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初級トライアル-トライアル実習MAP 模擬対戦 ミッション開始時 コウ(三号機)「よーし、いこうか」 ミッション開始 シン(インパルス)「どう攻める?まかせるぜ」 コウ(三号機)「頭を抑えてくれ!」 シン(インパルス)「ああ、わかった。 迂闊に前に出るなよ?」 コスモ・バビロニア来襲 デナン・ゾン2機撃破 セシリー「こんな時に、敵の増援だなんて!」 セシリー登場 セシリー「私にも、援護ぐらいはできるはずです。 ビギナ・ギナ、これより、援護致します。」 流派東方不敗 ミッション開始時 ドモン(シャイニング)「でろぉぉぉぉぉぉっ!!ガンダァァァァァム!!」 ドモン(シャイニング)登場 東方不敗「どこを見ておる!わしはここだ!ここにおる!!」 ドモン(シャイニング)「師匠!」 東方不敗登場 東方不敗「かぁぁぁっ!答えろドモン!! 流派!東方不敗は!!」 ドモン(シャイニング)「王者の風よ!!」 ドモン(シャイニング)&東方不敗「全新!系列!天破侠乱!!」 ドモン(シャイニング)「見よ!」 ドモン(シャイニング)&東方不敗「東方は!紅く燃えている!!」
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異世界のウィッチ3・その2 ――――――――――ある日・出撃の時にて ブウゥウゥウゥゥン・・・ リーネ「俺さん、平気ですか?」 俺「平気だよ。それに、いつまでも出撃しないんじゃ情けないしな」 ゲルト「ネウロイに助けられることも情けないことだとは思うがな」 俺「・・・そうかもな」 シャーリー「おいおい、あんまり酷いこと言ってやるなよバルクホルン、嫌われちまうぞ?」ニヤニヤ ゲルト「なっ・・・」 エーリカ「・・・そだ。ねえねえ俺」 俺「ん」 エーリカ「トゥルーデったらさ、君が気を失ってる間・・・」 ゲルト「!? ま、待てハルトマン!言うな!」 俺「・・・」 何があったんだ? エーリカ「え~?どうしよっかなぁ~・・・俺、知りたい?」 俺「・・・」 一応バルクホルンの様子を見てみるか。 チラッ ゲルト「・・・」キッ ・・・この場合は・・・ 俺「どうでもいいや」 こう答えるのが正しい・・・かな? ゲルト「・・・」フゥ バルクホルンはホッとしたような溜め息を、静かに吐いた。 エーリカ「えぇ~?つまんな~い」 ハルトマンは不満足そうな顔で言う。 ゲルト「フン。そんなことより、今はネウロイを倒すのが先決だろう」 シャーリー「発生地点はまだまだ先だぞ」 ゲルト「しかしだな・・・」 そのとき、リーネが俺の側に寄ってきて、小声で話しかけてきた。 リーネ「俺さん」ヒソヒソ 俺「ん」 リーネ「・・・サーニャちゃんと同じくらい、俺さんのことを心配していた、ってだけ教えておきます」ヒソヒソ 俺「・・・バルクホルンが?」ヒソヒソ リーネ「・・・」コクリ 俺「・・・把握した」ヒソヒソ リーネ「・・・」スッ それだけ言って、リーネは離れた。・・・どんな心配の仕方だったのか気になる・・・ いや、・・・やっぱりどうでもいいや。 ――――――――― キュイイィイィィィィィイィン・・・ビュインッ リーネ「っ!」ズギュンッ バキィィン 戦うことに違和感を覚えなくなったのは、いつからだったかな。 俺「・・・」ガガガガガガガガ バキィン キュイイィイィィン・・・ ビュインッ シャーリー「!」ヒュン シャーリー「てやっ!」ガガガガガ バキィィィン 不思議なものだ。本来だったら、俺は元の世界で勉強をしたりゲームをしたりしていたはずなのに、 この世界で、この世界に生きる人達のために、軍人として戦うことになるなんてな・・・ ビュインッ 俺「っ!」バシュウゥウゥン この世界にきたばっかりの頃は、不安だらけだったな。 でも、誰だって俺みたいな状況に陥ったらああいうふうになるはずだと思う。・・・だって、 変な格好をした空飛ぶ人間が、でっかい武器を持って、黒くて赤い奇妙な生命体と戦っている、なんて、 非常識な世界にいきなり連れてこられて・・・しかも、ほぼ選択の余地無しにこの世界の戦いに巻き込まれて・・・ 普通の人間なら帰りたいと思って当然のはずだ。・・・まあ、今は、そんな不安も忘れてこうして戦っているのだけれど。 ゲルト「はぁっ!」ガガガガガガガガ バキィンバキィン エーリカ「手応えないねえ」ガガガガガガ バキィン 俺「ああ・・・」ガガガガガガガガガ バキィン ・・・ネウロイがあの子を召喚してからというもの、ネウロイの戦力は弱まってきている傾向にあるらしい。 召喚装置の作成には苦労したらしいし、召喚というものはやはり多大なエネルギーを消費してしまうものなのだろう。 この勝機を逃す手は無いということで、近い内に、ロマーニャ奪還のための最終作戦が行われるかもしれない、とミーナは言っていたっけ。 キュイィイイイイィィィン・・・ ま、そんなことは後でいくらでも考えるとして・・・ 今は、目の前の敵を倒すだけだな。そう思い、残り一体のネウロイに銃を向けた。 ・・・その時・・・ ド ク ン ッ ! 不意に襲ってきた感覚に、俺は固まった。 ・・・覚えのある感覚だ。 シャーリー「・・・俺?」 ぎこちなく首を動かして、感覚のした方向に振り向いた。 ・・・本来ならばネウロイとの戦いの最中に、こんなことしてはいけないはずなのだが・・・ どうしても、逆らえなかった。無意識の行動だった。 キュイイイイイィィン・・・ ゲルト「おい俺、どこを見ている!ネウロイがそちらへ行ったぞ!」 ・・・感覚が伝わってきたのは、ロマーニャの方角からだ。それはつまり・・・ ネウロイではなく、 この世界の人間がやったということだ。・・・ え? なぜ? なぜ、この世界の人間が・・・そんなことをする必要がある? リーネ「俺さん!?」 ・・・なぜ、だって?・・・思い当たる理由は、一つしかない。 ・・・自分達の戦力にするため、だ。 エーリカ「何してんの俺!」ヒュンッ ・・・なんだよ・・・ これじゃあ・・・ 俺「・・・」 人も、ネウロイと・・・変わらないじゃないか・・・ エーリカ「はっ!」ガガガガガガ・・・ バキィイィィィン エーリカ「・・・ふぅ」チャキッ 俺「・・・」 人も、ネウロイも・・・ 俺の力を勝手に利用して・・・ リーネ「俺さん?どうしたんですか?」 俺の世界の人を勝手に利用して・・・ 俺「・・・」 ・・・俺の守ろうとした『この世界の人間』ってのは、こんなものだったのか? シャーリー「・・・?」 ・・・こんなことになるなら、 いっそあの時・・・ ゲルト「俺ッ!!」 怒鳴り声がする。・・・それでも、俺はその方向を向かない。 どうしても、動くことができなかった。 ガバッ 俺の服が誰かに掴まれる感覚がした。・・・ついに、俺はその方向を向く。 俺「・・・バルクホルン・・・」 ゲルト「・・・貴様、何をしている」 ・・・ エーリカ「・・・俺」 俺「・・・」 エーリカ「戦いの最中に余所見してボーっとするなんて、自殺行為みたいなもんだよ」 ・・・それはわかってる。 俺「・・・」 ゲルト「・・・なんとか言ったらどうだ?」 ・・・ 俺「・・・なあ、みんな」 『?』 俺「・・・俺がここにいることは、間違いだったのかな」 エーリカ「・・・は?」 リーネ「・・・いきなり、何を言い出すんですか?」 俺「・・・俺がいるから、こんなことになっちまったんじゃないのかな・・・?」 シャーリー「・・・あのさ、俺?話が見えないんだけど」 俺「・た・・が、・・され・」 ゲルト「ん?」 「・・・また誰かが、召喚された」 『・・・!?』 異世界のウィッチ3・その4
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異世界のウィッチ3・その2 ――――――――――ある日・出撃の時にて ブウゥウゥウゥゥン・・・ リーネ「俺さん、平気ですか?」 俺「平気だよ。それに、いつまでも出撃しないんじゃ情けないしな」 ゲルト「ネウロイに助けられることも情けないことだとは思うがな」 俺「・・・そうかもな」 シャーリー「おいおい、あんまり酷いこと言ってやるなよバルクホルン、嫌われちまうぞ?」ニヤニヤ ゲルト「なっ・・・」 エーリカ「・・・そだ。ねえねえ俺」 俺「ん」 エーリカ「トゥルーデったらさ、君が気を失ってる間・・・」 ゲルト「!? ま、待てハルトマン!言うな!」 俺「・・・」 何があったんだ? エーリカ「え~?どうしよっかなぁ~・・・俺、知りたい?」 俺「・・・」 一応バルクホルンの様子を見てみるか。 チラッ ゲルト「・・・」キッ ・・・この場合は・・・ 俺「どうでもいいや」 こう答えるのが正しい・・・かな? ゲルト「・・・」フゥ バルクホルンはホッとしたような溜め息を、静かに吐いた。 エーリカ「えぇ~?つまんな~い」 ハルトマンは不満足そうな顔で言う。 ゲルト「フン。そんなことより、今はネウロイを倒すのが先決だろう」 シャーリー「発生地点はまだまだ先だぞ」 ゲルト「しかしだな・・・」 そのとき、リーネが俺の側に寄ってきて、小声で話しかけてきた。 リーネ「俺さん」ヒソヒソ 俺「ん」 リーネ「・・・サーニャちゃんと同じくらい、俺さんのことを心配していた、ってだけ教えておきます」ヒソヒソ 俺「・・・バルクホルンが?」ヒソヒソ リーネ「・・・」コクリ 俺「・・・把握した」ヒソヒソ リーネ「・・・」スッ それだけ言って、リーネは離れた。・・・どんな心配の仕方だったのか気になる・・・ いや、・・・やっぱりどうでもいいや。 ――――――――― キュイイィイィィィィィイィン・・・ビュインッ リーネ「っ!」ズギュンッ バキィィン 戦うことに違和感を覚えなくなったのは、いつからだったかな。 俺「・・・」ガガガガガガガガ バキィン キュイイィイィィン・・・ ビュインッ シャーリー「!」ヒュン シャーリー「てやっ!」ガガガガガ バキィィィン 不思議なものだ。本来だったら、俺は元の世界で勉強をしたりゲームをしたりしていたはずなのに、 この世界で、この世界に生きる人達のために、軍人として戦うことになるなんてな・・・ ビュインッ 俺「っ!」バシュウゥウゥン この世界にきたばっかりの頃は、不安だらけだったな。 でも、誰だって俺みたいな状況に陥ったらああいうふうになるはずだと思う。・・・だって、 変な格好をした空飛ぶ人間が、でっかい武器を持って、黒くて赤い奇妙な生命体と戦っている、なんて、 非常識な世界にいきなり連れてこられて・・・しかも、ほぼ選択の余地無しにこの世界の戦いに巻き込まれて・・・ 普通の人間なら帰りたいと思って当然のはずだ。・・・まあ、今は、そんな不安も忘れてこうして戦っているのだけれど。 ゲルト「はぁっ!」ガガガガガガガガ バキィンバキィン エーリカ「手応えないねえ」ガガガガガガ バキィン 俺「ああ・・・」ガガガガガガガガガ バキィン ・・・ネウロイがあの子を召喚してからというもの、ネウロイの戦力は弱まってきている傾向にあるらしい。 召喚装置の作成には苦労したらしいし、召喚というものはやはり多大なエネルギーを消費してしまうものなのだろう。 この勝機を逃す手は無いということで、近い内に、ロマーニャ奪還のための最終作戦が行われるかもしれない、とミーナは言っていたっけ。 キュイィイイイイィィィン・・・ ま、そんなことは後でいくらでも考えるとして・・・ 今は、目の前の敵を倒すだけだな。そう思い、残り一体のネウロイに銃を向けた。 ・・・その時・・・ ド ク ン ッ ! 不意に襲ってきた感覚に、俺は固まった。 ・・・覚えのある感覚だ。 シャーリー「・・・俺?」 ぎこちなく首を動かして、感覚のした方向に振り向いた。 ・・・本来ならばネウロイとの戦いの最中に、こんなことしてはいけないはずなのだが・・・ どうしても、逆らえなかった。無意識の行動だった。 キュイイイイイィィン・・・ ゲルト「おい俺、どこを見ている!ネウロイがそちらへ行ったぞ!」 ・・・感覚が伝わってきたのは、ロマーニャの方角からだ。それはつまり・・・ ネウロイではなく、 この世界の人間がやったということだ。・・・ え? なぜ? なぜ、この世界の人間が・・・そんなことをする必要がある? リーネ「俺さん!?」 ・・・なぜ、だって?・・・思い当たる理由は、一つしかない。 ・・・自分達の戦力にするため、だ。 エーリカ「何してんの俺!」ヒュンッ ・・・なんだよ・・・ これじゃあ・・・ 俺「・・・」 人も、ネウロイと・・・変わらないじゃないか・・・ エーリカ「はっ!」ガガガガガガ・・・ バキィイィィィン エーリカ「・・・ふぅ」チャキッ 俺「・・・」 人も、ネウロイも・・・ 俺の力を勝手に利用して・・・ リーネ「俺さん?どうしたんですか?」 俺の世界の人を勝手に利用して・・・ 俺「・・・」 ・・・俺の守ろうとした『この世界の人間』ってのは、こんなものだったのか? シャーリー「・・・?」 ・・・こんなことになるなら、 いっそあの時・・・ ゲルト「俺ッ!!」 怒鳴り声がする。・・・それでも、俺はその方向を向かない。 どうしても、動くことができなかった。 ガバッ 俺の服が誰かに掴まれる感覚がした。・・・ついに、俺はその方向を向く。 俺「・・・バルクホルン・・・」 ゲルト「・・・貴様、何をしている」 ・・・ エーリカ「・・・俺」 俺「・・・」 エーリカ「戦いの最中に余所見してボーっとするなんて、自殺行為みたいなもんだよ」 ・・・それはわかってる。 俺「・・・」 ゲルト「・・・なんとか言ったらどうだ?」 ・・・ 俺「・・・なあ、みんな」 『?』 俺「・・・俺がここにいることは、間違いだったのかな」 エーリカ「・・・は?」 リーネ「・・・いきなり、何を言い出すんですか?」 俺「・・・俺がいるから、こんなことになっちまったんじゃないのかな・・・?」 シャーリー「・・・あのさ、俺?話が見えないんだけど」 俺「・た・・が、・・され・」 ゲルト「ん?」 「・・・また誰かが、召喚された」 『・・・!?』 異世界のウィッチ3・その4
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異世界のウィッチ2・その8 ――――――数日後の晩・俺の部屋にて いつもの訓練を終え、夕食も食べ終えて、 俺は、自室のベッドの上で、以前買った本をめくりながらゴロゴロしていた。 そうして何十分かが経過した。ふと、時計を見た。 ・・・そろそろあの時間か?そう思ったら、 宮藤「俺さーん!お風呂いいですよー!」 宮藤が俺の部屋の前で元気の良い声で知らせてくれた。 俺「りょーかーい・・・」 俺はいつも他の11人があがってから風呂に入る。 ここの風呂は露天風呂だ。まさか異世界にきても露天風呂があるとは思いもしなかった。 見たときは本当に驚いたものだった。 ――――――――風呂場 ザパー ・・・チャポン 身体を流して湯に浸かる。 俺「・・・」 風呂に入っている最中は、俺はいつも考え事をしている、 以前は元の世界に帰る手がかりを探す方法を、 最近は、・・・戦争が終わったら俺はどうするのかを。 俺「・・・」 いつまでも戦争が続くわけではない。必ず、いつかは終わる。 人類が勝つかネウロイが勝つかはわからないが・・・ ネウロイが勝った場合を考えても仕方ないので人類が勝った場合を考える。 今のところ候補に挙がっているのは・・・世界を見てまわるか、あるいは他の場所で戦いを続けるか、といったところか。 ・・・できることなら、いつまでもみんなと一緒にいたい。でも、・・・そんな未来はありえない。 ・・・そう思うと、なんだか寂しくなる。 ・・・ふと、夜空を見上げてみた。もう少しで満ちそうな綺麗な月がそこにはあった。 それにしばし見とれていたら、 ガラッ 風呂場の戸が開けられる音がした。 俺「!?」 誰だろうか。・・・もうみんな入り終えたんじゃなかったのか? 目は向けずに問いかける。 俺「誰だ?」 俺の背後の誰かが答える。 「私です」 ・・・この声は、サーニャ? 俺「・・・お、俺上がるぞ!」 目を閉じて、頭の上に乗せていたタオルを腰に巻き、慌てて腰を上げたら、 サーニャ「いえ、あの・・・待ってください」 サーニャが言った。 サーニャ「その・・・私と一緒にお風呂は・・・嫌ですか?」 ・・・そう言われると・・・ 俺「・・・」 俺は目を開けて、無言で再び湯に浸かった。 ペタッペタッ サーニャが湯船に歩み寄ってくる音が聞こえる。 チャポン サーニャが俺の隣に腰掛けて脚を湯につけた。 俺「・・・」 サーニャ「・・・」 視界の右端にサーニャの白い脚が見えた。 俺「・・・」 なんとなく、顔を左に逸らした。 サーニャ「・・・」 俺「・・・」 ・・・なんだ、この状況は・・・ 俺「・・・」 サーニャ「・・・」 ・・・沈黙に耐えられなくなり、俺は口を開いた。 俺「あ、あのさ、サーニャ」 サーニャ「はい」 俺「・・・なんでわざわざ俺が入ってるときに風呂に来たんだよ?まだ入ってなかったのか?」 サーニャ「いえ・・・二人きりで話したいことがあったんです」 話したい事? 俺「なんだ?」 サーニャ「・・・俺さん・・・あの時、何を考えていたんですか?」 ・・・あの時? 俺「なんの話だ」 サーニャ「・・・俺さんが二日ぶりに目を覚ましたときのことです・・・」 俺「え?」 サーニャ「ミーナ隊長から作戦を伝えられた後・・・何か、寂しそうな顔をしていました」 俺「・・・」 どうして、俺はこんなにも内の感情を悟られてしまいやすいのだろうか。 サーニャ「・・・何を、考えていたんですか?」 改めてサーニャが問う。 ・・・サーニャになら、言っても良いか。 俺「・・・サーニャ。俺は、この居場所が、・・・お前達の居るこの場所が好きだ」 サーニャ「・・・」 俺「だから、・・・ずっとこのまま、お前達とこうして一緒にいたい、戦っていたいって思うんだ。・・・でも」 サーニャ「・・・でも?」 俺「いつか、戦争は終わるんだよな」 サーニャ「・・・はい」 俺「その時・・・俺は、どうすればいいのかな、って、思ってさ・・・」 サーニャ「・・・」 俺「・・・先のことなんて考えたって仕方ない、なるようになる、ってのはわかってるけど、どうしても、な・・・」 再び夜空を見上げた。月は、少し雲に隠されていた。左上の部分だけが姿を見せている。 俺「・・・また、独りになるんだよな、俺・・・」 そう俺が呟いたら、 サーニャ「っ!」 ピトッ 俺「・・・?」 サーニャが俺の腕にしがみついた。 サーニャ「・・・俺さん」 俺「・・・どうした?」 俺はサーニャに目を向けて尋ねる。 サーニャ「・・・心配、しないでください」 俺「・・・え?」 サーニャ「・・・」 俺「・・・」 その言葉の意味はなんとでも捉えられる。 理解に困っていると、サーニャは俺の顔を見上げて、 サーニャ「・・・」ニコッ 微笑んだ。 俺「・・・っ!///」ドキッ その瞬間、俺の中に、抑えようの無い衝動が湧き上がってきた。 ガシッ サーニャ「!///」 気付いたら、俺はサーニャを抱きしめて、 チュッ 俺「・・・///」ピョコンッ サーニャ「・・・///」ピョコンッ キスしていた。その瞬間、何故か俺達二人は、無意識に使い魔を発現させていた。 サーニャは俺の腕に手を添えた。俺は右手でサーニャの身体に巻かれていたタオルを剥ぐ。 サーニャ「っはぁっ・・・///」 顔を離して、俺は視線を下に向ける。小振りな胸が目に入る。 スッ サーニャ「あっ・・・///」 俺は左の胸に顔を埋めた。サーニャの心臓が早鐘を打っているのを感じる。 そのまま、乳首に吸い付いた。 俺「っ・・・///」 サーニャ「・・・んっ///」 右手に持ったタオルは床に置き左手はサーニャの右胸を触る。柔らかい・・・ しかし、どうしてこんなにも女性の胸というものは魅力的なのだろうか。本能に刻まれでもしているのか? サーニャ「・・・///」ハシッ 俺の頭が胸に押し付けられる。サーニャが俺の頭を軽く押さえつけているようだ。 それに合わせて、目の前の、白くて柔らかい物体が歪む。 チュッ・・・チュパッ サーニャ「んぅっ///」 乳首を吸うと、サーニャが気持ち良さそうに喘ぐ。 俺はサーニャの乳首を舌で舐め、左手はもう片方の乳首をつまむ。 サーニャ「っ!///」ピクッ 少しだけサーニャの身体が震えた。それと同時に、顔を押さえていた手の力が抜けて、 代わりに股に力が入ってサーニャは内股になった。 ・・・ピチュッ サーニャ「あ・・・///」 乳首から唇を離す。サーニャは、少し名残惜しそうな顔をする。 俺は、胸の少し上辺りにキスして、 サーニャ「んふっ・・・///」 そのままサーニャの肌から唇を離さずに、鎖骨、そして首に移動させた。 サーニャ「んっ・・・はぁっ///」 首にキスしながら、俺は空いていた右手をサーニャの腰に回して固定し、胸を触っていた左手をサーニャの尻に回した。 サーニャ「きゃっ・・・///」 サーニャは驚いたような声をあげる。構わず、俺は尻尾の生えたサーニャの尻を撫でた。 胸と同じように柔らかい手触りのそこを撫で回し、少々乱暴に肉を掴む。 サーニャ「・・・~~っ!///」 初めのキスの時点で少し赤くなっていた顔をさらに赤くするサーニャは、 何を思ったのか、密着していた身体の僅かな隙間から、右手を俺の下半身に伸ばし、 俺「・・・っ!?///」 熱く硬く膨らんだ俺の下腹部の肉棒を掴み、 サーニャ「・・・はぁっ///」 決心したような溜め息を吐いてから右手を上下に動かし始めた。 俺「・・・んっ!?///」 ぎこちなく、でも丁寧に扱くサーニャの手つきに快楽を感じつつ、 ついに俺は、左手をサーニャの尻から動かして、秘部に伸ばす。 サーニャ「っ!///」ビクンッ またサーニャは身体を震わせる。一瞬右手の動きを鈍らせるが、すぐにまた上下に扱き始める。 俺はサーニャの首から唇を離し、サーニャの顔を見た。 月明かりを遮っている少し曇った夜空を背景に、顔を赤くして珠のような汗を光らせるサーニャの顔は、とても綺麗だった。 サーニャと視線が交わり、 チュッ 俺たちは再びキスをする。・・・湯の中のお互いの秘部を弄りながら。 サーニャ「んっ!///」ビクッ 俺「くっ!///」ピクッ 慣れてきたのか、少しずつサーニャの右手の扱く速度が増していく。もう少しで出そうだ。 負けじと俺もサーニャの秘部の割れ目を中指でなぞる。 湯の中で、指先にぬるぬるした何かが付着するのを感じる。感じているのか。 意を決し、俺は中指を割れ目に突き刺した。 サーニャ「きゃっあぁっ!///」ピクッピクッ それに反応したように、サーニャは背筋をピンと反らせて、・・・達したようだ。 サーニャの右手に力が入った。・・・その時点で、俺も限界だった。 俺「くぅっ!///」ビュルッ ・・・白くてドロドロした液体が湯の中から飛び出し、サーニャの上半身にかかった。 ・・・そして、どちらともなく身体の緊張を緩ませた。 俺「・・・///」ハァハァ サーニャ「・・・俺・・・さん・・・///」ハァハァ とろんとした瞳で俺を見つめてくる。 ・・・ふと、罪悪感に苛まれた。 俺「・・・ごめんな、サーニャ」ハァハァ サーニャ「・・・え?」ハァハァ 俺「・・・なんか、こんな無理矢理な形で、その、やっちまってさ・・・」 本人の同意無しにこんな行為をしてしまったことを謝罪する。 それに対して返ってきたのは、意外な言葉だった。 サーニャ「謝る必要なんて、ありませんよ・・・?」 俺「・・・え?」 サーニャ「・・・別に、嫌ではありませんでしたし・・・どっちかというと・・・///」 頬を染めてサーニャが言ってくる。 改めて目の前の少女を愛おしく思い、・・・俺は静かにサーニャを抱きしめた。 俺「・・・」 サーニャ「・・・」ハシッ サーニャは俺の背中に手を回して、言った。 サーニャ「もう一度言います。俺さん。心配しないでください」 俺「・・・」 サーニャ「私は・・・何があっても、ずっと俺さんのお側にいるつもりです。だから、俺さんは絶対に独りにはなりません・・・」 俺「・・・」 そういうことだったか。 俺「ありがとな、サーニャ」 サーニャ「・・・いえ・・・///」 ・・・戦いが終わったら、サーニャと一緒に世界を回る。・・・それも、良いかもしれない。 少し息が乱れているサーニャと抱き合いながら、俺はそう思った。 異世界のウィッチ2・その10
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル アルゲートオンライン ~侍が参る異世界道中~ 著者 桐野紡 イラスト Genyaky 出版社 アルファポリス レーベル アルファポリス Nコード N8654BV 連載開始 2013年 11月07日 備考 Web版一部ダイジェスト化済 あらすじ ある日、目を覚ますと、VRMMO「アルゲートオンライン」の世界に、侍として転生していた高校生・稜威高志(いづたかし)。現代日本での生活に未練が無い彼は、ゲームの知識を活かして異世界を遊び尽くそうと心に誓う。バトルで無双し、未知の魔法も開発。果ては特許ビジネスで億万長者に……思うがままに異世界生活を楽しんでいた彼だが、人攫いからエルフの少女を助けたことで、その運命は思わぬ方向へ動き出していく―― 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ アルゲートオンライン ~侍が参る異世界道中~ 2015年 02月27日 一般書 978-4-434-20346-6 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ アルゲートオンライン 2 ~侍が参る異世界道中~ 2015年 06月26日 一般書 978-4-434-20757-0 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ アルゲートオンライン 3 ~侍が参る異世界道中~ 2015年 10月26日 一般書 978-4-434-21239-0 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ アルゲートオンライン 4 ~侍が参る異世界道中~ 2016年 02月26日 一般書 978-4-434-21673-2 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 関連リンク Web版 「アルゲートオンライン~侍が参る異世界道中~」
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異世界からの挑戦状 ◆j3Nf.sG1lk 『神出鬼没の怪盗紳士、今度は警察署から!?』 新聞の一面に踊った一文を読みながら、少女は一人深い溜息を漏らす。 瞼を落とし、瞳を硬く閉じ、放たれた少女の息は、重く、周囲の空気が一気に澱む様な気配さえある。 少女は落ち込んでいた。それはもう、最高にダウナーな気分だった。 「勘弁してよ……もう……」 少女は顔を上げ、今一度新聞へと目を向ける。 勿論、そこに書かれている内容に変化は無い。 似ても似つかない、と言うより性別すら違う想像図が少女をあざ笑うだけだった……。 さて、ではそろそろ少女が肩を落としてこの上なく落ち込んでいる理由を語ろう。 それは、その新聞に載った記事の内容に少女が深く関わっているからに他ならない。 では、どう深く関わっているというのだろう。 まずはそこからこの物語を始めるとしよう。 新聞に書かれている『怪盗紳士』、それは、世界にその名を轟かせる美術品専門の泥棒の名であり、犯行前に予告状を出すという少々古臭い思考を有する者だった。 犯行を予告するカードを美術品の所有者へ送りつけ、わざと警察などを呼び、大胆な犯行に及ぶ。 それは絶対的な自信の表れ。 警察を手玉に取り、いつの間にか目的の品と、そして、絵のモチーフになったものを怪盗紳士が犯行を行った証拠として華麗に盗み出す。それが何時もの怪盗紳士の手口だった。 だが、それがどういうわけか、今回は違った。 目的の品は盗めず、変装は暴かれ、一人の少女に追い詰められる怪盗紳士がそこに居たのだ。 「観念しなさい!怪盗紳士! アンタの仮面は剥がされたんだ!!」 天性の観察眼と地道な努力で積み重ねた知識を推理力に変え、長年追いかけていた大怪盗棒の正体を見事に暴き、 逃げ道を封じて追い詰めつつ、最後の止めとばかりに重要な証拠をつきつける。 まさに華麗にして鮮やか。 少女の推理は一部の隙も無い完璧なものだった。 怪盗紳士の顔色にも動揺が浮かぶ。 目の前には一人のよく見知った少女探偵。周りを囲む大勢の警察。 流石の神出鬼没の大怪盗である怪盗紳士も、僅かばかりに捕まる覚悟というものを心の奥底に抱いてしまう。 ……だが所詮、それは僅かばかりと言っていい程の覚悟だ。 怪盗紳士の余裕の笑みは崩れないし、怯まない、躊躇わない。 たとえ全ての策が探偵の推理よって白日の下に晒されようと、怪盗は探偵に白旗を上げる事などしないのだ。 「まだ甘いわよ、フミちゃん。 この程度で怪盗紳士が降参すると思う?」 だが、少女も怪盗紳士に負けず心の強い人間。そんな怪盗紳士の挑発にも同じように動じない。 少女はその類まれなる観察眼で怪盗紳士から決して眼を離そうとはしない。 この何をしてくるかわからない相手に対して用心しすぎると言う言葉は存在しないからだ。 ゆえに微妙な体の動きや、瞳、口、指先まで少女はありとあらゆる可能性を考えて見つめ続ける。 まさか、この状況で逃げられるわけが――、と誰もが思う瞬間に何かが起ころうと、少女は必ず対処できると信じた疑わない。 それが少女に出来る最善手と信じているからだ。 ……だが、残念ながら、今回ばかりは少女の想定した事態に収まらなかった、その一言に尽きるだろう。 強烈な破裂音が響いた。 そして、響き渡った耳を貫くような轟音と共に始まった建物全体を揺らす強烈な揺れ。 少女の頭に過ぎったのは『地震』と言う二文字。 それに少女は足元を救われ、気が付けば思わず膝を付いてしまっていた。 「きゃぁっ!」 少女らしい年相応な悲鳴が上がる。 突然の音と揺れに恐怖し、少女は瞳を閉じる。 当然、それを見逃す怪盗紳士ではない。 「フフッ、やっぱりフミちゃんは可愛いわね」 その声と共に怪盗紳士の姿が消えた。 少女は瞼を閉じてしまった為、消えた瞬間を見逃してしまう。 だが、直ぐに恐怖を押し込め瞼をこじ開ける事で、怪盗紳士がどうやって消えたかを理解する。 怪盗紳士は消えたわけじゃない。 ただ普通に逃げただけだ。 建物の壁を外から仲間に破壊させる事で、その穴から……。 少女は落胆した。 だが、少女の冷静な思考はこのまま落ち込んでいる場合ではないと言う警告も同時に発する。 「……ま、待てっ!」 一拍遅れてそう声に出したが、時既に遅く、怪盗紳士は仲間の操縦する輸送機から垂れ下がった簡易梯子に掴まり、悠々と空中散歩と洒落込むように闇の中へと消えていく。 こうして少女は、追い詰めた獲物を取り逃がしたのである。 ◆ ◆ ◆ って、これじゃ、怪盗紳士は逃げた事になってるって? いやいや、語るべき物語はこれで終わりなわけないじゃないですか。 この後に続くお話もちゃんと用意してますよ。 ここまでは、あくまで怪盗紳士と少女探偵の戦い。 これから先は……、まぁ、読者の皆様の眼でご確認ください……。 ◆ ◆ ◆ 怪盗はまんまと警察と探偵の前から姿を消した。 それこそ、見事と言わんばかりの手口で……。 だが、現実は探偵にも、その逃げおおせたはずの泥棒でさえもあざ笑う。 「な、なに……あの光は……」 少女の呟きが、目の前の現実を物語っていた。 少女の見た光景は未だ解決の糸口さえ掴めない不可思議な現象。 いや、不可思議な現象と言ってしまっては元も子もないだろう。 あれは、あの出来事は、不可思議などという単純な言葉で纏められるほど優しいものではないのだ。 なぜなら、少女の目に映っているのは、明らかにこの世の常識では決して解き明かせない現象であり、 トリックどころか、推理の取っ掛りを考える余地さえ無い光景。 今現存するあらゆる技術の可能性を考えても起こしえないと断言できる異常な光景だ。 少女が見たもの、それは、闇夜の中、突如現れた金色の太陽が光を伸ばし、怪盗紳士を助けに来た輸送機を文字通り貫くという目を疑う光景だったからだ。 闇夜に紛れるように消えようとしてた巨大な航空機が赤黒い炎を上げてゆっくりと重力に惹かれる様に下へ下へと向かっていく。 その姿は、さながら戦争映画のワンシーンのように、全ての人間に絶望的な圧力を齎した。 『神の裁き』 あの光景をたとえるとして、それが最も適した表現だろう。 怪盗紳士を助けた輸送機から薄っすらと光が伸びたと思ったら、その光は極光となり、輸送機を焼き払う。 それこそ神々の怒りに触れた人間が大地ごとなぎ払われるかの如く圧倒的な圧力を持って。 当然の如く辺りは混乱。 周囲にいた警察官や、自分の事を信頼している刑事、または、事件関係者達がそれぞれ思い思いの言葉を発し、一時は騒然、収拾が付かない状況になった。 当然少女も完全に思考が停止し、その場に固まったまま動けなくなる。 状況を理解しようと視界を広げる事が出来たのは、輸送機が辛うじて海へと着水し、金色の太陽が消えてしばらく経ってからだったのは言うまでも無い……。 そして、物語は再び新聞を前にして落胆している少女の元へ戻る。 幸い、輸送機は人のいない海上に墜落した。 その為、直ぐに海保の巡視船が漂流中の怪盗紳士を捕縛したと言う報告を受ける事はできたが、それ以外の情報は一切無い。 破砕された輸送機の破片からも大した情報は得られず、またその後、あの太陽のような光の目撃情報も皆無。 残された唯一の手がかりは、奇跡的に無傷で生き残った怪盗紳士ただ一人だけなのだが……、少女は既に諦めていた。 なぜなら、あんな出来事、たとえ怪盗紳士がどんなに不可思議な現象を用意しようと再現不可能だと確信しているからだ。 おそらく彼女の話は何の推理の足しにもなら無いだろう。 あれは夢。そうであってほしい。 全てをこの世界の理に則って、様々な不可思議な現象もトリックで説明できると信じている少女だったが、 流石に今回ばかりは、自身の見たあの光景を論理的に証明する術を持たず、ただただ思考の渦に埋没するばかり……。 つまりは、これが少女の落胆している理由であり、深い溜息の理由だったのである。 怪盗紳士を実力で追い詰めながら、逮捕は不可思議な現象による奇跡の産物という、なんとも釈然としない結果となり、 加えて、この新聞が伝えているのが事実なら、怪盗紳士も既に警察から逃げ出したらしい。 そして、トリックなどでは証明不可能な異常な光景を目の当たりにしてしまった事実。 その三つが、少女をこんなにも疲弊させ、落ち込ませているのである。 少女は一人、溜息とともに言葉を漏らす。 「……たく、お前が消えてから、なんだか世界がおかしな方向に向かってる気がするよ……」 それは、数年前に行方不明になったある少年へと向けられた言葉だった。 突然消えた居候先の少年。 いずれ帰るだろうと大して心配してなかったのに、二日経ち、三日四日、一週間……。 楽観視できる日数をゆうに超えても帰ってこない。 気付けば、何の音沙汰もなく、時間だけが流れていく。 当然警察の捜査も行われた。 だが、警察は見事に空振りばかり。 少年と親しくしていた刑事二人も同時期に行方不明になっている為、ただの高校生失踪事件などで収まるはずもなく、 捜査範囲は大規模になる一方だと言うのに、僅かな手がかりさえつかめず、何の進展も得られない状態が続くだけ。 そんな無為な時間が繰り返され、三年以上の年月が流れてしまっていた……。 「どういうわけか、お前の代わりにと言わんばかりに私はおかしな事に巻き込まれる回数が多くなってる気がするし……、 気付けば、お前がしたみたいにお爺様のように探偵の真似事をするようになっちゃった……」 少年は帰らない。 いつまで待っても帰らない。 信じて待ち続けている少女を裏切って、少年はいまだ帰らない……。 「わかってんのか?私はまだ中学生だぞ、そんないたいけな女の子に何させてんだよ……、ちょっとは考えろよ……」 少女の声はだんだんと悲しみを含ませ、ついには涙をはらむ。 少女の心は折れる寸前だった。 最初は何かの事件に巻き込まれるたびに、警察の役に立てればという軽い気持ちだったはずなのに、 気が付けば、少女は幾多の事件を解決する立派な探偵の仲間入りをしてしまっていた。 祖父の真似事、居なくなった少年の真似事……。 その程度の事だったはずなのに、今では一部の刑事から多大な信頼を寄せられ、それこそあの少年のように多くの事件に関わるようになっている。 たった一人で……。 「お前がやらなきゃいけない事を、人に押し付けんなよ……」 少女の抱えたものは圧倒的な寂しさと切なさ。 少年の真似事を続ければ続けるほど、自分はいつまでたっても少年の背中を見ているだけだと気付かされる。 そして、気が付けば、一人で犯罪者に立ち向かう自分の姿が滑稽に映り、自分の存在に疑問を浮かべるのだ。 このポジションは私の役割じゃないだろう、と……、自分には荷が重いだけだ、と……。 「あれから何年経ったと思ってんだよ。 美雪お姉ちゃんだってとっくに高校卒業して、今や現役の女子大生だ。 いいか、女子大生だぞ、女子大生。お前が聞いたら泣いて喜びそうな単語じゃん。 だってのに、何で誰にも知らせず、どっか行っちゃってんだよ……」 少女の涙が溢れ、今にも頬を一筋の雫が零れ落ちそうだ。 心の中で押し殺していた感情が一気に決壊し、いつ滝のように泣きじゃくってもおかしくないと感じさせる。 ……だが、なぜか少女はギリギリの所で踏みとどまり、決して涙を地面に零さない。 「何で何年も帰ってこないんだよ。何で連絡すらもよこさないんだよ……。 百歩譲って私にはいいけどさ、やっぱ美雪お姉ちゃんには連絡くらいしてやれよ。 美雪お姉ちゃん、お前が帰ってこなくて随分泣いて過ごしてたんだぜ。表にはめったに出さなかったけどな。 わかるか? 私の前でもお姉ちゃん、ずっと何でもない風に振舞って、いつだってお前の帰りを信じてたんだ。 いつだって、お前が帰ってくるって信じて、周りの人間が暗い話題出す度にそれを否定して、いつだって笑顔でいたんだぜ。 けど、時折見せる悲しげな表情を私は見逃さない。いや、違う。見逃さないんじゃなくて、見逃せない。 なぜなら、私だって金田一耕助の孫だからだ。お前だけじゃない。 美雪お姉ちゃんがどんなに隠し通そうとしても、受け継がれた観察眼は容易くお姉ちゃんの微妙な変化を記憶に焼き付ける。 そうして、容易にその心の中を想像させる……」 涙を零さない理由、それは……、少女が探偵だったからに他ならない。 わけもわからず、流れに身を任せるように受け継いだポジションだったが、それでも少女は今の自分がやらなければならない事を理解しているのだ。 少女は守りたかった。 少年が帰ってきたとき、少年の居るべき場所を守りたかった。 少年の代わりになって、少年の過ごしてきた時間を、ただ守りたかった。 それが少女が決して涙を零さない理由である。 少女は決して涙を零さない。 それはもう、長い時間溜め込んだものをこんなところで吐き出せるかと言う、少女の強さと言ってもいいだろう。 「届いてんのかよ、お前に、お姉ちゃんの気持ちが。 届いてないのかよ、お前に、私の切実な声が。 なぁ、頼むよ。 届いてんなら帰って来いよ。 届いてんなら連絡ぐらいよこせよ」 涙の代わりに少女は声を張り上げる。 それは悲痛から生まれたとはいえ、力強く想いのこもった声だった。 「なぁ、頼むよ、そろそろ帰って来いよ……、もう我がまま言わないからさ……、なぁ、はじめ……」 少女の想いの篭った悲痛な叫びが虚空に向かい、そして消える。 返ってくる声は、当然聞こえなかった……。 ◆ ◆ ◆ これにてこの世界の幕は閉じられる。 少女はこれからも涙を押し殺し、消えた少年の代わりとなって世界を形作っていく一本の柱となるだろう。 勿論、それは誰かが望んだものでもない。 辞めようと思えば、少女はいつだって自身に与えられた役を降りる事が出来るはずだ。 だが、おそらく少女は降りない。 少女は少年の抜けた穴を埋めることを無意識のうちに受け入れ、またいずれその穴に納まるべき少年が帰ってくることを信じて疑わないからだ。 ゆえに、少年が少女の元に帰るまで少女は役を降りず、この世界の物語は永遠に綴られていく。 それがこの世界の現実であり、全てなのだ。 残酷なようだが、少女の物語は、まだ始まったばかり……、そう付け加えさせてもらおう……。 ……さて、語るべき少女の物語は語り終えた。 ここより先は完全に物語としては蛇足。 しかし、どこか別の世界にとっては、もしかしたら重要になるのかもしれない話し。 覗いてみよう、少女の覗けなかった世界の裏側を……。 挑戦しよう、誰かから届けられた挑戦状に……。 ◆ ◆ ◆ あら、刑事さんお久しぶり。 え?こうやって面と向かって話すのは初めてだって? いいえ、私は何度も貴方の前に立ってるわ。 通行人だったり、被害者の家族や知り合いだったり、容疑者の一人だったり……、そういえば、事件の目撃者として聞き込みされた事もあったわね。 一番最近だと、貴方の同僚の刑事にも成りすましたし……。 あ、やっぱり気付かなかった?あれ、私なのよ。 いつだったか、今みたいにこの取調室で事情聴取だって受けた事もあるしね。 フフ、面白い顔。驚きすぎよ。 毎回貴方は気付かない。それは、私が怪盗紳士だから……。 え?無駄話はいいですって? ヒドいわね。これでも真面目に話してあげようと思ってるのよ。 なんせ、私だってまだ頭の中を整理できていないんだから。 あまりに馬鹿げた話だからね、私自身も正直どう話していいかわからないの。 だから、こういった前置きも必要なのよ。高揚した気分のままじゃ饒舌になってしまう乙女心、理解してほしいわね。 何、その白けた目は、こんな若くて綺麗な子を前にして失礼じゃない。 って、そういえばまだ私の顔、あの時のままだったわね。 ごめんなさい、このメイク、特殊な溶剤を調合して作られているから、たとえ貴方ご自慢の科捜研でも剥離剤を用意するのに最低三日はかかるわ。 素顔を見せられなくて残念ね。 さて、それじゃ……、まず何から話そうかな。 貴方は何から聞きたい? 今の私からなら、貴方次第でどんなことでも聞きだせちゃうわよ。 勿論、年齢体重スリーサイズは女の子のトップシークレットだから、大人の男なら空気を読んでほしいけど……、フフッ、貴方だったら……。 なんて冗談よ、冗談。何赤くなってるの?ホント面白いわね。 あれ?怒った? ダメよ、刑事さんがそんなに簡単に挑発に乗っちゃ。 行方不明のあの人達も悲しむわよ。 あら……、今度は落ち込んだ? ホントに顔に出やすい刑事さんね。 大丈夫よ、あの二人の事は私もよく知ってるわ。追い詰められた事もあるしね。 貴方に出来るのは、あの二人に負けないような立派な刑事さんになる事よ。だから、くよくよしないで頑張りなさい。 って、何かおかしな状況ね。 泥棒に慰められる刑事なんて聞いたこと無いわ。やれやれ、これじゃ先が思いやられるわね。 ま、これ以上イジメても可哀想だし、そろそろ貴方達が一番疑問に思ってることから話ましょうか。 私の身に何が起こったのか、私が何を見たのか……、そこからね……。 ◆ ◆ ◆ これより語られるのは、ほんの短い時間に行われた一方的なやりとり。 怪盗紳士が探偵の手から逃れ、輸送機から垂らされた簡易梯子に手を伸ばしてから輸送機が墜落するまでの刹那の時間の出来事である。 慣れた手つきで梯子を上り、部下の差し出した手を取って輸送機の中へと乗り込む怪盗紳士。当然疲れなどは微塵も感じさせない。 だが、その表情には疲れとは別の色が浮かんでいるのが僅かに伺えた。 「はぁ~、あの子が成長していく姿は見ていて可愛いんだけど、 そうそう何度もしてやられるのは怪盗紳士の名声に関わるわよねぇ……」 周りにいる部下のことなどお構いなしに独り言のように呟き、溜息を漏らす。 彼女の口から漏れ出したのは、自信の犯した失態についての反省。 それを弱音混じりに周りに居る部下に聞かせているのだ。 本来なら、信頼する上司の弱音など聞きたくないのが部下の心情だろう。 黙って聞くにしても、心の中では不甲斐ない上司に怒りをぶつけたいと思い、無言で震えていていてもおかしくはない。 もしくは、厭きれかえって次なる職場を探そうか、などと考えている可能性もある。 はてさて、世界的に有名な大怪盗、怪盗紳士の部下はこんな上司の姿を見てどう思っているのだろか。 「ボス、これを……」 怒りも厭きれも浮かべている様子もなく、おもむろに部下の一人が怪盗紳士に一枚のカードを差し出す。 辞職願い? 勿論そんなはずもなく、それは怪盗紳士の仕事をサポートし続けた部下の見せる阿吽の呼吸に他ならない。 「あら、わかってるじゃない」 それを待っていましたと言わんばかりの笑顔で受け取る怪盗紳士。 そこに書かれているのは、怪盗紳士が目星をつけていた次なるターゲットの為に作られた予告状。それを部下は既に用意していたのである。 当然、そのカードを見た怪盗紳士は何時も通りの笑みを浮かべる。 先ほど部下を不安にさせる言葉を発した上司の姿などは何処にもなく、そこには未来永劫変わる事の無い怪盗紳士がいるだけだ。 つまりは、この上司にしてこの部下ありと言うわけである。 双方仕事の失敗など些細なことと割り切り、常に先へ先へと見据えている。 怪盗紳士も、その部下も、たとえ仕事に失敗しようと余裕の笑みを崩しもせず、常に何時も通り。 犯罪行為を繰り返しながら、決して下種な犯罪者に落ちぶれず、仕事にユーモアを持ち込み、美学を持って事に当たる。 華麗にして繊細に、仕事に芸術的な感動を。 それが、世界をまたに掛ける大怪盗、怪盗紳士のスタイルである。 「フフッ、これは次が楽しみね。 あの子が慌てふためく姿が目に浮かぶわ」 次なる獲物と、そこで繰り広げられるであろう少女探偵との騙しあいに胸を躍らせつつ、怪盗紳士は早速次なる計画に思考を移行させる。 ちなみに、まだ少女の前から消えて一分も経っていない。 その思考の切り替えの速さは、さすが怪盗紳士といったところだろうか? もっとも、次の瞬間に起こった考えれば、そんな思考の移行など無駄以外の何物でもないのだが……まぁ、それは後の祭りという事なのだろう。 「ボ、ボス!前方に何かがっ!?」 ゆったりと思考の渦に陶酔していた矢先に聞こえた奇声、それはこの輸送機の操縦を任せている部下の声だった。 コックピットから聞こえてきた声に一瞬にして現実に戻される。 だが、状況を確認している余裕はその場に居た怪盗紳士も含め誰一人にも出来なかった。 なぜなら、声が聞こえてきたと同時に、自分達を乗せた輸送機が光に包まれ、直後に激しい炎が窓の外の風景に映ったからからである。 「ちょ、ちょっと!一体なんだってのよ!何が起きたの!?」 突然の事態に流石の世紀の大怪盗も慌てふためく。 それこそ、先ほどの少女探偵の慌てるの姿を未来に思い描いたそのままに。 「わ、わかりません!!突然光が……、光が機体を貫きました!!航行不能!航行不能!!!」 コックピットから聞こえたその言葉を最後に、巨大な航空機はゆっくりと傾き、重力に引かれるままに落下を始める。 目の前に上がる火の手と全身に感じる揺れに逆らえずバランスを崩す怪盗紳士。 その姿に普段の不敵な様子など微塵も無く、芸術的発想を生み出す冷静な思考もこの時ばかりは完全に空回り。 流石の怪盗紳士でも、突然訪れた人知を超えた異常事態に対応する程の胆力は持ち合わせていなかったのだ。 そんな時だ。 そんな驚愕の中に、絶望が浮かぶような惨状の中に、突然“何か”が舞い降りた。 「フン、逃げたか。相変わらず察しの良さだけは一流よ」 炎の揺らめく中、誰ともわからない声が突然響き、その場に居る人間を硬直させる。 『策的範囲からの消失を確認。既にこの世界を出たようですね。いかがいたしますか?』 「奴が何に興味を持ってこの世界に来たのか見ておくのも一興だ。追うのはそれからでも遅くなかろう」 声は二つ。 尊大な物言いの声と、どこか機械的な音声。 『なるほど、彼なら何らかのメッセージを残してる可能性もありますからね』 「そういうことだ。では怪盗紳士とやら、王の問いの答える権利を授けよう……」 そして、声の主は唐突に彼女の前に現れた。 圧倒的な威圧感と絶対的な力を伴って……。 それは一人の男だった。 勿論、ただの男なんかではない事は一見してわかる。 まず目に付くのが眩いばかりの金色の鎧。 この炎の瞬きを反射しながらも、決して輝きと存在感を失わない金色の鎧だ。 だが、それはこの目の前の男を形容した場合に限り、その金色の鎧ですら男の一部でしかないと瞬時に思える。 男は全てが理解の範疇を超えていた。 ルビーのような二つの瞳と、尊大な物言い、そして、有無を言わせぬ威圧感。 まさに自身を王と称するだけの説得力をその男は存在するだけで放っているのだ。 「どうした?何を呆けている」 一言一言が炎を揺らめかせ、突き刺すような威圧感を放っている。 その場に居た全員が息を呑み、言葉を発せず固まった。 本来なら、直ぐにでも脱出の為に一致団結しなければならないというのに、そんな当たり前の行動さえその男は一瞬に断絶したのである。 「あ、貴方なの……この炎……、なんでこんな……」 そんな中、一人だけその威圧感に反発する存在があった。 言うまでもなく、このメンバーを取りまとめるボス、怪盗紳士である。 だが、そんな犯罪を芸術にまで昇華する世紀の大怪盗でも、流石に言葉一つ一つに慎重さが伺え、動揺と恐怖が交じり合った感情を隠せていない。 辛うじて声の主へと視線を向けて、その姿を直に見て言葉をぶつけるのがやっとだった。 ……だが、次の瞬間、それが強がりにも満たない矮小なものだと思い知らされる。 「黙れ、問うて居るのはこちらだぞ。貴様は我の問いに答える以外の口を開くな」 たった一言、それだけで怪盗紳士は息を飲み、その他の部下と同じように全身を硬直させる。 そして、言われるままに口を閉じた。閉じると言う選択肢以外選べなかったのだ。 『申し訳ありません。Kingは少々苛立っておられます。貴方方自身の為にも速やかに指示に従ってください』 「余計なことを言うな具足。我は苛立ってなどおらん」 機械的な声は何処から?と一瞬考えたが、次の瞬間にはあの赤い瞳で睨まれた為、怪盗紳士はあっさりと思考を手放す。 決して逸らせぬ視線から全てを辿られるかのような錯覚を覚え、言葉と一緒に余計な思考も無駄だと悟った為だ。 こうなるともう、世界に名を馳せた怪盗紳士も一人の無力な女でしかなく、本人もそれを自覚するしかない。 着々と輸送機が高度を下げる危機的状況の中だというのに、彼女は自身の命を捨てる決意を強制的に背負わされてしまったのである。 「さて女、貴様はこの世界でもっとも有名な盗賊らしいな。なら同業についても当然把握していよう 答えよ、王ドロボウと呼ばれる賊に心当たりは無いか?あるなら包み隠さず情報として全てを我に差し出せ」 一方的に王の問いが投げかけられる。 先ほどの言葉流用するならば、この瞬間、怪盗紳士に初めて発言権が与えられた事になるのだが、 怪盗紳士は不用意な発言を恐れ、首を横に振る事しか出来ず、王の問いにまともな解答を示す事が出来なった。 だが、寛容な王はその程度で機嫌を損ねる事はなく、首を振った怪盗紳士の答えをそのままNOと捉える。 それは彼女の瞳から王が全てを察したからに他ならない。 「ほう、知らぬと言うのか、長く傍に居た者の事を。 これはなんと、奴の戯れにしては酔狂な事よ」 女の返答に王が笑う。理解できないのはその場に居る王以外の者たち。 「ならその手に握られたカードを今一度見てみるがいい。 貴様等の愚かしさをその目で確認するのだ」 王はそう言って、ようやく彼女に此度の災厄の原因を示す。 ここで始めて、彼女は自分達に何が起こったのかを悟ったのだ。 「……え?」 促されるままに右手に持っていたカードを見る。 当然、それは先ほど部下から渡された次の犯行を予告する為の予告状だったはずだ。 だが、怪盗紳士の眼がその文面を再び捉えた時には、どういうわけかその内容が変わっており、更なる混乱を呼び覚ます。 「何と綴られている。声に出して読み上げる事を許そう」 まるで夢を見ているような気分になってくる。 仕事上、手品のテクニックを流用して、このようなメッセージカードのすり替えを瞬時に行うなどは怪盗紳士にとっても当たり前の技術。 だが、状況が状況なだけに、それをトリックだと断じ、楽観的に受け止めることが出来なかった。 死に向かって一直線に落ちている輸送機、舞い上がる炎、そして、決して無視できない異界の金色王と謎のメッセージカード。 怪盗紳士の視界に映るのは既に幻想と遜色ない光景だ。 目の前の王から朗読を命じられるのも気付かず、怪盗紳士はその文面を眼で追うことで精一杯だったのも仕方の無いことだろう。 「フン、この程度で動揺か、奴の目利きも落ちたものだな」 頭上から降り注ぐ言葉が自分を嘲っているとわかるのだが、それに反応すら出来ない。 それだけ、この状況が異質であり、今まで培ってきた常識を軽々しく打ち砕き、怪盗紳士の心を疲弊させる。 極めつけは、そのカードに書かれた内容だった。 『彼の有名な怪盗紳士のお手並み堪能させていただきました 講義の代金は我侭な王との謁見にて代えさせていただきます HO! HO! HO! 勉強熱心な王ドロボウ』 いつ、何処で、何が、誰が、何を、誰に、誰と……。 意味がわからない。 自分は何?何に巻き込まれた。 ここで一体、何が起きた……。 死が間近に迫っていると言うのに、怪盗紳士の中に渦巻いた幾多の疑問は容易く彼女を価値観を壊す。 墜落する輸送機、燃え盛る炎、異界の王、そんなのは既に視界に入ってない。 だた呆然とした眼差しで、一枚のカードを見つめるだけだった。 「くだらん。たまの余興と思って気を許せばこの有様……。奴も存外に遊び好きだったというわけか」 王の前に崩れ落ちた一人の女。 それを見下ろし、王は興味を無くしたとばかりに背を向ける。 振り返りはしない。 それが王の姿、万人が羨望の眼差しを向ける黄金の王の姿だ。 ゆえに、呼び止められるの唯一王の従者だけ。 『King、彼女をこのままにしておくおつもりですか?』 「当然だ。奴の関心の失せた駒などに興味は無い。 それとも何か?貴様だけでなく我にも手心を加えよというわけではあるまいな」 『いえ、そのようなことは……』 王と従者のやり取りだけが機内に響く。 勿論、従者に王の意向を変えるだけの力は存在しない。 それはもう完全なる終焉を意味した、ある意味定型文的なやり取りでしかないのだ。 「フン、貴様も外で待たせているもう一人の従者も、意見だけは一人前のつもりか。いい加減己の分をわきまえよ、具足」 声だけの従者はそれで押し黙り、今度こそ王は機内を後にする。 後に残されたのは、脱出の機会を失わされた怪盗紳士とその部下のみ。 幻想のような現実は、今この瞬間ようやく終わりを迎えた。 続いて訪れたのは、悪夢のような現実。 劈くような衝撃が走り、数名の生きた人間を乗せた輸送機は、何の救いもなく絶望に叩き込まれた。 ◆ ◆ ◆ 私のお話はこれで終わり。 どう、楽しかった?それとも退屈にさせた?もしかして怖い? まぁ、最初に考えるべきは信じる、信じない、かもね。 不思議よね。 まだまだ私達の世界には解らない事がたくさんある。 貴方は彼らを“なんだ”と思う? 宇宙人?未来人?超能力者?それとも別の世界の人かしら。 フフ、一つだけ言えることは、私は彼らと出会い、何にも後悔していない、と言うこと。 むしろ嬉しいとさえ言える。 だってそうでしょう。 私は世界を揺るがす大怪盗『怪盗紳士』 その世紀の犯罪者が、こんなわかりやすい挑戦状を叩き付けられて黙ってられると思う? 結構負けず嫌いなのよ、私って。 私が助かった理由も、たぶんその辺に……。 まぁ、今更どうでもいいわね。 どうせ、もう貴方は何も聞こえてないのだから……。 おやすみなさい、刑事さん。 ありがとう、私の話を聞いてくれて。 それじゃ、さようなら。 またどこかで会いましょう……。 誰かさんから送られた素敵な挑戦状と同じようにね……。 『追記 貴方が世界の全てを盗めたときに またどこかでお会いしましょう 王嘘つきの王ドロボウ』 ◆ ◆ ◆ そうして、眠りこけた刑事達を残して部屋から怪盗紳士は消える。 まるで最初からそこには誰も存在していなかったかのように、それはもう綺麗さっぱりと……。 ゆえにこの話もここで終わり。 蛇足ともいえる物語は主人公が表舞台から退場した事で終わりを迎え、これでこの世界において語るべき物語は本当に語り終えたのだ。 この後、怪盗紳士が王ドロボウと呼ばれる存在と再会したかどうかなんて当然知らない。 その物語はまだ綴られていないからだ。 だが、怪盗紳士は確かに受け取った。 誰かからの挑戦状を。 それをどうするかは、それこそ彼女の自由でしかない。 そう……、つまりは、彼女の物語もまた、始まったばかり……、それを忘れずに付け加えよう……。 【Epilogue:金田一少年の事件簿 新たな挑戦状が届かぬうちに…… 完 】 時系列順に読む Back 宴の始末 Next 未定 投下順に読む Back 宴の始末 Next 未定 290 宴の始末 ギルガメッシュ
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門矢士(仮面ライダーディケイド) 初登場:674話 愛称:士、士君、おのれディケイドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!! 一人称:俺 性別:男性 魔道師ランク:不明(魔力とは違った力で戦っているのを確認) 所有デバイス:ディケイドライバー、ライドブッカー、ケータッチ 使用魔法:カメンライド、フォームライド、アタックライド ファイナルカメンライド、ファイナルフォームライド、ファイナルアタックライド ファイナルカメンアタックフォームライド 突如としてミッドチルダにやって来た異世界の住人 一部の者は彼の事を「世界を破壊する破壊者」や「悪魔」と呼んでいる だが本人は過去の記憶を失くしており自分が誰なのかも分からない 夏美が拾ったディケイドライバーで仮面ライダーディケイドに変身し、怪人達と戦う戦士 これまでに様々な世界を旅していてその世界に存在する仮面ライダーと共に戦ってきた 士が居候する光写真館に傷付いたアツェレイが倒れこんで来た所から物語は始まる アツェレイの治療を行っている最中、洗脳されたトーレ、チンク、セッテが乱入し夏美と栄次郎を誘拐 返してほしければ自分達を探し出せと言い残し姿を消した その後成り行きでアツェレイと戦い、戦闘が中断されると士は持っていた入場証に記載されている研究所へと向かった そこには1人の科学者がいてその人物はアツェレイと意外な繋がりがあり… 研究所の男の申し出を受けるフリをして誘拐された夏美と栄次郎を救おうと試みた士 しかしそこをアポロガイストが乱入してくる 科学者の男は既に大ショッカーと手を組みナマコ怪人へと改造手術を受けていた アポロガイスト、ナンバーズの攻撃を受け劣勢となる士 しかしそこへクアットロから連絡を受け現れたエリオ、ティアナ、スバル、キャロ、アツェレイ、ユウスケ、海東 士を救い出すとそれぞれの目的の為に共闘する意思を見せる アポロガイストによって発生された銀色のオーロラから現れた大量の怪人 その怪人軍団を異世界の魔道師達と協力する事で全て撃破した ミッドチルダですべき事を終えた士はアツェレイを中心に歩く魔道師達を写真に収めた後別の世界へ旅立つ その写真には本来その場にいないはずのナンバーズ達全員が揃っており士はその写真を満足そうに眺めていた アツェレイカリバー(ファイナルフォームライド・アツェレイ) アツェレイと和解し、ミッドチルダの世界を繋ぐ「橋」であるカードを具現化させた士 その内の1枚である「ファイナルフォームライド・アツェレイ」を読み込み、アツェレイが超絶変形した姿 アツェレイの両足が彼の持つ固有武装「ダブルカリバー」そっくりの形となり、上半身がバックパックになる このカリバーはアツェレイが使うものより巨大であり、バックパックから伸びたアームで繋がっている 超絶変形したアツェレイがディケイドの背面に装着され、二本の巨大なカリバーを用いて戦う この状態でディケイドは飛行・高速移動が可能になる 余談だがこのアツェレイカリバー 最初は通常のディケイドが装備し、二回目はアツェレイ自らの意思で変形しコンプリートフォームに装備された ディケイドブレイズ(ファイナルアタックライド・アツェレイ) アツェレイカリバーを装備したディケイドが放つ必殺技 発動後、ライドインパルス以上の高速移動を発揮 その速度を利用して対象を上空へと蹴り上げた後自分も上空へ跳躍 上下左右、前後とまるで無数に存在するかの様にディケイドの残像が対象を全方位から斬り付ける技である ライディングチェイサー(アタックライド・ライディングボード) 具現化されたカードの1枚 これを読み込むとアツェレイの乗るライディングボードが変形、アツェレイを乗せるバイクになる その速度はディケイドが乗り込むバイクよりも速く、アツェレイはそのバイクでナマコ怪人へ迫った 「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」 小野寺ユウスケ(仮面ライダークウガ) 初登場:674話 愛称:ユウスケ 一人称:俺 性別:男性 魔道師ランク:不明(魔力とは違った力で戦っているのを確認) 所有デバイス:アークル、ペガサスボウガンetc... 使用魔法:超変身、ライダーキック 士達と共にミッドチルダの世界へとやって来た仮面ライダー その性格は優しい半面甘い、その事を士に突っ込まれもした ライダーらしく実力はあるが士曰くアツェレイはユウスケよりも強いらしい 怪我を負っているアツェレイを守ろうとしたりアツェレイを勇気付けもした また、海東がアツェレイの事を化け物呼ばわりした事を本気で怒るという意外な一面も見せる その時海東を本気で殴りつける程自分の事の様に怒っていた アツェレイ、海東と共に士がいる研究所へと向かい途中で機動六課フォワード組と合流 士を助けた後は変身して怪人軍団と戦った ペガサスフォームに超変身したり海東のカードによってクウガゴウラムに超絶変形して攻撃したりと見せ場は多い だが最終的にエラスモテリウスオルフェノクと一緒に一斉砲撃の巻き添えとなった哀れな男 一応無事ではあるがその扱いの酷さは電王の世界でモモタロスに憑依されたのが原因かもしれない… 「行くぜ士!海東さん!超変身!」 海東大樹(仮面ライダーディエンド) 初登場:674話(ただしこの話のラストに声のみの登場、実際に登場したのは677話) 愛称:海東、海東さん、怪盗 一人称:僕 性別:男性 魔道師ランク:不明(魔力とは違った力で戦っているのを確認) 所有デバイス:ディエンドライバー 使用魔法:カメンライド、アタックライド、ファイナルアタックライド、ファイナルフォームライド 士達とは別の方法でミッドチルダの世界にやって来た仮面ライダー 自他共に認める怪盗(盗っ人)でありこの世界のお宝である「戦闘機人改造技術」と「洗脳技術」を狙う その内の一つである「戦闘機人改造技術」を記憶しているクアットロに目を付け接触 だがクアットロの挑発的発言を受け怒りに任せてクアットロの頬を殴りつけた その後、ディエンドへと変身しインビジブルのカードでクアットロを連れ去る 光写真館へとクアットロを連れて来た際にアツェレイとユウスケの2人と対面 アツェレイを化け物呼ばわりした挙句ユウスケに本気の拳を見舞われる また、その後クアットロを殴った事が発覚しアツェレイからも本気の拳を受けた哀れな男 ちなみにアツェレイのパンチは部屋一つぶち抜く程強力 ユウスケの訴えを聞いてクアットロの事を諦めた海東はアツェレイ、ユウスケと共に研究所へと向かう 途中機動六課のフォワードメンバーと合流し士を助けた後変身して怪人軍団と戦闘を繰り広げる ディエンドに変身し仮面ライダーG-3、イクサを召喚 それぞれのフォローもあって怪人軍団を全滅させる事に成功する その後、アポロガイストが召喚したエラスモテリウスオルフェノクを魔道師達との連携で撃破 しかしその際クウガゴウラムごと撃ち抜いたのだが本人は知ってて無視した様子 事件が解決すると研究所に保管されていた洗脳技術のデータをディスクにまとめ持ち帰った 行く先々でお宝を手に入れ損ねる海東にしては珍しくお宝を手に入れたとも言える そして士達と共に次の世界…「ライダー大戦の世界」へと向かう事に… 「僕が狙うのは強力な洗脳技術、そして戦闘機人の生成技術の二つ、彼女の頭脳にはその一つが眠っているからね」 光夏美 初登場:674話 愛称:夏みかん、夏メロン、夏美、夏美ちゃん 一人称:私 性別:女性 魔道師ランク:不明(一般人らしいが光家秘伝「笑いのツボ」という技を会得している) 所有デバイス:無し 使用魔法:不明 士達と共にミッドチルダの世界へやって来た人物、ただし彼女はライダーでは無い(現時点では) 半ば士達に巻き込まれた感じではあるが本人はそれ程気にしていない様子 写真館にやって来たアツェレイを治療している最中ナンバーズが襲来 その後トーレによって研究所へと連れ去れてしまう 意識を失っていたが目が覚めた時には何故か写真館に戻っていた 夏美はその時の事を覚えていない為謎が深まるばかりである… 「光家秘伝!笑いのツボ!」 光栄次郎 初登場:675話 愛称:おじいちゃん、栄次郎さん 一人称:わし 性別:男性 魔道師ランク:不明(何か人智を超えた力を感知したという報告があり) 所有デバイス:無し 使用魔法:不明 夏美の祖父であり光写真館のオーナー その性格はかなり温厚で大抵の事では驚いたりせず受け入れる度量の持ち主 写真館に夏美と2人で暮らしている所に士が現れ居候させ、後に追加されたユウスケも受け入れるくらい優しい 料理を始めとする家事は基本栄次郎が行っておりそのスキルは相当高い 過去が一切不明であり何故夏美と2人で写真館を営むのか 何故他の家族がいないのか、何故写真館の背景が他の世界へ繋がっているのか それらは未だ謎に包まれている… ナンバーズの襲撃の際、セッテによって連れ去られ夏美と同様研究所に閉じ込められる だがその後夏美より先に目覚めた栄次郎はそれまでの温厚な性格とはとても思えない威厳のある声を発する そして老人の姿ではない謎の姿へ変貌を遂げると意識の無い夏美を連れて写真館へと戻って行った アポロガイストの事を知っている様な発言をしているがアポロガイスト本人は栄次郎の事を知らない様子 「イカで……ビール!!!」 研究所の男(ナマコ怪人) 初登場:674話(ただしこの話の冒頭に声だけの登場でありまだ正体は明かされていない) 677話(「研究所の男」としての登場) 678話(「ナマコ怪人」としての登場) 愛称:不明(というか劇中で名前すら存在しない為呼び方とかありません) 一人称:俺 性別:男性 魔道師ランク:不明(しかし格闘技術においては相当高い) 所有デバイス:無し 使用魔法:不明 ミッドチルダの世界で洗脳技術の研究を行っていた科学者 実は3年前、家族と共に街へと出かけた際アツェレイ、ガジェットの襲撃に合っている その時家族を守ろうとアツェレイに立ち向かうがアツェレイは男を軽く一蹴 そしてアツェレイは男が身動き取れない状態で男の目の前で妻と子供を殺害してしまう この事件の後、男はアツェレイに復讐の炎を燃やして生きてきた 当時まだ研究中だった洗脳技術を開発するが後一歩の所で完成には至らず悩んでいた所をアポロガイストが現れる アポロガイストを始めとする大ショッカーのサポートを受け洗脳技術は完成した そしてアポロガイストに男の持つ技術力を認められた事で大ショッカーと手を組む事を決意する アツェレイへの復讐の為に大ショッカーの技術でナマコ怪人への改造手術を自ら望んで受けた アツェレイの事を化け物と呼ぶが復讐を果たす為に自分自身もその化け物へと変えたのである ナマコ怪人は外見はナマコに手足が生えた様な割と適当なデザイン だがその実力は意外に高く、アツェレイとディケイドの2人がかりでも圧倒していた また、ナマコなのに何故か飛行能力を有している ディケイドのバイクやアツェレイのライディングボードよりも飛行速度は速い 最終決戦時においてはコンプリートフォームとなったディケイドに押し負けた上にダメージを負ってしまう 何とか反撃しようと試みるもアツェレイカリバーに超絶変形したアツェレイを装備された事で逆に返り討ちにされた そしてディケイドブレイズを食らい、満足に動けない所を2人の戦士が最後の攻撃を仕掛ける ディケイドとアツェレイのダブルライダーキックをその身に受けて爆散した 「ナマコ……ノコサズ…………クエヨ……」 ガイ(アポロガイスト) 初登場:674話(ただしこの話の冒頭に声だけの登場でありまだ正体は明かされていない) 678話(「アポロガイスト」としての登場) 愛称:アポロガイスト 一人称:私、私は貴様にとって非常に迷惑な存在なのだ! 性別:男性 魔道師ランク:不明(魔法とは違った力で戦っているのを確認) 所有デバイス:アポロフルーレ、アポロショット、ガイストカッター 使用魔法:不明 ディケイドが旅をする世界で度々現れては大ショッカーの世界征服の為に悪事を働く大幹部 「○○は○○○にとって非常に迷惑な存在なのだ!」が口癖で時折口走る ミッドチルダの世界にやって来たガイは研究所の男の持つ洗脳技術に目を付けその研究を完成させる そして男を大ショッカーに勧誘し、ナマコ怪人へと改造手術を施した 男の技術を狙ったのはその洗脳技術を用いて全世界の人間を洗脳、怪人化計画を進める為 研究所の男の助手として現れた士の前に現れいきなりアポロガイストへ変身 ナンバーズと共にディケイドを攻撃し優勢に立つ だが突如として現れた魔道師やライダーによって士にトドメを刺し損ねてしまう その後銀色のオーロラから様々な怪人達を出現させ攻撃命令を出した 怪人軍団が全滅し、最後の切り札であるエラスモテリウスオルフェノクとオロチを召喚する しかしアポロガイスト本人はアツェレイカリバーを装備したディケイドの攻撃を受けて敗北 フラフラになりながらも銀色のオーロラを介して別の世界へと逃げ込んだ 余談だがRXの世界においてディエンドにパーフェクターを奪われる その後のアマゾンの世界ではディケイドがアポロガイストの目の前でパーフェクターを破壊してしまった ディケイドマジ外道、っていうかほんまもんの破壊者や なので時折女性用下着をパーフェクターの代わりに被る姿が目撃されているとかいないとか…? もし本当なら変態以外の何者でもない、っていうか変態仮面だ! 「私は全世界の女性にとって大迷惑な存在なのだ!」 鳴滝 初登場:673話 愛称:鳴滝、鳴滝さん、おっさん 一人称:私 性別:男性 魔道師ランク:不明 所有デバイス:無し 使用魔法:不明(ただし銀色のオーロラを介して様々な世界へ行ける) 銀色のオーロラを通じてミッドチルダにやって来た謎の男 真夏のくそ暑い日なのに帽子やロングコートを羽織ってる見た目危ないおっさん 突如としてアツェレイとエリオの前に現れ「ディケイドを倒せ」と命ずる 他の世界の様に士が「世界を破壊する悪魔」、「世界の破壊者」、と言いふらすマジ迷惑な存在 何かにつけて悪い事が起きると全部ディケイドのせいにする責任転嫁病の持ち主 本人は異世界を移動する能力しか持って無いので実際に戦う事が出来ない 行く先々の世界でディケイドの悪口を言いふらすのはその世界のライダーに押し付けようとしているのか… 今回もアツェレイとエリオに命じるだけ命じて後は勝手に帰って行ったマジ迷惑なおっさん っていうか「次こそは貴様を倒してやるぞディケイド!」ってあんた全部の世界でそれ言ってね? そろそろ終わる終わる詐欺で訴えられるよ?マジで 「おのれディケイドォォォォ!!!貴様のせいでプリキュアの世界に介入出来なかったぞぉぉぉ!!!!」 「み!み!み!見ってねーーーーーー!!!!」
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着替えも終わってグラウンドに出てきた一行 ビーチャ「あー、今日の授業何なんだろうな?」 ガロード「前の授業がソフトだったから今日はサッカーじゃねぇの」 モンド「じゃあ、今日はキックベースでもするとしますか」 イーノ「みんなちゃんと授業受けようよ…」 ジュドー「なんにせよ、受けるもサボるも臨時の先生次第だな」 パーラ「ねぇねぇ、あれが臨時の先生じゃないの?」 そういってグラウンドの奥を指さすパーラ ビーチャ「出席簿持ってるし間違いねーな。しっかし変わった格好してんなぁ 銀髪のお下げのおっさんに赤マントにバンダナ巻いた兄ちゃんじゃねーか」 ジュ・ガ「え!?」 モンド「それより俺はグラウンドに大量に突き刺さって並んでいる鉄板のほうが 気になるんだけど」 エル「ねえねえあの人ってジュドーのお兄さんだよね?」 ジュドー「ああ、そうだよ」 ガロード「なんかいやな予感がしないか?」 ジュドー「ああ。でも、出席簿持ってるって事は俺たちの名前ももう見てるだろ? 出なかったら後でアムロ兄さんやシロー兄さんにでなかったってこと ドモン兄さんが言ったら…」 ガロード「あとで説教か…」 ジュドー「出るしかないな…」 ぞろぞろと集まってくるクラス一同 ほぼ全員が集まったくらいでチャイムが鳴った 東方不敗「わしが臨時の講師の東方不敗だ。そしてこのものが弟子のドモン よしドモンよまずは出席をとれ」 ドモン「はっ、師匠。これより出席をとる。アスラン!」 アスラン「はい」 ドモン「あぁん?」 アスラン「えっ?」 ドモン「そんな声が…」 ぷるぷると震えるドモンの肩 ドモン「戦場で聞こえると思っているのか!!!!」 アスラン「でもココは戦場じゃ…」 ドモン「ええい!言い訳などするな!そんなものをするやつぁ男のクズだ!! 訓練でできんもんが本番でできると思っているのか!! その腐った根性叩き直してやる!グラウンド二十周だ!!!」 アスラン「はっ、はいぃぃぃ」 半泣き顔でグラウンドを走り始めるアスラン、その間にも点呼は続いていき どんどんグラウンドを走る生徒が増えていく ガロード「ちっくしょう兄ちゃんなに考えてんだよ」 ジュドー「兄ちゃんはガンダムファイター会系が普通だと思ってるからな 自分が他人とずれてるってのに気づかないんだよ」 ルー(人がずれてるのはわかるのに、自分たちがずれてるってのはわからないのね) どんなにでかい声で返事をしてもドモンよりでかい声を出せるものなどいなく ドモンが納得しないので結局全員走らされているのであった。 全員が走り終えてすぐ 東方不敗「ではこれより本格的な授業にはいる」 ビーチャ「おいおいまじかよ」 東方不敗「今日貴様等に教えるのは流派東方不敗だ。」 クラス一同「!!!!!!!」 流派東方不敗を知るものはもちろん知らぬものも目の前のおっさんの言動から これから自分の身にかかる事態を想像し真っ青になった。 東方不敗「ではまず今日は超級覇王電影弾という技を教える。まずは悪い例だ。 そこの者ちょっと来い。」 ジェリド「えっ、おれですか?」 東方不敗「うむ、おぬしじゃ。才能がありそうじゃからの」 ジェリド(悪い例の才能ってなんだ?) 東方不敗がジェリドを地面に突き刺さっている鉄板の前に立たせ、東方不敗自身は ジェリドのすぐ後ろに立った。 東方不敗「二人の気を完全にあわせて放つと貴様ら程度でもこの鉄板ならば 五枚ぐらいは破れるであろう。」 パーラ「あの鉄板十センチくらいは厚みあるわよ」 エル「あんなの一枚だって絶対無理だって」 東方不敗「だが二人の気をあわせんと…」 そう言ってジェリドをかつぐと鉄板に向かって投げつけた。 直後にぐちゃりという音がグラウンドに響き渡る 東方不敗「こうなるわけだ」 カクリコン「ジェリドー!!!」 バーニー「うわぁ、ミンチよりひどいや」 ジュドー「バーニーさん!?どこからきたんだ?」 ドモン「ワイズマン!!なぜここに!」 バーニー「ココで僕が必要とされている空気を感じたんだけど…」 ジェリド(であったもの)をちらりと見て バーニー「ジェリド君が十分に仕事を果たしたようだね。 ハハ、僕は必要じゃなかったようですね。 でも、でも、僕が一番うまくミンチになれるんだぁぁぁ!!!!」 そう言ってなきながら去っていってしまった 東方不敗「結局あいつはなにをしにきたのだドモン?」 ドモン「さっぱりわかりません」 東方不敗「では、授業を再… なんとっ!!生徒がおらんではないか!! ええい!このままでは講義量がもらえん!!生徒どもはわしに 明日の飯を食わせんつもりか!!」 ドモンと東方不敗がバーニーに気を取られている間に命の危機を感じた 生徒たちは逃げ出すことに成功したのであった。 ドモン「師匠!!大丈夫です。一人残っています。」 東方不敗「なんとっ!!貴様名前は?」 イーノ「イーノです。僕、流派東方不敗に興味があって」 東方不敗は(明日の飯を食うことができると思って)男泣きに泣いた (完) (よければ二限目以降も誰か書いてやってください) link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ 学校
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『月心、敵のアジトに乗り込む』 作者・ユガミ博士 19 アースティア・ヒノデ国*** パフリシア王国でワタルやアデュー、ゴーオンジャー達の活躍で邪竜族やガイアークの 害統領バッチードを倒していたその頃。モンジャ村の防衛の為に残った月心だが、クラマの 情報で、ドアクダー七人衆の1人であるクルージング・トムとその手下達がいるアジトを突き 止めたというので、そのアジトへと向かっていた。 月心「ワタル殿達は、今頃パフリシアへと辿り着いた頃だろうか...」 クラマ「月心、この森を抜けた所にクルージング・トム達のアジトだぜ」 月心「承知した!」 ワタル達の事を考えながら、月心はクラマの案内でクルージング・トム達が 根城にしていると思われるアジトの近くまで来た。そっと近くの様子を見ると ドアクダー軍のブリキントンやゴーキントンが量産型魔神の整備をしており、 中には雇われた盗賊達のソリッドも混じっていた。 クルージング・トム「ワタル達は国外へと向かってしまったが、奴らのモンジャ村は 我が軍団で攻撃し、蹂躙してくれるわ」 その奥では、クルージング・トムが高い台の上に立ちゴーキントン達の様子を眺めていた。 その下では部下であるシュワル・ビネガー、サンダー・ブルー、ジョン・タンクーガーが 控えている。 シュワル・ビネガー「次こそは、失敗を取り返す!」 サンダー・ブルー「ふふん、美しく村を消してみましょう!」 ジョン・タンクーガー「そして、村の住人全員を太らせて、笑い者にしてやる!」 クルージング・トム「ふふふ、お前達にも働いてもらうぞ」 部下3人もやる気満々で、クルージング・トムは他に控えている2名にも 声を掛ける。掛けられたのは、2本足で立つ大きな白い狼のアクマ、 フェンリルと忍者の様な格好をしたアクマ、アバドンだった。彼らは マカイを支配しようとしていたルシファーの部下で、パフリシア王国に 現れたザベル同様、魔界同盟のエージェトとしてドアクダー軍へ派遣 されてきたのである。 フェンリル「私達にまっかせなさ~い!」 アバドン「拙者等が加われば、鬼に金棒でござる!」 クルージング・トム「がははは、期待しているぞ」 フェンリル「(・・・ねえ、私達来た意味あるの?)」 アバドン「(これも、上からの命令。従うしかないでござる)」 表向きはやる気をアピールするフェンリルとアバドンだが、内面では 命令ゆえに手を貸すので、あまり乗り気ではなかった。その事を ヒソヒソと小声で相談する。 月心「これほどの軍勢、モンジャ村があぶない!」 クラマ「じゃあ、どうする?」 月心「・・・先手必勝。敵の大将を倒す。その為にこのような策はどうかな?」 月心はモンジャ村を守る為、クルージング・トム達を倒すべくクラマに自分の 考えた策を教えるのであった。 20 ゴーキントンやブリキントンが魔神の整備や見張りをしていると。 ドーン、ドーン ブリキントン「!?」 ???「大変だー、敵が攻めて来たぞ!」 盗賊A「敵だと!?」 盗賊B「どこだ、どこだ!?」 突如、大きな爆音がすると誰が言ったのか、敵が攻めてきたという 情報は知れ渡り、ブリキントンやゴーキントン、盗賊達は大慌てをする。 クルージング・トム「落ち着かんか、お前ら!?」 サンダー・ブルー「すぐに、臨戦態勢を執れ!」 ???「敵は向こうから、攻めてきたぞ!」 シュワル・ビネガー「よし、すぐに向かうぞ!」 ジョン・タンクーガー「ぐずぐずするなー!迎え撃て!」バババババ 騒ぎを知ったドアクダーの手下達も、ブリキントン達を落ち着かせると 敵がいるという方向に、向かわせる。ぐずぐずしないように、 ジョン・タンクーガーは機関銃を上に向けて放つ。急かされたブリキントン 達や盗賊達は量産型魔神やソリッドに乗り込み、敵がいるという方向へ向かった。 クラマ「(今だ!)覚悟しやがれ!」 クルージング・トム「何!?」 実は月心が考えた策で、月心が騒ぎを起こして大多数の敵を引き付けている 隙に、空を飛べるクラマが高い位置にいるクルージング・トムの下まで飛び、 仕留めるという策であった。因みに月心が引き付けた場所は細い道らしく 誘い込んだ敵を倒すのに最適らしい。クラマが飛び出してきたので、高い台の 上に立っていたクルージング・トムは足を滑らせてしまい、地面に落ちてしまう。 クルージング・トム「うわぁぁぁ、地面怖い、低い所怖い(ガクガク)」 クラマ「へへへ、チャンスだ!」 低所恐怖症のクルージング・トムは地面に立って、体をガクガク震えて しまい、クラマはそのまま刀を向ける。 アバドン「マハラギ!」 クラマ「うぉっと!」 フェンリル「私達がいる事を忘れてるんじゃないわよ!マハマグナ!」 だが、アバドンが手から火炎呪文「マハラギ」で、クラマを妨害し、さらに フェンリルは地面を叩いて隆起させる「マハマグナ」を使う。 ジョン・タンクーガー「死ね~~~ファイアー!!」ズバババババ アバドン&フェンリル「「うあぁぁぁぁぁ」」 クラマを仕留めようと、ジョン・タンクーガーは機関銃をぶっ放すが アバドンやフェンリルにまで銃弾の雨が襲う。 フェンリル「ちょっとー、危ないじゃないのよー!」 アバドン「死ぬかと思ったでござる(ホ」 当然、フェンリルとアバドンはジョン・タンクーガーに文句を言った。 クルージング・トム「こ、こうなったら魔神に乗り込むぞ!」 クルージング・トム達は自分達の魔神に乗り込む。クルージング・トムの 乗り込んだ魔神セカンドガンは飛行形態に変形し、空中へと移動する。 クルージング・トム「ふん、裏切り者のクラマを始末せよ!」 手下一同「「「おおう!」」」 空中に移動したことで、さっきまでの弱弱しさから一変して再び強気な 態度となる。そしてクラマを倒そうと、シュワル・ビネガーのバトルゴリラ2号 の装備であるハイパーマグナムやサンダー・ブルーの乗るヘルコプターから シュリケーン機関砲、ジョン・タンクーガーの乗るゲッペルンからは魔神銃や バズーカ砲、機関銃が襲い掛かる。 月心「そうは行かん!チェストォォォォ!!」 だが、先程まで敵を引き付けていた月心がリューサムライ・疾風丸を 召喚し、敵の攻撃を全て刀で斬り落としてクラマを助けた。 クラマ「恩に着るぜ、月心!」 月心「何の。そちらもご無事で何よりでござる」 クルージング・トム「くっそ~、あのリューを攻撃だ!」 クルージング・トムは狙いを月心の乗る疾風丸に変更し、部下達に 攻撃命令を出す。 クラマ「月心!」 アバドン「おっと!」 フェンリル「あなたの相手は私達よ~ん!」 クラマ「くっ」 クラマの方もアバドンとフェンリルが立ちはだかり、彼らの魔法攻撃を クラマは刀で何とか応戦していく。 アバドン「ふっふっふ、ブフーラ!」 クラマ「はっ、しまった!足が」 フェンリル「これで、あなたもお終いね。アースブレイクゥゥ!」 アバドンの冷気の魔法であるブフーラでクラマの足は凍りつき、 フェンリルがトドメに地震を引き起こす魔法「アースブレイク」を 発動しようとし、クラマに危機が訪れる。 21 だが、クラマの危機を救う者が現れる。 キィン フェンリル「ぎゃん!一体誰よ、邪魔したの!?」 ???「・・・2人がかりで1人を相手とは卑怯なり。故に拙者が 助太刀致すでござる」 アバドン「な、何者!?」 マタタビ丸「拙者の名は、木の世界の忍マタタビ丸。さぁ、来い悪党共!」 ピンチに陥ったクラマをアバドンとフェンリルから助けたのは、植物の芽の ような触覚と忍者の様な衣装を身に着けた三毛猫―こことは別の世界から 迷い込んだ猫の忍者マタタビ丸だった。 マタタビ丸「そこの鳥の人、大丈夫でござるか?」 クラマ「ああ、あんたのおかげで助かったぜ!」 マタタビ丸に助けられたクラマは足の氷を砕きながら、マタタビ丸に 助けられたお礼を言うと、刀を構え直す。 アバドン「ふん、どのような者が現れたとしても、拙者達の敵では無いでござる」 フェンリル「そうよ、そんなちんちくりんに負けはしないわ!」 マタタビ丸「・・・ならば、この姿ではどうでござるかな?」 アバドンとフェンリルはマタタビ丸の見た目からして、自分達の敵では無いと 高をくくるが、マタタビ丸は懐からなにやら葉っぱを取り出して、それを口にする。 するとマタタビ丸の姿は三毛猫の姿から逞しい体と赤い鬣をしたライオンの忍者 へと変わる。これこそ、マタタビ丸のいた異世界―バトーシール界の住人ならば 誰もが持つ性質で「別の姿」となる「転身」である。 オタケビ丸「オタケビ丸、参上!」 クラマ「マジかよ...」 フェンリル「ね、猫ちゃんがライオンになったわよ~!」 アバドン「聞いてないでござる~!」 マタタビ丸はウラオモテマタタビを食べる事で、普段のマタタビ丸の姿から 正義のライオン忍者オタケビ丸へ転身する。その変わりようにクラマは おろか、フェンリルとアバドンも仰天である。 オタケビ丸「てやぁ!」 アバドン「ぐはぁ!」 クラマ「おりゃ!」 フェンリル「いやん!」 そしてオタケビ丸の忍術やクラマの攻撃にアバドンとフェンリルは すっかり形成が逆転してしまう。 フェンリル「これって、負けムード前回じゃん!」 アバドン「こ、こうなったら...」 クラマ「まだ、やる気か!」 フェンリル&アバドン「「キエル」」 クラマ「消えるのかよ!」 ここからの逆転は無理と判断したフェンリルとアバドンはその場から 空間を歪めて撤退。元のマカイへと戻っていた。 22 一方、魔神を相手に単機で戦う月心だが、さすがにこのままでは戦況が不利。 何とか、上空にいるクルージング・トムを仕留めたいが残りの3機が邪魔をする。 月心「クラマの方は、無事のようだが、このままでは身がもたん。何としても 勝機を見いだせなければ・・・ん、この気配は上か!」 何とか勝機を得ようとする月心は、上空から何かがやって来る事を気配で 感じた。すると、遥か上空から巨大な物が落ちてきた。 クルージング・トム「ん?・・・何だアレは!?」 ドーン 上空から落ちてきたのはとてつもなく巨大で、オレンジのカラーリングを しており、まるでワニの様な顔をしたキャリーカーだった。 ???「う~む、拙者は一体どうなったのでござるか?」 月心「喋った!この者は一体・・・いや、そういえば感じからしてスピードル殿に 似ているような?」 ???「おおー、そこの武人スピードルを知っておるのでござるか?拙者は スピードルと同じ炎神キャリーゲーターという炎神でござる」 そう落ちてきたのは、ガイアークを追って次元の波に飲まれていた炎神キャリー ゲーターだった。次元トンネルを抜け出して、今このアースティアに落ちてきた のであった。 月心「勿論、スピードル殿や走輔殿も存じている。だが、今はゆっくりと 話をしている場合ではござらん」 キャリーゲーター「む、もしや戦闘中でござったか?」 スピードルは勿論、相棒である走輔の事も知っている月心だが、今は クルージング・トム達と戦闘中なので、話をしている暇は無く、キャリー ゲーターも今が戦闘中である事を感じ取り、クルージング・トム達に視線 を送る。 クルージング・トム「何なのだ、こいつは!?は、今の落下でセカンドガンも 地上に墜落してしまった!低い所怖~い!」 シュワル・ビネガー「ああ、クルージング・トム様!」 サンダー・ブルー「よくも、ヘルコプターを墜落させたな!これでも喰らえ!」 ジョン・タンクーガー「こっちもだ!ファイア~~~!!」 サンダー・ブルーはヘルコプターのローターを投げ飛ばし、ジョン・タンクーガー もゲッペルンから攻撃を仕掛けるが、巨大なキャリーゲーターにはたいして ダメージを与えていなかった。 月心「今が、勝機!秘技・疾風突き!」 サンダー・ブルー「美しくな~~~い!」 ジョン・タンクーガー「ファイア~~~!」 月心「秘流・正眼崩し!」 シュワル・ビネガー「またまたまた、負けた~!」 クルージング・トム「うわぁぁぁ、ぐやじぃぃぃぃ!!」 月心の乗る疾風丸は隙を突いて、ヘルコプターとゲッペルンを槍で 貫き、バトルゴリラ2号とセカンドガンを必殺の剣で倒し、乗っていた クルージング・トム達は遠くまで吹き飛ぶのであった。何はともあれ、 月心達は勝利し、戦闘を終えた。 23 戦闘を終えて、月心とクラマはキャリーゲーターと元の姿に戻った マタタビ丸から事情を聞く事にした。マタタビ丸の住むバトシール界は 火、水、土、木、金、風、光、闇の8つの国に分かれている世界で、 これまで手にした者に強大な力を与えるピースストーンを巡って争いが 起きていたが、デビルバーチャンと破滅の魔王が現れ、世界の危機に 訪れた際、自分の仲間である伝説のバトシーラーと呼ばれる戦士達の 活躍で倒され、平和に戻ったという。自分は故郷である木の国の里で 修行していたが何時の間にか、このアースティアへと迷い込んだらしい。 月心「これも、世界で起きている異変の一端でござろうか?」 クラマ「で、そっちはスピードル達お仲間と逸れて、ここに出ちまったんだな?」 キャリーゲーター「左様。まさか走輔やスピードル達も、この世界に来ていたとは」 事情を聞いた月心は、今世界各地で起きている異変(黄泉還りや時空クレバス)の 一つだと感じる。キャリーゲーターからの事情も聞き、キャリーゲーターも他の仲間 達がこの世界に来ている事に驚いていた。 キャリーゲーター「なれば、申し訳ござらんが拙者を走輔達の下へと 連れて行ってはくださらぬか?」 クラマ「確かに。お仲間と一緒の方がいいよなあ」 月心「よかろう。敵の拠点をつぶした事でござるし、そろそろパフリシアへ 向かおうと思っていた所だ。共に行こう!」 マタタビ丸「拙者も、この世界では行く当てもござらん。月心殿達にご同行 させていただくでござる」 キャリーゲーターに走輔達の下へと連れて行ってほしいという願いを了承した 月心達はマタタビ丸も旅の一行に加え、パフリシア王国を目指す事を決める。 キャリーゲーターはキャストと炎神ソウルに分かれた後、一同はパフリシアへと 目指すのであった。 24 ○月心→クルージング・トムのアジトへ乗り込み、疾風丸でアジトを壊滅させる。 戦闘後、パフリシア王国へ向かう。 ○渡部クラマ→月心をクルージング・トムのアジトへ案内する。アバドンと フェンリルと戦闘し、ピンチになるがマタタビ丸に助けられる。 ○マタタビ丸→ピンチとなっているクラマを助ける。オタケビ丸へ転身して アバドンとフェンリルと戦闘する。 ○炎神キャリーゲーター→次元トンネルから落ちてきて、戦闘に介入する。 月心達に走輔達の下へと連れて行ってもらう。 ●クルージング・トム→セカンドガンでクラマや月心を攻撃するが 隙を突かれて機体が爆発し、遠方へ吹き飛ぶ。 ●シュワル・ビネガー→セカンドガンでクラマや月心を攻撃するが 隙を突かれて機体が爆発し、遠方へ吹き飛ぶ。 ●サンダー・ブルー→セカンドガンでクラマや月心を攻撃するが 隙を突かれて機体が爆発し、遠方へ吹き飛ぶ。 ●ジョン・タンクーガー→セカンドガンでクラマや月心を攻撃するが 隙を突かれて機体が爆発し、遠方へ吹き飛ぶ。 ●アバドン→魔界同盟のエージェントとして、ドアクダー軍に派遣される。 クラマと戦闘になるが、マタタビ丸(オタケビ丸)に敗れ、撤退する。 ●フェンリル→魔界同盟のエージェントとして、ドアクダー軍に派遣される。 クラマと戦闘になるが、マタタビ丸(オタケビ丸)に敗れ、撤退する。 【今回の新規登場】○マタタビ丸=オタケビ丸(仰天人間バトシーラー) 木の国の猫忍者。のんびりとした風貌をしているが、ウラオモテマタタビを 口にする事で、義に厚く、勇猛果敢な「オタケビ丸」に転身する。たとえ 敵であったり動物だったりしても女性は傷つけないという信条がある。 当初はシーホース号に同行していたが、やがて木の国に残り、鬼影から 解放されたネコマタ丸にその座を譲った。木のピースストーンの力で 「スーパーオタケビ丸」にスーパー転身する事ができる。 ●クルージング・トム(魔神英雄伝ワタル) ドアクダー七人衆の一人で、第1界層のボス。ハルバードを武器にしている。 空中にいないと正気を失ってしまう。乗機はセカンドガン。本来の姿は家老。 ●サンダー・ブルー(魔神英雄伝ワタル) クルージング・トムの部下で、アップダウンシティの支配者。自分を二枚目と 思い込んでいるが、短足である事を気にしている。乗機はヘルコプター。 ●ジョン・タンクーガー(魔神英雄伝ワタル) クルージング・トムの部下で、ガラガラ村の支配者。蠅一匹殺すのに5000発も 銃弾を撃ちまくる危険人物で、かなり痩せていて細い体をしている。実は子供の 頃はかなり太っていて、村中で笑い者にされていたので、復讐として毎日、住人 にご馳走を無理やり食べさせて太らせては、笑うという行為を繰り返していた。 乗機はゲッペルン。本来の姿は会社の重役。 ●フェンリル(真・女神転生デビチル) オネエ言葉を使う大魔王ルシファーの部下。土属性。 狼の姿をしており、アバドンとコンビで活動している。得意な魔法は 地面を叩いて地割れや地震を起こす「マハマグナ」「アースブレイク」や 相手の攻撃魔法を弱める「タルンダ」 ●アバドン(真・女神転生デビチル) 「~でござる」という喋り方が特徴の大魔王ルシファーの部下。水属性。 忍者の姿をしており、フェンリルとコンビで活動する。得意な魔法は 手から放つ火炎の「マハラギ」や冷気の「ブフーラ」 。
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ドモン・カッシュ(Domon Kasshu)(CV 関智一) ドモン・カッシュ(Domon Kasshu)(CV 関智一)【解説】 【属性】 【台詞】 【解説】 生年月日…F.C39年7月24日(20歳) 血液型…O型 身長…180cm 体重…78kg 特技…武道全般 原作搭乗機…GF13-017NJ シャイニングガンダム→GF13-017NJII ゴッドガンダム 通称…弟子、馬鹿弟子、ドモンの兄貴 【属性】 ガンダム 格闘機 好戦 MF 【台詞】 機体選択いま俺がぁぁぁぁぁぁ、ゆくッ!!! ガンダムファイトォ、スタンバァイ!! 出ろぉぉぉぉ!!ガンダァァァァァァム!! 戦闘開始やってやるさ!(CPU戦) さあ来い!この俺が相手だ!!(CPU戦) ガンダムファイトの始まりだ!(CPU戦) 全力を尽くすのみさ!(CPU戦) 何があろうと、拳に賭けて戦うだけだ!(CPU戦) よぉし、いくぞぉ!! さあ、俺達の出番だ…! タッグマッチだな。いくぞぉッ!! 俺とのファイト、受けてもらうぞ! 俺達のファイト、見せてやろうぜ…! さあ、ガンダムファイトを始めようぜ…!! 俺はドモン。よろしく頼む(初戦時) こちらこそ、よろしく頼むぜ(初戦時) こいつは…ガンダムファイターだな!(僚機属性「ガンダム」) あんた、どこのガンダムファイターだ?(僚機属性「ガンダム」) こいつは、どこのガンダムファイターだ!?(僚機属性「ガンダム」) お前の機体…それはゴッドガンダムなのか!?(僚機ドモン(ゴッド)) 流石は師匠!動きが軽い!(僚機東方不敗) ゴッドガンダム、お供させて頂きます!(僚機東方不敗) 東「ドモン、一挙に突破するぞ!」ド「あんたが味方とは…」(僚機東方不敗) ド「師匠!このドモン、共に戦います!!」東「ゆくぞドモン、遅れるでないぞ!」(僚機東方不敗) ド「ゴッドガンダム、お供させて頂きますッ!!」東「よぉし、ついてこいドモン!」(僚機東方不敗) ド「あんたと共に戦うなんてな」東「この戦いが終わるまでは、一時休戦だ」(僚機東方不敗) その機体…ゴッドガンダムだと!?(敵機ドモン(ゴッド)) ガンダムファイト、レディィィ、ゴォォォッ!!(敵機東方不敗) 攻撃ハッ!!(メイン射撃) はあッ!!(メイン射撃) ていッ!!(メイン射撃) でぇやッ!!(メイン射撃) させるか!!(メイン射撃) もらったぁ!!(メイン射撃) 逃がさんッ!!(メイン射撃) その程度で!!(メイン射撃) たぁッ!!(射撃CS) このぉッ!!(射撃CS) 石破、天驚拳!!(射撃CS) うぇいやぁぁぁ!(格闘CS) 超級覇王、電影だぁぁぁぁんッ!!(格闘CS) いけ!(サブ射撃) 当てる!(サブ射撃) はッ!!(特殊射撃) ふっ!!(特殊射撃) でぃやッ!!(特殊射撃,前格闘初段) そこぉ!!(特射中メイン射撃) 当てる…!(特射中メイン射撃) 当ぁたれッ!!(特射中メイン射撃) とおうッ!!(特射中N格闘,横格闘) いやあッ!!(特射中N格闘,横格闘) でえええぇいッ!!(特射中N格闘,前格闘後派生,横格闘) 邪魔だ!!(特殊射撃中N格闘,横格闘最終段) いやあああああッ!!(後特殊射撃,特殊射撃中後格闘) だあぁぁぁぁぁッ!!(後特殊射撃,特殊射撃中後格闘) 甘い!(N格闘初段) くぅらえッ!!(N格闘) もらったッ!!(N格闘) 沈めッ!!(N・前・BD格闘最終段) 落ちろぉ!!(N・BD格闘最終段) 邪魔だ!(N格闘後派生) せいっ!(N格闘後→ジャンプ派生初段) そこっ!(N格闘後→ジャンプ派生初段) 墜ちろっ!(N格闘後→ジャンプ派生初段) あああっ!(N格闘後→ジャンプ派生最終段) でえええいッ!!(N格闘後→ジャンプ派生最終段) なめるな!(横格闘) おのれッ…!(横格闘) 無駄だ!(後格闘) でえいっ!(後格闘、カウンター成立) きッ!!(BD格闘) えぇい!!(BD格闘初段) 貴様ぁ!!(BD格闘初段) せいッ!!(BD格闘2段目) とうッ!!(BD格闘2段目) はああああ!!(BD格闘2段目) えおおあああああ!!(BD格闘2段目) たあああああああ!!(BD格闘2段目) うおおおっ!(BD格闘最終段) だあああッ!!(BD格闘最終段) うああああ!!(BD格闘後派生) ゴッドフィンガァァァァ!!(特殊格闘) ヒート、エンドッ!!(覚醒中特殊格闘後派生、N覚醒技最終段) もらった!(N覚醒技) ばあああく熱!!ゴッド、フィンガー!!(N覚醒技) ド「石!」レ「破!」ド レ「ラァァブラブ、天驚けぇぇぇぇぇぇん!!!」(後覚醒技) よろしくな!(ストライカー) よろしく頼む(ストライカー) あんた、悪いが手を貸してくれないか!?(ストライカー) 決まった!!(一定以上のダメージ) 手応えあり!!(一定以上のダメージ) お、俺は何を…(誤射) す、すまない…!(誤射) しまった、味方を…!(誤射) そうこなくっちゃな!(連携成功) 東「見事だドモン」ド「師匠こそ!」(連携成功 東方不敗) 東「お前も腕を上げたようだな」ド「共に戦うからには、全力を尽くすさ」(連携成功 東方不敗) ロックオンアレか! あいつか…! 逃がさんぞ!! 見つけたぞ…!! し、師匠…!?(敵機東方不敗) これで最後か…!(ロックした機体を撃破で勝利) コイツを倒せば…!(ロックした機体を撃破で勝利) ド「師匠、一体何があったのです!?」東「ドモォン!!ワシと共に来るのだ!!」(ロックした機体を撃破で勝利 東方不敗) ド「今日こそ俺は、アンタを超えてみせる!!」東「馬鹿弟子が…!調子に乗りおって!!」(ロックした機体を撃破で勝利 東方不敗) 被ロックオン前からか! 右! 左! 後ろか! くそぉ…!これ以上やらせるか!!(自機被撃破で敗北時) 東「そろそろトドメを刺してやろう!!」ド「くぅッ…貴様の好きにはさせん!!」(自機被撃破で敗北時 東方不敗) 東「ドモォン!!決着をつけてくれるわ!!」ド「東方不敗!!アンタは間違っている!!」(自機被撃破で敗北時 東方不敗) 弾切れ時 被弾うっ!! うああっ! ぐあああッ!!! くっ、直撃か…! くっそぉッ!!(ダウン) ま、まずい!!(ダウン) ぐああああああああッ!!(スタン) がああああああああッ!!(スタン) お前ッ…!!(誤射) 何をしているんだ…!(誤射) おい!どういうつもりだ!!(誤射) すまない、助かった(味方がカット) ありがとう、助かったよ(味方がカット) シールドやるな!! 効くか!! この程度…! 敵機撃破俺の勝ちだ!! 何度でも来い!! いいファイトだった さあ、次はどいつだ? 邪魔するヤツにはどいてもらうぜ!! ふっ、次はどこのガンダムだ?(敵機属性「ガンダム」) 東「こ、このうつけ者がぁぁ!」ド「勝った…師匠に勝った……!!」(敵機東方不敗) ド「東方不敗!お前の好きにはさせん!!」東「馬鹿な…!このワシがやられるなど…」(敵機東方不敗) やるな!(僚機が敵機撃破) あんた、やるじゃないか!(僚機が敵機撃破) 流石ですね、師匠(僚機が敵機撃破 東方不敗) 被撃破死ぬ…俺が…? コイツ…何者だ…!? レイン、すまない…!! くぅう…ちっくしょおおおおおッ!! 東「貴様の力など、そこまでのものにすぎんのか!」ド「東方不敗ぃぃぃっ!!」(敵機東方不敗) この気迫は…(僚機被撃破) すまない…俺を行かせるために…!!(僚機被撃破) そんな…!師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!(僚機被撃破 東方不敗) 復帰時まだまだ!! 次はそうはいかんぞ!! 少しはできるようだな… これほどのパワーを持っているとは、何者だ!! 俺は…こんなところで負けるわけにはいかないんだ!! 覚醒いつでも行けるぜ!!(ゲージMAX) 見えた、見えたぞ!!水のひとしずく!!!(ゲージMAX) 終わらせるぞ…! まとめて相手してやる! お前らと遊んでいる暇はない! はぁぁぁぁぁぁあああ……てやあああぁぁッ!!! 東方不敗ぃぃぃっ!!(敵機東方不敗) ハァァァァァァ…(覚醒終了) これ以上は、こっちが危険か…(覚醒終了) こ、こいつは…!(敵機覚醒) 増援 戦況変化これは俺の戦いだ(開始30秒) 俺は…必ずヤツを倒す!(開始30秒) 恐れるなドモン…(独白) 俺はただ、ヤツらと戦うだけだ(独白) 目の前の敵に、全神経を集中させるんだ!!(独白) 何かが起こる…俺のカンがそう言っている…(独白) 新手か…!(敵機乱入) 敵の増援か…まとめて蹴散らしてやる!(敵機乱入) どこからでも来やがれ!!(敵機全滅) どうした!!もう終わりなのか!!(敵機全滅) お出ましか!(ターゲット出現) さあ、俺とファイトをしてもらうぜ!(ターゲット出現) こ、こいつは…!(ボス出現) こいつが親玉か!!(ボス出現) ド「師匠!あの機体は…!」東「狼狽えるなドモン。所詮我らの敵ではない!」(ボス出現 僚機東方不敗) よし、勝ちが見えたな!(あと1機撃破で勝利) さあ、最後の仕上げだ!!(あと1機撃破で勝利) うぅ…これまでなのか…!(あと1機被撃破で敗北) このままじゃ、やられる…!?(あと1機被撃破で敗北) も、もう時間が…!(残り30秒) 無駄口をきいている暇はない!(残り30秒) くっそ!時間切れか!(タイムアップ) 俺達は間に合わなかった…!(タイムアップ) 勝利時俺の勝ちだ!! これで終わりだぁッ!! 俺達にかかればこんなもんさ! 俺はキング・オブ・ハート、最強の男だぁッ!!! どうやら終わったみたいだな(僚機の攻撃で勝利) アイツが終わらせてくれたのか…(僚機の攻撃で勝利) 自機被撃破で敗北時そんな馬鹿な…!! くっそぉぉぉぉ!!! ちくしょおおおおおおお!!! 俺が未熟だったばっかりに… 動いてくれ!!ゴッドガンダム!!! 勝利時リザルトちょっとやりすぎたかな?(大勝・完勝) お前達の今の強さは、所詮上辺だけのものだ!!(大勝・完勝) 終わった…終わったぞ…! まだだ!俺はもっと強くなる! 俺達にかかればこんなもんさ!! 相手が誰だろうと、正々堂々と戦うだけさ 俺には、ハイパーモードがある…(辛勝) 男は負けた時のことは考えないものだぜ…!(辛勝) 東方不敗!!そのまま寝ていろ!!(敵機東方不敗) 敗北時リザルトま、負けた… まだまだ修行が足りない…!! 俺にはもう、打つ手がない…!! 俺がもっとしっかりしていれば…! くっそぉ…まだまだ修行が足りん!(僚機東方不敗 自機被撃破) ア、アイツ…!師匠と互角に渡り合うなんて…!(僚機東方不敗 僚機被撃破) 何故だ…何故俺を倒さねばならない…!!(敵機東方不敗)