約 3,847,716 件
https://w.atwiki.jp/changerowa/pages/101.html
とある公園のベンチ。 ホイミンはそこに腰を下ろし、新たに支給された名簿を確認していた。 「とりあえず……知ってる名前はないみたいだなあ。 あと、この体の中身もいないみたい……」 殺し合いに知り合いが参加させられていないこと、そして残虐な性質らしい本来の肉体の持ち主がいないことに、ホイミンはホッと胸をなで下ろす。 もっとも、彼の親しい存在といえば共に旅をした戦士・ライアンくらいしかいないのだが。 なお「貨物船」や「キャメロット城」という名前が気になったが、「物質系のモンスターかもしれない」という結論で落ち着いた。 「さて、そろそろ移動を……」 名簿をしまい、立ち上がろうとするホイミン。 だがその直後、彼の魔物としての感覚が何かを察知した。 (何か……怖いものがこっちに来る!) 弾かれたように立ち上がると、ホイミンは近くにあった遊具の陰に身を隠す。 一目散に逃げるという選択肢もあったが、下手に背を向けるよりは隠れる方が生存確率が高いと判断したのである。 ホイミスライムは元々、素早い魔物ではないというというのも影響しているかもしれない。 やがて、恐怖の正体が闇の中から姿を現す。 それは不気味な剣を携えた、銀髪の青年だった。 (ピ……ピサロ様ぁぁぁぁぁ!?) 驚愕のあまり、眼球がこぼれ落ちそうなほどに目を見開くホイミン。 彼が見たのは、紛れもなく魔物を統べる王・ピサロの姿だった。 人間に憧れているとはいえ、今のホイミンの魂はまだ魔物としてのもの。 本能レベルで、自分たちの支配者であるピサロへの畏怖が根付いている。 (ほ、本物だよね!? 肖像画でしか見たことないけど……。。 こんな怖いオーラ出してるんだから、間違いないよね!?) 混乱のあまり、ホイミンは「この場にいるものは、みな肉体と精神を入れ替えられている」という前提を忘れていた。 (ど、どうしよう! 見つかったとして……僕もいちおう魔物だから、殺されたりはしないかな……。 いや、こんな体じゃ怪しまれて殺されちゃうかも……。 念のため、このまま隠れてやり過ごした方が……。 いやでも、それだとピサロ様を敵だと判断したことになっちゃうよね。 見つかったら問答無用で斬られるかも……) さらにパニックを深め、まとまらないまま思考を広げていくホイミン。 しかし、その思考は強制的に中断させられる。 その場に、新たな人物が現れたからだ。 「おまえさんか、殺気をダダ漏れにしてやがるのは」 それは強靱な筋肉に包まれた肉体を、惜しげもなくさらした巨漢だった。 古代の魔人・エシディシの肉体に魂を宿した魔性の剣客・志々雄真実である。 志々雄の姿を確認したピサロ……もとい魔王は、無言で斬りかかる。 志々雄はその斬撃を、紙一重で回避した。 「ははっ! いい腕してるじゃねえか!」 楽しそうに笑いながら、志々雄はホイミンが隠れている遊具の方へ視線を向ける。 (え? あの人、僕に気づいて……) 「そこに隠れてるやつ! 刀か、その代わりになるような刃物があれば俺によこせ! よこさねえなら、てめえから殺す!」 「ひいっ! は、はい!」 すっかり弱気になっていたホイミンは、志々雄の迫力に圧倒されてしまう。 言われるがまま、ホイミンは自分のカバンに入っていた剣を投げ渡そうとする。 しかし剣は思ったほど飛ばず、地面に突き刺さってしまう。 「ちっ! ちゃんと投げやがれ!」 悪態をつきながら、志々雄は猛然と走って剣を回収する。 それを手にして、志々雄は剣がさほど飛ばなかった理由を理解した。 「なんだこりゃ……。でたらめな重さじゃねえか。 からくりが仕込んであるせいか?」 志々雄が手にした剣の名は、エンジンブレード。 一般的な刀の、数十倍の重量を持つ代物である。 「だがこいつの体なら、使いこなせる。 いい体を引き当てて助かったぜ!」 上機嫌でブレードを構える志々雄。 それに対し、魔王は離れた位置から彼に向かって手をかざす。 「試してみるか……。マヒャド」 次の瞬間、魔王の手から冷気と氷が激しい勢いで放たれた。 マヒャド。氷の嵐を巻き起こす、吹雪系の上級呪文である。 放たれた嵐は、志々雄を直撃する。 「む……」 魔王は思わず、眉をしかめる。 嵐がやんだとき、そこにあったのは凍り付いた志々雄の姿などではなく、全身から蒸気を吹き上げた志々雄だったのだ。 「ハーッハッハッハ! どんなタネの妖術か知らねえが……。 この体を凍らせるには、温度がぬるすぎたみてえだなあ!」 一切のダメージを感じさせぬそぶりで、志々雄は突進する。 その勢いのまま放たれた一撃を、魔王は破壊の剣で受け止める。 「せいぜい楽しませてくれや、色男ぉ!」 「やかましい男だ……」 戦いはまだ、始まったばかり。 ◆ ◆ ◆ (どうしよう……。今のうちに逃げた方がいいのかな……) そしてホイミンは、戦いを見ながらまごまごしていた。 【F-8/街・公園】 【ホイミン@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】 [身体]:ソリュシャン・イプシロン@オーバーロード [状態]:健康、混乱 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2 [思考・状況]基本方針:人間にはなりたいが、そのために誰かを襲うつもりはない。 1:ライアンさんのように、人を守るために戦う。 2:この状況、どうすればいいんだ!? [備考] 参戦時期はライアンの旅に同行した後~人間に生まれ変わる前。 制限により、『ホイミ』などの回復魔法の効果が下がっています。 プロフィールから、『ソリュシャン・イプシロン』と彼女の持つ能力、異世界の魔法に関する知識を得ました。 ピサロに対する畏怖から、彼を精神も本人だと思い込んでいます。 【志々雄真実@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】 [身体]:エシディシ@ジョジョの奇妙な冒険 [状態]:健康 [装備]:エンジンブレード@仮面ライダーW [道具]:基本支給品、炎刀「銃」@刀語、ランダム支給品0~2(刀剣類はない) [思考・状況]基本方針:弱肉強食の摂理に従い、参加者も主催者も皆殺し 1:銀髪の男(魔王)を殺す 2:首輪を外せそうな奴は生かしておく 【魔王@クロノ・トリガー】 [身体]:ピサロ@ドラゴンクエストIV [状態]:健康 [装備]:破壊の剣@ドラゴンクエストシリーズ [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2 [思考・状況]基本方針:優勝し、姉を取り戻す 1:挑んできた男(志々雄)を殺す 2:剣を渡した相手(ホイミン)も、後で殺す [備考] 参戦時期は魔王城での、クロノたちとの戦いの直後 ピサロの体は、進化の秘法を使う前の姿(派生作品でいう「魔剣士ピサロ」)です 【エンジンブレード@仮面ライダーW】 仮面ライダーアクセル・照井竜が使用する剣。 変身すると自動的に出現するタイプではなく、照井はバイクに積んで持ち運んでいる。 エンジンメモリやW用のガイアメモリをセットすることでそのメモリに応じた技を発動させられるが、今回は付属していない。 重量は20㎏または30㎏(一般的な日本刀が1~1.5㎏)とされており、凡人に使いこなせる武器ではない。 しかし照井は、何度か変身前の生身の状態でも使用している。 12 こち亀の載ってないジャンプなんて玉子丼から卵を抜いたみたいなもん 投下順に読む 14 天使が殺しにやって来る 時系列順に読む 人間の持つ輝き ホイミン 35 時事ネタを後から読むときは思い出話に付き合うつもりで 炎の身体、炎の刀 志々雄真実 53 BLADE CHORD そろそろ行こうか冥府魔道 魔王
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/1898.html
作詞:とみー(T-POCKET) 作曲:とみー(T-POCKET) 編曲:オレジナルP 作圖:九藤咲織 動畫:aska96 歌:初音ミク(調整:オレジナルP) 翻譯:cyataku(不當之處敬請指正) 看著戀愛中的你 * 步伐輕快地走向會合地點 明明只是去談論那件事情 穿上中意的外套 恍恍惚惚心神不定 對因為有點遲到而道歉的他 稍稍壞心眼地說道 「好冷啊 快走吧」 便走向常去的店鋪 將我請你喝的咖啡 一口,吞下的瞬間 你說道「那麼呢」,已經是那件事了嗎? 再多自言自語一點吧…。 無論看上去多麼開心 難過的痛楚依然殘留 在這絕對無法碰觸的距離 我看著戀愛中的你 從窗口看到 柏油路上暗淡消融的殘雪 明明從空中飄下的時候 是那麼的美麗 「下星期,就要約會了。該怎麼辦啊…。」 如此說道的你認真苦惱著的表情如此可愛 我不由得認真地回答了 為什麼呢? 明明那張笑臉一定不是為我綻放 還要不斷苦苦追尋嗎 如此痛苦,卻又無能為力 無論與你靠得多近 心意也不會重疊嗎 我看著有點害羞,又很開心的 戀愛中的你 如此痛苦,卻又無能為力…。 由組合『戀愛中的你是中二病』為您呈現的合作作品。 「恋する」也可用於表示「心愛的」之意。
https://w.atwiki.jp/odyssea_wiki/pages/53.html
https://w.atwiki.jp/83452/pages/204.html
さわ子「あら、そう言えば猫ミミの似合う子が居ないわねぇ」 澪「どういう覚え方ですか!?」 律「とりあえず、私らが直接的な原因で無いことはわかったんだけどさ」 唯「気持ちの整理がつくまでお休みするーってあずにゃんが」 さわ子「ふぅーん…」 紬「はい先生どうぞ」 さわ子「ありがとうむぎちゃん。それであなた達はどうするの?」 澪「とりあえずは梓が話してくるのを待とうかと…」 さわ子「まぁ、妥当ね」 律「さわちゃん、顧問として動かないのかよ?」 さわ子「思春期には良くある突発的な悩みでしょ?私が顔突っ込んだって無駄無駄」 澪(面倒臭いだけじゃないのか…?) さわ子「それに、こういう問題はバンドを組んでいれば偶に起こる事なのよ」 唯「さわちゃん先生もこういう事あったの?」 さわ子「えぇ。音楽性の違いからファッションの対立まで様々あったわ」 律「あー、さわちゃんの変遷を考えれば解る気がする」 さわ子「そのたびにくっついたり離れたりを繰り返して」 澪「むしろ最後まで一緒だったひとが凄いな…」 さわ子「だから良くある事だって、腹を括りなさい」 紬「でも、梓ちゃんはそう言うのとはちょっと違う気がするんですよね」 唯「私もそう思うなー」 澪「確かに。音楽性の違いだったら梓はちゃんと意見を言うだろうし」 律「それに、飛び出したあと泣きながら唯の名前呼んでたのがちょっと気にかかるな…」 さわ子「泣きながら唯ちゃんの名前を呼んでいた…だと…?」 律「急にどうしたのさ、さわちゃん」 さわ子「そうなると話は別になりそうだわ」 澪「あぁ、でも、唯の名前を呼んでたからって唯の事は嫌って無いみたいですよ」 さわ子「何だか良くわからないわね。むぎちゃんもっとお茶とお菓子お願い」 紬「はーい。良い子で待ってて下さいね」 唯「やっぱり私のせいなのかな?」 律「いや、大丈夫だぞ唯。きっと唯の名前が呼びやすかったから唯の名前を呼んでただけだって!!」 さわ子「ん~…でも何かしら唯ちゃんに関係してそうよね?」 澪「例えば?」 さわ子「例えば……やっぱりわからない。あなた達でしっかり解決しなさいね」 律「あぁ!!投げたな!!」 紬「まぁまぁりっちゃん、さわ子先生は私達で解決する事が大事だって言いたいのよ」 さわ子「そうよ。さすがむぎちゃん。今日のお菓子も美味しいわ」 澪「しかしなぁ…検討がつかないと何をして良いのかわからないよ」 律「そうだな。無理やり聞いたって、梓萎縮するかもしれないしな」 唯「やっぱり、あずにゃんに一言謝った方が良いのかな?」 さわ子「それは止めた方が良いんじゃない?」 唯「どうして?」 さわ子「何も解らずに突然謝られたら、馬鹿にされてるって思うかも知れないでしょ?それに…」 律「それに?」 さわ子「それにある一つの可能性だって考えられるもの。ねぇむぎちゃん?」 紬「そうですねさわ子先生」 律「二人とも何を隠しているんだ?」 澪「むぎ、何かわかったのか?」 紬「可能性に過ぎないから、私の中に留めておくわ」 唯「えぇ~むぎちゃん気になるよぉ」 律「言うんだむぎ!!」 紬「内緒です。ね、さわ子先生?」 さわ子「ね、むぎちゃん」 唯「あぁ、二人だけズルいんだ」 澪「そんなに言われると気になって仕方がないよ」 紬「確実だと思ったら教えてあげるから」 唯「絶対だからねむぎちゃん」 さわ子「その前に梓ちゃんにも了承を取らなきゃね」 律「何だよ~もぅ」 紬「さぁさぁ、余ってるお菓子を片づけちゃって下さいな」 唯律「合点承知ノ助!!」 澪「それじゃあ、今日のところはこれで終わりにするか」 唯「ほーい」 律「ほーい」 さわ子「あぁ、美味しいお菓子で生き返ったわ」 紬「今度はケーキにしようと思っているので来れるときに連絡を下さいね、先生」 さわ子「ありがとうむぎちゃーん」 唯律「ケーキ!!やっふー!!」 澪「まったく、私達は軽音部なんだからな…もう」 律「みんなで楽しくがモットー!!」 紬「ふふふ。あ、私図書室に用事があるので、皆さん先に帰ってて下さいね」 唯「りょうかーい」 律「じゃあなむぎ」 澪「また明日」 さわ子「それじゃあ、途中まで一緒に行きましょうか?むぎちゃん」 紬「はい。さわ子先生」 さわ子「しかし、梓ちゃんがねぇ…退部とは大胆なことを」 紬「それだけ梓ちゃんも悩んでいるんですよ。きっと」 さわ子「むぎちゃん一人に任せちゃって大丈夫?やっぱり私も手伝いましょうか?」 紬「大丈夫です。バンド内の事はバンド内でって言ったのは先生ですよ?」 さわ子「そうだけど…」 紬「多分、私が一番適役なんです。梓ちゃんの気持ちを理解出来るのは私だと思いますから」 さわ子「偉いわね」 紬「梓ちゃんに、大事なメンバーに苦しい思いはさせたくないんです」 さわ子「でも、むぎちゃんも無理しないでね?」ナデナデ 紬「はい。ありがとうございます。さわ子先生」 さわ子「それじゃあ、むぎちゃんさようなら。また明日ね」 紬「はい。また明日」 ~図書室~ 紬「さぁて、頑張りましょうか」 ガラガラガラ 紬「こんにちは、失礼します。図書の返却に来ました」 司書「琴吹さんこんにちは。これから本を選んでいく?」 紬「えぇ。そのつもりです」 司書「それじゃあ一時間ほど留守番しておいてもらって良いかしら?」 紬「大丈夫ですよ。じっくり選べるので嬉しいです」 司書「助かるわ。お願いね」 ガラガラガラ 紬「さてと、どこかしら…」 紬「あの奥の机かしら?」 紬「あ、居た居た」 紬「梓ちゃん?待たせちゃってごめんなさいね?」 梓「……」 紬「梓ちゃん?」 梓「……zzz」 紬「梓ちゃん疲れてたのね。可愛いわ」 紬「でも、梓ちゃん起きて下さい梓ちゃん?」ユサユサ 梓「……!!にゃっ!!」 紬「遅くなってごめんなさい。疲れてたのに待たせてしまって」 梓「あ、紬先輩でしたか。ビックリしたぁ…」 紬「ごめんなさいね」 梓「いえ、大丈夫です。それで、何の用ですか?退部の事でお説教ですか?」 紬「そんなに構えなくても大丈夫よ。今日は少し梓ちゃんにお話があって来てもらったの」 梓「はぁ…それで、何でしょうか?」 紬「うーんとね?もし違ってたらごめんなさいなんだけどね」 梓「?」 紬「梓ちゃんが部活を辞めたいって言ったのは、唯ちゃんが関係しているわよね?」 梓「!?何でそれを!?」 紬「とある情報筋からね」 梓「だから何だって言うんですか!!」 紬「落ち着いて、梓ちゃん。私は梓ちゃんの味方だから」 梓「フーッフーッ!!」 紬(本当に猫みたい) 紬「それで、梓ちゃん。単刀直入に言うけど」 紬「梓ちゃん、唯ちゃんの事が好きよね?」 梓「!?」 梓「そ、それは、唯先輩だけではなくて、律先輩だって澪先輩だって紬先輩だって好きですよ!!」 紬「ありがとう、梓ちゃん。だけど、梓ちゃんは唯ちゃんだけは特別よね?」 梓「それは…」 紬「likeじゃなくてloveの方よね?」 梓「だったら、だったらどうだって言うんですか!!気持ち悪いって言うんですか!!」 紬「だから落ち着いて、梓ちゃん。私は梓ちゃんの味方よ?」 紬「梓ちゃんが背中を押して貰えない恋に苦しんでいるんじゃ無いかって思ったの」 梓「……」 紬「こんな思いを持ってる自分を気持ち悪い何て思ったり、もし知られたら嫌われるかもって苦しんでない?」 梓「私は…私は…」 紬「持ってはいけない感情を持ってしまったと悲しんでない?」 梓「…同情はいらないですよ。私の気持ちなんてわからないくせに…」 紬「確かに私は梓ちゃんでは無いから、梓ちゃんの気持ち何て想像するしかないわ」 梓「……」 紬「だけどね?梓ちゃん。私は梓ちゃんの気持ちは理解出来るのよ」 梓「だから同情なんていらないですと…」 紬「同情なんかじゃないわ。私も梓ちゃんと同じ道を通って来たのですもの」 梓「…えっ?」 紬「私も声を大にして言えない恋をしていたの」 梓「紬先輩が…?」 紬「えぇ、そうよ。世間一般では許されない恋で、誰にも言えず苦しかったわ」 梓「先輩…」 紬「何でもっと、普通な人に恋をしなかったのか?普通の恋が出来ない自分は欠陥品じゃないのか?って悩んだわ」 紬「悩んでも、誰にも相談出来ずに苦しくて」 紬「友達に気持ち悪いって罵られるのが怖くてたまらなくて」 紬「自分は何て最低なんだろうって思ったわ」 紬「諦めよう、諦めようとしてもその人への気持ちは大きくなるばかりで」 紬「いっそ、遠くに離れちゃおうって思ったの」 梓「!!」 紬「でも離れることは出来なくて」 紬「もう、見てるだけで、同じ空間に居れるだけで良いってそう思うようになったの」 梓「…先輩はそれで、それで満足出来たんですか?」 紬「その後は内緒♪」 梓「!?」 紬「つまり、私が言いたいことはね」 紬「梓ちゃん、あなたの恋は確かに背中を押されるものではないし」 紬「むしろ、指をさされて避けられるものかもしれない」 紬「だけどね、その思いは正しいものなのよ?」 梓「…正しいもの」 紬「そう。決して人に笑われていいものでもないし、蔑むべきものでもない」 紬「梓ちゃんが唯ちゃんに抱く気持ちは、稀なものかもしれないけれど、ごくごく自然なものよ」 紬「だから自分を気持ち悪いとは思わないで」 紬「自分をおかしいとは思わないで」 紬「あなたは素敵な恋をしているのだから」 梓「…先輩…」グシュ 梓「せんぱぁぁい!!うわぁぁぁん!!」グスグス 紬「凄く悩んだのよね?凄く苦しんだのよね?」 紬「もう大丈夫。私が相談にのってあげるし、話を聞いてあげるわ」 紬「だからこれからのことは一人で考えずに一緒に考えましょう?」ギュム 梓「はい」ギュム 紬「梓ちゃん?」 梓「?」 紬「いいこいいこ」ナデナデ 梓「…うわぁぁぁん!!」 紬「いいこいいこ」ナデナデ 梓「うわぁぁぁぁぁん!!」 梓「…ヒック…ヒック」 紬「落ち着いた?梓ちゃん」 梓「はい…ヒック…ごめんなさい…」 紬「どうして?」 梓「先輩は私の事を助けに来てくれたのに…ヒック…私は酷い態度をとってしまいました」 紬「気にしなくて良いのよ?仕方のない事だもの」 梓「でも、先輩は私を信じて自分の気持ちをさらけ出してくれました」グスグス 梓「先輩はそこまでしてくれたのに私は可愛くない態度で…」 紬「そんなこと気にしちゃいけません!!それよりも梓ちゃん?」 梓「?」 紬「梓ちゃんは軽音部に戻ってくれる?」 梓「……悩んでいます」 紬「うん?」 梓「唯先輩の側にいて唯先輩と一緒に演奏したいですし、一緒にお茶もしたいです」 紬「はい」 梓「だけど、唯先輩の側にいて苦しくなるのが悲しくて」 梓「いつか唯先輩に自分の思いを押し付けて困らせてしまうのが怖いんです」 紬「そうね。私達の恋は決してそれ以外の人に押し付けて良いものではないからね」 梓「でも、外から見てるだけで満足出来るのかも心配なんです」 梓「唯先輩を恋人として欲しくなってしまったらどうしようって」 梓「唯先輩に嫌われるのは嫌なんです…」 紬「唯ちゃんは決して梓ちゃんを嫌うような子では無いけど、怖いわよね」 梓「はい…」 紬「でも、ここから先は梓ちゃん本人が決めないといけないわ」 梓「先輩!?」 紬「もちろん、話も聞くし梓ちゃんを突き放す訳じゃないの」 紬「ただ、私の出来ることはそこまでで、後は梓ちゃんの意志にそって動かなくちゃいけないわ」 梓「…はい」 紬「せっかく梓ちゃんの素敵な恋なんだから、梓が思う通りに進まないと」 梓「わかりました…でも、相談にはのって下さいね」 紬「さっきも言ったとおり、もちろんのらせてもらうわ」 梓「それから…戻れたら軽音部には戻りたいです」 梓「でも、どうなるかは自分でもわからないのでもうちょっと待ってて欲しいです」 紬「わかったわ。何かあったらいつでも言ってね」 梓「はい!!」 紬「ちなみに言うと、唯ちゃんは梓ちゃんのことを待ってるわよ」 梓「ほほ本当ですか!?」 紬「えぇ。だから、いつでも帰ってらっしゃい」 梓「はい、先輩」グスッ 紬「ほらほら泣いちゃダメよ?そうだ、これから美味しいケーキのあるカフェに行きましょう?ね?」 梓「…はい」 紬「そこで唯ちゃんのどこを好きになったのか、いっぱい聞かせてね?」 梓「先輩…はい///」 3
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/2623.html
16ページ目 「まさか」とは思いつつだったが、その「まさか」だった。 「ど、同姓なのかと思ってた……」 「いえ、苓北財閥の苓北恵美ですわよ」 坂口は何に驚いていたかと言うと、苓北恵美の正体に驚いていたのだ。 世界三大財閥。 苓北、セフィウス、クライリーズの三つの財閥の総称である。世界三大などとうたっているだけあって、財閥の主はまさに鶴の一声である。「あーうんこしてぇ」の一言だけでも多大な経済効果を招くのではないだろうか。その勢力はこちらの世界では更に大きく、日銀総裁を身震いさせたとかさせなかったとか。とにかく強大な財閥であり、札束がトイレに落ちててもおかしくないようなほど裕福である。 「こんなところでお目にかかれるとはねぇ~」 「そういう態度は好きじゃありませんの」 ぷい、とそっぽを向く苓北。 「いや、そんなつもりじゃ」 「ふて腐れる苓北お嬢様マジカワユス……」 弁解しようとする坂口を余所にチャラい外見らしからぬ発言をする新屋敷。 彼らは近頃新しく建てられる大型ショッピングモール、“「タイタン」の防衛”について話し合っていた。 “防衛”と言うのは書いて字の如く、Answerのテロ攻撃から防衛することである。 タイタンのオーナー、木津更浩(きづさら ひろし)は政府高官の井原數鷹(いばら かずたか)と高校時代からの仲であり、開店を記念してタイタンに招待していた。 しかしそんなところにAnswerからのテロ予告。木津更は政府上層部に顔が広かったため予告を極秘裏に揉み消してもらったのだ。 井原はその事を知らず、また木津更も井原に伝えようとはしなかった。 ホワイト学院とALEXは急遽タイタンの開店延期を木津更に依頼したが、彼は頑なに延期をしようとしなかった。理由も伝えてくれなかった。 渋々ホワイト学院、ALEXの双方はAnswerを迎え撃つ事に決定。ALEXは井原數鷹の護衛、ホワイト学院はAnswerの襲撃からタイタンを防衛することになった。 更に、苓北恵美はAnswerに狙われているのだ。 目的は軍資金の調達であろう。 彼らAnswerには、“ピースメーカー”と呼ばれる要塞兵器とも兵器要塞とも言えるような脅威の兵器を持っている可能性が高かった。恐らく資金はそれに使われる。坂口はその事について二宮から詳しく話を聞かされた。 「お前の世界では無かっただろうが、ここでは第三次世界大戦が存在した」 1985年11月。ピースメーカーにより出された死者数は全世界の半分ほどだったと言われている。 話は逸れたが、苓北は狙われている身でありながら、敢えてタイタンに出向いてやろうと言ったのだ。捕まったならそれは私の責任だ、と胸を張ったようだ。 しかしわざわざ出向く、という方法もナシではなかった。テロリストをあぶり出せる可能性も十二分にある。ホワイト学院――執行委員会はその意志を受け止めた。 (しかし、芯の強い人だなぁ……) 坂口は心の中で呟いた。 このタイタン防衛戦を機に苓北を狙うテロリストをあぶり出せる絶好の機会を逃す訳にはいかなかった。 反面、失敗すれば最悪の事態となる。ハイリスク・ハイリターンなのだ。 「当然の事だが、超能力も使い時を考える必要があるからな。一般人を巻き込んではならない」 二宮はスクリーンを使わずに話しはじめた。 テロリストがどう出るかはわからないが、そもそも世間に超能力の存在が知れ渡ってはならない。――淵野辺の一件以来、マスコミも嗅ぎ付けはじめている。 「どうやらタイタンの建設中に爆弾が仕掛けられたようですの」 苓北が説明を始める。スクリーンには爆弾と思わしき物体と、三人の男女がピックアップされた。 「この三人はAnswerの主要メンバーですわね。タイタンの襲撃に出向く可能性大ですわ。コードネームは右端からトランクイッロ、マエストーソ、アジタート。このアジタートという赤髪の男が私の命を狙っている大ファンですの」 伸縮可能なタイプの棒で画面をつつく。 「ALEXの方々もお出でになさるようですし、一気に三人纏めて倒せれば良いのですが……」 難しいだろう、と言葉に出すのをやめた。 「とにかく各自準備していてほしい。解散!」 坂口が部屋を出ようとした時、二宮に止められた。会議室には彼ら二人しかいなくなった。 「お前にピースメーカーの話をしたな」 「はい」 二宮はどこを見る訳でもなく、タバコをふかした。火災報知器が近くの天井に設置されていないかチラ見で確認する。 「……ピースメーカーが主役とも言えた第三次世界大戦を終結させたのは誰だと思う?」 坂口は首を傾げた。何が言いたいのかよくわからない。 「……」 ふぅ、と煙を口で吐いてから、ある人物の名前を言った。――坂口慎吾、とはっきり。 「……え?」 「この世界の坂口慎吾さ。何を血迷ったか知らんがな、お前はピースメーカーをぶち壊したそうだ」 「な、何のために……!」 身体を二宮に寄せる。二宮は眉を潜めて「知らん」と一言。 「それはお前が、この先“坂口慎吾”と巡り会えたら聞くべきだ」 「……確かにそうですね」 妙に突っ掛かる何かを無理矢理心の奥底にしまって、会議室をあとにした。 「本日からこの部隊を指揮する山田紫電だ。よろしく!」 山田は気軽にあだ名で読んでほしい、と三人に言った。 「私は西園寺霙(さいおんじ みぞれ)! 回復系の能力を持ってるよ、よろしくね山ちゃん!」 オレンジ色の髪の毛に似合うキュートなポニーテールが印象的な西園寺は、山田と握手を交わした。 「長曽我部勝儀(ちょうそかべ かつぎ)だよ、山田さんよろしく!」 温厚そうな太った男は軽く頭を下げる。 「……平良仁(ひら ひとし)だ。よろしく」 冷静沈着に見える男は、山田の肩を二回叩いた。 みな同年代なだけあって、すぐに馴染めそうだと山田は安心した。 「上層部(うえ)からは言われただろうけど、井原數鷹氏の護衛という仕事が近頃ある。俺達最初の任務だ。井原氏とは現地で会う。それまで準備を怠らないようにな」 三人に呼び掛けると、素直に頷いてくれた。 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/7721.html
175 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/12/26(金) 16 30 22.00 ID DjwfxQn+0 ~もしもアムロ兄さんがとっととベルトーチカと結婚していたら~ アムロ「ただいま~」 ベル「あなたおかえりなさいシローさんとアイナさんが遊びに来てるわよ」 シロー「兄さん久しぶり」 アイナ「お邪魔してます」 アムロ「おお!久しぶりだな新婚生活はどうだ?」 シロー「お陰様で順調だよ」 ロラン「アイナさんがケーキを買ってきてくださったんですよ兄さんの分も取ってあります食べますか?」 アムロ「ああ、ありがたく戴こう」 ロラン「じゃあお茶淹れますね」 ベル「ロラン、後は私がやるからもう寝なさいあなた明日も学校でしょ?」 ロラン「義姉さんすみません、じゃあおやすみなさい」 アムロ「ああおやすみ、・・・しかしシローが結婚して、マイも家を出て、ドモンもレインさんと同棲し始めてなんだか家が広くなったなー」 シロー「兄さんが結婚してみんな安心したのさ、俺だってベル義姉さんが居なかったらアイナと結婚なんて考え無かったと思うよ」 アムロ「しかしマイはちゃんと一人暮らしできてるのか?あいつは仕事馬鹿だからなぁ」 ベル「モニクさんが時々家に来て掃除とか洗濯してくれてるらしいわよ」 アムロ「へえ、マイの奴も隅に置けないなw後は・・・」 セレーネ「あ、シローにアイナちゃんいらっしゃい、ケーキあるじゃない!ベル義姉さんあたしもお茶ちょうだい」 アムロ「・・・こいつだけか」 シロー「と、なるわけだよ兄さん、兄さんが結婚すれば皆幸せに」 アムロ「その展開でもセレーネは・・・orz つかシローおまっ仮の話とはいえ俺の相手をベルトーチカに確定して話すのは各方面に気を使った配慮をお願いしますだよ!」
https://w.atwiki.jp/yokkun/pages/559.html
回転している球の衝突2 回転している球の衝突に続く別条件による問題。同一の回転をしている2球の対称な正面衝突。 【問題】 ともに質量がで,角速度で鉛直軸まわりに回転している一様な2球が,なめらかな水平面上で左右から同じ速さですべってきて正面衝突をした。衝突方向の相対速さは保存されるが,衝突時の垂直抗力をに比例するの動摩擦力を及ぼし合うとする。衝突後の運動を導出せよ。 【解答】回転している球の衝突2 Algodooシーンのダウンロード
https://w.atwiki.jp/avaterheroes/pages/783.html
@
https://w.atwiki.jp/odyssea/pages/64.html
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/2638.html
31ページ目 ホワイト学院の会議室。坂口らもAnswerの襲撃にあったものの、無事にここへ行くことができた。 予期せぬ出来事ではあったが、委員長を助けなくてはならず、こういう場合は臨機応変に対応してくれ、とだけ坂口は二宮に言われた。 会議室は随分とーーその台詞と会議室の造りにはなんの関連性もないがーー二宮の言い回しのようにさっぱりとした雰囲気だった。要は殺風景である。 長テーブルが二個置かれた程度の小さめの部屋に神崎、ジェミニ、新屋敷、向学、二川、ジョディー、二宮がいた。 「知っての通り、委員長は今なおAnswerに監禁されているわ。ただ居場所が掴めなかったもんだから、彼女を救うに救えない状態だった」 坂口らがやって来たときには、既にジョディーが大きめのスクリーンの前で話を始めていた。スクリーンには北海道とオホーツク海の地図が写っている。 「でももう大丈夫。委員長の居場所を突き止めたわ」 「いや~まさか俺の発信器が役に立つなんてねぇ……♪」 新屋敷が鼻を鳴らす。 どうやら彼がストーキング目的で委員長に取り付けた発信器が意外な活躍をしたらしく、発信器の位置情報の特定によって場所を割り出せたとか。 「警察に通報してやりたいところだけど、今回ばかりはあなたのお陰ね、Mr.新屋敷」 ジョディーが複雑そうに笑いながら言った。 「委員長はオホーツク海の海上基地に居ると思われるわ。この海上基地もつい最近建てられたようで、Answerのものである可能性が高い」 「ここからそこまでの空間移動は出来るか? ジョディー」 二宮が訊いた。 「座標は割り出してあるから、あとは身体がもてばね」 ジョディーの空間移動能力は、移動させる人数かが多ければ多いほど、距離があればあるほど身体に負担がかかる。坂口をこの世界へと連れ出したのは他でもないジョディーの能力だが、並行世界にリンクさせようとすると更に負担がかかってしまう。 なるほど、とだけ二宮は言った。 「今回は委員長の救出を最優先に動いてほしい。ただ、どうしても片付けなくてはならないモノがこの海上基地から見つかった」 「片付けなくてはならないモノ?」 神崎が訊き返す。 「TRA-59392……通称グングニル」 坂口は、自分以外の全員の目の色が変わったことを悟った。ーーでも、どうして? 「その、グングニルって何ですか? 俺の住んでる世界では聞いたことがありません」 「うーん、簡単に言うと現代の核兵器ね。 核爆発をビームのように圧縮して、指定した場所に攻撃する。ビームは複数に分散させることも出来るから、一回の攻撃で同時に色々な所に被害を与えることが出来てしまうの」 ジョディーはスクリーンにグングニルをとらえた衛星写真のいくつかを出した。 「そんなイカれた兵器、どうやってあいつらが?」 「思うに、ついこの前、米軍の海上プラントが沈没して騒ぎになったでしょう? あれがAnswerの仕業で、その時に奪っていったのよ。Mr.坂口がこの世界の歴史をどこまで把握したかはわからないけど、グングニルは第三次世界大戦で用いられた狂気の殺戮兵器として歴史に名を残すことになってしまった。戦勝国の代表としてアメリカが引き取ることになった。で、それを知っていた連中がとうとう動きだした。この時期に不自然な沈没事件が起こったとなると、そう考えるのが、……えーっと、その、appropriateだと思うの」 「……妥当、ですね?」 「そう! それ! 妥当!」 確かに筋は通っている、と坂口は感じた。 写真を見る限りはかなり大きなもののようで、沈没した時期と照らしあわせるとオホーツク海まで運ぶのは無理にも思えたが、Answerにも空間系の能力をもった者がいると考えればおかしな話ではなくなる。 「私と翔梧、Mr.坂口、Mr.jeminni、Ms.神崎、Ms.信条は委員長の救出へ。Mr.向学とMr.新屋敷、それに二川さんはここでAnswerからの襲撃があったら対処すること!」 「え、なんで私だけさん付け? オカマだから!? オカマだからMr.なのかMs.なのか判断のしようがかったの!?」 二川が動揺していたが、とにもかくにも救出作戦開始である。 物語はここで終わっている・・・ トップへ