼女の首にそっとネックレスをつける。ペアリングの片方を通してある。 バルクホルン「これは?」 俺「恋人の証。俺はトゥルーデのイニシャルの入ったリングをつける」 彼女がネックレスに下がったリングをしげしげと見ている。 俺「まだ、慎重な部分もあるんだが。トゥルーデ」 俺の目を覗き込んで黙っている。 俺「トゥルーデ。愛している」 彼女がそっと俺を抱いた。俺も抱き返す。しっかりと。 バルクホルン「私も愛している」 暫くして、そっと離れる。 彼女がシャツをはだけて、ネックレスをそっと肌に落した。 バルクホルン「こうしていれば、いつも一緒だな」 キス。想いを込めて。有難う、トゥルーデ。彼女の涙が熱い。 * 400メートルほど離れたカフェテリア。ケーキをぱくついていた二人が固まった。 リーネ「ねえ。芳佳ちゃん。あれ・・・あそこの二人って・・・・」 宮藤「う・・・うん。バルクホルンさんと俺さん・・・だよね?」 リーネ「・・・・キスしているの、かな?」 宮藤「ま、まさかぁ!眼にゴミがはいった、とか?」 二人同時に魔力発動。ズーム。 宮藤「あ・・・あ・・・・」 リーネ「うわぁ・・・・・わぁ」 リーネ「あ!もう見るのよしましょう、芳佳ちゃん!」 宮藤「」 リーネ「芳佳ちゃん!」 宮藤「え、でも」 リーネ「ダメ!はい!こっちを見て!」 宮藤「見ていたいよぉ」 リーネ「恋人同士を覗いちゃダメ。二人の時間なのよ?ね?」 宮藤「うん。びっくりした・・・」 リーネ「うん。知らなかった・・・。あ!これ絶対内緒!」 宮藤「・・・・自信ないよぉ」 リーネ「私たちだけの秘密。ね?公になったら大変かも」 宮藤「うん」 リーネ「あ!すみません!ケーキと紅茶お代わりお願いします」 足元で尻尾をゆらゆらさせながら涎をたらしているぷう。気付いてもらえない。 *** 俺「ミーナ隊長。俺です。よろしいですか?」 ミーナ「はい。どうぞ?」 ロマーニャ市から帰着した俺は、いの一番に執務室を訪問した。階下の談話室では、トゥルーデ が土産物を皆に手渡している。 俺「ただ今戻りました。異常有りません」 ミーナ「はい。荷物の搬送もお疲れ様。凄い量を運んだわね」 俺「大質量でも途中で休めば可能になりました。一つ、報告の上でご相談したいことが」 ミーナ「なんですか?」 微笑みながら問われると、どうも言い難い。 俺「入隊時、隊長にお約束したことを反故にしてしまいました。お詫びいたします」 ミーナ「と言うと?」 俺「風紀上の問題を起こしました。本日、バルクホルン大尉に えー。気持ちを打ち明け、了承して 貰った次第です。申し訳ありません。それで相談を・・・」 どういえばいいんだよ、軍隊方式では?しらん! ミーナ「・・・椅子におかけなさい」 さ、銃殺でも絞首刑でもなんとでもしてくれ。逃げはしない。 ミーナ「あなた方はどうするつもりなの?戦争中ですよ?」 俺「彼女が第一線を退く、戦争が終わる。この二つが重なった時点で答を出す積もりです。それまで は待機です。彼女もそれを望んでいます」 ミーナ「待機、ね。耐えられますか?」 俺「正直解りません。先日の約束を既に破ったわけですし」 ミーナ「まったく。似たもの同士ね。強情で正直で」 笑える状況ですか、隊長?笑いながら引き金を引くのかな。 ミーナ「先日、バルクホルン大尉を宜しく、と私が言ったことを覚えていますか?」 俺「強行偵察の時の電話ですね?」 ミーナ「ええ。二人の気持ち、解っていましたから」 驚きが顔に出てしまった。なんだって?俺、そんなに極楽トンボだったか? ミーナ「そんな顔をしないで下さい、俺さん。女の感、です」 俺「鋭いですね。私は、ホテルで口論してようやく気付きましたが・・・」 そうだ。漠然とした好意は有ったけれど。彼女に追い詰められて、ようやく気付いた。 ミーナ「口論はダメ。話し合いをして下さいね。二人とも、大事な私たちの家族なんですから」 俺「はい。すみません」 ぐうの音もでねえ。年下なのにな・・・。人間の器が違うのか。いやはや。 ミーナ「というわけで、彼女を大事にしてあげて。私の大事な親友なのよ。お願いします」 俺「はい?」 ミーナ「問題ありません。真面目なお付き合いを。魔力を喪うことだけは、今は自重して」 彼女も顔が赤らむ。 俺「部隊を追い出されずに済むわけで?一緒にいていいのですか?」 最低でも転属だと思っていたんだが。だから、ペアリングを・・・。 ミーナ「さっきも言ったでしょう?二人とも、私たちの家族です。何処にも行かせません!」 俺「有難うございます」 心から言えた。ほっとする。 ミーナ「ふふ。ルートンABに宿舎のことを手回しして正解だったわね」 なんですと? 俺「ええーと?今何を仰った?」 ミーナ「トゥルーデは真面目だから。少し彼女を後押ししたの。それだけよ」 あっちゃぁ。スイートルームも隊長が! 恐ろしい人。まさに魔女だ。 でも、有難うございます。 ミーナ「あなたがすぐに報告に来てくれて嬉しかった。トゥルーデもいい人に恋したものね。 あ、後一つ。この件は、隊員に周知したほうが良いと思いますけど?」 ハルトマン「トゥルーデがネックレスなんて珍しいね」 バルクホルン「うん。・・・・貰ったんでな、着けている」 ハルトマン「ほぉー」 エイラ「あれ?大尉、赤くなったゾ。アヤシイナ」 サーニャ「エイラ・・」 宮藤・リーネ「ギク」 シャーリー「堅物がねぇ。珍しいなー。似合うよ。で、誰に貰ったんだい?」 微笑んでいるが、明らかに何か気付いている雰囲気。 浴室の皆が湯船に集まってきた。 ルッキーニ「あれ?変わったヘッドだ?」 ハルトマン「・・・どこかで同じものを見た」 サーニャ「・・・俺さんが左手につけていました・・・」 エイラ「あ!そうダ!男の割りにお洒落だなって思ったんダ!」 ハルトマン「!そうだ!さっき見たよ」 宮藤・リーネ「ブクブクブク」 ペリーヌ「男性でも、意味の有る指輪はつけますわよ?紋章入りとか」 坂本「ああ、聞いたことがある。あと出身大学の証としてもつけるとか」 ハルトマン「ちょっと違うみたい。ねえ、トゥルーデ?誰から貰ったの?」 バルクホルン「ええとだな。その・・・俺少尉と揃いで・・・」 どんどん声が細くなり聞き取れなくなる。周囲が更にバルクホルンの周りに詰める。 シャーリー「感明1-1!もしもーし!出力をあげてくださーい!」 ルッキーニ「聞こえないよー!」 バルクホルン「俺から!告白されて、これを貰ったんだ。俺は私のイニシャルの入った ものを指に嵌めて・・・・」 リーネ「ヨシカチャン・・・」 宮藤「アワワワ・・・・」 坂本「そうか。大尉はどう答えたんだ?」 シャーリー「そうそう。想像はつくけどさ」 バルクホルン「私も、愛している、と」 三人以外は声も出ない。一番色恋沙汰から遠かったはずの大尉が。 坂本「そうか。良かったな。大事に育め!はっはっは!」 シャーリー「バルクホルン、よかったなあ!」 呪縛が解かれた。 ルッキーニ「ワァォ!やるじゃん!」 ハルトマン「私の知ってるトゥルーデじゃ無い!お姉ちゃんから女の子になっちゃった!」 ペリーヌ「相思相愛ですのね。坂本少佐!わたくしも!」 サーニャ「おめでとうございます・・」 エイラ「よかったナー、大尉」 坂本以外、全員頬を染めている。一番赤いのは張本人。 リーネ「芳佳ちゃん。もう・・・いいんじゃない?」 宮藤「そ、そうだよね。あのぉ・・・・バルクホルンさん、ちょっと質問があるんですけど」 バルクホルン「なんだ?宮藤」 宮藤「告白を受け入れた場合ですけど。お二人みたいに、き、キスするんですね?」 両拳を胸の前で握り締める宮藤。 リーネ「ごめんなさい。あの・・・見えちゃったんです」 エイラが鼻血を吹いて水中に没した。血だけが浮き上がってくる。 サーニャはそれに気付かず。魔導針まで出して注目中。 バルクホルン「見ていたのか。うん、そうだと思う。自然にそうなった」 張本人は茹蛸状態。 宮藤「うゎぁー!聞いた?リーネちゃん!」 リーネ「うんうん!やっぱりそうなんだね、芳佳ちゃん!」 ペリーヌ「それはもう!そういうものでしてよ!想いが通じた瞬間ですもの!」 坂本「うむ!そうだろう!」 ペリーヌ「ああ!少佐!」 ルッキーニ「ロマーニャは恋の花咲く魔法の都だもん!ね?シャーリー!」 シャーリー「そうだよ!ロマーニャの奇跡さ!」 サーニャ「羨ましい・・・」 ハルトマン「で、キスのお味は?言っちゃいなよ、トゥルーデ?」 エイラ「プク・・・プク」 坂本「おーい!宮藤!酒はあるか?つまみはできるか?」 宮藤「あ!はい!扶桑酒、ビール、ウィスキー、ウォッカにワイン。大丈夫です!おツマミ はすぐに用意できます!」 リーネ「私も手伝うよ、芳佳ちゃん!」 坂本「よぉーし!風呂から出たら宴会だ!ミーナには私から声を掛ける!バルクホルン! お前は俺を呼んでくれ!今夜の夜間哨戒は無し!」 歓声が上がる。 坂本「ほら、泣くな。目が赤いと俺に心配掛けるぞ?それと!誰でも良い。其処で沈んでいる のを救助せぃ!」 周囲の水面を朱に染めているエイラに周囲の目が向けられた。 サーニャ「エイラ!」 エイラ「げふっ! キス キス キス キッスゥ キッス・・・」 サーニャ「・・・・・・」 坂本「脆すぎる」 シャーリー「小学生並みじゃないか?免疫度」 ハルトマン「高高度作戦でビシッと決めたのに。サーニャ大変だね」 ************************************************************************
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/894.html
「蒼穹の絆3-5」 ―真っ黒こげ― 普通の日々が続く。ちょこちょこと迎撃戦。合間に訓練。 大尉と俺は・・・その後も進展は無し。互いに、相手が近くに居ることで満足している。 ふと目があった瞬間、互いに眼だけで笑いあう。それで満足。座学もカールスラント語 の専修となった。その時、二人だけなら手を握る位はする。ハグ程度も。彼女の体温を 感じるだけで満足だ。不思議だな・・・昔はこんなじゃなかったのに。まあ、EDというわけ ではない。彼女、最初に気付いたときには真っ赤になっていたっけ。俺もだが。 今日は大尉と俺、それに宮藤君とリーネ君でロマーニャに買出し休養日。俺の車で相乗り。 車両班と整備部が協力してくれて、車体色を目立たぬ軍用車カラーとして、さらに501の部隊 マークと適当にでっち上げたナンバープレートを付けている。 ぷうすけは助手席の大尉の膝と、後部席の二人の膝を行ったりきたりしている。 リーネ「凄いです。こんな荒れた道なのに・・・。眠れそう」 俺「着いたら起こすよ?のんびりしていて」 バルクホルン「シャーリーの運転と違って、緊張しないな。なあ、リーネ」 リーネ「えへへ・・・」 俺「へぇ?シャーリーってそんなに凄いの?ドライブテクニック」 宮藤「凄いですよー。最初に乗ったとき、死ぬって思いましたもん!空を飛ぶし!」 俺「え?車にもストライカーユニットってあるんだ?」 周りは爆笑。説明を受ける。・・・魔改造した軍用トラックでジャンプ?うぇ。 やりかねないね、リベリオンの人だから。そういうと更に笑いが起きる。 俺「それでか。シャーリーから、機械設計の図面の書き方を教えろっていわれてね。 また何か考えているわけだ。リーネ君、楽しみにしていような?」 リーネ「え・・・」 宮藤「それもできるんですか!すごーい!」 バルクホルン「それも、あっちでの仕事で?」 俺「うん。自分の仕事を始める前にやったことがあるんだ。ニッサンって会社の車 に絡む仕事で。銃の部品を設計するのにも役に立ったよ」 リーネ「俺さんって、何でもできるんですね」 宮藤「ほんとだよね。凄いなあ」 バルクホルン「軍を辞しても、仕事には困らない様子だな」 俺「子供は産めないよ!こればっかりは無理!」 大笑いする。ふと左に居る大尉の顔を見た。彼女も笑って、俺の顔を見ている。 * ロマーニャの食材市場でせっせと食糧を買いだす。一定量溜まると、俺が基地に ジャンプして運ぶ。待ち構えていた皆がせっせと分別・貯蔵している間にトンボ 返り。行きは、途中目星をつけた場所で休憩。戻りは一回の休憩で済ます。 ロマーニャ市街組みは、その間に更に買出しに走る。 重いもの、痛みやすいものを最優先。肉とか野菜など。6往復で食料品は完了した。 軍用トラック2台分くらいか。 皆で休憩がてら食事。皆、賑やかにイタリア料・・・ロマーニャ料理に取り組んでいる。 噂には聞いていたが、パスタがオードブルなんだな。警戒しておいて良かった。 風向きを考えてタバコで一服。さて、これからどうする? 宮藤「この前見つけた美味しいケーキがあるんです!リーネちゃん、行こう!」 リーネ「芳佳ちゃん。ご飯食べたばかりよ。無理・・」 思わず笑う。別腹は扶桑人だけ? バルクホルン「それもそうだ。宮藤、その前に腹ごなしでショッピングだろう?」 宮藤「そうですね!そうします!可愛いネコもいるんだよ、リーネちゃん!」 リーネ「ネコ!行こう行こう!ぷうも行こう!」 俺「先に行っておいで。集合は・・・1530.合鍵渡しておくから、荷物は適宜車に乗せて」 ぷうと一緒に元気に走っていった。やっぱり、基地を離れると普通の子に戻るな。 バルクホルン「元気だな。あの二人は」 おや。クリスを見るときと同じ眼? ああ、年頃も近いよな。 俺「だな。さて、トゥルーデ。俺たちはデートしよう?」 急に彼女の態度がぎこちなくなる。初心だな。 連れ立って歩き出すが、歩き方が歩調をとっている。やれやれ。もっとリラックスしろよ。 距離を縮めて、彼女の手を握る。ビクッとしてるし。 俺「トゥルーデ。このほうが自然だよ」 そんなに真っ赤にならなくても。俺だって手ぐらい繋ぎたい。ジャンプのときばかりでは詰まらん。 のんびり、ウィンドーショッピング。彼女が徐々に解れてきた。そうそう、笑おうよ。 彼女の視線を追うと、何を考えているか解ってきた。 俺「クリスにロマーニャの土産送りたいんだけど。どんなのがいいかな?」 バルクホルン「え!いいよ!そんな・・・」 俺「やだ。クリスの笑顔が見たい。なあ、手伝ってくれよ?一緒に送ろう」 バルクホルン「・・・うん。有難う」 俺「やった!んじゃ、素敵なの探そう!」 トゥルーデが気に入ったのは銀の装飾にトルコ石等を象嵌したオルゴール。おお、いい趣味。 それと、メッセージカードも入手する。トゥルーデが先に、俺が後にメッセージを書いた。 札入れから、彼女の写真を取り出す。飛行中の彼女を撮ったやつ。トゥルーデが赤くなった。 それを入れて箱詰めしてもらい、郵便局を探す。笑顔で歩く彼女が眩しい。 発送完了。またのんびり歩く。後はお菓子を基地への土産で買いたいと。来るときに見た お店でいいよね、と相談する。 二人でぶらぶら歩くのが楽しい。観光より、彼女と居る時間が大事だな。 大き目の橋を歩いて渡る。見覚えがある教会のまえにでた。あ!『ローマの休日』で見た。 トゥルーデを誘う。ちょっと気になることもあるし・・・。 バルクホルン「あ!これ!」 奥の円柱に掲げられた大きな石版。真実の口とかいう奴だ。グレゴリー・ペックの演技が 楽しかった。オードリーより素敵な人が横に居る。本当に。さて。やるか。 俺「うん。知っているよね。嘘つきがあのポセイドンの口に手を突っ込むと食いちぎられる そうだ。どう?やる?」 バルクホルン「・・・迷信だろう?」 躊躇いがあるねえ。ふふふ。 俺「トゥルーデに俺は言ったよね。お前のことが好きだと。でも、果たしてそれは俺の本心? もしかしたら、美人揃いの501だ。他に目移りがしているかもしれないよ?浮気性かも?」 彼女の眼に、一瞬不安がよぎった。やっぱりそうか。済まなかった。 俺「んじゃ、入れてみるかね。あ、ちょっと失礼しますよ?」 手を入れるでもなく、只見ていた数人に声を掛けて退いてもらう。皆にも俺たちの会話が 聞こえていたらしい。見物対象がこっちになった。ちと恥ずかしい。 俺「では!」 トゥルーデが緊張した。迷信だろ?余裕の笑みを浮かべてスポンといれる。あまり大きくない。 中は・・・何人の人が手を差し込んだんだろう。結構すべすべだ。中で握りこぶしを作る。ロック クライミングの手法だ。用意よし。だば行くぞ。 「ぎゃアアああアアアアアアあああああああああああああああっ!」 無理にいきんで顔を真っ赤にする。手を引っ張ろうとするが抜けるわきゃ無い。 バルクホルン「え!抜いて!早く!誰か助けて!」 一生懸命俺の右手を引っ張るトゥルーデ。泣きそうな顔。 ごめん。俺にはこれ以上は出来ない。彼女、真剣だ。お前は鬼だ、ペック。 俺「なんてな♪冗談で――」 猛烈にポカスカ殴られた。痛いって!ごめん! 周囲は爆笑。 バルクホルン「いい加減にしろ!本気で心配したじゃないか!」 俺「すまん。安心して欲しかったんだ」 バルクホルン「私もやる!」 そっと細い指先を口に入れ、一旦待ってからそっと抜いた。 俺もなぜか安堵の溜息。 バルクホルン「ばか!」 抱きつかれた。彼女の頬が熱い。いい香りがする。俺も抱きしめる。 「ブラボー!」 「コングラッツレァツォニ!」 あー。煩いけど、有難う。覚悟を決めよう。 * 腕を組んでもとの方向に戻る。 彼女が俺の肩に頭をもたせ掛けている。時々、会話。 お?ちょっと覗いていこうよ。 宝飾店。トゥルーデが落ち着きが無くなった。どうした? バルクホルン「いや。初めて入るんだ、こういう店」 そうか。何事にもはじめては有る!彼女に似合いそうなものは・・・。 あ。でも?ふむ?そうだな。そうしよう。決めた。 ペアリングを選び、それにネックレスチェーンを一つ注文。 店主からの提案で、二人のイニシャルと日付を入れてもらう。 また、歩き出す。トゥルーデが黙ってしまった。 公園をショートカットすることにする。 俺「ちょっと座ろう」 バルクホルン「・・・」 俺「ではと・・・はい。これは君に。こっちは俺が着ける」 彼女の首にそっとネックレスをつける。ペアリングの片方を通してある。 バルクホルン「これは?」 俺「恋人の証。俺はトゥルーデのイニシャルの入ったリングをつける」 彼女がネックレスに下がったリングをしげしげと見ている。 俺「まだ、慎重な部分もあるんだが。トゥルーデ」 俺の目を覗き込んで黙っている。 俺「トゥルーデ。愛している」 彼女がそっと俺を抱いた。俺も抱き返す。しっかりと。 バルクホルン「私も愛している」 暫くして、そっと離れる。 彼女がシャツをはだけて、ネックレスをそっと肌に落した。 バルクホルン「こうしていれば、いつも一緒だな」 キス。想いを込めて。有難う、トゥルーデ。彼女の涙が熱い。 * 400メートルほど離れたカフェテリア。ケーキをぱくついていた二人が固まった。 リーネ「ねえ。芳佳ちゃん。あれ・・・あそこの二人って・・・・」 宮藤「う・・・うん。バルクホルンさんと俺さん・・・だよね?」 リーネ「・・・・キスしているの、かな?」 宮藤「ま、まさかぁ!眼にゴミがはいった、とか?」 二人同時に魔力発動。ズーム。 宮藤「あ・・・あ・・・・」 リーネ「うわぁ・・・・・わぁ」 リーネ「あ!もう見るのよしましょう、芳佳ちゃん!」 宮藤「」 リーネ「芳佳ちゃん!」 宮藤「え、でも」 リーネ「ダメ!はい!こっちを見て!」 宮藤「見ていたいよぉ」 リーネ「恋人同士を覗いちゃダメ。二人の時間なのよ?ね?」 宮藤「うん。びっくりした・・・」 リーネ「うん。知らなかった・・・。あ!これ絶対内緒!」 宮藤「・・・・自信ないよぉ」 リーネ「私たちだけの秘密。ね?公になったら大変かも」 宮藤「うん」 リーネ「あ!すみません!ケーキと紅茶お代わりお願いします」 足元で尻尾をゆらゆらさせながら涎をたらしているぷう。気付いてもらえない。 *** 俺「ミーナ隊長。俺です。よろしいですか?」 ミーナ「はい。どうぞ?」 ロマーニャ市から帰着した俺は、いの一番に執務室を訪問した。階下の談話室では、トゥルーデ が土産物を皆に手渡している。 俺「ただ今戻りました。異常有りません」 ミーナ「はい。荷物の搬送もお疲れ様。凄い量を運んだわね」 俺「大質量でも途中で休めば可能になりました。一つ、報告の上でご相談したいことが」 ミーナ「なんですか?」 微笑みながら問われると、どうも言い難い。 俺「入隊時、隊長にお約束したことを反故にしてしまいました。お詫びいたします」 ミーナ「と言うと?」 俺「風紀上の問題を起こしました。本日、バルクホルン大尉に えー。気持ちを打ち明け、了承して 貰った次第です。申し訳ありません。それで相談を・・・」 どういえばいいんだよ、軍隊方式では?しらん! ミーナ「・・・椅子におかけなさい」 さ、銃殺でも絞首刑でもなんとでもしてくれ。逃げはしない。 ミーナ「あなた方はどうするつもりなの?戦争中ですよ?」 俺「彼女が第一線を退く、戦争が終わる。この二つが重なった時点で答を出す積もりです。それまで は待機です。彼女もそれを望んでいます」 ミーナ「待機、ね。耐えられますか?」 俺「正直解りません。先日の約束を既に破ったわけですし」 ミーナ「まったく。似たもの同士ね。強情で正直で」 笑える状況ですか、隊長?笑いながら引き金を引くのかな。 ミーナ「先日、バルクホルン大尉を宜しく、と私が言ったことを覚えていますか?」 俺「強行偵察の時の電話ですね?」 ミーナ「ええ。二人の気持ち、解っていましたから」 驚きが顔に出てしまった。なんだって?俺、そんなに極楽トンボだったか? ミーナ「そんな顔をしないで下さい、俺さん。女の感、です」 俺「鋭いですね。私は、ホテルで口論してようやく気付きましたが・・・」 そうだ。漠然とした好意は有ったけれど。彼女に追い詰められて、ようやく気付いた。 ミーナ「口論はダメ。話し合いをして下さいね。二人とも、大事な私たちの家族なんですから」 俺「はい。すみません」 ぐうの音もでねえ。年下なのにな・・・。人間の器が違うのか。いやはや。 ミーナ「というわけで、彼女を大事にしてあげて。私の大事な親友なのよ。お願いします」 俺「はい?」 ミーナ「問題ありません。真面目なお付き合いを。魔力を喪うことだけは、今は自重して」 彼女も顔が赤らむ。 俺「部隊を追い出されずに済むわけで?一緒にいていいのですか?」 最低でも転属だと思っていたんだが。だから、ペアリングを・・・。 ミーナ「さっきも言ったでしょう?二人とも、私たちの家族です。何処にも行かせません!」 俺「有難うございます」 心から言えた。ほっとする。 ミーナ「ふふ。ルートンABに宿舎のことを手回しして正解だったわね」 なんですと? 俺「ええーと?今何を仰った?」 ミーナ「トゥルーデは真面目だから。少し彼女を後押ししたの。それだけよ」 あっちゃぁ。スイートルームも隊長が! 恐ろしい人。まさに魔女だ。 でも、有難うございます。 ミーナ「あなたがすぐに報告に来てくれて嬉しかった。トゥルーデもいい人に恋したものね。 あ、後一つ。この件は、隊員に周知したほうが良いと思いますけど?」 ハルトマン「トゥルーデがネックレスなんて珍しいね」 バルクホルン「うん。・・・・貰ったんでな、着けている」 ハルトマン「ほぉー」 エイラ「あれ?大尉、赤くなったゾ。アヤシイナ」 サーニャ「エイラ・・」 宮藤・リーネ「ギク」 シャーリー「堅物がねぇ。珍しいなー。似合うよ。で、誰に貰ったんだい?」 微笑んでいるが、明らかに何か気付いている雰囲気。 浴室の皆が湯船に集まってきた。 ルッキーニ「あれ?変わったヘッドだ?」 ハルトマン「・・・どこかで同じものを見た」 サーニャ「・・・俺さんが左手につけていました・・・」 エイラ「あ!そうダ!男の割りにお洒落だなって思ったんダ!」 ハルトマン「!そうだ!さっき見たよ」 宮藤・リーネ「ブクブクブク」 ペリーヌ「男性でも、意味の有る指輪はつけますわよ?紋章入りとか」 坂本「ああ、聞いたことがある。あと出身大学の証としてもつけるとか」 ハルトマン「ちょっと違うみたい。ねえ、トゥルーデ?誰から貰ったの?」 バルクホルン「ええとだな。その・・・俺少尉と揃いで・・・」 どんどん声が細くなり聞き取れなくなる。周囲が更にバルクホルンの周りに詰める。 シャーリー「感明1-1!もしもーし!出力をあげてくださーい!」 ルッキーニ「聞こえないよー!」 バルクホルン「俺から!告白されて、これを貰ったんだ。俺は私のイニシャルの入った ものを指に嵌めて・・・・」 リーネ「ヨシカチャン・・・」 宮藤「アワワワ・・・・」 坂本「そうか。大尉はどう答えたんだ?」 シャーリー「そうそう。想像はつくけどさ」 バルクホルン「私も、愛している、と」 三人以外は声も出ない。一番色恋沙汰から遠かったはずの大尉が。 坂本「そうか。良かったな。大事に育め!はっはっは!」 シャーリー「バルクホルン、よかったなあ!」 呪縛が解かれた。 ルッキーニ「ワァォ!やるじゃん!」 ハルトマン「私の知ってるトゥルーデじゃ無い!お姉ちゃんから女の子になっちゃった!」 ペリーヌ「相思相愛ですのね。坂本少佐!わたくしも!」 サーニャ「おめでとうございます・・」 エイラ「よかったナー、大尉」 坂本以外、全員頬を染めている。一番赤いのは張本人。 リーネ「芳佳ちゃん。もう・・・いいんじゃない?」 宮藤「そ、そうだよね。あのぉ・・・・バルクホルンさん、ちょっと質問があるんですけど」 バルクホルン「なんだ?宮藤」 宮藤「告白を受け入れた場合ですけど。お二人みたいに、き、キスするんですね?」 両拳を胸の前で握り締める宮藤。 リーネ「ごめんなさい。あの・・・見えちゃったんです」 エイラが鼻血を吹いて水中に没した。血だけが浮き上がってくる。 サーニャはそれに気付かず。魔導針まで出して注目中。 バルクホルン「見ていたのか。うん、そうだと思う。自然にそうなった」 張本人は茹蛸状態。 宮藤「うゎぁー!聞いた?リーネちゃん!」 リーネ「うんうん!やっぱりそうなんだね、芳佳ちゃん!」 ペリーヌ「それはもう!そういうものでしてよ!想いが通じた瞬間ですもの!」 坂本「うむ!そうだろう!」 ペリーヌ「ああ!少佐!」 ルッキーニ「ロマーニャは恋の花咲く魔法の都だもん!ね?シャーリー!」 シャーリー「そうだよ!ロマーニャの奇跡さ!」 サーニャ「羨ましい・・・」 ハルトマン「で、キスのお味は?言っちゃいなよ、トゥルーデ?」 エイラ「プク・・・プク」 坂本「おーい!宮藤!酒はあるか?つまみはできるか?」 宮藤「あ!はい!扶桑酒、ビール、ウィスキー、ウォッカにワイン。大丈夫です!おツマミ はすぐに用意できます!」 リーネ「私も手伝うよ、芳佳ちゃん!」 坂本「よぉーし!風呂から出たら宴会だ!ミーナには私から声を掛ける!バルクホルン! お前は俺を呼んでくれ!今夜の夜間哨戒は無し!」 歓声が上がる。 坂本「ほら、泣くな。目が赤いと俺に心配掛けるぞ?それと!誰でも良い。其処で沈んでいる のを救助せぃ!」 周囲の水面を朱に染めているエイラに周囲の目が向けられた。 サーニャ「エイラ!」 エイラ「げふっ! キス キス キス キッスゥ キッス・・・」 サーニャ「・・・・・・」 坂本「脆すぎる」 シャーリー「小学生並みじゃないか?免疫度」 ハルトマン「高高度作戦でビシッと決めたのに。サーニャ大変だね」 ************************************************************************
https://w.atwiki.jp/field-science/pages/198.html
採集済みの種は同定が終わり次第それぞれのページに書き込むこと。 ページが存在しないときは自分で作って下さい。 ▲一つ上の分類へ
https://w.atwiki.jp/abcdmousou/pages/1026.html
極楽猫 Summon 3(水) / ?f 猫の召喚 Atk=1 HP=1 @精製[0MP / 30f]ターン終了時まであなたはMP+1。あなたはHPを1失う -- http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/27456/1135510382/192 出展元にフレーム数が明示されていなかった為、?とさせていただきました。 種族の方も明記はされていませんでしたが、ニュアンスから猫に分類しました。 コメント欄 出展元にはノンアクティブスキルで表記してあったけど、この能力は反則だよなw -- 名無しさん (2007-04-29 19 40 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/8314.html
僧 結界・状態解除 極楽浄土 目録 護法・伍? 必要気合 1230 必要アイテム なし ウェイト 6 効果時間 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 味方単体を一定時間、生命力が0にならない状態にする。 特徴 生命回復状態になる 効果中は対象のヘイトが下がる(0になるわけではない) 結界破り無効の特殊な結界、時間で自動消滅 破界や死人返りは例外的に「与えるダメージ」>「残りの生命」の場合有効 心頭滅却と極楽浄土・改を上書きできない(技能の上書き参照) その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/2860.html
僧 結界・状態解除 極楽浄土 目録 護法・伍 必要気合 1230 必要アイテム なし ウェイト 6 効果時間 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 味方単体を一定時間、生命力が0にならない状態にする。 特徴 生命回復状態になる 効果中は対象のヘイトが下がる(0になるわけではない) 結界破り無効の特殊な結界、時間で自動消滅 破界や死人返りは例外的に「与えるダメージ」>「残りの生命」の場合有効 心頭滅却と極楽浄土・改を上書きできない(技能の上書き参照) その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20750.html
登録日:2010/04/11 Sun 21 16 16 更新日:2024/08/15 Thu 11 24 25 所要時間:約 1 分で読めます ▽タグ一覧 ががんぼ ちくしょう ひこう むし アニヲタ昆虫図鑑 カトンボ ガガンボ ガリガリ キモい クリム・ニック シロッコ ジュドー スペランカー バラバラ 不快感 文字数1000文字未満の項目 昆虫 最弱 殺虫剤推奨項目 生物 虫 虫項目 蚊トンボ 見掛け倒し 貧弱!貧弱ゥ! 現在この項目は加筆・修正依頼が出されています。 依頼内容は「項目内容の強化」です。 加筆・修正できる方は協力をお願いします。 ガガンボとは世界中に生息している虫で、無論日本でも多く見かけられる虫である。 見た目は、「蚊をまんま大きくしたような虫」と言えばだいたい通じるだろう。漢字でも「大蚊」と書く。 地方によって呼び名があり、その中の一つは「カトンボ」である。 そう、パプテマス・シロッコの名言である 墜ちろ! 蚊トンボ! とは、この虫のことである。 この虫を有名たらしめるのは、その貧弱さにある。 細い足は取れ易く、すぐバラバラになってしまう。 蚊のような見た目をしながら、刺したり吸血をしない。 飛ぶのが遅く、体も大きいので攻撃するのが簡単。 と、地球上の生物の中でもかなり死にやすい。 例えて言うなら、昆虫界のスペランカーである。 ―――しかし、そんな彼にも才能がある。 それは、人を不快にさせることである。 先ず神出鬼没である。 気付いたら部屋の電灯にカツンカツンとぶつかっていた。壁に張り付いていた。 なんて事はよくある事である。 次は、その見た目のキモさである。家に出ようものなら、まず女子供はそのキモさに怯える。 一人暮らしなら尚更である。 頑張って叩き潰しても、もげた足を拾わなければならないという精神的苦痛に苛まされる。 さらに、光に集まる習性があるので、高速道路のサービスエリアや学校の外にある汚いトイレでは、彼らのバラバラ死体をよく見かける。 ※イメージ図 \/ \/ /\ /\ ● 羽 羽 ⊂⊃ /\ /\ そこのトイレに二度と行きたくなくなる原因の一つを担うおぞましい野郎である。 「 史上最弱が……………最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も恐ろしいィィ」 という台詞があるが、ある意味こいつに当て嵌まる台詞であろう。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ずっと蚊がでっかくなった奴って思ってた。……違うんだ。 -- 名無しさん (2013-08-08 21 23 09) イメージ図が分かりやすいww -- 名無しさん (2014-04-04 21 26 19) 昔、足だけもいで逃がした事あったな -- 名無しさん (2014-04-04 21 31 19) 名前ずっとブヨと勘違いしてた -- 名無し (2014-07-04 16 11 46) あくまで不快害虫何だから、殺虫剤はやめてやれ -- 名無しさん (2014-11-21 16 46 09) 夏になるとよく見かける。見る度にいやな気分になって仕方ない -- 名無しマン (2015-02-26 14 07 53) あのデカさで吸血してきたら恐すぎるな。 -- 名無しさん (2015-08-27 03 35 54) 風呂場でよく見かけるのは何か理由があるんだろうか。特に害も無いし見つけても放っておいてるけど -- 名無しさん (2016-09-26 15 49 22) よく絶滅しないなこいつら -- 名無しさん (2016-11-18 16 29 38) 特に害はないので外に逃がしてやりたくなるが捕まえる過程で死にかねないという -- 名無しさん (2017-11-20 09 29 40) 貧弱な生き物はその貧弱さを補うために繁殖力が高い。つまりそういうことだ -- 名無しさん (2019-07-08 11 08 59) つまり淫乱病弱っこなわけかえっちだなあ -- 名無しさん (2020-02-23 16 29 02) この項目見るまで、ガガンボを不快と思う人がいることに思い至らなかった。無害な虫だからマジでどうでもいいと思ってた -- 名無しさん (2023-08-25 22 14 52) うっかり蚊と間違えて潰して「アッごめん」ッてなる虫 -- 名無しさん (2024-08-15 11 24 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/3035.html
【TOP】【←prev】【DISK SYSTEM】【next→】 極楽遊戯 タイトル げーむてんごく 極楽遊戯 機種 ディスクシステム 型番 SFL-GTG ジャンル パーティ用ゲーム集 発売元 ソフエル 発売日 1987-12-12 価格 3300円 駿河屋で購入 ファミコン(ディスクシステム)
https://w.atwiki.jp/bambohe/pages/39.html
お肉を掴んで網の上に載せる金属製のハサミのこと。 バンボシュではたいてい料理コーナーにぶら下がっていて好きなだけ取ってくることが出来る。 自分のトングは自分で用意するのが無難。
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/2710.html
僧 結界・状態解除 極楽浄土 目録 護法・伍 必要気合 1230 必要アイテム なし ウェイト 6 効果時間 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 味方単体を一定時間、生命力が0にならない状態にする。 特徴 生命回復状態になる 効果中は対象のヘイトが下がる(0になるわけではない) 結界破り無効の特殊な結界、時間で自動消滅 破界や死人返りは例外的に「与えるダメージ」>「残りの生命」の場合有効 心頭滅却と極楽浄土・改を上書きできない(技能の上書き参照) その他情報 名前 コメント