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変態王子と笑わない猫。 筒隠月子カラビナ 変態王子と笑わない猫。 筒隠月子カラビナ 発売日 :2013年9月15日 発売 商品情報 ・本体サイズ:高さ約90mm 変態王子と笑わない猫。 小豆梓カラビナ 変態王子と笑わない猫。 小豆梓カラビナ 発売日 :2013年9月15日 発売 商品情報 ・本体サイズ:高さ約90mm 変態王子と笑わない猫。 筒隠つくしカラビナ 変態王子と笑わない猫。 筒隠つくしカラビナ 発売日 :2013年9月15日 発売 商品情報 ・本体サイズ:高さ約90mm 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 横寺陽人 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 横寺陽人 発売日 :2013年7月31日 発売 商品情報 ・本体サイズ:直径25mm、リールの長さ:約76cm 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 筒隠月子 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 筒隠月子 発売日 :2013年7月31日 発売 商品情報 ・本体サイズ:直径25mm、リールの長さ:約76cm 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 小豆梓 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 小豆梓 発売日 :2013年7月31日 発売 商品情報 ・本体サイズ:直径25mm、リールの長さ:約76cm 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 筒隠つくし 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー 筒隠つくし 発売日 :2013年7月31日 発売 商品情報 ・本体サイズ:直径25mm、リールの長さ:約76cm 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー エミ 変態王子と笑わない猫。 メタルリールキーホルダー エミ 発売日 :2013年7月31日 発売 商品情報 ・本体サイズ:直径25mm、リールの長さ:約76cm
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――ロマーニャ基地、待機室にて―― 兵士「嘘だろ……っ……うぅぅ……くそっ…くそっ……。」 俺の周りの兵士達は無線機から響き渡る報告に対し、しゃくり声を上げて泣いている。 待機室内は、異様な絶望感に包まれていた。 俺(!?………はは…やったよ…!俺の願いが叶ったんだ…!勝手になりやがった…最悪の展開に…!) 誰もが泣き声を上げている中、自分だけは別の空気を吸っているような気分になり始めた。 …そうだ…とてつもない絶望感だろ…!?自分が何も出来ない…何も希望がないってことは…! 戦いたくても戦えない人達の気持ちが分かっただろ…!?もう才能があっても、無意味だ…! 気分が段々と高まっていくが、それでも、俺の心には何か残るものがあった。 このままだったら、みんな死ぬのか…でも…別に良いじゃないのか…!?才能もあったし、今まで飛べてきて楽しんで…… …これで…… ………………みんなが……死ぬ……のか…… ……苦しみ……ながら…… 俺の頭に過ぎったのは、この世界に来て初めて見た光景。炎に包まれ、誰もが泣き叫び、苦しんでいた街。 そして、ストライクウィッチーズ全員の笑顔だった。自分よりも年齢の低い少女達、元の世界なら遊んでいても許される年頃だろう、しかし日々戦い続けているウィッチ達。 今、彼女達は絶望に満ち溢れている。自分と同じように、立ち上がりたくても立ち上がれない。なおかつ、自らの命までも奪われてしまいそうな状況に陥っている。 ……何を今更……いいんだ…これで…俺をのけ者にしたミーナ達が…………どうなったって…関係ない… でも……俺と同じ……苦しみが…… 苦しみが………今…………宮藤達に……。 俺「…っ……………。」 表情を失った俺は体育座りをし、俯いて目を瞑った。考えることを止めたくなった。 しかしそうすることにより、はっきりと耳に伝わってくる。 無線機からの、ウィッチ達の悲痛な声が。 『びえぇぇぇんっ…ヒック…やだぁ…やだぁぁあっ…!!…ヒック…ロマーニャが…みんなが…そんなのやだ…っ……シャーリぃぃっ…!』 …………ルッキーニの泣き声か…あんなに…まだ10歳なのに……俺の半分ぐらいしか生きていないのにな…… 『ルッキーニっ……くそっ……もうあたし達は……………』 『そんな……宮藤さんでも……敵わないだなんて………』 …シャーリーだってペリーヌだって……こんなに悲しんでるところなんて聞いたことがない…… 『くっ……くそぉ…ダンッ!……すまない…クリス…っ………』 ………そうだ…バルクホルンにとっての最後の…肉親……クリスがいるのに…このまま死ぬなんて…… 『トゥルーデ…っ……うぅっ……そんな………もう駄目なの……?』 『…っ…エイラ……っ………うっ……ぐすっ……』 …あの…エーリカでさえ…サーニャでさえ泣いている…… 『ソンナ……嘘ダロ………このまま…みんな全滅しちゃうナンテ………ソンナノ…』 エイラの泣きそうな声……本編で…こんな声聞いたことあったか…? 『芳佳ちゃん……彼さん…っ…こんなのって…ないよ………っ』 リーネ…宮藤の親友…彼女達がこれから、不幸のどん底に落とされるのか…… 不幸の…どん底に…………ぐっ…!…… 俺は自然と、下唇を噛みしめていた。強く、表面が切れて血が出るほどに。 血の味を舌が認知すると共に、痛みが全身へと広がっていくような感覚がした。 ……血が……出てる…… 『……美緒……私達はもう…駄目なの……?うぅっ……もう…ロマーニャも…カールスラントも…』 …!!…ミーナか……そうだ彼女は…あんなにも頑張っていたんだ……隊長ウィッチとして……毎日執務もしながら戦って… …故郷も…恋人も…失ってきて……っ 『ミーナっ……っ…!私達には……もう……』 っ……坂本……少佐………―― ――……………あの時と……同じだ…… 俺はジェットストライカーを履いた彼が墜落した時のことを思い出した。俺が逃げ出し、通り過ぎようとした車両庫の無線機で聞いた、ウィッチ達の声、泣き叫ぶ宮藤の声。 全員の、彼の、宮藤のために走ったが、報われなかったあの時のことを。 ……ははっ…一緒だ…あの時も…結局…俺が走ったって、何も報われなかったよな……宮藤のために…頑張ったのにな……放っておかれて…気にもされず…… 宮藤は……彼と…恋に落ちて……… それに……雑用の俺が……今どう行動したとしても…………報われないし…何も……出来ない… …したくても……何も……っ…… 『……彼さんっ……彼さぁぁぁんっ………』 ……宮藤…っ…!! 宮藤が喉を枯らしてまでも叫び続ける声が、耳に重く響き渡る。 『やだ…っ……いやだよっ………約束したじゃないですか……っ…!必ず…帰って来るって…っ…』 …宮藤……の…泣き声…………だけど…俺には何も出来ないんだ…… 『彼さん………お願い……助けてっ……帰ってきて……っ』 …………………でも… 『うぅぅっ………やだよ……こんなの………彼さんが死んじゃうなんて……』 でも………っ…………それでも俺は…… 『彼さんっ……彼さん…っ…!…彼さぁぁぁぁんっっ!!!』 …俺はっ…… 『誰か……彼さんを……みんなを………っ…ひぐっ……お願い…助けて…』 俺は…っ! 『……彼さぁぁぁぁぁっん!!』 ……俺は!!―― 俺「……ッ!!」ダッ 兵士「おっおい!俺二等、何処へ行く気だっ!おいっ!」 座っていた俺は、突然立ち上がって待機室から飛び出した。 ――ロマーニャ基地、ハンガーにて―― 俺「はぁっ…!ぐっ……はぁっ!…はぁっ!つぁっ…!」ダッダッダッダッ! 俺はハンガーへ向かって全力で走った。何も出来ないことは分かっている。 それでも足を止めなかった。彼女達の悲しむところは見たくない。誰も死なせたくない。 俺は無線の声を聞き、自らの無力さで悲しむ彼女たちの苦しみを痛感した。 今まで自分が散々感じていた才能への嫉妬、憎しみ、無力な自分に対する絶望。 それを分かっているからこそ、彼女達にそんな苦しみは与えたくない。 たとえ才能がある彼女達だとしても、俺と同じ絶望感を感じて欲しくない。 どんなに憎んでいたとしても、死んで欲しくない。俺よりも低い年齢で戦っているウィッチの、これからという人生を失って欲しくない。 アニメ本編「ストライクウィッチーズ」の時と同じように、笑顔でいて欲しい。 それが今の俺の本心。最悪の展開を望んでいた俺の、今となって気付いた本当の想いだった。 俺「はぁっ……はぁ…っ…でも…駄目だ…でも…どうせ…っ…。」タッタッタッ… だがしかし、俺はハンガーに着き、その中央で崩れるように地面へ伏した。こんな所に来ても、何も手立ては無い。彼女達を、扶桑艦隊を守る術は何も無い。 もしも俺がウィッチならばと思って訪れたハンガー。だがここに来たからといって、希望は何も無い。才能も魔法力も無い俺に、飛ぶことは出来ない。 駄目だ………無駄だ………っ…… 俺「……何も……出来ないんだ……守りたくても…っ…やっぱり……何も……っ…くそっ……うぅぅっ…」 俺の目から涙が溢れた。ここハンガーでも、戦局を伝える無線が聞こえてくる。 『ピキィィィィィイ!……スドォォォォォン!……ザザッ……ザザッ…』 俺「俺は……やっぱり……何も出来ない……っ………ぅぁああああああっ…ぅぅ…。」 ここに来たって……俺には……ストライクウィッチーズを…兵士達を……ウィッチを……宮藤を守ることなんてできない……。 俺「………ぅぅっ……ぅうっ…ぐぞっ……ぐぞぉぉ……。」 力も…才能も…無いんだよ…っ…―― ――……タッ…タッ…タ その時、床に伏して泣いている俺の前方から、足音が近づいてきた。 その音に気が付き、俺は頭を段々と上げていく。そこには…… おじさん「ここに来たか…俺。」 俺「……っ……おじさん……?……」 涙で視界がぼやける俺の前には、おじさんが立っていた。 俺「おじさんっ……みんなが……501のみんな…が…………………………!!?……………」 そして俺は、おじさんの後ろに、布をかぶった飛行機のようなものも見つける。 そうだ…ここは朝…バルクホルン達が彼に何か言っていたところだ……俺の位置からじゃ見えなかったけど……こんな物があったなんて…。 おじさん「俺……この飛行機は最近完成し、今朝、上層部から送られてきたものだ。……彼と同様におれもいた研究所『731部隊』の研究データと扶桑海軍の技術を取り入れた新型戦闘機……」 バサッバサッと、おじさんは戦闘機に掛けられている大きな布を取り払った。 おじさん「コアコントロールシステムを取り入れた対ネウロイ用の特攻専用機……『梅花』だ。」 まるでネウロイのように真っ黒な飛行機が、その姿を表した。 おじさん「…………そして、この機体を動かせるのは…彼のような魔法力を持つ『ウィッチ』、『ネウロイ』自身、そして……」 おじさんは唾を飲み、俺と目をあわせる。 おじさん「…コアと接触したことにより…ネウロイと同じエネルギーを持った『共鳴した人間』……つまり俺、お前だ。」 俺「……!!」 おじさんは過去に彼と同様の研究所「731部隊」の研究員だったということを明かした。 そして本編には描かれていない、「ネウロイとの共鳴」とは一体何なのだろうか。 いきなりの発言に、当然俺は理解することが出来ない。 おじさんは俺に、今まで言わなかったことを話し始めた。 731部隊の実験にて、魔法力を持たない普通の人間がコアを触れることによって「共鳴」することは実証されていた。 そしてこの世界に来たきっかけである「コア」を触ったことにより、俺は既に共鳴していたのだった。 俺が大型ネウロイの瘴気の影響を受けていない姿を目撃し、そしてコアを触って別の世界から来たという俺の発言。 おじさんは出会った時から、俺が「共鳴」していることを既に知っていた。 おじさん「彼を背負って走ってる時に倒れたのも、彼に殴られて長く気を失ったのも…彼の固有魔法、ネウロイに対する『エネルギー吸収』のためだ。お前は確実に共鳴している。」 3体の小型ネウロイに囲まれたのも、彼を背負っている俺のことが本当に自分達の仲間かどうかを探っていたためであろう。 そして俺が見た夢やネウロイの声の耳鳴りも、全ての根源はコアを触ったことによる「共鳴」にあった。 おじさん「……一般人が共鳴したからって…ウィッチのように飛べるわけでもねぇ…魔法力を持たない人間はコアに触れることによって誰でも共鳴できる……決して特別じゃねぇんだ……その変わりに、魔法力を越えた力を生み出せる…。」 …!?……魔法力を……越えられる力……? おじさん「真烈風斬を放った宮藤のように、ウィッチは魔法力を失っても生きられるが…共鳴した人間は体力や気力、生きる全てを司る『生命力』がネウロイと同じエネルギーに変わり、共鳴者は死ぬまで力を発揮するからな……」 ウィッチや普通の人間の根本的な生きるベースとなる力、「生命力」を犠牲にする。たとえ100年間生きようとする生命力を持っていたとしても、それを一瞬の力として凝縮することも可能となる。 俺「…………。」 おじさん「731部隊では…一般人を実験台にし、ネウロイのコアに触らせることによって『共鳴』させ続けてきた…。コアを触らせようとする、ネウロイのコミュニケーション反応を応用してな……。」 …じゃあ……ネウ子が宮藤にコアを触らせようとしたのも……共鳴させようとしていたため…なのか…? おじさん「そして…共鳴した人間の…魔法力を越えた『生命力』を推進力とし、コアコントロールシステムに供給してネウロイに特攻させようとする実験を行ってきた…。今…この戦闘機が存在するように…。」 俺「…特攻………。」 おじさん「…だが、自らの手によって呼び寄せたネウロイにより、731部隊の研究所は壊滅。生き残りは彼と専属整備士を任せられたおれの2人…ということだ。コアに共鳴した大量の被験者につられ、現れるはずもないネウロイが集まってきてな………。」 俺「…!!…それじゃあ、ジェットストライカーの時に、基地の近くに発生したあのネウロイは……。」 おじさん「お前の影響、そして彼の固有魔法の影響もあったと言えるだろう……彼はネウロイからエネルギーだけでなく、本体自体も引き寄せる性質を持っているからな…。」 俺「…………。」 おじさん「……当然…上層部の連中は元731部隊の人間を快く思っちゃいねぇ…こんな実験をしていたことがバレたら、軍事バランスに影響が出てくる…だから今回の作戦で、ネウロイの巣と彼自身の消失を企み…梅花で特攻させようとした。」 そう言っておじさんは、自分の足元を見た。 おじさん「だが…501の彼女達は彼をこの梅花に乗せることに反対し……彼も上層部の命令に背いた…。その時…おれは彼が家族のように迎えられていることが嬉しくてな…ストライクウィッチーズなら、ネウロイの巣や上層部に立ち向かえる…そう思って彼をストライカーで出撃させた。だがしかし……っ…」 『しかしこの結末だ……今まで731部隊に関わっていた人間の罰は重い、自分たちだけ生き延びようとするなど決して許されなかった』とおじさんは思い、拳を強く握りしめた。 おじさん「巻き飲んでしまって悪かったな…俺…。お前がおれと同じ基地に即配属になったのは、親戚名義で入隊したせいだ。上層部は、おれと関係していると思われる人物を外部に漏らさせようとはしなかった………予想はしていたが…。」 予想してたとしても、おじさんは俺を入隊させたかった。諦めていた自分の命をどうであれ救った俺のことを、見捨てたくなかった。 おじさん「彼がコアに取り込まれ、こんなことになるとは思ってもいなかった……本当にすまない……俺…。」 俺「…………。」 おじさん「…共鳴しているお前にも動かせると言ったが…途中で生命力を失い墜落する可能性もある…。仮にコアに特攻することが出来ても……お前の命が助かる確率は低い…。」 俺「…………。」 おじさん「……おれの憶測だが…コアに触ってこの世界に来たお前なら、もう一度コアに触れることによって元の世界に戻れる可能性もあるだろう………だが、どちらにせよ…お前は……この世界から消えてしまう…!」 俺「…………。」 おじさん「これ以上…誰も失いたくねぇ……っ……だからお前を……絶対に梅花に乗せはしな――」 俺「ううぅ……っ…ぅっ……うぁぁ……。」 俺の目から、更に涙があふれ出ていた。止まらない。ただただ泣き続ける。 おじさん「………!!……俺…………。」 目を伏せていたおじさんが顔を上げ、驚いたように俺を見る―― ここから推薦BGM 映画クレヨンしんちゃんOST - 21世紀を手に入れろ 俺「俺は…っ…小さい時からっ……ずっと…何も出来なくて……才能がある奴に…敵わなくて…っ」 俺「馬鹿にされてっ……それでも力が無くて刃向かえなくて……っ…いじめられて……っ…」 俺「努力で変われるってことを信じて……っ…倒れたり…怪我しまくるまで走ったけど…っ…だけど才能に勝てなくて……」 俺「逃げ出してっ…この世界に来ても……ぅぅうっ…変われなくて…宮藤が好きでも……叶わなくて…ぅ…ぐっ……」 俺「みんなや…宮藤のために走ったのに…っうっ…見捨てられて…っ…だからみんな……才能のある奴らが憎くなって……」 俺「最悪の展開になればいいって…願っていたけど……でもっ……でも…っ!俺は……みんなの悲しむところなんて見たくないんだ…っ!!」 俺「あの501のウィッチ達が死ぬなんて嫌なんだ…っ………だから……たとえ…一言も話してもらえなくても…見てくれなくても……覚えていてくれていなくてもいい…っ…」 俺「宮藤が……彼のことをずっと好きでも…っ………それでも…かまわない……っ…。」 おじさん「……俺………お前っ……」 俺「ぐずっ…ぐっ…ずっ…ぅ……っ……俺でも…飛べるんですか…」 俺「俺……でもっ…うぅっ…みんなを…守れるんですか……?……」 おじさん「………………………あぁ………。」 おじさん「……………………あぁ…………あぁ……当然だ…!!!」 おじさん「…守れる……守れるぞ…!!……俺ぇ!」 俺「……っ!!うう゛っ…ぐっ……おじさん……っ……………」 おじさんの言葉を聞き、俺は溢れ出る涙を力強くぬぐい去った。 おじさん「……しかし、生きて帰れないかもしれないんだぞ!?本当に…いいのか…」 俺「…はい……俺にっ……」 そしてはっきりと、しっかりと、目を見開く。 俺「………俺に、やらせてください――」 ―― おじさん「進路を空けろぉぉっ!!」 特攻専用機「梅花」の最終調整を行うため、全ての整備兵がハンガーに訪れた。 調整が終了し、おじさんは滑走路へと続く道を空けるよう、整備兵達に指示を送る。 俺は飛行服を身にまとい、飛行帽を被ってゴーグルを着ける。 そして梅花の操縦席へと乗り込んだ。足の一部が梅花と一体化する。 おじさん「俺、これを耳に着けていけ。ウィッチ達が使ってるものと同様のインカムだ。」 おじさんから貰ったインカムを耳に装着する。そして俺は指示を受けた通りにコアコントロールシステムを起動し、操縦桿を握りしめた。 おじさん「このまま飛べば、彼を取り込んだ巨大なコアへ自動的に引きつけられる。お前は力を注ぐだけでいい!!操縦桿に力を込めろ!」 俺「はいッ!!………ぐっ…おおおああああっ!!」グッ… 俺は両手で握っている操縦桿へと力を込める。同時に呼吸が乱れ始め、身体全身が熱くなってゆく。 しかし、梅花はビクともしない。いくら力を込めようと、エンジンの掛かる様子はない。 「動け、動け!」と心で強く念じても、俺の脈拍と体温が上がっていくだけで、少しも動かない。 …くそっぉ…!…動けっ!!…おおぉっ…飛べよ…飛べよぉぉお……ぅ…あああああああっ!!!……っ…ぅううっあ…! ……!!??……っ……苦しい…っ………ぐるしい……ぐぁ………うぁぁっ…… その苦しみは、走っている時と似ていた。苦しい、もう止めたい、頑張る必要なんて無い、楽になりたい… 目の前のランナーを抜くことを諦め、足を止めたくなる、誰もが感じたことのある苦しみ。自分の「生きたい」「苦しいのはイヤだ」という本能が働き始める。 どんなに意気込んだとしても必ず訪れる本当の「苦しみ」の時に対する、人間の反応。それは走ることを止めたくなる時の心理状況と酷似していた。 「ここまで頑張ったのだから十分だ」「もう楽をしていい」「おれが走ることに何の意味があるのか」と自分を守ろうとする理由を作り出す、追い詰められた人間の弱さ。 弱い人間の意気込みなど、その苦しみの前ではすぐに覆る。 ……苦しい…っ……身体が……痛い…喉がカラカラする……腹も胸も苦しい………頭の後ろが………じんじんする……… 俺の呼吸はかなり苦しくなり、身体は熱を通り越して痛みへと変わってゆく。 俺は段々と、操縦桿を握る力を弱め始めた。 俺「あああっ………うああっ……くそぉ………ぅぅうっ……。」 駄目だ…出来るわけが無い…っ…元の世界の……現実から逃げ出した人間が…戦うなんて…この苦しみを乗り越えるなんて…… 物語や小説やアニメなら…台本を書くだけでいいから…いくらでも「乗り越える」なんてできる…… でも、この苦しみは現実だ……!苦しい……止めたい………止めたいっ!!生きたい…死にたくない…苦しいのは嫌だ!! …俺には……才能がないんだ。…耐える力なんて無い……俺みたいな奴が……頑張れるわけ無い……才能がないから………出来ない…… もう……止めたい……―― おじさん「馬鹿野郎おぉ!!」 俺「……!?……おじっ……さんっ……」 諦め、俯き始めた俺を見たおじさんは、大声で叫んだ。 おじさん「甘ったれが!!……一番苦しい時が、本当の勝負だろうが!!」 …苦……しい………今が……本当の勝負………っ………… おじさん「一番逃げたくなるそこを立ち向かってみりゃあ、乗り越えられる…お前なら出来る。」 …で………も……そんなこと……言われても……才能がない……俺は…… 俺「だめ……だよ……彼みたいに……俺は…才能も無い…っ」 おじさん「自分自身で判断しろ!!生まれつきでも何でも無い!!………お前が自分自身で諦めてどうすんだよ糞野郎!!」 …諦めるのは………自分……っ…… おじさん「もう一度握りしめろ!!」 ……そうだ………………苦しい……逃げたい…もう止めたい……………でも…っ!! 生まれついての才能には勝てないと………自分には出来ないと…諦める判断をしていた………自分自身…!! この…一番苦しい時………今まで逃げ出してきた……この時……… 整備兵達「いけえええええっ!!!俺えええええっ!!」「お前がやらねぇで誰がやるんだよ二等兵!!」「501を守ってくれよ俺ェッ!!」 全ての整備兵達も俺を応援していた。四方八方から聞こえるその言葉の全てが、俺の背中を後押しする。 あぁ…くそっ…苦しいけど……俺がやらなきゃみんなが死ぬんだ…だから… 俺「ぁ…ああああ」 そうか…っ…この時が…… 俺「……っ…ああああああああっ!」 ……一番苦しいこの時が…… 俺「…あああああああああああああああああっ!!」 ……俺が飛ぶことの出来る…!! 俺「…があああああああああああああああああああっっ!!!」 本当の勝負だったのか…―― ――グオォォォォォォォォォッ!! エンジンが掛かった。俺は身体が汗まみれになり、顔があり得ないほど真っ赤になった。 そして、さらに、もう一度力を込める。 俺「…飛おぉぉぉおべええええええええっ…!!」 グオォォォォォォォォォッ!! ――キュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウン!!! ハンガーから飛び出した梅花は滑走路を滑り、大空へと駆けていった。 俺を乗せ、コアに取り込まれた彼、そして501のウィッチ達がいるヴェネツィア上空へと走り出す―― おじさん「……………生きて帰って来い……俺…………――」 俺「あああっ……ぐおおおぉぉおっ…ぅう…おぁああああああっ!!」キュゥゥゥゥゥン! 前から押し付けるGと、梅花に体力を吸い取られるとで失神しそうな中、俺は思ったんだ。 『元の世界でウィッチ達の姿を見るたび、アニメだったとしても、俺は確実に何かの力を彼女達からもらっていたんだ。』 『だから彼女達には幸せでいて欲しい。たとえ、俺がウィッチじゃなくても、才能が無くてもいい。』 『報われなくても、話してくれなくても、覚えていてくれなくてもいい。』 『あの時と、彼を背負って走った時と同じように、』 ――『やっぱり俺は、みんなを守りたい。』 ~つづく~ 次回予告 本当の敵は…ネウロイでも、才能でも、彼でも無い。 俺自身だ。 だから、戦うんだ。今まで逃げていた自分と。 そして、元の世界と。 宮藤……俺、頑張るよ。 絶対に、みんなを救ってみせる。
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. 概要 病気前 病気後 [対策] 概要 塩分が多いと高血圧に関わる病にかかりやすくなる。(脳卒中など) 塩分の1日あたりの目安は5~7gとされていますが、日本人の平均摂取量は平均10gとなり過剰摂取と言われています。 市販の食材を使う場合は、 ナトリウム量×2,5=塩分量になります。 病気前 塩分は必要な栄養素ですが、簡単な減塩程度では塩分不足にはならない。 病気になる前でも、1度は自分の1日の塩分量を知っておきましょう。(病気前ならおおまかで良い) 夏場なら、動かなくても多少は汗で出ていくので、少しなら塩分が多くなっても良い。 病気後 病気発覚後は病気ごとに医者に○g以下と言われると思うので、それを参考にして下さい。 厳しく減塩するには『量を図れる道具』が必要になるので、早い段階で入手しましょう。 市販のものや加工品(人の手が加わっているもの)、加工された調味料、混ぜ物などを買う時は、必ず塩分量を確認する。 確認できないものは買わないか、自分で作る。 ASINが有効ではありません。 [対策] 食材そのものが塩分を持っていることは少ないので、 調味料の塩分(醤油や味噌など)に気をつける。 薄味にする(基本的に、味が濃い=塩分が多い、と思ってOK) 酢、スパイス、ハーブ、うま味(出汁等)を強くするのが塩分を減らしても、物足りない味にならないためのコツです。 ・市販の顆粒出汁はかなり塩分が多いので、出汁は天然素材から作るようにする。 減塩すると薄味になりますが(基本的に、味が濃い=塩分が多い、と思ってOK)、酢、スパイス、ハーブ、うま味(出汁等)を強くするのが塩分を減らしても、物足りない味にならないためのコツです。
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イオン化傾向 ionization tendency イオン化列あるいはボルタ列ともいい、金属が水中で電子を放出して陽イオンに なる傾向の大小によって金属を並べたもの。
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なんか・・・自分以外の中の人来てないね・・・(お前もまれに来るだけだろ) マイクが壊れてスカイプもままならない状態。 活動内容をキャラクター設定を保管する場所に変えていきたい。 最近、「今北産業」になってない気がs(ry 中の人募集中の架空ボカロ 虚空に消えた架空ボーカロイドシリーズ 平等院カナ 釣り用架空ボーカロイドシリーズ 黒音ナミ 黒音ナギ UTAU用架空ボーカロイドシリーズ 現在の所はないです。
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変態王子と笑わない猫。 ピローケース 変態王子と笑わない猫。 ピローケース 発売日 :2013年7月27日 発売 商品情報 ・本体サイズ:縦43×横63cm ・ヘッダーなしOPP袋入り
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鉄輪、ケロちゃん帽、オンバシラなど、多彩なギミックによってインパクトあるドミノを展開する守矢一家、 それに対して八雲一家は、藍の算術知識の全てを凝縮した、緻密かつ色彩感溢れるドミノを並べていく。 だが、ここで両家ともに、致命的な問題が発生した。 労働力不足―― まず八雲家、あまりに広大に広がるドミノの光景に橙が目を回してダウン、 その瞬間、いち早く紫が「橙を介抱してくるから後はよろしく」と橙を連れて家に帰ってしまう、 どうやら本人も飽きてしまって眠くなったらしい。あれは、橙に添い寝して自分も一緒に寝てしまうつもりだ。 こうして、橙の看病、添い寝共に紫に取られた藍は、その責任感からここを離れるわけにもいかず、 血の涙を流しながら、一人でドミノをせっせと並べていく。 一方の守矢家。神奈子がいつの間にか酒を持ち出していたことにより、 神様二柱のドミノを並べるペースが徐々に落ち始める。 もとより、神様は気が長いもの。制限時間内に作業を進めるなどといったことは苦手なのだった。 それでも手伝ってくれている分には、たった一人で頑張っている向こうのチームよりはマシだろう、 早苗はそう自分に言い聞かせ、地道にドミノを並べていった。 結果は、僅差で守矢一家の勝利に終わった。 やはり血でにじんだ視界でドミノを並べるのは過酷だったのだろう、藍が並べたドミノの中に、わずかにズレが生じていたのだ。 結果を最後まで見届けることなく、藍はその場を立ち去っていた。きっと今頃は、橙を挟んで三人一緒に寝ていることだろう。 その後。勝利を祝して、神様二柱はさらに飲むペースを早めていた。 それを尻目に、早苗は藍が並べていたドミノをじっと見つめる。 血の涙がところどころににじんだドミノを見て、早苗は思った。 あの人とは、いいお友達になれる。 ――その後、風祝と八雲の式との間に、苦労人同士の友情が芽生えたのだとか。 オンバシラ トリオ戦 八雲一家 創作 守矢神社勢 早苗 橙 神奈子 紫 藍 諏訪子 諏訪子の帽子
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【検索用 ふんなってぃてーるたろーか 登録タグ 2008年 VOCALOID ふ トマ豆腐 曲 曲は 鏡音リン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:トマ豆腐 作曲:トマ豆腐 編曲:トマ豆腐 唄:鏡音リン 曲紹介 曲名:『フンナッティテール・ダローガ』 歌詞 (ニコニコ動画より転載) 知ってたはずだけど 午後からの空模様 天気予報見たのに 若干馬鹿にしてたの 家出たその直後傘持ってくか迷った 普通の傘にするか 折りたたみにするのか 面倒なとき 選べないとき 二択に迷ったときは どちらも選ばない人だから 結局無防備なまま行ったよ アーメフテック・イトゥアワ ぽつぽつと小雨が頭を刺激して このくらいなら別に構わない コンビニ バス内 駅構内 傘は買わない 気付いたはずだけど 電車の窓から見る 大量の水滴のダイブ でもあまり気にしなかった 電車から降りた時 寒さで目が覚めた とんでもない過ち犯していたのね 戻れないとき どうしようもないとき 背水の陣的なときは 無謀に立ち向かう人だから 結局ズタズタ承知で駅出たよ フンナッティテール・ダローガ 予想以上のにわか雨が服裂いて これはさすがにかなりヤべーけど 金ない 店ない 時間ない 傘は買えない 傘を持っていったとしても 微妙な雨の時は さすかささないか迷う 一番いいのはレインコートだよね 幼稚園以来 着てないけどね フンナッティテール・ダローガ 何言っても振り続けているのね 自業自得と思うかもしれない (テンキョ・フォー)見ない 聞かない 信じない 雨避けられない フンリーツ・ヅクウェール アンメ・ヤンデー・クルェン フンナッティテール・ダローガ クォエッガ・カンヌァー シック・ヒービークウ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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残念ながら開幕戦は延期となってしまいましたが、もうすぐインテルの2011-2012シーズンが始まります。 今年は、監督も交代し、どんなフォーメーションになるのでしょうか? 遅まきながら、みなさんでフォーメーションの予想をしてみませんか? 選択肢 投票数 投票 3-4-3 7 3-5-2 0 3-4-1-2 3 3-4-2-1 0 3-1-3-3 0 4-4-2 2 4-3-3 1 4-3-1-2 0 スレ的にあがっていた、いくつかのパターンを揚げてみました。 下にちょっとした解説を。スレ内で上がっていたパターンがあれば、それも合わせて表示してみます。 ■3-4-3 新監督のガスペリーニのお気に入り。インテルには合わないんじゃ・・・とも言われていますね。 予想フォーメーション例はこんな感じ?(Part230の50) ミリート フォルラン サラテナガトモ マイコン スナイデル カンビアッソ ラノッキア サムエル ルシオ セーザル ■3-5-2 上の3-4-3をベースに、ツートップにしたパターン ■3-4-1-2 3バックはいじらずに、スナイデルをトップ下に置くフォーメーション ■3-4-2-1 上とは逆に、ワントップにして司令塔2枚って感じでしょうか。 ■3-1-3-3 ボランチ1枚・・・・かな?(Part231の541より) パッツォ フォルラン ミリート 長友 スナイデル サラテ カンビアッソ サムエル ルシオ ラノッキア セザール ■4-4-2 ここまで上がっている3バックではなく、従来までの4バックスタイル。 2010-2011シーズンの形とも言えるのでしょうか? ■4-3-3 インテルの攻撃陣は強力なので、FW3枚を並べた形。 ただ、2011-2012シーズンでは、色々とうまく機能しなかった時も多かった気がします。 ■4-3-1-2 これは、前述の3バックパターンの反対で4バックのパターン。 このスタイルはやはりスナイデルあっての形だと思います(Part231の753より) ミリート サラテ スナイデル フォルラン アルバレス カンビアッソ長友 サムエル ルシオ ジョナタン セザール
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問題 問題画像 問題文 □に入る数字は何でしょう?□、43、26、22、30、29、20・・・ 回答 2 解説 いろはにほへとがそれぞれ五十音順で何番目かを並べたもの 補足 Hard/hq041と同じ問題です。