約 859,681 件
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/76.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71】 【72】 【73】 【74】 【75】 【76】 【77】 【78】 【79】 【80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1321806987/ 16 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 07 59 31.08 ID Djd8nvhk0 144 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 00 18 49.99 ID 6PDXhO2t0 [1/5] 166 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 08 23 59.48 ID Zh4W9nT50 362 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 00 32 06.99 ID 6MNIp9SV0 [1/10] 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 21 05 02.86 ID X5ON9p3U0 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 00 22 45.37 ID 5xR3lp/W0 [1/7] 667 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 00 15 07.91 ID 2RRGLSb+0 [1/5] 766 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 00 33 08.00 ID SRfMu3Zh0 [1/4] 860 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/27(日) 00 25 15.31 ID dd46Ns9W0 [1/4] 943 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/28(月) 00 18 06.40 ID eDt6AL5D0 16 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/21(月) 07 59 31.08 ID Djd8nvhk0 杏子ちゃんの一日は朝食作りに始まる いつも友達のお世話になってばかりじゃダメだと杏子ちゃんは常日頃から思っていた だから杏子ちゃんは早起きして朝食を作る 目玉焼きはちょっと焦げてしまったが、友達は喜んでくれたので杏子ちゃんは幸せだった そんな杏子ちゃんたちの朝食はシュガートーストに目玉焼きにアルトバイエルンだ コメント 144 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 00 18 49.99 ID 6PDXhO2t0 [1/5] はぁ・・・この空気どうしよう これに関しては完全にわたしのミスだった 注意が足りなすぎたよ・・・ 常に、このような状況を想定してUSBフォルダに移しておくべきだったかもしれない または、名前をもっと分かりにくいものに変えてカモフラージュしておくべきだったのかもしれない 杏子ちゃんは、ディスプレイをじーっと見て、顔を赤らめている 「お前、こんなものを・・・///」 杏子ちゃんはわたしの作品を見て紅潮している でも、わたしの方が大きな羞恥心を感じているのは間違いないだろう この気持ち、親にノートを見られた時の恥かしさによく似ている 余りに恥かしすぎて顔から火が出そうなほどだよ そう、わたしは杏子ちゃんに自作のSSを読まれていたの そのSSは全てわたしと杏子ちゃんの愛の物語なの 実際の体験などを元にして、わたしの願望を全て叩きこんだもの わたしは森羅万象万物一切をわたしと杏子ちゃんの愛の物語に変換する能力を持っている その能力と努力の集大成が、このSSたちなのだ そのファイル数は500を軽く超える わたしは全ての物語一つ一つにそれぞれの想いを込めた、いわば愛し子のような存在だ でも、やっぱり、杏子ちゃんにそれを見られてしまうは恥ずかしいの しかも、恥かしそうに音読をされたときたらもう・・・ 事の起こりは杏子ちゃんの一言だった 「この前の写真、見せてくれよ」 この前というのは杏子ちゃんと一緒に遊園地にいった時のことだ わたしはPCを起動させマイドキュメントを開いたの 今になってわたしは思う 何故マイピクチャから開かなかったのか、と わたしはその時、お湯を沸かしていたことを思い出して、 杏子ちゃんにその中から自分で探し出すようにお願いして、PCの前から離れたの そして、5分後くらいに再び戻ったら杏子ちゃんが顔を真っ赤にしてわたしの物語を小さな声で音読してたの そして、今に至るってわけなの/// 「なぁ、これはいったい何なのさ?///」と杏子ちゃんが顔を赤くしてわたしに訊く わたしは杏子ちゃんの顔を直視出来ずないよ・・・ 「別に怒ってないからさ、だからこれは何なのか教えてくれねーか?///」 わたしは、その文章はわたしの願望です、と俯いたまま言ったの 杏子ちゃんは「はぁ・・・」と溜め息をつき、わたしの肩に手を置いた 呆れられちゃったのかな・・・杏子ちゃんに嫌われちゃったのかな・・・ そんなことを思っているわたしに杏子ちゃんは優しく囁きかけるように言った 「別にあんたが何を妄想しよーとあんたの勝手だけどさ」 「でも、どーせなら、妄想なんかしてないで実際にあたしにそうすればいいじゃん///」 え?、と思いわたしは頭を上げる 「あたしはここにいるんだ。だからさ、実際にお前がしたいようにしてくれればいいんだよ///」 「それに恥かしかったけどさ、あんたがあたしのことをどんだけ思ってくれてるかってことが分かったし・・・」 「嫌な気分はしなかったよ///」 杏子ちゃんはそう言って、わたしに抱きついてきた わたしは杏子ちゃんのその寛大さに感動したよ/// 「なぁ、これから毎日、あんたのあの物語を消化していかないか?」 「毎日、あんたの考えた一日を実行していくんだ、物語のまま終らせたらもったいないよ///」 そう言うと杏子ちゃんはわたしと唇を重ねた これはわたしの記念する処女作のシチュエーションだ/// ちゃんと、読んでくれていたんだね・・・/// 記念すべき第一作目のわたしと杏子ちゃんの物語 それは最高の愛の喜劇となった コメント 166 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/22(火) 08 23 59.48 ID Zh4W9nT50 杏子ちゃんの一日はご奉仕に始まる メイド服を着せられて恥ずかしがる杏子ちゃんだけど、実は満更でもないご様子 大好きな主を起こす為、杏子ちゃんは毎朝その少女のほっぺをつつく たまに主に布団に引きずり込まれることもあるが、それもやはり杏子ちゃんにとっては満更でもない そんな杏子ちゃんの作った朝食はお味噌汁に焼おにぎりだ コメント 362 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 00 32 06.99 ID 6MNIp9SV0 [1/10] 可愛い杏子ちゃんを連れて今日はお出かけ 今日は杏子ちゃんにお洋服を買ってあげるの パーカーにホットパンツといったお馴染みの服装もいいけど わたしは杏子ちゃんにスカートを穿かせたいの 魔法少女のコスチューム以外のスカート姿を見てみたい だから、わたしは杏子ちゃんとお買い物に来たの 杏子ちゃんにはファミレスでパフェ奢ってあげる、と言って付いてきてもらったの 杏子ちゃんは洋服買いに行こうというと、なんだかつまらなそうな顔をするから 今日はいっぱい杏子ちゃんのお洋服を買えた 試着で疲れたのか杏子ちゃんはグッタリしていた ご褒美に苺パフェを奢ってあげたらすごい喜んでくれたけど じゃあ、そろそろ杏子ちゃんに戦利品を身につけてもらうことにしようかな そう思って、わたしは杏子ちゃんに新しく買った服を着てくれるようにお願いする 疲れたから寝たいと言っていたけど、雪見大福を買ってあげるよ、と言ったら着ると即答してくれた 杏子ちゃんは着替えるからと言って隣の部屋に移動する わたしも杏子ちゃんの可愛らしい姿を収める為に一眼レフのデジカメを取り出す 隣の部屋から杏子ちゃんがわたしを呼ぶ どうやらお着替えタイムは終ったようだ さぁ、お手並み拝見といこうか、可愛い杏子ちゃん そして、わたしは部屋の扉を開く そこには天使がいた 可愛らしい天使は顔を赤らめて恥かしそうに立っている 白を基調とした服装の杏子ちゃん スカートはヒラヒラのフリルつきでまさにアイドルのような杏子ちゃん マイクを渡してステージに立てば、きっと誰もがアイドルだと思うだろう また、チラリチラリと見えるその太ももは美しくて美味しそうなくらいだ わたしはこの感動を収めようとデジカメを取りだす すると杏子ちゃんは顔を真っ赤にして、それだけはやめてくれ!恥かしくて死んじまう、と訴えた でも、撮らせてくれたらピノを買ってあげると約束すると、渋々了承してくれた わたしが杏子ちゃんの素晴らしい姿に見蕩れていると杏子ちゃんは小さな声で訊いてきた 「似合ってるか?」と 当たり前だよ、と答えると杏子ちゃんは仄かに嬉しそうな表情になって、また訊いてきた 「じゃあ、あたしがこういう服を着るとあんたは幸せになってくれるのか?」と 「もし、あんたが幸せになってくれるんなら、こーいうのも悪くないかなって思ったんだ・・・///」 照れくさそうに言う杏子ちゃんはまるで恋する優しい無垢な少女のよう わたしは嬉しくなって杏子ちゃんの身体を抱きしめる 「あっ・・・///恥ずかしいだろ///」 こうさせてくれると、わたしはもっと幸せなんだけどな/// その日以来、杏子ちゃんは新しいお洋服を買いに行こうと言っても嫌そうな顔をすることはなかった コメント 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 21 05 02.86 ID X5ON9p3U0 杏子がいつでもそばにいる 隣で笑ってくれる 恐怖も脱ぎ捨て 踏み出せる 杏子がいつでもここにいる 今なら何も怖くない 今宵もあんあんしよう 円環まで届くよに 杏子と出逢えた喜びが 力強く抱きしめる 昔諦めた 青春を 杏子と出逢えた偶然に 本当に救われたから 今宵もあんあんしよう 円環まで届くよに 杏子と二人で泣き笑い たまには喧嘩し すれ違い 願うのならいつまでも…… だけど 杏子は二次元で俺は三次元で 夢の終わりは知ってて 願うのなら その日まで共に 杏子と肩寄せて泣き笑い 時には朝まで語り合い そんな日々が続くと 今日も信じている 杏子がいつでもここにいる もう俺はひとりじゃない 人は歴史から忘れても あれからどれだけ経つのだろう 杏子とふたりで生きた 確かな証が 円環まで届くよに 願うのなら ただ も一度逢えるよに...... コメント 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 00 22 45.37 ID 5xR3lp/W0 [1/7] そろそろ11月も終って12月になる 12月と言えば年末ワルプルギス級のイベント、クリスマスがある 正確にいうとクリスマスイブ、クリスマスといった方がいいのかな? まぁ、どっちにしろクリスマスだ わたしは来るべきその日の為にクリスマスツリーを出して飾り付けをしているの 杏子ちゃんは「ちょっと気が早くないかい?」と言いながらも飾り付けを手伝ってくれている そういえば杏子ちゃんは教会の娘さんだった やっぱ、杏子ちゃんはクリスマスに思い入れでもあるのかな? そう思って杏子ちゃんに聞いてみた 「別にクリスマス自体に特別な思い入れがあるってわけじゃねーけど、 どんなに生活が苦しくてもクリスマスの時だけは比較的豪華なもんが食えたのはよく覚えてるよ」 「あたしやモモが心配しても、親父は『今日くらい好いものを食べてもいいだろう』ってパーティにしてくれたもんだ」 昔を懐かしむような口ぶりで杏子ちゃんは続ける 「それにウチは貧乏だってのに親父が無理してお菓子買ってきてくれて、枕元に置いてくれたりもしたな わざわざサンタの格好なんかして、あたしの枕元にポッキーをよく置いておいてくれてたな~」 いいお父さんだったんだね・・・ 「あぁ、とっても優しい人だったよ・・・」 そう言う杏子ちゃんの横顔はやはり寂しそうだったの わたしが杏子ちゃんに出来ることはないかな・・・ そう考えていると名案が浮かんできたの 今年のクリスマスパーティーは教会でやらない?、と杏子ちゃんに提案してみたの 「あたしの教会でか?」と杏子ちゃん うん、その通りだよ杏子ちゃん わたし、実は一度教会でクリスマスパーティーやってみたいと思っていたんだ! それに、あそこなら杏子ちゃんの家族と一緒に楽しめると思うの わたしももう一度お義父さんに挨拶したいしね 『杏子ちゃんとは仲良くやっています』って 「はは、やっぱ変な奴だなアンタは・・・」 杏子ちゃんは目を押さえながら、少し笑ったような声で言う しまった、余りにも軽率すぎたかもしれない ごめんね、杏子ちゃんのことも考えないで・・・、とわたしは自分の軽はずみな発言を謝る 「いや、謝らないでくれ ほんとアンタは優しいやつだな」と杏子ちゃんはわたしの頭をワシャワシャと撫でてくれた 「うん、そうしよう 今年のクリスマスはみんなでパーティーだ!」 杏子ちゃんはわたしの身体を寄せて抱きしめてくれた 気持ちいい・・・/// 「アンタのお陰で久しぶりに楽しいクリスマスになりそうだ、ありがとな」 そう言って杏子ちゃんはわたしのおでこに優しくキスをしてくれた 今年の杏子ちゃんと過ごすクリスマスは最高の聖夜になりそうだ きっとお義父さんもお義母さんもモモちゃんも喜んで下さるだろう コメント 667 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 00 15 07.91 ID 2RRGLSb+0 [1/5] わたしは今まで自分のことをダメな人間だと思っていた 自分が悪いことをした覚えなどはないが、ともかく自分のことを好きになれなかった 別にわたしが他人に故意に迷惑をかけ、他人からわたしの人格を否定されたというわけでもない 別にわたしは他人のことを考えず、傍若無人な振る舞いをするエゴイストというわけでもない おそらく生まれながらの性分、先天的な卑下気質と云うものがわたしの中にあったのだろう わたしはそれを苦痛と感じることはなかったし、それがわたしの性格なのだろうと考えていた 確かに世間一般では自信を持てだの自分を卑下するなだの云われているので、 このようなわたしの性格は社会的に見て、決して好いものではないということは自覚していた しかし、別にこの性格の所為で実生活に支障が来たされるというわけでもないのでわたしはそれを放っておいた そう、あの日までは その日、わたしはいつものように杏子ちゃんとお喋りをしながら惰性でテレビドラマを見ていた 温かいお茶を啜り、煎餅をぼりぼりと齧りながら杏子ちゃんはテレビを見ながら呟く 「こいつ、あたしみてーなエゴイストだな」 こいつとはドラマの登場人物の一人で、劇中では自分勝手な行動ゆえに破滅の道を辿っている それにしても杏子ちゃんがエゴイストということはどういうことなのか? わたしはそれについて杏子ちゃんに訊いてみる 「前にも話したと思うけど、あたしの家族はあたしのエゴの所為でいなくなっちまったんだ それから、あんたに逢うまでは心を殺して、社会的に罪と呼ばれることを沢山してきた 自分が生きる為に、他人を不幸にしてきたんだ。流石に怪我を負わせることはしなかったけどさ」 杏子ちゃんはやや自嘲めいた口調で続ける 「そんな哀しそうな顔をすんなよ。これはあたしがやってきた事実だし、それを背負う覚悟も出来ているからさ あんたが笑っててくれないと、あたしもけっこう辛いんだ」 杏子ちゃんは強いんだね。わたしなんてダメ人間だからそんな行動力ないよ、とわたしが呟くと杏子ちゃんは不快そうな顔をした 「自分のことを悪く言うような事はやめろ」 でも、とわたしが言い返そうとすると杏子ちゃんの言葉が遮った 「あたしの前で、あたしの大好きな人の悪口を言うのはやめろ いくらアンタだからっていっても、そんなのあたしが許さない」 わたしは苦笑してしまった 確かに杏子ちゃんはエゴイストだね わたしの最愛の恋人はわたしの自嘲すらをも許してくれないらしい 「あぁ、言っただろ?あたしはエゴイストだって」 杏子ちゃんは口角を上げて、八重歯を見せながら言った 分かったよ杏子ちゃん、最愛の恋人のお願いだ もう杏子ちゃんの前で自分を卑下するのはやめるよ 「悪いね、あたしのエゴに付き合ってもらっちゃって」 気にしないでいいよ、杏子ちゃん でもその代わりに、わたしのエゴにも付き合ってもらうからね杏子ちゃん そう言ってわたしは杏子ちゃんの甘く柔らかい唇にキスをする エゴイストは必ず滅び去ってしまうものなのだろうか? それなら、わたしは喜んでエゴイストとなろう 最愛の杏子ちゃんと共に深淵の泡沫となって沈んで、滅びよう エゴイスト同士、愛を貫いて、愛のもとに散華しよう コメント 766 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 00 33 08.00 ID SRfMu3Zh0 [1/4] 炬燵で伸びて寝ている杏子ちゃん それを見ているとわたしの心も癒されるね ぴょこんとはねた杏子ちゃんのアホ毛はいつ見ても可愛らしいの 杏子ちゃんに近づいてみるとすぅすぅという寝息が聞こえるよ! 杏子ちゃんの口に指を入れてみる 温かくて気持ちいいよ わたしは調子に乗って舌を掴んでみた 「起きてるぞ・・・何すんだよ・・・」と杏子ちゃんが呆れたような声で言う わたしはバレちゃったか、とふざけた感じで答え、杏子ちゃんのお口から指を抜こうとする しかし、杏子ちゃんはわたしの指にしゃぶりついてきたの/// 「あんた、あたしが寝てるうちになんか食っただろ!?」 杏子ちゃんはあからさまに不機嫌そうだった 「この味は・・・あんた、あたしのかっぱえびせん食っただろ!?」 しまった、さっき小腹がすいて食べてしまったお菓子は杏子ちゃんのものだったのか 杏子ちゃんはまだ、わたしの指にしゃぶりついて離れない・・・/// わたしは杏子ちゃんへの謝罪の気持ちも含めてディナーをレストランでとった 今はその帰り道 どうやら杏子ちゃんは機嫌を直してくれたようでよかった 「あんたがあたしのかっぱえびせん食ってくれてよかったよ。お陰で今日はハンバーグが食えたからな♪」 杏子ちゃんはご機嫌に鼻歌なんて歌っちゃっていてとても可愛いよ/// 「あ、そこでアイス買っていこーぜ!」と杏子ちゃんがコンビニを指差す やれやれ、杏子ちゃんの胃袋はブラックホールみたいだね そして、わたし達は小さなアイスクリームを買って、帰路に戻った 「寒い冬にアイスを食うってのも乙なもんだな」と杏子ちゃん それはわたし達がコートを着てぴったんこしてるから寒くないんだよ/// 「恥ずかしいこと言うなよ~///」と杏子ちゃんはふざけ合うような感じでぶつかってきた あっ・・・! その衝撃でわたしのアイスクリームはベチャと道路に落ちてしまった 杏子ちゃんはあわてて、落ちたアイスクリームを拾う 「ごめん・・・ふざけすぎた この落ちたのとあたしのを交換しよう」 杏子ちゃんはそう言うと落ちて砂利だらけになったアイスクリームを口に入れようとする ダメだよ杏子ちゃん!、とわたしは杏子ちゃんの持っているアイスクリームを取り上げたの 「返してくれよ・・・食い物を粗末にしちゃいけねーんだ・・・」と今にも泣きそうな杏子ちゃん わたしはそんな杏子ちゃんを抱き締めて言う そんなのダメだよ!食べ物を粗末にしちゃいけないっていう杏子ちゃんの意見は正しいかもしれないけど、 それで杏子ちゃんがお腹を壊しちゃったら本末転倒じゃない! 「だって・・・だってぇ・・・」 杏子ちゃんはついに泣き出してしまった さっきの太陽のように笑っていた杏子ちゃんと別人のようだ よしよし、とわたしは泣いている杏子ちゃんを抱きしめた 「ごめん・・・なさい・・・」と杏子ちゃんは何回も何回も言ってくる こっちまで釣られ泣きしてしまいそうだよ・・・ わたしは泣きじゃくる子をお母さんが宥めるようにずっと、よしよし、と頭を撫で続ける 杏子ちゃんは家に着いてもしばらく泣いていた 杏子ちゃんは強いようでいて実は脆いのかもしれない だったら、わたしがちゃんと支えてあげないと!、と思うわたしなのでした コメント 860 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/27(日) 00 25 15.31 ID dd46Ns9W0 [1/4] カチカチとクリック音が静かな部屋に響く ディスプレイには地図が映る、グーグル先生のマップだ わたしは今度行くつもりの展覧会の会場を調べているの すこし時間がたつと、暇そうにしていた杏子ちゃんがにきょこっとわたしの肩から顔を出してディスプレイを覗き込んだ 「なに調べてんだ?」 杏子ちゃんは「ホイ」とポッキーをわたしに渡しながら質問したの 今度行こうと思っている展覧会の会場を調べてるの、と答える 「展覧会っていうとアレか?夏に行った『空海展』みたいなものか?」 よく覚えてるね杏子ちゃん、楽しかった? 「空海より、帰りに食った醤油ラーメンの方が印象に残ってるな」 杏子ちゃんらしくて、ついつい微笑みが零れてしまう 「あたしも連れてってくれるよな?」と目をキラキラさせる杏子ちゃん 勿論、杏子ちゃんも一緒について来てくれると嬉しいよ!でも退屈じゃない?杏子ちゃん?、と訊いてみる 「確かに展覧会自体には興味はないけどさ、あんたと一緒なら何処にいっても楽しめる気がするよ この前の空海展もあんたとお喋りしながら色々見て回るのは楽しかったしな」 その言葉に嬉しくなって、わたしは杏子ちゃんをわたし向きに膝に乗せて頭をなでなでする 「へへ、そんなに撫で回すなよぉ・・・///照れんだろーが・・・バカ・・・///」 杏子ちゃんは満更でもないような顔をして、わたしの胸に顔をすりすりしてくる 昔のちょっとトゲトゲしてた杏子ちゃんも可愛かったが今の杏子ちゃんも可愛いなって/// でも、こういうことは杏子ちゃんがわたしに心を開いてくれているってことだよね そう思うと無性に杏子ちゃんが愛らしくなって、もう一度頭を撫でてぎゅっと抱きしめる えへへ、杏子ちゃんの身体って温かいね/// 「そういえばその展覧会ってのはいつ行くんだ?」と杏子ちゃんがすりすりしながら上目遣いで訊いてくる たしか12月の下旬、年末だったと思うよ、と杏子ちゃんにすりすりしながらわたしは答えた 「クリスマスの後か・・・」と杏子ちゃん ちゃんとクリスマスにプレゼント買ってあげるからね、杏子ちゃん! 「あたしは、あんたと一緒ならそれだけで幸せなんだけどな もう、ひとりぼっちのクリスマスは嫌だからな・・・」 クリスマスだけじゃなくて、年越しもお正月も・・・、ずっと一緒だよ! 杏子ちゃんはひとりぼっちなんかじゃないよ! 「うん・・・ありがとな」 杏子ちゃんの天使のような唇がわたしのほっぺたに触れた ディスプレイにはスクリーンセイバーがかかり、もうクリック音もしない ただ、わたしと杏子ちゃんの愛の調べだけが部屋に響いていたの コメント 943 名前:†[sage] 投稿日:2011/11/28(月) 00 18 06.40 ID eDt6AL5D0 今日は日曜日だというのに、少し憂鬱だ せっかくの休日だというのにアイツは風邪をひいて寝込んじまった 最近、夜更かしが多かった所為かもしれない これからは、もう少し体調管理を意識しないとな、あたしもあいつも そんなことを考えながらあたしは買い物カートを少し早めに走らせながらパーカーのポケットから紙切れを取り出す あいつから渡されたメモだ あとはネギと卵と牛乳か・・・ さっさと買って、さっさと帰ろう 流石のあたしも、恋人が風邪で寝込んでいる時に悠長に菓子のコーナーで指を咥えて迷っているわけにはいかない あいつはちゃんと風邪薬を飲んだから熱も少しは下がってきたところだろうか それでもこういう時ひとりぼっちは心寂しいもんだ 早く帰ってあいつのそばにいてやらないとな 買い物を終えるとあたしは足早にスーパーから出る すると何やらいい匂いがしてきた 匂いの方に視線を向けると美味しそうな屋台の団子屋があった お土産に1パック買って行くか そして、あたしは団子屋のおじさんからみたらし団子を1パック買った おじさんは「お嬢ちゃんは可愛いからおまけで2本プラスしておくぜ」と言ってくれた あたしはおじさんにお礼を言って小走りで帰路につく 早くあいつにこの団子を食べさせてやらないとな 重い荷物を持って坂道を突っ走るというのは流石の魔法少女でも疲れるもんだな あたしは息を切らせながらドアを開け、ただいまと恋人に自分の帰りを知らせる するとあいつはわざわざ玄関まで迎えに来て「おかえり杏子ちゃん」と言ってくれた あいつの様子を見ると、どうやらかなり体調は良くなったようだ 念の為にあたしは恋人のおでこに手を当てて、熱を計ってみる うん、熱は下がったようだな でも、顔は何故か火照っているな 「杏子ちゃんがいきなりおでこ触るからだよ///」 はは、いつものあいつに戻ったようだ あたし達は炬燵で温かいお茶(あたしが淹れた!)を啜りながら団子を食べる 「このお団子はあんこが甘くて美味しいね」 そうだな、確かに今まで食べてきた団子のあんことしては甘い方だ 今度、行ったらおじさんにまたお礼を言わなくちゃな その時はあたしの最愛の恋人を連れていこう こいつは世界の誰よりも可愛いから、あのおじさんもまた、おまけしてくれるかもしれないしな そんなことを思っていると、恋人があたしに顔を近づけてきて、あたしのほっぺたに舌を這わせた 「ほっぺにあんこ付いてたよ」 ああ、やっぱこいつは世界の誰よりも可愛いよ あたしは恋人をぎゅっと抱きしめた コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/120.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91】 【92】 【93】 【94】 【95】 【96】 【97】 【98】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1338461341/ 【前】 【次】 558 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 00 43 38.48 ID xnwwJESS0 [1/2] 598 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 00 49 24.14 ID tUlUjaUO0 [1/2] 637 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/13(水) 00 30 04.10 ID x/2Xq32b0 710 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/15(金) 00 12 17.35 ID ILosl4nL0 [1/2] 751 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/16(土) 01 03 07.47 ID TfHBc08e0 [1/2] 787 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/17(日) 00 41 15.95 ID 46epd9K90 [1/2] 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/18(月) 00 46 01.71 ID S1eNTCqz0 [1/2] 872 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 00 01 26.81 ID S1eNTCqz0 [4/4] 918 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 00 06 38.27 ID 2pVAcgow0 [1/2] 558 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 00 43 38.48 ID xnwwJESS0 [1/2] 6月11日、語呂合わせが思い浮かばないよ杏子ちゃん… 今日はアメリカ海軍の戦艦「ミズーリ」が就役した日で産業教育振興法が公布された日 江戸幕府第6代将軍徳川家宣や作曲家リヒャルト・シュトラウスの誕生日でもある 戦艦「ミズーリ」はひょっとしたら日本で一番名の知られている外国の戦艦の一つかもしれない 知っての通り、1945年9月2日に日本はミズーリの艦上で降伏文書を調印したんだよ 降伏文書調印式の日本の代表団は重光葵政府全権と梅津美治郎大本営全権、随員数名 これにによって大東亜戦争(第二次世界大戦)が終結したんだよね 因みに降伏文書調印式の翌日にはフィリピン防衛戦を行っていた山下奉文大将も降伏文書に調印したの 山下奉文は「マレーの虎」や「イエスかノーか」「山下財宝」、日本人へ向けた遺言を残した事で有名 軍歌「比島決戦の歌」の中に「陸には猛虎の山下将軍~♪」というフレーズがあるけど、これは山下奉文の事だよ 作曲家リヒャルト・シュトラウスの代表作と言えば「ツァラトゥストラはかく語りき」が挙げられるよ 名前を言われてもピンとこないかもしれないけど多分杏子ちゃんも聞いた事がある筈 テーン↑、テーン↑↑、テーン↑↑↑、テーテーン↑↑↑↑って感じの宇宙を感じさせる曲。また、一緒に宇宙行きたいね そういえば、今日はこの日が「入梅」になることが多い事から「傘の日」なんて呼ばれるみたいだよ でも今年2012年の入梅は6月10日、つまり昨日だったみたい。残念でした杏子ちゃん! 雨ばかりですなる事もなきゆへに杏子ちゃんと歌詠みでもして時間を潰そうと思ふの もちろん、文法なんて無視だよ じゃあ先ずはわたしから詠まむ、杏子ちゃん くれなゐの その目その髪 麗しく 我が身乱すは いかほどなるらむ 杏子ちゃん、すこしばかり頬を赤くし、かく返したり 「ちょっと待て あたしは和歌を 詠めねーんだ 勝手に話を すすめるなよ!」 杏子ちゃん、御頭のアホ毛なるものをくるりくるりと回しt 「だからやめろって言ってんだろ!」 わたし、杏子ちゃんに押し倒されることこそいとあはれなり。されど、杏子ちゃんの素肌h 「あー、分かったよ。もう抱きしめてやったりしないからな」 そんなの嫌だよ杏子ちゃん!許して杏子ちゃん足舐めるから! 「やっといつものあんたに戻ったか」 「別に水あめくらい普通に食えばいいだろ・・・」 杏子ちゃんはお皿の上の水あめを箸でくるくるしながら言うの だってせっかくの和菓子なんだから趣きがあった方がいいかなって… 「あたしにとってはそんな頭使って言葉捻り出す事に風情なんて感じないけどなー」 そんな事いったら平安貴族にボロクソ言われちゃうよ…ってわたしは心の中で思った 「あっ、しまった!」 杏子ちゃんは手を滑らせて水あめの入ったお皿をわたしの方に滑らせちゃったの きゃっ! お皿は奇跡的な軌道を描き、わたしの顔に水あめをぶっかけちゃったの ふぇぇ…べたべたして気持ち悪いよぉ… 「わりい…」 杏子ちゃんは気まずそうに頭を掻きながら言ったよ 平気だよ杏子ちゃん…。でもちょっとお風呂入って…そうだ! 「どうしたんだよ、いきなり?」 ねぇ、杏子ちゃん。このまま洗い流しちゃったら食べ物を無駄にするって事になっちゃうよね? やっぱり食べ物は大切にするべきだよね?だから杏子ちゃんはわたしの顔の水あめを舐めとるべきだよね? 「ヘンタイ…」 ひどいなぁ杏子ちゃんはぁ!わたしのことをこんなベチャベチャのドロドロにしたのは杏子ちゃんなのに… 「わかったよ、舐めればいいんだろ舐めれば!」 (計画通りだよ!) 杏子ちゃんはとても煽情的な表情で顔でわたしのペロペロするの わたしの顔をペロペロしているうちに杏子ちゃんはノってきたのか表情が恍惚としてきたの わたしが身体を悶えさせ顔を逸らそうとすると杏子ちゃんは馬乗りになって、わたしをロックする 「逃げるなよ、あんたが舐めろって言ったんだろ?///」 やだっ杏子ちゃんそんなとこはぺろぺろしなくても/// 「ひょっとしたら口の中にも入っちまったかもしんねーだろ?ほら、口開けろよ///」 今日の杏子ちゃんなんか怖いよぉ…/// 「開けねーって言うんならいいよ。あたしが無理矢理にでも開けさせてやるからな///」 そして、わたしは肌がふやけちゃうほど杏子ちゃんにぺろぺろされちゃったの/// コメント 598 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 00 49 24.14 ID tUlUjaUO0 [1/2] 6月12日、612年は推古天皇の治世だよ! 今日は桶狭間の戦いや賤ヶ岳の戦いで前田利家が羽柴秀吉に降伏した日 アンネ・フランクの誕生日で武将今川義元の命日でもある 桶狭間の戦いは織田信長が今川義元を討ち取った戦いで、 賤ヶ岳の戦いは羽柴秀吉が柴田勝家を破った戦いだよ 前田利家は最初、柴田勝家側の人間だったけど秀吉に降伏しちゃったの 羽柴秀吉が豊臣秀吉と呼ばれるようになるのはもうちょっと先のお話 賤ヶ岳の戦いは1583年で、秀吉が後陽成天皇から豊臣姓を賜ったのは1586年だからね アンネ・フランクはナチスドイツ占領下の生活を記録した『アンネの日記』で有名 13歳の誕生日という事で彼女はプレゼントとして日記を貰い、日記を書き始めたの その書き始めが1942年の6月12日、最後の記録は1944年の8月1日みたい そういえば今日は「アンネの日記」が書き始められた事に因んで「日記の日」らしいよ 杏子ちゃんもたまには日記でもつけてみたら?え?面倒臭いから嫌 なんか杏子ちゃんらしくていいね でも、一日の終わりにコーヒーを嗜みながら日記をつける知的な杏子ちゃんも魅力的だと思うよ! ハードボイルドに憧れて 堅ゆで卵に塩ふって、クールに食べる杏子ちゃん 黄身も白身もしっかり固まり、決して互いが互いの領域を侵す事はない わたしも杏子ちゃんの真似をして堅ゆで卵を食べてみるけど、残念ながら口に合わない パサパサしすぎ、のどが渇く、半熟のトロトロの方がわたしには合ってる 互いが互いの境界を作らず、黄身も白身も混沌とした半熟のゆで卵 一応は両者とも自分の形は保っているものの、大きな衝撃を受ければたちまち境は砕け散る そんな半熟ゆで卵とハードボイルドな堅ゆで卵は正反対に位置するように思われる 自分の意志や信条を決して曲げず、何者にも染まらず、そして強く美しく生きている杏子ちゃん 確固とした信念や思想も持たず、ただ好きな人の色に染められる事を望む軟弱なわたし そんなわたしと杏子ちゃんだけど、決して相容れぬ存在というわけでもない 寧ろ恋愛に於いてはこういう正反対な方がいいのかもしれない 記紀神話のイザナギとイザナミの愛の神産み国産みもそんな感じだった気がする イザナギの余った部分とイザナミの足りない部分を重ね合わせて愛を営む 常に何者にも染まらぬ杏子ちゃんと常に杏子ちゃんに染まりたいと希うわたし そんな両極の二人だからこそ馬が合っているのかもしれないね それでもやっぱりわたしは杏子ちゃんのハードボイルドに憧れる 杏子ちゃんみたいにかっこよくなりたいって思ってしまう トロットロのの半熟卵は決して堅ゆで卵になれないと分かっていても 杏子ちゃんに近づきたいって思ってしまうの 誰が言ったか、「憧れは理解から最も遠い感情」なんて言葉があったね でも、わたしは憧れは理性的なものじゃなくて感覚的なものだと思うの 人が人に好意を抱いたり、憧憬の念を抱いたりするのは本能的、エロス的なものなんじゃないかな だから、わたしはいくら無意味だと言われても杏子ちゃんに近づこうとするの たとえそれが全て遠き理想郷のようなものだとしてもね なんでこうも人間の心ってのは常に矛盾しているのだろう 杏子ちゃんみたいなハードボイルドに憧れている癖に半熟卵の快楽に溺れてしまう こうやってだらしない顔をして杏子ちゃんから与えられる快楽の波に嬌声をあげているのだろう わたしは何者にも染まらないハードボイルドに憧れていたのではないか? どんな理想を持っていても、やはり自らの性質の壁には勝てないのだろうか? わたしはもう諦めた方がいいのか?少なくともわたしには到底理想を現実にする事は無理そうだ でも、不思議な事にわたしの心に絶望という感情はなかった。普通は諦めの次に来る感情は絶望の筈なのに その答えは簡単だった。わたしは絶望する事にすら快楽を覚えていたのだ。 わたしの性質の所為だ。わたしの全ての感情は杏子ちゃんの愛の色に染められていたのだ 道理で気持ちいいわけだ。何の恥かしげもなく身を悶えさせ声を喘がせているわけだ。 嗚呼、なんて幸せな気分なのだろう。抜け出せるわけない、こんな最上の快楽の渦から わたしはわたしの全てを杏子ちゃんから与えられる快楽に委ねる事にした コメント 637 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/13(水) 00 30 04.10 ID x/2Xq32b0 6月13日、杏子ちゃんのきょこきょこはあんあんだった 今日は島津義久が降伏し豊臣秀吉の九州平定が完了した日で、ヒトラーとムッソリーニが初会談を行った日 剣術家宮本武蔵や医学者北里芝三郎、小説家の太宰治の命日でもある 秀吉の九州平定は大友宗麟に依頼された事に始まる 九州で猛威を奮っていた島津氏からの圧迫を回避する為に大友は当時勢いのあった秀吉に頼んだんだって これを受け関白となった秀吉は朝廷の権威を以て大友氏と島津氏に停戦するように命じたの そして島津氏に占領地の過半を大友氏に返還するように命じる でも、それに従うわけもなく島津氏は拒否の意を示したよ それで何やかんやあって、大友氏への攻撃を再開するけど最終的には秀吉の軍に敗れてしまったのでした 太宰治は『走れメロス』『斜陽』『人間失格』などで有名な小説家。彼のコアなファンも多いよ そんな彼は玉川上水で、愛人の山崎富栄と入水自殺を図ったの 文学者の自殺は珍しいものではなく彼の他にも有島武郎・芥川龍之介・三島由紀夫・川端康成などが自殺を決行しているの 自殺はしばしばフィクションでは美化されたりするみたいだけど、杏子ちゃんはそういうのは嫌いらしい 何故なら杏子ちゃんの家族は杏子ちゃん一人を残して心中してしまったから だから杏子ちゃんは孤独の、ひとりぼっちの辛さや寂しさを誰よりもよく知っているの わたしもそれをよく知っているから、わたしは出来るだけ長く、永く、杏子ちゃんの傍にいてあげたいなって思うの なんてかっこつけた事を言っちゃったけど、ほんとはわたしが杏子ちゃんと一緒にいたいって方が強いんだけどね 杏子ちゃんのおててにぎにぎぷにぷに気持ちいな 「あー、なんか気持ちいいな」 わたしに手の平マッサージのスキルはないよ杏子ちゃん? 「それでも、なんか気持ちいいんだ。もうちょっと握っててくれよ」 言われなくてもその積り、やめろって言われても放さない積りだったけどね 嗚呼、なんで杏子ちゃんのおててを愛撫するのはこんなに気持ちいいんだろう 「愛撫って…///変なこと言うなよ///」 何か勘違いしてない杏子ちゃん?別に愛撫って言葉はエッチな意味だけじゃないんだよ ほら、よく「猫を愛撫する」なんて言うよね?でも、それは別に猫に対して性的なものを感じて撫でているわけじゃないよね 「そんなのただのヘンタイじゃねーか///」 それにしても杏子ちゃんがそんなエッチな意味の言葉を知っているなんて意外だったよ ひょっとして杏子ちゃんって顔に似合わずむっつりスケベさん?スケベな杏子ちゃんでもわたしは一向に構わないよ! 愛撫と言えば梶井基次郎の作品にも同名のものがあった どんな内容かと言うと猫の耳を「切符切り」でパチンとやってみたらどうなるのだろう、と妄想を広げて行くもの 一部分だけ抜き出してみようか 猫の耳というものはまことに可笑しなものである。 薄べったくて、冷たくて、竹の子の皮のように、表には絨毛が生えていて、裏はピカピカしている。 硬いような、柔らかいような、なんともいえない一種特別の物質である。 私は子供のときから、猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやってみたくて堪らなかった。 これは残酷な空想だろうか?否。まったく猫の耳の持っている一種不可思議な示唆力によるのである。 流石は梶井さん。檸檬を爆弾に見立てるあたりただ者ではないと思っていたけどこんなに想像力があるとは でも、猫の耳を切符切りでパチンは流石に残酷だと思う。 別に弁解するわけでもないけど、梶井が動物虐待をする非道い人というわけではないよ さて、そんな事を考えていたわたしだけど何かの拍子に我に返ったようだ わたしの目の前には杏子ちゃんの手。柔らかくて小さな紅葉のようなおてて。 気が狂ったのか、わたしは何故かそれに歯を当ててみたくなったのだ 「いてっ!何しやがる!」 わたしの甘噛みに抗議する杏子ちゃん。当たり前だよね。 でも、わたしは悪くないの。杏子ちゃんの手の持っている一種不可思議な示唆力によるものなの 梶井の真似をしてみた 「意味わからねーよ。ほら、あんたがしたことはこういうことだよ!」 杏子ちゃんの可愛らしい犬歯がわたしの指に食い込み、皮膚を破り、血を垂らせる 「あっ…わりい…」 今のは杏子ちゃんにとっては甘噛み、ふざけ合いのつもりだったのだろう まさかこの程度で出血するとは、と思ったことだろう。だから、杏子ちゃんはちょっと悪そうな顔をしている わたしは自分の血と杏子ちゃんの唾液のついた傷口に唇を当てる わたしは幸せな気分になった コメント 710 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/15(金) 00 12 17.35 ID ILosl4nL0 [1/2] 6月15日、いつから買わなくなったんだっけ、コロコロコミック… 今日はサイパンの戦いが始まった日で、文化庁が発足した日 心理学者エリク・H・エリクソンや海軍大臣永野修身の誕生日でもある 1944年、サイパン島では日米両軍によって激戦が繰り広げられたの サイパン島は絶対防衛圏の中核だったので日本軍としては絶対に負けるわけにはいかない戦いだったの でも、日本軍は米軍の圧倒的兵力の前で敗れる事になる 東条英樹内閣はサイパン島が陥落し、絶対防衛圏が崩壊した事の責任をとって総辞職したの エリクソンはアイデンティティの概念を提唱した心理学者で精神分析家 アイデンティティ、日本では「自我同一性」「自己同一性」なんて訳されるね 自我同一性は「これこそが真の自分である」という実感の事で、それの獲得が青年期の課題なんだって 「私は何処から来て何処へ行くのか?」なんていう思春期によくある問いも同一性獲得の一段階なんだとか でも、これが余りに過ぎると「痛い子」とか「中二病」とか言われちゃうから要注意だよ! 『ゴルギアス』でも政治家カリクレスがこんな事を言ってたね 若い時に思索に耽るのは良い事だけど、ソクラテスみたいないい大人がそんな事するのは馬鹿馬鹿しいって 何事もほどほどが良いって事かな?アリストテレスっぽく言うと中庸だね! そう言えば今日は「暑中見舞いの日」みたいだよ そろそろ炬燵はしまって扇風機でも出そうか杏子ちゃん! どうでもいいけど昔に旋風仮面っていうツクールゲームがあったね 扇風機と言えば日本の夏の風物詩 麦茶+扇風機+風鈴のコンボは夏のプログラムアドバンスだよ 冷却効果ではエアコンに勝るもの無しと言えどもやっぱり扇風機はまだまだ現役だよ ほら、こうやって杏子ちゃんが扇風機に向かって「あーーーー」ってやってる たいして今日は暑くないけれど扇風機を見るとこうやりたくなるのも日本人の性だよね 髪の毛や頭のアホ毛をゆりゆららららゆらゆらと揺らす杏子ちゃん、可愛い 目を瞑って気持ち良さそうにお口を開けて、健康的な八重歯を見せながら「あーーー」ってやってる杏子ちゃん わたしはそんな杏子ちゃん呼ぶ。うどんのつゆの入った食器を鳴らして杏子ちゃんを呼ぶ そういえばおつゆを入れるアレって何って言うんだろう?お皿でもないし茶碗でもないし…。まぁ、いいっか あんまりチンチン鳴らしたりすると杏子ちゃんに「行儀が悪いぞ」って怒られちゃうけどね それでもお皿を鳴らすと必ず杏子ちゃんは飛んで来る。パブロフの杏子ちゃんだね 今日はお天気だけど、もう梅雨だからそろそろ雨ばかりの日になっちゃうよ 梅雨が過ぎたらワルプルギスの夏が来るよ! 湿度が高くてベタベタの夏。せめて湿度だけでもどうにかしてもらいたいよね だから今年は杏子ちゃんと一緒に北海道とか行きたいな 杏子ちゃんと北の大地の各地のラーメンを食べ歩いてみたいよ 「そういえばあと2週間くらいしたらもう7月かー」 そうだよ杏子ちゃん。時の流れは早いの。ところで杏子ちゃんは他に行きたいところとかある? 「あんたと一緒ならあたしはきっと何処でも楽しめると思うよ」 杏子ちゃん/// 「でも強いて言うんならこの前テレビでやってたスカイタワーとかいうとこに行ってみたいな なんか美味いものもあるみたいだし」 スカイツリーだよ杏子ちゃん…。でも、そうだね。一度は行ってみたいものだね 「だな!絶対に行こうな!」 そしてその晩、わたしと杏子ちゃんは扇風機の風に煽られながらあんあんしたの/// コメント 751 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/16(土) 01 03 07.47 ID TfHBc08e0 [1/2] 6月16日、コーラにメントス入れると面白い事になるよ杏子ちゃん! 今日は日本軍がガダルカナル島に上陸した日で横須賀線電車爆破事件が発生した日 第76代天皇近衛天皇の誕生日で俳優・歌手の鶴田浩二の命日 フィクションを含めると上杉和也や上杉達也、遠坂時臣の誕生日でもある ガダルカナル島は大東亜戦争有数の激戦地で日本軍と連合軍が激しい戦闘を行ったよ 日本軍部隊の多くが補給路を絶たれ、多数の餓死者を出した事から、「餓島」なんて言われたりするよ でも餓死者の他にも沢山の病死者を出したみたいで戦場はまるで地獄絵図のようだったとか 補給線の軽視で大量の餓死者を出した事や疫病が蔓延した点から見るとインパール作戦にも似ている部分があるね このガダルカナルの戦いはミッドウェー海戦と共に大東亜戦争に於ける攻守の転換点となった戦闘と言われるよ 鶴田浩二は俳優として有名だけど軍歌を歌った歌手の一人でもあるの 例えば「同期の桜」「荒鷲の歌」「戦友」「空の神兵」なんかがよく知られているかな?かな? そういえば、「む(6)じゅう(10)りょく(6)」の語呂合わせで今日は「無重力の日」らしいよ レビテトしてる時にじゅうりょく100を使われてアースシェイカーされるとけっこうイラッとくるよね杏子ちゃん 重力50+マグニチュード8も同罪だよ。そう、あなただよオペラ座の舞台で営業妨害している伝説の八竜さん! 杏子ちゃんの可愛らしい声でオペラとか聞いてみたいなー。もっと欲を言えば杏子ちゃんとオペラで共演したいなー 『オー アンコ オー アンコ わたしの こえが とどいているか あなたの もとへ』 なんてね 嗚呼、杏子ちゃんと飛空艇でお空の旅をしてみたい 藍より蒼き 大空に大空に たちまち開く 百千の~、なんて口ずさみながらね きっと杏子ちゃんと一緒に見下ろす世界は大きくて綺麗なんだろうな うん、わかってる。こんなの叶いっこないって。反実仮想。助動詞ましだよ でもせっかくの人生なんだから、夢は大きく持たなくちゃ 喩えそれが叶わない夢…いや、妄想の類であってもね 「確かにあんたはそういう妄想とか好きだもんなー」 杏子ちゃんは意外とリアリストだよね 「あたしは今のリアルに満足しているからな///」 杏子ちゃん/// わたしも杏子ちゃんみたいに世界を冷静に見られる眼を持ちたいものだよ 「ん?あたしは世界なんて見てないぜ」 じゃあ杏子ちゃんはいったい何を見ているの? 「今、あたしの目に映ってるあんただけだよ///」 杏子ちゃんったら/// 「そういえば飛空艇って実在すんのか?ゲームとかではよく見るけど」 飛行艇ってのは実際にあるらしいけど飛空艇はフィクション世界のものみたいだよ 「そっか、でも、どうせ乗るんなら速いのがいいな。エンタープライズだっけ?」 その名前だとある町の上空を通ったら砲撃されて大破しちゃうよ! 「ガルーダは強敵だったよな。」 あれは竜騎士にジョブチェンジしてジャンプ使わないと勝てなかったよ… そう言えば杏子ちゃんって竜騎士っぽいよね。槍とか身のこなしとか 「そうか?じゃあ、あんたに似合いそうなジョブは何だろうな~」 わたし魔剣士か暗黒騎士がいいなって 「いや、それはないな。なんかない。言い難いんだけどそういうのは似合ってないと思うよ」 魔剣士とかかっこよくて好きだったのになー 「でも使い勝手悪いよな、あれ」 そんな事言うと暗黒しちゃうよ!いや、杏黒かな? 「おいやめろって!腋の下くすぐるのは…ひゃんっ///」 杏子ちゃんのHPを削っちゃうよ!たとえ、わたしのHPも一緒に削られるとしてもね! そしてわたしは固有アビリティ「杏哭」を使ったの このアビリティは使うと自分のHPが減っちゃうけど杏子ちゃんを良い声で鳴かせる事が出来るの/// ほら、杏子ちゃんが可愛らしい声であんあんと鳴いているよ/// コメント 787 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/17(日) 00 41 15.95 ID 46epd9K90 [1/2] 6月17日、日曜日キタ━━━リノ(! ゚ ヮ゚ノリ━━━━━!!!!! 今日は自由の女神像がフランスからニューヨークに届いた日で、ウォーターゲート事件が覚した日 室町幕府13代将軍足利義輝や科学哲学者トーマス・クーンの命日 自由の女神と言えば自由の国アメリカの象徴として有名だよね 杏子ちゃんも知ってるかもしれないけど自由の女神は世界遺産なんだよ 日本では「自由の女神」と呼ばれるけど正式名称は「世界を照らす自由の女神」なんだって 因みに英語だとLiberty Enlightening the Worldだよ 科学哲学者トーマス・クーンはパラダイム概念を提唱したよ 現在、パラダイムは一般的に“時代の思考 を決める大きな枠組み”という意味で使われるよ でも、これは本来のパラダイムの意味とはかなりかけ離れちゃっているらしいの 今までわたしが使っていたパラダイムは本来の意味とはかけ離れている方。無知って恥ずかしいね>< そう言えば今日は「砂漠化及び干魃と闘う国際デー」らしいよ 砂漠っていうとレジロックだよね杏子ちゃん!彼は凄い物理耐久力を持ってるの。なんと防御種族値は200だよ! 因みに防御種族値ランキング一位がツボツボなのは杏子ちゃんも知ってるよね? わたしが防御の高いポケモンの中で好きなのはパルシェンかな?杏子ちゃんのパルシェン…/// あー、久しぶりに杏子ちゃんとポケモンバトルしたくなってきちゃったよ! ほえる (ベッドで)はねる (意識が)そらをとぶ トライアンアン メガトンアンアン (愛の歌を)うたう (同じベッドで)ねむる アンコキネシス ロケットあんこ じゅうまんアンコ! なんちゃってね 今日は杏子ちゃんと古本屋さんにやって来たの 別に欲しいものがあったってわけじゃないけど、漫画との立ち読みとかで時間が潰せる でも、そんな事するくらいなら家でゴロゴロしていた方がいいよね だけど杏子ちゃんはどうしても外出したかったみたいなの ゴロゴロするのも好きだけど、散歩なり何なり基本身体を動かしていたい杏子ちゃん やっぱり杏子ちゃんはアウトドア派だね!そんな杏子ちゃんにはこの季節はちょっと酷だよね 梅雨。ずっと雨が降っていてジメジメしていて洗濯物もなかなか乾かせない季節 偶に降る雨ならいとおかしと歌詠みする気持ちになるけどこう毎日雨だと気が滅入る 気が滅入りすぎて身体にキノコが生えちゃいそうだよまったく! まぁ、そんなわけでわたしと杏子ちゃんは近所の古本屋さんにやって来たの 別にここを目的にして来たってわけじゃなくて、所在なく街をフラフラしていたらここに着いたってわけだよ だから、ひょっとしたらここじゃなくてレストランとかに着いていた可能性もあるの これも何かの縁ってやつかな?因みに縁は「えん」とか「よすが」とか「えにし」とか読むよね うん、どうでもいいね あっちで漫画を読んでいたはずの杏子ちゃんが何やら嫌そうな顔をして戻ってきた どうしたの杏子ちゃん? 「ちくしょー、グロ漫画見ちまった…」 あちゃー、(アーチャーじゃないよ!) 杏子ちゃんってそういうのに耐性ないんだっけ 「あぁ、別につけようとも思わないけどな。 ちょっと絵柄が怖そうだったからなんて冒険しようとしたあたしがバカだったよ」 ドンマイ杏子ちゃん…。わたしも昔、そういう経験があるよ。ライチ☆光クラブ…今でもちょっとトラウマだよ 「やっぱり普通に少年漫画とかほのぼの刑の漫画とかの方がいいな」 うん、わたしにも杏子ちゃんにもそっちの方があってるよね 「ん?なんだ、これ。ジャンプで連載されてる奴じゃん。でも大きさが単行本と違うような…」 杏子ちゃんが何気なくとったその漫画の表紙をわたしはちらっと見る 尖ったアゴに異様にキラキラした眼の男性二人が上半身裸でお互いの身体を抱きしめている そして○○アンソロジーというキラキラした装飾が施されたような題名 杏子ちゃん!それ以上いけない! 「///」 時既に遅し。杏子ちゃんが顔を真っ赤にして頭をショートさせていた 「なぁ…ああいうのって18禁とかじゃねーのか///」 お店の方針によって色々違うんじゃない? 「じゃあなんで男同士が●●とか××××とかしてたんだ?///」 きっとああいう愛のカタチってのもあるんだよきっと/// 「そっか、愛の道って深いんだな///」 うん、深いよ///愛には底とか天上とかがないからねきっと/// 「じゃあ、あたし達も愛し合うか?///」 そうだね杏子ちゃん/// コメント 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/18(月) 00 46 01.71 ID S1eNTCqz0 [1/2] 6月18日、ロイヤル・ストレート・フラッシュ杏子ちゃん! わたしの手作りおにぎりを美味しそうにムシャムシャと食べてくれている杏子ちゃん 「ホタテおにぎりなんて初めて食ったよ」と杏子ちゃんは頬に米粒をつけながら言った 今日は「おにぎりの日」らしいからそれに因んで作ってみたの 「『おにぎりの日』?なんだ、ひょっとして今日は初めておにぎりが作られた日とかなのか?」 ううん、「おにぎりの日」っていうのは日本最古のおにぎりの化石が発見された石川県鹿西町が定めたみたい 鹿西町の町興しの意を込めて、鹿西のろく(6)と毎月18日の「米食の日」から6月18日が選ばれたんだって だから別に初めておにぎりが作られた日でも、初めておにぎりの化石が発見された日でもないよ 「けっこうテキトーなんだな…。でもそういうテキトーさも人生には必要だと思うぞ」 人生経験が豊富そうな杏子ちゃんにそう言ってもらえると何か気が楽になるよ。 「そんなに買い被んなよ。それに人生経験が豊富とか言われるとあたしが年イってるみたいじゃねーか!」 そういえば杏子ちゃんって何歳なの?ひょっとしてわたしよりお姉ちゃん?それとも妹ちゃん? 「女に年聞くなんてデリカシーないね、あんた」 普段ガサツな杏子ちゃんがデリカシーなんて言葉を使うなんて… 何だかんだ言ってもやっぱり杏子ちゃんは女の子なんだね そういえば今日は京都帝国大学、現在の京都大学が創設された日なんだよ 「京大って言うと日本で2番目に頭がいいって言われる大学だよな?」 うん、杏子ちゃんはよく知ってるね 「こんくらい常識だろ…。京大もいいけどあたしは京都って言ったら八ツ橋を思い浮かべるな」 美味しいよね、八ツ橋。因みに八ツ橋って言う名称は箏曲の祖の八橋検校に因むらしいよ 「箏曲って何だ?」 箏の曲だよ。箏ってのは今でいうおことの事だね。おとこじゃないよ! よく「こと」という字は、「琴」の字を当てられけど、正しくは「箏」なんだってさ 「八ツ橋って人の名前が元だったんだなー。なんか八ツ橋の話してたら八ツ橋食いたくなってきた!」 じゃあ、通販で注文してみる?本当は現地に行って食べるのが一番だけど… 「買ってくれるのか?やった!通販でも十分に美味いから大丈夫だよ」 そう?でも、今年の夏は京都とかも行ってみたいね 「あたしそんなに寺とかは興味ないんだけどなー まぁ、綺麗だとかすげーとかは思ったりするけどさ」 でも美味しい和菓子とかはいっぱいあると思うよ? 「よし!絶対に京都に行こうな!」 ちょろい杏子ちゃんも可愛いよ/// 「なぁ、クーラーつけちゃダメか?」 ダメだよ。最近は電気代値上げとか消費税率アップとかで色々厳しいんだから まぁ、消費税はいますぐアップするってわけじゃないけどね でも、こんな時季からクーラーなんて使ってたら毎食のおかずが一品ずつ円環の理に導かれちゃうよ それに多分、暑さを感じるのは湿気の所為だよ。ベタベタして不快だもんね 「なんてこった!オカズが減るだって!?仕方ないな…扇風機で我慢するか…」 杏子ちゃんは這い這いして扇風機の方に向かい、そのままピッと電源をオンにした 「あー、やっぱ扇風機は助かるよ。でも、まだ暑いなー」 杏子ちゃんはそう言うといきなり洋服を脱ぎ出したの 何してるのさ杏子ちゃん/// 「何って暑いから脱いだだけじゃん?家の中なんだから誰も見ちゃいねーって、心配するなよ」 わたしがいるよ!/// 「別にあんたなら見られてもかまわねーさ」 やめてよ杏子ちゃん!ブラずらしたりパタパタしたりするのやめてよ!/// 「なんだ~?ひょっとしてあたしの姿にムラムラきたとか?まさかなぁ~?なぁ~?」 だからブラまでパタパタするのやめてって言ってるでしょ!/// はしたいないよ杏子ちゃん!杏子ちゃんのエッチ!淫乱!露出狂! 「露出狂だと!?///流石にちょっと傷ついたわ…」 あっ、ごめんね杏子ちゃん…言い過ぎちゃったよ… 「そんくらいじゃ許さないよ こうなったらあんたの身体に償ってもらうしかないよねぇ?///」 杏子ちゃん/// たまにはあんあんされる側ってのもいいもんだね/// コメント 872 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 00 01 26.81 ID S1eNTCqz0 [4/4] 6月19日、杏子ちゃんと一緒に最後のガラスをぶち破りたい ━━人間は考える葦である━━ これは今日が誕生日の哲学者であり数学者でもあるブレーズ・パスカルの言葉だよ 「それならあたしも聞いたことあるよ。でも、なんで人間が足なんだ?」 足じゃなくて葦だよ。葦は簡単に言っちゃえば植物だよ 記紀神話でも日本国の事を葦原中国(あしはらのなかつくに)って言うよね 中国ってのは天上の高天原と地下の黄泉国との中間って意味だよ 「へー。それで、『人間は考える葦である』ってどういう意味なんだ?」 うん、人間はこの宇宙と比べたらちっぽけな存在だけど、人間は考えるという事が出来るって意味だよ 葦っていうは+な面、考える事が出来るっていうのは-な面。アンビバレントな言葉だね 因みにパスカルは実存主義の先駆者とも言われる事があるよ でも、実存主義の先駆者としてはキルケゴールの方が有名だと思うよ 「あんたキルケゴール好きだな。あたしまで名前覚えちまったよ」 うん、好きだよキルケゴール。って言ってもわたしが一番好きなのは杏子ちゃんだけどね/// 「バーカ///当たり前だろ///」 今日は作家の太宰治の誕生日だよ 「『走れメロス』とかの人だよな?」 うん、それと同時に今日は自殺した太宰治の死体が発見された日らしいよ 「うわぁ…。こういう場合って祝ったほうがいいのか、哀しんだ方がいいのか分からねーな」 そうだね。杏子ちゃん。ところでこれに因んで太宰作品でも読んでみる? 「いや、いいよ。あたし活字読むの苦手だし。読むなら漫画の方がいいな」 杏子ちゃんらしいね。なんていうわたしも漫画は好きだけどね 「だよな、漫画って良いよな!暇な時はこもりきりで漫画とかテレビ見てるのが一番だよな」 そういえば先週最終回を迎えた某漫画のこもりきりなキャラの誕生も今日らしいよ 「ん?なんの事だい?」 いや、なんでもないよ。今日も杏子ちゃんは可愛いなぁって 「おい今絶対に何かはぐらかしただろ。 まぁいいけどさ…」 ウダウダしてたら一日が終わっちゃったね杏子ちゃん 「そうだな。でも、たまにはいいんじゃないか、こういうのもさ」 だよね。ところで杏子ちゃん、お風呂も入った事だしアイスでも食べる? 「食う!」 そんなに飛び起きなくても…。アイスの実とチューペットみたいなのと雪見大福あるけどどっちにする? 「迷うな…全部はダメか?」 ダメ。それは暴食の大罪だよ!ところで杏子ちゃん、七つの大罪の中で暴食を司る悪魔は何でしょうか? 「ベルゼブブだろ?」 えっ 「ベルゼブブ。蝿の王ベルゼブブ」 自分から聞いておいてアレだけど、どうして杏子ちゃんが知ってるの? 「いや、だってあたし教会の娘だし」 「でも、それより漫画とかゲームで知ったって方が大きいかな?」 やっぱりそっちだよね、杏子ちゃんは 「あんたなんか失礼な事考えただろ!そういう奴はこうしてやる!」 やだっ…///杏子ちゃんに食べられちゃうよぉ/// 「へへへ、あんたの事食ってやる///」 暴食じゃなくて色欲だよぉ///これじゃあ暴食よりタチが悪いよ!/// そういえば色欲を司る悪魔アスモデウスは悪魔にまる前は智天使だったという でもこの杏子ちゃんは痴天使だよぉ/// 「あんただって人が寝ている間にそういうことしてんだろ?お互い様じゃねーか///」 えっバレてたの…/// 「バーカ、ずっと前からバレてたよ///」 こうしてわたしと杏子ちゃんは快楽のオケアノスに堕ちちゃったのでした/// コメント 918 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 00 06 38.27 ID 2pVAcgow0 [1/2] 6月20日、ロ(6)ッツオ(20)・ファンタズマ!ちょっと無理があるかな… 今日は「はっか(20日)」の語呂合せで「ペパーミントの日」らしいよ杏子ちゃん 杏子ちゃんはペパーミントガムとかキシリトールガムとかって好き? 「好きだよ。眠い時とかラーメン食った後に世話になってるよ」 杏子ちゃんもお口の臭いとかなるんだ?意外と乙女だね/// 「だって、あんたに臭いにおい嗅がせるわけにはいかねーだろ///」 わたしは杏子ちゃんの臭いならニンニク臭さが混じっててもかまわないよ! 「あたしが嫌なんだよ!あんたにくさい臭いを嗅がれるなんて耐えられねーよ///」 杏子ちゃん/// とってもいい匂いだよ/// 「んっ…いきなり人のにおいを嗅ぐ奴があるか…///」 ごめんね杏子ちゃん。でも、杏子ちゃんって本当にいい匂いがするからつい/// 杏子ちゃんならほんと、ニンニクとか納豆とか食べても全く臭わないと思うけどな…/// 「褒めても何も出ねーぞ///」 「それにしてもすごい嵐だなぁ…家が揺れてるぞ…」 ワルプルギスの台風4号が接近しているっていうからね… そういえば1949年の今日にはデラ台風が鹿児島県に上陸した日らしいよ 「デラ台風?」 うん、デラ台風。当時は台風の情報伝達システムが未発達だったから沢山の犠牲者が出たみたい 現在の発達したシステムだったら犠牲者の数はもっと半減させる事が出来たと思うよ 「そうか…。かがくのちからってすげーんだな…」 うん、科学の力はすごいよね。杏子ちゃんの大好きなゲームも科学の発展の賜物だよ 「それにしても日本に台風が来ないところって存在しないのか?」 うん、残念ながら存在しないって何かの本で読んだ事があるよ 確かに北海道には滅多に台風が上陸する事はないけれど、絶対に上陸しないってわけじゃないからね 「でも滅多に上陸する事はないんだろ?いいなー、北海道!食い物も美味いしさ!」 だけど、北海道は冬はとっても大変らしいよ。雪下ろししたり雪かきしたりしなくちゃいけないからね それに北海道はエターナルフォースブリザードっていう吹雪が発生するみたいだし 「あたし寒いの苦手なんだよなぁ…」 北海道の寒さはこっちの比じゃないらしいよ。杏子ちゃんにはちょっとキツい環境かもね 東京の寒さなんて北海道の寒さと比べたら可愛いものなんだろうね 「でも、雪国とかってなんか雰囲気が好きなんだよな~。」 ロンダルキアとか?杏子ちゃんってけっこうドMだね/// 「あそこに町はなかっただろ!あたしが想像したのはナルシェとかウェスターニャの城とかさ」 フィアーパペットってちょっと不気味でかわいいよね!それに氷の世界のフィールドBGMもいいよね! 「でもアレってクリアしちゃうとBGM変っちゃうんだよな~」 そこがちょっと残念だよね あっ! 「どうしたんだ?」 牛乳がないよ!近くのコンビニで買ってこないと… 「でもすごい嵐だぞ?ほら、テレビでもまっすぐ立っているいことすら困難だって言ってるし」 だよね…。こんな嵐じゃ傘を開いた瞬間崩壊しそうだし、車なんか持ってないし… 「別に牛乳くらいどうでもいいじゃん?もし、アレだったらあたしのミルク飲むかい?、なんつってな」 それ本当? 「えっ」 杏子ちゃんわたしにミルク飲ませてくれるの? 「おいちょっとまて今のは文脈的に冗談だってわかるだr」 十戒にも嘘をついちゃダメって書いてあるよ杏子ちゃん? よもや杏子ちゃんが嘘をついたりするわけないもんね? 「いや、だからな…」 杏子ちゃんのミルクいただきまーす!/// 「あんっ///」 ぷはぁ///杏子ちゃんの愛のミルクとっても美味しかったよ 「もうあたしお嫁にいけない…」 何言ってるの杏子ちゃん?杏子ちゃんはわたしのお嫁さんだよ/// 「調子のいいこと言いやがって///」 コメント 【前】 【次】
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/49.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1302532511/ 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 00 19.64 ID dEVTN2FQ0 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 03 40.01 ID kuPuuSXE0 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 17 54 38.80 ID mXMlonQhO 172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 00 04 14.08 ID ilqqdTq80 193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 03 07 20.60 ID Pli1bqSHO 280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/13(水) 23 58 38.39 ID KI4xvdzl0 284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/14(木) 00 06 06.82 ID oDAbBDqd0 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/15(金) 00 07 03.27 ID 2XABrhcw0 517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 00 22.81 ID LpPXEhtO0 523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 08 34.22 ID 3ZUF1n280 702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 00 09 58.72 ID LoSmlueG0 733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 03 51 16.34 ID LnkGcouSO 734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 04 11 13.64 ID qOeWM11A0 844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 00 54.68 ID LyI87zzM0 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 03 36.68 ID y4+R6f7g0 933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 20 27 51.49 ID ULj7I+7/O 968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 23 59 39.99 ID 3LUYjH+z0 977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 07 19.93 ID pfc3hJeW0 969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 00 24.96 ID kI4bDqf40 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 34 12.12 ID sbZczKteO 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 00 19.64 ID dEVTN2FQ0 はぁ・・あんこちゃんと一緒にお祭りに行きたい。 季節は8月で、暑い日々がまだまだ続いてるの。 夕方。近所の神社でお祭りが開催される事を知った僕とあんこちゃんは行く事にするの。 あんこちゃんはせっかくだからと、赤色の浴衣を着ているの。 僕はその姿に見惚れてしまうんだけど、あんこちゃんが「ど、どうした?//」という声で我に返るの。 さっそく神社に着いた僕達。あんこちゃんは良い匂いを漂わせる屋台を見て、お腹をグーッと鳴らしてるの。 この時、あんこちゃんは「腹減ってんだ!しょうがないだろォ///」と言って顔を真っ赤にしてしまうの。可愛い。 僕はそんなあんこちゃんのために屋台で好きな物を奢ってやることにするの。 あんこちゃんは焼きそばやフランクフルト、イカ焼きなどを買って上機嫌になってたの。 僕はてっきりあんこちゃんが全部食べるんだろうと想ってたんだけど、あんこちゃんは「二人で分けようか」と言って僕にもくれたの//// そのあと、手を繋ぎながら打ち上げ花火を見た僕達。何だかとっても良い雰囲気になるの・・・ 僕はこの日、あんこちゃんに告白しようと決めるの・・ 帰宅後、僕は真剣な顔をあんこちゃんに向けるの。 あんこちゃんは普段とは違う僕の様子に気がついたみたいで、「な、なんだい?」と言うの。 そして僕はこう言うの 「あんこちゃん・・・スケベ・・しようや・・」と。 それを聞いたあんこちゃんは「な・・///・・・・い、いいぜ?//」と僕を受け入れるの! そして・・僕のフランクフルトをあんこちゃんに食べられちゃったり、あんこちゃんの綿飴をペロペロしたりしちゃうの/// そのあと、僕のイカ焼きはあんこちゃんの中に浸入しちゃって、激しく盆踊りしたあとに盛大な打ち上げ花火を発射するの/// コメント 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 00 03 40.01 ID kuPuuSXE0 恋は人を狂わせ焦燥させ破滅させる禁断の果実 されどその禁断の果実を越えたところには愛、神の国がある 恋するものよ 恋で終焉を迎えれば来るは死 されど愛に成就した者は神や天使から祝福を得るだろう ガブリエルやミカエル、ラファエル、ウリエルといった天使達が汝らを祝福するだろう 原罪から逃れる手段は最高の愛、永遠の愛のみである その愛は崇高で高邁にして唯一絶対なる一者(ト=ヘン) 根源(アルケー)などといったチャチなものではなく唯一なる一者(ト=ヘン) おっと余談が多すぎたか それでは始めようか 未知を既知へと変化させる愛の物語を 奏でよう協奏曲 されど其れは現世への鎮魂歌 ━━幕開けだ━━ (星降りの夜 館の外で佇む杏子と私) 流星がそろそろ降ってくるだろう 「本当に見えんのかよ 流れ星なんてさぁ」(欠伸をフワァと) 心配ないよ 星は己の命を焦がし私達の記憶にいい思い出をつくってくれるだろう 「本当かよそ━━」(流星が夜空に煌く) (そして次々と流星は夜空を流れ落ち幻想世界を構成する) 「きれーだな・・・」(星を眺めウットリしながら) あぁ、綺麗だよ(杏子の頭を撫でながら) 「え?」(きょとんとする杏子) 杏子がとっても綺麗だよ 星の明かりすら劣るくらいにね 「なっ・・・・・・バーカ///」(杏子、紅潮する) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1521047.jpg なんの比喩(メタファー)でもない ただの現実(リアル)を言ったにすぎない コメント 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/12(火) 17 54 38.80 ID mXMlonQhO 激しい戦いが続いてあんこちゃんの槍が折れちゃうの 僕は新しい槍を打ってあげるの 渾身の一本の最後の仕上げに、炉の中に 僕は飛び込んで、槍とひとつになるの… コメント 172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 00 04 14.08 ID ilqqdTq80 暗黒の夜が訪れる 白銀の吹雪が天を駆ける 黒と白のコントラスト ヘルヘイムとニヴルヘイムとの出逢いといおうか 九つの世界の第三層 忌まれし世界が現在顕現する されどここは神の王宮(ヴァルハラ)よ 隻眼にして戦闘の父 ミーミルの水を含みルーンの叡智を秘めた賢者オーディンの加護 神の加護のもとにどうして穢れや禁忌を恐れるというのか そこに立脚する2人 破壊の枝であろうが勝利の剣であろうが彼らの絆は裂く事は出来ぬ さぁて演じて魅せようか 神々のもとで 我らは道化となろう それが滑稽であったとしても 清く愛の詩を奏でよう さぁ、角笛を吹こうか━━━ (吹雪が咆哮する山小屋にて) 遭難してしまったが、このような所に山小屋があって助かった(コーヒーを啜る) 「電気も通ってるしな」(コーヒーに砂糖を入れる) まぁ、吹雪が去るのを待つしかないだろうね ううっ(鼻をすする) 「大丈夫か?寒いのかい?」(杏子が寄り添ってくる) 大丈夫さ、ちょっと雪の障気にあてられただけさ 「身体、こんなに冷えてるじゃねーか!」(杏子、私の体温を肌ではかる) 「しかたねーな・・・///」(ギュッ) 杏子? 「離れんなよ・・・風邪ひいたら大変だからな///」(ほのかに紅潮) わかったよ ありがとう杏子(杏子の頬にキスをする) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1524187.jpg もう何も寒くない 杏子の愛が私の心を温めてくれる コメント 193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/13(水) 03 07 20.60 ID Pli1bqSHO はぁ…あんこちゃんと一緒にキャンプに行きたい。 桜散る5月、僕とあんこちゃんは、田舎の山にキャンプに行くの。 あんこちゃんはそこで行うBBQが楽しみみたいで、とてもウキウキしているの 電車に揺られて2時間。僕達は目的の駅に到着してそこからしばらく歩きはじめるの。 そして数十分後、僕とあんこちゃんは山の入口あたりのキャンプ場に着くの。 さっそくテントを作る僕達。あんこちゃんは「作るのチョー大変だな」と一生懸命になってるの。 テントを作り終わった僕達は、ちょっとお腹が空いてしまうの。 特にあんこちゃんはお腹がグーグー鳴ってて、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしちゃうの!可愛い。 そんな訳でBBQを始める僕達。串に野菜やお肉を刺して盛大に焼くの。 良い匂いが立ち込めてきて、あんこちゃんがよだれを垂らしていたんだけど僕は見なかったフリをしてあげるの… そして食べはじめる僕達。山の空気も良いし、こういう所でやるBBQは格別なの あんこちゃんは「チョーうめえ」と凄い勢いで食べてて幸せみたいなの その夜、テントから外の星空を見ていた僕達は、何だか良い雰囲気になるの… 僕「なぁあんこちゃん…スケベしようや…」 あんこちゃん「////」 そして…テントを張った僕のウインナーは、あんこちゃんに食べられてしまうの/// コメント 280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/13(水) 23 58 38.39 ID KI4xvdzl0 あんこかわいいよあんこ。 あんこちゃんを抱きしめてちゅっちゅしたい。 あんこちゃんは、凄く嫌がるんだけど強引に抱きしめたい。 魔女に一緒に立ち向かうためにあんこちゃんにしごかれたい。 あんこちゃんと一緒に体を鍛えるうちに、あんこちゃんの態度が だんだん変わってくる/// いつの日か、あんこちゃんが俺を認めてくれる日がきて 俺の愚息をあんこちゃんにしごかてしまう。 我慢できずに、あんこちゃんを押し倒し中だししちゃう。 そして、結婚して幸せな一生を送りたい。 コメント 284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/14(木) 00 06 06.82 ID oDAbBDqd0 現世の向こうに何があるのだろうか 深淵から覗く悪魔は何を語るか 天上より謳う天使は何を語るか そこはエデンか煉獄か それは知恵の実、もしくは髑髏か 甘くも明るく美しく されど其れは苦しみと切なさを兼ね備えている 快楽と苦痛は同義か ならば禁欲する事は快楽に溺れる事か 人間の知りうる範疇を越えた命題を証明するのは誰か 神だと 残念だ君は 人間の認識し得ないものに真理を委ねると言うのか こんな証明誰にでも出来る 人が原罪と共に持ち得る至高の宝 堕ちたアダムとイヴの子等よ カインとアベルと同じ人の子よ 愛をもってここに世界の真理を証明しようか それは光栄な事よ (Honor) さぁ、始めようか 前代未聞、前人未到の愛の証明を いざ━━━幕開けだ━━━ (夜の花畑にて 月は満ち 星は煌き 優しい風邪が万物を抱擁する) 「きれーだな」(辺り一面の花を見て) 杏子には劣るがね 「馬鹿いってないでお前も見てみろよ」(私の腕を引く) あぁ、綺麗だ この世も捨てたものじゃないな 「・・・」(ジト目) どうしたというのだ杏子よ 「やっぱアタシ以外に色目使うとすげームカつく・・・」(ムスッとする) 仕方ない困ったちゃんだね(杏子を抱きかかえる) 「おまっ・・・いきなり何しやがる!」(真っ赤になる杏子) 愛を奏でるだけさ 「バーカ・・・///」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1527018.jpg 世界のどんな花より杏子の笑顔に勝る花はない 佐倉杏子という花に花言葉を与えるとしたら 『永遠絶対なる究極の愛』とでもいおうか コメント 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/15(金) 00 07 03.27 ID 2XABrhcw0 これは現か幻か 空は赤く染まり 黒い月が哂っている 眼前に広がるおぞましく夥しい異形の数々 あるものは打ち果てたミイラの如き容貌 あるものは黒衣を纏った黄金の髑髏が真紅の大鎌を背負っている また、あるものは鷹と獅子を混ぜたような忌々しき獣 グリフォンというやつか そして黒い雨が瀟瀟と降り始める 冷たさも感じぬほどの不気味に感じがした 発狂してしまいそうだった 胸糞悪いとかそのような次元ではないのだ しかし、私の心を平安に保ってくれる存在私の隣にあった 恐怖は薄れ希望が無尽蔵に湧いてくる 不思議なものだ こんなにも心が温かい 眼を瞑ると其処には一本の白銀の剣があった ━━剣を握れ━━ ━━証明しろ━━ ━━汝の愛の強靭さを━━ ━━さぁ、いこうか━━ ━━幕開けだ━━ (公園某所 空は赤く 黒い月 そして黒い雨が降る中 二人は互いに背を任せながら異形の群れと対峙していた) 「クソッ!なんなんだよこいつら!!」(杏子、飛翔し槍で異形の群れを薙ぎ払う) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1530155.jpg 魔女じゃないのか?(私、剣を奮い迫り来る異形を断つ) 「魔女だとしたら、なんでお前が闘えるんだよ!」(着地と同時に第二波の異形を薙ぎ払う) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1530165.jpg 確かに それにこの剣もきになるしね(剣を前に突き刺しこちらも第二波を血に染める) 「ほんとなんなんだよ!」(杏子、槍を巨大化させて最後の異形の顔面を引き裂く) 一応、おわったみたいだね(汗だくな私) 「みたいだな・・・」(杏子も一汗かいたような感じ) 「そんな事よりお前のその剣はなんなんだよ!」 わからない・・・けど必要な力な気がする・・・ 「前にも言ったよねー 遊び半分で武器を持つなって!」 これが遊び半分に見えるかい? 「んっ・・・・・・ごめん悪かった・・・」(シュンとする杏子) 気にしなくていいよ それよりこれからの事を考えよう(杏子の頭を撫で) 「んっ・・・こんな時にやめろよな///」 これが夢でも現実でもどうでもいい 私の答えはたった一つだから コメント 517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 00 22.81 ID LpPXEhtO0 ポエム二代目だけど、正直ネタ切れだってばよ・・ はぁ・・あんこちゃんと一緒に赤ちゃんを育てたい 僕とあんこちゃんはある夜、契りを交わしちゃうの・・/// 僕があんこちゃんの中に放った種は、順調に成長しちゃってあんこちゃんのおなかがだんだん大きくなってくの そして数カ月後・・僕とあんこちゃんの間にはとっても可愛い女の子が生まれちゃうの! あんこちゃんはとっても喜んでいて、「これからは三人家族だな!」って幸せな家庭を想像しているの。 そんな幸福な日々を過ごしていた僕は、ある日重い病気を患っちゃうの。 お医者さんいわく、あと数カ月の命だろうと宣言されるの。 それを知ったあんこちゃんはとっても悲しんでいて、夜遅くになると隠れて泣いていたの。 そしてついに僕の病気が悪化しちゃって、危篤状態になっちゃうの。 僕は意識が薄れていく中で、誰かが呼んでいる声が聞こえるの 「おっきろー」と。 …そう、あんこちゃんという存在は僕の夢の中の人物だったの・・・ 僕はしばらく落ち込んでいたんだけど、ずっとこんな調子じゃいけないと決意するの。 そして・・・僕はこれからは妄想の中であんこちゃんといちゃいちゃするの/// ~FIN~ コメント 523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/16(土) 00 08 34.22 ID 3ZUF1n280 おぉ、運命の女神(モイラ)よ 一つ教えてくれ 貴方は私を憎んでいるのか それとも試しているのか この夢とも現とも断言できないこの情景 紅い夜に 漆黒の雨 灰色の雷 笑う黒き月 そして紫めいた恐ろしい霧が世界を包む まわりは屍 それもこの世のものとは思えぬ異形の数々の死骸 これは地獄か煉獄か まぁ、どちらでもよい この手に握りし白銀の剣で我が究極の愛を証明してやろう 眼を開き、その脳裏に焼き付けるがいい運命の女神よ 貴女が月のように満ちたり欠けたりして、常に留まらないものだとしても私を支配する事はできない 愛によって貴女の車輪の中から崩壊させて 運命に対する愛の優位さを教えてやろう ━━賽は既にふられたのか━━ ━━そのルビコンの先に待つは絶望か希望か━━ ━━どちらを選択するも汝次第━━ ━━ならば、その答えはもう決まっているはずだ━━ ━━其れを口にするな、行動によって示せ━━ (凄惨な戦闘を終えた私と杏子 黒い雨は止まず、さらに灰色の稲光まで見えてきた) 「一体全体どういうことだ・・・」(杏子、つぶやく) ・・・・ 「魔女でもない、使い魔でもない、こんなのアタシは見た事ねーぞ」(イライラしたように) 先ず、場所を移そうか 雨粒が不快だから(杏子の手を握る) 「あぁ、そうだな 」 (人気のない廃墟) 濡れはしないがやはり不快な光景だな 「怖いかい?」 否定はしないさ http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1533224.png (杏子、私を抱きしめる) なっ・・・(驚きを隠せない私) 「大丈夫だ アタシがあんたを護るから」 ありがとう でも私も闘える 「でも、怖いだろ?分かるさ、アタシもそうだったから」 ・・・・ http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1533233.jpg 「だから護ってやるよ!でも・・・いざという時は頼りにしてるぞ・・・///」(ギュッ) 当たり前だよ 怒りの日だろうがなんだろうが私には関係ないね 私を邪魔するものは全て打ち砕いてやろう 杏子の為なら神をも砕いてやる コメント 702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 00 09 58.72 ID LoSmlueG0 嗚呼、温かい日差しが心地よい 優しい風が頬を撫で、甘い果実の香りを感じる 鳥の囀りは調和して秩序のある調和を奏でている 川のせせらぎは日の光を受けて宝石のよう 平穏な日常を非日常だと感謝しよう 日常なんて存在しない事を知る 万物は流転するように毎日が常である事は決してない 今の平和は誰が齎したものか 神の恩寵か 運命の悪戯か 私はそんなの信じない 否、信じる必要がないと言い直そうか 何故なら答え(アンサー)はここにある そうだろう? 私は彼女と協奏曲を奏でる 私は彼女と輪舞曲を奏でる その題材は ━━『愛』なんてどうだろうか━━ (色々あって、悪夢のような赤い夜を突破した私と杏子は 京都で夜桜を見ながら散歩する 風は優しくも切なく 懐かしい香りがした 空には三日月が出で 舞い散る桜はとても趣きのあるものだ) 「なんとか終わったな」(しみじみと) そうだね 大した事なかったね 「当たり前だろ」 流石ベテランだね 「バカ・・・そういうことじゃなくて・・・」(赤らめる) ん? 「お前とアタシが組めばみんなザコってことさ・・・///」 当たり前じゃないか 二人の愛の前では神様だって跪くだろうよ 「よくそんな恥ずかしいことを言えるな」 だって真実じゃないか 「はは、お前らしいな」 そうかい おっともうこんな時間だ、お腹も減ったしそろそろ旅館に戻ろうか 「食うかい?」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1536749.png もらうよ、ありがとね(杏子の額にキスをする) 「お前いつもキスするな・・・///」 可愛い君が悪いんだぜ 「バーカ・・・///」 「でも嫌いじゃないぞ」(ゴニョゴニョと) なんか言った? 「別になんでもねーよ!」 夜桜も三日月も金閣寺も綺麗だけど 杏子の方が比べものにならないくらい綺麗だよ コメント 733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 03 51 16.34 ID LnkGcouSO あんこちゃんと夜明けまで語り明かしたい 家族がいなくなったという俺と同じ境遇のあんこちゃんとなら話が尽きることなく喋れるだろうな そしてしゃべり疲れて一緒に眠るのです おやすみあんあん コメント 734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/17(日) 04 11 13.64 ID qOeWM11A0 「ほんと私って馬鹿・・・」あんあんあーあんあんあんああーん泣いてばかりいる さやかちゃん。あんこのお巡りさん。困ってしまって「一人は寂しいもんな」 あんあんああーんあんあんああーん 844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 00 54.68 ID LyI87zzM0 今日はあんこちゃんと秋葉原にいくことにしたの あんこちゃんは秋葉原に行くのがはじめてみたいだから「ちょーすげー!」と独特の雰囲気に驚いてるみたいなの 早速散策しているとあんこちゃんは町に並ぶ秋葉飯に目が釘付けみたいなの 通りすがるお店に入ってはあんこちゃんはおいしそうなご飯をどんどん平らげていくの あんこちゃんは食べ物に目が無いみたいの 一生懸命食べ物を頬張るあんこちゃん可愛い 流石のあんこちゃんもお腹がいっぱいみたいで僕たちは秋葉名物メイド喫茶で一休みすることにしたの 店内には可愛らしい衣装を着たメイドさんでいっぱい 僕とあんこちゃんは目を丸くして初めてのお店に興味津々なの 突然店員さんがあんこちゃんに「せっかくですしメイド服着てみませんか?」と話しかけるの あんこちゃんは戸惑いながら「いいよー、あたしには似合わないよ」と遠慮しちゃってるの 僕がせっかくだから着てみようと誘ってみると、あんこちゃんは顔を赤くして俯いて首を縦に振ってくれるの! そしてメイドあんこちゃんのお披露目 まさにその姿は天使のようで僕は目を奪われてしまうの 周りのお客さんからの反響もすこぶるよく店長さんにスカウトまでされてしまう始末だったの 恥ずかしそうに僕の元にかけよってるあんこちゃんを見て、僕は周りのお客さんにあんぱんをぶつけられてしまうの! 帰り際あんこちゃんのメイド姿が素晴らしかったことを力説したらあんこちゃんは「二人っきりのときまた着てやるよ…///」と言ってくれたの! 顔を真っ赤かにしてあんこちゃんは可愛いなもう///!!! コメント 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 00 03 36.68 ID y4+R6f7g0 見上げれば 星は堕ち 明けぬ空 深淵の 黒に染められ 嘆く声 耳を塞いでも 響く音 閉じ篭る 光たち 黒い街彷徨い 瞳の中に宿る色 オニキスの様に漆黒を纏う 裾を翻し 踊れ舞い踊れ 熱に浮かされた タランテラよ 軋む革靴は 足を蝕んで 這いずる常闇へ 零れ消える 裾を翻し 走れ駆け上がれ とぐろ巻く黒の 螺旋階段 昇れど昇れど 闇は果てなく それでも止まない 追慕の記憶 好きな唄を彼女と謳え 汝の伴奏で愛を具現化してみせよ (部屋には私と杏子の二人 黒いグランドピアノを奏でる私 唄を謳う杏子 時刻は夕方 外では鴉が鳴いている 子供は家への帰路を進む) 「紅く紅く 燃え上がる空 永久の 契にも似て 朝な夕な 祈り続ける この幸を」(杏子、私の伴奏に合わせ謳う) うん、やっぱ杏子は唄がうまいね 流石は教会の娘さんてところかな 「うまかったか?」(眼をキラキラ輝かせて) うん、とっても 天使のような歌声だよ 昇天しそうだったぜ 「やめろよ恥ずかしい///」(顔を赤らめてを小突く) はは、そろそろお腹減ってきたね 何か食べるかい? 「食うかい?」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1541088.jpg はは、ありがとう そろそろ夕飯の準備をしないとね 「アタシも手伝うよ!」 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1541096.jpg ありがとね杏子 杏子マジ聖女 そう思うのでした コメント 933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 20 27 51.49 ID ULj7I+7/O 杏子ちゃんが可愛過ぎて今日も生きるのが辛い 本日は杏子ちゃんを呼んで家でぐーたら。 漫画を読んだり、一緒にゲームしたりして楽しく遊ぶの。 杏子ちゃん、格ゲーはあまりやったことないみたいで絶賛大興奮。 「楽しいな、これ」と僕に笑いかけるの。 そこで僕は「愛しいよ、杏子ちゃん」と囁くの。 「な、な、な…っ」って杏子ちゃんは林檎ちゃんになっちゃって可愛い そんなリンゴちゃんに僕は不意打チッス 杏子ちゃん起動停止しちゃってもう可愛いったらもう可愛い だけどすぐに再起動して僕はリアルでもバーチャルでもふるぼっこ。 最終兵器杏子。 ぼくは床に突っ伏す 杏子ちゃんもやり過ぎたと思ったみたいで「お…おい? 大丈夫か?」なんて甘い声でふわああああああああああ杏子ちゃんちゅっちゅっ 僕は杏子ちゃんのソウルジェムを強奪 「あっ」って杏子ちゃんが言い終わる前にソウルジェムべろんぺろんぺろぺろペペロンチーノ 「ひゃあっ! おい馬鹿やっめ…んんっ///」ひやぁあああああああんこちゃんの喘ぎ声はほんまに癒しのオルゴールやで! コメント 968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/18(月) 23 59 39.99 ID 3LUYjH+z0 道端でいつも見かける女の子は食べ物を咥えてることが多い 昨日はポッキーで一昨日はたい焼き、その前はリンゴだったか それより以前はさすがに曖昧なのだけど、思い返せばいつも何かを食べていた 人目を惹きそうな赤い髪をしているのに他の人はまるで空気のようにその女の子を扱っている 私だけがその子を見守っているんじゃないかという錯覚に襲われて、その子から目を離せなくなった というわけで、私は赤い髪の女の子にあげるお菓子を持って、いつもの道を通った そして、いつも通りその女の子とすれ違う瞬間、そっとお菓子を差し出した 「お前…。いやなんでもない」 女の子は予想以上に驚いた顔をして、私の差し出したお菓子をまじまじと見つめている たい焼きを食べていたところから、餡子が好きなのだろうかと和菓子を選んだ 手を出さないところを見ると、あのたい焼きが特別だったのかもしれない 「これ、あたしにか?」 女の子はようやっとそれだけを訊ねてお菓子と私の顔を交互に見やる その通りだと答えると、大きな瞳が少しだけ輝いて、物を受け取ってくれた コメント 977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 07 19.93 ID pfc3hJeW0 現実が罅割れてゆく 眩暈の中 何が見えた? 君の奏でる聖歌は 死への招待状 眠りを覚ます闇 深く蠢く 絡み合う運命と 心に爪を裁てる 堕ちて逝く 慄き叫び崩れ 終焉の果て 最誕の声 暗黙の黙示録 運命を咎める時間はない 怒りの日には 下されるだろう 歓喜と嘆き 全て君の掌に 委ねられた 私は何を知るか(ク・セ・ジュ)? 己の死?死を記憶せよ(メメント・モリ)というのか? ━━嫌だ、まだ死にたくない━━ (10tトラックが凄い速さで私を轢いた 相当な骨折をしたらしい 鮮血を流しつつ 杏子に支えられて帰路につく私 辛うじて意識はある 杏子、魔法で私の傷を癒す) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1544297.jpg 痛い・・・まさかトラックに轢かれるとは思わなかったよ(立ち眩み) 「喋るな・・・」(杏子、気遣うように) 大丈夫だって 出血して骨折もしているだろうが意識はある 「いいから黙れよ これ以上喋るな」(語気を強めて) そんな事言わないでくれ まだお喋りしていたい━━━(口を押さえられる) 「喋るなって言ってんだろ!」(杏子、怒る) ・・・ 「アタシは腹が立ってんだ・・・なんでアンタがこんな目に遭うんだよ・・・」(涙目になる) きっと運命だろう 運命には逆らえない 人間は運命の奴隷さ(自嘲めいて) 「そんな事言うなよ!アンタは何も悪い事してねーじゃねーか!」 杏子・・・ 「もう大切なもんを失くしたくねーんだよ・・・」(ついに泣き出してしまう) (私、杏子を撫でる) 「バカ・・・立場が逆だよ・・・」 ごめんね杏子・・・ 「フン・・・完治したらなんか奢れよな・・・」 うん ごめんね杏子 だがまだ生きている まだ杏子の笑顔を見たいんだ 死ぬわけにはいかないぜ 「…ありがとよ」 ぶっきらぼうにお礼を言うところを見るに、彼女は人からお菓子を貰うことに慣れていないのかもしれない 知らない人から物を貰うということに抵抗のある年頃だからかもしれないが そこでようやく、フォローを入れるのを忘れていたのに思い当った 怪しくない人物であることと、お菓子には何も入れてないことを必死にアピールする 「大丈夫大丈夫、においでわかるよ」 危うく通報されるところだったかもしれない 私が一息つくと、女の子は満面の笑みを見せてくれた 「あんた面白いな、またよろしくね」 これからは、あの子にお菓子をあげる時間を作ることにしようと思った コメント 969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 00 24.96 ID kI4bDqf40 はぁ・・・あんこちゃんにプレゼントをあげたい。 僕とあんこちゃんはとあるショッピングモールに買い物に行くの。 あんこちゃんはあまりこういう所に来た事がないみたいで、ちょっとウキウキしていたの。 僕はあんこちゃんと一緒にお洋服屋に寄ったり映画を見たりと、ショッピングモールを満喫するの。 映画を観終わって、再び色々なお店を見て回る僕達。 あんこちゃんは小物屋で足を止めるの 僕はどうしたんだろう?と思ってあんこちゃんの視線の先を見ると、可愛らしいリボンがたくさん並んでいたの。 あんこちゃんはそれを見てボソッと「いいなぁ・・」と呟いたのを、僕は聞き逃さなかったの・・・ 僕があんこちゃんを見てるのを気付いたみたいで、「な、なんでもねぇよ!行こうぜ!」と言うの。 その日は帰宅しちゃうんだけど、あんこちゃんはしばらく溜息を付いていたの。 確か数日後はあんこちゃんの誕生日。僕は閃いたの! 次の日、僕はあの小物屋で赤リボンと黒リボンの二本を購入するの。 店員に「プレゼント用に包みますか?」と聞かれるんだけど、僕は「大丈夫です」と言うの。 そして誕生日当日の夜・・・ 僕はあんこちゃんに料理を振舞ってパーティーをするの。 あんこちゃんは「チョーうめえ!」と喜んでくれるの。僕はその姿を見るだけで幸せなの。 そして僕は、あんこちゃんにプレゼントを渡す時が来たの。 あんこちゃんに「ちょっと待ってて」と行って部屋から抜け出すの。 5分後・・ 僕「あんこちゃん」 あんこちゃん「な////」 僕「お誕生日おめでとう。プレゼントだよ」 あんこちゃん「なにやってんだよォ///」 そう・・僕は全裸に赤リボンを、隆起したイチモツに黒リボンを巻いて、僕自身をプレゼントしちゃうの//// 僕「あんこちゃん・・スケベ・・しようや・・」 あんこちゃん「い、いいぜ////」 こうして僕は、プレゼントした二つのリボンであんこちゃんを縛るプレイをして遊んじゃうの//// コメント 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/19(火) 00 34 12.12 ID sbZczKteO はぁ…杏子ちゃんと食べ歩きの旅をしたい 僕が食べ歩きの旅に行こうと言うと杏子ちゃんは目を輝かせながら「おう!」と快諾。 うきうきしてる杏子ちゃん可愛いなぁ… 「それでそれで? いつ行くんだ?」と杏子ちゃんは質問。 僕は結婚してから、つまり新婚旅行だよって言うと「っ/// な、何言ってんだよ///」と真っ赤になって照れる杏子ちゃん。 だけど次の瞬間、「わ、わたし達はまだ結婚出来ないだろ…だから、旅行に行けないじゃん…」なんて落ち込んじゃった… そんな事ないにゃん! 婚前旅行という物があるにゃん! さぁ行こう! 「い、今からか!?」 びっくりする杏子ちゃんの手をとり、僕達は日本中を食べ歩き。 最後に食べるのはもちろん杏子ちゃん。 というわけで 991なら杏子ちゃんが皆の夢におじゃまします コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/51.html
【01-10】【11-20】【21-30】【31】【32】【33】【34】【35】【36】【37】【38】【39】【40】【41-50】【51-60】【61-70】【71-80】【81-90】【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1303465097/ 139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/23(土) 00 03 16.18 ID rpw+JU3Q0 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 00 00 56.24 ID cKGiQxT70 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 02 39 10.96 ID PNq9J4nT0 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 00 01 10.83 ID cKGiQxT70 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 00 00 09.18 ID N7IHKNYq0 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 02 23 42.15 ID 2NaiH/oB0 139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/23(土) 00 03 16.18 ID rpw+JU3Q0 暗黒の一週間を越え ついに晴れ舞台がやってきた 災厄の壁を越えて 皆 一丸となって一つの劇を演じて魅せた 待望の深夜 輝かしき栄光の夜 皆が待ち侘びた瞬間だった 其れは何とも形容し難い結果だった 成功だ そして劇は終幕を迎える 劇が幕を閉じし時 栄光の夜は終焉を向かえ 切なさと寂しさの香りを漂わせた朝がやって来た 私の想い人は其の劇を美しく飾った 彼女は共演者らと労いの饗宴を行うはずだったらしいが 私の為に舞い戻ってきてくれた 「恋慕の蒼剣士」「総ての救済の桃弓神姫」「慈母の黄銃士」「流転する漆黒翼の時空魔術師」らとの労いを後回しにして迄 私の想い人「隣人の真紅の聖女」は彼女らを最高の友人であると述べ、彼女らとの記念写真を私に見せた http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1557417.jpg なるほど、皆優しそうな者でよかった 何より私の想い人、杏子の嬉しそうな表情が何とも言えない 私と共にいる時の笑顔と別の笑顔 種類の違う笑顔だ やはり杏子には笑顔が似合う 泣き顔やしゅんとした表情にもそそるものがあるが 向日葵のような笑顔には到底勝らない それにしても私は幸せ者だ 私より幸せな者などいようか、否、いないであろう 神に感謝すべきか、運命に感謝すべきか 答えは其の両方でもない 杏子に感謝すべきだ そして杏子の友人らに感謝すべきだ ━━私の杏子に笑顔を与えてくれて有難うと━━ 杏子から受け取った写真をもう一度見返す よく見ると、杏子以外の少女もかなりの美少女だ 可憐で凛としていて、それでいて優しさを兼ね備えている ・・・ ・・・・・ 「オイ!」 ん? 「聞いてんのかよ!?」 何だい? 「猿みてーに鼻の下伸ばしてんじゃねーよ!」(仔犬が噛みつくの如く) やきもちかい? 「・・・分かってんなら聞くんじゃねーよ・・・バーカ///」 はは、杏子はやはり杏子だ コメント 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 00 00 56.24 ID cKGiQxT70 繰り返す、私は何度でも繰り返す 君の笑顔が見たいから 春も夏も秋も冬も 朝も昼も夕暮れ、夜も 甘いミルクの漂う中で 苦い紅茶の溢れる園で An ANko anan An Anko anan NO! I am Kyoko!! あんこ 「きょうこ」 あんこ 「きょうこ!」 あんこ 「きょうこ!!」 きょうこ 「あんこ!!!あっ・・・」 きょうこ(チュッ) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1561413.jpg 何度でも繰り返す Anko anan Anko anan コメント 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/24(日) 02 39 10.96 ID PNq9J4nT0 はぁ・・あんこちゃんの足の匂いを嗅ぎたい。 僕はあんこちゃんを自宅へとお誘いするの。 あんこちゃんはいつも素足にブーツを履いていて、まるで石田純一みたいなの。 僕はあんこちゃんの為にケーキを作って二人で食べようとするの。 あんこちゃんはあぐらをかいて豪快にケーキを食べていたの。可愛い。 僕はあんこちゃんの素足から香る匂いに気がついていたんだけど、本人には指摘しないの。 だんだんその匂いが心地よくなってきちゃって、僕は病みつきになっちゃうの。 そして「トイレに行く」と言って部屋を出る僕。 実は我慢できなくなっちゃって、玄関にあるブーツの匂いを嗅ぎに行くの。 玄関へとたどり着く僕。そして・・僕はブーツをペロペロして思いっきり匂いを嗅いじゃうの//// コメント 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 00 01 10.83 ID cKGiQxT70 彼女は遊戯でも本気で行う純真無垢な可憐なお花 ならば私も全力で応えよう 「覚悟はいいかい?」 私は出来てる 準備はいいかい? 「アタシは出来てる」 (そして鐘は告げる その刻を) 「急げっ!売り切れちまう」 OK承知している(杏子in買い物カートで店内を爆走) 『ただいまより牛肉のタイムセールを行う 欲しけりゃ勝手に持っていけ』 よし今日はすき焼きだ 「よっしゃ!」 ダメだ時間がない コメント 694 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/25(月) 05 36 32.13 ID LEzTF8pqO 泣きそうな、目に涙ためて見つめてるの 僕が「大丈夫?」 って聞くと 「お前の方こそ大丈夫なのかよ!」ってボロボロ泣き出しちゃうの 平気だよ泣かないでと呼び掛けると あんこちゃんは「泣いてなんかねーよ!」 と言って僕に抱き着いて大泣きしちゃうの 泣き止んで落ち着くまで、しばらく抱き合うの 泣き止んだあんこちゃんは僕から離れないし僕も離れたくないの だから、今日はあんこちゃんと一緒に寝たいなってお願いをしてみるの あんこちゃんは真っ赤に腫らした目で僕を見ながら 「しょーがねーな」っていってくれるの コメント 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 00 00 09.18 ID N7IHKNYq0 【もし佐倉杏子がヤンデレだったら】 ━━夕飯の材料を買いにきた僕━━ ━━其処でばったりと出会った知り合いの美樹さやか━━ ━━どうやら美樹さんも夕飯のカレーの材料を買いに来たそうだ━━ ━━世間話をしながら買い物をしてバイバイと分かれる僕━━ ━━それをマイハニー佐倉杏子は後ろから見ていたのだった━━ ━━しかし、それを僕が知るわけもなく・・・━━ (♪=QBのテーマ) 第壱話 「そんなのアタシが許さない」 ふぅ、ただいまー(家に入る) 「おかえり」(杏子、玄関でお出迎え されど顔は笑っていないしいつものような元気な声音ではない) どうしたの?顔色が優れないようだけど(僕は荷物を下ろす) 「別に。それより今日、何か変な事なかったか?」(抑揚の少ない口調で) ん、変なこと?なかったけど 「なんで嘘つくんだよ・・・」(声のトーンが下がる) え!? 「アタシ知ってんだぞ・・・ お前がさやかと一緒に買い物してるの・・・」 あぁ、うん、買い物途中で出会ったんだ 美樹さんもはカレーだって 「どうして!!」(声を荒げる) !(ビクンッ) 「どうしてお前がさやかと一緒に買い物してんだよ!!」 だから途中で会ったん━━━━ 「だから、会ったからって一緒に買い物する事はないだろ!!!」 「私には留守番してろって言った癖に・・・」 杏子は花粉症だろ? 今日は花粉の量が凄いって天気予報で言ってたからね 「ふーん・・・」 間 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1569522.png 「嘘だろ!!」(バァンと音をたてて踏む杏子) 「本当はさやかと会う為にアタシに待ってろって言ったンだろ!!」 ちょっと、誤解だってば! 「嘘つくな!!!お前の携帯にさやかのアドレスが入ってるのも知ってんだぞ」 確かに美樹さんのアドレスは入ってるけど、それは連絡網の━━ 「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!」 「お前、浮気しようとしてるだろ!!」 「アタシがここにいるのに!!!」 「そんなのアタシが許さない」(杏子、僕を思い切り抱きしめる) 杏子・・・ 「お前はアタシの大切なモンなんだ!!誰にも渡すもんか!!」(杏子、泣き出す) ごめんね杏子(なでなで) 変な勘違いさせて杏子を苦しめちゃったみたいだね・・・(涙を拭う) 僕はずっと杏子の傍にいるよ(杏子を抱きしめる) 「ひっく・・・えぐ・・・っ・・・」(杏子、声にならない) よしよし(杏子の背中を撫でてやる) 落ち着いたかい? 「うん・・・・・・あの、その、さっきはごめんな?」(涙目で) いつも溜め込んでいたのだろうか? 杏子があそこまで感情をあらわにするとは ちゃんと杏子を支えていかないとなぁと決意する僕なのでした コメント 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/04/26(火) 02 23 42.15 ID 2NaiH/oB0 畳の上に正座してあんこちゃんは俺が淹れたあつーい緑茶を飲むの。 あんこちゃんは猫舌だからなかなかその緑茶が飲めないの、 でも食べ物粗末にできないから、ちびちびとふーふーしながら飲んでるの。 そうこうしているうちになれない正座であんこちゃんは足が痺れちゃうの! そこで、必死に我慢してるあんこちゃんの足を俺はつんつんとするの。 「ば///、ひゃう///、な、なにしやがんだてめー」ってあんこちゃんは怒るんだけど、俺はそこでもっとつんつんするの。 あまりの痺れにあんこちゃんは悶えちゃって畳に緑茶をこぼしちゃうの。 そしたらあんこちゃんが泣きそうになっちゃって、あわてて俺は「ごめんね」って抱きしめてあげるの。 そしたらあんこちゃんは「ばかぁ・・・」って俺の肩の中で泣いて甘えてくるの!///// コメント
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/11505.html
鳴海杏子 楽曲 コメント 日本の女性声優。アース・スター エンターテイメント所属。旧芸名は杏花。 楽曲 ミロカロスorディアンシー:ビューティフル・ドリーマー 『世界でいちばん強くなりたい!』オープニング主題歌 トルネロス:空色モノローグ 『世界でいちばん強くなりたい!』エンディング主題歌 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 鳴海杏子 ペルシアン:てーきゅうのメインキャラの声を担当。 -- (ユリス) 2021-01-09 23 21 01
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/98.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61】 【62】 【63】 【64】 【65】 【66】 【67】 【68】 【69】 【70】 【71-80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1314111435/ 67 名前:【今日、8/24は「 愛酒の日 」 - ttp //bit.ly/qYeiBX】[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 01 19 33.01 ID 94LPOqcR0 512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 00 03.80 ID roXEFoRd0 [1/2] 521 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 13 05.36 ID IN/g8+nz0 [1/13] 530 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 18 02.85 ID IN/g8+nz0 [2/13] 574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01 35 28.59 ID EODGkQwi0 [1/3] 594 名前:【今日、8/25は「チキンラーメン誕生の日」-ttp //goo.gl/0fP0m】[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 02 13 49.39 ID ZA8ZC20l0 [1/2] 614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 03 02 43.81 ID EODGkQwi0 [2/3] 716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 13 05 23.52 ID UG/8V6OP0 724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 09 29.38 ID Hbzqm75p0 [1/2] 931 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 23 27 20.21 ID tvDTDx030 [6/7] 972 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 02 56 40.18 ID U4p9WgnR0 [1/2] 975 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 02 57 50.60 ID U4p9WgnR0 [2/2] 67 名前:【今日、8/24は「 愛酒の日 」 - ttp //bit.ly/qYeiBX】[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 01 19 33.01 ID 94LPOqcR0 はあ・・・あんこちゃんと一緒にお酒を飲みたい。 僕とあんこちゃんは飲み屋に行くの。 一人飲みの予定だったんだけど、あんこちゃんがついてくるって言ったの。 未成年だから駄目だよって言ったけど「バレなきゃいいんだよ」って言って聞かないから連れてきてあげたの。 ちょっと悪い子なのもかわいいの/// あんこちゃんはたくさん食べ物を注文して美味しそうに食べてるの。 僕が飲まないの?って聞いたらあんこちゃんは 「お、お前が酔ったら大変だろ?だから飲まないでいてやるんだよ」って言うの。 悪ぶっててもやっぱりまじめなところもかわいいの/// だからイタズラでウーロン茶とウーロンハイをこっそり入れ替えてあげたの。 あんこちゃんは一口飲んで気がついて、 「ば、馬鹿野郎、なんてことしやがる!」って言うの/// でもあんこちゃんはそこからスイッチが入っちゃったみたいでお酒をたくさん注文し始めるの。 ほっぺ赤く染めて目がとろんとしてきたから、そろそろやめたら、って僕は言うの。 でもあんこちゃんは「うるひゃい、ばーか」っていって聞かないの。酔っ払うあんこちゃんもかわいいの/// しばらくたったらあんこちゃんは酔いつぶれて寝ちゃうの。 しょうがないから僕はおぶって帰るの。そしたら途中、あんこちゃんが起きるの。 どうせ言われるだろうから降ろしてあげようとするの。 そしたらあんこちゃん、「やだ」っていうの。 「このままずっとおぶっててほしい」って僕の背中をぎゅっと抱きしめてくるの///// そして・・・ 家に帰ったらベッドで僕特製のカルピスサワーをたくさん飲ませてあげるの////// コメント 512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 00 03.80 ID roXEFoRd0 [1/2] 「……おーい授業始まってんぞ」 隣の席から杏子がひっそり呼びかけてきた、いけない、ボーっとしてたみたい。 「大丈夫か?」 うん、大丈夫だよ。ありがとう。 ……最初は睨み合う仲だった。 すっごく自分勝手で嫌なヤツだと思ってた。 けど不思議とあいつはそんなに悪いヤツだとは思わなかった。 なぜだろう…遠い昔に会ったことがある気がする…けど思い出すことができない…。 魔獣を共に倒すうちに杏子とはほんの少しずつだけど距離が近くなっていった。 協会であいつが全てを話してくれたとき、冷たい態度を取っちゃったけど本当はすごく嬉しかった。 私にそんな話をしてくれるようになったんだって、私に心を開いてくれたんだって。 「お、オイ…具合でも悪いのかよ」 あっ、ごめん 考えごとしてただけだよ、本当大丈夫。 「ならいいけど…。なあ、学校終わったら遊びに行こうぜ!」 そうだね、今日はパーッといっちゃいますか~! …パーッと笑って授業に戻る杏子。 少し前では信じられないような光景が私の前に浮かんでいた。 今宵、寝室の窓から月を見上げて私は思うの。 これからも幸せな時間が続きますように…って。 コメント 521 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 13 05.36 ID IN/g8+nz0 [1/13] あぁ、憂鬱だ 夕食の準備をしながら思う あの夕焼け空に浮かぶ雲のように流れて何処かへ行ってしまいたい いつもは趣きを感じる鴉の鳴き声も今の僕にはただただ虚しいだけ あぁ、いっそこの命を大空に飲み込まれてもいいかもしれない 今日、初めて杏子と喧嘩をしてしまった よくよく考えてみると実にくだらない事なのだが、なにしろ彼女と喧嘩したのは初めてだ どの面さげて杏子の元に行けばいいのだろう 隣の部屋に杏子はいるのに、すごく遠く感じる もう一度、逢って仲良く話をしたい もう一度、彼女の笑顔をみたい もう一度、彼女の身体を抱きしめたい 勇気を出して隣の部屋の扉を開ければ杏子に逢えるだろう でも、もう口をきいてくれないかもしれない それはとっても苦しいなって思ってしまう それでも、僕は杏子に逢いたいと願う 僕は決意する 今すぐ杏子に謝ろう 彼女の許しが得られるなら焼き土下座でもなんでもしよう たとえ許されないとしても 決意のもと、僕は杏子のいる部屋の扉を空けた 「ひっく・・・ひっく・・・」 部屋の隅っこで杏子は目をこすりながら座っていた 僕は杏子の名を呼ぶ 「お前か・・・」 杏子の顔に涙の後があった 彼女のその表情を見てひどい自己嫌悪を感じた 僕は杏子に土下座をして謝る 全て自分が悪かった、気の済むまで殴ってくれてかまわない、と その姿は酷く滑稽だっただろう 自分でも想像がつく 「やめろよ!」 杏子が大きな声を出し、無理矢理、僕に頭を上げさせる 「なんでこんなことすんだよ!」 杏子が泣いてたから、僕が杏子を傷つけたから だから杏子も思いっきり僕を傷つけて 何回でも殴りつけて、蹴り飛ばしてくれてもかまわない だから、僕を杏子のそばにいさせてほしい 「馬鹿・・・あたしがそんなこと望むとでも思ってんのかよ・・・」 杏子がポロポロと涙を流して、僕の胸倉を掴もうとする しかし、途中で力が抜け僕の懐にもたれかかってくるような体勢になる 「自分を粗末にするようなこと言うんじゃねーよ・・・」 僕のお腹の辺りが彼女の涙で濡れる コメント 530 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00 18 02.85 ID IN/g8+nz0 [2/13] 「謝るのはあたしの方だ・・・」 杏子は僕にピッタリくっついたまま言う 「何も考えねーでお前にひどいこと言っちまった・・・」 じゃあ、なんで泣いていたの? 「自分が嫌になったんだ」 「また、自分の所為で大切な人を傷つけちまったって・・・」 「あたしは魔法少女なりたての時、先輩と呼べるような素敵な友達ができた」 「でも、あたしが馬鹿な所為で離れていっちまった」 「いや、あの人はあたしを止めようとしてくれたのに、あたしが勝手にあの人から離れたんだ」 杏子は苦しそうな表情で続ける 「それに、あたしの家族だってあたしが勝手に願った所為で全てをぶっ壊しちまった」 「全部、自分の所為で大切なもんを失っちまったんだ」 「そして、またあたしは大切な人を傷つけちまった」 杏子はそこまで言うと僕の顔を見上げる 「そうだ、お前だよ」 僕はどののような顔をすればいいのかわからない 「そして、お前までいなくなっちまうかと思うと哀しくて、苦しくて」 「でもそれ以上にそんな事態を招いちまった自分が悔しくて・・・っ・・・」 其処まで言うと杏子は再び涙を流し始めた 年不相応な運命を背負ったその少女の泣き方は年相応だった こんな少女にそんな重荷は酷すぎる 僕はそれを少しでも軽くしてあげたいと思ったのに返ってそれが杏子を傷つける それがどうしても許せなかった 僕に出来る事は・・・ 「わっ!」 杏子を思いっきり抱きしめる ごめん、杏子の気持ちを理解してあげられないで 自分の愚かさに涙が出る 「なんでお前が泣いてんだよ・・・」 大好きな杏子の笑顔ひとつ守れないクズだから・・・ 「自分をそんな風に言うな!」 「あたしの大好きな人を悪く言うな!」 杏子の語気は強かったが瞳はとても潤んでいた 「そんなのあたしが許さないからな」 杏子の瞳から一筋の宝石が零れた 涙の味なのか、愛の味なのかわからない でも悲しみの味はしなかった 互いの名前を呼び交わし、空いた隙間を埋めるように僕らは協奏曲を奏で続ける コメント 574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01 35 28.59 ID EODGkQwi0 [1/3] あれ?杏子ちゃんが13人もいるよ 「驚いたかい?これがあたしの魔法さ」 でも、今までは使ってなかったみたいだけど 「今までは封印してたんだけどさ」 うん? 「お前が好き過ぎて使えるようになったんだ///」 うわぁ///13人の杏子ちゃんに捕まっちゃった! 「心配すんな、ちゃんと愛してやるからさ///」 やぁんっ///そんな沢山でキスしないでぇ/// 「んっ…お前も顔可愛いな」 やだぁっ/// 「それにお前の唇も可愛いしな」 こんな沢山の杏子ちゃんにキスされたら息できないよぉ/// 「あ~!もう我慢できねー!」 やめて!洋服破かないでっ/// ビリビリ! やだぁ…/// 「可愛い身体してんじゃねーか///」 ふぇぇ…///杏子ちゃんのケダモノ! 「ごめんごめんいじめすぎたよ」 ぐすん…じゃあ、責任とって! 13人全員でだよ/// 「あぁ、愛し尽くしてやるよ///」 コメント 594 名前:【今日、8/25は「チキンラーメン誕生の日」-ttp //goo.gl/0fP0m】[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 02 13 49.39 ID ZA8ZC20l0 [1/2] はあ・・・あんこちゃんと一緒にチキンラーメンが食べたい。 僕とあんこちゃんはスーパーへ買い物へ行くの。 僕はいろいろ食材を買ってるんだけどあんこちゃんがカップ麺のコーナーでじっと何か見てるの。 なにかと思ったらチキンラーメンだったの。僕が見てると、 「これ安いからな、昔はよくコレ出されて妹と半分にして食ってたよ。 黄身の部分をどっちが食うかってよく喧嘩してたよ。結局アタシがあげるんだけどね。懐かしいな」 ってあんこちゃんは言うの。 そう言ってあんこちゃんは、他のところに行っちゃうの。なんだか少しだけ寂しそうな顔をしてたの・・・。 僕はこっそり、チキンラーメンをかごに一つ入れるの。 お昼になって、僕はチキンラーメンを一つ作ってあげるの。卵を一つだけ入れて。 「なーんだ、今日は手抜きじゃないか」ってあんこちゃんちょっとだけ不満そうなの。 もちろんそんな顔も可愛いの。 「そういや昔と違ってたまごポケットってのがあるんだろ?食い物も進化するねぇ」ってあんこちゃんは言うの。 そこで、僕は黄身の部分ちょうだい、ってあんこちゃんに言ってみるの。 「はぁ?なんでアンタにあげなきゃいけないのさ、アンタも入れればいいじゃないか」ってあんこちゃんは言うの。 でも、ちょっとだけしょんぼりした顔をしてたら、あんこちゃんは僕の器の中に入れてくれたの。 「ったく・・・」あんこちゃんは怒ってたけど少しだけ笑ってるように見えたの。 あんこちゃんにとって妹みたいに大切な人になれるかはまだわからないけど、 これから先、絶対にあんこちゃんの前からいなくならないと、僕は心の中で誓ったの。 そして・・・ 黄身をもらったお返しに、夜はあんこちゃんのたまごポケットに僕の白身を注ぎ込んであげるの!//////////////// コメント 614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 03 02 43.81 ID EODGkQwi0 [2/3] お休み、杏子ちゃん 君の寝顔はこの窓から見える月より美しい でも雨が降ってるから月は見えない だから杏子ちゃんが僕の月になって、僕と突き合ってほしい 雲隠れ 夏夜の月は 見えねども 共に突き合い 愛語るらむ コメント 716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 13 05 23.52 ID UG/8V6OP0 杏子ちゃんの乳首にシールはってその上からこすこすしたい ってレスを書いてるとこを後ろから杏子ちゃんに覗かれててジト目で睨まれたい。 それで謝ってたら杏子ちゃんが顔真っ赤にしながら 「ちょっとだけだかんな‥‥///」っていいながら俺に身体を預けて来るの。 コメント 724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 14 09 29.38 ID Hbzqm75p0 [1/2] 背中にちょこんと手だけ見えてるのが13人目か あんこちゃん…13人は多すぎだよ 「ふふ~ん、今ならもっと増やす事も出来るよ!」 そう言うとあんこちゃんは掛け声()と共に魔力を開放 目の前には20人にまで増えたあんこちゃんが…部屋の中に…溢れかえって… ちょあんこちゃん6畳に20人とかすし詰め状態てかイモ洗い状態だよ 「「「「「「「「「「どうだい!すごいだろ!」」」」」」」」」」 凄い!凄いけれど自宅で満員電車は体験したくないよ 「おいバカどこ触ってやがる!」 「ここに痴漢がいるぞ」 「この人痴漢でーす」 「捕まえたぞ、覚悟しやがれ」 いやいや触っていません、触ったけれど、そーじゃなくて 身動きとれないんだから騒がないで、もう元に戻ってぇ! コメント 931 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 23 27 20.21 ID tvDTDx030 [6/7] 佐倉杏子 君はこの夜空のどの星よりも迅く美しい 僕は手を伸ばす どうせ、届かないとわかっても しかし、手は届いた むしろ僕に手を差し伸べてくれた その時、目の前に楽園が訪れた 麗しい君の柔らかな手のひら 慈悲深く優しい君の瞳 そして、僕を永遠へと導くその甘い唇 全てが僕に与えられた 涙が出た 嬉しすぎて 杏子は僕の頭を撫でて抱きしめる 僕も彼女を抱き締める 杏子は悪戯っぽく笑うと再び僕と唇を交わした そしてまた訪れる 白くて甘い夢の楽園が コメント 972 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 02 56 40.18 ID U4p9WgnR0 [1/2] ひぐらしの泣き声 鴉の鳴き声 夕日に燃える紅蓮の大空 大空を泳ぐ遥かなる雲 田んぼの水に映る夕日 そのすぐ隣で僕は自転車をこぐ そして僕の後ろには杏子 この、趣き溢れる日本の夕方よりも美しく愛おしい彼女 僕の肩に手を当てて、流れる風を心地良さそうに受ける 風に乱される彼女の赤髪はふわっと甘い匂いと共に広がる 「気持ちいいな」 杏子が気持ちよさそうに言う 僕も実は杏子の小さくて柔らかい胸が背中に当たっていてとても気持ちいい 「こんな田舎みたいなところがあったんだな」 感心した様子の杏子 杏子はこういう風景好きかい? 「うん。好きだよ、こんな風景見ながら美味い和食でも食べられたら最高だろうな」 やっぱり杏子は花より団子か でもとても趣きがある 昔の人はこういう気持ちを歌にしたんだね 「歌ってなんだ?」 短歌だよ。杏子も百人一首くらいは聞いたことあるでしょ? 「あぁ。カルタみたいなもんだよね」 昔の人が綺麗な風景や、心情を歌にした気持ちが分かるね こういう綺麗な風景を見ると 「でも、あたしはやっぱ食いもんの方が好きだけどな」 杏子らしい答えだね 「悪いか?」 いや、大いに結構なことだよ コメント 975 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 02 57 50.60 ID U4p9WgnR0 [2/2] そして夜がやってきた 蛙の声が田んぼの方から聞こえる 僕と杏子はある旅館の一室でとろろ蕎麦を啜る 杏子はとてもおいしそうに食べている 彼女が食べ物を美味しそうに食べている姿を見るととても癒される 杏子は自分の分を食べ終えると僕の方によってきて蕎麦のおねだりをする 「な?一口だけでいいからさ」 杏子のがんばりに負けた僕は蕎麦の盛られた皿を差し出す 「ちげーよ、そこはあーんだろ?」 杏子は目を瞑り口を開ける 彼女がとても可愛かったので僕は杏子に悪戯をしてみた そう、彼女の口に指を入れてみたのだった 「んえっ何すんだよ!」 いや、可愛かったからつい・・・ 「しょうがない奴だな。おしおきしてやるよ」 杏子が僕のことを押し倒し唇を貪る 「なぁ、昔の人はよく歌を歌うんだろ?」 それがどうしたの? 「あたしも聞いてみたいんだよね」 杏子が不敵に笑う 「お前がどんな歌を歌ってくれるのかをさ」 僕と杏子の口を細い光の糸がつなぐ 「それにしてもお前のべろ、蕎麦みたいにちゅるちゅるしてて気持ちいな」 んっ・・・快感に身が悶える そして、縮んで伸びて僕の口元に落ちたのは彼女の愛の液体 まるでケダモノになったような杏子はジュルリと涎を飲み込み 再び僕の唇を弄ぶ まるで僕はそばになったようだ 杏子の愛という名のとろろが僕の身体である蕎麦に絡みつく 彼女の蕩けた唇と僕の蕩けた唇が激しく互いを求め合うように交じり合う 夏の涼しげな風も僕達の熱い夜の前には無意味 僕と杏子は真っ白になりながらも協奏曲を奏で続ける 互いの旋律は完全に調和し、夢も現も分からなくなってしまうほどに美しかった コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/115.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91】 【92】 【93】 【94】 【95】 【96】 【97】 【98】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1337004067/ 【前】 618 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/25(金) 01 00 22.60 ID pVgRnDA+0 [1/2] 657 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/26(土) 00 54 17.33 ID 1ZBCEbRL0 [1/2] 727 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/27(日) 00 53 29.08 ID xoN2o8aL0 [1/2] 785 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/28(月) 00 39 57.51 ID GuUonRJm0 [1/2] 836 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/29(火) 00 37 33.06 ID YMZgxnV+0 [1/2] 881 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/30(水) 00 41 04.42 ID 71C2MXVz0 [1/2] 935 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/31(木) 00 49 56.66 ID /m+oWR5n0 [1/2] 618 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/25(金) 01 00 22.60 ID pVgRnDA+0 [1/2] 5月25日、そろそろ梅雨の季節だね杏子ちゃん 今日は岩波書店から『広辞苑』初版が刊行された日 政治家ポル・ポトの誕生日で第157代ローマ教皇グレゴリウス7世の命日 岩波文庫は持ち運びに便利なサイズの哲学書や文学作品があるので結構お世話になっている 広辞苑は魔法少女の杏子ちゃんが少し苦労するほどの厚さの辞書だよ。あれで殴られるとけっこう痛いの。 ポル・ポトはカンボジアの政治家でクメール・ルージュ(カンボジア共産党)書記長 彼は自国民を大量虐殺したとして悪名高い独裁者だよ ポルポト政権は「腐ったリンゴは、箱ごと捨てなくてはならない」と唱えて、政治的反対者を弾圧したの とってもじゃないけれど、杏子ちゃんには話せないね、こんな事 また、今日は「タップの神様」と呼ばれたビル・ボージャングル・ロビンソンの誕生日に因んで「タップダンス」の日みたい そういえばまだ、杏子ちゃんと一緒に踊った事はなかったね 杏子ちゃんがゲームセンターでダンスゲームに興じていたのは見た事があるけれど いつか杏子ちゃんと一緒にダンス、踊ってみたいなぁ。出来れば杏子ちゃんにリードしてもらいたいな それで「チャラチャラ踊ってんじゃねーよウスノロ!」って檄を飛ばされるのもまた一興かもしれない 上手く踊れた時は杏子ちゃんが褒めてくれて、「食うかい?」ってお菓子で労ってくれるの。えへへへへ…/// まぁ、全部妄想なんだけどね…/// 今日はいいお天気だったから杏子ちゃんと河川敷をお散歩していたの ちょっと陽射しが強くて眩しかったけれど、汗をかくほど暑いってわけじゃない それにその気持ち良い北風がほどよく吹いていたので、けっこう快適だったよ ん?わたしの少し前を歩いていた杏子ちゃんがいきなり足を止めた するとさっきまで吹いていた風は急に止み、厚い雲が太陽を隠した いったいどうしたというのだろう?それに杏子ちゃんは対岸の方を見ている 「なんだ、あれ?」 杏子ちゃんが中州を指差して言った。そこには箱のようなものと棒状の何かが置いてあった 釣りでもしている人がいるんじゃないの? 「違う!あれじゃなくて、もうちょい向こうの奴だ」 ん?確かに…何かが…見える。箱のようなもののもっと奥。草が茂っているその後ろにそれは見えた 遠くからだからよく分からないけど、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている 「ゴミか?それにしてはやけに大きすぎないか?」 確かにそうだね。遠くからだからはっきりとは分からないけど… 「じゃあ看板か?看板にしてはデカすぎるし、あんな風に動く看板なんて見た事ねーぞ?」 だよね…。じゃあ、あれはいったい何なんだろう 杏子ちゃんは双眼鏡(みたいなもの)を何処からか取り出した。 「これで確かめてやる!」 何それ、杏子ちゃん?双眼鏡?いつ買ったの? 「買ったんじゃなくて作ったのさ。ちょっとした魔法の応用って言ったとこかな?」 そう言うと杏子ちゃんは双眼鏡を覗きこんだの? 杏子ちゃんはその白いくねくねの正体を知ったのだろうか?それにしても何かがおかしい その白いそれを見た杏子ちゃんの顔はみるみるうちに青くなっていき、 冷や汗を流し、ついには持っていた双眼鏡を落としてしまったの いったい何が見えたの杏子ちゃん? 「わカらねーホうがイーよ」 わたしはゾクッとした。それは杏子ちゃんの声ではないように聞こえた。 杏子ちゃんはそのまま、わたしの方を振り返り、わたしの手を思いっきり掴んだの 痛いよ杏子ちゃん…。 でも、この声は届いていないようで杏子ちゃんはうっすらと笑いながら、 身体をくねくねとうねらせて、あの白いアレと同じように踊り始めたの。わたしの手を取りながら あれから、いったいどれだけの時間が経ったのだろう。辺りは真っ暗で何も見えない。 ただ杏子ちゃんはわたしの事を見つめながら、くねくね、くねくね、と動くだけ 多分、わたしの声は届いていないんだろう。そして、杏子ちゃんはわたしを放してくれる様子もない わたしは全てを杏子ちゃんに委ねて、杏子ちゃんとくねくね、くねくね、と踊るしかない。 でも、不思議な事に最初は苦痛でしかなかったが、段々、楽しく、気持ちよくなってきた。 そう、それはまるで杏子ちゃんと一体になったみたいで……/// コメント 657 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/26(土) 00 54 17.33 ID 1ZBCEbRL0 [1/2] 5月26日、最近は今まで以上に杏子ちゃんが愛しくて生きるのが辛いの 今日は東大寺盧舎那仏像の開眼供養が行われた日 大日本帝国陸軍大将荒木貞夫や漫画家モンキーパンチの誕生日でもある 東大寺の大仏、盧舎那仏像は聖武天皇の発願で745年に制作が開始されたんだよ 開眼供養は印僧・菩提僊那が担当し、大安寺の隆尊律師が講師を、元興寺の延福法師が読師を務めたの この大仏開眼供養会に参列した人数は1万数千人にも及んだとか 因みに挙行された752年時点で聖武天皇は既に孝謙天皇に譲位していたんだよ モンキーパンチは『ルパン三世』などで有名な日本の漫画家だね 因みに杏子ちゃんはわたしにとってのルパンみたいなものだよ! だって杏子ちゃんはわたしの心を盗んで行っちゃったから/// さぁ、今日もわたしは杏子ちゃんのもとにルパンダイブするよ! なんか小腹が減ったので、わたしは深夜にも関らずコンビニにやって来た 杏子ちゃんはうとうとしていたようなので、そのままにして家を出ようとしたんだけれど わたしが外に出る準備をする音に起されたみたいで、ボサボサ髪に、目をこすりながら 「何処にいくんだ?こんな時間に…」って呼び止められちゃったの それでわたしがコンビニに行くと言うと杏子ちゃんは「ちょっと待ってくれ、40秒で用意する」 と言って、20秒くらいで支度しちゃったの。 支度って言っても、パジャマの上からパーカーを羽織っただけだけどね そんなわけで、わたしと杏子ちゃんはコンビニにやって来たの でも、そこには数々の艱難辛苦がわたし達を待ち受けていたの… コンビニの入口付近に不良が数人で屯している。 しゃがみこんでタバコを吸う彼らの殆んどは鼻やら舌やら唇やらにピアスをつけていた その中のリーダー格と思われるスキンヘッドに肩パッドの男は顔にタトゥーが入っている まるで罠ばかり使う某エジプトの墓守の一族の人みたいだよぉ… 見た目だけで判断するのは良くないって分かってるけどやっぱり怖いよ杏子ちゃん わたしが恐怖や不安で身体を震わせていると杏子ちゃんはわたしの手をぎゅっと握ってくれたの/// 「安心しろよ、あたしがついてるからさ」 杏子ちゃんはわたしの手をしっかりと握って入口の方に向かったの すると、やはり、不良グループは下卑た顔をしてわたしと杏子ちゃんの方に向かってきたの でも、彼らがわたし達に接触する事はおろか、絡んでくる事すらなかったの 見たところ、彼らは何かに怖気づいてしまったらしい。どうやら、杏子ちゃんが一瞬、殺気を放ったらしい 今はけっこう丸くなっている杏子ちゃんだが、少し前まではストリートファイターだったのを思い出した 心に傷を負い、安住する所もなく、ただ魔女を狩り、食べ物を貪る、ワルイドなチョイ悪杏子ちゃん。 あの時の杏子ちゃんはけっこう怖かったけど、同時にその中に秘められたかっこよさに惹かれちゃったんだよね、わたし/// そんな事を思い出している間に跋扈していた不良達の姿はなくなっていた。どうやら、逃げ出したらしい 「なっ、安心しろって言っただろ?あんなやつら道端に落ちてる空き缶と大差ねーよ」 杏子ちゃんは怖くないの? 「あんな変なのより使い魔の方が怖いね。下手したら死んじまうからな」 なんか今日の杏子ちゃんすごくイケメンだよぉ/// そして、買い物を終えたわたしと杏子ちゃんは手を繋いでおうちに帰ったの 杏子ちゃんがいっぱいお菓子を買っちゃったから出費は予想以上のものだったけど、 その代わりにイケメンな杏子ちゃんが見られたから善しとなくちゃね コメント 727 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/27(日) 00 53 29.08 ID xoN2o8aL0 [1/2] 5月27日、杏子ちゃんに大切にとっておいたズワイ蟹の残り取られちゃった… 今日は『ドラゴンクエスト』がエニックスからファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された日 生物学者レイチェル・カーソンの誕生日で神学者ジャン・カルヴァンの命日でもある 『ドラゴンクエスト』はドラゴンクエストシリーズの記念すべき一作目だよ杏子ちゃん 因みに一作目の主人公の最大レベルは30、現在は99。時代はけっこう進歩したんだね 一作目にはパーティって概念がなくて主人公一人で竜王を倒すってストーリー。 パーティの概念が生まれたのがⅡで、勇者が魔王を倒すというRPG定番の始祖はⅢと聞いた事があるよ ジャン・カルヴァンはマルティン・ルターらと同様にキリスト教宗教改革初期の指導者だよ 彼がのちのキリスト教世界に与えた影響も大きく、「カルヴァン派」という人達もけっこういたみたい この「カルヴァン派」の神学体系は予定説と全的堕落で有名みたいだよ また、日本海海戦で日本艦隊がロシアのバルチック艦隊に対して勝利を収めた事に因んで「海軍記念日」 あー、なんか杏子ちゃんと旅に出たくなってきちゃったな なんか旅に出たくなったのでわたしは杏子ちゃんと海にやって来たの 港には船が泊っていたけど漁船とかばっかり 豪華客船とかクールな水上スキーとかはなかったの。残念 なんか冒険心を擽られない。でも、杏子ちゃんは興味津々みたい 「漁船あれば好きな時に好きなだけ刺身食えるよな」 杏子ちゃんらしい発想で可愛らしい。でも、漁ってけっこう力仕事みたいだよ? 「なら問題ないな、あたし、魔法少女だし。力仕事が好きってわけじゃねーけど、けっこう得意だと思うよ」 でも磯臭くなっちゃうよ?それに漁船の操縦とかちょっと失敗したらドカーンだよ! 「うっ…それは困るな…」 「じゃあ海女なんてどうだ?ちょっくら潜ってぱぱっと貝とか海胆とか獲ってくりゃいいんだろ? 銛なんざ使わなくてもあたしには色々と応用の利く槍があるし」 綺麗な海だったらそれはいいかもしれないね。でも、ここらへんはちょっと… 杏子ちゃんの綺麗な肌に汚いしなびたワカメとか捨てられたビニール袋が引っ付くなんて耐えられないよ! 「あんた…///でも確かにあんま綺麗とは言えないよな、ここらへんは」 もっと酷いところはヘドロとかある海もあるみたいだよ 「そういえば水辺にベトベター出てくるもんな」 「結局、海に出ようなんて考えないのが一番いいのかもな」 杏子ちゃんはサザエの串焼きをもぐもぐしながら空を見ながら呟いた 漁なんて生半可な気持ちで出来るもんじゃないらしいからね、と わたしもハマグリの串焼きをはふはふしながら答える 「こうやって漁師の持ってきたもんを食ってるのが一番ラクで幸せなのかもな」 でも、すごく新線な漁師のまかない飯って言うのも美味しそうだよね。 「新鮮な透明のシラス丼とかな。あーl、想像したら腹減ってきちまったよ」 杏子ちゃん、まだサザエの串焼き食べてる途中だよ? 「別腹だよ、別腹!やっぱごはん物も食ってみたいじゃん」 じゃあ、今度そういうお店に言ってみようか杏子ちゃん 港に行って串焼きだけ勝って帰るのもつまらないので、わたし達は近くの砂浜にやって来た 海開きもしていないし潮干狩りするような所でもないので人は少ない。 でも、好都合だよ。人目があったらこんなことできないもんね?/// 「恥ずかしいこと言うなよ///」 恥ずかしがらなくてもいいんだよ杏k━━━バシャーーーーモ!! …。 「…」 わたしと杏子ちゃんは思いっきり波を頭からかぶった 服はびしょびしょ、ついでに海水なのでべとべと きっと波がわたしと杏子ちゃんが青春しているから嫉妬したのだろう。 「こんなんじゃ帰るにも帰れねーよ…」 そうだね… 結局、その日、わたしと杏子ちゃんは生乾きのままで電車に乗って帰ったの 翌日、二人ともそろって風邪をひいしゃったけど、杏子ちゃんと一緒なら、まあいっか/// コメント 785 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/28(月) 00 39 57.51 ID GuUonRJm0 [1/2] 5月28日、今日は大安あんあんあん! 今日は日本で電柱広告が許可された日でトキが国際保護鳥に指定された日 戦国大名斎藤道三や桜町天皇、小説家の堀辰雄の命日でもある 杏子ちゃんも知ってると思うけどトキってすごいんだよ 死の灰を被ったというのにあの身のこなし、それに加えて彼の有情破顔拳は慈愛に満ちているよね どうやらトキのモチーフはイエス・キリストらしいよ 桜町天皇は江戸時代の天皇で在位期間享保20年~延享4年、朝廷の儀式の復古に尽力したみたい 江戸幕府第八代将軍徳川吉宗の助力や関白一条兼香の補佐は桜町天皇の大きな助けになったんだって 桜町天皇の第二皇女、後桜町天皇(智子内親王)は日本最後の女性天皇として知られているよ 因みに女性天皇は推古、皇極、斉明、持統、元明、元正、孝謙、称徳、明正、後桜町の10代 でも、斉明は皇極の重祚、称徳は孝謙の重祚だから八代といっても実質女性天皇は8人だけだよ そういえば今日は「花火の日」らしいね杏子ちゃん 享保18年の旧暦の今日、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられた事に因むよ 花火かぁ…。ちょっと時季外れな気もするけどやって見ようか杏子ちゃん! 時季外れでも意外と花火って売ってるものだね杏子ちゃん 無事に花火セットを手に入れる事が出来て本当に良かったよ さて、後は杏子ちゃんに浴衣を着せてあげるだけだね 「別に着たいなんて言ってねーんだけど…」 着てくれたら時季外れのわたあめやとても…大きなフランクフルトとか食べさせてあげるよ 「着たい!今すぐ着せてくれ」 ちょろいね杏子ちゃん 赤い金魚さん模様の浴衣の杏子ちゃんが可愛すぎて辛くて死にそうだよ/// 「本当に食わせてくれるんだろーな?」 勿論だよ杏子ちゃん!わたあめは買ってあるし、フランクフルトも帰ったらすぐに作ってあげるよ 「そりゃ楽しみだな!でも、この時季に花火って時季外れすぎやしねーか」 そんな事言ったら杏子ちゃんだって昨日かき氷食べてたよ 「でも時季外れに食うかき氷ってのもなかなか美味いもんだろ?」 うん、まるで炬燵の中で食べる雪見だいふくみたいの感じだったよ 「雪見だいふくに時季とかないだろ…。いや、あんのか…?」 そんな事をおしゃべりしている間に河川敷についたよ。 まだ完全な夜というよりは夕方の暮れだけど、花火をするには十分な暗さだったの あんまり花火に乗り気に見えなかった杏子ちゃんも、実際にやって見るとけっこう楽しそうで良かった 杏子ちゃんのキラキラと輝く瞳に映るパチパチと燃える花火はとっても綺麗 最後の閃光花火を手に取って『あたしがやってもいいか?』と目で聞いてくる杏子ちゃん わたしはアイコンタクトで『やっちゃえ杏子ちゃん!』と返すの 『ありがとな!』ってアイコンタクトを送っきた杏子ちゃんは最後の花火を散らし始めたよ 「閃光花火も綺麗だなー。ちょっと派手さが欠けるけど」 でも、そこも閃光花火の魅力の一つだよね 「あっ、消えちまった…。でもこの儚さも魅力の一つだよな」 閃光花火の愉悦の何たるかを分かってきたようだね杏子ちゃん! 花火が消えてから気付いたんだけど、周りは真っ暗で既に夜が訪れていた 人気のない川原…、なんだか不気味。川から大きな海魔が出てきそうな予感がするよ 「あんたって本当に真っ暗なの苦手だよなー」 半ば呆れたように杏子ちゃんは呟いた。でも、こんな呆れ顔の杏子ちゃんも大好き! 「ほら、そろそろ帰ろうぜ?あたしが手を繋いでいてやるからさ」 杏子ちゃんはわたしに手を差し伸べてくれた。温かくて柔らかくて優しい手。 わたしはお礼を言って杏子ちゃんの手をぎゅっと掴む。 「あんたの手って柔らかいんだな…///」 暗くて見えないけれど、杏子ちゃんが少しだけ頬を赤くしたような気がした。 「なぁ、帰る前にちょっと…いいだろ?///」と杏子ちゃんがアホ毛を揺らしながら囁いたの まったくもう…///杏子ちゃんったら/// こうしてわたしと杏子ちゃんはお互いの舌で花火を輝かせたの/// コメント 836 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/29(火) 00 37 33.06 ID YMZgxnV+0 [1/2] 5月29日、今日のおやつは杏子ちゃんと一緒にウエハース地獄だよ 今日はジョン・ペンバートンが初めてコカ・コーラの広告を出した日 政治家伊東巳代治の誕生日で歌人与謝野晶子の命日 フィクションも含めると「錯覚だ」の台詞で有名な藍染惣右介の誕生日でもあるとか コカ・コーラ、そういえば最近飲んでないね杏子ちゃん アレを飲むと歯がなんか変になるから、わたしは他の炭酸飲料を愛飲しているの それに比べて杏子ちゃんはコーラでもサイダーでもメロンソーダでも美味しく飲むから偉いよね 与謝野晶子は戦前の歌人として有名で、彼の代表作の一つとして『みだれ髪』が挙げられるよ 『君死にたまふことなかれ』からは彼女が日露戦争に対して非戦派であった事が伺えるね また、今日はこ(5)んに(2)ゃく(9)」の語呂合せで「こんにゃくの日」とされているみたい 思えば最近マンナンライフの蒟蒻畑食べてないなぁ。今度スーパーで売ってたら買ってみようっと そう言えば、この前に杏子ちゃんが味噌田楽を食べたがっていたね。これもスーパーで売ってたら買ってあげよう 杏子ちゃんに田楽食わせるのら~、なんてね。因みにアレは犬らしいよ 急に雨が降ってきた しかも土砂降り。まるでスコールみたいだよ。スコーンじゃないよ せっかく本屋でお目当ての本を買ったと言うのにこんなところで立ち往生 本屋の前で雨宿り。一時間くらい待っていれば止むかもしれない だけどこんな店先で一時間もつっ立っているなんて面白くない そんな風に思いながら横を見ると、杏子ちゃんが手を伸ばして雨に触れていた 身体は濡れない場所に、手だけを天の下に出し、雨の強さを体感しているみたい 「けっこう、いや、とても強い雨だな」 杏子ちゃん、右腕濡れちゃってるよ…。ほら、これを使って、とハンカチを杏子ちゃんに渡す 「おう、ありがとな」とそれを受け取った杏子ちゃんは右腕を拭く。パーカーの右腕部分だけが水玉模様だ 「それにしても止まないな」 そうだね杏子ちゃん。このまま待っていてもつまらないから、そこのミスドにでもは入ろうか? 「あたしダブルチョコレートとかポンデリングとか食べたい!」 ドーナッツくらいなら好きなだけ奢ってあげるよ杏子ちゃん ♪ミスドから ずっと 杏子ちゃんを見守っていたんだもん そいつなの 思い出してよ魔女の名前を~♪ 「どうしたんだ、変な歌なんか歌ってさ?」 ううん、なんでもないよ。こんな歌あったなーって思い出しただけだよ 「ふーん。何の歌か知らねーけど、あんまり人の名前使って替え歌にするなよ」 あれ?分かっちゃった? 「もうそれなりに長い付き合いになるんだから、あんたのやることくらい分かるさ」 杏子ちゃんにわたしの行動を予測してもらえるなんてそれはそれは光栄な事だよ それにしてもなかなか雨止まないね 「それどころかババリバリッシュって雷まで落ちるようになったぜ」 まぁ、杏子ちゃんとこうやってのんびりお話していられれば別に帰れなくたっていいんだけどね 「それは困るな。帰れなかったら今日の夕飯どうするんだよ?あたしはあんたの作った夕飯が食べたいからな」 外食じゃ嫌なの? 「たまには外食もいいけど、やっぱりあんたの温かい料理が一番だよ」 よく恥かしげもなくそんなこと言えるね杏子ちゃん。わたしは嬉しいからいいんだけど…/// 「何を恥かしがる必要があるのさ?あんたってやっぱ変わってるな」 それじゃあ、そんな変わってるわたしの恋人の杏子ちゃんはもっと変わってると思うよ 「かもな。別に否定する理由はないさ。あと、それにな…」 ん? 「やっぱり家庭の味ってのが一番いいもんだよ。あんたには分からないかもしんねーけどさ」 そう…。じゃあ、これからは杏子ちゃんの為にもっと美味しい料理を作れるようにならないとね! 「おう!期待しておくよ!」 杏子ちゃんとお喋りしている間に雨は止み、空には虹が出ていた 止まない雨はない、ってやつだね じゃあ、そろそろ帰ろうか杏子ちゃん! コメント 881 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/30(水) 00 41 04.42 ID 71C2MXVz0 [1/2] 5月30日、そろそろ5月も終わりだね 今日はジャンヌ・ダルクがイギリス軍により火刑で文化財保護法が公布された日 兵学者大村益次郎の誕生日で日本海軍の元帥東郷平八郎の命日でもある 文化財保護法は1950年に制定された文化財の保存・活用と、国民の文化的向上を目的とする日本の法律 1949年の法隆寺金堂の火災で法隆寺金堂壁画が焼損した事がこの法律の制定に至ったきっかけだよ 法隆寺は金閣寺みたいに誰かに放火されて燃えちゃったってわけじゃないみたいだよ 中には放火説もあるみたいだけど、実際のところ火災の真相ははっきりとしていないんだって 東郷平八郎は日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃破した事で有名だよ 彼の活躍は世界でも評価され、イギリスのジャーナリストは東郷を「東洋のネルソン」と呼んだとか 勿論、日本国内でも東郷は英雄視され「陸の乃木 海の東郷」(「陸の大山 海の東郷」)なんて言われたみたい 因みに大山は満州軍総司令官の大山巌、旅順攻囲戦における第3軍司令官乃木希典陸軍大将の事だよ また、杏子ちゃんの大好きな肉じゃがは東郷がビーフシチューを作らせようとして生まれた産物らしいよ イギリスに留学していた東郷が留学先でビーフシチューを食べて、「これ日本でも食べたい!」って思ったらしいの そうだ、今日の夕飯は肉じゃがにしてみようか。杏子ちゃん喜んでくれるかな? 天気予報でそろそろ雨が降ると言っていた 空の色はとても心地悪く今にも雨が降ってきそう 風も狂ったように強く吹いている。これに雨が降ったら最悪な事態に陥るだろう 不幸な事に傘は今、持っていない。天気予報を見たのに傘を忘れるなんてわたしってほんとばか 狂風は治まる事を知らず、わたしの隣の杏子ちゃんの髪をむしゃくしゃにしている 杏子ちゃんのアホ毛が揺れて乱れて増える。頭はボサボサでパーカーのフードもバサバサと踊る こんな不快な風なのに杏子ちゃんは何故か笑っているように見えた。 どうして杏子ちゃんはそんなに楽しそうに笑っているの? 「いや、中途半端に強い風だったらうぜーけどさ、こう狂ったように強い風だと何かテンション上がっちまうんだよな」 分からないでもないような…。でも、杏子ちゃんの髪ぐしゃぐしゃだよ? 「髪なんてどうでもいいさ、楽しければさ。あんたもいっそこの状況を楽しんでみたらどうだい?」 杏子ちゃんらしいって言ったら杏子ちゃんらしいね でも、まぁ、雨が降っていないならまだマシかな 「高いところは風がいっそう強いな」 歩道橋の上。杏子ちゃんは鯛焼きを咥えながら車道を走る自動車を見下ろしている こう杏子ちゃんが呟いている間にも風は絶えず絶えず吹き続けているの そろそろ行こうよ杏子ちゃん。本当にそろそろ降ってきそうだよ 「こうやって風を感じるのも気持ちいいんだけどな」 ここまで強い風だと感じるってより殴りつけられる感じだよ… 「そっか?まぁ、あんたが言うんならいいさ。じゃあ帰ろうぜ」 と、杏子ちゃんがそう言った時、ポツポツと大粒の雨が降ってきた 嗚呼、遅かったみたいだね… わたしはちょっと絶望しそうだったけど杏子ちゃんがわたしの手を取って掛け出してくれたから我に返った 「こりゃあ、本格的に降ってきそうだな。ちょっと、そこの店で雨宿りさせてもらおうぜ」 ゲーム屋さん。杏子ちゃんが駆け込んだ先はゲーム屋さんだった 「あー失敗したなー、どうせならレストランとか喫茶店に行くべきだったなー」 でもそんな事言ってる余裕なかったよ?こう強い雨だと10秒で下着まで完全にびっしょりになっちゃうからね 「確かにそうだな。風邪ひくのはカンベンだ」 仕方ないから少しゲームでも見て雨が弱くなるのを待つとしようか 「あぁ、そうだな」 杏子ちゃんは古い機種の安い中古のゲームソフトを見ている 「あっ、これ家にもあったよな!」 スーパーマリオアドバンスだね。けっこう初期のソフトだったと思うよ 「ん?ここのコーナーにしてはこれ、けっこう高いな。アドバンスなのに4000円だってさ」 これはファイナルファンタジー6だね!アドバンス最後のソフトだけあってけっこう高いね 「へー。あれってアドバンス最後だったんだ。あー、見てたらゲームやりたくなってきちゃったな」 うん、帰ったらボンバーマンでもやろうよ杏子ちゃん! 「桃鉄とかスマブラもやりたいな!」 そうだね杏子ちゃん!早く雨が止むといいね… そして、雨が止むまでわたしと杏子ちゃんのお店の死角で危険なラブゲームをして過ごしたの/// コメント 935 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/31(木) 00 49 56.66 ID /m+oWR5n0 [1/2] 今日は5月31日、5月最後の日だよ杏子ちゃん。 林銑十郎内閣が総辞職した日で京都議定書が日本の国会で承認された日 室町幕府第3代将軍足利義満や魔術師エリファス・レヴィの命日でもある 林銑十郎は1937年2月2日から6月4日迄続いた日本の内閣だよ。 第33代内閣総理大臣に任命された林銑十郎は何と言ってもお髭が特徴的 この内閣は短命で特に実績も残せなかった事から、「何もせんじゅうろう内閣」なんて揶揄されたの 因みにこの内閣の海軍大臣はのちに第37代内閣総理大臣を務めた米内光政だよ 室町幕府第3代将軍足利義満は1392年に分裂していた南北朝を統一させた事で有名 その他にも鹿苑寺(金閣)を建立して北山文化を開花させ、室町時代の政治や文化の最盛期を築いたの そういえば世界保健機関 (WHO)が今日を「世界禁煙デー」に定めているんだって 日本ではあまり知られていない事だけど、かのナチス・ドイツも反タバコ運動を行っていたらしいよ 勿論、ただの「煙草嫌い!」って感情論じゃなくて、煙草は人体に有害って事を科学的に知っていての事なんだって 杏子ちゃんは将来タバコを吸ったりするのかな?それとも吸わないのかな? 余計なお世話だろうけど、わたしは出来れば杏子ちゃんにはずっと健康でいてもらいたいなって思ってしまうのでした わたしと杏子ちゃんは新しくできた近場の健康ランドにやって来たの 近場って言っても山の上だけどね。でも、最寄のバス停からバスで10分くらいだからやっぱり近場だね そんなわけでわたしと杏子ちゃんは温水プールの中にいるの わたしの隣には白のスク水の杏子ちゃん。水泳帽があれば完璧なんだけど… でも、杏子ちゃんの髪の長さを考えたら帽子なんてあっても無駄かもしれないね それにしても杏子ちゃんはスレンダーで見ていて惚れ惚れするボディだよ 胸も馬鹿みたいに誇示するような大きさではなく、微と美とを兼ねた素晴らしいエレガントなほどよい大きさ やっぱり杏子ちゃんのスタイルはわたし好みだよ。えへへへ…… 因みに、わたしは杏子ちゃんにビキニを着せようと思ったんだけど光の速さで断られちゃったの スク水じゃあポロリには期待出来ないね。残念! 「何ぶつぶつ言ってんだ?あんたもこっちに泳ぎなよ」 わたしは犬かきしか出来ないからいいや、好きなだけ泳いでいいよ杏子ちゃん 「えー!あたし一人で泳いでいてもつまんねーよ!」 いいからいいから!わたしを杏子ちゃんの美技に酔わせてよ/// クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、なみのり、ダイビング、たきのぼり…杏子ちゃんは思った通り運動神経抜群だった 一泳ぎした杏子ちゃんはお腹をすかせちゃったみたいで、わたしに売店のフランクフルトをせがんできたの 小さなお口で大きくて太いフランクフルトを一生懸命食べる杏子ちゃんの姿はとても可愛い それを食べ終わった後は「喉が渇いた」と言ってカルピスをせがんできた わたしは杏子ちゃんには滅法弱い。杏子ちゃんが欲しいと言ったものは何でも買ってしまう悪い癖があるの でも杏子ちゃんが笑顔になってくれるなら、お財布の中身なんてちっとも厭う必要はないよ その後もしばらく杏子ちゃんはポテトやらたこ焼きやらと色々なものをその胃袋の中に収めた 「ふー食った食ったー」とお腹をぽんぽんと叩き、満腹になった様子の杏子ちゃん 信じられない事に杏子ちゃんのお腹は全然膨れているようには見えなかったの 杏子ちゃんは痩せているとはいえ、一気にこんだけの漁をたいらげたのだから少しはぽこっとお腹が出ていても良い筈なのに… 「腹もいっぱいになったしそろそろ帰ろうぜー」 わたしはもうちょっと杏子ちゃんの美技を見たいとせがむと、「これ以上泳いだら吐くぞ」と返されてしまった ここで内心『杏子ちゃんのものなら吐瀉物だって愛せるよ!』なんて思ったのはナイショだよ 帰りのバスの中。赤いジャージを来た杏子ちゃんはすやすやと気持ちよさそうに眠っている 髪を乾かし、リボンもちゃんとつけているのでいつものアホ毛ちゃんが復活している 因みに杏子ちゃんがジャージを着ているのは「動きやすいから」らしい ならば、体操着にブルマ、またはスパッツの方が動き易いよ、と教えてあげたら断られてしまった でもまぁ、そろそろ雨の多い季節になるから濡れてもいいジャージというのは案外いいものかもしれない 今度、杏子ちゃんとおそろいの濡れてもいい軽い服でも買ってみようかな、ユニクロで それにしても杏子ちゃん可愛い///可愛すぎて死にそう/// ちょっとだけならいいよね…? そして、わたしはそっと、杏子ちゃんの唇にキスをしたの コメント 【前】
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4423.html
登録日:2009/10/30(金) 23 27 06 更新日:2024/07/09 Tue 12 19 43 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 16歳! かかずゆみ どうも息子がお世話になってます もうやめて遊戯! とっくに羽蛾のライフはゼロよ! スカートめくり ダンサー志望 テロリスト デュエルスタンバイ! ネタバレ魔 ネタ晴らし パイモミ ヒロイン ヒロイン降格 不遇 初代ヒロイン 初代遊戯王 将来有望 巨乳 復讐者 性の目覚め 次回予告担当 真崎杏子 童実野高校 翠眼 腹筋崩壊 茶髪 遊戯の嫁 遊戯王 遊戯王DM 遊戯王ヒロイン 遊戯王登場人物項目 高校生 齊藤真紀 真崎杏子とは、遊☆戯☆王の武藤遊戯の幼馴染で、ヒロインだった人である。 【プロフィール】 所属 童実野高校(2年生) 誕生日 8月18日 星座 獅子座 身長 165cm 体重 47kg 血液型 O型 好きな食べ物 ラーメン 嫌いな食べ物 とろろ CV かかずゆみ(東映版)、齊藤真紀(遊戯王DM) 読みは「まざき あんず」だが、東映版のみ「まさき あんず」と呼ばれている。 【概要】 初登場は第1話。 16歳にしてバスト80センチ台という巨乳をアピールしたが、読者の反応は今ひとつ。 当時としては大きかったかもしれないが……明らかにボールとして書かれている。 遊戯から片思いされているが、本人は遊戯を弟のような守るべき存在として考えており、いじめられっ子の遊戯を心配して世話を焼く。 連載初期の闇遊戯が闇のゲームで悪人を裁いていた頃は学園ものとしての面が強く、ヒロインとして出番もそれなりに多かった。 脱獄犯に人質にされたのを正体不明の彼=もう一人の遊戯に助けてもらい恋心を抱く、遊戯とデートしながら闇遊戯との間で揺れる姿は正にヒロインである。 なお、脱獄犯に人質にされた際には、闇遊戯が「よくもオレの大切な杏子を酷い目に遭わせたな」と初期には珍しくマジギレする台詞があった。 ところが遊戯王がカードバトル主体になるにつれて、デュエリストではない彼女は影がどんどん薄くなり、「空気ヒロイン」の名を欲しいがままにしてしまう。 ちなみに作者曰く、デュエリストではない一般の常識人としての視点から、同じく空気扱いされる本田ヒロトとともに遊戯を支える重要なキャラとのこと。 また、原作初期のスカートめくりによるパンモロや拘束されたうえでのパイモミはよくオカズに使われている。 インチキ占い師の孤蔵乃に胸を揉まれてしまった事があり、彼女は遊戯王で唯一胸を揉まれたキャラクターである。遊戯にとっては耐え難いことだったかもしれない。 一方で、校則違反のバイトをしている事をバイト先の『バーガーワールド』まで尾行していた城之内克也と遊戯に知られた際はケチャップで「ちくったら殺す」(*1)と書いて脅しをかけるなど、悪女としての片鱗を垣間見せていた。 余談だがこのケチャップをかけたハンバーガーセットがコラボカフェで出されたが、「殺す」の部分は流石にオミットされた。 パワプロアプリでは完全再現されたが。 ちなみに東映版では、学園編が中心で獏良との決戦までで終わっている事もあり、空気にならずしっかりヒロインをしている。 原作で一発キャラだった野坂ミホがレギュラー昇格しているが、あざと可愛く天然ボケで華奢なミホに対し、 杏子はグラマー体型でサッパリした常識人のツッコミ役として対比される。 仕草がいちいち色っぽい。 彼女が空気ヒロインへと転落するきっかけになったのは、じーちゃんの存在であった。 彼は遊戯をおびき出すために度々人質として誘拐され、「王子様が助けに行くお姫様」というヒロインの役割を見事に務め上げたのだ。 (例によってじーちゃんがさらわれたことで)物語はカードゲームを中心とする決闘者の王国編に入る。 杏子はデュエリストでもないのに遊戯と城之内の応援という名目で同行したが、爆乳お姉様兼デュエリスト《孔雀舞》の登場により一層空気と化すのだった。 なお、遊戯王DMでは『大会参加者しか決闘者の王国行きの船に乗れない』というルールが加わっていたため、本田と共に密入国者の如く船に忍び込んでいた。 ※ただしアニメオリジナルでは一応杏子もデュエルをしたことはある。 一方でDUEL TERMINALでは杏子はデュエリストとしては参戦しておらず、あくまでアシスタントキャラ。 デュエルを完遂させたことがなく自分のデッキも持ってないモクバはデュエリストとして参戦しているのに…… ちなみにデュエリストではないカーリー渚も一緒にアシスタントとして採用されている辺り、人気があればターミナルには出られる そしてバトルシティ編で、決定打となるキャラクターが出てくる。 バトルシティ編のパンドラ戦にて、爆乳の上に半乳剥き出しの全体的に際どい服、更に金髪ロングの魔法少女と完璧すぎるスペックのブラック・マジシャン・ガールが登場。 完全にカードゲーム漫画となった本作で、主人公の新たなカードとして颯爽と登場した彼女に多くの読者やデュエリスト達は魅了され、 全国の無垢な少年デュエリスト達はおろか、俺達のプチモスまでも究極完全態・グレート・モスへと進化させた。 アニメオリジナルであるドーマ編では完璧にBMGにヒロインの座を奪われており、記憶編ではBMGの前世的存在であるマナが登場。 しかもアニメではアテムの幼馴染設定が追加され、大幅に出番が増加される始末。 なお、BMGのカードはバリエーションが4枚もあることからもその人気が窺い知れる。 さらに、病弱でも健気な城之内の妹・静香、弟を救うため絶望な状況でも奔走し、 何でも受け止めてくれるマリクの姉・イシズという女キャラが続々登場し、存在感をどんどん薄めていく。 とはいえ彼女自身も、遊戯の親友の中で闇遊戯の魂が古代エジプトの王の魂であることを最初に知った人物であったり、 その時に名前が失われていることを知り記憶編で重要なアイテムとなったカルトゥーシュのペンダントを闇遊戯に渡すなど活躍がないわけではない。 しかしデュエリストではないため、デュエル中は背景になってしまう(*2)。 恋愛面でも結局自分の思いを闇遊戯に伝えることができず、記憶と名前を取り戻した闇遊戯は冥界に帰ってしまう。 恋愛よりも友情を重視する作風で、なおかつ途中からカードゲーム漫画に路線変更したあおりをモロに受けてしまった不遇な人物と言えるだろう。 ???「だが、奴は弾けた……」 それは……… 『ネタバレ』 彼女はアニメDMで次回予告のナレーションを担当していた。 物語の名有りキャラクターが予告を行うことはよくあることだが、その内容が問題だった。 この手の予告では次回の内容をあらすじだけ説明し、視聴者をハラハラさせた状態で終わることが多いのだが、次の話の重要な部分まで語ってしまうことが頻繁にあった。 つまりネタバレが多いのである。 予告のあまりのネタバレ具合に、全国の視聴者の安堵や笑い、あるいは困惑や絶望などを誘っていた。 例 城之内VS羽蛾戦において、 羽蛾が遊戯王史上召喚が最も困難と言われる究極完全態・グレート・モスの特殊召喚に成功した所で次回へ続く、となったのだが… 杏子「どうやって倒すの?そうか!サイコロカードね!」 というセリフと共に、次回予告でやられるシーンまで映される究極完全態グレート・モス…… 羽蛾は涙目となり、視聴者は盛大にずっこけるという、放送テロまがいの暴挙となってしまった。 それに止まらず城之内VS.マリク戦において、ラーの翼神竜の攻撃を受けて精神崩壊寸前の城之内に対し、次回予告で やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、 闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう! お願い、死なないで城之内! あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから! 次回、 「城之内 死す」 デュエルスタンバイ! と言い切ってしまった。 これは数ある次回予告の中でも特に視聴者に与えたインパクトが大きく、伝説となっている。 遊戯王DMのサブタイトルにはそれ自体が結末や打開策を明示しているストレートなものがしばしば見られ、読み上げるだけでネタバレになるということも多かった。 そして、語りの部分は気持ちを込めてしゃべるが、サブタイトルの部分は落ち着いて読み上げるというスタイルであったことも思わぬ作用を生み出した。 口では仲間の心配をしているが、仲間の敗北や死を示すサブタイトルは淡々と言い切ってしまう酷薄な女というネタが生み出されてしまったのである。 特にこの「城之内 死す」の場合、あまりにも直球なサブタイトルによって「仲間として城之内を応援する杏子」と「サブタイトルを視聴者に告げるナレーターとしての杏子」のギャップが凄まじいものとなり、期待させておいて、一気に落とすの最たるものとなってしまっていた。 この事からアニメファンの間ではネタバレ魔としてある意味大人気である。(*3) が、全国のどれだけの視聴者が彼女に泣かされたのか、想像に余りある。 以下ネタバレ例 レアハンター達の反撃で、再びピンチに陥る遊戯と海馬くん。 ああ!あの海馬くんがブルーアイズを犠牲にしてまで、遊戯に攻撃を託した! でも遊戯は海馬くんが復讐心を消せない限り、攻撃できないって言うの。 真の勝機を見極めろって、まさか、最後の切り札に海馬くんのあのカードを……? 次回「オベリスクの巨神兵」デュエルスタンバイ! 視聴者「あのカード→《オベリスクの巨神兵》ね、ハイハイ。」 トラップモンスターの猛攻で、城之内絶体絶命の大ピンチ! もう打つ手は残ってないの? このままサレンダーしちゃうなんて、城之内らしくないよ。 勝ち続けたデュエリストは敗れた者達の夢も一緒に背負ってる。 舞さんのその言葉に再び立ち上がる城之内。 そうよ、あんたに敗れた絽場くんや梶木くん達のためにも頑張らなきゃ! 次回「受け継ぎしカード サイコショッカー反撃!」デュエルスタンバイ! 視聴者「なんだ《人造人間-サイコ・ショッカー》で逆転するのか……」 城之内が勝ったから、BIG5も残りあと二人。 でも、追い詰められてデュエル経験の無い静香ちゃんを狙ったりしないかしら? やっぱり!静香ちゃんがデュエルを始めちゃってる! え?御伽くんと本田も一緒なの?三対一で一見有利な対戦だけど、本田は素人同然だし本当に大丈夫? 次回「男の花道 本田玉砕」デュエルスタンバイ! 視聴者「大丈夫じゃねーだろ!!」 バトルシティ編ではなんと闇遊戯にシカトされるシーンがいくつかある。 例えば 杏子「遊戯!海馬くん本当にこのまま勝てそう?…遊戯?」 闇遊戯「…」←腕組みしながらシカト 杏子「もうやめて!遊戯ぃ~」←ドーマ編だけどね さらにペンギン・ナイトメアとのデュエルでは 表遊戯「このままじゃ杏子が…」 アテム「大丈夫だ、俺は信じている!ブラック・マジシャン・ガールの力を!」 と言われる始末… なお、遊戯王デュエルモンスターズの世界観を色濃く残す遊戯王デュエルモンスターズGXにおいて、 遊戯…重要なキーマンとして第一話に登場、二度の登場に加えて間接的に重要な役割を何度か担った。 城之内…ペガサスが五指に入るデュエリストとしてその名を挙げる。また最終回にも顔だけ登場。ちなみに顔芸してる。 海馬…作中の舞台となるデュエルアカデミアのオーナーとして相変わらずやりたい放題。 BMG…精霊となって決闘したりロリ化したカードエクスクルーダーを主人公が使用したりする。 本田…筋肉ムキムキになりプロフェッサー・コブラとして、女装してエコーして第三期で大活躍。 御伽…彼の志を受け継ぐ空気キャラが登場。名前は確か……えーと………三沢 と、遊戯王デュエルモンスターズのメインキャラはだいたい重要ポジションを与えられているのに彼女は何もない。ひでぇ。ヒロインに受け継がれたものは「遊戯王ヒロインの胸のでかさ」これだけ。 後ろ2人にも結構酷いことを書いている気がするが気のせいである。 …とまぁ散々ひどい扱いを受けた杏子だが、遊戯王Rでは晴れて捕われのヒロインとしてペガサスの魂を入れる依り代にされかけた。 JKの体で蘇ったペガサスを想像するとものすごくシュールである。 凡骨のツッコミ役としてそれなりに出番を得た本田ともども、Rは空気キャラに優しい漫画であった。 御伽は犠牲になったのだ… 原作の続編、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』にも登場。 ほぼ声優活動を休止している齊藤真紀氏が復帰し、当時と全く変わらない声を出していた。 遊戯と毎朝待ち合わせをしたり、「卒業後にアメリカに行きダンサーになる」という夢を改めて語ったり 髪をポニーテールにしたお洒落をしたりと、後半の遊戯王から消えていった「日常」の描写に貢献した。 そしてラストは夢を叶えるためにアメリカへと旅立つ(原作者高橋和希先生によりかねてより明言されていた描写が本作にてついに描かれた形となる)。 デュエル関連 原作では王国編冒頭、城之内を相手にデュエルをしていたのみ。カードも「神の息吹」だけ アニメでは二度ほど実際にデュエルに挑むシーンがあったが、王国編での舞戦は終始圧倒され、ハーピィ・レディを倒されたことで舞が投了して終わり。 何気に聖なる魔術師や和睦の使者といったガチカードを使っている。 一方乃亜編のエロペンギンこと対オオタキ戦ではマジシャン・ガールをデッキマスターに選んだものの肝心のブラック・マジシャンを投入しない、 強欲な壺をなぜか温存したうえ、ファイヤー・ソーサラーの手札コストにすると言った致命的ミスを連発したものの、 デッキマスター能力で引き込んだ「賢者の宝石」で勝利をもぎ取った。 デュエリストとしてはお世辞にも強いとは言えないが、ゲーム作品ではそれなりに出番がある。 主に乃亞編での使用デッキを元ネタとした、ブラマジガールをエースに据えた魔法使い族メインの【装備ビート】を使用。 最強カードバトル!ではマハー・ヴァイロ+魔導士の力のコンボで一気に打点を上げてくるため、印象よりもかなり強い。 デュエルリンクスではお世辞にも強いとはいえないが、一方で所持スキルは自ターンの戦闘ダメージを0にする「聖なる守護」やライフコストを1回だけ踏み倒す「ライフコスト0」、初期手札を1枚増やす「デュエル・スタンバイ」と優秀なものが揃っているため対戦ではそれなりに見かけるキャラである。 また、BMGは遊戯でなく杏子からしか入手できない。 DSOD版の杏子はウィッチクラフトとマジシャンガールを組み合わせたデッキを使用している。また各種マジシャンガールにボイスがある。 なお声優の齊藤真紀氏は2006年以降は声優活動をほぼ活動休止しているが、杏子の声だけは演じ続けている。 使用モンスターに魔法使い族が多いのは、原作のTRPG編で魔術師アンズに扮した影響と思われる。 ついき・しゅうせいしなかったら殺す(ケチャップ文字で) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 遊戯王 空気ヒロイン筆頭 つうかヒロインじゃないか -- 名無しさん (2013-07-09 22 54 42) 汚ぇヒロインだなぁ、真崎杏子。ふざけんな、真崎杏子! -- 名無しさん (2013-07-23 22 52 04) この人が好きなのってあくまで闇遊戯であって遊戯じゃないんだよね -- 名無しさん (2013-07-24 00 11 36) 小鳥以外の歴代ヒロインの頭文字は杏子を含めて必ず「あ」である -- 名無しさん (2013-07-24 05 43 04) 実際序盤は闇遊戯に会いたくて結構無茶っつーか不謹慎なことしてるんだよなあ・・・。まあ主軸になるキャラじゃないから、人気は出ないよな。 -- 名無しさん (2013-09-16 11 31 58) そう言えば、女キャラで海馬的な立ち位置のキャラってまだいないよね -- 名無しさん (2013-09-16 14 00 07) ↑社長みたいなヒロインがいてたまるか。いや、アク強いキャラは多いけどさぁ… -- 名無しさん (2013-11-23 04 19 10) ゼアルのヒロインはアストラル -- 名無しさん (2013-12-07 09 47 29) 一番エロいと思うしマジックハンドが性の目覚めだったが人気微妙なんだよなあ。書いてくれても純愛だったりだし -- 名無しさん (2013-12-07 10 41 23) 遊戯王ヒロインは人外に負けるのが定例になってるな -- 名無しさん (2013-12-07 10 51 32) ただのアンチ項目になってるじゃん。好きなヒロインなだけに残念 -- 名無しさん (2014-02-26 19 15 47) ↑ユベリズム的な何かかもしれん -- 名無しさん (2014-02-26 19 34 11) 空気 -- 名無しさん (2014-02-26 20 03 42) 表遊戯にベタ惚れのレベッカに嫉妬してるあたり、アテムだけじゃなくて表遊戯にも多少は好意持ってるんじゃね? -- 名無しさん (2014-02-26 21 15 20) BMGがヒロインやろ? -- 名無しさん (2014-02-26 21 18 15) 闇のプレイヤーキラー戦の直前の表遊戯との会話とか好意がある描写は度々されてるんだけどね -- 名無しさん (2014-02-26 22 20 48) BMGが人気すぎてサーセンw -- 名無しさん (2014-02-26 23 16 51) 城之内くんも酷いが本田くんのがもっと酷いな -- 名無しさん (2014-02-27 08 31 55) 明日香が一番好きだ -- あ (2014-02-27 10 56 31) 本当のヒロインは杏子じゃなくてアテムなんだよ!! -- マリモ (2014-03-22 02 14 37) 次作もそうだが、メインヒロインするには魅力が無かったってだけだろ。 -- 名無しさん (2014-03-22 08 42 56) 表の遊戯のことが好きなのはベッキーなんだよね -- 名無しさん (2014-03-22 16 39 09) 健気で仲間を大切にするいい子だと思うよ。自分は好きだけどなー。 -- 名無しさん (2014-04-23 01 56 17) (何がとは言わんが)でかいよね なのにあの扱い -- 名無しさん (2014-04-23 19 54 42) 同じくでかい明日香ですら空気になったから・・・ -- 名無しさん (2014-05-05 15 58 32) 遊戯王は貧乳の方が存在感を出せるのだろうか -- 名無しさん (2014-05-05 16 01 13) ⬆︎つ、早乙女レイ -- 名無しさん (2014-05-05 16 03 26) ぶっちゃけエロい BMGよりエロい -- 名無しさん (2014-05-20 02 44 02) 他の女性キャラとやたらに比べて空気押しばかりする項目はちょっと…いや実際空気だけどさ -- 名無しさん (2014-05-20 03 06 33) 女子から気持ち悪がられてもおかしくない遊戯と親しくしてて虐めからも助けてたりとかなりいい奴 -- 名無しさん (2014-05-26 16 56 06) 杏子と明日香は髪型が普通だったから空気になったのかも -- 名無し (2014-10-09 16 55 52) 遊戯王が王国編から世間的にメジャーになっていったのに反比例するように杏子の存在感は薄くなっていったな -- 名無しさん (2014-11-29 18 51 03) ぶっちゃけここで書かれてる程酷い扱い受けてるって訳でもない。ましてや魅力が足りないなんて事は断じてない。…しかしヒロインらしかった時代が懐かしくなるのも事実 -- 名無しさん (2015-01-02 20 23 30) 封印の儀(だっけか?)編のラストデュエルでの心情がとてもヒロインしてたな。 あと、やはり狂戦士の魂のところでの彼女が、とてもヒロインに見えた。でもここはやはり、杏子をも巻き込んで攻撃したところでわれに返るという展開がよかったのではなかろうか。 -- 名無しさん (2015-01-21 12 39 08) どうでもいいキャラを面白おかしくネタにしてやろうと思って書いた感が凄い -- 名無しさん (2015-02-03 01 53 47) DMの声優さん、引退してるっぽいんだよなー -- 名無しさん (2015-02-04 21 26 19) ↑の続き 2016年の映画に出るのかな 出るなら声は変わらないで欲しいんだが… -- 名無しさん (2015-02-04 21 27 37) と言うかDM(原作)のレギュラー自体城之内以外は基本的にデュエルしないから皆こんな扱いなんだけどもな。寧ろ本田とかに比べれば杏子はネタにして貰えてるだけでもマシな方だろう。 -- 名無しさん (2015-08-14 15 25 01) 俺もDMの声優さんにまた杏子演じてほしいな。声可愛いし、引退は勿体ないと思う。 -- 名無しさん (2015-09-28 13 30 47) ヒロインにしようにも主人公と恋仲でもそれに準じる関係でも無いし扱いが定まらなかったなと思う。まあBMGの存在がでかすぎたな -- 名無しさん (2015-10-30 20 08 47) 元ネタは三つ目がとおるのボクっ子なんだろうな、遊戯と一緒で。遊戯王ヒロインで一番可愛いのは東映版杏子だと思う -- 名無しさん (2015-11-19 17 29 20) 表遊戯とちゃんとくっついて妙に低く見てる人らを黙らせてほしいわ どちらの遊戯にとってもなくてはならない女性だったと思うんだがなぁ -- 名無しさん (2015-11-19 18 01 50) 表にはレベッカいるからノーセンキュー -- 名無しさん (2015-11-19 18 24 21) そもそも出るんだろうか…デュエル一本しっかりやると結構時間食う訳ですし、しかも相手はアテムなしで初めて戦う社長だし。アニメ基準なら社長は社長でアテムを倒した武藤遊戯を認めてるわけで、長丁場になりそうだしと -- 名無しさん (2015-11-19 20 08 55) 劇場版の杏子かわいくなり過ぎだろ・・・ -- 名無しさん (2015-12-16 21 54 56) タグのテロリストで草 -- 名無しさん (2016-02-22 11 21 38) 原作で冷遇されてる反動からかアニオリでは若干優遇されてるイメージ。エロペンギン回然りダンス野郎回然り。 -- 名無しさん (2016-04-10 18 18 00) 見た目好きなんだがなぁ... 性格も好きよ? なんかこうしてみると遊戯王ヒロインであまり嫌われてなくて人気なのってアキさんと柚子くらいじゃないか? -- 名無しさん (2016-04-10 18 49 21) だからこそ、映画でしっかり出番あってほしい。新規作画ですごいかわいくなってるし(元から可愛いけど)。 -- 名無しさん (2016-04-10 18 54 04) 改めて公式企画でネタバレにつっこまれたが、相変わらず「城之内 死す」の破壊力よw -- 名無しさん (2016-04-20 15 39 41) 遊戯王ヒロインで唯一水着姿を披露したヒロイン -- 名無しさん (2016-04-25 07 43 03) 漫画版アキと龍可も水着披露してたような -- 名無しさん (2016-04-25 08 34 23) 水着ってくくりだけなら、小鳥も披露してるぜよ -- 名無しさん (2016-04-25 10 16 08) 声優続投で本当によかった -- 名無しさん (2016-04-25 11 10 32) 映画の舞台挨拶で風間さん達からもDisられてたみたいでワロタ -- 名無しさん (2016-04-25 23 12 18) 遊戯王ヒロインで一番服装が豊富な人。 -- 名無しさん (2016-04-30 06 31 36) 劇場版の可愛さに驚き。いや、元々可愛いけどアレは進化し過ぎだろう -- 名無しさん (2016-04-30 06 37 00) なんか、記憶にのが、変態教師に撮影されてるシーン、 -- 名無しさん (2016-06-06 19 11 55) ↑誤爆、なんか、記憶にあるのが、変態教師に撮影されてるシーンってなかったっけ? -- 名無しさん (2016-06-06 19 15 14) ↑それはDMのアニオリシーン。王国編での杏子の回想がそれだったと思う。変態教師にバイトをネタに脅迫されそうになったが、そこを王様が助けてくれた。 -- 名無しさん (2016-06-06 19 21 22) ちなみにGちゃんがさらわれ役になっていのは風間さんも認知している -- 名無しさん (2016-07-14 22 19 01) ブラックマジシャンガールが出て来てから杏子だけでなく他の女性キャラもどうでもよくなったけど。 -- 名無しさん (2016-08-14 08 40 55) 静香との非デュエリスト女性同士の交流をもっと見たかった。 -- 名無しさん (2016-09-14 00 16 08) DMでは、聖なる魔術師やブラマジガールのコスプレを披露したっけ。 -- 名無しさん (2016-09-15 23 46 15) アニメの正月特番で、デュナミス・ヴァルキリアの羽子板を手にしていたけど、デュエルでも使ってほしかった(実際に使ったのは舞だったし) -- 名無しさん (2016-09-27 23 34 45) ネタバレする畜生キャラ -- 名無しさん (2017-06-29 15 37 29) ネタバレする外道キャラ -- 名無しさん (2017-06-29 15 43 19) ↑は荒らしなので気にしないで。個人的には、映画版は可愛さアップしていると思う -- 名無しさん (2017-06-29 16 38 25) 俺的ヒロインはやはりレベッカだなぁ -- 名無しさん (2017-06-29 18 17 05) 歴代ヒロインじゃデュエルしたのはアニオリ位だけどどのくらいの強さなんだろうな。スターチップ受け取ってくれればいいと早めに切り上げた舞との闘い見てると一般レベルよりかは強い方か? -- 名無しさん (2017-11-10 21 19 44) 初期ルールということを考えなければ覚醒前城之内くんに勝ててたレベル。まあ、あのほぼ意味なしフルモンデッキ相手なので杏子の言う通り「城之内弱すぎ」が正しいかもしれないけど。エロペンギン戦でも強欲な壺使わずにファイヤー・ソーサラーのコストにするっていう致命的プレミしてるしなぁ -- 名無しさん (2017-11-10 21 22 19) 歴代ヒロインの方じゃプレミとかもあって弱い方なのかなあと。次回作の明日香さんは他のお飾りオベブル女生徒とは違ってオベブルの男子とも渡り合える位の強さだけど。 -- 名無しさん (2017-11-10 22 24 57) ↑(環境を考慮すれば)小鳥ちゃんよりは強そうな気もしなくもないけど、小鳥ちゃんは中の人補正という最大の -- 名無しさん (2017-11-10 22 27 03) まぁ、ヒロインらしいヒロインだからって、それが良い意味とは限らないしね(ARC-Vを見ながら) -- 名無しさん (2017-11-15 06 39 03) バスト80㎝台って当時のギャルゲーでもそれぐらいのヒロインは腐るほどいたからそこまでデカくないな。 -- 名無しさん (2017-11-15 17 34 14) でも、かわいい。バトルシティ篇でのペパーミント色の服装がちょっとお気に入り。 -- 名無しさん (2017-11-15 20 13 15) 髪型がコナンのヒロインみたいでワロタ -- 名無しさん (2017-11-17 13 58 54) 原作第1話のパンモロはそれはそれは見事だった。皺や食い込み、クロッチまで書き込まれてて、尻の丸みをこれでもかってくらいアピールしてて。モノクロのページなのにも関わらず、プリッとした可愛いお尻を包み込む純白のパンツが目の前にあるかの様に感じる圧倒的な存在感で、当時は愚か今でも最高品質のオカズ。 -- 名無しさん (2018-03-05 01 58 23) うわぁ・・・w -- 名無しさん (2018-03-05 14 43 00) 今更ネタから少しだけ見たけど普通に古き良きタイプで可愛い良ヒロインだったわ。最近はヒロイン=一番人気の女性キャラみたいな風潮があるのがどうも…わざと貶しに来るのも居るし -- 名無しさん (2018-03-09 23 43 12) レベッカとかいう真のヒロイン -- 名無しさん (2018-03-10 15 58 29) 実は原作アニメ共に決闘じゃ無敗の偉人という事はもう少し知られていい…歴代ヒロインの中でもこの戦績は結構偉大じゃないかな -- 名無しさん (2019-02-11 22 11 17) まぁ誰も知らんわな -- 名無しさん (2019-02-25 14 29 30) 余談だけど、東映版のアニメでの校則違反のバイトのケチャップを使った脅しに関しては流石に『殺す』という表現はマズかったのか、『ちくったらゆるさん』とかなりマイルドになっている。 -- 名無しさん (2019-08-15 14 37 37) 強欲な壺を手札コストにした件は、イラストが嫌でテキストも読まなかったから? -- 名無しさん (2020-07-08 00 20 45) 原作だとデュエリストじゃない(戦うヒロインじゃない)のと、BMGという存在のせいで過小評価されているが、杏子の良さはカードバトルが始まる原作初期(及び東映版)に集約されている -- 名無しさん (2020-08-31 00 45 27) ネタバレとみるとこのキャラを思い出すw -- 名無しさん (2021-06-05 17 36 52) 映画とリンクスでエロ需要が爆発した女 -- 名無しさん (2023-03-01 19 24 54) こうしてみると昔のアニメって次回予告やタイトルでネタバレすることが良くあったんだなぁ…… -- 名無しさん (2024-01-10 20 15 02) 頭に角生えてますよ? -- 名無しさん (2024-05-30 00 25 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/99.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51】 【52】 【53】 【54】 【55】 【56】 【57】 【58】 【59】 【60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1313711714/ 169 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 00 13 50.86 ID bRkRruYH0 [1/3] 172 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 00 16 56.10 ID bRkRruYH0 [2/3] 302 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 00 12 43.18 ID uN/x3PgY0 [1/2] 307 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 00 17 28.77 ID uN/x3PgY0 [2/2] 378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 17 07 19.60 ID 463Dpm5DP [2/2] 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 00 03.40 ID +LDtESN20 459 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 14 51.41 ID Xp+ibglw0 [1/2] 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 18 18.49 ID Xp+ibglw0 [2/2] 625 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 00 11 05.25 ID /C2VES1t0 [1/4] 626 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 00 13 20.99 ID /C2VES1t0 [2/4] 650 名前:今日、8/23は「 処暑 」 - http //bit.ly/pgXCxB[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 01 31 25.19 ID zx1ehYGT0 671 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 08 16 31.32 ID EYwi17Jy0 [2/6] 876 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 22 26 30.21 ID rhkKw3wl0 [3/3] 990 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 00 15 11.62 ID jaKi9ALQ0 [1/3] 992 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 00 16 32.27 ID jaKi9ALQ0 [2/3] 169 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 00 13 50.86 ID bRkRruYH0 [1/3] いつもの散歩道 いつもと違う道を通って 知らないところへ行く 初めて通る道 自分の知らない町の、世界の一面に直面する 既知から未知へ 広がる世界 不安と希望の交じり合う世界の旋律 たとえどれほど大きな戦慄や不幸が待ち構えていようとも 僕は胸を張って進もう 僕は神も悪魔も残酷な運命でさえも畏れない 何故なら僕には杏子がいるのだから 可憐でいて高邁 そして僕を常に笑顔で導いてくれる だから、僕も出来る限りのことをしよう 杏子が望むならエデンにだって導こう 彼女がいれば畏れる事はない 故に、僕は彼女と手をつなぎ、彼女の名前を呼びながら進んでいく 避けようのない滅びも嘆きも悲しみも苦しみも全て二人で乗り越えていこう 大丈夫、畏れることは何もない 既に愛の契りは結ばれた故に僕らの進むべき道は自ずから生成されるだろう 祝福された永遠の幸福と愛のロードが コメント 172 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/20(土) 00 16 56.10 ID bRkRruYH0 [2/3] 初めて見る町だ 商店街も民家も駅もお店も 時は既に黄昏時 大空は灼熱の球体に焼かれ美しく燃え上がっていた 紫色の雲は炎の海は悠々と泳いでいる 辺りからは美味しそうな匂いが漂ってくる そういえば、もう夕飯時だ 「なんか食ってこうぜ」 杏子が八重歯をチラリと見せて言った 彼女の空のよりも美しく可愛らしい髪は風に揺れる ごめんね、今は持ち合わせがないんだ 「ちぇー」 がっかりしたように肩を落とす杏子 僕は杏子の頭を撫でる 「なんだよ 撫でてくれたって腹はふくれねーぞ」 お腹が減っている時の杏子は少し機嫌が悪い いつものことだから気にすることはないが 「じゃー、とっとと帰ってメシにしようぜ」 うん、そうだね 少し歩いて見知った公園 人気は少ないほうだ 杏子のお腹がぐーっとなる 「あーハラ減っちまったよ」 お腹ペコペコな杏子もすごく可愛い 「なんかコンビニで買ってこうぜー?」 杏子はさっきの話を聞いていなかったのだろうか 僕は杏子に冗談を言ってみた そんなにおなか減ったんなら僕のことでも食べるかい? 杏子が立ち止まり真剣な顔つきになる 「いいのか?」 予想外の反応、杏子の表情にふさけた感じは微塵にも感じなかった 杏子が僕の腕を掴み茂みに連れていく 僕は諦め全てを享受することにした 杏子が僕の唇を貪る そう、貪っているのだ 舌で唇を弄び、口の中を舌で這う これは唇を交わすといった表現は似つかわしくないだろう 僕は完全に杏子に食べられているのだ でも、僕は満更でもなかった 黄昏時に協奏曲は激しく、情熱的に奏でられる そして、僕は楽器だった コメント 302 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 00 12 43.18 ID uN/x3PgY0 [1/2] お味噌汁を作って夕飯の準備をしていた8月下旬のある夕暮れ時 久しぶりにうちの電話が鳴った コンロの火を止め、受話器を取る 相手は杏子だった 以前渡した携帯からかけてきたようだ 彼女の前で言ったら怒られるかもしれないが彼女が正しく携帯電話を使えている事に感心した 『今、暇かい?』 夕飯の支度の最中だったが杏子がわざわざ電話をかけてくるとは何かあったのだろう 僕は杏子に暇だよ、と答えた 『そうか、じゃあ駅にまで迎えに来てくれないか?』 杏子の頼みに僕は肯定し受話器を置いた 窓から差し込む赤い夕日と外から聞こえる鴉の歌が妙に調和していた 駅に着くと僕が探す前に杏子が僕の方に走り寄って来た まるで飼い主を見つけた小型犬のようだ 「わざわざありがとな」 杏子はそう言うと僕の右腕をギュッと掴んだ やけに今日は甘えん坊な杏子だね 「そ、そんなことねーさ」 若干動揺しているような杏子だったがそんな彼女も可愛かった じゃあ、帰ろうか 「そうだな」 そして帰路につく 正直、杏子は僕にぴったりくっ付いて少し歩きにくかった でも、嫌な気分ではない むしろ、嬉しかった 彼女の温かさ、匂いを独り占めしてるような気分になれたから 杏子に一つ聞いてみた 何故、今日に限って僕にお迎えを頼んだのかを 「その、それは・・・」 急に顔を赤くして口をもごもご動かす 杏子らしくないな、お腹でも減ったのだろうか 丁度、左を見ると自動販売機があった 何か買っていく?と杏子に質問を投げかけながら販売機の方に寄ろうとする 「そっち行くなって!」 杏子に強く腕を引張られて止められてしまった いったいどうしたというのだろうか? コメント 307 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 00 17 28.77 ID uN/x3PgY0 [2/2] 杏子の話によると、今僕が寄ろうとした自動販売機は一部では【死の自動販売機】と呼ばれているらしい 彼女曰く、その販売機で商品を買うと三日以内に事故に遭って死ぬらしい さらに、真夜中になると其処で無言で佇んでいる血塗れの白装束の女がいるとか こういう類の話は季節感もあって好きなのだが、杏子からそういう話が聞けるとは思わなかった 「だから、そこでは飲みもん買っちゃだめだぞ!」 というわけで杏子に叱られてしまった 僕はそこで杏子に一つ質問をした その話は何処で聞いたのかを こういう話は出所が分かると更に楽しめるからね 「さやかが言ってた」 なるほど、友達との会話で怪談話が出てその中で【死の自動販売機】の話題が出たというわけか 名探偵ばりの推理をぶつけてみる 「すげーなお前、よく分かったなー」 杏子に感心された それで、杏子はお化けとかオカルトなものを信じるの? 「そんなこと言ったら魔女だってオカルトだろ?」 ふむ、一理あるね ちょっと杏子をからかってみたくなった 僕はその【死の自動販売機】に触れてみた 「おい馬鹿!何やってんだ!」 杏子に怒られて手を引き離されてしまった 「祟りにでも遭ったらどうすんだ!」 ごめんね、ちょっと興味がわいてきちゃって 「馬鹿!死んだらどうすんだよ!」 ここまで心配してくれると少し悪いことをしたなと思ってしまう 「死んじゃったらもう二度と戻ってこねーんだぞ・・・」 杏子は若干涙声だった ごめんね・・・ そう言って僕は杏子を抱きしめてあげた そして、家に着いた 杏子はまだ僕の腕を抱きしめている もう、家についたしそろそろ放しても・・・ 「バカ、お前は目を放すと何するかわかんねーし」 「それに、お前はあたしのもんだ。勝手なことはさせねーからな」 そして玄関で杏子は僕の顔に甘く蕩けた顔を近づける 流石に玄関でキスは・・・ 「うるさい」 夏の夕焼け空は紅蓮に包まれ、鴉が謳う 僕は杏子の神聖な焔と愛の協奏曲を奏でる コメント 378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 17 07 19.60 ID 463Dpm5DP [2/2] 杏子ゲロ あんこげろ ankogelo angelo angel 天使 コメント 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 00 03.40 ID +LDtESN20 はぁ・・・あんこちゃんと24時間テレビを見たい。 僕とあんこちゃんは家で24時間テレビを見るの。 あんこちゃんは24時間テレビ見るの初めてで目をキラキラさせながらテレビに食いついてるの。 「24時間ずっと見続ける!」って言って聞かないから僕は一緒に付き合ってみてあげるの。 夜中、つまらないバラエティのところでうつらうつらしちゃうんだけど頑張って耐えてるの。 僕はもう眠いから横になろうとするんだけどちょっと寝ぼけてるのか「ひとりにするなょぉ・・・」って 小さい声で言ってツンツンして起こそうとしてくるの。可愛い。 そしてついに20時。あとちょっとでマラソンもゴールなんだけどついにあんこちゃん力尽きちゃって寝ちゃうの。 僕の膝の上でスースー言ってて寝顔がとってもかわいいの/// 風邪ひいちゃうといけないから近くにあった毛布を掛けてあげるの。 あとちょっとでゴールするってときに気づいてあんこちゃんは起きるの。 「なんで起こしてくれなかったんだよ!」ってちょっと悔しそうに泣いてるの・・・。 僕は来年は一緒に最後まで見ようねってぎゅっとするの/// そして・・・ そのあとは僕とあんこちゃんでベットの上で24時間マラソンをするの/// コメント 459 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 14 51.41 ID Xp+ibglw0 [1/2] ここに来るのは今月最後だろう 杏子の教会 今日は涼しいので掃除しやすいだろう 曇天で気持ちのよい天気とは言えないけれど 寧ろ、雨が降ってきそうだ まぁ、折りたたみ傘を持ってきたからいいかな 「今日は涼しくていいな」 杏子が僕の手を握りながら言った 気温がいつもより低かった所為か杏子の柔らかく小さな手は温かく感じる さぁ、掃除しようかと杏子に促す 「そうだな。さっさと終わらせてなんか食いにいこーぜ」 杏子は暢気な声で返す その声に僕はとても癒される 温かくて、優しいその声に 予想通り、涼しかったので掃除は意外と早くはかどった 杏子が家族の写真の入った額を丁寧に拭いている 彼女の顔は昔を懐かしんでいるようだった 寂しさと温かさが混じったというような表情 言葉にするのは難しい表情だ 僕はここに来る度いつも思っていることを杏子にぶつけてみた その写真、持って帰らなくていいのかと 大切な思い出は自分の傍において置きたいものだろうから 「気遣ってくれてありがとな。でもいいんだ。あたしの家族の居場所はここだから」 静かに杏子はそう言って写真をもとの場所に置く 彼女の言葉はとても優しい感じだった その言葉にはどれほどの深み、重みがあるのだろう 最愛の家族を喪失した悲しみ 最愛の家族と共有した在りし日の幸福 その言葉にそれらが全て凝縮されているのだろうと僕は思った 果たして、僕が杏子なら耐えられるだろうか 相反する感情が混沌となり、心の中でずっと渦巻いているであろうその状態に 「おっと、もう辛気臭い話はそれくらいにしようぜ?」 彼女の優しい声によって僕のネガティヴな思考は中断された 「どっかいってパッとなんか食ってこーぜ!」 そう言って杏子は僕の腕を引いて教会の出口に向かう きっと、それは僕を気遣ってくれた上での行為だろう 僕は杏子の優しさと強さにただただ、感心するしかなかった コメント 461 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 00 18 18.49 ID Xp+ibglw0 [2/2] 教会を出て約10分 僕と杏子は手をつないで街中を歩いている どこかレストランでもないか探している最中だ 「なんだあれ?」 杏子がある方向を指さした そこには人だかりが出来ている 「ちょっと言ってみよーぜ」 杏子に腕をひかれるまま僕は歩く 人だかりの中心で、中年の男二人が殴り合っていた それをとめようとする数人の若者 「みっともねー、喧嘩かよ」 杏子は興ざめしたようにつぶやいた どうやら酔っ払い同士の喧嘩らしい 実にくだらない争い 「やっぱ、あたし酒は嫌いだよ。正常な人間を一瞬にして狂わせちまう」 杏子が小さな声でボソっと言った 彼女の脳裏に浮かんでいるのは恐らく、酒に溺れて狂ってしまったという父親だろう だから、杏子はきっとお酒に対していいイメージは持っていないだろう・・・ こんなところ杏子には似合わないな 僕は杏子の手を引いて人だかりから離れた ごめんね、あんな醜いもの見せちゃって 「謝るのはこっちの方だよ。あたしがお前の手を引いたんだからさ」 杏子は若干、俯きながら言った 僕は杏子の頭を撫で、彼女から憂いを取り除こうとする 「お前は、将来酒飲むつもりなのか?」 杏子が心配そうに訪ねる 酒やタバコやるとお金が溜まらないらしいから僕は遠慮しておくよ 「そっか、安心したよ」 でも、お酒が全て悪いってわけでもないよ 「わかってる。でも親父は酒の所為で・・・」 杏子の声が段々、涙声になってくるのがわかる それに悔しそうに、拳を握り締めフルフルしている 僕はそんな杏子をひょいと抱きかかえる 「うわっ!いきなり何すんだよ」 辛気臭い話はもう止めるんじゃなかった? 「・・・そうだったな、ごめん」 僕はこんな悲しそうな顔の杏子を見たくない だから、僕は杏子に優しくキスをする 「うわっ!なんだよ」 杏子は顔を赤らめる 気持ちは晴れたかい? 哀しそうな顔なんて、杏子には似合わないよ 僕はできるだけ優しく、包みこむように杏子を抱きしめる 「ありがとな」 杏子はそう言って目を瞑った 涙の交響曲は確かに美しいように聞こえる でも、喜びの協奏曲の方が遥かに美しい旋律であることは言うまでもない コメント 625 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 00 11 05.25 ID /C2VES1t0 [1/4] 久しぶりに杏子が緑のパーカーを着ていた 昨日今日は涼しかったからだろう 小さな杏子にとっては少し肌寒かったのかもしれない 明日はまた、暑くなるというから杏子か体調を崩さねばいいのだけれど そんな事を考えながら僕はパーカー姿の杏子を見つめる ホットパンツに緑のパーカー 初めて彼女と逢った時と同じ服装だ 目を瞑れば鮮明に浮かぶ杏子との出逢い けっこう前のことなのについ昨日のことのように感じる 実際はそれ以上の月日が流れているというのに そんな風に過去の事を懐かしんでいると杏子に話しかけられた 「なに見てるのさ?」 その姿、久しぶりだなって 「あぁ、これか。今日はちょっと寒いからな」 そっか、やっぱその服装が一番似合ってるよ杏子 「茶化すなよ」 少しだけ顔を赤らめて言った 僕は茶化したつもりなんてないのだけれど 「う~ん、暇だなぁ」 僕の隣に座った杏子が綺麗で長い脚を伸ばす ホットパンツという露出の多い服装なので太ももまで見えてしまう ジロジロ見ないように心掛けても、どうしてもチラチラと目に入ってしまう それにしてもなんて精錬された太ももなのだろう 筋肉も贅肉もなく、ただただ美しい 杏子はよく動くからもっと筋肉がついていてもよさそうなのだが 恐らく杏子はそういう体質なのだろうと勝手に合点する 彼女はびっくりするほどによく食べるが、少しも丸くなった感じがしない 太りも痩せもしない体質なのだろうか それにしても、やっぱり杏子の太ももは最高だ 触りたい、頬擦りしたいしたいほどだ 「おい・・・お前・・・」 杏子の呆れたような声で僕は我に返った 「なにひとの太ももジロジロ見てんだよ」 み、見てないよ、と我ながら苦し紛れの言い訳をする 「ふーん・・・正直に言ったらちょっとくらい触らせてやってもいいかなって思ったんだけどなー」 あんまり綺麗だから見蕩れてたんだよ 「やっぱ見てたんだな」 恥ずかしくて、僕には返す言葉がなかった コメント 626 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 00 13 20.99 ID /C2VES1t0 [2/4] 美しくて柔らかくてすべすべしていて、 杏子の太ももは気持ちよかった 彼女のそれは触れただけで魂が浄化されるかのように清らかで美しかった 「んっ・・・もっと優しくしろよぉ・・・」 杏子は真っ赤になりながら蕩けたような甘い声で抗議する ごめんね、でもこんなに素晴らしい太ももを見せてくる杏子が悪いんだよ? 「そんなっ・・・んっ・・・こと言ったって・・・」 彼女はパーカーの端を掴みながら必死に耐えるように震えていた 杏子の可愛らしい反応を見ると更に理性が抑えられなくなってしまう そして、とうとう僕は杏子の麗しの太ももに頬擦りをする あぁ、なんて幸せな気持ちなんだろう 頭の中にエデンが到来する そして天使が楽器を奏で僕を祝福する 「もう・・・んっ・・・やめろよぉ・・・」 杏子は恥ずかしさのあまりパーカーのフードを被って顔を隠してしまった よほど恥ずかしかったのだろう 僕はそれを知りながら杏子に訪ねた なんで杏子は顔を隠すの?、と 「んっ・・・お前のっ・・・せいだよ・・・」 完全に蕩けた甘い声の杏子 僕は彼女の太ももと戯れるのをやめ、杏子のフードを外した 真っ赤になって瞳にはうるうると涙を浮べた様子の杏子 正直、やりすぎてしまった感も否めなかった ごめんね、ちょっと調子に乗りすぎ━━ 謝ろうとした瞬間、思いっきり押し倒され。 杏子に僕の手を押さえつけられ。 そして唇を貪られた 今まで見たことのないほどの蕩けた顔に蕩けた声 僕は抵抗しようとするけれども、彼女の腕は僕の束縛をやめない 「あんだけのことしてくれたんだ、お前も覚悟はできてるよな?」 僕の答える前に杏子は舌で僕の唇を、中を弄び貪り尽くす んっ・・・あっ・・・ 自分でも声になっていないのがわかる 「可愛い声でなくじゃねーか」 彼女の口から糸が引いている 「今日一日はあたしの好きにさせてもらうからな」 至福の時の代償 それは今までにないほどに僕が杏子に奏でられることだった 協奏曲なんてものじゃない、それは狂詩曲だった コメント 650 名前:今日、8/23は「 処暑 」 - http //bit.ly/pgXCxB[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 01 31 25.19 ID zx1ehYGT0 はぁ・・・あんこちゃんと一緒に夏の終わりを過ごしたい。 僕とあんこちゃんは家の中でごろごろするの。 今年は節電する!って聞かないからあんこちゃんがなかなかクーラつけさせてくれないの。とってもいい子。 あんこちゃんは「あちーちょーあちー」って言いながら扇風機の前で「あ゛ーあ゛ー」ってやってるの。 僕も負けじと大きな声で「あ゛ーあ゛ー」ってやってたらもっと大きな声で「あ゛ーあ゛ー」ってやってくるの///かわいい。 そういえば今日は「処暑」っていう日なんだよ、ってあんこちゃんに教えてあげたら 真っ赤な顔して、「ひ、昼間っからなんて事言ってんだよ!この馬鹿!」って言うの/// 僕は、ははあんと思って「『ところ』に『あつい』って書いて『しょしょ』って読むんだよ。」って教えてあげたの。 そしたらちょっと恥ずかしそうに「へ、へえー」ってあんこちゃんはごまかそうとするの。 僕は困らせてあげたくなって、「何と間違えたの?」って言ってみたの。 そしたらあんこちゃんはますます顔を赤くして扇風機の前で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ってやってるの///// その後はちょっと怒っちゃってずっとそっぽ向いたままなの・・・。 だけど晩ご飯に僕がそうめんつくってあげたら機嫌直してくれたの。 そして・・・ そのあとはあんこちゃんの『しょしょ』を貰って、「あ゛ーあ゛ー」言わせるの////// コメント 671 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 08 16 31.32 ID EYwi17Jy0 [2/6] やめろよぉ… こんな朝早くからそんな恥ずかしいこと… 杏子ちゃんは朝からえっちな娘だね 「お前のこと大好きだから仕方ねーだろ///」 僕だって、負けないほどに杏子ちゃんのこと大好きだよ! 「じゃあ、試してみるかい?」 やだぁ…舌入れないでよぉ… 「だらしない顔になってるぞ?」 そんなっ…朝から…激しっ…… 「朝一番のお前の口は甘くてうまいな」 あぁんっ…! 「もうノびちまうなんて、だらしねーな」 ごめんね、杏子ちゃんっ… 「でも、そんなお前が大好きだよ」 僕も杏子ちゃんが大好きっ! 「じゃあ、もう一回愛しあうかい?」 うんっ!杏子ちゃん愛してるよ コメント 876 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 22 26 30.21 ID rhkKw3wl0 [3/3] ………ジリリリリ! うるさいくらいの目覚まし音に私は叩き起こされた。 私は目覚まし時計が嫌いだ。 けど今はすごく気分が良い。 いや、ワクワクしてるというのが正しい気持ちか。 自分でもよく分からない、こんな気持ち久しぶりだな…いつ以来だろうか。 …さて、今日は待ちに待った転校初日だ。 さやかのヤツ、驚くかな。 「………佐倉さーん自己紹介お願いします」 いざ、こうなるとやっぱし緊張するな…。 佐倉杏子だ。 好きなことは食べることだ、よろしくな! 歓声と拍手が向けられる。 えーっと、さやかはどこかな… …おっ、いたいた。 すげー驚いた表情してやがるぜ。 マミのヤツに見せたやりたいくらいだ。 「えーっと、佐倉さんの席は…」 先生、美樹さやかの隣の席が良いんだけど大丈夫かい? 「あら、美樹さんと知り合いなの? じゃあ美樹さんの隣の席どうぞ」 おっしゃ、助かるぜ、先生。 席に着くと同時に横から声が飛んでくる。 「…なんであんたがここにいんのよ」 なんだって良いだろ 「ま、まあ良いわ…そ、その…よろしくね」 さやかのヤツからそんなこと言ってくるなんてビックリだな… ああ、これからよろしくな! 今宵、寝室の窓から月を見上げて私は思う これからも幸せな時間が続きますように…ってな。 コメント 990 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 00 15 11.62 ID jaKi9ALQ0 [1/3] 今朝、杏子は酷く魘されていた まるで夢魔に苦しめられているよう 汗びっしょりでうーんうーん、と苦しそうに喘いでいた 僕は彼女に体温計を渡して体温を計らせる 38℃、酷い高熱だった 杏子をすぐに病院に連れていかなくては 「大丈夫・・・だから・・・っ・・・」 どう見ても大丈夫な様子じゃない 僕は彼女の発言に構わず杏子を布団から起こす 杏子に水を飲ませ、彼女のパジャマの中に手を突っ込濡れタオルで身体の汗を拭く そして僕はすぐに支度をし、パジャマ姿の杏子を抱きかかえ病院に向かった 10分間ほど全速力で病院に向かい走った 会社員や主婦など、道行く人たちは僕らを奇怪な目で見ていたがそんなことに構わず僕は走る 確かにパジャマ姿の可愛らしい少女をお姫様抱っこして全速力で息を切らして走ってたら奇妙だろう 現在自宅、病院から帰ってきたところだ 病院の診断は夏風邪だった 処方された薬を飲ませ、安静にしておけば大丈夫とのことだ 僕は布団で寝ている(というより寝かせた)杏子の顔を見る 汗は若干ひいて、少し楽になったようだが涙目になっている まだ苦しい?と杏子の体調を気遣う 「注射されたところ・・・いてーんだけど」 注射を打たれた肩をすりすりとさすっている 魔女という恐ろしい怪物と戦っている魔法少女の杏子が注射で涙目になるとは意外だ でも、そこが可愛かったりするのだが 「のどかわいたー」 僕は杏子の要求に答え、水の入ったコップを手渡す 「ストレートティーの方がいいんだけど」 病人なんだからそんな贅沢なこと言わないのっ! 「へいへい、わかりましたよー」 無駄口叩く元気はあるようだ 僕はしばらく杏子とお喋りしていた すぐに寝かせた方がいいのだろうが、杏子はまだ一緒に話していたいと言ってきかない 疲れたら自然と眠ってしまうだろうと思い、無理に寝かせるようなことはしなかった お喋りをしていると杏子が赤くなって僕に言った 「一つお願いしてもいいか?」 出来る限りのことはするよ 「汗びっしょりで気持ち悪いから拭いてくれないか?」 僕の心拍数が10倍くらい上がった気がした コメント 992 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/24(水) 00 16 32.27 ID jaKi9ALQ0 [2/3] 杏子は後ろを向きパジャマのボタンを一つずつ外していく 僕は目を疑った 杏子は下着をつけていなかったのだ! その、下着は?と僕は問う 「そんなの必要ねーだろ・・・」 杏子は小さな声で呟くように言った 「だからってあんまりジロジロ見んなよ!」 僕はできるだけ意識しないように杏子の背中を濡れタオルで拭く 「ひゃっ!」 杏子の素っ頓狂な可愛い声が僕の心拍数を更に高める 彼女の身体は汗でベタベタしていた これでは暑くて当然だろう でも不思議と汚い感じはしなかった 寧ろ杏子の肌の汗が輝いて艶かしい そして、甘くて酸っぱいいい匂いがする 「なぁ、ちょっと目瞑っててくんない?」 えっ、と聞き返そうとする僕を杏子は止める 「目、つぶったか?」 うんと合図をする 僕の頬に熱くて柔らかい感触 それは段々と僕の唇の方に忍び寄って、とうとう僕の唇を這い回る 熱い風、吐息が僕の口の中に流れる そして、僕の口の中に熱い何かが注ぎ込まれる 「んっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 杏子の蕩けた声 僕も言葉にならないほどの何かを感じる んっ・・・はぁ・・・ 「んっ・・・もう・・・目開けていいぞ・・・?」 僕が目を開く 杏子はもうパジャマを来ていた 「へへへー残念でしたー」 杏子は小悪魔の様に悪戯な笑顔でもう一度僕の唇を貪ってきた 蒸れるような夏の暑い部屋 でも、僕達は互いの名前を呼び交わし、炎よりも熱い協奏曲を奏でた コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/90.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1329756141/ 【前】 892 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/29(水) 00 08 49.90 ID dhPxS+/00 892 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/29(水) 00 08 49.90 ID dhPxS+/00 2月29日、四年に一度の日。はぐれメタルくらいにレア度の高い日だ 今日は国際連盟のリットン調査団が来日した日で、冬戦争でフィンランドがソビエト連邦との和平交渉を再開した日 推理作家赤川次郎の誕生日で浄土宗開祖法然の命日でもある 四年に一度しか訪れない日の所為か、パッとしたイベントがない 赤川次郎といっても刑事ドラマ、法然と言っても浄土宗開祖というくらいのイメージしかない。わたしの世界は狭いなぁ もっと色んなものを見て、感じて、見聞を広め、感受性を肥やし知識や知恵を身に付ける事がわたしの課題だね その為にも杏子ちゃんと一緒に素晴らしい体験をしよう。言うなれば黄金体験だ。 それは恐らくハートが震えるような、燃え尽きるほどにヒートな体験だろう さぁ、四年に一度しか体験出来ない黄金の閏年の2月29日を杏子ちゃんと駆け抜けよう 「ついに来たな・・・。2月29日。四年に一度訪れるというマボロシの日!」 異様にテンションが高いね杏子ちゃん。そういえば杏子ちゃんは珍しいもの好きだったね 「あんた、あたしは珍しいものが好きだ。うるう年が好きだ。ギザ10が好きだ。マボロシ島が好きだ。はぐれメタルが好きだ。 色違いのポケモンが好きだ。ウカールが好きだ。カナエルコーンが好きだ。合格せんべいが好きだ。 幸せのピノが好きだ。当たりのアイス棒が好きだ。銀のエンゼルが好きだ。金のエンゼルが好きだ。 ゲーム内の、現実の、カレンダーの、食玩のおまけの、受験シーズンのお菓子の、 この世界に存在するありとあらゆる珍しいものが好きりゃ・・・あっ///」 いいところで噛んじゃったね杏子ちゃん。あと、今のわざわざ覚えてきたの? 「うん/// でも噛んじまったから台無しだよ。せっかくカッコよくキメられると思ったんだけどなー」 次頑張ればいいよ杏子ちゃん。それにしてもよく頑張ったね 「へへへ/// でも、珍しいもんが好きなのは本当だよ?なんかワクワクすんじゃん、珍しいものって」 うん、その気持ちよく分かるよ杏子ちゃん。有り触れたものもいいけど滅多に見られないものとかっていいよね・・・ 「あぁ、いいよな・・・。やっぱ、あたし達って気が合うんだな」 そのようだね、杏子ちゃん。せっかくの珍しい日だし、今日は珍今までにないシチュエーションで愛し合ってみる? 「いいな、そういうの!やってみようぜ! いつもよりコーフンするかもしれないしな///」 自分で言いながら赤くなっちゃう杏子ちゃんも可愛いね/// じゃあ、一先ずお外に出ようか? 流石に今日はいつも通りベッドや炬燵でちゅっちゅするだけじゃ物足りないもんね♪ 「ちゅっちゅとか恥ずかしい言い方するなよぉ…///でも、あんたと愛し合うの、今から楽しみだよ!///」 わたしと杏子ちゃんは綺麗な川にやって来た。それなりに有名な観光地だ わたしと杏子ちゃんは小さな舟を借りて、それで川を下る 時間は夜の7時くらいなのであたりは真っ暗。でも、この暗黒がわたしたちのラブシーンを引き立ててくれるはずなの わたしはポケットからライターと蝋燭と蝋燭台を取り出した。蝋燭に日を灯し、蝋燭を台で固定する 「何やってんだ?あんた?」と杏子ちゃんはきょとんとした顔でわたしの行為を見ている そろそろひな祭りだからね。わたしと杏子ちゃんで流し雛を体現しようと思ったの 「あぁ、だからわざわざ舟の上なんだな。あんた、けっこうロマンチストだな///」 でも、流し雛のお雛様は恋人とキスなんてしないけどね/// 「いいじゃんか、あたし達はあたし達だ。それに、こんな愛し合い方あたし達だけだと思うよ///珍しいってレベルじゃねーよ///」 杏子ちゃんはゆっくりとわたしの方に近づいてくる。闇夜の下、仄暖かい蝋燭の光に照らされた杏子ちゃんはとっても可愛らしいなって/// 「じゃあ、愛し合おうか?///」 お手柔らかにね/// 杏子ちゃんはわたしの唇を塞ぎ甘くて美味しい愛をわたしに注ぎ込んでくれたの/// これは舟の揺れだろうか?蝋燭の日の揺れだろうか?ううん、違うよ。 これは、わたしと杏子ちゃんが激しく愛し合っていることを意味する揺れだよ/// コメント 【前】