約 9,446 件
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/97.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61】 【62】 【63】 【64】 【65】 【66】 【67】 【68】 【69】 【70】 【71-80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1314328764/ 337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 03 15.32 ID TI5Mbl/N0 [1/6] 338 名前:【今日、8/27は「男はつらいよの日」-ttp //goo.gl/BbyaR】[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 03 34.44 ID 1URnhe+y0 [3/3] 353 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 09 35.82 ID bNItQR5l0 [1/6] 367 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 18 44.41 ID bNItQR5l0 [2/6] 355 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 11 06.39 ID DmBMleYe0 [1/5] 363 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 16 23.97 ID DmBMleYe0 [2/5] 371 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 22 00.82 ID DmBMleYe0 [3/5] 377 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 29 37.80 ID DmBMleYe0 [4/5] 381 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 39 18.02 ID DmBMleYe0 [5/5] 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01 07 55.17 ID JXHQYRQq0 [1/3] 430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 03 17 35.60 ID JXHQYRQq0 [3/3] 683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 00 03.28 ID Z7x11Ydi0 [1/4] 686 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 01 14.41 ID Hsv6YLfO0 [1/15] 697 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 09 32.35 ID Hsv6YLfO0 [2/15] 693 名前:ムーンライトながら[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 07 12.41 ID K0FirGZe0 [2/5] 707 名前:ムーンライトながら[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 17 18.96 ID K0FirGZe0 [3/5] 720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 37 47.57 ID Hsv6YLfO0 [3/15] 802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 12 00 02.76 ID x9vRiTLa0 [1/2] 809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 12 40 45.51 ID JHG5BSpT0 [2/2] 337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 03 15.32 ID TI5Mbl/N0 [1/6] はぁ……杏子ちゃんとお絵かきしたい。 日曜日の昼下がりに僕は杏子ちゃんと一緒に近所の神社までお絵かきしにいくの。 杏子ちゃんは最初「絵なんていいよーそれよりなんか食いにいこうぜー」って嫌々だったけど、 僕がどうしてもってお願いすると「しょうがねーなぁ。今日の晩飯うまいもんつくれよ!」ってオッケーしてくれたの。ありがとねあんこちゃん。 僕が葉っぱのスケッチしてると横から覗いてきて「上手いのかヘタなのかわかんねー」と茶々をいれてくるの。 でもそれは構ってほしさってわかってるから、来る度に頭をなでなでしてあげるの。 なでなでしてあげると「なっ、なんだよっ」ってまたどっかへ行ってしまうけど、すぐに寄ってくるの。あんこちゃんかわいい。 僕が樹皮のスケッチしててうまくいかなくって悩んでると、「んな面白くないもん描いてるからだって。息抜きしようぜ」って手を引っ張ってくるの。 「ほら、私がモデルになってやるよ。たまにはいいだろ?こういうのもさ」ってポーズをとるあんこちゃん。 僕は最初戸惑うけど、ここで引いたらあんこちゃんに恥ずかしい思いをさせると思って書き始めるの。 柔らかそうなうなじから、首筋を通っての鎖骨へのライン。ホットパンツから覗いた引き締まってしなやかで、すべすべ弾力のありそうなふともも。 今まで意識していなかったあんこちゃんの女っぽさに、僕はドギマギしてしまうの…… あんこちゃんの女らしさに刺激された僕の男らしさは、実に猛々しく自己主張を始めちゃうの…… あんこちゃんはそれを見て顔を赤らめながら、「……つ、次はわたしをスケッチブックにしてみる?」って言って服を脱ぎだすの! 白くて柔らかな肢体……僕はそこに自前の筆で大きく愛を表現するの……! コメント 338 名前:【今日、8/27は「男はつらいよの日」-ttp //goo.gl/BbyaR】[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 03 34.44 ID 1URnhe+y0 [3/3] はあ・・・あんこちゃんと一緒に祭りに行きたい。 僕とあんこちゃんは近所のお祭りに行くの。 あんこちゃんはなれない浴衣姿で恥ずかしそうなの//// 「こんなのアタシには似合わないよ」って、あんこちゃんは言うの。 そんなことないよ、って言おうと思ったらいつの間にかいなくなってるの・・・ どこ行ったのかと思ったら、りんご飴を目をキラキラさせながら見てるの。 僕が買ってあげようか?って言ったら、「本当かい!」ってあんこちゃんすっごく喜ぶの//// ニコニコしながらりんご飴食べてるあんこちゃんを見て僕はおもわず可愛いって言っちゃったの////////// そしたらあんこちゃんは、りんご飴より更に顔を真っ赤にして、思わずりんご飴を落としちゃうの////// 「ば、馬鹿!お、お前が変なコト言うから落としちゃったじゃないか!」ってあんこちゃん焦ってるの/// そしたらテキ屋のおっちゃんが、「嬢ちゃん可愛いからもう1個サービスしてやるよ、ほら」って、りんご飴の代わりをあんこちゃんにくれたの。 あんこちゃんはますます顔を真っ赤にして「あ、ありがとう・・・」って小さい声で言うの!////// その後も水風船釣ったり、射的しながらお祭りを楽しんだの。 そして・・・ 祭りが終わったあとは近所の神社の片隅で、僕の水風船があんこちゃんのりんご飴の中で弾けるの・・・・//// コメント 353 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 09 35.82 ID bNItQR5l0 [1/6] 夜風を切り、自転車をこぐ 水溜りに映る月をを車輪が踏みつける 踏み切りが鳴り、遮断機が降りる 「行っちゃえ!」 僕の後ろで美しい髪を鳴らす杏子 彼女の望む通り加速させギリギリで踏切を潜り抜ける 「ひゃっほー!」 僕の身体につかまった杏子は気持ちよさそうに声をあげる 夜だから、静かにね 「ごめん、はしゃいじゃって」 杏子は僕のこぐ自転車の後ろに座るのが気にいっているらしい 風を切る感じが気持ちいいらしい 「あ、そこ右だぞ」 杏子の指示通りに右の角を曲がる 「なぁ、コンビニ着いたらアイス買ってくれよ」 OKだよ。じゃあ、少しとばすからしっかり捕まってね 「わかったよ」 杏子が僕の身体にぴたと密着させた コンビニで僕は牛乳と菓子パン、そして約束どおり杏子にアイスクリームを買った 「ここで食っていい?」 コンビニを出ると駐車場で杏子は言った 確かに持って帰るうちに溶けちゃうかもしれないしね 僕はコンビニの入り口から少しズレたところ ゴミ箱の隣あたりまで杏子を連れ、そこで食べさせてあげることにした 杏子はアイスクリームをチロチロと美味しそうに舐めている 彼女のチラチラと見える下が可愛らしい 「お前も食うかい?」 うん、ありがとう 間接キスしちゃったね 「あたしは直接の方が好きだけどな」 恥かしげもなく杏子は言う じゃあ、帰ろっか 「そうだな」 再び僕らは自転車に跨る コメント 367 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 18 44.41 ID bNItQR5l0 [2/6] 坂道を下る 夜の暗闇を切る あたりに人も車もなくこの世界を僕と杏子が独占したような気分になった 寧ろ僕達だけがこの世界にいるようだった 夜の楽園が訪れたのだ 僕はアダムで杏子はイヴか いや、やめておこう 杏子はイヴ程度では喩えることが出来ない 「なぁ、そこの公園で一涼みしないか?」 とある公園のベンチ たった一つの電灯には虫がわらわらと群がっている 普段だったら気持ち悪いと思うだろうが今日はそんな事思わなかった むしろ感謝していた 彼らは天使だ 夜の楽園に訪れた天使 そして僕と杏子は天使に見守られながら永遠の愛の輪舞曲を奏でる 「なぁ、直接キスしようぜ」 電灯に照らされた彼女の顔は些か火照っていた 華麗なステップを踏むかの如き杏子の舌は 僕の唇という舞台を優雅に踏む 躍りは情熱的に燃え盛るように激しくなり 舞台を僕の口の中に帰る 杏子は一旦口を話す アイスクリームのような真っ白の糸の橋がかかる 純白の白 永遠の愛の白 輪舞曲は終局を向かえる 激しく、激しく、激しく 違いの名前を呼び交わし 最後は真っ白に燃え尽きる 僕の顔も、杏子の顔も愛で満ち足りていた 輪舞曲は終焉を向かえた しかし、第二楽章がまだ残っている さぁ、奏でよう永遠の愛の愛による愛の為の協奏曲を コメント 355 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 11 06.39 ID DmBMleYe0 [1/5] はぁ・・・。疲れた・・・。 俺は、疲れた体を引き釣りいつもの様に帰宅をするために、電車を待っていた。 中々電車が来ない・・・。 ふと、駅のディスプレイを見ると “湘南新宿ラインは高崎線内で発生した線路爆発の影響で運転を見合わせています” ついてないな・・・。 俺はKIOSKでスポーツ新聞を買い記事を読んでいく “高崎線爆発事故。少女が1人巻き込まれ死亡。近くのホテルで腐乱した少女の遺体を発見” と、その爆発に巻き込まれた少女の名前を見て、俺は愕然とした。 俺が、高校生だった頃に逢った孤児の名前が記されていた。 俺は、無理矢理にでも東京に連れてきて一緒に暮らすべきだったと。 “転校生”に彼女を任せるのではなかったと酷く公開した。 少女の名は・・・・。 コメント 363 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 16 23.97 ID DmBMleYe0 [2/5] 俺は、あの日下校途中にコンビニからりんごを万引きしようとした少女を見つけた 赤い髪・赤い瞳を持つかわいらしい少女だった。 俺は咄嗟に少女を呼びとめた 「君、名前は?そのりんご、どうするんだい?」 少女は答えた 「あたしには、親も兄弟もいない。こうしなきゃ食べるものが無い、 だから放っておいてくれ。あんたらに迷惑をかけたわけじゃないだろ」 俺は放っておけなかった。 俺は少女からりんごを奪うと、持っていた“武蔵野牛乳”と一緒にレジへ持っていった そして、その少女にりんごを渡した。 「お前、すごく良いやつだな。喰うかい?」 そういうと、半分ぐいらいかじったりんごを俺に差し出した 「いや、それは君にあげたんだ。全部残さず食べてくれ」 そういうと、俺は牛乳を一気に煽った 少女の笑顔が眩しかった コメント 371 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 22 00.82 ID DmBMleYe0 [3/5] 少女は、太陽のような笑みで俺に礼を述べ、去っていった。 「おい、キミはこんなところで何をしていたんだい」 最近、俺のクラスに転校してきたヤツが俺に話しかける。 「ああ、女の子が万引きしそうになったから、止めて。それから買ってあげた」 俺は今までの流れを転校生に説明した 「ふ~ん。でも、訳が分からないよ。何故キミは見ず知らずの女の子に、そんな事ができるんだい? ボクには到底理解できない行動だよ」 この転校生、声は可愛いが時たまトゲのある事を言う。見た目もまるで“男の娘”だ ただ、名前はちょっと古風だ 確か“九兵衛”と言ったか あの日以来、俺は毎日少女にパンやお菓子を買ってあげた。 コメント 377 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 29 37.80 ID DmBMleYe0 [4/5] 俺が高校3年になって、東京の会社へ就職が決まったときある不安が生まれた 【俺が東京へ行ったら、この子はどうやって生きていくんだ?】 俺は、ある日九兵衛に心の内を話した。 そして、犯罪臭いのは分かってる。でも俺は本気であの子に恋してる(かもしれない) と 「恋愛感情なんて、一種の病気みたいなものじゃないか?なんでキミたちはそういう話しか できないのかなぁ」 俺には、こいつの感性が理解できない。 人を好きになった事がないのか?こいつは しかし、その直後 「何なら、ボクに任せてよ。あの子はボクが守って見せるから」 そう、俺に優しくきって来た。 何か裏があるかもしれない。そう思ったが、それであの子が幸せに暮らせるなら なに不自由なく暮らせるなら、俺はそれで良いと思い九兵衛にその少女を託した。 卒業式が終わった後、俺は、少女に最後のパンを買ってあげた。 もう逢えないと告げると 涙をこぼしながら 「あたしは一人でもやっていける。あんたこそ、のたれ死ぬなよ」 と 少女は俺に言った コメント 381 名前:あの日のあなた[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00 39 18.02 ID DmBMleYe0 [5/5] 結局、それが最後だった。 スポーツ新聞の記事がウソであって欲しい。流行る気持ちを抑え、 俺は駅員に言う 「知り合いがヤバいことになって層だ、兎に角、いますぐ行ける方法で、 今、一番早く行ける方法で、高崎まで・俺を高崎まで連れて行ってくれ 金ならいくらでも出すから」 俺は必死で叫んでいたようだ。 駅員は引きながらも、それなら山手線で品川まで出て、そこから東海道線で・・。 「いい、新幹線で良い。品川から東京までと東京から高崎まで。」 一秒でも、記事がウソだという事を証明したい。 俺は、焦っていた。 そして 「何で、つれてこなかった。こっちでも二人で暮らせただろう。何で九兵衛に預けた 何で・・・・。何で・・・・。何で・・・・」 俺は、高崎駅の改札を抜けるとタクシーで献花台へ向かった。 「おまわりさん、俺の知り合いかも知れないんです。あわせて下さい」 俺は警官と一緒に、少女が安置されてる病院へいった 「きょ・・・・。う・・・・こ・・・・・。うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 見なければ良かったと、俺はこのこのとき思った。 何で俺はこの子を一人にした。何で俺は・・・・。 全てに絶望しかけたとき、その声が聞こえた 「あんたが居てくれたから、あたしは絶望ぜすにすんだんだ。ありがとう。 それと、ごめんな・・・・。もう悲しまないでくれ。あたしはいつでもあんたの傍にいるから」 と コメント 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01 07 55.17 ID JXHQYRQq0 [1/3] 満ちたりし星 頬撫でし風 町外れなる教会 僕の手握りたる杏子 空を見つめる彼女の瞳いと寂しげなり 空満ちる 煌めく星も 父母の 愛に勝るは よもあらじかな 「ここで家族と見た星が忘れられないんだ」 杏子のそのさま いとあはれなり… 「こんなに綺麗なのにさ、一人で見る星は何にも感じないんだ」 「でもお前と見る夜空はとても綺麗なんだ」 諸共に 星を見まほし 君の袖 夜語りする夏 あらまほしけれ 杏子かくなむ言ひけると我が懐に頬すりすりなり 我、杏子いと愛ほしく思ひて涙流して身体を抱き締め、唇を交わせり 杏子、我、何時までも君の側にいたり 諸共に かく美しき夜空見て、団子など食ひて夜語りせむ 杏子、涙を流してかく詠ひけり つきづきし 月なき夏夜の 夜語りは 共につき合ふ 一夏の夢 コメント 430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 03 17 35.60 ID JXHQYRQq0 [3/3] 杏子ちゃん 涎が出てるよ 恥ずかしがらないでいいよ 可愛いね杏子ちゃんは 杏子ちゃん あぁ杏子ちゃん 杏子ちゃん さぁ、寝ようか杏子ちゃん おててつないで夢の国へ行こう お休み、杏子ちゃん、愛してるよ コメント 683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 00 03.28 ID Z7x11Ydi0 [1/4] 夏の夕暮れ やうやう夕日は沈みゆきて、からす鳴く音と共に、太鼓の響き聞こえけり 我が前にて、茶をすすり、芋羊羹を食ひたる杏子、首を傾げかく我に問ひけり 「この音はなんだ?」 かく響き祭りの太鼓なり 今宵は夏祭り開かれし日よ 杏子清げなる瞳を輝かせ我が顔を見て詠ひけり 太鼓の音 葉月晦 聞きたれば 祭我らを 待つよしもなし 「早くしないと祭が終わっちゃうから早く行こうぜ」 杏子我が手を引きて家を出たり 公園に人いと多く、金魚すくいなる店や綿飴売りたる店もいと多きかな 杏子、我の袖を限りなく優しき手で掴む 「綿飴買ってよ」 あな恋し! 幼子の如き無垢なる杏子の瞳、いみじう愛ほしきかな 祭の終はり 公園の椅子なるところにて杏子と共に夜を楽しむ 「今日は連れてきてくれてありがとな」 杏子、幸せなれば我も嬉しきかな 我、限りなく杏子を恋しく思ひ、妹を身に寄せかく詠ひけり 夏の夜 愛しき君の 唇に 寄る我が舌は あんあんなりけり コメント 686 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 01 14.41 ID Hsv6YLfO0 [1/15] 廻る、廻る それは運命の歯車のように廻る 留まる事を知らず、一期一会のこの人生 同じ流れる川に二度と入れぬように 火は常に躍り続けるように 氷はいつか溶け水となるように 僕の眼の前を彼らは通りすぎていく 対面に座る杏子は一瞬の隙も見せず彼らを捕らえる 「中トロもらい!」 そう、僕らは回転寿司店に来ていた 「なぁ、あの金色の皿とっていいか?」 僕の財布を気遣ってくれる杏子 彼女の優しさには涙が出そうになる うん。今日は僕の奢りだ、好きなだけ食べていいよ 「やっほー!ありがとな」 杏子は嬉々とした表情で大トロをとる 彼女は上品な箸捌きでさっとネタを醤油につけシャリに乗せる 杏子は箸使い上手いね 「そうか?行儀よく食べるのは食べ物への礼儀だろ」 ただ、食いしん坊というわけではないようだ 「お前もなんか食べなよ」 僕はイクラをとった 杏子は寿司好きかい? 「うん!なんでも食えるものなら好き嫌いしないけど和食は特に好きだぜ」 じゃあ、今度高級な寿司屋とか キュゥべぇってお店はすごい高いらしいけど芸能人御用達とかでとても美味しいらしいよ 「う~ん、あたしはそういうとこはいいかな」 「だって高すぎてあんまり食えないんだろ?」 杏子の心遣いが痛い・・・ 「それにあたしはお前と食えればそれだけで幸せだからな」 コメント 697 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 09 32.35 ID Hsv6YLfO0 [2/15] 「ふぅ~食った食った~」 お腹をぽんぽんと叩きながら歩く杏子 杏子は満足してくれたようだ 僕としてもとても嬉しい 「いつも美味いもん食わせてくれてありがとな」 満面の笑顔の杏子 僕も君から沢山の幸せをもらってるからおあいこ様だよ 「へへっ ありがとね」 杏子は僕の手を握る 人の少ない公園 ベンチで杏子は僕の頭を撫でる どうしたの? 「いつもの世話になってるお礼さ」 なら、もっと違うお礼が欲しいな・・・ 「じゃあ、こんなのはどうだい?」 杏子は僕の頬にキスをする そして一旦、顔を放すと僕の両頬を優しく抑え 僕の唇にもう一度優しく甘いキスをする 「気持ちよかったかい?お前の顔トロトロに蕩けてるぞ」 そういう杏子もウニみたいに蕩けた顔してる 海鮮風味の協奏曲 僕はシャリで杏子はネタ 二人が重なり合う時至高の寿司のような協奏曲が荒波のように激しく奏でられる コメント 693 名前:ムーンライトながら[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 07 12.41 ID K0FirGZe0 [2/5] 杏子と俺は、とある無人島に冒険に来ている。 杏子が冒険をしたいとだだをこねたからだ。 今日一日歩き回って、食べれるのか食べちゃいけないものなのか分からないもの を沢山食べた。 残そうとすると杏子が 「食い物を粗末にするな。あたしらはこいつの命を貰ってるんだ。 粗末にしたら殺すぞ」 としきりに言うので、涙目になりながら必死で食べた。 杏子はとても嬉しそうだった。 テントを張り終え、二人でまったりしていると突然杏子がテントから飛び出し 俺を呼んだ 満点の星空 波の音 そして、俺と杏子しか居ない空間 月明り(ムーンライト)に照らされながら、俺と杏子は色々な話をした。 月明りのせいか杏子が何時もより可愛く見える。 気づくと俺は、杏子の唇を奪っていた そして、俺は月明りに照らされながら、杏子と初めて一つになった。 そして、杏子のたった一つしか無いものを貰った コメント 707 名前:ムーンライトながら[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 17 18.96 ID K0FirGZe0 [3/5] 数日後、 俺と杏子は無人島から自分達の町に帰って来た。 あの日以来、俺と杏子の距離は間違いなく縮まった。 ただ、杏子が可愛いだけじゃない。 俺の全てをかけて。そう、”魂を賭けて”でも杏子を守りたい。 もう、杏子を離さない。 かつて、杏子が背負った十字架を苦しみを、少しでも、一瞬でも和らげることが出来たら 俺は幸せだ。 必ず杏子を守る、一生・・・・・・・・。 “ムーンライト”に照らされ“ながら”誓った思い。 そして杏子結ばれるという俺の“のぞみ”に“ひかり”は差すのか いや、差さなくても良い。杏子の悲しみが二度と“こだま”しないよう 何があっても杏子を守だけだ。 その日から、俺は、毎日杏子にそっと告げている 「愛してるよ、杏子。」と コメント 720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00 37 47.57 ID Hsv6YLfO0 [3/15] 一日一杏子 「私は総てを愛している。 ゆえに総てをあんあんする。 あんあんして、この杏子の日を称えるがいい」 コメント 802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 12 00 02.76 ID x9vRiTLa0 [1/2] なあ、杏子ちゃんと飲むときはいつも白○屋だな。 一番最初、杏子ちゃんと飲んだときからそうだったよな。 杏子ちゃんがホームレスで、俺が月20万稼ぐフリーターだったとき、 おごってやったのが白木屋だったな。 「俺は、毎晩こういうところで飲み歩いてるぜ。金が余ってしょーがねーから」 俺はそういって笑ってたっけな。 杏子ちゃんがマミさんの紹介で入社して初任給22万だったとき、 俺は月30万稼ぐんだって胸を張っていたよな。 「毎晩残業で休みもないけど、金がすごいんだ」 「バイトの後輩どもにこうして奢ってやって、言うこと聞かせるんだ」 「社長の息子も、バイトまとめている俺に頭上がらないんだぜ」 そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。 あれから十年たって今、こうして、たまに杏子ちゃんと飲むときもやっぱり白○屋だ。 ここ何年か、杏子ちゃんがこういう安い居酒屋に行くのは俺と一緒のときだけだ。 別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。 油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。 なあ、別にウニや不具合が出る店でなくたっていい。 もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、本物の酒と食べ物を出す店を いくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは? でも、杏子ちゃんは今の俺を見ると、 俺がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、 杏子ちゃんはどうしても「もっといい店行こうぜ」って言えなくなるんだよな。 俺が前のバイトクビになったの聞いたよな。俺が体壊したのも知ってたよな。 新しく入ったバイト先で、一回りも歳の違う、20代の若いフリーターの中に混じって、 使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってバイト続けているのもわかってるよな。 だけど、いいだろ? 辛いバイトを蔑まれながら汗水流して働いて、土日はゲームして。そんな人生だけど たまに杏子ちゃんと一緒に白木屋で飯を食うのがさ、俺にとってはこれ以上なく幸せなんだよ 杏子ちゃんはこんな泥水みたいな酒でも、毒みたいな飯でもおいしそうに食べてくれるよな こんなとこでしかごはん食べれなくてごめんな。けど、俺は杏子ちゃんと少しでも会う回数を多くしたいから、こんな安い居酒屋に行くしかないんだよ 杏子ちゃんと一緒にいれれば、杏子ちゃんが隣にいれば幸せなんだよ そのためならいくらでも働くし、どんなに蔑まれても頑張る ただ、杏子ちゃんと白木屋で過ごすために、おれは頑張るし、生きてるんだよ コメント 809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 12 40 45.51 ID JHG5BSpT0 [2/2] 「なぞなぞしようぜ!」 なぞなぞ? 「桜は桜でも食える桜はな~んだ?」 うーん、さくらんぼ? 「ぶっぶー!!」 えーっ? 「佐倉杏子でした!」 「お前になら食われてもいいよ…///」 じゃあ、食べちゃおうかな 「来て…優しくしてくれよ///」 杏子ちゃん美味しいよ! 「ふわぁっ///」 大好きだよっ!杏子ちゃん! コメント
https://w.atwiki.jp/puriusu/pages/24.html
Black_cat マザー杏子 名前 マザー杏子 G順位 バットマン 職業 楽士 種族 ベリア PR
https://w.atwiki.jp/moitameibo/pages/584.html
杏子 あんこかわいいよあんこ +... +... 牌譜投稿 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko1-1.png) +... 成績を見る 喪雀 天鳳記録 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko2-1.png) +... #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko2-2.png) 成績を見る 喪雀 天鳳記録 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko3-1.png) +... #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko3-2.png) 成績を見る 喪雀 天鳳記録 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko4-1.png) +... #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (anko4-2.png) 成績を見る 喪雀 天鳳記録
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/81.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71】 【72】 【73】 【74】 【75】 【76】 【77】 【78】 【79】 【80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1319205648/ 20 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 00 07 47.65 ID osSFO5KE0 [1/5] 219 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 00 02 37.48 ID 6QQm/ACI0 [1/5] 242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 02 45 23.30 ID dp1/Asul0 [1/4] 273 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 13 03 26.99 ID fvYAm/j00 274 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 13 37 58.67 ID +i5fEeWO0 354 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 00 17 42.19 ID KW8VHMcr0 [1/4] 613 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 00 10 40.24 ID T7IF03Bv0 [1/6] 757 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/26(水) 00 18 38.24 ID mdeN1Xof0 894 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/27(木) 00 17 23.74 ID 9dNLEtMZ0 [1/2] 20 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 00 07 47.65 ID osSFO5KE0 [1/5] 紅葉のトンネル、真っ赤な落ち葉の絨毯を踏んでわたし達は進む 辺りは真っ暗でわたし達を照らすのは街灯と、三日月だけ 聞こえる音は足音と秋の虫の唄だけでもの静かな感じだ 隣の最愛の恋人の姿を見るとドキドキしてしまった 学ラン姿の杏子ちゃん それは可愛いというよりは可憐で、凛々しかった 「どうした?顔赤いぞ?」と杏子ちゃんがわたしの瞳を覗きこむ 本当だ、わたしの顔は紅葉のように赤かった 「最近寒いからな、風邪ひいたんじゃねーのか?」 そう言うと杏子ちゃんはぴとっとわたしのおでこに手を当てる 「熱はないみたいだな」と杏子ちゃんは安心したように言った 別にわたしが風邪って決まったわけじゃないのに でも、その心遣いはとっても温かいね 「それにしても学ランなんてどうしたんだ?」 聞かれたくないことを聞かれてしまった 「あんたは女子だから学ランなんて着ないだろ?」 えっと・・・もらったんだ!親の知り合いの洋服屋さんから 「・・・」 流石に苦しすぎただろうか 「アンタは人脈広いんだな~」 なんとか誤魔化せたようだ まさか、杏子ちゃんに着せる為だけにコスプレショップに行ったなんて言えないしね ビューと強い風が吹いてきた うぅ・・・正直すごく寒いよ 身体が勝手にブルブルと震えてしまう 「ほら、これ着なよ」と杏子ちゃんが学ランの上を脱いで差し出してきた 悪いよ・・・そんなことしたら杏子ちゃんが風邪ひいちゃうよ! 「あたしは魔法少女で身体は丈━━ヘクチッ!」 杏子ちゃんは寒そうに身体を奮わせながらクシャミをした カッコいい杏子ちゃんからいつもの可愛い杏子ちゃんに戻ってしまったようだ 残念なような嬉しいような・・・ おっと、そおんなことはどうでもいいね わたしは杏子ちゃんの肩に学ランの上着をかける そして、わたしもその学ランを肩にかける ふたりでマントをつけているようだ 「お前いいのか?」と杏子ちゃん こうした方が温かいでしょ? 「そうだな」 寒風に打たれながらわたし達は身を寄せ合って進んだ そして、屋台のおでん屋さんに寄って一杯やって、おうちに帰ったのでした コメント 219 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 00 02 37.48 ID 6QQm/ACI0 [1/5] 三千世界の鴉を殺し 貴女のもとで寝ていたい まったく世の中は世知辛いもので何故わたしがこのような事をしなくてはならぬのか 確かにわたしは学生だ。故に学業に励まなくてはならぬことは百も承知であるが、いかんせん納得がいかぬ 街中の雑踏を見るとまるで彼らは機械のように決まった方向に流れていく 社会は運命の歯車と同じようなものでただただ流されていくだけのようだ 哀しいかな。これがわたしたちの人生というものか 哀しいかな。ここからわたしたちは抜け出ることはできぬのか 日の堕ちかけた空に無数の鴉が翼をひろげカァカァと喧しく啼いている そんな意味のないことを考えながら黄昏時に帰路につくわたしの名を呼ぶ声があった この声。おお、わたしの最愛の恋人。そう、佐倉杏子ちゃんだ 彼女はどうやら、わたしのお迎えに来てくれたようだ 杏子ちゃんはわたしに微笑みチラと八重歯を魅せながらわたしの手を握る わたしは嬉しくなって、もう片方の手で彼女の頭を撫でる 昔は恥かしがって拒んでいた彼女も今では満面の笑みをわたしに見せてくれる きっと杏子ちゃんこどがわたしをあの鉄の歯車から解放してくれる天使なのだと思った それはとっても嬉しいなと思ってわたしは上機嫌になり、彼女にあることを提案した 今日の夕飯は杏子ちゃんの好きなものを食べに行こう、と提案したのだ 杏子ちゃんは好いのか、とわたしに聞いてきた わたしが勿論と言うと彼女は飛び跳ねて喜んだ 給料前なので財布にとっては打撃となるが、どうしてそんなちっぽけな事と目の前の笑顔を天秤にかけられようか 結局、彼女はファミレスでの食事を所望した わたしは寿司やステーキなどを提案したのだが、どうも彼女は庶民的なところが好きなようだ 店内は学生たちや家族連れたちが楽しそうに会話をしながらハンバーグやらパスタやらを食べている 確かにこのような雰囲気も悪くはないだろう 彼らの表情も歯車に囚われた冷たい奴隷のような顔はしておらず、生き生きとした表情であった 恐らく人間というものは最愛の人、最も其処にいたいと希う場所でのみ解放されるのだろう わたしにとってのそれは目の前で美味しそうにチーズ入りハンバーグを頬張る杏子ちゃんなのだ 彼女の瞳を見るとこの世の嫌な事も全て忘れさせてくれる まるで杏子ちゃんはわたしにとっての天使、否、神のようなものだ 崇拝にも近い愛をわたしは彼女に抱いている だから、今晩も全力を持って彼女を抱き、愛し尽くそう 帰り道、膨れた腹をぽんぽんと叩きながらご機嫌な杏子ちゃん わたしはそれを見て心の其処から幸せになった もう無数の鴉は死んでいたのだ コメント 242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 02 45 23.30 ID dp1/Asul0 [1/4] おはよう杏子ちゃん目が覚めちまった 夢を見たよ。杏子ちゃんと一緒に、教会の近くの山を登っていって、展望台で星空を見た夢 昔、杏子ちゃんが子供の頃に、お父さんと母さんと手を繋いで、モモもお母さんと手を繋いで山を登って、家族みんなで星空を見たんだって その一回しか行った事がないらしくて、そこに行こうって話になって 今度は俺が杏子ちゃんの手を握って暗い山を一緒に登って 何回か迷った末に展望台について。そこは杏子ちゃんの家族との思い出の場所で 杏子ちゃんは俺の胸でわんわん泣いたよ 幼い頃の想い出と、家族が戻らないという事実を改めて突きつけられて、ずっと泣いた ずっとずっと、俺の胸で泣いた 夢はそこで途切れた コメント 273 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 13 03 26.99 ID fvYAm/j00 特別な事は何もなかった ただ唐突に、杏子が珍しく自分の事を語ってくれたその日。家族と星を見たと言ったその時。俺は特に何も思わなかった 家族の話をするなんて珍しいなと思っただけだった 杏子は、何かを期待していたんだと思う。俺に何かを。けどその時の俺はそれに気づけなかった 特別な事は何もなかった ただ、その晩。俺はFF10をクリアした そして大作ゲームをクリアした時によくある事で、とほうもない喪失感が湧き上がった 壮大なストーリーを体験した後に、興奮冷めよらないまま現実に戻ったからだ 気がついたら俺は夜の街に駆け出していた 激情に身を任せ駆けた先に、気がついたら教会に来ていた 中にはいると深夜だっていうのに、杏子はボーッとして椅子に座りながらリンゴを齧っていた そして俺に気づき驚く。杏子が何かを言う前に俺は言った 「星を観に行こう」 杏子は突然の言葉に驚き、そして、頷いた よるの森は暗い。俺と杏子は自然に手を繋いでいた 細くて白いくて冷たい、杏子の手。でもそれはなによりもあったかくて、心強かった 展望台がどこにあるのかわからない。でも、今ならなんでもできる気がした。杏子と一緒なら、どこにでも行ける気がした そして、着いた。切り立った崖に柵が張り、ベンチが置かれた展望台 果たして杏子は、それを見て、震えていた 「そうだ……ここだ……ここで、親父と、母さんと、モモが……」 そう言って、杏子は泣いた。俺が胸を貸すと、もっと泣いた それは、俺の見る初めての杏子の涙で、多分、杏子が家族を失ってから、初めての涙だった 杏子は、ちゃんと泣く事ができた。家族を失って自分を責めるしかなくて いつしか家族への感情を無理矢理抑えていた杏子が、今までの分を埋めるように、ずっと泣いていた ずっとずっと、泣いていた コメント 274 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 13 37 58.67 ID +i5fEeWO0 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えし時 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな 林檎畑の樹の下に おのづからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ コメント 354 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 00 17 42.19 ID KW8VHMcr0 [1/4] 既に訪れるものはいないと言っても流石は教会といったところか 未だに神々しさや荘厳さは消え失せてはいない きっと、彼女のお陰だろうとわたしは隣の杏子ちゃんを見る 神は救いを求めるものには手を差し伸べ存在し続けるのであろう 杏子ちゃんはまさしく聖職者であろう。惨劇を目の当たりにして一度は神を恨んだそうだが 現にわたしの隣の杏子ちゃんは敬虔な聖職者のようにしか見えない かの有名なアウグスティヌスも元々はマニ教徒だったという しかし彼は今では最大の教父と謳われているのだ 神の懐は広いものだ だから杏子ちゃんも再び神を信じることができたのだろう 神に祈りを捧げる美しい聖女はステンドグラスごしに神の御陵威を浴びていた さて、彼女の祈りはひとまず終わったようだなので教会の掃除を済ませてしまうとするか 教会の一室でわたしは埃をかぶった一枚の紙切れを見つけた 埃を払って見てみるとそれは楽譜のようだ 五線譜に音符、それに歌詞が書かれているがそれは日本語でも英語でもない わたしは気になってそれを持ち出した 確かオルガンがあったはずだから、そこでこの楽譜を奏でてみようと思ったのだ この部屋の掃除は終わったので、少しくらい遊んでもいいだろうと思った次第である ステンドグラスから差し込む光は夕日に変わっていた まったく、時の流れとは速いものだなァと思いながらわたしは歩を進める 不思議な事にオルガンの音色は傷んでいなかった 適当に音を鳴らしてみたが気になるところは全くなかったのだ これも彼女の祈りの賜物か、などと思いながらわたしは楽譜を譜面台に乗せながら音を奏でる すると天使のような美しい歌声が聞こえてきた Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, miserere nobis 世の罪を除き給う天主の子羊、われらをあわれみ給え Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, miserere nobis 世の罪を除き給う天主の子羊、われらをあわれみ給え Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, dona nobis pacem 世の罪を除き給う天主の子羊、われらに平安を与え給え 曲が終わると杏子ちゃんがわたしの方に歩み寄ってきて、その楽譜はどうしたのか、と訊いてきた わたしは勝手に持ち出した事を詫びつつ、楽譜があったところを彼女に伝えた すると一筋の涙を流しながら杏子ちゃんはわたしに、ありがとう、と言った どうやら彼女の話を聞くところでは杏子ちゃんと家族のものは何一つここにはなかったらしいのだ 何処の家庭にでもありそうな家族の写真ですらもないという というのも杏子ちゃん自身が全てを棄ててしまったらしいからなのだ 全てを自分の所為で失った杏子ちゃんは半ば自暴自棄になっており冷静な判断が出来なくなっていたらしいのだ その所為で尊敬していた初めての友人とも決別してしまったらしい(今は再会して仲良くしているらしいが) 杏子ちゃんはとても後悔しているらしい そして、今、彼女の家族と関わりのあるものはこの楽譜、いや、この賛美歌しかないようなのだ それをわたしが見つけてここで奏でたことにより、彼女の家族のありし日々が蘇ってきたのだろう わたしは涙を流し続ける杏子ちゃんの頭を撫でた 泣き已んだ杏子ちゃんはわたしに一つ願いをした 勿論、わたしは了承する pie Jesu Domine 慈悲深き主、イエスよ Dona eis requiem. Amen. 彼らに安息をお与えください エイメン わたしは杏子ちゃんと共に祈った わたし達の永遠の平安を コメント 613 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 00 10 40.24 ID T7IF03Bv0 [1/6] あれは昨日の昼の事であった。重々しい雲が空一面を覆い尽くし太陽の光は届かない不気味な天気。 雨が降りそうだ、と思いわたしはいつもの通学路と外れた人気のない道を進んだ。 そこは廃屋のそばで、あまり好き好んで通ろうと思うことはない処。 夜中にはよく不良どもの集会所になっているらしく、余り好い評判の道ではない。 しかし、まだ昼であるのでそれほど危険なことはなかろうと思ってこの道を選択したわけであるのだが、些か浅はかだった。 確かにわたしは不良どもには遭遇することはなかったが、もっと厄介なモノに出くわして仕舞ったようだ。 そういえばわたしの最愛の恋人が、人気の少ない所や嫌な雰囲気のする処には行くな、と言っていたがこういうことだったのか。 わたしの立つ道はグニャリと歪みその空間自体がコンクリート色に変化し、空と地の境が無くなったかのように思えた。 そして、白黒の道化師のようなモノが現れて、わたしのそばに近寄ってくる。 嗚呼、わたしは此処で死ぬのだと直感的にそう思い全てを諦めた。最愛の恋人の忠告を聞かぬわたしが悪いのだ。 しかし、わたしが死ぬ事はなかった。何故ならわたしに触れる前に道化師は穢れた赤の流れる薔薇の花弁を散らし無残に崩壊していたのだ。 よく見るとその身体は棍のような棒や槍の刃で切り刻まれ、分解され、宙を舞っていたのだ。 その崩れ去る死骸を真紅の槍使いがグシャリと踏みつけた。そう、彼女こそわたしの最愛の杏子ちゃんだ。 彼女はわたしの方に近づいてくるとわたしの胸元を乱暴に掴んで、なんであんたがここにいるのか、と訊いてきた。 わたしは戸惑いながらもここに至る全ての経緯を杏子ちゃんに曝けだした。杏子ちゃんの言いつけを守らなかった事も誤った。 すると杏子ちゃんはわたしを抱きしめて泣き崩れ涙を零しながら、あんたが無事でよかった、と言った。 わたしは初めて自分の犯した罪の重大さを知り、わたしも泣きながら杏子ちゃんに謝った。 すると、彼女は涙を拭きながらわたしの頭を撫でてこう言ったのだ。 あんたは目を離すと何をするかわからない、だからあたしが世話してやんないとな、と これが全ての始まりだった とある深夜、わたしは束縛されていた。赤い結界のようなもので身体を磔にされ身動きがとれない。 昨日、帰って来てからすっとこのように杏子ちゃんに縛られているので、今日は学び舎にはいっていない。 しかし、別に痛みを感じるだとか束縛されて苦しいだとか、杏子ちゃんを憎むだとかそういう気分にはならなかった。 寧ろ、心の何処かで悦んでいるわたしがいた。 このままずっと杏子ちゃんに縛られ続けていたい、と願うわたしが。 食べ物も杏子ちゃんが口移しで与えてくれる。お風呂だってちゃんと入れてくれる。 眠い時は子守唄を歌ってわたしを安心させてくれる。人恋しい時はわたしを愛でてくれる。 どうして、今の状態に文句を云う必要があるのだろうか。 杏子ちゃんは云った。 あたしは寂しいのは嫌いなんだ、って。もう大切な人を失うのは嫌なんだって。 あの活発で元気いっぱいの杏子ちゃんが涙を流しながら。 わたしはその時、心に決めたんだ。 何があっても、わたしは杏子ちゃんのそばにい続けるって。 何があっても、わたしは杏子ちゃんの寂しさを和らげるって。 何があっても、わたしは杏子ちゃんに愛を囁き続けるって。 たとえ、永遠にこの身が束縛されようとも、心はいつも杏子ちゃんと一緒だから不自由という事はない。 寧ろそれは何よりも自由な事なのかもしれない。 わたしの心は充たされていた。 コメント 757 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/26(水) 00 18 38.24 ID mdeN1Xof0 杏子ちゃんに催眠術をかけてみた 杏子ちゃんはぼーっとした虚ろな目でわたしのことを見ている そう、催眠療法というやつだ これで杏子ちゃんの苦しみを取り除いてあげよう では治療を始めよう 貴女の名前は何ですか? 「佐倉杏子」 貴女に普通の人と異なる点はありますか 「はい、魔法少女をやってます」 いままで生きてきて特に嬉しかったことは何ですか? 「学校で珍しく100点取れて父さんに頭を撫でてもらったことと・・・」 まだあるのですか? 「初めてまどかと一緒にご飯を食べたことです」 どうやら、催眠術は効いているようだ・・・ それにしても杏子ちゃん、嬉しいこといってくれるね わたしコーフンしてきちゃったよ・・・ おっと、まだ終わってなかったね、じゃあそろそろ本題に入ろうかな 貴女が今まで生きてきて最も辛かったことは何ですか? 「家族があたし一人を置いて心中したことです」 その時のことを出来るだけ詳しく教えてください 「お父さんが首を吊っていました。口から汚いものが出ていました モモとお母さんはお腹をナイフで刺されていて血が川のように流れていました 辺りは刺激臭や死臭が混ざって頭がくらくらするような臭いでした」 以前に杏子ちゃんから聞いていたとは言え、想像以上に凄惨な様子だったようだ きっと、これが杏子ちゃんを苦しめているのだろう でも、大丈夫・・・わたしが救ってあげるからね では、最後の質問です。嫌な記憶を全て忘れてラクになりたいですか? 「いいえ、忘れたくありません」 えっ・・・!? わたしの想像していた答えと違っていた 何故、忘れたくないんですか? 「全部、わたしの所為だからです」 全部忘れてしまえば、もうそのように良心の呵責に悩む事もないんだよ!? いつの間にかにわたしは声を荒げていた。わたしは理解できなかったのだ 「最期は最悪の結末で終わっちまったけど、それでも家族と過ごして嬉しかったことがあったから・・・ だから、あたしは全てを忘れちまうなんてイヤだ・・・」 杏子ちゃんの口調がいつものものに戻ってきている、催眠術が解け始めているのだろうか でも━━━ッ! 「いいんだ。ありがとな、まどか・・・。あたしのことを思ってくれてのことなんだよな?」 杏子ちゃんの眼に光が戻ってきた。あぁ、どうやら完全に催眠は解けてしまったようだ 杏子ちゃんがわたしの肩に手を置いて優しい口調で語りかける 「あれはあたしの罪と記憶だから墓場まであたし自身が持っていかねーといけねーんだ」 でもっ!杏子ちゃんが苦しみ続けるのは━━ 「あたしは苦しんでなんかいないさ」 杏子ちゃんがわたしに顔を近づける 「あんたがそばにいてくれるんだからな」 杏子ちゃんの唇がわたしの頬に優しく触れた わたしはいつの間にか泣いていた コメント 894 名前:†[sage] 投稿日:2011/10/27(木) 00 17 23.74 ID 9dNLEtMZ0 [1/2] どうやら木枯らしが吹いたようだ、もう冬になってしまうというのだろうか 猛き風は空を切り裂きながら冷気を伴い頬を切る 用があったとは言え、こんな寒い日に山の道を通らなくてはならないなんて、全く困ったことだ そんなわたしの気持ちも知らずに冷たく暴れる山風はぐしゃぐしゃと隣の杏子ちゃんのの髪を乱していく 彼女の髪が激しく揺れているが、杏子ちゃん自身は嫌がっている様子はない 折角の美しく麗しい髪の毛が荒れてしまうような気がして、ちょっと不愉快だ またもや風はわたしの思いを無視し辺りに吹きつける 山の風に秋の草も木の葉も激しく荒らされ、狂ったように踊らされているようだ なるほど、『吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ』とはよく言ったものだ でも、この寒さだと秋というより冬という感じだよ・・・ わたしがブルブルと身体を震わせていると杏子ちゃんがわたしに魔法をかけてくれた 身体も心もポカポカしてきた これはどんな魔法かと聞いてみると、どうやら感覚遮断というのだろうか ある麻酔のようなもので寒さや痛みを感じにくくしてくれる代物らしい 彼女の話によると、昔、杏子ちゃんの先輩だった魔法少女から教わったものらしい 誰だろう、と考えていると、わたしに教えてくれた どうやら、わたしの知っている人らしい 誰だろう? 教えて、とわたしが頼むと嫌だよと断られてしまった シュンとするわたしだが、すぐに機嫌を取り直した 彼女がいうには、その先輩という人はとても優しくて綺麗な人らしい だから、その先輩にわたしを取られたくないのだという 嬉しいこと言ってくれるじゃないの、とわたしは杏子ちゃんの手を握る 何故だろう、身体が熱くなってきた わたしの様子を見ると杏子ちゃんは、やっと効いてきたかと呟いた どういうことかと説明を求めると彼女は言った どうやら、わたしにかけた魔法は麻酔魔法なんかではなく愛の媚薬魔法だったらしい 身体が火照り、汗がわたしの身体を駆け巡る さっきの寒さが嘘のように感じる そんなわたしを見ると杏子ちゃんは野獣のように目を滾らせ、わたしの身体に手を回してきた 恥かしくて死にそうだが、不思議と嫌な感じはしない だから、わたしは杏子ちゃんに全てを委ね差し出した その日の夕暮れ、わたしと杏子ちゃんの唄は風に乗って何処までも響き渡ったという コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/48.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1302089878/ 53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 13.75 ID GqBgdmSh0 54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 56.05 ID C0wGIZ/Y0 55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 57.41 ID +JQ1DKAT0 78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 47 38.10 ID SiWSPoTW0 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 52 27.44 ID +yKlGitX0 262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 23 53 58.90 ID SrfENHdc0 265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 00 00 27.15 ID SiWSPoTW0 266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 00 01 53.61 ID MFOB55la0 370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 18 12 03.92 ID si+AlcDo0 409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 00 00 14.10 ID AW+mBD6u0 411 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 00 01 39.69 ID IdBRN5x00 571 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 23 59 55.34 ID 5WIfvZM90 574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 00 00 43.08 ID X66V+vfA0 575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 00 01 25.75 ID IdBRN5x00 620 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 05 23 53.93 ID nG931RznO 842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 00 02 40.81 ID kuPuuSXE0 947 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 21 32 16.49 ID a/d5DpsLO 963 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 23 06 28.17 ID Ci31PXyu0 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 23 46 34.25 ID a/d5DpsLO 53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 13.75 ID GqBgdmSh0 あんこちゃんと一緒にステーキ屋に行きたい。おしゃれなステーキ屋に行きたい。 二人で対面式カウンターに座って、コックさんの料理とその後ろの夜景を眺めるの。 お肉を切り分けた後に、コックさんがお酒を振りかけて、一瞬でお肉が炎に包まれるの。 あんこちゃんは『おおっ』って言って、僕は炎の照らされたあんこちゃんの顔と瞳はとても綺麗だと実感するの。 それで、二人でお肉をお腹いっぱい食べるの。色んなタレや塩を漬けて食べるの。 そうして、二人で沢山食べて、ちょっと気持ち悪くなる位になりながら家に帰るの。 二人で肉の匂いを消した後、僕達は満腹感とともにベッドに倒れこむの… 僕は夜のあんこちゃんの顔を眺めて、あんこちゃんの瞳には淫靡な光が宿るの。あんこちゃんはとても綺麗なの。 それで、あんこちゃんの大事なところからタレが出て、僕のあそこからは潮がでるの・・・./// コメント 54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 56.05 ID C0wGIZ/Y0 はぁ・・あんこちゃんと温泉に行きたい。 僕とあんこちゃんはとある温泉に行く事になるの。 あんこちゃんは温泉というモノを知らないみたいで、とってもウキウキしていたの。 旅館に着いた僕達は、さっそく温泉に入りに行くの。もちろん混浴なの/// あんこちゃんは恥ずかしがって、タオルを巻いて入るの。ちなみに僕は真っ裸なの。 あんこちゃんは「ちょ///隠せよォ///」と顔を真っ赤にしているの。可愛い。 僕達は温泉に浸かって、心地よさに笑顔を見せ合うの。 この時、僕はあんこちゃんに見とれてしまって、おっきしはじめちゃうの// それに気づいたあんこちゃんは「お前・・//やるかい?//」って言ってきたの! そして・・僕達は温泉の湯に浸かりながら、身も心も一体化して快楽を味わうの・・・/// コメント 55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 00 57.41 ID +JQ1DKAT0 怒りの日、その日は ダビデとシビラの預言のとおり 世界が灰燼に帰す日 審判者が来たりて 全てが厳しく裁かれるとき その恐ろしさはどれほどなものか 其れが今日だというのか・・・? おぉ、運命の女神よ 呪ってやる! この私から幸せな時間を奪うな!返せ! 今日という安息日、杏子との永遠の幸福の日を返せ! おのれ、忌々しい天使め 喇叭を吹くな その羽を千切って穢れた地に埋めてやろうか 「おい!大丈夫か!?」(杏子、寝台にて横たわる私をゆする) 大丈夫だよ杏子・・・(弱々しくも其れを隠そうとする私) 「でも、お前の身体・・・こんなに熱いじゃないか!」(杏子、絞った冷たいタオルで私の額を流れる汗を拭く) はは・・・風邪だよ風邪、心配しなくて大丈夫(精一杯笑顔をつくり杏子を心配させぬようにする) 「馬鹿野郎!風邪は万病のもとなんだぞ! それに・・・」(急に顔を赤らめる杏子) それに・・・? 「お前が苦しそうにしてんの見んのは辛いんだよ!」(瞳を潤ませて言い放つ) キュン/// 「もう無理しないでくれよ・・・」(涙を流して私の胸に縋り付く) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1504076.jpg キュキュン/// 「お前だけの身体じゃないんだぞ・・・」(ヒックヒックと涙で私の服を濡らす杏子) キュキュキュン/// どうやら私は本当に病に罹ってしまったようだ 「え?」(私の顔を見る杏子) 『恋』という名の甘い病にね(私、杏子の涙を手で拭う) 「バーカ…///」(ギュッと私の身体を抱きしめる) コメント 78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 47 38.10 ID SiWSPoTW0 あんこちゃんと一緒にステーキ屋に行きたい。おしゃれなステーキ屋に行きたい。 二人で対面式カウンターに座って、コックさんの料理とその後ろの夜景を眺めるの。 お肉を切り分けた後に、コックさんがお酒を振りかけて、一瞬でお肉が炎に包まれるの。 熱気を被ったあんこちゃんは『おおっ』って言って、僕は炎の照らされたあんこちゃんの顔と瞳はとても綺麗だと実感するの。 それで、二人でお肉をお腹いっぱい食べるの。色んなタレや塩を漬けて食べるの。 そうして、二人で沢山食べて、ちょっと気持ち悪くなる位になりながら家に帰るの。 二人でシャワーを浴びて、肉の匂いを消した後、僕達は満腹感とともにベッドに倒れこむの… 僕は夜のあんこちゃんの顔を眺めて、あんこちゃんの瞳には期待するような光が宿るの。そんなあんこちゃんはとても綺麗で、僕は抱きしめるの。 座っている僕にあんこちゃんを跨らせて、僕達は対面座位で繋がってるの/// それで、あんこちゃんの大事なところからタレが出て、僕のあそこからは潮がでるの。 その潮をあんこちゃんのお胸に振りかけて、精液の熱さに驚いたあんこちゃんは『おお…』と息を吐くように呟くの… コメント 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 00 52 27.44 ID +yKlGitX0 あんこちゃんの口に指を入れて八重歯でアマガミしてもらう 尖がった先っぽに指は当てないで、歯の曲線に合わせて指をあてる 口を閉じてもらうと指の端と中央部にほどよい感触が伝わる 「こんなのが好きなのか?何が良いんだか」と呆れ気味の杏子に じゃ指貸してみて、と手を取り人差し指を俺の口へ当てる 「ちょ…何すんだよ!」と抗議の声を上げるもそのまま口の中へ さっきしてもらったのと同じように俺の八重歯に杏子の指をあてる 「あっ…ん……」予想外の声にドキッとしてしまう ほうよ?ふぁかふぁかひひでひょ? 「何言ってるか分かんねーよ!ほらお前も貸してみろ」 と今度は杏子自ら俺の手を取って指を口の中へ 八重歯を押し当てると同時に舌を使ってきた… 「ふぁんだひょ、ふぇんなふゃおひぃやがっふぇ」 ふぁにふぃっふぇんふぁふぁ お互いに相手の指を咥えつつ言葉になって無い言葉で会話する 間抜けすぎる光景だけど何か凄く幸せだな… コメント 262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 23 53 58.90 ID SrfENHdc0 最近花粉症がつらい。 あんこの唾液を鼻の奥に塗りつけたい。 あんこの頭撫でてあげたい。 最初は凄いいやそうに、うざったそうにしてるんだけど、 そのうち顔を赤くしてうつむいて抵抗しなくなるあんこ。 ちゅっちゅしたい。 コメント 265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 00 00 27.15 ID SiWSPoTW0 あんこちゃんと一緒に洗面台に立ちたい。あんこちゃんの髪をいじりたい。 あんこちゃんに「髪の毛どこで切ってるの?」って訊いたら、『自分で切ってる…金が勿体無いからな』って言うの。 だから、僕はあんこちゃんの目にかかって邪魔になった前髪を切ってあげることにするの。 濡らした前髪を指でつまんで伸ばして、『…うーんこれくらいかな?』と上目遣いで言ってくるあんこちゃんに従って、チョキチョキ切るの。 お互いの息遣いと、少しずつハサミを入れる音だけが洗面所に響くの。 そうしていたら、『ちょっ、くすぐったいよ。』とあんこちゃんが言って、僕はあんこちゃんの頭に顔を近づけすぎていたことに気づくの。 もう散髪も終わりかけで、僕はあんこちゃんが二人だけの空間で散髪することを気恥ずかしく思い始めたことに気づくの。 それで、前髪が濡れて、可愛く恥らったあんこちゃんをベッドに連れて行くの。 ベッドに座ったあんこちゃんの前髪を掻き揚げて、「前よりももっと綺麗になったよ」って言ってあげるの。 そのまま僕達はベッドに倒れこむの… まだ日中で、僕は、照らされたあんこちゃんのお股をマジマジと見ちゃうの。 そうしていたら、『ちょっ、くすぐったいよぅ。』ってあんこちゃんが顔を赤くして言って、僕はあんこちゃんのお股にだいぶ顔を近づけていることに気づくの。 僕は濡らしたあんこちゃんのお股を指でつまんだり、伸ばしたり…息を吹きかけたりして、さっきよりももっとあんこちゃんを恥ずかしくさせてあげるの!! それで、お互いの荒い息遣いと、僕があんこちゃんに入れる音がベッドに響くの…/// コメント 266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 00 01 53.61 ID MFOB55la0 地は何故怒っているのか 神の仕業か運命の悪戯か おぉ、運命の女神よ貴方はとても意地悪な女狐だ 私と杏子の甘く切なく詩的な時間を邪魔するとは (寝台にて横たわる私) 私は杏子に介抱され、随分気分がよくなった 看病してくれた杏子に感謝しよう エイメン (ここで杏子が登場) 「大丈夫か?お粥つくってきたぞ!」(気遣うような優しい声) あ・・・うん、ありがとう(私、起き上がる) 「おい!病人は寝てろって」(私を押し倒す) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1507096.jpg やだ・・・優しくして・・・? 「なっ・・・///」(杏子、紅潮する) はは、杏子は思った通りの反応をするなぁ 「バッ・・・馬鹿野郎!」(杏子、真っ赤な顔のままそっぽを向いてしまう) ごめんごめん 「フンッ!それよりさっさとお粥食べろよ 冷めちまうぞ?」 うん(立ち上がろうとする私) 「おっと」(私を倒す) 「病人は無理すんなよ 食わせてやっからさ」(杏子、スプーンでお粥を掬い私の口元に近づける) うん・・・(パクパクモグモグ) 「可愛いやつだな」(私の頬を小突く) 幸せな時はまるで果実のようだ コメント 370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 18 12 03.92 ID si+AlcDo0 あんこちゃんの手料理食べたい 最初は馴れてなくてあんまり出来がよくないけど 美味しいよって笑顔で食べてあげたい でもあんこちゃんは自分で不味いって気付いてて「無理すんなよ、チョーウゼェ」とか言われちゃうんだ それで負けず嫌いなあんこちゃんは猛練習して次の日には昨日とは比べ物にならないぐらい美味しい料理作れるようになってるんだ コメント 409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 00 00 14.10 ID AW+mBD6u0 はぁ・・あんこちゃんと一緒にスイーツ食べ放題に行きたい。 あんこちゃんはある日、テレビの食べ放題特集を見ていて「なぁ食べ放題行こーぜ!」と目を輝かせながら言ってくるの。 僕はもちろん承諾して、休日に食べ放題をご馳走する事を約束するの。 当日・・あんこちゃんと僕は、巷で有名なスイーツ食べ放題のお店に行くの。 あんこちゃんは「チョーすげぇ・・何でも食っていいのかい?」と大喜びしてるの! ケーキやらパフェをテーブルに運ぶ僕達。あんこちゃんは鼻歌を歌っていたけど、僕は気づかないフリをしてあげるの・・・ あんこちゃんはさっそくスイーツを食べ始めるの。「うめぇ・・」と幸せそうな顔をしてパクパク食べるあんこちゃん。僕はその姿を見ているだけで幸せなの・・・」 あんこちゃんはパフェを食べていたんだけど、この時口の周りに生クリームが付いていたの。 僕は、自分の指をあんこちゃんの口元に持っていってクリームを取って上げるの。もちろんそのクリームは食べちゃったの/// 帰宅して、あんこちゃんと僕は食べた物の話をして盛り上がるの。 僕達はまた行きたいね、と約束して大満足だったの。 その夜、何だか良い雰囲気になる僕達。 僕は「ちょっと待ってて」とあんこちゃんに言って、お風呂場に行くの・・・ 10分後 僕「おまたせあんこちゃん」 あんこちゃん「なっ・・///」 僕「僕を・・食うかい///」 あんこちゃん「////」 そう、僕はあんこちゃんに食べられるために、全身を生クリームとチョコレートでトッピングして人間スイーツになっちゃったの//// そして・・・僕はあんこちゃんに色んな意味で食べられちゃうの・・//// コメント 411 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 00 01 39.69 ID IdBRN5x00 夜(ニュクス)は死(タナトス)に食われ 朝が天馬に跨りやってくる 今、あるのは温かい陽射し そして、甘い香りと温もり (寝台で横になる私) あぁ、寝ている間に安息日はすぎてしまったのか それでも私の心は満たされている 満ち溢れている 何故なら私の隣に杏子がスゥスゥと寝息をたてて眠っているからだ いつもなら寝相の悪い杏子がこのように大人しい子猫のように寝ているとは、さぞ疲れただそうに おそらく、私が寝てから付っきりでいてくれたのだろう ごめんね・・・杏子(彼女の頭を撫でる) 「ん・・・ふぁ~」(杏子、欠伸をしながら目を覚ます) ごめん、起こしてしまったようだね 「ん・・・あー、おはよ━━ッ///」(途中で紅潮する杏子) おはよう、どうしたの? 「(しまった・・・あのまま寝ちまったのか・・・)」ボソボソと 「(でも・・・元気になったみたいだな・・・)」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1509911.png あなや、何故に泣いているのだ杏子 「なんでもねーよ///」 わかってるさ、君の思ってる事なんて いつもありがとう杏子 コメント 571 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/09(土) 23 59 55.34 ID 5WIfvZM90 はぁ・・・あんこちゃんと結婚したい。 僕とあんこちゃんはお花に囲まれたキレイな式場で結婚式をあげるの。 当日、あんこちゃんは自分が着るウェディングドレスを目の前にして、少し緊張しているの。かわいい! 純白のウェディングドレスを身に纏うあんこちゃんは、まるで天使なの。僕は思わず見惚れちゃうの・・・。 それに気付いたあんこちゃんは「な、何ジロジロ見てんだよ!///」って顔を真っ赤にしながら逸らすの。 そんなあんこちゃんに、似合ってるよと僕がベールを被せてあげると「べ、べ別に嬉しくねえよ・・!!///」って余計顔を真っ赤にしちゃって!!かわいい!!! 式が始まると、僕達はお客さんの拍手と共に、メンデルスゾーンの結婚行進曲で入場するの。しかもホルゲル達の生演奏!!うれしい!! 結婚式は入場、挨拶、祝辞、と段取りよく進むの。そしてとうとうケーキ入刀の時間がくるの。 奥に大きなウェディングケーキが見えると、あんこちゃんは目を輝かせてとっても喜んでいるの。かわいい!! あんこちゃんと僕は一つのナイフを二人で手に持って、真っ白で柔らかいケーキに入刀するの。 入刀が無事に終わると、僕達はちかいのキスをするの。あんこちゃんの唇はケーキのようにとっても甘いの・・・/// 結婚式はその後も段取りよく進んで、4月10日、僕達は最高の結婚式を迎えることができるの・・・・ そして・・・初夜を迎えるの。 新築の大きな家で、僕達は一緒に寝るの。 僕が少しうとうとし始めてきた時、あんこちゃんが囁くような声で「・・・くうかい・・・?///」って言ってくるの! 僕はもう興奮しちゃって次はあんこちゃんの白くて柔らかくて甘いあそこに僕の性剣を入刀するの・・・/// コメント 574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 00 00 43.08 ID X66V+vfA0 はぁ・・あんこちゃん可愛い 僕はあんこちゃんと一緒に夜のお城に行くの そして・・・二人でいちゃいちゃして合体しちゃうの/// 駄目だ時間がねえ コメント 575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 00 01 25.75 ID IdBRN5x00 夜(ニュクス)は死(タナトス)や争い(エリス)などと不吉なるものを生んだとされる しかし彼女は眠り(ヒュプノス)や夢(オネイロス)という甘いものも生んだといわれる ならばこの夜(ニュクス)の下の私と杏子は夢(オネイロス)か? このようなホットミルクのような甘美な時を楽しめるのだから (夜道、歩く私と杏子 月は出でず、暗黒の空に夜霧が立ちこめている) 夜中の散歩というのも乙なものだなぁ・・・でも・・・(杏子の服装をチラリと見る) 「ん?なんだよ?」 いや・・・その格好、目立たないかなぁ? http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1514003.jpg 「真夜中にこんな所をうろつく馬鹿なんて私達くらいしかいないさ」(陽気に) 「それに・・・」(些か紅潮して) ん? 「この格好、けっこう気に入ってんだ///どう・・・?似合ってるか?」 あぁ、とっても似合ってるよ 可愛くて美しいよ 黄金の腕輪(ドラウプニル)も霞むくらいにね 「馬鹿・・・なんか恥ずかしくなってきただろ///」(顔、鬼灯のように紅い) 聞いてきたのは杏子だよ 「ふんっ・・・・・・でも」(私の顔を見つめて) 「ありがとな///」 ふふ(杏子の頭をわしゃわしゃ撫でる) 運命の女神(モイラ)よ、私達を巡り会わせてくれた貴方に感謝しよう でも貴女は残酷だ いつ心変わりするか分からない でも 貴女が月のように満ちたり欠けたりするようにいつも留まらないとしても 私達は引き裂けないよ コメント 614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 04 11 06.88 ID nG931RznO あんこちゃんは教会の娘って事もあり 良い姉 良い娘 学校では品行方正 成績上位 などなど頑張り過ぎている事がある 実はお菓子が大好きなんだけど買い食いはもちろん お茶の時間にも自由に好きなだけ食べることが出来ない 無理せずに振る舞えるのが俺の家に遊びに来た時だけなので 杏子の好きなお菓子は常にストックを用意している だけどある日、男の家に入り浸っている的噂が流れ杏子親父がブチ切れ 杏子も本当はあんな性格なんで大喧嘩 そして夜、俺の家に大きなかばんを抱えた杏子がやって来た 「家出してきちゃった・・・さやかの家もまどかの家も親がいるだろう だからさ他に行く場所もなくて・・・泊めてくれないか?」 いやいやそれはマズイだろ 何より疑われている事が本当になっちゃうだろ と口では言いつつも杏子を招き入れていた 「いいのかよ」 いいも悪いもないだろ こんな夜遅い時間に帰れなんて言える訳無いだろうし そもそも帰るつもりもないんだろ コクっ なら今夜だけ、とりあえずだから と軽く泊まる事にしてしまった この時はまだ あんな大騒動になるなんて思いもせずに コメント 620 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/10(日) 05 23 53.93 ID nG931RznO チョーウゲェってなんだよ・・・ 他に 昔、妹が魔法少女になってしまい魔女退治に同行していた兄が 目の前で妹が魔女に殺されて以来 夜な夜な自分を餌に魔女をおびき寄せては 物理的に魔女を倒す事で復讐をしている青年 とある夜、杏子のテリトリー内で使い魔を倒したところで出会う二人 「せっかく育てていたのになにしやがる! ・・・お前普通の人間なのか!?」 ひょんな事から始まる普通の人間との魔女狩り競争、何度か起こる衝突 とある日、ちょっと痛め付けて追い払おうと仕掛けた ところが普通の人間にとっては ちょっとが致命傷レベルに 青年の両腕は折れ曲がり、足は簡単に体から離れてしまった 魔女を倒せるとはいえ生身の人間 魔法少女とは比べ物にならないほど脆い 杏子は人間相手にやってしまった行為に混乱 かつて自分の父親に言われた魔女そのものじゃねーかと錯乱し始める そんな状態に陥りつつある杏子に怒鳴りつける青年 我に返った杏子に今度は優しく語りかける お前は悪くない 復讐の怒りに塗れた俺は魔女みたいなもんだ 気にするな、とそこで力尽き意識を失う 結果的には青年は助かった 杏子が魔力を使い治癒を行った 助かるかどうかは分からなかった、たた懸命に祈った結果だった その後二人はパートナーと呼べるような関係へとなっていく だが杏子の事を大切に思い守ってやらなければと願うほど青年の力は失われていった 憎しみや怒りなどが力の源だった青年にとっては当然の事だった 青年は杏子にパートナー解散を伝える 自分は足手まといでしかないと それに対し杏子は 「あんたはココで待っていてくれればいいよ 帰る場所の無い根無し草みたいな私には凄い大切な場所なんだ」 気持ちも新たに進んで行く事が出来る と思った時だった 突然、遠くの方で強い魔力が現れた 今まで感じた事のない強大な魔力 戸惑う青年に杏子が呟く「ワルプルギスの夜だ」 超ド級の魔女の出現に驚きと焦りを隠せない 一人で勝てるか そんな杏子に青年は鍵を渡す 街にある神社に今まで集めたGSを保管してもらっている それがあれば思う存分戦えるだろ 俺の分も暴れてこい、と 杏子は教えてもらった神社へ向かっていた 急がなければ あんな魔女が暴れたらただじゃすまない 社の中 御札しめ繩やら厳重そうにしてある箱を見つける 「これだな」蓋をあけると中には20近いGSが保管されていた これだけあれば余裕だろう、箱を抱えて外に出ると さっきまで渦巻いていた魔女の強大な魔力が感じられない 何が起きた!?誰か他の魔法少女が倒したのか? 拍子抜けする杏子 GSが使う機会がなくなちゃったな まぁ折角だから貰っておいてやるか 帰ろうとした杏子に映る黒い雲 ワルプルギスの夜のいた方向の空だ 嫌な予感がする やがて黒い雲が集まり巨大な山のような物へと形を変えていく 黒い山が現れた そして山へ導かれるように光が ふわりふわりと飛んで行く あまりにも幻想的で綺麗な光景に目を奪われてしまうが ただ事じゃない事が起きている 急いで戻らないと 青年の家へ駆け出す 早く早くしないと 街から命の気配が消えている 無人の誰もいないマンションにたどり着く 部屋の扉を開ける そこには杏子の呼び掛けに答えてくれる人は もういなかった マンションの屋上 杏子は巨大な山のような魔女を眺めていた 「行くのかい杏子?」 「あたしが行かなくて誰が行くのさ」 「確かにそうだね、この付近の魔法少女は君以外全滅したしね」 「それじゃーな」 「さよなら杏子、君がどんなに頑張ってもあの魔女には勝てない もし勝つことが出来る奇跡が起きたとしても それ以上の最悪の魔女が生まれるだけなんだけどね」 コメント 842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 00 02 40.81 ID kuPuuSXE0 雷鳴が鳴り響き暗黒の夜(ノート)は攻撃的な光は一瞬掻き消された 雷神(トール)が大槌(ニュルニル)でも振っているのだろうか まぁ、私と杏子のことを引き裂く事は出来ないわけであるが それは標的を外さぬ槍(グングニル)のよう 愛の聖槍(グングニル)だ・・・ (雷鳴が轟き暴風雨が大声をあげる中 私と杏子は館から外の様子を見る) あぁ、五月蝿い天候だ、人様の静かな時間を邪魔しないでもらいたいものだ 「外、凄い嵐だぞ」(窓から外を眺めながら) そうだね 怖い? 「はっ怖いわけないじゃ━━━」(ドゴーンという音とともに電気が消える) 「ひゃぁ!」(素っ頓狂な声をあげて飛びついてくる杏子) 停電みたいだね 大丈夫?(くっついてる杏子の顔を見つめながら) 「っ・・・だから怖がってなんてないって━━」(バリバリドゴーン) 「!」(杏子が強く抱きしめてくる) 強がらなくてもいいよ(杏子の頭を優しく撫でる) 「ふん・・・///」(強がってるけど涙目) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1518163.png 「怖くなんかねーけどさ・・・」(紅潮して) 「こうしてんのは悪い気がしないから・・・撫でててもいいぞ///」(ズガズガドゴーン) 「ひゃうっ」(私を更に強く抱きしめる) 杏子かわいいよ 何があろうともこの手を離すものか コメント 947 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 21 32 16.49 ID a/d5DpsLO 俺ならびしょ濡れあんこちゃんを見つけたら まず衣服を剥ぎ取る(極悪) 次に全身水責め、しかもただの水じゃなく湯 さらに頭や体を薬品(天然成分由来)漬けにする また水(お湯)責めで頭から浴びせた後、今度は(古代ローマ人から見たら)小さな桶に溜まっている湯に沈める しかも顔が汗だらけになっても出さない、長時間(100数えるくらい)経った後にようやく解放 だが俺責めはまだ終わらない、乾いた布(ふんわりふわふわ)で全身を責める その後、普段は着ないようなヒラヒラした衣装に着替えさせ 熱風による頭部への責めをじっくり30分以上かけて行う 最後は床(畳)に直接敷いた布(布団)に押し込み、小さな明かりしかない状態にする 隣で寝ている俺に「風呂くらい一人ではいれるっつーの」 でも嫌がっていなかったじゃん(元気になったみたい、かな?) 「チョーウゼェ////」と言いながら俺の布団に入り込んでくるあんこちゃん 何も言わずにに抱きしめながら眠りについた、そんな夜なのでした コメント 963 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 23 06 28.17 ID Ci31PXyu0 冴えない俺だから、付き合ったら慰められる回数は確実に俺が多いだろうけど、 冷えた手をそっと握ってあげることくらいは俺もできるよあんこちゃん 疲れた体をそっと抱きしめてあげることくらいはできる コメント 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/11(月) 23 46 34.25 ID a/d5DpsLO とあるパーティー会場 今夜は杏子と一緒に出席 「このドレス派手すぎないか?」いやいや とっても似合っているし気にしなさんな 「そ、そうなら別にいいけどさー」 落ち着かない? 「こんなホテルでやるなんて聞いてなかったし」 何て言っていた割に・・・ 杏子、楽しめている? 「料理は最高だな!どれも美味いよ!でもなー挨拶がチョーウゼェ」 そんなこと言ってもキチンとしてるじゃないか、正直見くびっていた 「当たり前じゃねーか、マナーや礼儀作法くらい常識だろう」 お見それしました、さっきも素敵なお嬢様ねってさ 「まぁこの位チョロイチョロイチョーヨユウ」 こんな可愛いフィアンセなんて羨ましいよ、とも 「そうだろー・・・お前なんて紹介してんの?」 婚約者の佐倉杏子さん 「////」 いたたた蹴らないで おしとやかに 「この会場の奴ら全員コロス」いやいやまってコラコラ変身するなって! 帰り道もひたすらなだめながら、美味しいモノを沢山おごる約束で許してもらった ただ、これからも続く二人の毎日でずっとおごるってことで コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/71.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1325259263/ 126 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00 05 59.41 ID uVRIkS3R0 [1/5] 129 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00 06 46.75 ID uVRIkS3R0 [2/5] 211 名前:† 【大吉】 [sage] 投稿日:2012/01/01(日) 15 20 18.22 ID c4ARnEHk0 264 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00 06 15.97 ID Bhy7vpx90 [1/5] 266 名前:†[] 投稿日:2012/01/02(月) 00 15 40.30 ID tEtBFm7M0 [1/2] 267 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00 22 06.37 ID tEtBFm7M0 [2/2] 371 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 00 29 53.74 ID ex8xYvQa0 [1/8] 517 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 00 22 52.16 ID 8D2S/ygf0 [1/2] 613 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 00 08 28.98 ID L8F1nhhj0 704 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 00 21 09.12 ID xzJgbgsO0 767 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 00 39 21.97 ID q45ZEEIM0 920 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 00 00 03.21 ID RZWLNs920 975 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 10 47 07.89 ID GgzSe2us0 980 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 12 23 22.26 ID Fonpe8rj0 [2/2] 126 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00 05 59.41 ID uVRIkS3R0 [1/5] こんな寒い中にご苦労様と言いたくなるような人混みから少し離れた林 あたしは恋人と寄り添い合いながらそれを見ていた 住職のつく鐘の音が寺に、町中に響き渡る その鐘の音は煩悩を消すと言われるらしい 全ての執着を溶かし、煩悩をかき消す響き あたしと恋人は互いの顔を見つめ合って苦笑した 「なんか悪い事してるみたいだね。本来なら煩悩を消す為の鐘の音なのに」 あぁ、それなのにあたし達は互いの愛に執着して、求め合っているんだからな 「それなのに、全く反省もしないで、こんな事やってるなんてほんとバチ当たりだよね」 かもな、でも仕方ねーじゃん。あたしはあんたが好きなんだから あたしはあいつの華奢な身体を抱き寄せて、その潤った唇を指でなぞる 乾燥する時季なのに、その可愛らしい唇は潤っていて気持ちいい しばらく彼女の唇を指で撫でているとあいつは痺れを切らせたようにあたしに抱きついてきた そして、柔らかくて温かい感触があたしの唇に触れる 「今年の最後くらい焦らさないでよぉ・・・」 紅く蕩けた彼女の舌が、あたしの舌を愛撫する あたしはそんなあいつが愛おしくて、愛おしくて仕方がなかった 強く締め付けたら崩れ去ってしまいそうに儚く華奢なあいつの身体 あたしはそれが分かっていたはずなのに思いきり抱きしめてしまった 「えへへ、苦しいよ杏子ちゃん・・・。でも、わたし、とっても幸せだよ」 こんなにか弱い身体なのに、こいつは何処までもあたしに尽くしてきてくれた あたしが熱を出した時は寝ずに看病してくれて、 あたしが腹減ったと言えば最高の料理を作ってくれて、 あたしが憂鬱な気分になった時はあたしを抱きしめてくれた コメント 129 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00 06 46.75 ID uVRIkS3R0 [2/5] 住職の鳴らす鐘の音一つ一つがあたしに今年の想い出を想起させる 初めてこいつと出逢った時のこと、初めて料理を作ってもらった時のこと、 初めて同じベッドで語り明かした時のこと、初めてキスをした時のこと 全てあたしの大切な宝物だ あたしを人間に戻してくれたはこいつだ あたしを無限回廊のような生活から救い出してくれたのはこいつだ こいつは本当にあたしにとってかけがいのない宝物だ そして、最後の鐘が響くと同時に人混みから歓声が上がった どうやら年が明けたようだ 「普通に年が明けちゃったね、杏子ちゃん」 あいつが笑いながらあたしの腕を掴んでくる でも、あたし達らしくていいんじゃねーの?こういうのもさ 「うん。そうだね、わたし達らしくていいね♪」 あたしはこうやって好きな人と無事年を越すことが出来て嬉しいよ こんな幸せなこと、あたしにとってはご無沙汰だからな 「あ、そうだ。杏子ちゃん?」 ん?あぁ、そうだったな 「あけましておめでとう、杏子ちゃん!今年もよろしくね!」 こちらこそよろしく頼むよ、今年も・・・いや、ずっとよろしくな! そして、あたし達は新年一回目の口付けを交わした コメント 211 名前:† 【大吉】 [sage] 投稿日:2012/01/01(日) 15 20 18.22 ID c4ARnEHk0 新年だし杏子ちゃんに和歌を贈ろうか うつせみに 命受けたる 我と君 年明けし時に 心も開けむ くさまくら 年開け嬉し 寺往かむ 幸を祈りて 雪踏む積もり ひさかたの 光明けしき 富士の山 君と見る日は 限りなしかな コメント 264 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00 06 15.97 ID Bhy7vpx90 [1/5] 1月2日、まだあたし達のお正月は始まったばかりだ といってもこれといってやることがあるわけじゃない 昨日、元日は初日の出を見たし、初詣も済ませた でも、いつもどおり炬燵に篭っていたらなんか勿体無い気もする そう思いつつも、あたしは炬燵でぬくぬくしながら蜜柑の皮を剥く テレビをつけると駅伝の中継放送がされている こんな寒いのに大変だなー、と思いながら見ているとあいつが皿を持って炬燵に入ってきた 「お餅焼けたよ杏子ちゃん」 部屋中に磯辺餅のいい香りが広がる 「まだお雑煮は残ってるけど、ずっと同じものじゃ飽きちゃうもんね」 あたしはお礼を言って熱々の餅の海苔の部分を掴んで大きく齧り付く 熱ッ━━! あたしは口の中を火傷してしまった! 「大丈夫!?杏子ちゃん!」 あいつは慌てて洗面所へ走り出し、コップに水を入れて持って来てくれた ほんと助かったよ・・・マジで死ぬかと思った・・・ 餅はぴったりとくっついてしまうから危ない 美味しいやつにはトゲがあるもんだとつくづく思う この世界は希望と絶望の差し引きは0でできているとあたしは考えている 美味しさが希望なら火傷する危険性は絶望か・・・ 「大丈夫、杏子ちゃん?もし痛かったらお医者さん行く?」 あいつは心配そうにあたしの瞳を見つめている まだ上顎と舌がヒリヒリするけど、大丈夫さ 「杏子ちゃん痛いの?じゃあ、羽根つきはまた明日にした方がいいね・・・」 あいつはシュンとしてしてまった。でも、そんなあいつも可愛いな/// そういえば羽根つきって何だっけ?バドミントンみたいな奴だっけ? 「うん、そうだよ。和服を着て羽子板でぽんぽんって羽根をつきあうんだよ」 面白そうだな!ごめんな、あたしの所為で出来なくなっちまって・・・ 「ううん、大丈夫。わたし、今、面白い事を思いついたから♪」 そういうとあいつは冷蔵庫の方に小走りで走って行った そして冷蔵庫の製氷室を開け、氷を口に含んであたしのもとに戻ってきた いったい何をす━━━ッ! するとあいつはいきなりあたしの唇を奪ってきた 何すんだよぉ・・・/// あたしが抗議の声を漏らすとあいつは悪戯な笑顔でこう言った 「氷つきだよっ!明日の羽根つきの練習も出来るし杏子ちゃんの火傷にも効くし一石二鳥の遊びなんだよ」 氷つき・・・初めて聞いたぞそんなもんは・・・ 「うんっ♪今わたしが考えたんだもん!えーと、ルールを言うね お互いの口の中の氷を舌を使ってつき合うのっ!最後に氷を口の中で溶かしちゃった方が負け。簡単でしょ?」 あんたはなんてもんを・・・。それで、負けたらどうするんだ? 「負けた方は勝者の言う事を一日中聞くの!絶対遵守だよっ!」 正直やりたくねーな・・・そんなの 「あれれー?杏子ちゃん自信ないの~?ざぁ~んねぇ~んだなぁ~?」 むっ・・・それはあたしが負けず嫌いだってことを知ってのことだな? いいよ・・・受けてやるよ!その氷つきってのをさ! 結局あたしは大負けして、日が昇るまであいつに遊ばれてしまったのだった/// でも、不思議と嫌な気分はしなかったんだ・・・/// コメント 266 名前:†[] 投稿日:2012/01/02(月) 00 15 40.30 ID tEtBFm7M0 [1/2] 今日、俺は彼女と初詣に来ている。 何時もより機嫌が悪い。 俺は、仕事の都合上元旦に休みを取る事ができなかったのだ。 屋台も閉まり、二人きりの神社。 「なぁ、あんたは何てお願いしたんだ?」 突然、杏子が俺に聞いてきた 「知ってるか?杏子、日の本の八百万の神々に対しての願いは 簡単に口に出さないほうが良いっていわれてるぞ」 杏子はイマイチ理解できない様子だったので、分かりやすく言い直した 「まぁ、ようするにだお祈りした事を簡単に喋ると、その祈りは叶わなくなるって 言い伝えがあるんだ」 そうか、と杏子は小さくつぶやくとふてくされたように歩き始める。 人はだれも居ない。 そしてこの寒さだ、 杏子がブルブルと震えているのが分かる 「寒いか?」 「ちょっとだけ」 杏子が小さく答える。 「じゃぁこうしてやるよ」 俺は杏子を強く抱きしめた コメント 267 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00 22 06.37 ID tEtBFm7M0 [2/2] 「あんたにぎゅっとされるとあったかいな」 杏子は消えそうな声で俺に言う いつも“恥ずかしい”事を言う時は小さな声になってしまう。 こういう所がたまらなく可愛い。 「あんたと、今年も、来年も再来年もずっとこうしてたい」 杏子はそういうと、俺の唇を奪ってきた。 いつもより激しく、そして長いその行為。 もう、俺は歯止めが利かなくなってしまった。 この1月の寒空の下、ムーンライトに照らされながら 俺と杏子は雪をも溶かす勢いで燃え盛るような炎のように ひたすらに愛を重ねあった コメント 371 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 00 29 53.74 ID ex8xYvQa0 [1/8] 1月3日、三箇日の最終日 今年の正月の締めくくりにあたしはあいつと羽根つきをするんだ 羽根つきというものをあたしはした事がなかった うちは教会、つまりキリスト教だったので和服も来たこともなければ羽根つきというものもしたことがない 別に親父から禁じられていたというわけではない ただ、あたしが羽根つきに触れたことがなかっただけだ あたしは羽根つきというものを知らなかったというわけではない 当時のあたしにとって『羽根つき』は『凧揚げ』と同じような正月にやる遊びという感覚でしかなかった あたしは遊ぶことは好きだったが、別に凧揚げや羽根つきをやってみたいと思ったことはない これは多分、あたしの育ってきた環境によるものだろう 恐らく、あたしの育った家庭がキリスト教系でなければ羽根つきに触れることもあったかもしれないな あたしは別にキリスト教系の家庭が全て羽根つきをしないと言っているわけではない ただ、うちみたいなキリスト教系の家庭はそのような日本独特の文化に触れる機会が少ないだろう 逆に言えば、あたしは他の人よりキリスト教に関することは詳しいと思っている さて、そんなわけで羽根つきに触れてきたことのなかったあたしだが、今はけっこう興味がある 何せ、恋人が誘ってくれた遊びだ。楽しみじゃないわけがない 本当なら昨日やるはずだったらしいが如何せんあたしが口の中を火傷して痛みに喘いでいたので先送りになってしまった 本来なら、口の中の火傷というものはあと1週間くらいしないと治らないらしいのだが、あたしは魔法少女だ 魔法少女は普通の人間より治癒スピードが速い。だからお陰で火傷はすっかり治っている これで心おきなくあいつと羽根つきに興じられるというものだ 「さすが杏子ちゃんだね。もうやり方を覚えちゃうなんて」 あいつはラケット(羽子板というらしい)で羽根を返しながら言った まぁ、運動には自信があるしな あたしは返事をしなから羽根も返す 「やっぱり杏子ちゃんは天才だね」 あいつはひらひらと和服の袖を揺らしながら羽根を返す それにしても和服ってのもいいかもな 動きにくいけど 「気にいってくれた?その和服」 いや、あんたの和服姿が可愛いからさ あたしがそう言うとあいつは顔を赤くして空振りしてシリモチをついてしまった 「いたた・・・ひどいよ杏子ちゃん!いきなりそんなこと言うなんて///」 はは、ごめんな でも、本当に似合ってて可愛いぜ? あたしは地べたにぺたんとシリモチをついている恋人に手を差し伸べる するとあいつは「すきあり~!」と言ってあたしのことを押し倒しじゃれついてくる 幸い川原の草っぱらだったので怪我はしなかった あたしもやられっぱなしは癪なのであいつにじゃれつき返す そんなことをしていたら、あたしたちの着物は乱れてしまった でも、あたしの心はあの大空のようにとっても清清しかった 晴れた正月に原っぱであいつとじゃれつき合う 「杏子ちゃん、羽根つきは面白かった?」 あぁ、あんたとやったからかな?最高の遊びのように感じたよ 「えへへ、杏子ちゃんが喜んでくれたら、それはとっても嬉しいなって」 そう言って微笑むとあたしに顔を近づけてきた 「しちゃおっか?///」 あいつは目を閉じてあたしのある行為を待つ 外だから今はこれだけな そう言ってあたしはあいつの可愛らしい唇に優しくキスをした そして、家に帰ってからあたし達は再びつき合った 勿論、羽根なんかじゃなく、二人の愛をね コメント 517 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 00 22 52.16 ID 8D2S/ygf0 [1/2] 1月4日、お正月が終ってやっと新年が始まったという感じがする 今日は三大奇書の一つとして有名な『ドグラ・マグラ』の著者夢野久作や点字開発者ルイ・ブライユの誕生日 また、日本で軍人勅諭が発布された日でもあり、日米間で国際電話が開通した日でもあるらしい 今日も色々あった日らしいけれど、やはり仕事始めという印象が一番強い そんな今日もわたしは杏子ちゃんを愛で続ける さて、今日はどうやって杏子ちゃんと愛の協奏曲を奏でようか 雲ひとつない一月の霄 温かい太陽の光はとても心地良い わたしの目の前には自転車をこぐ杏子ちゃん わたしはひらひらと揺れる杏子ちゃんの可愛らしいアホ毛を見つめる まるで生きているみたいに杏子ちゃんのアホ毛は風に吹かれ踊っている 「気分はどうだい?」 杏子ちゃんがわたしに声をかけてくれた 最高だよ。杏子ちゃんの後ろで風を切るなんて わたし達は今日、天気が良いのでサイクリングに出かける事にした しかし、自転車が一台しかなかったのでわたしは杏子ちゃんの後ろに乗る事にしたの と言うよりも杏子ちゃんがわたしに、後ろに乗ってくれとお願いしてきてくれたのだ どうやら杏子ちゃんはまた、ドラマとかアニメに影響されてしまったようだ こんな経験、この前もあったような気がするが気にしないでおこう だって杏子ちゃんとなら、どんなに経験した事でも新鮮に感じるから 杏子ちゃんと一緒ならどんな既知も、わたしにとっては未知となり得る これも愛の力ってやつなのかな 杏子ちゃんの身体はとても温かかった 自転車から落ちてしまわないように杏子ちゃんに掴まって密着しているととても温かく感じる わたしがちょっとした悪戯で手の位置を上げ、杏子ちゃんの小さな胸を触ると杏子ちゃんの体温は一気に上昇する 「変なことすんなよ!///事故ったら危ねーだろ!///」 わたしは身体を少し斜めにして杏子ちゃんの横顔を見てみると杏子ちゃんの顔は真っ赤だ わたしの嗜虐心は益々未知を求めていた だから、わたしは後ろから杏子ちゃんの首筋に息をかけてみた 「ひゃんっ///」 杏子ちゃんの可愛らしい声とともに自転車は運動を止めた 「あんたさぁ・・・///」 杏子ちゃんは自転車を止めるとすぐにわたしの身体を抱きかかえた あれ・・・怒っちゃったかな?やりすぎちゃったかな? そんな事を思っている間に杏子ちゃんはわたしの身体を抱えて人気の少ない林の方へと入っていく ちょっと杏子ちゃん!?何しようとして━━━━っ/// わたしの抗議を杏子ちゃんは自分の口を以って封じた 「ここなら誰の目にもつかねーよな・・・さっきまでのし返し、させてもらうよ///」 わたしは杏子ちゃんにお姫様抱っこされたままで身動きが取れず、逃げる事が出来ない 杏子ちゃんの意のままに口の中を、舌を愛撫されていったの でも、満更でもなかったわたしは黙って目を瞑って、全てを杏子ちゃんに委ねたの それにしても今日の杏子ちゃんは大胆だな/// 昼とは思えない静寂の林の中 そこに木霊するのはわたしと杏子ちゃんの愛の歌劇 それを見て歓喜するのは風に吹かれた葉っぱの合唱 わたしと杏子ちゃんは自然に讃えられながら最高の愛を奏でたのでした コメント 613 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 00 08 28.98 ID L8F1nhhj0 1月5日、なかなか正月気分が抜けなくて困る 今日は細菌学者の北里柴三郎や政治学者の吉野作造の誕生日らしい でも、教えてもらっておいてアレだけど正直あたしはよく知らない 自慢できることじゃないけれど、あたしはとことん無知だ 当たり前だよな、あたしは学校に通っていないんだから いや、それは逃げか だって、学校に行けないからといって勉強ができないということはないのだから でも、別にあたしはそれを嘆いたりはしない 寧ろ心の何処かでは喜んでるのかもしろない そのお陰であたしはあいつから教えてもらえることに新鮮味を感じられるのかもしれない あたしはあたしにもっと色々なことを教えてもらいたいと思ってる あいつは鉛筆を回しながら、何やら難しそうな顔をしてホッチキスでとめられた紙を見ている その紙を覗いてみると沢山のアルファベットが文章となって記されていた あいつに聞いてみると、どうやら英語の宿題というものらしい 学校に行ってないあたしと違ってあいつには勉強という仕事がある 「めんどくさいよ~」 あいつは背伸びをして、その宿題に対する拒絶を露わにする それにしても意外だな。物知りなあんたが学校の宿題なんかにてこずるなんてさ 「物知りなんかじゃないよ。実際、学校の宿題で悲鳴をあげてるわたしだよ?」 あいつはあたしの方に寄りかかってきて、あたしを上目遣いで見つめる そっか…あんたもあんたで大変なんだな… 「いつも魔女を倒してる杏子ちゃんには及ばないよ」 はは、でも最近その魔女も出て来ないんだよな~ 「魔女も年末年始は忙しいんじゃない?」 結界の中で大掃除したりお節料理食べたりしてんのかもな 「それならずっと中でパーティーでもやってればいいのにね」 へへ、あんた面白いこと言うね 「えへへ」 「ありがとね、杏子ちゃん。杏子ちゃんと話してたらやる気が湧いてきたよ」 そりゃ良かった こんくらいでいいならいつでも力になるぜ? 「じゃあ、もう一つお願いしてもいいかな?」 あいつの唇の甘さがあたしに伝わった そして、あたしたちは保健体育の実技をした へへ、気持ちいい勉強もあるもんだな/// コメント 704 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 00 21 09.12 ID xzJgbgsO0 1月6日、ようやく正月気分が抜けてきた 今日はフランスの英雄的存在ジャンヌ・ダルクの誕生日で人形浄瑠璃作家近松門左衛門の命日らしい このくらいならあたしでも知っている また、今日は1月6日で色の日とも言われているらしい これは知らなかったよ 色と言えばあたしとあいつの愛は何色だろうか あたしは魔法少女の服から考えて赤色だろう あいつはきっと桃色、ピンクだろう あの可愛らしい姿に可愛らしい性格、まさしく桃色だろう じゃあ、赤とピンクを混ぜて濃いピンクというべきだろうか 赤が薄れてピンクに近づく… あたしがあいつ色に染まるということか 真紅の花と桃色の花、そして濃いピンクの花畑… それはきっと世界一幸せな色だろうな 寒風が頬を切る自然公園の花畑 花壇を彩る光のイルミネーションに照らされた花は美しかった そして、その光に照らされたあたしの恋人の姿もこの上ないほど可愛らしい あたしの手を握り、顔を近づけて光の中の花を見つめる 「きれいだね、杏子ちゃん」 うっとりと蕩けた表情のあいつ そんなあいつを見ているとあたしまで蕩けちまいそうだよ あたし達は光の色に咲く花を楽しみながらお互いの手を握って歩み出す 光と花の景色が移り変わっていく 碧の光の中には青の花 白の光の中には白の花 黄金の光の中には黄色の花 紅の光の中には赤の花 そして、桃の光の中には桜色の花 そこであたし達は立ち止まった 静寂の公園には噴水の音にあたし達の足音が響く あたしの右側には噴水、左には恋人と花畑 「綺麗だね…」 あぁ、ほんとだな。色とりどりの花… 「違うよ。杏子ちゃんだよ」 そう言って、あたしの懐に入ってきた 「イルミネーションで映えてるのはお花だけじゃないよ」 そうだな。イルミネーションに照らされたあんたは闇に舞い降りた天使のようだよ 「そう言う杏子ちゃんだって、聖女さんみたいだよ」 ありがとな。褒められて嫌な気分はしないよ それにしても、あたし達はどんな色なんだろうな あたしは恋人を抱き締めて赤と桜の海を見る 「きっと、このお花畑のように綺麗な色だよ」 そう言って恋人は背伸びしてあたしの唇に触れようとする あたしはそんなあいつを抱きかかえて、彼女の唇に触れる イルミネーションの光で虹色に輝く噴水 そんな中に二つの陰 陰は互いを求め合い、激しく揺れている そんな夜の公園で愛の夜想曲が奏でられる 今宵は夜の音楽会だ 風に揺れる花の音 噴水が水面を打つ音 そして、あたし達の愛の夜想曲 それらが全て混ざって協奏曲となるか コメント 767 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 00 39 21.97 ID q45ZEEIM0 1月7日、早いもので1月の第一週も終わりだ 今日は武烈天皇、天智天皇、清和天皇、そして昭和天皇が崩御された日である また、一部では今日がクリスマスらしい その一部とはユリウス暦を使う正教会らしく、グレゴリオ暦の1月7日がクリスマスに当たる 因みに、現在日本でも使われているのがグレゴリオ暦だ そう言えば杏子ちゃんの教会はどうだったのだろうか? それと別の話になるが今日は爪切りの日とも言われているらしいのだ 由来などは知らないがせっかくの爪切りの日だ 今日は杏子ちゃんの爪を切って愛でてあげようかな? でも、切った爪はどうしよう… わたしは杏子ちゃんの全てを愛している それ故に、杏子ちゃんの爪とて例外ではない しかし、流石に爪を保存したりしたら杏子ちゃんに引かれてしまうだろうか でも、それを捨てるなんてわたしには耐えられない 杏子ちゃんの一部を捨てるなん て、この身を引き裂かれても出来ないよ… 世間一般では、このような考えは異端と言われるのだろうか でも、この信念だけは揺るがない お義父さん。今なら分かる気がします 貴方が胸に抱いた信仰を異端として攻撃された貴方の気持ちが… 「へぇ~爪切りの日ねぇ」 杏子ちゃんの爪を切りながら爪切りの日の話をする パチンパチンという音が静かな部屋に広がる 「爪って言えばこの前変な噂を聞いたな~」 変な噂? 「あぁ、なんか黒くて馬鹿でかい爪を持った魔法少女が出たんだとさ」 魔法少女?じゃあ、杏子ちゃんの同業者みたいなもんだね 「それがそうもいかないみたいなんだよなぁ。聞くところによるとそいつは同じ魔法少女を狙っているらしいんだ」 物騒だね…。しばらく杏子ちゃん、魔女を狩るのやめた方がいいよ そんなおっかない子に何かされたら大変だよ! 「はは、安心しろよ。それ以前に最近、気持ち悪いくらいに魔女が出て来ないんだ」 良かった、とわたしは胸を撫で下ろした 「でも、心外だねぇ。あたしがわけの分からない通り魔ヤローになんか負けるとでも?」 杏子ちゃんはそう言ってニッと笑った そうだよね…杏子ちゃんが負けるわけないよね! 「当たり前さ。ってワケでこれから外出る時は気をつけろよ?一般人を狙うとは思わねーが一応、な」 わたしはこくりと頷く。 あのね、もし、もしだよ?わたしがその通り魔に教われたらどうする? 「殺す。その通り魔ヤローを絶対に殺す。何があってもあたしはそいつを許さない」 そう答える杏子ちゃんはさっきまでのヘラヘラした調子ではなく、真面目な顔つきになっていた 「まぁ、あたしがそんな危ねー奴をあんたに近付けたりしないけどな」 杏子ちゃんはそう言って、真面目な表情を解いて、笑いながらわたしの頭を撫でる 「あたしはあんたの騎士だ。通り魔どころか蟻一匹すらあんたに触れさせないさ」 えへへ、ありがとね。わたしだけの騎士様。 わたし達はお姫様と騎士様の甘い誓いをしたの 杏子ちゃんがわたしの爪に、手の甲に、そして唇に甘いキスをする そして、二人で歌劇を演じたの コメント 920 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 00 00 03.21 ID RZWLNs920 1月8日、正月以来の日曜日だ 今日は戦陣訓の布告された日で、元内閣総理大臣を務めた小泉純一郎の誕生日でもある それと同時に今日は天文学者ガリレオ・ガリレイや探検家マルコ・ポーロの忌日でもあるとか わたしもマルコ・ポーロのように世界中を探検してみたいものだ 勿論、わたしの最悪の杏子ちゃんと一緒に 南極や北極、エジプトのピラミッドにシャングリラ、世界の全てを杏子ちゃんと見てみたい 高天原にヴァルハラ、黄泉の国にニヴルヘイム、神の国にエデンの園、想像するだけで心が躍る 実際に行けなくても、それを夢見るだけで気持ちが高揚する でも、やっぱり行ってみたいという気持ちはないと言ったら嘘になる せめて、ヨーロッパくらいには杏子ちゃんと旅行してみたいものだ 三千世界の鴉を殺し、貴女と旅行がしてみたい 「気持ちいいな~」 杏子ちゃんの柔肌がわたしの素肌に触れる 「雪景色の見える露天風呂って一同入ってみたかったんだよなー」 海外旅行は無理だけど、国内の温泉旅行くらいはしてみようと思ってやってきたのだ 一泊二日と短い旅行だが杏子ちゃんが喜んでくれたなら、それはとっても嬉しいなって そんな事を思っていると突然、わたしの顔にお湯の塊がぶつかった 「へへっ!何ぼーっとしてんだよ!せっかくあたし達以外誰もいないんだから遊ぼうぜ」 杏子ちゃんは楽しそうにわたしの顔にお湯をかけ続ける 確かにそれもそうだ。露天風呂でこんなに空いているのは滅多にないしね わたしはさっきのお湯攻撃の仕返しに杏子ちゃんの腋をくすぐる 「やめっ…///あたし、そういうの苦手なんだよぉ///」 杏子ちゃんはバシャバシャと手足をばたつかせて暴れる そんなに暴れたら… 「あっ!」 言わんこっちゃない…。でも目の保養にはなるね! 杏子ちゃんの身体を守っていたタオルが外れ、穢れを知らない無垢な柔肌が露わになる それはどんな宝石よりも美しく、強い魔性を持っていた わたしはその魔性に心を奪われ、わたしの手は杏子ちゃんの身体に手を伸ばしていた 具体的にいうと杏子ちゃんの母性の象徴のあたりに/// 「馬鹿っ!何してんだよぉ///」 杏子はそう言ってわたしに抱きついてくる って…あれ? 「だって、こうしないとあんた絶対に見んだろ!///」 だからって抱きついて見えないようにするとは…。その発想はなかったよ でも、恥ずかしがる杏子ちゃんは言葉にならないほど可愛いな だから、わたしは杏子ちゃんの反応をもうちょっと楽しんでみようと思ったの ねぇ杏子ちゃん?見るってわたしが何を見るって言うのかな? 「なっ///そんなの言えるわけ…///」 言葉にしてくれないと分からないよっ! わたしは少し語気を強めてみた 杏子ちゃんはわたしに抱きつきながら、今にも泣き出しそうな顔で口を動かしている ごめんね杏子ちゃん。でも、聞こえないよ…。もうちょっと大きな声でお願いしたいな 「胸…///」 え? 「だから離れたらあんたがあたしのおっぱい見んだろって言ってんだろ!///」 杏子ちゃんはそう叫んでわたしの胸元に真っ赤になった顔を埋めた。 くすぐったくてわたしも恥ずかしいよぉ/// どうやら恥ずかしすぎて泣いてしまったようだ なんか悪いことしちゃったかな… 罪滅ぼしってわけじゃないけど泣いてる杏子ちゃんを抱きしめて慰めてあげたの お昼には恥ずかしがっていた杏子ちゃん でも、夜になると立場は逆転 わたしは杏子ちゃんにいっぱい恥ずかしい事をされちゃったの/// コメント 975 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 10 47 07.89 ID GgzSe2us0 杏子ちゃんの一日は激痛から始まる 寝相の悪い杏子ちゃんはベッドから落ちてしまって朝っぱらから全身打撲で涙目 ついてないなぁと杏子ちゃんは頭を掻きながら立ち上がる すると、別の部屋からまどっちが光の如き早さで杏子ちゃんに入ってくる 「凄い音したけど大丈夫?」と満身創痍の杏子ちゃんを抱きしめるまどっち 杏子ちゃんは照れ臭そうに「大丈夫だよ。心配かけてごめんな」と呟いてまどっちと唇を重ねる 既に杏子ちゃんの痛みは消え、温かい気持ちが芽生えていた そんな杏子ちゃんの朝食は昨晩の残りのカレーだ コメント 980 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 12 23 22.26 ID Fonpe8rj0 [2/2] 朝目を覚ましたら杏子ちゃんがいた 同じベッドでお互いを見つめ合っていた 杏子ちゃんはわたしが目を覚ましたのを確認すると、わたしの頬に顔を近付けた 甘い熱が頬から身体全身に伝わった 「おはようのキスだよ!」 そうだった、わたしは昨日、杏子ちゃんと結婚したのだった コメント
https://w.atwiki.jp/madoka_tuyosa/pages/32.html
【名前】佐倉 杏子 マミの死後、見滝原を自分の縄張りにするために現れた魔法少女。 自分と同じく「他人のための祈り」から魔法少女になったさやかに強い関心と反発を抱いていたが、 両者は根本的には似た者同士でもあり、徐々に助言を与えるなど気にかけるようになる。 さやかが魔女化した際はさやかを人間に戻す手段がないことを信じず、「人魚の魔女」と化したさやかと戦うが、 最期は自爆魔法により「人魚の魔女」と共に戦死する。 最初は悪役のように登場するが、退場間際には良心的存在となっていく役回りの人物。 (wikipediaより引用) 【攻撃力】 伸縮、分割自在の槍。槍としての長さは確認できる中では最大5m程度 途中で分割する事で多節棍としても使用可能鎖部分は設定資料中で「打撃用」と明言、切断効果はなし。 鎖部分を身体の周りに高速で展開する事で攻撃が可能(本編7話他)。「おりこ☆マギカ」劇中での台詞から当スレでは「範囲攻撃」と呼称される 5話では鞭状に変形。さやかが投げた剣を弾き落とした。 石突は鎖分銅に変形する。 未変身状態でもSGから槍を出せる。 巨大な槍を地面から出し、多節棍にして足場にする事が出来る(9話)。 ロッソ・ファンタズマ幻覚の力による分身魔法。分身の数は最大13体。 TDS及び御崎海香によるコピーの描写によると、分身には実体があり本体と同等の身体能力がある模様。 TDSでは僅かに魔力が戻り、一体のみ使用が可能になった。PSP版では問題なく使用可能。当スレではPSP版ゲームパートは考慮外。TDS内の描写に従い1体のみ使用可能とする。 【防御力】 さやかよりも防御力が低い。攻撃を食らうと意外と脆く、防御系は苦手である。 縛鎖結界自分とさやかの決闘からまどかを隔離する、オクタヴィアの攻撃からまどかを守るなどのシーンで使用 【素早さ】 同じスピード&パワー型のさやか相手に一方的に戦うことができる。小説版では回復(さやかの固有魔法)すら間に合わないほど速いとされる。 マミの銃撃も回避しながら戦える(ドラマCD「フェアウェル・ストーリー」、「おりこ☆マギカ」2巻より)。 【固有魔法】 「人に話を聞いてほしい」という願いをかなえた為、眩惑や幻覚の魔法を得た。家族を失ったことでその力を潜在意識で完全否定してしまい、本来の魔力を失っているためアニメ本編では使用不能。 現在の所、はっきりしている使用法は自分の分身を作っての攻撃(ロッソ・ファンタズマ)のみ。 【備考】 6話と漫画版で杏子の強さに対するキュゥべえの言及があった。「余分なグリーフシードがあれば、魔法を出し惜しみせずに、無駄使いすることだって出来る。それが杏子の強みだ」(6話) 「こればっかりは仕方ないよ。杏子は素質がある上にベテランだし」(6話) 「佐倉杏子が強いのはその為さ 彼女は常に最良の状態で戦ってるからね」(漫画版2巻)
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/77.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71】 【72】 【73】 【74】 【75】 【76】 【77】 【78】 【79】 【80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1321283271/ 139 名前:†[] 投稿日:2011/11/16(水) 00 18 06.09 ID ycKKCGDa0 [1/4] 270 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/17(木) 00 25 56.93 ID 8+PdZW5G0 [1/3] 438 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 00 21 58.09 ID +Mfdhpv/0 [1/4] 456 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 01 03 49.32 ID ajieUvJE0 [1/2] 478 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 11 05 37.98 ID imUteHgS0 [3/13] 627 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 00 23 21.37 ID jE7FvBQL0 [1/3] 774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/20(日) 00 41 49.60 ID qFzHYsHJ0 [2/2] 805 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/20(日) 08 21 01.28 ID iPOCOP/z0 936 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 00 22 32.77 ID L4lVY7/t0 [1/3] 139 名前:†[] 投稿日:2011/11/16(水) 00 18 06.09 ID ycKKCGDa0 [1/4] 君の仮面を外してからもう半年以上経ったね あの頃の君は獰猛な蛇のようで、狼のようだった この腐りきった世界で孤高に生き続ける為に必要だったのだろう でも、僕には一目見ただけでわかった 君が仮面を被って劇を演じているのを 其れは古典的な悲劇などではなく、まさしくシュトゥルム・ウント・ドラング 其れは荒々しい疾風怒濤の戯曲 ファウストにもテンペストにも劣らぬ君の戯曲に僕の心は躍らされた でも、その戯曲を味わった僕に更なる慾望の甘い吐息が訪れる 僕は役者としての君ではなく、本当の君を知りたくなったのだ 君は僕を煙たがったね 当たり前だろう 君くらいの少女は他人に付き纏われる事を嫌うだろう しかし、僕は諦める事は出来なかった だから、ずっと君の傍で滑稽に一人で踊り続けたんだ でも、そんな君も徐々に心を開いてくれていったね 覚えているよ、あの日、あの時、あの場所で 君からもらったあのチョコレート 甘くて蕩けるチョコレート 仮面を外した本来の君 その笑顔は眩しくて、優しくて、 僕の心は激情の稲妻と恋慕の焔で無茶苦茶に乱されていった 恋しくて、恋しくて、僕はどうにかなってしまいそうであった 僕は神を呪った どうして僕を苦しめるのだと 僕は神を讃えた よくぞ僕と彼女を巡り合わせてくれたと そして、あの夜に僕は君の仮面を完全に剥いだ もはや、君は僕を拒もうとすらしない 聖女のような微笑みを魅せてくれた君は僕に全てを委ねてくれた 初めての愛の口付けを交わそうとする僕達だったが、僕達は互いの名前を知らなかった 全く以って滑稽な劇だ だが故に面白い その時初めて、君の名前を知った 『佐倉杏子』 うん、実にいい名前だ 桜咲く教会の庭で僕は初めての君を知った それからというもの、僕と君は毎日逢瀬を繰り返し ともに食べ、ともに眠り、ともに愛を語り合ったことを僕は忘れない 喜劇は永遠に続く たとえその生命が枯れ果てようとも コメント 270 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/17(木) 00 25 56.93 ID 8+PdZW5G0 [1/3] 今日は杏子ちゃんとスキー場に行ったの まだ、ちょっと早かったのか、人は少なかったよ 杏子ちゃんと一緒にリフトに乗って雪景色を眺めるの 一面永遠の銀世界とは言えないけれど、雪景色は綺麗だったよ 多分、この雪は人工雪だと思った 今度はちゃんと天然の雪が振る時に日を改めて再び訪れようと思ったよ 杏子ちゃんとこうしてあんあんしてるだけでも楽しいけれど 白い粉雪が舞い散る銀世界であんあんするのはまた格別だと思うから 杏子ちゃんの話によると、どうやら少なくとも1回はスキーをした事があるらしい ご存知の通り杏子ちゃんは運動神経抜群だが、それは幼い頃からそうだったらしいのだ 杏子ちゃんはお義父さんが滑るのを一度見て、滑り方を教わっただけで上手く滑ることが出来たらしい 一方、妹のモモちゃんは滑れるようになるまで、けっこう時間がかかったらしい どうやらモモちゃんは杏子ちゃんと同じ血を引いている所為か、とても負けず嫌いだったようだ だから、杏子ちゃんに滑り方を習うのを嫌がって、お義母さんの方から教えてもらったらしい 最終的にはモモちゃんもちゃんと滑れるようになって、家族みんなで仲良く滑る事が出来たんだって その日の帰りにスキー場で食べたステーキの味は今でも鮮明に蘇ってくるという 運命の悪戯のように思えてしまうが、今日訪れたこのスキー場は昔に杏子ちゃんが家族と来たスキー場と同じだという 杏子ちゃんは昔を懐かしむような口ぶりで教えてくれた そんな事をお喋りしているうちにリフトは『想い出の路(初心者コース)』に着いた さて、滑ろうかと杏子ちゃんがポッキーを咥えながら提案してくる どうも杏子ちゃんのスキーウェアのポケットが膨らんでいると思ったらこういうことだったんだね よし、滑ろうかとわたしが答えようとした瞬間、ストックが手から落ちてしまった それを拾おうとしゃがむと、何故かわたしの身体は徐々に滑っていってしまう わたしはここが斜面だという事を忘れていた わざと転んで減速しようとしても、すでにかなりの加速を始めてしまっている わたしが焦っている間に目の前に崖が現れた 嫌だ、落ちたくないと願って、必死に減速しようとするが時既に遅し わたしは恐怖の余り目を閉じる しかし、わたしの身体は崖を落ちるどころか、加速することすらしなかった 杏子ちゃんがわたしのことを抱き抱えてくれたのだった 「転ぶより先に八の字でブレーキしろよ・・・まったく・・・」と杏子ちゃんは呆れたように言う ごめんなさいとわたしは心配をかけてしまったことを心から謝った 「ったく・・・あとで特訓決定だな」と杏子ちゃんは笑いながら言った 「じゃあ、まずはここを下っちまうから、暴れるなよ」 そう言って杏子ちゃんはわたしをお姫様抱っこしたまま斜面を下っていく 杏子ちゃんに悪いから自分で下りると言っても、ヒヤヒヤするという理由で却下されてしまった でも、わたしは嫌な気分は全くしなかった 杏子ちゃんに抱えられて下る斜面はスピード感があって爽快だった そして、杏子ちゃんの温もりがとても温かかった それはとても安心できて、幸せで だから、わたしは雪上を滑走する杏子ちゃんのほっぺたにキスをした コメント 438 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 00 21 58.09 ID +Mfdhpv/0 [1/4] もう11月も半分もない もっと言ってしまえば今年もあと1ヶ月ちょっと 杏子ちゃんと出逢ってけっこうたったんだなぁ でも、もっとたくさん杏子ちゃんのことが知られたらそれはとっても嬉しいなって そんな事を考えながらわたしは引き出しを整理する 少しずつ掃除を進めて、大晦日にドタバタとしないようにする為だ 大晦日はゆっくり杏子ちゃんの傍で蕎麦を食べて過ごすんだ だから、その為にも今出来る事からコツコツとやっていかなくちゃ まずはいらないモノは葬り捨てなくては そう思って引き出しの中のモノをすべて外に出す ん?これは・・・!懐かしい玩具が出てきたものだね 「何やってんだ?」とお昼寝してた杏子ちゃんが目を覚まし、話しかけてきた お片づけだよ、とわたしは杏子ちゃんに返事したの 杏子ちゃんは散らばった玩具を手に取り弄り始めた 「遊戯王にベイブレードって・・・あんたけっこう懐かしい玩具持ってんだな」 杏子ちゃんも遊んでたの?、とわたしは聞いてみると 「ウチは貧乏だったから・・・学校のヤツがそれ持ってるのを見た事があるってだけだよ」 けっこう重いことを言っているのに、杏子ちゃんの表情には曇りはなかった 「このドランザー欲しかったんだよな~」と杏子ちゃんはまじまじと散らばった玩具のうちの一つを見る そんな純心無垢な杏子ちゃんを見ていると心がポカポカしてきた だから、わたしは杏子ちゃんに提案してみたの 遊んでみる?、って 杏子ちゃんは幼い子供のような純粋な目で、ぶつかり合うコマを見ている わたしのドライガーは杏子ちゃんのドランザーに吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられてしまった 「面白いなコレ!」と杏子ちゃんは一昔も二昔も前の玩具に興じている 杏子ちゃんがこんなに楽しんでくれるんなら捨てない方がいいかな?と訊いてみると 「玩具を粗末にするんじゃねー!」と怒られてしまった 「大切にしなよ。欲しくたって、手に入らないやつもいるんだからさ」と杏子ちゃんが優しく付け足す わたしはそんな杏子ちゃんがとても愛らしく思って、思いっきり抱きしめてあげた 「な、何するんだよ・・・///」 ごめんね、でもわたしは杏子ちゃんのこと、ずっと大切にするよ 「な・・・なんだよぉ///」 わたしは恥かしがる杏子ちゃんの頭をよしよしと撫でてあげる 「あたしもあんたのこと大切に思ってるぞ・・・///」 杏子ちゃんは顔を赤らめて、わたしの身体に思いっきり抱きついたの そして、その晩、わたしと杏子ちゃんはコマのように廻り続け、ぶつかり続け、愛し続けたのだった コメント 456 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 01 03 49.32 ID ajieUvJE0 [1/2] なあ杏子、覚えてるか……? 初めて出会った日の事。 降り注ぐ雨の中、廃墟になった教会の前で佇んでるお前を見つけて、 俺は思ったよ。捨て猫みたいな女の子だって。 俺はお前に傘を差し出してやった……。 どうしてそうしたのかはよく分からないけれど、 多分……お前を歪んだ欲望の捌け口にしようとしていたんだ。 俺にとって、それが愛するという事だったんだ。 そしたらお前、笑って「ありがとう」って言ってくれた。 それからずっと一緒に過ごして、お互いに何十回、何百回って 「ありがとう」って言い合ったな。……楽しかった。 なあ杏子、お前は生きていくためにたくさんの罪を犯してきたよな……。 それはきっと、世間では悪とみなされるんだろう。 でも、世間がお前の事をいくら悪と思っても、 俺にとってお前は確かに生きる希望であり、心の支えだった。 なあ、これは俺の勝手な思い込みだけど……、 お前、大好きだった父親を悪にしないために、 自分が悪だって思い込んでたんじゃないのか? 悪いのは自分だって思う事で、父親を守ろうとした……。 それが真実なのか、俺の妄想なのかは分からないけど、 俺の同じ事しようと思う。 悪いのは全部俺で、お前は何も悪くない。 お前が悪にならないように、俺が全部の悪を、罪を、背負ってやる。 だから……「ありがとう」って言って欲しいな。それが最後の望みだ。 なあ杏子、今まで本当にありがとう…… じゃあね コメント 478 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 11 05 37.98 ID imUteHgS0 [3/13] 外に不審な物音を聞いた気がして、佐倉杏子は目を覚ました さやかか? 彼女は枕元の目覚まし時計に手を伸ばした。三年近く愛用してきた、ゴミ捨て場で拾った時計だ もう七時過ぎだ。朝日がまぶしい。こんな朝っぱらに来てくれるほどさやかとは親密ではない 「さやかぁ~~~~……」 杏子はむくりと起きあがり、腫れぼったいまぶたをごしごしと擦りながら、パジャマ代わりのジャージ姿のままダンボールハウスを出る 外には近所の白猫が居た 「にゃあ」 「あ。うまそー……」 猫はただならぬ悪寒を感じ取って走って逃げ出した そろそろ出かける時間だ 彼女は朝食をとった。昨日コンビニで廃棄処分される所を貰ってきた弁当。さやかに叱られて以来、盗みはしていない なかなか豪勢な朝食だった。家族と暮らしていた頃、一週間近くリンゴ半分だけだった経験を思い出せば、なおさらの事だった 続いて、杏子は近くの公園で手短に洗顔と歯磨きを済ませた 公衆トイレの鏡で、猫の尻尾のようなポニーテールを整える 三分間、鏡をのぞく ほっそりとした、幼さの残る顔。ちょっと気の強い釣り目。強がってるけど、どこか子供じみた印象がとても可愛い 「ニカッ」 わざわざ笑ってみると、やんちゃな八重歯が口からのぞき、愛嬌がでてきた。まぁ、こんなところだろう 彼女はダンボールハウスに戻り、ポケットの点検を始めた うんまい棒、うんまい棒、マーブルチョコ、ロリポップ、林檎、チェロス、饅頭(餡子) 「……うっし、完璧」 彼女は床に置いたひび割れた写真立てに目を向けた。写真の中で、父親と母親と妹、そして小さい頃の自分が微笑んでいた 「じゃ、行ってくるな、親父、お袋、モモ」 杏子は写真に向かって微笑むと、いつもと変わらぬ見滝原の街へと出て行った さぁ、急ごう。今日も刺身にタンポポを乗せるバイトの日だ コメント 627 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/19(土) 00 23 21.37 ID jE7FvBQL0 [1/3] 杏子ちゃんは炬燵に入ってお気に入りのゲームボーイアドバンスに興じている この前はゲームボーイカラーをやっていたのだが、どうやらGBCのソフトは全てクリアしてしまったらしいの 攻略本なしにオルゴデミーラ作っちゃうなんて、やっぱ杏子ちゃんはすごいよ! そんな杏子ちゃんは新しいゲームはないかと聞いてきたので、わたしはアドバンスをあげたんだ DSやPSPも勧めてみたのだけれど、杏子ちゃんは3D酔いが酷いらしいので返されてしまった 杏子ちゃん曰く「移動する度に頭がクラクラする」とのこと わたしも最初は慣れなかったけど、杏子ちゃんはもっとらしい でも、杏子ちゃんは楽しそうにアドバンスをプレイしてるからまぁいいかな 無理矢理やらせて3D酔いなんてさせたら可愛そうだもんね 杏子ちゃんはゲームのBGMの鼻歌をご機嫌そうに歌っていた あ、ハイラル城のテーマだ 時間がたつ度に杏子ちゃんの鼻歌はBGMと共に変わっていく 杏子ちゃんの顔を見るとどうやら悩んでいるみたい どうやら困り果ててしまったらしく、わたしに「次はどこに行けばいいんだ?」と聞いてきた アイテム欄を見ると持っているものが少しめちゃくちゃだった おそらく、ストーリー関係なしにあっちこっちに行って迷ってしまったのだろうね わたしもよくやったなぁと懐かしく思ってきたよ 杏子ちゃんは「分かったか?」と心配そうな顔で訊ねてきた 一昔も二昔も前のゲームをこんなに楽しそうにやってる杏子ちゃんが可愛い そうだね・・・杏子ちゃんは今まで、ゲームセンター以外のゲームをやった事がないって言ってたね だから、杏子ちゃんにとっては昔のゲームだって、やった事のないものだから新鮮さを感じているんだね そう思うと益々杏子ちゃんが可愛くみえてきた 「なー、あたしの顔なんて見てねーで次何処に行けばいいのか教えてくれよー!」と杏子ちゃんはわたしの身体を揺さぶる 嗚呼、気持ちいいよ杏子ちゃん・・・ 「ふー、やっと念願のマスターソードを手に入れたぞ!」とはしゃぐ杏子ちゃん 杏子ちゃんがカチャカチャとボタンを押すのに合わせてアドバンスからヤアッ!ヤアッ!という声が聞こえる ライフ満タン時に出るビームで周りの敵を無差別に倒したり看板を切ったりして遊んでいる すると杏子ちゃんがいきなり焦ったように言った 「あっ!せっかくいいところなのにランプが赤色になっちまった!」 どうやら、遊びすぎて電池残量があと僅かになってしまったらしい 杏子ちゃんは「ちぇっ」といいながらセーブをして、電源を切った ごめんね杏子ちゃん、アドバンスSPはどこかにいっちゃったの・・・、とわたしは杏子ちゃんに謝る 「なんであんたが謝るのさ?あたしは、こんな面白いもんが出来て幸せだよ?」と杏子ちゃんはわたしの手を握ってきた 「ほんとありがとな、やっぱあんたに逢ってから人生変わったよ」と優しい声で囁く杏子ちゃん 「当たり前のことだけど、ゲームだけじゃない。あんたに逢ってから全てが幸せに見えてきたんだ」 わたしはいつの間にかに杏子ちゃんを抱きしめていた 「どうしたんだよ・・・いきなり・・・ 恥ずかしいだろ?///」 ねぇ、杏子ちゃん?今から別のゲームしてみない? そう言ってわたしは杏子ちゃんと唇を重ねる そして、わたしと杏子ちゃんは愛のゲームを一晩中愉しんだのだった セーブ機能なんて無粋なものはなく、 それはただ、お互いにお互いの愛を囁き続ける最高のラヴ・ゲームなの コメント 774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/20(日) 00 41 49.60 ID qFzHYsHJ0 [2/2] 能力の有無はもはや関係ない 目の前に山があれば登るように、目の前に海があれば潜るように、目の前にあんこちゃんがいればあんあんするのみ むしろ時間を止めたらあんこちゃんの反応が見れない 安易な方法であんあんして意味があるのか? お前はヘリがなければ山の頂上に行かないのか?潜水艦がなければ海に潜らないのか? 確かに、時間を止めれるのなら好きにできるだろう。誰の目を気にせずあんあんできる でも、それで、あんあんしたと、そう言えるのか? コロンブスは、大陸があると信じて、自分の目で確認しようと海を渡った 三蔵法師はシルクロードを旅した 人間は宇宙に出て地球の青さを知った 目の前にあんこちゃんがいて、耕作員がすることはなんだ?時間を止めてあんあんするか? 違うんじゃ、ないかな。耕作員がすることは、恥も外聞も関係ない 土下座でもなんでもしたら良い あんこちゃんの、止まっていないあんこちゃんをあんあんして、生の反応を楽しむ事じゃないのかな いずれ、息子が出来て、こう聞かれる時が来るだろう 『お父さん、お母さんをあんあんしたらどうなるの?』 そんな時、時間を止めてあんあんしかできなかったから想像した事、伝聞した事を伝えるのか 自分の目で、確認した真実を伝えるのか 俺は、真実を伝えられる後者でありたいと……そう、思うよ コメント 805 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/20(日) 08 21 01.28 ID iPOCOP/z0 杏子ちゃんの一日は朝支度に始まる カーテンを開け、ポストから新聞を取り、顔を洗い、歯を磨く 今日、杏子ちゃんは友達とお買い物に行く予定なのだ そんな杏子ちゃんの朝食はバタートーストに目玉焼きだった コメント 936 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 00 22 32.77 ID L4lVY7/t0 [1/3] あたしは何故走っているのか あたしは何故こんな激しい雨の中走っているのか それは栄光の為、あたしの願望の為だ このマラソン大会とやらで優勝すればポッキー3ヶ月が手に入るんだ それの為にあたしは走り続ける あたしの恋人は、今日、あたしがこの大会に参加することを止めようとした あいつはあたしの身体を気遣って言ってくれたことだろう 本当に優しいやつだよ、あんたは するとあいつは諦めたように溜め息をつきながらこう言ったんだ 「じゃあ、わたしもゴールで杏子ちゃんのことを待ってるよ」って 風邪をひくからやめろって言ってもあいつは聞く耳を持たなかった やっぱりあたしたちって似ているのかもな そう思うとなんか面白いな あたしはスタートの直前にあいつの頬にキスをして約束した この大会が終ったら一緒にポッキーの山を食べ尽くそうな、って 物好きなヤツもいるようだ こんな大雨の中にわざわざこんな大会に参加するヤツがいるなんて といってもやはり人数は少ない 20人いるかいないかってところだ まぁ、あたしが言えたことじゃないけどな でも、あたし以外のヤツらはもうギブアップしてしまったらしい あたしの後ろには誰もいない ただ見えるのは果てしない道と吹きつける雨のみ 聞こえるのは土砂降りの音と暴れる風邪の音のみ 流石に魔法少女のあたしと言えども、長距離には息があがる 荒野を走る死神の列は黒く歪んで真っ赤に揺れる 疾風の如き死神の列に抗う術はあたしにはないのか・・・? 分かっている、こんなの疲労が見せている悪い悪夢だ 孤独を感じるあたしだった 長距離走者は孤独なのだ それでも、あたしは諦めずに足を休めることをしない こんなの、ワルプルギスの夜と比べたら屁でもないね そう自分に言い聞かせ自分自身を鼓舞する 冷たい無情な雨に体温を奪われ続けてもあたしは負けない こんなところで無様に諦めるなんて そんなのあたしが許さない ゴールが見えてきた、あともうひと踏ん張りだ あたしは自分の身体に鞭を打ち、走れ走れと命令する 嵐の轟音の中であいつの声が聞こえてきた 「がんばって、杏子ちゃん!」 これは幻覚でも蜃気楼でもない まぎれもなく現実のあたしの恋人の声だ あたしは死力を尽くしてラストスパートを駆ける 幾千の暴風の壁と暴雨の槍があたしの道を遮ろうとも、全てを打ち払ってあたしは進む そして、あたしはゴールして、そのままぶっ倒れそうになる しかし、あいつが地面に叩きつけられようあたしの身体を支えてくれた 「お疲れ様、杏子ちゃん」 あいつは涙を流して、あたしのことを抱きしめてくれた それにつられて、あたしも感極まって泣いてしまう あいつはあたしの涙を冷たい手で拭う そうか・・・あいつも、寒い中であたしのことを待ち続けてくれていたんだ そう思うとまた感極まって、再び涙を流した あぁ、雨が、風が、気持ちいい・・・ 今まで冷たかった無情な雨が、あたしたちを祝福する天の恵みに変わったような気がした コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/57.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1305628389/ 73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 00 01 06.38 ID OUfryRYJ0 121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 01 00 05.63 ID O4BM0jEA0 281 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00 00 00.74 ID 6X0gzMQl0 282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00 00 30.37 ID 131XQ7X50 479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 23 59 35.06 ID UuuJpY420 480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 00 00 01.02 ID IYXg5PWS0 642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00 00 00.93 ID IYXg5PWS0 643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00 00 44.11 ID hTa8kIAU0 773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 23 59 28.06 ID T6l1SczL0 775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 00 21.64 ID 7GXZHTZ+0 780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 02 56.42 ID +gzS0JsEO 73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 00 01 06.38 ID OUfryRYJ0 【荒城の月 人気のない廃墟にて夜空の月を仰ぐ杏子と僕 此処は所謂廃墟街、無限城みたいな処だ 此処に迷い込んだ者は魔女に喰われるという 杏子はその魔女からGSを狩る為に此処に来たのである 僕は付き添いだ 静かに吹く薄ら寒い風が漆黒の夜の暗黒を増長させるかのようだ されど満月は黄金の如く輝き其れは美しい でも、僕の隣の真紅の花嫁の足元にも及ばないけどね Dies irae━━ダビデとシビラの預言の通り世界を灰燼に帰すつもりかい? いいだろう、僕と永遠に女性なるもの杏子の『愛』を証明してみせよう とくと御覧あれ━━幕開けだ━━】 (轟音と爆音と共に狂気的な魔女空間が悲鳴を上げ自壊する) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1646741.jpg どうだった? 「うん、いつもと大して変わらない魔女さ」 強かった? 「う~ん、まぁ、そこそこ強い部類には入るだろうね」 流石ベテランさんだね 「茶化すなよ!それよりさ…」(顔を近づけてくる) いつもの? 「そう、いつもの!」(恥ずかしげもなく唇を近づけてくる 人気がないからかな?) お疲れ様(杏子の唇に優しいキズを) 「えへへ…///」(すごく可愛い杏子 杏子ちゃんは二人きりの時だけは素直に甘えてきてくれる!) いつも、このくらい素直だったらいいのに(ツンッ) 「やめろよ~」(満更じゃないね杏子ちゃん!) さて、そろそろ帰ろっか 「疲れた~!」(だだこね杏子ちゃん レア度1000だ!) じゃあおんぶしてくよ(杏子をおぶる) (帰路にて) 『あれ?杏子?』(誰かが杏子の名を呼ぶ 後ろから声と足音が聞こえる) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1646733.gif あ、美樹さんじゃないか こんばんは(声の主は美樹さやかだった) 『こんばんは!杏子は?』 疲れて眠っちゃったようだね 「にゃんだよ…うるひゃいなぁ」(眠り姫が起きたようだ) 「あ…さやか…」(杏子ちゃん、おんぶ状態) 『おはよう』(さやわかな笑顔!) 「…!///」(杏子ちゃん慌てて背中からアクロバティックに地上に降りる) 『起きなくていいよ 杏子の寝顔かわいかったのにな~』(からかうように) 「うるせーよ!///」(そっぽ向いちゃう杏子 通常モードだ) 『あはは、嫌われちゃったみたいだしそろそろ帰ろっかな』 じゃあね お休みなさい 「フン…!///」(まだ顔が紅い) 『杏子~ちゃんと挨拶しないとダメだぞ~! じゃあ二人ともおやすみ~!』(最初から最後までさやわかな少女だった) 「おい!」 ん? 「何、さやかにデレデレしてんだよ!」(ゲシッと僕の足を踏む) 別にしてないよ!!こんなの絶対おかしいよ! ひょっとしてヤキモチさんになっちゃった? さっきはあんなに素直だったのに… 「うるせー!」(ポカポカ叩く杏子ちゃん おぉ、いと気持ちよし) 「ほらっ!」(杏子が身を寄せてくる) 「許してやるから、早く抱きしめろよ…///」(顔をピトと僕の身体に密着させる) はいはい…大好きだよ杏子(優しく抱きしめて口付けを交わす) 「んっ…っ…はぁ…」 「えへへ///」 やっぱ杏子は最高のお姫様だよ コメント 121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 01 00 05.63 ID O4BM0jEA0 今日はあんこちゃんのお洋服を選んでたの。 あたしはどんな服でもいいって言ってたんだけど、僕があんこちゃんに もっと綺麗なあんこちゃんが見てみたいって言ったら、しぶしぶだけど一緒にお買い物に来てくれたの。 あんこちゃんは値段を気にして安い服を選ぼうとするんだけど、僕はあんこちゃんがずっと見てた服を見逃さなかったの。 だから、あんこちゃんが選んだ服を会計する時に、こっそりとその服も会計してあげたの。 お家に帰って、袋を開けたあんこちゃんはビックリしてるの。 無理しやがってとか文句を言ってくるけど、そのお顔はとっても嬉しそうだったの。 そこで、僕はもう一つ隠していたドッキリを披露したの。 たくさんの布とミシンを出して、あんこちゃんにもっと似合うお洋服を作ってあげるって言ったの。 そうしたら、あんこちゃんはもっともっと顔を真っ赤にして、無駄遣いしやがってってポカポカぶってきたの。 その後は、あんこちゃんの体のサイズをしっかり測ったの。 実際に手を使って図ったあんこちゃんのサイズはしっかり覚えたから、きっととっても似合うお洋服が作れるの。 コメント 281 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00 00 00.74 ID 6X0gzMQl0 今日はあんこちゃんと一緒にお家のお掃除をしたの。 何時もは掃除しないような家具の後ろも、キチンとお掃除して なんだかお部屋の空気も晴れ晴れとした気がしたの。 そうしたら、あんこちゃんが何かを握り締めたまま座り込んでるの。 どうしたの? って聞いたら、なんでもねーって言いながら、顔を真っ赤にしてその場から離れようとしたの。 でも、お掃除中だったから、何かに躓いて転んじゃったの。 その拍子に、あんこちゃんが握ってたものが僕のほうに転がってきたの。 前に、お買い物に行ったときに、あんこちゃんに買ってあげたネックレスだったの。 懐かしいなって思ってたら、あんこちゃんが急に泣き出しちゃったの。 何でないテルの川からなかったから、僕はギュッて抱きしめてあげたの。 暫くしたら、あんこちゃんが泣き止んだから、どうしたのって聞いたの。 「ずっと無くしたと思ってた……せっかく、買ってもらったのに」って放してくれたの。 そんなに高いものじゃなかったのに、あんこちゃんがそこまで大事にしていてくれたことが嬉しくて、 僕はもっと強くあんこちゃんを抱きしめてあげたの。 「バカ!! 苦しい」 ってひざを蹴られたけど、その仕草も凄く愛らしかったの。 その日の夜は、僕の綺麗な宝石をペロペロして綺麗にお掃除してあげたの。 余計な装飾品をつけなくても、その宝石はまばゆいばかりの輝きを放ってるの。 そんな宝石を抱きながら、今日も二人で仲良く眠りに就くの。 コメント 282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00 00 30.37 ID 131XQ7X50 (5月19日(木) AM0:00 自宅にて) (ピアノを奏でる僕http //www.youtube.com/watch?v=tEETYoBvSy4 feature=related) 「お前ピアノなんて弾けたんだな けっこーうまいじゃん!」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649862.jpg ありがとね 「ところでこの曲なんて言うんだ?」 ノクターン 夜を想う曲って書いて夜想曲だよ 「ふーん、ノクターンねぇ…マミのやつが好きそうな言葉だな」 でも、僕は夜自体を想って弾いているわけじゃないんだ 「じゃあ、何を想ってんのさ?」 夜の杏子のことさ 「…///」 何紅くなってるの?あ、嫌らしいコト考えた?杏子ちゃんって意外とエッチなんだね/// 「ウルセー!!///」(杏子ちゃんのみだれひっかきが5回くらい当たった 気持ちいい…) そろそろ眠くなってきたね 「(一緒に)寝るかい?」 ふふ、甘えんぼさんだね杏子は 「そんなんじゃねーよ! ただ…二人で寝た方が暖かいじゃんか///」(今は5月ですぜ杏子さん・・・) (Here is in our bed !) そういえば今日は何の日か知ってるかい? 「5月19日…何かあったっけ?」(考える杏子ちゃんかわいい!) 恋(51)に狂(9)う日さ 「ははっ、ただの語呂合わせじゃねーか! でもロマンティックだな…///」 ねぇ、杏子ちゃん 「なんだよ、いきなりちゃん付けなんて」 僕たちも『恋』してみない? 「///」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649865.png 「いいよ…恋しようじゃないか///」(真っ赤な杏子ちゃん可愛いなあもう!) じゃぁ、夜の杏子を想いながら曲でも奏でるとしようかな///(抱きしめる) 「ひゃぁん!///やめろよぉ///」(満更でもない杏子ちゃん) これじゃあ夜想曲じゃなくて協奏曲になっちゃうね///(顔を近づける) 「どうせならさ、交響曲を奏でようよ」 「それも飛びっきり壮大なヤツをさ///」(杏子も顔を近づけてくる 二人の距離はお互いの息がかかるくらい!) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649869.png 杏子…好きだよ!(杏子の唇を奪う) 「んっ…はぁはぁ…えへへ…」(とっても可愛い 語彙が少ないのが辛いぜ) Einsatz 「んっ…あっ…ぷはっ…今日のお前は激しいな…」 そう?一昨日の杏子はこんくらい激しかったよ/// Crescendo 「でも、激しいのも嫌いじゃないよ///」 Da capo 今宵は眠らせないよ コメント 479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 23 59 35.06 ID UuuJpY420 「なぁ、何読んでんだ?」 ん?コレかい?ヘーゲルの本さ 「へーげる?」 うん、ヘーゲル 哲学者だね 「哲学なんて難しいもん読んでて面白いか?」(不思議がる杏子) はは、確かに難しくて大変だけどね 「じゃあ、なんで読んでるんだ?」 うーん、僕と杏子がもっと幸せになれるようにする為かな? 「お前///」 「哲学やると幸せになれんのか?」 一概には言えないけど、何かを識るってのは幸せなことだと思うよ 「へー」 あ、そうだ!僕とある事を実践してみない? 「ある事?」 うん、弁証法っていうんだけどさ 「べんきょうほう!?ヤだよ!アタシ、勉強なんかしなくてもいーし!!」(可愛いなぁ) 勉強法じゃなくて弁証法!弁証法ってのはね…(かくかくしかじかあんあんさやさや) 「なんとなく分かったけどそんなのどうやって実践すんだよ?」 まぁ、僕に任せてよ それに哲学は実践する為にあるんだからさ(爽やかアルカイックスマイル) (真夜中 二人の愛の巣(人は其れを寝台と呼ぶ)にて) 「で、どうするんだよ///」(顔が紅い杏子ちゃん) いつもの通りにしてくれればいいよ 僕があとはリードするからさ/// 「うん わかったよ///」(杏子が僕の唇を求める) まず、女の子の杏子を正(テーゼ)としよう 「んっ・・・てーぜ?・・・あんっ・・・んっ…ぷはぁ///」(甘いキス) そうっ…んっ…そして…んっ…僕を反(アンチテーゼ)と…んっ…するん…っだ///(杏子に応える) 「はぁはぁ・・・んっ・・・あんちてーぜ?///」(段々と杏子の顔が蕩けてくる) そう…んっ…はぁはぁ・・・そして、僕達はっ…止揚(アウフヘーベン)するんだ…んっ…///(僕も蕩ける) 「はぁ…んっ…/// なんだよこれっ…ただのキスなのにっ…いつもより気持ちいいっ///」(思いっきり抱きしめてくる杏子) えへへ///僕達の『愛の弁証法』は大成功だよ///僕達は合(ジンテーゼ)となった///(思いっきり抱きしめ返す) 「じんてーぜ・・・?どういうこと?///」 二人はずっと一緒ってコトだよ///もう神様だろうが悪魔だろうが僕達を切り離す事は出来ないんだよ/// 「ずっと一緒かぁ・・・・・・えへへ、それは嬉しいな///」(満面の笑みで微笑む杏子 ここは天国か!?) コメント 480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 00 00 01.02 ID IYXg5PWS0 今日はあんこちゃんと一緒にテレビを見てたの。 そうしたら、新発売のお菓子のCMが流れたの。 それを見たあんこちゃんが、うまそーだなって呟いたのを僕は聞き逃さなかったの。 ちょっとコンビニに言ってくるけど、何か欲しいもの有る? って聞いたらあんこちゃんは 今のお菓子が欲しい、ってか細い声で呟いたの。 そんなあんこちゃんの姿が可愛くて、天にも昇るような気持ちでコンビにまで言ってきたの。 お菓子を二個買って、家に戻ると、なんか台所の方からいい香りがしてくるの。 なんだろうって台所まで行くと、あんこちゃんがお料理してたの。 どうしたのって聞いたら、あたしもお前の好きなもの出してやるよって言いいながら、僕の好物 を作ってくれてたの。 僕は嬉しくて、後片付けをしているあんこちゃんに後ろから抱きついたの。 そうしたら、冷めないうちに食えって怒られちゃったの。 それで、僕があんこちゃんの手料理を幸せに食べてる間、あんこちゃんは僕が買ってきたお菓子を 嬉しそうに食べてるの。 でも、途中で、あっって声を上げたの。 どうしたのかなって思ったら、二個目のお菓子をジット見つめてるの。 「料理一個じゃチャラにならないな」 って言ってきたから、あんこちゃんの手料理なら10個分以上の価値があるよって言ったの。 そうしたら、また顔を真っ赤にして、二個目の包みを開け始めたの。 その夜は、二個目のお菓子の分として、あんこちゃんをギュッとさせてもらったの。 あんこちゃんはとってもいい香りがして、お菓子10個じゃ釣り合わないほど愛らしいの。 すやすや眠るあんこちゃんを眺めながら、明日はどんなお菓子を買ってあげようか考えつつ、僕も眠りに就くの。 コメント 642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00 00 00.93 ID IYXg5PWS0 今日はあんこちゃんって呼ばないで、キチンと杏子ちゃんって呼んでみたの 起きて、居間に行ったら、朝食の用意を終えた杏子ちゃんがおはようって言ってくれたの だからすかさず、おはよう杏子ちゃんって言ったの。 そうしたら、一瞬キョトンとした後、あっとちゃんと名前を覚えたかって言って、朝食を食べ始めたの その後も、ちゃんと杏子ちゃんって言ってたら、途中で杏子ちゃんが泣き出しちゃったの。 ビックリして、どうしたの? って聞いたら、あんこちゃんが咽びながら、だって、距離……置かれてるひっく……気がして あたしが、ヒック、なにか……したならゴメンなさい。って話してくれたの。 その瞬間、僕は自分で自分の頬を殴ってたの。 ビックリしてるあんこちゃんが、止めてくれるまで何度も何度も殴ってたの きゅ、きゅうにどうしたんだよ!! ってものすごく心配してくれるあんこちゃんに僕は謝るの。 イタズラのつもりで、あんこちゃんを傷つけちゃってゴメンなさいって泣きながら謝るの。 あんこちゃんも、せっかく名前で呼んでくれたのに、ごめんなって泣いちゃうの。 二人で抱き合って泣きながら、ずっと謝ってるの。 暫くたって、二人とも泣き止んだらもうお昼を過ぎてるの。 冷えた朝食を温めなおして、二人で仲良くお食事するの。 美味しいねあんこちゃんって言ったら、今日だけは素直にそうだなって言ってくれるの。 その日の夜は、ちゃんと耳元であんこちゃんって言ってあげたの。 顔を真っ赤にしてるけど、何時もより嬉しそうだったの。 でも、あんこちゃんはあんあんカワイイからあんこちゃんなんだねって言ったら、頭を叩かれたの。 あんこちゃんが寝ちゃった後に、僕は今日のことを反省したの。 もうあんこちゃんを泣かせたりしないように、明日からもあんこちゃんのためにがんばるって決めたの。 コメント 643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00 00 44.11 ID hTa8kIAU0 (僕は書斎にてスラスラと羊皮紙に洋墨を付けた羽根に文字を綴る) 「なぁ、何書いてんだ?」(ちょこんと顔を覗かす杏子) ん?あぁ、叙事詩(ポエム)だよ 「ふーん、ポエムねぇ でも羽根に日本語ってのはなんか似合わないな」 だよね、本当はラテン語とかドイツ語とかで書ければいいんだけどね 「マミはイタリア語ならできるらしいぞ」 すごいなぁ 日本語もいいけど外国語もいいよね、いつか勉強したいものだよ 「お前は、勉強家だな アタシは勘弁だけどね」 「ところでどんな詩を書いてんだ?」 毎日の事さ、杏子と過ごした楽しい日々を詩として書き残しておくのさ 人生は無限に有限だしね でも書物や詩は永遠だよ 伝説の詩人ホメロスの詩だって残ってるしね 「寂しい事言うなよ…」(暗くなっちゃった杏子) 「確かにお前もアタシもいつかは死ぬ でもそんなのわざわざ言わなくたっていいじゃんか…」(そうだった、彼女は一家族のの死を見たんだった) 「アタシはお前と離れ離れになるなんて考えたくねーしさ…」 何言ってるんだ…死んでも死ななくても杏子と僕はずっと一緒だよ(杏子を抱きしめる) 「そうだよな…ありがと……」(杏子、あったかい) そうだ、偶には叙情詩でも書いてみようかな、杏子にも手伝ってもらうよ 「?よく分からないけど手伝ってやるよ」 「大切な人の願い事だからな///」 (白薔薇と赤薔薇を模した王族のような寝台) では詩を謳おうか 紅き姫の麗しの唇 私はその果実を享受する それは優しく美しく 刹那に輝く宝石か 宝石に私の露が煌く さぁ、一緒においでお姫様 コメント 773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 23 59 28.06 ID T6l1SczL0 今日は雨が降ってたから、あんこちゃんとお家で過ごしてたの。 でも、特にやることもなかったから、二人で窓越しに外の様子を眺めてたの。 雨が売ってるお庭の様子は、何時もの世界とはちょっと違って、なんだか不思議な感じだったの 暫く眺めてたら、あんこちゃんがお茶とお菓子を持ってきてくれたの。 そして、二人で景色を見ながら茶会をしたの。 雨に濡れる景色を見ながら、色々なお話を考えたり、耳を傾けたりして過ごしたの。 気が付いたら夕方になってたの。 すっかり「話し込んじゃったね、って言ったら、あんこちゃんが空を見上げて驚いてるの。 僕も空を見上げたら、凄く綺麗な虹がかかってたの。 だから、あんこちゃんお次にこの世界で綺麗な虹だねって言ったら、かっこつけすぎだって頭をはたかれたの。 その日は、夕食も窓際で食べることに下の。 ほっとするくらいに冷えた空気の中で、カエルが鳴いて、なんだか即席のレストランみたいな感じだったの。 デートしてるみたいだねって言ってみたら、バカって言いながら俯きながら顔を真っ赤にして料理を口に運んでるの。 デートのその後は、あんこちゃんとチェックインするの。 あんこちゃんの花園は昼間の雨にうたれたお庭みたいになってるんだけど、それもまたとっても綺麗なの。 そして、最期には虹よりも美しいあんこちゃんの表情を見ることができたの。 未だに鳴き続けてるかえるの合唱を子守唄にしながら、あんこちゃんと一緒に眠りに就くの。 コメント 775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 00 21.64 ID 7GXZHTZ+0 (一面の花畑 野薔薇が所狭しと互いに己の美しさを競い合うかのように咲いている) (幸せの鳥は唄を囀りながら空で踊る) 「綺麗なとこだな」 うん、そういえば杏子には花の名前が二つも入ってるね 「おい、アタシはあんずじゃなくてきょうこだぞ」 知ってるよ でも漢字は「アンズ」じゃないか それに苗字の「佐倉」も読みは「桜」と同じじゃないか 「まぁ、そーだけど それがどうかしたのか?」 アンズの花言葉を知ってるかい? 「花言葉? 生憎だけどアタシはそんな乙女チックなもんには縁がないよ」 そんな事ないと思うけどぁ アンズの花言葉は『乙女のはにかみ』『臆病な愛』だよ 『臆病な愛』ってのは恥ずかしがりやさんって事かな? 君にピッタリじゃないか 「やめろよ…こっぱずかしい///」 ちなみに、桜の花言葉は『純潔』『精神美』だよ 苗字までピッタリだね! 「純潔…///」(顔が真っ赤な真紅の薔薇姫) やっぱ、名前ってのはその人の本質を示すんだろうね 「なぁ、その…そこの木の影で休まないか?」 ?いいけど… (http //www.youtube.com/watch?v=snRwrnSwki8) どうしたんだい?わざわざ木陰になんて 「ここなら誰にも見られないだろ…?」 誰にもって…鳥くらいしかいないよ? 「鳥に見られるのもイヤなんだよ!」 で、何をするんだい? 踊るかい、お姫様? 「茶化すなよ…それに焦らすようなこともすんな///」(杏子が身体を寄せてくる) 分かってるって(杏子の身体をひょいと抱き抱える) 「へへ///」(お姫様抱っこな杏子姫) 「ん…///」(目を瞑り甘く美しい果実を僕の唇に近づける) 可愛いな(その可愛らしい果実を優しく頂く) ああ、杏子はなんて可愛いのだろう とても愛おしい、放したくない この美しさは表象的なものだけではない とても精神的な、プラトニックな美しさを感じる 素敵だよ杏子 コメント 780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00 02 56.42 ID +gzS0JsEO はぁ・・あんこちゃんと一緒にプールに行きたい。 夏休みの昼下がり。太陽がギラギラと輝いていて、僕とあんこちゃんは部屋でグッタリしているの。 すると、テレビを見ていたあんこちゃんはいきなり「・・・プールに行きたい。」と呟くの。テレビではプール特集をしていて、それを見たあんこちゃんは行きたくなったみたいなの。 もちろん僕はOKして、さっそく準備を始めるの。 近くにある市民プールに到着した僕達。あんこちゃんは「早くチョー泳ぎたい!」と目を輝かせているの。 更衣室で別れる僕とあんこちゃん。僕は着替えている最中に、あんこちゃんの水着姿を想像して1人でニヤニヤしてしまうの。 僕はシャワーを浴びて、プール場内で待ち合わせしていたの。 しばらくすると、「お、おまたせ」とあんこちゃんの声が聞こえてくるの。振り向くと、そこにはフリフリの可愛い水着を着た美少女がいたの・・・ 僕はその姿に魅入ってしまって、あんこちゃんに肩を揺さぶられるまで我を失ってしまうの。 そんなこんなでさっそくプールで遊ぶ僕達。あんこちゃんと一緒にボールを投げて遊んだり、泳ぎを競争したりして楽しむの。 僕はすぐにバテてしまってベンチで休憩するんだけど、あんこちゃんは一人で25mのプールを何往復もしているの。 そして夕方になって、遊び疲れた僕達はプールを後にするの。 さらにプール上がりのアイスを食べているあんこちゃんはすっかりご機嫌になって「また連れてってくれよ」と僕に言ってくるの。可愛い。 その夜、今まで以上に仲良くなった僕達は何だか良い雰囲気になっちゃうの・・・ 僕はあんこちゃんを押し倒しちゃって、あんこちゃんも顔が真っ赤になってるの。 あんこちゃんは「あ、あたしを食うかい・・///?」と言ってきて、僕はもう我慢出来なくなっちゃってあんこちゃんの身ぐるみを剥がしちゃうの/// 僕はすっかりプールになっちゃったあんこちゃんの下のお水を、僕の巨大なモップできれいにお掃除してしまうの/// そして・・お互いに激しい愛と言う名のプールに溺れてしまうの。 コメント
https://w.atwiki.jp/encyclepedia_rougui/pages/186.html
杏子の父(キョウコノチチ) 目次 back→<一般人・他に戻る> プロフィール 杏子の父 プロフィール 商業作品 各作品の総括 杏子の父 各作品の総括 本編 アニメーション 杏子の父 魔法少女まどか☆マギカ 関連作品(外伝、パロディを含む) ドラマCD 杏子の父 フェアウェル・ストーリー コミック 杏子の父 魔法少女まどか☆マギカ(コミカライズ版) 杏子の父 魔法少女まどか☆マギカ アンソロジーコミック 小説 杏子の父 魔法少女まどか☆マギカ(小説版) ゲーム 杏子の父 魔法少女まどか☆マギカ ポータブル ネット上での扱い(注意!人によっては不快な内容を含む恐れあり!) ネット上での扱いの総括 杏子の父:ネット上での扱いの総括 二次設定とネタ(あるいは叩き) 杏子の父 二次設定とネタ(あるいは叩き) 各所での扱い 杏子の父 2ちゃんねる、コピペブログでの扱い 杏子の父 ニコニコ動画(ニコニコ大百科)での扱い 杏子の父 Pixv(ピクシブ百科事典)での扱い back→<一般人・他に戻る>