約 517 件
https://w.atwiki.jp/jap0/pages/177.html
問題 わたしたちが、テープレコーダーのような音声記録装置に自らの声(姿)をはじめて記録し再生したときに、それを自身の声(姿)として容易に受け入れることができないことは、よく知られている。このことは、写真装置が出現した当初、人々が自らの肖像写真にとまどいを持ったことと同様である。 わたしたちの声は、咽頭から耳骨の回路をとおって自身の耳に伝わる。その声を、自身の声として認識してきたわたしたちにとって、耳骨の回路を介さないテープレコーダーの声は、音色が異なって聞こえる。 鏡像、あるいは自己の頭蓋に共鳴する声は、わたしたちにイマジネール(注1)な自己像を与えてきた。そして日常的には、このイマジネールな自己によってわたしたちは外界を対象化してきたのである。しかし、声のレコーダー(記録装置)そして写真装置は、イマジネールな自己像を抹殺してしまう。写真装置というメディアが「嘘をついているからでなく、その痕跡保存(証拠保全)の機能が鏡像段階を骨抜きにしてしまうからである」。「別の言葉でいえば、骨抜きにされたのは魂(心)それじたい」(キットラー)(注2)なのだ。 絵画も文学もイマジネールな肖像を描く。写真装置は、身体を欠落させた心や魂を映し出しはしない。しかし、写真装置は、それを見ることなく眼を閉じた自己の姿をも与えてくれるのである。文字テクストに世界を還元する近代的主体は、写真装置によって解体を準備されていたといえるかもしれない。【 a 】、写真装置によって対象世界を捉えようとする撮影者のまなざし(主体)は、特権的な場を与えられつづけてきた。兵器システムによって対象を撃つように、写真装置を対象にむけている主体として特権化されている。 ところで、対象物を記憶するということでは、写真装置(フォトグラフィック・カメラ)からデジタル写真装置(デジカメ)へはほとんどつなぎ目のないまま連統しており、写真装置の持っていたさまざまな意味は、そのままデジタル写真装置へと引き継がれているように思える。しかし、さほど単純なことではない。 両者のちがいのひとつは、ひとことでいえば、写真装置(フォトグラフィック・カメラ)が光学的な記録(記憶)装置であり、その画像は、印画紙に光りをあてることで得られるということである。 他方、デジタル写真装置は、印画紙という物質を必要としない。これはデータによる記憶装置子そのものである。それは写真装置(フォトグラフィック・カメラ)に内在していた記憶装置という特性をより特化したものとなっている。繰り返すが、デジタル写真装置の記憶は、写真装置(フォトグラフィック・カメラ)とは異なって、物質ではなくデジタルなデータである。通常、デジタル写真装置によって得られた画像はコンピュータを介してプリントされ、紙として物質化される。 デジタル写真装置は、いわば【 1 】であり、そうした意味では、すでに見てきた写真装置と同様に、イマジネールな自己像を消し去るものである。さらには、現像処理などの時間も必要とせず、瞬時に画像が出現するとともに、物質性すら持たないがゆえに、いちだんと主体や自我のゆらぎを促進するものとなる。 シュート(撮影)する主体はどうだろうか。デジタル写真装置の記憶は、信号化され、多くの著合、コンピュータ自体に、あるいはコンピュータを介してCDなどきまざまなメディアに保存される。通常、それらの画像は、モニタの上で見られるだけで、多くの画像はプリントアウトされずにデータ保存されるのみである。コンピュータが日常化するにつれ、わたしたちはさまざまな記憶をコンピュータにあずけるようになった。その結果、コンピュータはわたしたちの外化した脳だというメタファーがたびたび語られた。【 b 】、テジタル写真装置で撮影された膨大な画像(イメージ)は、外化された脳であるコンビュータに記憶され、時折、その記憶をまさぐるように、検索・確認されることになる。このことによって、撮影者もまた自ら撮影した図像の記憶を自身の中にとどめることをホウキし、そのことをコンピュータにあずけてしまう。記憶を「他の客体に転写」してしまうのである。その結果、シュートしたという身体的記憶すらも暖味なものになってしまうのではないか。 写真装置(フォトグラフィック・カメラ)によって得られた画像 =写真(photograph)には、かすかにであれ、「書く=graph」ことの意識が残されていた。ファインダーをのぞく行為もそのひとつである。 photo とは「光」のことであり、光によるグラフ(書)がフォトグラフということになる。暗室で印画紙を現像液に浸すと、銀の粒子がしだいに酸化し黒い画像が現れる。銀の粒子の実跡には、遠い記憶としての「書く」ことを想起させるものがある。 graph (グラフ、書く)と似た言業に、glyph (グリフ・絵文字)がある。古代におけるglyph の語は、石に刻みつけるという強度の身体的な行為の記憶とともにある。イタリア語経由の英語、フランス語のグラフィティ (grafiti)には、落書きの意味もあるが、「識刻画」という意味もあり、やはり刻み込むという行為に結びついている。graffio(グラフィオ)は、「ひっかくこと」。いずれも、かつては書くことがかなり強度のある行為にかかわっていたということだ。 しかし、信号化されたデジタル画像に「書く」という身体性はいささかも残されていない。言葉としても「デジタル・フォトグラフ」といういい方はあまり一般的ではなく、「デジタル・フォト」といっている。 デジタル写真装置のもっとも日常的なものは、すでにふれたように、携帯(電話)やスマートフォン (スマホ)に装備されたものである。3携帯に装備されたデジタル写真装置での撮影は、これまでの写真装置による撮影とはまったく異質な身体的経験となっている。このことは、「ファインダー」をのぞかずに対象を撮影することとかかわっている。対象物にむけて片手でスマホをかざして撮影している人々の光景がそのことを示している。 【 c 】、携帯にかぎらず、デジタル写真装置で対象を撮影する場合、ファインダーをとおして対象物をみることはBカイムではないが、通常ほとんどない。一眼レフタイプのものには、ファインダーが用意されている(それはかつての写真装置のまなざしを残そうとしている)が、多くのものにはファインダーそのものが存在しない。この場合液晶モニタをとおして対象を見ることになる。ファインダーで対象を捉える場合、それは撮影者の眼(眼球)と接しているために、撮影者の視線(まなざし)となる。したがって、撮影はまさにシュートするという表現が使われることになる。しかし、デジタル写真装置(デジカメ)のモニタを見ながらの撮影は、デジカメと眼(眼球)との関に距離がある。つまり、撮影者の眼は、デジカメのまなざしをコントロールしているといったほうがいいだろう。こうした行為は、すでにシュート(狙い撃つ =撮影する)ということからいささか乖離している。【 d 】、「コピー」する行為にちかいかもしれない。 実際、デジカメはコピー機のように使われることが少なくない。書店で雑誌情報を携帯電話のデジカメでコピーする人が出てきたために、書店はこれを「デジタル万引」と呼び、禁止するようになった。このことからもわかるように、デジカメはコピー、あるいはスキャニングといった行為と見分けがたくなっているのだ。資料をメモすることなく、デジカメでコピーすることが、すでに不自然な行為ではなくなっている。 その結果、かつての写真装置(フォトグラフィック・カメラ)によるシューティングという撮影者の主体の特権性は希薄化していくことになる。古くから残されてきたグラフという身体的行為は、コピーという身体性を失ったものにむかう。また、デジカメによる画像はコピーとして無限に転送することが可能になる。 ファインダーで対象を見ることと、モニタで対象を見ることには、また決定的なちがいがある。ファインダーの場合、撮影者は対象をガラスあるいはレンズをとおして直接見る。しかしモニタを見るということは、【 2 】として見ることである。デジカメのモニタはいわば外在化された、あるいは客体化された網膜であり、その調膜に結ばれた画像を撮影者は追認しているのである。また、わたしたちは、対象を物体として見ているのではなく、モニタの「光の束」として確認しているだけなのである。 一眼レフのデジタル写真菱置を使う、いわゆる職業的なカメラマンでも、その装置をパソコンに接装し、カメラではなく、大きなパソコンのモニタで画像を確認し、パソコンのキーボードでシャッターを切るという作業をしている場合も少なくない。こうした作業は、被写体(対象物)に背をむけてバソコンのモニタを見ているといったことも日常的になっている。 したがって、わたしたちの画像の記憶は、わたしたちから離れ、「光の束」の信号として保存されているにすぎない。してみれば、デジタル写真装置は、一方でかつての写真装置と同様、わたしたちのイマジネールな自己像 (近代的主体や自我とかかわる)を崩壊させるとともに、他方その撮影主体のまなざしをも消失させ、さらには対象世界を物質ではなく「光の束」へと還元してしまったとえるだろう。 (柏木博『視覚の生命力』による) (注1)イマジネール……imaginaire (フランス語)。想像の、架空の、の意。 (注2)フリードリヒキットラー(一九四三~二〇一一)……ドイツの評論家。 問十三 傍線部A・Bにあてはまる漢字二字を、それぞれ記述解答用紙の問十三の欄に楷書で記入せよ。 問十四 空欄 a ~ d に入る語をそれぞれ次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。ただし、同一の語が重複することはなく、選択肢には本文に入らない語も含まれている。 イ たしかに ロ ところが ハ とはいえ ニ むしろ ホ もちろん 問十五 傍線部1「写真装置は、それを見ることなく眼を閉じた自己の姿をも与えてくれる」とあるが、その説明として最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ 目をつぶれば鏡に映る自らの姿を見ることは不可能となるが、記憶装置はそれを可能にし、それまでの自己認識にゆらぎを与えるということ。 ロ 写真装置はテープレコーダーと同様に自己認識を破壊するが、同時に普段は気付きにくい本当の自分の姿を、自己の心の中に想像させるということ。 ハ 記憶装置としての写真装置は身体を欠落させた心を見ることなく、解体された自己像を基準に対象を捉えることで、自己の理想像を示すということ。 ニ 写真装置の登場は自己自身を身体と心に分けて認識していた近代的主体に対して、心身を一元的に把握する、新しい自己認識を切りひらいたということ。 ホ 鏡像によって成立するイマジネールな自己像は、近代的主体として文字テクストに世界を還元するが、身体としての自己を自己自身の眼では見られないということ。 問十六 傍線部2「さほど単純なことではない」とあるが、それはなぜか。その理由として最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ 印画紙という物質によらずに、光学的な記録装置として記憶を純化するデジタル写真は、イマジネールな自己像を擁護しないから。 口 両者は同じ写真装置であっても、デジタルの場合は物質性を持たないため、イマジネールな自己像の解体をより一層加速させてしまうから。 ハ 印画紙を不要とする構造のため、同じ写真装置でも対象のゆらぎをもたらすデジタル写真は、コンピュータに身体を委ねるのに等しいから。 ニ 両者の機能は連続しているように見えるが、物質性を必要としないデジタルの場合、必要以上に記憶装置としての性質を際立たせてしまうから。 ホ デジタル写真のデータは信号化されてコンピュータに保存されるため、主体の身体を媒介することなく、純粋な記憶として保存されてしまうから。 問十七 空欄【 1 】に入る語句として最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ 完極の写真装置 ロ 信号化された記憶 ハ 主体の転写装置 ニ 物質化された記憶 ホ 純粋な記憶装置 問十八 傍線部3「携帯に装備されたデジタル写真装置での撮影は、これまでの写真装置による撮影とはまったく異質な身体的経験となっている」とあるが、それはなぜか。その理由として最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ デジタル写真の撮影は身体性を欠落させて撮影するため、自己の判断や思考が希薄なまま対象を選択し記憶する行為になるから。 口 片手でスマホをかざすという行為が、従来の写真撮影の持つ強度の身体性とは別次元で対象に接近し画像を切り取る行為だから。 ハ 撮影者は液晶モニタをとおして対象を見るため、ファインダーをのぞきながら撮影するときの身体性から主体が乖離してしまうから。 ニ ファインダーをのぞかずに液晶画面をとおして対象を提えることは、撮影主体のまなざしを欠落させたまま複製を生み出すような行為だから。 ホ 対象をファインダーからのぞくのとモニタで確認するのとでは眼球と対象との距離が異なり、撮影することの意味が変わってくるから。 問十九 空欄【 2 】に入る最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ 対象をあらかじめデジタル画像に変換されたもの 口 対象を投影した画像から主体を消去したもの ハ 対象を客体化しデジタル画像と交換されたもの ニ 対象を撮影者の網膜を通さずに転写したもの ホ 対象をデジタル画像に置き換えて追認したもの 問ニ十 傍線部4「わたしたちの画像の記憶は、わたしたちから離れ、「光の束」の信号として保存されているにすぎない」とあるが、その説明として最も適切なものを次の中から一つ選び、解答欄にマークせよ。 イ 被写体に背を向けてモニタを確認することは対象を直接肉眼で捉えることにはならず、撮影者の記憶から経験としての撮影の意味が欠落し、デジタル画像として保存されるコンピュータに人間が従属してしまうということ。 口 デジタル写真装置による撮影は、撮影者の身体性のみならず対象の物質性をも喪失させる行為であり、モニタ上の画像は単なる光学的な現象となって、対象への認識や過去の記憶をわたしたちから奪ってしまうということ。 ハ イマジネールな自己像に支えられた人間の記憶が自我を構成しながら世界を成り立たせていたが、デジタル写真による撮影は被写体を光学的な情報に還元するだけで、ともすれば撮影者の個性や自分らしさも奪いかねないということ。 ニ 客体化された網膜であるモニタを見ることは、ファインダー越しに対象と対話しながらシャッターを切る一回的な経験とは異なり、対象を見るともなく画像の信号を蓄えていくだけで、撮影者に虚無感を与えることになるということ。 ホ 外化した脳であるコンピュータに記憶をあずけることは人間の本能に反する行為であり、デジタル信号に変換された情報だけが蓄積されてしまうと、結果として大切な思い出や記憶が単なる出来事の記憶のように書き換えられてしまうということ。 解説 https //www.youtube.com/watch?v=-5jjHfOrlxw
https://w.atwiki.jp/shinkomatome/pages/26.html
用語解説 非破壊検査とは? 非破壊検査(NDI:Non-Destructive Inspection)とは素材、機器、構造物の品質管理や品質保証の手段として用いられる方法で材料、製品、構造物などの種類のいかんにかかわらず、試験対象物を傷つけたり、分離したり、あるいは破壊したりすることなしに欠陥の有無とその状態、あるいは対象物の性質、状態、内部構造などを知るために行う試験全体を指していう言葉です。原子力発電所からビル、鉄道、橋、地中埋設物にいたる社会資本すべてが対象です。対象内へ放射線や超音波などを入射して、内部のきずを検出したり、表面近くへ電流や磁束を流して表面のきずを検出したりする方法に大別される。配管内部の腐食などの検査も非破壊検査に含まれる。この試験を行う主な目的を大きく分類すると、①製造技術の改良 ②製造コストの低減 ③信頼性の向上の3点です。主な非破壊検査方法は目視検査,放射線透過検査,超音波探傷検査,磁気探傷検査,浸透探傷検査,渦流探傷検査,ひずみ測定,漏れ 試験,アコースティックエミッション(AE),赤外線検査法等があります。 超音波探傷とは? 超音波探傷検査とは非破壊検査の一種である。人の耳で聞くことができる音波よりも周波数の高い超音波を利用して,材料の内部の欠陥を検出する方法。周波数0.5~10MHz程度のものが用いられている。そもそも超音波とは、私たち人間の耳では聞くことができない高い音のことである。人間は通常、約20Hz(ヘルツ)~20KHz(キロヘルツ)の周波数を聞くことができる。 人間が聞くことができない20KHz以上の音波のことを、総称して超音波と呼ぶ。方法には反射法、透過法、共振法があるが、現在用いられているのはほとんどパルス反射法と呼ばれるものである。パルス発信器から発生した超音波パルスを探触子から発信し、その一部が内部の欠陥に反射され、その反射波が探触子に受信されて高周波電圧に変換し、その後、受信器を経由してブラウン管で表示することにより、欠陥の存在位置及び大きさの程度を知る検査である。金属材料と非金属材料で使用が可能であり、また表面の欠陥も検知できる。 浸透探傷検査とは? 浸透探傷検査は、材料の非破壊検査法の一種である。材料表面に開口した傷を探し出すことができる。吸水性の良いものやポーラスなもの以外のほぼ全ての材料に使用できるが、検出できるのは表面の開口している傷のみである。この浸透探傷検査は、5つのステップで行われる①前処理。表面開口きず中への液体の浸透を妨げる塵埃、油脂類又は液体などを除去するため、あらかじめ、石油系溶剤、有機系溶剤などにより洗浄する工程である。②浸透処理微細。な欠陥を持つ試験体に対して、人の目で知覚しやすい色(染色浸透液)や、輝き(蛍光浸透液)を持たせた液体をきず内部に浸透させること。③洗浄処理。浸透処理が終了した時点で試験体表面に付着している余剰浸透液を除去する工程。④現像処理。きず部分に浸透し保持されている浸透液を、毛細管現象を応用して浸透液を表面に吸い出す工程である。⑤観察。現像剤によってきず内部から吸い上げられた浸透液は試験体表面の現像被膜上に指示模様として現れ、その模様を目視観察し、傷の存在を知る。 磁粉探傷検査とは? 磁粉探傷検査とは、材料の非破壊検査法の一種で、英語でMTとも呼ばれる。強磁性体の材料のみ検査可能で、材料表面の開口欠陥と表面直下の欠陥を探し出すことができる。鉄鋼材料などの強磁性体を磁場の中に置くと、磁化された材料は材料の両端以外の連続した部分では普通に材料内部に磁束が通り何も発生しないが、表面や内部に磁束を遮断する欠陥があると、欠陥の両端に磁極が現れ磁束が表面空間に漏洩する。この部分に鉄粉または着色磁粉・蛍光磁粉などの検査液をかけると磁極に吸引されて磁粉模様が形成され、欠陥の幅が拡大され容易に欠陥の存在を見ることができる。この磁粉探傷検査を利用するメリットは、①強磁性体の表面に開口した割れ状の欠陥の検出性能が優れている点。②磁粉探傷試験を適用した場合には表面近傍の欠陥も検出できる点。この2点があげられる。一方でデメリットは、①適用できる材料が限られており、磁石に吸着される鉄鋼などの強磁性体に限定される点。②電磁石などを用いて試験体を磁化する必要があるが、溶接継手の部位によっては適切に磁化ができない点。が考えられる。 渦流探傷とは? 渦流探傷検査とは、材料表面に渦電流を流して、材料に発生する電磁誘導の変化から検査対象の傷とその深さを検出する検査法のことである。プローブと呼ばれる電磁石を用いた機器で、検査対象の表面状態を検査します。材料の上にコイルを置き、このコイルにある周波数の交流電源を流すと、コイルに磁界が誘起され、その磁束を材料の表面に直角に当てると、表面に流れる向きが変化する渦電流を発生させる。その渦電流から向きが変化する磁界が発生して、その磁束がコイルに入りコイルに電流が誘起され(反作用電流)それによりコイルに流れる電流が変化する、この電流の変化をインピーダンスの変化に変換し指示することによりクラックを検出する。使用方法は、ボルト・ナットなどの良否判定や異材判別、金属部品の表面欠陥の検出などに使用されます。特徴としては①検査結果が直接に電気出力として得られる為自動化できる②非接触式なので検査速度が速い③形状が単純な物でないと適用できない等がある。 放射線透過検査とは? 放射線透過検査は非破壊検査の一種で、放射線を材料に照射し材料内部を透過させて、それが材料背後にある写真用フィルムや蛍光板に感光し投影することにより欠陥や構造を調べる検査である。X線装置から照射されたX線が試験体を透過するとき、試験体の中に空洞のようなきずが存在するとその分だけ透過する厚さが減少し、逆に透過するX線の量が増え、フィルム濃度が濃くなる。フィルム上で健全部ときずの部分の濃度差からきずの存在と大きさを知ることができる。検査方法としては直接撮影法と間接撮影法と透視法があるが、通常の方法としては直接撮影法が使用される。検査の一般的手順は①放射線を照射する装置から通常50cmから1mの距離に材料を置く。②フィルムを装填したカセットを材料の背後に密着させる。③放射線を照射して適正な時間の露出をフィルムに与える。④その後フィルムを暗室で現像処理する。シャウカステンと呼ばれる観察器の上で観察して、通過像の濃淡模様から内在する欠陥を判断する。 歪みケージとは? ひずみゲージ またはストレインゲージは、物体のひずみを測定するための力学的センサーである。ひずみ測定を利用して間接的に、応力計測や荷重計にも用いられる。ひずみゲージは長さの物理量を"100万分の1"の変化レベルを容易に測定できる極めてユニークなセンサーである。 1938年にアメリカにおいて"Simmons Ruge" により考案されたものだ。このひずみゲージは一般的には馴染みが薄い「金属・ゴム・プラスチック・セラミック等」の各種材料の応力/ひずみ測定による物性評価に利用されているが、このひずみゲージによる測定の原理を知ることで専門的な知識なしでより身近な問題に対する解決手段として利用できる。構造としては、薄い電機絶縁体上に格子状の金属(抵抗体)が取り付けられたものとなっている。ひずみゲージはこの金属が伸び縮みすると抵抗値が変化するという原理を応用されている。 TOFD法とは? TOFD法(Time Of Flight Diffraction)は、超音波ビームの広がりの大きい送信と受信の一対の探触子を向かい合わせで平行走査を行い、きずからの微少な解析波を受信して断面を映像化(Dスコープ)し、評価する手法です。受信された探傷波形を積算していくことによってTOFD法特有の縞模様(円弧模様)画像が得られ、それら検出された模様の位置からきず位置、深さ及び高さなどを求めることが出来ます。TOFD法による超音波探傷の特徴として①きず高さの測定精度が高い②検査スピードが早くリアルタイムで、きず画像が得られる③内在きずと開口きずの識別が可能④検査結果の定量性、再現性が良く、きずの経年変化等の追跡調査に適する等が考えられる。また、広範囲での面探傷や高速での連続探傷、表・裏面の識別が可能であり、コーティングの剥離や非接触探傷のための水等の接触媒質が不要です。 赤外線サーモグラフィとは? 赤外線サーモグラフィ(英 thermography)は、物体から放射される赤外線を分析し、熱分布を図として表した画像、またそれを行なう装置である。ほとんど多くの場合非接触式と呼ばれ、測定対象物に触れることなく測定対象物からの赤外線放射を画像化し温度換算して表示するカメラの意で使われている。サーモビジョン、サーモビューワということもある。 赤外線サーモグラフィの特徴は大きく3点ある。第一に、面の温度分布として捉え、可視化情報として表示できる点。第二に、対象物から離れたところから、非接触で温度測定ができる点。第三にリアルタイムで温度計測ができる点である。また、サーモグラフィを利用するメリットとして、①広い範囲の表目温度の分布を相対的に比較できる。②動いているものや、危険で近づけないものでも、簡単に温度計測できる。③微小物体でも温度を乱すことなく温度計測できる。④食品、薬品、化学製品などでも衛生的に温度計測が可能。⑤温度変化の激しいものや、短時間での現象でも温度計測ができる等がある。 JCSSとは? JCSS (Japan Calibration Service System) とは、計量法に基づき、国際標準化機構 (ISO) 及び国際電気標準会議 (IEC) が定めた校正機関に関する基準 (ISO/IEC 17025) の要求事項に適合しているかどうか審査を行い、校正事業者を登録する制度です。 近年、「計測のトレーサビリティ」とは、「不確かさが全て表記された、切れ目のない比較の連鎖を通じて、通常は国家標準または国際標準である決められた標準に関連付けられ得る測定結果又は標準の性質」であると VIM (国際計量基本用語集) 1993 (JIS Z 8103 「計測用語」) に定義されています。このように不確かさによる評価がグローバルスタンダードになりつつあります。JCSSは、国際的な七つの機関が合同で編集した国際文書 (GUM) で認められた測定方法により不確かさの評価を行う事業者に対し、品質管理及び技術能力面での認定を与え、「日本の国家計量標準へのトレーサビリティ」 を確保する制度とも言えます。 フェーズドアレイとは何か □アレイ探触子(同義でフェイズドアレイプローブとも云われる)とは単に一筺体の中に個別振動素子が多数入っているものを言い、位相整合とは個別振動素子が連続的に振動する状態を指します。通常フェイズドアレイシステムは特殊な超音波探触子の使用を想定して作られています。その探触子は多数の個別振動素子(典型的には16~256個)から構成され、振動素子はプログラム化されたパターンで別々に発信のタイミングが制御されています。これらの探触子は様々なタイプのウエッジを用いて直接接触法、又は水浸法の検査で使用されます。その形状には四角形、長方形、円形があり、最も一般的な検査周波数は1~10MHzです。 有限要素法とは 有限要素法(ゆうげんようそほう、英語 Finite Element Method、FEM)は数値解析手法の一つ。 解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つである。 方程式が定義された領域を小領域(要素)に分割し、各小領域における方程式を比較的単純で共通な補間関数で近似する。 構造力学分野で発達し、他の分野でも広く使われている手法。 その背景となる理論は、関数解析と結びついて、数学的に整然としている。 探触子とは 超音波を発生又は受信する振動子を組み込んだセンサーのことをいいます。 超音波の発生原理は,圧電素子材料に高周波のパルス電圧を加え、素子のひずみ(振動)によって超音波を発生させます。 また、この圧電素子は外部から力が加わると電圧を生じる性質を持っており、超音波振動を電気信号に変えて受信を行うことができる。 垂直探触子の基本的な構成は、圧電特性を持つ振動子、前面板、ダンパが探触子ケースに収納されている。 溶接部の探傷などに用いられる斜角探触子は,基本構成は垂直探触子と同じですが、試験体材料中に超音波を斜めに伝搬させるため、前面板の代わりにアクリルなどのクサビの背面に振動子を接着し、ケースに収納されている。 非破壊材料評価とは 工業材料を製造する途中あるいは最終段階において、所定の強度や機能が備わっているかを品質保証や信頼性確保の目的から測定する必要がある。 さらに、供用中に被る累積損傷(例えば,疲労による)を知り、余寿命を推測する必要もある。 このような計測を人の健康診断のように製品を破壊せずに行う技術が非破壊検査・評価である。 地味ではあるが重要な役割を果たしている。 その手段には,光・電磁波・放射線・超音波などが材料に関する情報のキャリアとして使用されている。 金属材料などの内部健全性診断については、超音波が最もよく用いられる。 その理由としては、材料内部を定量的に調べることができる唯一の手段であること、解析モデルが実際の自然現象を比較的よく表現すること、多様なセンサ・測定技術・信号処理技術が利用可能であること、など根本的な長所を指摘できる。 センサは、電気信号を機械信号(超音波)に、さらに何らかの情報を持った機械信号を電気信号に、双方向の機械電気変換を行う。 超音波による材料の非破壊検査・評価としては、まず内部の隠れた欠陥を見つけ出し、その性状・大きさ・方向などを決定しようとする超音波探傷がある。 欠陥は超音波にとって不連続部であり、そこに入射したときに発生する反射・回折などによって散乱波が生じる。 破壊力学に連携させ、散乱波から欠陥の危険度を評価する過程は典型的な逆問題であり、多くの研究と実践の蓄積がある。 (とはいっても、実際の問題すべてに対処できるわけではない。) 一方、超音波を非破壊材料評価に用いて、材料強度、応力(材料内部が支えている単位面積あたりの力)、累積損傷不均一性などを超音波の音速や減衰の測定から決定する研究開発が加速している。
https://w.atwiki.jp/ikenuma-yui2/pages/62.html
練り歩く池沼唯(その2) 唯「んひっ!?(°q°)」 持ち上げたはいいが、勢い余って池沼唯は体勢を崩してしまった。 池沼である唯には、当然体勢を整えるような高度なことは望めない。ギターを強く地面に打ち付けてしまう。 バギィッ! 決定的な破砕音が聞こえた。ボディが完全に砕け散り、幾多の木片が誕生する。ネックも折れ曲がり、いくつかの弦がちぎれた。 唯「…………(°q°)ぎいた……ちんじゃたれつか?(TqT)」 あまりにも無様に成り果てたムスタングを前に、唯は悲しみにさめざめと泣く。自分が壊したことも忘れて、だ。 唯「ぎいた、ぎいた(TqT)……あう?( q )」ベチャア 嘆く池沼唯の頭に飛翔物が命中した。ハゲ気味の頭にべったりとくっつき、青色に汚す。ガリガリ君のソーダ味だ。 梓「私のむったん……なにするんですか、先輩!」 可愛いらしい顔を憎悪で歪めて、梓は池沼唯を睨んでいた。 唯「あずなん……あーう( q )ぎいた、ぎいた……( q )……ちんじゃたれつ(TqT)」 梓「見ればわかります。あなたが壊したんですよ、唯先輩!」 唯「あう( q )あう……(TqT)」 普段の池沼唯なら大声で「ゆいわるくない!("q")」と叫び、甲高く不快な池沼泣きをしていたところだろうが、壊してしまったムスタングになにか感じることがあったのだろう。 池沼泣きすることなく静かに涙を流している。 梓「唯先輩……」 梓もまた、まるで反省し、ムスタングの死を悼むかのように静かに泣く池沼唯に面食らっていた。 梓の知る限りでは、唯が自省することなど皆無であった。 言い掛かりの出来損ないのようなことを口走っては他人や物に責任を押し付けようとし、無理だと悟ると涙とよだれを撒き散らしながら大声で泣きわめく。 自分の快楽、しかも目先の事柄しか求めずに、自らのためには平気で下手くそな嘘をつき、決して同情を思い起こさせないような稚拙な言い訳をたどたどしく漏らす。 発情期の動物よりも我が儘でミトコンドリアよりも愚か、そして宇宙で誰よりも刹那主義的。 梓は唯に対してそんな思いを抱いていた。 唯「ぎいた、ぎいた(TqT)ごめんなたい、ごめんなたい(TqT)」 梓「………………」 腹立たしい。憎らしい。ぶちのめしたい。 哀れだ。可哀相だ。情けをかけてやりたい。 相反する感情が入り交じり、梓の精神を掻き乱す。 梓「……先輩」 静かに泣く唯をギターから引っぺがし、梓はギターを持ち上げる。 唯「あう( q )ぎいた、ぎいた(TqT)」 豚のように地面へはいつくばる唯が、奴隷が主を見上げるかのように梓を仰ぎ見る。涙と鼻水とよだれでコーティングされ、汚らしい顔つきだ。 はあ、と一つため息をつくと。 ……梓は、ギターを唯の背中へ思い切り振り下ろした。 グアアアアンッ!! と鈍い音が響く。 唯「(°q°)ぎいたあああああああああ!!("q")ぐがああああああああああああ!!!("q")」 醜い絶叫が響いた。悲しみと苦しみと痛みが混じり合った魂の叫びが、不快な絶叫となって放出される。 ボロボロになったギターをケースにしまった梓は、絶叫する池沼唯を複雑な面持ちで一瞥すると、踵を返して歩きだした。 これをきっかけに、池沼唯がせめて小学生並の道徳観を身につけられますように。 そう祈って、梓は歩き始める。むひぃ("q")むひぃ("q")と呻く池沼を背にして。 さて、さしあたって……軽音楽部の先輩達になんて謝ろうか。などと考えながら。 唯「……あうあーう( q )あう?( q )」 梓が去って少したった後。何事もなかったかのように池沼唯は立ち上がった。 ムスタングを破壊してしまったことは、ムスタングで叩かれたときに記憶から零れ落ちた。 また、梓にムスタングで叩かれたことも、むひぃ("q")むひぃ("q")などと呻いている間に忘れてしまっていた。 唯「あーう( q )ここ、どこれつか( q )」 不思議そうな顔つきで、池沼唯は辺りを見回した。あう~( q )あう~( q )と意味不明なことを言いながら、四つん這い状態から立ち上がる。 しかし、立ち上がり次第直ぐさままた地面に俯せになった。 唯「おかし!(°q°)ゆい、おかしみつけまーた(^q^)/」 地面に散らばっていたムスタングの破片を見た池沼唯は、チョコレートだと思ったようだ。ぶくぶくとした手で破片を拾い集める。 唯「あう~あう~(^q^)おあし、おあし~(^q^)/」ダラダラダラ 興奮のあまり、今までは辛うじて発音できていた『お菓子』すら発音できていない。手の平一杯に木片を集めると、唯はうっとりとした表情でそれを煽った。 唯「おあし~(^q^)あう……( q )あうっ!?("q")あんぎゃああああああ!("q")」 チョコレートだと思って口に含んだ木片が、一斉に口内へと突き刺さる。 手足を振り回して池沼唯は叫び声をあげた。振り回した腕が周囲の電灯やコンクリート製の壁にぶちあたる。 腕に痛みが走り、唯は強く歯を食いしばる。木片がより強く口内へと突き刺さる。 腕を振り回す。壁にぶちあたる。強く食いしばる。無限ループだった。 唯「むひぃ("q")むひぃ("q")ぐがが("q")」 少しもしない内に、木片の半分以上は唯の体内に取り込まれた。腕からは爪が全て剥がれ、腕全体がどす黒く変色し、指の中には通常なら曲がらない方向へ曲がっているものもあった。 唯「がああ……ごふっ("q")」 力を振り絞って池沼唯は右手を口の中に突っ込んだ。爪の跡や折れた指に激痛が走る。痛みに歯を食いしばり、指を思い切り噛み付けた。 唯「("q")」ブブブブブー! あまりの痛みに再びブブブーしてしまったようだ。ぐらりと脂肪だらけの巨体が揺れ、後ろ向きに倒れ込む。後頭部をしたたか打ち付けた。そのときに唯は、口内に残る木片全てを一気に飲み込んだ。喉や食道に木片が突き刺さる 。 唯「むひいいいいいぃぃぃぃぃ!?("Q")」 まるで重機械の稼動音のような悲鳴が、唯の口から放たれる。その際に、まだ口の中に残っていた右手の、小指を食いちぎってしまった。 唯「がああ……("q")ぅ、ぁ……ぐ……げぼえええ!("q")」ガクッ 口内からの、手からの、そして喉及び食道からの血とちぎれた小指を吐き出し、ついでに嘔吐して池沼唯は意識を失ったのだった。 …… ………… ……………… 唯「(=q=)……ああ、う……あう( q )?ここ、どこれつか( q )」キョロキョロ 池沼唯が目を覚ましたのは、無機質な鉄格子のついた部屋だった。ベッドとトイレしかない簡易的な部屋である。 唯「あう( q )あう( q )ちゃむいれつ、ちゃむいれつ( q )」 池沼唯は衣服を身につけていなかった。代わりに、薄汚いタオルケットを羽織っている。とはいえ季節は十一月直前。タオルケット一枚だけでは、ぶくぶくとした池沼でも堪え難いようだ。 唯「ゆい、ぽんぽついた( q )ゆい、かえるれつ( q )」 あうあうと言いながら、池沼唯は鉄格子を手で叩く。次の瞬間、絶叫が轟いた。 唯「がっ……!(°q°)あう~~!!あんぎゃあああああ!!("q")」 池沼な唯は全く覚えていないが、唯は指の骨の殆どを骨折し、右手の小指を食いちぎっている。爪も全て剥がれているという、腕だけ満身創痍状態なのだ。鉄格子にたたき付けられた衝撃に、池沼唯は池沼泣きをした。 憂「あっ、お姉ちゃん! やっと起きた……! 三日も眠ってるなんて、信じられない!」 泣きわめく池沼唯に、妹の平沢憂が鉄格子越しに駆け寄った。背後には警棒を携えた警官が複数人追従している。警官はみな、一様に険しい表情をしていた。 池沼唯が今いる場所は、警察の拘置所である。 田井中聡とその父に対する傷害罪と中野梓のムスタングを破壊した器物損害罪で逮捕状が出され、道端で気絶しているところを確保されたのだ。 田井中父は一命は取り留めたものの車椅子生活を余儀なくされ、田井中聡は目が腐り落ちて失明し、喉と鼻に重大な損傷を帯びて、呼吸器官にはがんを負った。 確保された後に、ズボンの中で糞尿まみれになっているタバコが発見され、未成年喫煙禁止法違反にもなっている。 ムスタング破壊は軽音楽部の先輩達の手によって警官に知らされた。 別に構わない、という梓を押しのけて、澪や律が警察に連絡したのだ。彼女達は、心優しい梓が泣き寝入りするのを見ていられなかった。 警官「……妹さん、よろしいですか?」 憂「はい、構いません」 警官の中の一人が憂に問い掛けた。毅然とした表情で憂は返答する。 そして、未だに池沼泣きを続けている唯を睨むと、牢屋の鍵を開いて中へ入った。 唯「ビーーーー!!("q")いちゃい、いちゃいーーー!("q")」 憂「いちゃい、いちゃい……ね。田井中さんはもっと痛かったでしょうね、お姉ちゃん!」 手を地面について池沼泣きをする唯へ、憂は侮蔑する視線を送りながら歩み寄る。靴を履いた足を振り上げて、唯の右手を踏み付けた。 唯「ぎゃ……!("q")」 憂がはいていたのは、スパイクシューズであった。唯を痛めつけるためだけに、わざわざ陸上部の友人から借りてきたのだ。鋭い刃が骨ごと手を貫く。池沼唯は悲鳴をあげようとするが、憂に口を塞がれて阻止された。 憂「こんな池沼は、日本にはいりません。どうぞお好きなように」 池沼唯の首を絞めながら、憂は冷めた声音で憂に言った。警官はコクコクと黙ったまま首を振る。池沼唯が、げふぅ("q")と言って気絶するのを見届けて、憂は言った。 憂「この度の件は私の監督不行き届きにありますが、私は未成年であるので責任を問われない。よろしいですね?」 警官「は、はい! その通りであります!」 憂の雰囲気におどろおどろしい何かを感じ取った警官が、敬礼をしながら大声で言った。満足したように頷き「田井中家への社会保障、よしなに」と言って、檻をでる。 まるで、どこぞの月の女王のような貫禄が、この時の憂にはあった。 憂「池沼……あってはならない存在……」 家へ戻る道の途中、憂は小さく呟いた。その目には憎悪が宿っていた。 その晩、一匹の池沼が地方にある施設へ搬送された。犯罪を犯した池沼を飼い殺すための隔離施設だ。 その後の池沼唯がどうなったかは、憂の知るところではなかった。 ろくに掃除もされていないだろう汚い暗室。そこで、池沼唯は生活していた。 唯「んひ(*^q^*) んひ(*^q^*) んひ(*^q^*) んひ(*^q^*)……」グショグショ 床には池沼唯が排泄したうんちが山を作り、流したしょんべんが池となっている。中にはぼうふらが沸いていて、そこらじゅうに蠅が飛び交っている。唯一の家具であるベッドもうんちとしょんべんで汚れている。 唯は素っ裸だった。両腕に包帯を巻き、何故か頭にオムツ(使用済。うんちがべったりこびりついている)を被っている以外はなにも身につけていない。 鳩尾には、憂につけられたスパイクの傷痕があった。 唯はだらし無く口を開き、よだれを垂らしてお豆さんをいじくっていた。 唯「んひぃぃぃぃ!(*^q^*)おまめたん、おまめたんんんん!むひょひょぉぉぉぉ!(*^q^*)」グショグショプショアアア 家にいたときは、憂に「はしたないからやめなさい」と気絶するまでぶん殴られていたが、ここに憂はいない。お豆さんをいじり、濁った愛液を放出するのが唯の日課であった。 唯「んひいいいい!(*^q^*)あ~~~~う♪あう♪あううう♪(*^q^*)あああああああひいいいいい♪(*´q`*)」プショアアアビクンビクン! 唯が絶頂を迎えた。脂っこい潮と愛液が噴射される。 タイミングを見計らっていた看守が姿を表した。絶頂前に声をかけると、この池沼は暴れ狂う。入れてくれとせがんでくるのだ。 処女であり、性教育も全く受けていないはずなのに、本能で察しているのだろう。 この男が、自分を気持ち良くさせてくれるものを持っている、ということを。 一度潮を吹くとこの豚は数十分は満足する。その隙に、餌を与えているのだ。 看守「アンノウン、飯だ」 アンノウンとは、施設での唯のあだ名である。 池沼度を測定するための機械を唯に繋げたところ、計りきれずに機械が爆発してしまい『こいつの池沼さは未知数だ』ということで、アンノウンと呼ばれている。 うんちとおしっこの中に大量のパンと肉が投げ込まれる。砂糖と油が大量に使われている、体に悪そうなものが、大の男でも抱えきれないくらい投下された。 ベッドで仰向けになっていた唯は、飯を見るや否やすぐに飛びついた。うんちやおしっこのついたパンをおいしそうに頬張る。 唯「うまうま(^pq^)」ベチャベチャ、ブブブー! 食事をしていて、弛緩した肛門からうんちが放出される。蠅が即座にそれへ群がった。 看守「気持ち悪いんだよ、池沼!」バァン! 池沼唯が気持ち悪いのはいつものことだが、看守は我慢しきれずに唯へと発砲してしまった。暴徒鎮圧に使われるショック・ガンだ。 唯「いちゃ( pq )……うまうま~(^pq^)」 常人なら気絶してしまうほどの威力なのだが、池沼唯の痛覚は度重なる暴行により殆ど麻痺している。少し呟いて、唯は餌を食べ続けていた。 パンと肉を食い終わり、唯は水をすすると満足したようにベッドへ戻った。うんちまみれになったカスタネットを取り出して、あう(^pq^)あう(^pq^)あう(^pq^)と機嫌良く呟く。 唯「うんたん♪(^pq^)うんたん♪(^pq^)うんたん♪(^pq^)うんたん♪(^pq^)うんたん♪(^pq^)うん……」 過度の糖分、油の摂取により、唯の三段腹は十段腹に進化を遂げていた。不気味に体を震わせ、池沼唯はうんたん♪を開始する。 施設からは一日五回の食事と三回のおやつ。さらに、池沼唯は自分で二回ほど蠅を食べる時間を設けている。それ以外はうんたん♪か、お豆さんか、寝ているかだ。 唯「あう~(^pq^)あう~(^pq^)」 これを豚と称するのは、もはや豚という生物への冒涜に等しい。池沼唯を『池沼唯』以外の言葉で表現することなどできはしない。 池沼唯はただひたすら、うんたん♪に狂い、お豆ちゃんに狂い、まんまに狂う。 そうして唯は、幸せな毎日を送るのだ。その寿命が尽きるまで……。 (^pq^)おわり( pq ) (その1)へ戻る 池沼唯SS一覧へ戻る カウンター 今日 - 昨日 -
https://w.atwiki.jp/kikiredia/pages/356.html
ターミナル 0401 Pocopen(2007-11-8) 応援団:団長-akin8823 所持金:5800ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:5900ペソ 氷の彫刻 雪女さん まァまッ、結晶町二丁目の雪女さん ありがとうございますノシ持込みも大歓迎なのね☆ぽっ☆ この氷像の殿御、アタクシも好みですわァ♪・・・でも、どおして!? どおして!?雪子先生も、雪女さんも、中にw 中にィww(爆) 0402 Pocopen(2007-11-8) スネ愛護班-nanaki 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ 首切れメリーゴーランド 首切れ馬 まぁ!! 血黙り町の首切れ馬さんまで、ありがとうございますノシ ん~ww エクセレント なのね☆樹木子で制作されているだけあって、大迫力のメリーゴーランド なのね。メリーゴーランドに、「迫力」を付加するのは・・・貴方様だけ・・・いや、妖界ならでは(笑)なのね。 0403 akin8823(2007-11-8 ) 姐さんとネタかぶってましたね。すみません(^_^;)スネ組制作 スネコスレンジャー・コスチューム 元は図工の課題だったのですが、親御さんが制作した作品続出で、、、、じゃあいっその事「園児が着た状態で学園祭に出展しては?」という事になりまして学園祭終了までスネ組は全員がスネコスレンジャー状態です。「可愛い」と好評なのはいいけど最近なにか”酸っぱいかほり”が漂い始めております。。 0404 shion(2007-11-9) 私も出品するしか~… 馬鹿より 能無いメーカー お名前を入れるんだうまー。 しかーし、何も起こらないんだうまーー。 0405 hyousen(2007-11-9) 「うましか」さんの口調がムテキな感じですwwではでは、コチラもまたまた作品出展☆ 妖怪名 七本鮫 作品名 さめはだボーリング 1 「がんばって 2 「ボーリングセットを 3 「つくりました★ 4 「レーンがボツボツしていて 5 「いかんせんボールのすべりが~わるぃんだけどぉ~ 6 「そこはポンド数でごまかしてチョ! 7 「あ、ピン七本しかつくってないよ! 全 「う!! 0406 KARASU(2007-11-9) 出品者 世の中の仕組一同 作品名 シュール人生ゲーム 一ヶ月かけて作りました。マスは「何となく歩いていたら小袖坊に袖を引き千切られた」とか「天狗の礫を浴びまくる」とかそんなん。 0407 Pocopen(2007-11-10) 応援団:団長-akin8823 所持金:5900ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:6000ペソ あきさん おはようございますノシ いえいえ。 狙ってるのかと思いましたよ!連続してただけに よけい面白くて楽しませて頂きましたww スネコスレンジャー・コスチューム スネ組制作 わァお!! とぉ~ってもソソルのね☆ んじゃァー、此のまま全員がスネコスレンジャー状態で、「発表会」にもでてもらうか・・・発酵するな、タブン。。 0408 Pocopen(2007-11-10) 鬼事メーカー/shion 所持金:1400ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:1500ペソ 能無いメーカー 馬鹿より うまァーー! 血黙り町二丁目の馬鹿さん、ありがとうござい なのね☆ ふむむ・・・名前を入れるぅ・・・ ・・・ ・・・ ?アチシの名前が悪いの? なんで? 何も起こらないんだうまーー。と、皆、つい、叫んでしまうまーー。 0409 Pocopen(2007-11-10) スネ愛護班-hyousen 所持金:2100ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2200ペソ さめはだボーリング 七本鮫 にゃは~、肌町一丁目の七本鮫さん ありがとうなのね☆ 力技でボツ押してけ!の、ボーリングセット!?なのね。ドゴォーーーーんっとぶち込むのね!!「う!!」 指が、もげそう・・・ 0410 Pocopen(2007-11-10) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7250ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7350ペソ シュール人生ゲーム 世の中の仕組一同 シュールな一ヶ月を費やして作ってくれたのね。マスは、シュールに満ちた出来事で埋め尽くされている のね☆此れで、当園も、年末商戦に参加するのね!! 発売に向けて、またもやシュールな日々を送ることになるのね。 0411 yoshino(2007-11-20) あきさんのお品、暗部作よりブラックでやられましたよwwwではでは…あら? 暗部で何やら動きが…<暗室(暗部職員室の略)にて>油:「桐一先生、どうなさいました?」桐:「宝田先生から、校門のところに置いてあったと渡されまして…」紅:「ボトルシップねェ、学園祭の作品かしらァ」神:「死の匂いはしないな…悪意はないようだ」瑪:「父兄の作品でしょうか。ジョ兄ウォーカーの瓶だし…」香:「ラベル貼ったまま作ったんですね、わぁ器用♪」瑪:「そういう問題じゃないでしょ! 一体誰が…」雪:「ひとまず、ラベルを剥がしますね。ふーっ!」一同:「おーっ!」油:「船に、文字が書いておる…なになに…ん??」紅:「えーっとォ、るまけあつま…これなにィ?」神:「この船の名前なんだろ」桐:「ですが、意味が解りませんよ」香:「右から左に読んだりして」瑪:「またトボけたことを…あ、もしかして」雪:「まつあけまる…松…あけ…丸…松明丸!?」瑪:「あ、ボトルに薄く『タイマツマン様』って書いた跡が…」油:「キープしてたボトルなのか…」一同:「…」香:「へぇ、飲み屋さんとか行くのね。いつかサイン貰えるかしら♪」というわけでタイマツマン 制作 ボトルシップ 教訓…漢字の書き取りをきちんとしておかないと、大人になって恥をかきます。 0412 KARASU(2007-11-20) めもめもめもめも 作品出すのすーっかり忘れてました。なので出します。出品者 組を超えて暇な園児一同 作品名 だらだらグッズ 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕、一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズを作ってみました。学園祭が終わったら売っても良いよ、ということになっています。 0413 Pocopen(2007-11-30) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4650ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:4750ペソ よしのさん お久しぶりです、おはようございます~ノシノシレスが大変に遅くなり申訳ございませんww暗部構成員総出演での作品紹介!? ありがとうございますぅ~♪ではッ ボトルシップ 制作:タイマツマン え~w、暗室!(爆) 暗部専用職員室の存在が明らかにィww更に、タイマツマンの飲み屋通いが、発覚してしまいましたねッ☆ジョ兄ウォーカー(w爆)の、勿論! 赤ラベル♪おっとォ、アレは何だァ??? ひゅゥるるゥ~ドオぅっ 「萌える・・・ンッンー 燃える漢!タイマツマン参上ォ」 好きな色は、赤仕事は、完全燃焼趣味は、ボトルシップの制作(仕事は豪快にいくが、趣味は・・・ちまちましてるのさ。)そして、スナック「炎裸煙裸」の常連客だぜっ!(照w)ママの炎裸ちゃんに惚れてる事は、此処だけの話だぜェ。あっと、そうだった!皆、漢字の書取してるかなァ~? あっしの船の名前もドンドン書いてくれよな!!じゃっ、百マスの中で皆に会えるのを楽しみにしてるぜィ!ノート・・・燃やしちまったら、勘弁なッ。ハァッハッハッハァ~じゃァなッ!・・・ドオぅっ 0414 Pocopen(2007-11-30) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7350ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7450ペソ からすさん お久しぶりです、おはようございますぅメシ いえいえ~そんなァ、私の方が・・・すーっかり忘れてましたって、感じで・・・申し訳無い限りです。ありがとうございます☆だらだらグッズ組を超えて暇な園児一同 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕 一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズ。※学園祭終了直後に、販売致します。 だらだらする・・・いいですねェ☆ 冬に、こんな魅惑の!?グッズは命取りです!我家にもあるよ!「だらだらグッズ」・・・そうか、グレート幼稚園の学園祭で購入してきてたのかッ!!今年もイソイソと出掛けていったが・・・またか!? 買って来るのか!? 増えるのか!? 二度と起き上がらないつもりか!?・・・ポポポ家の運命や如何に!! 0415 hyousen(2007-11-30) こんばんはノシノシ かなり久々になってしまいましたが、じゃきんと作品を展示させていただきます☆ 出品者 米かし 作品名 米だ字 「小豆洗い」さんの友人「米かし」さんが日々洗ってるだけってのもなんだからと、言う理由で凝り出した細字書きの作品集。ただし、作品集としてひとつにまとめる方法が「おむすび」にする、というものだったため、梅干パワーで赤く染みてる作品がある、内側の作品を垣間見るのがとても面倒くさい、などやや難あり(笑) 0416 KARASU(2007-12-5) もこもこですw 妖怪名 疫病神 作品名 陰古縁座(8万倍サイズ) 今年もこの季節が来ましたねめでたし。 0417 Pocopen(2007-12-9) スネ愛護班-hyousen 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ ひょうせんさん おはようございますノシノシ じゃきんと展示して頂き、ありがとうございますぅ。 米 だ 字 米かし 日々の単調さにちょっぴり疑問を抱き、発起した!?「米かし」さんwありがとぅ!!しかし、作品集としてまとめる程に熱中していたとは。やや難あり(笑)らしいですが・・・・・・どれどれ。梅干パワー(笑)みなぎる作品!!思い切った塩加減で、その輝きを増してる作品!! などなどおむすびにまとめた甲斐は・・・あった・・・感がいたしますぅ。 0418 Pocopen(2007-12-9) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7450ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7550ペソ からすさん おはようございますノシノシ もふぉもふぉです!陰古縁座(8万倍サイズ)疫病神 はい。来ましたねェ、もうすっかりそんな季節ですぅ。疫病神さんwwう~ん・・・やる気満々ですかァ?ともあれ!? 見惚れてしまう びゅ~てふぉ~な作品です。ありがとうございますぅ!疫病神さんならではの作品ですな。・・・見ただけで感染しそうですよォ 0419 Pocopen(2007-12-9) 先日、無事に学園祭も大盛況の中終えることが出来ました。此れも、ひとえに皆様方々のお陰でございます。バザーに出品して下さいました方々・・・儲けさせて頂きました☆渾身の作品を出展して下さいました方々・・・ポポポの森美術館に寄贈しておきましたァ☆ありがとうございましたァ!!!!かァ~なァ~りッ!! レスが遅れていたにも関わらず、最後までお付き合い下さいましたこと深く深く深くお礼申し上げます。では! 皆様ガタガタまた、あう日まで☆ 0420 Pocopen(2008-3-26) 突然ですが帰って来たぞッ 帰って来たぞォー ポ~ポ、ポポポォ~♪はいッ! ただいま☆もうすぐ四月 新しい年度の始まりッスね♪そォ!! 身体検査 の季節よォーーーー(ホント!?)そんなこんで(?) 此処 グレート幼稚園でも、身体検査が行われますぅ~ しかぁ~しッ!ポポポの森は妖怪達の森グレート幼稚園は 妖怪さん達だけが通う幼稚園だったら、だったら、だぁ~ったらッ!身体検査も、ちょっと!?変わっているはず! その実態とは!?久しぶりだったんで(笑) 前振りハリキっちゃいましたがwと、言う訳で其のちょっと!?変わった身体検査を ご投稿下さいませ。○○検査 ○○検診 ○○測定 を書いて頂きましていったい 何を! 調べるのかいったい どこを! 測るのか などなど楽しくも たぶん無駄な 身体検査の投稿を お待ち申し上げております。 0421 hyousen(2008-3-27) Pocopenさん、こんばんは。身体検査!!新学期といえば、新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですねwwではでは、こんなものでしょぅかとオッカナビックリ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。陽火と陰火の差を測るのが測定の趣旨らしいのですが一説ではただの紙屑処理との声も(笑) 0422 KARASU(2008-3-27) 身体検査…。えっと。 皿測定 河童の皿のサイズを測る。別名:ハゲ進行検査 0423 Pocopen(2008-3-27 ) スネ愛護班-hyousen 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2400ペソ hyousenさん おはようございます!早速のご投稿 誠にありがとうございます。新学期・・・うんうん。新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですよねーご同意ありがとうございます(笑)それでは、一体何を検査!したのでしょう・・・ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。 えw きましたねェ『楽しくも たぶん無駄な 身体検査!』ですが! 予想に反して!?実用的でもありましたねェ☆だって、だって、紙屑処理 出来ちゃうんですからぁ~(w爆)それに、タイマツマンを有している我が園にとってこれ程 重要な検査はございません。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」の皆さんも必須ぅの検査となっておりますそォ!! たとえ陽火と陰火の差を測定出来ずとも園内は紙屑一つ落ちていない クリーンな状態を保てます。 0424 Pocopen(2008-3-27) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7550ペソ 測定料 100ペソ × 一種類 合計:7650ペソ KARASUさん おはようございます!早速のご投稿 誠にもってありがとうございますノシ ではでは、一体何を測定してくれたんでしょうか? 皿測定(別名:ハゲ進行検査)河童の皿のサイズを測る。えっと、字の色が色だけに・・・血液検査かと・・・河童の皿! 大きければ良い という訳では無かったようです・・・この測定には、何やら切なる想いが駆け巡っているような!?いやっ! むしろ進行が芳しくない方が 「ダメじゃん!」な感じでしょうか?「やっべェー オレっちの皿 ちぃさッ!」「やったァー♪ おいらは、去年より0.4㎜広がってたじょォー」どちらにしろ!? 河童さん達の一喜一憂が見られる貴重な!?日では、あるようです!(笑) 0425 yoshino(2008-3-27) Pocopenさんノシノシ こちらでは、お久しぶりですネ☆出会いの季節に相応しい、爽やかなお題に目を輝かせながら、腕を揮わせていただきますゞ 飢えすぎ検診 スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!wどんな道具を使用するかは、企業秘密です♪ 0426 hyousen(2008-3-27) ではでは、続きましたこんなもの 排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。煙々羅さんなどがフラリと検査をしたりするそうですが大抵、他の身体測定終了時(=最後)にとりおこなわれるケースが多いようですナ。お尾篭なコトで(恥) 0427 Pocopen(2008-3-28 ) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4750ペソ 検診料 100ペソ × 一種類 合計:4850ペソ yoshinoさん はい、お久しぶりです☆ それでは~、存分に揮って頂いてるんで(w爆)早速、どんな検診が行われたか見てみましょう~♪ 飢えすぎ検診スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!w爆!えw 流石!! ”キング ” です! あまりにもピッタリとハマリ過ぎてて、「越後の虎」もお喜びなのでは!?(笑)そうですね。この検診も、我が園にとっては欠かすことが出来ないものです。スネコスリ組の教室は、デカイ檻で出来てますからねェ~この検診ばかりは、暗部もスネ愛護班も厳戒態勢!?どんな道具・・・って、やっぱ・・・ねェ!?ヨダレを測定・・・するんでしょうか・・・暗部に保管されている「ブラックリスト」は、コレ!だったのか(爆) 0428 Pocopen(2008-3-28) スネ愛護班-hyousen 所持金:2400ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2500ペソ hyousenさん 続きまして ありがとうございます!それでは、今回は何を検査して頂けたのでしょうか?排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。えっと・・・肺じゃなくて、腸の!検査なんで・・・やっぱ、アッチですか!?(爆)音の測定もしたり!? dBデシベルでw煙々羅さん! 必ず最後にお願いしますよォー。 0429 KARASU(2008-3-28) 某烏のヨダレはビーカーとかじゃ収まりません。ユーラシアプレートを覆い尽くします。 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。 0430 yoshino(2008-3-29) めもめもめも… 侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。あれれ?な子どもたちには、宝田先生と近藤先生の補習が待っています☆ 0431 nanaki(2008-3-29) 死力検査 手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。その妖怪によって、使用する測定器具は違い例えば尻目の死力測定法は、逆立ちして目を見るというもの。妖怪の視力は眼力が強いほどいいとか。 0432 hyousen(2008-3-29) ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。もちろん、専門担当医は寝肥女医 S でございます。ムチュ。 0433 nanaki(2008-3-29) 骨密度測定 化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。ちょっとヘルニア気味の妖怪さんには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」を贈呈しています。 0434 yoshino(2008-3-30) だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感… 髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。育ちすぎのお友達には、もれなく黒髪切りさんか髪切りさんのカットがついてきます。お好きな方をご指名ください。 0435 KARASU(2008-3-31) 伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。 0436 hyousen(2008-3-31) 特訓させるんだwwww ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。ほこり量が余りにも足りてない妖怪さんは幼稚園の物置で2、30分激しく遊んでいただきますw 0437 Pocopen(2008-4-1) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7650ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:7850ペソ KARASUさん こんにちは! ありがとうございます(メリメリ) ちッ! ビーカーじゃ収まりやがらないのか!!ユーラシアプレートを覆い尽くし、そして埋没させる気かッ!!!?※某烏さん 絶対に「飢えすぎ検診」は、受けないで下さい。(爆)さて、気を取り直して!? 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。えwこれまた、某氏が、ぶっちぎりそうな検診でございますなァ~じゃァ、解りやすく一皿200gで用意しましょうか・・・ん? 此の位じゃ皿が何枚あっても足りないww!!!? 伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。伸長ねェ~ w爆!!またまた、氷泉先生の裏の顔!?が、発覚しました!どんな、特訓をなさるんでしょうか? ドキドキ・・・ 0438 Pocopen(2008-4-1) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4850ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5050ペソ yoshinoさん こんにちは☆ ありがとうございます(メリメリ)ではでは~♪侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」をはじめ、やはり我が園には欠かせない検査です☆ とは言え・・・何が気になるって、特別な教材でしょッ!!(爆)そして、更に気になってしょうがないのが・・・宝田先生と近藤先生の補習の内容ですぅwwうん、うん。 アツイ補習なのは確かでしょう(笑)だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感…まァ~ね☆ 予感が的中する予感が私もします!!(w爆)髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。いやァ~(爆) 相応しい毛量、毛質・・・って! まぁ、やはり・・・あるんでしょうなァ~そして、此方も勿論! アフターケアは万全ですwしかも、びみょwwな(笑)選択肢付き! 0439 Pocopen(2008-4-2) スネ愛護班-nanaki 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2500ペソ nanakiさん こんにちは~☆ ありがとうございますノシノシ ではでは、早速♪ 死力検査手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。し、し、死力!! 流石です☆眼力の強さが、死力のバロメーター!一睨みで相手を死に追いやる事も可能!?勿論!我が園の「目組」の皆さんも受けてます☆目の妖怪にとって、目は命 ですもんねェ~。それにしても、測定器具です! 結構種類がありそうでw各測定方法も気になりますねェ。 尻目さんは・・・逆立ち(爆) うん! よく見えます☆ 骨密度測定化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。「骨が命」の骨系妖怪さん達にとっては、ありがたぁ~い測定です。この機会に 是非測定をお勧め致します。更に! 嬉しいことには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」の贈呈があるそうです。あの!妖界に於ける毎日の必須食品ですね(笑) よくかみかみして飲むのだとか・・・至れり尽くせり♪ 受けなきゃソンソン~ 0440 Pocopen(2008-4-2) スネ愛護班-hyousen 所持金:2500ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2700ペソ hyousenさん こんにちは~。特訓の合間に!?ご投稿 ありがとうございますノシ ではでは、早速♪ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。ムチュムチュww(爆) めっさ 気持ち良さそうでございます☆ それから~「寝肥女医 S」w 是非ともお会いしたいッス。白衣ッ! 白衣ッ! は・く・いィーーーー!!!! しかも複数形!?あぁ~~ どこかの何かが・・・ぷっつり切れていく気がしますぅ。やはり、こちらから出向いて行かなければいかんのでしょうな・・・勿論よね! ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。おォ!! 「付喪組」が毎年受けていたのは、コレ!でしたか(w爆)そして、物置の快音!?の正体も判明しましたw毎年、この時期だけはキレイになるね・・・物置☆毎年、この時期を境に、強烈に埃っぽくなるね・・・「付喪組」☆ 0441 yoshino(2008-4-2) やっと5,000ペソ達成だわww二大巨頭の凄さといったら…(汗)ではでは、久しぶりに裏の催し…-暗部PRESENTS- 与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんから拝借してきた筒を細工して注射器を作り、その中には火間虫入道さんの血と汗と涙(これが、なかなか採れない!w)やら、豆腐小僧さんの紅葉豆腐エキスやらを配合した特殊薬剤を封入。これを、タイマツマンの飛来に合わせて放ちます。結果は…聞かない約束でしょ♪ 0442 KARASU(2008-4-2) 耐重検査 山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。 0443 yoshino(2008-4-2) 拝金力測定 なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。百々目鬼さんとか手の目さんとか、そういう意味ではなくて…(汗)サーカス団に売り込むとかでもなくて…(滝汗)瑪瑙先生に任せたら大丈夫でしょう。 0444 Pocopen(2008-4-4) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5050ペソ 検診料 100ペソ × 二種類 合計:5250ペソ yoshinoさん こんにちは☆ 5,000ペソ達成だわwwおめでとうございます~♪凄い事でございます!! ありがとうございますノシノシ流石、暗部! キングでらっしゃいますしィwではでは、久しぶりに裏の催し…(笑)を拝見。-暗部PRESENTS-与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんの筒・・・注射器というより・・・水鉄砲!?(w爆)ふんふん、火間虫入道さんの涙は採りにくい・・・ほろりと来るツボを暗部は押さえてますからね~。しかし、特殊薬剤・・・どんな色なんだぁ? すっげェー色だろうね☆結果は…聞かない約束でしょ♪ ・・・お、恐ろしやぁ~wタイマツマン! ご愁傷様 拝金力測定なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。w爆!!!!アッハッハッハ~・・・拝金力って、拝金力ってェーーーー笑いすぎでコメント出来ません。・・・瑪瑙先生!お願いします。・・・サーカス団に売り込まないんだ・・・(爆) 0445 Pocopen(2008-4-4) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7850ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:7950ペソ KARASUさん ぶっちぎりで8000ペソ目前ですね☆ こんにちは! 耐重検査山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。うまいッ!!耐重とは、たくみだねェ うわてだねェ あっ、じょうずだねェ~☆(by ドロン○ョ様) 何かと此の時期、忙しい暗部の皆さんwですね☆『皆さん ガ・ン・バ』 0446 yoshino(2008-4-4) Pocopenさんの腹筋を揺さぶるべく、参りまするゞ 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。大きな身体を支えるだけの面積を備えているか、面の皮ならぬ足の皮がきちんと厚さを保っているか、偏平足でないかなどを綿密に測ります。あ、舟幽霊さん、ここは測程測定じゃないから!w 0447 yoshino(2008-4-7) せっかくなので(?)連投いきます!w 顕砂検査 砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。特に砂の出が悪かった子や、砂の質がよくなかった子は、学園の砂場でめいっぱい戯れてください。賽の河原でできていますので、後片付けしなくていいですよ。 0448 kagehiroi(2008-4-8) ここのスレでは初投稿させて戴きます。 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診 取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。小豆研ぎクンや豆腐小僧クン等の食べ物を扱う妖怪さんたちも、対象ですが、小豆研ぎクンは小豆の数が変わると言って拒否してます。あまりに美味しくなりすぎるとかじられる量が多くなる気がするのは、検診医のひだる神さんに聞いてください。 0449 Pocopen(2008-4-9) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5250ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5450ペソ yoshinoさん こんにちは☆私の腹筋を揺さぶるべくのご参上! 誠にありがとうございます♪揺さ振ってェ~って事で、早速早速 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。・・・ぐぅェw(爆) キングぅwwやっぱりキングぅ~ ダブル!?なネ~ミングぅ ぐぐぐぐグぅ~~(by○ドさん風)そうだね。「足が命」の妖怪さん方もいらっしゃるから、必要な測定です。こ~見ると、皆・・・デッカイね☆ 気が付かなかったYO!ってか、足の皮ww偏平足は、命取りです!! 人前に出せませんYO!合格しなかった者には、キング直々の指導があります。(何のだ?w爆)・・・舟幽霊さん、「はい、丸太あげるから。並ばないでね!」せっかくの!(笑)連投! ありがとうございますノシノシ 嬉しいッスYO 顕砂検査砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。・・・くッ・・・くくくッグフッグフッ(堪え切れませんw)あ、あれッ!? 先刻の「足底測定」で、免疫!?が出来てたはずなのに・・・笑っちゃったwwどうしてだろう・・・? オカシイナ・・・? 見ると笑うから見れないYO思い出しながらコメントするYO「砂が命」の妖怪さん方が受けるんですね。 湿気は天敵と。こちらも、アフターケア万全です!てゆ~かぁ・・・学園の砂場・・・賽の河原だったんだぁ!(爆) 連投での揺さ振り攻撃! お見事でした☆ ツボりましたYOまた一つ、腹に笑いのスジが刻まれました(笑) 0450 Pocopen(2008-4-9) kagehiroiさん 所持金:0ペソ 検査量100ペソ × 一種類 合計:100ペソ kagehiroiさん こんにちは。 おォ!! 初のご投稿w誠にありがとうございます。嬉しいです♪ 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。えっと・・・ダイレクト!(w爆)検診医のひだる神さんが、かじって味見するんですね。そりゃぁ~美味いと ガッツリいかれるでしょ!(笑)体張って検診してますからねェ・・・其の位の役得がないとね☆そっかぁ~園内に張り出される『美味いモノ!ランキング』は、ひだる神さんの体を張った賜物かぁ。今年の栄えある一位は・・・ダレかなぁ~(ワクワク・・・かじりませんYO!?)そして、より不味い体を獲得したのは、ダレだ?(w爆) ポポポの森の、その名も「グレート幼稚園」
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2001.html
「な、何だありゃあ・・・!!?」 新“手駒達”を含む“手駒達”を傍に置く『ブラックウィザード』の薬物中毒者の1人が、眼前に現れた1体の“巨人”の姿を見て呻く。 「ふ、ふざけんじゃねぇぞ・・・!!?」 ここは施設内中央部に近い場所、そこに北東部方面から轟音と共に現出した2体の“巨狼”が風紀委員会へ応戦する『ブラックウィザード』の構成員達を驚愕させる。 「真面君!!振り落とされないように気を付けて!!」 「わ、わかった!!」 そう、それは178支部所属風紀委員殻衣萎履が能力『土砂人狼』の本気。元来の消極的性格から、能力研磨の際にもついぞ見せることが無かった全開(=『書庫』にも記載されていない)。 彼女の能力は土砂を用いた人形の作成・操作である。通常の人形の大きさは1~2mなのだが、しかしこれはあくまで通常の場合である。 彼女は最大で74体もの人形を作成することができる。そして、それ等を合体させることが可能なのだ。当然、大きさも足し算的に増大する。 “巨人”の大きさは約10m、“巨狼”は各5~6mと巨大であり、周囲には巨大人形を守護するように14体の土狼が陣取っている。 更に、殻衣は20体前後までなら精密な動作を人形に行わせることができる。現出した土人形は合計17体。問題は全く無い。 「『土砂人狼』・・・Standby」 “巨人”の左肩に立つ殻衣は同じく“巨人”の右肩に立ち眼下を見下ろす真面に声を掛けた後に戦闘開始の準備に入る。 精密な動作を行えるとは言っても、操作範囲の関係上+周囲の状況・環境を確認するために殻衣は前面に立つ必要がある。故に、真面が彼女の警護として“巨人”へ同乗している。 己が『発火能力』にて14体の土狼と共に細部を詰め、殻衣が繰る巨大な土人形で圧倒する。『ブラックウィザード』を盛大に叩き潰す。何故な自分達は・・・結局は囮なのだから。 「Catch Crush!!!」 繰り主の命令を受けて、17体の土人形が暴虐を開始する。敵に思考させる暇は与えない。衝撃から立ち直らせる余裕を抱かせない。 その証拠に、“巨人”が手に持つ圧縮形成された土槍を振りかざし・・・凄まじい勢いで“手駒達”ごと『ブラックウィザード』を薙ぎ払う。 「ぎゃああああぁぁぁ!!?」 「ぐあああああぁぁぁ!!?」 構成員の悲鳴が夜の闇に劈く。しかし、彼等は間違っても致命傷を受けたりはしていない。土槍との衝突の瞬間、殻衣の操作で接触部分の圧縮率を低下させたからだ。 しかし、量が量であったためそれなりの手傷は負い、彼等は土砂の中に封じ込められた後に排出、無様に地面を転がる。 「ごめんなさい!!!」 先程排出した中に居る“手駒達”や能力を用いて応戦しようとする新“手駒達”に対して苦渋の表情を浮かべながら、殻衣は“巨狼”の牙を彼等彼女等に突貫させる。 薬で強化された『発火能力』や『電撃使い』や『風力使い』で“巨狼”の外殻が結構な速度で破壊されていくが、 精密動作付与人形の修繕機能によってたちどころに再生する2体の“巨狼”は敵の抵抗お構いなしに突入する。 「「「ガアアアアアアァァァッッッ!!!」」」 “手駒達(にんぎょう)”が“巨狼(にんぎょう)”の牙に掛かり、喰らわれていく。しかも、今度は排出されずに“巨狼”の体内に閉じ込められる。 “手駒達”の小型アンテナは喰らったと同時に破壊したが、新“手駒達”のチップ型アンテナはその小ささ故に『土砂人狼』では頭部を傷付けてしまう恐れがあったために破壊でいていない。 だからこそ、巨体+修繕機能を持つ“巨狼”の体内に封じ込めることで無力化を図る。呼吸障害に細心の注意を払いながら、殻衣は操る演算を正確に計算していく。 「ウゼェ!!この犬っころ!!!」 「空から火の玉だと!!?ちくしょうめ!!ここからじゃ、狙いが定まらねぇ!!」 「連中は新“手駒達”がどうなってもいいって腹積もりか!!?クソッタレ!!!」 平行して14体の土狼が俊敏な動きで構成員に襲い掛かり、しかも上空から真面が援護の火球を立て続けに降り注がせる。 状況的に窮地に追い込まれつつあることを自覚する構成員達は、まるで新“手駒達”の存在を無視するかのような攻勢を仕掛ける風紀委員に毒付く。 だがしかし、彼等は知らない。理解していない。真面と殻衣の覚悟を。『絶対に新“手駒達”の命を1人残らず救う』ことを最優先とする風紀委員会の決意を。 そのために状況を的確に整理し、情報を精査し、決断したのだ。拉致された一般人数百人が新“手駒達”に仕立て上げられた以上、全員無傷での奪還はまず望めない。 無論無傷での奪還ができればそれに越したことは無いが、“それだけに拘らない”。拘るべきはもっと根源的な部分・・・つまり命。命を救う。それこそが絶対に拘るべき部分。 そのための最善手を各々が打つ。これは、真面と殻衣自らが固地や浮草に申し出た手。そして、それを固地・浮草両名が認めた。故に・・・今の2人に迷いは微塵も存在しないのだ。 「この・・・この焔火緋花と固地債鬼が来たからにはこれ以上悪者の好き勝手になんかさせないわ!!覚悟しなさい、『ブラックウィザード』!!!」 凛とした少女の声が戦場に木霊する。『ブラックウィザード』を潰すため、そして人形となった姉をこの手で救うために176支部風紀委員焔火緋花は、 緊張のためか額に浮かぶ汗の粒を無視して眼前に居る姉・・・焔火朱花と『ブラックウィザード』のメンバー永観策夜及び仰羽智暁と相対する。 「フッ・・・フフッ・・・」 「智暁?」 「フフフッッ・・・・・・」 対して、焔火の宣戦布告に何を思ったのか背中に冷たい汗が流れるのを肌で感じていた智暁が突如として笑い出す。 隣に居る永観も幾筋の汗を垂れ流しながら護衛の少女に問い掛けるが、少女は一向に零す笑い声を止めない。 たっぷり数十秒程笑い声を漏らし続けた調教主は、これもまた急に顔を上げて目の前に居る愛玩奴隷に向けて憤怒混じりの視線をぶつける。 「よくもまぁ、平然と私の前に姿を現せたモンですねぇ!!緋花!!もう忘れたの!!?私に何をされたのか!!」 「ッッ!!」 嘲笑すら混在する智暁の笑みと声に焔火は息を詰まらされる。脳裏に思い浮かべるのは、ここ数日の間に調教主の手によって刻まれた“傷”。 少し前まで只管傷付けられていた少女にとって、その元凶である智暁の前に立つだけでも精神的負担は大きい。 その上に“傷”に対する言及を喰らったために、焔火は胸をきつく締め付けられてしまう感覚を抱く。冷静さを無理矢理乱される。 「フッ・・・そうですよねぇ。忘れるわけないよねぇ。あんなにヒィヒィ言ってヨガリ狂っていた自分の破廉恥な姿をさぁ!!」 「くっ・・・!!」 「永観さん。聞いてくれます~?あそこに立っている緋花っていう私の愛玩奴隷は、それはもう淫猥な姿を私に見せ付けていたんですよ~。 薬の影響も大きいんでしょうけど、それにしたってあの乱れっぷりには天性もモノを感じますねぇ」 「へぇ~。それは僕も見てみたかったモンだ。・・・まぁ、映像媒体には録画してあるんだけどね。何時でも脅しとして使えるようにさ。だろ、智暁?」 「なっ!!?」 永観の邪な笑みと共に吐き出された言葉に焔火の顔が青褪める。『映像媒体』・・・つまりは、あの調教が映像として残っていることが齎す致命的な弊害。 このネット社会において、一度拡散した情報を消去することは限り無く不可能に近い。ましてや、それが『性』に関わるモノならば。 焔火としても心の片隅で考えていた―考えないようにしていた―可能性。その可能性に言及する敵に心を掻き乱される。 「・・・え、えぇもちろんです!!風紀委員会には私もひっどい目に遭わされていますしねぇ。愛玩奴隷には裏切られる始末ですし。 こうなったら、道連れ覚悟で他の構成員に今すぐ連絡取って緋花や朱花のあられもない姿をネット上に拡散してあげ・・・」 「ま、待って!!!」 「・・・フフッ。おやぁ、どうしたの緋花?ま・さ・か、私を裏切っておいて何の罰も無いなんて思ってるんじゃないでしょうね!?」 「(ど、どど、どうする!!?今すぐにあの2人をやっつけ・・・む、無理!!お姉ちゃんが居る以上、そんな瞬殺みたいな真似は絶対に無理!!ど、どど、どうしたら・・・)」 「・・・もし、今からでも私の下へ戻って来るというのであれば、考えないでも無いんですけどねぇ。どう思います、永観さん?」 「ふむ。その辺りが妥当な所だろうね。もっとも、彼女にその気があればだけど。彼女が僕達に刃向かった時点で交渉は決裂、すぐにネット上に彼女の淫らな姿を流すとしよう」 「くぅっ・・・!!!」 奴隷の蒼白状態の顔に気分を良くした調教主は、残虐な笑みを浮かべながら上司足る永観と会話を繰り広げる。 もちろん、今の会話は焔火を混乱させる罠である。智暁の意向で焔火を監禁していた部屋には監視カメラ等を全て排除していたために、調教の光景を撮っている筈も無い。 だが、そんなことは焔火が知るわけも無い。永観達の目論見通り、焔火は思考の迷宮に迷い込んだ。自分だけでは無く、姉の姿も映っているとなれば尚更である。 「ハーハハハッッ!!!!!」 「「「!!!??」」」 だがしかし、そんな付け焼刃の小細工で焔火の後方で今の駆け引きを吟味していた“風紀委員の『悪鬼』”足る男を惑わせられるわけも無い。 「全く・・・初っ端からこの体たらくか。焔火。『俺の前で無様を晒すな』という俺の言葉をもう忘れたのか?」 「固地先輩・・・で、でも!!」 禍々しい“『悪鬼』”の瞳に、今にも泣き出しそうな少女の顔が映る。女心に疎いせいか、少女の気持ち全てを理解し切れていないことは百も承知。 それでも、“『悪鬼』”は冷静に判断を下す。部下の気持ちに上司足る自分が大きく左右されるようでは、戦場において正しい判断を下すことなどできはしない。 「心配するな。連中がほざく言葉は・・・全てハッタリだ。態度を見ればわかる」 「えっ!!?」 「俺のような怪しい態度を鵜呑みにしないんじゃ無かったのか、焔火?そんな調子だと、先が思いやられるな。仕方無い部分があるとは言え、もう少し観察眼を養え」 「うううううぅぅぅっっ!!!・・・が、頑張ります」 驚愕に染まり、また厳しい指摘を喰らって項垂れる焔火のアップダウン激しい様子に溜息を吐きながら、固地は少女の代わりに駆け引きの舞台に立つ。 現在の彼女では、この舞台で立ち続けるのは酷というモノだろう。与えられた“傷”の件もある。ならば・・・自分が立つ他無い。 「俺の方がよくもまぁと言いたいモンだ。この場でハッタリをかますくらいなら、何処ぞの“詐欺師”のように事前にきっちり打ち合わせをしておくんだったな」 「・・・フフッ。ハッタリだなんて、よく断言できますねぇ。“風紀委員の『悪鬼』”かなんだか知りませんけど、ちょっと自信過剰過ぎやしませ・・・」 「お前のおかげだよ、サディスト気取り。この俺が、そこの男に投げ掛けられた際のお前の反応を見ていないとでも思っていたのか?」 「ッッ!!」 「あれはお前にとって想定外の言葉だった。だから、反応が遅れた。『何時でも脅しとして使える』というのなら、調教主気取りのお前だって知っていて当然の情報だ。 あの時のお前の表情を端的に表すのならば『戸惑いと恐怖』だ。『戸惑い』・・・すなわち想定外の言葉に対してのモノ。 『恐怖』・・・すなわち調教している自分の姿が映像媒体に録画されていることに対してのモノ。自信過剰なのはお前の方だ。“風紀委員の『悪鬼』”を舐めるなよ・・・仰羽智暁?」 「なっ!!?」 「おいおい。まさか、お前の素性を今の俺達が知らないわけが無いだろう。焔火を救出した時点で、お前の容貌から『書庫』で素性は割り出している。 ハーハハハッッ!!これで、お前は立派なお尋ね者だ。この先に明るい未来が待っているなどと夢にも思うなよ?」 「・・・!!!」 凶悪な瞳に射抜かれた上に正当な指摘を何重にも浴びた挙句、完全に素性が割れていることを知った智暁の顔が今度は蒼白となる。 これこそが駆け引き。あくまで固地の推測でしか無い情報を事実として言葉に出し、更に素性が割れていることをぶち上げることで精神的動揺を与える。 智暁にとって、こういう駆け引きは本来苦手とする分野である。だからこそ、固地に嘘を見抜かれてしまった。 「永観・・・と言ったか。単純バカな部下を持つとこういう時に辛いな」 「(単純バカって!!そ、そりゃ駆け引きで負けた私が言える立場じゃ無いけど・・・もう少し言い方ってモンが・・・固地先輩のイジワル!)」 「・・・僕の言葉が全て嘘だという証拠は無いが?お前の言葉は推測でしかない。智暁には告げずに、彼女達の調教光景を録画している可能性もある」 「「!!?」」 「・・・フン。だったら、最初に言っているだろう?ふむ・・・仰羽智暁を動揺させた状態で戦闘に突入したく無かったと言った所か。 事件解決のためならどんなことでもする“風紀委員の『悪鬼』”なら、『ブラックウィザード』討伐を最優先にするために焔火達の痴態をネット上に晒す行動を無視する可能性がある」 「(痴態って!!そ、そんなはっきり言わなくてもいいんじゃないかなぁ!!?ホント、先輩ってデリカシーのデの字も無い人だわ!!)」 「お前は逆に俺の評判を意識し過ぎているな。さすがの俺も、そんな可能性は・・・考えこそすれ実行することは・・・・・・・・・無いだろう」 「(何で即答じゃないの!!?というか考えんな!!考える必要ナッシング!!感覚のままに絶対NO!!!)」 「それに・・・仮にお前の言葉が正しかった所で俺達にはネットを介して情報を潰す『頼もしい』仲間が居る。 まさかとは思うが・・・焔火含めた大人数の一般人が攫われた時点でお前が言う『映像媒体を使った脅し』を想定していなかったとまさか思っていないよな?」 「!!!」 「(『頼もしい』仲間って・・・もしかしなくても成瀬台の初瀬先輩のこと!?確か、前にあった風紀委員会ではボロクソに言ってたような・・・)」 今度こそ動揺の色を表に出した永観を瞳に映しながら、しかし焔火は固地の言葉に対して違和感を持つ。それは当然のこと。 何せ、春咲桜に対する処分等を議論した風紀委員会にて固地は初瀬のことをボロクソに言っていたからだ。 もっとも、それは固地なりの相手を発奮させる方法―(固地視点で)私情は挟んでいない・・・筈。他から見れば私情アリアリ―の1つでしか無かったが。 数日前に九野や加賀美達にキツく指摘されたことで固地も少しずつ己の在り方を見直している最中であり、今の発言もそれに沿ったモノである。 当人の前で言えるかは怪しいが、初瀬の実力自体は固地も認めている。ネット社会の最先端に居るこの学園都市においてその実力は大きな意味を持つが故に。 「一般人が攫われた時点で、俺達は能力を含めた総力をもってネット上に監視という名の網を張った。『映像媒体を使った脅し』の可能性も考慮してな。 まぁ、空振りに終わったがそれは言い換えれば『ブラックウィザード』が未だにネット上に『映像媒体を使った脅し』を拡散していない証拠であったとも言える。 初瀬の『阻害情報』は脅威だからな。『成瀬台強襲時に初瀬を始末できていれば』・・・と嘆くお前や網枷の顔が容易に想像できるぞ?」 この『監視』の網は、主に第17学区とその周辺を重点的に敷いていた。特に、後方支援を主に担当していた初瀬(+電脳歌姫)・葉原・佐野と、 後方に陣取ることが多い(=それ相応にネットに聡い)リーダーの椎倉・破輩・加賀美・冠・浮草達に電気系能力者の湖后腹や九野達警備員を加えた網は強大であった。 立場上風紀委員は夜遅くには活動できなかったが、それでも戦闘部隊・後方支援部隊関係無く全員が自宅に帰った後に連絡を取り合いながら夜遅くまでネットを徘徊していた。 『映像媒体を使った脅し』関連が主目的だったが、『ブラックウィザード』に関する情報なら噂でも何でも集めた。 真偽等は後から幾らでも調査できる。まずは、あらゆる情報の収集。そこに、コンピュータに聡い聡くないは関係無い。固地や鳥羽も同じようにネットに目を光らせていた。 各々にでき得る最大限のことを皆が全うした。全ては、この事件の解決を邪魔する要素を排除するために。 「お前の言葉が正しいのならば、その映像媒体は十中八九この施設内に存在する。そして、もうその記録は使えない。初瀬が入り込んでいるからな。 とは言え、何もネットではなくともUSBのようなモノを使えば流通に紛れて記録は持ち運びできる。そうだろ、永観?」 「・・・・・・そこまでわかっていながら、何故お前はそんな勝ち誇った顔ができる!?」 「残念だが、この第17学区は警備員によって秘かに監視されていた。物資の流通から何もかもだ。 さすがに、新“手駒達”の確立を最優先したためかこちらも空振りに終わったがそれはそれで朗報でもあった。お前達が協力関係を組んでいる企業の目星も付いている。 また、初瀬の能力なら通信履歴を含めた様々な『履歴』を探知することができる。初瀬の能力の全容が『書庫』に全て記載されているとでも思ったか? 俺が、お前達が放った“手駒達”の尾行を『書庫』には掲載されていない力で看破したのと同じ理屈だが?あの“巨人”もそうだろう?」 「くっ・・・!!!」 「何より・・・お前の狼狽さが全てを物語っている。俺の言葉を推測と断じたくせに、何故うろたえている?悪いが、お前の言葉には何の説得力も感じられない。 そんな輩の妄言を無邪気に信じる程俺は綺麗な人間じゃ無い。断言してやろう。お前達は焔火達の痴態を録画してはいない!! 『今』の仰羽智暁の狼狽振りも俺の言葉に説得力を与えている。もう、お前達の駆け引きは駆け引きとして成立していない!! 永観。お前は、『今』の仰羽智暁の精神状態で俺達と戦うつもりか?『発火能力』と相性抜群の『熱素流動』を持つ仰羽智暁を欠いた状態で俺の『水昇蒸降』とぶつかるつもりか? 『今』の焔火は姉である朱花の高圧電流すら逸らす程だ。俺の指揮もある。まぁ、好きにするといいさ。俺達は俺達の為すべきことをするだけだ。ハーハハハッッ!!」 永観は憎たらしいにも程がある“風紀委員の『悪鬼』”に駆け引きで敗北したことを悟る。確かに、固地の言う通り智暁の精神状態のまずさは許容外に片足を突っ込んでいる。 『自分に内緒で調教している姿が録画されていた』という嘘の情報は、智暁に想像以上の精神的ダメージを与えている。ようは、相互の信頼に関わること。 今から固地と焔火と戦闘に突入する『今』、自分に対して不信感を抱かせてしまうのは全くもって得策では無い。そもそも、捕まってしまえば全て終わりなのだ。 『焔火達の調教光景を録画していた』というハッタリは、あくまで駆け引きの材料でしか無い。ハッタリで自分の首を自分で絞めるのは本末転倒である。 永観としては、アドリブに弱い智暁では無くこんな付け焼刃の下策に走らなければならない状況―“巨人”の攻勢―そのものに腹を立てているのだから。 「・・・智暁」 「は、はい」 「安心して。あの“『悪鬼』”の言う通り、今までの言葉は全部ハッタリだ。僕としたことが、往生際が悪かったよ」 「ほ、本当ですか!!?」 「あぁ、本当だとも。僕の命に誓うよ」 「・・・ハァ~。よかったぁ・・・」 故に、本当のことを智暁に打ち明けることで彼女の精神状態を回復させる。結局“『悪鬼』”の言葉が全て頷ける内容であったかは定かでは無い。中には虚偽が混じっている可能性もある。 しかし、その言葉によって智暁の精神状態を撃ち砕かれた。その舌の回りように瞬間“辣腕士”の面影を垣間見、永観は多少以上に不機嫌となる。 「・・・だそうだ、焔火?」 「・・・・・・ハァ~。・・・ありがとうございます、先輩」 他方、永観の―止むを得ない―告白に目を細める固地の声を受けて焔火は固めに固めていた体を弛緩させる。 一歩間違えれば社会的に抹殺されかねない事柄であったからこそ、それを見事見破った“『悪鬼』”の戦略に唯々感心する。 「礼はいらん。行動と結果で示せ。それが、今のお前に課せられたモノだ」 「・・・はい!」 「・・・フン。さて・・・仰羽智暁!!」 「ッッ!!」 安心し切った+感謝の念が顕著に現れた表情を向けた部下から顔を逸らした固地は、ついでとばかりに更なる責めを行う。 標的はもちろん・・・サディスト気取りの少女。これは、個人的な想いも入った言及である。 「何でも、お前はこの単純バカを痛めに痛め付けていたと聞いたが?」 「そ、それがどうしたのよ!?私の愛玩奴隷に何をしたって私の勝手・・・」 「お前の愛玩奴隷?ハーハハハッッ!!・・・笑わせるな。この女は誰かの鎖に繋がって大人しく飼い馴らされるようなタマじゃ無いぞ? 何せ、俺の鎖を食い千切った程だからな。お前なんぞの愛玩(オモチャ)には到底なりえん。身の程を知れ・・・ガキが」 「ッッッ!!!」 「固地先輩・・・!!!」 固地の宣言に絶句している智暁を尻目に焔火は目に映す。高笑いを放った後の彼の表情が、常のような禍々しいモノでは無く何処までも真剣なモノであったことに。 きっと、それは彼が自分をまがりなりにも認めてくれていることの証。焔火緋花は仰羽智暁の奴隷なんかでは無いことをはっきり表明してくれた彼の『力』を己が胸に確と刻む。 「何だ、焔火?さっきも言ったが礼は・・・」 「はい、今ので『傲岸不遜ポイント』が1つ増えました!!この調子なら、早々に罰ゲーム決定かも!?」 「ガクッ!!ちょ、ちょっと待て!!何故、今のでポイントが加算するんだ!!?」 「さっきからどうしようかなって迷っていたんです。幾ら相手が相手とは言え、傲岸不遜なのには変わりありませんでしたし。 前に先輩も私のことを奴隷扱いしてましたし、駆け引きのためとは言え『痴態』なんていう下品な言葉も使いましたし。 丁度駆け引きも終わった後だったんで『よしっ♪入れちゃおう♪』って。ニシシ♪」 「何が『よしっ♪入れちゃおう♪』だ!!それはそれ、これはこれだ!!笑顔でごまかそうとしても無駄だぞ!!断固抗議する!!」 「望む所です!!そのためにも、一刻も早くこの事件を解決しましょう!!行動と結果で示す!!そうでしょ、固地先輩!?」 「・・・ハァ」 自分の言葉を焔火に逆手に取られたことに対して溜息を吐く固地。おそらく、これは『礼はいらん』と言われた上で彼女なりに考えた『礼』なのだろう。 それがわかったからこそ固地は溜息を吐くだけに留めた。やはり私情を挟むと碌なことにならないことも同時に胸に抱きながら。 「あぁ・・・そうだな。時間も無い。手早く事を済ませるぞ、焔火!!朱花は全面的に任せる!!姉を救いたいのなら・・・全力を賭して戦え!!!」 「はい!!いくよ・・・お姉ちゃん!!!」 「・・・・・・」 「智暁!!『熱素流動』でサポートを!!朱花を使って焔火緋花を押さえ込むんだ!!」 「はい!!蜘蛛井さんの『調整』のおかげで朱花の暗示が解けることは無いでしょうし、思う存分姉妹同士で殺し合ってもらいましょうか!!」 言葉による前哨戦は終わった。ここからは、文字通りのガチンコ勝負。喰うか喰われるか、まさに弱肉強食のルールが支配する領域へ5人は足を踏み入れる。 片や事件解決と肉親を救うために。片や戦場から脱出するために。己が命を賭して・・・己が目的を達成するために少年少女達は戦闘に突入する。 そんな中・・・操り人形と化した姉の虚ろな瞳の奥に小さな光が宿り始めていることに、この時この場に居る者達は気付くことは無かった。 「何度言えば理解する?俺達はそんな条件は呑めない。雅艶も言っただろう?」 「それじゃ、私達穏健派と過激派の和解は無理だわ。・・・プライドが高いというのも考えモノね、麻鬼?」 「・・・・・・」 「こ、こらっ菊!!挑発的なことをしないの!!」 「ハァ・・・やっぱり過激派ってのは碌なモンじゃ無ぇな~」 林檎さん。一応彼等の正体は理解できましたが、何故こんないがみ合いになってしまわれたのでしょう? 元々穏健派と過激派って分かれているくらいだから、やっぱり一枚岩じゃ無いってことかも。まぁ、あたしの予想も当てずっぽうレベルだけど 場面は『協力者』の一角である救済委員達が集っている灰土の大型車両に移る。そこでは、麻鬼と花多狩の激論(=いがみ合い)が繰り広げられていた。 車を操る灰土は溜息を零し、部外者である真珠院が一時的に救済委員と行動を共にしていた林檎に質問し、林檎が当てずっぽう―しかし、真実の一端である―の回答を行う。 挑発を受けた麻鬼が不気味な沈黙に突入し、車内に不穏な空気が流れ始める。そもそも、何故共同で『ブラックウィザード』を討伐しようという話の後にこんな事態に陥ったのか。 それは、麻鬼達が『ブラックウィザード』討伐に対する“アクション”を聞いた花多狩が以下の条件を和解の条件としたからである。 『穏健派と過激派の和解実現の条件は・・・新“手駒達”の救出よ。そのためなら、風紀委員会と形だけでも協力する。いいわね?』 『それは呑めん。新“手駒達”救出は風紀委員会の役目だ。俺達に危害を加えてくる場合はその限りでは無いが、進んで行動を起こすことなど有り得ない』 花多狩の出した条件は積極的な新“手駒達”救出。これは、救済委員である自分達の存在意義にも直結する。 そのためなら風紀委員会とも協力する(無論形式上ではだが)。能力的に峠の『暗室移動』と雅艶の『多角透視』の組み合わせは、和解の条件成立のためにとても有効なモノである。 彼等がその気になれば迅速な新“手駒達”救出も果たせる。そう考えたが故の花多狩の提案。 この提案に峠は不承不承ながらも頷いた―春咲桜に謝罪した『今』の彼女だからこそ―のだが麻鬼と雅艶は拒否の姿勢を見せた。 特に、麻鬼の拒否っぷりは凄まじく花多狩の交渉も全く受け付けない。 『・・・様子見だ。ここには、俺の元仲間が居る。奴等がどれだけの働きを見せるのか・・・見てみたくなった』 理由は言わずもがな。また、本来の役目を考えるならば新“手駒達”救出は風紀委員会の役目であり、致し方無い場合は別にして進んで連中に協力しようと麻鬼は思わない。 固地との取り決めも既に果たし終えている。加えて、数が限られる空間移動系能力者峠上下の能力を使って大々的に救出すれば彼女が“目立ってしまう”。 ある意味では切り札とも言える峠をみすみす晒したく無い。この意見には雅艶も同調しており、結果として激論に収拾が着かなくなっているのだ。 「・・・雅艶」 「俺は麻鬼程意固地になるつもりは無いが、やはり峠の存在が連中にバレるというのは今後の活動を考えると由々しき問題だ。 確かに、彼女の『暗室移動』は有効な手段ではあるが・・・逆に言えばこちらの手札を明かすことになる」 「あら?固地にはバレてるじゃない?」 「・・・あれはギブアンドテイクの関係でしかない。それに、救済委員だからと言って即逮捕というわけじゃ無い。それこそ、現行犯に近い形でもなければ・・・な」 「まっ、オッサン達のような穏健派よりかは過激派のオメェ等の方が捕まりやすいのは確かだろうよ。なんたって、やることが過激だしよ」 雅艶と花多狩の議論に灰土がツッコミを入れる。現役警備員故に説得力のある言葉。世の中の常として、穏健派と過激派のどちらが警戒されるのかと問われれば普通は後者である。 「ゴホン!俺達としても罪の無い人達を救いたいという気持ちは当然ある。しかし、それも時と場合による。 花多狩。お前は峠を危険な目に合わせる可能性を黙認するのか?下手をすれば、今後彼女が救済委員活動を行う上で重大な支障が出かねないぞ?」 「・・・・・・」 「菊・・・」 雅艶の容赦無い指摘が花多狩に突き刺さる。大事な友へ意味ありげな視線を送る峠の顔を横目で見て、それでも穏健派の指揮官足る花多狩は動じない。 この条件に雅艶や麻鬼が反発することはとっくの昔に予測していた。予測していた以上対策は考えてあるし、同時に覚悟もできている。 「・・・ねぇ、峠」 「・・・何?」 「貴方は・・・私を信じられる?友である私の言葉を最後まで信じ抜くことができる?」 故に、己が覚悟を眼前の友へ示す。花多狩菊の大事な大事な親友・・・峠上下へ。 「・・・フッ。当然じゃない!!私はもう二度と友を裏切らない!!私は菊を信じる!!どんな時も・・・あなたを信じ抜く!!」 そんな友の問い掛けに、峠もまた覚悟を決めて返答する。あのコンテナターミナルで花多狩と戦った際に改めて自身を見詰め直した結果を今一度友へ示す。 戦場に身を置く以上、存在が露見するリスクは元より承知。当たり前ではあるが、このリスクを信を置く友が考えていないわけが無い。 その上で友が言葉を連ねるなら、自分が為すべきことは決まっている。すなわち・・・何処までも友を信じ抜く。 「・・・ありがとう、菊。・・・雅艶、麻鬼。貴方達の懸念も理解できるわ。だから・・・私も貴方達の懸念を少しでも払拭できる条件を再掲示する。 但し・・・大元を変えるつもりは無いわ。救済委員として、新“手駒達”を救う一助になる・・・この大元はね」 「花多狩・・・!」 「それに・・・貴方は私に大きな“貸し”があるんじゃないの、雅艶?」 「“貸し”?・・・俺達過激派がお前達穏健派に負けたことを言っているのか?それとも、春咲桜のことを指しているのか?」 「花多狩。残念だが、あれは『シンボル』の助力があってこその結果だ。俺達過激派が敗北した事実に変わりは無いが、それが今の交渉における取引材料にはならない。 春咲桜も同じだ。制裁については色々反省すべき点があったのは確かだが、奴が裏切り者であったという当時の認識を取り下げるつもりは無い。 まぁ、今では穏健派に現役警備員も参加しているし今後春咲桜についてどうこうするつもりは無いが」 花多狩の“貸し”発言に雅艶と麻鬼が噛み付く。結果としては間違い無く過激派は穏健派に敗れた。だが、それは部外者である『シンボル』の力があったからだ。 春咲についても、雅艶や麻鬼は裏切り者という当時の判断を取り下げるつもりは毛頭無い。故に、この場における有効な取引材料にはなり得ない。 そう考える雅艶と麻鬼の言葉に・・・花多狩は不敵な笑みを浮かべる。 「私の言葉をちゃんと聞いているの?私は雅艶個人に対して先の言葉を言ったのよ?」 「俺個人?ますますワケがわからないんだが?」 雅艶はいよいよ花多狩の言わんとしていることが読めなくなる。個人的に彼女へ“貸し”を作ったことは無い筈だ。 一方、雅艶の態度を見て内心では怒り狂っている花多狩は確実な言質を得るため―麻鬼にも事の重大さを認識させるため―に一気に勝負に出る。 「ねぇ、雅艶?唐突な質問なんだけど、貴方にスケッチして貰った6月に比べて私の胸・・・大きくなってない?」 「胸?・・・・いや、殆ど変化していないぞ?あったとしても、啄達にやった俺のヌード絵ともミリ単位レベルでの変化があるか無い・・・グムッ!!?」 「・・・!!!」 花多狩の質問に対し、何処か得意気に回答する雅艶の口を麻鬼が塞ぐ。見れば、麻鬼の額には幾つかの汗が吹き出ていた。 対して、雅艶がヌード絵の存在を『思い出している』ことを可能性として予測していた花多狩は般若の表情を青筋と共に浮かべながら冷徹な指摘を開始する。 「あれぇ?確か雅艶って七刀の『思想断裁』でヌード絵に関する記憶は消されたんじゃなかったっけ?」 「そ、それは・・・」 「あんなモノ、俺の芸術に対する執念の前には無意味も同然・・・フグッ!!?」 「(黙ってろ、この覗き魔!!)」 花多狩の追及に何故か自信満々に答える雅艶の口を再び塞ぐ麻鬼。内心では、相棒の変態趣味に対するツッコミをぶちかましながら。 「菊・・・貴方私を裏切らないのよね?だったら、どうしてこんな大事なことを黙っていたの?私達女性にとっては重大な問題じゃない?」 「そ、それは・・・私も雅艶が記憶を取り戻していることを知ったのは数日前的だし、菊が激怒するのは目に見えていたからどうやって伝えたらいいのかわかんなくて・・・それで・・・」 「・・・フフッ。わかっているわよ、峠。私が貴方の立場でも同じことを考えた筈だしね」 「そ、そう。ふぅ・・・」 未だ般若の形相を崩していない花多狩の質問に冷や汗ダラダラ状態で答える峠。『私はもう二度と友を裏切らない!!』と言った手前、 女性に対する大問題的な行為を行う雅艶の趣味が『回復』していることを救済委員ヌード絵被害者第1号である花多狩に黙っていたのはバツが悪い。 正確には『どうやって伝えたらいいのかわからなかった』ではあるが。その点については花多狩も理解してくれたために、峠はわかりやすいくらいに安堵した。 「麻鬼。これでわかったわよね?雅艶は私に大きな“貸し”があるの。普通なら女性の敵としてボッコボコにしたいくらいだけど、 これから再掲示する私の条件を呑むというのなら帳消しにしてあげる。どう?悪くないでしょ?あぁ、そうだ。 厳密には農条達が事の始まりだけど、アイツ等にはその場でキッチリ制裁を与えたから交渉には使えないわよ?フフッ」 「何故ヌード絵がいけないんだ!!?断固抗議・・・ムゴォ!!!」 「それとこれとは話が別では?第一俺には関係の無い・・・」 「あぁ、そう。だったら、救済委員の皆に『雅艶の相棒を務める麻鬼って男は相棒の覗き趣味を黙認するクール気取りの変態』って言いふらしてやるわ」 「何っ!!?」 相棒の趣味のせいでとばっちりの直撃を受ける麻鬼。普段からクールにキメている人間にとって、『覗き趣味を黙認する変態』という汚名はキツ過ぎる。 しかも、事が事なだけに下手に言い訳ができない。麻鬼とて雅艶に対して何度も注意をして来た。しかし、相棒は頑なに覗きやヌード絵描写を正当化する。 能力も強力で頭も回る過激派指揮官を務める男の欠点―本人は美点と考えている―を穏健派指揮官に物の見事に突かれた。 花多狩とて、心中では色んな意味で葛藤しているだろうに。正しくは、身を削って己がヌード絵の話題を雅艶に振った・・・である。 「・・・勘違いしないで欲しいんだけど、私は救済委員として当然のことを再掲示するのよ?風紀委員や警備員の手が行き渡らない人達に手を差し伸べるのが救済委員。 そして、現状では風紀委員会の手が新“手駒達”全員へ行き渡らないのは事実に近い可能性よ。なら・・・だったら・・・だから、今こそ私達救済委員の出番なのよ!! 罪無き人達を救う!!救済委員になった理由は各々で違うとは言え、私達救済委員の象徴(そんざいいぎ)を貴方達は否定してしまうの!!?そんなの間違ってるでしょ!!? あの救済委員事件を経た『今』の私達なら、形だけでも風紀委員会と協力することはできる筈よ!!? さぁ、どうするの麻鬼!?このままだと、穏健派と過激派の和解が進まないどころか『覗き趣味を黙認する変態』の烙印を押されるわよ!?」 「グッ・・・!!」 「林檎さん。あの麻鬼様という方は本当に『覗き趣味を黙認する変態』なのですか?もし、それが事実ならあの雅艶様という方と同レベルのケダモノのようにお見受けするのですが」 「ウッ!!」 「しっ!声が大きいよ、珊瑚。事実でも言っていいことと悪いことがあるよ!!」 「(お前の方が声がでかい!!というか、何故俺が雅艶と同レベル!?有り得ん!!そんなことがあっていい筈が無い!!!)」 ここに来て、花多狩の怒涛の攻め―麻鬼としても花多狩の言葉は至極もっともであると考えている―に乗っかって来た真珠院と林檎の言葉が麻鬼の心を揺らがす。 特に、初対面である真珠院の言葉がキツい。花多狩の言わんとしているのは、つまりは真珠院のような反応である。 「(それはマズイ!!『覗き趣味を黙認する変態』なんて、この先ずっと言われてたまるか!!)」 これから救済委員として新たに行動を共にするかもしれない者達(特に女子)に、今後『ねぇねぇ、あの麻鬼って「覗き趣味を黙認する変態」なんですって』・『うわーっ、最低!!』・ 『クール気取って頭の中はやましい想像で一杯なんだわ』なんて風に見られるとしたら、それこそいい笑い者である。 七刀や斬山辺りには、生涯に渡る汚点扱いにされかねない。そんな事態は、真っ平御免被る。そう、麻鬼は決意する。 「わ、わかった・・・。と、とりあえず、再掲示とやらを聞かせろ。話はそれからだ」 「ま、待て!!俺にもいわれの無い誹謗中傷に対する反論の機会を・・・」 「黙ってろ、この覗き魔!!」 「グフッ!!!」 とにもかくにも花多狩が再掲示する条件を聞く態勢に入った麻鬼に憤慨する雅艶だったが、雅艶以上に憤慨している麻鬼の実力行使によって黙らされる。 クールな麻鬼をここまで取り乱させるのは雅艶くらいである。だからこそ、雅艶は別の意味で一目置かれていたりもする。 「ゴホン!では、改めて提案するわ。和解の条件は新“手駒達”救出・・・『の一助』よ!!」 花多狩の再掲示案は『新“手駒達”救出の一助』であった。つまり、『多角透視』と『暗室移動』を併用して新“手駒達”の頭部にある小型チップを破壊するということ。 新“手駒達”そのものを空間移動で救出してしまうと、戦場に居る風紀委員や警備員に峠の存在を勘付かれる可能性が大きくなる。 そのために、そこら辺に転がっている小石等を正確にチップへ空間移動させて破壊する。暗闇下という環境、戦場という錯綜を重ねる領域だからこそ、 峠の『痕跡』を見え難くすることができる。タイミングは雅艶の『多角透視』が精緻に誘導し、その後の救出は現場の風紀委員会に一任する。 雅艶達の意向にも配慮した上での妥協案。チップを失えば気絶する特性も踏まえたこの案は、風紀委員会に形だけでも協力する―正確には救出を押し付ける―モノとなった。 議論の末、雅艶達も納得し条件は行動に移された。但し、雅艶の調査によって『ブラックウィザード』のリーダーである東雲付近に居る新“手駒達”については、 『暗室移動』によって新“手駒達”そのものを空間移動させた。理由は至って単純、付近に風紀委員会のメンバーが居なかったからである。 雅艶の調査によって北部に居る70名の新“手駒達”全ての捕捉には成功しており、現にその大半は現在風紀委員会と交戦中である。 他方、東雲の周囲には風紀委員会の手の者が存在していなかった。このままでは、何時何時新“手駒達”がリーダーと共に施設外へ脱してしまうかわかったモノでは無い。 故に、『東雲の対処は風紀委員会に任せる』という条件で雅艶達は新“手駒達”を空間移動させた。 雅艶達は、風紀委員会よりも『ブラックウィザード』の方が露見のリスクは低い―風紀委員会か『協力者』のどちらの仕業か判別できない―と見積もっている。 最悪露見してしまっても、『花多狩の友だから~』という理由で押し通す算段である。風紀委員会には固地も居るという計算もある。 救済委員+αはすったもんだの末に一応纏まった。一応ではあるが。だがしかし・・・この『一応』が風紀委員会に齎した利は途轍も無く大きいモノであったことは確かである。 「(なっ!!?あたしの思考を・・・能力者か!!?しかも・・・こいつ等風紀委員会じゃ無い!!)」 「女の子には手を挙げない主義だけど・・・事情によってはそうもいっていられないよ?」 「荒我君の邪魔をするでやんすなら、オイラも鬼になるでやんす!!」 喉が異様に渇く。背中に冷や汗が吹き出るのを止められない。護身用の拳銃をポケット内で握り締める少女中円真昼は、事態の更なる悪化を悟る。 『ブラックウィザード』を裏切り唯1人逃走に移っていた少女の前に、『協力者』の梯と武佐が立ち塞がった。 中円としては、相手が『風紀委員会』に属する者であれば『ブラックウィザード』を売った末に投降するのも手段の1つであった。 だが、『風紀委員会』でも無い人間相手にこの手段が通じる保障は無い。わざわざ、銃弾異能が飛び交う戦場に好き好んで突入して来た命知らずである。 「(だとすれば・・・あたし達に深い恨みがあるのは想像に難くない!!)」 真っ先に思い浮かぶのは、極悪非道を地で行く『ブラックウィザード』への深い恨み故の突入。いや、そうとしか考えられない。 しかも、己の思考を読む能力者。周囲には風紀委員会の人間は居ない。報復にはうってつけの状況である。 「(ど、どうする!!?この拳銃で・・・応戦するしか・・・!!!)」 「拳銃はズボンの右ポケットにある・・・そうだね?」 「!!!」 報復に対する恐怖から護身用の拳銃を用いた対処を考えた中円の思考は、しかし武佐の『思考回廊』によって筒抜けとなる。 こちらの手札が読まれる。対処方法すら。思考を読む能力者の脅威が低位能力者である中円を襲う。 「(ど、どど、どうする!!?う、撃ちたく無い・・・撃ちたく無い!!!こ、殺しなんかに手を染めたく無い!!!)」 顔が歪む。歯をカタカタと震わせる。事ここに至っても、中円は威嚇行為として拳銃をポケットから取り出すこともできない。 『ブラックウィザード』含め、寄生場所であったどのスキルアウトでも前線に出たことは一度も無かった。戦闘経験など皆無に等しい。 ずっと、ずっと安全地帯でのうのうと過ごして来た弊害。そのおかげか、ある意味では『ブラックウィザード』の中で“まだ”正常に近い感覚を保っているとも言える中円の思考。 すなわち、『一般的』なスキルアウトの域を超えていない少女。だからこそ彼女は誤った。『ブラックウィザード』というスキルアウトを寄生場所に選んでしまった自身の判断を。 「梯君・・・」 おかしいでやんすね。残虐で有名な『ブラックウィザード』のメンバーにしては、全然戦闘慣れしていない態度でやんす 一方、相手が拳銃を所持していることから何かあればすぐに物陰に飛び込める体勢と心構えを持つ梯と武佐は言葉と『思考回廊』による議論を展開する。 議題は中円の態度。梯と武佐はいずれも元スキルアウト。そして、今は喧嘩大好き荒我の舎弟である。 2人共に喧嘩の腕は大したことは無い。無いが、それなりの戦闘経験はあった。故にわかる。眼前に立つ『ブラックウィザード』の少女は・・・ド素人であると。 「(思考を読む以上、嘘もでっち上げも通用しない!!ど、どうすれば・・・)」 後方支援の人間なのかもね。これなら、俺達でも何とかできるかも 「でやんすね」 『思考回廊』は、一度発動すれば次回発動までに7秒のタイムラグが発生する。そのために大事な部分は『思考回廊』を使い、簡素な返事等は言葉でやり取りを行う。 荒我の舎弟としてコンビを組む梯と武佐は、まさに阿吽の呼吸にて問題無く意思疎通を行う。大して、中円は思考の迷宮に陥り次の行動に移ることすらできなくなっていた。 そんな少女の態度を瞳に映す武佐は、自身の胸に湧いて来たある衝動を確と感じる。そして、その衝動を隣に立つ友へ告げる・・・というか告げたくなった。 「それにしても・・・」 「・・・どうしたでやんすか?」 可愛いね、彼女。俺のナンパ師としての血が騒ぐよ 「ガクッ!!?」 梯は、武佐の場違いにも程がある思考に思わずこけそうになる。しかも、一度発動すれば7秒は行使できない『思考回廊』を用いてのモノである。 それ程までに自分に伝えたかったことなのか。女性をナンパする趣味は特に無い梯にとってはよく理解できない思考である。 「胸は平凡そうだけど、ボーイッシュ風の出で立ちがよく似合っているよ。あの黒髪もよく手入れしているんだろうね・・・。 しかも、今のオドオドした態度がボーイッシュ風の出で立ちとのギャップをすごいレベルにしている。・・・いいね」 「よ、よくわかるでやんすね」 「そりゃ、ナンパする前に相手の身だしなみを観察するのは当然じゃない?これは、ナンパ師として当然のことさ」 「(その割には、オイラ武佐君がナンパに成功している所なんて一度も見たことが無いでやんすよ)」 制限のある『思考回廊』では我慢できなくなったのか、遂に口に出してナンパの極意を語り始める武佐に梯が心中でツッコミを入れる。 武佐のナンパが成功した所なんて今の今まで一度も目にしたことは無い。荒我でも同じ台詞を吐くだろう。 「・・・だからかな。気になることがあるんだ。俺は、今からそれを確かめないといけない」 「えっ?」 戦闘のど素人である彼女が、どんな理由で『ブラックウィザード』に・・・“スキルアウトに居るのかを”!! 「・・・!!」 梯は『見る』。武佐の真剣な瞳を。『思考回廊』によって描かれた武佐の真意を。これは、スキルアウトに所属したことがある者にしか100%理解できない代物。 スキルアウトに所属するには、何かしらの理由が存在する筈だ。無理矢理にしろ自分の意思にしろ。それを見極める。元スキルアウトの人間として。 それが、顔を歪める少女を理解する大きな『モノ』となる筈だ。この邂逅を、双方にとって良い方向へ持って行くことができる一助となる筈だ。 『思考回廊』のタイムラグ制限や梯との議論で少女の思考は断片的にしか読んでいない。無論戦闘慣れしていない少女がどうして拳銃を持っているのか、その“本当”の理由すら武佐は理解していない。 「荒我兄貴・・・今度は俺や梯君の力で彼女を救ってみるよ。兄貴の象徴(こぶし)で救われた舎弟として。だから・・・一緒に頑張ろう、梯君!」 「合点承知でやんす!」 舎弟達は決意する。かつて敬愛する兄貴の象徴(こぶし)に救われた者として、今度は目の前で震える―そして、とても極悪人とは思えない―少女を自分達の力で救うことを。 自分達の行為が、本当に彼女にとっての救いになるかどうかはわからない。ならない可能性だって十分ある。でも・・・それでもやる。 唯々真っ直ぐに、がむしゃらに、只管に己を貫き通す。そんな漢・・・荒我拳に自分達は憧れたのだから。 「それじゃあ・・・ねぇ君!!」 「ッッ!!!」 自分達なりの救い方・・・・その先駆けとして武佐は中円に割と気楽に受け取れる声を掛ける。 他方、中円は急に声を掛けられたために反射的にポケットから拳銃を引き抜こうとする。 「そこまで警戒する必要は無いでやんす!!オイラ達は表立って戦うつもりは無いでやんす!!」 「・・・?」 しかし、その行動は途中で止まる。金髪スポーツ刈りの小柄な男が表立った戦闘意思を否定したからだ。 中円は混乱する。この2人は『ブラックウィザード』に大層な恨みがあるものとばかり考えていた。 自分がその立場なら、戦闘意思を否定することはまず無いだろう。それなのに、どうしてそんな言葉が出て来たのか? そんな頭から?マークが見えるかのように混乱している中円を更に混乱させる言葉が、『思考回廊』による打ち合わせを経た梯と武佐から投げ掛けられる。 「俺(オイラ)達は、すっごく可愛い君をナンパしに来ただけなんだ(でやんす)!!!」 「・・・・・・・・・・・・はっ?」 その瞬間、中円真昼の頭脳は思考停止の道を選んだ。どう頑張って解釈しても、この局面で『ナンパ』という言葉が出て来る意味がどうしても理解できなかった。 今の彼女は『ナンパ』の意味すら失念していたと言っても過言では無い。『ナンパ』?何それ、おいしいの?状態である。 「ボーイッシュ風の出で立ちがすっごく似合ってるー!!黒髪もサラサラそうでとても綺麗だー!!!」 「オドオドした態度とボーイッシュ風の出で立ちとのギャップ萌えーでやんす!!!」 「ちょっ!!?な、何こんな所で公然と恥ずかしい台詞を叫んでるのよ!!?」 「「ボーイッシュ萌えええええぇぇぇっっっ(でやんす)!!!」」 「だ、だから止めなさいってば!!!」 緊迫した空気から一変、萌え萌え連呼空間に様変わりしてしまった急展開に着いていけない中円。 タチの悪いことに、登山者が山に向かって『ヤッホー』と叫ぶように梯と武佐が手を口の前で筒状にした上で自分目掛けて大声連呼をしているために余計に恥ずかしい。 ここ最近は『ブラックウィザード』内部も空気が張り詰めていたこともあって、こんな馬鹿らしい雰囲気にすぐに対応できないのだ。 「あぁ!!君への萌え心はとても言葉だけじゃ伝え切れない!!だから、俺の『思考回廊』で君の素晴らしさを伝えるよ!! 普段ボーイッシュな君が女の子らしい格好になれば、そのギャップは更なる成長を遂げる!!それっ!!」 「ッッ!!!」 だがしかし、男達が攻めの手を緩めない。『思考回廊』によって、中円は武佐の思考を直に脳に叩き込まれる。“妄想”という名のいかがわしき男の思考を。 ゴ、ゴスロリ・・・か。初めて着るわね。・・・似合っているかしら? うん。とても似合っているよ ・・・/// 「(い、いやああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!!無い無い!!!こ、こんな映像有り得ないいいいいいぃぃぃぃっっ!!!)」 『思考回廊』によって脳裏に入って来たのは、『ゴスロリな自分が武佐に褒められて照れている』という映像である。 さすがに、ここでエロ方面の映像を叩き込まなかったのはひとえに武佐の(自称)ナンパ師故の配慮か。 だが、普段からボーイッシュな格好を好む中円としては脳裏に浮かぶ自分のゴスロリ姿は悶絶モノである。 全く知らない男に褒められて照れている姿などとてもじゃ無いが他人の見せられるモノでは無い。 「そんなに恥ずかしがらなくていいんだよ。俺は、君の素晴らしい可能性の1つを掲示しただけさ。君ならどんな服装だって着こなせる。 それだけのポテンシャルを君は持っているんだ。そうだ、今度時間があったら一緒に遊ばない?」 「だ・か・ら!!何で、こんな所でナンパしてんのよ!!?ア、アンタ達は一体ここへ何しに来たのよ!!?」 「何しにって・・・ねぇ、梯君?」 「そうでやんすねぇ・・・」 「「ナンパ(でやんす)」」 「ふっざけんな!!!んなことあるわけ無いでしょ!!!」 強烈な羞恥のせいで上手く頭が回らない中円は、激昂しかけながら梯と武佐の目的を問い質す。 戦場にナンパしに来る奴なんか聞いたことが無い。絶対に何らかの目的がある筈であり、ナンパは唯の方便であると中円は考え、同時に警戒する。 「・・・いや。ナンパだよ」 「アンタ・・・!!」 「ハァ・・・君はナンパというモノを勘違いしているみたいだね」 「はっ?」 (自称)ナンパ師である武佐は、そんな中円の態度に溜息を吐きながら自身の考えを述べて行く。(失敗してばかりの)己がナンパの極意とは・・・ 「ナンパってさ、一種のコミュニケーションなんだよ?初対面の異性とのね。ほらっ、今の状況にピッタリじゃない。君と俺達は初対面なんだから」 「な、何屁理屈を・・・」 「屁理屈じゃ無いさ。一種のコミュニケーションなんだから、君を観察して素晴らしい部分を指摘するのもコミュニケーションだと思うな」 「一方的なコミュニケーションなんかあって堪るか!!何よ、あの映像は!!?ゴスロリなんて有り得ないわ!!!」 ナンパをコミュニケーションの一種と嘯く武佐に思わず反論する中円。あの恥ずかしいにも程がある格好を考えれば(中円視点では)当然の反論。 そして・・・この反応を武佐紫郎は待っていた。ナンパの極意の1つ・・・それは“緩急”。 「だったら・・・君のことを俺達にも教えてよ。どうして・・・どうして君は『ブラックウィザード』になんか居るの?」 「・・・・・・ハッ!それが本当の目的か!!」 「いや、本当の目的なら“もう終わっちゃってる”。そんな今の俺達の目的は、君とちゃんと話すことなんだと考えてる」 「ハァ!?・・・そもそも、あたしが『ブラックウィザード』に入った理由なんて、スキルアウトでも風紀委員会でも無いアンタ達には関係の無い話・・・」 「俺達は元スキルアウトだよ」 「ッッッ!!!」 スキルアウト。能力開発で無能力者(落ちこぼれ)の烙印を押された者達が作った組織。厳密に言えば無能力者ばかりでも無いようだが、大概のスキルアウトは無能力者の集団である。 社会的なモラルに反する行為も平気で行う者達も多い組織・・・そこに属するには何らかの理由がある筈だ。 「俺も彼も元スキルアウト。事情があって抜けはしたけど、スキルアウトに居た者としてこれだけは断言できる。 スキルアウトに入る人間には、必ず入るだけの確たる理由がある。どんなに小さなことでもいい。『落ちこぼれの烙印を押されたから』でも『能力開発に着いていけなくなった』でもいい。 必ず・・・必ず理由がある筈なんだ。周囲から白い目で見られるスキルアウトに入るだけの理由が!!」 「・・・!!!」 「君は・・・どうして『ブラックウィザード』に入ったの?君みたいな戦闘慣れしていない普通の女の子が、どうしてこんなスキルアウトに入ったの?」 「そ、それは・・・短期間で大所帯になったスキルアウトだから・・・」 核心。武佐が問い質すは、中円が『ブラックウィザード』に入った理由。 「・・・本当に?」 「うっ・・・」 上っ面では無い。本当の・・・本当の理由。良い噂を聞かない『ブラックウィザード』に入ることを決めた中円真昼の真の理由(ほんね)。 『よろしくね、真昼。あなたなら、蜘蛛井君に次ぐ情報のエキスパートになれるわ。この伊利乃希杏が保障してあげる、ンフッ』 刹那、中円が“思い出してしまった”のは『ブラックウィザード』に入りたての頃の光景。中円は、寄生場所であるどのスキルアウトでもそれなりの地位に着いていた。 地位とは、言い換えれば『必要とされる重要度の物差し』である。この『重要度』は、レベル1である中円にとって文字通りとても『重要』なモノであった。 彼女が通う風輪学園では、中等部・高等部関係無く高位能力者による無能力者・低位能力者への暴力や恐喝が目に見えない所で行われていた。 レベル1である中円も、実はこの被害者の1人であった。それが理由なのか、彼女は何時しか風輪へ通わなくなった。所謂不登校である。 現在の風輪には高1になる弟も通っているのだが、連絡は取り合っていない。理由は彼女のみぞ知る。 とにもかくにも、中円真昼は不登校を境にスキルアウトを転々とするようになった。そこに居るのは、いずれも学園都市の能力至上主義から弾き出された者達。 その中で、自分は持ち前の情報収集能力を買われてそれなりの地位を与えられた。必要とされた。嬉しかった。中円真昼は嬉しかった。 『(あーぁ、このスキルアウトももう潰れるな。さっさと見限って新しい寄生場所見つけるとしますかね・・・)皆心配しないでっ、あたしがこのスキルアウトを助けてみせる!』 所属するスキルアウトを抜ける時は、何時も決まってそのスキルアウトが危機に陥った時である。 危機を救おうと積極的に動く素振りを見せ、単独行動を可能とする状況を作り出し、隙を見て逃走する。 理由は巻き込まれたく無いから。それは半分本当。それは半分嘘。もう1つの本当は・・・地位(いばしょ)を得る機会を失いたく無いから。 『ここなら・・・ここなら私をもっと必要としてくれる。今までのスキルアウトの比じゃ無く。ここでなら・・・風輪で居場所が無い私でももっと!!』 『ブラックウィザード』は、今までのスキルアウトの比では無い程中円の能力を買ってくれた。一番は蜘蛛井であったが、それに次ぐ実力者として見做されていた。 もう一度言おう。スキルアウトとは、能力開発で落ちこぼれの烙印を押された者達が作った組織である。 もちろん、『ブラックウィザード』は必ずしもこの定義に当て嵌まるわけでは無い。そう・・・当て嵌まらないからこそ、 その中でレベル1でありながら幹部級の会議に出席できる構成員という立場を獲得した中円の心境は想像に難くない。 彼女にとって、寄生場所とはすなわち“居場所”であった。だからこそ、中円真昼はスキルアウトを転々として来たのだ。 「・・・そうか。君にとって、『ブラックウィザード』は“居場所”だったんだね」 「(しまっ!!?)」 図らずも思い浮かべてしまった思考を武佐に読まれたことに狼狽する中円。今の光景は、『自分の意志で「ブラックウィザード」に入った』ことの何よりの証拠である。 これでは自首した所で罪が軽くなる可能性が低くなってしまう。そんな少女の思考を、能力を使わずとも察することができる元スキルアウト達は優しい口調で自身の想いを語り始める。 「・・・わかるよ、その気持ち」 「えっ・・・?」 「低位能力者の俺もさ、君と同じような理由でスキルアウトに入ったんだ。まぁ、俺の場合は兄・・・・・・」 「・・・兄?」 「ま、まぁ家庭内の問題というか。そのせいで、俺は“居場所”欲しさにスキルアウトへ自業自得を覚悟で飛び込んだ。 どんな結果になろうとその責任は自分にあると考えた上で・・・俺と同じようなコンプレックスを抱いている奴が居る場所へ」 「・・・・・・」 「別に不満は無かったんだ。コンプレックスとは関係無しに気のいい奴も多かったし。今はもう無くなったけど。でも、俺はスキルアウトだった頃の自分を否定する気は無い。 何処かの風紀委員で高位能力者さんから見たら『逃げただけ』って言われるんだろうけどね。でも、あの頃の俺が居たからこそ今の俺が居る。 覚悟をもって『逃げた』から見えたモノがある。出会えた人が居る。それは、梯君だったり尊敬する荒我兄貴だったり・・・そして君だったりね、真昼ちゃん?」 「ッッ!!!」 能力で読んだのか、明かしていなかった自分の名前を呼ばれて反応する中円。だが、それは単なる恐怖から来るモノでは無かった。それが、中円にも確かに理解できた。 「オイラも、武佐君と似たような理由でやんすね」 「梯君・・・」 中円と武佐の会話に梯も参加する。自身の想いも打ち明けることで、今まで歩いて来た轍をもう一度見詰め直すかのように。 「オイラも無能力者のコンプレックスを何とか整理するためにスキルアウトに入った口でやんす。まぁ、入ったスキルアウトのリーダーがイカれた人間だったこともあって、 結構短い期間で抜けたでやんすがね。でも、そこで出会った人とは今でも交流を持ってるでやんす。その人のおかげで、今の自分が居るでやんす」 「・・・!!」 「真昼ちゃん。俺達もスキルアウトだった。当然スキルアウトだから、モラルに反する犯罪行為は何度もあった。俺も万引きとかしたことあるしね。 メンバーの1人としても連帯責任はあるんだろうね。だから・・・本当は君のことをとやかく言う資格は無いんだ」 「オイラも武佐君と同意見でやんす。オイラもパシリばっかりさせられたでやんすが、スキルアウトの1人として色んな責任がやっぱりあったと思ってるでやんす。 実は、オイラも武佐君と同じで万引きをしたことが何回かあるでやんすし。善人とは程遠い人間でやんす」 「真昼ちゃん。それでも・・・どうか、どうか答えて欲しい。俺達は、君が前線で人殺しをするような人間なんかじゃ無いと思ってる。 きっと、“極悪人じゃ無い”君とは暴力を用いたやり取りをする必要なんか無いと思ってる。だから、正直に答えて欲しい。君は・・・後方支援に“留まっていた”人なの?」 「今のオイラ達は真昼ちゃんの言葉を聞きたいでやんす!!スキルアウトに居た人間として、真昼ちゃんのことを少しでも理解したいでやんす!! そうすることで、真昼ちゃんにいわれの無い罪が着せられないようにできるかもしれないでやんす!!だから、オイラも質問するでやんす!! 真昼ちゃんがポケットに持っている拳銃は、本当に真昼ちゃんの意志で持っているモノでやんすか!!?」 「・・・・・・」 武佐と梯の真剣な眼差しが中円を射抜く。元スキルアウトとして、中円の抱く感情と類似したモノを抱える2人の漢の言葉に嘘偽りは感じられなかった。 彼等の言葉は正しかった。今この時も彼等は初対面で、しかも敵である自分のことを理解しようと一生懸命になってくれている。 理解することで、この後に待ち受ける中円への処遇を少しでも良い方向へ持って行けるように。本当なら話す必要も無い元スキルアウトという事実を中円に打ち明けてまで。 「(・・・本当に馬鹿な奴等。こんなんで、あたしの心を動か・・・そう、なん・・・て・・・!!!)」 顔が更に歪む。だが、その理由は恐怖では無い。決して無い。これは・・・歓喜。銃弾異能が飛び交う戦場で、敵である人間に対して理解を及ぼそうと懸命になってくれる漢達への感謝。 緊張が解けて行く。瞳に温かい何かが映る。気付けば、拳銃を握っていた手をポケットから出していた。 「(・・・あたしが『ブラックウィザード』の一員だったことは否定できない。・・・いや、否定しちゃいけない!!だって・・・コイツ等の想いを裏切っちゃうから!! それに、『ブラックウィザード』の一員だったからこそこんな・・・こんな馬鹿でお人好しな漢達と出会えたんだから!!)」 梯や武佐の言う通り、中円は人殺しなどしてはいない。それどころか、他人を直接傷付けた経験もほぼ無い(窃盗等はあるが)。 安全地帯にずっと居るということは、つまりはそういうこと。だから、目を逸らそうとする行為に拍車が掛かっていたとも言えるが。 「あ、あた・・・あたしは・・・」 少女は理解する。自分のさっきまでの行動が意味する愚かしさを。何の責任も負わないまま戦場から逃げ出そうとしていた愚行を。 中円は考える。こちらに近付いて来る―拳銃を所持していることをわかっていながら恐れず自分の方へ歩いて来る―漢達が、この過ちに気付かせてくれたのだと。 中円真昼は思う。自分が求め続けた“居場所”は他者から与えられるモノでは無いのだと。ナンパでも何でもいい。“居場所”とは、自分から掴み取りに行くモノだと。 スキルアウトへ入れば自動的に近い感覚―打算的思考の行き着く先―で地位を与えられていたがために長らく忘れていた感覚。 初めてスキルアウトの集会に足を踏み入れた時に抱いた感覚。打算も何も無い。自分の捻くれた想いを打ち明けるのに精一杯だった頃の感覚を思い出し・・・思いのままに吠えた。 「あたしは人殺しなんかしていない!!あたしは・・・『ブラックウィザード』の後方支援員よ!!この拳銃も、護身用だからって無理矢理持たされたのよ!!!」 梯と武佐の前に立つのは『ブラックウィザード』の一員だった責任を背負い、泣きながら自身の想いのありったけを訴える少女であった。 この瞬間武佐は想った。『敬愛する兄貴のように1人の少女を救うことができたかな?』・・・と。 所詮は“不良”でしかないと自覚している自身が明確に赤の他人を助けることができたことを実感する少年は、自分でもよく理解できない不思議な達成感に身を委ねる。 「(これは、一種の吊り橋効果ってヤツでやんすかね?武佐君がナンパに成功しているのを目の当たりにするなんて信じられないでやんす!!)」 「(・・・・・・)」 『思考回廊』で読み取った同じ舎弟の心の言葉で途轍も無く台無しになっていることに目を瞑りながら。 continue!!
https://w.atwiki.jp/kikipedia/pages/568.html
0001-0050/0051-0100/0101-0150/0151-0200/0201-0250/0251-0300/0301-0350/0351-0400/0401-0450/0451-0500 0401 Pocopen(2007-11-8)応援団:団長-akin8823 所持金:5800ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:5900ペソ 氷の彫刻 雪女さん まァまッ、結晶町二丁目の雪女さん ありがとうございますノシ持込みも大歓迎なのね☆ぽっ☆ この氷像の殿御、アタクシも好みですわァ♪・・・でも、どおして!? どおして!?雪子先生も、雪女さんも、中にw 中にィww(爆) 0402 Pocopen(2007-11-8)スネ愛護班-nanaki 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ 首切れメリーゴーランド 首切れ馬 まぁ!! 血黙り町の首切れ馬さんまで、ありがとうございますノシ ん~ww エクセレント なのね☆樹木子で制作されているだけあって、大迫力のメリーゴーランド なのね。メリーゴーランドに、「迫力」を付加するのは・・・貴方様だけ・・・いや、妖界ならでは(笑)なのね。 0403 akin8823(2007-11-8 )姐さんとネタかぶってましたね。すみません(^_^;)スネ組制作 スネコスレンジャー・コスチューム 元は図工の課題だったのですが、親御さんが制作した作品続出で、、、、じゃあいっその事「園児が着た状態で学園祭に出展しては?」という事になりまして学園祭終了までスネ組は全員がスネコスレンジャー状態です。「可愛い」と好評なのはいいけど最近なにか”酸っぱいかほり”が漂い始めております。。 0404 shion(2007-11-9)私も出品するしか~… 馬鹿より 能無いメーカー お名前を入れるんだうまー。 しかーし、何も起こらないんだうまーー。 0405 hyousen(2007-11-9)「うましか」さんの口調がムテキな感じですwwではでは、コチラもまたまた作品出展☆ 妖怪名 七本鮫 作品名 さめはだボーリング 1 「がんばって 2 「ボーリングセットを 3 「つくりました★ 4 「レーンがボツボツしていて 5 「いかんせんボールのすべりが~わるぃんだけどぉ~ 6 「そこはポンド数でごまかしてチョ! 7 「あ、ピン七本しかつくってないよ! 全 「う!! 0406 KARASU(2007-11-9)出品者 世の中の仕組一同 作品名 シュール人生ゲーム 一ヶ月かけて作りました。マスは「何となく歩いていたら小袖坊に袖を引き千切られた」とか「天狗の礫を浴びまくる」とかそんなん。 0407 Pocopen(2007-11-10)応援団:団長-akin8823 所持金:5900ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:6000ペソ あきさん おはようございますノシ いえいえ。 狙ってるのかと思いましたよ!連続してただけに よけい面白くて楽しませて頂きましたww スネコスレンジャー・コスチューム スネ組制作 わァお!! とぉ~ってもソソルのね☆ んじゃァー、此のまま全員がスネコスレンジャー状態で、「発表会」にもでてもらうか・・・発酵するな、タブン。。 0408 Pocopen(2007-11-10)鬼事メーカー/shion 所持金:1400ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:1500ペソ 能無いメーカー 馬鹿より うまァーー! 血黙り町二丁目の馬鹿さん、ありがとうござい なのね☆ ふむむ・・・名前を入れるぅ・・・ ・・・ ・・・ ?アチシの名前が悪いの? なんで? 何も起こらないんだうまーー。と、皆、つい、叫んでしまうまーー。 0409 Pocopen(2007-11-10)スネ愛護班-hyousen 所持金:2100ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2200ペソ さめはだボーリング 七本鮫 にゃは~、肌町一丁目の七本鮫さん ありがとうなのね☆ 力技でボツ押してけ!の、ボーリングセット!?なのね。ドゴォーーーーんっとぶち込むのね!!「う!!」 指が、もげそう・・・ 0410 Pocopen(2007-11-10)暗部:司令部-KARASU 所持金:7250ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7350ペソ シュール人生ゲーム 世の中の仕組一同 シュールな一ヶ月を費やして作ってくれたのね。マスは、シュールに満ちた出来事で埋め尽くされている のね☆此れで、当園も、年末商戦に参加するのね!! 発売に向けて、またもやシュールな日々を送ることになるのね。 0411 yoshino(2007-11-20)あきさんのお品、暗部作よりブラックでやられましたよwwwではでは…あら? 暗部で何やら動きが…<暗室(暗部職員室の略)にて>油:「桐一先生、どうなさいました?」桐:「宝田先生から、校門のところに置いてあったと渡されまして…」紅:「ボトルシップねェ、学園祭の作品かしらァ」神:「死の匂いはしないな…悪意はないようだ」瑪:「父兄の作品でしょうか。ジョ兄ウォーカーの瓶だし…」香:「ラベル貼ったまま作ったんですね、わぁ器用♪」瑪:「そういう問題じゃないでしょ! 一体誰が…」雪:「ひとまず、ラベルを剥がしますね。ふーっ!」一同:「おーっ!」油:「船に、文字が書いておる…なになに…ん??」紅:「えーっとォ、るまけあつま…これなにィ?」神:「この船の名前なんだろ」桐:「ですが、意味が解りませんよ」香:「右から左に読んだりして」瑪:「またトボけたことを…あ、もしかして」雪:「まつあけまる…松…あけ…丸…松明丸!?」瑪:「あ、ボトルに薄く『タイマツマン様』って書いた跡が…」油:「キープしてたボトルなのか…」一同:「…」香:「へぇ、飲み屋さんとか行くのね。いつかサイン貰えるかしら♪」というわけでタイマツマン 制作 ボトルシップ 教訓…漢字の書き取りをきちんとしておかないと、大人になって恥をかきます。 0412 KARASU(2007-11-20)めもめもめもめも 作品出すのすーっかり忘れてました。なので出します。出品者 組を超えて暇な園児一同 作品名 だらだらグッズ 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕、一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズを作ってみました。学園祭が終わったら売っても良いよ、ということになっています。 0413 Pocopen(2007-11-30)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4650ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:4750ペソ よしのさん お久しぶりです、おはようございます~ノシノシレスが大変に遅くなり申訳ございませんww暗部構成員総出演での作品紹介!? ありがとうございますぅ~♪ではッ ボトルシップ 制作:タイマツマン え~w、暗室!(爆) 暗部専用職員室の存在が明らかにィww更に、タイマツマンの飲み屋通いが、発覚してしまいましたねッ☆ジョ兄ウォーカー(w爆)の、勿論! 赤ラベル♪おっとォ、アレは何だァ??? ひゅゥるるゥ~ドオぅっ 「萌える・・・ンッンー 燃える漢!タイマツマン参上ォ」 好きな色は、赤仕事は、完全燃焼趣味は、ボトルシップの制作(仕事は豪快にいくが、趣味は・・・ちまちましてるのさ。)そして、スナック「炎裸煙裸」の常連客だぜっ!(照w)ママの炎裸ちゃんに惚れてる事は、此処だけの話だぜェ。あっと、そうだった!皆、漢字の書取してるかなァ~? あっしの船の名前もドンドン書いてくれよな!!じゃっ、百マスの中で皆に会えるのを楽しみにしてるぜィ!ノート・・・燃やしちまったら、勘弁なッ。ハァッハッハッハァ~じゃァなッ!・・・ドオぅっ 0414 Pocopen(2007-11-30)暗部:司令部-KARASU 所持金:7350ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7450ペソ からすさん お久しぶりです、おはようございますぅメシ いえいえ~そんなァ、私の方が・・・すーっかり忘れてましたって、感じで・・・申し訳無い限りです。ありがとうございます☆だらだらグッズ組を超えて暇な園児一同 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕 一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズ。※学園祭終了直後に、販売致します。 だらだらする・・・いいですねェ☆ 冬に、こんな魅惑の!?グッズは命取りです!我家にもあるよ!「だらだらグッズ」・・・そうか、グレート幼稚園の学園祭で購入してきてたのかッ!!今年もイソイソと出掛けていったが・・・またか!? 買って来るのか!? 増えるのか!? 二度と起き上がらないつもりか!?・・・ポポポ家の運命や如何に!! 0415 hyousen(2007-11-30)こんばんはノシノシ かなり久々になってしまいましたが、じゃきんと作品を展示させていただきます☆ 出品者 米かし 作品名 米だ字 「小豆洗い」さんの友人「米かし」さんが日々洗ってるだけってのもなんだからと、言う理由で凝り出した細字書きの作品集。ただし、作品集としてひとつにまとめる方法が「おむすび」にする、というものだったため、梅干パワーで赤く染みてる作品がある、内側の作品を垣間見るのがとても面倒くさい、などやや難あり(笑) 0416 KARASU(2007-12-5)もこもこですw 妖怪名 疫病神 作品名 陰古縁座(8万倍サイズ) 今年もこの季節が来ましたねめでたし。 0417 Pocopen(2007-12-9)スネ愛護班-hyousen 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ ひょうせんさん おはようございますノシノシ じゃきんと展示して頂き、ありがとうございますぅ。 米 だ 字 米かし 日々の単調さにちょっぴり疑問を抱き、発起した!?「米かし」さんwありがとぅ!!しかし、作品集としてまとめる程に熱中していたとは。やや難あり(笑)らしいですが・・・・・・どれどれ。梅干パワー(笑)みなぎる作品!!思い切った塩加減で、その輝きを増してる作品!! などなどおむすびにまとめた甲斐は・・・あった・・・感がいたしますぅ。 0418 Pocopen(2007-12-9)暗部:司令部-KARASU 所持金:7450ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7550ペソ からすさん おはようございますノシノシ もふぉもふぉです!陰古縁座(8万倍サイズ)疫病神 はい。来ましたねェ、もうすっかりそんな季節ですぅ。疫病神さんwwう~ん・・・やる気満々ですかァ?ともあれ!? 見惚れてしまう びゅ~てふぉ~な作品です。ありがとうございますぅ!疫病神さんならではの作品ですな。・・・見ただけで感染しそうですよォ 0419 Pocopen(2007-12-9)先日、無事に学園祭も大盛況の中終えることが出来ました。此れも、ひとえに皆様方々のお陰でございます。バザーに出品して下さいました方々・・・儲けさせて頂きました☆渾身の作品を出展して下さいました方々・・・ポポポの森美術館に寄贈しておきましたァ☆ありがとうございましたァ!!!!かァ~なァ~りッ!! レスが遅れていたにも関わらず、最後までお付き合い下さいましたこと深く深く深くお礼申し上げます。では! 皆様ガタガタまた、あう日まで☆ 0420 Pocopen(2008-3-26)突然ですが帰って来たぞッ 帰って来たぞォー ポ~ポ、ポポポォ~♪はいッ! ただいま☆もうすぐ四月 新しい年度の始まりッスね♪そォ!! 身体検査 の季節よォーーーー(ホント!?)そんなこんで(?) 此処 グレート幼稚園でも、身体検査が行われますぅ~ しかぁ~しッ!ポポポの森は妖怪達の森グレート幼稚園は 妖怪さん達だけが通う幼稚園だったら、だったら、だぁ~ったらッ!身体検査も、ちょっと!?変わっているはず! その実態とは!?久しぶりだったんで(笑) 前振りハリキっちゃいましたがwと、言う訳で其のちょっと!?変わった身体検査を ご投稿下さいませ。○○検査 ○○検診 ○○測定 を書いて頂きましていったい 何を! 調べるのかいったい どこを! 測るのか などなど楽しくも たぶん無駄な 身体検査の投稿を お待ち申し上げております。 0421 hyousen(2008-3-27)Pocopenさん、こんばんは。身体検査!!新学期といえば、新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですねwwではでは、こんなものでしょぅかとオッカナビックリ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。陽火と陰火の差を測るのが測定の趣旨らしいのですが一説ではただの紙屑処理との声も(笑) 0422 KARASU(2008-3-27)身体検査…。えっと。 皿測定 河童の皿のサイズを測る。別名:ハゲ進行検査 0423 Pocopen(2008-3-27 )スネ愛護班-hyousen 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2400ペソ hyousenさん おはようございます!早速のご投稿 誠にありがとうございます。新学期・・・うんうん。新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですよねーご同意ありがとうございます(笑)それでは、一体何を検査!したのでしょう・・・ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。 えw きましたねェ『楽しくも たぶん無駄な 身体検査!』ですが! 予想に反して!?実用的でもありましたねェ☆だって、だって、紙屑処理 出来ちゃうんですからぁ~(w爆)それに、タイマツマンを有している我が園にとってこれ程 重要な検査はございません。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」の皆さんも必須ぅの検査となっておりますそォ!! たとえ陽火と陰火の差を測定出来ずとも園内は紙屑一つ落ちていない クリーンな状態を保てます。 0424 Pocopen(2008-3-27)暗部:司令部-KARASU 所持金:7550ペソ 測定料 100ペソ × 一種類 合計:7650ペソ KARASUさん おはようございます!早速のご投稿 誠にもってありがとうございますノシ ではでは、一体何を測定してくれたんでしょうか? 皿測定(別名:ハゲ進行検査)河童の皿のサイズを測る。えっと、字の色が色だけに・・・血液検査かと・・・河童の皿! 大きければ良い という訳では無かったようです・・・この測定には、何やら切なる想いが駆け巡っているような!?いやっ! むしろ進行が芳しくない方が 「ダメじゃん!」な感じでしょうか?「やっべェー オレっちの皿 ちぃさッ!」「やったァー♪ おいらは、去年より0.4㎜広がってたじょォー」どちらにしろ!? 河童さん達の一喜一憂が見られる貴重な!?日では、あるようです!(笑) 0425 yoshino(2008-3-27)Pocopenさんノシノシ こちらでは、お久しぶりですネ☆出会いの季節に相応しい、爽やかなお題に目を輝かせながら、腕を揮わせていただきますゞ 飢えすぎ検診 スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!wどんな道具を使用するかは、企業秘密です♪ 0426 hyousen(2008-3-27)ではでは、続きましたこんなもの 排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。煙々羅さんなどがフラリと検査をしたりするそうですが大抵、他の身体測定終了時(=最後)にとりおこなわれるケースが多いようですナ。お尾篭なコトで(恥) 0427 Pocopen(2008-3-28 )暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4750ペソ 検診料 100ペソ × 一種類 合計:4850ペソ yoshinoさん はい、お久しぶりです☆ それでは~、存分に揮って頂いてるんで(w爆)早速、どんな検診が行われたか見てみましょう~♪ 飢えすぎ検診スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!w爆!えw 流石!! ”キング ” です! あまりにもピッタリとハマリ過ぎてて、「越後の虎」もお喜びなのでは!?(笑)そうですね。この検診も、我が園にとっては欠かすことが出来ないものです。スネコスリ組の教室は、デカイ檻で出来てますからねェ~この検診ばかりは、暗部もスネ愛護班も厳戒態勢!?どんな道具・・・って、やっぱ・・・ねェ!?ヨダレを測定・・・するんでしょうか・・・暗部に保管されている「ブラックリスト」は、コレ!だったのか(爆) 0428 Pocopen(2008-3-28)スネ愛護班-hyousen 所持金:2400ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2500ペソ hyousenさん 続きまして ありがとうございます!それでは、今回は何を検査して頂けたのでしょうか?排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。えっと・・・肺じゃなくて、腸の!検査なんで・・・やっぱ、アッチですか!?(爆)音の測定もしたり!? dBデシベルでw煙々羅さん! 必ず最後にお願いしますよォー。 0429 KARASU(2008-3-28)某烏のヨダレはビーカーとかじゃ収まりません。ユーラシアプレートを覆い尽くします。 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。 0430 yoshino(2008-3-29)めもめもめも… 侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。あれれ?な子どもたちには、宝田先生と近藤先生の補習が待っています☆ 0431 nanaki(2008-3-29)死力検査 手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。その妖怪によって、使用する測定器具は違い例えば尻目の死力測定法は、逆立ちして目を見るというもの。妖怪の視力は眼力が強いほどいいとか。 0432 hyousen(2008-3-29)ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。もちろん、専門担当医は寝肥女医 S でございます。ムチュ。 0433 nanaki(2008-3-29)骨密度測定 化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。ちょっとヘルニア気味の妖怪さんには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」を贈呈しています。 0434 yoshino(2008-3-30)だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感… 髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。育ちすぎのお友達には、もれなく黒髪切りさんか髪切りさんのカットがついてきます。お好きな方をご指名ください。 0435 KARASU(2008-3-31)伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。 0436 hyousen(2008-3-31)特訓させるんだwwww ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。ほこり量が余りにも足りてない妖怪さんは幼稚園の物置で2、30分激しく遊んでいただきますw 0437 Pocopen(2008-4-1)暗部:司令部-KARASU 所持金:7650ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:7850ペソ KARASUさん こんにちは! ありがとうございます(メリメリ) ちッ! ビーカーじゃ収まりやがらないのか!!ユーラシアプレートを覆い尽くし、そして埋没させる気かッ!!!?※某烏さん 絶対に「飢えすぎ検診」は、受けないで下さい。(爆)さて、気を取り直して!? 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。えwこれまた、某氏が、ぶっちぎりそうな検診でございますなァ~じゃァ、解りやすく一皿200gで用意しましょうか・・・ん? 此の位じゃ皿が何枚あっても足りないww!!!? 伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。伸長ねェ~ w爆!!またまた、氷泉先生の裏の顔!?が、発覚しました!どんな、特訓をなさるんでしょうか? ドキドキ・・・ 0438 Pocopen(2008-4-1)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4850ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5050ペソ yoshinoさん こんにちは☆ ありがとうございます(メリメリ)ではでは~♪侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」をはじめ、やはり我が園には欠かせない検査です☆ とは言え・・・何が気になるって、特別な教材でしょッ!!(爆)そして、更に気になってしょうがないのが・・・宝田先生と近藤先生の補習の内容ですぅwwうん、うん。 アツイ補習なのは確かでしょう(笑)だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感…まァ~ね☆ 予感が的中する予感が私もします!!(w爆)髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。いやァ~(爆) 相応しい毛量、毛質・・・って! まぁ、やはり・・・あるんでしょうなァ~そして、此方も勿論! アフターケアは万全ですwしかも、びみょwwな(笑)選択肢付き! 0439 Pocopen(2008-4-2)スネ愛護班-nanaki 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2500ペソ nanakiさん こんにちは~☆ ありがとうございますノシノシ ではでは、早速♪ 死力検査手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。し、し、死力!! 流石です☆眼力の強さが、死力のバロメーター!一睨みで相手を死に追いやる事も可能!?勿論!我が園の「目組」の皆さんも受けてます☆目の妖怪にとって、目は命 ですもんねェ~。それにしても、測定器具です! 結構種類がありそうでw各測定方法も気になりますねェ。 尻目さんは・・・逆立ち(爆) うん! よく見えます☆ 骨密度測定化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。「骨が命」の骨系妖怪さん達にとっては、ありがたぁ~い測定です。この機会に 是非測定をお勧め致します。更に! 嬉しいことには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」の贈呈があるそうです。あの!妖界に於ける毎日の必須食品ですね(笑) よくかみかみして飲むのだとか・・・至れり尽くせり♪ 受けなきゃソンソン~ 0440 Pocopen(2008-4-2)スネ愛護班-hyousen 所持金:2500ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2700ペソ hyousenさん こんにちは~。特訓の合間に!?ご投稿 ありがとうございますノシ ではでは、早速♪ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。ムチュムチュww(爆) めっさ 気持ち良さそうでございます☆ それから~「寝肥女医 S」w 是非ともお会いしたいッス。白衣ッ! 白衣ッ! は・く・いィーーーー!!!! しかも複数形!?あぁ~~ どこかの何かが・・・ぷっつり切れていく気がしますぅ。やはり、こちらから出向いて行かなければいかんのでしょうな・・・勿論よね! ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。おォ!! 「付喪組」が毎年受けていたのは、コレ!でしたか(w爆)そして、物置の快音!?の正体も判明しましたw毎年、この時期だけはキレイになるね・・・物置☆毎年、この時期を境に、強烈に埃っぽくなるね・・・「付喪組」☆ 0441 yoshino(2008-4-2)やっと5,000ペソ達成だわww二大巨頭の凄さといったら…(汗)ではでは、久しぶりに裏の催し…-暗部PRESENTS- 与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんから拝借してきた筒を細工して注射器を作り、その中には火間虫入道さんの血と汗と涙(これが、なかなか採れない!w)やら、豆腐小僧さんの紅葉豆腐エキスやらを配合した特殊薬剤を封入。これを、タイマツマンの飛来に合わせて放ちます。結果は…聞かない約束でしょ♪ 0442 KARASU(2008-4-2)耐重検査 山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。 0443 yoshino(2008-4-2)拝金力測定 なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。百々目鬼さんとか手の目さんとか、そういう意味ではなくて…(汗)サーカス団に売り込むとかでもなくて…(滝汗)瑪瑙先生に任せたら大丈夫でしょう。 0444 Pocopen(2008-4-4)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5050ペソ 検診料 100ペソ × 二種類 合計:5250ペソ yoshinoさん こんにちは☆ 5,000ペソ達成だわwwおめでとうございます~♪凄い事でございます!! ありがとうございますノシノシ流石、暗部! キングでらっしゃいますしィwではでは、久しぶりに裏の催し…(笑)を拝見。-暗部PRESENTS-与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんの筒・・・注射器というより・・・水鉄砲!?(w爆)ふんふん、火間虫入道さんの涙は採りにくい・・・ほろりと来るツボを暗部は押さえてますからね~。しかし、特殊薬剤・・・どんな色なんだぁ? すっげェー色だろうね☆結果は…聞かない約束でしょ♪ ・・・お、恐ろしやぁ~wタイマツマン! ご愁傷様 拝金力測定なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。w爆!!!!アッハッハッハ~・・・拝金力って、拝金力ってェーーーー笑いすぎでコメント出来ません。・・・瑪瑙先生!お願いします。・・・サーカス団に売り込まないんだ・・・(爆) 0445 Pocopen(2008-4-4)暗部:司令部-KARASU 所持金:7850ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:7950ペソ KARASUさん ぶっちぎりで8000ペソ目前ですね☆ こんにちは! 耐重検査山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。うまいッ!!耐重とは、たくみだねェ うわてだねェ あっ、じょうずだねェ~☆(by ドロン○ョ様) 何かと此の時期、忙しい暗部の皆さんwですね☆『皆さん ガ・ン・バ』 0446 yoshino(2008-4-4)Pocopenさんの腹筋を揺さぶるべく、参りまするゞ 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。大きな身体を支えるだけの面積を備えているか、面の皮ならぬ足の皮がきちんと厚さを保っているか、偏平足でないかなどを綿密に測ります。あ、舟幽霊さん、ここは測程測定じゃないから!w 0447 yoshino(2008-4-7)せっかくなので(?)連投いきます!w 顕砂検査 砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。特に砂の出が悪かった子や、砂の質がよくなかった子は、学園の砂場でめいっぱい戯れてください。賽の河原でできていますので、後片付けしなくていいですよ。 0448 kagehiroi(2008-4-8)ここのスレでは初投稿させて戴きます。 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診 取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。小豆研ぎクンや豆腐小僧クン等の食べ物を扱う妖怪さんたちも、対象ですが、小豆研ぎクンは小豆の数が変わると言って拒否してます。あまりに美味しくなりすぎるとかじられる量が多くなる気がするのは、検診医のひだる神さんに聞いてください。 0449 Pocopen(2008-4-9)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5250ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5450ペソ yoshinoさん こんにちは☆私の腹筋を揺さぶるべくのご参上! 誠にありがとうございます♪揺さ振ってェ~って事で、早速早速 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。・・・ぐぅェw(爆) キングぅwwやっぱりキングぅ~ ダブル!?なネ~ミングぅ ぐぐぐぐグぅ~~(by○ドさん風)そうだね。「足が命」の妖怪さん方もいらっしゃるから、必要な測定です。こ~見ると、皆・・・デッカイね☆ 気が付かなかったYO!ってか、足の皮ww偏平足は、命取りです!! 人前に出せませんYO!合格しなかった者には、キング直々の指導があります。(何のだ?w爆)・・・舟幽霊さん、「はい、丸太あげるから。並ばないでね!」せっかくの!(笑)連投! ありがとうございますノシノシ 嬉しいッスYO 顕砂検査砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。・・・くッ・・・くくくッグフッグフッ(堪え切れませんw)あ、あれッ!? 先刻の「足底測定」で、免疫!?が出来てたはずなのに・・・笑っちゃったwwどうしてだろう・・・? オカシイナ・・・? 見ると笑うから見れないYO思い出しながらコメントするYO「砂が命」の妖怪さん方が受けるんですね。 湿気は天敵と。こちらも、アフターケア万全です!てゆ~かぁ・・・学園の砂場・・・賽の河原だったんだぁ!(爆) 連投での揺さ振り攻撃! お見事でした☆ ツボりましたYOまた一つ、腹に笑いのスジが刻まれました(笑) 0450 Pocopen(2008-4-9)kagehiroiさん 所持金:0ペソ 検査量100ペソ × 一種類 合計:100ペソ kagehiroiさん こんにちは。 おォ!! 初のご投稿w誠にありがとうございます。嬉しいです♪ 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。えっと・・・ダイレクト!(w爆)検診医のひだる神さんが、かじって味見するんですね。そりゃぁ~美味いと ガッツリいかれるでしょ!(笑)体張って検診してますからねェ・・・其の位の役得がないとね☆そっかぁ~園内に張り出される『美味いモノ!ランキング』は、ひだる神さんの体を張った賜物かぁ。今年の栄えある一位は・・・ダレかなぁ~(ワクワク・・・かじりませんYO!?)そして、より不味い体を獲得したのは、ダレだ?(w爆) ポポポの森の、その名も「グレート幼稚園」
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3128.html
この台風が過ぎた後こそ夏本番とは、ニュースの報だ。 今にしても十分に暑いと、平沢唯は感じていた。 それでも部屋の主である田井中律が冷房を付けない理由は、自分を慮っているからだろう。 唯は冷房が苦手だった。 その律は、長袖のパーカーの袖を掴んで縮こまっていた。 クリーム色が律に柔和な雰囲気を添えて、姿勢と調和して可愛げを際立たせている。 だが、七月の初旬という季節からして、彼女も暑さを感じているはずだった。 唯の劣情を警戒して、肌の露出を抑えているのか。 それとも、台風が怖くて、いつでもフードを被れる服装にしているのか。 室内に居ても、荒れている外の様子が音を通じて伝わってくる。 今も雷鳴の轟に合わせて、律の小さな体が震えた。 外では風が唸り声を上げて、雨を窓ガラスに叩き付けている。 その雨音までが、律を怖がらせているようだった。 「大丈夫?」 「だーれに言ってるんだよ。子供じゃないんだから」 唯の問い掛けに、律は朗らかな声で応じてきた。 いつもそうだ。律は繊細な内面を隠し、元気な姿だけを周りに見せている。 唯は恋人である自分の前でくらい、弱みを見せて欲しかった。 そうでなければ、支える事もできない。 「もー、意地張らないの。私はりっちゃんの旦那さんなんだからね。 怖いなら怖い、不安なら不安って言ってくれていいんだよ」 台風の事だけではない。日中の事も念頭に置いて、唯は言った。 律にしても、その件で話したい思いがあるのだろう。 日付も変わろうとしている時間帯なのに、律はカチューシャを外していない。 「旦那さんって何だよー。恋人同士だろー。 恋人同士、で、いいんだよね?」 応答してから付け足された問い掛けに、律の弱気が滲んでいる。 ・ ・ ・ 自分達が交際している事を、今日の部活で部員達に伝えた。 今夜に接近する台風よりも荒れる事を覚悟していたが、部員達の顔に驚きは見当たらない。 普段の二人の様子から、察していたのだろう。 唯が最も懸念していた澪に至っては、応援する言葉まで送ってくれた。 娘を送り出す親のように、「律が迷惑掛けるけど、よろしくな」と。 唯は澪の顔を真正面に据え、力強い首肯で応えている。 唯とは対照的に、律は不安を拭えないようだった。 打ち明けた後も、律は明らかに周囲に気を遣って過ごしている。 周囲はその律の態度を、単に照れているだけだと解したらしい。 部活が終わると、後輩の中野梓から冷やかされたものだ。 「台風が来ているんだから、一緒に居てあげて下さいよ」と。 律の様子が気になっていた唯は、その提案に便乗する事にした。 律もまた、唯に寄り添って欲しかったのだろう。 その場で泊りに行くと伝えた唯に、目元を綻ばせていた。 ・ ・ ・ 「もっちろんだよ。りっちゃんが恋人、どんと来いです」 安心させる為に、此処に居る。 その目的を思い出しながら、声に力を込めて唯は答えた。 「でも、私……。唯の相手に相応しいのかなって。 唯の事を幸せにできないのに、私だけ唯に甘えちゃったりしてないかなって」 「何でそんな事思うのー? 私、りっちゃんが居るだけで、充分に幸せだよ? それにー、甘えてるのは私の方だよー。 お菓子とかだって、全部りっちゃんに作ってもらってるし」 唯の方こそ、律に選んでもらえた事が身に余る幸福だと感じていた。 なのに今は律が、捨てられる不安に怯えた子犬に見える。 愛玩動物は得てして、主人の変心に敏感なものだ。 だが、律はペットではない。頭の中に作り出した虚像にさえ怯えてしまう、弱い人間なのだ。 思い返せば、部員に交際を発表した辺りから、律の態度に弱気が滲み出し始めている。 後戻りが難しくなった事で、このまま唯と歩む事に不安が生じたのかもしれない。 ならば律は今、マリッジブルーに似た心境なのだろう。 或いは、単に台風のせいなのか。 季節に不似合いな厚着が、それを思わせた。 「でもさ、私、面倒な女だよ?澪だって言ってたでしょ? 私が迷惑掛けるって。澪は一番、私のそういう所を分かってるし」 律が申し訳なさそうに言った。聞く唯の胸中は穏やかではない。 律の事を一番分かっているのは、自分だという自負がある。 否、今の時点では、澪の方が律を理解しているかもしれない。 だが、だからこそ、だ。 その自覚があるからこそ、律の口から突き付けられたくはなかった。 「澪ちゃんは、りっちゃんの保護者みたいなものじゃん」 口に込み上げる苛立ちをそのままに、唯は突っ慳貪に返した。 「うん。今までずっと、澪に護られてきたよ。 嵐の中の温室に居たんだ。 だからさ、今更、澪の保護から出て行って、唯と対等に付き合えるのかなって。 澪の言う通り、唯に迷惑掛けちゃいそうで不安なんだ」 唯の不機嫌露わな語勢に気付く風も見せず、律は「澪、澪」とその名を何度も挟んでいた。 不安露わな顔付で窓の外を見つめる律の横面に、唯は眦を決した双眸を向ける。 この台風も、澪と一緒なら怖くないとでも思っているのだろうか。 恋人としての矜持を、律に示さねばならない。 「澪ちゃんになら、迷惑を掛けたままでもいいの? 保護されたままでもいいの?」 「だって澪は」 律が口を挟んできたが、それ以上は言わせない。聞きたくない。 唯は毅然と胸を張り、言葉を被せる事で遮る。 「誰だろうと、他の子を特別な存在にしちゃうのは許せないもん。 あのね、りっちゃんが特別だと思っていいのは私だけなんだよ? りっちゃんが迷惑を掛けていいのは私だけ。りっちゃんを護るのは、私の役目っ。 他の誰にも譲ってあげないから」 「唯に甘えて、いいの?後になって、嫌になったりしない?」 返ってくる律の声は哀訴のようだった。 律はここまで露わな弱い姿を、唯の前で見せてはこなかった。 澪には見せてきたのだろう。 それを独占して受け継ぐ時が来たのだと、唯に教えているのだ。 意を汲み取って、唯は努めて優しい笑顔を浮かべて言う。 「もっちろんだよ。りっちゃんに首ったけだもん。 心変わりなんてしないよ、約束するよ。 今日の自分に」 ──そして律を託した澪に 「だからね、りっちゃん。私と居るなら、台風だって怖くないよ。 厚着しなくても、そしてフードを用意しなくても、大丈夫だよ。 脱いで涼しくなろ?言ったでしょ?私が守ってあげる。例え台風からだって」 唯の言葉に、律の首が傾いだ。 だがそれは一瞬の事で、直後には得心いったように小刻みに頷いている。 「あー。違うっての。これ着てるのは、別に台風が怖いからじゃないよ」 「じゃあ、何で?暑くないの?」 「うー」 唯が問い返すと、律は答えにくそうに顔を伏せてしまった。 抗するように、小さく唸ってさえいる。 「あ、いや。言い難いなら、無理に話さなくてもいいけど」 何気ない問いが引き出した予想外の反応に、唯も驚いていた。 ただ、律の仕草は、苦悩よりも羞恥を匂わせている。 深刻な事情があるようには見えないので、唯は潔く引いた。 「だって、唯が」 それでも律は言い掛けて、途中で口を閉ざした。 「私が?」 始めこそ追及する積もりはなかったが、自分の名前を出されれば気も変わる。 唯は身を乗り出して、先を促した。 「ゆ、唯が、クーラー苦手だって言うから。 私も、今のうちに暑いのに慣れておこうと思って」 「えーっと」 『唯はクーラーが苦手』『今のうちに律も暑い気温に慣れておこうと思った』 唯は律の発言を脳裏に並べ、繋がりを考えた。 その答えが見えてきた時、焦れたように叫ぶ律の声が鼓膜を叩いた。 「ああもぉっ、ゆぅいの鈍感っ。 夏休みにいーっぱい唯と過ごしたいから、暑いのに慣れておこうと思ったのっ」 唯が見出しつつあった答えを、律が先んじて口にしていた。 言い終わりざまに、律の手が後頭部へと回りフードを掴む。 律はフードを下ろしてベールに変えると、用の終わった両手で顔を隠してしまった。 もう一つの動機を、照れの動作の下に隠すように。 唯は見逃さない。そして思い出していた。 「りっちゃん、お顔、見せて欲しいな」 恥じ入る仕草も可愛らしいが、唯はそれ以上に律の健気な心根が愛しかった。 「駄目っ。今っ、見せらんないっ」 「えー、いーでしょー?りっちゃんの可愛い顔、見たいよー。 それに……それだけじゃ、ないよね?」 暑さに慣れる為と律は言うが、昨日までは半袖を着ていたはずだ。 即ち、長袖を来て暑気に慣れる事は、今日思い立った事になる。 部員の前で交際を初めて明かした、今日──。 唯はこれを偶然で片付けるつもりはない。 律から返事はない。 構わず、唯は続ける。 「私に合わせてくれようとしているんだよね?でも大丈夫だよ。 言ったでしょ?何があっても、りっちゃんを嫌う事なんてないよ。 それは、澪ちゃんが担保してくれる。 だからこそ、なの。だからこそ、澪ちゃんは私に迷惑を掛ける、って言ったんだよ。 じゃなきゃ、きっと交際を喜んでくれなかった」 唯は言葉を切ると、窓に視線を向けた。 カーテンを閉じていても、硝子を打ち付ける雨音で外の激しさは知れる。 もし澪が唯を信用していなかったのなら、懸念していた通りに部活では大荒れだっただろう。 だが繊細な律は澪の言葉を額面通りに受け取って、挙句に思い詰めてしまった。 いつか愛想を尽かされ、捨てられるかもしれない。 その恐怖が律を弱気にさせ、暑さに慣れようと思い立った一因になった。 唯に迷惑を掛けないよう、今から訓練しておこうと。 「本当?」 律の口からは問いが漏れているが、唯の言葉を信用してくれたらしい。 顔を覆っていた手は除けられて、フードも下ろしている。 質問ではなく、確認だと教える所作だ。 「うんっ」 「あ、でもね。唯と一緒に夏休みをいっぱい過ごしたいっていうのも、本当だよ?」 律は丸い瞳で、唯の目を覗き込みながら言った。 受ける唯にも、律の真剣な思いが伝わってくる。 唯とて理解して、そして安心していた。 自分は愛されている、特別に扱われている、と。 「分かってる。でも、その為にりっちゃんだけが無理する必要、ないんだから。 だから、脱いで涼しい恰好しよ?」 「じゃあ……ゆーいが脱がしてよー」 「えっ?」 不意を衝かれた唯の口から、自分でも意図しない短い声が漏れた。 律の放った言葉を脳裏で反芻する。 「だからっ。私を幸せにしてって言ったのっ」 焦れたように律が叫んで、動いた。 唯から遠ざかって離れてゆく──否。 動いた律はベッドの上に座り込んでいた。 遠ざかってはいない。離れた訳でもなかった。 誘っているのだ。 「りっ……っちゃん。いいの?」 緊張で口の中が乾く。 「だ、だって。私達、付き合ってるんだし。 初めてだから怖かったけど……唯なら、甘えられるし……甘えたいし。りー」 「でも私、そういうの、あんまり優しくできないかも」 凪いだ心持ちで臨めるとは思えない。 物音も声も軋みも掻き消してくれるだろう外の暴風が、僥倖に感じるくらいだ。 荒れ狂う程に、律が愛おしい。 「いーよ、荒れても。ドキドキしてるけど、もう怖くないし。だから」 律は瞳を眇めて、縋るような視線をこちらへと送ってきた。 その頬を落ちる一筋の汗から、彼女の緊張が痛い程に伝わってくる。 もしかしたら、と唯は思う。 律が見せていた不安気な様子の一因に、身体で契る関係に進む恐怖があったのではないか、と。 皆に関係を明かすという段階に達した今日、律は次のステップを意識した。 それが律を弱気にさせていたのかもしれない。 人間が見せる態度は、様々な心理的要因が複合して表出される。 よって、恋人の唯とて、律が見せた態度の原因を断定する事まではできない。 だが、自分の言行が、律の内面に変化を齎した事は否定できなかった。 律のスイッチを入れて覚悟へと至らせた以上、責任は取らなければならない。 その事は理解していた。そして、歓迎している。 「唯……電気消して早くこっち来いよ……」 スイッチが入った律は、声で態度で唯を誘う。 これ以上焦らすなと、言外に伝えられているようだ。 指摘されるまでもなく、焦らしはしない。できない。 律の扇情は唯のスイッチを入れるに、十分だった。 「もう、止まらないよ」 落ちたと伝える言葉と共に、唯は照明を落とした。 律の熱っぽい息遣いが、暗室で唯に道標を与えてくれている。 そうして、律の服に触れた。 パーカーの柔らかい感触が、指に心地好い。 それでも足りずと律を抱き寄せて、シナモンのように甘く香るパーカーの肌触りを楽しんだ。 律のように柔らかく芳しい。 そしてこの素材の下には、象徴ではなく実物がある。 「ゆーいっ」 律も倣って、唯を抱き返してきた。 頬を擽る律の髪も、甘く香って柔らかい。 そして、密着させた律の身体は震えていなかった。 もう台風を恐れていない。 逆に、興奮に火照る彼女の内奥が、熱となって伝わってきていた。 「暗くっても、唯が何処に居るか分かるよ。 どうなってるか、分かるよ」 安心したような律の声が、唯の耳朶に染み入る。 同じ思いだ。欲を言えば、律の肢体を光の下で眺めたい。 だが、羞恥で喘ぐ律に、無理をさせる積もりはなかった。 彼女の歩調で、こちらに寄り添ってくれればいい。 先に控える夏休みは長いのだ。 だから今は彼女の希望に沿って、手探りの褥に留めておく。 それだけでも、望外に幸せだった。 「りっちゃん、脱がすよ」 荒事を始める合図に代えて、唯は告げる。 「唯も、幸せにしてあげる」 返ってきた律の言葉が、トリガーを引く。 二人、交わす言葉は違っていても、通う意味は同じだった。 季節も関係も、変わり目は荒々しく訪れる。 そしてこの台風が過ぎた後こそ、夏本番だ。 <FIN> あとがき 以上で完結です。 発表を快諾下さった御二方、及びお読み下さいました方々に、厚くお礼申し上げます。 付言して、皆様に残暑のお見舞いも申し添えておきます。 失礼します。 戻る
https://w.atwiki.jp/himatic7s/pages/19.html
(株)仮想フィルムメーカー 400-500 401 名無しさん脚 2007/01/20(土) 13 44 02 ID kgL1Xjcm [4/7回発言] こんな時だけど、いいアイデア思いついた! 394さんのアイデアに便乗しているんですけど、 暗室の要らないフイルムってどうですか? 一度露光した後遮光したらそれ以上感光しないってヤツ。 どうですか? 社長! って、いまだ連絡取れず・・・。 402 きのこる 2007/01/20(土) 13 44 47 ID /x/9d3bB [4/8回発言] 394 うちで働きなさい。 403 きのこる 2007/01/20(土) 13 46 13 ID /x/9d3bB [5/8回発言] 398 (涙) 404 名無しさん脚 2007/01/20(土) 13 47 03 ID kgL1Xjcm [5/7回発言] あっ、社長生きてた! 社長! 新しいパターンですね。 405 きのこる 2007/01/20(土) 13 48 11 ID /x/9d3bB [6/8回発言] 401 いいアイデアだが開発費があんまりないw。 うちは倒産の危機にあることを忘れないように。 (これは秘密だぞw) 406 きのこる 2007/01/20(土) 13 49 30 ID /x/9d3bB [7/8回発言] 404 気に入ってくれたみたいだなw また新バージョンを考えておくからなwwww 407 きのこる 2007/01/20(土) 13 51 25 ID /x/9d3bB [8/8回発言] なんかカメラ板一の頭悪そうなスレになってしまったが、 みんなの夢をここで語ってくれたら幸いだ!!!!!!!! ではわしは出かける!! 408 名無しさん脚 2007/01/20(土) 13 54 25 ID kgL1Xjcm [6/7回発言] 406 わ~い! 楽しみに待ってまーす。 407 行ってらっしゃーい! 409 名無しさん脚 2007/01/20(土) 15 47 31 ID U1Co9jZf [1/1回発言] 407 「醜い利口になるよりも綺麗な馬鹿で生きてやる」という言葉もあります。 頭悪そうに見えても夢があればいいんです、夢があれば。 410 池のコイ ≫ΞΞёζ 2007/01/20(土) 15 47 53 ID C3ZRL8QH [1/3回発言] 銀塩フィルムに情報を持たせるためのヒント すでにある技術「サウンドトラック」 しかし音情報でなくても良いはず・・・・・・・ [資料] ttp //ammo.jp/weekly/neg/0701/neg070110.html ttp //ammo.jp/weekly/neg/0701/neg070110p1.html 411 池のコイ ≫ΞΞёζ 2007/01/20(土) 16 10 51 ID C3ZRL8QH [2/3回発言] 373 > あと、宝くじっぽくなってて 385 >「トイカメラ」というのはあったが、「トイフィルム」というのは インスタントフィルムには、おみくじ付きとか、星占い付きとか メッセージ付きの品が昔あったなー。 写真撮った後、カメラの上部から ジャ~ン! と撮影済みのフィルムが登場。 写真回りのフレームにプリントされたおめでたい(?)一言に一喜一憂。 パーティー盛り上げグッズとしてそこそこ良かったはず。 412 名無しさん脚 2007/01/20(土) 16 44 20 ID wJzBXzcR [2/3回発言] 394 ありがとうございます。 元AGFA社員なんですが、拾っていただけますか? 413 名無しさん脚 2007/01/20(土) 16 57 46 ID wJzBXzcR [3/3回発言] すいません394です。上のアンカー、まちがってましてすいません。 それより社長、こんなのはどうです? ブローニーでも35ミリでもいいんで、最後のコマの番号の所にランダ ムに番号を入れて、年に一度、当選番号を発表するのです。景品はまあ、 なんでもいいですが、よかったら富くじ景品プロジェクトチームに入れ て下さい。 これをやると、撮影もしないで放置とか、撮影だけして放置とかすると もったいないので、とにかく現像に出してもらえますし、他社の105円 フィルムにも対抗できると思います。 414 フジっこ・F・フジカ 2007/01/20(土) 17 07 37 ID Ux1o/G/Y [1/1回発言] うちで造って売るカメラの 多重露光の線をもういっちょ詰めてみたらどうよ。 デジカメでは単体でできない事だよね? その内の一つとしては 何かバックアダプターで選択種類を用意しといて(昔でいえばデート機能ね) UFOとかジャンボマックスとか、ちっさいキャラクターが何個も画面に写りこむ。 四隅花束とかプリクラな写真が出来るのもアリ。 あ、それと毎年恒例の社員旅行は何処にする? 去年の温泉は社長が女湯盗撮したのがバレて出入り禁止っす。 (股間に110カメラ隠してたのには笑わせてもらいましたw) 415 池のコイ ≫ΞΞёζ 2007/01/20(土) 19 45 32 ID C3ZRL8QH [3/3回発言] [参考]アナログ合成写真 ttp //portal.nifty.com/2006/07/18/a/ 416 名無しさん脚 2007/01/20(土) 22 14 20 ID kgL1Xjcm [7/7回発言] 410 池のコイさん 情報ありがとうございます。 「皆キングカード(仮) 375」に音声を入れたいんだけど、 仮に35mmのポジを使うとして1コマにどれだけ乗るもんなのかぁ? 「エイ!」とか「ウリャ!」とか「アチョー!」とか 2秒程度の言葉を2~3個入れられると楽しそうなんだけど・・・ 無理だろうなぁ。 今日はこれで失礼します! 皆様お疲れ様でした! 417 きのこる 2007/01/20(土) 23 57 14 ID gq2WrX21 [1/1回発言] 今日もなかなか優秀なアイデアがFカップだったな。 さすが我が社の精鋭たちだ!! 418 きのこる 2007/01/21(日) 00 00 38 ID R7h6Hv0y [1/5回発言] 414 そうそう、ストロボが発光しちゃってバレたのだったw 股間から放たれるストロボ光はさすがに恥ずかしかったw。 419 名無しさん脚 2007/01/21(日) 00 11 54 ID B9rU/Uv9 [1/1回発言] 富士の人、見てると思うんだ。 ベルビアとプロビアが知られてるうちに、カラープロファイルのブランド 貸与事業を立ち上げておきなよ。 デジカメメーカーのカラープロファイルに、ベルビアモードや プロビアモードを入れるんだ。 カラーマネジメント、試写を含めて試作の段階で入り込んでフォローして。 ビルの名前につけてどうするの。商品企画とか事業企画は寝惚けてるの? 420 名無しさん脚 2007/01/21(日) 00 16 40 ID h5bDAdUJ [1/1回発言] 富士の中の人、見てるんならAGFAの工場買い取ってVistaとウルトラ再生産してよ。 そしたらクラッセ10台くらい買ってついでにトライXやめてネオパンにするわ 社長!明日は休日出勤はないですね!? カメラ持って浅草あたりに出撃してきます! 421 きのこる 2007/01/21(日) 00 21 39 ID R7h6Hv0y [2/5回発言] みんなのアイデアでいいこと思いついたぞ! トイフイルムは10枚撮りのレンズ付きフイルムで発売しよう。 いわゆるパーティーグッズだ。 ドンキーやダイソーに置けば飛ぶように売れるぞ。 これはすべてが心霊写真になってしまうこわ~いレンズ付きフイルム。 名前は「写るんだぞ~~貞子400」 どうだ! つい興味本位で買ってしまいそうだろう? この商品の仕掛けはただ単にフイルムに怖い幽霊をあらかじめ露光させている だけなんだが、幽霊の種類を10000種類ぐらいにすれば飽きられることはないぞ。 この商品は宝くじ的要素もあるぞ。 もし現像して過去に現像したものと同じ幽霊が5枚以上でたユーザーには 商品として「バチカン悪魔祓いの旅」をジョークとして贈呈しよう。 これは絶対に売れる!!! 422 きのこる 2007/01/21(日) 00 40 29 ID R7h6Hv0y [3/5回発言] 419 富士よ! ガンガレ!! 423 きのこる 2007/01/21(日) 00 49 39 ID R7h6Hv0y [4/5回発言] 420 浅草か・・・・。 むかし、浅草でフイルムを買ったんだが、そのカメラ屋の親父が妙に頑固だった。 そのとき、わしはコンタックスT2を使っていたんだがな、親父いわく「そいつのAFは 信用できね~」なんて言ってな。薀蓄たれまくって結局フイルム一本買うのに30分も かかってしまった。 わしは実は関西人なので、浅草はそれ以来行ってないのだが。 あの親父元気にしてっかな・・・。 あ、いやこれはつまらん思い出話しであった。 424 きのこる 2007/01/21(日) 01 47 06 ID R7h6Hv0y [5/5回発言] さて、そろそろ寝るぽ。 我が社、いや、フイルムの生きのこる道は「ちょっとした工夫」「ちょっとしたアイデア」にかかっておる。 資本のほとんどはデジタルに移行してしまっていることを忘れないように。 これが現実だ。 キーワードは「ちょっとした工夫」「ちょっとしたアイデア」だ。 425 名無しさん脚 2007/01/21(日) 03 24 42 ID KGGKYfPH [1/1回発言] 流れから外れるんですが 4X5のロールフィルム欲しいと思うのはオレだけですかね? 物撮りの仕事してて、ホルダー30枚にフィルム入れるのがメンドクサイ。 で、クイックロードを使っては止め、クイックチェンジを使い回してる。 これからもポスター用の物撮りは4X5で続きそうです。クライアントは4X5 のフィルムで撮った画像が一番奇麗だと信じて疑いません。 4X5のロール・・・欲しい・・・・ 平面性とかは後から考えよう。 426 下町 2007/01/21(日) 07 05 05 ID u3d0vk1k [1/1回発言] 425 4X5ロールフィルムは魅力です。 昔あった「パックフィルム」の復活はどうでしょうか。 そして、その引き紙には「皆キングカード(仮)」を印刷しておき 一部には「金のキノコ」「銀のキノコ」を混入させておくのです。 金なら1枚、銀なら5枚でパックフィルム又は特性の皆キングカード収納ファイル と交換出来るって事にします。 絶滅の危機が懸念されている大判の活発化と、カードを通した子供との交流、 そして大判(フィルム)の若年(幼年を含む)層への浸透。 社長、この企画はどうですか。 427 きのこる 2007/01/21(日) 07 07 36 ID CvYQYvg7 [1/5回発言] 朝だチン立ックス!! 428 きのこる 2007/01/21(日) 07 08 28 ID CvYQYvg7 [2/5回発言] 425 お!このスレ始まって以来のプロからの要望か!! 429 きのこる 2007/01/21(日) 07 13 57 ID CvYQYvg7 [3/5回発言] 426 朝から大田区からご苦労。 下町の工場はどこも大変だと聞く。 しかしながら日本の製造業を支えてきたのはあなた方の熟練された 技術であることは間違いがない!!! 東大阪に大田区。日本の誇りだ!!! 4×5のロール化はなるほど、おもしろいかも知れん。 でも、やたらバカでかくならないだろうか・・・・・・・。 430 きのこる 2007/01/21(日) 07 15 43 ID CvYQYvg7 [4/5回発言] さて、ではちょっとラジオ体操して皇居をジョギングしてくる。 431 きのこる 2007/01/21(日) 07 20 59 ID CvYQYvg7 [5/5回発言] 426 森永仕様のパックフイルムの件についてはあなたに一任しよう。 432 名無しさん脚 2007/01/21(日) 08 04 47 ID wPQC1VfJ [1/4回発言] 社長! おはようございま~す! ところで私はまだ試用期間中だから、社員旅行には行けないの? 426 下町のエジソンさん? 「皆キングカード(仮)」をアイデアに入れてもらってうれしいです! 433 名無しさん脚 2007/01/21(日) 09 49 20 ID iaE7TSCV [1/2回発言] 元AGFA社員ですが(これ、ほんとなんだ)、宝くじっておもしろいよ。 食えないので、郵便局にアルバイトに行ってるんだが、郵便物を区分する 自動区分機にひっかかってぐちゃぐちゃになる郵便物ベストファイブに、 アイスキャンデーの当たりスティックってのが入ってますからね。 (ほかのベスト4は、お金、鍵、検便、神社やお寺のお札です。「要清浄」 などとえらそうに書いてある、由緒正しそうな神社の封筒と、ウンコの入っ た検便の封筒が輪ゴムひとつで同居しているのが郵便局。そいつらを不用意 に機械に流してしまって、えらいことになってしまうのも郵便局です、おもし ろいよ) 余談は置くとして、あたりはずれにはみんな弱いから、「大人買い」の衝動 にかられるような当て物つきの誘惑フィルムとかレンズ付きフィルム(当然、 名前は「当たるんです」)、いけそうに思うんですが。 それと、うみやまどうさんにお願いして、おまけつきフィルムというか、 おまけメインのフィルムパッケージもいいかもしれないです。トミーテック さんの鉄道・バスシリーズみたいのもいいかもです。鉄とか車の好きな写真 愛好家も多いことですし。 あと、バレンタインデーのチョコや節分の巻きずしみたいな、イベントデー にフィルムを送るとか食べるとか(それは無理か、、、食べられるフィルムは) そういう、へんなムード・流行は作れないものかと。写真の日に写真を撮ろう キャンペーンも張れないないかと。まあ、簡単にできるものなら富士さんが 当の昔にやってるか。 本日は、そんなところでした。 434 きのこる 2007/01/21(日) 10 23 04 ID 7l0ot4Qr [1/4回発言] 432 今年が最後の社員旅行になるかも知れん・・・・・。 まぁ、盛り上がろう。 君を宴会担当大臣・お色気スポット発掘庁長官に任命する。 435 きのこる 2007/01/21(日) 10 30 41 ID 7l0ot4Qr [2/4回発言] 433 おまけ付きフイルムはいけるかもな・・・・。 いやな、フイルムはどこで買っても同じだとつまらんだろ? だから、各観光地ごとの特色あるオマケをつけるのだ!!! オマケの内容は「日本の名山シリーズ」や「日本の鉄道シリーズ」、「神社仏閣シリーズ」 などだ。 きっと、コレクターが出現するぐらいの人気になるぞ!!。 そんな各観光地ごとの特色あるオマケシリーズの中に幻の「大当たり」を入れよう。 「大当たり」はニコンF6がもらえることにしよう!!! 436 きのこる 2007/01/21(日) 10 34 07 ID 7l0ot4Qr [3/4回発言] 433 君はなかなかやるな。 うちで働きなさい。 社員寮(「メゾン・ド・キノッコルA棟」 311)も完備しておる。 437 きのこる 2007/01/21(日) 10 38 29 ID 7l0ot4Qr [4/4回発言] さて、それでは、わしのブログ「きの子日記」の続きでも書くかな。 ではまたのちほど。 438 このさき 2007/01/21(日) 11 45 37 ID I59rb/1r [1/2回発言] 秘密の画像がはじめからワンカット焼きこまれているフィルムを作ってください。 現像後のお楽しみが増えます。 439 このさき 2007/01/21(日) 11 47 53 ID I59rb/1r [2/2回発言] もちろんエッチなやつね。 有名女優の未発表のとか。 440 名無しさん脚 2007/01/21(日) 11 59 39 ID wPQC1VfJ [2/4回発言] ん? 441 名無しさん脚 2007/01/21(日) 12 27 49 ID fKS9l35I [1/1回発言] がいしゅつか 縦横斜めといろんな方向から撮影したものにお湯をかけると立体合成されるフイルム 442 名無しさん脚 2007/01/21(日) 13 02 55 ID wPQC1VfJ [3/4回発言] 434 社長! 宴会担当大臣・お色気スポット発掘庁長官ですか? 山岡さんの方が適任のような気もしますが、 社員旅行に参加させていただけるなら、 喜んで拝命いたします! 443 名無しさん脚 2007/01/21(日) 13 25 32 ID lhsx1Jhh [1/1回発言] 社長、これからはWeb2.0の時代だそうです。よくわかりませんが。 ブログマーケティングというのが流行っているそうです。 リコーのえみっふぃーチャンを招いてブログマーケティングを勉強しましょう! 444 名無しさん脚 2007/01/21(日) 14 30 46 ID wPQC1VfJ [4/4回発言] 社長! 早速今から宴会場所の下見に行ってきます。 帰りは遅くなる&べろんべろんな予感がしますので、 今日はこのまま直帰します。 (領収書は一応もらってきますが落ちませんよね・・・) それではお先に失礼しまぁ~す! 445 名無しさん脚 2007/01/21(日) 21 30 22 ID iaE7TSCV [2/2回発言] 元AGFAの社員です。 4X5のロールフィルムについて。フィルムバックは、かなり大きくなるでしょう から、カメラの形にもよりますが、下手をするとアオリがつかえなくなる可能性が あります。アオリを必要としない場合は、まあ、なんとかなるのではと思います。 僕はAGFAにいたときは暗室で使う大型の製版カメラや製版用感材を扱っていたの ですが、露光面にフィルムをただしく広げるには、裏板に小さな穴をたくさん あけて真空で吸い込む方法(バキュームバック)が一般的でした。4X5ぐらいの 画面であれば、手で空気を吸い出すような方法で十分ではないでしょうか。 ブロアブラシの小さいのを、弁を逆向きにつけたらいい、、というか、空気の 入る穴の方にチューブをつけたらいいように思います。エアレリーズと間違い やすいかもしれませんが。 446 池のコイ ≫ΞΞёζ 2007/01/21(日) 22 51 05 ID dl1q9SSc [1/2回発言] 447 池のコイ ≫ΞΞёζ 2007/01/21(日) 23 11 27 ID dl1q9SSc [2/2回発言] 1986年に登場して以来、すでに20年も販売され続けているレンズ付きフィルム。 メーカー側がいくら押し付けても、結局「レンズ付きフィルム」という名称は ついに一般には馴染むことはなかった。 今も一般人には「インスタントカメラ」だの「使い捨てカメラ」だの言われ続けている。 カメラと言う名称にすると消耗品扱いにならず経理上面倒とかの問題が あるにせよ、ここで思いきって一般向けの名称を【リサイクルカメラ】に 変更するのはどうだろうか?。 環境にやさしい製品である事を改めてPRし、商品価値の再生をはかるもの 良いのではないかな? レンズ付きフィルム@Wikipedia http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E4%BB%98%E3%81%8D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0 銀塩フィルムの現像プリント行程で汚染が発生するにしても、それらは 長年の取り組みで適切な処理基準が確立している事や、デジカメは 今や2年程度で買い替え消耗品化しているので、家電の使い捨てに比較して やっぱりエコロジーな製品である事などをロハス層にPR。 448 名無しさん脚 2007/01/22(月) 00 43 21 ID t0aqng0M [1/1回発言] 445 そっすねーかなり大きくなるのは予想できるのですが、ブローニーの 4x5版があったらすごく楽なのになーと思った次第です。 フィルムの平面性はSinarやCONTAXでやってた吸引は実用的ですね。 たぶんロールにするにはフィルム自体薄くなって平面性が悪くなりますから。 デジタルバックが370万円するご時世で、最高の画質を低価格で提供出来る のが4X5(オレは8X10も好きだが仕事にはならない)の普及は意味があるの ではないかと思います。 実際のところ1DsMK2と5Dでの仕事も増えてますが、まだまだSinar P2 で稼がせてもらいますよ。 449 お手紙 2007/01/22(月) 03 01 54 ID h4Bw7s2n [1/1回発言] きのこる爺さんは元気してますか。 経営厳しいんだから、突飛な発想であまり社員を困らせちゃあいけませんよ。 そこがきのこる爺さんですけどね。 孫より 450 名無しさん脚 2007/01/22(月) 06 49 53 ID WyoEAzO2 [1/4回発言] 社長! おはようございま~す! ところで、 373、414のフジっこ・F・フジカさんや 421の社長の話を聞いていい事を思いつきました。 もし心霊写真らしきものが撮れたとして、この場合、デジカメよりフイルムで撮影された 写真の方が心霊写真としての信頼性は大きいのではないでしょうか? そこでですね、日本心霊科学○会さんのような歴史と権威のある団体さんから、 キノッコル社製のフイルムで撮影した心霊写真しか心霊写真として認めない! という推奨とか推薦とか指定もらったらどうですかね? 日本人は国とか団体からの「お墨付き」というものに弱いと思います。 それにあわよくば、 「なんて夢やロマンのある会社だ!」 というイメージアップにつながるとも限らないかもしれないような気もしないではありません。 このアイデアどうでしょ? あっ、それと昨晩の宴会場下見の領収書は 一応経理に提出してみます。 451 きのこる 2007/01/22(月) 06 52 32 ID +AJlWS9L [1/1回発言] 朝だチン立ックス!!! 452 名無しさん脚 2007/01/22(月) 06 57 09 ID WyoEAzO2 [2/4回発言] ぁ、社長おはようございます。 453 きのこる 2007/01/22(月) 08 19 36 ID NWOd3a08 [1/12回発言] うむ。おはよう。 なかなか秀逸な意見が出ておるな。 わしはといえばリアルが大変忙しい。 さて、わしとしては本音を言えば今ある35mmで起死回生の一発を業界にぶち込みたい…。 我が社はあまりゆとりがないのだ…。 許してくれ。 454 きのこる 2007/01/22(月) 08 24 43 ID NWOd3a08 [2/12回発言] 450 いっそのこと、 「心霊カメラ」でも売り出そうか…。 心霊カメラに心霊フィルムメーカーか…。 455 きのこる 2007/01/22(月) 08 26 02 ID NWOd3a08 [3/12回発言] 朝から憂鬱だ…。 456 きのこる 2007/01/22(月) 08 28 19 ID NWOd3a08 [4/12回発言] もうだめぽ…。 457 きのこる 2007/01/22(月) 08 35 05 ID NWOd3a08 [5/12回発言] 449 おお!孫のみのる太ではないか! おかしな名前つけて悪かったがミノルタはなくなったから、 もういじめられることはないだろう…。 458 きのこる 2007/01/22(月) 08 54 48 ID NWOd3a08 [6/12回発言] そういうわけで、諸君! 以後、孫の「みの・みのる太」をよろしく!! 459 名無しさん脚 2007/01/22(月) 12 56 24 ID WyoEAzO2 [3/4回発言] 453 社長! リアルがんばってください! それでは、社長の代わりに・・・(コホン) 社員の皆様(亀板の皆様)の意見・アイデア待ってま~す、ageeee!!! 460 きのこる 2007/01/22(月) 13 21 37 ID NWOd3a08 [7/12回発言] あ! 今すごいアイデア思い付いた! それはな、「愛のカメラ」だ! 内容はと言うと(続く) 461 ぐうたら社員山岡 2007/01/22(月) 13 23 39 ID xHP7l7XP [1/1回発言] ふぁー。遅刻遅刻ーっと。こんなとこ社長に見つかったら 減俸もんだ。 さ、社長にみつからないように、アワビカメラの研究でも はじめるか。な、クリたくん!はぁはぁ。 462 きのこる 2007/01/22(月) 13 27 39 ID NWOd3a08 [8/12回発言] その「愛のカメラ」の名前も思い付いたぞ! 名前はな! 「キノコール・ディープKiss」だ!! バキヤノンの「EOS・Kiss」なんて目じゃねえ! その内容はな(続く) 463 きのこる 2007/01/22(月) 13 29 40 ID NWOd3a08 [9/12回発言] 461 ポジちん山ちゃん、おは! 464 きのこる 2007/01/22(月) 13 33 06 ID NWOd3a08 [10/12回発言] わしは自分のアイデアにはぁはぁヽ(´π`#)/ 465 名無しさん脚 2007/01/22(月) 15 49 46 ID sXmdeLU5 [1/1回発言] 社長! 海外向けのネーミングは、これで宜しいでしょうか? "Kinokor EROS Deep Kiss" 466 きのこる 2007/01/22(月) 16 11 32 ID NWOd3a08 [11/12回発言] 465 馬鹿野郎!! 467 きのこる 2007/01/22(月) 16 16 00 ID NWOd3a08 [12/12回発言] 465 とりあえず怒ってみたのだが、インパクトあっていいかもな! このカメラはどういうカメラかと言うと(続く) 468 名無しさん脚 2007/01/22(月) 17 42 33 ID WyoEAzO2 [4/4回発言] わくわく 469 名無しさん脚 2007/01/22(月) 21 53 21 ID q6zD+Kzo [1/1回発言] ワクテカ! 470 きのこる 2007/01/22(月) 23 48 37 ID cqbQjVRQ [1/4回発言] この「キノコール・ディープKiss」はな! もちろんキットなのだがな、しかしながら特徴あるキットなのだ!! なんとな!これは男キットと女キットがあるのだ!! 男キットはボディー。女キットはレンズだ!! これはカメラが趣味ではない人を狙った商品だ!! だからセミキットで組み立て易くする!!レンズもかに目を回しやすい構造にしよう。 軍艦部やその他に色々なバージョンを容易して個性を出してもらおう! 要するにマリッジ・カメラだ!!! つまりな、結婚式当日にボディーとレンズが「合体」するのだ!!!!!!!!! 最終的な調整は子会社の「カメラのキタベップ」で引き受ける。 むほほw!!! 多少高価になっても材質にはプラチナや金銀を多用したい。 そして完成した暁にはフイルムを贈呈し、最初に撮った写真は我が社で 特製フォトアルバムブックを作成(無料)しよう!! きっと、何かの記念日には生涯、このカメラを使用する気になるだろうな。 471 きのこる 2007/01/22(月) 23 50 42 ID cqbQjVRQ [2/4回発言] 今夜はまだあるぞ!!! 472 きのこる 2007/01/22(月) 23 52 47 ID cqbQjVRQ [3/4回発言] それはなっ!!!!!! 473 きのこる 2007/01/22(月) 23 55 28 ID cqbQjVRQ [4/4回発言] あ、そうだ。 今日は孫の、みの・みのる太の誕生日であった。 はやく帰らないと・・・。 ではつづきは明日ということで・・・・。 474 名無しさん脚 2007/01/22(月) 23 55 45 ID 4uJjXe5x [1/2回発言] なんでそんなにテンション高いんだよw 475 名無しさん脚 2007/01/22(月) 23 59 37 ID 4uJjXe5x [2/2回発言] … 476 名無しさん脚 2007/01/23(火) 00 03 57 ID vduyAHvq [1/1回発言] 急に下がるなよw 477 きのこる 2007/01/23(火) 00 08 02 ID /wESOr3K [1/5回発言] 本当は憂鬱なんだ・・・・・・。 478 きのこる 2007/01/23(火) 00 23 28 ID /wESOr3K [2/5回発言] いかんいかん!!! 弱気になってはいかん!!! 479 きのこる 2007/01/23(火) 00 25 27 ID /wESOr3K [3/5回発言] そうだ!帰る前にコシナーのフォクトレンダーを讃える唄を歌おう!! コシナーはえらいな!!ちゃんとフイルムカメラを作ってる!! やるぜコシナー!! 480 きのこる 2007/01/23(火) 00 30 56 ID /wESOr3K [4/5回発言] ♪ウンコシナ~~~~♪ウンコシナ~~~~♪ ああ!ああ!!ああああああっ!!! ♪ウンコシナ~~~~♪ウンコシナ~~~~♪ あああああああああああああああああっ!!! ♪ウンコシナ~~~~~~♪ ♪ウンコシナ~~~~~~♪ ♪拭くと切れんだ~~~~♪ ♪拭くと切れんだ~~~よ~~~~~♪ あああっああああっ!!!!あっ!あっ!!! ♪拭くと切れんだ~~~~♪ 481 きのこる 2007/01/23(火) 00 34 00 ID /wESOr3K [5/5回発言] いかん!もうこんな時間だ!!! では諸君! 本日もお疲れ様! 工場の夜勤の方は本日もご苦労様です。 おやすみ。 482 名無しさん脚 2007/01/23(火) 00 36 47 ID Faw/5+HJ [1/1回発言] …ついにシャッター幕が逝ったか 483 名無しさん脚 2007/01/23(火) 00 38 39 ID D0AD2swE [1/4回発言] 社長! おやすみなさい! 私も社員寮へレンズつき自転車で帰ります・・・キコキコ。 484 きのこる 2007/01/23(火) 08 15 44 ID 5X5KUJaZ [1/13回発言] レンズ付きレクサスで出社! 485 きのこる 2007/01/23(火) 08 16 48 ID 5X5KUJaZ [2/13回発言] 朝だチン立ックス!! 486 名無しさん脚 2007/01/23(火) 08 26 46 ID D0AD2swE [2/4回発言] 社長! おはようございま~す! 昨晩はテンション高かったですね! ところで 153の件でロシアに行っているはずの 151さんから何か報告ありました? (特にロシア美女の件) いい報告があったら社員旅行は ぱーっとロシアにしましょう! それでは今日も一日よろしくお願いしま~す! 487 きのこる 2007/01/23(火) 08 37 12 ID 5X5KUJaZ [3/13回発言] 486 やつはな…。 現地の人妻ナターシャに手を出して中出して…、 旦那にトカレフで打ち殺されてしまった…。 いいやつだった…。 いいやつだったのに…。 488 名無しさん脚 2007/01/23(火) 12 23 32 ID D0AD2swE [3/4回発言] 487 社長・・・グズン しかし当社は 29の社長といい、 151さんといい、 461の山岡さんといい ヤリ手が多いですね! オレもガンガレ! (この先生きのこるアイデアはもうちょっと待ってください) 489 総務課副係長補佐 2007/01/23(火) 13 29 17 ID h3KwKtQ/ [1/3回発言] 社長、昨日の朝礼でお話いただいた「キノコール・ディープkiss」ですが、 男キットをレンズ、女キットをボディにした方が、開発チームもイメージ しやすそうな気がします。 あ、あと444さんが行ってきた宴会場下見の領収書が回ってきましたが、 経理でちょっとモメてます。ビール大瓶30本ってなんですか!? 490 きのこる 2007/01/23(火) 14 00 49 ID 5X5KUJaZ [4/13回発言] 女をボディか… 491 きのこる 2007/01/23(火) 14 01 39 ID 5X5KUJaZ [5/13回発言] 女をボディ… 492 きのこる 2007/01/23(火) 14 02 45 ID 5X5KUJaZ [6/13回発言] ナイスバディー… 493 きのこる 2007/01/23(火) 14 03 50 ID 5X5KUJaZ [7/13回発言] 男がレンズか…。 494 きのこる 2007/01/23(火) 14 04 42 ID 5X5KUJaZ [8/13回発言] 男はレンズ… 495 きのこる 2007/01/23(火) 14 05 47 ID 5X5KUJaZ [9/13回発言] 俺のズームレンズ… 496 総務課副係長補佐 2007/01/23(火) 14 07 04 ID h3KwKtQ/ [2/3回発言] しゃ、社長?……。 497 きのこる 2007/01/23(火) 14 08 12 ID 5X5KUJaZ [10/13回発言] 489 それだ!!!!! そうだった!! よくぞ申したぞ!!! 女がボディーで男がレンズにしよう!!!!! 498 きのこる 2007/01/23(火) 14 09 58 ID 5X5KUJaZ [11/13回発言] ビール三十本??? 馬鹿野郎!!!! 499 名無しさん脚 2007/01/23(火) 14 51 24 ID pjpGbTRd [1/1回発言] 当然沈胴式で 俺のレンズが女のボディにめり込んでいく・・・ 500 名無しさん脚 2007/01/23(火) 15 19 36 ID ko47pZar [1/1回発言] ビニール本三十??? 童貞野郎!!!!
https://w.atwiki.jp/tetsunohikari/pages/86.html
概説 ミクロPK マクロPK 念写 ポルターガイスト 心霊治療 概説 PK(psychokinesis、念力)とは、心の力だけでものを変化させる現象の事である。スプーン曲げや念写については、広く知られていると言えるが、交霊会で物理霊媒が見せていたテーブル浮揚やポルターガイスト、一部の宗教の中で行なわれている信仰治療等も念力によるものとされる。 PK現象そのものの歴史は、有史以前に遡るであろうが、ESP同様、その科学的研究の歴史は19世紀末に英米で始まったと言え、1848年のニューヨーク州の寒村で起こったポルターガイスト騒動(ハイズヴィル事件)を契機とし、心霊主義が勃興し、一部の科学者がこうした現象の科学的研究を始めた(*1)。1934年、ジョゼフ・バンクス・ラインはサイコロPK実験を開始し、同様の実験の多くはラインの実験室で行われたが、彼はPKはESPよりも社会的に認められにくいだろうと最初の10年間は研究発表を控えていたという(*2)。 伝統的なPKの実験には、1960年頃までサイコロが使われた。それ以降は、様々な物体が使われ、やがて乱数発生器を使った実験が支配的となる。乱数発生器のような微視的な過程に働く小さいPKをミクロPKと呼ぶのに対し、物体移動や金属曲げのような巨視的な物体に働く大きいPKをマクロPKと呼ぶ。 斜面を転がしたり落下させたりして止まった位置を調べる実験は、サイコロだけでなく、様々な物体が使える。フォルワルドは、大きさ・重さ・形・材質の異なる物体で、多数の比較実験を行なった。PKが何らかの「力」として物体に作用するのであれば、それなりの差異が出るはずである。1969年の報告では、ある種のパターンが見られたものの、電気や磁気や放射線等との関連性は検出できなかった事から、PKは重力と関連して働くのではないかと仮説した。 この他、笠原敏雄は心理療法中に偶発的なPKと思われる現象を確認しているという(*3)。また、イアン・スティーヴンソンによって研究された生まれ変わり事例の中には、子どもが前世の人格にあったとされる傷痕、致命傷と一致する母斑や先天性欠損をもって生まれてくるという事例も多くあり、これについては、生まれ変わり/先天性刻印において触れているが、笠原敏雄は、これらが本当の生まれ変わり事例であるとするなら、その傷痕や痣は、生まれ変わろうとする「霊」や母親が胎児にPKを作用させた結果であるとする可能性も考えられるとしている。(*4) また、合気はPKであると指摘している菅原浩は、相手に触れずして、あるいは全く力を入れずにただ触るだけで動かしてしまうという武術があるという事が知られるようになって来ている事を指摘しており、伝説の武術家佐川幸義はそれを「透明な力」と呼んでいるという(*5)。菅原は、西洋近代の物質主義的世界観の影響が及んでいないところでは、このような経験があることが認識され、追求されているといい、実際、非物理的エネルギーという概念は様々な文化に存在しており、インドにおける「プラーナ」、ヘブライの「ルアッハ」、ギリシアの「プネウマ」、ラテンの「スピリトゥス」、あるいはハワイの「マナ」など、世界的に存在する。そして、菅原は人間には肉体以外にいくつかの「微細エネルギー体」「微細身体性」「エネルギー的身体性」をもつという認識に立って「透明な力」の理解を試みている。 ミクロPK ミクロPKは、肉眼で観察できるマクロPKと区別する目的で用いられる用語であり、サイコロ投げ実験(*6)や電子的な乱数発生装置(REG)を用いて行われる昨今の自動機実験のように、物理現象の揺らぎに僅かに働き数多くの試行を集計し統計的に分析したうえで初めて検出できるとされる。この方面の研究は、物理学者ヘルムート・シュミットが、人間や動物を被験者としたPK実験で、放射性物質の崩壊(ストロンチウム90の放射線〈β崩壊によるβ粒子の放出〉)を利用した乱数発生器を用いた時、大きな広がりを見せたという。 プリンストン大学のPEARプロジェクトでは、乱数発生器を連続的に動作させ、それにPKを働かせる実験を繰返していた。RNG実験の中には、被験者がPKの発揮を特段強く意識せずとも、一定のRNGの偏りを生む事もある。地球規模でイベントがあったらどうであろうかといった発想でディーン・ラディンらが始めたのが、地球意識プロジェクト(GCP)であり、GCPは、世界各地に乱数発生装置を設置して乱数を記録し、その偏りと地球規模の出来事との対応関係を見ようというものである。GCPが本格的にスタートしたのは1999年で、オリンピックやニューイヤーなどの世界的なイベントがあると、度々乱数が偏るという観測結果が報告されている。2001年9月11日のテロ事件の日や2011年3月11日の東日本大震災の際には、極端な変動が観測されたという。 マクロPK 1980年2月23日に行われた実験で清田益章がPKにより変形したとされる首の部分で180度ほどねじれたスプーン(『超心理学ハンドブック』p.215より) 前述のミクロPKに対して、物体移動や金属曲げのような巨視的な物体に働く大きいPKはマクロPKと呼ばれる。1970年代頃から、PK能力者とされる人物が登場し、イスラエルのユリ・ゲラー、日本の清田益章、フランスのジャン=ポール・ジラール、イギリスのマシュー・マニングは主として金属変形を行い、ソビエトのニーナ・クラギナ、アメリカのフェリシア・パライズは物体移動を行ったという。金属変形には様々な材料の物が用いられたが被験者はスプーンを好むこともあり、スプーンがターゲットとなる事が多い。スプーン曲げに関しては、笠原敏雄らが清田益章を対象に実験を行なった結果、清田が全く手を触れずにスプーンが捩れていく場面を肉眼では眼近に何度か観察しているという(*7)。しかし、超常現象全般において客観的証拠を残さないような傾向である目撃抑制(witness-inhibition)や恥ずかしがり現象(shyness-effect)等が指摘されているように、そのような場面をビデオで録画しようとすると、その瞬間にスプーンの変形が止まってしまったり、焦点が合わなくなってしまったり、酷い場合にはビデオのスイッチがひとりでに切れてしまったりして、第三者を納得させることができる証拠が結局得られない。清田益章についても、1984年2月3日のフジテレビ『金曜ファミリーワイド』「超能力を100倍楽しめる徹底解剖」において、スプーンは力任せに曲げて、念写のポラロイドフィルムは事前にトイレで感光させておいてすり替えるというトリックを見破られたが、清田は「プレッシャー(テレビ局の圧力)などからたまたま不正をしてしまっただけで、普段は超能力で曲げており、自分が超能力者であることは間違いない」と主張している。 この他、電気通信大学の佐々木茂美のグループや笠原敏雄らのグループが、外国では、念写の研究で有名なアイゼンバッドや、ヴァージニア大学精神科のイアン・スティーヴンソンのグループ等が行なっているが、どこで行なわれた実験でも、その場に立ち会っていない第三者を十分納得させることのできるデータは得られておらずこの種の現象は疑問視されやすいであろう。批判者からすると、このような事は「逃げ口上」に過ぎないと考えられるが、笠原敏雄は必ずしもそう言い切る事は出来ないとしており、4桁の乱数を刻印した硬いスプーンを開いた掌に載せ、首の部分をそこに手を触れずに90度ほど捩じった場面を40センチメートル程の至近距離から観測したのだと言い、自身で観察した事実からPK現象が稀ながら実在する事を確信しているという。(*8) 念写 超心理学においては、能力者が意図的に写真フィルムに感光を起こす念写(thoughtography)を研究の対象としている。1910年に福来友吉によって、御船千鶴子、長尾郁子の透視実験中に見出された現象と言われ、福来は1913年に『透視と念写』を刊行、その後1931年に英文の"Clairvoyance and Thoughtgraphy"をロンドンにて刊行している。福来の時代の念写実験では写真乾板を用いて行われたため、暗室での現像処理に不正の入り込む余地があったが、今日ではポラロイドカメラによりその難点は解消されている。 清田益章が主に用いる方法は、レンズキャップを被せたままシャッターも切らず念写を行うというものである。笠原敏雄らは1979年11月17日と1980年1月26日に清田益章を対象とした実験に立ち会っており、管理を厳重にした条件の下でPKによる感光現象を起こせるかどうかの確認を試みた(*9)。一回目の実験では、ブレて不鮮明な画像しか得られなかったというが、二回目の実験では三回の試行を行い、二回目と三回目の試行において、フィルムの短辺に沿った青白色の感光と炎のようなオレンジ色の感光がそれぞれ得られたという。その後、清田はもう一度、念写を試みたいと言い、笠原が補填したフィルムを感光させている。笠原は、念写の事実性について、フィルム製造工程上のミスや不正行為の可能性も検討しているが、実験車の監視等を考慮して少なくとも一部の念写についてはこのような仮説は成立しないように思われるとしている。 ポルターガイスト ポルターガイストは、ドイツ語で「騒がしい霊」という意味であるが、超心理学者のウィリアム・ロールに因ってRSPK(反復性偶発PK)とも命名されている現象であり、幽霊屋敷に特徴的な物体移動などの現象が特定の場所で殆ど2箇月以内の短期間に集中的に繰り返される事を指す。反復的偶発的である事から、RS(Recurrent Spontaneous)PKとも呼ばれる(*10)。ロールの調査によれば、ポルターガイスト現象には決まって中心人物(通常は屋敷に住んでいる子ども)が居り、その人物の心理的な問題が解消されるとポルターガイスト現象は終熄に向かう。また、中心人物が眠ったり、外出したりすると、現象が止まったり、現象が外出先にまでついて行く例もあるといい、ロールによると中心人物が外出するとついて回った事例も319例あったという(*11)。超心理学的にはポルターガイストは中心人物に因る無意識のPKであるとみなされ、心理分析の視点が重要であると言える。物体の移動や運動としては、浮上したり、ジグザグに動いたり、空中を舞ったり、急停止したり軌道を直角に変えたりなど、普通では考えられない動きを示す事も少なくなく、現象の持続期間は1日~6年に及び、平均は5.1箇月であった(*12)。また、ポルターガイストの問題点として、中心人物が実際に不正を行った事例が発見されている事、小動物や水道管に由来する音や地殻変動や生物死骸に由来する発光など物理的な原因究明が進んでいるものもあり、その現象を疑問視する研究者も多いが、超常現象全般において、「とらえにくさ(elusiveness)」とでも言うべき特徴がある事は古くから知られており、研究においてはっきりとした結果を残すことが困難なのは事実であろう。実際、ポルターガイストの観察記録は幾つかあるものの、再現や実験をすることも困難なので科学的に探究する事も難しい(*13)。そのような事もあってか、米国のFRNM超心理学研究所のL・E・ラインが一般市民から集めた10000例以上のサイ体験の中でも、偶発的な念力現象と思われるものは178例にすぎなかったという。 また、単発的なPKは、それらしき原因もないのに時計が止まったとか、壁にかけてあった絵が落ちたとか、肉親や友人の危機的状況や死と時間的に近接して起こる事が多いという。 心霊治療 PKについては、機械的、電子的ターゲット系を用いた実験から得られるが、PKが生命あるターゲットに作用し影響を及ぼし得るとしたら、大きな意味を持つ事になると言え、そのことと関連が深いのが治癒の過程である。 心霊治療とは、既知の身体的治療作因なくして病気を治療する事であり、患者の体に手をかざす、指導霊や祖先の霊の力を借りる、神や聖者に祈る、魔法の薬を使う、病気を去らせるよう念を込める等、様々な方法がある。このような方法は、いくつかの新宗教の中でも行なわれている。しかし、癌のような難病でも医学的には説明のできないような形で好転する例があるし、心身症のように心理的原因で病気が起こっている場合には、暗示の力などによって症状が軽快する事が知られているため、心霊治療が、本当に効果があったかどうか確かめるのはかなり難しい。 カナダのマギル大学の研究者であるバーナード・グラッドは、背中の皮膚を一定の大きさだけ切り取ったネズミを20匹ずつ計60匹使った実験を行なった。エステバニーという心霊治療師がカゴの上から一定の時間ずつ手をかざすグループ、手の温かさと同じ温度を与えるグループ、何もしないで放置するグループに分けて実験したところ、エステバニーが手をかざしたグループのネズミが、放置しておいたグループのネズミよりも、治療効果が決定的なものではないにしても有意に大きい(傷の治りが良かった)事が分かったという。この他にも、心霊治療という現象がある事を裏付ける証拠はかなり得られているという。しかし、フィリピンの心霊手術などインチキがかなり見つかっているものもあるといい、実際に傷口が開いている事の確認がはっきり行われたという報告は殆どないというが、笠原敏雄が実際に観察したブラジルや韓国の心霊手術は、傷口が実際に開いており、痛みや出血が殆どなかったという点で信憑性があると思われるという(*14)。また、令和6年4月に管理者が山川俊宏と会った際も、山川は人生において最も不思議な体験の一つとして、フィリピンで、心霊手術師の手が肉体に「スーッ」と入っていく場面を目撃したと話している。 因みに、ブラジルの心霊手術師としては、ホセ・アリゴーが有名である。ジョン・グラント・フラーは、アリゴーについて、消毒もしない包丁やナイフを使って肉や内臓を切り裂いたにも関わらず、痛みも出血もなく傷口を縫い合わせる必要もなかった事や、化膿止めを使わなくても感染症が起こらなかったという事は事実であるとしている(*15)。アリゴーによれば、あの世にいるドイツ人の医師アドルフォ・フリッツの人助けをしたいという願望を実行に移す働きをしているに過ぎないのだという。この点については、霊に指導されているとも解釈され得るかもしれない。 参考文献 笠原敏雄『超心理学ハンドブック』ブレーン出版 1989年 笠原敏雄『超心理学読本』講談社 2000年 石川幹人『「超常現象」を本気で科学する』新潮社 2014年 菅原浩『微細エネルギー論』虹の光出版 2013年 菅原浩「透明な力で人を動かす ―無分節/分節の世界モデルより理 解された身体とエネルギーの関係について―」『長岡造形大学研究紀要』第17号 長岡造形大学 2020年 菅原浩「透明な力で人を動かす(その2)-「自然体」の意味と「エネルギー的融合」の地平-」『長岡造形大学研究紀要』第18号 長岡造形大学 2021年 ジョン・G・フラー『錆びたナイフの奇蹟 心霊外科医アリゴー』笠原敏雄 訳 日本教文社 1985年 ジョン・ベロフ『超心理学史』笠原敏雄 訳 日本教文社 1998年 参考サイト http //www.02.246.ne.jp/~kasahara/ http //www.isc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-3.htm
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2179.html
第一話『やーい、お前の母ちゃんマーグーロー!』 ――1945年 第501統合戦闘航空団ロマーニャ基地 ミーナ率いるストライクウィッチーズに救出された一家は、基地内の一室へと通された。 立派な調度品が揃った部屋には、既に11人の少女とが集っている。 しかし、一家はその輪から外れ、何やら話し合っており、彼女達はその話し合いが終わるのを待っているようでいた。 私「聞いた話から察するに、私達はパラレルワールドの、それも過去に来てしまったらしい」 俺「えー、俺は時間の流れは一方通行で逆行できないという解釈を押したいと思います」 母「私は好きだぞ。パラレルワールドの設定」 私「少しは真面目に聞いてくれ。というより、事実として目の前で起こっていることを受け入れてくれ」 俺「ふざくんな。日朝のスーパーヒーロータイムを楽しめない現実なんて受け入れられる筈がない」 私「もうちょっとマシな理由はないのか!?」 母「しっかし、ネウロイっつー化物ねぇ。日本は扶桑、アメリカもリベリオン? ああ、キリストもいないんだっけ?」 俺「あと中東諸国と中国もねぇなぁ。ま、いいんじゃない? しょっちゅう聖戦とか言ってあっちこっちに戦争と弾圧とテロしてるウォーモンガー共がいなくなっただけだ」 私「おい、危ない言い方は止めろ」 俺「いいんですぅ。だって、俺は関係ないし」 俺「それよか、どうやってこんなとこに来たかだ」 私「一番可能性が高いのは、ネウロイだろうな。コイツ等、訳の分からん技術を多数有しているらしい」 母「空間転移か瞬間移動みたいなもんもあるみたいだな。あのお嬢ちゃん達が話してるの聞こえたぜ」 私「その内の一つが時空間にまで作用したのか……。だが、私達である理由がない。あるとしても……」 言葉を区切ると母と私は黙って俺に視線を向けた。 そこにどんな理由が込められていたかを知る者は、彼等家族にしか分からない。 俺「はいはい、俺のせい俺のせい。ポストが赤いのも、カルト国家の核実験も、核施設の相次ぐ不始末も」 母「誰もそこまで言ってない言ってない」 私「…………ともあれ、私達は過去に来た。身の振り方を考えねばならない」 俺「はー? どーせパラレルワールドだぜ? 仮に世界が滅びたって、滅びた世界と滅びなかった世界に分岐するだけだろ?」 私「かも、しれん……」 俺「んで、そうでなかったとして世界が滅びてもよくないか? どうせその時にゃ俺等も一緒に死んでるだろうし」 私「かもな。……だが、私達が原因で人死にを増やす訳には、いかないだろう……?」 俺「そうかー? どうでもいい誰かが死んだって、関係ないだろ。俺は痛くも痒くもない」 私「お前は、どうでもいいことはホントどうでもいいって性格を直せ!」 俺「むりー」 俺は相も変わらず気の抜けたまま、胸の前で腕を交差させ、×マークを作って見せた。 俺「大体よ、良かれと思ってやったことが必ずしも良い方向へ向かうとは限んねーだろ」 母「ま、そりゃそうだわな」 私「………………」 俺「俺等が来た時点で、どうあがいても歴史は改変されてんだ。人が大勢死ぬか、助かるかは別にしてよ」 私「だとしても、良い方向へ転ぶように努力するべきだ。そうしないのなら、せめて極力歴史に干渉するべきじゃない」 俺「お人好しだねぇ」 私「いやか? だったら見捨てればいいだろう?」 俺「アホか。お前はどうでもよくねぇよ」 私「ともかく、この世界へ来た原因を探り、帰る方法を見つけよう。それが不可能なら……」 俺「そっちはおいおい決めようぜ。先のことは分からんねーしさ。だが、俺達について知っておいて貰った方がいいだろ」 私「だが、それでは……」 俺「仮にそれで歴史が変わったとしても、外部に漏らした奴が悪い。更には俺達を利用しようとする奴が悪い。つーか、心配し過ぎだ。歴史を変える大仰な力、俺等にはねーよ」 私「そうはいうがな……というより、お前がいうな」 俺「まあ、それは置いておくとして、俺等の世界に戻るには何かと後ろ盾はあった方がいいのは事実だ。違うか?」 母「確かにな。0から始めるのは面倒だからなぁ」 私「一番確実かは別として、情報源やコネにはなるか……」 母「ところで、お前達……」 私「母さん、何か……?」 母「こんなシリアスで大丈夫か?」 俺「大丈夫じゃない。問題だ。一番いいボケを頼む」 私「少しは真面目にやってくれていると思った私が馬鹿だった……!」ガクッ 俺「つーか、さっきから後頭部にすげー殺気を感じるんだが」 ミーナ「<●> <●>」ジーッ 私「お前の責任だ。自分で何とかしろ」 母「ヒューッ! 流石は俺、あんな美少女に熱視線を送られるなんて、世界で一番可愛くて馬鹿な息子だぜ!」 私「母さん、お静かに」 母「あ、いや、お前も男前だからな。だから機嫌直せよぉ!」 私「そういう意味で言ってるんじゃない!」 俺「しゃーねー。ちょっとおちょく、もといご機嫌取りするか。俺の」 私「言い換えた意味がない!? 少しは人の気持ちを慮ったらどうだ!」 俺「………………」プッ ミーナ「………………」イラ 俺「………………」プギャー! ミーナ(落ち着きなさい、ミーナ。ちょっとからかわれたくらいで! こんなもの、上層部の嫌味に比べれば……!) 俺「………………………………………BBA」ボソ ミーナ「…………ッ!」ガタッ! 坂本「落ち着けミーナ。あの手合いに何を言っても無駄だ。」 私「お前も、からかうのは止めろ!」 俺「いやー、生真面目な奴をからかうのはこれだから止めらねぇや」 母「そういう割に、相変わらずの無表情な俺であった」 俺「それが俺……鎮西八郎・ルーデル・ヘイヘ・ロンメル・船坂弘の人生よ」 私「そのネタ、何時まで引っ張るつもりだ」 俺「無論、死ぬまで」 私「無駄にカッコいい返事だな!?」 坂本「その様子を見ると落ち着いたと思ってもいいか?」 母「ああ。まあ、ちょっとした家族会議だよ。時間を設けてもらって悪いね、お嬢ちゃん?」 坂本「お嬢ちゃんは止めてください。私は坂本 美緒。階級は少佐です」 母「あー、はいはい、美緒ちゃんね。ま、肩肘張らずにやろうぜ」 坂本(この年で、名前にちゃん付けで呼ばれるのは、少々きついものがあるな……) 母「まあ、詳しいことは自慢のバカ息子二人に聞いてくれ。あたしは待ってるよ」 坂本「いえ、しかし……」 母「いいのいいの。親の助けが必要な年でもないしよ。あたしの仕事は尻拭いだけさ」 後のことは俺と私に任せるのようで、母はソファから動く様子はなかった。 そんな母の様子と態度はいつものことなのか、二人は何も言わずにミーナの座る対面のソファに腰を下ろす。 ミーナ「それで、貴方たちが何者なのか、どうしてあのような場所に居たのか。教えて頂けますね?」 俺「県境のトンネルを抜けると、そこは空の上でした、以上!」 私「お前は黙ってろ。……どこまで信じて貰えるかは分からないが、出来る限りは話しておこう」 私は大きな溜息を吐き、明朗な語り口で自身の境遇を語っていく。考察や心当たりを一切語らず、真実のみを伝えていった。 バルクホルン「何を馬鹿な! 未来だの平行世界だのと信じられる訳がないだろう!」 私「では、一つ聞きたい。あの空域、あの時間に輸送機は飛んでいたか? 恐らくはないだろう。人類の敵が出現する空域を悠々と飛んで車と人間を投下する馬鹿はいないと思うが?」 ミーナ「確かにそうね。貴方達は突然、あそこに現れた。そうとしか思えなかった」 バルクホルン「ミーナッ! こんな正体も目的も分からん連中の戯言を信じるのか!?」 ミーナ「バルクホルン大尉、落ち着きなさい。彼等の言い分を全て鵜呑みにする訳ではないけれど、あの空域に航空機が居なかったのは事実よ。私の固有魔法は知っているでしょう?」 ミーナの固有魔法は三次元空間把握。 その感覚が及ぶ空間であるのならば、目標の数や種類、位置を知ることができる感知系に分類される魔法である。 彼女ならば、一家の出現が如何に不自然であったかは理解できている。 坂本「……そうだな。では、仮に未来から来たと言うのなら、それを証明できるものはあるか?」 私「証明、ね。ウチの車の破片やら我々の荷物をサルベージしてくれるのがいいかもしれんが、この時代に海の底を浚うのは無理か」 俺「うわぁぁぁぁぁぁ! オレの機種変したばっかのスマホががががッ!!」ガーン! 私「お前な、いい加減にふざけるのは止めたらどうだ。それに携帯なんて……ああ、その手があったか」 俺「ふざけてねぇよ。おい、どうすんだクソが。最新型だぞ、ファック!」 私「そんな声を荒げるのは勝手だがな、せめて表情を変えろ。口調と表情が一致していないのは地味に怖いぞ」 俺「残念だが、これが鎮西八郎・ルーデル・ヘイヘ・ロン――」 私「もうテンドンはうんざりだ」 俺「いや、このネタには利用価値が……! まだだ、まだ終わらんよ!」 私「勝手にやってろ。まあ、これを見てくれ。一応、証明にはなるんじゃないか?」 学ランの内側から取り出したのは、折り畳み式の携帯電話。尤も、この世界の人間にはそれが何かは理解できないだろう。 耐水性らしく、携帯が問題なく動くことを確認すると、成れた手つきでカメラを起動させる。 ピロリン、と携帯から音が洩れると、怪訝な表情をする一同であったが、私の差し出した画面を見て驚愕した。 宮藤「これって、ミーナさん!?」 エーリカ「うわー……」 サーニャ「すごい……」 坂本「驚いたな。これは、写真……なのか?」 私「原理は全く異なるがね。少なくとも、この時代の技術力で作り出すのは不可能だ」 ペリーヌ「確かに通常のカメラでは不可能、ですわね。暗室や薬液が必要ですし……」 ミーナ「………………」 俺「ねぇねぇ、今どんな気持ち? 俺達が未来から来たって確定しちゃいそうだけど、今どんな気持ち?」 バルクホルン「…………こ……のぉ」プルプル 俺「何を馬鹿な! 未来だの平行世界だのと信じられる訳がないだろう!(キリリッ だってよ」ブフォッ! バルクホルン「ウガァァァァァァ!!!」ドッカーン! エーリカ「うわあ! トゥルーデが! トゥルーデが本気で怒ったーー!」ヒィッ! 俺「うわ、煽り耐性0かよコイツ。こわいわー、現代っ子じゃないけどキレやすい若者こわいわー」ヤレヤレ バルクホルン「誰のせいだ貴様ぁぁぁぁッ!!」 俺「あん? 俺のせいだけど、なにか?」 私「………………………」プツン 俺「あ、ヤッベ。こっちもキレた」 私「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉ」グオッ! 俺「兄弟からのまさかのエルボッ!!」ドサァ…… 私「ぐッ!? クソ……これだけの運動と怒りで……」ガク バルクホルン「お、おい! どうした、大丈夫か!?」 私「問題がない訳ではないが、まあいつものことでね。しかし、悪かったな。ウチの馬鹿が……」 バルクホルン「あ、ああ。怪我でもしているのか……?」 私「いや、心臓に欠陥があってね。ちょっとした後遺症だよ」 バルクホルン「それなら宮藤の治癒魔法が……」 私「どういう原理の魔法かは知らんが、恐らく無理だろう。俺の心臓はあらゆる負荷に耐えられん。治療であっても負荷は負荷だからな」 バルクホルン「………………」 私「同情なんてするな。私の身体だ、上手く付き合っていくさ」 俺「何やら堅物同士の空気が良い件について」ムク シャーリー「うぉッ、もう起きた! 大丈夫なのか……?」 坂本「いや、どう見ても完全にクリーンヒットだったんだが……」 俺「あー、これくらい俺等にゃ日常日常。垂直落下式ブレーンバスターに比べればどうってことないや。あ、いや、やっぱアレだ。奥歯折れた」ペッ ミーナ「ま、まあ、無事ならそれでいいわ。それから折れた歯をそこらへんに吐くのは止めてちょうだい」ハア 俺「へーへー、すんませーん」 私「おい、お前が居ると話が進まん。母さんとでも話していろ」 俺「ちッ、俺はいらない子だってよ。私がいじめるー、マミー慰めてくれ、女だろ?」 エイラ「……どう考えても、実の母親に向かっていう台詞じゃないゾ」ドンビキ 俺「実の母親でもなんでもねーけどな、俺と私は単なる養子だし。因みに俺と私も血の繋がりはありません」 リーネ「えぇッ!? そんな大事なこと話ちゃっていいんですか!?」 俺「いんじゃね? 別に隠してもないし」ケロッ 母「だな。あたしの知り合いにも周知の事実だ」ケロッ 私「二人ともそんな重大な話を軽い調子で流さないでくれ。普通の人は引くから」イガイタクナッテキタ…… 母「んだよー、確かに腹を痛めて、股をおっぴろげて生んだ子じゃないけど愛してるんだぜ!」 俺「俺もだよ、マミーと私のためなら世界を敵に回すわ。つーか、俺の家族の為に世界が生贄になれ」 私「愛が重い! あと女が股とか言わないでくれ母さん!」 俺「何言ってんだ、マミーくらいの年なら男の一人にでも股開いてんだろ」 ミーナ「そ、そういうことを人前で言わないで……////」 バルクホルン「貴様は、少しは恥というものがないのか! ////」 俺「ねぇよ、そんなもん。そもそもそんな恥ずかしいことでもなくね? 有史以来の当然の営みだろ。父ちゃんと母ちゃんがベッドの上でギシギシアンアンやっておめー等が生まれてきたんだよぉ」 エーリカ「流石に、あけすけすぎるんじゃないかなー。サーニャんも関係ないのに真っ赤になっちゃって……」 サーニャ「…………/////////」 エイラ「お、お前等、サーニャをイジメんナー!!////」 俺「そういうお前も、顔が赤いのであった。若いねー」 母「………………おい、俺。一つだけ訂正しろ」 俺「あれ? マミーなんで怒ってんの? 訂正するとこ何もなくね?」 母「私はマグロだ! よってギシギシアンアンじゃない! ギシギシだけだ!」ドヤァァァァッッ! 全員「」 私「…………oh」 俺「マミーがドヤ顔で自分をマグロとカミングアウトするような女だった。死にたい」 私「おい、他の連中が硬直してるぞ。どうするんだ、これ。私も反応に困るんだが……」 俺「知るか。………………やーい! お前の母ちゃんマーグーロー!」 私「お前の母親でもあるだろうが!?」 俺「……………………ハッ!?」 私「気付いてなかったのか!?」