約 4,089 件
https://w.atwiki.jp/nonwater/pages/80.html
「マリア様がみてる」に登場する人物の紹介です。多少ネタバレあるかもないかも。 薔薇の館の住人 卒業生……水野蓉子、鳥居江利子、佐藤聖 三年生……小笠原祥子、支倉令 二年生……福沢祐巳、島津由乃、藤堂志摩子 一年生……二条乃梨子 リリアン高等部生徒 卒業生……内藤克美 三年生……築山三奈子、蟹名静、鵜沢美冬、久保栞 二年生……山口真美、武嶋蔦子、桂さん、田沼ちさと 一年生……松平瞳子、細川可南子、高知日出実、内藤笙子 他リリアン関係者 教師陣……シスター上村、山村先生、鹿取先生 大学生……加藤景 中等部……有馬菜々 保護者……春日せい子、小笠原清子、福沢みき
https://w.atwiki.jp/gangroadwiki/pages/16.html
見知らぬ男たち エリア 消費体力 獲得経験値 獲得マニー 虎 龍 鳳 宝 3-5 格の違いをみせつけろ -2 +2 +20~24 瀬名 美尋 今泉 精華 クリスタルスカル(白) 3-4 -2 +2 +20~24 - 3-3 -2 +2 +20~24 綾小路 彩女 東山 貴臣 クリスタルスカル(白) 3-2 -2 +2 +20~24 星崎 美冬 勇原 明仁 綾辻 響 - 3-1 -2 +2 +20~24 瀬名 美尋 勇原 明仁 東山 貴臣 クリスタルスカル(緑)
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/884.html
発売日 2007年5月25日 ブランド Lusterise タグ 2007年5月ゲーム 2007年ゲーム Lusterise キャスト 三郷綾夢(青葉葵),倉田まりや(宮城野静流),ヒマリ(青葉紗枝),御苑生メイ(和泉美冬) スタッフ シナリオ:すまっしゅぱんだ,小熊猫八 原画:雪村一 CG:kennel,長ねぎ,杜若,うな一,ササキナオト,月織 システムデザイン:八千代代 スクリプト:おんたま,天乃碧依,しょう,K-PRO デバッグ:KABON,ALFOND,kana BGM:上戸びず ムービー:ゆみんちゅ 企画製作:Lusterise
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/554.html
太陽の光が一段と強くなる中で、いつものような長話はようやく終わりに近づいてきた。 「さて、皆さん……私の話はここで終わりますが皆さんはスマートブレインの学生です」 「その誇り高き称号に恥じぬよう、上の上たる夏休みを過ごすように」 あーちくしょう! 暑い、暑い! 蒸し暑い……いったいなんなんだ今日の暑さは いくら夏だからってこれじゃいつか絶対に倒れちまうぞ! 自慢にはならないがもう少し話が延長されていたら倒れる自信がある。 「……ったくなんでクーラーが効いてないんだよ」 「外にクーラーがあるわけないだろ・・・何を言ってるんだ」 俺は乾巧、18歳。高校2年生……なんだよ、年が合わないって? 他人より高校に入学するのが遅かっただけだ! 別に留年したわけじゃねえ! とにかくこの『私立スマートブレイン高校(通称“脳学”)』に通っている高校2年生なんだよ! 「けど今日さえ我慢すれば、明日から夏休みだしいいんじゃないかな」 俺の後ろで話しているこいつは“澤田亜希”って名前で俺より2つ年下の16歳だが同じく高校2年生だ。 いつもヘッドフォンをつけて音楽を聴いている、手先の器用さは一級品で特に折り紙は上手い さすがにこの場では身につけていないがまるで音楽が身体の一部になってるかのようだ この名門中の名門である高校に入るにはそれなりに厳しい試験が必要なはずなのだが・・・ 俺が普段バイトしている『菊地クリーニング店』で配達に行っていた時のこと 先程まで全校生徒に向けて挨拶をしていた“村上峡児”という校長の家に配達しに行った瞬間 [おお・・・素晴らしい、あなたは上の上を超えられる資質が充分にある] と言われて半ば強制的に入学が決定されてしまったのだ、こっちの話も聞かずに。 当然バイトのこともあるし店長である啓太郎と店員その2である真理に相談したが 『いいじゃないそれ! タッ君ならきっと学校でも楽しくやれるよ!』 『そうだよ! 店のことは何も心配しなくていいから』 『いやバイトには出るけど……俺そろそろ19だぞ? もう遅いんじゃないか?』 『何言ってるのさ? だからこそ昔あの日に失った青春を取り戻す時なんじゃないか!』 真理も啓太郎も反対しないどころか賛同しやがった、あいつら俺をなんだと……ただのアルバイトか。 普段はあまり連絡をとらない親父達のところにも連絡してみた、すると 『是非入りなさい! 風来坊のおまえもいい加減落ちつかないとな!』 『応援してるわ! もし恋人ができたら連れてくるのよ!』 『できねえよ!』 ――驚くどころか電話の向こうで涙を流して喜んでやがったのだ。 とどめに何時の間にかいやがった居候兼バイトの男が近づいて来ていつもの顔で言った。 『いいんじゃないかな? 君がいなければ俺達も幾分か平和に過ごせるし』 『君は学校生活を満喫するといい、少ない友達も少しは増えるかもしれないしな』 もちろんその後も金がないとか相応しくないとかいろいろ断る口実を使ったが 問題点はすべて向こうが解決してしまいそれどころか贈り物……というか賄賂を押しつけやがった。 ちなみに決して金関係の物を渡されたわけではない、しかし俺はそれが気にいった。 ついつい貰っておくと言ってしまいその時点でここに入学することは決定事項となってしまったのだ。 「……確かにあれは役立つけど、なんであんなものくれたんだろうな?」 「ん? ……ああ、あれかい? さあね、あの校長の考えることはわからないから。」 「そりゃそうだよな、知ってる奴がいたら顔を見てみたいぜ」 「まったくだね」 俺達の話し声に気付いたのか村上校長がこちらを睨む、すると怒鳴り声と共にいつものあれが飛んでくる 「こらそこ! 私語を慎みなさい!」 普通教師が投げるものはチョークと相場が決まってるのだがあろうことかこの校長は薔薇を投げつけてくる。 しかもスピードが速く人間の身体を討ち抜きかねないほどの鋭さを秘めている 一度誰かに大怪我させたこともあるという噂があるがその時にこんなことを口にしたらしい 『上の上が予想外のことに冷静に対応するのは当然。あの程度を避けれない下の下の生徒が悪いのです』 真実かどうかはともかく言いそうだ……まったく末恐ろしい校長だよな。 なぜここが最難関と呼ばれるのか今更ながらわかった気がするぜ そして終業式も終わり明日から夏休み……なのだがまるで予定を立てていなかった。 澤田とは帰り道が一緒というか学生寮で暮らしているのだから一緒でも仕方ない。 歩きながら取り留めのない話をして寮までの道を歩いている。 「通知表はどうだったのかな、総合評価がどれくらいなのかを教えてほしい」 「中の上」 「へえ、やるね。俺は上の下だったけど」 「……つーかそのヘッドフォン付けてて暑くないのか?」 俺の突っ込みも澤田は馬の耳に念仏でまるで聞く耳を持たずにいつものように音楽を聴いている。 そしてまたもやこの単語がでたが脳学では通知表を数字ではなく言葉で表している 「上の上」から「下の下」まで9段階ほどある・・・ちなみにこれは校長の独断らしい。 私立だからたぶん問題はないのだろうが……わかりにくいのかわかりやすいのか。 「おや?」 「どうした澤田?」 「見ろよ、あいつは……」 立ち止まった澤田は真正面にいた一人の人間を指差していた、その後ろ姿は見間違え様もない 少しキノコっぽいような髪型といかにも真面目そうに制服を正しく着ているその男は…… 「おいそこの偽善者!」 「・・・おれは木場勇治だけど」 「ああそうだったか?」 自分達よりひとつ上の学年にいる木場勇治だった。俺は偽善者と呼びがちだが こいつはよくクリーニングを頼みに来る言わば常連客というやつだ。 真理のやつがどことなく気に入っているがそれがあの草加雅人は気に入っていない。 「……乾君、一応おれは先輩なんだけどな」 「年は俺と同じぐらいだろ、それより……また勉強か?」 「うん。そろそろ大学受験も近いからね」 「たしか建築技師になるとかって言ってたな……あんま無理すんなよ」 「ああ、ありがとう。」 「別に・・・」 誰かに礼を言われるとつい反射的にこんな態度を取ってしまうのはもう癖だった。 しかも俺は口が非常に悪い、少し口を開いて本音を喋っただけで学園中の人間から距離を置かれた。 それでもまだ普通に接してくれるのは木場と澤田を除けば殆どいない。 これではまた草加雅人にバカにされる、あいつの行動すべてが俺は気に入らなかった。 どうにかしてあの男を見返してやりたいと思ったが方法がない……そう考えていたときだった。 『ディエチ、クアットロ! 無事か……じっとしてろ、今行く!』 どこからか幻聴が聞こえてきた……と思ったがどうやらそうではないらしい。 木場も澤田も驚きながらも周囲を見渡しているが何も見えない 今度は声の聞こえてきた方向を見ると・・・猛烈な勢いで砂煙を上げながらなにかが迫ってきた。 『IS機動……! いくぞ、ライドインパルスッ!!』 「えぇっ!?」 撒き上がった砂煙の奥に見えていた人影が消えたと思った瞬間弾き飛ばされていた……木場勇治が 宙を舞い回転しながら美しい弧を描き地面に叩きつけられた、ああおしい 着地さえ成功していれば高評価・・・って違う、そうじゃねえ! 「おい大丈夫か、木場!? おい!」 「約束、して・・・俺の・・・俺のできなかったこと、君が・・・」 「ふざけんな! 俺が建築技師になれるわけねえだろ!!」 「確かにそれもそうだね……あ」 少々の打ち身ですんだことを運が言いと喜びながら制服についた泥を払って立ち上がる木場。 しかし手に持っていたはずの参考書は……不運なこと近くの川に落ちて流されていった 木場は笑顔でいるが少々落ち込んでいる、あの参考書は大事なものだったらしいが…… 「……不運でしたね、木場勇治」 「ううん、いいんだ。俺の身体をあの参考書が守ってくれたみたいだから」 「だけどあんたは受験のことも……」 「仕方ないさ、また新しいのを買うことにするよ」 やはり落ち込んでいる……無理も無い、木場の奴は暇があればあの参考書でいつも勉強していたのだから。 あれは同じく建築技師である親から貰ったものでとても大切なものだと言っていた。 ……買い直せるわけがない。参考書は買い直せてもあの本の本当の価値は戻せない。 意気消沈している木場を見ての俺の頭にだんだん怒りと血が登ってきて顔が真っ赤になっていく。 熱に弱い俺の頭はほとんどオーバーヒート寸前だったが不思議なことに行動は冷静だった。 「……おい木場、そこでじっとしてろ」 「乾君?」 「澤田は木場を見張っててくれ」 「おい…?」 俺は静かに呟きながらポケットの中から携帯電話を取り出す――それはただの携帯じゃない “φ”のマークがついたその電話に特別な暗号を入力する。 "5821"『Auto Vajin Come Closer』 特殊音声が鳴り響いた数秒後、一台のバイクが無人走行して俺の傍にやってくる。 それは銀色のオフロードバイク[SB-555V]通称“オートバジン”と呼ぶハイテクメカだった。 「乾君? 何を・・・」 「……ちょっと行ってくるぜ」 「行くってどこに!?」 「乾君!!」 木場の言葉を聞こえないふりしてハンドル部分に下がっていたメットを被りオートバジンに乗った。 エンジンを吹かして走らせるとすぐにミラーから澤田と木場の姿は見えなくる。 もう何も聞こえない、聞く気もない……走り出した理由はたったひとつ。 あの時通り過ぎていった声の主を見つけること、それ以外にない 「許さねえぞあの野郎……絶対にとっ捕まえて、あの偽善者に謝らせてやる!!」 たとえどんな理由があったとてもあいつの大切な物を奪ったことだけは許せない。 俺は怒りと共にオートバジンのスピードをさらに上げて、怒りを乗せるかのように走り続けた。 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3841.html
▼‐10 「しずか。あなたしかいないのよ」 「えっ、えっ……?」 「加瀬田いずるが部屋に戻ってから、わたしが鍵がかかっていることを確認するまでの間、 あの部屋に近づけたのはしずかだけでしょう」 「で、でも鍵は!」 「既に密室成立のトリックが見破られてる時点で、 鍵は加瀬田いずる以外の何者かが持っていたことは明らか。 それが、その部屋で寝る予定だったしずかだった……簡単でしょ?」 しずかは黙り込んでしまった。まさか、この小人が殺人を。 「……しずかは鍵を確認しに行くといって、実際には自ら鍵を締めにいった。 そういうことで合ってる?」 「そうよ。そして、この事実から、もう一人の協力者が浮かび上がるわ」 「えっ!?」 しずかの協力者……今度こそわたしなのか。 と思って、そっと和ちゃんの目の行き先を追ってみると、それはわたしではなく、 先程から反論を重ねていた、元気娘――の隣に辿り着いてしまった。 「美冬、あなたは昨晩寝ることができず、また一人も部屋から出て行っていないと言った」 「確かに言ったわ」 「それはおかしいのよ。まず、しずかが犯人の一人であることは間違いない」 「わたしが疑わしい理由が全く見えてこないんだけれど」 「でも、しずかは非常に華奢で非力。この出血の酷い二ヶ所の傷はいずれも深く、 しずかにつけることは不可能でしょう」 「それをわたしがつけたって言いたいの?」 「いえ。わたしが言いたいのは、しずかは“密室作成時に被害者を刺していない”という事実よ。 ならば、しずかがつけた“浅い”傷はいつ、どのタイミングでつけられたか」 大方、しずかの力では致命傷を一撃で与えられるか不安があった、 だから密室作成に留まった、そんなところでしょう、と和ちゃんは言った。 全員の顔がしずかに向けられる。 しずかはみるみるうちに小さくなって、ついにはしゃがみこんでしまった。 「わたしの見たことと証言を照らし合わせれば、それは一つしかない。 そう、“就寝時間”に他ならない。 でも美冬、あなたは一晩中起きていて、誰も部屋に出ていないと言った。嘘をついた!」 なにか声を出そうとしたのだろう、美冬ちゃんは口を開けた。 開けたまま、言葉は詰まって、外に現れてこない。 反論が、できない。 今までで犯行に関係していることが発覚したのは、しずかと美冬ちゃん。 最も怪しい容疑者として、わたし、唯ちゃん、姫子ちゃんの三人のいずれか。 一体ここからどれだけの人が事件に巻き込まれていくのだろう。 わたしはひたすら息を殺し、その場を見守っていることしかできない。 「さらに美冬、あなたは言ったわね、寝れないことは普段から慣れっこだって。 あなたはきっと不眠症だったのでしょう。でも、今回ばかりは睡眠薬を飲むわけにはいかなかった。 それだけじゃない、きっとそれは加瀬田いずるを部屋に戻らせることにも、 大いに役立ったんじゃないかしら?」 睡眠薬をあらかじめ加瀬田いずるに盛り、先に部屋に戻らせ、 密室を作れるようにする。 これなら加瀬田いずるが本人から部屋に戻ったことにも説明がつく。 「さて、他の五ヶ所……このうち二ヶ所が、最も深く、そして命に拘わった傷ね。 これは少なくとも就寝時間より前につけられたとみていい」 「出血量が違うから、だね」 「そう。じゃあ誰が、いつつけたのか。 これを考え始めたとき、わたしはある一つの不思議な一致を思い出したわ。 ねえ、しずか」 すっかり縮こまってたしずかが、身体を飛び上がらせた。 そこまで驚かなくても。 「あなたは加瀬田いずるの部屋に寝るはずだった。 でも、結局ちかたちの部屋に寝ることになった。そうしたのは、どうして?」 「え、なんとなく……」 「違うわ。あなたは唯と喧嘩していたでしょう」 視線の向かう先が、一挙に入れ替わる。 「え、わたし?」 「しずかが被害者を就寝時間に刺すための条件は、 自分の部屋に協力者しかいない状態を作るか、協力者以外にもばれない方策をとるか。 いずれにしても、わたしの部屋で寝るということはできなかった」 「そうだっけ?」 「だってわたしたちの部屋は、もう事前に寝る場所まで決めてあったのよ? ……わたしが、扉の前に寝ることまで、ね」 「あ……なるほどっ!」 関心する唯ちゃん、素直でいいんだけど、自分の立場を覚えてるんだろうか。 「つまり、しずかが他のあらゆる要素を排し、至って自然に部屋を決定した、 昨晩の喧嘩こそが仕組まれたものだったということよ!」 「そしてその協力者のわたしも、犯人グループの一味だったんだね!」 「唯……いつもと違って理解が早くて助かるわ」 「和ちゃん、わたしをちょっと馬鹿にしてない?」 ついに自供し始めちゃった唯ちゃんはさておき、 そうなると怪しいのが元気娘だ。 元気娘、ちかちゃんは、犯人側が二人もいる部屋で寝ていたのだから。 「なるほど、次はわたしだね」 「別に楽しみにしてたわけじゃなさそうね」 「そりゃそうだよ、和ちゃん。 探偵側は楽しいかもだけどね、わたしたちはたまったものじゃない」 「わたしこれでも、結構厳しい綱渡りしてるつもりなんだけれどね。 じゃあ簡単に言ってしまおうかしら」 和ちゃんは日常会話でもしてるかのようなトーンから、 突然深く、わたしたちの心臓を握りつぶすトーンへと変化した。 「ちか、あなたも犯人側の人間よ」 「その証拠は?」 「あなたは証言で嘘をついたのよ」 ちかちゃんは覚えはないね、といったふうに首を振ってみせた。 「さっき唯が犯人側の人間であることを証明したわね。 では、唯は、“いつどのタイミングで加瀬田いずるを刺したのか”? まず就寝時間は、わたしがドアの真ん前で寝ていたから、除外されるわ」 「全く、厄介な寝方をしてくれたもんだね」 「わたし、しずか、そしてちかの三人で鍵を確認しに行っている間は、 トイレの前に行っていたと誰もが証言している。 事実、わたしたちはトイレの前で唯の姿を見たわ」 「そうだね、わたしも証人だ」 「これが疑いようもない事実だとすれば、残るタイミングはいつか? ……そう、“わたしたちが居間に戻ってから”なのよ」 ちかちゃんの口元がわずかに動いた。 わずかに読み取れた言葉は、なるほどね、だった。 「ちか、あなたは居間に戻った後、美冬に用があるといい、トイレの前まで移動した。 その場面についてのちかの証言を要約すると、 “美冬がトイレから出てきて、唯が入っていった。 自分たちが話している間に唯はずっとトイレに入りっぱなしだった”。 ……間違いないわよね?」 「まあ、大体そんなところだね」 「認めるのね、自分が犯人側の人間だってこと」 「一つだけ。わたしたちは唯ちゃんより先に、居間に戻った。 これについてはどう説明するの?」 「その後すぐ、しずかがトイレに走ったでしょう。 まさかちかたち二人が戻ってきて、しずかがトイレに走るまでの短い間に、 全てが終えられるわけがないわ」 「ふむふむ……逃げ場なし、かな」 まさか自分まで犯人側の人間だったとはね、と、 ちかちゃんは困ったような笑みを浮かべた。 まあ、正直、覚悟はできていたけれど。 そんな呟きを添えて。 「さて、次だけれど……」 「え、ちょ、ちょっと待ってよ」 和ちゃんの先を進もうとする言葉に、思わずわたしも声を漏らす。 だって考えてほしい。 初めの、犯人が誰か全くわからない、あるいは外部犯の仕業かと思われたこの事件が、 いつの間にかわたしたちの中の四人が犯人ということになってしまっている。 七人中、四人。探偵役を除けば、三分の二が犯人側の人間ということだ。 もうこれだけで十分多い。それでも、和ちゃんは、 「まだ犯人がいるっていうの……?」 「そうよ」 まだ犯人側の人間をあげるのだという。 驚きも一周すれば、妙な落ち着きに変わる。 もはやここにいる全員が犯人でも、わたしは驚かないだろう。 「傷の出血量の差はさっき話したわよね。 二ヶ所の傷が深く、そして出血量も多いということも」 「うん。それが一番初めにつけられた傷だって」 「これらは極めて短い時間の間につけられた、つまり一人の人間が続けてつけたものでしょう。 さすがにこれほどの傷で、目覚めない人もいないだろうからね」 「一撃目で殺し損ねたことがわかったから、二撃目を加えたってこと?」 「そういうことになるわ。そして、一人目の殺人者を絞り込む上で、 今まで犯人側の人間だと証明した人たちを検証するわ」 わたしと姫子ちゃん以外の全員に、順々に視線を送る。 「まずしずか。しずかは就寝時間以外に殺せた時間はないから、違うわ」 しずかはそっと胸を撫で下ろした。 いやでもしずか、一応犯人であることは確定しちゃってるからね。 「続いて美冬。トイレにこもってる時間は、まず殺せない。 これ自体が嘘というのも、例えばわたしが“居間に戻る前に”トイレへ行きたくなったら、 一発でアウトになるのだから考えにくいわ」 「だとしたら、トイレから出て、ちかちゃんと二人で話していたっていう時間はどう?」 「まあ、あのタイミングだったら誤魔化しも効くでしょうね。 ただわたしが考えているのは、あれはどちらかといえば、 唯を守るという意味合いが強かったんじゃないかしら」 「どういうこと?」 「つまり、もしわたしが“居間に戻ってから”トイレに行きたくなって、 そこに唯がいなくっても、トイレを終わらせるぐらいの時間はあったんだから 二人が色々理由をつけられるでしょう?」 「なら、片方だけでもいいんじゃ……」 「それとは別に、本当に話しておきたいことはあったのよ。 さらに言えば、ちかと美冬は就寝時間という最大のチャンスが活かせるのだから、 このタイミングで殺しにいくというのはなおさら考えにくいわ」 となると、残ったのは唯ちゃんと、まだ名前が挙がってない犯人ナントカちゃん。 「唯にそこまでの力はない。けれど、散々非力だと言われたしずかよりはある。 かなり怪しいけれど、全くこの傷がつけられないともいいきれない」 「じゃあ……」 「ただ、押すことは出来ても、引くことができたかしら。 押すだけなら体重をかけてやればできるけど、そこで殺し損ねたと気づき、 すぐさま引くだけの力を……いや、それだけじゃないわね」 和ちゃんはすぐそこの窓に近づき、拳の裏で二回ノックした。 「このコテージの壁は断熱に優れてる。防音にもね。 ただ窓ガラスが直接揺らされた際の音なんかは、そうとも言い切れない。 昨晩キッチンで、風の音と、風に揺れる窓の音を確かに聞いたわ」 不意に姫子ちゃんが頷いた。そういえば、あの時一緒にいたのは姫子ちゃんだった。 「だとしたら、寝ていただけだとしたら、あそこまで……そうね、うん。 しずか、あなたがわたしたちと二階に上ったとき、あなたは窓を強く叩いたわ。どうして?」 「え、だって中で寝てるから、起こそうと……」 「起こしたらこの計画は全て水の泡よ。そう、本当はそんなこと、恐ろしくて出来っこない。 ならばどうして出来たのか。それは、あの時点で加瀬田いずるは必ず起きないことが わかっていたから……殺されていることがわかっていたから!」 どよめきが広がる。当たり前だ。 「待って、和。それはおかしいわ」 「どうしてかしら美冬」 「さっき、しずかちゃんに最初の傷はつけられないと、和は言っていた。 この説明自体はわたしも納得したし、異論はない。 だけどそうすると、今度は誰もそのタイミングで加瀬田いずるに近づけないことになるわ」 「そうね……わたしもそこが気になっていたの。 見取り図を見せてくれる?」 「この見取り図でわかるように、被害者の部屋へ行く場合は階段を上り、 廊下を進んで、この扉から入るか、あるいは隣の部屋からベランダを使う、 二通りの方法が考えられるわ」 和ちゃんは二本の指を立てた。 その、一見自信で満ち溢れている指を、美冬ちゃんは残念そうな眼差しで見ていた。 「でもしずかちゃんが戻ってから、和たちが部屋に向かうまでの間に、 誰も二階に上ってない。和たちが行ってからなんて、まず無理な話よ」 「そうね、扉の前にわたしたちはいた。ちかが鍵を取りに行っている間にもね。 そうなると、さっきの二つの方法は全く使えないことになってしまう」 和ちゃんは二本の指を折り、手をあっさりと引っ込めてしまった。 万策尽きてしまったのか。そう思ったときだった。 「ならば第三の方法を考えましょう」 逆の手を前にだし、一本指を、さっきより真っ直ぐに立てたのだ。 その一本指に宿る勇気は、指先から天井を突き破るほどに高く感じられる。 和ちゃんはまだ諦めていなかった。 「要はわたしたちのいた廊下を通らず、あの部屋にたどり着けばいいのよ」 「そんなこと出来るわけ……」 「それが出来るのよ、とても原始的な方法で。さっき見つけた、この道具を使えばね」 和ちゃんが取り出したのは、非常に丈夫そうな――ロープだった。 「待って、そのロープは――」 咄嗟に吐きかけた言葉を飲み込んだのは、ちかちゃんだった。 恐らくちかちゃんが言おうとしたことは、誰もが思ったけれど、誰にも聞くことのできないことだろう。 そのロープ、いつ、どこから見つけてきたの? わたしたちに、それを知る術はない。 いま証拠としてロープを持っている、和ちゃんでさえも。 ただ一つだけわかっているのは、“あのロープが必ず劇中に出てくる”ということだけだ。 和ちゃんは言っていた。 “わたしたちは作品世界の外側にいる。 今後知るはずだったような証拠も、既に手に入れているのよ” 「後は言わないでもわかるわね、ロッククライマーで怪力の女子高生さん?」 ロッククライマーは、顔を俯かせて、押し黙っている。 「キッチンからあの部屋に辿り着くには、居間を通る必要がある。 つまり居間のちずるにさえ見られなければ、アリバイは完璧に成立するってわけね」 しずかが密室を作り上げる際、同時にロープをセットし、ベランダ側の鍵も開けておく。 姫子ちゃんがキッチンからそのロープを辿ってベランダに上り、ロープを片付け、 加瀬田いずるの部屋へと侵入、第一の殺人者となる。 あの深い傷も、怪力のロッククライマー――姫子ちゃんなら、簡単に説明がつく。 「確認するわよ。まず姫子が今のようにして二ヶ所。次に、唯がトイレと偽って一ヶ所。 その次は就寝時間になって、ちか、美冬、しずかの、同じ部屋の三人がベランダを通って、一ヶ所ずつ」 合計すると、六ヶ所。死体についた傷の数と等しい。 「……以上が、わたしの推理よ。事件解決ね」 ああ、ついに事件解決。一面のトップ記事になるこの事件の解決者、 真鍋和探偵の写真を一枚収めようと、懐のカメラを取り出す。 レンズを通して彼女の姿を見ると、するとどうだろう、これはなんだ。 この違和感はなんだ。 「これはおかしい、ちがうよ」 誰かがそう言った。誰が。 わたしは、わたしが意識するより前に、違和感に正直になっていた。 「……ちがう、ちがう、断じてちがう! そんな、こんな“細かい一点でいい加減になる”なんて、らしくない! もっと不完全なところがある――和ちゃんはよく知ってるはずでしょ?」 そこにいた誰もが、なにかに憑りつかれたようなわたしを、怪訝そうに見ていた。 ただ一人、和ちゃんを除いて。 「そうね、ちずる。この推理には“続きがあるわ”。 だけれどね、その前に一つ言わせて。この事件を解決する方法は“二つ”あるの」 「二つ……?」 「そのどちらを選ぶのか、わたしはある人に尋ねたいと思うわ」 和ちゃんは一拍した。乾いた音は空間を捻じ曲げる。 コテージかと思われていた空間から黒板や、机や椅子が見えてきたとき、 わたしは劇の終幕を自覚した。 ▼‐11 姫子ちゃんと後輩ちゃんを経由し、和ちゃんはある人の連絡先を手にしていた。 その通りに携帯のボタンをプッシュする和ちゃんの手は、 どこか躊躇いが見え隠れしているような気がする。 それでも立ち止まらない。 ついにドアの前まで来た和ちゃんは、最後のインターフォンを押し、 住人とのアクセスを開始した。 コール音が機械的に繰り返される。――不意にその音が途切れた。 「もしもし」 和ちゃんの電話は、後輩ちゃんの友人、脚本家へ繋がっていた。 「わたしは桜高生徒会の真鍋和。 安心して、この電話のことはあなたの一番の友だち以外の、誰にも話してないから」 思い切りわたしたちの前で話してるんだけど。 「そう、そうよ、その友だちが困っていて、巡り巡って、わたしのところに話が来たの。 あなたが脚本を出し渋っているってね。 ええ。じゃあ当ててみせましょうか、あなたがどうして脚本を出したがらないか。嫌でしょう? 嫌なら、今から話すことをよく聞くことね」 あれ、ちょこっと脅迫入ってないかなこれ。 これからはカメラだけじゃなくて、ボイスレコーダーも常備しようかな。 なんて思っていたら、和ちゃんが次に話したのは、なんと先程の推理だった。 流石に話は手短に、ブラッシュアップされている。 いや、そんなことは今はどうでもいいことだ。 なにせ未完成の作品について、作者に読者がその答えを言っている。 非常に奇妙な光景に映った。 「いい、これで六つの傷ができた。 それでね、この事件の解決には二つの方法があるの」 わたしたちと同じ場所に、いま脚本家は立った。 そして、 「一つは“あなたが考えていた通りのもの”。 でもあなたは、彼女が代わりの役者になると聞いて、これを止めなくてはならなくなった」 あっという間に、わたしたちは置いて行かれた。 「違う? ……そう、違くない、当たっているのね。 わたし個人として言いたいことは山ほどあるけれど、 とりあえず自分勝手な理由でクラス全体を振り回さないことね。 いまじゃ、あなたの方が余程――いえ、なんでも。……よく知ってるでしょう?」 脚本家が急遽脚本の提供を止めた理由。 それが一瞬のうちに、全くわたしたちにとっては不意打ちに、眼前に叩きつけられた。 こんなもの、わたしのカメラでは捉えきれない。 「なら覚悟しなさい。わたしはお話づくりは得意じゃないの、だから無責任な提案だけしか出来ない。 そう、そう、この提案こそが二つ目の解決方法。期待させたなら悪かったわ。 だけど今更、あなたにそんなことを言う権利がある?」 和ちゃんはわかってる。そしてそれは、きっとさっき感じた違和感。 わたしは、勘でしかないけど、恐らく和ちゃんの次に、答えの近くにいる。 考えろ、考えるんだ。脚本家になにが起きたのか。 「わたしからの提案はこれよ。……“探偵をありふれた人間にする”」 探偵を、ありふれた人間に。その響きに、わたしは目を見開いた。 驚きもあったけれど、それはきっと、意外なほどわたしには腑に落ちたからなのだと思う。 「細かい演出とか、話の流れは、あなたが考えなさい。 一つ忠告しておくと、あなたのクラスメイトは、既に与えられているシーンの練習を、 とても熱心にしているそうよ」 それから最後に二言三言、言葉を交わしたかと思うと、 和ちゃんは二人のアクセスを断ち切った。 「……ねえ、和ちゃん」 「どうしたのちずる?」 「あとで、二人で話がしたい。いいかな?」 「断っても聞かないって顔してるわよ」 そうなのかな。そうなのかも。 6
https://w.atwiki.jp/hsddmatome/pages/218.html
しんらつばき 種族:転生悪魔(人間) ランク:「女王」 駒王学園高等部3年生→卒業。 駒王学園生徒会副会長。 18巻で副会長を卒業する。 五大宗家の1つ「真羅」の出身。 生まれ持った神器「追憶の鏡」を制御できず、鏡を通じて異形を呼び寄せる能力を持っていた為、幽閉され迫害されて育ったという過去を持つ。 後にソーナと出会い彼女の初の眷属悪魔となり、悪魔を頼ったために一家で宗家から追放されたものの能力を克服し神器を正常に発現する。 眼鏡をかけた黒髪ロングの女子生徒。 武器は長刀で、加えてカウンター型の神器を使いこなすことでパワータイプの対処を得意とする。 亜種の禁手「望郷の茶会」による特殊な範囲系能力を持つ魔物を召喚する搦め手も可能で、パワー特化のグレモリー眷属にとってかなり相性の悪い相手とされている。 性格はソーナ同様、クールかつ厳格。 生徒会においてソーナと共に匙に注意したりする場面がある他、イッセーに対しても彼の性欲に対して歯に衣着せぬ物言いをする他人に厳しい部分を持つ。 ただし、思い人の木場の前では普通の女の子になるので、彼に関してだけは瞬時に前言撤回するなどかなり甘くなってしまう。 2年の夏休みのグレモリー眷属とのゲームでは神器でデュランダルをカウンターしてゼノヴィアをリタイアに追い込むが、デュランダルを借りた木場に敗北。 元々年下で誠実な人が好みだったため、ゲームで敗北したことがきっかけで木場に好意を抱くようになる。 イッセー、リアス、ソーナ、シトリー女性陣からも木場との恋を応援されているが、本人はイッセーをライバル視しており(どういう意味でライバル視しているのかは言及がないが、イッセーは「(BL的な意味で)恋敵として見られている」と解釈しており、イッセーはこのことに迷惑を被っている。)、トスカという新たなライバルが現れた際には闘志を露わにしている。 ただし、生徒会役員でありながら「プリンス×ビースト」の隠れファンでもあるため、イッセーと木場の絡みについてそれはそれでアリだとも思っている。 自分でも「駒王式真羅万象-木×一-(ハイスクールK×I)」というBL同人作品を執筆しており、「アザゼル杯」でレイヴェルによって盛大に曝露された結果その内容が一部の女性層に大受けし、冥界の出版社からオファーを受けることとなり作家デビューが決まる。 「邪龍戦役」後に中級悪魔昇格を打診され、「地獄事変」後には上級悪魔に昇進して「悪魔の駒」を授与される。
https://w.atwiki.jp/gi8serv/pages/64.html
魏の紳士たちの所属する結社の一覧です 結社名 主な構成紳士・淑女 そんな事より嫁だ! 春邦 みなと同盟本部 ローズクォーツ、水夏、わたw、すーか、時音 †三国小学校† 桐耶、SRゆじ★@、風@ 白帝城 MITSU、きゅらぁ、観琴 都市シリーズ愛好家 クノ、のりのもよい、儚絵、コウD、ムシカ、雄仲刀志、コンペートー、幾、柊。 埋伏の毒はじめました 楊子 JSBBA 喬至昂、玖珠瀬 伯仲叔季 如月美冬 どうぶつの森 たぬたん、肉屋 †紅蒼軍† 仮面悠太朗 月下乃桜 月奈、@流
https://w.atwiki.jp/3size/pages/2202.html
栄藤仁美 プロフィール(スリーサイズ、カップ情報) エトウ ヒトミ 生年月日:1989年04月23日(32歳) 身長:163 体重: B:82 W:60 H:86 カップ: 備考:ミスiD2017安藤美冬賞 Wikipedia: https //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E8%97%A4%E4%BB%81%E7%BE%8E 関連URL: https //miss-id.jp/nominee/213 所属アイドルグループ コンテスト ミスiD2017 出演ドラマ 関連タグ:ミスiD2017
https://w.atwiki.jp/twinklequeen/pages/2.html
メニュー トップページ システム キャラクター 祝福のカンパネラ カリーナ・ベルリッティ チェルシー・アーコット アニエス・ブーランジュ タユタマ 泉戸 ましろ 河合 アメリ 如月 美冬 真・恋姫†無双 桃香(劉備) 華琳(曹操) 雪蓮(孫策) G線上の魔王 宇佐美 ハル 浅井 花音 時田 ユキ まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 Today - Yesterday - Total - リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/majyusupo/pages/82.html
s【名 前】 魔王かずみ 【ニック】 kazumi 【位 階】 <死> 【生 年】 不明 【性 別】 女 【表の顔】 小学5年生 【裏の顔】 闇の者 【P L】 黒翼ミカ 【データ】http //www.trpg.net/online/majyuu/char/kight/RM13.htm#8 【参 考】 設定補足 [趣味] チェス。 いつもチェス盤と駒を持ち歩いている。 ひとりでチェスを指す事が多いが、世界ランク最上位クラスのGM(グランドマスター)と指す機会もそれなりにある。しかし、“魔王”の如き華麗な戦術と駒捌きで難なく勝利しており、敗北した事は一度もない。 ただし、公式戦には出てないのでGMなどのタイトルは持ち合わせていない。 尚、レーティング2700を超えるようなチェス世界ランク最上位クラスのGMは異能者ばかりだとか。 [口調] 語頭に三点リーダ×2がつく事が多い。 語尾に「なの」をつける事が多い。 淡々と喋る。 「……チェックメイトなの」が口癖。 [一人]「わたし」 [二人称]「あなた」 [三人称]「彼」「彼女」 [呼び名] 騎士に対しては、各々の特徴を掴んだ呼び名を使う BARのマスター:そこの人 月島美冬 :ヴァンパイア 御堂熊五郎 :合成獣キマイラ 鴉丸煉 :神の代行者 上杉暁 :戦闘人形 クインアンデッド 茶髪のロングヘアの女の子。 明るい性格をしている。皮肉を言う事がわりと多目。 彼女自身は、かずみの事を慕っている。 皮肉な方面でノリが良い。 母性溢れるお姉さん的な一面があり、かずみの事も妹のように思ってはいるものの本人からは駒という認識しかされていない。 一人称「私」、二人称「あなた」「君」、三人称「彼」「彼女」。 呼び名 かずみ:プライベート時「かずみちゃん」、敬称「魔王様」。 “創造の結晶石” 魔力の塊みたいなもの。 かずみが魔力を蓄積する目的で、討滅された魔獣や魔物などの魔力からつくりだされる。 魔獣と戦いながら魔獣の女王の手掛かりを探りつつ、万が一に備えて“創造の結晶石”を地道に集め、一定量の膨大な魔力を封印された魔力にぶつける事で無理やり解除させようと、かずみは考えている。 しかし、無理やり解除させるための“創造の結晶石”が、まだ全然足りていない。 ─出来事─ 【セッション】 12年3月17日 DB-328 影像爺 かずみにとっては初めてのセッションとなる。 二人の騎士、漣とムツキに出会った。 自ら孤独を選んでいたかずみにとって、共同で一つの事を成し遂げるのも初めての事となる。 漣やムツキの協力もあって魔獣を討滅事は出来た。 しかし、大半の魔力を封印された今のかずみ一人では、魔獣には歯が立たない事を悟った。 【対魔】 12年3月24日 ジュエル・コレクター ~タイガーアイ~ かずみにとっては、初めてのトリスタンの仕事となる。 二人の騎士、勇気と裕樹に出あう。 クインは勇気を可愛がっているところを見る限り、彼の事が気に入ったようだ。 しかし、連携不足もあり裕樹には良く思われなかったかもしれない。 忘れてはならない、ラーメン屋跡地放火事件だが、かずみとクインに反省の色は全く見られない。 12年3月31日 ジュエルコレクター~ラピスラズリ~ 騎士、マジシャンクーガに出会う。以前からBARで知り合っていたアリアとも再会した。 そして、ずっと独りである事を望んでいたかずみは人間の愛を目の当たりにする。その愛は、クインが剣で斬ろうとしても斬れないものだった。 人間の愛は死後も永遠なのだと、アンデッドの王かずみは町を離れた際に感じ取った。 【BRA】 12年2月24日、深夜。 なんとなく訪れたBARで天使のように心温まるおねえさん、アリアに出あう。かずみが騎士に出あうのはこれが初めての事だ。 アリアはなにかと話を合わせてくれる優しい方で、BARではチェスとオレンジジュースにしか興味なかったかずみも彼女と過ごした時間は満更でもないご様子だ。 しかし、かずみはアリアの名前を聞いてない。 12年2月25日、夜 BARで一人チェスを打っていると、聖騎士の一人“将軍”聖実が隣の席に座った。 会話はあまりしなかったが、聖実はかずみが落としたチェスの駒を拾ってくれた親切な人だ。そして、聖実とかずみは自己紹介をし合った。 その後も別段会話もなく、食事を終えた聖実は店を出た。 12年3月2日、深夜 BARに訪れたかずみは、左腕が異質な形状となっている少年、可成と出会う。かずみが異性の騎士に出会うのは、これで初めての事だ。 いつものようにかずみは一人でチェスを打っていると、アリアもBARに現れる。 可成とアリアも初対面だったようで二人は挨拶し合った。そして、アリアは可成の異質な左腕に興味を惹き、気持ち良さそうに触り続けていた。 アリアは、どうやら異形の身体が好きな様子だったが、逆に可成は自分の異形の腕を嫌悪していた。もしかして、人間と闇の者との見解の相違なのだろうか? ちなみに、一応闇の者側のかずみは異形の身体に全くの無関心。 12年4月7日、深夜 かずみは約一ヶ月ぶりにBARに訪れた。 店にはアリアの姿があった。 顔見知りで、この前一緒にトリスタンとしての仕事をこなした事もあり、無口だがかずみとアリアとの会話する。 しかし、アリアの言う「信頼」という言葉をかずみは全く理解出来なかった。 12年4月14日、深夜 かずみがBARに訪れると、ヴァンパイアである美冬がいた。 互いに自己紹介を交わすと、突然後ろから有希が現れる。 そして、デュベルが後から入店してきた。 美冬や有希に、アンデッドの駒になる聞いてみるが断られてしまう。 それから、有希には黒蛇を使った数々の悪戯をされるが、かずみは特別感情が揺らぐという事はなかった。 12年4月19日、深夜 かずみがBARに訪れると、アリアが入店していた。 後から美冬と優雨、光司も入店してくる。 【ドラマ】 ─PLから一言─ 目指せ聖騎士!