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52 :本スレには投下しづらかったデレダクを投下してみる③:2005/09/24(土) 23 39 12 ID yRwbKb2M ツンデレが男に会うために脱走しました 『…………………』 「…リナ」 『! な、なんですのっ!?』 「どうしたんだ? そんなにキョロキョロして…」 『…そ…それは! ……あなたには関係のないことでございますわ…』 「そんなことねぇよ。せっかくのデートなのに、そんなじゃあお互いに落ち着かないだろ?」 『はっ!! 隠れて! 早くっ!!』 「お、おいっ!」 「お嬢様ぁーー!! どちらへお行きになられたのですかー!!」 『リナお嬢様ー!!』『お屋敷にお戻りくださーい!!』『お嬢様ー!!』 「…なんだ…あの人達…」 『……爺やと……メイド達でございますわ…』 「早く見合いの席にお戻りくださいぃ! 旦那様がご立腹でございますぞー!! お嬢様ぁー!!」 「……み…見合いって……どういうことだよ…」 『………つまり……そ…そういうことで…ございますわ…』 「抜け出してきたのかっ!?」 『えぇそうですわよっ!! あなたにお会いしたくて、お見合いをぶち壊してここにやってきたのですっ!!(////)』 「………リナ…」 『……な…なんですの…? ……そんな…真剣な顔をして…』 「…オレっ! …必ずおまえにふさわしい男になってみせるからなっ!!」 『(/////) ……わ、わかりましたから……早くわたくしを…どこか遠くへお連れになって…』 「あぁ、行こうぜ! リナ!」 『………はい…(////)』 ごめんなさい…お父様…… わたくしにはもう…この人しか……見えないのです……
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390 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2011/05/04(水) 02 17 46.19 ID hSNZT1JF0 . . ≦¨´  ̄ ̄ `ミ . / . . > . . . . . . . . . . ` . / . \ ,〃 . . i! ヽ ヽ // . / /{ . i、 . . . . . . . .ヽ ハ. . ハ / ′ / / 〃 ‘ . { \ // i . . .' j i . ' / ‘ ..{ \ _// V,| i |/| . |. i廴___ 人{ `< /ヘ | | { ‘ .. {/|{__..zz≧ミ¨ヽ. 丶ーz.七`≦_}| . ’ 八 ‘ .. {爪´{っ;;(_iヾ \´ァfチ;;てi`y リ .. / ∧ . i ‘, 乂..ツ 乂...ツ ノ'/ ; イ ばかじゃん } i ..∨ i / ,. ., /. ..ィ' リ __.. 彡 | .`ト\ ′ / i /レ' ./ .{.人 __ `¨¨´ } | . 人 ≦ ´ノ} . . | .i`¨¨´ ノ. | Vi \ (_ヽ / . ′|| ,/⌒ヽ マニ介 i . . イ . . . . i i! .{ 〃 ‘, マ≧ヒ}  ̄ ´ .小 . . | { . ‘, .′ ‘, マ= {乂_ {`廴fニ| |》 ┴ 、 { ___ 小 廴{{ `ヽ ァー一' 《/,| i |》 ‘, /´ 一 ― ミ‘,マニミ 、 __ Y_} . |フ __}_ {/ 小 i ` 二´ - ミ 、 __匕}i jフ-≦ 一 } ∨ { } ‘, } 〉一≦j 厂´/ / 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 02 37 07.63 ID sjNvCHyG0 390 プニプニ 392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 02 52 07.31 ID FhyvC9HV0 [1/2] 390 ナデナデ 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 02 53 20.36 ID Q0GmE9t+0 390 サワサワ 394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 04 51 46.50 ID /ZxuVq+ii [2/7] 390 コロコロ 395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 05 48 31.09 ID p+lhfXWiO [2/3] 390 くちゅくちゅ 396 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 07 51 48.87 ID UN9JkkmwP [2/4] 390-395 つい勢いでやった。反省はしていない。でも後悔もしていない 京介「ただいま~」 カチャリ 京介「あれ、誰もいねえのか……って桐乃? 寝てんのか?」 桐乃「…………」 京介「おい桐乃、こんなところで寝たら風邪ひくぞ」 桐乃「…………(んもううるさいなあ……だれ?)」 京介「桐乃?…すっかり熟睡してんな。このまま寝かしとくしかねえか」 桐乃「…………(んん、あにき? かえってきてたんだ……ねむい…)」 京介「でもこのままじゃ風邪ひいちまうしな……とりあえず上着でもかけといてやるか」 フワリ 桐乃「…………(いいにおい…あにきのにおいだ……それに、あったかい)」 京介「……こうやって大人しければ見てくれだけは可愛いんだけどなあ」 桐乃「…………(みてくれだけはって……どういういみよ…)」 京介「…寝てる、んだよな……?」 桐乃「んぅ………」 プニプニ 京介「おおう、俺は一体なにを――!? でもこいつのほっぺ柔らかいな……」 桐乃「…………んん(あにやってんのよあにき……いもうとのほっぺなんて…つついて……しすこん…)」 ナデナデ 京介「……こうやって頭なでられるのも、こういう時だけだよな……」 桐乃「…………んぁ…(ふあぁ…きもちいい……)」 サワサワ 京介「こいつの肌ってすべすべしてんのな。さすがモデルってか……」 桐乃「…ふぁ……ん…(あにきのてが……あたしのかおを……なにこれ……くすぐったいよ…)」 コロコロ 京介「こうしてやるとまるで猫みたいだな……わりと近いかもな」 桐乃「んぁ……んん…(んぁ……これじゃああたしまるで……ねこじゃん……でも…気持ちいい、かも…)」 京介「…………桐乃、ごめん……ん…」 桐乃「…………んん…(あにき? いきがちか…んん………あ……れ? あたし、なに、されてるの?)」 くちゅくちゅ 京介「…んん……んふ、んん……」 桐乃「………んんん……ぁん…(え? え? なに……これ……なにかはいって……もしかして、きす?)」 くちゅくちゅくちゅくちゅ 京介「…桐乃……んん…」 桐乃「………ふぁんん……んぁ……(あたし、あにきときすしてる?……すごく…きもちいい……あれ?……なんか、あたまぼーっとして……)」 くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ 京介「…んん!……ん、ん、んんく……」 桐乃「ぁん………ん、ん……んん!(あ…あ…だめ……あたしもう……きもち、よすぎて……いしきが………だ、め……!)」 桐乃「んんんん!!」 ビクビクッ 京介「!!!??」 京介「うあ、やべ、つい夢中に……桐乃? お、起きたか?」 桐乃「…………」 京介「大丈夫、か…? ああ、くそ。俺……桐乃、ごめんな……」 パタン ムクリ 桐乃「…………ばかじゃん……」
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545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 18 06 09.48 ID qCTBxFnT0 [7/21] 503 乙! 兄妹喫茶というナゾの単語が頭に浮かんだ。 桐乃「なにこの兄妹喫茶って! ねえあやせ、行ってみよ!」 あやせ「う、うん」 あやせ(なんだろう、この桐乃のはしゃぎ具合?) 桐乃「この教室だって!」 桐乃(うひょぉぉ! 一体どんな喫茶店なんだろ!?) ガラ 京介「だから俺の妹のほうが可愛いって言ってるだろうが!」 赤城「はっ!この資料見て見やがれ!」バシ 観客「うぉぉぉぉ!」 そこには、壁一面にあたしやせなちーの写真と 『愛妹の炭チョコ』 『ぐちゃぐちゃ腐海カレー』 などの謎メニューが貼りだされ、教壇では二人が言い争いをし、 客たちが点数を付けると言う、カオスな世界が広がっていた。 ガラ 桐乃「あやせ、帰ろっか。 あれ、あやせ?」 あやせ「桐乃のほうが可愛いに決まってます! ほら、これを見てください!」バシ 観客「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 桐乃「・・・・・・終わった」orz -------------
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307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 53 59.43 ID Fk6raj470 【SS/大学生京介の同棲疑惑】 桐乃スレ45-140様および145様の構成を元に、勝手ながらSSを作成いたしました。 妄想主の希望に近い展開であったら幸いです。 ――――――――オープニング―――――――――― 高校を卒業し、東京都(とっても23区外だけどよ)にある○○大学に通う大学生となった俺、1年半前までは平凡な人生を歩んできた高坂京介。 今、季節は初夏。新生活にも馴染み初め、徐々に勉強漬けだった1年前の生活と180度違う環境を楽しめるようになってきた。 そう、当初、入学するはずだった地元の国立大学を蹴り、更にワンランク上の東京の大学を受験し、見事現役で合格した。 こういう風に現状に甘んじず、上を目指そうと思ったのは、一番身近な頑張り屋の影響であることは否定しない。 でも、合格しても浮かれてばっかりにはいかなかった。 それはそれは深刻な二つの問題点があって、その一つが通学するのに1時間半位かかることだ。 通えない距離でもないので、サラリーマンよろしく長距離通学を覚悟した矢先、両親から薦めてもらい自由な一人暮らしすることが許された。 よし、オーケィ、一つ目の問題点はクリアできた。だが、もう一つの問題点である『桐乃』はどうか。 もう自認しているが、重度のシスコン野郎である俺は、桐乃と離ればなれになる事を恐れたわけだ。 しかーし、決して桐乃と毎日逢えなくなるのが淋しくて辛いわけじゃない。あいつに近づく男がいてもブン殴れないのが悔しいのである!! チクショウ!!こんな事なら麻奈実と一緒の地元大学に入学するんだった!! 桐乃は、そんな俺の気持ちを察してか、大学合格し、一人暮らしをすることが決まった後、こう言ってきた。 「京介、あんたは病的なシスコンだから、あんまり逢えない時間が長いと、久々に帰った来た時に、あたしが襲われるかも知れないし…。だから、毎週そっちに行ってあげるから感謝しなさいね!!」 「ふぇ!!」 「キモい声出すな!!あたしが居ないと寂しくて死んじゃうんでしょ!?あたしも襲われないし、京介も死なないし良いこと尽くめじゃん!!」 顔を焼きリンゴみたいに真っ赤にして俺を励ます桐乃が可愛くて愛おしくて死にそうになった。 「…、桐乃?やっぱり、お前が一番だな!!俺は、桐乃の一番傍に居れて本当に嬉しいぞ!!」 「!!!!!!!!!!!」 不意に抱き着こうとしたら、俺の胸を両手で突き飛ばし、急いでリビングから出て、ドタドタと自室まで戻っていった。 その後、なぜか桐乃主導で、俺の住む場所を相当こだわった条件のもと決め (オートロック、間取りは絶対に1LDK、宅配ボックス付、脱衣所付、と社会人並のスペックを要求され、相当難儀したんだが…) いざ、大学に入学したものの、知ってるやつは一人も居ないし、当初は不安だらけだった。 けど、体育会、文化会、サークル合同の新入生歓迎会(各々が自分たちはどういう事をやっているか説明するプレゼンの場だ) の後にふと目についた『写真』サークルへの入会が俺の大きな転機となった。 「写真」なんてこれっぽっちも興味はなかったが、桐乃の笑顔を向けているその先にカメラマンがいることを考えると心中穏やかじゃなくなる自分がいた。 水着やミニスカ、その他、露出が多い写真を撮るときに、撮影者はどんな気持なのか? 勿論、プロだし、中学生ごときに欲情するはずもないと思うが、実の兄か異性としても意識せざるおえない魅力を持っている桐乃ならば…? と、写真サークルの案内版の前で悶々と考えていると、超絶イケメンが声を掛けてきた。 「君、写真を撮ることに興味があるのかい?」 「いえ、身近な奴がモデルでして…。そんで、撮影する側はどんな気持ちなのかと思っていたんですが…」 「へぇ、奇遇だね。実は僕の弟がモデルでさ。でも、普通の雑誌だけじゃなく、こすぷれ?ってやつも嗜むんだよ」 「そうなん…、すか」 「どうかな。もし時間が空いているなら、我がサークルの説明をちょっとだけ聞いていかないかい?」 こうして俺は写真サークルへ入ることになった。 この事を家族や友人たちに話をした時の周りの反応は、親父以外、酷いものばかりだった。 お袋には親子そろって桐乃の写真を撮るのかと冷やかされた。(←将来的にはそうなると思う) あやせには犯罪者と断定されたうえで通報されかけた。(←思い出しただけでも泣きそう) 黒猫や沙織には桐乃が居るにも関わらず『独占欲が天元突破したシスコン兄貴』と罵られた。(←否定できなかった) 肝心の桐乃は顔を下に向け表情を伺い知ることはできなかったが…、全身をワナワナと震わせていたから怒ってたのかも知れねーな。 …、とまぁ、そんなこんなで今に至るわけだ。 ―――――――――本編――――――――――― 今日は金曜日、サークルで仲良くなった同期2名を初めてウチに招待し、とある疑惑を晴らす日だ。 実は、頑なに俺が部屋に誰も入れないせいで、彼女との同棲疑惑が持ち上がってしまったわけだ。 勿論、あの約束がある以上、俺には彼女なんていない。 それでも部屋に入れられない原因は押しかけ女房みたいに毎週やってくる桐乃だ。 仕方ねーだろ、桐乃のやつが自分の荷物をどんどん持ち込みやがってよ…。 可愛らしい小物入れ、インテリア、クッション、スリッパ、歯ブラシセット、食器…。と、この位はまぁ良いとしよう。 他にも、入浴なんかしたことねーのに入浴セット、泊まったことなんてねーのに、枕とかブランケット等々、いつ使うんだよっていう代物まであるんだぜ。 正直、俺の私物より多い気がする…。 まぁ、俺も俺で冷蔵庫にプリクラ貼ったり、机の上にツーショット写真を飾ったりしているもだからよ、 傍から見たら彼女とラブラブ同棲しているとしか思えない状況。 てなわけで、あらぬ疑いを掛けられぬよう昨日の夜、桐乃グッズを一通り風呂場に格納し、女のニオイを消し去り、男一人の生活に見せる工作を施し今日を迎えた。 「へぇ、良いとこに住んでるんだな、高坂」 「それほどでもねーよ」 オートロックのエントランスを通り、エレベーターで4階にある我が部屋の前にたどり着き、扉の鍵を開けて部屋の中に入ると…。 「…?」 おかしい、週に2日だけ漂う女の子の部屋って感じの凄く良いニオイがする。 「あれ、あいつの靴があるぞ…」 足元を見ると女物の可愛らしいミュールが行儀よく2足並んでいた。 「ねぇ京介、勝手にあたしの荷物片づけたでしょ!?」 俺が返ってきたことを察したのかリビングの扉が開き、露出の多いミニスカ姿で魅力的な太ももが露わな恰好をしたモデル様がこちらに近づいてきた。 「桐乃!?お前、なんで今日来てんの!?」 「それは…、今日あたしの学校が創立記念日で休みだからだケド…」 俺が突っ込むと、視線を逸らし、ちょっと気まずそうにしている桐乃。 やべぇ、くぁわいいじゃねーか、俺死ぬぞ!! 「すんげー、美人!!高坂、お前やっぱり彼女と同棲してんじゃん!!」 「こんな超可愛い子が居たら、お前がサークルで女子にがっつかないのも分るわ」 そうだろ、絶美人だろ、超可愛いだろ!? 俺の彼女だったらどれだけ良いか。だがな、現実は非情なんだよ!! 「お前ら、落ち付け。こいつは俺の『妹』だ!!」 「ちょ…。んな…、キッパリ…、…ないじゃん…」 桐乃は小声でボソボソと呟いている。ちょっと前まで機嫌良かったのに、拗ねちまったのか? もしかして、俺たちの部屋に勝手に野郎2名を呼んだことを怒ってんのか? すまん、桐乃。どうしてもサークルメンバーに俺の同棲疑惑を晴らす必要があってよ…。 「そんな下手な嘘つくんじゃねーよ、全然似てねーじゃねーか」 「どう見ても他人です。本当にありがとうございました」 何度言われたかその『似てない』って科白。いい加減、聞き飽きたぜ!! 「嘘じゃねーし。なぁ、桐乃。この2人に説明してくれよ」 「あれぇ、京介どうしたの?あぁ、そっか~。今日は『兄妹』ってことにするって話だったね」 不意に、腕を絡めて胸を俺の肘に押し付けてくる桐乃。 「ねっ、おにいちゃん!!」 「…おま!?」 満面の笑顔で俺を『お兄ちゃん』と呼んだ桐乃。演技だと判っているのに、くやしい、嬉しくて顔が歪んじゃう!! 「兄妹プレイかよ!!マニアックすぎるぜ高坂!!」 「…、プププ。ごめんなさい。兄貴をからかいたくって少し意地悪をしてしまいました」 桐乃は俺をからかって満足したのか、絡めていた腕を解き、同期2名に向かってペコリと頭を下げた。 「初めまして、あたしは『高坂桐乃』。京介の一応、『妹』です」 「こちらこそ、どうも。へぇー、良かったな高坂。そういう事にしてもらえてよ」 「だーから、違うっての!!」 「それにしてもマジでカワイイな。もし本当にお前の妹なら俺に紹介してくれよ」 「ダメだ!!」 俺はクワッと、あんまりデカくない目を見開いて猛獣2匹を威圧してやった。 「即答かよ!!」 「おまえら、さっきから俺の妹を厭らしい目で見やがって」 俺の目は誤魔化せねーからな!!おまえらが桐乃の太ももをチラチラ見てやがるのはよ!! 「おいおい、チラっと見ただけだろ」 「少しでもダメだ!!」 「もう、あたしは気にしないって。そんなの、いつもの事だし」 いつもだとー!!ぬがぁー、許せん。世の男共は俺の大切な桐乃を何だと思ってんだ!! 「桐乃ちゃんは心が広いねー。まぁ、こいつも普段は寛大なヤツなんだけど。」 「桐乃ちゃんとか言うな。馴れ馴れしく近づくな、話しかけんな!!桐乃がよくても俺がダメだ!!いいか、てめぇら、よーく聞け!!桐乃に近づいていい『男』は俺だけだ、桐乃は俺だけのもんだ!!!」 「…、京介?」 「ハッ…!?」 耳まで真っ赤にして恥ずかしかがる桐乃を見て俺は我に返った。 「分った、分った。俺たち、もう帰るわ。すまんね、カップルの時間を邪魔しちまって」 「お前ら…、何度言わせるつもりだ!!」 「だから、分ってるって!!サークルのみんなにはこう言っておくよ。現在、妹?と同棲中。そんで、シスコンだから妹?以外に興味がないって!!」 「待てーぃ!!」 我が同期2名はこっちを厭らしい目で覗き見るようにゆっくりと玄関ドアを閉めて帰っていった。 聞き耳を立てているような予感がして玄関ドアを開いてみたが素直に帰ってくれたようだ…。 「ああああああああああああ!!!!」 玄関ドアを閉め、リビングにあるクッションに顔をうずめ、思わず叫んでみたが過去は何も変わらねー!! 終わった、俺の大学生活オワタ\(^o^)/ 完全に誤解された。彼女と同棲していることは間違いだと証明されたが、妹と同棲しているというトンデモナイ誤解が生まれた。 しかも、桐乃は俺のものなんて超はずかしい科白をはいちゃったよ、俺!? もう駄目だ、明日からあだ名がシスコンになっちまう…。 「もしかして、あたしが彼女だって思われて落ち込んでるの?それともシスコンってバレたから?」 「………」 「そっか、同棲してるってこともかぁ…」 「………」 「フヒヒ。もう、そんなに落ち込むなっつーの。『全部本当の事』でしょ?」 「シスコン以外は違うだろ?」 俺に追い打ちを仕掛ける桐乃の口撃を無視してたが、『全部本当』なんて冗談は流石に聞き逃せなかった。 「やっと口聞いたね。でも、これで判ったでしょ?あんたが授業参観に来た一年前、あたしがクラスメイトの前でどんだけ恥掻いたかって」 「ぐす…、そうだな。全力で逃げ出したくなるぜ…」 ちきしょう、俺が大恥かいてやたら嬉しそうじゃねーか。 また一つ、桐乃に弱みを握られちまった…。 今すぐ桐乃とあいつらの記憶を消し去りたい!!そんで俺の記憶も消し去りたい!! ああああ、どうにもならんが、どうにかしたい…。 「桐乃!?」 気が付くと、桐乃は後ろからあの時と同じように暖かく優しく抱擁をしてくれていた。 「京介、こうされるのは嫌、かな…?」 「もうちょっとだけこうしていただけると助かります、桐乃さん」 「しょーがないな、この甘えん坊は」 「なぁ…、桐乃?」 「なーぁに、京介?」 「お前、9か月前よりおっぱいでかくなった?」 「エロ、バカ、変態!!妹にセクハラ発言すんな!!」 「バカ、兄に向ってセクハラとは何だ!!こういう風に後ろから抱き着かれると、どうしても体がくっついてる場所を意識しちまうんだよ!!」 「あたしは、あんたが落ち込んでるから慰めてあげようって思っただけなのに、そういうエロい感想しか言えないワケ!!」 「グッ…」 「さっきは、友達のまえで『俺の妹を厭らしい目で見るな』って叫んでたのに!!京介が一番そういう目であたしを見てるじゃん!!」 「反論の余地もございません。申し訳ございませんでした」 「でも…。ちょっと恥ずかしいけど、京介なら良いよ。それに、あたしも、ちょっと嬉しいし…」 「んっ…、何でだよ…!?」 「それは…、言わせんな、察しろっての!!」 「ぐぇ、アームロックは止めて、じぬ…」 その後、普通の仲のいい兄妹なら当然の流れで、腕を組みつつ買い物に出かけ、お袋直伝のカレーを二人で作って食べたり、 桐乃がアマゾンで発注してココに届いた新作エロゲを肘をくっ付けながらプレイしたりして夕方まで過ごした。 FIN? 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148 名前:【SS】きりりんマスター京介氏[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 10 06 37.14 ID cjhrELn+0 『きりりんマスター京介氏』 沙織「レディース&ジェントルメン!今宵はお集まり頂きまして、誠にありがとうございますでござる!皆様が待ちに待った今日この日、 『妹の日』にスペシャルイベントをやるでござるよーっ!?」 一同「うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!」 沙織「みんな、妹は好きか―!?」 一同「おぉう!!」 沙織「その気持ちを表現するなら……」 一同「愛してると言ってもいいー!!」 沙織「うむ、良いテンションでござるなぁ。それでは早速、宴を始めましょうぞっ!!」 (ジャン!!) 『第一回妹マスターロワイヤル』 沙織「そう、今日は何と言っても妹の日ですからな。そして妹といえば、当然きりりん氏。そんな世界の妹オブ妹であるきりりん氏を、一 番分かっているのは誰か!?というのを、決める大会を催したでござる!」 一同「キタアアアアアアアアアアアアァァァァァッ!!」 沙織「会場の熱気も最高潮に達した今、みんな大好きな、そして今宵の主役であるきりりん氏に御登場願いましょう。きりりん氏、どうぞ ~!!」 桐乃「……あっ、えっと、きりりんです。……よろしくね」 一同「きりりーん! き、きりーっ、キリリーッ!! キリーッ!!」 桐乃「うげぇ!……ねぇ、沙織。このテンションやばくない?」 沙織「大丈夫でござるよ、きりりん氏。ここに集まっているのは、紳士淑女の皆さんですから、純粋にきりりん氏への愛情が、雄叫びに変 わっているだけでござる」 桐乃「じゃ、じゃあ、そういうことにしておく……」 沙織「さて、今宵はここにいるきりりん氏の最大の理解者、言い換えれば、妹界の女神・きりりん氏を知り尽くした『妹マスター』と呼ば れる人を決める大会。そんな素晴らしい大会にエントリーして下さったのは、この三人でござるっ!!」 京介「ど、どーも。高坂京介です」 黒猫「……く、黒猫、よ……」 あやせ「皆さん、はじめまして。新垣あやせです」 沙織「京介氏、黒猫氏、あやせ氏の勇者三人が来てくれました~。ドンドン、パフパフ~♪」 一同「ゴゴゴゴゴ!!(それぞれの蠢く歓声)」 京介「うわっ!なんかスゲー空気だな、おい!」 黒猫「まさに獣の晩餐、ね」 あやせ「いざという時は、お兄さんを囮にして、私が桐乃を助けます!!」 京介「出始めから怖い事言うなよなっ!」 沙織「えー。では、早速大会本番に移りたいと思います。あっ、言い遅れましたが、今宵の司会進行は、身長も胸のサイズもワールドクラ ス!メガネッ娘属性花丸な拙者、沙織・バジーナがお送りします! ちなみに拙者も、妹キャラですぞ!!」 京介「えらく自己主張の強い司会がいたもんだな」 桐乃「アンタだって、どうぜ自分が同じ立場に立ったら、変なテンションになるんでしょ?『世界のシスコン・京介』とか言ってさ」 京介「言わねーよっ!!なんで自分からシスコンっぷりを自慢すんだよ!?」 桐乃「はん。どーだかぁ。アンタのシスコン具合はハンパじゃないしぃ~」 京介「ぐぬぬ……」 桐乃「まぁ、そんなアンタなんだからさ……」 京介「……?」 桐乃「……ちゃんと、勝ってみせてよね」 京介「……おう」 沙織「さて、何処ぞの兄妹が甘い雰囲気になってきたので、第一回戦に移りますぞ~。きりりん氏は、あちらにご用意した特別席の方で、 勝負の行方を見守っていて下され。……はい、それでは最初の対決は、コチラ!」 『きりりんクイズ』 沙織「主旨は簡単、拙者が読み上げるきりりん氏に関するクイズを、早押し形式で答えていくものでござる。一問毎に1ポイント割り振ら れますぞ」 京介「へへっ、これならいけるだろ」 黒猫「正直、私はこの大会自体に興味はないのだけれど、賞品には少し興味があるから頑張るわ」 京介「えっ?何、コレ賞品出んの?」 黒猫「……呆れた。そんな事も知らずに参加したの?本当に、どうしようもないシスコンね」 京介「うるせぇ」 黒猫「ほら、ちょうど沙織が賞品について説明しているわよ」 沙織「……で、今回の賞品ですが……ヌフフ、妹の日の特別仕様、『きりりん氏と妹の日満喫券』でござる!」 一同「SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」 京介「それは、賞品としていいのかっ!アイツそういうの納得しないだろ」 黒猫「まぁ、私達3人の中の誰か、という事だから、あの女も納得したのでしょう。それよりももっと興味深いのは……」 沙織「この満喫券の凄さはまだまだ続きますぞっ!!何と、この券を持っていれば、妹の日限定ではありますが、『基本的に何でもしてOK 』という特典が付与されます」 京介「な、なんだってー!?」 沙織「もちろん、きりりん氏が渋々了承できる範囲まで、ですぞ。あまり破廉恥な事は対象外になりますから、ご注意を。京介氏」 京介「何故、俺に限定するのっ!?」 沙織「え、それは……まぁ」 黒猫「当然ね」 あやせ「通報する準備は出来ています」 桐乃「……ふん」 京介「俺、早くも帰りたいんだけどっ!!」 沙織「とまぁ、そんな素敵なチケットがこの三名の誰かに送られるわけですから、テンションも上がるというものでござろう。それでは、 長くなりましたが第1回戦を開始しますぞっ!」 京介「こうなったら、意地でも勝ってやる!」 黒猫「ククク、勝ったらあの女にマスケラの良さを……」 あやせ「(桐乃とデート桐乃とデート桐乃とデート桐乃とデート桐乃とデート桐乃とデート桐乃とデート桐乃とry……)」 沙織「第1問!」 『きりりん氏が大好きな星くず☆うぃっちメルル、そのメルルのヒロイン…』 京介「ハイッ!」 ウヘェ- 沙織「はい、では京介氏!」 京介「赤星める!」 「ブッブー」 京介「えっ!?違うの!?」 沙織「問題は最後まで聞かないといけませんぞぉ~」 『である赤星めると一緒にいる使い魔の名前は?』 黒猫「こめっとくん」 ポーン 「ピンポンピンポーン!」 沙織「はい、黒猫氏にポイントが入りましたぞ~」 京介「そっちか~」 桐乃「……バカ」 沙織「続いて第2問!」 『きりりん氏を始め、若い女性に人気のブr』 あやせ「エターナルブルー!」 ポーン 「ピンポンピンポーン!」 沙織「これは早い!あやせ氏に1ポイントです!」 京介「早すぎだろっ!!」 あやせ「アニメに関してはお二人に負けますが、モデル関係なら断然私の方が有利ですから。負けません!」 京介「というか、さっきから気になってたんだが、何で俺のボタンだけ、音が違うんだ?」 沙織「仕様でござる。それでは、第3問!」 京介「もう少し俺に優しく接してくれよ、みんな!」 「公表されているきりりんのスリーサイズは?」 あやせ「上から、82、54、81!」 ポーン 「ピンポンピンポーン!」 京介「なんでお前はそんなに知ってんだよ!?」 あやせ「何言ってるんですか、こんなのモデル仲間なら基本的な事ですよ?」 京介「……じゃあ、加奈子のスリーサイズ言ってみ?」 あやせ「……テヘッ☆」 京介「偏ってんじゃねぇか!」 ・ ・ ・ 黒猫「きりりん@さっきからとなりのバカがうざい件」 ポーン 「ピンポーン!」 あやせ「白とピンク!」 ポーン 「ピンポーン!」 沙織「おおっと!これで、黒猫氏とあやせ氏のポイントがまた並びましたぞっ!」 京介「蚊帳の外過ぎるぜ、俺。ぐぬぬ」 桐乃「何がぐぬぬよ!ちょっとアンタ、何やってんの!まだポイント取れてないじゃない!やる気あんのっ!?」 京介「しょうがねぇだろ、二人が早すぎるんだって」 桐乃「こんなの全部サービス問題ばっかじゃん!こんな所で躓いてたら、マスターなんて遠すぎるって―の!気合い入れ直しなさい!!」 京介「わーったよ」 沙織「それでは、1回戦も最後の問題ですぞ!難易度も少しだけ上がります」 「きりりんがプレイ済みの妹モノのゲームを、5つ答えなさい」 黒猫「……くっ」 あやせ「これは……」 京介(これは、いける!!) ウヘェ 沙織「はい!それでは京介氏!」 京介「妹×妹~しすこんラブすとーりぃ~、真妹大殲シスカリプス、妹たちとあそぼ、最終兵器妹、妹と恋しよ♪ どうだ?」 「シスコンシスコーン!!」 沙織「京介氏、正解でござる!」 京介「ていうか、正解時のSEまで嫌がらせかよっ!」 あやせ「悔しいですが、この問題は変態鬼畜野郎なお兄さんに譲るとしましょう」 黒猫「妹がプレイしているエロゲーを覚えているなんて、シスコンもここに極まったわね」 京介「俺は桐乃に勧められてプレイしたから、覚えてるだけだかんな!」 桐乃「このシスコンまじキモーい」 京介「お前、俺を応援してるんだよなっ!?」 『きりりんエピソード』 沙織「さて、続いて第2回戦に移りますぞ!ここからは知識だけじゃなく、きりりん氏との絆も試されますので、気を引き締めて挑んで下 されっ!」 京介「このまま終わったら、俺は二度と家の敷居を跨げない気がするからな。全力で行くぜ!」 沙織「2回戦の内容は……きりりん氏との思い出エピソードで競って頂きます。 審査基準は、審査員が『これはインパクトがある』と思った度合いを数値化し、採点いたしますぞ。それでは、審査員の方に登場して もらいましょう、にん!」 かなかな「みんな~、かなかなで~す♪よろしくねぇ~☆」 一同「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!」 沙織「審査員は、大きなお友達に大人気、かなかな氏でござる~!ここでまさかの登場で、会場の一部の熱気が、異常な盛り上がりを見せ ております!」 京介「あのちびっ子の登場か。ということは……」 桐乃「ひゃっほーぅ!かなかなちゃんまじ天使ー!!」 京介「はぁ、予想通りか」 かなかな「今日はー、桐乃ちゃんとのエピソードを~、採点させてもらうね~★テレビの前のみんなもぉ~、いっしょに楽しんでねぇ~! 」 京介「アイツ、徹底的に演技してやがるな」 あやせ「加奈子が、審査員か……」 沙織「あの~、かなかな氏?残念ですが、テレビ放送はされていませんぞ?」 かなかな「えっ?うそ?マジで!?」 沙織「内容が内容だけに、この会場の中で盛り上がろう!というのが主旨なのです」 かなかな「……んだよー!んじゃ、別にコビ売らなくてもイイじゃんかよ~。あー、ネコかぶって損した」 京介「って、露骨に豹変し過ぎだろ!これじゃ会場のファンが……」 桐乃「ひゃっはー!かなかなちゃんやさぐれカワイイ~♪」 京介「あぁ、信者ってこういう感じなのか……」 かなかな「んで、加奈子は何すればいいのよ?」 沙織「これから、あちらの3人がきりりん氏とのエピソードを順に語っていきますから、それを採点して下さればよろしいかと」 かなかな「そんなんでいいの?超ラクショーじゃん!」 沙織「では、かなかな氏の了承も取れたので、2回戦開始でござる~。まずは、かなかな氏やきりりん氏と仲の良い、あやせ氏からどうぞ !」 あやせ「では、私と桐乃の、愛のエピソードを一つ」 京介「愛の、って……」 あやせ「以前、私と桐乃は、ある事情で喧嘩をしてしまいました。それはとても辛いもので、もう桐乃と話す事も出来なくなっちゃうんじ ゃないかって、本当に不安で、泣きそうにもなりました」 桐乃「……………」 あやせ「でも、その時桐乃はこういってくれました」 「あやせの事もエロゲ―と同じくらい好き」 あやせ「きっとその言葉は、桐乃が言うからこそ、何よりも説得力があり、私を本当に大切にしてくれている、そう感じられる一言でした 。桐乃の本心を聞いて、私達は仲直り出来て、それまで以上に仲良くなれました」 桐乃「あやせ……」 あやせ「一時は本当に嫌な思い出にもなりましたが、今では最高の思い出です!大好きだよ、桐乃!」 桐乃「……うん!アタシも!エヘヘ」 沙織「これは……諸事情は知っていたものの、当の本人達を目の前にして聞くと、こう、胸が熱くなってしまいますなぁ~。グスン」 京介「あやせも桐乃も、良い笑顔しやがって……へへ」 黒猫「……………」 京介「どうした?友達をとられたみたいで、悔しいか?」 黒猫「な、何を言っているの!?そんな訳無いでしょ!下等な人間風情が、不器用に馴れ合っているのを見て、言葉を無くしていただけ、 よ……」 京介「ふーん。そっか」 黒猫「……その締まりの無い顔、やめてもらえるかしら?」 京介「へいへい。悪かったよ」 黒猫「まったく……」 沙織「さて、心温まるエピソードを聞かせて頂いた後は、運命の採点タイム!このエピソードを、かなかな氏はどう判定するのでしょうか ?」 かなかな「うっへぇ。あん時、そんなきめぇコト思ってたのかよ」 あやせ「!?」 桐乃「加奈子っ!?」 かなかな「ダチの趣味聞いただけで、喧嘩とか、マジきめぇ」 あやせ「加奈子……(ユラリ)」 かなかな「マジきめぇ、けど、それでもダチだかんな」 『70うへぇ』 かなかな「加奈子をハブいた分、減らしたかんな!今度は加奈子にも、ちゃんと言えよな!」 あやせ「加奈子……(フシュゥ)」 桐乃「うん!分かってるって!」 かなかな「ふん!」 沙織「出ました!70うへぇ!さっそく高得点でござる!」 京介「アイツ、相変わらず男前じゃねぇか」 京介(桐乃は、良い友達に恵まれたな) 沙織「さて、次は黒猫氏の登場です!個人的な意見を言わせてもらいますと、この黒猫氏のエピソードは気になるところ。高得点も狙える のでは、と思っております」 黒猫「あ、貴女がハードルを上げるのはおかしいでしょう!そんな大層なものではないわよ」 沙織「いやしかし、拙者は黒猫氏を応援しておりますぞ!」 黒猫「ふ、ふん!勝手にしなさい」 京介(桐乃の表の友達、そして今度は裏の友達、か。これはどうなることやら……) 黒猫「私は、さっきのスイーツ2号のようにはいかないわよ」 桐乃「はっ?アンタなんでいきなり喧嘩腰なワケ?」 黒猫「別に喧嘩腰ではないわ。ただ、私にはさっきの低俗な話が不快だったから、崇高な気分を取り戻したいだけよ」 桐乃「……はは~ん。なに、もしかして?アンタさっきのあやせの話に、ヤキモチ焼いてるワケ~?」 黒猫「なっ!?いきなり何を言い出すのっ!?」 桐乃「なるほどねー。アンタぼっちだから、さっきの話聞いて寂しくなったんでしょ~?ねぇ、今どんな気分?ねぇねぇ?」 黒猫「くっ……、そうやっていつもいつも、私の気分を逆撫でして……」 桐乃「顔真っ赤wwwwwうぇwwwうぇwww」 黒猫「……いいわ。折角の機会だから、この際正直に教えてあげるわ。貴女も、その軽そうな頭にちゃんと記憶しておきなさい」 桐乃「ムッ。いつになく強気じゃん。いいよ、聞いてあげる」 黒猫「……貴女はいつもそうやって人を小馬鹿にして、無神経な事を言うくせに、その実、妙に確信を得ている。本当に、本当にタチが悪 い女よ」 桐乃「……ふん。悪かったわね」 黒猫「そう、それでいて腹は立つものの、どうしても憎めない。言ってみれば、卑怯な性格なのよ。そんな貴女だから、一緒にいると喧嘩 ばかりで、共に過ごした記憶もロクな物じゃないわ。でも……」 桐乃「………」 黒猫「それなのに、一向に記憶から消えずに残っている。不快なのに忘れられない日々を、貴女と、貴女と沙織と一緒に私は作ってきたの よ」 沙織「黒猫氏……」 黒猫「実に不本意だけれど、それを『思い出』というのなら、それをくれた貴女達には、少しだけ感謝するわ。――ありがとう」 桐乃「!?」 黒猫「……と、とりあえずそういう事にしておくわ。仕方ないものね」 沙織「うぅ、黒猫氏……。グス……グス……」 桐乃「……何よ、意地張っちゃって。バカじゃん……」 京介「お前もだけどな」 桐乃「うっさい!!」 沙織「……グスッ、黒猫氏、温かいエピソードをありがとうございまする。拙者、本番中にも関わらず、少し泣いちゃいましたぞ。 ……ですが、これはあくまで公平な勝負!冷静な立場から話を聞いていた、かなかな氏に採点して頂きましょう!」 かなかな「おーよ!やってやんよ」 京介「あやせに劣らず、黒猫も良い話だったな。正直どちらの経緯も知っている俺としては、甲乙つけがたいぜ……」 あやせ「やはり黒猫さんは、油断できないですね……」 京介「……あの、あやせさん?凄く黒いオーラを感じるんですけど、僕の気のせいでしょうか?」 あやせ「え?やだなぁ、お兄さん。私がそんな腹黒い女のわけないじゃないですかぁー」 京介「だ、だよねー。アハハー」 あやせ「まぁ、あとで黒猫さんとは二人だけで話をしようとは思いますけど」 京介「やっぱり魔女化してたっ!!」 かなかな「ん~、あやせの話と違って、あっちの連中は加奈子全然分かんねぇかんなー。良い話だけど、イマイチピンッとこねぇっつーか 」 沙織「おやおや?これは意外にも、かなかな氏が採点で悩んでおりますぞ。これが吉と出るか、凶と出るか?」 かなかな「めんどくせーから、さっきのあやせの話で、加奈子が引いた分を乗っけて、8じゅ……」 あやせ「……………(ザッ)(←スコップを取り出す)」 かなかな「……なーんつって!」 『70うへぇ』 かなかな「て、てへぇ☆(キラッ)」 沙織「おぉーと!点数はあやせ氏と一緒の70うへぇでござったー!」 京介「今、酷い脅しを見た!」 沙織「さて、最後に来ますはこの方!今日まだ全然活躍していない、眠れる獅子・京介氏でござるーっ!!」 京介「今のところ、ツッコみぐらいしかしていないよな、俺」 桐乃「せっかくの妹の日なのに、アンタ何やってるワケ?」 京介「返す言葉もない……」 桐乃「まぁ、でも。妹の日だし?妹のアタシが大目に見てやんないと、さすがに可哀想っていうか?次に期待してあげる」 京介「そう言ってもらえると、正直ありがたいわ」 桐乃「でも、最後くらいはキッチリ決めてよね」 京介「あぁ、分かってるよ」 京介(幸いにも、こっちの対戦は俺の得意分野だ。腐っても俺と桐乃は兄妹、エピソードなんて数えきれない程あるんだよ。 それに、俺の得意技・『テンションでいろいろ誤魔化す』も通用するかもしれないしな) 桐乃「あっ、て言っても、テンションで誤魔化すのはダメだかんね」 京介「なんだって!?」 沙織「では京介氏、お願いしますぞ」 京介(しまった。勢いで凌ごうかと思ってたのに、それが通用しないなんて……) あやせ「やはり、セクハラ話が来るのでしょうか?その時は……」 黒猫「さぁ、どうするのかしらね。兄さん」 桐乃「……早くしなさいよ」 京介(えぇい、ままよ!こうなったら勢いで多少は誤魔化しつつも、本音で向き合ってやんぜっ!) 京介(いくぜぇ!!これが俺の、全力全開だっ!) 京介「桐乃ぉーーーーー!!」 桐乃「は、はい!(ビクッ)」 京介「今日は妹の日だから、普段言えない事も、今まで言いたかった事も、全部吐き出すからなぁー!よぉーく聞いておけよっ!!」 桐乃「う、うん。分かった……」 黒猫(何やら妙に熱いわね……) 沙織(これはこれは。京介氏も本気でござるな) あやせ(とりあえず、電圧はこれくらいにしておいて……) 京介「俺には、いや俺達には、あやせや黒猫みたいに綺麗なエピソードなんか無いし、あるのはお前のために親父と喧嘩した事、一緒にエ ロゲ―した事、お前の偽彼氏を追い返した事ぐらいか……。 はっ、どれも些細なもんばっかりさ」 沙織(どれも結構な衝撃を覚えるのでござるが、それをツッコむのは野暮でござろうな) 京介「でもよ、そのどれもが俺にとっては大事で、俺と桐乃の思い出だと思ってる」 桐乃「……………」 京介「俺は本当に出来の悪いバカ兄貴だし、お前にとっては不服な存在かもしれない。けどな、俺はこの数か月の間で、こうしてお前と本 音で向き合えるようになった事を嬉しく思うよ」 桐乃「京介……」 京介「俺は前からお前の事大嫌いだったし、その気持ちは今も残ってる。でもよ、お前と一緒にいて気付いた気持ちもある。 それは、大嫌いなのに大好きだ!って事だ。 おかしいだろ?でも、それが本心なんだよ。近くにいるとイライラするのに、それで も絶対に俺の傍から離したくない。 一番傍にいるのは、俺じゃなきゃイヤなんだ。ワガママかもしれないけど、そのためなら俺はいつだって全力で向き合ってやる!」 桐乃「……うん。分かる、気がする。その気持ち」 京介「だから言うぜ!俺はこれから先も、ずっと桐乃の隣にいる。そして他の誰でもない、俺自身の手で桐乃を幸せにする! 望むんなら、結婚だってしてやんよ!!なんせ桐乃は世界一の妹だからなっ!世界一幸せにしてやりたいし、そうさせてみせる! これが今の俺の、交じりっ気無い、本当の気持ちだ!!何か文句あっか!?」 桐乃「……うぅん、ない……無いよ……」 京介「俺が絶対に連れて行ってやるからな!作り物じゃない、ハッピーエンドにさ」 桐乃「きょう、すけぇ……うっ……うっ……」 京介「きっと明日から、また素直になれなくなっちまうかもしれないけど、もう迷わねぇから。だから、これからも一緒にいてくれよ、桐 乃」 桐乃「うん……。――ありがとね、京介」 京介「……おう」 会場一同(ポーッ) 沙織「……はっ!!――さ、さて、この熱気にあてられたまま、京介氏の採点に行きたいのですが……」 黒猫「正直、点数なんて出さなくても、誰が優勝かは一目瞭然ね」 あやせ「えぇ。悔しいですけど、桐乃のあの表情を見れば、それも仕方のない事です」 沙織「やはり、予想通りというか、きりりん氏に関しては、京介氏がズバ抜けておりますなぁ」 黒猫「シスコンの究極系が、あの姿なのね。実に滑稽だけど……」 沙織「本当に美しくもありますな」 黒猫「……えぇ、そうね」 あやせ「この先、桐乃を泣かせるような事をしたら、私も容赦はしません!」 黒猫「物騒な事を言わないで頂戴。闇の力に取り込まれるわよ」 あやせ「そんなの知りません。というか、あなたとは二人でお話ししたい事があるんですけど?黒猫さん」 黒猫「さ、沙織!この危険な女を、一刻も早く私から遠ざけて頂戴!あの目は魔女よ、魔女」 沙織「あっはっは!皆、違った形できりりん氏を思っておるのですなぁ。いや~、本当に素敵な企画でした。拙者、このイベントを企画し た自分にGJ!と声をかけたいですぞ」 黒猫「笑ってなんかいないで、早く!あの女、スコップなんか取り出したわよっ!?」 あやせ「フフ……、一度埋まればクセになりますよ……」 かなかな「おーい!ちょっとー!」 沙織「おや、かなかな氏?どうしました?律儀に採点して下さいましたかな?」 かなかな「いやぁよー、加奈子もさすがにさっきのは、モーレツなうへぇだったから、適当にボタン連打してたんだけど。 そしたらいきなり機械が壊れて、止まんなくなっちゃったんだよねー」 『うへぇ、うへぇ、うへぇ、うへぇ、うへぇ、うへぇ、うへぇ……』 沙織「おやおや、エンドレスうへぇとは。想定の範囲外でござるな」 黒猫「それくらいの、シスコンブラコンという事ね」 かなかな「うっへぇ」 京介「桐乃……」 桐乃「京介……」 あやせ「ところで、あの二人はいつまであのままなんですか?」 黒猫「み、見つめ合ったまま世界を作っているわね……」 沙織「まぁ、今日は特別な日ですし。こういうのも良いのではないでしょうか?」 かなかな「けっ!なんかノロケが続きそうだから、加奈子帰るわー」 あやせ「私も、今後の事を考えて色々用意しますので、ここで失礼します」 ゾロゾロ、ゾロゾロ…… 黒猫「気付けば、観客の人達も帰っているわね」 沙織「皆、本当にほっこりした表情で帰られましたぞ」 京介「あぁ、桐乃!」 桐乃「あぁ、京介!」 黒猫「……いい加減、私達も帰りましょう。あそこからとんでもなくリア充の匂いがしてきたわ」 沙織「そうですな。ここは気を利かせて、二人きりにしてあげましょう」 京介「きりの~~~~~!!」 桐乃「きょうすけ~~~~~!!」 さて、これは余談でござるが。 その妹の日、街中で京介氏ときりりん氏に良く似たカップルが、腕を組んでくっついていたという話を聞きましたぞ。 当の本人達なのか、それとも他人の空似なのか――。 真実は分かりませぬが、 その日以降、お二人の仲は、以前よりもちょっとだけ良くなっていたでござる。 いやはや。 今後は、妹マスター改め、『きりりんマスター京介氏』とお呼びする他無いのかもしれませんな。ニンニン。 -------------
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530 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/18(金) 22 48 03.38 ID LMy5gHpJ0 [2/2] 今朝、アメリカより電話があった。 娘の桐乃が、留学先で体調を崩しがちらしい。 もとより、桐乃の留学には反対していた。 言葉も食事も習慣も異なる異国の地。 日本人よりも体躯・身体能力に恵まれた外国人のライバル達。 それらの問題に相対するには、桐乃はまだ幼すぎる。 案の定、心配した事になってしまったではないか。 即刻、署の同僚に連絡し 急だが暫く有給休暇を取る事を告げると、桐乃の勧めで購入したパソコンにて、航空会社のホームページを開く。 幸いにして、今日の最終便の席を確保する事ができた。 (この時ばかりは、”インターネット”なる物の存在に感謝した。) 桐乃がアメリカに発ってから、少しずつ旅行の準備も進めていた。 このような事態に陥らずとも、娘の様子を見に行くのは親としては当然であるしな。 よって、最低限の身支度を整えるだけで、全てが事足りた。 あとは、時間を見て空港へ向かうだけ、なのだが――― 「 ただいま〜 ……って、なんで親父がいるんだ!? 」 時刻は四時を少し回った処。 そうか、もう京介が帰ってくる時間か。 確かに、驚くのも無理はなかろう。 平日のこのような時間に、家に俺がいるのだからな。 だが、京介に詳しく事情を話すほどの時間は――― 「 まあ、それなら丁度いい。 親父、大事な話があるんだ。 ……桐乃のことで。 」 「 …………どういう事だ。 」 まさか、ここで桐乃の名前が出てくるとはな。 だが、京介の目は将に真剣そのものだ。 その眼差しは、一年前に、桐乃のいかがわしい(と思い込んでいた)趣味の件で俺に詰め寄ってきた あの時を思い起こさせる。 いいだろう。お前の話を聞こうではないか。 「 ……まずは、このメールを見てくれないか。 」 差出人は、当然ながら桐乃で、着信時刻は…… ほんの一時間前ではないか。 それで、肝心の内容は………… 「 ………………………どういう事だ、これは。 」 「 それを聞きたいのは俺のほうだよ、親父。 そもそも、親父にだって分かってるはずだろ? 桐乃が、どれほどあの趣味を大事にしているのかは。 」 それについては、言うまでもない事だ。 一年前、このようないかがわしい趣味は即刻止めろと命じた時、桐乃は泣きながら俺に掴みかかってきた。 京介に諌められ、渋々ながら認めた後もずっと俺なりに あの趣味に関わる桐乃を見続けてきた。 そうして得た結論は―――― あの時、京介の言葉を聞き入れなかったら 俺は、桐乃の掛替えのない物を踏み躙る処だったのだ、という事だ。 「 あのオタクグッズのコレクションは、桐乃にとっては命よりも大切なものなんだよ。 ましてや、あの中には、俺と黒猫と沙織とあやせとであいつにあげたプレゼントだって含まれてるんだ。 そんな物を捨てろだなんて、そんな馬鹿なコトをあいつが言うなんて、絶対にありえねえんだ。」 「 ………………………… 」 「 思うに、コイツは桐乃からのサインなんだ。 あいつは、こんなトチ狂ったことをほざいちまう位に 向こうで追い詰められているんだよ! 」 「 ………………………… 」 「 あいつはアメリカに発ってから、誰とも一切連絡を絶っていた! あやせや黒猫や沙織とも!! なのにあいつは、あやせでも黒猫でも沙織でもなく、この俺に話を持ちかけてきた!! あやせは、桐乃の力になってあげてくれ、と言ってくれた!! 黒猫は、ぐずぐずしないで早く妹を助けに行け、と俺の尻を引っ叩いてくれた!! ――――だから、頼む親父!!!! オレをアメリカに、桐乃の元に行かせてくれ!! これはあいつからの人生相談なんだ! だから、俺はあいつの話を聞いてやらなきゃなんねぇんだよ!! 」 「 ………………………… 」 ………………そういう事か。 今、桐乃は助けを必要としている。 それだけは確かな事だ。 だが、その助けになってやれるのは――― 俺でも学校の友人でもなく、京介だけだ、という事か。 ならば、俺が言える事はただ一つだ。 『 よし! 行ってこい! 』 京介は、中学の時の修学旅行でパスポートを作っていた筈だ。 旅行のための準備は、既に済ませてある。 『 必要なものはすべてその中に入っている。 遠慮なく持っていけ。 』 …………ふっ。 京介の奴、何を呆けた顔をしているのだ。 まあ、確かに色々と俺に尋ねたい気持ちは分かる。 何故、このような時間に俺が家にいるのか。 何故、旅行の準備が万全なのか。 だが、そのような事は瑣末な事だ。 今のお前は、ただ一つ、桐乃の事だけを考えていればいい。 だから――――― 『 ―――京介。 すべておまえに任せる。 頼むぞ。 』 ………5巻P266に続く。 -------------
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《高坂 桐乃(310)》 キャラクターカード 使用コスト2/発生コスト2/黄/AP30/DP10 【水着】/【オタク】 このカードは、自分のアプローチフェイズにも登場させることができる。 このカードが登場した場合、自分のキャラ1枚は、ターン終了時まで〔アクティブ〕、+10/±0を得る。 (あたしはここにいてあげるから。ちゃんと最後まで心配して、叱ってあげるから。) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。スペシャルパックPart2で登場した黄色・【水着】【オタク】を持つ高坂 桐乃。 自分のアプローチフェイズにも登場できる効果、登場した時に自分キャラ1枚にアクティブを与え、APを10上昇させる効果を持つ。 コンバットトリックとして使える自由登場キャラ。 アクティブを与えられるため、出したばかりの強力なキャラでいきなりアプローチできるようになる。 効果自体は《ぱんにゃ(078)》の下位互換。相手ターンに出せないので使いにくい。 その代わりメインエリアに出せるので、このカードだけでも奇襲が可能。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーは第9話「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」での桐乃のセリフ。 収録 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。スペシャルパックPart2 03-010 パラレル 編集
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384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 00 34 44 ID 1zl/WmEa0 [1/4] 結婚式はまだですか? 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 00 50 06 ID 1MHvTRg90 [1/3] 384 桐乃「ふ・・・ふんっ、結婚は家族同士ではできないものよ!」 黒猫「ふっ、足りない頭ではそこまでしか考えられないのかしら?」 桐乃「ハァ?それちょーウザいんですけどー。何か方法あんの?無いでしょ?」 黒猫「結婚しなきゃいいのよ。私があなたの立場ならそうするわ」 桐乃「ハァ?あんたバカァ?」 沙織「結婚しないかわりに両方がお互いに独占しあうってやはり、黒猫氏は目の付け所が違うでござるなぁ!」 桐乃「それじゃあ根本的な解決にならないじゃない!」 黒猫「やけに興味津々ね。」 桐乃「うっ・・・興味・・・無い・・・絶対無い・・・」 黒猫「昨日、2khのKIPで『友達のお兄さんの家にスネークしたんだけど』ってスレ立てたわ」 桐乃「何やってんのあんた!?」 黒猫「あら?あなたのお兄さんじゃないかもしれないじゃない」 桐乃「あんた、他に友達いないじゃない!自然とわたしになるでしょ!?」 黒猫「で、なんであなたはそこまで必死なのかしら?興味無いんじゃないの?」 桐乃「くっ・・・」 -------------
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469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 00 12.29 ID NVVBV/940 [4/14] ヤフオクににいてんごのフルセットが出てるな。 ttp //page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n103167668 私服桐乃はパケに出てるからシクレじゃないみたい。 強気あやせとメルルの2種類目(加奈子かアニメ版の服装?)がシクレだったみたいだね。 470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 03 41.70 ID sDyRImD1P [9/18] 京介はなしだったか・・・ 471 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 16 00.10 ID Y9VtPG4f0 [2/2] 京介ないのかよ… 472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 23 23.66 ID NY0U5QY60 [1/17] 京介とチュッチュができないのか 473 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 25 34.06 ID 2NeRpIkb0 [1/2] 俺京介もフィギュア出たら桐乃とイチャイチャさせるんだ・・・ アアー!京桐最高! 475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 12 35 08.95 ID gC2mlhNOO ではお兄さんの代わりに私と桐乃をいちゃいちゃさせましょう 486 名前:【SS】あやせたんに捧げるSS[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 14 19 20.67 ID 0J9OSSmF0 [3/3] 475 こんな感じでいいですか?あやせたん 「ねえ、あやせ・・・相談が、あるんだけど・・・」 学校からの帰り道、桐乃に、わたしはそう言われました。 桐乃、そんなに顔を真っ赤にするなんて・・・わたし、期待してもいいのかな? 「うん、わたしは桐乃の親友だもの。ね、教えて?」 「う、うん」 わたしが先を促すと、桐乃はさっきよりも恥ずかしがってしまいました。 桐乃、ほんとに可愛いよ・・・わたし、桐乃のためならなんだって・・・ 「あ、あのさ。あ、あやせだったら、さ・・・ 法律とか、絶対に結ばれないって分かってる相手を好きになっちゃったら・・・」 「無理矢理でも結ばれればいいと思うっ!」 つい、大声を出してしまいましたけど、やっぱり、そうなんだよね! 女同士で結婚とかできないけど、でもっ・・・! 「桐乃、難しく考えちゃダメだよっ! 好きあってる二人なら、結婚とか、そんなことが出来なくたって、一生二人で愛し合って行けばいいんだよっ!」 「そっ、そっか・・・そうだよねっ!」 桐乃の顔が明るく輝いて、本当に嬉しそう。 わたしの事を、そんなにも好きになっててくれたんだ♪ 桐乃との二人だけの時間・・・想像するだけで、わたし、息が苦しくなっちゃう・・・ 「そ、そいつさ、いつもあたしの隣に居るんだけど、 あたしもそいつのこと助けてあげたし、そいつもあたしのこと助けてくれるし・・・」 やだなー、桐乃ったら、わたしの前だと恥ずかしがっちゃって。 『そいつ』なんて言わなくても分かってるよ。わたしの事なんでしょ? 「そいつの近くに居ると、胸がきゅっと苦しくなっちゃって、顔をまっすぐ見るのもくるしくなっちゃって・・・」 うん、今の桐乃を見てると分かるよ。わたしの方を全然見れないでいるもんね♪ほんと可愛いよぉ~♪ 「あ、あたしっ、どうしたらいいと思う?ねえ、あやせ・・・」 わたしは、自信を持って、わたしの気持ちを全部、桐乃に伝えました。 「桐乃、『そいつ』に絶対・・・それもすぐに告白したほうがいいよ♪ 『そいつ』だって、絶対桐乃の事が大好きだし、いつまで待っててくれるかわからないでしょ?」 ほんとうは、いつまでだって待ってるよ、桐乃。 でも、こういうことって、早いほうが良いと思うんだ。 だって、桐乃って本当に可愛くって、綺麗で、お姫様みたいなんだもん! だから、他の人に目を付けられる前に、わたしのものにしたいの・・・ 「わ、わかった。ありがとう、あやせ。あたし、勇気をだして告白するっ!」 ほ、本当!? 「今日は、あとちょっとだけ、最後の心の整理をつけるから。明日、必ず!」 「うんっ!思ってすぐに行動なんて、やっぱり、わたしの桐乃だねっ♪」 「ありがとう、あやせ。相談にのってくれて・・・やっと、決心できそうだから・・・」 「ううん、そんなことないよ、桐乃。それじゃあ、また、明日ね?」 「う、うん?」 また、明日・・・また明日っ・・・!その明日、わたしと桐乃の関係が大きく変わるっ♪ わたしは、嬉しくって嬉しくって、家に帰って、早速『明日』の準備を始めました。 そして、今、その『明日』の夜7時過ぎ。 桐乃にしては遅いんだけど、やっぱり、最後の決断って難しいよね。女同士って、世間体だって難しいし・・・ それでも、桐乃がこんな遅い時間を選んでくれたのは、わたし、とっても嬉しいです。 さっきから何度もシャワーをして、桐乃に見られても良いようにしてるんだもん・・・ 桐乃がわたしの彼女・・・彼氏?になって初めての日に、一夜を共にできるなんて・・・♪ 時計を見ると、後4時間とちょっと。 『門限』とかいう変な言葉がわたしの頭の中にこびり付いているのが気になりますけど・・・ 待ってるからね・・・桐乃♪ End. ----------
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387 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 1/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 18 17.66 0 「見て下さい。この、海鮮丼。大きいでしょう? この大振りのどんぶりにこれでもか とばかりに乗せられた海産物。海老、イカ、うに、いくら、まぐろにたこ。豪華でしょう?」 それから、どんぶりを元に戻すと、箸でまぐろをつまんで、顔の前に掲げて見せる。 「しかも、この分厚さ。色艶の良さ。新鮮な材料の手に入る、漁港近くならではですよ」 私は頬杖を突いて見つつ、ボソッと呟く。 『こういうのって、テレビとかだと別撮りで、いかにも美味しそうっていう見せ方する のよね…… ああいう職業の人もいるのかしら? だとしたら拷問だわ。見せるだけで 食べられないとか』 まるでテレビを見ている気分で感想を言うと、別府君がうっかり会話に乗ってきてし まう。 「ああ。そうだよな。もし、あれで芸能人とかが食べてるの見てるだけだったら――」 『レポーターが反応しない。真面目に自分の役割に専念なさい』 厳しい声で別府君の声を遮ってピシャッと言うと、別府君がウッと渋い顔を見せた。 しかし、次の瞬間には諦めたように、演技へと戻る。 「では、早速頂かせて貰いますよっと…… まずは、小鉢にわさびを入れて、醤油で溶 きます。これは、上手に溶かないと、固まりが入っていてうっかりむせちゃったりする んですよね……」 『小話がくだらなさすぎだわ…… まあ、いいけど』 私の感想に、別府君が僅かにがっかりしたような困った顔を見せる。ネタが滑った時 の芸人のように。しかしまあ、立ち直りが早いのは彼の良いところだろう。 「では、これをサッとどんぶりに掛けて……では、いただきます」 『やっと食べるのね…… 見ていたらお腹が空いてきたわ』 軽く、彼には見えないようにお腹に手を添える。気休め程度だが、こんな所でお腹を 鳴らしてしまう訳にはいかなかったから。 「では……まずは、と。さっそくこの、うに行っちゃいましょう。うに。すっごいいい 色してますよね。これ、スーパーの特売のスシに入ってるうにとかだと、たまに酷い色 のもあるんですけど、これはもう輝きを放っているといって過言ではないですよ」 388 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 2/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 18 50.44 0 『だから、貴方の体験談なんて誰も聞きたくないでしょうに……』 ブツブツと、私は文句を言う。別府君に全種類食べさせるまでは見ていたい気分もあっ たが、反面お腹が空いて自分も食べたくなってきていた。まあ、私が食べてる間でも別 府君にはずっと演技をしながら食事してもらうというのも、また一興だろうけど。 「コホン。では、あらためて……いただきます」 自分の小話にケチを付けられてちょっと不機嫌そうにしつつも、咳払いで気を取り直 した彼は、ご飯にたっぷりのうにを載せ、わざとらしく箸を一回顔の前に掲げて見せて から、ゆっくりと口に運んだ。何度か咀嚼してから、ゴクリと飲み込む。と、途端にそ の顔に満面の笑みが浮かんだ。 「うめえええええっ!! あ、思わず叫んじゃいましたが、そのくらい美味しいですよ。 口に入れた途端、うにの甘くまろやかな風味が口いっぱいに広がって、しかも濃厚なの にクセはないんですよ。これだったら、ホント、何杯だっていけます」 別府君のさも美味しそうな表情に、自分も早く食べたくてしょうがなくなった。正直、 頑張ってる別府君には悪いけれど、これは失敗だったかも知れない。いや、当初の目的 を達成したという意味では成功したのだが、テレビだと適当なところで切ってしまえば いいが、正直落ちがないので、どこで終わりにすればいいか、上手いタイミングが思い 付かない。 「では、次はこの、分厚く切った新鮮なマグロをいただきます」 私の考えに気付くはずも無く、別府君は箸でマグロをつまんで見せる。うん。多分こ れの繰り返しだろうし、このマグロを食べ終わったら強制終了しようと私は決めた。も ういい加減、お腹が限界だ。 「では、これもごはんにのせて…… 見て下さいよこの大きさ。別にごはんを少なく取 ったわけじゃないですよ。それなのに、上に乗ったマグロがこんなにもはみ出してるん ですから」 マグロが落ちないように、恐る恐るゆっくりと、別府君が大きな口を開けてマグロを 口に入れた。また、別府君のさも幸せそうな顔を見るのもいささか飽きてきた。まあ、 私の頼みを聞いて一生懸命やってくれた彼には悪いけど、ここいらで打ち切ろう。 そう決めた時だった。別府君がいきなり、むせた。 389 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 3/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 19 29.32 0 「ブッ!! ゴホッ……ゲホゴホ……オホッ!! ウェッ……」 何事かと驚いて私は思わず目を見開いて彼を見つめる。すると別府君は、口元を手で 押さえたまま、顔を上に向けて鼻を指でつまみ、涙目で顔をしかめる。 「あーっ……やっべ……わさびの固まりが……ヴーッ」 しかし、そこで彼は諦めなかった。しばらく上を向いて落ち着かせると、無理矢理笑 顔を作ってリポートを続けようとしたのだ。 「いやぁ。ちょっろ、お見苦しい所をお見せひましたが、えもこのマグロ……」 とはいえ、口の中にまだわさびの風味が残っているのだろう、僅かに顔が歪み、口調 も何か変だ。それが私のツボを突き、私は笑いを堪える為に口元を手で隠し、腹筋に力 を入れる。彼の前で大爆笑するなんて、みっともなくて出来たものではない。 「新鮮で、脂が乗っていて……ゲホッ!! ゴホゴホゴホ!! くひのなかれ……エホ エホッ!!」 しかし、どうやら直撃したわさびは簡単に抜けないようだった。鼻に来る刺激と戦い ながら、必死でリポートを続けようとする彼の様子がおかしくておかしくて、とうとう 私は堪え切れなくなってしまった。 『クッ……!!』 両手で顔を覆うと、私は体を折って必死で声を殺す。しかし、別府君のあの必死な顔 が浮かぶたびに笑いがこみ上げてどうしようもなくなって、私は体を震わせて目に涙を 浮かべながら、笑い続けたのだった。 『あー…… もうダメ。死ぬかと思ったわホントに』 ようやく笑いを収め、私は水を一気に飲み干す。すると、仏頂面の別府君が文句を言って来た。 「あそこで笑うとかひでーよな。人が一生懸命やろうとしてんのによ」 その顔がまた、笑いを誘発しそうになって私は思わず視線を逸らし、唇を噛み締める。 『仕方ないでしょ。貴方があんまりにも変な顔でリポートを続けようとするんだもの』 「いや、だってその、あそこで勝手に止めたりしたら、また文句言われるかと思ってさ」 そう言われて、考えてしまう。果たして私は、彼の中ではどのくらい暴君なんだろうと。 『一時中断して収まるまで待って貰うとか考えなかったの? そもそも、貴方がわさび をキチンと溶かさずに醤油を掛けたのが問題なんじゃない』 390 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 4/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 21 16.43 0 私の指摘に、まだ軽く咳き込んでいた彼は、いささか不満気な顔をしつつ、しかし自 信無げに小さく答えた。 「いや、だから続けなくちゃいけないかなって思ってたから…… まあいいよ。俺の不 注意が原因なんだろ? 悪かったな。上手く出来なくて」 何を言っても反論されると思ったのだろう。彼は言い訳を諦め、半ば投げ遣りな謝罪 をする。普段ならこんな謝り方を私は許さないが、これに関しては私の無茶振りなんだ し、それに十分楽しませてもらったので、私は大人しく頷いて彼の言葉を受け止めた。 『まあ、いいわ。まるで私のせいみたいに言われたのが気に食わなかっただけで、わさ びに苦しみながらも演技を続けようとした、その努力は買ってあげる』 本音を言えば百点満点なのだが、どうにも私は、素直に褒めるという事が極端に苦手 なのだ。こと、別府君に関しては。 「ちぇっ。人が死ぬ思いで演技を続けようと頑張ったのにさ。評価が努力賞程度って、 なんか泣けてくるよな」 不満気な彼の言葉を、私はばっさりと斬って捨てた。 『仕方ないでしょう。いくら努力をしても、結果が付いて来なければこの世の中、評価 なんてされないのよ。褒められただけでもありがたいと思いなさい』 その言葉に、彼は私を見て何か言いたそうな顔をしていたが、やがて肩をすくめてた め息をついた。 「分かったよ。で、この下手くそな演技のレポートはまだ続けなくちゃなんないのか?」 その問いに、私は首を横に振った。もう立派にオチまで付いたのだから、これ以上はもはや蛇足だ。 『いいえ、もういいわ。正直、ちょっと飽きて来た所だったし、私もお腹が空いて来た から、終わらせるのにはちょうどいいわ』 しかし、私の返答は、別府君の心にダメージを与えるのに十分だったようだ。 391 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 5/5[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 22 23.05 0 「……飽きて来たって……全く……苦労して見よう見まねでやったってのに……」 愕然とした顔で、半ば呆然と呟きつつ天井を見上げる。それから軽く頭を振って、睨 み付けるような目で私を見ると、半ばキレ気味に叫んだ。 「分かったよ、もう!! ったく、やれっつーからやったのによ。元からして無茶だっ ての!! ああ、もうちくしょう!!」 そして、どんぶりを持ち上げると、やけっぱちに一気にかっ込む。自分の言い方が良 くなかったのは分かっているが、何だかそのキレ方までがお笑い芸人っぽくて、またお かしくなってしまう。それをグッと我慢し、私もようやく、一口海鮮丼を口にした。 続く