約 949,205 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6945.html
839 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/12/27(木) 14 24 06.39 ID ??? アムロ「そういえば、ウッソやアルはクリスマスどうしてたんだ?」 ウッソ「おじいちゃんと遊んでました」 ドモン「………マズイ。師匠がおじいちゃんと呼ばれることに違和感が無くなって………」 842 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/12/27(木) 16 20 16.05 ID ??? 839 東方不敗「では、今日の修業を始めるぞ、ドモン!」 ドモン「はッ、"お爺ちゃん"!」 東方不敗「……………………………何?」 ドモン「――――はっ!? (しまった、先程のウッソたちの会話が頭に残っていて、つい――!) し、師匠、今のは――」 東方不敗「このバカ"息子"があああああああ!!」 ドモン「も、申し訳ございませ――――は?」 東方不敗「ワシの歳(49歳)で、お前ほどでかい孫もおるまい。どうせならば、父と呼ばんか!」 ドモン(な、なにィ――――!?) 843 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/12/27(木) 16 25 45.22 ID ??? アムロ「父親に鍛えられる息子とは正に某野球漫画の構図だな」 844 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/12/27(木) 16 46 50.27 ID ??? テム「………………(ジー)」 アムロ「 こ っ ち 見 ん な 」 855 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/12/27(木) 18 46 03.81 ID ??? ドモン「………」 シロ―「何をそんなに思い悩んでるんだ?」 ドモン「………見てはいけないものを見てしまった」 シロ―「?」 本屋 ドモン「ふむ、格闘技の情報誌も増えてきて………ん?」 東方不敗「………」 ドモン「あれは師匠?一体何を一心不乱に………」 『隔月 孫とのふれあい』 ドモン「( ゚Д゚)」 シロ―「………」 ドモン「いや、決して悪いことじゃないんだ。ただ、なんというか、複雑というか、触れづらいというか………」
https://w.atwiki.jp/toho/pages/3130.html
東方不敗小町5 2009年3月21日 大田区産業プラザPIO 1階大展示ホールにて開催 A-HEAD 現人神の謡声 El Dorado El Dorado おまけCD MA S ATTACK COMMENT OUT(NO TITLE) SCN bh2 - Crimson Label Preview Disc Starsand Sounds Laboratory☆ 舞う姿、風神が如く Undefined Field KEEP OUT! アイゼットファブリーク ごじゆうにおとりください。 あなざーでぃめんしょん 東方速攻 荒御霊 魔界戯音 ~the World without Dollmaster
https://w.atwiki.jp/toho/pages/2399.html
東方不敗小町SP 2009年11月8日(日) 横浜産貿ホール マリネリアにて開催 サークル名 CD名 minimum electric design 幻想郷 Electronic Shoegazer Register6 一握ノ焔 strobo head strobonation ココナツプリン 雲居にまがふ沖つ白波 十方世界の果ての空 東方狂気月蝕 中央特快 東方特別快速 放霊船 Introduction りあるご~る堂 緋色に染まる天の国
https://w.atwiki.jp/toho/pages/493.html
東方不敗小町2 東京都立産業貿易センターにて開催 サークル名 CD名 As/Hi RABBIT ENSEMBLE El Dorado Nightmare Nights Sonic Hispeed Omega 東方の嵐~TOHO TEMPEST 受神中 東方妖々夢 Ancient Temple どぶのふた クランベリー・ファック 舞風(MAIKAZE) 東方月蝶華想 擦弦の音に怪鳥の相槌 騒霊道中記 碧の向日葵、緋の鈴蘭。 I m so happy 文鳥Online。 東方銀弾丸(仮) Preview Disc 1
https://w.atwiki.jp/toho/pages/3947.html
東方不敗小町6 2010年3月22日(月・祝) 大田区産業プラザ・PiO (大展示ホール)にて開催 サークル名 CD名 E.B.S.0/1 The force of ruination gunter10 UNITED Records TRANCE JUNKIE vol.2 ARRANGEMENT of 東方風神録 Second Fragment 東方ProjectアレンジCD プレビュー版 UFO County th58 ~ подсолнух 1 岡垣正志&フレンズ([kapparecords]) Frenzy -voiceless version- 格納庫 ハードコア(笑) 放霊船 #2
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5068.html
633 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/01/25(火) 10 08 55 ID ??? 東方不敗「よいか、ドモン。遊びと言えど気を抜くではないぞ」 ドモン「はい、師匠!」 東方不敗「行くぞ!十二王方牌大車雪玉ァァァァ!!!」 シュバババババ ドモン「分身殺法、ゴォォォォッド、シャドースノーボールゥゥゥゥゥゥ!!!」 シュバババババ レイン「ゆ、雪玉を雪玉で撃ち落としてぇ!?」 シュバルツ「………」 レイン「雪玉・グランツとかシュツルム・ウント・雪玉とかやめて下さいね」 シュバルツ「………分かっている(ウズウズ」 ガロード「………ま、まぁ。ありゃ人間じゃねぇから置いといて、俺達は雪だるまでも作るか」 ティファ「ゆきだるさん……」 ソーマ「雪だるさんなら私に任せてもらおう。本職だ」 刹那「そういえば以前はロシアに住んでいたんだったな?」 ソーマ「あぁ。雪は私にとって友達であり、宿敵であり、大いなる壁でもあったさ」 東方不敗「流派東方不敗が……」 ドモン「最終奥義ぃぃぃ……」 東方不敗「石!」 ドモン「破!」 東方ドモン「「天驚雪玉ァァァァァ!!!!!!」」 レイン「あ、回り一帯の雪が蒸発しちゃった」 635 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/01/25(火) 10 31 54 ID ??? 633 ガロード「危ねぇっ!」 ティファ「きゃっ!」 ガロード「大丈夫か、ティファ」 ティファ「ええ、ガロードが守ってくれたから…」 ソーマ「おっと滑った(棒」ドン! ガロード「うわわっ!」 ティファ「え?ええっ!」 シュバルツ「おや、蒸発した筈の雪が」 レイン「あっという間に銀世界ね」 ドモン「師匠! この雪、固まりませんっ!」 636 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/01/26(水) 01 36 08 ID ??? 635 東方不敗「馬鹿者!これしきを何とする。固まらぬなら固めれば良いのだ!」 ググッ ドモン「ハイィィィッ!!」 グググッ ドロッ ドモン「!! 師匠、溶けていきます!そしてネバネバします!」 東方不敗「ぬぅう、これは一体。…ペロッ !これは…砂糖か」 ドモン「はい!甘うございます!」 東方不敗「うむ。しかし、これでは雪合戦が出来ぬな。ではドモンよ、この技を伝授しよう。 タァタタタタタタタタ……トァァアッ! 鶴じゃ」 ドモン「おお!流石です、師匠!ならば…こちらはぁ! はああああああっ…、とぉおりぃゃあああ! いかがですか、師匠?猫です」 レイン「遊んでないで、この砂糖を何とかしてよ!」
https://w.atwiki.jp/gundamwarnexa/pages/370.html
流派:東方不敗 特定の効果と合わせない限り、特に効果はありません。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6700.html
664 名前:621続き :2012/10/17(水) 22 18 35.68 ID ??? 流れぶった切って長編?投下。 ビール様の力を借りて書きあげたはいいものの、1時間クオリティの支離滅裂捏造設定中身薄誰得で無駄に長いので注意。 規制対策で少しずつ分けて投下します。ところで、焼き芋美味いよね TV『………連日のゲッター線が未だやまない永井市からの中継でした。続きまして、鵺市に出現した大量のヴァジュラについて続報が………』 シロー「………相変わらず、あちこち物騒だなぁ。おちおち出歩けもしない」 久しぶりの非番。時刻は11時になろうかという頃、シローはあちこちの物騒なニュースを聞きながらコーヒーをゆっくりと味わっていた。 実はこの日、兄弟は揃って各々の用事で出かけ、早くても夕方までは帰ってこない。ロランまで外出とは珍しいこともあるものだ。 久しぶりの非番に家族が揃って外出中というのは何とも寂しい話ではあるものの、逆にだからこそのゆっくりとした一服なのだ。皮肉なものだが。 と、そんな休息の中、聞きなれたチャイムの音。 この時間の来客………最早嫌な予感しかしないが、それでも出ない訳にもいくまい。最低限警戒色を残しながら、玄関に足を運ぶ。と、そこで、珍しくも嫌な予感は外れたことを確認した。 しかしその面子は、シローの脳内にあったガンダム家襲撃常習の変態衆ではなかったものの、また面食らうような珍しい組み合わせであった。 シロー「ウッソに………マスターアジアさん?」 玄関先に立っていたのは、実弟であるウッソと、同じく実弟であるドモンの師・マスターアジアこと東方不敗の姿だった。 ウッソ「ただいまー」 東方不敗「失礼するぞ」 シロ―「ああ、おかえり。どうも、お久しぶりです………って、どうしたんだ?今日は夕方まで帰ってこないはずだったんじゃ?」 665 名前:東方不敗と秋の味覚02 :2012/10/17(水) 22 20 38.24 ID /9PGe5A6 ウッソ「それが酷いものなんですよ、シロ―兄さん。買い物に行こうと思ってた町で何だかトラブルがあったみたいで。鉄の城がなんとか………で、すっかり萎えちゃって帰ろうと思ってたんですけど、駅前でマスターアジアさんに会って」 東方不敗「うむ、わしはちとドモンに野暮用があったのだがな。おらんと聞いて、帰るつもりだったのだが………」 話の流れが見えてこない。それでどうしてこの二人が一緒に行動する理由に繋がるのか。 ウッソ「ほら、覚えてます?この間収穫した『アレ』」 シロー「あれ………?あぁ、『アレ』か」 その言葉に、シロ―は心当たりがあった。 数日前だったか。ウッソが自慢の家庭菜園から満面の笑みで収穫してきた『アレ』は。 ウッソ「で、アレってどう考えても量が多いじゃないですか。それで、マスターアジアさんにお裾分けできればって」 シロ―「そうだな。わざわざ来ていただいてすみません。どうぞ、あがってお待ちください。今お茶を用意します」 東方不敗「そう気を遣わんでくれ。こちらこそありがたい」 ウッソ「じゃあ僕は早速持ってきますね」 (※ 前の投下のタイトルは「東方不敗と秋の味覚01」でおねがいします誤字った) 666 名前:東方不敗と秋の味覚03 :2012/10/17(水) 22 22 10.56 ID /9PGe5A6 結論として。 ウッソが言っていた『アレ』とは、サツマイモのことだった。 家庭菜園に最近熱が入ってきていたのと、天候に恵まれたせいか今年は予想外の収穫量で、兄弟だけでも消費できるにはできるが流石に多すぎるといった豊作だったのだ。 しかもその出来たるや、もはや『青果V2』でも開店した方がいいのではないかという会心の出来。それには東方不敗もまた感嘆の声を上げるほか無かった。 東方不敗「ほほぉ………これは見事だ。そこいらで売っているものが霞んで見えるわ。ウッソ君、君の努力の結晶と言ったところか」 ウッソ「ありがとうございます。お好きなだけ持って行って下さい」 東方不敗「ありがたい。しかし、何分わしも今は独り身でな。そう多くは………」 シロー「ウッソ、ちょっといいか。マスターアジアさん、これからのご予定は?」 お茶とお茶請けを用意してさがっていたシロ―。その姿は何故か玄関からのものだった。 東方不敗「むぅ?いや、ドモンがおらなんだ時点で何も無いが………」 シロー「そうですか。では少し、秋ならではの余興なんていかがですか?」 今度は東方不敗とウッソが首をかしげる番だ。シロ―は珍しくしたり顔で、一言ほのめかした。 シロ―「今、庭の落ち葉を集め終わったんだ」 ウッソ「………あ!なるほど!」 東方不敗「ははぁ、なかなかに趣深い。どれ、お供させていただくとしようか」 得心がいったという表情のマスターアジアと、笑顔爛漫のウッソ。 秋、サツマイモ、そして落ち葉。この3つの単語は、これからの催し物を容易に想像させた。 シロ―「じゃあ、まずは新聞紙で着火するぞ。ウッソ、離れてな」 そう、秋の風物詩………焼き芋、だ。 ウッソ「芋はまだ入れないんですか?」 東方不敗「そうか、ウッソ君は知らんのか。焼き芋はな、落ち葉を燃やした落ち火でやる物なのだよ」 シロ―「そうそう。だから、少し火に当たって暖でもとろう。最近少し肌寒いしな」 いつの間に用意したのか、シロ―の手には少し大きめの魔法瓶と湯呑。それを東方不敗とウッソに手渡し、湯気の立ち上る茶を注ぎいれた。 東方不敗「何から何までかたじけない」 シロ―「気にしないでください。俺もこうしてゆっくりできるのが嬉しいですし、やはり秋らしいことの一つでもしてみたくなりますよ」 ウッソ「いない皆には悪いけどね」 シロ―「どうせまだまだ余ってるんだ。今度皆でやればいい」 667 名前:東方不敗と秋の味覚04 :2012/10/17(水) 22 24 34.64 ID /9PGe5A6 そんな他愛も無い会話をしているうちに、庭に散乱していた落ち葉は一か所で燃え尽きていく。丁度頃愛と判断したのは、歳の甲というか、東方不敗その人だった。 東方不敗「ふむ、丁度よかろう。では、芋を入れるとしよう」 シロ―「あ、俺がやりますよ」 東方不敗「このくらいはさせてくれぃ。それに、わしとて秋の風流という物をこの手で体感したいものよ」 言いながら火の中に芋を入れていく東方不敗。それが終わると、再び湯呑を手にして茶の香気を堪能し始めた。 東方不敗「ところで、シロ―君。君はどうなのかね」 シロ―「はぁ、どう、とは?」 東方不敗「君には恋人がいると聞いている。上手くいっているのかね」 町の平和を守る刑事も、こういった方面からの突然の、しかも兄弟以外からの質問には弱いらしい。思わず湯呑を取り落としそうになるが、なんとか持ちこたえた。あまり入っていなかったのが幸いだろう。 シロ―「い、いやぁ、まぁ。なんとか二人の時間を作りたいと思っているのですが………」 東方不敗「その辺の事情も、少しは聞き及んでおる。恋人殿の兄も、聞けば聞くほどに嘆息する愚兄ではあるが………シロ―君。君にも問題があるのではないのかね」 シロー「え?」 東方不敗「人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて………とは言うが。馬が居らぬならば己自身で蹴り飛ばしてくれればよい。確かに兄の偏執とやらは大きな障害であろう。 だが、一つの障害も無い道程の、何が漢の道か!すでに恋仲となっておることに慢心するからこその逃避、妥協。ならば!その先にある物は、如何にして掴みとる!」 シロ―「………その先に、ある物………」 東方不敗「それこそ未来よ!明日よ!現状を甘受するだけで飼い慣らされたか!」 シロ―「違う!断じて違う!俺は、アイナと添い遂げる!」 東方不敗「意気や良ぉし!ならばこれよりは漢の道ぞ!漢の戦ぞ!添い遂げるという未来をより重く掴みとるためにこそ、シロー・アマダ・ガンダム!貴様の心の拳にて、いかなる障害、悪鬼羅刹をも撃ち破れぇい!」 シロ―「俺はぁ!ギニアスを、妹魂を撃ち破り!アイナと、添い遂げるぅああああああああああ!!!」 すっかり流派東方不敗熱に侵されたシロ―、それを激励する東方不敗。 このままドモン亜種の誕生かという状況下、熱き魂の絶叫の傍で小さくクスクスと笑う人影が一つ。 東方不敗「むぅ?ウッソ君、なにやらおかしかったかね」 ウッソ「だって………」 柔らかい秋の日差しそのままに、ウッソは微笑みと共に素直な言葉を漏らした。 ウッソ「二人がなんだか、親子に見えちゃって」 そのままクスクス笑っているウッソ。東方不敗とシロ―は先程の熱もどこへやら、顔を見合わせ、 東方不敗「フフフ………ハハハハハ………そうか、親子か」 シロー「確かに。異議なしだ」 そのまま二人して、天を仰ぎ笑う。まるで秋風の如く、淀みなく。 668 名前:東方不敗と秋の味覚05 :2012/10/17(水) 22 27 16.70 ID /9PGe5A6 東方不敗「もしわしに息子がおって、ドモンのようにGFにしておらなんだら、シロ―君のようになっておったやもしれんな」 シロ―「ははっ。大歓迎ですよ………と、そろそろ、芋もいい感じかな」 本来の目的を危うく忘れそうになっていた。まだ生焼けの物も残っているが、小さい物から徐々に焼き上がっていく形だ。焼き上がった物を、用意した皿の上に乗せていく。 東方不敗「ほれ、ウッソ君。熱いぞ、火傷せぬようにな」 ウッソ「はい、ありがとうございます」 芋を割れば、ふわりと立ち上がる湯気。その湯気から更に流れ来る、天然の甘い香り。濃厚でされど鼻につかないその香りは、3人の食欲をそそるのに十分過ぎる威力だった。 冷めぬうちに、されど火傷せぬように、秋の実りを口に運ぶ。 シロ―「ほふ、ほふ………美味いな。ウッソの言う通り、今年は傑作だな」 東方不敗「うむ、美味い。自然が、地球の大地が生み出した自然な甘味だ。我らは皆、こうして大地の恩恵を受け生きていると実感させられるわい」 しみじみと、何かを懐かしむように感嘆する東方不敗。その目は優しいまま、この秋の実りを生んだ功労者に目を向けた。 東方不敗「美味いかね、ウッソ君」 ウッソ「はい!やっぱり今年は最高の出来です!」 東方不敗「それは君が汗水流して、己の心をぶつけて育て上げたからこそだ。誇りなさい、胸を張りなさい、ウッソ君。君が君自身の想いで創り上げた掛け替えのない結晶だ」 満面の笑みのウッソの頭に、その掌を置く。 幾度の修練と激闘で傷つき鍛えられたその武骨な掌。されどその温かみは、自身が手にしている自身の努力の結晶に勝るものとウッソは感じ得た。 ウッソ「来年は、もっといい出来にして見せます!」 東方不敗「その意気や良し。その時は、またこうして味わわせてもらえるかね」 ウッソ「もちろんです!」 その様子を焼き芋片手に眺めていたシロ―。その胸に去来する物もまた、温かいものだった。 シロ―「俺とマスターアジアさんが親子なら、ウッソとマスターアジアさんはどうなりますかね」 東方不敗「ふむ、そうよな………わしもこんな歳になった。ウッソ君のような孫が欲しい時期よな」 シロ―「いやいやいやいや、流石にまだそんなお歳じゃないでしょう」 確か前にドモンに聞いた時はまだ49歳とのことだった(全員茶を吹きだしていた)。だがその目は、まぎれも無く孫を慈しむ祖父のそれだ。 ウッソ「じゃあ、おじいちゃんって呼ばないとですね」 東方不敗「はっはっは!ああ、それでいい。シロ―君の言う通り少し早いだろうが、よい孫が出来た気分よ」 シロ―が東方不敗を父と呼んでみたら、らしくないにやけ顔で馬鹿息子がぁと言われてみたり。ドモンとの修業時代の話、若き日の東方不敗の武勇伝を聞いてみたり。逆に兄弟の話で花を咲かせたり。 秋の実りと緑茶片手の団欒は、日が茜色に染まるまで続いた。 669 名前:東方不敗と秋の味覚06 :2012/10/17(水) 22 27 56.44 ID /9PGe5A6 東方不敗「すっかり長居してしまったな。本当にかたじけない」 シロ―「いえ、久々にのんびり過ごせましたから。こちらこそありがとうございます。また来てください」 ウッソ「今度は七輪でも用意して、サンマかキノコでも焼いてみますか?」 東方不敗「それはいい。ぜひとも、ウッソ君謹製の野菜もお願いしたいところだ」 ウッソ「はい。これからは漬物が美味しくなりますので、それもぜひ」 では、と東方不敗が踵を返そうとした時。 ??「し、師匠!?どうしたんですか、一体!」 シロー「あ、ドモン」 ウッソ「おかえりなさい………って、何とバトッてきたんですかまた」 玄関先まで小走りでやってきたのは、今帰宅したのであろうドモンだった。その姿は、今まで何をしていたのかを3人に特定させるのに容易過ぎる。 東方不敗「この馬鹿弟子がぁ!一体今の今まで何をしておった!」 ドモン「実は、修業先を変えてみようと鵺市にまで足を伸ばしまして。適当な場を探そうとしたら、謎の生物の襲撃を受け、迎撃していました」 シロ―の脳裏に、昼前のニュースがよぎる。ああこいつ、また人外っぷりを発揮したのかと。もういつものことではあるが、市外でやられるのはちょっと困りものだ。 東方不敗「全く、貴様に野暮用ができて来てみれば………まあ、その野暮用はもうよい。わしも長居してしまったのでな。そろそろお暇させてもらうところだ」 シロ―「そうだ。なんでしたら、このまま夕飯を御一緒にいかがですか?ロランももうすぐ帰ってきますし、歓迎しますよ」 東方不敗「いやいや、流石にそこまで世話になるわけにはいかぬわ。本当にありがとう。わしも今日は帰って、明日の野試合に備えねばならん」 そんな予定が組み込まれてる時点で割とアレなのだが、実際何度か見ているし、この街でそんな事を気にする人間は(シン除く)いないだろう。 東方不敗「シロ―君。何かあったら相談に乗ろう。これからも道に励め。ウッソ君、このサツマイモはありがたく頂くよ。今度はわし謹製の香港料理を御馳走しよう。その時、よければ君の野菜を使わせてくれ」 シロ―「ありがとうございます」 ウッソ「是非とも」 一人話についていけない愛弟子。そんなドモンの頭を軽く小突きながら、 東方不敗「明日の野試合、貴様も見にくるといい。なんならその場でもう一度鍛え直してやろう。謎の生命体程度に時間をかけるようでは、まだまだ未熟というものだ」 ドモン「は、はい!ありがとうございます師匠!」 東方不敗「そのためにも、だ。」 背を向けたまま微笑んで振り向き、 東方不敗「今日の貴様の家の夕餉をしっかりたいらげておけ。ウッソ君の想いの結晶だ。味はわしが心から保障しよう」 ドモン「は、はぁ」 東方不敗「では、またな。ごちそうさまだった」 シロ―「またお越しください」 ドモン「師匠、それでは!」 振り向き直して会釈、そしてまた振り向いて去っていく。 その武道家の背を見ながら、頭の上に電球でも出そうないい顔をした少年が一人。 息を吸い込み、 ウッソ「またね、おじいちゃん!」 ドモンが口から石破天驚拳ばりに吹きだし、シロ―が苦笑する。 東方不敗の振り向き顔は、武道家の顔では無く、孫を慈しむ顔そのままに、夕陽に染まっていた。 670 名前:東方不敗と秋の味覚ラスト :2012/10/17(水) 22 30 25.39 ID ??? ドモン「ということがあってな」 シン「いなくてよかった!絶ッッッッッ対、突っ込み疲れて廃人になってる!」 その日の食卓。焼き芋が鎮座する食卓を囲んでのそれは一種の報告会の様相を兼ねていた。 ロラン「伝説のGFにおじいちゃん、ですか………けど、この芋は確かにすばらしい出来ですね。大学芋とかよりも、素直に天ぷらなんかであっさり仕上げてみますか」 ジュドー「明日の夕食、天ぷらに決っまりぃ!」 アムロ「しかし、今度は全員揃ってる時に招待したいものだな。是非俺からもお礼を言いたい」 セレーネ「つか、考えてみると凄い構図よね。あたしだったら部屋に逃げるかも」 刹那「東方不敗、マスターアジア………まさしく、ガンダムだ!」 シン「どこに反応したの!?」 キラ「気にするだけ無駄だって。いいから食べようよ、この芋美味しいから食べないならもらうよ?」 アル「今度は僕もその場にいたいな」 シュウト「あ、それ僕も」 シロー「ははは、マスターアジアさんも孫が増えて大変だ」 マイ「うん、おいしい。明日、少しモニクに分けてあげてもいいですか?」 アムロ「むしろお前ごと差し出してこい!」 ガロード「はいはい、いいからいいから。あ、ウッソ。ティファにもいいか?」 シーブック「セシリーにも持っていきたい」 ウッソ「あはは、案外、早めに無くなりそうですね」 このしばらく後、再びガンダム家を訪れた東方不敗が、ウッソ・アル・シュウトの三人に「おじいちゃん」と出迎えられ破顔一笑するのは、また別のお話。 連投失礼しました。ええ、突如受信したおじいちゃんアジアと孫ウッソという電波に季節と好物を合わせただけなんです。 他プロネタ混入他、おかしい部分多々あると思いますが、生温かい目でみてやってください
https://w.atwiki.jp/toho/pages/1337.html
東方不敗小町4 2007年11月24日(土) 東京都立産業貿易センター台東館4階にて開催 サークル名 CD名 As/Hi As Higher & Higher C-CLAYS GROUND ZERO ~TOHO ROCK!! 2007 El Dorado Advanced ALPHA Helios Create? 幻想音写録? IRON ATTACK! EVIL MOUNTAINサンプラーCD? izmizm Revivify 修正版DISK? MA S ATTACK NO LIFE, NO BOMB, GRAZE!! Stratosphere 突発無料CD? PMS Blue Blossom s Fragments 5分咲き Disc? Riverside 鏡花風月 絃奏水琴樂章 Eastern Serenade 擦弦の音に怪鳥の相槌 交響組曲「東方の情景」? 人生の気だるさ日和 夜の音 赤黄色向日葵 whimsical angel ver.5.2 どぶのふた 渡る世間は鬼ばかり 来夢緑 3大怪獣大決戦?
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6889.html
191 名前:東方不敗とロランクッキング① :2012/11/29(木) 00 59 50.11 ID ??? ロラン「さて、と」 ある日の昼前。一通りの掃除を終えたロラン。向かう先には、ガンダム家の胃袋を支える冷蔵庫があった。 ロラン「あー、やっぱり昨日で結構使い切っちゃいましたね。また買い物にいかないと」 冷蔵庫の中には野菜などはあるものの、メインになれるような肉・魚類が圧倒的に不足している。野菜炒めでもいいのだが、それでも量が少なすぎる。 そもそもこのガンダム家。特にガロードやジュドー等が該当するのだが、人数が多い中に健啖家も多い。むしろジュドー・ガロード・ドモンの三人で通常の二家族分は一気に消える。 まあとにかく美味しそうに食べてくれるので作り手としては作り甲斐があってなによりなのだが、そうなると食材の調達が難しくなってくる。 ロラン「はあ、今月は少し厳しいからなぁ………ウッソの家庭菜園も収穫はもう少し先だし」 家庭の経済事情全てを取り仕切るロランは、この手のことでの気苦労が絶えない。 このように、ちょっとでも気を抜くと空になってしまう冷蔵庫。買い出しに行くにも、先のメニューまで見越しておかなければ無駄が出てしまう。それは主夫根性が許せるものではないのだ。 そして、今は丁度昼前。自分の昼食だってそうだ。まあ今あるだけのものでやってしまってもいいのだが、どうせなら買い物に行って献立の幅を広げておきたい。 ロラン「仕方ないですね。特売品を確認しながらメニューを………」 ピンポーンッ 耳に入ったチャイムの音。昼前に誰だろうと玄関まで(変態衆を警戒しながら)向かう。 ??「失礼する、誰かおるかね?」 最近、聞く機会が増えた声。一抹の安心感を覚えながら玄関の戸を開くと、 ロラン「お待たせしま………どうしたんですか?」 東方不敗「いやはや、このような格好で申し訳ないな」 最強の武闘家が、釣キチ○平的な格好してた。 192 名前:東方不敗とロランクッキング② :2012/11/29(木) 01 00 31.05 ID ??? 東方不敗「いやなに、最近釣りを始めたのだがこれがなかなか気に入ってしまってな」 完全に堤防釣りから帰ってきました的な格好。手に持ったクーラーボックスと、収納された竿。うん、どっからどう見ても釣り帰りです。 しかも、何故だろう。最強クラスの武闘家である東方不敗、この格好が妙にしっくりきている。 東方不敗「今日は朝方から行っておったのだが、どうも釣れ過ぎてしまってな。それで以前ウッソ君に芋を御馳走になったお返しにと思ってな。」 そうか、と。ロランは少し得心がいった。 そういえばしばらく前、ウッソの家庭菜園で大量に収穫されたサツマイモを東方不敗にお裾分けし、次兄と共に焼き芋をしたと言っていた。暇を見てはちょくちょくガンダム家に顔を出すようになったのもその辺りからだったと思う。 ………最近はキオの件で様々あるみたいだが、まあそこは置いておいて。 ロラン「わざわざすみません。今は僕しかいないですが………」 東方不敗「いやいや、構わんよ。それで、その魚なのだが………」 下に置いておいたクーラーボックスを掲げ、その蓋を……… 東方不敗「実は、な。丁度群れに当たったらしく、かなり偏ってしまってな………」 その中身は、まさに一色だった。 ロラン「アジ、ですよね………うわぁ、この数は、まさに………」 東方不敗「流石に予想できなかったわい。釣竿を投げて五秒と置いておらんよ。おかげで予定よりかなり早くあがることになってしまった………」 クーラーボックスの中に所狭しと詰め込まれたアジ。これは最早このまま魚屋に出荷できるレベルではないだろうか。というかこんな重量物を担いでここまで歩いてきたのか。流石と言わざるを得ない。 東方不敗「まぁ、今日よりしばし、わしの食卓はアジ一色よ」 カラカラと笑う東方不敗。 というかこの人、自宅で一人の光景が想像つかない。そもそもどんな家に住んでいるのだろう。………まさか修業のために漂泊の民、とかないだろうな?と考えたところで、ロランの思考は現実に戻る。 東方不敗「まあ、そういうわけだ。好きなだけ貰ってくれい」 ロラン「ありがとうございます。これなら、しばらくは様々なものが作れそうです」 東方不敗「ほお?例えば、どのような?」 ロラン「そうですねぇ………例えば、定番で塩焼きに刺身、開きにしてもいいですし、ジンタ(小さいアジ)は唐揚げとか南蛮漬けとか、マリネもいいかもしれないですね」 東方不敗「まさに、様々よな。一つの食材からそれだけの献立を思いつくとは、感服いたすわい」 193 名前:東方不敗とロランクッキング③ :2012/11/29(木) 01 01 18.27 ID ??? と、ここで。 ロランの脳裏に一つの名案がひらめいた。これが漫画ならば頭の上に電球でも出たかもしれない。 ロラン「マスターアジアさん、今日のお昼は?」 東方不敗「いや、まだだが………それが?」 以前、購読している料理本の中で地域料理の特集という物をやっていた。その中で、機会があれば一度やってみたいと思っていた物があったのだ。 ロラン「よろしければ、今からお昼作るのでご一緒しませんか?このアジを、早速使わせていただきます」 東方不敗「おや、これはかたじけない。では御相伴に与らせていただくとしよう」 ロランは東方不敗を招き入れ、リビングに案内すると自身は記憶の中からその料理のレシピを引っ張り出す。 ロラン「さて、まずは、と」 ロラン・セアック先生のお手軽クッキング 材料(3~4人前) アジ(4尾) ・長ネギ(2分の1本。頭の部分も) ショウガ(1欠片、およそ20gちょい) 味噌(大さじ1~2。種類はお好みで) 酒(少々) ・醤油(少々) 大葉(8枚) ごま油(適量) 作り方 ①アジは三枚に下ろして皮を剥く。ゼイゴ(尾の両側にあるトゲトゲ)を先にとると安全。皮と中骨についた身はスプーンなどでこそぎ取る ②長ネギとショウガをみじん切りにする ③アジの身を細かく切って、②のショウガ・長ネギと味噌を入れて包丁でよく叩く。この時、よく粘りが出るまで叩くと後で柔らかく焼ける ④酒・醤油を入れて混ぜる ⑤平たく纏め、大葉で挟む ⑥よく熱したフライパンにごま油を敷き、焼き上げる(焼き過ぎると大葉が苦くなるので注意) 完成。 ロラン「お待たせしました。『アジのサンガ焼き』です。」 ロランがご飯と簡単な汁物と一緒に運んできたそれは、大葉で挟んだハンバーグのようなものだった。香ばしい香りが食欲をそそる。 東方不敗「おお、これはなんとも………」 ロラン「ネオ・ジャパンのチバ地方の南部で愛好されてる料理らしいんです。それと、これもどうぞ」 ロランが追加で持ってきた皿には、こちらはまた香り豊かな魚のたたき。また食欲をそそる一品だった。 ロラン「サンガ焼きを作る際に、焼かずにおいたものです。これは『なめろう』という涼理らしくて、全く同じ作り方で2つの品ができるんですよ」 東方不敗「なんと。新鮮な生と香ばしく焼けた姿、一度に味わえるとはな。これはこれは、お礼のつもりで参った筈が、こんなに素晴らしい食事まで頂いてしまうとは」 ロラン「いいんですよ、こちらこそ素晴らしい魚を頂いてしまって。さあ、食べましょう」 共に食卓につき、「いただきます」の声と共に箸をつける。 香ばしく焼けた中に広がる薬味の香りとふわりとした魚の食感。それは白米の食感に優しく包まれ、思わず顔がほころぶような安心感をもたらす。 今度はなめろうを口に運べば、新鮮な魚の風味を薬味が引き立て、油断すれば箸が止まらなくなってしまうような、癖になる味わいだった。 東方不敗「美味い。なんとも箸がすすむ。それに、驚いた。アジ一つで全く違った二つの味わいを演出するとは………ネオジャパンの食文化もそうだが、ロラン君の料理の腕、それに食に対する誠意には感服させられる」 ロラン「そんな、大したことじゃないですよ。ただ、ご飯は皆が皆楽しみにしてる物ですから、少しでも美味しく食べてもらいたいじゃないですか。だから勉強してるだけなんです」 東方不敗「その姿勢にこそ感服するわい。ドモンは幸せ者よ。ここまで心をこめて食事を拵えてくれる兄弟が居るのだから」 マスターアジアはただただ顔を綻ばせる。なんとも優しい味だ。それは、食べる者を思いやる人間にしか出せないもの。 眼前のまだ齢20にも満たぬ青年はそれを当然だと言い切る。 それがただ、我が身のことのように嬉しかった。 そして、食事を終え、箸を置く。 東方不敗「ごちそうさま。とても美味しかった」 ロラン「ありがとうございます。それじゃあ、お皿を下げるのと、ちょっとおまけの様なものを仕上げてきますね」 東方不敗「おまけ?」 ロラン「すぐにできますよ」 兄弟以外の誰かに料理を食べてもらえたのが嬉しかったからだろうか。 ロランの顔は、なんとも晴れやかに微笑んでいた。 194 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/11/29(木) 01 03 52.17 ID ??? ドモン「し、師匠!?いらしてたんですか!?って、その格好は………」 東方不敗「おお、ドモン。いやなに。もう帰るところだ。今日は貴様に用では無い」 ドモンが帰って来たのは、丁度マスターアジアが玄関先で靴を履いている時だった。焼き芋の時といい、なぜかこの師弟、ガンダム家ではすれ違うことが多い。 ロラン「ちょ、ドモン兄さん。どうしたんですかその格好は」 東方不敗「またどこぞで化物と闘いでもしたか?」 ドモンの恰好は正直言ってただ事では無かった。もう、あれだ。世界大戦に単身突っ込んでフィーバーした後みたいな、そんな感じ。 ドモン「いや、実は今回は俺もよくわからないんだ。永井市まで用事を済ませに行っていたら、突然謎の爆発に襲われてな。なにやら巨大な、真っ赤な機体が戦ってたよ」 ロラン「シャアさんのサザビーか何かですか?」 ドモン「いや、全く違った。そもそもMSなのかあれは?3つに分かれたと思ったら、今度は腕にドリルのついた白い機体になったり、戦車みたいな機体になったり………」 相変わらず闘いの宿命から逃れられない人だ。本人的にはそれでいいのかもしれないが、なるほど、本人もわけがわからないというケースは珍しい。 ドモン「帰りがけに、ものすごい勢いでアムロ兄さんのνガンダムが飛んでいくのが見えたが………って、それよりも。師匠、今日は一体どうして?」 東方不敗「もう済んだと言っただろうが。まあ、今日の食卓を楽しみにしておれ。ロラン君が素晴らしい物を作ってくれるだろう」 何やら腑に落ちないようではあるが、最近こんなこと続きなせいかドモンも深くは追求しない。 東方不敗「ロラン君、今日はごちそうになった。最後に作ってもらったあの『おまけ』、あとでわしも作ってみることにするよ」 ロラン「こちらこそありがとうございました。今度、ウッソがまた野菜を御馳走したいとのことなので、是非また」 東方不敗「おお、そうか。ウッソ君にアル君、キオ君達にもよろしくな。それでは」 そういって去っていくマスターアジア。その表情は世界最強クラスの格闘者では無く、ここ最近見られるようになった、あの優しい顔、。 祖父の、顔。 釣り人スタイルの最強の祖父は、あの優しい味を思い出しながら帰路についた。 東方不敗「………うむ。美味い」 夜。もう風も冷たくなってきたこの季節、それでも月は美しい。 その月を見上げながら、マスターアジアはお気に入りの酒を味わい、皿に手を伸ばす。 東方不敗「これはいい『おまけ』だわい。思わず、いつもより酒が進んでしまうな」 その手にあるのは、魚の骨を揚げた物だった。 ロランが言っていたおまけ。それは『骨せんべい』のことだった。 言ってしまえば魚の骨を香ばしく揚げて軽く塩をまぶしただけのものなのだが、これがまた味わい深く癖になる。お茶請けや酒の肴として、なんともうれしい一品なのだ。 東方不敗「………まこと、一匹のアジからあそこまで多種多様に無駄なく仕立てるとは、大した青年よ」 あの、どこか幼さの残る顔立ちでいつもこうして家族のことを支えているのだろう。 今度行く時は、自分も何か丹精込めた一品を御馳走しに行くとしよう。寒い日が続く、肉まんなどがいいかもしれない。 この日、冬が顔を見せ始めた冷え込みの中で、 マスターアジアは、どこか暖かかった。 最後連投規制くらって遅れた、申し訳ない自爆する 197 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/11/29(木) 02 00 24.39 ID ??? ロラン「サンガ焼きのレシピですが、いくつか補足です」 ※③の時に大葉を少し刻んで入れても良し。 ※酒は三枚に下ろした時に馴染ませても良し ロラン「また、骨せんべいは大きめのアジよりもジンタ(小さい味)で作った方がいいかもしれませんね。食べやすくなります。 それでは、是非お試しください」