約 2,552,084 件
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/882.html
【元ネタ】水滸伝 【CLASS】アーチャー 【マスター】衛宮士郎 【真名】燕青 【性別】男性 【身長・体重】164cm・59kg 【属性】中立・中庸 【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 単独行動:A マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失ってから1週間現界可能。 【固有スキル】 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、 その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性がゼロではないなら、 その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 直感:A 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 中国拳法:A+++ 秘宗拳、またの名を燕青拳の伝説上の開祖。 分派に燕青翻子拳、迷踪羅漢拳もあるが、これらの技法を全て含めて完全に極めている。 【宝具】 『無影拳(迷蹤芸)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:10~50 最大補足:1人 足が無影のごとく、千変万化なために命名されたと言われる。 その正体は暗殺拳であり、間合いを悟らせることなく近づき瞬時に急所を撃つ。 いわゆる縮地による百歩真拳である。 【Weapon】 『弩』 百発百中の腕前とされる。 【解説】 天罡星第三十六位天巧星、字は浪子。 幼くして孤児となった燕青は、北京一の大富豪盧俊義に拾われて可愛がられ、武芸や学問、芸事などを 習わせた。燕青も盧俊義に使用人として恩義を感じ忠誠を誓い、まめまめしく働いた。 燕青は、その盧俊義をサポートし続けるが、盧俊義は燕青の言うことを聞かず流刑になる。 燕青はこれを追跡し弩で射殺し盧俊義を助ける。しかし燕青が食料を調達している間に 再び盧俊義は捕らえられてしまう。燕青は梁山泊と組み北京を襲撃し盧俊義を助け、 ここで盧俊義と燕青は梁山泊入りする。 梁山泊二代目頭領晁蓋の弔い合戦で、盧俊義と共に仇敵史文恭を捕らえる活躍をし、 百八星集結後は歩兵軍頭領の一人に任命される。 梁山泊の荒くれの中でも徒手空拳では随一の実力者として、大活躍する。 戦闘以外でも、琴の達人でもあり、帝のお気に入りの芸子を籠絡し、 梁山泊の朝廷への帰順の最大の功労者となった。 方臘との戦いではスパイとして潜入、方臘の信頼を得て内部から敵を切り崩した。 その後、燕青は盧俊義に、朝廷の四敵を倒し大儀を成し遂げた以上、富貴を求めるより隠棲しましょうと説く。 しかし盧俊義は故郷に錦を飾ろうとしているのに馬鹿なことをと取り合わない。 燕青は涙を流して暇乞いをし、翌朝置き手紙を残して消えていた。 富貴を求めた盧俊義は非業の死を遂げることになったが、燕青の行方を知るものはなかった。
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/630.html
お題 偶然 開催期間 07/05/08~ 参加作品数 8 審査員 3人 本スレ 19の134- 議論スレ 15 【チャンプ】 歩め、処女がペッサリーした胚道を(青メガネ):5点 【準チャンプ】 ドレミファソラシ ド:1点 これ(北):1点 がちゃがちゃの捻り出(不思議ちゃん):1点 エピソード:1点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 135-136 ドレミファソラシ ド - 1 137-138 僕の彼女を紹介します - - 139 これ 北 1 140 がちゃがちゃの捻り出 不思議ちゃん 1 141 歩め、処女がペッサリーした胚道を 青メガネ 5 143 フリーター - - 144-145 エピソード - 1 146 shake/out - - 【審査員】 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 Canopus ◆Mq7vsSAC66 【採点レス】 160 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/31(木) 00 05 50 ID 7rHJUWfW 配点。 141 「歩め、処女が~」 2点 140 「がちゃがちゃの捻り出」 1点 139 「これ」 1点 144-145「エピソード」 1点 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 141 「歩め、処女がペッサリーした胚道を」 2点 135 (136) ドレミファソラシ ド 1点 166 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 23 02 02 ID azW0gaAu 1点 141 「歩め、処女がペッサリーした胚道を」 作品 ドレミファソラシ ド ドレミファソラシ ド 霞みがかれば歌は呼ぶ 聞こえたなら運命 音の秘密暴いて嘘つきな英雄 田園から愛を込めて ドレミ ファ# ソラシ ド 海の底から這い出す歌は 月に描いた新世界 今宵集うは魔王の元へ 響いて凪がれて四季と共に ド レミファ ソ♭ シド それは全てを超えて 計算されたカノン もう一度望んだプレリュード いつかまた出会えるジムノペディ ド ファ ド レミ ソラシ 135 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2007/05/08(火) 00 56 06 ID D7CCjI0O 136 名前:135[sage] 投稿日:2007/05/08(火) 00 58 26 ID D7CCjI0O 【コメント】 154 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 22 57 14 ID k8Dl+LlG 135「ドレミファソラシ ド」/ (カノン、プレリュード、ジムノベティ)もしかしてこの曲がわからないとこの描写の通りでしか感想を抱けないのかも。 ジムノベティに至っては調べても検索ゼロでした。評価に口だしておいてわからなくてすいません。 曲を描写だと思ったのは、詩の中身が曲から受けるイメージや作者の感じる イメージを投影させているからかなと思ったからです。 それがイメージできない僕にとってはイメージの繋ぎ合わせで、ドレミファ~を挟んだ 各連の流れは中途半端に感じました。 着眼点はよかったが、詩と元ネタのよさをいかしきれないまま撃沈。D+ (普段センゴで評価しているのでスレは違いますが個人的な細かい目安として段階分けさせてください) 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 135 (136) ドレミファソラシ ド 絶対音感っていうんですか、これ。 自然の中から拾い出す五線譜。 のびのびした作品だと思います。 音楽の先生といっしょに遠足に行った感じです。 165 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 22 59 18 ID azW0gaAu 135 曲名の配置がどうにも、ねえ…カノンとプレリュードに至っては曲名 ですらないし(多分パッヘルベルとショパンなんだろうけど)。音符の偶然の 羅列が数々の名曲を確かに産み出してるわけで、コンセプトはブラボーです。 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 僕の彼女を紹介します 東口でばったりあなたと出会った アクシデントだと思った時にはもう あなたはチャンスとばかりに近づいてきていた 満面の笑顔で 右手を高々と突き上げて 私の右足が一歩引いたのをあなたは知らない 昔まだ私が補助輪付きの自転車に ようやく乗れるようになったころ 大きな黒い犬が私に気付いて 小さなキキララちゃんの自転車を必死にこいで逃げる 私の右足にガブリ ふくらはぎにまだ残っている 野生の本能って便利な言葉ね でもまさか自分の母親から その言葉が発せられるとは思ってもみなかった 飼い主がちゃんと首輪をつけていれば こんなことにはならなかったのにって 散々泣きわめいた後の布団の中で 幼心にふと思った あなたはまだ大声で話し続けている そんな音量で話さなくても聞こえますのに しょうもないことで大げさに笑って 「最高におもしろくてさあ」 あなたの22年間で何がわかるの 最高って何と比べているのよって 口に出かかって押えて愛想笑いでかわした 中身が無いのよ 真実が無いのよを 私嫌な女だけれど 「野生の本能」だなんて手垢のついた言い回しを 後ろ盾にしているようなあなたに捕まるほど 温室育ちじゃないのよ 「そろそろ用事があるから、じゃあね」って 一歩引いた右足を軸にしてまわれ右して 振り返りもせずに歩き出した女の子を見送った先に やってきた彼女を見つけて右手をあげかけたけれど 危ない危ない 前髪をさわってごまかして 半笑いになっている顔を 「なあに、厭らしい」 と罵る彼女は松雪泰子似のいい女 137 名前:僕の彼女を紹介します[] 投稿日:2007/05/09(水) 00 59 40 ID lqLDk9cE 138 名前:僕の彼女を紹介します[] 投稿日:2007/05/09(水) 01 00 12 ID lqLDk9cE 【コメント】 157 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 38 11 ID k8Dl+LlG 137-138「僕の彼女を紹介します」/ こんなタイトルのなんかなかったっけ。お題は果たしています。 うーーん。こちらの読解力のなさか、全員女の子に読めましたが…。 設定とタイトルの一致がみられませんでした。 日常的すぎるせいかやはり物足りない。D~D‐ 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 137-138 僕の彼女を紹介します 松雪泰子ってところがおもしろかったけど。 なにゆえ松雪泰子なのか、ここで。 松雪泰子って。。。 女性視点パートはこなれてるんですけど、迫力は感じませんでした。 165 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 22 59 18 ID azW0gaAu 137-138 嫌いな男との偶然の出会いを、犬に噛まれた過去と重ね合わせて つまり男を犬に喩えてるのね。これは私見だけど、情景や行動の描写を曖昧に すると、うまく感情を乗せられないように思う。野生の本能(つまり3連め) とかは、詩の流れをかえって塞き止めてるように思われます。 これ これは、ロウソクの炎のように、だらしなく燃えている。 そして、消えかけると、他の誰かがやってきて、代わりのロウソクに火をともす。 こうして、私達は、広大の砂漠に、あてのない旅を続けてきた。 ともし火は、絶えない限り、私達はどこまでも歩き続けるのだろう。 なぜなら、私の炎も、消えかけると、他の誰かがやってきて、代わりのロウソクに、火をともすから。 本当に、やってくるのか、どうかは、わからないけど。 139 名前:これ[] 投稿日:2007/05/12(土) 04 38 55 ID XIiN5FXm 【コメント】 157 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 38 11 ID k8Dl+LlG 139「これ」/ 誤字は脳内修正します。シンプルで良い! 1、2連の「誰かがやってきて~」がシンプルななかに個性があって面白い。 3、4連がややありきたりな気もします。 五連の循環するのだという描写も面白いし、 6連の少しの疑念を持つ人間味をもたせたところもいいと思いました。 自分も誰かのロウソクを燈す存在になりうるのでしょうか。そんな一体感があってもよかったと思います。C‐ 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 139 これ ぼんやりしてます。 行き先が見えてない感が出てます。 だって「これ」ですもん。どれよ?って聞きたくなるように書かれてます。 はっきりした目的地があるわけではなく、旅は続くというその当てのなさがお題に掛かってるんだろうと思いました。 人類なんて偶然の産物でしょ、 ぼくらの意識はぼくらの存在に意味を求めるけれど、もともと偶然なんだし、 っていう、でもこう読んじゃうとよくある到達点ローカルミニマムで読み物としては 刺激不足、いまさら感が出てしまう読み方をしてしまった。 165 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 22 59 18 ID azW0gaAu 139 「これ」のハナシは、はじめの3行で終わってないか?あとの3行は、 ロウソクの炎とか命のともしびのハナシになってるよね。「これ」を掘り下げ てほしかったです。 398 名前:北 ◆FUCKcjokcg [] 投稿日:2007/06/09(土) 04 59 55 ID 6rLNQlZB 「これ」を書きました。 チャンプの人おめでとうです。 審査してくれた人、お疲れさま、ありがとう。 【得点】 1点 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:1点 がちゃがちゃの捻り出 ぎっしり詰まった箱の中の玩具 あれとあれとあれが欲しい ガチャガチャにされた代償をねじ込み ハンドル捻ってガチャガチャ言わす コロリ コロコロ コロ コロリ 悲しい玩具があふれ出す あれが出なくてあれ荒れ哀れ ガチャガチャねじって ポロ ポロリ 頬伝わって思い出が あれよあれよと流れ出す 乱暴に扱われ傷ついた捻り出 出会ってすぐに捨てられた捻りで 同僚の中で浮いていた独りで 箱の中で駄玩具ポツリ 小銭の切れ目が縁の切れ目 捻り出をコロコロに託して 空っぽになる前に 誰かの笑顔になりたくて 今日も ガチャガチャ いってきます 140 名前:がちゃがちゃの捻り出[] 投稿日:2007/05/12(土) 17 35 56 ID 18xlNhM9 【コメント】 158 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 46 24 ID k8Dl+LlG 140「がちゃがちゃの捻り出」/ がちゃがちゃと自己をかけて投影させた面白い作品。 「あれ荒れ哀れ」は語呂もよくネタとしても楽しめた。 狙ったものは出てこない。僕も子供のころ経験しました。中身が見えるのは罠だよね。 後半とくに上手いです。段階を踏んでるから唐突な切り出し方ではなく自然でした。 にしてもホントにムナシイナ。がんばれよう!と背中叩きたくなりました。C 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 140 がちゃがちゃの捻り出 ガチャガチャ。いまもあるんですか。 掛け言葉の工夫はあるけど、さらりと流れてしまいます。 ための部分がないからかな。 165 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 22 59 18 ID azW0gaAu 140 ガチャガチャの玩具と人生の哀しみを並列に置くのには、やや無理が あったかもしれないね…ことばも淀みなく流れていて巧さを感じるのに、読後 には何か腑に落ちないものを感じてしまう。 399 名前:不思議ちゃん ◆4i76S0X7TA [sage] 投稿日:2007/06/09(土) 14 31 42 ID wLBqcJvc 「がちゃがちゃの捻り出」書きました。 勇気を出して転がりだした先で、受け手が笑顔になってくれたら 、お互いとても幸せ。 審査員の皆さんお疲れ様でした。 【得点】 1点 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:1点 歩め、処女がペッサリーした胚道を 息の臭いタイピストがぽんぽん同じ文字を打っている それは「R」と「O」 たまに「K」も打つ それらを数珠つなぎに組み合わせると KOR や ORO などのmotになる OOR や KROなどの組み合わせはない 次第にタイピストは「コローク、コローク」と叫びながら リズミカルにKORORKとうってゆく KORORK KORORK KORORKORORK KORORKOROR KORORKORORK まんまるいOがK氏とR夫人にはさまれ 手を取られながら 天使のようなはしゃぎっぷりで てくてく遠くへ歩いて行く 映画館へいくの?それとも遊園地? でもときたまOは感じる どんなに純白な子供ぶっていても K氏とR夫人の間には強力な磁場が働いていること (そしてそれはとてもねばねばしていて、いやなかんじがするということ) 結局さあ、 親ってぼくを産みたくて産んだのかい? ここまで考えてからタイピストはふーっと臭い嘆息をし 眉間を強く ぎゅっとつまんだ ぼくはとても息が臭い それは事実であり、ほんたうだ でも言葉に無理やり意味を見つけるということは それはやっぱり嘘なんじゃなかろうか …… 母さんに電話して確かめてみよう 「Tulululu… Tulululu…ガチャッあー、もしもし母さん?ぼくだけど いやちょっと訊ねたいことがあって電話したんだけどさー、 いやなに、大した用事じゃないんだ おおむねこっちはOKさ ところでさあ、今父さんいる?ん?ふーんなんだそう へー どうしてぼくは産まれたの?」 141 名前:「歩め、処女がペッサリーした胚道を」[sage] 投稿日:2007/05/12(土) 18 48 00 ID ADZNrlQJ 【コメント】 159 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 58 54 ID k8Dl+LlG 141「歩め、処女がペッサリーした胚道を」/ すごいタイトルだ。と一応つっこんどく。ですごい独創的で上手。 「R」「O」「K」の発想、組み合わせの図式、KOROKの単語はよく考えられていて秀逸。 子供ながらに感じる夫婦の絆。そこから疎外感は生まれ、主人公は考える。 あからさまな嫉妬心がないのでさらりとしています。 電話による自然な会話から唐突な本題の入り方が奇抜です。 多分僕の力不足でこの作品のよさをひきだせていないと思う。 「どうして僕は生まれたの?」をタイトル通して読むと、 「どうやって僕が生まれたの?」に変換される不思議。そんな意図もあったのかなー。C 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 141 「歩め、処女がペッサリーした胚道を」 おもしろかった。ただ、タイトルと最後の一行へのもっていきかたがうますぎるので、ボディもこの作者さんならさらに密度を上げられるような気がします。 165 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 22 59 18 ID azW0gaAu 141 脈絡も必然性もない展開を成立させてしまえるのは、詩ならではの醍 醐味だよね。けして勢いだけで持ってってないとこに好感をおぼえる。踏み込 みの浅さに物足りなさを感じるけど、まあ、これはこれでシンプルな組み立て だと言えます。 174 名前:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw [sage] 投稿日:2007/06/11(月) 01 39 21 ID KKP9EpTg ? 「ペッサリー」書いたもんだけど、どうしたらよいの? 【得点】 5点 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:2点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:2点 Canopus ◆Mq7vsSAC66:1点 フリーター こんな人生は誰のせいにすればいい? 自問自答したところで結局自分のせいだよと 分かっているけど愛してくれなかった人を恨む 恨んだとことで金にはならず腹は減る 六畳一間の日の当たらない家で 雑誌をめくってアルバイトを探している 僕にぴったりの仕事を探してる 携帯電話だって鳴りはしない 大きな求人広告の嘘くさい笑顔の写真 「とてもいい職場ですよ」と歌い文句 今年は新卒が優遇されているんだって 僕の頃とはえらい違いだ どうしたら僕はここから脱出できる? 求人広告の時給を 嘘くさい笑顔を 見ながら考える 143 名前:フリーター[sage] 投稿日:2007/05/13(日) 21 24 26 ID ZowTim5R 【コメント】 154 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 22 57 14 ID k8Dl+LlG 143「フリーター」/ フリーターを輪にかけたような人生に哀愁が漂う。 自然体でよみやすかったです。 主人公が模索中ということで、話の展開にはあまり広がりがありません。 フリーターの自分、という以外に中心となる、ココ!という内容がなく、物足りなさを感じました。 D 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 143 フリーター ええ、人生はほんとに時代というものに翻弄されます。 この足軽人生は誰のせいなんでしょうか。 家康か、家康のせいなのか。 166 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 23 02 02 ID azW0gaAu 143 いわゆる「失われた世代」の悲劇、ってヤツ。ちょっと直球すぎたか も。足軽じゃないよね、浪人だよね…足軽は薄給でも正社員だもん。 エピソード 見習い探偵にも似た おぼつかない足取りで 先を行く あなたの影ばかりを 見つめていた。 ふたりとも 無言のまま もう どれくらい歩いてきただろう? 葉叢が 甘い囁きを交わしあっているかのように あちらこちらで身悶えていた。 みちびかれるまま 野茨の柵を越えると 丘の上には 高く聳える円柱回廊。 風が 罅割れた鏡のように 鋭く 鋭く 吹き抜けて 海の近いことを知らせていた。 ふと 立ち止まり あなたがふりかえる。 砂礫のような太陽光線。 目の眩むほどあざやかな逆光。 ふりかえった あなたの顔は いつか どこかの博物館で見た あのペリカンの剥製 そのものだった。 そして 青ざめたぼくを だしぬくように 後景を 真昼の花火が打ちあがり 盲目の時針と重なった。 耳を聾する音響のなかで 崩れ落ちる白亜の円柱。 ぼくは知らなかった。 それがあなたの挨拶だった と。 あなたが あらかじめ用意していた 別離のための挨拶だった と。 身をおおうように ひざまずき ぼくは目を閉じ 耳を塞いだ。 もう 何も見えない もう 何も聞こえない。 真っ二つにした心臓から 噴き出る熱い血潮のように すさまじい速さで 循環する「時」。 いびつに捩れた空間のなかで そのとき ぼくが偶然のように呟いた ひとつの言葉。 ――Adieu それは ぼくが唯一知っている どこか遠い異国の言葉。 ――Adieu 144 名前:エピソード[sage] 投稿日:2007/05/14(月) 18 07 58 ID gi1TW7VZ 145 名前:エピソード[sage] 投稿日:2007/05/14(月) 18 09 14 ID gi1TW7VZ 【コメント】 156 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 21 48 ID k8Dl+LlG 144-145「エピソード」/ イメージ描写が上手く、独特です。adiewとペリカンが浮いてる希ガス。 僕のケータイ時々漢字出て来ない。聳えるはでてきた。ホッ ペリカンという言葉自体にコミカルという余計なイメージを持っているせいか字面で 不似合いな印象でした。 3、4連の花火までの演出がかなり鮮やか!映像美に酔いしれてしまう。 「別離のための挨拶」にはうなづけました。 心に闇のある人は始めから結末を予感しているのだという含みを持っているように思いました。 それがその人に魅せられ、出会ってしまったという自分の運命なのだ。 と、それで終わりにするにはあまりにもったいなさすぎる。 ここからもうヒトヤマ展開して書ききっていればもっと面白かったと思う。 adiewのシメはしっくりきませんでした。言いたい放題で失礼した。 イメージ描写が強烈に印象に残りました。C‐ 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 144-145 エピソード きらめきが見えました。でも、私が読むぶんには青々としすぎているようです。 166 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 23 02 02 ID azW0gaAu 144-145 失恋のワンシーンをずいぶんとドラマチックに仕上げたもんだな あ、と。キレイにまとめ上げているとこは買いたいです。ただ、ふたりきりの 世界をここまで書き上げると、ナルシスティックな印象が強くなるね… 【得点】 1点 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:1点 shake/out 例えば結晶する/美しい氷を刻み/ 死児を抱いて/多くの人を困らす/ あらゆる壁を剃る/ことごとくまねきいれる/ ながれる船のなかに/うしろへと戻って/ 狐がうたう/彩られたときは/ あたたかな風のあとに/眠りのように/ さりげない物語が/そうして秋/ 僕は出掛けた/彼らに元気が/ むしろ/自分じゃ生きてるつもりで/ からだのなかに/四つのまなこをもつ狐/ みみをすます/らいおんのあくび/ この世は欠点だらけだと/ 彼等に元気のでることよ/ 146 名前:shake/out[sage] 投稿日:2007/05/16(水) 19 58 25 ID QgIuD/gK 【コメント】 156 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/05/30(水) 23 21 48 ID k8Dl+LlG 146「Shake out」/ うーん。何か詩の切り貼りのようだ。 一行一行は意味をなさない。 ふたつの詩でも組合せてるんだろうか。ナンセンス詩でもなく暗号? 読み解けません。無念D‐ 161 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/06/03(日) 14 06 03 ID OIN2e0Eo 146 shake/out きれいな風景です。身を清めている雰囲気があります。 これだけだと物足りない気がします。 166 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/06/08(金) 23 02 02 ID azW0gaAu 146 タイトルから察するに、「瓢箪から駒」みたいな構造を狙ったのかな あ。「彼ら(彼等)」てのが、よくわからない。こうした詩は、最終行の言葉 が命だと思うな。世界を背負うには弱い気がするよ。 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/226.html
作成中です・・・ ページ:1 2 お題 食 開催期間 04/02/09~04/02/20 参加作品数 19 審査員 8人 本スレ 10の430-495 議論スレ 7の944-8の37 【チャンプ】 日常百景(ヤマネコ):7点 【準チャンプ】 瀬戸際(北):5点 たゆろん(三島慧):5点 正邪のレシピ(れん@2ch):5点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 437-439 瀬戸際 北 5 440 おのれに解脱なし - 2 442-443 日常百景 ヤマネコ 7 445-446 烏賊のカレー ふにふに 3 447 娘と父 通行人 3 448 たゆろん 三島慧 5 449 ちんぽ なみなみお 1 450 享受 ダ~ミヤン 2 451 ランチ soft 4 454 そういえば - - 455 無題 - 3 456 呑み下す - - 457 ヘルシー・ライフ - 4 458 喰媒 - 3 459-461 正邪のレシピ れん@2ch 5 462 サーベルタイガー Canopus 2 463 日食 - 1 464-465,467 私の食 - 1 466 ふくじゅう ウノ - 【審査員】 Canopus ◆DYj1h.j3e. ヤマネコ ◆1CoTV650go ウノ ◆mdm4jQk4Iw 快楽童子 ◆plhXCa4.HY ダ~ミヤン ◆DummymO2O6 ななほし ◆lYiSp4aok. ふにふに ◆./IUAzrbq6 ame ◆yUHAxrOw2c 【採点レス】 479 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/02/18(水) 22 32 ID J+2d2LTm 2点 448 459-461 1点 437-439 443-443 480 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/02/18(水) 22 39 ID J+2d2LTm あ、ミステイク。 1点 443-433は、 442-443の間違いです。 481 名前:ヤマネコ ◆1CoTV650go [] 投稿日:04/02/19(木) 00 54 ID etuImy9Q 448 450 各1点ずつ 451 2点 482 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sagain] 投稿日:04/02/19(木) 00 56 ID UixtXwjr 2点 442-443 日常百景 1点 437-439 瀬戸際 448 たゆろん 450 享受 455 ◆./IUAzrbq6 457 ヘルシー・ライフ 462 サーベルタイガー 485 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY [] 投稿日:04/02/19(木) 02 08 ID d1605od1 【2点】 442-443 「日常百景」 【1点】 449 「ちんぽ」 459-460 「正邪のレシピ」 486 名前:ダ~ミヤン ◆DummymO2O6 [sage] 投稿日:04/02/19(木) 02 19 ID 621BGX3C 458 喰媒 3点 437-440 瀬戸際 2点 447 娘と父 2点 448 たゆろん 1点 462 サーベルタイガー 1点 440 おのれに解脱なし 1点 442-443 日常百景 1点 487 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/02/19(木) 03 01 ID i7CL7Uor 2点 455 : ◆./IUAzrbq6 :04/02/16 00 20 ID mXUvnDPc 2点 451 :ランチ :04/02/14 03 18 ID srL6gQyg 2点 457 :ヘルシー・ライフ :04/02/16 17 40 ID XL8ZqSL8 1点 437 :瀬戸際 :04/02/10 16 09 ID I9sUe5Uv 1点 440 :おのれに解脱なし :04/02/11 21 28 ID C28cNbTI 1点 445 :烏賊のカレー(1) :04/02/12 23 01 ID FSEZ0UWI 1点 447 :娘と父 :04/02/13 12 05 ID IYHs7ivk 1点 459 :正邪のレシピ(1) :04/02/16 18 11 ID YPd4DmrV 1点 464 :私の食 1/3 :04/02/16 23 57 ID OtuKyzkn 488 名前:ふにふに ◆./IUAzrbq6 [sage] 投稿日:04/02/19(木) 11 09 ID d5tnFx61 2点:烏賊のカレー( 445-446) 1点:日常百景( 442-443) 489 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/02/19(木) 23 24 ID MBNYyghC 457 ヘルシー・ライフ 459-461 正邪のレシピ 463 日食 に各1点で。 作品 ■▲▼ 瀬戸際 437 名前:瀬戸際 [] 投稿日:04/02/10(火) 16 09 ID I9sUe5Uv P1 茶碗に山盛りだ。 愚痴や小言が不満を一杯にして、 食卓は山盛りだ。 募るように午前零時の鐘がなると、底から関を切ったように怒々ーッと溢れ出す水流に、窓という窓は はち切れんばかりに反り返っている。 これじゃまるで我が家は重い暗雲に満たされた悪霊の館だ。 438 名前:瀬戸際 [] 投稿日:04/02/10(火) 16 10 ID I9sUe5Uv P2 至って、食卓の冷飯は祭壇上の貢ぎもので、そして今から一人の男が生け贄となるという‥。 聞けっ、 屋根裏で眠る天使よ、 女は気ままな分、いい加減でもあるから、 母は偽善の下で、この山盛りされた皮肉を一気に流し込む。 439 名前:瀬戸際 [] 投稿日:04/02/10(火) 16 11 ID I9sUe5Uv P3 だから天使よ、 明日はなにもなかったような朝食の団欒のために! 今夜はゆっくりとおやすみ。 夫婦とは針に糸を通すような危ういことだらけなのだから。/ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ おのれに解脱なし 440 名前:おのれに解脱なし [] 投稿日:04/02/11(水) 21 28 ID C28cNbTI 部屋の四隅に人が立つ いちばんおれの近くにいるのは カーテンに半身を包んだ男で その布越しに ことばが 対角線の隅に向けて発せられる そこにいる白いスリップ姿の女が あ そうです あ そうです と応答する 残りの二人は記録者らしい 壁のしみのように影薄く佇み 簡素な対話によってあらわになる おれの悪行の数々を それぞれの掌に書き込んでいる おれに食われたすべてのものが 天井の羽目板から見下ろす その視線の中 おれは諦念とともに布団にじっと横たわり えんえんと裁かれながら 役にたたぬ不埒な懺悔を噛み殺している そんなおれを形作るのも おれに食われしものであり 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 日常百景 442 名前:日常百景1/2 [sage] 投稿日:04/02/12(木) 16 53 ID ++JuihYS 1 神戸の街が一夜にして灰燼と化したニュースを ニューヨークの彼女はホットドッグを食べながら聞いた 崩れ落ちていくビルが ハリウッド映画のようで 現実と虚実が入りまぜになったまま 彼女は奇妙な高揚感を覚えた 2 阪神タイガースが日本一を掴み損ねた日 横浜の彼女は故里の父が死んだ事を聞いた テレビから聞こえてくる歓声と怒声は 遥か遠くに存在し忘れられ 電話からの母の嗚咽だけが現実を突き付けた 彼女は飲みかけのビールをそのままにして家を出た 3 アメリカでBSEが報告された日 宮崎の青年は養鶏場で 彼と同じ日に生まれた全ての家畜の事を思った 同い年の牛はどこにも存在しない現実の中 彼だけが生きている事が種の優位性であることを悟った 443 名前:日常百景2/2 [sage] 投稿日:04/02/12(木) 16 54 ID ++JuihYS 4 ニューヨークの尖塔が一瞬のうちに消えた朝 神戸の少女はまだ眠りの中にいた 生まれ変わった街で生まれたばかりの彼女は どこかで大地が震えた感覚をおぼえながら 夢の中でフルーツパフェにスプーンをのばした ニューヨークの彼女は眼前の光景に絶句し 立ちすくし 恐怖し その後悲しみの涙を流した かつての神戸のニュースはすでに駆逐されていた 自分だけの不幸に我が身をゆだね あの日のホットドッグはすでに忘れ去られていた 横浜の彼女はインターネットの速報ニュースを見た ディスプレイの中に写し出された写真が まるで映画の1シーンであるかのように見えた 虚実と現実はここにも訪れた 彼女は電話に手を伸ばし 何年ぶりかに故里に声を届けた 5 アフガニスタンで米軍旗がはためき イラクの空をヨーロッパの飛行機が飛び回る 伝えられる情報は加工された音で 少しの遅れもなく破裂音が聞こえる 僕はなんと愚かしい行為なのかと口にしながら 同じ口に牛丼を頬張る 北朝鮮の餓死寸前の子供を写し出すニュースを背景にして 目の前の写真で彼は自慰をはじめた 世界は常に虚実と現実の境い目に存在する 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 烏賊のカレー 445 名前:烏賊のカレー(1) [sage] 投稿日:04/02/12(木) 23 01 ID FSEZ0UWI 烏賊の腑を醤油に混ぜた タレに烏賊の身をしばらくつけて カレーに入れると こいつはなかなかの代物で 日本酒どころかワインやビール ジンに焼酎にいたるまで 合わないものがないほどに つまみにはもってこいだというのに 彼女は烏賊のカレーが嫌いだ 生姜できちんと匂いもとってある トマトピューレで味もつけたし 酸味で匂いは消えているはずで そう あのひっついた薄い皮膜も ゴム臭い匂いが イヤだと彼女がいったから すべて剥いてしまったよ それでも、彼女は大嫌いなのさ 烏賊のカレーが 446 名前:烏賊のカレー(2) [sage] 投稿日:04/02/12(木) 23 01 ID FSEZ0UWI そうさ、烏賊のカレーの味が わからないってことは まだまだ女の子にちがいないのさ それでも、僕は見たいんだ 一生懸命に烏賊のカレーを おいしいおいしいと ほおばる彼女の姿をね それとも僕の料理の腕が 未熟だとでもいうのかね それならそれで、頑張るまでさ おいしい、おいしいと言うまで 何度も 何度も 作ってやるのさ 烏賊のカレーを 一度慣れれば 病み付きになれるよ 禁断症状がでるまでに 食べたくなるにきまってる 食べておくれよ 僕も誰でも 大人はみんなだいすきな とてもおいしい烏賊のカレーを 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 娘と父 447 名前:娘と父 [] 投稿日:04/02/13(金) 12 05 ID IYHs7ivk 「ポッキー食べたい!」と7歳になる娘が言った 私はポケットの底の糸屑と一緒になった100円玉2枚を取出し娘の小さな掌の上に置いた 汚い銀色の100円玉2枚を無造作に握り背のとどかないお菓子棚のポッキーを目一杯背伸びし捕ろうと格闘する 私はそっと手を貸してやる しっかと掴んだポッキーを抱きレジへ駆け出す娘 またしてもとどかぬ背に幼い娘は苛立ちを抑えることができるはずもない 無愛想な店員はその光景をじっと観ている 店内に響く娘の泣き声 あぁ、又やってしまったか・・・ そう思いながら私は娘に語りかける 「お父さん、警察に行ってくるね」 店員の返り血を浴び赤い水玉になったブラウスを着た娘はコクリと頷いた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ たゆろん 448 名前:たゆろん [] 投稿日:04/02/13(金) 21 24 ID Jhp9vQAg たゆろんたゆろん かすかにあたたかい あなたに浮かんでいる 顔が浸からないように気をつけるけれど 全身が沈んでも息はできるかもしれない 時に一部が熱くなり冷たくなり 時に違和を生じさせるのは あなたが何かを得るため 私には吐息やら声やら もろもろの分泌物しかないのに 思い切って身を反転させ 底に向かって嘔吐する ゆっくりと下へ運ばれて行き 見えなくなったそれを あなたは喰ったのか否か 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ちんぽ 449 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/02/13(金) 23 24 ID Oqna7Ezz 「ちんぽ」 鏡の中の眼球を観察してたら 眼球を無性に食べたくなった (ああ、コリコリとした歯ごたえだろうな (醤油かけたらもっとデリシャスだろうな (まるごと飲んでもいいな (ゴクリと滑らかに玉 (食道、コロコロ (全身が射精するみたいに (気持ちいいんだろうな 振りかえると夜になってた 由美をラブホテルに呼び出した 「だけど、今日のセックスは中止の方向で 由美はみるからに不機嫌になった しかたないから由美の股間を触ってやったら もうびっしょり 「俺の眼球舐めてよ。きもちいいぞ。 耳元で囁いたら由美は失禁してしまった 「れろれろ舐めたらいいの?いたくないの? 由美が馬乗りになって 俺の眼球をれろれろ舐めた なんにも感じなかった 俺は由美の乳頭を 赤ん坊が乳歯で噛むように 中指と人差し指で挟んみながら 全身がちんぽみたいになったらいいのになと思った 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 享受 450 名前:享受 [sage] 投稿日:04/02/14(土) 00 07 ID BqY9jUq4 まあるい 黄色の たね キュ、っと噛んで 飲み込んだ おなかの中に ぽとり 酒を流し込んで あたたかくして ずるり、ずるり、行き渡る血管 とげとげのない 生暖かい体になって くったりと 埋没して行く にがい物ばかり食べていると 悪い夢に うなされがち 気づけ 受け入れたすべてを感じ この体を造っていることに 侵入者たちの胎動は止んで 胸の奥に熟した あたらしい 細胞 太陽の実を成らせて眠っていると いつか 羽蟲に生まれ変わる 目覚めると 満月の揺れる色 今にもとろけ落ちてくる あれも 食べたい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ランチ 451 名前:ランチ [sage] 投稿日:04/02/14(土) 03 18 ID srL6gQyg あの日から ランチは 一人分しかテーブルにのらない この頃は 野菜が 足りてないという自覚がある 僕が淹れたコーヒーに手をつけず あなたは消えていった 冷めたコーヒー 一人で啜った あなたに言われた言葉 頭の中を泳ぐ 「心が冷たすぎる」 いつの日も 日当たりの とてもいいこの部屋の中で 僕の影は一層 大きくなっていった いつから 一人に慣れたの? いつから 何も感じなくなってしまったの? 考えすぎて また コーヒーは冷めた 冷たいと言われた心に 僕自身が凍えているよ あの日 君が 最後に作った料理はなんだっけ? あの日も僕は食べきれなかった 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/515.html
ページ:1 2 作品 ■▲▼ 問答 「なぜ私はかうして生きてゐるのか?」 わたくしは生まれたときから緩やかな死へと向かつてゐるのです。 花のやうに煌びやかな榮華も、母のぬくもりのやうな幸福も、死といふ現實の前では波際の砂の城。 美しい完結のために生きてゐるのです。 「私は死んでしまふのか?」 安寧を求める餘り、無關心になり、利己的になつて行つたわたくしは、 自分の奧深い命を心の中に閉ぢこめて ただ、ただ、長い死への道のりを緩やかに待ち續づつけてゐるのです。 「なぜ神はこの世界を創造されたのか?」 滅びてゆくものははかなく美しいと神は考へたのでせう。 なにかしらに懺悔し、崇拜し、許しを乞うわたくしたちを、 神は鑑賞するため御創りになつた。 ガラス細工を愛でる樣に。 「終焉を止めることができないのか?」 始まりがあるといふことは終はりがあるといふこと。 永遠などどこにもないのです。 「この世は何のためにあるのか」 とても長い、長い時間を通して滅んでいくこの世界に氣がついた人々の絶望のために。 そして、神の想像を絶するほど長い暇つぶしのためにあるのでせう。 525 名前:「問答」[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 18 22 12 ID nBQ4AHFo 【コメント】 543 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 36 06 ID h9qDcr5F 525 「問答」 どっかで読んだ気がするような問答だ。 しかしところどころ文字が絵文字になってるんだけど、 ブラウザのせいだろうか。それともわざと? わざとだとしても狙いがわかりません。 ■▲▼ 殺人時代 1.夜 信仰のような夜がある、密航にふさわしい夜がある。 グランドピアノは発狂する。 凶器は鈍く反射する。 そして、女の指が卵の表層をなぞってゆく。 8階建てビルの5階の窓から突き出た Yシャツをまくった一本の腕が、掌を閉じたり開いたりしている。 そんな夢を一晩中、ぼくはくり返し見つづけていた。 2.密航 船艙内には数千体のマネキンが整然と並べられている。 ――不快な汗が背中をつたう。口のなかが渇いている。 ふいに性倒錯者の激しいめまいに襲われ、ぼくはうずくまる。 (ドゥンダダ、ドゥドゥ、ドゥンダダ、ドゥドゥ) ぼくは確信している、この脱出劇が決して成功しないということを。 (懐中電灯の明かりが近づいてくる) 決定的なその瞬間、ぼくはズボンのジッパーに手をかける。 3.マネキン 鍵穴から室内を覗いている。 部屋はほの暗く、皺くちゃに乱れたベッドのうえに、 マネキンが二体、横たわっているのがかろうじて見える。 (辺りに漂う何か金属的な匂い) 死んだように、あるいは死んだふりをして二体のマネキンは横たわっている。 「嘘ではじまったものにかぎって、嘘で終わることができないものだ」 鍵穴から室内を覗いている。 突然、鍵穴の向こう側にこちらを覗きかえす目が現れる。 4.嘘で終わる 「レモンを投げる、するとレモンは放物線を描いて落ちた」 あのとき、あのひとは裸でぼくの目の前にいた。 あのひとは、ぼくの顔に唾を吐きかけることも、 ぼくの胸に倒れこんでくることもできたはずだ。 あのひとの目には軽蔑と憎悪が見事なまでに混ざりあっていた。 ――死にたくない…… あのとき、ぼくは裸であのひとの目の前にいた。 ――そう、あなたのようには…… 「レモンを投げる、すると季節はきみのことを見失うだろう!」 そうして、ぼくらは確実な足取りで死へと向かっていったのだ。 5.きみ 寝室のクローゼットのなかにきみは監禁されている。 きみの顔はもう見分けがつかない。 きみは自分が死んでいることに気づかない。 ベッドのうえでは、一組の男女が互いの首を無邪気に絞めあっている。 (ドゥンダダ、ドゥドゥ、ドゥンダダ、ドゥドゥ) ああ、あのひとは本気でぼくのことを殺そうとしている! 思わずぼくは射精してしまう。ぼくは掌を閉じたり開いたりしてみる。 それから、きみの名前を思い出そうともしてみる…… ――最後の抵抗。 凶器は鈍く反射する。 寝室のクローゼットのなかにきみは監禁されている。 きみの顔はもう見分けがつかない。 きみは自分が神であることを疑わない。 6.朝 埠頭の朝に人影はなく、雨を孕んだ重たい空が海の頭上に垂れている。 無人の船が水平線に溶けてゆく…… 灰色の波が真紅の花びらを飲み込んでゆく…… ぼくの頬に吹きつける風。ほてった頬に吹きつける風。 やがてぼくの姿は海のなかへと消えるだろう。 (しかし、きみはそれを信じない) ――少しずつこぼれ落ちる花束よ、血の花束よ、両手に抱えた花束よ。 すべてこのまま沈んでゆけ! ぼくの、ぼくらの花束よ。 526 名前:殺人時代[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 16 20 53 ID jvHZWoY5 527 名前:殺人時代[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 16 23 18 ID jvHZWoY5 528 名前:殺人時代[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 16 25 05 ID jvHZWoY5 【コメント】 543 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 36 06 ID h9qDcr5F 528 殺人時代 意味は、全体を通じる意味という意味で、さっぱり意味がわからない。 同じ情景が姿を変えて繰り返されて行く。 これもトップの作品同様いろんな物が出て来すぎるが、 それがかえっていい小物の役割を果たし、不思議な雰囲気を引き立てている。 うまい。書き慣れている。読み慣れている。 545 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [] 投稿日:2006/10/02(月) 16 43 55 ID h9qDcr5F 2点 526-528 殺人時代 お題を壮大に描いた作品が多かった中で、この異色の切り口。 スリリングでクールでシュール。 お題に沿ってるかはわからないけど、沿ってる感じはした。 547 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/10/02(月) 17 24 02 ID DB1Od8Xc 526-528 二点 いたしかた説明くささを感じてしまうが、ところどころいいフレーズが飛び出し楽しませてくれる。 内容はあまり読み取る気が出ないが、(すまん)もっとはっきりいうと、冒頭で、もうこれに二点 出そうと思った。 965 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 17 55 ID 5AoFWZh4 526 殺人時代 悪夢の羅列。 夢特有のどこか歪んだ真実を暴き出すような怖さが漂い、 アンハッピーエンドの予感とそれを裏打ちする 強烈な罪悪感。 彼は嘘をつき、そしてその嘘があばかれることに怯えているのだろうか? 死にたくない。しかし、この詩は生きていることそのもの対する原罪を問うような懐疑に満ちていた。 彼は潔癖な死へ歩みをすすめたいのかもしれない。タナトスという言葉が浮かんだ。 詩は 2つの構成要素をもっている。 一つは自らの精神を覗き見るようなメタフォーで、悪夢の中を逍遥する主体。 もう一つは、逍遥の中であらわれたマネキン、鍵穴から見つめるなにものか、クローゼットの中のきみでもある他者。 既に死んでいる彼女は死んでいることに気がつかず、ぼくを殺そうとしていて、神であるこを疑わないが もちろん神にはとうてい及ばない。(死した神? ”希望”あるいは”ビジョン”の喪失) 主体と他者はさまざまな役割を夢特有の整合のない状態で交換し合いながら溶け合いつつ分離する。 他者はこの詩において圧倒的に非力だ。彼は他者によって殺されようとしているが、他者は既に死んだ存在でもある。 そして結局のところ彼は彼自身の足で海へ向かうのだ。 966 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 19 14 ID 5AoFWZh4 第6連において、悪夢の逍遥は終焉を迎え朝が訪れるの。確実な足取りで死へと向かっていった主体は海のなかへ消える。 >きみはそれを信じない という一行がこの詩のストーリーのメタ化をなしとげ、 これが実体の死ではなく 彼の中の何ものかの終焉であることを示唆する。 その何ものとは何なのだろうか? ポエジーだろうか? それとも才能であろうか? 希望であろうか? 生きることの意味だろうか? 彼が彼を成すところの根幹の部分が海へ消え、そして彼は花束を捧げる。 彼自身へ向かって。 百億の昼千億の夜 は生と死の物語でもあるから、作者は自らの生命を詩に問いかけてみたのだろうかと思った。 しかし、「殺人時代」という題に立ち戻って考えてみる必要があるのかもしれない。 つまり我々は、自らが自らを(あるいは互いに)殺しあっている時代に生きているらしい。 この詩は美しいが寂しい。 彼は彼自身の定義のために彼の夢を使用しているような気がする。 頑なに他者を廃する姿が美しさとも、プライドとも読み取れる。 だが、閉塞を予感させる手法でもある。 どうか夢を破壊して外に出てきて欲しいと切に願ってしまった。 967 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 21 26 ID 5AoFWZh4 ↑ミス訂正 朝が訪れるのー>朝が訪れる。 971 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/06(金) 23 00 36 ID /hSTHRC0 殺人時代書きました。 なんだかんだでここまで書きあげるのに一時間半くらいかかりました。 こっからさらに推敲していけば中々の力作になるかなと思いつつ、 題をよく見てみたら「百億の昼と千億の夜」 僕はてっきり「朝と夜」だとばかり・・・ ガックリきて、そこで手放してしまいました まあとにかく閉塞感ってのは時代の病理じゃないかと僕は思うわけですね 想像力は敗北しているわけですから 【得点】 5点 葉土 ◆Rain/1Ex.w 1点 イタチ ◆8rr1u/54T2 2点 ikaika ◆YffIGX9Bno 2点 ■▲▼ 2時間24分の昼と21時間36分の夜 地球は時計の針で動いている 時計仕掛けの心臓で僕は動いている ドリルはダイナモの息吹で進んで行く 向こう側へのTunnelが積み重なる 一日三回の昼飯を食べる その間だけ暗闇は昼となる 名も知らぬ大木に抱かれて緑茶を吸う 2時間24分の昼 そんな日々が 天寿を越えるほどに続くのなら 果てはあるのだろうか 弥勒に逢えるのだろうか その弥勒菩薩は「はりぼて」だ! 時計仕掛けの心臓はいつか止む Tunnelは永遠に開通することなく止まる 地響きを立ててのし歩く恐竜よ、来い! お前の下で潰れて初め僕は生き返る! 529 名前:2時間24分の昼と21時間36分の夜[] 投稿日:2006/09/29(金) 21 56 43 ID jH2678pZ 【コメント】 544 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 59 07 ID h9qDcr5F 529 2時間24分の昼と21時間36分の夜 もうちょっと言葉を開いたほうがいいと思う。 短くまとめようとするあまり言葉足らずになっていないか。 また逆に最後のビックリマークは要らないだろ。 言葉足らずに進めて来たくせに最後で興奮されて強調されてもな。 お題を人間的現実的な時間に直したタイトルのアイディア、それだけの作品、とも。 968 名前:イタチくん ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/03(火) 09 25 30 ID KP3py3Pd チャンプはななしさんかぁ。 俺は「2時間24分の昼と21時間36分の夜」を書きました。 次のお題は前回とうってかわって人集まりそうだね。 ■▲▼ ぼくたちがふっとんでいたとき ぼくたちがふっとんでいたとき きみはほんとうに 地平線のかなたの蒙古高原に 腰をおろしながら 羊たちの群れが大きくうつった 満月のシルエットをながめていたのか ぼくたちがふっとんでいたとき ほんとうにサモトラケのニケは あの大理石の殻をはがし ルーブル美術館の回廊から 太陽への懐かしみを捨てきれず エーゲ海に向けて飛び立ったのか おとなたちとこどもたちほど 世界はひろいと必ず言うのだ それならばこえをきかせてくれ 本当にききたいのかはぼくにもわからない たとえば 焼けつく野火のまんなかで 喉がかわいたくるしさや しぼみゆく目の干塩などを 舐めさせようとする かのたくらみに ことばが一枚噛んでいるなら ぼくたちはききたくない やさしくつつむこえでもなく きびしくささるこえでもない ひろびろとしたせかいを わたりつづけようという鳥たちのこえのように ひびきだけをきかせてくれ ほんとうに ほんとうに ぼくたちがふっとんでいるとき きみはどこにいたのかを 530 名前:ぼくたちがふっとんでいたとき[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 22 59 19 ID NHrTajP/ 531 名前:ぼくたちがふっとんでいたとき[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 23 00 37 ID NHrTajP/ 【コメント】 544 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 59 07 ID h9qDcr5F 531 ぼくたちがふっとんでいたとき 詩を書き&読み慣れている感じだ。田村隆一とか好きそう。 しかしだからといって真似事レベルに留まってはいない。 まずタイトルがうまい。引き付けられる。これだけで既に詩だ。 内容を読む。内容も詩だ。ぜんぶ詩だ。たぶん、作者も詩だ。 545 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [] 投稿日:2006/10/02(月) 16 43 55 ID h9qDcr5F 3点 530-531 ぼくたちがふっとんでいたとき 本当はこういう現代詩撰集に載ってそうな詩は選びたくないんだけど、これには参った。 お題に沿ってるかどうかはわからないけど、お題通りのスケールは感じた。 すべてが詩だ。もう、ほんとに感じた。 547 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/10/02(月) 17 24 02 ID DB1Od8Xc 530-531 三点 胸が苦しくなる詩というのはあるもので、これまさにそうだ。 あえて、読解や解釈などせずに、私は純粋にこの胸の苦しみを感じていたい。 今回、三点を出すなら、これ以外には無いと思った。 967 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 21 26 ID 5AoFWZh4 530 :ぼくたちがふっとんでいたとき いい詩というのはとても平易な単語を使っても、やはりいい詩なのだとしみじみ思います。 力強い繰り返しを読みながら、 どうしょうもなく懐かしく、どうしょうもなく 追い求めてしまう何かに、ほんの少し触れえたような気がした。 あたしが審査なんかしちゃあいけないような気がしてしまったのだけれども 精一杯の敬意をこめて3点をつけさせていただきます。ありがとうございました。 【得点】 9点 葉土 ◆Rain/1Ex.w 3点 イタチ ◆8rr1u/54T2 3点 ikaika ◆YffIGX9Bno 3点 ■▲▼ 願先 叶えられない現実の途中 自分勝手な夢と他人を嘲笑する現実の途中 見つめ続けたいものがひとつはある 逸らしたいものがひとつある 眼を開ければ光 眼を瞑れば闇 それは瞬きの間でも ドコニイルノ ドコニイルノ 僕はここに ミエナイ ミエナイ 君は向こうに 眼を開ければ光 眼を瞑れば闇 一瞬の瞬きでさえ あなたを見つめられない闇は訪れる 一生のうちで明らかに多いのは闇 眼を瞑るとすべてが遠ざかる闇 見えない世界の中で どこに届くと分からない声の広がりに期待して 叫び続けるその声が 炎上する世に紛れても届け届けと祈りを込める たとえ100年生きて叶えられないとしても 次の100年に託し それでも叶えられないのなら、もう100年 難しい言葉がなければ叶えられないことですか それともたった経緯1度の違いが支障に繋がるのなら 過ぎてしまった故国を捨ててもいい それでもまだ叶えられない現実の途中 それでも尚 嘲笑(わら)われる現実の途中 532 名前:願先[] 投稿日:2006/09/29(金) 23 29 08 ID R2z722gi 【コメント】 544 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 59 07 ID h9qDcr5F 532 願先 よくある抽象的かつ説明的な詩かと思ったら意外とズンと来た。 「過ぎてしまった故国を捨ててもいい」に込められた重みはどうですか。 うまさは感じないけど、たぶん、この作者も詩だ。 545 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [] 投稿日:2006/10/02(月) 16 43 55 ID h9qDcr5F 2点 532 願先 まばたきの描写とか、全体的に説明的なんだけど、でも感じて読めた。 お題に対してはこじつけっぽくもあるけど沿ってなくもない。 何よりズンと来た。それだけ。 ズンと来た自分を信じてますから。 【得点】 2点 イタチ ◆8rr1u/54T2 2点 ■▲▼ 第十八の御誓願 浄土にて待ちまいらせそふらえば 必ず必ず二たびあいまみえんこと約しそふらう 533 名前:第十八の御誓願[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 23 40 05 ID 0Apv4o2k 【コメント】 544 名前:イタチ ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/10/02(月) 15 59 07 ID h9qDcr5F 533 第十八の御誓願 ははぁ。。。 547 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/10/02(月) 17 24 02 ID DB1Od8Xc 533 一点 なかなかニクいセンスだと思う。このお題でこれを出してくる書き手の老練さを感じるのは私だけだろうか。 子供ではできない大人の嗜好ってやつだろう。いつになるかわからないが、現世での願いを来世という浄土 での出会いに託すその思い。今から、まだ見ぬ未来への延長線として、とてもニクいという言葉がふさわしい詩だと思う。 【得点】 1点 ikaika ◆YffIGX9Bno 1点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/575.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 三日月の香り 210 名前:三日月の香り 1/2[sage] 投稿日:02/11/03 03 22 ID JdDeRMRH だいだい色の三日月を見た 夕焼けの残滓をまっすぐ追う 仕事帰りの産業道路 ビターチョコで包まれたオレンジピールは 出産祝いのお返し うまいなこれ 感心していたあなた 大きなお腹で辞めたあなたの部下 何度も話題に上る 身籠もったのはいつだろう あなたは忘れっぽいから 私は菓子を食べ尽くした あなたの帰りを待ちながら 211 名前:三日月の香り 2/2[sage] 投稿日:02/11/03 03 24 ID JdDeRMRH 彼女に焼き餅やいているんだろう? 唐突な問いはカミングアウトの響き 彼女のこと好きなの? うん。 似たもの夫婦とよく言われる 外見も思考も無趣味なところも 違うのは隠し事の数 私のほうが一つだけ多くなった 鼻の奥によみがえった カカオと太陽の香りは コンビニの角を右に曲がれば消えるだろう 尾いてくる月を 私は振りかえらないようにして 次々とかすめる流星に目を射られ 無灯火の自転車のギアを上げた あとは直進するだけだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 釣れる月 212 名前:釣れる月①[] 投稿日:02/11/03 06 08 ID /M8S5hNt 古びた公営住宅群を見下ろす 鉄塔を登ってゆく赤錆びた階段で 僕ぁ釣りをするんですヨ こう寒い夜に腹の虫が鳴くと どうもひもじくて叶わない 女と同棲している安アパートの鍵に マフラーの毛糸をほどいて括りつける 冷えた暗闇に放り投げて 腹の赤い鮭が釣れるのを待っているが 何度放っても薄っぺらな満月しか釣れない ツレナイ 掌についた月の金属的な匂いに 唾が滲み出すんですよ 僕は月の奴はとても無情なんだと思っている 213 名前:釣れる月②[] 投稿日:02/11/03 06 14 ID /M8S5hNt いよいよ腹の虫が騒ぎ出して 気休めに何かご馳走を思い描いてみるとする 白い米に白和え 貧相なイマジネーションを恥じますよ この星の何処かに月の欠片があるってねぇ 僕はそれは落雁みたいな味だろうなと思うけどどうだろう そんなことを考えていたら 強い引きがあった 糸を巻いてみると 男に惚れる度に月に願掛けをするような 幼稚な女臭さを乳房に詰め込んだ女が釣れた 聞くとまだ願いが叶ったことは無いという 僕は月の奴はとても無情なんだと思っている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月をめざす 216 名前:月をめざす[sage] 投稿日:02/11/03 08 46 ID +s95pZ5X ふたりもおぶうのはごめんだ そんなこというから ますます赤んぼが欲しくなる 月の光にたっぷり濡れた夜道である 私も23になって そろそろ孕んではみたいけれど まずは月面を白く埋める 葛の花を摘みに向かっている はやく摘まないとね と祖母はいう わけはちっとも教えてくれない みんな摘みとってしまったら 月はきっと見えなくなるのに 私は祖母の冷たい背におぶわれて とりあえずロシアに向かっている はやく赤んぼが欲しいから 白い月が いつも後ろにあることはいわない ロシアからはさらに北へ 60年ほどかけて月をめざす 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ tama 224 名前:tama[sage] 投稿日:02/11/03 13 16 ID A9WP3DaZ 自ら光を灯す街に 忘れないでと悲しく光る 誰もが忘れて夜がラメ入りの黒になったとしても きっと僕は忘れない 雄と雌が溶解する部屋に いいわねお二人 妖しく光る ねろんねろんに溶け合ってお互いの境界線を忘れたとしても きっと僕は思い出す 僕が人でなくなって 誰かが嗚咽混じりで泣いたとしても 貴方だけは無邪気に光って この世界を照らして きっと 穏やかな波が全てを包み込む 第三世界で逢いましょう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 初めての月 228 名前:初めての月[] 投稿日:02/11/03 18 10 ID 8y/g2lcD 初めて 彼と触れあったのは 真夏の月を介してだった 深夜の携帯 ベランダに佇み 公園に腰かけて 「ほらっ 見てごらん!」 呼びかけて来たのは 彼だった それぞれ 黙って見上げた ちょっと欠けた満月 何もかも吹き散らす この世にたったひとつの 古(いにしえ)からの真珠の光 雲を友とし 雲と戯れ 人間の憂いを 見つめ続けてきた 悠久の深い明かりの下 しっかりと合わされた瞳 投げ込まれた彼の純な魂 地球を飛び出し はるか宇宙 ひしと抱きあった あれから ずっとわたしのほうが たくさん惚れている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月 230 名前:月[] 投稿日:02/11/03 18 21 ID XRLU2eMh 1 終わらない 生理の話を聞かされながら けだるいままに流しこむ 晩餐は 幸福だ あなたの生理の一部始終についての 卑近な感想のひとつでも思案しながら 緩慢に 箸をすすめては噛んでいる あなたと共にする食卓の 陰影を 噛みしだいている 満ちる血の めぐりが新しい線となって 降りてゆく 生と死のいましめの あふれるような その色と匂いに 男のわたしがたとえ息を飲もうとも 女のあなたはむしろ活き活きとゆるんでは 煮込んだ肉を飲みこむのだ それはもう かすかな音で 231 名前:月[] 投稿日:02/11/03 18 22 ID XRLU2eMh 2 あたたかい部屋の しめった窓から見える冷たい月 あなたの肩ごしに輝くそれも 今夜は満ちている ひと月の めぐりが新しい光となって なめらかなあなたの肌を すべり降りてゆく そっと 箸を置き まるで塑像のようなあなたの肌を わたしの視線があぶらのようにたどり 台無しにしてしまう あなたと月の 濡れるさまの あまりによく似ていることにわたしは嫉妬し 満ちる血 満ちる月の まだ消えないうちにあなたを抱きしめる その色と 匂いにまみれたわたしは つかのまようやく 濡れることが できる 3 月と わたしたち シーツに染みてゆく 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 挑む月 235 名前:挑む月 (1/2)[] 投稿日:02/11/03 21 26 ID 2NFbUTAs やはり窮屈そうだ 8階の喫茶室からだと 都心の病院 ぬるくなったコーヒー 切りとられたビルの谷間 青く透きとおる月あかりが 突き放されて 妙にしらじらしい 見えますか? その人は 見とどけた後 何も言わなかった 高層21階の病室 高熱の迷路 上ったり下ったり ぶら下がったままの棘の点滴 息の上がった真っ赤な鬼気 一日も放棄されない仕事 何十年もやり続けてきたことが すべてを打ち貫くように 平然とこなされる 236 名前:挑む月 (2/2)[] 投稿日:02/11/03 21 27 ID 2NFbUTAs わたしが 泣いたのは一度きり 彼が口にした遺書 つい昨日まで 健康そのものの生が 死を真横においたとき 生まれて初めて 守り抜きたいと思った才能が 今ここにいる 闘いながらここにいる リンパ腫よ どれほどあなたが強じんに暴れても 気性の強い作品は殺せはしまい 毎日眺める 21階のエレベター前 踊り場からの景色 美しいほど平穏の極み 永遠の点滅のレインボーブリッジ 闇にゆったり沈むネオンサイン 首都高に連なる日常のヘッドライト そこにも ぽっかり月が浮かぶ 見るがいい 雄雄しく挑んでいる姿を 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 亡骸の月 237 名前:亡骸の月[sage] 投稿日:02/11/03 21 41 ID 24dRwqY9 季節が坂道を下り 風が乾いてしまった 夜はクリスタルガラスの塊 月はデジタル処理された高解像度 降り注ぐ青い光は 幾千幾万幾億幾兆もの プラスティックのパウダー 掬い取る手のひらを 青く照らす亡骸の月 ただ冷たく美しく 様々な 想いや 悲しみ 願いや 誓いが 息をひそめて 輝いていた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月 238 名前:「月」[] 投稿日:02/11/03 22 21 ID CCmMuQe/ 冷えた風が一段と 秋の夜空を栄えさせ 晴れわたった夜空に 輝く夏の蛍のような星々 月がそれを照らし 影と明かりをじんわり冷えた地面に伝える コンクリートからは冷えが足を襲い 野山からは生命の吐息が聞こえる それを見守るまん丸に実った月 手を合わせて拝んだ 秋の実りと共に 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 母なる大地 241 名前: 母なる大地[sage1] 投稿日:02/11/03 23 56 ID pU+yzu9d 骨に似た乾く砂の上 宙は冴え 鮮やかな黒 星が鳴らすトライアングルの音が結晶化して降ってくる 夜を迎えて45時間目 クレーター・クラヴィウス キーーンコーンテン・・・ ガッバキン トザザ・・・ “The great oddity”トマストマスは 淡々と月を穿つ 齢63の細腕で つるはしを振るい氷層を突き スコップで脇に除ける もうあまり汗も出ない体を玉兎の毛皮で防備して 高熱の昼 極寒の夜 お構いなしにゆっくりと 夜のため融けない氷が 積まれてテラの青を映している 「わしらの先祖が入植する前 ああ ずーーっと前だ、 月にも命があったと思うんだわ、なぁ?違うかトマソン?」 木精で悪酔いすると彼は 決まって私に絡むのだった 「月はずっと岩石だったわけじゃねぇ、わしが思うにだな、 太陽の金烏こいつが。こいつが渡ってきてだなぁ(手振り)、 木も草も茅もみーんな燃やして、そんで月は滅びたんだーわ!! な?な?大発見だろ!」 満面の得意で胸を逸らし その後は決まって母と踊った 肝心なところで鼻歌になる”Shall we dance?”を歌いつつ リピートされる『大発見』と逐一議論を繰り広げるには 私も若くはなくなってしまい そして親父は今日も 氷の層にある筈の「証拠」 古代の月のすみびとを求めて 淡々と月を穿つ 小さくなった体で 242 名前: 母なる大地[sage2] 投稿日:02/11/03 23 58 ID pU+yzu9d “The great oddity”トマストマスが マイペースに氷をかく横で “情熱の深読mist”ビリーが1.5倍速で動いている 諭しても聞こうとはしない彼の口癖は 「騙そうたってそうはいくか、金になるモンが埋まってんだろホントはよ? 俺がいただくぜ!」 小粋な妄想を掲げて 哀れなビリーは懸命に掘る 荒野にささやか 二つの影 何かうまくいかないと思う時 視線は自然と上へ回帰する 母なるテラは どれだけ陰ろうともなお青く 無意識下の郷愁をくすぐる 先人より継いだ肉のどこかに 刻まれた楽園の記憶 唯一テラへ行ったかぐや姫はどんな『故里』を見たのだろう 親父の「海は茅原跡説」を遮って 投げてみる “The great oddity”は息子に “great father”のような眼差しで 「先祖がどうであろうとは知らん わしらの故里はここ 月だ」と 素っ気無く断言した 名作『帝様と私』は破天荒なリメイクを受けたが みんな どの作品も 最後に月に戻るのは同じ 私たちの故郷は 243 名前: 母なる大地[sage3] 投稿日:02/11/03 23 59 ID pU+yzu9d ごく稀に ごく稀にだが トマストマスとトマソンと その息子トマソンソンは揃い クレーターの氷を かき出す (そして気の毒なビリーも) はつらつと 手持ち無沙汰に わきゃわきゃはしゃいで三者三様 つるはしスコップ小さなシャベル それぞれ気ままなペース そんな時私たちは 母なるテラを見上げるでもなく 一心に月に向かう レゴリスと氷の冷たい土地に 私たちは厳格なこの養母が好きなのかも知れなかった 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/499.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 「監禁」 「「サワルナ 俺に入る指先 ヤメテクレ 強引に入る」」 「この指はあなたをなでるためにある」お嬢さんはジャンキーと何一つ変わらないな そして俺は常日頃から自慰の道具にされ 何一つ文句を言えない俺もフッカー お嬢さんはいつも大きな瞳で見ている 納まりの悪い目は穴が開いているようだった 白い皿に小綺麗に盛られたメシ お嬢さんの目に映る俺はやはりフッカー お嬢さんは俺に白い服を着せ撫でる まるで自分自身に皮肉だと俺は笑う 何も知らず喜ぶお嬢さんもやはり狂ったジャンキー エゴイスト そして甘んじて受けるしかない俺はフッカー 何も言えはしない「猫」 広い屋敷に監禁された 名前は「玩具」 逃げ出したい 458 名前:「監禁」[] 投稿日:2006/09/12(火) 23 33 52 ID P4iUxWOE 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 458 :「監禁」 :で出しむにゅ~だが、メニューはムニエルだった白魚ならさっぱり。 1点 489 :娘z1 ◆666.SaoPvk :2006/09/19(火) 00 44 05 ID xKl+FTLC 501 名前:イタチ小娘。 ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/09/20(水) 06 58 06 ID k+eo4X5j 458 猫かよ!というオチが弱い。 最後の逃げ出したい!という言葉をそのまま書かずにもっと掘り下げて 逃げ出したいという言葉を読者の頭に浮かばすようなひどい世界を描いたほうがよい。 505 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 15 24 ID xPFEPXQz 458 :「監禁」 酷いのが当たり前の日常でそんな世の中になったのでしょうか? 某作家がもはや普通というのは崩壊したと書き記していましたけど、、、、となるとこれも普通??? 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ ごみハンバーグ もわっと立ち上るホコリ ざりっと舌ざわりのガラス ぬるりと黒かび どんどん胃を突き上げる腐肉 ちくちく喉に突き刺さる魚の骨 涙まじりに飲み下す おげえおげ 食の苦しみを! おう! これこそは・・・ これこそは・・・ ごみハンバーグ 459 名前:ごみハンバーグ[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 00 45 21 ID qDYD2ccL 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 459 :ごみハンバーグ :こりゃ……絶句、オレの主食だよ。カレーラーメンハンバーグ。 3点 502 名前:イタチ小娘。 ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/09/20(水) 07 41 55 ID k+eo4X5j 459 ひどいものを描こうとした。が、描き足りない。 二年位前のニュースでゴミ餃子の事件があったが、実話だというだけであっちのほうが胸にオエッときた。 505 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 15 24 ID xPFEPXQz 459 :ごみハンバーグ これはひどい・・・・・ 509 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 43 42 ID xPFEPXQz それ以外に良かったのは 459氏のごみハンバーグ。お題に忠実ではみ出すことのない優等生的作品です。 お題に沿うてなくても、このくだらなさはTUBOであって、中々に酷い♪ 作者が適当に書いたのでなく、本気で書いたのなら尚更凄い。つうかお題に対して このような発想で書くということ自体がウラヤマシス♪ 945 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/09/17(日) 08 45 43 ID uj2TiIun 459 ゴミでできたこのハンバーグにソリッドな感触がある。 驚くほどひどい食品である。ユーモアの衣は着せている けれど批判の詩のようである。 956 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2006/09/22(金) 22 51 10 ID FHwWIGxj ごみハンバーグ書きました。空耳ではあったのです。この言葉が聞こえました。ずっと、温めて いたのです。今回のお題で、日の目を見ました。 459さん、ありがとうございます。批判の詩は 買いかぶりデス。ななほしさん、ありがとうございます。メシがまずくなったらすみません。 イタチ小娘。さん、ありがとうございます。もっとヒドくできますね。娘z1さん、ありがとうございます。 仰るとおり、コレ自体酷いですね。 チャンピオンさん、おめでとうございます。あと、自分には、「獄卒」が寒いものが走りまして印象的でした。 【得点】 5点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 娘z1 ◆666.SaoPvk:2点 ■▲▼ 昨日、口から火ぃ吹いたりサーベル振りまわしたりして近所の吉野家行ったんですぎょん。吉野家。外国人観光客たちが、僕を指差して笑いはじめた。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんですぎょん。 で、あまりの恐怖によく途中まで見たらなんか垂れ幕下がってて、足をくねくねさせながら150円引き、とか3年間の思いを込めて書いてあるんですぎょん。 もうね、更なる生産性向上を目指してアホかと。いいんですか、どうなっても知りませんよ。馬鹿かと。だけどあの曲がり角に置いてある水の入ったペットボトルには、何だか恐くて近寄れないよ。 お前らな、貴重な150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、死ぬ気になってボケが。でも彼って、放っておくと勝手に詩を詠んじゃうんですよ。人のメモとか、手帳とかに。 150円だよ、プレッシャーに耐え切れなくなって150円。だってやることがない。 なんか親子連れとかもいるし。プラグを差し込むと自動的に認識します。一家4人で吉野家か。お母さんがPTA会長だから仕方ないよ。おめでてーな。このような稀少生物こそ皆の手で手厚く保護するべきですよ。 よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。何故かって?それは生きるためさ。もう見てらんない。もちろん、お金は一切必要ありません。 お前らな、救い難いことに150円やる・・蕕修寮紛・韻蹐函まbr 吉野家ってのはな、波風のない人生を望みつつもっと殺伐としてるべきなんだよ。で、そのメールを開いたら取引先も含めてウイルス騒ぎですよ。 Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、所詮私も人の子だから 刺すか刺されるか、酔った勢いでそんな雰囲気がいいんじゃねーか。無能な連中のいいわけさ。女子供は、神経ガスで動けなくしてからすっこんでろ。そんな寂しいこと言うなよ。 で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんですぎょん。 そこでまたぶち切れですよ。だって、メスのカマキリってオスを食うんですよ。 あのな、ギター片手につゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。住人のほとんどは夜中に呼び出されたきり二度と帰ってきませんでしたが。ボケが。それじゃ絵的に面白くないという事で、右手に日本刀を持たせてみました。 得意げな顔して何が、ワイングラスを片手につゆだくで、割といい確率でだ。そしたらアワふきよった。 お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。ポケットの中にビスケットが一枚。「ポン」とたたくと肉汁が。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。もし次も、しくじったら大阪湾に沈んでもらうからな。 お前、自分だけは助かろうとしてつゆだくって言いたいだけちゃうんかと。 吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、弱火でじっくり煮込んで ねぎだく、嫌だけどこれだね。「靴を舐めろ」と言われれば舐めますよ。ええ、ええ。 大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。いくら署名集めたって政治家は動かないんだ。そうだろ? ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そして我々が寝静まった頃を見計らって新しい街へと旅立って行ったそうです。そん代わり肉が少なめ。耳から何かがはいだしてるけど、そんなのは気にしない。気にしない。これ。 で、私一人さえ犠牲になりさえすればそれに大盛りギョク(玉子)。キサマ、それでも軍人か?!これ最強。だけど今度は君が世界を救うんだ。 しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、「オレは女子高生だ!」と叫びながら諸刃の剣。こうなったら泣き落としよ。 素人にはお薦め出来ない。しかし、この後とても悲しい別れが待っている。 まあお前らド素人は、残虐に牛鮭定食でも食ってなさいってこった。可哀相なボク。 460 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 06 58 33 ID HBADCiXN 461 名前:名前はいらない[age] 投稿日:2006/09/13(水) 06 59 40 ID HBADCiXN 462 名前:名前はいらない[tsuruppage] 投稿日:2006/09/13(水) 07 03 20 ID HBADCiXN 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 460-462 :無題 :なぜ、なぜ、吉野家? 安直スギ、ひどい……? 1点 505 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 15 24 ID xPFEPXQz 460-462 :無題 すいません。これはオマージュでしょうか http //yoshinoya.org/kopipe/ http //yoshinoya.org/kopipe/history/ 959 名前:やわらかい蟹 ◆6P3vWUZtcI [sage] 投稿日:2006/09/24(日) 01 09 07 ID AfMX1NPx ちわ。460-462投稿しました。 チャンプの453-456さん、おめでとうございます。 今回の投稿は↓の18のコピペです。 http //ton.2ch.net/gline/kako/1007/10073/1007305766.html あらためて全作品を読ませてもらうと 「ひどい詩」というお題で、頭一つ抜けているように感じるのは450-451の「単純作業」です。 しかし、投稿者にも審査員にも難しいお題でしたね。 960 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [sage] 投稿日:2006/09/24(日) 02 15 03 ID D9N8HZ28 959 今回の投稿は↓の18のコピペです。 今回の投稿はコピペです。って、これまでに聞いたことのない解説でした。 おもしろかったです。ありがとうございます。なるほど。たしかにひどい。 961 名前:やわらかい蟹 ◆6P3vWUZtcI [sage] 投稿日:2006/09/24(日) 03 05 46 ID AfMX1NPx 960 どもども。ひどいと言ってもらえて光栄です。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 物好き 扇風機が回ってる 私の周りを回ってる 扇風機が回ってる いつも元気に回ってる 夏のトイレは寂しくて ダッシュで戻ろう 扇風機 扇風機が回ってる いつものように回ってる 扇風機が回ってる 冬でもかまわず回ってる 凍えるような寒い日は 馬鹿な頭もさえまくる 扇風機が回ってる 年中無休で回ってる 扇風機が回ってる 雪でも構わず回ってる 命の危険を感じたら 鍋物つついて扇風機 扇風機が回ってる 死ぬまでずっと回ってる 464 名前:物好き[] 投稿日:2006/09/13(水) 18 57 33 ID pnom6RFr 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 464 :物好き :暖房入れて、扇風機で暖かい空気を拡販するデスよ。この詩もマイナスの事情たっぷり。 1点 500 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/09/19(火) 19 15 54 ID hVmiP2Mz 464物好き ナンセンスっぽいが、この不安感はなんだ? 本来スイッチ一つで操作できるはずの扇風機の、永続した描写がそれを掻き立てるのだろう。《扇風機が回ってる》《~回ってる》の繰り返しが非常に効果的。 なんで止めないの?いや、こうした方がいいとわかっていても、そうは出来ない事って多々あるもんだ。 依存と無気力が延々と撹拌されつつただよってる感じがよかったです。 502 名前:イタチ小娘。 ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/09/20(水) 07 41 55 ID k+eo4X5j 464 同じ語が頻繁に使われているところがひどいのだろうか。 普通に面白い詩である。馬鹿な頭も冴えまくるがよかった。 タイトルは詩世界を狭く限定してしまっていてつまらない。 506 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 17 11 ID xPFEPXQz 464 :物好き これまた酷い詩でなく面白い詩です。 何だろう、、、夏の八畳間で延々と廻り続ける扇風機を 想像してしまうのです。白黒邦画のような 技術的な問題はそのワンパターンをゴリ押し通した処にあって 誰でもやろうと思えばできるものかも知れませんが けれど発想の問題で誰もがやらぬことをやることに価値を見出した良作ですた♪ 945 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/09/17(日) 08 45 43 ID uj2TiIun 464 アウト・オブ・チューン的に勤勉な自分を「扇風機」に託している。 どうしても視線の先にはそれがいるという熱病のようである。 迫力がある。 948 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/09/21(木) 21 02 57 ID c9bZzx5C 464 物好き これ何がすごいって、扇風機が私の回りを回ってるんだよね、 前でまわってんじゃなくて、まわりを扇風機がくるくると回ってる、(ように見えたのだ、違ってたらごめん) シュールだ。 実は眼が回ってるんあじゃないだろうか?あるいあ、めまいがしてるとか? 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ◆OPBYKkBBNQ:1点 ■▲▼ 逃げたいけど逃げられない ツルツルした胃の中にいつの間にか入ってしまったみたいだ 原子単位の穴も塞がれ いつの間にか逃げられなくなってしまった 次々と課題が出されこなすしかない 泣きたいときは女の強運の前に狂ったように笑うしかない 465 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/09/13(水) 19 15 45 ID lIZI8aAO 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 465 :無題 :なんか意味不明。読み取れる自浄なし?? 506 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 17 11 ID xPFEPXQz 465と467 これまた酷い詩でなく面白い詩だとおも よって加点対象にならずに残念♪ぽん ■▲▼ 9.11 ツインタワービルに飛行機がつっこんでいる映像を俺は親父の病室で見ていた。 抗がん剤で頭はつるつるになってたくせに親父のひげはよく伸びていた。 6人部屋の窓際でゆっくり落ちるの点滴と爆発しているビルの色は まったく同じオレンジ色であることがとても不思議だった。 親父と今後のアメリカの行方をいくつか推測してテロリストの正体を話し合った。 その日、お袋からきた離婚届に親父は下手な字でサインして 俺の両親は世界的に壮絶な事件の当日離婚した。 親父は冬になる前に最後までお袋の悪口を言いながら死んでいった。 点滴だけで生きながらえてガリガリに痩せていたのにもかかわらず 親父の悪口の口調は息を引き取る1時間前までずっと一緒だった。 お袋が出て行った原因も、病気になった原因も自分にあることを認めようとせず 全部あいつが悪いんだというお袋への悪口が余命以上生かしていたのかもしれない。 いいたいことを全部言ってすっきりした親父はきっと満足して逝ったのだろう。 棺の親父の顔は今まで見たことないほど穏やかな表情だった。 今日お袋から手紙が届いた。 離婚から5年経って今までずっと俺や親父に遠慮していたことを成し遂げたようだ。 姓が変わった送り主先を見て親父と見たツインタワービルが蘇ってくる。 俺の立っている位置は今はグラウンドゼロで、2つの塔はどこにもなくて、 見上げる空には邪魔をするものは何もない。 秋晴れだ。 466 名前:9.11[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 19 43 04 ID nKZSKHSB 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 466 :9.11 :マイナスの2乗Xマイナスの自分?(自分は0ゼロかも?)X秋の空 = ゼロ OR 3点 502 名前:イタチ小娘。 ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:2006/09/20(水) 07 41 55 ID k+eo4X5j 466 小説の慷慨みたい。 詩として素人っぽさは普通にあるが、ひどさはそんなにない。 506 名前:娘z1 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/09/20(水) 22 17 11 ID xPFEPXQz 466 :9.11 ある意味酷い詩だけど内容があり過ぎます♪ どっちにも付かない内容で終わり方は良いのだけど 終わり良ければ凡て良しでなく、中途半端だと思う。 950 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/09/21(木) 21 26 51 ID c9bZzx5C 466 :9.11 この詩読んで、9.11をやっと素材として扱えるほど時間が経過したのだなと妙な感慨をもっちゃいました。 しごく個人的な事件を9.11に絡めて9.11がその文字からすらかもしだしてくる悲劇性とか 事件性とか、ちょっともてあましてしまいそうな感覚をうまく利用して、しかも なんと、爽やかな結末にもってきてしまったという技巧!!!すごい! 955 名前: ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:2006/09/22(金) 16 19 50 ID S+ggos64 チャンプのMenin aedie Theaの作者さんオメデトウございます。 審査された皆様おつかれ様です。 今回9.11を書きました。 点数、コメントくれた皆様ありがとうございます。 リンクスレに取り上げてくれた雨さん、ありがとうございます。 今回はお題が難しく・・・・イロイロ推敲したけど、自分の中では 十分書ききれなかった部分もあったので予想外に もったいないほど誉めコメントを多く戴き恐縮です。 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ■▲▼ 人間には2種類のタイプがある 運命を切り開くものと 運命に流されるものだ 私は運命を作り出したい 467 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/09/13(水) 20 02 26 ID lIZI8aAO 【コメント】 496 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/09/19(火) 01 53 52 ID KMfBdizp 467 :無題 :運命の創造。双増、壮象、……走象。ひどさもほどほど? ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/632.html
お題 珈琲 開催期間 07/07/01~07/07/12 参加作品数 6 審査員 6人 本スレ 19の213-236 議論スレ 15の424-427 【チャンプ】 ブラック無灯(鞭):8点 【準チャンプ】 コーヒー色の空から:7点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 215 チャンピオン ゼッケン 1 216 モーニングコーヒー - 1 218 朝に残された zzz 3 219 ブラック無灯 鞭 8 220 コーヒー色の空から Canopus 7 221 私はコーヒー - 2 【審査員】 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ 違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w 哀れな ◆notePDkbPQ Canopus ◆Mq7vsSAC66 虫 ◆Yh5.nC8OlA 【採点レス】 225 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/07/07(土) 04 19 12 ID 3TdbPDyC 220 コーヒー色の空から に一点。 219 :ブラック無灯 に一点 226 名前:みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 09 21 55 ID USrLX64z ?2BP(350) 219ブラック無灯に3点 220 :コーヒー色の空からに2点 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 218 朝に残された 2点 220 コーヒー色の空から 2点 221 私はコーヒー 1点 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 216。1点 219。2点 221。1点 230 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 08 25 ID Eiq0L/fl 2点 219 ブラック無灯 1点 218 朝に残された 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 215 1点 220 2点 作品 チャンピオン あっーと、ぐらついたチャンピオン これは効いたかぁ!? 動きが止まりましたね、これはあぶないですよ あぶなぁぁぁぁい、挑戦者猛ラッシュ! チャンピオン棒立ち! ぼうだちボーダチだぁ これはレフェリー止めた方がいいですよ セコンドがタオルを持って、しかし、チャンピオン倒れない、倒れませんチャンピオン チャンピオンはたおれなぁぁぁぁい ここでゴング! ゴングに救われましたチャンピオン チャンピオン、自力でコーナーに戻ります ダメージをどれだけ回復できるかが勝負ですね 崩れるようにイスに腰を落としましたチャンピオン、セコンドがコーヒーを差し出します チャンピオン、グラブ越しにコーヒーカップを掴みました 器用ですね、さすがだ ひとくち、ふたくち、優雅だ、チャンピオン 実況席! あのコーヒーにはクリームも砂糖も入っていない、とのことです ブラックですか? そうですね。王者の風格です さあ、時間です、が、挑戦者 リングを降りた!やはり戦意喪失 挑戦者、若すぎましたね チャンピオン防衛! それではみなさん、ごきげんよう、ダバダー 215 名前:チャンピオン[] 投稿日:2007/07/04(水) 11 35 40 ID vaZ2VKxT 【コメント】 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 215 チャンピオン こういうCM昔ありませんでしたっけ。 ちょっとシュールです。 コーヒーの影が薄いです。 例えるならキリマンジャロ。 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 215コーヒーは偉大です。拳闘の技術や身体能力よりも。 一杯のコーヒーが劣勢を跳ね返し、王座を守ったのです。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 215 これは…ノックアウトじゃなくて、軽いジャブが2、3発はいっ た、て感じだね。絵的にはぼくの好みなんだけど、徹底したカリカチュ アであってほしかった。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 215 も~悪ふざけだよ~と思いながらも好きな作品。愉快というのは力ですよ。 1点 427 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [sage] 投稿日:2007/07/17(火) 12 48 40 ID QBgpzMNM チャンピオン書きました。ぶたさん、よろしくね。 【得点】 1点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:1点 モーニングコーヒー ぼやけた新聞記事 湯気に埋もれて 微かな時計の足音 カップに溶けた スプーンでかき混ぜて 毎日同じように 今朝を飲み干すと 苦い味がした いつまでも寝ぼけたいのに ミルクのように飲み込まれて とどまっていたいのに朝は甘くはないから 夢から覚まさないでください 僕を覚まさないでください 216 名前:モーニングコーヒー[] 投稿日:2007/07/04(水) 20 54 31 ID ro9QY5r3 【コメント】 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 216 モーニングコーヒー 素朴です。 もやをかけすぎな感じがします。 味もちょっと薄いです。 例えるならコロンビア。 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 216いつもの苦い朝がやってくるのですね。モーニングコーヒーでありながら、 コーヒーなモーニングです。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 216 3連めがいちばん書きたかった、と如実に現れてるね。そこだ けやたらと出来がいい。そこで満足しちゃった印象です。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 216 コーヒーを飲まない私には共感しづらい。倦怠感はわかるんだけど。 いろいろ大変だけど今日もがんばりましょう。 【得点】 1点 哀れな ◆notePDkbPQ:1点 朝に残された あたしが身体になる部屋の中で 性的な影に照らされる 身体はプラスチックになる 言葉はあたしを作ってくれないから 失われたあたしの花 花瓶を飾るための花は燃え尽きて 灰だけが花瓶を斑にする 貧弱な欲望の獣 弱々しい獣の叫び 身体の隙間に獣が入り込む 咆哮の響く静寂 皮膚や筋肉は欲望の歪な輪郭になって 部屋に溶け込み 欲望に跨ったあなたは 性的な死を迎える 性的な死後硬直 あたしの裂け目 せかいの裂け目 あたしの傷 せかいの傷 あたしとあたしの間にはいったひびから 流れ出ていく時間 夜は飛び去る あなたの夜とあたしの夜 二つの夜はもう朝に隠されて 絶望的に明るい朝 あたしが裏返される部屋 取っ手のついたうつわの中に 黒い液体 朝に残された わずかな夜 夜の残り香がかおる 絶望的に明るい朝 218 名前:朝に残された[sage] 投稿日:2007/07/05(木) 19 25 27 ID lyUwQfuI 【コメント】 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 218 朝に残された 何か確固たる執念のようなものを感じました。 そう、そう言えば僕、多分どこかで読んだんだと思うんですけど 夜の澱って言葉がコーヒーにぴったりだと思うんです。 夜がドリップされた濃厚な滓。苦いし深いし酸っぱい。 そういうアダルトな感覚を表しているように感じました。 例えるならブルーマウンテン。2点 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 218夜の残滓が夜明けのコーヒーですね。コーヒーの味に香りのイメージが 情事に深く付着するのです。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 218 「動」の夜と、「静」の朝。ことばの量で動きを表現しなかっ たことは、評価したいと思います。ただ、動静の対比が物足りなかった です。夜と珈琲の連想に共感できれば、印象は多少違うのかも。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 218 花、獣。なんだか耽美調です。絶望や性的などの単語は使い方が難しい。 425 名前:zzz ◆sleep/BFLw [sage] 投稿日:2007/07/16(月) 06 29 07 ID opVXSy0x 218の「朝に残された」書きました。 もともとコーヒーは登場しない詩を手直ししたので やっぱり朝と夜がうまくまとまっていなかったと少し反省しました。 評をくださった皆様、ありがとうございました。 【得点】 3点 違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w:2点 Canopus ◆Mq7vsSAC66:1点 ブラック無灯 子どもは皆 夜が色を失ったころベッドを抜け出す ワインのコルクのお尻の匂いに トマトを潰したような月 沈むように深い闇に紛れ ミルククラウン被って 王様気取り 何だってできるし やる 例えば角砂糖を何個だって 例えば眠らなかったり 例えば秘密の歌 よるよるよるよ かくしておくれ ほんのいっとき 朝がくるまで 僕たちはおさなくておろかだけど よるよるよるよ よわしておくれ ほんのいってき おとなのたしなみ 僕たちはおさなくておろかだけど 秘密の時間も実は長くない 自慢の王冠 歩き疲れたら重いだけ カフェインももう切れて その場に倒れたいくらい眠いのに 次の曲がり角もどちらに曲がればいいのかわからない よるよるよるよ かえしておくれ ほんのいっかい まちがっただけじゃないか 僕たちはおさなくておろかだから 泣く泣くたどり着いた家には 砂糖もミルクも無しのお母さんお父さん その苦さが旨いと思える日まで 暗い道をライトで照らし歩け 219 名前:ブラック無灯[] 投稿日:2007/07/05(木) 19 32 43 ID OB77Cd5R 【コメント】 225 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/07/07(土) 04 19 12 ID 3TdbPDyC 219 :ブラック無灯 に一点 秘密の時間も実は長くない。この一文が読んでる私の緊張感をぷっつりと。ええ。ぷっつりとね。 「実は」という言葉かな、気に食わないのは。作中の話者の意識ではなく、 意図をもって作品を書いている作者の意識が前面に出てますよね。 なんかね、不用意な気がします。 ミルククラウンかぶって王様気取ってる子供の絵づらがかわいくて好きです。 タイトルも茶目っ気があってよいです。 226 名前:みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 09 21 55 ID USrLX64z ?2BP(350) 219ブラック無灯に3点 220 :コーヒー色の空からに2点 前者は結構幻想的でどんどんイメージがわいてきました 個人的に壷でした 後者もユーモアが結構利いてます 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 219 ブラック無灯 ファンタジックです。 しかしどこか、えらそう。 もう子供じゃない!ということを必死になって言ってる感じがします。 それと、中盤からいささか失速しているように感じました。 例えるならブラジル。 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 219背伸びコーヒーですね。コーヒーは大人の象徴。一生背伸びしつづけますです。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 219 これも「夜と珈琲」か…この連想はスタンダードなのかなあ。 実は、ぼくは若干の違和感を抱えています。夜更かしって、昔は確かに 禁断の悦楽だったわけで、なんだか懐かしかったな。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 219 リフレインの意味が私にはどうも。歌詞を意識されたのか。 236 名前:鞭 ◆ILLsmD2C1w [] 投稿日:2007/07/12(木) 14 27 23 ID oe3lbieb わーい。ブラック無灯書きました。 審査員の方、まとめてくださった方、ありがとうございます。お疲れ様です。 次のお題は『豆腐』 投稿期間7/13~7/19いっぱい 審査期間7/20~7/23いっぱい でお願いします。 【得点】 8点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ:3点 哀れな ◆notePDkbPQ:2点 Canopus ◆Mq7vsSAC66:2点 コーヒー色の空から コーヒー色の空から コーヒーの雨がずっと降っている 子どもたちは いつまでも眠らない 外に干した白いワンピースが コーヒー色に濡れていく 静岡県に入る手前で 新幹線は立ち往生してる コーヒー色の。 220 名前:コーヒー色の空から[] 投稿日:2007/07/06(金) 00 00 38 ID wvIc8wgh 【コメント】 225 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/07/07(土) 04 19 12 ID 3TdbPDyC 220 コーヒー色の空から に一点。 静岡県の挿入のタイミングが好みです。 唯物的事実のもつ力強さの使い方があざやかです。 226 名前:みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 09 21 55 ID USrLX64z ?2BP(350) 219ブラック無灯に3点 220 :コーヒー色の空からに2点 前者は結構幻想的でどんどんイメージがわいてきました 個人的に壷でした 後者もユーモアが結構利いてます 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 220 コーヒー色の空から シュールでユニーク。 コーヒーが降ってくる、というのは特に新しいとは思えませんが なんかそういうのを如何にも当たり前のように振る舞っているところが 面白いと思いました。 コーヒーバーサスお茶も面白いです。 例えるならモカ。2点 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 220コーヒー染め。不思議コーヒーでありますね。静岡県は、他の人の評見るまで わかりませんでした。不覚であります。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 220 イメージの連鎖としては、納得がいきます。これは好みなんだ ろうけど、イメージをもう少し膨らませてもよかったかも。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 220 題をもう少し考えてほしかった。日常の情景として違和感なく詩情を 感じました。2点 424 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [sage] 投稿日:2007/07/14(土) 13 09 55 ID oR2V7OMs えーと、感想スレ止まってますね。 『コーヒー色の空から』書きました。ありがとうございました。 タイトルはたしかに再考の要ありそうです。 静岡県がうまくハマったかな、と。 【得点】 7点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ:2点 違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w:2点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:2点 私はコーヒー 私はコーヒー 入れられるのが趣味 甘い吐息をちょうだい もっと深く入れて 私はコーヒー あなたのミルクをちょうだい 優しくかき混ぜた後は すべて飲み干してしまって 最後の一滴まで 221 名前:名前はいらない[] 投稿日:2007/07/06(金) 13 10 28 ID Kg2K6FfV 【コメント】 227 名前:違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w [sage] 投稿日:2007/07/07(土) 10 12 30 ID 4Ja0mi12 221 私はコーヒー エロス。 入れられるのが趣味とかあからさまな言葉にちょっと戸惑いつつも あっけらかんとした言葉のサクサク具合に心地よささえ覚えます。 笑ってしまいました。 例えるならグアテマラ。1点 228 名前:哀れな ◆notePDkbPQ [] 投稿日:2007/07/07(土) 10 38 50 ID X79+WOw+ 221すけべコーヒーです。真っ直ぐな、すけべメッセージでありますね。 229 名前:Canopus ◆Mq7vsSAC66 [ ] 投稿日:2007/07/07(土) 13 04 58 ID Eiq0L/fl 221 ことばのイメージ遊びとして、面白く読みました。液体ならで はのイメージも加味したら、もっとよくなってきそう。 231 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2007/07/07(土) 15 37 16 ID QFeKt7wt 221 終わり方が物足りない。 【得点】 2点 違いのわかる鞭 ◆ILLsmD2C1w:1点 哀れな ◆notePDkbPQ:1点 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/548.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 作品 ■▲▼ 白雪姫 284 名前:白雪姫 [] 投稿日:03/04/25(金) 00 17 ID 7JGQ2BST はぐれた蝶、一休み 乾いた蜜は いつからか 切れないナイフを 諦めて 夢をみる、五十年の姫 割れた林檎に紅をもらい 浸したウォッカで肌柔らげ 若い歯型を、弾かせて 呼ばれた蝶、飛んだ 小さな杖が ドアを開き 三番目の小人 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 雪景色 285 名前:雪景色 [] 投稿日:03/04/25(金) 02 09 ID Q1FR2yDW 踊る雪 積もる雪 寒さが閉じ込める 窓の明かり 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 消えたもの 288 名前:消えたもの [] 投稿日:03/04/25(金) 13 14 ID feM9Ua+t 小さい頃、雪が一杯降っていたんだよ それこそ、ドカーンって音がするぐらい 雪の上でおしっこしたら、黄色くなった バケツで水をジャーってかけても 地面が見えなかった 私は雪に囲まれて寒かったのかな? そんなこと全然憶えてないんだよ 朝になったら、田んぼの雪が凍っていて 長靴履いて、スケートしていたんだ つるつる、つるつる 私はそれが楽しかったのかな? そんなこと全然憶えてないんだよ ただ、夢中だったんだ 雪が降ったから 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 貧血の雪 フクロウナギの夢 289 名前:貧血の雪 フクロウナギの夢 [sage] 投稿日:03/04/25(金) 21 02 ID poK8MDPR 鼻がツンとして 雪がぱっと散ると つぎの瞬間 保健室の明るいベッドにいる そんなことが3年とすこしで 7回もあった きまって夏なのが可笑しかった 夏だから雪をみるのかな とも思った ペチカ懐かしいし 前世は北の生まれだったのかもしれない オーロラもみてみたい ペンギンでもいい せっかくの前世だから ゴマちゃんもたしか北のひと リアル厨房らしい妄想を小1時間 ベッドの上でくりひろげる 倒れることがなんとなく誇らしかった もっとちょくちょく倒れないかな とすこし願った みんながやたら優しい なまぬるい毎日だった たぶんあれがこども時間の最後 中学を出ると ほとんど倒れなくなった なにをしたわけでもないのに 妙に健康になってしまった SEXをすると ホルモンがなんじゃらかんじゃらで 調子が良くなるとか それはあかんぼ産んだらじゃなかったっけ とか話すようになった 雪はみなくなった からだもすっかり大人らしくなった それでもわたしは ちっともかしこくならなくて いまだに前世を妄想している このごろ深海魚だったら良かったな と思うようになった からだを点々と光らせて なめらかなさかな プランクトンの降る 真っ暗な海 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゆき 290 名前:ゆき [sage] 投稿日:03/04/25(金) 21 44 ID vtd0otPy きみのその赤いくちびるも きみのその黒いかみも きみのその桃のほほも ゆきに 白いゆきにうもれてしまえばいいとおもうのです きみ、白くなった ぼく、白くなりたい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ /294 粉逝き 291 名前:粉逝き [sage] 投稿日:03/04/25(金) 22 10 ID vqf+BQPn あの日 はらはら 街角 はらはら 空から はらはら 粉雪 はらはら 灰リスク はらはら 灰リターン はらはら 美しい はらはら 粉雪 292 名前:粉逝き [sage] 投稿日:03/04/25(金) 22 11 ID vqf+BQPn 今ならオトク 脳味噌を描き回すマドラーとセット サンクスフェア実施中です なんちゃって で グラム 云万円 … 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ぱんぱんに膨らんだホースで 293 名前:ぱんぱんに膨らんだホースで [] 投稿日:03/04/25(金) 22 11 ID SjWbgyb3 黒い雪が降る 明け方の真白な大地に 昼間見た 銀メッキのような笑顔の ばあさんが ぴかぴかに磨いた大根に 黒くのしかかっていく 昼間見た 金よりも未来のほうを多くもっている あんちゃんが ぴかぴかに磨いた白いソアラに 黒くのしかかっていく 銀色に夜を流れる川の上にも 溶けることなく のしかかっていく 俺はズボンを降ろす 現実にはありえないほどの少女を ぴかぴかの少女を 思い描くことで 白い雪を ここから振り撒く ちっぽけだが ぱんぱんに膨らんだホースで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ さくらふぶきさん 296 名前:さくらふぶきさん [] 投稿日:03/04/25(金) 22 23 ID 35f2H8SL さくらふぶきさん 入学おめでとう 冬の学校が 丘を越えてきたよ 門をくぐって くぐった途端に ひゅぅと無くなってしまった さくらふぶきさん また来年 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 雪 301 名前:雪 [sage] 投稿日:03/04/26(土) 03 42 ID AG3laxpv 降ってくるからには 降られるための 空があり 降られるための 地がある 降られるための 空と地との あいだの その広大な空間を ただひたすら 降るためだけに 雪は降ってくる 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/577.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 口紅桜色 672 名前:口紅桜色[sage] 投稿日:02/07/23 23 44 ID ??? ああ どきどきする 母の鏡台引き出しに そっと手をかけ 取り出した 初めてのルージュ 淡い桜の花びらが 口元を飾り 鏡の向こうで 桜が弾ける なんて ぎこちない笑顔 あの人は笑ってくれるだろうか ああ どきどきする 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夜明け前 678 名前:mu-mi[] 投稿日:02/07/24 04 17 ID rpZXv3aG 「夜明け前」 4年前、パイプベッドの上でぼくは 薄暗い道をあるいていた 肩をすくめたまま足音を 植えこみのチラシの上に響かせ ケシ粒のような車やトラックが こちらを振り向いてはどこかへ消えていく 見知らぬ町の上空には 漢字みたいな月が現れて ぼくはまるで胸から下が無くなってしまった ようだった キリキリと痛む身体をかばうように 視界を潤ませて、どこまでも行こうとした 散らばる星を築き上げる文明について 考えていたら 朝が来る前に、ぼくはそこからいなくなった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 呼ぶ声 688 名前:呼ぶ声[] 投稿日:02/07/25 00 18 ID r8T8woEu 海の向こうを目指した猫は 泳ぎ疲れて死んでしまった 海の向こうの何処かから響いてくる 自分を呼ぶ声を追いかけて行ってしまった あれから三年経ったが 今でも海の向こうから声がする 呼ぶ声に誘われて また新たな猫が海へと入って行く どこへ行けるのかなどわからない どこにも行けないのかもしれない それでも人間の町で 生かされて殺されるよりはと思うのか 海の向こうに 猫の国があると信じているのか また新たな猫が海を渡って行った 呼ぶ声は確実に遠ざかっている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ へい彼女冒険しない? 694 名前:へい彼女冒険しない?[] 投稿日:02/07/25 11 28 ID f0dOAp5P 冒険 銅剣片手に探検 首相官邸にのりこんだ俺は童貞 川が輝き 雲は いつものように 揺れている 木陰に隠れた闇が 手招きをしている いつも冒険はそこにあった 同じような毎日の中で 草をかき分け 森の奥深くへ 見たこともない石に 感動を感じ それを宝物に 冒険 ありきたりが冒険だった毎日が 今では 当たり前になって 輝きを失った ガラクタが輝いていた頃 冒険で得た宝物 どうだい今でもお前は冒険してるか? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 月 699 名前:月[] 投稿日:02/07/25 14 31 ID KfxdRcY8 台所の窓から ぼーっと空を眺めていたら 凛とした夕暮れの月が ふいに声をかけてきた 冒険は子供だけのものですか? 5時の鐘が鳴っていた 終わらないワルツみたいな日常 冒険は子供だけのものですか? 私は黙ってカーテンを閉めた あれ以来 月を見ると なんだか心がざわっとする 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 桜吹雪 700 名前:桜吹雪[] 投稿日:02/07/25 17 44 ID hR94jw5n ―――嘘 大好き その一言が言えない 愛している 思っていても伝わらない いつも口から出る言葉は 『嘘』 大好きなのに 大嫌い 愛しているのに 口に出せない 行動だって全て私は 仮面を被って嘘を吐く 分かってほしい・・・ アイジョウノウラガエシヲ・・・・ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 旅立ち 702 名前:旅立ち[] 投稿日:02/07/25 19 47 ID VCcQHL92 夏の暑い日 赤で街が染まる時 貨物駅の棚に寄って 汽車を見ていた 気怠い煙を吐き 鋼鉄の騒音が 再び去って行くのを 暮方の町で眺めた 想い出すと 甘い 哀しみという雨が降る 過ぎ去った事だけが 確かなことだとすれば 未来はどこにあるのだ 夕日が 未知の道を照らすほど 明るくないとしても 目の前に広がる 映し出された赤光の街を 珠数のようにつらなって 旅立ちは輝く 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 文章是冒険 703 名前:文章是冒険[] 投稿日:02/07/25 20 15 ID OzJpWhL4 死んでも夢のある文章なんて書かねぇぞ!! ユメみたいな文章は書くけど。 死んでも寝呆けた文章は書きたくねぇ!! 熟睡した文章は書くけど。 死んでもつまらない文章は書くもんか!! 退屈する奴はするだろうけど。 死んでも想像で文章は書きません!! 空想を文章にはするけど。 死んでも一定の場所から文章を書いてたまるか!! キャンピングカーは欲しいけど。 死んでも本当の事なんて書いてやるものか!! 嘘ばっかりで塗りたくってやる。 死んでも嘘の鳥なんか羽ばたかせてたまるかい!! 真実のトリモチにかけてやる。 死んでも神様なんか持つものか!! キリストだろうが資本主義だろうが、 俺に何か与えようとしてくる奴はシカトだ。 絶望風呂の中で溺れ死んでやるんだ!! ああ、主よ、この愚か者をお許しください。 死んでも本当の事なんて書いてやるものか!! 真実のトリモチにかけてやる!! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ わしの冒険 704 名前:わしの冒険[sage] 投稿日:02/07/25 21 22 ID ??? みのもんたの茶けた顔が消え 婆さんは皿洗いをする 新聞の続きでも読むか どこに置いたか拡大鏡 プルルと電話が無遠慮に鳴り 予定を切り崩しはじめる 踊っとる 癇に障る声 3軒向こうの 丸山の爺 呼び出されたわしらは なめくじの速さで 向かった 「おーい丸山さん 来ましたよ・・・ ・・・入りますよ」 がらがら音たてる格子戸 熱気に落とされる 陰 開いた足で仁王立ちしている 腕組んだ丸山の ・・・丸山の? 整髪剤で固めた横の髪 すだれに落とした 前髪 横でばあさんが息を飲む音 黄色い 丸山の頭 わしはぽかーんとしていた 背をしゃきっとさせるのも忘れて カナブンの色をした爺を ぼさっと ぼさっと 「いやー床屋の兄ちゃんが『お若いですからどうですか』ってさ。 ファリソンフォードにしてくれって言っちまいました いいでしょう。」 気持ちは若くなきゃ駄目でしょ いいもんですよこういうのも 補聴器はつけたままなのに 声が遠く にぶっている 土間に立つわしの頂点を 丸山が目で なでている 鬼の首でも取ったみたいに 勝ち誇った顔をして 垂れ流す講釈に ミンミンゼミが音量を 上げた あの爺めが偉そうに わしと2歳も違わんくせに わしらは地べたを見ながら 家へ 向かっていた 腹に据えかねたわしの隣 婆さんは 怒り心頭 今にみておれ今にみておれ 爺さん床屋へ行って 床屋へ行って。 「婆さん・・・」 ふくら雀みたいな 婆さんが軍曹に見えた 長閑な午後は爆破された 青筋でたぎる 血液 喉仏が 上下した 一回二回 三回 四回目と同時に 薄くなった眉を上げ頷いた ああ見返したるい。 705 名前:わしの冒険つづき[sage] 投稿日:02/07/25 21 23 ID ??? いつもと違う床屋に行く 外人のポスターが沢山の 変わった椅子 さながら電気椅子 わしは 生まれ変わる 「あのエゲレスの ベッカムみたいにしてくれ」 何がハリソンフォードだ 今の時代若もんはベッカムだ 禿ちゃびんのわしの頭 兄ちゃんの 指が止まる 「あのでもっすね」 「ベッカム!」 「・・・・・・ベッカムすか」 横の髪を寄せて集めて 何とか 禿が埋まる うむそれとなく玉ねぎ 色も忘れずつけてくれ ベッカムに男前にしてくれ 出来上がる金色の玉ねぎ なかなかやるな わし 通りを歩く奴らが 振り返りよる 中学生も主婦も犬も わしのことを 見とる ええ気分だ久しくなかった ええ気分だ 出来る限り張った胸で闊歩 待ってろ 丸山 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ぼうけんってこんなもん? 708 名前:ぼうけんってこんなもん?[sage] 投稿日:02/07/25 21 43 ID ??? 「ながいたびがはじまる」 流れたメッセージは泥沼のような戦いを予告した 今時、冒険なんてこんなものでしかないと 昔のテレビゲームを片づけた セーブもできないしね そんなことよりさ 何度やっても バッドエンディングにしかならない この恋愛ゲームね 攻略法がわかんなくて なげだしちゃいそうなんだよ ってなこと話してさ 胸がドキドキするんだ 心がワクワクするんだ 頭はボーッっとして 景色なんかまるで 目に入ってきたりしないんだ ぼくは何を話しているんだろう とにかく 初めてなんだ なんていうかさ こんなに柔らかったのかとか こんなに湿っていたのかとかさ こんなに暖かいのかとかさ 観覧車がもうじきてっぺんになるんだ ねえ キミが隣に座っているのは どうしてなの? 何を話せばいいんだろう 選択していい行動がわかんないよ 焦るよ 参るよ それより キミが目を閉じていて ああ、ね キスするまでってほんとに まるで冒険なんだって まるで冒険だよねって ねえ、そう思うよね? それよりボクは どうすればいいんだろ? ああ、吐息が甘くかかってくるよーっ! 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/468.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 無題 380 名前:ナナシ[] 投稿日:03/02/27 10 19 ID ge7YuRyQ >374 わたしは男です。 独りで往きます。 岩のごとく意志力のみを武器として。 胸に棲む悪魔と語らい。 未だこの世にない何かを探し求めて。 旅人のごとく殺戮の地平を歩きます。 岩のごとき意志力を携えて。 わたしは男。 可能性に賭けるもの。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 実験 381 名前:実験[] 投稿日:03/02/27 14 13 ID UdR3nNY9 男が好きなら男になればいい が 女が好きなら女になる必要はないみたいだ 男を好みたいだとか言えば ほとんどは怒りだすでしょう 女は愛すことしかできないようです 子孫を残すためには ライクとは裸育 ラブとは裸撫 このように違いがあることは文学的に証明されています 医学的にも、天文学的にも、芸術的、音楽的、的、的、敵で 敵同士だからひかれあうみたいな 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 早生辛い菜 WaSahiBina 383 名前:早生辛い菜 WaSahiBina① ◆HtgiqtCE1g [] 投稿日:03/02/28 20 27 ID DfEX2sLf 峠にひとり住むクロウ・タータは 満月の夜 決まって羊を一匹殺す タラタラ流れる血に染まり クロウ・タータはにぶく光る ずうん と重い 羊の首 ひきずりひきずり山犬に喰わせろ 峠にひとり住むクロウ・タータは 生まれてこれからずっとひとり あまりにひとりに慣れすぎて さびしいだなんて思ったこともない クロウ・タータ 夜風で咽喉がヒリヒリするかい? クロウ・タータ それは君の生まれてきた痛み まよい猟師が ずどん と山犬を殺した 峠にひとり住むクロウ・タータ 生まれてこれからずっとひとりだったのに まよい猟師に出会ってしまった まよい猟師を見てしまった 猟師は ずどん とクロウ・タータを撃ち クロウ・タータにはもう 羊の首を喰わす山犬がいない 384 名前:早生辛い菜 WaSahiBina② ◆HtgiqtCE1g [] 投稿日:03/02/28 20 28 ID DfEX2sLf 峠にひとり住むクロウ・タータは なにか違う と考えた おそらく きっと まよい猟師は 羊を殺したことがないんだろう かわいそうにクロウ・タータ 自分が女だったなんて露にも思わなかったろう 何もうらむなクロウ・タータ さびしくったって君はひとり クロウ・タータ 夜風で咽喉がヒリヒリするかい? クロウ・タータ それは君の生きていく痛み 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ヒーロー 385 名前:ヒーロー[] 投稿日:03/03/01 13 32 ID nV1iVbea 待ってろ、 今 行く。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 390 名前:無題[] 投稿日:03/03/02 03 30 ID pQxC+xB5 淡い感情思いを馳せて、 歩いて逝きます 姥捨て山 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山 お姫様を愛しているの お姫様は1人だけ。 背中に冷たいママをおぶって、 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山 姥捨て山には、 古いママ達が いっぱい ねえ、 新しい、お姫様は、あたしなの テクテクテクテク・・・・ 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 三月うさぎ、扁桃腺 391 名前:三月うさぎ、扁桃腺[sage] 投稿日:03/03/02 11 16 ID 691KAqFQ いもうとが、風邪をひいた、ということで寝込んでいる、午後 まだ早く、昼食の残りがラップしてあって、台所で、ちょうど陽にあたって、白くなっている そのとき、音もなくわたしの胸に、博覧会への招待が、すべりこんできて こんにちは、きょうはどういう風の吹きまわし 魚釣りをしているスナフキンが見たい それならこの眼鏡をしなきゃ、目をいためちゃだめだよ そうね、あんなにがんばったのに、うまくいかないこともあるのだから、逆のこともあるよね 大切に、息を吐き出して、わたしは床の、木目をまたいで それに沿ってどこまでも行くと、やがてふたつの線路が重なった結び目を紡ぐ建物が見えてきて 気配もしないわたしの胸に、鼓膜からやってくる、麻のシャツを着たいもうとの、全身 今日は、すこし風邪をひいたから、たましいの、いちばん外側のところが、からだの中に、沈めるから お母さんは、服をきちんと脱いで、歩いていったよ それで、昨日の残りのものは、今日のうちに食べてしまわなきゃ いもうとの、喉の奥の、胃の、奥にある声が、わたしに触れる こんにちは、まだ明るいから変な夢を見ていた、時計をしたうさぎが穴に潜って、アリスを置き去りにして、わたしを呼んでいる こっちは、竹の生い茂った、金網に囲まれた広場にいってきたよ わたしの胸は、いもうとの、胸の奥から取り出されて、わたしはずいぶんひさしぶりに女の子に、なれる 今日でお終いかな、どこにいっちゃったの、枕になってくれたのに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 飛ぶ男 392 名前:飛ぶ男[] 投稿日:03/03/02 14 38 ID bH9bKQiL うごかず自滅 うごけば破滅 カウントダウンは尻に 自滅 をひっさげて 一昨日より昨日より短くなる あわてて逃げる先は断崖で 破滅 がてまねいて 一昨日より昨日より深くなる 自滅と破滅の選択をせまられ 考えられるのは 可能性 のみ うごかず確実にくる 自滅 うごけば奇跡を含む 破滅 飛べ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 違いくらべ 393 名前:違いくらべ[] 投稿日:03/03/02 15 04 ID KInAf/Q/ 爪 の話が最初 で小さいね って 言うから広げた掌薄いのも君に ばれて 指 の話が次 で長いね って 言うから君のとあわせた大きさ比べ して 体温 の話が次 で冷たいね って 言うから握ってみた君の太い指包んで みて 突き指した? もともと? そっか これなぁに? 血管 そっか じゃ これは? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ サボテン 394 名前:サボテン[] 投稿日:03/03/02 16 18 ID 910Srw7N あなたがくれた 形の悪いサボテン まるであなたみたいね って笑ったら怒られた 大切に育てます 水は3日に一度 雨が降ったらお休みして 晴れの日は日向ぼっこさせてあげよう 毎日おはよう、って挨拶して お気に入りの窓際席を用意してあげる あなたがくれたサボテン 形の悪いサボテン まるであなたみたいね って笑ったけど あなたはもう この部屋には いなかった 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ