約 2,552,215 件
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/795.html
漫画家? 代表作:史上最強の弟子ケンイチ 戦え!梁山泊史上最強の弟子 1 (少年サンデーコミックス) 松江名 俊 戦え!梁山泊史上最強の弟子 2 (少年サンデーコミックス) 松江名 俊 戦え!梁山泊史上最強の弟子 3 (少年サンデーコミックス) 松江名 俊 戦え!梁山泊史上最強の弟子 4 (少年サンデーコミックス) 松江名 俊 戦え!梁山泊史上最強の弟子 5 (少年サンデーコミックス) 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 松江名 俊
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/350.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ of 君の世界と僕の世界 一度死んだ後の夢 木は逞しく生えている その実は腐って土に還る 透明な空気と汚れた空がよく似合う 排気ガスが胸に広がれば鳥たちもよく泣いた 僕はドアをノックした 相手は誰だろうと考えた 彼にとって僕は意外な人物だった そして物語を終わらせたがる彼は歓迎した 一つだけの星空はまるでプラネタリウムみたいだけど輝いている 毒入りのリンゴを配るばあさんとも仲良くなったし そろそろ山に登ってもいいかと思う 君が手首切っても僕はすぐ慣れる 熊が現れてウサギを食べる 蛇はいつも一人きりで泣いている 君の頭の片隅の 消えない記憶を少し分けてほしいと僕は願う 335-336,342 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/05(日) 22 34 36 ID KpG0q1zM 【コメント】 383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20 35 17 ID WQln24et 335 君、僕、唐突に現れる彼の関係が著しく不鮮明で、童話や創世記が少 しだけ見え隠れするバックグラウンドも手伝い、すごく分りにくい。美しい世 界だとは思うけど。 916 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15 04 26 ID KpAnY5f1 335 of 最終連が最も強調したかったもので 話の集約を担うヶ所と読む 君 僕 彼 の関連と相反する語句同士が 不明瞭で整理されていないなと感じてしまった 「OF」=「の」という世界だとして一行づつ読みとくと 葛藤し彷徨えるマイナス感情が震えているような感じを受けた 夢を見ているような断片の連続光景で 楽しげな夢じゃなく不安な夢 断片的な表現であるなら語句の配置と文体の統一感は必要無いかも知れないけど すこぉし抽象的すぎて言いたいことがぼやけて損をしている気がしたな もしかしたら体言止めの形式の方がこの作品にある断片的な表現には合うかもとも思った でも言わんとしている塊みたいな不安は伝わってきた 926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 47 48 ID 5YyDiLlb 335 of この題なんだけど、実際に英語にしてみた? 多分 ”君の頭の片隅の消えない記憶” を英語して、”の”を ”of” に置き換えたと思うんだけど 実際に英語にしてみると、in(内部) と your(所有格)なんじゃあなかろうか? 日本語の所有格相当の助詞 ”の” は英語の ”of” には殆どマッチしないかもしれない。 ■▲▼ 野風の笛 表がわから内部へと あらゆる欠陥のひびわれが 風雨にうたれるたびに 鍛えられもせず 伏線となるように 進行していくのは けっして病ではなく 静寂にうみつけられた 虫の卵というべきか おれは砂岩の中に 固着する石灰質をふくみながら 辛うじて分解せずにたもったこの身を もはやこれまでと諦めて 石仏になろうときめたのだ まるくなってはまた削られて 相も変わらずふきつける風雨を これは俺を鍛えるものか それとも壊すしろものか 考えながら 悠久のはてに生えた苔が おれの体を覆うにいたり ほんのわずかに思い出したのは 俺は相当の昔には海の底にいて 嵐よりかは伝導しやすく 密度の高い海流をうけ 野風の笛を吹きながら ぶつかる音がきこえぬほどに やかましい歌をうたっていたのだ 339 名前:野風の笛[] 投稿日:2006/03/06(月) 00 27 24 ID 9JrOZRpT 【コメント】 388 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/03/14(火) 18 08 50 ID xzyBHP1k 339 他の詩とレベルが違う。じゃぁ、私も感想で作品と競い合おう。 これこそが、感想、評の楽しみだ。 多くの深刻な病、例えば、ガンであるとか、エイズであるとかそういいったものは、 潜伏期間を持っている。知らぬ間に自らの体の中を、血液の中を、細胞の中を、 ゆっくりと進行し、最後には、痛みとなって、現れる。まさに、そのような世界だ。 内省によって、自己の内部にいくつもの欠陥が見受けられ、それが、徐々に、大きな ものへと変貌してく。ここで、重要なのは、欠陥という言葉で語られていることだ。障害、 でもなく、欠落でもなく、欠陥なのだ。このことについては、読み手に考えてもらうとして、 自らのうちに、虫の卵のような欠陥を見出し、そこから言葉上描かれてはいないが、他者が 想定されている。欠陥を見出したものが、その欠陥によって、何かしらの損害を他者に与える と考えるからこそ、石仏になろうというのだ。 仏というのは、日本では、死ねば皆仏になるわけだが、言うなれば、聖なるものだ。 敬うものである。内部に欠陥をもったものが、なぜ石仏、つまりは聖なるものへ変貌できるのか。 389 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/03/14(火) 18 21 33 ID xzyBHP1k ここで、問われるのは聖性だ。 内部に欠陥を見出したものが、他者に対して迷惑をかけないように、自らの未来や 可能性をすべて捨て去り石仏になるということが聖性なのだ。 分解し、それが悪となる前に、自らの未来や可能性を犠牲にし、石仏となること、まさに 他者に対する愛じゃないか。愛や優しさというのは、本来厳しいものなのだ。この詩には、 厳しい優しさがある。 ところで、石仏になり思い出したことは、自らの欠陥をただただ泣き叫んで、外に向かって、 それは、誰かに届くものではなく、ただただ、そう、私のイメージでいえば、荒波の中、一つの 岩の上で、雨風に打たれながら大声を叫んでいた昔の自分のことなのではないのだろうか。 欠陥を抱えながらも、いやそれは、その時は見出されていたかもわからないが、とにかく、泣き叫ぶ しかなかった時の、まさに、自分以外のすべてのものとの戦いとでもいうようなところから、徐々に 波は落ち着き、泣き叫び疲れ、欠陥を受け入れ、ならば、私は世界に戦いを挑むのではなくて、世界を 受け入れようと決心し、石仏となった厳しい優しさや愛が私には見える。 私には見える。静まり返った海を見つめる石仏の姿が、そして、その石仏の前に、花が添えられている光景が。 917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15 12 09 ID KpAnY5f1 339 野風の笛 風化 自然が織り成す人間が見て取ると美に違いない 「自然が造り上げる天然の創造物」について見つめた視点と表現が美しい 自然現象に逆らわずそのままで本来石は石に生まれ何になるかなど思案したりもせず しかしその事柄に着目して風を感じれば 目覚めのような気付きがあるのだろう 「の」は風 音 そして変化を余儀なく ありのまま受ける自然の一部 心が洗われるような世界観だ 926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 47 48 ID 5YyDiLlb 339 野風の笛 石の記憶というのかな。とても良かった。 石の硬質さが緊張感のある硬い文体とよくマッチしていて、 どこか男性的で、時の流れと、風化したような感傷が伝わってきた。 【得点】 2点 ikaika ◆YffIGX9Bno:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 現代ノ現代詩 くろひふくきた をんなノくちノ あかくかゞやく きんいろノ すゞねノうそこそ きいてゐたひ 340 名前:現代ノ現代詩[] 投稿日:2006/03/06(月) 01 35 43 ID haXPQRth 【コメント】 917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15 12 09 ID KpAnY5f1 340 現代ノ現代詩 「ノ」→「の」に置き換えてしまうと風味が削げると思われる 意図的に「ノ」を使って現代詩を表現したのだろうか 現代っていったっていつかは過去になるんだし 新しくもその時代時代で語句に含まれるものの解釈なんてのも定まったものではない そんな魅力がある この作品にはガラスケースに入った言葉のような美しさ けど「の」が一番の主題にはなっていない気がした こういった明度の鮮やかな作品は好きだけど 何故か読めば読むほどに「の」からは遠退いていく 魅力を感じるのは 多分色の語句の掛かり受けが妙に光っているからだと思う 926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 47 48 ID 5YyDiLlb 340 現代ノ現代詩 のはノになることで時代がかったハイカラな光を帯びて、 堀口大學か、金子光春か、西条八十か 、いやいやあれは竹久夢二じゃあなかろうかと しばし、大正ロマンに浸るのでありました。 >すゞねノうそこそ いいですねえ。 21 名前:ユリーカ[] 投稿日:2006/03/16(木) 22 56 48 ID st2FJAJx 340 現代ノ現代詩 354 東西! 356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン 以上、三作投稿しました、ユリーカです。 本スレ 375氏よりご指摘あったように、すべて私の投稿ですのでルール違反で御座いました。 他意はありませんでしたが、お騒がせしたことをお詫び致します。ゴメンナサイ。 御審査戴いた皆様方、ありがたうございます。 取り急ぎ用件まで。 ■▲▼ はるよい なめらかな はだか はらんだ おなか しーつの しわ わが つまの うつくしき ねむりの かたち 343 名前:はるよい[] 投稿日:2006/03/06(月) 22 41 41 ID w01/T6Mp 【コメント】 915 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/13(月) 13 59 01 ID CC0TbxFf 343「はるよい」 描かれている主人公は「つま」だし 背景にも作者は登場していないのに この詩を 見て 僕は作者の方のイメージがわいた。 やさしい詩、素敵な題だと思います。 ありがとうございました。 917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15 12 09 ID KpAnY5f1 343 はるよい タイトルの美しさと文字の配列にも気を配り 「の」を愛するものに重ね 見て取る幸せな形だ でもこの語句 私は引っ掛かったんだ >はらんだ 孕むという同義語に 身籠る 宿すがあるのだけど おなか と続くのであればなんとなく私の感覚なのだけれど はらんだ よりも優しげな雰囲気で身重を告げるならばちょいとやわらかな選択 別な語句に当て代える事もできたかもなと思ってしまった 私だけかもしれないが でも 対象に愛情を持ち「の」を表現しているのに変わり無い >しーつのしわ この一行があるから美しいものに仕上がっている この一行がなければきっとバランスが崩れる 奥様をやさしい眼差しで見ている純粋さがあり また上手いし巧みだ 926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 47 48 ID 5YyDiLlb 343 はるよい 短いが良い詩 慎重に選んだ言葉が 柔らかく、なまめかしく、暖かい。 ■▲▼ のの質 女の子はときどきいじわるになる 好きな男の子が怒るような話を わざとしたり 確実に その柔らかい足の裏で 恋人を蹴ったりする 男の子は 肝に銘じておかなくてはならない! 一刻も早く強く抱きしめたいんだ 女心を ひ弱な部屋に傾いた笑顔を 燃える ライオンのたてがみみたいに! 綿毛でやさしく包み込む さみしい世界さ! あー固い包容に 爆発する! くだらなくもこぼれ落ちていくのさ ああ愛が尖り、消え去ろうとしている!吸い取られようとしている かなたの遠く遠くに そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら 344-345 名前:のの質[] 投稿日:2006/03/07(火) 00 42 18 ID 6FxNl/KN 【コメント】 918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21 37 13 ID KpAnY5f1 344-345 のの質 >女の子はときどきいじわるになる うんうん 時々モノノケに憑かれたように意地悪くなる なる 可愛くねーと思いつつ相手しちゃうんだなぁ >好きな男の子が怒るような話を >わざとしたり 気を引きたい一心でがエスカレートするんだよね 試されてんのムカァ~っとくるけど惚れたらしかたあるまい >その柔らかい足の裏で >恋人を蹴ったりする そのやわらかい足の裏には「の」の字があったのか? 蹴り合いはこたつの中の喧嘩ならわかるけど蹴る子は足が丈夫そうだな 肝に銘じておかなくてはならない事が文面から探し抜き出せないまま最後まで読みました 「の」は放出されたのかしら? のの質は生きていますね せっかちに思えたのだけどのの字を描きながら 爆発し 吸い取られるのでしょうか 急速に立ち上がり性急に放出爆破し消えゆくはかなさは感じましたが 妙な魅力がせっかちな「の」の質と化している分 どこかに「肝に命じておく名言」をちりばめてあれば面白いものになると思う のの質入れ慎重に確実にとか(質入れしちゃったら身を固めるしかない「の」だけど) 927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 48 28 ID 5YyDiLlb 344 のの質 そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら これがお題 ”の”なわけだけど。前半のすごくほほえましい詩は実は殆どどんな内容でも成立するなあと ちょっと思ったりなんかして。 んでも良かった。 ■▲▼ (*の_の)< Kowloon Shock 屋外プールに半身を沈めた月 小石を投げ入れて砕いた ステンの煌めきで プールサイドの縁が幾分浮き上がり その光に掬われて月の代わりに 揺らめいて 空に消え 俺は眠りにつくんだ 身を伏せた九龍の夜空が遠景の火種 反射して街を浮き立たせる夜 街明かり散々揺るがせ流れる それが川などと信じがたい嘘のような流れで 幻を目に垂らし込まれているような倦怠 (*の_の)ノ<Hong Kong,Kowloon Hotel“InterーContinental” Hello Hello 日中 ジムにてほんの少し肉体の衰えを知った 熱く痛む膝の内を殴りエレベーター内でよろめく 半年ぶりにチェックインした部屋も偶然に同じで 丁度空室がないシングルの時期なのか 滞在八日 ツインのソファー脇 可憐な房をもたげ首の細い白百合とめずらしい色の薔薇 赤みがほんの少し混じったココア色の薔薇が 抱くのに程よい壺花瓶にふんだんに咲き誇る 吸い殻ばかり増えていくのも馬鹿馬鹿しい ビジネスステイリーマンフライト旅烏なら未だしも 硝子の細工を鎧に 三十代 仕事以外の目的が素直に言いだせなく 迂闊さをひっそり見せられる人を選ぶように 倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに 多分 幸せだ 俺 でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが 頭痛が止まらない 綺麗なものを見ると尚更 緊張が一気に解れて分解しそう なんだ 春華と会えることを楽しみに訪れた九龍 まるっきり電話をかける気配のない俺で三日過ごして ジムで必要以上に足腰を鍛え ジェスチャーを大きめに大袈裟にやりぬいて 観光客とは異質な眼差しでビジネス以外はジムにいた 馬鹿か俺 部屋にいるとココア色の薔薇をじっと見つめて過ごすだけの ステイになってしまいそうだから 何でかんでジムで下半身を強化したかった (*の_の) ←こいつが春華なのだ Eメールの中の話で Eメールではほぼ毎日話を交わしているのに 実際は直ぐ様会う気持ちにはなれなくて 大声を張り上げて喧嘩をする気力もなければ 激しい恋しさも覚えない なぜなら(*の_の)はいつも俺のPCやモバイルに侵入してきたし 何より 「いつも一緒だった」 滞在ホテルは事前にEメールにて知らせてあるのも手伝って 俺は(*の_の)に敢えて連絡をせずに 今回の俺はTsim Sha Tusi界隈 気紛れに地下巡り潜伏迷子にもなるきもなかったし (*の_の)に何回も歩きながら相づちを求めるつもりもなかったから 「(*の_の)はいつも俺の傍にいる」 だから会いたくなかったし 会うという意志にも繋がらなかったんだと 屋外プールの真前でホテルを背に石を投げ月を壊してきたんだ それに気が付いてから三十分も経たない 馬鹿か俺 部屋に一人ツインのくつろぎをカマす俺 虚ろに(*の_の)の送り付けてきた無数の 何の意味もないメールを思い出して みても 記憶に 無い けれど何気ないこと過ぎて当たり前になっていた日常だった 離れて暮らすのに疲れないように無くさないようにと 俺はツインのくつろぎをベッドに横たえ 何もかも滲んで見えなくなりそうだった 順調な日常に平穏な毎日 嘘なのか真なのかわからなくなりそうだ ああ まずデスクに備え付けてあるルームランプが「の」の字に光りだした プラグも「の」型になっている始末で PCの電源もコンセントの「の」形に無理矢理差し込んでみたが ディスプレイからいとも簡単に(*の_の)は消えてしまった ジムで流した汗の結晶の付着がシャツに擦れてこれも「の」の字に漂う シャワーを浴びようとユニットバスにもたれかかるも 「の」のシャワー口から出る水流の圧迫が胸に真っ赤な跡を残し 挙げ句の果てにココア色の薔薇も「の」の字に咲いて窓の明かりを見ているではないか 本当は(*の_の)に今すぐ会いたいのだ(*の_の)に今すぐ会いたいのだ ブランクがあったから気恥ずかしく 俺は「の」の字を掌に書いて一つ飲み込んだ後 ベッド脇の白い受話器を掴んで電話機を横に抱え 最後のナンバー「9」を大切にしっかり押す 鍛えた下半身 力をすうっと抜くように 九龍ステイあと三日の晩 月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心 346-348 名前:(*の_の)< Kowloon Shock[] 投稿日:2006/03/08(水) 03 05 27 ID gOoUZJY4 【コメント】 384 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21 17 26 ID YRV2dpRh 346-348(*の_の)< Kowloon Shock なんてカワイイ顔文字なんでしょ。そんでもって送信者は春華ちゃん。カワイイなんていったもんじゃない。 がっ、受信者は三十代のオッサン(すまん)。なんでか無闇に下半身鍛えてる、ちぃーと疲れ気味のオッサン。 顔文字だけの春華ちゃんと、肉体感十分の語り手とのコントラストがみょーに可笑しい。 二人の関係の深浅がイマイチよくわからないながらも、語り手の、焦躁苛つき身の置きどころの無さにコーティングされた期待感がおもしろかったです。 で、滞在ホテルを知っている春華ちゃんのあまりのそっけなさに、シロートさんよね、まさかね、三十代ともなると足腰鍛えなきゃね、《コールカウント フォー》って呼出し音四回目ってことよね、レイザーラモンじゃないよね、と思った私はエロいですか? 927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 48 28 ID 5YyDiLlb 346 (*の_の)< Kowloon Shock 選んでいる語句が非常にセンスがいい。次の一行を期待にわくわくしながら読み進めてしまった。 顔文字に象徴される暖かさと微妙に情けない主人公の描写がなんともハイセンスな詩文と 平行してほのぼのした雰囲気をかもし出していた。両者が両者を引き立てているように思う。 若干冗長さが残る。特に 倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに 多分 幸せだ 俺 でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが 頭痛が止まらない 綺麗なものを見ると尚更 緊張が一気に解れて分解しそう なんだ このあたり、だれたように思う。 月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心 この最終行はまるでキャッチコピーのようによくできている。 6 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/15(水) 01 00 53 ID TFAh5czP 346-348(*の_の)< Kowloon Shock 書きました竹輪です カノープスさん あぶくさん いかいかさん リーフレインさん 審査お疲れさまです 評&点数 読んで下さってありがとうございましたm(_”_)m 作者さんもお疲れさまでした 初めは「の」をキーにして九龍城砦の話を書こうと思っていたけど 思案の段階で「の」のテーマから外れてきたので取り止めて そのままするっと書き落とせたものでした 今までの作品の中で一番短時間でスムーズに書き上げられた話で 不思議だったし自分でも気に入っています 読んで下さってありがとう(*の_の)ノシ 7 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [穢土] 投稿日:2006/03/15(水) 01 11 28 ID O84yPu+r 竹輪さん チャンピオン おめでとうございます♪ 15 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/15(水) 18 46 38 ID iq2mgI05 あ、言い忘れてたっ! 竹輪さん、チャンプおめでとうございます。 それと、全作品評価、お疲れ&ありがとうございました。 今回は読めないと思ってたので嬉しかったです~。 【得点】 3点(チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 あぶく ◆OPBYKkBBNQ:1点 ikaika ◆YffIGX9Bno:1点 ■▲▼ 神の手 大きな手が地球を撫でている 風が起こる 私は風を感じる この風は何処から来たのだろう 私にはわからない 大きな手が人々の思いを摘む 手は両手があるから 人々の思いは二つにわかれる 思いと思いが衝突して 命が沢山失われる いいや 命は その大きな手の指先で弾き飛ばされているのかもしれない まるでピアノを弾くように 大きな手の指が命を弾き飛ばしながら 互いに前へ前へと進んで そのまま握手をできるならうれしいね だけれど握手はなかなか難しい あなたの右手と左手で 握手をしてごらん 手首が痛くなっちゃいそう どちらかの手がどちらかの手を覆うことになる 大きなその手は雲の上から伸びているのかな それとも地面の下から生えてきているのかな 誰かはその手を運命と呼ぶ 私はその手を神の手と呼ぶ だって神様を信じたいもの 349,351 名前:神の手[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 23 39 19 ID ZchOsT2r 【コメント】 918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21 37 13 ID KpAnY5f1 349 神の手 「の」がメインテーマではなく「手」がメインになっているという読感 神が撫でる地球とはきっとやさしい微風のゆるやかさで 「の」の字を描いて撫でそうだとイメージがわいてくる 順を追ってゆっくり手について空側から見て書いていて丁寧だけれど 神様を信じたく タイトルが神の手ならやはりテーマは「の」より手にスポットを当てた感が強い でも 心地よい手を描いていると思ったよ 927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19 48 28 ID 5YyDiLlb 349 神の手 少々イメージの散漫さを感じた。 神の手の残虐さを述べながら、神への期待をいいつのり、それが難しいと断じ、神を信じたいと言う。 期待とか、断定とかしちゃあまずくないか?神様なのだから。 ■▲▼ ハル の 野原を歩く スカートのような の ああ 周りがどんどん 幸せになっていく 春色に まぶしさは大地から蒸し上がり しっかり閉じ込めた筋と ふんわりかぶさった の ふっくらの雪がはがれて ゼンマイ仕掛けのおもちゃが のびあがって の 緑で埋め尽される の 冬枯れのりこえて 翼を広げる 包み込む みどりのふわり漂う春は の 350 名前: ハル ◆XFYccLexQM [] 投稿日:2006/03/09(木) 02 18 21 ID 6nRlmMs8 【コメント】 918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21 37 13 ID KpAnY5f1 350 ハル 詩らしい詩という表現はあまり使いたくないのだが 「の」の扱い方が最も詩的に取り扱っている気がした 春に漂う「の」生命の勢いすら感じる 「の」を独立した固体として一段落に配し 前後の文章との関わりによって「の」が少しづつ違う質を持つ でもどれも同じ「の」に違いない 詩的表現という中の「の」というものは 受け関わり合う文脈によって表情を変えるものなのだね 「の」は見つけて春の中に置き 放つと 春と躍動して意味を持たぬまま 「の」の風合いが美しくそのまま醸されるという技法 これも何げに発見ありだな 928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20 08 42 ID 5YyDiLlb 350 ハル ”のは野原の” の というアクセント が非常に効果的だった。 の という空間が入るたびに、緑なる春の野原が目の前に広がった。 ところで、トリップはまずいかも、次回から気つけてくだされ。 ■▲▼ [No] あずさは言った あからさまに言った 言ってはいけない何かを言った そしてどこかに消えてった モラトリアムを定理に起こしてみた それNoなにがいつどこで誰の役に立つかなんて 僕に聞かれてマチコ先生に聞かれても 誰も答えられないし誰にも答える義務はない ふざけてしまってるのは ○○の●●なんて言葉だから 黄色の連絡帳 パンダの行列 石鹸のスメル 狭い脳味噌をゴウンゴウンと洗濯機で回したら きっともっと一杯出てくる[No] 一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる 352 名前:[No][sage] 投稿日:2006/03/09(木) 06 41 48 ID EhAzdJim 【コメント】 919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23 09 34 ID KpAnY5f1 352 [No] NOが「の」なのだと思う 脳味噌を洗濯してNOがたくさんでてくるイメージはわかるような気がする イメージのみで「の」という核心は >一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる 上部の文章との兼ね合いはあまり効果が余韻としてもあまり残らない そしてNOで続けて呆れられる「言いたいことの代替え的な」NO で の であると言うことなのだろうか 感じるに撤しても 脳の記憶の中に無いのか 表現されている映像の類は私にはイメージしにくい けど欝憤の蓄積みたいなものに触れたようなやるせないNOだ 928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20 08 42 ID 5YyDiLlb 352 [No] No と の の重ね合わせ。 なんとなく散漫。 ■▲▼ のののとののの のは、のについてののののとのののに関するの。 のにはのがあるため、のがのにつきのをのすると、 のはのにつきのとのするのができないのののをのするのができなくなるのから、 のののをのするのに、のからのするのができるのにのをのするのが のとなる(の)。そして、のにのするのをのし、のののをのするのののが、 のののとののの。 のののとは、のがあれば必ずのにのするのやのののにおいてもの (のやの)をのしなければならないとするの。 のののはのたるのののがない限りのののものされていないであろうという の的なのをのするの。 のののとは、のにのするのがのしないにも関わらず、のをのしてのをしたのをのして、 のにのがのしたのとのののをのしようとするの。 のは、のにのするのがのするであろうというの的なのをのするの。 なお、のののは、のにおいてはのを、のにおいてはのをのするのによって、 のをのにのするのができるとして、のをのするのに、のののをのし (の、の)、さらに、のについては、のがきわめてのにのされるのから、 のをのするのが大きいため、のののがのされている(の)。 353 名前:のののとののの[] 投稿日:2006/03/09(木) 08 17 30 ID D3sRtL8S 【コメント】 919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23 09 34 ID KpAnY5f1 353 のののとののの 印刷してまで朗読に耽り挙げ句の果てには 「の」の上を赤ペン緑ペンで色分けして読み耽り 頭の中が「の」パニックしてのだらけになり 音読すればするほどどつぼに填まって「の」の「ののの」について考えてしまえた無心に この作品やたら極め付けな「の」の連結 こーゆー文章書ける人とは発想できる人とはと興味を持ってしまったのと 国語について改めて学習し直さなければ「仮名一文字でパニック」する脳退化が目に見えてしまった なんだこりゃと思う反面 おそろしやと「のののとののの」の羅列とつっぱしりを読んで驚愕し 本当なら印刷までして「の」に色をぬってまで朗読して解明しようとした 私の馬鹿さかげんを添付したいところなのだけど 恥ずかしいのでやめておきます この作品の意図はきっと未知なる「の」遭遇等も含まれている 今回の作品の中で最も「の」を暴走させていると思う 頭がのののになりそうだった 928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20 08 42 ID 5YyDiLlb 353 のののとののの 数学の定理の文章で、動詞と名詞を全てのに置き換えたようなかんじだった。 パズルみたいで面白いのだが、答えに接続するヒントが一切ないとこがなんとも寂しい。(涙 20 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/16(木) 03 32 41 ID 6Di6eei3 審査員の皆様おつかれさまです。 「のののとののの」を送信させていただきました。 この作品はリーフレインさんの言われるとおり とある既存テキストのすべての名詞ないし動詞の 名詞的一部を「の」に置換し「~である」をすべて とっぱらった結果女性口調となったものです。 プリントアウトまでしてくださった竹輪さんの 「なんだこりゃ」というコメントはうれしかった。 論理性という名のがんじがらめをかるく憎むが ごとく「の」を連打ちしてよかった。 Canopusさんは点を下さった。 どうもありがとうございました。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 東西! えっと、えっと、 「レリインフ」 作者です。 えっと、えっと、えっと、 ああぁ。。。おありがと。。。ござい。。。ます えええっと、えっと、 出すの はじめて します 「レフリイン」です。 お題 ”◎” ええええっと、えっと、えっと、 もしかして ひらがな カナ? 出すの カナ? 出すのして お願い。 して いっぱい お願い。 いいいっぱい いっぱい いっぱい お願い。 出す期間 午前零時まで カナ? いっぱいウレシイ。。 いっぱいウレシイ。。 出すのです えっと、えっと、ええええっと、 もしかして出すの はじめて。。 カナ? ウレシイ。。 ウレシイ。。 えええっと、ウレシイ。。 お願い。 して 午前零時まで いっぱい 出して 354 名前:東西![age] 投稿日:2006/03/09(木) 18 55 42 ID Iv+D75V4 【コメント】 919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23 09 34 ID KpAnY5f1 354 東西! カットアップの仕方が慣れている お題「◎」から「の」がいっぱいでてくるイメージに仕上がっている 「作品名と日付 等」は抜いてカットアップしている所を見ると 文章のみに焦点を当てて配列を変え 構成する楽しみのみ純粋に追求したのだと感じた 928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20 08 42 ID 5YyDiLlb 354 東西! こんな風に見えるんだなあとかなり反省しました。はい。すみません。 21 名前:ユリーカ[] 投稿日:2006/03/16(木) 22 56 48 ID st2FJAJx 340 現代ノ現代詩 354 東西! 356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン 以上、三作投稿しました、ユリーカです。 本スレ 375氏よりご指摘あったように、すべて私の投稿ですのでルール違反で御座いました。 他意はありませんでしたが、お騒がせしたことをお詫び致します。ゴメンナサイ。 御審査戴いた皆様方、ありがたうございます。 取り急ぎ用件まで。 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/449.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 歌は聞こえるが先には進めない 520 名前:歌は聞こえるが先には進めない 1/2 [sage] 投稿日:04/02/26(木) 22 44 ID MjQsAM0N 誰かのタイピングの音だけが見えるように足踏みの先で 机と椅子の整列整頓された部屋の渋滞がいつも激しいと 日陰の窓際滑り落ちていく 指先の人形を口に咥えて CDの外見をした円盤が空を飛び続ける 日めくりメモ帳片手に毎日を意味の欠けた落書きで埋めて 明日には遺跡のようになるという願いを持っている その明るさの中に沈んだ 水のない声だけを残して 歌が今日も響くのははっきり苦痛だと判ると言って 《タイピング 整列 窓際 人形 CD 日めくり 遺跡 水 今日も響く ──彼らのパーツ》 その切り捨てた物体の中から聞こえる 歌はどこまでも同じメロディでいるわけで ただ同じステップばかり踊らされている彼らは 今日も前には進めない行列たち ──そのような言い伝えを守ることに 意味があったとしたら 今日も目の前に山ほど降りかかってくる雨を彼女はどう考える? だまって傘をさす,が正しい答えです 《切り捨て どこまでも ステップ 進めない 言い伝え 意味が 目の前に 雨 傘をさす ──消えていく記号として》 521 名前:歌は聞こえるが先には進めない 2/2 [sage] 投稿日:04/02/26(木) 22 45 ID MjQsAM0N 卵の黄身だけひっくり返して笑う 膝枕の間で眠りという記号も消えたら 歌のない音楽も死んでいく言葉だけ引き千切ってしまえば 彼と彼女の愛だとか恋だとかなんて誰も忘れてそっぽを向く という大嘘の伝説と現実のその強かさと 空転するだけの頭と口と手足たち 《笑う 膝枕 記号も 言葉だけ 音楽も 引き千切って 忘れて 現実のその強かさ ──勝手に組み立てられたまま》 《足踏み 飛び続ける 歌は ひっくり返して ──ボクらレゴブロックとして生まれて 死んでいく 愛だとか恋だとか 空転するだけ ──詩人により殺される》 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 詩人どもを素朴に消せ 522 名前:詩人どもを素朴に消せ(1) [sage] 投稿日:04/02/26(木) 23 18 ID Cn5MIbgm たとえば、どこかの休耕田に花が咲いていたら 全部摘めとは言わないが、この世を全部埋め尽くし ぼくらの息がくるしくなるまえに どこぞのかわいい動物だとかもしくはきびしい気候にやられ 食われちまったり、枯れてしまったり もしくはひどい運命だとかにめちゃくちゃにされるとか そういうことはどこにもないと いう前提で語ろうじゃないか まずは概念の問題について はっきり言っておくよ、詩性てのは弾圧しなきゃいけないぜ そこにある深層だとか、美感だとかは もう別にどうでもいいんだ 異常なまでに力があると信じているなら尚更のこと 僕らがどこかに書く前に、叫んだ声が消えちまう前に 真っ黒い紙とうるさいラジカセを用意して もっとなにもかも聞こえなくするんだ そんなことをそうこうしてると 手にうすくひっついた すすけた汚れがいとおしくなる 523 名前:詩人どもを素朴に消せ(2) [sage] 投稿日:04/02/26(木) 23 20 ID Cn5MIbgm アンビエントか、宗教音楽あたりで 想像してくれるとありがたいんだけど 君が思う静かな曲でいいと思うよ じっとしていると 聞こえてくるだろう 阿鼻叫喚の地獄絵図が 分離した、波動で言うと ほんのわずかなドレミファが うにょんうにょんと乱交しまくり ピアノとかオルガンの きれいな響きになるらしい さて 首をくくったり、眠っている子供を見たりする あのかなしさを持ちながら 脳みその中に響きつづける 音楽をどうやって止めたらいい? 524 名前:詩人どもを素朴に消せ(3) [sage] 投稿日:04/02/26(木) 23 22 ID Cn5MIbgm 僕が言いたいのはこういうことだ、かの偉大なる時代を、 さらには容姿端麗な古の美女や威風堂々の英雄たちを巻き込む もしくは あと五百年にも及ぶ風雪に対し、にこやかに微笑みながら 永遠という、実現することのない試練に耐える準備をしようと しているあの遺跡たちの威風堂々たる屋根にひっついて はがれようとしない 栄光という、表面に何百種の文様やら 何千人もの、いにしえびとたちが彫刻された フジツボ貝の胎内に 収まった巨大な真珠ダマのような 感覚を おおきな、たまねぎの下で というぼんやりした素朴さで むりやりまとめてしまった挙句に かみあってゆがんでしまった 細かい金細工のことさ もう一度くりかえして素朴にまとめよう くるしさかなしさという 素朴さにまとめられて 決してかえりみられることのない 踊り狂ったり 大笑いするときの あのまぶたに感じるつめたさについて 525 名前:詩人どもを素朴に消せ(4) [sage] 投稿日:04/02/26(木) 23 23 ID Cn5MIbgm どこか、誰か、 こどもをやめたばかりの若造だとか 青春をやめたばかりの親父だとか 人生をやめたばかりの年寄りが 気の利いた文句を言うようだったら そいつらを即座に このくそったれた素朴さで 詩人ども、と即座にまとめて きびしい気候やひどい運命や かわいい動物のエサにしてしてしまえ 詩人ども、 音楽を止めろ 止めろってば 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 詩集は出したけど、詩人は出せない 526 名前:詩集は出したけど、詩人は出せない [] 投稿日:04/02/27(金) 10 25 ID 3Z941ofW 詩集は出したけど、詩人はなかなか出せない きのう、橋の向こうから歩いてくる女子高生三人を前にして、あやうく口から出そうになった いや本当は遠く水面にたたずむ夕日を眺めながら、出してやりたかったのだが、 出たがる詩人を暴れる詩人を狭い炭鉱に押し込めて、常識人はスーツみたいなジャンパーですれ違った 詩集は出したのに、詩人は切実に出せない 峠の甘味屋で昔のだんごをやりながら、 街角でビラを受け取らないのをすまなく感じながら、 自宅の扉を開く時に笑顔を殺しながら、 大学ノートを自室の机に広げながら、 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ より、まだまし 528 名前:より、まだまし [] 投稿日:04/02/28(土) 04 09 ID eFYMTOs7 ままごと吐ける印象主義者へ 私人だが常にされる注目 あびる気力もなく脱落 態度変更午前9時から 詰るお言葉に粗相も真っ青 GoとStopの間を行く 変わるサインに人々も笑う 逢い引きならば情事 鴨ステーキと紐 また乗せられる聞上手 「世界の半分をてめーにやろう」 知るか、馬鹿 極者ぶるな、言葉の墓 ままごと吐ける 私人 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 首筋から下腹部にかけて存在するその器官 530 名前:1/3 [sage] 投稿日:04/02/28(土) 13 03 ID IK7V84bY 「首筋から下腹部にかけて 存在するその器官」 襲ってくる あの感覚刺激だ 表出の衝動が 胃から胸を中心に 全身を駆け回っている 慰め程度の言葉なら効かない 君も気をつけろ この器官は誰もが持っているものなのだ 男女の区別なく思春期に良く発達し 二十歳を超えたあたりから徐々に消失していくが 死に至るような症例はむしろ それ以降に多い いったん感覚刺激をうければ 唇が溶け出してふさがり 一晩中くるしむ 首筋から下腹部にかけて存在するその器官 中枢は心臓の真裏に位置し そこから紐状の末端部を筋肉組織の隙間にのばして 四肢を支配し愛撫する また内臓には粘液が分泌され極度の緊張状態 吐き気をもよおすが口は無くなっている 脳への麻薬成分の分泌が減り はっきりと覚醒しているのだが そう、口は無くなっている 言葉を発することが出来ず もがき続ける 531 名前:2/2 [sage] 投稿日:04/02/28(土) 13 03 ID IK7V84bY よろめきながら 鏡の前へいくと 胸に指をつきたて 左右にひらき内側をさらけだす 激しく鼓動する心臓に手をかけて ひきずりだし 体をうらがえす むき出しとなったその器官が振動する 言葉ではない 声でもない 音ですらない その震えが呼び寄せる 森羅万象を共振し興味を引くのだ 天から光が差し込み 大地が音楽を奏で 風が吹き抜ける その一瞬を逃さず手を伸ばして 純白の羽をやっと一枚だけむしりとる 絶叫と共に体はベッドに叩きつけられる 急いで体を起こし 手中の純白の羽をペンにして書く それが消えうせるまで時間にして数秒 ほんの一行書けるかどうかだが そのとき口を取り戻している 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 天使をみた詩人 532 名前:天使をみた詩人1/2 [] 投稿日:04/02/28(土) 14 20 ID iM0pClJs 僕を苦しめないで下さい もうだめです 僕は幸せになりたいのです 僕の背中を押すのは誰ですか 僕を死の谷に突き落とそうとするのは誰ですか 弱り、怯えた僕の背中を押しているのは もう僕は限界まできました なぜ、この僕を 僕は地位も名誉も投げ捨てた 自由も 愛も そして希望も 533 名前:天使をみた詩人2/2 [] 投稿日:04/02/28(土) 14 21 ID iM0pClJs 僕はからっぽ 絶望の果てに空を見た 天使がほほえんでいる 神の星は激しく輝いている 僕は傲然とふりむいた 弱り切った声で僕は狂ったように叫ぶ 僕は戦う! 腕をもぎ取られようと! 足を折られようと! 目を潰され光を失おうと! 口を塞がれ、言葉を奪われようと! 生命をたたれ、肉塊になろうと! 僕は青黒い炎を燃やし続ける! 僕らの最後の砦を守るために! 指一本ふれさせてたまるか! 僕は燃え尽きやしないぞ! 僕は燃え尽きやしない! 僕はけっして! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Shijin-Nin 534 名前:Shijin-Nin 1/2 [sage] 投稿日:04/02/28(土) 23 46 ID I9omQ9Zr それは 風でも、 陽でもないと 二番目の棺だけ 知らぬかな我が子の嘘泣き 知れぬかな鬼嫁の涙 去りそびれ今朝の月までを真実と名づけ封ずる 消えぬSign 最期のサイン- その荷物ひとつ腕に 軽口の天使が 父さん僕は今笑っていると告白しても 母さんは今にも死んでしまいそうだと伝えても 動かない棺のクロス 535 名前:Shijin-Nin 2/2 [] 投稿日:04/02/28(土) 23 47 ID I9omQ9Zr 一番目の棺 耳そばだてて 奴は馬鹿だとカタカタ揺れて 三番目の棺 目を見開いて 奴は哀れだとクスクス揺れて 二番目の棺 静寂で 起こす左耳ハミングで殺す右耳 二番目の棺 暗闇で 開く左目まつげで殺す右目 両耳じゃ 聞こえすぎると 両目じゃ見えすぎると 愛する人のために長く生きたかったのだと 棺は愚か 言い訳もせずに 棺は静か、今すべて閉じた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 雑巾 536 名前:「雑巾」 [sage] 投稿日:04/02/28(土) 23 49 ID Wj/EK/F0 それはきまって人とたのしく話しなんかをしているとき とつぜん 絶妙なことばとイメージが先を争うように さやかに 右脳が活発に活動しているせいかどうかもわからないままともかく 脳内を美が流れる あとで探そうったって探せやしない まるで自然の川のように 分水嶺のその いっぽうはすぐにもダム湖によどんでむしろ実用的建造物を稼動させる その反対側の渓流 せせらぎ 川面にゆらぐ魚影 反射する木漏れ日 布を引いたような滝 大瀑布 滝つぼ その底に棲む幻の魚 どこまでも林道からさえ遠いたたずまい 野生のカモシカがのどをうるおす オオサンショウウオの子どもがおよぐ 水のなか岩のすきま 秋にはさぞかし艶やかであろう原生林のなか 流れはさいごまでひとや人工物とはふれあうことなくぱあっ!と海に解けてひろがり そんな詩が 目で文を読む速度の何百倍もの速さで 商談中の頭のなか通りすぎたりなんかして 二度と帰って来やしない けれども近ごろはその川の うろこいちまいとか ひれのかけらとかその骨のいっぽんとかひょうめんのぬめりとか どうにかこの手にせめてにおいだけとか つかまえられるようにもなり そいつを和紙と墨で拓にとると見合う号数の縁をあしらって とおくから見ればどうにかそれらしくみえる 詩らしきものに詩あげることを まだ真新しい雑巾で その鏡面をみがいたりなんかしながら 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ そういう人が…… 537 名前:そういう人が…… [] 投稿日:04/02/29(日) 00 14 ID 4l5Th7KA 羽のある言葉をもってない 希望のとびらも開けない 生まれつきの光もないし かげもない 言ってみれば自分になれない そういう人がたぶん詩人 血をながし殴り合う人じゃない 静かに時間をみつめるだけ それでも追われ引き返しても 歩き出しても 自分の外に生きてるような そういう人がたぶん詩人 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/266.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 お題 ロボット 開催期間 03/05/04~03/05/14 参加作品数 37 審査員 8人 本スレ 7の410-533 議論スレ 6の51-124 【チャンプ】 しぃ婆と ろぼっとぉ(たもい):8点 【準チャンプ】 ワタシ生きています:6点 たったそれのできごと(快楽童子):6点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 412-414 ヒーローの卵への詩 - 5 415 無題 - - 417 ガソリン 脚立 5 418 レッドリボン軍 VS アトム - - 419 ロボット - - 420 壊れたロボット - - 421 動かない手 - 3 423 旧式 - - 425-426 凛と咲く花 - 5 428-429 詩書きロボットは吃驚(びっくり)すると人間語が抜け出る しいな まほろ 1 430-432 月に映る夢 - 3 433 Welcomeロボット - - 434 幽霊(機械) - 3 435 ポッケの中身 - - 436 設定 - 4 437-438 ワタシ生きています - 6 440-441 夏の陽炎 - - 445 たったそれのできごと 快楽童子 6 447 あ め ももいろぱんだ 3 449-450 機械 激辛正当派 3 451-453 画期的な新製品 ドン亀- 2 454 Re アイヨトドキマス - 3 455 詩ヲ ベンキョウ中デス - 1 456 彼 - 1 457 人間らしいロボット - 1 458-460 しぃ婆と ろぼっとぉ たもい 8 461-462 人間ロボット - 1 464 守人 - - 465 創られた嘘の塊 - - 466 ロボット - - 468-470 ろぼっとくんとあたし - 1 471 少女ロボット - - 473-474,476-477 僕と小さなロボット - 2 479-480 氏名不定の末路から グリーンブック 2 481 奇跡 - - 483 ダイメイワクロボのテーマ - 1 484 無題 - - 【審査員】 都立家政 ◆MD76fFko5o 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q ドン亀 ◆YdTp8oxx7. Canopus ◆DYj1h.j3e. グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 ななほし ◆lYiSp4aok. クロラ ◆oNwpnhIJYU ◆TemEEb7Qco 【採点レス】 493 名前:都立家政やり直し ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/05/12(月) 02 54 ID tKlN3nVc 【2点】 412-414「ヒーローの卵への詩」 437-438「ワタシ生きています」 451-453「画期的な新製品」 【1点】 425-426「凛と咲く花」 436「設定」 445「たったそれのできごと」 447「あ め」 449-450「機械」 455「詩ヲ ベンキョウ中デス」 461-462「人間ロボット」 479-480「氏名不定の末路から」 495 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/05/12(月) 23 19 ID u72mtwK/ 2点 437-438「ワタシ生きています」 458-460「しぃ婆と ろぼっとぉ」 1点 434「幽霊(機械)」 436「設定」 454「Re アイヨトドキマス」 505 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/05/13(火) 22 54 ID bmnfbju3 【3点】 445「たったそれだけのできごと」 【2点】 458「しぃ婆と ろぼっとぉ」 506 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/05/13(火) 22 55 ID bmnfbju3 454「Re アイヨトドキマス」 456「彼」 468-470「ろぼっとくんとあたし」 509 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [sage] 投稿日:03/05/13(火) 23 59 ID F1zBqxcv 506は、すべて【1点】 511 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:03/05/14(水) 00 40 ID BWR0BiOO 以下、1点。 412-414 428-429 437-438 457 513 名前:グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 [sage] 投稿日:03/05/14(水) 01 27 ID gyStv3Z1 ◆3点◆ 417 「ガソリン」 514 名前:グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 [sage] 投稿日:03/05/14(水) 01 28 ID gyStv3Z1 ◆2点◆ 447 「あ め」 ◆1点◆ 437-438 「ワタシ生きています」 515 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/05/14(水) 03 03 ID aH3EzUX7 2点 417 :ガソリン :03/05/04 16 52 ID SgIvtVhZ 2点 430 :月に映る夢 :03/05/06 01 14 ID I+hJlWIo 2点 449 :機械 1 :03/05/09 22 54 ID m8qnpIKq 2点 473 :「僕と小さなロボット」その1 :03/05/11 23 09 ID 1vFyK37y 1点 412 :ヒーローの卵への詩(1/3) :03/05/04 03 13 ID PmHwtt2K 1点 425 :凛と咲く花 :03/05/05 20 58 ID H5yOKy/P 1点 479 :氏名不定の末路から :03/05/11 23 58 ID mY8nc1Mw 516 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/05/14(水) 03 35 ID aH3EzUX7 すみません。 月に映る夢 1点プラスして3点にしてください。 3点 430 :月に映る夢 :03/05/06 01 14 ID I+hJlWIo 517 名前:クロラ ◆oNwpnhIJYU [] 投稿日:03/05/14(水) 09 12 ID h8bf8iyP 3点 421 「動かない手」 518 名前: ◆TemEEb7Qco [sage] 投稿日:03/05/14(水) 19 50 ID Hf7JxvDx 1点 412-414「ヒーローの卵への詩」 483「ダイメイワクロボのテーマ」 作品 ■▲▼ ヒーローの卵への詩 412 名前:ヒーローの卵への詩(1/3) [] 投稿日:03/05/04(日) 03 13 ID PmHwtt2K 『ロボット』ッ! それはヒーローである! アイザック・アシモフがロボット三原則ッ!! 第一条ッ!! ロボットは人類無害である!! また!人間に降りかかる危険を見逃してはならないッ!! 第二条ッ!! ロボットは人間に絶対服従である!! ただしッ!第一条に反する命令は無視ッ!! 第三条ッ!! ロボットは自らを守らなければならないッ!! ただしッ!前二箇条に反せぬ場合のみッ!! なんとも素晴らしいではないかッ! 人命救助ッ!自己犠牲ッ! 紛れもなくヒーローであるッ!! ロボットの本質はヒーローなのだッ!! 愛と勇気と力と正義ィッ! おお…おお神よ… あなたが創った人類は こんなにも素晴らしいものを創り出しました…ッ!!! 413 名前:ヒーローの卵への詩(2/3) [] 投稿日:03/05/04(日) 03 13 ID PmHwtt2K しかァしッ!! 詰めが甘いぞアシモフッッ! これでは悪を潰せぬではないかッ!! 常に悪は人の手よ!! 活人など愚図の極みッ!! ド腐れの悪人共をォ! 閻魔の裁きに渡してくれようッ!! 俺は提唱するぞッ!! 真・ロボット三原則ゥッ!! 第一条ッ!! ロボットは弱者に危害を加えてはならない!! また!弱者に降りかかる危険を見逃してはならないッ!! 否ッ!見逃せられないッ!! 第二条ッ!! ロボットは正義の心に絶対服従である!! 第一条に反する心は無視ッ!! 否ッ!そんなことはあり得ないッ!! 第三条ッ!! ロボットは自らを守らなければならないッ!! ただしッ!前二箇条に反せぬ場合のみッ!! 応ッ!自己犠牲など日常茶飯事よッ!! 第三条追加ッ!! 相打ちは確実に仕留めるッ!! 悪の大元を潰して それから死ねいッ!! 414 名前:ヒーローの卵への詩(3/3) [sage] 投稿日:03/05/04(日) 03 14 ID PmHwtt2K うぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!! 熱いぜッ!熱すぎるゥッ!! 何故そこまでできるッ!!?? それは奴がヒーローだからだッッッ!!! 巨大な悪に立ち向かう時ッ!! どんな理由であっても! 貴様はヒーローになる!! さあ奴の勇姿をとくと見よッ!! そして学べェいッ!! 正義とは何か!! 守るとは何か!! 貴様が立ち上がるその日のためにッ!!!! 今はまだ知る由もない その身に満ちるであろう矛盾と葛藤 その時再び思い出せ ロボットは守ることしかできないのではなく ロボットは守らなけでばならないということを 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 415 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/05/04(日) 04 19 ID P6RB+Iv9 小学生の頃には二足歩行がいかに難しいかを語ったロボットに関する特集番組などをた まに見ていたのだが今や時代はドッグイヤーとまではいかずとも階段を昇り降りでき るまでに進化してしまったわけであるからアトムの可能性を現実として語る本が出るの もむべなるかなと感嘆するわけだがそれはそれとして当分の間ロボットは主に工業用に しか用いられないようであるから夢を追う分野と実際の分野との落差がこれだけ激しい ところも珍しいだろうそれでもなお人の夢想を誘うこのロボットなるものにある種の呪 術的なものを感じるのは俺だけなのかそれとも人がそもそも呪術に生まれながらにして かけられているのだろうかまったく見当はつかないのである。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ガソリン 417 名前:ガソリン [] 投稿日:03/05/04(日) 16 52 ID SgIvtVhZ たまたまながら君は機械だった それは単なる偶然だしそんなこともよくあるから 君も僕もぜんぜん驚かなかった 昨日の夜ももいつものように 君の背中にガソリンを入れていた うごけなくなっちゃうと困るから 僕はガソリンを入れていた それが今日の朝 君が動かなかった 昨日の夜にガソリンを入れた後 ふたを閉め忘れるのをうっかりわすれてしまっていて 君の布団はガソリンで染まっていた またガソリンを入れれば済む話なんだけど 僕はガソリンを入れなかった 君が動かなくなったときは それがたとえちょっとしたことでも もう起こさないでほしいと頼まれてたから 機械がガソリン布団でねっころがってる ガソリンのにおいが部屋中を充満させてる ガソリンのにおいは母の香り 僕は湯船にガソリンをそそぎ 機械をその中にほおりこみ その中につかって 添い寝した 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ レッドリボン軍 VS アトム 418 名前:レッドリボン軍 VS アトム [] 投稿日:03/05/04(日) 20 47 ID XKCVXi0t 正義のロボー 悪のロボー 心 無いよー いざ FIGHT ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ アストロボーイ鉄腕アナル アトムはアナルって意味ー 正義ー ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ レッドリボン軍のセルさんー 動くセル画ー 絵面ーの悪だー ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ どっちもロボットー あそこも 精密にできてるー 出るもん出るー ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ いつの日か大人の玩具になるー リアル人形はおじさんのカリ パクッ ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ でも力制御できないでチョンギリー 販売禁止ー 悲しいちょっぴりー ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ 時代はロボットで『リストラ天国』 鬱は避けて酒飲む 世は戦国ー ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ ロボットが拉致~ ロボットが勝ち~ 風俗の客も店員もロボット社会~ ラララ~ ルルル~ ウンババ ウンババ~ クララが立った~ フゥ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ロボット 419 名前:ロボット [] 投稿日:03/05/05(月) 00 22 ID QaC9vEAb 感情が無いのがあなたの特徴? 私はヒトだったけど 怒りはない 今はもう ヒトじゃないの 言葉の気休めも もう必要ないし だって 意味がないじゃない こんなこと 考えるのも 無駄かしら そんなの自分で決めることだったのに 頼るのは ヒトの弱さと 感じてしまう だから ロボットに なりたかったの 誰にも 迷惑かけたくなかったの 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 壊れたロボット 420 名前:壊れたロボット [sage] 投稿日:03/05/05(月) 00 49 ID FXv5Elqf ウィーン ガチャン ウィーン ガチャン グィーン ガチョン ガコンガコン ギ…ギギギ ガ…ギグガ…ゴ… グ……… ギィーンガンゴンゲンガゴン ギガゴガゲギ ガ… ガッゴン ぷしー 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 動かない手 421 名前:動かない手 [sage] 投稿日:03/05/05(月) 01 23 ID YVXfDwZR 混線した装置 差し込んだ手の痛みが 鮮やかにひろがる 脈打つ苦痛の中 どこからか響いてくる声が きえない 動かない手で 一本の線をさぐる 水滴のように今日をつたわり 私を通過し闇に落ちていく 一つの声を 止められたら 指先からしびれ 苦痛のように分解し 各所で狂いながら 生きていけたら 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 旧式 423 名前:旧式 [sage] 投稿日:03/05/05(月) 02 45 ID kj99cuoT 422 げふっ、訂正よろしいでしょうか? 物言わぬその目が見据えるは常に未来 物言わぬその手が砕くは常に過去 物言わぬその肌が移すは常に笑顔 物言わぬその口が奏でるは常に凱歌 物言わぬその耳が聞きつけるは常に歓声 動かなくなったその目が見据えるは常に栄光 動かなくなったその手が砕くは常に虚空 動かなくなったその肌が移すは常に漆黒 動かなくなったその口が奏でるは常に鎮魂 動かなくなったその耳が聞きつけるは常に静寂 ありがとう 今までありがとう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 凛と咲く花 425 名前:凛と咲く花 [] 投稿日:03/05/05(月) 20 58 ID H5yOKy/P つまんね つまんねーよ 面白くないよお前 かわいくないよ 彼はロボットだった なぁちょっと喋ってみろって 元気か?おい 生きてるか?おい 泣けるか?おい 笑えるか?おい 彼はロボットだった 426 名前:凛と咲く花 [] 投稿日:03/05/05(月) 20 58 ID H5yOKy/P 白いチョークを頭にふりかけられても 彼は微動だにしない 運動靴には画鋲 爆竹 コンパス あらゆるものが入れられたが 彼は微動だにしない しかし 彼は 悲しいのだ 確かに悲しいのだ 「先生、ねぇ先生!あいつはロボットなんだよ?相手にしない方がいいよ」 そうなのだ 彼はロボットだから 春のなだらかな光が 木漏れ日に溜まる 彼は花が好きだった 彼は春が好きだった 「ぼくは、花になりたい。」 それでも 彼はロボットだ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/197.html
1 2 3 → 次へ お題 微 開催期間 2004/11/28~2004/12/08 参加作品数 29 審査員 4人 本スレ 13の155-242 議論スレ 9の313-361 【チャンプ】 パブロフの色眼鏡(bri):4点 【準チャンプ】 ひとしずく(リーフレイン):3点 微微(快楽童子):3点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 157-162 ある個人における分解までの経緯 - 2 164 もう、いいよ。 - - 166 微熱 - - 167-168 微々たる日々 - - 169-170 見罪 MUJINA 1 171 微 - - 172 ほんの少しの充足感 - - 173 パブロフの色眼鏡 bri 4 174-175 桜の匂い - - 176 鳥に乗って - - 177-179 ぬるい - 2 180 情婦お春の一生? - - 181-182 みっどないと - 1 183 逆光 - 1 184-185 一生の微と神 - - 186 咆哮 - 2 187-190 風化[春夏秋冬] - - 191 夢の微分 - - 192 ひとしずく リーフレイン 3 193 友人? - - 194 ぬる火 わに - 195 穴 - - 196 窓硝子 心霊写真 2 197 ミリから始まった君へ てるあき - 198-199 香り - - 200-203 微徴 元ゼッケン - 204 夜は闇のままに - - 205 微微 快楽童子 3 206 ドア D.C. 2 【審査員】 MUJINA ◆iXws.WGCLY Canopus ◆DYj1h.j3e. ame ◆yUHAxrOw2c ななほし ◆lYiSp4aok. 【採点レス】 223 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 23 19 09 ID F+cPIMh+ 【2点】 >192 ひとしずく >173 パブロフの色眼鏡 >186 咆哮 225 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:04/12/06(月) 00 01 23 ID P2n610E1 【1点】 >157-162 ある個人における分解までの経緯 >181-182 みっどないと >200-203 微徴 >205 微微 227 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/06(月) 00 23 11 ID tIGgGrm4 3点 なし。 2点 173 パブロフの色眼鏡 196 窓硝子 205 微微 以下1点。 157-162 ある個人における分解までの経緯 169-170 見罪 177-179 ぬるい 183 逆光 192 ひとしずく 231 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/12/07(火) 21 58 16 ID TgEOSbfH 2点 206 「ドア」 1点 177-179 「ぬるい」 作品 ■▲▼ ある個人における分解までの経緯 12月28 6時29分 我 12月28日 6時30分 精神構造の 欠陥に対して白衣の 十字軍が 我に 雷を振り下ろした 12月28日 6時32分 自覚するは 世界というものそして 我 というものは 唯識というなの 現実と現在の中で もがくものなりと 12月28日 6時35分            夕刻を告げる 鐘の音が 朝早く私の耳元に 届き 鳥の鳴き声が 我 の砕けかけた 安定性 を啄ばむ 12月28日 6時35分 頭痛がひどくなってきた 背中が以上に寒い 私 はどうなるんだろうか 12月28日 6時39分 トイレへ行きたい 許してもらえない 私 は拘束されている 12月28日 6時45分 しょうじきどうでもいい 世界のことなんて 自分中心のどこがわるい 恋をして仕事をして 私 が中心なんだ 12月28日 6時48分 音楽が大好きなんだよ ずーっと毎日聞いてる それ以外どうでもいい 俺 が好きな奴はマニアックだぜ だれもしらねーからな 12月28日 6時45分        腹が減った なにかよこせ こんななにもねー 部屋じゃ女もだけねーよ 俺 のけつのあなでもみせてやろうか 12月28日 6時48分 ぼくおなかがすいたよ はやくだしてよ おかあさんにあいたいよ 12月28日 6時50分 社会性の逸脱それが我の 願い うるせーよぼけがだまれ こわいよこわいやつが二人もいる しねーよまじで 我合理化のシステ まじで だまれっつーの なきそうだよ 12月28日 6時54分 うあhづいひうえxへいうxふいhdぃうえwq うぇおいjぢおjwくぃおjぢおqwfucksじゃkjqjql ふck sjkxqwhkxhdqwkduhqw sexjぃをjくぉいwjぢおqwj なにかくわせろswjくぃうでぃうqlhdぃうq ぶっころしてやりてjぢをqjぃおjぃうqjzx かねをy沿い追いqwjぃおいおjxdjjくぉいxjq しぬほどCDかうんdすqhshkしうlqhしうhq1 12月28日 6時56分 A 目が覚めましたか? 被験者 はい 被験者の日記より以下抜粋(実験より一ヵ月後) 夕焼けがいつもより早くビルの壁を焦がしながら 落ちていくのを見たあまりにも残酷な 景色だったので自分の目と脳をえぐりだそうかと 思ったが怖くてできない臆病者の恐れ こわくないっつーのこわいよ 大丈夫だっていってるじゃん 不可解なり むずかしいことばやめてよ 157 名前:ある個人における分解までの経緯 1/3 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 07 09 07 ID EXVW1usZ 158 名前:ある個人における分解までの経緯 [] 投稿日:04/11/28(日) 07 11 05 ID EXVW1usZ 159 名前:ある個人における分解までの経緯 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 07 12 40 ID EXVW1usZ 160 名前:ある個人における分解までの経緯 [] 投稿日:04/11/28(日) 07 13 44 ID EXVW1usZ 161 名前:ある個人における分解までの経緯 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 12 06 23 ID EXVW1usZ 162 名前:ある個人における分解までの経緯 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 12 08 01 ID EXVW1usZ 【コメント】 213 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 15 29 36 ID F+cPIMh+ 157-162 ある個人における分解までの経緯 今回の問題作、意欲作のひとつ。我→私→俺→ぼく→我→自分、とめまぐるしく一人称の 表記が変転する。自我の分解というテーマに即しての変化なのだろうが、この経緯に何か 意味があるのだろうか。後段に「被験者」とあるから、一定の法則や道筋をつけていれば 納得できる。たとえば、退行とか、フロイト心理学の発達段階とか(160「けつのあな」→161胎児への 変化から、フロイトの肛門期の話を思い出したが)。でも、法則は見えない。ただ、人格失調症を 騙っただけ、文体のテイストの違いを楽しんでいるだけ、のように見受けられた。 だから、157の「唯識」なんかも仏教の深層意識の自我論に展開するかなと期待していたんだけれど どうの言葉だけで腰砕けに終わってしまっているような印象を受けるのが残念。せっかく テーマは面白いのだから、もっと分析的に緻密に書いてほしかった。160→161の壊れ方は一気だし 161はもう無茶苦茶としかいいようがなく、さらに工夫がほしい。アイディアは好きなので 構成に気をつけながら、是非推敲してみてください。この詩は必ず凄い詩に大化けする可能性 を秘めています。私としては、そこに賭けたい。 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 157-162 なかなか意欲的な作品だと思う。何らかの実験により、個人の内部 に種々の人格が発生、分裂していく。実験の内容が不鮮明なのと、午前午後を はっきりしてほしかったのと、自己への掘り下げももっと…いろいろと注文が あるなあ(苦笑)。 227 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/06(月) 00 23 11 ID tIGgGrm4 1点。 157-162 ある個人における分解までの経緯 お題に沿う形で、緊張感のある図式にまとめあげた。 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 162 :ある個人における分解までの経緯 : 連形式にするしかなかったのかな? ……まあ、それなりに、面白いか? 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 157-162 ある個人における分解までの経緯 30分間であっというまに分解してしまう個人。精神療法みたいなもんか?「壊れ方」が型にはまっている感は否めないが、形式とうまくマッチしている。流れもいい 【得点】 2点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ もう、いいよ。 「力への意思」だったっけ? 真理だから信じるんじゃなくて 自分に都合がいいから真理なんだって奴。 なんか、さ、 あんまり考えたくは無いけど そんな風に世界は動いてる気がする。 大きな国の戦争も。 何処かの会社の言い訳も。 小さな、小さな、ちいさな この場所でさえも。 164 名前:もう、いいよ。 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 17 20 51 ID 4iL3yYjX 【コメント】 215 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 17 05 41 ID F+cPIMh+ 164 もう、いいよ 言葉を君は何だと思っていたのか。言葉は人を殺すこともできる力を持っている。 そんな当然のことに今さら気付いた、とでも言うのかい。ホラ、現に、私もいま、 こうして安達ヶ原の鬼婆のように言葉の包丁に砥石をかけている。君はそんなこととは 露知らずに、この宿で一夜を乞いにきた憐れな旅人というわけだ。逃げ出すには、もう 遅いって? 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 164 捨て鉢な感じの、独白。も少しことばを選んで書いたら、印象も変った んじゃないかなあ。戦争も会社も、ニュースで流れてることばっかじゃん。 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 164 :もう、いいよ。 : 力がすべて、勝つか負けるか……この世はすべからく。もう少し言葉が必要? 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 164 もう、いいよ。 「力への意思」がニーチェからの引用だとしたら少し使い方が違うんじゃないだろうか。そういう現実のなかでの実存への意思みたいなもんじゃなかったっけ。 「小さなこの場所」がこのスレをさしてるのかもと考えるのは邪推なんだろうな ■▲▼ 微熱 がんじがらめになって眠っていた 目が覚める頃には 日が傾いていて 何も喋らないで帰ろうとする 君 手をつなごうとする度すり抜けられて 高架橋の影がいつもより短い 愛してるなんて ありきたりな言葉で唇を寄せないでと願う もうすぐ貴方との時間も尽きると確信できている 夕暮れの彼方が赤銅色でくすぶっている 電車の轟音が馳せる 166 名前:微熱 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 19 28 58 ID vnnCszm9 【コメント】 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 166 雰囲気づくりは悪くないと思う。いろんな感覚を駆使したイメージの総 和。言ってることは大したことないけどね。 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 166 :微熱 : 影が短いは、……夏に短くなる。……詩全体に混乱があるように感じた。 冬に向かうのか……夏に向かうのか? 夏に感じる微熱だとしたら混乱は ……いいのかも。しかし、どうも、風邪の微熱はやはり冬。……のような感想。 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 166 微熱 前半と後半で2人称が「君」と「貴方」で変化している。2つの視点のすれ違いをみせる詩なんだろう。 2連と4連が象徴的。選ばれた言葉がのせる身近な情感がいいかんじ。もうちょっとだけ描写があってもよかったかも ■▲▼ 微々たる日々 レゴで作った私の分身 ブンシン そうブンシン 動かない話さない立たない 起きない食べない飲まない 息をしない目を開かない 私の ブンシン 海に溺れた部屋で私と「ブンシン」は ずっと二人でじっとしてる 窓の外から誰かがこちらを見てる きがする キガスル 気化する 私とブンシンは気体になり 熱のせいか水圧のせいか 空気とまざって一つになった 微笑をうかべた窓の外の「誰か」は 音も波もたてずに海面で出て 息を吹き返した反動で 頬が膨らみ 肺も膨らみ フクラミ 私と「ブンシン」は膨らみ続け 部屋を中から打ち破り大きな気泡となって 海面に出た 誰かの肺に入ってやった 誰かの血液と体中を巡った 口から吐き出されるまで 誰かの顔は見なかった見えなかった その時がきたとき 誰かは微笑をうかべていたきがする キガスル 気化する そう全ての物体が気化し 地球にはなにもなくなった 最初から何もなかったかのような 静けさと暗闇を愛す誰かがまだ生きていた 167 名前:微々たる日々 [] 投稿日:04/11/28(日) 21 31 31 ID MvXdMlFK 168 名前:微々たる日々ー2 [] 投稿日:04/11/28(日) 21 32 01 ID MvXdMlFK 【コメント】 214 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 16 31 49 ID F+cPIMh+ 167-168 微々たる日々 レゴでつくった私の分身(コレって私の魂のこと?)が私の身体と分離して、それが気化 して誰かの肺や血液に入る、という発想は面白い。でも、最後はすべての物体が気化して 蒸発してしまう、というのは、少々やりすぎのような気がする。やばい。気がする、なんて言ってる と、私まで気化してしまう。ともかく、生命の死を気化で表現したのはよい。確かギリシャ哲学でそういうの あったな、まあいいか。ただ、最後に残った誰かは神なのか。それと、窓の外の「誰か」も神? それに対して、誰かの肺や血液に、という誰かは他人ということ? その変が読んでいて混乱してしまう。 もう少し表現の工夫が必要だろう。て言うか、安直に神を持ち出すのはどうか。 気化する理由や動因を神に求めたいワケ? この種の非条理詩は非条理なまんまが面白いんであって、 神などで理由づけすると、かえってつまらなくなると思うのだけれど、如何に。 216 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 19 23 22 ID F+cPIMh+ 訂正 214 非条理→不条理 の誤り 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 167-168 タイトルが結局どこにも掛ってないような気がするな…。ビビたる ヒビ、だから、気がするキガスルなのかな…。展開が唐突なのに、なぜか驚き が少ないんだよ。ブンシンやら気化が尻切れトンボになってるせいかな…。 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 167 :微々たる日々 : 難解。言葉のフレッシュさは感じるが。難解が寄せ付けない……感じかなぁ?? 318 名前:リーフレイン@感想です [sage コンカイ ハ マニアウカナ??] 投稿日:04/12/05(日) 21 01 57 ID On75cbm6 167 微々たる日々 1-2 まず、”びび たる ひび ”って響きがいい。 この作者さんは、音の韻を踏むのがうまい。 私と分身(どうも遊離してる魂と肉体の関係みたい) 窓の外から見てる誰かも自分 なんとなく、誕生の瞬間にも読める。羊水があふれる瞬間。 誕生の瞬間まであった自我が赤ん坊に引きずり込まれ、 形がとれなくなる。そして、世界はなくなり(認識不能) 赤子の曖昧模糊とした存在だけが生きている。 とりあえずこういう読みを試みてみたけれども、色々可能性があります。 逆に言えば、曖昧。人類の終わりなのかもしれないし、死の瞬間なのかも しれない。もう少し、ヒントがほしい気がします。 なんか気になる詩です。 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 167-168 微々たる日々 イメージがあるのはわかるけど入ってこない感じ。わかりにくい。 例えば2の1連、「誰か」が海面へでて、息を吹き返して、その反動で膨らむ。 しかしその直後に「私とブンシン」は膨らみ『続け』…とある。てことで海面へでて息を吹き返したのは「私とブンシン」で、「誰か」と「私とブンシン」は同一なんだなと僕は読むんだけど、 さらにその直後、「私とブンシン」は気泡になって海面へでてしまう。 もうこんがらがって、ダメでした。細かい文脈のおかしさを指摘する気は毛頭ないけど、大事なイメージの核が矛盾してたら読み取りようがありません。 ■▲▼ 見罪 私は見た 蛍火の群れの中 ただ一対 狼の両の眼(manako)が 貴方の様子をじっと窺っているのを 破風の上を伝い飛ぶ黒揚羽を 蝙蝠の鋭い爪が 一瞬で捕え 貴方の頭上を翳め 闇に舞うのを 見るたびに私は罪を犯す 貴方には見えないのか 私には見える 私にだけは はっきり見える 網膜の僅かな隙間を縫い 此方に飛び越えて来る狼や 彼方に消え去る蝙蝠が 毎日多くの人が傷つき 死んでゆくのはみな 私のせいなのだ 今日は月光を受けて青白く光る 切断された石竜子の尾を見た 全ての災いの源が零れ出ぬよう だから私は両手で目を覆い 固く瞼を閉ざしている こうするより他に この世の不幸を無くす手立ては 他にない 169 名前:見罪 (上) [] 投稿日:04/11/29(月) 00 34 41 ID HZ+vUXrR 170 名前:見罪 (下) [] 投稿日:04/11/29(月) 00 38 05 ID HZ+vUXrR 【コメント】 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 169-170 テーマ自体は面白いんじゃないかな。ただ、これはまだアウトライ ンだ。望まずして死神になってしまった私の苦悩とか、書き込める余地は山ほ どありそうだぞ。 227 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/06(月) 00 23 11 ID tIGgGrm4 1点。 169-170 見罪 ぼくは、この詩は突き詰めていくと化けると信じている。もしよかったらリラ イトしてもいいですか? 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 169 :見罪 (上) : ちょっとテーマが読み取れなかった。見ちゃったんだ、それが罪になるのは面白い。説得力がほしいかなぁ……自分だけが見えているという説得力(否定力?)がないかなぁ……?? 318 名前:リーフレイン@感想です [sage コンカイ ハ マニアウカナ??] 投稿日:04/12/05(日) 21 01 57 ID On75cbm6 169 見罪 上下 見るだけで、多くの人が死んでゆくの? この世の不幸の全ては、貴方の力で引き起こされている? 虚構世界の製作者さんなのだろうか? 345 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/09(木) 21 04 56 ID QfWTth4A チャンプが確定して、ホッです。briさん、おめでとう。準チャンプのお二人も、おめです。 今回「見罪」を書きました。評を点をくださったみなさん、ありがとうございます。 アウトラインにすぎない、というご指摘の通りで、起承転結のうち、「起」と「結」だけの 中身のない詩でした。他人を見るときの視線の先に思わず悪意をこめてしまう、ということ、 ありません? その視線が相手に悪い効果をもたらす、という視線の魔力を描きたかったんだけど、 ハッキリ言って失敗作でした。カノープスさんが、この駄詩をリライトしてくれる、ということですか? もし、この詩の言葉を使ってのリライト、ということなら、「MUJINA & カノープス」という 合作形式にしてもらえると有難いなあ。詩のタイトルとコンセプトを使うだけなら、どうぞ ご自由に使ってやってください。それもまた、楽しみだな。それとも、私自身がリライトせよ、 という意味? その場合もやりますよ。私は。 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 169-170 見罪 作品を罪悪感をモチーフにした比喩と捉えるとしっくりくる。しかしそう取ると6連以降の直接的な表現がやや唐突に感じてしまう。とはいえ気になる作品です。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 微 小より小さく 少より少なく 無よりは大きく 無よりは多い そんなもの 171 名前:微 [] 投稿日:04/11/29(月) 00 56 35 ID 43t1+zsn 【コメント】 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 171 辞書だったらこれでいいかも。なぞなぞだったら、誰も解けないぞ、き っと。詩だったら…どう思うよ、君は? 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 171 :微 : 微と小……違いがある。……で、どんな違いなの? 318 名前:リーフレイン@感想です [sage コンカイ ハ マニアウカナ??] 投稿日:04/12/05(日) 21 01 57 ID On75cbm6 171 微 まあ、それはそうなんだけども。。 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 171 微 そのまんまやん…と思いつつ、とても広がってくるものがあるのは「そんなもの」をきまぐれか偶然でもない限り見過ごし続けているからだろう。 ■▲▼ ほんの少しの充足感 少し遅くまで寝ていた俺は 少し遅い時間に君のところへ出かけた 少しいい加減な質問に 少しだけふざけた答えを出しながら 少し遅くまで起きていた君から 少し遅い時間に電話がかかる 少し不安そうに甘えた相談に 少しだけふざけた答えを出しながら 少し眠くなった俺達は 少し約束ごとをしていた 少し嘘っぽい現実離れに 少しだけふざけた笑いも一緒に 微かでもありながらほんの些細な幸せが この身を通り抜けていくということ ふざけるばかりの俺にとって本当は とても大きな幸せなんだと気付いているかい? 172 名前:ほんの少しの充足感 [sage] 投稿日:04/11/29(月) 16 39 48 ID qW6zsN+G 【コメント】 218 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 16 24 ID PArpcAmX 172 こうやって読んでると、「少し」っていうことばは、結構いいかげんな ものだってことに気付くなあ…。ありがとう。4連めの落とし所は、なんだか予 定調和ぎみで、少し物足りない。 313 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 52 50 ID 8MXbVxt9 172 :ほんの少しの充足感 : 行動と意思……当然意思が行動になっているが……意識と意思には微妙な差がある?? ……ということなのかなぁ?? さて、作者による作品によって彩り……された微はなんの関係・比較の現れなのか? 318 名前:リーフレイン@感想です [sage コンカイ ハ マニアウカナ??] 投稿日:04/12/05(日) 21 01 57 ID On75cbm6 172 ほんの少しの充足感 第4連のまとめをね、ストレートに書かないで実感できるように 書けるといいと思いました。 352 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sag文字化けしとるな] 投稿日:04/12/10(金) 00 18 14 ID VkI+ceHZ 172 ほんの少しの充足感 「少しだけふざけた」がなんかいい。現実に即したダイレクトな感情。現実離れせずに読ませようというスタンスは好きです。 もっと感情を微分すれば色んな言葉はでてくると思うけど、ある意味でこのままのほうがいいのかもしれない。 ■▲▼ パブロフの色眼鏡 春。 お前が世界の中心であくびをする。 たったそれだけ。 * お前は黄色のスパナで俺のボルトを数度回した! 瞬 俺の思考回路はまとはずれに。 間 お前は俺に一匹のハートモンシロを送り込んだ! * 俺の生活は吸い込まれていく。 まばたきの白昼夢。心地よい世界。 俺はお前に食われた。 頭から?足から?いや胸を貫かれた! 夏。 お前が不思議な世界の中心でくしゃみをする。 たったそれだけ。 * お前は0ドルの採掘機で地球を掘り進む! 刹 俺の心は虫食いに。 那 お前は特別の甘味料を宇宙にバラ撒いた! * 俺の目には空が桃色に見える。 まばたきの妄想。心地よい被害妄想。 全て変えられてしまった。 ほら、お日様が南中したまま沈まない。 173 名前:パブロフの色眼鏡 [sage] 投稿日:04/11/29(月) 19 14 45 ID md9iokXW 【コメント】 217 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 20 10 47 ID F+cPIMh+ 173 パブロフの色眼鏡 構造詩、と名付けたい。視覚的なレイアウトといい、カキッカキッとした詩の構成といい。 テーマは言うまでもない、恋の始まりと燃焼。第2連目と第5連目の「!」マークの 使い方に、「ドラクエ」の表記を連想するのは、私だけ? いやあー、軽さがうまい。なんか煙草のコマーシャルみたい。アニメーションの映像が 見える。まさに、現代ふうの詩。ほどよく面白いんだが、うますぎて逆につまらない、とも言える (面白いのか、つまらないのか、どっちなんだ、ハッキリしろ!)。最初は人目を 惹く詩なんだが、何度も読んでいるうちに、既視感にとらわれる。それほどにうまい。 作者はこれで十分に冒険しているんだけれど、既に完成した安定感を保っている。 そこら辺が逆に物足りなさを感じさせているのかもしれない(美点が短所!)。 そこで作者にひとつ提案。今度はあえて型を崩してみたらどうだろうか? 計算された破綻。 これは単なる稚拙による破綻と受け取られる危険があるんだけれど、そういう冒険も たまにはしてみては? 219 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 56 45 ID PArpcAmX 173 瞬間とか刹那って書き込んじゃいかんと思うぞ、ワシは。ほんとなら、 ことばのスピードを調節して表現すべきだろ。実際それが出来てんだよ、3連め 以外は。なんか悪意のない犯罪を視るみたいで、面白いね。 223 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/12/05(日) 23 19 09 ID F+cPIMh+ 【2点】 >173 パブロフの色眼鏡 うまいんだから、しょうがない。でも、うまさに慣れちゃ駄目だよ。186 227 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/06(月) 00 23 11 ID tIGgGrm4 2点 173 パブロフの色眼鏡 お前にホレてしまったトンデモない狂気を、見事なまでのことばの緩急に乗せ て書き上げました。急の部分をもちっと混乱させたかったのと、やっぱり「瞬 間」「刹那」はアザトい気がするので、ゴメンねの2点。 235 名前:P ◆WN8IybcvEA [sage] 投稿日:04/12/08(水) 02 35 50 ID w3S3DALA 1点 173 パブロフの色眼鏡 何かこれだったら心理学の教科書とかに載ってても違和感ない感じ…。 でもちょっと綺麗にまとまりすぎた感はありますが。 242 名前:bri ◆6A9b6VI2jk [] 投稿日:04/12/09(木) 13 54 18 ID 6W0GmRul お疲れ様でした パブロフの犬を書いた者です。 さて、お題ですが *ギター* でお願いします 314 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 55 29 ID 8MXbVxt9 173 :パブロフの色眼鏡 :04/11/29 19 14 45 ID md9iokXW 万華鏡をのぞくような言葉の錯乱。……で、なぜ覗くのか? 覗き穴ひとつで読み手をひきつけるような……魔力がほしいかなぁ…… 319 名前:リーフレイン@感想です [sage ] 投稿日:04/12/05(日) 21 26 14 ID On75cbm6 173 パブロフの色眼鏡 恋っていいですね。 ”たったそれだけ”の微かな相手の挙動に どえらく反応してしまってる俺の姿がじつにいいです。 355 名前:bri ◆6A9b6VI2jk [sage] 投稿日:04/12/10(金) 00 50 24 ID 3/HJW5BB 皆さんお疲れ様でした。 パブロフの色眼鏡を書いたものです。 勢いとファンタジックさを意識してはいるのですが 前回書いた、希望のチラリズムから見てワンパターン化してないか それが一番心配dす。 【得点】 4点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ■▲▼ 桜の匂い 別段、春が好きというわけではないが いざ春の中にいるとやはり他の季節とは 何か違った、特別な物を抱く 何がそうさせるのか どこの桜ももう満開らしく、その桜の 咲いた喜びと 散りゆく悲しみが 微かな匂いとなってこの部屋にも入り込んでいる 外を見てみれば冬の名残の薄い景色に 柔らかい白っぽい黄色の、春色とでも言おうか そんな色に染まっている 今こんな風に外をじっと眺めている人間など この街にどれだけいるだろうか まだ練習が足りないな、と思わせるうぐいすの鳴き声がする 春は色々な物が動き始める 別れ 出会い 死 生 自分もそれに流されるのではないが 長く住み付いたこの部屋を出る事にした 荷物をまとめる作業中 ガラに合わない本を見つけた ペラペラと適当にめくると手紙が落ちた その字は君の物だった 君が別れ際に僕にわたした本 僕は1ページも開きもせずに 歪んだ蓋を強引に押し込んだ それに書かれた「もう一度会いましょう」 指定された日時はとうの昔に過ぎ去っていた この手紙からあの日の君の匂いが香る 微かな桜の匂いと混じり合って どうして どうして と叫んでいる 174 名前:桜の匂い [sage] 投稿日:04/11/29(月) 19 19 57 ID FMLkVKls 175 名前:桜の匂い [sage] 投稿日:04/11/29(月) 19 20 18 ID FMLkVKls 【コメント】 219 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/05(日) 21 56 45 ID PArpcAmX 174-175 前説ってえのかな、桜とか春とかの話が、ありきたり。実際難しい よね、春とか桜とかは、千年以上も前から詩の題材になってんだから。 314 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/05(日) 00 55 29 ID 8MXbVxt9 175 :桜の匂い :04/11/29 19 20 18 ID FMLkVKls 何だろう? 暖かいかんじ、詩らしい感じがするが……さて、テーマは?? 319 名前:リーフレイン@感想です [sage ] 投稿日:04/12/05(日) 21 26 14 ID On75cbm6 174 桜の匂い ずっとかそけき雰囲気で進んでいた詩が、手紙の発見によって がらっとドラマチックに。 微かな匂いだった詩も、”どうしてどうして”との叫びで終わります。 バランスがちょっと悪いかな? 前段の長さに対して、展開が短い。 もう一歩進んで、取り返しのつかない後悔 か あるいは、 諦念、あるいは 安堵 の象徴みたいなものを期待してしまいます。 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/musoubb/pages/86.html
.
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/355.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 読書 角の見えない大きな箱に 世界を丸ごとぶち込んで すっぱりペラペラにスライス出来たなら どんな模様が見れるだろう 自然、人間、情報、制度etc... 色んなモノが斑に飽和して 溢れんばかりの1ページ そこに表れた作品は何を意味しているのだろうか 地震直後の地獄絵図 夜も眠らぬ繁華街 静かに昇る眩しい朝日 朽ち果てた無限の荒野 巡り巡るページの中で私はどこにいるのだろう 私はどんな形をしていてどんな色を添えるのだろう 走馬灯の様な万華鏡を頭の中で回しながら 私はタバコに火をつける タバコの煙が上ってく フワフワユラユラ上ってく どこまでも続くその空に 煙はいつしか見えなくなった 231 名前:読書[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 00 39 12 ID 77C14EyY 【コメント】 254 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 05 29 ID ScpEd3oj 231 世界をスライスして製本しちゃう、その発想は面白かった。そんな世 界の描写方法については、かなり疑問のあるところで、「わたしたちの世界」 という百科事典を読んでるのと、あまり印象は変らなかった。 730 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 01 09 16 ID TYhJwCoE 231 読書 閃いた疑問を、読書というタイトル通りに世界を箱に入れてスライスするというアイディアを持っていて上手い。 漠然とした疑問形で進むわけではなく、きちりと考えさせる部分のある構成であるので、後読感に作品と同じ疑問を自分に突き詰めて残るものが多い。 イメージの具体化が出来ない想像ならではの四角い世界の一ページを探す為の、旅の始まりという一ページのようだ。 そして一人という時間を意識させる煙草の描写も効いていて、読書物を創造し四角というスケールを小さく持っていかなかった着眼点には脱帽だ。 751 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 42 46 ID LMY+/6HY 231 読書 作者の読書の対する観念は、評者のそれとは多少異なるようだ。評者には、本が世界の輪切り だというよりも、むしろ本(テレビ・雑誌、、、もっと広く文化、媒体)を通じて世界が構成されている ように思える。自分の知りえるものの外に世界があるのだろうか。読書とは世界の構築そのものであ るような気がする。実際は大した差ではないだろうか(鶏か卵かの差か)。それはそうと、読書の楽し さが伝わってくる一遍である。 835 名前:南国[sage] 投稿日:2006/02/25(土) 11 47 38 ID xm/RcxWU 「読書」を書きました、南国と申します。遅くなって申し訳ありません。 この度は私の作品を読んでいただいた上に、沢山の批評を戴きありがとうございました。 他の方の作品や戴いた批評を何度も読み返し、自分の語彙力及び表現力の乏しさを改めて痛感させられました。 また投稿させていただくこともあるとは思いますが、その時はまた批評していただけると幸いです。 ありがとうございました。 【得点】 2点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:2点 ■▲▼ ジャングル おれの両膝の間にひざまずき、 おれの様子を窺う女 気持ちいいでしょ? とか思ってんだ 気持ちいいでしょ? ほら、そんなに歯を食いしばってがまんしてるじゃない 表情はサービスです。あなた、頑張ってるから そうでなければパタンパタン、パタパタンと折れたたまってしまいそうなんです かわいそうな乞食めと女を蔑まなければ おれはみじめさが爆発してしまいそうです ウホーゥ ホウホウ ホゥホッホッーゥ ジャングルの都市 ビルからビルへと絡まった蔦につかまって飛び回り 胸板をドンドコ叩いて 生命力を必死に探す どこかに落ちているはずの ずっと子供の頃、貯金箱を振ったら 10円玉とか100円玉の音がして いまのおれを振ったら目を回して反吐しか吐きません 女の頭を両手で押さえ、深く深く 女が暴れたので手を離した 女は床に転がって ハアハアとあえいでいて そのみぞおちは 浜に打ち上げられた魚のえらとおなじ動きだった ウホーゥ ホウホウ ホゥホッホッーゥ おれは床の上から女を抱き上げ、抱えたままつなげると 窓を開けてジャングルの都市に飛び出す ドンドコドコドコ ドンドコどこどこ どんどこドコドコ どんどこどこどこ どんどコドこどコ ドンどコどコドこ、どん 232-233 名前:ジャングル[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 15 10 25 ID 22jMb8HQ 【コメント】 254 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 05 29 ID ScpEd3oj 232-233 四角いコンクリートジャングル、つーことかなあ…。ナンパの風 景かなんか(風俗ではなさそうな気がする)を「みじめさ」と表現する独自な 発想に、魅力を感じた。 257 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/02/19(日) 20 33 05 ID e4vsTt2z 232-233ジャングル 都市を生命のあふれるジャングルに見立て、生産的な行為をしています。けれど、もちろん生産のはずはなく、涙ぐましくもあるエナジーの欲求です。雰囲気作りが楽しい作品でした。 741 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 01 49 13 ID kPeA7b9W 232 ジャングル ふと味わう虚脱感、虚無というかコンクリートジャングル ストーリーのワンクールみたいだ。 ドライな関係気味の描写なのだが、都会のビルからビルへターザン、 原始的なエネルギーを感じる。 進化を遂げる一方で退化し消えそうな原始脳細胞 (未確認:言論を司る思考回路なんぞ無縁な おたけびオンリー快楽回路←何書いてるんだろうね俺) がいきなり目覚めてウホーゥ ホウホウ ホゥホッホッーゥおたけび上げ 雌を小脇に抱えてビルからビルへ。 なんだこりゃ、と滑稽なのかシリアスなのかわからないイメージなのだけど、 生活をそのまま隠喩したら何がまともで何が正しいかなんて混沌としてるし、 イカれているのはどっちなんだよとアッパー気味に世界を見渡せばこのような シーンになりそうでもあるな。 生々とむやみな生命力を書いている訳じゃなく、 探している生命力はそのまま主人公に宿っている。 面白く楽しく読めました。 752 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 46 18 ID LMY+/6HY 232-233 ジャングル どこがどう四角なのか分からない。強いて言えば「パタンパタンと折れたたまって」の件だろうか。とも あれ、これもまた生きている実感のない現状への否定を基調としているようだ。特に寝たくもない女 と寝る虚しさ。分かっていてもそうせざるを得ないやるせなさ。ジャングルをそんな現状への対極とし てもってきたのは、なかなかのアイディアだと思う。けれども描写が薄い。「ジャングル」という単語その ものや「ウホーゥ」などというお決まりの表現だけで、生命力に満ち溢れるイメージがつかめるほど想 像力豊かな読者ばかりではない(評者もおそらく想像力が人並み以下だ)。 831 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/02/23(木) 15 16 33 ID gMxvA0pR 「ジャングル」書きました。遅くなりましたがゼッケンです。 みなさま、審査、投票おつかれさまでした。 【得点】 1点 あぶく ◆OPBYKkBBNQ:1点 ■▲▼ こんにゃく時代 授業のみじかい休み時間に 俺たちは 10人くらいでわいわいと こんにゃくで どうやってオナニーするか真剣に討議しあった 机にフリーハンドで長方形を三、四個 描く さて これでどうやってナニを気持ちよくさせるか 俺たちは17歳童貞妄想力をフルに活用させる やっぱりこれだろう サカシタが 四角こんにゃくの中央にちいさな円を描く シンプルに こんな感じじゃねーの ユノグチが 縦にスッと割線をいれて おお とみんなで納得する するとソノダが ぎざぎざの波線を描きだして 上級者は こうすんだってよ ふうん ひと呼吸おいて こんにゃくオナニーの上級者?? それからしばらくソノダは上級者と呼ばれるようになった 次に俺たちはカップラーメンでヤる方法について熱い議論を戦わせた 上級者のソノダもそれは知らなかった 俺たちの考えたやり方では ナニがヤケドしたり ビバノンノ状態になったり どうしても気持ちいいオナニーを完成できなかった ガセ…か? お湯を捨てて底にナニを通す穴を開けるというコペルニクス的展開に 俺たちはどうしても辿り着けなかった 校舎の四角い窓からみる景色はそれなりにいいけどもう飽きてしまった 俺たちがフリーハンドで描く四角はどこかイビツにひしゃげていた そのラーメンは…食うのか? オカモトが天然ボケぶりを発揮して んなわきゃねーだろう とみんなでウケる そうだ つまんないことで俺たちはいつも大笑いしてた ニノミヤが はにかみながら小声で シビれた手ですると 自分の手じゃないみたいで いい と言う 俺たちは放課後 帰りがけのスーパーで おひとり様 一枚づつ こんにゃくを買う様子を想像して こりゃあ エロ本買うより勇気いるなあ と 始業のベルを聞きながら 議論を終えた 次の休み時間 フルカワが開口一番 俺 授業中 ずっとヤラしいこと考えてた と話すと 実は 俺も ヤラしいこと考えてた ミヤザキが 実は 俺も オニツカが 俺も カマダが 俺も ヤナギハラが 俺も マツモトが 234-235 名前:こんにゃく時代[ ] 投稿日:2006/02/15(水) 21 52 27 ID /lxxuJQS 【コメント】 254 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 05 29 ID ScpEd3oj 234-235 うむ。こんにゃくに関する話題というのは、男子共通のものみた いだね。おそらく昔のいいことばかりを思い出したのだろう。ノスタルジック な多幸感というものをぼくは否定しない。が、それを嫌う人もいるだろうね。 742 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 01 52 14 ID kPeA7b9W 234ー235 こんにゃく時代 「こんにゃく時代がぁ~夢ぇなんて~あとからぁ~ほのぼのーおもぉーものぉー♪」 主題歌があってこの作品には音楽が流れているようだ。 はっきりいって笑ってしまった。 私にも学生時代に、こんにゃくについてやはり盛り上がった記憶があるよ。 糸こんにゃく、刺身こんにゃく等も話に上がったような。 人肌温めにするとか、炊飯器に入れておくといいとか。 寒天、プリン、ゼリー上げだすと切りが無いが、 あぁ、話書き出したらとまらなそうなので、真面目に読みたいと思います。 学生ってのは学ぶ事が仕事、知識や知恵を学校という集団生活の中で教科書中心に勉強をする。 ほかにこれが一番大切なとこ、社会に適応する知恵や協調性も学ぶ。 共通の話題として「こんにゃく論議」など教室でああでもないこうでもない討論し合う (こういったものの方が社会に出てから応用が利く発想と経験になるものだ←マ ジで) この作品には仲間が名字で主人公「俺」を中心に園田~鬼塚~ カタカナにして漢字混乱の煩さと文章の風味を生かしたのだと思うが、 とにかく仲間が惜し気もなく登場する。 学生時代の思いをふざけ切った「こんにゃくオナニー」というもので切り取ってはいるが、 こういった純真な仲間、社会の枠にずっぽり入ってしまったら無だ。 大切な思い出として書き記したものかとも、私の学生時代に重ねて懐かしく 愛しい時間だと(変かもしれない)笑いながら堪能しました。 749 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13 38 58 ID cX4Q1Tv0 234 こんにゃく時代 笑った、笑った、、あ、あたしは知りませんよ、こういうの。。w お湯を捨てて・・コペルニクス展開に・・辿り着けなかった。 という部分が妙にリアリスティックでもしや実話であ?と。。 内容はさておき、文体、うまいです。情景が目に浮かぶような自然な描写が 非常にうまい。カタカナを使った人名表示もセピア色の懐古譚の味を出していて、 繊細にバランスをとりながら言葉を選んでいることがうかがえます。 752 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 46 18 ID LMY+/6HY 234-235 こんにゃく時代 他愛なさのなかに、おかしさとノスタルジーがある。B級青春映画のワンシーンといった趣か。しかし 、あくまでワンシーンであってもっと大きな物語の中に組み込まれて味が出てくるような詩だ。 768 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/20(月) 21 10 13 ID /3vn6dEc えー、『こんにゃく時代』でした。 好意的なご意見が多く、ありがとうございました。 ぼくは「つたのーからまーるチャペールにー」とペギー葉山を口ずさみながら 書いていました。高校時代に教室の後ろでたむろしながら実際にダベった話を 脚色しました。実話6、創り4、といったとこでしょうか。 今、思い出した。「そのラーメン食うのか?」は、ぼくが言ったかもしれん。 オカモト、すまん。ちなみにミヤザキはサッカー部の主将で、カッコいいのに 性格がガキ大将で、女ッ気がまるでなかった。こいつらサッカー部が鹿児島実 業に勝った時は、学校中おお騒ぎになった。 (もっとも野球部が甲子園一歩手前まで行って吹き飛んじゃったが) ほんとにこの歳になると、いいことばかり思い出す。といって、あの頃に戻り たいとは、なぜか思わない。 ■▲▼ 枕をひとつ 語るほどの人生でもなし 去りがたきほどの舞台でもなし 遊び足らぬおさな児の ぐずり泣き程度にはかなんで キャラメルみたいなあの墓に 俺も静かにはいってゆこう 枕をひとつ抱えてさ 236 名前:枕をひとつ[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 22 13 22 ID /NdreI6K 【コメント】 255 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 07 13 ID ScpEd3oj 236 墓のなかで、長ーい、邯鄲の夢のつづきをみるのも、また一興。小品 として非常に巧さを感じるが、キャラメルがやっぱ違和感を(苦笑)…。かと 言って、これがお題に繋がる唯一のよすがだけに、悩ましいところ。 742 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 01 52 14 ID kPeA7b9W 236 枕をひとつ 枕を抱えて墓入りするなんて墓入り道具としては贅沢だな。 肉体を失ったら枕はいらないだろうと、これは愚者の浅知恵問答で生きているか らこそ枕を持っていこうと思えるのだね。 墓というか、キャラメルみたいな過去(箱)のどこかに今の自分を葬り寝かし付 ける子守歌を望んでいる大人のようでもある。何気なくセピア色。 750 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13 39 28 ID cX4Q1Tv0 236 枕をひとつ キャラメルみたいなっというとこで、えんえんと小さい四角い墓がつらなってる巨大な墓地が目に浮かびました。 うちの地方では、棺おけに入るときってなあ、枕っつっても薄い白い布を重ねただけのしろもんだったりします。 さらに田舎になると丸い桶に足を縮めて(縛って)いれこんで、土葬だった。(いかにも窮屈ぽい) 土葬をすると次の春にはそこはやけに肥えが効いて、草花の育ちがよかったりしたらしいです。 この、さっぱりとしたユーモアのある語り口、好きです。 752 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 46 18 ID LMY+/6HY 236 枕をひとつ 枕ひとつにどのような意味があるのだろうかと考えさせられる。「おさな児のぐずり泣き程度」と、あま りにも軽い人生観が切ない。枕ひとつというアイテムも、その軽さを補強する。ただ死に対するリアリ ティが感じられない。それとも真に死に向き合うとこのような心境になるものだろうか。評者は死のう などと露とも思ったことがないので分からないが。 770 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/02/20(月) 23 12 24 ID 9Y3heg1g 『枕をひとつ』書きました。 四角のお題は難しかったです~。 短いものなのでどーなんだろ、と思っていたのですが、おお、伝わっているではないか。嬉しかったです。 キャラメルはですねー、リーフレインさんのご想像のとおりで、同型の小さな四角い墓が何百と広がってる霊園から浮かんだものです。 《その時くれば》を端折っているので、死にたがりの詩にも思えますね。 『四の刺客』、死んだものの情念ですかぁ。さらに奥があったんですね。もー読んでてクラクラしました。 皆様の評価文、ひじょーに読み応えがありました。ありがとうございました。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ そのようにしてぼくは 真夜中の中央線は 宇宙船に似ている。 しろく明るい窓が 真暗い世界を 迷いなく飛び去って ぼくを連れ去る 連れ去る つれさる 瞬く星ぼしが (無数の窓と生活が) 遠くにいさり火が (赤信号が点滅する) かがやき飛びゆく隕石が (いつかは車を) さあ、x、y、zの無限空間を、指針もなしにただまっすぐに! あのしかくい窓をぶち破って! そして携帯電話がふるえた! 無駄なく小型化されたしかくい液晶には コンビニでごま油を買ってくるようにと妻の言。 (スーパーで買っておけよ不経済だ) 電車は不穏にきしみながら、 ドアからドアへとぼくを運ぶばかり。 ああ、真夜中の中央線は 宇宙船に似ているのに、 そのようにしてぼくは、宇宙から排斥された。 237 名前:そのようにしてぼくは[sage] 投稿日:2006/02/16(木) 01 08 22 ID KU3+1oSz 【コメント】 255 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 07 13 ID ScpEd3oj 237 うーん、中央線をかくも透明に描写できるのは、すごいね。ぼくの印 象だと、中央線は人が多いし、生活感に溢れているから。個人的には、この魅 力ある世界の書き込みをもっと読んでみたかった。 743 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 01 59 45 ID kPeA7b9W 237 そのようにしてぼくは >真夜中の中央線は >宇宙船に似ている。 とっても良いフレーズ。 静かで、光の動きが妙に人工制御された浮遊物体のよう。 この比喩のみで、帰宅途中に電車に揺られ静かなロマンを夢見ている、 大人故の少年心の情感が出ている。 現実に直結している携帯電話というツールにより、否応無しに引き戻される。 「胡麻油」、ゴマアブラ、もろに所帯染みた商品、それを買ってきてと夫婦間のやり取り。 他愛無い日常の中、ほんの少し夢を見ていたい、軽い疲労を連れて歩く帰路。 電車に揺られ、現実に引き戻される過程。 何とも言えない脱力感が余韻として残った。特に構成が洒落ていると思う。 753 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 49 45 ID LMY+/6HY 237 そのようにしてぼくは 評者は、タイトルは「中央線」の方が良いのではないかと思うが、おそらくそれも検討したうえで「そ のようにしてぼくは」になったのだろう。通勤列車を宇宙船に見立てるその着眼点、興味深い。言 われてみれば、夜の列車に揺られていて、あるいはどこかへ飛んでいっているのだろうかと感じる、そ の感覚はよく分かる。急に現実に引き戻されて「宇宙から排斥された」というのも、これまた哀しい。 携帯電話(むしろケータイと書くべきか?)の発明は、誰とでもすぐに繋がれる自由と引き換えに、 宇宙飛行の自由を奪ってしまったということか。 837 名前:はと[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 22 53 15 ID ZAYHqd/K 「そのようにしてぼくは」を書きました。 読み応えある寸評・感想、本当にありがとうございました。 お題「四角」の解釈の幅が広いこともあったのでしょうか 他の方の投稿作が読んでいて非常に楽しく面白く、 毎日覗きに来るのがたのしみでした。 審査員の皆様、投稿者の皆様、お疲れ様でした。 ■▲▼ 寝言で父が発狂する わたしに首を絞められているのだ、と そのときわたしは家近くの深夜の公園にいて ベンチに腰を下ろしたら ベンチは艶かしく脚をくんで フフフと笑う なんだか可笑しくって孕んでしまったわ 公園の真ん中には 長い髪の裸の女が佇んでいる 矢印の標識を大事そうに抱いている ぐるぐる巡るのは 誰もいない自転車 サドルから牛の角を生やして 舌がよじれて呂律まわらず吼えている 牛の目には三日月が見えている 三日月ギャッッ!! 空に前輪が跳ねた 牛はけっつまづき 裸の女は怒髪する そんな絵が一枚できた 絵を折り曲げて 牛と裸の女が熱いkissする 折り目の隙間から フフフと例の女の声が漏れ 238 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/02/16(木) 05 13 27 ID zGlHRgzi 【コメント】 255 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 07 13 ID ScpEd3oj 238 四角い額縁に閉じ込められた狂気、かな。マザーグースが下敷きなん だろうか。すべてを狂った世界に描くというコンセプトは判るが、ややふっ切 れてない印象があるね。 744 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 02 06 32 ID kPeA7b9W 238 無題 奇怪さが魅力。 突飛な差異と多次元が見て取れるのだけど、躁鬱的なカットワークに近いような。 >寝言で父が発狂する >わたしに首を絞められているのだ、と首を絞められているという事態より、 寝言で発狂しているという捉え方、発想の方がとち狂っていて恐怖だった。 一枚の絵として見ると倒錯図で、激しい愛欲欲求を求めている感じがした。 イメージを楽しむ作品であると思う反面、物体を非日常に歪ませているだけで、 不安定な精神状態を削ぎ落とした一片という感じも受けた。 風変わりな高揚、的外れなんて無い世界、的が矢に飛んでくるような雰囲気。 因みに、四角感は空中分解してる。 750 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13 39 28 ID cX4Q1Tv0 238 ”大きめの四角い紙に描いた素敵に狂った絵折り曲げた三日月の夜” なんだか可笑しくって孕んでしまったわ という一行からシュールな絵が始まったように感じました。 ルナティックな雰囲気を堪能させていただきました。 753 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 49 45 ID LMY+/6HY 238 無題 最初の一連の意味が読み取りづらい。夜の人気ない公園の様子をユーモラスに描いた一枚の 絵。想像したらひとりで楽しくなれる。しかし、これは詩にするよりも実際にこういう絵を描いてみた 方が余程洒落ているだろうと思わせるのが残念だ。 ■▲▼ 庭の箱 あの白い箱には少年が一人はいっているんだ 四角い箱のそのままの形にギコギコと身体を折り曲げて 彼はもう長いことあの中にいる ポツリポツリ 星がためらいがちに曲を奏でる夜に 落ちるのを忘れていた銀杏の葉がやっと気が付いたように地面へ向かう その茶色になってしまった葉が地面につく前に 少年は葉を手に握り締めるのだ 葉は少年の手の中で 約束された歌を歌うはずだ ぶつぶつとつぶやくように、彼のために、彼の箱を焼き尽くす歌を歌うはずだった 長い長い夜の蛇がえんえんと連なって道を横切る 曲はまだ続いている 少年は 箱の中にいる 239 名前:庭の箱[sage] 投稿日:2006/02/16(木) 19 22 42 ID tOflX4IH 【コメント】 255 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 07 13 ID ScpEd3oj 239 ぼくは、この作品世界はかなり魅力的だと思う。その世界を構築する 素材の欠落をそこかしこに感じている。例えば白い箱は庭のどこに位置してい るのか、箱はなぜ庭にあるのか、なぜ焼かれないのか、ということなど。 743 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 01 59 45 ID kPeA7b9W 239 庭の箱 不思議な情景。そして隠喩に含まれた、はかなくけがれとは無縁そうな光景。 冬の澄んだ星空を背景に、 銀杏の枯葉がスローモーションで落ちるイメージが美しくもあり、もの寂しげでもある。 少年、白い箱、落ち葉が奏でるはずの箱を焼き尽くすはずの歌。潔癖までいかない、程よい清潔感を感じた。 少年のままで、白い箱の中にいる少年とは大人に成ることに不安と希望を抱きながら静止しているようでもあり。 >長い長い夜の蛇がえんえんと連なって道を横切る このような描写のように、 幼い頃同じようなイメージを持って夜を恐がった記憶があったな。 起こりゆくこれからの出来事に幼い心で、 私は生き抜いていけるのだろうかと自問している心境の雰囲気にも思える。 >曲はまだ続いている >少年は 箱の中にいる 星が奏でるオルゴールの中にいるみたいだ。 情景と描写が美しい。 銀杏の葉にたとえられた約束のようなものが、 捉えきれなかったけれど後読感が良かった。 シーンとした時間の中に星の輝きが鳴っているようで。 753 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 49 45 ID LMY+/6HY 239 庭の箱 これも幻想的な雰囲気の詩だ。長い年月を経てそのときは訪れたが、約束された解放は来なか った。ひとことで言ってしまえばそれだけの詩だ。具体性が削ぎ落とされている分、読者の側でストー リーを補完しなければならない(抽象世界のまま楽しめるほど芸術性の高い作品でもない。綺麗な 文章だとは思う)。評者はなぜか尾崎豊の「卒業」を思い出した。少年は学生、庭の箱は学校、 銀杏の葉が歌うのは仰げば尊しといったところか(笑)。しかし少年にとっての真の卒業は訪れず、長 い長い15の夜、盗んだバイクで走ったと...お後が宜しいようで。 763 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/20(月) 20 44 30 ID QjniQ5zK 竹輪さん カノープスさん、 ◆CEeOGi4Ljさん 庭の箱です、ありがとうございました。 まだまだです、、、(涙 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 朝は始まらない 浮上する 矩形の海がしぶきをあげて 8月の太陽に翻る 純白のシーツをかき分けながら ぼくは浮上する アリスは決して狂っていない 手当たり次第に鏡が割れて 素敵な暗殺者である恋人が 歓喜と屈辱を釣り合わせながら ズボンのジッパーに手をかける 鉄道網の午前3時には 死んだ女たちの笑い声が とおい夢の回廊を 浚渫船のようにへめぐるだけだ だが そこに 運命が轟く空はない 膝をかかえた幼い未来を 赤いポストのように待ち焦がれはしない 浮上する 倦怠の波にさらわれて はりつめた痛みが覆る ぼくは浮上する だが そこに いつも通りの朝はない だからいま コーヒーテーブルの向こう側 濡れそぼる羽根を休ませて あなたは祈りの言葉を思い出している つまり世界は ぼくらが生まれるずっと前から こうして 変わらぬ姿勢を保ってきたのではなかったか? 涙ぐましい湯気を透かして ぼくはあなたの名前を思い出そうとする ああ しかし ぼくにそんなことが出来るのだろうか さえぎるすべての光の中で ぼくらは顔を見合わせ笑う それはまるで 続く他人の葬列の 傍観者同士の慎ましい微笑 あるいは 始まらない朝と傷ついた虹の さりげなく しかも運命的な邂逅のような! 240-241 名前:朝は始まらない[sage] 投稿日:2006/02/16(木) 20 27 56 ID Ntc4ROAN 【コメント】 255 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19 07 13 ID ScpEd3oj 240-241 ものスゴくカッコいいんだけど、内容は普通の朝の風景。ふたり は新しい顔を見合わせる、てとこかな。文体に見合った内容がほしい。あと、 2連めの「アリスの~空はない」は、陳腐だと思う。 258 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 21 27 23 ID cX4Q1Tv0 240の朝は始まらない は、非常にうまいのだけど、詩が最初に予定しただけきっちり書いてあるような 感触があってすごくフラストレーションがあります。この方の場合、書いている途中で動くものを 是非読んでみたい。次点。 以上です。 744 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/18(土) 02 06 32 ID kPeA7b9W 240ー241 朝は始まらない 海の表情と生活とがコミットしていて文章として面白みがあった。 読後、内容に関連がないのですが、ベートーベンの交響曲第5番が鳴り響いてきました、 私の頭の中に。 めぐりあい「めぐり合わせの反芻と時間の略歴」 そして、過去と今を拡散している雰囲気のみ掴めたのですが、 核心の主に触れようとすると擦り抜けていくような生き物を見たような、 言葉にはならないものが後味でした。 レトリック、モチーフ解釈に誤差がありすぎるかもしれないけど、 そのまま素直に感じるまま読みとき、 私にはない表現法を持つ作品でしたので、 「浮上する」語句と流れには学び取るものさえありました。 754 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 20 52 47 ID LMY+/6HY 240-241 朝は始まらない これも、どこがどう四角なのか分からない。「始まらない朝」と「傷ついた虹」の「邂逅」というフレー ズは一見した以上に良い。未だ始まらないものが如何に出逢い得るのかが興味深いからだ。それ はともかく難解でとっかかりが少ない不親切な詩だ。仕方がないので理屈で読むと、朝が始まらな いのは「太陽がなくなる」「自転が止まる」「北極圏・南極圏にいる」「視力を失う」「その他」が原因 になりうるが、どれもそれなりに詩になりそうだ。しかし「8月の太陽に翻る」とあるので最初のは違う。 4番目も違う。おそらく2番目、3番目のどちらかの理由でずっと昼間なのではないか。従って朝が はじまらないのだ。そうだ、北極まで「浮上」して従って白夜だというのはどうだろう。そこに雨が止み パッと虹が差せば絵になる。 詩というのは斯様に作者の意図とはまったく無関係に読まれるもののようだ。 832 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/02/24(金) 02 34 12 ID JeL14T3d 「朝は始まらない」書きました その前の「俺は笑われている」と その更に前の「さよならは悲しい(そして美しい)言葉」書きました こういうのって名乗り出た方がいいんですかね いまいち書きこむタイミングが掴めなかった 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/536.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ おめでとう 29 名前:おめでとう [sage] 投稿日:03/06/10(火) 21 36 ID lrmU3Df8 おめでとう おめでとう 今は心から言える 私の思いが自然に消えるまで 10年もかかった事をあなた達は知っている それでもあなた達は いつだって 私を友と呼んでくれていた おめでとう おめでとう あなたから最初に聞いた時 心の底からうれしいと思った 切なき想い出は空に解き放った だから安心して言える おめでとう おめでとう ありがとう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 黄昏の国境にてあなたが発した言葉 30 名前:黄昏の国境にてあなたが発した言葉 [] 投稿日:03/06/10(火) 22 51 ID cERvo/5r 目を閉じたあなたの意識がずっと見ていたのは 滅びゆく帝国の涯(きわ) 黄昏の白い砂漠に 鮮烈であったはずの光をうけて迷子のようにたたずむ あなた自身の裸足の後ろ姿だった 白い砂だと思っていたのは無数の骨の欠片で それはあなたが殺戮した四千の日と夜の またはあなたが知らない四千億の日と夜のなれの果てで 風も歌もとうの昔に消えてしまって 舌を抜かれた小鳥のコラージュがはらはらと舞い落ちて あなたの指先はいつまでも赤黒い血で濡れていた 耐えきれずに目を伏せたあなたの意識が ずっと聴いていたのは ずっと記憶していたのは あなたが一篇の詩を紡ぐために殺した幾多のもの言わぬ叫び あなたが一枚の毛布にじっとくるまって待ち望んでいた たったひとつのことば 肩にとまっていた小動物を抱くように裸の背中をふるわせて あなたはそれにいとおしく頬をよせた もうそれも死んでいるのに と どうしてもあなたは言い出せなくて 四千の日と夜の屍を踏みしめてあなたは あなたの絶望の旅立ちに秘やかな祝福のことばを喚げた そのことばさえ そのことばさえもが 組換えに失敗した出来損ないの遺伝子のように あっという間に黄昏の光に砕け散って 白い砂漠の骨に音もなく溶けていった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩 31 名前:M,M [sage] 投稿日:03/06/10(火) 23 01 ID N4DjKc3c 『多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩』 俗な人間とは関わりたくなんか無い だってそれじゃあボクはつまらない歌謡曲ばっか聞いて ROCKなんかブルハみたいなモンばっか聞く そんな低俗な野浪と同属じゃないか!” ボクはボク キミはキミ 宇宙とTシャツ ぐらい違う ボクはキミ キミはボク パンツの穴 とブラックホール並に違う 「ただ・・・ただただそれだけ」だと悲しい孤独みたいな事を演じやがって! それだけじゃないだろう?お前はエロなんだろ? 神様なんだろう?お前は歩く雑学大事典なんだろう? 何千時間も費やしてるお前の時間を ココで吐き出せよ!”吐き出すなんて 低俗なバカどもにデキナイよ! 俗っぽい詩しかか書けない クソッタレの板に書くものか!書くものか!” 風だとか愛だとか 笑わせるんじゃないよ!” 一人の世界が無限なものか 脳味噌が固まってなにも受け入れられない話せないぃ!” ボクは天才 それがボクの言い分 ボクは天才 だってみんなの知らない事いっぱい知っているから それだけがボクの言い分 だから近寄らないで下さいセニョリータオレは天才なのだから 天才なのだから・・・・天才だぁ!!!!!! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 半笑い達 33 名前:半笑い達 1 [] 投稿日:03/06/11(水) 02 38 ID /ssmq3et 就職戦争の終わりを告げる電話の後で 召集をかけました 俺はやったぞ、集まってくれ おまえたちはなんだ コングラッチュレーションとかないのか これ、いつもの飲み会じゃないか 俺中心、俺中心、俺中心の… え、また俺に飲ますの? 「えー、この度ワタクシも無事内定を頂く事が出来…」 涙の演説とかしてさ、みんなが祝福したりしてさ 「よかったなあ、よかったなあ」 って言ってもらったりして夜がふけていく そんな俺の筋書きが 戦後の教科書みたいに塗りつぶされていく はて、戦後。んーなるほど 「裏口入学みたせんなや」 俺は頑張った!間違いない!実力だ! 自分に言い聞かせてないと 結局この夜は何の宴かわからなくなる 34 名前:半笑い達 2 [] 投稿日:03/06/11(水) 02 39 ID /ssmq3et 時計の針が回るに連れて 酒もこれまたまわってきました 隣人もそうしているであろう顔で 俺も横になりました 「あっ、主役が寝よったで」 はいはい、俺は主役のようでその実 ただの飲み会のきっかけに過ぎんのですわ 「でも、よかったなあ。これでまた遊べるな」 不意打ちの涙、ここで来るとは思わなかった 夏が来る 学生最後の夏が来る 「こいつ寝ながら泣きよるわ。気持ち悪っ」 海、行こか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 小瓶 37 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00 26 ID QJYzvAnv -え~い やっさ -え~い やっさ -ふぅね こぎぃ なぁみ あびぃ -え~い やっさ -え~い やっさ -おらんくぅにぃ~ おととし 今年と とと死に かか死に 浦なし わらじに 編む手の さびれ のぞき目 ふし目 たしなむ いろ目 見返り浦島 女郎のほつれ 祝されていたのでしょうか この名もわからなき てあぶらでくすんだ ちいさき びんは 一通をよせられ 伝えたきことなど そして水にながされ うかんで 小瓶の気持ちなど だれが考えるでしょうか -ととととと とん とん とん ツテテテテテテテテテ・・・ -どん 38 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00 32 ID QJYzvAnv たちまち 数年 ころびて てがわれ うらびれ 浜辺に 錦の いおり しおかぜしみて わたしの ここ よ しゃがんでひろう ちいさな すきま -幾度のしぶきの影おもい -すきまにしみるは風のおと -ぬぐいきれないその穴から 「あつい こ え」 ひろった肴は くびふるための ものでした もたれた はしらは しがみついても しがみついても なにもいってはくれませんでした -え~い やっさ -え~い やっさ -ふぅね こぉぎ なぁみ あびぃ -え~い やっさ -え~い やっさ -おらんくぅにぃ~ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 祝☆なっちソロデビュー決定☆福 40 名前:祝☆なっちソロデビュー決定☆服 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 02 43 ID vdmocGFi ひなたの白い壁に君の微笑みを飾っているよ ちっちゃな君の歌声はおっきな感動を与えているから いちばんに君に言いたい、ありがとうの一言 たおやかに ゆるやかに 繋がっているよう きめの細かい肌は美しく、ふりむく仕草かわいい うでまくりしてはりきる君は無邪気な気まぐれ屋 あと少しで感じられるんだね 22歳の君の歌声を そう、新たなステージで君は一層輝くのだから・・・ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ひょっとこのお面 45 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 28 ID 4ZxcoRMp 午後5時半 市役所に勤める私は 早々に仕事を切り上げて 車の運転席に座り込んでいた 別に急ぐ用事があるわけではないのだが それと同じように 残業するほどの仕事もない キーを回すと キュルキュルルと音がするだけで 一向にエンジンが掛からない 何度も回してみたが 掛からない 私のため息がハンドルに圧し掛かり 車内には静寂が垂れこめた フロントガラスに訪れる夕暮れが眩しくて 魔が差した クラクションに頭をぶつけ 割れるような音の中で 「ちくしょう」とつぶやき 私は苛立ちを抑えて車を降り 電車で帰ることにした 46 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 30 ID 4ZxcoRMp 午後六時 ホームに着く ホームはラッシュ時で人が溢れかえっていた 家路を急ぐ会社員や部活帰りの学生たち ひさしぶりに立ったホームは 居心地が悪かった それが「慣れ」の問題なのかどうかはわからないが ヒトゴミの中の私は いっそう際立っていたような気がする 笑いあっている人々が 目に付く 座席に座り 目を瞑る うとうとしてきて 私は眠りに落ちた 午後6時半 車内放送で目が醒める 周りの客はほとんどいなくなっていた 私が降りる駅は、ここから数えて4つだ 冴えきらない感覚に また眠りに落ちては駄目だと言い聞かせ 私は外の景色を眺めていた 左から右へ引き伸ばされて流れる青の風景 青白い畑が広がってそのところどころに 火の玉が揺れている 今日はお祭りらしい 47 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 30 ID 4ZxcoRMp 電車が短いトンネルを通過したため 景色は一瞬 幕が下りた映画館のように真っ暗になったが トンネルを抜けても やはり畑が広がっている 午後六時四十五分 電車が薬師前駅に到着し 私は下車した 私の最寄駅は 次の「嵐ヶ丘」なのだが なんとなく降りてみた 駅を出ると 駅から山のふもとの鳥居まで 夜店が出ていた やはり 今日はなにかのお祭りらしかった 夏でもないのに蒸し暑い 祭り特有の騒々しさが 焼きとおもろこしの弾ける音が 綿菓子の甘い香りが 風呂上りの子供達がヨーヨーをしている姿が 懐かしい 客のいないお面屋で ひょっとこのお面を買い ショルダーバックにしまいこんだ時 48 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 32 ID 4ZxcoRMp ほくほくした顔つきの人々の間に 見覚えのある背中を 見つけた (すこし大柄な女性、浴衣すがたが良く似合うその背中、間違いなかった) 「おかあさん!」 それは私の母だった 去年の4月に肺がんで死んだ母だ 「なにやってるんだよ!?元気か?」と私が尋ねると。 「あら、健ちゃん、今日はお祭りよ。」と母。 「そうみたいだね。お祭りがあるなんて知らなかったよ。」と私。 「何を言っているの?あなたのためのお祭りよ。」と、 口元に優しい笑みを浮かべてそう言った母は 私にうちわを渡して 人ごみの中へ消えていった 「待ってよおかあさん。なにをお祝いしてくれるんだ?」と呼びかけたが まるで返事がない 49 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 32 ID 4ZxcoRMp 肩を落として座り込んでいる私に 通りがかる人が優しく声をかけていく 「おめでとう。」 と ひゅるるる~~ どーーーーーーーーーん BR 花火が打ちあがる 人々の足は止まり 顔を上げて 花火を見あげている それでも顔を上げられない私の腕をわっしと掴んだ ゴツゴツした手 それは私が小学校2年生の頃、海に攫われて死んだ父の手 「さ、立て、よく見ろ。皆おまえのために祝ってくれている。男だろ。」 哀しみの涙は 嬉し涙に変わった 「みんな俺のことを祝ってくれているんだ。。。 なんなんだこの感覚は、嬉しくてたまらない。嬉しくてたまらないよ。 さぁ、一緒に踊ってくれ!」と私は、嬉しさに満ち溢れて起き上がり なつかしい人々の輪に入った 太鼓と笛の音色に載せて 踊っていた 50 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23 39 ID 4ZxcoRMp 夜の帳が下りて 祭りの後 母を捜していると 木陰に隠れた母が サっと森の中に消えた気がする その曖昧になった影を追いかけて森に入った その瞬間 私は電車の中で目を醒ました 外を見回してみたが 青白く広がる畑だけで 火の玉はどこにも見当たらない 夢だったのだ 母の姿も父の姿も夢だった でも、本当にいい夢だった 生きる力が湧いてきたよ お母さん、お父さんありがとう。 でも、僕の何を祝ってくれたんだろうか? いや、なんだっていいや。なんだっていい。 ありがとう。 午後6時46分 電車が「嵐ヶ丘」駅に到着する 私は 気持ちよく電車を降りて 夏前のまだ涼しい風を感じながら家に向かったのだった ショルダーバッグの「ひょっとこ」の存在は まだ気がついていないのだが 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ TOP OF THE WORLD 52 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07 44 ID AM/8f/uv 「何考えてた?」 「そっちこそ」 「先に言えって」 「じゃぁ 3・2・1 ゼロで 同時に ね」 「おぉ」 信号待ちの 朝の隙間 幸せな回答を唇で塞いで 赤い信号がずっと変わらなければいいのに 思いながら 開いた目が合う そんな 男の妄想を どこか見透かされているみたいで 「やっぱり秘密」 と笑って 青いシグナルの下を ゆっくりとくぐり抜ける あんなにも 朝日は赤い だんだんとあれは 高く 明るく そうしてやがて 眩しくなり 真っ直ぐに見れなくなるのだ 53 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07 45 ID AM/8f/uv カーペンターズが好きだと言うから 無意識に僕は いつもおんなじMDを流してる まだ知らずにい合う色々を 少しづつ交換していけたらいいのだけれど どうもこの星は 時の経つのがやけに速いみたいだ ほら もうあの角を曲がれば 少しの間 少しの距離を二人で挟み合うことになる せめて進んでいるこの道の方向は 地球の自転よりも真っ直ぐだろうか? 「バイバイ」と動いた 唇が通り過ぎて あの曲は知ってるか 気になった 今でも十分きれいだけれど また春が来たら きみはきれいになったと そう思うようになるのかな めずらしく 今朝は晴れているから さっき通り過ぎた信号も 風に揺れて 笑っているみたいだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 蛸足 54 名前:蛸足 [] 投稿日:03/06/13(金) 14 34 ID KIC+orB9 昨日 君を 祝おうと思って 若狭湾へ 海釣りに 行った もちろん鯛を 釣ろうと 思って めでたい めでたい めでたいな って 君を 祝うため だったけど どんぶり勘定の イカの足では 隊列は 組めない って 思い知らされた 波打ち際に ヒトデを投げ捨てて ひとでなしに なり腐った 僕は 外道になりかかって うっとりした でもとても 怒っていたんだ イカの足が 思い通りに 干からびて いかないから 君を まだ 祝えない 10本 あっても 鯛は 釣れない いくじなしだ この足は どうして 邪魔ばかりするの 僕はただ ありがとうを したいだけ なのに お父さん 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/68.html
ページ:1 2 3 4 お題 再生 開催期間 2005/05/21~2005/05/31 参加作品数 30 審査員 7人 本スレ 14の474-603 議論スレ 10の716-846 【チャンプ】 再生する昼下がり(鍵盤):9点 【準チャンプ】 小判鮫(心霊写真):7点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 475-476 無題 - - 477 誕生 - 1 478 再生の日々 よつめ 2 479-482 錬鉄の賦(rentetu-no-fu/nerigane-no-uta) - 4 483 自殺 - 1 485 だってしょうがないだろ - - 487 - 心 - 容量少な目 1 488 土偶 虫 1 492-494 猫と僕の記憶 α - 495 小判鮫 心霊写真 7 496 白血 情景描写撮影所 6 497 糞スレ - 1 500 粘土 - - 502-503 魔女の大なべ - - 504-505 永遠の夜 - - 507,509 まばたきのあいだに Canopus - 508 砂遊び リーフレイン 4 512-513 ちっぽけな幽霊 - 3 515 電港 ゼッケン 5 516-517 再生する昼下がり 鍵盤 9 519 トカゲ - - 520 リハビリ ねむい 1 525-526 幽囚 清掃局の者 - 528 六十年 - - 530 白と黒、境界の導き モコモコ 3 533-534 Room - 1 536 再生なんてできっこない - - 540-541,543 みどり萌える公園で - - 544 こんにちは - - 545 アルミ ウノ - 【審査員】 まーろっく ◆lsOpIv6P8M ◆WvShSU0mOg ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY Canopus ◆DYj1h.j3e. P ◆u4cfXPhJl2 葉土 ◆Rain/1Ex.w さい ◆YkbutFA6Pw 【採点レス】 569 名前:まーろっく ◆lsOpIv6P8M 投稿日:2005/05/29(日) 21 46 11 ID KscRclQH 投票 3点 516 再生する昼下がり 2点 512 ちっぽけな幽霊 1点 496 白血 575 名前: ◆WvShSU0mOg 投稿日:2005/05/30(月) 13 55 02 ID TrmKfJF3 【3点】 516-517 再生する昼下がり 【2点】 478 再生の日々 515 電港 576 名前: ◆WvShSU0mOg 投稿日:2005/05/30(月) 13 56 51 ID TrmKfJF3 【1点】 479-482 錬鉄の賦 488 土偶 508 砂遊び 520 リハビリ 577 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY 投稿日:2005/05/30(月) 15 27 45 ID FltQU/qR 点数です。 495 :小判鮫 3点 508 :「砂遊び」 2点 477 :誕生 1点 586 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/30(月) 23 42 51 ID C1sogwL0 2点 496 『白血』 最後の3行にぼくは殺された。 516-517 『再生する昼下がり』 好みではないけど、完成度はピカイチ。 1点 495 『小判鮫』 508 『砂遊び』 512-513 『ちっぽけな幽霊』 515 『電港』 533-534 『Room』 594 名前:P ◆u4cfXPhJl2 投稿日:2005/05/31(火) 20 15 19 ID JEOcqeOa 【2点】 479-482 錬鉄の賦 【1点】 487 - 心 - 495 小判鮫 515 電港 595 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/05/31(火) 21 17 38 ID ailxCn9Y 3点 530 白と黒、境界の導き 2点 495 小判鮫 1点 479 :錬鉄の賦 596 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/05/31(火) 21 59 07 ID YafzKpiV 3点 496白血 1点 483自殺 497糞スレ 515電港 516-517再生する昼下がり 作品 ■▲▼ 高2の時に再生した 22の時に再生した と思ったら停止押していたわたし 指が太いからね あ、今のなし 475-476 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/21(土) 11 54 41 ID ZG0tQ/EU 【コメント】 550 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 00 55 04 ID 5zCnpBYA 475-476 実は「あ、今のなし」が激しくツボに入っちまったっす。ちなみ に、ぼくはちょっとだけ体育会系のクラブに籍を置いてて、 475のようなこ とは日常チャメシゴトでした。 718 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 09 31 ID FltQU/qR 475-476 :名前はいらない これはかるく書いてありますが、よく分かる気がします。私の場合、前の会社辞めたときがそうだったかなあ。 そのときは、みんな愛してるぜー、なんて博愛に目覚めた気がしてたんだけど、 あれから十年たってみると、あの浮かれた気分以上の成長なんてしてないんです。 むしろ、殻に閉じこもってた頃に戻ってるんです。それで「あ、今のなし」って言えれば言いたいです。 796 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 05 ID ailxCn9Y 475 名前はいらない 恋かな? 失恋? ■▲▼ 誕生 土を人型にし 骨を心臓部分に 埋めて 呪文を唱える 昔ながらの方法です 鉄骨を人型に 脳を機械に突っ込み 導線で結び 特殊なワードを入力 これからの方法です ベッドの中、隣で 寝てくれているでしょう ガシャングチャグチャ 柔らかく堅い 矛盾だらけ 残った泥と鉄骨 脳と骨は混ざり合って 仏壇に放置されてました 泥とネジの子は 今ここに こんにちは赤ちゃん 477 名前:誕生 投稿日:2005/05/21(土) 14 13 38 ID Vm2VzyzP 【コメント】 550 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 00 55 04 ID 5zCnpBYA 477 「ベッドの中、隣で…」は、新しい詩情を感じる。「矛盾だらけ」と ありますが、その矛盾がいったい何なのか明記されていないため、途中で読者 は放り出された感が強いです。 718 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 09 31 ID FltQU/qR 477 :誕生 まず、やさしさを感じました。空白行の入れ方がうまくて、視覚的にも癒されると申しましょうか。 後半、「ガシャングチャグチャ」のところで昔とこれからが衝突して、「矛盾だらけ」のものは「仏壇に放置されてました」と。 この放置されていた「泥とネジの子」を「今ここに」「誕生」せしめた方法の部分は空白二行になってて、 そこは自分で埋めろ、と。やさしいばかりが愛じゃないのよってことでしょうか。 796 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 05 ID ailxCn9Y 477 誕生 泥とねじの子に期待したいです。 ストレートで読みやすかった。 ■▲▼ 再生の日々 僕は毎日死んで 毎日生まれる 体育祭でケツから二番目だった僕は死んだ 文化祭でライブの照明係だった僕は死んだ 生物室のホルマリン漬けを 黙って見過ごすことができなくて まるで僕みたいだなんて思った 音楽室のメトロノームだけが 僕をわかってくれた 漆黒のグランドピアノの上 なにも言わず 見つめてくれた カーテンがめくれる 目くるめく再生の日々 僕の寿命は24時間 でも 僕はたくさんいたんだよ 思い出じゃない 墓標だ 365日 僕だけの 墓標だ 478 名前:再生の日々 投稿日:2005/05/21(土) 18 23 56 ID u3gBGTqp 【コメント】 550 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 00 55 04 ID 5zCnpBYA 478 24時間ごとに死んで生き返るというのは、ありがちだけど許容できる 範囲です。ただ、書かれている事象が、表面をなぞっただけの印象。 575 名前: ◆WvShSU0mOg 投稿日:2005/05/30(月) 13 55 02 ID TrmKfJF3 【2点】 478 再生の日々 体育祭、文化祭、生物室くらいまでは良いのですが音楽室まで付くと少しやり過ぎの感も あります。でも、挙げられる具体例のしがなさ、そこから延ばされるうら寂しさ。 最初の閃きを綺麗に整えたなぁと感嘆。この詩がこの終着であることを精一杯支持。 でもその為「再生」より「死」の方にピントが寄ってしまったかなぁと思うので2点。 718 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 09 31 ID FltQU/qR 478 :再生の日々 言葉がどうかすると表面だけの上滑りになるところを、 作者さんが現在進行形でほんとにそう感じているという実感によって、なんとか繋ぎ止めている危うさ。 このぎりぎりさは、思うに、現役の作者さんがいましか書けないものではないかと、うらやましいような気もします。 「思い出」から掘り起こして言い訳なしにこういうものが書けるのなら、それはうらやましく思います。 796 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 05 ID ailxCn9Y 478 再生の日々 毎日死んで毎日生まれるってなあいい。 (解かるんだけど、やっぱり連続した存在なんだと個人的には思います。) やりきれない気分を墓に埋めていく決意と、 それでもやりきれない気分がもの惜しげに漂う情けなさを同時に感じられて、 生きてるなあ。。 846 名前:よつめ ◆AUJkKRWrA. [sage] 投稿日:2005/06/06(月) 00 40 55 ID lRwvpoak 「再生の日々」書きました。 いや、自分の作品の下に「錬鉄の賦」が来た時点で、かなり沈みました。 言葉に熱を感じて、ホント、溶鉱炉のドロドロした鉄が思い浮かびました。 【得点】 2点 ◆WvShSU0mOg:2点 ■▲▼ 錬鉄の賦(rentetu-no-fu/nerigane-no-uta) 青黒く沈黙する石は胎している 地を這うあらゆる肢のあるものの四肢が生え揃う前 翼あるものの占有を許さず あらゆる飛翔の欲望があれば たちどころにこれを撃ち落としてやまぬ意思 が空を支配していた頃 大蛇(oroti)の吐く鋭角の光が 石には閉じ込められているから 一度でも我が手に採ろうと 鍛冶(kanuti)は不乱に槌を敲つ ――――「落日」には 『赤き血のような』でもなく 『熟した実が枝から離れるように』でもなく 幾たび叩いても定まらぬ せわしく月と日が入れ替わり 空の柄杓が水を零すのも気づかずに 槌を叩いても 欲するものは手に入らぬ 沼面から沸き起こる瓦斯 のような苛立ち 熱く熱するだけでは立ち行かない そのあと一気に冷まさねばならぬ 刀工は慌てて木桶の水に浸す 赤透明の塊は 直ちに水を沸騰する湯に変える ――――『温度というものが抽象であることを悟った今日の落日』 そう、これでよい ――――「愛」は『人人に福音を齎すもの』でもなく 『永遠を胸に刻むもの』でもなく ただやみくもに力を込めるだけでは逃げてゆく 適確に叩け 獲物の息の根をとめるように 殺す、という気迫を込めて 万物創成の光 掌(tabagokoro)に握られた一粒を手に入れる そのためには 蛮勇の決断をもってしか能わぬ 槌をひとつ振り下ろす そのたびに 親を嗜虐し 兄弟(harakara)を毒し 乳飲み子を皆殺しにする これが適うなら 手前は適確の意を心得ている ――――『すべての花を枯らし、すべての鳥を逼塞せしめ、 すべての生木の表皮を鈎爪で引き剥がし、 露にせんとする衝動、これこそが愛』 一振りの刀を天高く翳し 裁断する 瞬時に稲妻の光明が一筋走るや 身を貫くもの 絶対零度の言葉 が蘇る 479-482 名前:錬鉄の賦(rentetu-no-fu/nerigane-no-uta) 投稿日:2005/05/22(日) 14 19 10 ID PsoI9tpu 【コメント】 489 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/23(月) 23 29 27 ID kaVSOJ9q 479 正直、よくわからんし、つまらん もっと「頭のいい人」に批評してもらってくれ 550 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 00 55 04 ID 5zCnpBYA 479-482 ことばの再生、であるからには、ことばが出尽くした世界を描く べきだと思うけど、冒頭で描写されるのは、どう考えても未熟なことばがうご めく原初の世界。初っぱなから破綻してるから、誰もついて行けない。 576 名前: ◆WvShSU0mOg 投稿日:2005/05/30(月) 13 56 51 ID TrmKfJF3 【1点】 479-482 錬鉄の賦 錬鉄の詩。というより詩作の極意かな。最初の一行が痺れます。錬鉄という行為自体が再生、という理解ですかね。時間のかけ方も竜頭蛇尾にならず、労作だなぁと思います。長さと 読み解きに辟易を感じさせる前毎に面白い表現を撒いてくれているので最後まで楽しく 拝見できました。惜しむらくは言葉遣いの破綻。→欲望あらば、→採らんと、→立ち行かぬ etc.訂正の必要がある語尾が目に付いてしまい陳腐な感が拭えません。作りから云えば、 切っ先で引く一線を読み手に越えさせない強さを持ってしかるべきですが、私風情の 指紋(しかもべたべたと)を許す刀身たるや憐れです。 594 名前:P ◆u4cfXPhJl2 投稿日:2005/05/31(火) 20 15 19 ID JEOcqeOa 【2点】 479-482 錬鉄の賦 オレは、これ好きデスね。最初はちと大げさな感じで、ついて行き難い感じが したけど、一旦この(言葉云々の)テーマに共鳴してしまえさえすれば、 あとは面白く読めるようになってると思いまス。…でつまりは面白かったデス。 595 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/05/31(火) 21 17 38 ID ailxCn9Y 1点 479 :錬鉄の賦 一つ一つの言葉が技巧的に走りすぎて、どうも爆発の力をかえってそいでしまったような気がします。 だけど、溢れる意志を感じたので1点。 718 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 09 31 ID FltQU/qR 479-482 :錬鉄の賦(rentetu-no-fu/nerigane-no-uta) 絶対的な力を手に入れるためにはあらゆるものを犠牲にする。 というその覚悟。手がつけられないほど力強い。落ち込んだときのカンフル剤にします。 読む人の状況によって暑苦しかったり、発奮させられたりが別れるところだと思いますが、 お題に真正面から切り込んだ一方の例だと思います。 「絶対零度の言葉」はその熱さとの対比を狙ったものだと思いますが、唐突だったかなあ。 796 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 05 ID ailxCn9Y 479 錬鉄の賦 「落日」は『赤き血のような』でもなく『熟した実が枝から離れるように』でもなく 『温度というものが抽象であることを悟った今日の落日』 「愛」は『人人に福音を粛すもの』でもなく『永遠を刻むものでもなく』 『すべての花を枯らし、すべての鳥を逼塞せしめ、 すべての生木の表皮を鉤爪で引き剥がし、露にせんとする衝動、これこそが愛』 この主題と、鍛冶の苦闘が融合しながら展開し、最終連の 絶対零度の言葉が蘇る に収束します。 個人的には、「表現する」ということを(この場合は詩作かもしれないけれど)鍛冶に暗喩し、 「一編の詩が生まれるためには われわれは多くのものを殺さなければならない」(田村隆一) にあるように、自らの中にある感情を、感触を、こだわりを、愛をそぎ落としながら書いていく 作者の姿が浮かび上がりました。 非常に猛々しい。ストレートに力にあふれた作品です。 【得点】 4点 ◆WvShSU0mOg:1点 P ◆u4cfXPhJl2:2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 自殺 あらゆる音が譜面から 引き剥がされて 幾度かの呼吸を繰り返す中で 噛み砕かれていく 思い返してごらん ジョンレノンの命を奪い去った 音の弾道を 483 名前:自殺 投稿日:2005/05/23(月) 06 09 16 ID eVH5s18c 【コメント】 489 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/23(月) 23 29 27 ID kaVSOJ9q 483 短い テーマはわかりやすいとは思うが いかんせん短い 550 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 00 55 04 ID 5zCnpBYA 483 suicideつーより、apotosisなんだろうな、この場合。んで、「思い 返す」も、imajineなんでしょうな、rememberとかじゃなくて。そこらあた りの微妙さを表出させたかった。 596 名前:さい ◆YkbutFA6Pw 投稿日:2005/05/31(火) 21 59 07 ID YafzKpiV 1点 483自殺 ジョン・レノンは天国でどんな音楽を作ってるんだろうか 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 11 46 ID FltQU/qR 483 :自殺 ストーカーの心理って、とにかく思いつめてますよね、きっと。 あんなに好きだったのに、軽蔑した目で見やがって、ぶっ殺してやる、って だめですね、オレの言葉で書くとうすっぺらだ。そこで、「自殺」というタイトル。 ストーカーの理論でいくと、悪意を向ける対象を殺すことは悪意をもつ自分を殺すこと、 自分が生まれ変わるためには必要な、自殺? ということじゃろか。 797 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 47 ID ailxCn9Y 483 自殺 題がなあああああ、別のであればいいような気がするんだけど。。 【得点】 1点 さい ◆YkbutFA6Pw:1点 ■▲▼ だってしょうがないだろ だってしょうないだろ 僕には何にもないから 数え切れない窓の中からしか外を見れない 水蒸気を噴出す工場の向こうさえも知ろうともしない だってしょうがないだろ 僕は何でもないのだから 数え切れない瞳の中に入ることもない NaClの結晶なんて作ったこともない だってしょうがないだろ 僕は何にもできないのだから 数え切れない夜空の星の一つにさえ着地できない 震えていたあの手を握るなんて許せない だってしょうがないんだよ 僕は全てだから 数え切った僕は停止して 数え切れなかった僕は再生 再生された僕だけが続くんだ 停止された僕は知らない僕 だってしょうがないだろ 僕には・・・ 485 名前:484 投稿日:2005/05/23(月) 14 38 59 ID 4aOCVeG4 【コメント】 489 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/23(月) 23 29 27 ID kaVSOJ9q 484 わけわからんね けど、言葉の選び方、響き、リフレインの使い方は抜群にうまいね わからんでも読んでるだけで心地よい 俺は嫌いじゃないねえ 554 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 01 45 12 ID 5zCnpBYA 485 「数え切る」「数え切れない」がキーワードなんだけど、それが作者 の脳内完結で終ってしまってるかなあ…。ことば運びには魅力を感じます。 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 11 46 ID FltQU/qR 485 :だってしょうがないだろ 未完成のものだけが続いてゆける。ガウディの教会が百年たっても建設中という、その美学でしょうか。 完成してしまったものは自分ではない、というのは相当の決意がないと、これは言えません。 「だって」という言い訳じみた言葉の多用は、その決意をする過程にあるということでしょうか。 最終行の「・・・」は演出過剰かもしれないと私は思います。 797 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 47 ID ailxCn9Y 484 だってしょうがないだろ なんか、諦めたような情けないような明るさがーーーーー。 このリフレインは効いてるねえ。しちこく繰り返されることによって、 本当はそうじゃいけないんだって感じがちょっとだけ伝わってくる。 もう一歩進んで書き落としてほしい。 ■▲▼ - 心 - 言葉に花咲く片隅で 音もなくしたたり落ちる雫 誰も気づくことなく ひび割れた宝箱から 一粒ずつ ゆっくりと失われていく 幾度の叫びは誰にも届かず そのたびに色褪せる世界 輝きを消す 瞳 腕が静かに近づいてくる そっと抱きしめられた灰色の箱 安らぎがかすかにそそぎ込まれていく 少しずつ 少しずつ 満たしていく こぼれた量にはまだ足りない しかし 本当の色を思い出すには 充分すぎるほどあたたかい 灰色の箱はやがて薄い赤になり 生命の旋律を響かせ始めた 淡いピンクの花びらを乗せながら 崩れないように腕は離れる そこからはもう 何も漏れてはいない 輝くための勇気だけが溢れていた 487 名前:- 心 - 投稿日:2005/05/23(月) 18 41 36 ID F0ZfRfUx 【コメント】 489 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/23(月) 23 29 27 ID kaVSOJ9q 487 やさしい詩だねえ、内容も好き、けど無駄な表現が ちと多いように感じるねえ、そのせいか少し陳腐に感じてしまう 残念 498 名前:名前はいらない 投稿日:2005/05/26(木) 00 24 03 ID DseB22dd 487 「再生」のお題をそのまま暗喩によるストーリーにして表現している。 暗喩が物語るものは心の動き。だからふわふわしている。 こういうふわふわ感はいかにも詩的で気持いい。安易な手法ともいえるけど。 554 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/05/29(日) 01 45 12 ID 5zCnpBYA 487 予定調和的で教科書的な展開と結末には正直いって鼻白むものを感じ ますが、描写が丁寧なんだよね。技巧を感じさせない丁寧さが、一生懸命詩作 してるんだな、って気持ちにさせて、読後感はすこぶるよかったです。 594 名前:P ◆u4cfXPhJl2 投稿日:2005/05/31(火) 20 15 19 ID JEOcqeOa 【1点】 487 - 心 - 2ちゃんらしからぬ、優しさ100%な感じの詩。心地よかった。素敵。 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/05/30(月) 15 11 46 ID FltQU/qR 487 :- 心 - 理想的に優しいです。でも、箱の中身でしかない私たちは、超越的な慈悲の「腕」にすがるしかないのでしょうか。 なかには「腕」に抱かれることを拒否したい頑なな人たちもいるのではないでしょうか。 そういう人たちをこそ、力ずくで窒息するまで抱きしめてあげて、と、つい。 797 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/05/31(火) 12 35 47 ID ailxCn9Y 487 - 心 - 誰かに抱きしめてもらった思いを暖かく書いたようで、ほほえましかったです。 もしかして願望かもしれないと思うと、ちょっとサビシイ? 841 名前:容量少な目 ◆/4.7OGB.Lw [sage] 投稿日:2005/06/03(金) 17 06 03 ID S3d4wpFj 心、描きました。 評価・寸評ありがとうございます。 心を再生するには 本当はもっと長い時間が必要なんですよね・・・ 鍵盤さん、心霊写真さん、おめでとうございます。 【得点】 1点 P ◆u4cfXPhJl2:1点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/gunpod11/pages/64.html
■T16共和国戦闘序列(プレーン)■ #戦闘系部隊を全て集めたバージョン。 #そのため、宇宙でしか活動できないダイアビなども記載されている。 #発表されたイベント内容に応じて、添削して戦闘序列に使う事。 #輸送部隊など、戦闘に直接関わらないだろうと思われる部隊については記載していない。 #個人騎士団についても未フォローなので注意。 /*/ ○部隊一覧&URL <バンバンジー超辛騎士団>:http //www10.atwiki.jp/choukara/pages/16.html <るしにゃんにゃん中隊>:http //gamechaki.kotonet.com/organization/org_t16.txt <akiharu国部隊>:http //homepage2.nifty.com/fakeradio/i-dress/files/hensei_t16.txt <【FEG騎士団~草原の翼】> :http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/487.html <FEG治安維持部隊~金剛の盾>:http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/479.html <FEG治安維持部隊~浄化の泉>:http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/489.html <よけ藩国ごちゃまぜ部隊>:http //pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%EF%BC%B4%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%80%80%E7%B7%A8%E6%88%90 <鍋の国部隊>:http //www24.atwiki.jp/ronnyuuryuu/pages/606.html <なべ騎士団部隊>:http //www19.atwiki.jp/nabe-nokuni/pages/16.html <【レンジャースターダンサーズ】>:http //www28.atwiki.jp/check0ranger/pages/158.html <新世界忍者部隊>:http //richmam.xtr.jp/neokingdom/?%CA%D4%C0%AE%2FT16%2F%C8%CD%B9%F1%C9%F4%C2%E2 <T16玄霧藩国部隊>:http //www35.atwiki.jp/kurogirihankoku/pages/486.html <ナニワアームズ商藩国部隊>:http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/506.html <フィーブルサイバー部隊>:http //feebleclan.at.webry.info/201005/article_9.html <【ナビガトリア師団】>:https //sites.google.com/a/sevenspirals.net/hospitaller/check/t16organization <羅幻王国部隊>:http //ragen.s7.xrea.com/x/aplow/index.php?%A3%D4%A3%B1%A3%B6%CA%D4%C0%AE%A5%D5%A5%A7%A5%A4%A5%BA <無名騎士藩国部隊>:http //www7.atwiki.jp/genz/pages/510.html <銀河鉄道なごみ騎士団>:http //www7.atwiki.jp/genz/pages/509.html <リワマヒ国軍>:http //www24.atwiki.jp/riwamahi/pages/660.html <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>:http //www25.atwiki.jp/is_sevenspiral/pages/434.html ○部隊(初期)AR一覧表 <銀河鉄道なごみ騎士団>:19 <【FEG騎士団~草原の翼】> :18 <鍋の国部隊>:18 <ナニワアームズ商藩国部隊>:17 <バンバンジー超辛騎士団>:12 <FEG治安維持部隊~浄化の泉>:12 <るしにゃんにゃん中隊>:10 <akiharu国部隊>:10 <FEG治安維持部隊~金剛の盾>:10 <よけ藩国ごちゃまぜ部隊>:10 <なべ騎士団部隊>:10 <【レンジャースターダンサーズ】>:10 <新世界忍者部隊>:10 <T16玄霧藩国部隊>:10 <フィーブルサイバー部隊>:10 <【ナビガトリア師団】>:10 <羅幻王国部隊>:10 <無名騎士藩国部隊>:10 <リワマヒ国軍>:10 <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>:10 ○部隊分割構成 <バンバンジー超辛騎士団> →1.<ライト分隊(人)> 2.<レフト分隊(人)> <るしにゃんにゃん中隊> →1.<あかがねの守り手> 2.<衛生遊撃士> 3.<四葉のアーセラス> <akiharu国部隊> →1.<【akiharu番長部隊】> 2.<【考古学系摂政444】> <【FEG騎士団~草原の翼】> →1.<【ラグドール1号機】> 2.<【ラグドール2号機】> <よけ藩国ごちゃまぜ部隊> →1.<詠唱分隊> 2.<医療整備分隊> <鍋の国部隊> →1.<【なべ1分隊】> 2.<【なべ2分隊】> 3.<【なべ3分隊】> 4.<【なべ4分隊】> <【レンジャースターダンサーズ】> →1.<【おぺれーと1】> 2.<【おぺれーと2】> 3.<【おぺれーと3】> 4.<【はんどるさばき】> <【ナニワ・ラグドール隊】> →1.<【<エウノミア>】> 2.<【<ディケ>】> 3.<【<エイレネ>】> <【ナビガトリア師団】> →1.<ナビガトリア歩兵部隊> 2.<ナビガトリア応急医療部隊> <ゴロネコ白魔法レオドール部隊> →1.<【ゴロネコ白魔法レオドール分隊】> 2.<【ゴロネコ白魔法特殊分隊】> 3.<【ゴロネコ特務警護官分隊】> 4.<【ゴロネコ整備郵便分隊】> ○部隊評価値一覧(分割後含む) <バンバンジー超辛騎士団>:白兵39 防御67 遠距離24 →<ライト分隊(人)>:白兵36 遠距離19 防御54 →<レフト分隊(人)>:白兵35 遠距離23 防御67 <るしにゃんにゃん中隊>:防御24 →<あかがねの守り手>:防御23 中距離33 遠距離35 自動対空迎撃30 →<衛生遊撃士>:防御11 中距離28 詠唱戦37 戦時治療34 →<四葉のアーセラス>:防御11 治療29 助言可能 <akiharu国部隊>:防御32 白兵36 #変身とAR低下によって更に強化あり →<【akiharu番長部隊】> :防御31 白兵36 #変身とAR低下によって更に強化あり →<【考古学系摂政444】>:防御14 白兵18 罠解除自動成功 <【FEG騎士団~草原の翼】> :敏捷防御56 近距離49 中距離61 遠距離65 →<【ラグドール1号機】>:敏捷防御53 近距離46 中距離55 遠距離64 →<【ラグドール2号機】>:敏捷防御53 近距離46 中距離50 遠距離53 <FEG治安維持部隊~金剛の盾>:防御39 白兵39 近距離38 #ダガーありの場合 <FEG治安維持部隊~浄化の泉>:防御24 白兵33 近距離31 中距離34 <よけ藩国ごちゃまぜ部隊>:防御27 魔法に関する知識30 #防御はよけの心2使用 →<詠唱分隊>:防御26 詠唱52 #防御はよけの心2使用 →<医療整備分隊>:防御19 治療25 整備23 #防御はよけの心2使用 <鍋の国部隊>:防御42 白兵54 近距離46 中距離55 遠距離55 →<【なべ1分隊】>:防御35 白兵48 近距離39 中距離45 遠距離48 →<【なべ2分隊】>:防御32 白兵41 近距離36 中距離50 遠距離47 →<【なべ3分隊】>:防御35 白兵44 近距離39 中距離46 遠距離47 →<【なべ4分隊】>:防御36 白兵49 近距離40 中距離45 遠距離49 <なべ騎士団部隊>:防御21 白兵26 近距離32 中距離30 <【レンジャースターダンサーズ】>:防御30 オペレート40 →<【おぺれーと1】>:防御15 オペレート34 →<【おぺれーと2】>:防御10 オペレート32 →<【おぺれーと3】>:防御12 オペレート35 →<【はんどるさばき】>:防御30 中距離23 <新世界忍者部隊>:防御26 白兵34 近距離35 中距離33 #夜戦では攻撃+6 <T16玄霧藩国部隊>:防御42 詠唱39 治療40 <ナニワアームズ商藩国部隊>:敏捷防御47 近距離40 中距離42 遠距離47 #宇宙では若干上昇 →<【<エウノミア>】>:敏捷防御40 近距離33 中距離37 遠距離41 →<【<ディケ>】>:敏捷防御42 近距離35 中距離31 遠距離41 →<【<エイレネ>】>:敏捷防御41 近距離34 中距離39 遠距離43 #宇宙では全て+1 <フィーブルサイバー部隊>:防御27 白兵30 情報戦91 オペレート28 <【ナビガトリア師団】>:防御27 白兵29 #大地の上の場合 →<ナビガトリア歩兵部隊>:防御24 白兵27 近距離33 中距離33 遠距離28 魔法知識26 #大地の上の場合 →<ナビガトリア応急医療部隊>:防御16 治療32 整備30 <羅幻王国部隊>:防御14 白兵15 中距離22 目利き22 商談30 <無名騎士藩国部隊>:防御23 白兵24 近距離25 中距離29 <銀河鉄道なごみ騎士団>:防御147 中距離135 遠距離130 <リワマヒ国軍>:防御23 白兵23 鎮静28 <ゴロネコ白魔法レオドール部隊>:防御46 詠唱42 治療37 隠蔽看破自動成功 流れを戻す37 探査37 #森・山岳では若干上昇 →<【ゴロネコ白魔法レオドール分隊】>:防御46 詠唱38 治療33 隠蔽看破自動成功 流れを戻す33 探査33 #森・山岳では若干上昇 →<【ゴロネコ白魔法特殊分隊】>:詠唱による防御34 詠唱37 治療32 隠蔽看破自動成功 流れを戻す32 探査32 →<【ゴロネコ特務警護官分隊】>:防御5 近距離12 中距離12 隠蔽自動成功 →<【ゴロネコ整備郵便分隊】>:防御11 整備30 ○よく使われる一般評価 #戦闘中、よくリクエストのある一般評価が一番高い部隊と数値を記載。 #歩兵とI=Dの両方を記載。そしてダイアビは別記。金剛の翼については、ダガーなしとして比較。 感覚(歩兵):31:<akiharu国部隊> 知識(歩兵):44:<フィーブルサイバー部隊> 幸運(歩兵):43:<【ナビガトリア師団】> 感覚(I=D):67:<【FEG騎士団~草原の翼】> 知識(I=D):48:<【FEG騎士団~草原の翼】> 幸運(I=D):45:<【FEG騎士団~草原の翼】> 感覚(ダイアビ):113 知識(ダイアビ):79 幸運(ダイアビ):87