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// 20083t.c #include stdio.h #include ctype.h #include string.h #include math.h #include stdlib.h #include time.h int main(){ printf("hoge hoge\n"); return 0;} // main 関数は正常に終了したとき return 0;// エラーが発生したときは、0 以外の数値を返すように// する習慣があるようですので、以降は return 0; に// 統一しましょう
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// 20083s.c #include stdio.h #include ctype.h #include string.h #include math.h #include stdlib.h #include time.h int main(){ printf("hoge hoge\n"); return 0;} // main 関数は正常に終了したとき return 0;// エラーが発生したときは、0 以外の数値を返すように// する習慣があるようですので、以降は return 0; に// 統一しましょう
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2012-3-31(土) 船越の米屋さんに行くも在庫なし。 呉までドライブ。 だし道楽で食事。 音戸に渡って「平清盛音戸の瀬戸ドラマ館」へ。地ビールの「清盛ビール」4種をゲット。 フジグラン安芸で食材を仕入れ。 帰宅。 Ustreamで筑波大学Y先生の最終講義を視聴。 2012-3-30(金) 平面検査装置のインデックスセンサがシュミット入力ではなかったので74HC14を追加して改造。 呉のS社へ。 平面検査装置に改造した基板を取り付けて確認。改善されず。シュミット入力の問題ではなかった。 スキャナモータのプログラムを変更。制御をI制御だけにしてみる。それでもジッタが改善されない。何か別の問題のような気がする。 別の部署に顔をだす。振動を抑えるために開始位置移動をゆっくりできないかとの質問。プログラム改造で可能と返答。 帰社。 北海道方面からマスク処理を有効にするとエラーが出るとの連絡。古いプログラムを使用している可能性。コンパイルしてメールで送信。 DT社より昨日納めたセンサ検査装置で検査開始しない場合があるとの連絡。圧力制御のゲインの問題と思われる。月曜に行くことに。 トイレの水漏れが酷いのでフロートゴム玉を交換。 2012-3-29(木) DT社センサ検査装置のプログラム変更。検査開始時に原点復帰をする。状態表示追加。 DT社センサ検査装置のセンサケーブルを製作して完成。 DT社よりUSBメモリにウイルスがいるのではないかとの連絡。アバストをインストールしてチェックしてみるとマルウェアを発見。 S社向け検査装置のインストールCDを作成。 O氏来社。水分計と画像処理と見守りシステムの今後について打ち合わせ。 2012-3-28(水) S社のマスク処理のバグ調査。リストボックスのインデックスが-1の状態で保存して読み出した時に0以下を想定していなくてエラーになっていた。修正。 DT社センサ検査装置リピート製作の準備。 DT社センサ検査装置の加工、組み立て、配線、動作チェック。 仙台土産の牛タンを堪能。 2012-3-27(火) ホテルで朝食。 9時過ぎにホテルをチェックアウト。S社多賀城事業所へ。 検査装置の使用方法を説明。 社内食堂で昼食。 別のサンプルを計測。 安全対策で要望が2件。センサヘッドは持ち帰り。 午後2時頃終了。 タクシーで多賀城駅へ。 仙石線、東北新幹線、東海道/山陽新幹線と乗り継いで広島へ。 夜10時前に帰宅。 2012-3-26(月) ホテルで朝食。 9時にホテルを出てS社多賀城事業所(仙台テクノロジーセンターというらしい)へ。津波の爪あとがあちこちに。 トラック便で来る荷物の到着を待って検査装置を搬入、設置。 社内食堂で昼食。 サンプルワークを計測してみると気になっていたノイズのようなものでモアレ模様がでる。 あれこれ悩みながら試しにセンサヘッドを少し振ってみると直った。おそらく出射光と反射光の干渉だな。 振ったことによってその他にも問題となる反射が減った。 しかし根本的解決にはセンサヘッドを作り変える必要があるとの結論。 午後5時頃に撤収。ホテルに戻る。 ホテルの近所の魚介料理「銀鱗」で食事。 2012-3-25(日) 今日から宮城県多賀城へ出張。 10時半に家を出て歩いて広島駅へ。 S社長と合流。 山陽/東海道新幹線、東北新幹線、仙石線と乗り継いで多賀城へ。 タクシーでホテルへ。 午後6時半過ぎにホテル着。 ホテルで食事&飲み。 2012-3-24(土) 病院。 家で仕事。ベアリング検査プログラムのグラフ表示やら。 2012-3-23(金) 市内T製作所へ直行。昨日のノイズのようなものが気になって社へ戻ったり行ったり。結局原因は分からず。 T製作所で装置を梱包して発送。 S社向けプログラムで1/1000mmタイプの位置の取得でsignedとunsignedが混ざっていたのを修正。 2012-3-22(木) S社向けベアリング検査のプログラム。エッジ検出処理。フィルタ掛けて微分してピークを求める。まだまだだな。 午後から市内T製作所。パトライトが入荷したので配線作業。パトライトの出力部分にバグがあったのでアンプのプログラムを修正。 ディスクトップPCを繋いでデータを取ってみる。読み込み違反が出たのでプログラム修正。 ノイズが出て焦る。しかしワークの上でしか出ない。ワークの表面性状の問題か?別のアルミ材で計測してみると問題ない。 帰社。 H大から先生と学生さん来社。研究の成果を見せていただく。 2012-3-21(水) 市内T製作所でS社検査装置の配線作業。アンプのプログラムでDIOの論理が逆だったのを修正。 帰社。 S社向けベアリング検査のプログラム。画面をリンク。 2012-3-20(火) 春分の日 家で仕事。S社向け検査装置の取り説を仕上げ。 S社向けベアリング検査のエッジ検出方法を考える。データを見てみるとノイズが多いしコントラストは無いしで難航。 2012-3-19(月) S社向け検査装置の取り説を作成。 市内T製作所へアンプやら電源やらケーブルを持ち込み。取り付けをお願いする。 デオデオで配線用品を仕入れ。 帰社。 配線の準備。 2012-3-18(日) 蟄居。 2012-3-17(土) 蟄居。 2012-3-16(金) S社向け検査装置のセンサヘッド製作。カバー製作。対物レンズホルダ製作。回折光受光モジュール製作。 アンプのオフセット回路の定数変更。 オフセット自動調整プログラム実装。 2012-3-15(木) S社向け検査装置のセンサヘッド製作。まず旋盤でレーザ光を平行光にするレンズホルダを製作。 ビームスプリッタとフォトダイオードを保持するブロックを製作。 午後3時半から市内DK社で月曜に改造したセンサ検査装置の立会い。 市内T製作所によってLアングルを受け取る。 コーナンでネジを仕入れ。 修理に出していた携帯電話が直ったというので翠町のdocomoショップへ。結局全交換(バッテリとバッテリカバー除く)で¥20,895-。 2012-3-14(水) CM社節検査について社内で打ち合わせ。 M氏と出かけてCM社第7工場へ。節検査Aラインのゲインが設定できなくなったカメラを調査。電源を入れ直しても変わらず。カメラの故障の模様。 第8工場へ移動。改修する設備を見学。 帰社。 S社長来社。3月25~27日多賀城へ行くことが決定。 2012-3-13(火) HDDの空き容量が1Gほどになったので古いデータをバッサリ削除。 S社向けユニット4台の組み立てと出荷検査。 S社向け検査装置の取り説を少々。 2012-3-12(月) 北海道方面より連絡。個別ウインドの位置と大きさを毎回iniファイルに読みに行って欲しいとの要望。プログラムを変更してメールで送信。 S社長来社。日程打ち合わせ。EMGボタンとパトライトの仕様を受け取る。24V75W電源を用意していただくよう要望。 市内DK社へ検査装置を受け取りに行く。原点センサを追加する改造のため。 北海道方面から故障したユニットが届く。出力のフォトモスリレーが2個壊れていた。24Vを掛けちゃったのか?修理して返送。 検査装置を分解して原点センサを取り付け。原点センサに対応したプログラムを書き込んでテスト。 検査装置の判定にゼロクロスのチェックを追加。 2012-3-11(日) 蟄居。 北海道方面から連絡。オフライン機で1号機データと2号機データの表示が違うという。データを送ってもらうよう要望。 オフライン機のデータ種別表示を非表示に変更。メールで送信。 北海道方面から送ってもらったデータを見る。1号機と2号機でデータ構造が違っていた事に気付く。あれこれ悩んでデータに識別符号を付けることにする。プログラムを変更してメールで送信。 2012-3-10(土) 病院。 北海道方面から連絡。木曜にプログラム変更した古い装置でOK/NG出力が出ないらしい。いつか出力方法を変えたのだがユニットが古いので対応していないらしい。古い出力方法に戻したプログラムをメールで送信。 北海道方面から連絡。プログラムを終了したらサーボがOFFになってプローブが落ちてくるとのこと。今まで無かった症状。原因が分からないので出社して調査することに。 出社してテスト。非常停止中にプログラムを終了すると発生することが発覚。ユニットのプログラムを修正してメールで送信。 2012-3-9(金) 北海道方面からバグ報告。欠陥の外周を表示する部分の異常と個別ウインドが表示されないバグを修正してメールで送信。 北海道方面からバグ報告。ファイルネームが正常に生成されないバグを修正してメールで送信。 H社向け画像処理のバージョンアップ版CDを作成。 S社向け検査装置用のアンプのケースを製作。組み立て。 AGVメインボード1枚の修理。 北海道方面からOK信号がバタつくとの報告。こちらでは再現しない。USBのノイズっぽい。試しにパラメータ変更時にOK/NG信号を落とすようにしてメールで送信。 DT社の検査装置が来週戻ってくるので改造の準備。原点復帰部分のプログラム変更。 CM社油圧制御。FPGAのピン配置。 昨年の暮れにお見舞いに行ったかたから内祝いが届く。 2012-3-8(木) 北海道へ出張中のS社のかたからプログラム変更依頼。デバイスネットのデバグ表示を無くして判定条件を変更してメールで送信。 S社向け検査装置用のケーブルを製作。 Y氏来社。レーザスキャナを持ち込み。回転を安定させたいとのことで色々試すも無理っぽい。 S社向け検査装置用スピンドルの回転検出センサを市内T社へ持ち込み。 デオデオへ寄ったら休みだった。 三光電業でヒシチューブを仕入れ。 北海道方面からDIOが動かないと連絡。予備のユニットと交換したら動いたとのこと。 夜遅くまで北海道方面から連絡。 2012-3-7(水) 引き続きS社向け検査装置のプログラム。 午後2時から市内DK社で検査装置の不具合調査。原点復帰のセンサを付けることにする。 帰社。 原点復帰用のセンサを選定して発注。 引き続きS社向け検査装置のプログラム。 2012-3-6(火) K社の6軸ロボットからデータを受け取るプログラム。ファイルはできていても中にデータが無いという症状も出た。以前はファイルが作成されなかったのだが。 S社から幅検査で表示がおかしいと連絡。データを見てみるとコントラストが低くて境界線が検出できていない。 引き続きS社向け検査装置のプログラム。 トヨペットから車検が完了との知らせで受け取りに行く。ウォーターポンプとラジエターの交換込みで¥216,273-。 M氏からCM社の制御部分の依頼。 2012-3-5(月) S社向け検査装置のプログラム。 K社の6軸ロボットからデータを受け取るプログラムがうまく動かないらしい。デバグ用のプログラムで作り込まれていない感じ。 2012-3-4(日) 家で仕事。S社向け検査装置のプログラム。 ネットを使いに彼が来る。 2012-3-3(土) 翠町のdocomoショップへ。携帯電話の表示が接触不良で消えていたので修理に出す。代替の携帯電話を借りる。 2012-3-2(金) HK大のnet.USBをテスト。無線LANとPCを3セット用意するしかなさそう。 S社向け検査装置のプログラム。データの12ビット対応をあれこれ。 2012-3-1(木) 引き続きS社向け検査装置のプログラム。大きい配列を定義すると初期化で時間が掛かるのでnewでメモリを取得する。 Y氏来社。平面検査装置のアンプのケーブルを長いものに交換。 S社向け検査装置のA/DボードがWindows7でも動くかテスト。動いた。 引き続きS社向け検査装置のプログラム。データの12ビット対応。グラフと平面画像表示まで。 各方面よりお祝いをいただく。53歳になりました。 -
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// h20083.c #include stdio.h #include ctype.h #include string.h #include math.h #include stdlib.h #include time.h int main(){ printf("hoge hoge\n"); return 0;}
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せつなとやさしさのドーナツ/ギルガメ 『ここは……?』 気づくとわたしは、暗闇の中にいた。 そしてどこを見渡しても、視線の先には闇が広がるばかり。 一体ここはどこなんだろう、なぜ私はここにいるのか。そんな疑問が頭をよぎる。 そう考え始めた時、わたしの目の前で、地面から急に黒くてドロドロした何かが湧き上がってきた。 『な、なに……!?』 湧き上がってきたドロドロは三つ。突然の事に動揺を示し、その正体が何か分かる暇もなく、それらは形を作っていく。そうしてそれは人型にへと変わった。 『あ、あ……』 わたしは口に手を押さえながら、驚愕する。そのドロドロはなんと『ラビリンスの三幹部』に変化したのだった。 わたしから見て、左にはウエスター、右にはサウラー、真ん中には…… 『わ、わたし……』 そこにはかつてのわたし、『イース』がいたのだ。三人はこちらを睨み、見下している。そして各々がわたしに言葉を語り掛けてくる。 『イース、いつまでそうしているつもりだ。お前はこちらの人間だ!!』 ウエスターがそう語る。 『ふん、いいご身分だね。君が今更プリキュアだって?』 サウラーがそう語る。 『確かにいい格好だな、プリキュアになったわたしは』 イースもそう語った。そしてさらに睨みをきかせて言葉を放つ。 『お前は裏切り者だ!! ラビリンスを裏切り、そしてメビウス様も裏切った!!』 『違う!!』 だけどわたしはイースの言葉に反論した。 『わたしは、人を苦しめる行為がどれほどひどいことか理解したのよ。だからわたしは……』 大きい声でかつてのわたしにそう訴える。しかしわたしの言葉に被せるように彼女は言葉を添えてきた。 『今までの事を償う、それで罪は消える。そう思っているのか?』 『え、あぁ……』 そしてイースは、わたしが奥底で感じていたある種の願望を言ってのける。それにわたしは言葉が詰まってしまう。 『お前の罪は決して消えない。わたしはお前だからな』 『違う、わたしは東せつな。もうイースじゃない!!』 わたしは真っ向から反抗するが、イースはにたりと笑いながらどこからともなく、四葉のアクセサリーを取り出した。 『あ、それは……』 そのアクセサリー、かつてラブと一緒に商店街で景品として当てたものであった。なぜここにそれがあるのかと驚愕する。だってそれはわたし自身の手で壊してしまったものだから。 『お前の罪は消えない。わたしはお前だ。きっとみんなも、そして『桃園ラブ』もお前には心のどこかでは、怯え、怒り、恐怖している。みんな、みんなね……』 イースがその言葉を吐き終わると、三人は再びドロドロと溶けていく。そしてそれが消えたかと思えば、そのドロドロは今度はあろうことか『ラブ』へと変化していた。 『ラ、ラブ……』 そしてその手にはさっきイースが持っていたアクセサリーを握りしめている。その目の前の現象がわたしの過去を無理やり引きずり出し、苦しめ、わたし自身を飲み込もうとする。 涙も自然とこぼれ、胸が苦しくなる。 しかしそんな様子のわたしに関心を寄せることもなく、ただ一言ラブはこう言った。 『さようなら、せつな……』 『あ、あぁ』 わたしの目の前に映るラブはそれだけを言って、そのまま暗闇の中へと歩いていく。 『ま、まって!! ラブ!! わたしは、わたしは……!!』 わたしは何度も何度も叫んだ。 『ラブ、ラブ!!! 行かないでぇぇ~~~~!!』 「行かないで!! ラブ!!」 そう言って、わたしはベットから飛び起きていた。 「はぁはぁ、あれ……?」 そして息を荒げながら、わたしは周りの景色を見た。 わたしがいたのはラブの家の自分の部屋であった。窓からは日差しが差し込んで鳥のさえずりが聞こえる。 自身はベットに腰掛けており、服も寝間着であった。そこでわたしはようやく理解する。 「またこの夢かぁ……」 なんという悪夢だったのだろう。夢という事が分かり、心の底からほっとする。 わたしは最近ずっとこの夢ばかり見ているのだ。 目の前にイースが出てきて、最後にラブと別れる、そんな悪夢。あまりにも生々しくて、見るたびに心が苦しくなり、思い悩んでしまう。 「…………」 ただこんなに夢に見るという事は心の奥底で何かしら引っかかっているのだろう。 「今は考えても仕方ないわね……」 わたしの名前は『東せつな』。今はそう名乗っている。 かつてわたしは、『管理国家ラビリンス』というメビウス様が指揮を執る組織に、幹部『イース』として所属していた。そしてあらゆる世界を支配、管理するというメビウス様の意向で、この四つ葉町にやって来たのだった。 そして人々を苦しめながら、FUKOのゲージを集めて、ラブ達『プリキュア』と交戦した。その後、紆余曲折の末、わたしは『キュアパッション』へと転生した。 転生してからは今までの行いを後悔し、そしてやり直すべく、ラブの家にお世話になりながら町で戦っている。 「だけど、やっぱりわたしに町を守る資格なんか……」 この夢を見て自分の経歴を思い出すたびに、それをどこかしらに感じる。ラブ達は受け入れてくれてるけど、それは本心なのだろかと思ってしまう。 「はぁ~~~」 思い悩みすぎて大きなため息を吐いてしまった。そんな時だった。 「せつな~~~~!!」 「ラ、ラブ!?」 突然、ラブが扉を開けてわたしの部屋にやってきたのだ。その大声もそうだが、体がびくっとなってちょっと驚いてしまう。 「せつな、大丈夫? さっき叫んでいるように聞こえたけど。それに、汗だくだよ!? 具合でも悪いの?」 「う、ううん。大丈夫よ。ちょっとびっくりした夢を見ただけ。体は大丈夫よ」 「そう? でもまぁ、せつなが言うなら。あ、そうだ。お母さんがご飯出来たって言ってたよ。あたし先に行ってるね!」 ラブは少し心配してくれると、扉を閉めてぱたぱたと急いで下に降りて行ってしまった。 「相変わらずね、ラブは……」 いつも元気で明るくて、そんな様子にふと笑みをこぼしてしまう。何だか自分の悩みを吹っ飛んでしまいそうだ。 「でも、やっぱりわたしは……、いいのかな?」 そのラブの笑顔を見るたびに、夢のあの去っていくラブも重なってしまう。 わたしはそんな風に、複雑な心境になりながらゆっくりと着替えを始めるのであった。 ★★★★★★★★★★ 「お母さん、行ってきます!!」 「ちょっとラブ!? 今日は学校じゃないわよ!? こんなに早くからどこに行くの!?」 わたしが服を着替え終わって、階段を降りてくると、玄関に既にラブがいた。靴を履き終わり、もうドアノブに手をかけていたのだ。 今日は土曜日で学校はないし、時間も朝の8時半だ。ラブのお母さんも困惑している。 「ラブどうしたの? ダンスの練習も今日はないわよね?」 「ご、ごめんせつな。急いでるの!! また夕方に!!」 「ラ、ラブ!?」 わたしがそう訊ねようとした瞬間に、ラブはわたしから逃げるように出て行ってしまった。 「ラブ……」 「ごめんね、せっちゃん。最近ずっとあんな感じで。学校ある日も先に飛び出すこともあるし」 「いいえ、わたしは大丈夫です。おばさま」 ラブのお母さんは、そう心配してくれるとそのまま食卓に案内してくれる。わたしはそのまま朝ごはんが置かれた席に座った。朝ごはんはシンプル。大皿に、卵焼きと野菜炒めとベーコンが盛られている。 「お、せっちゃんおはよう」 「お、おはようございます」 そのテーブルにはラブのお父さんもいた。ラブのお父さんも今日はお仕事が休みでゆっくりと朝を迎えているようだ。そしてそのままラブのお母さんもわたしの横に座ってきた。 「じゃあラブはいないけど。食べましょうか。いただきます」 「「いただきます!!」」 ラブのお母さんの声と共にわたしもラブのお父さんも合掌した。そして大皿に盛られた食材を、自分の所にある小皿にへと移して、朝ごはんを食べ始める。 「そういえば、ラブはいつもどこに行ってるんですか? 本当にここの所、どこかに出かけてるし。それに……、少し避けられてるような気も」 「そ、そんなことないよ。せっちゃん、あははは……」 食べながら不意にそんなことを二人に聞く。少々ネガティブな質問だったからか、ラブのお父さんは少し焦り気味。でもお母さんは優しく返してくれた。 「大丈夫。ラブはそんな子じゃないわ。なにか大事なことがあるのよ。まぁそれが何か教えてくれないんだけどね。困ったモノね」 「そうですか。大事な事ですか……」 そう言ってもらえて少し安心する。とは言え、大事な事とは何だろうか。ワタシに言えない事なのか。そう考えるともやもやしてしまう。あの悪夢のせいで、本当に疑い深くなってしまっている。 「せっちゃん、何か気分が乗らないなら、四つ葉町の商店街を回ってみたら? ちょうど商店街の券が残っていたから、これあげるわね。もしかしたら期限切れのがあるかもしれないけどね」 気落ちするわたしにお母さんは、そう言ってチケットを商店街の券を渡してくれた。 「あ、ありがとうございます」 わたしはそうお礼を言いながら、券を受け取る。確かにいつまでも落ち込んでいられない。気晴らしに町に出かけて色々と巡ってみよう。 わたしはそう意気込んで、お皿を持ち上げる。そして台所にそれを戻そうとした。しかしその瞬間、お母さんが手を掴んだ。 「せっちゃん、見てたわよ? ほら、大皿にまだこんなに『あれ』があるわよ?」 「あ、あぁ」 そしてラブのお母さんは大皿に指を指すと、そこには『緑の悪魔』がたくさん残っていた。 「せっちゃん、『ピーマン』もしっかり食べましょうね」 お母さんは、凄みがある笑顔を見せながら、緑の悪魔、もといピーマンをわたしの小皿へとどんどんと移し始めた。けっこう多めに。 「さ、どうぞ!」 「せ、精一杯がんばります……」 そしてわたしは涙目になりながらピーマンをほおばるのであった。 ★★★★★★★★★★ 「せつなちゃん、今度はラブちゃんとも一緒に来てね!! 毎度あり!!」 「ありがとうございます……」 数時間後、わたしはラブのお母さんに渡された商店街の券を使って買い物をしていた。お店を回り、ちょっとしたアクセサリーや服を見たり、食材を買ったりしていた。 それにしても町の人は本当に優しい。笑顔を向けて、こっちまで幸せになってくる。わたしはこんなものを壊そうとしていたのだと身に染みる。だからこそ授かったプリキュアの力でこの街を守らなくては。 『お前の罪は消えない。わたしはお前だからな』 そう思った瞬間に、夢の言葉がよぎる。 「わたしは……」 やはり夢の事がすっと頭から離れない。ますます気持ちが暗くなっている気がする。そんな感情を拭うために四つ葉町の商店街に来たのに、何をしているんだろうか。 「あれ? パッションはんやんか!?」 そう思い悩んでいると、後ろからなじみのある声が聞こえた。そしてその後も続々とみんなの声が聞こえてきた。 「本当だ、せつなちゃんだ」 「ヤッホー、せつな!!」 「プリプー!!」 わたしは思わず、振り返った。するとそこには私の視線の先、そこには『美希』と『ブッキー』とそれからシフォンとタルトがいた。 「み、みんな……」 なぜみんなが揃ってここにいるのだろうか。わたしはそう問いを投げかけた。 「みんな、なんでここに?」 「いやな、わてらも偶然ここであったやんや。シフォンとちょっとお出掛けしようと思ってな」 「そうそう、アタシも今日はダンスのレッスンもないし、ちょっと服でも見て回ろうかなって」 「わたしは動物たちのご飯を買いにペットショップに行ってたんだけど、そしたら美希ちゃんと偶然会って」 「プリプー!! みんないっしょ!!」 そして笑いながら楽しそうにみんなは答えてくれた。偶然みんなここに集まるって不思議なことをあるみたい。 「逆にパッションはんは、なんでここに? ピーチはんと一緒にいないんは珍しいやないか」 「べ、別にずっとラブと一緒にいるわけじゃないわ……」 「そうね、確かに珍しいわね?」 「でもわたしもラブちゃんと最近あんまり会ってないような」 逆にタルト達はわたしの事を聞いてくる。 そしてみんなもわたしがラブと一緒にいないことを疑問に思っていた。確かにラブと一緒じゃないけど、そんなにおかしなことなのだろうか。不意に顔を赤らめてしまう。 「わ、わたしはラブのお母さんから商店街の券をもらって買い物をしてたの」 そう言って最後に残っていた券をみんなに見せた。するとその瞬間、タルトが声を上げた。 「これは!! 我が兄弟、カオルはんのドーナツ無料券! 一枚で5個も食べれるお得品やんか!!」 そして力説。その勢いに少し圧倒されてしまう。 「タルト、そんなに驚くこと? 確かにカオルちゃんのドーナツは魅力だけど?」 しかしその圧力は他の二人も驚いたようで、そこまでになる理由を美希がタルトに聞いていた。 「甘いでベリーはん。見てみ、この券の説明文。ドーナツが5個付いてくるんやけど、それだけやなくて、味も自由に選べるし、なんとドーナツにくじもついてるんや!! 当たるとさらにプラスで10個ももらえるんやで!! カオルはんがこういう券を昔、作ったことがあるとか言ってたけど、まさか本当にあったとは」 「カオルちゃんのドーナツは、すっごく美味しいけどそんなに食べれないと思うけど……」 その言葉を聞いて、美希も当たり前の言葉を返していた。確かにそんなにはお腹に入りきらない。 「でもせつなちゃん、それがあればここにいるみんなが全員食べれるんじゃない? よかったらわたしたちもその券を使わせてくれない?」 そんな中、ブッキーはわたしに向かってそうお願いしてきた。すると他のメンバーも少し欲しそうな顔をしている。 「プリプー!! ドーナツ、食べたい!!」 シフォンなんか目を輝かせて既にドーナツを食べられると思っている。とはいえ断る理由はないし、わたしは承諾した。 「構わないわよ」 「ほんまか、パッションはん!? よっしゃー! 今からカオルちゃんの所にいくで!!」 「「おお!~~~!」」 「プリプー!!」 そしてみんなが一斉に声を出す。 「お、おぉ~~?」 そしてわたしは少し呆気にとられながら声を出すと、みんなとカオルちゃんの所に向かうのであった。 ★★★★★★★★★★ 「へい、おまち!! カオルちゃん特製ドーナツだよ!!」 「おぉ、来たで!! カオルちゃんのドーナツや!!」 「香りだけで美味しそう、まさに完璧!!」 「色んな種類があって素敵!!」 数分後、わたしたちはカオルちゃんがいるクローバータウンストリートの公園に来ていた。そしてわたしの券を使ってみんなでドーナツを頼んでいた。 「まさかその券を持ってるとは、せつなちゃんやるねぇ。その券は一昨年の町おこしの時に発行したんだけど、すっごい繁盛したんだ。使い切ったと思ってたけどねぇ」 「え、でもいいの? 他の券は期限内だから使えたけど、この券は一昨年のなのに?」 ラブのお母さんの言っていた通り、商店街の券には一応期限があった。みんなうまいこと使えたんだけど、残ったこのカオルちゃんの券だけは、期限も書かれておらず、しかも妙に古めかしくて気になっていたのである。 「いいのいいの。うちはそんな期限決めてなかったし、ぐは!!」 しかしカオルちゃんは相変わらずおちゃらけていた。 「まぁ、些細なことは置いといて注文通り、色んなドーナツを作ったよ!! 冷めないうちにささ。そしてくじ引きも!」 そしてそのまま作ってくれたドーナツをテーブルに並べてくれた。頼んだのはいつもとは違う味のドーナツ。クリームが入っていたり、小豆だったり、マロン味だったりとすごく楽しめそうなドーナツである。ただ味は変われど、そのドーナツの穴はもちろんハートだ。 そんなよりどりの味をみんなで楽しむために、みんなで分けながらドーナツを味わっていた。 「美味しい……」 口に入れると、サクサクの皮と柔らかくて甘い中身が口の中に溢れて、すごく幸せになってくる。 「ほんと、いつもとまた違って美味しい!!」 「ふふ、すっごく幸せな気分」 「うまいで!! カオルはん!! まさに心も癒される最高のドーナツや」 「ドーナツ!! 美味しい!! 美味しい!!」 「だあぁ!! シフォン、口からこぼれとるで!!」 みんな、笑顔を見せてドーナツを絶賛していた。いつも思うけどこのドーナツは一瞬でみんなを幸せにして、そして癒しを与えてくれる最高の物だと思う。カオルちゃんは本当にすごい。 「そりゃあ、自慢のドーナツだからね。さてとお次はおみくじだ!! みんな、引いて引いて」 そして食べている最中、カオルちゃんがおみくじを持ってきてくれた。本当はチャンスは一回みたいだったけど、特別にみんなで引かせてもらうことになった。 とは言ってもなんと運悪く全員がはずれを引いてしまった。 「あちゃ~、みんな外れてしもうたで! 何とも言えんなぁ~」 「まぁ、みんなでドーナツ分けることが出来たし、いいと思うよ」 「ブッキーの言う通り。美味しく食べれたからよしとしましょう!」 ただくじが外れたと言ってもドーナツもいつも以上の出来栄えですごくよかったし、みんなも満足そうである。わたしもみんなと話せて少し気が晴れたしね。 そして食べ終わってからしばらく雑談をしていたが、急に美希の携帯電話に着信があった。 「はい、どうしたのママ? え、読者モデルの子が来れない? 代役をアタシにしたい!?」 その電話に出て美希が急に焦り始めていた。そしてほどなくして今度はブッキーの携帯にも電話がかかってくる。 「はい、お父さんどうしたの? え、動物病院にいっぱい人が? 応援に来てほしい!?」 なんとブッキーも急な用事がかかってきた様子であった。そして二人は少し話し込むとそのまま携帯の通話を切った。 「ごめん、せつな。ママから仕事の代わり頼まれちゃって!! 今から行ってくるね!! 今日は楽しかったわ!! カオルちゃんもありがと」 「せつなちゃん!! わたしもごめんね。家の動物病院のヘルプに行ってくる!! わたしも楽しかったよ!! カオルちゃんも美味しかったよ」 そして二人はそう言うとすぐに支度してそのまま走ってここから去って行ってしまった。 「ふぁあ~~」 「あれ? シフォン眠たいんか? しゃあないな。パッションはん、ちょっとシフォンがおねむの様子やから先に帰るわ。カオルはん、うまいドーナツありがとさん。ほな」 「おう、兄弟!!」 続いて、眠そうになっていたシフォンを連れてタルトまで帰ってしまった。 「…………、はぁ」 みんながいなくなった瞬間、不意にため息が出てしまう。別に意識はしていなかったけどなぜか出てしまっていた。 「どうしたの、せつなちゃん? そんなため息なんかついて。幸せが逃げちゃうよ? 来た時からずっと暗いようだけど」 「え?」 しかしそんな心境をカオルちゃんにあっさりと見破られて、わたしは驚いてしまった。 「おじさんのドーナツを食べたから少しは明るくなってくれたみたいだけど、それでもどこか悲しいような不安がってるようなそんな感じがしたんだよね?」 「わたし、そんな顔してた?」 「おじさんも色々とあったからねぇ。色々と分かることもあるんだよ。もし良かったらおじさんに話してみたら? 相談に乗るよ?」 「そう……」 カオルちゃんはそう言うと、サービスということで温かいミルクを出してくれた。わたしはそれを少しすすると、内に秘めたことを話し始めることにした。 「わたし、最近まで悪いことばかりしてたの。でもラブ達がそれを必死になって訴えて止めてくれた、正してくれた。だからわたしも、償いってわけでもないけど、今は精一杯頑張ってる」 「ほぉ」 「でもやっぱり昔やったことは消えない。そんな思いが強いのか、よく昔の夢を見ちゃって。昔の自分に、そしてラブに見放されちゃうそんな夢。わたし、それが現実に起きるかと思うと怖くて……」 言葉を紡ぐと、思わず涙声になって、本当に目から涙がこぼれてきている。体も震えて、おかしくなってくる。そんな様子のわたしにカオルちゃんは、肩に手をポンと置き、言葉を投げかけてくれた。 「よくドーナツ先に立たずって言うよね?」 「えぇ??」 急に訳の分からないことを言われて思わず変な声を出してしまった。 「後悔先に立たずとも言うけど、ぐは」 「あ、そういう意味。確かにそうよね、後悔するだけ無駄だしね」 冗談を交えてだけど、ストリートな言葉。確かにそうである後悔なんかしても意味ないのに。でもやっぱり苦しいものは苦しい。やっぱりあの過去はなかったことにしたいと思ってしまう。 しかしわたしが悲しむ中、カオルちゃんの言葉はまだ続いていた。 「おじさん、あの言葉少し苦手なんだよね」 「え?」 「だって後悔してるってことは昔の自分を見直してるってことじゃない?」 「そうかな……」 わたしのこぼした言葉に少し微笑みながらカオルちゃんはさらに続ける。 「昔の悪い『自分』も『自分』として認めてやり直す。そんな覚悟や優しさがあるからラブちゃん達がせつなちゃんを慕ってるんじゃないかな?」 「あ……」 「知ってる? さっきドーナツ食べてみんなで話してた時、みんなそんなせつなちゃんを見てすごく喜んでたよ。ラブちゃんも会うたびにせつなちゃんの話ばかりするし、みんなせつなちゃんが心から大好きなんだねぇ」 「ほ、本当に……?」 それを聞いてなんだか胸が熱くなってくる。悲しい苦しい感情も和らいでくる。涙も自然に止まっていた。 「さて今日はそろそろ店じまいかな? あ、そうだせつなちゃんにこれあげるよ!」 「え?」 そう言って店をたたみ始めようとするカオルちゃんは、そのワゴンカーの中から何かを取り出してきていた。 「はい、おみくじの当たり。まぁこの店を閉め始めるから『今は』ドーナツもらえないけど、帰ったらいいことあるかもね」 「え、えぇ……?」 わたしはまたも困惑し、そして不思議に思いながらもそれを受け取った。でも確かに縁起は良さそうかもしれない。 それにすごく元気になれた。ここに来てよかった。 「ありがとうカオルちゃん。おかげで気分が晴れたわ。じゃあまた!!」 そしてわたしはそのままその場から走り始めた。走る意味もなかったけど、やっぱり気分がいいと心が躍る。わたしはそのまま家へと向かったのであった。 「青春だねぇ……」 カオルちゃんは走り去るそう呟いていた。 ちなみにその時のわたしは知る由もなかったけど、実はカオルちゃんのワゴンカーにはある人物が隠れていたのである。 「ふぅ、やっとみんな行ったよぉ。まさかみんな来るなんて思わなかった。でもせつな、そんなに心配させちゃってたんだね。だからこれは絶対にうまくやらないと!!」 そしてその声を発した人物に向かってカオルちゃんも笑顔で声をかけていた。 「そうだね。ラブちゃん!!」 ★★★★★★★★★★ 「ふぅ……」 カオルちゃんのドーナツショップを後にして、数時間後。既に空は暗くなっていた。 晩御飯も食べ終わって、寝間着にも着替えている。そして窓の外の柵にもたれかかりながら夜空を眺めていた。 「せ~つな!!」 「ラブ……」 そんな時、後ろからラブの声がした。わたしたちの部屋は窓の外で繋がっているので、きっと自分の部屋からここに来たのだろう。 「せつな、隣いい?」 「えぇ……」 そしてそのままラブはわたしの横へとやって来て、そのまま一緒に柵にもたれかかる。朝まではラブの事を思うと胸がざわざわしたけど、隣にいてくれるとやっぱり落ち着く。 実はラブは夕食の直前になってようやく帰ってきていた。流石に帰りが遅すぎたから、ラブのお母さんは少し怒り気味だったけど、お父さんは夕食に間に合ったからいいじゃないかと場を濁していた。 そうしてそのまま一緒にご飯を食べて、ふたりが順番ごとにお風呂に入って、今に至るわけである。ラブも既にパジャマを着ていた。 「…………ふう」 横並びになりながら、二人でゆったりと風に当たる。 そして少し時間が経ったタイミング、わたしはラブに向かって思っていたことを話しかけようとした。 「ラブあのね……」「せつなあのね……」 「「あっ」」 だけど、ラブと言葉がかぶってしまった。 「せ、せつなからどうぞ」 「え、えぇ」 そして何とも言えない空気の中、先にラブが話すことを譲ってくれた。 「ラブ、わたしね。すごい怖い夢を見てたんだ。ラブに見放される夢、ラブがわたしから去っちゃう夢をここ最近ずっと見てた」 そしてわたしは夢の事を話した。ただそれについてはすぐにラブが反論してくれた。 「わたしが、そんなことするわけないよ」 ラブはそうやって力強い言葉で返してくれた。 「うん、分かってる」 分かっていると言いながらやはり心配していたわたし。でもその言葉を聞いてすごくうれしくなる。 この時のわたしは知らないけど、ラブはこの話を二回聞いている。だからこそ私を安心させるため、すぐに返してくれたんだろう。 「わたしは昔悪いことしてたから、みんなは心の中でどうなのかなって思い悩んじゃってね。でも杞憂だったわ。だってイースのわたしもラブは受け入れてくれた。そしてそれを考える今のわたしの姿をみんなは認めてくれてる。それに気づかされたの。だからもう大丈夫」 勝手に悩んで、勝手に自己完結して、なんだかよく分からない。そんな自分が気恥ずかしくなり、ぽりぽりと頬をかいていた。 するとラブはそんな様子のわたしを見て、急いで自分の部屋に戻って行った。そしてなにか大きな箱を持ってきていた。 「ラ、ラブ、それは……?」 「あんまり自信はないんだけど、開けてみて」 「うん……」 そしてわたしは言われるままにその箱を開けた。 「あ!?」 それを見てわたしは声を出して驚いていた。そしてその中身の物を手に持って取り出した。 「ドーナツ……」 それはドーナツだったのである。少し崩れていたり、ちょっと焦げてたり、穴の形が歪な部分もあるけど美味しそうなドーナツが箱に入っていたのである。 「えへへ、下手くそでごめんね。実はこれ、カオルちゃんから作り方教わってたんだ」 「カオルちゃんから?」 それを聞いて、ラブが最近朝早くに出かけていく理由が分かった。 「もしかして最近よく出かけてたのって……」 「そう、カオルちゃんからドーナツの作り方を教えてもらってたんだ! せつな、ここの所、元気なかったから何かサプライズで送ろうかなと思ってたの」 「そうだったの……」 「でも結果的に余計にせつなに辛い思いさせちゃってたね。ごめんなさい」 ラブはそう言ってそのまま頭を下げて謝っていた。でもわたしはすぐに頭を上げるように言った。 「顔を上げてよ、ラブ。わたしがただ自分で落ち込んでただけだから。それにわたしすごく嬉しいわ。味もすごく美味しそうだしね」 そしてわたしはそのままドーナツを口にした。カオルちゃんの特製ドーナツとはまた違う味。ほんのり甘くてわたしを包み込んでくれる優しさに溢れた味だ。何よりもラブの愛情を感じてすごく幸せになれる。 「うん、美味しいわ!!」 「よかったぁぁ~~!! せつなの幸せ、ゲットだよ!!」 そんなわたしを見て、ラブは子供みたいに大はしゃぎしていた。 そしてふとさっきカオルちゃんにもらったドーナツの当たり券を思い出した。 「まさか当たりのドーナツがこんなタイミングでもらえるなんてね……」 思い出したことに思わず笑ってしまう。 「せつな、何か言った?」 「うぅん。なんでもないわ。それよりもラブも食べたら?」 「うん、なんだが自分で作ったから変な感じだけど。いただきます!!」 そうして、わたしたち二人はドーナツを食べながら、しばらくの間、おしゃべりに興じるのであった。 ★★★★★★★★★★ 『ここは……』 気づくとわたしは、暗闇の中にいた。 そしてどこを見渡しても、視線の先には闇が広がるばかり。 だけどそんな疑問はすぐに分かった。これはいつも見るあの夢だ。 そう考え始めた時、突然地面から黒くドロドロしたものが湧き上がってきた。そしてそのドロドロは『イース』へと変わった。 それはまたわたしを睨みつけて言葉を吐き出す。 『いくら桃園ラブと仲良くなったからって、わたしの行いが消えるわけではない。それを分かっているはずだ』 『えぇ、そうね』 わたしは彼女の言葉に淡々とそう返す。だがその態度がイースの癇に障ったようだ。 『ならなぜそんな清々しい目をしている? なぜいつものように怯え、恐怖し、後悔しないんだ。わたしはこれまでどれだけの事をしたか分かってるのか?』 そう言うと、イースは口を歪ませる。そして懐から取り出した四葉のアクセサリーを地面へと投げ捨てて、そのまま踏みつぶした。しかし、わたしは動じなかった。 『どれだけの事をしたか。そんなことわたしは『イース』だから分かってるわ』 そう言うと目の前のイースは汗を流して、少し後退しながら動揺していた。 『なぜ、お前はいつもわたしを否定したのに。お前は東せつな、ラビリンスを裏切った愚か者だ』 しかし、その言葉にめげずに彼女に近づく。 『そう、わたしはラビリンスを裏切った東せつな。それも間違ってない』 『く、来るな!! お前は、お前は!! うぐ?』 そしてわたしはそのまま彼女の懐に近づくと、手からあるものを取り出していた。そしてそれをイースの口元に与える。 『あ、甘い……』 彼女に与えたもの。それはラブがくれたドーナツであった。 『夢の世界だし、思ったらなんでも出来るみたいね。どう? ラブの作ってくれたドーナツは?』 そして少し微笑みながらイースに問いかけた。 『すごく美味しい。とてもとても』 すると言葉を吐きながら涙をぽろぽろと流し始めていた。わたしはそんな彼女を抱きしめた。 『わたしは東せつな、そして確かにイースよ……』 言葉を紡ぐと、わたしの姿はイースの姿へと変わりゆく。 『そしてキュアパッション……』 さらに姿はキュアパッションの姿へと変わった。 『ラブ達はこんなわたしたちを全部受け止めてくれた。悪いことをするわたし、後悔するわたし、プリキュアとして戦うわたし。そんなわたしたちを好いてくれた。それはもう分ってたんだ』 言葉を続ける。 『わたし(イース)がいなければ、わたし(東せつな)もわたし(パッション)もいない。これがわたしなんだ。だからわたしはあなたを否定するのはやめる。あなたもわたしなんだから、わたしのことを……』 その言葉をこぼした瞬間、イースは涙を流し始める。 『恐かったんだよね、だってわたしも恐かった。でも大丈夫、ラブ達は絶対に……。こんなに美味しいドーナツも作ってくれたしね』 『うん』 イースはそう答えると、体が光り始めて、光の粒になっていく。そしてそれがわたしの中へと入って来た。 そしてわたしの姿は東せつなへと戻り、そのまま辺りは光に包まれた。 ★★★★★★★★★★ 「はいはい!! 四人とももっとキレよく!! 動きが硬いわよ!!」 今日はみんなでダンスの練習をしていた。ミユキさんの指導のもとで特訓をしているのだ。 「ふぅ、疲れたぁ!! ダンス大変だよぉ」 「ラブったら、情けないわよ」 「でもわたしもくたくたかも」 「確かに疲れるわね」 わたしも含めて、みんなダンスの練習で息が上がっていた。でもやっぱり四人で一緒にやるのは楽しい。 あれからあの夢は見なくなった。そして変わらない日常が続いている。自分の何かが吹っ切れたからなのか、それはよく分からない。 けど、あの夢の事は忘れてはいけない。自分の中にいる自分(イース)のために。そしてみんなのわたしへの思いのために。 ふと、休憩をしながら、そう考えていたその時だった。タルトが私たちに声をかけてきた。 「大変や!! ナキワメーケが出たで!! みんな出番や!!」 「みんな、いくよ!!」 「「「えぇ!!」」」 そしてラブの一声。わたしと美希とブッキーは声を返した。 そのままわたしたちは変身する。 「ピンクのハートは愛あるしるし! もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」 「ブルーのハートは希望のしるし! つみたてフレッシュ、キュアベリー!」 「イエローハートは祈りのしるし! とれたてフレッシュ、キュアパイン!」 「真っ赤なハートは幸せのあかし! うれたてフレッシュ、キュアパッション!」 「「「「フレッシュプリキュア!!」」」」 わたしは今日も、みんなとともにこの町のために、プリキュアとして戦うのだ。
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ステルスちゃんぽんっす 会場:http //tenhou.net/0/?36866930 予選 日時:8/3(本日) 19 00~22 30 東風喰アリ赤 その他天鳳標準ルール 連続3戦の最大合計得点上位3名+特別枠1名が決勝進出 ただし規程戦数を満たした人が24名以上いる場合は上位6名+特別枠2名で準決勝を行います 準決勝は東風1戦、各卓上位2名が決勝進出となります 特別枠:予選各対局ごとに1度も放銃しなかった人にステルス枠として1ポイント加算します 例:全員ツモ和了で終了した場合、放銃者0のため全員に1ポイント加算 .全員が1度ずつ放銃して終了した場合、ポイント加算なし ポイント上位1名(準決勝開催時は2名)を特別枠とします 同率の場合は連続3戦の最大合計得点が上位の方を優先します 特別枠と連続3戦の最大合計得点上位が重複した場合は特別枠の次点者を繰り上げます 各卓終了後、ポイント加算対象者は牌譜とともにチャットもしくはこのスレで申告をお願いします 該当者が複数名いる場合は一緒に申告しても構いません 決勝:東南喰アリ赤 その他天鳳標準ルール ランキング(公式・プラス成績のみ) http //tenhou.net/sc/?C3686-sc3m ランキング(全員) http //www30.atpages.jp/mojan/dbspranking_all.php?l=C3686 d=3 s=2 c=3 役満 http //tenhou.net/sc/ykm.html?C3686 順位 通算得点 平均得点 対戦 1位/2位/3位/4位 平均順位 プレーヤ名 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 160.0 53.33 3 3/ 0/ 0/ 0 1.00 玄米 2 153.0 51.00 3 3/ 0/ 0/ 0 1.00 北上 3 149.0 49.67 3 3/ 0/ 0/ 0 1.00 野依プロ 4 134.0 44.67 3 3/ 0/ 0/ 0 1.00 聖母ちかちゃん 5 120.0 40.00 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 大友焔 6 101.0 33.67 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 おちゃめがね 7 95.0 31.67 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 逆境しずもん 8 83.0 27.67 3 2/ 0/ 1/ 0 1.67 雑用@清澄 9 76.0 25.33 3 2/ 0/ 0/ 1 2.00 そろそろいれろよ 10 75.0 25.00 3 2/ 0/ 1/ 0 1.67 メゲルーワ 11 66.0 22.00 3 1/ 2/ 0/ 0 1.67 トキ 12 61.0 20.33 3 1/ 2/ 0/ 0 1.67 一緒に楽しもうよ 13 54.0 18.00 3 1/ 2/ 0/ 0 1.67 Takei久 14 43.0 14.33 3 1/ 1/ 1/ 0 2.00 あったか~い 15 36.0 12.00 3 1/ 1/ 1/ 0 2.00 うむっきー 16 32.0 10.67 3 0/ 3/ 0/ 0 2.00 槓々和 17 21.0 7.00 3 0/ 3/ 0/ 0 2.00 まつみゅう 18 6.0 2.00 3 1/ 0/ 1/ 1 2.67 オメガモン 19 5.0 1.67 3 1/ 0/ 2/ 0 2.33 国広一(非露出) 20 -2.0 -0.67 3 1/ 0/ 2/ 0 2.33 hizihizi 21 -8.0 -2.67 3 1/ 0/ 1/ 1 2.67 ネリネリネーリネ 22 -28.0 -9.33 3 0/ 1/ 2/ 0 2.67 喘原はやり 23 -45.0 -15.00 3 0/ 1/ 1/ 1 3.00 愛宕シルク 24 -46.0 -15.33 3 0/ 1/ 1/ 1 3.00 御団子塞ちゃん 25 -64.0 -21.33 3 0/ 1/ 0/ 2 3.33 百鬼もこ 26 -109.0 -36.33 3 0/ 0/ 1/ 2 3.67 玄の契約者 特別枠 8ポイント おちゃめがね そろそろいれろよ 7ポイント 北上 6ポイント 野依プロ 5ポイント 喘原はやり 4ポイント 一緒に楽しもうよ 3ポイント 聖母ちかちゃん 雑用@清澄 トキ うむっきー 槓々和 国広一(非露出) hizihizi 2ポイント 玄米 大友焔 逆境しずもん あったか~い まつみゅう オメガモン 1ポイント メゲルーワ Takei久 ネリネリネーリネ 御団子塞ちゃん 百鬼もこ 小瀬川白身 特別枠1位はおちゃめがねさんでした! おめでとうございます! 準決勝 大友焔 おちゃめがね 玄米 喘原はやり http //tenhou.net/0/?log=2013080322gm-0001-13686-714cb38e tw=3 野依プロ 逆境しずもん 北上 そろそろいれろよ http //tenhou.net/0/?log=2013080322gm-0001-13686-59d722df tw=2 決勝戦 喘原はやり おちゃめがね 北上 そろそろいれろよ http //tenhou.net/0/?log=2013080323gm-0009-13686-c7a0d320 tw=3 優勝はそろそろいれろよさんです!おめでとうございます! チャットログ txt
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有閑ラプソディー10 撃破対象 オークヒーロー 難易度 ★★★★★★★★★ 制限時間 30分 報酬 9000Zeny 目的地 フレイヤ逆尖塔 登場モンスター キラーアントオークオークチーフハイオーク 固定報酬 クエスト報酬 アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名 ドロップ武器 マン グランドクロス ペオズ グランドクロス ペオズ ガンバンテイン)ウィン ブラッディロア ドロップカード キラーアントオークハイオーク 木箱 アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名アイテム名 名前 コメント
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仕事が激務すぎて、いろいろと有頂天だった1週間を終え、 日曜日は目が覚めたら、アトランティカと決めていた俺に 超絶な朗報が舞い降りてきました。 緊急メンテナンスorz ってことで、エースオンラインなるゲームをDL中。 http //aceonline.arario.jp/ 暇つぶし程度にやってみる予定・・・。 しかし、黄金龍のローブ4つが完成したと思って、 別の装備を2個仕込んで製造放置してて、 仕事から帰ってきたら、巻き戻ってたらしく 7日(土)の朝に、再び製造放置して出勤し 帰って来て、リーグやっただけで疲れて寝るために製造放置して・・・ 俺の黄金龍のローブ4個はいつになったら完成するのでしょう?wwwww 名前 コメント
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