約 2,552,166 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/143.html
ページ:1 2 お題 Sixth sense 開催期間 2006/03/15~2004/03/26 参加作品数 18 審査員 8人 本スレ 16の398-552? 議論スレ 13の31-101? 【チャンプ】 音楽は武装する(んなこたーない):3点 受験:3点 【準チャンプ】 六人の男達(即興詩人):2点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 399-400 無題 - - 401 音楽は武装する んなこたーない 2 402 受験 - 2 403 無題 - - 404-405 しあわせな娘 - 1 406 微笑みで一喜一憂 - - 407-408 『語るにオチ作るは、ナンセンス?』 詩種 - 409-410 得てして - 1 411-413 第六感総合管理室 soft 1 414 わすれもの - - 415-418 公僕心中 - 1 419 moved ミミン - 420-424,426 Vampire s gloss nude メタリック竹輪〔Remodeling〕 - 425 六人の男達 即興詩人 2 427 牝犬 リーフレイン - 429 落ちる - - 430 Sexth sense 玉こんにゃく - 432-435 鏡のなか - - 【審査員】 Canopus ◆DYj1h.j3e. メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo シオン ◆poetsyov/2 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU 【採点レス】 525 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/26(日) 22 17 53 ID QNaW+FBZ 401音楽は武装する 404-405しあわせな娘 425六人の男達 に1点づつ。 526 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/26(日) 22 46 18 ID eZtti80O 401 音楽は武装する ID j1A1SXVG氏 402 受験 ID 2hV3TlNW氏 409-410 得てして ID CXNcH5aT氏 531 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2006/03/27(月) 23 34 10 ID QfwLfrVx 1点、 425:六人の男達:ID 8q47Rwuh氏 533 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [sage] 投稿日:2006/03/28(火) 22 05 41 ID ltCOcVIm 402 受験 412 第六感総合管理室 415 公僕心中 (審査の結果、3人同点で決選投票になりました) No. タイトル 作者 点数 401 音楽は武装する んなこたーない 3 402 受験 - 3 425 六人の男達 即興詩人 2 【審査員(決選投票)】 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU 葉土 ◆Rain/1Ex.w シオン ◆poetsyov/2 ◆UnderDv67M Canopus ◆DYj1h.j3e. ◆notePDkbPQ 山田 ◆jipx.wAXvs 【決選投票】 538 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/29(水) 00 45 38 ID ukx9dVXb 401:音楽は武装する:ID j1A1SXVG氏 に一票 539 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [sage] 投稿日:2006/03/29(水) 01 29 43 ID N89AOcjV 402 受験 に1票 540 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2006/03/29(水) 10 58 15 ID 3s/T8tfj 401:音楽は武装する:ID j1A1SXVG氏 に一票 541 名前:シオン ◆poetsyov/2 [] 投稿日:2006/03/29(水) 18 33 13 ID TVDh50FG 425:六人の男達:ID 8q47Rwuh氏 に一票! 542 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/03/29(水) 18 42 52 ID ySsegC// 俺は 425を推す 425に一票 544 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/29(水) 20 13 47 ID PHrrvroK 401 『音楽は武装する』に1票 。 548 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2006/03/30(木) 20 05 18 ID ufacrniP 402 受験 に1票 550 名前:山田 ◆jipx.wAXvs [] 投稿日:2006/03/30(木) 22 25 07 ID Z+PaxQ5U 402 受験 に一票 作品 ■▲▼ 「朝が未だに訪れないのは」貴方が、朝の邪魔をするからで、 いつまでたっても、辞めようとしない、賛美歌と指遊びのせいで、 私は昨日から眠たいのですが、そうはいっても、貴方はわがまま だけはりっぱですから、いつまでたっても私の言うことを聞かない のです、昨日から、何度、貴方の右手はステップを刻んでいるの でしょうか、私が、寝ようとする度に、貴方は、新しい遊びを思いつ いて、私の邪魔をするのです、貴方からすれば、私の邪魔をしてい るつもりはないのでしょうが、貴方が、一人で、続ける指遊びの勝敗 が私にも気になるのです、何しろ、貴方が負けた時、私は貴方に、自 分の指を差し出さなければいけないのですから、貴方は、私の差し出し た指を、小さな口で強くかんで、奪い取るものですから、その時の痛み といったら、体中の全感覚が押し込められたようになるのです、貴方が、 眠る頃、朝もやの中を、一発の銃声が、駆け抜け、私は眠った貴 方の小指を少しだけ優しく噛んでから、貴方の側で目を閉じるのです 399-400 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/15(水) 06 14 33 ID IjvKZ6bq 【コメント】 32 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 01 38 25 ID ZyJzjJd4 399 無題 無題にしたのは理由があるのかわからないけれど 銃声 というタイトルが似合いそうだなと思った 私が勝手に感じたのだが 何時だったかの回「林檎を齧るループの詩」の作者さんの切り口に似ているね 同じ作者さんかな? 違ったらごめんなさい 指遊びをするのは 赤ちゃん 子供 大人 どの段階にでも取れて不思議な魅力がある 性別は男とは書かれていないけれどそう感じ取れた 朝に響く銃声と小さな口の描写によって鼓動と温もりが際立ったように思えた 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 399 『朝が未だに訪れないのは』 残酷で透明な世界観。ことばは繊細と言 うよりも、ザックリとした歯触りが残る感じで、そのアンバランスは面白いも のの、微妙な違和感があるね。 77 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 21 26 ID nt8R/lR7 399 。を使わずに”、”を使用することにこだわっているところをみると、基本的に一文で書き上げたかったのだと思う。 実は数文になっている。流れはとてもよいので、こだわらずに”。”点を打ってしまったほうが 素直でよかったような気がする。(読点の量がやや多い。息切れしたような感触になって効果をやや削いでいる。) 水道の蛇口を開きっぱなしにしたような長い表現が面白い。 朝の邪魔をする賛美歌と指遊びというイメージは作者の内部にあるポエジーの暴走(あるいは跳躍) であるうかと。勝ち負けによって作者自身が痛みつけられるというのも象徴的で素敵。 ”朝もやの中の一発の銃声”が終盤へむかうキッカケになっているのだけれど、少々既存の材料に逃げたかなと感じた。 ■▲▼ 音楽は武装する エメラルドの潮風が 起重機船を転覆させる 卑屈な女の姿態のように ねじ曲がりそしてよじれては折れる ウインチを巻いた数本の手と手 浜辺に寝そべり 君は見つめる 絞首台の上に置かれた 塑像のようなあのトロフィーを ――やがて音楽は武装する。 父と母 テーブルを挟んで相対すれば 無言の卑猥をただよわせ 熱狂的に食事は続く オレンジや卵 アスパラガスを追跡せよ 宗教的な儀式のあとで 君は眠る 地下5階は鉛のシェルター 朝のランプは砕いてしまえ、と ――やがて音楽は武装する。 紳士なら 除幕式にはフロックコート 舞踏会にもフロックコート 一皿のスープがたらい回され ここにひとつの哲学が生まれる 「スープは冷める」 なるほど 君はスープを飲み干す 「見えますか、あなた、アドバルーンが聖句を吹聴しているのが? ねえ、そこのあなた!」 ――やがて音楽は武装する。 浜辺に寝そべり 君は考える 失意と悲劇 そしていくつかの復讐を 真夏のいらただしい暑熱にうなされ 君の殺意は沸騰するが 君はどこへも行けない どこへも決してたどり着けない なぜなら君は 一個の死体でいるのがお似合いだからだ(はたして本当にスープは冷めるのか?) 見たまえ!――太陽が、君の背中に銃口を擬する。 401 名前:音楽は武装する[sage] 投稿日:2006/03/15(水) 15 53 13 ID j1A1SXVG 【コメント】 552 名前:んなこたーない[] 投稿日:2006/03/32(土) 00 57 59 ID yfgJy/Iw 401 ID j1A1SXVG氏です 次回お題はホイットマンに倣って 「私自身の歌」にさせてもらいます 44 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/25(土) 01 56 31 ID 7uJSgjZ7 401 :音楽は武装する 段落ごと景色とモチーフを追っていくと 象徴的で力強く 主張がある 言語が織り成す意味合いよりも 一行ごとの絵画(モチーフ一つ一つが鮮明で強い) として イメージを鑑賞するのでも味わい深い 「やがて音楽は武装する」 硬質なフレーズが段落ごとに配されていて 緊張まではいかないけれど ピリッとした空気が小粋でよいな 音楽とは何だ? 音楽とは社会性があり直接的で 影響力のある芸術でもある そしてある情勢においての反抗手段 武装 知的さが先行してしまっている詩なので きっと読み手を選んでしまう のかもともおもうけど 私は結構好きなんだなこういった切り口は この世界観は 英詩にしたら尚素敵なのではなかろうか? 過信するべからず 音楽はそう告げる(私が感じ取ったものだよ) なんというか冷静 全ての存在や事象に対し 過信せず 景色から 動作まで シャープに切り取っているのだね ここが優れてる >本当にスープは冷めるのか? >見たまえ!――太陽が、君の背中に銃口を擬する。 この詩が今回もっとも残像として読後に残った詩だ ワンフレーズ毎のカットが意志的で美しい もっと大きな意識で物事を認識していたいと聞こえてくる 最終連のクローズアップの見事さよ ○過信せずこの手で探ろうという鋭利な眼差しもシックスセンスと思えた 竹輪賞 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 401 『音楽は武装する』 正統的なシュルリアリズム、という印象。音楽も また、ブーレーズ的な前衛を感じさせる。1連めは見事な導入だと思う。その 分、後半部分のイメージの膨らみが物足りなく感じた。 77 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 21 26 ID nt8R/lR7 途切れ途切れですが、、感想 401 音楽は武装する 鮎川信夫ばりの古風なフランス映画のような点描画に ”やがて音楽は武装する。”という世界の緊張を予期させる語句が入る。 軽妙かつアイロニカルな世界は繰り返し現われるこの言葉によって 金槌で打たれたように震撼し、最後の太陽の銃によって破滅(あるいは誕生、もしかしたら終末) を迎える。 点描詩としても秀逸であり、それを更に音楽によって引き締めた非常に良い詩だと思う。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点 【決選投票】 3点(チャンプ作品) メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e. 1点 ■▲▼ 受験 六角鉛筆にかけるほどの将来 402 名前:受験[(これは投稿作品です)] 投稿日:2006/03/15(水) 19 47 07 ID 2hV3TlNW 【コメント】 32 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 01 38 25 ID ZyJzjJd4 402 受験 やはり同じ鉛筆とはいえども転がす人によると思う 鉛筆を構えている姿が想像出来た 転がせ鉛筆! 大きく読みとけばいざとなれば自分が転がってしまえばいいのだろー 自力 どんな手段でもかまいやしない けれど紛れもない直感である 六面の選び取る感 第六面に対し第六感を使い 転がすことによって六分の一を選び取ることによって決定される 一つの答え そしてその回答によって進路が決定されてゆくなんて 皮肉でもあるな まさにザ・シックスセンス 気に入った 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 402 『受験』 おお、たしかに第六感。「ほどの」は投げやりな感じの演出 かな。 77 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 21 26 ID nt8R/lR7 402 受験 もしかして、一行詩の常連さんなのではないかと。。 うまい。(毎回これしか言わなくてすまない。)6角ってのがお題とダブルにかかってて、にやっと笑った。 人間、何やってても最後の最後は運に頼る部分があるのだ。 【得点】 2点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU:1点 【決選投票】 3点(チャンプ作品) 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU 1点 ◆notePDkbPQ 1点 山田 ◆jipx.wAXvs 1点 ■▲▼ あああああああああああああ おとうさん の ちんこ が ちいさい ので おれは せが ちいさい にほんじんに なって しまった! コンプレックス に まみれ あまりの ひげき せいに おれは おかあさん の いはい に おしっこ かける やい あばずれ おまえの ちこう だらけの きたない マンコ からうまれた せいで おれは いんきん しっしんに かかった おとうさん の ちんこで その がばがばした まんこが たりなかったので なんども おれの あたまで おなにーを ぶっこいて いただいたので おんがえし が できたので ございます てんのう へいか おけつを ぜひ おあげください みしまいずむに のっとって わたくしの さしでがましい ちんこで けつの あなを おみたししなければ いけない からで ございます しりをいじくった うんこまみれの ちんこで しょじょを レイプすると ハンセンしびょうが なおるからでございます。 おれ は イランじんの ばいしゅんふに ぶたにくを くわせて スタミナを つけたうえで マホメッドの ちんこを すいたい ひどい よくあつの せいで おかまに めざめたからで ございます もうしわけ ございません おとうさん まんおく ひきの せいし を どうわじぎょうと いつわって しゃせいしました 403 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/03/15(水) 20 08 08 ID ryiiLAtn 【コメント】 33 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 01 47 35 ID ZyJzjJd4 403 無題 あああああああああああああって読んでる私も弱く叫んでしまえた! 因果関係がどうみても繋がらず 偏った主観で好き勝手 笑 おとうさんのちんこがちいさいせいで→せがちいさいにほんじんになってしまった! ありえない発想 これでは 背が小さい日本人はちいさいちんこから生まれることになってしまう! 等 突っ込みドコロ満載 イメージから欲求を満たしきれない渇望がうかがえた どうにもできない要因を他者になすりつけながら そして 自己本位の欲求に巻き込み 閃く瞬発とは一過性のものでありまするな 直感で繋いだイメージだとすれば不平不満の処理どころを探っているうちに 我慢しきれずぶちまけてしまったようにとれました 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 403 『ああああああ…』 世に満ちている差別やタブーがテーマで、ぼくは それには深い興味を抱くんだけど、ここではズラズラと並べ立てただけに終っ てて、あまり心に響いてこないな…。 78 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 22 44 ID nt8R/lR7 403 これを高評価するのは結構問題かもしれないし、確実に書いた本人も高評価して欲しくはないだろうなという 気がした。けど、これ何回も読んじゃいましたよ。美しい詩ではなくても、力のある詩だと思う。 下品道一直線なわけだけど、逆に品を感じるのは貶めてる対象ってのが、 まずは本人(と親) 次に、手の届きようがないほどの上位者(天皇陛下とマホメッド) であるって部分のせい。 自分いじめ(強いものへの歯向かい)じゃあっても弱いものいじめじゃあないところが爽快だった。 いや、汚いのは汚いんだけどね、、、つか本人きっとホモでもなんでもなくて、むしろホモぜったい嫌って 男なんじゃあないかと思う。一種の自虐でありながら、同情のかけらも欲しがってない潔さが読みとれる。 尊敬語と罵倒の混在した文体がすごかった。何故か昭和天皇陛下を思い出したのだけれど、 それはやっぱり三島イズムのせいなんだろうか。 もっと追い込んでみれないだろうか?読み手のわがままなわけだけど、まだ壁の内側のような気がする。 いや、狂えといっているわけじゃあないんだけどね。(そういってんのと同値かな) 85 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/30(木) 00 34 13 ID ZwMnGyRr 403が素晴らしかった。ここ1年で読んだ詩の中でもっとも印象的だった。 詩はいずれかの タブー にふれることが前提にあるのだというのが持論なのだけど(善悪を問わない意味でのタブー)、それが見事に暴露されている。 表層的であるがゆえにタブーを掠めとったこの詩は、この場においてもっとも評価されるべきと想う。 86 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 01 46 40 ID o7Hmgfud あ、俺も403が佳かったな。 審査してないから発言権無いんだけどw 87 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 07 53 15 ID wDS0LY5c タブーていう問題に触れるなら、ここは2chなので板的にはすでに陳腐化してて、それをどう料理するかつうレベルにあると思うんですよ。 先駆性は薄いような気がします。通行人氏のスレッドにいけば基本ですし。 ここ一年の投稿なら構造氏のへのころちゃんを買います、詩的な展開ならばボルカ氏のコットンブルー、探せば沢山あると、、、。ここ一週間の投稿からならば雨森氏の魔法少女が楽しかったです。 実際評書きながら頭にあったのはへのころちゃんで比べてしまえばまだまだだと思ったんでああいう評になりました。 88 名前:ゼッケン ◆YWWQB7OsPw [sage] 投稿日:2006/03/30(木) 09 00 52 ID wcZJxgBc 403はタブーに触れたのがいいんじゃなくて、昇華しない劣等感のきたなさが書かれてるから印象に残ります。 sixth senseとして染み付いてしまった劣等感を転嫁する人間がまず肉親しかいない。 この時点でこの作品はよく研究されているなと感じます。 それから、自分は痛みを感じない場所にあるタブーを破ることに向かうことで 中身のない全能感を得るというストーリー展開がすばらしいですね。 コンプレックスを救わずに書いているのが、救いのなさの深さで、 これはもう、お大事にとしかいいようがないです。 89 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [sage] 投稿日:2006/03/30(木) 20 34 54 ID 939JIRL4 403読みました。僕もこれ面白かった。 刑務所の中の狂聖の叫びですね 90 名前:Metallic Bamboo Ring〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/30(木) 22 19 23 ID mJ0PILO2 403の評はもう書いてあるので省略 この作品は「タブー」が主題ではないと思い読み取ったのね この表現の必然性はね 現在進行形の内に向かう思いが主だと感じた 確かにすごく良いと思うしかし描かれていない部分に思いを馳せさせる 読み手の感情に入り込む要素が主に 「昇華しきらない文面の言葉そのまま」な部分 なので印象にのこりやすいのは確か お題には忠実であってもリルケとの関連 読み手に投げる形の作品であるので 良作であるけれど 私は「第六感を強くは感じ取れなかった」 でも確かに印象に残る 力強さはある つか皆様 そうおもーなら 次から是非審査員宣言して審査に参加してくださいな 審査員足りなすぎですょん 96 名前:85[] 投稿日:2006/03/32(土) 00 18 23 ID LW8GTAcn タブーというのがありふれているというが、 それでは現代におけるタブーをあげろといえば難しいと想う 403には、ある者には政治的つまり人間的な意味においての差別用語が散りばめられている。 しかしこれは上の人もいうように自己の表現の文脈上にある。 内省的な事柄を、自分ではないものつまり「差別用語」でアイデンティティを構築している点で、クィア理論にも似た脱構築の論理を感じた。 タブーはありふれていないしありふれたタブーはタブーたりえない。差別用語それ単体の持つ力に驚いたし、この詩には言葉の脱構築性があった 97 名前:85[] 投稿日:2006/03/32(土) 00 20 41 ID LW8GTAcn そしてコテハンを持たない匿名性において403という同一性のうちに発表されたことがよかったと想う ■▲▼ しあわせな娘 それは例えばそういうものではないのです 母の薄い腹の皮の下で渦巻いていたものだとか そういうわけではないのです それは鶏で それは朝がくるたびにけろけろと威勢のいい大声を立てて無意味に静寂を乱す その程度のものなのです 後生です後生です どうかどうか お頼み申しますお頼み申します 母の願いとは。いつも、嗚呼いつも。 届かないものである。 古今東西あらゆる文献が示すとおりである。これ、世間の常識。 膿 をどろどろと身に纏たるその肉塊を 幼女はその小さな口へと運ぶ 桜色の薄い唇を 膿は汚し犯し辱め 「期待などしておりませぬので」 ところが『どっこい』 先生ご覧になりましたか? 庭にスイートピーが咲き。 スイートピーが咲き。スイートピーが咲き。スイートピーが咲き。 スイートピーが。スイートピーを。スイート 私は しあわせですね( )。 おそらく たぶん 求められる答えを正確にしかも素早く 嘘だ 嘘だ 心中の言葉は誰にも漏れず渦巻き渦巻き 温かくて 気持ちが、いや、心地が いいです。 ○○○○○○○○○――リピートくりかえしリピート――○○○○○○○○○ ええまたです。 悲劇は繰り返される。 やァれやれ。今度は さんのとこかい。 永遠に。 と、書いて「とわに」と読む。 さあ咲き乱れるはきぃくぅのぉはぁなぁ~♪ 涙流せよ乙女 取りすがれよ乙女 嗚咽しろよ乙女 さすれば道は開かれん! おかあさまうんでくだすってありがとうございました 『愛は ないさ。 ラブ イズ !!!』 オーヴァー うんでくだすって、ありがとう、ございました END or ENDRESS 404-405 名前: しあわせな娘[sage] 投稿日:2006/03/15(水) 22 20 07 ID tLfHrFFa 【コメント】 38 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 19 35 05 ID ZyJzjJd4 404-405 しあわせな娘 自我を押さえ込むことが生きること なにやら娘 悲鳴を笑い声に変えて回って 春にいる 密接に関わる人との距離と関係の仕方で人格形成は行なわれるらしい 直感で相手の答えてほしい答えを意に反して言いながら生きていく苦痛とその苦痛を快感に思わなけりゃ うまく生きてけないんだ そういった心情が察知出来ました はっちゃけているようでシリアスだし 悲しげに残酷で痛快 素敵なフレーズもある > さあ咲き乱れるはきぃくぅのぉはぁなぁ~♪ >涙流せよ乙女 取りすがれよ乙女 嗚咽しろよ乙女 なんというのかいきなり後ろから殴られたような読感 既に崩壊している生きる秩序をとらえているのかとも 不信感をもものともせず はた目から見れば幸せに映る娘の心境を見たような気分 直感を直感と意識せずに生きていくしかないのか 境遇や感受により これが働きやすい場面が多ければ 危機を覚えやすいものでもあるななどと読んだ後に残る 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 404-405 『しあわせな娘』 ありとあらゆる乙女チックなものと、女の奥に ひそむ秘蹟を、取捨選択して詰められるだけ詰め込んだなあ。やりすぎの感は かなりあるけど、その力量には感心しました。 78 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 22 44 ID nt8R/lR7 404-405 しあわせな娘 乙女と陵辱はセットなのかもしれないと思う今日この頃。 赤いスイートピーの唄が脳裏を流れて能天気な松○聖○の丈夫な嘘なきが詩のバックボーンを成しているかも しれないと感じた一品でした。 文字列の配置が非常にリズミカルでうまい。散乱したような乙女の心象がアップテンポで 伝わってきました。(諦めとか、哀しさとかが入っているんだけどそれを物凄くハイセンスに 乾いた心情にしたててある。媚びていない。) 100 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/03/32(土) 23 15 57 ID u4Ia8VKC 「しあわせな娘」書きました。 第六感=貞子=女性?モンスター…悲しみ、蔑み。。。陵辱?? そんな連想ゲームでぱっとひらめいたのをばばっと書きました。 あとから読むとまだ書き直したいところもあるけれど、 でも書き直したら今の僕の技量では余計拙くなるような気もして…そんな詩です。 点を頂けて嬉しかったです。ありがとうございました。 審査員の皆様、参加者の皆様お疲れ様でした。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 微笑みで一喜一憂 俺の直感は たまには当たる あの娘の微笑みは本物だ ぜったいぜったい 愛想笑いなんかじゃない 目が明るいもの 声が生きているもの 君の笑顔 本当の笑顔 俺がずっとずっと 欲しかったものを 君は くれた 俺の直感は あてにはならねえ 気のせいだ そうに決まってる でもなあ 目を逸らしたがっているような 眉間が曇っているような うう やだなあ 君の笑顔 まぼろしの笑顔 大切にしたいのだけど ゆらめいている 君よ 逃げないで あの娘の微笑みで 微笑だけで 何やってんだ 俺 406 名前:微笑みで一喜一憂[sage] 投稿日:2006/03/16(木) 21 15 22 ID Z8vZkATx 【コメント】 37 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 19 33 16 ID ZyJzjJd4 406 微笑みで一喜一憂 心のゆらめきを思考排除で綴ったところが良い 微笑みを見る(視覚にて切り取る) 相手に対して持っている思い(片思いらしき秘めたものだね)に重ねて 目と声の状態から特別な微笑みであることを望んでいる だから察知した表情を記憶して揺れるのだろう 素直な推移をそのまま流れにして実は直感でその答えをまぼろしの笑顔ととらえてちょっぴりがっかりしつつも 些細なことでゆらめく瞬間を切り取っていて共感出来る 透明で素直な流れの始まりに 決めフレーズが一つあると強くなると思ったな 特に匂い系の 背景である景色の匂いを一言入れてしまったりね 雨の匂い駆け巡った後 黄色いチューリップが揺れている とかなんか 笑 研ぎ澄ませその素直さは武器になるよ 51 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 11 05 ID QNaW+FBZ 406 『微笑みで一喜一憂』 うん、なんだ、まー、その、可愛い娘ってのは 性格も可愛くて、特別好きじゃなくても、とびきりの笑顔をプレゼントしてく れるもんなんだ、だから可愛いんだよなあ。 94 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 22 31 56 ID VXnBBFX9 「微笑みで一喜一憂 」かきました。改題します。「微笑みだけで一喜一憂 」ぴったり10文字! 竹輪さん、ありがとうございます。毎回真っ直ぐです。彼女に気が行って、背景まで気が向き ませんでした。そのフレーズちょっと入れてみますね。ぐっと、男が上がるかも。かっこいいですね。 カノープスさん、恋愛論ありがとうございます。でも、「とびきりの笑顔」が、自分 だけのものじゃなきゃ、可愛くないのです。私はわがままです。 シオンさん、ありがとうございます。男は初々しいのです。冷静で居られないのです。 今している恋が、いつでも自分の初恋なのです。 ■▲▼ 『語るにオチ作るは、ナンセンス?』 突然の眩暈 薫り誘(イザナ)われて意識 観て 嗅いで 触れて 口に含む くるくる くりくり 伸びた蔓 指絡ませ戯れる 針は動かない 一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚目は 無い 蒼い文字盤数えつつ 耳を傾け声を聴く やはり 聞こえない 南米原産 時計草 亦の名前は“パッションフラワー” それは 激情の花ではなく キリスト受難の花なれど 聖なる藍は うつら うつら より本能へ より野性へと回帰 感覚は 人と獣の“境界”へ・・・ そう 教会 聖書に 第六巻まであっただろうか? そんな事 知りはしないが 聖書が記した666は 獣の数字 脳髄ぷにぷに 洪水スイスイ ノアが受けた天啓 真だろうか? ROCKの神様 教えてplease 性・ナル・愛は 虚ら 現ら って、ギリギリ キリキリ、うっさいわ!! 覚醒 書く性 騙に落ちる そんな事、どうでも好いジャマイカ。 珈琲、片手に息巻いて 風は吹く 噴く 芭蕉の扇子は、良いらしい。 風邪の悪寒は、唐突らしい。 恋の予感に、恍惚らしい。 ウチのオカンは、深刻らしい。 ウダウダ グダグダ、くだ巻いて、時計の針はすぐ巻いて! 私にセンスは、無いらしい。 ファッションチェックは、して欲しい。 どうでも良いけど要するに、トンチン勘なsixth sense。 ロクデナシな私の頭には、“零”的senseが、お似合いかしら? あっ!!今、背中越し、生暖かく悪寒な予感・・・。 407-408 名前:『語るにオチ作るは、ナンセンス?』[sage] 投稿日:2006/03/18(土) 05 31 57 ID 1AHP4Qpt 【コメント】 38 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 19 35 05 ID ZyJzjJd4 407-408 『語るにオチ作るは、ナンセンス?』 書きながら乗ったと思われる語調と連想言葉遊びが魅力的 力技ではなくゆるいつながりの撓む部分になんとも閃きというか 制御の無い無駄(この無駄に価値があるのだ)がわきだしているではないか 言葉自体を楽しんでイメージ自体も楽しんで発想自体をも楽しんでいるのがわかる そして自分に回帰する日常的でもあるしモチーフの意味を無視しておし進めても自分に回帰する うんナンセンス シックスセンスに霊的センスも含まれているはずジャマイカ というかかなり好きなはっちゃけの仕方をしていて気に入ってしまった 笑 52 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 12 36 ID QNaW+FBZ 407-408 『語りにオチ作るは、ナンセンス?』 韻を踏んでんだか踏んでな いんだか分んないビミョーなことば遣いで、第六感を使わずに第六感について の詩を書くという、趣向は凝らしてるんだけど、読後感は正直ビミョー…。 78 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 22 44 ID nt8R/lR7 407 語るのオチ作るは、ナンセンス? 気持ちいい。 84 名前:詩種 ◆IZByFxSDAg [sage] 投稿日:2006/03/29(水) 01 55 47 ID cxxIStmu 皆様、評価して頂きありがとうごさいました。 407ー408『語るにオチ作るは、ナンセンス?』を書き、初参加させて頂きました詩種です。 今回、お題が【Sixth sense】なだけに、語感(五感)+α(閃き)で書いてみました。 最後まで、洒落ですいません。m(_ _)m 言葉に掛詞を含ませつつ、連想ゲームのように、イメージを連鎖させ書いたつもりです。えー、ですが投稿時、既に私自身、ピースの欠けたパズルのような感覚があり、読み手への配慮が欠けていたなと、ひしひしと実感しております。 まぁ、それが投稿時の私の限界だったのだとも、自覚しており、それも好いジャマイカと諦観しつつも、反省してますです。はい。(笑 因みに、「時計草」を持ってきたのは、Sixth sense→第六感→ロク、数字→C"lock"(時計)&好きな花、と言う語感&単純な理由からの閃きです。 あと、南米原産←ジャマイカ←珈琲→覚醒、珈琲←噴く、って感じで繋がってたり、その他、諸々だったりする訳ですが…。 すいません。“首を洗って”出直してきます。(爆 ■▲▼ 得てして 吐き出した煙草の煙をよく見てみると 細かな粒子が蛍光灯の光を塗しながら キラキラ蠢きながら泳いでいった 「しまった、ボクは失ってしまったぞ」 漠然とした喪失感に体中が鋭く震え始めたが ボクの関節が錆びついているのも 口から上がスパッと切れているのも ふわふわと浮ついて堪らないのも そのくせやけに脹脛が重くて仕方がないのも ついでながら肩が凝っているのも よくよく考えてみれば それらは以前からそうなのだ 慌ててカレンダーを手繰り寄せ 一生懸命に手を突き出し潜り込もうとしたが 黒文字がボクを拒んでいる ボクが黒文字を拒んでいる 過食気味の吐き気すら覚える ボクはいったいいつあれを失ったのだ あの頃かあの頃かあの頃かあの頃だ そうだあの頃捨てたのだ 邪魔だったから捨てたのだ 怒られたから捨てたのだ 必要なかったから捨てたのだ 手で小さく丸めてポンとゴミ箱に投げ捨てたのだった ゴミ箱に手を突っ込む できるだけ顔は離してみるが 納豆のように濁った黄色い匂いが顔に纏わりつく 嗚咽をあげる わからないなんでこんなことをしているのかがわからない どこにあるのかもわからない 止め時さえもわからないのだ くだらないわからない意味がない ボクはもうバラバラなのだ 失くしたくなかったのだ本当は失くしたくなかったのだ ゴミ箱に顔を突っ込み吐き続ける 409-410 名前:得てして[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 00 17 45 ID CXNcH5aT 【コメント】 39 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 19 38 43 ID ZyJzjJd4 409 得てして 出だしの煙草のけむりと光の描写が一際よい 喪失感がたとえようもなく醸されていて この作品には言葉にしようもない第六感を感じる 喪失 後悔 自己崩壊 堕落 このへんにも付き纏い漂うものだとも思う 退廃 とも似ているけれどちょっと質感が違う 動物的嗅覚で嗅ぎ分けるよりもっと残酷なまでにシビアな生存選択 “Bad”トリップしているようでもある 無くす捨てる失うからには一旦得ているのだから 説明は出来ないけれどこの喪失の図について論理的な思考により生きる選択をしつづけなくてはならない境遇にある人であれば どうにも説明がつきにくい六感や直感に身委ねて生きる事が破滅的であるのだとも取れる 描きだした蛍光灯の光の下にはやたら深い意味が込められているように思う 52 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 12 36 ID QNaW+FBZ 409-410 『得てして』 後半に頻出するリフレインが焦りをうまく演出して いるし、構成もすっきりしている。なんだけど…詩としての感慨には一歩足り ない、かなあ。文章は巧いんだけど。 【得点】 1点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点 ■▲▼ 第六感総合管理室 「おい、5489671番は送ったか?」 「いやまだです。」 「昨日までにしておけと言っただろ。」 「まだ早すぎやしませんかね。」 二つの影のような者が話していた。人間で言えば、一つは若者、一つは中年といった感じか。 その部屋に窓はなかった。ドアはある。 窓があっても見る景色がない。見る者もいない。 というのも外(と言っていいのか)は全くの透明の世界だからだ。 大地も天空もなく、前後左右があるかも定かではない。 ただこの部屋だけは区切られ奥行きや高さが存在している。 部屋の中は機械でいっぱいであった。小さい電気ランプが無数にあり 青や赤や黄色や緑に光っている。 その中でも一際大きい機械から音が流れる。 ピーピーピピーピーピピピ 「ほれ見ろ。上も催促してきている。」 「でもやはりまだ…」 「命令に背くのかね。」 「そうではないです。でもこういう事を考えませんか?」 「なんだ。」 「知らさない方が人間のためではないかと。」 「そういう考えはよしたまえ。考えても無駄だ。」 「はあ。」 若い影は仕方がないといった風にボタンを押し、モニターを写した。 「本当にこれを送るんですね?」 「そうだと言っているだろう。早くしろ。」 「これを全ての人間に送るんですね?」 「最後の仕事なのだ。いいから早く送れ。」 ビーーーーーーー 機械が動き始めた。 次の瞬間、地球から叫び声が聞こえた。 人間たちは感じ取った。無数の隕石が地球を焼き尽くすと。 411-413 名前:第六感総合”管理”室 1/2[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 23 18 43 ID F2wtFWf1 【コメント】 32 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/24(金) 01 38 25 ID ZyJzjJd4 411-412 第六感総合管理室 何処の星にあるのかわからないけどもしかしたら こういう特定の生物やらの精神を操ることの可能な生物が存在してもおかしくないなと思った 銀河鉄道999の世界にありそうだ 笑 シンプルなのだけど慎重に対話を書き出している所と 対比がある会社のワンシーンのようで妙なリアリティがある 何気なく 空気の書き出し方が洒落ているのに注目 52 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/26(日) 03 12 36 ID QNaW+FBZ 411-413 『第六感総合“管理”室』 結末までは「これからどうなるんだろ う」とワクワクしながら読んでたが、唐突なラストに戸惑った。無数の隕石の イメージが、かなり非科学的なシチュエーションに思えるのはぼくだけか? 78 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 12 22 44 ID nt8R/lR7 411 題六感総合管理室 ショートショートの一品。 これって、どのくらいのタイムラグなのか是非しりたかった。(実際の衝突までの残り時間) 91 名前:soft ◆soft/e/9Do [sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 23 33 ID Daj0JuqD 第六感総合管理室 書きました。 自分の中の設定では宇宙人じゃなかったんだけど 書いてく内に宇宙SFみたいになってしまった。 投稿してから思ったけど最後のヲチはむしろ書かない方がよかったかも。 点くれた玉こんに多謝 【得点】 1点 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU:1点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/gunpod11/pages/80.html
■T17共和国戦闘序列(EV177)■ #Ev177用の戦闘序列。 #輸送に関するまとめはこちら #http //www19.atwiki.jp/orionresident/pages/67.html #基本的に帝國の艦隊に同行し、共同して作戦に当たる。 ○部隊指揮官:高原鋼一郎@キノウツン藩国 /*/ ○部隊一覧&URL <【FEG騎士団~草原の翼】>http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/568.html <【FEG治安維持部隊~金剛の盾】>http //www29.atwiki.jp/feg2/pages/560.html <キノウツン藩国部隊> http //www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/547.html ○部隊(初期)AR一覧表 <【FEG騎士団~草原の翼】>20 <【FEG治安維持部隊~金剛の盾】>13 <キノウツン藩国部隊> 15 ⇒<高原と木材>15 ⇒<船橋と沢邑>15 ⇒<青狸と蓬莱山>15 ⇒<桜城と浅田>15 ○部隊評価値一覧 <【FEG騎士団~草原の翼】>:装甲146 遠距離145 偵察174 #機体内同調自動成功 <【FEG治安維持部隊~金剛の盾】>:装甲54 白兵58 近距離56 対空27 <キノウツン藩国部隊> :敏捷防御60 遠距離86 対空77 白兵62 #AR5消費後、全評価+5 ⇒<高原と木材>:敏捷防御54 遠距離77 対空71 白兵60 #AR5消費後、全評価+5 ⇒<船橋と沢邑>:敏捷防御53 遠距離79 対空70 白兵52 #AR5消費後、全評価+5 ⇒<青狸と蓬莱山>:敏捷防御52 遠距離81 対空69 白兵49 #AR5消費後、全評価+5 ⇒<桜城と浅田>:敏捷防御52 遠距離76 対空69 白兵49 #AR5消費後、全評価+5 備考: 全て戦闘時かつ中距離戦については記載を省略(まず発生しないので) FEG金剛の盾については、ダガーを使える前提の数値を記載。 ダイアビシニアンについては、対要塞戦自動成功レベルというNWC発言が過去にあり。 #評価が高すぎて補正が溶けたという芝村さん談。 うささんの対空評価は{(対空ミサイル使用数×2)-2}で増減(最大8発まで)。 #1発ずつ使う想定で記載。一斉射なら本隊の場合(AR15時点)で91。 うささんの白兵攻撃はオプションによるもののため、各機1回ずつしか使えない。 うささんの航路1については、既に宰相府への移動で使用済み。 是空さんの絶技一覧 絶技音速剣:(白兵距離での)攻撃、評価+16 トリック:トリックを使うと敵は一つの勘違いを行う。 パーム:手から60cm立方体以下のアイテムを取り出す 分身::使用者は1d6体になる。 ブルータイツマン:ブルータイツマンは空を飛ぶことが出来る。 ○よく使われる一般評価 #戦闘中、よくリクエストのある一般評価が一番高い部隊と数値を記載。 #今回単独判定を使うとしたらダイアビか歩兵だと見て分割記載 感覚(歩兵):34 #ダガーあり47 知識(歩兵):34 幸運(歩兵):33 感覚(ダイアビ):152 #戦闘時174 知識(ダイアビ):92 #戦闘時114 幸運(ダイアビ):94 #戦闘時116
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/497.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 胸のなかの世界 107 名前:胸のなかの世界[] 投稿日:02/12/23 04 25 ID 5xyXEMVp ほろほろとこぼれる。風の力にも飛んでしまうようなはかなさ。 意思もなく。憧れもなく。バランスもない。 音がしている。小さな音だ。気がつけば気まぐれな風穴を満たす音もする 目的も決まってる。時間と二人三脚してる。休みたいなど思う事もない。 締めつけられたり。躍り上がり。心ありという心無いともいったり。 精神は頭脳にあり。食道を通って胃をとおり。食物は腸にたまり。 身体のなかでも身の詰まっていない部分だ。 だからここには何も残らない。自分ではないものがここに居る。 見てくれこれがドラキュラの灰になって消えた胸だ。 詰まっていたのは不死者の自分ではないものだ。ドラキュラは生きたかった。 しかし死にたかった。自分でないものを自分のなかに持って居る。 ドラキュラでさえ胸があったことを私はうれしく思う。私にだって胸がある。 だが胸の中身はほろほろとこぼれる。風の力にも飛んでしまうようなはかなさ。 私だけの意思もなく。私を満たす憧れもなく。世間の細橋を渡るバランスもない。 なんのために生きているのか。生まれてきたのか。聞くのは無駄だろうか? 私の胸にも自分でないモノがつまっているなら答えてくれないか。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 胸 121 名前:胸[] 投稿日:02/12/24 04 01 ID tGDKECHD に抱いた希望は夢は さして大きくもなく、さして小さくもなく に垂らした滴は液は さして多くもなく、さして少なくもなく クダラナイ、ちっぽけな世界のなかで 理想は次々と の中で潰されて 現実に吐き出されていく煙草の煙みたいに どうでもよく だから今夜も 白い にしゃぶりつく さして強くもなく、さして弱くもなく 呼吸する肋骨の内側で 膨らむ風船は割れもせず、潰れることもなく 豊かな大胸筋の上にある 白い膨らみは豊かすぎず、貧相でもなく は踊ることもなく、高鳴ることもなく ただ吐き出すために繰り返す波動を続ける 希望と絶望の間を行き来する 呼吸と心拍と理想を抱いて ゆさゆさとたわわな欲望をも巻き込んで 生きるみなもとを詰め込んだまま 複雑な波動を重ねて動き続ける 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ かたつむり 122 名前:かたつむり[] 投稿日:02/12/24 15 01 ID K4gNC5sb 胸の殻から伸ばした 青白いアンテナで あなたを窺っている 目を見て話せないのは 私の心が どうしようもなくあなたの近くに来てしまったことを 認めたくないからかもしれない たったひとつの視線が 日常を焦がしてしまうのだから いったい私は 殻から出たいのか それとも 湿った心地よい暗がりに ずっと座っていたいのか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 胸が痛い 123 名前:胸が痛い[] 投稿日:02/12/24 23 40 ID dfiufFSN 夜道を歩いてる 君だけを想って 通り過ぎる恋人達が 僕に劣等感を与えてくれてる ハッピーメリークリスマス 君は誰と居るのだろう ジョンレノンを殺した奴の気持ちが 痛いほどわかる 君を消してしまいたい 胸が痛いのは きっとどこかで 僕が選択を間違ったからかな 夜が更けてく 僕だけを残して 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 繰り返し 129 名前:繰り返し[] 投稿日:02/12/25 21 43 ID gIZSp9jI 胸。胸肉。宗男。 「むね」 何回も言ってると変な感じ。 だから、大切な言葉も何回も言いません。 「言い惜しみ」します。 それこそ、「胸」にきっちり収納しておきます。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 胸 130 名前:胸[] 投稿日:02/12/25 23 29 ID oiy7G3TR 目を閉じ、胸に手を当て考える 懺悔するべきこと 数え切れない あるいは 僕の存在そのものが罪なのかもしれない 掌には、乱れた呼吸の波 そしてその合間をぬうように 心臓の鼓動 微かな痛み 僕は跪いたりはしない 赦しを乞うのはまだ早すぎる この掌の下で蠢く 幽かな生命の灯火こそが 全ての答えだ この灯火ゆえに僕は 僕に僕によって僕のために与えられた権利を行使する 誰にも文句など言わせない これは真理とその認識とその不確実性に対する困難に関する 不滅の宣誓だ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 癒身矢 131 名前:癒身矢[] 投稿日:02/12/25 23 43 ID lXrrpGBE “優等生”ヲねメつけ、手まえ ある胸ミソ 秒刻み、、、酵母が揉んでいって イテッて。。 ハぁハ、射て射って射てっ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 「」の中の謎は深まるばかりです 132 名前:「」の中の謎は深まるばかりです[sage] 投稿日:02/12/25 23 51 ID f1C1rant ──ある寓話の中の疑問のようで 実はそうでなかった会話の数々で眠ります── 雪だけが遮った朝の記憶をもやの中から取り出して 君は理不尽なことだけを抜き出して書き付けます 誰もが見えない文字の列はしっかりと見えているのですが 誰もが答えない理由は簡単にわかります 今朝の行進はただの文盲のデモですから 大音量のスピーカー抱えて眠る彼の前で 時計は哀しそうに今日も考えているということです 「左回りとは、どちらに回るのでしょう?」 あなたの向きによって変わるのでしょう ──ある寓話の中の会話のようで 実はそうでなかった「」の数々で眠ります── デモ行進というのは今も昔も完全なる多数決原理のようで 念仏のように今も彼らは繰り返し僕に説きつづけるのです 「手も足もなくなり、胸さえもなくなったこれはダルマと名づけられました」 ……なぜ生首とは言えないのでしょうか ──ある寓話の中の「」のようで 実はそうでなかった謎は 今日も深まるばかりなのです── 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 名前はいらない 133 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/12/25 23 58 ID 9c6IkzFw 一月 燃えるも燻るも すべて湿度の問題と彼女は言った 数日つづく山火事を わたしたちは寒い部屋のTVでずっとみていた 二月 答えずにいると迫るものがあった 彼女の詰問 この時期 沈黙は悪徳だったので 彼女は硬い氷の感触のまま遠ざかった 三月 ひとりで居ればほどなく焦がしてしまう 冬の貧しい食卓 これは現実ではないと信じるのも自由だった そして わたしは残り物だけを食べた 四月 塞がるいとまを与えずに 夢みるための夜がだんだん短くなる まぶたを開けていては何もみえないので 昼間は徹底して部屋を出なかった 134 名前:吹き抜ける2002[sage] 投稿日:02/12/25 23 59 ID 9c6IkzFw 五月 痛むことを知らぬ若葉あり わたしを陽気な新しさで埋め尽くそうとした 鼓動ばかりが激しいのは 失われた未来を予感しているからだ 六月 雨の路地裏で必ず出会う ずぶ濡れの猫の手品師 どんな小さな言葉で割っても出てきてしまう余りを タネのないあくびひとつで素早く隠した 七月 ときどき見上げれば気づくこと 重い影に包まれたビル街には隙間もある 虹のかかる積乱雲も ふくらんだ分だけ高くとぶ風船もある 八月 とどろく雷鳴 夕立は一瞬の出来事 あとはほとんど熱の中でも かんたんな希望は口にすることができた 次第に風は きちんと冷たくなる 135 名前:吹き抜ける2002[sage] 投稿日:02/12/26 00 01 ID OnF+sJad 九月 喉元でつかえたままの 思い出を掻き出す 拒食症のわたしの顔の夕映え 彼女によく似た横顔を追いかけて 入ったコンビニのトイレで今日五度目の嘔吐 十月 いつものように意味なく他人が死んだ そんなことがわたしを打ち なかばあきれ返り 色づきを自慢する木々の肌を 意味なく剥いでは爪を汚していた 十一月 躍る星々の間を渡りゆく 鳥の影にじっと目を凝らしていた 空の明け暮れに 何の躊躇もなく もと居た場所へ帰ってゆく影だけをみていた 十二月 彼女からの便りなく かつて刻んだ印象だけが溌溂と動く 湿った窓から外を覗くと 今年最後の風が 吹き抜けていった 136 名前:吹き抜ける2002[sage] 投稿日:02/12/26 00 04 ID OnF+sJad 胸が燃え 胸に迫り 胸を焦がし 胸が塞ぎ 胸が痛み 胸に余り 胸がふくらみ 胸にとどろき 胸につかえ 胸を打ち 胸が躍り 胸に刻む そして吹き抜ける 2002 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/henzinkyoukai/pages/22.html
2010年4月17日の戦跡 対戦相手:梁山泊 戦闘時間22分ぐらい
https://w.atwiki.jp/murago/pages/112.html
方臘征伐戦-E “独松関の戦い” ステージ構成・・・小マップ。マップ上部に独松関、関の左右は山、山上に方臘軍の拠点 関の裏側へ周る小道が、マップ右端の山の草木に隠されている 梁山泊軍:★盧俊義-朱武、呂方、郭盛(マップ下端から) ●林冲-鄒淵、鄒潤(独松関の正面から) ●董平-欧鵬、周通(林冲部隊の左方から) ●張清-鄧飛、李忠(林冲部隊の右方から) ●解珍-朱富 ●解宝-朱貴(林冲部隊の後方から) ●孫新-李立、時遷 ●顧大嫂-湯隆、白勝(盧俊義部隊の前方から) 方臘軍 :★厲天閏-厲天祐、張倹、張滔(イベント2後、マップ上端から) ●呉昇-精鋭兵長×3 ●守備隊長-弓兵隊長×2(左の山上拠点から) ●衛亨-精鋭兵長×3 ●守備隊長-弓兵隊長×2(右の山上拠点から) ●蒋印-精鋭兵長×3(独松関の正面から) ●守備隊長-砲兵隊長×3(独松関の上から) イベント・・・1:引き篭もり-方臘軍の部隊が1部隊でも撃破されると 方臘軍が関所に亀のように閉じこもって、討って出てこなくなる 2:厲天閏登場-開始から一定時間後、方臘軍の援軍として厲天閏が現れて 山上の拠点に入り、厲天祐と兵士だけが山から降りて討って出てくる 3:偵察-イベント1から一定時間後、盧俊義が欧鵬・鄧飛・李忠・周通を 山上拠点の偵察に出し、孫新・顧大嫂とその配下を周辺の調査に出す ○不意打ち→イベント2後、厲天閏と周通が接触すると発生。 不意に山上から突撃してきた厲天閏に斬り付けられ、周通が落馬させられる。 一定時間内に周通に接触すると救出が成功し、間に合わなかった場合は戦死となる 4:襲撃-イベント3後、梁山泊軍の部隊が山上に差し掛かると 大人しくしていた方臘軍の部隊が一気に攻めてくる 梁山泊軍士気低下、盧俊義から後退の指示が出て四人は後方に下がる 5:抜け駆け-イベント4後、四人の将が後退すると 董平と張清が勝手に山上の拠点まで攻め込む 6:砲弾-イベント5から董平が山上の拠点に入るまでに、 砲兵隊長が生存していると、董平が火砲により左手を負傷する 董平の体力と攻撃力が一時的に低下する 7:抜け道-イベント3後、孫新と顧大嫂の部隊が抜け道付近に移動すると 抜け道を発見して関所の裏側に周りこみ始める 8:戦死-董平・張清・周通の三人は、敗走時に戦死してしまう ○董・張 非業の死→イベント6後、董平・張清いずれかの士気が3以下で、張滔と厲天閏と接触していると発生 張清が厲天閏と数合打ち合った後に刺され、駆け寄ろうとした董平が張滔に背中から斬り付けられる。 このイベント後、二人は戦死し泊軍士気大幅低下。 補足-イベント8を起こさずにクリアする事がSPステージ(奸臣誅滅戦)の出現条件の一つ 勝利条件・・・梁山泊軍:守備隊長の全滅 方臘軍:盧俊義の撃破 敗北条件・・・梁山泊軍:盧俊義の敗走 方臘軍:守備隊長の全滅
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/552.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ す・か・い 155 名前:す・か・い [] 投稿日:03/04/15(火) 01 08 ID 030GTMBU ふと空を見てみた なんか天井っぽいのが見える 少し手を伸ばしてみた でも届かない 今度は少し高いところに登って手を伸ばした でもやっぱり届かない 今度はもっと高いところに登って手を伸ばしてみた やっぱり届かなかった いくら高いところに登っても それには手が届かなかった でも それに触ってみたい そしてその上の空は どんなものなのか知りたい 思ってたらいつか見れるかもね 手を伸ばし続けたらいつか届くかもしれないね 何もしないよりかは何かするほうがましでしょ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ トンボ 159 名前:のり [] 投稿日:03/04/15(火) 04 15 ID lOYMkGUy トンボ 秋の空を染めながら飛んでいる なんて、自由なんだろう 季節の変わり目までの 命とも知らず 穏やかな日差しを浴びて 何も知らないんでしょう 何も知らないから だから、自由なのね 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 160 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/04/15(火) 18 35 ID vN1n2Sd5 増える増える果てしなく増えるいつまでもどこまでも放っておいても増える増える果 てしなく増える何が何でもどうであっても増える増える果てしなく増える訳もわから ず知らないうちに増える増える果てしなく増えるやたらめったらむやみにやみくもに 増える増える果てしなく増える仕方なくなんとなく強引に意地でも増える増える果て しなく増えるこの地上に僕らが生きている限り。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ちくたく 167 名前:ちくたく [sage] 投稿日:03/04/16(水) 01 12 ID yIYYvz4R こういう時間制限付きの恋愛を 恨まずにいる君は 多分 恐ろしく強いか 恐ろしく鈍感かの どちらか なんでしょうね どちらにせよ 君の横顔を忘れるのに あと一時間はとても短い 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 限性遺伝(どちらかの性にしかないもの) 169 名前:限性遺伝(どちらかの性にしかないもの) [] 投稿日:03/04/16(水) 03 40 ID vcWA3AkT 新しい命。。。 それによってもたらされたその嬉しさも辛さも、僕には分からない。 僕には手に入れられないものだった。 それは女性にしか与えられないもので どんなに口をすっぱくしても男性に理解を求めるのは難しいだろう…。 僕は昨日流れ星を見た。 僕は君の苦しみや痛みも悲しみも、嬉しさも楽しさも すべてを体験したいと願ってみた。 そして哲学をしてみた。 どうしてこの世に二つの性があるのだろう。 それによってもたらされた、どちらかの性にしかないもの。 子供は女性にしか産めない。男性にしか出来ないことは何か。 限性遺伝の哲学なんて、僕にしてみればその程度。 そのくらいな考えしか僕は持ってないから。 頭空っぽにして考えたら、そんなことより君しか残らなかった。 君をとても深く愛せる、これが男性への限性遺伝…? そう思う前にもう眠りに落ちていた。男の思考は単純なんだな…きっと。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 黒い山まで 170 名前:黒い山まで [] 投稿日:03/04/16(水) 12 33 ID CTSMZUwb 牛乳石鹸のにおい ママの背中は広い ぼくが少し重たくなって 転んだママと砂けむり 起き上がると ぼくの背中にママ 干し柿みたいに軽いママ ママを内包するお祖母さんを 私はおぶって歩く 広く逞しいオレンジ色の 娘の背中の上を あの黒い山まで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ギリギリチョップ! 171 名前:ギリギリチョップ! [sage] 投稿日:03/04/16(水) 14 24 ID pkl+uC5C 汚れた食物の塊バターに浸した明けのこの身の質量92キロ 口に詰め込む食べ散らかした腐っていく有機物の絡まりあった半固体 テーブルに御坐り躾は万全子供の頃から甘やかさず裾を乱さず反旗震える夜は撤収前夜降臨 ナース乱れた反政府主義者のペットの愛人の白い豚には育てた肝臓ソテーマリネで召し上がれば マーマレードで連れていかれた連中歯磨き蹴散らし僕は 竹馬の同志とダチはごっこで××年代スタイルが恋愛ごっこで御足を引っぱり 義足の具合は今も飽きず今夜どうです 今夜ベッドを安く買い替えあのパーティ会場老若乱交卵の黄身がクロスにべったり会長仕込み 詩的采配見事当選コーラス上等返す盃禿頭誕生怪我無情 八人ベッドで組は解れずそちらどうですいいかいいのかそっちへ半生ボンレス人生 ゴム製使用はテキヤ覿面三千円ですへっ君絶頂 プロのお方の御参加は義理に反すと申されたれど我が身この程惚れたれば片側差し出す覚悟に答えて憤怒越境地獄の四度三たび見ようが見真似変わらず鮮度優先はたまた流れて後には乱れて四季移る日々よ あれの再度はどうです先生よろしく明日は満開軽度不安は末期絶望歌謡介護に期待は親睦歴然結果も満面気色 腐乱死体に御加護をすりすり御手を併せて知らぬ通せぬ 牧歌親族はらわた会議女雇用に感情敵です 蒲団被って相違あらずとも運動露見で顔色就職今期桜見適温上昇物価文化に舞踊スマイルけれど時には初恋更迭 ほらそこ喋るんじゃないお前こそ喋るな黙れ貴方よ ずっと前から知っているのさずっと前から恋焦がれてずっと先には選挙活動ボランティアなら尚優です 今夜どうですいえ遂行あるのみです きっと明日は暇ならいいえ瑞光(ずいこう)無理です いえいえ金銭価値には無縁ですところで本能退色指令過多よりもっとです 明日は 無理です その次は 仕事あるのみです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 君 172 名前:君 [sage] 投稿日:03/04/16(水) 15 49 ID ZhOPBHew 君はその狂気を隠そうともせず満足げに笑う 私は揺らめく疾走感を体で感じた でもそれは一瞬のことで 足元に広がる暗黒は私も君も飲み込んでしまうだろう その先にあるのはただのつまらない静寂だけだ 壊そうとしても壊れない錆びたフェンスが歪んだ音を流すように 私と君は歩いていくしかなくなるだろう そう唐突に 歩くのは嫌いじゃなかった 風の温度で季節を感じて足元に青を知る 目を瞑って走ってみたら君に笑われるだろうか? 君はあの時のように優しく笑ってくれるだろうか? 「あの時」が嘘でもいいから 嘘は突き通してよお願いだから もう傷つきたくないの すり硝子の向こう、君が見えた 君は笑って手を振った 狂ったように 君は嘘を振り投げて全力で私から離れていった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 173 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/04/16(水) 16 20 ID dMp1ypVo 桜咲き 桜散る。 懐かしい温風と まばゆいばかりの太陽。 ただ歩いてゆくことだけが たった一つの道だったあのころ。 何もかもが消えて 無が生まれた。 あの時、僕はただ、君を思い、君を殺した。 そして君は生まれ変わったんだ。 散ってゆく桜が新緑の葉に包まれるかのように。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/520.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 愛地獄 39 名前:愛地獄 [] 投稿日:03/09/05(金) 23 53 ID +YN69D8W New!! 虚無僧みたいな表情の男の崖のような背中に赤子の柔肌の足が干し柿のようにぶら下がり 男は雨で掃除された砂利道の坂を昇って行く 清々しい風の音に あの女のあの時の 喘いでいるようなもがいているような声にならない声が混じる 耳を澄ませばより鮮明なガラス瓶を高層ビルの最上階から投げ付けるほどの勢いで僕の記憶 そう 甘い甘い汁をすする花びらに身を任せた あの日々の 僕と女のたった一つの楽園が 風化する岩の その砂の一粒一粒が空に紛れるように風の中へ消えていくのをざらざらに腐ってゆく赤子の肌をさすりながら 僕と女の愛の繋がりが断たれるのを背中に感じて脆くも粘液が蟻地獄のように渦巻いた地面に 吸い込まれるように足を取られ その場に固まってしまったのだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 愛レコード 40 名前:愛レコード [] 投稿日:03/09/06(土) 01 01 ID rU6nYG8f New!! 永遠なんてものは存在しない すなわち愛というものは消費するものなんだろう 人間はせいぜい100で電池が切れるから 幸福な人はそれに気づかずお迎えが 気づいた人はとたんにケチになる そんな長年の繰り返しを見て僕は思う 結局のところ愛なんて 生まれた瞬間 レコードに焼いちまうぐらいがちょうどいい 思い出したらハンドルを回し 身をすり減らしながら音を奏で 飽きたら誰かに聞かせればいい そしていつかは棚に並び ホコリをかぶり眠るだけだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 恋というはじまりについて 43 名前:恋というはじまりにて(審査除外投稿) [sage] 投稿日:03/09/06(土) 01 31 ID OE2SL9zk New!! やっほぉ 神さま ありがとう こんないい男が 余ってて 感謝 感謝 この余り者 は わたしが いただきます ので、 ごちそうさまです 愛までいきます。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ シチューの底の手紙 46 名前:シチューの底の手紙 [sage] 投稿日:03/09/06(土) 02 21 ID 8VQPN8qZ New!! *とろみがつくまでシチューを煮たら 具が焦げてしまったの だからまだらに茶色いんだけど 本当にごめんね* テーブルに置手紙を発見 蓋されたままの鍋をコンロ上に発見 僕は探索する お焦げの匂いから君がいた時間を辿る * 昨日はごめんなさい * 昨夜 狭い部屋の中で 煮詰まったのは 何だったのかと ふと考えながら 銀のスプーンで一掬いして まだら模様のシチューを鍋から舐めた お焦げは 香ばしいと思う 底にいけばいくほど 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 熱帯夜 47 名前:熱帯夜 [] 投稿日:03/09/07(日) 00 49 ID 6iXILNZb New!! 南からの湿った高気圧の影響が 残ったホームの上で向かい側の電車に 映る自分のなで肩を見ながら 僕の住む町へたどり着く終電が来る あと2分の間に思ったことを述べます あの女の人多分今からこっちのホームへ来て 僕と同じ電車に乗ろうとしているんだろうなあ 間に合うのかな テールライトをずっと眺めて 目の前のビルの5階にある居酒屋の お客さんはどうやって帰るのかな タクシーでも使うのかしら リッチだな 入口のサラリーマン そのダッシュじゃ間に合わんよ 機械の声に上乗せするように駅員の 「終電です、終電です」の声があって 結局はどちらの声も聞きづらくなって悪循環 電車が来ました いらぬ事ばかり考えているうちに 電車が来ました 僕が愛していたのはシャンプーの香りだったのかもしれないと 跨線橋を越えてきた女の人が起こした風を嗅いで 思いました 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 多重構造 50 名前:北 [] 投稿日:03/09/07(日) 01 56 ID 5/GSqhMT New!! 『多重構造』 男は女を愛し、女は男を愛する。 男であるばかりじゃない。 彼もまた女である。だから男と女が出会うとき、そこに出会っているのは二人の人間ではなく、四人の人間が出会っている。 女ばかりじゃない。 彼女にもまた隠された男を持っている。 それはより入り組んで複雑だ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ つっかえ棒 60 名前:つっかえ棒 [sage] 投稿日:03/09/07(日) 21 49 ID xQBfGHAO New!! 深海で優雅に舞う魚たち その中で1匹だけ息も絶え絶えに泳いでいる 私の 化身 絵に描いたような「死にかけの魚」を この海に繋ぎ止め生きながらえさせているのは あなたへと細く緩く流れていく小さな恋 時折 こぼれる涙は海水にとかして その中を優雅な素振りで泳いでいく 伝えることもないまま 深海へ 繋ぎ止めるように あなたへの恋がつっかえ棒になっている 海の上に溢れるという 光も風も知らない 花の香りも瞬く星も深海には届かない 唯一知っているもの 環流する水に名残る太陽の遠い温もり 海の上にあるものたちを見ることはずっとなくても つっかえ棒を支えに 私の化身は深海をゆく 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ロックンロールララバイ 62 名前:ロックンロールララバイ [] 投稿日:03/09/08(月) 00 17 ID FG2BYEC9 New!! 愛を知らないロックンローラー 歌うことしかできない 自動車を運転しちゃいけねぇ ヤウロいるから いつまでも事故を増やしつづける 即死するほどの毒はない わずかな世界の片隅 金だ名誉だロックンロール 歌っているだけそれだけ 眠る時だぜ一番幸せ ちがうやついるか 昼間は何にも感じないバリバリ生きてる 選ばれるほどの華はない それでもがんばる片隅 いい女いるぜロックンローラー 歌ってみせたいいつか 耳を奪って幸せにする むりに聞かせる 肌から染み込こむ救いになるぜ 昇天(てんし)にするほど効き目ない わずかな喜び片隅だけ 愛を知らないロックンローラー 歌いつづける 愛を知らないロックンローラー 歌で愛する *リフレイン~ フェードアウト~ ぐっばい! センキューー!! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 若者よ、朝日をその胸に 63 名前:若者よ、朝日をその胸に(1) [sage] 投稿日:03/09/08(月) 01 05 ID js50MAk0 New!! 些細な問題意識など跳ね除けて 幸せな世界を想像しよう 哀しい思い出を抱き抱えても 今朝の朝日を無心で浴びよう ああ君よ 自然体であれ 感情は常に透明であれ そして今日の日を健やかに過ごしたまえ 休日ならば朝は寝過ごしても その日に行うことを寝床で考え そして、起きたら録ってあった大好きな映画を観よう 冷たいアイスクリームを食べよう 疲労を休めよう ああ君よ 今日の一日を焦ることなく 健やかに過ごしたまえ 64 名前:若者よ、朝日をその胸に(2) [sage] 投稿日:03/09/08(月) 01 05 ID js50MAk0 New!! 嬉しいこととは何だろう 正しいこととは何だろうか ものごとの本質をそのまま見つめよう そのままに生きてきた者達よ 逆境に立ち向かってきた者達よ 今更何の名声だろう 今更何の栄誉だろう 日々を楽しみ そして健やかに生きようと心がけよ 栄誉は、後からついてくるものなのだ 僕は華やかで艶やかな生き方を否定はしない しかし 僕はごく平凡な人の一生も否定はしないのだ 65 名前:若者よ、朝日をその胸に(3) [sage] 投稿日:03/09/08(月) 01 07 ID js50MAk0 New!! 人の生きることをまず肯定しなければ 時の黙々と経っていくことを祝福しなければ 僕らは幸せなど見出すことは出来ない 僕らは社会の沈黙なる束縛の中に 活路を見出すべきである 安易に束縛に囚われて己を見失っては 幸福の本質を見出すことも出来ない 僕らは人を蹴落とすために生まれてきたのではない 僕らは人を、奈落の底から救い出すために生まれてきたのだ もし君が私腹を蓄えることばかりに必死ならば 君は君一人ばかりの欲に浸っていてはいけない 何の為に君は生まれてきたのだ? 何の為に君は生きてゆくのだろう? 君の歩む道のりに大きな栄光あれ そして願わくば君の存在が煌々と輝きを増すことを 君の周りの存在が美しく照らし出されることを 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 愛だって? 67 名前:愛だって? [] 投稿日:03/09/08(月) 21 27 ID r2psPut0 New!! やめてくれよ愛だなんて 愛だなんてそんな あかいろ(ハァト もう愛だなんて 恥ずかしくなるよ 愛かよぉ いいなぁちくしょぅう! 「愛」だよ「愛」 英語で言うと「ラブ」だよ「ゥラァブ」 もぅ 知らないよ!? 「愛」だよ「愛」! くぁ―――――――――イイ! だって「愛」だよ「愛」!? ぁぁぁぁ もうイヤ!! 多分 「愛」は近い 「愛」は近い 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/467.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 積み重ねそらした空 568 名前:「積み重ねそらした空」[sage] 投稿日:03/03/13 00 55 ID IdV9Sh6D 雨の朝だけそれを投げつけた 氷の かたまりから抜け出していくと誰かが思う きりのない言葉の鎖を外し泣き出した転がり方の悪い おもちゃと子供と 車の後ろで どこまでも見上げられる天球と誰かが嘘をついた もう戻りなさい その声さえかき消されていく 今日の国道のヘッドライトの群れの真ん中の猫 あの眠りのない本棚積み重ねそらした 口紅の朱のような やるせなさ 「・・・・・・次の笑いまで、それは無限。」 これから起き上がることもない横倒しの空 口紅よりも朱い 怒りだったというのですか? どこまでも続く海だと言えばそれは間違えようのない 泣き声と叫び 全て飲み込んでいく 黒い空の向こうのそれもまた海の中 雨の朝だけそれを投げつけた 氷の かたまりから抜け出していくと誰かが思う きりのないカタチの輪を捨てていく転がり方の悪い おもちゃと動かないモノと 今日も車の後ろで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 怒れ、叫べ 569 名前:怒れ、叫べ[] 投稿日:03/03/13 01 38 ID tnBYrNvH 誰が為に怒るか その矛先は何か 国か 社会か 運命か 人か 人が人に怒るのか それは何だ エゴではないのか 求めた末の怒りなれば 成就せぬ末の怒りなれば それは エゴではないか 慈悲などあると思うな 我等は孤独で醜い 地面に這いずり エゴと言う名の怒りをかざし 例え道理に敵わぬとも 折れる事無く進め そして 怒る自分に怒れ 決して悟るな 怒れ そして 叫べ そこに、おまえがいる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 570 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:03/03/13 10 13 ID cNB/G3Hj 大地はいかってます いやまじで 怒ってます どうしようもないぐらい おこってますよ どうなされるんですか? もうまじ怒ってます そろそろやばい感じです 火山噴火でそくあぼーん そんな感じでもOK ですか? いやでしょ? だったら少しは優しくなりましょう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 怒りの歴史に 571 名前:怒りの歴史に[] 投稿日:03/03/13 23 26 ID S2a0ylGN 皆の信じる数多の国に 盲いた総頭は狂い行く 虐げ蔑み暴挙の果てに 怒り悟りて詩人は死なず 光の中で人は死ぬ 後に残るは廃墟と空虚 誰も望まぬ後始末 興る国々脇目も振らず 暗に示すは旧き国 語り継がるは白き鳥 皆が望んだ白き鳥 妬み羨望嫉みの渦に 時は再び繰り返す 怒りは再び繰り返す 過去の詩人は涙を流し 現在の詩人は項垂れる 己の無力に項垂れる 己の無力に項垂れる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ メラメラどうぶつえん 572 名前:メラメラどうぶつえん(1)[] 投稿日:03/03/13 23 26 ID fxwtUwDr むかしむかし あるところに にんげんのいない どうぶつえんが ありました その どうぶつえん には さる と わんちゃん と うしさん しかいませんでした あるの日のことです いっぴきの わんちゃんが さるやま から バナナをぬすんだ というので さるたちに つかまって つるしあげられてしまいました 「いいじゃないか バナナの一本くらい たべるんじゃなくて あそぶだけだ」 と わんちゃんはいいました 「バナナを たべるのではなくて くわえてあそぶ なんて!」 さるたちは わんちゃんの ひじょうしきな こうどうに ぶるぶるふるえて こんな やばんな わんこは このまま つるしっぱなしにして ころしてしまおうと みんなで そうだんして そうすることに きめました そのうち おなかがへった わんちゃんは きゅぅん きゅぅん と かなしそうに なきはじめました 573 名前:メラメラどうぶつえん(2)[] 投稿日:03/03/13 23 29 ID fxwtUwDr それをみていた さるのおばあさんが わんちゃんに こういいました 「かわいそうにねぇ おなかがすいたんだろう もう わるさをしないと ちかうのだったら わたしが そこから おろしてやってもいいよ」 わんちゃんは 「もうしません おねがいです おばあさん ここから おろしてください」 おばあさんは にこにこと わらって こころよく わんちゃんを そこから おろしてやりました じゆうになったとたん わんちゃんは おばあさんに おそいかかり くびを ひとかみして ころしてしまい ほねものこさず おばあさんを ぜんぶ たべてしまいました だれもみていない と おもって わんちゃんは ゆかにちらばった ちを のこらず なめて あんしんして わんちゃんの むれに かえっていきました しかし おばあさんの まごのさるが かげから かくれて その 一部始終を みていたのです 「いぬめ かたきをとってくれよう」 まごのさるは そばにあったナタをとると さっきのわんちゃんを おっかけていき うしろから わんちゃんの くびを はねました そして わんちゃんの どうたいは 草のかげに かくし わんちゃんの くびは もちかえり かこうして ボールにして みんなでサッカーをして あそびました 574 名前:メラメラどうぶつえん(3)[] 投稿日:03/03/13 23 31 ID fxwtUwDr それを わんちゃんの こいびとが みていました 「にくい さるめ いぬの ちからを おもいしれ」 こいびとは サッカーの しあいのなかに とびこんでいくと さるを いっぴきいっぴき つぎからつぎへと くびにかみついて ころしてしまいました それを さるの ははおやたちが みていました 「あの いぬめ そこに じっとしていろ いま くびを はねにいくから」 すると こいびとが にげはじめたので ははおやたちは あとを おっかけて いぬのなわばりまで はいりこんでいきました とうとう つかまった こいびとは ははおやたちに とりかこまれて ナタや オノで めったうちにされて ころされてしまいました それをききつけて わんちゃんたちが あつまってきました 「なんだ このさるども」 「なによ このいぬちくしょう」 575 名前:メラメラどうぶつえん(完)[] 投稿日:03/03/13 23 32 ID fxwtUwDr ひがしから いぬのぐんぜい にしから さるのぐんぜい いま まさに ぶつかりあおうと する すんぜん みなみから いっとうの うしが その まんなかを とおりかかりました いぬたちの きばは 一本のこらず うしの みぎがわに つきささって とまりました さるたちの ぶきは 一本のこらず うしの ひだりがわに つきささって とまりました うしは もぉぉぉぉ と ふるえて それでも たおれずに みぎめと ひだりめで それぞれに いぬと さるを まっすぐ みつめて それぞれに いいました 「こんなことをしていては どうぶつえんが めつぼうしてしまうよ」 「火は ちいさいうちに けさなくては」 「うるさい じゃまだ どきやがれ」 いぬたちは うしの みぎがわ半分を くいやぶって 「むかつく じゃますぎる はやくしね」 さるたちは うしの ひだりがわ半分を たたきつぶして きばをむいて いかりにもえる めで いぬと さるは ぶつかりあって いきました 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 576 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/03/13 23 38 ID 37vjQAxr 日本が諜報の真似事したって無駄・・ 目玉の使用権限もってる人にやらせた方がいい目玉 多分、画面を見てる君の左目もカメラだよ・・・確信もって言える キャリアは、みんなそうされてる。私生活なんか丸見え 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 577 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/03/13 23 44 ID 37vjQAxr 今、現代で改造されてる事は特権なんだよ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 清算式 578 名前:清算式[] 投稿日:03/03/13 23 52 ID +tvZ2TuC 素肌に唐辛子が塗り込まれていくのを とうとう我慢できなくなり 穴という穴から赤龍たちを産出してしまった ●●NONSTOP●● わたし ナイフとフォークと 福沢ちゃん一枚と お口を への字にへし折るようにひん曲げる ひるむ相手にお構いナシ 体勢と 運勢と オトコどもとの接点を 現在の1から7へと修正するため 右腕左腕を桃色のバズーカ砲に変形させて 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」 という銃声を発生させるようにして A(エース)が弾丸のそれで すかさず自分自身のハートを撃ち抜く 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」 579 名前: [] 投稿日:03/03/13 23 54 ID +tvZ2TuC 発射された A と わたしの ハート が 正面衝突しちゃって 胃の中で真っ白な鳩が フワリと羽ばたく 肺の中でアーモンドの芳香が パチンとはじける 大腸小腸の中であじさいのツボミが ララッと開花し ウェイターがお冷を差し出したから その中でわたしは親指を洗わせてもらい 髪を飾ってるユリを捨て 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」 あなたとの生活を閉めた このカギを4ドルであの娘に売り飛ばすつもり 国外追放させちゃお 〇〇ESCAPE〇〇 わたしは今 赤龍たちの親 穴という穴から生えた ヤマタノオロチのようなバケモノの親 この子たちは牙をむき出しにして 何かを欲しがってるみたい もう レストランは火災現場並みの慌ただしさ うわぁ身体が自然と宙に浮くわぁ 天井に接近したと思った瞬間 そこは宇宙だった 580 名前: [] 投稿日:03/03/13 23 54 ID +tvZ2TuC 宇宙旅行をしちゃうの? この子たちが頷いたから わたしは手近な月に行こうと思ったら そこに誰もいないことを思い出しちゃった あれれ? しかも息ができない! この子たちは嬉しそう ●●FINISH●● 気がつけば わたし テーブルの下で倒れてた 周りには散らばった ユーカリの葉とスイートピー 唾にイチゴ味 タクシーを拾って自宅に帰ろう 妨げる者なんていなかった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 怒 581 名前:怒[sage] 投稿日:03/03/14 00 01 ID mpO5WeFh 全否定の空から降りしきる宇宙線がゲノムを損傷する 庇護者は既に腹腔を裂かれズタズタのその皮を風が嬲る 赤い荒野は叫喚と共に自壊し水平を失う 寛容 冷静 羞恥 安寧 女の裸体のようなそれらが 地面から斜めに突き出た枝に百舌の速贄と貫かれて 何千もの鴉に啄ばまれる 増殖する悪意の翼 ホモサピエンス達は9つの巨大な火球が吐き捨てる痰を 犬歯を立てて啜っている はらわたの焼ける臭いの中で その喉が血反吐で塞がるまで罵声は轟々口をつき その爪が全て剥がれようとも相手を傷めるべく指を伸ばす 胃の中で 鉄塊の肥大が止まない 脳漿にまみれた救いはあっという間に土が奪い去る 救済か 終焉を 全てを黒で塗り潰せ 赤い荒野に果ては無く 猿は殴り抉り屠られ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/426.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ 言葉遊び あ という唐突が 僕目の前に たった一行の詩となって 落ちてきた まるでこれは喜劇じゃないのか そういって 僕はそれを無理に悲劇にする 例えば あ という唐突の中で 君は死んだ という描写に僕は 一行の花を添えて 暖炉にくべる 詩人はいつも雨に打たれていなければいけない 悲劇と喜劇という殺戮の中で その残虐性を償わなければいけない さぁ雨は一生降り続けるぞ 579 名前:言葉遊び [] 投稿日:05/02/18(金) 22 44 08 ID 9qjzQLMP 【コメント】 594 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 59 56 ID nI+28M/l 1点 579 :言葉遊び :05/02/18 22 44 08 ID 9qjzQLMP 詩は難しい。何か言葉から飛び出す……ようなのを聞きたい 598 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/02/25(金) 19 54 35 ID MVRFrliA 2点 579 『言葉遊び』 最後の「さぁ」が効いてるなあ。テーマの重さと構成のコンパクトさ、軽み、 つーのが総て「さぁ」に流れ込んでいくんだよね。うん、しっかりと二本の脚 で立ってる詩だと思います。 600 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:05/02/25(金) 23 38 32 ID Adjj+K5g 579 『言葉遊び』 【2点】 詩板の人間はほとんどが共感できるのではないかなぁと。 やや強引でもあるコンパクトな纏まりっぷりが、しかし完成しきっているので、ずるいなぁ と妬ましい。アラを探すなら完結しきって読み手に展開させない点くらいですか。 547 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 12 33 ID 9bjQlUog 579 :言葉遊び :05/02/18 22 44 08 ID 9qjzQLMP > 悲劇と喜劇という殺戮の中で 悲劇と喜劇が重要なモチーフになっているようだ。 雨が一生降りつづける。というのは喜劇なのか悲劇なのか 殺戮との関係は? 説明がほしいのではない。啓示がほしい。 558 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/02/24(木) 23 34 53 ID 5izNj0DW 579 「言葉遊び」 3点 えらく硬質な詩であり、この詩そのものが「詩論」であるが、言い得て妙、普遍的な詩人の苦悩を 的確に表現している。苦悩するから楽しく、そこに「遊」が存在する。「あ という唐突」からどのような テクストを導き出すか。ステレオタイプに埋もれた世の「自称」詩人に疑問を突きつける意欲作。 565 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 08 59 15 ID Nwl6nukN 579 言葉遊び これは誰が書いたかわかる気がした。。。 最初の段が最高にイイ!!きっとこの詩句そのものが、天から落ちてきたんだろうなあ。 実にうらやましい気がしました。。 それを大事に展開して、詩作そのものを遊びといったん定義し、 その上で、悲劇と喜劇の殺戮(遊び)の償いを意識せよ、と訴えてます。 一生償いの雨が降り続ける。。。。(ヒエエエエ) ものすごく丁寧かつ、詩的な一品です。 574 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 00 30 ID pvQkV40h 579 言葉遊び やっぱ、これかっこいいです。でも、この部分 「悲劇と喜劇という殺戮の中で その残虐性を償わなければいけない」 と、大げさな単語がおおざっぱに配置されてしまって、 「雨に打たれていなければいけない」と明確に平明に定義された詩人の後ろ姿を置き去りにしてしまったかと。 【得点】 7点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ◆WvShSU0mOg:2点 ■▲▼ 健全な遊戯 作業台の上の 黄金ではなく真鍮の鈍い光に いつかの君の姿を見る 浮遊する工場の 隔離された一角で そっと瞼を閉じて語り合った 終業を告げるベルの後には とんぼのようにじゃれて帰った 煙がもくもくと 霞んで見通せない街だったが 砂場に作った城の中で 汚れも気にせず僕らの寓話は進み 次第に枯れゆく周囲にも まるで無頓着のまま 長い年月の後 工場のくすんだ外壁となり 灰色に染まった 僕は今 その堅牢さを誇りとしている だが時には 懐かしく思い出すのだ あの優しい朝焼けにも似た 君の柔和な微笑みを 580 名前:「健全な遊戯」 [sage] 投稿日:05/02/19(土) 00 10 29 ID 0kny/mQM 【コメント】 594 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 59 56 ID nI+28M/l 1点 580 :「健全な遊戯」:05/02/19 00 10 29 ID 0kny/mQM わかりやすい人の形……8頭身か、3頭身か……そんな明確なイメージがほしかった。 547 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 12 33 ID 9bjQlUog 580 :「健全な遊戯」:05/02/19 00 10 29 ID 0kny/mQM 年齢のはっきりしない遊戯かなぁ? 558 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/02/24(木) 23 34 53 ID 5izNj0DW 580 「健全な遊戯」 2点 この詩の「ミソ」は登場人物どうこうというよりは、「浮遊する工場」「隔離された一角」「煙がもくもくと」 といった比喩をどう捉えるかに拠ると思うが・・・。僕は大量生産される人間社会から自由であった 主人公が、いつしか社会との同一性を強いられ、不満を持ちながらも適応していく、という具合に勝手 解釈した。作者の意図はわからないが。ただ、センス、個々の表現に目を見張るものはあるが、 推敲、経験が不足しているようにも。 565 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 08 59 15 ID Nwl6nukN 580 健全な遊戯 これも2重構造みたいですね。 過去の彼女と語った夢(逸脱の遊び)を懐かしく展開しつつ、 現在の自分そのものをまた工場の堅牢な外壁と比喩をおく(肯定の遊び)。 短いながら、とても暖かい、確かな感触がある作品でした。健全ですーー。 574 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 00 30 ID pvQkV40h 580 「健全な遊戯」 「黄金ではなく真鍮」「工場のくすんだ外壁」の「堅牢さを誇りと」するのは好きな感覚ですが、 そこであえて、ネズミに齧られた穴なんかが欲しくなるのです。健全な遊戯の不健全な部分というか、 「砂場に作った城の中で」やることはやりましたよ、という部分をもうちょっとこう、「寓話」で片付けないでさ。 (もうぜんぜん違ってたらごめんなさい)。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 「 監視衛兵 」 昔は一日が長かった 一年も長かった クモの子を散らすように かくれんぼ 駆け出す男の子は 遊びの天才 ロボットが人を傷つけてはいけないなんて 言葉だけになってしまい 街角のロボットは さあどうぞ と 狙い者(ターゲット)を カーソルの中心に 映し出す 射撃ボタンを 押すか? 押さないか? ほんのわずかな タイムラグ(時間の遊び) ロボットの見つけたものは あやしいのだから ほとんど撃つ 女の子の遊びは動きより 時間軸に広がる ちがうかな? 女の子の遊びを したことがないけどそんな気がする ロボットのために 燃料を運ぶ兵隊がやってくる どうせすぐに燃料補給のロボットが 働き出すのだろうが しばらくは人間様が ロボットのお給仕だ 頭上には四六時中警戒機が ぐるぐる輪を描いてる このヒコーキもロボットだ 女の子たちがなわとびをして騒いでる お手玉も盛んだ なにかの木の実を ちっさい手で何個も 宙に浮かせている 昼下り街のどこかに 隠れる鬼を 視衛ロボットは カーソルの中心に 映し出す ほんのわずかなタイムラグ(時間の遊び) 投げ上げられて 命あるように 空中にとどまっていた お手玉が ポトリ ポトリ と ちっさな手のひらに 戻った 女の子がにっこり笑った 581-582 名前:「 監視衛兵 」 [] 投稿日:05/02/19(土) 01 30 24 ID bAZTXvsg 【コメント】 600 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:05/02/25(金) 23 38 32 ID Adjj+K5g 581-582 『「 監視衛兵 」』 【2点】 きっと日常で量産される軽い笑いより、例えば塹壕の中の泥まみれの笑顔の方が美しく また印象深い。そんな対比の効果をうまく使っているなぁと思います。世界観も小道具も、 進行のニュアンスも凄く良いのにストーリー展開で物足りなさを感じましての2点です。 547 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 12 33 ID 9bjQlUog 581 :「 監視衛兵 」 1:05/02/19 01 30 24 ID bAZTXvsg いろいろな情景の錯覚を狙った?? 566 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 09 01 44 ID Nwl6nukN 581 「監視衛兵」 無機質で情状酌量の余地のない監視下にある現代社会というイメージ(SF的な遊び) 男の子と女の子の遊びの違いっていう二つのテーマがからまってます。 たぶんその二つを組みあわせることで(段下がりで明らかに別の世界を組んでますね) 融合的な効果を狙ってるんだと思いました。この複合という手法そのものも、作者の 実験的な「遊び」だと感じます。意欲的な一品でした。 (個人的には、ロボットの詩が入ってないほがいいなあ。。男の子と女の子の遊びの対比 だけでも十分読ませてくれます。) 574 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 00 30 ID pvQkV40h 581-582 「 監視衛兵 」 「監視衛兵」「狙い者」「視衛ロボット」これらは作者さんの造語ですかね。ナイス。 サイバーパンク以前のSFの雰囲気を取り入れながら、カットインカットアウトの手法は サイバーパンクというかギブスンを彷彿とさせるわけで、これは個人的にはツボです。 こういう詩がもっと書かれるようになったら現在の科学はもういちど世界と接続され得るかもしれない。 映像を文章にするのではなくて、詩として自立できるかどうか、この作者さんには勝手に期待させてください。 580 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/25(金) 20 32 02 ID MVRFrliA 581-582 ロボットの世界の作り込みが今一つ甘いように感じられたのが、 ぼくには不満でしたが、ロボットはかくれんぼをやってるんだ、と発見した時 ちょっと嬉しかったです。 【得点】 2点 ◆WvShSU0mOg:2点 ■▲▼ 唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ 言葉だけで愛を語りつくせると思っているキミの向こう脛に蹴りを一発 失礼 困ったもので 最近 膝蓋骨の蝶番が不具合で 強い風が吹くたびに ボクの脛骨が揺れるんだ 事故だと思って勘弁してくれ ボクは骸骨 小学校の理科室から抜け出してきた 不慣れな街での一人歩きに 何かしらのトラブルはつきものだ 医師、弁護士、大学教授 正義や真理を熱く語る一団に出くわすと 下顎骨がガクガク震える 冷笑しているのではない ホラ アレだよ クーラーの室外機がブンブン唸って温風を排出する一方で 部屋の中はガンガン冷え切ってるってことあるだろう アンタたちの議論が熱を増すほどに ひんやりとした風がボクの頭蓋やあばらを吹き抜けるんだ 他意はない 見逃してくれ 通行人に向かってあらん限り 声を張り上げているストリートミュージシャンの諸君 下手くそな大道芸の皿回しの皿のように キミたちのコトバは 投げるそばから 路上に落ちて ガチャガチャ割れて まったく粉々だよ ボクの足の裏は 無残に散乱したコトバの破片の感触を楽しんでいる せいぜいキミたちの喉仏の骨をいたわってくれたまえ どちら様も 二十四色コトバを取り揃えれば 世界を塗り絵で塗りつぶせるっていうんだから コトバの積み木で1万階のタワーを建てようってんで シャカリキになっている御仁の何と多いことよ 骨は思考しない 骨はコトバを持たない よしんば あるとするならば 骨のコトバは 誰かが漏らした悪罵の呟きを 頭蓋の空洞で反響させて さらに増幅し ほどよい湿度を加えてから送り返す加湿器の 低周波音といったところ 頭蓋骨の窪んだ眼窩には 何も見えていない 埋め込まれた一対の義眼が映し出すのは 中を覗き込む者の間の抜けた顔 583-584 名前:唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ [] 投稿日:05/02/19(土) 21 03 25 ID +qd5m7DX 【コメント】 595 名前:おしっこ(評価させてください) [] 投稿日:05/02/24(木) 22 46 09 ID /OaPmXhH 583「唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ」 骸骨から世の中を見る発想は面白い。しかし多少とでも修羅を気どるなら、 遊びだけじゃなく、自らに返って来る苦悩の言葉が欲しかった。2点 600 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:05/02/25(金) 23 38 32 ID Adjj+K5g 583 『唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ』 【3点】 逐一脳を喜ばせ背を仰け反らせるフレーズ。様々な箇所でリライトを試むことも出来る、読み手に開かれた完成度(詩の閉じ方にも"遊び"が必要な事を初めて教えられました)。 良いですねぇ、何度も読んで、また時間を置いてから読みたいくらいに。 作者の名前が自分だったらどんなにか良いだろう、という親しみ混じりの尊敬の念。 548 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 17 34 ID 9bjQlUog 583 :唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ 1/2: 長い題名だ。骸骨の準主役の漫画があったのを思い出してしまった。 本文も長いけど言葉のリズムが好い。心地よく読めた。最後の一節はまだ推敲の 余地あり……かなぁ? 558 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/02/24(木) 23 34 53 ID 5izNj0DW 583-585 「唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ」 2点 内容は尊大だが、表現、構成は繊細で行き届いている。作者の姿が見えてくるな(笑い)長いが無 理無駄が無い。空虚な人間社会、言葉を明るく楽しく笑い飛ばす良作。 とくに言語感覚はマニア垂涎の一品(?)非常に小気味良く見習うべきこと多い。 「遊び」の捉え方も個人的にはツボ。 579との差は単純に好みの問題。 566 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 09 01 44 ID Nwl6nukN 583 「ガイコツ」 一押しです。。 最初に書いたけど、題材としての遊びと、作者本人の遊びが見事に融合してます。 面白い!!!しかも丁寧、無駄がない。リズミカル。(少々辛辣) 事故だと思って勘弁してくれ とか、他意はない、見逃してくれとかのせりふがツボでしたーーー。 最後に、詩作にも遊びがいるぞよっと呼びかけてもらって、実に嬉しい。。 575 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 01 09 ID pvQkV40h 583-585 唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ さあ、これです。一行目と二行目、だんぜん支持します。 が、その後も斜に構えては言い訳をし、の繰り返しなわけで、そこから出ないうちに 「骨は思考しない」と無責任なこと言って逃げ切りをはかるのはずるいような気もしない。 けれど、それが作者さんの意図するところだと最後に言われて納得した気になるんだけど、 いいように遊ばれてる私なのでした。 580 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/25(金) 20 32 02 ID MVRFrliA 583-585 理科室の骸骨って、本物なんですよね、あれは。ほとんどがイン ドからの輸入だそうです。後半にいくにしたがってことばや思考が加速してい くだけに、前半をもっとスリムにできなかったのかな、と考えています。 587 名前:MUJINA [] 投稿日:05/02/26(土) 19 51 43 ID dzWShZAP 「ミヨーをききながら」の作者さん、チャンプおめ。それから、準チャンプの方もおめ。 今回は「唾しはぎしりゆききするボクはひとりのガイコツなのだ」を投下しました。 葉土さん、本スレのNO600さん。高得点をありがとうございました。 588 名前:MUJINA off course [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:05/02/26(土) 20 17 40 ID dzWShZAP 以前以前にも書きましたが、歴戦のツワモノばかりの審査員の全員から、高評価を 獲得する、というのは、至難のワザでして。私としては、誰かひとりでもいいから 3点の評価をいただくことを目標に日々詩作に励んでおります。今回ははからずも二人から3点 ゲット! で男子の本懐が達成されたと喜びひとしおであります。 また、NO558氏と「おしっこ」氏(うーん、「氏」をつけていいものか)、Canopus、 ゼッケン各氏の批評も大変おもしろく読ませてもらいました。 ご指摘の通り、タイトルは宮沢賢治の「春と修羅」の一節からのパロディです。 賢治は自己のエゴに相当悩んでいて、その苦悩が透明な詩世界に結実しています。 だから「唾しはぎしりゆききするおれはひとりの修羅なのだ」という言葉の剛球の重みは プロテクターをつけないで、胸で直接受け止めなければならないもの、と思っています。 ともあれ、今回は審査・批評をしてくれる方が多くて、大いに盛り上がりました。 私めは、パソコンが修理から戻ってきたら、また審査員を再開したいと思います。 チャンプ・準チャンプのご両人が名乗りでる前に、勝手なことをツラツラ並べて、 失礼しました。 597 名前:大木人 [sage] 投稿日:05/02/28(月) 16 42 10 ID VTyFiky4 リーフレインさんおめでとうございます。 ミヨーは熱意の人というか、まさに音の中に遊んだ人でしたね。 効果的な改行と点描画のような描写の相互作用で、ふわりふわりと言葉が舞い落ちてくるように感じられました。 読んでいるとミヨーの明るく朗らかな音楽を喚起させられます。 お題にぴったりの、とても楽しい詩だと思いました。 【得点】 6点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:3点 ◆WvShSU0mOg:3点 ■▲▼ 夕闇に はしゃぎ駆けまわる子どもたちの長い影が立ち止まり 通りの向うからそっと覗きこんだ。 夕闇に溶けるジプシー・ミュージック。 太陽の仮面。月の仮面。 半透明なケープを纏って踊る娘たちを従えて 毛むくじゃらの赤い怪物がおおきな舌を出し サーチライトを無表情に浴びた 巨大な白の女神が浮かび上がる。 湿った熱を帯びるギター。 カルナヴァル! 喧噪のなか誰もが固唾をのみ それぞれがそれぞれのことばを話し 沸騰するギターは同じ旋律で幾度となく問いかける 「生きるとは?」「Si(はい).」 「生きるとは?」「No(いいえ).」 「生きるとは?」「Si(はい).」 「生きるとは?」「No(いいえ).」 うつむいた茜空 花火の放物線。 瞬間 ギターの弦が一本弾け跳び そうしてまた誰かが死んでいく。 なだらかに 下りていく夕闇。 586 名前:夕闇に [sage] 投稿日:05/02/21(月) 23 52 46 ID b76rCar0 【コメント】 548 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 17 34 ID 9bjQlUog 586 :夕闇に :05/02/21 23 52 46 ID b76rCar0 ギターとかカーニバルに寄りかかっているかな? 夕闇の人影が見えてほしいかなぁ…… 566 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 09 01 44 ID Nwl6nukN 586 夕闇に ジプシーを題材にとった、イメージの舞踊。 ども、熱さが足らんよな気がしました、題材に比して。。消化不良気味です。 575 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 01 09 ID pvQkV40h 586 夕闇に 「幾度となく問いかける」「旋律」が繰り返されて興奮も最高潮のところで弾け跳ぶ「ギターの弦」までは 情景が浮かぶんだけれども、そこでなぜ「誰かが」死ななきゃいけないのか。生と死の対比は鮮烈で感動的だけれども、 「誰か」と言うのは易きにすぎるのではないでしょうか。ひとが死を話題にするときは死そのものではなくて 死ぬのは誰かというところがもっぱら関心の的じゃないかな。宗教的な議題でなければ。 586 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/26(土) 19 13 38 ID NwTrkwCF みなさん、お疲れさまでした。 チャンプ、準チャンプの方、おめでとうございます。 今回『夕闇に』を書きました。 んー、「遊」じゃないなあ、とブツブツ言いながら投稿。 強いて言えば、人生そのものが遊びなんでしょうが、苦しいよね…。 途中、ことばが息切れした所があり、正にそこをゼッケンさんに指摘されて、 おお、と思いました。評をいただいた方々にお礼を申し上げます。 ■▲▼ ミヨーを聞きながら プリズム 窓 ゆらゆら 風レース 虹色 眩暈。 雲の滑り台が空からするする降りてきて、 邪悪な天使が白いわっかをつけたまま 花束を持って滑り降りた。 窓 開けて風、 底抜けた青 ドレミファソーッラソッラソファミレ 三つ編み、四つ編み、 白く光る女体が編みあげられた 朝食のパン 天使のコーヒーカップ 羽つき ぞうっさん、 ぞおおうさん、ずうん、ずん、ずうん。 足跡、足あと 丸、 まある、○。 うんち。 ガラス瓶のビー玉が散らばって、 干からびた蜥蜴の死体 白い子猫が、天使の足を引っかいた。 とてちてとてちてとてちてたー とてちてとてちてとてちてたー 進軍ラッパ、ラッパ、ラッパ ラッパ ラッパ銃。 疾走。 588 名前:「ミヨーを聞きながら」 [sage] 投稿日:05/02/22(火) 20 54 28 ID UrjS5c1W 【コメント】 594 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 59 56 ID nI+28M/l 2点 588 :「ミヨーを聞きながら」:05/02/22 20 54 28 ID UrjS5c1W ミヨーってなんだ??? 興味掻き立てられた。 595 名前:おしっこ(評価させてください) [] 投稿日:05/02/24(木) 22 46 09 ID /OaPmXhH 588「ミヨーを聞きながら」 なんとなく、ほっておけない言表。1点 598 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/02/25(金) 19 54 35 ID MVRFrliA 3点 588 『ミヨーを聞きながら』 ミヨーって、六人組のミヨーでしょ?うん、驚きました。 ぼくはプーランクはよく聴きこんだけど、ミヨーは残念ながら『プロヴァンス 組曲』くらいしか知らないんです。でもミヨーから、このことばを引き出すこ とができるつーのは、ぼくにはただただ驚き。面白くて何度も読み返してます。 新古典、ということばすら当てはまらないね。 600 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:05/02/25(金) 23 38 32 ID Adjj+K5g 588 『ミヨーを聞きながら』 【3点】 「遊」というテーマに真正面から取り組めば(遊を具現化させようとすれば)、 当然こうなるだろうなぁという形式。その直球っぷりが心地よく、又、内のコトバも 砂糖、毒、純真、現実と、バランスも良い。目と、新皮質より辺縁系が楽しめそうな逸品でした。 612 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:05/02/26(土) 20 50 50 ID eK8+pD5Y エット、「ミヨーを聞きながら」作者デス。。 ありがとうございました。嬉しいやら、なにやら、緊張しまくってしまって・・・ 次の題「人」で。 締め切りは3月7日(月)いっぱい。3月8日午前0時まで。 548 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 17 34 ID 9bjQlUog 588 :「ミヨーを聞きながら」:05/02/22 20 54 28 ID UrjS5c1W ミヨーって、なんだろうと、すごく興味を掻き立てる。詩がよく機能してるのかなぁ? 575 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 01 09 ID pvQkV40h 588 ミヨーを聞きながら あらぬ方向に連想がとんでいって、どうなるのかな、これ、とどきどきしつつ視線をすすめますと、 びしっと最後がきまっている。この作者さんは構造を持ってるなあ、いいなあと思います。ただし、 それげなイメージと構造があって、流行の映像作家ではありえるんだけど、巨匠になるにはなんらかの 思想めいたものも必要かと。べつに巨匠なんて目指すものじゃないかもしれないけど。 589 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:05/02/26(土) 20 36 11 ID eK8+pD5Y えっと、「ミヨー」です。ありがとうございました。 あまりの驚きで、失語症に陥ってしまてまして、今朝からどうしても レスが書けませんでした。。。アイヤアーー。 加点くださった皆さんありがとうございます。 思いっきり読み取ってくださった評もとても嬉しかったですーー。 そうです、あれはダリウス・ミヨーです。 聞いていたのは、カルテット1番、7番、10番、16番です。(それぞれ、10分そこそこの曲です) この一連の弦楽四重奏曲は、実は印象派画家モネの追悼のために最初の1番が かかれまして、その後ボツボツと足していったんですが、 絵画的な表現というか、リズミックで、楽しげな雰囲気に満ちているんです。 ミヨーの特徴である、快い不協和音を駆使したハーモニックな主題にリズミックな断片が 絡み合うように融合している作品群です。。 絵画から音楽へアウトプットされたものを、さらに詩に変化させてみたら、面白いだろうなっと 思って遊んでみました。あんなに楽しい詩作は初めてでした。。 【得点】 9点(チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点 ゼッケン ◆DgT0G2eW4I:1点 ◆WvShSU0mOg:3点 ■▲▼ 君は笑った 近所の公園で出会った君は 笑っていた 朝日昇る滑り台 飛び降りて 笑っていた 鬼ごっこをした君は 笑っていた 鬼になっても 笑っていた かくれんぼをした君は 笑っていた 鬼になっても 笑っていた この高い太陽の下 手を繋いで 何処までも 歩いて行けると 信じていた この輝く太陽の下 手を繋いで 何時までも 遊んで居られると 信じていた 太陽が赤くなっても 君は 綺麗だねといって 笑っていた 花火が消えてしまっても 君は 綺麗だったねといって 笑っていた 星も眠った頃 聞こえた 君の声 多分 君は笑っていた 繋いでいたはずの 手を振った 君 多分 君は笑っていた またあした は ないね もともとは一人だったのに 不思議だね 何か 公園に忘れ物をしたような そんな気になって 振り返る 朝は 当分 来そうにないね けれど寂しくはなかったんだ 不思議だね やっと 探し物を見つけたよ 君の居ない場所で 君より遠く 君は笑った それだけで良かったから 589 名前:君は笑った [sage] 投稿日:05/02/22(火) 22 58 07 ID 4XLdVOOh 【コメント】 594 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 59 56 ID nI+28M/l 1点 589 :君は笑った :05/02/22 22 58 07 ID 4XLdVOOh 笑えばすべてが遊びになる? ちょっと悲しい。オレも笑って……推敲足りないまま投稿したなぁ。 548 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/23(水) 01 17 34 ID 9bjQlUog 589 :君は笑った :05/02/22 22 58 07 ID 4XLdVOOh よくわからないけど、迫ってくる何かアル。……?? 566 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 09 01 44 ID Nwl6nukN 589 君は笑った 一緒に遊んだあの子の笑顔が題材かな? 笑顔に泣き顔がオーバーラップして感じられるのは何故かなって思いました。 泣いているのは書いている本人かもしれない。 576 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 01 41 ID pvQkV40h 589 君は笑った 君は笑った みつを で済んじゃうかもしれないよ、「それだけで良かったから」だけでは。 無垢なものに救いを求めたい気分のときってありますが、 「不思議だね」と思うそこのところもう一枚皮を剥いでみませんか。何が出てくるか。 ものすごい痛いと思いますが。出血多量で死ぬかもしれないけど。 私にはできないかもしれないことをこの作者さんにやってもらいたいなというわけです。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 崖っぷち男 何もいつも笑っているわけではなくて むしろ怒ったり泣いたり そうして家へ帰って来ることの方が多かったが それでも夜ごはんを食べれば 今日こんなことあんなことがあってって 無邪気に語った 今日日曜日 また外した 惜しかったけど外した 今年の目標は自分の年収を 倍にすることだったのになあ あの二着と三着が入れ替わってたら 大勝ちだったのになあと ねちねちと終わった競馬新聞を眺めながら 友達とウダウダ電話している時にふとデジャヴ 結局笑ってばかりじゃ 遊びにならんのかも知らんね ドンマイドンマイと コンビニに行けば 夜ごはん買う金すら無し 590 名前:崖っぷち男 [] 投稿日:05/02/22(火) 23 38 56 ID 9RvE9WWg 【コメント】 594 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 59 56 ID nI+28M/l 1点 590 :崖っぷち男:05/02/22 23 38 56 ID 9RvE9WWg 冷静・余裕……感じる文章。遊びらしいまさに……。 549 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/02/24(木) 00 29 34 ID nI+28M/l 590 :崖っぷち男:05/02/22 23 38 56 ID 9RvE9WWg 文章が手馴れている感じ。競馬をやる人は余力もあり、友人もあり、……遊びと わかっていて、あぶく銭を追いかけている。冷静で人生を楽しんでいる人達なのかも 知れない。バンメシ抜きではこの男性競馬をやれなくなるだろう。……そんな気がした。読後感でした。 566 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/02/25(金) 09 01 44 ID Nwl6nukN 590 崖っぷちの男 しっかり働きなはれ。。あぶく銭は身につきませんで。。 576 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [] 投稿日:05/02/25(金) 20 01 41 ID pvQkV40h 590 崖っぷち男 好きな話ですけど、難癖つけると「友達とウダウダ電話している」ところが 「崖っぷち」というわりには余裕あるなあ、と。 「ドンマイドンマイと コンビニに行けば 夜ごはん買う金すら無し」 が、秀逸にトホホな能天気さで、ここに入る前のところで逆に危機感を煽っといても、演出としてありかなあ、 と思ったけど、ちょっとベタな発想ですかね。 580 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/25(金) 20 32 02 ID MVRFrliA 590 競馬ファンの心理として、共感できるものがあります。祭りの前の方 が楽しいのかもしらんね、祭りの後よりも。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/608.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ あなた 今の私にとってあなたは邪魔なゴミでしかないの あなたとは早4ヶ月 あれはコタツを出した頃だった 足元の温かさと上半身の適度な冷えかた そして私に甘く語りかけるあなた 私とあなたは見つめ合い その夜、一つになった 今思い出してもよだれが出てくるわ うまかったわあなた… それからは毎日あなたはコタツの上で私を誘惑した ある時はメガネを曇らせるくらい温め またある時は凍る冷たさで私をとろけさせた でも季節はもう春 コタツはなくなる 薄着になる さあ 早く出てって 私にはあなたはすでにゴミでしかないの ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ はぁはぁ… 私は自分のお腹をつまみ あなたに立ち退きを迫る 178 名前:「あなた」[] 投稿日:2007/01/22(月) 00 54 06 ID 88MgLNKT 【コメント】 199 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 33 30 ID jVKl/EKd 178「あなた」 脂肪フラグ?一人鍋?特定できず。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 178 :「あなた」 使用済みになりゃゴミでもなんでもいいけどさぁw なんかゴミっぽさがないわ ■▲▼ 廃棄を待つ街 ニュータウンの整った町並みの中 幼い子供たちの遊ぶ姿は 窓辺を飾る白いレースと花だった 人気が失せたゴーストタウンには猫もいない 時折現れる人も、何かにせきたてられるように通り過ぎて 過去の希望が焼け焦げてしまった残骸に 気づかないふりをする つぶれたペットボトルが 風に吹かれてすべっていった きれいに整えられた「郊外の一戸建て」に住む女は 居間の椅子を満たす誰もいないのに パンの造花を作り続けている いつか誰かがソレを見て 「ほんとうにきれいね」と言ってくれるのを夢みているのだ とある日の笑いがしみこんだテーブルは もっと笑いが欲しいと蒼ざめていく 落書きを書きなぐられては消され、消されてはまた書かれていたコンクリート壁も もはや書く人も消す人もいないままに黒ずんでいく 白墨石で円を書いた駐車場のアスファルト 猫が子を産んだ軒下のアロエに いたずらに生い茂ってしまった楡の木の影が長く射す あの楡を大事に残そうと、ビラを配っていた男も とうの昔に死んでしまった 時が容赦なく爪跡を残して通り過ぎ 追いつく力のない住人が 背中にその爪をひりひりと感じながら どうしようもなく、とりかえしのつかない日がくるのを待っているのだ 指の間から零れていくなにものかに 悦ばしげに酔いつぶれ 醗酵した塩の柱になって錆び落ちていく さびおちて いく 180 名前:廃棄を待つ街 1/2[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 19 04 27 ID QH6W8v7N 181 名前:廃棄を待つ街 2/2[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 19 05 21 ID QH6W8v7N 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 180 :廃棄を待つ街 1/2:3点 さんさんと陽の照りつける住宅街、家の数だけ人がいるひっそりと、うらやましい、 時に苦るおしく、 詩として石垣のような、 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 180-181「廃棄を待つ街」 散漫な印象。ゴミが散らばった感じは出てる、かも。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 180-181 :廃棄を待つ街 -「なにか」だのは書いて欲しくなかったな。「過去~残骸」が二通りに読める。 『潰れたペットボトル』だけでなく人気のいない廃墟感を出す為に道具にして利用しても良かった あと状況がコロコロ変わり不自然。途中で読むの止めたんで0点 お前の作品は読みにくい 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ■▲▼ 不良品 そこにも一つのゴミがいた 悲しい目をしたゴミだった もうあれは動かない もうあれは使えないだろう だってゴミだから 捨てられてゴミになった 役に立たなかったから捨てられた だが そこにはゴミを見つめるものがいた そのゴミを必要とした 何かに使おうとした そのときゴミはゴミではなくなった ぎこちなくも立ち上がり ゆっくりと動き出した そしてついに見えなくなるまで歩いていった 僕のところにも誰か来ないかな・・・ 僕はジャンク 誰か拾ってくれるのを待つ ゴミハシャベレナイ 183 名前:不良品[] 投稿日:2007/01/23(火) 23 49 21 ID xi0woeif 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 183 :不良品:うーむ、2点、 って、全部3点にするかって、悩んで…… ロボットもの、SF基調が好きって基盤があるから、マイナス一点。 残さされた意識の、ゴミ具合が判ればという、欲張りな気もしており、…… 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 183「不良品」 立ち上がって歩いていって喋れない。分からない。 スターウォーズのR2-D2みたいなものだろうか。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 183 :不良品 -出だしから「そこにも」と言われてもなぁ。中盤が良い、だが後半が糞 1点 【得点】 6点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:3点 ◆UnderDv67M:1点 ■▲▼ 離再来流 「豚に棄てるところが無いのは本当で 肉と腑はもちろんのこと 耳から足 果ては骨の髄まで あますとこなくいただける」 一度は離れた彼女が 「それなのに私たちは たくさんのものをつくり たくさんのものを無駄に棄てている それについて考えたことある?」 再び 「とんでもなくバカみたい 私たちこそ いらないものだって 思わない?」 戻って来て 「だけど ね だからって棄てちゃうのも勿体無い ならせめて 有効活用しないと この意味 分かるよね?」 流させる血 「君もリサイクル しなきゃ ね」 184 名前:離再来流[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 02 30 52 ID H/I6el2i 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 184「離再来流 」 一読してちょっと吹いちゃったんだけど、よく見ると言葉遊びにもなってる。 うまいっ! 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 184 :離再来流 --- そうだよなぁ、やっぱ豚は素晴らしい動物だよなぁ やっぱり豚だよネ 2点 【得点】 4点 あばらや ◆61ynRipd12:2点 ◆UnderDv67M:2点 ■▲▼ 言葉 貴女 ニ 贈 タ 言 ノ 葉 心 ノ 奥 落 チ テ イ ル ノ カ ? 溜 メ ル ナ イ 早 ク 捨 テ テ 言 ノ 葉 ナ マ モ ノ 185 名前:言葉[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 17 37 12 ID wjmoBo/U 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 185「言葉」 なんじゃこりゃ、暗号文?うーん・・・解けませんでした。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 185 :言葉 -- 心うんぬん糞つまらねんだけど?心配せんでももう吸収&排泄済みだよボケ ■▲▼ リサイクル・ブタ ブタは太るか死ぬしかない 死んで困るブタならば 食わせて食わせて太らせて 死ぬまで食わせてやるしかない 飼い殺し飼い殺し飼い殺し だからニートはなくならない ゴミを捨てずに溜め込んで いつか町中ゴミ御殿 だけどゴミはゴミのまま 積もり腐って嫌われる 捨てちまえ捨てちまえ捨てちまえ 捨てる神あれば拾う神あり 回収ゴミはエコ資源 叩かれ砕かれ潰されて おまえら人生やり直せ やり直せやり直せやり直せ 飛ばないブタはただのブタ 飛んでもブタはブタのまま 同じブタなら飛ばなきゃそんそん 飛びだせ飛び込め飛び立てニート それで落ちたら食ってやる 186 名前:リサイクル・ブタ[] 投稿日:2007/01/24(水) 18 52 54 ID CY1Wr42i 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 186「リサイクル・ブタ」 なんかブタネタ多いね。これはでもパンクの歌詞みたいでいい感じ。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 186 :リサイクル・ブタ -- をぃニートなんかと比べるなブタさんに失礼だろ!!!最低!!死ね!!! 【得点】 3点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:3点 ■▲▼ 浮屑 そして歳月は眠り惚けることなく 絡まったまま質量を増大させ 漸進主義に頸木を打つのだ Old Friend、本棚深くしまわれた記憶は色褪せ、四季の移り変わりに鼻糞が半べそを掻く 偏った速度は色彩を無くし、血を濁らせた眼球の彷徨う自堕落な日々 負け犬の遠吠えは俺で、耳を塞ぐのは人間と限らず、冷えた深海を漂うような 溺れながら死への衝動は、光への生産を伴う苦痛で、堕胎の恐れはゆらぐ木漏れ日に支えられ 思考がつかんだのは虚無で、黄昏た右耳は言語の意味を消失する ドス黒い闇の裂目に太陽を見付けた 鶏は血を流しながら鳴き続ける 俺は四つん這いで這いずり回る 頭上を這うセンチメンタルに誰が陶酔しえよう 来訪者の差し伸べる手に誰が安堵しえようか べらぼうめ 諸原理の風吹くなか、構造的欠陥を補う為に奔り続けるのが愛ならば 爛熟を余技なくされ彫りの深い陰影にまどろむ両極は相対的に反射し合い 夕闇に思惟を贈与され、膨らみ肥大化した観念は六天に遊び あるがままでなくなされるままの実在が荒波に揉まれる間に 四次元の解答を得られぬまま、リビドーの矢は折れ、失速する 月が涎をたらす頃、夕陽の様な朝陽を迎える ドス黒い闇の裂目に太陽を見付けた 鳥は羽を折り畳んだまま鳴き続ける 俺は穴を掘って泥だらけになる 俺は虚空を漂う一塊の浮遊物で ほんの些細な出来事に惑わされ 闇の中を突き抜ける 一条の光に浮かぶ 塵芥が俺です 屑が美を舐めようとした成れの果てが 俺です 187 名前:浮屑[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 23 57 09 ID S0QfVFi0 188 名前:浮屑2[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 23 57 41 ID S0QfVFi0 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 187「浮屑」 もっと力を抜いたほうがいいと思う。音が割れてハウリング起こしそう。 202 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/01/29(月) 04 32 20 ID RQ3pHS/4 187-188 :浮屑 に1点 ゴミとは過剰さであることを言葉の過剰によって表現している 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 187-188 :浮屑 --日本語って複雑!!コレ詩か?このままポエ板限定での御健勝を祈っております 291 名前:穢土 ◆34law0hz56 [sage] 投稿日:2007/01/31(水) 23 46 57 ID fI5XDqzB 【浮屑】書きました。オレレレです。 投稿時間を見ればわかるようにあの作品は〆切り直前に提出しました。 つまり未完成。お題が好みだったのと題名を暖めていたのと納得な作品に仕上げようと思っていました。 けれど間に合わずに散々な眼に合いました。シナの地においては釈尊は浮屑(ふぉー)を呼ばれるようです。 真意は知らんがな。 deあばらやさん:毎回、同じようなことを云われるのだけど改まらない俺はどうしましょうか? 兎角、ありがとー TSUGIアンダーさん:そんな冷たいこと云わんといて♪ sonotsugiゼッケンさん:遠慮なく1点を戴きます♪かはっ ではマイヨトケ 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 ■▲▼ 愛が消えたとき 僕は縛られていた 固いロープで目の粗い麻袋の中で 誰かが僕を引きずり歩いている 何故だか体の感覚はない そして眠い ぼんやりと どこへ運ばれているのか考えていた “娘の事見捨てないで下さいね” ぽかんと浮かんだセリフが 肉体の重さを呼び起こした 各所に鈍痛が ぐわんぐわん鳴るはっきりとした痛みが 血流の熱さが ドクドクと波打ってる 僕は頭痛を抑えてでも その言葉を投げ返さなければならなかったのを思い出した お義父さん きっとあなたは あの人を何度も見捨ててきたんだろう 僕は投げ出された拍子に 麻袋からゴロリと露出した のぞき込んだ人が誰だかわかると 僕はふっと微笑んだ その顔を彼女は冷たく撫でながら はぁと温かい息を吹き掛け口づけた 僕は君を守らなければと 思い上がっていたのだ どことなく影のある彼女が好きだった 自分が尽くすことで 聖者に成り上がろうなんて 優越感を越えたライン 飼い殺された爆弾は 僕の中で爆発する 何度も何度も爆発する 僕はシンカンを抜こうと努力してきたが しょせんは幻想だったのだ 妄想と手を取り合い 見守るつもりで“いつかは”なんて事を 君に押し付けてきたのだ だから君は僕の中に入ってくるけど 爆発 爆発を繰り返す だけど肉片は飛び散らずに 僕と言う入れ物の中に隠される 僕の中身はぐちゃぐちゃだ 彼女の唇には僕の血が 長い包容が終わると 彼女は無言で麻袋を締めはじめた 「…さ、ようなら…」 別れを惜しんだのではない ただ本当な別れの言葉だった 一瞬手をとめた彼女は ギクリとしたのか わからないけど 涙を流したようにも感じた わからないけど 僕は疲れはて 彼女を見捨てたのだ 彼女にとっても その時から 僕はただの役立たず 愛でも憎しみでもないそ 存在に成り下がるのだ 彼女がいそいそと作業を進めるのを ぼんやり目に映していた ――あるいは君の中に僕という刻印を刻むのかも―― 僕は再び 暗闇に包まれ 埋められた 君の愛撫を思い出しながら 189 名前:愛が消えたとき(1/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 03 48 ID BRq31Rmg 190 名前:愛が消えたとき(2/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 15 00 ID BRq31Rmg 191 名前:愛が消えたとき(3/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 32 24 ID BRq31Rmg 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 189 :愛が消えたとき(1/3):1点 出だし3行で落ちまで書いてしまっている。すごい掴みのアルで出し。 それなのに少々読み辛い身体。 なので、いってん 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 189-191「愛が消えたとき」 埋められるほど酷いことしたのだろうか。彼女の感情が伝わってこない。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 189-191:愛が消えたとき -------長いのやだ 目に悪い PASS 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ Chameleon ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 時計の音は遠くへわたる かすになって たばになって さようならも言わないままに 櫂を漕いで行ってしまう ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 息を吸い込み 止める 深く潜る 飛行機の飛ぶ音 風の過ぎる音 ゆっくりと 赤ちゃんをベットに寝かせるように そっと吐く それから 新しい生活のことを考える ぎっちら ごっちら 使い古しの昨日が地球を廻って 新品の明日になるまでの そのわずかな間 192 名前:Chameleon[] 投稿日:2007/01/27(土) 23 52 46 ID RzowQA98 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 192 :Chameleon:2007/01/27(土) 23 52 46 ID RzowQA98 ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 1点 こういってんも、ほしかった、オノマトペいっちばん! 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 192「Chameleon」 難しいですねこれは。カメレオンというからには色を変える何かがある筈。 でも見つけられず。なんか分かり易いヒント下さい。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 192 :Chameleon 渉るはいいが木製かよ。。24時を過ぎても新品も糞もないとは思うんだが。1点だけあげる。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ◆UnderDv67M:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ