約 2,552,268 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/483.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 夢の飛礫~シドと白昼夢を見たあとで~ 692 名前:夢の飛礫~シドと白昼夢を見たあとで~[] 投稿日:03/02/03 20 50 ID c10o4HSW シクラメンの置手紙は 優雅な君の立振舞いそのものだった ドロドロに蕩け散った僕の夢は 時間だけを奪い去って逝った ときめきは ドミノに咲き 憧れは思い出の中静かに眠りに就き 白い世界に放り出されて 夢見がちな二人にさよならも言えず 昼ドラ仕立ての刹那さで暗黒街へと弾け飛んだ愛の答えさえ 夢の飛礫に消えて 哀しい夢の果てに紫の蝶々に迎えられる 悪夢は幻滅世界 ビラ配りは 腐敗した夢の世界を紙で隠す 風であるなら 世を儚み 原色の紙切れを吹き飛ばすだろうに 命ある限りは いつか 声を 届けよう 見るも無残な荒野の果てから 散る花にすぎない君の背中に 爪痕をたくさん刻み付けたい 空よ 貴方 じゃ染められない羽根は あちらでゆらめいている 全うすべき 閉じた余生と開かれた闇にとまどいながらも 夢に囚われた夢追人は 狂い咲く花園で空ろな現実を砕いていた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夢の停まる駅 694 名前:夢の停まる駅[sage] 投稿日:03/02/03 23 44 ID 6YcYB/2J 押し花をくわえた人間はどうあがいてもすてきでしょう 負担になるということは現実にはありえないことです 以下、右手からの動きにさえ注意すればO.K.です 例えば、家を出るときに服を選びますよね、そのときにどれだけの選択肢があるでしょう 例えば、青いジーンズを履いて上半身は何も身に付けず帽子を被って歩けばあなたはスターです 例えばとかいいますけれどそんな前ふりもいらないってことです これはもう簡単なことで、美容院でもなんでもいいからパーマかけたらあなた芸術家です あと、あなた本ー読みますか、小説なんかだと最近は北欧系がいいです、名前は自分で調べてください、あと、翻訳物はだめです、くせになったらおしまいです さあ、あとはウォッカ飲んで胃ィ痛めてください、発泡酒とか安っぽいのも飲んで、煙草が値上げしたらいっぱい吸ってくださいね あくる日にはいつまでもこない日です 森の中でいつまでもあなたを待っている椅子があります 頬を腫らした時間には太陽さえ痛みます 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ また見れるさ 695 名前:また見れるさ[sage] 投稿日:03/02/04 02 22 ID CN51I0Y1 楽しい夢を見て 嫌々ながらも目を覚ます 余韻が気分を良くさせて 体はウキウキしてきたよ でも 内容は忘れちゃった どんな夢だったっけ 美味しいものを食べたかもしれない エッチなことをしたのかもしれない 覚えてないのになぜわかる 楽しい夢だったってこと 思い出したいな 思い出せないよ いいやどうせまた明日 楽しい夢を見れるだろう 今日も一日がんばれば 楽しい夢がまた見れる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 2003年1月29日 698 名前:2003年1月29日[] 投稿日:03/02/04 03 35 ID AWPTFtGG となり部屋が死んだよ。あっけなかったね。信じられなかったヨ 葬式の花見るまではね。なるほど、葬式はこんな効果があるんだ 死んでそれから一仕事。最後の務めだなぁ。悪いけど送らないよ あ、それからお迎えもいらないよ。どうせ並んで暮らしてたんだ きっと、この先また一緒になるさ。まったく偶然のお隣さんだよ まったく突然のさよならも。とっても深いよ丸で空が落ちてきた こんな気持は夢だったらいいね。まあ、ちょっと先にはオレもさ こんどは一緒に歌でも唄おう。フッと目覚めたら灯明がゆらゆら なんてことがあったらいいね。そんときは、夢から覚めるって訳 そんなことがあったら何を話そう。あ、ちょいこまるね話す言葉 悪いね送らないよ。お迎えもいらないよ。ちょっと待っていてね すぐに追いかけるから。それじゃあそれまで、しばらくバイバイ さようなら。 オレは忘れないよ。あんたのこと。愛想よくしてくれたね。 ありがとう。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ かみさまへ 700 名前:かみさまへ[sage] 投稿日:03/02/04 17 24 ID VEAGOv0w たとえばこんな世界 一人も飢える者がなく 世界を分ける争いごともない 誰も泣かなくてよいし 苦しむこともない かみさま わたしの夢は ちっぽけでしょうか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ (自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男 706 名前:(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男[] 投稿日:03/02/04 21 01 ID EKfyqz17 牛乳ビンの中身ぜんぶを 胃 に入れ終え 俺は10万821個目の 夢 を叶えた ひとり突っ走る孤独なレース ノートへとすかさず書きこむ シャーペン は氷上で楽しく踊るように これは習慣だ これは絶対だ NO.10万821 牛乳を飲む 目前のぺージとにらめっこして しばし 自己満足に浸ってみる NO.10万815 普通にジャンプする NO.10万816 ポテトチップスを買う NO.10万817 一日中寝てる NO.10万818 連続3回青信号で通過する(ドライブ中) NO.10万819 牛乳を飲む NO.10万820 電車のシートに座る 707 名前: 2[] 投稿日:03/02/04 21 02 ID EKfyqz17 何度叶えても快感なんだから おんなじモノ があっても気にしない 俺の方針さ オシリから思わず 異臭出そう なくらいのバカさ加減は自覚済みだし 今日はまだ腹一分だな すでに何冊目だか不明な ノート を閉じ 胸ポケットにしまって どうするか? なにがいい? 窓辺で跳ねる気の合うアイツ 10万822個目の 夢 は『犬の散歩』にするかな 愛犬と突っ走れ朝日のロード 708 名前: 3[] 投稿日:03/02/04 21 04 ID i7a9I9Tg コート羽織り ドア を開け放って外へと飛び出す さあ おいで こんなことしてる 俺 だからバカにされることもある 他人の目など知るか ひたすら 夢 を叶えることが 物心 ついた頃から好きなんだから 暴れてちゃリードを繋げないだろ このノートの存在が 俺 の生きてる証となるし これからも続ける最高のレクリエーション あ 屁が出た すまん! 709 名前: end[] 投稿日:03/02/04 21 05 ID i7a9I9Tg 「わんわん!」 腹がふくらんでくる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 悪夢 710 名前:悪夢 1/2[sage] 投稿日:03/02/04 21 21 ID dm/kDIKG 武器は無く 皆が手をとり称え合い 笑い声は絶えず 歌声が響きわたる 安寧と平安が支配し 緩慢に流れる時間 ストレスは皆無で 泣き顔も無く 苦しみや嘆きなど存在しない 嗚呼 嗚呼,それは 闇と希望 混沌と光 争い諍い僻み妬み 狂気猜疑怒り諦め 人の本質 人の本質を揺るがす 711 名前:悪夢 2/2[sage] 投稿日:03/02/04 21 21 ID dm/kDIKG 嗚呼,悪夢よ 悪夢よ醒めろ 悪夢よ変われ 我は 我等は悪夢を変えねばならぬ 夢へと続く悪夢を 悪夢へと続く夢を 変えるのは我等 変わるのは我等 我等は,悪夢を,引き継ごう 夢へと続く悪夢を 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夢ちゃんねる 714 名前:夢ちゃんねる(1/3or4)[sage] 投稿日:03/02/04 23 54 ID vAe5VEry 脳幹はこことそちらを繋ぐ橋 ムカデの 連打強鍵のピアノに カタツムリの殻は叩き潰され 流れ出た液晶を コオロギが舌舐めすする 散らばった彼らの家壁を 涙ながらに集める事故収集班は 門灯のフィラメントを 涙ながらに ---- … ……踏み潰せ… …? 踏み潰すのだ… …!! 傍らの亡霊よ 逝く者に金歯を与え 月を噛み尽くせ 地底から叫ぶスクリプト モグラの凍った爪で削られた セラミック擬手が壷をかき回し続けている 715 名前:夢ちゃんねる(2/3)[sage] 投稿日:03/02/04 23 55 ID vAe5VEry 春日指す月曜日の午後 腹の突き出た猿たちも 興の間の突然の出来事に モノポリーの偽札をばら撒いて ただ愕然と立ち尽くす事だろう もう既に シルクハットに 入れられた白鳩は 毛という毛が 全て抜け落ちてはいるが 狂乱の胴敷客の前 お構いなしに マジックは続けられる …そう無理やりにも 続けられたマジック 君は計算済みのあの爆発を テレビで見たかい? 一瞬で大国の夢が 吹き消される様を 716 名前:夢ちゃんねる(3/3)[sage] 投稿日:03/02/04 23 58 ID vAe5VEry 震えが止まらないところに 突然にして いつか見た既視感が 闇の中からガラスを割って 心に突入して来たんだ その心象風景は あの夏、飾られた 2ちゃんねる号のクルーである私たちの遺影 そうか… ここに居る理由 そして ここがあった理由 すれ違いざまの人が手に手にナイフを そして片方の手に林檎を持ちながら 横断歩道を 肩をぶつかり合いながら 不敵な笑みを浮かべ 裸で歩き交すわすなんてことは もうなくなるのかもしれない 気がつけば 夢ちゃんねる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 男と女の夢 718 名前:男と女の夢[] 投稿日:03/02/05 00 02 ID GdIt6Dvx 事あれば膝を抱えガラス戸の開き 身の無い背中に勝ち気を気取る 置き去られの小包みの様な女 男は幸せだと言い張るその女を 泣かせた事が無いと自慢した 今日も派手なコートが震えながら ゴム毬みたいな男にしがみ付く 毎晩同じ夢をみる男その夜珍しく覚め 首も持たげず取った視界には不安そうな女 慌てた男は寝返りで涙を拭い 寝息をつくる女は 次第に夢をみる 朝までにひとつ夢をみる 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/516.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 天が見るは戦跡 126 名前:天が見るは戦跡(1/2) [sage] 投稿日:03/09/16(火) 22 58 ID nmWLjsDJ New!! 透明な朝の空気が そこにもそそぎこむ 彼はそこに 一人で 立っていた 人、と呼べるものは 彼一人だった 赤い血でひたされている大地に とてもあざやかな 空の青が映っている 空が雲に覆われても 彼はまだそこに立っていた さっきの赤い血が蒸発して 雲へと変わったのか 落ちてくる雨は 悲しみの音を含んでいる さっきの赤い血が固まって 大地へと変わったのか 雨が打つ地面の音は 憎しみであふれている 127 名前:天が見るは戦跡(2/2) [sage] 投稿日:03/09/16(火) 22 58 ID nmWLjsDJ New!! 二つの音が合わさって 心をふるわす 歌になる いつか 悲しみも憎しみも 渇いた響きを残すだけ 歌が終わるころ 金の光が黒い雲を切り裂いて なぐさめるように大地をいやす 反対の空には 白く輝く死者の魂が集まって 千の色の虹になる ふと、彼は 空を見上げ 土となった 屍をまたいで その虹へ向かい 歩き出した 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ もっと摩ってよ! 128 名前:もっと摩ってよ! [] 投稿日:03/09/17(水) 00 06 ID 7pYfaan2 New!! 暗い部屋 私の布団 横で寝ている子供が言う 「摩ってよ!もっとゴシゴシ摩って!」 私は子の背中を摩る オレンジ色して 爛れた背中 痒いのだろう 猛烈に痒く 疼くのだろう サッサッサッサ 子の背中を摩る音だけが 暗い部屋に聞こえる 「もっと強く摩って!そうしないとぜんぜん気持くないよ!」 ザッザッザッザ さっきより強く 弱く貧弱な肌を傷つけないよう慎重に 私は 息子の背中を摩る 息子は今年で34才になる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ スケッチ 129 名前:スケッチ [sage] 投稿日:03/09/17(水) 00 42 ID eO+1cRjJ New!! 大金をはたいて この世の孤独を買っている 理解されないことの向こう側には 非常に 非常に小さな木漏れ日が見える 回転木馬は速度を変えず 僕の平日なんて一瞬で吹き飛んで 老いていくことが 目をつぶって赤い砂に埋まって行くことが 悲鳴も無礼もなく 僕を骨抜きにしている その不安定 となりに誰かがいないと とある道程の自分を直視する 背後にはいつも幽霊がいる 幽霊のような平凡さにつまづいて ゆるやかに悲しみは癒され だのに この世の自然数はすべて無意味だというのかい? この世の自然数がすべて無意味なら この僕に 優先装置を買って ねえ買って (銃声) 動物の心理が怖いよ 知人の葬式の参列者が かって気ままにうつむくのは怖いよ なにひとつ たったひとつ得られないままに スケッチブックのページがめくれ 虚時間の彼方へ消え去るのは怖いよ あらそいごとの果てで この世の自然数を買っている 理解されないことの向こう側には 非常に 非常に小さな木漏れ日が見え(銃声) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 記者 131 名前:記者 [age] 投稿日:03/09/17(水) 03 09 ID GcQCM9yD New!! 記者記者 しゅぽしゅぽ 守保守保 しゅぽぽ 僕らを乗せて 守保守保 しゅぽぽ はやいぞはやいぞ蚊帳の外 赤目もとぶとぶ 見栄もとぶ はしれ はしれ はしれ 戦争だ 戦争だ たのしいな 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 戦争 132 名前:戦争 [] 投稿日:03/09/17(水) 10 29 ID ozRawwYf New!! 限られた空と区切られた時間 果てない予感と朽ちた鉛にぐるぐるの空が襲いかかる 軽くなった水筒を捨て 弾切れの長銃を捨て 息の切れた仲間を捨てた ひび割れた暫壕で ぐるり明日を見渡せば 薄暗い国境の向こうに 雨に焼かれる故郷を聞いた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Terrorizer ~消えゆく少年たちへ~ 133 名前:Terrorizer ~消えゆく少年たちへ~ [] 投稿日:03/09/17(水) 11 45 ID PQePV0wm New!! 闘争と君臨によって作られた 鉄の軍団 彼は軍靴の響きと共に ベルリンを手にし 高笑いが響き 俺たちは何も考えず ただ走る 流れた血と同じ量の弾を撃ち込み ヨーロッパを灰と化せ 鉄条に囲まれた闇の工場 煙突から立ち上る生命の煙 廃墟の街にも光を・・・・・ そして血しぶきは凍った大地を赤く彩り バルバロッサの旗の下 百万の生命を捧げる 冬将軍が吹き荒れ 飢えと寒さがモスクワを襲った 挟み討ちに遭うベルリン 最期の時がそこまで迫り 独裁者は自らの手で 銃でこめかみを打ち抜く ここは何処なのか? 何も思い出せない 大空に散った友の顔 美しい祖国さえも 誰の為に戦ったのか 教えてこの俺に 群がるグラマン 最期が近づいてきた 薄れる記憶の中で 何かが俺に囁いている 誰の為に死ぬのか 教えてこの俺に 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ あ・・・ 134 名前:あ・・・ [sage] 投稿日:03/09/17(水) 19 15 ID nYmrFqJJ New!! なんで 空が赤いんだろう なんで 地面が赤いんだろう なんで 人が赤いんだろう なんで 力がはいらないんだろう なんで なんで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 誕生日 135 名前:誕生日 1/2 [] 投稿日:03/09/17(水) 20 25 ID x7Tf/CfQ New!! 大して甘いもの好きでもない姉に、 誕生日だからって調子にのってケーキなんぞを買って帰った父がそもそも悪かった。 お祝いだからって妙にはりきって必要以上に油っこい料理を振る舞った母も同罪だ。 おばあちゃんだけがずっとほほえんでいた。 思春期の弟には、暗くした部屋の、 ろうそくの火に浮かぶ家族の薄気味悪い笑顔がすでにえもいわれぬ苛立ちを生んでいて、 はっぴばーすでーとぅゆーを無言でやりすごす弟に、歌の為に消したテレビの沈黙に、 消えたろうそくよりも暗い雰囲気がそこにはあった。 姉の、苺だけをつまんで、残りは嫌そうにする仕種に、弟が切れた。 拳を叩き付ける前に、机を目視しなかったのが悪かった。彼のケーキは、 彼の肘近くをかすめ、どさ、といった。 沈黙、怒号、なだめ、金切り声。そして沈黙。 おばあちゃんだけが、微笑んでいた。 そのとき弟はただ拳を握りしめていた。部屋に帰るのは負けを認めることだったから。 「おばあちゃんが若いころはね、 それが彼の唯一明確に覚えている台詞。 僕はきっと、言うならば、何かを殺したいような衝動にかられていた。それは具体的な対象ではなく。 気付けば僕は泣いていた。 136 名前:誕生日 2/2 [] 投稿日:03/09/17(水) 20 28 ID x7Tf/CfQ New!! 生と死が剥き出しになっていたその淡々とした世界に、 僕の「さつじんしゃ」たる慟哭は、その暗闇に佇んだ廃墟よりも空回りし、 傷痍弾ほども燃えあがらず、 立ち尽くす僕は無力で。 ただそこに、戦争に、その若さを殺された、 精気の失せたようなおばあちゃんに、僕は、泣いたんだろう。 保持すべき激情を、僕はそのとき知った。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/576.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 瞑想 623 名前:瞑想[] 投稿日:02/07/21 13 34 ID PrvzNZql 塗香(ずこう)をする (*1) 印を結び 真言を唱える オンソワハンバ シュダサラバダラマソワハンバーシュドカン 半跏(はんか)に組んだ身体を壁に向け (*2) 目のピントを虚空にセットする 止らぬように、重ならぬように 呼吸を回す これで、準備は完了だ 「次は、その空間に自分の好きな動物を、思いうかべなさい」 導師(グル)の指示は、ここから急に重くなる これはもう 意識との戦いだ 僕のα波はあまりに弱く 結んだ像を保てない 足のしびれが その邪魔をする 言葉もまた 映像の邪魔をする 自分の未熟さを痛感する一瞬だ 動かない空気を 心で動かす 止らない時を 流してみせる それを冒険と呼ぶことに 今ではすっかり慣れてしまった やがてどんな像も描けなくなると 僕の内への旅は終る 今日もたどりつけなかった道のりは 明日への糧だ オンバザラギニ ハラチウハンダヤソワカ 印を結んで 真言を唱える 脳力開発のひとつとして存在するこの瞑想法は 密教の中核をなす 目的は魂の鍛錬と精製だ 自分の中にあるなにかを求めて 明日もまた、僕は旅に出る 楽しみより苦痛の多いその 登り坂の先にあるものを見るために *1 香を手に塗りつける、仏の前に出る作法の1つ *2 あぐらをかいた状態で、片足の足首を太股に乗せる。 両足を乗せるのが結跏趺坐(けっかふざ)。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 闇を翔る 624 名前:闇を翔る[] 投稿日:02/07/21 15 49 ID YcoCe6x3 コンセントにチンコを刺して イナズマと化したオレは 電線の暗いトンネルを翔る 鉄塔から電柱へ 電柱からお前んちへ どんどん失われていくオレ 他人のリビングを照らし PCにエロ画像を映し どんどん失われていくオレ ゴキブリを吸った掃除機 ハングル語のノイズ オレは闇を翔る 電流が悲鳴をあげる暗いトンネルを この意識の最後のひとかけらが クソみたいに消え失せるその瞬間まで オレは闇を翔る 鉄塔から電柱へ 電柱からお前んちへ ピンローは却下 プラグ付きのバイブ希望 せめて電動ハブラシ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 生きろ! 635 名前:生きろ![] 投稿日:02/07/21 17 53 ID WzZ1Zcza 初めてだった時は 燃えるルージュで くちびる紅く濡らして 震える舌を隠した だけど服は重装備 ジャングルでも行くように サバイバルブーツまで履いて 参る!あなたの部屋へ 見たこともない古いオーディオ装置 初めて見るスナフキン 真っ黒な革クッションの上に 注意書き[猛獣注意」! 生きろ生きて帰ろ 息が荒ぶる 生きろ生きて帰ろ いっそ生まれかわっちゃえ! ヒャクヨンジュウナナ回目ともなれば ナナナナナナロクナンバーの車で 乗りつける二人のあなたの部屋へ 決死の覚悟だ スッピンでただのティーシャツに 髪は寝起きのままで ブライダル臭まで匂わせて 参る!あなたの部屋へ これが真実の恋ならば 飾る必要なんてない でももし真実未満だったなら 今日で壊れるこの恋ね 三日履きっぱなしのブルージーンズで あなたの部屋 生きろ生きて帰ろ いっそ生まれかわっちゃえ! 生きろ今だ生きろ 生きろ急げ! 生きろそこだ生きろ いっそ生まれかわっちゃえ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ めぐる 641 名前:めぐる[age] 投稿日:02/07/22 02 10 ID ??? 幼い頃に湧き出した小さな夢は 乾くことなく溢れ続け いつしか 大きな大きな河となった それが やがて行き着く大海原へと 僕を掻き立てているんだ もう止まれない この流れはとても速くなってしまっている 誤解だとしても 困難だとしても 白か黒かの大海原に辿り着くまでは 止まれない だから行くしかない 行けば必ず 見えるものがあるだろう もし黒い海しかなかったとしても そのときは蒸気となって 雨となって また河となろう ありがとう 偉大なのはいつも自然なんだ 道しるべになり 見本になり 困難に立ち向かう勇気を僕にくれる 進める まだまだ進めるぞ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ まなざし 642 名前:まなざし[sage] 投稿日:02/07/22 13 33 ID ??? 地球儀を くるくる まわす子供みたいな 瞳のきらめき それだけは失くさないでね だってそんなあなたが好き 冒険者みたいな まなざしのあなたが ついて行きたいと 思わせてくれる 冒険者みたいな まなざしのあなたが 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ RPG 653 名前:RPG[sage] 投稿日:02/07/22 22 34 ID ??? サキは僕の恋人 僕が闘いに破れて、死んだら 蘇らせてくれるひと トレビの泉みたいな魔法で 僕がどんな傷を、化け物から受けても 回復させてくれるひと 砂貴ちゃんは同級生 ただの同級生 まともに話もしたことがないひと 死んでも生き返れる世界だったら 何度でも気持ちを口にできるのに 心の傷をリセットできる世界だったら 何度でも君を抱き締められるのに 夜中に、砂貴ちゃんから突然の電話で 僕の口舌はバグった 「あなたの好きなところへ行ってしまいなさい」 砂貴ちゃんのかけた呪文の言葉 僕は迷わずサキの居るダンジョンへ行った 砂貴ちゃんには二度と会えなくなった 退屈と死と怖いものだらけの世界から 冒険のないRPG世界へ、僕は逃げ込んだ 僕がレベル99になった時 それ以上レベルアップできなくなった時 僕はどんな風にゲームオーバーするんだろう? 「まずは坑道へ入って、ダブルセイバーを探しなさい」 砂貴ちゃんのメッセージが聞こえた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 輝き 654 名前:輝き[sage] 投稿日:02/07/23 00 43 ID ??? 空が青いから旅立つことにした 遠い日の夢の続き 大切なもの何故忘れていた? 取り戻したい失った時間 風の音が聞こえる 一歩踏み出せば飛べるような気がして 胸の高鳴りが心地良い 上手く描ける? 取り戻せる? 不安は無い 瞳に意志を 残された最後の宝石は輝く ゆっくりと深呼吸をして ゆっくりと目を開いて 僕は今一歩を踏み出す 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 冒険ちっく 668 名前:冒険ちっく[] 投稿日:02/07/23 16 06 ID Wiw/DRgA 豊かな思いは 魔法を生んで 船を創るはず 不思議な模様がうつる空の下を 進んでいく 「何も怖くない!」 なんて言ったりして 目が回るような流れ 人気のない草原でダンス こんな形 あんな場面 奇跡も空想も危険も絶望も 見たことなくて わくわく ―――開いた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 点 671 名前:点[sage] 投稿日:02/07/23 22 14 ID ??? 夏休みだから 俺は線になろう (X46,Y46)という自分に 特に不満はないが 3次曲線などには惹かれる (X8997,Y8997)に相談する >私と結ぶといい >深く知り合わないと >線にはならない 2点で1線にと 8997と仕事をする たとえ 破線になるとしても 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/gunpod11/pages/82.html
■T17共和国戦闘序列(陸戦居残り)■ #宇宙戦に出ていない部隊による陸戦用序列 #参加しない部隊をここから任意に削除していけばよし。 #分隊情報を追加したい場合は追加すること。 /*/ ○部隊一覧&URL ○陸戦ユニット: <バンバンジー超辛騎士団> http //www10.atwiki.jp/choukara/pages/19.html <るしにゃんにゃん中隊>http //gamechaki.kotonet.com/organization/org_t17.txt <【FEG治安維持部隊~浄化の泉】>http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/562.html <【FEG内政執行部隊~竜胆の花】>http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/564.html <なべ騎士団部隊>http //www19.atwiki.jp/nabe-nokuni/pages/17.html <【新世界忍者部隊】>http //richmam.xtr.jp/neokingdom/?%CA%D4%C0%AE%2FT17%2F%C8%CD%B9%F1%C9%F4%C2%E2 <T17玄霧藩国部隊>http //www35.atwiki.jp/kurogirihankoku/pages/523.html <ナニワ消防歩兵部隊>http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/520.html <治安維持番長>http //www24.atwiki.jp/kinoutundf/pages/17.html <狸士団> http //www44.atwiki.jp/kinoutun2/pages/16.html <【ナビガトリア師団】> https //sites.google.com/a/sevenspirals.net/hospitaller/check/t17organization <羅幻王国部隊>http //ragen.s7.xrea.com/x/aplow/index.php?%A3%D4%A3%B1%A3%B7%CA%D4%C0%AE%A5%D5%A5%A7%A5%A4%A5%BA <無名騎士藩国部隊> http //www7.atwiki.jp/genz/pages/555.html <リワマヒ国軍>http //www24.atwiki.jp/riwamahi/pages/744.html <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>http //www25.atwiki.jp/is_sevenspiral/pages/485.html ○陸戦その他: <大統領府航空輸送機CC17-4>http //www19.atwiki.jp/orionresident/pages/60.html <【(紅葉)藩国部隊】>https //sites.google.com/a/sevenspirals.net/koyo/check/turn17organization <初恋運輸・輸送艦隊>http //www9.atwiki.jp/tamahagane/pages/22.html ○部隊(初期)AR一覧表 ○陸戦ユニット: <狸士団>:15 <【FEG治安維持部隊~浄化の泉】>:13 <バンバンジー超辛騎士団> :12 <るしにゃんにゃん中隊>:10 <なべ騎士団部隊>:10 <【新世界忍者部隊】>:10 <T17玄霧藩国部隊>:10 <ナニワ消防歩兵部隊>:10 <治安維持番長>:10 <【ナビガトリア師団】>:10 <羅幻王国部隊>:10 <無名騎士藩国部隊>:10 <リワマヒ国軍>:10 <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>:10 ○部隊評価値一覧(分割後含む) ○陸戦ユニット: <バンバンジー超辛騎士団> :装甲67 遠距離35 /人型装甲67 人型白兵45 人型遠距離31 <るしにゃんにゃん中隊>:装甲24 中距離37 遠距離36 自動迎撃A35 自動迎撃B33 自動対空33 <【FEG治安維持部隊~浄化の泉】>:装甲33 白兵41 近距離40 中距離42 遠距離32 対空30 <なべ騎士団部隊>:装甲27 白兵30 <【新世界忍者部隊】>:装甲27 白兵34 <T17玄霧藩国部隊>:装甲42 詠唱42 治療51 #浄化可能 <ナニワ消防歩兵部隊>:装甲28 白兵31 中距離29 災害対応24 <治安維持番長>:装甲20 白兵33 治療8 メンチ自動成功or-21 <狸士団>:装甲25 権威のメイス 法の呪文 <【ナビガトリア師団】>:装甲30 白兵33 隠蔽41 <リワマヒ国軍>:装甲37 白兵40 鎮静43 <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>:装甲46 詠唱48 流れを戻す43 治療43 探査43 #森林では装甲以外+1 ○備考 戦闘時前提。よってFEG竜胆、羅幻王国、無名騎士の歩兵などは記載していない。(戦闘が可能とは言えないため) #並べるだけ並べるならそれはそれで可。 なべ騎士団、新世界忍者部隊、ナビガトリア師団、無名騎士藩国部隊などは、部隊分割しないと間接攻撃が出来ない。 バンタンクは変形する。タンクで砲撃、人型で白兵が得意。 狸士団は軽編成。 狸士団は兵員輸送車搭乗。降りるとAR10。評価は降りた後のもの。 ナビガトリア師団は大地の上の数値を記載 ゴロネコ&玄霧藩国が属性相性○。ただしどちらも治療部隊兼任で装甲も担当している。 るしにゃん王国の自動迎撃は地上2回対空1回の3回。 ○よく使われる一般評価 #戦闘中、よくリクエストのある一般評価が一番高い部隊と数値を記載。 感覚(歩兵):<リワマヒ国軍>:37 知識(歩兵):<T17玄霧藩国部隊>:41 幸運(歩兵):<【ナビガトリア師団】>:41
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/132.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 お題 先 開催期間 2002/12/28~2003/01/08 参加作品数 33 審査員 10人 本スレ 5の187-333 議論スレ 4の534-561 【チャンプ】 欠片の番(たもい):11点 【準チャンプ】 あいだに ちょこりと出ています(しいな まほろ):10点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 191 見えない先に怯え負けた者への詩 - 2 192 腐れた弱者の戯言 - 1 193,196 あいだに ちょこりと出ています しいな まほろ 10 194-195 DER SAND - 2 197 平成10年 金鯱賞 - 1 202-204 春待つ福寿草 - - 215-216 先端恐怖 - 1 221 その先…… - 3 222-224 グリーンドルフィンの続き - 3 225 目を開く クロラ 7 226 I m sitting alone - - 234 無題 - 1 237 無題 - - 244 感謝の消失後 - - 245 欠片の番 たもい 11 246-248 炎の舌先 - 1 249 イトミミズと棒っきれ - 1 251-252 トビコムソノサキハ(1) - 1 258 指先 - 1 259-260 爺さん最後の食事 - 3 261 先 - 1 262 ろっシー - 1 263-264 運命 - - 265-266 Pointe(ポアント;つま先で) Canopus 9 268 ショート03 - 10 272 ヒトダルマ - - 273 風花(かざはな) - 1 286 糞猫 - 1 288 舌先 - 7 290 明日は昨日の冬 ame 4 291 運命 - - 292 先 - 1 293-296 サキちゃん - 6 【審査員】 都立家政 ◆L7EROpoemk 霧都 ◆WISH/t.n/I ドン亀 ◆YdTp8oxx7. 4th ◆HdqTLODCXU しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o むこうの317 ◆317..n/Ke6 Canopus ◆DYj1h.j3e. 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q 名無しの雄 ◆YWbBGuPijI たもい 【採点レス】 300 名前:都立家政 ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:03/01/06 04 19 ID ZyxlPazq 2点 288「舌先」 293「サキちゃん」 1点 234「無題」 261「先」 249「イトミミズと棒っきれ」 262「ろっシー」 193「あいだに ちょこりと出ています」 191「見えない先に怯え負けた者への詩」 310 名前:霧都 ◆WISH/t.n/I [sage] 投稿日:03/01/06 23 34 ID ZyPiCbAL 268 :ショート03 3点 193 :あいだに ちょこりと出ています 3点 225 :目を開く 2点 245 :欠片の番 2点 259 :爺さん最後の食事 2点 251-252 :トビコムソノサキハ 1点 265 :Pointe(ポアント;つま先で) 1点 286 :糞猫氏 1点 292 :先 1点 311 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/01/07 00 32 ID 9P8mlv9F 【3点】 245「欠片の番」 312 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/01/07 00 34 ID 9P8mlv9F 【2点】 265-266「Pointe(ポアント:つま先で) 290「明日は昨日の冬」 【1点】 193「あいだに ちょこりと出ています」 222-224「グリーンドルフィンの続き」 268「ショート03」 313 名前:4th ◆HdqTLODCXU [sage] 投稿日:03/01/07 00 40 ID 4/R5uiKz 265 3点 316 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/01/07 13 01 ID bHkkc4lq とても絞りきれないので、次の作品に1点ずつバラまかせてください。 192「廃れた弱者の戯言」 194-195「DER SAND」 215-216「先端恐怖」 245「欠片の番」 246-247「炎の舌先」 258「指先」 265-266「Pointe(ポアント;つま先で)」 268「ショート03」 273「風花」 290「明日は昨日の冬」 293-294,295「サキちゃん」 317 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:03/01/07 13 39 ID vIBjJdL9 3点 193 あいだに ちょこりと出ています 319 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/07 21 37 ID 3y+On5hl 225 3点。 268 3点。 245 2点。 320 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:03/01/07 21 54 ID 3y+On5hl 続き。あとは1点です。 191 193 197 221 288 321 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/01/07 22 27 ID wVqpkb4V 3点 293-294,296「サキちゃん」 2点 221「その先……」 225「目を開く」 265-266「Pointe(ポアント;つま先で)」 268「ショート03」 1点 193「あいだに ちょこりと出ています」 222-224「グリーンドルフィンの続き」 245「欠片の番」 288「舌先」 290「明日は昨日の冬」 322 名前:名無しの雄 ◆YWbBGuPijI [sage] 投稿日:03/01/07 22 35 ID 5d+BX7ta 【2点】 288「舌先」 245「欠片の番」 324 名前:たもい[sage] 投稿日:03/01/07 23 57 ID JT0ZpBuy 【1点】 194「DER SAND」 222「グリーンドルフィンの続き」 259「爺さん最後の食事」 288「舌先」 作品 ■▲▼ [見えない先に怯え負けた者への詩 191 名前:見えない先に怯え負けた者への詩[sage] 投稿日:02/12/28 23 28 ID 7Ux+OTIF 『先』ッ! それは全くの不可知である! よく「一寸先は闇」と言われるように こいつは全くわからない! 恐ろしい! お前はその恐怖に負けたのだ! だがッ! 闇があるなら何故照らす光を焚かない!? 人はッ!予測し!最悪の事態に備えることで! 巨大な『闇』に打ち勝ってきた! 叡智という炎を手に入れた時! 人類は進歩したのだッ! さあ立ち上がれ! 炎を手に『闇』を照らせ! そして恐れずに足を踏み出すのだ! どんな明かりをどうやって灯すかは お 前 が 考 え ろ ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 腐れた弱者の戯言 192 名前:腐れた弱者の戯言[] 投稿日:02/12/28 23 57 ID Yy3mTbIg 前へ進むその足に 影の笑いが張り付いて スッテップ刻むその歩調 だんだん速度を失って いつのまにか立ち止まる 見上げた町の片隅で 月が夜空にぽっかりと 黄色い穴を穿つのを ただ立ち止まり眺めてて いつになっても踏み出せず 先へと進むその足を とどめているのは月と影 粘つく闇と笑い声 いつしか進むのやめたのは 失った前へ進む力 欠けてゆく前を見る自信 また進みだすそのために どうか勇気をください また一歩進むために 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ あいだに ちょこりと出ています 193 名前:あいだに ちょこりと出ています[] 投稿日:02/12/29 00 25 ID ocu50u2N かたつむりの 先 うずまきの家に灯 196 名前:193[sage] 投稿日:02/12/29 13 32 ID XPvz529x タイトル変更したいです。 「あいだに ちょこりと出ています」→「先の旅路」に。 今さらダメでしょうか...。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ DER SAND 194 名前:DER SAND(1)[sage] 投稿日:02/12/29 00 58 ID chvRa0t1 DER SAND 砂漠の砂を赤いバケツにたっぷり入れて 赤いバケツから青いバケツへ移し変える そおっと青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ 移し変える きをつけて青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ 移し変える うんしょと青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ 移し変える 腰に力を入れて青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ 移し変える もう一度青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変えるまた砂を赤いバケツから青いバケツへ 移し変える また青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変えるまた赤いバケツから青いバケツへ 移し変える 195 名前:DER SAND(1)[sage] 投稿日:02/12/29 00 59 ID chvRa0t1 青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える赤いバケツから青いバケツへ 移し変える 青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える赤いバケツから青いバケツへ 移し変える 青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える赤いバケツから青いバケツへ 移し変える 青いバケツの砂を赤いバケツに 移し変える赤いバケツから青いバケツへ 移し変える いつか、砂が虹色に染まるらしい そのまえに青いバケツをひっくりかえされる 砂はほかのすなとまじってわからなくなる 新しい砂を青いバケツに入れる 青いバケツの砂を赤いバケツに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 平成10年 金鯱賞 197 名前:平成10年 金鯱賞[] 投稿日:02/12/29 15 48 ID ovclbiWa 5番の馬が逃げている 僕はその馬の単勝馬券を持ちながら 後方の馬を見ていた 例えばこれが30秒後に紙屑になってしまえば 今月はもう生活できない 祈るような気持ちと 興奮が僕の心を埋め尽くして そのような生活を恥じる考えは無かった 見よ あの馬もあの人も 後ろを振り返る事無くただひたすら前へ前へ この人生を振り返っても仕方が無いのだ もう前へ進むしかないのだ たとえこの先にあるであろう大きな川に 橋がかかってなくても ゴールする時あの人は右手の拳を何度も握った 僕は全然違う気持ちで右手の拳を何度も握った 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 春待つ福寿草 202- 203で完成形です。 202 名前:春待つ福寿草[sage] 投稿日:02/12/29 21 54 ID DerfuGwu 野辺に漂う 痛ましい息吹にうなされて 少女はひとり 真冬を抱いて春を待つ 頼りなく灯火を抱いた少女 つららのような孤独を 抱きしめて雫が 身体を朽ちらす 突如! 薄暗い空の燦然とした一点が 曖昧な雲の濃淡を切り裂いて 少女の肩を掴んで飛び放ち 円弧を描いて春を探求する 時は穏やかに少女を蹂躪し 大地の確かさと温もりから隔離する 舞い散る少女の涙が 乾いた風の為すがまま 地面を黄色く敷き詰める ほの暗い倦怠と虚脱の中で 悪夢の余韻に導かれ 少女は何物かに同化した 203 名前:春待つ福寿草[sage] 投稿日:02/12/29 22 43 ID DerfuGwu 少女の影から熱量がほとばしる! 偽者の太陽のように 悶え苦しみ狂喜する 失調した身体性に 己の衰弱した影に 少女は怯え もはや空を仰ぐだけの背骨もなく 筋肉は真冬の怜悧を察知できない 少女は死体のように墜落した 少女は野辺の地面に消失した …………………………………………… 204 名前:春待つ福寿草[sage] 投稿日:02/12/29 22 43 ID DerfuGwu 「春のさえずりが 野辺に木霊(こだま)してるね 新しい命の息吹が蠢いているよ」 「先行く真冬を やさしく鎮魂する この黄色い花って なんて健気で純粋なんだろう」 太陽より黄色い強さで 春のはじまりを告げる 福寿草 陽の光を求めつづけて止まない 福寿草 それは… 少女の生まれ変わりだったのです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 先端恐怖 215 名前:先端恐怖 前編[sage] 投稿日:02/12/30 13 32 ID FYSuiTzY 現れたのは女ではなかった こんなに明るくてこんなに哀しい 笑みを浮かべる生き物を 何と呼べばいいのか 僕には相応しい言葉がない ただ 哀しみと癒されることのない疲労を 肉の身に詰め込んで 僕の前に佇んでいる女の姿をした 生き物 お前の笑顔はあまりに哀しい その枯れ木のような細い両腕で この生き物は いったい日に幾人の欲望を 受け止めるのか 運命などない それはお前の脳内に去来した 瞬間の諦念 僕は言葉を紡いで そして引き裂いた 声にできない心中だけの反響 言えるはずがない その哀しい笑顔に応える言葉が 僕にはない 216 名前:先端恐怖 後編[] 投稿日:02/12/30 13 34 ID FYSuiTzY お前の笑顔はあまりに哀しい そのガラス玉のような両の瞳で この生き物は いったい日に幾人の激情を 受け止めるのか 激しく抱きしめながら 僕は気づいている 気がつかない振りをしながら 本当は お前は鏡 鏡を抱きしめている僕は 己を深く抱きしめているも同然だと 気がついている 今 心の先端は澄み切った明るい闇に触れ 静かな恐怖が じわじわ心に這い寄って 本当に哀れなのは 誰? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ その先…… 221 名前:その先……[] 投稿日:02/12/30 23 48 ID j8JExHKO あなたたちのように苦労して夜学ぶのが本当の勉強ですと、先生は言いました。 その先に埋まっているコトバが私には浮かんで来ました。しかし先生の子供は 夜学には通っていない。 あの時の先生の言葉は、その先、どうしても思い出せません。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ グリーンドルフィンの続き 222 名前:グリーンドルフィンの続き 1[sage] 投稿日:02/12/31 01 59 ID odMy/F0m 「グリーンドルフィン教えてあげる」 そうして始まるお話は 昔おばあ様から聞いたお話 神経質な緑のイルカ 緑のイルカを見守る一人の少女 少女はイルカ達の海の番人で 首は鎖で繋がれている 神経質すぎる緑のイルカは孤立して 毎日不貞腐れてばかりいた 私はグリーンでもドルフィンでもないけれど 彼の気持ちが分かる気がした 月の沈む夜 イルカ達は沈む月の上を輪になって跳び 太陽が沈む夕暮れには イルカ達は太陽の代わりに光を放つ星になった ただ 緑のイルカだけは一人 少女のいる秘密の洞窟でそれを眺めた 私たちには 見えない鎖がある そう 洞窟の孤独な少女のように 目に見えないモノに繋がれて もがいても あがいても そこから離れることはできないのだ 223 名前:グリーンドルフィンの続き 2[sage] 投稿日:02/12/31 02 00 ID odMy/F0m 「グリーンドルフィン どうしてみんなと踊らないの みんな楽しそうに 飛び跳ねているわ」 緑のイルカ 不貞腐れたままで 「僕が跳ねても 僕だけ緑色で 皆と違う色に光るから 皆恨めしそうに僕を見るからさ」 「皆と違うことが どうしていけないことなの あなたのグリーンは こんなに綺麗なのに」 緑のイルカ まだ不貞腐れて 「君から見たら綺麗でも 僕や皆からしたらうっとうしいのさ 君はずっとそこに一人だから こんな気持ちは分からないだろうけど」 少女は少し黙って それから答えた 「グリーンドルフィン教えてあげる あなたがグリーンに生まれた理由 私はいつもここで同じように 同じ色のイルカ達が 同じように踊るのを 毎日毎日繰り返し眺めてきたの いつも同じで 皆同じだったわ だから違う色のイルカが欲しかったの ワガママでも そう願ったの グリーンのイルカが飛び跳ねてくれたら きっと美しくて 私ここに一人きりでも 死ぬまで一人でも構わないって 空の星に願ったの 強く 強く」 緑のイルカ そう聞いて とても嬉しくなって 悲しくなって 少女がいる限り 生きている限り どのイルカよりも高く美しく飛び跳ねてみせようと 誓ったのだ 私がおばあ様から聞いたのはここまで これはグリーンドルフィンのお話だけど 大きくなって そのお話には 続きがあることを 知った 224 名前:グリーンドルフィンの続き 3[sage] 投稿日:02/12/31 02 02 ID odMy/F0m イルカの海の番人で 誰も知らない洞窟で一人きり 首を鎖で繋がれた少女のお話 洞窟は暗く 深く 険しい岩山に囲まれていた 少女はある業を負って 鎖で繋がれたまま 使命を守っていた これ以上もなく これ以下もなく イルカ達の数を制限せよ と 少女は一匹イルカが増えると 一匹のイルカを間引いて食べた 食べれば 食べるほどに 鎖は頑丈になり 鎖が繋がる先は より強く少女を捕らえた 少女はイルカの残骸に繋がれていた 緑のイルカは暗すぎて 少女の背後にかつての仲間達がいたなんて 気付かなかった 私は思う 少女の業とは何か それは イルカを間引き食べることではなく あんなに美しく 嘘を答えたこと 見えるはずがないのだ 暗く深い洞窟の奥で海の上を跳ねるイルカの光景など 何もかもが嘘で その先は 私は思う この首に繋がれた見えない鎖 その繋がる先 私達は繋がれているのだ 少女のように 一つのお話に その先を作りながら 嬉しくなって悲しくなって 生きている限り 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/24.html
「~☆★即興詩人隊!Champを目指せ★☆~」の421-631 421 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/20 00 13 ID /0FYU5aE それでは、Champの意向に従いまして、 今回のお題は「火」とします。 これを「タイトル」ではなく「テーマ」としてお書きください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●基本的に投稿は"名無し"でお願いします。 コテハンによる投稿は申しわけありませんが、無効とさせていただ きます。 ●名前欄に「火」をテーマにしたタイトルを自由につけてお書き ください。 ●審査員の方は、できるだけ三行以内の寸評をお願いします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 投稿期限は5月27日0:13分までです。 422 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/20 00 28 ID /0FYU5aE おっと、寝てしまうところだった(汗) 今回の審査員の方々に、継続して審査員をやってくださるか どうかをお尋ねしておきたいと思います。 同時に、新しい審査員の募集も常時行っております。 どなたでも、お気軽にご参加くださいませ☆ 423 名前:Joker[age] 投稿日:02/05/20 00 42 ID ??? タイトルではなく、テーマ・・・いいじゃなですか。 いずれテーマのフィーリングがあえば投稿したいですね。 424 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 00 48 ID ??? 423 あくまでも実験的段階ですよ。 YKH様 え~と、ところでマルチポストは厳禁!とか、 そんな規則はたてられますか? 今回の場合、似たような投稿場みたくなっているのですが、、 ホスト役(?)である貴方様にお聞きしようかなと思いまして,,,,,, 425 名前:209[sage] 投稿日:02/05/20 01 20 ID ??? 前回と共に、今回も批評もしくはお読みいただいた審査員の方々、 ありがとうです。 詩作することにとても励みになるす。 Wildcatさん 自分の詩を 409のように全部詳しく批評されたのは 初めてで、それに賞までいただいて感動してるす。 あと自分はコテハンもってないです、 ハズレっすね。 426 名前:243です。[sage] 投稿日:02/05/20 02 23 ID ??? 度重なる御礼レスで申し訳無いですが、、どうしても。 審査員の方々、とても参考になりました。 と、 >Canopus様 ご批評、ほんとうにありがとうございます。 未熟尽くしである私にはもったいないです。 はい(汗 私は欲張りです。若さゆえ傲慢(?)があるものと知りつつも、 これは大事にしていこうなんて、ごちゃごちゃした終末を迎えてしまいました(恥 慎んで精進致します。 >作業 はやってみます。なんだかにやけちゃいそうです(笑 ありがとうございます。 ――― 他の審査員方に。 コテですが、ばれないような無名です。 これからもよろしくおねがいいたします(なにか意味深でスミマセン 427 名前:隠れキャラ ◆WIZs/lSc [sage] 投稿日:02/05/20 02 50 ID ??? 審査したいぐらいの詩があれば、たまに来るよ。 たまーに。 428 名前:wildcat[sage] 投稿日:02/05/20 05 29 ID ??? 425 ハズレっすね。 (o_ _)oぽて これは、失礼おば。 これで、ひとつも当たらなかった( ̄ー ̄;ッス そういえば、ひとり1編までとかいう、規定は まだなかったですね 429 名前:Brilliant小川 ◆Xw5jTDiI [sage] 投稿日:02/05/20 05 30 ID ??? むむ・・・君のプロフも作るぞ。 430 名前:Brilliant小川 ◆Xw5jTDiI [] 投稿日:02/05/20 05 34 ID v1p88Txz あげておこうかな。 431 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/20 06 47 ID ??? 『メロン』 メロンは青い妖精。天よりの さずかりもの。冷やすとますま すその柔らかさに身体が溶けて しまいそう。糞の『カボチャ』 とは天と地だ。畳屋のせがれ教 祖が好んだらしいが、やはり高 級志向の代表になのだろう。 メロンのような熟成した果実は ガードが固く中がとろけお高く とまっている貴婦人女性のよう に手に入らないのだ。 432 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 10 52 ID ??? 424 よく見れば、今回あちらのスレのテーマが「炎」で、こっちが 「火」だったですね。炎と火は同じ言葉ではないけれど、同じ ものを指す場合も多々あります。これは「同じ目的のスレがひ とつの板に二つある状態」になっちゃったかな(汗) 今更気がついてしまいました。どうしましょ(泣) とりあえずマルチポストは厳禁。あちらとこちらでそれぞれに 亀王(笑)とチャンプを決定して、日本シリーズみたいにその 二作品で最終決戦を……とか、馬鹿なこと言ってるなぁ(汗) 433 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 10 56 ID ??? 427 審査員といっても、特にやっていただきたいことといえば、 「最終的にChamp候補を挙げていただくことだけ」です。 なるべく全ての投稿作品に目を通してもらいたいのは やまやまですが、強制はしません。 だから、たまーにでも全然構いませんよ。 みなさま、お気軽にご参加ください。 434 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 11 01 ID ??? まだ投稿作品もないことですし、( 431は投稿作品じゃないで すよねぇ……?)もしもChampのKanonさんからお題変更の 書き込みがあれば、変更するのもいいかと思います。 その前にひとつでも作品の投稿があれば、このままで行くこと にしましょう。 (いつもながら、なんか俺、いきあたりばったりだなぁ) ☆★マルチポストは厳禁、とします★☆ ルールは 421にあります。 435 名前:b[] 投稿日:02/05/20 16 01 ID T5QqeIqX なにが見える? そこには何がある? 誰かいる? 教えてください どうすれば? いいの? 教えてください 誰か 436 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 16 11 ID ??? こんにちは、YKHさん、他審査員の皆さん。 どうです?審査員は集まった? 人数が少ないのもいいけど、 やっぱりこういうのは多人数でやるのが醍醐味だと思うんだよね。。 審査員を集めるには、他スレを覗いたり、 色々と面倒なことも多いでしょうが、がんばってね。 ではでは。 437 名前:wildcat[sage] 投稿日:02/05/20 18 34 ID ??? 432 とりあえずマルチポストは厳禁。 了解しました( ̄ー ̄) では、引き続き、審査員のほう つとめさせていただきます。ってゆうより、特に申し出しない 限り、続けてるって思っていただいていいんですけど( ̄ー ̄; 438 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 22 29 ID ??? 428 名無し投稿をルールに取り入れた時から実は気がついてはいたん ですが、そのあたりに関しては、どうにもならないですね。一応 1には明記してあるんですが。 どうにもならないからには、認めるしかないでしょうね。 事情により、わざと分かりにくい書き方をしてみましたが、通じ ましたでしょうか?(汗) 436 おお。ありがとうございます。 まったく仰る通りです。最低10人、審査員ほしいなぁ……。 439 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 22 29 ID ??? Wildcatさん ありがとうございます。引き続きの審査員、よろしくお願いします。 Canopusさんも、継続していただけるものと勝手に決めちゃって よろしいでしょうか? 決めちゃいますよ? ……決めちゃいま した☆ さて、撫子さんは……まぁ、その気がおありでしたら、いつでも 審査員に加わってくださいませ。特に私の了解などは必要ではあ りませんから☆ 440 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/20 22 50 ID mgz18qCY もう、開き直って本決まりにしちゃいましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回のお題は「火」です。これを"テーマにして"自由にタイトル をつけてお書きください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー>無記名での投稿をお願いします。名前欄にはタイトルを入れて ください。 >タイトルが名前欄にない場合、注意にとどめ、無効とはしませ ん。が、コテハンでの投稿は即無効とさせていただきます。 >マルチポストは厳禁。 >審査員の仕事は、最終的にチャンプを決めることだけです。 批評や感想の書き込みは任意とします。その場合、投稿者の方 の不公平感を減らす目的で、作品応募期間中に限っては"三行 以内の寸評"という形でお願いします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 作品投稿期限は5月27日0時13分です。 441 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 22 52 ID ??? 440 うわ。なんじゃこりゃぁ!! ☆★どなたか審査員、やってくださいませんか?★☆ 442 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 22 54 ID ??? 批評してる人って、少ないよね。ここにいる人たちで全部なんじゃ? 443 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/20 23 10 ID 2THirEDn 442 ここにいる人で全部とは思いませんけど……このスレでは、 批評の経験の有無に関わらず、誰でもが審査員になれるように 工夫しているつもりなんです。 ●チャンプ候補(イイ!と思った作品)だけ挙げてもらえればOK! ●批評でなく、簡単な感想でも全然OK! ●感想さえなくてもOK! チャンプ候補だけ選んでもらえれば。 ●多人数でやるので労力がかからない。 と、いうわけで楽勝です。審査員、やってみませんか? 444 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 23 14 ID ??? あのさあ、ずっと前から思ってたんだけど、 このスレッドだけで宣伝してても意味ないと思うんだよ。 ちょっと、探してみたら?批評してる人なら沢山いるんだよ。 445 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 23 22 ID ??? 444 そうですね。とはいえ実は前にやったことあったんですが、 行く先々で、ことごとく断られ、それでメゲていたところ あります(泣) 押し付けがましいのも嫌なので、立候補していただきたい な~……とか思っているんですけど。 今までこの板では、大半の書き込みを名無しでしていたもの で、知り合いらしい知り合いもいないしなぁ。 でも、できるだけ自分の足(?)も使ってみたいと思います。 アドバイス、ありがとうございました。 446 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 23 24 ID ??? ・・・?たとえばどこに行ったの? 447 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/20 23 25 ID ??? 彼はまず、この板の研究をする必要があると思う。 448 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/20 23 28 ID ??? 446 「命がけで批評するスレ」とか「書いた詩評価してあげるよ」とか。 447 研究ですか(笑)よーし、頑張ります! っていうか、もう3ヶ月くらいはいるんですけどね☆ 449 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/20 23 32 ID ??? ふむ、どうやらあからさまに、 「批評」をテーマとしたスレッドしか覗いてないわけか。 まあ3ヶ月ぽっちじゃこの板の全てを把握するのは難しいわな。 よし、ここ見てみ。そして、批評を行っている方のところへ行ってみてくれ。 直リンは勘弁な。応援してるから、がんばって。 ttp //snow.prohosting.com/2chpoem/ 450 名前:批評家 ◆bges16Zs [age] 投稿日:02/05/21 00 58 ID ??? 448 スマン。 一応気がついてこのスレ覗いてみたら、撫子というコテハンが立候補していたのであえて立候補しなかった。 もし、批評家が足りないようならまた声をかけてくれ。 ちょっと書いた詩スレの批評ですら滞ってる状態なので何ともいえないが…。 もし足りないようなら、また声かけてくれ。 たいした力にはなれないだろうが、枯れ木も山の賑わいというので、その程度にならなれそうだ。 では失礼する。 451 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/05/21 01 02 ID ??? 撫子、ここの審査員続けるよー☆ だって亀ちゃんのスレ、企画倒れになりそうなんだモン!★ 452 名前:批評家 ◆bges16Zs [age] 投稿日:02/05/21 01 08 ID ??? 451 気が向いたら、「書いた詩批評するよ」スレにも来てくれ。 今仕事忙しいので、ちょっと手が回らん。 453 名前: 火[] 投稿日:02/05/21 02 12 ID ElzLBrme ボク という2文字は ボクじゃなかった だから 死んで 生まれた オレ という2文字は オレじゃなかった すぐに死んでしまう 癖 悪い癖 屋上の水滴に 太陽が眩しい植え込み 当たり前の2文字が しゃがみこむ ボクは沈む太陽の火であり オレはカバンから昇る日をとりだす 犬 犬が笑うほどの未来に 花と火が 悲劇名詞になる ポリカーボネイトで出来た避妊具のほんの先っちょ ボクの非が音をたてずに 爆発する ボクのランニングシャツに 太古の龍が 焼け付いた すぐに火に任せる 癖 悪い癖 454 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/05/21 02 26 ID ??? 453 イイよぉ~!☆燃え燃え~!! まさにバーニング!!だよね~☆ 言葉の選び方&並べ方&意味のもたせかたが素敵♪95てんかな☆ 455 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/05/21 02 28 ID ??? どうもあたし、か○○さんの作風には弱いっぽいな~☆ 456 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/21 04 20 ID ??? 455 ミス 撫子へ そういうのは、全部終わってから言わないと名無しさん参加の意味ないよ? 気持ちはわかるけど、あえて言わないでおく忍耐力を求めたい。 まあ、絶対本人という保証はないけど、ともかく審査員を続けるなら自重 すべきです。 457 名前:eatkyo061188.adsl.ppp.infoweb.ne.jp都立家政[sage] 投稿日:02/05/21 05 56 ID ??? 亀レスごめん。 待っててくれたんだね、ありがとう。 458 名前:eatkyo061188.adsl.ppp.infoweb.ne.jp都立家政[sage] 投稿日:02/05/21 06 00 ID ??? 都立家政賞 247 459 名前:eatkyo061188.adsl.ppp.infoweb.ne.jp都立家政[sage] 投稿日:02/05/21 06 02 ID ??? もう一つ 235 460 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/21 09 08 ID ??? <忠告> 撫子の相手してるとロクなことねえよ。 だってこいつ、ドン亀で、いかいかなんだから(ワラ 461 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/21 10 02 ID ??? 458 459 アタマおかしいんじゃねぇのか? >都立家政 462 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/21 10 07 ID ??? 460 ドン亀は、いかいかじゃないよ。がすぬきだよ。 その昔は、みてこうとか言ってた奴です。 458 459 あんたはキモイ朗読会をやってなさい!都立さん(笑 463 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/21 22 44 ID P7yYnJad 453 論理性は破綻していますが、そこが魅力の詩ですよね? すごくうまいと感じました。よくわからないけど(笑)何も言う ことはありません。破綻しながらよくまとまっていると思います。 撫子さん 456さんの仰る通り、作者当てクイズは後のお楽しみにとって おきましょう☆私は、これはあの人ではないと思います(笑) 464 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/21 22 44 ID ??? 都立家政さん すみません。呼びかけたのですが、返事がなかったので、前回の チャンプは勝手ながら決定させていただきました。 都立家政賞の発表、ありがとうございます。またどこかにまとめ ておきますね。 批評家さん 慢性的な審査員不足です(泣) ご面倒でなければ、お願いします。 465 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/21 22 51 ID ??? あ、YKHさん、昨日貼った辞典見てくれた?それ参考にして募集してくださいです。。。 466 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/21 22 56 ID tYtOStH2 465 今晩は。見ましたよ☆ありがとうございます。 さて、今回は作品が集まりませんね。あっちと被ってるから?(汗) 今回のルールは 440にありますので、どうかご覧くださいませ。 467 名前:火[] 投稿日:02/05/22 01 07 ID c+tq468E 君は寝起きの朝のような不自然さで、 僕の耳もとでささやく。 ちょっとの間出会わなかった景色が、 物知り顔でやってきた。 上手に並んだ円い火の列は、 国境の兵士の律儀さで、僕を見上げている。 真っ白な足場の上で、風が吹くのを待っている。 愛し合うよりも真剣な顔で、 僕は円い灯りを覗き込んだ。 一息で、ふうっ、って。 一瞬の暗闇の中で、僕は少し幸福だった。 468 名前:蚊取り線香[] 投稿日:02/05/22 01 12 ID ctl+BoUN あなたへ向けたロケット花火が あなたの前でポトリと絶えた あなたは笑顔で文句を言いつつ あなたの目はあいつを見ていた 僕の思いはねずみ花火 決してあなたに近づくことなく ここでぐるぐる回るだけ あいつが花火を打ち上げて 落とすパラシュートにあなたが飛びつく 二人と一人の夏の夜 僕は待つ 君が振り向いてくれるまで そこに置かれた渦巻きの如く じっくり のんびり ほのかに ひそかに 469 名前:火の壁[sage] 投稿日:02/05/22 01 21 ID ??? あなたに贈った手作りウイルス 丹精こめて作ったのに 冷たいファイアーウォールに 焼かれてしまったの 貴方の壁はとても頑丈で 私みたいな素人にはとても越えられない ううん 貴方はそうやって 誰でも拒んで独りになるんだわ そうなのね 悲しいわ でもね 待ってて いつか私がその壁を壊して 貴方にこの毒を口移ししてあげるから だからもう少し 独りで待ってて 470 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/05/22 02 51 ID ??? 467 なんかさー。わかりやすいことを、わざわざわかりにくく 書いてなーい?でも雰囲気は出てると思ーよー☆ ケーキが食べたくなっちゃったな★73点かな★ 468 ねずみ花火から香取線香かー。。。固まっちゃったのー?★ ていねいに書いてあるし、切ない思いも伝わるラヴポエムだー☆ 軟派な恋愛モノ漫画みたいだねっ♪75点かなー。 469 くやしーよねー★ファイアーウォールなんてさ、負かしちゃえー! 少なくともあたしは、コンピューターウィルス擬人化した詩は 初めて見ました☆悪女?かっくいーし、80点かな♪ 471 名前:こころに火ともし[sage] 投稿日:02/05/22 19 28 ID ??? いつしかなにも言わず 僕のわがままつきあう車に ゆられながれる景色 ひそむようにぼんやり眺める ふと、なに気なくかけてくれた ことば、やわらかい呼気 それはしごく当たりまえで けれどふだん思ってもいないと そんなものなのに こころが凍っていたことに 気づいた 自分にしかわからない わかってほしくないものが からだ中とけてゆくよう 体液をへんかさせた ポッとあかく熱くなり 有ることわすれた筋肉みたく ふるえるくち唇 にじみだす涙を とめることができない それでもさとられないよう そっぽむき ゆがんでながれる景色 いつからだろう、ゆがみ 僕もなに気なくかえしたいが ままならず よこ目でのぞく わんぱくをした記憶かさなる 祖父のよこがお あなたから生まれてきたかったと 言えるわけなく、ただ こころの中で 472 名前:フェニックス[sage] 投稿日:02/05/22 20 13 ID ??? 生まれ変われ即行黙ってろ神の声 死ぬ死なぬも俺次第誰が死ぬかこんな楽しい世界 殺せるもんならやってみな死んでも火葬場から蘇る 見ろよこの羽赤く気高い輝いてるぜ俺の魂 暴言実体限りない心遣い感じれないなら当然絶交 踏むも踏まぬも韻すらしらねえただ語るぜ俺の心の豪華な光 滅法破壊撒き散らす巨大な業火 から生まれ変わる確かな不死鳥 一瞬間瞬間マボロシ幻想語れよ俺を呟け青年 俺に続け下につけとはいわねえついたらついた分どこかで毒吐け 死人の如く青い顔するんじゃねえ怒れよ少しはほらどうだ赤くタコのような顔かっこいいぜ 限りない可能性を胸に秘めて語れよすぐにとはいわねえいつか実らせろ絶対 473 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/22 21 42 ID ??? 469 恐いですね~(笑)本当、読んでいるうちに、その女の人自身がウィルス であるように感じられてきました。火の壁以上に、彼女こそが火ですね。 相手に向かって一人呟くような書き方も、ここでは効果的だと思います。 471 心の中に生まれた暖かい火、ですかね。目を引く表現が随所に散りばめて あって、うまいですよね。ただ、少々ひっぱりすぎの感じもしました。 祖父が出てくるのが最後なら、もっと興味を持続させてくれないと辛いかな、と。 472 勢いにのって、一気に読みました。リズムが気持ちいいですねぇ。 ひたすらにリズムと力強さを感じればいいんですかね?(ごめんなさい。 このタイプは疎いもんで)カラダに響く詩だなぁ、と思いました。 474 名前:wildcat[sage] 投稿日:02/05/22 23 12 ID ??? 453 投稿第1号さんですね。即興詩人の名にに恥じないその早さは 見事です。ボクとオレが適当な距離をとりながら進んでゆく手法 は個人的には好きです。ただ、最後はボクだけになってしまいま した。その意図が理解出来ませんでした。 467 誕生日、おめでとうございます。幸せの一瞬を描いた詩と解釈 しました。ただ、こういうネタは、最後の最後までだまし続けて 欲しいと思います。(真っ白な足場、当りで私にはバレました) 468 切ないですね。切ない想いは確かに感じます。でも、そこに 詩としての工夫も詩的表現も見られませんでした。 469 ファイヤーウオールとウイルスとは、別問題では? それと 468さんと同じで、詩としての体をなしてないと、思います。 狙いは面白かったんですが、残念でした。 475 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/23 00 22 ID E7w+wt0l ごめんなさい、思いっきり出遅れた…。 471 テーマとは離れるんですが、「車」は乳母車かな。祖父に乳母車を 押されて景色を眺める幼い僕。情景描写がもう少しほしいところでした。 472 こういうフェニックスは始めて見たね(笑)。どちらかというと神格 化されやすい存在ですからね。やっぱり韻は踏んだ方がよかったんじゃないか なあ。雑然とした印象が目立っちゃいました。うん、でも、面白いですよ。 476 名前:火[sage] 投稿日:02/05/23 03 06 ID ??? バーミリオン イグニカーンス フレイム・レッド 背中に身振りに眼光に 透けて見える 焔(ほむら) 傍に寄ってあたるだけの 日々を 経て 僕の中に小さく 灯った 光 少しの風にも 消えそうに思って 一粒の涙にも 無くしてしまう気がして 震える手で覆った 祈りを込めて すがるように 外界から分かつ位 過保護なまでにしまい込んで 息も出来ずに ちらりと 苦悶浮かべ 僕の手の中で 火は 失われた 477 名前:469[sage] 投稿日:02/05/24 00 15 ID ??? 470撫子さま 473YKHさま 474wildcatさま 批評、ありがとうございました。 なんか、奇をてらって派手に転んだ気分です(´д`;)。 >ファイアーウォールとウィルス~ そうなのですか? 何か勘違いしてたいたいです。 勉強しなおしてきます。 ありがとうございました。 478 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/24 00 40 ID syiV3glf 476 最初の三行の意味を調べるのに時間がかかりました。ええと、これらは 朱や赤のいろんな色ですね。こうして並べると無機質な炎のイメージですね。 しかし、この詩の火は弱く小さい。一連目の鮮烈さとの違和感があるかなあ。 479 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 00 51 ID ??? Canopusって誰かが空気が読めない馬鹿だっていってたけど 解る気がする、駄目だわこいつ… 480 名前:原点[] 投稿日:02/05/24 03 03 ID fR/UQeKG 左目は子供 右目は野獣 仲良く一緒に涙を流し 眠る時も一緒に閉じる 心は真っ赤なハート型 火花を散らすハート型 寝惚けて数える羊たち その群れに必ず一匹 背中に火薬を仕込んだ羊 ピョンと跳ねてニヤッと笑う それが合図で惰眠は爆発 大爆発の海の中 火照った頭で目覚めれば 誰も見た事ない一匹の獣に 別に何らしくも在りたくない アバラの内側で引火した心 喰い破って出て行きたい 白目をむいてヨダレを垂らし ベロだけ出してそう言った 世界に一つ 宇宙に一つ 渦巻く炎に鳴き叫ぶ 崇高な英知を崖から落とし ケダモノよりもケダモノらしく 飢えて跳ねて撒き散らせ 星に願いを 糞に願いを 481 名前:希望[sage] 投稿日:02/05/24 03 36 ID ??? ふるえる指先が そっと 炎にかざされる この暗闇を 照らすように この暗闇を 抜けるために 負けたくはないのだと 揺らぐつもりはないのだと 強い風が吹きすさぶ中 自分に 言い聞かせるように いつかは抜け出せる いつかは越えられる 漆黒が占めるばかりの中 自分へ 確かめるように 風で 消えぬように 自身で 消さぬように ふるえる指先を そっと 炎にかざす 482 名前:ねえねえ[sage] 投稿日:02/05/24 03 48 ID ??? 1週間なのに「即興」なのか? 483 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 03 54 ID ??? 482 既に即興ではないが、なんだかんだ言って良スレだと思うよ。 方針は少し変わりながら続いてるが、独自の性格持ったスレだし。 484 名前:もうだめぽ[N] 投稿日:02/05/24 05 23 ID ??? 476 「看取る」という一瞬の行為 最期にわかる美しさ 解釈・経緯を超えた ということが最期の行でわかるいい詩 「刹」「那」という漢字の組み合わせどおり の印象をくれた。そういう火(ともしび)のあまり目立たなくなってしまった季節な だけに貴重な眼 485 名前:火の人[sage] 投稿日:02/05/24 06 20 ID ??? 火の人がいた 私の遠い傍らにいたのだ 黒く重く優しく まるで死人のような熱さで 火の人は黙りつづけ 生きた 私は知っていた その 火のような胸を 私は知っていた その 火のような涙を 火の人がいた 私の遠い傍らにいたのだ 486 名前:Kitchen Police[sage] 投稿日:02/05/24 09 02 ID ??? 「火」 怒るべき時に怒れないと 私は火を飲み込んだようになってしまう いい年してとか 感情的だとか やさしくないとか 周りの視線を気にして 押し黙るたびに 心が焦げついていく 火は全てを焼き尽くすもの ごまかしても しまいこんでも くすぶり続けるもの たまには解放してあげよう 外に連れ出して大きく燃やしてあげよう 火を味方につける それが 大人ってもんだわ 487 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 14 49 ID ??? 486さんへ 詩の投稿は名無しさんでお願いします。 ネーム欄に、「火」をテーマにしたタイトルをいれるのがこのスレのルールです。 488 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 15 00 ID ??? 486です。 失礼しました。 489 名前:燃える命[] 投稿日:02/05/24 15 26 ID 3OyQW/0K ろうそくのようだ 未だ燃える ろうそくのようだ 灯りが 揺れているようだ ゆらゆらと 揺れているようだ 古いトタン屋根の家で 泣いている子供のようだ 懐かしい場所で 揺れているようだ 随分と孤独な様子だ 幻影を揺らしているようだ 悲しみがたくさん 詰まっているようだ 眠っているようで 張り詰めているようで 静寂が 泣いているようだ 貴方の静かな闘いが 静かに燃えているようだ マルデ 砂漠を走っているようだ 490 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 15 27 ID ??? 488 基本ルールは 440にあるので、ご参照下さい 491 名前:凍る火[sage] 投稿日:02/05/24 20 12 ID ??? はたしは 火をともしませう はたしの 火をはなちませう 熱くとろける凍る火をながめませんかいな なもかもなもかもを抱擁しませう はたしを 待っているのはたれかしらの こちこちこちこちこちですわの はたしの こゑきこゆるかなもし はてまあ はたしはここにおるで 蒼い火の子や いらしゃいなあ ひとりはここちわるかろがもし 凍る火のおそばへいらしゃいなも 熱く冷ましてとかしてしもうて いらしゃいなあ ここちよいよい凍る火のおそばへな 注 はたし→わたし 492 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/24 20 27 ID Dxyo5bn4 480 あなたという存在の中に潜む、抑えきれない衝動。それを火として 表現したんですね。羊がニヤッと笑うくだりはカッコいいです。リズムをつけ すぎたかも。もっと叩き込むように書いてもよかったかも、ですね。 481 ことばの遣い方、構成は手慣れた感じでいいですね。ただ、いかんせん 「闇の中を希望の火をかかげて進むわたし」という情景が陳腐に思えてしまい ます。もう一ひねりほしかった。 493 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/24 20 41 ID Dxyo5bn4 485 これはカッコいいなあ。着眼点に感服、です。ただ即興だからしかたない んだけど、火の人の描写が物足りない感じかな。もっと語ってもよさそうです。 「私の遠い傍ら」の表現はいいと思います。私だったらその前にもう一言いれるかな。 486 ルール上、お気の毒ですが審査対象外ですか…。YKHさんの裁定を待ちましょう。 冒頭の二行、強い感じのことばではないのに、物凄いインパクトを感じます。 二連目までの構成は素晴らしいですね。プロっぽいレトリックです。わくわく して読んでたら、三連目で考察の飛翔が見られず、ズッコけてしまいました。 みんな、いい詩を書いているね。寸評が楽しいです。 494 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 20 44 ID ??? Canopusさんお疲れ様です。終わった後の作者あても楽しみですね・・・ 495 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 20 53 ID ??? どうなんだろう・・・こんなこと言っていいのかわからんけど・・・ 誰か代わりに、スレッドを立て直せばいいんじゃ? ルールも全て決めて。でないと、せっかくチャンプ候補なのに・・・ っていう詩が落選しちゃうでしょ。どうだろうか。 496 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 21 01 ID ??? 495 え、なんで?どういう事? ルールもスレに浸透してきた気がするんだけど・・・。 497 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 21 04 ID ??? 496 486を参照。 新参がわけも分からず書くとこういう羽目になる。 498 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 21 07 ID ??? 497 確かに、本人からすれば悔やまれる話だ。自業自得と言えばそれまでだが・・・ 気の毒は気の毒ね。だけど新スレ立てるのも混乱招くし、100レスに一回ぐらい ルールを張りなおすくらいで限度なんじゃ? 499 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/24 21 08 ID Dxyo5bn4 495 いや、サルベージはいくらでもあっていいと思うんですよ。ただ、 こういう重要な事柄は主席審査員のYKHさんに決めていただくということで いいんじゃないでしょうか。良識のある方ですし、うっかりは誰にでもありますしね。 489 これもいいね。命の火の描写が綿々と語られて、次第に本題へと移って いく、その過程が素晴らしい。生きているということが、即ち孤独な戦いなん ですね。最後の一行は画竜点睛を欠く感じかな。 491 イメージとしては沖に浮かぶ不知火ですね。あれもまた熱い火ではない。 独特のことば遣いで幻想的ですが、一般的な旧かなつかいでも、充分効果は 出せたんではないでしょうか。「こち」は東風かな、心地かな。 500 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/24 21 13 ID ??? 498 こんな人の少ない板で混乱なんか起きるか? 新スレのリンクをここに貼っとけば済む話。もう誰も書き込まない。 499 それは勿論そのつもり。彼がこのスレを立てたわけですしね。 501 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/24 21 34 ID ??? 光子よ家出しなさい (偽もも狂談) 502 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/05/24 21 39 ID ??? 480 うひょー!貴方は私のお師。。。いや、違うかなぁ? あたしなんかにはすっっっっっごくよくわかるよーな気がする詩 でちゅ☆子供の目と、獣の目。両方の心で世界を見てるんだよね。 あんまり共感で点数つけたくないんだけど、表現もかっくよすぎるし、 96てん!! 489もスキ☆だな♪ 誰かゆーめーなヒトの詩かと思っちゃった☆単調なフレーズの 連発なのに、読ませるよね~☆目に見えない命が見えちゃったよーな 気がしました。89てーん! 503 名前:486[sage] 投稿日:02/05/24 21 43 ID ??? あのー・・・私は批評していただけただけで嬉しいです。 Canopusさん、ありがとうございます。 504 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/24 22 29 ID ??? あらら。またやっちゃいましたか(笑&汗) 基本的に、タイトル縛りの時に違うタイトルで書くのは公平を 失するので無効としますが、名無し違反は大きな問題になるこ とも少ないと思われますので、注意だけで有効としたいと思い ます。 1にそのルールが書いていないのもいけないんですしね。 と、いうわけで 486さんの投稿は審査の対象にいたしたいと思います。 Canopusさん、Wildcatさん、撫子さん 寸評、どうもありがとうございます。 僕はサボってばっかですが(汗) 今日も、ちょっと暇がないので、これにて失礼です。 505 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/24 22 31 ID UQ4E6bix 投稿作品は、すべて読ませていただいてますよん☆ 今回のルールは 440にありますので、是非ご覧ください。 506 名前:世界炎上[] 投稿日:02/05/24 23 00 ID 1we1qfQI 双塔の高層建築物が 狂信の翼にふれて 脆くも崩れ去ったあの時から 世界はずっと燃え続けているというのに 目に見えぬ青い業火は 世界を焦土と化そうとしているというのに 今では あちらこちらで白い煙さえ上がっているというのに 見えない炎を言い訳に 指導者たちはそれを認めることを良しとしない その衣にすら火は 燃え移ろうとしているのに 熾きた火は止められない すでに 大地は青く燃えている その空を青く照らし出す炎の色で 海までも青く照り映えて 自身が炎に追われるのも 時間の問題だというのに 青い炎に炙られても平気な顔で 笑っていられる怠惰な人々に 世界は絶望する わかりあえぬ事を 当然の結末と諦めて ただひたすら青い業火に 身を灼かれるのを待つのか従順な人々よ わかりあう事が 炎を鎮める唯一の手段と知りながら 何もせず ただ炎の時代の到来を待つ怠惰な人々よ そんなあなたがたに 世界は絶望し、炎上する 507 名前:名無しでも批評していい?[sage] 投稿日:02/05/24 23 16 ID ??? 506 メッセージ性強いね。多分、言いたい事がいっぱいあったんだろう。 だけど、その分ふくらみすぎてまとまりを欠いたのが残念。 題材が題材だけに、こねくり回すのも難しそう。 あ、詩としての一つの姿だとは思うけどね。まとまったのが良い訳じゃなし。 508 名前:詩人のかなしみ[sage] 投稿日:02/05/24 23 19 ID ??? ぼくは見た 誰かが泣いているのを やわらかな水音のきこえる小さなしげみで ぼくは見た 誰かが泣いているのを ことばの影がおちる迷宮に閉じこめられて さむさにふるえ 背に大きな矢がささったままで 血をながし いたみに耐えて ぼろを引きずりながら旅をつづける 小さな小さな 名前もない ひとつの存在 ぼくは見た どこにもいないあなたが それをやさしくだいて ささやかな火をその内にともすのを 思いもかけないぬくもりに出会って それは いまだかつてないほどに はげしく泣いていた 509 名前:火蛙[] 投稿日:02/05/24 23 19 ID kU1SONrB 私という木は 草も生えない焦げた丘の上に 立ち 両手を枝として広げ 千の青い林檎を実らせて 待ち望んでいる ついばむ嘴を もぎとる手を。 私を仰ぐ蛙どもは 私に実っている林檎の蜜を狙って 喉を鳴らしてずっとそこにいるのだが 彼らのためにひとつとて 落としてやる気にはなれない 自慢の跳躍でもぎとってみろ そのうち干物となる運命か? しかし蛙とは 火を吐く動物であったか 丘を焦がしただけでは飽き足らず 私の根元は既に焦げている しかし侮るな 私の逞しい千本の根は 貴様らごときの火では焦がし尽くせぬ。 しかし私には見えている 蛙どもは木に登ることを覚えるだろう 怒りに我を忘れている蛙どもは もはや蜜を啜ることなど意中に無く 千の林檎を焼き尽くしにかかるだろう 青い林檎は炎で内から赤く染まり どす黒い灰を風に飛び散らすだろう。 もしも 私がもしも歩けたなら 前へ進み続ける人間であったなら そして私の腕の林檎が 蛙の目につかぬところに実っていたなら 彼らは私を馬鹿にして 小便もひっかけぬただの蛙であったろうに。 510 名前:489[sage] 投稿日:02/05/24 23 56 ID ??? 499,502 Canopusさん、撫子さんさん、批評有難うございました 最後の一行は、それまでの流れから、飛ぶような 感じを持たせたかったので。付け加えました。 511 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/25 00 27 ID ??? 呼んでると「火」と「炎」を同じ扱いしてる人がいるね。 もう少し「言葉」について考えた方がいいんじゃないかな? 512 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 00 36 ID ??? 511 全然問題ないと思うよ。誰かじゃないけどシニフィアンとシニフィエ ここでの「言葉」はどちらを重視するべきか分かるでしょ? 513 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 00 45 ID ??? 512 問題あると思う。 火と炎は別の意味を持つ言葉だから。 同じ漢字でも「炎」と「焔」では受ける印象が違うが、それ以上の違いがある。 514 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 00 50 ID ??? 513 正しくいえば、別の部分もあるが、同義の部分もある。 炎と火は、きっちりとは分かれてはいないよ。境界線では 重なり合ってる。 515 名前:二足歩行の疑問[] 投稿日:02/05/25 00 59 ID wj1UUu1X 灯して 定かならぬ 静謐の世界に流れる たった二つの揺らぎ 手元の熱と脳の熱 おぼろげに 空に交じる灰色の歌 彼らを抱いていた 在りし日の大地へ 俺は一つだけ問うてみたい 何故 人は恐れなかった 516 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 01 03 ID ??? >514 横レススマソ。 たしかに化学的に見れば、同じモノかもしれないけれど受ける印象は全然違うと思われ。 イメージ的には「火=弱火(トロ火)」「炎=強火」みたいな。 料理でいうなら、コトコト煮込む場合とフランベするくらいの違いを感じる。。。。 どちらも確かに同じ「火」ではあるけど、できる料理は全然違う。 そういう意味では、面白いかもね 517 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 01 07 ID ??? 516 だからさ、 511に対して「炎」でもいいんじゃないか?って514は言っている 518 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/05/25 01 08 ID 0bFEDVov 519 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/25 01 10 ID ??? >517 いや、だから「意味が違うんじゃないか?」という意見をいってるんだが…。 わかんない? 520 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 01 13 ID ??? 516 蝋燭の炎。ガスレンジの炎。家屋を包む炎。世界を焼き尽くす炎。 ↑ 後ろのほうから見れば、最初のほうの炎は火といってもいいような もの。相対的なのよ。だから作者が炎のことを火といっても、そ れは誰かにとっては炎でも、作者にとっては火なのかもしれない。 作者は何かと相対させて、そういっているのだから。俺の意見、 終わり。結論なんか出るわけないので、ここで終了にしとこうや。 521 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/25 01 20 ID ??? 520 終わりにしたいなら、レスしなきゃ好いのに(ワラ 要するに「作者にとって」じゃなくて「受け取る側」が問題なんだよ。 いくら作者が「自分にとっては炎じゃなくて火です!」と主張しても、それが受け取る側に伝わらなきゃ、意味は無い。 ただの作者の一人よがり。 そういうことも考えて詩を書く必要があるんじゃないか?ということだ。 ま、終了っつったので、もうこのレス読んでないだろうけど(w 522 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 01 38 ID ??? 521 たとえばどれよ?火と炎を間違えてる作品て。 俺が今、読み返してみた限りじゃ、なかったぞ。 炎を起こすものとしての「火」を書いたものなら、二つほどあったが。 受け取る側のレベルは問題じゃないのか? 523 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 01 43 ID ??? これ以上説明するのめんどいな。しかし・・・ まだ炎と火について討論したい人は意見をまとめて 議論スレへ。http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1019159970/l50 521は反論したいだろうし、行く? 524 名前:毘沙門天[] 投稿日:02/05/25 09 23 ID wiYHY8iv 杯を重ねる、その同じ手で 軍を指揮する、虎がいた 戦が好きか、と問えば 否、とは言えぬ 酒が好きか、と問えば 吽、と苦笑する 14で元服して30余年 義を失う戦いは、一切ない 虎は言う "国など越後ひとつで、よい だが 負けることは許されぬ 我が毘沙門天よ 松明のかわりに、道を照らせ 我に勝利の二文字さえあるならば 子孫の繁栄など、望みはせぬ" 疾風のごとくが、信玄ならば 虎は炎のごとくに、兵を統べる 誰も裏切らず 部下には慕われ 敵には信頼され そして、一度も負けることなく 室町と江戸の間を駆抜けた その愛おしいまでの強さは それがそのまま、この国の歴史だ 同時代では、もっと怖れられるやり方で 思うがままに、生きて見せ 後世には、最も愛されるやり方で 思うがままに、死んでみせた 持国・増長・広目・多聞(*1) 虎の愛したものは、ただひとつ そこには、一筋の迷いもない まるで、鍛えられた棋譜を見るように 杯を重ねる、その同じ手で 軍を指揮する、虎がいた 何が好きか、と問えど 黙、として語らぬ *1:仏教でいう四天王。順に東南西北を守護する。 毘沙門天は多聞天の別称。四天王の中で最強 と言われる。 525 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 09 24 ID ??? こういうことになるから新スレ立てれ1よ 526 名前:wildcat[] 投稿日:02/05/25 11 30 ID fNq5IjFK 506 高い技術を持ってる人だと、思います。ただ、あのテロ見た多くの 詩人が、書こうとしている(あるいは)テーマであるため、その中の 一つとしてみると、どうしても凡庸の中に埋もれてしまう。強烈な事件 であっただけに、もっと別の視線が欲しかったと思います。 580 矢鴨の事件を思い出しました。ひとつ、不思議なのは「どこにもいない あなた」が誰なのかということです。”ぼく”の良心なのでしょうか。なん だか、こういう謎を持ったままの詩というのも、悪くないと思いました。 509 凄み、を感じます。生態系と呼ばれるサイクルの、ちょうど中間点あたり で行われる生きるための戦い。それを、リンゴと蛙の対比で表せるのは よほどの言葉の使い手でしょう。秀逸だと思います。 527 名前:wildcat[] 投稿日:02/05/25 11 35 ID fNq5IjFK 514 同意します。今回は、前回Champのkanonさん(←すでにばれてますよね)の 意向を尊重して、"題目"ではなく"テーマ"としての「火」ということに なってます。 それなら、火から連想されるもの、全てがokという解釈で 問題ないと思います。炎でも焔でも、かまわないとでしょう。 それだけ、規制が緩い今回なのですが、まだちょっと 作品の出足が、遅いような気はします。こちらのほうが 心配ですね。 528 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 11 37 ID ??? 526 チミのスレ消えたね。 529 名前:wildcat[sage] 投稿日:02/05/25 11 47 ID ??? 528 おかげさまで( ̄ー ̄) ただいま、古い屋敷を探してきて、居候してます。 530 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/25 16 28 ID Kqnxu5oY 515 うーん、歩行をこのように表現できるとは…。感服しました。ただ、 「二つの揺らぎ」とは脚の運びだと思って読んでいたのですが、直後に二つの 熱が出てきて、その揺らぎにも思えるんですよね。最後の呼びかけ、肯定的に も否定的にも感じられて、面白いですね。 524 うわあ、私は謙信公は大好きなんですよ。彼の軍は、中世どころか、 どこか古代の軍隊を彷佛とさせるところがあるんですよね。謙信公の内に宿る 壮絶たる炎をもっと表現してほしかったです。さらに史実上の不正確さも気に なりました。謙信公は確かに無敵で、戦術上は無敗を誇ったんですが、戦略的 には信州も関東も奪回できず、蓑輪城は奪われるなど散々でした。更に、家臣 は腹背が常であり、長尾政景と柿崎弥二郎は謀反の罪を着せられて誅殺され、 本庄繁長や北条高広は裏切りと帰順をくり返しています。寸評じゃなくてごめんなさい。 531 名前:「F」[sage] 投稿日:02/05/25 18 02 ID ??? 俺はそのドアを開けて朝の光をあびた瞬間に炎を纒うぜ 垂直にドカ降る雨だって 水平にブッ飛んでく吹雪だって この炎を消す事なんて出来やしないぜ この炎の燃料は最高純度なんだぜ やっとの思いで手に入れたこの燃料 守る為なら地ベタだって這いずり回る それに俺には秘密兵器もあるんだ お前が完成する日が楽しみだぜ 僕はそのドアを開けて朝の光をあびた瞬間に炎を纒うのさ 太陽はぽっくり沈んで一日が終り 月明りがほんのり町に滲む頃 僕はひっそりと炎を内に秘めるのさ 僕はゆっくりとそのドアを閉めるのさ やっとこさ椅子に腰かけたから せめて缶ビールで余熱を冷まそう それに昼間ごうごう燃えてる僕には お前たちの視線は冷たいぐらいが丁度いいのさ・・・ さて 秘密兵器でも覗いてくるか ガンバってるか俺の息子よ・・・ 532 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 18 52 ID ??? 525 新スレ立てるのは賛成だけど、進行が滞るし、 このスレに書き込んだ詩もコピペしなきゃならないし、 次のお題から、ってぐらいがいいと思う。 533 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/25 20 59 ID ??? 531 んんん? 途中までは「かっこいいなぁ」と思いながら、わくわ くしながら読んでいたんですが、最後5行あたりがわからない。 うーん。タイトルが鍵なのかな? 少なくとも僕にはさっぱり。 撫子さんあたりには、わかるのかな? 534 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/25 21 20 ID 7ScrEJhb 今回はWildcatさんも仰っている通り、作品が少な目に感じますね。 そのかわりいい作品が多くて、候補が絞りきれず、嬉しい悲鳴を あげています。「テーマ」としたことで皆さんやはり書きやすい のかな? 投稿締切はあと約27時間です。ルールは 440をご覧ください。 締切時間まではいつでも審査員の立候補も受け付けております。 審査員の仕事は「好きな作品(チャンプ候補)を挙げる」だけ! 複数選んでもOK。とっても簡単です♪ 現在の審査員は私、Canopusさん、Wildcatさん、撫子さん、 となっております。 新スレ移行については、今大会終了後、また話しあいましょう☆ 535 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/05/25 22 22 ID ??? 点数制も面白くないですか?一位~三位を挙げて、3点、2点、1点みたいに。 さすがに自作自演されたらマズいので、そこは問題なんですが。 ま、そこまでする人にはある意味チャンプをあげてもいいかと。 536 名前:峡谷[] 投稿日:02/05/25 23 12 ID KJ+VmYt3 己の瞳に映る峡谷 己の瞳孔の裏側で鏡となり 凡て生命あるものに赤き火をゆらめかす 石楠花の淡紅色に 黒檜の濃緑色に 風にたゆたう小灰蝶の 青と灰との戯れに 渾碧の峡谷中赤き火をゆらめかす 薄暮をついて 不意の月が 山の陰より現れ空に 骨のように歪な円を描くと 次には 生命なきものに白き火が灯った 白くゆらめく丸石を踏み 己の胸の赤き火と 己の死骸に灯った白き火を 時の果てに同化すること認めれば 峡谷全体が 紅白の炎で己を包む 明日には 火もゆらめかぬ都会へ帰る 537 名前:火ッキー[sage] 投稿日:02/05/26 00 11 ID ??? ただの引き篭り野郎ではない、火ッキーと呼ばれる引き篭りが 居ると聞きつけ、私は火ッキーに会ってみたいと思うようにな った。なぜ火ッキーなのか? 答は火を見るより明らかなのだ ろうか? 会ってみにゃ、わからん。次の朝早速、私は2ちゃ んねるで得た数少ない情報を頼りに、広島県へと向かった。も みじ饅頭が無性に食べたくなったこともある。しかし広島県と はいっても、そう呼ばれる場所が意外に広すぎたことに呆然と した私は、警察手帳ならぬ現代詩手帖を手に、聞き込みを開始 した。まず最初に訪ねた引き篭りは、デブで眼鏡をかけた、い かにもな引き篭りだったが、彼はどうやら否ッキーであるらし かった。つまり引き篭りではなかったのだ。私はそんなはずは ないと詰め寄ったが、証拠品として彼が職場のソフトクリーム ショップで愛想よく働いている現場を見せつけられると、すご すごと引き返すしかなかった。次に訪ねた引き篭りは、痩せ気 味だがなかなかの好青年だった。見ず知らずの私を歓迎してく れ、何の抵抗もなく自分の部屋に通すと、床に自動車の雑誌で 絨毯を敷き、凄まじい早口で私の知らない車の話を一人でまく したてた。彼は火ッキーどころかヒッキーですらなく、カー・ オタッキーだったのだ。(続く) 538 名前:火ッキー[sage] 投稿日:02/05/26 00 13 ID ??? (上からの続き) くたびれ果てて彼の家を出た私はもう 車はおろかどんな乗り物にも乗りたくなくなっていて、徒歩で 次の家を訪ねた。そこに居たのはビッキーだった。犬の着ぐる みを着て私を待っていた。私が玄関の戸を開けるなり、自慢の かわいいダンスを披露してくれた。私はすぐに戸を締め、次の 家に向かったところ、そこに居たのがミッキーだった。小さな 世界だっけかディズニーランドの曲。あれに乗ってダンスして いるのを0・5秒目にしただけで私は退散した。畜生、私が探 しているのは火ッキーなのだ。次は何だ? ジャッキーだった。 自慢のクンフーで襲ってきたので、私は全力で逃げた。その次 がバッキー。こいつは名球会入りしていた。またその次がトラ ッキー。なぜ広島県なのに阪神関係ばかりなんだと私は不審に 思いはじめた。そのうち夜になったので、ゾッキーが出没しは じめた。もうだめだ。私には広島県がわからない。私がラーメ ン屋台でうなだれた時、偶然にも、ついに火ッキーがそこに現 れたのだった。この続きは、また来週。 539 名前:核之進 ◆qXAQxUxI [sage] 投稿日:02/05/26 01 21 ID ??? 537-535 とっても好き 楽しいです 続きが見たくなります 540 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/05/26 04 43 ID ??? 残り数時間 皆の目にとまり投稿が増えますように ageます! {541 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/05/26 12 28 I
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/571.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 目玉吐(つ)き 132 名前:目玉吐(つ)き[sage] 投稿日:02/10/30 21 20 ID gYGUb4ZV 秋の月夜をじっと見ながら 鳴いているのはわたくしではなく あたたかい外套をまとう百舌が やせた蜥蜴のはやにえにに 布団を被せたくてたまらずに いたづらをしてみたその音です どうだどうだとその嘴で やせたからだを啄ばむ姿は 月と養鶏場のライトのせいで わたしの蒼く昏い目から しっかりと見えて 突然それらの光はあわさり 百舌ははっきりわたしを見据え ついには目玉は横へと広がり にやりとなめずるような顔で わたしのすがたをながめました 133 名前:目玉吐(つ)き[sage] 投稿日:02/10/30 21 21 ID gYGUb4ZV それのあまりのおどろきに 突然わたしのくちから ぽとりぽとりと玉子の目玉が いくつもいくつも落ちだして ついにはお池となりはてました 硫黄のにおいのするそれらのめだまは ふたつよっつやっつとわかれ かぞえきれぬ数の目となり そうしてぎょろぎょろながめつつ いまにもかたまり姿をつくり そうしてついにはうまれようとするので わたしはそれらの池へはいり 踏もう踏もうと溺れゆき ついには沈みきってしまい それでも 表面にうつる幾億の月は つぶれずに残り メルヘンという硫黄の匂いを たてながらぢっと座って湯気を立て じいっと夜のあいだに増殖し 134 名前:目玉吐(つ)き[sage] 投稿日:02/10/30 21 21 ID gYGUb4ZV 霧がすっかりはれて あさになると それは黄色い色すらもたず ぷかりぷかりと蓮華の湯花を 浮かべた風呂で わたしはぽかりぽかりと とてもよくあたたまったすえ ごろりところがっておりました。 そうして月がはじける音は みえないまんまに 雲のさらに 幾億尺というちかさで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 半月の恋人 139 名前:半月の恋人[sage] 投稿日:02/10/30 23 59 ID KkaEg8AP タイミングを見計らったように 半月が表れる ぼかし絵の輪郭で存在を告げる 冬目前の午後六時 それは立派な夜だった 半月は一人になったばかりの私の前に 追い討ちをかけて独りであることを告げた そうか 私は 半月だったのか 彼と別れたばかりの私が そこに浮かんでいた 今夜は半月であるべくして半月なのだ 満月や三日月ではない ただの半分 140 名前:半月の恋人 続き[sage] 投稿日:02/10/31 00 00 ID VQM/QyRD 満月は満ち足りた顔で似合わない 三日月は儚げで媚を売ってるみたい 私は半月だ ただの半分だ 半身を失ったまま闇夜を彷徨う小船 半月こそが今の私 その光は 夜道を照らすには頼りなくて 落とす影も たちまち地面に溶ける それでも私は今夜だけ独りではない 今は冷たい空気に滲んでも あの見えない半分の月に出会う 誰かの見えない半分になる もう一度顔を上げた 白い息が半月にかかる そうすると少しだけ 半月の輝きが増したような気がした 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 青 141 名前:青[] 投稿日:02/10/31 00 15 ID bhFQxWwj 青い月は僕の上に 記号のような丸い月 三角の氷風が邪魔をしても 四角い星空が僕を誘っても ただ丸い青いその姿は 僕の心にはまってしまった たとえそれが一瞬のことでも 僕の心は離れないんだ たとえ今隣にいる君のスカートが風でめくれ 僕に世界を見せてくれても 僕の上の青い月から 僕の心は動かないんだろうね 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 宝石 143 名前:宝石 1[sage] 投稿日:02/10/31 13 11 ID ZIiSTRvM 罪悪感は不思議となかった。国が数十億の税金で購入した 銀鷲。膨大な燃料を消費して最後の空へと飛ぶ。飛ぶの は俺自身だった。誰の命令でもなく。 視力の衰えたパイロットは、容赦なく失格を言い渡される。 子種のないことを打ち明けた男が、恋人から婚約解消を言 い渡されたように。丁寧に机上を滑ってきた婚約指輪。箱 を開けて眺めた。俺が持っていたって仕方のない透けた石 コロ。なぜ女は宝石など欲しがるのか。そして欲しがって いたものをなぜ、気持ちと一緒に突き返すのか。喫茶店の 扉を開けて出て行く時の、石のようだった彼女の背中が記 憶から離れてくれない。 初めて飛ぶ自由な空には、合わせるべき高度も、ピッチも、 方角もない。俺はただ蒼黒い空虚に放り出されただけだっ たということに気がついた。操縦旱をどうしようか迷う。 弄ぶ。虚ろな夜闇だから、厳しい規律の中で過ぎて行った 若い日々だけが風の間に現れ、通り過ぎて行く。 自由な空にいて、苦い思い出ばかりが頭を占領する。俺は 操縦旱を、振り払う強さで引くと、頭上に巨きな光を見た。 満月か。そうだ。あの満月へ行こう。 144 名前:宝石 二[sage] 投稿日:02/10/31 13 13 ID ZIiSTRvM 俺は恋をした。急上昇する銀鷲の、窓枠の隙間に満月が揺 れる。それは月夜のランデブーならぬ、月とのランデブー。 あの月へ辿り着きたい。あの婚約者などには惚れていなかっ たと今では思える。目の前にいる女は、優しい手をさしの べてくれる、俺のすべてをわかっていてくれる。 宇宙ロケットだって、大気圏が果てしなければ、いつかは 墜ちてしまう。重力に逆らいつづけることなどできはしな い、ここにいる限り。HUDに表示された高度は8,000ft。 僅か8,000ftでの失速は、墜落を覚悟させるだろう、それ がこの俺でなく、若造パイロットだったならば。 俺は地上へ舞い降りて来たが、帰るつもりはなかった。ア フターバーナーに点火する轟音は、俺の恋心の燃える音。 滑走路をかすめた火花は虫の一~二万匹も焦がしただろう か。まだ恋人の姿は見えない。上を向かなければ! 再び、彼女と巡り逢えた。HUDに表示される高度は10,00 0ftをみるみる越えて行く。俺は、彼女だけを見ていた。 さっきよりも巨きな彼女がそこにいた。さらに巨大さを増 して行き、遂には俺は包み込まれた。彼女の胸の中に、彼 女の、世界の中に。 145 名前:宝石 三[sage] 投稿日:02/10/31 13 14 ID ZIiSTRvM アフターバーナーは点火したまま。音速を遥かに超え、最 高出力のジェット音が鳴り響いている筈の世界が、こんな にも静かだ。銀鷲も消え、ただ俺だけが、彼女の中にいる。 なんという世界。なんという至福。 遠くからは白いと見えたその内部が、今はさまざまな光の 色で出来上がっている。 宝石の国だ。 俺はどこにいるのか。風防は開けられ、コックピットです らなく、ただ色とりどりの宝石の光に包まれていた。俺は、 欲しい。この宝石の、すべてが欲しい。 すべてを欲した時、俺は重力のひとつの限界を見た。 銀鷲が震え、帰って行こうとする。 その挙動は、この俺が見たことも聞いたこともない、まる で乗り物とも生き物とも思えない、奇妙な大車輪だった。 胴体の中心を軸に、前後に回転しはじめる。緩やかだった 回転は、勢いを増し、月は足下へ飛び去ったかと思うと、 また頭上から降って来て、再び足下へ、また頭上、足下、 頭、足、頭足頭足頭足頭足もはや上も下もない! 銀鷲は、ただ墜ちるだけのブーメランと化した。制御する 術もなく、あかるい薄灰色の雲を突き破り、真っ黒な海へ と突き刺さった。嗚咽のような炎と黒煙を噴きあげた。 上から俺が見下ろしていた。 仰ぐと月は、まだ宝石の色をしていたが、 輪郭から石の無表情を取り戻しつつあった。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Europa 146 名前:Europa[] 投稿日:02/10/31 20 15 ID 7V+iFnEA http //siban.s2.xrea.com/bbs/test/read.cgi?bbs=yourpoem key=1034327834 st=7 to=7 nofirst=true 長くなったので詩板避難処の長文、長詩投稿用スレに投稿しました。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月齢 147 名前:月齢[sage] 投稿日:02/10/31 20 25 ID n8VfyjFt 盃映真麗四季有 山嶺日日欲色形 明月不迷風影雖 況新月博愛雖羞 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月光に酔う 148 名前:月光に酔う[sage] 投稿日:02/10/31 21 39 ID jaPyssAy 春 霞んだように 柔らかく ほの白い ひかり 投げ掛ける 夏 焼け付くような 暑さを 和らげるように 冴え冴えと 銀色 秋 兎 お月見 すすきの穂 優しい 黄金(こがね)の 夢の時 冬 雪の降る草原 降らない街 同じように 見守って 抱き締めて 照らしてる ほら 今日も月は 空を巡る 色んな顔を見せながら 色んな色を見せながら くるん くるん くるん ほら 夜空を見上げ 今日も 僕は 月の光に酔う くるん くるん くるん 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ アンパンみたいな笑顔 149 名前:アンパンみたいな笑顔[] 投稿日:02/10/31 22 24 ID W8PKC803 まるい月を見ると いつも 死んだおじいちゃんを思い出す 顔が 似てるから 晴れた夜には いつも あの栗の木の葉陰から顔を出す 同じ 笑顔で お母さんは 知らないおじさんと夫婦になって きっと今頃 あの部屋で 私の妹か弟を製造中 私はおじいちゃんと ポッキーを食べる ちっちゃな私が ぴんと手を伸ばして ポッキーを差し出すと 布団から半身を起こしたまま にこにこアンパンみたいな笑顔で ぽきぽき ぱっくん 月になったおじいちゃんは あの日みたいに すぼんだ口でポッキーを受け止めてはくれないけれど その代わりに 金色みたいな笑顔で 私を照らしてくれる にこにこ ふっくら 薄あかるい庭先で 月に数日だけ会える 私の月は おじいちゃん あなたの月は どんな顔? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 女神の空 155 名前:女神の空[] 投稿日:02/11/01 00 56 ID 98k53LLC 今はもう下弦の月 誰も見ない明け方に 幽かに光るだけ 蜜月 懐かしいな 秋の夜長 いつまでも君を見ていた 冬の寒空 くつきりの君が美しかつた 満月の日々の生活 春の朧月 輪郭がぼやけて見えたのは 気候のせいだと思つていたけれど この間まで新月だつたあの娘が 最近少しずつ輝き始めている気がする 今まさに上弦の月 どうにも駄目だ くらつときそうだ しかし冷静になつて考える どうせやがては 不恰好 太つた下弦の月 僕以外誰も見やしない でもだからこそ 僕だけのものだ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/ng3ggc/pages/2626.html
名稱:索超 伺服器及顏色:5服紫類型:武 性別:男 生命值:待補 武力:待補 智力:待補 防禦:待補 敏捷:待補 運勢:待補 敘述:索超,梁山第十九條好漢,排馬軍八虎騎兼先鋒使第四。索超原是大名府梁中書手下的正牌軍。楊誌殺了牛二被發配到大名府後,梁中書叫副牌軍周謹和楊誌 比武,楊誌打敗周謹,氣壞了周謹的師父急先鋒索超,索超揮動大斧和楊誌大戰五十幾個回合不分勝負。梁中書便將索超、楊誌同時升做提轄。梁山人馬攻打大名府 救盧俊義、石秀,梁中書命索超、李成為先鋒出戰,索超被騙進陷坑,楊誌勸他歸順了梁山泊。宋江打敗方臘起義,攻打杭州城,索超和南軍元帥石寶交戰時,被石 寶 一錘打落馬下死於非命。
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/481.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 穏やかな夢を 641 名前:穏やかな夢を(1/2)[sage] 投稿日:03/01/30 11 13 ID Ghwiuvgw 遙か遠くの地の果てに 厚いイバラに包まれて 皆に忘れられたまま 眠るお城がございます 高い塔ではお姫様が つむに刺されて夢の中 せんだっては ジェットエンジンしかけのつむ2本 姫の夢に現れました リセットされる百年時計 この世のどこかで憎しみが 相手にぶつけられるたび その憎しみはつむとなり 姫の指を刺すのです 宴に呼ばれなかった占い女 城に押し掛け呪いをかけた 姫はつむにさされて死ぬよ 最後の占い女は かろうじて呪いを軽くした いいえ死にません眠るだけ 穏やかな夢を百年見たら 姫は目覚めるでしょう 642 名前:穏やかな夢を(2/2)[sage] 投稿日:03/01/30 11 13 ID Ghwiuvgw しかたがないと嘆くかわりに 夢見てごらん 百年間 夢みてごらん 登記簿のない土地 夢みてごらん 争いをやめた人々 夢みてごらん かろうじて自分である日々 若者よ 姫に会いに行きましょう その日が百年目かもしれない たとえイバラにとらえられ むごい最期をとげようとも 城が目覚めたあかつきに 残るお前の白い骨 拾う者があるでしょう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゆめのまぼろし 643 名前:ゆめのまぼろし[sage] 投稿日:03/01/30 12 31 ID 8S97P5Ke 横を向いている君の頬をただ見つめていた 普通のひとの愛の形を何も知らないまま ただ君を好きだと思う心の動かすまま あの日ひとりの部屋のなかで塞ぎ込んでいた 君の言葉がわからなくて自分を責めていた 君が住む普通という名の箱に 体押し込もうと 肩を削いだ この夜に瞳を閉じれば 横たわっているゆめのまぼろし 消せないと知りながらも ぼくは胸に鑢(ヤスリ)をかける 君に近づきたかった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ムセッソーな夢 644 名前:ムセッソーな夢[] 投稿日:03/01/30 14 41 ID kpXWJd+0 小学校の作文で将来の夢はイグアナになることです! といっていた細田くんはいま とおい街で大学病院に勤めているらしい と同窓会名簿で知った。同じ課題の作文にわたしの夢は何 と書いたのだだろう。覚えていないのは平凡だったからだ と思い至った自分はそういえばまだ何者にもなっていなかった。 ところで今何時? と急いでスゥォッチを見る と、二時だ、急げ、遅れたなら、自分の将来はないぞ! というわけも全然なくて、ただのデイトなもんだから とろとろと着替えて、とことこと歩きだそう。 とんでもないところにイグアナっているもんだなぁ と、思ってしまったのは、電柱の上にそれを見つけたからで。 とって、誰か、とって と願っても、道行く人々は誰もそんなところに気づいてないし とんでもないイグアナはただ置物のようにじっとしているだけだし。 とろぉりと雪が溶ける音の聞こえちまいそうな とっても暑い冬の日だから とんでもないことを想像してしまう とっとと夏がやって来たんじゃないか、春をすっ飛ばして とかいう妄想で、足元は南国のらっくえーん。 645 名前:つづき![] 投稿日:03/01/30 14 42 ID kpXWJd+0 とんだ、イグアナが、とんだ とべたのね、イグアナ。西の空へ と見えなくなった。 西っていうと細田くんの暮らしている街だよね と思い至ったわたしは、今日のデイトをすっぽかして西へ と向かった。 それはもう、わたしならではの突発的な突撃行為だ もしかしたら小学校の作文、平凡だったのではなくて なにも書かなかったのかもしれない。 なにもないところには、なんでも入って来る もう「と」で始めることは、もうやめて わたしは細田くんの家へ押し掛けていくのだ だって「小」で始まった世界じゃない。 なにしに来たの? と 聞かれたら、こう答えるまでよ。 イグアナに導かれて ムセッソー、嬉しそう 歩くわたし、軽くはだし 夢が跳ねた、うさぎはねられた うさぎ、はねられた! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夢世界 646 名前:夢世界[] 投稿日:03/01/30 15 40 ID 5Ag18fCG 不安定な矛盾成立ドラマの 継ぎ接ぎだらけに誘われて 今日は寂しさを語り出す 飢えに飢えて飢え浸り 不謹慎にイケナイトキメキ 笑顔も見えない優しさに 無情にもチャンネル変わる カラスの餌付けも楽しく 本当の僕にまた会えます 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 午睡 648 名前:午睡(1/2)[sage] 投稿日:03/01/31 00 38 ID U1B6GLkT 父さんライオンは たらいみたいなあくびをして 目をつぶります 母さんライオンも 洗面器みたいなあくびをして 目をつぶります チビちゃんライオンも やっぱりコップみたいなあくびで 目をつぶります 母さんライオン達の狩りのあと 家族みんなで 木陰に寄り添っています 午睡(シエスタ) まどろみの時間です 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 賞味期限 650 名前:賞味期限[] 投稿日:03/01/31 02 36 ID /0YYRV+E 夢に賞味期限はありますか? ないですよね 自分で決めない限り たまに酸っぱい思いをしますが それはまだ期限内という証拠です 勘違いして捨てないでくださいね 夢に賞味期限はありません 自分で決めない限り 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夢からさめて 651 名前:夢からさめて[] 投稿日:03/02/01 01 20 ID DqiPkeTQ 夢からさめたころ 心を真っ白にしたままで 美味しい炭酸水のあるあのお店まで 顔を意識して少しだけ上向きにしたまま ゆっくり歩いていました 街並はただ陽光に白く答えて 生身の生き物である私との距離をやさしく保ち あの頃の心のままの私を すっかり需要の途絶えた公衆電話の傍らに 置き去りにしたままで季節が変わるのを見つめています かつて私の中で膨らんだ想いが 一体いつ頃そこを抜けでたのかなんて どうでもいいこと ストローを回すほどにほら 少しだけ重ねた時を 遊べているもの 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゆめうつつ 653 名前:ゆめうつつ (1)[sage] 投稿日:03/02/02 02 46 ID PxDDsiXb ―――夏日が来る 風鈴の音色を気高く乗せて。 くたくたと くたびれたシャツが ゆっくりと歳を重ね ぼそぼそと 大きなラジオが小さく何かを 呟きつつ 鈴生りに林檎 昔日の面影は いつの日かに異国へと還る それでも ―――果実が成る たぷり と生命の色を抱え込んで。 うとうとと 僕の瞼が重力に従い さらさらと 撫で肩の僕を 涼風が心地よく愛撫する (あの日の父 の姿はもう僕の目には映らなくなり それと同じく あのシャツは未だ 顔色を変えない) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゆめのくに 655 名前:ゆめのくに 前[sage] 投稿日:03/02/02 03 45 ID ir6uJg1x 「ご来園のみなさまに申しあげます誠に申し訳ございませんが当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして本日の観覧を終了させてもらいますご来園ありがとうございましたまたのお越しをお待ちしておりますお忘れ物のないようお気をつけてお帰りください ご来園のみなさまに申しあげます当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして…」 そして涙があふれた 「チャンチャチャ、チャチャチャチャチャァ~ン!ご来園のみなさま!ここ「ゆめのくに」はみなさまに楽しんでいただける愉快なこでいっぱい!すべての催しものは「とてつもぽうる」を見せるだけでOK!全部まわれるかなぁ~うふふ! いちいち入場券買うのめんどくさぁ~いというアナタ!「ゆめのくに」では会員さま大募集!これは年会費を払っていただいて後は専用の「とてつもぽうる」でフリーパス!なんと年会費は…」 目覚めたから泣いたのか 泣いたから目覚めたのか 灰色の思考はただ枕だけを求めた 656 名前:ゆめのくに 後[] 投稿日:03/02/02 03 49 ID uLQXml/t 「♪たっのしいネうれしいネゆかいなゆかいなゆめのくに~くびふりうきうきなにぬねの~みんなのゆめをかねえようー それっ!ふわふわマシーン~ それっ!いきいきコースター~ とてつもぽうるが、やってきた~ (台詞):ここでは涙はいらないんだだから抱き締める必要もないんだよ手をとりあうこともなくそれぞれがそれぞれらしくうきうきしてればいいんだよ あはは: それっ!ひとりでうきうき~ それっ!みなぎるパワー とてつもぽうるが、やってきた~」 幸せが減るたびに ため息をついた 乾燥した空気にむせて笑う 「いかんねー。会員を増やさないと。え?あはは。もうこないよ、あれは。天災だよ、あれは。夢が見れなくなるなんて。とんだ災難だ…ま、そのおかげでうちはやってけるんだけどな…ぐわははははははっ!」 たとえば整理のつかない部屋たとえば消せない落書きたとえば死なない醜いあの子たとえば醒めない現実 確実に生きている どうしようもなく いきている それがいやだ 死にたい 涙をふきおえた俺は 今日こそアソコへ行くのだろうと思いつつ きしむベッドから降りた 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/504.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ いん 718 名前:いん [] 投稿日:03/11/11(火) 15 30 ID fEoUTIGd New!! She puts the seeds in me Plant this dying trees 「In The Shadow Of The Vally Of Death」 彼女は僕の中に種を蒔く すべてはこの見え得る世界のために 彼女は台所に秘密を隠す すべては見下ろす窓のために 僕は僕の爪を切って擬態する テレビの中では嘘だった事が PCの中では本当になる 父はもう二度とズボンを履かない 彼女は自分の僕に水をやる 僕はいまや三つだ この数は欠けることがない すべて見え得る世界のために 彼女は擬態している 僕たちの擬態の上に 彼女は野菜と水と卵を落とす 僕たちはスクランブルされる 彼女が僕の想像だったら良いけれど 僕が彼女の偶像だったのならば 僕は彼女のために生きることもできるだろう 彼女の秘密を暴くものから彼女を守るのだ 719 名前:いん (2/3) [sage] 投稿日:03/11/11(火) 15 31 ID fEoUTIGd New!! 僕は女だ。そして僕はもう二度とズボンを履かない。父はもう二度と風呂に入る事はない。垢で自分を肥大させるのだ。 もしも僕に道徳に反するこころが残っているのなら、僕は近親相姦と自殺と、それから自立とを為さなくてはならない。 それは退屈な通過儀礼かもしれないが、僕はまだ楽しむこころをも保たなくてはならない。 家の中での食事、テレビを見ること、ベランダの植物に水をやり、長く家をあけることはなく、誰からも不相応な尊敬や期待を受けることなく、罪と仕事を同時にこなすこと。 誰かの言葉である「悪徳と美徳」を、僕はこの家での慣習に合わせてアレンジする。溶き卵には唾をしのばせる。「愛か掃除」のために、僕たちのトンネル工事、あるいは葡萄を踏む舞踏。 720 名前:いん (3/3) [sage] 投稿日:03/11/11(火) 15 32 ID fEoUTIGd New!! 僕は詩のために自分を変えなくてはならない。 道を行く人から僅かな注目を集め、それを羞恥と誇りに変換し、両親と両腕へ分配する。 僕は詩人に僅かに軽蔑され、詩人に僅かに好まれ、詩人に見向かれず、詩人にならなくてはならない。 そのとき平和な世界に太陽があれば良いのに。 彼女のボールの中に、どうか光が射しますように。 オムレツの中の、平伏すための尊厳。 冷蔵庫の下で乾いた胡瓜のための詩。 変わり映えのない食卓にある幸福と不幸。 それは最も多い人種、詩人によって守られる。 僕たちは擬態した子ども。 彼女は台所で、僕(しもべ)の中に種を蒔く。 すべて見え得る世界のために。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 衆生 721 名前:衆生 (1) [] 投稿日:03/11/11(火) 19 26 ID czY5FxpC New!! 何よりも恐ろしいのは死を実感しながら生きることだ 夜中に怖くてどうしようもなくなって看護婦さんを呼んだり 気味の悪い幻覚に襲われて子供みたいにわんわん泣いたり そういう日々を私は生きている 昨日は何回も吐いた 夕方になっても吐き気は止まず お母さんはずっと私の背中を撫でていた 奇妙な悪夢を見ているみたいだった ぶにゃぶにゃとした心地の悪いベッド 体を起こすと周りの空気かスポンジみたいに感じる 自分がミイラになって 生きながらにして棺桶に入っているような気がする 痛いのと苦しいのと 世界にはその二つしか存在しないみたい 私はマラソンで学校代表に選ばれたことがあるし スイミングクラブでは同級生の中で一番速い選手だった でも今ではトイレまで歩いて行くことも出来ない 722 名前:衆生 (2) [] 投稿日:03/11/11(火) 19 26 ID czY5FxpC New!! ずいぶん前だが久しぶりに気分の良い日があったので外に出た 私は中庭に面した食堂を眺めていた そこには私と同じ年頃の女の子がいて 脚にギプスをした父親とランチセットを食べながら談笑していた 女の子は学校のことでも話していたのだろうか 世界で一番可愛い動物を抱いているみたいに幸せそうだった 私は鏡に映った自分の姿を見た 車椅子に座った私は 髪は抜け 眼窩は落ち窪み 死人のような顔つきをしていた 私は泣いてしまった 看護婦さんがどうしたのと訊いた 神様どうしてなんですか 神様がいるなら私をカニューラに繋がれたままで冷たく死なせたりしないはずだ その後病室で思った 私は確かに軽くなりつつあるのだ 神様は私から少しずつ無駄なものを取り除いて 地上の何者も引き止められないようにしているのだ そうして神様は私を救ってくれようとしているのだ 723 名前:衆生 (3) [] 投稿日:03/11/11(火) 19 29 ID czY5FxpC New!! 私がこうなる前 告白してくれた男の子がいる 放課後の廊下で 私の手をぎゅっと握ってくれた もうその男の子に会うことはないだろうと思っていた この前の日曜日 いつの間にかその男の子が私の枕元にいた にこっと笑って 眠り姫みたいだねと言った 今となって思うとあれは白昼夢だったのかもしれない セリフもあまりにも芝居じみている しかしどうであれ あれから私は神様の言うなりにはなるまいと決めた 私は確かに生きているのだから この世の全ての人々と等しく生きているのだから 夜中に恐怖にも 不気味な幻覚にも あらゆる痛みと苦しみにも私は耐え抜いてやる そしていつか 冬の冷たい空気の中を走り回りたい 水に溶けしまうくらい泳ぎ続けたい あの楡の森を あの夏の清涼な水面を 724 名前:衆生 訂正です… [] 投稿日:03/11/11(火) 19 35 ID czY5FxpC New!! (2) ×鏡に映った自分の姿→○ガラスに映った自分の姿 (3) ×夜中に恐怖→○夜中の恐怖 脳内補完お願いします… 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ /ベゴニア 725 名前:/ベゴニア [sage] 投稿日:03/11/12(水) 00 13 ID 7rjwqq9W New!! 夕焼けと朝焼けが眩しくて見分けがつかない dとwの間で眠る肌色の足元に 同じようにとどかないものが眠っていて 呼吸の合間にただ 手を伸ばしては五時を迎える 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ たとえばラジオのようなもの 727 名前:たとえばラジオのようなもの [] 投稿日:03/11/12(水) 01 45 ID oX+Z652F New!! ラジオから流れだす声のようなものは 色にたとえるならば 乳白色をしていた 雨が強く降る日には 電波の入りが悪く ときどき砂嵐のようなノイズが その柔和な声をかき乱した 音量をあげると 音が割れて ひどい頭痛に悩まされた 朝の5時と夜の5時に 決まって流れてくるその声で 一日が始り 一日が終わる 時計などまだなかった 人々はラジオの姿見えぬ声の主をたよりに 日々をおくり 歳をとった 優しい声に飽きる事もなく いつもかわらない音程を信じ 意味もわからずに言葉のようなものを聞きつづけた 目を大きく見開いた背の低い男に 解体されて 音が出なくなっても なお 信仰は捨てずに むしろ男を殺した 優しい声は耳元で響きつづけていて 処刑された小さな男をも含めた すべての人類に 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 海 728 名前:海 [sage] 投稿日:03/11/12(水) 03 57 ID OdQz/9iu New!! 痴呆をわずらって三年 祖父は毎日 遠くの海をぼんやりと眺めていた しだいに翳ってゆく小さな瞳で 波の音までは届かない 小さな海を 海の男として生きた 祖父は毎日 さまざまな海をみてきたに違いない それでも一番美しかった海は 祖母と二人で見た ハワイの 真っ青な海 三年待っても 連絡船が来ないので 祖父はとうとう自分から海を渡った 翳った瞳が一瞬 大きく見開かれたに違いない 神様は何もしない 人が自分自身で生きるために わざと何にもしないのだ と 祖父は言っていた 人が自分自身で生きるために 神様は何もしなかった ぼくはその偉大さにむけて こっそりと 祈った 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ f (re-write) 730 名前:f (re-write) [sage] 投稿日:03/11/12(水) 22 27 ID etIdnltw New!! あなたが 本を開いたそのページの上で踊る 彼の映像が 少しずつ薄れていく その上の階で彼女は 窓を開けたまま眠りにつく 名前もないような 右と左の順序を決めて パイ生地を順序良く 積み重ねて 埋め尽くした先の 脚本のページ 向こうから歩いてくる男の 車の流れも夕闇に遮られず ビルの上の電光掲示板で 歌手が好き勝手に形を変えて 今日もオーバーコートの女性が ゆっくり歩いていく 彼の前にあるテレビが 衛星から指令を受けて 彼女のデータだけを 数値化演算を繰り返していく そんなあなたの物語りが このノートの上で少しずつ繰り返されて 《「・・・百歩譲って「神の視点」を設定したとしても、 神の眼に映じるのは「永遠の現在のはずですから、・・・・・・」 (野家啓一「講義の7日間-歴史のナラトロジー-」 岩波書房『新・哲学講座8 歴史と終末論』 より引用)》 「わたし」は いつまでも いない 738 名前:730作者 [sage] 投稿日:03/11/13(木) 00 18 ID hCu3wRkN New!! ゴメンナサイ、1つミス訂正です。 ×岩波書房→○岩波書店 なんという馬鹿ミスを・・・・・・すみませんでした。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 町とアラームと雨とワルツと天国* 731 名前:*町とアラームと雨とワルツと天国* [] 投稿日:03/11/12(水) 23 31 ID Tc3fvM8e New!! *ピノキオ* 雲が日をかくし 町はスモッグのもやのなか ここはピノキオを飲み込んだ大魚の胃 いやな臭いには慣れたけど 胃液は着実に私を消化していく 火は指一本でおこせるし たばこだってある ここには生活に必要なものだけはなんでもある *スリーピング* あなたの声はデジタルなアラーム 耳元で鳴っていても 私は気付かぬふりをする (あと5分だけ眠らせて…) *雨* 口のなかに一滴 雨 甘い 甘い 感傷 もっと降れ どんどん降れ いや降るな もう降らないで 735 名前:*町とアラームと雨とワルツと天国*2/2 [] 投稿日:03/11/12(水) 23 55 ID Tc3fvM8e New!! *アンビバレンス* 私の左足につながった獰猛な栗毛よ 右足につながった気高き白馬よ 駆けろ 私のことは気にしなくていい 私は結局破れなどはしないのだから 思う存分廻って踊れ 廻って踊れ 私たちは廻って踊る一つの意志 *雲のうえ* 私は天国を信じている 死後の安息などではない 今も頭上に確かにある 雲のうえの国のこと なぜなら 私は雨雲を日が赤く染めることを知っている スモッグの粒子を発光させることを知っている そこに星の海があることをしっている 灰色を透かして 私は天国をみる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 苦しいときに神頼みする者への詩 732 名前:苦しいときに神頼みする者への詩(1/2) [] 投稿日:03/11/12(水) 23 46 ID HpdyATY3 New!! 『神』ッ! それは軌跡である! 古今東西ッ! 人は神を信じてきたッ! 人が滅びるまで信仰は絶えぬであろうッ!! しかしッ!!!! 未だかつて神を見た証拠を持つ者はいないッ!!! 気の遠くなる歴史の中で! 星の数ほどの人類が生まれ落ちたッ!! そしてその誰もが神の存在を証明できずに死んでいったッ!! もう気づいていいだろうッ!! 堂々と宣言するッ!! 共に叫べッ!! 神はいないッ!!! 声 を 潜 め る な ッ ッ ツ ! ! ! ! もはやこれは揺るぎようのない事実であるッ!! しかしッ!! まだ神に祈る者がいるッ!! 試験前夜の受験生ッ! ラストゲームのギャンブラーッ! 浮気がバレたダメ亭主ッ! 己の手に負えない状況ッ!! そこで人は神頼みをするッ! 甘 え る な ッ ! ! 733 名前:苦しいときに神頼みする者への詩(2/2) [] 投稿日:03/11/12(水) 23 47 ID HpdyATY3 New!! その状況に陥ったのは誰のせいかッ! ここで祈る者ならば! まず間違いなく己に原因があるだろうッ!! しかしッ!! そうでなくても神に祈りたくなる時があるッ! 妻の出産ッ! 遠くで危機に陥った者の安否ッ! 席替えのくじ引きッ! 己の力ではどうしようもないものがあるッ!! ならば神は後者を救うのかッ! 否ッ! 果たして前者を救うのかッ! 否ッ! 神は状況で判断しないッ! 状況を救うモノッ! それはそこに至るまでのプロセスであるッ! 状況に陥るまでに最善を尽くした者にだけッ!! 救済はやってくるのだッ! そう!神とはそれまでの己の行いであるッ!! 軌跡によって起こされた奇跡は必然であるッ! 時には救いが無いこともある! しかしッ! 手を尽くさぬ者は決して報われることはないッ!! どんな神であってもッ! 怠け者を赦す教えはないッ!! とりあえずッ! やるだけやれッ!! やらなかったらできんッ!! 神に祈るということはッ! 己を信じるということだッ!!! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 今 734 名前:今 [] 投稿日:03/11/12(水) 23 54 ID oXW+MHro New!! 君がいなくなってから もう数週間がたった。 今でも君はいるようで。 でもホントは届かなくて。 ムズガユイな…。 君の最後ヲ見たときに。 こらえてたものが一気にあふれた。 あたたかい、もの、が。 今君を思い出しても。 カナシクナイ。ナカナイ。クヤシクナイ。クヤマナイ。 ただ君がいると信じてしまえば。 ウレシイ。イッショ。 そして タノシイ。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ