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「なあんだ。脱出する前にやられてちゃ世話ないね」 夢の国入口で、動かなくなっているもう一人の自分に対して吐き捨てるように言った。 こなたは、もう一人のこなたが脱出を始めるのを見て、わざとワンテンポ遅らせて脱出を始めていた。 何かあったら、もう一人の自分を盾にするつもりでいたからである。 そういう心持で出口まで向かっていたら、案の定罠が仕掛けられていた。 ながさわ同盟なる不届き者達が待ち受けていたのである。 彼らの前に、こなたはもう一人のなすすべもなくやられた。 もっとも、そのながさわ同盟も何者かによってすぐに片付けられたが。 「もう一人の自分なんて案外脆いモンよね。 安心しなさい。あなたの世界の友人たちも、すぐにあんたのもとへ送ってあげる。 私が優勝する様を、あの世で指をくわえて見てらっしゃい」 こなたは、そう言ってもう一人の自分の死体を海に放り投げた。 死体は海の向こうへと流れ、視界から消えていった。 行く宛てもなく歩き出すこなた。 「それにしても、周りに誰もいないっていうのも変な気分よねえ…」 友人たちを自ら捨てたとはいえ、やはり一人でいるのは淋しい。 そう思っていた時、目の前に大柄の男が現われた。 「泉、こなたさん……ですね?」 「そうですが何か?」 「拙者はレッドリボン将軍のシルバーです。 誠に勝手ではありますが、我々レッドリボン軍は正式に 『柊かがみはウザイ同盟』に協力をすることを決定しました。 以降は我々が、あなたのお供を致します」 「え……ええ…………」 こなたは少々やりにくさを感じたものの、心の中では喜んでいた。 レッドリボン軍のことは知っている。 警察でも対処できない程の、禁断の軍隊であることも。 だが孫悟空ことカカロットの前には無力で、あっさりやられたということも。 しかし、この世界においては違う。 ロワの参加者全体で見れば、カカロットのような超人は意外と少ないのだ。 そうでない奴らを蹴散らすには、彼らは十分な戦力なのである。 彼らを最大限利用してから、総帥のチビとノッポの黒人を倒せばいい。 ああ、私は何て頭がいいんだろう! (面白くなってきたわ!) こなたは心の中で大きく笑うのだった。 【一日目・午後1時50分/夢の国 外】 【泉こなた@らき☆すた(アニメ版・平野ボイス)】 [状態]健康 [装備]なにか [道具]なにか [思考] 1:レッドリボン軍を利用する 2:かがみを残虐に殺す 3:優勝してかなたを生き返らせる 【シルバー将軍@ドラゴンボール】 [状態]健康 [装備]不明 [道具]不明 [思考] 1:レッドリボンのため、こなたを助ける ※レッドリボン軍が、柊かがみはウザイ同盟側につきました
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「それじゃあかがみさん。僕は彼とコンタクトを取ってくる。 かがみさんは安全だとわかるまで、この建物で待機していてくれ」 「はい。……イチローさん、気をつけてください」 柊かがみを建物内に残したまま、イチローは単身真向かいにあるファミリーレストランへと向かう。 そこに逃げ込んだ少年・キョンと接触するために。 すでに日差しは弱まり、夕闇が近づいているのがわかる。 (もうすぐこのゲームが始まって4時間経つ…… まずいな。かがみさんも心配しているし、早く秋葉原に向かわなければ) しかしファミレスにいる彼を放っておくことはできない。 願わくば彼が殺し合いに乗っていないことを――そう願いながら店に入ろうとするイチローの歩みは 「誰かー!誰か助けてくれー!殺されるー!!」 突然聞こえてきた救いを求める声に止められた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 「誰か助けてくれー!殺されるー!!シニタクナーイ!」 今、全力で走りながら拡声器で大声を上げている俺はバトルロワイアルに巻き込まれたごく一般的なパロロワ書き手。 強いて違うところをあげるとすれば現在進行で怪物に追いかけられてるってことカナ――名前は◆6/WWxs9O1s。 「なんてネタやってる余裕無ぇーーー!!」 思わず拡声器を通して絶叫する6/。 そんな彼の背後を、最強の吸血鬼・アーカードはまるで影のように着かず離れず追ってくる。 この現状は数十分前に遭遇したときから変わっていなかった。 一緒にいたKAITOの奴は……支給品でも使ったのだろうか……うまいことこの怪物から逃れたらしい。 その結果、6/はたった一人でアーカードと命がけの鬼ごっこをするハメに陥っていた。 そんな最悪の状況でも彼にとって幸運だったのは、「彼の支給品が拡声器だったこと」。 パロロワ書き手である6/は、ロワ会場での拡声器の使用が死を招くことを無論知っている。 しかし彼は今、拡声器の最大音量で助けを求める声を垂れ流している。 何故なら、拡声器を使い助けを呼ぶことこそが、アーカードに殺されずに済む唯一の手段だったからだ。 アーカードの狙いは、6/を助けにきた参加者と戦うこと。 自分で拡声器を使って呼びかけてもいいが、こんな殺し合いの中で他人を助けようとする人間を誘うためには6/にやらせたほうが都合がいい。 アーカードが求めているのはそんな参加者との戦いであり、6/はその広告塔として生かしてもらっているに過ぎない。 もし叫ぶのを止めれば、彼はすぐさまアーカードに殺されるだろう。 奴がその気になれば、追いついて6/を捻り殺すなどわけもないことだ。 (そうだ。あの怪物が求めてるのは殺戮というより闘争 それも人間との……って、何で俺はそんなことがわかるんだ?) 最初にあいつを見たときにも既知感を感じた。 (ひょっとして……これは書き手特有の「メタ知識」ってやつか? ハッキリ思い出せないのは俺に制限が科せられているからなのか?) そんな事を考えながら、6/は声を張り上げる。 「誰かー!助けてくれー!」 危険人物を呼び寄せるかもしれないがそれでもいい。 誰かが来れば状況が変化して、生き延びるチャンスが生まれるかもしれない。 すでに限界に近い疲労の中で彼は必死に助けを求める。 「助けて――――」 「君!大丈夫か!」 その声に応えたのは、背番号51を背負う男だった。 ◇ 「あんた……ひょっとしてイチロー?」 「安心してくれ、僕は君に危害を加える気はない。 そちらのあなたも戦う気がないならそこで止まってくれ!」 6/に力強い笑顔を見せながら、イチローはアーカードを牽制する。 しかしアーカードは歩みを止めない。イチローを見据えたその瞳には喜悦の色が宿っている。 対するイチローの頬を冷や汗が伝う。彼は一目見て直感で理解したのだ。相手が人の理を外れた存在であることを。 「あなたは……殺し合いをするつもりなのか!?」 「答えはイエスだ。私からも一つ訊かせてもらおう。お前に時間制限は科せられているか?」 「時間制限……? 何のことだ?」 「無いのなら良い。今度こそ骨の髄まで灼けるような戦いを最期の最後まで楽しめる」 その僅かな会話の中で、彼らは互いに理解していた。これ以上の説得や交渉は無駄だと。 「ゼエ……ゼエ……」 走り疲れた6/は肩で息しながらイチローの背後に回る。 その間、アーカードは笑みを浮かべたまま、イチローはボールを握ったまま動くことなく対峙していた。 先に動いたほうが殺られる。そんな緊迫した空気は 「イチローさん!何かあったんですか!?」 駆けつけてきた柊かがみの声で引き裂かれた。 かがみに悪気があったわけではない。 彼女はファミレスに入らず走り出したイチローを心配して、何かあったのか突き止めようと 6/の声を頼りにここまでやってきた。 しかし今、彼女は最悪のタイミングでこの場に現れてしまった。 「!!? かがみさ――!」 かがみに気をとられたイチローに隙が生まれる。 僅かだが、決定的な隙が。 その間にアーカードは一瞬でイチローとの距離を詰めると徒手で殴りかかる。 「クッ――!」 咄嗟にバットを取り出して防御するも、アーカードの一撃はバットを砕き そのままイチローの腹部に突き刺さった。 「――――ッ!」 そのたった一撃でイチローの体が宙を舞い、近くの民家の中まで吹き飛ばされた。 「イチロー!」 「イチローさん!」 6/とかがみの口から悲痛な叫びが漏れる。 その中でアーカードだけは笑いを崩さなかった。 「どうした? まだ終わりじゃあるまい。 闘争はまだ始まったばかりだろう! さあ立て。立ち上がって私を打ち倒せ!HURY!HURY!HURY!HURY!」 ◇ (私の……私のせいなの……? 私が声をかけたりしたから……余計なことをしたから、だからイチローさんは……) 地に伏したままのイチローと笑うアーカードを見て、かがみは取り返しのつかない後悔に襲われる。 (このままじゃイチローさんが殺される……私のせいで……) その時彼女は思い出した。自分に残されていた、たった一つの武器のことを。 「嘘だろイチロー……っておい!お前なにする気だよ!」 6/が止めるのも聞かず、かがみは走り出していた。 ドンッ 体に軽い衝撃を感じてアーカードは背後を振り返る。 彼の腰の辺りに、円柱のような奇妙な剣が突き刺さっていた。 そしてその剣を握っているのは、真っ青な顔で震えながらもアーカードを睨みつけるツインテールの少女だった。 「イチローさん!目を覚ましてください!」 アーカードに突き刺した乖離剣エアに力を込めつつ、かがみは叫ぶ。 この男に立ち向かうことも、人を傷つけることも恐かった。 しかし、自分の失敗の責任をとる方法を、彼女は他に思いつかなかった。 「このっ!化け物!」 返り血を浴びながら、かがみは祈るように更に力を込めてアーカードの肉を抉る。 その様子を、アーカードは微動だにせず見つめる。 「素晴らしい……」 「えっ……?」 アーカードの口から零れたのは、苦痛でも憤怒でもなく かがみに対する賞賛だった。 突然の賛辞に、かがみは思わず力を緩める。 「お前は私に戦いを挑んできた。 私を化け物(ミディアン)と知りながら、力の差を知りながらそれでも挑んできた。 そうでなければならない!化け物の敵は人間でなければならない! お前は犬ではなかった!お前はあの連中と、あの素晴らしい連中と同じだ。 あの黒い戦士と、あのユニフォームの男と、あの教授たちと同じ、人間だ!」 だからこそ と、アーカードはかがみの左手を掴むと そのままかがみの体を宙吊りに持ち上げる。 「ひッ――」 メキリ、という嫌な音と同時に、かがみの左手が砕けて折れ曲がった。 「ひいッ!?がああああああああぁぁぁ!」 激痛で絶叫するかがみに、アーカードは顔を近づける。 「あ……ア……」 「だからこそ、お前は私の敵なのだ。人間(ヒューマン)」 かがみが最後に見たものは、アーカードの顔、そしてその口から覗く鋭い牙―――― ◇ イチロ―――目を覚――――― 「う…………」 誰かの声が、イチローの意識を気絶から呼び起こした。 (僕は……あの男にやられて気を失っていたのか…… ほぼ逝きかけていたな……) 「がはッ――!」 体を起こそうとすると激痛が走り、口から血が溢れる。 血を吐きながらもなんとか立ち上がるイチロー。 「か――」 その目に飛び込んできたのは 「かがみさん!!」 アーカードによって首筋に牙を突き立てられた柊かがみの姿だった。 「うおおおおおおおおおおおお!」 傷ついた自分の体のことも忘れて、イチローはレーザービームを放つ。 正確無比の軌道で投げられたボールはかがみを傷つけることなく、アーカードの頭部・鼻から上だけを吹き飛ばした。 「かがみさん!」 アーカードの体が倒れ、かがみが投げ出される。 痛んだ体を引きずりながら、イチローはかがみの元に駆け寄った。 「かがみさん!しっかりするんだ!目を開けてくれ!かがみさん!」 しかしかがみは動かない。その顔は紙のように白くなり、首筋の噛み跡からは血が流れ続けている。 「……だけど、まだ心臓は止まっていない。微かだけど脈はある」 かがみを抱きかかえると、イチローは呆然としている6/に近づく。 「――君に頼みがある」 「えっ、あ、はい」 「この子を連れて、どこか安全な場所まで逃げてくれ」 その背後では、頭部を失ったアーカードがむくりと身を起こしていた。 「僕は奴との決着をつける。だから出来るだけ、ここから遠ざかってほしい」 「わ、わかりました!」 意識のないかがみを背負うと、6/は一目散にその場から逃げる。 その背中を見送ると、イチローは怪物へと向き合った。 「素敵だ。人の身でよくぞここまで練り上げた」 「…………」 「だが私を殺すのに頭を狙ってはいけない。狙うべきは心臓(ココ)だ」 己の心臓を指差しながら、アーカードは頭部に唯一残された口だけで笑う。心底愉快そうに。 「……これ以上の暴虐は決して許されない」 それに対し、イチローは静かな怒りと闘志を込めてボールを握った。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ レーザービームが乱れ飛び、ビルが崩れ、吸血鬼の笑いが木霊する。 台東区の一角はたった二人の戦闘者によって破壊され尽くしていた。 夕焼けの中、永遠に続くように思われた戦いにも終わりの時が訪れる。 「ぐっ――――!」 地面に膝を屈するイチロー。彼の手元にレーザービームとして使える野球ボールはもう無い。 そして最初に受けたダメージに加え、その後負った傷とレーザービームを連発した疲労は確実に彼の命を蝕んでいた。 「ああ、楽しい。実に楽しいな。 こんな時間を過ごすのは一体何時以来か」 そう言うアーカードは、もはや人の形を成していない。 幾度もレーザービームの直撃を受け、幾度も倒壊した建物の下敷きになったその身体は 両手は消し飛び、頭は吹き飛び、片足はどこかに消え、腹部には幾つもの大穴が空けられている。 しかしそのような動く肉塊になっても、心臓はまだ無傷のままだ。 (僕の力が尽きるまでに奴を倒さなければ――) しかし自分に残された武器はもう無い。 バットもボールも失い、酷使したグローブはすでに襤褸と化している。 (だがここで奴を倒さなければ、これからも被害者は増える。かがみさんのような――) その時、地を這う彼の目は瓦礫に埋もれた剣を見つけた。 かがみが彼を助けようと振るった、あの異様の剣を。 (これを――使えば――!) 極限戦闘下の直感で、イチローはその剣…乖離剣エアを掴み取る。 そして残された最後の気力を振り絞り、再び立ち上がった。 「その剣……そしてその構えは」 アーカードは再生中の顔に、困惑の表情を浮かべる。 イチローはまるでバッターボックスでバットを構えるように、エアを振り上げていた。 彼の武器はレーザービームだけではない。 安打製造機と呼ばれる所以となった打撃もまた、彼の武器なのだ。 そして構えながらイチローは感じ取っていた。この剣の本当に使い方を。 (僕に……僕に勝利を齎してくれ!) イチローは祈りと共に、彼の肉体と魂に宿る力、野球力とでも言うべき力を、魔力の変わりに乖離剣へ注ぎ込む。 そして、彼の願いに応えるかのように乖離剣が震え始める。 その刀身から巻き起こるのは破砕の暴風か、救済の神風か。 全てを原初に還そうとする風が、イチローを、アーカードを、彼らの周囲の全てを包み込んでいく。 「……素晴らしい!素晴らしいぞ!」 アーカードは巻き起こる風に全身を刻まれながら、この上ない歓喜の声を上げていた。 しかし彼に喜びを与えたのは神造兵器・乖離剣エアの威力ではない。 人の身で乖離剣の力を発動させたイチローの、人間としての精神であった。 「そうだ!人間よ、私を殺せ!私と私の中の地獄を殺し尽くしてみせろ! HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!HURY!」 破壊の嵐の中、身体を刻まれながらも、イチローはバッティングの姿勢を崩さなかった。 そして自身の全てを込めて、乖離剣を振り抜く。 「天地乖離す(エヌマ)――――」 心に浮かぶ、剣の真名と共に 「――――開闢の星(エリシュ)!!」 そして光が全てを包み――――全てが消えた。 ◇ 原初の光の中 星々の始まりの中 其処には人も無く魔も無く 昼も無く夜も無い 終わる 彼の世界が終わる (醒めない悪夢なんかないさ。伯爵) 彼の世界が終わる 彼の世界が飛散する ◇ 全てを消し去る光の中 イチローの脳裏に最後に浮かんだのは 自分が世界一愛する場所、野球場の景色だった。 超満員のスタジアム、ファン達の声援、掛け替えないチームメイトたち そうだ。ここから帰ったら、かがみさんを試合に招待しよう。 彼女は喜んでくれるだろうか。笑ってくれるだろうか。 (そうだ……僕は帰らなければ……僕が戦うべき球場に……僕がいるべき場所に……) そんな彼の望みを、全てを、天地乖離す開闢の星は飲み込み、消し去っていく。 ◇ 戦いが終わった後の、台東区の一角。 そこには何も残っていなかった。人も、街も、戦いの痕すらも。 ただ一つ、この圧倒的な破壊を齎した原因である乖離剣エアだけが、無傷のまま更地に残されていた。 【台東区/一日目・夕方】 【アーカード@HELLSING 死亡確認】 【イチロー@実在の人物 死亡確認】 残り46名 ※台東区の一角(地図の6-Ⅳの辺り)が壊滅しました。 ※アーカードとイチローの死体、首輪、支給品は消滅しました。 ※乖離剣エア@Fate stay nightが放置されています。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 俺はずっとトイレに篭っていた。 吐き気と便意のダブルパンチに襲われてたし、正直これからどう動けばいいか決めあぐねてたからな。 最初は地震かと思った。俺のいるトイレがガタガタと揺れ始めたからだ。 「こ、今度はなんなんだ一体!?」 便座にしがみついて耐えながら、俺は揺れが収まるのを待った。 揺れが収まった後、トイレの扉を開けた俺は仰天した。 さっきまでたしかにあったファミレスが、ちょうど俺が篭ってたトイレの直前で まるで竜巻に吹き飛ばされたように消滅していたからだ。 何が起こったのかわからない。 俺はしばらくバカみたいに突っ立って消え去った店内を眺めていた。 【台東区・ファミレス跡地/一日目・夕方】 【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】 【状態】驚愕 【装備】団長腕章@らき☆すた 【道具】支給品一式、ランダム品0~2(本人確認済み) 【思考】 基本:殺し合いからの脱出 0:なぁにこれぇ…… 1:早急にハルヒを探して、合流する。 【備考】 ※ハルヒがこの会場にいないことに気付いていません。 ――――遠くで大きな音がした。 なぜ私はこんな所にいるのだろう。 私は誰かの背中で揺られている。 今私が感じるのは、日光が肌を灼く痛みと、激しい渇き。 そして自分を背負って走っている男の荒い息と、心臓の鼓動、鼓動とともに流れる、その―― 「な、なんだよ今の音は……!」 イチローから託されたかがみを背負って走る6/の耳にも、乖離剣による破壊の音は届いていた。 「クソッ……イチロー、どうか無事でいてくれ……!」 限界を越えてもつれそうになる足をなんとか動かし、6/は走り続ける。 その背中で、かがみの体が小さく動いた。 「……っ……う……」 「!! おい!目が覚めた――――」 かがみが意識を取り戻したことに気づいて振り返ろうとする6/ その首筋に痛みが走った。 同時に、体から力が抜けていく。 「え……?」 走ることはおろか立つことすらできず、6/は地面に倒れこむ。 「か……は……」 意識が消える瞬間、彼が見たものは 自分の首筋に鋭い牙を突きたてて血を啜る柊かがみの姿だった。 ◇ 吸血鬼に咬まれたものは吸血鬼になる。 吸血鬼の存在とともに世界中に伝わっているこの伝承の通りに アーカードによって吸血されながら生き長らえた少女、柊かがみは呪わしい夜の住人として黄泉返った。 「…………」 吸血鬼となったかがみはその本能に従い 渇きを癒すために6/の血を吸い続ける。 血とは魂の通貨、命の貨幣。 血液と同時に、6/の記憶もまたかがみの中に流れ込んでくる。 パロロワ 書き手 一般人 怪物 マーダー 対主催 支給品 制限 「ぱ……ろろ……ワ?」 6/の血を吸った際に一緒に吸収した言葉を、思わず呟く。 しかしそれはまだ曖昧な彼女の意識の中で意味を持つことはない。 朦朧とした頭でかがみは考える。 自分の目の前で倒れている男は誰だろう。 なぜ夕陽を浴びると、体中がこんなに痛むのだろう。 そして自分の口の中に広がっている、この味は―― 「…………」 吸血によって意識を失った6/を放置したまま、かがみは身を焦がす太陽から逃れて日陰に移った。 暗がりに隠れると、彼女は自分の事を思い出す。 私は◆6/WWxs9O1s 違う 私は柊かがみ 鷹宮神社の娘で家族は父と母と二人の姉と双子の妹 友人は…… 「こなた…………こなたに会わなくちゃ」 自分の体に起きた異常を正確に理解しないまま かがみは出来るだけ日の光の当たらない道を選んで歩き始める。 約束の地は近い。すでに目と鼻の先だ。 もうすぐ夜が訪れる。彼女がなってしまったモノたちの時間が。 少女はおぼつかない足取りのまま、闇の奥へと進み続けていった。 【台東区・秋葉原/一日目・夕方】 【◆6/WWxs9O1s@カオスロワ書き手】 [状態] 吸血による大量失血、意識不明、疲労(極大) [装備] 拡声器 [道具] ゴーカイジャのフィギュア@現実、豚でもわかる!風水大全~方位編~@現実?、同人誌、基本支給品一式 [思考・状況] 基本:主催者を倒しこの物語を『HAPPY END』にする 0:………… ※国会議事堂で、一部人外参加者の姿を確認しています ※豚でもわかる!風水大全~方位編~@現実?はまったく読んでいません。 ※『パロロワ』に関する最低限の知識はすべて持っています。 ※『アニメ』などに関する知識には制限かかけられているようですが、状況によっては思い出すかもしれません。 ※自分の名前を『◆6/WWxs9O1s』と思っていますが、それに違和感を感じています。 ※KAITOからガチャピンが危険人物だと聞きましたが疑っています 。 ※参加者は並行世界から呼ばれたのではないかと推測しています。 ※KAITOの世界の事を聞きました。 ※吸血鬼(柊かがみ)に吸血されました。吸血による影響は次の方に任せます。 【柊かがみ@らき☆すた】 【状態】 吸血鬼化、意識朦朧、左手骨折(回復中) 【装備】 なし 【道具】 基本支給品一式 【思考】 1:こなたに会うために秋葉原の電気街まで行く 2:太陽光が痛いので日陰を進む ※吸血鬼化しました。 ※◆6/WWxs9O1sから吸血の際に何か知識を得たかもしれません。 070:今は悪魔より主婦が微笑む時代なんだ! 投下順 072:[[]] 070:今は悪魔より主婦が微笑む時代なんだ! 時系列順 : 068:パロロワ考察 ◆6/WWxs9O1s :[[]] 068:パロロワ考察 アーカード 死亡 057:それは小さな祈りなの 柊かがみ :[[]] 057:それは小さな祈りなの イチロー 死亡 057:それは小さな祈りなの キョン :[[]]
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鏡の世界 後編 http //www40.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/44.html 前編 1 かがみはひとりぼっち 7/1 (日) 「あの頃は良かった」 柊かがみは常々そう思っていた。 退屈な大学生活。ここは私のいるべき場所ではない。 家への帰り道、この苛々とした気分をどう晴らそうかと考えていた。 イライラしている理由の一つに9日から始まる試験がある。 まだ何の試験対策もしていないし、過去問を貰うあてもない。 私は大学内に気軽に話せる相手が居ないからだ。 別にそれでも良かった。ここは私のいるべき場所ではないからだ。 しっかり授業には出ているしレポート課題もしっかり期限以内に提出している。 来年、私はここには居ない。 だから薄っぺらい人間関係など必要なかったのだ。 ひとりぼっちでも何の問題もない。 そう、思っていた。 2 日常 7/5 (木) 今日は4限まで講義がある。 試験前のまとめが中心になる。 全授業中、一番大切な授業とも言える。 「ヴ~~、ヴ~~」 耳障りな音、携帯のバイブレーションだ。 そういえば私も一応携帯は持ってるけど 最後のメールはいつだったけ? 電話だったらしく携帯の持ち主は教室を抜けた。 かがみ(・・・おいおい、試験直前の大切な授業だぞ。聞いてなくていいのかよ・・) まぁこーゆー奴って「過去問」とかもらったり 優秀な人に講義の重要なポイントを教えてもらったり そんな感じで単位はしっかり取るんだろうなぁ・・なんて事を考えていた。 教授「~・・は試験に出ますのでしっかり復讐しておくように~」 かがみ(はっ、やばい聞き逃した。) 周りを見るとみんな何やらノートに書いてる様子・・ 焦る私・・ 教授「では今日の講義はここまでで。試験の範囲はしっかり復讐しておいてくださいね。」 ガラガラガラ・・ みんな教授が話し終わる前に席を立ち昼食に向かう。 かがみ(あっ・・結局、試験範囲って・・) ――誰にも聞くことができなかった・・。 3 昼食 昼食の時間になった。 柊かがみは毎日一人で昼食を食べる。 充1「俺ww今期の単位まじやべーよ。取れそうな単位9だよ9wwもうほぼ留年確定ジャン!?」 充2「もう諦めんのかよwwおめーまだ諦めんなよ試験これからだろーw」 充1「過去門ある奴以外無理だからーw 毎回出題傾向変わるやつとか 授業ほとんど出てねえし」 充3「はぁ?おめーの代辺何回してやったと思ってんの?」 充1「いや、レポートもやってねえのwwバンドの練習マジハードすぎてやる暇なかったw」 充2「出してないの何?先輩の過去レポいる?加工して出せ、まだ間に合うから」 充3「やばい科目どれよ。俺のノート貸すから大体出るとこ教えてやるよ」 充1「うぉ 二人ともマジ神w ちょ、ここは俺に奢らせてくださいよー」 かがみ(うぜぇ・・) 充1「そーいやさっきの授業の出題範囲ってどこなん?聞いてなかったんだけど」 かがみ(!!?) 充3「~~と~~の論述 ~~とか~~は出ない」 かがみ(・・・GJ!!) 4 英語 3限は英語Speakingだ。 この授業はきつい。他人と話さなくてはいけないからだ。 講師「Please make pair」 この授業では学生同士で英会話をしてどんな事を話したかを紙に書いて提出しなくてはいけない。 かがみ(やばいどうしよう。やばいってマジやばい。) 他人には聞こえないようなごく小さい独り言をブツブツと・・ 焦る自分を落ち着かせるための防衛本能だった。 ―ふと後ろを見ると仲間が居た。 女A「・・・」 周りが会話を始める最中、取り残された者・・ぼっち仲間 かがみ(・・よし。) かがみ「あの・・」 女B「君、よかったら一緒にやらないか?」 女A「あ、はい・・」 かがみ(・・・もういいや) 男「あの・・一緒にいいスか?」 かがみ「あっ・・はい」 ―――助かった・・ 5 無人 7/6 (金) 今日は1限の1コマのみ 来週からは試験期間、試験が終われば夏休み 夏休みにやることなんて何一つ無い 大学生の夏休みは友達と旅行に行ったり、彼氏を連れて夏祭りに行ったりするものだと思ってた。 友達を作るのは簡単な事だ ちょっとしたきっかけさえあれば、メールアドレスを交換して、遊ぶ約束を取り付けて・・ 現在携帯に登録されているのは高校時代の友達と家族だけ 最近は携帯電話なんて目覚まし時計以外に使った覚えがない。 今日を逃したら友達を作るチャンスは夏休みまで無いだろう。 でも友達なんていらない。独りでいい 実家には帰ろうと思う。でもすぐには帰らない それじゃあまるで私に友達が居なくて何もやる事がないみたいじゃない。 夏休みは図書館で勉強したり、本を読むとか有意義なことに使うべき 独りで困る事なんて何もないじゃない でも、ちょっと期待していた 友達が出来ることに・・ だって、明日は・・・・私の・・ 1限は大ホールで開講されているはずだ。 大ホールの扉を開けた・・誰も居ない 教授も生徒も誰一人・・ 誰も居ないホール 無音に包まれる。 私独りだけが居る まるで私以外の他人が全て消え去ったかのような錯覚・・ ああ、でもこれは私が望む世界そのものじゃないか・・ 6 急行 急いで外の連絡掲示板を確認しに行った。 休講案内 かがみ「・・・・・」 あるある。 私みたいな友達居ないやつには連絡が回ってこなくて休講になってる事知らないとか、 補講はどこでやるんだろう・・・書いてないし、 こんな時、気軽にメールできる友達が居たら便利なんだけど。 無駄足だった。帰ろう・・ 酷く自分が惨めに感じた。 アパートに着きベットに倒れこんだ。 私は、泣いていた・・なんで・・? 泣く理由なんてないのに・・ 馬鹿な期待をしてたからかな、友達ができるなんて、 だって、明日は・・・・私の・・誕生日なのに・・ 誕生日を独りで過ごすなんて初めてだった。 誰も私が生まれてきたことを祝ってくれない。 明日どうすればいいんだろう。独りでケーキを買ってきて食べようか。 そんな惨めな思い出を作らなきゃならないなんて・・ でも独りぼっちには当然の報い はぁ・・まだ涙が止まらない。 去年も一昨年もこなたとみゆきと誕生会やったんだっけ・・ 今年もこなたたちと誕生会をやりたい。 連絡したいけど電話する勇気が出ない・・もし断られたら・・ 怖い怖い怖怖いい怖怖い嫌だ怖い怖怖嫌怖い嫌だ怖い怖嫌だい怖いい怖い 寝よう・・寝れば全て忘れられる・・ 7 此方より鏡まで いきなりドアのチャイムが鳴った。 こなた「やっほー かがみん誕生日おめでとう!」 つさか「おねえちゃん 久しぶり~」 みゆき「お久しぶりです。かがみさん お元気でしたか?」 かがみ「みんな!着てくれたの」 こなた「かがみん大学生活は順調?」 つかさ「おねえちゃん 大学どう?」 みゆき「かがみさん大学生活は楽しいですか?」 かがみ「えっ? なんでみんな同じこと聞くの? じ、順調だけど」 携帯「pppppppp」 こなた「あれ?友達からかな?それとも男?」 かがみ「男じゃないって 友達から誕生祝いの電話かな」 こなた「そう?じゃあ私たちは必要ないね。ばいばいかがみん」 つかさ「ばいばい~ おねえちゃん」 みゆき「さようなら かがみさん」 かがみ「えっ? ちょ、なんでみんな 待ってよ なんで・・」 ――――――夢? 携帯「pppppppp」 嫌な夢だった。酷い夢だ。こなたは私のアパートなんて知らないのに 携帯「pppppppp」 かなり長い時間寝ていたようだ 外は夕焼けに染まっていた。 携帯「・・・・」 ハッと目が覚めた。今までまったく鳴る事のなかった私の携帯が今確かに鳴っていた。 恐る恐る着信を確認してみる。間違い電話じゃないことを祈って・・ 着信はつかさからだった。ほっと、自分が安心したのが分かった。 即、リダイヤルキーを押してかけ直した。久しぶりに聞く妹の声・・ ?「やっふー かがみん」 !!? 電話に出たのは予想外の人物だった。 8 かがみより此方まで かがみ「え?こなた?」 こなた「ふっ 声だけで分かるなんて・・まだ俺の事が忘れられないみたいだな」 かがみ「バカ・・笑 忘れるわけないじゃない?」 こなた「あれ?いきなりデレモード?これは予想外の展開だ!」 かがみ「ぷっ、いいから、つかさ、居るの? 代わってよ」 つかさ「お姉ちゃん? 久しぶり~元気?」 かがみ「つかさ、久しぶり。ふふ いきなり馬鹿の声が聞こえたからつかさが馬鹿になったかと思った」 こなた「あの~聞こえてるんですけど、馬鹿の声とは失礼な」 つかさ「ひどい~ こなちゃんがかわいそうだよぉ~」 こなた「男が出来たとたん親友に冷たくなるなんて事はよくある話だがね」 つかさ「ふぇ?」 かがみ「居ないっての 笑 こなたもつかさも変わってないわね~」 こなた「怖いお姉ちゃんのガードがなくなったから良い子だった妹は毎晩夜の街に出かけるようになってしまったよ」 つかさ「そそそ、そんなことないよ! お姉ちゃん、明日の事なんだけど・・」 かがみ「うん。明日は私たちの誕生日だよね。」 つかさ「ゆきちゃんの家で誕生会する事になったの。お姉ちゃん来れそう?」 かがみ「えっ? それはまた、急な話ね・・もちろん行けるけど」 つかさ「よかった~ ごめんね。急な話しで」 こなた「最初はがかみん家に突撃するつもりだったんだけど予想外の事態が・・」 つかさ「じゃあ明日10時ゆきちゃん家に来て欲しいんだけど」 かがみ「分かった~ 明日10時、みゆきの家に集合ね!」 こなた「かがみの男連れてきてね フラグ立ったとこから聞かせてね」 かがみ「だからいねーよ 笑 しつこいなぁ」 .・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その後、馬鹿話は20分ほど続いた。 9 誕生会 7/7 (土) 昼寝をしすぎたせいかあまり寝付けなかった。 今日は私とつかさの誕生会をみゆきの家でやることになっている。 みんなに会えるのが楽しみだった。 最近は大学へ行って帰って、休みはゲームやネットをして時間を潰す。 そんな毎日だった。私は全く変わっていない。いつもの 柊かがみ だ。 こなた、つかさ、みゆきはやっぱり変ってるかな? どんな風になってるんだろう・・ そう私はてっきりいつもの4人で誕生会をやるんだと思ってたんだ。 ピンポーン かがみ 「おはようございますー 柊の姉です。」 みゆき 「おはようございます。かがみさん。玄関が開いていますので上がってください。」 かがみ 「おわ、みゆきか おじゃましまーす。」 ガチャ ??? 「ハッピィヴぁーすディッッ!! ひいらぎぃ~」 10 誕生会2 ゆたか「ハッピーバースディ かがみ先輩」 みさお「すっげー久し振りじゃん 元気してたか? まあ上がれよ。」 予想外の2人のお出迎えに驚いてしまった。 かがみ「ありがとうゆたかちゃん・・と日下部。んで、なんであんたがいるのよ?」 みさお「あっれー?ちびっこから聞いてねーの?あやのも来てるぜ~ 今、柊妹とケーキ作ってる。」 足元を見ると結構な量の靴があった。 かがみ「もしかして岩崎さんも来てるの?」 ゆたか「はい、田村さんやパトリシアさんも来ているんですよ。」 みさお「お茶も用意してある。主役なんだから早く来いって。」 リビングに入ると目に入ったのはテーブルにカップを並べるみゆきと岩崎さん、キッチンでケーキを作るつかさと峰岸。 そして・・・ニコニコ動画鑑賞中の3人・・ 皆から誕生祝いの言葉を貰い、礼を返す。つかさには誕生祝いの言葉を。 とりあえず無礼な奴らに絡むことにする。 かがみ「おい、主役登場ってのにお出迎えもなしにニコニコ動画とはいい御身分ですな。」 こなた「かがみ来るのはやすぎ~、まだ9時半だよ 45分になったら出迎えの準備始めようかと思ってて。」 ひより「あまりに面白いMADだったんで見入ってたなんて言えないっす。」 パティ「フランスオランダチベットキョウトロンドンロシアオルレアン 知ってマスカ?」 かがみ「魔理沙は大変なものを・・って奴でしょ? ってそうじゃなくて」 こなた「みんなに会えるのが楽しみで早く来たけどみんなのお出迎えがなくて拗ねてるかがみん萌えー」 かがみ「べ、別に全員で出迎えて欲しかったとか、そ そーゆんじゃないてば、みんな働いてるんだから手伝うとかそーゆー気はないの?」 こなたひよりパティ「ニマニマ」 かがみ「ええぃ、その顔やめんか!」 みさお「そうだ、ひいらぎの言うとおりお前ら怠慢だぞ手伝うとかそーゆー気はないのか!」 こなた「っていうかみさきちもさっきまで一緒に盛り上がってたよね。」 みさお「なっ、私を陥れる気か?」 かがみ「ゆたかちゃ-ん、こいつ今まで何してた?」 ゆたか「えぇーっと、あの、お姉ちゃんたちと一緒にパソコン見てたと・・思います。」 みさお「ひいらぎ、これは罠だ! 騙されてるんだ!」 そこに確かに私の居場所はあった。すごく居心地のいい場所。 かがみ「ゆたかちゃんが嘘言うわけないでしょ!」 こんな感じに仲間と馬鹿げた冗談を言い合うなんてこと、大学に入ってから一度もなかった みさお「いや、私はテーブル拭いたんだって!これホント」 もちろんこいつらが手伝う気遣いをする必要がないこと、そもそも手伝えることなんてほとんどないだろう パティ「ダンマクジチョーww」 そんな事、言わなくても分かる 暗黙の了解が分かり合える仲間たち それをネタに話せる仲間たち つかさ「ケーキできたよ」 そんな居心地のいい場所は、仲間がいなきゃ作れないんだ。 11 誕生会3 スイーツタイムも半ばの雑談中、こなたが先週の日曜日に新宿でかがみと見知らぬ男が一緒に歩いているのを見たと言い出した。 こなた「横顔しか見えなかったけどあれは絶対かがみだった。お洒落で背の高いイイ男連れてたよ。話しかけられる雰囲気じゃなかった。」 「ぜひ詳しくお話を」と言われてもかがみにとっては身に覚えがない話だ。 かがみ「どう考えても見間違いだろう・・大体その日新宿になんか居なかったけど」 みさお「へへってことは、あやの以外「全滅」じゃねー?」 .・・・・・峰岸に対して白い目線が集まる・・・・・ あやの「あっそうだ、プレゼントにって思ってクッキー焼いてきたの。」 あやのが空かさず話題を逸らす。 みさお「おっ!ナイスあやのぉ~」 パチッ! 一番にクッキーに手を伸ばしたみさおの手を思わず払ってしまった。 かがみ「日下部!今日は私とつかさが主役なんだよ!ちっとは遠慮しなさいよ!」 あやの「柊ちゃん、実は今日の誕生会はみさちゃんの誕生日祝いも兼ねてるのよ。」 かがみ「えっ?そう、だったの?日下部、あんたの誕生日っていつ?」 みさお「7月20日、しっかり覚えとけよな。ちなみにこの誕生会は私がかがみの為に企画したもので・・」 こなた「いやいや、わ た し が か が みの為に企画したもので、」 みさお「いやいや・・」 つかさ「;・・」 あやの「妹ちゃんには、はいっ どうぞ」 つかさ「うわぁ カプチーノメーカー!峰岸さんありがとう」 かがみも皆からプレゼントを受け取った。 12 プレゼント みゆきからはお洒落なミュールを頂いた。 つかさ「すっごくかわいいー ゆきちゃんありがとう!」 かがみ「ありがとう、みゆき (・・外にお洒落して出る機会がないので使う機会なさそう・・)」 ゆたかちゃん、岩崎さん、田村さん、パトリシアさんの4人からはつかさにエプロン、かがみにはMP3プレイヤーを頂いた。 つかさ「かわいいー えへへ みんなホントにありがとう!」 かがみ「ありがとう、丁度音楽プレイヤー欲しかったの (こーゆー実用性あるものはありがたいわね・・)」 こなたからは謎のDVD6枚・・を頂いた。 こなた「中身は見てからのお楽しみ・・ね」 かがみ「18禁のゲームとか入ってたら許さん!ってか普通に犯罪だろ、そーゆーのは。」 こなた「いや、体験版なら入ってオリマスガ・・気に入ったら自分で買ってくれたまへ、あとエミュとかいろいろ」 かがみ「はいはい、どーせやんないから (でもちょっと興味あったり・・)」 みさお「私からはこれだー!」 かがみ「オカリナ?(あーもうめんどいからツッコミ無しの方向で)」 みさお「なんかプレゼント何にすればいいか分んなかったからその辺にあったのをてきとーに」 あやの「みさちゃん・・柊ちゃんのプレゼントは私が!って意気込んでたのに・・」 みさお「これ、すんごい綺麗な音出るんだてヴぁ ほらー」 ♪~♪~♪~ 確かにみさおのオカリナは綺麗な音色を奏でていた。 かがみ「それ、ゼルダの伝説の時の歌?」 みさお「ん?そうそう~。ほい、かがみも吹いてみ~」 かがみ「どう演奏するのか分からないからいい」 みさお「そんなのリコーダと同じだ。てきとーで、いいからいいから」 みさおがオカリナをかがみの口におしつけようとする。こ、これって間接キs! かがみ「みゆきー布巾貸してくれる? 消毒消毒ーっと」 みさお「うっわ、ひっでー あやのぉ柊の冷たさ現在進行形で進んでね?」 あやの「みさちゃんが気にしなくても柊ちゃんは気にする人なのよ。モラルの問題じゃ・・」 こなた「時オカは名作だよねー」 みさお「おっ、ちびっこもやったのか?だよなー、またやりたいんだけど馬鹿兄貴が勝手に売っちまってさ~ 中古でもなかなか売ってないし」 こなた「パソコンでもできるよー」 みさお「え?まじかー!?どーやんの?」 .・・・みさおから貰ったオカリナは、どのくらいの強さで息を吹きかければいいのかイマイチ分からなかった。 .・・・・オカリナの音色はどこか懐かしいような、そんな哀愁じみた雰囲気の音色だった。 13 パーティタイム みさお「すっげーパソコンでロクヨンが動いてる!ありえねー!」 こなた「このファイルをこうして・・これで起動ね。データ焼こうか? 使ってないコンバータもあるから貸すけど」 みさお「うっひゃー!ありがとう泉さんありがとう!」 かがみ「ホント調子いいヤツね。日下部は。」 .・・・・ こなた「スマブラとマリカーやるならどっちがいい?」 かがみ「マリカーで」 みさお「スマブラ」 ひより「スマブラっす」 パティ「カートはやったコトアリマセン」 こなた「じゃあ多数決でスマブラに決定ね」 かがみ「PSパットならマリカーのが合うのに・・まあいいけど」 「カービィが最強だよなー」「アイテムどーする?」「最下位交替でハンデ有り」「チームは?」「こなた1対3でいいんじゃない?」 「ステージどーする?」「集中攻撃ー」「ありえねー!ぎゃはは」「そこにバクダン!?」「フォックス逃げて~」「ハンマー取ったのに落ちた」 「もったいねー」「私の回復がー」「邪魔すんじゃねー」「おぁ!やめろやめろ」「こえー」「ぶっ飛べー」「あぶねー」「ぎゃー」・・・・ .__________________________________________________________________ 「8月号に載ってた特集の・・」「今結構人気出てる・・」「やっぱ旅行に行くとしたらヨーロッパが・・」「auとdocomoってどっちが・・」 「やっぱあの噂ってホントだったの?」「やっぱり丁寧に手入れしないと・・」「ちょっと高めなんだけどお勧めのコンディショナーが・・」 「最近できた新しいカフェが・・」「コーヒーってどんな時に飲む?私は・・」「ええぇー」「こわいよー」「うそでしょー?」・・・・ かがみ(なんだろう、会話の品の違いというか、あっちの5人とこっち5人の間には見えない線のようなものが・・ ってか私はこっち側の住人なのか!? あっち側の会話に混ざれる気がしない・・)
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#blognavi ●第一試合 グラフ 1位 814票 薔薇水晶@ローゼンメイデン オーベルテューレ 2位 702票 カリム・グラシア@魔法少女リリカルなのはStrikerS 3位 424票 鉄子@錬金3級まじかる?ぽか~ん ●第二試合 グラフ 1位 986票 美坂栞@Kanon 2位 639票 蒼井渚砂@ストロベリー・パニック 3位 549票 柊まつり@らき☆すた ●第三試合 グラフ 1位 1356票 柊かがみ@らき☆すた 2位 1161票 マリア@ハヤテのごとく! 3位 153票 晃・E・フェラーリ@ARIA The NATURAL かがみんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 一安心ー。でも晃さん・・・(´;ω;`)ウッ あとは鉄子とまつり ★明日はこいつらー レナこえーよレナ カテゴリ [トナメ] - trackback- 2007年08月30日 17 40 02 名前 コメント #blognavi
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「鏡開き」という行事をご存知だろうか?簡単に言うと、お正月に供えた‘鏡餅’を割って、お汁粉やお雑煮にして食べる、という日である(みwiki参照) だが、この行事のことはこの話自体には関係ない。 ただ、今年のこの日が平日であり、学校があると言うことが問題なのだと学生諸君には分かっていただけるだろう。 さて、故にセンターを間近に控えた今でさえ‘センター対策’という名目の授業があり、そして真面目に受ける奴は受ける、真面目じゃない奴は平気で居眠りしていたりする、と変わらない日常が続いていた昼休み。 真面目に授業を受けない代表格、泉こなたが昼食用チョココロネをハモハモと食べながら、隣に座る親友、柊かがみに話しかけた。 「今日って鏡開きだよね~、かがみん♪」 「だから何よ?まさか‘かがみ’開きなだけに、かがみはどこを開いてくれるのかな~? なんて言うつもりじゃないでしょうね」 「ああ!何で先に言ってしまうの?かがみ様!」 「あんたの言いそうなことぐらい、すぐに分かるわよ」 かがみは、フン、と横を向くとお弁当のおかずである玉子焼きの欠片を口に入れた。 これが彼女らのいつものやり取り。こなたが何かを言い、かがみが突っ込む。このやり取りは傍から見ても微笑ましい親友のもの。 だが、そこには本人達さえ気が付かないような、微かに淡く……しかし、それでいて着実に育っている、恋心が隠されている。 この恋を知っている二人の親友、高良みゆきは二人の想いを成就させる為に、さてはて色々と動き回っているのだが、それを述べてしまうと、前作までと被ってしまうので、そういった諸々は割愛させていただく。 「でも、お姉ちゃんが開くとしたらどこかな……やっぱり口?」 と、二人のやり取りに更に横槍を入れるのは柊つかさ。かがみの双子の妹。 つかさの言葉に、こなたはよしっ!と、かがみは余計な事を……と、それぞれに思い反応する。 「ねえ、かがみん。お口をあ・け・て?」 やはりそう来たか、予想していたことだ。故にかがみにはいつでも「い・や・よ」という準備があった、しかし、こなたのほうが一枚上手。 「い・や――「隙ありっ!」 ふごっ!?」 かがみが言葉を発した――つまり口を開いた瞬間、こなたはチョココロネの欠片をかがみの口に放り込んだ。 「ふっふ~ん、甘いよ?か~がみん」 勝ち誇るこなた。むぐむぐと口を動かすかがみ。さて、このタイミング、シチュエーション。みゆきはこのチャンスを逃さない。 「お二人のやり取りは新婚さんがよくやる‘はい、あ~ん’といったものに見えて、微笑ましいです」 「あ、そうだね。こなちゃんがお嫁さんで、お姉ちゃんがお婿さんかな?」 みゆきの言葉につかさも乗ってくる。つかさなら絶対この話に乗る、みゆきには確信があった。 さて、話題になってしまった二人は、ただの友人なら笑って過ごすところを、こなた、かがみ共に赤面して俯く。 そして、その反応に本人達は戸惑う。という微妙な乙女心理が働いていた。 そんな二人を見てみゆきは微笑み、つかさは?マークを浮かべる。 いやはや、全く。いつもと同じ、そんな1月の11日だった。 さて、学校が終わり、夕日も沈み、あたりは闇に包まれた時間帯。かがみは一人、帰途についていた。 こんなに遅くなったのは進路相談故。まぁ、進学校であるし、かがみ自身の目標も高いこともあり、担任との相談に時間がかかるのもやむなし、と、ご理解いただけるだろう。 もう少しで家に着く。早く温まりたい、という心理がかがみの足を逸らせた。と、 「こんばんは、かがみさん」 急に声をかけられ、ビクッとする。咄嗟に振り返ると、そこには街灯に照らされたみゆきの姿。 「なんだ、みゆきじゃない。脅かさないでよ」 と言ってからかがみは気付く。みゆきの家は全く別方向、つかさに言わせれば‘上り民’それが何故ここに? 「実は、かがみさんにお願いしたいことがありまして、御宅にお伺いしようかと思ったのですが、その途中でバッタリ、というわけです」 そう言ってみゆきは眼鏡の端を押さえる。表情が隠され、かがみからは見えなくなった。 「なんだ、電話してくれれば良かったのに」 「いえ、まぁ、こういったことは直接話したほうがよろしいかと思いまして」 「ふ~ん、何?そのお願いって」 「今日、泉さんとご連絡を取っていただけませんか?」 さて、これはどういったことか。こなたと連絡を取る?それでは、用があるのはかがみに、ではなく、こなたに、ということになるのではないだろうか。 「明日の合宿について、かがみさんから泉さんに忘れ物等しないよう言って頂けないかと」 「まあ……別にいいけど。みゆきが直接言えばいいじゃない」 「いえ、私では伝達に齟齬を生むかもしれませんので」 「? 意味が分からないんだけど」 かがみの疑問に、例えば、とみゆきは前置きすると、 「私とかがみさんは今会話をしていますよね?それは、私が発した言葉に載せた意図を、かがみさんが受け取った際に推察、解釈して、自分の中で考えを構築して、私の意図に沿った意味を定義付けているからです。 さて、ここでもし、意図と解釈に違いが生まれた場合、両者間ではコミュニケーションが成立しません。言葉によるコミュニケーションとは、案外脆い物なのです」 難しくてよく分からないが、取りあえず、かがみは頷いておいた。その様子を見たみゆきが続ける、 「ですが、何故コミュニケーションが成立するか?それは表情、仕草等色々な要因が含まれますが、一番重要なのは、相手がこの言葉にこの意味を載せた、そしてそれが正しいと思うことが出来る、そして相手も、この人になら伝わっていると思える。謂わば信頼感です」 「はぁ……」 「さて、世の中には以心伝心、と言った諺があります。意味はご存知ですよね?言葉を介さずにも意思が伝わる、と言った意味です。 これも信頼感が生み出せる業、と言えるでしょう」 さてはて、みゆきは何が言いたいのか。かがみは段々分からなくなってきた。 「で、私がこなたと連絡を取ることと、その話に一体どう言った繋がりがあるのよ?」 みゆきは、わざとらしく驚いたように、 「お分かりになりませんか?私はかがみさんと泉さん、お二人なら言葉数少なく正しい情報のやり取りが出来る。と思っているのです」 「えっと、つまり?」 「私が泉さんに言うより、かがみさんが仰ってくれた方が、間違いが少ない。と言うことです」 かがみは、はぁ、と溜息をついた。やれやれ、と某団員その一なら言っていることだろう。 「そんな事無いわよ。大体、以心伝心?私とこなたが?ありえないわよ」 「さて、そうでしょうか?学校でのやり取りを見ている限り、お二人の間には確かな好意があると思うのですが?」 好意、その言葉にかあっ、かがみの顔が赤くなる。 「な、ななななな何言ってるのよっ!」 「失礼しました。信頼感、と言った意味だったのですが。この様に言葉だけでは齟齬を生みやすいものです。ですが、友人なら好意を持っていても当たり前では?」 確かにそうだ。自分は何を焦っていたのだろう。 かがみが物思いに沈んだのを見て取って、みゆきは、 「本当はそれだけではないのですが……よろしくお願いしますね」 と、一礼し、夜の闇に紛れていった。 お風呂上り。かがみは携帯を手に取ると、こなたの携帯へと発信した。 週末には毎週繰り返していることだ、充電して準備もオッケー。 『もしもし、かがみ?』 こなたが出た。先程みゆきが言った‘好意’という言葉を思い出し、僅かに体温が上がった気がする。 お風呂上りだし、とかがみは無理矢理思い込むことにした。 「もしもし、こなた?」 みゆきに言われた用件、まずはそれを手短に伝える。こなたは『分かってるよぉ~』と言っていたが、怪しいもんだ。 それ以外にも話すことは幾らでもある。合宿のこと、センターのこと、まぁ、色々。 「それが臭くってさぁ~」 電話をしながら、かがみは無意識に机の上の写真立て、そこに納められたこなたの写真を見つめていた。 ――こなた。 『……かがみ、どったの?』 一瞬会話が途切れたのを不審に思ったのだろう。こなたが出した声、そこには気遣いが含まれていた。そして、それが分かった自分にハッとするかがみ。 ――以心伝心。そっか、これがそうなのか。 「ねぇ、こなた……」 『ん~?』 「明日は、電話しなくても、いいのよね?」 『そだよ~、だって、明日はずっと一緒じゃん!!』 「そう……よね!じゃあ、明日も早いからもう切るわ。遅刻しないでよ?」 『分かってるって。んじゃ、お休み~』 電話と、写真のこなたに向かってかがみは呟く。 「お休み。こなた……」 1月12日・前半へ続く コメントフォーム 名前 コメント みwikiさん.なんか、黒いよ? -- 名無しさん (2010-08-13 21 18 20)
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`ー、- 、 、 ,. >‐. ` 「` ''' -. 、 。 , -'". / ,.| \ ○ /-ァ' , . /. . // l. !、 . . .ヽヽ o /. ./ 厶、_// !l `v-- 、 .ヘ .Y´ ̄`ヽ /. ./ / / !′ l.l ∨ ヘ .i .!`ヽ |. ,' .; イ ,' ./_| !| _V__i l. l | ゙ ,! i / | i. i ヌ`゙゙ト ィ''Tヾ刀 |、| Y {' r |ハ .l∧Υリ | Υリ | ヘ}、 .|ノ} ノ ヽ|∧. |'^l ヾ-'' //// ヾン ',ヘ | |、_,/| | ヘト人 r-┐ ,_,ノ'. ! | i | /〉 l / .l ,r≧;,,,、` '′ _,. イ|! ,! | l| /ノ) l ./ ,!'//ニ''-‐`=</_ l// i| | .l! ,ノ /. l/ /,,''/ ∨ユ、〃 _/」-!-、;l、ベ、 ,レ^! / .// _ _,. . -=' "´ ゙i ヽヽ∨/ / ,/イ '' '"´ ヽ ゙!.゙!.|′. / / l L!-'' / / l >,、、_ ... _,ノ / 7'r .、 ,! ,. ''" / Vヾ!>,、___,,. . r '' "| | / / .| / ゙ヽ、j |/'ム| l ! | | ━[ステータス]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 柊 かがみ / 人間(女) 】 好感度【33】…情報源 体力[2000/2000] / 霊力[2300/2300] 装備 ・呪符一式 通常攻撃(+100) ・霊刀 -アビリティ- ・符術『捕縛結界』 … 相手の行動を1T封じる。消費霊力:100 ・こなた命名必殺かがみんスペシャル … [必殺][破魔][3T目から使用可能] ダイス3個合計×100ダメージ。 消費霊力:500 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -説明- やる夫の三回戦の相手。 妹のつかさの行方を知る為に無常に接近したが逆に行動を支配されるムカデの様な アンテナを付けられ操られていた。 霊刀により接近戦、符術による中・遠距離とバランス型。
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「何がなんだか解らんが脱出物に変わったようだな」 「ええ、これもカオスロワの定めでしょう。どうしますか桂芳様」 張桂芳は部下である風林の言葉に考えるように目を瞑る。 「うむ。ボートは限られた数しかない上にどれだけの数があるかも分からん。 やはり参加者を少しでも足止めできればいいが」 そう答えつつも渋った表情で叫名棍を弄くる。 ツンデレコンビの動きを止めようとした時の事を思い出しているのだ。 パソコンで調べた情報は間違っていて、多大な恥をかいた。 また同じように騙されるのではないかという危惧を抱く。 「では名がわかった者から順次動きを止めていけばよろしいかと。 最初のホールに柊かがみが居た事は確定していますので、先ずは彼女の動きを止めてみては?」 風林もその事には気がついたのか、意見を述べた。 張桂芳その意見に素晴らしいといった様子で、早速放送機具を使用可能な状態にする。 「フフフ、今度こそ我らの恐ろしさを思い報せてやろう」 そう呟くと、機具のスイッチをいれる。 ガガッという音が船内全体に流れる。 『柊かがみ、ついでに黄飛虎、動くな!』 そう叫ぶとスイッチを切る。これでこの二人は動けなくなったはずだ。 「よし風林、私はここで待機しているからお前は他人と接触して名を探りつつ船を見つけに行くのだ」 張桂芳は風林に盗聴器を持たせて扉に向かわせる。 張桂芳はここで風林の様子を聞きながら、名がわかれば随時放送を入れる。 監視カメラで様子も見れるし完璧だ。 そう思っていた。風林の声を聞くまでは。 「桂芳様、外に出られません!」 「な、なにー! どういうことだ!」 張桂芳は風林の方を見て驚愕する。 「こ、こら黄飛虎、どかんか!」 黄飛虎が扉の外で出口を塞いでいたのだ。 「動きたくてもお前らのせいで動けないんだよ!」 「風林、紅珠で捕まえろ!」 「扉が狭すぎて紅珠も外に出せません!」 「なんてこったorz」 【二日目・午後九時/セプテントリオンモニタールーム】 【張桂芳@封神演技】 [状態]:orz [装備]:叫名棍 [道具]:デイパック [思考] 1:脱出 【風林@封神演技】 [状態]:orz [装備]:紅珠、盗聴器 [道具]:デイパック [思考] 1:脱出 【黄飛虎@封神演技】 [状態]:orz [装備]:なし [道具]:デイパック [思考] 1:脱出
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本編SS目次(投下列順) 【000~050】 【051~100】 【101~150】 【151~200】 【000~050】 NO. タイトル 作者 登場人物 寄せる話orルート 000 不幸の星・序章 ◆KS.UfY2NoY V.V.、柊つかさ、ルルーシュ・ランペルージ、C.C.、小早川ゆたか - 001 かえして!ニチジョウセイカツ ◆eyiEP91ZNE 泉こなた 000 002 青虎、闇夜にて、英雄を論ず ◆0RbUzIT0To 東條悟、北条沙都子 001 003 上田教授のドンと来い!変身! ◆eHLwmjPoFQ 上田次郎、由詑かなみ 002 004 AFTERN∞N ◆STLknvzn3M 泉新一 003 005 オヤシロ様がみてる ◆4fd6.OJgU2 園崎詩音 004 006 ライト・ライト ◆KazZxBP5Rc ルパン三世、夜神月 005 007 最初の晩餐 ◆kT8UNglHGg 緋村剣心、田村玲子 006 008 私がトーキョーに送ってあげる ◆xmy4xBA4UI 後藤、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 全ルート 009 月の光に映る影 ◆KKid85tGwY 銭形警部、シャドームーン 010 反逆 する 者たち ◆1aQTY.tC/A ルルーシュ・ランペルージ、柊つかさ、浅倉威 009 011 盤上のトリック劇場 ◆DZllJyXPF2 ジェレミア・ゴットバルト、山田奈緒子 全ルート 012 苦労をするのはいつだって良識ある常識人 ◆0RbUzIT0To 蒼星石、橘あすか、織田敏憲 011 013 不思議な魔界のトリッパー ◆af1ZWrRY4. 狭間偉出夫 全ルート 014 ミスター・スプラッシュマン ◆OS/EHl54Zk 千草貴子、男主人公(蒼嶋駿朔) A-1 015 似た者同士? ◆X5.tKUFx82 杉下右京、L 全ルート 016 人斬りと暗殺者 ◆eHLwmjPoFQ ロロ・ランペルージ、緋村剣心 006、A-2へ分岐 017 コードアルター 反逆のカズマ ◆ew5bR2RQj. カズマ、岩崎みなみ 014 018 GROOVE ON FIGHT ◆Q/9haBmLcc ノブ(男主人公) 全ルート、A-3へ分岐 019 深夜の狂気 ◆.RZBeyQMjU 真紅 A-1 020 BLACK&WHITE ◆KS.UfY2NoY スザク、高良みゆき 021 走れ、仮面ライダーBLACK! 少女の命が今危ない! ◆Wott.eaRjU 劉鳳、翠星石、南光太郎 022 光と亀 ◆wKs3a28q6Q 亀山薫、稲田瑞穂 023 無題 ◆9.99ilhlDA 柊かがみ メイン 024 水銀燈と奇妙な良子 ◆eyiEP91ZNE 田宮良子、水銀燈 A-2 025 二人の秘め事 ◆Wott.eaRjU 真紅、竜宮レナ A-1 026 一晩の悲劇 ◆ew5bR2RQj. 前原圭一 027 ねぇ、教えて、どうしたらいいの? ◆xmy4xBA4UI 雪代縁、アイゼル・ワイマール 028 ルイズに届けこの想い! 才人ザオリクを唱える。の巻 斎藤一、泉こなた、平賀才人 029 乱(みだれ)後… ◆KKid85tGwY 泉新一、瀬田宗次郎 004 030 鎖を解く鍵 ◆D2n.chRBO6 シャナ、園崎魅音 A-1 031 ”The third man” in the game to try again ◆KKid85tGwY 三村信史 全ルート 032 悲劇、決意、そして覚悟 ◆SVPuExFbKQ 北条悟史 033 弱肉強食の理 ◆KKid85tGwY 志々雄真実、タバサ 034 堕天使の微笑 ◆ew5bR2RQj. 水銀燈、桐山和雄、蒼星石、橘あすか A-1 035 ウィッチ×ブレイド ◆tu4bghlMIw ヴァン、C.C. 全ルート 036 もりのようかん ◆ew5bR2RQj. 杉下右京、L 037 バカは考えずにただ行動するだけ ◆U1w5FvVRgk 城戸真司 038 三人寄れば……一体どうなる? ◆SVPuExFbKQ 園崎詩音、次元大介、ロロ・ランペルージ 039 うには美味いな、美味しいな ◆....mo.z.. アイゼル・ワイマール 040 また逢いましょう(前編)また逢いましょう(後編) ◆KKid85tGwY ストレイト・クーガー、柊かがみ、ミハエル・ギャレット 041 未知との遭遇 ◆U1w5FvVRgk 北岡秀一、石川五ェ門、レイ・ラングレン 042 くノ一は見た! ◆KKid85tGwY 篠崎咲世子 043 Be Cool! ◆EboujAWlRA ルルーシュ・ランペルージ、柊つかさ、浅倉威、レイ・ラングレン 044 幸せの星 ◆ew5bR2RQj. ストレイト・クーガー、柊かがみ、泉こなた、平賀才人 045 西へ向かう ◆U1w5FvVRgk シャドームーン 046 三竦み 園崎詩音、次元大介、ロロ・ランペルージ 047 スザク と 銃口 水銀燈、枢木スザク、高良みゆき 048 これから先、訪れるであろう全て ◆ew5bR2RQj. ルパン三世、夜神月 049 I ll be Back ◆3W1a2LmCis 北岡秀一、石川五ェ門、柊つかさ、浅倉威 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ ◆gry038wOvE 上田次郎、由詑かなみ、東條悟、北条沙都子 ※灰色はメイン外のルートのSSです。
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さてその頃、幕張メッセにいる本物の柊かがみはというと。 「さあて、あとはこなたと6/を待つだけね。これだけの装備と味方がいる私があいつらに負けるわけないし。 あいつらを倒したら、二人とも手足を切り取って、一生私の性奴隷にしてあげるんだから。 フフフフフフ……」 かがみはそう言いながら、何十枚もの写真に火をつけていた。 それは、泉家から盗んできた泉かなたの生前の大切な写真だった。 「ふん。こなたの心を奪うやつなんかこうなればいいのよ。 あとみなみちゃん。6/を私から奪ったあんたも許さないからね……」 やっぱり偽物以上の腐れ外道だった。 【二日目・3時頃/幕張メッセ】 [状態]腐れ外道 [装備]エクスカリバー、その他色々 [道具]色々 [思考] こなたと6/を自分のものにするためならなんでもする
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……月明かりの下、私は静かに佇んでいる。 まるで糸が切れた操り人形みたいに虚ろな瞳をしながら身じろぎもせずに。 私の身体はすっかり冷え切ってる。…なのに何も感じない…。 一体、いつからこうなってしまったのだろう…。 そうだ、あれは一週間前だった。 確かあの日私は友人の家に呼ばれていたのだった。その友人の名は…。 「柊かがみ」。 私はいつものようにかがみと遊んでいたっけ。 私の話にノリツッコミなんかしちゃって可愛いヤツだなと思っていた。 でも…ある日のかがみは様子が変だった。 まるで全てを飲み込むかのようにどす黒い瞳で私を見つめて薄ら笑いを浮かべていた。 まるで見てるこっちが気持ち悪くなるぐらいに…。 「かがみ…どうしたの?なんか変だよ…」 私は思わず聞いた。しかしかがみは何事もなかったかのように切り返してくる。 「別に変じゃないわよ?それよりもこなた、今日私の家に来ない?」 「かがみん家に?…まぁどうせヒマだからいいけどさ…」 今思えばついてこなければよかったとつくづく思う。 でも、こうなってしまったのだ。後悔してももう遅い。 「じゃーん!柊かがみ特製ドリンクよ」 「…って、普通のアイスコーヒーに見えるけど…」 「いいから、いいから」 一見すれば何の変哲もないグラスに入ったコーヒー。 コーヒーならば何も疑うことはないだろう、そう思って私は…そのドリンクを飲んだ。 まさかこれが悲劇の始まりになるなんて。 「……うっ!?」 「……あら、どうしたの?こなた」 身体が…疼くように痛い…焼けるように熱い…。 内側から何かが入り込んでくるかのようで、どこか気持ち悪くて。 「か…が……み……」 「?」 「一体…あのコーヒーに……何を……!」 次の瞬間私は驚愕の言葉を耳にした…。 「フフフ、まんまと騙されたわね、私のこなた」 え…?騙された…?『私の』…だって? 私の背筋は凍りついた。かがみはこちらを見て歪んだ笑みを浮かべている。 そうしているうちにも激痛は私の体を蝕んでいく。そしてついに…その奇妙な感覚は私の頭の中にまで入り込んできた…。 「い…意識……が……っ!!」 「フフ…実はあのコーヒーね…ナノマシンが入っていたの。あんたは今日から私の操り人形…」 …いやだ!いやだ!…私は人形になどなりたくない! ……腹の内から叫ぼうと思った。しかしどんなに力を入れようとしても力が入らない。 叫ぶことはおろか、息をすることすらままならなくなってきた…。助けて…誰か…ダレ…カ……。 ……。 「カガミ…ゴハン…デキタヨ」 「ふふ…ご苦労様。私の命令どおりに動いてくれるから大助かりだわ。それでこそ私のこなた…たっぷりかわいがってあげるからね…」 「カガミ…アリガト…カガミ」 …私の心は閉ざされた。今の私はただ、頼まれたことをやるだけの操り人形に過ぎない。 私が何かをすれば、あの人が褒めてくれる。 …しかしどんなに褒められても…私は笑うことすら出来ない。 どんなに失敗しても…私は泣くことすら出来ないのだ……。 「こなたー!こっちへいらっしゃい、遊んであげるわよー」 ……声が聞こえる。私を呼ぶ声が……。 そろそろ、行かなくちゃ。何故ならこれが……私の仕事だから。 ……私は立ち上がると、直線的な動きで歩き出した。 …そう、私の『ご主人様』のもとへ……。 「カガミ…イマ…イクネ…カガミ…」 俺「はーい、こなたん、今回も乙ですたー」 こなた「……乙…」 俺「あれあれ~?こなたん暗いぞー、どうし…ガブラッチョ!?」 こなた「どうしたじゃないよ!…また私こういう役!?」 俺「え…?『また』…って?」 こなた「とぼけんじゃないよ!『柊かがみの狂った愛情』書いたの…あんたなのはわかってるんだよ!!」 俺「えー?…いや書いたけどさ、いきなり殴ることはって…はごるばァ!!」 こなた「何か言うことは?」 俺「……ロボ萌えぷぎょるっ!?」 こなた「死ねッ!死ねッ!おまえなんか死んでしまえッ!!」 俺「ぐぇぁ」 こうして俺は倒れた…。