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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある未来の・・・ 3.惹き合い 「・・・・・・美詠?」 明朝、上条当麻はいつもの通り風呂場を自身の聖地(寝床)で起き 朝食を作ろうと風呂場から出たのはいいが、キッチンには先客がいた。 「おはよ、お父さん」 美詠は色も模様もついていない貧相なエプロンを着て朝食を作っていた。 エプロンをつけた姿に昨晩、夕飯を作ってくれた美琴の姿が重なってしまい 上条は美詠と目が合わせられなかった。 「あ、あぁ、おはよう。 ・・・・・・朝飯作ってくれたのか・・・・・・ありがとな」 そういうと美詠は少し照れくさそうに頭を掻いた。 「いいって、いいって・・・・・・あぁ、お父さん アイツと美春起こしてきてくれない?私、皿に盛り付けするからさ」 了解と返して床で布団を敷いて寝る当瑠と いつもは真っ白暴飲暴食シスターが占拠するベッドに寝ている美春を揺すって起こす。 「ふあぁぁ・・・・・・なんだ、親父か・・・・・・」 「何だとは何だ、御坂の方が良かったのかよ」 「いやいや別に・・・・・・それが許されるのは親父だけさ」 ニヤリ、と笑って返されて、上条はムッとするが それを無視して、未だ寝ている眠り姫をもう一度起こしにかかる。 「美春、朝だぞ起きろ」 「・・・・・・みゅ・・・・・・パパ?」 目を擦ってのろのろと美春も起き上がる。 ごはんだぞ、と一言言うと、急激に目を見開きベッドから跳ね起きた。 「あさごはん!!はやくはやく!」 「おいおい、まずは顔を洗って・・・・・・て、ベッドで飛び跳ねるな!」 どこかデジャブを覚えてしまったが、なんとか飛び跳ねる美春を押さえて 朝食が置かれたテーブルに座らせる。 テーブルにはすでに着替えまで終えた当瑠とエプロンをはずした美詠が待っていた。 「それじゃ、食べようぜ」 当瑠が手を合わせて、いただきます、と合掌する。 美詠と美春もそれに合わせて慣れたように言い、上条は箸と茶碗を持っていて 美春に「おぎょーぎがわるいよパパ」と五歳の娘に注意されてしまった。 「あぁ、そうだ」 上条は食事をした後、今思い出したと言うような感じで言った。 「・・・・・・今日は学校で補習があるからさ、留守の方頼めるか?」 当瑠と美詠が目を数秒合わせる。 美詠の方が何事かあったのかすぐに逸らしたが、当瑠は首をかしげ答えた。 「分かった・・・・・・あぁ、でも、俺たちも別に出かけていいよな?」 「ん?まぁ、戸締りはしっかりしてくれよ」 「分かってるよ・・・・・・補習はいつからなんだ?」 そういえばその事は考えていなかったな、と上条は一瞬慌てる。 だが、そこは補習慣れした赤点生徒だ、即座に答えは用意できた。 「十時からだ、もうチョイしたらいく準備するよ」 携帯の時刻表示と当瑠を交互に見ながら言う 表情や、口調には焦りは出ていないはずだ。 当瑠はもう一度分かったと言うと、歯磨きをしている美春の隣にいくと 一緒に並んで歯磨きをし始めた。 (さて、俺も準備するかな・・・・・・) 無論、それは補習の準備などではなかったが。 常盤台中学の朝は早い。 それは長期休暇の今の時期も変わらない、というよりも習慣は体を勝手に動かすもので ほとんどの学生は同じ時間に起き、同じように朝食をとるのだが。 「ん~~どうしよう」 御坂美琴は自分のベッドに腰をかけ、ハンガーに掛けて並べてある 服を睨みながら朝食にとテイクアウトした食堂のサンドウィッチを頬張る。 「・・・・・・私服か、制服か・・・・・・悩むわね」 今日は彼女にとっての大切な日だ。 好きな男性に誘われて行く初めてのデート・・・・・・ いつも通りの自分で行くか思い切って私服を着ていくか、それを彼女は悩んでいた。 「・・・・・・普通だったら私服よね、でも、センス悪いとか思われたら」 とりあえず、自分の今掛けられている服を見て改めて子供っぽいなぁと思う 「やっぱり、制服のほうがいいわね・・・・・・はぁ・・・・・・」 今度ファッション雑誌片手に洋服屋に行こう、と心に決めて制服を手に取る。 着慣れた制服がなんだかとても忌々しく思うが、仕方ない。 「さてと、着る服はこれでいいとして・・・・・・次は・・・・・・」 今度は自分の机の棚をごそごそと探り始める。 迫ってくる約束の時間にワクワクと期待感を持ち、それと同時に不安や緊張もある。 ただ、それ以上に想い人の少年と今日一緒にいられるのが嬉しくて、楽しみで 美琴は自然と笑顔になってしまっていた。 時刻は十時三十分上条当麻はいつもの公園の自販機前にいた。 補習をサボっているわけではないし、元々嘘なので、学校なんか行くはずがない。 「結局、学ランで来ちまったけど・・・・・・変じゃないよな?」 嘘を突き通すため、学生服を着て寮を出てきたのはいいが 今は長期休暇のため、外を歩いている学生は私服の者が多い。 だがそこは学生の街、学園都市だ、常盤台のように休日も制服着用の学校もあるし 風紀委員などは制服を着ているので、決して目立つような事はない。 (ただそれは上条の通う高校が一般的な学校のためなので、 常盤台などの名門校の制服はその服装だけで目立ってしまうのだが) 「御坂はまだ来てないか・・・・・・あー!何緊張してんだ俺!落ち着け落ち着け!」 手には汗を多量にかいている、さっきから手を何度も拭いているのだが いっこうに手汗は消えてくれず出続けている。 「あー!もう!くそ!」 「・・・・・・何頭抱えてんの?知恵熱でも出した?」 「――――――――――!!」 後ろからいきなり声をかけられて、ビクゥ!と背筋を伸ばす上条。 振り向くと、待ち人である御坂美琴が学生鞄ではない肩にかける小さな鞄を持ち 訝しげな表情で上条を見ていた。 「み、御坂・・・・・・お、おっす」 「ん。・・・・・・てかアンタも制服のなのね、私服無いの?」 なんだか哀れんだ目で見られています。 「い、いや、これにはわけがあるんだ!」 慌てて身振り手振りで今朝のことを話しつつ、自分が学生服を着ている理由を答えた。 理由を聞くと美琴はふぅん、と納得したような納得していないよな微妙な返事をしている。 「・・・・・・なんか、悪い事したわね」 「うん・・・・・・でも、さ・・・・・・」 「?」 上条の途切れ途切れの返事に美琴がどうしたのかと言う顔になる。 「邪魔・・・・・・されたくねぇんだよ、お前とのデート」 「な――――!」 美琴の顔が一気に真っ赤になり、手を物凄いスピードで振り回す。 「ななな!何恥ずかしいこと言ってんのよ!ば、馬鹿じゃないの!?」 バチバチと青白い光を周囲に撒き散らし、地面に黒い跡が増えていく。 「お、おい!電撃飛ばしながら怒るなよ!あぶねぇだろうが!」 必死に美琴の近くまで来て肩に手を置く。 それで電撃は納まったが、上条は自分が手を置いた位置にドキリとしてしまい 手を肩からすぐに離した。 「あ、アンタが変な事言うからでしょ!」 全く、と腕を組んで落ち着く美琴。 それは、上条にそう見えるだけであるのだが、ほっと上条は溜息をついた。 「じゃ、じゃぁ、行くか・・・・・・」 踵を返して、目的地の方向へ向かう。 緊張して大股になってしまったのには気づかない。 「う・・・・・・うん・・・・・・ま、待ちなさいって!」 エスコートをする上条が先にずんずん進んでしまい、美琴が慌てて追いかける。 いつもの追いかけっこのような感じになってはいるが二人の雰囲気と気持ちは全く違っていた。 学園都市の第六学区は大きなアミューズメント施設である。 観光客を狙った詐欺が多いことでも有名な学区ではあるが、それ以上に 最新の科学技術を使用した大型のゲームセンターや、テーマパークなどがあり 遊び好きな学生たちの溜まり場となっていると言う話も聞いている。 「・・・・・・で?何処に行くのよ?」 そんな『遊び場』を上条と美琴は歩いている。 学区内に入ってすでに三十分ほど経っているのだがそれらしい施設は見当たっていない。 「えっと・・・・・・もう少しだ、後十分くらい?」 「そう・・・・・・」 そのまま何もしゃべらないまま十分が経過した。 ついたぞ、と言う上条の言葉が聞こえて美琴は顔を上げる。 「ここって・・・・・・」 そこには見覚えがあった。 学園都市内で配られていたチラシや、テレビのCMで見た事のある場所だったからだ。 「最近開いたばかりの、アミューズメントパーク・・・・・・」 友人たちがしきりに行きたい、一緒に行こう!と言っていた場所だった。 ここ最近開園された超大型アミューズメントパーク。 チケットも予約しないと取れないと聞くほど人気があると聞いていたので 多分、行くのは無理だろうな、と美琴自身も諦めていた場所。 「ほら行こうぜ」 上条が多少先に行って手招いている。 慌てて上条の隣まで行って、問い詰める事にする。 「な、なんでアンタ、この場所に?」 予約してもそのチケット自体の入手が難しいその場所に何故上条が入れるのか。 それは、勿論チケットを持っているからなのだが、どうやって?という疑問があった。 「・・・・・・ふふふ、上条さんには心強い友人がいるという事ですよ」 不適に笑う上条。 ちなみに、上条がチケットを持っている理由は先週、隣人の土御門が 「いつも世話になってるお礼だにゃー」とか裏のありそうな事を言って 無理やり渡したと言う話があったのだが美琴は知る由もない。 ただ、上条がこの後土御門ととある事件に巻き込まれるのだがそれは別のお話である。 「ま、深いこと考えんなよ、時間なくなっちまうぞ?」 「あ、うん・・・・・・そうね」 疑問もあったが上条が自分と入るのも大変な場所の貴重なチケットで 誘ってくれたのが嬉しい気持ちの方が強かった。 「じゃ、じゃぁ行きましょ!」 上条よりも先に行くつもりで駆け出す美琴。 「お、おい!俺が行かないと入れねぇぞ!?」 どんどん離れていく美琴を上条は苦笑しながら追いかける。 美琴が笑顔を見られるのが恥ずかしくて 走ってしまったということに上条は気づいていなかった。 アミューズメントパーク、もとい『遊園地』には当然だが多くの人でごった返していた。 歩けば人と肩がぶつかるし、足元も見えないので転びそうになる。 「あ~、こりゃ乗り物乗れっかわかんねぇな」 返事は返ってこない。 「・・・・・・御坂?」 入園した時までは隣にいた美琴の姿がそこにはなかった。 忽然、と表現した方が良いだろう。 焦って周りを見回しながら、声を上げる。 「御坂!!何処だ!!」 「こ、ここ!」 今度は返事が返ってきた。 声が聞こえた方を向くと、人ごみから手が一本上がっている。 上下に何度も揺れているので背伸びかジャンプをしているのだろう。 人の波に流されないようにその人物の場所まで行くと、美琴がほっとした表情でいた。 「良かった・・・・・・完全に逸れたと思った」 危ない危ない、と上条が言うと 「それはこっちのセリフなんだけど・・・・・・勝手に先に行っちゃっし」 「ご、ごもっともです・・・・・・」 浮き足立って専行してしまったのは上条なのでいい返す事もできない。 「と、とりあえず、行こう」 今度は離れないようにするからさ、と言って進もうとする。 「・・・・・・!!」 と、突然手を掴まれた。 「み、御坂さん!?なぜ、手を握ってらっしゃるんですか!?」 今まで何度も手を繋いだ事はあったのだが、上条が気づいていなかったので 上条としては女の子から握られるのは(記憶としては)初めてだった。 「は、逸れたら・・・・・・た、た、大変でしょ?」 美琴は顔を真っ赤にして、掴む力を強くする。 その手の感触が妙にやわらかくて、すべすべしたものだったので 上条の本能に多いに衝撃を与える。 「い、いやいやいやいやいや!しかしこれは上条さん的には緊張するもでして 他にも色々と方法があると思うんですよね例えばそうそうお互いしっかり肩を並べて 歩いたりとか話をしながら歩くとか遊園地なんだから何乗るとか色々話す事もありますし」 一気にまくしたてこの窮地(主に上条の)を脱しようとする。 上条にとってすでに御坂美琴という人間はいままでの腐れ縁とかではなく 『異性として意識する女性』になっているので当然な反応だ。 しかし、女の子とは常に狼(野郎)共よりも天然で上手だ。 まともに美琴の顔を見れずにいた上条だったが、何とか美琴の顔を見る。 美琴は嫌がられたと思ったのか、目を少し潤ませた涙目で上条を上目遣いで見ていた。 「・・・・・・・・・・・・だ、ダメ?」 ソンナフウニ イワレタラ コトワレナイジャ ナイデスカ 「よ、喜んで!!」 美琴の手をしっかり掴み歩き出す。湧き上がる欲望を押さえつけて、だ。 ここが遊園地で人がたくさんいて良かったと、改めて思う上条だった。 『遊園地』は学園都市で展開されるだけあって、幼稚園・小学生 更にはカップルの学生の為のアトラクションが用意されている。 普通の乗り物も二人乗り以上のものに改良されていたりするので どんなものでも多人数でも十分に楽しめた。 「ねぇねぇ、お腹空かない?」 予約制のチケットを持っている二人は並ぶ時間もかなり短縮できるので 多くのアトラクションを短い時間で、ストレスを感じずに乗れた。 時間も忘れて場所を転々としていた。 「あー、そういえば、そうだなぁ」 携帯の時計を見て上条が返す。 時刻は二時をさしていて、お昼時は過ぎていた。 そして、空腹を意識した上条のお腹がぐぅとなってしまった。 「・・・・・・あ」 「・・・・・・ぷ、空いてるんだ?」 クスクスと笑う美琴。 上条はあははと照れくさそうにつられて笑う。 「あー、じゃ、どこかで食べるか?」 お店は、と地図を出して探す上条の手が止められる。 美琴が繋いでいる手とは逆の手で押さえつけていた。 「・・・・・・どうしたんだ?」 上条が美琴の顔を覗き込んでくる。 その近づいた距離に美琴はドキドキしてしまうが、一度唾を飲み込む。 「わ、わたし・・・・・・お弁当作ってきたのよ」 「え?わざわざ?」 美琴は着ていく服を決めた後、大急ぎで常盤台の調理室を借りて作ったのだ。 寮監には怪しまれたし、寮生たちには何事かと思われるし、ルームメイトからは攻撃を受けた。 それは全てを押しのけて、なんとか完成したものなので 時間的には微妙だったが、勇気を出した。 「お昼時は過ぎてるけどさ、食べない?」 「せっかく作ってきてもらったってのに俺が断ると思うか?」 「そ、そんな事ない、けど」 「じゃぁ、食べよう」 手ごろな広場を指差し、ほらほら座ったと場所を取る。 美琴は遠慮がちに上条の隣に座って、小さな肩がけの鞄から これまた小さな弁当箱を取り出す。 「はい、どうぞ」 「サンキュー」 弁当と箸を上条が受け取り、弁当の蓋を取る。 「おー、おかずには玉子焼きとミートボールそれと・・・・・・」 ほー、ほー、とふくろうみたいになっている上条を見ながら 美琴も自分の分の弁当を取り出して、上条よりも先に食べ始める。 「さて、いただきます!」 美琴が食べ初めて少しして上条も食べ始める。 昨晩のようにがっついて食べるようなことはなかったが 一口ごとに、うまいうまいと言って食べる上条が小さな子供みたいで 美琴はクスッとまた笑ってしまう。 「・・・・・・美味しい?」 「うん?美味いぞ?食べたりないくらいだ」 え?と上条の返事に呆けてしまい、弁当の中を確認すると 上条の弁当のおかずはすでに上条の腹の中に消えてしまったようで すっかり空になってしまっていた。 「・・・・・・男子って凄いのね」 もっと大きいのにすればよかったと後悔する。 だが、まさか育ち盛りの男性がこんなに食べるとは普段その姿を見ていない 美琴からすれば、量の配分が分からないのは当然だ。 「ん?育ち盛りですからな!」 どうだ、と胸を張る上条。 その姿は可笑しかったが、美琴はふと弁当を見る。 おかずは十分に残っている。 「・・・・・・ねぇ?私のおかずいる?」 とたんに上条の目の色が変わる。 「くれるのか!?」 その勢いには驚いてしまったが、美琴は弁当を上条に差し出す。 「うん。私、そんなに食べないし」 「おぉ!サンキューな!」 上条が弁当を受け取ろうとするが、美琴は手の届くぎりぎりで お預けするように上条から弁当を遠ざける。 「お、おい、くれないのかよ?」 残念そうな顔をする上条だが、美琴は気にせず意を決して箸でおかずをつまむ。 「・・・・・・食べさせてあげる」 「・・・・・・は?」 上条の中で時間が凍りついたようだ。 固まって瞬きすらしないまま口をだらしなくあけている。 「あのぅ、御坂さん?」 しばらくして上条が笑顔のような困惑したような奇妙な顔をして口を開いた。 「な、なによ・・・・・・」 いくらデートに誘ってくれた相手でもやっぱり無理があるのだろう。 美琴は少し残念だった。 だが、上条の繋げた言葉は美琴にとって衝撃だった。 「・・・・・・食べさせて、くれよ」 「―――――――え?」 美琴が確認するように上条を見る。 上条は美琴と目が合うと、顔を少し赤くして目をそらす。 そして、ゆっくりと目線を美琴に戻してもう一度同じ言葉を言う。 「食べさせて欲しいのですが」 「あ・・・・・・!あぅ、えっと、その・・・・・・」 自分で言ったはいいが、美琴自身は上条の返答が予想外で思考が追いついていない。 「俺が食べちまうぞ?」 意地悪そうに笑い、美琴から弁当を奪おうとする。 「そ、それはダメ!!」 必死に弁当を死守して弁当と上条を交互に見る。 「わ、分かった・・・・・・食べさせて上げるわよ」 美琴の中で上条に食べさせたいという欲求が勝ったようだ。 美琴が残っている玉子焼きを箸でつまむ。 そして、真っ赤な顔をして上条に箸を向ける。 「・・・・・・ほ、ほら、早く口をあけなさいよ」 「お、おう」 上条も美琴以上に顔を赤くして中々口を開こうとしない。 「アンタさ・・・・・・無理してない?」 つまんでいたおかずを弁当箱の中に戻す。 上条は慌てたように手を振って否定する。 「そ、そんな事ねぇよ!」 「・・・・・・ホント?」 美琴は自分がわがままを言ってしまい上条に迷惑をかけたのではないかと思う。 だが、上条は美琴が悲しそうな顔をしているのを見て 赤くした顔のまま真剣な顔をして、美琴を見据えた。 「御坂・・・・・・気を悪くしたんなら謝る」 ごめんな、と頭を下げる上条。 その姿が本当に真剣そのものだったので今度は美琴が慌ててしまった。 「い、いいわよ!私の方こそ今日わがままばっかり言って、その、ごめん・・・・・・」 お互いに頭を下げる姿は周りから見れば妙なものだったが 二人は真剣だった。 暫くはお互いに頭を下げる状態だったが、時間が経つと頭を上がった。 「・・・・・・御坂」 「何?」 「・・・・・・食べさせてくれよ」 今度はお前に嫌な思いさせないからさと言って美琴に弁当箱を持たせる。 「・・・・・・わ、分かった」 今度こそ・・・・・・とおかずをしっかりとつまみ上条のほうに向ける。 上条がゆっくりと口を開けて、放り込まれるのを待つ。 「あ・・・・・・あーん」 美琴は時々テレビだとか街中で見るカップルがしていて 自分の妄想や夢の中で上条にしていた事を思い出しながら 上条の口の中におかずを優しく突っ込む。 「あー・・・・・・ん・・・・・・ん!美味いなやっぱ!」 何回かおかずを噛んで、ニカッと笑う上条。 その表情にドキドキしてしまう美琴。 「良かった・・・・・・嬉しい」 「――――――か」 自然と上条に釣られて笑顔になる。 その時に上条が美琴の顔を見て思わず『可愛い』と言いかけたのを美琴は気づかなかった。 そして、二人を見つめる影があることにも。 「まぁ、嘘だなんていうことは分かりきってはいましたが」 当瑠は美春を肩車して、いちゃいちゃ空間を作り出している 未来の夫婦の姿を美詠と人の波に隠れながら観察していた。 「昨日の夜からバレバレだったけどね」 昨日の夜、つまり上条が美琴を寮まで送りデートの約束をした後のことだ。 帰っていた上条に当瑠が話しかけたが返事をしないし、ニヤニヤとあさっての方向を 見ているだけだったので、何かあったのがバレバレだった。 そして、今日の朝、上条が出かけると言った時、尾行を二人は決行したのだ。 「当日券で入れたのはラッキーだったわね」 美詠がわずらわしそうに人ごみを見て言う。 こんなところに上条が行くとは思っていなかったので遊園地に入ったときは どうしようかと冷や冷やしていたのだが、ぎりぎり当日券が三人分購入でき尾行を続ける事ができた。 だが、当瑠の方の顔は優れない。 「・・・・・・なんか妙なんだよな」 「え?」 「いや、なんでもねーよ」 当瑠の疑問に思っているのは、何故自分たちが『当日券』で入ることが出来たのかだった。 予約をしてもその日のチケットが取れるか分からない人気のスポットで 開園から暫く経った時に来た自分たちが当日券を買えたのが妙だった。 当瑠は周りの人間をもう一度観察する。 (・・・・・・どうみても一般客じゃない奴等が混じってやがるな) つまり、特別な権限を持って入園した者たちが多くこの場所にいると言う事だ。 周りにいる人間は学生のほかにもチラホラと教師たち、大人の姿も見える。 (風紀委員に警備員か・・・・・・何かあるのか?) 当瑠の勘が警告している。 当瑠は父親程ではないにしても不幸な人間だ。 路地裏を通れば怖いお兄さん方に目をつけられるし 助けようとした女の子になぜか能力を使われて追いかけっこする破目になったり 歩いていれば青信号で車が突っ込んできたりと 危機に対する事に関してはある程度察知することが出来るようになっている。 「・・・・・・美詠、美春を頼んだ」 「え?」 すっと立ち上がり、美詠が当瑠の方を向いた時に彼は走り出した。 一気に距離は離れていき美詠の姿は人ごみに消えて見えなくなった。 「ちょっとー!当麻さんと美琴さんはどうすんのよー!」 そんな叫び声が聞こえたが当瑠は気にすることなく走り続けた。 人ごみの合間を走りぬき、当瑠がやってきていたのは 関係者以外立ち入り禁止と書かれたドアの前だ。 「すみませーん」 コンコンと二度ノックをし声をかける。 このドアが直接スタッフルームに繋がっているわけではないだろうが それでも通路を通りかかった従業員が気づいてくれるはずだ。 「はいはい、ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ?」 思惑通り、迷惑な客が来たときの対応の声で制服を着た従業員がドアから顔を出した。 「ちょっと、聞きたい事があるんですけど」 そう言って当瑠は袖につけていた物を見せ付けた。 従業員の男の顔色がさっと変わる。 「―――――風紀委員の子か」 当瑠がつけていたのは風紀委員がつける腕章だ。 ただ、彼自身は当然風紀委員に籍を置いてはいない。 腕章はサボり目的で友人と話し込んでいた風紀委員から拝借したものだ。 勿論とられた事にその風紀委員は気づいていないが。 「犯人は捕まったのかい?」 ――――犯人。 当瑠の予想は的中した、この『遊園地』内に事件が起きている事が確定する。 当瑠は自分の予想が当たったことに若干不安を覚えるが、それを顔には出さない。 「・・・・・・いえ、まだ捕まっていないんですが。 今回の事を少し整理をしたくて、詳しい話をもう一度聞こうと」 風紀委員は学生だが、やはり影響力はかなり大きいようだ。 従業員の男は何の疑問も持たず当瑠をスタッフルームに入れた。 「じゃぁ、話すけど・・・・・・聞いたら現場に戻ってくれよ?」 念を押す従業員にはい、と愛想笑いで答えると、話を始めた。 まず、今日の開園直後、『遊園地』のサイトにメールが一通届いたらしい 確認したのは話しをしている従業員ではないが、メールを見た従業員は イタズラだと思い報告をしなかったそうだ。(無責任な話だが) メールの内容は今日『遊園地』内に爆弾を仕掛るとの事 説明はかなり省かれているがとりあえずテロの予告である事は間違いない。 「・・・・・・それで?」 当瑠が続きを促すと従業員は話を続ける。 「爆発が・・・・・・開園から一時間後に実際に起きたんだ」 かなり小規模な爆発だったらしいが、その一発でメールは本物と判明。 メールの報告をしなかった男はクビの宣告を受けたらしいが自業自得ではある。 その後、警備員と第六学区の風紀委員に捜査命令が発令し現在に至っているそうだ。 不法侵入の形跡がないことから、一般客として入園し 能力者が結託し合ってお互いの能力を使いながら監視の目をかいくぐり 爆弾を仕掛けたと言う事は分かっているようだ。 そして、多くの客が入園した今簡単に退園をさせる訳にはいかなくなっていることも。 「・・・・・・ありがとうございました」 従業員が話を止めたところで、お礼を言ってスタッフルームのドアを開ける。 「あぁ、君」 呼び止められて振り向くと、従業員が不安と懇願が入り混じった表情をしていた。 「・・・・・・私には協力も何も出来ないが」 従業員はそう言った後に頭を下げて続けた。 「頼む、何も知らずに楽しんでくれているお客様達を助けてくれ」 この従業員には好感が持てるな、と当瑠は思った。 仕事に対して不満を垂らして適当にこなしたりする大人がいる中 誠実に、他人のことを心配してくれる人もいるんだと、当瑠は少しだけ暖かい気持ちになる。 「任せてください」 間が空いてしまったが、当瑠は愛想笑いではない笑顔でその『願い』に返した。 「あーあ・・・・・・あの馬鹿はいっちゃうし、当麻さんと美琴さんは見失うし・・・・・・」 美詠は当瑠がいなくなった後、しばらく不満をタラタラと言っていた為 目的である上条と美琴を見失ってしまっていた。 「お兄ちゃんどこいっちゃったのかなぁ?」 手を繋いで隣にいる美春は心配そうに周りをキョロキョロと見回している。 少しでも気を抜けば手を解いてどこかに言ってしまいそうな危なっかしさがあった。 「勝手にどこか言っちゃダメよ、あの馬鹿は放っておいてお父さんたちを探しましょ」 そう言って、あらぬ方向に行こうとする美春を自分の向かう方に引っ張る。 美春はまだ少しだけ心配そうな顔をしていたが、あるものを見つけると途端に顔を輝かさせた。 「あ!ゲコ助!!」 彼女が見つけたのは可愛らしいと言えばそれなりの等身大のカエルのマスコットだ。 ただ、美春が言う『ゲコ助』とは微妙に何かが違う気がした。 「・・・・・・なんか微妙に違うわね・・・・・・私は良く知らないけど」 『ゲコ助』については外見的な特徴であれば美春から良く見せられているので 多少は分かるが、ほとんど同じものに見える。 ただし、近付いて何が違うのか判断した美春は首をひねっている。 「なんだかめのおおきさがちがうね?」 「お姉ちゃんにはさっぱりわからないんだけど・・・・・」 だが、美春は『ゲコ助』に似ているカエルのマスコットにはかなり興味があるご様子だ。 ぺたぺたとマスコットに触って隣にあるキャラクターショップを凝視している。 「・・・・・・そのぬいぐるみだとか、キーホルダー欲しいの?」 ずらりと並べられたカエルのマスコットのキーホルダーとぬいぐるみ(その他にも色々あるが) それを指差すと、美春の顔が更に輝いた。 「いいの!?」 物凄い勢いです。 「いいわよ、美春ちゃん良い子にしてたから、買ってあげる」 その勢いに多少引き攣った笑いになってしまったが、美春はそれに気づかず 猛スピードでキーホルダーとぬいぐるみを二つずつもってレジに向かった。 「二つもいるの?」 お金を払いつつ美春に聞くと、美春は首を大きく縦に振った。 「うん、ママにもかってあげるの」 そういえば、あの人も好きだったなと思いながら しかしそれでは気づいたときに買ってしまってダブるのではないかと思った美詠だが 口には出さずに美春に小袋に入ったキーホルダーを手渡し、自分は大きめのぬいぐるみの入った袋を持つ。 ありがとーと可愛らしく笑ってくれた美春の頭を撫でてあげ、顔を前に向ける。 「あれ?」 そこには見覚えのあるツンツン頭と茶色の髪をしたカップルがいた。 二人は若干離れた距離を保っているが、しっかりと手を繋いでいる。 「・・・・・・やっと見つけた」 美春の手を引いてキャラクターショップから出て、二人の後を追う。 追いかけた先は大きな広場で人が一番集まるところのようだ。 そしてそこにあるアトラクションは一つだけだった。 「・・・・・・か、観覧車?」 時刻を見ると六時半過ぎだ。 そろそろ日が落ちて暗くなり始める時間帯。 きっと二人はこれを最後に遊園地から出るだろう。 「こ、これは見逃す手は無いんじゃない!?」 一気に距離を詰め、人の間をうまく取って二人に近付き観覧車の列に並ぶ。 デートはついにクライマックスを迎えたようだ。 観覧車には十分ほど並んで入ることが出来た。 時刻は六時四十分、上条は景色を楽しみにしながら観覧車に乗り込む。 この『遊園地』の観覧車は一周するのに二十分程度かかる、かなりゆったりとした乗り物だ。 加えて大型のため上へ行くほど観覧車から内から見える景色は格別らしい。 「今から見える景色が楽しみね」 向かい合うように座る美琴が上条に笑いかけてくる。 上条はそうだな、と気のない返事でなんでもないような素振りをするが 実際かなり緊張している。 「あ、見てみて七学区!」 上条の返事がそっけなかったのを気にしてか窓を見ると すぐに指を差してはしゃいだ声を上げた。 上条も窓の方を見ると、確かにそこには学び舎の園を初めとした 第七学区を象徴する建物が見え始めている。 「一番上まで言ったら何処まで見えるのかな?」 落ち始めた日の光に美琴の顔が照らされる。 その姿が幻想的で美しくて上条は思わず喉をごくりと鳴らしてしまう。 今、自分を邪魔する人間はいない、この空間に入り込んでくる人間は誰一人いない。 日が完全に落ち真っ暗になれば他の観覧車からも姿は見えなくなる。 そうなれば・・・・・・と上条はそこまで考えて自分の邪な考えを振り払う。 (何考えてんだよ俺は!落ち着け!今は景色を楽しむんだ!) 落ち着け落ち着けと自分の本能を理性で押さえつけて 美琴のほうを見ないように心がける。 だが、数秒するとチラリと美琴のほうに目を向けてしまい 時々美琴と目が合うと光速にも勝てるのではないかと思える速度で目を逸らす。 そんな事を繰り返している内に頂上まで後少しとなる。 「日が落ちてきたわね・・・・・・」 「あ、あぁ・・・・・・」 徐々に美琴の姿も暗がりに隠れていく。 それにホッとしながらも少し残念に思って美琴のほうに顔を向ける。 「・・・・・・御坂」 姿が見えない今なら、少し落ち着いて美琴に話しかける事ができる。 声をかけると返事はすぐに返ってくる。 「なに?」 まだ、早い。 上条は口から出る言葉を抑えようとするが止まる事は無い。 日が落ちてきたためか観覧車内の電気が点々とつき始める。 「・・・・・・あのさ、俺」 「どうしたのよ?」 もう駄目だ、言ってしまおう。 「俺・・・・・・お前と・・・・・・」 グラッと観覧車が揺れる。 観覧車の中を照らそうとしていた電気がフッと消えてしまい 観覧車の中はまた暗闇に染まる。 「・・・・・・な、なんだ!?」 観覧車も止まってしまったようで、上条たちが乗った観覧車は頂上一歩手前で膠着する。 美琴が能力で電気をいじったのかと思ったが、そんなことをすれば大惨事になるので その考えを打ち消す。 「なに?何が起こってんの?」 周りを見回す美琴と呆然とする上条。 (あれ・・・・・・?でも、これって・・・・・・?) 上条の思考は戻っていき、ある答えにたどり着く。 ―――――――これはもしかして自分が望んでいた展開では? 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある未来の・・・
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精臭が部屋の中で霧を巻く。意識はおぼろげで。 なんだかもうどうでもいいのかもしれなくて、たぶん決してそんなことはなくて、でも、…もう、わからない… そういえば、最初からわからないことだらけだということだけ、僕はいつもわかっていた。 埃が散る床に仰向けになる。冷たかった。心地よかった。吐いた息だけが生臭く、生ぬるい。 「相変わらず品性の欠片もない連中だ。好き勝手やってくれる。」 「…キ、ッド?」 「…動けるか?なら、着替えろ。そんな格好でいたら俺の気が滅入る」 ろくすっぽ顔も覚えていない、それどころか人間であるかも疑わしい粗野な男たちの乱雑な指。 食い込むのは感情のないただの熱。ずたずたにしてもらえるかなと思っていたのだけれど、そうなったのは服とかだけで、 気持ちはあんがい揺れていない。それどころか身体が下卑た瘴気に侵食される。 「…ね、キッド、触らない、の」 不愉快にとろとろ鳴る臭いを丁寧に拭き取りながら、「友人」は笑った。 「部屋に帰ったらな」 「触れたいとか、…おもわない?」 「正直すごく思うが」 何もかもを覆い隠すような真っ黒い夜を切り取ったと見紛うコートを肩にかけられた。 白濁で酷く汚れてしまうよと見上げたら少し目を逸らされた。 キッドの手のひらからはなんでも出てくる、僕を拭う布、僕を包むコート、僕の好きな本、 僕の苦手な君の体温… すべてが僕専用にあつらえられているような幻想を感じるたびに、僕は自嘲して、自嘲して、気持ちのすみでなく。 「誰かの特別でいたかったのかも…」 ああ、わかるとも。 そうストライプの乱れた黒髪は笑って、僕に手を差し伸べた。僕はおずおずとその手を取った。 キッドからは何でも出てくるけれど、結局のところはなにも出てこないのだ。 吐く息すら痴れていて、もうおかしくなってしまいそうで、とっくにおかしくなっているのを見ないふりをして。 部屋に戻るなりやさしく僕を扱うその指は、けれど僕が、今、望んでいるものなんかではなくて、 そもそも僕は望んでいいものなんて何も無いわけで。 だから僕たちはきっと友達でしかありえない。 どうか涙が枯れなければいいなと思う。 著者コメント 148の、クロナを慰撫するキッドってフレーズに萌えたので、 ちょっとだけ未来の二人を想定して魔女の放蕩な血で苦しんでるクロナ(輪姦され)とキッドで。 こんなん書いといてあれですがキックロ和姦が一番好きなのでたくさん見たいです。
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 未来予知 オリジナル - アイザック・メンデス、ウスツ 吸収 - ピーター・ペトレリ、サイラー、アーサー・ペトレリ 能力について 未来予知は、正確に未来の出来事を予知できる能力。 人物 アイザックは、この能力を持っているのが知られている最初の人物。 ピーターはアイザックからこの能力を吸収しましたが、アーサーに盗まれて、能力を失った。 サイラーはアイザックからこの能力を盗んだが、シャンティ・ウイルスで失った。 ウスツには、この能力があった。 アーサーはピーターからこの能力を盗んだ。 サイラー(公表後)はこの能力を持っていた。 使用例 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。アイザックは未来を描く imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。能力使用時にサイラーの目に未来が映る imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ピーターはキャンバス上に未来を見る imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ウスツはウォークマンを使う imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。サイラーは絵を描く imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。アーサーも絵を描く
https://w.atwiki.jp/roadshow/pages/319.html
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しゅ~ん………… 「え?」 急に音が止み、どうしたのかとシンジは困惑する。 そしてオリジナルのレイは即座に立ち上がり、様子を見に駆け出した。 「あの……綾波、危ないから……」 そう言いながらシンジは身体を起こそうとするが、発熱のために身体が言うことをきかない。 両脇からコピー二人に支えられてようやく立ち上がった、その時である。 『やりました!使徒は完全に活動停止し、殲滅は完遂しました! 成功です!我々の開発したポジトロンライフルが見事に使徒のATフィールドを打ち破ったのです!』 ラジオから聞こえてくる驚喜のアナウンサーの声。 もう間違いないだろう。ジェットアローンが使徒殲滅に成功したのだ。 だが、それはレイへの援助が打ち切られ、立ち退きを要求されることを意味していた。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- シンジはコピー二人の支えで、オリジナルが向かった方へゆっくりと歩いていく。 行き着いた先はシンジがさっきまで寝ていた六畳間。 シンジはその有様を見て驚愕した。 天井が丸ごと無くなっていたのだ。 どうやら、丁度そこが使徒の侵入ポイントだったらしい。 天井にぽっかりと丸い穴が開けられ、遙か彼方の夜空まで綺麗に見渡すことが出来る状態だ。 しかし、壊された時の破片が一欠片も残っていない。 使徒は吸い上げながら掘削したのか、それとも熱で焼却してしまったのか。 オリジナルのレイはそこにいた。天井から差し込む月明かりに照らされながら。 そして携帯電話を耳に当てて何やら話し込んでいる。 その相手はシンジには知るよしもないが、間違いなく話の内容は自分達の今後についてだろう。 とりあえずシンジは改めてそこの布団に寝かされたが、しかし部屋の明かりが失われている。 月明かりだけでは心許ないために、シンジは何か明かりを持ってくるように頼んでいた時、 ようやくレイは電話を切ってシンジに向き直った。 「私達が立ち退く必要は無くなった。ただし……」 レイは相変わらずの無表情ながら、憔悴しきった様子で説明する。 「ただし、日本政府は今後の援助は行わない。自分達で殲滅が可能となり、私達は必要なくなったから。 立ち退くつもりがないなら、私達の安全は保証できない。戦闘に巻き込まれても関知しない、と。」 「綾波……それじゃ……」 「ここの電力の供給や作戦の協力と引き替えに援助を要求したけど、それも駄目だった。 今後、エヴァのメンテナンスに必要な費用の援助や資材の搬入は無い。 これでは、私達はいずれやってくる使徒と戦い続けることが出来なくなる。」 レイはシンジの寝ている隣りにペタリと座り込んで話を続ける。 「彼らが出来るという援助は只一つ。ここの立ち退きと、その後の生活保障の費用だけ。 でも、それは出来ない。私達はここで戦い続けなければならないのに。」 「……どうして?彼らに任せてしまっては駄目なの?」 そう問いかけたシンジだが、しかしレイは何も答えない。 かたくなに自分が使徒に勝つことに執着しているのか、それとも何か事情があるのか。 しかし、レイはシンジの問いかけには答えず、上を見上げてつぶやいた。 「ここで寝るのは良くない。やはり別の部屋で寝て貰うわ。コピー達の大部屋が無事だから……」 「いや、今日はここが良いよ。こんな天井で寝るのは初めてだから。」 ポッカリと空いた天井の穴。そこに丁度さしかかっている月を眺めながら、シンジはそう答えた。 普通に考えれば、その天井の窓から新たな使徒が侵入を果たす危険を感じられる。 しかし、レイはそれを言わなかった。 そしていつも通りにコピーを一人おいて自分の寝床に去っていく。 今日の当番は5番だった。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- シンジはしばらく朦朧としながら寝付くことが出来ずにいた。 隣で横になっているコピーもまた入眠せずにいる。 そして時折、コピーが熱を測ったり氷嚢を取り替えたりするため起き上がる。 そんな看病を受けながら、シンジはしきりと考えていた。 綾波レイの失策について。 明らかに組織力不足である。 コピーをどれだけ引き連れていたとしても所詮は一人。 どれほどの資金力や技術力を保有していたとしても、所詮は一人である。 エヴァの製造とメンテナンスだけではなく、政治的な交渉まで一人で行っていては追いつくはずはない。 しかし、それだけでエヴァを作り上げて使徒と戦う力を得るに至ったのは実に驚異であるが、 しかしここまでだ。そう考えざるを得ない。 人手さえあれば金や力は幾らでも沸いてくる。 金や力があっても、それらを使う手が足りなければ意味がない。 そして巨大な組織の力で、その金と力をも奪われつつある。 まあ……実のところは、その金と力は巨大な組織を利用して得ていたのではあるのだが。 その巨大な組織、国連や日本政府を冷たい目で見つめていたレイ。 その組織の中に一人でも良い、レイにとって信頼できる者が居たら違ってきただろう。 そうした者が居なかったというよりも、あるいはレイが心を開かなかったためだろうか。 レイはその組織を、いうなれば人類を背に向けて戦っていたに等しい。 彼女が共に戦うことを選んだのはシンジ一人だけ。無力な14歳の少年ただ一人。 レイとシンジ。ただ二人だけで使徒と戦い続けるなど、初めから無理が有りすぎる。 レイはいったい何のために戦っているのだろう。 レイは何を相手に戦っているのだろう。 日本が、国連が戦いたいと言うなら、任せておけばいいのではないか。 何故、かたくなに自分の手で戦うことにこだわっているのだろう…… そこまで考えていたシンジは、思わず歌を口ずさみ始めた。 「♪貧しさに……負けた?……いえ……世間に……負けた……」 隣で寝ているコピーは、それを聞いて起き上がる。 しかし、何か命じられたわけではない、と判断したのだろう。 シンジの歌声を聞きながら、再び自分の布団に戻り天井の月を見上げた。 これから先、もはや資金の援助も断たれて資材や生活用品の発注も出来なくなるだろう。 世間に負われて只二人で貧しい生活を強いられる。 そんなところから、シンジはそんな歌を連想したのだろうか。 そして今度は一変して、陽気なメロディーで歌い始めたシンジ。 「♪ちゃららったったったったったー♪ちゃららったったったっらったー ♪ちゃららったったったっらららー♪ちゃららっちゃっちゃっちゃっちゃー」 シンジの突然のはっちゃけぶりに、今度は跳ね起きて驚くコピー。 もはやシンジは高熱で精神が侵され始めたのではないか、と。 そのメロディー、文字で書いただけでは判りにくいが実はチャップリンの映画の挿入歌だったのである。 それはモダンタイムズという映画で、貧しい男女が身を寄せ合って共に暮らし始めるという話。 しかし運良くレストランでの仕事にありつき、そこで主役のチャップリンが客に披露した歌がそれである。 そしてその映画の顛末というのは、結局その二人は人々から負われて逃げていくハメになるのだが、 しかし最後のシーンでチャップリンが何て言っていただろう。それが上手く思い出せない。 その台詞ひとつで、不幸な顛末をハッピーエンドに変えてしまったかのような…… コピーがシンジの脇の下に体温計を挟もうとした時、シンジはようやくそのラストを思い出した。 「そうだよ、綾波。こんなときは笑えばいいんだ。」 今日の当番、コピー5号はキョトンとした顔でシンジを覗き込む。 しかし、ようやく彼の命令を理解したらしい。 忠実なコピーは命令に従い、シンジに優しく微笑みかけたのだが…… 既にシンジは目を閉じて眠ってしまい、その笑顔を見ることは出来なかった。 すーすーと寝息を立てるシンジをコピーはそのまま見守り続ける。 天井の崩れた和室六畳間に差し込む、蒼く美しい月明かりの下で。
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こんにちは、柊つかさですよろしく・・・ 唐突だけど、私にはお姉ちゃんがいるんだけれども、ちょっと前にお姉ちゃんの秘密を知ってしまったんだ。 ―――――――― 「んんっ・・・くぅ・・・」 私が今まで聞いた事の無いようなお姉ちゃんの声。隣にいるのは・・・こなちゃん!? 「かがみぃ・・・舌使いうまくなったね・・・」 そういってお姉ちゃんの唇に口付けするこなちゃん。 二人が唇を離した時、なにか光っていたような気がしたけれど・・・何だったのかな? 「はあっ・・・もっと・・・もっとぉ・・・」 「うん・・・いいよ・・・」 こなちゃんはお姉ちゃんを抱きしめたの。 その後はまあいろいろあって見れなかったけど・・・え!?決してマスターベーションとかしてたわけじゃくぁwせdrftgyふじこlp まーそれはともかく本人に聞くのが手っ取り早いよね。そうしよう。 「ねーお姉ちゃん?」 「何?宿題なら自分でやりなさいよ」 「ちがうよー」 「ん、じゃあ何?」 私は本題に入った。 「ねーお姉ちゃんこの前さ・・・」 私が説明していると、お姉ちゃんの顔色が青ざめてきた。 「で、あれは何してたの?」 するとお姉ちゃんは俯きながら私の肩をポンと叩いた。 そしてどこか狂気が感じられる瞳で、私に問いかけてきた。 「ねぇ・・・つかさ」 「?」 「それ、誰かに言った?」 「え?」 もっと何かされるかなとか思ってたけど・・・べ、別に押し倒されたいわけじゃくぁwせdrftgyふじこlp 「だ、誰にも言ってないよ・・・」 「そ・・・・・・・」 なんだかお姉ちゃん安心してるみたい・・・ でも私の質問の答えにはなってないよね? 「それはともかくとして、あれは何してたの?」 「え!?あ、ああ、あれは・・・・ねぇ・・・」 なんかお姉ちゃんの顔赤くなってきてるよ・・・今日は顔色がよく変わるなぁ・・・ 「あれは・・・・あの・・・その・・・」 「?」 「あ・・・うぅ・・・」 ぷちん ?今何かが切れる音がしたような・・・ 「そんなこと説明できるわけないでしょ!!」 「わぁ!?びっくり!!」 急にお姉ちゃんが怒鳴りだすからびっくりしちゃった。でも、お姉ちゃんの顔真っ赤。 「し、知りたいなら、こなたに聞きなさい!!」 そういうと、顔真っ赤にしたままいずこかへと行っちゃった。何か私気に触ること言ったかなぁ? ところ変わって学校。お姉ちゃんは目を合わせてくれないなぁ・・・ 教室にたどり着いたところで、こなちゃんに尋ねてみた。 「ねぇこなちゃん?」 「なあに?」 「あのさ・・・」 私が説明すると、こなちゃん、なんか汗だくじゃない? 「お姉ちゃんにも聞いたけど、教えてくれなかったんだよね――」 そうしたら、こなちゃんは少し俯いた。 「・・・ほんとに知りたい?」 「・・え?うん、一応・・・」 すこしだけ私たちの会話に沈黙がこもる。 「実は私とかがみはゆr「ちぇすとぉ――!!」げがぁッ!」 急にこなちゃんがラリアットくらってぶっ倒れた・・・ってお姉ちゃん!? 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 「お、お姉ちゃん、何してるの!?」 「・・・・・・(ニヤリッ)」 すごい勢いで来たかと思うと、こなちゃんを抱えてどっかに走り去っちゃった・・・ この時、私は思った。「逃げられた!!」と。 私は校舎の屋上で一人で座っていた。お姉ちゃんたちは見つからないし・・・ 「あれは何してたのかなぁ・・・」 「何がですか?」 「え?」 後ろを振り向くとそこにはゆきちゃんがいた。そういえばゆきちゃんの存在すっかり忘れてた。 「え・・・い、いつからいたの?」 「・・・あ、え、い、いや、気にしないでくださいちょっと通りかかっただけですから・・・ それで・・・何かお悩み事でもあるんですか?よかったら、話してくれませんか?」 私はなんで屋上で通りかかったのか不思議に思ったけど、とりあえず説明してみた。 「それはですね・・・たぶん百合ですかね」 「ゆり?」 ユリって・・・花のことかな?でも何がユリなんだろう・・・ 「あ、百合の意味が分かってないって顔してますね、百合というのは、いうなれば女性同士の同性愛のことです」 「ふーん」 ・・・あれ?女性同士の同性愛?・・・・ということは・・・こなちゃんとお姉ちゃんは・・・ 「ええぇぇええぇええぇ!?」 意味分かった私は思わず声をあげちゃった。 「それに・・・あなたの話を聞くと、結構進んでるみたいですね」 「でも、いつもお姉ちゃん、こなちゃんのことうるさそうにしてるのに・・・」 「・・・・あのですねつかささん」 「ふぇ?」 「世話をやいたり、うるさく言ったりする事も、一つの愛情のカタチなんですよ」 そのときゆきちゃんの瞳は澄み通っていたような気がする。 「お姉ちゃんにも、教えてあげようかな・・・」 「その必要は無いと思います」 「なんで?」 「きっと、かがみさんは知っていますから」 「そっか」 自然に私の顔から笑顔がこぼれた。 そのあと私は教室に戻るために廊下を歩いてた。そうしたら、お姉ちゃんとバッタリ会っちゃったの! 「あ、お姉ちゃん」 「げっ・・・・」 「あ、逃げなくてもいいよお姉ちゃん、もう分かったから」 「え?」 「世話をやいたり、うるさく言ったりするのも、一つの愛のカタチなんだよね」 「・・・・・・・」 そういって私は、お姉ちゃんの側から離れた。 お姉ちゃんはただそれをひたすら見送るばかり。 でも、これでいいんだ。 それがお姉ちゃんの選んだ愛なら、私は、応援するから。 Fin. コメントフォーム 名前 コメント つかさの天然ぶりワロタ -- 名無しさん (2009-02-11 17 54 38)
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世界を滅ぼす大災害を阻止するべく動いていた私たちは最悪の敵と出くわしてしまった。 「ぐああああぁああああぁあああ!!!」 「神樹!!」 OVERや戸愚呂兄、複数のクローンヤクザを一撃で粉砕してきたあの神樹が、鮮血のように大量の樹液を吹き出しながら崩折れる。 幸いにもまだ絶命に至るほどのダメージではなかったが虫の息だ…… いや、虫の息なのは彼だけじゃない。 私も、ユーノ君も、ハス太君も桑原さんもレオリオさんもエリカさんも、みんな生きてはいるものの重症を負っていた。 そんな満身創痍の私たち相手に“敵”は容赦なくトドメを刺そうとしてくる。 敵が何者なのかは視界がボヤけてわからない、一人か集団なのかもわからない。 わかるのは敵は神樹よりも遥かに強大な力を持ち、まともに動けないほどのダメージがある以上、誰ひとり“敵”からは逃れられないのだ。 万事休す……私たちの誰もが生存を諦めかけていた。 だけど、倒れ伏していた私たちの中でただ一人だけ、立ち上がる者がいた。 「ユーノ君……?」 金髪の長い髪を持った眼鏡の青年……見間違えるはずもない、ユーノ君その人であった。 でも彼の様子はどこかおかしかった。 その瞳は思わず後ずさりしたくなるほどの、ギラギラした何か恐ろしいをはらんでいた…… 私の知るユーノ君はこんな怖い顔ができる人じゃなかったハズだ。 そして。 「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!」 ユーノ君はまるで野獣のように叫んだ。 その咆哮と同時に彼の体に変化が現れる。 金色の毛皮を全身を覆い、加えて胴が細長くなり長い尻尾が長くなった。 シルエットだけは彼がよく変身するフェレットの姿に似ている。 しかし、全体的なサイズは大柄な桑原さんレオリオさんの何倍もあり、牙も爪も一目で危険とわかるくらい鋭く、目は赤い複眼の恐ろしい姿だった。 ユーノ君はフェレットによく似た謎の怪物になってしまった…… こうなった理由? 私にわかるハズがない。 突然、怪物に変身した彼に他のみんなは混乱にしている。 “敵”も一時は驚くも、すぐに私たちに攻撃を加えようとしていた。 神樹を倒した一撃が、私たちに襲いかかる。 しかし、その一撃が私たちに届く前にユーノ君は私たちの前に躍り出て、怪物の姿のまま防御結界を張った。 するとどうだろうか。 強力な攻撃は結界によっていとも容易く弾かれ、ユーノ君も彼の後ろにいた私たちも無傷だった。 彼は元々結界魔法に関して天才的な技術を持っていたけど、それでもあの一撃を防ぐのは不可能だったハズだ。 きっと怪物の姿になったことで魔力が大きく増大したのかもしれない。 「グラアアアアアアアアッ!!!」 攻撃を凌いだユーノ君が反撃に出る。 口からシュートバレット……らしき光弾が放たれた。 その光弾の威力も速度も、これまた私が知っている彼の技とは桁違いであり、私のスターライトブレイカーが花火に見えるくらいであった。 光弾で“敵”は粉砕し、この世から跡形もなく消滅した。 神樹すら勝てなかった相手を、ユーノ君はたった一撃で仕留めたのだ。 「やりましたね、ユーノさん!」 「こいつめ、こんな隠し玉あるんなら最初から使えよ」 敵を倒したユーノ君を私たちは賞賛し、褒め讃えた。 だけど、私たちは気づくべきだった…… 今のユーノ君は敵味方の区別がつかない“怪物”になってしまったということに。 「え?」 ユーノ君と最も近くにいた誰かの首根っこが、彼にガブリと噛み付かれ、鋭い牙によって体と頭を切断させた。 体が外れてしまった頭が地面に落ちてコロコロと私の足元まで転がってきた。 ……その首の持ち主は確か―― 「いやあああああああああああああああああああああ!!!」 ――のは! なのは! ☆ 「なのは!」 「はっ」 ユーノの呼びかけになのはは覚醒した。 彼女が目覚めた先にいたのはユーノ……恐ろしい怪物となったユーノではなく、心配そうに彼女の名前を呼ぶ心優しき青年のユーノであった。 「ゆ、ユーノ君?」 「酷くうなされていたよ。 怖い夢でも見たの?」 「夢……そうだ、私は……」 頭が徐々にハッキリしていく中、なのはは状況を整理する。 彼女とユーノがいるのは首相官邸地下の、ハス太たちがいる情報室とは別の個室。 一行はその個室で、なのはとユーノ・ハス太とエリカ・桑原とレオリオの順番に三時間ずつの交代で休憩する手筈だ。 そして娘の死に多大なショックを受けた彼女は、部屋のベッドの上で泣きつかれて寝てしまったのである。 その際にあの悪夢を見たようだ。 「夢……? あれはただの夢だったのね……良かっ、た……?」 おびただしい量の汗を流しながらも安堵したなのはだったが、片手に何かヒンヤリしたものが触れていることに気づく。 接触していたのはデイパックから漏れていた千年タクウ――未来を予知するアイテムだった。 睡眠時の寝返りの際に手に触れてしまったと推測できる。 そして千年タクウに触れるということは、未来を垣間見ることができるということ、すなわち―― (嘘……あれが現実に……ユーノ君が怪物になるっていうの?) 千年タクウが見せた血塗られた未来になのはの額から再び冷や汗が流れてくる。 しかし、その不安はすぐに彼女自身で払拭した。 (……いや、ホテルの時の仮面ライダーに殺される未来をユーノ君が変えてくれた。 第一、みんなの支給品にも人を怪物に変える物はなかったし、いくらなんでもユーノ君がいきなり怪物になるのは脈絡がなさすぎるの。 千年タクウの予知も完璧じゃないのかもしれない……) 彼女は千年タクウが見せた未来を信じないことにした。 普通に考えれば、ユーノが怪物になる展開自体ありえないのだから。 そう、“普通”ならば考えられないのだ…… ★ それからなのはは、ただベッドに腰掛けてジッとしていた。 眠りたくとも先に千年タクウが見せた悪夢のせいで眠れないのだ。 されど、起きていたところで愛娘や親友が死んだ現実だけが彼女に暗い影を落とし、無力感と罪悪感に苛ませ、うなだれるさせるだけであった。 そんな中、ユーノが飲み物が入った二つのマグカップを持って部屋に戻ってきた。 飲み物は地下官邸のキッチン冷蔵庫から持ち出したものだ。 「……」 「なのは、ホットミルクを作っておいたよ。 千葉のホテルを出て以来、まともな食事もとってなかったしね。 これで君の気分が少しでも落ち着けばと思ったけど……どうかな?」 「……」 彼なりに気を使ったつもりだったが、なのはからの返答はなかった。 ユーノは二つのマグカップを適当なテーブルの上に乗せる。 「ごめん、今は食事なんて取れる気分じゃないよね……」 「……ねえ、ユーノ君」 「ん?」 彼女からの言葉は遅れてやってきた。 ただし、ホットミルクに対する返答が無いようだ。 「もし良ければ、私の話をちょっと聞いてくれる? ユーノ君にしか話せない話なの……」 「僕にしか話せない話?」 「そう、誰よりも信頼してる……あなたにしか話せないこと」 なのはの表情は神妙であった。 そんな彼女からは冗談を言う雰囲気など微塵も感じられない。 本当にユーノにしか話せない事のようだ。 「わかった、聞こう。 それで話っていうのはどんなことなんだい?」 「それはね、未来の話……いや、“起こりえた未来”の話なの……」 ☆ ★ なのはの語った千年タクウによってもたらされた未来の話。 それは近い将来では闇の書事件が待っていて、プレシアとの戦いよりも遥かに過酷な激戦を経験するも、事件解決の後に八神はやてやヴォルケンリッターたちと親交を持つことになる。 11歳の時に待ち受ける戦いでは、それまでの無茶が祟って復帰までに半年かかる重症を負うこと。 エースオブエースとうたわれるようになった19歳の折にはストライカーズ結成とJS事件という大きな戦いが待っている。 JS事件を乗り越えた後にヴィヴィオという愛すべき娘ができる。 その後も様々な出会いや戦いが彼女を待っているとユーノは彼女に伝えられる。 ちなみにユーノとなのはの関係は、先に語れれた11の時になのはが重症を負う事件をきっかけにユーノは負い目を感じ、彼女と距離を置くようになってしまったそうだ。 娘の授業参観になのはと一緒に付き合うなど、親交は厚くとも恋人関係にはならないらしい。 ほとんどを訓練か仕事をするか戦ってばかりの人生であるが、その分の見返りは十分であり、沢山の友人や後輩たちに恵まれ、若年でありながらエースオブエースという管理局でも誉れ高い名誉を持ち、血の繋がりはないとはいえ愛娘もできる。 英雄を志す者ならば憧れる未来であろう……恋愛ができない側面を除けば。 なのはは未来の明るい部分より、暗い部分に目が行ってしまったのだ。 年不相応にしっかりしているとはいえ、所詮は視野の狭い9歳児。 視点を変えれば仕事や戦いに明け暮れ、喪女や行き遅れや魔法少女(笑)だの陰口を叩かれ、育児や仕事でやつれていく中で支えてくれる伴侶もいない、そんな未来の悪い側面にばかり目がいってしまったのだ。 そしてカオスロワ開始直後に、この未来を知ってしまった彼女は暴走してユーノを逆レイプしたのであった。 「そして私は未来を都合の良い方向に変えようとユーノ君との子供を作ろうとした」 「そうだったのか……」 「でも、変えなきゃよかった。 変えようとしなきゃよかった……」 ロワが始まってから何度目かの涙をなのはは流す。 自分が淫行にさえ走りさえしなければ、ヴィヴィオが同行して今でも生きていたかもしれないのだから。 戦いづくめで喪女な未来の中でも、娘はなのはにとっても大きな希望であった。 その希望を自分で壊してしまったと、なのはは思っているのだ。 「フェイトちゃんだってカオスロワが始まってからすぐに探しに行けば助けられたかもしれない。 はやてちゃんはまだ生きてるけど、シャマルとザフィーラが死んでしまった以上、闇の書事件と同じ出会い方をできるかわからない……」 「それはなのはのせいじゃない、フェイトたちに至ってはどこにいたかもわからないんだ。 自分を責めるのは止すべきだ」 「それでも! 私の未来には大切な友達も娘もいなくなったちゃった事実は変わりないよ! 例え殺し合いを終わらせても、大災害からこの世界を救ったとしても二人はもう帰ってこない……」 彼女らの喪失により二人がいた部分が空白になり、その空白部分がなのはの中で絶望に染まる。 なのはにとって二人は人生でも紛れもなく大きな存在だったが、彼女らはなのはの未来像から消えてしまった。 絶望しないために動いていたつもりが、最悪の方向に未来の天秤は傾いた。 こんなハズじゃなかったのに、そう悔いた所で失った希望を取り戻せるわけではない。 それでもなのはは、19歳の姿をした幼い少女は、己の行いを恥じて感情のままに嘆くことしかできないのであった。 二人の死に比べれば、喪女になる自分の未来への不安などくだらないもの、そう思えば尚更である。 「これは未来を変えようとした私への罰なの? だとしたらあんまり過ぎる……私じゃなくて、どうして二人が犠牲にならなきゃいけないの?」 「気負い過ぎだ、なのは!」 「ごめんねユーノ君、こんな話に付き合ってくれて…… どれだけ悔いても嘆いても何も変わりはしない、わかっていても、あなたには話さなきゃいけない気がしたの。 同じ私でも“未来”の私と違って“ここにいる”私はこんなにも弱い女だということを。 ……馬鹿だよね、私一人が未来を受け止められるくらい強くあれば良かったのに」 彼女の言う“弱い”とは戦闘力ではなく、心の強さの話であった。 なのはの中ではヴィヴィオの死は、未来を受け入れられなかった自分の弱さが原因であると思っているようだ。 そして、その弱さを曝け出せるのは特に信頼しているユーノだけであった。 「ユーノ君も…私の勝手な都合であなたの初めてを奪ってごめんなさい…… 無理やり抱かされるのはとても迷惑だったよね……本当に酷い女で、ごめんなさい」 嫌がるユーノを強引に操を奪わせた件をなのはは涙と共に謝罪する。 しかし、そんな彼女をユーノは力強く抱きしめた。 「ユーノ…君?」 「謝る必要なんかないよ、なのは」 そして彼女の耳元で優しい言葉を囁くのだった。 「なのはの気持ちはよくわかった。 君がヴィヴィオやフェイトの死に責任を感じてることも、二人のいない未来に不安を感じていることもね」 「……」 瞳から涙を零し続けるなのはと目を合わせながらユーノは告げる。 「でも言わせてくれ。 まず第一にヴィヴィオたちの死はやっぱりなのはのせいじゃない。 悪いのは彼女たちを殺したマーダーや、この殺し合いを開いた野田総理やダース・ベイダーだ!」 「でも私がホテルで変な事をしなければ……」 「君は千年タクウで過酷な未来を見て、取り乱してしまっただけだ。 極論になるけど、例えば“自動車に轢かれる”という未来を知って自分から道路に近づきたいと思う人はいないでしょ? そんな風に君はただ危険が待つ未来に対して安全策を取ろうとしただけだ……方法はちょっとアレだったけど。 未来をより良い方向にしようとするのは誰だって一緒さ。それを弱さというのも違う気がする。 それから、君が千年タクウで未来を見てくれなければ、このままだと大災害で世界が滅ぶ一大事を知ることができた。 君が教えてくれなければ、桑原たちと勘違いで戦闘になってたかもしれないし、エリカさんだってついてこなかったかもしれない。 今、僕ら6人が一つの目的を胸にまとまって行動できているのは君のおかげなんだよ」 「でも……でも……」 ユーノはなのはの行動を責めず、優しく諭す。 しかし、彼の訴えでなのはにできた心の闇を溶かすにはひと押し足りなかった。 そこでユーノは―― 「第二に、僕が君に貞操を奪われて全然嬉しくなかったと思うのかい?」 「……え?」 ――顔を赤くしながら告白するのであった。 「ああ、うん、最初は戸惑ったし、こんな緊急時に何をするんだとか、なのはの豹変を怖く思ってた事もあった。 だけど、今思うと結構気持ちよかったというか、男として嬉しかったというか……その、うん。 なのはの事は嫌いじゃなかったし、女の子として意識してたし、むしろ、えっと…… ……うわあ、だんだん自分でも何言ってるかわからなくなってきたよ!」 赤くなった顔を更に赤くし、半ば勢い混じりだったため、理知的な彼にしては酷く歯切れの悪く台詞を連ねる。 一旦なのはから視線を逸らし、咳こみと深呼吸で恥じらいを振り払い、再び自分の想いの丈を述べるのであった。 「一つ聞いて良いかな? 僕以外の人でも君は喪女を卒業するために純潔を捨てられたかい?」 「え? それは……」 「お願いだ、怒らないから素直に答えて。僕を選んだ理由を教えて欲しいんだ」 「……それは無いと思う。 “今”においても、“未来”でも一番信頼していた男の人はユーノ君だったから……」 喪女を捨てたいだけなら、そこら辺にいる誰かでも良かったハズだ。 異性の知り合いならフェイトの義理の兄であるクロノもいる。 しかし、彼女はあくまで数多くいる男の中から、一番信頼できる男を選んだのだ。 思考は暴走していたとはいえ理性の全ては失っておらず、自分の夫になるかもしれない男には最も信頼できる男――ユーノに純潔を捧げたのだ。 「それからホテルというシチュエーションもあって、チャンスはここしかないと思って……気持ちを抑えられずにあなたを襲ってしまったの」 「そうか……形がどうあれ、僕としてもはじめての相手がなのはで良かったよ」 「ユーノ君……」 なのはに穏やかな笑顔を向けるユーノ。 「不謹慎な言い方かもしれないけど、このロワのおかげで君の事をもっとよく知ることができたと思う。 君は魔法の才能があるし、ある程度のことはなんでもできる……今まではそう思ってたけど、誰かが守ってあげないといけないか弱くて脆い部分もあると悟ったよ」 「……」 「だけど、弱い部分があってもいいんだ、脆い部分があってもいいんだ。 その欠点を支えあって助け合うのが人間ってものだと思う。 それに君が困った時には僕が助けにいくよ」 「ユーノ君が助けてくれるの?」 「ああ、なのはの話を聞いて思ったんだけど、未来の僕が君の伴侶にならなかったのは、11歳の時に君が負う重症の件で責任を感じている件に加えて、大親友であるフェイトと愛娘のヴィヴィオがいたから僕から支える必要が無いと判断したんだと思う」 本来の未来ならば心身共に支えてくれたフェイトとヴィヴィオの存在があったからこそ、なのはには伴侶が必要なかった。 なのはの未来についてユーノはそう結論づける。 だが、その二人は無常にも死んでしまい、未来は二人を欠いたものに変わったのだ。 それでもユーノは、なのはに希望を与えようとする。 「これからは亡くなったヴィヴィオたちの分も僕がなのはを支えるよ。 二人の代わりが務まるかはわからないけど、君の未来が明るくなるように努力する。 君が僕に純潔を奪わせたことを間違いだったと思わせないように頑張る。 だから――僕を信頼して欲しい」 ユーノはただひたすらに熱く、力強く、なのはに訴えかけた。 しかし、なのはからの答えはすぐに返ってこず、なのはの顔は俯いていた。 「ごめんね、僕が君にとって大切だった人たちの代わりになろうなんて、おこがましいこと言っちゃって迷惑だったかな……」 「……いいえ、ユーノ君」 ふと、俯いていたなのはの顔がユーノと向き合う。 彼女の表情に闇は感じられず、ただ恍惚と尊敬の視線でユーノと目を合わせる。 そして、ゆっくりと顔を近づけ、そっと唇を合わせた。 これがユーノに対するなのはの答えであった。 「なのは……!」 「私もユーノ君の事を見ていたよ。 元々あなたのことを信頼はしていた、だけどこのカオスロワで見せたあなたの姿は今まで見たことないくらい頼もしかった」 ある時はなのはを守るために強大な力を持つ仮面ライダーに一人で立ち向かう勇敢さ。 ある時は七人の仲間をまとめるリーダーシップ。 ある時はマーダー出現の不自然さから主催の介入を考察できる聡明さ。 ある時は逆レイプを受けても、弱みを見せても、相手を許し受け入れる懐の広さ。 非常時こそ、その者の本性が顕になるというが、ユーノは良い意味で内に秘めていた人間性をさらけ出したのだ。 いつしか男としてなのはは彼に心惹かれていたのかもしれない。 「千年タクウの映す未来でも見れなかったあなたの強さと優しさ。 普通の未来ではきっと気付けなかったあなたの良さを知ることができたの。 ヴィヴィオもフェイトちゃんがいない未来でも、あなたがいれば何も怖くない……そんな気にさせてくれるの」 「なのは……」 「ユーノ……」 この過酷な殺し合いを経てユーノとなのはは、互いが必要な存在になったのだ。 その感情は緊急時における不安からの依存や吊り橋効果によるものかもしれない。 それど、二人の間にカオスロワ以前よりも深い絆が生まれたのは確かであった。 その絆を人は愛と呼ぶ。 「絶対に、絶対に君を守ると誓うよ」 「愛してる、ユーノ君」 二人は見つめ合い、二度目のキスを交わす。 今度は舌を絡ませ合うほどであり、相手と深く繋がりたい故の接吻であった。 「んん……」 「んはぁ……」 両者とも艶かしい声を上げながら、ユーノはゆっくりとなのはをベッドに押し倒す。 そして、これからする行為の邪魔になる服やズボンについているボタンやベルトを外そうとする。 なのはとしては、自分の淫行で招いた悲しい出来事を忘れたわけではない。 だが、今の内に相手と繋がらなければ離れてしまうような、後悔を生むような錯覚を覚えている。 ユーノもその気持ちは同じであり、彼女の心の傷を癒すために交じり合う必要があるとも思っていた。 とにかく今は愛を確めあいたい、その感情が二人を支配している。 仲間たちは情報室にいて、この部屋には監視カメラがないのも確認済み、神樹の存在によりマーダーはおそらく地下官邸に入ってこれない、つまり止める者は誰もいない、ベッドの上に二人だけの楽園が築かれていた。 ベッドを背に、お互いの手と手とを重ね合う。 繰り返す接吻で唾液を交換しあい、キスの味を覚える。 行為は次第にエスカレートし…… 『マスター、水を差すようで恐縮ですが三時になりました。交代のお時間です』 「「!!」」 レイジングハートが時刻を通知した。 部屋の時計を見ると彼女の言うとおりに時刻は午前三時を回っており、休憩交代の時間である。 これによって二人の性交は未遂で終わったのだ。 我に返った二人は直前までの自分たちが勢いのままに淫らになっていたことと、レイジングハートの存在を忘れていたこと……告白や交じり合いかけるところを見られたことに羞恥心が蘇り、顔を真っ赤にしていた。 「は、ハス太たちと交代だね、戻ろうかなのは」 「そ、そうだね、ユーノ君。 あ、レイジングハート、私とユーノ君が……していたことはみんなには秘密にしておいてね」 『イエスサー、ご心配なさらずともプライベートの件は口外しません』 しどろもどろになりながらも、急いで外れかけた服のボタンやベルトを直す。 直し終わった頃になのははユーノに微笑みかけていった。 「ありがとう、ユーノ君。 あなたのおかげで気分が楽になったよ」 「なのは……」 次には強い意思を持って彼女は宣誓した。 「あなたがいれば、未来にどんなことがあっても乗り越えられる気がするの。 あなたがいればこそ私は生きていける、戦っていける! だからこそ、必ずこの殺し合いを終わらせて、大災害から世界を救って、生き延びよう。 そうすることが死んでしまったヴィヴィオたちのためにもなるとも私は思うから……」 「……ああ! 殺し合いの破壊も世界の滅亡阻止も成し遂げよう! そして僕たちは亡くなった人たちの分も生きるんだ」 ユーノの訴えはなのはを悲しみからふっきらせ、心に巣食っていた闇を払ったのだ。 こうして、高町なのはは魔法少女として再起した。 「よし、そろそろ行こうか、なのは。 ハス太たちが官邸の調査で何かわかったかもしれない」 「うん」 支度が整ったところで恋人たちは部屋を後にするのであった。 ☆★ 情報室に向かうまでの廊下を、ユーノの後をついていくようになのはは歩いていた。 (そういえば、さっきの千年タクウが見せた未来……) 千年タクウが見せたユーノが怪物になる出来事、それについてはまだユーノに話してはいない。 話すには内容があまりにも荒唐無稽で滅茶苦茶過ぎると判断したからだ。 (いや、あれはひょっとすると私の不安が形になった夢を、千年タクウが見せた未来と思い込んでいただけかもしれない。 ユーノ君が怪物になるなんてありえないしね) なのはから見て、ユーノの背中は実際の身長以上に大きく見えた。 彼女には、その背中を持つ男が恐ろしい怪物になるとはとても思えなかった。 一方、なのはがユーノの事を考えているように、彼女の前を歩いていたユーノもなのはの事を考えていた。 ただし、視点が少々、彼女と異なっていた。 (なのはが立ち直ってくれて良かった…… だけど、僕の愛しい人を悲しませた主催たちは許せない) ユーノの脳裏にはカオスロワを開くことで、なのはにとって大切な人たちを死なせた元凶である主催の者たち――放送で姿を見せたダース・ベイダーやバーダック、既に故人となった総理のシルエットが映っている。 その者たちに対してユーノにしては珍しく強い憎しみを抱いている。 強い憎しみは、言い換えれば殺意だ。 (なのはをこれ以上悲しませないためにも、殺し合いを終わらせるためにも。 必ず報いを受けさせてやる……奴らをこの手で引き裂いてやる) なのはを傷つけた者を絶対に許さない――怒りの感情がピークに達した瞬間、ユーノの片目が複眼に変化した。 奇しくもそれは千年タクウがなのはに見せた、ユーノが変身する怪物の複眼と全く同じであった。 しかし、次にユーノの脳裏に現れたのはなのはの笑顔が映る。 (……いけない、なのはを守るためにも怒りに因われずに冷静でいなきゃ。 彼女のためにも怒りは沈めて、いかにこの殺し合いを打破するかを考えなくては……この官邸の調査で殺し合いを打破できる何かが見つかればいいけど) 彼女の表情が頭に浮かんだ瞬間、複眼は元の瞳の形に戻ったのであった。 複眼への変化は一瞬であり、後ろにいるなのは気づかず、レイジングハートも感知できず、監視カメラは死角で映らず、本人すら気づいていない。 本人を含めた誰もが変異に気づくことはなかったのだ。 ――ユーノの身に何が起きているのか? 答えは、テラカオス化の進行による肉体の変化である。 カオスロワという過酷な環境下によるストレスで、テラカオス化が進行したのである。 もっとも、風鳴翼やフレミングのような積極的に殺し合いをしているマーダーに比べれば、進行度は極めて遅いものである。 しかし、その進行は僅かながらもユーノの精神と肉体に影響を及ぼし始めている。 一例になのはを確実に守るためとはいえ、仮面ライダーディエンド・海東を説得や無力化で済まさずに惨殺したのも、穏やかな彼の性格からは考えづらい行動であろう。 千葉のホテルに滞在していた時点で、進行は既に始まっていたのかもしれない。 彼の進行度は遅い部類であると述べたが、何かの弾みで進行を早める可能性は十分にあり、多くの勢力がひしめき強大なマーダーが多数存在する激戦区東京にいる限りは、その可能性が格段に上がるのは想像に苦しくない。 そして千年タクウがなのはに見せた未来。 過去にユーノがなのは諸とも仮面ライダーに殺される未来を変えたように、カオスロワ下における千年タクウが見せる未来が確実に訪れる保証はどこにもない。 だが、その未来が変わる保証もどこにもないのだ。 もし千年タクウが示した未来が回避できなかった場合、近い将来、なのは組に試練の時が訪れるであろう…… 【二日目・3時00分/首相官邸地下の廊下】 【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】 【状態】健康、19歳の身体 【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王 【道具】基本支給品一式、タイムふろしき@ドラえもん 【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ 0:ハス太君、エリカさんと休憩を交代する 1:死んでしまったヴィヴィオたちのためにもこの殺し合いを終わらせる 2:ユーノ君がいれば何も怖くない! 3:それにしても怖い夢を見たの…… ※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在と日本に世界を襲った大災害が起こる未来を知っています。 ※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。 ※未来の自分が使っていた技の一部が使用可能です。 【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】 【状態】健康、19歳の身体、僅かにテラカオス化進行 【装備】なし 【道具】基本支給品一式 【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ 0:ハス太君、エリカさんと休憩を交代する 1:なのはを絶対に護る! 2:大災害の情報を集める 3:野田総理の死の原因を探りたい 4:なのはを悲しませた主催者たちは絶対に許さない ※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。 ※PSP版の技が使えます。 ※本人の知らない内にテラカオス化が進行しています。 ※千年タクウによると将来的に“強大な敵”に襲撃され、その際のピンチに伴ってテラカオス化の進行が早まり、膨大な戦闘力を持った怪物に変身するようです。また、仲間の内の誰かを殺してしまう可能性があります。 実際にそうなるか、強大な敵は誰なのか、死ぬ仲間は誰なのかは次の書き手氏にお任せします。
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