約 1,388 件
https://w.atwiki.jp/kyogokurowa/pages/110.html
殺し合いの会場に堂々と聳え立つ高層ホテル。 朝日に照らされるその外観は、周囲の緑を基調とした平原とは対照的に、現代チック且つ洒落たデザインとなっている。各部屋の窓からは眼下のエリアを見渡す事ができ、客室の内装は豪華な造りながらもシックで落ち着く空間となっている。 そんなホテルの一室にて、桜川九郎は、ベッドの上で仰向けになり、ぼんやりと無地の天井を見つめていた。 「……紗季さん……」 ぼそり呟くように亡き彼女の名前を呼ぶ。 返事が返ってくるわけもなく、しんみりとした静寂に包まれる室内を、空調の音のみが包む。 九郎自身は不老不死の身だ。 ちょっとやそっとじゃ死ぬこともなければ、直ぐに蘇ることが出来る。 しかし、琴子や紗季は違う。こと紗季に至っては、正真正銘の一般人だ。 魔法やスタンドなどという異能が飛び交うこの戦場においては、あまりにか弱く非力な存在であるがため、非常に危ういと憂慮はしていたのだが……。いざこうして、かつて結婚目前まで関係を深めた彼女と死に別れると、心にぽっかり穴が開いた気分である事に気付く。 『あなたも、あの娘とともに許さないのね』 『岩永さん、大事にしなさいよ』 『じゃあね』 彼女と最後に交わした会話が走馬灯のように脳内を巡り、九郎は天井に向けて手を翳す。 『俺達は生き残った。だったら、失った物ばかりに目を向けていても仕方がない。死んで行った者達の為にも。俺達は進まなければ。』 と同時に先程のブチャラティの言葉が蘇る。 (……そうだ、僕達はここで止まる訳にはいかない……そうだよな、岩永……) 今は隣にいない相棒に語り掛けるかのように。自分にそう言い聞かせて気持ちを奮い立たせ、ぎゅっと拳を握りしめ、思考を切り替えた。 (今の僕にとって武器になるのは『人魚の力』つまり不死性のみだ……だが、これもどこまで有効なのかが怪しい) 九郎は自身に宿る不死の能力に疑念を抱いている。それは、殺し合いをより公平に進めるために、主催者側が自分の不死性に何かしらの制約を課したのではないかというものだ。 勿論、これは憶測の範疇ではあるのだが、九郎がこの考えに至った理由は一つある。 それは、九郎には既に別の制限が課せられているからだ。 桜川九郎は不老不死の能力を得る人魚の肉だけではなく、未来を予知するという件の肉を食して、未来決定能力を得ている。 この未来決定能力は、九郎が死に瀕した際に、複数の未来の可能性の中から、自分が望む未来を掴むことができるというものである。 この能力と不死身の特性を組み合わせることで、あらゆる難局に対応することが出来るのだが―――。 彼は既にこの会場でジオルド・スティアートに二度殺されている。しかし、死に瀕したときに未来決定能力を発動させることは出来なかった。恐らく制約として課せられているものの一つなのだろうと踏んでいるが、こうなってくると、もう一つの不死性についても何らかの制約が掛けられているのではないかと思えてくる。 (となれば、不死性を過信して無闇矢鱈に死ぬのも危険だな……) と、改めて自身に掛けられた制限について考察していると、コンコンとドアからノック音が鳴り響いた。 「はい」と答えつつ起き上がりドアを開くと、そこには新羅が立っていた。 「やぁ、桜川君」 「岸谷先生……?まだ集合までには時間があるはずですが……」 ホテルで会した一同は、各自休憩取って午前10時に再度ロビーに集合する手筈となっていたが、まだ一時間以上も猶予はある。にも関わらず新羅が現れたということは……。 「―――何かあったんですね?」 少し緊張を含んだトーンで問い掛ける九郎に対して、新羅はいつもの愛想笑いを顔に張り付けながら答える。 「正解。いやぁ〜またこのホテルに新しいお客さんが訪ねてきてさぁ。ブチャラティ君から再度招集が掛かったんだよ。だから、お休み中申し訳ないんだけど、一緒に来てくれるかな?」 新羅の言う「お客さん」とは他の参加者のことだろう。 新羅の面持ちと言葉に切迫した様子はないことから、いきなり襲撃を仕掛けてくるような輩ではないようだが。 「分かりました、行きましょう」 特に断る理由もないため、九郎は承諾し部屋を出る。新たな来訪者を見定めるため。 そして、あわよくばそれが岩永であることに期待を込めて。 ◇ 「―――それで、その煉獄って人に助けられて、命からがらここまで逃げてきた…ということね」 「ええ…本当に死ぬかと思ったわけよ」 「流竜馬に、仮面を被った剣士か……。危険人物の情報を得られただけでも収穫ですね」 ホテルに流れ着いた少女の名前はフレンダ=セイヴェルン。背丈こそは九郎が探す岩永琴子と同様小柄であるものの、外見は金髪碧眼のお人形さんのような出立ちをしている。 ロビーにはブチャラティの招集に応じてアリア、新羅、九郎の三人が集まり、皆でフレンダから事情聴取していた。 元々ブチャラティと新羅はホテルエントランスにて休息を取っていたのだが、フレンダの来訪を機に、ブチャラティが新羅に、部屋で休む他の二人を呼び出すよう依頼し、新羅が九郎とアリアの順に引き連れて今に至る。 (ふぅ……どうにか、そこそこの規模の集団に潜り込みことができたってわけよ) フレンダはブチャラティ達に、この会場で体験したことについて、嘘と真実を織り交ぜ、自分の都合の良い形に脚色しつつ話した。とりあえずはフレンダをつけ狙う流竜馬、それにフレンダに刃を向けた仮面の男、それに煉獄杏寿郎については話をした。しかし、それ以外の参加者―――彩声、静雄、レイン、メアリ、シグレのことについてはあえて伏せておいた。 馬鹿正直に話すわけにもいかないし、かと言って、自分が有利になるよう彼らの言動に脚色をつけるのであれば、このホテル組の中に彼らの知り合いがいた際に、ややこしい話になる可能性があるからだ。 そして捻じ曲げられた情報と引き換えに、フレンダもまた彼らがこれまでに見聞きした情報を得ることが出来た。 「……つまりは流竜馬や仮面の剣士の他にも、ジオルドっていう炎を使うヤバめな奴が殺し合いに乗って、この辺りを彷徨いているってこと!?」 彼らから齎された危険人物の情報に大袈裟に反応し、如何に自分がこの殺し合いに困惑して怯えているのかをアピールする。そこに、九郎が話を被せる。 「要注意人物ならもう一人いる……さっきフレンダさんにも話した佐々木志乃さん……」 「ええっと、確か『罪歌』っていう刀に乗っ取られている可能性があるんだっけ?」 「まぁ、憶測レベルだけどね。一応警戒するに越したことはないよね〜」 あっけらかんとした様子で語る新羅に、ピクリと反応するアリア。 むっとした様子で、新羅達の会話に食ってかかろうとする。 だが彼女が口を開く前に、ブチャラティはこれを制し、一同に告げる。 「あくまでも、可能性レベルでの話だ。アリア、前にも言った通り、彼女の件はお前に一任する、それで良いだろう?」 「―――分かったわよ……」 アリアは不満げな表情を浮かべつつも、渋々了承の意を示す。 アリアが一旦引き下がったのを見て、ブチャラティはやれやれと言った感じで溜息をつく。 「念のため、味方になりそうな参加者についても、整理しよう。俺達がこの会場で出会った、殺し合いに乗っていない側の人間はリュージ一人だけだ。 後は、皆の元の知り合いといったところか……フレンダ…再度確認したいのだが、今この会場に君の知人はいない……それで間違いないな?」 「正確には浜面と滝壺がそうだったんだけど……滝壺は最初の会場で、あのテミスに殺されて……浜面はさっきの放送で名前呼ばれちゃったから……」 目に涙を滲ませながら、唇を震わせ、悔しそうに語るフレンダ。 哀愁漂うその姿に、アリアと九郎は、気の毒そうな表情を浮かべる。 アリアはそんなフレンダの肩に手を置いて、彼女を労る。 「辛かったわよね、フレンダ……。でも、大丈夫よ。今は私達が付いてるから。安心して」 「……うん、ありがとう、アリア……」 「こんな事言うのは気休めにしかならないと思うけど、亡くなった人たちのためにも、僕達は前に進むしかない」 「――そうよね」 アリアと九郎の励ましの言葉に、涙をぬぐい、僅かながらの笑顔で応えるフレンダ。 少しだけ元気を取り戻した様に見えるフレンダに、一同は安堵する。 「話を続けるぞ…各々の知り合いについてだ。まずはアリアの知り合いだが、間宮あかり、佐々木志乃、高千穂麗の三人で、彼女達は殺し合いに乗る様な連中ではないということで良いか?」 「ええ、そうよ…三人とも、まだまだ未熟なところはあるけど、武偵の端くれよ。佐々木志乃も含めてね!」 少し語気を荒げるアリアをじっと見据えて、ブチャラティは短く「分かった」と呟き、彼女の隣に座る九郎に視線を移す。 「次に九郎。お前が探しているのは―――」 「岩永琴子、一応僕の彼女ってことになっています。あいつなら、秩序に反したこの殺し合いは絶対に否定するでしょうね」 九郎の返答にブチャラティはまた「そうか」とだけ答え、次は全員へと視線を配りながら話を続ける。 「俺の知人はジョルノ・ジョバァーナ唯一人だ。あいつも性格上、殺し合いに手を染めるような奴じゃない。俺が保証しよう。」 「そのジョルノって人も、あなたと同じ『スタンド能力者』ってことで、良いのかしら?」 「ああ、そうだ」 「スタンド……能力……?」 疑問符を浮かべるフレンダに、九郎が補足を加える。 「簡単に言えば、超能力みたいなものだよ、フレンダさん」 「超……能力…………?」 「アリアと九郎には既に見せたが……まあ、こればかりは口で説明するより、実際に見てもらった方が早いだろう。『スティッキィ・フィンガーズ』!」 ブチャラティが掛け声とともに手を掲げると、彼の周囲に半透明の人型の異形が浮遊し始める。 「これが、俺のスタンド『スティッキー・フィンガーズ』だ。」 「――ええっ!?何これ……!?」 「相変わらず、不思議な力ね」 「うわあ、ブチャラティ君、凄いね、これ!実に興味深い!ぜひ検査させて貰いたいところだ」 アリアと九郎は既に目の当たりにしていたため、大騒ぎすることはないが、初めてスタンドを目にするフレンダ、新羅は異なるそれぞれ異なる反応を示す。 驚愕に目を丸くするフレンダ。新羅は好奇心に目を輝かせて、はしゃいでいる。 「本来スタンドは、スタンド使いにしか視認することは出来ないのだが、この会場では何故だかお前達にも見えるようだ。これも主催者が課した制限とやらの影響かもしれんが……」 そう説明を加えたブチャラティは、スタンドを引っ込める。 「あっ……」 と、興味津々にスタンドに触れようとしていた新羅は、残念そうな声を上げる。 そんな新羅を横目で見つつ、ブチャラティは更に言葉を続ける。 「---俺が知りうる限り、少なくとも俺とジョルノの二人のスタンド使いがこの殺し合いに参加させられている。しかし俺達以外にも他のスタンド使いが参加している可能性も考慮すべきだな。」 「どうして、そう思うんですか?」 「先程も話したが、この場所では、スタンド能力が非スタンド使いの参加者も視認できるよう改竄されている……つまりこのゲームの運営とやらは、俺やジョルノがスタンド能力者であると把握した上で、そこに手を加えたことになる。 運営がわざわざ俺達スタンド使いをピックアップして、この殺し合いに参加させる理由は何だ?」 ブチャラティからの問いかけに、九郎は顎に手を当てて考え込む。 「恐らくは、そういった異能持ちがいる方が、殺し合いとして盛り上がるから……とかですかね?」 「そうだ。連中がこの殺し合いを一つの娯楽として取り扱っているのだとしたら、スタンド使いのような特殊な能力を持つ者達を参加させた方が、より面白い見世物になるからな。連中が『スタンド』の存在を認識しているのであれば、俺やジョルノ以外のスタンド使いも、この殺し合いに放り込んでいる可能性も憂慮すべきだ。」 「まぁスタンド使いじゃなくても、何らか他の異能持ちであることも十分に考えられるよね。桜川君のような不死者や、ジオルド君のような魔法使いを参加させていることを鑑みると、さ」 (……そうよね、現にこちとらレベル4の絹旗や、学園都市第4位のレベル5の麦野まで巻き込まれているわけだしね) 新羅の考察に、フレンダも心の内で同意する。 例え異能持ちでなくても、現にフレンダや浜面といった暗部のメンバーや、アリアが話す『武偵』といった訓練された人間が参加しており、果ては先程出会った仮面の男や煉獄、流竜馬や平和島静雄といった明らかに人間離れした戦力を目の当たりにしている。 そのように考えると、ますますフレンダ独力での優勝は至難の業であることを認識させられる。 (とりあえず、暫くはこいつらの元で腰を据えようかな。都合よく首輪も持ってるみたいだし。結局解除してくれたら、それはそれでラッキー!ってわけよ) などと、フレンダが今後の戦略について思考を巡らせているのを他所に、ブチャラティが口を開いた。 「―――とまあ、少し話が逸れてしまったが……最後に新羅。お前が探しているのは首なしライダーのセルティ・ストゥルルソンとのことだが―――」 「うんうん、そう、セルティ!僕の愛しきセルティだ!ああ、勿論彼女はこんなゲーム認めることはないよ、何たって彼女はすごく優しいから―――」 「セルティ・ストゥルルソンが素晴らしい女性だというのは理解した。しかし、新羅……九郎の話によると、セルティの他にも知人もこのゲームに参加しているとのことだが?」 同居人の話題が振られた途端に饒舌に語り始めようとする新羅に、ブチャラティは強引に遮り話を戻す。 新羅はというとテンションを落としつつ、「あー」と言って頭を掻き、答える。 「まぁ、ね。一応友人の名前が二人、名簿にあったんだ。一人は折原臨也、もう一人は平和島静雄っていうんだけどね。まぁ二人とも殺し合いには乗らないと思うよ」 「どんな奴らなんだ?」 「そうだねぇ、まずは折原君だけど……彼を一言で表すと『反吐が出る』って感じかな?」 「……どういう意味よ?危ないやつって事?」 アリアが眉根を寄せて尋ねると、新羅は両手を広げて肩をすくめる。 「ああ、誤解しないで。褒め言葉だよ。彼とは中学生時代からの付き合いではあるけど、人殺しは決してしないよ……一応情報屋なんてやってるだけあって、頭もキレるし、今頃は主催者連中をどうやって一泡吹かせようか企んでるんじゃないかな?ちょっと癖のある変人の類ではあるから、周りには迷惑を掛けるかもしれないけどね。 まぁ『好奇心は猫を殺す』と言うけど、もし臨也がこの殺し合いで周りにちょっかいかけて殺されるようなことがあっても、それはそれで自業自得と言えるかもしれないよね」 「アンタ、自分の友達、何だと思っているのよ……」 呆れた様子でアリアは突っ込みを入れるが、新羅は気にすることなく、彼の変わった友人達について語り続ける。 「で、もう一人―――静雄の方は、一言で表すとすれば『火山』みたいな人間かな。これがまた沸点が低い上に、怒り出すと本当に手がつけられなくなるんだよ。 それこそ僕も、彼が暴れだしてその辺の自動販売機やガードレール投げ飛ばしたり、彼の怒りを買った人間が殴り飛ばされて星屑になったりするのを何度も見てきたよ」 「その平和島って人は、本当に人間なの……?」 「正真正銘の人間だよ。まぁ、曲がったことは大嫌いだから、殺し合いには絶対に乗らないだろうから安心してよいと思うよ。ただ、こんな殺し合いに呼ばれて機嫌は絶対に悪いだろうから、バーテン服を着た金髪の男を見掛けても、近づかない方が賢明かもしれないね」 あっけらかんとした口調で言い放つ新羅に対して、ブチャラティは「ふむ」と呟き、話を纏める。 「なるほど……一応お前の友人たちも要注意だということは分かった。これで粗方、全員の知人についての情報は整理できたな。ところで―――」 とブチャラティはここで周りをぐるりと見渡し、その視線をある少女へと定める。 「先程から気になっていたのだが、フレンダ……少し顔色が悪いようだが何か気になることでもあったか?」 「えっ……!?」 ブチャラティの指摘に、フレンダはぎくりと体を震わせる。 その場にいる全員の視線が、一斉に彼女へと集中する。 (えっ、ちょっと待って、何この状況……?) 困惑するフレンダ。ブチャラティの問い掛けは、こちらを気遣うという類のものではなく、明らかに猜疑心を孕んだ物であった。 思い当たる節としては、一つだけある。それは新羅の口から、彼の知り合いとして平和島静雄の名前が出て来たときである。 内心ドキリとしたが、それでも彼らには自分と静雄との接触情報は伝えてはいないし、静雄と新羅に交友関係が分かっても彼らが出会うことがなければ影響はなし―――と、平静を装って、表情には出さない様にしていたつもりだった。 しかし、どうやら彼女の意識の外にある微妙な変化を、ブチャラティは見逃さなかったのである。 (いやいやいや!まさか私とあいつが会っていたことを勘付かれたとか……?そんなはずは……) 心の内で焦燥感を募らせるフレンダだったが、ブチャラティは尚も言葉を続ける。 「もし何か俺達に打ち明けていないことが有るのなら、遠慮なく話してほしい。お互いのため、隠し事は無しにしよう」と。 言い方はマイルドだが、念押しをするように迫るブチャラティ。 (こ、こいつ……どこから疑っているわけ!?) フレンダは動揺を抑えつつ、ブチャラティの目を見つめ返す。 「わ、私は―――」 ―――どうする?こいつがどこまで知っているのか分からない以上、下手に誤魔化すのは逆効果になるんじゃあ……? ―――じゃあ、洗いざらい正直に話す?そんなことできるわけがない。 ―――そもそも、こいつは確信を持って言っているわけじゃないはず。つまり、まだ疑惑の段階。 ―――このまましらばっくれても、私の嘘を裏付ける証拠がなければ、こっちが不利になるわけじゃあ……。 脳裏を駆け巡る様々な思考に、フレンダは翻弄される。 だが、いつまで黙っていても状況は好転するわけもない。 「…………ッ!」 フレンダは意を決して、口を開きかけたが―――その時だった。 「ああ……もしかして、もしかするとだけど……フレンダちゃん……暴れ回る静雄に遭遇でもしちゃった……?」 「―――ッ!!!」 突然割り込んできた新羅の言葉が、フレンダの思考を停止させる。 「やれやれ…どうやら、図星のようだね……。過去にも静雄が暴れているところに巻き込まれて、トラウマになった人とか見たことあるから、フレンダちゃんも、もしかしたら…と思ったけど。まぁ、怪我しなかっただけでも御の字かな」 「……詳しく話を聞かせて貰おうか、フレンダ」 嘆息と共に、頭を抱える新羅を他所に、ブチャラティはフレンダに詰め寄った。 「えっ、えっと……」 その鋭い眼光の前にフレンダは、観念したかのように口を開くのであった。 ◇ 「は、離してよー、アリアちゃん!何でわざわざ僕が、静雄に会いに行かなきゃいけないんだ!」 「黙りなさい、アンタの友達なんでしょ?暴れているんだったら、止めに行く義務があるわ」 「そんなの知らないよ!僕は静雄じゃなくて、セルティに会いたいんだ!」 新羅の首根っこを掴んで引きずるアリアと、ジタバタと抵抗する新羅。 その様子を見ながら、フレンダは思う。 (結局、新羅の話に乗っかっちゃったけど、あの場を切り抜けるには、こうするしかなかったってわけよ) フレンダがブチャラティ達に話したシナリオはこうだ。 ゲーム開始して間もなく、彼女は暴走状態の平和島静雄に遭遇してしまった。 理不尽極まりないゲームに参加させられたためか、とにかく静雄は不機嫌全開で、目につくものを片っ端から破壊しながら暴れ回っていたのだという。幸い向こうからは、フレンダの姿は見えていなかったようで、フレンダは慌ててその場を後にしたと。 その後、流竜馬や仮面の剣士のような危険人物に明確に殺されかけ動転したため、当初の情報交換時には静雄との遭遇を伝えることを失念していた、というフォローも添えて。 一応、新羅から得た彼の人間性と自身で観察した彼の破天荒な部分を合わせて考えた結果、この程度の嘘であれば、一先ず話は通ると判断したのだ。 その結果、他の参加者に実害が及ぶ危険因子があるなら見過ごせないと、アリアは新羅を伴って、静雄の元へと向かうこととなった。 元々殺し合いに乗るような人物ではないとのことなので、友人を連れて行けば、宥めることも可能だろうという算段らしい。 「それじゃあ皆、私達は先に出発するわね」 「ええ、また後程池袋駅で……神崎さんも岸谷先生も気をつけて」 「すまないが、先程も言った通り、他の仲間の捜索と道中の探索も宜しく頼む」 「分かったわ」 平和島静雄の抑制を言い出したアリアに対し、ブチャラティは特に止めることはなく、いくつか追加の注文を彼女に課した。 その結果、アリアと新羅は先んじて北上し、静雄を始めとした他の仲間の捜索及び、首輪解析の工具獲得のため、道中の施設での探索を行いつつ、池袋駅を目指すことになった。 これに対して、ホテル残留の三人は電車を経由して、高千穂リゾートまで向かい、ホテルで入手した鍵を試す意味でもリゾートと早乙女研究所内を探索の上、合流地点である池袋駅を目指す手筈となっている。 しかし、この決定に新羅は露骨に嫌そうな顔をしている。 新羅としては一刻も早く、セルティと合流したいのだが、この計画だと余計な寄り道をする羽目になるからだ。 「ちぇー何でまた僕が―――」 「ほらっ!つべこべ言わずに、さっさと、来なさい、新羅」 「痛たたたっ!?ちょっ、引っ張んないでアリアちゃん!分かった、行くよ!行きますよーだ!」 と、半ば強引にアリアに引き摺られるようにして、新羅はアリアと二人でホテルを後にする。 日に照らされつつ、小さくなっていく二人の背中を残された面々は、見送るのであった。 「……本当に大丈夫ですかね、あの二人」 「まぁ、アリアが付いているのであれば、問題はないだろう。それよりも――」 と、ブチャラティはフレンダの方に向き直ると、 「先程はすまなかったな。いきなり疑る様な真似をしてしまって」 「いやいや、全然構わないってわけ。色々動転しちゃって、ちゃんと情報伝達できなかった私が悪かったってわけよ」 フレンダは両手を振って答える。 「そうか……まぁこんな状況だ。そういったことも仕方あるまい。ちなみに、念のため、聞いておきたいのだが―――」 と、ブチャラティは真剣な顔つきで、フレンダに近づき小声で尋ねる。 「これ以上、他に俺達に隠していることはない…と考えて良いな?」 瞬間、フレンダは僅かに体を強張らせるが、平静を保ちつつ、コクリと頷いた。 「そ、そりゃあ勿論だってわけよ」 「そうか……それを聞いて安心した。」 ブチャラティはフレンダを見据えたまま、表情を変えることはない。 その瞳の奥には、疑念の色が見えたが、フレンダは視線を逸らし、気付かない振りをするのであった。 ◇ 「どうやら此処が『大いなる父の遺跡』のようね」 「うん、如何にも『ザ・遺跡』って感じの趣のある場所だね」 ホテルを出発し、山を登ること小一時間。 アリアと新羅は、山中に佇む『大いなる父の遺跡』へと辿り着いていた。 二人を待ち構えるかのように聳える施設の入り口は、まるで来訪者を威圧するかのような重厚さを放っている。 周囲には岩肌を露出させた巨大な柱が幾つも乱立しており、苔生したそれらは歴史を感じさせる雰囲気を醸し出していた。 「どう見ても工具なんてありそうにないけど、本当に入るの、アリアちゃん?」 「当然よ、ブチャラティとも約束したし……工具はなくても、他に何か役に立つものがあるかもしれないわ。それに、アンタが持ってる『マスターキー』っていうのも、この施設と関係しているかもしれないでしょ?」 新羅に支給された『マスターキー』なる輪っか状の物体について、説明書には「使用者は『大いなる父』である必要があります」と記載されていた。 恐らくこの「大いなる父」とは、この施設の名前に利用されているものと同義だと思うが、それが何を意味するかは分からない。 自分達が保有する支給品の有用性を図る意味でも、この探索には意義があると、アリアは考えた。 「うーん、僕としては正直、こんな輪っかのことなんてどうでも良いんだけどなー」 「いいから黙って付いて来なさいッ!」 「はいはい…」 アリアに白衣を引っ張られ、新羅は渋々といった様子で歩き出す 新羅としては、手っ取り早くセルティと合流を果たしたいのだが、ここで無下に逆らってしょうがないと、諦めてアリアに従うことにした。 こうして、二人の男女は未開の地へと、足を踏み入れることとなる。 その闇の奥で、何が待ち構えているのかを知る由もなく―――。 【E-4/大いなる父の遺跡前/午前/一日目】 【神崎・H・アリア@緋弾のアリアAA】 [状態]:疲労(中) [服装]:武偵高の制服 [装備]:竜馬の武器だらけマント@新ゲッターロボ [道具]:不明支給品0~2、キースの支給品(不明支給品0~2)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 北宇治高等学校職員室の鍵、キース・クラエスの首輪 [思考] 基本:武偵としてこの事件を解決する。 0:まずは遺跡内を探索する 1:遺跡探索の後、静雄との合流を目指して北上。最終的には池袋駅でブチャラティ達と合流する。 2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 3:佐々木志乃が気がかり……何やってんのよ……。 4:流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 参戦時期は少なくとも高千穂リゾート経験後です。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【岸谷新羅@デュラララ!!】 [状態]:健康 [服装]:白衣 [装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2 [道具]:基本支給品一色、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1 [思考] 基本:セルティと一緒に帰る 0:まずは遺跡内を探索する 1:遺跡探索の後、静雄との合流を目指して北上(不本意だけど)。最終的には池袋駅でセルティと合流する。 2:桜川君の人体とブチャラティの『スタンド』に興味。ちょっと検査してみたい 3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない 4:流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ◇ 「念のため、フレンダには気を付けろ、九郎」 「……えっ?……」 ブチャラティが九郎に警鐘を鳴らしたのは、フレンダが休息のため別室へと移動した後だった。 「それは……彼女がこの殺し合いに乗っている側の人間だということを言っていますか?」 「いいや、そこまでは断言できない……少なくとも今のところ俺たちに対して敵意は持っていないようだが、隠し事をしているのは間違いない」 「言い切りますね……それは平和島さんの情報を秘匿した件からくる疑いですか?」 九郎は腕を組みつつ、眉間にシワを寄せて尋ねる。 「―――俺はある程度観察をすれば、人が嘘を吐いているのかは見抜ける。組織で働いていたときに良く使った特技のようなものなんだが……皮膚に浮かぶ汗のテカり具合を見れば、大抵は分かるんだ。」 「……そこから、フレンダさんが、僕達に虚偽の申告をしていると?」 「ああ、そうだ。残念ながら、どこまでが嘘で、どこからが本当かまでは分からないがな。だが、少なくとも最後の俺の『他に俺達に隠していることはないか?』という質問には、嘘を吐いた。恐らく彼女にとって、不都合な事実がまだあるのだろうな。」 「……。」 ブチャラティの言葉を受け、九郎は沈黙する。 確かに、当初の情報交換で、平和島静雄との遭遇についての情報を提示しなかった点を鑑みるに、フレンダには不審な点はある。 だが、それも立て続けに殺し合いに乗った人物に遭遇して気が動転していた、と言われればそれまでであると、九郎は放念していた。 しかし、ブチャラティの意見を聞いて考えを改める必要が出てきたようだ。 「分かりました、一応彼女には注意を払っておきます」 「そうしてくれ。」 と、ここで、ブチャラティはロビーの壁に掛けられた時計を見やる。 時刻は午前9時を指していた。フレンダには、各自休息の後、午前10時にロビーに再集合するよう伝えている。 そこから、ホテル直結の駅へと向かう予定だ。 (くれぐれも妙な真似だけは、起こしてくれるなよ、フレンダ=セイヴェルン) 隠し事をしているとは言え、フレンダは年端もいかない少女だ。出来れば保護してやりたい。 だが、もし明確に悪意をもって、自分や仲間に危害を加えるようなことがあれば、無力化するのも致し方ないと考えている。 そうはならないようにと心で願いつつ、ブチャラティは九郎とともに、ロビーで待機するのであった。 【F-3/ホテルロビー/午前/一日目】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】 [状態]:疲労(中)、フレンダへの疑念(中) [服装]:普段の服装 [装備]: [道具]:不明支給品1~3、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵) サーバーアクセスキー [思考] 基本:殺し合いを止めて主催を倒す。 0:電車が来るまで、ロビーで休養 1:首輪の解析は後回しにして、仲間達との合流を目指すために池袋駅を目指す。 2:池袋駅への道中で高千穂リゾート、早乙女研究所を探索。 3:フレンダを警戒。彼女は何かを隠している。 4:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 5:カタリナ・クラエスがどのような人間なのか、興味 [備考] ※ 参戦時期はフーゴと別れた直後。身体は生身に戻っています。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【桜川九郎@虚構推理】 [状態]:健康 静かに燃える決意 [服装]:ホテルの部屋着 [装備]: [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3 [思考] 基本:殺し合いからの脱出 0:電車が来るまで、ロビーで休養 1:一先ずはブチャラティ達と池袋駅を目指す 2:フレンダは、念のため警戒。 3:岩永を探す 4:ジオルドを始めとする人外、異能の参加者、流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります ※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました ◇ 「…………ふぅ」 ブチャラティと九郎と別れ、一人になったフレンダは、ホテルの一室でベッドに腰掛け、レストランの冷凍室から調達した鯖缶を開けて食べていた。 「さてと、これからどうするかってわけよ」 鯖の身をほぐしつつ、彼女は独りごちる。 とりあえず、静雄の件については上手く誤魔化せたと思う。 とはいえ、うまく御せそうと見ていた新羅とアリアがホテルから離脱してしまった。しかも、解析用の首輪を持ったまま。これは流石に手痛い損失だ。 それに無事に彼女らが静雄と出会うことあれば、自分の悪事がバレてしまう。 それを鑑みると、最終的にブチャラティ達と共に池袋駅に行くのは避けるべきである。 「まぁ、時間はまだあるし、焦らずじっくり考えるってわけよ」 と、呟きながら、フレンダは缶詰の汁を最後まで飲み干す。 「だけど、当面の問題は---」 空っぽの缶詰をゴミ箱に投げ捨てながら、フレンダはため息をつく。 「ブチャラティよね〜!!!」 九郎はともかくブチャラティは、明らかに自分に対して疑心を抱いている。 経験によるものなのか、直感的なものになるか定かではないが、ブチャラティの目敏さには今後も留意した方が良いだろう。 しかし、あくまでも疑惑レベルであるため、こちらを闇雲に攻撃してくるようなことはないだろうし、ホテルに危険な参加者が訪れることがあれば、彼らが防波堤になってくれることだろう。だから、こちらがボロを出さない限り、今は安全圏にいるとも言える。 しかし、彼らと同行して、池袋駅を目指すということであれば、今後ボロが明るみになるのは極めて高い。となれば、長く彼らと行動を共にするのは得策ではないかもしれない。 ブチャラティが疑念を抱くこの状況で、どのように立ち振る舞うべきか―――。 フレンダは頭を捻り、思案する。 全ては己が生存のために―――。 【F-3/ホテル一室/午前/一日目】 【フレンダ=セイヴェルン@とある魔術の禁書目録】 [状態]:全身にダメージ(小)、疲労(大)、右耳たぶ損傷、頬にかすり傷。衣服に凄まじい埃や汚れ。 [服装]:普段の服装(帽子なし) [装備]:麻酔銃@新ゲッターロボ [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、『アイテム』のアジトで回収できた人形爆弾×2他、諸々。レインの基本支給品一色、やくそう×2@ドラゴンクエストビルダーズ2、不明支給品1つ(確認済み)、鯖缶複数(現地調達) [思考] 基本方針:とにかく生き残る。現状は首輪の解除を優先するが、優勝も視野には入れている 0:一先ずホテルで休憩しつつ、今後の行動方針を考える。 1:ブチャラティは要注意。ボロを出さないようにしないと。 2:煉獄の言う通りに竜馬と出会うことがあれば、謝る? 3:麦野たちと合流できればしたい...後々を考えると複雑な気分ではあるが。 4:あの化け物(ミカヅチ)から逃げる。絶対に関わり合いになりたくない。 5:彩声にちょっぴりの罪悪感。まあでも仕方ない、切り替えていこう 6:煉獄、死んじゃったんだ… ※フレンダの支給品の一つ、煙玉は使い切りました。 前話 次話 From the edge -炎- 投下順 愛 want you! ~Scarlet Eyes~ 前話 キャラクター 次話 方針決定 桜川九郎 Liber AL vel Legis -the point of no return- 方針決定 ブローノ・ブチャラティ Liber AL vel Legis -the point of no return- 方針決定 神崎・H・アリア 例えようのない、この想いは 方針決定 岸谷新羅 例えようのない、この想いは Go frantic フレンダ=セイヴェルン Liber AL vel Legis -the point of no return-
https://w.atwiki.jp/serena90032000/pages/13.html
ポーション HPを回復(小) ハイポーション HPを回復する(中) エクスポーション HPを回復する(大) エーテル MPを回復 ソーマ APを回復 万能薬 すべてのステータス異常を回復 エリクサー HP・MP・APとステータス異常を全回復 フェニックスの尾 戦闘不能になっても復活する「リレイズ」状態になる 力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、力が+1 体力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、体力が+1 魔力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、魔力が+1 精神の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、精神が+1 HPの魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、HPが+10% MPの魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、MPが+10% パワーストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、力が+1 マジックストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、魔力が+1 マインドストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、精神が+1 HPストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、HPが+10% MPストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、MPが+10% 英雄の薬 マテリア合成に使うと、力が+1 アダマンタイト マテリア合成に使うと、体力が+1 ダークマタ― マテリア合成に使うと、魔力が+1 ミスリル マテリア合成に使うと、精神が+1 ギザ―ルの野菜 マテリア合成に使うと、運が+1 デブチョコボの羽 マテリア合成に使うと、HPが+10% ゼイオの実 マテリア合成に使うと、APが+10% カンオケのカギ カンオケを開けるカギ タンスのカギ たんすのカギ 女神のベースキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のサクラルキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のソーラーキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のハートキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のスロートキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のサードアイキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のクラウンキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のウイングキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 研究所のカギ 研究所のカギ 鉄格子のカギ 鉄格子のカギ 金の延べ棒 お金換えるとえると・・・ 金のカケラ ボムが落とした、黄金に輝くカケラ イフリートマテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「地獄の火炎」が発動する バハムートマテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「メガフレア」が発動する バハムート烈マテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「エクサフレア」が発動する オーディンマテリア M.M.Dで敵を一撃で倒す「斬鉄剣」が発動する チョコボの羽 M.M.Dで敵にダメージを与える「チョコボキック」が発動する ケットシーのメガホン M.M.Dで回復と防御効果のある「勇気百倍!」が発動する モーグリのお守り M.M.Dでマテリアを成長させる「モーグリパワー」が発動する 調査課支援室 【調査課支援室】から通販で物が買えるアドレス 調査課極秘支援室 【調査課極秘支援室】から通販で物が買えるアドレス かめ道楽本舗 【かめ道楽本舗】から通販で物が買えるアドレス ゴンガガ商会 【ゴンガガ商会】から通販で物が買えるアドレス ウォルナット材 加工しやすく、衝撃に強い木材で、落ち着いた色と木目が美しい 新羅配膳台設計図 新羅ビルで使用されている移動配膳台の設計図 新羅製セラミック 新羅メカの大部分が使用しているセラミック 新羅製キャタピラ 新羅の兵士ガンブルヘッドに使用されているキャタピラ 新羅製はんだ 扱いやすく、強固に接合できる高級はんだ
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1612.html
「うーん。臨也の奴、何を考えてるんだろう。僕や静雄を殺すにしては、大掛かりすぎるしね…。」 男、岸谷新羅は分析していた。彼の旧友、折原臨也の行動について。 一番有力なのは平和島静雄の殺害なのだが、こんな手段を使うとは思えない。 「うーん、考えてもしかたないか」 そう呟き、足元を見る。そこには、まだ温かい死体――――――黒桐幹也が転がっていた。 生死の確認をしようと、新羅は脈を調べるためにかがんだ。そして。 新羅の頭が、弾けとんだ。 グラッ、と新羅の体が倒れる。脳漿をぶちまけた醜い死体を見るのは、襲撃者、新垣あやせも初めての経験だった。 「散弾銃って、凄いなあ。こんなに簡単に人を殺せるなんて」 あやせの目に、光はない。何故なら彼女は、親友の高坂桐乃に裏切られたばかりなのだから。自分を騙してでも、隠し通していた同人誌。正直、幻滅した。だが、あやせには桐乃を見捨てられない。 桐乃を、生き残らせる。たとえ自分が死んでも。 実はつい先ほど、あやせはとある少女を撲殺しようとした。 しかし、棍棒はグニャリ、と捻じ曲がった。慌てて逃げてきたが、辺りの木まで捩れていく、恐怖。 だが、今度は容赦しない。散弾銃の弾を、しっかりあの綺麗な顔面にぶちこんでやる。 【一日目/am0 49/a-3】 【新垣あやせ@俺の妹がこんなに可愛いわけがない】 [状態]奉仕(高坂桐乃) [装備]散弾銃 [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:高坂桐乃を優勝させる。 1:あの少女を探して撃ち殺す。 [備考] ※桐乃の秘密を知った直後からの参戦です。 ▲ 「やはり、痛みもありませんね」 歪曲の魔眼を持つ少女、浅上藤乃は、自らの腕を軽くつねって確認する。 無痛症。痛みと感覚が”無”い、彼女の持病だ。それがこの殺し合いにおいて彼女を救うのか、それとも破滅させるのかは、まだだれも知らない。 【一日目/am0 49/a-3】 【浅上藤乃@空の境界】 [状態]無痛状態 [装備]なし [所持品]基本支給品、不明支給品1~3 [思考・行動] 基本:とりあえず殺戮する。 [備考] ※両儀式と戦闘中からの参戦です。 ※無痛状態が消える可能性があります。 ※歪曲の魔眼の規制はされていません。 【岸谷新羅@デュラララ!! 死亡】 【残り27/30人】
https://w.atwiki.jp/gods/pages/21206.html
チコ(知古) 日本神話に登場する人物。 新羅の王子アメノヒボコ(天日槍)の弟で、新羅の国を授けられた。 関連: アメノヒボコ (天日槍、兄)
https://w.atwiki.jp/evergreenforest/pages/66.html
新羅人、日本人漂流民を大宰府まで送る 845年(H0845a) 承和12(845)年、新羅人、日本人漂流民50余人を大宰府まで送る。 Map 参考文献 外務省記録局編, 1884. 外交志稿. 外務省.
https://w.atwiki.jp/inamugyo/pages/16.html
地名や姓氏から神の名に至るまで、古代韓国と縁がないものがない日本~イ・ナムギョの日本語源流散歩38 日本には古代渡来人らが使った言葉が地名として残っている場所もたくさんあるが、その中でも 代表的な場所が「オイソ(大磯)」だ。「オイソ(大磯)」は唐と新羅によって滅亡した高句麗の王族、ヤ ックグァン(若光)一行が日本に渡って初めて到着した場所で、神奈川県高座郡相模町にある小さ な浦の名前だ。 ここで「オイソ」というのは慶尚道(キョンサンド)方言で「いらっしゃいませ」という言葉であり、この 言葉は当時、この地方に伽揶や新羅からで渡来した人々がもう住んでいたとことを示し、彼らが新 たに渡って来た高句麗の若光一行を大歓迎したことに由来する。 オイソポ(大磯浦)をめぐる山の名前もコマサンすなわち高句麗山で、これも若光一行の到着を記 念して付けけられた地名という。この山には本来、高麗神社があったが、1897年に神社の名前を 高木神社に変えたという。そして前述の高座郡という知名も昔は高倉郡であったが、これも高句 麗人がたくさん住んだ場所に由来した言葉という。 「サガミ(相模)」という地名は当時の渡来人らが暮らした村を「サガ」と言ったことに起因し、ここか ら派生した言葉が今でもサガ(寒川)神社やサムカワ(寒川、寒河)などの地名に残っている。 福岡市の東側に「ワジロ(和白)」という地名があるが、これは新羅の和白(訳注:新羅の部落会議 に源をもつ全員一致の合議政体)からきた言葉で、古代に近隣の村長らがここに集まって、新羅 の「和白会議」と似た会議をしたことに由来したという。ここは中国から下賜されたという「倭之国 王」という金印が出たところでも有名だ。 そして日本の姓氏も韓国と関連したものが多いが、京都を初めて開いて日本の首都を奈良から 京都に遷都するのに最も功労が大きかった新羅渡来人「ハタ(秦)」氏は海を渡ってきたといい、海 (パダ)が「ハタ」に変わったもので、渡来伽揶人「アヤ(漢)」氏もやはりカヤ(伽揶)という言葉が転 じたものだ。 このハタ(秦)氏とアヤ(漢)氏は古代日本をリードした2大氏族で772年に書かれた「続日本記」の 奈良末期人口調査を見れば当時、奈良の中心地だったタケチ(高市)郡の人口の8、9割がアヤ (漢)氏とハタ(秦)氏となっている。これは当時、大和朝廷の首都である奈良の人口の大部分が渡 来人であったことを意味する。 また日本の最高神の「オオクニヌシノミコト(大国主命)」の元の名前は「オオアナヌシノミコト(大穴 主命)」で、ここで「アナ(穴)」は阿那国を言い、伽揶帝国の中の一つだ。 このように日本には地名や姓氏または神の名前に至るまで古代韓国と縁がないものがないほど、 深く関係している。 慶一大総長・イ・ナムギョ http //www.imaeil.com/news_img/2009/cul/20090922_150057000.jpg ソース:毎日新聞(韓国語) [イ・ナムギョの日本語源流散歩-38] オイソ(大磯) http //www.imaeil.com/sub_news/sub_news_view.php?news_id=41636 yy=2009
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1558.html
≪死亡者リスト≫ 時間 死亡者 加害者 死亡話 AM0 26 沙織・バジーナ ミーシャ=クロイツェフ 003 AM0 36 黒桐幹也 譲崎ネロ 005 AM0 49 岸谷新羅 新垣あやせ 007 AM2 00 紀田正臣 荒耶宗蓮 011 ≪最後の言葉≫ 名前 最後の言葉 沙織・バジーナ 「あぐあぁっ!?」 黒桐幹也 「(が、っ。スタンロッド―――――!?油断、した。くそ、し、き……)」 岸谷新羅 「うーん、考えてもしかたないか」 紀田正臣 「うるッ……せぇんだよ、てめえは!俺は……お前みたいなクソ野郎に殺されるわけにゃあ……いかねぇんだよ!!」 ≪現在状況≫ 順位 名前 殺害数 被害者 現在状況 スタンス 1位 ミーシャ=クロイツェフ 1人 沙織・バジーナ 生存 無差別 譲崎ネロ 黒桐幹也 生存 奉仕(ミルキィホームズ) 新垣あやせ 岸谷新羅 生存 奉仕(高坂桐乃) 荒耶宗蓮 紀田正臣 生存 主催転覆狙い
https://w.atwiki.jp/drrr/pages/110.html
帝人 正臣 杏里 臨也 静雄 新羅 セルティ サイモン 帝人 僕 紀田君(1巻)正臣 園原さん 臨也さん 静雄さん 新羅さん セルティさん サイモンさん 正臣 帝人 俺 杏里 臨也さん 黒バイク サイモン 杏里 竜ヶ峰君帝人君 紀田君 私 岸谷先生 セルティさん 臨也 帝人君 紀田君正臣君 杏里ちゃん 俺 シズちゃん 新羅 運び屋セルティ サイモン 静雄 竜ヶ崎竜ヶ峰 臨也ノミ蟲 俺 新羅 セルティ サイモン 新羅 帝人君 正臣君 杏里ちゃん 折原君臨也 静雄 僕、俺、私 セルティ セルティ 帝人君 杏里ちゃん 臨也 静雄 新羅 私 サイモン ミカード キダ イザヤ シズゥオ 門田 帝人竜ヶ峰 紀田正臣 臨也 静雄 新羅 セルティ サイモン 遊馬崎 帝人君 紀田君 杏里ちゃん 臨也さん 静雄さん 岸谷さん セルティさん サイモン 狩沢 みかプーミカポン 紀田君 杏里ちゃん 臨也イザイザ 静雄シズちゃん セルっち サイモン 渡草 サイモン 波江 岸谷先生 誠二 竜ヶ峰 紀田 園原 サイモンさん 美香 竜ヶ峰君帝人君 紀田君 杏里ちゃん 折原臨也 平和島静雄さん セルティさん 九瑠璃 兄(兄さん) 静雄さん 怪(首無しライダーさん) 舞流 イザ兄 静雄さん 青葉 竜ヶ峰先輩帝人先輩 紀田先輩 園原先輩杏里先輩 門田 遊馬崎 狩沢 渡草 波江 誠二 美香 九瑠璃 舞流 青葉 帝人 門田さん 遊馬崎さん 狩沢さん 矢霧君 張間さん 青葉君 正臣 門田さん 遊馬崎さん 狩沢さん 渡草さん 誠二矢霧 美香ちゃん 杏里 遊馬崎さん 狩沢さん 矢霧君 張間さん 青葉君 臨也 ドタチン 波江さん波江 クルリ マイル 静雄 門田 遊馬崎 マイル 新羅 門田君 遊馬崎君 波江さん 誠二君 美香ちゃん セルティ 門田 遊馬崎 狩沢 門田 俺 遊馬崎 狩沢 渡草 遊馬崎 門田さん 俺 狩沢さん 渡草さん 狩沢 ドタチン ゆまっち 私 渡草っち 渡草 門田さん 遊馬崎 狩沢 俺 サイモン 矢霧のボッチャン 波江 私 誠二 誠二 姉さん 俺 美香 美香 お義姉さん 誠二さん誠二 私 九瑠璃 青葉君 舞流 波江さん 矢霧先輩 張間先輩 クル姉 私 黒沼君 青葉 門田さん 九瑠璃ちゃん 舞流ちゃん 俺 - 恐縮ですが、シズちゃんの帝人への呼び方が「竜ヶ崎」になっています。「竜ヶ峰」では無いのですか?? -- 罪歌 (2010-07-10 16 24 43) >罪歌さん 今更ですが、「竜ヶ崎」で合っていますよ。原作をお読みになれば分かると思いますが、シズちゃんは帝人の名前を覚えられずに「竜ヶ崎」と呼んでいます。(最新刊ではようやく覚えたみたいですが) -- 名無し (2010-08-04 01 28 08) 渡草のところになぜか臨也の波江さんに対する呼び方がのっていますよ。 -- 名無しの者です (2011-01-10 10 52 13) 直しました。ご指摘ありがとうございます。 -- 管理人 (2011-01-11 17 05 09) しずちゃんと臨也は、二人共「狩沢、遊馬崎」と呼んでまいす。 -- バキュラ (2011-02-02 15 19 21) 帝人は新羅のことを「岸谷先生」って呼んでましたよ(^^)/ -- 折原うざや (2011-02-02 15 32 31) 非常に勝手だとは思いますが、平和島兄弟と新羅の幼少期の呼び方の一覧を作っていただけたら嬉しいなと思うのですが…難しいでしょうか? -- 名無し (2011-02-11 23 00 29) 杏里は『美香さん』って言ってたような気がしたんですが‥‥‥間違っていたらすいません(><) -- 絶叫 (2011-02-20 12 17 16) 舞流は「憧」とかいて静雄さんと呼んでた気がするんですけど…。 -- 甘楽 (2011-03-12 17 57 38) アニメではセルティは正臣のことを“紀田くん”って呼んでますよー -- こと (2011-04-10 14 41 56) 九瑠璃のセルティの呼び方が新羅の所に書いてありました。 -- 折原うざや (2011-04-12 20 47 42) 杏里がシズちゃんのこと平和島さんってよんでました~(οωο#) -- 絶叫 (2011-05-07 22 11 31) もしよろしかったら 沙樹の呼び名を作ってもらえませんか? -- 雪月 (2011-11-24 19 06 14) 六条千景の項もお願いします -- セットン (2012-03-08 19 34 54) 幽の呼び方ありますか? -- 幽 (2012-05-01 20 16 52) 正臣は8巻で、一瞬ですが静雄さんと呼んでいましたよ^^ -- 名無しさん (2012-05-18 00 01 24) 臨也は11巻で狩沢さんのことを「狩沢さん」と呼んでいましたよ。 -- 名無し (2012-06-09 20 43 01) なんかすごいですね! -- 麗羅 (2012-07-13 14 40 39) 良かったら、ヨシヨシのも追加してほしいです。 -- テウ (2012-10-09 22 25 55) 波江は臨也の事『臨也』って言ってましたよWWW -- デュララブ!! (2012-10-26 18 58 16) 10巻277ページにセルティが誠二のこと「誠二君」って言ってました(書いてました)よ -- 名無しさん (2013-05-06 10 54 29) 青葉は、九瑠璃と舞流のこと、たまに呼び捨てしますよ -- 名無しさん (2013-05-06 10 56 14) 臨也が「狩沢さん」って言ってました。12巻より。 -- 青いぶた (2013-11-28 21 28 13) 13巻より、狩沢さんが帝人のことを「ミカるん」とも言ってました -- 名無しさん (2014-01-10 18 49 46) 失礼します、狩沢さんは静雄さんのことをシズシズとも呼んでいませんでしたか? -- 名無し (2014-03-18 22 07 42) 臨也のワゴン組のドタチン以外の人の呼び名はないんですか? -- 折原ラブ!! (2014-05-01 18 05 11) すごいですねw -- 狂 (2014-05-01 18 06 33) ヴェローナの呼び名とかあったらいいですねw -- 舞 (2014-05-01 18 08 31) 九瑠璃は青葉以外にも呼んでる人はいると思います!! -- DRRRラブ‼ (2014-05-01 18 12 45) デュラララって『仲いい奴らが実はでっかい組織のボス、だなんて -- 修也 (2015-07-05 12 41 07) 結構ありきたりですよね -- 修也 (2015-07-05 12 41 39) 聞いてくださーーーーい!! -- 修也 (2015-07-05 12 42 22) 間違えてエンターキー2回も押しちゃいましたあ -- 修也 (2015-07-05 12 43 22) シズちゃんも九瑠璃のことクルリって呼んでますよー -- あー。 (2016-12-02 18 06 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/drmdk/pages/112.html
@shinra_mdk 岸谷新羅:@shinra_mdk 【必読】取扱説明書 備考:一般向け、全年齢 自己紹介: 岸谷新羅の非公式手動botもどきです。中の人がいます。 フォローの前に取扱説明書を見てください。
https://w.atwiki.jp/kyogokurowa/pages/77.html
殺し合いが始まってより幾時間が経過し、純黒の空が紺蒼へと移り変わっていく頃。 閑静な平原エリアに聳え立つ超高層ホテルを前に、二人の男女が姿を現した。 「ここがホテルか……。 想像していたよりも随分と大きくて立派なものね」 「ああ…、それに、あそこを見てみろ。ご丁寧なことに直通の駅も併設されているようだ。運営は一体どんな手筈で、これだけ大層なものを用意したんだ?」 「テミスって女の言葉を信じるなら、あのμって子が用意したってことでしょ? 私たちを駒のように転移させたりした、得体のしれない力で。」 首輪解析のために必要な道具と落ち着ける場所の探索のため、ブチャラティとアリアが最初に目指したのはこのホテルであった。 ホテルということであれば、その運用や事務的な都合上、一般的な工具などは備わっているはずだと踏んでの判断であった。 また、例えこの場所で適当な道具が見つからなかったとしても、電車などを用いて他の当たり―――例えば『早乙女研究所』なる施設への移動も選択肢として採用できるのも、大きな要因であった。 「―――入るぞ」 「ええ…」 互いに頷き、自動ドアからホテルのロビーへと入っていくアリアとブチャラティ。 その面持ちは緊張したものとなっている。 それもその筈―――このホテルは地図にも明記されている施設。 平原にポツンと立つこの巨大建造物は謂わばランドマーク。他の参加者もこの施設を目指す可能性が高い。 それ故、他の参加者が既に根城としていることも十分に想定される。 殺し合いに乗っている参加者がいようものなら、有無を言わさず襲撃を仕掛けてくる可能性もあるのだ。 「―――ブチャラティ……」 「ああっ…、分かっている」 ホテルのロビーは照明などは一切点灯していない―――この空間に響くのもアリアとブチャラティの声と息遣いのみであったが、それでもロビー奥の老化から“何か“の気配を察した二人は身構える。 「―――誰かそこにいるのか?」 静寂が支配する空間に、ブチャラティが呼び掛けるが、それに対する返答はない。 張り詰めた空気の中で、徒らに時間が経過していく。 「俺の名前はブローノ・ブチャラティ。隣にいる彼女はアリアだ。共にこの殺し合いを打破しようと仲間を集めている。そちらも殺し合いに乗っていないというのであれば、話し合いをしたいのだが…」 尚もブチャラティは呼びかけ、尚も沈黙は続く。 業を煮やしたアリアが、いよいよ口を開こうとしたその時―――。 「―――分かりました。殺し合いを望まないのはこちらも同じです。まずは、お話を伺いましょうか」 闇奥から現れたのは黒髪の青年であった。 着込んでいるのは単調な黒のシャツとパンツ―――このホテル備え付けの部屋着だろうか。 そのルーズな服装も相まって、一見すると頼りがいのない優男に見えなくもないが。 (只者ではないな……。) イタリアの裏社会で様々な人間を見てきたブチャラティは、この東洋の青年から、得体のしれない生命力と不気味さを感じとっていた。 「うんうん! ともかく、恐い人達じゃなくて良かったよ! まぁ立ち話もなんだし、場所を変えて、腰を据えて話をしようか!」 青年に続いて、顔を覗かせたのは白衣を纏う眼鏡の男性であった。 アハハと薄ら笑いを顔に張り付け、手をポンポンと叩いている。 先の青年とは違い、この医者風の男からは特に脅威となるものは感じ取れない。 無害な優男というのが、ブチャラティから見たその男に対する第一印象であった。 ◇ ジオルドからの急襲をどうにかして退けた新羅と九郎。 神殿を脱出した後に、二人は隣接エリアのホテルへと向かった。 本当は、神殿エリアに併設されている駅を経由して、池袋駅などを目指したかったが、いつジオルドが戻ってくるかも分からない現状―――電車を経由するのであれば別エリアの駅を利用した方が良いと意見が一致したからである。 ホテルに到着後、二人はまず隣接する駅にて電車の時刻表を確認。 時刻表にて、次に池袋方面の電車が到着するのが第一回放送後と知って、それまではホテルで腰を落ち着かせることにした。 そして、どこかの客室で休息を取ろうと上層につながるエレベータに乗り込もうとした直後、フロントからブチャラティの呼びかけが聞こえて、今へと至る。 「ジオルド・スティアート……キースの友人で、彼の義姉のカタリナ・クラエスの婚約者か…。こいつも殺し合いに乗ってるって訳ね……」 「ああ……君たちを襲ったというキース・クラエスといい、彼らが使う『魔法』には注意をした方がよい」 「奴らの友人で、俺たち4人と接触していない他の3人―――マリア・キャンベル、メアリ・ハント――それに、カタリナ・クラエスは何らかの『魔法』を使役する可能性があるということか。 しかし、このカタリナという女―――二人の男を殺人者に仕立て上げるとは……よほど慕われているらしいな。これが魔性の女というやつか」 大きな円形のテーブルを4人の男女が囲み、情報交換をしているこの場所は、ホテル最上階のレストラン。 このレストランは所謂ビュッフェスタイルのようで、部屋の中には複数のワゴンが並べられており、その上には幾つかの和・洋・中、様々な料理が載せられている。 また一面ガラス張りとなっており、そこからは外の光景も一望できるようになっている。 「まぁ彼らの気持ちは分からなくもないかな……かくいう僕も、愛しのセルティのことを想えば、どんな悪事にだって手を染めることはできる気構えではいるしね。 嗚呼~僕のセルティ、君は一体どこで何をしているのやら―――」 「岸谷新羅……どんな理由があろうと―――例えそれが愛している人のためだろうと、殺人は決して肯定できる行為ではないわ」 ビュッフェのワゴンから調達した桃まんを頬張りながら、アリアは新羅を睨みつける。 先のリュージとの一件もあって、アリアは不機嫌全開。 今にも「風穴あけるわよ」と襲い掛からんとする剣幕だ。 その迫力に、新羅は思わずたじろぐ。 「わわわっ!? ちょ、ちょっと待ってよ、アリアちゃん! あくまでも『愛を貫くものを決して侮ることなかれ』という物の例えであって! 僕は殺し合いには乗るつもりはないよ、どう考えても非合理的だし! そんなことしたら、セルティが悲しむだろうからねッ!」 「―――ちょっとズレてる感じもしますが……。流石に今の発言は軽率ですよ、岸谷先生。 神崎さん、どうか気を悪くしないでほしい。確かに岸谷先生は変わってはいるけど、悪い人ではないから……」 「―――分かったわ、今回は九郎に免じて許してあげる……」 「面目ない…今度から軽はずみな発言には気をつけるようにするよ……」 新羅は心底申し訳なさそうな表情を浮かべて、コーヒーを啜った。 新羅が語った言葉に嘘や偽りはなく、彼は殺し合いに乗るつもりはない。 九郎から「ズレている」と指摘はあったが、それは言い得て妙。 新羅の行動方針には人道的なものだとか、倫理的なものなどは鑑みていない。 第一に、「セルティと一緒に帰還する」。 第二に、「セルティを極力悲しませない」。 その行動原理に従って、岸谷新羅は殺し合いに乗らないのであった。 そして、新羅への糾弾が一段落して、いよいよ脱出に向けて、どのような行動を起こすべきかの議題に移ろうとしたとき。 ザザッ、ザザザッー――― 「うん? 何ですか、この音は?」 「あそこからのようだな…」 レストラン内にノイズが響き渡り、全員がブチャラティの指差した音源に注視する。 目に留まるのは壁掛けの大画面のテレビ。 レストラン内には、カウンター式のバーも用意されている。 バーに隣接しているところを見る限り、大方スポーツ観戦などに用いるために設置されたのであろう。 スクリーンに映っていたのは白黒の砂嵐であったのだが、やがて画面は移り変わりーーー。 「なっ、なななななっ!? な、何よこれッ〜〜〜〜〜!!?」 投影されたのは、ベッド上で黒の長髪を振り乱す少女の姿。 頰を紅潮させ、写真に艶めかしく口づけをして、人形を股座に挟む淫らな姿に、呆気に取られる一同。 画面越しであられもない姿を晒している少女のことを、ブチャラティ、九郎、新羅の三人は知らない。 しかし、アリアは違う。 「み、み、み、見るなぁッ〜〜〜〜〜!!!」 件の少女が、佐々木志乃―――武偵高の後輩だと認識すると、顔を真っ赤にして、スクリーンの前へと飛び出す。 これ以上の尊厳を汚さまいと、小さな身体をふんだんに使い、男達の視線を遮ったのである。 「ふぅ……ふぅ……、全く…何だったのよ……。今のは……」 両膝に手を乗せて、肩で息をするアリア。 数分の―――しかしアリアにとっては気の遠くなりそうな時間を経て、少女の痴態を収めた映像は終了して、スクリーンは何も映し出さなくなった。 顔を上げると、こちらに視線を送る三人の青年。 鼻の下を伸ばしているようならば、その場で風穴をあけるつもりだったが、幸いなことにそのような不届き者はいないようだ。 「彼女は、知り合いか……?」 「―――ええっ……。でも何でこんな映像が…」 ようやく呼吸を整えたアリアの脳内には、様々な疑問が湧き上がってくる。 何故、あんな映像がテレビに映し出されたのか? 誰が、何の目的で、あの映像を流したのだろうか? もしかして、映像を垂れ流したのは主催者の仕業なのか? そもそも、あの映像は佐々木志乃がこの会場に来てから撮られたものなのか? アリアがそれらの疑問に対して、考察を当て嵌めようとする中。 「―――危ういね、彼女……」 これまでにない真剣な声色で、新羅が手に顎を乗せて呟いた。 「どういう意味ですか、岸谷先生?」 「これはまだ僕の見当違いかもしれないし、杞憂なのかもしれないけど……あの子、最初目が赤く光っていなったかい?」 「……ああ、確かにそれは俺も気になっていた」 「―――そして、最後には、支給品だと思わしき一本の刀を手に取って、部屋から出て行った…」 「そ、それがどうしたって言うのよ!?」 勿体ぶる新羅に、アリアは苛々しながら噛みつく。 新羅は神妙な面持ちのまま、一呼吸おいて。 「―――皆は、人間を愛する刀、罪歌について聞いたことはあるかい?」 かつて己が父・岸谷森厳が保有し、昨今では池袋界隈を震撼させた、妖刀の存在を打ち明けたのであった。 曰く、罪歌とは『全ての人間を愛する』妖刀であり―――。 曰く、愛の表現として、人を斬り―――。 曰く、斬られた人間は『罪歌の子』として、支配下に置かれて、別の人を斬る―――。 曰く、そうして罪歌の支配下に置かれた人間は、黒目が赤く光る―――。 そんな都市伝説じみたオカルト話を大真面目に語る新羅に、アリア達3人の男女は黙って耳を傾けていた。 既にこの会場に来てから、主催者の能力や他参加者が繰り出す『魔法』など、自分達の常識では推し量れない出来事に遭遇してきた彼女達にとっては、今更妖刀の類が一本や二本出てきたところで驚きはしないようだ。 「成る程……。確かにあの少女が所持していた刀がその『罪歌』とやらであれば、警戒するに越したことはないな。『罪歌』に乗っ取られていたら厄介だ」 「―――ブチャラティ……。 佐々木志乃は武偵よ。刀に乗っ取られるほど柔ではないわ」 「仮に、刀の支配から逃れて―――逆に制御できるようになった場合でも、間違いを起こすようなことはしない子と認識して良いと?」 「……ッ!? そ、それは……」 九郎からの問いかけに、言葉を詰まらせるアリア。 脳裏に浮かんだのは、志乃がアリアの戦妹(アミカ)であるあかりへと、斬りかかったあの夜の出来事。 あの時といい、先ほどの映像での情事といい、志乃があかりに対して異常と言ってよいほどの執着を持っているのは明らかである。 その執着が乱心した行動を引き起こさないという保証はどこにもない。 「―――も、もしもの時があれば……その時は、私があの子を何とかするわよッ!」 「……分かった。それでは、彼女のことはアリアに一任しよう。二人もそれで良いか?」 ブチャラティからの提案に、九郎と新羅は、ほぼ同時にコクリと頷く。 アリアの身内ということであれば、部外者の人間はそこに介在する余地はない。 「それで、これからのことだが――」 予期せぬ映像の放映、そして妖刀への対処と話は逸れてしまったが、ブチャラティはここで本来あるべき話題へと切り戻す。 「まずは、こいつの解析を行いたいと思っている」 ブチャラティの取り出したそれに全員の視線が集まる。 それは全ての参加者に装着されているはずの銀色の金属の塊。 「皆さんを襲ったというキース・クラエスの首輪ですね」 「ああ…こいつがある限り、俺達は主催者達からの支配から逃れることはできないからな。新羅…それに九郎、こいつの分解と解析に何か役立ちそうなものは持っていないか?」 「……残念ながら、僕の支給品の中にはなさそうです……。岸谷先生はどうですか?」 「う〜ん、僕の方も空振りかな。一つだけ……この『マスターキー』という支給品が気掛かりだけど、少なくとも首輪解析には使えそうにはないね」 新羅が肩を竦めながら、取り出したのは、白い輪っか。 怪訝な顔をする一同に対して、続けて提示するのは説明書とおぼしき一枚のメモ。 そこには以下のように記載されている。 支給品 マスターキー 会場内に幾つか存在する扉を開くことが出来ます。但し、使用者は「大いなる父(オンヴィタイカヤン)」である必要があります。 「『大いなる父(オンヴィタイカヤン)』って何?」 「僕に聞かれても……。特定の参加者に対する呼称だとは思うけど……皆に心当たりは……って、その様子だとなさそうだね……」 「地図には『大いなる父の遺跡』という施設も載っていますけど、この『マスターキー』と関係があるんでしょうか?」 北東のエリアには、九郎の云う『大いなる父の遺跡』なる施設はある。 この施設名に含まれる『大いなる父』は説明書きにある『大いなる父』と同義であると考えられる。 但し、この『大いなる父』が具体的にどのような者を指すのか、皆目見当がつかないのが現状だ。 「何れにしろ、首輪解析には使えそうにないな……。一旦この『マスターキー』のことは置いておくとして、まずはこのホテルの中に使えそうなものがあるか探るべきだ。 ―――と言っても、わざわざ客室を見て回る必要はないだろう。1階にある事務室、後は地下にある器械準備室、倉庫あたりを調べて回るとしよう」 ともかく、まずは目先の課題解決が必要かだ。 ブチャラティの提案に、アリア、新羅、九郎の三人は賛同する。 そして一同は、首輪解析に利用できそうな工具類の探索に身を乗り出すのであった。 ◇ 「『スティッキィ・フィンガーズ』ッ!」 ブチャラティの掛け声とともに、発現した異形は眼前の鉄塊に拳撃を叩きこむ。 表面が少し凹んだその鉄塊の正体は、自動販売機程の大きさの金庫―――その扉にはいつの間にかジッパーが取り付けられている。 「これが『スタンド』ですか……本当に不思議な能力(ちから)ですね」 「俺からすると、スタンド使いではないお前達に、これが視えているのが不思議で仕方ないがな」 ホテル1階の事務室と地下の倉庫周辺の捜索―――二手に分かれて捜索した方が効率良いだろうとのブチャラティの発案で、今事務室を物色しているのが、ブチャラティと九郎の二人である。 ちなみにこの組み合わせを提案したのも、ブチャラティである。 新羅は何かと饒舌で分かりやすい人間であったが、九郎の人物像については先の談話だけでは推し量れない部分もあったため、こうして交流の機会を設けたのである。 「中に何かあるな……。これは―――鍵か? 一緒にメモもあるな……」 「何て書いてあるんですか?」 拡げたジッパーから金庫の中身を難なく取り出したブチャラティ。 常人では考えられない離れ業ではあるが、九郎は平静を保ったまま、メモの中身を問い質す。 「『スパリゾート高千穂内、男性ロッカーNo.53の鍵』としか、書かれていない…。運営は俺達に宝探しの真似事でもさせたいのか?」 「本質的には『このロッカーに何かあるぞ』という情報の方が重要ですね。最悪、鍵はなくても、ブチャラティさんのような異能持ちであれば、ロッカーを無理やりこじ開けるのは容易いでしょうし」 九郎の発言は尤もだ、とブチャラティは同意した。 この会場にはジョルノやブチャラティといったスタンド使い。キースやジオルドといった『魔法』を扱う者が参加している。 そんな異能使いにとっては、鍵などわざわざ利用せず、ロッカーを破壊した上で中身を取り出した方が手っ取り早いだろう、と。 そして、ここでブチャラティふと思い出したかのように、口を開く。 「異能と言えば、九郎、お前も不死身だということだが……一度死んでから、また蘇るっていうのは、どういう感覚なんだ?」 ブチャラティ自身も一度経験した蘇生の体験。 そこには如何ともし難い違和感と不気味さを感じた。 それを何遍も体験しているという九郎が、どんな気持ちで「死」を乗り越えてきたのか、単純に興味があったのだ。 「僕は特に痛みとかは感じませんが、死んだときは凄く気持ち悪い感覚になりますね、死に方にも依りますが。だから生き返っても、気持ち悪い感覚は引き摺りますよ、もう慣れましたけど。 しかし、どうして急にそんなことを?」 「いいや、これはあくまでも興味本位だ。しかし、九郎、いくら不死身だからといって無茶はするなよ。この首輪も、俺達の能力を織り込んだ上でのものだと認識してよいだろう。だから恐らく―――。」 「不死者である僕ですら、殺せる…ということですね。僕も同意見です」 「ああ…、そう考えるべきだ」 恐らく主催者の能力を以ってすれば、死に体のブチャラティを蘇らせたように、不死身の九郎を死なせることも可能であろう。 如何なる参加者の生と死を自在に反転させる主催者―――その能力と技術が集約されているのが各々参加者に嵌められた首輪といったところだろうか。 だからこそ、脱出のためには何としても首輪を解除しなければならない。 二人は目を光らせ、首輪解析に役立ちそうな工具の探索をするのだが、 「ここはハズレだな……収穫はこの鍵ぐらいか。一旦ロビーに戻るぞ」 「ええ、そうですね…」 結局空振りに終わり、ブチャラティと九郎は事務室を後にする。 (“慣れた“か……) ロビーへの廊下を歩くブチャラティは、先行く九郎の背中を見つめ、先程の会話を回想する。 九郎は自身に降りかかった「死」について「慣れた」と言ってのけた。 人魚の肉を喰らって得たという異能によって、九郎には「自分という存在が『無』になる」つまりは本当の意味での「死」という概念はなくなったと考えられる。 そんな九郎をーーーブチャラティは、羨ましい、と思った。 九郎と違って、ブチャラティは不死者ではない。 死に体で身体が動いていたのは、奇跡的なものであったし、 そこから蘇生を果たしたのは、それは第三者の悪意が介在したものであった。 故にブチャラティは彼自身の意思で、生死の境界を塗り替えることはできない。 誤解のないように言うが、ブチャラティ自身は「死」そのものには恐怖を抱かないし、「生」そのものに固執している訳ではない。 元よりブチャラティが住まうギャングの世界は、常に死と隣り合わせ―――覚悟は出来ている。 ブチャラティが恐れているのは、使命を果たせず、志半ばで倒れることである。 九郎のことを羨ましいと思ったのは、自身の「死」によって、己が課した宿命ーーー主催者の女達や「パッショーネ」のボスのような吐き気を催すような『邪悪』を討ち、トリッシュや仲間たちを導くことーーーそれが妨げられてしまうようなことがないからだ。 基本的に人間の「生」は有限であり、その「生」を以て、何を成し得るかは、それぞれの人間の選択・行動次第となる。 (だからこそ……この命、簡単にはくれてやる訳にはいかないな) ああ、そうだ。 この再生された命には、ブチャラティのみならず、トリッシュや仲間たちの命運も担っている。 志半ばで犬死にするわけにはいかない。 九郎との会話を皮切りに、改めて、自身の命の重みを認識したブチャラティ。 その瞳には、必ずや使命を果たさんとする固い決意が込められていた。 【F-3/ホテル1F/早朝/一日目】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】 [状態]:疲労(中) [服装]:普段の服装 [装備]: [道具]:不明支給品1~3、キース・クラエスの首輪、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵) [思考] 基本:殺し合いを止めて主催を倒す。 0:ロビーに戻り、アリア達を待つ。 1:ホテルでの解析が困難な場合は、電車を利用しての移動も視野にする。行先の候補は「早乙女研究所」。 2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 3:カタリナ・クラエスがどのような人間なのか、興味 [備考] ※ 参戦時期はフーゴと別れた直後。身体は生身に戻っています。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【桜川九郎@虚構推理】 [状態]:健康 [服装]:ホテルの部屋着 [装備]: [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3 [思考] 基本:殺し合いからの脱出 1: 一先ずはブチャラティとアリアの首輪解析に協力する 2: 岩永と紗季さんを探す 3: ジオルドを始めとする人外、異能の参加者を警戒 [備考] ※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります ※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 ◇ 「でねぇ~その時のセルティの反応がまた愛らしくてさぁ―――」 「だーーーッ、もう十分ッ! セルティさんが可愛いっていうのは分かったからッ!」 アリアは後悔していた。 新羅とペアでホテル地下を捜索していたものの、何かと気まずい空気が両者の間に漂っていた。 志乃の件も尾を引いているように見えるし、その前にも何かと威嚇してきたアリアに対して、新羅が畏まっている様子であった。 器械準備室での探索で、アリアと新羅の間で交わされたのは必要最小限のマニュアル的な会話のみ。 結局、器械準備室に工具の類がなかったので、次に広々とした地下倉庫エリアを探索していたのだが、空気は変わらず死んだままであった。 このままでは良くない……と、アリアは思い切って新羅に話を振ってみる。 話題は、新羅の同居人であるという首なしライダー「セルティ」についてである。 正直なところ、ぎこちない空気を変えることさえ出来れば、どのような話題でもよかったのだが、途端に、新羅の顔はパッと明るくなり「おお~アリアちゃん、セルティのことが気になるのかい? もう仕方ないなぁ~それじゃあ僕のとっておきの『セルティ可愛い!エピソード』を語り聞かせてあげようじゃないかぁ!」と饒舌に語り始めたのである。 最初は適当に相打ちを挟みながら、新羅の話に耳を傾けていたのだが、機関銃のように発せられるセルティエピソードは止まることを知らず。 この広い地下倉庫を探索中、延々と聞かされる羽目となってしまっている。 いい加減うんざりして、もう十分だ、と声を上げたのだがーーー。 「まぁまぁ、そう言わずにッ! ここからのセルティがまた可愛いんだよ~」 (駄目だ、こいつ……。 早く何とかしないと……。) 新羅は尚もニコニコしたまま、愛する彼女が如何に素晴らしいのかを力説していく。 この手の類は何を言っても無駄だと悟ったアリアは、新羅の言葉を騒音として聞き流しながら、探索作業に従事することとした。 (しかし、良くもまあ、あそこまで他人を好きになることなんて出来るわね。私には理解できな―――) 瞬間、ふと脳裏に浮かんだのは、最近になって自身のパートナーとなった、黒髪の少し目つきの悪い彼の姿―――。 (って何でそこで、あいつが出てくるのよッ!? べ、別にッ! 私とキンジはそんな関係じゃないんだからッ!) 湯気が出そうな勢いで、顔を赤面させ、慌てて自身が描いた空想上の彼の姿を打ち消したのであった。 「うん、アリアちゃん? やけに顔が赤いけど、大丈夫かい?」 「な、何でもないわよッ! あんたも惚気話に感けてないで、ちゃんと探しなさいよねッ!」 こうして、何かと凸凹な二人の探索は続くのであった。 【F-3/ホテル地下倉庫エリア/早朝/一日目】 【神崎・H・アリア@緋弾のアリアAA】 [状態]:疲労(中) [服装]:武偵高の制服 [装備]:竜馬の武器だらけマント@新ゲッターロボ [道具]:不明支給品0~2、キースの支給品(不明支給品0~2)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… [思考] 基本:武偵としてこの事件を解決する。 0:地下倉庫で、首輪解除に役立つ工具がないか物色する 1:探索を終えたらロビーに戻り、ブチャラティ達と合流する 2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 3:佐々木志乃が気がかり……何やってんのよ……。 [備考] ※ 参戦時期は少なくとも高千穂リゾート経験後です。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【岸谷新羅@デュラララ!!】 [状態]:健康 [服装]:白衣 [装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2 [道具]:基本支給品一色、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1 [思考] 基本:セルティと一緒に帰る 0:電車が来るまで、アリア達の首輪解析に協力する 1:その後、電車で池袋駅を目指しセルティを探す 2:桜川君の人体に興味。ちょっと検査してみたい 3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない [備考] ※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 【支給品紹介】 【マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇】 岸谷新羅に支給。 会場内施設にあるいくつかの専用の扉を開錠することができます。 尚、このマスターキーを使用できるのは「大いなる父(オンヴィタイカヤン)」、つまり「人間」にのみに限定されます。 ヒトや鬼、業魔などの人外の参加者は使用することはできません。 前話 次話 Strange Interlude 投下順 深淵の入り口 前話 キャラクター 次話 小さな反逆 神崎・H・アリア 方針決定 小さな反逆 ブローノ・ブチャラティ 方針決定 Lovers 桜川九郎 方針決定 Lovers 岸谷新羅 方針決定