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ユーザー不利のバグや仕様変更 サイレント修正 不平等対応 告知や広報の不備 制作サイドの問題 時系列順 ユーザー不利のバグや仕様変更 イベント中LPが減らないバグ発生→不正利用者をBANしたが不正利用していないユーザーまで巻き込まれてBAN→後に問い合わせたアカウントは復帰対応になったが、その際に不正利用者まで復帰させ、追加BANは行われなかった→桜フェス誤BAN問題 イベント後半緊急ライブを120万pt報酬の最高レアに入れ替え 保存したライブユニットが他属性と入れ替わるバグ レッスンスキルが機能しないバグ(配信から約4ヶ月後に修正) ジュエルスキルが本来は小ジュエルにしかかからないものを曖昧な表記のままリリース→後から実際の性能に合わせてアプリ内の表記が変更→課金しなければ取れないカードにも同様の表記があったため返金騒動に→ジュエルスキル問題 イベント終了直後ランキング報酬重複受け取りバグ発生→問題について周知をせずに曜日上級やメインストーリーの追加を優先→返金騒動にまで発展し、バグから約17時間後にアプリ内で告知を行う。補填なし(以前からイベント報酬重複受取バグがあった事を問い合わせたユーザーがいたにもかかわらず、対応も告知もなし)→報酬重複問題 イベント開始日にサーバー増強メンテナンスを行い、メンテ明け直後のイベント開始でエラー多発(ログインボーナス重複受取・ガチャの不正終了でダイヤが消える等)→緊急メンテ 複数端末同時操作で一部の演出をスキップし、高速プレイ可能の疑いが浮上→運営に問い合わせるも不正ではないと回答→後日複数端末同時操作によるガチャ多重問題も発覚→複数端末ログイン問題 サイレント修正 ユーザーIDが入れ替わるバグ→他ユーザーが操作可能な状態だった リセマラで前回取得したチュートリアルの☆4が削除されず、蓄積していくバグ(バグ不正利用者への処置なし)→リセマラバグ問題 ジュエルアップコース経験値漏れ 緊急ライブを任意で発生させるバグ(イベント中に緊急メンテ、バグ不正利用者への措置なし) 各種モーション等変更(報告者のみ説明有り) メンテナンス延長からロールバック対応に109時間→メンテ明け直後再び鯖落ち→再メンテ3時間→再メンテ明け後、18時からのイベント開始と告知しながら15時にはすでにイベントを開始 イベント開始後もAP半減のまま→約1時間後に隠蔽修正、運営からの告知もバグ不正利用者者への措置もなし 課金ガチャイラスト隠蔽修正 ストーリーの誤字・呼び間違い隠蔽修正 課金ガチャ最高レアカードのロードに解放出来ないマスがあるバグ イベントストーリーの一部にメインキャラのスチルを入れ忘れたのをサイレント修正 不平等対応 予告なしにAP上限見直し(高ランクユーザーのみランク1に付きダイヤ15個補填) こんぺいとうバグ(報告者のみ補填) 雑誌シリアル誤配布→不公平回収 限定スカウトリリース直後にアクセス過多でサーバーダウン→エラー対象ユーザーの一部にダイヤ補填するも限定カードは回収されず→実質無料でスカウトを引いたユーザーと補填すらされずダイヤのまれ損のユーザーが混在→花鳥風月スカウト不平等対応問題 告知や広報の不備 育成要素や恋愛要素を謳う広告詐欺 期間限定スカウトの恒常入り後出し告知 -突然の声優変更 -イベント開催中にユーザーデータが消える可能性のあるアップデート(当日にユーザーにお知らせ) 小説版の完全版商法をしておきながら中身はメインストーリーの3章まで(発売前に個別に問い合わせたユーザーにのみ公開ストーリーは追い越さないと回答) 限定スカウト・ストーリー付きスカウトからは排出されない高レアカードがある事を公表→限定スカウトリリースから8ヵ月間ユーザーに誤認させていた→ガチャ不当表記問題 開発ツール乗り換えに伴う対応端末切り捨て→プレイ出来なくなったユーザーが問い合わせてから発表、ツール乗り換え決定してから5ヵ月の間アナウンス無し→端末切り捨て問題 制作サイドの問題 イベント報酬最高レア限定課金ガチャ最高レアを過去カードからトレス使い回し イベントコースのプロデュースシナリオを前イベントから使い回し メインライターのイベントストーリーに自身がフォローしている一般(同人者)ユーザーからネタパク(一般ユーザーは実は裏では運営関係者ではないかという疑惑あり) ライターの一人が自身の公式ツイ垢で成年指定の同人作家をフォロー LINEスタンプの監修ミスで鬼龍紅郎一人だけ収録されないままリリースされる 時系列順 ・広告詐欺(アイドル育成ゲー) ・ユーザーIDが入れ替わるバグ(隠蔽修正) ・予告なしにAP上限見直し(高ランクユーザーのみランク1に付きダイヤ15個補填) ・リセマラ☆4蓄積バグ(隠蔽修正・バグ使用者大勝利) ・イベント中にLPロックバグ→誤BAN→誤BANユーザーに補填・バグ使用者垢復帰大勝利 ・限定スカウト恒常入り後出し告知 ・ジュエルアップコース経験値漏れ(隠蔽修正) ・緊急ライブ発生バグ(イベント中に緊急メンテ・隠蔽修正・バグ使用者大勝利) ・イベント後半緊急ライブを120万pt報酬の最高レアに入れ替え(泥の可能性有り・ランキング炎上) ・こんぺいとうバグ(報告者のみ補填) ・各種モーション等変更(隠蔽修正・報告者のみ説明有り) ・保存したライブユニットが他属性と入れ替わるバグ ・雑誌シリアル誤配布→不公平回収←バグ使用者大勝利 ・突然の声優変更 ・レッスンスキルが機能しないバグ(配信から約4ヶ月後に修正) ・メンテ延長109時間→鯖落ち→再メンテ3時間→直後にイベント開始←フライング参加者大勝利 ・イベント開始後もAP半減→約1時間後に隠蔽修正←バグ使用者大勝利 ・課金ガチャイラスト隠蔽修正 ・ストーリーの誤字・呼び間違い隠蔽修正 ・イベント報酬最高レア限定課金ガチャ最高レアをトレス使い回し ・ジュエルスキル優良誤認(配信から約4ヶ月間)→限定課金ガチャにもありappとgoogleにユーザー返金凸 ・イベント開催中にユーザーデータが消える可能性のあるアップデート(当日にユーザーにお知らせ) ・課金ガチャ最高レアカードのロードに解放出来ないマスがあるバグ(隠蔽修正) ・イベントストーリーの一部にメインキャラのスチルを追加(隠蔽修正) ・イベントコースのプロデュースシナリオを前イベントから使い回し ・複数端末同時ログイン高速プレイ可能バグ→運営は不正ではないと回答→炎上・バグ使用者大勝利 ・メインライターのイベントストーリーに自身がフォローしている一般(同人者)ユーザーからネタパク (一般ユーザーは実は裏では運営関係者ではないかという疑惑あり) ・小説版の完全版商法をしておきながら中身は打ち切り状態で発売 (発売前に個別に問い合わせたユーザーにのみ公開ストーリーは追い越さないと回答) ・イベント終了直後ランキング報酬重複受け取りバグ→運営だんまりで炎上→火消のメインストーリー・曜日上級追加→ 更に炎上でappとgoogleにユーザー返金凸→約17時間後にアプリ内で告知、補填なし (運営は以前のイベントでも重複受取バグがあった事を知りつつ小規模だった為今まで対応も告知もなし) ・イベント開始日にサーバー増強→終了直後イベント開始でエラー多発(デイリーダイヤ重複受取・ガチャダイヤ飲まれ)→緊急メンテ ・限ガチャ・ストガチャからは排出されない高レアカードがある事を公表→限ガチャ設置から8ヵ月間ユーザーに誤認させていた ・ライターの一人が自身の公式ツイ垢で成年指定の同人作家をフォロー ・開発ツール乗り換えに伴う対応端末切り捨て→プレイ出来なくなったユーザーが問い合わせてから発表、ツール乗り換え決定してから5ヵ月の間アナウンス無し ・限ガチャ設置直後にアクセス過多で鯖落ち→対象ユーザーにダイヤ補填するも限定カードは回収されず、ガチャタダ引き層と補填すらされずダイヤのまれ損のユーザーが混在←New!
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総合的な問題 アップデートの頻度 クラスの問題遠距離ゲー 一部の武器のリーチが短すぎる&PAが使いづらい、など サブクラスの選択が狭すぎる 難易度の問題敵が強すぎる 敵の動きについて 防衛系クエスト EP5以降の問題点ヒーロー問題前半 ヒーロー問題後半 装備の問題 総合的な問題 もはや最高峰のアクションは見る影も無くひたすら雑な作り アクションゲームとしての爽快感は無し。 プレイスタイルも狭めており特定のクラスは地雷扱い。 アップデートの頻度 PSO2はアップデートを月2回という非常に早い速度でコンテンツを実装しているが、そのせいで実装された装備がすぐゴミと化する問題が発生している。 実装されるコンテンツも手抜き感バリバリ。季節系緊急クエストや既存ステージのマイナーチェンジ、使い回しなど…レイドボスもHPと攻撃力を増やしただけの使いまわしも多い。 クラスの問題 遠距離ゲー このゲームに置いて近接戦闘をするメリットがまるで無い。 威力は遠距離職と対して変わらない。そのくせ耐久力は微妙でどのみち即死する。 職によって強いられているだけである 一部の武器のリーチが短すぎる&PAが使いづらい、など 例えばツインダガーはリーチが短い上にPAも武器アクションも使いづらいものばかりでストレスが貯まる。しかも地面に着地するとギアゲージが0になる。レイジングワルツで急接近こそ可能だが威力と範囲は低く他のPAも範囲が狭く爽快感は薄い。 武器アクションや通常攻撃で高度の維持ができず少しずつ落ちていく。 基本クラスのモーションがかなり雑で適当。爽快感は0である。 ファンタシースターノヴァではPAにホーミング性能をつけるなど遊びやすく工夫されていたのだがPSO2ではそのようなことはない。 サブクラスの選択が狭すぎる サブクラスは設定すると一部のステータスとサブクラスのスキルを使うことができる。だが職によってスキルによる攻撃倍率に大きな差が出ており戦力差が大きく、特別な理由が無い限りスキルが貧弱なクラスを選ぶ必要は無い。ハンターは176.1%(*1)、ファイターは203.7%、ファントムは159.5%、エトワールは178.54% 対してブレイバーは126.5%、バウンサー138.6%しかない。 このため実質ハンターかファイターか後継クラスしか選べない。他は趣味以下の扱い。 難易度の問題 敵が強すぎる ザコ敵に囲まれれば満身創痍か即死。 敵の攻撃1発喰らえば瀕死。場合によっては死ぬ。 一撃でHPを2~4割以上削られる上に多段ヒットまでしてくる。 UHのレイドボスは全攻撃が即死レベルHPが1200~1500あってもそれを上回るダメージで死ぬ。 後述の敵の動きもあって非常に避けづらい。 通常クエストのボスでも即死攻撃を放ってくる。ソロはクエストを諦めるしか無い。 防御力がほぼ無意味 敵の動きについて 敵の動きが早く激しいため回避しきれない敵がいる。高威力+異常付加のブレスやレーザーを連発する、攻撃後の硬直をキャンセルして別の攻撃を放ってくる、付け入る隙が露骨に潰されている。 そのくせ攻撃は1発もらっただけで即死。 エフェクト詐欺や当たり判定がわかりづらいものが多く避け損ねれば即死する。 アクションゲームとして敵の動きが雑すぎる。 防衛系クエスト 防衛対象の拠点がすべて破壊されるとクエスト失敗。 大量に襲いかかってくる敵をあしらうには火力を上げて殲滅力を上げるしか無い。当然の権利のように弱い装備で来るユーザーがやってくる。その場合はもれなく失敗からのギスギスオンラインである。 PSO2がギスギスオンラインと言われる要因。 EP5以降の問題点 ヒーロー問題前半 ヒーローという上位のクラスが実装された。が、動きが非常に機敏な上、火力も異常なほど高かったため既存職がゴミ同然に。訓練されたはっきし民アークスも流石にブーイング。 このため既存のクラスのバランス調整にメスが入ることに。 ヒーローという職自体は好評。アクション性も高く軽快に動ける。むしろ既存職の品質が低すぎた。 ヒーロー問題後半 ヒーロー問題を受けて既存職の火力向上などの上方修正がされた。だがよりにもよって以降のコンテンツで敵のHPもパワーアップされてしまった。このため敵のステータスはまたインフレしまくっている。 初心者のクソ装備では到底太刀打ちできない。 なお修正以前のコンテンツはHPが低いママなので雑魚同然。 ヒーローの範囲攻撃が広いので依然とヒーローゲーである。 装備の問題 装備強化等の問題はこちら 実装された常設コンテンツのレア武器が緊急クエストのレア武器のほうが強いため常設コンテンツが過疎る。 ジグに素材を持っていくと武器が作れるのだがその素材入手経路が特定のコンテンツだけに集中しており過疎ったコンテンツを呼び戻そうとする工夫がまるで無い。例えばディバイドクエスト実装時、超界探索が過疎ってる中でディバイドクエスト関係の素材ばかり要求されており新コンテンツしか価値がない。 これ以上素材を増やして倉庫を圧迫したくないだろうがそれならギャザリングをどうにかしろとry
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未来のミュージアム 未来のミュージアム アーティスト Perfume 発売日 2013年2月27日 レーベル ユニバーサルJ デイリー最高順位 1位(2013年2月27日) 週間最高順位 1位(2013年3月5日) 月間最高順位 1位(2013年2月) 年間最高順位 5位(2013年) 初動売上 68784 累計売上 92256 ゴールド 週間1位 月間1位 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 未来のミュージアム 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 主題歌 2 だいじょばない ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 3/5 1 新 68784 68784 2013年2月 1 新 68784 68784 2 3/12 6 ↓ 9099 77883 3 3/19 6 → 4180 82063 4 3/26 6 → 2721 84784 5 4/2 9 ↓ 1967 86751 2013年3月 5 ↓ 17967 86751 6 4/9 9 → 1349 88100 7 4/16 9 → 954 89054 8 4/23 16 ↓ 702 89756 9 4/30 ↓ 595 90351 2013年4月 23 ↓ 3600 90351 10 5/7 641 90992 11 5/14 468 91460 12 5/21 301 91761 13 5/28 495 92256 2013年5月 ↓ 1905 92256 映画ドラえもん 主題歌 前作のび太と奇跡の島~アニマル アドベンチャー~ のび太のひみつ道具博物館 次作新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~ 生きてる生きてく福山雅治 未来のミュージアム 光のシグナルKis-My-Ft2
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財団の問題作 1青赤 クリーチャー ─ 多相の戦士 0/0 これが場に出るに際し、あなたは場に出ているクリーチャー1体を選んでもよい。そうした場合、財団の問題作はそのクリーチャーのコピーとして場に出るとともに、速攻と「ターン終了時に、このパーマネントのオーナーはそれを自分のライブラリーに加えて切り直す。」を得る。 「クローンを改造したこれは、即座に化けた相手として活動を開始するよ 代償としては、長時間変身できない事と、メンテが必要で、その時間がかなりぶれる事だけどね」 第36版の130より。 [部分編集] 《クローン》を改造したというコンヴァニア財団のクリーチャー。 メンテナンスが必要なことを「ライブラリーに戻る」という能力で見事に表現している。 挙動としては《熱の陽炎》に近い。 ターン終了時に消滅→ライブラリー帰還になったかわりに赤青の多色カードになってしまったため、やや使いづらいか。 イラスト _____ ,.-ヽ ./⌒ ⌒ \ ____,;' ,;- i >-――/ -、 -、 \ ,;;'" i i ・i; ____/ /| ・|・ | ̄ ̄\ ヽ ,;'" ;;,,,,,, ;!, `'''i; |, ―、, |/ `-●-′ \ | ,/'" '''',,,,''''--i || @||. ヽ.| ;/ .,,,,,,,,,,,,,,,,, ;i'⌒i; |` -c | (______ l i;" ___,,,,,,, `i" . ( ー―ヽ / i; ,,;'""" `';,,, "`i; > 二 \ / | ''''''i ,,,,,,,,,, `'--''''" / | { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二) |. i'" "; / | `- ´―――― | |; `-、.,;''" /_./ | |――┐ | | i; `'-----j (っ ) | | ノ | . |-O 「見たろ、うまえもん、勝ったんだよ。」 「ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろ、うまえもん。」
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未来のプリズム URL http //www.nicovideo.jp/watch/sm12918880 BPM 出典 Notes 作者名 投稿日 132 beatmaniaⅡDX17th SIRIUS 454 GIO 10.12.02 作者による作品説明 十四作目です。正直言えば納得が出来なかった作品だったり。 サビが4分構成が続くだけなので自分が想像してた難易度よりも明らかに落ちた感じが。 しかし少し難しくしようとすると 「はて?このノーツはどの音に合わせてるのじゃ?」とかになりそうだったので断念。 自分の中では同時押しでごまかしてるからレベル7最弱くらいかな?と思っています。 まぁ、作成に取り掛かる前に決めた難度なんてのは譜面を作るうえで邪魔になるだけなんですかね。 何も考えずに作った方がいいのかな、と思わせるような作品でした。 Level 選択肢 投票 10 (0) 9 (0) 8 (0) 7 (0) 6 (0) 5 (0) 1~4 (0) ちょもらんま (0) コメント欄 名前 コメント
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183 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 11 18 ID ibxYxPc7 妹に告白されてから半月経った。 朝。 じりりりりりりり、と枕元でけたたましく騒ぎ出した目覚ましに、三分程抵抗してから手にとってスイッチを切る。上のボタンを叩いて止めても一分で再度鳴り出す仕組みになっているからだ。 二度寝の欲求と戦いながらアクビをしてのろのろと布団から降り、バランスを崩してどすんと床に転がり落ちた。あたた、と肩を押さえて立ち上がる。 目覚まし時計を確認するといつも通りの時間だった。カーテンを開けて、部屋に光を入れる。朝日が目に染みて、しぱしぱと瞬きした。 痛みで既に目は覚めている。ぼさぼさの髪を手で適当に押さえながら、俺は現実を直視して朝一番の大きな溜息をついた。 妹に告白されてから半月経っている。 とりあえずの目標は、現状維持。何事もなかったかのよう、普段通りに振る舞うことだった。 あれは夢だったんじゃないかと思う時がある。 いや、夢だと思いたい。 日射病で朦朧として、妹に好きだと告白される夢を見た。それだけだったらどれだけ良かっただろう。いや、そんな夢を見るにしても問題はあるけれど。 けれどあれは現実だ。あの時の、優香の、あまりにも必死な告白が、夢だと思いこむことを許さなかった。 とにかく、妄想でない現実には対応しなくちゃいけない。 幸いと言うべきか、あの黒白の直後に俺はあまりの衝撃に気絶した。無理もないと思う。 結局夜には思い出して一晩中悶々とする羽目になったけど、しばらくは記憶が飛んでいた。何の漫画だという感じだけど、事実なんだから仕方ない。 優香もきっと、俺が忘れたままだと思っているだろう。 考えが纏まっていない俺にとって、その誤解はありがたかった。しばらくは考えるための時間を稼げるからだ。 一体どう対応すればいいのか、俺にはさっぱりわからない。 そうして、少しでも時間を稼ぐには。優香に対して普段通りに接して、思い出していることを悟られてはいけなかった。 「おはようございます、兄さん」 「あ、おはよう」 朝食の席には既に優香と父さんが着いていて、妹と挨拶を軽く交わす。優香は既に洗顔その他を済ませている。父さんが挨拶を交わさないのは単にそういう性格だからだ。 母さんはいない。いつもの通り、朝食を用意した後二度寝したらしい。あの人朝弱いからなあ。 今日の朝食はご飯にみそ汁、シャケの切り身に漬け物だった。手を合わせて「いただきます」としてから箸を付ける。うん、美味しい。 美味しいんだけど、ついちらちらと隣の席の優香を伺ってしまう。箸を器用に使って切り身をほぐしている様子に、何も変なところはない。 しばらく無言の時間が続いた。父さんが一番早く食べ終わって、そのまま新聞を読み始めた。次に優香が食べ終わり、お茶を一杯飲んだ後に台所に立ってお弁当の準備を始める。 「兄さん」 「ごほっ。な、なんだ?」 「今日、雨が降りそうですから傘を持っていった方がいいですよ」 「お、おう」 突然声をかけられて、みそ汁を吹き出してしまうところだった。いや、優香としては普通に声をかけただけか。 溜息一つつき、食事を済ませてから歯を磨く。ついでに髪を濡らして寝癖を取るけど、ここで余り手間取ると歯を磨きに来た優香と鉢合わせるので急いで済ます。 顔も洗うと部屋に戻って制服に着替える。どうせ男の身支度なんだから気にすることは余り無い。時間割を見ながら教科書を鞄に詰めていく。時間が少し余ったけど、今日は早めに出ることにした。 空はどんよりと曇っていた。あれ、なにか優香に言われた気がするけど……何だったっけ。 まあいいか、と割切った。リビングに用意してあった弁当箱を鞄に詰め「いってきまーす」と家から少し離れたバス停に向かう。 時間的に一本早い便には乗れない、いつもより少し長く待つだけになるだろう。それでも早く出てきたのは、単に…… タタタ、と背後から軽快な足音が近づいてきた。追いついた足音は、そのまま無言で横に並ぶ。見なくてもわかる、優香だ。 鞄を両手で手にして、素知らぬ顔で前を見ている。少し走ってきたからだろう、うっすらと汗をかいていた。それでも息は乱していない。 先に出たことを非難するでもない。 こうして何となく並んで歩くのも、優香が部活を始めてからは毎朝のことだった。以前は歩きながら優香に他愛ないことで話しかけていたけれど、今日は無言だ。 184 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 12 39 ID ibxYxPc7 「…………」 「…………」 思えば 優香がこうして、登下校に付き合うのも、それは好意の現れだったのだろうか? 考えてみれば優香は(どちらかと言えば)孤独を好む性格だ。理由がなければ俺と一緒に登校しようとは思わないだろう。さっきの俺がやったように、登校する時間を少しずらせばいいのだ。 けれど優香は、むしろさっきのように積極的に時間を合わせている。今まで俺が気付かなかっただけだ。 妹が一緒に登下校してくれることを、俺は兄妹仲が改善した結果だと思っていた。それは違ったのか? 優香は俺を……男性として見ていたから、だからなのか? それに優香は毎日俺の弁当を作ってくれている。本人は自分のついでだと言っていたけど、考えてみればそれははっきりとした好意の表れじゃないだろうか? いや、おかしい。それじゃあむしろおかしい。優香は男を怖がっていた。俺を男として見ていたのなら、むしろ避けて遠ざけるのが自然じゃないのか? 「……はあ」 「……」 理解していたと思っていた妹が、急激に遠い存在になったような気がして。俺は深く溜息をついた。 結局その日も、登校中の会話はなかった。 高校に着いたら妹と別れて――正直、ホッとした――空手部の朝練に参加する。体を動かしている間だけは悶々とした悩みを忘れることをできて思い切り打ち込んだ。 敷地の周りをぐるりぐるりと回って、柔軟を行い、筋トレを何セットか。朝練はそれくらいだけど、それでも結構疲れる。汗をタオルで拭って、教室へ。 疲れもあって席に突っ伏していると、ばーんと背中を叩かれた。ぐえ。 「よう、榊」 「おはよう、柳沢……ふう」 「なんだ今日もしょぼくれてんな。犬のクソでも踏んだのか?」 「んなわけないだろ……」 「そうそう聞いてくれよ。昨日コンビニでバイトしてたんだけどよお」 柳沢の例によってハイテンションな会話を、適当に頷きながら聞き流す。 一応色恋のことに関しては長けていそうなこの友人に、相談したいのは山々だった。けれどできない、できるわけがない。 そもそも、きょうだいは結婚できないのだから。 きんしんそうかんだ、犯罪だ(と思ったが、後で知ったけど禁止されているだけで犯罪ではないらしい)。とてもじゃないけど公表できるような趣味じゃない。 しかも柳沢は優香に惚れていたのだ。そんな真相を言えるわけがない。 どうして優香は俺のことなんて好きになったんだろう。 好みのタイプとかそれ以前に、兄弟姉妹は恋愛対象にならないのが普通だろう。俺だって優香に言われるまで、そんなことを思いつきもしなかった。 確かに優香は美人だ。切れ長の瞳も薄い唇も長い黒髪も綺麗だと思うし、体つきも(胸は小さいけれど)細くしなやかだ。 料理も上手だし気遣いにも長けている。頭もいい。成績上位なだけでなく、物事の考え方に一本線が通っているのだ。だからこそ俺は優香を信頼できるし、尊敬している。 だけどそれが恋愛に結びつくかと言えば、また別の話だ。俺にとって優香はまず何よりも妹であり、異性であることは今まで意識もしてきたことがなかったんだから。 ……いや、それは嘘か。 何度か、妹を女の子として意識したことはある。水着姿の時、お風呂上がりの時、汗を拭う時。そういう色気を感じた時に、こいつも女なんだなあ、と改めて意識したことはあった。 けれど、だからといって妹に恋愛感情を抱くわけがない。そういうことをしてはいけない相手なんだ。 だからこそ、きょうだいは結婚できない。 じゃあ、なんで優香は……と、結局その疑問に戻ってきてしまう。 「はあ……」 ぼんやりと、窓から外を眺める。 空はどんよりと曇っていた。 185 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 13 31 ID ibxYxPc7 どうして俺なんだろう。 ずっと前から思っていたことだけど、俺は――兄としても――優香に釣り合うような人間じゃない。 必死で毎日勉強しないと授業にもついて行けない程度の頭しかないし、運動だってそこまで秀でているわけじゃない。今となっては優香と取っ組みあっても勝てるかどうか怪しいところだ。 顔だって普通だ。生まれてこの方モテたことなんて一度もない。背は平均よりも低いし、髪だって短く切ったままほったらかしだ。 ついでに頭もよくない。学力や成績の問題とは別にして、物わかりが悪いのだ。実際この問題についていくら考えてもさっぱりわからない。 いや、別に自虐癖はない。ただ客観的に見て、優香よりは遥かに見劣りはするだろう。というか妹がすごいのだ。 どうして優香はよりにもよって、俺なんかを好きになったんだろう。 他に優香に相応しい男がいるはずだ。手近で済ませるにも程がある。 いいや、そういう問題じゃない。優香が一番選んじゃいけない人間が俺なんだ。 もしかしたら優香は男嫌いだからこそ、他の男を知ろうとせずに『俺にした』のかもしれない。 ヒキコモリは良くない。もしそうなら、兄として俺がすべきなのは優香を真っ当な道に戻してやることなんだろう。 そんなことを考えながら 全然頭に入ってこない授業を受けて、俺は深くため息をついた。 ふう。 授業が終わり次第友達に挨拶して部活に向かう。 敷地の周りをぐるぐると走り込んで、ストレッチをして、筋トレをして、型稽古をして、サンドバッグを叩いて、乱取をして…… 例によって悩みを振り払うように打ち込んでいたら、最近熱心だなと部長に褒められた。 そんな褒められるようなことじゃないのに……最近隠しごとが増えてばかりだ。 ざあざあと。 雨足は強く、校庭のあちこちに水たまりができている。陸上部やサッカー部の連中はとっくに退散している。 俺は昇降口に一人立ち尽くして空を眺めていた。色合いは灰色を通り越して黒く、バケツをひっくり返したみたいに雨が降っている。 降り出したのは部活の途中からだった。 傘はない。 こんな天気になるとわかっていれば折畳傘の一つも鞄に入れておいたのに、今更後悔しても後の祭りだ。 そういえば優香が天気について、朝言っていた気もするけど。俺は完全に聞き逃していた。 どちらにしろ最近の悩みのせいだ。とはいえ原因がわかって、自分を殴りたくもなったけど、雨は止まない。 ため息一つ。 雨足は強い。門の向こうにあるバス停に着くまでに濡れねずみになるだろう。バスから降りた後の家路はもっと遠い。 少し考え事をしていたせいで、部活のみんなはもう帰ってしまっていた。傘に入れてもらうこともできず、しばらく待っても雨は弱くなる気配も見せない。 ここは覚悟を決めてバス停まで走っていくしかないようだった。ずぶ濡れになってしまうが、まあ仕方ない。一度濡れれば後は同じだ。早く帰って風呂に入ろう。 気休めに鞄を雨除けにかざす。濡れてはまずい中身は下駄箱に無理矢理詰め込んである。後は覚悟を決めればいいだけだ。 せーの、と走りだそうとしたその時。 「兄さん? まだ残ってたんですか」 「あ……優香」 何の偶然か。 折畳傘を手にした妹が、昇降口から出てきて声をかけられた。 186 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 15 44 ID ibxYxPc7 折畳傘は小さく、狭かった。 二人で入るなら、なおさら。 妹と相合傘なんて、何年振りだろう。 「…………」 「…………」 あれから俺は優香の傘に入れてもらってバス停に辿り着いた。バスの時間に間に合うように小走りで、一分あったかなかったかの距離。 すぐにバスが来て、並んで座る。車内は暗く、湿っていて、時間帯がずれたせいで人気もなかった。まるで怪談みたいな雰囲気。 ほとんど会話もなかったけど、バスの中で少し言い争いをした。俺は途中で降りてコンビニの傘を買おうかと言ったのだが、優香にきっぱりと却下された。 傘は買えば割と高く付くし、家に帰れば自前がある。それならバスから降りて家まで歩く間は自分の傘に入ればいい。反論のしようがなかった。 そうして俺は、妹と相合傘で住宅地を歩いている。 雨足は弱くなる気配もなく、人気は全くない。折畳傘は小さく、お互いの肩が少し濡れている。体をぴったりと寄せ合ってそれだから、離れることなんてできそうにない。 優香の右肩と俺の左肩が重なり合っていて、その部分だけひどく熱い気がする。 ある種の密室のようなものだ。 お互いに会話はない。ざあざあという雨の音と、ぼたぼたという傘の音だけが響いている。 「…………」 「…………」 こうしていると、どうしても思い出してしまう。 半月前にこうして二人で家路を辿った時のことを。 雨も降っていなかったし、こんなふうに触れあってもいなかったけれど。 その時の出来事を、俺は一生忘れないだろう。 あの時から今までのことを思うのなら、今すぐ離れるべきなんだろう。 けれど雨は止む気配もないし、傘は一本しかないし、俺は倒れて忘れたことになっているからそれも駄目だ。 どうしてなんだろう。 優香は冷静だし、頭がいい。そのことを俺はよく知っているし、信じられた。だから俺は、優香が誰を好きになろうと応援しようと決めたのに。 これまでの人生で、そんなに悪いことをした覚えはない。どうして神様は、俺達をこんな目に遭わせるんだろう。 そんな風に、埒もないものに文句をつけさえした。 187 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 16 22 ID ibxYxPc7 「兄さんは」 ふと 優香が、独り言のように何かを呟いた。 落ち着いていて、聞き慣れていて、空気よりも少し冷たい、普段の妹の声だった。 「兄さんは、私が怖いですか?」 「……え?」 優香が、怖い? そんなことはない、そんなわけがない。 だって榊優香は俺の妹だ。いや、優香は優香だ。 頭がよくて努力家で、可愛いと言うより美人で、料理も気遣いも上手くできて、冷静だけど男が苦手で、たとえ何があろうと俺の妹で。 だからこそ問題なんじゃないか。 口には出せないけれどそんな風に思う。顔には出ていたのかもしれない。優香がそんな俺を見て小さく息を付いた。 「だって私は兄さんを好きだなんて言いだしたんです。そんな妹は兄さんの中にはいなかったでしょう」 「いや、まあそりゃそうだけど……げっ!?」 「思い出してますよね。バレバレ&挙動不審です」 ぎょっとして思わず一歩離れてしまう。頭に何粒か水滴を感じるや否や、ほぼ即座に優香は俺に体を寄せた。再び傘が俺達を守る。 俺のリアクションを読んでいたんだろう、少し得意げに口の端を綻ばせる妹。 けど……そうか、気付いてたのか。つくづく俺は隠し事が下手だ。 考えてみれば今日だけでも、態度が不自然すぎた。無言同士がやけに不自然だったのも、普段は俺の方から下らないお喋りをするからだ。 優香はとっくに気付いていたんだろう。俺が一人で隠しているつもりで、延々と考え込んでいて……とんだピエロだ。 そうして、俺も気付いた。どうして優香がその指摘を、今この時までしなかったのか。 普通の話だ。笑ってしまう程普通の話だ。 「その……今まで黙ってたのは、考える時間をくれたってことなのか?」 「それが段取りというものでしょう。兄さんの経験がどんなものかは知りませんが」 先輩に告白して即座に振られた思い出が胸に突き刺さる。ぐふう、と呻き声を漏らしてしまった。 兄としての威厳を取り繕うべく、慌てて反論する。優香のことは尊敬しているけれど、たまに兄として振舞ってみたくなるのだ。 「そ、そんなこと言ったって。優香だって告白されたらすぐに返事するじゃないか」 「あれは考える必要がないからです。私はずっと……兄さんが好きですから」 「あ……う……」 藪蛇だった。 すっと、優香が傘を少しだけ前に傾ける。歩きながら話そうという合図だった。 今さらだけど、その傘をとる。力は俺の方が強いんだし借りている身分なんだから、こういう時は俺が持つべきだろう。変な隠しごとがなくなればその動作は自然にできた。 濡れた道路を、二人で並んでゆっくりと歩く。人気はない。雨の密室。 考えてみれば妙な話だった。 生まれて初めて告白された女の子と、相合傘で肩を重ねて歩いているのに、それが妹だったり。 世間的にはとても許されない告白だというのに、考えるための時間をくれたりと妙に普通だったり。 関係が劇的に変化してもおかしくない出来事があったのに、こうして前のままの気遣いを行ったり。 どうしてなんだろうな。 優香が、傘を持つ俺の手に右手を重ねた。ひんやりと冷たく、細かく震えている。それは寒さのせいではなかった。 「私は……私は怖かった、です」 「優香が?」 「兄さんに突き飛ばされて、気持ち悪い妹だって罵られたらどうしようって……すごく、すごく怖かったんです」 「そ、そんなこと言うわけないだろっ!」 「いいえ、あったんです。私だって近親相姦を是としない常識というものは知っています。そして兄さんは、そういう世界に生きている人ですから」 「そ、それは、まあそうだけどさ」 「だから、嬉しいんです。兄さんが私を受け入れてくれて。こういう私を生理で拒否せず、真剣に考えてくれて……」 「いや、だからって優香と付き合うとか決めたわけじゃないからな」 わかっています、と妹は頷いた。その目元が濡れている。雨じゃない。優香は静かに泣いていた。 しゃくり上げるでも、喚くでもなく、ただ溢れたものが静かに流れ出すような泣き方だった。 つう、と顎からしたたり落ちた涙が地面に落ちて雨と混ざる。 綺麗だ、と思った。 榊優香は、俺の妹は。 本当に綺麗だったのだ。 188 未来のあなたへ9 sage 2009/07/01(水) 08 17 02 ID ibxYxPc7 「機会を下さい」 優香がぽつりとそう言ったのは、そろそろ我が家が見えて来る頃だった。 それまで俺は、静かに涙を流す優香の雰囲気に圧倒されてしまい、何も喋れなかった。 妹からもそれ以上は言い募ることもなかったらしく、相合傘をしながら無言で歩く。 その間の空気は、気まずいような、ムズムズするような、ジリジリするような、奇妙な感じだった。 胸の中がなんだか焼ける。 結局雨は止む気配もなく、ずっと相合傘で。肩も、手も、重ねたままだった。 そうして、家が近づいて。流石に傘はともかく手は離した方がいいぞ、と思った頃。優香がぽつりと呟いた。 「え、機会って……」 「機会を下さい。私が努力する機会を。兄さんを振り向かせる機会を」 「あ、あああおうっ」 「奇声を上げないでください。そこらの飼い犬が飛びかかってきますよ」 いや、だってお前、いきなり何を言い出すんだ。ものすごく焦って変な声を上げてしまった。 振り向かせる云々って、本人に堂々と言うようなことじゃあないと思う。 と思ったら、そんなものは序の口に過ぎなかった。 「私は今まで妹だった。兄さんの中で妹だったんです。けれどそれは不公平じゃないですか。私はずっと兄さんが好きだったのに、そんな基準で決められてはたまらない」 「そ、そうか、うん。それは悪かったと思うけど……」 「不公平じゃないですか。私の他のあらゆる女は、兄さんに女として意識してもらえる。血が繋がってはいないというただそれだけで」 「い、いや、別に俺はそんな風に女の人を見ていない……」 「だからせめて機会を下さい。女として意識してくれとは言いません。女として意識してくれるように努力します。選ぶのならば、せめてそれからにしてくれませんか」 「え、いや、それは」 「どうなんですか兄さんはっきりしてください!」 「ひいっ! わ、わかったよ」 胸倉を右手で掴まれてがくがくと揺さぶられた。あまりの気迫と脅迫につい頷いてしまう。それを聞いて妹は満足そうに手を離す。 なんだこれ、今まで猫被ってたのか、と一瞬思ったけど。時々物理的な強硬手段に出るのは俺のよく知る優香だったことに気付いて少し落ち込んだ。とほほ。 優香は優香だった。 もしもあの日を境に妹の様子ががらりと変わってしまったら、俺は(情けない話だけど)優香の言う通りに突き飛ばしてしまったかもしれない。 自分の良く知っているはずのものが、実は皮を被っただけの全く違うものだったら、気持ち悪いと感じてしまったかもしれない。 だけど、優香は俺の知っている優香のままでいてくれた。 態度も、行動も、言葉も、振る舞いも、雰囲気も。こうして几帳面に(社会的には全く認められていないのに)恋愛の段取りを踏むのも、俺の知る優香っぽさにぴったりと収まるのだ。 だから、納得する。 俺への好意も、まぎれもなく榊優香の一部なんだと。 変わったことなんて何もなかった。怖がることなんて何もなかった。 どうして俺なんかを、という部分はやっぱりわからないけれど。 ため息一つ。 「はあ。全く、こんな厄介な奴に好かれるなんてなあ……」 「何をさり気なく失礼極まることをほざいてるんですか兄さん」 「痛い痛い痛い痛い」 左手首を妙な掴み方で思い切り握られて 痛みが走ったところを傘を取り返されて 胸を突き飛ばされる 直前に ――――ふわりと 優香の顔が大きく迫って、いい匂いがして、頬に何か濡れたものが押し付けられたような気がした。 一瞬硬直し、そのせいで踏ん張ることもできず。結果、水のたまったアスファルトに尻もちをついた。 ばしゃんと尻に染み渡る冷たい感触。ざあざあと降りしきる雨が俺を包み、結局ここまで来たにもかかわらず水浸しになる。 その時には、薄情な妹は一人で傘を差して家に向かうところだった。 俺が目にしたのは、その背中と髪と耳ぐらいで、表情なんて全く伺えなかった。 ただ 優香の耳は、真っ赤に染まっていた。
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未来の精霊 SR 光/水/火 10 クリーチャー:エンジェル・コマンド 11500 ■山札の一番上をシールドとしても扱う 作者:とりあえず名有り フレーバーテキスト 未来より現れたその精霊の名は今に存在しなかった Q.他のシールドがなく山札だけの時にWブレイカーなどで複数枚ブレイクするとどうなりますか? A.そのクリーチャーが攻撃した時にシールドになっているのは山札の一番上の1枚だけなので、ブレイク対象にできるのはその1枚だけです。 Q.このクリーチャーがバトルゾーンに居る時に山札を引いたらどうなりますか? A.シールドを手札に加えたときに準じます。 評価 「シールドを手札に加えたときに準じます。」ってのはSTが使えるということでしょうか? -- 名無しさん (2021-06-19 18 32 22) はい -- とりあえず名有り (2021-06-20 02 39 53) ストライクバックなども使えます -- 名無しさん (2021-06-20 02 49 23) ブレイクのルールが一枚ずつブレイクしていく頃のルールだったらワールドブレイク一発でライブラリアウトか…… -- 名無しさん (2021-06-20 08 10 46) 山札にクロックがなければそうなりますね -- 名無しさん (2021-06-20 17 58 53) 名前 コメント
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原案『未来の車』神宮司コウ 加藤瑞樹 目を覚ました時にはもう既に手遅れだった。私の心によぎったのは怒りや呆れというよりも、またか、といった一つの諦めだった。 車の中で私は大きな溜息をついた。一人用の座席を覆うようなシェルターに車輪が二つついた私の愛車は既に目的地へ到着したと考えているらしい、うんともすんとも言わない。シェルターの向こう側には藍色の海が陽光にきらめきながら広がっている。 今の時代、車と言えば全自動自動車のことを指す。名前の通り、エンジンを掛ける、運転する、停車する、それら車で人間が行っていた全ての行動が自動になったのだ。それぞれの車に人工知能が搭載され、それが乗車した者の希望通りに運転する。キャッチコピーは「どんなところにも安全にお連れいたします」。 その言葉に違わず、全自動自動車は安全というほかない。事故はめったなことでは起きないし、運転は人がするよりよっぽど丁寧だ。それに加えて高度なセキュリティーのおかげで車の盗難といったこともない。開発されてから二十年近く経つが、外見や性能、セキュリティーが洗練されていくと共に価格も下がり、安価に手に入れられるようになった。今では一人一台所有が普通になりつつある。 その全自動自動車の調子がおかしいと気付いたのは半年ほど前だ。 テリー、と呼ぶと、はい、と音声が返ってきた。私が車の人工知能につけた名前だ。自分の名前だと認識して返事をよこしたテリーは私の言葉を待つように沈黙した。 「私の記憶に間違いがなければ、君は私の言ったところへ、正確に、安全に連れて行ってくれるはずなんだが」 「その通りでございます」 当然のことながら人工知能には感情という物はプログラムされていない。テリーは平坦な声で私の言葉に相槌を打った。いつもと変わらぬ冷静さに逆にこちらが苛ついてくる。私は神経質にシートを指先で叩いた。 「では、ここはどこだ」 「浜波海岸でございます」 「私は三時間前、どこに行けと言った?」 「浜島海岸でございます。記録をご覧になりますか?」 「結構だ!」 この調子である。 「どんなところにも安全にお連れいたします」というキャッチコピーがまるで嘘のようではないか。私が三時間前に告げた行き先を記録しておきながら、テリーは何故か、まったく違う場所へと運転してきたのだ。 移動時間中、ずっと眠っていたことが悔やまれた。途中で起きて気付いていさえすればこんなことにはならなかったかもしれない。ナビを使って今から浜島海岸に行くのにどれくらい時間が掛かるか計算してみると、およそ五時間かかるらしい。そこまで時間が掛かるのであれば、また日を改めて行くべきだろう。そもそも私は浜島海岸に、写真撮影のために行こうとしていたのだ。時間帯が変わるのは写真を撮ることに影響が出てくる。 だとすれば今日は完全なる無駄足だった訳だ。私は溜息をつき、体を叩きつけるようにシートに座り直した。 「オーケー、テリー。もう良い。自宅に帰ってくれ」 「自宅ですね。かしこまりました」 軽い音をたてて車にエンジンが掛かった。電気を動力としているために音も振動も少なく乗り心地は良い。しかしその乗り心地のおかげで私は眠ってしまったのだ。思わず皮肉めいたことを口にしていた。 「さすがに自宅には普通に帰られるんだろうな」 「ドライバーを安全にお連れするのが私の仕事です」 「どうなんだか」 私の言葉にテリーはいつもと同じ音声で答えた。 「ご安心ください。どんなところにも安全にお連れいたします」 「やあね、故障かしら」 結果として、私は無事自宅に到着した。夕方を過ぎた家では妻の涼子が夕食の準備をしていた。肉の焼ける匂いや炊きたての白米の匂いが嗅覚を刺激する。さして動いてもいないのに空腹だった。 食卓に座った私が真っ先に口にしたのはテリーの調子だった。テーブルから少し離れたキッチンでは、私に背を向けて、涼子が料理を続けている。今日はどうやらチキンソテーらしい。涼子は話半分と言った様子で聞いていたが、料理の皿を持ちながらこちらへやってくると、溜息をついてそんな一言を漏らした。 「だろうなあ。買った時はこんなことはなかったんだが」 「これで二回目?」 「いや、三回目くらいか」 食欲をそそる肉とソースの匂いを目の前にしつつ、私は隣に既に置かれていた缶ビールを手に取った。よく冷えたそれを開け、一気にあおる。疲れた喉を洗い流すように泡が弾け、心地良い苦みが口の中に広がった。 涼子は使い終わったフライパンを洗うと、同じように目の前に腰掛けた。私のように晩酌を嗜まない妻は、代わりに茶の入ったグラスを手にしている。半分近く飲んでしまった私の缶と彼女のグラスを一度小さくぶつけると、二人でそれぞれの飲み物を口にした。 「車検した時は正常だったのに……。修理に出す?」 涼子の目が、私の後ろに注がれている。私の背後にはガラス戸があり、そこから庭が眺められる。今はカーテンのおかげで見えないが、テリーと、涼子の愛車のマリーはそこに止めてあるのだ。 私は箸を手にとって、食べやすくカットされたチキンソテーをつまんだ。和風ソースが使われた鶏肉は、噛むとじゅわりと肉汁が染み出してくる。それがソースと絶妙に絡まって美味い。肉も鶏肉の割にぼそぼそしていないおかげで箸がよく進む。 「出さない訳にはいかないだろう。何せ仕事に行くのに必要なんだからな」 「そうねえ。じゃあ早い方が良いでしょう」 ビールを飲み干すと、涼子は私の茶碗に白い飯を一杯、綺麗に持ってくれた。代わりに空き缶を渡すと、彼女はそれを後ろのゴミ箱へ放る。美しい放物線を描いた缶は高い音を立ててゴミ箱の中へ収まった。 「明日にでも行くか」 勧められた付け合わせのにんじんをそれとなく無視しつつ、私はまた鶏肉と炊きたての白米を一緒に頬張った。炊きたてだけあって熱い白米を鶏肉と一緒に咀嚼する。涼子も同じように鶏肉を口に運び、茶をちびちび飲んでいた。 その涼子が不意に声をあげた。 「あら、また事故?」 涼子の声に顔を上げると、彼女は煌々と光るテレビ画面を見ていた。つられて私もそちらを見る。どうやら、車同士の衝突事故らしい。 胃に夕食を詰め込みながら、私はガラスを隔てた向こう側、テリーのことをふと考えた。もしや勝手にエンジンが掛かって走り出さないか、そんな不安が頭の中をよぎる。だがエンジンやタイヤの音はしない。テリーは勝手に走り出したりはしない。 当然だ。全自動自動車という名称が使われてはいるが、本当の意味では全自動ではない。昔同様、運転手がいなければ車は動くことはないのだ。私がいなければテリーは動かないし、涼子がいなければマリーは動かない。私たち運転手は運転という行為を失ってしまったが、だからと言って車が動くための条件ではなくなった、そんな訳では無いのだ。 逆に考えれば、私たちは運転を放棄することで安全を手に入れたのだろう。 だが、世の中には安全を放棄してでも運転を選ぶ人種も存在する。いわゆるマニュアル運転を好む、本当の意味での運転手だ。普通、全自動自動車はお互い衝突しないように、絶対に事故を起こさないように設計されている。そうなってもいまだ交通事故がなくならないのは、ひとえに彼らの存在故だ。 彼らは運転することその行為自体にこだわっている。勿論私はマニュアル運転が完全な悪者だとは考えていないが、自分の命の安全を捨ててまで運転したいとは思えない。まさしく「どんなところにも安全にお連れ」してほしいのだ。 テレビの報道によると、幸運なことにこの事故による死者はいないらしい。だが怪我人はいたようだ。よくある、とは言い難いが、珍しくもないニュースだ。興味はすぐに失せ、私はまた目の前の食事に意識を戻す。 だがテレビから視線を逸らす一瞬、見覚えのある地名がちらついた気がして私は動きを止めた。事故現場の地名だろう、海岸、という言葉だけが視界をかすめた。確認しようと見返したがテロップはあっさりと消え、既に別の話題に移っている。結局私は涼子に聞き返した。 「事故の現場、何と言った? どこ海岸?」 「あらごめんなさい、私もあんまり聞いて無くて。多分浜波か、浜島だと思うんだけど」 私同様あっという間に興味を無くしていたらしい涼子は小首を傾げながらも答えてくれた。浜波海岸、浜島海岸、と口に出さず頭の中で繰り返す。今日行く予定だった海岸と、実際に行った海岸だ。さてどちらだろうか、と考えたが、分からないものは分からない。帰り道に何も無かったことを考えると、浜波海岸だろうか。どちらにしろ事故というものは自分の身近でも起きるものらしい。 そう考えると、やはりテリーのことが心配だった。 「なあ涼子、明日、車検場まで一緒に行ってくれないか。マリーについていきたいんだ、また別の所に行かないか不安でな」 「良いわよ、先導してあげる」 私も心配だしね、と涼子はにっこり笑って了承してくれた。それだけでなんとなく安心した気分になり、私は小さく息を吐く。 そう言う訳で、急遽、テリーの点検が決まった。 全自動自動車は、精密なGPS機能や複雑な回路のおかげで、半年に一度の車検が義務づけられている。かく言うテリーも三ヶ月前に車検を通ったばかりなのだが、また来る羽目になってしまった。 マリーを追うように指示されたテリーはその言葉に忠実に、マリーの後ろをついて車検場までやってきた。道中これと言って不審な挙動はなく、安全なドライブだった。 車検場の点検員に事情を説明しテリーを預けている間、私と涼子は事務所の中で車のカタログを眺めていた。今年の新モデルはどうやら燃費が更に向上したらしい。また、中学生でも楽に運転出来るように操作が単純化された物も発表されているようだが、こちらには興味は無かった。 正直なところ、テリーの点検の結果がどうであれ買い換えたいという気分だった。勝手に行き先を変えるのは確かに困る。だがそれだけが理由というわけではない。私の頭の中に浮かんだのは、夕食の席で見たニュースのことだった。今は行き先を間違える程度で済んでいるテリーが、もしかしたら明日には事故を起こすような危ない存在になってしまうのではないか。安全なドライブに慣れてしまった私にとって、たとえそれが妄想であろうとなんであろうと、ひどく恐ろしい物に感じられたのだ。 だがしかし、全自動自動車はここ数年でだいぶ安価になったとは言え、さすがにそう易々と買えるような代物ではない。ああでもないこうでもない、これが良いいやこっちの方が、と二人でぶつぶつ言い合いながらページを移動していく。事務所の外からは整備しているのだろう点検員達の声が聞こえた。 点検が全て終わったのはカタログを見終わり、また最初から見始めた頃だった。 整備用油の匂いのするツナギを着た整備員は、首にかけていたタオルで汗を拭った。ポケットからはみ出ていた軍手を押し込み、ソファーに腰掛けていた私に向き直った。 「今、点検終わりました」 「そうですか。どうなんでしょう、私の車は」 「それが、どこにも異常はないんですよ」 「え?」 あっさりと整備員は続けた。 「車体と人工知能の両方を点検したのですが、どこにも異常が無いんです」 「どこにも、ですか?」 「ええ、GPS機能も正常ですし、何故そんなことが起こるのか、全く分からないといったところです」 「あら……」 これには涼子も驚いたようで、目をまん丸くさせていた。お互い顔を見合わせて絶句する。整備員も困った顔をしていた。 操作されないカタログの画面が暗転したのが分かった。私は頭を掻き、画面に触れた。それに反応してまたカタログが表示される。さっきまで読んでいたページがそのままの状態で画面一杯に広がっていた。 「でも、実際に起きてるんですよ、指定した行き先に行かないってことが。しかも一度じゃない、何度も」 「そのような不具合は過去にもありましたが、それは全てGPSの異常でした。ですがいくら調べても、GPSだけでなくどこにも不具合がないので、なんとも……」 そこでちらりと整備員は私が触れていたカタログに視線をよこした。 「しかし、もしも心配でしたら新しく買い直した方が安全かもしれません。ウチでしたら新車だけではなく中古車も扱ってますから、すぐご希望の物をお届け出来ますよ」 やはりそうすべきだろうか、と私は顎に手を当てて考えた。点検の結果に関わらず買い直すつもりではあったが、しかしいざそうなるとなかなか悩んでしまうのだ。 隣の涼子は整備員に渡された別のカタログを、嬉々として見ていた。 とにかく家に一度帰ってから考えよう、と結論を出した。悩む私に整備員はカタログや扱っている車種のリストをくれた。私よりも涼子の方が買い換えに積極的で、彼女はあっという間に私の手からカタログを奪ってしまった。 何も異常がないらしいテリーに乗り込み、来た時と同じようにマリーの後ろをついていくように指示した。テリーはかしこまりました、といつもの平坦な声を上げ、動き出したマリーの後を追うように静かに滑り出した。 走る様子はやはり、普通と変わりはない。コンソールを開いてみてテリーの設定を見ても、私が買った時と同じ状態だった。 異常がないというのに異常な行動をとる全自動自動車を、私は一体どう扱えばいいのか。そう考えると自然と溜息が零れた。人間不信ならぬ車不信になってしまいそうだ。これでは新しい車を買っても、私は今のように疑いを持ってしまうのではないだろうか。安全だと言われても、今の私ではそれがたとえ本当でも信じることは出来ないように思われた。 窓の外を、マニュアル運転しているのだろうか、一台の車が追い越すために猛スピードで走っていった。 『ねえねえ、今、カタログ見てたんだけど』 思考の海から私を引き揚げたのは涼子の声だった。設定した車同士で行う通信機能が、いつの間にか立ち上がっていたのだ。涼子が明るい声で続ける。 『中古でも良い車って結構あるのね。あなた好みのもありそうよ』 「そうかい」 『私が買い直したいくらいだわ』 涼子に見えていないと知っていながらも私はつい肩を竦めてしまった。彼女は私が答えないことは気にしていない様子でああだこうだと独り言のように繰り返している。 その声が急に上擦った。 『え、ちょっと!』 「あ、おい、テリー!」 交差点だった。マリーは青信号に合わせてまっすぐ進んだにも関わらず、テリーはいきなり右に曲がったのだ。涼子が慌てたように、マリーに指示を出しているのが聞こえた。私も同じように上擦った声を挙げながら、コンソールを叩く。 「おいテリー、止まれ、何してるんだ! マリーについていけ!」 「安全のため、車内では落ち着いて行動してください」 「何が安全だ! 人の指示に従わないで」 『ちょっとあなた!』 私の後を追い掛けるように、涼子の乗ったマリーがついてきた。テリーはそれを確認したかのように路肩で停車する。マリーも同じように止まった。涼子が急いだ様子でドアを開けたのが見えた。私もまた、同じようにドアを開く。 一体どういうことなのか、やはり壊れているんじゃないのか。あの点検はどこか間違っていたんじゃないのか。その証拠にマリーの後ろをついていかなかったではないか。どこが安全なのだ。何が、「どんなところにも安全にお連れいたします」だ、嘘っぱちじゃないか。頭の中をマイナスイメージの言葉が飛び回っている。それをなんとか一つのセンテンスにして吐き出そうとした時だった。 金属同士が勢いよくぶつかり合ってひしゃげる、そんな音が背後からした。次いで人の悲鳴が上がる。車同士がぶつかればこんな音がするのだろうか、沸騰寸前だった頭の中に一滴、冷たい水が落とされたかのようにそんなことを思った。そしていくらか遅れて、爆発するような音もした。また人の悲鳴が上がり、それは叫び合いに変わったのが少し離れたこちらにまで聞こえた。 こちらに来ていた涼子が呆然と来た道を振り返って見ていた。真っ白な煙が上がっているのは、マリーが行こうとしていた方向だ。見に行かなくても分かる。あれは車の事故だ。 「あなた……」 青ざめた顔で涼子がふらふらと手を伸ばしてきた。私もまた震える手でその手を掴む。掴みながら思い出したのは、窓の外を猛スピードで走るマニュアル運転の車だ。連想するように、昨日のニュースがマニュアル運転の車が引き起こした物だということが蘇ってくる。そしてあの事故は、一体どこで起きたのか。今なら浜波と浜島、どちらで起きたのか何も見なくても分かる。 もしもテリーが右折しなければどうなっていただろう。マリーがそれについて来なかったら何が起こっていただろう。 テリーが言う。感情の無い平坦な声が、何故か今だけは誇らしげな響きを伴っているように聞こえた。 「ご安心ください。どんなところにも安全にお連れいたします」
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僕らだけの未来の空 僕らだけの未来の空 アーティスト noctchill 発売日 2021年10月13日2021年10月6日(配信) レーベル ランティス CDデイリー最高順位 1位(2021年10月13日) 週間最高順位 1位(2021年10月19日) 月間最高順位 4位(2021年10月) 年間最高順位 75位(2021年) 初動総合売上 12728 累計総合売上 16640 週間1位 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 僕らだけの未来の空 THE IDOLM@STER シャイニーカラーズ キャラソン 2 今しかない瞬間を 3 Resonance⁺ CD/総合ランキング 週 月日 CDシングル 総合シングル 順位 週/月間枚数 累計枚数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 10/12 11 899 899 1 10/19 1 9598 9598 1 12728 13627 2 10/26 5 1640 11238 12 1640 15267 3 11/2 17 548 11786 25 548 15815 2021年10月 4 11786 11786 4 15815 15815 4 11/9 248 12034 248 16063 5 11/16 20 264 12298 264 16327 6 11/23 131 12429 131 16458 7 12/14 111 12540 111 16569 8 5/10 71 12611 71 16640 配信ランキング 僕らだけの未来の空 週 月日 デジタルシングル 順位 週/月間DL数 累計DL数 1 10/12 4 2246 2246 今しかない瞬間を 週 月日 デジタルシングル 総合シングル 順位 週/月間DL数 累計DL数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 10/19 4 3661 3661 12 1465 1465 関連CD Another Rampage
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仕事の問題地図「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方 (技術評論社・沢渡あまね) *職場の問題地図のあとに刊行 キーワード 計画 進捗 期限 蚊帳の外 仕事は生き物 常に変化する 計画不在 計画のひな型 計画の標準形がない (繰り返す業務だけでも……) 下手でもいいから計画を書く 管理の仕事がない コミュニケーション計画 いつ、定例の進捗報告をするか 目的の共有 終わりが見える 変更管理 インシデント管理 通常の業務遂行を妨げる何か インシデント管理簿を作成 横入りの仕事は翌日処理ルールなど 部下 意見がない 意見を言う甲斐がない(独演会) 外を頼る発想自体がない 失敗から学ばない 立ち止まらない、振り返らない 失敗が共有されない 情報(知識)の共有 発想がないのは教育の不足では。 誰かが情報共有の旗振り、職場の交通整理をしないといけない ケーススタディ・問題形式による教育 フィードバック(ループ)の場がない