約 2,552,073 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/239.html
4作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 象徴 開催期間 03/12/10~03/12/21 参加作品数 20 審査員 3人 本スレ 10の103-162 議論スレ 7の687-751 【チャンプ】 Sunspot(Lights):5点 【準チャンプ】 自由の女神:4点 住宅地(審査員経験者):4点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 110 象徴と呼ばれるあなたへ - - 111-112 K-G - - 113-114 Sunspot - 5 115 中 なみなみお - 116 象徴 - 1 117 人さしゆび - 2 118-119 馬鹿の象徴 - 1 121 視線 - 1 122 無題 - - 123 幻灯のごとく 大木人 3 124-125 愛の石像とスフィンクス - - 126 抑揚回路 - 3 127-128 詩 ギリシャ 3 129 自由の女神 - 4 130 涙(なだ)あられ - - 131 ニッポンのショウチョウ 三島慧 - 132-133 彼女の名前 ダ~ミヤン 3 134-135 ○● 快楽童子 1 136 住宅地 審査員経験者 4 137-138 君の象徴で - - 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. なみなみお ◆mCFk32Woec 大木人 ◆hMyRGSodPk 【採点レス】 145 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/12/19(金) 01 51 ID hk4ifzAo 3点 113 :Sunspot :03/12/11 01 38 ID 6HXPJY4y 2点 123 :幻灯のごとく :03/12/13 01 10 ID iyANJn8E 2点 136 :住宅地 :03/12/17 23 59 ID o6iNEkoG 2点 127 :詩 :03/12/15 22 52 ID fu0jhK/r 1点 121 :視線 :03/12/12 05 00 ID SivjtC2u 1点 117 :人さしゆび :03/12/11 23 59 ID iiOF3j3Y 1点 116 :象徴 :03/12/11 22 32 ID r4P0vdmM 1点 118 :馬鹿の象徴1 :03/12/12 00 25 ID pex0v0bk 146 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec [] 投稿日:03/12/19(金) 02 49 ID HCRLb1v5 123 :幻灯のごとく :03/12/13 01 10 ID iyANJn8E 1点 126 :抑揚回路 :03/12/15 07 36 ID 6wj+kHCt 1点 127 :詩 :03/12/15 22 52 ID fu0jhK/r 1点 129 :自由の女神 :03/12/16 01 15 ID auC+EowE 3点 136 :住宅地 :03/12/17 23 59 ID o6iNEkoG 2点 151 名前:大木人 ◆hMyRGSodPk [] 投稿日:03/12/20(土) 23 49 ID 49Q7jnw7 ◎3点 132-133 :彼女の名前 ○2点 113 :Sunspot 126 :抑揚回路 △1点 117 :人さしゆび 129 :自由の女神 134 :○● 作品 ■▲▼ 象徴と呼ばれるあなたへ 110 名前:象徴と呼ばれるあなたへ [age] 投稿日:03/12/11(木) 00 20 ID TCoModnW お気の毒です 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ K-G 111 名前:Kー [sage] 投稿日:03/12/11(木) 00 35 ID +0BRdw4g アキュートアノミー それは崩壊 自分で剥がした その壁 みんなが崩したものじゃない 降りたんだ そうせざるを得ない状況 神と崇められた 彼の思惑 ない交ぜになった 世界の一部 と その行く末 50数年後 した事は無になった 崩壊後の子孫は また敵地に旅立っていく 僕は行けない 望んでいたのに 112 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/12/11(木) 00 36 ID +0BRdw4g タイトル訂正 K-G 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Sunspot 113 名前:Sunspot [] 投稿日:03/12/11(木) 01 38 ID 6HXPJY4y 太陽と同じように 僕の顔には黒点があった 太陽のそれと同じように いつも僕の温度を下げさせた 例えば月明かりの下でも 僕の黒点は主張した コンタクトレンズを外した目で 鏡を見ても主張してきた 幼い頃の写真 僕は無邪気に笑っている けれどもそんなセピアの風景を 黒点は白黒にさせる力を持っていた いつからか僕はピースでそれを隠すようになったが 余程上手くやらない限り 黒点は人差し指と中指の間から覗いた 所詮それはpeaceではなかった 他人はそれをチャームポイントだという 他人事に過ぎないからだ 一重が二重にどれだけ憧れているか デブがヤセをどれほど羨んでいるか 望んで何が悪い 同じチラシが三枚たまった朝 僕は決意した 114 名前:Sunspot [] 投稿日:03/12/11(木) 01 39 ID 6HXPJY4y 先生は一瞬目をそらした これが正直な反応なのだろう でもそれが逆に心地よかった それから淡々と 保険がきかないこと 手術の方法などを説明して 形式的に事は進んだ 目の上のたんこぶと言うけれど 僕には目の下にたんこぶがあった 足元が見えなかった それがとれたときのすっきり感は やはり変わらないらしい 駅前で似顔絵を描いてもらって 見る時ドキドキしたがやっぱり もう僕の顔にはほくろはなかった そうして自分で言うのも何だが 晴れやかですっきりした顔をしている 空を見上げると冬だというのに 馬鹿みたいに燦々と輝く太陽が僕を照らした ざまあみろ僕はもうおまえのように みにくい黒点などないのだ 照らしたいだけ照らせ 最近靴底の減りが早くて すぐに買い換えなければならない でももう前みたいにうつむいて ぞろぞろと歩く僕はもういない コートから手を出してほら となりにつなぐ手がある 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 中 115 名前:中 [] 投稿日:03/12/11(木) 01 52 ID ZQzMinji 四角い部屋のまるい女 まるい部屋の四角い女 平たい部屋の濡れた男 濡れた部屋の平たい男 薔薇の花の中の中 私は濡れた女の部屋の中 砂に埋まった銀河宇宙 ばら ばら ばら ばら 撒いて 点 線 面 降り積もる 光 音 時間 裏返る 舌で転がす白い玉 勝手に膨らむ海の原 爆発したのは誰の中 私の花の 私の中 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 象徴 115 名前:中 [] 投稿日:03/12/11(木) 01 52 ID ZQzMinji 四角い部屋のまるい女 まるい部屋の四角い女 平たい部屋の濡れた男 濡れた部屋の平たい男 薔薇の花の中の中 私は濡れた女の部屋の中 砂に埋まった銀河宇宙 ばら ばら ばら ばら 撒いて 点 線 面 降り積もる 光 音 時間 裏返る 舌で転がす白い玉 勝手に膨らむ海の原 爆発したのは誰の中 私の花の 私の中 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 人さしゆび 117 名前:人さしゆび [] 投稿日:03/12/11(木) 23 59 ID iiOF3j3Y 指にしがみついて 力のかぎり押し倒す 腕をこすりつけて もう見えなくていいように ひそかに刷り込んだ 「暗い道路のうえで咲きほこる」 きいろい抽象画 ひびくのは 目覚めたばかりの牛乳びん ゆるんだ口を すべりだい にのせて もくもくかきわけ突き進め やぶった新聞紙にねころぶ前に そのきいろいピカソを 部屋いっぱいの玉子焼きにしてみせよう ただ意識はやみくもに 見えなくなってしまえばいい 何度もそうつぶやく ふりをしていた ゆられる電車の足は 人さしゆびふさぐのに精一杯だ 本当は知ってるんだよ 今 起きていられる世界は夢だって 一生さめなくてもいいんだ のどをころがるウインナーは みんな子犬の毛玉だった 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/1689.html
サイシン 列伝 水滸伝一〇八星の1人。天貴星。席次第十位。後周の皇帝・柴世宗の子孫で、資産家。「小旋風」の異名を持つ。好漢と交わることが好きで、林冲や宋江を手厚くもてなした。後に、叔父・柴皇城の仇を取った李逵をかばって死刑囚となるが、梁山泊軍に救われる。梁山泊加入後は主に諜報官をして活躍。宋江と共に東京に赴いた際は、方臘の娘婿になるほど中枢部まで潜入した。方臘征討後、朝廷から滄州黄海郡都統制に任じられるが、自ら官を捨て庶民となり、余生を過ごした。銭糧管理担当。 能力値 統率 武力 知力 政治 魅力 総合 軍事能力 統+武 統+武+知 素質 50 63 84 89 93 379 113 197 順位 偏差値 成長期 普通 普通 普通 維持 維持 - - - 能力持続 短い 短い 長い 短い 長い - - - 兵種 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 適性 C B S B C B 部隊 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 値 46 36 50 46 59 50 57 40 44 29 50 38 順位 偏差値 部隊攻撃力/防御力は技巧研究を全て終えた時点での値。兵器は木獣、水軍は闘艦。 特技 名声 徴兵実行時、集まる兵士五割増し マスクデータ 相性 出身地 起用 戦略傾向 地元執着 義理 野望 漢室 生年 登場 没年 死因 性格 音声 口調 77 5/5 1/5 3/3 161 184 237(77歳) 冷静 冷静 丁寧 舌戦 得意話題 保有話術 大喝 詭弁 無視 鎮静 逆上 ○ ○ ○ 親愛・嫌悪 状態 武将名 柴進 親愛 宋江、林冲、燕青、晁蓋 宋江、林冲、武松、李逵、燕青、晁蓋 嫌悪 高俅、童貫、蔡京、高廉 高廉 特技名声は魅力の高さもあって非常に便利。ただし多用しすぎると治安の回復が追いつかなくなるので注意。 特技はデメリットもあるものなので、変更も視野に入れよう。 -- (名無しさん) 2011-04-24 11 16 21 この人が戦場で戦う事は少ないだろうが、弩Sは便利。 知力も高いので、脳筋を副将にして射てば使い勝手が良い。 -- (名無しさん) 2017-10-17 13 36 56 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/603.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ よしこさん 私は歩く度に指揮を取らなければならない 走る事は簡単だ 身を放り投げる事に意識を集中すればよい 歩く事が問題なのだ 2拍子2拍子2拍子2拍子 ふいに 背中に 純粋を返せ! と叫び声を聞く 振り返ると目に涙をいっぱいためた少女が ぐったり横たわる猫を抱いて私をきつく睨んで再び叫んだ お前のせいで猫が狂ってしまったじゃないか! けなげな美しいシーンじゃないか まさか私にこんな そうだ少女の名はよしこさんで猫の名もヨシコさんだ いつだったかヨシコさんが芸術は排泄だと言っていたが 残念ながら食べたら出る的な才は私は持ち合わせていないらしい 君こそ排泄物を生産する芸術家だろう 清算する日々は凄惨に過ぎていくんだろう どうぞ今宵も素晴らしき聖餐を 私は猫の言葉でヨシコさんの耳に囁いたが ヨシコさんは本当に狂ってしまったようで何も聞いちゃくれなかった 私はよしこさん達を置いていつも通り腕を振り歩き始めたが 溢れ出す涙が目を眩ませてうまく歩けない ・・・こういう時は4拍子が良かったのだろうか? よしこさんが私に小石をぶつけてきたが 血を流すのは私ではなくいつも彼女だ 792 名前:よしこさん[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 20 59 38 ID A/vACfFi 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 792 よしこさん 2拍子と4拍子がよかった ■▲▼ よし子さん、曰く あんた、どちらのどなたさま? もしや 右や左のだんなさま? メシヤ 恵みは夜に垂らされる 貧乏人には用はない だけども金持ちいけ好かない なのに誰もほっとかない わたしはわたしのものじゃない ひとりじめするのはもったいない わたしにはわたしが出来すぎで 求められるとすこしこわい、ぐらい 分からない ちょっとはそんな気したけれど なにがそんなにいいのやら それでもそういうものらしい とりあえず 友達を 大事に 793 名前:よし子さん、曰く[sage] 投稿日:2006/11/22(水) 00 46 10 ID qzl/irz+ ■▲▼ 夕焼けよしこ ほっぺのようなふくらみさ よしこ 点滅する宇宙の星たちにむかってぷっくら 夕焼けをふくらませるのさ よしこ 決して圧しつぶしたりはしない 青空をシャウトしたあとのあのからっぽさ よしこの手のひら さらっとしてる あの白い犬の 高架線へのキョウキョウとした遠吠えさえも よしこの手のひらは包みこんでしまうようだ 決してたそがれの昏いかなしみのなかにではなく 絹のような白い よしこの夢魔のなかに でも よしこのこころに世界は閉じる うつらうつら 一晩かけて呼吸する 人々の言葉が目覚めないように よしこの夜が きっと幸福であること 白亜紀の恐竜たちの虚無が よしこの涙には溢れている 807 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/11/26(日) 17 01 47 ID 0K99As4K 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 807 夕焼けよしこ よしこの収まりが悪いような気がする。 107 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 47 19 ID fiJeX0Gt 807 夕焼けよしこ これは面白い詩でござるな。第一行が拙者は好きでござる。 飛躍するイメージをたんねんにつなげて紡いでいるでござるよ。 あえていうならば、最終行の恐竜の出現に、かすかな違和を感じたでござる。 ■▲▼ 都々逸 春の初めの 獅子奉れ 神の御許の 女郎花 火の輪潜りの 養子としなれ 肉も焼けとぞ 非常食 808 名前:都々逸[sage] 投稿日:2006/11/26(日) 19 24 13 ID b88XSB/r ■▲▼ You re sick of sun, gat all よしこさんはいつも青ぼうし ナスの色した長袖に 曼珠沙華色の長ズボン カラス羽根の髪 豆腐の頬 完熟し切った柿の唇 見飽きた事はないけれど 思い浮かぶのは秋ばかり 女の子の輪に交わらず スキャットと口笛”doo-bee-doo-goo” 飛んできた消しゴムで 回ってきた手紙の字を消して 昨日の漫画の続きを書いて 社会のノートの裏に張る 休み時間には図書室で 昆虫大図鑑とか読んでるいつも 並んで歩けばみんなが噂 「よしこさんが通る」と後ろ指 よしこさんって無口だね、と言うと みんなが喋りすぎなんだよ、と言う どこに住んでるの?「よしこさんが通る」君の隣の隣町 塾とか行ってる?「よしこさんが通る」面白い山、教えてあげる 何かペットは飼ってる?「よしこさんが通る」そこのカラスがなついてて、さ ねえ好きな人いる?「よしこさんが通る」なんだよもー 廊下の角で手を引いて 走り出すふたり校舎裏 ねえ「 」うるさいなあ 一番大きな鉄棒で よしこさんが逆上がりをすると 落ちて転がる青ぼうしが 花壇と校庭を切り分けて 曼珠沙華が雲を蹴って ナスから豆腐のおなかが見えて 柿に口付けたあたしの喉で 秋が滑るように「よしこさんが通る」と あなたは太陽にうんざりしながら全てを手に入れてしまった 809 名前:You re sick of sun, gat all.[sage] 投稿日:2006/11/26(日) 22 34 47 ID WohVK6ES 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 809 You re sick of sun, gat all 1点 このよしこさんはかっこいい。 107 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 47 19 ID fiJeX0Gt 809 You re sick of sun, gat all 拙者が今回、唯一加点した作品でござる。 よしこさんを秋と結びつける趣向がよいでござるな。 レトリックの面白さと、作品に現れる人物のイメージの面白さ ふたつを唯一両立させているのがこの作品だと思ったでござるよ。 なにより、よしこさんが魅力的でござる。 118 名前:napplez ◆BMW0Jpd26c [] 投稿日:2006/12/10(日) 00 16 49 ID t+kEGW/D 「You re sick of sun, gat all」を書きました。 全体的に、なんとなくネガティヴな「よしこ」が多い感じがしたので、 強く可愛く爽やかな「よしこ」になればいいな、と、思い。 投稿者と審査員の皆様、お疲れ様でした。 お目を通して戴いた方々、ありがとうございました。 【得点】 2点(チャンプ作品) 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:1点 ◆LeafL/oiO.:1点 ■▲▼ じょうだんはよしこちゃん 「じょうだんはよしこちゃん」 せんせいがそう言った瞬間からよしこちゃんはじょうだんになった こらこら、よしこちゃんはやめなさい お前、あんまよしこちゃんだと怒るよ? ばっか、あれはよしこちゃんだって そんなよしこちゃん本気にすんなって よしこちゃんよしこちゃんよしこちゃん クラス中はよしこちゃんで溢れ返った 皆が皆、生ぬるい微笑でよしこちゃん 微笑まない顔、ひとつ 放課に皆は帰路につき 昼の出来事は忘却の彼方 微笑まない顔は一人校舎に残り黒板に書き連ねる 「私は冗談になります」 冗談のように靴を揃え 冗談のように窓からダイブ この日、 じょうだんはよしこちゃんになり よしこちゃんは冗談になった 810 名前:じょうだんはよしこちゃん[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23 08 21 ID jvsFSiuU 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/ng3ggc/pages/4811.html
名稱:樊瑞 伺服器及顏色:6服綠類型:武 性別:男 生命值:621 武力:43 智力:12 防禦:16 敏捷:34 運勢:25 敘述:樊瑞早先夥同八臂哪?項充,飛天大聖李袞在芒碭山占山為王,會使魔法和飛刀、飛箭,根本不把梁山泊放在眼裏。宋江帶大軍前去征討,宋江險些被樊瑞飛刀所傷。吳用讓戴宗請來公孫勝,用石頭陣逼樊瑞等落入陷坑,活捉了項充、李袞,降服了樊瑞。樊瑞歸順梁山後,做了十七員步軍將校頭一名,排梁山好漢第六十一 位。受招安後,樊瑞被封為武奕郎兼都統領。
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/247.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 お題 私たちは一体何と戦ったのか 開催期間 03/10/24~03/11/04 参加作品数 30 審査員 7人 本スレ 9の548-678 議論スレ 7の561-581 【チャンプ】 友と酒と人生と・・・戦う(ギリシャ):8点 【準チャンプ】 Sing sinK吾Song:5点 fractal(ame):5点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 557-558 私たちは一体何と戦ったのか …e.p.otowa Ver. - 1 559 私達は一体何と戦ったのか - 2 560-568 クリスマスに なみなみお 3 569-571 Sing sinK吾Song - 5 572 悪夢 虫 3 574 行脚 三島慧 - 575 幼きころの戦い - 1 576-577 零~オレハマケナイ-アナタノマケヨ~ - 2 578-579 競技 ダストキャット 5 580 そこには あったもの - 1 581 無地のカンバス - - 586-588 友と酒と人生と・・・戦う ギリシャ 8 589-590 私たちは・・・ - - 601-603 折れ曲がった背中が何かをつぶやく いかいか 3 604-605 エーテルの反乱 ウノ 1 608 -悲報- - - 609 血について クロラ 2 610 饗宴 - - 614 ニブイ音で叩きつける手 - - 616 私は戦う - 3 618-625 fractal ame 5 627 バンドネオンの山猫 Canopus - 628 ニンゲンはすばらしい - 2 629-630 秋霜 大木人 1 631 実際問題として - 2 633 ( ゚д゚)<… - 1 634-644,647 ヒットチャートを駆け抜けろ! - - 645-646 地球インター - - 648 私たちは一体何と戦ったのか 快楽童子 1 649 私たちは一体何と戦ったのか - - 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. 大木人 ◆Ro.kIjiN4. 都立家政 ◆MD76fFko5o なみなみお ◆mCFk32Woec ame ◆yUHAxrOw2c Canopus ◆DYj1h.j3e. 構造 ◆/Cej999/v6 【採点レス】 658 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/11/02(日) 00 55 ID x5xyoIUi New!! 3点 560 :クリスマスに 1 :03/10/24 03 43 ID zDstWeyd 2点 559 :「私達は一体何と戦ったのか」←タイトルです :03/10/24 2点 586 :「友と酒と人生と・・・戦う」(1/3) :03/10/26 00 18 ID iTPG3Cdf 2点 601 :「折れ曲がった背中が何かをつぶやく」 :03/10/26 17 22 ID UPBb 1点 569 :Sing sinK吾Song 1 :03/10/24 10 52 ID gpkV05ax 1点 575 :幼きころの戦い :03/10/24 22 34 ID jNUJ4nNA 1点 576 :零~オレハマケナイ-アナタノマケヨ~ 前 :03/10/25 02 02 1点 633 :( ゚д゚)<… :03/10/31 03 02 ID IePV3QO+ 1点 648 :「私たちは一体何と戦ったのか」 :03/10/31 19 09 ID A+oIVNXK 663 名前:大木人 ◆Ro.kIjiN4. [] 投稿日:03/11/02(日) 21 25 ID BloqRwvf New!! 採点です。 ◎3点 569-571 Sing sinK吾Song ○2点 586-588 「友と酒と人生と・・・戦う」 △1点 616 私は戦う 618-625 「fractal」 665 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/11/03(月) 13 19 ID kpovqvnd New!! 【2点】 578-579「競技」 【1点】 572「悪夢」 601「折れ曲がった背中が何かをつぶやく」 616「私は戦う」 628「ニンゲンはすばらしい」 667 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec [sage] 投稿日:03/11/03(月) 19 47 ID J7JLWa60 New!! 【3点】 586 :「友と酒と人生と・・・戦う」 3点 【2点】 578 :競技 2点 618 :「fractal」 2点 【1点】 616 :私は戦う 1点 609 :血について 1点 629 :秋霜 1点 669 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:03/11/03(月) 20 09 ID NcPSUJ7L New!! 2点 631 実際問題として 1点 586-588 「友と酒と人生と・・・戦う」 670 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:03/11/03(月) 20 37 ID Y63Pe1dY New!! 2点 572 悪夢 618-625 「fractal」 1点 557-558 「私たちは一体何と戦ったのか」 …e.p.otowa Ver. 569-571 Sing sinK吾Song 604-605 エーテルの反乱 609 血について 671 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:03/11/03(月) 23 19 ID d1skxgO8 New!! 576-577 580 628 以上1点です 作品 ■▲▼ 私たちは一体何と戦ったのか …e.p.otowa Ver. 557 名前:「私たちは一体何と戦ったのか」 …e.p.otowa Ver.(1/2) [ sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 27 ID 6f19TkM8 New!! ひとつの夜と ひとりの声と 部屋の中に落っこちている ステレオフォン ※ こういう夜に 博多に住む友人に貰った ライターの 音の無い臭いを見ていると ふたつの夜と その間の昼と 甲高い、カウントダウンテレビジョン 今週の第4位 ※ コンクリートの音 触らないときの音(不満の声? もっと無意味に澄まして スイッチに見えてきた、身体が 558 名前:「私たちは一体何と戦ったのか」 …e.p.otowa Ver.(2/2) [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 28 ID 6f19TkM8 New!! ありていな夜と 思い出せない顔と 明日の約束、でも、もう3時で 未来には敵だらけ さみしい夜と 重たい、アンプリチュァ ハルカリの、ヘッドフォンの、 電波の、電気信号の、振動の、細胞の、 刺激の、破壊衝動の、記憶の、シナプスの、 閾値の、ニューロンは、夜だから って、だけで どっちかっていうとユカリのほうが好き でも、それは 誰のせいでもない 今日が、退屈だっただけ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 私達は一体何と戦ったのか 559 名前:「私達は一体何と戦ったのか」←タイトルです [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 32 ID Xsud7wS3 New!! 激しい攻防 練りに練った作戦 何と戦ってるの? 1つではなかろう 自 分 自 身 夢 意 制 コ ン プ レ ッ ク ス 味 心 の すき間 病 気 を ラ 弱 さ 持 イ ラ ク 涙 あの 人 た バ と 出 口のない迷 路 な ル 痛み の い 接 触 心 世界? 画 プ 1人? 面 ラ 誰 に も 言 え な い 悩 み の な イ 向 こ う 側 い ド 生 活 物 戦 士? 出ぬ答えは 土の中へ埋まり この世を 回していく 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ クリスマスに 560 名前:クリスマスに 1 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 43 ID zDstWeyd New!! 12月16日++ 私は先日、いつもの薄緑色の作業着を着た彼をHarrodsで見た 相変わらず 夜逃げした友人の借金を払いつづけている貧乏暮らしの彼を 高級デパートのHarrodsで見るなんてことは 不思議でならず 私はさっそく話を聞いてみた 私と出会ってしまったことを 気恥ずかしがるように彼は 話をはじめた (えへへ 先生 おひさしぶりです こんなしゃらくせえ場所でどうしてるんだ?って?ですか? そりゃ その 先生 俺にも彼女ができたんすよ C組の千恵子ですよ わかりますか? あの バレーボール部の えへへ まあ先生ね これが顔はよくねぇですけどね えへへ 気立てのいい優しい女でして こんどのクリスマスにマフラーでも買ってやろうと思って こう慣れねぇ場所でおどおどしちまってるってわけです えへへ それに俺はあの天使… あの 彼女にあうのからっきし見当がつかねぇんですよ どれがいいですかね。 えへへ こういうのはやっぱり先生みたいに立派な人に選んでもらうのが一番です ) 私は彼の頼みを了承して できるだけ安いマフラーを選び それを買ったらどうだとすすめてみた すると彼が訝しそうに私を見上げ話し始めた 561 名前:クリスマスに 2 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 43 ID zDstWeyd New!! (先生 えへへ 俺は貧乏ですけどね これは俺の気持ちなんですよ そんな一番安いもんなんて買いませんよ 俺はこの金を土方の仕事で稼いだんですよ 立派に綺麗な金なんですよ そりゃね 俺は貧乏ですけどね 千恵子が好きだから どうしてもこの店で一番いいやつを買うつもりなんですよ あっちに置いてあるので選んでください えへへ ) 私はいささか迷った というのも彼の生活が 困窮しているのを知っていたからだ しばらく迷っていると 彼がすこしキッとした目を向けて来たので 私は彼の言うままに カシミヤのマフラーの並んでいる棚から 彼の心のように白いマフラーを選んで渡した 彼はどうやら満足した顔をして 茶色い封筒から1万円札を3枚と 破れたポケットから100円玉を4枚と 50円玉を1枚取り出して 行ってきますと会計に向かった 蟹股で歩いていく彼の背中が どこかかわいらしくていじらしくて 慣れない高級店その姿が 私は好きになった 純粋な心がキラキラ輝いていて 少し羨ましくも感じた 562 名前:クリスマスに 3 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 44 ID zDstWeyd New!! 12月24日++ 私は今年も 一人でクリスマスを過ごした もう4年目である 蒸気がたったようなTV番組を眺めながら クリスマスの哀しい思い出を想いおこしていた あのときなぜ、私は、恋人を責めたのだろうか あのとき、私は、恋人を愛していたのに 恋人はどうして私を責めたのだろうか 恋人は私を愛していたから 彼を殺したのは私だ 彼を殺したのは私の愛だ 馬鹿 私は涙で部屋を濡らした 赤ワインの壜を壁に投げつけた クリスマスを迎える前に眠りについた 563 名前:クリスマスに 4 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 44 ID zDstWeyd New!! 翌1月2日++ 私は今日 プレゼントのマフラーを選んでやった彼に 駅のホームで出会った 彼は虚ろな目をしていて 話し掛けても よく気付かなかった ボクシング11ラウンドを戦いつづけたボクサーのように 茫然自失としていた 閑散としたホームの椅子に座らせて 彼の肩をかるく小突いてみた ふと我に返った彼は私に気付くと わっと泣き出してしまった 少し驚いたが そのまま泣かすことにしたのだった 泣けるならなけばいいと思ったのだ だんだんに落ち着いた彼は嗚咽を混ぜながら語りだした (せ……せんせ……い せ…い……しょ……には キリストさまは…愛はむくわれる…あああぁ ってるじゃないですかああ゛あああ゛! それが 俺にはどうしても嘘におもえてきました 俺のすべては千恵子なのに 神様は 俺と千恵子をバラバラにしちまったんだあぁぁあ゛あぁ!) 私には彼の訴えが胸に響いた 彼のすくなくとも同情者になれるかもしれない そう思った私は 何があったのですか?と彼に聞いた 564 名前:クリスマスに 5 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 50 ID zDstWeyd New!! (先生も知っているでしょう?クリスマスの日に 俺は 千恵子と ささやかな クリスマスパーティーを 開いたんです 貧乏で大層な事 できませんけど 千恵子がチキンフライや ケーキや そのほかにもたくさん綺麗なもん作ってくれて ああ 蝋燭まで用意して クリスマスを二人で過ごしてたんです 幸せでした 俺には千恵子の衣の多いからチキンフライがうまくてうまくてしょうがなくって 俺は 千恵子にとうとう例のマフラー 先生が選んでくれたでかい店のマフラーを 千恵子に渡そうとしました 喜んでくれると思っていたのに 565 名前:クリスマスに 6 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 51 ID zDstWeyd New!! そのマフラー を 出した途端 千恵子のやつは 急に怒り出しやがった 俺を責めだしてね そんなプレゼントいらないってったんですよ 俺はわけがわからなくて あぁ 本当にわけがわからなくて 千恵子は頑固なところがあって 自分の考えは梃子でも曲げさせない女でして それで、なんでだ?と聞いても理由を教えてくれない 貰わないの 一点張りなんですよ そしたら 急に千恵子が震えるように泣き出して 俺も泣いてしまいました それでも千恵子はマフラーを受け取ろうとしないんです 朝まで泣き通して あげる 貰えない あげる 貰えない を繰り返しました そしたら千恵子が とうとうマフラーを手にとったんですよ 俺はやっとか やっと貰ってくれるかと喜びまして 千恵子の頬に流れた涙を拭ってやろうと手を伸ばしましたが 566 名前:クリスマスに 7 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 52 ID zDstWeyd New!! 千恵子は もう 部屋にいませんでした そうなんです 千恵子が2時間ほどして帰ってきたとき 千恵子は マフラーの変わりに 1万円札3枚 を握っていました 千恵子は俺に黙って あのデカイ店 に返しに行ってたんですよ 俺はわけがわからなくなって 千恵子を殴りつけてしまいました それからはずっと家に帰ってないんです 最後に見た千恵子は 泣きながら畳に顔を擦りつけていました 先生 俺はそれからずっと何かと戦っていました わけがわからない感情に 疲れて 疲れて 疲れて 俺はもう それで死んじまうことにしたんです 567 名前:クリスマスに 8 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 52 ID zDstWeyd New!! 生きる事が苦しくて キリストさまも神様も信じられないです この苦しみを救う神がいるのでしょうか 俺はもう死ぬしかありません) 私はクリスマスの日に死んだ恋人の言葉を聞いた 私は彼を失いたくなかった 美しい彼の魂は救われるべきだ 神なんていない そうだ 彼に言えることを言おう 私は彼に向かって (それは恋人に向かってだったかもしれない) 叫びに叫んだ 568 名前:クリスマスに 9 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 03 54 ID zDstWeyd New!! 私たちは一体何と戦ったのか!? 私たちは一体何と戦っているのだ!? そんなことを考えるのはよそう!神なんていないんだ!そうだ! 私たちは愛しているもののために戦っている! あなたはいますぐ千恵子さんのもとへ走り すべてを受け入れ全てを愛に捧げるのです! あなたは千恵子さんを愛しているのか!? 千恵子さんはあなたを愛しているか!? 私はこれほど偽ではないことを知らない! この途方も無い戦いに生まれたものはなんだったか!? 無駄に等しいものだ さあ走りなさい!千恵子さんのもとへ! 千恵子さんもさんざん探し回っているのです! 愛するあなたの全てを受け入れて! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Sing sinK吾Song 569 名前:Sing sinK吾Song 1 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 10 52 ID gpkV05ax New!! モーゼが割りやがったのか、いつの間にかまた夜の海の底 見上げたら海水の天井、断絶境界分厚い壁 ああ閉じ込められてるよ それはいつも突然のことで悲鳴上げて目覚めたらいつもいつも夜の海の底で独り なんだよ馬鹿、寝る前はちゃんとあたしの部屋でベッドの中だったよ 海水が拒むから跳び込んで浮上することもできないで パジャマだし寒いし真っ暗だし静寂で耳が痛いよ 仕方ないからあたし専用の海水でできた小さな部屋で歌うたう 大声で歌声の機関銃 馬鹿でかい声、低く高く、闇雲に、滅茶苦茶に、叫ぶみたいに 今のあたしのありったけの音楽 だって武器になりそうなものいつもここに持ち込めないんだ、役立たず だから あたしが楽器、あたしが武器 独り海の底、孤独圧迫馬鹿みたい ただ歌、歌、歌うたう 大声で頭が割れそう、分厚い壁にぶつけてやる 血を吐くまで歌ってやる だから響けよ、歌 響け、震わせ、行け、海を裂け あたしがモーゼだ ここがあたしだけの専用の独房なら、あたしがあたしだけのモーゼになる 570 名前:Sing sinK吾Song 2 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 10 53 ID gpkV05ax New!! なんでだかいつも胃が空っぽで 頭がちくちくして 夜の真ん中で悲鳴を上げてる 真っ暗でなんにも見えなくて 閉じ込められてる 夜の海の底 571 名前:Sing sinK吾Song 3 [sage] 投稿日:03/10/24(金) 10 54 ID gpkV05ax New!! 段々回数も減っていって、 今はもうあんまりない でも今もまだあるよ、海の底 いつも唐突だから、あたしだけの専用の小部屋 広い海にたくさん沈んでるんでしょう、それぞれの小部屋 かかってきなさいよ いつでも歌ってあげる 歌い方もそれなりに分かってきた あたしたちはいつもなんでだか突然の海の底で独りそれぞれの歌 今は壁の向こうの歌声が聞こえなくても共鳴するのが分かるよ 海を震わす 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 悪夢 572 名前:悪夢 [] 投稿日:03/10/24(金) 20 28 ID IqMsESiM New!! 離れた木の下で背を向けて立つそれ おれの腹の中に恐怖がわだかまる 夜の森だというのにあたりがしらちゃけていて こちらに向き直るそれの動きが目に入る 相手に気づかれたことを悟り いまさら逃げるが もう遅すぎるのかもしれなかった へんに寒くて呼気が白く尾をひく 背後から追いついてくる圧力に 喉がちぢこまり 息もできず それでも駆けるおれの目にとびこんでくる 森のきわ ここを越えれば と がむしゃらにふりきって逃れでた先は なぜか月がこうこうと輝く荒野だ ひりつく肺に空気を送り 遅ればせながら反撃しようと振り返る 木々の奥から いそがず しかしゆるまない速度で近づく気配 顔の見えぬところで立ちどまったそれが ひっそりと呟く 切り捨てるな おれは おまえが認めぬおまえだ 突然そこらじゅうに 見たくないものをぶらさげた木がどんどんはえてきて おれは絶叫する 逃げ道がないことなど とうにわかっていたのだった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 行脚 574 名前:行脚 [] 投稿日:03/10/24(金) 21 37 ID 0GPSyRmE New!! 重要未決案件の束を抱えて 一軒一軒 一人一人を回る 「これがあなたの課題です」 相手によって違う厚さの書類を 手渡してにっこりスマイル 出迎えた人にはどう見えるだろう セールスマンか押し売りか それともなまはげなのか 扉を開けるまで相手の顔は分からない 家のたたずまいが多くを知らせるとしても 他者への過度な依存は 人の心を創造力を壊すから 呼び鈴を鳴らす時は特に気をつかうのだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 幼きころの戦い 575 名前:幼きころの戦い [] 投稿日:03/10/24(金) 22 34 ID jNUJ4nNA New!! ほわあん ほわああん と そらに うかんだ くも を わたあめ みたい とりたいな て せのび して とどかない じゃんぷ して とどかない て には とどきそう に みえるの に つかもう と したら ふっと にげて それでも じゃんぷ した とき くもが すこうし おおきくなった とどきそう じゃんぷして じゃんぷして じゃんぷして じゃんぷして とどきそう で とどかない あせって おしっこでそう じゃんぷして じゃんぷして じゃんぷして じゃんぷして くもが おおきくなって ちいさくなって うえに みえる でんちゅうに からすが とまって ないた かぁー いえに かえる じかんだ きょうは いえに かえろう あしたこそ つかんで たべちゃうぞ からすが あかくなった わたあめの したを とんでいった からすの なきごえは ちいさくなっていって ぼくが きょうさいごにと じゃんぷしたとき きえた やっぱり つかめ なかった 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/169.html
1 2 3 → 次へ お題 生・生きること 開催期間 2004/08/10~2004/08/20 参加作品数 21 審査員 5人 本スレ 11の620-679 議論スレ 8の624-646 【チャンプ】 放浪航海日誌(イタチ小僧):6点 【準チャンプ】 いきてますせんせい:5点 ペコンペコン(豆腐):5点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 621 旅人よ - - 622 趣味と実益 - 2 623-624 一本の木 リーフレイン 4 625 生 - - 627-628 声盗人/koenusubito - 1 629 滑り台の上から夕日を見たことねえか - 1 632 魂 - 2 633 Moving - 1 634 金魚帯 わに - 635 雨音 - - 636-637 メメントモリ(死を想え) - - 638-639 敗北 - - 640 いきてますせんせい - 5 641-642 放浪航海日誌 - 6 644 駐車場の砂利の上 - - 645 これが僕の生き方なのです - - 646 生きてる感じる - 2 647 ペコンペコン 豆腐 5 648-649 らせん階段 つなぐ夢 - - 650-651 日々雑感 cレール 1 652-653 つるぎ - 2 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. 園川 ◆nWfXpQxHHM わに ◆Wani6uvhK. Canopus ◆DYj1h.j3e. MUJINA ◆iXws.WGCLY 【採点レス】 655 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/08/18 04 55 ID 2YWAee+c 2点 622 :趣味と実益 :04/08/11 17 45 ID ZcbsUWYm 2点 623 :一本の木 1/2 :04/08/11 19 44 ID y7/vyQVb 2点 647 :ペコンペコン :04/08/16 01 14 ID 8ouEbO0C 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 3点 640 「いきてますせんせい」 2点 641 「放浪航海日誌」 1点 627- 628「声盗人/koenusubito」 668 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/19 21 48 ID 1ExXDTyU 623-624 一本の木 1点 646 生きてる感じる 2点 652-653 「つるぎ」 1点 672 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 42 ID 1dgiYUUA 2点 641-642『放浪航海日誌』 1点 629 632 647 675 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/20 08 24 ID yRhCVU1t 【2点】 >640 いきてますせんせい >641-642 放浪航海日誌 >647 ぺコンぺコン 【1点】 >623 一本の木 >632 魂 >633 moving >650-651 日々雑感 >652-653 つるぎ 作品 ■▲▼ 旅人よ 遥かな山脈が 空を割ってそびえる 雲は風と共に 駆け抜けてゆく 木々は大地を 強く深く抱き 光がすべてを 黄金に染めあげる 明日を探して 旅立つ人よ 今見るものすべてを 胸に刻め 君が身体を休める 大樹のように 深く地に根を張り 地上に安らぎを 旅することはいつでも 苦しいことさ 耐えることで人は 磨かれてゆく 峡谷を削る 大河のように 太く大きく 歩いて行くんだ 人生の旅路を 621 名前:旅人よ[] 投稿日:04/08/11 02 32 ID 4OToMonu 【コメント】 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 621 「旅人よ」 ステレオタイプな詩想、陳腐な言葉。 脈絡が一本道の割りに破綻しているのが気になる。 例えば二連目、それまで旅の持つ動態的なイメージから突然 >君が身体を休める 大樹のように >深く地に根を張り 地上に安らぎを と何の合図もなく静的なイメージに変化したり、展開が乱暴で、 読みやすいようで読みにくい。 662 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 00 32 ID 2NSeXf2K 621 旅を人生に模したんだと思うけど、もっと身近な旅から風呂敷広げて もよかったんじゃないかなあ。「遥かな山脈」とか「明日を探す」とか、正直 肩が凝るなあ。 ■▲▼ 趣味と実益 構想もヴィジョンも無い。 別にどうにかしたいと思うわけでもなく、気付いたら夕暮れ。 俺は楽しかったなぁ。 622 名前:趣味と実益[] 投稿日:04/08/11 17 45 ID ZcbsUWYm 【コメント】 655 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/08/18 04 55 ID 2YWAee+c 2点 622 :趣味と実益 :04/08/11 17 45 ID ZcbsUWYm 俺は ……っていうのがミスマッチで、共感。 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 622 「趣味と実益」 二節目の短い詩行が鮮やかなのは、 脈絡の説明的な展開を放棄して詩の言葉の力を信じたから。 タイトルのつけ方も然り。好感は持ったが、しかし短さを納得させるだけの力は感じられない。 662 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 00 32 ID 2NSeXf2K 622 ぼーっとしてるのが趣味か…。いい趣味だ。わりと上手いと思うし、 密度も濃いと思う。1行めは無造作すぎるかな。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 ■▲▼ 一本の木 世界のどこかに 一本の木がある。 ごくありふれた、どこにでもあるような木だが、 それは、一人の老女が心をこめて育てあげ、 春には白い花を咲かせ、 夏には深い緑の木陰をつくり、 秋には実をたわわにつけ、 冬には、枝のなにがしかを、 暖をとる糧にと提供してくれた。 老女は、枝を整え、肥料をほどこし、 土をほぐし、虫をとり、わらをひき、 水を運んだ。 秋にはその実で10瓶のジャムを作り、 そのジャムは世界中で待ちわびている たった10人の手へと運ばれていった。 やがて、老女の骸が木の根元に埋められた時、 木は自分が老女の生命そのものであったこと、 そして、そのことを 人 に伝えたいと想った。 その春、木は自分の花びらと葉を、 精一杯の思いを込めて、 街の雑踏の中へ吹き落とした。 真珠のように白い花びらと、つややかな深緑の葉に 一人の青年が眼をとめ、拾い上げた。 周りを見渡してから、そっと手のひらにのせ、 深いため息をついた。 木もそっとため息をついた。 やがて、青年は、ひとつの詩を書き始めたのだ。 ”世界のどこかに一本の木があった。・・・・・・” 623 名前:一本の木 1/2[sage] 投稿日:04/08/11 19 44 ID y7/vyQVb 624 名前:一本の木 2/2[sage] 投稿日:04/08/11 19 45 ID y7/vyQVb 【コメント】 643 名前:名前はいらない[] 投稿日:04/08/15 01 30 ID sMfrwEG4 623 :一本の木 1/2 メルヘンですね。理屈ではない。考えればなんということのない情景。 しかし、木の思い、それを受け止める詩人。そして、やさしいおばあさん。 ……理論では老婦人は思い出されることはないだけど。そんなことはなくて、 ああ、おばあさんのことを木は伝えることができた。……とメルヘン 655 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/08/18 04 55 ID 2YWAee+c 2点 623 :一本の木 1/2 :04/08/11 19 44 ID y7/vyQVb 特別な視点はうれしい。……見てくれる人がいる。それはきっと詩人みたいな。 たとえ詩を書かなくても……詩人のような人かなぁ 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 623 「一本の木」 「世界のどこか」とか、「枝のなにがしかを、暖をとる糧にと提供してくれた」 という言葉から来る鄙びたイメージから 「街の雑踏」への飛躍を保障する準備が整えられていないため、 変な眩暈が起きる。「世界のどこか」=「詩人の内世界」から、「街の雑踏」=「現実世界」 という構造を明確化する言葉があれば素晴らしい詩になったかもしれない。 662 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 00 32 ID 2NSeXf2K 623-624 最終部がいいね。「木があった」と、完全なループにしなかった のは、なぜ?静かな感じはいいけど、前半の冗長さは気になります。 663 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/19 00 34 ID yNGuEoEC 623 一本の木 タルコフスキーの映画(タイトルは忘れた)を思い出した。 いわゆるリドルストーリーの構造をとっている。第4連が説明調になってしまった ところが難点。そのため、小説っぽくなってしまった。原因―結果の因果律で筋だて をつくるよりも、もっと筋を壊して、人が木なんだか、木が人だかわからないような 人木一体の不思議世界を構築したほうがよかったかも。と言っても、これは私の流儀。自分の作法 をひとに押し付けてはいけないと思います。ごめんなさい。 668 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/19 21 48 ID 1ExXDTyU 623-624 一本の木 1点 10瓶のジャムのくだりがすき。こういうところってなかなか思いつけませんよね 646 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/08/25(水) 02 30 ID G82SExF7 大変遅くなってすみません、前回”一本の木”の投稿者です。 イタチ小僧さんおめでとございます。いい詩です。 評を下さったかた、点を下さったかたありがとうございました。 あれは、人の想いとは、人の中に残っていき、その残す想いをいかに人の世に きざむかが、生きるという意味ではないかということで書きました。 園川氏の指摘は、まったくそのとおりで、推敲が甘かったと反省しています。 最後が過去形になる理由は、木の死を予想させるためです。力を使い、 まだ青い葉と花を遠くまで飛ばした木はもう枯れる運命にあり、青年はそのことも 感じ取ったという意図でした。単純な言葉で、ありがちな内容でありましたが、 自分なりに思いいれのある詩で、読んでいただけてとても嬉しかったです。 【得点】 4点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 わに ◆Wani6uvhK.:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 生 蝉の死骸があって すぐ傍に蝉の抜け殻があった 耳を澄ますと蝉の鳴き声が聞こえた 蚊取り線香にやられて 畳に落ちた蚊の死骸 家の近くの公園の廃タイヤ その中にたまった水の中の 無数のボウフラ 夜寝ていると耳元で蚊が飛んでいる 蝉の鳴き声が無くなった 蝉の抜け殻と死骸の数が同じになった 蚊の羽音が無くなった 蚊取り線香をタンスにしまった 家の近くの公園 土を掘り返した たくさんの蝉の幼虫がいた 廃タイヤにたまった水の中 ボウフラが大きくなってた 夏休みの宿題の朝顔は もう枯れていた すぐ傍に新しい朝顔の芽が生えていた 10年前に死んだ父ちゃんは 墓石の下の骨壷の中で… 625 名前:生[sage] 投稿日:04/08/11 22 20 ID aoXyFANR 【コメント】 657 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 25 ID 51jGxF1N 625 「生」 淡々とした断定調の連続は無常感を表現するのに効果はあるが、 描写に気を使わないと情景が理解しにくくなる。 描写の省略を構成の力で補う意図は感じられたが不足してる。 蚊、蝉、室内、屋外の視点の移動をもうすこし丁寧に描いてほしい。 662 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 00 32 ID 2NSeXf2K 625 生と死の点景、かな。死骸のすぐ傍に新しい生がもう育っているとい う構図を淡々とだが丹念に書いてると思います。最後が面白そうなのに、そこ を強調させるような工夫がみられなかったのは、残念。よくなりそう。 ■▲▼ 声盗人/koenusubito 彼らは一様に笑顔を糊で貼り付けて 私のところにやってくる やってきては躊躇うことなく奪ってゆく 私の声を 心地よく響く歌声を 毛深い手を喉元から差し込み 数珠つなぎになった言葉の珠を引きずり出してゆく ひんやりとした手の感触があばらをかすめた GYA! 悲鳴をあげるそばから その声も残さず奪ってゆく 私の穂倉はからっぽだ それでも多くは望まない 一握りの言葉の糧があればよい それなのに こうした願いも叶わぬのか 結ばれた手から 一本一本 私の指を力づくで引き剥がし こじ開け てのひらに残った一粒の麦さえ奪い取ろうとする 私にとって他人は みなそうだった 私から去るときにはみな 空の鞄を満杯にして 心底の笑顔で帰っていった 声が失われた私に残された最後のもの 珊瑚の海の砂浜で 波に洗われた角貝でつくられた小さな笛 鯨の歌声のように 遠く遥かな大洋にさえ届こうかという 長い旋律を奏でる笛 これだけが 私に残された唯一のものとなってしまった この笛を吹くことでしかもう 聾唖の無聊を慰めることはできない この笛の音色だけは 誰にも奪われない 奪われたくない ほんとうに この笛だけが私を証しする 最後の raison d etre であってほしいのです 唇を押し当て 空虚の穴に息を通わせることの歓び こうしているときだけが 私がわずかに私でいられるひと時なのです それでもあなたは私からこの笛を―――― 627 名前:声盗人/koenusubito 1[sage] 投稿日:04/08/12 10 55 ID 17Je0Mwm 628 名前:声盗人/koenusubito 2[] 投稿日:04/08/12 11 08 ID 17Je0Mwm 【コメント】 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 1点 627- 628「声盗人/koenusubito」寓意性の解釈という過程が素直な鑑賞を妨げるが上手い。 657 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 25 ID 51jGxF1N 627 「声盗人/koenusubito」 言葉が剥ぎ取られ言葉以前の世界へ追い詰められていく様の描写を通して、 社会的に規範化された言葉から実体を通して得られた生きられた言葉への蘇生を表現し、 さらに言葉=存在という形而上的次元への飛翔をも描いてる。 しかしそれが寓意的に語られてしまい、端的に言って、分かりにくいと思う。 読者は暗喩を理解していくという形で読み進めてしまうのではないだろうか? そのような言葉は解釈されるべき詩的記号ではあっても詩の言葉と言えるかどうか疑問。 暗喩を使うと美しくはなるが頭で解釈しようとしてしまう、暗喩を使わなければ美しくならない、 ここを超えていく事が作者の課題か。 662 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 00 32 ID 2NSeXf2K 627-628 喉に手を突っ込まれて声を奪われる構図は面白いなあ。ただねえ、 声盗人の顔が見えてこないんだよねえ。悪意から盗むのか、必要だから盗むの か、ただもう無邪気に盗ってっちゃうのか、そこらあたりだけでもはっきりし てほしかった。 【得点】 1点 園川 ◆nWfXpQxHHM:1点 ■▲▼ 滑り台の上から夕日を見たことねえか 俺にはみんな救われたそうに見える 何からだ 何なんだ お前らの生はお前ら以外の生の十分の一だ ちなみに 自信持って言うが 四度だけ言うが 俺はここにいるぞ 俺はここにいるぞ 俺はここにいるぞ 俺はここにいるぞ みんな何がしたいのかは相変わらずわからねえが ここには俺と世界のふたつしかねえぞ 629 名前:滑り台の上から夕日を見たことねえか[] 投稿日:04/08/12 13 56 ID cHGsjBSu 【コメント】 657 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 25 ID 51jGxF1N 629 「滑り台の上から夕日を見たことねえか」 ある抽象的な確信が、虚ろな他者に向けたメッセージなのだろうが、 良くわからない。存在論的な驚きや一種の宗教的な自我の目覚めを 実体を解さず直接的に描きたかったのかもしれないが、言葉が思いを担いきれていない、 664 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 01 01 ID 2NSeXf2K 629 ぼくはこれ、結構好き。自信にあふれる根拠のない宣言がいい。タイ トルに滑り台入ってるんだから、詩のなかにも滑り台からの情景を入れたほう が、よくないかい? 672 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 42 ID 1dgiYUUA 1点 629 作者パワーを感じたので。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 魂 血だらけで飛んでいく あんなに幸せ垂れ流して 美しいな 俺は早くここから抜け出したいのだ 溜まった雨水に腰まで浸かってもがいている 飛んでいったお前とカルデラに取り残された俺 溶岩が足裏に焼き付けた生の衝動が忘れられない もっとも足はすでに無い しかし走りたいのだ 腕だけは振り続けるのだ 生をイメージしては イメージに殺されながら 魂 今すぐお前を捕まえなければ 632 名前:魂[sage] 投稿日:04/08/13 00 12 ID 4Wwb2z7G 【コメント】 657 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 25 ID 51jGxF1N 632 「魂」 三節目までの美しさはこれぞ詩の言葉といった感じ。 詩人の意図から解放されたイメージが自律的に確かな存在を示している。 作者の手つきを感じないものだけが美しい。 これは普遍的な見方ではないかもしれないが、 美しい詩とは意図や細工を感じないものだというのは本当だろう。 それが意図と技巧の完成の極にしか出現しない物なのだとしても。 この作品は、四連目以降、カルデラ=桎梏、 足を失った死すべき俺と解放された魂、生という図式的な暗喩に陥ってしまって残念。 663 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/19 00 34 ID yNGuEoEC 632 魂 タイトルと第7連の「魂」を別の言葉に置き換えて隠喩や象徴で表してみたらどうだったろうか。 第6連の「生をイメージしては/イメージに殺されながら」ってところがイイ。ちょっと きた、ね。 664 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 01 01 ID 2NSeXf2K 632 冒頭の3連が、とにかくいい。存在しない脚で走り続ける姿も、いい。 最終はストンと落としすぎてるきらいはありますが、これはこれでいいかも。 むしろ4連めで説明調になってるのに違和感を感じます。 672 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 42 ID 1dgiYUUA 1点 632 光る行間に。 628 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/08/21(土) 21 47 ID BbkXf7HK 失礼します。 「魂」を書きました。 評価人の方々丁寧な言葉、本当にありがとうございました。 参考にしていきたいです。確かに四連目説明臭いです。あり・・・ 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/115.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 本 開催期間 2002/06/21~2002/06/30 参加作品数 27 審査員 4人 本スレ 2の5-207 議論スレ なし 【チャンプ】 書物(恩田朗):6点 無題(構造):6点 【準チャンプ】 世界少年少女文学全集:4点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 8 本棚から朱色を - - 22 無題 - - 35 所詮弁解 - - 36 本 - - 38 知識 - 1 44 書物 恩田朗 6 45 本の中のあなた - - 47 本 - - 48 非日常 - - 50 僕と友達 本の話 - 1 51 君が居る場所 - - 62 楽園 - - 65-66 アンバランス - - 71 無題 - - 72 要らぬ思い出 - - 73 エクリチュールの遊びかた - - 74 世界少年少女文学全集 - 4 76 無題 構造 6 88 嫌いな事 - - 89 ミュージック・ブック - 3 90 詩集 - - 95 田島健人 - - 96 想像の文字 - - 97 少年ジャンプ - 3 98 無題 - - 103,106 神々の黄昏 - - 104 借りたまま - - 【審査員】 Canopus ◆j1h.j3e. 509 ◆FEgWNVKI wildcat 撫子さん ◆eEr7LE3I 【採点レス】 127 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/06/28 23 09 ID owZgwhtn 44 3点。 76 3点。 74 1点。 131 名前:509 ◆FEgWNVKI [] 投稿日:02/06/29 00 40 ID vRQc1z6f 76=3点 89=3点 97=3点 132 名前:wildcat[] 投稿日:02/06/29 06 00 ID 5Ebd7QQT Champ(3点)は 74 「世界少年少女文学全集」 次点(1点)としては 38 「知識」 50 「僕と友達 本の話」 133 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [sage] 投稿日:02/06/29 10 23 ID ??? あたしのチャンプー候補は断然 44です。 97てーん!☆じゃなくて、3てん。 作品 ■▲▼ 本棚から朱色を 私は本棚の本を揃えなおすときには お互いの物語が喧嘩をしないように気を配り並べる 書かれた年代や著者間の主観性のずれに私は細心の注意を払い 並べる 心の中の物語は、互いに刺激しあいはすれども喧嘩はしない それは私という本棚が、すぐに本を灰へと燃やし尽くしてしまうからに 他ならない 狂おしいほどの物語が息を潜めあい眠っている バス停に倒れ息絶えた白痴 蝿の群れの隙間から睨みをきかす半月の眼 地下室のチビ 枯れた王子 ゆっくりと引く引き潮の波に 揺り篭に乗せて全てを流す ペラペラと早く捲られた本は うなじを見せた恥じらいのように 忘れてください と 夢の中に置き去りを望んだ 言葉を削いて時間を忘れ、時間の中で言葉を拾う 心の中の物語は朱色を吐きあい色を失くした 8 名前:本棚から朱色を[] 投稿日:02/06/21 01 22 ID 3vgmJ7Wa 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 本。興奮して右手が性器に近ずく 本。買った時の新鮮さに捨てられない思い出 本。知ったかぶりをするために買い 本。内容があまりにもずさんでがっくり 本。何回も読みなおしそれでも理解できず眠れない 本。知らない世界に踏み込む時参考になれば 22 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/06/23 22 04 ID ??? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 所詮弁解 枕背もたれにベットに寝転び、 読み終えた本を放り投げる 結果無造作に積み上げられた本 カバーが黄ばむのはヤニの所為 どうせただの暇潰し どうせ目を覚ましたら忘れてる 35 名前:所詮弁解[] 投稿日:02/06/24 08 28 ID AGU+1KQ6 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 本 セピアの資本論のために頭に異常をきたし 現実の生活に嫌気がさす。 そんな現実逃避に外国文学とか旅行エッセイ でまた夢を見る。 本にはいろいろな希望を与え現実に戻してく れる。だが実際は事実は小説より奇なり。 本の内容など信用出来ない。 だから本はよく選び難しいことよりなるべく 夢を与えてくれる本にする。 選択することも楽しみの一つである。 ありがとう神保町。 36 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/06/24 10 46 ID ??? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 知識 世界中の人間と もしも僕が知り合いだったら 新しい出会いなんて ないだろう 世界の法則を もしも僕が完全に知っていたら 新しい花なんて 咲かないだろう 君が毎日何を考え 何をしているかわかってしまうなら この恋心は 驚きの質量を失って ただふたつの文字となるだろうか 本を読む 今日は恋愛小説の ジェロームはアリサを理解できない だから僕は彼女に惹かれて いった 君の唇が産む言葉を もしも僕がすべて知っていたなら 君の言葉が産まれてすぐに 枯れた花となってポトリと落ちても 僕の言葉が 君の世界に 見たこともない花を咲かせますように 38 名前:知識[] 投稿日:02/06/24 10 54 ID ebRZ1zyL 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 書物 犬の後ろ脚した 黒い少年が 赤煉瓦で作られた迷路のような町を 月光に黒光りしながら歩き 家へ帰っていった 少年の家には 一冊も本がなかった この町に本屋もなかった だがそれでも本は 彼の人生に深く入り込んでいた 今日 星の間を歩いていた時 二階の窓からガラスを破って 放り投げられた人間を少年は見た 赤茶色の毛並みに 黄ばんだ牙をもつ女 頭部を赤煉瓦の敷石に 深く埋め 死んだまま泣いていた あの女を放り出したのは 誰だったんだろう? 部屋には彼女独りだった 少年は 机に座り 空の書棚に 彼の書物を また一冊立てかける さまざまな人間が さまざまな世界が 空の書棚に並ぶたび 少年の黒い毛は 毛色を変えていく 白くなるのか さらに黒くなるのか あるいは犬の脚が床を蹴って 窓から少年を放り投げるかもしれない 星の間で躓くたび 少年の書棚には書物が並び もはや少年はそいつらを 窓から放り投げることができなくなっている 44 名前:書物[sage] 投稿日:02/06/24 13 20 ID ??? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 本の中のあなた 存在してないのに 存在していたあなた 最初の恋人 水のように 頼りない腕 でも低くてよく通る声だけ はっきり憶えている いつのまにか あなたより年上になり いつのまにか あなたを失くした くすぐったい懐かしさが 心の隅の棚で 埃をかぶって 時々笑いかける 45 名前:本の中のあなた[] 投稿日:02/06/24 14 12 ID sY3rhm0j 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 本 「開かれた門だ」 と 言ってあなたは閉じてしまう つくりものの物語の入り口を そして 大切にしまいこむのだ 深い緑の色した本棚に まるで どこまでも続く樹海のなかに そのままあなたも沈み込むように 「人生は」 突然こう言うと 口角を上げて 新たな物語を手にし 開く いや 物語ではなく 発生生物学の入門書を そこから取り出した一枚の紙片 「案外面白いものかもしれない」 そこには 息を切らせた文字が躍っていた わたしの 胸は急いで声を成さない 47 名前:本[0] 投稿日:02/06/24 16 06 ID ??? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 非日常 昼下がりの午後 静寂と夏の匂い 窓から吹き付けた風に 我に帰る 手元には一冊の本 ・・・らしきもの 読みかけのそれを僕はめくる しかしながら 一向に文字はおろか 白紙が続くばかり めくる速度は加速し 気が付けば最後まで辿り着き 何も無いことを知る 「おもしろくねえなぁ」 期待した自分を嘲りながら本を閉じる ふと視界に飛び込む題名 「教えることはなにもない2」 ・・・・・・・・・・・・・・・ プッ・・・フフッ・・・2なのこれ? 1はどんなだよ・・・ わずかな疑問を残しつつも 僕は妙に納得した気がした 空は紅みをましていた 48 名前:非日常[] 投稿日:02/06/24 17 41 ID o6FMqI8x 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/442.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ 夢の島 地球の悲鳴 それにシンクロしつつある戦慄 [せんりつ]再変換 [戦りつ]次候補 [旋律]確定 未だその旋律は 心臓の鼓動を奏でるオーケストラに参加していない ”捨てられた夢” そろそろ飽和状態 リサイクル 再利用 要検討 736 名前:夢の島 [] 投稿日:04/03/30(火) 12 59 ID 6uFngQrB 【コメント】 760 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/05(月) 01 51 ID P9ylFMle 1点 736 :夢の島 :04/03/30 12 59 ID 6uFngQrB 旋律が聞こえてこない……なぁ 762 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 21 23 ID OkwZo3LX 736 エコロジーには何を隠そう俺様もハマったことがある。 全日本人が毎日少量のおからを食べればある種の産業廃棄物はなくなるというのに貴様らは!!!! 変換のところはおもしろかったが、あとは誰でもわかってるエコロジー単語の羅列か。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ ひとつ 足りないし、欠けてるし、 ちっとも満足しない まったく不満だらけ ガラス窓を割っても かけらを拾うはめになる でもどうせ、 また落としちゃうんでしょ? 737 名前:ひとつ [sage] 投稿日:04/03/31(水) 19 06 ID UMaCldOJ 【コメント】 760 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/05(月) 01 51 ID P9ylFMle 1点 737 :ひとつ :04/03/31 19 06 ID UMaCldOJ ひとつ、……読み手のぼやきもよろしく…… 762 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 21 23 ID OkwZo3LX 737 短い割りに読むのが面倒臭い。主語が不明瞭なためか、読解をわざと妨害されているような気になってくる。 でもどうせ、また投稿しちゃうんでしょ? っていうかまた投稿しろよ。投稿してくれてありがとうな☆ 219 名前:散華楽 ◆DummymO2O6 [sage] 投稿日:04/04/08(木) 20 45 ID VTw6DGyy チャンプ・準チャンプの方々、おめでとうです! 審査・寸評ありがとうございました。 今回は「ひとつ」を書きました。 …力抜きすぎるとだめだめですね _| ̄|○ 伝える言葉を書くって、むずかしい。 力入りすぎると誰も耳を傾けてくれなくなりそうで、けど 言いたいことがある以上クールにもなりきれないような。 もうわかんない…。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ へそと歴史(ボイン編) はじめのズン類はふたりでした 手をつないでいたから間違いありませんでした トリとサンサスンスンといいました なまえをつけたがるのは神さまのわるいクセでした ふたりのズン類は丘のうえに立って トリとサンサスンスンはたがいのなまえを呼びあい 朝陽を夕陽をみあげ歌をうたい見つめあって ところでズン類はふた種類いるのでした 美しいとしかいいようのないふた種類の性器でした それは神さまのおぼしめすところで トリとサンサスンスンは神さまによく見えるように 丘のくぼみに横たわっておまんこをするのでした さわやかな風がふくのでした ズン類のふれ合う肌をしめやかになぞるのでした ほどなくズン類は確変大フィーバーしたのでした すなわちじゃんじゃんばりばりちんちんかもかもでありました おまんこの成果が予想をはるかに超えたわけですが 無理もありませんでした たくさんの神さまがトリとサンサスンスンをおもちゃにして ズン類の性器をボインをいらいたおしたのです 性感帯の開発は神さまのもっとも得意とする分野でした ズン類の美しい性器はうるうるともり上がり たえまない拍動と羞恥と昂奮と絶頂がかわるがわる波のように トリとサンサスンスンはたがいの瞳をみつめ 声にならない声ではふはふ言って ありのままにありのままのありのままで 生れたままに生れたままの生れたままで 「****、あふあふ、***!」「うっふーん、****な****」 「ちゅちゅ*****ぱぱ…」「**、**、**…*、*……」「は、 ふぁ、ふぉ、*******」「***?」「♯◎∞¥」「****!!!」 !!!!!!!! ああ 見渡すかぎりのズン類の海でした 乳白色の粘稠に富んだなだらかな下腹部のふくらみでした いくぶんしめった恥ずかしげにほほえむ草むらでした よせてはかえすすべてのいのちがそこにありました みんなみんなしあわせでした あしたのことなど知りもしないのでした そして抱きしめあうのでした 738 名前:へそと歴史(ボイン編)1/2 [sage] 投稿日:04/03/31(水) 23 56 ID POkMFFnq 739 名前:へそと歴史(ボイン編)2/2 [sage] 投稿日:04/03/31(水) 23 58 ID POkMFFnq 【コメント】 760 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/05(月) 01 51 ID P9ylFMle 2点 738 :へそと歴史(ボイン編)1/2 :04/03/31 23 56 ID POkMFFnq ズン類がおもしろく言葉が目に踊っている。 769 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 22 35 ID OkwZo3LX 738-739 キッチュだな。うん、キッチュだ。たぶん、これがキッチュだ。 パチンコネタは神話的世界を世俗的世界に一気に収縮させるどうのこうのだ。 やっぱり、いいな。いいよな、やりまくりは。芸術だよな。解放だよな。 771 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 23 03 ID OkwZo3LX 【2点】 738-739[へそと歴史(ボイン編)] おもしろい。キッチュだ。しかし、やりすぎだ。 1点にしようかとも思ったが、おまんこに免じて2点。 216 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/04/07(水) 01 35 ID Brpka0ue えー、勝手にルールをいじくりました。 つっても、有名無実化した「週番さん」を削っただけです。 みなさん、おつ&おめです。特にななふしさん、亀ちゃん、フントに助かりま した。ぼくはこのスレに居座っているけど、単なるナビゲーターのつもりなん で、みなさん、遠慮せずにどんどん積極的に参加してくださいな。 softさん、次回から、ぜひぜひよろしくお願いします。 『へそと歴史(ボイン編)』作者です。ズン類の壮大な歴史を書くつもりでし たが、あんなになってしまいました(苦笑)。久しぶりの準チャンプゲットで 少しウキウキしています。今めちゃくちゃ忙しいんだけど、励みになりそうで す。どうもありがとうございました。 【得点】 4点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:2点 ■▲▼ [ ノートと鉛筆を用意して 1から10までを足してみると55になって 人生の1から10までを知った年齢と同じくらい ただ人生は10で終りじゃないから 泣き伏す暇もなく書き綴らなきゃ間に合わない 間に合わないから泣き伏して 泣き終わったら笑ってる ノートは大きい方が良い そう思ったんだけど 余白の使い道がなくて困ってる 今までのことと これからのことを足してみると プラスマイナス0で今になった 死ぬ時は「オギャー」と叫ぶ 生まれたときもそうだったから きっと叫ぶ 死ぬ前にはちょっと無理かもしれないから 死んだ後におなかいっぱい「オギャー」と叫ぶ プラスマイナス0の叫びだ それだけのために生きている 740 名前:[ [sage] 投稿日:04/04/01(木) 01 45 ID hAWtV6cU 【コメント】 760 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/05(月) 01 51 ID P9ylFMle 3点 740 :[ :04/04/01 01 45 ID hAWtV6cU ちょい、生真面目過ぎないかなぁ? でも叫びこもって、おぎゃぁーーー 769 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 22 35 ID OkwZo3LX 740 死んだ後にオギャーか。無理だよな。プラスマイナス0の叫びか。 それは「今」なんだとしたら、それは動いてんだよな。 無理な地点でようやく止まるんか。んー。ところで前半の数字はあんまり意味ないよな。 いや、意味ないってことをいいたかったのか。んー。なんか人生。 771 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 23 03 ID OkwZo3LX 【2点】 740[[] うへへへへ。お前を括るためにわざと[]の括弧を使ってやったぜ。 死んだ後にオギャーか。無理だよな。プラスマイナス0の叫びか。 それは「今」なんだとしたら、それは動いてんだよな。 無理な地点でようやく止まるんか。んー。ところで前半の数字はあんまり意味ないよな。 いや、意味ないってことをいいたかったのか。んー。なんか人生。 って、寸評の通りぢゃねぇか!!!!>俺 4 名前:前スレ740[sage] 投稿日:04/04/07 18 26 ID TU+VgKzm 遅れてすみません。お題、「髪」でお願いします。期限は4月15日。 218 名前:名前をください [sage] 投稿日:04/04/08(木) 07 56 ID 9fgQxd6o [ を書きました。まさかチャンプになるとは思わなくて。 嬉しいけれど、ホントに良いのか?、と。 でも共感せしめるものがあったんだと、思いたい。 諸行無常の生の中にどこか希望を持たせたくて、 それでも一方通行の人生、みたいな。投げやり感。 読み直すと随分粗っぽいなぁ…。 審査してくださった方々、ありがとう&お疲れ様でした。 【得点】 5点(チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:2点 ■▲▼ ニンゲンパズル いま、ぼくの前に散乱するのは さかさまに振り撒かれたジグソーパズルのピースたちだ まずは鼻から組み立てた 君のかわいい団子っ鼻 長い睫毛のおおきな目 ふっくら唇ちいさな口 固くてまるい白い顎 下からなぞるこそばゆい耳 ぼくの手は黒髪をすべって すぐに君は出来上がった でも顔だけじゃ、君とはいえない たやすく折れそうな細い頸 なだらかに尖った華奢な肩 桜の枝かい? すべらかな腕 蕾みたいな固い指 何を秘めてるんだい? ふたつの胸 腰を通って、下へ そして君は完成した でもそれは形が完成しただけだった どんな声で喋るのか聴かせてほしい どんなくしゃみをするのか教えてほしい 過去も 考え方も 感じ方も 君は教えてくれた そして君は動きだした コンピューターゲームのキャラクターみたいに 何が足りない? 君が見ている三色菫? 君を愛するパパとママ? 君が選んだ赤いホンダ車? 君を彩るさまざまな色? それでもまだ 君になるには足りない ギョウチュウ サナダムシ ミトコンドリア 神秘のらせん ボードが埋まってもまだ 君はパズルのまま 苛立ちにボードを叩いて 小指一本のピースが欠けて 無くなってしまっても 君はパズルのまま 741 名前:ニンゲンパズル(1) [] 投稿日:04/04/01(木) 01 50 ID s5XUaWcX 742 名前:ニンゲンパズル(2) [] 投稿日:04/04/01(木) 01 51 ID s5XUaWcX 【コメント】 756 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/04/04(日) 21 11 ID FCd9VFsj 741-742 「ニンゲンパズル」 最後の足りないものを敢えて書かなかった のは、正解だと思う。前半が冗長かなあ。 769 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 22 35 ID OkwZo3LX 741-742 俺なら本当に彼女を生きたままバラしちまってニンゲンパズルだな。 冷蔵庫に入れといて、一週間後に取り出して、ちょっと食肉化しかけてるのを 組み立てて、「君、完成!☆」。でも君にならないんだ、これはただの肉なんだ。 なぜだ!? 何故何だぁぁぁぁぁぁぁぁァァァぁぁあぁぁぁぁ!!!!!123 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 夕暮れの殺人者 誰なんだ 夕暮れが赤いのは誰のせいなんだ 何が何で何なのか 結局はそういうことなんだと想う 743 名前:夕暮れの殺人者 [] 投稿日:04/04/01(木) 03 28 ID 8bWD2RZ0 【コメント】 760 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/05(月) 01 51 ID P9ylFMle 2点 743 :夕暮れの殺人者 :04/04/01 03 28 ID 8bWD2RZ0 来た来たキターーー 夕暮れだから殺人者もゆるす。朝日見ながら…じゃちょっとまずいかも知れないけど 769 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 22 35 ID OkwZo3LX 743 結局はわかんなかったぁ。ってことなのか? わかんないのがそれなんだぁ。ってことなのか?? 殺人者は赤い肉をバラバラにして組み立てるべきだ。 そうじゃないと俺がおもしろくないからな!!!!!!!!!12377 781 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/04/08(木) 12 51 ID 3VkEGMFH 「夕暮れの殺人者」書いた者です。 ほぼ発作的に書いた作品でした。 寸評いただいた方ありがとう。 チャンプ 準チャンプの方達おめでとう。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 ■▲▼ 「戦後っていいよね」と結局ククル日本語の詩 愛飢え男 柿食う恵子 刺すぜ阻止 太刀と鉄 何ぬねの? はははひふへほはひふへほ ママもまみむメモまみむメモ やややゆゆゆよよよYIYIYI YEAH! わらわりわるわれわろ わろ? わを! ワロターーーー!! ん そして日本語どもは戦いの末 意味をなくした兵士たちが 整列するのも 漢字をあてはめられるのも やめて 仲良く無邪気に暮らしたんだってさ なんでもかんでもと アメリカ語が電車の陰から見ていた 襲ってくる気だ気をつけロリポップ☆ 744 名前:「戦後っていいよね」と結局ククル日本語の詩 [] 投稿日:04/04/01(木) 11 18 ID 5EqWka0L 【コメント】 769 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:04/04/06(火) 22 35 ID OkwZo3LX 744 ハジケすぎ。は行以下いい加減すぎ。 日本語のことよく知らんくせに日本語語りすぎ。 そして俺は真っ赤なキャンディーが舐めたくなるのだ。気をつけロリコン!☆ 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/324.html
前へ ← 1 2 3 作品 ■▲▼ 想いは道 道は大蛇のように君に絡まっていた。 ――そして僕は 君の道の 形、 色、 質感 を 静寂の空間に置いて眺めていた。 ――あっ、 その時、僕は確かに見た。 道の上で 雨に濡れながら懸命に泳ぐ 魚のようなシルエットを。 それは君に映る僕か、 それともただの風の記号か。 風呂上がりの君は そんな僕の考えを知ってか知らずか 道を両手でねじってまわし、 魚や雨を消しながら メビウスの輪のような「何か」を作り始めた。 ――君は言う、 これで互いに行き来するための道が出来上がるはずだと。 生き返った空間 君の笑顔 笑顔の君 僕は無性に嬉しくなり、君の道へと手を伸ばしていた。 569 名前:想いは道 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 16 32 32 ID Q83YXSJo 【コメント】 609 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/11/06(土) 18 50 57 ID BuIcr8Tt 569 この詩での道は、じつは道ではないよね。それだけに、「何か」をきっ ちりと表現する必要があったんじゃないのかな。 ■▲▼ 街灯 例えば自分が生まれたその日に帰ったような やさしい やさしい夜だよ リュックをしょって 息を吸って 町の外に出るんだ 夜にすっかりくるまれた いとおしい町の屋根のもと 知る人たちがみんな もう眠っている 門の外は荒野だ 吹く風は星を揺らしはできず 踏みしめる砂利の軋む音は ただどこかに吸い込まれていく 呼ぶ 誰もこたえない 眠る人たちの枕のそばの 灯りにぼくは守られている この道のどこまでも先で星を見よう あの家々の窓のために 灯りをかかげて行こうか 光をともしながら行こうか 570 名前:街灯 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 18 05 27 ID pYh5LJ3j 【コメント】 609 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/11/06(土) 18 50 57 ID BuIcr8Tt 570 端整な出来ですが、この街は西欧か中国の街でしょ。門が街を隔ててい るもんね。その味付けは必要だと思う。 ■▲▼ EVERYDAY EVERYDAY 人が苦しんでいるのが 人が死んでいくのが 小さな箱に映しだされる EVERYDAY EVERYDAY 情報過多なこの世の中 かわいそうなんて同情 ちっとも役に立ちゃしない 優越感振りかざして満足かい 人の命は地球より重いなんて 悪いがそんな事信じちゃいない 不幸と思ってるアンタより 幸福そうに見える命は EVERYDAY EVERYDAY どの位消えていくの 特別な存在じゃなくても 生まれたなら生きりゃいい ただそれだけ アンタの世界ははアンタがなくなりゃ スベテ真っ白 EVERYDAY EVERYDAY 笑っていりゃれりゃそれでいい 特別な存在じゃなくても なんていうけど特別なんて誰が決めた 御託並べて言い訳好きな この世に染められちまったかい アンタの道はアンタのもんだ 茨だって裸足で走れよ 叩かれたって伸びやがれ アンタの世界じゃアンタはGOD 人を羨ましがる前に 自分ひとり位幸せにしてみろよ そんなに難しいことじゃないだろう 笑って生きれるように EVERYDAY EVERYDAY 動くコトできりゃ EVERYDAY EVERYDAY 幸せの道はそんなに遠くない 571 名前:EVRYDAY EVRYDAY (ONE) [] 投稿日:04/11/03(水) 19 45 15 ID twzYrju/ 572 名前:EVRYDAY EVRYDAY (TWO) [] 投稿日:04/11/03(水) 19 46 36 ID twzYrju/ 573 名前:571 [] 投稿日:04/11/03(水) 20 04 16 ID twzYrju/ ■▲▼ 夢の住人 文化の日 サーカスを見に行った サーカスというモノを見た事が無かった 新聞屋に貰った無料のチケットを持ち スーパーに行くようないつもの服装でぼさぼさと出かけた 賑やかなステージに家族連れのうるさい観客 今年三十になった私は一人指定席に座る 「ようこそ 夢の国へ あなたも夢の住人へ」 ありきたりな謳い文句 期待は出来なかった 想像で描くままのピエロが総合司会を務める舞台 次々と繰り広げられるものは正に夢物語だった 私はぐいぐいと惹き込まれていった 空中ブランコの少女のか細い指先 伸ばしきった指先は切なさと名前を変えて 青年がしかと繋ぎとめる―――と見せかけて 動揺誘うためわざと一度落ちていく青年 待ち受けるネットが大きく揺らいだ 演出と解ってはいるもののドキリとしてしまう 浮き上がる肩を自分でぎゅううと押さえつけた 悪夢を見てる最中(これは夢ですよ)と肩叩く自分 そんな無意識の自制心に似ている感覚だった 猛獣使いの青年がびゅううと鞭をふるいながら現われた 金色タキシードに真っ赤なマント緑の蝶ネクタイ 金色シルクハットに目だけ隠せる黒アゲハのマスクを付けて サーカスらしい目がチカチカする姿 美しい 蒼く光る目をしている じゃれつく猫の様に虎は腹を見せた 本物の猫は細くしなる綱をせっせと渡った 象は蹴り上げるボールを見事にゴールへ 毛虫のような犬達はジェンカを繰り返す 猛獣使いが鞭をふるうと叶わない事が無かった 誰もかれも従順な一匹の獣になってしまう 触手の如く自由にしなる鞭 強い静かな蒼い目 憧れのような恐れのような恋にも似た感情を抱き 私は何度と無く肩をぎゅううと押さえつけていた 夢の帰り道 興奮冷めやらぬ私の足は 両親二人きりとなっている実家のマンションに向かう 今日の出来事をとりとめも無く話したくなったのだ でね あのね それから 凄いでしょ 子供の頃と同じようにうんうんとうなづく母親と父親 昔と何一つ変わらない空気の中 熱いチーズの絡んだバーグ もちもちと噛みむぐむぐと喉につまらせて 長い食事の後 大きな湯船に浸かった 重力にあらがえなくなってきた丸くない風船 四つ持っている私はドコを向いてもふわふわと浮いた サーカスの猛獣使いがぴしゃりと鞭を振るうとぱちんと割れて たちまち沈んでしまうんだろうな いや あの蒼い目が見つめるだけでも 一気に潜ると耳からしゅぱーっと抜けていく空気 代わりに注ぎ込まれたお湯がずんと音を消した 詰まりきった私は呼吸をしなくても生きていけた ネルのパジャマを着て両親の間に眠る ちゃんとパジャマを着るのは久しぶりだった 一人暮らしの長い恋人不在期間の長い私は 夏は裸族で冬はそのままコタツで寝てしまうから 目が覚めた 何だか寒いな 玄関のクリアポケットパシパシと揺れ ドアーが開いている 両親は眠りこけている 寒くは無いのだろうか 何も変わらないと思ったのに 久しぶりに帰った実家は勝手が変わってしまっているのだろうか 冷え切った空気 床溜まり 静かな寝息の輪唱 二匹の化け物みたい ハーフ毛布くるまって玄関へ 転がる化け物跨ぎ 柔らかな寝床から 暗がりの中フローリングへ 冷たい 玄関に誰か居るのだろうか 思えば 思えば誰か居るのだろうか 風で開く重さのドアーでは無いのだから 私はハーフ毛布を剥ぎ取って玄関へ急いだ 電気をつけると私の靴がなくなっている事に気付く 玄関のドアーは十センチ程の隙間を作っていた 隙間に私の靴が片方だけ縦になって挟まっている 靴をひっぱり抜いた 左の靴だ ドアーはごおんと鈍い音を立てて閉まった すぐさま鍵をかけて右の靴を探す どこにも無い 魚眼レンズを覗くと外灯に照らされた右の靴がぽつん 左手に持ったままの左の靴と呼び合うように黒光っている 不思議だ どうして片方だけ外にあるのか 取りに行くべきか しかし不思議さよりもまだ怖さが勝っている 諦めて朝を待とうか 恨めしく見つめていると突然視界が金色になった 驚いて目を離し再び目をつける すると猛獣使いが私の靴を持って立っている 左に私の靴を持ち 右手で鞭を地面に二、三度打ちつけながら 急いで鍵を開けドアノブを右に回した 外灯の薄暗い光の中 右の靴があった しかし猛獣使いは居ない 夢を見ているのだろうか しかし肩叩く自分は現われない ごおんとドアーが閉まり 私は一人夜の中歩き出す とっくに恐怖は消え去り 首をかしげながら右の靴を拾った 右手に持った右の靴と左手に持った左の靴 再会を祝うつもりで両の靴底をぱんぱんと合わせ鳴らした 裸の足裏がひんやりとコンクリートにはりついている 玄関のドアーを背にしばらく立ち尽くす 夢では無い きょろきょろと周りを見渡した所で静かな真夜中だった もう一度両靴を打ち鳴らして裸足のまま玄関に振り向いた 突如 目の前の小さな魚眼レンズがズームアップしていく 直径1センチ程の丸い穴が中心から大きく広がり ドアーの大きさぎりぎりまで膨張していく レンズは光り 夜の闇が作る真ん丸い鏡となって私を映した そこには見開いた目の下に隈を作ったパジャマ姿の三十女が居た 両手に持った靴をパタリと落とし目の前の真実を凝視している私だった 呆然とする私の背後に金色シルクハットのてっぺんが見え始める 地底から浮き上がってくるように彼の全身は現われた 猛獣使いだ 振り返る事も出来ずに鏡越しに私は彼の目を見ている 蒼い目を見ている 彼は私の頭の中に低い声で話しかける (ようこそ 夢の世界へ 君も夢の住人にならないかい) 彼の目を見たまま 私は身体の自由を失っていた 持ち上がるように 両肩が震え始めた 押さえつける両腕は意のままにならず 震えはじきに頭部にも伝染し 私は頭を上下に震わせていた 彼はぴしゃりと鞭を振るった はらはらとパジャマが脱げ落ちた 目の前に下着姿の私 直視出来ずに目を閉じかけた所 もう一度 鞭の音がした 私の首に衝撃が走る 瞬間視界は紫色一色となった 紫の液体を噴出す私の首根っこ ヒヤシンスの球根が逆さまになったよう 目の前の鏡に大きく映された 私はスローモーションで落ちていった 鏡越しにヒヤシンスになった自分を見ながら 何もかもが紫 なのに鏡越し 視野の端っこで見る彼の目だけが蒼いままだった 自分の艶の無い肩を 自分のくびれの無い腰を 自分の垂れかけたお尻を じっくりと眺めながら落ちた私は今 自分のかかとを見ている がさがさじゃないか こつこつと足音が近づく 足音に合わせて私の靴 ひとりでに歩き出し私の横に並んだ 足音の主に拾われた私は温かい腕の中に居る 彼の手が私の頭を優しく撫でていた ゴロゴロと喉でも鳴らしたい気分だ 彼はゆっくりと歩き出す その前に私の靴が軽やかに歩いていく (どこに行くの?) (人が住むべき素晴らしい世界さ) 私の靴は迷う事なく紫の夜道を歩いていく 頭だけになっても迷いだらけの私は これが夢であればと妄想を止めない しかし 終わりなのだ 終わりたくない 終わりたくないな 親孝行も 部屋の掃除も出来ていない 574 名前:夢の住人(1/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 20 39 56 ID pvW8OQJf 575 名前:夢の住人(2/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 20 44 01 ID pvW8OQJf 576 名前:夢の住人(3/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 20 47 01 ID pvW8OQJf 577 名前:夢の住人(4/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 20 51 57 ID pvW8OQJf 578 名前:夢の住人(5/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 20 55 27 ID pvW8OQJf 579 名前:夢の住人(6/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 21 03 10 ID pvW8OQJf 580 名前:夢の住人(7/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 21 06 34 ID pvW8OQJf 581 名前:夢の住人(8/8) [sage] 投稿日:04/11/03(水) 21 12 14 ID pvW8OQJf 583 名前:581 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 21 37 27 ID pvW8OQJf 【コメント】 582 名前:ぺぷちど [] 投稿日:04/11/03(水) 21 30 31 ID Tc+SFrr1 574~581 おもしろかったです。8/8のオチをもっと派手で引田テンコウな イリュージョンでキメて欲しかったです。 599 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/05(金) 04 30 31 ID DtJw8NJV 1点 574-581 :夢の住人(1/8) : ふっと、風のように言葉が届く。意味は繋がりにくいが…… 609 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/11/06(土) 18 50 57 ID BuIcr8Tt 574-581 内容は面白いと思う。自分のカカト見たり、靴だけがついていった り。でも小説の手法に近いんじゃないかな、これは。もっと短くできるよ。 926 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/11/08(月) 00 13 23 ID 9qz31Ji1 失礼します。 審査の方々、ありがとう お疲れ様です。参考になります。 ごめんなさい。三つ投稿してました。題出した手前、 投稿の少なさにびびって思わず奮起の気持ちで(言い訳) もうしません。ほんまごめんなさい。 ななほしさんへ 557「地の果て」書く方もするっと一気書きでした。 Canopus さんへ 574- 581「夢の住人」どうにもまとまらず無念です。 Cさんへ 551「道化」にわかアングラ好きの甘さが詩にも出たようです。 MUJINAさんへ 難しい題出して後悔。一本道」って曲聴いてて皆の道を読みたくなり。 GONさん、Canopusさん、固有値の作者さん、おめでとうございます。 誰がどれを書いたかって結構楽しみ。全員後書きしたらなあ。。。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 C ◆7sqafLs07s:1点 ■▲▼ 十一月の追憶 眠っている夢の影のとなりで君がやっぱり眠ってる もっと泣き出した誰かの声に似た風景で 水たまりのように坂を流れていくのだろうね 消えた映像の代償として点々とつけられた靴跡 両手にそっと乗せた綿のような軽さで いつか陽射しに溶けてしまうようなこの部屋の上で 夢は舞うだけの蝶のように止まる場所をきっと与えてくれなくて 君は一歩先にあるアスファルトの冷たさを知っていたのだろう そこに何もないことだけが見えていることも 雨の降ったこの空間で後ろを振り向いてみれば 月と水銀灯の光と一つの影 円ガラスを切り取ったような空は勝手気ままに 無数の星だけを厚い雲で隠した 道が前と後ろにあるだけの十一月のあの日は 晴れた一日が欲しかった 僕の影を月が細い紐で引っ張り始めて どうにも動けなくなった夢はそこから夢のままで 立ち尽くした太陽は月をもう追いかけられない いつか見えなくなったら消えるだけの道の上で 眠ってしまった君の夢と 小さな十一月 584 名前:十一月の追憶 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 22 53 40 ID zqRvP/Qz 【コメント】 609 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/11/06(土) 18 50 57 ID BuIcr8Tt 584 すごくきれいだよね。でも不思議にことばが入ってこないんだよなあ。 夢の風景だからなのか、それともそれは十一月の為せるわざなのか。 935 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/11/09(火) 23 36 54 ID yv3FWHtW おつかれさまです。 第八十回、補完HPにUPしました。 チャンプのGONさん、準チャンプのCanopusさんと固有値の作者さん、おめでとうございます。 そして、採点審査された方々お疲れ様です。 ちなみに、今回密かに投稿してました。「十一月の追憶」でした。 昔の詩のリライトで、地味にポエムしようかなと。ええ、地味すぎて沈没してました・・・。 採点批評いただいてありがとうございます、本当に。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 夕陽の中で 歩くことは罪か 進むことは罪か 生きている動物は穢れに非ず 想いが純粋だから 死んでいる大地は悪に非ず 徒に踏み潰されただけだから けれども彼は確かに罪だ 何処かの宗教の神に拒まれたわけではなく 誰に裁かれたわけでもなく けれどもそれは確かに罪だ 途方もない長さの影をした 何方かの下劣な笑顔がそう仰った 道は いつも光に向かうとは限らない 光が動くからではなく 大地が動くからではなく 誰もの向かう先が仮初だから その仮初を人は希望と呼んだ 希望に向かって頑張る人がいたら それを彼は素晴らしいと言うだろう けれど彼は罪なのだ やはり彼は罪なのだ 何故なら彼は毎日 彼の足で歩いているから 進んでいるから 人は罪を憎み 罪人を笑う 人は罪を憎み 罪人を傷つける それでも彼は黙々と あてもなく家路を急ぐのだ それでも彼は黙々と オレンジ色の中を駆けるのだ 不合理は踏み荒らされた大地で道理になった 585 名前:夕陽の中で [sage] 投稿日:04/11/03(水) 22 58 54 ID o4DW9BmX ■▲▼ 固有値 カマーン、チャンプ、受けて立ちます、(こちらは副音声でお届けしています。 お題を出しな、(画面は最大、文字はなるべく小さめでお楽しみください。 道? ですか、そーですか。(ではまず、これは習性、硬直につづく三作目、 てんてんてん、(トリロジーのとりですね? よしゃー、来ちゃった見ちゃった勝っちゃった、(ええ、エポックメイキングかつ豪華な仕上がりです。 合計点数3000点、(申し遅れました、実況は作者、解説は作者です。 破格でぶっちぎる、(ところで、コテはつけないんですか? 錯覚レミゼラブル、(んー、なんか気の利いたやつとか思っちゃうとね、 MUJINAが、これは希望抜きのパンドラの箱、(あと、かなりのびびりですから、 イタチが、神々の黄昏にはこんなRock- n -roll、(きびしいこと言われたら、 Alniteが、作者はエデンの蛇である、(もう来ねえよ て言うよなやつを、書きますよ、覚悟なさい。(ってすぐ逃げられるようにですね。 あっと、敬称略ですから(あ、いままさに。こういう部分が失礼なびびりですね? お気を悪くなさらずに、(そうですね。失礼ですね。 なにとぞひとつ穏便に。(Canopusさんにはイカのキンタマって言われましたよね? じゃあ、いきますよ、(そう、そこで柳の下のどぶさらいですよ。 キリストが博愛を(あと私もキンタマって言ってみたかった、 シャカが解放を(キンタマって。 レノンが平和をうたったように、(キンタマって文字にすることなかなかないですからね。 最後の問題、(そうでしょう。 シノザワ教授に全部(そういう特殊な職業じゃないとね、 と言った人々の勇気をここに称え、(キンタマとは書かないですよね。 爆発ゴローが直球勝負で直帰をホープする、(キンタマって。 今週のびっくりどっきりメカ発進。(それではしばらく主音声、本編をお楽しみください。 ボクノマエニ道ハナイ ボクノウシロニ道ハデキル(10月30日(土) て言うけどね、いまや21世紀、(ハロウィーンパーティーというものに行った。 そんな公共事業型信念は受けません。(また明日、と言って別れたバイト先の10才年下の 道がない(同僚たちが待ち合わせしていた場所に偶然出くわし、 という理由だけでは道をつくっちゃいけません、(考えなしに声をかけてしまったためだ。 エコだから。(なにしてんの? 荒野は荒野に、都市は都市に、(いや、パーティーがあるんですけど…。 ネットとコンビニ往復で、(気まずいながらも好奇心が勝ち、ついていくことにした。 地球にやさしいライフスタイル。(会場の店には印象的な眼のあの娘がいた。 (あれー、珍しいんじゃないんですか? 生まれたときからブロードバンド、(こんな場所に来るのって。 親の敷いた道かまわず突っ走り、(プラチナブロンドのかつら。 誰が敷いたなんて気にしない、(青いカラーコンタクト。 まずは頂点にのし上がる、(襟巻きをひらひらさせて、売春婦みたいですよね 理想はこうだ、(と彼女は言った。 成人式には自分目当てのファンの群れ、(それから、普段どおりの格好のぼくに、 はたちになったからタバコはやめた、(わざわざかつらを脱いで貸してくれた。 そう言ってにやけたにきびづらとは縁もない、(うしろにぺたんとなでつけられた濡れた黒髪が現れ、 余生50年、悠々自適の自分探し、(とてもエロチックな気がした。 全面舗装の赤道直下で体育座り。(図に乗ったぼくはかつらをかぶってその辺を歩き回り、 (しかし、 ひがんだ横目でニュースを見やり、(話し込む相手もいないので、かつらを返しに戻った。 歳だけいって踏み出せない。(彼女は背の高い男とキスをしていた。 勉強不足、運動不足、(かつらを持ったまま、 知性体力時の運、いつかを夢見る怠け者。(ぼくは目を逸らすことができずに立っていた。 汗かかん、損をしたくナイっすから。(彼女は頬を上気させて目を閉じていた。 否定せん、面倒みたくナイっすから。(うっとりしていた。 主張せん、恥かきたくナイっすから。(幸せそうだった。 いうなればフリースタイル、(いま思うと一分もしなかったと思う。 あえてさらす無教養。(正気に返ったぼくは (わーちょちょちょちょちょーっ おれのまえには誰かが通った道しかねえ、(と叫んだ。 荒野を返せ、このやろう、(マトリックスの100人スミスのように増殖したぼくも こうなりゃ人工冬眠、50年後に火星で解凍、(ワーチョチョチョチョチョーッ 火星初の火星詩人、興行収入火星一位、(といっせいに叫んだ。 地球の皆さん、こんばんわ、 一気呵成に火星で稼いでみませんか、(あの、脳内のマイク、スイッチが切れてなかったようです。 火星の駄洒落王、火星で犬のくそ踏んだ。(日記がだだ漏れですな。まあ、わざとですけどね。 (わざとですか? わざわざ道の端っこ歩くから(ええ。メタな感じ? 犬のうんこ踏むんです。(いや、メタではないですよね? 真ん中をさっそうと歩けば、(ないですか。 よっぱらいのげろにも当たりません。(意味分かってないのに覚えたての単語使いたがりますよね。 そうはいっても世界の端に生まれついた、(でもね、今回、園川さんが来られそうにないらしいので、 ものごころついたときには良心の呵責、(ここで言いますけどね、 みなさん、申し訳ありません、(道って方向と距離がありますね。これはベクトルです。 おれがもっとスマートだったり(この詩も主音声と副音声のずれが方向と距離を生んでいる。 クールだったりすれば、(つまりベクトルである。 みなさんももっとスマートで(この詩は道についてうたいながら、 クールなメンバーになれたんですよね。(道を構成している。 おれがカリスマだったら、(自己を内包しながら自己を構成するフラクタルである。 みなさんもカリスマの知り合いだって(これは老子の説く道にも合致するのである。 自慢できてたんですよね。(って言ったはずですよ、園川さんが。 みなさん申し訳ありません、(いや、まったく言わないですよね。 おれさえメシアだったら。(ええ。言いませんね。 (そもそも、ベクトルを持ち出してきたのは後付けですよね。 愚痴りながらも一歩踏み出すその勇気、(いや、これはね、最初から考えてた。 踏み出す先には犬の糞、(えー、ほんとですかあ? だから勇気が欲しいんだ、(本当だとも。それとも私がうそをつくと? 犬の糞をあえて踏む、(あんた、最初の作品の最初でうそついてるやん。 むしろ落ちてる糞はすべて踏む、(なはっ! 踏んで踏んで踏みまくる、(前回チャンプのameさんのと父に影響されて オレオリジナルじゃないけれど、(遠浅なぱくりをしてしまいました。 でもその道の端っこ、(ということを告白したところで放送時間があとわずかです。 、 フンまみれの全力疾走、(それではみなさん、ごきげんよう。 フンでフンでフンでフンでふんふんふんふん(ごきげんよう。 ふうん、で? 586 名前:固有値 1 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 31 08 ID ZlCcPevT 587 名前:固有値 2 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 32 21 ID ZlCcPevT 588 名前:固有値 3 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 33 10 ID ZlCcPevT 591 名前:固有値 4 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 36 27 ID ZlCcPevT 592 名前:固有値 おわり [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 37 30 ID ZlCcPevT 【コメント】 599 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/05(金) 04 30 31 ID DtJw8NJV 1点 586-592 :固有値 1 : 所々、光ってる言葉がある。 605 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/11/06(土) 02 30 09 ID 3UNtEVKK 586-588/591-592 固有値 パンドラの箱を開けてモンスターを召還してしまった!(書いたよ。これでいいかい。) しっかし、軽口無駄口減らず口は収まるぢころか、ますます磨きがかかってきてますなあ。 まさに饒舌大魔王の称号を差し上げます。呼ばれてないのに、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん。 と、誰も聞いてないのに、一人漫才かます、おしゃべり泥棒。名無しの作者氏に対するキャッチフレーズ がたくさんありすぎて、こっちも饒舌が移ってしまう。 さて、今回の作品は軽い興奮のうちに一回めを読みました。いま、自分は最先端の詩を 読んでいる、という興奮です。読み終わってから、いや単なる気の迷い。こちらの勘違い、思い違い と意気消沈。でも、やはり、この詩は凄いんじゃあないか、の行ったり来たり。 でも、作者の天性のものを感じます。やっぱり、こんな詩、いままでなかった。いや、こんなの 詩じゃないから、誰も書かなかった、と誰かに悪口言われそう。ただ、副音声というアイディアを 持ち出して、前回よりパワーアップしてきているのは事実。で、採点は今回までは 甘くつけます。次回こそ、この作者の本領発揮。いつまでもこの饒舌スタイルを続けると 読むほうもいい加減飽きます。こう言って作者にめ一杯プレッシャーをかけときます。 609 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/11/06(土) 18 50 57 ID BuIcr8Tt 586-588 591-592 うん、三部作のなかではいちばん好きだよ。上質なイン プロヴィゼーション。パーティの描写が特にお気に入り。最後の種明かしは、 やっぱ興ざめだったな。 905 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/11/07(日) 03 11 33 ID ZzfVZAZB 固有値です。 審査員のみなさま、毎回ありがとうございます。 あの、愚考するに、いっこ書くより10個読むほうがたいへんだと思うんです。 投手ばかり大切にされて、捕手だって休みが欲しいんだよ! って思ってるんじゃないかと思うんです。 審査期間短い中でほんとにいつもお疲れ様です。 かといって審査期間ながくすると回転が落ちてスレの勢いとかあるだろうし、 でも、ここは審査員の質と量で成り立ってる場所だし、 やっぱ審査員の人たちには一日8時間の睡眠と2時間の運動、 1日3食の栄養管理を義務づけたく候。 何が言いたかったかというと、Cさんの寸評ほしかったなということです。 そこで力尽きるんじゃあない、おれまで連れて行かれちまうじゃねえか、 ていうパトラッシュの気持ちです。天国に行く途中でも荷車ひかされてたし、たしか (フランダースの犬より)。 MUJINAさんへ。次回こそ本領発揮しますよ。万年秘密兵器の正体がついに明らかに。 で、腐ってやがる、早すぎたんだって言われます。 ななほしさん、Canopusさんにもお礼。 今回、見づらいものでも読んでもらえてありがたいことだと。切に。 ■▲▼ お宝 どんなに険しい道だとしても その先にある お宝目指して 道がなくなったとしても 道を作って歩いた 手に入れたお宝は 無造作にリュックに入れて 再び取り出して見るような事なんてしなかった お宝へ続く真っ直ぐな光の道が 見えていたよ ああ 確かに見えていたんだ なぁそれがどうしたんだ? 地べたに座って キラキラしてるお宝見せ合っては 笑ってさ 何かが枯れていく音 とても小さい音だけど それが響き渡るくらい あたりは静かになった 次のお宝を目指さなくなった 目玉にうつるのは手に入れたお宝だけ やがて風景は消え 光は消え 道も消え これからお宝探しに出ると言う若い者達へ お宝を手に入れたら どんな所に入れておいてもいい ただ 人にも自分にも見せないでほしいんだ いいかい 手に入れた物を見てしまっては駄目なんだ 589 名前:お宝 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 34 28 ID 7Pf7dCG7 590 名前:お宝 [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 34 49 ID 7Pf7dCG7 ■▲▼ つじうら それとも君は 吐息の渦に飲み込まれながら 鞄の中の写真に映った あの笑顔を見せるだろうか きっとあの人の思い出の中に そう言ったよね それとも君は この星の何処かに生まれた 理想の人を求めるだろうか 可能性の中にある無限の限界を見つめて 馬鹿だなあおまえ え?そうなの? だからさあ言ったじゃん 昨日、見た? 無数の声が君を包んで そこに聞こえないものだけを 聞き取ろうとしながら 道の真ん中立ち尽くす君を 遠くにいながら思っています 593 名前:つじうら [sage] 投稿日:04/11/03(水) 23 55 09 ID gK8j6UcS 前へ ← 1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/385.html
前へ ← 1 2 3 → 次へ 作品 ■▲▼ 道路とライト音 ざぶとんさばかれて 白い雲がざぶん 夜のバイク音が 文字をたたいて うかんでくる 「 」 もう二度と言うことのない言葉だろう 笑顔は夜風に沁みいって ほんのりとしていた 刻みこまれた息が 泡になって ライトをひろっていたよ どんなにくり返しても 写真にすらならない記憶を なぜかいつまでも 待ちこがれ 待ちこがれている 白い息がざぶん あの日のぞいた雲に 描かれていた言葉を バイクがたたいて細かく叫んだ 紙一枚ほどにも残らない文字 ざぶとんは視界のふちでさばかれる 一度は通りすぎた色が 記憶のコップで浄化されていくように バイクは平らな夜空を どこまでもかけぬけて ヘルメットの先で消えた 393 名前:道路とライト音[sage] 投稿日:04/06/23 22 37 ID GRft5HMz ■▲▼ プロペラレター プロペラ飛行機を机にして ただ手紙を書き続けるだけの毎日 誰に宛てているのかさえ もう僕には分からない くすんだ空色の中で 色に飲み込まれ消えた人 粉砕された空の破片に その身を貫かれた人 そして この空を正視することなく 家に帰った僕 家の中の空には あの小惑星と衛星が 飛行機雲のレールに沿って あの壁紙の雲のように流れ続ける いつからここにいるのか分からない いつから手紙を書いているのかわからない プロペラ飛行機を机にして ただ手紙を書き続けるだけの毎日 誰に宛てているのかさえ もう僕には分からない 394 名前:プロペラレター[sage] 投稿日:04/06/24 21 02 ID ef9VFLLI 【コメント】 425 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/06/30 07 53 ID 7JYsTx0l 394 プロペラレター パソコンというプロペラ飛行機に言葉を乗せて詩を書くという営為。誰に宛てているのか、 それはわからない不安。でも、それはよく言われていれようなヴァーチャルな閉じられた 小宇宙ではない。必ず向こうには同じくすんだ色の空の下で色に飲み込まれた、粉砕された 痛みを持った人がいるのだから。なぜか、この詩を読んで私も励まされた気がした。 433 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/07/01 02 17 ID 0pavaQ5Y 1点 394 :プロペラレター :04/06/24 21 02 ID ef9VFLLI 伝えられない、正常な日常。毎日しっかり生きています。……かなぁ? 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 ■▲▼ Blank paper ある日 私のもとに封筒が届けられた その封筒の中には 手紙が入っていた しかし その手紙は白紙だった・・ その手紙はいつまでも白紙だった 何時見ても 手紙は白紙で変化がなかった 何故なら もう書き手がこの世にいないからだ だからこの手紙は何時までも白紙なのである この手紙を送ってきたのは私の長年の友人だった 死ぬ前に手紙を郵便局に出しておいたらしい そして 彼が死んだ際に私のもとに送られるようになっていた 彼が何のために白紙の手紙を送ったかはもうわからない この白紙の手紙を貰った私は色々考えた しかし 全然解からない いつまでたっても解からない もしかするとこの手紙には意味がないのかもしれない 彼がこの手紙を送ろうとしているところを想像してみる もの凄く滑稽でそして 悪びれた笑顔をしながら 郵便局で手紙を出している姿が思い浮かんだ 彼はいつも 私を笑わしてくれた もしかすると彼は死んだ後も私を笑わそうとしたのかもしれない 白紙という手紙で 395 名前:Blank paper[age] 投稿日:04/06/25 17 37 ID RwA7F7Gd 【コメント】 425 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/06/30 07 53 ID 7JYsTx0l 394 Biank paper 死者から届いた白紙の手紙―おもしろい発想なんだけれど、第4,5連がちょっと…。「意味がない」 「私を笑わそうとした」以外の結末を持ってくれば評価はグンと変わってくる。惜しい。 【得点】 1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 不定形、郵便要らず 時間と空間と 言葉さえも越えて 狙いさえ定めずに 放たれた矢のように 彷徨い 射る的も得ず 果てたとしても 地に落ち 時を経て 君に拾われるように 想像すれば 素晴らしく素敵な事のように 広がっていく 例えば変質した紙に這う滲んだ文字 それが異国からの物で 君が拾ったとしたら? いつから打ち捨てられたと知れない 砂浜に 太陽の美しい光を受けて 輝き 目に留まるビン どこかの国のラベルにさえ心躍る その中の手紙 時間と空間と 言葉さえも越えて 狙い定め放たれた矢 馬鹿げた計画でも 彷徨い 的を射る時を待ち焦がれる 宇宙人に宛て 打ち上げられたカプセル 想像すれば 素晴らしく可笑しな話のように 膨らんでいく 例えばメッセージなんてなくても それが宇宙人の存在を示し 君が拾ったとしたら? どうやって返事を書こうかなんて 思ってみたり 或いは人間が打ち上げたカプセルを受け取った 宇宙人の気持ちが分かった気がする? それもまた手紙 396 名前:不定形、郵便要らず[sage] 投稿日:04/06/26 17 47 ID 0r3f3Ksv 【コメント】 437 名前:雅 ◆joTrwjtjUg [] 投稿日:04/07/02 23 19 ID v/odzkPo 【1点】 396「不定形、郵便要らず」 ちょっと余計な言葉が多くて、雑然とした感じになったのが残念。 一度「読み手の立場」に立って見直ししてみると少し違った感じになると思います。 【得点】 1点 雅 ◆joTrwjtjUg:1点 ■▲▼ 眠り姫へ 画用紙いっぱいに いろんなクレヨンちりばめて 全部の線がのびのびおおあくび 覚えたての文字がおどる その真ん中で ピンク色一色で書かれた にっこり笑顔さん あなたみたいね さくらんぼみたいな 小粒だけど かわいいお顔 いまはおやすみしてるけど ももいろのほっぺたと くせのあるくりいろの髪の毛 真っ黒いまん丸おめめで もう一度私を見つめて あなたの思い出でえがいた 七色の夢の続きを見ながら あなたにお返事をかくよ また逢おうねと 白くて小さな箱に一緒に詰めて 397 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:04/06/26 19 44 ID WFOSUVO3 398 名前:397[sage] 投稿日:04/06/26 21 09 ID WFOSUVO3 【コメント】 414 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/07/05(月) 19 09 ID OuIrJ2K3 豆腐さん、チャンプおめでとう! 私は今回、残念ながら採点に参加出来なかったけど たゆたうに入れていたことは確実でしょう。 ~です。って書き方と、雰囲気がぴったりはまって 心地よい感じがしました。 あとは悲しい手紙も好きな詩でした。 てるあきさん、次回作を期待してます^^ 私は今回眠り姫へを書きました。 自分のサブテーマは色だったんですが、いまいち~・・・・ 点を入れてくれたCanopusさん。ありがとうございました。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 手紙 手紙を読もう 過去に出してた 手紙を読もう 僕はしっかり勉強して 大学に入って 大学を卒業して 一部上場の 会社に勤めた 遣り甲斐のある仕事を任されて 毎日が矢のように過ぎていく 体にみなぎる力が溢れ出し 楽しくてしょうがない 恋人もできた 夢のような毎日だ ああ 若かったんだなぁ きのうにもらった 手紙を読もう 一所懸命がんばって 貯金も 増えた 家族も増えた これからは 少しは無駄使いも してください 泣かせることが書いてある ああ 若かったんだなぁ 増えてくるものばかり 増えてくるものばかり 見ていた ああ …… 399 名前:手紙[] 投稿日:04/06/27 00 34 ID VEZvoveC 【コメント】 425 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/06/30 07 53 ID 7JYsTx0l 399 手紙 第5,6連目の「増えてくるものばかり/増えてくるものばかり見ていた/ああ……」が この詩のミソ。人生の昇り調子のときのもう一面、得たものと同時に失ったものの大きさ、 深さを含意していて、それについてはあえて何も言及しない。そのことでかえって読み手に 委ね、内省させるとい手法も確かにある。この詩はその一例。 ■▲▼ 母 大学へ受かり、下宿を始め、1年ほど経たころに、 母から届いた一通の文、 和紙の封書に、和紙の便箋、 思い惑うような躊躇いがちな墨の手が、 記し中身は、娘を気遣う、操を気遣う母の願いでありました。 ちょうど、恋人ができたとの報告をせし後で、 さぞや心配なすったに違いないと想えども、 このやくざな娘が男を知りしは、もはや記憶にないほど かなたなことでありました。 泣き笑いが抑えきれずに、文に染みが残ります。 さぞや、かの母、娘に白い白い想いを願いしか。 いかで、この娘、黒い黒い日々を送りしか。 思いがけず気づかされたは、その黒さ、母に知って欲しかった。 娘の願いが涙になったでありました。 決して知らせて為らぬと誓いしことでありましたのに。 400 名前:母[sage] 投稿日:04/06/27 11 43 ID lRe5pI5/ ■▲▼ 無題 受け取る受け取れ受け取らせる受け取らない受け取りたくない受け取れないうけと 見る見ろ見ない見たくない見られたくない見られない 送りつける送りつけろ送りつけない送りつけたくない送りつけられない送りつけられたくない 読む読ませる読ませろ読ませられない読みたくない読めない 手紙にはいくつもの物語があって 今日も僕は物語の断片をひもといている 書く書け書かせる書かない書けない書きたくない わかるわかろうわからせるわからないわかりたくないわかり得ない 404 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:04/06/28 03 25 ID F3R3A5Gl 【コメント】 426 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/06/30 09 09 ID 7JYsTx0l 404 (無題) これも五段活用。 昔、嘉門達夫の歌で演歌歌手の段田団(漢字はこれで合っている?) の五段活用っていう歌があった。ダンダダン、ヂンヂヂン、ヅンヅヅン、デンデデンという 歌なんだけれど、なぜかそれを思い出した。 ■▲▼ あともう少しだけ 全開、夏ってかんじ 汗が止まらなかった 沸騰直前のやかんのよう 目に焼き付いてしまうような薄い服を着た人たちが街を占拠 僕を焼き尽くすような日差しがその日はなぜか心地良かった 早起きしすぎたセミが 『木陰の争奪戦が始まるよ』と寂しく鳴いていた 僕は待ち合わせの場所へ急ぐ 自転車のハンドルを握る手は 暑さと緊張でジットリしてたんだ 久しぶりに見る君の笑顔は 大人びてて僕をちょっぴり不安にさせた あの頃の僕らはどこに行ったって毎日が楽しかった 喫茶店でいつものアイスコーヒー ストローを噛むのが君の癖だったな 高校近くのジジ屋で買った安物のポップコーン 公園で足元にまくと鳩がどこからともなく飛んできたっけ 冗談言って君の肩をポンっと叩く 君も同じように笑いながら 僕のシャツの裾のほうを軽くひっぱるんだ 友達以外の なにものでもなかった君への あの時抱いた恋心 僕の中で くすぶり続けた 君も僕と同じ気持ちでいてくれたのかい? お互い故郷を離れて 会えなくなって ようやく決心させたんだ 決して壊しちゃいけない禁断の壁 ハンマーを握りしめた 全開、夏ってかんじ 汗が止まらなかった 他愛も無い昔話の最中 突然君はうつむきながら言ったね 『彼氏ができたんだ』って 君への想いを書き綴った手紙 ポケットの中で少ししわになった手紙 僕はポケットからそっと手を遠ざけた 僕はどんな顔をして君の前に座っていたんだろうか 気持ちが萎えた自分自身に感じる不甲斐なさ なぜか少しホッとしている自分に腹が立った あれから5年 手紙が届く 泣き顔が君とそっくりな赤ちゃんの写真入り とっくに捨てたと思ってた感情にスイッチが入る 今も君の幸せを願う気持ちに変わりはないのだろう 色褪せて 手触りのザラついた 少ししわになった手紙 淡い恋心と君から届いた手紙をそこに加える そして二度と開けることのない 机の引出しの奥のほうで ひっそりと眠るのでしょう 405 名前:『あともう少しだけ』 1/4[sage] 投稿日:04/06/28 08 32 ID aJY3VpkD 406 名前:『あともう少しだけ』 2/4[sage] 投稿日:04/06/28 08 34 ID aJY3VpkD 407 名前:『あともう少しだけ』 3/4[sage] 投稿日:04/06/28 08 36 ID aJY3VpkD 408 名前:『あともう少しだけ』 4/4[sage] 投稿日:04/06/28 08 37 ID aJY3VpkD 【コメント】 426 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/06/30 09 09 ID 7JYsTx0l 405-408 あともう少しだけ 遠いあの日の苦い思い出。誰にでも、私にも経験がある青春の一ページ。内容は普通だし、 とりたてて技巧も感じられない。詩というより、散文という感じ。でも、この詩を読んで 共感を持つ人は多いんじゃないか。えてして一人よがりな世界に籠もりがちな詩書きの中で こういう平易で共感が持てる文章を書く、というのは詩の練習としていいんじゃないか。 435 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:04/07/02 22 02 ID LVXUME25 【1点】 405-408 :あともう少しだけ 友達以上恋人未満の幼馴染みって言うのは、良くある話ですよね。 個人的に共感を抱きました。 437 名前:雅 ◆joTrwjtjUg [] 投稿日:04/07/02 23 19 ID v/odzkPo 【1点】 405-408「あともう少しだけ」 なんか、泣きました。 個人的にスゲー好きかも。 【得点】 3点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 シオン ◆poetsyov/2:1点 雅 ◆joTrwjtjUg:1点 前へ ← 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ