約 2,552,036 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/74.html
1 2 3 → 次へ お題 酒 開催期間 2005/03/22~2005/04/03 参加作品数 26 審査員 6人 本スレ 14の67-177 議論スレ 9の736-766 【チャンプ】 げろまみれる星に願いを(ゼッケン):8点 【準チャンプ】 sou-sei(ヒゲルド):7点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 69 孤独酒 - 1 70 混乱 - 1 71 あばんぎゃるど - - 72-73 父ちゃんの酒 - 1 74 夢酒 - 1 75-77 君と酒を飲むと言うこと 絹彦 5 80 カウンター 新月てるあき 1 81-83 からだ~魂の在り処(ありか) MUJINA 3 84 酒は何を映すか - 1 86-88 酒と死刑と友と毛布 - 1 89 by 大木人 6 90-91 浮遊代理店で八時に待っているよ 心霊写真 4 93 居酒屋こすぷれ亭 - - 94 飲んで消す…… - - 96 赤鬼 わに - 97 げろまみれる星に願いを ゼッケン 8 99 マカディア舐め - 1 101-102 ラーメン食べたい - 5 103-104 泥酔 - 3 105-106 sou-sei ヒゲルド 7 109 乱れた女の生活 - - 119 古梅酒 リーフレイン 3 121 駱駝と夜 ウノ 3 122-126 DRIVE OVER - 3 129-130 騙し酒 - 1 131 ワインレッドの心 - - 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. おしっこ ◆Ti0PcEbhdw MUJINA ◆iXws.WGCLY ゼッケン ◆DgT0G2eW4I P ◆WN8IybcvEA 葉土 ◆Rain/1Ex.w 【採点レス】 153 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 10 27 ID e7rjcHOz 3点 90 :浮遊代理店で八時に待っているよ 1:2005/03/28(月) 18 12 53 ID TiwAsum7 1点 69 :孤独酒 :2005/03/22(火) 23 46 39 ID KG9KB6fZ 1点 70 :混乱 :2005/03/23(水) 01 08 30 ID 6294MLe4 1点 72 :父ちゃんの酒 1/2:2005/03/23(水) 16 11 34 ID 2PlfX/6q 154 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 12 49 ID e7rjcHOz 1点 74 :夢酒 :2005/03/23(水) 18 02 29 ID wBR07SR5 1点 75 :君と酒を飲むと言うこと(1):2005/03/24(木) 00 03 06 ID lDkfvEOt 1点 80 :カウンター:2005/03/24(木) 19 59 32 ID 2p48468u 1点 81 :からだ~魂の在り処(ありか) 1/3:2005/03/27(日) 10 18 50 ID NgsShUhg 1点 99 :マカディア舐め :2005/03/30(水) 19 34 34 ID CuhX3TI7 1点 119 :名前はいらない :2005/03/31(木) 08 55 36 ID TdRzEn0s > 「古梅酒」 155 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 21 49 ID e7rjcHOz 1点 121 :駱駝と夜 :2005/03/31(木) 20 12 05 ID 14QCy4LJ 1点 127 :騙し酒 1/2:2005/03/31(木) 23 15 40 ID 6sRO+0Dl 1点 132 :酒ぶ :2005/03/31(木) 23 43 34 ID EohwlYSc 1点 105 :sou-sei 1/2:2005/03/31(木) 00 27 27 ID Vg5xEnko 158 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/04/02(土) 16 00 31 ID VUWzcKGp 3点 101-102 「ラーメン食べたい」 2点 89 「by」 105-106 「sou-sei」 119 「古梅酒」 1点 81-83 「からだ~魂の在り処(ありか)」 84 「酒は何を映すか」 97 「げろまみえる星に願いを」 103-104 「泥酔」 120-126「DRIVE OVER」 160 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/02(土) 22 43 06 ID M3qy0twn 【2点】 >103-104 泥酔 >105-106 「 sou-sei」 >121 「駱駝と夜」 【1点】 >75-77 君と酒を飲むということ >86-88 酒と死刑と友と毛布 >89 by >90-92 浮遊代理店で八時に待っているよ >97 げろまみれる星に願いを >122-126 DRIVE OVER 162 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I 投稿日:2005/04/03(日) 01 47 35 ID w4WRP3yz 1点 75-77 君と酒を飲むと言うこと 167 名前:P ◆WN8IybcvEA 投稿日:2005/04/03(日) 06 40 13 ID FZspXvIx [3点] 97 :げろまみれる星に願いを [2点] 89 :by [1点] 122 :DRIVE OVER 1/5 168 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/03(日) 18 23 34 ID SgZa/P9g 3点 げろまみれる星に願いを 2点 75-77 君と酒を飲むと言うこと 105 sou-sei 101 ラーメン食べたい 1点 81-83 からだ~魂の在り処 89 by 作品 ■▲▼ 孤独酒 背骨に風の 凍み入る晩は ひとり手酌の 酒がいい 角の裏町 寂れた酒場 しみじみ噛むよに 飲むがいい 右も左も 知らない街で 初めて惚れた 背広の匂い 悪い男さ 忘れなさいと どうせ世間にゃ 分かるまい 静かに夜の 更け行くままに 重ねるグラス 孤独酒 69 名前:孤独酒 投稿日:2005/03/22(火) 23 46 39 ID KG9KB6fZ 【コメント】 153 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 10 27 ID e7rjcHOz 1点 69 :孤独酒 :2005/03/22(火) 23 46 39 ID KG9KB6fZ 女の一人酒か? 髪の容も、背広の色も見えてこないが、艶歌だなぁ 736 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 22 41 ID SgZa/P9g 69 孤独酒 都都逸風の小品 昔はこういうのは男が主人公だったんだけども、 女がひとり手酌の酒を飲むようになったんだなあと感慨深いです。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 混乱 あんただれ ここどこ 俺は俺だ 間違いない パンツ一丁 ネクタイ頭 酷い頭痛 吐き気 あんただれ ここどこ あ あんたは俺だ 間違いない 鏡と会話 忘れてた 昨日は自分と 寝たんだ 自分と 体と 70 名前:混乱 投稿日:2005/03/23(水) 01 08 30 ID 6294MLe4 【コメント】 153 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 10 27 ID e7rjcHOz 1点 70 :混乱 :2005/03/23(水) 01 08 30 ID 6294MLe4 酒というか、二日酔いというか、後悔していないというか、どうしようもなさいい 736 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 22 41 ID SgZa/P9g 70 混乱 二日酔いの朝ってか、途中だなあ。。 ”自分と寝た”てのがちょっと新鮮。。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ あばんぎゃるど 愛人が煽ったワインのような香りがする 適当に扱われた神経は右も左も思い出せない 触る事の出来ないドアノブを六感で探し当てた深夜 真実も虚構も愛すべき我が身をも希薄にさえ感じられた 同調する道路脇の円柱は笑いを堪えてニヤついている 制限された時間の中で粉まみれの生き方から飴を探し当てる そんなどうしようもない日々の過ごし方に疑問を抱いていた 向かうべき方向を失くし身体を支える足を失くし ひたすらに頬を伝う涙と口元から溢れる酒を拭った 待ちかねたと笑い狂うバッカスに呆れたのに 誘われたら断れずに同じ表情を浮かべる今がある 悲しいかな時折それが本当の我が身かと勘ぐってしまう ささやかな理性に日常操られて守りを美徳と謳歌した 痩せ細った身体に蓄えられるだけ蓄えた 酒樽にも似た真実の鏡に映るその姿 嗚呼、生命を感じた 嗚呼、やすらぎを得た 何からも逃げ出さずに向き合えるこの喜びは 費やされた殺がれた健康をも凌駕した 公衆の面前で晒した痴態の数を数えるその時は 指を折る度に達っする絶頂に酔いしれる 71 名前:「あばんぎゃるど」 投稿日:2005/03/23(水) 07 19 31 ID iL7gOcLK 【コメント】 139 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:皇紀2665/04/01(金) 01 28 15 ID lB6T476J 71「あばんぎゃるど」 全体を通してのイメージや言葉遣いの齟齬、不調和が気になってしかたない。 だいいち、タイトルと詩の内容がマッチしない。せいぜい5行めの円柱のくだりが ダリやマグリットの絵を思わせるくらいだ。頻出する感じの硬質なイメージの中で バッカスが唐突に感じられる。6行めの「粉まみれの生き方から飴を探し当てる」 はうまい表現。縁日の夜店で売っていたハッカ飴を思い出させて、なんとも懐かしい。 でも、詩の大きな流れからは、この一節ははぐれて迷子になっている(意味の流れで はなく、イメージの流れ)。このアンバランスはあえて意図したものなのか。ならば もっと思い切ってバラバラ、ジグザグにすれば、それこそ「アバンギャルド」のタイトル が生きてくるように思う。 140 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:皇紀2665/04/01(金) 02 11 15 ID lB6T476J 訂正 「アバンギャルド」の寸評の3行め 「感じの硬質なイメージ」→「漢字の硬質なイメージ」 736 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 22 41 ID SgZa/P9g 71 「あばんぎゃるど」 まあ、題はさておき ”同調する柱”とか”粉まみれの生きかたから飴を探す”という表現がいい。 ただ、実際に酒に身を任すところ やせ細った・・・ 酒樽にも似た・・・ の部分の展開がわかりにくいので、次の 嗚呼・・・以下の慨嘆がとても唐突に感じます。 最終の、”痴態の数を数える絶頂に酔いしれる”はいいですね。 あと、段落を切ったほうが読みやすいです。 主題は、”酒の力を借りて、イドの開放をする自虐的快感” で、これはとてもいい。だけど全体に整理されてない感触でした。 ■▲▼ 父ちゃんの酒 赤い祭りも 白い祭りも おまえのためにあった頃 散歩のはじめはいつもの酒屋 青いビンの腹が波うって 水晶の酒がコップを満たす 味付け海苔はおまえのわけまえだ ないしょの一杯 男の約束 酒屋を出たら肩ぐるま いちやく町いちばんの大男 赤い鳴子を打ち鳴らす よさこい踊りのちどり足 黄色いバスのボンネットも ぽんぽん叩いてやるといいさ パンを売りにきたロバの耳も ぴくぴく遊んでやるといいさ 手が届くかぎりのものは おまえのものさ 橙色のエコーを一箱買って おつりでおまえに菓子を買う 銀のスコップで袋に詰めた菓子が 秤の赤い針を白い文字盤でふるわせる おまえはなぜか神妙な顔で見ていたね 世界のふしぎを見るように そして今夜も飲むだろう あぐらの上におまえをのせて 青い仲間と飲むだろう 白い雷雨は箱庭の町を叩き トタン屋根は無旋律音楽のように鳴るだろう 酒は火のように燃やすだろう おまえがおびえてしまうほど 手をたたき 声をあげ 赤い新宿の歌を唄うだろう 見たことも無い 新宿の歌を! 72-73 名前:父ちゃんの酒 投稿日:2005/03/23(水) 16 11 34 ID 2PlfX/6q 【コメント】 153 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 10 27 ID e7rjcHOz 1点 72 :父ちゃんの酒 1/2:2005/03/23(水) 16 11 34 ID 2PlfX/6q 愛は戸惑いかなぁ? 父ちゃんアイしてるよ! 737 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 23 25 ID SgZa/P9g 72‐73 父ちゃんの酒 暗い酒屋の片隅にカウンターがあって、ビール樽の椅子があって、 コップ酒が飲めて(これをまた上手につぐんだよね)、刺身かなんか食べれて、、 ボンネットバスやら、ロバのパン屋さんやら、エコーやら。。 時代背景が上手に使ってあってとてもレトロな過去を感じます。 ただまあ、なんつか、これを書いた作者さんはいったい幾つなんだろうかと 関係のないことまで考えてしまいました。。。。 色がストレートにいろいろ使ってあって、 どこか子供の書いたべたな絵のような雰囲気が出てます。 ひとつ、”無旋律音楽”という単語が、浮いていました。これそのものはとてもいい 単語なんだけど、妙に現代的に洗練されてて、詩全体の流れとはあってなかった。。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 夢酒 季節には通り過ぎてゆく 僕が進むはずの道は先が見えてなくて いつでも突き落とそうとする風が僕を強く揺さぶっている 今でもふらついている僕がこれ以上進んだら きっと、いつか夢を落としてしまうだろう 不安になった僕はすべての夢を一つの酒瓶に詰め込んだ 転んでも決してこぼさないように 数年経ってから思い出した 案の定、道から外れてしまった僕がいる それでも気付かないで腰にさげたままの酒瓶はある ずいぶんの時間を寝ている僕の酒 一滴も減ってないんだけど 目覚めるときはいつになるんだろうか 思ってたより自分は弱かった いつか、きっと、そんな言葉で後回しにして そのまま酒にすがりつく 現実を忘れて夢に酔うために酒をあけた 懐かしい香りが鼻をつく それだけで涙が溢れだして止まらなくなった 結局、酒は飲めなかった 近いうちに酒をあけよう そうだな、小さな夢を叶えたときにでも 思いっきり飲んでみよう 寝かせすぎて酸っぱくなってるかもしれないけど 幸せだぞって笑いがながら飲んでやろう 74 名前:夢酒 投稿日:2005/03/23(水) 18 02 29 ID wBR07SR5 【コメント】 154 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 12 49 ID e7rjcHOz 1点 74 :夢酒 :2005/03/23(水) 18 02 29 ID wBR07SR5 ビンは割れてしまった。と、展開すると、予想しながら戸惑った、悲しいほろ酔い とにかく酔わせてもらったのだろうか? 737 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 23 25 ID SgZa/P9g 74 夢酒 一行目でいきなり??”季節は通り過ぎてゆく”の誤りでは? 夢を酒壜に封印っていうイメージ。 封印した結果、夢をおいてきぼりにしてしまった様子で、 まあ、捨てるのと変わりはないのかななんて。。。。 夢は、変化してくもんじゃないかなっと思ったしだいです。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 君と酒を飲むと言うこと 酒は私の 悲しき玩具である ん、だよね と、言うと 頭の中で ちんちんと、おなじね と、言って 幻覚の妻が笑う ので、 俺は家に帰れる 先ずは 妻に感謝して乾杯 血を吐くようなって言うじゃないですか 詩を書くことは 俺にとっては 血を吐く練習だな どうせ血を吐かなきゃならないなら それなりに 風情とか、いろいろ あらま欲しいってわけさ なんてことを酒場で 俺が言えば 君は下を向いて 静かに笑うだろうけど そんなとき君が ノンアルコールのソフトを飲んでくれたら もっといいのに と、俺は思うよ 君にとって俺は 飲まなければ 話もできないほど くだらないやつかい? 君の唇が 白く乾いていることに 俺が気がつかないとでも 君は思うのかい? まあいいさ、それでも君が君の理由で 飲みたいと言うなら 俺も誘ってよ 俺も君と飲みたいよ そんな夜にもしも 君の頭の中で 君の奥さんが ちんちんの話とかしてたら 俺は幸せだな でもやっぱり 君にあんまり飲んで欲しくないよ でも どうせ飲むんなら 俺も誘ってね 俺も一緒に 飲みたいから 75-77 名前:君と酒を飲むと言うこと 投稿日:2005/03/24(木) 00 03 06 ID lDkfvEOt 【コメント】 139 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:皇紀2665/04/01(金) 01 28 15 ID lB6T476J 75-77 君と酒を飲むということ 厳かで、いかめしい、しかつめ顔して書くものだけが詩じゃない。軽さを志向する、という のはいいことなんだ。この詩の語り口の軽妙さはGOOD! 「血を吐く」で重くなり かけたところを、すかさず「あらま欲しい」で軽さに引き戻すタイミング、バランス感覚 は天性のものを感じる。ただ、苦言を言わせてもらえば、軽さというのは何も「ちんちん」 など軽いことばを連発すれば得られるというものじゃない。それでも、(2)の 「君の唇が/白く乾いていることに/俺が気がついていないとでも/君は思うのかい?」 ――なかなか書けそうで書けない表現。このような正確な観察がもたらすさりげない 描写は洒脱の極意を心得ている。(3)は息切れして、やや平板になってしまいましたね。 154 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 12 49 ID e7rjcHOz 1点 75 :君と酒を飲むと言うこと(1):2005/03/24(木) 00 03 06 ID lDkfvEOt 下を向いて笑えるような、出足じゃなかったけど、まあ面白かった。 162 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I 投稿日:2005/04/03(日) 01 47 35 ID w4WRP3yz 1点 75-77 君と酒を飲むと言うこと ちょっとした臆病さと優しさが清潔に簡潔に整理されてて好きです。 お気に入りの小さなケーキ屋さんのショーケースがふと思い浮かぶ。 168 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/03(日) 18 23 34 ID SgZa/P9g 2点 75-77 君と酒を飲むと言うこと わりと平明な流れなんだけども、独特の味があってあったかい。 737 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 23 25 ID SgZa/P9g 75-77 君と酒を飲むと言うこと 題の“言うこと”っていうのは、”いうこと”の方が適切では? 幻想の奥方に惚れました。。 753 名前:絹彦 [sage] 投稿日:2005/04/05(火) 01 02 40 ID z646N5kt 「君と酒を飲むと言うこと」を書きました。 で、あっと思ったのですが、葉土さんのご指摘のとおり、 「言う」は他の表記のほうが良かったと思います。 葉土さん、ご指摘含めて、コメントありがとうございました。 ゼッケンさん、ヒゲルドさん、おめでとうございます。 今回、さまざまなアルコールポエムが読めて、私は読者としても楽しかった です。 【得点】 5点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ゼッケン ◆DgT0G2eW4I:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点 ■▲▼ カウンター 今日もカウンターに人生を求め 大人たちは今夜もここへとやってくる 苦しい時も楽しいときも マスターは無言で僕らに人生を語る スーツを着た若い男は カウンターに向けてため息をはいた 頬には赤い手の跡がついて 孤独と絶望が彼の胸に混じっているようだった そこでマスターはそっとジンライムを差し出した 「この酒のようにさっぱりしよう」 ドレスで着飾った女は赤いグラスを右手に持ち 透き通った赤のワインを飲んでいた ルビーが溶けたかのような輝きは栄光の象徴だった だがワインは語る 輝きの中の苦味を 「マスター、なんか一杯」 人生に悩みながら僕らは今日も酒に哲学を訊きにくる ジョッキ一杯のビールが注がれ 僕の前に置かれた 人生、それはこの泡のようにはかなくほろ苦い 80 名前:カウンター 投稿日:2005/03/24(木) 19 59 32 ID 2p48468u 【コメント】 154 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 12 49 ID e7rjcHOz 1点 80 :カウンター:2005/03/24(木) 19 59 32 ID 2p48468u まだまだビタァが足りないよ。若さを感じるほろ苦さ……無機質なコップの中身 737 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 23 25 ID SgZa/P9g 80 カウンター カウンターの反対側から見た人間模様ですね。 もちっと踏み込んで描写が欲しいとこです。 745 名前:新月てるあき ◆aglqL.ViKQ [] 投稿日:2005/04/04(月) 06 57 18 ID dfPvbcRc 今回はカウンターを書きました 未成年なので今回はさっとねたが思いついたのにうまく描写ができなかった感がありました 次の御代が楽しみです 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ からだ~魂の在り処(ありか) グラスを割る ワイングラスを割る ブランデーグラスを割る デカンターを割る 床に落とすと 瞬時にけたたましい音が生まれる ガラスの内部から 何ものかが一気に解放される叫び この叫喚は もの言わぬ硬質の容器の裡の いったいどこに隠されていたのか それを知りたくてさらに割る ビアジョッキを割る ピッチャーを割る ガラス瓶ごと粉々に割る 酔いを優しく受けとめる抱擁は 液体を包み込む透明な掌の中の いったいどこで為されてきたというのか ガラスの容器の中には魂が閉じ込められている―― この紛れのない事実を確信させる音、音、音……声 ――壊れる瞬間に、ものはその本質を露にする こめかみの血管を浮き立たせて いままさに怒号を発しようか、というそのときに 父さん、あなたはそう言って私を宥め諭したことがありましたね 私が手当たりしだいにサイドボードの中にあるものを壊すのは そのためなのです だって ガラスがただ冷たい液体を満たすだけで事足りる それだけじゃあ可哀想じゃないですか ――どれほどガラスを壊してみたところで おまえは正しく本質を捉えきれていない なぜなら おまえの耳は ちっともおまえから離れていないではないか 父さん、あなたが生きていたなら すかさずこう反問するでしょう それでも私は確かめたいのです いや、それだから、と言い直したほうが正確かもしれません 今度はもっと別なもので―― たとえば自分の殻(から)だを壊してみたい衝動に ときとして駆られるのです そうしたら 私は限りなく水晶の輝きを持つ透明な容器になれるのか 空(から)だは それを証(あかし)するどんな音、声を発するか 果たして 主観を離れた耳は 真実の言葉を確かに受け取ることができるのか その福音が齎されたのち フワッと香る蒸留酒の甘い芳香が立ちのぼる そのとき鼻は 鼻だけになった鼻は これを嗅ぐことができるのか 匂いを嗅いでいるのは 私でない誰か その誰かとは、いったい誰なのか ああ、父さん、わからなくなりました いますぐここへ帰ってきて 教えてください 81-83 名前:からだ~魂の在り処(ありか) 投稿日:2005/03/27(日) 10 18 50 ID NgsShUhg 【コメント】 144 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:皇紀2665/04/01(金) 11 54 28 ID IJ+KhiUF 81-83 からだ~魂の在り処 身体論がテーマ。身体―自我―魂の三位一体の関係がきちんと整理できていない。 それを最終連で「わからなくなりました」と丸投げしているところの可否が問われるように思う。 154 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:皇紀2665/04/02(土) 01 12 49 ID e7rjcHOz 1点 81 :からだ~魂の在り処(ありか) 1/3:2005/03/27(日) 10 18 50 ID NgsShUhg やはり、父が酒とつながる連想なのか? キッチンドランカーの母親もいると聞くが……。この詩の作者女性か? とも、思った。 158 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/04/02(土) 16 00 31 ID VUWzcKGp 1点 81-83 「からだ~魂の在り処(ありか)」 音が象徴的に扱われている。 168 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/03(日) 18 23 34 ID SgZa/P9g 1点 81-83 からだ~魂の在り処 自分もグラスを割っているような気分に浸りました。叫びが耳に実際に聞こえてくるような詩でした。 738 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/04/03(日) 13 23 58 ID SgZa/P9g 81-83 からだ~魂の在り処(ありか) これ実際にやってみたら気持ちいいかもって思いながら、作者もきっと そう思って詩を書いてるだろうなって共感してたりしました。 一度、皿を割ってみようかと手にしたことがあるんだけど、できないねえ。。。 ちと乱暴に皿洗いするのが精一杯ってところの小心者でありんす。 欠片がさ、飛び散って少し怪我をするとかもうちょっとリアリティが欲しいかな。 サイドボードの部屋ってさ、絨毯が敷いてあったりするから、場所を選んで 投げないと割れない。クリスタルって硬いしねえ。部屋の広さも感じてみたいかな? まあ、それはさておき、 ”おまえの耳はちっともおまえから離れていない” という言葉が腑に落ちないです。幻想の父の言葉だから、本人が理解している言葉でも あるはずなんだけどもどうも弱い気がする。客観性が足りないって言っているのかな? ”容器が容器である事を壊す行為によって完遂させるのだろうか?” 谷川俊太郎と大岡真の「詩と世界の間で」という往復書簡の本があって、 その中に、蚕が紡いだ絹糸というのは、中空になっていて、染色するとその中にも 染料が入る。だから、一時陽に焼けてしらけてしまっても箪笥に閉まっておくと、 中の染料がまた染み出てきて、色がもどって落ち着く、という話がありました。 蚕がプット勢いよく糸を吐く瞬間にその中空ができるらしいです。 人間は中空であるから人間であり続けられるっていう感じの節でもあったんだけども、 この詩を読みながら思い出しました。 ”教えてください”と頼んで〆てしまっては、最後が力なく落ちてしまって惜しいです。 747 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [] 投稿日:2005/04/04(月) 13 10 55 ID Lj1iU53n ゼッケンさん、チャンプおめっとさん。準チャンプの作者さんも、いい詩でした。 今回、私は「からだ~魂の在り処(ありか)」を投稿しました。点を入れてくださった 方々に御礼申し上げます。 >ななほしさん 女性でなくてすいません。女性はヒステリー起こして、ものをバンバン投げまくって ガラスも皿も割っちゃうって? >葉土さん 私の父は存命です。いやあ、詩のためなら、実の父も殺してしまうひどい奴です。 ならば、この父は誰か。「父なる神」ではちょっとおおげさですが。言ってみれば、 「老師」というところでしょうか。「お前の耳はちっともお前から離れていない」 は、禅風を加味したいなあ、というねらいだったんですが。これ以上説明するのも 禅らしくないのでやめておきます。 寸評の総評でも書きましたが、「詩のラスト、終わらせ方がうまくいっていない詩が多い」 これって、実は自分の詩が一番あてはまる。詩を書くなんて簡単、と思えた時期もありました が、なかなか一筋縄ではいかないものです。 758 名前:葉土 [sage] 投稿日:2005/04/07(木) 01 02 24 ID dnP18qPx 738 あいや、大岡信先生を、真と書いてしまった。。すいませんーーー。 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 おしっこ ◆Ti0PcEbhdw:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/1704.html
リオウ 列伝 水滸伝一〇八星の1人。天富星。席次第十一位。飛刀の名手で、「撲天鵰(ハクテンチョウ)」の李応と呼ばれる。独竜岡三村の一つ、李家荘の長で、他の二村(祝家荘・扈家荘)と同盟し、梁山泊に対抗していた。だが、梁山泊に向かう途中の楊雄と石秀の頼みを聞き、主管の杜興と共に囚われの時遷を救おうとして、祝家荘と対立。祝氏の三傑と戦い、負傷する。やがて祝氏が梁山泊に倒されると、梁山泊に加わった。方臘(ホウロウ)征討後、朝廷から中山府都統制に任じられるが、柴進にならって自ら官を捨て、杜興と共に余生を過ごした。銭糧管理担当。 能力値 統率 武力 知力 政治 魅力 総合 軍事能力 統+武 統+武+知 素質 72 79 68 83 82 384 151 219 順位 偏差値 成長期 普通 普通 普通 普通 維持 - - - 能力持続 短い 短い 短い 長い 短い - - - 兵種 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 適性 B C S B A B 部隊 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 値 66 60 55 57 75 72 72 57 71 55 63 54 順位 偏差値 部隊攻撃力/防御力は技巧研究を全て終えた時点での値。兵器は木獣、水軍は闘艦。 特技 富豪 所属都市の金収入五割増し マスクデータ 相性 出身地 起用 戦略傾向 地元執着 義理 野望 漢室 生年 登場 没年 死因 性格 音声 口調 82 4/5 1/5 3/3 168 184 231(64歳) 冷静 冷静 丁寧 舌戦 得意話題 保有話術 大喝 詭弁 無視 鎮静 逆上 ○ ○ 親愛・嫌悪 状態 武将名 李応 親愛 宋江、楊雄、石秀、扈三娘、晁蓋 楊雄、石秀、扈三娘 嫌悪 高俅、童貫、蔡京 なし 特技の富豪を活かして最前線の資金ブーストを行いたい。ここぞという時には弩兵での戦闘もこなせるので非常に使い勝手に優れた武将と言える。義理堅いのも嬉しい。 -- (名無しさん) 2011-10-13 22 23 55 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/133.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 お題 再 開催期間 2003/01/08~2003/01/18 参加作品数 40 審査員 12人 本スレ 5の333-489 議論スレ 4の675-711 【チャンプ】 ふたたびレモン(しいな まほろ):19点 【準チャンプ】 Open and Shut(恩田朗):11点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 335 道半ばにて終わりを迎えた者への詩 - 2 336 再生 - 2 337 ぼくらの恋の再放送 - 1 338-339 Again - 8 340 無題 - 6 342-344 再起動 - 6 345 再愛 - 4 346 restart! - 5 347 こだま - 2 349 恋はジェットコースター - 2 355 誰もいない葬儀 - 4 361-362 あきづの二飛び 葉悟Φはさと 10 363 鋏 - 7 364-365 ふたたびレモン しいな まほろ 19 374 母へ - - 376-377 ハリケーン クロラ 4 381 西日の中でいくどとなく呟いたこと - 1 386 悪くない - 1 388 戦い - 2 389 再の空白 - 4 393 言葉隠して - - 395-397 Open and Shut 恩田朗 11 399 再 - - 407 再 - - 408 携帯が再 - 1 409-410 サイナラ ドン亀 - 411-413 故郷 激辛正当派 4 414-415 再放送のカタストロフ - 5 416 歩行 - - 418 再びかえることのないもの - 1 419 re-sort - 5 421 螺旋階段を歩く様に - - 423 普遍 - 1 425 再発行 快楽童子 1 427-428 再想 ame 3 430 再生 - - 432 幕間 - - 433 なんばーわん - - 440-443 4-4=4 グリーンブック 10 447 鳥類、再び! - 4 【審査員】 構造 ◆/Cej999/v6 霧都 ◆WISH/t.n/I クロラ ◆oNwpnhIJYU yuki ◆whnocyk5hk 都立家政 ◆MD76fFko5o 名無しの雄 ◆YWbBGuPijI ドン亀 ◆YdTp8oxx7. たもい@以上です。 ななほし ◆lYiSp4aok. Canopus ◆DYj1h.j3e. うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q 【採点レス】 453 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:03/01/16 01 00 ID qJ2X8hTQ 以下二点 395-397 340 440-443 以下、1点 345 347 355 363 364-365 376 408 419 456 名前:霧都 ◆WISH/t.n/I [sage] 投稿日:03/01/16 03 44 ID +q2G4goC 338-339 :№ Again 1点 342 :再起動 1点 364 :ふたたびレモン 1点 411-413 :故郷 1点 414-415 :再放送のカタストロフ 1点 425 :再発行 1点 457 名前:クロラ ◆oNwpnhIJYU [sage] 投稿日:03/01/16 07 55 ID UKIQkNsW 三点 354-365 「ふたたびレモン」 以下格一点 337 「ぼくらの恋の再放送」 338-339 「?Again」 345 「再愛」 355 「誰もいない葬儀」 361 「あきづの二飛び」 .389 「再の空白」 414-415 「再放送のカタストロフ」 418 「再びかえることのないもの」 458 名前:yuki ◆whnocyk5hk [sage] 投稿日:03/01/16 16 57 ID jz/oxFkI 各二点の作品 395-397 340 364-365 以下一点の作品 335 342-344 361 363 414-415 440-443 459 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [] 投稿日:03/01/16 17 04 ID F+4ziDm5 【3点】 419「re-sort」 【2点】 346「restart!」 363「鋏」 364-365「ふたたびレモン」 440-443「4-4=4」 447「鳥類、再び!」 【1点】 336 「再生」 340 「無題」 345「最愛」 349「恋はジェットコースター」 355「誰もいない葬儀」 361 「あきづの二飛び」 386「悪くない」 395-397「Open and Shut」 414-415「再放送のカタストロフ」 335「道半ばにて終わりを迎えた者への詩」 463 名前:名無しの雄 ◆YWbBGuPijI [] 投稿日:03/01/16 22 41 ID DQjtO7E7 338-339「NO Again」 【2点】 342-344「再起動」 【1点】 346 【1点】 464 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/01/16 23 42 ID C4SytYhf 【3点】 364-365「ふたたびレモン」 【2点】 361-362「あきづの二飛び」 465 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/01/16 23 43 ID C4SytYhf 【1点】 363「鋏」 376-377「ハリケーン」 395-397「Open and Shut」 411-413「故郷」 414-415「再放送のカタストロフ」 440-443「4-4=4」 469 名前:たもい@以上です。[sage] 投稿日:03/01/17 00 04 ID bUY8y0YZ 『1点』 388 『2点』 389 472 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/01/17 01 09 ID fYK/wOev 3点 361 :あきづの二飛び :03/01/10 22 26 ID qFnmg7qw 2点 376 :ハリケーン(1/2) :03/01/11 19 08 ID 9FTO8WJh 1点 388 :戦い :03/01/12 14 00 ID CJDloa4N 475 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/17 15 33 ID vaK1pXck 【2点作品の寸評】 346「restart!」 363「鋏」 476 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/17 16 13 ID vaK1pXck 【2点作品の寸評】 364-365「ふたたびレモン」 440-443「4-4=4」 447「鳥類、再び!」 477 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/17 16 42 ID vaK1pXck 419「re-sort」 478 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/17 23 38 ID vSFa1ixl 361-362 364-365 427-428 479 名前:うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:03/01/17 23 43 ID XjNDMX/4 【2点】 338-339『Again』 342『再起動』 363『鋏』 364-365『ふたたびレモン』 395-397『Opren and Shut』 440-442『4-4=4』 【1点】 381『西日の中でいくどとなく呟いたこと』 389『再の空白』 411-413『故郷』 419『re-sort』 427『再想』 480 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:03/01/17 23 49 ID vSFa1ixl 以下、1点です。 336 ことばの響きが好き。でもノイズは激しい。 342-344 質のよいコメディを観た時のような読後感。 349 ありがちなんだけど、うまくまとめました。 355 世界観は好き。どうして「~のよう」ばかりなの? 411-413 前半の描写が、夢の中、「ねじ式」みたいでステキ。 423 ことばが綺麗なんで、誤字?当て字?が余計気になる…。 440-443 無視できない。歯の折れた櫛、壊れかかった算盤。 481 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/01/17 23 59 ID zt4VzPbr 3点 395-397「Open and Shut」 2点 338-339「No. Again」 364-365「ふたたびレモン」 1点 340(無題) 345「再愛」 347「こだま」 440-443「4-4=4」 482 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/01/18 00 00 ID oZYJNXow 481のレスは僕です。。。 作品 ■▲▼ 道半ばにて終わりを迎えた者への詩 335 名前:道半ばにて終わりを迎えた者への詩[俺のことなどどうでもいい!] 投稿日:03/01/08 20 55 ID 1YlAITCy 『再』ッ! それは気合いの言葉である! 森羅万象において例外なく 始まりあれば終わりがある! 例を挙げるならば月並みだが 「生」と「死」! 「正月」と「大晦日」! 「いただきます」と「ごちそうさま」! 回避不可能ッッ!! しかし!しかしィッ!! その圧倒的なまでの強制力を持った『終』を跳ね返す! それが『再』という気合いを秘めた言葉だッ! さあ立ち上がれ!その道を再び走り出せ!爆走せよッ! いや待て!待て待てェィッ! 勘 違 い す る なァァァァァァッッッッッ!!!!!!!! たった今!貴様の脳裏によぎった 『リセット』などという甘っちょろい考え! そんなものは幻想だ!妄想だ! お前の脳が生み出した見せかけだけの母性に満ちた女だ! 甘えてみたい!だがその先にあるのは堕落のみッ! 『再』は便利な言葉だ… 一見初期化されたように見えるからな… だが…それまでの過程を抹消できるとでも思っているのかッ!! 失敗も背負えずに何が『再』だ! 目を背けず抱きしめろ! お前の一部だッ! そして女に頼るなッ!お前の道だろうが! 雄々しく道を行けばはるかにいい女が寄ってくる! その女も名前がカタカナだったらいいなぁ… …ええい!ともかく!行けぃ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再生 336 名前:再生[sage] 投稿日:03/01/08 22 30 ID +UZWAysl 心音-(三十秒間、胎児の息が途絶えるまで、そして赤子として生誕) 意味付けはやたらと簡単なこと 時差ということ、9時から10時へ 一時違えの自殺 沈黙を聞いた、受けなかったギャグの 男が女にぶん殴られたときの そして間違って風呂に飛び込んだときの 蝿 飲み込んでしまえ、銅染みのテープを 多色刷りの煉瓦、赤と青と緑で構成される 茶色へと分解して ステレオフォニックの記号へと すべてをSONYとPANASONICで 分割する。 震えるだけのスピーカーは 空気にとけないで 鼓膜を刺激して やぶれるくらいの 沈黙を聞いた 梗塞は、1次違えの2次元の心音 3次元までの60分を アンビエントを脳内で 掻き、均す、叩け、とナパームノイズが しづかに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ぼくらの恋の再放送 337 名前:ぼくらの恋の再放送[] 投稿日:03/01/08 22 38 ID 0/PKy9ZZ ホラ TVをご覧 僕らの恋の 再放送 記憶の下のほうに埋もれていた あの日々を掘り起こせば 毎週水曜日だったね 君は先輩の背中を追いかけて いるフリをしながら 僕を追いかけていたよね イチゴのショートケーキ 二人で食べた時 イチゴは一番最後に 食べるんだって ドラマみたいな 喫茶店のテーブル クリームのついたイチゴが ひっくり返ってたっけ 君の笑顔を虚空に描くと いま 胸が張り裂けそうになるんだ ホラ TVをご覧 毎週金曜日 ぼくらの恋が 再放送している 君の笑顔が はっきりと映し出されているよ もう ぼくは あんな風に女の子の唇を光らせること できないけど 君もどこかで 見ていたら ぼくの目に映った君 輝くイチゴの唇 どうか 胸のロケットに収めて ぼくの知らない町 歩いていてくれないか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Again 338 名前:№ Again[] 投稿日:03/01/09 00 24 ID xx6pG0tM 流れて来たのは死体の方なんだ あたしはただ岸にかけた爪 マニキュアの心配してただけ 餓死のくせして頭突きして来やがるから 肘で沈めてやった 脅して来たのは牛の方なんだ あたしはただ甘過ぎないチャイ カップが汚れてないのを探してただけ 神の癖して骨浮かしてやがるから 息で飛ばしてやった 脚を引っ掛けて来たのは奴の方なんだ あたしはただあたしが振った男 最後のかけで死んだ真似してるのを笑っただけ 仰向けのくせして Don t Mind とか言うから 踵で踏んでやった 339 名前:№ Again[] 投稿日:03/01/09 00 25 ID xx6pG0tM 腹の減った声で言いやがる Love Me Again あたしだって減ってるんだ 知った事か 見下ろして Don t Mind うっかりしてたのはオヤジの方なんだ あたしはただささやかな注文 誤魔化しの砂糖で指を汚したくなかっただけ 白髪も無いくせに溢しやがるから 顎で怒鳴ってやった Don t Mind № Again それを言いたいのは あたしの方なんだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 340 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:03/01/09 06 03 ID kXB8/1yp 再々馬鹿をバカにしてはみるものの馬鹿が馬鹿をバカにしているのではとの不安に悩まさ れつつなんだ馬鹿なんだから馬鹿じゃない奴でもバカにしても笑われるだけじゃな いかと適当に開き直りいろいろな奴をバカにしてみたところ皆馬鹿なのが判明してしまいこ れじゃまったくシャレにならんよなどうなっとるんだ今の日本はなどと悪態をついては細 々とラーメン屋台を引いてみたい気もする寒い今日この頃お元気ですか?しやわせです か?とふと清水由貴子など思い出して懐かしのスター誕生を振り返ってみる事もな きにしもあらずといったところだが果たして一回もプレートが上がらなかった歌手志 望の有象無象は平凡な毎日を送っている面子が殆どなんだろうか?などと愚にもつかな い事を頭蓋骨の向かって右側で描いてみるようなそんなもん。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再起動 342 名前:再起動[] 投稿日:03/01/09 07 14 ID EcPoFT9B 僕はPCのゼンマイを巻いた 妹は歌いだす グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン ゼンマイオフ オフ オフ 妹は歌うのを止めた 弟は踊りだす グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン グルグルカタカタカッシャン ゼンマイオフ オフ オフ 弟は踊るのを止めた 343 名前:再起動(2)[] 投稿日:03/01/09 07 16 ID EcPoFT9B 警告音がする フリ-ズ フリ-ズした 病気だ病気 お爺ちゃんの首が回る 壱回 弐回 参回 360度回転 お母さんも病気になった 胴体大回転 お父さんも病気になった 手首足首大回転 再起動 警告音が止まらない 時計の秒針も 車のタイヤも CDも 地球も 原子さえも みんなみんな回っている オフ オフ 344 名前:再起動(3)[] 投稿日:03/01/09 07 16 ID EcPoFT9B まだ警告音は止まらない 母親は生まれてきた子供のゼンマイを巻き ゼンマイが止まれば人は死ぬ 火事はゼンマイの摩擦で起こり 台風はゼンマイの旋回で起こり 落雷はゼンマイの帯電で起こり 地震はゼンマイの振動で起こる オフだ オフ それでも警告音は止まらない エ-ヒトトイウジハ- ヒトトヒトガ…オフオフ オフ オフ オフオフオフオフ 頼むからオフ オフ グルグルカタカタカッシャン 警告音は止まった グルグルカタカタカッシャン 僕は止まった グルグルカタカタカッシャン 再起動 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再愛 345 名前:再愛[] 投稿日:03/01/09 14 14 ID CuWPHqqw これよこれこれと過ぎて行く 時はこれなの すぐあれになるの(ねぇ、見て?) あれが愛という名をつけられて光っているわ あれが欲しいの もう一度欲しいの(ねぇ、取って?) この視線いっぱいおろした肉の上にあれを塗りたくるの いいえごめんなさい、もう我に返らなくちゃ 愛しあって燃やし尽くしてしまったら あとはもうこれがあるだけね きっと再び愛なんて名を取り戻すのは 思い出し笑いをする頃になってからなのだわ じーさん、再愛しましょう じーさん、子の産んだ孫はぷよぷよ どんな愛も結局は無駄だったわ あなたたちに出会うまで、ね じーさん、再愛しましょう じーさん、三十代目の子犬が産まれた それはあれで、あれはこれ ああ、私はあなたを愛しています どうか、それをここにあれしてくださいませ ああ、私の肉はぷよぷよ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ restart! 346 名前:restart![] 投稿日:03/01/09 19 05 ID 0I5/hNV3 restart! 引き籠もりの僕をやり直したい? それなら 夢などという聞こえのいい薔薇は握りつぶせ 手のひらに棘がささろうが知ったことか 溢れ出す涙だけが本物だ 靴紐を結び直せ さあ蹴りまくれ 蹴って! 蹴って! 蹴り破れその子宮!! いつまでも澱んでんじゃねぇよ馬鹿が!! でっかく風穴あけてそのぐちゃぐちゃのごちゃまぜから自分引きずり出せや そして殴りにいけ! 己自身を!! restart! 他人のせいなんて腐った果実は甘かろうが腐れは腐れ 叩き潰せ 潰せ! 潰せ! 潰しまくれその面皰! いつまでも吠えてんじゃねぇよ犬!! one! one! one! 世界でただ一人の僕がどうしたよこのボケナス!! 肥大した自我なんぞ捨てろ捨ててしまえ そしてナイフの手入れが終わったら 刺しにいけ! 己自身を!! いっぺん死んで出直してこいや! restart! 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/2259.html
魅力以外のステは平凡で、劣化劉備みたいだが、特技強運と劉禅・劉邦より高い政治を活かして自爆テロリストになるのが一番手っ取り早いだろう。 ほかにも兵1での進路妨害などいろいろ使える。 政治が65あるので政治低+5を使えばちょうど70になるので吸収合併要員としても使える。 -- (名無しさん) 2011-04-23 18 17 46 親愛の多さは流石は我ら梁山泊の親分。武力は低いが援護狙いで序盤はサポートにまわるのもありか? -- (名無しさん) 2011-04-26 06 55 06 スクロールしないと親愛関係把握できないとは これ、強弩研究して全親愛武将を弩兵出撃させたら藤甲+金剛とかでも無い限り、どんな部隊も瞬殺なんじゃないだろうかw -- (名無しさん) 2011-04-26 10 08 49 魅力以外の能力はぱっとしないが、他の強運持ち二人に比べれば適正Aを二つ持ってるだけ遙かにマシである。 あの二人は君主としてはともかく配下としてはちょっと使いづらい… -- (名無しさん) 2011-09-23 16 55 55 花栄と義兄弟なので2人一緒にすれば弓戦法クリティカル+援護無双を味わうことができる -- (名無しさん) 2011-09-23 17 35 41 なんか劉備に呂布の触角をつけたような変わったモデルをしている。 -- (名無しさん) 2011-10-29 21 26 01 魅力以外は微妙だが被親愛数が尋常ではない。 -- (名無しさん) 2017-02-22 17 54 00 水滸伝の主人公ポジションにして梁山泊最大のネックでもあった。 そのせいか能力は劉備にも劣る程度のものになっているが、 親愛がすさまじすぎるのでそれを活かせるかどうかが鍵になる。 やはり良い意味でも悪い意味でも好漢達なしに彼を語ることはできないのである。 -- (名無しさん) 2018-02-02 11 40 53 「劉備にも劣る程度」とか言い出す人が表れないよう、ボチボチ劉備 はもっと強くして欲しいよね。 安定感でいえば曹操をも上回る歴戦の名将なんだし。 宋江はこれでいい。 -- (名無しさん) 2018-08-21 13 39 19 原作では小役人ではあるが蕭何に例えられる事務処理能力なので政治はもっと高くていいと思います。 -- (名無しさん) 2020-04-27 04 54 57
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/121.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 草 開催期間 2002/08/19~2002/08/28 参加作品数 25 審査員 3人 本スレ 3の159-266 議論スレ 3の139-258 【チャンプ】 馬小屋と葡萄畑のはなし(構造):8点 【準チャンプ】 森(kanon):5点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 161-162 植物物語 - 1 164 姫様 - 2 166 無題 - - 173 野草の花 - - 175 夏草 たけ 1 177-178 ハルジオン DO - 180-183 雨蛙の服 - - 184 草食う 撫子さん - 190 Green - - 194 雑草 - - 202 笑う緑 ましゅう - 203-204 日陰を踏む猫 - - 212 断ち切られるべきもの 情景描写撮影所 3 213-214 まほろばの色 - 3 215 草ノ花 - - 216-217 草野球 ななしくん - 219 草になれ - - 222,224 草! 忍者ニンニン - 223 草の絨毯 - - 230 馬小屋と葡萄畑のはなし 構造 8 233-234 17回目の草むしり - 1 235 ねこじゃらし むこうの317 - 242 森 kanon 5 243,245 想<sou> - 3 244 マルセリーノ - - 【審査員】 撫子さん ◆eEr7LE3I 紅雀 ◆YzUnlidE Canopus ◆j1h.j3e. 【採点レス】 259 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [] 投稿日:02/08/27 21 09 ID Gt8b5M/I 213「まほろばの色」=3点 230「馬小屋と葡萄畑のはなし」=2点 164「草のね」=2点 242「森」=1点 243 245「想〈sou〉」=1点 260 名前:紅雀 ◆YzUnlidE [sage] 投稿日:02/08/27 22 55 ID TtiSvfz3 258 230「馬小屋と葡萄畑のはなし」>3点 242「森」>2点 261 名前:紅雀 ◆YzUnlidE [sage] 投稿日:02/08/27 22 57 ID TtiSvfz3 212「断ち切られるべきもの」>1点 243-245「想〈sou〉」>1点 262 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/08/27 23 46 ID orPi+/QV 230 3点。 212 2点。 242 2点。 263 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/08/28 00 02 ID bP2n7y6a 以下、すべて1点。 161-162 175 233-234 243 245 作品 ■▲▼ 植物物語 161 名前:植物物語(1)[sage] 投稿日:02/08/19 20 13 ID Atrj7N/h ぴしっ 何の音? 畳を突き破って 草が生えてきたよ わーいわーい きっとイ草が生き返ったんだね そう開き直ってみるしかない 六畳一間の二人暮らしだ ぴしぴしっ 何の音? 今日もまた一本 草が生えてきたよ わーいわーい いっぱい生えてくれれば お金がなくても食べていけるね あたしの空しい空想に 空いた口が塞がらない兄 ぴしぴしぴしぴしぴしぱしぶちぶつつびしっ! もう慣れちゃった 畳が内側から破けて 今日も草が生えてくる まいったまいった 抜いても抜いても 生えてくるもんなー 部屋のなかで草むしり あたしに任せてタバコをふかす兄 162 名前:植物物語(2)[] 投稿日:02/08/19 20 14 ID Atrj7N/h にょっきりぴしぱしにょっきりぐんぐん もうほっといちゃった ついでに部屋の掃除もやめちゃった 日に日に草はどんどん増えて 日に日に草はどんどん伸びる ほっといたら地球は こんなもので覆い尽くされてしまうんだよな 兄と寝っころびながら草を眺めてた 部屋の隅で踊ってる羊歯 物も言わずにぷるぷる震えてるキノコ ざわりさわりさらさらざわざわ ぷちっにょっきりぬりぬらるらるら もう兄も植物と一体化しちゃった 何も言わずにぷるぷる震えてる あたしももうすぐ行くからね 固くて苦くて柔らかくて臭くてるろい 植物空間に押し潰されてあたしはもう 意味のある言葉も思いつかなくなりるれろわをん わをん わをん わをん わをん 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 姫様 164 名前:姫様[] 投稿日:02/08/20 05 56 ID s9IhdfBO こんにちは。まな板の上に載りにきました。 「草のね」 ちくりとするけど 寝転びたい すうっと切るけど 分け入って 草のね 途切れない 音 草のね 千切れない 根っこ 草のね、覚えられない 香り いじわるばかりする 草のね、 まねして ごほうび吊るして 君に草刈りさせて 草のなか わたし ひるねする 草の寝息 たてて 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 166 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/08/20 12 18 ID 49MQz20S 草と一体になって戦う人間達を 草はどういう思いで見つめているのかしら 草を身にまとった人間が 草の上で撃たれて倒れるのを 草は受け入れてくれるのかしら 倒れた人間が最期に見るのは 草?それとも 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 野草の花 173 名前:野草の花[] 投稿日:02/08/20 22 04 ID Mfn6J47e 今は貧弱な野草でも 可憐な花を咲かせよう 無理だとは言わせない 僕には君の 小さなつぼみが 見えるから 春に出会い梅雨が来て たくさんの雨が降り 仲間達は咲いていく 一人取り残された 悲しい野草 僕は 君を見守ろう 夏が来て 雨降らず 君は弱気 「きっとこのまま干からびるのよ」 そんなことはないさ 太陽にも君の 小さなつぼみが見えるはず 秋が来て 落ち葉見て 君は不安げ 「きっと 私も 枯れるのね」 そんなことはないさ 春がくれば 大きな花が咲くはずさ 冬になり 君は眠る 春へとむけて 「おやすみなさい 春に会えるといいわね」 再開の時 きっと君は花咲かせ 僕に微笑んでくれるはずさ 待ってるよその日まで 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夏草 175 名前:夏草[sage] 投稿日:02/08/20 22 31 ID 6Ns9/eu6 夏草を敷いて 君と僕 サンドレスを撫でる 葛の葉 道草を食う僕の掌 白く滑らかな ねじ花の根 陽の当たらない君の股(もも) 揺れて天を指す たち葵 逆光の中の君 草いきれを 小刻みに吐いて吸う ひとつがいの昆虫になろう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ハルジオン 177 名前:ハルジオン(1/2)[sage] 投稿日:02/08/21 06 52 ID iS+8WqV3 西の地平線近くの空は 血が流れ出でて多くの影を生んだ 一本のか細い花は アスファルトの上に 横たわっていた ダレニヤラレタ? 子供に引っこ抜かれた ソレデオワルノ? どうしようもないさ・・ シンデモイイノ? 別にいいよ 元々何でもない ただの花 存在意義も 何も・・ ・・なんて 自問自答して バカみてぇ あーあ 死にたくないなぁ これで終わるのかな ・・本当に? ・・本当なんだよなぁ 178 名前:ハルジオン(2/2)[] 投稿日:02/08/21 06 53 ID iS+8WqV3 あ 終わる その時 空は既に何かが抜け落ちた紫が広がり 力尽きて 命が終わった白い花は 吹く風にただ低く アスファルトの上を舞っていった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 雨蛙の服 180 名前:雨蛙の服[sage] 投稿日:02/08/21 13 18 ID e5Me9Ivb どういう意味を求めて こんな高くまで上ってきたのだ雨蛙よ ただガラスから漏れる灯りに群れる 蟲どもだけが目当てなのではあるまい ただそれだけの意味を求めて 5階までは上ってはくるまい その草の色は なんのためだ 人工物しかないここでは その保護色にどんな意味があるだろう それともそれがお前の 真実の色なのか 今宵は蟲もない 風もない 草もない 私はガラス越しに 雨蛙とまっすぐ見つめあい 対話した 「雨蛙よ、お前はなにも着ていない」 181 名前:続き[sage] 投稿日:02/08/21 13 22 ID e5Me9Ivb 「いいえ、私は着ています」 「いや、お前は」裸だ、といおうとして 私ははっと気がついた 雨蛙の背後には何もなかったが 意識を遠くへ飛ばしてみると そこには広大なる草原が 広がっているのだった そして視線を戻してみると 雨蛙は草原を着ているのだった 「大地がお前の服だというのか!」 しかもそれは保護色で溶けあっていた 雨蛙は当然だという風に頷いた 一瞬 日が翳り 182 名前:さらに続き[sage] 投稿日:02/08/21 13 47 ID e5Me9Ivb 窓ガラスに私自身の姿が映った 黒いマントに身を包んだ私自身の姿は 雨蛙と比べるとひどく滑稽であった さらに滑稽なものの足音を聞きつけたのか それともその絵具臭さがガラスの向こうまで届いたのか 雨蛙はぴょんと飛び降りてしまった 振り向くと そういえばこのホテルに泊まっていた 「教養」と書かれた立派な 色キチガイな絵具を塗りたくった服を着た 有名な職業作家が 自信たっぷりな歩き方でエレベーターに乗り込むところだったのだ 私は大笑いしながら逃げ去った 183 名前:最後[sage] 投稿日:02/08/21 13 55 ID e5Me9Ivb もし彼を裸にしてガラス窓に押しつけてみたとしたら 骸骨よりも貧弱な彼はきっと 草原に押し潰されて消え去ってしまうだろう 彼はただの絵具臭い服なのだ 彼の正体は服なのだ 私は外へ出ると ただ一枚身につけていたマントを脱ぎ 草原のなかを歩いた 草原だけの世界を 気が狂いそうな静寂の海を 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 草食う 184 名前:草食う[いかいか] 投稿日:02/08/21 15 30 ID awdXcaW9 草食う ムシャムシャと 牛が草食う ムシャムシャと 青虫が草食う ムシャムシャと 腹減った俺も草食う ムシャムシャと 夜も 昼も 朝も 草食う 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/346.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ ラヂオ 僕の街の床屋の店主はいつも梳きバサミでゴキゲン 鼻歌溢れる店内に髪を梳くかわいた音が沁みる そんな空間を無愛想な床屋の奥さんがずけずけと横切って 一日で一番高い太陽が照らす棚の上にあるラヂオのスイッチに手を伸ばした 周波数が合って…聞き取れないくらい微かに英語の歌が流れる どこかで聴いたような はじめて聴くような 床屋の親父の鼻歌はいつしかその歌に重なり いつも無愛想な奥さんは待合所の椅子でうたた寝をはじめた 外を相変わらず車が走っている たまに通る電車が店の窓を揺らす 心地良い歌は続く 「春になりましたね」 店主が言った 心地良い歌は続く 「外はまだ寒いわよ」 いつの間にか起きた奥さんが言った 僕はブラインドの隙間から外を見て 「そうですね」とだけ言った 801 名前:「ラヂオ」[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 01 47 18 ID GIEaVviF 【コメント】 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 801 「ラヂオ」 ☆☆ 明るくあったかい。控えめな親和性。読後感がとても良かった。 391 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2006/04/28(金) 01 54 00 ID F+f/yeVa はらだ将さんおめでとうございます。 「ラヂオ」を書きました。リーフレインさん☆ふたつありがとうございます。 力を抜いて書いたので、力を抜いて読めるかと思います(笑) またよろしくお願いします~ ■▲▼ スイッチ スイッチ ニッポンではいれるものだが 覚めて目を向けると切り替える物だ 人生も切り換えられたらいい ひいきヒイラギ棘めざし 平和が一番なのに 火山が夢タマゴ なのに 明日は見えてこない 同情と優越感 太陽の光り 光りの向こう さびしいとき うれしいとき たった一人取り残されたとき 一人といえばひとり ふたりといえば二人 思い出したら三人 乾いた涙で笑ってる 笑顔と 涙 スイッチだった あなたが 入れた 802 名前: スイッチ ◆rhBOTTpQ52 [] 投稿日:2006/04/19(水) 01 19 30 ID l89uXuP2 【コメント】 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 802 スイッチ (鳥ミス?) ひいきヒイラギ棘めさし が良かった。 ■▲▼ スリップ カツン、カツン、 踵を鳴らして帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい・・・・・ だけど指定のスニーカーは音が鳴らないので帰りようもない 学業と友と光のあった学び舎から 一歩 一歩家の方へ 母は刺繍の手を休めて見る 心持ち上機嫌は天気のせいだ それも夕まで持ちはしまい 夕食は鶏と大根の洗剤炒め よそう振りをしてゴミ入れに捨てる 台所は全く自由にできないので ポテトチップスと野菜ジュースとそれと給食で 友を連れて帰って来ると 指をくわえて戸の向こうから見る 「おかあさん寂しいんじゃないの」 うんその通りには違いない だけどわたしには関係ないことだ 今日は学校どうだったと優しい様子で母が尋ねる うんまあね いつもどおり お知らせを渡すよう手を出すのだが 決してここで渡してはいけない 明日にはぐしゃぐしゃにされているのだから ああーお茶、お茶をちょうだい 茶を持っていくとひっくり返される うぶ、うぶ、と何かを探し辺りを 両手でかき回している 死ぬわ、死ぬわ、ようちゃーん 今まで、い、今までありがと、 おかーあさんがいなくなっても あなたはずっといい子でねー 呂律の回らない口からは 強い何かと息の匂い 美し過ぎる危篤の妄想と戯れるのは お世辞にも美しいことには見えない 担任に「反抗期で」と笑って話す 背中を丸ごと剥がされるようなきついきつい絞約感 踵を鳴らして帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい・・・・・ かつん、と音がすると わたしは駅前のビルの前にいた 新しいオフィス わたしはここでかつての母と同じような人たちと会う 同じような願いを抱え ここでないよそに これでない現実へと 帰りたい 幸せな日々へ そう願っている家族たちと会う 803-804 名前:スリップ[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 16 21 04 ID LZRzNO0C 【コメント】 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 803 スリップ ☆ これは個人的にかなりぐさっと刺さった。どうもアル中な母、かあるいは、精神を病んだ母。 鶏と大根の洗剤炒め という表現が凄い。 やっかいな家族へ対する怒りを強く感じる。家族は被害者なのだ。 被害者意識が前面に出すぎていて、しんどい。 374 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21 24 08 ID oUJc9v/F 「スリップ」を書きました。 スリップはアルコホリックの人達などが再び耽溺に滑り込む事です。 で、実は今回、私にしては珍しくダイレクトに題から入らなかった・・・ と言うか何か遠い所から書いてしまったので、 どこがスイッチか?と突っ込みが入るかと冷や冷やしてました・・・ 審査の皆様読んで下さっただけで感謝です。 >リーフさんその他の皆様 こう言う内容ってきついでしょうか。 どうだ!って見せつけるように書くのは嫌で かと言って書き手が「いや・・・」と感じてしまった事はぼかすには限界があるし 何だかどの辺を狙えばいいのか分かんなくなって来ました。 さて、はらださんおめでとうございます! また気が向いたら参加させていただきます~。 386 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 10 30 15 ID xPTsoxfg 374 cレールさん なるほど、cレールさんだったんですね、、 「まぐろ」と並んでシリアスな内容です。 あくまで1読者の感想にすぎないので、あまり気にしないで好きに書いていいと思うですよ。 つか、最初に書いたように個人的にこれは厳しかったんですよ。つまり、家族に迷惑を掛けまくっている母なんで。。 (アル中じゃあないですが。。) 詩でどこまで書いてしまうか?って話で、それは読み手の受け取り方ひとつで、それこそ千差万別かもしれません。 この幼年時代の追憶部分は非常にいいできだと思いました。 でそこからこの主人公は、やっかいな母への憤りの感情の記憶を抱えたままで、カウンセラーになってますよね。 カウンセラーは家族への共感に満ちているだろうけれど、患者への共感が感じられない。 それはまずいだろうなあと感じたのが、少々書き込みすぎかなと思った原因だったと思います。 393 名前:c[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 12 58 46 ID rhAj7z5q 386 >リーフさん なるほど・・・・ありがとうございましたん。まあ色々やって見ます。 ■▲▼ switch witch 世界の終わりがきたら ちょっとした魔法をかけて 空から 花を降らせてあげましょう 終わりの日にも 明日を信じることができるように つぎつぎと 花を降らせてあげましょう 805 名前:switch witch[] 投稿日:2006/04/19(水) 18 54 47 ID +2RD/1YN 【コメント】 822 名前:シオン ◆poetsyov/2 [] 投稿日:2006/04/23(日) 21 55 16 ID NGKe0SRc 以上。採点は1作品なのですが、、、 なんか、今回は投稿作品を読んでいて、全体的に暗い気分になってきました。 明るい詩もあったのですが、それ以上に暗めの詩のインパクトが強かったので。 そんな中で、 805「switch witch 」には癒されました。ありがとう。 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 805 switch witch きれいだ。サンクス。 389 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/04/27(木) 19 27 23 ID 5wKn1OJd はらだ将さん、おめでとうございます。 『switch witch』書きました。 スイッチのお題は難しく、魔女をとっかかりに書きました~。 シオンさん、リーフレインさん、お言葉ありがとうございます。 皆さま、お疲れ&ありがとうございました。 ■▲▼ スイッチ 8畳の部屋にはスイッチが10個ほど 何のスイッチかって? 何の変哲もない あれ あなたの家にもあるあれですよ パチ、とすれば、照明。 8畳の部屋に10個ほど こんなに沢山どうするのかって? すごいね、こんなに沢山のスイッチを押す すばらしい権限を持っていますよ 他人の指紋はつかず。 何のスイッチかって? ひみつ どうしても知りたいか うん、まぁ 本当に内緒ですよ 明かりはこの部屋の外。 あなたの家にもあるあれですよ 部屋の外に丸い電球ひとつだけ このスイッチ押しても(パチ) このスイッチ押しても(パチ) 早い話がどれを押しても 同じ電球がつきます。 すばらしいでしょう、ここ15年余り このすばらしい部屋から出ずに パチ、とすれば照明。 外で照明がついているでしょうね フィラメント? 何です、それ。 パチ、とすれば照明がつくよ なので誰にも触らせない タングステンて何? 8畳の部屋にはスイッチが10個。 照明器具はない。 806-807 名前:「スイッチ」[] 投稿日:2006/04/19(水) 21 11 58 ID 4QFCsLZ3 【コメント】 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 806 スイッチ 彼は部屋の外の電球にあかりがついているかどうかも知らない。 373 名前:宮坂純[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 25 41 ID 9v709pYJ 806「スイッチ」を書きました宮坂というものです。 雰囲気ばかりになってしまいました。 見返すと恥ずかしいなぁ。 306 リーフレインさん、はじめまして。 評をありがとうございます。 精進いたします! 優勝された方、おめでとうございました~ ■▲▼ ためらい こんな筈はない こんなに望んだ通りに行くわけがない きっとどこかにある筈… 怖いくらい叶ってしまう この反動が怖い 幸せのあとには必ず揺り返しがあって 不幸せになるの 素直になんてとても信じられない この喜び! きっといつか切り替わる 幸せから不幸せにスイッチが押される筈だから 震えながら 身を窄めながら 嵐の来襲に備えるしか そんな術しか 私は知らないから… 808 名前:ためらい[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 23 00 58 ID zavPFyl+ 【コメント】 360 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 12 40 ID APFHHwz7 808 ためらい 悲観主義な。。 381 名前:ミミン ◆4fCTWDhugY [sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 40 24 ID zmAsi8Cr 『ためらい』を書いたミミンです(笑) 審査員の皆様,お疲れ様でした(*_ _)ペコリ また機会がありましたら参加させて下さい(笑) 優勝したはらだ将さん,おめでとうございます! ■▲▼ Box Box-in Box-out 無数に机が並んでいる部屋 机の上にはやはり無数のスイッチが置いてある。 一体何処に通じているのか、一つのスイッチを押すごとに何かが起こった。 スイッチを入れる。甲高い鶏の鳴き声がする。切った。 スイッチを入れる。部屋の中に雨が降り始めた。これも切る。 スイッチを入れる。カーテンが開いた。暗い窓が見える。 スイッチを入れる。照明がつく。 スイッチを入れる。石が現われる。消えた。 男が一人、真っ白に塗りこめた体で踊り始める。声をかけるも、反応はない。 繰り返し、繰り返し同じ踊りを踊るので切る。消えた。 木が一本現われる。触ることができる。耳をつけると木の音がした。初めて何かが得られたような気がした。 音楽が流れる。切った。 窓の外が明るくなった。窓へよって外を見る。何もない。 レーション:軍用携帯食料の銀色のパッケージが現われる。食べた。水が欲しい。 水が欲しい、水が欲しい。手当たり次第にスイッチをいれていく。水が欲しいのだ。 轟音、白い手、花が咲いた、何語で書いてあるのか不明な本、ヌードピンナップ、缶コーヒー 缶コーヒー? 飲む。 鉛筆で机に何のスイッチであったかを書いておくことにする。 一部忘れてしまっているのに気がつく。 丁寧に確認をする。 Boxと書かれたスイッチを見つけた。押すと、ボックスが現われた。 そのボックスにものが移動するスイッチのBox-inがある。直前に発生したものがそのボックスに入る。 ボックスの内部のものが、窓の外へ移動するスイッチBox-outを発見した。外の風景が変わる。 回収できるかどうかはまだわからない。 暫く考え、大事な木を外へ送った。 雨も送る。 眠る。起きると、鉛筆で書き込みをしたスイッチはまっさらになっていた。内容も違う。 Box, Box-in, Box-outはそのままあった。窓の外に送ったものは消えていない。 外へ出たい。誰かと会いたい。 慎重に、スイッチを押す。 窓の外へ置きたいものを選び、一度送ったものを回収できるスイッチを、外への扉が出現するスイッチを、 自発的な会話のできる人間が現われるスイッチを、探し続ける。 この部屋そのものを消滅させてくれるスイッチでもいい。それとも私自身が出現するスイッチもどこかにあるのだろうか? 空白だった窓の外には木が茂り、花が咲き、風が吹き、時折雨も降る。 数日前に送り込んだ鳥が飛んでいる。 今日、一人の眠る少女が現われた。 スイッチを押し続けながら、彼女が眼を覚ますのを待っている。 私は睡魔に負けてしまうぎりぎりまで待って、彼女を外へ送ろうと思っている。 809-811 名前:「Box Box-in Box-out」[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 09 51 16 ID w40pAPre 【コメント】 361 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 14 38 ID APFHHwz7 809 Box, Box-in, Box-out ちょっと寂しい 色彩不足。 369 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 18 18 49 ID P+KU2453 チャンプさんおめでとうございます。 Box、、、書きました ■▲▼ スイッチをつつく 僕の知らない スイッチがひとつ 小刻みに揺れる指で ゆっくりとつついて …… …… …… …… 震えながら止まる僕と スイッチがひとつ 電源が切れた 僕 何も変わらない部屋 813 名前:スイッチをつつく[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 21 44 26 ID r/FKnYiE 【コメント】 361 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 14 38 ID APFHHwz7 813 スイッチをつつく 箱にスイッチがあって、人がスイッチをONにすると、箱の中から手がでてきて、その手がスイッチを切って 箱を閉じる という箱を思い出した。(これとは少し違う) 自殺に近い。 366 名前:みたらし@携帯[] 投稿日:2006/04/26(水) 17 26 01 ID BOybSwdm 今回はスイッチをつつくを書きました 384 名前:みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2006/04/27(木) 06 48 40 ID WuhZRxnS どうすれば星がもらえるよいうにかけるようになるのかもう少しアドバイスがほしかったといえば欲張りですね、自分。 でも準々チャンプはうれしいですwwwwwww。 黙って何かいい本を探して読み漁ってきます。 ■▲▼ ひとつの結果 星のいたるところで 無食動物たちが鎖に繋がれていた 断ち切ることは不可能であった どれほど強靭な犬歯を以ってしても ある日 無邪気な草食動物が 世界の根源を成す原始的な装置を 都市外れの納屋で見つけた と同時に終焉を見出した ぱちりと爪を切るような音をたてて スイッチのベクトルが逆を指し とりあえず時間軸は 懐かしい緑色を取り戻した 814 名前:ひとつの結果[] 投稿日:2006/04/20(木) 22 13 41 ID 7roA6Qnu 【コメント】 361 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 14 38 ID APFHHwz7 814 ひとつの結果 無食動物 という単語に心を惹かれた。 ■▲▼ スイッチに手をかけろ 窓際のストーブに腰掛け 2つの視線は外に向けられる みぞれまじりの空が今日もある 白いカーテンでくるまれた台を いくつかの椅子に話しかけるように 脚はところどころ欠けた櫛の歯と同じ テンポとスカラーで並べてみて 循環するつもりだった液体を今も 追いかけているように 脚の輪の中に中心点が存在し 雑多な色の人形達が頭を下げる 空気の流れは台を押し出すように 波長とテンポを変えては 床を響かせて去っていく そのとおりに彼らの手で ベッドは運び出された 窓側の空白はとても広く感じないか? 主のいない空間の片隅にあるテレビ ──何のための音だったのだろう (さあ、スイッチに手をかけろ!) ON! ・・・気を伴った低気圧が北日本や東日本を通過します。明日は東北や北陸で雨が降り、山 では雪が降ってふぶく所がありそうです。雷や突風、ひょうなどにも注意して下さい。関東は 朝まで雨が降り、その後も雲が多く北部では雪か雨が降るでしょう。本州から北の積雪地帯は雪・・・ OFF! (!ろけかを手にチッスイ、あさ) 誰のための音だったのだろう── 窓際の空白を埋めるために彼らの手で ついにベッドが帰された 少数の椅子と立ち上がった多くの脚が いつもよりさらに遠慮がちに動くので 床が響くように聞こえているのだろうか 複数のマネキンは礼をするように 何も表情を変えず去っていくから やがて再度の静寂が仕掛けられ ストーブが軋み始める 白いカーテンに包まれた腕のようなものは 笑いかけることもないだろうし ぶらさがる透明な液体の量も 変わらないから 変わらないでいて欲しい シテイセキとなったストーブに腰掛け 2つの視線が向けられたのは 梅雨時ならではの空の色 スイッチに手をかけ始めた その時々からは 戻れないように 出来ている 全ての脚がここから見えなくなったら 向こうからナースコールの音が響くのだろうか? 815-818 名前:スイッチに手をかけろ[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 23 28 55 ID yo5i/Hlx 【コメント】 361 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 10 14 38 ID APFHHwz7 815 スイッチに手をかけろ ☆ 病室の風景で、どんな風にも読めるんだけど、同室の患者さんが亡くなったんだろうかと思った。 ベットごと運びだされていく。 死というよりも空白感が圧倒する。乾いた感傷は自身へ向かう。 最後に出てくるナースコールが切なかった。 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/587.html
作成中です・・・ ページ:1 2 作品 ■▲▼ 楽園の海 541 名前:楽園の海[] 投稿日:02/09/30 14 03 ID 7a2smNQT 鳥は毎夕波打ち際に出でて スタイロフォームの漂着する砂浜に 打ち寄せられる屍骸を啄ばんでは 腐った肉と 半ば固形化した血にまみれた嘴で 水泡のはじける音と 沈む太陽を曲解した鶏の喚声に合わせ ひとしきり不協和音を奏で 闇の訪れる前にと 藪の中へ羽根を隠し 食い散らかされた人肉を 洗う満潮の頃ともなれば 波は黒曜石の輝きを取り戻し ただ朧げな生白い月の微光を映しては 沈黙を守り 朝になれば発酵する赤潮を内包しながら 言葉を海底へと 深く沈め続けるのみ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Sea Of Blue 542 名前:Sea Of Blue[sage] 投稿日:02/09/30 22 55 ID bkhcUcgB Will she see sea she want to ? She will see sea she have to You have reason am I so blue Up and under the sky of true As she will see sea she have to I will see sea I have to too Then might have reason she is so true Up and under the sea of blue 「海の青」 彼女はそうしたい海を見るだろうか 彼女はそうすべき海を見るだろう 俺がこんなに青いわけは分かるよね 空の本当の上と下で 彼女がそうすべき海を見るだろうから 俺もそうすべき海を見るだろう そうすれば彼女がこんなに本当なわけが分かるかもね 海の青の上と下で 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ あの日の海 543 名前:あの日の海[sage ] 投稿日:02/10/01 00 50 ID 9YpzprW/ 車をとめたとき音楽も止まった 君の横顔が夕暮れと競演する 君はバッグを一つ買った ヨコハマ 夜の海を見た きらめきは足元に降りて 僕らの呼吸は一緒になった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ワタクシは海 546 名前:ワタクシは海[sage] 投稿日:02/10/03 01 15 ID ORYVHMw7 こう言うと、皆様はお笑いになるでしょうけれど ワタクシって、こう見えても海ですのよ いえ、誤解なさらないで! 海のような女、ということではございませんの 海そのもの、なのですわ とはいえワタクシが産み出せるものといえばーー 絶えて無くなるまでには限られた言葉の組み合わせ やがて地球に定住するまっかな宇宙人 ーーそんなものですけれど そして、海が産み出した子を放り出すようには、できず 自分が産み出したものに執心してしまうのですけれど 波の力に操られるように執心してしまうのですけれど それでもワタクシは身体の内に潮をもち 満ち干きを風とともに感じるのです かもめの声が聞こえます 海産物だって獲れるかもしれませんわ 「生命の源」とはよく言ったもの やっぱり皆様、お笑いになりますのね ええ、いつものワタクシの「電波話」だとお思いなのでしょう? よろしくってよ、気にいたしません だって証拠をお見せすることができないんですもの 証拠なんてものは、いつだってメルヘン☆の中にあるんですものね それでは皆様、ごきげんよう ワタクシはこれから一人、寝室に入って 今宵はどんな生命を産み出そうか ワタクシの中から 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 鏡像 547 名前:「鏡像」(1/2)[sage] 投稿日:02/10/03 08 33 ID zMfs/HQo こっちへ来いと呼んでいるのか 来るなと追い払っているのか 太陽を呑み その欠片を夥しい浮標として 海は同じ所作のなか それぞれ違う叫びを砂浜に投げ捨て 私を途惑いに溺れさせる 夏を過去に追いやり 海は次第に凛とした表情を見せ 悪戯な立ち入りを拒むその硬さは 靴越しに温度となって表れる しかし海は私を見つめ続ける ただひとつの真っ直ぐな眼差しで それは確かなことだ 私の見つめる海は ただひとつの私の海 それは松葉杖をつき歩く あの少年の海でもなければ 漁船の近くで言い争う あの老人たちの海でもない 彼らには彼らの 私の見た事のない ただひとつの海がある 548 名前:「鏡像」(2/2)[sage] 投稿日:02/10/03 08 34 ID zMfs/HQo 息を荒げる水平線が 強く私の感傷の首を絞める ただひとつの海と相対する ただひとつの命 それは暗くなってゆく 海への帰途に就く太陽に 次第に似てゆく 海は誘いつつまた拒み 流木のように私を置き去りにする 少し冷えてきた砂浜に 誰かの大きな陰影が広がってゆく ランボーが永遠と喩えた 太陽と海が番う瞬間までに まだ少し時は余った 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 酸い口 549 名前:酸い口[sage] 投稿日:02/10/03 14 16 ID cxflOAaD 倦怠なるまがい言葉にふさわしからぬ激動が私の体を覆った そいつは痺れになりきらぬ点描をここだあここだあと 描きつつ私の目に、鼻に、口にと五感すべてを満たし いつぞやの空気をおもいおこさせるときがそこにやってきていた 冷たい海よ、もはや土のにおいのする秋風をその上で遊ばせ 自らの蒼い色へと染めていくその過程に わたくしというテトラ堤は港には収まりきらず膨張していく その虹色の円環がこのキャンバスの額になりきる、という幻想も ふくめて潮風だ!とおまえはさけびわたしはあくまで冷静に 麻酔だと水をあびせる、わたしがくわえたその電撃を あらゆるベクトルへと進行させる鉛管を地下に忍ばせながら 海よ おまえは酸味に満ちているのか? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ オセアーノ 550 名前:オセアーノ (1)[] 投稿日:02/10/04 00 52 ID tp2ert8U 君の胸に抱かれているような 幸福な眠りから覚めた朝に 沖が時化はじめているのを見た 僕は取り残されてしまったのか 椰子の下で 影と一緒に 愛を知った心は砂漠だ 情念の海を乗せ 決して潤うことのない砂漠だ 僕は椰子の実を拾いあげる 波間に放った 影も一緒に 僕は一日中ここでこうしているんだ 嵐がここまでやって来ない限りは 椰子蟹と戯れたりして 海をなだめすかしている 551 名前:オセアーノ (2)[] 投稿日:02/10/04 00 52 ID tp2ert8U そしてまたあの夕暮れ時がやって来る 凪いだ海さえ激しく狂おしくさせる 砂漠は呻き 君を求める 光と影が波を荒立たせ 最も静かな嵐がやって来る しかしそれでも海を傷つけることなど出来はしない 西に太陽 東に満月 やがて乾燥しきった月が権力を奪うだろう しかしそれでも海を乾かすことなど出来はしない やがて君の姿が 海を渡って来る 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 名残の海辺 554 名前:名残の海辺(1/2)[sage] 投稿日:02/10/04 22 40 ID n+PfiGSS 海辺のニュータウン ここは昭和40年頃まで 根と呼ばれた海底の岩山 地名すらなかった 海の生き物達の住処 旧海岸の波よけ神社 ニュータウンの住人は氏子ではない 我々2万4千人は海の亡者か ほら 小学校も中学校も 水底にゆらめき立つ フローリングの渚で 打ち寄せられる 宝物とゴミと洗濯物と食いかす 浅蜊でも飼おうか 毎週の掃除もむなしく 潮は満ち 潮は引き 翌朝は元通り 555 名前:名残の海辺(2/2)[sage] 投稿日:02/10/04 22 40 ID n+PfiGSS 山葡萄の模様のソファーは 船になり 岸壁になり 島巡りクルーズ 魚釣り 小さな船長は忙しそうに梶取り 海には赤ちゃんアザラシ 大潮の晩は リビングルームは浸水し 船をふわりと浮かばせる 波に揺られて水音に耳を澄ませれば 彼方からゆっくりと近づく 津波 公園を歩く千鳥 薄暮の空を旋回するおびただしい数の鳶 海の磁場を鳥たちは感じている 私の身体も感じるようになった 月と太陽が正面と背後に来る時を 待っている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 海へ ( 556 名前:海へ(1/all)[sage] 投稿日:02/10/04 22 59 ID 1AQkhJpd 「海が見たい」と言った 10年前なら、耳にも入らなかっただろう 5年前でも 半年前なら、車を飛ばしただろう、誰の制止も構わず どうして、 今まで一度も言わなかった そんな台詞を 今、君は言う? 消えかけた 途切れとぎれの 意識の合間 君は、そう呟いた 海を見せたい、そう思った 15年、一緒に居た君に はじめて、海を 見せてやりたいと、思った 557 名前:海へ(2/all)[sage] 投稿日:02/10/04 23 00 ID 1AQkhJpd 「海に行こう」と言った 消えかけた 途切れとぎれの 命の瀬戸際 君は、うなずいて 「海が…」と そして、ひとり 旅に、 でて、 しまった。 56-557の本文) 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/137.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 お題 哀しさ 開催期間 2003/02/17~2003/02/26 参加作品数 54 審査員 9人 本スレ 6の187-357 議論スレ 5の207-245 【チャンプ】 へちま男(忍者ぐりまる):10点 【準チャンプ】 哀しさ:8点 ノイズライム(◆UWF/zEfVto):8点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 188 無題 - - 191-193 他者に心が通じぬと感じる者への詩 - 6 194 into the filmPart 哀 - - 199 哀しみが輝くとき - 1 200 哀しみ哀歌 - 2 201 哀しみ - 1 202 自作自演7 - 3 203 無題 - - 204 哀しさ - 8 205 濃くておいしい哀しみ - - 209-210 夕暮 無名小説 4 211-212 ノイズライム ◆UWF/zEfVto 8 213 流離 49男 3 214 はなれてゆくとき ◆HU7XfvOYA2 - 215-216 へちま男 忍者ぐりまる 10 217 鶴 激辛正当派 - 221-224 笑う夏草たち しいな まほろ 1 225-226 道化 - 1 227 哀しさ - - 230-231 哀しい犬 ダストキャット 5 233 悲哀 - - 234 遠足の前日 快楽童子 1 235 暗い世界 - - 237-238 さ - 2 239 有無の差 - - 241 心臓のトゲ - 4 243 無題 - - 246 現代的トラジディ - 3 249 A friend - 6 252 25m - - 253 新宿 - - 256 混乱と誤解からの再生 けんひこ 2 257 失うということ それでも求めるということ - 4 262 哀色 - - 264 卵の君はカロリーが高い - 1 265 さかなたち - - 270 一生 - 3 277-278 それから - 3 282 哀しみのかたち - 1 283 無題 - - 284 童哀 - 2 290 幕間 クロラ 2 291-292 流れよ我が涙、と天使は言った - - 293 彼方 - - 296 涙と哀しみの定義 - - 298 哀しさ - - 299 男と女 - 3 301 カナシミブルー~哀しみの向こう側~ - - 308-309 264ページ中段二行目 ◆g09RQuKuak - 310 哀しみ - - 311 嗚呼 哀しき人生 - 1 312 詩の書き方を忘れてしまったので ame 4 315 かなしいときー - 2 317-318 青い哀しみ - - 【審査員】 都立家政 ◆L7EROpoemk Ippei ◆KIno895986 しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o ななほし ◆lYiSp4aok. 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q 霧都 ◆SNOW/oy/Uw ななしくん ◆4DGPgRhQFI クロラ ◆oNwpnhIJYU たもい ◆P6tSlrTfiY 【採点レス】 329 名前:都立家政 ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:03/02/24 08 26 ID nDoqzLpW 【3点】 204 「哀しさ」 【2点】 211-212 「ノイズライム」 【1点】 191-193「他者に心が通じぬと感じる者への詩」 200「哀しみ哀歌」 277-278「それから」 312 「詩の書き方を忘れてしまったので」 332 名前:Ippei ◆KIno895986 [sage] 投稿日:03/02/24 13 27 ID CTdG0L2Q 3点 202 :「自作自演7」 2点 204 :「哀しさ」 241 :「心臓のトゲ 」 1点 257 :「失うということ それでも求めるということ」 215-216 :「へちま男」 284 :「童哀」 315 「かなしいときー」 333 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/02/24 20 36 ID BQcYaAvM 【3点】 215-216「へちま男」 【2点】 299「男と女」 191-193「他者に心が通じぬと感じる者への詩」 237-238「さ」 249「A Friend」 334 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/02/24 20 36 ID BQcYaAvM 【1点】 201「哀しみ」 230-231「哀しい犬」 234「遠足の前日」 246「現代的トラジディ」 277-278「それから」 335 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/02/25 00 34 ID 6OIH88W6 3点 270 :一生 :03/02/21 06 29 ID gQHEMg2S 2点 215 :へちま男 :03/02/18 16 16 ID +TEH36AW 2点 230 :哀しい犬1 :03/02/19 02 07 ID 9uOQ4J6/ 2点 241 :心臓のトゲ :03/02/19 15 36 ID 35oF0XJB 2点 246 :現代的トラジディ :03/02/19 21 24 ID YAYJsq3i 1点 209 :夕暮 :03/02/18 00 37 ID eUKWx5TP 1点 277 :それから(1/2) :03/02/21 21 54 ID qqV5esEf 1点 311 :嗚呼 哀しき人生 :03/02/23 15 19 ID RwXp/3lo 336 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/02/25 01 40 ID b6RuqupA 3点 249「A friend」 2点 204「哀しさ」 211-212 1点 290 299 312 338 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:03/02/25 05 51 ID VMPoLnzU 257 :失うということ それでも求めるということ 2点 282 :哀しみのかたち 2点 312 :「詩の書き方を忘れてしまったので」 2点 209-210 :夕暮 1点 215-216 :へちま男 1点 221-224 :笑う夏草たち 1点 230-231 :哀しい犬 1点 339 名前:ななしくん ◆4DGPgRhQFI [] 投稿日:03/02/25 12 03 ID hGn/LFCv 249に1点だけ 340 名前:クロラ ◆oNwpnhIJYU [sage] 投稿日:03/02/25 12 48 ID SMVjKAIO 3点: 213 「流離」 2点: 191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩」 256 「混乱と誤解からの再生」 1点: 199 「哀しみが輝くとき」 200 「哀しみ哀歌」 211-212 「ノイズライム」 225-226 「道化」 257 「失うということ それでも求めるということ」 264 「卵の君はカロリーが高い」 342 名前:たもい1/2 ◆P6tSlrTfiY [sage] 投稿日:03/02/25 23 42 ID irpsr2e8 【3点】 211-212「ノイズライム」 215-216「へちま男」 【2点】 209-210「夕暮れ」 343 名前:たもい ◆P6tSlrTfiY [sage] 投稿日:03/02/25 23 42 ID irpsr2e8 【1点】 191-193「他者に心が通じぬと感じる者への詩」 204「个~个」 230-231「哀しい犬」 284「童哀」 290「暗幕」 315「かなしいときー」 作品 ■▲▼ 無題 188 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/17 02 26 ID /4QTbzJU 「哀しい気分でジョーク」を歌っていた時代もあったのだが今はすっか り世界的な映画監督になってしまったらしい感のあるところやはり年に は勝てないのかどうかわからないがそれでもいつまでもどこまでもテレ ビに出続けなくてはならないのかと思うとこれもそれもあれもどれも飲 み込んでいかにゃあならん宿命にあるやもしれんが今日もそんな事とは関 係なく誰か人は死んだら後は何もなしてな事を証明してくれんかと思い悩 み胸を痛めつつあやしうこそものぐるほしけれ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 他者に心が通じぬと感じる者への詩 191 名前:他者に心が通じぬと感じる者への詩[マタ サキヲコサレタ…] 投稿日:03/02/17 10 50 ID vry1cRpj 『哀しさ』ッ! それは鎹(かすがい)である! 他者の感情・思考は不可知なるものである! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! それは時に哀しみを生む! 談笑していた友人が 突然貴様に殴りかかるのも! 横に座り愛らしい髪を撫でたら 狂ったようにわめきたてる女も! 全てはここに起因する! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! 齟齬なき相互…………プッ …………ええい!! 貴 様 ら に は 解 る ま い ! ! こうして発生した哀しみは 重い!深い!辛い!苦しい! 何故不快にさせた!? それはおそらくわかるまい… そしてすぐまた新しい擦れ違いが生じるのだ! 2回目!俺が何をした!知るかッ! ならば推測あるのみ! 邪知上等! 相手も哀しいのは解る! だがどれだけ哀しければこんなことになるのか!? ここだッ!! 「哀しさ」を「知る」ことがすなわち 思いやりの心へと変わるのだ!! 192 名前:他者に心が通じぬと感じる者への詩(続き)[コンカイモ ガンバルゾッ] 投稿日:03/02/17 10 51 ID vry1cRpj 「知ろう」とする行為! 我々が叡智であるその行為! そう!思いやりは決して下等な感情ではない! 理性に基づいた誇り高き情である! 胸を張って推し量れ! それは貴様と奴の鎹となろう! だが気をつけろ! それでも人は擦れ違う! 鎹だってガタがくる! しかしィッ! だからこそ人間は面白いのだ!! 完全なる理解など糞喰らえ!! 男の心など気色悪くて知りたくもないわッ!! 適度な隙間がないと鎹は動かないことを忘れるな!! 知音やエスパーは不自由である! 夢を見過ぎるな! 想像の多様性がある分 我々の方が嬉しいのだ! その自由が枷になるように思うならば! それは他者への恐怖に負けたのだッ!! 母の乳でも飲んでいろ! 俺はそれを乗り越えて い い 女 の 乳 を し ゃ ぶ る ! ! ! たっぷりな!それが生きるということよ! 193 名前:他者に心が通じぬと感じる者への詩(締め)[チョット オイタガ スギタカモ…] 投稿日:03/02/17 10 54 ID vry1cRpj 哀 し み は お っ ぱ い へ と 変 わ り お っ ぱ い は 哀 し み を 乗 り 越 え る ( ・ ∀ ・ ) イ イ ! ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ into the filmPart 哀 194 名前:into the filmPart 哀 [] 投稿日:03/02/17 10 54 ID WA5TY+IF やっとわかりました あたし自身がそうだったんだね・・・ 手にとって感じたりするうちたどりつきました みんながそうして達成しているレベルに あなたが与えてくれたものは あたたかくやわらかでしたね。 そして あたしもそうだったんだね ・・・嗚呼 お母さん安らかに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 哀しみが輝くとき 199 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/17 16 30 ID +JPUuZ3c 「哀しみが輝くとき」 哀しみを拾い上げた次の日に また新しい哀しみを拾っては 蝉時雨が降り注ぐ キラキラ輝く水面に 投げ込んでは 波紋を広げ ゆっくりと落ちていく 哀しみを見届ける間にも また新しい哀しみが 木陰の下で静かに息をしている またそれを拾い上げて ポケットに忍ばせて 金魚が泳ぐ水槽に投げ込んでは 金魚と楽しそうに呼吸する また次の日も、その次の日も 拾い上げては投げ込んで 水中から見上げた 真夏の太陽は 大きくゆがんで いつの間にか真っ暗に 最後に哀しみを見たのは水の底 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 哀しみ哀歌 200 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/17 16 44 ID 71XkCBKt 「哀しみ哀歌」 哀しみという哀しみが 大きくなっております 私が幼少の頃父に見せてもらった哀しみは 小さくうごめくようなかわいらしいもので ありましたが、近頃では、路上や、室内、中には 飲食店の食べ物の中にも平気な顔で居座っております どうやら哀しみが平気で顔を出すほど 今の社会には哀しみが溢れているようです 溢れ出した哀しみにいずれか飲み込まれると 私たちはノアの箱船にのってまた航海(後悔)をしなければ いけないのでしょうか 少女があめ玉と一緒に 私に差し出した小さな哀しみ それを受け取っていつも私は一人つぶやくのです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 哀しみ 201 名前:哀しみ[] 投稿日:03/02/17 17 40 ID AKev/0nW 浮かんでは沈むそれを 手にして想う めぐりめぐって 動かすくちびるは同じなのに 何を悩むのだろう この背もたれはゆれないのに 鏡をくもらせないため 息をとめる友達を 心のどこかで 笑い続けてきた 世界中の誰もが たいして変わらないことで悩んで ひとりぼっちだと考えてしまうのだろう 長さの決められた腕をのばして すべてを抱えなくてもいいんだ 決して長くはないけれど 君と自分をぎりぎりで包める この腕を 神さまはくれたのだから 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 自作自演7 202 名前:自作自演7[sage] 投稿日:03/02/17 18 09 ID PMZVKboq ある夜。 俺の作った料理、なかなかうまいだろう うん。 明日も作ってやるから楽しみにしていろ もちろん。 じゃあ、 寝るか おやすみ。 翌朝。 早く起きろ。 おいおい、 もうこんな時間か 遅刻するだろうが。 何でもっと早く、 起こさなかったんだ 知るか。 いってきます いってらっしゃい。 ごめんなさい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 203 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/17 19 33 ID 71j9ycxe 心癒し体鞭打つ 白き魔物 もうすぐ別れの季節 笑顔の季節 淡紅色の華の側に そっと 四月のなごり雪 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 哀しさ 204 名前:个~个[sage] 投稿日:03/02/17 23 08 ID gK1tEf6A 「哀しさ」 口に蓋をして 哀しいさ とかっこつけないで 哀しい と言え それは苦いか いいえ 3つに枝分かれしてるだろ そこから散れ 体じゅうにしみて 初めまして たびたび顔だすかもしれません 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/134.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 お題 町 開催期間 2003/01/18~2003/01/28 参加作品数 45 審査員 6人 本スレ 5の489-620 議論スレ 4の728-770 【チャンプ】 白い自転車(Canopus):10点 【準チャンプ】 飽地(ほうち):9点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 499-500 この町にかつての住みし者への詩 - 3 501 冷たい町の夕日 - - 502 ゲージ町 - 2 503 空 - 4 506 拝啓 - - 507 街 - 2 508 詩 - 1 509 難儀やのぉ~ - - 511-512 a forest town - - 516-517 神戸 - 4 518 『若い浮浪者』 - - 523-524 OO万華鏡OO - 1 525 Smile - 1 526-527 飽地(ほうち) - 9 529 市 - 5 530 生への執着 - - 531 ひかりのまち 葉悟Φはさと 3 532 何か、そういうようなこと - - 533 渋谷 - - 534-537 得た時に失うもの - - 539-540 なかまちさんとーめ たもい 6 541-542 瓦礫の街 - 1 544-545 「ある雨の──」 ame 2 546-547 白い自転車 Canopus 10 548 歴史的建造物 - - 549 (タイトルが浮かびません) - - 550 重い出の袋 - 2 551 カソウバ小町の快感 - 3 553-554 俺の町 ドン亀 1 556 ハリウッド、ノンフィクション - 1 559-561 ナイトストーク - - 567 歌舞伎町の女王 - 1 570-571 町っぽい - - 574 町の生誕祭 - - 576-577 「午後の車窓を眺めながら」 - - 578 十二月の街 - - 580-581 なだ小(ぐぁ) 無名小説 6 582 恋愛のある情景 -夏- クロラ 3 585 エピローグ - - 586 水路をひとつまちがえて - 5 588-589 塵芥の街で 激辛正当派 4 590 0 グリーンブック 5 591 町 - - 592 うんていの人 - - 593-594 パンを焼く娘 - 2 【審査員】 ななほし ◆lYiSp4aok. Canopus ◆DYj1h.j3e. しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o 都立家政 ◆MD76fFko5o 撫子さん ◆ikeEr7LE3I 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q 【採点レス】 597 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/01/26 02 40 ID BisTv5HS 【3点】 503 :空 :03/01/18 19 30 ID JxYy2fVW 【2点】 502 :ゲージ町 :03/01/18 19 16 ID 0hov+VvZ 586 :水路をひとつまちがえて :03/01/25 16 17 ID WudHQ8Tx 590 :0 :03/01/25 23 39 ID b8cWVpvI 【1点】 508 :詩 :03/01/19 05 25 ID +wYqLNEm 516 :神戸 :03/01/19 19 51 ID vphHt3F+ 526 :飽地(ほうち) :03/01/20 11 51 ID kPGOjp0H 539 :なかまちさんとーめ 1/2 :03/01/21 23 29 ID 3f1olkjL 546 :白い自転車 :03/01/22 21 48 ID yXlDQoTD 551 :カソウバ小町の快感 :03/01/23 07 10 ID ITI3rII8 604 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/27 00 59 ID sJN/qG5s 580-581 3点です。 526-527 これも文句なしの3点でしょう。 605 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/27 01 22 ID sJN/qG5s 544-545 2点。 あとは1点。 529 539-540 550 556 582 588-589 606 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/01/27 02 19 ID K3Qim/+L 【1点】 499 :この町にかつての住みし者への詩(1/2) :03/01/18 07 50 ID AX7jZnA0 607 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/01/27 11 39 ID eDvePwHZ 【2点】 529「市」 546-547「白い自転車」 586「水路をひとつまちがえて」 【1点】 499-500「この町にかつての住みし者への詩」 503「空」 507「街」 516-517「神戸」 525「Smile」 526-527「飽地(ほうち)」 531「ひかりのまち」 588-589「塵芥の街で」 590「O」 593-594「パンを焼く娘」 608 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/27 15 59 ID WAv6QwWk 【3点】 546-547 「白い自転車」 【2点】 516-157 「神戸」 529 「市」 【1点】 531 「ひかりのまち」 539-540 「なかまちさんとーめ」 541-542 「瓦礫の街」 551 「カソウバ小町の快感」 553-554 「俺の町」 580-581 「なだ小(ぐぁ)」 582 「恋愛のある情景 -夏-」 586 「水路をひとつまちがえて」 590 「0」 499- 500 「この町にかつての住みし者への詩」 609 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/27 16 03 ID WAv6QwWk 【1点】に追加。 550 「重い出の袋」 612 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:03/01/27 22 03 ID O3Okk/1v 546-547「白い自転車」=3てん☆ 588「塵芥の街」=2てん★ 507「街」=1てん 551「カソウバ小町の快感」=1てん 593「パンを焼く娘」=1てん 613 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/01/27 23 08 ID On2oIOyu 3点 539-540「なかまちさんとーめ」 2点 526-527「飽地(ほうち)」 580-581「なだ小(ぐぁ)」 1点 523-524「OO万華鏡OO」 531「ひかりのまち」 546-547「白い自転車」 567「歌舞伎町の女王」 582「恋愛のある情景 -夏-」 590「0」 作品 ■▲▼ この町にかつての住みし者への詩 499 名前:この町にかつての住みし者への詩(1/2)[センターダヨオイ!499get!] 投稿日:03/01/18 07 50 ID AX7jZnA0 『町』ッ! それは集いである! 人が集まり 家を建て 田を耕し 子を産み育て そして死ぬ… 人は時とともに流れ いつかは全く別のものに変わってしまうのだ… 貴様の生家は駐車場になり 遊んだ空き地はマンション 母校は公園になった… 泣くなッ!いいかッ 細 胞 は 分 裂 す る の だ ッ ! 貴様の体細胞は絶えず分裂し 古いものは垢になって落ちる… では貴様は生まれた時とは別の人間か? 否! 貴様は貴様なのだ! それと同じように! この町は! 同じ町なのだ! 500 名前:この町にかつての住みし者への詩(2/2)[アーンド500GET!!ズサー⊂(゚Д゚,,)≡≡] 投稿日:03/01/18 07 51 ID AX7jZnA0 物事は全て移ろいゆく… されど変わらぬ! お前はこの町を愛している事実は 変わらない! 泣け!存分に泣け! そしてお前の住む町へ帰れ! そこにはお前の家がある! 妻がいる!子がいるのだ! 貴様と同じ感傷に浸れるような そんな子を育てるがいい! 少年時代を過ごした町を顧みることは まるで初恋を思い出すように思える… 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 冷たい町の夕日 501 名前:冷たい町の夕日[sage] 投稿日:03/01/18 13 47 ID /FnkvKSp 都会の冷たさに そこに住む人々の無表情に 私は耐え切れず 故郷へ逃げ帰った 家族も親戚も温かく迎えてくれた 皆笑顔に溢れていて 私も自然と顔がほころんだ 夕焼けの中 散歩をした 私の視界を流れていく風景には 夕日と田んぼの他 なにもない 嫌な上司も ゴチャゴチャなデスクも 山のように詰まれた書類も 何もかも ただ 化粧をしていない 本当の私は ここにいる 無機質な町に戻ってきた 能面のような同僚と 言い訳ばかりの彼と クーラーの音が私を迎えた ここには何でもある けれど 私がいない ベランダに出た 乾いた風が吹いている 空に目をやると 遠くの方に夕日が見えた 故郷を想い 私は泣きそうになった それでも 明日から 私の嫌いなこの町で やっていけると思えた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゲージ町 502 名前:ゲージ町[] 投稿日:03/01/18 19 16 ID 0hov+VvZ あたしは幾ら逃げたって この町にいる以外ない この町以外に行く場所がない あたしには逃げ道なんか無い この高い四角い壁に囲まれた この町からは逃げられない あたしは実験台だから 薬を何度も飲まされた 検査を何度もされてきた あたしの苦しむ姿を 高い天井から出てくる目達が ぴちゃぴちゃ見てる コワイ コワイ コワイ でもこの町以外逃げ場はない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 空 503 名前:空[] 投稿日:03/01/18 19 30 ID JxYy2fVW A町とB町が合併したC町と D町とE町が合併したF町が さらに合併したG町と H町とI町が合併したJ町と K町とL町が合併したM町が さらに合併したN町が さらにさらに合併したО町と ニ町が さらにさらにさらに合併して 現在のホ市ができたと語った ホ氏の窓から見えた 空がほんとにきれいだった ニ町の方はニ町の方で P町とQ町が合併したR町と S町とT町が合併したU町が さらに合併したV町と W町とX町が合併したY町と Z町とイ町が合併したロ町が さらに合併したハ町が さらにさらに合併してできた ニ町だったけど 空がほんとにとホ氏は語る 「空がほんとにきれいだ」と 空がほんとにきれいだった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 拝啓 506 名前:拝啓[] 投稿日:03/01/19 01 37 ID iYWQP+Rt バイバイ、住み慣れた故郷。 帰ってくるかなんてわからないけど。 もしも傷ついて帰ってきたら、君はもう姿を変えているかもしれないね。 でも、空気は相変わらずのまま、僕を包んで欲しい。 バイバイ、住み慣れた町。 もう、ほんの少ししか、ここでの風は感じられないけど。 でも、僕は、いつかこの町に僕の姿を届けるよ。 遠くはなれた街から町へ、僕の声を届けるよ。 そうできるようになれるまで、ほんの少し待っていておくれね。 僕の、町へ。 追伸 リンゴの青い実がつく頃と、雪が積もる頃に、毎年一度帰ってくるから。 だから、せめてそのときだけでも、同じ空気でいてくれよ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 街 507 名前:街[sage] 投稿日:03/01/19 01 53 ID tgL9nppM 住みなれたこの街にいて どこもここも見なれた景色 ずっと一人で生きてきた この街の人たちの あくびも苛立ちもしらないままで 夕焼けがとてもきれいだ 僕という範囲が共鳴している 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 詩 508 名前:詩[] 投稿日:03/01/19 05 25 ID +wYqLNEm 春 朝の水はまだ冷たく眠気顔を引き締めるのには丁度良かった 手始めに屋上に登り景色を見渡すと其処には今までとは違った 空と町の絵が繰り広げられ変化を噛み締める事が出来た 夏 熱さに嫌気がさし涼を求めて自転車をひたすら漕いだ 切っても切っても風は温く急遽持ち合わせの小銭で掻き氷を買った 頭がキンキンに冷えるのは嬉しかったが下っ腹もキンキンに冷え次の日腹を壊した 秋 窓を開けると藁の香りと言うか秋の夕方特有の臭いがし少し故郷が近く思えた 鱗雲は子供たちに早く家路につくようにはやし立てるかの如くのっそのっそと進んでいた 夜屋上に上がった、月夜の景色もこれまた格別 冬 南国育ちの私には雪が珍しく童心に戻り朝の新雪を踏み固めて行った 途中、登校中の学生に見られ恥かしくなり顔が熱くなった 冷たい澄んだ空気を絡ませて吸う煙草がいつになく美味く感じた そして今、変化の無い変化を感じるこの町に私は居て こんな変哲の無い文章をつらつらと書き連ねている これがどんなに幸せな事かと思えるゆとりを与えてくれたこの町に私は感謝している 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 難儀やのぉ~ 509 名前:難儀やのぉ~[] 投稿日:03/01/19 05 46 ID il3CmBwj オイオイ そっちへ行ったら アカン アカン アカン そっちにゃあの娘が オルヤン 犬は 正直 なんぎゃのぉ~ あの娘が 好きヤン 言ったら アカン アカン アカン モテモテ あの娘がわらっとる 恋は しょうじき なんぎゃのぉ~ 子供だった昔の 暮らしに 戻ってみたい 育った 街に 戻って 恋もない 夢もない あの娘もおらへん ああ、…… 暮らしに いろどり なんぎゃのぉ~ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ a forest town 511 名前:a forest town(1/2)[] 投稿日:03/01/19 06 56 ID GSNq00Lt 「ぼくの町に来ませんか」 そういう手紙が届いたのは、まだ夜が明けきらないときだった。 「わたしはここが好きだから行けないわ」 そう答えたものの、少女はこの手紙にさからえないことを感じていた。 「大丈夫、ぼくが案内します」 なにが大丈夫なのだろうと思いながら、少女はパジャマ姿のまま手紙について行った。 まだほの暗い道を手紙はどんどん進んでいく。 まるで速回しのビデオのように風景は流れていった。 どれだけ遠くへ行くのかと思っていると、やがて大きな森が見えてきた。 「ぼくの町はこの森の中にあります」 いくら子どもだからって、そんなおかしなウソはわかるのにと少女は思った。 「ウソだと思うでしょうが、行ってみればわかります」 手紙は少女の心を見すかすように言った。 それはなんの変哲もない森だった。 と思うと、突然、明るい視界が開けた。 そこには小さな家が数え切れないほど密集していた。 鬱蒼とした森の中なのに、発光する生物があるらしくまるで昼のようだった。 512 名前:a forest town(2/2)[] 投稿日:03/01/19 06 57 ID GSNq00Lt 「ここがぼくの町です。あなたの家も用意してありますよ」 そう言うと手紙は少女を一軒の家に案内した。 前から住んでみたいと想っていたとおりの家で、少女はすぐに気に入った。 ほしかったグランド・ピアノがあり、窓辺には大好きなバラの花が咲き乱れていた。 「あなたはここで、自分がしたいことして、楽しんで暮らせばいいのです」 ずっとここに、ひとりでいなければいけないのと少女が思うと、 「大丈夫ですよ、あなたの仲間はおおぜいいます」 同じくらいの年ごろの子どもたちがぞろぞろと現われて少女を囲んだ。 皆とても明るく親切で、すぐに仲良くなった。 彼らもそれぞれ自分の家を持ち、好きなことを好きなだけしているから幸福そうだった。 その中には少女が入院中に知り合った、とても繊細な詩を書く男の子もいた。 「また逢えたね、うれしいわ」 いつも顔色が悪かったその子も、今は見ちがえるように生き生きとしていた。 それにしても、この町の住人は子どもばかりだ。 「ここは森の揺籃の町。ここですくすくと何百年もかけて森の木が育っていくのです」 そう言われると、少女は自分の中に新しいいのちが泉のようにわいているのを感じた。 それはえもいわれぬ充実感、このうえない喜びだった。 * 早朝、ひとりの少女が病室で静かに息をひきとった。 その死顔はとても穏やかだった。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/628.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ こどもの行進 小児科病棟のこどもたちは プレゼントの入った箱を両手にかかえて行進する ふつうのこどもは誰かが代わりに持ってくれたり 背中のリュックサックでひょいと背負ったりできるけど 小児科病棟のこどもたちは両手に箱をかかえて 落とさないように 壊さないように 慎重に慎重に行進する (隣のベッドの七歳の孝太が (お腹の痛みと母恋しさでまた泣き始めた (僕は布団のなかの我が家にもぐり込んで (父と母の息遣いの方に力いっぱい耳を澄ませる プレゼントは壊れやすい繊細なものだとみんな知っているから 落とさないように 壊さないように そろりそろりとこどもたちは歩いてゆく 歩きながら 行進しながら 少しずつこどもたちはプレゼントの包装を解いてゆく 箱の中身を知るために 箱の中身に喜ぶために (夜中に看護師達が叫びながら (あわただしく駆けまわる (家のドアが遠ざかってゆく (みんな病院にもどってきてしまう 箱はひとつひとつ 重かったり軽かったり かかえやすかったり持ちにくかったりするので それぞれのやりかたで落っことさないように 箱を片手でささえながらなんとか包装を解いてゆく だいじにだいじにプレゼントをかかえて ゆっくり ゆっくり 行進する (同い年のさっこちゃんは (鼻血が止まらなくなって別の病室に移っていった (遠くから「またね」と手を振って僕たちは別れた (最後まで僕たちは笑っていた うまいこと包装を解ききった子がいる 解く途中で箱を落として中身を壊してしまった子がいる しだいに行進は途切れ途切れになる それでもみんなプレゼントを抱いて歩いてゆく その行く先に何があるのか その箱のなかに何が入っているのか 誰も なんにも知らないで (僕は大人になることができた (僕は人生を知ることができた (子供のままの子供たち (人生も知らない子供たちを遥か後ろに残して こどもたちは行進する プレゼントの入った箱を両手にかかえて行進する 落とさないように 壊さないように だいじにだいじに箱ををかかえて どこまでも 行進する 96 名前:こどもの行進(1/2)[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 05 05 45 ID AAm3t/SE 97 名前:こどもの行進(2/2)[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 05 06 42 ID AAm3t/SE 【コメント】 109 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/02(水) 22 35 45 ID jSyFzGBK 96-97 比喩は巧く効果的に書けてると思う。ただ、書き切れてないかな… ひょっとして作者は小児科病棟を体験しているのかもしれないけど、陰惨な印 象を与えないためだろうか、上っ面の部分だけを抽出してるように感じる。 112 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 01 54 ID cu5FEHX/ 96-97 こどもの行進 小児科病棟がどんな所か、私はあまり知らないのだけれど、 全員が死に向かっているような、こんなに救いのない様子なのだろうか? 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 96 プレゼントは「命」だと思います。作者が何処まで計算しているのでしょうか。 全部現在進行形な感じであります。そのため、読んでいると解放されない重苦しい感じです。 小児病棟の死があるためでもありましょう。括弧で同時進行の出来事、ここは、済んだ こともありますね。こういう書き方もあるのだなと思いました。重いテーマをしっかりかいてます。 C+ 372 名前:アマモリトオル ◆yjVBsR9W2A [sage] 投稿日:2007/05/08(火) 23 09 20 ID 3UkzoM6Y 96-97の「こどもの行進」書きました。 審査のみなさんありがとうございました。 点もちょっともらえて嬉しかったです。 チャンプの北さんおめでとう。 【得点】 3点 シオン ◆poetsyov/2:1点 ◆notePDkbPQ:2点 ■▲▼ ギフトというもの 雨止みて雲の天井に一つの傷跡その隙間から射す天上の光 あう、原色どぎついペンキの虹が彼之丘から此之町へと架かつた この目が描く全ては万華鏡の如し、筒の中身はガラス玉ではなく往来の人魂 大変美しいものを見ました。 ここ数日悩んでいた貴方への贈物、たった今決まりました。 98 名前:ギフトといふもの[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 20 14 44 ID kFO8PIjN 【コメント】 109 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/02(水) 22 35 45 ID jSyFzGBK 98 タイトルからも察するに、これはフレーバーが命の作品だと思います。 徹底したこだわりを感じるかと、いうと、残念ながらそこまでのものは感じな かった。2連めはいいと思う。 112 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 01 54 ID cu5FEHX/ 98 ギフトというもの 個々の表現のイメージがばらけているような気がする。うまくいえないんだけど。 92の詩に感じたような違和感、描かれた文字から受け取った私の印象と、 その詩で作者が描こうとしているものが違っているような、そんな気がした。 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 98 貴方への贈物はなんだか良くわからない。たぶん、この町、この世界という事なのでしょう。 短い詩は難しいですね。万華鏡に例えた雨上がりの表現は綺麗でよかったです。 D+ ■▲▼ こうべをたれて、いなだいて手に受ける 白いうなじが赤らむほどに 見つめているまなざしの暖かさを 見上げることができるだろうか カエルに変身してしまいたい 99 名前:「こうべをたれて、いなだいて手に受ける」[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 21 34 09 ID 8AcVymUs 【コメント】 109 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/02(水) 22 35 45 ID jSyFzGBK 99 最終行、なぜカエルが登場するのか、その繋がりがどこにあるのか、頭 を悩ませた。タイトルが鍵なのかと思って検索してみたけど…「いなだく」は 「いただく」の古語らしい。ギフトをもらう動作だよね。俯いて見つめられて 恥ずかしくて…んで、カエル。カエルの必然がよく分らなかった。 112 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 01 54 ID cu5FEHX/ 99 こうべをたれて、いなだいて手に受ける カエルは童話に良く出る魔法のことだろうと、単純に解釈しておいた。 どこか牧歌的な初々しい花嫁さんが思い浮かんで、愛らしい。 117 名前:生ハムメロン ◆7hqormHtuw [] 投稿日:2007/05/05(土) 21 59 47 ID L7Km0MXI 99 こうべをたれて、いなだいて手に受ける 和みますねぇ。カエルがぴょんと跳ねる姿ってユーモアたっぷりですよね。カエルの自然な行動として、一歩ぴょんと、前に出たい いじらしさも感じます。 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 99 「白いうなじが赤らむほどに」がいいです。恥ずかしさでうつむいている表現です。 うつむいているから、うなじにまなざしをうけるのですね。最後のカエルは?ユーモラス でいいですが、カエルでなくてもいいような。カエルでなくちゃいけない何かがあったほうが いいですね。まなざしがギフトなのかな? C- 371 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2007/05/08(火) 10 41 22 ID n8ondWKR 審査のみなさんありがとうございます。「こうべをたれて」書きました。 近頃やたらと体力が落ちていて、不義理をしていて申し訳ない、、 とはいえ、やっぱり体力がないのでちょっとおやすみしてます、、 北さんおめでとうございます ■▲▼ 彼女からの暑中見舞い 浅ましくも捕えた影 目の端に並べて細める 記憶なら薄く 淡く 経った時間の分 インクが滲んでしまっているけれど 言葉はそこに 変わらずにあって 妙に足の長い「し」の字は君の癖だったんだっけ ただの文字なのに 君の口調を思い出して辿る 声なんて忘れてしまったけれど 君の声を思い出す気がするんだ 不思議に そんな感情なんてそこに無かったとしても 愛情や慈しみやそんな 美しい感情があったと錯覚してしまう ただの手紙だったんだっけ 本当は なのに 浅ましくも君の影を捕える事が出来る そんな気がするんだ ありがとう なんて 赤らんでしまう もう 君に伝えられない事を知っていても 100 名前:彼女からの暑中見舞い[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 21 46 14 ID wI+gAYey 【コメント】 109 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/02(水) 22 35 45 ID jSyFzGBK 100 小道具に工夫を感じるけど、言ってしまえばありがちなテーマである と思う。んで、歌詞のように真面目に淀みなくことばを編み上げてるのが、こ の作品に関しては却って仇になってるかな。印象が薄くなってると思う。 113 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 04 37 ID cu5FEHX/ 100 彼女からの暑中見舞い 昔かたぎのご隠居さんが黄ばんだ葉書を眺めて頬を染めてる光景が浮かんだ。 なんかいいなぁ。 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 100 私だったら、思い出なんて分別してゴミにだしちゃいます。さりげなく 彼女がどういう人だったかが書いてあり、また未練と自己嫌悪もあります。全体的に 穏やかな表現です。作者の個性でしょうか。 C- 【得点】 1点 シオン ◆poetsyov/2:1点 ■▲▼ 終始一環 その台所では、秋田県男物郡鵜籠町仏体字市水前28番地の畑にて、お気に入りの丈のみじかい黄色い長靴をはき、よく見るときめ細かく幾何 学模様が散りばめられた、とても場違いな、しかし不思議といい具合に溶け込んでいる紺色のだぼっとしたもんぺを身につけ、それしかないの か、と一度訊いてみたかったが、訊いてみたところでお年玉が年2回にはなるまいと思い、けっきょく訊けずじまいだった、何度洗っても落ちな い誰かの血痕がへばりついた手ぬぐいをほおかぶりしながら、“あぁいでいで”と年中口走りながらも、なにに使っているのか家族の誰ににもわ からない、たぶんあり余っているであろうその年金を、午後2時のテレビショッピングに出てくる、すこし頑張れば手が届きそうなマッサージ 器に充てない、その擦り切れた貧乏性をさらにろ過した、観念そのもののような腰使いを軸に、もとから大きかったのか、それとも垂れて伸び たのか、十中八九見当のつく着やせすることのない乳房を、ゆっさゆっさえっさこらと揺らしながら、ときたま勢いがつきすぎ、尻もちをつい てしまう、そのどこから湧き出てくるのかわからない情念、いや彼の太平洋戦争中に、犬や雀を獲って食っていたときの憶念、とも取れる、 先天的な水のみ百姓の粘り気のある腰使いで、引っこ抜かれた彼のりっぱな大根のように、とまではいかないが、ひょろっとした賢そうな大 根が、数百キロ先からはるばる扮してきた不器用な土、それがまな板のど真ん中に、照れくさそうにこびりつき、そこはまさに祖母が眠る 墓、そして墓の両脇にすえられた、柄でもない瑞々しい白百合の花のように思え、上京したてのがらんどうの部屋にはけっして似付かない、 子供のころに聞いた、馬鹿笑いしながら話していた祖母の話によると、屍たちは土葬され雪解けとともに、田畑の肥料になっていたらしいと 、嘘か真かは別にしても、数知れない因果で肥えてきたであろう土のにおいに、定年まで町役場に勤めていた祖父の姿を思い浮かべたのは、 それが初めてのことだった 101 名前:終始一環[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 22 48 19 ID sI9PMvRl 【コメント】 110 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/03(木) 00 24 24 ID TR+6M/RA 101 大根に土が付着してる。そのにおいに祖父を思い出し、祖母を思い出 す。という話です。それに尾ひれをつけまくってるのだが、分りにくいし、あ まり魅力的に感じなかったです。 113 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 04 37 ID cu5FEHX/ 101 終始一環 終始一貫して回りくどく要点を得ない。文芸の技術訓練で書かれたような感じ。 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 101 こういうぎっしりかかれた文章は覚悟いりますね。井原西鶴ですか、読点がないと 読みにくい。純文学風で上手いです。比喩に比喩をかぶせたりしてます。祖母の様子から、 大根についた土から連想されるものへの転換とか。不気味ですね、祖父は祖母に殺され たのでしょうか。血痕とか土の匂いに祖父とかありますので。ギフトからみだと良くわかりません。 C ■▲▼ シャリラ・デ・ラゾン ジャージ上下にジョギングシューズ 土手に走り出たぼくを迎えるシャリラ・デ・ラゾン 打ちっぱなしゴルフの上にシャリラ・デ・ラゾン 犬を連れて散歩する老婆の背にシャリラ・デ・ラゾン 垂れた手綱に揺らがない絆の深さがあった 霞むように覆うシャリラ・デ・ラゾン 自転車で家路を急ぐサラリーマンの頬にシャリラ・デ・ラゾン 勢いよくこぐペダルに待つ人の笑顔が浮かぶ 惑い無く導くシャリラ・デ・ラゾン 手を繋ぎ下校する高校生のカバンにシャリラ・デ・ラゾン 分かれ道では名残惜しさにキスでもするのだろうか 淡く連れ去るシャリラ・デ・ラゾン 絞り出す照射と漫然とした吸気 壁一枚隔てた世界を覗かせるぽっかり開いた穴 眩さに満ちたシャリラ・デ・ラゾン 廃工場にも惜しみなくシャリラ・デ・ラゾン 赤く錆びた鉄くずが思わぬ栄誉に誇らしく頷く 群生するシロツメ草のそよぎにシャリラ・デ・ラゾン まどろむ風に尽きない噂話は軽やかに乗る 橋の欄干に並ぶカラスの群れにシャリラ・デ・ラゾン 威厳に満ちた姿を誇示して冷酷に宣言する いつになったら飲み込んでくれるかシャリラ・デ・ラゾン 身に纏った煌きは洗面所で落とす汗とともに輝きを失うだろう 寸刻の希望と喜悦だけを飲み込んでいくかシャリラ・デ・ラゾン 今日もまた点描のような世界に取り残されるのだろう 土手を下りると紫を帯びて 薄情な光の残滓はぼくに明日を闡明する 夕日に戻り消えゆくシャリラ・デ・ラゾン ぼくは空ろな家に飲み込まれて 電気を点けた 102 名前:シャリラ・デ・ラゾン 1/2[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 23 27 20 ID DqSqKBVe 103 名前:シャリラ・デ・ラゾン 2/2[sage] 投稿日:2007/04/25(水) 23 27 52 ID DqSqKBVe 【コメント】 110 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/03(木) 00 24 24 ID TR+6M/RA 102-103 詩情たっぷりだね。「シャリラ・デ・ラゾン 」の意味がまった く分らないんだけど、どういうわけかほとんど気にならない。そのニュアンス は、後半に近づくにつれ少しずつ変容しているようだ。最終部あたりで「飲み 込む」が3回も出てくるんだよね。重要なキーワードなんだと思うけど、そこ でちょっともたついてる感じ。 113 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 04 37 ID cu5FEHX/ 102-103 シャリラ・デ・ラゾン むかし、ケセラセラの意味が分からなかったのに、歌を聴くと和んだのを思い出した。 シャリラ・デ・ラゾンの意味も分からないけど、太陽の輝きみたいなものなのかな? 昼の眩しさと夕暮れの寂しさの対比が、物悲しい。 117 名前:生ハムメロン ◆7hqormHtuw [] 投稿日:2007/05/05(土) 21 59 47 ID L7Km0MXI 102-103 シャリラ・デ・ラゾン 時間がなくて細かくは読めないのですが、きらきらしていて、はかない感じが後をひきますね、素敵です。 124 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 41 22 ID 4dh7kypx 102-103 シャリラ・デ・ラゾンとは?幸せは世界に浮かぶうたかたの様。なんてことはない ひとつひとつの様子が良い感じです。「世界に取り残される」が気になります。 世界は幸福なのに、主人公はそうではない。「空ろな家」がそれを語っています。 寂しい詩です。世界からのギフトは、いま掴んでいない幸せなのです。 C 375 名前:豆腐 ◆POM/5/.7A. [sage] 投稿日:2007/05/09(水) 18 40 12 ID E8XaeeXX 今回「シャリラ・デ・ラゾン」書きました。 シャリラ・デ・ラゾンってのは、うん、ぼく自身よくわかんないです。 ただ、天気のいい午後にジョギングしてたらあまりにも気持ちよくて、 そんでふと、シャリラ・デ・ラゾンて響きが頭に浮かんだのでした。 始めは単純に陽光といった意味合いでしたが、 書いてるうちに段々と、空の壁隔てた向こうにある世界も意味させようと欲張って、 まとめきれないうちに寂しい展開となっていました。 審査してくださったみなさん、ありがとうございました。 そんで北さんおめでとうございます。 【得点】 6点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点 シオン ◆poetsyov/2:2点 ◆notePDkbPQ:1点 ■▲▼ 衝動 血肉が論理を凌駕して 思い出したよ百舌鳥の心 殻から出る前のカラカラ だから殻からぶち割って カラカラ飛び出て ほたえながら摩擦 ほたえても摩擦 ほたえた摩擦 ほえて摩擦 ほぼ摩擦 ほ摩擦 摩擦 擦 擦り切れるほど見たから 88分39秒過ぎて静止画 巻き戻してピヨピヨ 贈物は串刺し 我 宝引き継ぐ カラカラは 唱道 104 名前:衝動[] 投稿日:2007/04/25(水) 23 43 52 ID ALyu26KW 【コメント】 110 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2007/05/03(木) 00 24 24 ID TR+6M/RA 104 「ほたえる」は「ふざける、つけあがる」という意味があるらしい。 ことばのリズムとアドリブを楽しむ作品、かな。「衝動」は詩からはあまりイ メージできなかった。 113 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/05/03(木) 04 04 37 ID cu5FEHX/ 104 衝動 AVを見ているんだろうか? 詩形や加速していく言葉の連なりが面白いね。 でも三角に整い過ぎているのは、迸る衝動にはあわないような気がしなくもない。 125 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/05/06(日) 19 42 05 ID 4dh7kypx 104 衝動、摩擦!!ことば遊びは無理がありません。ほかはえらく真面目なのに これだけナンセンスものですね。最後の4行あたりは良くわかりませんでした。 このぐらい工夫すると面白いですね。最近はDVDですから、こんな詩もかけなくなるのでしょう。 C 【得点】 1点 ◆notePDkbPQ:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ