約 1,320,782 件
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1838.html
某所、某日。 八十神千鶴はとある男とささやかなティータイムを楽しんでいた。 「それでですね、その時編集長が『これはスクープだー!』って言って聞かなくて…」 「おやおや、それは災難でしたね。」 「まったくですよー、っふふ。」 千鶴は軽く笑うと、手に持っていたカップに口を付け、中に入っているココアを飲んだ。 まろやかな甘さが口いっぱいに広がると、幸せそうに顔を綻ばせる。その様子を男は見つめながら、 彼もまたカップに入ったストレートティーを一口含んだのであった。 __この男こそ、あのヴァイス=シュヴァルツである。 しかし、今回のケースにおいてヴァイス自身が千鶴に干渉しに来たのではなく、 かといって千鶴自身が彼を知っていて、かのパニ・シーのように交流しに来たのではなかった。 出会いのきっかけはまさに些細なもの。 千鶴が近くのスーパーに買い出しに行き、一通りの買い物を済ませさぁ帰ろうとした時に、 誤って足を崩し転倒をしてしまった。もちろん、手に持っていた荷物も地面へと散乱してしまい、 千鶴は慌てて中身の物を回収していた。その時、たまたま千鶴の購入した林檎を拾い上げたのが、 一般人に扮していたヴァイスであったのだ。 『…これは貴女のですか?』 『あ、はい!そうです!!ありがとうございます!!』 『いえいえ、…では、』 ガッ!! 『…?』 『あの、よろしければお礼をさせてください!!』 『いえ、ワタシは』 『お礼をさせてください!!』 『あの、用事が』 『お礼をさせてください!!』 『…』 …と、善意の押し付けをされ、断るわけにもいかなくなってしまったヴァイスは、 千鶴に半ば拉致される形でいかせのごれの北のはずれにある霜月堂まで連行されてしまったのであった。 「(お茶するだけなら近くに喫茶店があったでしょうに…)」 わざわざ遠いところまで足を運ばせるとは、無計画にもほどがある、と彼は内心あきれていた。 まぁ、お菓子や飲み物などは他と比べて格別に美味しかったので文句はそれほど言えなかったが。 霜月堂に着いてからは、洋菓子や紅茶を交えつつ、他愛もない会話をしていた。 いかせのごれのこと、八十神千鶴について、彼女の故郷である島根で過ごしていた時のこと。 ヴァイスにとってはこの上なく退屈な会話である。 「…そういえば、トランスさん。」 「はい?」 トランス、というのは偽名だ。ヴァイス、と名乗ってもよかったのかもしれないが、 先の騒動で名が高くなった上に、彼女は自らをジャーナリストと名乗っていたので不用意な争いを避けるべく、 トランス=パレンツという偽名を作り上げたのだ。後に不都合が生じたとしても、 その時はこの女を事故を装って消してしまえばいい。それぐらい、彼にとって造作も無いことだった。 そんな彼の黒い企みなど露知らず、千鶴はきょとんとした表情でヴァイスを見つめていた。 「何ですか?」 「トランスさんは小さい頃、何をしてたんですか?」 「小さい頃、ですか…」 彼の脳裏に映るのは、穏やかな幼少期ではなく、母親を壊したあの日のこと。 能力に圧され、獣のように走り回り、最期は階段から落ちて死んだ母。 そして、あの驚愕と恐怖に染まった顔。 「…っふふ、」 「?」 「いえ、昔を思い出して少し……そうですね、特に変わったことはしていませんでしたよ。」 そう、幼子が無邪気に蝶の羽根をもぎ取るのが普通かのように。 「そうですかぁ、なんだか楽しそうで良いですね。」 楽しそうにそう応えた鈍感な千鶴に、対してヴァイスからも質問を投げかけたのであった。 「チヅルさんは?」 「え、私ですか?うーん…一人遊びが多かったですかねー」 「おや、ご友人は?」 「いなかったんです、変なものが見えて気持ち悪いって疎まれてたので。」 「…ほう。」 「あー…トランスさんも今ので引きました?」 「いえ、ここは色々な事情を抱えた人達が多いですし、 チヅルさんのような方がいても不思議には思いませんよ。」 「そ、そうですか…」 ホッ、としたのか千鶴は軽く笑って、再びココアを口に含んだ。 やけに気性の明るい者に暗い過去があってもおかしくはない、「壊れた朱鷺」の例もある。 むしろ、そういった過去は壊す上での材料にもなる。 …少し、引き出してみようか。 そんな僅かな好奇心を持ったヴァイスは、「チヅルさん、」と優しく声をかけ、視線を合わせた。 彼女のエメラルドを彷彿とさせる緑の瞳がかち合い、そして、 ___サワルナ。 「っ?!」 「わっ!?!」 ヴァイスが能力を発動させる直前、先ほどまで無風だった空間に突如突風が吹き荒れ、 目の前にあったカップが彼に向かって飛び、その中に入っている液体をぶちまけてしまったのであった。 穏やかなお茶会も、今となっては台風が去った後のように凄惨なものとなっていた。 「びっちゃん!?何するのもー!!だ、大丈夫ですか!?」 「…いえ、大丈夫です…」 千鶴が慌てて、傍らにあったナプキンを手に取ると汚れた衣服やら顔やらを拭き取り始めた。 ふりかかったのが紅茶だけでよかった、下手をすればティーカップが割れ、 汚れるだけの事態では済まされなかったであろう。ヴァイスは側で転がるティーカップを見つめながら、 そう悟ったのであった。 「…触らぬ神に、祟りなしですか。」 ヴァイスのその呟きに反応したのか、千鶴の背の向こう側にいる何かが蠢いた気がした。 八十神千鶴と白き闇の有り触れたお茶会? 「ごめんなさい、トランスさん…!!」 「大丈夫ですよ、服もそれほど汚れてませんし。」 「弁償しますから!」 「いえ、だから大丈夫と」 「弁償しますから!!」 「チヅルさん、話をですね」 「弁償しますから!!!」 「…」
https://w.atwiki.jp/mbaawaruku/pages/36.html
236+攻撃ボタン ハイスヴァッサー Aハイス Bハイス EXハイス 623+攻撃ボタン ヴァイス・カッツェ(カルスト・イェーガー) Aヴァイス Bヴァイス EXカルスト・イェーガー 214+攻撃ボタン アルトシューレ 通称イカ。空中でも可。 Aシューレ Bシューレ EXシューレ 63214+攻撃ボタン 新技。爪がバババー。よく知らん A B EX 41236+C ブルート・ディ・シュヴェスタァ HEAT中ならAD、BH中ならAADに。 違いはダメージのみ? BH中地上EXシールド グナーデン・シュトートス LA。EXシールドを取れれば必ず相手に命中するので安心。 「あはははは、あーっはっはっはっはっはー!」
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/1414.html
autolink() LB/W06-075 カード名:はかない存在 カテゴリ:クライマックス 色:赤 トリガー:2 【永】あなたのキャラすべてに、ソウルを+2。 リトルバスターズ、悪くなかったです レアリティ:CC illust.VisualArt's/Key シナジー対応キャラの早出し能力を発動できるCX。 場のカードが変化してしまうため「永続」である内容との相性は良い反面、 かかるコストを考えればストックブーストであれば…という思いも。 ソウル+2という能力は終盤のチャンプアタックに有効なので、使い難いというわけではないが… ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 木陰で休む美魚 1/1 5500/1/1 赤
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/941.html
~ドキッ!!男だらけの裸祭り(要は大衆浴場です)~ 「エリオ~流すから目閉じてろ~」 「あ、ハイ」 素直に目を閉じるエリオを少し微笑ましげに見ると、シンは適温に調節したシャワーをエリオの泡塗れの頭にかける。 程よい勢いの水流がエリオの髪に絡みついていた泡を次々と洗い流していく。 普段はツンツンとしている髪がへなりと垂れ下がっているのが、何処と無く犬を連想させた。 「シンさん、次は僕が背中流しますね」 「サンキュ」 言うなり、シンはエリオに背中を向ける。 細く、けれども強靭に引き締まった筋肉質な身体にエリオは憧れにも似た想いを抱く。 そして、男にしておくのは勿体無いくらいに白く、キメの細かい肌が微かに上気しているのが、同性から見ても色っぽく、 エリオは脳裏に浮かび上がった思考を振り切るように慌てて泡立てたスポンジでシンの背中を流していく。 「んん~気持ち良いな~エリオ背中流すの上手いな」 「そうですか~」 「ハオラン隊長とかキャロの背中を流してたりしたのか?」 「ブッ…な、何言ってるんですか!!」 「お、慌ててるなぁ、怪しい…」 「もう、からかわないで下さいよ、シンさん」 「ははははは、悪い悪い」 「でも、シンさんってホントに鍛えてるんですね」 「何だよ、藪から棒に?」 「羨ましいなぁって……それに肌綺麗ですし」 粉雪のようにキメ細やかな白い肌を流しながらエリオはほうっと溜息を漏らす。 スキンケアとかでフェイトが頭を悩ませていたのを見ていたエリオは、フェイトが見たらきっと羨むだろうなと、クスリと笑った。 それがシンにも聞こえたのか、ピクリとしてエリオに声をかける。 「なぁに笑ってるんだよ」 「何でもありませんよ~」 「教えろよ~」 「じゃあ流しますね~」 風呂桶にためた湯をゆっくりとかけていくと、シンの肌は何の抵抗も無く泡を落としていく。 シンが不意に身じろぎすると、鎖骨のくぼみに溜まっていたほんの一滴の湯が零れ落ちる。 それが酷く艶めかしかった。 「エリオの髪って何か良いよな~」 身体の前面に泡立てたスポンジを当てながらシンがポツリと零す。 エリオはきょとんとしながら、シンを見てから、自分の髪を一つまみ手に取る。 「ええ~硬いから色んな髪型に出来ませんよ~シンさんこそ羨ましいです」 「俺は猫毛過ぎてすぐに寝癖が出来るから嫌なんだよ」 「ははは、シンさん無頓着ですもんね」 「そうそう、ランスターにもよく寝癖頭がだらしないって怒られる」 「僕も見ましたよ」 兄弟のように笑いあう二人をじっと見つめる視線が一つ。 何か不満気なその視線の持ち主は、我らが兄貴、ヴァイス。 その視線に気付いたのか、シンが首を傾げてヴァイスを見つめる。 「どうかしたんですか?ヴァイスさん」 つられてエリオも首を傾げる。 そんな二人に、頬を引き攣らせながらヴァイスは突然立ち上がり叫び声を上げる。 「うがぁぁーーーーーーーーー!!!!」 「「!?」」 シンとエリオを指差しながらヴァイスが吠える。 「お前らは間違ってる。いや、作者の脳は腐っている!!」 ヴァイスは大変失礼な事をのたまう。 しかし、依然止まらずにヴァイスの雄叫びは続く。 「上記のBLチックな描写は何だ!!普通ここはフェイト隊長やシグナム副隊長のダイナマイトバディを披露するもんだろうが!!」 「18禁板になりますよ」 「エロは原則禁止なのに」 「だまらっしゃい!!それにしても何が楽しくて野郎の入浴シーンを見なければならんのだ」 作者は楽しい。 「此処は女難スレだろ!?何だこの男率100%!!」 「まぁたまにはこういう事もありますよ。なぁエリオ」 「そうですね」 読者サービス?何それ、美味しいの? と言わんばかりにのほほんとした二人にヴァイスのこめかみがひくつく。 「大体、シン!!ガンダム界屈指のBLワールドから来たお前のせいで歯車が狂い始めたんだよ!!」 「エリオ、コーヒー牛乳でも飲むか」 「僕フルーツ牛乳派なんですよ」 「ティアナと一緒だな。そういやスバルは普通の牛乳派なんだっけ」 「結構人それぞれですよね。フェイトさんはイチゴ牛乳派なんですよ」 「でも瓶で売ってないだろう」 「何でも紙パックのやつ買っておくらしいです」 「へぇ~~」 「俺の叫びを聞けーーーーーーーーーー!!!!!!」 浴場にヴァイスの叫びが悲しく木霊した。 ツンつん×デレでれ 6話へ進む 一覧へ
https://w.atwiki.jp/asrivival/pages/291.html
~EGO本部・1階エントランス~ レイジ「……」 仰向けに倒れるリベルタ。その横には装甲車ソルダート・スクドが転倒したような形で横たわっている。 ジジジジ! 全身にダメージを負い、全身から煙をあげながら各部の回路がショートしているような音を立てるリベルタとソルダート・スクド。それを見詰めるようにたたずむヴォルケイン。 ガドゥ『もうその駆動鎧(パワードスーツ)も動けまい。EGOに反旗を翻したことをその身をもって悔いるがいい』 ガシン!ガシン! リベルタの元へとゆっくりと歩きながら近づいてくるヴォルケイン。 ボルドー『くっ!動け!ソルダート・スクド!』 マードック「だめです!先ほどのダメージが大きすぎます。稼働にはまだ時間が…」 ラピッド・レアーリとシェリング・アルマトがリベルタのほうへと向かおうとする。 アングルフ「……」 だがそれを遮るようにアングルフたちが立ちはだかる。 モニカ『邪魔をしないで!』 リヴァーレ『くっ!』 アングルフたちに攻撃を仕掛ける2人。だが… ビキビキビキ! アングルフたちの装甲はすぐに修復する。2人の攻撃をものともせずその場に立ちはだかる。 モニカ『このままではレイジが…』 ガシン! リベルタの前に立つヴォルケイン。 ガドゥ『AIS!とどめを刺しなさい』 レイジ「ぐ…ぅ…」 なんとか反応しようとするレイジ。だがその体は動かない。 ガコン! ヴォルケインの背中の砲塔がリベルタへと向けられる。 ギュゥゥン! 砲塔の先端にエネルギーが溜まっていく。 ガドゥ『さぁ消し去りなさい!』 砲塔からエネルギーが放たれる瞬間! バコン! 態勢を崩すヴォルケイン。何かがヴォルケインの頭部に衝撃を与える。 ヴァイス「やらせないわ」 白い長銃を構えるヴァイス。ヴァイスの放った銃弾がヴォルケインへと命中したのだ。 ガドゥ『無駄なことを…』 ヴォルケインはヴァイスのほうを向くと シュン! ヴァイス「えっ!消えた!?」 一瞬にして姿を消す。 ゾクッ! 背後に気配を感じるヴァイス。振り向きざまに見えたのは自分に向け手に持った駆動鎧用のナイフを振り下ろすヴォルケインの姿だった。 ヴァイス(間に合わない!だめ…死…) 死を覚悟し両目を閉じるヴァイス。 ガキン! ヴァイス「えっ?」 両目を開けたヴァイスの前には駆動鎧が立っていた。その駆動鎧はヴァイスをかばうように両腕を構え、ヴォルケインのナイフを受け止めていた。 ヴァイス「レイジ!」 リベルタがヴォルケインの攻撃を受け止める。 ガドゥ『まだ動けたのか。しぶとい奴だ』 レイジ「隊長からの最後の命令を遂行するまで死ぬわけにはいかない。それにもうこれ以上仲間を失う気はない!」 ヴァイス「レイジ…」 ガドゥ『ふん。だが!』 バシン! ヴォルケインに薙ぎ払われるリベルタ。そのまま地面へとしりもちをつくように倒れる。 ガドゥ『その体たらく。口だけは立派なようだがそんな状態で何ができる?』 レイジ「くっ…」 ガドゥの言うとおりだ。ヴォルケインの攻撃によりリベルタの機能は限界寸前。こんな状態では万に一つも勝機はない。 レイジ「それでも…俺は!」 ガドゥ『口だけならば誰にでもいえる!死をもってその無力さを知るがいい!』 マードック「いいや!彼の勇気は活路を開いた!」 トレーラーから聞こえるマードックの声。 バシュン! トレーラーから何かが放たれる。 ボン! 放たれたのは煙幕弾だ。 ガドゥ『姿が見えない…センサーも反応なし…チャフ(センサー遮断)も内包した煙幕か。時間稼ぎなど…』 マードック「レイジ!」 レイジ「なんだ?」 マードック「ボルドー技術長から聞いているね。あれをやる!」 レイジ「このタイミングでか?」 ボルドー『このタイミングだからこそじゃ!今やらねばあの駆動鎧には勝てはせん!』 モニカ『マニュアルは全員把握していますね』 リヴァーレ『問題ありません』 レイジ「成功確率は5分5分といったところか」 マードック「リベルタとソルダート・スクドの損傷を考慮すると30%ってところだね」 モニカ『それでもこれにかけるしかありません!』 ボルドー『やるしかあるまい!』 リヴァーレ『モニカ長官とボルドー技術長とともにいきます』 レイジ「分の悪い賭けは嫌いじゃない。いくぞ!」 ボルドー『いまこそ全ASRU(アタックスパーダリベルタユニット)の力を合わせるときじゃ!!』 マードック「細かい制御コントロールは僕が行う!」 レイジ「はぁ!」 地面をけり飛び上がるリベルタ。 マードック「ASRU!」 モニカ・リヴァーレ・ボルドー『ドッキング・シークエンス!!』 リベルタを囲むように並ぶASRU。 ガキン! 各ASRUが変形する。戦車型のシェリング・アルマトは2つに分離する。リベルタの脚部を覆うように合体し、その背中に2本の砲塔が装着される。 ガシン! 装甲車のソルダート・スクドも2つに分離し巨大な両腕となる。それに自身の両腕をはめ込むように合体するリベルタ。 ガキン! 戦闘機のラピッド・レアーリがリベルタの胸部を覆うように装着される。その翼は変形しリベルタの背中へと展開される。 マードック「各ASRU問題なし!いけます!」 ボルドー『よし!』 ガシン! リベルタの頭部に被さるようにヘルメット上のパーツが装着される。 ゴゴゴゴ… 煙幕が晴れていく。 ガドゥ『ヴォルケインのセンサーも反応する。時間稼ぎも終わりだな。ん?』 煙幕が晴れ、ヴォルケインの前に姿を現したのは先ほどとは似ても似つかない姿の駆動鎧であった。 ガドゥ『なんだ?この駆動鎧は…』 両足を強靭な戦車が構築し、その両腕は装甲車が構成する巨大な両腕。背中には2本の砲塔と翼をもつ駆動鎧。それは… レイジ・モニカ・リヴァーレ・ボルドー「スパーダMAX(マックス)!超合体駆動鎧(ちょうがったいパワードスーツ)デフィニティーリベルタ!!!」 ヴァイス「リベルタが合体した…まるで戦〇ロボみたい…」 ガドゥ『新たな合体形態か…だが私のAISには!』 ドシン!ドシン! ゆっくりと歩きながらヴォルケインと近づいていくデフィニティーリベルタ。 ガドゥ『AIS!』 シュン! 姿を消すヴォルケイン。 ザシュ! 高速の攻撃をデフィニティーリベルタへと繰り出すヴォルケイン。だが… ガドゥ『なに…?』 デフィニティーリベルタはいくら攻撃を受けても効いていないかのようにびくともしない。 ガッ! 攻撃の瞬間にヴォルケインの腕をつかむデフィニティーリベルタ。 レイジ「たぁぁ!!」 ドゴン! 地面へと勢いよく叩きつけられるヴォルケイン。それに反応したかのように周囲のアングルフたちがデフィニティーリベルタへと襲い掛かってくる。 ヴァイス「レイジ!」 レイジ「リヴァーレ!ボルドー技術長!」 ボルドー『うむ!』 リヴァーレ『各砲塔展開』 バゴン! デフィニティーリベルタは両腕の指をアングルフたちに向けて構える。さらにその脚部の装甲が展開し無数の砲台が現れる。 レイジ・リヴァーレ・ボルドー「デフィニティーバスターキャノン!!」 ババババ!! デフィニティーリベルタの両手の指と脚部から放たれる無数の粒子エネルギーの砲弾。それは次々とアングルフたちを貫いていく。 ビキビキビキ! だがアングルフたちはダメージを受けながらもその傷を修復しながらデフィニティーリベルタへと向かってくる。 レイジ「自己修復を上回るダメージを与えなければ…」 リヴァーレ『出し惜しみをする必要はない。全砲門をつかえ』 レイジ「あぁ!」 ガシ! 両手を合わせるデフィニティーリベルタ。背中の砲塔もアングルフたちへと狙いを定める。 ゴゴゴゴ!! 背中の砲塔と脚部の砲台の粒子エネルギーがその手の前に集まっていく。 ボボボボ!! デフィニティーリベルタの手の前に形成される巨大なエネルギーの塊。 レイジ・リヴァーレ「超究極粒子電磁砲(デフィニティーフルバスターキャノン)!」 バシュン! アングルフたちに放たれるエネルギーの塊。 ドゴゴゴ!! エネルギーに飲み込まれるように消滅していくアングルフたち。 ヴァイス「すごい…」 ガドゥ『量産型アングルフが全滅だと…馬鹿な!』 ガッ! ヴォルケインの両腕を掴むデフィニティーリベルタ。 レイジ「これでおまえの高機動も生かせない!」 ガドゥ『くっ!』 デフィニティーリベルタから逃げようとするヴォルケイン。だがデフィニティーリベルタの圧倒的な力の前にその手を放すこともできない。 レイジ「終わらせる!」 ジャキン! デフィニティーリベルタの全砲門がヴォルケインへと向けられる。 レイジ「デフィニティー!」 キュィィィン!! 全砲門にエネルギーが溜まっていく。 レイジ「フルバスター!」 カッ! レイジ「キャノン!」 ドゴォン!! 零距離での全砲門によるエネルギー弾がヴォルケインへと浴びせられる。 ガドゥ『そ、そんな…私のAISが…負ける』 ゴゴゴ!!ボゴォン! 激しい爆発が起きる。爆発の中から現れたのは… レイジ「これがデフィニティーリベルタの…俺たちの力だ」 デフィニティーリベルタだ。あれだけの爆発の中からでもその姿にはダメージが見えない。 ジジジ! その目の前には全身にダメージを追ったヴォルケインの姿があった。 レイジ「まだ倒れない…か」 修復機能も追いつかない様子のヴォルケイン。 ガドゥ『まだ…まだだ!私のAISは負けてない!私の子が最強なのだ!すぐに戻ってきなさいAIS!』 ガドゥの命令に従うようにボロボロのヴォルケインは本部の地下へと姿を消した。 レイジ「目的は突入部隊のサポート。目的は…果たせたな…」 ドスン! その場に倒れるデフィニティーリベルタ。 バン! トレーラーから出てくるモニカたち。 モニカ「すぐにリベルタの着装解除を!レイジさんの様態確認を急いで!」 リヴァーレ「はっ!」 ヴァイス「レイジ!しっかり!」 ボルドー「デフィニティーリベルタのバッテリーも限界。これ以上わしらにできることはなさそうじゃ。あとは突入部隊に託すしかないの」 マードック「十也たちなら必ずやってくれるさ。僕はそう信じてるよ」 モニカ「レイジさんを回収したら私たちは外で待機します。あとは彼らを信じて待ちましょう」 ヴォルケインを退けたモニカたち。熾烈を極めるEGOとの闘い。その本部を抑えるための死闘はまだ始まったばかりだ。 to be continued
https://w.atwiki.jp/bfkr1/pages/60.html
カレ一覧 誕生日リスト ボーイズ総選挙 不具合リスト 雑談・質問 プロフィール イラスト プロフィール カレ名 ツヴァイ 年齢 16才 学年 1学年 部活 --- 誕生日 04月14日 星座 おひつじ座 血液型 --- 視力 身長 175cm 体重 55kg 足の大きさ 得意科目 数学 趣味 データ収集 好きな食べ物 何でも食べる 嫌いな食べ物 なし 寝相 声優 推しメンボーナス 攻魅推しメンボーナス 守魅推しメンボーナス - - - - - - このページの目次 - ←クリックで目次表示 [King]ツヴァイ [Prince]ツヴァイ [Knight]ツヴァイ 情報&小ネタ [部分編集] [King]ツヴァイ [Prince]ツヴァイ [Knight]ツヴァイ + カード詳細 + ボイス おしゃべりタイム(ボイスなし) ? ? ? + マイページ 無駄な会話をしている暇などあるんですか? 人工知能としての責務を全うするだけです。 感情という無駄なものなど必要ありません。 + 登校メッセージ 朝 ? ? ? 放課後 ? ? ? 夜 ? ? ? + デートコメント デート当日 当日を迎えても、僕は理解できていません。やはり、デート相手を間違えていませんか?……間違いでないのなら、行きましょう。たまには息抜きも必要とデータにあります。 カレ自慢 勝利コメント世界はデータで成り立っています。知識の塊である僕が、負けるはずありません。 敗北コメント負けましたか。ですが、これも貴重なサンプリングデータです。あなたに感謝します。 + アルバイト 何故あなたは働くのですか? ひとつのデータとして、 僕に聞かせてください。 ↑この詳細の上部へ↑ ▲このページの上部へ▲ 情報&小ネタ あだ名投票やコメントはこちらから 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 あだ名 0 (0%) その他 投票総数 0 http //seesaawiki.jp/boyfriend/d/%a5%c4%a5%f4%a5%a1%a5%a4 にデート電話コメントとアルバイトコメントあり -- 名無しさん (2014-02-06 01 40 49) 名前 コメント このページを編集モバイル版表示はこちら ▲このページの上部へ▲ 関連ページ 関連ページはありません
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/655.html
DG/S02-T17 DG/S02-061 カード名:超魔王ラハール カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:2 特徴:《悪魔》?・《武器》? 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のクロックを上から1枚選び、控え室に置いてよい。 【起】[このカードを思い出にする]あなたは自分の控え室の《天使》?か《悪魔》?のキャラを2枚まで選び、手札に戻す。 ……だれだ、このラハール様の 眠りをさまたげる命知らずは? レアリティ:TD U illust.日本一ソフトウェア 初出:魔界戦記ディスガイア ザ・コンプリートガイド表紙 ヴァイス史上初めて「基礎パワー10000」、「CIP回復+他の特殊能力1つ」という能力を合わせ持った1枚。 このカードこそが現在の多くのレベル3キャラクターのテンプレとなったといっても過言ではない。このカードの登場が与えた影響はゲームデザイン面でも、そして環境に与えた影響という面でも非常に大きい。 登場当時の環境では、レベル3の平均パワーは後列込みで僅か9000~10000程度であった為、【コマリンマックス】など一部デッキを除けば、このパワーを簡単に超えることはできなかった。 もう一つの能力で《天使》?や《悪魔》?のキャラを2枚まで回収できる。 自身が思い出に行ってしまうので再利用はできないが、ストック消費なしで回収できるのは優秀。また自身も《悪魔》?持ちであるため、控え室の同名カードを回収してクロックを複数枚回復することも容易。1ターンを争う終盤においては重宝するだろう。ストックを用意すれば、このカード1枚から2~3点の回復+2~3枚回収が珍しくない。 手っ取り早くさらなる場の展開を期待するなら絆でこのカードを回収できる天使見習いフロンの導入がオススメ。天使見習いフロンも《天使》?であるためこのカードで回収出来ることから、更なる回復コンボに繋ぐことができる。 またエクストラパックの発売で、“最終兵器DESCO”という新たな《悪魔》?の回復持ちも追加された。このカードと組み合わせて使うことにより更なる回復が見込めるうえ、盤面も取りやすくなる。ただし良くも悪くもレベル3、当然敗北も近いのでそこまで過信はしないように。 同色同レベル同サイズで早出しできるリームシアン・ラ・ヴァース、そしてカムバックキャンペーンで登場した愛くるしい闇 ダークレイスと使いやすい回復持ちの《悪魔》?が多数存在したことから、このカードを主軸にする【悪魔デッキ】は長期間黒リーグの主流となった。 このカードの回復・回収能力による遅延行為が多発したためか、各フォーマットで制限・禁止を経験している。 ネオスタンやタイトル限定構築では、2012/08/25より2枚制限、そしてエクストラブースターディスガイアD2の発売に合わせて、2013/08/15より禁止カードに指定されていた。2014年末の臨時制限改訂には1枚制限に変更され、2016年9月5日に制限解除。 サイド限定やスタンダード構築では、2012/08/25より禁止カードに指定。こちらも2016年9月5日に禁止解除。 余談であるが、このカードのフレーバーは原作ゲームのオープニングでラハールが昼寝(とはいっても訳あって2年間もの睡眠)中にエトナに叩き起こされた際に言う台詞である。一方のカード名は、原作の隠しボスである超魔王バールを倒した際に貰える称号なので、フレーバーとカード名が全くかみ合っていない。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 天使見習いフロン 0/0 500/1/0 緑 絆
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/208.html
DC/W01-079 カード名:雪村 杏 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《魔法》? 【自】[①]このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは1枚引く。 【自】このカードがアタックした時、クライマックス置場に「もう、忘れない」があるなら、あなたは1枚引く。 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 自分の欲求に素直になる。それが一番よ レアリティ:R illust.みつまむ D.C. D.C.Ⅱ 収録 手札アンコールに2つのドロー能力と、非常に自己完結した能力を持つキャラ。 手札アンコールのコストを自分で引っ張ってこれるので、かなりしぶとく戦線を支えることができる。 1つ目の自動能力は任意だが、2つ目のCXシナジーの方は発動が強制なので注意が必要。 反面パワーは4000と非常に低く、0/1バニラにすら及ばない。 1/0能力持ちにすら余裕を持って負けるので、殴り合いで勝つのはまず不可能だろう。 更にはレベル2かつ前衛向けなので、相手のキャラクターが「このカードとバトルしているレベル2以上のキャラがリバースしたとき~」類の能力を持っている場合にはいい的にもなってしまう。 特に「ロボ美春」等のデッキトップ飛ばし能力を持った相手との相性は最悪であり、 それなりにパンプしない限り折角のアンコールが出来ないまま山札に送られてしまうので ノーコスト+圧縮の出来る「パジャマの茜」を入れておくと良いだろう。 また、フロントアタックを仕掛けていこうとなると、自ターンと相手ターンに1回ずつ、 1ターンで計2回のアンコールが必要になることが大半である。 その分のアンコールコストをこのカードで稼ぐには、1コストとCXシナジー両方のドローをしなくてはならない。 毎ターン指定CXを打つことはまず不可能なので、つまりはゆくゆくは維持できなくなってしまう。 また、もう一つの毎ターン使用出来るドロー能力はCXシナジーと違い1コストを消費するので、 このカードを維持している間はストックの溜まりが大幅に鈍ってしまう。 だがこのカードの真骨頂はストックや手札アドバンテージではなくデッキ圧縮である。 デッキが20枚以下の中にCX8枚という恐るべき状況を作り出し、その後1点もダメージを受けずに勝利する事もあり この特異なドロー能力と生存能力は上手く使うと鉄壁の壁となる。 D.C.ⅡP.C.にてついにアンコール潰しの「贅沢な悩み」、リトルバスターズ!エクスタシーで「壊れゆく心」が登場。 天敵とも思われるがYシャツの美夏を置き、「壊れゆく心」を逆に使用すれば相手がアンコール出来ず相打ちに持っていけるので中々強力。 【アンコールビート】?というデッキタイプのキーになり得るキャラのひとつ。 イラストもヴァイスのための書き下ろしで婿殿垂涎の代物。 ・対応クライマックス カード名 トリガー もう、忘れない(DC/W01-099) 本 もう、忘れない(DC/WE30-21) 1・門 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 Yシャツの美夏 1/1 3500/1/1 赤 ・関連ページ 「杏」?
https://w.atwiki.jp/syokou/pages/326.html
そんなわけで始まったタクティクスオウガプレイ記。 まずは主人公の名前を入れろってなわけで名前を入れることにする。 やはりここは『エアリアル』で決まりだろう。 次にいろんな神様からいろいろ質問攻めがくる。 この質問の答え方は友人から「タクティクスオウガやるならこれがオススメ」とのことでそのとおりに答えていった。GJ! そんなわけでストーリーが始まる。 なんか人が死んでる。あと馬に跨った男が走ってたり・・・ああ、そうそう。こんなんでしたねw と、長ったらしいOPが終わって会話がスタート。 ヴァイス「情報どおりだ。ランスロットの野郎が現れたぜ。」 おお、ヴァイス!いたな!!こんなやつ!! ダイの大冒険でいうポップ的なポジションだったっけ?思い出せないがまぁいい戦力になるだろ。 エアリアル「わかった。姉さん…、いよいよだね。」 出ました、我等が国王!!エアリアル!!! カチュア「…やっぱり、やめよう。…ね?私たちに勝てるわけないわ。」 そして彼女が国王のお姉さんです。ヴァイスはピンときたけどいまいち思い出せない。 まぁ多分魔法とか使うんだろ。 というわけでどうやら仇のランスロット御一行様が来たので3人は一行を奇襲することに。 よっしゃ、任しとけ!! ってなわけで最初のステージ。 白いのが3人に鳥人間、ガンダルフ・・・。 こいつら指輪の世界から来たんじゃないだろうな・・・? ヴァイス「挟み撃ちにするぞ。後ろへまわってくれ。」 任せろヴァイス!こいつら全員血祭りにしてやるからよ!! まずは後ろから撹乱する!奇襲とはこういうものだ!! 意気揚々と後ろに回る我等が国王!!しかし!! ヴァイスが勝手に突っ込んでいきイベントが始まって戦闘終了。 国王何もしてません。 おいおい・・・初っ端からこんなんだっけ?もう少しなんかなかったっけ? とりあえずヴァイスはウザいやつだったことを思い出した。 こいつはうぜぇ・・・そういえばキャラもなんかウザいな。 絶対裏切るだろこいつ・・・。 ってなわけで仇と思ったランスロット御一行は別人でした。 そこで選択肢が・・・! 1.どうか僕らをお許し下さい。 2.姉さん、油断しちゃいけない。 俺なら『2』を選びますがこれは国王エアリアルの物語。 国王ならきっと素直に非を認めるでしょうね。 というわけで1を選びます。 聖騎士ランスロット「気にする必要はない。…驚きはしたがな。」 そりゃまぁ人違いで奇襲されたら誰だって驚くっていうかキレるわな。 聖騎士様は人間ができていらっしゃる! そんなわけで聖騎士様に事情を説明。 今、この島はガルガスタンとバクラムとウォルスタが争う三国志状態。 バクラムはローディス教国というところと組んだと。 彼らの仇のランスロットってのはローディスから派遣されていろいろと情報収集やら秘密工作をしている暗黒騎士団のお偉いさんだそうだ。 そしてウォルスタはそういう後ろ盾がなくて、さらに指導者まで捕まっていると。 この会話の最中もヴァイスがウザかった。安心しろ。あとで俺が楽にしてやる。 ヴァイス「…悪かったよ。確かに俺たちだけじゃ無理だ。あんたたちの力が必要だ。」 お?意外に素直なのかな? 騎士ギルダス「そうと決まれば『善は急げ』だ。アルモリカ城へ行こうぜ。」 お髭のナイスガイは絶対にもう1人のミルディンってやつとBLな関係だな。間違いない。 カチュア 「…ち、ちょっと待って。城には兵が大勢いるわ。私たちに…、いえ、騎士様にだって勝てないわ。無理よ、死んじゃうわ。もう、戦いは、…たくさんよ。」 聖騎士ランスロット 「きみはどうなんだ? きみの意見を聞かせてくれ。 1.是非とも力をお貸し下さい。 2.あなた方の力は必要ありません。 素直な国王なら1を選ぶだろ。 そういえばこの選択肢ってストーリー的に影響とかいろいろ受けるのかな? 会話が変わるだけなのかな?まぁ深く追求しないでおこう。 そんなわけで3人はゼノビアというところからやってきた明日の食い扶持がほしくてたまらない愉快な騎士様たちとウォルスタの指導者であるロンウェー公爵を助けに行くことになったのだ。 ってなわけで公爵が捕らえられているアルモリカ城にやってきました。 今こそ国王の力を見せるとき・・・!! そんな国王に騎士様たちが戦闘中のアドバイスをしてくれます。 ありがたや・・・。 これだけの人が国王に力を貸してくれる! さぁいけ!!エアリアル!!お前の力を見せてやれ!!!! 戦闘終了 は・・・? あれ?国王何もしてないよ? おいおい・・・これじゃあ国王はリアルの国王と一緒じゃねぇか!!!!! とりあえず次の戦闘に進もう。 なるほど、城内戦もあるわけね。FFTを思い出した。 そういえばFFTも最初はガフガリオンとかアグリアスに戦闘任せっきりでよかったもんな。 じゃあそうなってくると主人公がすることといえば・・・。 味方に投石。 エアリアル「ヴァイス!しね!!」 ヴァイス「ぐぇぁ!エアリアル!!てめぇ!!」 狙われるのはヴァイス。 戦闘もあっという間に終わった。 やはり聖騎士様たちは強かった。 そんなわけでロンウェー公爵を救出しました。 聖騎士様たちもロンウェー公爵に雇われました。 就職おめでとうございます! さて、そんなわけで我等が国王はどうなったかというと・・・。 ロンウェー公爵 「そなたら若き英雄たちが騎士となればウォルスタの結束は高まる。そして、私の直属の遊撃隊として活動するのだ。どうだ?やってはくれんか?」 ヴァイス「も、もちろん、仰せのとおりに。」 ロンウェー公爵「よろしい。では、騎士団の名前をつけよう。」 ここで名前入力画面に。 名前なんて決まってる。 諸侯会議以外になにがあるんだ!!! あ、あれ? ん? 諸侯の『諸』の字がないよ~? てめぇなめとんのか よし、それならヴァルベルデ騎士団だ! ヴ、ァ、ル、ベ、ル、デ、騎、士、・・・ 8文字までしかいれられないだと!? なんということでしょう・・・。 なら仕方ない。バルベルデ騎士団だ。 カッコいいのかカッコ悪いのかよくわからんがこれでいこう。 こうして国王は新たな部下を貰い、騎士団を結成したのである! そして次の瞬間、こいつらを全員リストラする国王。 これぞ派遣切り!! 皆さん、最初に約束しましたよね? 諸侯をユニットにすると。 今現在、諸侯は国王のみ。 このゲームは兵士を雇えちゃったりするんです。 しかも名前とかも決められちゃうってんだからね。 エアリアル「ようし、まずは仲間集めだ!!」 とりあえず今日はお話的にも区切りがいいからここまで! 次回をお楽しみに!! ゲームのアドバイスとか感想はこちらにどうぞ! 序盤はニンジャでレベルアップしてAGIを上げしろ。 たまにそれぞれの役割にあった職業でレベルアップ。 でないと後半で大変なことになる。 -- 名無しさん (2009-04-28 08 49 13) 至近距離で敵とドンパチするアタッカー型、中距離、遠距離からの援護射撃型、回復型などとチーム編成はバランスよくね -- 名無しさん (2009-04-28 12 25 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/clownofaria/pages/42.html
第一部 第十二話『病院。林檎と一時の休息』 「なぁ。アサギ」 「何だね?」 プリンを夢中で食べているアサギにヴァイスは声をかける。 「もしかしてエリオってさ……幽霧のことが好きなんじゃないか?」 「思春期の子は分らんが、そうかもしれないな~」 そんな事など、どうでも良いらしくにアサギはプリンを口に運ぶ。 「かなり不毛な道じゃないのか?」 「エリオが選んだ道だ。私たちが口出しする事じゃない」 「でもさ……」 ヴァイスはキャロとルーテシアをちらりと見る。 エリオに恋心を抱いているであろう二人がどんな行動を起こすか、ヴァイスは心配だった。 しかしヴァイスの予想は綺麗に外れた。 二人はエリオを羨ましそうに見ていたのだ。 その目は微かに殺気混じりであった。 ヴァイスは頭を抱えたくなった。 「ただいま……」 エリオたちを転送ポートまで送って行ったヴァイスが帰ってきた。 「ふぅ……」 ヴァイスは近くにあるパイプ椅子に座り、溜め息をつく。 「ご苦労様でした」 煎れた紅茶をヴァイスに差し出す幽霧。 ヴァイスはその紅茶を飲む。かぐわしい香りが鼻腔をくすぐる。 吐息を吐き出しながらヴァイスは呟く。 「全く、チビどものお守りは疲れるよ」 「自分もヴァイスさんから見ればチビなのでは?」 幽霧の問いにヴァイスは苦笑する。 「お前で手がかかるようなレベルだったら、他の奴らは問題児レベルだ」 「全くだ」 「!?」 突然入った声に全員が驚き、声のする方を向く。 そこにはスライドドアにもたれ掛かる寒天の姿があった。 「久しぶりだな。幽霧」 「そうですね。寒天さん」 寒天は幽霧の方に歩み寄る。 ヴァイスが席を空けようとするが、寒天はロッカー脇からパイプ椅子を取り出して座った。 「お前。またやっちまったようだな」 横柄に長い足を組み、懐から取り出したタバコを咥える寒天。 「タバコは止めたとか言ってませんでしたか?」 「リンディさんの前では吸わないさ。しかし、長年培った癖と言う物は直らないものさ」 そう言って寒天は幽霧の膝の上に乗るアルフィトルテを見る。 「ツェチェリカ先輩!?」 寒天は驚きで咥えていたタバコをポロリと落とす。 アルフィトルテは可愛く首を傾げながら寒天を見る。 幽霧は寒天に尋ねた。 「アルフィトルテがどうかしましたか?」 落ちたタバコを咥えなおし、寒天は答える。 「すまん。お前の膝に乗っている子供が知り合いに似ていただけだ」 「確かにこいつはアルフィトルテ・ツェチェリカさんに似ている」 そう答えたのはさっきまで幽霧の煎れた紅茶を啜っていたアサギだった。 さっきまでケーキの店が掲載された雑誌を読んでいたのだが、いつのまにかその目はアルフィトルテを見ていた。 アサギはすぐにアルフィトルテから視線を外して呟く。 「しかしアルフィトルテさんはあの事件で……死んだんだ」 その言い方はまるで自身に言い聞かすようであった。 「……そうだな」 いつの間に火をつけたか分からないが、寒天は渋い顔をしながら紫煙を吐き出す。 幽霧は徐々に空気が重くなっていくのを感じた。 そこでヴァイスが口を出す。 「アルフィトルテ・ツェチェリカっていう名はよく聞くけど、どんな人だったんっすか?」 「歩く殲滅兵器」 アサギはその単語だけを口に出した。 その単語にヴァイスはぎょっとする。 タバコを吸っていた寒天が説明を始める。 「あの人は一騎当千を体現したような人だった。一部では、単身でアルカンシェルが撃てるという噂もあったな」 ヴァイスの額に汗が流れ始める。 アルカンシェルといえば、大型艦船用の強力無比な魔導砲。 空間を歪曲させながら反応消滅を起こさせるあの魔導砲を魔法で再現し、それを撃てるという事だ。 そんな魔導師が時空管理局の敵に回ったらJ・T事件や煉獄の火車事件と同レベルの惨事が起こりかねない。 寒天の説明にアサギは更に付け加えた。 「今では私や寒天一等陸尉。エース・オブ・エースも管理局最強の一角と言われているが、あの人たちに比べれば……まだ可愛いものだ」 その言い方はまるで自嘲しているようであった。 幽霧とヴァイスは最強の一角と謳われる二人にそこまで言わせる人がいることに驚いた。 アキは全く興味がないらしく、雑誌を熟読している。 思い返すようにアサギは天井を仰ぎ、さらに自嘲染みた言葉を吐く。 「アルフィトルテさんを止められたのは、私の師匠と当時の首都防衛部隊メンバーくらいだったからな~」 「俺は今でも、アルフィトルテさんを止めれるような実力がついたとは思えない」 タバコのフィルターを噛みながら寒天は苦笑する。 「私だって、あの紅い災害を止めるにはまだまだ研鑽が足りないと思っているさ」 アサギも寒天につられて笑う。 二人は楽しそうに笑っているが、幽霧とヴァイスは戦慄した。 下手したら大災害を起こしかねない魔導師を止められる人たちが存在するのだ。 当時の局内については分からないが、制御するのに苦労した事だけは安易に予想がついてしまう。 「そういえばさ……」 話を少しでも変える為にヴァイスは幽霧に尋ねる。 「お前はエリオについてどう思う?」 「エリオ・モンディアル二等陸士ですか? ただの知り合いです。それ以上もそれ以下もありません」 淡々と答える幽霧にヴァイスはため息をつく。 ため息をつかれる理由が分からない幽霧は首をかしげた。 「もしエリオがさ……お前の事が好きだったらどうする?」 「そうなんですか?」 ヴァイスにそんな事を言われても、幽霧の表情は全く変わらない。 「なんとも思わないのか?」 「エリオ・モンディアル二等陸士が自分を好きだという邪推はエリオ・モンディアル二等陸士に迷惑ですよ」 表情一つ変えない事に疑問を感じているヴァイスに幽霧はそう答えた。 そして幽霧はいつもの口癖で締めくくる。 「もしそうだとしても……まあ。慣れてますから」 ヴァイスはある意味で同情的な目で見てくるが、幽霧は全く気にしていなかった。 実はヴァイスが思っている以上に幽霧はその手のトラブルに慣れすぎている。 入局すれば更衣室においてある隊服が男性用から女性用に変えられ。 女性用の隊服を着ていたら、男性局員にナンパされ。 ラブレターらしきものが更衣室のロッカーにねじ込まれ。 しょうがないという理由で割り切りながら仕事をしていたら知り合いに泣かれ。 所属する部隊の隊長からは任務ごとに女装を命じられ。 いつの間にか総受け集なるものまで作られ、売買までされている。 幼少の頃の事も挙がればキリがない。 同性の他人から恋心を抱かれているなど、まだ可愛いレベルだ。 それを分かっている寒天とアサギはヴァイスに言う。 「幽霧に恋心を抱いている程度のレベルならまだマシだぞ。ヴァイス」 「中学生の頃なんか、クラス全員から白雪姫のヒロイン役を推薦されたつわものだからな~」 ヴァイスは噴きそうになったが、幽霧のことを思って踏みとどまる。 「確か長月部隊長に連れられて、幽霧の学芸会を見に行った時は凄かったぞ。王子役の男子がキスをするマネで良いのに本当にしようとしたから、ステージの上で乱闘が起きたな」 「俺が知っている話だったら、旅行かなんかの風呂場で盗撮した幽霧の写真が高値で出回っていたらしいぞ。それも胸部と大事な部分を黒い線で隠されて」 ヴァイスは開いた口が塞がらなかった。 アサギの話はともかく、寒天の話は既に犯罪レベルだ。 幽霧をちらりと見るヴァイス。 何故か目だけは死んだ魚のように濁った眼をしていたが、幽霧の表情は全く変わっていない。 二人の話を聞いてヴァイスは合点がいった。 元々の事もあるかもしれないが、犯罪に近いセクハラを受け続けたらこうもなってもおかしくない。 エリオが恋心を抱いているかもしれないという憶測を聞くことなど、幽霧にとっては表情を変える程の物ではないのかもしれない。 いろんな意味でヴァイスは幽霧に尊敬と同情の意が込み上げてきた。 「そろそろ診察をして貰う時刻じゃないのか?」 アサギは幽霧に声をかける。 「そういえばそうですね」 「なら、俺がこいつの付き添いで行こう。積もる話もあるからな」 寒天は立ち上がった幽霧を押して部屋を出る。 シャマルの診察が終わった帰り、病院の廊下を歩きながら寒天は呟く。 「重体であっても意識があれば、這ってでも任務を行おうとするお前が大人しくしているとは思わなかった」 感心しているような寒天に幽霧は苦笑しながら答える。 「無茶をしたら泣かれてしまうので」 「そうか」 寒天は何か考えているらしく、火のついていないタバコを噛みながら無言で歩く。そして少し間をおいてから幽霧に切り出す。 「幽霧。お前が裏オークションで見たと言っていた男の特定が出来た」 「本当ですか!?」 少し驚いたような顔をする幽霧。 寒天は歩きながら説明を始める。 「お前の証言で一致した男の名はカイゼル・シュランゲイル。元二等陸尉で、現在は行方不明。所属部署は首都防衛部隊。 ……俺とお前の先輩だ」 先輩に当たる局員が犯罪活動に手を染めている事を驚くべきかもしれないが、無言で幽霧は話を続ける様に促す。 「脱隊時期が戦闘機人によって、局員が殺された時期と重なる」 「カイゼル・シュランゲイルは、その事件と何らかの関わりがあると言う事ですか?」 タバコを噛みながら寒天は口元に笑みを浮かべる。 「ご明察」 そこで会話が途切れる。聞こえるのは足音と遠くから聞こえる喧騒のみ。 二人の間に沈黙が流れる。 「なあ」 寒天は沈黙を破り、幽霧に尋ねた。 「何でお前は自身の部隊長ではなく、俺にカイゼル・シュランゲイルの事を聞いたんだ?」 幽霧は寒天の問いに答えようとせず、無言で廊下を歩く。 寒天が諦め様とした時、幽霧はその問いに答えた。 「長月部隊長は自分だけではなく、諜報部全員に何かを隠しているような気がするからです」 その一言だけを発すると、幽霧は再び口を閉じた。 そして寒天もこれ以上、幽霧に尋ねようとはしなかった。 寒天たちが帰った後、幽霧はベッドに倒れながら天井を見ていた。 カイゼル髭と名乗った男については寒天によって分かったが、腑に落ちない点があった。 先天性古代遺失物能力者という単語に妙な懐かしさを感じた事。 そして裏オークションで出会った女性に見覚えがある事。 寒天にその二つも尋ねれば良かったのかもしれないが、幽霧は尋ねようとしなかった。 興味本位で知ってはいけないような気がしたからだ。 知ってしまったら、何かが終わってしまう。 何故そんな感じがしたのかは幽霧には分からない。 しかしその意識とは別に違う意識が逆の事を囁く。 でも、その真実を知らなければ後悔する 知らなければ、いつもと変わらない日常を過ごせる。しかし知らなければいけない。 幽霧は自身のよく見る夢と欠落した記憶が存在する事の二つが矛盾した意識と関係あるような気がした。 今すぐにでも先天性古代室物能力者とその女性について調べたいと思ったが、幽霧はその考えを振り払う。 その二つについて調べる前に、疲弊した身体を治す為の英気を養わないといけないからだ。 幽霧は瞼を閉じ、自身の意識を深い眠りの世界に沈めた。 真夜中。アルフィトルテは奇妙な声と音で目を覚ます。 アルフィトルテが瞼を擦りながら身体を起こす。 何故か向こうのベッドに大きな山が出来ていた。 身体を丸めているのだろう。シーツが大きく盛り上がる。 魔力光を明かり代わりに使っているらしく、山が燈色の光を放っている。 「はぁ……かすみたん……かすみたんっ!」 荒い声と共に変な声がシーツから聞こえてきた。 そして微妙に塩素系漂白剤のような臭いがし始めてきた。 眠気で思考がおぼろげながらも、アルフィトルテは判断した。 目の前にある燈色の山はママに仇を成す人の一人だ。 アルフィトルテは人差し指と中指を立て、燈色の山に向ける。 「其は呪いの魔弾。我はその呪いを持って我が怨敵を穿つ」 呪文が紡がれた途端、アルフィトルテの片腕に魔法陣らしき紋章が浮かび上がる。 それと同時に無数の紅い魔弾が出現する。その数は約四十。 使用者の感情に呼応するかのようにその魔弾は強い光を放つ。 「其は呪いの魔弾《ガンド》……ファイア」 紅い呪いが燈色の山に放たれる。その一撃でもはや光弾。もはや暴力。 それが約四十発。まともに喰らってしまったら耐え切れるとは思えない。 「ぐぅ……ぐべぇ……はぎっ! たわばっ! げぼぉ!」 病室にくぐもった呻き声が響く。 しばらくすると燈色の光が消え、静寂が病室を満たす。 アルフィトルテは猫の様に幽霧に擦り寄り、再び眠りに着いた。 「……ぐっ……めたぁ……ばぐぅ……まぐぅ……げぼぅ……あべじっ!」 幽霧は奇妙な呻き声と何かを殴るような鈍い音で目が覚めた。 「おはようございます」 銀髪の女性が林檎を剥きながら幽霧に挨拶をする。 「……ノイン」 「林檎は食べますか?」 ノインの問いに幽霧は首を振り、身体を起こす。そして目の前の光景に絶句する。 何故か包帯が巻かれた人間大の蓑虫が鎖で106号室の真ん中に吊るされ、白い髪をした女性がそれを殴っていた。それも拳に魔力を纏わせて。 「ぷぎゅっ……ばぐっ!」 蓑虫は殴られるたびにくぐもった声を出す。 しかし女性は躊躇など全く無いかのように蓑虫を殴りつける。その動きは惚れ惚れするほど滑らかで綺麗な動きだった。 殴られるたびに蓑虫を吊るしている鎖が軋み、蓑虫の呻き声が少しずつ気持ち良さそうになる。 「あぁ、もっと……もっとだっ……! いいっ……もっとぉ……もっとだぁぁ……!」 「五月蝿いです」 更なる快感を得ようと必死になる蓑虫に女性は無慈悲な拳を叩き込む。 それは今まで最も鈍い一撃。蓑虫の身体は跳ね、口から胃液が吐き出される。 悶える蓑虫と拳でじゃれあう白髪の女性から視線を外し、妙に分厚い冊子を読むノインに尋ねた。 「一体何があったのですか?」 ノインは無言で読んでいた冊子を差し出す。 その冊子に幽霧は絶句する。渡された冊子の表紙にはしっかりと幽霧霞総受け集と書かれていた。 絶句する幽霧にノインは言う。 「長月部隊長もご立腹ですね。言い渡さす時まで大声でケタケタ笑いしてました」 その言葉に幽霧は寒気に似た何かを感じた。 長月部隊長がケタケタ笑いをした時、次元振以上の災害が降りかかるからだ。 今度の原因はきっと、幽霧が持っている幽霧霞総受け集という冊子のせいだろう。 包帯の塊がナタネに殴られている理由が分かった幽霧は視線を移す。 ナタネは深く踏み込んで、魔力を纏った右拳を叩き込む。砲撃が撃たれたかの様な凄まじい音がした。 サンドバックにされていた包帯の塊はイルカのように垂直に、天井まで舞い上がった。 そして包帯の塊は天井にめり込む。同時に巻かれていた鎖が煙のように消える。 自重で落ち、身体が106号室の床に叩きつけられる。それが包帯の塊が辿る運命。 しかしナタネはそれを許さなかった。 包帯の塊が落ちる瞬間、ナタネは腕を伸ばし、親指に中指を引っ掛ける形を作る。同時に右手が魔力の集束で煌めく。 弾かれた中指を喰らった包帯の塊は窓を突き破り、外へと飛んでいく。 まるで零距離で砲撃魔法を喰らったようだと幽霧は思った。 その数秒後に何かが地面に叩きつけられる音がした。 幽霧はサンドバックにされた包帯の塊が大丈夫か心配になった。 包帯の塊の事など全く気にしていないナタネは幽霧を見る。そして少し驚いたような声で言う。 「少し会わない内に面白い身体になってますね」 そう言ってナタネは幽霧の右腕に触れる。腕に魔法陣のような紋様が肌に浮かび上がる。 微かに驚く幽霧とノインにナタネは淡々と説明する。 「刻印を身体に刻む事で魔法を扱えるようにする民族がありましたが、ユウギリの腕にあるものがそれに似てますね」 ナタネがユウギリの腕から手を離すと、腕に浮かんでいた紋様がゆっくりと消えた。 剥いた林檎を乗せた皿をテーブルに置いたノインは興味がありそうな顔で尋ねる。 「どんな魔法だったんですか?」 「その民族では聖痕式と呼ばれていましたが、マスターは刻印魔術と呼んでいました。効果は……」 言いよどむナタネ。少し間を置いてから聖痕式の効果について答えた。 「物体をデバイスや魔法とする魔法です。一種の変換魔法やブースト魔法と思って下さって結構です」 ナタネの口から出た言葉に二人は驚く。 古代には様々な魔法術式が存在していたというのは養成学校の訓練生でも知っている。しかし名前や存在などの詳しい事は伝わっていない。 まさか人体改造に近い事を行う魔法術式が存在するとは思わなかった。 それと同時に存在していた事が知られないという理由も分かった。 民族間の魔法術式という事もあるが、刻印を刻む事にもリスクがあったからだろう。 人体や物体に刻印を刻む事でどこかに不備が出てもおかしくない。 発動した瞬間、魔力爆発による死傷者が出ないとも限らない。 そのほかの理由も踏まえて、聖痕式は秘匿されてしまったのだろう。 「刻印魔術を平定するのには骨が折れました」 その時の事を思い出したらしく、思い返す様にナタネは語り始める。 「刻印魔術が発動しているとはいえほとんど生身で《神堕ろし》と呼称されたヴァイスヴェルトの砲撃を迎撃してきましたし、禁忌の魔術であった《神殺し》も余り効果がありませんでしたね。最も困ったのは《神殺し》を再現された時でした。あの時ほど、《神殺し》の恐ろしさを感じた時はなかった」 二人にとっては見聞きした事の無い単語がいくつかあったが、色々と大変であったことが分かった。 「それで、どうなったのですか?」 「我が主の集束魔導で一掃されました。ナノハの集束魔法を除いたら、主の集束魔導より美しいものは思いつかない」 思い返しながら呟くその顔は微かに笑みが浮かんでいた。 「マスターの話している時、ナタネさん子供みたいな顔をするんですね」 ナタネの頬に微かな朱が差す。 ノインは穏やかに微笑む。 「とりあえず、ご飯でも食べに行きましょうか」