約 16,178 件
https://w.atwiki.jp/lightnovelcharacters/pages/275.html
ここはラノベ学園校舎内。 一般人から人間凶器、つまようじから機竜、超能力から神の力まで、人材にも兵器にも なんだかよく分からない能力にも精通する、イラクの内戦地帯よりも危険な学校である。 A「どんな学校だ」 B「……どーしたA。今、何に対してツッコミを入れたんだ」 A「いや、なんか、ちょっと……変な声が……うん」 B「ふーん。ところでさ、今日ってSOS団トーナメントの2回戦らしいじゃねーか」 A「ん。ああ、知ってるよ」 B「確か、今体育館でやってる筈だけど、お前は見に行かねーのか?」 A「対戦カードが『いーちゃん』対『一方通行』だろ? いーちゃんはともかく、 一方通行の攻撃力は異常だからな。体育館の崩壊とかに巻き込まれたくないし」 B「お前もそーか。実は俺も同じ考えでな。そんなに見たけりゃ、後で録画した映像を 見れ……」 ガゴォン! A「……って言ってるそばから崩壊したよ体育館。大丈夫かよ、中の人」 B「大丈夫なんじゃねーの? つーか、体育館が崩壊するのなんて、これで……」 ズドォン! いーちゃん 「――くそっ!」 一方通行 「なンだよなンですかなンじゃそりゃァ!? さっきから逃げてばっかで つっまンねェなァオイ三下ァ! テメェ戦う気あンのかそォか無ェから 逃げてンだよなァだったらさっさとくたばれっつってンだろォがあァ 鬱陶しィったらありゃしねェ!」 A「……なんか、校舎の壁をぶち抜いて来ちゃったね」 B「……誰か『一般人専用』の校舎を作ってくれ……」 いーちゃんは、無人の校舎の中を走っていた。 先程、一方通行が校舎の壁を吹っ飛ばした際に、二人の――おそらく一般人で あろう――姿が見えたが、その場所からはもう随分離れたはずだ。 どうやらあの二人以外の生徒は全員体育館に集合していたようで、これで とりあえず、無関係の人間が怪我をするような事態は避けられるだろう。 「……と言っても、ぼくが怪我をする事態は避けられそうにないんだよね……」 怪我をしているとは言っても、元・学園都市最強の能力者『一方通行』の能力 が無くなった訳ではない。 チョーカーのバッテリーの持続時間である『十五分間だけ』という制限が 付いただけで、何の能力も持たないたかが《戯言遣い》を殺すには、十分過ぎる ほどである。 『校舎の中』という地形を上手く利用して、なんとか一方通行を撒くことに成功 したものの、それも一時的なものに過ぎない。 彼の頭脳なら、もう一分もすれば追い付いて来るだろう。 「……全く。誰がこんな対戦カードを決めたんだよ。こんなの、一方的な狩りじゃ ねえかよ。こんなの見て面白いかよ……」 そこに、 「――あァ、全く。つっまンねェ真似してくれたよなァ、こンなカード決めたヤツ も、テメェもよォ」 心底つまらなそうな、一方通行の声が響いた。 「……なにっ!?」 声の響いてきた先は、後ろではなく―― ――前。 今、いーちゃんがいる五十メートル程先、曲がり角の手前に、 白濁し、白熱し、白狂した一方通行がいた。 自分の行く手を塞ぐかのごとく。 それは、つまり―― 「……先回り……されたのかっ……!」 「あァ、そォゆゥこったな。頭ン中でオマエの心理をシミュレートして、そンで 結論としてココに来てみたら、大当たりってこった」 この程度のことはなんでもない――というように、彼はどうでもよさそうな 口調で言った。 「で? どォするよ《戯言遣い》。『反射』がある俺に、オマエの攻撃は届か ねェし、オマエの脚じゃ、到底俺の脚から逃げらンねェ。地形を利用して身を 隠しながら逃げても、結局コレだ」 一方通行は、心底くだらなさそうに、言う。 「で、オマエの唯一の武器の戯言も――『音』を反射出来る俺には聞こえねェ」 一方通行は、心底つまらなさそうに、言う。 「で? どォするよ《戯言遣い》?」 対して、いーちゃんは、 「……ったく、こんな風に裏をかかれたのは、《策士》と会った時以来だよ、 一方通行くん」 「……あァそォ。それが誰か知ンねェけど、結局どォするよ? ココで俺に ブチ殺されるか、ギブアップ宣言をするか。好きな方選べよ」 その問いに対して、 いーちゃんは、 「――どっちも、嫌だね」 言った。 拒絶した。 「……へェ」 「きみには悪いけど、ぼくは結構、負けず嫌いなんだよ。今の先回りされた分、 きっちり返しておかないと、多分――今夜は眠れないよ」 「……いや、なンで宮部みゆきなのか知ンねェけどよォ。じゃ、つまり、戦闘 続行、――ってコトでイイのか?」 一方通行は、いーちゃんから五十メートル程離れたその場で、右腕と左腕を 水平に上げ、まるで闇に突き立つ白い十字架のように、獲物に狙いを定めた。 「――ああ、……続行だ!」 言葉と同時に、いーちゃんは全速力で階段へ向けて走る。 丁度、一階分昇ったところで、後ろから声が掛かる。 五十メートルなど、彼からすれば五歩で縮まる距離だ。 「オイオイ、まだパーティーは終わっちゃいねェぞ可愛いカワイイ シィーンデェーレラァァァァァァァァァァァ!! ワタシと一緒に 踊りませェ―――ンかァァァァァァ!? まだまだ魔法が解けるにゃ早ェンだよ おォ待ち下さァァァァァァァい!! ってかァ!?」 ……なんだあの奇妙なテンションは。 と思いながら、いーちゃんは更に階段を昇ろうとして、 目の端に、それを 見た。 一方通行が、両腕を、 振り上げて―― (あの構えはっ……!) 見覚えのあるその構え―― 一瞬で一方通行の狙いを見抜いたいーちゃんは、 全力の全力の全力の更に全力で、 階段を駆け昇って―― (なんとか……射程外にっ……! 間に合うか……!) それは忘れもしない一撃。 鉄板をも易々と貫く、人喰いの技。 「どォらァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!! ――進入禁止っ!! 《一喰い(イーティングワン)》っ!!!!!」 それは正に、大爆発。 一方通行の放った必殺の衝撃は、まるで噴き出す間欠泉のように、 突き上げるように、 下から上に向かって―― (間に合えっ……!) 屋上を、貫いた。 「……っくぁー、痛ぁー、……よりにもよって、あれをパクるのかよ……、 せめて『二重の極み』くらいにしときゃいいのに……」 一方通行の《一喰い》の衝撃を受けて、校舎の片方の階段部分は丸ごと 吹っ飛んだ。 校舎を横向きに置いた長方形に見立てると、右からおよそ四分の一が 消失している状態である。 全力で階段を駆け昇った結果、なんとかいーちゃんは生きていた。 ただし、《一喰い》の余波を受けて、最後の一瞬に、避け切れなかった 片足は折れてしまっている。 余波でさえ人の骨を折る威力――匂宮出夢の技のパクりではあるが、 もはや技名など関係ない。 あんなものを食らったら、人間など文字通り一撃で『消滅』してしまった だろう。 というか中にいた二人は大丈夫なのだろうか――そんなことを考え ながら、動かない片足を引きずって、屋上の鉄柵に背を預けた。 「あー、やっぱり折れてら……、まあ、すぐ治るかな……」 そこに、 「――で? 観念したのかテメエ?」 消滅した屋上の反対側――屋上に続く階段など無いはずの所に、 無傷の一方通行が立っていた。 おそらく重力のベクトル変換でもして、校舎の外壁を歩いて来たのだろう。 それを見たいーちゃんは、無事な片足を使って立とうとして、 「……さっき言った筈だけどね……ぼくは殺されもしないし、降参も」 がっ、と ――頭を、掴まれた。 鷲掴みだった。 「……っ!」 そして、一方通行は、静かな声で、 「ハイ。オシマイ。……コレで俺がオマエの生態電気を逆流させりゃ、 オマエは粉々になっちまうワケだが――なンか言い残したことは?」 いーちゃんは、 「……くそ」 「ン?」 笑って、 「……あー、いいとこまで行ったと思ったんだけどなー……残念」 言った。 それに対して、一方通行は、心底つまらなさそうに、 「そォか。よかったな」 心底どうでもよさそうに、 一方通行は、 膝から、崩れ落ちた。 「……え?」 間抜けな声を挙げてしまったのは、いーちゃんだった。 最後の最後、一方通行が「よかったな」と、言った次の瞬間、彼は 全身の力が抜けてしまったように、膝から崩れ落ちたのだ。 その一方通行は今、屋上の床にうつぶせに倒れている。 意識ははっきりしているようだが、どうやら起き上がることもできない らしい。 「……あァクソ。バッテリー切れか、チクショウ。やっぱり最後の《一喰い》が マズかったなァ。アレで予想外にエネルギー喰っちまったか」 うつぶせで毒づく彼の表情は読めないが、とりあえず、もう起き上がって 襲ってくる心配は無さそうである。 「……はは。ってことは……」 「ふン。そォゆゥこったな《戯言遣い》。なンか納得いかねェけど、 俺の負けだ。ギブアップってこった。……くァ、それにしても体が動かねェ。 悪ィ。腕引っ張って仰向けにしてくれ」 そう言って、「こっちの腕を引っ張ってくれ」とばかりに彼は片手の指を 動かしたが、その指は死にかけの芋虫の如く力がこもっていなかった。 「ん。ああ……よいしょっと」 いーちゃんも片足が折れているので力が入らなかったが、彼の体はかなり 軽く、結構簡単にひっくり返った。 すると、彼は苦々しい顔で、 「あァ、すまねェな。ったく……なンでこの俺が、テメエなンかに負けなきゃ いけねェンだよ。納得いかねェ」 「まあまあ。ぼくがきみに勝つなんて、一生のうちに一度くらいの 偶然だよ。一回くらい、多めに見てよ」 「ハッ……偶然ねェ」 「そう。偶然だよ」 「傑作……ってヤツか?」 「戯言だよ」 足の折れたいーちゃんを、なんだかいきなり現れた赤い女が一通り からかった後、半ば拉致同然の勢いで「え? 片足折れてる? そんな もん一日で治るからちょっと仕事手伝ってよいーたん」「いや、骨折は かすり傷じゃないんですから。あなたの回復力が異常なんですああああ ああああ拒否権無いんですかああああああ!?」 とか言って、屋上から跳んで行ってしまった。 「……」 それを見届けた後、一方通行は、 床に手を付いて、 ――立ち上がった。 「……あァーあ、なンかストレス溜まンなァ。一般人相手にわざと 負けるってのはよォ」 実は、彼のチョーカーのバッテリーはまだ残っていた。 確かに《一喰い》に使ったエネルギーは大きかったが、それでも 残りのエネルギーを全部使い切るほどではなかった。 残り時間は二、三分くらいだが、普通に動くことも出来た。 「……くっだらねェなァ、オイ」 ――『で? 観念したのかテメエ?』 「……あァ! 心底くっっっだらねェ!」 そう言いながら、彼は頭をガシガシと掻きながら、屋上の鉄柵を 乗り越えた。 ――『コレで俺がオマエの生態電気を逆流させりゃ、オマエは 粉々になっちまうワケだが』 そのまま重力に身を任せ、屋上から落ちていく寸前、彼の目は、 校庭に立っている、 かつて自分が守り通した一人の少女を捉えた。 「……俺ァもう、人殺しなンかしたくねェンだっつーの。ったく」 CAST 戯言シリーズ いーちゃん とある魔術の禁書目録 一方通行
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/346.html
『天凰輝シグフェル 前章』 作者・ティアラロイド 1209 京南大学附属病院*** うさぎ「――ちびうさ!?」 ちびうさ「うさぎ~!」 急報を受けて病院に駆けつけて来た月野うさぎたちは、 病室のベットの上でパジャマに着替え、横になっていたちびうさと再会した。 もうすっかり元気な様子だが、うさぎは思わずめいいっぱい ちびうさを抱きしめたのであった。 うさぎ「えっと、確か浅見…竜也さんですよね。 ちびうさの危ないところを助けてもらって、 本当にありがとうございました!」 竜也「大したことはしてないよ。それよりも 特にどこも怪我がなくてよかった」 うさぎが深々と頭を下げて礼をする一方、 レイと美奈子は、長身イケメンの竜也をまるで 女豹が獲物を狩る目のようにじっと見つめている。 レイ「………(この人が未来戦隊タイムレンジャーのリーダー、 タイムレッドの浅見竜也さん。確か浅見グループの御曹司だって 聞いてたけど…)」 美奈子「………(玉の輿のチャ~ンス!)」 竜也「……???」 そこへ冥王せつなが、うさぎたちに病室の外へ出るよう促す。 せつな「うさぎさん、皆さん、少し外でお話が…」 うさぎ「えっ?…あ、はい」 愛「ここは私が見ていますので、安心してください」 ちなみにちびうさの病室の担当ナースは、この病院に勤務している セイザーパイシーズこと魚住愛だった。 亜美「よろしくお願いします」 同病院・一階敷地内の庭園*** ここは、入院している患者たちが主に散歩などに利用する遊歩道である。 ここでせつなは歩きながら、うさぎたちと本題に入る。 せつな「30世紀で大きな時空の乱れが観測されました。 おそらくこの時代で起こっている時空クレパスの発生現象に 起因していると思われます」 亜美「30世紀でもそんなことが…」 せつな「そこで私はクィーンの内命を受け、 時間保護局のドモン隊長と極秘に調査を続けていたのです」 まこと「そう言えば、そのドモンって人は? その人も竜也さんと同じタイムレンジャーなんだろ?」 せつな「ドモン隊長でしたら、すでに30世紀に帰還されました」 まこと「えーっ!? もう? 戦友だった竜也さんに 何の挨拶もなしに? なんか冷たいな…」 竜也「そんなことはないよ。時間保護局の人間は 不必要に別の時代の人間との接触は禁じられているらしくてね。 職務である以上、仕方がないさ」 まこと「そういうもんかなあ…」 竜也「………」 まことの言葉に、ただ黙ってうつむく竜也…。 共に死地を潜り抜けた友である自分と久々に言葉を交わすのは元より、 ドモンにはこの時代に残してきた愛する妻子がいるのである。 きっと叶うものならば、せめて一目なりとも妻子と会って 言葉を交わし、うんと抱きしめたかったであろう。 竜也は同じタイムレンジャーの仲間であるからこそ、 ドモンの本音の気持ちが痛いほどわかっていた。 せつな「あのリュウヤという男は、スモールレディが 現代の人間に接触しようとするのを阻止しようとしました。 リュウヤの背後にそれを指示した何者かがいるとすれば、 現代に住む人間達…特に貴女方ブレイバーズに、 30世紀でも起こっている時空の異変を知られると、 大変都合が悪い人物が存在するということでしょう…」 美奈子「それってGショッカーじゃないんですか?」 せつな「Gショッカーでは、スモールレディを襲わせた 動機の説明がつきません。そして今現在で考えられることは ただ一つ。この時代で起こっている時空クレパス現象や 黄泉がえり現象は、決して自然現象などではありません。 どこかの何者かが人為的に起こしているということです」 せつなの口から衝撃の発言が告げられる。 動揺するうさぎたち。 うさぎ「そんなことが…!?」 竜也「もしかするとそれが…あのバロン影山とかいう奴が 言っていた、俺たちにとっての"真の敵"なのか?」 せつな「それはまだわかりません。私はこれより30世紀に戻り、 時間保護局と共に調査を続けます。うさぎさんたちも くれぐれもご用心を!」 1210 一方、その頃…。 海防大学付属高校*** 東京湾岸メガロシティにある、海防大学及び同付属高校。 中心部のメガロビルから数km離れた位置にあり、 将来の外交や通商、国防、そして海洋科学のエリートを育成する名門校である。 老朽化した教養学科校舎の代わりとして、建設中の新校舎は 3月末には完成予定であり、4月からの新入生の学び舎となる。 とりわけ、その新校舎は直線距離で3kmはあり、 内部は4つのゾーンに仕切られている。 全ての空間の通路はアトリウム様式の通路で 繋がれている。 明日の完成記念式典を前に、今日は完成部分が在校生徒に一足早く、 お披露目される日であった。 慎哉「…にしても、なんで実際の完成より早く 完成記念式典を行うんだろうな」 光平「たぶん明日のK国大統領の来日に 合わせてるんだと思うぜ」 牧村光平と朝倉慎哉――二人とも同じ海防大付属に通う高校2年生。 部活も同じテニス部という親友同士であり、 訳あって光平は慎哉の朝倉家に居候している身である。 話に上ったK国大統領とは、昨年病にて急死した前大統領に代わって 新しく就任した人物であり、それまで続いていた軍事政権から 民主政治へと転換した切れ者と評判の人物だ。 新校舎完成記念式典の一番のVIP招待客でもある。 光平「50年以上続いていた軍事政権から民政に移管した 大統領は、次の仕事に教育面を考えたんだよ。それで 日本の教育制度を参考にしたいと日本政府に打診してきたのさ」 慎哉「でもなんでわざわざウチの学校なんだろう」 光平「K国大統領は、ウチの学校の理事を務める 後原元外務大臣と昵懇の仲だからな。たぶん後原氏が 勧めてきたんじゃないのかな」 慎哉「やけに詳しいじゃんか?」 光平「フィリナからの受け売りさ。昨日もメールで やり取りしたばっかだし」 優香「光平くん! 朝倉くん!」 一人の女子生徒が、セミロングの髪を揺らしながら 光平と慎哉の二人の姿を見つけて側に駆け寄ってきた。 沢渡優香――光平や慎哉と同じく海防大付属高に通う2年生。 同校の生徒会副会長を務め、女子陸上部きってのエースでもある。 ちなみに光平と優香はつきあっており、自他共に認める お似合いのカップルとなっている。 慎哉「あっ、沢渡」 光平「よっ、優香」 優香「二人とも随分探したわよ。ここにいたのね」 光平「新校舎は広いからな。迷うのも無理ないよ」 慎哉「じゃ、お邪魔虫は退散するよ。お二人ともごゆっくり♪」 優香「あ、朝倉くん…!?」 光平「ま、待てよ慎哉!」 慎哉はニヤニヤ笑いながらその場を去る。 光平「…ったく、慎哉のやつ、余計な気回しやがって」 優香「どうするのこれから?」 光平「せっかくだからホールの方まで回ってみるか」 巨大な吹き抜けで外光が入るアトリウム廊下の下を歩む光平と優香。 途中で休憩スペースの自販機で、光平は二人分のコーヒーを購入する。 光平「はい、優香」 優香「ありがとう」 二人でコーヒーを飲んでいると、ふと光平は 廊下の向こうの隅で何やら話し込んでいる 白衣を着た研究室男性職員と大人の女性の姿が目に留まった。 研究室職員「………」 セーラ「………」 光平「………(一見すると、さえない中年の研究室職員と 美人教師の図か。でもあんな奇麗な人、ウチの学校にいたか?)」 優香「どうしたの、光平くん?」 光平「…あ、いや、別に」 1211 その時、反対方向から何やらざわめき声が…。 生徒A「おい見ろや」 生徒B「あの男、なんか妙なものでこっちを狙ってるぞ」 生徒C「近くで同好会がサバゲーでもやってるのかな?」 光平「どうしたんだ?」 光平が窓から外をのぞくと、そこには大筒を抱えて こちらを伺う怪しいサングラスの男が…! 光平「――(本物のロケットランチャー!?)」 次の瞬間、ロケットランチャーの砲口が火を吹いた! ,..._ ,.r-、 ,ry ヒ;;; } ィt 、 , // ´ ,、.、 ,..,..._ { } }/ r ノィー 、 ヾ、゙、// jr; 、 ,rヾ "ゞ= ヾ.....⊃ ヽ ヾ 、 ; ` ",.=-、 ー ’._ ,r う { jj ,.、、 _,... ヽ ,.,´ {{ ヽ. ,; " " ̄ヾ´,.., r ;;〃l l ;; f _ ヾ 〃) `ヾ / 〈 /ノ ヾ,jヽ= . ,,ヽへ-(ヾ ゙、 ゞ ,.,.、 // / ヾ ゙、゙、 {{) { jj ",,,,、 c;、ヽ= ゙、 ゙;ヾヾ/_ ヾ / ノ ,,,,_ ( ヾ ⊆| |P,r,r 、 , 7 `` ゙/〃 ゙ー / ;}}`",.,rt 、゙´ // / ゙ー ,.r 、 _` ’ r 、、ヾ- n.く ; ゙、゙、 ヾー { ̄ ノ!,ィ r | | | | ヽ`_,,.` ヘ;r ノ,..- 、_ _ `= - " | | | ___. | | |_`__|`ii " " /7 i i l´______|_| | ___| 「____| ` }}f´ヽ、`,..,゙、} |  ̄ ̄ ̄| ̄| ゞヾ;;;jj{{;;;ノ{{ | [][] _i二二二ユ;; 「 ,...., ,f;ノ「 ̄ ̄ ̄「 |ヾヾ ̄ ̄ 、,...... ._ | |]]]]]]]]]]]]]]] i||__ ヾ-’_| |_____」」;;;;||_ `ヽ、_ ,I、ー _,! | |--------/ | ゙、 ,i j | ヽ...|、`ヽ、 |lllll ..| |-------/; ; .| }}|| ,rr--- |ヽ. \ヽ、.|| .|lllll ,,! "-------/ ; ||「 ̄ ̄ ̄ ̄ |` ̄ ̄_|_\. ヽ、、l !lllll TTTTTTTTTTTTTT ; |l | ̄ ̄「「「ニ|ニf(二二..))\ `゙、=== .LLLLLLLLLLLLL! ; || | |.|.|..|ヾ;;|、;;;;;;;;;;;;;;;;! \ | ニニニニニニニニ] |.| | |.|.|..|ヾ.| |゙、 `、! 1212 内閣府*** 土橋「冴島さん! メガロシティの海防大付属高校の新築校舎で 爆破事件が起きたとの緊急連絡がたった今――」 冴島「やはりスメルスの工作員ですか?」 土橋「おそらく九分九厘…」 内閣府の危機管理センターにいる土橋竜三・内閣安全保障室長と 冴島十三・内閣危機管理監の許に情報が届いたのは、実際に爆破事件が 起こってから3分後の事だった。 冴島「土橋さん、申し訳ないが私に代わって現場の指揮をお願いしたい」 土橋「わかりました。それで冴島さんはどちらに?」 冴島「元外務大臣・後原代議士のところですよ」 冴島はエレベーターへと乗り込み、地下の駐車場へと向かった。 海防大学付属高校・新校舎第一ゾーン*** 光平「優香! 怪我はないか?」 優香「…光平くん。ううん…私なら大丈夫よ」 光平は、爆風で床に伏せていた優香をゆっくりと抱え起こす。 光平「いったいアイツは何者だったんだ!? 学校にテロなんかしかけてどうするんだよ!」 すると、先ほどの爆撃で床に開いた穴に、 一人の女性が必死に摑まりながらぶら下がっている 光景を目にした。さっき研究室の中年職員と 何やら話し込んでいた女性だ。 セーラ「くっ……」 光平「俺はあの人を助ける。ここは危ないから 優香は一刻も早くここから外に出るんだ!」 優香「でもっ!」 光平「いいから早くしろっ!! 俺も後から必ず行くから!」 優香「…わかった。でもきっとよ!」 優香は光平に一喝され、 不安を隠しきれない様子ながらも走り去っていく。 光平「さてと…」 優香が無事にこの場を離れたのを確認した光平は、 穴へと近寄り、ぶらさがっていた女を引っ張り出す。 光平「よっと…」 セーラ「ありがとう…と言いたいところだけど、 君、早く私から離れなさい! 敵に私の存在が バレたのよ! さっき廊下がロケットランチャーで 吹き飛ばされたのはそのせいよ!」 光平「敵…?? いったいなんのことだよ?」 セーラ「キミ、名前は?」 光平「人に名前を聞く時は、まず自分から名乗る もんじゃないですか?」 この非常時にも妙に落ち着き払った光平の態度に、 女――セーラ・深町は内心呆れつつも、どことなく興味を覚える。 セーラ「…OK、わかったわ。私の名はセーラ深町。 東亜新聞社会部の記者よ」 光平「セーラ・フカマチ…? 日系人の方だったんですか? 俺は牧村光平、ここの高校2年生です」 セーラ「光平、ゆっくり説明している暇はないわ。 今の爆発で道案内役の男も吹き飛ばされたわ」 光平「……(道案内役…? さっきまで一緒にいた研究室職員の男か)」 セーラ「キミもまだその若さで死にたくはないでしょう? さあ!早くここから立ち去りなさい!」 ???「そうはいかんぜ、CIAのお嬢さん!」 1213 気がつくといつの間にか、光平とセーラ深町は 清掃業者の制服を着た男たちに完全に周りを取り囲まれていた。 そしてその男たちの手には銃が握られ、その銃口は光平とセーラの二人を狙っている…。 光平「清掃業者の人……じゃないよな(汗」 男A「女狐め、ゆっくりと手を挙げろ」 男B「そして後ろを向け。小僧、お前もだ!」 セーラ「…(光平、合図したら伏せるのよ)」 光平「…(えっ?)」 セーラ「…(Good luck!!)」 セーラは大人しく両手を挙げるとみせかけつつ、 男たちに聞こえないように小声で光平に合図し、 自身の髪の中に隠していた超小型爆弾を男たちに投げつけた! セーラ「伏せて!」 光平「うわ!」 ドオオオンッッ!!!! 爆発と共に炎上し、残った跡には 男たちの爆死体が転がっていた。 セーラ「やったわ…」 光平「さっきCIAとか言ってましたよね。 やっぱりタダのブン屋さんじゃないんでしょ?」 セーラ「そこまでよ。それ以上無用な詮索をすると、 私はキミのこともこのまま帰すわけにはいかなくなるわ」 光平「………」 その時、轟音と共に天井ドームのシャッターが閉じ始めた。 セーラ「なにっ!?」 光平「きっと今の爆発を警報装置が感知して、 シェルターシステムが作動したんだ!」 同校舎正面玄関前・外*** 慎哉「いったい何がどうなってんだ!?」 他の生徒たちと一緒に建物の外に避難していた慎哉は、 新築校舎全体が巨大なシェルターに包まれていくのを目の当たりにしていた。 そこへ、優香が泣きじゃくりながらすがる様に慎哉のところへ駆け寄る。 慎哉「…沢渡!? 光平は?…光平はどうしたんだよ!? 泣いてちゃわかんないだろ! しっかりしろ!」 優香「光平くんが…光平くんがまだあの中に!!」 慎哉「なんだって!!」 1214 海防大学付属高校・新校舎第一ゾーン・正面玄関前*** 正面玄関の出入り口は、完全に壁で閉ざされていた。 この新校舎は災害などの非常時に、近隣住民の避難所としても活用するため 完全シェルターシステムが導入されていた。核攻撃にも耐えられるという設計である。 今や新校舎部分は完全に鉄壁によって隔離されていたのである。 セーラ「完全に閉じ込められたわね…」 光平「これからどうするんです? セーラさん」 セーラ「この緊急事態によく笑っていられるわね」 光平「そりゃあ、一人ぼっちで閉じ込められたならともかく、 二人ならまだできることもいろいろありますからね。 よかったなあ。もし俺一人だけだったらどうしようかとか思ってさ」 セーラ「………」 光平の言葉に苦笑するセーラ。絶体絶命の危機に直面しても、 希望を捨てずに楽観的態度を保っていられる―― ――そんな人間を、セーラ深町も決して嫌いではなかった。 セーラ「しかたないわね、ついてらっしゃい! その代わり、私の足を引っ張ったら承知しないわよ」 光平「はい!」 同校・新校舎第二ゾーン*** セーラ「さっき私たちを襲ったのはスメルスの工作員よ」 光平「スメルスって、あの多国籍企業の?」 多国籍企業とはあくまで表向きの顔、 その実態は、世界の武器売買の約60%のシェアを持つ、 死の商人のスメルス。 スメルスは各国に違法な兵器売買ルートを幾つも抱えているが、 数ヶ月前にCIAによってその大手のものを潰された。 しかし最近になって別ルートができたという情報が流れたのである。 光平「それってまさか日本!?」 セーラ「半分当たりよ。正確には日本を中継点にして K国へと繋がるルートよ」 光平「K国だって!? あそこは新任の大統領の力で 民主化したんじゃ!?」 セーラ「50年以上続いた体制がそんな簡単にひっくり返るわけがないじゃない。 国際政治の世界はそんなに単純じゃないわ」 光平「………」 セーラ「それに今の大統領は、実は軍部と裏で手を組んでいるって話よ。 民主化自体が、国際社会からの非難から目を逸らすための茶番だったってとこかしら」 スメルスは国際社会の監視の目を掻い潜って兵器を輸出するために、 スパイ天国と呼ばれている日本を中継点として利用するつもりだという。 K国大統領は一日だけ尤もらしい理由をつけて来日し、ブツを受け取って 何食わぬ顔で自国へと戻る段取りらしい。 光平「明日の式典を利用するつもりなのか!?」 セーラ「日本の内調との合同捜査の結果、例のブツは この新校舎の第三ゾーンの東側壁近くの柱の中に 隠してあるという確かな情報を掴んだのよ」 光平「そのブツっていうのは?」 セーラ「新型ミサイルの集積回路よ。ANS対艦ミサイルよりも さらに改良されたものよ。低コストで破壊力は2倍に跳ね上がるわ」 1215 光平「急ごう、セーラさん! 少し回り道になるけど、 2階を通って第三ゾーンへ――」 男C「待て、ブツのところへは行かせん!」 男D「さっきはよくもやってくれたな女狐。 倍にして返してやるぜ」 セーラ「――!!」 他のスメルス工作員たちに見つかってしまう光平たち。 光平「よせっ!!」 セーラ「光平!?」 光平は必死の形相で身を挺して、男たちの銃口から セーラを庇おうとする。その時、辺り一帯に コンピューターの音声が鳴り響いた。 電子音声「キケンキケン!!…銃器反応有リ。 スミヤカニ対処セヨ…」 男E「なにっ!?」 男F「ぎゃあああ!!!!」 突然天井の警報装置からレーザーのような光線が発射されて、 工作員たちを残らず焼き殺してしまった。 あまりの惨状を目撃して呆然となる光平。 光平「どうなってるんだ…」 セーラ「シェルター化でコンピューターの反応が敏感になってるのよ。 これはもう使わない方がよさそうってことね…」 セーラは自分の持っていた銃を床に投げ捨てた。 同校舎正面玄関前・外*** 土橋「おおー、君たちか!」 慎哉「あれっ、もしかして土橋さん?」 現場で指揮を執るべく到着した内閣安全保障室長・土橋竜三。 光平たち3人は、光平の父親の仕事の関係で、土橋とは以前から面識を持っていた。 土橋「慎哉君、優香ちゃん、光平君の姿が見えないがどうしたんだ!?」 優香「土橋さん! 光平くんがまだあの中に!」 土橋「なんだって! そりゃマズイな…」 慎哉「どういうことですか!?」 土橋「今専門家から報告を受けたばかりなんだが、 どうもあの新校舎には手抜き工事の疑いがある」 優香「…手抜き工事!?」 土橋の話によると、新校舎のセキュリティコンピューターは 予算を削ったせいで中古の欠陥品が使われ、中の人間よりも まずシェルターそのものを守ることを最優先に作動するという。 土橋「…つまりだね。言いにくいんだが、中の人間を殺してでも シェルターだけは守れというコマンドが動き出している状態なんだ」 慎哉「なんだって……」 今の話を聞き、呆然となり立ち尽くす慎哉。 優香「土橋さん!お願いです!光平くんを助けてください!!」 土橋「優香ちゃん、落ち着くんだ!」 慎哉「…土橋さん、指令車のコンピューターをお借りできますか? それと新校舎の正確な見取り図を…」 土橋「どうするつもりかね?」 慎哉「いいから早くっ! 光平の命がかかってんだ!!」 1216 * 同校・新校舎第三ゾーン*** セーラ「あったわ、集積回路よ」 セーラ深町は、柱の隠し扉から集積回路の納められた小箱を取り出す。 光平「こんな小さなものが兵器に…?」 セーラ「世界一のミサイルが出来るわ。これがK国軍部の手に渡ったら 間違いなく西側の安全保障は脅かされたでしょうね」 これでセーラ深町の任務は完了――となるはずであったが、 二人ともさっきから妙な息苦しさを感じていた。 セーラ「おかしいわね…。少し目眩がするわ」 光平「妙だなあ、換気はちゃんとされてるのに…」 換気扇の方を見やる光平。換気扇は確かに作動している。 …いや、作動しているとは言っても、それは急激に中の空気を 外へ吸い出しているように見えた!? 光平「まさか!」 セーラ「どうしたの?」 光平「シェルター内の空気が凄い勢いで外に排出されているんだ! 道理で息切れするはずだ! このままだと俺たちは窒息する!」 セーラ「そんなバカな!」 光平「きっとコンピューターが狂って誤作動を起こしたんだ。 さっき第二ゾーンのところで銃を持った男たちをレーザーが 狙って焼き殺しただろ。正常なら怪我をさせる程度で済ます事だって 出来たはずなのに」 セーラ「今のセキュリティシステムは私たち人間より シェルターそのものの方を守ることを最優先されてるってことね」 慎哉@館内放送「その通りだ、光平!」 光平「――慎哉!?」 いきなり館内放送で鳴り響いた親友の声に驚く光平。 慎哉@館内放送「よかった。俺の声が聞こえるんだな?」 光平「慎哉、今どこにいるんだ?」 慎哉@館内放送「土橋さんに指令車を借りて、災害緊急回線を使って 館内放送を利用して話してる」 光平「土橋さんもそこに来てるのか?」 土橋@館内放送「いいかね光平君、君たちのいる空間は あと20分ほどで空気がなくなる。その前になんとしても 脱出してくれ。第一ゾーンでの火災のせいで、 コンピューターが導き出した結論が、全館エアーの排出だ」 光平「やっぱり…」 慎哉@館内放送「第四ゾーンの天井裏に回転空調がある。 その空調システムにこっちから割り込んで一分間だけ停止させる。 空調用のプロペラが停止したら、そこから外に出るんだ! 時間は今から10分後、4時5分ジャストだ!」 光平「わかった。今から回転空調に向かう。 慎哉、信じてるぜ…!」 慎哉@館内放送「ああ、任せとけって!」 セーラ「急ぎましょう。あと9分30秒しかないわ!」 1217 同校・新校舎第四ゾーン天井裏*** 必死に走った光平とセーラ深町は、 なんとか時間内に梯子を登って目的地へと到着した。 セーラ「あそこが回転空調ね…」 光平「ハァ…ハァ…」 セーラ「キミには悪いことをしたわね。 ただの学生なのにこんなことに巻き込んでしまって…」 光平「そういう話だったら、無事にここから出た後に ゆっくり聞きますよ」 セーラ「まだ4時2分。3分も余裕があるわ。 どうやら間に合いそうね。行きましょう」 その時、銃声が響き、セーラ深町がその場に倒れこんだ。 左肩からは血が流れている。 セーラ「…くっ、私としたことが油断したわ。 まだ敵が残っていたなんて…」 光平「セーラさん!?」 セーラ「光平、これを!」 セーラ深町は集積回路の入った小箱を 光平に投げて渡した。 セーラ「それを持ってあなただけでも逃げるのよ!」 光平「ここまで来て何言ってんだよ…」 セーラ「怪我をして動けなくなったのは、諜報員としての私のミスよ。 私の事はもういいわ! 時間がないのよ! 集積回路を持って脱出を! 私の代わりに使命を果たすのよ!」 光平「うるせえ! 使命なんざ知るか! 俺はアンタと一緒に脱出する!! いいから黙ってろ!!」 セーラ「…光平」 光平は怪我をしたセーラ深町を抱きかかえて脱出しようとする。 セーラ「光平、後ろ!!」 光平「――!!」 光平は背後から襲いかかってきたスキンヘッドの大男を すかさずキックで蹴り飛ばす。 男G「ぐわあああ!!」 光平「セーラさん、悪いけど一人で先に空調のところに行っててくれ。 時間がない。俺はコイツをなんとかする…」 男G「バカめ、逃げられると思っているのか! お前たちはここで一緒に死ぬんだ!」 光平はスキンヘッド男と殴り合いの死闘を展開する。 光平「……ったく、酸欠寸前だっていうのに アクションはきついぜ」 男G「小僧、学生の分際でなかなかやるな…。 格闘技の心得でもあるのか?」 光平「少々ね…」 男G「だがそこまでだ!」 スキンヘッド男はがっしりとした両手で光平の首を掴み、 ぐいぐいと締め上げていく。 光平「うわあああ…!!」 セーラ「光平!」 光平「…セーラさん、来るな!…行くんだ!」 その時、4時5分ジャスト、空調の大型プロペラが止まった。 隙間からは充分人間が潜り抜けられるほどの大きさである。 プロペラが止まっている時間は60秒間だけ…。 光平「…慎哉のやつ、やったんだな。セーラさん、 そこから早く脱出しろ…!!」 男G「人の心配よりまず自分の心配をしたらどうだ…?」 光平「いーかげんに…はなせ…こいつぅぅっっ!!!!」 男G「なっ? ぐわあああ!!!!」 光平は残された渾身の力を振り絞り、 スキンヘッド男にパンチをお見舞いして振り解くと、 脱出口へと走る! セーラ「光平、急いで、あと10秒よ!」 10……9……8……7…… 男G「………」 倒れていたスキンヘッド男がむっくりと立ち上がる。 そして追ってくる! 6……5……4…… セーラ「飛んで!」 光平「うおおおおっっっ!!!!!」 3……2……1…… 男G「ギャアアァァ――!!!!」 光平「………」 セーラ「…助かったわ」 無事に外へと脱出したセーラ深町と牧村光平の二人。 しかし、スキンヘッド男だけは間に合わず、 高速回転を再開したプロペラの餌食となり、 無残なミンチ状に…。 光平「………」 セーラ「……気にすることはないわ。下手をしたら 私たちが殺されていたのよ」 光平「そうですね……」 新校舎の屋外へと出て地上へと降りた光平とセーラを、 涙で顔を濡らした慎哉と優香、そして土橋竜三が温かく出迎えた。 1218 元外務大臣・後原惟継邸*** 後原「海防大学付属高校で破壊工作が起きた?」 冴島「はい」 衆議院議員・後原惟継(うしろばら・ただつぐ)。 野党第一党である主民党の現・副代表であり、 主民党政権時には外務大臣も歴任していた、政界の大立者である。 冴島「後原先生は明日、この学校の新校舎の式典セレモニーに 出席なさると伺っておりますが?」 後原「冴島君、わざわざそんなことを報せに来たのかね? 内閣危機管理センターも暇なようだね。秘書に電話してくれれば 済むことなのに」 冴島「………」 後原「だいたい私はあの高校に理事として確かに名を連ねているが、 実態としては名義を置いているだけでね。新校舎や式典にも ほとんど関心はないんだ。K国大統領がどうしても出席したいと 仰るので、それに随行するだけでね。私にとってはその後の 大統領との会食の方が重要なんだ」 冴島「新校舎のシェルター建設における我々が計算した総経費と、 先生が建築会社に発注した見積もりには随分と差額があります。 よくあそこまで安く見積もれましたね?」 後原「何が言いたいのかね?」 急に後原の顔つきが変わった。 冴島「浮いた分の不明金、次の選挙の資金にでもしましたか? それともまだどこかにプールしてあって、明日来日予定の K国大統領への手土産になさいますか?」 後原「君、妙な言いがかりはやめてもらおう。 名誉毀損で訴えるぞ!」 冴島「この上は単刀直入に申し上げます。 K国へのこれ以上の接触・介入はやめていただきたい」 後原「それは命令かね?」 冴島「貴方のためです」 冴島は話を続ける。 冴島「K国の民主化は表向き。実際は裏で大統領が軍部と今も癒着している。 そのために最新兵器をスメルスから直に安く購入したいと考えた」 後原「………」 冴島「それで白羽の矢を立てたのが日本。K国は日本を経由して スメルスと取引するつもりです。そのブツはすでに我々が回収しました」 後原「なっ…!?」 冴島「貴方の外交手腕は剣総理も大変買っておられます。 こうして野党に転じられた今も、貴方は国際政治に多大な影響力をお持ちだ」 後原「くっ……」 冴島「ですから自重していただきます。貴方に拒否権はありません。 こちらはいつでも新校舎建設の使途不明金における件を 地検特捜部に提出できる用意はできておりますからな」 後原代議士はがっくりと無言で崩れ落ち、 それを見届けた冴島十三は後原邸を後にした。 1219 メガロシティ署*** 今回の事件を無事に切り抜けた光平たち。 慎哉などは「感謝状がもらえるかも」と期待していたが、 現実はそう甘いものではなかった。 慎哉「なんだって!?」 セーラ「今日見聞きしたことは、一切全て きれいさっぱりと忘れなさい」 慎哉「なんだよそれ! あれだけ人を巻き込んでおいて、 出てくる言葉がそれかよ!」 セーラ「忘れなさい!」 慎哉「うっ…」 セーラの一喝でたじろぐ慎哉。 光平たち3人は、当事者として警察の取調室に呼ばれ、 事件の事は一切部外者に口外しないよう圧力を加えられていた。 優香「私たちは事件には一切関わらなかったことにしろと言うことですか?」 セーラ「その通りよ。それがあなたたち自身のためでもある」 光平「慎哉、仕方ないよ。言うとおりにしよう」 慎哉「光平…」 光平「セーラさん、今日は大変だったけど 一緒にいられて楽しかったですよ。 またお会いできる日を楽しみにしています」 セーラ「私もあなたに会えて本当によかったわ、光平。 でも二度と会うことはないでしょうね。それがあなたたちの ためでもある…」 署の玄関で、解放されて帰宅する光平たちを見送るセーラ深町。 そこへ車に乗ってやってきた冴島十三が降りてくる。 冴島「セーラくん」 セーラ「冴島危機管理監、どうやらそちらは終わったようですね」 冴島「ああ、たった今全てを片付けてきた。明日来日する予定だった K国大統領も、急遽来日を取りやめたそうだ」 セーラ「そうですか。今日、とても勇敢なジャパニーズボーイに 会いましたわ」 冴島「…ジャパニーズボーイ?」 セーラ「もう二度と会うことはないだろうと伝えましたけど、 不思議ですね。あの少年にはなぜかまたどこかで再会するような 気がするんです…」 1220 翌朝。 朝の登校風景…。 自転車に乗った光平と慎哉は、通学路の途中で優香と合流し、 学校へと向かう。 慎哉は昨日の警察署での事がまだ不満らしく、膨れっ面である。 慎哉「それにしてもあのセーラ深町とかいう女。 本当にムカつくぜ。顔を思い出しただけでも腹が立つ!」 光平「まだ怒ってるのか慎哉。いい加減許してやれよ。 あの人だって仕事なんだからさ…」 慎哉「光平はホント人が良すぎるよ」 優香「………」 光平「…優香?」 光平は、先ほどから暗い表情で押し黙っている優香を気遣い声をかける。 優香「昨日、光平くんや朝倉くんがあんなに頑張っていたのに、 私…ただ見ているだけで何も出来なかった」 光平「そんなことを気にしてたのか。気にすんなよ。 普通あういう状況に巻き込まれたら、何かできる人の方が 少数派だと思うし、俺だってただがむしゃらに突っ走ってた だけなんだからな」 優香「光平くん…」 光平の励ましをあり、笑顔を取り戻す優香。 そうこうしているうちに学校へと到着して校門をくぐり、 自転車を置き、3人で元気に笑いあいながら登校する。 いつもの繰り返される日常である。 その様子を2階の生物室から、じっと不気味に凝視している一人の女がいた。 理乃「………」 東条寺理乃――海防大学付属高校に勤務する生物担当の女教師。 管理教育的傾向が極めて強く、一般生徒たちの評判はすこぶる芳しくない。 今、この女の周辺で、何人かの女子生徒が行方不明になっているという 噂が校内に流れていた…。 理乃「沢渡優香さん…次の私の実験材料には貴女になって もらおうかしら。フフフッ…」 運命は着実に動き出していた…。 1221 ○ちびうさ→京南大学附属病院に入院したが、すっかり回復。月野うさぎたちと再会。 ○月野うさぎ→京南大学附属病院に入院中のちびうさを見舞う。 ○水野亜美→京南大学附属病院に入院中のちびうさを見舞う。 ○火野レイ→京南大学附属病院に入院中のちびうさを見舞う。 ○木野まこと→京南大学附属病院に入院中のちびうさを見舞う。 ○愛野美奈子→京南大学附属病院に入院中のちびうさを見舞う。 ○冥王せつな→月野うさぎたちに新たな敵の存在を警告した後、時空異変の調査続行のため30世紀へ帰還する。 ○浅見竜也→月野うさぎからちびうさを救った礼を言われる。 ○ドモン→時空異変の調査続行のため30世紀へ帰還する。 ○魚住愛→ちびうさの病室を担当。 ○土橋竜三→海防大学付属高校で起こった新校舎爆破テロ事件で、対策のため陣頭指揮を執る。 ○冴島十三→CIAと合同でK国と死の商人スメルスの秘密取引を内偵していた。 △セーラ深町→K国と死の商人スメルスによる秘密取引を内偵中、牧村光平と出会う。 ○牧村光平→K国と死の商人スメルスの秘密取引に絡む爆破事件に巻き込まれる。 セーラ深町と共に事件を解決し、無事に生還。 ○朝倉慎哉→シェネター内に閉じ込められた光平とセーラ深町を救うため、 得意のハッキング技術で新校舎のセキュリティシステムに介入。 光平とセーラの脱出に一役買う。 ○沢渡優香→自分の知らぬ間に、東条寺理乃に狙われている。 ●後原惟継→K国と死の商人スメルスの秘密取引を仲介していたが、 冴島十三にきついお灸をすえられる。 ●東条寺理乃→沢渡優香をモルモットとして狙っている。 【今回の新規登場】 △セーラ深町(真・仮面ライダー 序章) 財団の改造兵士製造計画を調査していたCIAの工作員。内偵を進める最中に、 風祭真=仮面ライダー・シンと出会う。任務には忠実で非情ではあるが、 結果的に却下されたものの、CIA上層部に真の助命を具申していた。 ○牧村光平=天凰輝シグフェル(闘争の系統オリジナル) 海防大学付属高校・法科英文コースに通う高校2年生。17歳。クラブはテニス部に所属。 父・光一郎は、主に中東で活躍していた日本の外交官。母・エメリアは、 アルジェリアの石油王一族の令嬢。二人は駆け落ちの末に結ばれ、光平はその間に生まれた 日本人とアルジェリア人のハーフという事になる。両親は光平が小学生の頃に、 海外でテロに遭い死亡。その後は父の仕事の縁で朝倉家に引き取られた。 海外の紛争地域での和平調停活動などに奔走していた父の影響で、 差別や争いごとといった事には敏感に反応し、正義感も強い。 後に天凰輝シグフェルとなり、ブレイバーズとも大きな関わりを持っていくことになる少年である。 ○朝倉慎哉(闘争の系統オリジナル) 海防大学付属高校・情報処理技術科に通う高校2年生。17歳。クラブはテニス部に所属。 牧村光平の幼馴染み。家族構成は父(大手商社マン)、母(専業主婦)、姉(女子大生)。 両親は仕事の都合でニューヨークに在住。姉も家を出て一人暮らししているため、 日本の自宅で一人留守を守っている。父の仕事の縁で、光平を自宅に居候させている。 実は優れたハッカー技術を持ち、過去に「守護者/ゴールキーパー」や 「電子の女帝/サイバーエンプレス」といった名だたるネット上の伝説的大物に ハッキング勝負を挑み、あと一歩のところで惜敗している。 ○沢渡優香(闘争の系統オリジナル) 海防大学付属高校・総合学科に通う高校2年生。17歳。生徒会副会長。 クラブは陸上部に所属。牧村光平のガールフレンドである。 ●東条寺理乃=ラミアクィーンイーバ・スネイザ(闘争の系統オリジナル) 堕神の大審官アークシセイザーの命令で動く堕神の幹部。 海防大学付属高校に勤める生物担当の女教師であり、父親はマッドサイエンティストとして非難され 学会から追放された、東条寺宗晴博士。父親の憤死をきっかけとして前世の記憶が甦り、 堕神として覚醒した。 ●後原惟継(闘争の系統オリジナル) 元外務大臣で、野党第一党・主民党に所属する大物代議士。 海防大学の理事でもある。K国や多国籍企業のスメルスと癒着していた。 今シナリオ限りのオリジナルキャラクター。
https://w.atwiki.jp/dagirl2/pages/78.html
MAP 地形について 記載されていない詳細な設定についてはプレイヤー各自で補完してください。 おおまかな舞台設定のみが決まっていますので、それに沿って自由にイメージをふくらませてください。 この中からランダムで選ばれますが、一度選ばれた地形は選ばれません。 現世(うつしよ) 1.教室棟 学生が普段生活する場所。 クラブ棟 運動部や文化部の部室が並んでいる。 多目的ホール 多目的に使われる。 2.図書館 本好きの集まる場所。静かに勉強したい人のための学習スペースもある。 理科室エリア 物理室、科学室、生物室等のあるエリア。 芸術室エリア 音楽室、美術室、書道室等のあるエリア。 3.渡り廊下 棟と棟の行き来に利用する。意外と人気スポット。 体育館 冷暖房完備の体育館。定期的に整備しているはずが老朽化による不慮の事故が多い。災害時の避難場所として指定されているのだが…。 4.武道館 弓道場も併設されている大きな武道館。 5.職員室 先生の机が並んでいる。普段は入りづらい。 校長室 立派な机と椅子に、何かのトロフィーが飾った大きな棚がある。普段は入れない。 宿直室 寝泊りのできる部屋。夜な夜な明かりが灯る。 6.生徒会室 生徒会役員が普段使っている。 トイレ 3番目はいつも使用中。 7.保健室 ベッドがあって休憩できる。どこか居心地がいい。 放送室 放送設備がある。 屋内グラウンド 雨の日も問題ない屋内グラウンド。体育倉庫が併設されてる。 プール棟 冬場も使える温水プール。澄んだ水が張っている。 屋上 普段は鍵がかかっているが今は入れる。転落防止用の柵がなぜか取り外されている。 チャペル 礼拝などでみんなが集まる場所。オルガンの音色が綺麗。 幽世(かくりよ)(準決勝戦から地形に追加されます) 旧校舎 取り潰されたはずの木造の旧校舎。普段は見えないがあちらとこちらの境界が曖昧になると現れる。 8.廃教会 旧校舎の裏手にある寺社を利用して建てられたと思しき教会。廃れてかなりの年月が経っているのか、かなり建物自体が風化している。このような建物あっただろうか。 9.墓地跡 廃教会の隣地にある寂れた墓地跡。まるで何かを封じるように灰色のコンクリートで全面が固められている。地下へ続く階段が存在するが、先に進むのは躊躇われる。 10.地下洞窟 墓地跡にある地下階段の先につながっている洞窟。洞窟内にはなぜかランタンが点っているが、誰がつけたのかは分からない。進めば進むほどなぜか磯の匂いが強くなる。 11.地獄 幽世の発生源。 地形内のNPCについて NPCは自由に設定していただいて構いません 戦闘開始時の初期位置について 開始時の互いの位置関係は、書き手のプレイヤーが自由に決定して構いません。
https://w.atwiki.jp/viprenraku/pages/321.html
シナリオ 寮長ルート 7月25日(水曜日)・その3 闇の学園 真緒「………」[plc] ……目が覚めた。[lr] ぼくは、寮長の力によって気絶させられていたのか?[plc] 真緒「………」[plc] どれくらいの時間倒れていたのか分からないけど、 まだそんなに経ってないはずだ。[plc] 立ち上がって学園を見上げる。[lr] 闇に包まれた巨大な建造物。[plc] 人間が作りあげた人工物なのに、なんだろう……[plc] 学園自体が一つの生物で、ぼくを見下ろしている様なそんな気がした。[plc] それに嫌な……嫌な視線を感じる。[plc] 霊感もないぼくですら感じる、この視線と圧迫感。[plc] ……早く行こう、寮長の元へ。[plc] 校舎が近づくと、空気が変わった事を肌で感じた。[plc] よくそんな場所へ行った人の体験談にあるが、本当に空気が違う。[plc] 重い、息苦しい。[lr] そして感じる無数の視線。[plc] 上を向いて校舎の窓を見るが、当然誰もいない。[plc] だけど感じる視線。[plc] 暗闇の校舎の中から、霊や化け物がぼくを見てるとでも言うのだろうか。[plc] 生暖かい風が吹く中、しばしの間立ち尽くしてしまう。[plc] 怖気ついた訳じゃない。[lr] ただ、動物としての本能が足を止めている[plc] 真緒「寮長は一人でこの中を……」[plc] 彼女は一人でこの中に入って、そして人知れず戦っている。[plc] ここで立ち止まってちゃ駄目だ。[plc] 玄関らしき場所に来た。[lr] 当然鍵が閉まっていて開いてないと思うけど、 一応見てみるか。[plc] ガラスに近寄り中を覗く。[lr] まず靴箱があり、その奥には階段や通路が見える。[plc] ……寮長の姿は無い。[plc] 物音や声が聞こえないかと耳を澄ませてみるが、 やはり何も聞こえない。[plc] 中に入らない事には何も進まないな……[plc] 奏 「センセ」[plc] 真緒 「え?」[plc] 背中から聞こえた声。[lr] 聞きなれた声。[lr] 聞こえるはずの無い声。[plc] ……振り向けない。[lr] だって考えてみろ。[plc] どうしてこんな真夜中に北上の声が聞こえるんだ?[plc] あいつらなら、今頃寮で寝てるはずだ。[plc] だからこれは、この声は……ありえない。[plc] 真緒(………)[plc] ……まだ振り向けない。[lr] 後ろにはたしかに人の気配。[lr] だが、北上だとは思えない。[plc] ふとガラスを見る。[lr] そこに映ったのは見覚えのある一人の少女。[lr] まさか……本当に北上?[plc] 奏「センセ? アタシだよ」[plc] その言葉に初めて振り返る。[lr] そこにいたのは紛れもなく北上だった。[plc] Back ↑ Next
https://w.atwiki.jp/shomen-study7/pages/1889.html
第一条 学校には、その学校の目的を実現するために必要な校地、校舎、校具、運動場、図書館又は図書室、保健室その他の設備を設けなければならない。 ○2 学校の位置は、教育上適切な環境に、これを定めなければならない。 学校に必要な条件が規定されている。校地、校舎、校具、運動場、図書館(図書室)、保健室などが必須とされている。 ヨーロッパの小学校などは体育施設はなく、社会体育である。 ここにあげられている要素は当たり前のように見えるが、経済特区制度を利用した学校では、これらのいくつかが欠けてもいい場合がある。インターネットを利用した学校などは、校具や運動場は整備する必要がないだろう。学校に必要な要素は、現在ある学校を当然のこととして考える必要はないが、教育的効果をあげるために必要なものが何かはきちんと考える必要がある。 学校の位置が実際によくない環境にある場合は少なくない。例えば高速道路のそばであったり、近くに歓楽施設がある場合などは、教育的環境とはいえない。また、交通量の多い道路の場合には危険性があるなど、安全面での問題もある。しかし、地域の特性によって、解決が難しい場合もあるが、学校のまわりには学習環境を阻害したり、安全を脅かすようなものは、自治体が規制することは当然であろう。
https://w.atwiki.jp/mugenwars/pages/179.html
二つ名:学の魔王 名前: 詳細: 大きな学校のある世界の魔王兼学園長。魔族は決して戦闘狂の粗暴な生き物ではないと世に知らしめるため日夜励んでいる。が、勇者の襲撃は学校にもやってくるのでなかなか夢は実現しない 一人称:私(我) 二人称:~さん(貴様、呼び捨て) 口調:敬語(言い捨て) (()内はキレた場合) 好きなもの:美味しいもの、静かな場所、綺麗なもの 苦手なもの:校舎を傷つけられる事、襲撃してくる勇者、醜いもの ・普段は丁寧かつ熱心な教育者。 ・魔族に対する誤解を解くために日々頑張っているが、勇者の襲撃に日々頭を痛めている。 ・外見や身なりに関しては人(魔王)一倍気を使っている。 ・人間に対しては悪しからず思ってはいない。おそらく。 ・勇者は害が無ければ割と放置。校舎に手を出されなければそれ良いけど、そうもいかないから常に頭を抱えている。 ・本気でキレたら一人称や口調は一変。その際勇者に対しては「馬鹿勇者」と呼び捨てる始末。 ・耳と尻尾を触られる事に関してはあまり抵抗はない。本人いわく「減るものでも無いですから」。ただし「許可なくやられたら流石に驚くので一言くらいは添えて欲しい」らしい。 ・真の姿は金色の毛を持つ九尾(or一尾)の狐。やっぱりモフモフしてる。 ・武器は御札と扇(陰陽師イメージ)。遠距離型なので体力は低い。
https://w.atwiki.jp/letsgorouninclub/pages/10.html
北九州予備校とは 北予備の実績 校舎の場所 北予備に行った方々の感想 講師陣
https://w.atwiki.jp/soufro/pages/133.html
波羅蜜多実業高校創立 ドージェ・カイラスによって、校舎崩壊 波羅蜜多実業高等学校
https://w.atwiki.jp/gon-gon/pages/170.html
日記っぽいの/2010年10月03日/とある日の校舎裏 #blognavi
https://w.atwiki.jp/toshinclassinfo/pages/2.html
メニュー トップページ 科目 英語 国語 数学 社会 理科 校舎情報 ここを編集