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恋愛シミュレーションツクール2 【れんあいしみゅれーしょんつくーるつー】 ジャンル テキストゲームコンストラクションソフト 対応機種 Windows 95~Vista 発売元 エンターブレイン 開発元 エムビーアイ 発売日 2001年12月5日 定価 10,290円(税込) 判定 なし ポイント システムは正統進化だが退化部分も多し男キャラにもモンタージュを追加男性強化の弊害か女性キャラはパーツ減少ポージング幅の減少、体型をいじれないなど厳しい面も前作を持っていればそこまで必要なし ツクールシリーズリンク 恋愛シミュレーションツクール2 概要 評価点 問題点 総評 余談 概要 『2D格闘ツクール2nd.』と同時発売した、ツクール派生作品の生き残り組。『恋愛シミュレーションツクール』の続編で、前作のブラッシュアップ版。 本作は、前作において携わっていたミンクが製作から離脱している。それ以外の開発はほぼ同じであり、前作の体験者であればそこまで差異なく使える。 キャラクター素材は一新され、絵柄も前作とは変更され、上記のパッケージに書かれている絵柄がそのままゲームでも使用されている。 本作は、前作での欠点の見直しに着手しつつ、作れるゲームの幅を拡大。 特に前作ではやや工夫が必要だった「マップ移動要素」「プレイヤーの能力強化要素」といったゲームシステムが、デフォルトとしてより作りやすくなっている。 公式では「カードゲーム」も作れると豪語しており、実際サンプルゲームにもそのお手本となるゲームが収録された。 そういったブラッシュアップが多い反面、劣化点も存在、同時に変わり映えが他のツクールシリーズと比べて薄く、「前作で十分」と言われてしまう原因となった。 評価点 背景がイラスト化した キャラクターと合わせた時の違和感も減少し、より恋愛シミュレーションらしい空気を出せるようになった。 ゲーム性をより取り込んだゲームがより作りやすくなった。 良くも悪くもテキストアドベンチャーは「読むだけ」「選択肢を選ぶだけ」という感が強いが、本ツールは先に記した能力を強化するゲームなどゲーム性を取り込んだ内容が作りやすい。 インターフェースがさらに取っ付き易くなった 特にキャラクターのモンタージュ製作は前作よりもシンプル化し、わかりやすくなった。 この点に関しては後述するパーツの減少が原因とも言えなくもない。 キャラクター素材が優秀 変に癖のある絵柄でもなく、かといって古過ぎるということもなく、安定感のある絵柄なので男女ともにキャラが扱いやすい。 ちなみにキャラクター設定においては前作で出来なかった肌の色設定が可能になった。夏だけ「肌が焼けました」ということも不可能ではない。 男性キャラの強化 前作ではグラフィック固定だった男性キャラが、本作ではモンタージュ出来るようになった。ただしバリエーションは女性と比べて目に見えて少なめ。 ちなみに相変わらず使い所に困るが、男性声優のボイスも追加された。 問題点 モンタージュ素材の減少 男性キャラ増加の弊害からか、本作ではキャラのパーツの多くが削減され、やや窮屈さを感じる部分がある。 絵柄上の問題か、男性キャラは好青年、肝心の女性はやや幼い感じのキャラになりがちで、男性は年下系、女性は年上系が作りづらい。 特に、物語の演出に必要であろう「泣き顔」の削除は多くのツクラーからダメ出しされていた。 なお、男性キャラはモンタージュ出来るようにこそなったが、女性キャラがメインなため相変わらず数が少なく、個性を出しづらい。 恐らくこれは、恋愛シミュレーションゲームにおける「主人公の友人を作る」ことを前提としたためであろう。よって乙女ゲーは依然としてまともには作れない。 これとは無関係だが、背景が手描きになった反面、素材数は大きく減少。さらに基本学園モノの素材に偏っているなどの問題もある。 変わり映えが薄い 色々強化されているが微々たるもの。このゲームを買う時に考察するべきは「前作と比較して絵柄が好みかどうか」とまで言われるほど。 先も述べた通り、確実に前作よりはパワーアップしているため、非所持者であれば『2』がオススメだが、『無印』を所持しているのであれば乗り換える必要性に乏しい。 文章演出が貧相 前作とは違い文字の大きさの演出は出来るようになったが、『RPGツクール2000』で出来た「文章スピードの変更」「強制文字送り」などは一切出来ず、文章スピードは固定。 相変わらずボイスの使い所がなく、予算の無駄遣い感がある しかもこのボイス、選択する際にどれがどの声を判別(テスト)する機能がなく、かなり不便。そういう意味でも必要性に乏しい要素。 男性キャラに至っては3人分しかなく、さらに使い所に悩む。 総評 恐らく前作の好評のため作られたのだろうが、本作で作られたゲームは前作よりも少ない。 取っ付き易いことは確かなのだが、今度は続編としての変わり映えが薄く、例えるなら『RPGツクール2000』→『RPGツクール2003』に似た関係と言える。 そのため、本作の存在価値は「初めてシリーズを購入する」人物に限られてしまい、前作の利用者は「変わり映えの薄さからソフトを乗り換えない」など、話題性に欠けるという評価が目立つ。 『2D格闘ツクール2nd.』はかなり人気の作品となり、10年以上に渡り使い続けられているのに対し、こちらは存在すら忘れられているレベルである。 素材の用意のために約10,000円は流石に高すぎるうえ、前作と変化点が薄いと聞かされれば、フリーソフトで十分と思えてしまうからである。 本作の良さは、やはり各種素材の用意しやすさに限る。しかしその点がこの値段と釣り合うかと言われれば、答えはNOである。 余談 『2』の声優は当時としては新人か若手というレベルだが、現在大活躍している「釘宮理恵」「長谷優里奈(当時は落合祐里香。2014年より声優活動を休止中)」などが参加している。「千葉一伸」など有名所も地味に混ざっている。 先の『恋愛シミュレーションツクール』を含め、本作を利用した有名なゲームは特に存在しない。 コンテストパークで紹介されるレベルのものはあるが、それらの中で現在でも語り継がれるほどの内容はない。 作りやすさで言えば相変わらずツクールの中では上位なのだが、そのためか同時発売の『格ツク2nd.』と比較すると現在はまったくと言ってよいほど利用されていない。 現在でも利用するために工夫がなされてきた『格ツク2nd.』とは違い、現在では環境的に使用することが厳しいソフトである。 公式では他のツクールと同じく動作が一切保証されておらず、それらを解消するための施策も練られていない。 同じジャンルで優秀なフリーソフトもあることから、続編も他と比べると望む声は少ない。 同系統の商業ツールも他社から発売されたが評価は芳しくなく、その後も続かず。 現代において、モンタージュ程度では需要を満たせないのだろう。 『恋愛シミュレーションツクール2』を最後に『サウンドノベルツクール』の系譜は長らく途絶えていたが、2017年にiOS/Androidアプリで『ラノゲツクール』『ラノゲツクールF』、PCで『ラノゲツクールMV』が配信・発売されて復活を果たしている。
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 SANKYO FEVER 実機シミュレーション タイトル SANKYO FEVER 実機シミュレーション サンキョーフィーバー 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00264 ジャンル テーブルゲーム(パチンコ) 発売元 ティー・イー・エヌ研究所 発売日 1996-3-8 価格 6800円(税別) サンキョーフィーバー 関連 Console Game SFC SANKYO Fever ! フィーバー ! 本家 SANKYO FEVER 実機シミュレーション 本家 SANKYO FEVER 実機シミュレーション 2 本家 SANKYO FEVER 実機シミュレーション 3 PS SANKYO FEVER 実機シミュレーション SANKYO FEVER ダウンタウン劇場 SANKYO FEVER 実機シミュレーション Vol.2 SANKYO FEVER 実機シミュレーション Vol.3 FEVER SANKYO 公式パチンコシミュレーション FEVER 2 SANKYO 公式パチンコシミュレーション FEVER 3 SANKYO 公式パチンコシミュレーション FEVER 4 SANKYO 公式パチンコシミュレーション FEVER 5 SANKYO 公式パチンコシミュレーション SS SANKYO FEVER 実機シミュレーションS SANKYO FEVER 実機シミュレーションS Vol.2 SANKYO FEVER 実機シミュレーションS Vol.3 Handheld Game WS FEVER SANKYO 公式パチンコシミュレーション 駿河屋で購入 プレイステーション
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783 通常の名無しさんの3倍2016/09/24(土) 17 44 45.25 ID /S3157lw0 名瀬「ガルパン・ビルドファイターズってあるだろ?」 オルガ「あー、ありますね。シノが騒いでました」 名瀬「で、そこに出てくる『帝和授教院』だけどさ」 オルガ「たしか『ザフトマリア女学院』のガズウートのミサイル弾幕相手にモビルワーカーでサーカス機動やらかしたとこでしたっけ」 名瀬「あれのモデルウチだわ」 オルガ「」 784 通常の名無しさんの3倍2016/09/24(土) 20 03 08.39 ID pw8ighPl0 783 帝和授=テイワズつーことは、ザフトマリアってまさかルナマリアが特徴な射撃の腕が呪いレベルなアホ毛さんのことですか? アムロ「名瀬……いつかは越えなきゃいけないハーレム 僕はあの人に勝ちたいけど…俺は、僕は、私は……」 キラ「ちなみにガルパンのパンはパンツァーの略で戦車という意味だそうです」 ウッソ「僕としてはタービンズの女性の方々と合コンがしたいです」 カミーユ「それなら俺も。そしてイケるとこまでイキたいし」 三日月(確かタービンズのメンバーって……まいっか 重要なこと言わなきゃいけない気がしたけどなんだっけか忘れたし) 785 通常の名無しさんの3倍2016/09/24(土) 23 31 26.70 ID UY+RWBTD0 キャプテン「タービンズ女性メンバーとの合コンをシミュレーションしてみた。」 キラとカミーユの場合 適当にあしらわれたうえに、話題を全部ウッソに持っていかれるので特に面白いこともなく終わる。 ウッソの場合 「こども」としてお姉様方からチヤホヤされる。ただし恋愛感情はなし。ウッソが人妻属性に覚醒する!? キャプテン「ちなみに、キラの合コン参加がラクス嬢にバレた場合、ラクス嬢が静かに涙を流しキラが謝る確率は98.2%、2人の絆はプライスレス」 カミーユ「じゃァ、俺の場合はどうなるんだ、キャプテン?」 キャプテン「Σ(何かやばいものを見たらしい)・・あ、ああああ、あぁ、窓に!窓に!ウワァァァァァァァァ!!」 786 通常の名無しさんの3倍2016/09/25(日) 00 47 20.82 ID dGc59MZP0 785 キラ「待ってよ!僕は 784で合コンに参加したいなんて言ってないから!ラクス以外興味無いのに止めてよね!」 キャプテン「ちなみにシャクティから何かヤバい電波が発せられる確率は120%を超えると予想される」 790 通常の名無しさんの3倍2016/09/25(日) 06 00 27.45 ID IOqDXxUF0 786 アムロ「それじゃ仕方ないな。なら俺が参加するしかないか」 イオ「いやいや、それなら俺も参加するしかねぇからな」 カミーユ「いやここは俺も」 コウ「じゃあ俺は久々にガンプラでも」 イオ「人数合わせにちょいと付き合えよ。シローとドモンはいないし」 アムロ「これも立派な社会勉強だと思えばいい。興味無くとも付き合いは大切だ キラにも似たような理由で付き合ってもらうからな。エスコートの仕方を学ぶにはちょうどいい」 ウッソ「人妻属性もいいかも……年上のお姉さんでルペシノさん以外なら大体良いですよ 巨乳ならなおさらです」
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小沢「VBシュミレーション、開始!」 【名前】 シミュレーション用トータスロード 【読み方】 しみゅれーしょんようとーたすろーど 【登場作品】 仮面ライダーアギト 【登場話】 第22話「運命の対決」 【分類】 訓練用アンノウン? 【モチーフ】 トータスロード テストゥード・オケアヌス 【詳細】 G3-Xのシミュレーション戦闘の標的として作られたホログラフのアンノウン。 外見はテストゥード・オケアヌスと同型だが、体色は黒一色となっている。 【余談】 児童向けの絵本などでは「訓練用怪人」と表記されている。
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【TOP】【←prev】【NINTENDO64】【next→】 雀豪シミュレーション 麻雀道 64 タイトル 雀豪シミュレーション 麻雀道 64 機種 ニンテンドウ64 型番 NUS-P-NMAJ ジャンル テーブルゲーム(麻雀) 発売元 ビデオシステム 発売日 1997-7-25 価格 6800円(税別) 駿河屋で購入 ニンテンドウ64
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現在の光熱費(電気代及びコンロ、給湯器に関わる燃費)を計算するとともに、調理・給湯を電化とした場合のシミュレーションができます。どうぞご利用下さい。 <注意事項> 必ずお読み下さい。 ※ ガス・灯油による暖房機(床暖房・ファンヒーター)をお使いの料金及び使用量は考慮しておりません。ご注意下さい。 ■お客さまの家族人数等を入力してください ・家族人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 ■お客さまのご使用設備について入力してください ・給湯設備 ガス 灯油 電気 ・調理設備 ガス 電気 ■お客さまの電力契約について入力してください ・電力契約種別 電灯 電化deナイト =【季時別電灯】 よかナイト10 =【時間帯別電灯[10時間型]】 時間帯別電灯[8時間型] 電灯+深夜電灯 ■エコキュートで試算を行なう? はい いいえ E-mail sys1874@ezweb.ne.jp
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陽「放射線取扱施設を運営するうえで重要なのは下のふたつや。」 ①外部被ばく防護のために空間線量率を測定する ②内部被ばく防止のために水や空気、施設内の汚染状況を確認する 密封線源施設 非密封線源施設
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机上シミュが中心 メモ書きも多いよ! 速射スキルについて 双剣真鬼人化のコンボ考察
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アクアノートの休日 アジト3 あいどるプロモーション~すずきゆみえ~ ヴァンピール 吸血鬼伝説 SDガンダム GGENERATION-F オウバードフォース オウバードフォースアフター カルネージハート ガンホーブリゲイド ギレンの野望~ジオンの系譜~ キャプテン・ラヴ クリック・メディック ゲームソフトをつくろう 高機動幻想 ガンパレード・マーチ 個人教授 ザ・ゲームメーカー 売れ売れ100万本げっとだぜ! ザ・ビストロ That s QT シヴィザード シヴィライゼーションⅡ シムシティ2000 新・戦闘国家グローバルフォース 蒼天の白き神の座 ~GREAT PEAK~ 大航海時代Ⅱ 小さな王国エルトリア チャルメラ テーマ アクアリウム テーマ ホスピタル DEVICEREIGN TOYS DREAM トゥルー・ラブストーリー ときめきメモリアル2 どっちも・メチャメチャ・ドッチメチャ! DRAGON SEEDS~最終進化形態~ ネオアトラス ネクタリス パイロットになろう! パネキット パロウォーズ 秘密結社Q 漂流記 ファイヤーウーマン纏組 ファミレスへようこそ! フィッシュアイズ フィッシュアイズ2 プリズムコート BOXER S ROAD 星の丘学園物語 学園祭 マイガーデン メリーメント・キャリング・キャラバン 免許をとろう ロード オブ モンスターズ ワールド・ネバーランド ~プルト共和国物語~
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シミュレーションRPGツクール 【しみゅれーしょんあーるぴーじーつくーる】 ジャンル ツクールシリーズ(SRPG製作ソフト) 対応機種 プレイステーションセガサターン 発売元 アスキー 開発元 ペガサスジャパン 発売日 1998年9月17日 定価 5,800円 判定 クソゲー ポイント 素材と題材は非常に良質題材ジャンルに対する研究不足が目立つメモカ全使用で容量SFC並み異常に作りづらいイベント思考ゴミな敵AI痒いところに全然手が届かないサンプルゲームもクソゲー ツクールシリーズリンク 概要 問題点 エディット面 戦闘面 サンプルゲーム 評価点 総評 その他 ~ 見知らぬ世界の物語 ~ 概要 『RPGツクール』に代表される、手軽なゲーム作成ツール『ツクールシリーズ』の1作。PS版とSS版が同時に発売された。 その名の通りシミュレーションRPGを作ることを目的としたものであり、1ターンごとにマップ上のキャラをコマンドで移動させ、攻撃させるというものになっている。 シミュレーションRPGというジャンルが非常に知名度をあげてきた頃の1作であり、期待値は高い作品であった。 だが、制作はツクールシリーズでお馴染みの空想科学ではなく、シリーズでは新規参入のペガサスジャパンであった。 同社は、シミュレーションRPG『グレイストン・サーガ』シリーズを制作しており、経験や実績はある程度存在した。 が、いざ作らせてみたら、ツクールの中身は問題だらけになってしまった。 問題点 エディット面 セーブデータの容量は大きい(*1)くせに、作成できるイベント容量はSFCソフトの『RPGツクール1』並み。 しかも、1マップごとの限界容量や設定できるイベント数も制限が厳しい。 『RPGツクール3』のようにメモリーカードを複数枚用いる事も出来ない。 キャラ、マップ、アイテムなどのシステムデータ関連は、作れる枠が多めに用意されているのだが、イベント容量がこれではゲーム中に出し切る事もできまい。 また、ゲームデータのロード時間も非常に長い。 どうした事か、エディットモードにコピー・ペースト機能が存在しない。イベントが作りづらい大きな理由の一つ。家庭用ツクールではSFC時代から毎回あるのだが…。 制作会社が違うためノウハウがないから、なのだが主導しているのは同じなのだからそういった発想は生まれなかったのか。 一度作ったイベントの「開始条件」だけは、なぜか変更できない。変更したければそのイベント自体を削除して一から作り直す必要がある。コピペ効かないのに。 イベントで作れる事があまりにも限定されすぎている。 HPが0になったキャラは死亡し、復活はできない。そしてこの仕様は変更できない。おかげで会話シーンを設定する時、いちいち気を遣わなければならない(*2)。 敵・味方とも、面の途中で増援を出す事はできない。特定の仲間を強制出撃させる事も、退場させる事もできない(特定の敵を撤退させる事ならできる)。 「敵キャラを説得して仲間にするイベント」は作れるのだが、仲間にしたキャラはその面では使用できない。 「最初から出撃している初登場の味方キャラ」も設定できないので、「主人公達とは別に戦っていた人物と偶然出会って共闘する」というイベントも作れない。仲間が加入するシチュエーションは「敵を説得して仲間にする」「マップクリア時に加わる」以外に作りようがない。 一度加わった仲間は外す事ができないので、別れのイベントも作れない。強制的に戦死させることも不可能。 マップに登場できるキャラは「プレイヤー操作の味方」と「敵」のみで、NPCの味方ユニットや第三勢力を出す事は出来ない。 村人のような「敵にも仲間にもならないイベント用キャラ」を出したいなら、敵ユニットとしてマップに配置し、イベントが終わり次第撤退する扱いにすれば擬似的には再現できる。しかし敵ユニットには全て「ENEMY」と小さく表示されているため、どうしても違和感が出てしまう。 ユニットを自動的に動かすイベントも作れない。 このように、出来ることがあまりにも少ないため、ガイドブックのイベント例も「画面を暗転させることで何かをしているように見せる」といった苦し紛れなイベントばかり載っている。 マップ製作に関しては、明らかにマップチップのパターンが足りていない。 チップ1つの大きさは『RPGツクール1』同様で、大きな単位でしか配置できない。パターンが足りない割に同じチップで埋めるなどの水増しも行っている。 城や洞窟などのマップチップには内部の分しかないため、屋内と屋外を合わせたマップは製作できない。洞窟はまだ何とかなるが、城は無理。 一部のBGMが変更不可能。 ユニット編成画面、ステージクリア、エンディングのBGMは固定であり、変更ができない。エディットモードの不自由さと比べれば些細なことではあるが、それにしても制約が多すぎである。 戦闘面 戦闘システムは『オウガバトルサーガ』のように、1~4人で1ユニットを形成するというもので、ユニットのリーダーを倒せばそのユニット自体を全滅させられるのだが、戦闘はオートで行われるため、ユニット内の誰を攻撃するかは指定できない。 故に経験値目当てにユニット内のザコから潰すか、ユニット自体を減らすためにリーダーだけ狙うかといった作戦は立てようがない。 更に「移動してからの説得」は行えない。そのため敵に隣接して次ターンで説得するか、敵の方から隣接してもらうかする必要があり、1ターンはその敵の攻撃に耐えなければならない。前述の通り攻撃は完全にオートなので、反撃で倒してしまう事もあり得る。 敵のマップ上での思考ルーチンもどうしようもなくクソで、手近な敵をただ攻撃するだけ。 回復魔法は同じユニット内のキャラにしか使用できない。このため1キャラ1ユニットにして役割分担させることもできない。 シミュレーションRPGでありながら、戦略の立てようがない戦闘システムは致命的。本作最大の問題点と言っても過言ではない。 武器の射程を設定出来ない。 攻撃は全てにおいて射程1。広いマップが作れるのとは対照的に惜しい話である。無論マップ兵器も作れない。 ユニット同士の戦闘中に「ユニット内の後列から攻撃できる」「敵ユニット内の全員を攻撃できる」という設定にならできるが、マップ上では隣接した敵ユニットにしかそもそも攻撃を仕掛けられない。 つまりこのゲームで想定されている弓兵は、弓で後列から攻撃する『伝説のオウガバトル』のアマゾネスのような存在と言える。 レベルアップ時にHPと防御力は同数ずつ上昇する仕様であるため、バランス取りが非常に難しい。 当然上昇を考慮して初期の値を弱くすれば良いというものでもない。これに限らず当時のツクールは初期値がそのまま上がり幅となる大雑把な設定なので余計に苦しい。 無意味なパラメータが複数存在する。 「運の良さ」のパラメータは、戦闘にはまったく影響せず、イベント発生条件にしか利用できない…のだが、実は「技」のパラメータも同じである。なぜそんなパラメータを2種類も用意するのか? しかも説明書には運の方しかそう説明されていない。 各キャラには「サイズ」の概念があり、攻略本には「サイズ補正」なる設定が載っているが、実際は働いていない。 そのため「サイズの大きいキャラほどユニット編成が制限される」という程度の効果しかない。「大きいほど損」というだけ。 地形効果パーセンテージも詳しい説明がないので、何を意味しているのか不明である。 サンプルゲーム 『ミンスター』というサンプルゲームが収録されているが、これもクソゲー。 人間と魔族の関係など、非常に詳細な設定が冒頭で語られる。更に前半は長い会話が多く様々な情報が提示され、壮大な物語を予感させるがそれで容量を使い果たしたらしく最後は露骨に尻すぼみに。 全10面しかないのに、8面と9面はイベント一切なしの、ただの通過面。 ラスボスを倒した途端、会話も何もなく突然スタッフロールに移行する。そして終了。 BGMのチョイスもおかしく、シリアスなストーリーの割にゆったりした平和な曲ばかり使われている。 ゲーム中盤から最終面までプレイヤーフェイズは何故かこの平和なBGMしか使われていない。曲自体のクオリティは高いのだが、いかんせん単調。 ゲームバランスも悪い。 マップはだだっ広いのに、殆どの味方の移動力は2か3。 これが特に響くのが7面。ゴールのマスに味方を送り込まないとクリアにならないのだが、泣きたくなるほど遠くにある。飛行ユニットを使えばショートカットできるが、飛行ユニットは全員移動力がたったの2であるためあまり状況は変わらない。 ザコ敵は最初から強く、店は4面にならないと出てこない。 3面クリア後に仲間が増えるまでは、魔法使いの女1人ぐらいしか戦力になるキャラがいない。「なんでそんなに剣の腕が立つんだ?」と言われる仲間もいるが、他のメンツと大差ない。 一応、最初の2面は敵を倒さず逃げてもクリアできるのだが…。 1面の敵は、名前の無いモブ兵士1人だというのにとんでもなく強い。勝てるかどうかはほぼ運である。しかし逃げようにも、こちらは移動力が低いので、すぐ追い付かれる。しかもここで経験値を得ておかないと、3面をとても突破できない。運任せに戦った方がマシである。 2面の敵は、やはり名前の無いモブ山賊なのだが、3ユニットもいるのでとても戦っていられない。こちらはアイテム回収と撤退を両立させやすいのが救いか。 そして3面は敵を全滅させなければならない。他のメンバーを壁にして魔法をちまちま当てるぐらいしかないだろう。とはいえこの頼みの魔法も、命中率は低いのだが…。 ここまでは、アイテムも数えるほどしか入手できない。この面では新魔法を拾えるのだが、使えるのは前述の魔法使いの女だけ(つまり一番強い1人が更にちょっと強くなるだけ)で、自軍全体の戦力はあまり変わらない。しかも、この新魔法もやっぱり命中率が低い。 しかも余計な事に初期の仲間6人のうち3人は、1人でも死んだ途端ゲームオーバーになる仕様である。更に後に仲間になる主要キャラ2人も死亡=ゲームオーバー仕様。 そのくせラスボスが凄まじく弱い。HPはザコ以下で、他のパラメータは全て0である。しかもなぜか1人で1ユニットなので瞬殺可能。まるでネタである。 この最終面にはザコも数えるほどしかいない。一応ボスクラスの強さを持つ敵も配置されているが、何故か初期位置から一歩も動かないので存在しないも同然。ザコ2体を倒した時点でクリア確定である。 一応補足しておくと、ラスボスは悪政を敷く宰相であり、自身に戦闘力がなくても不思議ではない。シチュエーションとしては「強い護衛やモンスターを退け、悪の元凶を討ち取って戦いを終わらせろ」というものだが、だったら護衛やザコを前面に押し出せばよかったのではないか。 ちなみに名前は「宰相」。個人名は出てこない。確かに肩書きが名前になっているラスボスはいなくもない(*3)が、ジョブ名=名前でそれ以上でもそれ以下でもないラスボスをシミュレーションRPGでやるのは、なんとも味気ない印象を与える。 冒頭で長々と喋っていた3人の仲間は、その後一切イベントに登場しない。 その後も台詞のある面々は死亡したらゲームオーバーなのに対し、この3人は死亡してもペナルティがないため。つまり結局は前述のようにツクール自体の仕様の問題である。 「親父さん」と呼ばれている味方キャラの戦闘時のグラフィックが、なぜか「お祈りしている女」。会話画面の顔グラフィックは髭面なのに。 性能的には回復魔法を使えるのだが、入手できるのは4面であり、それまではほぼ戦力外…どころかいるだけキャラ。 しかもその4面では仲間も増えており、回復魔法なんてなくてもどうにかなるようになっている。 本作の仕様と容量から、このようにしか作りようがなかった…とも思えるが、移動力の足りなさと「親父さん」の役立たずぶりはフォローのしようがない。 なお味方ユニットの中では個人名も台詞もない「魔族の兵士3人」がやたらと強い。彼らをユニット内の前列に出し、初期からのメンバーを後列に配置すれば、ほぼ負けなしとなる。問題は彼らが加わるのが4面なので、地獄の3面を突破できるかどうかなのだが…。 余談だが、イベントガイドブックに載っているサンプルゲームは、小さめのマップに移動力の高い味方ユニット、豊富に用意されたイベント、と本作のサンプルとは正反対の作りになっている。 評価点 BGM、グラフィック、エフェクト素材のクオリティは高い。顔グラフィックは自作することも可能。 戦闘時のキャラクターのアクションも、頭上で槍を回転させる騎馬兵や顔が巨大化するゴーストなど、個性的なものも多い。 しかし各キャラのアクションは1つずつしか用意されていないため、「装備した武器によってグラフィックが変わる」という演出はできない。 特にBGMの評価は高い。これに関しては単純な曲の良さ以上に、ちゃんとほぼシミュレーションRPGに見合った内容のものが揃えられている。 戦闘用のデフォルトBGMであるNo.30は特に人気も高め。 PS版とSS版では、収録BGMや音調に若干違いがある。開発者の技術的問題などからSS版のほうが音質が良いことがあるのだが、本作においてはSS版のほうが音楽が安っぽい。どちらも性能は近いのだが、PSの方が高サンプリングレートの波形を扱えるのでおかしなことではない。 ちなみにBGMの半数を手掛けたのは畑亜貴氏。氏が楽曲担当した『ライトクルセイダー』からBGMが一曲流用されている。 クラスチェンジに関しては様々なパターンを製作できる。途中で分岐したり、特定のアイテムを使わないとなれない職業も設定可能。 戦闘画面やシステムの発想自体はそんなに悪くない。 4人1組という性質上、戦闘のテンポもよくなるように考慮されているため、1人編成だけ同士の戦いがむしろ味気なくなる。 『RPGツクール4』などと違って、前述の「サイズ補正」「地形効果」以外にバグは無い。 言い換えればほぼ仕様通りに完成しているのにクソという事なのだが…。 総評 ろくなゲームがツクーレナイ…というかツクーリヨーガナイ。 BGMのクオリティは高いので、安値で売っているのを見たら音楽鑑賞用ソフトとして買うのがいいかもしれない。 あるいは物語性を廃して、いかに突っ込んでくる敵を倒すかという無双ゲームとして割り切れば、ゲームとしては一応成立はする。 それが本作の看板に見合っているかどうかは別であるが…。 否定以外しようのない内容であるが、発想やシステムなどは決して悪いものではなかった。特に素材は他のツクールと比較してもかなり良質な方である。 つまり、もっと練りこめば良い制作ツールになったであろうことが見えるソフトというわけで、本当に勿体無い1作だった。 こういうところは『RPGツクール4』に似ており、ノウハウのない会社に任せたが故の悲劇であると言えよう。 その他 本作のサンプルゲームに登場する回復魔法は「キュアライト」という名前だが、これは『RPGツクール1』のサンプルゲーム『フェイト』に登場する回復魔法と同名である。意識したのかどうかは不明。 本作は96年から開発されていたが、度重なる発売延期により、本家である『RPGツクール3』の発売から1年弱経過してからの発売となった。それだけに発売を待ちわびていたツクールファンからの期待度は高かったが、「発売されない方がよかった」と言わざるを得ない出来にガッカリする結果となってしまった。 出来が酷かったからなのか、あるいは『ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記』の裁判の影響もあってか、改訂版がリリースされることはなかった。 ちなみに『シミュレーションRPGツクール』という名義のソフトは、これに若干先んじて発売されたPC版『シミュレーションRPGツクール95』もあるが、そちらは本作のような問題点はほとんどなく、シンプル・拡張性に欠けた作りでありながらも工夫次第で独創的なゲームも作る事が出来た。いくつもの名作が生み出された優秀なツールである。