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前回申し上げたとおり今回の対戦相手はゲーニッツとツキノヨル オロチノチニクルフイオリ、こちらはサバタ一人。 それではどうぞ! ヌウ… 「此所は何処だ?」 俺の視界にはゾンビや骸骨が入っている。 とてもではないが現実とは思えない。といって… 「痛みと共に壁が砕けた…紛れもない現実としか思えんな…」 右拳がビリビリとしびれる…それもそうだろう。 石造りの壁を粉々にしたのだから。 「とにかく、動くのみ…か…何にせよ止まっていても始まらん。」 俺は闇の深い街へと踏み出した… どれほど歩いただろうか。気がつくと大聖堂のようなところにいた。 「ム…気配…そこにいるのは誰だ!」 微かな気配が一つ。それが揺らいで影から現れる。 「おやおや、あなたは…わたしに力を与えられた八神ではないですか…」 その影…バカな…何故…貴様が…生きている!? 「ゲーニッツ!!」 「覚えていて下さったのですか…倒されてからずいぶん経ちましたし、 ネスツ等と言う無粋な輩までおられる。忘れられたと思っていましたが… 存外あなたの記憶力はよろしいようだ。」 「御託はいい。やるのか?やらないのか?今最も重要なことはそれだ。」 含み笑いと共に奴は 「関係ないでしょう?」 などとのたまう…ッ! 「グッ…ハッ…こ…これは…!」 身体が言うことを聞かん…まさ…か… 「オロチの力が…」 「暴走しているのでしょう?この世界に蔓延する暗黒物質はオロチの力と相性がいい。」 「グ…ク…ケハァッ!ア…あぐあ…き…さ…まァ…」 意識が…遠のく… 「だから言ったではないですか。関係ないと。 と、言ってももう聞こえてはいないようですが…」 破壊したい…無性に何かを破壊したい…だが…何を?関係ない。 何もかもブッ壊す!!そうだ…奴だ…まずは奴だ…覚悟しろ… 「キョオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!! ウウウウウウウオオオオオオオオオオオォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ドクゥンッ! 心臓が大きく脈打つ 「何だ…?この感覚…」 血が騒ぐ…そのざわめきに導かれるように俺は先に進む。 そこは、アンデッドによって壊滅した街。 そこのアンデッドを狩ろうとここに来たのではあるが… 特別な血が何かに反応している…? 行くべきか…行かざるべきか…思案している内に反応が強くなり、 「あっ!」 反応の最も強い部屋のドアを開けてしまっていた。 しまったな…まあ仕方ない。 「行くか…」 敢えてそう言って部屋に入る。と、突然。 「ヴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」 咆吼。 すさまじい叫び声と共に赤毛の男が襲いかかってきた。 妙だ…この男…吸血変異を起こしていない…それに、 男の攻撃をかわしながらほんの刹那、そんなことを考える。 強い… 「オオオオオオオオ!!!!!」 完全に理性を無くしている。ただがむしゃらに爪を立て、切り裂こうとする。だが… 速い。動きが直線的故に交わせてはいるが…それもいつまで保つか…と、その時である。 動きが…止まった…?いや…あのポーズ…男は左腕を身体の右側へと回す。それは…まるで… 「ぐあ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 ひときわ大きな叫びと共に男の手から青紫の炎が放たれる。 「くあッ…!ぐうッ!一体コイツは…」 背に負った暗黒剣。それを盾にして炎を受け止めたのはいいが… 「ヴァナルガンドが変化したこの剣を押し切っただと!?」 ヴァナルガンドは限りない力を秘めた絶対存在だ。それを押し切り、服の一部を焦がしたというのだ。 「だが、炎ならばこちらにも!!はぁぁぁぁ…」 特別な血、月の血。 月の力は導きの力。 太陽と暗黒、火水風土の四大元素。 それら全てを操り導く。 その力を使い、暗黒剣に炎を纏わせる。 「行くぞッ!」 「ぐああああああああ!!!!!」 剣と爪、互いに炎を纏った得物を振るい、激突させ、文字通り火花を散らす。 その均衡が破れたのはこちらが動きを鈍らせたときだ。 得物が大きく、動きも自然大振りになる。そのような状態で敵の速さに 対抗していたのだ。どうやってもどこかで動きが必ず鈍る。疲れで。 「オオオオオ!!!!!」 そこを見逃さずに炎を纏った正拳突きが腹に入り、大きくはじかれる。 だが、と俺はニヤリと笑い、腰から下げていたそれを引き抜いて構える。 「うなれッ!暗黒銃ッ!人を滅ぼす闇の力よ!!」 漆黒のエネルギー弾が銃口で脹れあがり、一気に放出される。 大きな闇と小さな太陽。 二つの反発するエネルギーが一直線に男に襲いかかる。 当然男は射線上から離れる。だが、 「バーストショット。」 互いに反発し合い、弾丸がまとまりを失う。 つまり、小さなエネルギー塊が無数に飛び散ったのだ。 雨粒のように小さく、だがとてつもない破壊力を伴ったそれは 男をとらえたまま、壁にたたきつける。 「うぐあッ!!」 男は一度目に光彩を取り戻したが、すぐにそれも消えて男は気絶した。 「やれやれ、一応街まで運んで、手当をしないとな。」 俺―暗黒少年のサバタ―はそう呟くとバイクに男を乗せて走り出した。 「うッ…くッ…」 町外れまで来ると、男がうめき声をたてた。 「目が覚めたか?」 「貴様…」 男が動こうとするのを落ちるぞ。の一言で止めると俺は男にいくつかの 事を聞いた。 あの炎は何なのか、あのときの暴走ぶりは何だったのか、 どこから来たのか。 それに対し男は明敏に答えた。 「炎は俺の一族に代々伝わる特別な力だ。暴走ならば一族に伝わる呪いの ようなモノだ。ある特別な力と共鳴し合い、その力に理性が飲み込まれる。 クソ忌々しいことだがな。出身地は日本。それだけだ。貴様の名前は何だ」 「サバタだ。しかしおかしい…この世界に日本などという場所はないハズ」 とたんに男の顔つきが変化した。 「何だと!?ではやはり…いや…しかし…そんな漫画のようなことが… 違う世界などと…」 「違う世界…だと…?」 男の思案する声に俺も驚く。 「ともかくだ、違う世界から来たと言うのなら行くアテがないんだろう?」 「悔しいがそうだ。」 なら、と俺が話を切り出す。 「なら俺達の町、サン・ミゲルに住むと良い。」 「何故だ?」 「なら野宿して暗黒物質喰らって暴走して俺にトドメ刺されるか?」 「い…いや…遠慮しておこう…分かった。住むからそんな黒い目をして俺を見るな!」 俺の目は赤いんだが… ハイッ! STAGE3 月輪の導きのままに、いかがだったでしょうか?一番好きな技は半月斬をキャンセルしての 空中鳳凰脚!バリバリバルカンパンチも良いですね!破壊力ウー!まで聞くと最高にスカッとします! 法皇の昆布です! ゲーニッツは特に何もしませんでした。せいぜい世界観を説明してくれたぐらい? 逆に盛大に暴れ回ったのは庵。サバタは体内に暗黒物質を宿しているわけではなく暗黒銃は周囲から暗黒物質を集約 してエネルギーブリッドをぶっ放すシステムとなっています。 ちなみにではありますがMUGENやってます。 京と庵だけで四人チームができるぐらい増えてきた…エディットしてもかわりゃしねえよこれ… それでは次回予告を。 NEXT STAGE! 対戦相手は八神庵! STAGE4 炎上する格闘家。次はギャグ回です!お楽しみに! 京が少し小説版に近づきます。傲岸不遜から傍若無人へ!変わらんてエエわ!
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テリー「OK!餓狼伝説の主人公、テリー・ボガードだ!」 リョウ「オラオラア!龍虎の拳の主人公、リョウ・サカザキだぜ!」 京「へへっ。燃えたろ?KOFの主人公、草薙京だ!」 ロック「どこまでも足掻いてやる!餓狼MOWの主人公、ロック・ハワードだ」 ツナ「死ぬ気で倒す!家庭教師ヒットマンREBORN!の主人公、沢田綱吉です」 テリー「今回は主人公会議ってことで全員そろってるわけだが、あーっと…改めて 主人公の定義って奴を考えていこうと思うんだよな。後は理想というか… ツナ!任せた!」 ツナ「えっ!?テリーさんが司会じゃないんですか!?」 テリー「堅っ苦しいのはワイルドウルフでも苦手ってことだよ。」 ツナ「俺もガラじゃないですよ!」 京「とりあえず喉渇いたな。何かないか?なかったら移動技持ってる奴が買ってきてくれよ。 ラッキービジョンみてえな奴。」 テリー「斬影拳じゃ無理だろうなあ。」 ツナ「飲み物は終わってからでいいんじゃ…」 京「ツナ、お前買ってきてくれよ。空飛べば早いだろ?俺、コーヒー牛乳で。」 ツナ「え!?あ…いや…」 テリー「じゃあ俺コーラで。」 ツナ「いやその…」 リョウ「俺、安い豆乳で。」 ツナ「ハア…分かりましたよ…ロックさんは?」 ロック「俺は自分で見てくるからな。確かそこに自販機あったし。ついでに一緒に行ってやるよ。」 ツナ「ロックさん!あなたは神だ!」 そして数分後… 京「おお、二人とも!すまねえなあ!あんがとよ!し…ツナ!ロック!」 ツナ「今一瞬真吾って言い…まあいいや。」 ロック「会議はどうなってんだ?」 テリー「全然進んでねえ。これからだな。」 ロック「NEOGEO会議室かよ!」 京「オイオイツナ!牛乳パックがつぶれそうだぜ。ちゃんとしろよ。」 ロック「会議のほうをちゃんとしろ!」 テリー「じゃ、定義の方いってみっか。やっぱ重い過去って奴かな?まあ強さの説得力が必要になってくるな。」 リョウ「それは解る気がするな…… 俺なんかおふくろが暗殺されたうえに親父が失踪して、ガキの時分で 妹を養うためにダウンタウンでストリートファイトに身を投じたからな……」 テリー「俺も親なしの孤児で、養父も殺されちまった。悲劇が俺達の原点ってわけだな」 京「俺も原作じゃ卒業してねえし殺す殺す五月蝿い人間草薙レーダーがいるしな。」 ロック「俺もギースにお袋見殺しにされたんだよ。」 ツナ「俺だって一族の業を無理矢理背負わされてるし…」 テリー「まぁとりあえず、そうだな 主人公ってのは悲劇を背負いながらも、それを見せずファイトを笑顔で楽しんで 貰えるような男ってのが俺の描く理想かな」 リョウ「黙っていても伝わる拳に至ることが俺の目標、理想だ」 京「小難しいなぁ、アンタら。まぁ言ってることは解るけどな。 それでカッコ良けりゃ尚、言うことなしだ。プレイヤー さんの分身として、浸れるような主人公でありたいね」 ロック「ただ新主人公って影薄いんだよな…って聞いてンのか!」 テリー「……さぁ帰るか」 リョウ「ああ、結論も出たしな」 ロック「ちょっ!オイ!」 京「俺も帰ってひと眠りといくか」 ロック「覚醒楓に似てるからってそりゃねえよ…」 ツナ「影の薄い主人公…」 ツナ&ロック「あああああああああんまりだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
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いよいよ第四試合。 ネスツ編の主役、K が登場しました。原作よりK の協調性はあげてあります。 理由は…見りゃわかりますよ。じゃあマキシマさん、お願いします。 あれ?どうしたんですか~?なんで無視するんですか~?マーキシーマさーん! マキシマ「五月蝿いんだよ!俺は静かにしろっていいたいんだ!今度やったらM2型マキシマキャノンを ぶち込むぞ!」 いいから誰かコールして下さい。 クーラ「じゃあ私がやるよ!一回戦第四試合、真っ黒X真っ黒!」 K 「始まるぜ。」 骸「前回めんどくさがってやらないっていいませんでしたっけ?」 レザースーツの青年が気怠そうに呟く。 「めんどくせえ…なんだって俺がこんなトコに来なきゃなんねエんだ?」 それに対して明らかに普通ではない格好の大男が 「まあそう言うな、一種のデモンストレーションだ。」 と言い、続けて軍服に身を包んだ少女も 「そうそう、下手に私たちに手を出すとえらい目に遭うよ…って大々的に見せつけてやらなきゃ。」 とフォローする。しかし当の青年は 「うざってえ…」 と愚痴るのをやめない。そこへ大きな少女の声が割って入った。 「ねえねえK !この人凄いんだよ!セーラもおじさんも見てよこの人!」 栗色の髪のレザースーツを纏った少女が頭一つ分背の高いレザースーツの青年、K の手をつかんで言う。 サングラスをかけた顔からは一見これといった感情が見受けられないがよく見ると顔がほんの少し赤くなっていることがわかる。 「登録はウィップなんだからセーラは無し、お願い。」 軍服の少女ーウィップが訂正し、おじさんと呼ばれた大男が少し悲しそうに 「あのなあ、クーラ、俺のことはマキシマって言ってくれよ。頼むから、もう本当に30過ぎたからおじさんはくるモンがあるんだ。 で?そのガキは?」 「ああ、この人?この人は犬って言ってね、変身するの!」 クーラがK の腕をつかんだまま手をぶんぶんと振り回し、はしゃぐが、どこか連れてこられた犬という青年は所在なさげに呟く。 「オレ、どうすりゃいいんれすか?」 「あ、そうだそうだ!犬!あれやってよ!あの、サッとやってガオ~ッてなるヤツ!」 「なあ!?じゃあ、しょーがねえけど…じゃあ…そこのおっさんにかけて…これ!」 犬が歯の形をした何かを歯に重ねると犬の体が変化し、まるでゴリラのようになった。 「ね?凄いでしょ!?この人、変身するし…おじさんみたい!」 ごついマキシマとゴリラ風の犬、二人のシルエットがよく似ているのでクーラがはしゃいでいるがウィップは 「そうかしら?」 と首を捻り、マキシマは 「どこがだあ!全然似てねえだろうが!M2型ぶっ放してやろうか!」 と叫ぶがK に比べればマシである。K など右手から今にも炎を出しそうになっているのだ。 「テメエ…いっぺん焼いてやろうか…」 「ん゛あ゛あ゛っ!?無駄にこええ!分かったよ!ササッともう一つだけ使って消えるぜ!カンガルーチャンネル!」 脚力が上がった犬が大きく万里の長城の遙か彼方に飛んでいった。 「もう!何でいつもこうなのよ!」 クーラに叱られたK は 「す…すまん…」 と小さくなった。 一方の犬はと言うと 「あっれえ~…?骸さ~ん!かーきピー!バカフラーン!どこ~!?」 チーム黒曜のメンバーの彼は他のメンバーを探し始めた。数秒後、放送で呼びつけられた犬はそこへ行く途中で迷うのであった。 「で?あの犬とか言う野郎…対戦相手だって知ってたのか?」 「知らないよ。」 「そうか…」 クーラとK がボソボソと対戦相手をチラ見しながら話している。 その対戦相手も 「犬…どういうつもり…?」 「全く…手間がかかりますね…」 「らってしょーがないれしょ!?こんな広い上に人もいっぱいいるんれすもん!」 「犬ニーサン、つくづく落ち着きのない人ですねー」 『さあ、両チームいろいろ揉めていますがメンバー紹介に移りましょう!まずはK チーム!』 「あっ!K !始まったよ!」 「分かってる…」 『まずはサイボーグのあの方!ご存じ鋼のヒューマンウエポン!80%機械のモミアゲゴリラ!マキシマ選手!』 「M2型ぶち込むぞゴラァ!」 『続いて紹介するのは氷の美少女、クーラ・ダイアモンド!』 「やったあ!私ほめられちゃった!」 「良かったな。」 『次はストライカーのムチもといウィップ!』 「大佐かアンタは!」 『最後は先鋒にしてリーダー!Kを超える者!孤高の狼、K ッ!』 「俺一人で十分だ…」 「カッコイイよK !」 「そ、そうか?」 『続いてチーム黒曜!先鋒はダウナーなヨーヨー使い、柿元千種!』 「…‥」 「千種、何かコメントしなさい。」 「ハイ…がんばります…」 『次鋒、ワイルドビースト、城島犬!』 「ヒャッホー!」 『ストライカー、イタリア産青森リンゴ、フラン!』 「ミーはリンゴですかー?」 『リーダーは冥界からの使者、幻惑のパイナッ…幻惑のオッドアイ、六道骸!』 「犬、貴方のせいですよ。」 「へ?」 ドギャアアアッ! 「キャキョーン!」 『それではラウンド1!チクサ!バーサス!ケイダッシュ!READY…』 『FIGHT!』 「俺一人で十分だ…」 「すぐ壊す…」 千種がヨーヨーを取り出した、しかしその時にはK がすでに懐に滑り込んでいる。 「シャラアアアッ!」 「ぐ…」 蹴り飛ばされた千種に向けて右手を突き出し、K が全力で突撃をかける。 「ヒートドライブ!」 「がッ…」 圧倒的戦闘力を持ってしてK が千種を秒殺した。 「さあ、次はテメエだ…焼き殺してやるから覚悟しな…」 「何か怖いんれすけど!?」 「そりゃそうだ、怖く見えるように言ってんだからな…」 そう言いながらK はサングラスを犬に向けて投げつける。 「イテッ!あにすんれす…」 「終わりにしようぜ…オラオラオラアアアアアアアアッ!」 サングラスが当たって少したじろいだ犬に向けて恐ろしい程の気迫と右手の炎を乗せた連打が襲いかかる。 「じゃあな…ヒートドライブ!」 「んぎゃあああああああ!」 犬を思い切り吹き飛ばすがK はこの程度で済まさない。 よろめきながらも立ち上がった犬に向けて歩いて行き、すれ違ったところで止まる。 「黒だよ…」 「んあ?何か熱い…」 犬のモスグリーンのジャケットから少しずつ炎が漏れる。次の瞬間 「真っ黒ォ!」 大爆発。犬は声もなく気を失った。 「やりますね、あの犬がここまでさくっと…というか貴方から半端じゃない殺気を感じるのですが…」 「テメエら…戦って気付いたが俺らと同類だろ。」 「と、申しますと?」 「とぼけんじゃねえ、人体実験の被検体さんよォ、気付かねえとでも思ったか?俺と同じ臭いがするんだよ…」 ほう。と骸の目が細められる。右目が漢数字の刻まれた紅、左目が吸い込まれそうな青のオッドアイ。 その持ち主の青年が訝しむように尋ねる。 「では貴方もエストラーネオに?おかしいですね、僕の知る限り貴方のような人間はいませんでしたが…」 んだそりゃ?K はそう呟くと 「俺らを改造したのは3年前に世界を騒がせた組織さ。ネスツだよ、ネ・ス・ツ。分かるか?」 「ほう…エストラーネオ以外にもそんな腐った組織が存在するとは…腹が立ちますね。」 「だろう…?さて、ご託はもう良いだろう、かかってきな。」 「ええ、では最初から…」 骸はそう言うとイヤリングから藍色の炎を纏ったフクロウを呼び出した。 「本気で行きますよ!ムクロウ!形態変化!」 骸の握った三叉槍にフクロウが同化して錫杖のような武器になる。 「まずは幻覚抜きの格闘戦といきましょう。」 「こっちも炎は無しだ。」 骸の右目に刻まれた漢数字が四になり、右目に紫の炎を宿す。そして凄まじい速さでK に肉薄し、錫杖を振り下ろす。 右手のグローブでそれを受け流し、左のワンインチを放つ。 それを体を少しずらしてかわす。いなし、打ち込み、躱し、受け流し、叩き付け、蹴り上げ、突き、横に薙ぐ。数分間 の均衡を経て骸が少し距離をとった。 「では今度は幻覚有りでいきます。」 言うやすぐに錫杖を地面に突き刺し、暗闇に無数の一から六までの漢数字を刻んだ瞳が浮かぶ空間が形成された。 <幻覚を見せられると言うことは知覚のコントロール権を剥奪されたことを示す。> 「何ッ!?」 つまり…という声が響き、暗闇に六人の骸が現れる。 「「「「「「為す術もなく遊ばれるのみ…ですが、6対1で戦うだけに留めましょう、 ただし、本体は一人。貴方に見つけ出し、一撃で沈めることができますか?」」」」」」 そう言って躍りかかる骸。しかしK は表情を崩さずに左手に赤い指輪をはめて不敵な笑みを浮かべた。 「ああ、見つけられるワケねえ、だが、一掃なら出来る。ちょっと前に相手したヤツからの戦利品のお陰でな。」 そして右手にネスツに移植された草薙の炎を、左手に指輪から迸る紅蓮の炎を宿し、一気に地面に叩き付けた。 「「「「「「何ッ!?」」」」」」 六人の骸がまとめて吹き飛び、一人を残して消え失せる。 「やりますね…まさか僕に…」 そう言って残った骸が右手を目の前にかざす。 「このスキルを使わせるとは!」 手を下ろすと骸の右目には五の文字が浮かんでおり、体に黒い斑点が現れる。 「なッ!?…一撃だけだぜ」 「分かっていますよ。どのみち人間道は長時間の使用に向かない。一撃で終わらせましょう。」 そして二人が駆け出す。 ちょうど中間のあたりでぶつかり、二人が離れる。 「黒だよ…」 とK が呟き、骸が顔色を悪くしながら 「ふ…やりますね…僕が…」 と呟いた。 次の瞬間K の「真っ黒ォ!」の声と共に骸の胸元で爆発が起こった。そしてその一瞬後K の左肩から血が噴き出した。 しかし骸は倒れ、K は倒れなかった。 『勝者、K チーム!』 「いつつつつ…おい、マキシマ!何でもねえっつったろうが!」 左肩への処置を終えたK はそれでも心配そうになにくれと様子を聞くマキシマに向けて怒鳴り声を上げ、そして痛そうに 顔をしかめた。 「そら見ろ。お前は前から無茶しすぎるんだよ。傷口を焼いて止血して包帯巻いて…それで済むわけ無いだろうが!」 「何もしねえよかマシじゃねえか!フザケてんのか!?」 喧嘩し始める二人にクーラが 「まあまあ、落ち着いてよ二人とも!K も大ケガしなかったし、勝てたし良かったじゃん!」 わずかに頬を染めたK はバツが悪そうに首肯した。 (ああ、なるほど…協調性が上がった原因はこれか。) K がクーラに恋心を抱いているのを見抜いたマキシマは二人の兄貴分として見守ってやることに決めた。 ちょっとした出来心とにじファンの読み専常連だったところからいくつかカップリングさせてみました。 今回出たのはK Xクーラです。どうやら二人とも関係は良好なようですね。 幕間でも仲の良さを発揮してくれるはずです。台詞ないけどね。 それでは次回予告! ヴァリアーチームVS炎の一匹狼チーム! 一回戦第五試合 KOFの顔、八神庵、手のかかる連中と共に来る!ご期待下さい!では! スクアーロ「それじゃあ次回も死ぬ気で見ろお!見ねえと三枚におろすぞお!…って…ボオオオオオオス!っつーか 俺以外誰もいねえのかよ!」 ご愁傷様です。
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東方桃影抄 動画リンク コメント 東方桃影抄 作者 ひとこと 主人公 削除されているみたいです。 動画リンク 新作 一話 コメント 名前 コメント
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商品ウォッチの記事一覧 <△> VOCALOID初音ミクBlu-rayCDオムニバス2008年7月-12月2009年1月-6月2009年7月-12月2010年1月-6月カバー曲2009年1月-6月2009年7月-12月2010年1月-6月主役で登場2008年1月-6月2008年7月-12月2009年1月-6月2009年7月-12月少し参加未分類藤田咲さんCD,DVD,ゲームDVD201020112012MikuMikuDance本その2おもちゃ,実用品カレンダーマニア向けゲームProject DIVAProject DIVA 2ndProject DIVA extendProject DIVA fProject miraiシール類ストラップProject DIVAProject DIVAその2Project miraiぬいぐるみ企画物楽曲連動フィギュアその1その2その3ぬいぐるみねんどろいどその2その3はちゅねミクオマージュ系ピロリミクブラック★ロックシューター藤田咲さん。声のおもちゃミクカー小説本攻略本その2マニア向け書籍楽譜バンドスコアバンドスコアその2バンドスコアその3ピアノ用ピアノ用その2ピアノ用その3ボーカル用漫画その2資料集その2雑誌特集号食器などjamバンドマニア向け音素材集クラシックダンスバレエSWANその他テレプシコーラその他トウ・シューズ参考書ピックアップその2雑誌昴ファンタジーフィギュアスケートロックバンド系二次創作関連東方漫画。東方三月精その2漫画。東方儚月抄その2漫画。東方茨歌仙資料集その2作曲参考書ピックアップMIDI打ち込みMusicMakerギターの打ち込みコード理論とアレンジミックスとマスタリング作曲理論雑学系記事一覧資料用漫画 タグ 記事一覧 商品ウォッチ ▼VOCALOID ▼作曲参考書 ▼jamバンド ▼資料用漫画 ▼二次創作関連 記事一覧 ようこそ ▼お知らせなど▼世間のニュース 最新のお知らせなど ▼制作メモ別館 ▼商品ウォッチ ▼専門用語▽このサイトについて 記事を探す 上へ お役立ち度( - ) Copyright ©2008-2010 to_dk. _
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東方杜月抄 stage.1「彼らの町、杜王町」 stage.2「岸辺露伴は神様が好き」 TOPページへ
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東方邪星章 ~ The Last Comer. 機種:PC 作曲者:Wanwan 制作元:海鮮堂(仮) 公開年:2012 概要 東方projectの二次創作STG。フリーゲーム。 同人サークルの海鮮堂が製作した東方projectの二次創作STGシリーズの一作目。 姉妹作として『東方偽神霊廟』が製作された。 収録曲 曲名 作曲・編曲者 補足 順位 星の夢見 ~ Eastern Celesphere Wanwan タイトル画面 厄星の揺籠 1面 妖星に踊る羊精 メリーシェパードのテーマ 色褪せぬ紅の記憶 2面 フィリニオンの復活 コリン・シャーリットのテーマ 賢人のプラネタリズム 3面 エンシェントスターゲイザー ピアシテ・パスカルのテーマ 邪星の宴 ~ Celestial Burst 4面 明朝を覆う明星 甕星無々夢のテーマ 印のある者は山へ 5面 燦々サン・ミシェル ミシェル・サンタンジェのテーマ 幻想ヴィア・ドロローサ 6面 人類救済計画 ~ The Greatest Salvation イシュア・ナザレヌスのテーマ ご近所がロストワールド エクストラステージ 神話世界の生き証人 ~ The Lost Comer エルフィンミントのテーマ 異教の神々 エンディング 明朝を照らす明星 スタッフロール
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ローグライク系ゲーム 無償頒布(WEB) 有償頒布 体験版のみ 無償頒布(WEB) ゲームタイトル 製作者サイト 最新Ver 備考 椛と不思議の洞窟(仮) BACK SPACE 0.90b(08/08/10) 専用スレ有攻略wiki有 幽々子ろーぐ ほんのひなんじょ 1.1(03/11/06) メッセージ差し替え版Rogue Clone Touhou Angband Touhou Wiki 0.03 Angband 3.0.9ベース アタイの幻想郷 AQUA STYLE (10/04/01) エイプリルフール頒布専用スレ有(サークル総合スレ) 東方ローグライク アトリエ蓬莱山輝夜 Ver1.91(11/09/10) 製作者本人による攻略動画有 不思議の幻想郷オリジン※不思議の幻想郷のリファイン版※通称 オリジン AQUA STYLE Ver1.01(11/10/4) 有償版の1周目要素を遊戯可。システムが改善されている有償版をインストールしているPCにオリジンを入れるとオリジンのシステムの有償版に。専用スレ有(サークル総合スレ)攻略wikiは不思議の幻想郷のwikiを参考に ゲームタイトル 製作者サイト 最新Ver 備考 有償頒布 ゲームタイトル 製作者サイト 頒布状況 最新Ver 体験版 備考 不思議の幻想郷・ オリジン追加要素 & 注意事項 ・通称 ふし幻・オリジンをふし幻PCにインストールで オリジンのシステムでプレイ可・ふし幻→オリジンの順のインストール時の注意事項・Ver.1.11~1.14からのVerUPの注意事項へ AQUA STYLE C77頒布書店委託 1.20(10/12/05) オリジン有り 専用スレ有(サークル総合スレ)攻略wiki有(1前期シリーズwiki) さなえの超特急 例大祭7頒布委託店一覧 メイト 1.121(10/5/25) 有り もっと、不思議の幻想郷プロローグ -地上からの脅威!?- C78頒布D-S 1.02 もっと!?アタイの幻想郷(アクはちVS苺姉妹に同梱) C79頒布D-S もっと!?不思議の幻想郷-UNDER THE MOONLIGHT-・ 注意事項 ・通称 もし幻・ふし幻からセーブデータを 引き継ぐ場合はふし幻をVer1.20に C79頒布委託店一覧メロン ばおー虎 D-S WCメッセ メイト 1.11(11/06/30) 有り 専用スレ有(サークル総合スレ)攻略wiki有(1後期シリーズwiki) もっと!?アタイの幻想郷alpha(もっと!?不思議の幻想郷plusに同梱) 例大祭8頒布委託店一覧 もっと!?不思議の幻想郷plus-The Dungeon of Dreams and Magic-・ 注意事項 ・通称 もしプラ・もっと!?不思議の幻想郷が必須・インストール時注意事項あり( 1 2 もし幻最新Verにあてる ) 2.20(11/08/17) もっと!?不思議の幻想郷Lunatic plus(みらくる☆サマーセットに同梱)・ 注意事項 ・通称 ルナプラ・もっと!?不思議の幻想郷plusが必須・インストール時注意事項あり( 1 2 もしプラ最新Verにあてる ) C80頒布メロン ばおー虎 D-S WCゲマズ メイト 高難易度お遊びパッチサポートは致命的バグ修正のみ専用スレ有 wiki情報 みらくる☆パーティー C81頒布メロン ばおー虎 D-S WCゲマズ メイト 1.33 有り 攻略wiki有 みらくる超パーティー-早苗と天子の幻想迷宮(ラビリンス)- 有り ネット環境必須 みらくる超パーティーPLUS G アペンドディスク 不思議の幻想郷3 ネット環境必須 不思議の幻想郷3PLUS アペンドディスク 東方空夢匣~ Gift from the Gods. disfact 書店委託WC、虎、メロン 2.00(09/12/21) 有り 攻略wiki有 空夢匣外伝 木花の空夢 例大祭7頒布メロン 虎 メッセ Ver1.43(10/09/10) 天狗の活写~Shoot and Embodiment! メロン メッセ 虎メロン(DL) Ver1.03(10/07/11) 有り 天狗様のお仕事で頒布 不思議の大冒険 チルノ見参 クロスロッジ MediaFire 1.34 攻略wiki有(1)(2) 不思議の大冒険 チルノ見参!2+1 1.11 有り 体験版のみ 体験版のみが頒布されているゲームです。 体験版、テスト版、α版、動作確認版などゲームを試遊できるもの全てです。 イベント限定頒布のタイトルも記載しています。 ゲームタイトル 製作者サイト イベント頒布版 WEB版 最新パッチ 備考 幻想郷幻想日記 @N-Factory 先行体験版例大祭SP頒布 14/2/26web体験版 パッチ1(10/09/29) 東方異迷宮 不思議な程度のダンジョン agrippa 体験版4.1以上C78頒布 体験版4(09/09/27)
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スレッドナンバー [000] 作者名 トリップ あらすじ ; ; ジャンル 【王道】【ギャグ】【ラブコメ】 フリースペース ; ;
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前回申し上げたとおり今回の対戦相手はシャイアン、リタ、ザジ、ストライカーでスミスの金槌 こちらも前とかわらず京、零児、ジャンゴ。 それではどうぞ! STAGE2 太陽街と格闘家 世紀末・・・ 人々が太陽を忘れた暗黒の時代・・・ 生者は死者となり、死者は世界を彷徨った・・・ しかしそんな中立ち上がった光の戦士によって太陽は取り戻され、 世界は完璧ではないにしろ救われたのであった・・・ 「へえ~。ジャンゴ・・・だっけ?おまえも大変だったんだな。」 俺はあのとき助けた男・・・ジャンゴとしゃべるひまわり・・・おてんこから この世界についての話を聞いていた。 この町の名はサン・ミゲルというそうだ。 宿もあり、鍛冶屋もあり、道具屋、防具屋、武器屋等という少し前まで 光と闇の戦いが繰り広げられていたこの世界らしい店舗から、果ては ローンや銀行なんてのまで、実に幅広くいろんな店があるらしい。 道具屋を営むリタという少女から偶然殴られかけたときは気流から 威力がうかがい知れた。正直ゾッとしたぜ・・・ 「すみません、つい・・・」 ついじゃねえよ。 防具屋でもそんな事があるんじゃとも思ったが別にそんなこともなく店主 のキッドのアフロに軽くビビッただけにとどまったよ。 クソでけえな・・・ 「ナイスだろ?」 ナイスじゃねえよ。 他、武器屋の店主のシャイアンに気に入られて決闘を申し込まれたり 鍛冶屋で親父に金槌を飛ばされたりなんていうドタバタはあったが あとはおおむね何事もなく宿に来た。 「ん~?あ・・・」 ジャンゴが宿を外からのぞき込んでいる。 「オイジャンゴ、どうしたんだよ、はいんねえのかよ?」 「そうだぞジャンゴ。」 俺とおてんこに立て続けに言われるとコイツは 「じゃあ京たちが起こしてきてよ・・・」 なんて言いやがる。 「起こす?」 少し気になったので俺ものぞき込んだ。 一階はバーになっているらしく、カウンター席に 派手なオレンジ色のパーカーを着た少女が眠っている。 「あいつは?」 「ザジ。下手に起こすとおっかないんだよ。」 何でも町に結界を張る役割を負った魔女らしい。 「だからなんなんだよ?」 「いや、一回起こそうとして寝ぼけた彼女に凍らされちゃって・・・」 「そりゃあ・・・おっかねえな・・・といって俺が行くのもこええしな。 しょうがねえ。」 そう言って俺とジャンゴは一人の男を見た。 「大神さん、お願いします。」 「零児、頼む!」 「うるせえ!俺も凍らされてたまるかよ!」 そして草薙京 ジャンゴVS大神零児、壮絶な口げんかが始まった!! 十分ぐらいしてから… 「オーイ・・・」 「んだよおてんこ!?」 「何ですか!?」 「こっちも命がけの口げんかなんだよ!」 「その事なんだが…」 と、おてんこが言葉を濁したのをみて俺とジャンゴ、零児はおそるおそる 後ろを振り向く。そこには寝ていたはずのザジが青筋を浮かべて立っていた。 「何であんたらが命がけなんや?」 「ままま待ってよ!!ちょっと待って!!」 「落ち着こう!少し落ち着こう!」 「早まるんじゃねえ!」 だが俺たち三人の叫びも虚しく… 「ゆるさへんでえ…太陽魔法、フリーズ!」 「「「ギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」 「ううううう…」 「まだ寒い…」 「おっかねえ…」 やっとまともに動けるようになった… 京の草薙の炎が無かったら凍り漬けのまま三日ぐらい 動けなくなってたかも… はあ… 「ジャンゴ…あいつ恐ろしいな…」 「一応この町に結界張ってくれてるんだけど…」 「何やて?」 「「済みませんでした…」」 ちなみに大神さんは今でも震えててさっきおっかねえと言ったきり 歯をガチガチ言わせている。彼女、怒ると怖いんだよなあ… 「で?何でケンカしとったん?」 「いや…ジャンゴが俺と零児を案内してくれてたんだけど…」 と、京が口火を切ったので僕も仕方なく 「ここに着いたら何かいやな予感がしたんだ…」 「で?」 明らかに怒ってるよ… 「そっそれで中を覗いてみるとあんたが寝てたんで 起こすべきかそうじゃないかって話になったんだけど…」 「前に寝起き機嫌最悪でフリーズ喰らったの思い出して…」 「で、誰が喰らうかで大ゲンカしとったらいつの間にやら起きとって みんなして喰らってしもた。そういうこと?」 「「「は…はい…」」」 ホントに怖い… 「で?あんたら誰なん?見たところこの近くの人間やないみたいやけど」 「俺の名前は草薙京、こっちのまだ震えてんのは…」 と言って大神さんに目をやると、 「お…大神零児だ…よ…よろしく…」 「「うわ…まだ震えてるよ…」」 「そないな薄着しとるさかいにそんな事になるんや」 「ぜ…善処する…」 「で、出身地だが…ちょいと厄介なことになってるようなんだよ…」 「なんなん?」 「俺と零児は…」 と、ここまでで言葉を切り、反応を見る。 ジャンゴはびっくりしても知らないよって顔をしている。 零児はそろそろ震えが収まってきたらしい。かなり落ち着いてきた。 ザジは興味津々で「なになに?」と目を輝かせている。 冷や汗が垂れるのを自覚しながら俺は再び唇を動かし言葉を紡ぐ。 「この世界の人間じゃねえ。」 「は?」 ザジ、目が点。そりゃそうだ。 「一応言わせてもらうと職業は高校生だ。」 「なんやこっちの方が分かりやすいなあ。」 シラーっと零児が俺をみる。なんだ?と思うと 「おまえ、確か2年ぐらい留年してたはずだよな。」 「ククッ!」 「プッ!アハハハハハハハハハ、ハハハハハ…」 「言うんじゃねえ!!おまえらも笑うんじゃねえ!!」 大体、と断って 「勉強が出来ねえんじゃねえ!修行だ拉致られるだで出席日数が足りてねえだけだ!」 アホみてえに思われんのは真っ平ご免被るぜ… 「ああ、わりいわりい。」 「ごめんごめん。」 「ハハッごめんごめん、しかしその顔で留年てアハハハハハ!」 「いつまで笑ってンだよ!?」 でもさ、とジャンゴが割り込み、 「あの身体裁きはただ者じゃなかったよね?」 「ああ、副業は格闘家だからな。あとはそうさな…三種の神器の内の一つ 祓う者って役割がある。まあそんなとこかな。」 「なんやのんそのちょっとかっこいい設定?」 俺と零児は顔を見合わせると、 「「いや、設定じゃなくてマジな話。」」 「えっ!?」 こりゃ包みかくさねえで話した方が良さそうだぜ… 俺は全てを話した。 KOFのこと、オロチのこと、三神器のこと、十種神宝、 ゲーニッツ、クリス、シェルミー、七枷社のオロチ四天王のこと、 八神との因縁、そう、全てを… 「なんや凄いね…」 ッつーかめんどくせえよやっぱ… 「はあ…」 嘆息せずにいられない…どうしたもんかねえ… 「ああ、そうそう、四人太陽樹の下に倒れとったんやけど あんたらの知り合い?」 なんなんだよ…見に行ってみると… 「こいつら何やってたんだ?こんなでけえコブ作って…」 テリーと拳崇、真吾と紅丸が額に超でかいたんこぶを作って ベッドに寝かされていた。 「ハァ…」 「やれやれ…」 どっちかが先に落っこちてきて、あとに落ちた方が脳天を直撃した。 こんなモンか…はァ… ハイッ! STAGE2 太陽街と格闘家、いかがだったでしょうか?一番好きな技は半月斬をキャンセルしての 空中鳳凰脚! 法皇の昆布です!前回申し上げたとおりテリー達には台詞がありませんでした。 ゾクタイの時のジャンゴがフリーズを喰らう場面を少し誇張してだしてみました。 零児…上半身コートのみじゃ寒かろう…大丈夫かい? それでは次回予告を。 NEXT STAGE! 対戦相手はゲーニッツとツキノヨルオロチノチニクルフイオリ! STAGE3 月輪の導きのままに。次はバトル回です!お楽しみに!