約 511,713 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/871.html
38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/28(火) 17 30 37.07 ID Had/pIA70 [5/7] 京介は桐乃の嗜好を受け入れたんだから、桐乃も京介の嗜好を受け入れるべき。 桐乃「というわけで、あんたの性癖も認めてあげるから。 だからあんたの好きな眼鏡のタイプ教えて」 京介「・・・教えたらどうするんだよ」 桐乃「二人きりのときなら、眼鏡をかけてあげる」 京介「・・・教えねえ。それに、誰の前でもかけさせねえ」 桐乃「はぁ?せっかくあたしが眼鏡をかけてあげるって言ってんのに。 あんたの好みに合わせるなんて、もう二度とないかもよ?」 京介「・・・べつに好みじゃねえし」 桐乃「何言ってんの?あんたの好みなんてリサーチ済みなんだから。 いまさら言い逃れなんてできないし」 京介「リサーチ済み?」 桐乃「お、お母さんが調べたの! それで、どうしてなの?理由ぐらい教えなさいよ」 京介(桐乃が俺のために眼鏡かけてくれるって、それ性的な対象として見ろってことだろ? それがイヤなんて口が裂けても言えねえ。 他のヤツにもそう見られたくないなんて、あやせに刺されても言えねえ) 京介「・・・・・・おまえに似合わないからだよ」 プイッ 桐乃「ふ~ん。まぁいい。納得してあげる。 あたしも眼鏡かけるの嫌いだし。 じゃあ、何で眼鏡が好きなのかくらい聞かせてよ」 桐乃(やっぱり地味子がかけてるから?) 京介「・・・・・・よく覚えてねえんだけどよ、 ずっとむかし眼鏡をかけたすっごい可愛い子と会ってさ、 そのときは似合ってないって言っちまったんだけど、妙に眼鏡が頭に残ってな。 気がついたらこうなってた」 桐乃「・・・・・・あ」 京介「どうかしたのか?」 桐乃「~~~!! なんでもない!あんたはもう出てけ!」 京介「何なんだ一体・・・」 バタン ・・・・・・ 『ねぇお兄ちゃん。にあってる?』 『~~~!! 桐乃にはにあわねえ!二度とかけんな!』 『ふんだ!メガネなんてだいきらい!』 ・・・・・・ 桐乃「・・・・・・バカ」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1063.html
913 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 17 32 34.75 ID uGicJfDjP [9/14] 携帯とか目覚ましで京介ボイス入ってそうだな 914 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 17 39 02.00 ID 6PVtr/zG0 [7/12] 京介が直接起こしに行けばいいのに 915 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 17 47 21.62 ID WeqkIe1B0 [1/2] きりりんが先に起きないと、京介に目覚ましのキスができないじゃない! …あ、京介にキスで起こして貰えばいいのか 916 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 17 59 40.17 ID XsWK3V3y0 [4/9] 915 ガチャ 桐乃(そーっと、そーっと) 京介「すーすー」 桐乃「起きろ、京介」ボソ 京介「すーすー」 桐乃「お、起きなきゃキスするからね?」ボソ 京介「すーすー」 桐乃「起きないあんたが悪いんだからね?」ボソ 京介「すーすー」 桐乃「ホントのホントだからね?」ボソ 京介「すーすー」 桐乃「・・・・・・」ドキドキ 京介「・・・・・・」ドキドキ 桐乃「・・・・・・ あんた、起きてるでしょ」ムギュ 京介「いてぇ! 何でわかりやがった!」 桐乃「少しあたしの声を聞いたからって目が覚めるなんて、あんた本当にシスコンよね」 京介「むぐ・・・・・・」 桐乃(今度からはもっと小さな声で起こさないと・・・・・・) 京介(まさか、桐乃の匂いがしたから目が覚めたなんて言えねえよな) -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/558.html
818 名前:【SS】1/2[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 17 26 34.80 ID 4XgLhaVY0 [1/2] なんかそうやって傍から妄想するのもいいね~ あやせたん視点で眺めてみようぜ 「誕生日おめでとう~!!」 「ありがとー」 今日は桐乃の誕生日、私と加奈子は『思いっきり騒ぎたい!』っていう 桐乃の要望に応えてカラオケパーティルームに来ている。 ここなら食事も注文できるし騒いでも平気だし、 何より皆の家から遠くないから門限の時間いっぱいまでゆっくり出来る。 「もう、今日は思いっきり歌っちゃうからね!」 「加奈子にもちょっとはマイクよこせっての~」 「これ、みんなで食べてみない?新製品だって」 「あ、イイカモ。今日は外で食べてくるって伝えてるからちょうどいいや」 こうやって桐乃と楽しく過ごす時間はとても短く感じる―― でも今日の桐乃はなんだか少しイライラしてるみたい。 昨日お兄さんと喧嘩したって言ってたからそれが原因なのかな? だとしたら後でとっちめないと―― pppppppp……… 突然、桐乃のケータイが鳴り出した。メールみたいだけど誰から?どんな内容? 桐乃の表情がさっきまでとまるで違う。怒ってるの?喜んでるの? 「ごめん…アタシの為にパーティしてくれてるのにホントごめん!」 「どうしたの?」 「ちょっと急用ができたみたいなの!この埋め合わせは今度するから先に帰っていい?」 「ええ~?主役のクセに早退ってどういうことだよぉ?」 「加奈子!桐乃が悪気があってそういうことする筈ないじゃない!」 「まぁそうだけどぉ?チッ、まぁいいや」 「ホントごめんね?」 「いいから気を付けて帰ってね?」 「うん。あやせ、加奈子、今日はアリガト!」 そう言って桐乃は帰ってしまった。 あ~あ、しょうがないか。後でメールしておこう…… でもその日、一晩たっても桐乃からの返事は来なかった―― 819 名前:【SS】2/2[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 17 27 31.91 ID 4XgLhaVY0 [2/2] 「おはよう、桐乃」 「おはよう、あやせ」 「ねえ何で昨夜メールの返事くれなかったの?」 「あ、ホントごめん!うっかりしてて全然気づかなかったの!ごめんね」 「もう、しょうがないなぁ……あれ?その首のところどうしたの?」 なにか赤く腫れたような指先くらいのアザが出来てる―― 桐乃は、はっ!と驚いたような仕草をした後、 首筋を抑えてテレ隠しみたいに「虫に刺された」と言った。 「指も怪我したの?」 左手の薬指の付け根に絆創膏が貼ってある。 「あ、うん。ちょっとね」 さっと隠すように体の後ろに手を回す。どうしたんだろう? 「それより早く教室入ろっ♪」 なんだろう?今日の桐乃はやけに機嫌がいいみたい。いいことでもあったのかな? 「あっ、痛た…」 「どうしたの桐乃?」 「な、なんでもない!!昨日ちょっと足ひねっちゃって歩きにくいだけ!!」 「そ、そうなの?」 腰のあたりを少し抑えるような感じで歩く桐乃――本当に大丈夫なのかなぁ… 「なんか今日の桐乃変じゃね?」 「え、そうかな?どの辺が?」 加奈子は今日の桐乃の様子がおかしいという。 左手を見ながらニヤついたり、 トイレで自分の首を見ながらぶつぶつ言ってたり、 ケータイを開く回数がいつもより多かったりするらしい。 それは私も思う。やっぱり私だけじゃなかったんだ。 いつものように一緒に帰ろうと誘ったけれど、寄るところがあるって断られた。 おかしい、本当にいつもの桐乃じゃないみたいだ。 気になってこっそりつけてみたらお兄さんと一緒に歩いていた―― ねぇどうしてそんな嬉しそうな顔してるの?昨日何があったの? 『昨日、何してた?』end -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1664.html
684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/13(水) 00 28 03.57 ID 04FW0pkjO 669 なるほどサンドイッチの日ね。 ↓ 京介「さて。今日の購買は何にするか…」 桐乃「ハムサンドがいいと思うよ」 京介「うおわ!?いや、なんでいるんだお前!?」 桐乃「気にすんな。それより売り切れちゃうよ早くしないと」 京介「お、おう…なあ?」 桐乃「ん?」 京介」「なんでハムサンドなんだ?」 桐乃「…指だして」 京介「は?」 桐乃「いいから指」 京介「あ、ああ…ほれ」 桐乃「はむ(ぱくん)」 京介「!!?」 桐乃「…ぷぁ。ほらおいしい」 京介「!!!?」 ※ 京介「なんてことが昼にあってな」 浩平「ちっと表出ようか高坂」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1216.html
850 名前:【SS】海外旅行に向けて[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 19 07 14.86 ID sKrphukF0 [5/6] 桐乃「今日は海外旅行の日なんだって」 京介「そうなのか。 とは言っても、いきなり海外旅行に行けるわけないだろ?」 桐乃「別に海外旅行をする日じゃなくて、1019で「遠(10)くへ行く(19)」……海外旅行について考えたりする日なんだってさ」 京介「そうか。でも海外旅行ねえ……親父が長期休暇取るのは難しいし、俺たちには縁のない話だよな」 桐乃「別に家族全員で行かなくても、あたしたちだけでもいいんだけど。 あんたも来年は大学生だし、あたしも高校生なんだからさ、あんたが保護者役になれば認めてもらえると思うよ」 京介「親父が認めてくれるかぁ?危険だって反対されると思うぜ」 桐乃「あたしは海外留学してたし、あんただって一人でアメリカまで来れたじゃん。 二人とも実績あるんだから、何か言われても簡単に押し切れるよ。 あとはお母さんを味方につけておけば確実だね」 京介「それもそうか。それなら他の奴らも誘って……」 桐乃「う~ん。さすがに黒猫とかあやせとか、他の家の子たちを誘うのは無理だと思うよ? なんかあった時に責任取れないから」 京介「親父一人を残してお袋がついてくるとも思えねえし、そうなるとおまえと二人きりか……」 桐乃「あんたと二人きりなのは嫌だけど、あたし一人だとさすがに認めてもらえないと思うし、仕方ないからついてくるのを許可してあげ る」 京介「へいへい、ありがとうな。 海外旅行か……春休みに行くにせよ、夏休みに行くにせよ、小遣いを貯めないとな。 受験に合格したらバイトでも始めるか」 桐乃「あたしから言い出したんだし、旅費くらいあたしが持つよ?」 京介「そういうわけにもいかねえだろ? 妹に海外旅行奢ってもらうのなんか恥ずかしいし、ただでさえ旅行中には言葉とか、おまえに頼ることが多いだろうからな」 桐乃「旅行中に妹に頼りっぱなしなのも十分恥ずかしいと思うけど」 桐乃(どうしよう……京介がバイト始めたら一緒にいられる時間が少なくなるし…… ……そうだ!) 桐乃「ねえ、それなら良いバイト紹介してあげようか?」 京介「良いバイト?」 桐乃「うん! あたしモデルに復帰したでしょ? だからあたしの付き人してくれない?」 京介「桐乃の付き人か……」 桐乃「無理にとは言わないし、できるときだけでいいからさ。 事務所の方からも少しはお給料出してもらうけど、あたしの方からもあんたの働き具合に応じて海外旅行用に積み立てるから。 そうすればあんたも今よりもあたしと一緒にいられて嬉しいし、 あんたが近くにいると美咲さんが海外スカウトして来れないしで一石四鳥でしょ?」 京介「俺におまえの付き人が勤まるかはわからんが……そういうことなら快く引き受けさせてもらうぜ!」 桐乃「じゃあ契約成立ね。 仕事は今日からしてもらうから」 京介「へ?今日から? 今から撮影があるのか?」 桐乃「ないよ?」 京介「じゃあなんで……」 桐乃「あたしは『モデルのときの付き人』じゃなくて『あたしの付き人』って言ったじゃん。 撮影の時以外にも色々しなくちゃいけないことあるから、それを手伝ってもらうの」 京介(『あたしの付き人』か……確かにそう言ってたな。 また色々と面倒なことにつき合わせるつもりか?) 桐乃「あんたは付き人見習いだから、まだ簡単な仕事しか頼まないから。 嫌なら断ってもいいし」 京介「例えばどんな仕事だ?」 桐乃「お風呂上りに髪を梳いてもらったり、マッサージしてもらったり、休日にショッピングに付き合ってもらったり……」 京介「それくらいなら問題ないな」 桐乃「あと、これから寒くなるから、あたしが身体を冷やして体調を崩さないように、抱きしめて寝たり……」カァァァァ 京介「へ?今なんて言った?」 桐乃「だから、ギュッとして寝るだけの簡単なお仕事! ……イヤなら断ってもいいんだけど……どうする?」チラッ 京介「……仕事に貴賎はないよな。 よし!その役目、喜んで引き受けてやるぜ!」 桐乃「うん! 京介の働き、期待してるからね!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/672.html
593 名前:【SS】きょうちゃん奮闘だぁ![sage] 投稿日:2011/05/09(月) 00 07 10.69 ID GjttQgzj0 学校から帰りリビングに入ると、桐乃が下着姿でソファに座っていた。 「なっ! 何やってんのお前!?」 なに? コイツ露出狂だったの!? エロゲオタとかシスコンとかよりももっと強烈な称号持ちだったの!? 俺の怒声を聞いた桐乃は、ちょっと首を傾げてこちらを見た。 桐乃の下着姿は、モデルらしい素晴らしいプロポーションもあいまって、その、健全な男子高校生にはあまりに刺激的で……。 その本人に見つめられると、否が応にも心臓が高鳴ってしまう。 ――って、違う! こいつは俺の妹だ! 妹に欲情なんて、これっぽっちも、してませんからね? 「あぁ、兄貴、おかえり」 てっきり下着姿を見てしまったのを咎められるかと思ったが、予想に反して桐乃はニコっと微笑んで迎えてくれた。 何ですかこれ。いつもの桐乃ならこんな笑顔を俺に対して見せるはずがない。 ……ドッキリか? 黒猫や沙織と組んで何かを企んでいるのか? そう思いリビングを見渡してみるが、どうやら家には俺と桐乃しかいないようだし、監視カメラも無さそうだった。 「どうしたの?」 頬を紅潮させ、ややトロンとした目で俺を見上げてくる桐乃。 その仕草があまりにも可愛くて、何だか気まずくなって目を逸らした俺は、ソファの前のテーブルに置かれたソレを見つけた。 「おまっ……これ氷結じゃねーか! 何飲んでんだよ!」 「んー? きれいな缶だったから買ってみた」 「きれいとかきたないとかじゃなくて! これ酒だぞ!?」 「えー? ジュースでしょーえへへへ」 テーブルを見ると、もう三本も開けてやがった。一滴でも法律違反なのに、中学生の桐乃には刺激的過ぎる分量のはずだ。 心配になり、桐乃の額に手を当ててみる。案の定、額――というか顔全体が火照っていた。 「なっ! 何すんの!?」 「何すんのじゃなくて! これお酒だぞ!? 中学生のお前が飲んだら法律違反だっつーの!」 「はぁ!? あたしが何飲もうが勝手でしょうが! アンタに文句言われる筋合いなんてこれっぽっちもないっての!」 桐乃は先程までの笑顔とは打って変わって、今度は鬼の形相で俺を睨む。 しかし威勢の良い言葉はいつもとはやや異なり、酔っ払いの口調になっていた。ろれつが回ってない、ってやつだ。 「大体なんでお前そんなカッコしてんだ」 「暑いから。いいでしょこれくらい。お父さん達帰ってこないし」 そう。何やら親戚の法事とやらで、親父達は明日まで出掛けているのだ。 桐乃と二人で夕食なんて本当に久し振りで、まずどうやって食事を用意するかってことに頭を悩ませつつ学校から帰ってきたのだが、 いきなりのこのトンデモイベントである。もう食事の用意どころじゃないですよね。 「ほら、ここ座んなさいよ」 自分の隣の場所を指差す桐乃。どうやら隣に座れ、ってことらしい。 拒否すると更に面倒なことになりそうなので、おとなしく従う。 「あのさー桐乃……」 「んー?」 酔っぱらっているからか、桐乃の表情はコロコロとよく変わる。 ちなみに今は超ご機嫌。数十秒前の鬼さんは既にどこかへ行ってしまったらしい。 「その酒さー……」 「ん? なに? 欲しいならあげるよ? ほらほら」 「んなっ! やめろって!」 「ほらほらー! 飲みたいんでしょー?」 それまで自分が飲んでいた缶を、そのまま俺の口に押し付けてくる。 やばいってこれ! 間接キ……。 ――それから数分後。どうやら俺は桐乃と一緒に酔っ払ってしまったらしい。 「大体アンタが悪いんだからね? 地味子とか黒いのとかとイチャイチャするからさあ!」 「はい、反省してます……ぐすっ」 「あたしがどんだけアンタのこと思ってるか、知らないでしょ!?」 「はい、知りませんでした……ぐすっ」 「ふん、いーですよ、どうせあたしなんて妹だし? 家族だし? 所詮その程度の存在なんでしょあんたにとって」 「いえ、違うんです……ぐすっ」 「そもそもさー、普段のあたしのカッコ見て何か気付かないわけ?」 「えっと、カッコ……ですか……ぐすっ」 「これ! ヘアピン! こんな古くてだっさいの、どうしてあたしがいつも着けてるか、わかる?」 「いえ、分かりません……うぇっ」 「ほらね、この程度なのよね。あーあもうやだこの鈍感男」 「すいません……教えてください……ぐすっ」 「……ずっと前、あんたが誕生日にくれたの。だから古くてもださくてもこんなに大事にしてるんだよ」 「うっ……ありがとう……ございます……ううっ」 「泣くなバカ兄貴! ほらもっと飲め!」 何故か録音されていたその酔っ払い同士の会話を、光彩の消えた瞳のあやせに俺と桐乃が聞かされるのは、また別の話だ。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1013.html
214 名前:【SS】シスコン強化のツボ 1/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 00 34.32 ID 3ODlSoRO0 ギシギシとベッドが揺れる。 桐乃が俺の上に跨り俺を攻め立てる。 「ねえ京介、気持ちいい?」 汗をかき強くなった桐乃の芳香と、身体に伝わる桐乃の柔らかさが心地よい。 「ああ。天国にも昇りそうだぜ」 素直に感想を言う。 「もう。大げさなんだから」 桐乃が身体に力を込める。 「んん!それ気持ちいいな。 もっとやってくれ」 「ふ~ん。京介はきついのがいいんだ」 桐乃が俺に体重をかけながら、耳元で囁く。 「ああ、それくらいがちょうどいい。 でもよ、おまえは初めてなのにしんどくないのか?」 確か、始めるときに初体験だと言っていたはずだ。 「平気だよ。 慣れてきたら結構楽しいし」 「そうか。 おまえ、こういうのの才能もあるのかもな」 お世辞抜きに本当に気持ちがいい。 「知らなかったぜ。こんなにマッサージが気持ち良いなんてな」 八月九日はマッサージの日らしい。 なんでも8(針)9(灸)の語呂合わせなんだとか。 そんなわけで、普段横暴な妹様が、今日は特別と言ってマッサージをしてくれたのだ。 まあ、親父の前に俺の体で試したいって事らしいんだがな。 桐乃に痛めつけられるのは慣れてるから快く引き受けたんだが、予想していたのとは真逆にすげえ気持ちいいぜ。 桐乃のことだから聞きかじりの知識で実践して、こちらが痛がるのもかまわずに「痛いのは効いてる証拠なの!」と言うかと思ってたんだが。 それにしても、マッサージするところを撮っておいて後で確認したいだなんて、相変わらずやる事すべてに熱心だな。 「はい、終わり」 最後に背中をぽんと叩き、桐乃はそう言った。 「おう、ありがとうな。 だいぶ調子が良くなったぜ」 肩を回しながら礼を言う。 おお!だいぶ後ろまでいくようになってるぜ。 これも桐乃のおかげだな。 それにしても― 「・・・いつまでおまえは俺の上に乗ってるんだ?」 タオル越しとはいえ、腰の辺りに桐乃の柔らかさが伝わってきて危険なんだが。 「なんかあんたって座り心地いいんだよね。 このまま眠りたくなってくる」 桐乃が俺の上に体重を預けてくる。 止めるんだ桐乃。背中に押し付けられた二つの素敵なお饅頭を目当てに、リヴァイアサンが眼を覚ましちまう。 「あ、そうだ」 桐乃が耳元で囁く。 マッサージのときにもしてたけどよ、無意識とはいえそういうのは止めてくれ。 「次は針を打たないと」 「針はまずいだろ!」 叫ぶと同時に状態を反らし桐乃を落とそうとするが、桐乃はふとももに力を込め、上体は起こしつつも落下を防いだ。 柔らかいふとももで腰をはさむんじゃねえ! 「いいじゃん。あんたの身体なんだし」 「よくねえよ!?それに、どこのツボを打つつもりなんだ?」 215 名前:【SS】シスコン強化のツボ 2/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 00 58.79 ID 3ODlSoRO0 「『シスコン強化のツボ』」 「そんなのねえよ!」 北斗の拳にも退魔針にもそんなけったいなツボでてこんわ! 「ないかな? 昨日北斗の拳を一気読みして思いついたんだけど」 案の定北斗の拳が原因かよ。 つまり、その思いついたツボを試すために俺にマッサージをしてくれたのか。 まあ、気持ちよかったのは認めてやってもいいし、仕方がないから北斗の拳は恨まないでおいてあげよう。 「大体そんなツボをついてどうするつもりだ」 「んー、そうだね。 あんたが今以上のシスコンになっちゃったら、一生あたしの下僕にしてあげる」 一生下僕か。 ・・・・・・今とそんなに変わらない気がするな。 そんなことを考えていると― 「・・・・・・スキあり! 『シスコン強化のツボ』!」 突然桐乃が右腰の辺りを圧迫してきた。 どうやらそこが『シスコン強化のツボ』らしい。 くっ!俺は今よりもシスコンになってしまうのか!? 「ねえ、どう!?」 桐乃が俺の上から期待に満ちた声をかけてくる。 ・・・・・・当たり前だがどうともないな。 桐乃に向ける感情はいつもの通りだ。 ・・・せっかくだからからかってやるか。 「桐乃」 「なに?」 「桐乃が愛しくて、愛しくて、たまらないんだ。 俺と、結婚してくれ。 絶対に幸せにしてやるから」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 俺の改心の出来のプロポーズに、お互いに無言になる。 自分の事ながら、今のは良かった。桐乃も俺の格好良さに惚れてしまっただろう。 例え相手がラブリーマイエンジェルあやせたんだろうとイチコロだったな。 ・・・・・・桐乃の下で寝そべっているのが珠に瑕だが。 「・・・・・・ 『シスコン解除のツボ』!」 「ぐぇ!」 突然桐乃が左腰を圧迫してきた。 「なにしやがる!」 痛くはないが驚いたぞ。 「・・・・・・あ、あんたがキモかったの!」 桐乃が腰をモジモジさせながら言う。 ここからだと顔は見えないが、怒りで真っ赤になっている事だろう。 「お前が俺のシスコンぶりを強化したがったから合わせてやったんだろうが」 相変わらず理不尽だな。 「うっさい。とにかくキモかったの!」 まあ確かに冷静に考えると、妹の尻に敷かれながらプロポーズする兄は、はたから見るとキモイのかも知れん。 「・・・・・・プロポーズっていうのはさ、一生に一度のイベントなんだから、もっとムードがあるところで、 ちゃんと顔を合わせてするもんでしょ?」 そうだな。だがそうできなかったのはおまえが俺の上に乗ってたからなんだが。 もしおまえが乗っていなかったら、きちんと土下座して頼み込んでたぜ。 216 名前:【SS】シスコン強化のツボ 3/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 01 23.32 ID 3ODlSoRO0 「まあいいや。 妹にプロポーズしたくなるくらいあんたのシスコンを強化しちゃたあたしにも責任あるし」 おい、まさか本当に秘孔が効いたと思ってるんじゃないだろうな。 「人体実験も終わったし、あたしはこれからお父さんのマッサージに行くから」 桐乃はそう言うと俺から降り、タオルと録画に使ったパソコンを小脇に抱えて部屋から出ようとする。 「・・・・・・なあ、桐乃」 扉に手をかけた桐乃を呼び止める。 「なに?」 「お世辞抜きにマッサージ気持ちよかったぜ。 親父も満足してくれると思う。 また今度頼むな」 「・・・・・・気が向いたらね。 そのときにはあんたをベッド代わりにするけど」 ベッド代わりにされるのは嫌だが、マッサージは気持ちいいから仕方がないな。 まあ、ベッド代わりにされるのは嫌だがな。 ・・・・・・嘘じゃないぞ? 「そうかい。じゃあその時はお返しに俺がおまえをマッサージしてやるぜ」 「え?ま、まさか豊胸マッサージ!? マッサージって言いながら、一時間も二時間も抵抗しないあたしの胸を揉みしだいちゃうの!?」 桐乃が顔を染め、空いたほうの手で自分の胸に触れる。 「違げーよ!」 というかイヤなら成すがまま揉まれずに、ちゃんと抵抗しろよ! 「そんなこと言うと『ブラコン強化のツボ』を押すからな!」 「はあ?なに言ってんの? そんなのあたしに効くはずないじゃん。 バカじゃないの?」 強化するにも、元がゼロだからですね。わかります。 桐乃はそう言うと、話は終わりというかのように音を立ててドアを閉めた。 桐乃がいなくなったため、身体を起こして動かしてみる。 だいぶ体が楽になった気がする。 桐乃のマッサージは本当に上手いな。 次のマッサージがいつになるかは知らんが、その時が楽しみだ。 出来る事なら毎日でも桐乃にお相手願いたいぜ。 そんなことを考えていたら、突然扉が開いて、桐乃がにゅっと顔を覗かせた。 桐乃はにやりと笑い、 「言い忘れてたけど、さっきのプロポーズの答えは保留にしておいてあげるから。 本番のときはちゃんと『ムードのあるとき』『自発的に』『顔を合わせて』言わなきゃダメだからね!」
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/799.html
814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21 12 00.90 ID LpgZWlfV0 [3/3] 京介「なぁ、胸触っちゃダメか?」 桐乃「キモッ! ダメに決まってんでしょ! 何考えてんの!?」 京介「…………」 桐乃「ちょ、そんな目で見んなっ。ほんとにダメだって……」 京介「…………」 桐乃「だ、だから……」 京介「…………」 桐乃「う、うぅ……その目やめてよ……」 京介「…………」 桐乃「ああああもう! 分かった! 分かったから!」 京介「よっしゃあ! それじゃあ――」 桐乃「ふ、触れるだけだかんね! 露骨に揉みしだくとかは駄目だから!」 という事だろうか 836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 22 06 08.28 ID rvLK9GU30 814 次は 桐乃「あ・・・あんたのも触らせなさいよ」 ですね。 878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 08 38.62 ID sc9g4Pi90 836 桐乃「昨日わたしの胸を触らせたんだから、 あ・・・あんたのも触らせなさいよ」 京介「んなっ! ダメに決まってんだろ!」 桐乃「…………スチャ」 京介「ちょ、メガネ掛けて上目遣いすんな!」 桐乃「…………」 京介「 だ、だから……」 桐乃「…………」 京介「う、うぅ……その顔はヤバいって……」 桐乃「…………オネガイ、オニィチャン」 京介「ああああもう! 分かった! 分かったから!」 桐乃「やったぁ! それじゃあ――」 京介「ふ、触れるだけだからな! 無闇にしごくとかなしだからな!」 反対にしただけでもイケルもんだな 881 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 11 15.91 ID ygRRIJSzP [11/11] 878 どこを触るか言ってないのにしごくとか… 884 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 14 43.03 ID i+d5IyIVO [11/12] 881 え?二人とも言ってるのは京介の筋肉のことですよ? 厳しく扱いてもっと筋肉つけさせるとかそういう… てゆか、 878自体ギリギリアウト感がw -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1358.html
370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/21(土) 08 47 40.56 ID X1IOf5YF0 京介「もうすぐ大寒かぁ。温かくして寝ないとな」 桐乃「アタシはメルちゃんの抱き枕があるから、ポッカポカだけどね~♪」 京介「はは……、それは結構だな」 桐乃「アンタには貸さないかんね」 京介「いらねぇよ」 ~ 深夜 ~ コンコン 京介「……ん?どうした、桐乃?」 桐乃「……一緒に、寝てあげる……///」 京介「はあぁ!?いきなり何言って――」 桐乃「さ、寒いから仕方なく、妹抱き枕として、一緒に寝てあげるって言ってんのっ!!」 京介「お、おう。そうか。サンキュ、な///」 桐乃「だから――」 桐乃「ちゃんとギュッて、してよね?」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1313.html
186 名前:ローカルルール追記議論中@自治スレ[] 投稿日:2011/12/05(月) 14 28 59.15 ID wrMc6LA40 [1/4] 上の大掃除ネタで思ったけど、桐乃って服を処分する時どうしてるんだろう? 桐乃「この間大掃除したんだ。 というわけで、はいあやせ。あたしのお古の洋服」 あやせ「わあ!いつもありがとうね、桐乃」 桐乃「あやせも大変だよね。 お母さんが厳しくて、『子供の頃からお金を沢山使うのは良くない』って好き勝手に服とか買えないんでしょ?」 あやせ「う、うん。桐乃のおかげでずいぶん助かってるよ。 さすがにお母さんも貰い物には何も言ってこないし」 加奈子「ちぇー。あやせばっかズリーよな。 加奈子ももうちっと背が高ければ着れるんだけどヨ」 桐乃「加奈子ももう少しすれば大きくなるって」 あやせ「あれ?今回はずいぶん少ないんだね」 桐乃「お母さんが持って行っちゃったんだ」 あやせ「お義母さんが? そっか、桐乃が大きくなったからお義母さんが着れるようになったんだね」 桐乃「それもあるんだけど、兄貴の枕カバーとベッドカバーが古くなってるから、 お母さんがあたしの服を使って新しいカバーを作っちゃったの」 あやせ「へぇ~」 加奈子「…………」 桐乃「そしたらさ、うちの兄貴どうしたと思う? あいつったらさ、枕を抱いてベッドカバーに包まりながら 『桐乃に包まれてる気がする』 とか幸せそうに言ってんの! マジキモいよねw あいつシスコンであたしのこと大好きだから当然の反応なんだけどw」 あやせ「そ、そうだね」 加奈子「……うへぇ」 桐乃「それだけならあいつも嬉しそうだし許してやってもいいかなって思ってたんだけど、 後であたしが一緒に遊ぼうって誘ってもあいつったらベッドから出てこないの。 マジありえないよね。 ベッドカバーとあたし、どっちが大切だっつーの。 まじムカついたからさ、あいつからベッドカバーを引っぺがして、思いっきり抱きついてやったの」 あやせ「…………」 加奈子「う、うへぇ」 桐乃「そんであいつの耳元で 『あたしに包まれるのと、ベッドカバーに包まれるの、どっちの方が好き?』 って聞いたら、あいつ無言のままあたしをぎゅっと力強く抱きしめてきたわけ。 ほんと、あのシスコンまじキショいよね。 そう思わない?」 あやせ「そ、そうだね」 桐乃「あいつったらマジ空気読めない。 抱きしめるだけじゃなくて耳元で 『温かくて、柔らかくて、良い匂いがして……桐乃の方が好きだよ』 とか囁くのが男でしょ? しかもそのまま夜遅くまで離してくれないし。 ま、あたしもお返しに思いっきり抱きついてやったけどw それでさー12時回ってもう寝る時間だからあたしが 『ねえ、どうする?』 ってあいつに聞いたら」 加奈子「うへうへうへうへうへぇ…… まだ続くのかヨ……」ゲッソリ あやせ「うふふふ…… 放課後、お兄さんに会えるのが楽しみです。 でも、その前に裁縫道具と裁縫の本を買っておかないと……」ブツブツ 桐乃「それであいつ、『夢でも桐乃に会いたい』とか恥ずかしいセリフを真顔で言うの。 夢で会うくらいならこのまま起きててあたしを愛でればいいだけっしょ? あいつってその辺り―」 -------------