約 4,088 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/5294.html
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/29(土) 18 52 25.47 ID AmXg8dhyo 姫子「風子」 風子「うん」 拳を軽くつき合わせる。一緒に見た映画のワンシーンを再現していた。 姫子風子「「 グッド・ラック 」」 終 593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/29(土) 18 59 02.94 ID AmXg8dhyo 終わりました。読んでくれた方、ありがとうございました。 ツバメのモデルは以下三人。 どちらも不幸体質ですが、支えがあって強いです。 相馬轍 (風雨来記) 倉上進矢 (コンチェルトノート) 五日市圭治 (とっぱら~ざしきわらしのはなし~) 色々とアレでしたが、読んでくだされば幸いです。 なんというか、もっと精進します。 595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 22 17.94 ID WmJAPMKKo 読んでくれてありがとうございます。報われました! おまけを投下します。 その前に、 ≪一目で分かる! ヴェガシリーズ一覧表!≫ 【分岐】=紬の声を失う回避 八月 ―― 紬「超特急ヴェガ?」 ―【分岐】→ 夏目「超特急ヴェガ?」紬「超特急ヴェガです」 八月下旬 ―― 奏「極上生徒会です」紬「軽音部です」 九月 ―― 紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」 二年後 ―― 姫子「グッド・ラック」 五年後・9月28日 ―― beginning 五年後・大晦日 ―― 紬「ウィンタージャーニー」 ― 596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 23 53.86 ID WmJAPMKKo 紬「超特急ヴェガ?」 (ものすごく長いです) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301931951/ 紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」 (場面構成が滅茶苦茶で読むのがキツイです) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314870947/ 紬「ウィンタージャーニー」 (いつかみた~を知っていないとワケワカランです) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322729683/ 【分岐】 夏目「超特急ヴェガ?」紬「超特急ヴェガです」 (色んな作品のクロスで大変です) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322674018/ 奏「極上生徒会です」紬「軽音部です」 (極上生徒会を知らないとキツイです 主人公:律) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341449513/ 姫子「グッド・ラック」 【瀬織】 男「……」影女「あけましておめでとうございます」 (とっぱら~ざしきわらしのはなし~) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325359507/ 由美さんに言わせなければいけない台詞を書き忘れていたので、強引に瀬織を登場させました。(ごり押し宣伝) 【参考にした曲のアーティスト】 Sarah Brightman Andrea Bocelli The Band Apart、bump of chicken、松たか子、元ちとせ、山下達郎、 折笠富美子、ケツメイシ、ROSSO、小田和正、平原綾香、東京エスムジカ Schroeder-Headz、dreams come true、LOST IN TIME ここまでが本編。 ここからがおまけのヴェガシリーズ完結編です! 26ありがとう、の画像を参考にどうぞ! 完全に自己満足の世界です。気にしない!!!!(ヤケクソ) 597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 26 16.43 ID WmJAPMKKo ― ― biginning ― ― ドアを開いて、みんなの居る場所へ戻る。 風子「見送ってきたよ」 エリ「わすれもの、かぁ……なんだか、かっこいいね」 信代「残念だったね、春子」 春子「あのバイクは姫子の大切な相棒ってことで、諦めるよ」 そう言って爽やかに笑う表情に、名残惜しさは微塵も感じなかった。 いちご「……」 風子「……」 いちごちゃんが少しだけ嬉しそうなのは気のせいかな? 和「どうしたの、風子」 風子「え?」 和「いちごの顔を見ながら口元が緩んでたわ」 いちご「……え」 風子「えっと……」 みんなの視線が集まる。誤魔化すのは大変だろうから、直接言ってみよう。 風子「姫ちゃんが北海道に行くことがそんなに嬉しいのかなぁ~って」 いちご「……!」 顔色が変わった。図星のようです。 信代「姫子もわざわざ、今まで頑張って来たことを棒に振らなくてもいいのにねぇ~」 エリ「そうだよねぇ~」 春子「うんうん~」 いちご「ちょっと……な、なに?」 和「そういうことね」 風子「茨の道を選んだ姫ちゃんに敬慕を、ね」 いちご「ち……ちが……違う」 風子「私も尊敬するよ。すぐ決断しちゃったから」 すぐに旅の続きを決断した、立花姫子。 彼女が友達だということが誇りに思える。 いちご「だ、だから、違うって……」 エリ「触れてはいけないことだったら、答えなくてもいいんだけど」 風子「?」 エリ「わすれもの、って……なにかな」 598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 28 12.23 ID WmJAPMKKo エリさんが真剣な表情で問いかける。 和「……」 信代「わすれもの、ね……」 春子「余程のモノだよね……」 いちご「……」 エリ「……」 風子「……それは」 みんな、今日まで姫ちゃんを心配してきた。 北海道から帰ってきてからの落ち込みようは尋常じゃなかった。 私たちは隣にいることしかできなくて。 ここにいるみんなも、それには触れないでいてくれた。 あの時の姫ちゃんを知っているのは私だけ。 北海道に住む三人にはそれとなく伝えているけれど、核心に迫ることは伝えていない。 あの闇の深さは姫ちゃんと私しか知らない。 風子「とても、言いづらいんだけどね」 和「……」 エリ「そ、それだったらべつに……」 いちご「……うん」 春子「まぁ、風子が良いことだと思っているなら、それでいいか」 信代「そうだね」 風子「……」 でも、私は言うからね、姫ちゃん。 和「……どうしたのよ」 風子「ふふ、……ヒントはね~、ブーケだよ」 エリ信代春子「「「 ブーケ? 」」」 そう。結婚式で渡されるブーケ。 私の予知は当たるよ、姫ちゃん。 599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 30 12.83 ID WmJAPMKKo 夏香「あの時のブーケの話?」 風子「なっちゃん……」 背後から話しかけてきた幼馴染。 夏香「英子連れてきたよ」 英子「みんな、こんばんは」 信代「こんばんは、新婚さんに夏香」 夏香「うーん……、幸せの後に呼ばれると変な感じ」 エリ「久しぶり~」 和「結婚式以来ね」 英子「うん、久しぶり」 春子「3ヶ月か、長かったような短かったような」 英子ちゃんと夏香ちゃんは小さい頃からの付き合い。 あの、守れなかった約束を交わした二人。 今でも一緒にいられるのが嬉しい。 英子ちゃんの苗字が変わったのは3ヶ月前の、ジューンブライド。 和「どうだった、ハネムーンは?」 英子「よかったよ」 エリ「まぶしっ!」 信代「神々しい!」 春子「幸せオーラ出てる!」 風子「あはは」 ここにいる私たちが参加したのは、英子ちゃんの結婚式。 英子ちゃんの花嫁姿は綺麗だった。 嬉しくて、嬉しくて、少しだけ泣いてしまった。 600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 31 55.02 ID WmJAPMKKo 夏香「あんまり来てないんだね」 和「というより、まだ予定時間の30分前だから。まだ来てないのが正しいのよ」 夏香「え? だって、風子が……」 風子「凱旋門どうだった?」 英子「凱旋門だったよ」 夏香「ふぅにまた騙された!?」 信代「あたしらも騙された口だから……」 いちご「うん……」 春子「意味があるのかね、この時間って」 風子「30分も1時間も変わらないよ」 夏香「ふぅと私じゃ時間感覚違うから!」 英子「まぁまぁ」 夏香「まったく……騙されたことが悔しいんじゃなくてさぁ」 風子「たくさんおしゃべりできるよ」 夏香「うるさいっ」 小さい頃によくやったやりとり。 私がなっちゃんをおちょくって、英子ちゃんがそれをなだめる。 瀬織「はい、オレンジ二つ」 風子「ありがとうございます」 夏香「……もしかして、そのオレンジって」 風子「英子ちゃんとなっちゃんの分だよ。どうぞ」 夏香「勝手に決めないでくれる?」 風子「英子ちゃんはお酒呑めないでしょ。なっちゃん運転手だから、オレンジかなって」 夏香「なぜオレンジ、一択なの……」 エリ「大変だね……」 夏香「……全然変わらないから、慣れてるけどね」 信代「凄いね、夏香……」 風子「ノートルダムはどうだった?」 英子「そうそう、パリでね……」 デジタルカメラを取り出して操作をしている。 パリの写真を見せてくれるのかな。 英子「ほら、見て」 風子「あ――」 凱旋門を背景に、英子ちゃんと、懐かしい顔と、見知らぬ二人と―― バタンッ 「 たのもぉー!! 」 601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 33 36.38 ID WmJAPMKKo ドアが勢いよく開かれた。 マスターである瀬織さんが何事かと驚いている。 噂をすれば、影。 風子「みんな、ノーリアクションね」 エリ「ど、どうして?」 和「簡単に許してはいけない、ってことね」 信代「そうだね、そうしよう」 春子「今まで連絡よこさなかったアイツが悪い」 英子「ふふっ」 風子「英子ちゃんは隠れてて」 英子「うん」 夏香「……なるほど」 「あ、あれー?」 困惑気味の彼女に、私たちは懐かしさを抑えつつ、初対面であるかのような反応をする。 風子「えっと……?」 「わたしだよん!」 和「どちら様ですか……?」 「だからー! わたしだよん!」 信代「わたしだよ、と言われても……」 「え……」 春子「……いや、誰?」 「……」 エリ「……ッ……ブフッ」 エリちゃん、耐えて! 「し、失礼しました……」 バタン 602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 34 42.30 ID WmJAPMKKo 英子「あれ……?」 春子「やりすぎたかな」 信代「悪乗りが過ぎたね」 和「いいのよ」 夏香「和は容赦無いね」 瀬織「ちょっと、なんなのあの子は」 風子「同級生です。様子見てくるね」 いちご「うん」 笑って近づいてくると思っていたんだけどな。 ドアをこっそり開いてみる。 その彼女は黒猫と対話をしていた。 風子「……?」 「おい、出てくる次元を間違えたんじゃねえのか」 黒猫「ニャー」 「じゃあどうして、私の顔を知らないんだよ」 黒猫「ニャー」 「いや、だってさ、そうとしか考えられないじゃんか」 黒猫「ニャ」 「んー?」 黒猫「ニャ、ニャ」 「そうか。……そうだよなぁ」 黒猫「ニャー」 「……とにかく、間違えたわけじゃないよな?」 黒猫「ニャ」 「わたしが桜が丘高校に通っていない、という次元に出たわけじゃ――」 風子「りっちゃん、猫語が分かるの?」 律「うわぁあ!?」 風子「猫と会話していたよね?」 律「な、なんだよ! 私が誰か分かるのかよ!」 風子「うん」 律「じゃあ挨拶くらい――」 潮「久しぶり~風子~!」 風子「あ、潮ちゃん! 久しぶり!」 潮「結婚式以来だね……って! 律!?」 律「……うん」 603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 35 43.48 ID WmJAPMKKo 潮「うわ! レアな人がいるよ、慶子!」 慶子「……あ! 本当だ!」 律「よ、よぉ……。久しぶりぃ……」 慶子「わ~……。すごーい……」 潮「うわ……律だぁ……」 三年生の時同じクラスだった潮ちゃんと慶子ちゃん。 珍獣を発見したようなリアクション。 律「な、なんだよ」 潮「喋ったよ!」 慶子「バカにしすぎだから」 潮「あはは」 私はドアを開いて中へ促す。 風子「マスターに飲み物頼んでね。お酒もあるよ」 慶子「うん。分かった」 潮「風子が幹事なんでしょ?」 風子「そうです」 慶子「お疲れ様。今日は楽しもうね!」 風子「うん!」 律「……」 中へ入っていったのを確認してドアを閉める。 律「いや、私も中に入れろよ……」 風子「ペットの持ち込みは法律で禁止されてるよ」 律「此処、国営なのか……?」 黒猫「ニャ」 律「だから、おまえは帰れっての!」 黒猫「ニャー!」 ケンカしてるみたい。 それは意思の疎通が出来ているという証拠。 アカネ「律さんだ」 三花「あ! ホントだ!」 まき「わぁ……」 とし美「…………本物だ……」 律「え、えっと……その……」 風子「エリちゃん、先に来てるよ」 アカネ「うん。ありがとう」 604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 37 58.24 ID WmJAPMKKo 三花「りっちゃん! 世界周ってたって話、後で聞かせて!」 律「お、おう……」 まき「わ、私も聞きたい」 律「え、ええぞ……」 とし美「それじゃ、後でね~」 風子「マスターに飲み物注文してね」 アカネ「うん」 そして、ドアを閉めます。 律「だからな、私を中に入れろと言っている」 風子「断ると言ったよ」 律「今初めて聞いたよ!」 黒猫「ゴロゴロゴロ」 ちか「可愛い~!」 美冬「風子さんの飼い猫?」 風子「ううん、りっちゃんの猫だよ」 ちか「可愛いね君~!」 黒猫「ゴロゴロゴロ」 律「隙だらけだな」 黒猫「!」 サッ と、後ろへ跳ねてちかさんの手から逃れた。 ちか「あ、おいで~」 黒猫「ニャッ」 美冬「どうしたの、あの仔」 律「硬派気取ってんだよ」 風子「アキヨさん、マスターに注文してくれればいいからね」 アキヨ「うん」 律「挨拶くらいするべきだろ!?」 アキヨ「久しぶり」 律「いえーい、アキヨ、久しぶりー!」 りっちゃんの笑顔を見ることなく歩いていった。 律「くっ……」 ちか「これが律さんかぁ」 美冬「実物でみたの初めてだね」 律「五年前にほぼ毎日見てただろ……。痛いぞ、ちか」 ちか「えへへ、ごめんね」 本物を確かめるかのようにバシバシと叩かれていた。 605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 13 39 09.73 ID WmJAPMKKo 律「ほら、入ろうぜ」 ちか「ねぇ、どこを歩いたの?」 律「聖地巡礼だから、秘境とかじゃないぜ?」 美冬「タージマハールとか?」 律「……そっちじゃないけどな。シヴァ寺院っていう有名な場所に行ったんだ」 話をしながら中に入ろうとしている。 それを阻止する。 風子「国際法に触れるので、ペットの立ち入りは困ります」 律「そうか。分かった」 美冬「あれ?」 ちか「入らないの?」 律「風子が入れてくれないんだよ。後でなー」 ちか「うん、後でね」 美冬「聞かせてね」 静かにドアを閉めます。 律「……」 風子「……」 黒猫「……」 膠着状態が続く。 律「ほら、帰ってろよー」 黒猫「ニャ~」 拒否するかのような間延びした鳴き声。 「こんなところで、何をしてるんですか?」 風子「黒猫を連れてきたのりっちゃんが」 「律さんが?」 律「ん? おぉ! 梓!」 梓「……」 律「……?」 梓「……変わりませんね、律さんは」 軽く鼻で笑うかのような表情の梓ちゃん。 それだけで、嬉しさをひた隠しにしていることは、5年の付き合いで分かる。 姫子「グッド・ラック」 46
https://w.atwiki.jp/ridergiron/pages/126.html
【ライダー名】 仮面ライダーオーガ 【読み方】 かめんらいだーおーが 【変身者】 木場勇治 【スペック】 パンチ力:4.5tキック力:9tジャンプ力:ひと跳び38m走力:100mを5.6秒 【詳細】
https://w.atwiki.jp/aquarianagetcg/pages/3481.html
Character Card [[WIZ-DOM]] [[スカラー]]/[[ゴースト]] 2/(2)/1 ▼ [[シールド]] チャージ1 No.2743 Rarity C Illustrator 木場智士 Expansion 望刻の塔 カード考察
https://w.atwiki.jp/ownersleague2010/pages/522.html
7/24(水)発売「ベースボールゲームマガジン VOL.07」付録 No 券種 球 団 名前 C T B P 守備適正 能力 SPECIALABILITY SPECIALABILITY効果 007 PM 広島東洋カープ 外木場 義郎(1968) 9 右 右 投 先 SECRET パーフェクトソウル
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/135.html
「邪魔なんだよ……俺の思い通りにならないものは全て!」 【種別】 仮面ライダー 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー555(平成第4作) 【名前】 仮面ライダーカイザ 【よみがな】 かめんらいだーかいざ 【変身】 ? 【身長】 189センチ 【体重】 95キロ 【パンチ力】 3トン グランインパクト発動時は約5.5トン 【キック力】 7トン ゴルドスマッシュ発動時は約23.5トン 【ジャンプ力】 ひと跳び30メートル 【走力】 100メートルを6.3秒 【9つの世界】 キバの世界(鳴滝の召喚) 【スーツアクター】 渡辺淳(未) (JAE) 【声の出演】 村上幸平 (オリジナルキャスト) 【登場話】 第1話、第4話、第5話 【ディケイドの物語】 第1話 光夏海の見た、予知夢で戦う仮面ライダーとして登場。サイドバッシャー バトルモードに搭乗して、仮面ライダーディケイドと戦っていたが、この夢が何であるのかは不明。 キバの世界 鳴滝の特殊能力でどこかの異世界から召喚された仮面ライダー。競技場の世界に召喚され、仮面ライダーディケイドのベルト「ディケイドライバー」を手に入れるという目的のため、ディケイドとライダーバトルを繰り広げた。 「カイザブレイガン」を使用してディケイドを遠距離から追い詰めるがディケイドのライダーカード「アタックライド イリュージョン」により形勢逆転。その撹乱攻撃に追い詰められてしまう。形勢が不利と考え退却。オーロラの中に消えた。 なお、このカイザは「仮面ライダー555」の登場人物「草加雅人」の喉元を触る癖がそっくりであった。 【オリジナルの555の物語】 多数の次世代製品を製作している大企業「スマートブレイン社」が開発したオルフェノクの王を守るという役割を持つ「3本のベルト」の内一つである。携帯電話型のアタッチメント「カイザフォン」(SB-913P)に913とコードを入力したあと、通常の人間が装着すると変身可能だが変身解除後灰化してしまう「呪いのベルト」と呼ばれている「カイザドライバー」(SB-913B)にカイザフォンを装着することで変身が可能。主にオルフェノクの記号を持つ元流星塾生「草加雅人」がこのカイザの装着者となっている。3本のベルトに共通に装着されている線状の動力源「フォトンブラッド」は仮面ライダーファイズのものよりも高出力であるため黄色に染まっている。他の装着者は元流星塾生の「高宮航太」、「西田清高」、「神道貴久」、スマートブレイン社新社長のホースオルフェノクの正体を隠す「木場勇治」、ラッキークローバーのロブスターオルフェノクの正体を隠す「影山冴子」、劇場版「パラダイス・ロスト」のみ変身一発!ドリンクを2本飲んだ「菊池啓太郎」。元流星塾生の3人は変身解除後灰化して死亡している。例外の啓太郎は無事だったが代わりに「カイザギア」が灰化した。 草加雅人は花形=ゴートオルフェノクの警告通り、オルフェノクの記号の効力が無くなり始め、灰化が始まる。その後、新社長木場勇治に園田真理を誘拐され、琢磨逸郎=センチピードオルフェノクと影山冴子=ロブスターオルフェノクとの戦闘中に肉体が限界となり変身解除し倒れた所を木場に首を折られ死亡し灰化する。。木場は草加死亡直後より変身した。また、高宮は変身後の姿と名前のみで未登場である。 主な装着者である草加自身が持つ技能とカイザギアにプログラムされている秀でたスペックを併せ持っているため、どんな怪人に対応可能な仮面ライダーである。また、専用バイクとして「サイドバッシャー」(SB-913V)を保有しているのも特徴。 首都圏外郭放水路でのオルフェノクの王「アークオルフェノクとの戦いでカイザギアは破壊された。 武装は上記のカイザフォンを103のコードで変形させた単発レーザー銃「シングルモード」と106のコードで変形させる連射式レーザー銃「バーストモード」、更に射撃形態「ガンモード」、斬撃形態「ブレードモード」、そしてガンモードの強化形態「バーストモード」へ自由に変形可能なマルチアタッチメント「カイザブレイガン」(SB-913X)を使用する。使用する必殺技は普段はカメラとして使用できる「カイザショット」(SB-913C)を右手に装着してから発動するパンチ攻撃「グランインパクト」、カイザブレイガンを使用した斬撃必殺技「カイザスラッシュ」。この必殺技はカイザブレイガン・ガンモードから発せられるエネルギーで標的を捕縛してから、カイザブレイガン・ブレードモードを右腕に持ち突進して、標的を一刀両断するという技である。カイザブレイガンを使用した斬撃必殺技「カイザスラッシュ」は他にも「ゼノクラッシュ」と呼ばれる。カードゲーム「ガンバライド」ではガンモードの銃撃必殺技が「ブレイガンショット」と呼ばれる。 そして、小型双眼鏡型のアタッチメント「カイザポインター」(SB-913B)を使用した必殺キック「ゴルドスマッシュ」等の攻撃方法を保有している優秀な仮面ライダーである。 【関連するページ】 555の世界 JAE アタックライド サイドバッシャー アークオルフェノク オクラオルフェノク オリジナルキャスト オルフェノク キバの世界 サイドバッシャー バトルモード ジェットスライガー ジラフオルフェノク スコーピオンオルフェノク センチピードオルフェノク ドラゴンオルフェノク ドルフィンオルフェノク バタフライオルフェノク フリルドリザードオルフェノク ペリカンオルフェノク ライオトルーパー ライダー大戦 ロブスターオルフェノク ロングホーンオルフェノク ワームオルフェノク 仮面ライダー 仮面ライダー555(平成第4作) 仮面ライダーサイガ 仮面ライダーディケイド 激情態 声の出演 村上幸平 登場人物・出演俳優 第1話登場ライダー 第2話登場ライダー 第4話 第4話登場ライダー 第5話 第5話登場ライダー 鳴滝
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/1096.html
193 :名無しさん(ザコ):2015/08/06(木) 04 20 01 ID muIGF.lI0 ちょっとした追悼代わりに 仮面ライダーオーガ&木場勇治(敵)(仮面ライダー555) 劇場版の二大敵ライダーの一人。他のフィクションではだいたい"天"の噛ませになりそうな"地"が真打ちという珍しい例。 パイロットは格闘値156というフォルダ2位の攻撃力を持つ。反対に射撃値はかなり低いので遠距離戦は不得手。 SPは加速から始まり忍耐集中激怒熱血気合と、戦闘系として隙がないラインナップ。 フォルダ中でも珍しい切り払いとS防御両方の習得者であり、切り払いは順当に伸びるが、S防御は習得がやや遅く運が良ければといった程度。 ユニット面では、高いHPと装甲に加えてエネルギーシールドは耐久型と呼ぶにふさわしく、それでいて運動性も標準以上という恵まれたスペックである。 バイク形態はないものの、移動も4の上にレベル1加速があるのであっという間に肉薄してくる。 武装面では無消費格闘1400と、オーガストランザー1700消費20を織り交ぜた接近戦を挑むことがメインとなるだろう。 飛び道具は木場の射撃値のせいでコスパが悪く、弾数制はまだしもEN制は防御した方がマシ(実はこの2種、使うコスト以外は全くの同性能)。 必殺技のオーガストラッシュは遠距離型ながら格闘判定なので火力は充分だが、気力とENの条件があまりにも重い。 敵としての対策は遠距離でダメージを与えつつ、さらにエネルギーシールドやEN制飛び道具を使わせると息切れが早くなって安全。 味方としての運用は、積極的に前線に出て気力を稼ぎながら、効率の良い火力のばらまきをすると良い。 [[アイテム]]補強はEN系か。また耐久力を上げて被ダメージで気力を稼ぐ戦術も有効。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/8921.html
「ようやくわかったんだよ。俺が生きていく道はひとつしかない。 俺はオルフェノクとして生きていく!」 2003年8月13日に公開された劇場映画『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』に登場する仮面ライダー。 TV本編にも登場する乾巧と対をなすもう一人の主人公というべき青年・木場勇治(きば ゆうじ、演:泉政行)が変身する。キバには変身しない 変身者は異なるが、第10作の『仮面ライダーディケイド』にも登場している。 スマートブレイン社が反乱分子を抑えるために開発した帝王のベルトの一つ、 「地のベルト」オーガドライバーを使って変身する。変身コードは「000」。 全身には金色のオメガストリームが循環しており、そのパワーはファイズの最強形態ブラスターフォームをも上回る。 また、装甲を構成する素材には、従来のライダーに使用されていたソルメタルより強固なルナメタルを採用。あいつではない さらに「賢者の衣」の異名をとる特殊繊維・ワイズマンローブがさらなる防御力を発揮する。ファントムでも魔法使いでもない ただし、その高出力ゆえにオルフェノクの中でも心・技・体の全てにおいて優れた者でしか扱えないという欠点があり、 それ以外の者が変身を試みると変身時の衝撃に耐え切れず灰となって即死する。 ファイズ(555)同様「000」の3つのゼロで「オーガ」と表記し、マスクの形状はΩがモチーフとなっている。 モチーフも読みも似ているが決してオーズではない + 装備・必殺技 装備 オーガドライバー 仮面ライダーに変身するためのベルト状の道具。通称・地のベルト。 「たとえ『天』の名を冠していても、翼をもがれれば大地に抱かれ安らかに眠るだろう」、 「それゆえ大地とは万物全てを終わらせる存在、すなわち最後を司る者」という思想から、 天のベルトであるサイガドライバーよりも強大な力を与えられている。 オーガフォン 携帯電話型トランスジェネレーター。 光線銃・フォンブラスターとしても使用可能だが、劇中では使用していない。 オーガストランザー オーガを象徴する武器であり、「冥界の剣」の異名を持つマルチウエポン。 通常時の短剣モードとミッションメモリー装填時の長剣モードがあるが、劇中では後者しか使用していない。 必殺技 オーガ・ストラッシュ 長剣モードのオーガストランザーをエクシードチャージすることで発動する必殺技。 刀身から巨大なフォトンブラッドの刃を形成し、敵を斬り裂く。 形成される刃は伸縮自在であり、設定上は無限に伸ばすことが可能。 + 変身者・木場勇治について スマートブレインに所属するオルフェノク(怪人)の一人で、『555』の裏主人公ともいえる存在。 元は裕福な家庭で育った恵まれた青年だったのだが、交通事故で両親が死亡・自身も意識不明の重体に陥る。 人間の進化形態とされる存在・オルフェノクとして覚醒したことで蘇生を遂げたが、 目覚めたときには叔父に財産を奪われ、恋人は従兄弟に寝取られていた(また、恋人自身もかなりの悪女だった)。 激昂した彼は従兄弟と元恋人を殺害。行く宛を失い、オルフェノクの巣窟である大企業スマートブレインに身を寄せることになる。 自分が人ならぬ怪物と化したことに苦悩するが、同時期にオルフェノク化した長田結花や海堂直也との交流の中で、 「心が人間なら人間であるはず」という考えに至り、人類とオルフェノクの共存可能性を模索する。 しかし、その思想をスマートブレインから危険視されて刺客を送り込まれたり、 ヒロインの園田真理と恋愛関係になったことを草加雅人に逆恨みされ、 彼の言葉に騙されてファイズ(というか巧)と幾度も激突するなど、その理想は否定され続けることになる。 なお、彼が騙された時の反応として有名な「なんだって、それは本当かい!?」という台詞は劇中では発していない 木場自身にも「好意を抱いた相手には温厚で親切だが、敵と見なした相手は徹底的に攻撃する」などの独善的な面があり、 さらにその対人評価の基準が極端で不安定という悪癖から、自ら状況を悪くしてしまうことも多かった。 劇場版の世界では、オルフェノクによって世界がほぼ征服された状況においても共存の道を模索しており、 長田や海堂と共に人類解放軍の味方として行動していたが、ほとんどの人間たちからは毛嫌いされていた。 さらに、名声欲しさから少女を殺害してファイズギアを奪った青年・水原(演:速水もこみち)との戦闘になり、 ほぼ水原の自爆だったとはいえ彼を死に追いやったことで人間達からの信用を完全に失ってしまう。 信用を取り戻す条件として、スマートブレインに潜入して帝王のベルトを奪取するよう人間たちに言い渡されるも、 長田と海堂は怪獣サイズの巨大オルフェノク・エラスモテリウムオルフェノクの襲撃で死亡してしまう。 さらに、真理の姿に変装したスマートブレイン構成員に騙されて、「人間に裏切られた」と思い込み絶望。 オルフェノクとして生きていくことを決断し、真理の処刑を阻止するために現れた巧の前に立ちはだかる。 オルフェノクとしての姿は馬の特質を持つ怪人・ホースオルフェノク。 鎧を纏った騎士のような姿をしており、魔剣ホースソードと巨大な盾によって武装している。 ケンタウロスのような姿の「疾走体」に変身することも可能であり、 感情が昂ると、さらに能力が向上した「激情態」「激情疾走態」への強化変身も可能。 死者が直接オルフェノク化した「オリジナル」と呼ばれる存在であるため、戦闘能力は高い。*1 本編のレギュラーキャラクターが劇場版限定ライダーに変身するのは、『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』にて、 グリオン/仮面ライダードラドが登場するまで長らく木場とオーガが唯一であった。 + 劇中での活躍 仮面ライダーサイガとの激闘を征したファイズの前に真のラスボスとして登場。 一撃でファイズを高所まで吹き飛ばし、さらに重いパンチの連打を叩き込み変身解除に追いやるなど圧倒的なパワーを見せつけた。 しかし、巧が自身の正体を明かしたことでトドメを刺し損なう。 再度の変身後も優位に立つが、ファイズが最強形態ブラスターフォームへと強化変身したことで形勢逆転。 逆に連続パンチやブラスターグランインパクトを受けて大ダメージを受け、 ブラスタークリムゾンスマッシュをオーガ・ストラッシュで迎撃しようとしたが、パワー負けして蹴り倒されてしまう。 その直後、エラスモテリウムオルフェノクがヒロインの園田真理を捕食しようと暴れ始めたため、彼女の救助へ急行。 オーガ・ストラッシュの刃でエラスモテリウムオルフェノクを抑え込んだが、光の杭による反撃で全身を串刺しにされてしまう。 その後、変身解除された木場は自らがなし得なかった理想を巧に託し、灰化して消滅した。 「約束して……、俺の……俺のできなかったことを……君が……」 + 他作品でのオーガ 『仮面ライダーディケイド』では、20話と21話の「ネガの世界」において、 ヒロインの友人・坂田健児(さかた けんじ、演:坂本恵介)になりすました偽物が変身。 他のダークライダーたちと共に「ネガの世界」の人間を抹殺していた。 仮面ライダーディケイドとの戦闘ではリュウガ、ダークカブトとの同時攻撃で圧倒したが、 ディケイドが強化形態であるコンプリートフォームに変身すると形勢逆転。 脇腹にライドブッカー(剣)を突き刺され、しばらくホルダー代わりに放置されるという地味にエグい扱いを受ける。 リュウガが撃破されると、必殺技のオーガ・ストラッシュを発動して反撃を試みたが、 今回もディケイドおよびファイズ・ブラスターフォームのフォトンバスターで押し切られ、直撃を受けて爆散した。 映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』では、 最終決戦で仮面ライダーディエンド コンプリートフォームが「アタックライド 劇場版」を発動して召喚する、8人の歴代劇場版限定ライダーの1人として登場。 オーガ・ストラッシュを繰り出し、他のライダーたちと力を合わせた総攻撃で、敵の仮面ライダーG電王を撃破した。 データカードダス『ガンバライジング』ではバーストライズ5弾で登場。 後述の泉氏の思い入れを尊重してか代役のボイスは収録されていない。 しかしながら『ライダーレボリューション』や『シティウォーズ』ではボイスに代役が起用されていたが 劇中の出番は少なかったものの、木場が変身する最強の仮面ライダーという設定ゆえに人気は高い。 木場を演じた泉政行氏も「俺だけのオリジナル」という思い入れを抱いていたため、 『ディケイド』において自分以外の人物がオーガに変身したことに対して不満を明かしたこともある。 残念ながら泉氏はその後、2015年に35歳の若さで早逝したため、木場オーガ再登場の機会は永久に失われてしまった……。 後の『ガッチャード』の複製ダークライダー達にはオーガは出ていないが、 コピー元のオリジナルのキャストに対してスタッフが説明しに行ったらしく、この件も決して無関係ではないと思われる。 MUGENにおける仮面ライダーオーガ 缶POD氏による手書きキャラが、2017年6月19日に公開された。 完成度は25%のα版とされているが、各種動作は問題なく揃っている模様。 操作感覚としては3ボタンキャラであり、オーガストランザーによるリーチと判定、威力に優れた通常技が特徴。 また、投げを使用すると相手を掴み上げて首を折る……が、別に即死技ではない。 必殺技は対空技や二種類の突進技が搭載されているほか、飛び道具としてフォンブラスターを使用できる。 超必殺技は2ゲージ消費で発動するオーガ・ストラッシュ。 巨大な刀身を振り回すため判定が広く、直撃すると相手に6割前後のダメージを与えられる。 ただし暗転時間の短さに対し予備動作がかなり長い(暗転抜きで約1.5秒)ので発動前に潰されてしまう恐れもある。 特殊カラーも存在し、9P以上で強そうなオーラを帯び(るだけでこの時点では性能変化無し)、 11P以上で攻撃力1.5倍、かつ投げや当身(Lifeadd・Lifeset)、落下など以外のダメージを1にしつつ1ヒット目の攻撃を大ダメージ即死以外無効化する。 12Pは更に本体がゆっくり点滅するようになり、オーガストラッシュ無敵化とコンボ補正削除(補正はOptionで設定した場合のみ)が追加される。 Optionでは他にボイスを設定可能(12P用ゲージ量とゲジマシ設定は機能していない)だが、 ボイスはデフォルトの1しか実装されておらず、他の数値にするとボイスが消えるので注意。 ガ・タキリ・バ氏による外部AIも公開されている。 中・遠距離におけるフォンブラスター連射からのオーガストランザーによる連続攻撃が強力だが、 姿勢の低い相手にはフォンブラスターが当たらず苦戦を強いられることが多い。 出場大会 平成ライダーで普通にトーナメント *1 オルフェノクは通常、人間の心臓を破壊して体内にエネルギーを注ぎ込む「使徒再生」と呼ばれる手段で仲間を増やしていくのだが、 ごく稀にオルフェノクと無関係な要因で死亡した人間がオルフェノク化することがある。これがオリジナルである。 使徒再生でオルフェノク化出来る人間は僅かだが、オリジナルはより僅かであり、戦闘能力も通常の個体より優れている (とはいえ使徒再生の成功率も極めて低く、劇中ではスネークオルフェノクになった海堂直也を含めて3人しか確認されていない)。 また、オリジナルの中からは「オルフェノクの王」と呼ばれる、種の存続に関わる個体が誕生する可能性があり、 物語の終盤にはこの王を巡っての争奪戦が展開されている。
https://w.atwiki.jp/nakano4dic/pages/61.html
練習用ページ 編集の練習用ページです。砂場とも。 好き勝手触ってもOK。 色々メモしてあるので、このページをコピーしてページ作成するのも手かも。 概要 ナカノは4番、ひいては雪歌ユフを代表する曲。 イラストは平井きは氏の作品。 歌詞 藍とむらさきに まみれた18時(6時)に どっかで見たよな 言葉がポツリ そっと今日が終わって 買いたてのヘッドホン 耳もとが茹だる 低音は要らないの 気づいたら 街灯ぷつぷつ ひかりだす 赤白黄色 なんだか 浮かべてみたくて きっと今日も来ないの 右手の正面は 誰? 教えてくれたらあげるよ 好きなだけhp ○○合い、××合い、△△合い、 □□合い、☆☆合い、**合い、 ○○あい、××あい、△△あい、 □□あい、★☆あい、**あい あい たり ない なら ○○ない ××ない △△ない □□ない ☆★ない **ない ○○ない ××ない △△ない □□ない ない いない みたいだ でもいっか 灰でむらさきに まみれた18時に どっかでみたよな 子猫がポツリ きっと今日が終わって 願うの 交差点で ひかりひかるよ ながれぼし たりない あい ○あい ○×あい ×△あい △□あい ☆あい *○あい ○×あい △□あい ☆*あい □☆あい 曖昧であるわけ ない △ない △□ない □☆ない ☆*ない *○ない ○×ない △ない ない □☆ない ない いない みたいだ でもああ 未来次第、なら ないらしい未来 期待、みたいにして 浮かんでたいだけ 今だけ 歌詞は4onより引用 余談 歌詞中で「あい」が出てくる回数は26回(ひらがなのみなら18回)、「ない」の回数は28回。 聖地レイアウト案(η) 氷水色 エリア:新木場(東京都江東区) ①新木場緑道公園(1 51-) アクセス:新木場駅から徒歩15分 太陽の方角から、実際の日の出の時間帯に撮影されていることがわかる。 Contrastの地図も作ってみました しゅら案 氷水色 JR京葉線、りんかい線、東京メトロ有楽町線「新木場駅」より徒歩15分。 駅からもそれなりに距離があるため注意。また、葛西側から南に進むことはできず迂回する必要がある。
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/180.html
私はいざというとき、アナタを殺します ◆qbc1IKAIXA どれぐらい長く戦っていただろう。 意識は朦朧とする。息が上がる。体の力が抜けていく。 それでも乾巧は真正面を向き、両足に力を入れて踏ん張った。 「これでおしまいか? その程度の力で魔王たる私を相手にしようなど、笑止千万!」 「ちっ、ふざけんなぁ!」 赤いドレスの少女が雄叫びを上げて、槍を振りかぶった。 彼女は全身に細かい傷をつけながらも、最初に自分を助けたように強い気持ちを捨てていない。 しかし、相手は魔王。気持ちだけでどうにかなる存在ではなかった。 あっさりと片腕に槍を止められ、赤い少女の攻撃が止まる。 嗅ぎ慣れた死の臭いが巧の鼻に広がった。そんな臭い、存在しないはずなのに。 黒い仮面の男が自由な腕を伸ばす。目指すは少女の後頭部だ。彼女も認識しているのか、歯噛みしている。 動けるのは自分しかいない。巧は灰色の足を駆使して間を詰める。 全身の力を駆使して魔王の鉄槌を受け止めた。 ミシリ。 手のひらの中から嫌な音がする。痛みを無視しながら敵の脇腹に蹴りを入れ、少女を連れて距離をおいた。 「だから……言っただろ。お前じゃ……無理……だって」 「息切れしているくせにうるせえ」 答える少女の声に力はなかった。こちらも限界だ。 廃墟には終末を意味するかのように、瓦礫があちこち散乱している。 夜は深く、煌々と輝く月を背に魔王は悠然と目の前に立つ。 啓太郎が逃げたのなら、彼女を離れさせて終わりにしてもいい。 呪われた体だ。その昔、事故に遭ったときから自分のことを諦めていた。 乾巧は人を裏切るのを恐れ、理解してくれる誰かを諦めた。 安住の地を諦めた。 心やすらぐ日々を諦めた。 そのすべてをくれた友人はこの姿を恐れ、逃げていった。 また一人だ。だけど昔に戻っただけ。たとえ心が痛くても、あいつが無事なら俺はまた立つことができる。 目の前の少女が死ねば、あいつが悲しむ。だから戦おう。 巧はその想いを再確認し、力が少しだけ湧き上がるのを自覚した。 沈みつつある月に向かって、狼が吠えた。 下半身が狼の足を模した逆関節のそれに変わる。 後頭部から尻尾にかけて生えている白い毛が逆立ち、瞳に光が宿った。 「まだ抗うつもりか、死せる狼よ。いいだろう、我に歯向かうことがいかに愚かなことか死体(からだ)に、そして魂に刻もう」 構えを取る黒い魔人に対し、ウルフオルフェノクは突進する。 関係ない。いつもの様に戦うだけだ。真理がくれた、ファイズの仮面をつけたときのように。 □ オーガは無言で少女の逃げた方向に首を向けた。 もちろん、マミと呼ばれた少女を追いかけるのだ。 人は殺さねばならない。オルフェノクだけの世界を作らねばならない。 半ば強迫観念に突き動かされ、木場は一歩進めた。 戦闘音が聞こえなければ、そのまま走っただろう。 振り返ると、ウルフオルフェノクの姿が目に入る。 間違いない。あれは乾巧だ。 ギッと歯が鳴り、心臓は不規則に暴れる。 目が血走ったまま、その戦いに向かおうとした。 だが、足はすぐ止まる。行ってどうしようというのだろうか。 乾巧を助けるのか。それとも殺すのか。 いや、決まっている。乾巧とは決着を付けるのだ。 木場はおのれを落ち着かせる。 しばらくは隠れて様子を見るべきだと判断した。 □ 「どうして私は……ゆまちゃんを……」 巴マミは戸惑っていた。 ビルの倒壊跡と思わせる瓦礫が見える。時間はそれほど経っていない。引き返してきたかいがあったものだ。 ようやくマミがゆまと共に戦っていた現場に戻ってこれた。そこで、ゆまの死体を見つける。 「ゆま……ちゃ……」 言葉は最後まで発することができない。必死に戦闘時の記憶を掘り起こそうとする。 覚えているのは、閃光に包まれた青年の姿と逃げた自分の行動だ。 体に悪寒が走り、それからどうしたか覚えていない。 いや、予想はつく。おそらく自分は、ゆまを見捨て――。 「違うっ!」 思わず声に出し、ロールした二つの房を揺らしてマミは最悪の予想を打ち消した。 だが嫌な結論はじわじわと心を蝕む。綺麗であった少女は薄汚れた全身をのままに、しばらく呆然としていた。 もっとも、長くそのままでいるわけにはいかない。 戦闘音が近くで聞こえてきた。ゆっくりとその方向を向くと、黒い魔人と灰色の狼が交戦している。 二人とも見覚えがある。片方は自分を殺そうとした魔王。片方は自分を助けた心優しき怪物。 ただ、戦っているとは言っても力量差ははっきりしていた。 一見お互いに一撃を入れ合い、互角のようにも見える。 しかし、魔王は全力の攻撃を流し、かわし、受け止めていた。 一方、狼の怪人の方は紙一重で避け続けて、相打ち覚悟の一撃を繰り返していた。 それは命を削るようなものだ。長くは持たない。 不意に自分を助けてくれた青年の言葉が蘇る。 『オルフェノクとか人間とか関係ないよ! たっくんも真理ちゃんも長田さんも海堂さんも、木場さんだって大事な仲間なんだよ!』 殺気を受けながらも、あの馬の怪物へと身を堕とした青年を心配していた彼。 彼の仲間が死にそうだ。辛そうだ。 ギュッとマスケット銃を握り締める。マミはまだ、絶望するわけにはいかない。 ゆまに対する罪悪感から逃げるように、戦場へ参戦した。 □ 「なにやってんだよ、バカ!」 まだ名前の知らない少女が叫び、巧を庇うためか魔王との間に割って入った。 丸太のように太い腕から繰り出された拳は槍を大きくたわませ、彼女を大きく後方へ吹き飛ばす。 合間を縫って仮面に覆われた顔を蹴り上げたあと、大きく間合いをとった。 さらに相手の死角から多節棍へと変形した槍が襲いかかるが、見えているのかあっさり対処されていた。 休む暇はないらしい。巧は再び地面を蹴ろうとしたとき、ガクッと膝が崩れ落ちた。 限界なのか。 「おい、おまえッ!」 バカ、こちらを心配している場合じゃない。巧は言葉にすることすら出来ず、すべてを見届けてしまう。 魔王の光り輝く掌底がこちらを向いた少女に迫っている。 本当に僅かな隙なのに、相手は見逃してくれない。 くそ、動いてくれ。この瞬間だけ、今だけでいいんだ。 巧は心の中で叫び続けているのに、両膝は応えてくれない。 ここまでなのか。絶望が心を塗りつぶしそうになる。 銃声が響き渡り、魔王の手は止まった。ホッとするのもつかの間、逃げたはずの金髪の少女が乱入してくる。 駄目だ、犠牲者が一人増えるだけだ。 巧の予想通り、鉛弾は一発も通らない。 埒があかず突進した赤ドレスの少女は豪腕に吹き飛ばされた。 かすめただけなのに、恐ろしい威力だ。 「佐倉さん!」 「ああ、くそ! もう一度行くぞ、マミ!」 知り合いらしくお互い呼び合う。 ようやく巧は彼女たちの名前を知った時、嫌な予感がよぎった。 魔王が全身を縮め、力を溜めているような体勢をとった。 マントがざわざわ動く。考えるより先に体が動いた。 「あぶねえっ!」 魔王のマントが四方に伸びた。 杏子と呼ばれた方は避けているように祈る。マミとかいったか。 射撃で距離をとっているためか、回避行動の遅れた彼女をかばった。 重い衝撃が両腕に伝わる。方向を逸らすので精一杯だ。 マントが落ちた場所には轟音が響き、土砂を大量に巻き上げる。 巧が浮遊感に包まれ、力が抜けていくのを自覚した。 オルフェノク態が解けていく。早く変身しなおさないと、みな死んでしまう。 なのに、体は応えてくれなかった。 「大丈夫?」 マミが自分を受け止めた。そんなことをしている場合ではない。 自分に構うな。早く逃げろ。 「我を前によく持った、というべきか。だが、死人どもよ。これで楽にしてやろう」 魔王の手のひらが光り輝く。あれを受ければ自分たちは消滅するだろう。 マミを逃がすのに力が入らない。 黒い魔王はもはや目前だ。最後の一滴、絞り出す。 「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」 体を白い光が包み、狼を模した怪人へと姿を変える。 マミを後方に突き飛ばし、魔王の一撃を迎え撃つ。 迫り来る死滅の光を右手を振るって空振りさせた。 がら空きの胴に膝蹴りをねじ込む。 「悪あがきを……」 そうだ、その通りだ。もう巧に動く力はない。 それでもまっすぐ、相手を睨み続けた。 「安らかに眠…………」 「そうはさせませんよ」 魔王の一言を、聞き覚える声が遮った。 花びらが黒い魔人の全身を爆ぜさせ、巧との距離を開かせた。 敵と自分の間に、白い人影が降り立つ。 「薔薇の……香り……?」 マミの声が聞こえる。見覚えのないオルフェノクが目の前に立っていた。 白に近い灰色のスリムな全身は高貴さをにじませる。 頭部の透けたフードの内部に、一輪の薔薇が咲く。 『綺麗なバラには刺がある』というように、そのオルフェノクにも六本の棘が伸びていた。 さきほどの声は間違いない。このオルフェノクは…… 「乾さん、休んでいなさい。このつまらない場面で、四つ葉の一葉が欠けるのは許しません」 村上峡児。スマートブレイン社の社長であり、オルフェノクの長だ。 「おい、お前……」 杏子は警戒心たっぷりに、突如現れたオルフェノクに声をかけた。 巧も疑念に満ちた視線を送る。 だが、村上は意に介さずに黒い魔王へと問いかけた。 「我が社を壊滅させたのは、あなたですか?」 「ほほう、貴様の会社だったか。もろかったぞ」 答えを開始の合図に、村上の姿がバラの花びらを残して一瞬で消えた。 魔王はその現象に対しても対応し、後方から繰り出された拳を受け止める。 ほほう、と感心するようなつぶやきと共に、さらに数発繰り出された。 速さで勝るローズオルフェノクは魔王の反撃を許さない。 胸板を蹴り上げ、互いに離れた。 「少しはやるようだな」 「それはこちらのセリフですよ。なるほど、私の会社を潰すわけです」 村上は人差し指を天に向け、静かに問いかける。 「ですが、三人を相手にしてどこまで持つのでしょうね?」 瞬間、魔王をリボンが拘束する。抜けだそうとする敵に対し、杏子が槍の追撃で動きを止めた。 村上はマミに視線を送り、大きく叫ぶ。 「そこの少女、合わせなさい」 村上の頭上に巨大な気弾が浮かび上がる。そんな芸当もできたのか。 マミもその様子を確認して、慌てて巨大な銃を取り出した。 杏子の方は反応が早く、魔王の肩を踏み台にマミの方向へと跳躍する。 「ハァッ!」 「ティロ・フィナーレ!」 光線と光弾が黒の魔王を白に染め上げる。 小さな太陽が生まれたように、光がたった一人に集中した。 だが、混沌より生まれし者はこの程度で終わらない。 なんと魔王は左手で銃の光線を、右手で村上の気弾を受け止めていた。 「これでもまだ無理だというのッ?!」 「笑止! 私を屠るには力が足りん! しょせんは死人の力よ!!」 「ですが、両腕は塞がりました。あとはお願いします」 村上はどこかに向けて告げると、バラに紛れて姿を消した。 いったい誰に頼んだのだろうか。巧が疑問を持っていると、聞き覚えのある電子音が聞こえる。 そう、『EXCEED CHARGE』と。 「おい、お前ら逃げろ!」 叫ぶとほぼ同時に巧は杏子とマミの体を掴んでいた。 そのまま地面を必死に駆け抜ける。まだ状況を把握していない二人をよそに、光刃が天より落ちてきた。 「ぬぅ、伏兵だと。小賢しい!!」 魔王はただその言葉を残し、光の中へと消えていった。 「おい、なにが起こった?」 「さあな、俺が知りてえよ」 杏子に対し、巧はぶっきらぼうに返した。二人を連れるのに全力を出したせいか、変身は解けている。 一方、体力の方は少し休めたせいか、余裕が出てきた。 巧が視線を移すと、マミの顔は真っ青だ。さっきのベルトからの攻撃に心当たりがあるのだろうか。 聞き出そうとすると、変身を解いた村上がゆっくりと歩いてくる。 敵意を向けるが、相手はこちらを無視した。 「油断するのは早いですね。あの黒い仮面の男、まだ死んでいませんよ」 村上の忠告に従い、巧は魔王の存在した地点を見た。 するとちょうど、黒ずんだ地面から右腕が生える。 バケモノか、と戦慄したとき、全身が地面から飛び出てきた。 「おのれ、只人どもめっ! 魔王たる私を殺せると思ったか!」 装甲服の下からでもわかるほど、相手の筋肉が盛り上がる。 マントは破け、全身にも傷がついているが、まだ戦えそうだ。 その威圧感たっぷりの姿は周囲に絶望を与える。 「聞き捨てなりませんね」 だが、ただひとり余裕を崩さないものがいた。 村上はネクタイの位置を調整しながら、自信満々に前に出る。 「我々オルフェノクは人間というカラを破り、新たな姿へ進化した超越者です。 只人などと呼び捨てられるような、脆弱な存在ではありません。むしろ……」 間を一瞬起き、目を見開く。怒りに満ちたまなざしが、魔王を射た。 「たかが魔王ごときが我々を滅ぼせるなど、思い上がりも甚だしい! 恥を知りなさい!!」 それぞれ頂点に立つ二人の視線が交錯する。 緊張感が高まり、再度戦闘を予感させた。だが、意外にも魔王から退く形となる。 「……状況が変わった。貴様の相手はいずれしよう」 「ええ、その時はあなたを殺して差し上げます。私の名は村上峡児。オルフェノクを束ねる立場です」 「ほほう、我を前に名乗るか。ならば答えよう。我が名はゼロ! 混沌をもたらすエデンバイタルの魔王!!」 魔王ゼロが名乗った瞬間、マントが球状に体を包んで消える。 村上は特に感慨を抱かず、その様子を見送った。 さて、次はこちらの番か。巧はいつでも戦えるように構えながら、村上を見上げる。 「乾さん、傷ついた体を休めてから行動をするよう心がけてください。あなたは貴重な上の上たるオルフェノクだ。 くれぐれも琢磨さんのような軽率な真似はしなように」 これで話は終わりだと言わんばかりに、相手は踵を返した。不自然すぎる。 「……それだけか」 「ええ。積もる話もありますが、待たせているご老人がおりましてね。 それとあなたに話があるのは私だけではありませんので、失礼させてもらいます。またお会いしましょう」 村上はフフッ、と含み笑いを残した。 そう、彼の目的は巧の後押しだ。オルフェノクとして生きる以外、道がないことを教える。 しかし、何事にも適任というものがある。 その役目にふさわしいのは自分でない、と彼は悟ったのだ。 何も知らない巧は村上の背中を見逃し、視界に消えたのを確認して膝をついた。 話が終わるはずはないのに。 「乾巧」 聞き覚えのある声だった。 悲しみに満ちた声だった。 敵対し、だけどもう一度信じた声だった。 巧は振り返る。魔王とは別の、黒い戦士だ。Ωを意匠として取り込んだ頭部。 金のブラッドラインに、足の裾まで伸びたマント。 腰にあるベルトは、巧がファイズとして戦っていたドライバーとほぼ同一だった。 おそらくあいつだ。なぜあいつがファイズを捨て、別のベルトを使っているのだろうか。 どうでもいい。 夢を託したあいつが、人のために戦っているあいつが、助けてくれた。 巧の暗い気持ちが少しだけ、吹き飛ぶ。 思わず笑顔が浮かんで、駆け寄ろうとした。 「ダメよ!」 その巧をマミが止める。彼女は銃を木場に向け、恐怖を押し殺した表情でこちらを見た。 「その男はあなたたちを裏切ったわ! あなたの友だちを殺したのよ!」 「バカ言うな。木場が啓太郎を殺すなんて……」 「いや、その娘の言うとおりだ。菊池啓太郎は俺が殺した」 自分の耳を疑う。今、あいつはなんて言ったのだろうか。 「乾巧、選べ。人間として人を守るか……」 帯刀していた剣を引き抜き、刃先をこちらに向ける。 仮面に隠れた顔は見ることができない。 「オルフェノクとして生きるか!!」 なのに、とても悲しそうだと巧は思った。 木場は変身を解いて、見覚えのある顔を巧に向けた。 「どういうことだ、木場……。啓太郎をお前が……?」 「そうだ。俺はオルフェノクとして生きると覚悟した。 だから人間を殺す。まずはこの島の人間からだ。その邪魔をするというのなら……同じオルフェノクでも容赦はしない!」 「おい、まてよ……」 木場は誤解を乗り越えて、自分を理解してくれた。 ファイズギアを受け取って、人を守ると決意をしてくれた。 真理を、草加を殺したかもしれない、巧の代わりに戦ってくれるはずだった。 「木場ぁっ!!」 「ダメよ! あなたの友だちも説得しようとして殺されたわ」 「知るか、どけ!!」 止めるマミを押しのけようとする。だが、巧を止めるのは彼女だけではない。 別方向から伸びた細い腕が巧をつかんで、後ろに投げ飛ばす。 「つぅ……、お前……」 「お前が出る幕じゃねえよ。ボロボロじゃねえか」 「人のことを言えるか!」 「バァカ」 杏子は槍を構え、木場の動きを見逃さないよう警戒する。 「体のことじゃねえよ。たく、ホント世話の焼ける奴」 油断なく相手を見据える杏子に、マミが並んだ。 どこか申し訳なさそうな様子だ。 「佐倉さん、言いにくいんだけど……ゆまちゃんをあいつに殺されているわ。油断しないで」 「……? ゆまってだ……まあいい。あとで聞く」 二人の魔法少女が巧を守るように前に出た。 なのに、木場は変身すら始めない。あくまで巧を見据えている。 「乾巧。誰が使っているかわからないが、ファイズのベルトは北で見かけた」 「どういう……つもりだ。木場」 「ベルトのない君と決着をつけるつもりはない。早くベルトを手にいれて、オルフェノクとして生きる道を決めろ。 そうでないなら、俺が殺す。この帝王のベルトで!」 木場は言い捨てて、踵を返した。巧はただ混乱するだけだ。 ただひとり、この状況に納得できないものがいる。 杏子が身を沈め、怒りに燃える瞳を向けた。 「おい、アタシらは無視か! いい度胸だ!!」 いら立ちも頂点に達し、足に力を込めるが、突進は成功しなかった。 マミが全力で杏子を止めたのである。 「おい、マミ!」 「佐倉さん、ダメよ。今の私たちではあいつに対抗できないわ。せめて傷を癒さないと……」 杏子は舌打ちをしながらも、忠告に従う。 巧はマミの瞳に冷静以外のものがあったのを偶然見つけた。 あれは後悔だろうか。しかし、彼女以上に気になることがある。 すぐに頭の隅から追い出し、木場の背中を見上げた。 「おい、木場! 木場ぁぁぁぁぁッ!」 何度も呼び止めるが、木場は迷わず進み続ける。 やがて姿が消えたとき、一気に絶望感が襲ってきた。 まだ啓太郎の死を信じられず、巧はマミに現場へ案内してもらった。 木場がオルフェノクとして覚悟したことを、啓太郎の死を嘘だと思いたかったのだ。 もっとも、どれだけ願っても現実は変わらない。 巧の眼下には、見覚えのある灰の山があった。 「啓太郎……おい! 啓太郎……ッ!」 「馬の……オルフェノクだったかしら? 剣で刺したと思ったら灰に……」 「…………木場しかいねえ。啓……太郎」 語尾に力が入らない。握りしめた拳の隙間から灰が零れ落ちる。 「ごめんなさい。私が守れず……」 「ちがう……俺のせいだ……」 え、とマミは驚いた顔を見せた。巧は震える手で啓太郎だった灰をすくいあげる。 「俺がずっとついていれば……オルフェノクにさえならなければ……」 胸が張り裂けそうで、悲しくてしかたなかった。 誰かがパラレルワールドだとかなんだとか言っていたが、巧にそんなものを理解するつもりはない。 啓太郎が死んだ。重い何かが背中にのしかかる。 なのに、涙が出なかった。 「あのとき俺が死んでさえいれば、啓太郎は生きていたんだ!」 無論、そんなわけがない。 だけど巧にとって全ての元凶はオルフェノクである体。 バケモノへと落ちて行くかもしれない、おのれの心の弱さにあるように思えた。 「違います! 啓太郎さんが死んだのは、ゆまちゃんを殺したのは……」 「啓太郎は死ぬべきじゃなかった。死んでいい奴じゃなかった。 死ぬべきなのは……草加を……真理を殺したかもしれない俺だったんだ。俺が……」 「どうでもいいよ」 ひどく冷たい声が、巧の慟哭を遮った。発言の主、杏子は醒めた目をこちらに向けている。 「お前が死ねばそいつが生き返るのか? あのまま魔王とか抜かす痛い奴に殺されていればよかったってか。 ハッ、くだらねえ。お前はバカじゃねえの?」 「佐倉さんッ!」 マミが遮ろうとするが杏子は止まらない。 巧のうつろな目を確認し、イラつくままに罵倒が続いた。 「現実を見やがれ。お前は力と運があって生き残った。殺されたそいつは運が悪かっただけさ。 お前が死のうが生きようが関係ねえ。誰かが殺しあう現実と、殺された現実が転がっている。よくある話しだ」 「いい加減にしなさいッ!」 マミがたまらず実力行使に出ようとしたが、巧が止めた。 意外な反応に彼女は戸惑っている。 巧はポツリと一言、ひとりごとのようにつぶやいてしまう。 「なあ、なんでお前は辛そうなんだ?」 杏子は一瞬だけ表情を崩す。それで巧は悟った。 きっとあいつも誰かのために戦って、今もそのために戦える人間なのだろう、と。 だったら離れねばならない。マミという奴も、杏子という奴もきっといい奴だ。 こんな誰を殺すかわからない、バケモノといてはいけない。 「辛くねえ! アタシは自分のためにしか戦わない! って、どこにいく! 話は終わってねえぞ!!」 「ついてくんな」 端的に告げ、巧は離れだす。どこに向かえばいいなんて考えていない。 どこが北なのか今は確認できないが、できれば避けたい。 きっと自分にはファイズのベルトは似合わないから。 「てめっ……」 杏子がなにか叫んでいるが、無視して走る。 まだそれだけの力があったのか。倒れるかもしれないが、どうでもよかった。 ただ巧は逃げ出した。自分が誰かを裏切る前に。 「あの野郎、話はまだ終わってねえ!」 杏子が怒りながら追いかけようとするのを、マミは止めた。 首を左右に振り、訝しげな彼女に説明する。 「乾さんは私が追うわ。アナタは……ゆまちゃんが殺されたことを、彼女の同行者……金髪の男の人に伝えて。 ここから北の方に逃げたから、そう遠くには行っていないはずよ」 「なんでだよ。お前が伝えれば……」 「今の佐倉さんが行ってもこじれるだけよ。アナタも頭を冷やす時間が必要だわ」 マミは杏子の激昂がゆまを喪ったものによると勘違いしていた。 本当は巧の発言で忘れたい過去を思い出し、腹立っているだけなのだが。 「それに私も、私が許せない。啓太郎さんをむざむざ見殺しにしたもの。 ゆまちゃんだって……せめて乾さんだけでも、助けに行かないと」 チッ、と杏子は舌打ちして、無言で離れた。 彼女の納得したときの行動だ。マミは急いで乾を追いかけようとする。 「おい、あいつには借りがあるんだ。殺さず連れてこいよ」 くすり、と前を向いたまま微笑み、マミは頷いた。ゆまとの出会いが杏子を変えたのだろう。 そう結論つけて、巧が消えた方向を睨みつける。 見たところ、彼の体力は限界だ。自分も似たようなものだが、何とか追いつけるはず。 景色が移り変わる。月の頼りない明かりでも魔法少女の視力なら安全だ。 マミは金の髪をなびかせ、フラフラと足元のおぼつかない男の背中を見つける。 「乾さん、待って!」 呼び止めると、広い背中がビクッと震えた。 まるで何か怖がるように、青白い顔が振り返る。 「なんできやがった」 「その状態のアナタを放っておくわけにはいきません。合流する気がないというなら、私がついていきます」 何かをこらえるような表情だった。 彼はいったい、何を我慢していたのだろうか。 「うるせえ、さっさと戻りやがれ!」 「アナタが一緒に戻るというのなら」 苦渋の表情が浮かんでいる。 彼は一度うつむき、決意したように顔を持ち上げた。 そこに変身後の顔の影が浮かびあがる。ジェル状の何かが崩れたような音が鳴り響き、人とオルフェノクの境が曖昧になった。 なぜ変身したのかマミにはわからない。ただ、殺気がないことだけは理解した。 「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!」 「乾さんっ!」 狼のオルフェノクは腕を振り抜いた。やる気がなく、避けるのはたやすい。 マミは拘束するかどうか迷いながら、巧の答えを待った。 「殺せよ、相手はバケモノだ。すでに死んでいるんだ」 月明かりから伸びる影が、巧の上半身となりマミに語りかける。 「頼むから、俺を殺してくれ……」 ああ、なるほど。マミは合点がいった。彼が何を恐れ、何を遠ざけようとしたのか。 それは先ほど浮かんだ、マミ自身の疑念と似ている。今のマミだからこそ理解してしまった。 狼のオルフェノクが爪を立てて迫ってくる。 そんな状況で、マミは変身を解いた。 「おまえっ!」 巧は攻撃を全力で外し、地面を転がっていく。 「おい、死ぬ気か!?」 「…………ゆまちゃんを見捨ててしまったの」 ギュッと下唇を噛み締める。切れて血が流れ、全身が震えるがもう止まらない。 「啓太郎さんを守れなかった。せめてゆまちゃんが逃げれるよう、私が頑張るべきだったの。 なのに、あの黒い騎士に変身されたとき、私は逃げたわ。……ずっと覚悟していたのに、誰かを守るためなら傷ついても構わないと思っていたのに! 私が……私がゆまちゃんを殺したも同然よ。本当はあの場は、ゆまちゃんでも啓太郎さんでもない。私が死ぬべきだったの……!」 自分の体を抱きしめ、マミは崩れ落ちた。 そうだ、そうなのだ。忘れようとした。逃げようとした。 けど、罪はついてまわる。巧を追いかけたのも、けっきょく杏子に対する罪悪感から逃げただけだ。 どうしようもなく、自分が汚く思えた。 ああ、だからだろう。この罪の意識が彼にとってオルフェノクであれば、人とはいられないはずだ。 「私は……怖い」 どうしようもなく心細く、胸が苦しい。同じ罪を背負う彼に聞いて欲しかった。 「誰かを裏切るのが、怖いのよ!!」 ポロポロと涙がこぼれ落ちて止まらない。 なぜだろうか。同じ傷を持つ人がいて、自分より傷が深くて安心したからだろうか。 彼女自身にもわからなかった。 ただ、その場には泣いている少女と、途方にくれる男だけしかいなかった。 →
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/100.html
◆cyLXjJEN56 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 008 草加雅人なら大丈夫♪ 木場勇治、鹿目まどか、草加雅人 009 クライモリ 松田桃太、間桐桜