約 4,089 件
https://w.atwiki.jp/nakagiri-ouma/pages/128.html
NW森林組合の新設する特殊施設や独自職業についての相談と申請になります。 本来でしたらQ1の内容だけで済ませるつもりだったのですが、各種締め切りが延びたのでできる事をしようかと思い相談もさせて頂くことにしました。 数が多くお手数かと思いますがよろしくお願いします。 Q1: まず最初に、威信点ルール明確化前に組織アイドレスに組み込んで提出してしまった【組合事務所(施設)】と【森林組合員(職業)】、【樹木医(職業)】、【森林組合員の道具一式(アイテム)】を登録したいと思います。 下記内容で威信点増加分の枠に登録をさせてください。 〇特殊施設 生活施設:【組合事務所(施設)】 〇職業/経歴アイドレス(2/5) 【森林組合員(職業)】 【樹木医(職業)】 〇兵器/独自アイテム(1/5) 【森林組合員の道具一式(アイテム)】 A1:はい Q2: 追加する特殊施設に関してなのですが、現在【組合事務所(施設)】に組み込まれている部屋を特殊施設にしてしまおうかと考えています。 現状では【部品:医務室】を病院枠に、【部品:託児所】を学校枠に、【大部品:貯木場】を生産施設、というような形で考えていますが、【組合事務所(施設)】の修正ができないため、仮にこれで施設を作ってしまうと組合事務所側と新規施設側で組織化が起こってしまわないか心配しています。 (個人的には組合事務所と新規施設は、同じ一つの建物か複数の建物が連なって一つになっているイメージでいます) これらの作成・組み込みはT21で【組合事務所(施設)】から同名の部品を取り除いてからにした方がいいでしょうか? A2:やめといたがいいよ。独立したものを流用したほうがいい。 Q3: 上記の新規施設の構想で【大部品:貯木場】を生産施設としています。これは貯木場が伐採した木々を貯蔵しておく施設であることから来たものなのですが、貯木場は木々を貯蔵する施設なので生産施設とはちょっと違う気もしており、貯木場を生産施設として扱ってもいいものかちょっと悩んでおります。 貯木場は生産施設という扱いにしても大丈夫でしょうか? A3:いいかもしれない Q4: 間伐等で伐採した木々を運ぶためにも必要だよなと思いつつ、低物理域から高物理域まで活用できる輸送施設が思い浮かびません。 現在の威信点なら輸送施設が二つ作成できるのですが、一つで賄おうとせずにいっそのこと低物理域国家用と中・高物理域国家用で分けて作った方がいいでしょうか? A4:分けるでよいかと。 Q5: 輸送施設作成の参考としてA世界の森林組合ではどのような輸送方法を使っていたのか(できれば低物理域国家と高物理域国家の両方)を知りたいのですが、教えていただけないでしょうか? もしこの条件で回答できない場合は、代わりに芝村さんのお勧めがあれば教えていただけると幸いです。 A5:特に設定はなかった。 Q6: 先日の森で爆発が起こりそう、という予言を受けて、戦闘には参加せずに森林管理業務を任された森林地帯の巡回だけ行う森林巡回員のような職業を作ろうかと考えています。 本来は勝手な伐採や不審者対策として森林組合の組織アイドレスに組み込んである部品の役目を担う予定の職業だったのですが、これを利用することで森林組合側で森で化け物が出現すると言った異常を素早く察知して避難や応援要請までの時間を短縮する早期警戒員のような役目を担う事ができるのではないかと考えました。 (イメージとしては野伏の持つ『森林での移動判定絶対成功』と偵察能力だけを持たせたような感じの職業で、移動判定絶対成功なので距離が保てれば化け物なり不審者なりに遭遇しても戦闘せずに逃げ切れるのではという構想) このような職業を作ることは森から化け物が出現するという事態に対して何かの役に立ちそうでしょうか? A6:なるほどいいね。
https://w.atwiki.jp/rnext/pages/107.html
蜂の乱心!! 壊れかけた戸に背中を預け、夜の海を眺める青年がいる。 優しげな表情。しかしその瞳の奥には灰色の光が宿っている。 青年、木場勇治が海を見る理由は特にない。ただなんとなく、だ。 本当ならすぐさま移動したかったが影山の希望によりほんの少しの休憩。 変身できない影山は倉庫の中に、オルフェノクとして戦闘能力を有する木場が見張りをするのは当然といえた。 見張りといっても木場自身疲労はあるので飾りに近い。 闇に目を凝らす事も気を張り続けることも億劫になるほどで、だから木場は海を眺めていた。 あと5分ほどしたら移動しよう―― 今こうして休んでいる間にも殺し合いが進んでいるかもしれない。 否、進んでいるのだ――と、木場は認識を改める。現に影山は有無を言わさず襲ってきた。 こうして一緒に休息を取れている事自体奇跡に近い。 この奇跡を無駄にしない為にも一刻も早く仲間を集めるべきなのだ。 だが疲労があるのも事実。無理をしては元も子もない。だから、あと5分。 (ってなんだか朝起きたくない子供の言い訳みたいだな…) 言い訳じみた自分の思考に思わず苦笑する。 笑える余裕があるだけ、こうして海を眺める暇があるだけ自分は幸運なのだろう。 ゲームに参加させられた時点で既についていないがそこには目をつぶる。 この幸運を生かしたい。そう思っていた矢先だ。小さな流れ星を見たのは―― 障害物のない海上。 夜だからこそ映える光。 そしてオルフェノク特有の優れた五感。 様々な条件が重なり、偶然にも木場には見えた。地上に落ちる小さな、小さな流れ星が。 (流れ星…落ちたのかな?) 最初は木場も珍しい物が見れたな、程度の認識だったが2度3度と同じ現象が相次ぎ流石に気づく。 (あそこで戦闘が起きてる!信じられないけど、流れ星を呼び寄せて攻撃しているとしか考えられない…) デイパックから取り出した地図をマグライトで照らし、流れ星が落ちたであろう場所を推測する。 その様子を怪訝に思ったのか奥で休んでいた影山も木場の広げた地図を覗き込んだ。 「どうした?何かあったのか?」 影山の言葉を無視して木場は思考する。 (恐らくG-4エリア…オルフェノクの力で駆け抜ければそう時間はかからないはずだけど…) 問題はある。変身制限があるためいつまでオルフェノクでいられるのか。また、どれだけの時間で再び変身できるのか。 そもそも今から行った所で間に合うのか、という根本的な問題もある。無駄に時間を過ごすだけかもしれない。 木場が思いつくだけでもこれだけの問題点があるのだ。だが、それでもなお… 「影山、俺は今から戦いを止めにいく。できれば一緒について来て欲しい」 木場は止めに行く事を選択する。きっと彼なら、乾巧なら無謀な状況でも止めにいくはずだ。 「別に俺はいいけどよ…どこに向かうつもりなんだ?」 そう言われて木場は今から向かおうとしている地点を地図上で指し示す。 「遠いだろ!?それとも何か当てがあるのか?バイクとか、車とか?」 「いや…」 当てはある。バイクや車等といった機械ではなく、最も信頼できる当てが… (できれば使いたくはないが、今はこれ以上の手がない…) オルフェノクの紋様を顔に浮かばせ、肉体が灰色の強固な肉体へと変わるのを感じる。 影山の知る木場勇治はいなくなり、代わりにチェスのナイトのような魔人、ホースオルフェノクが現れた。 「この脚で、駆け抜ける」 疾走態となり驚きの表情を浮かべる影山とデイパックを背中に乗せ、ホースオルフェノクは夜の砂浜を駆け抜ける。 ホースオルフェノクに落とされないよう必至に踏ん張りつつ影山は考える。 (実際に変化する所をみると…ワームと大して変わらないんだな、オルフェノクって) 木場から話は聞いており、ワームの擬態等を目にした事があってもやはり人が異形の姿に変化する事には抵抗がある。 抵抗というよりも、恐怖か、もしくは軽蔑といった感情の方が強いかもしれない。 (こいつも人間を欺いたりしてきたのか…?) 不意に、以前シャドウのメンバーに擬態したワームと木場の姿が重なる。 実際には木場は欺かれてばかりの日々だったのだがそこまで理解できるほど影山は木場を知らない。 戦いを止める、というのも偽りか?あの時自分にトドメを刺さなかったのも利用する価値があると判断してか? (仮にそうだとしても…逆に俺がお前を利用してやる!それが俺の…) 兄のように慕った男から常に言い聞かされてきた言葉を心の中で呟こうとした刹那、わずかに聞こえた爆発音。 「おい、木場!おい!」 木場に伝えようとするが木場は心ここにあらず、といった感じだ。 無我夢中で走っており、今の爆発音も聞こえてないのかもしれない。 (まぁ…いいか。下手に面倒な事に巻き込まれるのもな…ってなんで空が見えるんだ?あ、街。あ、木場、あ、砂…) 「まぁ、こうなる気はしてたけどな…くそっ、いってぇ…」 「俺だって予想はしてたよ…はぁ、せめて制限時間が分かれば終わる頃にスピードを緩められたんだけど…痛い」 顔や腹を抑えつつ、木場と影山は夜の砂浜をとぼとぼと歩く。 制限によりオルフェノクとしての力が唐突に無くなり、全力疾走していた木場は制御できず盛大にずっこけたのだった。 背中に乗っていた影山も例外ではなく受身も取れずに顔面から砂浜へと突っ込み、ちょっと泣いた。 とんだ目にあった二人だが目的地である市街地は既に近く、足の砂浜は砂利道に、砂利道からコンクリートへと変わっていった。 街灯もまばらな街中を歩きつつ、感覚を研ぎ澄ませるが誰もいる気配はない。 「本当に戦闘があったのか、って感じだな。綺麗なもんじゃねぇか」 「見間違いじゃないはず…だけど。もしかしたら別のエリアかもしれない」 別のエリアへ向かおうか、と思っていた矢先に唐突に開かれる視界。 地面にはクレーターのようなものがいくつもあり、まだ煙が燻っている様な場所もあった。 「すげぇもんだな…」 「あぁ、ただ、誰もやられてはいないみたいなのは幸い、かな」 「…すげぇってのは、まぁこの戦いもそうだがこんな市街地奥の戦闘をよく見れたな、ってことさ」 「…何が言いたい?」 「別に?流石オルフェノク、って言いたいだけさ」 二人に嫌なムードが広がる。影山が木場の機嫌を損ねて良い事などないのだが、恐怖を認めたくないためか、つい口が悪くなる。 そう、恐怖だ。このゲームにはこれほどの攻撃を仕掛ける者が。また、その攻撃を凌ぎ切り生き長らえる者がいるのだ。 果たして自分がこの場にいたとしたら、果たして生き延びる事ができただろうか?正直影山にはその自信はなかった。 「ともかく、折角市街地まで来たんだ。誰かいないか探索してみよう」 木場が無理に明るく提案する。この嫌なムードのせいもあるが、木場もまた恐怖していたのだ。 ――少し時は遡り、怪人チーム 牙王とゴルゴスを率いて早速研究所へと向かおうとする死神博士に異議を唱える者が二人。 「腹が減った」 「腹が減った」 歴戦の兵、死神博士とはいえ流石にこの言葉には呆れた。 「貴様達、状況がわかっていないのか?」 「うるさい…食いたい時に食うんだよ…俺は」 牙王の言葉に思わず頭に手を当てる。相当の自信家か、あるいはアホだ。 「ワシも血が欲しいのだ。そこの食いしん坊の血でもいいが、できれば若い人間の血の方がいいからなぁ…」 「どっちが食いしん坊だか…血の吸いすぎでそんな身体になったんじゃないのか?」 「これは元々だ!」 牙王も牙王ならゴルゴスもゴルゴスだ。下手に実力があるだけに手が負えない。 「あぁ、わかったわかった。貴様らの言い分を飲もう、と言いたいがゴルゴスよ。 貴様、血が欲しいと言ったがどうする気だ?」 ここは市街地だ。探せば食料等は見つかるだろうし牙王の方は問題ない。 問題はゴルゴスだ。まさか肉屋を探して生肉から血を絞り取れ、とでも言うのだろうか。 「ふん、適当に参加者か、あるいは死体でも捜してくれるわ!」 別に他の参加者や死体に何しようが死神博士には本来なら関係はない、が。 もしも遠くまで勝手に行かれて合流が遅れる、なんてことになると研究所に向かうのが更に遅れる。 研究所は他の施設より明らかに魅力的だ。今こうしている間にも他の参加者が向かっているかもしれない。 一刻も早く研究所を手中に収めたかった。 「ふむ、30分だ。30分したらこの病院に集合だ。それでいいな?」 「30分!?貴様、このゴルゴス様にそんな縛りを設けるとはいい度胸だな!」 「ハッ…自信がないのか?30分の間に血を補給する自信が…」 「なにぃ!?」 牙王の煽りに思わず感謝したくなってしまった。こう言われてはゴルゴスも引くわけにはいかないはずだ。 「いいだろう!30分したらこの病院前に集合だ、それでいいな!」 案の定ゴルゴスはカッカした様子で夜の街へと消えていく。30分は妥協に妥協をした結果なのだ。 それに文句を言われて下らぬ話し合いを続けられては困り者だったのだが、牙王のおかげですんなりと決まった。 粗暴な割りに誰かを率いていたのかもしれない。牙王は思ったよりも使えるか? 「それより飯だ…コンビニでも探すぞ…」 飯の事しか頭にないのか。一瞬でも牙王を評価した自分を死神博士は恥じた。 『コンビニ』なるものがなんだかわからんがとりあえずは牙王に付いて行く事にする。 そうして歩くうちにふと嫌な考えが浮かんだ。 こんな勝手な奴らが30分という約束を守るのだろうか―― * * * 「遅い!」 病院前で吼えるのは死神博士でも牙王でもなく、ゴルゴスその人であった。 人間の一人や二人すぐに見つかると思っていたため30分という制限を呑んだが結局誰とも会わなかったのだ。 そうして苛立ったまま律儀に約束を守り病院前まで帰ってくれば誰の姿もなく結局待つことにしたのだが… 待つこと5分、10分と経つうちに苛立ちはピークに達した。もはや、限界だ。 「このゴルゴス様が約束をわ・ざ・わ・ざ守ってやったというのに奴らときたら! 多少まずそうでも構わん!奴らの血を吸ってくれる!」 怒り心頭の赤い悪魔は再び夜の街へと消えていく。 木場と影山がこの場で恐怖するほんの10分前の出来事だった… ――牙王と死神博士がその時何をしていたのかと言えば―― 商品棚から目に付いたものを奪い、開封し、食らう。 それこそ弁当だろうがパンだろうがスナック菓子だろうが、見境無く全てを平等に、牙王は食らう。 市街地エリアに存在するコンビニの内の一つに、牙王と死神博士は居た。 コンビニとはこういう店なのか、と納得している死神博士をよそに牙王はさっそく食事を始めた。 どれだけ時間が経ったのかもわからないが、食事は一向に終わりそうにない。本当に食らい尽くす気ではないだろうか? 「呆れて物も言えんわ…」 付き添いの死神博士が飲食したのものといえばお茶一本のみだ。 普通はそうだ。こんな状況で自らの欲望に忠実に従う等どうかしている。 こんな自制できない奴とは本来なら一緒に行動したくはないが状況が状況なのでやむを得ず、だ。 ふと思い出したように時刻を確認してみればゴルゴスとの約束の時間であった。 「おい、それくらいにしておけ。そろそろ動かんと間に合わん」 「知るか…あんな奴いくら待たした所で問題ない…」 そう言いつつ4個目の牛丼弁当を開封し、食らう。 そんな牙王を見て苛立ったが、考え直し予定を変更する。 (今更急いだ所で既に誰かが研究所に居座っている、か…ならば奪えばいい。それだけの事だ) それならば、と死神博士もおにぎりを開封し、食べる事にした。 約束の時間は既に過ぎていたがもはや気にする事はやめた。 「…美味いな」 予想外の美味さに思わず声に出してしまう。そんな反応を見て牙王はニヤリと笑うのだった。 ――こうして、ゴルゴスは無視された―― 怒り心頭のゴルゴスは街を行く。 仮に獲物となる者を見つけてもすぐに殺しては腹の虫が収まらない。 じわじわとなぶり殺しにし、生きたまま吸血しながら苦しむ獲物の表情を楽しむのだ。 内なる怒りとは反対にゴルゴスは笑みを浮かべている。楽しみでしょうがない、といったように… * * * G-4エリアの探索を終えた木場と影山の二人は次の探索場所を西ではなく南を選んでいた。 というのも影山の一方的な提案であり木場はそれに従っただけなのだが。 影山は木場に伝えていない事がある。砂浜をホースオルフェノクの背に乗り駆け抜けていた時に聞こえた爆発音。 誰かがいるのは明らかだったが、殺し合いに乗った者である可能性がある事を考えると接触は避けたかった。 爆発音の事を言えば木場がそちらへ行こうとするのは容易に想像できる。だから爆発音の事は伏せ南下する意図だけを示した。 そうして市街地を探索し始めてどれだけの時間が経ったのだろうか。 途中で誰かと遭遇する事も、あるいは何かを発見することもなくただ時間だけを消費していた。 気づけば輝く星は見えなくなり、空は白く染まりつつある。太陽が顔を見せるのもそう遠くはないだろう。 探索を切り上げ、二人は海が見える場所で休憩をする事にした。 ここが普通の世界なら恋人達の憩いの場所となるのだろうが…男二人しかいない今では寂しい印象しか与えない。 「はぁ…」 穏やかな海を見つめる木場からため息がこぼれる。 戦闘に間に合うとは思っていなかった。頭ではわかっていたのだが… それに市街地に来れば誰かしらと会えるのではないか、という期待もあった。 これからどうするべきか。ただここで来るともわからない参加者を待つのか。 ぼんやりと考えていると軽く目眩がした。今更ながらまともに休んでいない自分に気が付く。 どこかでしっかりと休息するべきだな、そう思っていた矢先。 木場と影山は爆風に吹き飛ばされた。 怪我をしなかったのは偶然なのか、それとも相手が狙ってやったのか。 影山の方を見ればこちらもおなじく大した怪我はしていないようだ。 顔を合わせ、お互い頷く。殺し合いに乗った相手なら、やる事は一つだ。 素早く立ち上がりファイズフォンに変身コードを打ち込む。 ―――Standing by――― 「来い!ザビーゼクター!」 主の声に応じて飛来したザビーゼクターが右手に収まる。 ファイズフォンを明るくなりつつある空へと掲げ、ファイズドライバーに装着する。 ザビーゼクターを左手のライダーブレスへと装着させる。 「変身!」 「変身!」 ―――Complete――― ―――HENSHIN――― フォトンストリームが木場の全身を巡り黒と銀のスーツを形成する。 蜂の巣を思わせるアーマーが影山の全身を包み込む。 変身が完了し、二人で背後の襲撃者を睨む。 少し離れた場所に『ソレ』は、いた。 巨大な赤い岩に人の上半身が生えた、なんとも珍妙な襲撃者が。 「貴様ら両方仮面ライダーか!面白い、叩き潰して俺様の血肉としてくれるわ!」 「仮面…ライダー?」 「マスクドライダーシステムだから仮面ライダー…か。ふざけてるな」 苛立ちを隠さずザビーがゴルゴスへと突撃する。 左手を振り上げ突き出した時には目の前にいたはずのゴルゴスは消えうせていた。 「何!?」 目標を失いキョロキョロと辺りを見回すザビー。 あの巨体でそう素早く動けるとは思えないが、まさかのクロックアップか!?と考えていると嘲笑う声が空から聞こえた。 「馬鹿が!上だ!」 悪魔の岩石が今にも押し潰さんと迫る。虚を衝かれたザビーは咄嗟に動く事ができない。 このままいけば蜂蜜の代わりに赤い血を撒き散らし蜂の巣はぺしゃんこになるだろう。 だが、ザビーは一人ではない。 後方で様子を見ていたファイズはゴルゴスに浮遊能力がある事を確認すると、 ファイズフォンをバーストモードへと変形させ、赤い光弾をゴルゴスへと乱射する。 ゴルゴスが怯んだ隙にザビーはファイズの元へと走る。 「あぶなかったね」 「お前に助けられなくても対抗手段くらいある。それよりさっさと撃てよ」 「はぁ…わかったよ」 赤い光弾がゴルゴスへと何発も叩き込まれていく。 だが怯んだのも初めのうちだけですぐに体勢を立て直し、ファイズとザビーの元へと突っ込んでくる! 「くっ、なんてタフなんだ!」 「単純にお前の銃が使えないだけだろ…くるぞ!」 ファイズとザビーはそれぞれ左右に転がりゴルゴスの体当たりをかわす。 ゴルゴスは空中で旋回し、動きの鈍いザビーへと狙いを定め再び突っ込む! こうして何度も繰り返し獲物の体力を奪い、最後にゆっくりとトドメを刺す。 そう考えていたゴルゴスの意に反しザビーは逃げず、立ちふさがるようにゴルゴスと対峙する。 「馬鹿め、受け止めるつもりか?押し潰してくれるわ!」 「言ったろ、対抗手段はあるってな。俺を舐めるなよ!」 右手を左手に装備されたザビーゼクターへと添え…180度回転させる! 「キャストオフ!」 ――CAST OFF―― 電子音声と共に身体を護っていたアーマーは弾け飛び、ゴルゴスへと直撃する! 「ぐばぁっ!」 予想外の攻撃にゴルゴスは溜まらずザビーから距離を取る。 ―CHANGE WASP― ゴルゴスへカウンターの一撃を加え、ザビーはしてやったり、といった感じに上機嫌だ。 ファイズとザビーは並び立ち、牽制の赤い光弾を放ちつつゴルゴスの出方を伺う。 「えぇい、いい加減うっとおしいわ!」 岩石のような下半身の口からエネルギー弾が発射され、ファイズとザビーを襲う。 二人が先ほどまで立っていた場所には煙が立ち、火力の高さを物語る。 「最初の攻撃もあれか…よく無事だったな、俺達」 改めてゴルゴスの恐ろしさをザビーは体感していた。 一方のファイズはゴルゴスと射撃戦を繰り返している。 ファイズの方は命中力はあるが威力がない。連射して威力の低さを補うがそれでも焼け石に水だ。 ゴルゴスの方は火力があるが命中力がない。元々悪い上に浮遊しながらの射撃だ、まともに狙えない。 飛び道具のないザビーは射撃戦には参加せず作戦を練る。いかにしてゴルゴスに一撃を加えるか。 (もう一度キャストオフしても怯ませるのがやっと。怯むのも…状況によるがあと一度といったところか? その一度で決められる強力な一撃が必要だ) 銃撃戦を繰り返すファイズを見つめつつ思考する。 (仕方ない、華を譲るか) ――PUT ON―― 先ほどと同じようにザビーゼクターを180度回転させ、元の位置に戻す。 身体の周りを覆うようにアーマーが形成され、再びザビーはマスクドフォームとなった。 そして駆け出す。この作戦にはファイズとの連携が欠かせない。その為の意思疎通を図る為に。 (まだか…!) ファイズは銃撃戦を行いつつ、待つ。 ゴルゴスが痺れを切らしこちらの攻撃に構わず突撃してくることを。 突撃してくれば先ほどのザビーの再現というわけではないがカウンターの用意がある。 左腰のファイズショットはいつでも取り外せるようにしてある。 今はただ、待つ。こちらの攻撃は補充できるが相手のほうはどうだろう?いずれは弾切れがあるはず。 根気強く、攻撃にも気を配りつつファイズは待ち、そしてその時はきた。 痺れを切らしたゴルゴスが突進してきたのだ。 (よし!) ファイズフォンをすかさずファイズドライバーへとセットし、ミッションメモリーを引き抜く。 左手にファイズショットを装備しミッションメモリーをセット、『Enter』を押し込む。 ――Exceed Charge―― 低く構え、左手を後ろに引く。ゴルゴスはもう目前だ。 (もらった!) グランインパクトが炸裂する!まさにその瞬間ファイズは何かに吹き飛ばされた。 ゴルゴスではない、ゴルゴスに吹き飛ばされたのなら後ろに飛ばされるはずだ。だがファイズは横に吹き飛ばされた。 「大丈夫か!?」 もちろんザビーだ。ザビーの位置からだとファイズショットは丁度死角にあたり、まさかカウンターの用意があるとは思っていなかったのだ。 ザビーのパーフェクトミッションのためにファイズの力は欠かせない。だからファイズを救う為に身を挺して助けたのだが。 「何をするんだ!せっかく攻撃の用意をしてたのに!」 「助けたのにその言い草か!お前の攻撃なんかどうでもいいんだよ!俺の作戦に従えば、それでいいんだよ!」 ゴルゴスそっちのけで言い争いを始めてしまう。その言い争いは熱を帯び、二人の身体はまるで燃え上がるかのように… 否、本当に燃えているのだ。 「な、なんだこりゃ!?」 「液体が、燃えてる!?」 ファイズとザビーの身体には赤い液体が付着し、そこから発火しているのだ。 「馬鹿どもめ!そのまま燃え尽きるがいい!」 そう、ゴルゴスは痺れをきらし体当たりを仕掛けた。だがただそれだけではない。 ファイズが何か仕掛けてくるのは予想できていたため、別の攻撃も同時に行なっていたのだ。 まさに直撃、という瞬間に岩石の口から赤い液体を撒き散らした。 ファイズだけ狙ったつもりだがそこにザビーが自ら飛び込みまさに飛んで火に入る夏の虫となったというわけだ。 火を纏った二人はすぐさま海へと飛び込み、消火する。 海中から抜け出し砂浜にあがるとファイズは膝をついてしまう。 ザビーの方はマスクドフォームになっていたおかげか火炎によるダメージはほとんどない。 だがファイズは直にその火炎を身に受け、もろにダメージを受けていた。 それにまともな休憩をしていないため元々の体力の低下もあり、フラフラだった。 「おい、大丈夫か?俺のパーフェクトミッションにはお前の力が不可欠なんだからしっかりしてくれよ?」 「はぁ…はぁ、わかってる、よ」 砂浜へとあがる最中に既にファイズへと作戦は伝えておりあとは実行に移すだけだ。 ファイズは右足にファイズポインターを装着し、タイミングを計る。 「フラフラのようだな…このままトドメを刺してくれるわ!」 ゴルゴスがトドメの一撃とばかりにファイズへと突撃してくる。 その両者の間にザビーが乱入し、素早くザビーゼクターを180度回転させる。 「まずい!」 ゴルゴスはザビーの意図を把握し、上空へと逃げようとするが… 「キャストオフ!」 ――CAST OFF―― 二度目のキャストオフは再びゴルゴスへと襲来し、ゴルゴスを怯ませる。 「これしきで…「今だ!」!」 ゴルゴスの言葉を遮りザビーが合図する。ザビーの後ろからファイズが飛び出し、右足から伸びる赤い光がゴルゴスを捕らえる。 「つぁぁぁーーっ!」 円錐状の赤い光とともにファイズはゴルゴスの岩石へと蹴りこんだ! 「ぐぎゃぁぁっ!」 必殺の一撃を受けたゴルゴスはそのまま海へと墜落した。浮かび上がる様子は、ない。 「ふぅ…なんとかなったな。これこそパーフェクトハーモニー…完全調和だ」 自分の作戦が上手くいったことに喜ぶザビーをよそに、ファイズはそのまま倒れこむ。 驚いたザビーがすぐさま支える。 「おい、本当に大丈夫か?」 「ちょっと、キツイ、かな…」 「まったくしょうがないな。まぁ、ゆっくり休め」 ザビーがファイズを支えつつ、二人の戦士は海岸を後にする―― 「どこにいくつもりだ…貴様ら…」 背後から、聞きたくなかった声が聞こえてくる。 恐る恐る振り返ると怒りに震えるゴルゴスが海からゆっくりと浮かび上がってきた。 ダメージは確かにあるようだ。岩石にあった顔の一つが今は彫刻の顔のようになってしまっている。 「俺様の顔の一つを潰して…無事に逃げられるとでも思っているのか?」 ザビーとファイズは再び構える、が。ファイズの方はフラフラで、いつ倒れてもおかしくはなかった。 そんな様子のファイズを見てザビーは思考する。 (まずいな…もう一度木場に決めてもらいたかったんだが、この状態だとどうもあと一発が限界か? いや、そもそもその一発を決められるかどうか…あの岩石野郎は攻撃しようとすると空に逃げられる。 空に逃げられないように一瞬でも怯ませられればいいんだが、もうキャストオフは通じないだろう。 木場にはゴルゴスを怯ませられる手段がない…どうする?) すぐさま攻撃してくると思っていた二人だがゴルゴスは以外にもその場で両手をゆっくりと何かをかき混ぜるように動かすだけだ。 「何をするつもりだ…?」 「ブラック・オン・ゴォォルド!」 両手を広げゴルゴスが叫ぶ。すると明るくなりはじめた空は暗く… 空だけではない。足元の砂も。はるか彼方の水平線も。ゴルゴス自体も暗闇へと紛れていく。 「な、なんだこれは?」 暗闇。 自分が立っているのか、倒れているのか。現実なのか夢なのかもわからない暗闇。 お互いの姿が見えるのだけが救いだろうか。ファイズとザビーは背中合わせに寄り添い、ゴルゴスの襲撃に備える。 だがゴルゴスの襲撃はこない。ただひたすらに、暗闇だけ。 ファイズは、木場は恐怖する。 暗闇に恐怖する。この暗闇は、自分の心を現しているようで。 過去に何度もこの暗闇に飲まれた事だろうか。その度に抗い、抜け出してきた。 だが、抜け出しただけでこの暗闇は未だに自分の心の根っこの部分に根付いているのだ。 この暗闇の元凶はホースオルフェノクなのだろうか、それとも木場勇治なのだろうか。 自分自身のはずなのに、わからない暗闇。その心の暗闇のようで、木場はこの暗闇に恐怖する。 (俺は…もう二度と飲まれたりしない、絶対に!) 心を強く持ち、倒れそうな身体に鞭打って神経を研ぎ澄ませる。 自分を見ている何者かを、木場は暗闇の中で確かに感じ取っていた。 ザビーは、影山は恐怖する。 心に恐怖する。この暗闇にどこか、安堵を覚えている自分の心に。 何故安堵を覚えるのだろうか。暗闇とは本来恐怖の対象であり、事実今も恐怖しているはずなのに。 有り得ない、確かにこの世界に来る前から失敗を重ねてきた。何も上手くいかなかった。 だから?見捨てられるかもしれない恐怖を味わってきたから、この暗闇に親近感を感じ安堵を覚えるのか? なら、関係ない。ザビーである限り、誰も見捨てたりはしない。わかっている。わかっているから… (俺の目の前から、消えろ。こんな、こんな!) 暗闇のどこからか、自分を見ている自分がいるような、そんな錯覚がした。 音も無く、ファイズとザビーにゴルゴスは忍び寄る。 ゴルゴスは生き物とは暗闇を本能的に恐れると知っている。 だからこそ時間をかけ、恐怖でいっぱいになった頃合を見計らい空からザビーとファイズを押し潰そうとしたのだが… ファイズが咄嗟に支え一瞬ゴルゴスの動きが止まった。その一瞬のせいでザビーも襲撃に気づけた。 「馬鹿な!?この暗闇の中で、こうまで咄嗟に反応できるとは!」 ゴルゴスが驚きと、そしてほんの少し別の感情を込めて叫ぶ。 「俺は、俺は負けられないんだ!戦いを止めるために、こんな所で…!」 ぼろぼろの身体のどこにそんな力が残っていたのだろうか、ファイズは一人でゴルゴスを支えている。 「負けられないんだ!」 ついにはゴルゴスの方が力負けをし、ぶん投げられた。その一撃のせいか暗闇はすぐになくなり、辺りは以前の光景を取り戻す。 そして力を使い果たしたのかファイズも地に伏せる。 投げ飛ばされたゴルゴスはすぐに起き上がるとファイズにトドメを刺さんと再び上昇しはじめる。 その様子を黙ってみている影山ではない。 「木場!起きろ!決めるぞ!」 木場を叱咤激励しつつ左手のザビーゼクターを180度回転させる。 ――PUT ON―― 3度ザビーは強固な鎧に包まれる。 「キャストオフ!」 ――CAST OFF―― すぐさまザビーゼクターを180度回転。3度のキャストオフ。かなりの酷使だが、構っていられない。 「クロックアップ!」 ――CLOCK UP―― 風も、波も、上空のゴルゴスも、起き上がろうとするファイズも、全ての動きが遅くなる。 キャストオフにより身体から弾き飛ばされたアーマーも例外ではない。ゆっくりと、ザビーから弾かれ飛んでいく。 その弾き飛ばされたアーマーを足場代わりに飛び上がり、ゴルゴスの背後へとたどり着く。 「今はこれで限界、だが充分!」 ――CLOCK OVER―― ザビーゼクターを右手で押し込むところで時間は再び流れ出す… 「ふん、今更驚きもせんわ」 サビーの身体から放たれた鎧の破片を手で払いのける。当てがはずれライダーは絶望していることだろう。 ファイズは片膝をつき、こちらを見上げている。そしてザビーは… 「何!?黄色いライダーがいない…!?」 「後ろだ!ライダースティング!」 ――RIDER STING―― 蜂の針の一撃が、ついにゴルゴスへと向けられた! ファイズは自分の目を疑った。いや、これも作戦なのだろうか。 ザビーの意図は瞬時に理解した。強引にゴルゴスへと飛び移り、ライダースティング。 そしてその衝撃でゴルゴスは高度を落とすはず、そこへすかさず追撃のクリムゾンスマッシュ。 完璧な作戦。今できる最高の攻撃なのだ。 だから…今落ちてくるべきなのはゴルゴスであり決してザビーではない。 悲鳴をあげて砂浜へと叩きつけられるザビー。その衝撃からか変身は解けてしまう。 影山のスーツの背中には、酷い切り傷が―― (背中…?) 嫌な予感がして、上空のゴルゴスから、陸へ、顔を覗かせ始めた太陽に照らされ、輝く市街地へと目を向ける。 太陽の光を受け、輝く『牙』をもったライダー、そして死神のような男がそこにはいた。 「ふん…約束の場所にいないと思ったら…中々楽しそうな事してるな、赤いの…」 「ゴルゴスだ!えぇい、誰が助けろ等と言った!こいつらは俺様の獲物だぞ!手出しをするな!」 「助けられたのに、随分な言い草だな…」 牙王と死神博士が病院前へと姿を現したのは約束の時間から1時間は過ぎた頃だった。 流石にゴルゴスに悪い事をしたと思い死神博士の提案でゴルゴスの探し始め、ようやく見つけた所がまさにこの時だった。 「赤いの…さっさと終わらせろ…」 「ふん、言われなくても!」 牙王とゴルゴスが言い合いをしているが死神博士の興味はそんなものより影山の周りを飛ぶザビーゼクターへと注がれていた。 (ワシの知らぬ技術のようだな。首輪の解析に役立つかもしれぬ。できれば回収して調べてみたいものだが…) ファイズは倒れた影山の許へと駆け寄り、抱き起こす。 「おい、影山!しっかりしてくれ!」 何度か揺すると目をあけた。どうやら命に別状はないようだ。 「木場…お、俺は…」 「影山、ここは退こう。すぐに治療しないと」 影山を抱え、すぐにファイズは逃げ出そうとするが… 「逃がすと思ったのか、貴様!」 ゴルゴスが吼える。牙王の方はガオウガッシャーでポンポンと自分の手を叩くばかりでさほどやる気はなさそうだ。 ファイズも影山を下ろし再び身構える。ファイズアクセルが手元に無い事をこれほど恨んだ事はない。 「影山、なんとか…一人で逃げてくれ」 影山はその言葉に素直に頷けない。背中の傷もそうだが、全身疲労によりまともに動けそうにない。 この状況で逃げる事は、不可能。さらに言うならファイズ一人でこの状況を打破する事も、不可能。 生き残りたい、生き残るためには?影山の決断は早かった。 「頼む!俺を、俺を仲間にしてくれ!」 「一体、君は何を言っているんだ?」 木場には理解できない。つい先ほどまで戦っていた相手と、命を奪おうとしていた相手の仲間になる? わけがわからない、錯乱しているのだろうか。 「頼む!何でもするから!だから、頼む!」 ついには土下座までして頼み込む。木場はどうしていいのかわからず、ただ影山を見下ろしていた。 「…ククク…そうか、そうまでして生き残りたいか…いいだろう、ワシらの仲間にしてやろう」 「死神!こいつは俺様の獲物なんだぞ?どうするか決めるのは俺のはずだ!」 死神博士の提案にゴルゴスが反発する。ゴルゴスの言い分はもっともではあるが。 「ワシはこいつを仲間にする。牙王。お前はどうしたい?」 「…ハッ、好きにしろ…だが荷物持ちがいるのは悪くない」 「1対2。決まりだゴルゴス。諦めろ」 「ふざけるな!」 ファイズは考える。もしかして今のうちに逃げられるんじゃないか、と。 だが牙王だけは視線をこちらから逸らしておらず、容易には逃げ出せそうにない。 「赤ダルマ…お前は俺に貸しがある…その借りを返せ…2倍でな」 「牙王貴様ぁぁ~っ!待て、2倍だと?」 「…こういうことだ」 ――FULL CHARGE―― ガオウガッシャーの先端から『牙』が飛び出し、ドリルのように回転する。 ガオウガッシャーを横殴りにするとそれに続くように『牙』も動き、気を抜いていたファイズを切り裂いた。 突然の攻撃に声も出せず、変身の解けた木場はそのまま海へと沈んだ。 「き、貴様!俺様の獲物を!」 「お前の食事に付き合う暇はない…ってことだ」 変身を解き、饅頭を食べながら牙王はゴルゴスを適当にあしらっている。 一方の死神博士は放置されていたデイパック二つを回収し、影山の側へと落とした。 「え、えっと…」 「喜べ、お前は我々の仲間になったのだよ。おめでとう」 座り込んでいた影山の背中の傷を杖でつつく。 「~~っ!」 「そうかそうか、転げまわるほど嬉しいか!」 「は、はい!嬉しいです!」 砂だらけになり、涙目になりながら影山は思う。とんでもない事になった…、と。 状態表 【影山瞬@仮面ライダーカブト】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地 H-4海岸】 【時間軸 33話・天道司令官就任後】 【状態】 全身に疲労。背中に裂傷。ザビーに2時間変身不可。 【装備】 ザビーゼクター、ブレス 【道具】 支給品一式×2、ラウズカード(◆J)、不明支給品(確認済) 【思考・状況】 基本行動方針 生き残り、脱出する。 1:死神博士、牙王に協力するフリをして隙あらば逃げる。 2:ゴルゴスとは二人っきりにならないよう注意する。 3:自分に使用可能な武器・変身ツールの確保。 4:木場、死んじまったのかな…。 ※午前1時過ぎの時点でG-2のガソリンスタンドに乗り物はありませんでした。 ※不明支給品は彼に戦力として見なされていません。 ※木場は死んだものと思っています。 (腑抜けたものよ…) 死神博士は失望していた。ライダーとは、こんなものだったろうか。 命が危なくなれば敵に尻尾を振り、平気で仲間を裏切るような存在だったのかと。 いや、この男だけが格別に駄目なのだ。そう思い込むことにする。 (こいつが知る情報と技術…そうだな、あとは兵隊程度の働きは期待しようか…) 死神博士が影山への視線は、どこまでも冷たかった。 ■チーム「死神博士の憂鬱」 【死神博士@仮面ライダー(初代)】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:H-4海岸】 【時間軸】:一号に勝利後。 【状態】:若干疲労、擦り傷程度の傷多数 【装備】:鞭 【道具】:基本支給品、デスイマジンの鎌@仮面ライダー電王 【思考・状況】 基本行動方針:打倒本郷、及び一文字。この殺し合いをショッカーの実験場と化す。 1:牙王、ゴルゴス、影山を利用して戦いを有利に進める。 2:もし牙王が裏切った場合は、ゴルゴスを焚きつけて潰し合わせる。 3:仮面ライダーを倒す。 4:ゾル大佐?そいつは後回しでいい! 5:首輪を外す方法を研究する。その為にも研究施設へ向かう。 6:影山の情報、ゼクターの技術を可能な限り把握する。 ※一文字隼人(R)の事を一文字隼人(O)だとは信じていません。 ※流れ星は一戦闘に六発まで使用可、威力はバイクがあれば割と余裕に回避できる程度。 尚、キック殺しは問題なく使えます。 ※変身解除の原因が、何らかの抑止力からではないかと推測しています。 【牙王@仮面ライダー電王】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:H-4海岸】 【時間軸】:最終決戦前。 【状態】:健康、2時間変身不可(ガオウ) 【装備】:ガオウベルト 【道具】:マスターパス、基本支給品、ランダム支給品(内容不明)、リュウガのデッキ、コンビニから持ってきた大量の飲食料 【思考・状況】 基本行動方針:全て喰らい尽くした上で優勝 1:おもしろいじゃねえか。 2:クソジジイと赤いダルマと影山は俺の手下だ。 3:煩わしい首輪を外させる。用が済んだら、3人を食う。 4:ガオウライナーを取り戻して村上も喰う。 ※会場のどこかに時の列車(予想ではガオウライナー)が隠されていると推測しています。 【十面鬼ゴルゴス@仮面ライダーアマゾン】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地:H-4海岸】 【時間軸】:本編13話前後 【状態】:全身に軽い疲労、2時間能力発揮不可 【装備】:ガガの腕輪 【道具】:基本支給品、ランダム支給品(不明) 【思考・状況】 基本行動方針:打倒仮面ライダーアマゾン、主催者への報復 1:この3人(死神、牙王、影山)を利用する。 2:アマゾンを見つけ次第殺す。腕輪を奪う。 3:血が吸いたい。隙をみて影山を襲うべきかどうか。 4:牙王、死神博士に苛立ち。赤いライダー(ファイズ)にも苛立ち。 ※岩石の9つある顔のうち一つが潰されました。 気がつくと砂浜の上で寝そべっていた―― 確か赤い岩石と戦って、『牙』にふき飛ばされて―― あぁ、そういえば影山は無事だろうか―― 戸惑いはしたが、今なら少しわかる。 死にたくなんて、ないもんな―― ふと、右手に違和感を感じて横目で確認すると、ファイズギアが目に入った。 吹き飛ばされて…気失ってたのに…離さなかったんだ―― ファイズギアを握り締めている自分に苦笑する。 これがなければ生き残れない。そう、木場もまだ、死にたくない。 これからどうしよう…えーっと、赤い岩石と牙に死神の…いや、というかここは―― 必至に頭を動かそうとするが、動かない。身体も心も、休息を欲しがっている。 寝たらおわり…ってわけじゃないよな…多分―― 波の音が疲れきった心に心地よい。そのまま木場は、眠りについた。 【木場勇治@仮面ライダー555】 【1日目 現時刻 早朝】 【現在地 H-3孤島】 【時間軸 39話・巧捜索前】 【状態】 睡眠中。全身に疲労。背中等に軽い火傷。ファイズに2時間、オルフェノク態に30分変身不可。 【装備】 ファイズギア 【道具】 無し 【思考・状況】 基本行動方針 主催者及びスマートブレインの打倒、脱出 1:海堂、長田、加賀美の捜索 2:首輪の解除 3:死神博士、ゴルゴス、牙王に警戒 4:影山をできれば助けてやりたい 5:事情を知らない者の前ではできるだけオルフェノク化を使いたくない 037 渦 投下順 039 太陽背負う闘神 037 渦 時系列順 039 太陽背負う闘神 007 流されやすい者達 影山瞬 046 かげやまのなく頃に~仕切り直し編~ 007 流されやすい者達 木場勇治 049 すべてのうつくしいものから 025 牙と知恵 Devil-Action 十面鬼ゴルゴス 046 かげやまのなく頃に~仕切り直し編~ 025 牙と知恵 Devil-Action 死神博士 046 かげやまのなく頃に~仕切り直し編~ 025 牙と知恵 Devil-Action 牙王 046 かげやまのなく頃に~仕切り直し編~
https://w.atwiki.jp/wiki_rail_bus_pic/pages/77.html
駅名 駅全景 改札口 ホーム 特記事項 大崎 大井町 ○ ○ × 品川シーサイド × × × 天王洲アイル ○ × × 東京テレポート駅 ○ ○ ○ 国際展示場駅 ○ × × 東雲 ○ × ○? 新木場 ○ × ○ 2008年01月03日現在 大崎 - 大井町 - 品川シーサイド - 天王洲アイル - 東京テレポート - 国際展示場 - 東雲 - 新木場
https://w.atwiki.jp/tomoko1005/pages/12.html
1曲目まとめ 新木場 SEED BLASTER 仙台1 Y・W・F 仙台2 愛のWarrior 札幌 ROSE HIP-BULET 函館 Darlin 名古屋1 慟哭ノ雨 名古屋2 Black Out 福岡 CLACK STAR FLASH 熊本 ケンゼンな本能 大阪1 ROSE HIP-BULET 大阪2 Darlin 男子限定 欲望∞ 女子限定 SUPERNOVA 東京1 CLACK STAR FLASH 東京2 The Other self アコステまとめ ①公演ごと 新木場 なんとなく消したストーリー 仙台1 なんとなく消したストーリー 仙台2 Infinit Love 札幌 Infinit Love/希望の彼方へ 函館 希望の彼方へ 名古屋1 なんとなく消したストーリー 名古屋2 ウソノイロ 福岡 Infinit Love 熊本 希望の彼方へ 大阪1 ウソノイロ 大阪2 希望の彼方へ 男子限定 Infinit Love 女子限定 ウソノイロ 東京1 希望の彼方へ 東京2 ウソノイロ ②曲ごと なんとなく消したストーリー 新木場 仙台1 名古屋1 Infinit Love 仙台2 札幌 福岡 男子限定 希望の彼方へ 函館 札幌 熊本 大阪2 東京1 ウソノイロ 名古屋2 大阪1 女子限定 東京2
https://w.atwiki.jp/kotokoto2/pages/5482.html
所在地東京都練馬区小竹二丁目 開業日1983/6/24 接続路線東京地下鉄有楽町線、東京地下鉄副都心線 隣接駅氷川台?(東京地下鉄有楽町線:和光市方面) 千川?(東京地下鉄有楽町線:新木場方面) 氷川台?(東京地下鉄副都心線:和光市方面) 千川?(東京地下鉄副都心線:新木場方面) 訪問日2009/1/3 戻る
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/9195.html
トウィンクル クイーン 登場人物 コメント マイルストーンより2010年8月26日に発売されたWii用多人数美少女格闘ゲーム。 登場人物 ルカリオ:宇佐美ハル 通称「勇者」から。作品唯一の投げキャラなのでともえなげを覚えさせるといいかも コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 トゲチック:浅井花音 声優繋がり -- (ユリス) 2019-09-01 19 18 30 ・チェルシー:フワライド 剣技(いあいぎり)、紫色+よく迷子になる(図鑑解説から)。 ・カリーナ:ムウマージ ・アニエス:ゴチミル 人形を操るので。 ・泉戸ましろ:キュウコン ・河合アメリ:クロバット ・如月美冬:コジョンド -- (名無しさん) 2013-03-24 18 23 19
https://w.atwiki.jp/shoyumask/pages/16.html
「醤油仮面キッコーマン!」主要登場人物リスト。 キッコーマンの仲間 八紘穣造 富良ミナミ 潮田蘭(メカクレ) 本村社 佐藤貴美 マーヴィン・イーグレット 薔薇味のオヤジ 八紘多毬 後部霧華 ククルス・カノルス 敷島桜(軍服の女) 針井拳(マッチョな男) 津尾映一(長髪の男) 木場姜子(車椅子の少女) 木場姜子の両親
https://w.atwiki.jp/yowakimono/pages/59.html
【聖地巡礼③】 ◆新宿編(2012年当時) 766 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 14 53 52.38 ID ZQBNqe/G0 グヘヘ・・・東京へ武者修行に行ってきたぜぇ 767 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2012/03/17(土) 14 55 13.61 ID np9t+FArO なにっ 770 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 15 13 23.28 ID ZQBNqe/G0 聖地神戸に続き今回は高校鉄拳伝のギャルアッド編、 T.D.K2回戦の舞台新宿を練り歩いてきたっス腹一杯画像を撮ってきたっス 153話 『アハッ ホンマに東京なんやな 東京に来たんやな』 323話 『アイアン木場の全盛期に瓜二つだっ』 『顔だけじゃねェ 体格まで似ている!』 新宿アルタ前っス その向かい側のステーションスクエア周辺は 連載当時と様変わりしてるっスが、 おそらくここと思われるっス 773 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 15 18 52.57 ID ZQBNqe/G0 153話 歌舞伎町の入口っスYJ読者には夜王でおなじみっスね 162話 163話 新宿西口バスロータリーっス 連載当時の面影を残しているっスね 775 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 15 28 08.51 ID ZQBNqe/G0 154話表紙 東京都庁の造形は個性的で美しいと思うんスが、背景担当には難しい題材っスね 296話『何だ?あの人の群れは…』 『何だあっ 高石はまるでミイラ男だぜっ』 新宿駅西口から新宿西口公園にまっすぐ向かうとこの歩道橋が見えてくるっス 784 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2012/03/17(土) 16 08 31.11 ID fRFbUvsiO バリバリ巡礼ボビー 786 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 16 09 12.25 ID ZQBNqe/G0 296話、308話 『最期まで漢として死んでいったアイアン木場を我々は肯定する!!』 東京都庁第一・第二庁舎が並ぶT.D.K2回戦の象徴的な背景っスね 298話、301話、312話 『“格闘マシーン”エドガード・C・ガルシア選手の入場です!!』 このビルは形が特徴的なので何度か出てくるっスね 787 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 16 19 41.36 ID ZQBNqe/G0 315話 『5千円のチケットが3万円だぜ! 無理だよ』 朝昇がキバシン戦中に移動したことを考えると、 人喰い義生の入院先はここをイメージしてそうっスね 『ア…アイアン木場!?』 この画像通りなら、キバシンは西口公園に背を向け 反対方向に向かっていたと思われる 793 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 17 10 18.46 ID ZQBNqe/G0 311話、319話 『T.D.K予選リーグ決勝第4試合を行います!!』 東京都庁45階展望台からの写真っス 木場の遺産をもってしてもこの公園を 特設リングに改造するのは無茶だと思ったっス 334話 カズ富士田、ボイラー室に向かう 黒基調のビルですぐわかったっス 高層ビル群の中からこのビルを見つけた静虎は凄いと思うっス 794 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2012/03/17(土) 17 11 15.83 ID 6PBEV1j9O なっ なんだあっ 795 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2012/03/17(土) 17 18 44.17 ID np9t+FArO ボイラービルにもモデルがあったんスか 797 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 17 32 11.00 ID ZQBNqe/G0 795 リアリティを追求する猿先生らしいス ビル管理会社にしてみればたまったもんじゃないスねボイラー室マッチは 798 :巡礼モブ:2012/03/17(土) 17 44 01.74 ID pxgindF40 76話 アイアン木場の東京での宿泊先 神戸のホテルを巡礼したなら東京のも抑えないといけないっスね レムコ編で木場が貸切ディナーを行ったり下半身の強さを証明したりしてたっス
https://w.atwiki.jp/saitama-u/pages/37.html
JR東日本の路線の一つ。 駅 (駅名) ホームがない駅、● 停車、| 通過 各駅停車 快速 通勤快速 ↑相鉄線 相鉄・JR直通線 羽沢横浜国大 ● ● ● (鶴見) | | | (新川崎) | | | 武蔵小杉 ● ● ● 西大井 ● ● ● ↑りんかい線 埼京線 大崎 ● ● ● (五反田) | | | (目黒) | | | 恵比寿 ● ● ● 渋谷 ● ● ● (原宿) | | | (代々木) | | | 新宿 ● ● ● (新大久保) | | | (高田馬場) | | | (目白) | | | 池袋 ● ● ● 板橋 ● ● ● 十条 ● ● ● 赤羽 ● ● ● 北赤羽 ● | | 浮間舟渡 ● | | 戸田公園 ● ● | 戸田 ● | | 北戸田 ● | | 武蔵浦和 ● ● ● 中浦和 ● ● | 南与野 ● ● | 与野本町 ● ● | 北与野 ● ● | 大宮 ● ● ● 川越線 日進 ● ● ● 西大宮 ● ● ● 指扇 ● ● ● 南古谷 ● ● ● 川越 ● ● ● 各駅停車 快速 通勤快速 注意事項 埼大の最寄り駅である南与野は通勤快速が停車しない。 南与野に停まる電車は、平日朝下りは15分待ちになることがあるので、事前に時刻を調べておくとよい。 また、各駅停車を含む全列車が五反田・目黒・原宿・代々木・新大久保・高田馬場・目白を通過する(ホームがない)ので注意が必要。手前の駅で山手線に乗り換えること(代々木―新宿間は中央・総武線各駅停車も利用可)。 沿線から埼大へのアクセス 海老名~西大井、新木場~赤羽、戸田公園の各駅から南与野駅まで 各駅停車・快速・通勤快速のいずれも利用できるが、それぞれ最適な乗車方法が異なる(戸田公園は通勤快速通過) 各駅停車・快速の場合乗り換えなしで南与野まで行くことができる 海老名~西大井、新木場~赤羽、戸田公園-(埼京線)-南与野大宮・川越方面に乗車 南与野駅下車 通勤快速の場合 海老名~西大井、新木場~赤羽-(埼京線)-武蔵浦和-(埼京線)-南与野大宮・川越方面に乗車 武蔵浦和駅下車 5番線か6番線から発車する大宮方面の各駅停車に乗り換える 南与野駅下車 北赤羽、浮間舟渡、戸田、北戸田の各駅から南与野駅まで 北赤羽、浮間舟渡、戸田、北戸田-(埼京線)-南与野大宮・川越方面の各駅停車に乗車 (武蔵浦和行に乗車した場合のみ)武蔵浦和駅下車5番線か6番線から発車する大宮方面の各駅停車に乗り換える 南与野駅下車 武蔵浦和、中浦和の各駅から南与野駅まで 武蔵浦和、中浦和-(埼京線)-南与野大宮・川越方面の各駅停車に乗車通勤快速には乗らないこと 南与野駅下車 大宮~与野本町の各駅から南与野駅まで 大宮~与野本町-(埼京線)-南与野新宿・新木場方面の各駅停車または快速に乗車 南与野駅下車 川越~日進の各駅から南与野駅まで 各駅停車・快速・通勤快速のいずれも利用できるが、それぞれ最適な乗車方法が異なる 各駅停車・快速の場合乗り換えなしで南与野まで行くことができる 川越~日進-(川越線・埼京線)-南与野大宮・新宿・新木場方面に乗車 南与野駅下車 通勤快速の場合 川越~日進-(川越線)-大宮-(埼京線)-南与野大宮・新宿・新木場方面に乗車 大宮駅20番線下車 大宮駅19~22番線から発車する新宿方面の各駅停車または快速に乗り換え 南与野駅下車 ※大幅な遅延や運転見合わせ等が発生した場合、埼京線との直通運転を取りやめる可能性が非常に高い。この場合は、大宮で新宿方面の各駅停車または快速に乗り換えることとなる。 南与野駅から埼玉大学まで 南与野駅から埼玉大学までの移動方法は南与野駅を参照。 路線概要 埼京線の列車として運行される列車は、南は相鉄線の海老名およびりんかい線の新木場、北は川越線の川越まで直通で乗り入れる。 海老名―西谷間は相鉄本線 西谷―羽沢横浜国大間は相鉄新横浜線 羽沢横浜国大―大崎・新宿間は相鉄・JR直通線(正式には羽沢横浜国大―大崎間は東海道本線、大崎―新宿間は山手線。武蔵小杉―新宿間は湘南新宿ライン、武蔵小杉―西大井間は横須賀線と線路を共用する) 新木場―大崎間は東京臨海高速鉄道りんかい線 大崎―大宮間は埼京線(正式には大崎―池袋間は山手線、池袋―赤羽間は赤羽線、赤羽―大宮間は東北本線。大崎―池袋間は湘南新宿ラインと線路を共用する) 大宮―川越間は川越線(日進―川越間は単線) 相鉄線直通は大半が海老名~新宿で運転されるが、朝のみ川越方面へ乗り入れる。また、埼京線内とは無関係に羽沢横浜国大で種別変更が行われ、相鉄線内は約半数の列車が特急に、それ以外は各駅停車になる。 りんかい線直通は、りんかい線内でも埼京線内と同じ種別を使用するが、種別によらず各駅に停車する。 埼京線としての全ての列車が10両編成で運転される。 平日の昼間と土休日の終日は、快速が概ね20分間隔で運転される。実際に快速運転するのは赤羽~武蔵浦和のみで、それ以外の区間は各駅に停車する。 快速が走らない時間帯は通勤快速が運転されるが、各駅停車に接続する駅は列車によって赤羽・武蔵浦和・大宮と異なるので、車内放送に注意すること。 埼京線の新宿行きに乗って湘南新宿ラインに乗り換えたい場合は池袋が最適である。これは池袋は埼京線と湘南新宿ラインが隣同士なため、階段を上り下りする必要がないからである。なお、新宿は湘南新宿ラインへの乗り換えに階段の上り下りが伴う可能性があるのでおすすめしない。 駅の階段の位置の関係上、上り電車の川越寄り1~3号車が非常に込み合う。そのため、少しでも空いている車両に乗車したい場合は新木場寄りの車両の方がよい。特に平日朝下り電車の9・10号車では必ず席に座れるほどである(下り電車の場合は、板橋を出たあたりから1~3号車も比較的空いてくる)。 大崎以外のJR線の駅から乗車し、大井町以東のりんかい線の駅で改札を出る場合、大崎までのJR線の運賃と大崎からのりんかい線の運賃が必要となる。 これは、JR東日本と東京臨海高速鉄道が別会社であるため、計算上大崎での乗り換えとされるからである。 ICカードを利用する場合は自動で運賃を計算するので便利である。切符を購入する場合は、連絡切符を購入するか、大崎までの切符を買って下車時に精算機で精算すること。 運賃計算に関しては復路も同様である。コミケ等でビッグサイトへ行くのにりんかい線を利用する場合は注意すること。 大井町と新木場はどちらもJR線とりんかい線が乗り入れているが、両者は改札口が分かれている。 どちらの駅にも中間改札がないため、一度改札を出ての乗り換えとなる。 大幅な遅延や運転見合わせ等が発生した場合、埼京線は川越線やりんかい線、相鉄線との直通運転を中止することがある。この場合、それぞれ大宮、大崎、羽沢横浜国大での乗り換えとなる。 車両 使用される車両は、JR東日本E233系7000番台と東京臨海高速鉄道(TWR)70-000形、相模鉄道12000系の3形式である。 列車番号の数字の部分のうち、下2桁が80以上の列車はTWRの車両、それ未満の列車はJR東日本の車両で運用される(相鉄線直通列車はこの規則によらない)。列車番号は駅に置いてある大型時刻表やJR東日本のウェブページで確認することができる。E233系は70-000形よりも車体幅が広いので、少しでもゆったりとした車両に乗りたい場合はJR東日本の車両で運用される列車に乗るようにするとよい。 70-000形は埼京線区間に乗り入れという形で運行しているが、埼京線・川越線で完結する列車に充当されることもある(逆もまた然り)。 12000系は新宿(一部池袋)発着の相鉄線直通列車に充当されるため、通常池袋以北には乗り入れない(ダイヤ乱れ時は例外)。 埼京線では、平日の朝・夜の列車の新木場・海老名寄り10号車が女性専用車両となる。 対象区間りんかい線⇔埼京・川越線新木場~川越間(朝の上り、夜の下りのみ) 相鉄線⇔埼京・川越線海老名→大崎間(朝のみ) 川越→大崎間(朝のみ) 埼京線で使用される全ての編成の1号車には防犯カメラが設置されている。
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/240.html
蛇の道は蛇 ◆Z9iNYeY9a2 遊園地。 目的はどうあれ、多くの人が遊びに訪れる場所。 家族と、恋人と、友達と、子供と訪れ遊ぶであろう遊技場。 しかし、この会場においてはガランとしていて誰もいない。 遊戯のほとんども動いておらず、スタッフも一人としていない。 さらにここは殺し合いの会場。遊ぼうとする人間もそうはいない。 そんな空間。 誰もいないはずのその場所に、大きな声が響いていた。 『えー、マイクテス、マイクテス。 あー俺の名前は――、ま、いっか。 木場ァ!!結花ァ!俺だ俺!!声聞きゃ分かるよな!?あと美遊とかいうの!お前の姉からの言伝持ってるぞぉ! もしここにいるなら放送室まで来い!!3分だ!3分だけ待ってやらあ!!!』 誰もいないはずの空間に響くのは大きな声。 声の主は、無論参加者の一人である。 海堂直也は、あのゾロアークから聞いた情報を元に、仲間である長田結花、そしてもしかすると木場勇治、そしてルヴィアに託された美遊。 彼らを探して走り回っているうちにこの場にたどり着いた。 場所はNが聞いたゾロアークからの情報から近い。もしかすると探し人が、あるいは木場がいるかもしれない。 なんとなく遊園地という場所に懐かしさを感じた海堂は、これを木場達も感じている可能性がある。今や数少なくなった人間は遊園地に近い場所で生活していたからだろうか。 あとはもしルヴィアの妹が10歳ほどの子供だというのであれば、こういう場所にいる可能性だってあり得る。 だから探す価値はあるかもしれないと立ち寄ったのだ。 しかし、一人で探すにはいかんせん広すぎる。 ならば放送をかけて呼び出せばいい。 単純な話だ。そう、単純な話だ。 もし他に誰かいればその時はその時だ。危険人物だったときを考えて待つのは3分だけ。 そして待った。 休息をかねてパンを齧りつつ。 誰も来なかった。 「よし、行くか」 放送室の椅子から立ち上がり、扉を開ける。 もしもの時のためにオルフェノクとしての感覚をもって視覚、聴覚を最大まで上げる。 誰か来る気配はない。 ふと遊園地の出口。 巨大な風船があった。あの時のピカチュウとか言う生き物そのものだった。。 関係はあるのだろうか。 まあいいか。こっちも急いでいる。 「待ってろよ結花ーーーーー!!」 そして出口から道に飛び出した海堂は。 ―――――キィィィィィィィィィィィィィ ドーン 「ぎゃああああああああああああ!」 飛び出したバイクに轢かれた。 【海堂直也@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト 死ぼ――― 「ってまだ生きとるわ!!!」 「大丈夫?」 ◆ 「ちゅーかよ、お前ら。何で中学生のクセにバイク運転とかしちゃってんだよ。 ドーコーホーとかあんだろ、その歳で前科者になってどーすんだよ」 「あなたには関係ないでしょ。そっちこそこんなところで大声出した後で無用心に飛び出すなんて何考えてるの? 声、外まで聞こえてたわよ」 結局、その後遊園地の中に戻ることになった海堂は、今度は二人の少女と2匹の小動物を伴って遊園地内部に戻っていた。 バイクに轢かれこそしたが、打ちどころが良かったせいで骨も折れず、軽い打撲で済んでいた。 ともあれ、二人の少女、暁美ほむらとアリスはひとまずここでほんの少しの時間休息をとることにした。 海堂はちょっと見て気付いたのだが、二人の服は妙に汚れていた。何かと戦いでもしたのだろうかと推測をしておいた。 「あまり長居はできないわね。今の声、外まで聞こえてたから誰か寄ってこないとも限らないんだから」 「嫌味のつもりかよ可愛げのないガキだな」 「…もしかして私も入ってる?」 場所は遊園地の中にあった変な施設の中。 屋内ジェットコースターというのはかなり新鮮なものではあるが、誰もいないはずのその施設は何故か普通に作動していた。 そして、そこの中にある機械室のような場所を陣取っていた。 「ところでよ、そこのペンギン」 「ポチャ?」 「お前だよ、お前。えーっと、名前何て言うんだ?」 「ポッチャマ、というらしいわ。そういえばあなたの名前は?」 「俺?俺は海堂直也だ」 「海堂―――直也…ね…」 ふと、一瞬アリスはほむらに目配せしたようにも見えた。 それをほむらも確認しているのがなんとなく察せたが、何を意味しているのかまでは海堂には分からなかった。 「あ、そうそう。ポッチャマとやら。この……えーっとな。 おお、こいつ、この風船のネズミのやつ、知ってるか?」 「ポチャ?ポチャ!ポチャポチャ!!」 と、海堂が指指した場所にあったのは、巨大な生き物の風船。 尖った耳と赤いほっぺが印象的な、黄色いネズミのような生き物を模していた。 そして、それに気付いたところでポッチャマは何かを主張するかのように体を動かし始めた。 「一つ聞きたいのだけど、もしかしてミュウツーっていう生き物のこと知ってる? 白くて長い尻尾を持った、ポケモンっていうらしいんだけど」 「みゅうつー?ああ、いたいた。あの何とかって学校っぽいところにいたわ」 「どうやら積もる話もありそうね。ここまでに会った人物について色々と聞かせてくれないかしら?」 学園であった出来事については、ミュウツーの口から語られたものに近い事柄ばかり、いや、若干情報量は劣っていた。 だからこそそれ以前、それ以降の話が重点的なものとなった。 知り合いこそいなかったが、その中には二人の興味を引くものも少なからずあった。 「ポチャァ」 「ポケモンと話せる青年、Nにベルトをつけて変身し影を操る少女、間桐桜、ね」 「そうそう、それでその桜ってやつはルヴィアとNのやつが追っかけて行ったんだよな。 俺は結花と、ついでにルヴィアの妹だっていう美遊ってやつを探してたわけだ」 あのミュウツーが言っていた、ポッチャマの仲間の一団というのはおそらく彼らのことだろう。仲間の情報を得られたポッチャマは嬉しそうだ。 聞いた話だと、離れた段階ではそのピカチュウというポケモンの他に、リザードンという赤い竜のようなものやゾロアークという人にも化けられる黒い狐、あとはピンクの小さなものとも一緒に行動していたらしい。 (もし、それらが敵に回ったりしたら脅威となり得るわね) 「ナナリーっていう子には会わなかった?たぶん車椅子に乗ってるはずの女の子なんだけど」 「車椅子……。あー、覚えないわ。わりい」 「そう…」 「でよ、そっちは誰か知らねえか?結花はそっちにはいなかったと思うんだけど、木場とか、あと乾巧のやつとかとは会わなかったか?」 「………」 その海堂の期待するかのような言葉を聞き、アリスはおそらく無意識に視線を逸らした。 「あいつらのことだからこっちが心配するようなことはないと思うんだけどよー。でもやっぱ木場のやつなんかは俺がいないとダメっつーかさぁ。 真っ直ぐすぎんだよなあいつ。だから俺が近くでちっとはバランスとってやらないとなぁ」 「木場勇治、乾巧。そうね、あと菊池啓太郎って男は知ってる?」 と、ほむらがその菊池啓太郎という名前を出したところで一瞬海堂の表情に影が落ちた気がした。 「あ…、啓太郎、ね。お前ら、あいつに会ったのか?」 「ええ、会ったわ。乾巧、そしておそらく木場勇治にも」 「本当か?!あいつらどこにいた?!」 「ほむら、やっぱり―――」 ほむらの言葉に期待を込めて問いかける海堂。そして答えようとするほむらを止めようとするアリス。 そんな彼らの様子を気に留めることなく、ほむらはこう言い放った。 「木場勇治は殺し合いに乗ってるわ」 ◆ 「は?」 言った言葉の意味が理解できなかった海堂。 いや、言葉としては意味くらい理解していた。ただ、その言葉があまりに唐突で、彼の処理能力でその言葉自体の意味を受け入れることができていなかった。 「おい、ちょっと待てちょっと待て。お前それ他の誰かと勘違いしてないか? 木場だぞ木場。 「ええ、オルフェノクであり人間との共存を目指そうとしている人なのでしょう?その情報はもう既に聞いたわ。 だけどね、今はそんなことは問題じゃないのよ。 そうね、順を追って話すわ」 まず、二人は乾巧と菊池啓太郎と遭遇した。 そこでの情報交換で二人の世界観のズレを把握、知り合いについて色々な情報を得た。 彼らの話の中にいる木場勇治という人間はほぼ一致しており、その辺りは海堂直也の認識と変わりはなかった。 その後警察庁で夜神月という人物と遭遇、ここはあまり今している会話とは関わりがないため省略。 問題はこの後だ。 出発した二人が見たのは、魔法少女の亡骸。 誰かが近付く気配を感じ身を隠したところで、乾巧や自分の知り合いが通りがかった。 そして彼らは言った。 その少女も、菊池啓太郎も、木場勇治に殺されたのだ、と。 そして目的地へと向かう二人は、ゼロという魔人と手を組んだ木場勇治と戦闘になった。 「あの時の彼は真っ黒なスーツみたいなものを身に纏っていたわ。 あなたの言っていた、桜って人の使ったのと同系統のものじゃないかしら?」 「ちょちょちょちょ、待てよ。 じゃあ木場は啓太郎のやつもそのガキも殺して、乾のやつに啖呵切ったあげくやべえ奴と手を組んだっていうのか?」 「ええ」 「ほむらの言ってることは、…その、本当よ」 「ハッハハハハハハハハハハハ!!! ――――それじゃ何か。あいつは人間止めてオルフェノクになったとでも言うのかよ?」 信じられるわけがなかった。 いつも人間のために一生懸命やって、人間にもオルフェノクにもいい顔をされず、それでもいつかはきっと理解してくれると信じて戦っていたあいつが、あいつが。 「あなたの見えていないところに彼の闇があった。それだけのことじゃない?」 「!!」 次の瞬間、海堂はほむらの胸ぐらを掴んでいた。 しかしどうするわけでもなく、そのままほむらを睨みつけ、ほむらは無表情にそれをじっと見返していた。 「ポ…ポチャ…」 「止めなさいよ!今そんなことやってる場合じゃないでしょ!」 ポッチャマは怯え、アリスが間に止めに入る。 海堂はほむらの目を見ながら、諦めたかのように手を離した。 「説得できるとは思わないほうがいいわね。菊池啓太郎でも彼を説得できなかったらしいし。 私は彼のことは知らないけど、あなたは詳しいんでしょう?」 「…ちゅーかよ、お前何でそんな目ができるんだよ。 そんな全部諦めたような目しやがってよ。 そういう奴がすげーむかつくんだわ。まだガキのくせしてよ」 「そうね、私はもう目的以外のことは諦めたのかもしれない。だけど目的だけは捨てるつもりはないわ。 あなたはどうするのかしら?仲間が変わっていたからって自分も変わるのかしら、それともそのまま腐っていくのかしら」 「………」 「そうそう、一応言っておくわ。 私達が彼らと会ったのは地図で言うとE-2ね。禁止エリア指定されてるしもうそこにはいないでしょうね。 あと、西に向かうのはオススメはしないわ。重機関銃にも耐える体をもった巨人の怪物がいるから」 ほむらはそれだけ伝えると、もう話すことはないと言わんばかりに部屋の扉を開け、外に出て行った。 聞くことは聞き、言うことは全て伝えた以上もう一緒にいる理由はないということなのだろう。 アリスもその後を追おうとして、その前に海堂の前に立って一言問いかける。 「その木場って人、仲間なのよね?あなたにとって大切な」 「…そうだよ」 「だったら信じてあげればいいんじゃない? もしあの菊池啓太郎って人の言葉が届かなくても、ずっと一緒にいたあなたの声なら届くかもしれない。 あなたの知る友達と変わってしまったからってそういった根本的なところには、まだあなたの知る彼が残っているかもしれない。 だからそういった希望は捨てちゃだめだと思う」 「ったくよぉ。お前ら何なの?まだガキのクセして妙に達観したようなこと言いやがって。 つかあいつといて疲れなくねえか、お前」 「まあ、私もあの子のことまだ理解しきれていないところあるし。それに厄介者扱いもなれてるから」 それを伝えると、アリスは立ち上がってほむらの後を追って出て行った。 残った海堂は地面に転がり、大の字になって目を閉じる。 別に寝たわけではない。 ただ、あの木場が啓太郎を殺し乾と敵対したということを受け入れる心構えが必要だった。 (本当、どうしちまったんだよ、木場) きっとあの友人は自分にも刃を向けてくるのだろうか。もしかしたら、結花にも。 結花。 元々頼りないやつだったのに、気がついたら俺よりも強くなっていた少女。 しかしそんな結花もあの狐やおかしな人間に翻弄されて苦しんでいるという。 木場は果たして、そんなあいつを守ってくれるのだろうか。 (あんまりうかうかしてらんねえな) そう思ったとき、海堂は立ち上がった。 まずは結花を助けなければいけない。 その後で、二人で木場を説得するのだ。 どうしてあの木場がそんなになってしまったのかは分からない。何か理由があるはずだ。 くだらない理由なら殴って目を覚まさせてやればいい。 だからこそ、まず結花を早く探すのだ。 「―――っと、そうそう。こいつのことも忘れてねえからな」 その過程で、見つけることができればついでにルヴィアの妹も迎えに行けばいい。 自分の顔をパシッと叩き、大きく深呼吸をすること一回。 そして。 「待ってろよ木場ァーーーー!!結花ーーーーー!!」 遊園地を飛び出し、海堂は駆け出した。 今度はバイクが通りすがることもなかった。 ◆ 「人間なんて他人の知らないところを常に隠しているものなのよ。 どれほど正義や理想を持った者でも、ほんの少しでもそこに綻びが生じればそれらは霧散して堕ちていく。 アリス、あなたも気をつけることね」 飛び出していく海堂を眺めながらそんなことを呟くほむら。 別に待っていたというわけではない。アリスが追いつくのを待ち、バイクのキーを外している間に出て行っただけだ。 「言いたいことは分かるけど、そんなに割り切れるものじゃないでしょ」 「割り切るのよ。じゃないと傷付くことになるのはあなたよ」 「………、あんたも傷付いたの?」 「さあ、どうかしらね」 バイクは動き始める。 二人のポジションは依然として変わらない。 運転するのはほむら、サイドカーに乗っているのはアリス。 「結局行くの?彼の言ってた人達のところ」 「別に変わらないわ。そのポケモンとやらのことを知っている人間にはまだ会っていないのだから」 「ポチャ」 「早く仲間に会えるといいわね」 「ポチャ!!」 そうして二人もまた、遊園地を後にした。 【C-5/遊園地付近/一日目 午前】 【海堂直也@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト】 [状態]:体力消耗 、軽い打撲 [装備]:クラスカード(ライダー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本:人間を守る。オルフェノクも人間に危害を加えない限り殺さない 1:結花と合流後、木場を急いで探す。ついでにルヴィアの妹も探す。 2:パラロス世界での仲間と合流する(草加含む人間解放軍、オルフェノク二人) 。木場と結花をとにかく優先する。 3:プラズマ団の言葉が心の底でほんの少し引っかかってる 4:村上とはなるべく会いたくない 5:結花……! 木場……! [備考] ※草加死亡後~巧登場前の参戦です ※並行世界の認識をしたが、たぶん『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の世界説明は忘れている。 ※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました……がプラズマ団の以外はどこまで覚えているか不明。 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ソウルジェムの濁り(少)、疲労(小) [服装]:見滝原中学校の制服 [装備]:盾(砂時計の砂残量:中)、グロック19(15発)@現実、(盾内に収納)、ニューナンブM60@DEATH NOTE(盾内に収納)、サイドバッシャー(サイドカー半壊、魔力で補強)@仮面ライダー555 [道具]:共通支給品一式、双眼鏡、黒猫@???、あなぬけのヒモ×2@ポケットモンスター(ゲーム)、ドライアイス(残り50%) [思考・状況] 基本:アカギに関する情報収集とその力を奪う手段の模索、見つからなければ優勝狙いに。 1:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先) 2:協力者が得られるなら一人でも多く得たい。ただし、自身が「信用できない」と判断した者は除く 3:ポッチャマを警戒(?)。ミュウツーは保留。ただし利用できるなら利用する 4:サカキ、バーサーカー(仮)は警戒。 5:あるならグリーフシードを探しておきたい 最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。 [備考] ※参戦時期は第9話・杏子死亡後、ラストに自宅でキュゥべえと会話する前 ※『時間停止』で止められる時間は最長でも5秒程度までに制限されています ※ソウルジェムはギアスユーザーのギアスにも反応します ※サイドバッシャーの破損部は魔力によって補強されましたが、物理的には壊れています 【アリス@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(小)、ドーピングによる知覚能力・反応速度の向上 [服装]:アッシュフォード学園中等部の女子制服、銃は内ポケット [装備]:グロック19(9+1発)@現実、あなぬけのヒモ@ポケットモンスター(ゲーム)、 ポッチャマ@ポケットモンスター(アニメ) [道具]:共通支給品一式、 C.C.細胞抑制剤中和剤(2回分)@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー [思考・状況] 基本:脱出手段と仲間を捜す。余裕があればこの世界のナナリーも捜索。 1:とにかくゼロ達のいた場所から離れる 2:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先) 3:脱出のための協力者が得られるなら一人でも多く得たい 4:余裕があったらナナリーを探す。 5:ほむらの隠し事が気になるが重要なことでなければ追求はしない 6:ポッチャマを気にかけている 7:ミュウツーはとりあえず信用する 8:サカキを警戒 9:黒猫に嫌な不安を感じる 最終目的:『儀式』から脱出し、『自身の世界(時間軸)』へ帰る。そして、『自身の世界』のナナリーを守る [備考] ※参戦時期はCODE14・スザクと知り合った後、ナリタ戦前 ※『ザ・スピード』の一度の効果持続時間は最長でも10秒前後に制限されています。また、連続して使用すると体力を消耗します ※ヨクアタールの効果がいつまで持続するかはお任せします ※遊園地周辺に海堂の声が響いた可能性があります 092 招かれたもの達 投下順に読む 094 暴君主権 時系列順に読む 077 Nの心/人間っていいな 海堂直也 106 彼らの探し物 086 Cross point 暁美ほむら 098 空とポケモンと悪夢と囚われし姫君 アリス