約 2,552,015 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/23.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 火 開催期間 2002/05/20~2002/05/29 参加作品数 26 審査員 4人 本スレ 1の453-581 議論スレ なし 【チャンプ】 火蛙(509◆FEgWNVKI) 【準チャンプ】 なし 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 453 火 - 467 火 - 468 蚊取り線香 - 469 火の壁 - 471 こころに火ともし - 472 フェニックス - 476 火 - 480 原点 - 481 希望 - 485 火の人 - 486 火 - 489 燃える命 - 491 凍る火 - 506 世界炎上 - 508 詩人のかなしみ - 509 火蛙 509 515 二足歩行の疑問 - 524 毘沙門天 - 531 F - 536 峡谷 - 537-538 火ッキー - 549 身体 - 555 直径のない輪 - 557,561 同調 - 558 火葬 - 559 無題 - 【審査員】 撫子さん ◆eEr7LE3I wildcat YKH ◆NBQwfAco Canopus ◆j1h.j3e. 【審査】 566 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [] 投稿日:02/05/27 14 27 ID hLr8gvS9 じゃ、あたしからまず発表しまーす☆ 453 480 509があたしの選んだチャンプー候補で~す♪ 特に 509は、なんつーかバトルの本質みたいなもん感じたよ。 489 508もよかったな☆ んじゃね~★ 570 名前:wildcat[sage] 投稿日:02/05/28 06 36 ID ??? では、私も発表を。 Chanpは509さん。やはり、断トツでした。 次点に557さん、淡々とした中に炎を感じました。 571 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/28 10 38 ID ??? 僕のChamp候補を発表します。 509さん 555さん この2作に絞りました。 次点に関してですが、これがあまりにも多くて苦しみました。 全部を選ぶと凄い数になってしまうので、あえて今回は次点なし、 ということにしてみました。 今回はおもしろい作品が多くて、楽しかったです♪ 575 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/28 23 25 ID AgDAWbiP 大変大変遅くなりました。仕事が忙しくてこんな時間に…。 私のチャンプ候補は 485 489 515 536さんです。 んで、イチ押しは情景描写の美しい 536さん。 今回は力作ぞろいでした。選外にもれた作品にもいいのが沢山あって、 選ぶのに苦労しました。 作品 ■▲▼ 火 ボク という2文字は ボクじゃなかった だから 死んで 生まれた オレ という2文字は オレじゃなかった すぐに死んでしまう 癖 悪い癖 屋上の水滴に 太陽が眩しい植え込み 当たり前の2文字が しゃがみこむ ボクは沈む太陽の火であり オレはカバンから昇る日をとりだす 犬 犬が笑うほどの未来に 花と火が 悲劇名詞になる ポリカーボネイトで出来た避妊具のほんの先っちょ ボクの非が音をたてずに 爆発する ボクのランニングシャツに 太古の龍が 焼け付いた すぐに火に任せる 癖 悪い癖 453 名前: 火[] 投稿日:02/05/21 02 12 ID ElzLBrme 【コメント】 ■▲▼ 火 君は寝起きの朝のような不自然さで、 僕の耳もとでささやく。 ちょっとの間出会わなかった景色が、 物知り顔でやってきた。 上手に並んだ円い火の列は、 国境の兵士の律儀さで、僕を見上げている。 真っ白な足場の上で、風が吹くのを待っている。 愛し合うよりも真剣な顔で、 僕は円い灯りを覗き込んだ。 一息で、ふうっ、って。 一瞬の暗闇の中で、僕は少し幸福だった。 467 名前:火[] 投稿日:02/05/22 01 07 ID c+tq468E 【コメント】 ■▲▼ 蚊取り線香 あなたへ向けたロケット花火が あなたの前でポトリと絶えた あなたは笑顔で文句を言いつつ あなたの目はあいつを見ていた 僕の思いはねずみ花火 決してあなたに近づくことなく ここでぐるぐる回るだけ あいつが花火を打ち上げて 落とすパラシュートにあなたが飛びつく 二人と一人の夏の夜 僕は待つ 君が振り向いてくれるまで そこに置かれた渦巻きの如く じっくり のんびり ほのかに ひそかに 468 名前:蚊取り線香[] 投稿日:02/05/22 01 12 ID ctl+BoUN 【コメント】 ■▲▼ 火の壁 あなたに贈った手作りウイルス 丹精こめて作ったのに 冷たいファイアーウォールに 焼かれてしまったの 貴方の壁はとても頑丈で 私みたいな素人にはとても越えられない ううん 貴方はそうやって 誰でも拒んで独りになるんだわ そうなのね 悲しいわ でもね 待ってて いつか私がその壁を壊して 貴方にこの毒を口移ししてあげるから だからもう少し 独りで待ってて 469 名前:火の壁[sage] 投稿日:02/05/22 01 21 ID ??? 【コメント】 ■▲▼ こころに火ともし いつしかなにも言わず 僕のわがままつきあう車に ゆられながれる景色 ひそむようにぼんやり眺める ふと、なに気なくかけてくれた ことば、やわらかい呼気 それはしごく当たりまえで けれどふだん思ってもいないと そんなものなのに こころが凍っていたことに 気づいた 自分にしかわからない わかってほしくないものが からだ中とけてゆくよう 体液をへんかさせた ポッとあかく熱くなり 有ることわすれた筋肉みたく ふるえるくち唇 にじみだす涙を とめることができない それでもさとられないよう そっぽむき ゆがんでながれる景色 いつからだろう、ゆがみ 僕もなに気なくかえしたいが ままならず よこ目でのぞく わんぱくをした記憶かさなる 祖父のよこがお あなたから生まれてきたかったと 言えるわけなく、ただ こころの中で 471 名前:こころに火ともし[sage] 投稿日:02/05/22 19 28 ID ??? 【コメント】 ■▲▼ フェニックス 生まれ変われ即行黙ってろ神の声 死ぬ死なぬも俺次第誰が死ぬかこんな楽しい世界 殺せるもんならやってみな死んでも火葬場から蘇る 見ろよこの羽赤く気高い輝いてるぜ俺の魂 暴言実体限りない心遣い感じれないなら当然絶交 踏むも踏まぬも韻すらしらねえただ語るぜ俺の心の豪華な光 滅法破壊撒き散らす巨大な業火 から生まれ変わる確かな不死鳥 一瞬間瞬間マボロシ幻想語れよ俺を呟け青年 俺に続け下につけとはいわねえついたらついた分どこかで毒吐け 死人の如く青い顔するんじゃねえ怒れよ少しはほらどうだ赤くタコのような顔かっこいいぜ 限りない可能性を胸に秘めて語れよすぐにとはいわねえいつか実らせろ絶対 472 名前:フェニックス[sage] 投稿日:02/05/22 20 13 ID ??? 【コメント】 ■▲▼ 火 バーミリオン イグニカーンス フレイム・レッド 背中に身振りに眼光に 透けて見える 焔(ほむら) 傍に寄ってあたるだけの 日々を 経て 僕の中に小さく 灯った 光 少しの風にも 消えそうに思って 一粒の涙にも 無くしてしまう気がして 震える手で覆った 祈りを込めて すがるように 外界から分かつ位 過保護なまでにしまい込んで 息も出来ずに ちらりと 苦悶浮かべ 僕の手の中で 火は 失われた 476 名前:火[sage] 投稿日:02/05/23 03 06 ID ??? 【コメント】 ■▲▼ 原点 左目は子供 右目は野獣 仲良く一緒に涙を流し 眠る時も一緒に閉じる 心は真っ赤なハート型 火花を散らすハート型 寝惚けて数える羊たち その群れに必ず一匹 背中に火薬を仕込んだ羊 ピョンと跳ねてニヤッと笑う それが合図で惰眠は爆発 大爆発の海の中 火照った頭で目覚めれば 誰も見た事ない一匹の獣に 別に何らしくも在りたくない アバラの内側で引火した心 喰い破って出て行きたい 白目をむいてヨダレを垂らし ベロだけ出してそう言った 世界に一つ 宇宙に一つ 渦巻く炎に鳴き叫ぶ 崇高な英知を崖から落とし ケダモノよりもケダモノらしく 飢えて跳ねて撒き散らせ 星に願いを 糞に願いを 480 名前:原点[] 投稿日:02/05/24 03 03 ID fR/UQeKG 【コメント】 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/602.html
1 2 → 次へ お題 よしこ 開催期間 06/11/17~06/12/09 参加作品数 12 審査員 3人 本スレ 17の779-822 議論スレ 14 【チャンプ】 You re sick of sun, gat all(napplez):2点 【準チャンプ】 ヨシコ:1点 よしこと言えば:1点 11月の雨(鍵盤):1点 すさみわざ:1点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 781-784 ヨシコ - 1 785 よしこと言えば - 1 786 よしこ 北 - 787-789 11月の雨 鍵盤 1 790 すさみわざ - 1 791 晩酌 - - 792 よしこさん - - 793 よし子さん、曰く - - 807 夕焼けよしこ - - 808 都々逸 - - 809 You re sick of sun, gat all napplez 2 810 じょうだんはよしこちゃん - - 【審査員】 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 ◆LeafL/oiO. Canopus ◆DYj1h.j3e. 【採点レス】 813 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 49 30 ID fiJeX0Gt 809 You re sick of sun, gat all 1点 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 781-784 ヨシコ 1点 809 You re sick of sun, gat all 1点 790 すさみわざ 1点 818 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/12/09(土) 00 05 16 ID ydi6ptU+ 1点 785 よしこと言えば 787-789 11月の雨 作品 ■▲▼ ヨシコ ミーツ(蜜)な豆の痼りの上で踊る伝説のジャイアントパンダとヨシコと俺 姫君の圧倒的な肉体の前にひざまずき、肩甲骨の裏をザラザラした猫舌で舐められる夢を見た 核を保有する隣国に実験中止を求めるクレイジーキャッツと谷ハジメ(一)が実はヨシコの父だった という設定で僕の中のオンラインゲーム好きもどきが肉の裂ける音に反応してShiftボタンを連打する 究極を言えばヨシコの肉体は熱を帯びた鉛のように艶かしく官能的で、ゴージャスな硫黄臭に満ちた完璧なフェロモンボディで、 合体する度に熊と野良柴と健脚の剛と裕二と郭通いにハマった下駄屋の若旦那の従兄弟のアーノルドの体液を混ぜた匂いに似た匂いがする とくに襞のすぐ横にある直径1cm程のおできが僕のライオンサーベルの嶺の部分を軽めに刺激するとき、 本当にもう、それは辛抱できないくらい気持ちよくて、あ、あ、あ、あ、あ、あって声が出ちゃうんです。(「エヘ♪」と言って笑顔をつくる) はははは恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいいい、なんちゃって♪(舌べろペロッ) あのとき全力で生きた君は今何をしていますかとうちのヨシコが訊けと申しております故、何卒お早めのお返事を下さいますよう ーお願いしたい所存でございますすすすすすすすすすすすす。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 学生服と機関銃、14歳の父、目玉カンタービレ、もうひとつの甥……甥?蠅?、え?甥?蠅?どっち? 君は今の公立校の肉体性の無い肉便器ヨシコの状況を憂い、ポマードで固めたレオンラッセルの左の耳の形を変だと言い、 アジアンビューティだか何だか知らないけど結局アジア人はみんな色素が濃くてびろびろの色がどギツイから舐める前に見てしまうと ーその色が5歳のときに見た冷蔵庫の奥でカチカチに干涸びたクリスマスケーキのスポンジの部分に発生したカビと同じ色をしていて ーそれを思い出す度にその歳の大晦日にお母さんが母子家庭の我が家の経済状態では考えられないほど豪華な料理を作ってくれて、 七面鳥の丸焼きから、グラタン、ラザニヤ、パエリア、トマトソースの子牛の煮込み、貝のスパゲッティ、ルッコラとセロリと緑黄色野菜のサラダ、 三ツ矢サイダーを使ったフルーツポンチ、ワイングラスに入れられたポッキー、GODIVAのショコラなんかもあって、 いったい総額で幾ら掛かってるんだって言うくらいの料理をバーッてテーブルに一気に並べて、 俺はその時はそんなことは考えられないから無茶苦茶喜んでくって食って吐きそうになったけどそれでも無理矢理全部の料理を口の中に押し込んで ーそれでやっと一息ついたらお母さんがプレゼントだって言ってファミコンとマリオとか田宮のラジコンとかガンダムのプラモとか ーボードゲームやパーティゲームなんかも全部あって、 とにかく夢中で一通り全部開けてやって気づいたら除夜の鐘が聞こえてて、お母さんが最後に外へ行こうって言って、 玄関を開けたら真っ赤なピカピカの25インチのマウンテンバイクが停めてあって、大きくなったらこれに乗ってどこへでも行けるわよって言われて、 俺は嬉しくてピョンピョン跳ねて股がったり空ペダルを思いっきり漕いだりして、お母さんありがとうって言ったらお母さんがワーッて泣き出して、 幸ちゃんちょっとだけこの自転車貸してくれる?って言って、玄関の外に知らないおじさんが緑のマウンテンバイクに股がってて ーお母さんは俺の赤いマウンテンバイクに乗ってその緑のマウンテンバイクのおじさんと一緒に除夜の鐘が聞こえる中どっかへ行ってしまって、 俺は30分くらい外でずっとお母さんの帰りを待ってたんだけど、さすがに寒さに耐えられなくなって家の中に入って、 部屋中の電気とテレビを付けて、CDプレーヤーもかけて、掛かってきたのはどこか知らない外国のたぶんジプシーかなんかの女の人の声で、 その声は直接的ですごく強くて、テレビでN響の第九が結構でかい音で掛かってたんだけど、そんなものよりもずっと強くて、耳から脳の奥の裏側の部分に ー直接引っ付くような感じで俺の中に留まって、それで俺はなぜかわからないけどお母さんは必ず帰ってくるって気持ちになって、 朝までベッドに入らず待ってたんだけど結局お母さんは帰ってこなくて、お腹が空いて冷蔵庫開けたらカチカチのカビの生えたクリスマスケーキがひとつあって、 そのカビの部分の赤黒い色がアジア人のびろびろの色と同じに見えてしまうから、それを見るとその時のことを克明に思い出してしまって 必ず泣いてしまうから、俺はアジア人の女にクンニリングスをすることが出来ないんだ。 と片腕を先週末に在日朝鮮人の男たち5人にリンチに遭った時に折られた君が半分冗談だよという風な言い方でマジな顔をして話しているのを ー隣の席でヨシコが泣きべそをかきながら聞いていたことを思い出すのですうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。。。。。。。。。。。。 781 名前:ヨシコ 1/2[] 投稿日:2006/11/17(金) 10 16 34 ID Zw7P5gg9 782 名前:ヨシコ 2/4[] 投稿日:2006/11/17(金) 10 17 07 ID Zw7P5gg9 783 名前:ヨシコ 3/4[] 投稿日:2006/11/17(金) 10 18 26 ID Zw7P5gg9 784 名前:ヨシコ 4/4[] 投稿日:2006/11/17(金) 10 19 01 ID Zw7P5gg9 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 781-784 ヨシコ 1点 中盤のお母さんがでてくとこが記憶に残って1点 全体には整合性のない文脈が(つまり手紙?あの枕はサービス?) 整合性のないというところが味なのだろうなあと思いつつ。味にするには 中途半端に辻褄があってて微妙な気分。 107 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 47 19 ID fiJeX0Gt 781-784 ヨシコ 勢いよく一気呵成にしゃべり倒しておる作品でござるな。 書き手が気持ちよさそうなので読むこちらにも爽快感がござるよ。 具体的な響きを持つ名詞がぶんぶん飛び交う面白さを 虚心坦懐に味わう作品でござろう。 ただ、最終部分で少し息切れしている気もいたす。 【得点】 1点(準チャンプ作品) ◆LeafL/oiO.:1点 ■▲▼ よしこと言えば いつだったかな 小学校の2年生の頃だったと思います 僕はあまり頭の良い方では無かったので 学校のテストとかどうでもいいと思っていましたので それこそそんなことよりも牛栓を使ったメンコで どの牛乳が一番硬くて強いのかを むしろそのようなことを脳みその半分は使っていたころの事だったと思います それはまさに事件でした 僕よりも頭の悪いそれこそガキ大将という言葉が ぴったりとあてはまる隣の席の男です 彼がまあいつものようにテスト返しの場面で 「俺2点やったわ。(10点満点の漢字テストでした)またおかんに怒られるわ」 と僕に答案を見せてきましたのでパッと見てみましたら ×は8つもちろんのこと並んでおりましたが ○が3つ打たれていたのです 名前の欄に花丸がそしてコメントも「よくかけました」と 私はその日駆け足で家に帰って行き お母さんに自分の名前の漢字を教わり 何度も何度も練習して さらには名前の由来にまで興味が湧き お母さんとお父さんの馴れ初めを聞いたのでした 昭和63年12月 第二の人生が始まった思い出の漢字テストは 今でも実家の思い出箱(お道具箱)に 大切にしまってあります 先生のコメント 「良く書けました」 勝ったと思いました 785 名前:よしこと言えば[] 投稿日:2006/11/17(金) 22 10 14 ID cJtG7SSL 【コメント】 818 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/12/09(土) 00 05 16 ID ydi6ptU+ 1点 785 よしこと言えば 何が気に入ったって、よしこのカケラもはいってないとこ。即興っぽい。 【得点】 1点(準チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ よしこ パラダイス銀河で半透明のヒップ 放屁を促す視線にアクメ 1×2×3×孤児=よしこ 生まれたガキンチョ、めないめないバァ さいきょうの後方差しは4角先の天国 思い出を追い込め寝台列車 愚れたまんまの窃盗団、仕送り東京ネオン街 乳首総立ちショーウィンドゥ 逃げるなよしこ時計がリンドン狂ってる フラッシュの嵐で紙ふぶき 夢が回るよ回転木馬 死んでもともと東北生まれの訛りん子 帰りの切符がうまく買えません カモメの嘘吐き財布の小銭 不幸を数える片手間人生 春の見舞いを待てないままに よしこは源氏名グラスの紅を拭き取らないで 本名:奥喜久子 786 名前:よしこ[] 投稿日:2006/11/18(土) 00 47 08 ID vztdDMRY 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 786 よしこ ストリップショーっぽい。が、源氏名とグラスがあるので水商売? 言いきりのイメージの羅列で続けられた詩行がきもちいい。 最後がレトロ。少々ありきたり。 107 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 47 19 ID fiJeX0Gt 786 よしこ これも、ひねった表現と軽快なリズムが楽しい作品でござる。 そういう詩としてよく出来ていると感心いたす。 ここに出てくる「よしこ」の人物イメージは ややステロタイプにすぎる気もするのでござるが… ステロタイプだから面白い、という部分もござるな。 117 名前:北 ◆FUCKcjokcg [] 投稿日:2006/12/10(日) 00 03 14 ID 6WJ2rW3S こんばんは よしこを書きました。みなさんおつかれさまでした。 ところでお題について、よしこに特定のイメージはありません。 それぞれの中でのよしこを書いて欲しいと思ったからよしこにしました。 例えば「林檎」ならば、みんなが知っている林檎に容易に接近することができるけど、 「よしこ」ならみんなが知ってる一人の共通する「よしこ」はいないので、 「お題よしこ」という名の白いキャンバスに自由に書けると思ったのです。 それはそのキャンバスの名が既に「よしこ」なので例えば魚を書いても緑を書いても よしこから完全に離脱することはできないという意味です。 よしこに対しての一般的な共通点を模索するのではなく、どんどんよしこから 離れていってもらっても、オレ的には面白かったと思います。 嗚呼、よしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこ よしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこ よしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこよしこ よしこ、貴女は今どこにいますか? ■▲▼ 11月の雨 11月の雨が細く降りました 僕は自転車のチェーンが錆びるのを待っています 膝を抱えて 団地の薄暗い電灯からも隠れるように 無造作に並べられた自転車置き場で チェーンが錆びるのを待っています でこぼこコンクリートは雨の色に染まり 黒いマジックテープのスニーカーだけが 僕の唯一のトモダチで 左より右の靴のほうが汚れていて 所々擦り切れていて そこに運動場の土や砂場の砂や 夕焼けに焼かれる土手道の草の汁なんかが 染み付いてこびり付いて 取れやしない 学校の先生は 僕が風邪をひいて学校に行けない事を知れば 歯ブラシみたいに綺麗に揃えた胡麻塩ヒゲから 青み掛かった歯茎をちらりと見せて 笑うに違いない モリシタ特有の嫌味な笑い方で そして顔はまだ笑ったまま声だけは残念そうに 「お大事に」なんて言うんだ 僕の母に向かって 母は申し訳なさそうに「すみません」と謝るんだ 僕はその電話を熱にうなされながら聞いているんだ きっとそうだ 市営団地の4階で シールを剥がした跡でいっぱいの冷蔵庫の隣で 母が仕事の支度と僕の昼ごはんのおかゆを用意したその後に ヨシコは車に轢かれて死にました チコちゃんに給食のパンを届けに行った帰りに 内臓が滅茶苦茶に壊れて死にました 雨でした お葬式の時ばぁちゃんが 「綺麗な顔してるさかいタクもヨシコにさよなら言い」と 僕を棺へ連れて行き僕が覗き込んだら ヨシコは生きている時よりも小さくて 何かを吐き出しそうな感じに口の下が膨らんでいて でも目は寝てる時と同じうっすら閉じたまま 白くて 小さくて 眉毛がすらりとして 母は泣いてばかりで 僕も2・3滴泣いて 誰もが皆泣いていて チコちゃんもチコちゃんのママも ヘイジもヘイジのお父さんもみんな ヨシコの担任のカジ先生も校長先生も教頭先生も みんなみんなみんな 泣いてないのはヨシコだけ 雨でした 僕はひとりでテレビを観ていて 暗いから電気を点けてヨシコを待っていて 車を運転していたのはペンキ塗りの男で26才の男で お酒を飲んでヨシコを轢いて そいつは そのまま逃げてイズミヤの交差点で違う車とぶつかって 頭の骨を折って入院してそのまま刑務所 作文に「刑務所から出てきたらナカオカジュンイチを絶対殺す」と書いたら モリシタが「こういう事を書いてはいけません」 モリシタもヨシコが死んだの知ってるくせして ナカオカジュンイチがヨシコを殺したの知ってるくせして 悔しくて唇が震えてこんな顔をモリシタに見られたくなくて 下を向いてゴミ箱があってその中に明治チョコレートの紙くずが入ってて ゴミ箱を蹴って「うるさい」とモリシタに怒鳴って 廊下を走って ―――――――――――――――――――――― なぁヨシコ 雨なんて降らなきゃいいのにな 雨なんて降らなきゃいいのにな ―――――――――――――――――――――― 僕は待っています 自転車のチェーンが錆びるのを 雨が降らない日が来るのを 787 名前:11月の雨 1/3[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 00 25 52 ID yYeybLzr 788 名前:11月の雨 2/3[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 00 27 11 ID yYeybLzr 789 名前:11月の雨 3/3[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 00 28 13 ID yYeybLzr 【コメント】 818 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/12/09(土) 00 05 16 ID ydi6ptU+ 787-789 11月の雨 冗長だし粗も目立つけどね。細かいディテールが光彩を放つ。 107 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 13 47 19 ID fiJeX0Gt 787-789 11月の雨 力作でござる。ストレートでござる。言葉にも力があるでござる。 しかしながら、こういう主題の作品では もう少し言葉を抑えた描き方がよいのでは、と拙者は思うでござる。 これは、拙者の好みの問題やもしれぬ。 114 名前:鍵盤 ◆ztekc0mEGk [sage] 投稿日:2006/12/09(土) 12 18 16 ID BiUlfamu あ・・・・。「十一月の雨」を書きました・・。ちょっと風邪気味の鍵盤です。 久しぶりに読み返すとひどい作品を書いたもんだ、とちょっと反省してます。 もちろんフィクションです。登場人物は全て架空の存在です。はい。 「よしこ」ってやっぱ薄幸の少女のイメージがありますねぇ。 「蛍の墓」の「セツコ」とどこか似てるからでしょうかねぇ。 まぁ、そのままのイメージであえて冒険もせずに書いてしまいました。はい。 【得点】 1点(準チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ すさみわざ 萎えごとをもらしてはひえ溜まり 布団はしめり重くかかる なさけ古い女のつかれことばに あさい流れわく ゆめは葦はらをめぐりてはれ みちゆきて、きえて青 醒めてくらがり、そぼふる音のみ におい濡れてつめたく なめ肌のぬくきをたより こごえつつ なきわらいなく身をよせる 790 名前:すさみわざ[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 14 39 25 ID VgSuGwBH 【コメント】 817 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/12/08(金) 16 03 05 ID HXUfexSW 790 すさみわざ 1点 なさけ古い女 というとこでやや狙いすぎか、ちょっと立ち止まってしまった。。 【得点】 1点(準チャンプ作品) ◆LeafL/oiO.:1点 ■▲▼ 晩酌 三軒隣の田村のおじいちゃんは背筋のぴんとしたひとで 俺らみたいな近所の悪がきをちゃんと叱ってくれる珍しい大人だった だけど愛犬にはベタぼれで犬に「よしこ」って名づけて可愛がっていた 普通犬っていったらポチとかコロとかなのになぜか「よしこ」で 「よしこ」も嬉しそうに尻尾振って「わん!」って返事してた 雑種みたいだけど躾も行き届いてて賢そうな犬だった 夜、塾の帰り道に田村のおじいちゃんちの前を通るといつも おじいちゃんはお酒を片手にお酒持ってないほうの手は「よしこ」の頭を撫でて 縁側で「よしこ」に話しかけてた 頭を撫でられた「よしこ」は返事をするようにゆっくり尻尾を振っていた 俺が塾をやめるまでいつもおじいちゃんと「よしこ」のいる縁側を通り過ぎていた しばらくして夜の縁側のことなんて忘れてたころ 田村のおじいちゃんは肺炎をこじらせてあっけなく死んでしまった お葬式は立派に行われて近所だったからうちの親もふつうに参列した そのときに聞いてきた話によると「よしこ」は6年前に他界した奥さんの名前だったらしい 犬になった「よしこ」は毎晩、おじいちゃんの晩酌の相手をしていたんだ そう思うと夜の縁側は特別な場所だったような気がしてきた この前のl日曜日の昼間に田村のうちの前を通ると「よしこ」のとなりにもう一匹犬がいた 茶色い耳のピンと尖った犬で名前は「きいちろう」というらしい 2匹は夫婦みたいに寄り添ってその縁側にいた きっと夜になるとこの縁側で2匹は晩酌をしているのかもしれないと思った 791 名前:晩酌[sage] 投稿日:2006/11/21(火) 16 06 19 ID Im1anfj9 1 2 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/584.html
前へ ← 1 2 3 4 5 6 → 次へ 作品 ■▲▼ 黄楽 アスファルトの舗道に 金色に浮き上がった楓の葉 その朽ちかけの迷路に 俺はすっかり迷い込んでしまった 余す処なく費われ燃え尽きてゆく 楓 櫨に蔦に公孫樹 余す処なく打ち棄てられながら なぜ未だに俺を迷わすのか 木々は押し黙っていた もう語るべきことは全て語ったよと 遊びたがりの風だけが公園を走り回っている まるで幸せのようだった それぞれの純度で数々の墓標は打ち立てられ その下で夥しい蟲達は忙しく働いて それはまた土にそして再び木々に手渡しされてゆく 軽い嫉妬が落葉のように降りかかる 一体誰に何を手渡せるだろう 最早土に還ることもない俺は と 突然風が俺を殴る アスファルトの上にあった楓の葉は飛び立ち 迷路から一気に解き放たれ よろめき見上げたそこには あざやかな額に飾られた空が見えた 736 名前:黄楽[sage] 投稿日:02/10/18 04 58 ID 3z4OB++o 737 名前:736[sage] 投稿日:02/10/18 05 00 ID 3z4OB++o 【コメント】 775 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/19 23 45 ID RnZK2dVT 736 「まるで幸せのようだった」という迂遠な語りかたに好感。 でも「なぜ未だに俺を迷わすのか」「最早土に還ることもない俺は」の、 自分べったりな独白はいまいちと思うた。 780 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 56 ID eLZr5NeK 736 :黄落 :02/10/18 04 58 ID 3z4OB++o 黄落より黄楽にして別の詩を書いてもよかった。 降りかかる踏みしだく落ち葉の間に佇む「俺」が、 何に俯き、何を仰いだのか、もう少しほしい。 28 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/25 18 35 ID Pgmhs8/F 前スレ736 黄落 1点 これは地面ばっかり見続けて、最後にパァっと空を見上げるのよね。 そういう視点の動きだけで充分気持ちイイ! って感じたワ! 61 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/26 09 50 ID 5nKk1vsh 736 :黄落>何か筋道が見いだせなかった。 562 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/18 19 23 ID 14CWKt3o 本スレ736 黄落 最終連でスカッと秋の高い空に連れてってくれる気持ち良さがあるワネ。 空気の透明感とかを感じさせてくれて、地面から空中に飛び出すような運動は巧いわネエ。 ただ、そこまでに至る地表の描写がちょっと何がしたいのか、中心がブレてるような気はするのヨネ。 【得点】 1点 ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP.:1点 ■▲▼ 入相(いりあい) 子供と 子犬 もつれて遊ぶ お家に帰ったら 美味しいビスケを食べよう なんてこと今は 頭からすっぽりなくなって 小犬と 子供 もつれて遊ぶ コンクリが落ち葉に覆い尽くされているから あんまりはしゃぐと滑って転んで危ないよ なんて叫ぶママの口も目も ここにはなくて 子供 と小犬 もつれて遊ぶ やがて落ち葉は 舞い上がって ふたりと一緒に 遊び出す 赤と黄色と緑に灰色 溶け合って 忍者ごっこの つむじ風 子供と 小犬と 落ち葉と つむじ風 もつれて遊ぶ 子供のおべべに 貼りつく落ち葉 小犬のお顔は すっかり落ち葉 つむじ風はおおきくなって 世界はすべて 落ち葉になった 落ち葉と 落ち葉と 落ち葉と 落ち葉と お日さまとお月さまとが 入れ替わっても もつれて遊ぶ もうお家には帰らない 739 名前:入相(いりあい) 一[] 投稿日:02/10/18 14 36 ID 4/vDKbfa 740 名前:入相(いりあい) 二[] 投稿日:02/10/18 14 37 ID 4/vDKbfa 【コメント】 753 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:02/10/19 02 57 ID 3zVJ6HSz 739 「小犬と 子供 もつれて遊ぶ」このリズムがとても気持ちいい。 「忍者ごっこのつむじ風」なんていう可愛さも僕はかなり好き。 ただ、ビスケ~のくだり、口と目のないママ~のくだりが説明的過ぎるんじやないかなと僕は思う。 「子供と 子犬 もつれて遊ぶ」という始まりでボクは貴方の作った詩の世界に すんなり入っていく事が出来たんだけど、まだ言葉を噛み砕いていないと僕が感じてしまった説明的過ぎる部分で その居心地の良かった世界から追い出されてしまったような気がしてしまった。 780 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 56 ID eLZr5NeK 739 :入相(いりあい) 一 :02/10/18 14 36 ID 4/vDKbfa たしか、漁業権の一つに入会権というのがあったような。いや、水利権だったか。 「もつれて遊ぶ」がキーワードか。冒頭の提示だけで充分リフレインするから多用 は控えて、「もうお家には帰らない」と越境するまでの間に、不安な楽しさを工夫 して欲しい。 810 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 23 ID 81/+vKhu 739-740 ホラーと読めば面白い。 行を追うにしたがって、もっと緊張感を高めるような構成にすれば、 最後の一文も効いてくるはず。マイマイカムリ氏とややかぶったかな。 40 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/25 21 50 ID R2m4QQsm ○本スレ739-740「入相(いりあい)」 シンプルな構成&文体で、どんどんどんどん落ち葉まみれになって、 しまいにゃ落ち葉だけになっちまうんだな。神隠しみたいで、 不思議な世界だよな。それでいて、あかるいのがよかったぜ。 しかし最後の1行へ至るところが、ちょっといきなりすぎたかもな。 53 名前:霧都 ◆bKLWQf3H.k [] 投稿日:02/10/26 00 07 ID pYogwnJz 739-740 :入相(いりあい) 2点 小犬という字が「子」になってる部分を発見。推敲はきちんとして欲しい。しか し、端々に、いい表現もあり、雰囲気も良い。 55 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/26 01 24 ID YU7NoCAp まず、ttp //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/739-740 :入相(いりあい) 子供と小犬がじゃれあって無心に遊ぶ情景からはじまって、どんどん周囲と もつれあい、収束していく。ライトな描写ながら、リズムもあります。後半の 描写に一考を要します(情景が見えにくい)が、最終のことばも効果的。力量 を感じました。この詩のいちばんの欠点はタイトル。だから何だっつーのよ、 って感じでしたの3点。 562 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/18 19 23 ID 14CWKt3o 本スレ739-740 入相(いりあい) リズムがとにかく良いわネエ。 “子供と子犬”だけでこれだけ読ませてくれるんだから、大したものヨネ。 ただ最終行だけは、こんな括り方でいいのかしらと首捻っちゃったワ。 ちょっとコレはもったい無いわネエ。 【得点】 9点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:2点 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2:1点 霧都 ◆bKLWQf3H.k:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点 ■▲▼ 落葉 冷たい風が柔い頬を突き刺す キンと張り詰めた空気が朽ちてゆく刹那 川のように流れる道を一心に突き進めば 足元に懐かしい香りがカサカサと鳴く 歩いても歩いても頂上に辿り着けないのは 木立と共存する孤独な時間がここにあるが故 敷きつめられた落ち葉は容赦なく手招きをしている (なぜそんなに歩くの? 震える鼓動が止むことを知らないから) 朦朧とした意識のまま与えられた生を飲みこむ 沈みゆく夕陽はとても美しく ゆっくりと落下する心拍で昨日までの僕が色づいてゆく 748 名前:落葉[] 投稿日:02/10/18 21 05 ID ImMNHqkB 【コメント】 780 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 56 ID eLZr5NeK 748 :落葉 :02/10/18 21 05 ID ImMNHqkB これだけ比喩を使ったなら、「沈みゆく夕陽はとても美しく」はない。 圧倒的に広大な色をカタルシスにしたのだから。 810 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 23 ID 81/+vKhu 748 小手先の表現が目立つし、感情やリズムの起伏にも乏しい。 刹那、一心に、あるが故など、日常語ではないのに、 詩的な語として平凡な表現を多用すると興をそがれてしまう。 580 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/18 22 11 ID vF03rXtK 本スレ 748「落葉」 オイオイなんだか情景が見えて来ねぇな。最後から2行目、 「沈みゆく夕陽はとても美しく」って、どんな美しさだったんだか さっぱり見えて来ねぇぞオルァ!!って思ったが、これはこれで 別にいいか。次の行にかかってるだけにな。それより2行目の 「朽ちてゆく」だよ!!それってなんだか冷たい風なのに 暖かい感じだぞ!!って思ったが、つまりそういうことなのか? 温くダメになっていく瞬間、ってことか?全体的に情景がよく 見えんのだが、以上のような読み方をすれば見えてくるのかもな。 でも、面倒臭いし、面白くねぇわ(藁 俺好みの作品を書け!!! 605 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ748 落葉 お山をのぼって行く途中イパーイの落ち葉で足首まで埋まり そうなトコ(*゚∀゚)イイ!! デモ、ヤパーリ夕陽は「とても美しい」って イメージでは描かれてなかったよ。ドキドキ ■▲▼ 俺には君の痛みがわかる でも君はまたそんなことをしてる やめないと 抜け出せなくなるよ 毎日鏡を見てると だんだんはっきりしてくる 誕生日ごとに君は5つずつ歳をとってる これだけは言えるよ 君を地獄からは救い出せない 君はただ死ぬために生き それを繰り返してるみたいだ 線路の上を転がり落ちて いつかは戻れなくなるよ でも君は愚かなことに 間違った列車に乗っている この列車を止めなよ 遥か遠くへ連れていかれる前に この列車を止めなよ 自分が誰なのかわからなくされてはダメだ もう君は混乱して 選択眼はほとんど曇ってしまっているよ だってもう遠くに行きすぎてしまったから これだけは言えるよ 君は貝殻のように見える 君がいったい誰なのか 覚えているかい? 749 名前:名前はいらない[age] 投稿日:02/10/18 22 25 ID Fz9Ovi+f 【コメント】 810 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 23 ID 81/+vKhu 749 これは誤爆だよね。ポップさはそれなりに秀逸。 605 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ749 こんなコト言っていいのかな。スレ違いなカンジ。。。ドキドキ 【得点】 1点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 ■▲▼ 昔の葉 今の葉 こんなことを考えるのはひさしぶりのことだが がらになくいまはセンチメンタルな気分でいるんだ 昔ちぎった葉は今頃もう土にかえっているだろうかとか それとも川に落ち流れてどこかの水底の沈殿物となったかとか (考えだしたらとまらなくなってくる) もしくは突風に大気圏まで吹き上げられて 人工衛星のような理屈で永永と落ちつづけているのだろうか いや、どこぞの割烹料理屋の店主に気にいられて 肥え太ったどこぞの鮎に押しつぶされてしまったかもしれない・・・ 子供の頃の運動靴が片方だけだがいまさらになって出てきた 俺が鍵などをひまっつぶしに放り投げたりして 未来永劫不動を守れたかもしれないいわゆる大きなのっぽの邪魔ってなだけで ろくすっぽ靴もしまわれていない下駄箱と黄ばんだ白壁との隙間に落とさなければ そんな謎の運動靴なぞ今日の白昼の食卓の上になぞ置かれるはずもなかったはずだ 落ち葉なのか、それともただしおれて焦げ茶色に辿り着いただけなのかはしらないが その片方だけの明らかに俺の名前が名前ペンで描かれたズックの中に 枯れた葉が一枚あった これがかならず俺が昔にちぎった葉っぱなのかどうかなんてことは いま横の椅子でうす目あけて呆れたようにこっちを見ている じつにまあ19年も生きながらえている他称確実な化け猫であるところの 自称多少ぼけたふりをしているだけである愛玩ネコでさも解らないことは明らかなのだが 所詮葉っぱをちぎったいろんな場面があふれてきて止まらなくなっているんだ ズック靴は時代の生みだした新しい理屈の電気製品からはみ出す 極微量さながらの放射能がてらのマイナスイオンにまるで守られ通したかのように 少しばかりの変色をまといいま俺の前にある それを経て 理科の時間に昔見せられたフタバの発育の速すぎるビデオテープのような 急成長していく俺のセンチメンタルが落下 外の風が強くなっていることに気づいてふと一昨日の天気予報を思い出した 台風が進路を変えたのか気になってテレビをつけてみると 童顔の観たことがない男のニュースキャスターが ぶんぶんと飛び立ちそうな勢いではち切れそうな樹木をバックに 透明を破られそうなレインコートの姿で映った 750 名前:昔の葉 今の葉[] 投稿日:02/10/19 01 31 ID jH0FOii4 751 名前:昔の葉 今の葉[] 投稿日:02/10/19 01 32 ID jH0FOii4 【コメント】 781 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 58 ID eLZr5NeK 750 :昔の葉 今の葉 :02/10/19 01 31 ID jH0FOii4 「がらになく」は、柄にもなく、だろう。 冒頭2行は不要。なくてもわかる。次の2行の「とか」と()も。 「水底の沈殿物」は意味重複。最後の2行はいける。 極大極小というサイズの対比だけに終わらず、極私でさらに転がそうとする のは買える。が、ブリッジがない。 751 :昔の葉 今の葉 :02/10/19 01 32 ID jH0FOii4 おもしろい。ただし、「俺のセンチメンタルが落下」の「センチメンタル」 は使うべきではない。その後の台風へつなぐ重要な1行をどうするか。やは りブリッジの問題だ。 811 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 750-751 「センチメンタル」という言葉を自嘲気味に使うのは、いい狙い。 自分で「センチメンタル」に言及しなければ、本当におセンチな詩になってしまう。 詩を書くことの滑稽さそのものを表現していると言ってもいい。 過度な饒舌さも含めて、主人公の弱さに共感。 54 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/26 00 24 ID 2YT/qnJT 前スレ750-751『昔の葉 今の葉』 2点 言葉を弄しているだけ、とも言えるが、語を積み重ねることを楽しむ姿勢がいい。 自分自身から距離をとらず、感傷にひたっている滑稽さを表現しているのを、 僕は逆説的に評価したい。「詩的であることへの皮肉」として。作者の意図とは別に。 55 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/26 01 24 ID YU7NoCAp ttp //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/750-751 :昔の葉 今の葉 こんな季節には、色んなことが思い出されてしまう…。ってんで、実はテーマ としては平凡なんですよね。ただ、落ち葉から徐々に自己の内面へと移ってい く饒舌ともいえる描写が魅力的でしたの2点。 605 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ750 昔の葉 今の葉 これスゴイなぁと溜息でちゃいます。。。落ち葉とは関係ない コトばっかりなのに、ズゥっと落ち葉がイメージの中で飛び回って いるような変な感じでした。ドキドキ 【得点】 5点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ■▲▼ 終葉 《 ;´y;; はらはらと ,,i´;;丿;;;;;ヾ,, はらはらと ただ はらはらと ,ノii;;;;ノ;;;;;;;;;;;;iiソ こがね色は くれないを 見つめ ;i;;;;;;丿;;;;;;゜;;;;iii;;/゜ くれないは こがね色に 見いる ;i´;;;丿;;;;;;;;;;;;iiii;;;ノ ,; i;;;;丿;;;;;;;;;;;;iiiiii;;ノ 芽吹き 優しい陽を 浴び ( ;;丿;;;; ;;;;;;iiiiii;;ノ 冷たい雨に 濡れ \;;;ii ;;;iiiiiiiiiii;;ノ 薄緑に映える ;;/;;;; iiiiiiノヾ yゞ 》 眩しい陽差し 蝉の声 ;´y;; 気まぐれな 雷鳴 ,,´ii;;;;;ii;;;;;ヾ,, 濃緑に萌える ,;;iiiiiii;;;;;;;;;ii;;;;;;;ソ ;iiiiiiii;;;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;;ゞ゜ ;iiiiiiiiiii´;;;;;;;;ii;;;;;;;;;ヾ;; 静寂の日々 ,; iiiiiiiiiiii;;;;;;;;;ii;;;;;;;;ゞ;; 乾葉擦れを 耳に ( iiiiiiiiiiii;;;;ii ;;;;;;;ソ; こがねやくれないへ 衣をかえ ´ iiiiiiiiiiiii ;;;;;;;ゞ 生なる大地へ ´ iiiiiiiii/; 落ちてゆく ´´ゞ はらはらと はらはらと 771 名前:終葉[] 投稿日:02/10/19 17 14 ID qDNds44c 【コメント】 781 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 58 ID eLZr5NeK 771 :終葉 :02/10/19 17 14 ID qDNds44c 絵も含めてかっちりつくった。 冒頭で「こがね」と「くれない」を重ねているのに、「こがねやくれない へ 衣をかえ」とさらに重ねて、冒頭を相殺してしまっている。効果として も意味としても。「はらはらと」も1回限りでいい。 811 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 771 いわゆるビジュアル詩であるが、このジャンルにとって最も大切なのは、 「絵と詩が切り離せないものであること」だ。この詩の場合、絵は単なる挿し絵。 そして絵を抜きに語れば、落葉の表現だなあ。としか思わない。まとめすぎ。 57 名前:4th ◆HdqTLODCXU [sage] 投稿日:02/10/26 01 54 ID rRAgqM+h 2点,,,, 771 終り葉 おいておいて そのかたちの音 ここへ 606 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ771 終葉 AAですね!ぴんふらはAAダイスキなのです。言葉と 落ち葉が一緒に落ちていくよでキレーイです。ドキドキ 【得点】 2点 4th ◆HdqTLODCXU:2点 ■▲▼ 落ち葉 太陽は次第に、身を隠し 葉肉のクロロフィルは減少してゆく 紅葉した、あの木々の葉がすべてなくなる頃 僕はきっとここにはいない 病院の窓辺から見る景色は、街路樹のおかげで飽きる事はなかった 全身に転移した活性酸素の悪業が メキメキと僕をむしばんでゆく この喉はただの空洞と化した スプーンで流し込まれる石ころを必死で飲み込む 目を閉じれば、あの楽しかった日々が蘇る どうぞ、今が現実でないなら… どうか、目が覚めた時 僕は家のベットにいますように… 遠くで、自分の名前が聞こえるけれど 目を開けたくない すごく眠いのに、誰かが邪魔をする 目を開ければ一面の花園 ああ、もう秋は過ぎたんだな 「春が来たんだ」 病院へと続く街路樹は、黄金色の葉をたわわに身につけ光輝いていた それは、雲ひとつない秋晴れの午後だった 776 名前:落ち葉[sage] 投稿日:02/10/20 01 28 ID PzSrNgxF 【コメント】 781 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 08 58 ID eLZr5NeK 776 :落ち葉 :02/10/20 01 28 ID PzSrNgxF 紅葉も活性酸素も自然なはず。「悪行」とは書かないところから始まるはず 。 782 名前:776[] 投稿日:02/10/20 10 16 ID aSErnNf3 781 マイマイカムリ様 講評ありがとうございます。 >紅葉も活性酸素も自然なはず。「悪行」とは書かないところから>始まるはず 自分としては、紅葉を活性酸素の悪行と書いたつもりは毛頭無く、貴方がご指摘下さった紅葉と活性酸素は無関係です。 「活性酸素の悪行」は、「紅葉」ではない「何か」を指すのですが何だと思われますか? 読み手がそのことを文脈から判断できないとすると自分の詩は相当な駄文なのである…という気になってきました。 しかし、よい作品とは誰もが、一目でわかるようなものでなくてはいけないのでしょうか?自分の経験では、必ずそうではないと思うのですが、今回の自分の作品にそれが当てはまるかどうかは疑問です。 784 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/20 12 47 ID eLZr5NeK 782 あなたのは駄文ではないし、私の理解とも違っていないとわかって よかった。誤解を与えたとしたらゴメン、少し補います。 紅葉も活性酸素も(ともに)自然(物)なはず。(一方を)「悪行」とは書 かないところから(紅葉への観察も)始まるはず。 785 名前:782[sage] 投稿日:02/10/20 13 24 ID 6zgGWwBd 784 マイマイカムリ様 なるほど。了解しました。 確かに、双方は自然の流れの一環でであるのにも関わらず、 趣きあることだと受け止めるのは紅葉のみですね。 その(紅葉は悪行ではないが、活性酸素は悪行であるという)概念こそが、我々が紅葉を観察するという行動に起因するということなのだ。 …と、いうことで良いのでしょうか。 マイマイカムリ様はなかなか、哲学的な事をおっしゃいますね。 マイマイカムリ様の詩も読んでみたいです。(もしかして、もう投稿されましたか?) 実は、「悪行」ではなくて、「悪業」なんですけれどね。 わざと業にしてあるんですよ。 業=カルマというのをかけてみました。 786 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/20 13 35 ID 9ovravjg ちょっとした漢字の変換法すら見落とす批評眼か… あれはいらんこの言葉は使うなばかりで本質的な事に一切ふれないよな… 787 名前:785[] 投稿日:02/10/20 14 05 ID qfWnhE8u 全身に転移した活性酸素の悪業が メキメキと僕をむしばんでゆく わざと悪「業」にすることで この詩の主人公の病魔に犯されて行く、儚さとか、自然へあがらえないむなしさとか表現したつもりなのでしたが…。 ここの行はただ、それを述べたかっただけなので 紅葉も活性酸素も(ともに)自然(物)なはず。(一方を)「悪行」とは書かないところから(紅葉への観察も)始まるはず。 ということはまったく考えていませんでした。 こういう詩の見方は、とても斬新だと思いました。 ただ、やはり、自分の伝えたかったことがマイマイカムリ様には届いていなかったようです。 マイマイカムリ様は駄文ではないとおっしゃってくれましたが、 詩を作った張本人がこのような戯れ言をぬかして、自分の詩の意図を解説するようでは…それはやはり、私の詩がいかに駄文であるかという最たる証拠です。 少しでも、ましな文が書けるよう、精進できるよう、努力せねばなりません。 また、出直してきます。 批評有り難うございました。 788 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/20 14 51 ID Q8030pkP 漢字の変換を読み取るのはなかなか難しいからしょうがあるまい。 確かに批評家が詩の本質より、技法的なところや、詩の一行に固執しすぎているという感はある 811 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 776 O・ヘンリー『最後の一葉』がモチーフか。 末尾の展開によって詩全体が「他人事」になってしまっている。 その付け足しを、僕は残念に思うのだが、他の人はどうなのだろう。 606 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ776 落ち葉 最後の一葉を現代に移したみたいですね!クロロフィルとか 活性酸素とかムズカシイ言葉が蝕まれてく感じ(*゚∀゚)イイ!! でも“…”は、やっぱりイラナイ!と思う。ドキドキ ■▲▼ ひまわり堕ちるぽとりと 柿の葉 太陽を見あげて ならんで咲いている やわらかい かたむいた日ざしをあびつつ オレンジ きいろ 一枚 ぽとり 牡丹 インディアンの夏 夏はとうに終わってる ※すいません、2本目です 流してください 778 名前:ひまわり堕ちるぽとりと[] 投稿日:02/10/20 02 14 ID OLp15B35 【コメント】 796 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/22 00 44 ID zw8WuXVM 778 インディアンサマーは、小春日和。別名、「小さな嘘つき」ですね。 二本目ってのも嘘だったりして。くすくす。微妙な季節感で面白いですが、 もっと季節を壊してもよかったのでは。「柿の実」とかね。 606 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ778 ひまわり堕ちるぽとりと 色んな色イパーイ!暖色ばかりでインディアン・サマーのイメージに 繋がってると思うよ。牡丹の花に枯れたひまわりが見立て られてるだね。季節感混乱しちゃう!ドキドキ 【得点】 1点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 ■▲▼ 落ち葉の宝刀 絶望の海にうち捨てられた赤子のよう 定まらない足取りで、ふらふらと 疲れきった私 あまりに魅力的な「森」 色とりどりの葉が、 ひらひらひらひら 舞落ちる 奥へ、奥へ、もっと奥へ 此処ではない何処かへ ぽっかりと開いた 落ち葉の森へと 憑かれたように迷い込む 黄金、オレンヂ、紅… 色の洪水が まぶしく理性を解糖する 洛陽の海へと漕ぎ出すボートに乗って 鮮やかな快楽と心地よい感触に身をまかせ ひらひら 、ひらひらと 母体の中で眠りに落ちた旅人は 安らかな眠りを享受する 始まりは終焉に向かい、終焉は始まりへと続く 森というリリスの中で、始まるのを待っていた 783 名前:落ち葉の宝刀[] 投稿日:02/10/20 11 51 ID ZRpr6P8d 【コメント】 796 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/22 00 44 ID zw8WuXVM 783 美しい情景描写です。しかし、直接的な表現が目立つのと、飛躍が少 ないのが欠点ですね。ボートの周りに展開する落葉の筏たち。生命の神秘に近 付けるためには、しつこいほどの描写が必要だったかも。 798 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/22 01 16 ID rFiKevhl 783 :落ち葉の宝刀 :02/10/20 11 51 ID ZRpr6P8d 1行目からつまづく。「絶望の海」と「赤子」が認識しているのか。もちろ ん「赤子」は認識していないが、そこは「絶望の海」と呼ばれているのか。 「のよう」のおかげでわけわからぬ。どちらでも好きなように読んでとは いわせない。 811 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 783 樹海を彷徨する自殺志願者と読んだが、これは作者のトラップに引っ掛った? そう読むと、救いもなく冗長な感傷の詩と受け取れるのだが。 64 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:02/10/26 14 56 ID bgVzaIMU http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/783 落ち葉の宝刀 3点。 情景の表現がとても上手く綺麗ですた。我侭をいえば、更に"匂い"を感じたかったところ。 606 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 00 ID W+ljOjIT 本スレ783 落ち葉の宝刀 落ち葉が色のトンネルみたいだた。スゴイ、スゴイ!! でもひらひらって言うよりドサドサの落ち葉だったよ。ドキドキ 【得点】 3点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:3点 ■▲▼ ミュージック もう このアスファルトの国には 還るべきところもなくて 土にもならず 掃かれて 終わる すべての葉っぱが ひとりぼっちだ もう アスファルトしかなく その下にも そのさらに下にも アスファルトしかなく 遠い古代に 落ちた葉は 何処へ行った? すべての葉っぱが ひとりぼっちだ せめて 晴れた日には 風に吹かれて 転がりつづける 落ち葉たち 790 名前:ミュージック[] 投稿日:02/10/20 19 55 ID Fr5Sf5Ya 【コメント】 797 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/22 01 08 ID zw8WuXVM 790 乾いた感傷が心に残ります。一つ問題にしたいのが、題名。音楽を奏 でているのが、落葉なのか、アスファルトの支配する世界なのか、語り手なの か、はっきりさせると、『ミュージック』が形を帯びてくると思います。 798 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/22 01 16 ID rFiKevhl 790 :ミュージック :02/10/20 19 55 ID Fr5Sf5Ya 「すべての葉っぱがひとりぼっちだ」とリフレインしながら「落ち葉たち」 では矛盾していないか。視線や視点に無自覚に思える。 812 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 790 それは狙いなのかもしれないが、内容が空疎だ。 還るべきところのない落葉、という「事実」について語るだけに終わっている。 ひとりぼっち、という言葉が、悪い意味で空ろに響いている。 8 名前:ななしくん ◆4DGPgRhQFI [sage] 投稿日:02/10/25 09 10 ID 8jWAGiwt 「ミュージック」3点 コレいいですね 落ち葉を現代人にたとえてて、すごく深みがあります それでいてシンプル! 時代の中で 誰もが還るところをもたない現代人(たち) すごい作品だと思いましたけど 607 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 01 ID W+ljOjIT 本スレ790 ミュージック これ (*゚∀゚)イイ!! 土に還らない落ち葉って、都市生活のリアル なんだなーってぴんふら思う。でも“ひとりぼっち”とか“遠い 古代”とか説明的になってるかも。。。ドキドキ 【得点】 1点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 ■▲▼ 氷解Ⅳ ~ 1/fの揺らめき ~ 記憶に残る男の 行き過ぎた賭け 夢覚めやらぬ男の 途切れた男の 行き過ぎた賭けだった 別れた二人の結晶 残る面影 俺が どれだけ こいつ可愛がろうと おまえに絶対かなわない どこまで こいつ育てようと おまえに絶対かなわない 記憶に残る女の 行き過ぎた出会い 夜に舞う女の 途切れなかった女の 行き過ぎた出会だった 別れた二人の結晶 残る面影 お前が どれだけ こいつ可愛がろうと おまえに絶対負けない どこまで こいつ育てようと おまえに絶対負けない 記憶に残る女は 行き過ぎた相手と 夜に舞った女は 途切れなかった女は 次の男と歩きはじめた 別れた二人の結晶 残る面影 次の男よ 誰よりも こいつ可愛がって 俺を負かしてくれ いつまでも こいつ育てて 俺を負かしてくれ あいつより俺より長く こいつのそばにいてくれ 別れた二人の結晶 残る面影 こいつの瞳に 真実を読み取られているような気がして 793 名前:「氷解Ⅳ ~ 1/fの揺らめき ~ 」[] 投稿日:02/10/21 09 32 ID m7H76Xlk 【コメント】 797 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/22 01 08 ID zw8WuXVM 793 だいぶ落葉から離れてしまったね…。独特な語り口で綴られる、破局 のリフレインは、落葉を連想させないこともないですが。「行き過ぎた」は、 「とおりすぎた」の方が意味が通りそう。内容も、もうひと味ほしかった。 812 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 01 24 ID 81/+vKhu 793 (僕はマカーなのでタイトル文字化けです) 妙な語り口(これが1/fの由来!?)が魅力だが、中身はあまりない。 視点には揺らぎがないのだ。それで単調になっている。 607 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 01 ID W+ljOjIT 本スレ793 「氷解Ⅳ ~ 1/fの揺らめき ~ 」 ぴんふらマカーじゃないからIVだって分かるケド、マカーのヒト 氷解の後ろ文字化けしちゃってるよキット。。。でも1/f とか 懐かしい言葉ヒサシブリ(*゚∀゚)イイ!! 落ち葉無くてもキニシナイ!! 620 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/23 12 52 ID VciJ4sYw 無頼派に「1/fの意味が分かってない」と言われた。。。 で、お前はそれを明確に知ってるのか、と。 僕は昔もてはやされた時にワイドショーでやってたくらいの知識しかないが。 詩の語り口と改行がゆらいでるのが、由来なのか、というくらいしか分からん。 それ以上の意味があるのか。 あるなら僕の読み込み不足なので、教えてほしい。 本スレ793の話ね。 621 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/24 10 26 ID Vr69b4LK 620 アレはないよな。作者バレバレなんてもんじゃない(藁 1/fなんて、俺は聞いたことしかないよ。なんか「ゆらぎ」なんとか だよな? そこが落ち葉に関係するんだとしたら、肝心なところをバカや流行に疎い奴にも わかる言葉で書かないあいつがアフォ!! 今回の審査員は特に、かわいい女の子やバカな頭の爬虫類もいるのだから、 注釈ぐらいつけないと「どこが落ち葉なの?」と聞かれても 文句はいえねぇぞ、ゴルァ! 。。。で、本スレ793には説明する義務があると勝手に決定。 作者バレん程度に(今さらだけどな(爆藁))説明しろや、ゴルァ!!! ■▲▼ Leaf カ サ と 立 て た 音 サ サ ク ク と 踏 み 鳴 ら す エ ン ボ ス の 下 で 粉々に 破片 塵芥 のグラデーションを 織り成す地層の中にあって 苔の下 葉 脈 だ け で 留 め る 外 形 の 幻 は 細 切 れ に な り な が ら バクテリアの侵食する季節を忘却しようとする密やかな抵抗 有機質と無機質を分かつ divide ハッブル境界へと進める駒 既に光合成は記憶の彼方 chlorophyll 痕跡だけが残る気孔 湿気を帯びた堆積の中で柔らかな臭気を放ちながら発酵し 放射冷却カッティングジルコニア煌く地中の燐は発光する蛹 年代から地層への緩やかな移行交差する Agastia!腐葉土も 今はミミズの腹の中 795 名前:Leaf[sage] 投稿日:02/10/21 16 44 ID KWmlRuMz http //siban.s2.xrea.com/bbs/test/read.cgi?bbs=yourpoem key=1034327834 st=6 to=6 nofirst=true 【コメント】 797 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/22 01 08 ID zw8WuXVM 795 Agastiaが美しいことばだったんで、調べてみました。インドに伝わる 予言の葉っぱ、だそうです。内へ、内へ切れ込んでいく宇宙ですね。土壌のパ ートを閉じた世界にしたのは面白いけど、ちょっと息が詰まりました。 55 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/26 01 24 ID YU7NoCAp 795:Leaf 後半の、境界線を突き破りそうで突き破らない叫びに「Agastia!」 で、ハッとするんですよね。最終、まとめすぎかも。 68 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/26 19 39 ID SyASl7X0 http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/795 Leaf 1点 後半の分解されていく過程をもうすこしなんとかできなかったかなと 思うけど、分解されていく過程に注目した視点そのものに。 607 名前:ぴんふら♪彡 ◆PINKvHEPP. [@ノ sage] 投稿日:02/10/22 15 01 ID W+ljOjIT 本スレ795 Leaf 難しい言葉イパーイで何のコト書いてるかわからないから、 ヒトリヨガリかなって思ったよ。カタチからもイメージ湧かないから、 意味不明かもって思う。ドキドキ 634 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/24 23 40 ID GCFt8/R4 本スレ795 ”科学”のためにたかまる自己陶酔の度。ラストの一般に意表をつかれるけれど。 葉脈の形状を模した行の余韻を出すような工夫があっても良かったかもしれない。 いくらかの空白行をつぎにという案とか。そのラストもミミズの形状に模すとかの遊び心とか。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 構造 ◆/Cej999/v6:1点 前へ ← 1 2 3 4 5 6 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/436.html
前へ ← 1 2 3 → 次へ 作品 ■▲▼ 箱をめぐる考察 緋色の刺繍で織り込まれた絨毯の上に 乱雑に置かれている イスラム教徒が嫌うような偶像ども ワタシはアナタだけのもの ボクはキミだけを愛すよ 神の前で誓うエイエンノアイ そして 家族のため 住宅ローンのため あくせく あくせく ワカホーリック それから マイカー,マイコン,マイホーム ルソーも嫌う私物化という物神崇拝 やつらは偶像が大好きで 何でもかんでも集めては箱に入れちまう ここにはそうした箱で溢れかえっている 安っぽい包装紙にくるまれた 幾千,幾万もの箱 箱また箱 そうしているうちにも またどこからか箱が運ばれてくる 同じような箱が上へ上へと積み重ねられ バベルの塔は天上へ届くかという勢いだ てっぺんのほうはグラグラして 危なっかしいったらありゃしない 傾きかけた箱の山のその下で どいつもこいつも これまたちいさい自分だけの箱を後生大事に抱えていて ハムスターでも飼う少年のように ときどき中を覗きこんでは ニヤリと気色悪い笑みを浮かべる 鳴らないオルゴールの箱 それでもやつらには何かが聞こえるのか 必死に耳を当てている あるいはやつらの棺桶か骨壷の箱か ときどき揺り動かしては中身の感触を確かめている やつらのいう幸福というものに形があるとしたら おそらくこういうものだろう わたしの箱はとうに誰かにあげてしまった 中に何も飼っておけなかったから だいいち両手がふさがっちゃあ何もできやしない それに 手で持てるぐらいの箱の中身なんか たかが知れてるじゃないか そして何より わたしは容器というやつが面倒くさい 容器に形を決められるのが嫌なんだ 水は試験管に流せるが河は試験管には入らない 空気はビーカーに収まるが風はビーカーには落ち着かない それでも容器は囲い込むことを止めようとしない だからわたしは 試験管を壊したくなる ビーカーを割りたくなる そして箱は潰したくなる 特に後生大事に抱えているやつらを見ると それを引っくり返し中身を暴きたくなる それでさっきから箱が乗った絨毯の端を持ち 絨毯ごと引っくり返そうとしているのだけれど どんなに息張っても絨毯ははがせない それもそのはず わたしの片足がまだ絨毯の上に乗っている これではどう頑張ろうが びくともしないわけだ 捨てたつもりが 囲うことへの未練をまだ断ち切れていなかったのか 誰か手伝ってくれ 周りを見回すが みんな絨毯の上から降りようとしない さてどうしたものか 片足を絨毯から降ろそうか それともあきらめて 別の片足を絨毯の上に乗せて みんなと同じ箱人間を決め込むか わたしはハムレットにでもなったつもりで しばし呻吟するのであった 153 名前:箱をめぐる省察①[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/10 00 11 ID 9V1aZpxT 154 名前:箱をめぐる省察②[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/10 00 27 ID 9V1aZpxT 155 名前:箱をめぐる省察③[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/10 00 48 ID 9V1aZpxT 156 名前:箱をめぐる省察④[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/10 00 56 ID 9V1aZpxT 【コメント】 184 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 16 ID B1cAv+dU 153 箱をめぐる省察 ‥‥よくわかりませんでした。 主人公がどこを向いているのか、作者の書きたかったものが何か。 194 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/05/19 17 36 ID Umv/UD7A △1点 153-156:箱をめぐる考察 世間の矮小さに辟易しながらも、それを振り切れないでいる己の姿…、何か分かる気がします。 196 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/05/19 23 40 ID pgGgt8Nd 2点 153-156 箱をめぐる考察 構成として一番おもしろいのはコレだと思う。 そのあまりにも雑多な分裂気味のフラストレーションはどこに行くにも邪魔をされる、それが「箱」。 そしてその中にいる彼らが自分の足ごと転ぶまで、引っ張り続けなければいけない絨毯。 文章が分裂気味に書き綴られるが、その前の構成はきちんと、むしろ分かりやすく設定されている。 ただ、その意味では少々ストレートすぎるかもしれない。ちょっとした変化があれば嬉しかったところ、というわけでの2点。 382 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/06/22(火) 08 51 ID 4tE1+ArL 山田さん、チャンプおめでとう。これからの詩作に弾みがついて何よりです。 さて、私も投稿4回目。「箱をめぐる省察」「Y氏の部屋」「父とは誰か 母とは誰か」 そして、「『言葉』屋」が今回のものでした。 【得点】 5点(準チャンプ作品) 構造 ◆/Cej999/v6:2点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:1点 ame ◆yUHAxrOw2c:2点 ■▲▼ 視線 私は外の光を受け入れられなかった むしろ光が私を受け入れなかったのかもしれない しばし自分と葛藤し、外の世界に飛び出す事にした じりじりと刺すような視線 それは万物すべてから注がれていた 吐き気がした どうやらこの私を形成している形がおかしいらしい 視線に刺され、薄れ行く意識の中で悟った この視線は私だけに注がれているんだ そしていまこの快感を留めておきたい衝動にかられた 気づくと駅のホームに立ってた 幾つもの視線が私を突き刺す さぁ視線をもって私を射殺そうとするモノよ この一瞬汝らの視線を我が物に そして生涯忘れえぬ物として、その脳裏に焼き付けるとしよう 轟音と共に、私を形成していたものは消えうせ そこにはただ、一点に注がれる視線のみ残った 157 名前:名前はいらない[] 投稿日:04/05/10 05 20 ID kOmDvMoL 158 名前:157[] 投稿日:04/05/10 05 20 ID kOmDvMoL 【コメント】 174 名前:MUJINA ◇FJ2unionJK[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/15 01 00 ID Z0Lz2GhD 157 視線 万物すべてから注がれる吐き気がするほどの視線とは、どんなものだろう。そして、それを快感と感じる作者の感性の鋭さに敬意を表する。 184 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 16 ID B1cAv+dU 157 視線 何が描かれているのか、よくわかりませんでした。 おとぎ話のなかには、よくわからないものも多いですが、 でもはっとするような、何かしらの真実みたいなものがあったりしますが、 この詩が、そういうものであるような感じはありません。SFかしら? 【得点】 1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ ぽつぽつと秋のおと連れと共に 私の体からはきのこが生え 栗が実り 麦が風になびいた そして 冬には それらすべては枯れてしまい 私という私だけがここに残り 貪欲で傲慢な毛むくじゃらな生が寒さに震えていた 春のおと連れと共にまた私はつぼみをつけ花開き 夏には青々と私は生い茂った 159 名前:無題[sage] 投稿日:04/05/10 06 37 ID j9d2m5vB 【コメント】 185 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 18 ID B1cAv+dU 159 無題 一読して、心に世界がひろがりかけました。だから残念に思いました。 ひろがりや静けさや、生のさみしさなんかも、もっともっと えがけたのではないでしょうか。もっともっと感じたかったです。 194 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/05/19 17 36 ID Umv/UD7A △1点 159:無題 静かな語りですが、木という主体に詩を読ませたことでシンプルさが逆に染みます。 生そのものにピントを絞り込んだ作者の潔さに1点。 195 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/05/19 21 38 ID XDj9YVtF 1点 159 :無題 :04/05/10 06 37 ID j9d2m5vB 唐突に救いという言葉を思い出した。ねぇ……聞いていいかな? 前回の批評で 「私の、救いにはならない」となぜ発想したの? 連想かな? ……今回は?? 人は自分の生きる意味を求めているんだろうねぇ。青山にも生きる意味があったら、 まして自分には生きる意味があるはずだと安心するんだろうか? 【得点】 2点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ きしゃのたび さあそろそろ 引っ越す時間だ 持ちすぎた何もかにもを ひとつひとつと 捨てていくのだ この手に持てる荷物はひとつ たったひとつの 自分の・・・ 所有とは 独り占めに他ならず モズクガニのように 大量の ぼろを身に寄せ 大きくなったと錯覚すること さあそろそろ 軽くなる時間だ 溜めすぎた情念を 太った思い出を もっともっと そぎ落とすのだ 服は要らない 本も要らない 写真も ファイルも 携帯も 車も あなたは わたしのものじゃない わたしも 誰かのものじゃない その子も どの子も 親のものじゃない 国のものじゃない 誰かのものじゃない 思うことで 重くなるなら 感じることで 縛られるなら 何も思わず 何も感じず 早く早く生き急ぐのが楽 歩いていくのに 必要なのは たったひとつの 自分の・・・・ まとわりつくのは 自分自身の・・・・・・ まごうことなき、生き物としての、懐かしい匂い (否定できない、どこかにつながってる、土にも、空にも、 風にも、山にも、あの子にも、あなたにも、あなたにも、 明日は流れてはいない、でも昨日は固まってはない、 今しか、見えないものは、信じられない、この一瞬で 一体何を信じろと、息を吐ききったら、外に出られますか、 生きているものに会えたら、存在を実感できますか、 これを続けることが、何か実を結びますか、どうして、 まだ、言葉が出るのでしょうか、他人の役にも、 立たないこの日々、所業、でも、でも、でも、でも、) 全て捨てたら 引っ越す時間だ 持ちすぎた何もかにもを いつになったら捨てられるのだろう 160 名前:きしゃのたび(1)[sage] 投稿日:04/05/10 20 28 ID lF9xkkio 161 名前:きしゃのたび(2)(おわり)[sage] 投稿日:04/05/10 20 28 ID lF9xkkio 【コメント】 174 名前:MUJINA ◇FJ2unionJK[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/15 01 00 ID Z0Lz2GhD 160~161 きしゃのたび まさに捨て聖ですな。仏教を感じる。捨てた末に感じる「生き物としての懐かしい匂い」を嗅ぐことができるのは、作者が覚者ではなく、詩人だから。作者は原点に立っている。 185 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 18 ID B1cAv+dU 160 きしゃのたび いくつも、良いなと思うような、かっこいい言い回しがあって、 「ちょっと良いコラム」を読んでいるような、そんな感じを受けました。 でも最後の三連で、何だか分散してしまいました。 えがこうとする世界全体を見渡しながら進んでいく集中力が、 途切れたのかもしれない、と思いました。 「服は要らない」とありますが、その極端さが、"全てを"捨てられない 原因じゃあないかなぁとかいう感想は、ピントはずれでしょうか。 194 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/05/19 17 36 ID Umv/UD7A ○2点 160:きしゃのたび 颯爽とした印象がとても心地良いです。 ここまで態度が明確だと、こちらまで清々しい気分になって旅に出たくなります。 195 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/05/19 21 38 ID XDj9YVtF 1点 160 :きしゃのたび(1) :04/05/10 20 28 ID lF9xkkio なんとなくいい感じ……なんだけど。なぜ? きしゃなの??? 【得点】 4点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 他我 街の夕暮れがほっぺに突き刺さる日 ○が△や×にすりかわる日 反省と後悔の区別がぼやけて 泣くだけの塊になっても 最後の手段を、始めの一歩と 履き違えないでおくれ 何度も何度も迎えるチャンスを 見逃しただけのことだ 死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな 寛大な平原を見たけりゃ稼ぎな 琵琶湖なら一人でもいける ナイフや酸素が告白してる 手を伸べた先は誰だい 死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな 俺の言うことが首に突き刺さるか 俺と君とでは比べられないから いかないで 162 名前:他我[sage] 投稿日:04/05/11 00 44 ID h4E3TmTV 【コメント】 174 名前:MUJINA ◇FJ2unionJK[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/15 01 00 ID Z0Lz2GhD 162 他我 作者は重い実体験を抱えてこの詩を書かれているのは、心中を察するにあまりあるものですが、一言苦言を。他我という思い切ったタイトルを選ぶには、よほどの分析と覚悟が 必要です。そういう意味で、このタイトルは変えたほうがよかったのでは。 185 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 18 ID B1cAv+dU 162 他我 死ぬな、というメッセージ。 絶望する人の心の、かゆいところに、というか痛いところに、 繊細に手が届いていると思いました。 胸を打たれました。が、「良い詩だ」という評価では、ちょっと違うな という気がするんです。 ■▲▼ 水平線に向かって浅瀬を歩く 振り返るとたくさんの僕が倒れていた ここまでくるのに何度自分を殺しただろう 数え切れない どうすることもできなくて 何度も何度も泣いていた 自分だけの為に泣いていた 雫は地面を湿らせてやがて浅瀬ができていた 水平線の終わりはまだ見えそうにない きっとそのうち全ては沈む 歩き続ける限り僕は僕を殺し続ける 涙が枯れることはない 163 名前:無題[sage] 投稿日:04/05/11 02 09 ID CM1/J2Jk 164 名前:163[sage] 投稿日:04/05/11 02 38 ID BrVWyEIC 【コメント】 174 名前:MUJINA ◇FJ2unionJK[mistyage@nifty.ne.jp] 投稿日:04/05/15 01 00 ID Z0Lz2GhD 163 無題 泣くな。殺した末、否定した末に見えてくるものがある。 185 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 18 ID B1cAv+dU 163 無題 「僕」と書いたとき、それが作中の主人公だけの物語、 作中の主人公だけの心象風景ではなくて、 すべての人、すべての「僕」がそうである、というふうに、 書けたら、というのがわたしの思う理想なのですが、 この「僕」が、まだ「作中の僕」だけのものであるような気がします。 ■▲▼ バイバイ 明日 僕は電車に乗って あのまちへ行くよ 夢に見たあのまちへ行くよ 今日はいい天気でした 丘から見えるこのまちは とても綺麗で綺麗で 明日 僕は あのまちへ行くよ 一人きりだけど 大丈夫かな みんないなくて 大丈夫かな あぁ みんなでよく集まったあの古風な喫茶店 今日のうちにコーヒー飲んでおこう もう飲めないから みんな心配ないよ 僕は平気だよ みんないなくて 一人ぼっちでも 元気にやってみせるから 僕の場所はいつまでも変わらない あのまちに行ったって変わりはしない みんながいるこのまちが僕だけの 僕の 居場所だから 僕の場所はいつまでも変わらない みんないつも通りバイバイって言おう 僕の場所はこのまちだけ だから 165 名前:バイバイ[sage] 投稿日:04/05/11 19 28 ID ZKRXjhO3 【コメント】 186 名前:Z ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:04/05/17 16 20 ID B1cAv+dU 165 バイバイ ひとつのシーンをえがききっているという感じはしました。 読んで、良い気持ちはします。悪い気持ちはないです。 しかし詩情の有無を思ったとき、それは無いんじゃないかなぁと思うのです。 前へ ← 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/511.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 作品 ■▲▼ 無題 245 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/10/03(金) 19 37 ID nBlTG7yt New!! _ -───- _ , ´ `ヽ / \ / ヽ / __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ 「 ´ {ハi′ } l | | | | | ! | | | │ 〈 ! | |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } , ⌒ヽ /⌒!| =彳o。ト ̄ヽ ´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! や ら な い か ? ! ハ!| ー─ i ! ` " ||ヽ l | | | /ヽ! | |ヽ i ! ヽ { | ! |ノ / ヽ | _ ,、 ! , ′ \ ! -゙ ‐ ゙ レ `! / ヽ ゙  ̄  ̄ ` / | |\ ー ─‐ , ′ ! | \ / | _ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _ _ -‐ " / | ゙、 ヽ ____ ´ │ ! | ゙ ‐- 、,_ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 進化論 246 名前:進化論1/3 [sage] 投稿日:03/10/03(金) 21 30 ID lUap+Uys New!! 柔らかい肢体が跳ね 少しずつ確かに荒くなる呼吸 ゆっくりとゆっくりと なんて思っていたのに おちていきそう 汗ばんだ手が虚空へ助けを求めるように 落ちてきたものは天使の羽なんかではなく 震動に合わせて震える梁から落ちてきた埃 247 名前:進化論2/3 [sage] 投稿日:03/10/03(金) 21 30 ID lUap+Uys New!! おちていきそう 真っ赤な舌がちろりと覗く 悩ましげに寄せられた眉に 呼吸はさらに浅く激しくと 進化 退化 進化そうして 生きていくのです 私たち ああ 少しずつ 限界へと ああ ああ 248 名前:進化論2/3 [sage] 投稿日:03/10/03(金) 21 31 ID lUap+Uys New!! 夢よ覚めないで おちていきそう だなんて 笑った少女の面影を残した 肉塊を腐らせていく 時間よとまれ 退化 ああ、そうして 空白 ? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ある童貞の妄想と願い 252 名前:ある童貞の妄想と願い [] 投稿日:03/10/04(土) 21 04 ID E7EDyhih New!! 僕のベッドの中で セックスが光の屈折の中を ゆっくりと流れるとき どこか遠くの国でクーデターが起こった ニュースキャスターが丁寧に意味の上を すべるように話す すべりすぎて彼女は殺された 寝ぼけた白熊が間違って月をかじっている そんな音を耳にしながら彼女は安心しきって 笑いながら寝ている どうやら白熊が海に落ちたらしい 静かな寝息が ゆっくりと 時間の流れを 消費して 電子の子らが僕達を 優しく優しく祝福してくれている 254 名前:ある童貞の妄想と願い2 [] 投稿日:03/10/04(土) 21 09 ID E7EDyhih New!! 交尾とセックスを使い分ける僕らを 見て水槽の金魚たちが嫉妬している 種の保存からかけ離れたコミニュケーション 延々と続く病的な原始の鼓動 加工される愛の形はいつのまにか ファッションヘ そうセックスが創作の女神であったころ 夢見がちなひげ面の大人は子供であった でも僕は体験できないかもしれない この何よりもすばらしいはずのセックスを それでもいいよ 知らないほうが幸せってこともあるかもしれない 知ってしまったら案外くだらないかも そんなこんなで 海から這い上がってきた白熊が月をかじりすぎて 月はいつのまにか三日月になっちまった それを怒った神様が白熊だけ極寒の地へご招待 チケットは片道だけ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ たまご工場 262 名前:たまご工場 [] 投稿日:03/10/04(土) 22 37 ID JEYBTqV5 New!! 耐えられれば 珊瑚色に完熟したやまなみは 遠くて 工場のそとはコスモスばたけの秋 とりあえず花粉浴びる 首に輪のある女はどうせ お嫁にはいけないのだけれど 工場のグランドでは 中学生が練習ばかりしている まだらに枯れた芝の肌に その白いボールが 染みて消える夜も知らずに そうだった ミシン工場が たまごをつくる 健康たまごは肌色いから あれは成りそこない たまに動くから よっぽどつらい 赤黒い 工場のまんなかを 鉄錆の川は流れて西へ 両岸に延々とつづくご先祖さまの列が 地蔵菩薩のみもとに分別するのは だれかの赤黒いの ちいさな願いがようやくかなう未来には 願ったことなんてすっかり忘れて 疲れている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ SEX 264 名前:SEX [sage] 投稿日:03/10/05(日) 00 15 ID sMGPMwuk New!! 星が降る今宵もまた 天は地とまぐわい 生と死をもたらす 幾億の奇跡を重ねて巡り合い 心からの交わりを望みながら 肉を突きつけることしかできないのは 悪魔の情けか神の咎か 貪るのは渇きのためではなく 与えるのは癒すためではなく 欲しいのはおまえの命 聖杯の誓いを飲み干して おれの命を産んでくれ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 楽しい性行為 265 名前:楽しい性行為 [sage] 投稿日:03/10/05(日) 18 31 ID aNnB4J7P New!! 「やあ、元気?」 「うん、まあまあかな。」 ******************************************* パコパコパコパコパコパコ ******************************************* 「最近どうよ。」 「何か家族が上手くいかなくてねえ、悲しいよ。」 「娘さん年頃かあ。そりゃそうさ。」 「一回、ビシッと手を上げてみようかなあ。」 「やめとけやめとけ、責任全部お前だって。そんなことしたら。」 「父権の喪失ってやつかなあ。」 「まあ、時代は変わってゆくものだよ。」 「そうだねえ。」 *********************************************** パコパコパコパコ。ピュッ。 *********************************************** 「猿の男女の友達は、挨拶代わりにやりますが、 こんな風にセックスがあったのなら、 世の中はもっと面白かったのかもしれません。 それは多分、セックスの面白さではなく。」 ********************************************** 「何か面白いこと無いかなあ。」 「あったらこんなことしないって。」 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 電柱とマンホール 266 名前:電柱とマンホール [] 投稿日:03/10/05(日) 19 52 ID jAjkqa1E New!! 『お前の家の前の通りは 夜になると暗過ぎますよ そのせいで電柱が遊びまわるじゃないですか 可哀想に』 いきなりやって来た背の高い男の言い分 いきなりやって来た背の高い男の口説き文句 見ると その背の高い男の胸には名札があって 名札には大きく「フェミニスト」とだけ書いてあった いきなりやって来たフェミニストの言い分 いきなりやって来たフェミニストの口説き文句 フェミニストは「電柱は危険だ」と訴えつづけた しかし 何故危険なのか?どう危険なのか?と云うことには 一切触れようとしなかった 私は疑問に思い聞いてみた 「どうしてどういう風に危険なのです?」 フェミニストは言った 「遊びまわるから危険なんです」 267 名前:電柱とマンホール2 [] 投稿日:03/10/05(日) 19 53 ID jAjkqa1E New!! 続いてフェミニストはパンフレットを見せてくれた そこには「電柱は危険だ!」と大きく書かれていて 更に 「電柱を防ぐには?」と大きく書かれていた フェミニストはもう一枚のパンフレットを出した フェミニストの説明と並行して読んだ 『電柱はとても危ないので マンホールに カバーを張る必要があります そうすれば電柱は行き所を失うのです』 パンフレットにも同じような内容が書いてあって フェミニストはデュラルミンケースから マンホールカバーを取り出して私に見せつけた 『今なら2000円ですよ』 私はとりあえず断った 「貴方の話には信憑性が欠ける」と言わんばかりに 冷たい視線と態度を送ってやった 268 名前:電柱とマンホール3 [] 投稿日:03/10/05(日) 19 54 ID jAjkqa1E New!! 仕方なく帰ろうとしたフェミニストは 帰る間際にトイレを借りてった キユーキュギシシ トイレの窓を開ける音がした 私は「変だな」と思った フェミニストは平然と帰ろうとした 私は見逃さなかった 後ろを向いたフェミニストの頭上に 黒い導線が繋がっていたのを! 私はフェミニストに尋ねてみた 「その頭上の導線はなぁに?」 フェミニストは黙り込んだ 私は問い詰める前にもうフェミニストのスーツのボタンを飛ばし フェミニストの服を剥いでいた 269 名前:電柱とマンホール4 [] 投稿日:03/10/05(日) 19 55 ID jAjkqa1E New!! そう はだけたネズミ色の肌 やっぱり やけに背が高いと思った 実はフェミニストは電柱だったのだ! 黒い導線はもちろん電線であった 電柱は泣きながら逃げ出し 「ご勘弁を」と言いながら どこかへ走って行った 私はその日のうちに 家の前のマンホールに加え 家中の穴と云う穴に 真黒なカバーを張ってやった もちろんトイレの窓にも 鍵穴にも張ってやった 270 名前:電柱とマンホール5 [] 投稿日:03/10/05(日) 19 56 ID jAjkqa1E New!! 緑の植物もたくさん買って来たので 少しも息苦しいと思わなかった それ以来 私の家は近所で「黒い家」と呼ばれた それでも私は気にしなかった それ以来 私は道で電柱を見るたびに キッ と睨みつけてやるのだ あくまで キッ とね 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 風船遊び 271 名前:風船遊び(1/3) [] 投稿日:03/10/05(日) 21 52 ID zef5Rsg2 New!! 息を吹き込む できるだけたくさん あたたかい息を 体温をたっぷりと含ませて 先端から 割れないように 爪を立てて傷つけないように けれど優しすぎても あなたはあなたの姿にはなってくれない それがいやなんだ 呼吸が早くなってきている 吸う空気が増えてあなたが匂う 吐く空気が増えて僕は上気する 唾液がこぼれて頬を滴って あなたの匂いに交わる 272 名前:風船遊び(2/3) [] 投稿日:03/10/05(日) 21 53 ID zef5Rsg2 New!! 先端から口を離す 名残惜しい いや名残惜しくなんかない 指に力を入れて僕は 先端で結び目を作って きゅっと短い微かな鳴き声を聞きながら 僕の体温をあなたのなかに閉じ込める 動かなくなったあなたの やわらかい感触を確かめる まだ残るぬくもりを 両手の隅々の細胞で感じる 滲み出る汗と滴る唾液で 手を這わせて弄ぶことを 飽きもせずに繰り返す 273 名前:風船遊び(3/3) [] 投稿日:03/10/05(日) 21 54 ID zef5Rsg2 New!! なぜか空へ空へと行こうとする あなたの自由を奪う 思い通りにする 僕の思い通りが あなたの思い通りと 疑うことなく いつしか小さくなったあなたを 望み通りに空に放つ かつてより空への希求は衰えただろうか 弱々しいあなたを見送る 寸分違わぬ決まり文句で 習慣になっている儀式を無難に済ませて 僕はまた新しい風船を探す 思い出という言葉は 決まり文句のなかにしかないことを 僕も知っている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 「漢~オトコ」「漢~宣誓と申告」「漢~最愛の君」 276 名前:「漢~オトコ」 [] 投稿日:03/10/06(月) 01 37 ID 7r5wNVZu New!! しずしずと 真っ白な雪が降る 白一色の世界はまるで死に装束で 乙女の薔薇には今宵も死の選択を 未だ“天秤”は恐怖に軍配を挙げている 天に召しますファッキンな神サマよ アンタはこの世に恵まれた者とそうでない者を創った この世には許しがたき理不尽がある 俺の傍らのコイツにもそれは等しく当てはまり 死の腐臭に満ちたサタンは いつだって少女にナイフをプレゼントする To be or Not to be. と 孤独と恐怖を天秤にのせ いのちの選択を強いるのさ いい趣味してるぜアンタ だがな神サマよ この俺がアンタのおもちゃに惚れちまったんだ コイツが泣けば俺は悲しいし、笑えば嬉しい コイツのいない世界は灰色だ 学無き俺は優しい言葉も救済の祝詞も知らない “漢は年に三言”を実践する俺に下手なセリフは必要ない 俺はただアダムの食った林檎に賭けている たとえ凍てつく氷土を歩むとも 俺は惚れたコイツを護り抜く 277 名前:「漢~宣誓と申告」 [sage] 投稿日:03/10/06(月) 01 38 ID 7r5wNVZu New!! 厚顔の倫理曰く 性衝動は少なからず何かを奪うものらしい まったくネガティブな発想であるが 俺は敢えて応えてやる そうさな、ならば俺は 可愛いコイツから天秤と一人ぼっちの夜を奪おう ついでに一年後の幸せな家庭をもれなく贈呈 市役所のオッちゃんよ、あんたにオーダーだ コイツのお腹に元気な男の子を一名予約しておくぜ さぁて俺との一本勝負といこうじゃないか天の君 今宵のカードはエースの連番 エイトではじまりクイーンが微笑む その呼称 “ストレートフラッシュ” ハイカードのごとき落胆を浮かべBETの一声を誘う 俺が唯一憐憫の情を持たない勝ち戦 お前が相手の時だ 死神よ 今宵の“つるぎ”はキンキンにキレるぜ その切っ先 お前の中心線をなぞり芯を突く その心に住み憑いた死神を 俺の性欲がぶった斬る 278 名前:「漢~最愛の君」 [sage] 投稿日:03/10/06(月) 01 39 ID 7r5wNVZu New!! 初つ お前は未知なる苦痛に歪み 二つ 泳ぐ視線は俺を捕え 三つ 静止を懇願す 俺はやめない 代わりに強く抱きしめ その口に指を突っ込み痛覚を共有す 四つ 頬に口付け 五つ 拙い愛を囁く 囁く 囁く 六つ 細腕がこの背中を這いはじめ 七つ はじめて鳴咽木霊する 八つ 再び愛を囁き 九つ 俺の胸には涙の祝福 あとはただアダムの系譜にまかすのみ 拙い体にサカリ宿した雌蛇を抱き 果てながらの俺は思う 愛しいお前は来年から立派な母だ だから手首用ナイフの代わりに 母子手帳と ガキに林檎剥いてやる“果物”ナイフが必要だ そうだ お前には優しい責任を 俺には真っ当な稼ぎと守るべき家を SEXは未来を紡ぐ 違うかい? いつしか 長いまつげの傘が上を向き 愛しき伴侶が微笑んでいた 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/5.html
ページ:1 2 3 お題 涙 開催期間 2005/12/09-2005/12/19 参加作品数 29 審査員 7人 本スレ 15の546-638? 議論スレ 11の914-981? 【チャンプ】 いかりや長介が死んだ夜(長介ジュニア):16点 【準チャンプ】 寝所にて(あぶく):8点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 547-550 涙 ねむい 4 552-554 薔薇は蝋細工 メタリック竹輪〔Remodeling〕 3 555 空の表情 - - 559 愛の涙 ミミン - 560 虹の真下で会いましょう んなこたーない 4 562 あやまる - - 563 Δ9 - 1 565-568 いかりや長介が死んだ夜 長介ジュニア 16 570 寝所にて あぶく 8 571 雀の涙 - - 574-575 好きだったひと アンプ 1 576 寒 涙 前線 - - 578 蜘蛛の巣 し - 579 反射する いぷ 3 581 霜の柱 阿麻 1 584 今日で終わり - - 585-586 終着駅にて - - 587 子育てしない動物にも涙腺はあるそうです ゼッケン 1 589 涙のソテー レアでお願いします - 1 590 雨 - 1 591-592 ギューってしたい - - 593 魚の涙 にいちぇ 3 594,596 カーテン - 1 600 無題 - - 601-603 ディープインパクト - - 604 失恋 - - 605 穂 大木人 5 606 帰ろう。 ◆Wani6uvhK. 3 607 無題 - - 【審査員】 新月てるあき ◆aglqL.ViKQ ◆L4LyBSss3w 虫 ◆Yh5.nC8OlA Canopus ◆DYj1h.j3e. にいちぇ ◆UQRl.WeFEk 葉土 ◆Rain/1Ex.w ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY 【採点レス】 614 名前:新月てるあき ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2005/12/17(土) 12 48 23 ID OunY+Qss 2点 547-550:『涙』:ID 1B+uzYNJ氏 1点 587:子育てしない動物にも涙腺はあるそうです:ID fB4wHe2T氏 620 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 12 00 ID p701hVV+ 【3点】 565-568:いかりや長介が死んだ夜:ID BLtWBYsn氏 【2点】 552-554:薔薇は蝋細工:ID GK6LfjWs氏 570:寝所にて:ID Nby7fMkS氏 579:反射する:ID r4MMY1qj氏 605:穂:ID zgblGfPq氏 【1点】 581:霜の柱:ID QvjB0m9n氏 589: 「涙のソテー レアでお願いします」:ID cbgDl72Z氏 594-596 : カーテン: ID JHdgNEAG氏 606:帰ろう。:ID shjQLNUf氏 621 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/17(土) 22 19 01 ID ssp2D23g 565-568 いかりや長介が死んだ夜 3点 570 寝所にて 3点 581 霜の柱 2点 547-550 「涙」 1点 622 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/17(土) 22 51 06 ID ssp2D23g うわあ間違えた!!! 2点は 605の「穂」にあてたものでした。 「霧の柱」の方、ごめんなさい、失礼しました…m(..)m 630 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 21 02 27 ID qv6QNB/P 3点 565-568:いかりや長介が死んだ夜 2点 593: 魚の涙 1点 547-550:『涙』 552-554:薔薇は蝋細工 560:虹の真下で会いましょう 579:反射する 590: 雨 605:穂 632 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 33 05 ID H9H5J1Ga 565-568 「いかりや長介が死んだ夜」をお書きになった方! というわけでぶっちぎりで3点。持ち点が20点だったら20点全部あげる。100点だったら100点あげたい。 570 「寝所にて」の作者の方が次点です。一位との差を考えてしまったので1点ですがご勘弁を。 606 「帰ろう」の作者の方。三位なので本当は0.5点くらいにしないと二位の方に悪いような気もしますが、サービスで1点あげます。 633 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/19(月) 12 35 48 ID 218nYDPs 565-568 「いかりや長介が死んだ夜」 3点 634 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/12/19(月) 14 45 37 ID oxIsrvt+ 3点 560:虹の真下で会いましょう 2点 573:寝所にて 1点 563:Δ9 565-568:いかりや長介が死んだ夜 574-575:好きだったひと 593: 魚の涙 606:帰ろう。 作品 ■▲▼ 涙 その女は泣いていた。 俯いているせいでその長い髪が顔を覆っている。 左手を目元に、そして肩は小刻みに震えていた。 すすり泣くという表現が正しいだろう。 ウワーンという、所謂号泣の類ではない。 傍らに男がいた。恋人だろうか? 滑稽なほどに狼狽している。 面白いのはその男が、周りばかりを気にしている点だ。 ここからは声は聞き取れないが、 「こんなところで泣くなよ。人が見ているだろう」 そんなことを言っているのが何となく想像できた。 どうしてこんなことになったのか。 そんなことを私が知り得る筈もない。 確かにあの男は頼りないを通り越して情けないが、 例えばその女が浮気をしてしまっていたとして、 その気持ちもわからないでもないが、 仮にそれが男に露見してしまったとして、 女は女で嘘をつき通せそうにない人柄に見えるので、 全てを話し、泣いてしまっているのではないかと、 私は想像を膨らましてしまったが、 万事、どんなことがあろうとも、 “どちらが悪い”などという二極論で、言い切れることなどない。 しかし女は泣いていた。 どんなことを考えて泣いているのか。 ここに至った過程ではなく、今、何を考えているのか。 それこそを私は知りたいと思った。 例えば先程の私の妄想の結果がこの涙だとして、 女は今、何を考えているのか。知りたかった。 男は公園のベンチから、女を無理矢理連れて行こうとしていた。 ほとほと困り果てた顔で、こう言った。大きな声だったので、聞こえた。 「何でお前が泣くんだよ。泣きたいのは俺の方だよ」 女のことを“お前”という奴が、私は嫌いだ。 女はまだ、顔を上げない。 肩もまだ、小刻みに震えたままだ。 しかし、私の見間違いかもしれないが、 女の口元がふと歪んだ気がした。“笑みだ”と思った。 その唇の間から白い歯が見えた。整った歯が。 嘘だ。 私は見間違いだと思った。いや、見間違いに決まっている。 私は女の、斜め後ろにいたのだから。 声も満足に聞こえないほど遠くに。 私は急速に熱い気持ちが萎んでいくのを感じていた。 きっとさっきの幻覚は、私の何かが彼女の内部を覗き込んだのだろう。 “女は嘘泣きをしている” それが私の結論だった。面白くもなんともない。とんだ茶番だ。 本気で狼狽している男が、さらに情けなく見えた。 私は座っていたベンチから腰を上げ、夕焼けに染まる公園を後にした。 翌朝、私は7時に家を出て職場へと向かった。 今日からまた5日間、退屈な日々が続くと思うと、 毎度の事ながらひどく心が重かった。 いつものように、駅へと向かう道の途中、公園を横切ると、 視界の隅に、数人の人影が見えた。 普段ならさして気にも留めずやりすごしてしまう光景だが、 私は少しだけ嫌な予感がした。 その場所が、私が昨日座っていたベンチの斜め前だったからだ。 その男は泣いていた。 ベンチの上に力なく横たわる女の前で。 女は静かに死に、男は号泣していた。 「何でだよ、何でだよ」と、うわ言のように繰り返している。 私の脳裏に、あの女の笑みが強烈に蘇った。 あれは私の都合のいい妄想が作り出した、そういう幻だったのか。 それとも女は“死んでこいつを困らせてやる”と、そういう意味で笑ったのか。 ここで獣のように吼えている、この男が殺したのかもしれないが、 女に目立った外傷はなかった。凍死かもしれない。 いやもう、全てがどうでもいいことだ。 私は自分という存在とその無能にあらためて失望していた。 私がもう少し長くあの場にいたならば、 あのとき感じた異常な空気を、 想像の域を出ないにも関わらずそれに支配され、 安直な理由付けさえしなければ、 もっと面白いものを見ることができたかもしれないのに。 「何でだよ。何でだよ。なあアンタ、教えてくれよ。なあ」 男は集まった人たちにすがっている。 この上なく醜い。情けないを通り越して、醜い。 私にも男はすがりついてきた。 「なあアンタでもいい、教えてくれよ。なあ」 初対面の人間を“アンタ”と呼ぶ奴が、私は嫌いだ。 周りの人たちは ―なぜだろう?― 泣いている。 どんなことを考えて泣いているのか。 あまり面白くなさそうなので、私は考えるのを止めて駅へと急いだ。 公園を出るとき、パトカーとすれ違った。 その向こうで、あの女が笑っていた。 私を見て笑っていた。 左手を目元に、肩を震わせて笑っていた。 朝日の中で、笑っていた。 どんなことを考えて笑っているのか。 「何でだよ」 口に出して言ってみた。自分とは思えないほど、情けない声。 『馬鹿野郎!』 男を馬鹿呼ばわりする女が、私は嫌いだ。 「馬鹿は“オマエ”だ!」 いつからだろう。涙が出なくなったのは。 547-549 名前:『涙』 [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 03 27 31 ID 1B+uzYNJ 【コメント】 615 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 00 57 ID p701hVV+ 547-550さん。 短編小説並みに構築した、背筋が寒くなる読後感の詩です。 只、筆を尽くした描写のほとんどが主観で、意外と情景描写が少ない気がします。 もっと鋭く削り出せたかも。 621 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/17(土) 22 19 01 ID ssp2D23g 547-550 「涙」 1点 内容も文体も納得がいかないのに、所々の言葉づかいに 詩情を感じました。パワフル。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 547-550 ストーリー仕立ての作品は、ある程度の冗長さは必要である、と ぼくは考えています。が、前半は1/3くらいに凝縮できそう。泣いてる場面、 死の場面、女と私の対話、の3幕ものとして考えると、分ると思う。 627 名前:新月てるあき ◆aglqL.ViKQ [sage] 投稿日:2005/12/18(日) 12 16 44 ID kzIJTep6 547-550:『涙』:ID 1B+uzYNJ氏 起承転結なんかがしっかりしていて作者の技量のすごさを感じました 最後のくだりが特にすきです。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 547-550 アイヘイトマイセルフ/ジョーンジェット 976 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2005/12/21(水) 02 23 08 ID Xrsz1ChN 参加者の皆様、お疲れ様です&ありがとうございました。 『涙』を書きました、ねむいです。 内容については触れるべくもないですね。 ただただ勢いに任せて、思いつくままに書いた結果、かなり冗長な文章が出来上がりました(苦笑) 書き込んだ後で色々と直したいところが出てきたわけですが…。 点を入れてくれた方、評を下さった方、本当にありがとうございました。 参加者も多く、楽しくて読み応えがありました。 長介ジュニアさん、チャンプおめでとうございます。共感ではなく、感動できる、素晴らしい詩でした。 【得点】 4点 新月てるあき ◆aglqL.ViKQ:2点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 薔薇は蝋細工 (1) 全部嘘だ 日々爛々と咲き誇る嘘だ 従え果てるまで鉤裂いた月も、嘘にどっぷり漬かった、青醒めたまま醜態転がす。 只、埃塗れて浄化をせがむ月の行方探しに人間一人必要ではあったとしても。行方暗ました人など月は探しやしない。 池に飛び込み割れる月、音無し。 それを見やって頷き合った二人は何の罪もない水面に木馬を放り投げたのだった。 全部嘘だ 日々淡々と溶け落ちる嘘だ 枯れぬ癖に散らぬと嘆く言の花弁が乞う、云いました。 見境の無い窓は、ユウランユウラリ親指と人差し指で括ってしまえば人形劇の様だと。 宣い身深く、神妙な度合いで地に擦り付け許しを、恋う一人の女がおりました。 女の年の頃定か、知れず人知れず。 額しなだれる前髪、色濃く影を落とす色合いが陰気で妖艶な塩梅。 身勝手突っ返す嘘と、並べ立て申し上げて置きましょうと重ねたのは手。 今宵も歓談の酒蔵、女の話に聞き耳立てるのは、酒樽より漏れ酒を呑む、石壁の番人。 大蛇。 石壁飾る鱗、傷を負った見苦しい姿で這いつくばっている男。 誇るは鱗数、のみオロチ。 (2) 菱形の頭部、膝に乗せ女の話に聞き入る。 おとなしく股のカーブに身を委ねる大蛇がそこ、に。そこに。 幼少の時分 父に連れられて楽しめたのは遊園地のメリーゴーランドのみでした わたくしは末娘 撫で尽くされささくれ立つまで擦られる程の可愛がられようで 取り柄は家族の中で最も小さいという理由のみで 強く守られていたのだと気が付いていました 父は私をメリーゴーランドの馬車ではなく白馬に一人またがらせ 柵の入り口付近で煙草を腕上げる為の飾りにして わたくしを眺めておりました ええ何時でもそうでした でも父は一度たりともわたくしと一緒に白馬には乗ってくれませんでした 淋しくてわたくしは泣きながら眩しい回転に恐れてはいたものの 白馬にしがみついて リンロンランロロリロラロリンのリズムに溺れること無く 回り続けるのが楽しくて夢中で 目蓋を閉じるのさえ勿体なく惜しんで 揺られ白馬にまたがっていたのです 今では父がロマンティストに思えるから不思議なんです 人前で白馬にまたがること 今では到底恥ずかしいばかりで躊躇してしまう メリーゴーランドの白馬 ニスの光沢が湿っているその背 足を揃えて座るようになってから 人前でまたがる行為に知らず知らず羞恥心を持った その日から わたくしは父が私を大切に思ってくれていたことを思い知ったのです (3) 白馬は上下に動きながら回ります 幾千もの星の尾尻を掻き集めた電飾の彗 その幼少のわたくしが見た光は生まれたばかりの星となり 時を経て 隔てた距離に 移ろう 残像になって目の裏側から現れ今も光り煌めいております うっかり忘却のアルバムにしまおうとすれば わたくしさえ焼き尽くす青白い輝きで 目を見開いたまま天にその光を返してやるとその時に 父の声が聞こえるのです 「白馬には好きな人とお乗りなさい 白馬には好きな人とまたがりなさい」 と 明日になれば白々しく溶け落ちる様な薄い手の甲に黒子。 捨てた木馬を探しに女は、蔵から足早に出ていったのだが、朝間近な時の刻。 出会い頭、擦れ違い態、赤の他人様であれば良いのだが、新聞配達の自転車の凄い捩れ鳴き。 鶏の鳴きより響き良好に結構滑稽コケコッコウ、急ブレーキキュキキッと響いた所。 察するに女、足を使わずに走ったと察しは付くのでした。 嘘だ 全部嘘だ 日々悠々と反芻する嘘だ 力なく首を吊り上げ怯えながらも舐めているそのものが涙というものであると、大蛇が小さく小さく鳴いて告げている。 それだけは嘘でありえないのでしょう。 土に染み入る前に。 木馬が揺れていた場所で。 552-554 名前:薔薇は蝋細工 [] 投稿日:2005/12/09(金) 08 22 51 ID GK6LfjWs 【コメント】 615 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 00 57 ID p701hVV+ 552-554さん。 溜息が出る程濃密な描写。“嘘”のリフレインが印象的です。 敢えて筆を抑えず奔放に伸ばした言葉が、語りの白々しさを引き立てています。 ものがたりの凄み、だなぁ…。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 552-554 文体と表現方法に天性の「揺らぎ」とでも言うべきものを感じて 読んでてスリリング。反面、明らかな文章のアラも目立つ。読んでて引っ掛か る所も多いね。大蛇の存在感が光芒を放つ。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 552-554 リゾラバ/爆風スランプ 958 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2005/12/20(火) 03 05 37 ID MTrwE9VY 薔薇は蝋細工〔しょうびはろうざいく〕 を書きました竹輪です 感動の涙とは程遠い 逆行 アンチテーゼと涙の質 涙を製造する機能を備わってる体 そのマイナーな位置から 書きたかったので 点数をもらえるとは思ってもなかった 雨さん カノープスさんありがとうございます うれしかった 評を下さり 審査員の皆様ありがとうございました 964 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/20(火) 03 54 36 ID PcZa1rMO 962 いえいえ、薔薇は蝋細工もリゾラバさえ思い出さなかったら良かったんすけどねー。(笑) 965 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2005/12/20(火) 04 01 51 ID MTrwE9VY 964 今言われてみれはたしかに「全部嘘だ。→ぜんぶう~そさ」 確かにリゾラバの出だし 爆 嘘だ全部 にすればよかった でも笑った 爆スライメージとかぶると削げるわなやはり にいちぇにぃーモソモソおやすみ! 971 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/12/20(火) 14 33 58 ID dW8YjWp8 958 メタ輪さん、嘘で始まる部分とそれを受ける最終連が 本体の質量を担ってる部分と乖離してるような印象で、 ただ嘘と言いたかっただけなのか、なにかを嘘だと言いたかったのかがよくわかんなかったよ。 わかんなくていいのかな? 977 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2005/12/21(水) 03 25 51 ID IQ95rprl 971 ゼッケンさん メタ輪でふ 爆 ゼッケンさん審査お疲れさまでした う~んこれタネ明かししたくないんだけど 〔内緒でヒントだけ〕 メタ輪さん、嘘で始まる部分とそれを受ける最終連が 本体の質量を担ってる部分と乖離してるような印象で、 話の上下は説明を極力削り 視覚的要素表現に徹したのは意味があって 語りの部分は調整なし ただ嘘と言いたかっただけなのか、なにかを嘘だと言いたかったのかがよくわかんなかったよ。 ヒント:薔薇は蝋細工 〔しょうび はろう ざいく〕 見たもん〔視覚がとらえたもの〕と言葉自体がまったく意味の違うものとして潜んでいることも→嘘 考えるより感じてほしくてこうなったです 説明的な文句削りすぎなのかもですが 笑 好きなように読んでほしくてこうなりました ゼッケンさんの作品は話がはっきりわかりやすい うーんと研究さしてもらいます 笑 【得点】 3点 ◆L4LyBSss3w:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 空の表情 いつも青空は僕と同じ気持ちなんだ 雨の日も、風の日も、雪の日も僕の生き方を写してるようだ… 間違いも戸惑いも、全部本当さ 探していたよ、いつも君を… 別れることを選んだ二人 夕紅色の涙流れて、あの川辺で一人待ちぼうけ… 思い出と一緒に、心に刺さる夕紅の涙 全部忘れらたら楽なのに…このタバコの煙みたいに浮かんで消える ベランダからだけど、あの時間を思い出すよ… 555 名前:蜜柑 [] 投稿日:2005/12/09(金) 08 27 28 ID NtwTy3hK 【コメント】 615 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 00 57 ID p701hVV+ 555さん。 空を題材に取りつつ、語りは自身の追憶に向かっていますね。 短い詩の場合、何処に焦点を当て、何を「切り払う」かが重要になります。 ちょっとフレーミングが大まかだったかな? 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 555 冒頭の2行で、ハナっから引っ掛かりを覚えるね。「僕の生き方」が ふたりの追憶そのもの、という人生にも、疑問に感じる。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 555 ダウンバイザリバー/ニールヤング ■▲▼ 愛の涙 珍しく我慢してるの 啼くのを いつも堪えられず 逢える日が 近くても 芯から共鳴して いつの間にか 濡らしているから 啼いてしまうの でも 零して溢れても 我慢してみるわ もうすぐ至福が 待っているから… 559 名前:愛の涙 [sage] 投稿日:2005/12/09(金) 14 56 10 ID 78z6aoyT 【コメント】 615 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 00 57 ID p701hVV+ 559さん。 …えーと、これはまた直喩で(大汗) ただ、Sexを読んでしまえば種明かしが終わり、なのは残念。 もう一枚、裏に暗喩が仕込んであると凄く面白いのにな。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 559 「啼く」に、すごい違和感。馬だとイメージしたら、意外と面白く読 めたけど。でも、そんなんじゃないよね。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 559 ペイシェンス/ガンズ&ローゼス 969 名前:ミミン ◆4fCTWDhugY [sage] 投稿日:2005/12/20(火) 13 12 40 ID 5WkZq8Gm 559 『愛の涙』を描いたミミンです(*_ _)ペコリ 評価人様+集計様,お疲れ様でした( _ )もう少しひねりたかったんですが,浮かばず投稿してしまいました(苦笑) 『啼く』のご指摘ですが私が高い声になるから…で説明を終了します(笑)鳥のイメージだったんですが…(ノ_・。) 参加出来て光栄でした!また参加させて下さい( _ 。) 優勝者様,おめでとうございます! ■▲▼ 虹の真下で会いましょう テーブルの上の機関銃 記念碑を運ぶピアニスト 空席だらけの映画館 ぼくらは何度も地球儀をまわす 頬をかすめる花束の乱反射 やさしい言葉に顔をあげたら 直線だけで描かれる 3分半のsummer rain とらえきれない表情が 天使のようにめくられるとき ぼくはパラソルで偽装する あなたは水平線で髪を飾る 扉の向こうで止まる観覧車 右手に隠したレモンの冷たさ ポケットの中では青空が広がり ぼくの涙を注いでみたら さよならの代わりの虹を咲かせた 「ずっと私は世界を飛べない空だとばかり思っていた」 「きっと私は立ちすくむ自分をどこか遠くの方から見てばかりいた」 100年分の喝采が 飛行船の影に舞い上がり 水溜りを避けてぼくらはすれ違う その瞬間 ぼくとあなたは気がつく 止まない素敵な偶然に 虹の真下で会いましょう。 560 名前:虹の真下で会いましょう[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 17 05 35 ID 9Ow616ez 【コメント】 615 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 00 57 ID p701hVV+ 560さん。 眩しく詩的なフレーズで、だけど何を描きたかったのだろう? どう言えば良いのか、“芯”が見えない作品です。 とても描写が素晴らしいだけに、どうにも戸惑ってしまいます。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 560 ことばの運びが、すごいきれい。かつスケールもでかくて、爽やかな 読後感です。気になるのが、最終連の会話で、いったん世界を自分の方へ引き 寄せてるんだけど、そこに至る「生きる」という伏線が足りなかったかも。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 560 月の裏で会いましょう/オリジナルラブ 【得点】 4点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY:3点 ■▲▼ あやまる とつぜんはじけたように大声で泣かれた これは初めてだ おどろいた 抱き続ければやむかと思ったが とてもそんな雰囲気ではなく 萎えたおれは身を離した え なに なんなの なんで泣くの どうしたの先生 さっきの女のことが心配なの あれは遊びだったっていったでしょ なんだよ急に なんだっていうんだよ 吠えるように泣き続けるこのひとに辟易して おれはそそくさと服を着る じゃあねと帰るそぶりを見せても 泣き声は大きくなるばかり さすがは教師 たいした肺活量だ 迷った末にベッドへ戻って腰をおろし ぽっぽと熱くうずくまる体に腕をまわした なんなんだよ なんなんだよ と 繰り返しながら 嗚咽にふるえる背をさすった 泣き疲れて寝入ったこのひとの ぐんなりしたはだかを毛布でくるみながら なんなんだよ ともう一回いってみて 気がついた ごめんなさい というべきだったんだ ずっと 562 名前:あやまる [] 投稿日:2005/12/09(金) 21 48 02 ID BLCC9Ect 【コメント】 616 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 01 55 ID p701hVV+ 562さん。 一幕のエピソード。主観視点で語られる顛末。 淡々とした語りに、突然生々しく挟まれる「先生」が異彩を放っています。 効果を狙ったのか、それとも読み手に了解を強いたのか。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 562 すべて説明すべきではないんだけど、複雑そうな事情を、簡単な描写 に終始させてしまったんです。だから最終の「ごめんなさい」が、何ら説得力 を発揮しない。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 562 個人授業/フィンガー5 ■▲▼ Δ9 脳の分泌開始で 陶酔 染色体xxとxyとオーディン神 ブランク 0.1 ∞を知らぬ通り 垂直に限りなく近い放物線を 先へ先へ 辿ります 永遠に旅させて 可哀想に 熱エネルギーと変わるを 待ちます 563 名前:Δ9 [] 投稿日:2005/12/09(金) 22 17 31 ID 3DjBWnfY 【コメント】 616 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 01 55 ID p701hVV+ 563さん。 タイトルが読めません(汗)HNなのかな? がちがちに硬質な単語で構成された恋愛詩に読めます。 でもこれ、「涙」を内抱しているのだろうか…? 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 563 涙そのものの表現をしようとしたことは分りますが、1行毎に場面を 切り換えるんじゃなくて、例えば、零れた涙から始まって、涙の起源へと向か う手法だったりしたら、読みやすかったんじゃないかなあ。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 563 ビューティフルエナジー/甲斐バンド 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY:1点 ■▲▼ いかりや長介が死んだ夜 1. 海と山にはさまれた 曲がりくねったその街は いたるところ赤土と石段だらけで 斜面を少し滑り落ちるだけで 良ちゃんの短パンの尻はオレンジ色になった 二百段の石段をのぼりきれば、その建物に行けるが 俺たちはそんな安易な道は選ばない 触れるだけで皮膚を切る野草の葉と戦いながら 山間の道なき道をゆき、裏から潜入するのだ 不思議な造りをした大きな屋敷は 数年に一度の賑わいに満ちていて 偵察行動から帰った良ちゃんは キンパツセクシーがいた!と興奮しきった声で告げた その屋敷が何なのかすら知らずついてきた俺が キンパツセクシーってなに?と聞き返すと 良ちゃんは真面目な顔で、片足を曲げてみせ ちょっとだけよー!と言ったのだ あんたも好きねえ!と俺はすかさず答え 俺たちは、草やぶの中で転げ回って笑った 2. いかりや長介が死んだ夜 俺は、書き直した伝票を差し出して 愛想笑いしていたかもしれない いかりや長介が死んだ夜 ぬるいコーヒーを出す自販機に軽く蹴りを入れ 休憩所の前でふくれっつらをしていたかもしれない いかりや長介が死んだ夜 俺は、子供と顔を合わせることもなく 缶ビールを飲んで寝たかもしれない 記憶すら残らないその夜 俺の頭が手ひどく叩かれることもなかったし 頭上からタライが落ちてくることもなく 子供たちが かあちゃんお腹すいたよー!と 憎々しげに叫ぶこともなかった 3. 舞台は回る 回る 歌手を乗せて 回る 回る ああ、もう終わりの時間だ 歯みがいたかー!とその男は怒鳴る よけいなおせわだい!と良ちゃんは答える 良ちゃんの身体は熱くて いつも小刻みに揺れている その振動が、よりかかったテーブルに伝わって ほら!こぼれたじゃないの!とおばさんの声がする 4. 米軍もすっかり少なくなってね それでもけっこうやれてはいるけどさ 一度こっちに帰ってこれないの? いや、もう家もないからなかなか… でもそのうち、必ず…じゃあ… そう言って、電話を切って10年たつ 幼なじみが行方をくらまして1年たつ つまらない借金で雲隠れだ 夢の中で、俺はうしろうしろーと叫ぶ しむらー、きをつけろー だって仕方がないじゃないか 俺たちにはもう、背後から忍び寄って 怖い顔して怒ってくれる人はいないんだ ドリフが解散したときからね 少年の良ちゃんは、そう言ってさびしく笑う 5. 定食屋の汚いテレビの中で 残されたメンバーはうつむいていた 志村よ、加藤よ、高木よ、泣くのはずるい 君たちはいつまでも笑っていなくては 熱狂的な午後八時はすでに遠く 赤土と石段でできた故郷は、さらに遠い 手洗いに立ったときに涙がこぼれ テーブルに戻りながらあわてて目をふいて 俺は若く輝かしい加藤茶のように 眉を動かし、にやりと笑い 伝票で落とそうな、と同僚に言った 565-568 名前:いかりや長介が死んだ夜 [sage] 投稿日:2005/12/10(土) 02 28 30 ID BLtWBYsn 【コメント】 616 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/12/17(土) 21 01 55 ID p701hVV+ 565-568さん。 リアルタイムで「ドリフ」を知らない私には、この感傷は半減するのかも知れません。 でも、それでも刺さる程深い、夢と熱狂の終わり。 あーもう、批評とか野暮だ。オトナ専門。大好き。 621 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/17(土) 22 19 01 ID ssp2D23g 565-568 いかりや長介が死んだ夜 3点 「いかりや長介」は、詩のつくりとして好きなタイプではないのに、 しかも共有できていない内容なのに、読んでいてすっかり参りました。 定食屋の安っぽい割箸たてが見えるようです。ピンクのやつ。 油臭さと一緒に、人の体温がむん、と匂います。 623 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/12/18(日) 00 20 25 ID oX36qW9E 565-568 巧いね。ただ、3は若い人には分りにくいんじゃないだろうか。 ぼくん家は多分似たような家庭環境だったから分るけど。これは「土曜の夜に 友だちの家に上がり込んで飯を食いながらテレビをいっしょに観ている」図な んだよね。観客のガキどものマナーの悪ささえも、今では懐かしい。 631 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/18(日) 22 03 32 ID H9H5J1Ga 565-568 いい湯だな/ドリフターズ 633 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/12/19(月) 12 35 48 ID 218nYDPs 565-568 「いかりや長介が死んだ夜」 3点 今回はいい作品が多かったです。 だけどこれを読んでしまったら、どれを読んでも、ここに戻ります。 ここにある涙は、作者のための涙ではなく時代への哀切なのかもしれないと思います。 潔い涙だと思いました。 945 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:2005/12/17(土) 21 31 50 ID 6o3LY0cw 本565-568 少年期と現在が劇的な対照をみせています。 「長介」という少年性を失った大人を 「うつむ」き「泣く」「志村」たちが代表しています。 舞台は回る 回る 歌手を乗せて 回る 回る ああ、もう終わりの時間だ 歳月の経過を「回」転に喩えひとつの時代の終焉をうたう この詩中詩はコント撤収シーンを下敷きとしています。 食事代を経費でおとすという欺瞞に満ちた 大人的行為をもってあえて気丈に振舞うラストは 「加藤茶のように」二枚目といえるかもしれません。 先鋭性はないけれど丁寧に作り込まれている詩だと思います。 956 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:2005/12/20(火) 02 03 45 ID umlymPh3 えー、今回チャンプに選んでいただいた者です。新参者のまだ名無しです。 評をつけてくださった方々、どうもありがとうございました。 我ながら旧タイプの作品だと思っていたので、意外にも暖かい言葉をいただいて びっくりするやらうれしいやらでした。 というわけで、つまらないお題ですが出させていただきました。よろしくお願いします。 960 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2005/12/20(火) 03 37 08 ID PcZa1rMO って、今回俺も読んだんだよね。(爆) 多かった。読むだけで疲れてしまった。いや、悪い意味でなく。 でも一等賞決めるのは簡単だったなあ。 というわけで 956 さん、素晴らしい作品を読ませていただいてありがとうございます。 こんな凄い詩を書けちゃう人は今後の識別のために適当にコテでも付けて欲しいくらいです。 あの作品は短編もしくは中編小説くらいの分量に膨らますことも可能ですね。 なんか主人公と幼なじみの人生をもっと知りたい、とか思ってしまいました。基地の街の様子とかもっと見てみたい、とか。 これはもちろん「~すべき」のような意味ではなく、それほどまでに登場人物に惚れ込んだ、という意味であります。 962 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2005/12/20(火) 03 44 16 ID MTrwE9VY いかりや長介の作者さん読んで感動しました おめでとう&ありがとう ドリフ世代だもの。 同じくコテ付けてほしいと希望します よかったら 966 名前:長介ジュニア [] 投稿日:2005/12/20(火) 04 42 38 ID umlymPh3 960 962 ありがとうございます…。上記のようなコテを、今後は名のらせていただきたいと思います。 気まぐれで投稿してみた詩ですが、暖かく迎えていただき この作品そのものが私にとって忘れられないものになりましたので…。 さすがに、尊敬するあの人の名をそのままは取れないので、ジュニアをつけることにしました。 トリップの取得法をまるで知らないので、調べて次からはつけることにします。 970 名前:いぷ [sage] 投稿日:2005/12/20(火) 14 09 57 ID JcGtXUh+ あ、忘れてた。 長介ジュニアさん、優勝おめでとう! 979 名前: ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:2005/12/21(水) 10 45 16 ID 94Gp02Pv 長介ジュニアさんチャンプおめでとうございます~ わたしも一番、「いかりや~」が好きでした。 作りが本当に、わたし好みで。ちょっとナミダでそうでした。 ちなみに当時わたしはひょうきん族を見てましたが。 【得点】 16点(チャンプ作品) ◆L4LyBSss3w:3点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:3点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点 にいちぇ ◆UQRl.WeFEk:3点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:3点 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY:1点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/623.html
前へ ← 1 2 3 4 作品 ■▲▼ Loop 春の産物を削って、紙で巻く (植物、虫、土、それらは大部分が臭う) 火をつけ、吸い上げると 甘ったるく香る空気が 一掴みの煙草を通って、春が香る (正直、吐きそうになった) 私もこの煙草のようなものだ 貴方が火をつけ灰になった (だから、お前が好きなのさ) 春の灰に (それは めくるめく輪廻の開始) 562 名前:「Loop」[] 投稿日:2007/03/27(火) 21 10 19 ID f5aFiK+Y 【コメント】 583 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 05 38 ID V1ZBfNS/ 562 おお、春を煙草にして吸ってみた、と。春が香るんだけど味はまずい、と。つまり加護ちゃんは 二回目だからもう事務所からも解雇された、と。しかし本当に糞なのは週間現代である、と。 フライデーの赤外線盗撮から一人の才能あるシンガーを謹慎に追い込み、同じ講談社メディアの 現代が一年間ストーカーみたいなことして未成年のタレントがまた悪さしないか、と期待して、 復帰間近のこの時期にまた盗撮、と。そんで子供に悪影響とかなんとかご高説垂れる、と。 ふざけんじゃねえぞ、講談社!てめえらのストーカーやら盗撮の方がよっぽど気色悪いわ! んなもん追いかけてる暇と金があんならなぜ、創価学会と北朝鮮の関係を暴こうとしない! 朝鮮総連の拉致協力疑惑やパチンコマネーの政界との癒着をなぜ報道しない!百歩譲って、 文春がやってたジャニーズ事務所のもっと大きなスキャンダルにさえ絶対手ぇ出さないよな! つまりな、おめえら講談社なんてマスコミでもメディアでもねーんだよ。本当の数多あるタブーには おっかなくて決して斬り込めない。ビートたけしがフライデー襲撃した時の世論の高まりも のどもと過ぎれば熱さ忘れてずーっ、とおんなじ低俗なニュースをスクープなどとぬかしやがる。 そもそも講談社なんて大元の「現代」見たってなんの主張もないオピニオン誌であって、中身は スカスカ、「論座」や「世界」の方がキチガイ度が高い分、面白いくらいだ。つまり講談社の位置づけ なんて出版業界ではそんなもんなんだよ。潰れてしまえ、役立たず。 で、なんだっけ。あっ、つまり春の詰まった煙草を吸ったわけだがまずい、と。そんで自分もそんな ようなもんで、女に火ぃつけられて灰になってハイ、それま~で~よ、と植木等追悼を挟みつつ、 しかしそうやって女にボロボロになるくらい好きだ、と。で、お題は季節だし輪廻の始まりらしいから タイトルもループだよん、と。発想はとても面白かった。でもちょっと俺が暴走した。すまん。 590 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/03/30(金) 23 00 42 ID nftgXb7z >562 「Loop」 物質の消耗 再生循環 煙草に見立ててその変容を表現するというアイディアが面白かった 春の単体物の香りをそれぞれ楽しむことが常だと思っていたけれど 混ぜて吸う発想が深いと思う 春の灰 この言葉が清いものにも醜いものにも感じられて 静かに燃える春の灰の一言に >輪廻の開始 を読み手に想像させ放つ 巧いです 603 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [age] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 28 ID 84+ABfBd 562 「Loop」 こんなに短く書けるテーマじゃないと思う。これだけじゃあまりに物足りない。 607 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 20 59 52 ID RH41Ghpy 562 全体的に小粒だが地味にいい。 その分、春なんてこんなものというリアリティがある。 むしろ凡庸な表現に徹底したことについて 評価したい。()内が説明的すぎるわりに イメージの限定がいい方向に進んでないのが残念。 611 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 33 06 ID AUuMveHY 562 ううむ。ううむ。ちと唸ってしまったでござる。 春を巻いてタバコにする。この発想、素晴らしいでござるな。 その発想にこだわらず、すっと比喩で横滑りして、灰というところまで行ってしまう。 おそろしく贅沢に発想を使って、それをさらっと書いてしまった作品でござる。 それを「使い捨てすぎ」と見るか、「この贅沢さが面白い」と見るか。 拙者にはどちらとも決められぬのう。だが佳作であることは確かでござる。 296 名前:生ハムメロン ◆7hqormHtuw [] 投稿日:2007/04/05(木) 11 48 08 ID UgJqVwy9 「Loop」書きました、新参者です、よろしくです。(いちよ、トリップつけてみました) >まんこ将軍さま レスが目に入った時、ギョッ、としました(笑)。何かすごぃなっ 自分のがちっさすぎて、少し申し訳なくおもいました >竹輪さま 私、食事はキチキチ三角食べするんですよwwそんで最後の一口がそろうことも多ぃんです 色々な動作も左右で均質化しようとしたり、手も何度も洗うし、トイレも近いんですよ 思い煩うことが多くて、現実に着地しない思考が大部分なんです、、比喩が比喩じゃ なくなっちまうんです、読むのも書くのも…ここではホント色々勉強させてもらってます! 私、意味がとれなくても開放的な箇所があるといいな、って思ってるので、時として 書いたやつが意味不明になりかねないので、先に、申し訳ない、っと謝っておきますです 竹輪さんとは感じ方が近いかもです(勝手言ってすいません)。ちと嬉しいです >ナナシーさま まったくもって、おっしゃるとおりです。私、経験が浅いためか、はじめから終わりまでの 射程距離が短ぃんです。もっと書き込めるよう頑張ります! >元構造さま ()内までつっこんでいただけて嬉しいですっ 分析ありがとうございます! 優柔不断になってしまいました >長介ジュニアさま 冷静なご指摘ありがとうございます。発想がなかなか着地しない、というか 経験が浅く、体感したことによる裏打ちが薄いので、滑ってしまうのかしら とりあえず今日は天気が良く、家にいても発情期の猫がにゃ~おにゃ~お、と にぎやかなので、散歩に出てみます。私、桜の本体より、桜の散ったやつが川にたくさん 浮かんで川が銀色になってるのにみとれてしまぃましたよ。他の花でもみたいなっ 303 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/06(金) 03 58 12 ID TAJwOoHF 296 はいはい、新人さん大歓迎ですよ。どうも名乗る人がいつも大体おんなじ面子なんでね。 他の人もね、このスレだけのHNでいいから付けて名乗り出てくれると嬉しいし、楽しくなってくると 思います。 そんで、私の今回の「Loop」の評は暴走しただけなので申し訳なくなんて思わんでください。 でもなあ、ゼッケン流の詩論からすれば「春の煙草」という文字がハイオクガソリンとなって、 加護さん引退の騒動を想像する私の脳という車が走り出したわけですからね、その喚起力たるや 凄かった。春=ピンク+煙草=未成年の喫煙、と、丁度重なってたんだもん。 【得点】 4点 まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:1点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:1点 元構造 ◆/Cej999/v6:1点 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:1点 ■▲▼ 春の食卓 まず蕗の薹 雪が溶けて、側溝に水が流れるようになったら大根を洗う 切干しを干せるのは寒のうちだけだから 残りは塩にして、糠漬けの樽に詰め込む 味噌を仕込むのはこの時期で 麹菌が繁殖するほどにぬるくて 雑カビがあまり混じらないぐらいには寒い1月の終わり 少し取りおいた麹で金山寺味噌を作る タラの芽 大事に食べてきた晦日の餅がなくなり 節句には一臼搗くので 犬のオシッコがかからない 崖に生えたヨモギをむしる 草もちを拵えたら春の本番 去年の小豆を2昼夜かけて餡に煮て お彼岸さまのぼたもち ぜんまいのアクを抜き ふきのピリ辛醤油煮をゆっくりと食べ終えたころにはつくしが生える 頭がほうけてしまわないうちに急いでとって 指を紫にしながらはかまをとって 強めの味で炊き込みご飯 暖かい雨の朝、竹やぶで筍の頭が 薄っすらと腐葉土を持ち上げてきたら ああ、春も終わりだ 563 名前:春の食卓[sage] 投稿日:2007/03/27(火) 21 20 08 ID lYXL/uXX 【コメント】 585 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 58 57 ID V1ZBfNS/ 563 うわ、すごいな、これ。俺の婚約者のちくわ並に料理のプロとみた。 随筆のような格調とレシピのような簡潔な流れの中に、冬から春が終わる頃までの歳時記が ぎゅうぎゅうとおいしそうなお弁当箱に詰め込まれてる感じ。素晴らしいです。 591 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/03/30(金) 23 23 08 ID nftgXb7z >563 春の食卓 春の訪れは食卓に旬のものとしてあがる こういった食生活が出来るならいいな 田舎の生活風景 一昔前のではなくていまだにこのような良き食文化を何気なく通している地域も まだまだ存在しているんだよね そう実生活に季節感はやはり大切と思わずにいられない 切干大根の作り方や 山菜のアク抜きの方法 こういった知恵を先代から受け継ぎながら 根付いた文化と春について いいものを読ませて頂きました 春の終わりを家の後ろに広がる竹林のたけのこで知る この部分を読んで懐かしくて泣きそうになって しまった 子供のわたくしの背丈にすぐ伸びるはちく 寄りかかると軽くしなって夏がくる 593 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/03/31(土) 14 45 54 ID jTu7qbsD 563 :春の食卓 これは美味いですねえ。豊かな生活。 ただ、最後の一行が「ああ」とか言って決着をごまかしているような。 603 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [age] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 28 ID 84+ABfBd 563 「春の食卓」 ただ春の食材を書き並べただけだと思ったら、ラストの呟きにちょっと頬が緩んだ。 自然と共に暮らす人にとって季節とは食材を通して味わうものなのだろうなぁ。 その時々でしか口に出来ぬ味もあって、ビニールハウスや海外からの輸入とかでも「それ」は味わえない。 詩としてはどうかなという気もするけど、 1点 607 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 20 59 52 ID RH41Ghpy 563 文字通り、春の食卓だけどここまで伝統的な生活感を 表現できるのは実際の体験があるからだろうな。 春の一日を切り取ったにしてもここまで 春のよろこびがしずしずと流れる小川のように あふれる作品にするのはむつかしいだろう。 良質だけど超絶地味な日本映画(阿弥陀堂だよりとか)を観るような感覚で まったりと愉しむべし 611 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 33 06 ID AUuMveHY 563 何より、読んでいて「うまそうだ!」と感じるでござる。 奇をてらわぬ着実な描写が、この場合は非常に効果的でござるなあ。 ひたすら食べ物(のある暮らし)を描写することが、最後の一行の伏線になっておる。 過ぎてゆく季節の中で暮らすということを、ふっと実感させてくれる大人の詩。 お見事でござる。 613 名前:嫁心迦葉 ◆5GENy7aSTY [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 43 09 ID KNSl9j4g 563 春の食卓 文章の流れもいいし、読んでて春満載で楽しいのですが、 詩としてどうか、という疑念が持ち上がります。 けれど、美味しく読めてしまう不思議な感覚。 ご馳走様。 628 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 20 32 46 ID 9KEetKDy 「春の食卓」です、審査の皆様ありがとうございました、 蓋を開けてみれば豪華キャストで評を読むのが幸せでした。。。 地味な作品でどうかなって思っていたのですが、どうやら最大公約数的作品であったみたいです。 ありがとうございました。 次は お題 「砂」 投稿期間 4月12日(木)いっぱい 審査機関 4月16日(月)いっぱい でお願いいたします。 【得点】 10点 まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:2点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:1点 ナナシー ◆zMYfgmhp9w:1点 元構造 ◆/Cej999/v6:2点 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:2点 嫁心迦葉 ◆5GENy7aSTY:2点 ■▲▼ 春巻 フェイクファーの理論武装を着こなせば まだ冷たい小川がせせら笑っている 564 名前:春巻[] 投稿日:2007/03/27(火) 22 25 40 ID ggjxrzpx 【コメント】 585 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 58 57 ID V1ZBfNS/ 564 こういう嫌味ったらしいだけで実は内容のない文章はつまんないね。 591 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/03/30(金) 23 23 08 ID nftgXb7z >564 春巻 “春巻”は春を巻く冬の襟巻きの質感で使っているのでしょうか フェイクファーは春に活躍するアイテムというよりは夏以外使用頻度は少ない 一見見栄えがする小道具 フェイクファー 目に見える小道具を理論武装に引っ掛ける表現 新しさは既にないけれど皮肉として 人間にあてて跳ね返っているよ 自然との対比 せせらぎという言葉と類似しているから尚せせら笑う小川を冷たーく感じさせる 603 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [age] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 28 ID 84+ABfBd 564 「春巻」 こういう作品見るとむかっ腹が立つんだよね。馬鹿にすんなよ。 608 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21 02 44 ID RH41Ghpy 564 首巻→フェイクファーということで春巻ってことかな。 理論武装の堅さとフェイクファーの柔らかいイメージを 合わせたのは斬新だが どうも違和感を生かすまでの表現には到らなかった感がある。 611 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 33 06 ID AUuMveHY 564 ううむ。ちょっと言ってみたかった、というだけの作品でござるな。 297 名前:ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◆PsyCHO8eyE [sage] 投稿日:2007/04/05(木) 21 58 38 ID Y0nBk5fH 春巻を書きました。 タイトルは直前の「春の食卓」が食事をネタにしてるんで、 その流れで中華料理屋のメニューを引用しています。 英語では spring roll で、roll には横揺れという訳語(飛行機だと[傾き])もあるので、 春の横揺れという直訳も、内容と合わせればアリかなとは思います。 フェイクファーは毛皮の代用品なわけですが、 動物愛護の文脈で否定されるリアルファーに対する回答としての意味合いを持ちます。 ただ動物愛護と稀少動物保護は実際には根拠を別にしていて、 動物愛護という美名の下にリアルファーを否定するという動物愛護団体には、 胡散臭さが付きまといます。 その胡散臭さに否定を突きつけたのが、ヴィヴィアンヌ・ウェストウッドの 人毛リアルファーコートだったりするんですが余談ですね。 そういった(美名を盾にした胡散臭さを内包する)理論武装というのは、 往々にして視野狭窄に陥っていて、少しでも自分と違う意見に対して攻撃的になります。 そんな状態でいると(春の小川のせせらぎ程度の)意見を、 嫌味と受け取ったり馬鹿にされたと感じてしまうよね、という自戒を込めた内容でした。 ■▲▼ 剪定鋏 桜ん坊 ねだりほしがるおんなのみ 細木は実付け待つ前夜 赤ん坊 のぞむおとこのとしよわい 長寿の犬等しきも同然 はるはねのうちかねのうち ぴいんびいんびぴったぴた 張り手の寝入ろ張る爛漫 可愛さ余り憎き血相のついたて 仄白い頬の妙叩きはるうらら 染まる頬 筋雲 割りばし色桜 見る限りみつるかぎり 若き枝葉揺らし清輝はなたてる 主人は荒野の犬同然 苦痛に身よじるで無くつつと 見受けられるは他だ受け入れ 恍惚とはられはらはる うららかなはる 主人は卑しき犬同然 一見両人うら若き夫婦 見映えの予兆 浮かぶ空 「盗人が!」 長寿の犬 花付けるかまだ分からぬ細枝の若木 危っかしく眺めゆる 風呂場の窓 薄黒障子に念力の慣れ目 庭先佇み 満開切り落とす音など聞かせぎかせ 床響かせゆくも緩い風の仕業 「小汚い老犬めが」 うしの刻 はるうららかに精喜の音色 丑時絶つ剪定鋏の舞 うしの刻 荒野舞い切断の御囃 金箔の月 舐めし脅え深まる絆 銀箔の空落ち 聞き取り立て 日延び朝焼けなど待てぬ きざくらあいびきおうせなれはて 枝切り落とせばうしのごく 平成十九年 三月二十七日 「庭師“榮作(丑年)”の日記帳」より無断引用。主人の手によって推敲。 565 名前:剪定鋏[] 投稿日:2007/03/27(火) 22 49 24 ID pVKZ7R/b 【コメント】 585 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 58 57 ID V1ZBfNS/ 565 「はる」という単語というか音が色んな場所に色んな形で現れては消える。そんな浮遊感の中で 隠されたストーリーも展開していくが読解が難しい。ヒントは最後に残された、ある「庭師の日記」を 無断引用して更に「主人」が推敲した、という記述である。つまり庭師の日記に書かれていた、 剪定作業における特殊な業界用語や植物の知識をコラージュする形で「主人」が愚痴とも懺悔とも つかぬ、近況なのか半生なのかもわからぬ、しかし確実に自身の思いのたけを綴った暗号文の 体裁を取っていることがわかる。若夫婦との確執か。息子の嫁の風呂場を覗くほど魅せられたのか。 結果として老犬呼ばわりされ、疎ましがれてないがしろにされている日常。しかし最後の連は復讐の シーンのように読める。暗号文故に推測の域は出ないが、息子の嫁を手篭めにでもしたのだろうか。 何か恐ろしい家庭の闇が伝わってくる。スケルトンインザクローゼットという趣である。 593 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/03/31(土) 14 45 54 ID jTu7qbsD 565 :剪定鋏 多義言語詩。端正なつくりです。 604 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 53 ID p0CsIp6l 565 「剪定鋏」 よく分かんないから好き嫌いで言わせて貰う、ごめんね。 多分これだけ古臭い言葉で書けるというのは技術力はあるのだろうけど、僕はこの作品は苦手。 こういう機会でもなければ読まないであろうタイプ。 特に面白みも感じないし最後のオチもよく分からないし何を表現したかったのかも分からない。 人によっては好きなのかもしれないけど、僕は感性的に相容れない。 605 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 19 34 46 ID DTmhvRiE 565 :剪定鋏 好きす。 つか、この古風でちょっと春琴抄っぽい。エロチックで、偏執狂的な登場人物なんかもう垂涎。 庭師は出バカメと読みました、 1点 608 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21 02 44 ID RH41Ghpy 565 言葉遊びが目立って、肝心のイメージがさっぱりよくわからなくなってる。 イングウェイの早弾きのようなもんで技術は認めるが ああなんとなくチャカポコ風味だなという感じしか残らない。 狂気を表現する分にはそれでよかった。しかし庭師の日記より抜粋という 時点でそこからも逃げている。何がやりたかったのか不明。 611 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 33 06 ID AUuMveHY 565 おそらく相当野心的な作品でござる。 庭師の眼から見た家庭の昏さと、それを加工する主人の不幸。 語呂合わせを含みながらうねり、事実を表しながら隠すようなテキスト。 しかし、ちと野心的すぎて難解になっておる気がいたすのう。 作者の力量は伝わってくるのでござるが。 614 名前:嫁心迦葉 ◆5GENy7aSTY [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23 21 57 ID KNSl9j4g 565 :剪定鋏 昔、街角の辻や公園で紙芝居というのあり。 それを紙芝居の小父さんが、講談宜しく喋っているようなイメージを 意図的に生み出しているのには成功しています。 ただ、言葉が記号化していて、その記号を元に読み解くのには時間がかかる難解でありましょう。 作者が読者に歩み寄るべきか。読者が作者に歩み寄るべきか。難題でありそうで、難題でない。 切磋琢磨で凌ぎを削りあうのが妙味なら答はしれてる 265 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [sage] 投稿日:2007/04/04(水) 07 43 56 ID c5VeWkJ4 “剪定鋏”を書きました 読むのも 寸評を書くのも楽しかったな お疲れ様でした そして読んでくださってありがとうございます ※レス長くなってしまったんですが 私事ではございますが書き込み機会が減少する都合 書けるとき書いておくという心持でありますので どうぞ御読み流しを >まんこ└将軍さん 春と張り合うのはる平手打ちをはる貼るなどはるという言葉が持つ白痴的な響きと雰囲気 散乱を意味の前に醸し出したくて挑戦した書き口調でした (まだまだ表現しきれてませんが) >スケルトンインザクローゼットという趣である。 ひとあやめしはるうららかなるはるやちる 短編の一コマ分のような文面より“殺”の春を汲み取っていただけたようで まんこ将軍さん 推理小説を読み慣れていると再確認出来た次第であります >ゼッケンさん 多義語を連続使用 すると意味を多く含む分 暗号化(脳パニック)出来る不思議を発見しましたので 早速実行に及んだ次第です 言葉を一つ一つ枝分かれするかのように使用し話を進めていくことで 意味を深めるのではなく 錯乱に近い効果を研究中で更に日本語を学び励もうと思っております >ナナシーさん 技術というよりは新たな技術の打立てに作品中自分というものを完全に消し去るやり口を探っているので 書き癖や手法をぶち壊しに入っている実行原物であります 最近閃いた新たな試みでまだ粗い切口なので仕上がりが今一つでした(精進致します) 日本語ならではの妖しい響き+多義語ディストピアを模索しているので好みがはっきり分かれて 当たり前と思います 素直な感想をありがとう >特に面白みも感じないし最後のオチもよく分からないし何を表現したかったのかも分からない。 最後の文はオチではなく 全文は覗きを行う庭師の日記を盗み見ていたのは主人で 推敲した動機 と剪定鋏について道具としての鋏と思案の鋏どちらが人を抉り切るかを突きつけたかった であっても 読み直し改変の余地と書ききれていない反省点に気づきました この手法を練り上げるのはもちろんのこと 読ませる技術を研かなくてはいけないと考えました 好きじゃなくても読ませてしまうという技術を手にいれる為に更に修行を続けたいと思います 266 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [sage] 投稿日:2007/04/04(水) 07 47 17 ID c5VeWkJ4 >リーフレインさん 出バガメと読み取って貰えたのが嬉しかったです 主人(庭師の日記を盗み見る魂胆) 庭師(主人の生活を盗み見るだけではなく主人が娶ったのは庭師にとって桜の木ともいえる女) この明らかな描写を明確に出来なかった為にわかり難くなってしまったのが反省点です 読み難いのは承知の品に ナイスな読解をありがとうございます 文章力の限界を知る此の頃 今に驕らず精進します >元構造さん イングウェイ・マルムスティーンの喩えにびっくりしている私がおります ファイヤーアンドアイスというアルバムたまに思い出したように聞いているのですが超能力者みたいですわ アルカトラス時代のギターも良いんですが 雰囲気が好きなのでイングウェイは聞いています びっくりです 脈略も無くイングウェイの名が出てくるなんて 独自の言い回しの寸評面白かったです チャカポコ >長介ジュニア さん 難解さは全文かな表記にすると分かり易いと平仮名文にしてみたりしたのですが 読み返して 気を散らせてしまうように思い 一部をかなにして書いたままにしてしまいました お題提出 審査 気使い諸々お疲れ様でした >嫁心迦葉さん >切磋琢磨で凌ぎを削りあうのが妙味なら答はしれてる お言葉の答は以後の心得 そして実行により作品中にあらわれることとし ありがたく受け止め 成長したいと思います 261 鞭さんでしたか とても気に入りましたので にっこり 262 ノートさんは器用ですね 着眼するものによって作風変幻自在で ではまた ごきげんよう 300 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/06(金) 01 43 38 ID TAJwOoHF 265 ちくわー ♡ 誰が「さん」やねん。ダーリンと呼びなさい。 今回、書いたのは知らされておりましたが、解説してくんないからさ、挑戦状みたいなもんでね、 頑張って謎解きしたんだけど、見事間違えたわなあ。庭師との三角関係というのになぜか頭が まわらなかった。デバガメを庭師と推理したリーフレイン氏の勝ち。 ちくわー お互い忙しいけどもうそろそろだぞー もふもふ。 【得点】 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 恍惚 やさしい光が眼に飛び込んで来たら それは再会の合図です 無垢な風が空にくるまれて 野原は浮かれ 羊水の中を雲が浮遊し 浮雲が胸一杯の届け物を 遠く離れた土地より 項に注射しては 生きたままに忽ちに あなたとわたしで その家族と隣人で 擦れ違う人々と遠くの人々で 手を取り合い なだらかに祝い合うの 春風駘蕩とはいかないけど 人間万事塞翁が馬よ 散り逝く花びらに手を添えて 祈りましょう そして さようなら 566 名前:恍惚[sage] 投稿日:2007/03/27(火) 23 49 42 ID V+EiJz+s 【コメント】 585 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 58 57 ID V1ZBfNS/ 566 タイトルを意識しつつ本文を読み進めると、これは老人のアルツハイマーなのか末期症状なのか、 ともあれ悲しそうな雰囲気と、仕方がないという達観のようなものが感じられる。春のお題からの 連想としてはかなり飛躍し過ぎているようにも思えるが、なんとなく本人は楽になりそうだからこれで いい、としたい。しかし最後のさようならのひと言が何か不吉で少し引っかかる。 591 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/03/30(金) 23 23 08 ID nftgXb7z >566 恍惚 定まりないものだという人の災いと幸せを思いながらの春 快く吹く無垢な風の中 春の景色に人の禍福を重ね 春に感じる “禍福は糾える縄の如し”めぐる季節に恍惚 604 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 53 ID p0CsIp6l 566 「恍惚」 春風のようにさっとやって来てさっと過ぎ行く感じの作品。 春らしさはあるけど特に特筆する部分は無い。 608 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21 02 44 ID RH41Ghpy 566 全体的にチグハグだなあ。最初のやわらかい表現から ヘンに暗喩を多用した構成になったり、四字熟語を連発したり 水の上にウォーターアレイが浮かんでるような違和感を感じる。 ゆるやかというにはあまりにゴチゴチ 612 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 39 04 ID AUuMveHY 566 春を祝うお定まりの詩、と思って読んでゆくと、なんともいえぬ違和感がござる。 惚けが入った老人の詩、と読むのが正しいのかもしれぬのう。 しかしそうだとしたならば、ちと仕掛けが中途半端ではないかのう。 結果的には、何だかわからないが違和感がある詩、になっておる。 272 名前:穢土 ◆34law0hz56 [sage] 投稿日:2007/04/04(水) 23 49 29 ID fsLcsb0V ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◆PsyCHO8eyEさん 有難う御座います 【恍惚】書きました。 ゼネラル宛 批評文どもです。将軍の批評を読み、人にイメージを伝えることが困難であることを改めて学びました。 題名の意味を改めて調べなおすと“あらっ不思議”脳軟化症のことが記載されてるじゃありませんか。 このような批評は予想外でした。 これは単純に春そのものを絶賛してうっとりしてる作品です。最後のさよならは“花に嵐の例えもあるさ。 さよならだけが人生だ”から拝借して、、、兎角、女口調の作品です。 螺旋竹輪様宛 批評文どもです。一年の内で最も春が好きであります。 故に春をそのまま絶賛して書き上げ、それをそのまま読み取った氏に感謝します。うっとりと ゼッケン様宛 批評がない。これはしょうがない。 あばらや様宛 これまた批評がない。そもそも批評自体書いていない。 葉土様宛 これまた批評文がない。しょうがないか 嫁心迦葉様宛 これまた批評文がない。あれってそんな駄目?? ナナシー様宛 批評文どもです。らしさこそ売りであり、それ以上は望んでいません。 春に力むのは野暮・・・・・・でもないか・・・・・・兎角、有難う 元構造様宛 批評文どもです。氏にも少しお尋ねしたい気分でありますが、それも叶うまいと。。 兎角、勉強になる批評分をありがとう。 私的にはぷかぷかと浮かぶような雰囲気を描こうとしたのですが、中々に。 超介ジュニア様宛 どうもありがとう。あは、これは前半で春のうすぼんやりした気持良さを表し、 中部でこんな浮世だけれども、兎角、いいことあるさ♪なんてことを描いてみたが、、、 進行役お疲れ様です。 303 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/06(金) 03 58 12 ID TAJwOoHF 272 いやー、「恍惚」と書かれると有吉佐和子の「恍惚の人」を思い浮かべちゃう人間なのです。 しかも井伏鱒二まで入ってたとはなあ。全然わかんなかった。 そんで、もう一度聞くが、嫁心氏って穢土氏だろ。違うなら違うと言いなさい。 304 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/04/06(金) 06 30 30 ID X9nLwZHJ 272 エドさんが悲しそうな目をしてこちらを見るので、恍惚をもういちど読んでみたんです。 ゼッケンでした。 305 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/04/06(金) 06 48 35 ID X9nLwZHJ エドさんの語彙が女口調にあってないのだろうか。 最初二行や「なだらかに祝いあう」のはすっと入るんだけど、 全体としてはちぐはぐな印象でした。 >春風駘蕩とはいかないけど >人間万事塞翁が馬よ むしろ、ここのセンスを追求していくとドラッグクイーンの奇天烈さが出るかもしれない。 ■▲▼ 散る 海はその細長い身体を横たえて 桃色の月明かりが刺さった背中を時折ぶるると震わせた 風は真新しいおがくずの匂いを掌で握りしめ 草色の風呂敷包みを海面すれすれにぱららと広げて それが合図だ 準備が出来たら共に叫ぼう 遠くで浮き沈みする橙色のブイの鼓膜が破けるほどの大声で ふいに大波が黒に固まった海草を乗せてざぶんと押し寄せてきた ジーンズの裾を濡らして 僕等は波打ち際を走って 疲れ果てるまで 疲れ果てたら そっと砂鉄を全身にくっつけて倒れ込めばいい 567 名前:散る[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 00 02 13 ID AgKXynxm 【コメント】 585 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/03/29(木) 05 58 57 ID V1ZBfNS/ 567 なんとなく絵は浮かぶ。三つの色とタイトルだけで春を感じてくれ、と。そんな感じのイメージ詩。 私はこういうのは安易だと思う。たぶん何度も言ってるのでしつこいと思われるだろうが、実際に そう思うのだから仕方がない。イージーなものもあってはいいと思うが高く評価することはできない。 591 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/03/30(金) 23 23 08 ID nftgXb7z >567散る 桃色 草色 橙色 春らしき春の散らし寿司的構成の作品と思います 語尾に動詞 主にイメージを追い読み進めることで残った残像を鑑賞すればいいのかしら 景色自体が 一つ一つ切り取られた写真の風貌なので でも語尾が動詞(全部動作が続いて散っているよう) >そっと砂鉄を全身にくっつけて倒れ込めばいい 人間は春において 磁石なんだという一説であるのではなかろうか 散るものも全てそこから離れ散乱する一見無軌道という秩序など という 604 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [] 投稿日:2007/04/02(月) 00 00 53 ID p0CsIp6l 567 「散る」 情景描写には素直に感心。夜の海を見事に表現してるね。 作品としてはちょっと熱量が足りない印象。もう少し長さが必要だった気がする。 叫び声がこちらまで届かない。 1点 608 名前:元構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 21 02 44 ID RH41Ghpy 567 最初の情景描写はよかったんだが、そこに走る青少年を絡ますには ちょっと唐突だろうよ。月明かりが精々見える程度の暗い中 元気に何やってんだこの少年らという感じになってしまう。 つまり、少年らが"見えすぎる"んだな。 612 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 22 39 04 ID AUuMveHY 567 色にこだわった詩でござるな。 情景は印象派の絵を見ている感じで目に浮かぶのでござるが。 情景が描写された詩、という以上のものではない気がいたす。 614 名前:嫁心迦葉 ◆5GENy7aSTY [sage] 投稿日:2007/04/02(月) 23 21 57 ID KNSl9j4g 567 散る 春を背景にその一側面を描いた作品です。 それ自体はいいのですが、それ以外に湧き上がるイメージが少なく残念。 作者は承知でそれのみを描くことを意図したのだろうけど 残念ながら何かが足りない。又は過剰気味。本来なら力作の部類に入る。 260 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/03(火) 04 34 26 ID bgq5Ie6g はいはい、告白タイムですよ。 私は最後の「散る」というどーしようもないイメージ詩書きました。 これね、竹輪が今回参加したって聞いて、それで俺にも書けとか言うからさ、じゃ、書こうか、と 思ったはいいけど、そん時すでに締め切り直前の23時40分くらいでね。 そこですぐ書き始めればなんとかなったような気もするが、他のところに確か書いてたんだよね。 そうするとさ、暇な奴がIDを検索して調べられちゃうとか思ってさ、パソコン再起動ですよ。 で、うちのパソコン、最近あったまるまで時間かかんだ、これが。結局接続できたのが23時52分 くらいになってた。まあ、暖機してる間にタイトルと一行目くらいは考えておいたけども。 でも7、8分じゃイメージ詩くらいにしかなりまへんがな。結局時計見るの忘れて最後の締めの 部分とか考えてたら締め切りオーバーして、2分遅刻だし。締めも失敗したし。砂鉄ってなんだよ、 みたいな。あー、書き直してえ。うそ。どーでもいいんだけどさ。 そんで、評くれた方々、ありがとうございました。ちと眠くなった。詳しい挨拶や御礼はもしかしたら また今度。そんじゃ、寝る。ゼッケン、点入れろ。うそ。 【得点】 1点 ナナシー ◆zMYfgmhp9w:1点 前へ ← 1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/465.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 自己嫌悪 527 名前:自己嫌悪[sage] 投稿日:03/03/07 19 31 ID lMqSXJ8m たたかって死にたい。今すぐに生きたい。 死ぬまで、 酒、タバコ、セックス、ドラッグ、犯罪、戦争、etc... 肝臓とたたかいたい。 病魔とたたかいたい。 AIDSとたたかいたい。 幻覚とたたかいたい。 暴力とたたかいたい。 正義とたたかいたい。 けれど誰も殺しはしない。 そして、 アルコールに殺されたい。 ガン細胞に殺されたい。 雑菌に殺されたい。 剃刀に殺されたい。 重力に殺されたい。 AK47に殺されたい。 灰色の現実にはもううんざりだ。 僕には生きている価値など無いから。 くだらない自分自身に対する怒りに殺されて、 真っ赤な血を残したい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ イヌ 533 名前:イヌ[] 投稿日:03/03/08 23 33 ID iqMy84Ru 廊下で野良犬が吠えていた その姿勢で息をした、その隙間で拾った、冷気を含んだ肺の内で照り返した感傷をひとつ見つけた 結婚の式場に名前が用意されている ふざけ過ぎた後に黙り込んだような、この婚約を取り止めなくては 駅ビルからドアを出て、帰り道の一歩めに、また感情が顔を出した その髪に隠れた小さな目と、目を合わせようとしている内に溶けてしまった スペースキーの左半分が汚れている そしてエンターキーを叩いて、文章を終わらせた、主人公は建設現場へ向かった 彼は恋人を、自分の側から離れていかないように、知恵をしぼっていた その一週間後に原稿は完成した やがて眠りこんでゆく、十歳に満たない子に教えたことは間違っていた、けれど彼も理解していなかった、彼は眠りたがっていたから、その子はもう眠ってしまった 産まれて一週間めに名前を貰ったとのこと 墓地の炎天下でジュースを恋しがっている、この約束などなかったことを、認めさせなくては 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 下手 534 名前:下手[] 投稿日:03/03/09 10 03 ID iBG7BEYG 「最近電話もしてくれないじゃん!」 この、このビックリマークがマジですなあ 違うよ、別に嫌いだからとかじゃなくて 働いてくたくたになって電話したら どうせ俺みたいな男は話を全然聞かずに ただただ相槌を打つだけになってしまうんだ 「それでもいい!」 だからビックリマークはやめろっつうのに これは俺の問題だから、俺の 悪いとは思ってるけど変なこと言わせてもらえば 次の土曜日会うんじゃなかったっけ? その時一杯喋ればいいじゃん 「もう、いい」 あんたビックリマーク打つ気力も失せたみたいだけど 俺には今日もまたビックリマークが一つ増えた 溜め息 くわえ煙草 あんたのメモリ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ その感情に悶々としている者達への詩 537 名前:その感情に悶々としている者達への詩[sage] 投稿日:03/03/09 22 39 ID vboPvLIu 諸君、春である! 正体不明の木の芽が膨らむ春である! 諸君の心にある木の芽は爆発しようとしている、それははちきれんばかりに! しかし決して爆発へは至らないのだ、それは尿道を塞がれたペニスのように! 何故、それは出口を塞がれているのか? 諸君ッ! それは、その木の芽が正体不明であるからにすぎない、即ち! 名前が付いていないからだッ! 諸君ッ! 私は、諸君のその心にある木の芽に、名前を付けるべくやって来た! 救世主だッ! 私の名前……などどうでもよいッ! 諸君を悩ますその 諸君を悶々とさせるその その木の芽の名前だッ! それこそが今、最重要なのだッ! 正体不明だからこそ、それは諸君を悩ませているのだ! それが何であるのか、それがわかれば悩むべきことは何もない! そう! 目的は明確となる! そこへ向かって諸君は発散せよッ! それでは名前を付けてやるッ! それは「喜び」……か? 違うッ! 「恋しさ」でも「サカリ」でもなくッ! 諸君ッ! それは「怒り」だッ! 538 名前:2[sage] 投稿日:03/03/09 22 41 ID vboPvLIu 現代社会は腐っている 諸君はそう思う理由を3つほどあげよッ! だらしのない政治家か? 理不尽な税制か? 手抜きとしかいいようのない教育改革か? 月給にしか興味のない平凡教師どもか? 腐っているにも関わらず若者の自由を奪う学校か? 偉そうなことをわかった風に主張する自称救世主か? くだらないTV番組か? アホな人種の席巻か? 理想的な社会には必要のないあれやこれやか? なんでもよいッ! それらが君を悶々とさせている元凶だッ! それを潰しにゆけッ! 俺が許すッ! そいつを殺せッ! その店を潰せッ! その学校を破壊しろッ! 日本を壊滅させるのだッ! すべての元凶を取り除いたその後で! 俺たちが新しい日本を作ろうじゃないか! 539 名前:3[sage] 投稿日:03/03/09 22 41 ID vboPvLIu さぁ、立てッ! 立ち上がれッ! 諸君の頭には電波など飛んできてはいないッ! それは君自身の「怒り」なのだッ! ラベルを貼れッ! 「怒り」のラベルを、君のその胸にッ! さぁ、やるべきことは明確となったッ! 俺と行こうッ! その怒りを叩き付けに行くのだッ! 何処へ? それは君に任せる! さぁ! 立てッ! 立つべき時は今だッ! そうして語り終えたアジテーターは、自分の胸に「喜び」という名の ラベルを貼り付け、満足そうに笑った。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 手紙20030218 540 名前:手紙20030218 ①[] 投稿日:03/03/09 23 47 ID nHsHqrdQ まず、久しぶりと それから元気ですか、と この手紙の内容がそんな優しい一年間も音信普通にしていやがった フトドキ者からの近況報告なんて代物で済むなら どんなにかマシだろう、と思う。 さて、母から君の伝言を聞きました。 正直実感が未だ持てずにいる。 それ程まで私は君たちから遠い所へ来てしまったのか? 違う。 言いたいことはそんなことじゃない。 私は君からの伝言を聞いたあと、仲間内で腹一杯食らい、酒を呑み、 翌日には歌を歌いにすら行った。 その途中何度もカミュの異邦人のことを思い出していた。 ならば私もこの後人を殺すのか? 違う。 541 名前:手紙20030218 ②[] 投稿日:03/03/09 23 48 ID nHsHqrdQ 私は君に、そう他の誰でもなく君に、懺悔なぞするつもりは一切無い。 その必要すら感じない。一切だ。 なのに、私は理由無く、罪悪感を抱えちまう訳で。 それが得手勝手な自己満足の世界から生まれるものだと知っている。 だから私は君に助けなぞ求めたりしない。 彼女の冥福を祈ると共に手紙を書いた。 勝手と知って同封させてもらう。 どうかいつか彼女に届けて欲しい。 どうして死人に手紙を書いたか自分でも分からない。 それが誰も救わないことはわかっているのに。 しかし私は書かずにはいられなかった訳で。 542 名前:手紙20030218 ③[] 投稿日:03/03/09 23 50 ID nHsHqrdQ 一つ告白するならば 私は君の伝言を聞いた時、しばらく息ができなかった。 それでも私はその後すぐ煙草の煙だらけの空気を肺一杯吸った。 自分のことばかり書いてしまった。 どうしても私には電話先で君が何を思ったか分からないもので。 君は一体何を思った? 悲しみなのか驚きなのか、それとも怒りなのか。 怒りなのか。 きっと私には一生分からんだろう。 術が無いのではなく、単に、分からんのだ。 君の怒りの本質も そのこぶしの振り落とされるべき場所も。 543 名前:手紙20030218 ④[] 投稿日:03/03/09 23 50 ID nHsHqrdQ 最後に元気で、と言おう。 心の底から君が元気でいればいいナ、と思う。 同様に他の皆も。 シャクだが死んで欲しくないと思う。憎たらしい程に。 そしてこの手紙を書いてはじめてなんであいつが死んだんだ、と思う。 思う。強く思う。 私の中で彼女が本当に死んじまったみたいだ。 ゆるく胸が痛い。 20030218 Coffee Shopにてマルメンを吸いながら Y 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 怒り。 546 名前:怒り。[] 投稿日:03/03/10 02 03 ID SQLmsmn6 喚き散らすよりも 涙の方が効果的でしょ。 君が女の涙ってヤツに あまりにも流されることも 私は知っている。 だから、君に判らないように。 独りの時にだけ。 私は涙を流す。 これは、私の切り札。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 真剣に批評しようとする者の怒り 547 名前:真剣に批評しようとする者の怒り①[] 投稿日:03/03/10 02 15 ID ltvkd6f1 ヒトは怒りを忘れた? いやいや最初から怒ってなんかいないんだろう 悔しかっただけじゃねーの?嫉妬してただけじゃねーの? アハハもう疲れたっちゃって? 悲しいって?虚しいって?神々の歓喜だって? 語っとけきゃいい なんだいその、 ツギハギだらけの 怒り 他人の目を気にしながら何に怒る? 笑わせんな、マジで いつかお前の産声は立派なモンだった あれはたいした感情だったよ 正直たまげた お前の声を はじめて 聞いた気がした 俺は世界が変わっちまうんじゃないかと思って お前の産声で 震えた。 548 名前:真剣に批評しようとする者の怒り②完[] 投稿日:03/03/10 02 15 ID ltvkd6f1 感情を抑えるのが大人なんだと秘密基地の外で習ったっけ? あの頃の少年探偵仲間はみんな、 会社員になったり詩人になったりで 色々と忙しいらしいね、 俺は相変わらず秘密基地に居て 電源の入っていないコンセントとパソコンも無いのに 第七チャクラに意識を集中させて今こうやって2chにアクセス あの頃の少年探偵仲間達も色々と頑張っているらしいんだが ふ ざ け る な よ 少年探偵バッヂを外してお前等が手に入れたものは 怒りは そんなもんだったのか?そんな程度なのか? 批評の定義なんて俺は知らないし 詩について勉強なんてしたことは無いけれど、 俺は今最高に怒っている。ふざけんな。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 発憎 552 名前:発憎[sage] 投稿日:03/03/10 04 03 ID jB99Mn0H ・・・・・・・・・・。 昨日から続いてる、続き夢?眠れない、のにか・・・? 思い出した。 電気を付けたままでないと眠れないのだ、そうだ。 なんだそうか、なんだそうだ、そうだ、そうだ、うん、そうだ・・・ でも、可笑しいんだ、すぐそこにあるはずなのに、手に届くはずなのにね、 可笑しいだろ?なぁ、これって、さぁ、はは。 なぁ、笑っちゃうだろなぁ、地平線の先にあるよ?ねぇ。あれ?面白い、ない? ちが、つぎゃぎゃうの、オマエ、グヤナイフザケェジャkナウエシンジャ、ネェ…チャンっッタァあ、 あ、 あ、 ドクム ドクム ドクム ドクム ドクムドクムド うぁぁっぁぁぁう!!!!!!うるさい!うるさいうるさいうるさい!!!!うる・・・さ、い。あう、ふ。 ナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨ 目を閉じなくちゃ。おやすみぃ、なん。、だ。しなくちゃ。 、 、 、 、 、 、 。 コ ダ ロ ア ス ン レ ハ タ ダ ダ レ レ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/murago/pages/109.html
方臘征伐戦-D ステージ構成・・・開幕のイベント戦闘は、平原の周りに柵を施してある場所。 本戦はマップ上方に湖に囲まれた蘇州城(東門と南門から、陸へ橋が架けてある) 内部の北門付近に飲馬橋、蘇州城の西門に艦船が横付けにしてある。 マップ中央に寒山寺 ※イベント戦闘時 “戦陣八騎打ち” 梁山泊軍:●関勝 ●花栄 ●徐寧 ●秦明 ●朱仝 ●黄信 ●孫立 ●郝思文 方臘軍 :●劉ヒン ●張威 ●徐方 ●郭世広 ●ウ福 ●コウ正 ●甄誠 ●昌盛 ※ 本戦時 “蘇州制圧戦” 梁山泊軍:★宋江-呉用、花栄(寒山寺の前から) ●李逵-鮑旭、李袞、項充(蘇州城の西門の内側から) ●李俊-戴宗、凌振(艦船の上から) ●魯智深 ●樊瑞 ●史進(東門の前から)●孫立 ●武松 ●朱仝(南門の前から) ●関勝-宣贊、カク思文(関勝とカク思文は東門付近から、宣贊は東門を通って北門付近へ) 方臘軍 :★方貌-精鋭兵長×3(蘇州城内部から) ●劉ヒン-精鋭兵長×2 ●張威-精鋭兵長×2(蘇州城の西門の内側から) ●徐方-精鋭兵長×2(蘇州城の西門の内側から) ●ウ福-精鋭兵長×2 ●コウ正-精鋭兵長×2(蘇州城の東門の内側から) ●甄誠-精鋭兵長×2 ●昌盛-精鋭兵長×2(蘇州城の南門の内側から) ●郭世広-精鋭兵長×2(蘇州城の北門の内側から) 補足-イベント戦闘で撃破した敵将は、参戦武将リストから外れる イベント・・・OP1:八騎討ち- 方貌の、八人の将を選んで対決しようと云う提案に乗り 両軍から八人の将が出てきて戦闘を開始する この戦闘では一人の将が敗走すると終了 自軍の将が敗走した場合は敗北、敵の将を撃破した時は本戦に進む。 (参戦している八人の将以外がPCの場合、PCが戦闘に加わる) OP2:城に立て籠もる方臘軍に対して、梁山泊軍が 城の西門から方臘軍に偽装した艦船で突っ込み奇襲を掛ける 1:激戦-宣贊と郭世広が接触すると、互いに傷だらけになりながら 激しい戦闘を繰り広げる 2:激闘の行方-イベント2から一定時間後、宣贊と郭世広が生存していると 相打ちになって飲馬橋から二人が落ちる 3:砲撃停止-凌振が敗走すると、艦船からの砲撃が止む 補足-イベント2を起こさずにクリアする事がSPステージ(奸臣誅滅戦)の出現条件の一つ 勝利条件・・・梁山泊軍:方貌の撃破 方臘軍:宋江の撃破 敗北条件・・・梁山泊軍:宋江の敗走 方臘軍:方貌の敗走
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/797.html
史上最強の弟子ケンイチ 主題歌・挿入歌 OP Be strong 歌:矢住夏菜 ヤッホー! 歌:DIVA×DIVA ED 君がいるから 歌:江口一声 Catch Your Dream☆ 歌:こいけ☆じょあんな RunOver 歌:こいけ☆じょあんな 心からのメッセージ 歌:桜 レコード マキシシングル BMECD-1001:Be Strong(Amazon) QWCB-10001:Be Strong(Amazon) GNCA-7911:君がいるから(Amazon) GNCA-7912:Catch your Dream☆(Amazon) GNCA-7913:RunOver(Amazon) GNCA-7914:心からのメッセージ(Amazon) GNCA-7918:ヤッホー!(Amazon) アルバム GNCA-7061:史上最強の弟子ケンイチ Original Sound Track(Amazon) 作品一覧 サブタイトル 梁山泊!豪傑の集いし場所 一歩先へ!闘いの始まり 力と勇気!正義を貫くために ケンカ地獄!やるかやらないかだ デート?きめちまえよ! 梁山泊での一日!屋根の上の夢 熱闘園芸部 リターンマッチ 驚異の肉体 謎の師匠達 アパパパ〜!アパチャイの修行 走れケンイチ!ボクサーの弱点 裏切りの拳 武田の悲しき過去 新たなる敵!辻新之助 ケンカ殺法!実戦の掟 命懸けの修行!混浴もついてます ほのか潜入!梁山泊だじょ 梁山泊最大の危機!!? 守れ看板!道場破り襲来! 楽園???秘境・風林寺島へ! ラグナレク最強の者 八拳豪見参! 武田の危機!報復の掟! 許さない!ケンイチ怒りの拳! 集え若人!新白連合結成! 突撃!となりの梁山泊! 奪われたハート!美羽のジュリエット 死守せよケンイチ!美羽のくちびる 剥された仮面!ハーミットの正体! 剛vs柔!空前絶後の兄第喧嘩! 斬り込み隊長参上!乱闘レストラン 恐るべしジーク!破滅へのプレリュード 修行の成果!小さく前にならえ!! ほのか、お手伝いするじょ! ほのかの危機!ロキの謀略 ぶつけろケンイチ!拳は語る! 負けないで!愛する人が残した言葉 邪魔者なし!今こそ決着のとき 美羽vs連華!!嵐を呼ぶトライアングル 危険な誘惑 一緒にちゃんこを! かわいい子猫 女たちの肉弾戦! しぐれの個人授…ぎょう 約束の地!すべてはここから 制空圏の恐怖!龍は舞い降りた! 長老特急!決死の山篭りツアー リミッター!修羅道への誘い 新白連合崩壊!忍び寄る狂拳 決別の一撃!キサラ、舞う! さらば!!新島、決意の出陣 天才の弱点!努力は才能を凌駕する! 頂上対決!伝説の槍を持つ男! 最強変身!リズム梁山泊! 史上最強の弟子 ケンイチ!! 関連商品 DVD 史上最強の弟子ケンイチ 1(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 2(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 3(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 4(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 5(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 6(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 7(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 8(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 9(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 10(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 11(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 12(Amazon) 史上最強の弟子ケンイチ 13(Amazon) フィギュア サンデーヒロインセレクション・1 「史上最強の弟子ケンイチ」 風林寺 美羽 史上最強の弟子ケンイチ 風林寺 美羽 (PVC塗装済み完成品) サンデーヒロインセレクション・1 「史上最強の弟子ケンイチ」 香坂 しぐれ 史上最強の弟子ケンイチ 香坂しぐれ (PVC塗装済み完成品) PS2ゲーム 史上最強の弟子ケンイチ 激闘!ラグナレク八拳豪(Amazon) 外部リンク TV東京 史上最強の弟子ケンイチ トムス・エンタテインメント 史上最強の弟子ケンイチ webサンデー 史上最強の弟子ケンイチ 備考 こいけ☆じょあんな→小池渚安奈