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作者よりKOFR版 OPENING ボンゴレチームの場合 OPENING 中国拳法チームの場合 OPENING ヴァリアーチームの場合 OPENING 黒曜チームの場合 OPENING おやじチームNEOの場合 OPENING ある雑誌より 一回線第一試合 動き出す影、闇の爪 本戦開始記念 美形会議 一回戦第二試合 空手対炎!空を舞う龍と大地の激突! 一回戦第三試合 KOFの主役、来る!親父狩り狩り狩り? 一回戦第四試合 真っ黒X真っ黒 設定集 一回戦第五試合 KOFの顔、八神庵、手のかかる連中と共に来る! 息抜き 主人公会議 インターミッション イタリア発、中国及び日本経由アメリカ行き 二回戦 激戦開始 インターミッション 異国で過ごす一日 大会中断 アデス来る! 戦争その① 失われた記憶 戦争その② ボンゴレ&ハイデルン傭兵部隊VSアデス&NESTS 番外編、父を探して日本→イタリア→日本 戦争その③ 開戦!アデスクローン隊来る!
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ゼロの英雄奪還日記
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機械仕掛けの錬金術師
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前回申し上げたとおり今回の対戦相手はゲーニッツとツキノヨル オロチノチニクルフイオリ、こちらはサバタ一人。 それではどうぞ! ヌウ… 「此所は何処だ?」 俺の視界にはゾンビや骸骨が入っている。 とてもではないが現実とは思えない。といって… 「痛みと共に壁が砕けた…紛れもない現実としか思えんな…」 右拳がビリビリとしびれる…それもそうだろう。 石造りの壁を粉々にしたのだから。 「とにかく、動くのみ…か…何にせよ止まっていても始まらん。」 俺は闇の深い街へと踏み出した… どれほど歩いただろうか。気がつくと大聖堂のようなところにいた。 「ム…気配…そこにいるのは誰だ!」 微かな気配が一つ。それが揺らいで影から現れる。 「おやおや、あなたは…わたしに力を与えられた八神ではないですか…」 その影…バカな…何故…貴様が…生きている!? 「ゲーニッツ!!」 「覚えていて下さったのですか…倒されてからずいぶん経ちましたし、 ネスツ等と言う無粋な輩までおられる。忘れられたと思っていましたが… 存外あなたの記憶力はよろしいようだ。」 「御託はいい。やるのか?やらないのか?今最も重要なことはそれだ。」 含み笑いと共に奴は 「関係ないでしょう?」 などとのたまう…ッ! 「グッ…ハッ…こ…これは…!」 身体が言うことを聞かん…まさ…か… 「オロチの力が…」 「暴走しているのでしょう?この世界に蔓延する暗黒物質はオロチの力と相性がいい。」 「グ…ク…ケハァッ!ア…あぐあ…き…さ…まァ…」 意識が…遠のく… 「だから言ったではないですか。関係ないと。 と、言ってももう聞こえてはいないようですが…」 破壊したい…無性に何かを破壊したい…だが…何を?関係ない。 何もかもブッ壊す!!そうだ…奴だ…まずは奴だ…覚悟しろ… 「キョオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!! ウウウウウウウオオオオオオオオオオオォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ドクゥンッ! 心臓が大きく脈打つ 「何だ…?この感覚…」 血が騒ぐ…そのざわめきに導かれるように俺は先に進む。 そこは、アンデッドによって壊滅した街。 そこのアンデッドを狩ろうとここに来たのではあるが… 特別な血が何かに反応している…? 行くべきか…行かざるべきか…思案している内に反応が強くなり、 「あっ!」 反応の最も強い部屋のドアを開けてしまっていた。 しまったな…まあ仕方ない。 「行くか…」 敢えてそう言って部屋に入る。と、突然。 「ヴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」 咆吼。 すさまじい叫び声と共に赤毛の男が襲いかかってきた。 妙だ…この男…吸血変異を起こしていない…それに、 男の攻撃をかわしながらほんの刹那、そんなことを考える。 強い… 「オオオオオオオオ!!!!!」 完全に理性を無くしている。ただがむしゃらに爪を立て、切り裂こうとする。だが… 速い。動きが直線的故に交わせてはいるが…それもいつまで保つか…と、その時である。 動きが…止まった…?いや…あのポーズ…男は左腕を身体の右側へと回す。それは…まるで… 「ぐあ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 ひときわ大きな叫びと共に男の手から青紫の炎が放たれる。 「くあッ…!ぐうッ!一体コイツは…」 背に負った暗黒剣。それを盾にして炎を受け止めたのはいいが… 「ヴァナルガンドが変化したこの剣を押し切っただと!?」 ヴァナルガンドは限りない力を秘めた絶対存在だ。それを押し切り、服の一部を焦がしたというのだ。 「だが、炎ならばこちらにも!!はぁぁぁぁ…」 特別な血、月の血。 月の力は導きの力。 太陽と暗黒、火水風土の四大元素。 それら全てを操り導く。 その力を使い、暗黒剣に炎を纏わせる。 「行くぞッ!」 「ぐああああああああ!!!!!」 剣と爪、互いに炎を纏った得物を振るい、激突させ、文字通り火花を散らす。 その均衡が破れたのはこちらが動きを鈍らせたときだ。 得物が大きく、動きも自然大振りになる。そのような状態で敵の速さに 対抗していたのだ。どうやってもどこかで動きが必ず鈍る。疲れで。 「オオオオオ!!!!!」 そこを見逃さずに炎を纏った正拳突きが腹に入り、大きくはじかれる。 だが、と俺はニヤリと笑い、腰から下げていたそれを引き抜いて構える。 「うなれッ!暗黒銃ッ!人を滅ぼす闇の力よ!!」 漆黒のエネルギー弾が銃口で脹れあがり、一気に放出される。 大きな闇と小さな太陽。 二つの反発するエネルギーが一直線に男に襲いかかる。 当然男は射線上から離れる。だが、 「バーストショット。」 互いに反発し合い、弾丸がまとまりを失う。 つまり、小さなエネルギー塊が無数に飛び散ったのだ。 雨粒のように小さく、だがとてつもない破壊力を伴ったそれは 男をとらえたまま、壁にたたきつける。 「うぐあッ!!」 男は一度目に光彩を取り戻したが、すぐにそれも消えて男は気絶した。 「やれやれ、一応街まで運んで、手当をしないとな。」 俺―暗黒少年のサバタ―はそう呟くとバイクに男を乗せて走り出した。 「うッ…くッ…」 町外れまで来ると、男がうめき声をたてた。 「目が覚めたか?」 「貴様…」 男が動こうとするのを落ちるぞ。の一言で止めると俺は男にいくつかの 事を聞いた。 あの炎は何なのか、あのときの暴走ぶりは何だったのか、 どこから来たのか。 それに対し男は明敏に答えた。 「炎は俺の一族に代々伝わる特別な力だ。暴走ならば一族に伝わる呪いの ようなモノだ。ある特別な力と共鳴し合い、その力に理性が飲み込まれる。 クソ忌々しいことだがな。出身地は日本。それだけだ。貴様の名前は何だ」 「サバタだ。しかしおかしい…この世界に日本などという場所はないハズ」 とたんに男の顔つきが変化した。 「何だと!?ではやはり…いや…しかし…そんな漫画のようなことが… 違う世界などと…」 「違う世界…だと…?」 男の思案する声に俺も驚く。 「ともかくだ、違う世界から来たと言うのなら行くアテがないんだろう?」 「悔しいがそうだ。」 なら、と俺が話を切り出す。 「なら俺達の町、サン・ミゲルに住むと良い。」 「何故だ?」 「なら野宿して暗黒物質喰らって暴走して俺にトドメ刺されるか?」 「い…いや…遠慮しておこう…分かった。住むからそんな黒い目をして俺を見るな!」 俺の目は赤いんだが… ハイッ! STAGE3 月輪の導きのままに、いかがだったでしょうか?一番好きな技は半月斬をキャンセルしての 空中鳳凰脚!バリバリバルカンパンチも良いですね!破壊力ウー!まで聞くと最高にスカッとします! 法皇の昆布です! ゲーニッツは特に何もしませんでした。せいぜい世界観を説明してくれたぐらい? 逆に盛大に暴れ回ったのは庵。サバタは体内に暗黒物質を宿しているわけではなく暗黒銃は周囲から暗黒物質を集約 してエネルギーブリッドをぶっ放すシステムとなっています。 ちなみにではありますがMUGENやってます。 京と庵だけで四人チームができるぐらい増えてきた…エディットしてもかわりゃしねえよこれ… それでは次回予告を。 NEXT STAGE! 対戦相手は八神庵! STAGE4 炎上する格闘家。次はギャグ回です!お楽しみに! 京が少し小説版に近づきます。傲岸不遜から傍若無人へ!変わらんてエエわ!
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テリー「OK!餓狼伝説の主人公、テリー・ボガードだ!」 リョウ「オラオラア!龍虎の拳の主人公、リョウ・サカザキだぜ!」 京「へへっ。燃えたろ?KOFの主人公、草薙京だ!」 ロック「どこまでも足掻いてやる!餓狼MOWの主人公、ロック・ハワードだ」 ツナ「死ぬ気で倒す!家庭教師ヒットマンREBORN!の主人公、沢田綱吉です」 テリー「今回は主人公会議ってことで全員そろってるわけだが、あーっと…改めて 主人公の定義って奴を考えていこうと思うんだよな。後は理想というか… ツナ!任せた!」 ツナ「えっ!?テリーさんが司会じゃないんですか!?」 テリー「堅っ苦しいのはワイルドウルフでも苦手ってことだよ。」 ツナ「俺もガラじゃないですよ!」 京「とりあえず喉渇いたな。何かないか?なかったら移動技持ってる奴が買ってきてくれよ。 ラッキービジョンみてえな奴。」 テリー「斬影拳じゃ無理だろうなあ。」 ツナ「飲み物は終わってからでいいんじゃ…」 京「ツナ、お前買ってきてくれよ。空飛べば早いだろ?俺、コーヒー牛乳で。」 ツナ「え!?あ…いや…」 テリー「じゃあ俺コーラで。」 ツナ「いやその…」 リョウ「俺、安い豆乳で。」 ツナ「ハア…分かりましたよ…ロックさんは?」 ロック「俺は自分で見てくるからな。確かそこに自販機あったし。ついでに一緒に行ってやるよ。」 ツナ「ロックさん!あなたは神だ!」 そして数分後… 京「おお、二人とも!すまねえなあ!あんがとよ!し…ツナ!ロック!」 ツナ「今一瞬真吾って言い…まあいいや。」 ロック「会議はどうなってんだ?」 テリー「全然進んでねえ。これからだな。」 ロック「NEOGEO会議室かよ!」 京「オイオイツナ!牛乳パックがつぶれそうだぜ。ちゃんとしろよ。」 ロック「会議のほうをちゃんとしろ!」 テリー「じゃ、定義の方いってみっか。やっぱ重い過去って奴かな?まあ強さの説得力が必要になってくるな。」 リョウ「それは解る気がするな…… 俺なんかおふくろが暗殺されたうえに親父が失踪して、ガキの時分で 妹を養うためにダウンタウンでストリートファイトに身を投じたからな……」 テリー「俺も親なしの孤児で、養父も殺されちまった。悲劇が俺達の原点ってわけだな」 京「俺も原作じゃ卒業してねえし殺す殺す五月蝿い人間草薙レーダーがいるしな。」 ロック「俺もギースにお袋見殺しにされたんだよ。」 ツナ「俺だって一族の業を無理矢理背負わされてるし…」 テリー「まぁとりあえず、そうだな 主人公ってのは悲劇を背負いながらも、それを見せずファイトを笑顔で楽しんで 貰えるような男ってのが俺の描く理想かな」 リョウ「黙っていても伝わる拳に至ることが俺の目標、理想だ」 京「小難しいなぁ、アンタら。まぁ言ってることは解るけどな。 それでカッコ良けりゃ尚、言うことなしだ。プレイヤー さんの分身として、浸れるような主人公でありたいね」 ロック「ただ新主人公って影薄いんだよな…って聞いてンのか!」 テリー「……さぁ帰るか」 リョウ「ああ、結論も出たしな」 ロック「ちょっ!オイ!」 京「俺も帰ってひと眠りといくか」 ロック「覚醒楓に似てるからってそりゃねえよ…」 ツナ「影の薄い主人公…」 ツナ&ロック「あああああああああんまりだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
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いよいよ第四試合。 ネスツ編の主役、K が登場しました。原作よりK の協調性はあげてあります。 理由は…見りゃわかりますよ。じゃあマキシマさん、お願いします。 あれ?どうしたんですか~?なんで無視するんですか~?マーキシーマさーん! マキシマ「五月蝿いんだよ!俺は静かにしろっていいたいんだ!今度やったらM2型マキシマキャノンを ぶち込むぞ!」 いいから誰かコールして下さい。 クーラ「じゃあ私がやるよ!一回戦第四試合、真っ黒X真っ黒!」 K 「始まるぜ。」 骸「前回めんどくさがってやらないっていいませんでしたっけ?」 レザースーツの青年が気怠そうに呟く。 「めんどくせえ…なんだって俺がこんなトコに来なきゃなんねエんだ?」 それに対して明らかに普通ではない格好の大男が 「まあそう言うな、一種のデモンストレーションだ。」 と言い、続けて軍服に身を包んだ少女も 「そうそう、下手に私たちに手を出すとえらい目に遭うよ…って大々的に見せつけてやらなきゃ。」 とフォローする。しかし当の青年は 「うざってえ…」 と愚痴るのをやめない。そこへ大きな少女の声が割って入った。 「ねえねえK !この人凄いんだよ!セーラもおじさんも見てよこの人!」 栗色の髪のレザースーツを纏った少女が頭一つ分背の高いレザースーツの青年、K の手をつかんで言う。 サングラスをかけた顔からは一見これといった感情が見受けられないがよく見ると顔がほんの少し赤くなっていることがわかる。 「登録はウィップなんだからセーラは無し、お願い。」 軍服の少女ーウィップが訂正し、おじさんと呼ばれた大男が少し悲しそうに 「あのなあ、クーラ、俺のことはマキシマって言ってくれよ。頼むから、もう本当に30過ぎたからおじさんはくるモンがあるんだ。 で?そのガキは?」 「ああ、この人?この人は犬って言ってね、変身するの!」 クーラがK の腕をつかんだまま手をぶんぶんと振り回し、はしゃぐが、どこか連れてこられた犬という青年は所在なさげに呟く。 「オレ、どうすりゃいいんれすか?」 「あ、そうだそうだ!犬!あれやってよ!あの、サッとやってガオ~ッてなるヤツ!」 「なあ!?じゃあ、しょーがねえけど…じゃあ…そこのおっさんにかけて…これ!」 犬が歯の形をした何かを歯に重ねると犬の体が変化し、まるでゴリラのようになった。 「ね?凄いでしょ!?この人、変身するし…おじさんみたい!」 ごついマキシマとゴリラ風の犬、二人のシルエットがよく似ているのでクーラがはしゃいでいるがウィップは 「そうかしら?」 と首を捻り、マキシマは 「どこがだあ!全然似てねえだろうが!M2型ぶっ放してやろうか!」 と叫ぶがK に比べればマシである。K など右手から今にも炎を出しそうになっているのだ。 「テメエ…いっぺん焼いてやろうか…」 「ん゛あ゛あ゛っ!?無駄にこええ!分かったよ!ササッともう一つだけ使って消えるぜ!カンガルーチャンネル!」 脚力が上がった犬が大きく万里の長城の遙か彼方に飛んでいった。 「もう!何でいつもこうなのよ!」 クーラに叱られたK は 「す…すまん…」 と小さくなった。 一方の犬はと言うと 「あっれえ~…?骸さ~ん!かーきピー!バカフラーン!どこ~!?」 チーム黒曜のメンバーの彼は他のメンバーを探し始めた。数秒後、放送で呼びつけられた犬はそこへ行く途中で迷うのであった。 「で?あの犬とか言う野郎…対戦相手だって知ってたのか?」 「知らないよ。」 「そうか…」 クーラとK がボソボソと対戦相手をチラ見しながら話している。 その対戦相手も 「犬…どういうつもり…?」 「全く…手間がかかりますね…」 「らってしょーがないれしょ!?こんな広い上に人もいっぱいいるんれすもん!」 「犬ニーサン、つくづく落ち着きのない人ですねー」 『さあ、両チームいろいろ揉めていますがメンバー紹介に移りましょう!まずはK チーム!』 「あっ!K !始まったよ!」 「分かってる…」 『まずはサイボーグのあの方!ご存じ鋼のヒューマンウエポン!80%機械のモミアゲゴリラ!マキシマ選手!』 「M2型ぶち込むぞゴラァ!」 『続いて紹介するのは氷の美少女、クーラ・ダイアモンド!』 「やったあ!私ほめられちゃった!」 「良かったな。」 『次はストライカーのムチもといウィップ!』 「大佐かアンタは!」 『最後は先鋒にしてリーダー!Kを超える者!孤高の狼、K ッ!』 「俺一人で十分だ…」 「カッコイイよK !」 「そ、そうか?」 『続いてチーム黒曜!先鋒はダウナーなヨーヨー使い、柿元千種!』 「…‥」 「千種、何かコメントしなさい。」 「ハイ…がんばります…」 『次鋒、ワイルドビースト、城島犬!』 「ヒャッホー!」 『ストライカー、イタリア産青森リンゴ、フラン!』 「ミーはリンゴですかー?」 『リーダーは冥界からの使者、幻惑のパイナッ…幻惑のオッドアイ、六道骸!』 「犬、貴方のせいですよ。」 「へ?」 ドギャアアアッ! 「キャキョーン!」 『それではラウンド1!チクサ!バーサス!ケイダッシュ!READY…』 『FIGHT!』 「俺一人で十分だ…」 「すぐ壊す…」 千種がヨーヨーを取り出した、しかしその時にはK がすでに懐に滑り込んでいる。 「シャラアアアッ!」 「ぐ…」 蹴り飛ばされた千種に向けて右手を突き出し、K が全力で突撃をかける。 「ヒートドライブ!」 「がッ…」 圧倒的戦闘力を持ってしてK が千種を秒殺した。 「さあ、次はテメエだ…焼き殺してやるから覚悟しな…」 「何か怖いんれすけど!?」 「そりゃそうだ、怖く見えるように言ってんだからな…」 そう言いながらK はサングラスを犬に向けて投げつける。 「イテッ!あにすんれす…」 「終わりにしようぜ…オラオラオラアアアアアアアアッ!」 サングラスが当たって少したじろいだ犬に向けて恐ろしい程の気迫と右手の炎を乗せた連打が襲いかかる。 「じゃあな…ヒートドライブ!」 「んぎゃあああああああ!」 犬を思い切り吹き飛ばすがK はこの程度で済まさない。 よろめきながらも立ち上がった犬に向けて歩いて行き、すれ違ったところで止まる。 「黒だよ…」 「んあ?何か熱い…」 犬のモスグリーンのジャケットから少しずつ炎が漏れる。次の瞬間 「真っ黒ォ!」 大爆発。犬は声もなく気を失った。 「やりますね、あの犬がここまでさくっと…というか貴方から半端じゃない殺気を感じるのですが…」 「テメエら…戦って気付いたが俺らと同類だろ。」 「と、申しますと?」 「とぼけんじゃねえ、人体実験の被検体さんよォ、気付かねえとでも思ったか?俺と同じ臭いがするんだよ…」 ほう。と骸の目が細められる。右目が漢数字の刻まれた紅、左目が吸い込まれそうな青のオッドアイ。 その持ち主の青年が訝しむように尋ねる。 「では貴方もエストラーネオに?おかしいですね、僕の知る限り貴方のような人間はいませんでしたが…」 んだそりゃ?K はそう呟くと 「俺らを改造したのは3年前に世界を騒がせた組織さ。ネスツだよ、ネ・ス・ツ。分かるか?」 「ほう…エストラーネオ以外にもそんな腐った組織が存在するとは…腹が立ちますね。」 「だろう…?さて、ご託はもう良いだろう、かかってきな。」 「ええ、では最初から…」 骸はそう言うとイヤリングから藍色の炎を纏ったフクロウを呼び出した。 「本気で行きますよ!ムクロウ!形態変化!」 骸の握った三叉槍にフクロウが同化して錫杖のような武器になる。 「まずは幻覚抜きの格闘戦といきましょう。」 「こっちも炎は無しだ。」 骸の右目に刻まれた漢数字が四になり、右目に紫の炎を宿す。そして凄まじい速さでK に肉薄し、錫杖を振り下ろす。 右手のグローブでそれを受け流し、左のワンインチを放つ。 それを体を少しずらしてかわす。いなし、打ち込み、躱し、受け流し、叩き付け、蹴り上げ、突き、横に薙ぐ。数分間 の均衡を経て骸が少し距離をとった。 「では今度は幻覚有りでいきます。」 言うやすぐに錫杖を地面に突き刺し、暗闇に無数の一から六までの漢数字を刻んだ瞳が浮かぶ空間が形成された。 <幻覚を見せられると言うことは知覚のコントロール権を剥奪されたことを示す。> 「何ッ!?」 つまり…という声が響き、暗闇に六人の骸が現れる。 「「「「「「為す術もなく遊ばれるのみ…ですが、6対1で戦うだけに留めましょう、 ただし、本体は一人。貴方に見つけ出し、一撃で沈めることができますか?」」」」」」 そう言って躍りかかる骸。しかしK は表情を崩さずに左手に赤い指輪をはめて不敵な笑みを浮かべた。 「ああ、見つけられるワケねえ、だが、一掃なら出来る。ちょっと前に相手したヤツからの戦利品のお陰でな。」 そして右手にネスツに移植された草薙の炎を、左手に指輪から迸る紅蓮の炎を宿し、一気に地面に叩き付けた。 「「「「「「何ッ!?」」」」」」 六人の骸がまとめて吹き飛び、一人を残して消え失せる。 「やりますね…まさか僕に…」 そう言って残った骸が右手を目の前にかざす。 「このスキルを使わせるとは!」 手を下ろすと骸の右目には五の文字が浮かんでおり、体に黒い斑点が現れる。 「なッ!?…一撃だけだぜ」 「分かっていますよ。どのみち人間道は長時間の使用に向かない。一撃で終わらせましょう。」 そして二人が駆け出す。 ちょうど中間のあたりでぶつかり、二人が離れる。 「黒だよ…」 とK が呟き、骸が顔色を悪くしながら 「ふ…やりますね…僕が…」 と呟いた。 次の瞬間K の「真っ黒ォ!」の声と共に骸の胸元で爆発が起こった。そしてその一瞬後K の左肩から血が噴き出した。 しかし骸は倒れ、K は倒れなかった。 『勝者、K チーム!』 「いつつつつ…おい、マキシマ!何でもねえっつったろうが!」 左肩への処置を終えたK はそれでも心配そうになにくれと様子を聞くマキシマに向けて怒鳴り声を上げ、そして痛そうに 顔をしかめた。 「そら見ろ。お前は前から無茶しすぎるんだよ。傷口を焼いて止血して包帯巻いて…それで済むわけ無いだろうが!」 「何もしねえよかマシじゃねえか!フザケてんのか!?」 喧嘩し始める二人にクーラが 「まあまあ、落ち着いてよ二人とも!K も大ケガしなかったし、勝てたし良かったじゃん!」 わずかに頬を染めたK はバツが悪そうに首肯した。 (ああ、なるほど…協調性が上がった原因はこれか。) K がクーラに恋心を抱いているのを見抜いたマキシマは二人の兄貴分として見守ってやることに決めた。 ちょっとした出来心とにじファンの読み専常連だったところからいくつかカップリングさせてみました。 今回出たのはK Xクーラです。どうやら二人とも関係は良好なようですね。 幕間でも仲の良さを発揮してくれるはずです。台詞ないけどね。 それでは次回予告! ヴァリアーチームVS炎の一匹狼チーム! 一回戦第五試合 KOFの顔、八神庵、手のかかる連中と共に来る!ご期待下さい!では! スクアーロ「それじゃあ次回も死ぬ気で見ろお!見ねえと三枚におろすぞお!…って…ボオオオオオオス!っつーか 俺以外誰もいねえのかよ!」 ご愁傷様です。
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