約 2,981,434 件
https://w.atwiki.jp/zombiebeya/pages/36.html
日々、深淵の地にてキリストの復活を阻止している。 そのせいで入退院を繰り返しており、人々は復活の為に常々彼に祈りを捧げている。 にせいオンデマンド㈱の社長。 HDDの容量=ヒットポイント Minecraftブラック企業の支配者。 よくピッケルをプレゼントしてくれる。 ダンジョンに潜ったら当分の間は出てこない。 気が向いたらゲーム鯖立ててくれたりする。 割とアレ
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/179.html
冬馬781~790 『悪天候のため飛行機が欠航で今日は帰れなくなりました。愛ちゃん、よろしくお願いします』 お義母さんからのメールに気付いたのは家の前だった。 「お義母さん、今日帰ってこられないって連絡来てたよ」 「そうですか」 「あの……」 「何でしょうか」 「あのね、あの……」 (少しでも先輩と一緒に居たい) この先、どれだけ時間を共有できるか分からない。 もしかしたら、春樹が無事に戻って来たら姿を消してしまうかもしれない。 私のそばに居てくれたとしてもたった5年しか無い。 どちらにしろ、あまりに短過ぎる。 (離れたくないな) 「えっと……」 「……」 「その……」 (でも振られてるし、言い出すのが難しいよ) 「もしかして、心細いですか?」 先輩が尋ねてくる。 私は「うん」と首を大きく縦に振る。 「わかりました。では僕は荷物を取って来るので先に家の中に入っていてください」 冬馬先輩は来た道をまた戻っていく。 私は玄関のドアの鍵を開け、家に入った。 「ただいま」 暗い家の中では返事があるはずもない。 電気をつけて、キッチンに入る。 「夕食でも作ろうかな」 手を洗い、エプロンを付けて冷蔵庫を開ける。 「うーん。焼きそばだったら不味くしようがないよね」 メシマズの烙印を押されている以上、冒険はできない。 無難に簡単な料理で食べられるものにしなくてはいけない。 肉を炒めて、切った野菜も入れる。 しんなりしてきたら麺を入れてソース、塩胡椒を入れる。 「出来た」 見た目は普通の焼きそばだ。 念のため、味をみようと口の中に入れてみてもよくわからない。 匂いも食感すらボヤッとしていた。 例えるなら、間違いで髪の毛が口の中に入ってしまったような違和感しかない。 「味見もできないなんて……不便だな」 元々味覚に自信があるわけでないけど、全く感じないのはかなりへこむ。 そのせいでちっとも食べる気が起きない。 ピンポーンと玄関で音がした。 慌てて扉を開いて先輩を中に案内する。 「そこに座って。味の保証は無いけどよかったら食べてみて」 冬馬先輩はダイニングに座ると、一人分だけ用意された皿を見る。 「愛菜は?」 「私は要らないよ」 「愛菜、いつから食事を取っていないのですか?」 「えっと……丸2日かな」 「それなら愛菜が食べないと駄目です」 「本当に欲しくないんだ。さっき味見してみたけどやっぱり無理だったから」 「そうですか」 きっと冬馬先輩はすごく心配してくれている。 食べられるものなら安心させたいけれど身体が受け付けない。 「心配させてるよね。だけどなぜか動けるし、元気そのものなんだ」 「ですが……」 「大丈夫だよ。それより食べてみて。冬馬先輩に私がメシマズか判断してもらわないと」 「めしまず?」 「料理が下手って事。焼きそばじゃ料理と言えないかもしれないけど。さ、どうぞ」 「いただきます」 私は冬馬先輩にうながされるまま、一口食べる。 「どう? やっぱり不味い?」 「いいえ、美味しいです」 「本当に! 良かった」 春樹にも隆にも家族にさえ私の料理は常に避けられ続けてきた。 作るたび『マズい』という顔をされてきた。 でもようやく、ちゃんと美味しいと言って食べてくれる人が現れた。 私にとって大きな一歩だ。 「ごちそうさまでした」 皿には何も残っていない。 綺麗に食べきってくれている。 感激で小踊りしたいほどだ。 「私の料理を全部食べてくれたの先輩が初めてだよ! 本当にありがとう」 「大丈夫です。辛いものは平気ですから」 (辛いもの……?) そういえばショッピングモールのカレー屋さんに行った時、激辛カレーを涼しい顔で食べていた。 たった一口で火を吹くほど辛かった記憶が蘇る。 「あの……先輩。その焼きそば辛かった?」 「からいでも塩辛いほうです。でも美味しかったです」 「そ、そっか……食べてくれてありがとう……」 冬馬先輩の判断基準が独特過ぎて本当に食べられる代物だったのか分からない。 「な、なんか……ごめんね、冬馬先輩」 居た堪れない気持ちで謝るしか出来なかった。 私の料理への道はまだまだ苦しく険しそうだと思わずにはいられなかった。 次へ冬馬801~810
https://w.atwiki.jp/naketekuru/pages/31.html
■過去ログ倉庫 http //2st.jp/maota/log/index.html ■過去ログ パート1 ttp //ex13.2ch.net/test/read.cgi/skate/1162423733/ パート2 ttp //ex13.2ch.net/test/read.cgi/skate/1164561465/ パート3 ttp //ex13.2ch.net/test/read.cgi/skate/1166135983/ パート4 ttp //ex13.2ch.net/test/read.cgi/skate/1167747861/ パート5 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1168934562/ パート6 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1168946460/ パート7 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1170251449/ パート8 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1172079646/ パート9 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1173976537/ パート10 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175331075/ パート11 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175529288/ パート12 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175596296/ パート13 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175690949/ パート14 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175780253/ パート15 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1175957930/ パート16 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1176292460/ パート17 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1177171040/ パート18 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1177430890/ パート19 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1178287692/ パート20 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1178632910/ パート21 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1185651858/ パート22 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1188939036/ パート23 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1192723311/ パート24 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1195285644/ パート25 ttp //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1195472277/ パート26 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1195486145/ パート27 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1196581509/ パート28 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1197813930/ パート29 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1198158247/ パート30 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1198809373/ パート31 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1199677437/ パート32 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1200319254/ パート33 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1201059976/ パート34 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1201532181/ パート35 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1202872607/ パート36 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1203495849/ パート37 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1204841635/ パート38 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1205954738/ パート39 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1206246646/ パート40 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1206954596/ パート41 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1207585265/ パート42 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1208792538/ パート43 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1210511958/ パート44 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1212036417/ パート45 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1213896329/ パート46 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1214879372/ パート47 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1216205672/ パート48 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1217510666/ パート49 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1219146242/ パート50 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1221058320/ パート51 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1223303540/ パート52 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1225873204/ パート53 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1226814729/ パート55 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1227948270/ パート56 ttp //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1228880129/ パート57 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1229310300/ パート58 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1229532282/ パート60 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1229783279/ パート61 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1231076255/ パート62 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1232457744/ パート63 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1233591196/ パート64 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1233987971/ パート65 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1234199045/ パート66 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1234879383/ パート67 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1235971778/ パート68 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1237472993/ パート69 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1238211042/ パート70 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1238211042/ パート71 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1238740180/ パート72 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1239035923/ パート73 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1239560098/ パート74 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1239970913/ パート75 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1240503068/ パート76 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1241267013/ パート77 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1242216428/ パート78 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1243084519/ パート79 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1243687714/ パート80 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1244650666/ パート81 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1246198352/ パート82 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1247838778/ パート83 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1249527521/ パート84 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1251987979/ パート85 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1254281146/ パート86 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1255349599/ パート87 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1255832984/ パート88 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1256221207/ パート89 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1256516745/ パート90 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1257076761/ パート91 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1257954224/ パート92 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1258461239/ パート93 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1258461455/ パート94 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1259995926/ パート95 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1260545980/ パート96 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1261489288/ パート97 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1263691579/ パート98 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1265890605/ パート99 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1266861986/ パート100 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1267264183/ パート101 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1267641189/ パート102 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1267979398/ パート103 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1268559718/ パート104 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1269080395/ パート105 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1269654995/ パート106 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1269924751/ パート107 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1270923978/ パート108 ttp //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1272241913/
https://w.atwiki.jp/masukomi/pages/90.html
「失われた10年」は「バブル隠し」? 日本のマスコミの欠陥と限界 小泉改革「官から民へ」の実体 バブル期間中の外国投資家の動向 [[新株引受権付き社債]と大蔵省、日銀] 金融工学と称した「通貨スワップ」の正体 国際化と新株引受権付き社債 バブル発生は「国際化/市場解放」が序章だった マスコミの財政赤字報道 明日の日本列島の姿 マスコミ「与謝野」を擁護 「失われた10年」と宮澤喜一 「失われた10年」を別の角度から追ってみよう バブル期の昭和61年(1986年)から63年(1988年)までの大蔵大臣は、親米・米国通で、国際金融に明るい、と自他共に認める宮沢喜一だった。 その宮沢が、バブル破裂後の平成3年(1991年)から平成5年(1993年)まで、首相の座にあった。 首相になる前、当時自民党内で権勢を誇った小沢一郎に、その事務所に呼び出されて、「首相になるための面接」を受けたと報道された。マスコミの関心は、天下国家の財政立て直し問題より、自民党の派閥領袖の権力争いという、今も昔も変らぬ政局話に仕立てた。マスコミは、問題を矮小化し、問題の焦点をぼかし、国民大衆をはぐらかす。 小沢一郎は、田中角栄の薫陶を受け、日本経済の高度成長時代を通じた自民党長期政権下で、バブル経済の背後で大活躍したであろうことは想像に難くない。湾岸戦争で100億ドルに、プラス30億ドルの追加協力金を、ほとんど独断で決定したのは、小沢一郎ではなかったか。そういう小沢の面接を受けて首相になった宮沢は、金融機関や企業が保有するバブル後の不良債権をどう処理するのか期待されたのだ。しかし、その一方で、 バブル当時の大蔵大臣、宮沢喜一の責任を追究する声はついぞ聞かれなかった。 平成10年(1998年)7月に誕生した小渕内閣で、行財政改革の難局処理に当る党内重鎮としての宮沢喜一が、大蔵大臣に招請された。 バブル発生当時の大蔵大臣が、何の政治責任を問われることなく、恥も外聞もなく、政権政党が当人を大蔵大臣に招請し、本人はその招請を受託した。 マスコミに批判の声はなかった。自民党と公明党の協力関係が公にされ、事実上の連立が始まったのはこの頃からだ。有識者と言われる人々も、何も感じるところはなかったようだ。マスコミから与えられるもの以上の情報をもたなくなった。言い方を変えて言えば、雑多な情報が錯綜するため、常に受け身の対応しかできなくなった世相の弊害だ。インテリジェンス性のない雑情報なのだ。 マスコミの最前線で取材する記者は、駆け出しが多いと聞く。そういう記者の集めた原稿記事をデスクと称する上司が、チェックをするのだろうが、原稿自体にインテリジェンス性が不足していれば、どのマスコミの記事も同じ傾向になる。情報収集と分析の能力が不足している。 今日の1000兆円の国債残高を前にしても、「95%が国内消化だから大丈夫」という楽観論を唱える識者が多いが、これも同じインテリジェンス性欠如の連鎖なのだ。 平成11年(1999年)3月に、大蔵省の「財政金融統計月報」が出た。この年、自民党(小渕総裁)と自由党(小沢代表)の連立政権がスタートしていた。 その平成11年版で、平成2年度末の金融機関の「貸出金」残高が、市場解放前(昭和55年)の120兆円が、平成2年度末で430兆円になっている数字が表示されていた。 その統計資料のそれまでの残高の計数表示は、5年毎の区間で表示されていたが、 昭和60年の数字は省力されているのだ。つまり、昭和56年から平成元年までの10年間の貸出金残高の推移が省略されていた。 宮沢が首相に就任したのは平成3年だから、平成2年版の統計月報で、昭和60年の残高がはっきり表示されていれば、 正にバブル最高潮の昭和61年から63年の大蔵大臣宮沢喜一の実績が際立って出てしまう。 「ちょっと具合が悪いのでは」と、官僚なら賢く立ち回らなければ、後から気が効かない奴だと、出世の道も断たれるであろう。それが、官僚に限らず、サラリーマン人生というものだ。 敢えて、昭和55年の次の5年区分の昭和60年をパスして、10年後の平成2年まで飛んだと言うわけではないか? 宮沢の立場を慮った古巣の大蔵官僚たちの知恵であろう。 宮沢元首相への助け船か、組織ぐるみのバブル隠しだった、と見なさざるを得ないではないか。 とにかく、その意図はどうであれ、その後、宮沢首相の平成3年から平成5年を含め、平成12年までに、経済破綻回避、緊急経済対策、景気刺激、景気浮揚等のいろいろな名目で赤字国債が乱発され、 平成2年度の国債残高168兆円は、平成12年度には381兆円になった。 首相経験者が大蔵大臣で再登場するのは、高橋是清に先例があった。高橋は、二・二六事件で陸軍反乱将校の凶弾に倒れ、国の為に犠牲になった。宮沢には、秀才、有能、文人、該博などその才能を称賛する美辞が贈られる。 しかし、政治世界で最高の地位を占めた割には、その印象が伴わない不思議な人であった。 「国の為に犠牲なったのではなく、むしろ、国民が犠牲になったようなものだ。 少なくとも、是清みたいに、日本銀行券の顔になることはない、絶対にない。平成13年(2001年)4月に、森内閣から小泉政権に替ったときも、宮沢は重鎮として大蔵大臣に留任し、「大蔵省」解体に立ち会った。宮沢には、バブルという日本経済を襲った災厄は、最後まで他人事だったのか、それとも内心その責任を感じていたが、自尊心からそれを口に出して言わなかっただけなのか? 大蔵という名称に感傷を抱き、その廃止には涙を呑んだ、と伝えるマスコミも報道も、最後まで、核心を外している。 「宮沢は、1年以上首相を務めた者に贈られる「大勲位菊花大綬章」受勲という最高の栄誉を辞退していたそうだ。やっぱり、本人だけは知っていた?
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン 業務連絡 現行登場キャラクタ- 以下前回のストーリー 登場キャラクタ-呼び方一覧表 ストーリーを読む共通・トゥルールート 冬馬ルート 春樹ルート 話の流れまとめトゥルー 冬馬 伏線 人気投票 過去ログ @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki 今までのスレ 選択肢を選んで1000スレ目でエンディング 選択肢を選んで1000レス目でED 2 選択肢を選んで1000レス目でED 3 選択肢を選んで1000レス目でED 4
https://w.atwiki.jp/83452/pages/211.html
律「え~っと、どっかで休むか? どこかにベンチは……」 紬「ううん、大丈夫だから。それより、次はあれに乗りましょう」 そう言いながら夕陽に映える観覧車を指差した。 律「そうだな、観覧車なら休めるし。乗ろう乗ろう」 揺れるゴンドラの中で向かい合わせに座る。遮られることのない夕陽の光が私達をオレンジ に染め上げる。 紬「りっちゃん、今日はありがとう」 律「な~に言ってんだよ。困ったときに助け合うのが友達だろ」 紬「……うん、そうよね。それが友達、よね」 胸がちくりと痛んだ。それをおくびにも出さずに感謝の言葉を述べる。 紬「今日は本当に楽しかった。まるで本当の恋人みたいに過ごせて。こんな私でも普通の女の 子みたいに、恋する女の子みたいに胸をどきどきさせて……楽しかった、本当に……」 律「なんだよ、普通の女の子みたいにって。普通の女の子だろー、ムギは。それもとびきり可 愛い女の子! 全く世の男共はなにをやってんのかねぇ。こんな可愛い子をほったらかし にー……しなかったからこんな騒ぎになったんだっけか」 日は沈み、パレードのイルミネーションが夜の闇を払う。パレードに見入る人の波を掻き分 屈託無く笑うりっちゃんの笑みに、諦念にも似た笑みで応える。 普通の女の子。そうだったらどんなに良かっただろう。 別に今の暮らしに不満があるわけではない。それどころかこんなに恵まれた環境に文句など 言いようものなら、罰が当たるだろう。 だけどその代償として私は女の子としての自由を差し出さなければならなかった。 誰かに恋すること。そんな当たり前のことが私には許されていなかった。 いずれ私は琴吹家次期当主として、どこかの企業の御曹司と結婚することになるだろう。 父は何も言わなかったが、歴史ある家の子として今まで育てられてきたのだ。それぐらいの 自覚はある。だけど─── 律「ムギー、どうした? やっぱり具合悪いのか?」 黙りこくってしまった私を心配して、りっちゃんが熱を測ろうと額に手を乗せた。掌から伝 わる温もりが今は切ない。 紬「大丈夫よ。それよりももう終点だわ。降りましょう」 律「ん」 けて、私達は出口へと向かっていた。 出口へとたどり着いてしまえば、この恋人ごっこも終わってしまう。結果がどうであれ、そ ういう約束だったからだ。 まるで魔法が解けるのを恐れるシンデレラの心境。鐘の音はもうすぐ鳴ろうとしていた。 魔法が解ける。ささやかな夢が終わる。ならせめて─── 紬「律人くん」 律「ん、なんだ、ムギ?」 噴水の辺で二人、向き合う。 紬「キス、しようか」 律「キ……え、ぅえぇ!?」 紬「振りよ、振り。これだけ駄目押しをすればストーカーの方も何かしらアクションを起こす んじゃないかしら」 せめて、小さな思い出が欲しかった。別に本当にするわけではない。後になってあんなこと もあったなと笑い合えるような、そんな思い出が欲しかったのだ。 律「あー、なるほど。そうだな、やれることはやっておくか」 そう言ってりっちゃんが私の肩に手を掛ける。 周りの人達はパレードに夢中で私達には目もくれない。 律「……なあ、こういう時って、目を瞑るもんじゃない?」 紬「目を瞑ってしまったら、急にストーカーさんに襲われた時に対処出来ないでしょ」 律「そ、そうか」 互いに見つめあったまま、顔を、唇を近づける。 あと5cm、3cm、1cm……。 すぐ横の噴水のイルミネーションが一際強い光を放つ。周囲の人ごみがそれに群がるように 流れを変える。 「んぅっ!?」 人ごみに背中を押されたりっちゃんの唇が私の唇を塞いだ。 世界が停まる。唇に感じる感触以外の感覚が時を止め、今や唇越しに感じるりっちゃんの体 温だけが世界の全てだった。 「んむ……ぅ、っちゅ……」 思考は凍りつき、身体が引き離せない。なのにも係わらず唇だけはりっちゃんを求めるよう に動いていた。電流が這うように背筋に甘い快感が奔る。 「……ん、ぷはっ…っはぁ」 人ごみが緩み、ようやく身体の自由が戻った。身体を離すと同時に、飛びかけていた理性が 復活する。 紬「………………」 今更ながら事の大きさに気付き、唇を手で押さえた。 紬(キ、キス、しちゃった……りっちゃんと……私の、ファーストキス……) 律「あ、え、えと、その」 混乱しているのはりっちゃんも同じなのだろう。だけど今の私にはそこまで気遣う余裕が無 かった。 紬「う……」 涙が一筋、頬を伝う。なんで涙が流れたのか、自分でも分からなかった。だけどそれをりっ ちゃんに見られたくなくて、気付いたらその場から逃げ去るように走り出していた。 律「ムギ!」 差し伸べられたりっちゃんの手を振り切って、私は夜の闇へと身を投じた。 澪「………………!」 見た。見て、しまった。 律とムギがキスしているのを。 イルミネーションでライトアップされた噴水をバックに唇を重ねる二人はまるでドラマの主 人公みたいだった。 私はいったい何をしているのだろう。 ストーカーを誘き出すために律とムギのデートを出歯亀のように付け回し。 人ごみではぐれ、ようやく探し当てたと思ったら、二人はキスをしていて。 澪(……なに、この気持ち……) 胸の中で昏い感情がむくむくと湧き上がる。 親友に対して決して抱いてはいけない感情。 澪(……やだ……) 抱くはずのない感情。 澪(……やだよ、律……!) 唯「みおちゃーん、二人、見つかったぁ~?」 園内を走り回って探していたのだろう。気付けば息を切らした唯がすぐ傍にいた。 律達の方に視線を戻す。一瞬だけ目を離した隙にムギはどこかへ去っていた。 澪「……いや、見つからなかったよ。これだけやってもストーカーは出てこなかったんだ。も う大丈夫だろうし、帰ろうか」 唯「えぇ? でも勝手に帰って大丈夫かなぁ」 澪「あの二人には先に帰るってメールしておくよ。さ、梓と合流して帰ろう」 唯「うん……」 急かすように唯の背中を押し、律に気付かれぬよう、その場を去る。今は誰にもこの顔を見 られたくなかった。 きっと醜く歪んでいるだろうから。 …… 紬「恋とはどんなものかしら、か……」 見慣れた自分の部屋の天井を見上げながら独り言ちる。まるで恋する乙女みたいに。 唇にそっと指を添える。キスの感触がまだ生々しく残っていた。 紬「りっちゃん……」 友達の名前を呼ぶ。ただそれだけで胸の奥に小さな火が灯る。 紬「りっちゃん……」 友達の名前を呼ぶ。ただそれだけで心が甘い想いで満たされる。 紬(やっぱり……) 紬「この気持ちは、気のせいなんかじゃ、ない……」 改めて口にしたことで自分の気持ちの輪郭が鮮明に浮かび上がった気がした。そのことに戸 惑いを覚える。 溜め息を吐いて、目を瞑る。瞼の裏に浮かぶのは近付いてくるりっちゃんの顔。 紬「Voi che sapete Che cosa e amor, Donne, vedete S io l ho nel cor. (恋とはどんなものか 知っておられるあなた様方 ぼくが胸に恋を抱いているかどうか 見てください)」 恋に恋焦がれる青年の詩。まるで今の私のようだ。 紬「Quello ch io provo Vi ridiro, E per me nuovo Capir nol so. (ぼくが感じていることを あなたがたに申しましょう こんなことはぼくには初めてで よく理解することができないのです)」 誰かに話すことが出来たらどんなに楽だろうか。そんなことすら今の私には叶わない。 紬「Ricerco un bene Fuori di me, Non so chi l tiene, Non so cos e. (ぼくは何か幸せがどこかにあるのではないかと 捜し求めていますが 誰がそれを持っているのか それがなんなのかわかりません)」 始めは友達だった。偶然の出会いから思い出を積み重ね、いつしか私達、軽音部のみんなは 親友となった。 幸せだった。素敵な仲間の一人になれた気がして。 紬「私は見ているだけで充分……」 りっちゃんや澪ちゃん達が仲睦まじくしている光景を、どこか一歩退いたところから見てい た。 紬「見ているだけで……」 普通の恋が叶わない私にとって性別など些細なことに思えた。本人達の気持ちさえ通じ合っ ていればそれでいいと。 紬「充分だったのに……」 だけど私にはそれすらも許されない。琴吹家を背負って立つ人間として、そんなことすっか り受け入れていたはずなのに。 今はただ、彼女が恋しい。 …… 澪「律、またドラム、走ってるぞ」 律「ん、あぁ、ごめんごめん」 弱々しい笑みを浮かべて謝る律。 ちらりとムギの方を横目で窺う。こちらも心ここに在らずといったかんじだ。 澪「ふぅ……今日はこれでおしまいにするか。どうも上の空な奴がいるみたいだし」 律「あはは、わりぃ」 律が片手で謝罪の意を示す。いつもならもう少し突っ掛かってきそうなものなのに。 棘のある言葉を吐いた自分に嫌気が差す。 紬「あ、じゃあ私、この後、用事があるから先に帰るわね」 唯「うん、ばいばいムギちゃん」 軽く手を振り、そそくさと部室を後にするムギ。 梓「ムギ先輩、ここのところ、帰るのが早いですよね」 唯「やっぱりストーカーさんのことでいろいろ悩んでるのかなぁ」 澪「それはないんじゃないか。この前の遊園地の時、散々中てつけたにも係わらず、結局現れ なかったしな」 渦巻く負の感情を言葉に込めて律を見る。 あの時のことを思い出したのか、律は顔を真っ赤にしながら頭を抱えていた。 心がざわりと波打つ。 澪「律、やっぱりもう少し練習していこう。ここ何日か、あまり練習に身が入ってないようだ からな」 唯「あ、じゃあわたし達も残ってやってくよ」 澪「いや、唯達は帰っていいよ。ちょっとリズム隊だけで練習がしたいんだ」 唯「ん~、分かった。じゃあばいばい、みおちゃん、りっちゃん」 梓「お先に失礼します」 唯と梓が去った音楽室に私と律だけが取り残される。 律「で、何から練習する、澪?」 澪「……練習はしない。律に残ってもらったのは訊きたいことがあったからなんだ」 律「え、なんだよ、訊きたいことって。そんな改まっちゃって、なんかこえーなぁ」 いつもの調子を装う律。だが次の言葉を聞けば、平静ではいられないだろう。 澪「ムギのこと、好きなのか?」 律「はあぁ!? ……あ痛ッ!」 私からの唐突な質問に、律が素っ頓狂な声を上げながらドラム椅子からすっ転んだ。 身体を起こし、打ち付けた腰を擦りながらこちらにやってくる。 律「なんだよ、それ? なんで私がムギを好きって話になるんだよ。 そりゃ、ここ数日、恋人の真似事とかしてたけど、あれはあくまでも演技だろ?」 澪「キスしたのも演技だっていうのか?」 律「ッ!? な、んで、それを……」 頬を赤く染めながら、目を見開く律。正直、律のこんな反応を見るのは辛かった。 澪「あれ以来、律もムギもどことなくぎこちないじゃないか。お互いに意識しているようにし か見えないんだけど」 律「そ、そんなわけねーだろ。ムギは親友なんだし、そんな対象としてなんて見れないよ。 確かに今は気まずいけど、少し時間が経てばまた元通りだ。第一、女同士だろ、ムギと私 は」 澪「性別なんか関係ないだろ……。じゃあ律、本当に今は好きな奴とかいないんだな?」 律「いないいない。女子高に通ってて、早々そんな出会いなんてあるかよ。 つーかそういう澪ちゅわんはどうなのよー。いないの、好きな人とか?」 反撃の糸口を見つけたと言わんばかりに悪戯っぽい笑みを浮かべ、からかうようにこちらに 詰め寄る。 澪「……いるよ」 律「えぇ! マジで!?」 見事なカウンターをくらった律は、私に詰め寄った体勢のまま、驚きの表情を顔いっぱいに 浮かべる。 律「え、誰!? 私の知ってる奴!?」 澪「あぁ、律もよく知ってる奴だよ」 律「ん~、私も知ってる奴……?」 澪「私も最近、ようやく気付いたんだ。 今までずっと近くにいたから、自分がそいつにそん な感情を抱いてたなんて、気付けなかったけど」 今ならはっきり分かる。この気持ちは、気のせいなんかじゃ、ない。 律「ずっと近くにいたってことは幼馴染か……。 もしかして、聡か? いや、親友として応 援してやりたいのは山々だが、小学生が相手っつーのは、ちょっと……いやしかし むぅ……」 ここまで言っているのに気付かないなんて、とぼけているのだろうか。 いや、恐らく素なのだろう。律がこういう奴だってことは、私が一番よく知っている。 澪「律は、応援してくれるか? 私の、恋を」 律「おう、あったりまえだろー! 親友じゃないか、私達」 切なさと罪悪感で胸がちくりと痛んだ。 澪「じゃあ教えてあげる。私が好きなのは……」 律「……っ!?」 律の腕を掴んで一気に引き寄せ、唇を奪う。 律が呆然としているうちに、逃さないように両腕で彼女を抱きすくめる。 「んん、ぅ~……! っぷはぁ、ちょ、み、おぉ……ん……!」 我に返った律が頭を退いて逃げるが、追い縋り、再度唇を塞ぐ。 「んむうぅ……ん、はぁ、澪、や、はぁあ……!」 猫のような律の上唇を優しく愛撫するようについばむ。 「ん、ちゅ……ぅん!? んぅう~……!」 唇を押し開き、律を味わうように舌を滑り込ませ、律のそれと絡ませる。 始めは抵抗していたが、抗し難い快楽の波に呑まれてしまったのか、くったりと身体を脱力 させ、されるがままだ。 長い長いキスだった。 子供が戯れに唇を触れされるようなものじゃなくて。 恋人同士が互いの心に触れ合うためのキス。 律「はぁ……はぁ……ん、や、あぁ……み、お……?」 律の唇を奪った。その心までも奪うように、ただただ一方的に。 涙を滲ませる律の顔が目と鼻の先にあった。 それが愛しくて。 律を泣かせてしまったという事実に心が痛くて。 深く彼女の身体を掻き抱いた。 律「澪……?」 抱きすくめられたまま、数分が経過していた。 身体の中には炎のように激しい熱がまだ渦巻いている。 律「いったい、どうしたんだよ……。なんで、急に、こんな……」 身体に力が入らないため、振りほどくことが出来ない。 もし力が戻っていたとしても振りほどくことは出来そうになかったが。 澪「……い、で……」 今、振りほどいてしまったら、何かが壊れてしまう。 そんな予感をさせるほど、今の澪の様子はおかしかった。 澪「どこにも、いかないで……!」 律「澪……おまえ……」 3
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/399.html
急いで 146の続きを書いてみた。 ―――――――――― 「あ・ず・にゃ~ん♪」 「ちょ、ちょっと唯先輩・・・?」 私はいつものように、あずにゃんに抱き付きます。 あずにゃんって、とっても柔らかくて気持ちいいんだよ? 「それで・・・どうしたんですか?急に私なんか呼び出して」 あ。そうだった。 私は慰めてもらおうと思ってあずにゃんを呼んだんだっけ。 あぁ~、でももう少し抱き付いていたいよ~・・・。 「えっとね・・・慰めて欲しいの」 「な、慰める・・・?」 あずにゃんが首を傾げます。 そうだ。どうやって慰めてもらおう・・・? 頭ナデナデ? 抱き締め? それとも、ちゅー・・・とか? なんちゃって。 「えっと、それじゃ・・・頭撫でて欲しいなぁ、なんて・・・」 「頭・・・ですか?し、仕方ないですね・・・」 あずにゃんは少し顔を赤くしつつも、私の頭を撫でてくれました。 私はこのあずにゃんの暖かい手が大好きです。 でもなんだかこうして頭を撫でられてると、私の方が年上なのにあずにゃんの方が年上な気がしてきます。 「あのー・・・こんなもんでいいですか?」 「うん。ありがとうあずにゃん」 私がお礼を言うと、あずにゃんは私の頭から手を離してしまいます。 なんだか名残惜しいなぁ。 そうだ。せっかく来てくれたんだから・・・もう少しワガママ言ってもいいよね? 「えっとね・・・次は抱き締めて慰めて欲しいなぁ・・・なんて」 「ゆ、唯先輩・・・?」 「え・・・?ダメ・・・?」 いつもは私から抱き締めてるから・・・たまにはあずにゃんの方から抱き締めて欲しかったな、なんて。 でもやっぱりちょっとワガママが過ぎたかな? と、私はあずにゃんに謝ろうとするのですが―――。 「べ、別にいいですよ・・・一度だけですよ?」 直後、あずにゃんが私を優しく抱き締めてくれました。 えへへ。ありがとうあずにゃん。 なんだか、とっても新鮮です。 あずにゃん、シャワー浴びてきたのかな?とってもいい匂いがします。 「もう・・・。いきなり来てくれっていうから何事かと思ったら・・・唯先輩ったら・・・」 「えへへ。ごめんねあずにゃん。どうしてもあずにゃんに会いたくて」 「・・・ッ!? し、仕方のない唯先輩なんですからっ・・・はい、これでお終いですっ」 そう言うなり、あずにゃんは顔を赤くしながら私から離れてしまいます。 そして鞄を掴み、靴を履いて帰り支度を始めてしまいます。 「えー・・・?もう帰っちゃうの?」 「もう外真っ暗ですから・・・」 「今日は泊まっていきなよ~、あずにゃんと離れたくないよー・・・」 そう言いながら、私は帰ろうとするあずにゃんの腰にしがみ付きます。 もう少しでいいから、あずにゃんと一緒に居たいです。 今日の私はなんだかワガママです。 「あずにゃ~ん・・・行かないでー・・・私を見捨てないで・・・」 「ああもう・・・。本当に仕方のない唯先輩なんですから・・・」 あずにゃんが溜め息をつきながら、靴を再び脱いでくれました。 私は嬉しくて再びあずにゃんに抱き付き―――そして、自分の部屋にあずにゃんを連れて行きました。 「あ、今お茶淹れるね~。」 ちょこんと正座して座っているあずにゃんに、私はそう告げます。 いつもは憂が美味しいのを淹れてくれるんだけど・・・今日は私が淹れます。 「大丈夫ですか?運んでる途中落とさないでくださいよ?」 あはは。信用ないなぁ、私。 待っててね。あずにゃん。すっごい美味しいの淹れてあげるから! なんて意気込んだ私だったのですが。 「あの・・・これは・・・?」 私が差し出したお茶を見て、あずにゃんが言います。 「あの、底にお茶葉がものすごく沈んでますが・・・」 「あれ?ダメだった・・・?ほら、茶柱が立つと演技がいいって・・・」 「・・・。」 あずにゃんがお茶の入った湯のみをテーブルに置きます。 ああ・・・。私、やっぱり失敗しちゃった・・・? そして結局、お茶はやっぱり憂に淹れてもらいました。 憂の淹れるお茶はやっぱり美味しいなぁ。 「あ、そういえば私、着替えとか持ってきてませんよ?」 「それなら大丈夫。パジャマとか下着は私のを使って・・・」 「し、下着は遠慮しときますっ!」 「え~?このブラとか、あずにゃんに似合うと思・・・」 「似合いませんっ!」 あずにゃんにそうキッパリ言われ、私は手に持っていたピンク色のブラを落としてしまいます。 あ。よく見れば、このブラ・・・憂のものでした。 間違えてタンスに入れちゃったのかな?まぁいいか。 「あ、この『まいくろうぇーぶ』と『ナイロン』のシャツ、あずにゃんはどっちがいい?」 「え?ええと・・・それじゃ『まいくろうぇーぶ』で」 おおっ。『まいくろうぇーぶ』を選ぶとは、さすがあずにゃん。お目が高い。 『まいくろうぇーぶ』って、電子レンジって意味なんだよ? なんてニコニコしながら私がシャツをタンスから取り出してると。 「そういえば・・・その、もう慰めなくていいんですか?」 そのあずにゃんの一言に、思わずびっくりしてしまいます。 私、あずにゃんとお泊り会が嬉しくて、すっかり忘れてました。 でも。 もう頭も撫でてもらったし、抱き締めてももらったし・・・。 他に何かあるかな・・・? あ。 最後に一つだけ、あった。 「あ・・・なら、私にちゅーして慰めてくれないかな?」 もちろん、冗談です。 私はあずにゃんの『そんなの無理ですよ!』『あはは、冗談だよー♪』なんて展開を予想してたのですが。 あずにゃんは俯いて黙ったままで。 「あ・・・あずにゃん?」 あれ?ひょっとして、怒らせちゃった・・・? 私はオロオロしてどうしようか迷ってると――― 「い、いいですよ・・・」 意外な答えがあずにゃんの口から出てきます。 え・・・? いいって、ちゅーして慰めてくれるってこと? いやもちろんあずにゃんとちゅーできるのは嬉しいけど・・・って私があずにゃんとちゅー・・・? あれれ?なんだか頭がオーバーヒート。 「唯先輩・・・目瞑ってください・・・」 あずにゃんの顔が、近付いてきます。 え?本当に、ちゅーしちゃうの・・・? 心臓がドキドキと高鳴ります。 あずにゃんの柔らかそうな唇。それがもうすぐ私の唇に―――。 私は目を固く瞑ります。 「―――んっ」 あずにゃんの唇の感触。とっても、とっても柔らかくて――― 冗談のつもりだったのに、本当にちゅーすることになるなんて・・・。 あぁ・・・。でも・・・。あずにゃん・・・好き・・・。 「唯先輩っ・・・ちゅ・・・んん・・・」 本当に夢みたいです。 大好きなあずにゃんと、ちゅーできるなんて。 しばらくして、あずにゃんの方から唇を離しました。 私は固く閉じていた目を開きます。 あずにゃんは顔真っ赤にして、私のことを見つめていました。 私も多分、顔が真っ赤です。 「ゆ、唯先輩・・・私、ずっと前から唯先輩のことが・・・」 あずにゃんが、私の手を握ります。 私は固唾を呑んであずにゃんを見守ります。 私のことが何だろう? いやもちろん、流石の私だって、あずにゃんが何を言おうとしてるのかは何となくわかります。 あずにゃんが言おうとしてるのは――― 「お姉ちゃん?ご飯が出来たよー?」 「っ・・・!?」 1階からの憂の声で、私とあずにゃんはハッとします。 そしてお互いを見て、思わずクスクスと笑ってしまいました。 「・・・唯先輩、ご飯食べましょうか」 「うん、そうだね」 そして立ち上がろうとするあずにゃん。 私はそんなあずにゃんの後ろから抱き付いて――― 「ねー、あずにゃん何て言おうとしてたのー?」 なんて、言ってみます。 するとあずにゃんは顔を再び真っ赤にして――― 「えっ!?な、内緒ですよー!」 あずにゃんは、私の手を振り払い、逃げるように1階へ降りていきました。 あーあ。惜しかったなぁ。 もう。憂ったら邪魔しないでよねー! 私は一人、クスクスと笑います。 そうだ。また今度、慰めてもらおう。 その時こそ・・・。 私は1階へ降り、リビングへ向かいます。 そして相変わらず顔の真っ赤なあずにゃんの隣に座りました。 「あれ?二人共顔赤いよ?どうしたの?」 「ん、何でもないよ? ねーあずにゃん♪」 おわり 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/169.html
冬馬681~690 「一郎くん、ちょっといいかな」 教室に残っていた一郎くんは文化祭の資料から目を離して私を見る。 放送委員長だから準備もあってこの時期は忙しいのだろう。 「大堂か。一体、何だ」 昨日よりも突き放した冷たい言い方をされる。 ここでめげていては何も始まらない。 「実はお願いがあるんだけど……」 一郎くんの様子を伺うと眉間のしわが先日よりさらに深い。 私が冬馬先輩側についたのが気に入らないのかもしれない。 「またアイツの話か」 (アイツって……きっと冬馬先輩の事だよね) 「うん。冬馬先輩に頼まれてね」 「アイツに何を言われた?」 「えっと、昼休み……って、今からなんだけど冬馬先輩に会ってくれないかな」 一郎くんの机には資料がいくつも置いてある。 委員会の仕事を休み時間に済ませようとしていたみたいだった。 「今からとは急な話だな」 一郎くんはそう言いながら資料の束をクリップで乱暴に留めた。 「急にごめんね。本当は朝から言いたかったんだけど機会がなくて……」 言おう、言おうと思って結局昼休みになってしまった。 自分の意志の弱さが恨めしい。 「それで……修二くんも一緒に……」 「駄目だ!」 鋭い口調で私の言葉が遮られる。 「くだらない話を聞かされるのは俺だけで十分だ」 「じゃあ……」 「俺だけという約束なら行ってもいい。だが、修二にはこの話はするな」 一郎くんの口調は強くて重い。 修二くんの事は諦めて一郎くんだけを連れて、私は屋上へ向かった。 鉄の重い扉を開けると、もう冬馬先輩が立って待っていた。 「冬馬先輩。一郎くんだけしか連れてこられなかったよ」 「愛菜。ありがとうございます」 冬馬先輩は私にお礼を言うと、一郎くんの方を向きなおす。 「宗像一郎……僕は……君に謝罪しなくては…」 冬馬先輩は何か言い掛けたところで一郎くんが一歩前に出た。 「この前に比べてしおらしくなったという事は……お前は過去を思い出したのか」 一郎くんは冬馬先輩をなじる様に言った。 その質問に冬馬先輩は首を横に振る。 「未だに思い出せない。だが、自分の犯した罪は分かった」 そういうと、冬馬先輩は両膝を折ると地面に額をつけた。 「謝って済む問題ではないのは知っている。けれど……」 (土下座……しているの?) 私は目の前で土下座をしている人を初めて見た。 なんだか冬馬先輩と一郎くんが演技でもしているような感覚だ。 二人がとても遠くに感じる。 「本当に申し訳ない。僕は常識に疎くてどう謝ればいいのか分からない……だからこんな方法しか思いつかなかった」 そう言ったまま、冬馬先輩は額を地面に擦り付けた。 だけど、行動とは裏腹に話し方はいつも通り抑揚は無い。 「それで死人が戻ってくるなら何度でもしてもらう。だが、あいつはもう戻ってこない。 ところでどういう心境の変化だ。なぜ突然謝る気になった」 一郎くんは冬馬先輩を蔑むように見ながら尋ねた。 「昨晩、周防……内情を知るものに尋ねた。コードno.703について。 最初は言い渋っていた。けれど、教えてもらった。すべて」 相変わらず起伏の無い話し方。 けど、私には分かる。 これは冬馬先輩の精一杯の誠意を込めた言い方だ。 (待って。no.703って……) スカートのポケットに固くて四角いプレートがある。 今朝、枕元からポケットに戻しておいた名札だ。 703とそのプレートには記されている。 「周防……その名前。記憶を消すときに居た人物だったな」 「そうだ。周防に教えてもらった。僕は……取り返しのつかない事をした……」 冬馬先輩が顔を上げることはない。 「今更謝られても仕方が無い。もし罪の意識があるなら今すぐ消えてくれ。そして二度と姿を見せるな」 「それは出来ない」 「なぜだ」 「大切な人と約束した。愛菜を守ると……」 「随分と人間らしくなったものだ。だが所詮、人の皮をかぶった化け物だ」 私はとうとう我慢できずに冬馬先輩を庇うように一郎くんの前に立つ。 「何があったのか知らない。だけど、一郎くん。冬馬先輩を許してあげて」 『誰にも知られては駄目よ』 水野先生はそう言っていた。 なのに私は不用意に冬馬先輩に尋ねてしまった。 だから今の事態を招いてしまった。 (冬馬先輩は私よりも遥かに賢い。やっぱり見透かされていたんだ) 冬馬先輩は的を射た鋭い事を言うし、勘もいいと分かってはいた。 ただ常識や感情など未熟な部分が多くて、つい忘れてしまう。 すべて不自然な誤魔化し方をしてしまった私のせいだ。 「私が考え無しに冬馬先輩に言ってしまったから……」 「愛菜は何も悪くない。知らなかったのも僕の罪。僕は決して許されてはいけない」 冬馬先輩はずっと土下座を続けている。 淡々とした口調だけど、多分、感情を上手に声に乗せる事ができないだけだ。 そのせいで一郎くんには冬馬先輩の本当の気持ちが伝わっていない。 私は見ていられなくて、先輩に覆いかぶさるように抱きしめる。 すると背中が小刻みに震えていた。 「冬馬先輩……震えてる」 「大丈夫です」 「一郎くん、もう止めてあげて。こんな事になったのは私のせいだから……」 「大堂は悪くない。悪いのはその男だ」 一郎くんは頑なに言い放つだけだった。 一体、二人の間で何があったのか。 「二人の間で何があったの?」 どちらともなしに私は尋ねる。 すると一郎くんが吐き捨てるように言い放つ。 「そいつは俺の弟、修二を殺した。まるで水風船のようにむごい殺し方だった」 私はハッとする。 昨日の夢はやはり現実に起こったことだった。 サイコメトリーは成功していた。 同時に疑問が沸く。 今の修二くんは一体、何者なのだろう。 「待って! 修二くんは今も隣のクラスに居るじゃない」 「それは……」 一郎くんが言いよどむ。 すると冬馬先輩が顔を上げて言った。 「今の宗像修二は宗像一郎のクローン。双子の本当の修二さんは僕がこの手で殺めました」 (クローン……) そう言われても、今の修二くんとどうしても結び付かない。 「彼は予備として研究所で育ちました。不要な記憶を周防に消され、欠けた鏡を補う為、身代わりをしています」 「それを修二くんは……」 「知らないはずだ。俺は一度も話した事はない。だが……」 「どうしたの? 一郎くん」 「気付き始めている。おそらくな」 呟くように言うと、一郎くんはきびすを返す。 「どれだけ俺に頭を下げても時間の無駄だ。この話は平行線だろう。 お前が剣なら短命のさだめ。殺したいほど憎いが放っておいても長生きはできないのだろう?」 「……はい」 「やはりな。どちらにしてもお前に力を貸すつもりは無い。が、大堂がどうしても困っているなら考え無い事もない。 そして、修二にはこの事は絶対に言うな」 「……はい」 「大堂も余計な事はアイツには言うな。わかったな」 「うん……」 「話は以上だ。本当に時間の無駄だったな」 そういうと、一郎くんは扉まで歩いていく。 鉄の扉のバタンと低く響く音だけが、静かな屋上に響いた。 次へ冬馬701~710
https://w.atwiki.jp/0ny0ny0ny/pages/289.html
流通に関しては、小学校区単位までは民間に自由競争させて、個別配達だけを地域本部の配送公社に任せることで、はがきは一枚十円で配れるようになる。 公社というよりも、むしろあれだ、中学校区ごとに個別配達流通独占権を販売すればいい。で、新聞も小包も信書もなにもかもをそこにぶちこむ。 老幼処の建設について、老人が一人で住んでいる広すぎる家が多すぎるので、三人一世帯に集約して、残りの二世帯の売却益で介護人の人件費をまかなう。これによって、公費の支出なしに、かつ介護人の人件費も高く設定できる。 努力する農家の所得最大化を実現。米の生産調整は、価格下落が経営に影響しない措置を充実。 産地確立交付金など水田フル活用に向けた対策を強化。農業所得向上のため、地産地消や消費拡大キャンペーンなどを推進。 農業が必要な所得を確保するための新助成制度を創設。高付加価値産業としての農林水産業を確立。 農畜産物の販売価格と生産費の差額を基本とする「戸別所得補償制度」を実施。 農地の総合評価制度を導入し、所得補償の基準を明確化。無農薬、減農薬作物に対する奨励金を設ける。 農地の総合評価制度を導入し、所得補償の基準を明確化。無農薬、減農薬作物に対する奨励金を設ける。 米の減反を段階的に廃止。農業を継続する意欲のある者に直接支払い制度を創設。 減反政策を抜本的に見直す。所得補償の充実で農家を守り、漁業も支援、後継者育成を推進。 農林水産業に直接所得補償を創設。強制的な減反は廃止。WTOを改革、FTA/EPA政策を見直す。 価格保障・所得補償の拡充を実施。WTO農業協定を根本から見直すよう求める。 むしろ、自由化したほうがいいんじゃない? 農業技術だけを日本で開発して。@YM 地域が自ら創意工夫していく「地方主権体制」にシフト。地方財源の地方移転を進める。道州制について首長や地方議会の声を聞く。 道州制は否定。小規模市町村の持続的自律を目指し、市町村連合を構築する。 国と地方の代表者が協議する機関の設置を法制化。 ひも付き補助金と地方交付税を廃止、それに見合う財源を地方に移譲。7年以内に「地域主権型道州制」に移行。 地方交付税を復元(5年で10兆円)、いきいき地方復活交付金(5カ年計画で18.5兆円)を新設。 政府と地方の代表者が協議する「地方行財政会議」を法制化。削られた地方交付税を復元・増額。 道州制と市町村再編の押しつけに反対。地方交付税を復元・増額。 地域主権型道州制導入を目指す。国と地方の代表が協議する「分権会議」(仮称)を設置。 国直轄事業の約1兆円の地方負担金を廃止。国と地方の協議の場を法律に基づいて設置。 分割落札が高コストな件について どうすればいい? 共同機械利用機構みたいなのをつくるとか。 機材のリースやらがかさむらしい。つまり地元に流れない金がかさむ。
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/115.html
今までのスレの過去ログです。 選択肢を選んで1000スレ目でエンディング ログ1 ログ2 ログ3 ログ4 選択肢を選んで1000レス目でED 2 ログ1 ログ2 ログ3 ログ4 選択肢を選んで1000レス目でED 3 ログ1 ログ2 ログ3 ログ4 ログ5 選択肢を選んで1000レス目でED 4 ログ