約 263,359 件
https://w.atwiki.jp/battler/pages/8376.html
七四料宿亭とは!料亭と宿屋を併せた全く新しいジャンルの店であるッ!!(ホントか?by来幾) その名の通り、主に料亭と宿屋を賄っており、キャラクター達の訪れを心待ちしているッ!! また依頼受けをやっており、キャラクター達の依頼に出来うる限り着手するぞ!! ウォーズ板などでは野外営業の他、依頼等で出張してくるぞ!! ◆七四料宿亭従業員◆ 「(梨^ω^)煩い。馬鹿。黙れ。」 □とてつもない理不尽な何か。 ―銀髪猫74?― 皆様ご存知理不尽バカ作者、とりあえず半分くらいはオーナーやってるが七四料宿亭のリーダーでは無い。(ここまで自己申告)一応少しぐらい書類仕事をやってくれてるらしい。 「人生谷あり、山ありだよ。」 □まずは一杯、飲んでから語れ。 ―女将ミスティア?― 七四料宿亭のリーダー格にして名女将、幻想郷で鍛えて来た大将も思わず唸るその手腕は別世界でも落ちる事を知らない。七四料宿亭の台所を預かる料理長。 「108カッコわりぃーっ!(怪我してないかな大丈夫かな…。)」 □108へ届け!この想い! ―遠夢五月?― 遠夢姉妹の妹の方。接客係、短気で容赦の無い毒舌皮肉屋は108に淡い恋心を抱くもついつい刺々しく接してしまう。今日も今日とて………。 「あの人に食べて貰えた、それだけで満足ですっ♪」 □フランシェスカさん、お代わりいかがですか? ―遠夢六月?― 遠夢姉妹の姉の方。接客係兼料理人、穏やかでおっとりとしたバ怪力と腹ペコの美人さん。フランシェスカに人知れず恋する彼女はさり気ない好意の連続でアプローチを仕掛ける。 「素晴らしい…この得物…中々の逸品だ!」 □そんなことよりクワガタの話しようぜ!! ―七夜志貴?― 最近雇われて来た料理人兼依頼仕事係、どちらも腕は大したモノだが、性格に難アリ空気の読めないムードクラッシャー。そして、マダオ。刃物オタクでスッバラシィー刃物を今日も求める。 「朝は二度寝、昼は昼寝、夜は就寝。」 □睡眠と牛乳を愛すマイペース悪魔。 ―フランシェスカ?― 略称フラン・レイアス、フルネームはフランシェスカ・レイフォール・アスレー。七四料宿亭で一番名前が長い人、普段はぼーっとしてる悪魔、依頼仕事担当、六月の好意に気付いてる様子は今の所梨。 「なんでこんな所にバナナの皮がッ!」 □最近空気化の兆候。 ―108?― 接客兼依頼仕事担当。お調子者で五月とは罵りあいする程仲が良い。最近シッショーに稽古サボられがち。 「パチュリー様…私頑張っています…。」□瀟洒で頑張り屋の小さな悪魔さん。 ―小悪魔?― ある出来事でパチュリーに紅魔館図書館司書をクビにされ、七四料宿亭で受付係兼書類係として雇ってもらう事になった小悪魔さん。七四料宿亭の名受付嬢としてちやほやされる中、時折彼女はどこか淋しげな表情を浮かべる。 「あ、そこペンキ塗り立てですよ。」 □目立たぬ非凡者。 ―ロウ・ノーマルマイティ?― 料理人兼接客係、人知れず彼は今日もその恵まれた才能を静かに振るっている。 ◆七四料宿亭仮従業員◆ 「女将サーン。具材がお酒飲んでるー。」 □はぐれ人形毒舌派 ―Houraidoll?― マスターであるアリスとはぐれ、此糸のお導きによって七四料宿亭に働く事になったはぐれ人形やさぐれ派。(銀髪猫74氏談) お客様へ的確な毒を盛り(毒舌)、自分の片割れを心配する微笑ましいその姿は料宿亭に来る客達の癒しになっているはぐれ人形聡明派。(遠夢六月氏談)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1371.html
前ページ次ページ使い魔のカービィ 「ミス・ヴァリエール……カービィさん……」 校長室から決闘を見ていたオールド・オスマンとコルベールが、伝説の使い魔・ガンダールヴについて談義を交わしている頃。 シエスタは顔面蒼白のまま、厨房の椅子に座っていた。 あの時、自分がギーシュの言う通り機転を利かせていれば。 あの時、自分がすべての責任を負っていれば。 あの時、ルイズとカービィを止めていれば。 様々な考えが泡のように浮かんでは消えてゆく。 メイド仲間やマルトーが慰めようと何度か話しかけてはいるが、「大丈夫」と苦笑いするだけで一向に誰とも話そうとしなかった。 そして今頃ギーシュにボロボロにされているであろうカービィのこと、カービィを傷つけられ悲しむルイズのことを考え、シエスタは胸が引き裂かれるような思いに苛まれていた。 同時に、ルイズの言葉を信じ、本当になんとかなるのではないかと思っている節目もあった。 しかしそれはあまりに絶望的な確率の話。 メイジに逆らって無事でいられる筈がないのだ。 「私が……私のせいで……」 もしかしたらルイズは、カービィが傷つけられた責任を自分に問うかもしれない。 それも仕方のないことと、罰を甘んじて受けようと覚悟していた。 「シエスタ!」 シエスタの耳にルイズの声が入って来る。 彼女にはそれが死刑宣告のように重く聞こえたという。 「シエスタ! どこ!? カービィが、カービィが!」 (ああ……カービィさん……) シエスタの頭に無残なカービィの姿が浮かび上がる。 それだけで彼女はもう泣き出してしまいそうだった。 「勝ったのよ!」 (………………えっ?) 全く予想していなかった一言に顔を上げ、シエスタは急いで食堂へ出てみた。 すると、食堂の入り口にはルイズと―― 「ぽよー♪」 ――元気に手を振るカービィの姿が見えた。 一見しただけでも目立った外傷はなく、想像していた無残な姿とは程遠い。 それもそのはず、カービィは決闘後、水のメイジに治療してもらっていたのだ。 柔軟性のお陰で打撲は思ったより酷くなく、痕も残らなかった。 「シエスタ! もう凄かったのよ! こうズババーンって! それからドババーンというか!」 ルイズはシエスタの姿を見つけると、畳み掛けるように話し出した。 未だ興奮覚めやらぬようで、自分でも何を言っているのか分かっていない。 「それで、それでね!」 「ミス・ヴァリエール、カービィさん」 「ん?」 「ぽよ?」 シエスタはカービィを抱き上げると、ルイズと一緒にキツく抱きしめた。 「ちょ、し、シエスタ?」 「ぽょ」 「良かった……お二人とも無事で……」 シエスタが腕の力を強める。 彼女の胸がルイズに当たったが、ルイズが感じたのはコンプレックスからくる嫌悪感ではなく、意外なことに安心感だった。 (………ちいねえさま)カービィとはまた違った柔らかさに、ルイズは自分が敬愛する姉の面影を見出していたのだ。 シエスタの暖かさが、優しさが、すぅっとルイズの心に染み込む。 ルイズはそれに安堵感を覚えつつ、シエスタが慌てて2人を離すまでその感触を味わっていた。 「す、すみません! あまりにその、嬉しかったもので……」 「いいわよ、気持ちは分かるから」 こういう所はまるで違うけど、と、ルイズは心の中で微笑んだ。 「ところでシエスタ、ちょっといいかしら?」 「は、はい。なんでしょう、ミス・ヴァリエール?」 直立し、身構えるシエスタ。 恩人であるルイズとカービィの頼みとあらば、何があろうと協力しようという意思の表れらしい。 力みすぎてとても不自然に映る。 「そんなに身構えなくていいわよ………ねぇ、厨房にまだ食べ物は残ってる? それもたくさん」 「たくさんかは分かりませんが……賄いの残りやパンならまだあると」 「それ、全部カービィに食べさせてあげて! 今日のご褒美よ!」 「ぽょぉ! ぽよぽよぉ♪」 ルイズの言葉に飛び跳ねて喜ぶカービィ。 全身を使って喜びを表現する彼を見て、シエスタは思わずクスクス笑ってしまった。 「そういうことならお任せください。賄いだけじゃ足りないでしょうから、料理長や厨房のみんなと腕に腕によりをかけた料理を作らせていただきます!」 「えっ、いいの?」 「はい。きっと料理長も快く引き受けてくれると思いますよ」 ルイズとカービィに一礼し、シエスタは厨房へと駆けていった。 その後、カービィを主役とし、料理人やメイド達との宴会が行われた。 用意されたのはカービィも大満足な量の料理、マルトー秘蔵だと言うワインが2、3本、そして最高の歓迎体制だった。 生意気な貴族を叩きのめしたカービィは皆からもてはやされ、マルトーからは『我らの星』という名誉な称号までいただいていた。 ルイズの方もシエスタに手を差し伸べてくれた貴族として好印象を持たれ、メイド達からワインのお酌を受けたりしてた。 宴会の勢いはカービィの食欲のように止まるところを知らず、時が過ぎる毎にワインの空き瓶はその数を増やしてゆく。 遂には日が沈み、双月輝く夜となってしまった。 宴会が終わったのは月が真上に来た頃で、少し飲み過ぎたルイズと眠ってしまったカービィをシエスタが部屋へ送り届けることとなった。 「ふぃー……ふぃー……」 「ぐっすり眠っていますね、カービィさん」 「初日からいろいろあったからね、疲れたのよ」 シエスタの背で幸せそうに眠るカービィを見てルイズが呟く。 シエスタも「そうですね」と同意し、微笑んだ。 そうこうしている間に2人と1体は部屋の前に着いた。 ルイズはシエスタからカービィを受け取る。 「それでは、今日は本当にありがとうございました」 「お礼ならカービィに言って。よく考えたら、私は何もしてないもの」 「そんなことはありません。あの時ミス・ヴァリエールがお声を掛けて下さらなかったら……私、きっと自室に逃げてお二人を待つことが出来なかったと思います」 「……そう?」 「はい」 「まあ……シエスタがそう言うんなら、感謝されてあげてもいいわよ?」 せっかく礼を言われているのに突き返すのも悪いと思い、ルイズは照れ隠しに言い放った。 シエスタもそれが照れ隠しだと分かっているのか、キツいと思われる言葉を言われても笑顔だった。 「じゃあ、おやすみシエスタ」 「ふぃゅ……シエスタ……」 「ふふっ、おやすみなさいませ。カービィさん、ルイズ様」 深々と礼をし、シエスタは元来た道を戻っていた。 ルイズはその後ろ姿を見送ってから部屋に入り、カービィと一緒にすぐに寝入ってしまった。 同じ頃、窓から入る月光が照らし出す図書室内。 「………ない」 タバサはそこで幻獣や魔獣、その他諸々の生物の本を漁っていた。 彼女もキュルケに連れられギーシュとカービィの決闘の場にいた1人だった。 最初から決闘に興味がなかったため、黙々と本を読んでいるだけだったのだが。 しかし、途中急に吹き始めた強風に、タバサは読んでいた本を閉じた。 ギーシュが風のメイジではない以上、この風はカービィの吸い込みにより起こったもの。 『朝の惨劇』でカービィに少なからず興味を持っていた彼女は、その威力がどれほどの物か、風のメイジとして見極めてみようと思ったのだ。 「……!」 そして目の前で繰り広げられる逆転劇。 黄金の剣がワルキューレを微塵に切り刻み、エネルギーの刃が地面を抉る。 先住魔法にも似たその力は、タバサの興味を一気にかっさらっていったのだ。 それでこうしてこの不思議生物の正体を突き止めるため、タバサは図書室の魔法生物に関する本を引っ張り出しているというわけだ。 しかし成果はゼロ。 物を吸い込み、吸い込んだ物の特性を写し取る力。 そんな反則的な力を持った幻獣など、絶滅種にも絶滅危惧種にも存在していなかった。 「あの使い魔は、一体……」 興味のないものは基本的に冷たく切り捨てるタバサだが、一度興味を持つと意外に熱心になりやすい。 今もカービィに対する好奇心に、彼女の小さな胸は熱くなりつつあった。 前ページ次ページ使い魔のカービィ
https://w.atwiki.jp/filinion/pages/385.html
【21巻内容】 ・第二部終了以降、消息不明であったアディールが帰還する話 ・トライガンや、るろうに剣心でもあった主人公復帰イベント ・ちょっとだけ変化球 部隊 ・アディールが育った辺境の村と孤児院兼修道院 前編 ・『アディール・ノウの墓石』に花を添え、教会へと戻る少女(12~14歳くらい) ・修道院に戻る少女。『お帰り、ルディア』。 ・子供時代のアディール関係者が、修道院を運営。先生→院長、同期生→先生、料理長、飼育係、院長→脚を悪くして、隠居 ・修道院では、平穏で、ささやかな幸せのある生活をルディアは送っている(難産だった子やぎが無事生まれた、等 ・アディールの関係者が、『昔のアディールの話』をルディアにする。要約すると『ムチャばかりするけど、本来は優しい子供であることをみんな知っていた』 ・ルディア、アディールに対する憧れを口にする。院長『貴女は、貴女になればいいのよ』 ・ルディアの周囲に、『尼僧服の幽霊』が表れるようになる。 ・幽霊は、何かを訴えようとしている事にルディアが気づく ・幽霊が現れてから、ルディアがいない所で、アディール関係者の不可解な描写が挿入。(寝たきりのはずの先代院長が立ち上がる。料理長の作るいい香りのする鍋の中身が空 ・ルディア、不安と不信に苛まれるが、恐怖は感じていない事に気づく。『大切なのは、一歩を踏み出すこと』→誰の言葉?→思い出す ・修道院から出ていくルディア。修道院関係者は、自分の仕事をしながら、ルディアに声をかける『疲労快復には、○○の実を煎じるといい』『怪我には気を付けてね』→ルディア、振り返らず頷く、徐々に外見が変化 ・アディールの墓の前 先代院長が立っている 『いくのね』『感謝している。貴方達のおかげで、今の私がある』 『貴女は貴女がたどり着ける場所で、多くの人を助けている。ごめんなさい、私達は、貴女の力にはなれない。』→『そんな事はない、たくさん貰ったさ。・・・持ちきれないほど、な』口調も変化→アディールの墓石に脚をかける。その先には幽霊が宙に浮いている 『いきなさい!アディール・ノウ!』→跳躍、ルディアが成長し、アディールの姿に→幽霊がサーシャの姿になり、手を掴む 後編 ・アディール、精神世界より帰還 87:拾郎 2021/05/16 (Sun) 19 45 46 後編 ・アディール、精神世界より帰還 状況 ・神界の霧の実験施設 ・『敵に体を乗っ取られ、潜入してきたサーシャと戦闘していたが、サーシャの呼び掛けで覚醒し、自分の体を取り戻した所』 ・クルア・セルアの戦闘後、神界の霧はアディールを回収。アディールの精神を深層心理の最も安定した場所に押し込み、別精神を憑依させ、操ろうとしていた ・『待たせたか、サーシャ』『今来たところよ、アディール』→二人ともダメージを受けているが、コンビ復活で大暴れ ・戦闘したがら、サーシャがアディールに状況説明。→『要するに・・・取り敢えず、コイツら全員ぶっ倒せばいいんだろ!』 ・戦闘終了後、『何かいい忘れている事はないかしら?』『いいだろ、今更』『いいわよ、別に。課長代行権限で、死亡届を受理しておくだけだから』『・・・ただいま、サーシャ』『お帰りなさい、アディール』 続く 88:拾郎 2021/05/22 (Sat) 15 56 18 【21巻・解説】 全体の流れをもう少し解り安く整理 ①(第二部終了時)クルア・セルアの決戦後、神界の霧は瀕死状態のアディールを回収 ②アディールの戦力を高く評価していた神界の霧は、アディールの精神を封印し、手駒として利用する計画を立案 ③研究施設に送られたアディール、精神を『最も安定し、落ち着けていた記憶(修道院時代)』に封じ込められる→肉体は別人格が憑依 ④研究施設を情報を入手したサーシャが強襲。警備網を突破し、憑依アディールと体面。 ⑤憑依アディールに押されるサーシャだが、『呼び掛け』によりアディールが精神世界より帰還。憑依状態を自力で解除する ⑥以下、アディール&サーシャによるコンビ復活、研究施設壊滅。 ・③のアディールの内面世界が、前半の展開メイン。『何が始まった?』という流れから、『こういう事だったのね』と読者に納得してもらうには演出の力量が必要か。 ・【重要】憑依アディールは、ダイの大冒険の『ミストバーンが取りついたえちえち黒マァム』をリスペクト 89:拾郎 2021/05/24 (Mon) 22 49 48 余談 『生死不明だった主人公、もしくは死んだと思われていた主人公が復活』←好きです ただし、前提条件として ・なぜ、生きていたのか? ・なぜ、生きていたのに、仲間に合流しなかったのか? このあたりの理由付けは、ご都合主義でもいいので、しっかりやって欲しいです。 90:拾郎 2021/05/24 (Mon) 22 59 22 【21巻・書き下ろし】 ・アディール復活の報をうけた神界の霧の幹部集団。 ・『これは、困った』『こうも速く、・・・撒き餌に食い付いてくれるとは』『本命は、これからだというのに』 ・振り返ると、硝子ケースの中でゴボゴボ。魔獣二体と融合しつつある男の姿。『目覚めの時は、近い』 ・眠り続ける男の瞼が、ピクリと動く。 91:拾郎 2021/05/29 (Sat) 10 56 44 雑談 「精神世界から復活する主人公」について ・「決定的な敗北や強烈なショックを受けて、精神崩壊 →精神世界内部で克服し復活する展開」←結構好きです 思いつく範囲で ・「るろうに剣心」:ヒロイン死亡で主人公ぶっ壊れ → 精神世界にて前章で死亡したボスCCO登場、「・・・連れて行ってクレメンス」と懇願する主人公に対し、嘲り拒否。復活は別のきっかけですが、「再起不能の手前でギリギリ踏みとどまっている危うい状態」の演出として好き ・「ブリーチ」:序盤より出ていた「白イチゴ」と「斬月のおっさん」。逆境からの成長・パワーアップのきっかけ。作品全体にいえる事だけど、「とにかくオサレでカッコいい」が最大の説得力。「叫べ、我が名は・・・」『斬月!』 ・「スパイダーマン」:とあるエピソードで「トラウマ攻撃」をしてくる敵に遭遇。「力を手に入れイキッていた未熟な自分のせいで、再三忠告・心配をしていてくれたおじさんを死なせてしまった」という「ベンおじさん案件」を攻められる。 →激しい罵倒を期待した敵により登場した幻覚のおじさんを前に、「過去の過ち受けいれ、糧にして努力している自分」を見せる事で、おじさん優しい笑顔で消滅 →敵ボコー 92:拾郎 2021/05/29 (Sat) 11 02 38 アディールの復活に関しては ・敵、「完全な優しく居心地の良い世界=子供時代の記憶(厳しい体験をする以前)を元に作成した世界」にアディールの精神を閉じ込める ・子供時代の回りの人たちは、優しいだけでなく厳しさも持っていた → その事をアディールも深層心理では理解していた ・周囲の人たちに諭され、叱咤されアディールは現実世界へ戻っていく という流れが単行本では丁寧に演出されています。 93:拾郎 2021/05/29 (Sat) 11 10 19 【次巻予告】 -人か、獣か 「いずれでもあり、いずれでもある」 -襲来する悪夢の軍団 「我らは全てを超えた存在」 「・・・お前!? こんな所でなにやってやがる!」 「無駄だ、元に戻る事はありえない。・・・‘奇跡’を起こそうとな」 (覚醒したフランク・ラパートのシルエット)
https://w.atwiki.jp/hotspas/pages/1353.html
雄琴温泉をお気に入りに追加 くちこみリンク #blogsearch #technorati キャッシュ 使い方 サイト名 URL 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 楽天トラベル 楽天トラベルで雄琴温泉の温泉旅館・ホテルを探す 報道 成安造形大学にて学園創立100周年記念展覧会セイアンアーツアテンション14『Re Home』を開催 - アットプレス(プレスリリース) 「非密の花火大会」 大津、琵琶湖大橋など琵琶湖岸11カ所で同時に打ち上げ - びわ湖大津経済新聞 【京都ラーメン】創業50周年『天下一品祭り』目前☆ついにカップ麺登場「天下一品」 - キョウトピ 2021年度「観光経営人材育成講座(前半)」報告…コロナ禍、外国人材の活用、データ活用の基礎…(下)(鈴木崇弘) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ワクチン接種はこうなる/個別63カ所、集団4会場/大津市の情報を厳選/ウオッチ大津№220 – ウオッチドッグ - ウオッチドッグ 白老・虎杖浜温泉の宿泊は民宿500マイルがおすすめ!7900円で海鮮三昧&絶景貸切露天風呂 - https //onsenbu.net/ 大津・雄琴の旅館従業員、「パワハラ料理長」と提訴 - 産経ニュース 琵琶湖が見下ろせる宿で楽しむ、美肌の湯と湖国の美食 - MOTA 湖畔の景色に癒やされる ゆったりと時間が流れる優雅な旅を - MOTA GWも温泉旅館に客の姿なく 休業中も設備維持など毎月約600万円支出 滋賀 - 毎日新聞 - 毎日新聞 レイクビューと近江牛グルメが名物!おすすめの「おごと温泉」2選&立ち寄りスポット - ウォーカープラス 京都こってりラーメン『天下一品』運営の関西最大級温泉施設!京滋最大級の岩盤浴☆「スパリゾート雄琴あがりゃんせ」 (2019年6月21日) - エキサイトニュース おごと温泉から京都タワーまで!当日荷物配送を特別価格800円で提供 - PR TIMES 滋賀)おごと温泉の宿泊客堅調 インバウンド客が急増 - 朝日新聞社 大津・雄琴温泉ホテルで地元小学校児童らが接客業を学ぶ いらっしゃいませは「つま先見て30度」 - 産経ニュース 画家から旅館経営者に転身した異色の大津の女性社長 「人がやらないようなことをやろう」 - 産経ニュース 滋賀・琵琶湖の近くにある温泉15選 - Yutty!【ユッティ】 【若手記者が行く】「特殊浴場と共存」は昔の話、旅館2代目たちが「脱風俗」のイメージチェンジに奮闘する「おごと温泉」の今 - 産経ニュース 成分解析 雄琴温泉の58%は努力で出来ています。雄琴温泉の31%は見栄で出来ています。雄琴温泉の11%は純金で出来ています。 ウィキペディア 雄琴温泉 Amazon.co.jp ウィジェット ページ先頭へ 滋賀県/雄琴温泉 このページについて このページは雄琴温泉のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される雄琴温泉に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2506.html
ディオは一人考える。主人が『ゼロ』なら使い魔の評価もそれに準ずる。ルイズはともかく 自分の事を周囲に認めて貰うには贄が必要であると… おれは使い魔になるぞジョジョーッ! 第六話① 時は遡る。ルイズは昼までかかって部屋を片付けた。ディオに命令してやらせようかとも思ったが、殴られた恐怖は簡単に消えず、 結局自分で片付ける事にした。だが掃除が昼前に終わったのは、いつの間にかディオが手伝ってくれた為である。 最もディオが掃除を手伝ったのはディオは主人を見捨てる使い魔であるといったようなマイナスイメージを避けるためのものであったが。 昼食を取る為に食堂に行くルイズ。ディオは相変わらず姿を消したようだ。いつまでその態度が持つか、ルイズはディオと根競べをする事に決めた。 ディオもまた人間である以上兵糧攻めをすれば勝のはこちらなのだ。ルイズは勝利を確信してほくそ笑んだ。 「…フンッ!」 ディオもまたルイズに屈する気はなかった。使い魔に身を窶しても床で食事を取るくらいなら餓死を選ぶ、それがディオである。 誰もいない廊下を歩きながらディオは考える。 (そう、今朝纏めたようにおれに今必要なのは必要な時に利用できる『友達』だ。だが、あのガキは『ゼロ』のあだ名の通り 生徒どもから馬鹿にされているッ!その『ゼロ』の使い魔であるこのディオがきっかけを掴む為には誰か適当なメイジを倒し おれの株を上げる事が一番いい。だが、いきなり喧嘩を売るわけにもいくまい。どうすればこちらに後を引く非がなく 適度な強さのメイジを皆の目の前で倒す状況に持っていくか…) 考えていると腹の虫が鳴る。悲しいかな、いくら鍛えていても人間である以上腹は減る。 「くそッ!忌ま忌ましいッ!本来だったら今頃、おれは人間を超越した存在になっていたはずだッ!それが今、 ガキの我が儘ごときに我慢しなくてはならないこの状態が気に入らないッ!」思わず壁を叩く。 「あの…」 どこかで聞いたような声がしたので振り返ると、今朝会ったメイドがいた。 「ふむ、なかなか…いや、とても美味しいよ」 数分後、ディオは厨房で食事を取っていた。朝出会ったメイド、シエスタは厨房で働いていたのだ。 (今朝の縁がこんなところで生きてくるとはな…。) ディオの顔に黄金色のお菓子を目の前にした悪代官のような笑みが浮かぶ。 (だが!それよりもルイズの鼻を明かしてやった事がなによりも愉しいッ!ンッン~~♪ 実に! スガスガしい気分だッ! 歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~~フフフフハハハハ…) そんなディオをシエスタは料理を喜んでくれていると思い、ニコニコと見つめる。 やがて、そんな二人を見つけて太った中年のオヤジが近づいてくる。料理長のマルトーだ。 「あ…私、デザートを配ってきます!」 マルトーを見つけたシエスタは思い出したように立ち上がると、デザートを乗せたお盆を持って厨房を出ていき、 代わってマルトーがディオの隣に座る。 「あんたが貴族に召喚されたって平民か?シエスタに聞いたよ。しかも主人は高慢ちきだって話じゃないか。 ついてないもんだな。確かディオだったかな?自己紹介が遅れたが俺はマルトー、ここで料理長をしている」 握手を求めるマルトーを上手く避けながらも慇懃に答えるディオ。 「マルトー…さんがこの料理を作ったのですか?」 「ああ、そうとも!この料理は賄い物だがあの食堂でくっちゃべってる貴族サマとおんなじモノだ。 奴ら、自分で言うのもなんだがこんな美味い料理を三食食って当たり前ってツラしてやがる。理不尽だとは思わねえか?」 どうやらこのマルトーとかいうコックは貴族を嫌っているらしい。 「あいつらは、なに、確かに魔法はできる。土から鍋や城を作ったり、とんでもない炎の玉を吐き出したり、果てはドラゴンを操ったり、 たいしたもんだ!でも、こうやって絶妙の味に料理を仕立て上げるのだって、言うなら一つの魔法さ。そう思うだろ、ディオ」 完全に自分の世界に入っているマルトーにおざなりに同意すると続いて大笑いする。忙しい男だ。 「気に入った!お前さんわかってるじゃないか!いつでも食べに来てくれ!大歓迎するぞ!」 これで食の問題は解決した。次はメイジの件だが… その時、少年の怒号とシエスタの詫びる声が聞こえた。 「どうしたんでしょう。ちょっと見てきます」 とディオは立ち上がる。丁度良く向こうから機会がやってきたらしい。ディオは罠にはまった獲物を見つけた猟師のような笑みを浮かべると、 騒ぎの現場へと足を向けた。 「どうしてくれるんだ!君のせいでボクの制服が汚れてしまったじゃないか!」 先ほどから怒っているのはトリステイン王国屈指の名門であるグラモン伯爵の四男、ギーシュ・ド・グラモンである。 どうやらデザートを配っていたシエスタが向こうから取り巻きとやってきたギーシュにぶつかってしまったらしい。 ぶつかったとは言っても軽く触れただけだが、その少し前に付き合っている相手、ケティから他に交際相手がいるのではないかと 問い詰められていた為、機嫌が悪かったのが災いした。平民とメイジの階級の違いの故かギーシュの取り巻きはもちろん、 他の生徒も遠巻きに囲んで眺めているだけであり、誰もギーシュを制止しようとしない。 「お願いします!どうかお許し下さい!」 シエスタは必死に懇願する。経過はどうであれ平民がメイジを怒らせた以上、最悪殺されるかもしれないのだ。 その様子を見てギーシュは内心たじろぐ。相手は若い女の子でしかもなかなか可愛い。女の子を泣かせるのはギーシュとしては苦手な事であったし 今は何も言わない周りもこの状況が続けばギーシュの味方でいつづける確証はない。ちょっと怒ったら向こうがオーバーリアクションを取った。 うん、これで大丈夫。そう考えるとギーシュはその場を納めようとし、 パリン 何かが割れる音が響き渡る。 「おっと、すまないね。きみのポケットから香水の瓶が落ちたんでね、拾おうとしたんだが誤って踏んでしまったよ」 振り返ると最近『ゼロ』のルイズが召喚したという使い魔がニヤニヤしながら片足を上げており、 その下には見るも無惨に割れた紫色の瓶「だったもの」が散らばっていた。 「おい、あれはモンモランシーの香水じゃないか!」 「ギーシュはモンモランシーと付き合ってたのか!」 周りから声が上がる。 「なっ、し、知らない!」 とたじろぐギーシュだが、その時周りの生徒から一年生の女の子、ケティが飛び出してくると 「ギーシュさま…やはりミス・モンモランシーと付き合っていていたんですね!この…大嘘つき!」 と叫び、ギーシュの頬を引っぱたく。 そして女の子と入れ替わりにモンモランシーがギーシュに近づくと、無言でワインの瓶を掴んで逆さにしてギーシュにかけ、 おまけとばかりに向こう脛を思いっきり蹴りつけて去っていく。この三文喜劇の三枚目のようなギーシュに周りの生徒達は大笑いする。 ギーシュは暫く屈んで呻いていたが、やがて起き上がるとまだにやついているディオを睨み付け 「いいだろう、僕を侮辱した事を後悔させてやる。ヴェストリの広場にて待つ!死ぬ覚悟ができたらこい!」 と叫び、見張りの一人を残すと取り巻きを引き連れて立ち去った。 「ちょっと!あんた何してるのよ!」 ルイズが叫びながらやって来る。 最初ギーシュが叫んでいた時は無視していたが、あまりにも騒がしいので振り向くと自分の使い魔がギーシュに喧嘩を売っていたのだ。 だがルイズの身体では人混みの中なかなか二人に近づけなかったのだ。 「なにってこれから高慢ちきなメイジを『少し』懲らしめるのさ」 「あ…あんた…」 呆れたような声をあげるルイズ。 「わかってるの!?メイジに喧嘩を売ったのよ!」 「…それで?」 「なんであんなことしたの!?遅いかもしれないけど私も謝ってあげるからギーシュに謝りなさい!」 とディオの袖を掴み、引っ張っていこうとする。シエスタも我に返ると必死でディオを押しとどめようとする。 だがディオはルイズの手をゆっくりとふりほどく。 「勘違いしてもらっちゃ困るな、ルイズ。ぼくはああいう中身がない癖に威張り散らす手合いが大嫌いでね。それに借りは返す必要がある。」 なぜかシエスタはぽっと赤くなる。 「ばっ馬鹿!いい?平民はメイジに絶対に勝てないの!ってちょっと聞いてるの?」 とルイズはなんとか決闘をやめさせようとするが、ディオはそれを無視して見張りに 「武器を持ってくる時間くらいはくれるだろう?」 と聞き、許可を得るとシエスタに2,3訊ね、厨房へと消えていった。 to be continued…
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1794.html
夜。とあるレストランの一室で、天井の一部が切り裂かれ、 切られた破片は地面に落ちる前に糸で吊された。 そこから、クイーンとロコが降りてきた。 クイーン「侵入成功」 ロコ「もっと他に侵入の仕方があるんじゃあ・・・」 クイーン「手っ取り早いのが一番。ロコ、この部屋の何処かにお宝があるはずよ」 クイーンの携帯に電話がかかってきた。 シルバーハート「クイーン」 クイーン「おじいちゃん?」 シルバーハート「クイーン、お前一人で大丈夫かのう?」 クイーン「どういう意味よ、それ?」 シルバーハート「だって心配なんだもん。ワシも一緒に行った方が・・・」 クイーン「もーう、私だってジョーカーやスペードみたいにうまくやるわ。予告状だってちゃんと出したし・・・」 ?「ほう、これがお嬢ちゃんが出したのかい?」 いつの間にかに、クイーンの後ろに一人の女性が立っていた。 クイーン「え?」 ?「ボナペティ!」 クイーン「きゃ――――!!」 シルバーハート「クイーン、どうしたんじゃーーー!うおっ!?」 シルバーハートは叫んだ拍子にぎっくり腰になった。 秘密のグルメパーティー 翌朝。シルバーハートの元にジョーカーとハチが来た。 ジョーカー「クイーンが行方不明?」 シルバーハート「宝を盗みに行ったまま、連絡が取れないんじゃ・・・クイーンにもしものことがあったら・・・」 ジョーカー「師匠」 シルバーハート「ぎっくり腰なんかになってる場合じゃない!待ってろよクイーン!今すぐわしが助けに・・・」 シルバーハートが椅子に乗ったまま行こうとするが、その横をうさぎや亀が追い抜いていった。 ハチ「えっと、無理しない方が・・・」 シルバーハート「待ってろよクイーン!今すぐわしが助けに、うぉっ!?」 ハチ「大人しくしてて下さい。オイラ達が代わりに探してきますから。ねえ、ジョーカーさん」 ジョーカー「えー、オレ今忙しいし」 そう言うジョーカーはポテチをつまみながら、漫画を読んでいた。 シルバーハートはメガホンを持って、窓から叫びだした。 シルバーハート「全部バラしてやる!お前のあんな事やこんな事、全部バラしてやる!」 ジョーカー「分かった!行くから!」 ジョーカーとハチがロードジョーカーで出発した。 ジョーカー「たく、あの一刀両断女のクイーンが簡単にやられるわけないっつーの」 ハチ「でも、ロコさんとも全く連絡が取れないのは変っスよ」 ジョーカー「せっかく行くなら、クイーンが狙ってたお宝いただくとするか」 ハチ「お宝?」 ジョーカー「100年に一つしか生まれないと言われている、虹孔雀の卵だ」 ハチ「卵?」 ジョーカー「言葉に出来ない程のうまさで、世界中のグルメな金持ちが欲しがってる幻の卵なのさ」 ジョーカーとハチは例のレストランに到着した。 ジョーカー「で、ここがクイーンが忍び込んだレストランだ」 ハチ「何か見覚えのある顔が・・・」 ジョーカー「さ!早く卵・・・クイーンを助けようぜ!」 ハチ「ジョーカーさん、食べる事しか考えてないでしょ!」 そのレストランのホールで、ミスター金有が客達にスピーチをしていた。 金有「セレブの皆様、高級レストランカネアリーノ第100号店オープン記念パーティーにようこそザマス!本日のメインディッシュは、我がゴールドグループが金と権力をこれでもかと使って手に入れた「虹孔雀の卵」ザマス!」 「これを食べることが出来るのは、キング・オブ・セレブだけザマス!」 客たち「怪盗から予告状が届いたという噂を耳にしたのですが」 「怪盗?」 「怪盗ですって?」 金有「カネコ」 カネコ「はい。皆様、ご安心くださいませ。我が高級レストランカネアリーノは、セキュリティにおいても最高級でございます」 窓がスクリーンとなり、外の様子が映された。 金有「この金太郎ちゃんの鼻はスイッチになってるザマス。鼻をまわすと」 外にある2つの金有の像の目からレーザーが打たれ、ハエを撃ち落とした。 金有「ハエ一匹たりとも侵入者は許しません。更にこの鼻を押すと・・・ドカーン!侵入者は黒コゲザマス!例えジョーカーであっても虹孔雀の卵を盗むことは絶対に出来ないザマス!」 カネアリーノの外に、二人の配達員が来た。 配達員「食材をお届けにまいりました」 警備員「中を改めさせてもらうぞ」 配達員「へい」 警備員が持ち込まれた食材を確認する。 警備員「よし。お前達二人、帽子を取れ」 配達員「え?」 警備員「早く!」 配達員「「あ、はい!」」 配達員は、帽子を取った。 配達員の髪型はジョーカーとハチに似ていたが、その素顔は、二人とは違っていた。 配達員「「まいどありー」」 配達員が帰っていった。 中に入れられた食材の魚の中にジョーカーが、スイカの中にハチが隠れていた。 ジョーカー「侵入成功だぜ!」 ハチ「間違って料理されたらどうするんスか!」 ジョーカー「いーだろ、たまにはこういうのも。さあ卵・・・いや、クイーンを探すぞ」 ジョーカーとハチがある部屋の中に入った。 クイーン「あら、ジョーカー?」 ジョーカー「クイーン?全く迷惑かけやがって。師匠が心配して・・・クイーン、どこだ?」 クイーン「ジョーカーも一つどう?」 ジョーカー「こりゃどーも・・・え?」 ジョーカー・ハチ「「ええええ!?」」 部屋の中にはクイーンがいたが、彼女の体はボールのように大きく太っていて、 声も太くなっていた。 クイーン「ここの料理すっごく美味しいわよ~」 ジョーカー「ク、ク、クイーンなの!?」 後ずさったハチがボールに当たったかと思うも、 クイーンと同じ様に大きく太ってしまったロコだった。 ハチ「ロコさん!?」 ロコ「ハチくん、この焼きとうもろこし、粒が大粒でプリプリなんです。一度食べたら止められません~」 ジョーカー「お前ら太り過ぎだろ!」 ロコ「そんなことどうでもいいじゃないですか~」 クイーン「これ、とーっても美味しいんだから」 ロコ・クイーン「「ねー」」 ?「あーら、あなた達、怪盗のお仲間?」 昨夜、クイーンとロコを襲った(?)女性が入ってきた。 ジョーカー「誰だ」 ミルフィーユ「ここの料理長のミルフィーユよ。おいしい物を好きなだけ食べるのは最高に幸せなこと。貴方達、前よりず―――っと可愛くなったわ」 クイーン「え~、そうですか~」 ジョーカー「お前か!クイーンとロコをこんな風にしたのは!」 ミルフィーユ「ええ、それがどうかした?マカロニショット!」 ミルフィーユが打ち出したマカロニがジョーカーとハチを壁にくくり付けた。 ミルフィーユ「どんな料理にしてあげようかしら?」 ミルフィーユがハチの顔を掴む。 ミルフィーユ「あら、ボウヤ、いいお肉してあるわね、プニプニで肉厚だわ。あんたは0点、ダシも取れなさそう」 ジョーカー「いや、訳分かんねえよ!」 コック「料理長、そろそろお時間です」 ミルフィーユ「ちっ、後でじっくり料理してあげるわ」 コックに呼び出されて、ミルフィーユが部屋から出た。 ジョーカー「あっこら待て!くそう、虹孔雀の卵が食べられちまう!追うぞ、ハチ!」 ハチ「はい!」 ジョーカーとハチがマカロニを外して、部屋から駆け出していった。 クイーン「え、何食べるの?待って、私も行く~~~」 クイーンがその体を弾ませながら、後を追おうとしたが、 大きくなりすぎた体が扉につかえてしまった。 クイーン「あれ?あれ、あれれれ?」 ジョーカーとハチは、キッチンに忍び込んだ。 虹孔雀の卵はそこにあった。 ハチ「あれが虹孔雀の卵っスか」 ジョーカー「ああ」 ミルフィーユ「素晴らしいわ、100年に一度生まれるかどうかの虹孔雀の卵。 もちろんそれを料理できるのも100年に一人。今日、私がその一人になるのよ」 コック「料理長、どんな料理にしますか?」 ミルフィーユ「そうね、その前にキッチンにお邪魔虫が・・・いるようね」 ジョーカー「ギク!」 キッチンに金有が入ってきた。 金有「いつまで待たせるザマスか!前菜だの何だの、じらしすぎザマス!さっさと「虹孔雀の卵」を出すザマス!」 ハチ「あちゃー、キッチンは料理人の聖域っスよ。勝手に入ってきたりしたら・・・」 ミルフィーユ「そのおしゃべりな口には・・・」 ミルフィーユが肉料理を作りだした。 ハチ「す、すごい・・・」 ミルフィーユ「フランベ!」 金有「おおっ」」 ミルフィーユ「完成、子牛のサイコロステーキ。ボナペティ!」 ミルフィーユが作った料理を金有の口に押し込んだ。 ミルフィーユ「お味は?」 金有「デリーシャスザマス――――!」 料理の美味しさの余り、金有が口を大開きしたがその拍子に顎が外れ、落ちていたバナナの皮を踏んで、壁に頭をぶつけて気絶した。 ミルフィーユ「食は生命の源。料理こそ最高の力よ!」 ハチ「ど、どんだけ旨いんスか・・・」 ジョーカー「ハチ、今のうちに」 ハチ「あ、ハイ」 ジョーカーが飛び出し、虹孔雀の卵を取った。 ミルフィーユ「ようやく出てきたようね」 ジョーカー「げっ、バレてた!ハチ!」 ジョーカーが虹孔雀の卵をハチにパスした。 ジョーカー「先に行け!」 ハチ「はい!」 コックたち「「「待て――――!」」」 ジョーカー「ストレートフラッシュ!」 ジョーカーの出したカードが閃光を放ち、コックたちの目を眩ませた。 ミルフィーユ「逃がさないわ、虹孔雀の卵を料理するのはこの私よ、フラワーホイップ!」 ミルフィーユがホイップクリームを作り、床にぶちまけた。 ホイップに足を取られ、ハチが転んだ。 ジョーカー「大丈夫か、卵――――!」 ハチ「卵の心配っスか!」 ミルフィーユ「ジョーカー、ビタミンは足りてる?」 ジョーカー「は?」 ミルフィーユ「レモンスライス!」 ミルフィーユが輪切りにしたレモンを打ち出し、ジョーカーの目に貼り付けた。 ジョーカー「目が~目が~」 ミルフィーユ「危ないから動かない方がいいわよ」 ジョーカーは熱い鍋に両手を付けてしまい、そこからホイップに突っ込み、全身がホイップまみれになった。 ハチ「大丈夫っスか!」 ミルフィーユ「だから言ったのに」 ハチ「早く手を冷やさないと!」 ハチが冷凍庫を見つけ、ジョーカーを引っぱっていった。 ハチ「ジョーカーさん、こっちこっち!」 ジョーカー「どっち、え、どっちどっち?」 ハチとジョーカーが冷蔵庫に入った。 ミルフィーユ「あら」 ハチ「ジョーカーさん!」 ハチが冷蔵庫の鍵を閉め、 ジョーカーが氷で両手を冷やした。 その頃、あの部屋ではロコがクイーンを押していたが、その体はびくともしなかった。 ロコ「クイーン、何やってんですか~、早く出て下さいよ~」 クイーン「助けて~」 コックたち「開けろ―――!」 「虹孔雀の卵を返せ―――!」 ジョーカー「くそ、あいつら、食べ物を粗末にしやがって・・・」 ハチ「このままじゃ、卵が凍っちゃうっスよ」 ジョーカー「はっ、そうだ!」 ジョーカーとハチが冷凍庫から出てきた。 ミルフィーユ「あら、私の料理の匂いに誘われて出てきたの?」 ジョーカー「いや、あんたが作った料理なんて死んでも美味いなんて言うもんか」 ミルフィーユ「何ですって!だったら食べてみなさい、ボナペティ!」 ミルフィーユが子牛のサイコロステーキをジョーカーの口に押し込んだ。 ハチ「ジョーカーさん!」 ジョーカー「へっ、全然大したことないね」 ミルフィーユ「な、何ですって!?」 ジョーカー「残念だけど、俺の口には合わないみたいだなぁ」 ハチ(そっか!ジョーカーさん、口の中にずっと氷を入れておいたんだ!舌は温度で味の感じ方が変わるから、わざと舌を冷やしたんスね!) ミルフィーユは別の料理を作りだした。 ミルフィーユ「うふふ、どんなトリックを使ったが想像がつくわ。じゃあ、あっつあっつの特製クリームシチューよ」 ジョーカー「え、いやウソ」 ジョーカーが二人のコックに腕を掴まされた。 ハチ(あんなのを食べたら折角冷やした舌の感覚が元に戻っちゃうっス!) コックたち「「くーえ、くーえ、くーえ!」」 ミルフィーユ「ボナペティ!」 ミルフィーユがジョーカーの口にクリームシチューを押し込んだ。 ジョーカー「・・・まろやかやけどパワフルな味!まるで、肉と野菜の大運動会や! 銀河の果てまで飛ばされるようやで―――――!サイコ――――――!!」 ハチ「ジョーカーさんしっかりして下さいよ!」 ミルフィーユ「お代わりあるわよー」 ジョーカー「いっただきまーす!」 ジョーカーが一心不乱にクリームシチューを食べ出した。 ハチ「そんなに食べたらクイーンさんみたいになっちゃうっスよ!そうだ!目には目を!味には味っス!」 ハチがエプロンを着けて、ありったけの調味料をクリームシチューに入れた。 ジョーカー「マズイ~~~~!」 そのマスさでジョーカーが正気に戻った。 ジョーカー「俺を殺す気か!」 ハチ「元に戻って良かったっスね・・・」 ミルフィーユ「よくも私の料理を台無しに・・・アルデンテロープ!」 ミルフィーユがアルデンテの鞭でハチを絡め取り、持ち上げた。 ハチ「うわ!」 ジョーカー「ハチ!」 ミルフィーユ「こんがりフライにしてあげるわ!」 ハチが投げ出されたのは、煮えたぎる油の入った鍋の上だった。 ハチ「あ、油!?うわあああ!」 ジョーカー「やめろ―――!」 ハチ「ジョーカーさん!」 ジョーカーが飛び込み、ハチを押しのけた。 ジョーカー「ハチ、飯はいつもお前に作らせてばっかだったな・・・たまには俺の手料理も食わせてやりたかったぜ・・・」 ジョーカーが卵と一緒に油の中に落ちて行った。 ミルフィーユ「ふっ、ふふふ」 ハチ「ジョ、ジョーカーさーん!!」 その頃、あの部屋ではまだロコがクイーンを押していた。 クイーン「もう10分以上何も食べてなーい、お腹空いた~~~」 ロコ「びくともしない、クイーンがこの剣が引っかかって・・・ん、剣?」 ホール。金有は包帯を巻きながらも来ていた。 金有「ぬぅ・・・虹孔雀の卵、何が何でも食べてみせるザマス!」 カネコ「金有様、大丈夫ですか?」 金有「まだなのー!虹孔雀の卵は―――!」 金有が包帯を引きちぎった。 金有「こんなに時間がかかるなんてどんな料理にしてるザマスか!」 ミルフィーユ「皆様、お待たせしました。本日のメインディッシュでございます。 本日のメインデイッシュは・・・「虹孔雀の卵、怪盗ジョーカーのフライ添え」です」 虹孔雀の卵を持ったジョーカーのフライが出された。 金有「か、怪盗ジョーカー!?」 ハチは2人のコックに押さえられていた。 ハチ「ジョーカーさん、オイラのせいで・・・うわぁぁん!」 ミルフィーユ「ご覧下さい、あの有名な怪盗ジョーカーの最期です」 金有「ジョ、ジョーカー、ま、まさか・・・・・く、くく、ククゥ・・・最高ザマス!ジョーカー!私のお宝を狙ったのが悪いザマスよ!ざまあ見ろザマス!」 ミルフィーユ「もちろんこれで完成ではありません。ジョーカーが死ぬ程食べたがっていた「虹孔雀の卵」、皆様の目の前でこの私が料理いたします」 「うふふ、ついに料理できる。いざ!」 ?「卵~」 ミルフィーユ「え?」 ?「卵~~~~~」 ジョーカーのフライがミルフィーユに抱きついた。 ミルフィーユ「キャ――――!?」 その拍子に虹孔雀の卵が投げ出された。 金有「た、卵が!!」 カネコ「金有さま!」 金有が飛び出したが、その目の前に卵は落ちた。 卵が割れたが、その中には何も無かった。 金有「中身が・・・」 カネコ「無い!?」 コックたち「料理長!」 「こっちの中身もありません!」 ジョーカーのフライも中身は空だった。 ミルフィーユ「まさか!」 ジョーカー「卵ならもう料理させてもらったぜ」 ジョーカーが席に着き、フライドエッグを盛り付けた皿を出していた。 金有・ミルフィーユ・カネコ「「「怪盗ジョーカー!?」」」」 ジョーカー「へっへー、怪盗風フライドエッグだ!」 椅子に乗ったままのシルバーハートが解説を始めた。 シルバーハート「諸君ご機嫌よう!君達はアイスクリームの天ぷらを食べた事があるかな?」 「熱々の油で揚げてあるのに、中の冷たーいアイスは溶けていない。あれと同じ原理なのじゃ」 「この時、ジョーカーの体は小麦粉まみれになった。そして冷凍庫に入って体の芯まで冷えていた」 「冷たい体を小麦粉で覆ったことで熱を伝わるのは衣だけ。熱い油の中でも生きていられたのじゃ」 ジョーカーのフライはミルフィーユに抱きついた後、 ジョーカーはフライから出ていたのだった。 シルバーハート「よい子の皆は死ぬから、絶対に真似しちゃダメだぞ」 ハチ「するわけないでしょ!」 シルバーハート「てゆうか!お前ら、呑気に卵なんか食ってないで、ワシのクイーンを早く助けろ!」 ジョーカー「という訳さ」 ハチ「ジョーカーさん!生きてて良かったっス!」 ジョーカー「俺がそんな簡単にやられる訳ないだろ?」 金有「そんなバカな、生きてるなんてあり得ないザマス・・・」 ミルフィーユ「それに、どうやって卵の中身だけ盗んでフライドエッグに?」 ジョーカー「ふっふー、材料はこれさ」 ジョーカーはミルフィーユが打ち出したマカロニを持っていた。 ミルフィーユ「穴空きパスタ!?まさかあの時の!?」 ジョーカー「教えてやるよ!怪盗ジョーカーのミラクルメーカークッキング!」 ジョーカー「まず、油に落とされる瞬間に、穴空きパスタを虹孔雀の卵に、ぶっ刺す! 「卵の中身がフライドエッグになるのを油の中で一緒に待つ」 「あっという間に「虹孔雀の卵、怪盗風フライドエッグ」の出来上がり!」 「今夜のおかずに迷ったら真似してもいいぜ?」 ハチ「マネしたら死ぬっスよ!」 ジョーカー「それじゃあ、いっただき・・・」 金有「いっただきまーす!」 金有がフライドエッグの皿を取った。 金有「虹孔雀の卵を食べるのはこの私ザマス!いっただきまー・・・」 金有の後ろの壁が切り裂かれ、クイーンが出てきた。 クイーン「良い匂い、私も食べたい~」 クイーンがその体を弾ませて、金有を弾き飛ばした。 ジョーカー「ナイスキャッチ!」 ジョーカーがフライドエッグの皿を受け止めた。 クイーン「あ~ずる~い」 クイーンがジョーカーの前に弾んで飛んで来た。 クイーン「私も食べる~」 ジョーカー「こっち来んな!剣をしまえ、剣を!」 クイーン「だって止まらないんだも~ん」 金有「わ、私のレストランが!」 ロコがクイーンの頭の上に来た。 ロコ「僕も食べたいです~」 ジョーカー「おお、その手があったか」 ジョーカーがクイーンの体の上に飛び乗った。 クイーン「はむ」 ジョーカー「これで帰るぞハチ!」 ハチ「はい!」 ハチもクイーンの背中に飛び乗った。 ジョーカー・ハチ・ロコ「「「せーの」」」 クイーン「ぼよよ~ん!」 ジョーカー達が勢いをつけると、クイーンの体はより大きく弾み、 壁に開けた穴から外に飛んでいった。 ジョーカー「虹孔雀の卵は美味しく頂くぜ!」 金有「おのれジョーカー!こんのぉ!」 金有が金太郎の顔を殴った。 ミルフィーユ「あっ・・・」 ジョーカー達を乗せたクイーンが転がり出た後、カネアリーノが大爆発し、ミルフィーユや金有達はボロボロになった。 ミルフィーユ「私の卵・・・」 金有「ジョーカー!覚えてるザマスよ~~~~~!」 夜。クイーン達はシルバーハートの元に戻った。 クイーン「おじぃちゃーん」 シルバーハート「クイーン!」 クイーン「ただいま~」 シルバーハート「誰じゃ―――!?」 ジョーカー・ハチ・シルバーハート「「「いっただきまーす」」」 ジョーカー達三人は虹孔雀のフライドエッグを食べ始めた。 シルバーハート「たまらんの―――」 ハチ「ジョーカーさんの初めての手料理っスね」 ジョーカー「美味いだろ?」 ハチ「最高っス!素材がいいとハチャメチャに料理しても美味くなるんスね」 ジョーカー「それ、褒めてねーだろ?」 クイーンとロコはルームランナーで走らされていた。 クイーン「ちょっと私にも虹孔雀の卵食べさせて~」 ロコ「僕にも~」 シルバーハート「ダメじゃ。クイーン諸共ダイエットをしないと」 クイーン・ロコ「「ええ~、ずるいずるい~」 ジョーカー「しょうがねえね、じゃあちょっとだけだぞ」 ジョーカーがフライドエッグの黄身をフォークで少し取り、クイーンの方に持って行く。 クイーン「あ~~~~ん」 そう見せかけて、フォークを自分の口に持って行った。 ジョーカー「うっそ!うんめ~」 クイーン「ジョーカーの鬼~食べたい食べたい食べたい~」 (つづく)
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/114.html
記憶の無い俺8 俺「ストライクウィッチーズだ!」 396-436 396 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 18 51 42.07 ID BoGzyRFVP エーリカ「ウルスラ……どうして」 ウルスラ「私は彼のストライカーの開発スタッフの1人です」 バルクホルン「なんだって!」 ミーナ「ウルスラさん、貴女……」 ペリーヌ「どうして扶桑の研究にカールスラントが?」 ウルスラ「提督は秘密裏に各国の技術者とパイプを持っています、私は……」 シャーリー「そんなことよりあのストライカーなんなんだよ!説明しろよ!」 ウルスラ「……その為にはまず彼の事から話す必要があります」 397 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 18 57 25.10 ID BoGzyRFVP 宮藤「俺さんの事も、知ってるんですか?」 ウルスラ「人並み程度には」 サーニャ「聞かせてください」 坂本「元の経歴としては軍施設の料理長だったとは聞いているが」 ウルスラ「はい、彼はウィッチとして覚醒する以前、宮内庁所属の調理師でした」 ミーナ「料理長ではなくて?」 ウルスラ「後に提督にウィッチとしての才を見抜かれ、私設部隊の料理長待遇と言う名目でほぼ強制的に異動させられました そちらに伝わっているのはその事でしょう」 エイラ「名目?」 ウルスラ「人体実験の材料として使いたいから、なんて素直に言ったら誰も付いてきませんからね」 398 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 04 38.16 ID BoGzyRFVP 宮藤「じ、人体実験……」 ウルスラ「彼はただ料理長待遇という言葉を信じて、自分の料理をより多くの人に食べてもらいたかっただけなのに不憫な話です」 リーネ「そんな事があったなんて……」 ウルスラ「実際はそれだけ重要視された立場になるので特例として中尉待遇とされていたようですね」 坂本「ちょっと待て人体実験だと?そんな話は聞いた事が無い 、そもそもそんなもの公的に認められる訳がなかろう」 ウルスラ「そのはずです、仮にも皇族の私設部隊ですから公的には存在しないことになっていますね」 坂本「……部隊名は」 ウルスラ「扶桑皇国皇族近衛第731超特殊魔導兵装運用試験部隊」 ウルスラ「通称、ヴィクティムウィッチーズ」 400 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 12 39.46 ID BoGzyRFVP ペリーヌ「不吉な……センスを疑いますわ」 エーリカ「それじゃあさっきトゥルーデを運んできた連中も形としては皇族近衛兵ってことになるのか?」 ウルスラ「皇族直属とは言っても提督は異端扱いですから、他の方々にしてみても『存在しないもの』とした方が都合がよかったのでしょう」 エイラ「どういうコトだ?」 ウルスラ「提督は元々研究者です、各国を渡り得た己の研究成果を誇示する為だけの目的で設立したのがこの部隊です」 ミーナ「俺さんの記憶が無いのも、それに関係しているのかしら?」 ウルスラ「はい、実験中の事故が原因で記憶が失われています」 エーリカ「じゃあはじめに私の部屋にいたのは……?」 ウルスラ「それに関しては憶測の域を出ませんが、それも事故が原因として考えられています」 402 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 20 17.48 ID BoGzyRFVP 坂本「詳しく聞かせてくれ」 ウルスラ「……魔力と機材の暴走による爆発事故がありました、その際に彼は行方不明となっています」 ウルスラ「事故が起きた段階では私もまだ研究内容を聞かされていませんでしたから、残念ながら防ぎようもありませんでした」 ミーナ「事故の段階では?」 ウルスラ「私も、そして今の貴女方も、研究過程に必要なものとして提督に利用されていたという事です」 リーネ「私たちが……利用って?」 403 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 31 36.61 ID BoGzyRFVP ウルスラ「彼がここにいたことは全くの偶然でした、行方不明になった後も提督は血眼になって彼を探しましたが……」 ウルスラ「結局見つからずじまいで、最終的には任務中の事故による死亡扱い、殉職したとして2階級特進が適用されています」 坂本「そういう理由か……」 ウルスラ「本来ならばそこで研究は中止になる予定でした……中佐からの報告さえ無ければ」 ミーナ「……」 エーリカ「それで、その研究内容ってのはなんなのさ」 405 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 36 23.72 ID BoGzyRFVP ウルスラ「ウィッチの魔力と想い」 ウルスラ「誰かを守りたいとき、敵を倒したいとき、必死で生き残りたいとき」 ウルスラ「その意志の強さ次第でウィッチは限界以上の魔力を発揮することがあります」 宮藤「守りたい……意思」 ウルスラ「提督はその魔力の振幅を人為的に操作する事を研究していました」 サーニャ「どうしてそんなことを?」 ウルスラ「ウィッチ単体の威力を極限まで鍛え上げる事」 リーネ「単体での威力?」 ウルスラ「731部隊の基礎理念は『ネウロイの巣を対象としたウィッチによる1人1殺』 この為にウィッチの命を顧みず単独での威力を限界まで高める事を目的とした部隊です」 407 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 42 12.35 ID BoGzyRFVP ペリーヌ「ば、馬鹿げていますわ、そんな妄言とても現実を見てる研究者とは思えませんわ!」 坂本「なんだって……それじゃあ俺は」 ウルスラ「部隊の被験者第1号、コールサイン『桜花』それが彼です」 『……』 シャーリー「な、なあ、じゃあ何でそこでわざわざ俺が選ばれたんだ?ウィッチじゃなかったんだろう?」 ウルスラ「どうやって彼の潜在能力を見出したのかまではわかりませんが」 リーネ「固有魔法……」 ウルスラ「はい、固有魔法というか特異体質といった方がいいのか判断に悩みますが」 408 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 49 45.06 ID BoGzyRFVP ルッキーニ「あの、ばーんって奴?」 ペリーヌ「ただの強力な衝撃波ではないんですの?」 ウルスラ「それが私たちに研究内容が隠されていた理由です」 ウルスラ「彼が基地で発見されたとき、上からの指令は曖昧だった筈です」 ミーナ「ええ、事故のリハビリを兼ねての預かりとだけ……どうして?」 ウルスラ「具体的な指令は必要なかったからです」 坂本「どういうことだ」 ウルスラ「彼の固有魔法は『幻影波動』」 ウルスラ「記憶と想いを威力に置き換えて放つ、衝撃波動です」 409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 19 54 21.60 ID WjG6lAv3P つまり、使えば記憶が… 410 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 55 28.81 ID BoGzyRFVP 『……』 ウルスラ「威力は皆様もご覧になった通り、ウィッチ単体が所有するものとしては恐らく世界最大級のものでしょう」 ルッキーニ「??」 ミーネ「そういうことだったのね……」 ウルスラ「はい、つまり彼が今まで貴女方と過ごした時間は今日の為の餌だったということです」 ウルスラ「」チラッ バルクホルン「……」 ウルスラ「そしてその記憶に対する想いが強ければ強いほどその威力は高いものとなる結果が得られています」 シャーリー「……じゃあ、なんなんだよ、俺は、あたし達のことも忘れるってのか」 ルッキーニ「ええっ!嫌だ!嫌だよ!!」 411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 19 56 14.33 ID B65khISp0 俺に死ぬことは許されぬ 412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 00 11.94 ID pHKhSkr40 とりあえず気になったから見てきた ヴィクティム(victim) [名]1 (戦争・災害・事故・境遇などの)犠牲(者), 被害[被災]者, 遭難者(*1);(魅力・欲望などの)とりこ(*2) ttp //dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/92109/m0u/ 413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 20 01 24.29 ID OMug28jR0 扶桑なら英語で名づけるより挺身魔女隊とか名付けそうかも ワールドワイドな提督みたいだから別にいいのかw 414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 02 06.36 ID q+68v3sfP ちなみに対義語がアグレッサーだ 415 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 04 05.70 ID BoGzyRFVP 宮藤「そんな……そんなことって」 リーネ「ひどいよ……そんな……」 エイラ「デモ、前にネウロイを倒した後もソンナニ記憶にオカシイところがあるような感じはしなかったゾ!」 サーニャ「そう、一部記憶が無い事はあったけど全部忘れてしまう訳じゃない……!」 ペリーヌ「そ、そうですわ!普通にしていればそんな違和感なんて!」 ウルスラ「通常の状態であれば彼の魔法は記憶の一部を代償とするだけで済みます」 宮藤「じゃあ私達の事全部忘れちゃう訳じゃないんですね!」ホッ 坂本「通常の状態、と言ったな」 バルクホルン「……あのストライカーか」 416 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 10 17.16 ID BoGzyRFVP ウルスラ「はい、あれは形式番号R-9WF、通称『スウィートメモリーズ』」 坂本「なんて皮肉な名前だ……馬鹿にしているにも程がある」 ウルスラ「提督の開発したブラックボックスを搭載した彼専用のストライカーです」 ルッキーニ「あれやだ、怖い……俺、あれ穿いていくんでしょ?なんなのあれ?」 ウルスラ「リミッターのかかっている状態なら彼の能力増幅を補うだけのストライカーです」 シャーリー「外したら……?」 ウルスラ「強制的に『全て』を威力に変換する為『だけ』の特殊魔導兵装としての本来の機能が発揮されます」 ミーナ「威力に変換する為『だけ』?」 ウルスラ「そうです、そこにウィッチの意思や人権、安全は含まれません」 エーリカ「どういうことだよ」 417 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 21 41.58 ID BoGzyRFVP ウルスラ「R-9WFに搭載されたブラックボックスは捉えた記憶を皮切りに、記憶からリンクさせた想いへ 想いから意思へ、意思から気力へ、気力から生命力へと引き出せる限りのものを全て魔力に変換し」 ウルスラ「絶大な威力を発揮する代わりに最終的には使用者を死に至らしめる、片道切符のストライカーです」 『……』 バルクホルン「……俺は、その事を知っているのか」 ウルスラ「彼自身の記憶は無くとも体が記憶している可能性は高いですね」 ウルスラ「報告を聞く限りでは料理やストライカーの使い方、体が覚えている事は比較的無くし難い傾向にあるようです」 419 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 26 27.99 ID BoGzyRFVP エーリカ「ウルスラ……お前、なんで平然としてそんな事言えるんだ……」 バルクホルン「……た」ギリッ ウルスラ「はい」 バルクホルン「何故……そこまで分かっていながら止めなかった!!」ボロボロ ウルスラ「……」 バルクホルン「どうしてそんな平気な顔をしていられるんだ!!!」ボロボロ 宮藤「バルクホルンさん……」 ウルスラ「……私だって」 バルクホルン「……」 ウルスラ「……私……だって」ボロボロ エーリカ「ウルスラ……?」 420 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 31 30.81 ID BoGzyRFVP ――――ハンガー ザワザワ ザワザワ 俺「……」 扶桑皇族提督「久しぶりだな、俺中尉……いや、今は少佐だったなハハッ」 俺「彼女達は?」 扶桑皇族提督「安心したまえ、我々の邪魔さえしなければなにもしない」 俺「そうですか」 扶桑皇族提督「ほとんど過去の記憶が無いようだが、私のことは覚えているかね?」 俺「いえ」 扶桑皇族提督「んっふ、結構、魔法の使い方は覚えているかね」 俺「はい」 扶桑皇族提督「重畳重畳、素晴らしい」パチパチ 421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 33 55.43 ID B96UB4UOO さてどうなる支援。 424 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 37 33.51 ID BoGzyRFVP 俺「……」 扶桑皇族提督「報告は聞いているよ、超大型ネウロイを一撃で仕留めたとね、おめでとう、君の初戦果だ」 俺「……」 扶桑皇族提督「まああんな宮藤博士のチンケなストライカーではその程度が限界だろうが、これは違う」 扶桑皇族提督「少佐の為に特別チューンした私の最高傑作だ」 俺「……」 扶桑皇族提督「少佐の能力にはリミッターがかかっている、それを外す手助けをして絶大な威力を発揮する技術の粋を集めた最高のストライカーだ」 扶桑皇族提督「ふふふ、素晴らしいだろう、ウィッチが単独でネウロイの巣を撃破できる時代になったのだ」 扶桑皇族提督「大和?はは、あんな不細工な鉄の塊に頼らなくとも人の力は無限だ」 425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 41 48.23 ID 4FFB3Vl3O R-TYPEのなかでもやばい部類の試験管キタコレ 426 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 43 03.36 ID BoGzyRFVP 俺「……」 扶桑皇族提督「この成果さえ認められれば……私は、扶桑は変わる!」 俺「一つ質問なんですが」 扶桑皇族提督「何かね?」 俺「リミッターを外すとどうなりますか?」 扶桑皇族提督「少佐の潜在能力を限界まで引き出してくれる、何、君にはそれだけの力がある」 扶桑皇族提督「飛んで帰るだけの魔力くらいは残しておくよう設定されているから安心したまえ」 俺(……) 俺「そうですか」 427 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 50 39.48 ID BoGzyRFVP 扶桑皇族提督「では、作戦の説明に移りたいのだがよろしいか?」 俺「お願いします」 扶桑皇族提督「作戦の内容は至ってシンプルだ、少佐はあのストライカーを穿いて巣に接近 リミッターを解除しての最終幻影波動砲で攻撃、巣を破壊する、以上だ」 俺「それ以外には」 扶桑皇族提督「接近するまでにもネウロイに襲われるだろう、その際には遠慮せず自慢の右腕で薙ぎ払うといい」 扶桑皇族提督「奴らの巣にお見舞いする最後の一撃だけとっておけば我々の勝利だ」 俺「わかりました」 扶桑皇族提督「では、始めよう」 428 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 55 32.00 ID BoGzyRFVP ―――― 整備班長「よォ、少佐さん」 俺「班長……」 整備班長「はは、奴らときたらこんな年寄りまで縛り上げて手ェもださせやしねェ」 俺「……」 整備班長「行くんだな」 俺「ええ」 整備班長「お前ェさん分かっちゃいるとおもうが、ありゃァ普通じゃねェぞ」 俺「承知の上です」 整備班長「それでも飛ぶつもりか」 俺「覚悟は完了しています」 429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 57 47.49 ID 9GJTQ3YO0 428 裏覚悟使いか・・・・・・ 430 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 00 41.50 ID BoGzyRFVP 整備班長「……お前ェさんの目、そういう目ェをした奴らを俺ァ何度も見た覚えがある」 俺「……」 整備班長「こういうとき年寄りは嫌になるぜ、わかってても見送らなきゃならねェんだからな」 俺「痛み入ります」 整備班長「あの気の強ェ嬢ちゃんはどうした」 俺「……」 整備班長「……そうかィ」 俺「逝ってきます」ビッ 整備班長「達者でな」 431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 21 05 03.79 ID NGPeEAx80 無茶しやがって 433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 21 12 42.60 ID wawfBN1nO 靖国で会おう(キリッ 434 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 13 59.05 ID BoGzyRFVP ――――― キィィィィン 俺(大丈夫だ、飛べる、恐怖は無い) 俺(残せるものは、想いだけは残してきた……大尉には申し訳ない事をしたかもしれない) 俺(やっぱり俺は最低だ) ゴソゴソ ピラッ 俺(大尉……もう一度だけ、最後に飛んできます) 俺(勝手な言い分ですが、俺に力を貸して下さい) ゴソゴソ 俺(ん?) 俺(なんだ、ポケットにもう一枚写真が……この服は届いてから初めて着るはずなのに) 436 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 18 58.98 ID BoGzyRFVP 俺(……ハルトマン中尉の写真、どうして?) 俺(メガネかけるんだ、知らなかったな) ゴソゴソ 俺(これもお守りにさせてもらおう、本人の許可なしに申し訳ないけど) ヒィィィィィィィィィィン 扶桑皇族提督「準備はできたかね?」 俺「はい」 扶桑皇族提督「では、頼んだ」 俺(……) 俺「目標エリアL736空域、目標ネスト05」 キィィィィィィィン 俺「オペレーション『コギト・エルゴ・スム』」 俺「731st、桜花……出る!」 記憶の無い俺9 へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/348.html
記憶の無い俺8 俺「ストライクウィッチーズだ!」 396-436 396 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 18 51 42.07 ID BoGzyRFVP エーリカ「ウルスラ……どうして」 ウルスラ「私は彼のストライカーの開発スタッフの1人です」 バルクホルン「なんだって!」 ミーナ「ウルスラさん、貴女……」 ペリーヌ「どうして扶桑の研究にカールスラントが?」 ウルスラ「提督は秘密裏に各国の技術者とパイプを持っています、私は……」 シャーリー「そんなことよりあのストライカーなんなんだよ!説明しろよ!」 ウルスラ「……その為にはまず彼の事から話す必要があります」 397 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 18 57 25.10 ID BoGzyRFVP 宮藤「俺さんの事も、知ってるんですか?」 ウルスラ「人並み程度には」 サーニャ「聞かせてください」 坂本「元の経歴としては軍施設の料理長だったとは聞いているが」 ウルスラ「はい、彼はウィッチとして覚醒する以前、宮内庁所属の調理師でした」 ミーナ「料理長ではなくて?」 ウルスラ「後に提督にウィッチとしての才を見抜かれ、私設部隊の料理長待遇と言う名目でほぼ強制的に異動させられました そちらに伝わっているのはその事でしょう」 エイラ「名目?」 ウルスラ「人体実験の材料として使いたいから、なんて素直に言ったら誰も付いてきませんからね」 398 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 04 38.16 ID BoGzyRFVP 宮藤「じ、人体実験……」 ウルスラ「彼はただ料理長待遇という言葉を信じて、自分の料理をより多くの人に食べてもらいたかっただけなのに不憫な話です」 リーネ「そんな事があったなんて……」 ウルスラ「実際はそれだけ重要視された立場になるので特例として中尉待遇とされていたようですね」 坂本「ちょっと待て人体実験だと?そんな話は聞いた事が無い 、そもそもそんなもの公的に認められる訳がなかろう」 ウルスラ「そのはずです、仮にも皇族の私設部隊ですから公的には存在しないことになっていますね」 坂本「……部隊名は」 ウルスラ「扶桑皇国皇族近衛第731超特殊魔導兵装運用試験部隊」 ウルスラ「通称、ヴィクティムウィッチーズ」 400 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 12 39.46 ID BoGzyRFVP ペリーヌ「不吉な……センスを疑いますわ」 エーリカ「それじゃあさっきトゥルーデを運んできた連中も形としては皇族近衛兵ってことになるのか?」 ウルスラ「皇族直属とは言っても提督は異端扱いですから、他の方々にしてみても『存在しないもの』とした方が都合がよかったのでしょう」 エイラ「どういうコトだ?」 ウルスラ「提督は元々研究者です、各国を渡り得た己の研究成果を誇示する為だけの目的で設立したのがこの部隊です」 ミーナ「俺さんの記憶が無いのも、それに関係しているのかしら?」 ウルスラ「はい、実験中の事故が原因で記憶が失われています」 エーリカ「じゃあはじめに私の部屋にいたのは……?」 ウルスラ「それに関しては憶測の域を出ませんが、それも事故が原因として考えられています」 402 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 20 17.48 ID BoGzyRFVP 坂本「詳しく聞かせてくれ」 ウルスラ「……魔力と機材の暴走による爆発事故がありました、その際に彼は行方不明となっています」 ウルスラ「事故が起きた段階では私もまだ研究内容を聞かされていませんでしたから、残念ながら防ぎようもありませんでした」 ミーナ「事故の段階では?」 ウルスラ「私も、そして今の貴女方も、研究過程に必要なものとして提督に利用されていたという事です」 リーネ「私たちが……利用って?」 403 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 31 36.61 ID BoGzyRFVP ウルスラ「彼がここにいたことは全くの偶然でした、行方不明になった後も提督は血眼になって彼を探しましたが……」 ウルスラ「結局見つからずじまいで、最終的には任務中の事故による死亡扱い、殉職したとして2階級特進が適用されています」 坂本「そういう理由か……」 ウルスラ「本来ならばそこで研究は中止になる予定でした……中佐からの報告さえ無ければ」 ミーナ「……」 エーリカ「それで、その研究内容ってのはなんなのさ」 405 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 36 23.72 ID BoGzyRFVP ウルスラ「ウィッチの魔力と想い」 ウルスラ「誰かを守りたいとき、敵を倒したいとき、必死で生き残りたいとき」 ウルスラ「その意志の強さ次第でウィッチは限界以上の魔力を発揮することがあります」 宮藤「守りたい……意思」 ウルスラ「提督はその魔力の振幅を人為的に操作する事を研究していました」 サーニャ「どうしてそんなことを?」 ウルスラ「ウィッチ単体の威力を極限まで鍛え上げる事」 リーネ「単体での威力?」 ウルスラ「731部隊の基礎理念は『ネウロイの巣を対象としたウィッチによる1人1殺』 この為にウィッチの命を顧みず単独での威力を限界まで高める事を目的とした部隊です」 407 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 42 12.35 ID BoGzyRFVP ペリーヌ「ば、馬鹿げていますわ、そんな妄言とても現実を見てる研究者とは思えませんわ!」 坂本「なんだって……それじゃあ俺は」 ウルスラ「部隊の被験者第1号、コールサイン『桜花』それが彼です」 『……』 シャーリー「な、なあ、じゃあ何でそこでわざわざ俺が選ばれたんだ?ウィッチじゃなかったんだろう?」 ウルスラ「どうやって彼の潜在能力を見出したのかまではわかりませんが」 リーネ「固有魔法……」 ウルスラ「はい、固有魔法というか特異体質といった方がいいのか判断に悩みますが」 408 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 49 45.06 ID BoGzyRFVP ルッキーニ「あの、ばーんって奴?」 ペリーヌ「ただの強力な衝撃波ではないんですの?」 ウルスラ「それが私たちに研究内容が隠されていた理由です」 ウルスラ「彼が基地で発見されたとき、上からの指令は曖昧だった筈です」 ミーナ「ええ、事故のリハビリを兼ねての預かりとだけ……どうして?」 ウルスラ「具体的な指令は必要なかったからです」 坂本「どういうことだ」 ウルスラ「彼の固有魔法は『幻影波動』」 ウルスラ「記憶と想いを威力に置き換えて放つ、衝撃波動です」 409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 19 54 21.60 ID WjG6lAv3P つまり、使えば記憶が… 410 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 19 55 28.81 ID BoGzyRFVP 『……』 ウルスラ「威力は皆様もご覧になった通り、ウィッチ単体が所有するものとしては恐らく世界最大級のものでしょう」 ルッキーニ「??」 ミーネ「そういうことだったのね……」 ウルスラ「はい、つまり彼が今まで貴女方と過ごした時間は今日の為の餌だったということです」 ウルスラ「」チラッ バルクホルン「……」 ウルスラ「そしてその記憶に対する想いが強ければ強いほどその威力は高いものとなる結果が得られています」 シャーリー「……じゃあ、なんなんだよ、俺は、あたし達のことも忘れるってのか」 ルッキーニ「ええっ!嫌だ!嫌だよ!!」 411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 19 56 14.33 ID B65khISp0 俺に死ぬことは許されぬ 412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 00 11.94 ID pHKhSkr40 とりあえず気になったから見てきた ヴィクティム(victim) [名]1 (戦争・災害・事故・境遇などの)犠牲(者), 被害[被災]者, 遭難者(*1);(魅力・欲望などの)とりこ(*2) ttp //dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/92109/m0u/ 413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 20 01 24.29 ID OMug28jR0 扶桑なら英語で名づけるより挺身魔女隊とか名付けそうかも ワールドワイドな提督みたいだから別にいいのかw 414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 02 06.36 ID q+68v3sfP ちなみに対義語がアグレッサーだ 415 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 04 05.70 ID BoGzyRFVP 宮藤「そんな……そんなことって」 リーネ「ひどいよ……そんな……」 エイラ「デモ、前にネウロイを倒した後もソンナニ記憶にオカシイところがあるような感じはしなかったゾ!」 サーニャ「そう、一部記憶が無い事はあったけど全部忘れてしまう訳じゃない……!」 ペリーヌ「そ、そうですわ!普通にしていればそんな違和感なんて!」 ウルスラ「通常の状態であれば彼の魔法は記憶の一部を代償とするだけで済みます」 宮藤「じゃあ私達の事全部忘れちゃう訳じゃないんですね!」ホッ 坂本「通常の状態、と言ったな」 バルクホルン「……あのストライカーか」 416 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 10 17.16 ID BoGzyRFVP ウルスラ「はい、あれは形式番号R-9WF、通称『スウィートメモリーズ』」 坂本「なんて皮肉な名前だ……馬鹿にしているにも程がある」 ウルスラ「提督の開発したブラックボックスを搭載した彼専用のストライカーです」 ルッキーニ「あれやだ、怖い……俺、あれ穿いていくんでしょ?なんなのあれ?」 ウルスラ「リミッターのかかっている状態なら彼の能力増幅を補うだけのストライカーです」 シャーリー「外したら……?」 ウルスラ「強制的に『全て』を威力に変換する為『だけ』の特殊魔導兵装としての本来の機能が発揮されます」 ミーナ「威力に変換する為『だけ』?」 ウルスラ「そうです、そこにウィッチの意思や人権、安全は含まれません」 エーリカ「どういうことだよ」 417 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 21 41.58 ID BoGzyRFVP ウルスラ「R-9WFに搭載されたブラックボックスは捉えた記憶を皮切りに、記憶からリンクさせた想いへ 想いから意思へ、意思から気力へ、気力から生命力へと引き出せる限りのものを全て魔力に変換し」 ウルスラ「絶大な威力を発揮する代わりに最終的には使用者を死に至らしめる、片道切符のストライカーです」 『……』 バルクホルン「……俺は、その事を知っているのか」 ウルスラ「彼自身の記憶は無くとも体が記憶している可能性は高いですね」 ウルスラ「報告を聞く限りでは料理やストライカーの使い方、体が覚えている事は比較的無くし難い傾向にあるようです」 419 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 26 27.99 ID BoGzyRFVP エーリカ「ウルスラ……お前、なんで平然としてそんな事言えるんだ……」 バルクホルン「……た」ギリッ ウルスラ「はい」 バルクホルン「何故……そこまで分かっていながら止めなかった!!」ボロボロ ウルスラ「……」 バルクホルン「どうしてそんな平気な顔をしていられるんだ!!!」ボロボロ 宮藤「バルクホルンさん……」 ウルスラ「……私だって」 バルクホルン「……」 ウルスラ「……私……だって」ボロボロ エーリカ「ウルスラ……?」 420 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 31 30.81 ID BoGzyRFVP ――――ハンガー ザワザワ ザワザワ 俺「……」 扶桑皇族提督「久しぶりだな、俺中尉……いや、今は少佐だったなハハッ」 俺「彼女達は?」 扶桑皇族提督「安心したまえ、我々の邪魔さえしなければなにもしない」 俺「そうですか」 扶桑皇族提督「ほとんど過去の記憶が無いようだが、私のことは覚えているかね?」 俺「いえ」 扶桑皇族提督「んっふ、結構、魔法の使い方は覚えているかね」 俺「はい」 扶桑皇族提督「重畳重畳、素晴らしい」パチパチ 421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 33 55.43 ID B96UB4UOO さてどうなる支援。 424 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 37 33.51 ID BoGzyRFVP 俺「……」 扶桑皇族提督「報告は聞いているよ、超大型ネウロイを一撃で仕留めたとね、おめでとう、君の初戦果だ」 俺「……」 扶桑皇族提督「まああんな宮藤博士のチンケなストライカーではその程度が限界だろうが、これは違う」 扶桑皇族提督「少佐の為に特別チューンした私の最高傑作だ」 俺「……」 扶桑皇族提督「少佐の能力にはリミッターがかかっている、それを外す手助けをして絶大な威力を発揮する技術の粋を集めた最高のストライカーだ」 扶桑皇族提督「ふふふ、素晴らしいだろう、ウィッチが単独でネウロイの巣を撃破できる時代になったのだ」 扶桑皇族提督「大和?はは、あんな不細工な鉄の塊に頼らなくとも人の力は無限だ」 425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 41 48.23 ID 4FFB3Vl3O R-TYPEのなかでもやばい部類の試験管キタコレ 426 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 43 03.36 ID BoGzyRFVP 俺「……」 扶桑皇族提督「この成果さえ認められれば……私は、扶桑は変わる!」 俺「一つ質問なんですが」 扶桑皇族提督「何かね?」 俺「リミッターを外すとどうなりますか?」 扶桑皇族提督「少佐の潜在能力を限界まで引き出してくれる、何、君にはそれだけの力がある」 扶桑皇族提督「飛んで帰るだけの魔力くらいは残しておくよう設定されているから安心したまえ」 俺(……) 俺「そうですか」 427 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 50 39.48 ID BoGzyRFVP 扶桑皇族提督「では、作戦の説明に移りたいのだがよろしいか?」 俺「お願いします」 扶桑皇族提督「作戦の内容は至ってシンプルだ、少佐はあのストライカーを穿いて巣に接近 リミッターを解除しての最終幻影波動砲で攻撃、巣を破壊する、以上だ」 俺「それ以外には」 扶桑皇族提督「接近するまでにもネウロイに襲われるだろう、その際には遠慮せず自慢の右腕で薙ぎ払うといい」 扶桑皇族提督「奴らの巣にお見舞いする最後の一撃だけとっておけば我々の勝利だ」 俺「わかりました」 扶桑皇族提督「では、始めよう」 428 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 20 55 32.00 ID BoGzyRFVP ―――― 整備班長「よォ、少佐さん」 俺「班長……」 整備班長「はは、奴らときたらこんな年寄りまで縛り上げて手ェもださせやしねェ」 俺「……」 整備班長「行くんだな」 俺「ええ」 整備班長「お前ェさん分かっちゃいるとおもうが、ありゃァ普通じゃねェぞ」 俺「承知の上です」 整備班長「それでも飛ぶつもりか」 俺「覚悟は完了しています」 429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 20 57 47.49 ID 9GJTQ3YO0 428 裏覚悟使いか・・・・・・ 430 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 00 41.50 ID BoGzyRFVP 整備班長「……お前ェさんの目、そういう目ェをした奴らを俺ァ何度も見た覚えがある」 俺「……」 整備班長「こういうとき年寄りは嫌になるぜ、わかってても見送らなきゃならねェんだからな」 俺「痛み入ります」 整備班長「あの気の強ェ嬢ちゃんはどうした」 俺「……」 整備班長「……そうかィ」 俺「逝ってきます」ビッ 整備班長「達者でな」 431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/13(水) 21 05 03.79 ID NGPeEAx80 無茶しやがって 433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/13(水) 21 12 42.60 ID wawfBN1nO 靖国で会おう(キリッ 434 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 13 59.05 ID BoGzyRFVP ――――― キィィィィン 俺(大丈夫だ、飛べる、恐怖は無い) 俺(残せるものは、想いだけは残してきた……大尉には申し訳ない事をしたかもしれない) 俺(やっぱり俺は最低だ) ゴソゴソ ピラッ 俺(大尉……もう一度だけ、最後に飛んできます) 俺(勝手な言い分ですが、俺に力を貸して下さい) ゴソゴソ 俺(ん?) 俺(なんだ、ポケットにもう一枚写真が……この服は届いてから初めて着るはずなのに) 436 :記憶の無い俺[]:2010/10/13(水) 21 18 58.98 ID BoGzyRFVP 俺(……ハルトマン中尉の写真、どうして?) 俺(メガネかけるんだ、知らなかったな) ゴソゴソ 俺(これもお守りにさせてもらおう、本人の許可なしに申し訳ないけど) ヒィィィィィィィィィィン 扶桑皇族提督「準備はできたかね?」 俺「はい」 扶桑皇族提督「では、頼んだ」 俺(……) 俺「目標エリアL736空域、目標ネスト05」 キィィィィィィィン 俺「オペレーション『コギト・エルゴ・スム』」 俺「731st、桜花……出る!」 記憶の無い俺9へ続く
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6195.html
前ページ次ページゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!! 根腐博士一行がハルケギニアにやってきたその日の夜、 ルイズの部屋では博士一行とルイズによる情報交換が行われていた。 「ふーん、それじゃああんた達は異世界から来たって言うの?」 「オフコース!!まさにそのとぉーーーり!!」 「それで、そのゴミバケツがタイムマシーンとか言う時間を移動する機械?」 「そのぉとーーり!!」 目の前で体を高速回転させてビシリと指を突きつけくる愉快生物ども(根腐博士とその愉快な助手たち)を 半眼で見ながルイズは膝で寝息を立てるゾーリンちゃんを撫で一つため息をついて言い放った。 「馬鹿じゃないの・・・そんなのある訳・・・」 その言葉は続かず・・・ ゲシッと博士にルイズは蹴られて、ガッポンン!!とタイムマシンの中に落とされたのでした 「百聞は一見にしかず!!いってらっしゃーい」 「きゃあああああ!!」 次の日の朝、黒髪のメイドが洗濯をしていると急に空が暗くなった 「あら?雨か・・・し・・・ら」 グォングォンと空に浮かぶ謎の穴、そしてそこから聞こえてくる 「きゃああああああ!!」 悲鳴!! 「「きゃあああああ!?」」 その頃、博士一行は・・・ 「うーん、朝はワインよりコーヒーに限るねA君」 「いやぁ、豪勢な食事ですねぇ博士」 「うん、美味しいですよ」 「あ、そこの恰幅のいい料理長さん、持ってるだけでで料理の味が抜群によくなる印鑑いかがです」 アルヴィースの食堂で堂々と食事をしていたりなんかしてたり 「あ、ああ!!あんtら達!!ないをあsdfghjkll;!!」 そこに怒り心頭で言葉も回らないルイズがやってきた。 大声でまくし立てるルイズを他所に博士達は今後の事について話し合う 「さて、せっかく魔法の国の学校に来たんだ、授業でも見ていくかね?」 「そうですね、たいして珍しくも無いですが」 「そうだね、よく見るしね ラスプーチンさんで」 「そこの黒髪のメイドさんお友達を紹介するだけで簡単に稼げる方法があるんだけど」 「え、本当ですか?是非」 「・・・話聞けよ・・・あと、シエスタ!!騙されないで!!」 「え、でもBさんが怪しくないよって」 「これでもかって言うほど怪しいわよ!!」 そうこうしている内にあっと言う間に授業の時間に、 ぞろぞろと引き連れてやって来たルイズを好奇の目で見る学友達、 授業が始まり、ミセス・シュヴルーズが使い魔の事に触れた時、小太りの男の子が 「おい!!ゼロのルイズ!!召喚できなかったからって平民引き連れてやってくるなよ!!」 と嘲笑し始めた。 「違うわよ!!かってにこいつらが来たのよ!!」 売り言葉に買い言葉、互いに罵りあう二人、そうこうしている内にシュヴルーズが錬金で二人の口に粘土を貼った。 「むがあぁ・・・」 ドゴオオオオオ!! 「ぐっはあああああ!?」 粘土を貼ったはずなのだが何故か巨大なゴーレムの腕が小太りの男の子を吹き飛ばす。 暫くの沈黙が教室を支配し・・・ 「それでは錬金の実技をミス・ヴァリエールお願いします」 「「「「「無視するんかい!!」」」」」」 この時、学友達の心が一つ(気絶している小太り一人除く)になった。 その後、例によって爆発して教室の片付けをルイズは言い渡されるのであった 「博士・・・ぼく達あんまり活躍してませんね」 「んーいいんじゃない 別に」 続く 前ページ次ページゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!!
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/389.html
誇りとは 振るわなければ錆びて行き 無暗に振るえば欠けてゆく 握ったままでは人を抱けず 握らねば人を守れず 時に創つけ 時に折れる 刃に似たそれを持つものは やはり刃を握る 二本目の刃を Zero s DEATHberry ――ゼロの死神 『The sword which talks ― master 』 料理長マルトーからの礼は料理であった 数日間絶食に近い状態であった一護にとっては、何よりも有り難い礼であった 如何やら一護は平民として認識されているようだ 恐らくマルコメ辺りから間違った情報が流れているようである 最も一護自身修正する気は無い、いわゆる一般人であることに変わりは無い 修正するだけ時間の無駄だと 「そこでだ!!我々はあんたを”二本目”の我らの剣とすることにした!!」 二本目ってどう言う事だと聞こうとした一護だが ”なぜか”嫌な予感がしたので聞かないことにした 「こんな所にいたのね」 ルイズ乱入 「明日は虚無の曜日、何か剣でも買ってあげるから・・・ 「断る!!」 「・・・何でよ・・・」 「だって俺の剣はもうあるんだぜ?無駄になるんじゃ・・・ 「その剣が危険だから言っているのよ!!」 「ゔっ」 このルイズの発言は、半分は本音である 事実決闘の際放った『月牙』は広場に深い割れ目を作り出し 未だに塞がっていない では、もう半分は? ズバリ「モノで釣る」この一言である 「とにかくこれは命令よ、ちゃんと付いて来ないと更に4日ご飯抜き!!」 これ以上飯を抜いては命にかかわる そう判断した一護は結局付いて行く事にした なおシエスタは怖い笑みを浮かべて去って行っている 翌日 「なんであなた達がここに居るのよ!!?」 「いいじゃない、別に少々人数が増えたって」 タバサとキュルケが突然付いて来た為 やや、ふてくされているルイズ 「おまえ、沸点低いって言われたことあるだろ?」 「余計なお世話よ!」 傍から見ると兄妹に見えなくも無い 最も年齢はルイズのほうが上なのだが その頃シエスタはその様子を壁と同化しながら見守っていた 「で・・・武器屋にはまだ着かないのか?」 「確かこの辺なのよ・・・」 「・・・・」 タバサが無言で杖を向ける その方向を見ると剣の形をした看板 「胡散臭っ!!!」 一護叫びが店内にまで届いたか中から声が帰ってくる 「冷やかしお断り」 あわてて謝るが店長の対応は何か冷たかった 「で・・・どんな武器をお探しで?」 「見栄えして頑丈なのある?」 「いや・・・見栄えは関係ないんじゃ・・・」 「貴族の召使が貧相な剣背負ってどうするのよ?」 「いんや、お嬢ちゃん。兄貴の言う通りだぜ、見栄えなんか関係ねぇ」 突然何も居ない方から声がする 声のした方へ向かうと一本の剣がカチャカチャ音を立てていた 「おい、兄ちゃん俺を買いな、見てくれは悪いが実用的だぜ」 「錆びだらけじゃねぇか!!」 剣が喋っていた 「なんの、このデルフリンガー心まで錆びちゃいねぇ、さぁ使い手の兄ちゃん、買っちまいな!」 「お前なんかだんだん口悪くなってるぞ!」 『私も其れにすべきだと思うぞ「一護」』 「・・・!!オッサン!?」 何時の間にか斬月まで具象化していたりする 「アレってインテリジェンス・ソード?」 「はい、値段は新金貨10枚です」 「買うわ」 ( 人に変化する剣にインテリジェンス・ソード インテリの方を磨いてやればハクが付くかも ) このやり取りの間タバサとキュルケは外から様子を伺い シエスタは天井と同化していた