約 741,499 件
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/800.html
「あたしこそ、真の見せしめなのよ!」 かつかつかつかつかつっ! 【二日目?/不明/不明】 【藤吉文世@バトルロワイアル】 [状態]:何故か首輪解除、狂気 [装備]:投げナイフ×228@バトルロワイアル [道具]:支給品一式 [思考]: 基本:わたしこそ しんのみせしめだ! 1:全参加者を見せしめ(もちろんデコナイフ)にする(各ロワの見せしめ優先)。 2:私語なんかしてねーよ(怒) 【国信慶時@バトルロワイアル 死亡確認】 【たかまさ@弟ロワ 死亡確認】 【源静香@アニロワ1st 死亡確認】 【町長@サガロワ 死亡確認】 【鮫氷新一@ギャルゲロワ 死亡確認】 [死因]:デコナイフ(藤吉文世)
https://w.atwiki.jp/hiroki2008/pages/28.html
古泉消失 当初の予定では古泉が失踪する話だった いつか森園生をバイオレンスものでやってみたいと思う それはそうと古泉、お前色がいつもと……、俺がそう言いかけると古泉が目を丸くした。 「こ……こんなバカなことが」 「どうした」 古泉がガタリと椅子を引いて立ち上がった。「僕の持つ力が開放されてゆきます!」 古泉の輪郭がだんだんと赤い光の球体に包まれてゆく。「こんな……いったいなぜ」 「おい古泉大丈夫か。神人でも現れたのか」 「いいえ、ここは閉鎖空間ではありません。この通常空間では僕の力は使えないはずなのですが。ありえません」 古泉の球体がいっそう輝きを増してゆき、白く光った。俺は目を眇めた。 後ろを振り返ると長門が目を丸くしている。「……消失する」長門がそう呟く。 「これを!」古泉が、いや古泉の球体が赤い物体を差し出した。 「いったい何が起ってるんだ!?」 光の球体が徐々に縮小してゆき、古泉はそこから消えた。あいつの携帯が固い床に落ちる音がした。 部室の空気が数秒間、時間が停止したような感覚に襲われた。 古泉が目の前で消えた。それを見ていたのは俺と長門だけだ。 そのとき勢いよくドアが開いてハルヒが入ってきた。 「おっはよーみんないる?」 「あ、ああいる」俺の思考は今起ったことを理解するのに忙しくて、それを悟られまいとするも虚しく曖昧な返事をした。 「古泉一樹は今日アルバイトで欠席すると言った」長門が唐突に言った。 「あらそう。残念ね、自前でケーキ作ってきたのに」 「ハルヒ、お前が団員のためにケーキ作ってくるなんて、何を企んでるんだ」 「なんてこと言うのよ。わたしだって洋菓子のひとつくらいは作るわよ」 「お前が俺たちのためになにかしてくれると、その数倍の労力を要する見返りを求められるからな」 よもや忘れもしまい、いつぞやのバレンタインデー。アンド、ホワイトデー。 「えっへへ。それが分かっているならあきらめて食べなさい。腕によりをかけて作ったんだから」 長門はなにも言わずにさっさと食っている。まるで急げと言わんばかりに。 俺はふと思い立ち、「後で古泉んちに用があるから届けてやる」と俺の分のケーキともうひとつをより分けた。 「そう、じゃあ箱ごと持っていって」 「わたしも……これからアルバイト」 「有希もなの?みんな忙しいのね。じゃあ今日はこれにて解散」 言うが早いか、その後姿から煙が立っているんじゃないかと思える勢いでハルヒは走り去った。 「これからどうすればいいんだ」 「機関に連絡して」 指差した先に古泉の携帯があった。 「そうだな、森さんや新川さんになら連絡つくだろう」 古泉の着歴をひとつずつスクロールした。古泉、お前の交友関係を詮索するつもりはないが、事件解決のためだからな。 あった、森園生。 数秒して相手が出た。 「はい、森です」 「すいません、古泉の携帯からかけています。緊急を要する件で」 「あらキョン……君ですか?」 森さん、あなたもその名で俺を呼ぶんですか……。というか本名で紹介されたことないな俺。 「実は、古泉が目の前で消えました」 「え……」 俺は目の前で起ったことをかいつまんで説明した。 「新川とただちにそちらへ向かいます」 「いつも古泉がお世話になっております」 「はぁ・・いえいえこちらこそお世話に。はい」新川さんの丁寧な腰45度のお辞儀に対して俺は気の抜けた返事をした。 「そちらの機関に対抗する勢力の介入は考えられないでしょうか」 「なんとも言えません。古泉が消えた状況から考えて現代の科学では考えられない、一種の転送技術かなにかでしょうか」 新川さんは問うように長門を見た。 「古泉一樹はどの時空にも存在しない、統合情報思念体にも検知できない」 「ということは、少なくとも我々に対抗する勢力の及ぶ範囲ではないと考えるのが妥当かと」 「前にも似たような経験をしたことはあるんですが」俺は時空のねじれでSOS団が消えた事件を思い出した。 あれは長門がやったことだったが、少なくともここにいる4人の記憶には古泉が存在している。 「あれとは違う現象」長門もそう言った。 「その、文庫本をしばらくお借りしていいでしょうか」 机の上にあったはずの例の文庫本が消えていた。「アレは?」 「これ……」いつのまにか長門が持っていた。ハルヒに見られないようそっと隠したのだろう。 新川さんは証拠物件を扱うように白手袋をはめてジップロックの袋に入れた。 「機関に持ち帰って分析させていただきます。話を聞く限り、内容は読まないほうがいいでしょう」
https://w.atwiki.jp/yuyutoton/pages/1503.html
ロボパーツ一覧(五十音順) HD(ア行~ナ行 / ハ行~その他) BD(ア行~ナ行 / ハ行~その他) AM(ア行~ナ行 / ハ行~その他) BS(ア行~ナ行 / ハ行~その他) LG(ア行~ナ行 / ハ行~その他) HDJ AMJ BSJ LGJ コンバージョン 武器・その他 手持ち武器(メイン / サブ) 内蔵武器(メイン / サブ) チューニングパーツ AURAカートリッジ ボイスメモリ コンバットナイフ(???) スペック レビュー長所 短所 コメント コンバットナイフ(???) スペック アイコン 入手場所 入手方法 価格 ランク 階級制限 デゴ,ルボノスシティ 購入 2,980C$ C-2 ウェポン性能 系統 Type サイズ 重量 格闘 属性 ダメージ コンボ数 EN 遅 凍 強化 PVP ナイフ系 KNIFE S 6.0t 66 物理 200 3 44 - - 4 ? レビュー デゴ星ルボノスシティにてC$販売しているナイフ系サブウェポン。 高い攻撃力を持つ。 通常攻撃が横縦2段斬りという珍しい武器。 第4回カスタムO・F・Fのオンライン側用ロボ「オフイベランダーA」のサブ武装でもあった。 長所 通常攻撃が横縦2段斬りのため、計3回攻撃できる。 (ダッシュ、飛行、空中ダッシュ中は横斬り1段のみ) 多段攻撃に組み込んだ場合、2段目以降なら縦斬り1回攻撃となる。 短所 ナイフ系のため、接近してザクザク斬るのが基本。 被弾も増すので注意すること。 コメント 名前 コメント 誤りの指摘、追加情報など、このページの内容に関するコメントのみお願いします。 質問など、上記以外についてはしたらば掲示板へお願いします。
https://w.atwiki.jp/yougosq/pages/1500.html
■ボロックナイフ Ⅲ 多くの戦士が愛用している「男子専用」といわれる短剣。空き×3 ボロックとは睾丸を意味する。左右に付いた球状の鍔によって刀身全体が男性器のように見えるのが特徴。 アトラスユーザー、ひいてはメガテンユーザーにはミレニアムTOKYOで用いられた武器として馴染み深い。 キドニー(腎臓)ダガーとも言う。 女性キャラに持たせて赤面しているところを妄想してニヨニヨできる一品。 ちなみにkidneyは「親切な」という意味もある。深手を負った者への慈悲として、鎧の隙間から突き刺すことでトドメをさしてあげることからこの名がついたとも言われる。そうした意味では即死6枠のユニークアイテム「慈悲の短剣」に通じるものがあるといえる。 ボロックはない。 タマのついたダガー よく「俺の砲剣が〜」等への返しに「そのダガーしまえよ」があるが、折角なら「そのボロックナイフしまえよ」と言ってあげよう ボロリもあるよ ボロックだけに ポロック ボロックソナイフ 別名フグリダガー 要はキンタマティムポってことね。了解。 ↑ ω♂ 迷宮4:攻撃力61「LUC×2 (空き)×2」LUC×4特化鍛冶二丁をメディミスに持たせてたが勝手が良かったね。 結構長い間「ポロックナイフ」だと勘違いしていて、なんかおいしそうな名前の武器だなーと思っていた。ここの解説見て撃沈した…… ↑同士が! ホ〇ケモンのポロック的なものかな→うわぁきんのたまだった の衝撃…… 効果目当てで2層から4層攻略中の今もずっとミス子に持たせていたが意味なんて知らなかった。 ミス子、なんかゴメン…… ナイフ(ボロン 購入した時、無表情無反応で装備するのがシノ姐。「え~こんなの使うんですか~やだ~」と顔を赤らめながら装備するのが姫忍。「アンタ最っ低ね!」と切れつつ装備するのがシカ子。装備した後で「コレジャナイ、お前のボロックナイフよこせオラァ!」と叫んでアサシネイションしてくるのがシカ姐。 ↑シカ姐なら素に戻って「こんなんじゃ満足できないよ」と放り出した後、襲いかかってきそう ↑5 ホ〇ケモンはホ〇ケットモンスターの略だが、海外ではポケットの中のモンスター、つまりティンティンを意味するスラングなので、海外ではpokemonが正式名称になったという話があるそうだ リマスターではキドニー・ダガーに改名した コメント ■関連項目 キドニー・ダガー(武器)
https://w.atwiki.jp/battle-operation2/pages/3661.html
test - keasemo (2021-11-18 12 17 21)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34132.html
【検索用 しゃっくないふさん 登録タグ 2015年 VOCALOID nigori し アンビリカル244P 初音ミク 曲 曲さ 田中じゅんじろー】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:田中じゅんじろー(X) 作曲:田中じゅんじろー 編曲:田中じゅんじろー イラスト:nigori(X) 動画:アンビリカル244P 唄:初音ミク 曲紹介 戦う女の子の曲 曲名:『ジャックナイフさん』 田中じゅんじろー氏の8作目。 歌詞 (piaproより転載・編集) 出来損ないのknife(ナイフ) 君は血迷った目で 暗闇切り裂いたヒステリック持ちの女の子 便宜上(べんぎじょう)のstyle(スタイル) 君はそれを嫌って 自ら距離置いて 心の壁を築いた 案の定のlife(ライフ) 君はひとりになって 誰も彼も皆 白い顔で見るんだ 是非もなく宙ぶらり それでいいの? 感情と衝動 想像と妄想 ぶつけ合えば 刀剣を取れ 虚空に突け 銘銘(めいめい)に叫べ ルララ ルララ 敵は自己の中と知れ もっと踊れ 大地蹴って 大気を揺らせ ルララルララ 思うまま 何十回繰り返して 人ではないと知って 何百回繰り返して だけど人だと知って 何千回繰り返して 言葉もうまくなって 何万回繰り返して 息をするのを忘れた少女 散々な日々 拗(こじ)らせて 今日も泣いた 掻き乱す夜は更けて朝が来るよ 刀剣を取れ 虚空に突け 銘銘に叫べ ルララ ルララ 今はただ無心となれ もっと踊れ 大地蹴って 大気を揺らせ ルララルララ それでこそだ 無様な姿 晒して コメント あったぁ(*´ω`*)この曲大好き! -- アオサギ (2016-08-02 21 14 05) ほんと良曲……、なんで有名にならんのか分からん -- 名無しさん (2016-08-12 00 14 14) この曲大好きです -- 針鼠 (2017-10-21 22 19 15) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/thvisionqa/pages/44.html
No.576 幻術「マイナイフリカージョン」 Node 2 / Cost 2 十六夜 咲夜 Spell - プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果 / 瞬間 【連結(空虚「インフレーションスクウェア」+「銀ナイフ」+「銀ナイフ」)】 〔あなたの冥界にある「銀ナイフ」、及び除外されている「銀ナイフ」〕を全てあなたの手札に戻す。このゲームの間、あなたの「銀ナイフ」のテキストは以下に変更される。 「【装備】 (自動β)〔このカード〕があなたの手札に戻った場合、〔相手プレイヤー〕に1ダメージを与える。 (自動γ)〔このキャラクターにセットされている「銀ナイフ」〕が破棄、または除外された場合、直ちにその「銀ナイフ」を手札に戻す。」 2012年7月9日 Q.「永夜返し -世明け-」や「幻視の系譜」のように、 テキストを変更する効果を適用した場合、「【相手ターン1枚制限】 【ラストスペル】 抵抗(3) 」や「【自分ターン1枚制限】 」といった 効果は無効になりますか? A.それらの効果も全て新しいテキストに変更されます。 戦術や特殊効果もテキストの一部。IR-2.12の内容が全て変更される。
https://w.atwiki.jp/jaune/pages/98.html
現在ナイフwikiでのナイファーを募集しているクランは ありません・x・ ナイファーorスナイフ人として生きていきたい方は下記へコメントどうぞ。 こんにちわ!元の名前が【天国】lab,といいまして。ナイフに自身があります!よかったらそのクランに入れてくれませんか? アカネフブキさんとは知り合いなのでぜひよかったらお願いしますskIDsyouhei81← -- Cl〆NecK (2011-09-08 15 15 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cosmicbreak/pages/562.html
影響てあれか・・・なくはないんだろうけど。 ナイフ系は射程は3種で変わらないが、誘導(踏み込み?)距離は上位になるにしたがって増える・・・気がします(要検証ですが -- (ぽん) 2009-01-07 23 00 59 Lサイズ機が装備できる唯一のナイフ系。 わざわざLサイズ機に持たせる価値があるかどうかは疑問だが…。 -- (名無しさん) 2009-03-02 20 57 19 ナイフ系では威力高いけどそれでもショートソードに劣る上にこっちの方がコストが高い。 こっちの方がよほど好きでない限り付ける意味は薄い。 -- (Thanatos) 2009-04-08 20 30 46 これにブロードソード以上のコストはいくらなんでも酷い 現状ではネタスキン用の飾り -- (名無しさん) 2009-04-13 21 29 28 同じコスト85だったら、大半の人がアクセルガンを使うだろう。 何故、こんなC/Pの悪い武器に調整が入らないのか不思議。 ・・・というより開発さんにも忘れられている? -- (名無しさん) 2009-05-02 09 45 37 所詮、ネタ機ならぬ、ネタ武器か。 -- (名無しさん) 2009-05-20 21 38 55 ナイフと、パイルをしたらどうなるんだろう -- (名無しさん) 2009-06-21 20 48 05 インテグラルナイフ*3→パイルと繋がる。でもブロソのほうがいいんじゃないかな 一応WLKは上がるけど… -- (名無しさん) 2009-06-21 21 17 48 某21ではそれなりに強かった。 それなのに、今となっては・・・ -- (名無しさん) 2009-06-21 21 23 05 無課金S機が装備できる最強のDPSを秘めた近接武器。 表記上、威力やコストでは確かに見劣りするが、接近攻撃できるチャンスや瞬間火力を総計すると圧倒的にこれに軍配があがる。 何気にMサイズであり、ロンソ並みの当たり判定を持つ。 エスブレAM×2と組み合わせるだけであっさり120超過のダメージを叩き出す。 S機が持てる同じ3回攻撃武器としてハンドアクス、バトルアクスがあるが、ランニング・及び飛行ブースト中はベーゴマの如く回りだす為、命中率はお察し。 -- (名無しさん) 2009-09-06 19 54 15 ↑ ロングソードの方がどう見ても性能的にも使い勝手でも上。あんまり夢を語らないで -- (名無しさん) 2009-09-06 20 28 54 あんまり強そうに書いてあるもんだからちょっと使ってきたら踏み込みが短すぎて芋砲に連続で当てるのが至難の技だった -- (名無しさん) 2009-09-07 05 14 56 形的に某なく頃にのヒロインが持ってるナタ、性能云々はどうでも良いので白いワンピース風のスキンを施したリリに持たせれば… -- (名無しさん) 2009-09-07 09 11 27 ウッデンソード以上の射程、速度、誘導性能が欲しい一品。それらがあれば使いたい。 -- (名無しさん) 2011-03-15 22 55 47
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4680.html
段々と退避壕の中が暑苦しくなってきた。無理もない、結局は備え付けの代物だしな。 長門は暗い表情で俯いたまま、何も喋ろうとはしないし、ハルヒは文句ばっかりで五月蝿い。 いやしかし、何だろうねぇこの状況は。 俺は茫漠とした時間の中で、只何も出来ずに壁にもたれ掛っていた。 そして、唐突にそれは訪れた。 突然退避壕が激しく揺れ、立ったまま着てる上着で自ら発せられている熱を発散させるように扇いでいたハルヒが、 体勢を崩し俺の方に向かって倒れこんできた。 「きゃぁ!」 成す術もなくその場に座り込んだままの俺の左頬に、倒れた拍子で張り手を食らわせてきやがった。 乾いた音が鳴り響き、俺とハルヒはそのまま床に叩き付けられる。 そして、電子機器がショートした後、電気系統がダウンし俺の眼前が闇に包まれた。 「いった…なんなのよ、もう!」 あからさまに不満を体現する様な声を上げるハルヒが、暗闇の中薄っすらと見える。 俺が文句を言ってやりたい。いや、もう本当に。 そして、突然退避壕の中に明かりが灯る。予備電力が働いたのだろう。 明かりが灯されたのは結構な事なんだが、俺の目の前にいる涼宮ハルヒの…そのなんだ。 む…胸がだな…。何でもない、忘れてくれ。 「涼宮さん!」 床にうつ伏せに倒れこんでいた長門が顔を真っ赤に染め、叫んだ。 いや、俺はもうそれどころじゃない。ただ一点を見詰めるのみだ。 自分の置かれている状況に気付いたのか、ハルヒが自分の胸元に目線を落した後、 頬を軽く朱色に染め、俺を見詰めてくる。その表情はなんとも言えないくらい不気味だった。 ハルヒは、ずり落ちたニットチュニックを左手で持ち上げ、胸元を隠しながら不敵な笑みを浮かべ俺を睨みつけてくる。 俺は呆然とハルヒを眺めていた、自分でも何が起きたかよく理解してないまま、ハルヒの振り上げられた右手により、 俺の左頬に肌が張り裂けんばかりの張り手が放たれた。はい、本日2回目。いや、殴られたのも含めば3回か。 何故俺はここまで殴られ役に徹しなければならないのか、誰か解る奴がいたらここにこい。変わってやってもいい。 「あたしの生で見たのよ!命があるだけ感謝しなさい!」 「んなっ…あれはどっからどう見ても不慮の事故だろうが!」 「うるさいうるさい!大体ねえアンタは何でいつもいつも…ってあれ?」 「ど…どうしたんだハルヒ」 「別に…なんでもないわよ。それより、卑らしい目で見ないでくれる?変態」 「誰が変態だ!まったく…もう好きにしやがれってんだ」 「何よ!いつもそうやってすぐ逃げるんだから!…あれ?また私…」 口篭る様にしてハルヒが表情を曇らせ顔を俯かせた。一体なんだって言うんだ? 「あっあの…お腹空きませんか?」 突然、長門が間に割り込んできた。 「わっ私、たまたまおいしい天津を持ってるんです。娘々名物のマグロ饅」 そして差し出されたそのマグロ饅とやらは、あれの形に似ていた。それが何に似ているかは言わせないでくれ。 こっちが恥ずかしくなる。ハルヒも同じく唖然とそれを眺めていた。 「やっぱり腹が減っては戦は出来ないというか…その閉じ込められたらマグロ饅というか…」 自分が何を言っているのか解らなくなってきたのか、長門が突然塞ぎこむように顔を俯かせていく。 それを見てハルヒが笑い声を漏らしている。俺もそれに釣られ急に笑いが込み上げてきた。 「駄目だな。何度やっても復旧しない」 さっきから端末を何度か弄ってはみるものの、中々復旧の兆しすら見せない。思わず溜息が口から零れる。 「落ち着かないわねぇ…自分の運命が人任せってのは。キョン、早くなんとかしなさいよ」 「出来たらやってるさ。しかしなぁハルヒよ。お前までその綽名で呼ぶのか?」 「別にいいでしょ、何だか知らないけどなんかしっくりくんのよ」 まぁ慣れた事だから今更どうって事はないが、こうも情けない綽名がどんどん広まっていくのは勘弁してほしいものだ。 「あの…SMSの人…大丈夫でしょうか…?」 不安げな表情を浮かべたまま、座り込んでいる長門が唐突に喋りだした。 「誰か知り合いがいるのか?」 俺の言葉に、長門がこちらを見上げ言葉を続けた。 「おじさんが事務で働いているの。私もよく差し入れに…」 SMSか…。不意にVF-25に搭乗した時の光景が頭を過る。 「ねぇ…キョン。なんか空気悪くない?」 先程まで不満げに文句を言い続けていたハルヒが、不安げに俺に問いかけてきた。 それは俺への当て付けなのか?皮肉ならもうやめてくれ。 「違うわよ!本当に息苦しいような…」 ハルヒが口篭る様にして天井を見上げたその時、再び激しい揺れが俺達を襲った。 再び電灯が落ちた後、赤い非常灯が付きけたたましくサイレンが鳴り始めた。 端末を再び確認した俺の眼に映ったのは、循環器系が全て停止しているという有り難くもないお知らせだ。 「くそっ循環器系が停止していやがる」 その言葉に、ハルヒが声を荒げ怒鳴りつけてきた。 「ちょっと、なんとかしなさいよ!」 「簡単に言うなよ、出来るならとっくにやってるさ!くそっ!」 こんな所で死ぬのか?俺は。御免だね。まだ俺はやりたい事が沢山ある。 「冗談じゃないわよ!」 意を決した様な面持ちで立ち上がったハルヒが、端末を弄り始めた。まさか。 「おい、やめろ!外は真空かも知れないんだぞ!?」 「なら諦めてここで窒息するまで待てっての!?私は諦めない。運命ってのはね、自分の手で掴み取るもんなのよ!」 真摯な瞳で俺を見詰めていたハルヒが、そう言い残した後梯子を上り始めた。 俺はただ呆然とそれを眺めているだけしか出来なかった。何故か何を言ってもあいつは止められない気がしたんだ。 『その通りです。涼宮さん』 突然、内線を伝わり可愛らしい声が聞こえてきた。何故か聞き覚えがある様な気がしないでもないのだが。 そして、ハッチが開かれる音が聞こえる。これは…そうか。助かったのか俺達。 無事、退避壕からの脱出を果たした俺達は、軍の案内の元暫く身体を休めていたのだが、ハルヒの迎えの車が到着したのをきっかけにそのままハルヒを見送る形になった。 開かれた後部座席のドアに手を置き、ハルヒがこちらを振り向く。 「さっき見たことは忘れるのよ。あんたがもしあの視覚データをネットに流したりしたら、社会的にも生物学的にも抹殺するわよ。いいわね!」 そう言うと、車に乗り込むハルヒを只呆然と眺めるしか術がなかった俺に、更に追い討ちをかける様に言葉を吐いた。 「そうね…ただの記憶として今夜一晩使うくらいは許してあげる」 何て事を言い出すんだこいつは!俺は思わずその言葉に赤面し、ハルヒから目を逸らす。 そんな俺を不思議そうに怪訝な面持ちで見上げている長門と目が合ってしまう。実に気まずい。 「バーカ。んなわけないでしょ」 このっ!人を玩具の様に弄びやがって! 込み上げてくる苛立ちを必死に抑えていると、ハルヒが再び口を開いた。 「ねぇ、有希」 「…はい?」 声を掛けられた長門が、ハルヒの目の前まで行くと。俺に聴こえないように何かを耳元で囁いている。 「こんなサービス、滅多にしないんだから!」 そう言葉を残した後、ドアが閉まり車が動き出した。まったく騒がしい奴だったな。 呆然としてる俺の側に近寄る足音が聞こえてきた。振り返るとそこにはあの時、俺を学校から連れ出した軍人。 確か…、森園生だったか?そういえば、退避壕から出た時ハルヒの側にいたっけか。 「随分ごゆっくりな救助でしたね」 「それに付いては謝罪します」 俺の皮肉にも顔色一つ変えず、言葉を続ける彼女の言葉を遮るように携帯が鳴り始めた。 「循環器系が停止しているのがもっと迅速な」 「言い訳はいいですから、電話に出たらどうです?」 少し申し訳なさそうな表情をした後、彼女は携帯を手に取った。 「はい…。こちらは完了しました。……新川少佐が負傷?」 何やら穏やかではない会話が成されている。その話を聞いていた長門が驚愕の表情を浮かべていた。 そして上空を低速で飛ぶヴァルキリーが視界の端に入る。 見上げると、そこには先程戦闘をしていたVF-25。まさか…あれに長門の叔父さんが? いや、確か事務って言っていたはずだが。 「新川…!」 目の前の森園生の口から、搭乗者の名前が呟かれた。それを聞いた長門が、 「叔父さん!」 そう叫びながら、ヴァルキリーを追いかけるように駆け出す。 「何で!何で怪我してるの?どうしてこんな事に…」 泣き崩れるように地面に座り込んだ長門に駆け寄った俺は、嗚咽し小さな肩を揺らす少女を抱き締めた。 「長門…」 暫くの間泣き続けた後、疲れてしまったのかいつのまにか俺の腕の中で寝てしまっていた。 その寝顔を見て一先ず安心した俺は、駆け寄ってきた軍の人間に長門を引き渡した。 その中に居た森園生が、その場を去ろうとした俺の肩を掴み冷徹そのものの様な瞳で俺を見詰めてきた。 「何処に行くんですか?」 「あんたには関係ないだろ」 「そうもいかないんですよこちらとしては。貴方に付いて来て頂きたい場所があります」 そういうと、森園生は優しく笑みかけてきた。どこか含む様な笑みを浮かべて───── 同行を強要され、着いた先は軍病院だった。何故この様な場所に連れて来られたのか説明もなしに連れてこられ、 挙句、理解する間も与えられずにある病室の前に立っていた。俺の隣に立つ森園生が中に入るよう促してきた。 俺はそれに仕方なく従い、中に入る。病室に入ると一番に視界に飛び込んで来たのが、古泉だ。その隣には佐々木がいる。 そして、ベッドに寝込んでいるのが長門の叔父だった。まさか、この人がな。 「やぁ、どうも」 いつもの様に、涼しい顔して佇むこの優男が俺の側に近寄ってきた。 「そんなに怖い顔しないでください。実は貴方を呼んだのは他でもない僕です」 「そうだよキョン。まずは落ち着いたらどうだい?」 ベッドの側で座っている佐々木が此方を見て微笑んでいる。 しかし、呼んだって何故俺を?意図が解らん。 「お前らには聞きたい事が山ほどあるんだが」 俺の言葉に肩を竦める古泉が、「解りました」と言い語り始めた。 「貴方は高等部に移る際に演劇コースからのパイロットコースへの転科をしましたね。実は中等部から高等部に移る際に選考が行われるんですよ。SMSではね。僕と佐々木さんはその選考を通ってこうしてSMSでパイロットをしている訳なんです。ですが、貴方は途中転科の為この選考は受けていない為、この事実を知らなかった。いや、実際知るべきではなかったのです。何せ、いつ死ぬか解りませんからね僕らは」 言葉を区切るように前髪を人差し指で弾いた。 「それより。実は貴方の腕を見込んでのお話が…」 「後は俺が話す」 言葉を続けようとしていた古泉の言葉を遮る様に、ベッドに横たわっていた新川が口を開いた。 「俺が古泉に頼んで呼んでもらった。それから、すまないな園生。もういいぞ」 ドアの側に立っていた森園生に新川が声を掛けると、一礼をした後病室を出て行いくと。 彼女が出て行くのを確認した後、目の前の初老の男性が再び口を開いた。 「彼女にお前を連れてくる様に古泉に頼んだんだ。私用で頼めるのはあいつくらいだからな」 「…それで、俺にどんな話があるって言うんだ」 俺の言葉にフッと鼻を鳴らし不敵な笑みを浮かべた後、新川は語り始めた。 「有希の事は感謝している。まさかあの場にあいつまで来ているとは思わなかった」 長門の事か。しかし、それだけなら軍人を使ってまで連れて来るなんて大袈裟な事は必要ないんじゃなかろうか。 「それだけじゃないだろ」 「ほう、意外に鋭いな。実はだな、お前あのときヴァルキリーに乗せろと言っていたな?あれを経て…バジュラとの戦闘を見てそれでもまだ乗りたいか?」 そう言葉を放つ新川に、俺は自分のやり場のない苛立ちをぶつけるように言葉を投げた。 「あぁ、変わらないさ。それより教えてくれ!そのバジュラってのは一体何なんだ!?」 その言葉と同時に新川の眼が変わった。狙った獲物は逃さない鷹の様な鋭い目だ。 「聞いたらもう元に戻れないぞ」 俺と新川の会話に割り込む様に古泉が語り始めた。 「貴方はご存知ですか?民間軍事プロバイダーである僕達の死は戦死ではありません。事故死扱いです。墓碑が建てられる訳でもなく、船団を上げての葬儀も行われません。それに、身内にすら詳細な事実が伝えられる事はありません」 「構わないさ」 俺の言葉に古泉は珍しく真剣そうな面構えをしていた。 そして新川がフッと鼻を鳴らし何処か含む様な笑みを浮かべた。 「解った。いいだろう、明朝0800までに宿舎に入れ」 「イエッサー!」 「それは明日からだ」 そういうと、敬礼をする俺に新川が微笑を浮かべている。 「キョン、本当に良いのかい?」 怪訝な面持ちで俺を見上げる佐々木に俺は「あぁ」と答えると、いつもの様にニヤケ面に戻った古泉が。 「推薦した以上、僕が責任を持って貴方を訓練致しますよ」 「推薦って何の話だ?」 「実は、バジュラ殲滅後病室に運ばれた新川隊長がお気付きになられた後、貴方をSMSに入れるよう推薦したんですよ。まさか、こうも急に事が進むと思っていませんでしたが。僕がその話をした後、すぐ連れて来いと申されたので。森さんにその旨伝えた次第です」 どうやらそういう事らしい。だがお陰で俺はSMSに入れる事になったんだ良しとするか。 「それより、キョン宿舎までの道は解るのかい?」 「いや…、知らないが」 「それでどうやって来るつもりだったんだい?まったく、君らしいというか」 クククと妙な笑い声を上げ、俺に向かって微笑みかけてくる佐々木に、取り敢えず明日の道案内を頼んでおいた俺は、そのまま一礼し、病室を後にした。 俺は今日遭った出来事を思い返しながら、ある場所へと赴いた。何度か行った事がある、辺りを一面見渡せる丘だ。 俺は辺りはすっかり暗くなっていた。此処から一望出来る建物の光が心を落ち着かせてくれる。 微風が俺の頬を撫でるように流れている。ふと、耳を澄ますと何処からか歌声が聞こえてくる。 俺はその歌声に誘われるように足を動かす。そして、着いた先には長門有希がいた。 「長門?」 「キョン…君?」 思わぬ人物の登場に驚きを隠せないのか、口がパクパクしている。 それを見ると何故だか申し訳ないような気になってくるのは気のせいだろうか。 妙な再会を果たした俺達は、二人並んで塀に寄りかかり景色を眺めていた。 「私ね、昔の記憶が何もないの。それに、自分が何者なのかも…」 唐突に自分の素性を話し始める彼女の横顔は何処か哀しそうだった。 「最近ね、記憶が途切れたりする事があるの。私どっか変なのかなって思うと、凄く怖いんだ…」 もしかして、あの時の長門がそうなのか?いや、しかし…あぁくそ、まったく解らん。 「そうか…。だが、自分の過去や自分が何者かだなんて、そんなに大事なんだろうか」 俺も、最近漠然とした曖昧な感覚に捕らわれる事がある。それに、昔の記憶が曖昧だ。 「そう…かな」 何かを訴え掛ける様な面持ちで俺を見上げる彼女の頭を撫で、 「今が良ければ、それで良いんじゃないか?」 と思い付きで言ってしまったのだが、その言葉に彼女は優しく微笑んだ。 思わず見惚れてしまいそうになったが、俺は目を逸らし景色を再び眺めた。 「自分が何者なのか…か」 その時、唐突にあの時の長門の言葉が頭を過る。 擬似世界、俺がいるべき場所ではない。 その時、ある光景が俺の脳裏に蘇るように映し出される。 其処は木造の部屋の中に綺麗に並べられた長机、パイプ椅子。団長と書かれた三角錐が置かれた机の上にあるパソコンのディスプレイが陰になり、其処に座っている人物の顔が見えない。 「大丈夫?」 長門の顔が目の前にあった。思わず情けない声を上げた俺は、身動きしようと動く。 すると、自分が寝転がっている事に気が付いた。そして、俺の後頭部が感じる柔らかい感触。 そう、今俺は長門に膝枕をされている状態なのだ。いや、確か俺は景色を眺めながら…うーん。思い出せない。 「突然倒れたからびっくりしたよ」 そういうと微笑みかけてくる長門に、「ああ」と力の無い返事をするので精一杯だった。 どうやら俺は気を失っていたらしい。しかし…、あれは一体。 今自分が見ていた記憶の断片を思い返したが結局曖昧な事しか思い出せなかった。 「あの…そろそろ足が…」 「あっああ、そのすまない」 俺は急いで身体を起こし、立ち上がった。 長門は痺れた足を伸ばすようにしてから立ち上がると、俺の前に来て微笑んだ。 「そろそろ帰る?」 「ああ、送るよ」 この時の俺は、ただ目の前の事象に流されている事に気付いていなかった。 翌朝、時間通りに着く様に佐々木に宿舎へと案内してもらい。俺は無事SMSに入隊する事になった。その後、数多に渡る古泉の猛特訓により、俺は耐え難い肉体の悲鳴を覚える事になる。 俺はその時誓ったのさ、いつかこのニヤケ面に一泡吹かせてやるってな。 事は順調に運び無事最終試験、模擬弾を用いた実戦テストを通過した俺はスカル小隊のメンバーとなった。