約 830 件
https://w.atwiki.jp/saimoe2013entry/pages/33.html
エントリー審議結果 タ行 OK NG or 他と統合 情報要求 審議中 作品名 キャラ名 声優 審議結果 劇場版 TIGER BUNNY -The Beginning- アニエス・ジュベール 甲斐田裕子 [OK] カリーナ・ライル(ブルーローズ) 寿美菜子 [OK] ホァン・パオリン(ドラゴンキッド) 伊瀬茉莉也 [OK] メアリー・ローズ ふしだ里穂 [OK] 鏑木安寿 定岡小百合 [OK] 鏑木楓 日高里菜 [OK] 鏑木友恵 坂本真綾 [OK] だから僕は、Hができない。 リサラ・レストール 遠藤綾 [OK] キュール・ゼリア 西口杏里沙 [OK] 大倉美菜 石原夏織 [OK] 大倉 美菜(おおくら みな)から変更 福宗イリア 福圓美里 [OK] 福宗 イリア(ふくむね イリア)から変更 加賀さとみ 儀武ゆう子 [OK] 加賀 さとみ(かが さとみ)から変更 アルメイア・レストール 久川綾 [OK] ウルス 内田彩 [OK] ダルニア・イアハート 茅原実里 [OK] ヒルド 宇田川紫衣那 [OK] 飯頼宗緒 田所あずさ [OK] 乱橋先生 丸塚香奈 [OK] 黄昏乙女×アムネジア 庚夕子 原由実 [OK] 夕子さん 庚夕子に統合 小此木ももえ 福圓美里 [OK] 庚霧江 喜多村英梨 [OK] W・TAILS CAT-A STRANGE PRESENCE- シリル・ブルックリン 眞田彩芽 [OK] アーニャ・アニオン 渡辺恋詠 [OK] イリス・ハレット 渡辺恋詠 [OK] ハヤミ・マリナ 白鈴ももか [OK] ガリオナ・ロンヌ 白鈴ももか [OK] たまごっち! シリーズ ひめスペっち ゆかな [OK] めめっち 柚木涼香 [OK] たまごっち! きずなっち 伊瀬茉莉也 [OK] たまごっち! シリーズにタイトル統合 もりりっち 斎藤千和 [OK] たまごっち! ゆめキラドリーム キラリっち 豊口めぐみ [OK] たまごっち! シリーズにタイトル統合 ピアニっち 折笠富美子 [OK] ふりふりっち 斎藤千和 [OK] ゆめみっち 福圓美里 [OK] たまこまーけっと 北白川たまこ 洲崎綾 [OK] 常盤みどり 金子有希 [OK] 牧野かんな 長妻樹里 [OK] 北白川あんこ 日高里菜 [OK] 大路道子 雪野五月 [OK] 魚谷真理 日笠陽子 [OK] チョイ・モチマッヅィ 山岡ゆり [OK] 北白川ひなこ 日笠陽子 [OK] 朝霧史織 山下百合恵 [OK] 木更木夕子 三上枝織 [OK] 湯本さゆり 岩男潤子 [OK] 満村文子 渡辺久美子 [OK] TARI TARI 坂井和奏 高垣彩陽 [OK] 宮本来夏 瀬戸麻沙美 [OK] 沖田紗羽 早見沙織 [OK] 坂井まひる 大原さやか [OK] 田中晴香 川澄綾子 [OK] 教頭 (高倉直子) 田中敦子 [OK] 高橋智子 木村亜希子 [OK] 沖田志保 能登麻美子 [OK] 広畑七恵 赤﨑千夏 [OK] 上野みどり 種田梨沙 [OK] 大谷政美 大西沙織 [OK] 新田果南 藤田麻美 [OK] 松本文子 茅野愛衣 [OK] 水野葉子 寿美菜子 [OK] 片江利佳 高森奈津美 [OK] 倉田友香 茅野愛衣 [OK] 井瀬奈央 佐倉綾音 [OK] 榊美佳 葉山いくみ [OK] 奥都晃子 南條愛乃 [OK] 有田松子 前田玲奈 [OK] 秘書 小松未可子 [OK] 綾部舞 進藤尚美 [OK] 小川先生 慶長佑香 [OK] 峰先生 松本夕紀 [OK] 小山内 内野真生 [OK] ガンバイエロー 慶長佑香 [OK] ガンバピンク 大西沙織 [OK] 探検ドリランド シリーズ ミコト 宮本佳那子 [OK] 探検ドリランドから探検ドリランド シリーズにタイトル変更 アゲハ神姫マチ 高乃麗 [OK] アルビダ 神田朱未 [OK] イリア 福圓美里 [OK] キノコ騎士マシュネ 鈴木真仁 [OK] ジェルマ 寺田はるひ [OK] ディアナ 一木千洋 [OK] ティアラ 藤田咲 [OK] ハーウィー 原紗友里 [OK] ハルカ 日笠陽子 [OK] ボニー 野沢雅子 [OK] ラセツ 折笠愛 [OK] ララ 近藤佳奈子 [OK] リリス 進藤尚美 [OK] レヴィナス 今野宏美 [OK] 人魚姫セーラ 種田梨沙 [OK] 銃剣士ジーナ 高橋美佳子 [OK] 雷光魔導ソフィア 水谷優子 [OK] 水面桜ヨシノ 園崎未恵 [OK] 神聖騎士カリン 菅谷弥生 [OK] 獣神女グラシア 山本希望 [OK] 水精エルネスタ 平間葵 [OK] 狼精レアン 村中知 [OK] 盗賊頭アスカ 清水愛 [OK] 香烈姫ヒルデ 神田朱未 [OK] 探検ドリランド -1000年の真宝- シャッキ 宮本佳那子 [OK]探検ドリランド シリーズにタイトル統合 月天使クララ 國府田マリ子 [OK] 雷蝶花フェイリン 嶋村侑 [OK] 断裁分離のクライムエッジ 武者小路祝 小岩井ことり [OK] 病院坂法子 内山夕実 [OK] 病院坂病子 福原香織 [OK] 美墨かしこ 安野希世乃 [OK] 初郷和 能登有沙 [OK] 四方堂瑠架 日笠陽子 [OK] 軽子瞳 井上喜久子 [OK] 銭形小桜 長妻樹里 [OK] かしこの母 平松晶子 [OK] エミリー・レッドハンズ 日高里菜 [OK] ヴァイオレット・ウィッチー 田村ゆかり [OK] ヴァイオレット・ウィッチー卿から変更 ダンタリアンの書架 -荊姫- ターリア 福圓美里 [OK] ダンタリアンの書架からダンタリアンの書架 -荊姫-にタイトル変更 ダリアン 沢城みゆき ダンタリアン(ダリアン)に統合 ダンタリアン(ダリアン) 沢城みゆき [OK] 団地ともお 坂上 能登麻美子 [OK] 木下君子 牧野由依 [OK] 鎌倉景子 藤村歩 [OK] 探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative エルキュール・バートン 佐々木未来 [OK] キティ・エバンズ 櫻井浩美 [OK] コーデリア・グラウカ 橘田いずみ [OK] シャーロック・シェリンフォード 三森すずこ [OK] ハドソン 一城みゆ希 [OK] ハートリー・クイーン 中原麻衣 [OK] リリー・アドラー 阿澄佳奈 [OK] 譲崎ネロ 徳井青空 [OK] ダンボール戦機W ジェシカ・カイオス 喜多村英梨 [OK] 古城アスカ 白石涼子 [OK] 大空遥 遠藤綾 [OK] 川村アミ 井上麻里奈 [OK] 檜山真実(Dr.マミー) 芝原チヤコ [OK] 花咲ラン 花澤香菜 [OK] ダンボール戦機WARS 波野リンコ ヒィ [OK] 美都玲奈 嶋村侑 [OK] 鹿島ユノ 野村香菜子 [OK] ちとせげっちゅ!! 桜庭ちとせ 仲谷明香 [OK] みさき 徳井青空 [OK] 後輩先生 山口立花子 [OK] 柊雛子 MAKO [OK] 藤麻子 三石琴乃 [OK] ちはやふる2 綾瀬千早 瀬戸麻沙美 [OK] 大江奏 茅野愛衣 [OK] 宮内妙子 藤田淑子 [OK] 花野菫 潘めぐみ [OK] 若宮詩暢 中道美穂子 [OK] 山城今日子 荘司美代子/芹野恵子 [OK] 山城理音 高垣彩陽 [OK] 桜沢翠 林原めぐみ [OK] 逢坂恵夢 松本さち [OK] 夕部慶子 北西純子 [OK] 谷村夏樹 安済知佳 [OK] 七瀬心 皆瀬まりか [OK] 早坂寧々 西野陽子 [OK] 大江利恵子 久川綾 [OK] 綾瀬千恵子 雪野五月 [OK] 綾瀬千歳 遠藤綾 [OK] 綿谷麻里 桑島法子 [OK] 真島麗子 嶋村侑 [OK] ナパー・パヤクアルン 藤田茜 [OK] レイチェル・ポート 杉浦奈保子 [OK] 戸田メイ 皆瀬まりか [OK] 佐々鈴香 藤堂真衣 [OK] 真山恵美 安野希世乃 [OK] 夏脇由有子 安済知佳 [OK] 本間豊 川崎芽衣子 [OK] 西田優華璃 日野未歩 [OK] 鈴木富美子 津田匠子 [OK] ちびまる子ちゃん さくらこたけ 佐々木優子 [OK] さくらさきこ 水谷優子 [OK] さくらすみれ 一龍斎貞友 [OK] さくらももこ TARAKO [OK] みぎわ花子 ならはしみき [OK] 穂波たまえ 渡辺菜生子 [OK] 野口笑子 田野めぐみ [OK] 土橋とし子 川田妙子 [OK] 冬田美鈴 馬場澄江 [OK] 城ヶ崎姫子 本井えみ [OK] 笹山かず子 森千絵香 [OK] 前田ひろみ 浦和めぐみ [OK] 中二病でも恋がしたい! 小鳥遊六花 内田真礼 [OK] 丹生谷森夏 赤崎千夏 [OK] 五月七日くみん 浅倉杏美 [OK] 凸守早苗 上坂すみれ [OK] 勇太の母 天野由梨 [OK] 小鳥遊十花 仙台エリ [OK] 九十九七瀬 井上喜久子 [OK] 富樫夢葉 設楽麻美 [OK] 富樫樟葉 福原香織 [OK] 六花の母 岩男潤子 [OK] 六花の祖母 野村須磨子 [OK] 平沢唯似の女の子 声優なし [OK] 超速変形ジャイロゼッター ハルカ 藤田咲 [OK] ハルカ(2053年) 藤田咲 [OK] 七津セイ 潘めぐみ [OK] 七津星から変更 久堂エリカ 上坂すみれ [OK] 向井アキラ 持月玲依 [OK] 向井晶から変更 大柄リカコ 田村睦心 [OK] 月里キラリ 上坂すみれ [OK] 月里光から変更 松堂コトハ 山口理恵 [OK] 松堂言葉から変更 水城ユイカ 仲埜希 [OK] 水城結華から変更 河野サキ 諏訪彩花 [OK] 河野サキ(イレイザー・クイーン) 河野サキに統合 稲葉りんね 井口裕香 [OK] 篠田マルティーヌ 片岡あづさ [OK] 美輪サトリ 清都ありさ [OK] 美輪沙斗理から変更 赤名ルイ 田中理恵 [OK] 赤名累から変更 轟奈々子 井上麻里奈 [OK] 鈴川カエデ 田中理恵 [OK] 超訳百人一首 うた恋い。 藤原高子 早見沙織 [OK] 小野小町 遠藤綾 [OK] 式子内親王 大原さやか [OK] 弘子 小林沙苗 [OK] 綏子内親王 宝木久美 [OK] 高内侍 平田絵里子 [OK] 清少納言 茅原実里 [OK] 末の松山 南里侑香 [OK] 源保光の娘 潘めぐみ [OK] 中宮定子 折笠富美子 [OK] 定子から変更 紫式部 小林ゆう [OK] 藤子 喜多村英梨 [OK] 当子内親王 花澤香菜 [OK] 赤染衛門 平野文 [OK] 超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム アーシー 伊藤静 [OK] エアラクニッド 柚木涼香 [OK] 直球表題ロボットアニメ カトウ 荒川美穂 [OK] フジイ 西明日香 [OK] モリ 大久保瑠美 [OK] D.C.III -ダ・カーポIII- 葛木姫乃 佐々木未来 [OK] うたまる 桃井はるこ [OK] さくら ひと美 [OK] 中山 洲崎綾 [OK] 天枷美夏 あおきさやか [OK] 宮本 高橋未奈美 [OK] 森園立夏 新田恵海 [OK] 江戸川四季 あおきさやか [OK] 瑠川さら 桜咲千依 [OK] 胡ノ宮 安野希世乃 [OK] 芳乃シャルル 宮崎羽衣 [OK] 英理・アンジェラ・アーサー 加瀬愛奈 [OK] 陽ノ下葵 海保えりか [OK] DD北斗の拳 リン M・A・O [OK] ユリア 堀江由衣 [OK] アイリ 佐藤聡美 [OK] マミヤ 堀江由衣 [OK] トウ 釘宮理恵 [OK] テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION 世界統合編 コレット・ブルーネル 水樹奈々 [OK] プレセア・コンバティール 桑島法子 [OK] リフィル・セイジ 冬馬由美 [OK] 藤林しいな 岡村明美 [OK] てーきゅう 新庄かなえ 三森すずこ [OK] 新庄かなえ(しんじょう かなえ)) 三森すずこ 新庄かなえに統合 押本ユリ 渡部優衣 [OK] 押本ユリ(おしもと ゆり) 渡部優衣 押本ユリに統合 高宮なすの 鳴海杏子 [OK] 高宮なすの(たかみや なすの) 鳴海杏子 高宮なすのに統合 板東まりも 花澤香菜 [OK] 板東まりも(ばんどう まりも) 花澤香菜 板東まりもに統合 ユカタン 高橋伸也 [OK] デート・ア・ライブ 夜刀神十香 井上麻里奈 [OK] 鳶一折紙 富樫美鈴 [OK] 五河琴里 竹達彩奈 [OK] 四糸乃 野水伊織 [OK] 時崎狂三 真田アサミ [OK] 村雨令音 遠藤綾 [OK] 岡峰珠恵 佐土原かおり [OK] 崇宮真那 味里 [OK] 山吹亜衣 村井理沙子 [OK] 葉桜麻衣 積田かよ子 [OK] 藤袴美衣 月宮みどり [OK] 日下部燎子 高梁碧 [OK] 椎崎雛子 明坂聡美 [OK] 箕輪 うさみともこ [OK] デス・ビリヤード 女 瀬戸麻沙美 [OK] DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION 新田維緒 内田彩 [OK] 九条緋那子 小清水亜美 [OK] 迫真琴 沢城みゆき [OK] 柳谷乙女 井口裕香 [OK] 菅野史 山口立花子 [OK] 伴亜衣梨 阿澄佳奈 [OK] 天保水滸伝NEO 東庄子 牧野百花 [OK] とある科学の超電磁砲S 御坂美琴 佐藤利奈 [OK] 白井黒子 新井里美 [OK] 初春飾利 豊崎愛生 [OK] 佐天涙子 伊藤かな恵 [OK] 御坂妹(ミサカ10032号) ささきのぞみ [OK] 御坂妹から変更 婚后光子 寿美菜子 [OK] 固法美偉 植田佳奈 [OK] 布束砥信 葉山いくみ [OK] 春上衿衣 花澤香菜 [OK] 麦野沈利 小清水亜美 [OK] フレンダ=セイヴェルン 内田真礼 [OK] 絹旗最愛 赤崎千夏 [OK] 滝壺理后 洲崎綾 [OK] 草壁優美 沼倉愛美 [OK] 甘味栄華 金元寿子 [OK] 寮監 生天目仁美 [OK] 湾内絹保 戸松遥 [OK] 泡浮万彬 南條愛乃 [OK] 食蜂操祈 浅倉杏美 [OK] 黄泉川愛穂 甲斐田裕子 [OK] 枝先絆理 佐藤聡美 [OK] 硲舎佳茄 竹達彩奈 [OK] 土御門舞夏 福圓美里 [OK] 鉄装綴里 遠藤綾 [OK] カナミン 井口裕香 [OK] みのり 麻倉もも [OK] 綿辺 斉藤佑圭 [NG] 妹達(シスターズ) ささきのぞみ [OK] 御坂妹達から変更 劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟- インデックス 井口裕香 [OK] シャットアウラ=セクウェンツィア 日笠陽子 [OK] レディリー=タングルロード 佐倉綾音 [OK] 神裂火織 伊藤静 [OK] 姫神秋沙 能登麻美子 [OK] 月詠小萌 こやまきみこ [OK] 鳴護アリサ 三澤紗千香 [OK] ジェーン=エルブス 種田梨沙 [OK] マリーベート=ブラックボール 潘めぐみ [OK] メアリエ=スピアヘッド 瀬戸麻沙美 [OK] ローラ=スチュアート 川澄綾子 [OK] 吹寄制理 藤村歩 [OK] 打ち止め 日高里菜 [OK] ToHeart2 ダンジョントラベラーズ まーりゃん 小暮英麻 [OK] 久寿川ささら 小野涼子 [OK] 十波由真 生天目仁美 [OK] 向坂環 伊藤静 [OK] 姫百合珊瑚 石塚さより [OK] 姫百合瑠璃 吉田小南美 [OK] 小牧愛佳 力丸乃りこ [OK] 柚原このみ 長谷優里奈 [OK] 笹森花梨 中島沙樹 [OK] 草壁優季 佐藤利奈 [OK] トータル・イクリプス 篁唯依 中原麻衣 [OK] クリスカ・ビャーチェノワ 生天目仁美 [OK] イーニァ・シェスチナ 能登麻美子 [OK] タリサ・マナンダル 野川さくら [OK] ステラ・ブレーメル 大原さやか [OK] フィカーツィア・ラトロワ 本田貴子 [OK] 崔亦菲 石原夏織 [OK] ナタリー・デュクレール 柚木涼香 [OK] シャロン・エイム 田中理恵 [OK] ミラ・ブリッジス 井上喜久子 [OK] ニイラム・ラワムナンド 日笠陽子 [OK] フェーベ・テオドラキス 高森奈津美 [OK] ジゼル・アジャーニ 佐倉綾音 [OK] ナスターシャ・イヴァノワ 佐々木未来 [OK] リダ・カナレス ayami [OK] ヴァレンタイン 櫻井浩美 [OK] 山城上総 植田佳奈 [OK] 崇宰恭子 早見沙織 [OK] 篁栴納 進藤尚美 [OK] 甲斐志摩子 高橋美佳子 [OK] 石見安芸 藤村歩 [OK] 能登和泉 金元寿子 [OK] ドキドキ!プリキュア アイちゃん 今井由香 [OK] マリー・アンジュ 不明 [OK] マーモ 田中敦子 [OK] レジーナ 渡辺久美子 [OK] 剣崎真琴(キュアソード) 宮本佳那子 [OK] 四葉ありす(キュアロゼッタ) 渕上舞 [OK] 相田マナ(キュアハート) 生天目仁美 [OK] 菱川六花(キュアダイヤモンド) 寿美菜子 [OK] 円亜久里(キュアエース) 釘宮理恵 [OK] キュアエースから変更 シャルル 西原久美子 [OK] ダビィ 内山夕実 [OK] DOG DAYS レベッカ・アンダーソン 高橋美佳子 [OK] ミルヒオーレ・F・ビスコッティ 堀江由衣 [OK] ミルヒオーレ・F(フィリアンノ)・ビスコッティから変更 エクレール・マルティノッジ 竹達彩奈 [OK] リコッタ・エルマール 水樹奈々 [OK] ユキカゼ・パネトーネ 阿澄佳奈 [OK] ブリオッシュ・ダルキアン 日笠陽子 [OK] レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ 小清水亜美 [OK] クーベル・E・パスティヤージュ 悠木碧 [OK] ナナミ・タカツキ 水樹奈々 高槻七海に統合 アデライド・グランマニエ 喜多村英梨 [OK] ジョーヌ・クラフティ 永田依子 [OK] ノワール・ヴィノカカオ 花澤香菜 [OK] パーシー・ガウディ 平田真菜 [OK] ビオレ・アマレット 丹下桜 [OK] ベール・ファーブルトン 寿美菜子 [OK] リーシャ・アンローベ 内田真礼 [OK] アメリタ・トランぺ 瀬戸麻沙美 [OK] アンジュ 吉田聖子 [OK] エビータ・サレス 松来未祐 [NG] カリン・マクダネル 浅井久美子 [OK] リゼル・コンキリエ 平田真菜 [OK] ルージュ・ピエスモンテ 寺本來可 [NG] 高槻七海 水樹奈々 [OK] となりの怪物くん 夏目あさ子 種崎敦美 [OK] 夏目 あさ子(なつめ あさこ)から変更 大島千づる 花澤香菜 [OK] 大島 千づる(おおしま ちづる)から変更 水谷雫 戸松遥 [OK] 水谷 雫(みずたに しずく)から変更 ドラえもん ドラミ 千秋 [OK] 源静香 かかずゆみ [OK] 野比玉子 三石琴乃 [OK] ジャイ子 山田ふしぎ [OK] ジャイアンの母 竹内都子 [OK] スネ夫の母 高山みなみ [OK] 静香の母 折笠愛 [OK] ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 ジンジャー 堀江由衣 [OK] ドラゴンボールZ 神と神 チチ 渡辺菜生子 [OK] ビーデル 皆口裕子 [OK] ブルマの母 川浪葉子 [OK] ブルマ 鶴ひろみ [OK] マイ 山田栄子 [OK] 人造人間18号 伊藤美紀 [OK] To LOVEる -とらぶる- ダークネス お静 能登麻美子 [OK] セリーヌ 柚木涼香 [OK] ティアーユ・ルナティーク 福圓美里 [OK] ナナ・アスタ・デビルーク 伊藤かな恵 [OK] モモ・ベリア・デビルーク 豊崎愛生 [OK] ララ・サタリン・デビルーク 戸松遥 [OK] ルン・エルシ・ジュエリア 大浦冬華 [OK] 九条凛 橋本まい [OK] 古手川唯 名塚佳織 [OK] 夕崎梨子 渡辺明乃 [OK] 天条院沙姫 川澄綾子 [OK] 御門涼子 櫻井浩美 [OK] 沢田未央 千葉千恵巳 [OK] 籾岡里紗 柚木涼香 [OK] 結城美柑 花澤香菜 [OK] 藤崎綾 水橋かおり [OK] 西連寺春菜 矢作紗友里 [OK] 金色の闇 福圓美里 [OK] 黒咲芽亜 井口裕香 [OK] トリコ ティナ 水樹奈々 [OK] リン 田野アサミ [OK]
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29695.html
登録日:2014/08/31(日)21 25 49 更新日:2023/04/29 Sat 11 27 31 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 (^q^)くおえうえーーーるえうおおおwww 14年秋アニメ Ameba CMが本編 QP flapper アニメ ガールフレンド(仮) ガールフレンド(百合) ギャルゲー ゲーム ソシャゲ ソーシャルゲーム タイアップ テレビ東京 パチンコ化 モバゲー 豪華声優陣 「君の声が僕を強くする」。 『ガールフレンド(仮)』は、Ameba上で運営されているスマートフォン向けソーシャルゲームである。 略称としては「ガルフレ」が一般的。 キャッチフレーズは「耳で萌える学園恋愛ゲーム」。 サブタイトルは「君の声が僕を強くする」。 〇概要 タイトルに(仮)と付いているので誤解されやすいが、体験版とかベータ版という意味ではなく、出会う沢山のガールフレンド「候補」から本命の女の子を探す、という趣旨からきている。 伝統的な学園恋愛ゲーム方式と、他のソーシャルゲームにもよく見られるプレイヤーは自身のレベルを上げつつガールを集めて強化し、他プレイヤーとのバトルや様々なイベントに挑んでいくカードバトルを組み合わせた構成。 キャッチフレーズでわかるように売りが豪華声優陣と、コンシューマ機ではダダ滑り要素だが、声の付いたソシャゲが少なかったサービス開始当時の物珍しさや、つられやすい声優ファンを大きく取り込んで、後発ながらそこそこに育った。 このゲームの好調を見たからかソシャゲ最大勢力もCDデビュー組など選抜メンバーといえるキャラに声を当てるようになり、他のソシャゲでも声付きを売りにするゲームがずいぶんと増えた。 現在ではアメーバ不動のエース。他が不甲斐ないとも言うがある意味でエポックメイキングといえよう。 女の子の紹介を兼ねたギャルゲー風味全開のCMがよりにもよって夕食の時間帯に放映されたため、色々な意味でお茶の間を凍りつかせた事でも有名。 〇基本設定 舞台は「聖櫻学園」という学園で、基本的に決まった物語がある訳ではないが、後述する数々のイベントではガールたちの行事の中での様子が見られる。 各ガールたちに主人公も絡めた様々な物語が展開する「聖櫻学園劇場」では、ストーリーものとして見ても十分楽しめる。 〇主人公 スタート時に2年生に編入する主人公は、SWEET、COOL、POPの3属性から自分のタイプを選ぶ。 最初に配布されるガールに違いがある些細なもので、自分と違うタイプのガールを好きになってもノープロブレム。もちろんガールたちの出現率にも、影響しない。 パラメーターに登校やイベントで消費される『体力』、バトルに参加する「センバツ」(一般のカードゲームで言うデッキ)に影響する『攻援力』『守援力』の3つの能力値が設定されている。 攻援力と守援力は、高いほど多くのガールでセンバツを組める。 〇登場ガール ガール総数は100人以上。大体のところは性格や雰囲気で分類されており、作中の表現を借りるなら「文化系なSWEET」「理系なCOOL」「体育会系なPOP」というところ。 ただし、COOLにも運動系の部活で名を挙げているガールはいるし、SWEETといって皆インドア派というわけでもない。 あまりタイプに拘らず、自分好みのガールを育てていくのが基本と言えるだろう。 そんな個性溢れるキャラクターもさることながら、QP flapperが原案を手がける美麗なイラストはこのゲームの人気の一つ。 ガールにはそれぞれレアリティ(=ランク)が設定されており下から順にN(ノーマル)、HN(ハイノーマル)、(Rレア)、HR(ハイレア)、SR(Sレア)、SSR(SSレア)、UR(ウルトラレア)となる。 入手したガールは、他のガールを素材として「エール」を送ることで強化することが可能。 同じカード2枚を揃えると、合わせてそのガールとの仲を「進展」させる事ができ、より親しくなってカードの絵柄も変わり、3枚目を揃えると「最終進展」となって一つ上のランクへ昇格する。 キャッチコピーが示すように、本作の最大の特徴は出会うガール達のほぼ全てがボイス付き。レア以上が声付きだが、基本声なしのハイノーマルでも3枚集めて昇格させるときちんとボイスが付く。 声優陣は大御所から新人まで幅広いが、有名どころである程、そのガールのレアリティは高い傾向にある。 ただしこの声付きという要素は、ガール一人につき数種類で、しかも「フルボイス」ではない(*1)ので、キャラの拡充という点ではやや脚を引っ張っている感はある。このゲームの場合増えりゃいいってもんでもないが。 登場ガール一覧 ※()内はCV、★印が付いているキャラはアニメ版にも登場。 なお、アニメ版にはボイスの無いキャラも登場しているが、喋らなかったりするので注意(もっとも一部例外あり)。 SWEET ★朝比奈桃子(小倉唯) 朝門春日(種田梨沙)/(鳳歌院高校) 浅見景(伊藤美来) アネット・O・唐澤(M・A・O)/(嵯峨椿高校) ★天都かなた(井上喜久子) ★有栖川小枝子(中原麻衣) ★伊勢崎郁歩(宝木久美) ★一色愛瑠(内田愛美) 浮橋明日香(久野美咲)/(昇星高校) 円城寺小菊(吉岡沙知) 小倉愛(タカオユキ) ★加賀美茉莉(釘宮理恵) ★風町陽歌(早見沙織) ★川上瀬莉(楠浩子) ★クロエ・ルメール(丹下桜) ★小日向いちご(竹達彩奈) ★佐伯鞠香(伊藤かな恵) ★笹原野々花(戸松遥) 島田泉 白瀬つづり(村川梨衣) ★白鳥詩織(高橋美佳子) ★橘響子(新谷良子) ★鍋島ちより(塙愛美) 成瀬まなみ(儀武ゆう子) 鳴海調(皆口裕子) ★新垣雛菜(米澤円) 西野彩音(名塚佳織) ★新田萌果(村田知沙) 長谷川美卯(内田彩) 林田たまき(北原沙弥香) ★柊真琴(荒川美穂) 日野奏恵(福沙奈恵) ★深見絵真(日髙のり子) ★三科果歩(松井恵理子) ★三嶋ゆらら(福原香織) ★南田七星(原紗友里) ★望月エレナ(原田ひとみ) ★森園芽以(三上枝織) 山野こだま(南里侑香) ★優木苗(日高里菜) ★ユーリヤ・ヴャルコワ(上坂すみれ) ★夢前春瑚(茅野愛衣) COOL ★赤瀬川摩姫(桑門そら) 伊勢谷里都 ★岩本樹(世戸さおり) 音羽ユリ(西梛あやか) 織部千華(後藤邑子) 皆藤蜜子(たかはし智秋) ★神楽坂砂夜(寿美菜子) ★上条るい(渡部優衣) 川淵一美(井ノ上奈々) 神崎ミコト(小林ゆう) ★君嶋里琉(田村睦心) ★霧生典子(白石涼子) 久仁城雅(斎藤千和)/(鳳歌院高校) ★黒川凪子(後藤沙緒里) 五代律(羅弘美) 三条八重(植田佳奈)/(嵯峨椿高校) ★椎名心実(佐藤聡美) ★鴫野睦(津田美波) ★重藤秋穂(豊口めぐみ) ★東雲レイ(喜多村英梨) ★不知火五十鈴(悠木碧) 千代浦あやめ(小松未可子) ★月白陽子(遠藤綾) ★遠山未涼(前田玲奈) 直江悠(潘めぐみ)/(昇星高校) ★夏目真尋(茅原実里) 七海四季(三澤紗千香) 南條クミコ(東城日沙子) 飛原鋭子(伊藤静) ★藤堂静子(田中敦子) ★前田彩賀(石黒千尋) 正岡真衣(斎藤桃子) 真白透子(堀江由衣) ★ミス・モノクローム(堀江由衣)/(コラボキャラ) ★水野楓夏 ★見吉奈央(内田真礼) ★村上文緒(名塚佳織) ★八束由紀恵(今井麻美) ★雪風真弥(斎藤楓子) 竜ヶ崎珠里椏(森島亜梨紗) POP ★甘利燈(赤崎千夏) 綾小路美麗(山口立花子) ★石田いすき(小見川千明) ★江藤くるみ(洲崎綾) 大山真由里(大久保瑠美) 緒川唯 ★押井知(藤田咲) ★小野寺千鶴(儀武ゆう子) 掛井園美(大坪由佳) ★栢嶋乙女(内山夕実) ★岸田稚慧(辻坂茜) ★桐山優月(門脇舞以) ★熊田一葉(佐倉綾音) 小泉由佳(豊田萌絵) ★九重忍(桑島法子) ★相楽エミ(東山奈央) ★櫻井明音(佐藤利奈) ★篠宮りさ(日笠陽子) ★鈴河凜乃(加藤英美里) 反町牡丹(井口裕香)/(昇星高校) 高崎瑠依(田村奈央) 高良美海(黒沢ともよ)/(玉宮高校) 高良美空(芹澤優)/(玉宮高校) 武内未美(辻美優) ★玉井麗巳(下屋則子) ★時谷小瑠璃(田村ゆかり) ★戸村美知留(阿澄佳奈) 豊永日々喜(野中藍)/(嵯峨椿高校) ★螺子川来夢(豊崎愛生) ★葉月柚子(石原夏織) ★羽鳥晶(後藤香織) 花房優輝(麻倉もも) 林田希羅(森嵜美穂) ★早見英子(加隈亜衣) ★春宮つぐみ(高垣彩陽) ★東野梓 ★姫島木乃子(水橋かおり) 芙来田伊吹(真堂圭) ★古谷朱里(小清水亜美) 牧瀬昴(小岩井ことり)/(鳳歌院高校) ★皆口英里(楠田亜衣奈) ★宮内希(広橋涼) ★山田はな(丸塚香奈) 祐天寺弥生(沢城みゆき) ★湯川基世(金元寿子) 弓削楓(山村響) ★吉川繭子 吉永和花那(福圓美里) ★蓬田菫(五十嵐裕美) ★李春燕(阿部玲子) その他 特別指導ガール(エール素材用カード) 荒井薫 久保田友季 畑山政子 期間限定コラボキャラ 「ひだまりスケッチ」 吉野屋先生(松来未祐) ゆの(阿澄佳奈) 宮子(水橋かおり) 乃莉(原田ひとみ) なずな(小見川千明) 「カンロ株式会社」 甘露梅乃(田中美海) 「魔法少女まどか☆マギカ」 鹿目まどか(悠木碧) 暁美ほむら(斎藤千和) 美樹さやか(喜多村英梨) 巴マミ(水橋かおり) 佐倉杏子(野中藍) 志筑仁美(新谷良子) 「ご注文はうさぎですか?」 ココア(佐倉綾音) チノ(水瀬いのり) リゼ(種田梨沙) 千夜(佐藤聡美) シャロ(内田真礼) 「五等分の花嫁」 中野一花(花澤香菜) 中野二乃(竹達彩奈) 中野三玖(伊藤美来) 中野四葉(佐倉綾音) 中野五月(水瀬いのり) その他 芹那(芹那) 橋本環奈(本人) アイドルグループ「Rev. from DVL」より システム 〇キューピッド このゲームでガール=カードを手に入れる最も基本的な方法はキューピッド(ガチャ)を引き、その矢がヒットしたガールを入手すること。 ガール及びチケットは課金でも手に入るが、イベントでの好成績や参加賞、連続出席(ログイン)のご褒美などでも可能なので、コツコツと地道に出席したりイベントに顔を出しているでも割と何とかなったりする。 ただし、HRまでは運次第で何とかなっても、SR以上となると出る確率が極端に下がるため、高ランクのガールを確実に入手したいと思えばやはり課金は必要となってくる。 お財布やプレイスタイルと相談して決めよう。 〇登校 イベント等の特にない日常でのクエスト。 登校するたびに経験値が入る他、ガールと偶然出会えたり、好感度を上げるタッチイベントも起こる。 また、朝、昼、放課後のステージに応じて主センバツに設定しているガールのコメントが設定されている。 中には大胆だったり個性的な発言も見られたりするなど、ガールの魅力がわかる部分であるのだが、進展に応じて個別で進展させると前の進展のコメントを見られない上に、複数ある会話からどの会話が出るかはランダム、しかもイベント間隔が短すぎて集めにくくてとても辛い。でも嫁なら見とけよ! ○デート イベントなどで手に入るデートチケットを使うことでガールとデートが出来るコマンド。 デートしたガールの種類に応じてボーナスが付く他、ガールのステータスが上がる。 〇バトル バトルする相手は他のプレイヤーの他、イベントで出現する筋肉モリモリマッチョの不審者や変態だったり、見た目可愛らしいが一部どこかがおかしい珍獣たち。 相手を片っ端から蹴散らしていくと、その都度ポイントや景品、上述したキュピチケットもここで貰えるので、無課金プレイヤーにとっては特に重要な意味を持つ。 なお、他のカードバトルとは異なり、カード=ガール達が直接バトルを行うわけではない。 主人公に声援を送って力を上げる「攻援力」「守援力」が設定された各ガールのパラメーターに従ってバトル数値を上げていき、最終的にこの数値が多い方が勝ちとなる。 つまり「君の声が僕を強くする」というフレーズ通り、女の子たちの声援で主人公が殴り合う。 各ガールが直接バトルするのは月の変わりのみ。 また、特技や趣味、所属している部活や委員会、性格などに共通するものがあるガール同士で選抜を組むと、バトル時に発揮される特殊効果に「センバツボーナス」というものがある。(例:委員会所属のガール=『委員会ペンタゴン』、部長あるいは委員長を務めるガール『部長バースト』など)。 攻援力及び守援力を上昇させてくれるセンバツボーナスにもレベルが設定されており、高レベルのボーナスが複数発動した時の上昇値は結構バカにできないので、その組み合わせも考えてセンバツを組むことも考えたほうがいいだろう。 〇イベント 基本的に「レベル~以上のみ参加可能」のような制限はなく、誰でも参加可能。 たすけて!マイヒーロー 学園内の行事中に入り込んだ不審者をガールの声援を得てバッサバッサとなぎ倒し、ポイントを稼いで商品をゲットする。 登場する敵は筋肉モリモリの露出魔スタイルだったり、顔色の悪い落ち武者だったり、 どう考えても警察が飛んできてもおかしくない不審者だが、掃討は男子生徒の仕事。聖櫻学園恐るべし。 お願い!ハンターズ 基本的にマイヒーローと同じ構成だが、フラワードッグ(犬)やフラミン(フラミンゴ)といった珍獣を捕獲するのが任務。 出てくる動物はおおかた可愛らしく、マイヒーローのような変質者は出てこないので安心。…だが、よく見ると楽器を持っていたり口元に何か挟んでいたり、どっか一部分が変なのは相変わらずである。 部活対抗・勧誘バトルカップ 前者2つがエンカウント式に出没する変質者相手に対して同じ生徒、つまりPvP。加入している「部活」のメンバーとチームを組み、他の部活と対戦してポイントを集め、上位を目指す。 イベント中のチームメンバーはそれぞれの役割に従ってはやる気を消費することで効果を発揮する(部員の攻撃力と獲得PTを5分間挙げる「喝」が使える部長、部員の獲得ブースチケットを五分間一枚増加させる「舞」の副部長、一度だけ相手の防御値を下げる「猛アピール」の攻キャプテン、五分間攻撃を(負けるまで)自分に集中させる「通せんぼ」の守キャプテン、部長のやる気を増加させることが出来る平部員)が、課金しているかどうかの差がもっとも顕著に現れてしまうイベントな為、無課金プレイヤーや初心者には少々キツいかもしれない。 女の子だらけの〇〇 肝試しや水泳大会などを舞台にしたイベントで、〇〇にはその行事名が入る。 マイヒーローや対抗戦と違ってバトルはない体力消費型イベント 聖櫻学園物語 通称「ふむふむ」。 タイトルからも分かるとおりストーリー形式で、こちらもバトルをしない体力消費型イベント。行事の中でのガールたちの姿や、普段はわからない女の子同士の絡みが見られる。 そんな頑張っている女の子たちにお菓子などの差し入れを持っていき、仲良しレベルを上げることで賞品をゲットする。 〇評価と今後の課題 豊富な個性を持つキャラクターと新規参入しやすいシステム等が当たり、2012年10月29日のサービス開始より大きな人気を集めた。 登録会員数は開始半年後の2013年5月5日に200万人を、開始1年弱の9月27日に300万人を、 2014年1月12日に400万人を超え、2014年8月25日にはついに555万人を突破した。 前述のようにアニメや漫画といった他媒体での展開も続いており、更なる躍進も期待されている。 その一方で、急増する会員数にサーバーの処理能力が追いつかず不具合が続出し、 一部イベントの中止や開催時間・期間の短縮を余儀なくされる事態も過去に起こっている。 現在では比較的落ち着いてはいるが、それでも人の集中するイベント期間中などは処理が遅れることもあり、 アニメ化で参加人数が増えることが予測されている今、対処が望まれている。 特に問題視されているのはアプリ版の現状。 iOS版ではappleと抗争中らしく、SRを中心にほとんどの画像が非表示となっていたり不自然に顔アップになっていたりする。 その理由は恐らくモバゲーとかでもよく見る性的な理由と思われるが、胸の谷間や乳袋やはいてない程度でも対象となっているため。 ちなみに、この問題はAndroid版でも起きており、iOS版から少し遅れる形で規制が行われた。 どの端末にしてもアプリ版でのプレイは推奨できない。 なお、アプリ版では独自にVRコンテンツ「3D版椎名心実のお部屋」が有り、VR機能のコンテンツを試聴する際には必要となる。 ちなみに、2014年8月29日以降からは「Google Chrome」でのみPCブラウザによるプレイが解禁されている。 〇メディアミックス 2014年、アニメ化が正式発表され、10月12日より放送開始、全12話。 同時にコミック化も決定、月刊電撃マオウ9月号にて連載を開始し、更に同年8月よりオフィシャルファン雑誌である「ガールフレンド(仮)マガジン」も刊行。 6号まで出たところで一時休刊となっていたが、後述するスピンオフ作品「ガールフレンド(♪)」の登場をきっかけに一時的ではあったが復活した。 〇スピンオフ作品 ○リズムゲーム 2014年12月、スマホアプリとしてキャラクターソングによる3Dリズムアクションゲームをリリースすることが発表された。 ゲームタイトルは「ガールフレンド(♪)」(「♪」は『おんぷ』と読む)。 2015年12月1日よりサービスを開始したが、その直後から原因不明のメンテナンスが長期間続いた。 あまりにも長期な上に不具合の原因も明かされなかったため「プログラマーが逃げた」「たぶんこのまま自然消滅する」と散々に言われていたが、 約2週間経った12月16日にAndroid版が、1日遅れる形でios版がそれぞれ無事に復旧した。 全国の彼氏(仮)は胸をなでおろした事だろう。 しかしサービス開始からおよそ1年ほど経過した頃に楽曲やイベント、ガチャなどの更新を徐々に縮小していく旨が告知。 2017年6月に新規コンテンツの追加が完全に終了し、遠くないうちにサービス終了を迎えるのだと皆が察した。 ……が、予想に反して既存イベント・ガチャをローテーションで繰り返す形でサービスは継続。 結果的にそんな状態が約4年ほど続き、2021年4月にサービス終了を迎えた。 ○PS Vitaソフト 2015年にPS Vita専用ソフト「ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み」がリリースされた。 ジャンルは恋愛アドベンチャーゲーム。 当初は題名通り8月20日発売予定…だったのだが、約3ヶ月延期して11月19日発売となり、全然夏休みじゃなくなった。 椎名心実『「ガールフレンド(仮)」はアニヲタWikiで、追記・修正♪』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 五等分の花嫁とのコラボ面白かった -- 名無しさん (2022-07-21 20 04 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4153.html
灰色。 どこまでも灰色が続く。 大きなビル、普段は子供がにぎわう校庭、渋滞が常態化した高速道路。それら全てに人は一人としておらず、 ただきれいに塗られた灰色のペンキだけが、その無人地帯を埋めている。いや、灰色が人を塗りつぶしてしまったと 言うべきだろうか。 しかし、そんな一色無人の世界だが誰もいないわけではなかった。 逆にその目映い存在は100万の人間よりも大きな存在感と威圧感を周辺地帯に蔓延させ、この何もない 閉鎖空間にある種の強大な活力を生み出していた。 輝きを放つその躰、超高層ビルに匹敵する巨大な人型の物体。外見を計算し推測したならば、 自立すらできない形状のそれがひとたび腕を振るえば、常識を逸脱した破壊力を生み出す。 たった腕の一振りでビルを刀で切り落とすように叩き切り、踏み出す一歩は強烈な振動を周辺にまき散らして 脆い建物はそれに耐えきれずばらばらと崩れていく。 その存在は人間がおびえ恐怖し泣き出すには十分すぎるものだった。 いわゆる神人と呼ばれるものである。 たった一人の少女の精神が荒れるとそれが出現しこの誰もいない地で破壊の限りを尽くす。 この光景を初めて見る人はこう思うかもしれない。街一つを破壊できるほどの怒りを持つ少女なんて 明らかに異常だ。どこか精神に傷を負っているに違いない。 だが、彼――古泉一樹はそうは思わなかった。怒りは誰でも持つものだ。たまにはものに当たったり、 それこそ精神的な問題を抱える人間であれば、全くの無関係な人間に危害を加えるかもしれない。 ただし、それと閉鎖空間という特殊性、そして、神と称される能力を持った少女という得意な条件がそろった場合、 この暴虐行為は決して精神的な問題を抱えているからとは言い切れない。人が持つ感情とは本来とても大きなものだ。 喜怒哀楽に加えて想像、好奇、創作……これらをエネルギーに例えればどれだけ膨大なものになるのか。 その一部である怒の感情だけでも計測不能だろう。だが、逆に人はそれを理性によってブレーキをかけられる。 故に怒の感情は縮小され最小限な行動・感情に押さえ込まれる。 だがもしも。 ある日、いらいらしている日にどんなことをしても誰にも文句を言われない、迷惑をかけない場を与えられれば その人はどうするだろうか。もちろん、人によっては怒りの感情表すこと自体に嫌悪を示すかもしれないが、 大半の人はこうするだろう。 遠慮なく怒りをぶちまける。 彼女もその大多数の一人にすぎないのだ。知らぬ間に無差別に暴れる場を与えられ、さらに巨大な破壊力まで 手に入れていたのだから。 しかし、そんな彼女もひょっとしたら怒りをただまき散らす行為に嫌悪感を抱いているのかもしれない。 だからこそ、その超能力者という存在を生み出し怒りの暴走に歯止めをかけている。 つまり超能力者――古泉一樹は彼女の理性そのものなのだ。最初こそ、無理矢理与えられた力と役割に 恐れ戦いたが、今ではそれを受け入れむしろ誇りに思っている。閉鎖空間と神人から世界を守るという優越感に似た 感情とともに、たった一人の幼い少女を守っているのだから。 神人との戦闘が始まって数十分たった辺りだろうか。古泉含め、十数人の超能力者によって神人は崩壊に追い込まれ 切り刻まれた状態でその骸が灰色の地面に散らばっていく。 古泉は赤い球体に身を包み、その神人の亡骸の上空を飛んでいた。辺りには同じように仲間たちがその光景を 眺めていた。 たまに思うときがある。彼らは自らの力についてどう思っているのだろうか。あの全てを粉砕してしまえる神人を 倒せてしまうだけの力。無理矢理押しつけられた荷物か、それとも誇りある栄誉か。 彼らとは交流もあったが、そう言った話は幾度となく交わしたが本音までは見通すことなどできるはずない。 一方でこの超能力を持ったところで何の役にも立たない――閉鎖空間では発揮できない力では 自分の利己心のために使うことなどできないため、彼らが例え何を思ってもどうすることもできないことを 理解していた。 涼宮ハルヒという少女のために力を使う。自分たちにはそれしかできない。それでよかった。 だが、周りはその状態を維持させてはくれなかった。 ~~~~~~~ 「眠そうだな」 「……そう見えますか?」 翌日の放課後、いつものようにSOS団の根城となっていた文芸部室で古泉は眠たい目をこすりつつ キョンとオセロに興じていた。 古泉は団長席で朝比奈みくると談笑する涼宮ハルヒの注意がこちらに向いていないことを確認すると、 「ええ、その通りです。実は昨日久しぶりに閉鎖空間が出ましてね。それも朝の4時に。 昔は日常茶飯事だったので慣れっこのつもりでしたが、ひさびさだったために少々堪えましたね。 おかげで今日の授業はまるで頭に入っていませんよ。帰宅次第、今日は早いうちに睡眠を取るつもりです。 場合によっては今夜も出番があるかもしれませんので」 「……例の空間か」 キョンは一度ハルヒをチラ見してから、 「だがハルヒの機嫌が悪いようには見えないぞ。どっからどうみてもいつも通りだが。 別に昨日何かあったわけでもないし」 「あなたの鈍さも相当なものですね。男にはわからない理由だと言えばわかりますか?」 古泉はキョンの得意の台詞をかすめ取ったように、やれやれと肩をすくめた。 しばらくキョンは彼の言葉に頭を傾けていたが、やがてはっと気がついて、 「ああ、そういう日ってことか」 「そういうことです。あまり追求するのは下品ですからこの話はここで打ち止めにしたいですね」 古泉の言葉に、キョンは同意だと頷く。 続けて、 「そんなわけで今日も同じ事が起きるかもしれないって訳か」 「その通りです。もっとも以前にも同じようなタイミングで発生したりしなかったりとまちまちなので、 僕としましてはただ閉鎖空間が発生しないことをただ祈るばかりですよ」 古泉はいつもの笑みを崩さないようにあくびを口の中で噛み殺した。 程なくして、団活も終了の時刻となり各々帰宅の途につき始める。 涼宮ハルヒが用事があるからといって一人でそそくさと帰って行ってから数分後、静かになった文芸部室に 携帯電話の着信音が鳴り響いた。古泉のものだ。 彼はすぐにそれを取り出し、 「……どうも古泉です。ええ――わかりました。では所定の場所で」 そう短い話を終わらせると、キョンの方に苦笑を含んだ笑みを浮かべ、 「まさに噂をすれば影、と言ったところでしょうか」 「閉鎖空間か?」 キョンの問いかけに、古泉は頷き、 「そうです。場所はここから南――海に出た場所にあるA島付近です。すぐに迎えの車がきますので、 現場に急行してきます。残念ながら睡眠はしばらくお預けになりそうです」 そう言って肩をすくめた。 二人が言葉を交わしている間に、長門有希と朝比奈みくる――珍しく制服で団活を過ごしたため、 今日は着替え居残りはなしだ――は文芸部室から出て行ってしまった。みくるは一礼してから、 長門は完全に無表情を貫いている。二人とも話は聞こえているのだろうが、興味はないらしい。 ふと、彼は思いついたように少し目を細めて、 「そうだ、どうです? 久しぶりに閉鎖空間ツアーというのは。あなた一人のご招待なら何の問題もありませんので」 「いいや、やめておく。想定外の事態に巻き込まれるのはごめんだし、触らぬ神に祟りなしという言葉が 俺の頭の中で絶賛展開中だからな」 キョンの拒絶に、古泉はただ笑みを浮かべるだけだった。 ~~~~~~~ 数時間前、この国の第二の都市のとある大型ホールにて。 「……上記の映像のグラフをご覧ください。まずは赤いラインについてですが、これはここ4年間における 閉鎖空間および神人の発生回数を一週間単位での頻度を示したグラフです。ご覧のように4年前の最初の発生時から 1年前までは上下はあるものの高い水準が維持されているのがわかります」 薄暗い会議室。いや、会議室と言うには広大すぎる場所だと森園生は感じていた。機関の有する施設で もっとも多くの人間が収容され、その活動内容を説明・討議する場所。現在100人以上がいるその場所で 彼女は涼宮ハルヒの活動状況説明を行っている。初めてこの場に立ったときには、機関最高幹部を含め 政界・経済界のトップが出そろう状況にかなりの緊張を強いられたものだが、三度目となると慣れのためか 多少余裕を持って話を進められるようになっていた。ただその余裕は決して単なる場数を踏んだだけではない。 「しかし、ここ一年間では急激にその回数は減ってゆき、現在に至っては全く発生しない空白期も存在しています。 昨日深夜に発生した閉鎖空間も三週間ぶりのものでした」 閉鎖空間の発生激減。これが彼女に精神的余裕を与えていた。以前では、乱発している状況下に、 手厳しい嫌みな上司たちは無策であるなど非難と罵声を浴びせてきたが、閉鎖空間の発生が減ったために それもなくなっていた。おかげでいちいち疲れる反論をせずに済んでいる。 ただ、閉鎖空間激減は別の意味で森園生の現場に悪影響を発生させようともしていた。彼女は今それを回避するために この壇上に立って説明を行っている。 「青いラインに注目してください。こちらは監視班による涼宮ハルヒの精神状況を示したものです。高い位置であれば それが高揚、怒りなどの状態を示しています。これについては以前も申し上げたとおり、明確に閉鎖空間発生との 連動が見て取れ、一年前からの精神状態安定に伴って発生頻度も落ちています。この二つの相関性については もはや否定できる要素は存在しないと考えられます。しかし、閉鎖空間に伴って別の問題が発生しています」 彼女は映し出されたグラフにもう一本の緑のラインを追加した。それはまるで波打つように、4年前は高く 閉鎖空間発生が頻発しているときは低下し、ここ最近の発生激減に伴ってわずかながら上昇していた。 「このラインは機関に所属している超能力者が神人の排除にかかった時間の平均値を示しています。 もちろん発生パターンや規模はその時に応じてまちまちのため判断は難しいところですが、平均値に表すと 閉鎖空間発生ピーク時にはその時間は低減の一途でしたが、発生の減少とともに排除の時間が上昇に転じています。 これは神人との交戦機会が減ったために、超能力者たちの練度が落ちていると判断できます」 さらに今度はオレンジのラインをグラフに追加する。 「もう一つ、神人の活動についての別の視点です。これは一度の神人の破壊活動の規模を表したものです。 発生回数は減ったものの一方で神人の力については全く低下していません。その脅威についてはこの四年間 変わっていません」 最近機関内部では、閉鎖空間の発生低下により森園生の所属する即応監視部――主に涼宮ハルヒに関する対処、つまり 普段の護衛、監視、閉鎖空間の排除を行う部署――の予算・規模の縮小が議題として上げられていた。 涼宮ハルヒの安定によりその活動も縮小してもかまわないのではないかというのがその根拠に当たる。 だが、彼女はそうは考えていない。 「以上を踏まえて考えますと、即応監視部の縮小は問題があると言わざるを得ません。どのような理由により 涼宮ハルヒの精神状況が大きく転じるのか全くの不明であり、また継続している閉鎖空間の規模自体も 現在と同レベルで対処を行わなければ、それに重大な支障を来す恐れがあります。逆に超能力者たちの練度低下に 対する何らかの方策を考慮すべき状況でもあります」 ここで彼女の説明は終了した。一礼すると脇に下がって自分の席に戻った。隣では同じ部署所属の新川が座っている。 「お疲れ様ですな。これをどうぞ」 「ありがとう」 彼から手渡されたミネラルウォーターのペットボトルを受け取った森園生は、その封を取り払い乾ききっていた喉を 潤し始めた。ちらりと壇上を見ると、すでに次の論者が上って説明を始める準備をしていた。続いて流れたアナウンスに よるとTFEI端末の活動状況と接触回数についてのことらしい。 彼女は喉に日常レベルの潤いを取り戻すと、ペットボトルに封を一度かけ、 「さっきのわたしの話はどうだった?」 「簡潔でわかりやすいものでした。眠っていなければ、十分に理解できるものだったでしょうな」 「そうじゃなくて、あれで上層部の考えが変わるかどうか、あなたの判断を聞きたいのよ」 森園生の問いかけに、新川はあごに手を当ててしばし考えると、 「どうでしょうな。現場であの破壊力を眼前でとらえていれば話は別でしょうが、上層部はそういった最前線とは かけ離れた天の上にいます。さらに彼らの悩みの種と予算のやりくりは我々のためだけには向けられていないでしょう。 発生の激減という言葉のみ捉えられれば、縮小を覆すのは難しい話かと」 「……一度、うちの部で閉鎖空間ツアーでも催すべきかもしれないわね。もちろん上層部の人間のみで、 さらに内部での接待付きでね」 森園生はそう皮肉混じりの笑みを浮かべると、次の議題について耳を傾け始めた。 日が傾いたころ、会議が終了した。森園生は凝った肩をさすりながら、会議場の廊下を新川とともに歩いている。 「やっと終わったわ。いい加減、この役割を誰かに交代して欲しいものだけど」 「そうは言っても、これは現場の立場がもっとも高いあなたの仕事です」 「わかっているわよ。言ってみただけ」 そう言葉を交わすと、彼女は駐車場に向かう。 ここで新川が立ち止まり、 「わたしは別件の用事があります故、ここで失礼させてもらいます。そんなに時間はかかりませんので 明朝にはそちらに戻れるかと」 「……わかったわ。あなたも大変ね」 「これも仕事ですから」 森園生は新川と別れると駐車場に入り、自動車に乗って自分の職場へと向かった。 ~~~~~~~ 森園生が自分の職場近くまで戻ったとき、すでに日は完全に落ち、地平線沿いにオレンジ色の夕焼けのラインを 残すだけになっていた。彼女はカーウィンドウをあけて、心地よい風に当たりながら国道を自動車で走っている。 海沿いのため、潮の香りが瞬く間に車内に広がっていった。見れば、海上に無数の飛行機のライトが旋回しているのが 目に入った。近くには埋め立て地を基本に作られたこの辺りでは最大の空港がある。恐らく発着待ちの状態だろう。 しかし、ふと気がついたのはその数がいつもより多いことだ。ここからなら次々と降りていく飛行機の姿も目撃できるが 一機も降りていく気配がない。何かあったのだろうかと彼女の頭に違和感がよぎる。 と、ここで彼女の携帯電話が鳴った。それが通常の連絡ではなく緊急時を知らせるピピピピと言う機械的な 着信音だったため彼女はすぐに何か問題が発生したと理解し自動車を県道脇に止めると、それを取った。 電話してきたのは同僚の一人である多丸圭一だった。 『そっちの仕事はもういいのかい?』 「ええ、予定よりも遅れたけど。それより何かあった?」 『また閉鎖空間だ。今から3分前に発生が確認されたよ。すぐに超能力者たちが出動して現場に向かっている』 「場所は?」 『K空港近辺だ』 多丸圭一の言葉に、彼女は眉をひそめた。いつもより多い上空待機の飛行機、着陸しない状態が続いていること。 何か関連があるのだろうか? 通常閉鎖空間は通常の場所には影響を与えない。故にその発生地点に対して 退避勧告などを実施する必要はない。ならばどうして着陸を規制している? 森園生はすぐさまそのことを多丸圭一に伝える。しかし、彼はしばし沈黙した後、 『……いや、特に何もこちらからは指示を出していないな。情報も回ってきていないよ。確認してみる』 「お願い」 そう言って通話を終了する。彼女は自動車を降りて外に出て空港の方向をじっと眺めた。じわりと水平線の 赤いラインが縮んでいき、飛行機のライトに星々の明かりが混じり始めた。 海風が全身をなでる中、彼女は何か妙な予感を感じていた。言葉にはできないが、長年の勘という奴だろうか、 不思議な感覚が頭の片隅にこびりつき離れようとしない。 神人対処に関しては、彼女は楽観視こそしないが、超能力者たちに一定の信頼感を持っていた。最近発生回数が減って 技術不足が出ているのは確かだが、それでも失敗するようなことはないだろう。逆に涼宮ハルヒ自身が 神人を止めるために生み出した彼らである以上、失敗自体がありえないと言える。 だったらこの不安に似た感情は何なのだろうか。 それから五分後。再度携帯電話が鳴り響く。相手は同じ多丸圭一。 『確認が取れた。どうやら非公式ながらテロ警戒警報が出たらしい。ここだけではなく全国の空港で着陸を止めて 空港内の確認作業を行っているようだ。いたずら電話のレベルではなく、米国防省からの直接情報で、 政府や防衛省では慌てふためいて対処中のようだ』 「……偶然ってこと?」 『たぶんな。今のところ閉鎖空間発生との関連についてはないと言えるよ』 「わかったわ。そっちの閉鎖空間の対処はいつも通りに。いろいろありがとう」 そう言って彼女は電話を切った。どうやら思い過ごしだったらしいと彼女は自動車に乗り込もうとして―― 彼女の耳に轟音がとどろく。同時に海風とは異なる強い衝撃が彼女の身体を揺さぶった。 はっとして彼女は空港の方に再び目をやると、そこではこの離れた位置からでもはっきりと視認できるほど 大きな煙が上がっている。 「これは……」 思わず彼女は思っていることを言葉にしてしまった。そして、しばらく呆然とそれが天に昇っていくのを 見つめていたがすぐに我を取り戻し、多丸圭一に三度連絡を取り始めた。 ~~~~~~~ 『今日午後6時15分頃、関西K空港滑走路で大規模な爆発が発生しました』 『当時空港ではテロ予告の情報があり航空機の発着を見合わせていたため、爆発に巻き込まれませんでした』 『衝撃で空港施設の窓ガラスなどが割れ、飛散った破片でけがをした人が乗客・空港職員を含めて多数出ましたが、 現在のところ死者は出ていない模様です』 『警察ではテロか、それとも別の要因によるものなのか調査中であると繰り返しています』 『防衛省内部では爆発した場所には、その原因となるものは存在しないためテロであるという見方が強まっています』 『テロにしては妙に思えます。人的被害をねらうのなら飛行機の発着時を狙うか、あるいは空港施設で爆発させるはず』 『第二第三の同様の事件が起こる可能性は否定できず、日本政府は警戒度を最高レベルに上げて、 空港だけではなく、各都市の主要駅や施設に対して調査を行うように指示を出しました』 『午後8時をまわってもなお警察では原因特定がなされていません』 『ここで当時爆発の瞬間の滑走路を映した映像が公開されました。ご覧ください』 『この映像からでは爆発物によるものには見えませんね。火炎や爆発時に伴う閃光も確認できません』 『当時空港ロビーにいた人が偶然捉えた爆発の瞬間の映像です。公開されている映像とは別の角度ですが、 こちらも爆発地点に不審物などは見あたりません』 『ちょっと待ってください。爆発したときに何か写っていませんか? ……そう、そこ! 舞い上がった滑走路の破片に 紛れて青白い光が』 『妙な光ですね。通常爆発物を使用してこのような光は発生しません。それに――』 『爆発発生時に、周辺の住民から何かが落下してくるのを目撃したという証言が多数寄せられています。 この情報に対して政府の対策本部は証言は承知しているが、未確認情報のためコメントできないとしています』 『専門家の中では隕石の落下を示唆する人もおり、情報はさらに錯綜しています』 『午後8時30分を以て警察は爆発の起こったK空港以外の安全を確認し、テロの脅威はなくなったとし、 発着の許可を出しました。一方で警戒レベルは引き下げず、高度な監視体制を維持するとしています』 『新しい映像です。これは近くを走行していた自動車の中から携帯電話によって撮影されたものです。 爆発から10分後ぐらいですが、空港周辺に赤い光球が飛翔しています。事件と関係があるかは不明ですが、 警察もすでにこの映像を入手し解析しているとのことです』 キョンはすぐ近くで起こった空港爆発事件のニュースを家族で見ていた。妹は興味と恐怖半分で見ていた感じだったが 彼はテレビの中で報道されていた映像の一部に強烈な危機感を憶えていた。爆発の瞬間に一瞬映し出された青白い光。 飛び去っていく赤い光球。それに彼は見覚えがあったのだ。 すぐさま自室に戻ると携帯電話をとった。もちろん、相手は古泉だ。 何度かコールをしてみるが、電源が切られているのかそれともまだ閉鎖空間にいるのか、 いつまで経っても通じなかった。 あの青白い光。そして、赤い光球。 キョンが知っている神人とそれと戦う超能力者と全く同じだった。 ~~~~~~~ 空港爆発事件の翌日朝。機関の一員である多丸裕はある人間との接触を図っていた。 待ち合わせ場所はN駅から歩いて30秒のビルの裏手。朝の通勤時間前のため不気味な静けさに包まれている。 時計をたびたび確認していると、彼の前に一人の男が現れた。陽気な季節に似つかわしくないコートに、 深い帽子、そしてサングラスにマスクと姿を隠すつもりがかえって注目を浴びそうな格好に多丸裕は思わず 苦笑してしまいそうになる。 その男は無言のまますっと一つの封筒を取り出してきた。多丸裕はその手がかすかに震えていること、 そして、態度が恐怖感で満たされていることをすぐに悟った。どうやらこういうことは初めてらしい。 あまり煽るのは得策ではないと判断し、淡々と話を進めることにする。 多丸裕は札束の入った封筒を相手の封筒と交換し、中身を確認する。そこには一つのminiSDカードが入っていた。 「約束通りコピーないよな?」 「ああ」 男はそうとだけ答えると、そそくさと立ち去っていった。多丸裕はもらった封筒を折りたたみポケットにしまうと、 「全く……こういう雑用はあまり好きじゃないんだよな。これで最後ならいいんだけど」 彼の受け取ったもの――それにはあの空港爆発事件の未公開映像の撮影データが入っていた。 すでに機関ではあれが神人によるものであることを把握して、世間に情報が出回る前にできるだけ つぶしてまわっていたのだ。 ~~~~~~~ 翌日、キョンは学校に向かいすぐに9組へと向かった。昨夜結局連絡の取れなかった古泉に真相を問いただすためだ。 しかし、教室をのぞいてみてもその姿はなかった。 手短にいた生徒に声をかけて古泉について聞いてみると、どうやら今日は休みを取るという連絡が入っているらしい。 彼はややいらだちながら、恐らく古泉――機関にも状況がわかっていないのかもしれないと推論を立てた。 だが、異常事態はそれだけにとどまっていなかった。 彼が教室に戻り自席に着いたときだ。すぐさま背後にいたハルヒが彼の首根っこをつかまえて来て、 「ねえ、あんた有希についてなんか聞いていない? 話があったから6組に行ってみたんだけど休みみたいなのよ。 まあ風邪を引くことぐらいあるかもしれないけどさ、有希って身体弱そうじゃない? 何かまずいことに なったりしていないか心配で……昨日の事件のこともあるし。時間的に巻き込まれたって言うことはないだろうけど 家族とか知り合いがあの場にいてとかだったりしたら嫌じゃない」 そう珍しく不安げな表情を浮かべた。キョンは初耳の情報に目を見開く。古泉に続いて長門がいない。 彼の直感は警報を鳴らし始めた。何かが起きている。『起きた』のか『起ころうとしているのか』まではわからないが。 「後でわかるだろうから言っておくが、今日は古泉も休みだそうだ。昨日の事件でショックを受けるような 柄じゃないだろうが、何か身の回りに影響が出たのかもしれないな」 「古泉くんも? そんな……どうしよう……」 ますます不安げになるハルヒ。 キョンはそんな彼女の肩をたたき、 「まあ心配する気持ちはわかるが、どうしようもないだろ? 古泉は要領がいいから自力で何とかするさ。 長門の方は心配なら帰りに自宅に行ってみればいい」 「……そうね。古泉くんはあんたと違ってきっちりできるから。でも、有希は一人暮らしだから心配だわ。 決めた。今日帰りに有希の家に行ってみる。あんたもついてきなさい」 「わかったよ」 ~~~~~~~ 「ではミーティングを始めます」 空港爆発事件からちょうど丸一日。機関の涼宮ハルヒの対策チームは彼女の住む場所からほど近い町の事務所で 会議を行っていた。 以前の大ホールの会議場とは違い狭い事務室に、リーダの森園生を始め、新川、多丸圭一・多丸裕、他の職員に加えて 最も重要である超能力者全員がそろっていた。その中には当然古泉一樹の姿もある。 森園生は話を始める。 「まず第一に今回の空港爆発事件と閉鎖空間における神人掃討との関連性をまとめます」 彼女の視線の先に、超能力者のリーダクラスの人間が向けられた。彼はすぐに立ち上がり、 「昨日17時30分に閉鎖空間の発生を確認しました。その後、18時05分に全超能力者が閉鎖空間に進入。 18時23分に神人を確認後、交戦に入っています。そして、18時30分――つまり空港爆発事件と同時刻に 神人が崩壊。その際に神人の身体が地上に落下し、滑走路に大きな損害が出ています」 「つまり閉鎖空間の中で起こっていたことが現実にも起こってしまった。そう言うことになるわね」 森園生の言葉に、古泉が付け加えるように、 「その時刻以前にも神人は破壊活動を続けています。実際に閉鎖空間内では空港は管制塔や施設を含めて ほとんど破壊されていました。にもかかわらず、現実と一致したのは滑走路崩壊時点だけです。さらに、 報告した通り僕たち超能力者は知らぬ間に閉鎖空間から抜け出し、通常世界に戻っていました。 あのときは慌てましたね。僕たちの超能力が周辺の人たちにさらされてしまったんですから。映像も残ってしまい、 これ以上ない失敗とも言えます」 「ここまでは報告書通りってことね……つまり結論を言えば、事件の原因は神人によるものであり、 理由は不明だが、18時30分前後に突然閉鎖空間と通常世界の境がなくなった。 そのため、通常世界になったところに神人が落下して空港に損害を与えてしまった。考えられる原因は?」 その森園生の問いに、多丸圭一が腕を組み、 「わからんなぁ。戦闘記録を確認しても手順は通常の神人掃討と何ら変わらず、状況も何か異変が起きていたことも 確認できない。監視班からも当時刻に涼宮ハルヒに異常な症状は確認できず正直お手上げの状況だよ」 そう言って本当に手を挙げて降参のポーズをとる。続いて多丸裕の方に森園生は視線を向け、 「マスコミ対策の方はどう?」 「仲間内で手分けして片っ端からやばい情報は押さえたよ。さすがに全部の回収は無理だろうけど、 ある程度の情報の流出は防げるはずさ。とは言っても、マスコミもこういう事件の場合必死だからね。 こっちが動く前に向こうに押さえられた映像はもうどうしようもない。テレビでもかなり流れてしまったから」 ふと、ここで新川の携帯を片手に失礼と言って会議室の外に出て行った。 森園生は彼にかまわず話を続ける。 「それ以降神人の発生は確認できていない。それだけが救いか。この情勢下で再び閉鎖空間が発生すれば 何が起きるかわからないから。他に何かわかっていることはある? 些細なことでもいいから」 「……実は先ほど超能力者一同で立ち会った結果判明しまして。ある程度予測していましたが」 そう言うと古泉はすっと右手を挙げた。すると、その手のひらの上に瞬く間に赤い紅玉が作り出される。 これには普段冷静な森園生も心臓の鼓動が早まった。すぐに周りを見渡し、 「他の超能力者もできる?」 その問いかけに超能力者一同が頷いた。彼女は愕然とする。事態が単なる一時的な神人の通常世界への 介入ならば、懸案事項として処理されて継続調査だけで済むかもしれなかった。だが、あの18時30分以降も 未だに異常事態――超能力者の能力無制限解放という事態が継続している。あの事件に区切りをつけるどころか、 これから起きる予測不可能な事態の発端に過ぎない可能性も出てきたのだ。 ここで古泉が口を開き、 「僕の推測に過ぎませんがいいでしょうか?」 「言ってみて」 森園生の了承をとったことを確認すると、古泉はいったん咳払いをしてから、 「つまりですね、今回の一件は神人が閉鎖空間から飛び出したのではなく、逆に全世界が閉鎖空間に飲み込まれて しまったと考えられないでしょうか? 僕たち超能力者はそれを持たないものを閉鎖空間に招き入れることができます。 万一、それと同様――なおかつきわめて広範囲に行える人物が存在していた場合、世界全てを閉鎖空間に 放り込むことも理論的には可能なはずです」 「単に涼宮ハルヒがそう望んだとは考えられないのかい?」 多丸裕の指摘に、古泉は首を振って、 「涼宮さんに何か特殊な事情が発生していればその可能性は否定できませんが、今回そう言った兆候はなかったと 圭一さんも言っています。それに彼女が閉鎖空間をわざわざ作っているのは被害が現実に及ばないためです。 今回の事態は明らかに彼女の思考から外れています」 「その通りだな。彼女がやったのなら簡単な話だが、そう言うわけにはいかなそうだ」 森園生は少し視線を下げて、 「でも誰が? 機関に所属していない超能力者がいることは現時点でも否定はできないけれど、これだけのことを やってのけられるとは到底考えづらいし、目的もさっぱりわからない。他にはTFEI端末ならば それも可能でしょうけれどやはり理由はわからないわね」 「あくまでも推測の話です。確証はありません。これから調査していくしかないかと思います」 「…………」 森園生は頭を抱えた。事態は継続、原因不明。こんなことは初めてだ。しかも、事が空港爆発なんていう 大事件と結びついているため早期解決を上層部から求められるだろうし、また現場としても不安定要素を 長期間残しておく訳には行かない。 ふと、森園生は気がつき、 「この件――能力の無制限開放状態について誰か別の機関の人間に話した者はいる?」 その問いかけに、数人の超能力者が手を挙げた。どうやら機関全体の情報を取り仕切る部署が動いているらしく、 事件後の飛翔物が超能力者であり、さらにその状態が維持されているのではないかとすでに睨んでいたらしい。 そうなれば、この状況を前提に上層部は動いてくるだろう。向こうはどうする―― すぐに彼女は思考がはじけるように気がついた。そして、厳しい表情へと変化していく。 次に彼らがとってくる行動は…… 「失礼しました」 このタイミングで会議室に入ってきたのは、電話から戻った新川だった。 と、彼は自分の席に戻らず、すぐに森園生の耳元に顔を寄せてあることを言ってきた。 それは予想していたが、明らかに嫌悪すべき事態になることだった。 ~~~~~~~ 「全員いるかね?」 数十分後、あからさまに尊大な態度で、一人の背広姿の男が会議室に入ってきた。全員立ち上がった姿勢で その男を向かい入れる。 森園生はすぐさま責任者が座る席をあけると、どうぞとその男をそこへ誘導した。 その男はまるでずっと前から自分の席であったかのように、そこに座る。森園生は隣の席に着いた。彼は上層部から 派遣されてきた人間だった。現場を知らず、いわゆる上の方でずっと過ごしてきたエリートの種別の入る。 そんな人間が突然やってきて最高責任者に居座ったのだ。これには森園生も不愉快にならないわけがない。 さらに言えば、上層部にパイプを持っている彼女は彼のことを知っていて、かなり嫌いなタイプだった。 権力に執着心を強く持ち、機関では強硬派に分類される。主流派とは明らかに考え方が異なるため、 この新最高責任者は今までとは違い、涼宮ハルヒに対してもかなり強硬な姿勢をとろうとするに違いない。 この状況下にやっかいごとがもう一つ増えてしまい、彼女の頭痛が拡大していく。 「さて、会議を続けてくれたまえ。すでに大体の事情は察知しているから、続きからでかまわんよ」 「わかりました」 森園生は再び中断していた会議を続けようとする。が、ここで古泉がすっと手を挙げて、新最高責任者に向き、 「その前に一つお伺いしたいことがあるんですが」 「何だね?」 「この非常時に突然責任者が交代されると、僕たち現場の人間としてはいささか混乱が生じるんですが」 「古泉!」 森園生が古泉を一喝して口を止めさせようとするが、最高責任者はかまわんよと手を振って、 「そうだな。最初にその辺りをはっきりさせておこうか」 「感謝します」 最高責任者は一つごほんとわざとらしく咳払いすると、 「ここにいる全員が知っているように、現在は機関も最高警戒レベルに設置されている状況だ。当然、原因は 空港爆発事件――つまり神人による現実世界への干渉だ。この件については、すでに政府や防衛省も 把握していてかなりの危機感を抱いている。君たちは今までずっと水面下で閉鎖空間という限られた場所で 仕事をしていればよかったんだが、これからはそうはいかなくなる。ずっと政治に近くなる上、 政府との連携も必要不可欠だ。機関だけで独断で動くというのも難しくなるだろう。つまりは君たちには 荷が重くなるわけだ。そんなわけでわたしがここに派遣されてきた。現場一筋で各関係機関との連携のやり方に 慣れているわたしの方がうまく事が進められるというわけだ。すでに舞台は政治に移っているんだよ」 あからさまに見下した物言いに、古泉はいつもの笑みに不快さを上乗せしていた。 一方の森園生も唾棄したい気分になっている。この男が派遣されてきた理由は大体想像がつく。 この状況下でこんな大役をこなしたいと思う人間は少ない。そこに目をつけた強硬派が涼宮ハルヒに最も近い 自分たちを乗っ取ろうとしているのだ。事態は複雑にして危機的だというのに、上層部は権力争いの舞台に している。これで不愉快になるなというのも無理な話である ただ――腹立たしいことにこの最高責任者の言っていることも事実なのだ。森園生たち一同、今まで狭い世界だけで 戦ってきた。これからは一つの行動にも慎重にならざるを得ない。自分たちには確かに荷が重い話だ。 「古泉だけじゃなくて、みんな言いたいことはあるでしょうけど、事態が事態なの。受け入れて、どうするのか 考えていきましょう」 「……わかりました」 答えたのは古泉だけだった。 ~~~~~~~ 機関のミーティングが行われている最中、キョンとハルヒは姿を見せない長門のマンションへと足を運んでいた。 SOS団で二人以外で唯一来ていたみくるは、どうしても外せない用事があるといってこの場にはいない。 「全く……電話に全く出ないなんて有希ったらどうしちゃったのよ……」 早くその無事の姿を確認したいらしく、マンションへ歩く足取りもゆっくり感じられ、いらだちを募らせる。 一方、キョンはハルヒ以上の焦燥感を感じていた。あの長門が音信不通の状態? 涼宮ハルヒの観測を 任務としている彼女がそんな職場放棄を行うわけがないと彼は確信していたし、対有機生命体コンタクト用 ヒューマノイドインターフェースが風邪なんてひくわけもなく、またその他の一般的なトラブル――例えば交通事故 などに巻き込まれることはあり得ない。だったら今彼女の身に起きていることは、かなり重大な事態が発生していると 考えられる。 ほどなくして長門のマンションにたどり着き、ハルヒはすぐさま玄関入り口のパネルで708と入力し、 長門の部屋にインターフォンを接続する。 返ってきたのは予想外の声だった。 『はい、どなたでしょうか?』 てっきり無言が返ってくると思っていたキョンは、その返答に心臓がどきりと動いた。しかもその声には 聞き覚えがある。 ハルヒもしばらく長門以外の返答にとまどっていたが、キョン同様声の主に気がついたようで、 「あの……ひょっとして喜緑さん?」 『はい。その声は涼宮さんですね。以前はどうも』 その柔らかい声にハルヒは一旦安堵の表情を浮かべた。喜緑江美里とは一応顔見知りであり、長門に対して 何らかの危害を加えるようなことはしないという考えが頭にあったからだ。 だが、キョンはそれとは対照的だった。彼は喜緑江美里が長門と同様の存在であることを知っている。 そして、音信不通の長門の部屋に彼女がいるという状況を考慮すれば、今長門の身に起きていることは 情報統合思念体がらみの問題である可能性が高いと思ったからだ。さらに、喜緑江美里と長門は そのの中にある別々の派閥に属しているという。何からの対立が発生しているのではないか。 彼の猜疑心をさらに揺さぶった。 ハルヒはインターフォン越しの会話を続ける。 「どうして喜緑さんがそこにいるの? 有希の部屋なのに」 『長門さんが急病でして。しかも、かなりこじらせた状態です。あなたも知っているとおり一人暮らしのみなので 何かと不都合が置きやすい状況ですので、同じマンションに住んでいるわたしが看病に当たっています』 「そうなの……有希に会いたいのよ。中に入れてもらえる?」 『残念ですが、かなり重い病状のため面会謝絶の状態です。今はぐっすりと眠っているので応対もできません。 長門さんもこの病気をあなたたちに移したくはないと言っていましたので』 嘘だ。二人のやりとりでキョンはすぐに悟った。あの長門が人類的な病気などにかかるわけがない。 別の理由で外に出れないのだ。 インターフォン越しの喜緑江美里の言葉は続く。 『ご安心ください。病状は次第に改善の傾向にあります。もうしばらく時間はかかると思いますが、 時期に学校にも行くことができるようになるでしょう。彼女の身を案じて、どうかそれまでそっとしておいて いただけないでしょうか?』 「……そう。わかったわ。喜緑さんなら安心して任せられるし。でも、少しでもよくなったらすぐに連絡してと 言っておいて欲しいの」 『わかりました』 状況が理解できてほっと胸をなで下ろし、安堵の表情を浮かべるハルヒ。 あまり看病の邪魔をしては悪いと、そこで話を終わりにしようとしたハルヒだったが、キョンが通話に割って入り 「喜緑さん。一つ確認したいんですが」 『何でしょうか?』 「長門の病気は、あの――空港の事件と何か関係があるんですか?」 『…………』 このキョンの問いかけに喜緑江美里の言葉が止まる。一方でハルヒは何の関係が?と眉をひそめた。 ほどなくして、 『わかりません。長門さんが目を覚ました後聞いてみます』 「お願いします」 『では』 そこでインターフォンの接続が切られた。キョンは喜緑江美里の一瞬の沈黙にある種の確信を得ていた。 長門が部屋に閉じこもっているのはあの一件と関係がある。あるいはそのために身動きのとれない状態にある。 (ちっ……何がどうなってやがる) 彼は唾棄するように顔をしかめた。 ~~~~~~~ 喜緑江美里はインターフォンのスイッチを落とすと、再びリビングへと戻る。 そこには部屋の中心で正座の姿勢で微動だにしない長門有希の姿があった。 「せっかくのお見舞いですが、お二人には帰ってもらいました。今彼らと顔を会わせれば、あなたのエラーは 増大する可能性があり、想定外の行動をとる可能性がありましたので、安全のために」 「…………」 喜緑江美里はすっと腰を下ろし、長門の前に同じように正座の姿勢で座った。一方の長門は目をつぶり、 ただ黙っていた。 そのまま沈黙が続く。 ~~~~~~~ 「現場のシステム入れ替え……ですか?」 「そうだ。今までとは違い、閉鎖空間が出たら超能力者をそこに入れて後は彼らにお任せの状態にはできない。 次に通常世界に神人が現れれば、防衛省・自衛隊も探知可能である以上、彼らも動くだろう。 縄張りや役割というものは、人のプライドに直結するものだからな。我々機関がそこに土足で踏み込めば 彼らは黙っていないだろう」 新最高責任者の言葉に、森園生は眉をひそめる。今まで通りには行かない。むしろ自分たちの領域に 土足で踏みにじられているのは自分たちの方だ。それが利便性などではなく、機関上層部の権力争いの一部に なっているのであればなおさら不快である。 しかし、今やこの現場の指揮権は彼女にはない。黙って従うしかなかった。 ~~~~~~~ そのまま長門も古泉とも連絡が取れないまま四日が過ぎた。 空港爆発事件も未だに政府から公式な発表もなく、憶測だけが報道され続けていた。 その日もキョンは悪い予感をもやもやさせながら帰宅し、自転車を片付けようとしていたときだった。 「やあどうも」 唐突にかけられた声。キョンが振り返ってみれば、いつもの北高制服に身を包んだ古泉一樹の姿があった。 その表情はいつものインチキスマイルだった。 キョンは四日も放置されたことに少々むっとして、 「今更何の用だ? ここまでこっちと連絡を取らなかったって事は俺みたいな凡人は蚊帳の外な展開に なっているって事だろ?」 「これは手厳しいですね。とりあえず、長い間連絡も取れなかったことについては謝罪します。すいませんでした。 それで少々お話があるんですが」 古泉が手を挙げると、一台の黒塗りの自動車がキョンの前に止まる。 「車の中ではないと話せないことなのか?」 「この情勢下では外部に漏れやすい環境でうかつなことは言えませんからね。どうぞ」 キョンは渋々その自動車に乗り込んだ。 薄暗くなり、通り過ぎていく外灯の明かりが車内に明暗を繰り返させる。 古泉はその中で腕を組んだまま、 「さて、何からお話ししましょうか」 「単刀直入に聞こう。あの空港の事件はお前たちの仕業か?」 キョンからの問いかけに、古泉は苦笑しつつ、 「その言い方ですと、まるで我々が意図的起こしたみたいですが――そうですね。意図はしていませんが、 あの事件に関わっていたのは事実です。正確には神人を倒す課程でどういう訳か現実世界に影響が出てしまった ということですね」 「まさかハルヒが……?」 「それはないでしょう。涼宮さんがそのようなことを望む理由もありませんし」 「ならどういう訳だ?」 キョンの指摘に、古泉はふむとあごに手を当てて、 「残念ですが、事件以降機関は総力を挙げて調査しても、その理由は全くの不明です」 「何だ、四日経っても何にもわかっていないって事じゃないか」 「そう言うことになりますね」 あきれ顔のキョンに、古泉は困った顔で答える。 続ける。 「で、事態はこれで終わりなのか? もうあんな事件は二度とごめんだぞ。死人が出なかったのは ラッキーだっただけで、次に同じ事が起きればどうなるかわからんからな」 「それについては涼宮さん次第ですね。彼女がまた神人を発生させるか、それにかかっています。 それが閉鎖空間内なのか、それとも通常世界なのかは起きてみないとわかりませんから」 「やれやれ、危機的状況は継続中ってことかい」 と、ここで古泉は右手を挙げて、 「継続中どころの話ではありません。これを見てください」 彼は四日前のミーティングの時と同じように、手の上に光球を作り出してみせる。これにキョンは目を見開き、 「冗談……なわけがないか。いつからお前らは閉鎖空間以外で超能力者が使えるようになったんだ?」 「あの事件以降です。正確には爆発直後からですね。これだけでも異常事態が続いているとわかります」 「……なんてこった」 走る自動車は信号待ちの渋滞に引っかかり、停車する。外灯の真下だったため、車内が明るさに満たされた。 そこでキョンはバックミラー越しに運転しているのが森園生であることに気がつく。 「それでだ。今後機関はどうするつもりなんだ?」 「難しい立場になっています。次に通常世界に神人が発生すれば機関だけで済む話ではなくなりますからね。 僕のいる部署も組織再編があったばかりですよ。これについては――まあ愚痴になってしまいますが、 あまり望ましいことではありませんでした」 「意外だな。てっきり機関ってのは超能力者の集まりで、ただあの灰色空間が出たら中にいる化け物退治に 行くだけの組織だと思っていたが。外部なんて気にせず勝手気ままにやっているものばかりだと思ってがね」 「それは過小評価しすぎですよ。僕は超能力者が機関を作ったなんて言った憶えはありませんよ。 むしろその逆です。超能力者は機関に協力しているだけにすぎません。あなたは4年前に機関がぽっと出た 組織だと思っていましたか?」 「てっきりそうだと思っていたが」 「涼宮さんの周辺警護と監視、そして敵対組織との対応、TFEI端末との調整……それにどれだけの膨大な金と 人員が動くと思っています? たった4年でそこまでの組織を作り上げるなんて、よっぽど強大な組織が バックにいなければ不可能です。逆にいれば可能と言うことになりますが、それでは4年前にできたとは 言えないでしょう」 「つまりなにか? お前らの組織ってのはもっとずっと前からあって、それは政治とかそういうのにも 密接に関わっていると?」 「まあそういうことになりますね。僕としましては、涼宮さん係としてあまりそっちの方には興味はなく、 脳天気に自分の仕事をこなせていましたが、あの一件以降状況が大きく変わってしまいました」 「政治の話か……正直俺たちSOS団には関わって欲しくないが」 「その通りです。できるだけ直接的な接触は避けて、次にあなたに状況説明するときには全てが終わった後にする つもりです。もちろん、僕の役割も事件以前同じに戻った形でね」 ようやく渋滞が解けて、自動車が再び走り始めた。外灯による明暗の点滅が再度繰り返される。 キョンはふと思い出し、 「お前がもう知っているのかはわからんが、あの事件以降長門も姿を現していない。それについて何か知っているか? 長門の部屋を一度尋ねたが、喜緑さんがいて急病とか言っていたがあの長門がそんなもんに罹るわけがねえ。 あと朝比奈さんは学校には来ているが、どうやらやっぱり何か思惑があるらしく事件のことには関わらないように しているみたいだ。それらについて何か知っていれば教えてくれ」 「TFEI端末の動きが沈静化していることについては把握しています。しかし、以前にも言いましたが 彼らと直接的な意思疎通ができているとは言い難く、その理由についてはわかりません。長門さんが喜緑さんと 一緒というのは初耳ですが、やはり何か彼らの内部でも何らかの思惑が錯綜しているのでしょうね。 場合によっては、今回の一件に大きく関わっていることも否定できないかと。そうすると、正直機関の方では その場しのぎの対応に終始することしかできなくなってしまいますが」 「朝比奈さんたちの方は?」 「そっちは意思疎通どころか……まあ全く把握できていません。ですが、TFEI端末も未来人も 今回の事件を起こして得をするようなことはないと思いますが」 「何だよ、やっぱり何にもわからねえままか」 「すいません。事態は切迫しているというのに、機関も手の打ちようがないんですよ」 「それじゃ何のために俺に話しているんだ?」 キョンの指摘に古泉は苦笑して、 「友人として状況を掻い摘んで説明しておきたかったんですよ。僕とあなたの仲じゃないですか」 「嘘つけ。いつも肝心なことは秘密のくせに今更親友に情報リークとか言われても信じられるか。 普段隠していた情報をこれだけ俺に言っているって事は、見返りに俺にやってほしいことがあるんだろう?」 「……あなたはたまに一般人らしからぬ認識能力を発揮しますね。確かにその通りです。そんなに難しいことでは ないのでご安心ください」 キョンは本当か?と疑惑の視線を向けつつも、 「凡人の俺にできることだったら引き受けてやる。言っておくがお前や機関のためじゃないぞ。無関係な人を 巻き込むのはごめんなだけだからな」 古泉は笑みを崩さず、 「単純です。長門さんと僕が不在の状態でもできるだけ涼宮さんの精神状態を安定させておいて欲しいんです。 そのためには嘘をついてもかまいません。例えば、僕から連絡があったとでっちあげたりなど。 とにかく彼女を安心させておいて欲しいんです」 「何のために……って、聞き返すまでもないか。神人を発生させたくないんだな?」 「その通りです。あの事件の原因がつかめるまで、閉鎖空間と神人は眠ったままでいて欲しいですからね。 最初の事態が解決できない状況で、次の事態が発生するのだけは避けたい。これが機関としての本音です」 「やれやれ、いつから俺はハルヒのトランキライザーになったんだか」 「ずっと前からですよ。いい加減受け入れたらどうです?」 「嫌なこった」 キョンの反応に、古泉はくくっと喉を鳴らした。 しばらく車内に沈黙が充満する。けたたましく走っていくトラックや、暴走するバイクが次々とキョンの乗る 自動車を追い越していった。 この間、キョンは少し言われたことを整理する時間を与えられた。事件の真相、状況、機関、超能力者、ハルヒ、 長門、みくる……それをまとめていくうちに、彼の内心に言いしれぬ違和感が生まれる。そして、ほどなくしてそれは 疑惑へと変貌し、最後には恐怖感にまで発展していった。 思わず口からこぼれそうになるその感情に、慌てて口を押さえて押しとどめる。 (言うべきか? いや、いくら何でも古泉がそんなことを……) だが考えれば考えるほど、彼の中の負の感情は肥大化していく。尋ねて確認したい。安心したい。 しきりに彼の頭にそれがよぎるようになっていった。 そして、ついに我慢できなくなり口から手を離し、 「……なあ古泉。一つ確認したいことがあるんだが」 「何でしょう? 答えられることとできないことがありますが、あなたの希望にできるだけ沿うようにします」 古泉の了承後も、キョンはしばらく迷って首を数回振り、 「最初に言っておくが、お前の気分を著しく害する可能性がある。それでもいいか?」 「ご安心ください。多少の罵倒程度で怒り出さない自信はあります」 念入りに確認した後、キョンは自分の本心を口にする。 「超能力が今でも使えるんだよな? だったら――間違ってもそれを悪用しようなんて思うなよ? 世界征服とか気に入らないやつに復讐するとか」 ――キョンの言葉を最後に車内に沈黙が流れた。周囲の喧噪だけが耳に浸食してくる。 ………… ………… ………… それを打ち破ったのは、古泉のふうっという大きなため息だった。彼は神妙な面持ちで腕を組んだまま、 「なるほど……ね。おっと、最初に言っておきますが別にあなたの言葉に不愉快になったわけではありません。 逆に非常に参考になりましたよ。機関に属していない人間から見ると、今の僕にはそう言った行為に及ぶ可能性を 見いだしてしまう。自分自身や内部からではわからないことです。感謝したいぐらいですね」 「……答えはどうなんだ?」 キョンの言葉に、古泉は視線をすっと落とし、 「正直、この事態に陥ってからそんな考えに及んだことはありませんでした。調査に夢中だったと言うことも ありますが、何より僕は涼宮さんの感情をせき止める理性のつもりだったからです。自分のために使う――世界を 守るという意味では結果的に自分の身を守っているとも言えますが、それはさておきエゴでそれを行使しようなんて 全く思い及びませんでした。事件前では閉鎖空間内でした力は使えなかったので」 「超能力者ってのは他にもいるよな? そっちはどうなんだ」 この指摘に、古泉はしばらく黙ってしまった。彼には断言できなかった。他の仲間が無制限に解放された力を 神人を倒すという目的以外で使う可能性がないとは。 ………… 三度訪れた沈黙を破ったのは、運転席に座っている森園生の携帯電話の緊急を知らせる着信音だった。 運転中だったがかまわずそれを取る。 「森園生です……わかりました。すぐにそちらに向かいます。古泉は適当な場所から――ええわかっています」 電話を切るやいなや、森園生は自動車を急転回させ、来た道を逆走し始める。 角の遠心力にキョンは慌てて前の座席を掴んでその衝撃に耐えていたが、 「何かあったんですか!?」 「遅かったようです。神人が発生しました。もちろん閉鎖空間ではなく、この世界にです。 現在、ここから南方100kmに現れ、かなりの速度でこちらに向かってきています」 「……恐れていた事態が起きてしまいましたか」 古泉の表情が険しいものへと変わった。 それから数分後、キョンは最寄りのバス停前で自動車を降りた。古泉から帰りの交通費も渡されている。 猛スピードで走り去っていくその自動車の背をただ眺めながら、言いしれぬ嫌な予感に鳥肌を立てていた。 ~機関の動乱 その2へ~
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4629.html
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」 俺は五月雨の如く乱射を続けた。少し怯んだ所にすかさず接近を図る。 その場から離れる様に、ビルの合間へと回避した謎の兵器を、 俺は構わず追撃する。逃がすものかよ!──── 外の奴らを粗方片付けた俺は、独り居住区に突撃して行ったギリアムを追って来た。 辺りを見回すと戦闘中のヴァルキリーをレーダーに捉える。 「あれは…ギリアムか?……いや違う…。ギリアムじゃない…誰だ!」 俺はモニター越しにヴァルキリーの戦闘光景を確認していた。 戦闘中のヴァルキリーの傍らに人影が映っている。俺はその人物にアップする。 モニターに拡大表示された人物に思わず驚愕した。 「有希!?…何でこんな所に!?──── 俺は謎の兵器に向けて乱射を続けていたが、突然ガンポットが止まった。 幾らトリガーを引いても発砲されない。 「くっ…た、弾切れ!?うぁ、やべぇ!」 今まで防御に徹していた謎の兵器が、俺の眼前まで迫ってきた。 謎の兵器が両腕を振り上げ、機体に思い切り叩き付けきた。 「うがぁぁあぁ」 その時、俺の目の前の謎の兵器が退いた。俺の視界に飛び込んできたのは、 グレーに黄と黒のラインの指揮官用のVF-25Sだった。 「アーマード?」 そのヴァルキリーからと思われる通信が流れた。 『誰だ貴様…!ギリアムはどうした!』 「おっ俺は…それより、何なんだよこの化け物は!」 俺の言葉に返答はなく、謎の兵器が機銃をVF-25Sに向けて放った。 それを回避したVF-25Sが、謎の兵器に蹴りを一発入れた。 VF-25Sが後ろに下がり、小型誘導ミサイルを乱射した。 「すげぇ…」 俺はあまりの壮絶な光景に息を飲み、ただ見惚れていた──── 警報の後、僕と佐々木さんが所属している機関からの通信が入った。 内容は、まさかとは思ったんですが、いやはや。 佐々木さんと共に、機関へと急いだ僕達は、到着するや自分達の愛機に搭乗した。 そして、市街地で行われている戦闘区域に向けて、発艦した。 戦闘区域に到着した僕のヴァルキリーのモニターに映し出されたのは、ヴァルキリー2機。 それとヤツラの内の1機。ヴァルキリー2機の方は、新川機とギリアム機で間違いない。 「隊長!ギリアム大尉!」 僕が入れた通信に応答が返って来た。 「古泉か?そいつはギリアムじゃない、素人だ!」 僕は自分の耳を疑った、ギリアム大尉じゃない…? 『そこの素人!事情は後だ、すぐに其処の娘を連れて逃げろ!』 『はい…!』 新川隊長が戦闘を続行しながら叫んでいる。僕はモニターに映る人影を拡大した。 娘…?あれは…長門さん!?───── 俺はVF-25Sのパイロットの指示通り、俺の側に倒れこんでいる娘にヴァルキリーの手を側に寄せた。 「掴まれ!早く!…じっとしてろ…」 焦るなよ、俺。大丈夫だゆっくりやれば問題ない。潰さないようにそっとだ…。 「うわぁぁぁ」 悲鳴を上げる少女を上手く持ち上げる事に成功した俺に、 『かすり傷一つでもつけてみろ!反応弾で蒸発させてやる!』 となんとも恐ろしい脅迫の通信が入ってきた。本当にやりそうだこの人。 俺はヴァルキリーを動かし、逃げようとするが。目の前にもう一機現れた。 「くそっまだいやがったのか!」 俺はスロットルを全開にし、一気に速度を上げた。 「しっかり掴まっていろ!」 後ろから銃弾が飛んでくる。俺は少女に当たらないように、ヴァルキリーの左手で彼女を隠す。 「行くぞぉぉぉぉ!」 謎の兵器が1機、2機と増えていく中機銃の乱射を、機体を左右に滑らせながら、回避し更に加速する。 機体に一発被弾したが、俺は追撃を避けるために一気に上空へと上昇した──── 僕はビルの合間に降り立ち、スナイパーライフルを構えた。 モニター越しにヤツラに追われているヴァルキリーを確認する。 「本当に素人なのか…。それにしては随分腕が立つようですが…」 ターゲットをロックした僕は、ギリアム機の後方を追撃しているヤツラの内の1機に向け、 トリガーを引く。スナイパーライフルの銃口が火を噴き、命中した一機が墜落する。 再び、僕はギリアム機を確認した。僕の眼に飛び込んできた光景は、 垂直に立つビルに速度を緩めず突っ込んでいき、機首を一気に持ち上げ、 ビルを平行に上っていっているのが見える。 「なんて無茶するんだ!───── 「うぉぉぉぉぉぉ」 俺は機首を一気に持ち上げ、目の前のビルに平行になるように、ヴァルキリーの足をぶつけ、 スロットルを再び全開にし、一気に上昇する。 そのまま、空に飛び上がった俺の目の前に、大爆発が起きる。 「くぅ…まずい!」 更に後ろから、銃弾の嵐が飛んでくる、回避する事が出来なく、 被弾するヴァルキリーの装甲から、左腕が吹っ飛ぶ。それに続けて右腕を撃ち抜かれてしまった。 ヴァルキリーから離れた腕から、少女が穴が空いたシェルの先、宇宙に吸い込まれていく。 「くぅ…うぉぉぉぁぁぁぁぁ!」 俺は彼女に向けて一気に加速し上昇した。彼女に合わせ、俺は機体を寄せる。 「つ…掴まれ…!」 恐怖に顔を歪ませている彼女から伸ばされた手を必死に掴もうとするが、 後少しの所で機体が逸れていってしまう。くそぉ、急げ!急げ! 「まずい!目を閉じて、口を塞げ!」 彼女が宇宙空間に放り出された彼女に向かって、 俺はヴァルキリーにワイヤーを繋げたまま脱出装置を起動させ、一気に接近し、 彼女の身体を抱き締め、ワイヤーを巻き戻し無事に搭乗席に着席した。 そして、ヴァルキリーを戦闘機形態にし一気にスロットルを全開にし加速した。 何とか自動修復を始めたシェルの穴を潜りぬける事に成功した。 ふぅ…まさに間一髪って奴だな。 だが、突如俺の視界に飛び込んできたのは、謎の兵器の触覚みたいな部分が光を蓄積し、 禍々しい光を放っているところだった。 「まずい…やられる!」 俺は思わず彼女を抱き締め、目を瞑った。その瞬間、爆発音が聞こえ俺は確認するように瞼を開いた。 撃たれたのか、自由落下を始めている謎の兵器が視界に入る。助かったのか? どうやら切り抜けられたみたいだ。俺は緩やかに高度を下げ始めた。 「大丈夫か?しっかりしろ!」 「………」 黙ったままピクリとも動かない少女を俺は優しく抱き締めていた。 「プログラム起動を確認。目標の生体反応を捕捉、これより異時空間を繋ぐ」 それだけ言うと、急に気を失ったのか、俺にもたれ掛るように倒れこんできた。 『……聞こえる?』 突如、モニターに写し出された映像と流れる音声。ノイズが酷く辛うじて認識出来る範囲だった。 そして、モニターに映し出された今では珍しい木造の部屋に見慣れない制服姿の少女だった。 その少女は、今俺の目の前で気を失っている少女だった。 「えっと…誰だ?」 『私の固有名称は長門有希』 モニターに映る少女は、無表情のまま淡々と喋り続ける。 『現状を話せば長くなる。今は時間がない為、最優先事項を伝える。 貴方が今存在しているのは、凉宮ハルヒが構築した擬似世界。こちらの世界との並行世界になる』 何を言ってるんだこいつは、全くもって理解不能だ、いや待て、今何て言った? 凉宮ハルヒがどうのこうの…。 『強制的にこちらの世界にリンクし始めた擬似世界により、貴方を含めた数十名。 そちらの擬似世界に連れて行かれた。私はこの状況を回避、是正する為に、 そちらに私のダミー情報を送った。それにより私の情報改竄は間逃れる事に成功した。 そして、その擬似世界の断層的なプロテクトを解除する為に、予め決められた事象を想定した 時限式ウィルスをダミープログラムに組み込んでおいた。そして、貴方との接触が鍵となり発動された』 「待て、じゃあ何か?俺が本来いるべき場所は違うと?」 『そう』 成程ね、通りで違和感を拭えなかった訳だ。だが、俺には元の世界とやらの記憶がない…。 「貴方の記憶はほぼ置き換えられている。凉宮ハルヒは貴方を含むSOS団の記憶媒体 に記憶されていた情報だけは全て改竄しなかった。そこに打開策がある」 段々と音声がうまく聞き取れなくなってきた。 そして、映像が完全に途絶え、最後に聞こえて来たのは。 『…なた…いに行く…』 「おい!」 完全にモニターから映像、音声が消えた。 その後、急に目の前の少女がもぞもぞと動き出した。 「えっ…あれ、なんで私!?」 俺の顔を見た途端驚いたのか彼女が身体を後ろに退けると、 その反動で俺の右腕が下がり機体が一瞬揺らぐ。 俺の上に背中から倒れ込んだ彼女を抑えるように抱き締めたが、手を添える位置が悪かった。 「あ…いや…」 「へ…あ…キャァァァァァァァ」 耳を劈くような悲鳴が辺りに響き渡った。まったく、やれやれだ──── 「なぁさっきの事覚えていないのか?」 「さっきの事って…?」 「いや、解らないならいい。そういえば、君の名前は長門…長門有希か?」 「え?そう…だけど何で知って…」 思った通りか。あながちあのモニター越しに語っていた少女の言う事は、 嘘でもないのか?いや、そう判断するには早すぎるか? 「それにしても、今日は助けてもらってばかりで…本当にありがとう」 深々と腰を曲げお辞儀をする彼女に俺は微笑み、ヴァルキリーを見上げた。 「あ…あぁ、こいつのお陰…」 その瞬間、この機体のパイロットの最期の姿が頭に過ぎる。 「礼を…言われるのは…俺じゃない」 怪訝な面持ちで俺を見上げている少女を横目に、俺はスケーターを起動させ、 そのままその場から立ち去った。 後ろから何かを叫ぶ彼女の声が聞こえてきたが、俺は振り返らなかった。 俺は闇雲に走り続けた。市街地まで来ると、見るも無残な姿に成り果ててしまった、 建物に消化活動が開始されていた。揺らぐ炎、立ち上る黒煙。崩壊した建物。 その光景を目の当たりにした俺は、胃に強烈な痛みを感じ嘔吐した。 燃え盛る炎を見て、自分の非力さや強烈な喪失感を感じていた──── 翌日、朝6時に非常事態宣言が解除された。俺は昨日の戦闘の爪痕を横目に、 美星学園へと登校した。教室内に入ると、何やら騒がしい。 聞き耳を立てると、聴こえてきたのは涼宮ハルヒのコンサートの話しやら、 昨日の非常事態についてだ。やれやれ、どうしてこうも暢気でいられるのかね。 俺は只外を眺めていた。只、昨日の出来事。 特に、長門有希。あの台詞が頭から離れない。元の世界…SOS団…。 何故か妙に気になる。クソっ一体なんだって言うんだ。 HRの時間が迫り教室に入ってきた教師に名前を呼ばれた。教師の後ろに続き、 軍人数名が教室内に入ってきた。 その後、俺の目の前まで来て立ち止まった軍人を俺は睨みつけると、 其処には昨日見た軍服を纏った女性が目の前にいた。 その女が俺に同行を求めてきたが、事実上の連行だ。間違いない──── 今、私は病院に来ている。心配性の叔父さんが連れてきたんだけど、 身体はどこも痛くないし、別に必要ないと思うんだけど…。 検査を一通り終え、ソファーに座っている叔父の隣に腰を降ろした。 「何で私検査なんかしなきゃいけなかったの?全然元気だよ…?」 「念の為さ、それより注射で泣いたりしなかったか?」 「子供扱いしないで…。それよりおじさん。さっきの話し忘れないでよね?」 「あぁ…あぁあれか。しかし、一見普通に見えて普通じゃない男のパイロットか…」 叔父が顔を顰め私から目を逸らしている。 「また訳解らない事言ってると思ってるでしょ?本当なんだよ。 初見は極普通の男の子に見えたんだけど、他の人とは違う何かを持っていて…、 叔父さんの会社の人か軍人さんか解らないけど…。叔父さんなら調べられるでしょ? 人事部なんだし」 叔父は呆れた様な顔をし、 「解ったよ、調べてみる」 「ありがとう叔父さん!お礼に今日も差し入れ持って行ってあげるからね」 私はそのまま病院の外へと駆け出して行った──── あいつには俺も用があるしな。走り去る有希の後ろ姿に手を振り、 少し考え込む。いやぁしかし、何でまた何処の馬の骨か解らん奴を有希が…。うぅむ…解らん。 「ここよ」 後ろから聞こえてきた聞き覚えのある声に振り向く。 「園生…?」 森園生…俺が昔に軍にいた時の部下だ。確か…今は新統合軍参謀本部所属と何かで聞いたが。 そんな彼女が何故ここに──── 「何で俺がこんな検査受けなきゃならないんだよ」 今俺は、病院に連れられてきて色々検査を受けている。今は採血の最中だ。 「必要な措置です。あなたは正体不明の敵に接触したようですから」 そういうと、写真を突き出してきた。何々?おぉ良く撮れてる。っじゃなくて、 いつ撮ったんだ?こんなもの。軍なら何か知っているかもしれん。 「何なんだよ、あの化け物どもは!」 「軍事機密です」 「何…?」 「あなたの生い立ちから何まで調べさせて頂きました。高等部進学時にパイロットコースに転化、 成績は次席、優秀ねあなた。だからと言ってヴァルキリーに乗って戦闘するのはやりすぎね。 軍は貴方を告発する要因があります」 何だって?クソ言いたい放題いいやがって、 「あの時はあぁするしかなかった!どっかの軍人はやられちまったし…」 「それは理解してます。ですから譲歩案も用意してあるわ。貴方、軍に入るつもりはない?」 おい、今何て言った?軍に入らないかだと?俺が? 「そんな素人を勧誘するなんざ、軍の人手不足も深刻なんだな」 突然、入り口のドアの辺りから声が聞こえた。聞き覚えがあるなこの声は。 俺がその方向に視線を送ると、そこには白髪の男性が壁に寄りかかっていた。 「新川…?軍を辞めたあなたには関係ありません」 女性軍人が声を荒げた。 「いや、関係あるんだな、これが。そいつが壊したVF-25は俺達SMSの管理下にある機体だからな」 SMS?確か民間軍事プロバイダーの…。 「だろ?森園生中尉──── 今、俺はこの妙なおっさんの車に詰め込まれ、ハイウェイを爆走中だ。 何故、こんなけったいな事になってるのか、誰か説明できる奴がいたら出て来い。 いや、理由は明白なんだよなぁ…これが。 その後、俺はSMSへと連れて行かれ、ヴァルキリーが並ぶハンガーへと連れてこられた。 正直、意外だったな…民間ってのはグダグダしてる感じが強かったんだが…。 「資本主義って奴さ。金の力は偉大って事だな」 「何で俺をこんな所に連れてきた」 こちらを流し目で見る、新川と呼ばれた男が、右手に見えるヴァルキリーを見た。 俺はその視線の先を確認するように顔を向ける。この機体は…。 「それは…こいつの為さ」 彼の手の側にあった台の上に、ヘルメット、拳銃、写真。様々な物が乗っていた。 「ギリアムは死んだ。お前はみていたはずだ。話してくれないか? 奴がどんな戦いをして死んだか。見取った奴は、残った者へ死に様を告げる。それがここの流儀だ」 彼が、そう話し始めると、周りに人が集まってきた。その中に俺が知っている人物が2人。 古泉?佐々木!?何でこんな所に!?2人も俺に気付いたのか驚愕の表情を浮かべていた。 俺が2人に声を掛けようとした瞬間、警報が鳴り始める。 『CODE VICTOR』その意味は解らんが、なんとなくやばい事態なんだろう。 「スカル小隊!出撃準備!ギリアムの弔い合戦だ!行くぞ!」 「了解!」 新川と呼ばれた男性が声を荒げ叫んだ言葉に、2人が声を揃え敬礼をした。 取り残された俺は一人その場に佇んでいた。俺は…何してんだこんな所で。 俺の目の前を通り過ぎた新川と呼ばれた男を呼び止めた、そして抑え切れない想いを叫んだ。 「俺を…俺をヴァルキリーに乗せろ!」 俺の想いは届く事はなく、軽く鼻で笑われた。その後、拳が急に眼前に迫り、 直後俺の身体が後ろに吹っ飛んだ。 「ノリでほざいてんじゃねぇ!これは、戦闘だ!ヴァルキリーは子供の玩具でもなければ、 お前みたいなガキが思い付きで乗る物でもない!だれか!こいつを安全区域の放り出せ!」 くそっ俺だって…出来る事なら…。畜生…俺にはなにも出来ないのかよ────── 「へぇ、あんたハルヒが好きなんだ」 「だって素敵…じゃないですか?歌も凄いし…踊りも。でも…一番凄いのがオーラです」 意外と解ってるじゃないこの子、私の凄さってものが。 「へぇ…へぇ~もっとないの!?」 少し考えるように顔を背けてる、小さな学生さん。まぁ私と歳はあんまり離れてなさそうだけど。 今、この子にあいつの居場所。そう、みくるちゃんが調べてくれたあいつは。 何だか変な綽名で呼ばれてるみたいね、なんかそっちの方が名前を見たときにしっくりきたのよね。 何でかしら?あいつに私の大切なものを返して貰う為に、お忍びで出掛けたのは良いものの。 慣れてないから迷っちゃったのよね。まぁ、でもこの子のお陰で助かったわ。 「インタビューとかで言い過ぎちゃうとこ!」 んなっ…!何ですって!?私がいつ言い過ぎたっていうのよ! 他のヤツラが解ってないだけなのよ。 「私も一度でいいからあんな風になれたらなって」 恥ずかしそうに頬を染め、俯くその子の面影に何故か懐かしさを感じていた。 「あなた…私と以前会ったことない?」 「え?」 怪訝な面持ちで此方を見上げてくる彼女に、私は言葉を続けた。 「いや、何か引っかかるのよね。本当に会った事ない?」 「いえ…多分ないと思います…」 そう答えると、黙り込んでしまった。やっぱり、私の気のせいなのかしらね。 まぁいいわ、今の目的はあいつよ。待ってなさいキョン──── 「綺麗ね…」 シェル内部に夜の風景が映し出されている。そして、舞い上がっていくヴァルキリー。 造りものだと解っていても、これが私達の世界。これが当たり前。 「はい…でも…」 あれ?私何か気に障るような事言ったかしら、あぁもしかして。 「知り合いに飛行機乗りでもいるの?」 「おじさんが昔…。今は事務の仕事だから安心なんですけど」 そう言うと暗い表情で空を眺めているその子が突然歌いだした。 「神様に…恋をしてた事は…。こんな別れが…来るとは思ってなかったよ」 『Uh....uh...』 「へ?嘘…」 私は彼女に合わせて歌いだした。だけど彼女は止めてしまった。 それもそうか、私の声聴けば解るものね。でも、私は続けた。 「もう二度と…触れられないなら…せめて最後に…もう一度抱き締めて欲しかったよ…Uh...。 It s long long goodbye....」 「…ハルヒ?」 私は彼女に振り向き、目深に被った帽子とサングラスを取った。 「こんなサービス、滅多にしないんだからね」 彼女は感動して涙を溜めていた。うんうん、それでこそ私のファンってもんよ。 「お前達…?」 え?あれ?あいつはまさか…、いえそのまさかね。探し物がこんなに早く見つかるとは、 私はサングラスでそいつを指し、大声で叫んだ。 「見つけたわ!キョン!────── 目の前にいる2人、1人は涼宮ハルヒで間違いない。もう1人はこの前の…長門有希。 いや、しかし。何故涼宮ハルヒが俺の情けない綽名を知っているんだ? まったく…。いい加減本名を名乗らせてもらいたいところだが。 「おい、その綽名は…って!」 突如現れた陰。上を見上げると…まさか昨日の!? 「イヤァァァァァァァ!」 目の前の長門有希が悲鳴を上げた。いや、正直生身じゃ俺も悲鳴を上げたいところだ。 なんていったって、昨日の何だかよく解らん兵器が目の前に居るんだからな。俺が唖然としていると、 謎の兵器に向かって黒と黄色のラインの入ったヴァルキリーが突っ込んできた。 その反動で怯んだ謎の兵器をガンポッドで追撃するが、効果は薄かったようで、 謎の兵器の腕部による打撃に直撃を受ける。そのまま組合形で、空を縦横無尽に飛び回り始めた。 その後方から、緑と蒼のヴァルキリーが2機飛んできた。 取っ組み合ってる2機の周りを旋回した後、緑のヴァルキリーがバトロイド形態に変形したが、 攻撃はしない。戸惑っているようだ。それを見兼ねたのか、蒼いヴァルキリーがバトロイドに変形し、 建物に張り付いた後、狙撃した。その弾が謎の兵器の頭部を貫通した。 「当てやがった…」 一度沈黙したかと思われた謎の兵器が再び動き出し、組合っていたヴァルキリー投げ、 腕部のマシンガンで撃ち込んだ。ヴァルキリーはそのまま爆発が包んだ。 謎の兵器が飛び上がった際に、尻尾が強化ガラスに当たり穴が開いた。 おいおい、まじかよ。空気が漏れ出して…。 「そんな!冗談じゃ…」 涼宮ハルヒがその穴を見て顔色を変えている。あぁこいつもこんな顔するんだな。 いや、そんな事考えてる場合じゃない。探せ!きっと何かが…。見つけた! 「ハルヒ!こっちだ!」 俺は長門を抱え上げ、ハルヒに向かって叫んだ。そして一目散に向かったのは、 非常用の退避壕だ。俺は開閉スイッチを足で蹴り押し、ハッチを開いた。 「思ったより…いや、行くぞ!」 俺は中に勢い良く飛び込んだ。飛び込んだのはいいものの、結構深かったんだな。 着地した俺は、バランスを崩し尻餅をついた。その反動で長門が手から離れてしまった。 「キャァァァァァ」 俺は悲鳴の方を見上げた。 「って、うぉ!」 真上から降ってきたハルヒが俺の上に落ちてきた。いや、まじで洒落にならん。 「いててて…」 「痛いのはこっちだ…。いいからどいてくれ」 目を丸くしているハルヒが俺から急いで離れた。それと同時に、 「なななななにすんのよ!変態!」 いや、俺の上に落ちてきたのはお前だろ。でもまぁ怪我がないみたいで良かった。 安堵の息を付いたのも束の間、俺の服に長門がしがみついてきた。 「おい、離してくれないか」 その言葉に我に返ったのか、こちらを見上げた長門が、 「ごっごめんなさい」 と言ったのはいいものの、中々離れない。 それもそうだ、しっかりと両手で俺のシャツを握っているからな。 「あれ…嘘…どうして?」 といいながら、頻りに俺のシャツを引っ張っている。 「何…してるんだ?」 「えっいや…」 少し涙ぐんだ目をした後、深呼吸をし一気に手を離した長門は、 「大丈夫」 とぎこちない笑みを浮かべていたが、どうだかね。 「怯えてる女の子の1人や2人、俺が守ってやる!くらい言えない訳?あんたは」 ハルヒが冷めた目で俺を見てくる。そんな目で見ないで頂きたい。 「あのな…それが出来る状況ならいくらでもいってやる。だが…」 「だが、何よ?」 「今の俺には…何も…」 自分でも情けないくらいに、今の俺は非力だ。そんな台詞言いたくてもいえないね。 「そう」 っと呆れ気味に言うハルヒが、言葉を続けた。 「とっととこんな所出ましょう。その方がお互いの精神衛生上良さそうだしね」 「無理だな」 この言葉に、立ち上がろうとしていたハルヒが動きを止めた。 「ここは非常用の退避壕だ。ドーム内には通じていない」 「ちょっとそれって閉じ込められたってこと!?」 「えぇ…」 2人が唖然とした表情をしている、それもそうだ。 しかし、何でこうけったいな出来事が重なるのかね。まったく…やれやれだ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32937.html
登録日:2015/10/27 (火) 4 00 00 更新日:2024/08/27 Tue 20 30 12NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 get music! ある意味主人公 お嬢様 さそり座の女 どんどん低くなる声 べるたそ べる様 エーデルローズ カレイドスコープ セクシー ネタキャラ バイオリン ヒステリー フェニックス プリズムクイーン プリズムスタァ プリズムダイブ プリティーリズム プリティーリズム・レインボーライブ ベルローズ マザコン ムック ユニコーン ル・セリアナ女学院 不死鳥 努力家 小物 小物←後半は少しだけ大きくなる 性悪クリスマスツリー 愛の伝道師 成長物語 戸松遥 挑戦者 最強 最高最強の気分 毒親育ち 毒親育ち←38話で改善 蓮城寺べる 薔薇 赤髪 薔薇の力、見せてあげるわ! ◆概要 蓮城寺べるはプリティーリズム・レインボーライブの登場人物。べる様。cv戸松遥 ル・セリアナ女学院2年生 誕生日 11月11日 星座 さそり座 血液型 A型 マイソング「Get music!」 ベルローズ「Rosette Nebula」 べる&なる「Little Wing Beautiful Pride」 プリズムショーのエリート養成所エーデルローズでトップに君臨する14歳の少女。赤い癖っ毛のロングヘアーが特徴誰だムックとかモミの木だとか言った奴は。 プリズムショーだけでなく学業成績も極めて優秀で、その他6年の海外生活により英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を習得し、一通りの楽器演奏までこなすトンデモスペックな才媛である。楽器では特にバイオリンに良くも悪くも強い縁がある。だがその能力は持って生まれた才覚以上に本人の努力、鍛錬に依るところが大きい。 大きな屋敷に住むお嬢様だが、父の秀行が仕事でいつも家を空け海外を飛び回っているため母親の律(*1)と2人で暮らしている。 プリズムライブで使う楽器もバイオリン。こう見えてかわいいぬいぐるみとかゆるキャラとか大好き。部屋もアンティーク調の家具に大小様々な大きさのたくさんのくまのぬいぐるみが飾られている。 ◆性格 トップに対する執着が非常に強く、自分より上に立つ恐れのある者は親友であろうと容赦をしない気性の激しく苛烈な性格。だがそういう存在に対しても敵対心は剥き出しにするものの、陰湿な手段で貶めたり足を引っ張るという発想はなく、自分の実力で完膚なきまでに叩き潰そうとする高潔な人間でもある。 一方でわかなやおとはの回想で出てくるべる様は優しくて友達想いだった様子が描かれている。 担当声優の戸松遥がべる様の性格を語るところによると、 不器用だと思います。 すごい完璧主義ですし、ストイックだし、ポテンシャルも高いんですが、他のみんなが簡単にできちゃうことが苦手という。 技術じゃない部分、表現ってところが、べるはすごく不器用なんだなぁって。 だからこそ私は、すごく愛おしい。 べる様の異常なまでのトップへの執着は実は虚栄心の強い母・律の存在が大きく影響しており、彼女の内面では「トップにならなければ母から愛されなくなる」という強迫観念が常に渦巻いている。幸か不幸か律の求める結果を実現できる能力があったことが要求に拍車をかけ、もはや何のジャンルであれトップでなければ意味がないといったレベルである。 べる様の本来持っていた性格は覆い隠され、誰に弱みを曝け出すこともできず、張りつめた緊張の中でたった独り彼女は戦い続けているのだ。 プリズムショーに対しては勝利への義務感だけではなく強い情熱で挑んでいて、べる様がトップの地位にいるのもプリズムスターであり続けたいが故であり、その面では当初から彩瀬なるに憧れを抱かせていた。だがべる様はプリズムショーにおいてある重大な弱点を抱えていて……。 ◆来歴 第1話から登場。プリズムストーンの中学生店長募集で彩瀬なると共に面接を受けていた。しかし店長に選ばれたのはべる様ではなく、なる。ここでなるに対し一定の関心と敵意を持つようになる。自チームのメンバーである森園わかなや小鳥遊おとはに対しても厳しい言葉やプレッシャーを浴びせるなどの攻撃的で女王様気質であり、自分に厳しく相手にも厳しい。だが単に競技にストイックというより、高慢で性悪、そして圧倒的な器の小ささが散見されている。そんなべる様のヒステリーにおとはは一々怯えているが、わかなはもうそういうものだと考え、No.2として上手い事付き合っているようだ。 3人チームのソロ大会ドリーミングセッションでは速水ヒロと共謀しプリズムストーンチームを大会に誘き寄せて「生半可な気持ちでショーに出ようとする恥知らず」を公的な舞台で正面から潰そうとした。この大会ではプリズムストーンチームが得意とするプリズムライブは得点科目にならず結果純粋なショーのクオリティで圧勝するが、なるはショーの圧力に飲まれ泣き出してしまうものの、コウジの観客席からの助けを借りてべると同じ3連続ジャンプに成功する。当のなるは大会終了後、べる様の実力に素直に感心して握手を求める。しかしべる様からすれば何の努力もしていない人間がいきなり3連続ジャンプを跳んだ事すら認められないのに、向こうは勝手に「べるさんはすごいです!私もべるさんのように頑張ります!」と言ってきたものだからストレスと怒りのあまり思い切りなるの手をはたいて「あなたなんか大嫌い!!」と暴言を吐いてしまう。 脚本の坪田文が語るところによると「本当にべるが悪い奴だったらあの場でにっこり笑って握手ができる。あそこで我慢できずに手をはたくところでべるというキャラが出来上がった」という。 ドリーミングセッション後から例の大事件まではぶっちゃけべる様暗黒期。またヒステリー起こしておとはを追い出してみたり美味しい紅茶を淹れるおとはを追い出したせいで紅茶がまずくなりキレたり、おとは自身はプリズムストーンに居場所作ってたり、おとはの穴を埋める3人目のメンバーを探す折、気の弱そうなモブ子におとはの髪型と服を真似させてニセおとはをつくったり、わざわざおとはに紹介しに来たりと中々にひどい期間を過ごす(自業自得?いやその通りだけどさ)。 ちなみにニセおとは(本名ハナちゃん)はその日のうちにべる様の横暴に耐え切れず逃げ、結局おとはの枠にはプリズムストーンで一皮剥けたおとはが収まった。 しかし、おとは、わかな共にプリズムライブを成功させる中、気づけばメイン6人の中で唯一プリズムライブを飛んでいない落ちこぼれと化すべる様(ジャンプの難易度は同じ3連続なんだけどね…)。訳も分からず闇雲にプリズムライブの練習をするも全く上手く行かず、家に帰ったら母親から政治家の娘さん(CV みあ)の誕生日パーティーでプリズムライブをするよう命じられる。恐怖で真っ白になりまた練習を繰り返すも成果は上がらず、刻々と当日は迫り……。 ◆ひとりぼっちの女王 当日になっても当然プリズムライブは成功せず、限界まで追い詰められたべる様は控室で一人絶叫を上げながら花瓶を床に叩きつけて砕くは、クッションを引き裂いて部屋中に羽毛をまき散らすわ、泣き伏せるわととんでもない暴れっぷりを見せる。土曜朝の女児向けアニメでやっていい表情じゃないっつーか深夜でもそうそうねえ。 「べる、大事なのはフリーダムな気持ち、失敗してもいいんだよ!」 「素直に自分の気持ちを出してください。そうすればプリズムライブも…!」 2人のアドバイスもべる様に希望を与えることは叶わず、そしてショーの中でプリズムライブを試みるも……失敗。今までいつでもトップを走り続けていた少女が、集まった観客の面前で嘲笑に包まれ、積み上げたプライドを全て破壊され敗北した瞬間である。保身的な母からプリズムショーの終わりとバイオリン留学に発つことを命じられ、失意のままべる様は夜の街を行き、ついに泣き崩れた。 この回、24話「ひとりぼっちの女王」はレインボーライブの話題が出れば必ずと言っていいほど語られる強烈な印象を視聴者に刻み込み、それどころか毎話メインスタッフが行っている映像チェックにて、あまりにも辛すぎるので観終わった後、唯一スタッフ全員が絶句した曰く付きらしい。 あと何がひどいって戸松さんがべる様に嘲笑を入れるガヤとして参加している 25話のタイトルは「さよなら、べる」…大丈夫、女児アニメで14歳の少女が失意のまま死んじゃうとかないから。 べる様のバイオリン留学を大会当日に知ったヒロは、それでも諦めずにわかなとおとはの所にそれを告げに行く。彼女らがべる様を引き止めるために動き出す時は待ってましたとばかりに車を手配し、一緒に空港に向かうなど彼はコウジがからまないところでは本当にイケメンである。「よおし!俺についてこい!」って… わかなたちはついにべる様に追いつくが… 「……言ったでしょ、私にはあなたたちを一緒にいる資格がない。トップでいられない私には何の価値もないもの…」 「馬鹿!勝つとか負けるとか関係ない!ただ一緒にプリズムショーができたら、それだけでいいんだよ!」 「べるさんは!べるさんでいてくださればそれでいいんです!」 2人の言葉にべる様はりんねとなるの言葉を思い出し… 「愛は、あなたのすぐ傍にある」 「べるさんだって、たくさんの人に愛されてますよ。私べるさんのこと大好きですよ」 「もちろん、わかなさんとおとはさんの大好きには、全然敵いませんけどね」 彼女は遂に呪縛を破り、3人でプリズムショーを続けたいと涙を流しながら本当の気持ちを吐露。母に逆らい会場に向かい、エーデルローズSチーム改め「ベルローズ」としてのライブをはじめる。 「いつも誰かに愛されたいと思っていた…でも、こんなすぐ傍に愛はあったのね」 「2人のおかげで私は愛を感じられるようになった。愛に飢えた子どものべるに…さようなら。」 「ありがとう、おと、わかな…私もあなたたちを愛している!」 ペアとも・セシニを目覚めさせ、プリズムライブにも成功。天羽ジュネ、りんね以外ではじめての4連続ジャンプに到達した。 4連続ジャンプは夢幻・プリズムフェニックス 苦難を乗り越えて生まれ変わったべる様に相応しい不死鳥の羽ばたきであった。 またプリズムジャンプを成功させるのは努力でも技術、才能でもなく心の飛躍である。オーロラドリームの天宮りずむがそうであったように頑なな心では決して成功させることはできない。かつてのべる様に足りなかった唯一の要素がそれであり、それこそがプリズムライブにおいて最も大切なものなのだ。 ちなみに視聴者が選ぶプリズムショーベストシーン1位はこのライブでした。さすがべる様 激動の2クールを超え、精神的に大きく成長してからのべる様は攻撃的な面は少なくなり態度は柔らかくなるも、プライドの高さは損なわない芯のある強さを手に入れる。 第29話では、修学旅行で不在になるプリズムストーンのなるたちに代わっておとは・わかなとともに店番をすることになる。なるが応援を頼んだのはおとはであってべる様は呼ばれてないけど! 普段の10倍の売り上げを達成すると意気込み、内装も普段のプリズムストーンの面影を残しつつもアレンジを加えてべる様自身のショップにした。完璧な接客をお客にするが、接客というには程遠く自分のやり方を押しつけてしまう形になってしまい客足が遠のいた。ギャグ描写とはいえ、このとき客に向かって「あなたのためを思って言っているのよ」と口にしたシーンは「ああ、やっぱりあの母の娘なんだなあ…」と視聴者に複雑な心境を抱かせた。 DJ.Cooから「たとえ完璧でも自分のやりたいこと、自分らしさがない。」速水ヒロから「一流のハードルが高いなら、ハードルを飛び越える手助けをすればいい」と言われ、アドバイスを添えて客の目線に立ち、客のレベルを自然に高めるような接客をしたところ客足も戻りなるたちが帰ると宣言通り10倍の売り上げを達成した。まあ宣伝費改装費含めると収支がマイナスになっちゃったけどね! 実はこれ、1話の伏線回収である デュオ大会・ウインター・ホワイト・セッションでは、なるとペアを組むことになる。親睦を深めるためになるの家に泊まりに行った時、暖かな愛で溢れたなるの家族と自分との温度差を少なからず感じ、「母は私を愛していない」と心情を吐露してしまう。なるの母、詩夢はそんなべる様に「子供を愛していない親なんかいない」と優しく諭すが… 自宅になるを呼んだ際は律の行き過ぎた高級志向のもてなしや娘の実績自慢、そして自分たちの曲と衣装をプロに依頼するという独善に反発する。しかし父親が突然帰宅し、その状況を訝しんだ際は母との間に入り、母をフォローした。 「べるさんはお母さんが大好きなんですね。だって、お母さんのこと守ってましたよ」 「…母は寂しいの。ずっと父は仕事で家を留守にしているから」 「私がコンクールやコンテストでいい成績を収めたとき、父が見せる笑顔が母のなによりの喜びなのよ」 「私の夢は母の喜ぶ顔を見ることだった。でも、私の夢……少しずつ変わってきている気がする」 なるとの対話で全く違う者同士なのに惹かれ合っていることを感じ、そんな2人だからこそきっとお互いを高め合えると確信する。 なるとべる様のデュオショーで、父はべる様の成長を感じ取り、母もまた夫の言葉から自身の承認欲求のためまるで人形のように扱っていたと自覚し、娘を「1人の人間」として認められるようになった。 ショーが終わり、べる様は両親に向かい合い感謝を述べる。と同時に駆け寄った律に抱きしめられ… 「子供を愛してない母親がいますか!あなたは私の、私の宝物なのよ……!」 律はべる様の本当の姿を見ようともしない、押し付けがましい母親だったかもしれない。確かに律によってべる様は歪み、深く傷ついた。 それでも、伝え方が間違っていただけで愛は確かにそこにあったのだ。 成長するのは子供だけではない。大人だって自分を省みて成長できる。べる様はようやく過去を乗り越え、真の和解を果たしたのだ。 なるのペアともであるラブリンが消えた時になるのためにラブリンを捜し、ともに涙を流す。 デュオショーの最中にラブリンがなるの元に戻ってきたことによってともに5連続ジャンプを成功させた。 以下、べる様が辿りついた夢、そしてその道の先 ◆私らしく、人間らしく プリズムクイーンを決める大会、オーバー・ザ・レインボー・セッションにて、べる様は仲間の前では不敵に微笑んでいたものの、内心では当代最高のプリズムスターであるジュネへ挑戦する不安を抱えていた。だが、出番前にヒロに心情を吐露したことで彼から勇気づけられ、べる様は1つの結論に至る。 自らの歩んできた人生を一つずつ回想する。夢が目標に変わり、その終わりなき茨の道をただ独りで走り続けた道程、仲間の愛による復活。 頂点は1人。ゆえに女王になるためには再び孤独になる恐怖と戦い、1人で頂点を目指さなくてはならない。 その先にあるものが何なのか、最高最強の気分とはどういうものなのかを知るために! 「私は弱い。ジュネのように完璧ではない。でも人は夢を見ることができる!」 「たとえ失敗してもいつか成功することを夢見て、何度も挑み乗り越える素晴らしさを持っている!」 「みんな私のことを笑うかもしれない。馬鹿にするかもしれない。情けなくてもいい―――」 「勇気づけられる人がいる限り、みんなにこの姿を見せ続けていく事こそが、私の夢!!」 「宣誓!永遠(とわ)のワルキューレハート!!」 「ありがとうヒロ!私、あなたのおかげで自分の夢が何なのか、今はっきりわかったわ!」 数々の壮絶な試練を乗り越え、遂に山の頂に立ったべる様は山一面に薔薇の花を咲かせ、そして頂上に至った彼女はそれでも驕ることなく上を見据え続ける。 山一面に咲いた薔薇は、頂上に立つべる様の姿を見た全ての人たちにべる様への憧憬と、夢に向かって進む勇気を呼び起こしたという事を示している。 かつて速水ヒロは「俺は決して誰の手も届かない、山の頂に咲く花になってやるまでさ」と呟いているが、べる様はヒロの理想を体現したと同時に山一面にも花を咲かせる事でその理想をも超えて更に高みへと駆け登って行った。 べる様が手の届かない場所へと言ってしまったことを確信したヒロは静かに涙を流し、別れを口にした。 ジュネを超え前人未到の7連続に到達し堂々1位を戴いたべる様。残るエントリーは天羽ジュネと、彩瀬なる。 事件はあったもののジュネの次の代のプリズムクイーンとなったべる様。 クイーンとなってからはエーデルローズにて速水ヒロと共に後進の指導にも当たっているようだ。 ◆使用したジャンプ ・セクシースプラッシュ ・情熱のミリオンローズ ・夢幻カレイドスコープ ・夢幻プリズムフェニックス ・革命のロゼッタネビュラ ・審判のクイーンズゲート ・宣誓 永久のワルキューレハート ・革命のロゼッタネビュラ (トリオ大会時) ・100%ピュアピュアアロー ・レインボーアーチファンタジー ・スターライトフェザーメモリー (なるとのデュオ) ◆余談 べる様は話数を重ねるにつれどんどん声が低くなっていったがこれは監督の指示ではなく戸松さんの自己補正らしい。 最終話まで見てから1話の演技を聞くともはや「お前誰だよ状態」 ちなみにロリべる様の声も戸松さん。その変化はまるで別人である。 べる様のツンツンヘアーはお風呂上りはしっとりとおとなしくなる他、気持ちが沈んでもおとなしくなるらしい。具体的にはプリズムダイブの後。 「べるはDJ.Cooに惚れているのでは?」との疑惑を監督が否定する際に「まだ、べるとなるは話の中で一番子供だから、そういう事(恋愛)がわかるまでは達していない」と発言。まあヒロに対するべる様の対応(1分だけ抱きしめさせてくれ)などを見れば納得ではある。 しかしなるは本編で恋と失恋を体験しているので経験値の少なさはべる様ぶっちぎりである。 追記修正は目指すべき夢を見つけた人にお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] RLの話がはじまるとだいたいヒロべるに話題持っていかれるよね -- 名無しさん (2015-10-27 12 59 57) 序盤と後半で別人なレベルで声が変わってる人。RL終了直後にオールスターセレクションで1話の再放送してた時に案の定実況で「お前誰だよ!」って言われてた -- 名無しさん (2015-10-27 15 18 10) 「わかったわ、これは愛ね」って程熱の入った記事だなww好きな作品だから嬉しいけどw -- 名無しさん (2015-10-27 18 24 03) べる様の項目作るのに気合入れないとか考えられませんよ。さあ次はヒロ様だ -- 名無しさん (2015-10-28 00 06 54) 試練でどん底まで落ちて仲間の力で再起し最終的に最強キャラになるとか主人公か何かですか -- 名無しさん (2015-10-29 03 42 05) ん~ -- 名無しさん (2015-11-13 12 27 23) ジュネ様が最後まで演技終わってから力尽きててもきっとべる様が勝ってたね! -- 名無しさん (2016-04-09 09 18 19) キンプリにも出てるらしいね。 -- 名無しさん (2019-04-13 22 27 11) 毒親が和解する話は本当に好き、現実だと和解しづらい一家が多い -- 名無しさん (2024-08-27 20 30 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/2780.html
日記/2014年02月16日(SUN)/今日のまとめ 2014-02-21 【ニュース記事一覧】 東名高速 16日中に通行止め解除の方針 NHKニュース 別の商品に農薬混入の疑いで再逮捕 NHKニュース 日本映画が国際批評家連盟賞 NHKニュース ベルリン映画祭 黒木華さん最優秀女優賞 NHKニュース ベルリン映画祭 杉田真一監督に特別表彰 NHKニュース ジャンプ 41歳・葛西 悲願の銀メダル NHKニュース 1000分の3秒差で金メダル NHKニュース 情報保全諮問会議の議事録開示 NHKニュース バリ島沖で7人不明 捜索続く NHKニュース 東名高速 16日中に通行止め解除の方針 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015284771000.html 東名高速 16日中に通行止め解除の方針 2月16日 21時14分 雪の影響で静岡県などで一時50キロにわたって車が立ち往生した東名高速道路では、とどまっていた車の移動を終え、中日本高速道路は安全を確認したうえで、16日夜中に通行止めを解除する方針です。 14日午後9時ごろ、静岡県裾野市の東名高速道路の上り線で、雪で20台ほどの車が坂道を登れなくなり立ち往生したのをきっかけに、後続の車が次々に動けなくなりました。 中日本高速道路によりますと、15日夕方までこの付近を先頭に最大で上り線で40キロ、下り線は50キロにわたって車が動けなくなりました。 中日本高速道路は除雪作業を進めながら、とどまっている車をインターチェンジから一般道路へ誘導した結果、これまでに上下線とも車を移動させたうえで、さらに通常の走行ができるように除雪作業を続けているということです。 東名高速道路は引き続き、下り線が東京インターチェンジと静岡県の沼津インターチェンジの間、上り線が東京インターチェンジと静岡インターチェンジの間で通行止めになっています。 中日本高速道路は安全を確認したうえで、東名高速道路の上下線で16日夜中に通行止めを解除する方針です。 別の商品に農薬混入の疑いで再逮捕 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015283951000.html 別の商品に農薬混入の疑いで再逮捕 2月16日 18時06分 食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社の群馬県の工場で製造された冷凍食品に農薬を混入させたとして、従業員の男が逮捕された事件で、警察は男が別の商品にも農薬を混入させた疑いがあるとして再逮捕しました。 この事件では、「マルハニチロホールディングス」の子会社、「アクリフーズ」の群馬県にある工場の従業員、阿部利樹容疑者(49)が去年10月、工場内で4つの商品に農薬の「マラチオン」を混入させたなどとして、偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。 その後の調べで、阿部容疑者は去年10月12日から23日ごろにかけて、ほかにも7つの商品に農薬を混入させた疑いがあるとして、警察は16日、器物損壊の疑いで再逮捕しました。 警察によりますと、「間違いありません」と容疑を認め、「会社の待遇に不満があり、自宅にあった農薬を商品に混入させた」などと供述しているということです。 前橋地方検察庁は、最初の逮捕容疑については供述の裏付けなどをさらに進める必要があるとして、勾留期限の16日、処分保留とし、捜査を継続することにしています。 日本映画が国際批評家連盟賞 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015276201000.html 日本映画が国際批評家連盟賞 2月16日 4時30分 ことしのベルリン国際映画祭では、このほか、革新的な映画が集まるフォーラム部門に出品されていた坂本あゆみ監督の「FORMA」が、国際批評家連盟賞を受賞しました。 映画「FORMA」は、2人の女性の間に潜む憎しみを描いたサスペンスです。 かつて同級生だった女性2人が久々に再会し、同じ会社で働くようになったあと互いに憎悪を募らせ、憎しみが連鎖していく悲劇を描いています。 坂本監督は、熊本県出身の33歳。高校を卒業後に上京し、ミュージックビデオやライブなどの演出を手がけてきました。 今回受賞した映画は、坂本監督が手がけた初めての長編作品で、去年の東京国際映画祭で革新的な日本の映画を集めた「日本映画スプラッシュ部門」で作品賞を受賞し、注目を集めていました。 ベルリン国際映画祭で日本の映画が国際批評家連盟賞を受賞したのは、2011年の瀬々敬久監督の「ヘヴンズストーリー」以来、3年ぶりです。 ベルリン映画祭 黒木華さん最優秀女優賞 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015276151000.html ベルリン映画祭 黒木華さん最優秀女優賞 2月16日 4時09分 世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭で各部門の受賞作が発表され、山田洋次監督の「小さいおうち」に出演した黒木華さんが最優秀女優賞に選ばれました。 日本人の女優が最優秀女優賞を受賞するのは、2010年の寺島しのぶさんに続いて4人目です。 今月6日に開幕したベルリン国際映画祭は15日、各部門の授賞式が行われました。 このうち、世界各国の20の映画が審査の対象となったコンペティション部門で、山田洋次監督の「小さいおうち」に出演した黒木華さんが最優秀女優賞に選ばれました。 トロフィーを授与された黒木さんは「この場に立てたのは、すばらしい映画をつくった山田監督のおかげで、感謝しています」と喜びのことばを述べました。 授賞式のあと黒木さんは、NHKの取材に対し「何も考えられないくらい信じられなかったです。自分がどうのこうのよりも作品が評価されたのだと思います。賞をいただいたのはプレッシャーですが、私は変わらず、その作品ごとに地道に頑張っていけたらと思います」と話していました。 ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞は、日本人ではこれまでに、▽1964年に左幸子さんが「にっぽん昆虫記」と「彼女と彼」で、▽1975年に田中絹代さんが「サンダカン八番娼館望郷」で、そして▽2010年には寺島しのぶさんが「キャタピラー」で35年ぶりに受賞していて、今回の黒木さんは、寺島さん以来、4年ぶり4人目の受賞です。 最も注目集める若手女優の1人 最優秀女優賞を受賞した黒木華さんは、大阪府出身の23歳。 大学在学中から演技を学び、平成22年に劇作家で演出家の野田秀樹さんが主宰する「NODA・MAP」の公演でヒロインオーディションに合格し、十八代目中村勘三郎さんと野田さんとの3人芝居で本格的に女優としてデビューしました。 3年前には東京に生きる人々の小さな出会いを描いた「東京オアシス」で映画デビューし、去年、石井岳龍監督の「シャニダールの花」で映画初主演を果たしました。 その後も話題のドラマや映画の出演が相次いでいるほか、ことし春から放送予定のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」の出演が決まっているなど、はかなげな雰囲気と確かな演技力で、今最も注目を集めている若手女優の1人です。 受賞した映画「小さいおうち」では、昭和初期の東京郊外で奉公する女性の役を務め、戦争に突入していく時代に、けなげに主人に仕えながらも道ならぬ恋に身を焦がす女主人への複雑な心模様を繊細に演じています。 ベルリン映画祭 杉田真一監督に特別表彰 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015275791000.html ベルリン映画祭 杉田真一監督に特別表彰 2月16日 2時42分 世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭の、子どもをテーマにした映画の部門で、杉田真一監督の「人の望みの喜びよ」が準優秀作品として特別表彰を受けました。 今月6日に開幕したベルリン国際映画祭は15日、各部門の受賞作品が発表されました。 このうち、子どもをテーマにした作品が出品された「ジェネレーションKプラス」部門で、杉田真一監督の「人の望みの喜びよ」が準優秀作品として特別表彰を受けました。 この映画は、震災で両親を失った12歳の少女の繊細な心の動きと希望を描いた作品です。 杉田監督は兵庫県出身の33歳で、19年前の阪神淡路大震災を経験していて、今回の映画では登場人物の思いを想像してもらおうと、セリフが極力省かれています。 審査員を務めた子どもたちは「出演した子どもたちがすばらしく、震災の体験に引き込まれ涙ぐむほどに感動しました」と高く評価しました。 表彰を受けた杉田監督は「この小さな映画を見つけてくれたベルリン映画祭に感謝したいです。映画を作るのは難しかったですが、出演者のおかげでここに来ることができたと思います」と話していました。 ジャンプ 41歳・葛西 悲願の銀メダル NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015276371000.html ジャンプ 41歳・葛西 悲願の銀メダル 2月16日 4時54分 ソチオリンピック、スキージャンプ男子のラージヒルで葛西紀明選手が、7回目の出場で個人では初めてとなるメダル、銀メダルを獲得しました。 41歳でのメダル獲得は、冬のオリンピックの日本選手では最年長です。 ラージヒルの決勝は、2回のジャンプの飛距離点と飛型点を合わせた得点で争われました。 葛西選手は1回目で、飛距離ではトップに並ぶ139メートルの大ジャンプで2位につけました。 続く2回目は133メートル50を飛んで、合計で277.4の高得点をマークして銀メダルを獲得しました。 葛西選手は7大会連続の出場で、20年前のリレハンメル大会の男子団体では銀メダルを獲得していますが、個人では今回が初めてのメダルです。 41歳でのメダル獲得は、冬のオリンピックでの日本選手の最年長の記録を更新しました。 また、日本がスキージャンプでメダルを獲得するのは1998年の長野大会以来、4大会ぶりとなります。 金メダルは、1回目でトップに立ったポーランドのカミル・ストッフ選手で、ノーマルヒルに続く今大会2つ目の金メダル獲得です。 銅メダルはスロベニアのペテル・プレヴツ選手でした。 また日本選手では、▽伊東大貴選手が9位、▽清水礼留飛選手が10位、▽竹内択選手が13位でした。 「伝説」のジャンパー 葛西紀明選手は、北海道出身の41歳。 22年前のアルベールビル大会から7大会連続7回目のオリンピック出場は、日本選手最多です。 古傷の左膝の痛みを抱えながらも、踏み切りのあと素早く空中の姿勢を作る高い技術で、世界の舞台で長くトップ選手として活躍し、海外では「レジェンド」=「伝説」と評される存在です。 ワールドカップでは日本の男子選手で最多となる通算16勝を挙げています。 しかしオリンピックでは、1994年のリレハンメル大会・団体での銀メダルがこれまで獲得した唯一のメダルで、日本が優勝した長野大会の団体ではメンバーから外れる悔しさを味わいました。 今シーズンは、先月のワールドカップで10シーズンぶりに優勝して最年長優勝記録を更新するなど好調を続け、ソチオリンピックでは9日のノーマルヒルで8位に入賞して、得意のラージヒルに、7回目のオリンピックで個人では初めてのメダル獲得が懸かっていました。 1000分の3秒差で金メダル NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015275511000.html 1000分の3秒差で金メダル 2月16日 1時31分 スピードスケート男子1500メートルは、ポーランドのズビギニェフ・ブロドカ選手が、1000分の3秒差でオランダのコーエン・フェルヴァイ選手に競り勝ちました。 ブロドカ選手は17組目でスタートし、序盤からスピードに乗り、終盤も粘って1分45秒00をマークし、最終組を残して1位につけました。 最終組では、オランダのフェルヴァイ選手が最後の1周で追い上げ、場内に発表された速報タイムは1分45秒00で2人が並びました。 その直後、ブロドカ選手のタイムが1分45秒006、フェルヴァイ選手のタイムが1分45秒009と発表され、ブロドカ選手が僅か1000分の3秒差で競り勝ちました。 オランダ勢は今大会、これまでに行われた男子の500メートルと1000メートル、5000メートルのすべてで金メダルを獲得していて、1500メートルで初めて金メダルを逃しました。 一方、スピードスケートでポーランド勢が金メダルを獲得するのは、オリンピック史上初めてです。 情報保全諮問会議の議事録開示 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015275431000.html 情報保全諮問会議の議事録開示 2月16日 4時09分 特定秘密保護法の施行に向けて先月初会合が開かれた有識者会議の議事録が開示され、今後、秘密保護法制を巡る国際的な原則なども参考にしながら議論が進められることが分かりました。 開示されたのは、特定秘密の指定や解除などの統一基準を有識者が検討する「情報保全諮問会議」の初会合の議事録、14ページです。 会議は先月17日に開かれ、7人のメンバーがそれぞれ意見を述べる形で進められました。 議事録によりますと、このうち特定秘密保護法の必要性を明確に認める意見を述べたのは、座長で、読売新聞グループ本社の会長兼主筆の渡辺恒雄氏ら4人でした。 ほかの3人は賛否を明確にしていません。 ただ、日本弁護士連合会の清水勉弁護士は「批判的な意見を出すことになると思う」と述べています。 また、今後の議論の進め方について、東京大学大学院の宇賀克也教授は「『政府の説明責任』と『安全保障に関する秘密の保護』をいかに調和させるかについてのわが国の議論の蓄積は十分でない」として、秘密保護法制を巡るほかの先進国の運用基準やツワネ原則と呼ばれる国際原則も参考に議論を進めるよう求めました。 一方で、渡辺座長は会議の事務局に対し、戦後の主な秘密漏えい事件の捜査や裁判の結果などを報告するよう求め、今後の議論は、こうした国内外の事例を参考に進められることが分かりました。 バリ島沖で7人不明 捜索続く NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015283921000.html バリ島沖で7人不明 捜索続く 2月16日 18時06分 インドネシア・バリ島の沖合でダイビング中に日本人女性7人の行方が分からなくなってからまる2日がたち、現地の救難当局などによる捜索が続いていますが、これまでのところ手がかりは見つかっていません。 バリ島の南東にあるレンボンガン島の近くの海域では、14日日本からのダイビング客5人とバリ島在住のインストラクター2人の合わせて7人の日本人女性がダイビング中に行方が分からなくなりました。 現地の救難当局などは16日も救助艇や航空機などを出して、範囲を広げて捜索を続けています。 このうち、7人の行方が分からなくなった場所から東におよそ20キロ離れた海域では、救難当局が海岸線の近くを入念に捜索していました。 一方、ツアーを企画した「イエロースクーバ」のオーナーは16日、記者団の取材に応じ、当時の状況について、7人が現場海域まで乗っていった船の船長などの話として、「7人が海に潜ったあと、それまで安定していた天候が急に悪化したと聞いている」と話し、天候の急激な悪化により7人の行方が分からなくなったという見方を示しました。 そのうえで、「すべて私たちに責任があり、全員が一刻も早く発見されるよう精一杯努力します」と述べて、ダイビングショップとしても捜索に全力を挙げる考えを示しました。 潮の流れ見て範囲広げ捜索 7人の行方が分からなくなったバリ島の南東の沖合は、16日は天候も回復し波も穏やかで、救難当局などが潮の流れを見ながら範囲を広げて捜索を続けています。 このうち、7人が14日、3回目のダイビングに臨んだポイントから東におよそ20キロ離れた海域では、救難当局が7人の手がかりがないか、ボートから海岸線付近を入念に捜すなどしていました。 この海域は深い場所ほど潮の流れが速いうえに満潮時と干潮時では潮の流れがほぼ逆方向になり、どの方向に流されたのか推測しづらいということで、捜索は15日よりも範囲を広げて実施されているということです。 この海域の事情をよく知る、バリ島と周辺の島々を結ぶ旅客船の船長は「満潮時と干潮時には潮の流れが本当に速くなる。ダイバーは1回のダイビングに要するおよそ45分間で、天候にもよるが2キロから5キロは流される。ベテランのダイバーにとっても要注意の場所だ」と話しています。 また、この船長は事故が起きた当時現場近くの島にいたということで、当時の天候について、「15メートルを超えるであろう南からの風と激しい雨が突然やってきて、ひどい天気だった」と証言しました。 企画会社「無理強い一切ない」 今回のダイビングツアーを企画したバリ島のダイビングショップ「イエロースクーバ」のオーナーの男性は、16日NHKなどのインタビューに応じました。 この中でオーナーの男性は、インストラクターも参加者もダイビングの十分な経験を持った熟練者だとしたうえで、「今回ダイビングをした海域は一般的に潮の流れが複雑と言われているが、レベルを超える場所で潜らせるような無理強いは一切していない」と述べました。 一方ダイビングショップは、7人が14日午後1時に3回目のダイビングを始めてから45分がたっても海上に上がってこないため、船長がしばらく周辺の海域を探したものの、燃料がなくなり、いったん近くの島に戻って燃料を補給し直していたことを明らかにしました。 しかし、その後も7人が見つからないため、午後4時に船会社に応援を要請したあと、午後5時に警察に通報したということです。 行方不明の7人 地元の警察などによりますと、行方が分からなくなっているのは、日本から訪れたダイビング客5人とバリ島在住のインストラクター2人の合わせて7人の女性です。 このうち日本から訪れていたダイビング客は、▽宮田律子さん(59)、▽山本栄美さん(33)、▽吉留温美さん(29)、▽冨田奈穂美さん(28)、▽森園彩さん(27)です。 インストラクターは、▽高橋祥子さん(35)と▽古川さおりさん(37)です。 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ
https://w.atwiki.jp/seiyuumatome/pages/211.html
キャスト追加情報 追加情報&ニュースの簡易まとめ 2016 12/20 Hulotte 『神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。』 12/16 サンプルボイス公開 南雲七海 役に土鳴苺(山本希望) 追加 麗 役に南美優(巽悠衣子) 追加 12/13 『都市伝説シリーズ 其の肆 メリーちゃんの電話』 11/30 ツイッターにてキャスト公開 メリーちゃん 役に白雪碧(五十嵐裕美) 追加 12/13 Hulotte 『神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。』 12/9 キャスト公開 赤城鈴奈 役に森谷こころ(佐々木未来) 追加 坂白花夜 役に遥そら(仙台エリ) 追加 12/12 CIRCUS 『D.S.i.F. -Dal Segno- in Future』 12/9 キャスト公開 神月依愛 役に遥そら(仙台エリ) 追加 藤白乃絵里 役に澤田なつ(福圓美里) 追加 高村鳴 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 12/9 Whirlpool 『猫忍えくすはーと』 12/9 ホームページ公開 風魔ゆら 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 12/6 FAVORITE 『アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-』 12/6 発売日 12月22日 → 2017年1月27日に延期 12/5 MintCUBE 『人気声優のつくりかた』 11/18 キャスト公開 脇坂かなめ 役に滑川咲華(中上育実) 追加 12/5 コンフィチュールソフト 『甘夏アドゥレセンス』 12/1 キャスト公開 日向ナツ 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 11/30 MintCUBE 『人気声優のつくりかた』 11/18 キャスト公開 新条音杏 役に卯衣(大橋歩夕) 追加 11/30 AXL 『王の耳には届かない!』 11/28 キャスト公開 シズル・クーカイト 役に桃井穂美(儀武ゆう子) 追加 11/27 『鬼父 Refresh 「小生意気な肝っ玉◆」』 11/25 ホームページ公開 秋月愛莉 役に(五十嵐裕美) 追加 11/21 Lump of Sugar 『タユタマ2 -After Stories-』 11/21 ホームページ公開 西条緋文 役に花園めい(石上静香) 追加 河合アメリ 役に花野香(下田麻美) 追加 小鳥遊ゆみな 役に青戸由羽(水橋かおり) 追加 如月美冬 役に三咲里奈(伊藤静) 追加 11/14 sprite 『蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1』 11/2 ホームページ公開 有坂真白 役に瀬良みと(山本希望) 追加 倉科明日香 役に澤田なつ(福圓美里) 追加 鳶沢みさき 役に紺野由梨(浅倉杏美) 追加 市ノ瀬莉佳 役に三代眞子(米澤円) 追加 青柳窓果 役に鈴田美夜子(若林直美) 追加 保坂実里 役に桃井穂美(儀武ゆう子) 追加 有坂牡丹 役に大和えみ(生天目仁美) 追加 11/4 暁WORKS 『スイセイギンカ』 BugBug 2016年12月号にて情報公開 星井青香 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 11/4 Luxury Tiara 『お嬢様の半分は恋愛で出来ています!』 11/4 ホームページ公開 皇坂銀子 役に山田ゆな(中島裕美子) 追加 11/2 あっぷりけ 『月影のシミュラクル -解放の羽-』 11/2 げっちゅ屋にて記事公開 水無月一葉 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 野上美優 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 11/2 暁WORKS 『緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-』 11/2 げっちゅ屋にて記事公開 万条女桐子 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 11/2 りびどーそふと 『残念な姉との幸福論』 10/31 キャスト公開 長澤里美 役に蒼原千佳(村田知沙) 追加 11/2 NanaWind 『春音アリス*グラム』 10/31 発売日 11月25日 → 2017年3月24日に延期 11/1 recette 『しゅがてん!-sugarfull tempering-』 10/28 ホームページ公開 聖代橋氷織 役に杏子御津(門脇舞以) 追加 10/22 戯画 『キミの瞳にヒットミー』 10/21 キャスト公開 黒瀬つばさ 役に卯衣(大橋歩夕) 追加 10/22 MintCUBE 『人気声優のつくりかた』 10/21 キャスト公開 瀬能いつみ 役に遥そら(仙台エリ) 追加 10/22 Parasol 『彼女と俺の恋愛日常』 10/21 発売日 11月25日 → 2017年1月27日に延期 10/18 あかべぇそふとすりぃ 『竜騎士 Bloody†Saga』 10/14 キャスト公開 サリア=ブランス 役に遥佐芹惠(清水愛) 追加 メア=ハートレーン 役に史桜仁麻(又吉愛) 追加 アレーナ=アルセイフ 役に神代岬(浅川悠) 追加 10/17 Lass 『Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ』 10/14 発売日 11月25日 → 12月22日に再延期 10/14 Lass 『Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ』 10/11 発売日 10月28日 → 11月25日に延期 10/12 feng 『学校のセイイキ』 10/11 発売日 10月28日 → 11月25日に延期 9/27 SWEET TEA 『枯れない世界と終わる花』 9/26 発売日 10月28日 → 11月25日に延期 9/26 RubCraft 『エイリアンの侵略催眠』※同人作品 9/24 ホームページ公開 - 役に白雪碧(五十嵐裕美) 追加 9/26 Lass 『Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ』 9/21 サンプルボイス公開 楠瀬沙綾 役に遥そら(仙台エリ) 追加 広原萌生 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 9/26 Parasol 『彼女と俺の恋愛日常』 9/21 サブキャラクター公開 金剛アリス 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 紫苑夏芽 役に花園めい(石上静香) 追加 碧奈々 役に三倉芹花(井ノ上奈々) 追加 9/26 すみっこソフト 『あきゆめくくる』 9/23 ホームページ公開 小高柚月 役に杏子御津(門脇舞以) 追加 9/25 ねこねこソフト 『ラムネ2』 9/22 ゲーム紹介公開 仲里七海 役に籐野らん(後藤邑子) 追加 喫茶店のマスター 役に籐野らん(後藤邑子) 追加 9/25 AUGUST 『千の刃濤、桃花染の皇姫』 閑倉五十鈴 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 9/23 すたじお緑茶 『夏彩恋唄』 9/23 キャスト公開 月夜野悠那 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 神木彩花 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 9/21 UnN/A 『恋愛教室』 土屋珠希 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 9/21 IRODORI 『桜花裁き』 9/21 ホームページ公開 平賀理夢 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 遠山桜 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 河合小梅 役に遥そら(仙台エリ) 追加 9/20 『八尺八話快樂巡り ~異形怪奇譚~ THE ANIMATION 第一話 「八尺様」』 八尺様 役に秋本ねりね(中村桜) 追加 9/17 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A パッケージ版』 川神百代 役に神代岬(浅川悠) 追加 黛由紀江 役に九条信乃(後藤邑子) 追加 松風 役に九条信乃(後藤邑子) 追加 クリスティアーネ・フリードリヒ 役に三咲里奈(伊藤静) 追加 松永燕 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 九鬼紋白 役に杏子御津(門脇舞以) 追加 不死川心 役に雅弥はるか(水橋かおり) 追加 源義経 役に奈取うさ(佐藤利奈) 追加 最上旭 役に三代眞子(米澤円) 追加 小島梅子 役に猫魅愛(勝生真沙子) 追加 クッキー1 役に(緒方恵美) 追加 クッキー4 役に田辺美沙(矢島晶子) 追加 クッキー4IS 役に天井みかん(桑谷夏子) 追加 橘天衣 役に柚木かなめ(河原木志穂) 追加 九鬼局 役に篠崎双葉(折笠愛) 追加 九鬼揚羽 役に黒木まゆ(松井菜桜子) 追加 マープル 役に織部ナヲコ(京田尚子) 追加 ステイシー・コナー 役に神谷たたみ(生天目仁美) 追加 李静初 役に西岡真希(今井麻美) 追加 シェイラ・コロンボ 役に遥そら(仙台エリ) 追加 松永ミサゴ 役に(進藤尚美) 追加 大友焔 役に大森春華(高森奈津美) 追加 直江咲 役に(冬馬由美) 追加 ジークルーン 役に豊凧流沙(清水愛) 追加 史進 役に夏野巳琴(松浦チエ) 追加 武松 役にAIRI(柚木涼香) 追加 公孫勝 役に秋山ななほ(巽悠衣子) 追加 楊志 役に小池こころ(原田ひとみ) 追加 史文恭 役に鈴蘭(大原さやか) 追加 9/16 MOONSTONE 『仄暗き時の果てより』 9/16 ホームページ公開 9/16 Studio e・go! 『廻るセカイで永遠なるチカイを!』 9/9 キャスト公開 天住深夏 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 9/15 MOONSTONE 『仄暗き時の果てより』 9/3 BugBug 2016年10月号より 御城由乃 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 9/15 てぃ~ぐる 『レミニセンス -Collectors Edition-』 9/3 BugBug 2016年10月号より 宇賀呉羽 役にまつだまちゅり(こやまきみこ) 追加 9/15 SWEET TEA 『枯れない世界と終わる花』 9/1 キャスト公開 コトセ 役に夏峰いろは(井ノ上奈々) 追加 9/15 聖ミカエル女子学園 『その花びらにくちづけを 初めて出逢ったあの日から』 8/23 ホームページ公開 綾瀬美夜 役に秋本ねりね(中村桜) 追加 9/15 ういんどみる 『初恋サンカイメ』 8/21 ホームページ公開 楠乃葉海咲 役に遥そら(仙台エリ) 追加 リン 役に遥そら(仙台エリ) 追加 9/15 Kalmia8 『神サマなんて呼んでない!』 主人公 役に(儀武ゆう子) 追加 9/12 ぱれっと 『9-nine-ここのつここのかここのいろ』 9/9 ティザーサイト公開 九條都 役に澤田なつ(福圓美里) 追加 香坂春風 役に渚しろな(山岡ゆり) 追加 9/10 FAVORITE 『アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-』 9/9 発売日 10月28日 → 12月22日に延期 橘落葉 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 螢りんね 役に卯衣(大橋歩夕) 追加 水ノ瀬琴里 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 8/31 Parasol 『彼女と俺の恋愛日常(ラブリーデイ)』 8/30 キャスト公開 金剛アリス 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 8/26 ASa Project 『スキとスキとでサンカク恋愛』 8/26 キャスト公開 小森江七瑠 役に五十鈴みゆう(清水愛) 追加 鳴滝真帆 役に卯衣(大橋歩夕) 追加 8/26 CIRCUS 『D.C.III With You ~ダ・カーポIII~ ウィズユー』 8/25 マスターアップ 森園立夏 役に芹なづな(新田恵海) 追加 リッカ・グリーンウッド 役に芹なづな(新田恵海) 追加 葛木姫乃 役に佐々木未来(森谷こころ) 追加 陽ノ下葵 役に綾木さゆ(又吉愛) 追加 江戸川四季 役にかがみありす(あおきさやか) 追加 8/11 NanaWind 『春音アリス*グラム』 8/10 キャスト公開 白羽優理 役に遥そら(仙台エリ) 追加 久遠寺一葉 役に波奈束風景(中島沙樹) 追加 藤乃雪 役に杏子御津(門脇舞以) 追加 7/31 きゃべつそふと 『星恋*ティンクル』 7/29 キャスト公開 鳴瀬川凪 役に遥そら(仙台エリ) 追加 7/18 クロシェット 『はるるみなもに!』 7/15 キャスト公開 山神水緒里 役に遥そら(仙台エリ) 追加 伊吹明日海 役に波奈束風景(中島沙樹) 追加 7/1 SMEE 『カノジョ*ステップ』 7/1 キャスト公開 芹沢久遠 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 6/21 BaseSon 『真・恋姫†英雄譚123+PLUS ~乙女艶乱☆三国志演義~』 6/10 追加エピソードのキャスト公開 魏延(焔耶) 役に加賀ヒカル(平田宏美) 追加 公孫賛(白蓮) 役に柚木かなめ(河原木志穂) 追加 6/16 Laplacian 『キミトユメミシ』 6/15 発売日 6月24日 → 7月29日に延期 5/19 mirai 『ハナヒメ*アブソリュート』 5/18 発売日 5月27日 → 8月26日に延期 5/16 Lump of Sugar 『タユタマ2 -you’re the only one-』 5/16 発売日 5月27日 → 9月23日に延期 4/25 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 4/22 サンプルボイス一部公開 直江咲 役に(冬馬由美) 追加 史文恭 役に鈴蘭(大原さやか) 追加 マープル 役に織部ナヲコ(京田尚子) 追加 武松 役にAIRI(柚木涼香) 追加 公孫勝 役に秋山ななほ(巽悠衣子) 追加 4/22 feng 『学校のセイイキ』 4/21 ホームページ公開 名瀬やえか 役に加賀ヒカル(平田宏美) 追加 4/21 AUGUST 『千の刃濤、桃花染の皇姫』 4/21 発売日が9月23日に決定 4/20 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 4/19 サンプルボイス一部公開 川神百代 役に神代岬(浅川悠) 追加 シェイラ 役に遥そら(仙台エリ) 追加 ステイシー 役に神谷たたみ(生天目仁美) 追加 九鬼揚羽 役に黒木まゆ(松井菜桜子) 追加 松永燕 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 4/16 AUGUST 『千の刃濤、桃花染の皇姫』 4/15 キャスト公開 宮国朱璃 役に遥そら(仙台エリ) 追加 椎葉古杜音 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 稲生滸 役に波奈束風景(中島沙樹) 追加 4/15 『ランス01 光をもとめて THE ANIMATION 第4話「そして、王道へ…」』 3/31 ストーリー公開 シィル・プライン 役に高橋さや(巽悠衣子) 追加 スアマ・リリスマリ 役に加賀ヒカル(平田宏美) 追加 4/13 Aries 『タラレバ』 4/12 発売日 4月28日 → 5月27日に延期 4/9 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 4/8 サンプルボイス一部公開 クリスティアーネ・フリードリヒ 役に三咲里奈(伊藤静) 追加 黛由紀江 役に九条信乃(後藤邑子) 追加 松風 役に九条信乃(後藤邑子) 追加 4/9 SAGA PLANETS 『フローラル・フローラブ』 4/8 発売日が7月29日に決定 3/21 BaseSon 『戦国†恋姫X ~乙女絢爛☆戦国絵巻~』 3/18 キャスト公開 服部正成(小波) 役に十夜鷹蓮(清水愛) 追加 風魔小太郎(姫野) 役に森谷実園(吉田真弓) 追加 足利義輝(一葉) 役に遥そら(仙台エリ) 追加 本多忠勝(綾那) 役に卯衣(大橋歩夕) 追加 柿崎景家(柘榴) 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 武田晴信(光璃) 役に白雪碧(五十嵐裕美) 追加 武田信廉(薫) 役に三代眞子(米澤円) 追加 丹羽長秀(麦穂) 役に波奈束風景(中島沙樹) 追加 蜂須賀正勝(転子) 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 竹中重治(詩乃) 役に六条麻日(水橋かおり) 追加 長尾景勝(空) 役に桃井穂美(儀武ゆう子) 追加 鈴木重朝(雀) 役に鈴田美夜子(若林直美) 追加 3/21 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 3/18 サンプルボイス一部公開 ジークルーン 役に豊凧流沙(清水愛) 追加 小島梅子 役に猫魅愛(勝生真沙子) 追加 3/18 SAGA PLANETS 『フローラル・フローラブ』 3/16 キャラクターPV公開 美鳩夏乃 役に宙白青(中村繪里子) 追加 3/15 SAGA PLANETS 『フローラル・フローラブ』 3/12 新作発表会にて公開 斉須莉玖 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 碧衣愁 役に四暮れい(清水愛) 追加 3/12 ゆずソフト 『千恋*万花』 3/11 ホームページ公開 朝武芳乃 役に遥そら(仙台エリ) 追加 常陸茉子 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 3/12 らぶまてぃっく 『恋と恋するユートピア』 3/11 発売日3月25日→5月27日に延期 3/5 Lump of Sugar 『タユタマ2 -you’re the only one-』 3/4 キャスト公開 河合アメリ 役に花野香(下田麻美) 追加 小鳥遊ゆみな 役に青戸由羽(水橋かおり) 追加 如月美冬 役に三咲里奈(伊藤静) 追加 3/5 ういんどみるOasis 『ウィザーズコンプレックス』 3/4 発売日3月25日→4月28日に延期 2/29 らぶまてぃっく 『恋と恋するユートピア』 2/24 キャスト公開 舞原雪菜 役に秋本ねりね(中村桜) 追加 2/23 PULLTOP 『見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS』 2/19 公式サイト決定 天ノ川沙夜 役に雪菜めぐり(又吉愛) 追加 日下部ころな 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 早乙女美晴 役に優希芹果(中島沙樹) 追加 2/22 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 2/19 発売日が4月26日に決定 2/16 戯画 『リプキス』 2/12 サンプルボイス公開 五ヶ谷奏撫 役に東條美和子(巽悠衣子) 追加 2/12 MOONSTONE 『サクラノモリ†ドリーマーズ』 2/10 サンプルボイス公開 桐遠暮羽 役に仙地祐里衣(清水愛) 追加 2/11 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 2/5 新キャラキャスト一部公開 最上旭 役に三代眞子(米澤円) 追加 2/11 カクテルソフト 『きゃんきゃんバニープルミエール2 Refresh』 2/5 発売 桜庭ひかる 役に夏野蛍(津野田なるみ) 追加 2/10 Laplacian 『キミトユメミシ』 2/7 キャスト公開 西崎由衣 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 東条七ノ羽 役に三代眞子(米澤円) 追加 2/4 みなとそふと 『真剣で私に恋しなさい!A-5』 1/29 サンプルボイス一部公開 九鬼紋白 役に杏子御津(門脇舞以) 追加 李静初 役に西岡真希(今井麻美) 追加 不死川心 役に雅弥はるか(水橋かおり) 追加 1/28 本多真梨子 作成 1/28 あっぷりけ 『時を紡ぐ約束』 1/23 サンプルボイス公開 水野心春 役に柚花蓮(井ノ上奈々) 追加 沢村唯依 役に遥そら(仙台エリ) 追加 神宮美咲 役に桜乃ひよ(本多真梨子) 追加 新堂桜 役に桃山いおん(長妻樹里) 追加 1/28 スミレ 『僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち!』 1/22 ホームページ公開 竜泉寺愛花 役に白雪碧(五十嵐裕美) 追加 1/26 『ランス01 光をもとめて THE ANIMATION 第3話「ランス、断つ!!」』 シィル・プライン 役に高橋さや(巽悠衣子) 追加 1/26 ブルーゲイル 『鬼父after2 ~真理奈と新型発情スプレーテスト編~』 秋月真理奈 役に-(高梁碧) 追加 1/26 ういんどみるOasis 『ウィザーズコンプレックス』 アイリス・ラインフェルト 役に小鳥居夕花(高森奈津美) 追加 1/20 AXL 『恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~』 1/18 発売日 1月29日 → 2月26日に延期 1/5 阿久津加菜 2015年12月31日を持って声優を引退 12/24 ツイッターにて引退宣言 2016
https://w.atwiki.jp/haruhi_dictionary/pages/82.html
登場作品 基本情報 正体 関連記事 関連人物 登場作品 第3巻『涼宮ハルヒの退屈』収録の「孤島症候群」 第5巻『涼宮ハルヒの暴走』収録の「雪山症候群」 第6巻『涼宮ハルヒの動揺』収録の「猫はどこに行った?」 第7巻『涼宮ハルヒの陰謀』 基本情報 声優は井上和彦。 古泉の親戚を名乗る中年の男性。 正体 「機関」の組織員の一人。 第7巻『陰謀』では、警官として再登場する。 関連記事 超能力者関連 関連人物 古泉一樹 新川 森園生 多丸裕
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2210.html
とある2月14日の断片 蚊帳の外と内。 組織と個人と立ち位置。 愛情と友情。 敵と味方。 策略と対立と協調。 守りたいものと必要な犠牲。 未知と既知。 不確かな未来と不確かな過去。 それでも、確かな決意。 ・ ・ ・ ・ ・ キョンは、勤務先から自宅に帰る途中、長門有希に会った。 (キョン)「よぉ、長門。久しぶりだな」 (長門有希)「久しぶり」 長門有希は、包装された小箱を差し出した。 (長門有希)「これ」 (キョン)「なんだ、これは?」 (長門有希)「今日は2月14日」 (キョン)「ああ、そうか。そうだな……」 キョンはいささか複雑な表情でそう答えた。 小箱の中身は、チョコレートなのだろう。 (長門有希)「お返しはいらない」 (キョン)「そういわけにもいかんだろ。こういうのは、形だけでも……」 (長門有希)「あなたは、妻である涼宮ハルヒを尊重すべき」 (キョン)「いや、確かにそうだけどな……」 長門有希は、キョンの反論を聞かずに立ち去ろうとして、ふと立ち止まった。 しかし、それは一瞬のことで、足早に去っていった。 彼女は、彼に警告を告げようとして止めたのだった。 彼を不安にはさせたくなかったから。 キョンが自宅に帰ると、涼宮ハルヒが待ち構えていた。 キョンはなんとなく後ろめたい気がして、小箱を後ろに隠す。 (涼宮ハルヒ)「隠さなくてもいいわよ。有希にもらったんでしょ? さっきまでそのことについて話してたのよ」 (キョン)「そうか……」 (涼宮ハルヒ)「有希、なんていってた?」 (キョン)「お返しはいらないとさ」 (涼宮ハルヒ)「そう……やっぱり、有希は今でもあんたのことが好きなのね……」 長門有希は、それが本命チョコだからこそ、お返しの拒否をはっきりと宣言したのだった。 もう彼は妻がいる身であるから。 川沿いの桜並木。 朝比奈みくるがベンチに座っていると、見慣れた姿の人物が近づいてきた。 (古泉一樹)「今日はどんな任務でこちらへ?」 古泉一樹が単刀直入にたずねる。 朝比奈みくるは、微笑んだ。見る者すべてを恋に落としそうな微笑。 それは、彼女の組織における彼女の評判を彷彿とさせるものだった。 朝比奈みくるの時間工作員としての唯一の欠点は、女性としての魅力がありすぎること。 (朝比奈みくる)「ただの散歩ですよ」 (古泉一樹)「時空を超えた散歩とは、剛毅ですね」 古泉一樹は、朝比奈みくるの言葉などまるっきり信じていないような口調で、そう言い放った。 朝比奈みくるは、時間工作任務でここに来ている。 今も、現代の技術では傍受不可能な通信手段を用いて、部下たちを指揮統制しているに違いないのであった。 (朝比奈みくる)「バレンタインデーもまもなく終わろうというのに、古泉君はお仕事ですか?」 (古泉一樹)「ええ。あなたがたのせいでね。時間工作活動が行なわれているとなれば、『機関』も対抗措置をとらなければなりませんから」 「機関」はあからさまに朝比奈みくるの未来組織を敵視していた。未来の操り人形になるのはごめんだという極めて自然な感情の発露として。 しかし、未来組織にとっては、「機関」も工作対象の一つでしかなく、敵対しているつもりなどまるでない。 未来組織のそういう態度が「機関」をますますいらだたせているというのが現状だった。 古泉一樹は何とか口を割らせようといろいろと誘導尋問を試みるが、朝比奈みくるが口をすべらすことはなかった。 この間にも、森園生が「機関」の人員を動員して、時間工作員たちの動きを探り出そうとしているはずだ。 すべては後手後手なのだが、主導権が未来組織側にある以上、いかんともしがたいところがあった。 (朝比奈みくる)「古泉君は、今年はチョコレートをもらえる当てはあるんですか?」 (古泉一樹)「ないですね」 (朝比奈みくる)「森さんとは全然進展してないんですか? 古泉君も案外奥手なんですね」 古泉一樹は、涼宮ハルヒへの恋が破れて以降、いささか慎重になりすぎる傾向がないではなかった。 そして、森園生は、生粋の「機関」員であり、恋愛については最初からあきらめているようなところがあった。 朝比奈みくるは、二人の仲に干渉する必要性について検討すべきだろうかと思い始めていた。 将来「機関」総帥となる女性に夫がいる場合といない場合とで、規定事項にどのような影響があるのか、一度はシミュレーションしてみる必要があるように思われた。 (古泉一樹)「僕が奥手なのは否定はしませんが、相手も手ごわいんでね。僕と彼女との関係が、規定事項に何かかかわりでも?」 (朝比奈みくる)「私は、友人のことを心配していっているんですよ。そういう言い方をするなんて、古泉君も随分とひねくれちゃったんじゃないですか?」 (古泉一樹)「ひねくれた性格は元からです。あなたみたいな人を相手にしてると、ますます磨きがかかってしまいましてね。それに、ひねくれたといえば、あなたの方がより顕著だと思いますが。あのころの純真なあなたはどこに行ってしまわれたのか」 皮肉の利いた物言いに対しても、朝比奈みくるの微笑は崩れない。 (朝比奈みくる)「時間移動を繰り返すうちに、時空の狭間にでも飛んでいってしまったのでしょう」 それは皮肉ではなく、紛れもない本音だった。朝比奈みくるは、時間工作の経験をつむたびに、自分が汚れていくのを自覚していた。 それでも、それをやめないのは、そこまでしてでも守りたいものがあるから。 (古泉一樹)「ところで、朝比奈さんこそ、チョコレートを贈るお相手はいらっしゃらないのですか?」 (朝比奈みくる)「今回の任務が終わったら、部下たちにはふるまうつもりではおりますよ。日ごろから苦労をかけてますからね」 (古泉一樹)「本命はなしですか」 (朝比奈みくる)「そうね。初恋の終わりとともに、もうそういうことには興味がもてなくなっちゃったわ」 (古泉一樹)「そうですか。長門さんといい、あなたといい、『彼』も罪な人だ」 しばし、沈黙。 (古泉一樹)「ああ、そうだ。忘れるところでしたが、今回の件とは別件で、あなたに確認したいことがあるんですよ」 (朝比奈みくる)「何でしょうか?」 (古泉一樹)「ご存知でしょうが、涼宮さんは現在妊娠中でしてね。まあ、それ自体はおめでたいことなのですが、妊娠中というのは精神状態が不安定になりやすいです。 この機会に敵対勢力が干渉してくる可能性について、あなたがたの組織はどう見ているのかを確認したいのですよ。未知の敵が現れないとも限りませんし」 (朝比奈みくる)「涼宮さんの妊娠期間中の時間帯については、監視体制を強化中です。今のところ、特に敵対勢力の干渉行為は観測されてません」 (古泉一樹)「そうですか。ならば、一安心ですね。僕も警戒態勢はとっているのですが、未来からの干渉は厄介ですから」 (朝比奈みくる)「何かあれば、古泉君と長門さんにもお知らせしますよ」 「そうしてもらえるとありがたい」 突然降り注いだ声に、二人は思わずそちらを向いた。 そこには、長門有希がいた。少なくてもそれまでは気配が全くなかった。忽然と現れたとしかいいようがない。 (朝比奈みくる)「長門さん。お久しぶりですね。涼宮さんたちのところにいたのではなかったのですか?」 (長門有希)「空間移動を使用した。今の私には申請なしで空間移動を自由に使えるだけの権限が与えられている」 (朝比奈みくる)「涼宮さんたちのところから離れてもいいですか?」 (長門有希)「涼宮ハルヒ及び『彼』の周囲には、常に複数のインターフェースを配置して警戒に当たらせている。問題はない」 (朝比奈みくる)「そうですか」 (長門有希)「あなたにひとつ確認したいことがある」 (朝比奈みくる)「何でしょうか?」 (長門有希)「あなたの部下たちがさきほど殺害した人間たちの素性について知りたい」 朝比奈みくるは、苦笑を浮かべた。 (朝比奈みくる)「『機関』の方はうまくかわしたと思ったんですけどね。長門さんの目はごまかせませんでしたか」 (古泉一樹)「どういうことです?」 古泉一樹が怪訝そうな顔で、そう尋ねる。 (朝比奈みくる)「現在、森さんの部下が追跡しているのは、すべてこちらの囮要員ですよ。本隊は、既に任務を完了して帰還してます」 古泉一樹は絶句した。 (朝比奈みくる)「どうしても話さなければ駄目ですか? 長門さんの情報分析能力を用いれば、それぐらいは簡単に分かると思うですが」 (長門有希)「あなたに直接訊いた方がより簡便。それに、状況が不安定化する可能性がある現状では、情報を共有化した方がよいと判断した」 長門有希はそういって、古泉一樹の方に視線を向けた。 (古泉一樹)「ご配慮いただけるとはありがたいですね」 (朝比奈みくる)「任務に関することを外部に話すのは、越権行為なんですがね」 (長門有希)「あなたには、SOS団関連事項についてある程度の裁量権が付与されているはず」 (朝比奈みくる)「そうですね。そういう言い訳で通してみることにしますか。上層部には理解のある知り合いもおりますから、なんとかなるでしょう」 そして、朝比奈みくるは、説明を始めた。 (朝比奈みくる)「結論からいえば、殺害されたのは、私たちの敵対組織の残党グループです。全く活動を停止してこの時代に潜伏していたのでこれまで全く気づかなかったのですが、最近になって活動し始めたために、こちらの監視網に引っかかりましてね。 何かよからぬことをしでかす前に対処しておいた方がいいだろうというのが、上部の決定でした。未来人同士の問題ですから『機関』の横槍は避けたいということで、対『機関』工作で実績のある私に白羽の矢がたったんですよ」 (古泉一樹)「そして、我々はまんまと囮に引っかかったというわけですか。長門さんがここに来なければ、真相を知らされることすらなかったというわけですね」 (朝比奈みくる)「私たちは基本的に秘密主義ですから」 (長門有希)「その残党は、涼宮ハルヒの妊娠状態にあわせて何らかの行動を起こす予定だったのか?」 (朝比奈みくる)「さあ、それは分かりません。情報を得る前に、殺してしまいましたからね。できれば、捕縛して情報をとりたかったのですが、抵抗が激しくて、部下たちの禁則事項──殺人禁止条項──を解除せざるを得ませんでした」 (長門有希)「状況は了解した。これからも、あなたには積極的な情報開示を要望する。涼宮ハルヒの保全を図るという点では、『私たち』の目的は一致しているはず」 (朝比奈みくる)「私の権限内でできることについては努力いたしましょう」 (古泉一樹)「情報の共有ということであれば、彼にも話しておいた方がいいのではないでしょうか?」 (朝比奈みくる)「私は反対ですね。キョン君は、涼宮さん以上にイレギュラーを起こしやすい人です。不確実な情報を与えれば、かえって状況を混乱させるだけですよ。むしろ、敵対勢力に付け入る隙を与えることになります」 (長門有希)「私も、その意見に同意する。それに、不確実な情報で『彼』を不安にさせることはしたくない」 (古泉一樹)「仲間はずれにしていると、いざ事が起こったときに彼は怒り狂いますよ」 (長門有希)「事が起こらなければ問題は発生しない。その可能性のひとつは、さきほど朝比奈みくるによって未然に防がれた。我々は、まずすべてが杞憂に終わるように努力すべき」 (古泉一樹)「多数決ではかなわないようですね。まあ、いいでしょう。今回は多数意見に従うことにいたしますか」 キョンは、目の前の光景に思わず立ちすくんだ。 (キョン)「なんだ、これは?」 (涼宮ハルヒ)「見てのとおり、チョコのフルコースよ! 有希のより絶対においしいんだから! 感激のあまり涙にむせびながら食べなさい!」 本来夕食が並んでいるはずのテーブルの上には、板チョコから始まって、チョコケーキ、チョコクッキー、チョコバナナ……果てはチョコ鍋(?)まで、チョコ料理がずらりと並べられていた。 (キョン)「みんなおまえが作ったのか?」 (涼宮ハルヒ)「そうよ! 文句ある?」 (キョン)「あのなぁ。妊娠中なんだから、あんまり無理すんなよ」 (涼宮ハルヒ)「……うん……」 てっきり文句を言われるかと思っていた涼宮ハルヒは、悄然とした表情でうなずいた。 (キョン)「まあ、せっかく作ってくれたんだから食わせてもらうか」 涼宮ハルヒに笑顔が戻った。 長門有希は、自宅に帰ると、部下のインターフェースたちからの報告を受けた。 保全対象に、異常なし。 そして、間接観測を開始する。 『彼』と涼宮ハルヒは、相変わらず仲のよい夫婦であるという事実を確認する。 まことに結構なことだった。 そこに、喜緑江美里が訪ねてきた。 (喜緑江美里)「こんばんは」 長門有希は黙ってうなずいてから、端的に尋ねる。 (長門有希)「用件は?」 (喜緑江美里)「監査役として、プレジデントに勧告をしに来ました」 プレジデント。 それは、地球上に存在するすべての対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースの最高統括指揮権限者を示す言葉。 そして、喜緑江美里は、そのプレジデントに対する勧告権をもつ唯一のインターフェースであった。 長門有希は黙って後を促した。 (喜緑江美里)「観測対象に対する過剰な刺激は避けるように」 数時間前の涼宮ハルヒ及びキョンに対する行為に関しての勧告だというのはすぐに分かった。 「過剰」という言葉はそれこそ過剰なような気がするが、いいたいことは分からぬではない。 妊娠状態にある涼宮ハルヒを刺激するのは避けた方がいいのは確かである。 あの二人がいくら優しいからといって、自分はいささか甘えすぎな傾向がある。自重しなければならない。 二人の幸福を保全すると決意したのは、ほかならぬ自分であるのだから。 だから、ただ一言だけ返答する。 (長門有希)「了解した」 古泉一樹は、「機関」のアジトで、不機嫌な上司の相手をしていた。 (森園生)「我々は、朝比奈みくるにまんまといっぱい食わされたわけね」 (古泉一樹)「結論としてはそういうことになりますね。でも、代わりに有力な情報が得られたので、差し引き0では?」 (森園生)「その情報とて、あのTFEIがいなければ得られなかった。あれはあれで警戒する必要がある。彼女が本気になれば、たった一人で『機関』を意のままにすらできるんですからね」 (古泉一樹)「そうですね」 (森園生)「まったく、気に入らないわね」 (古泉一樹)「他の二勢力に比べれば、『機関』が不利なのは昔から分かっていたことです。いまさらですよ」 宇宙からも未来からも、今のこの世界を守りたい。 森園生のその決意は、古泉一樹も共有するところではあるが、不利な状況はいかんともしがたかった。 (森園生)「とにかく、敵対勢力が動いていたことが判明した以上は、涼宮ハルヒの周辺警備体制を強化しておきなさい」 (古泉一樹)「そのように手配しておきます。長門さんの方でも警戒はしているようですが、念には念を押しておきましょう。いざ事が起こったときに、現地にこちらの手駒が少ないという事態は避けたいところですし」 (森園生)「あとは、朝比奈みくる対応の方ね。抜本的に対策を練る必要があるわ」 森園生は、依然として、不機嫌な表情のままであった。 (古泉一樹)「少し冷静になられた方がよろしいのでは? 乱れた心ではいいアイデアも浮かびません。いささか遅くなってしまいましたが、これからディナーでもいかがですか? 今日は、僕がおごりますよ」 (森園生)「新川」 それまで黙って待機していた新川が答える。 (新川)「はっ」 (森園生)「車を出しなさい」 (新川)「かしこまりました」 結局のところ、三人での夕食となるのであった。 それでも、古泉一樹に不満はなかった。 「機関」の有力派閥のボスである森園生に最も近いポジションを確保しているのは、自分であるのだから。 そのポジションはロマンチックな意味合いとは程遠いものではあったが、それでも他者よりは有利に違いない。 まあ、見目麗しくても性格のきついこの女性を好きになるような物好きは、そうはいないであろうが。 未来。 地球衛星軌道、「機関」時空工作部第二軌道基地。 任務を終えて自分の時代に帰還した朝比奈みくるは、ある老人の出迎えを受けた。 「機関」時空工作部の最高権力の一端を担う長老は、淡々とした声で、こう告げてきた。 「上級工作員朝比奈みくるの情報漏洩行為には、裁量権逸脱の疑いがある。よって、最高評議会において審問を行なう。1時間後に出頭せよ」 朝比奈みくるは、あえて堅苦しい口調でこう答えた。 「かしこまりました。長門有希最高評議員殿」 自室に戻った長門有希最高評議員は、本を読み始めた。 審問については全く心配していない。朝比奈みくるには、それを乗り切れるだけの力量がある。 いざとなければ、自分の能力で他の評議員の精神を操ってしまうことも可能だ。 「彼」と涼宮ハルヒの子孫である朝比奈みくるを守るためならば、そのぐらいの労をとることにためらいはない。 それは、涼宮ハルヒの子孫の保全という自分の任務に合致する行為でもある。 朝比奈みくるは、そのまま自室に戻った。 審問については全く心配していない。乗り切れる自信はある。こんなことは今まで何度もあったことだ。 今まで軽微事案で戒告処分を受けたことは何度もあったが、重大事案で懲罰を受けたことは皆無であった。 情報通信デバイスを通じて、不在中の出来事を確認する。 朝比奈みくるに関係するのは1件。地球からカカオパウダーが届いたということだけだった。 審問が無事終わったら、義理チョコの作成に取りかかる予定だ。明日までかかるだろう。彼女が今いる時間は、地球標準時ではまだ2月13日であった。 カカオパウダーから作るというのはかなり本格的だが、義理チョコとて手を抜くつもりはないというのは、いかにも彼女らしいとはいえた。 審問までまだ時間があったので、先に帰還していた副官の古泉茂樹を呼びつける。 (古泉茂樹)「何か御用ですか?」 彼は、見れば見るほど、古泉一樹にそっくりだった。 今回の任務では彼には本隊の直接指揮を任せていた。朝比奈みくるは、全体の統括指揮と囮部隊の直接指揮をとっていたのだった。 (朝比奈みくる)「あなたの先祖、あのままだとくっつきそうにないわよ」 (古泉茂樹)「おやおや、それは一大事ですね」 (朝比奈みくる)「規定事項管理局にその辺も含めてシミュレーションをかけるようにねじ込んできなさい。私の要請だといってかまいません」 (古泉茂樹)「かしこまりました。そこまで御配慮いただけるとはありがたいですね」 (朝比奈みくる)「あなたが消えてしまったら、私の仕事が倍に増えますからね」 この世界と思い出を守り続けるために、有能な副官の存在は有用なものであるから。 (古泉茂樹)「では、さっそく行ってまいります」 古泉茂樹は去ろうとしたが、ふと立ち止まった。 (古泉茂樹)「あっ、そうそう。部下たちはみな、明日のあなたからのプレゼントを心待ちにしておりますよ。もちろん、私も」 (朝比奈みくる)「いっておくけど、全部義理よ」 (古泉茂樹)「分かってますよ。私は、あなたにフラれた身ですからね。でも、正直なところ、まだあきらめてはいませんが」 (朝比奈みくる)「それが、上級工作員への昇級を拒否して私の副官にとどまっている理由? いくら待っても結論は同じよ」 (古泉茂樹)「少なくてもあなたの夫となる幸福な男が現れるまでは、あなたに最も近いこのポジションを他人に明け渡す気はありません」 古泉茂樹は、そういい残すと去っていった。 いくら愛妻家であるキョンでも、さすがに、チョコのフルコースを平らげることはできなかった。 残った大量のチョコは、冷蔵庫に入れられた。今後しばらくは、おやつの類はすべてチョコになりそうだ。 涼宮ハルヒは、チョコを冷蔵庫に入れ終わると、しばしぼうっとしていた。 (キョン)「ん、どうした、ハルヒ?」 (涼宮ハルヒ)「みんな、今ごろどうしてるかなと思って……」 (キョン)「元気にやってるだろ。なんだったら、適当な口実をつけて、呼びつけてやればいい。団長殿が一声かければ、みんなかけつけてくるさ」 (涼宮ハルヒ)「うん、そうね」 彼女の顔に笑顔が戻る。 (キョン)「だけど、今はあんまり無理すんなよ。大騒ぎするのは、子供を無事に生んでからだ」 (涼宮ハルヒ)「分かってるわよ」 終わり
https://w.atwiki.jp/haruhi_dictionary/pages/83.html
登場作品 基本情報 正体 関連記事 関連人物 登場作品 第3巻『涼宮ハルヒの退屈』収録の「孤島症候群」 第5巻『涼宮ハルヒの暴走』収録の「雪山症候群」 第6巻『涼宮ハルヒの動揺』収録の「猫はどこに行った?」 第7巻『涼宮ハルヒの陰謀』 基本情報 古泉の親戚で多丸圭一の弟を名乗る二十歳過ぎの男。 実際に圭一の弟であるかは分かっていない。 正体 「機関」の組織員の一人。 第7巻『陰謀』では、警官として再登場する。 関連記事 超能力者関連 関連人物 古泉一樹 新川 森園生 多丸圭一