約 19,729 件
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/736.html
深紅の提督 ドレーク Level 攻撃力 防御力 1 387 287 150 5102 5112 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/75.html
提督×足柄の続き 潮風と窓から差し込む陽光が艦娘の頬をくすぐる。 うすぼんやりと覚醒した彼女は体をよじる。 汗でしっとりと肌に張り付いた布の感触。 対照的にスースーとする下半身の解放感。 切りそろえられた黒髪の下の大きな瞳がうっすらと開かれる。 奇妙な感触がする指先を目の前に持ってくる。 何かの液体が乾いた後と微かな性臭が彼女を急速に覚醒へと押し上げる。 「はうっ、…これって……」 乱れた夜着から零れ落ちた白い双球とあられもなく晒された太腿と淡い翳り。 右足首に丸まっているのは間違いなく下着だ。 「や、やだっ!…わ、わたしったら……」 もぞもぞと布団を手繰り寄せて、妙高型4番艦羽黒は赤面した。 出撃から帰投した昨晩、偶然覗いた提督の部屋で行われた秘め事。 姉の足柄と提督との激しいセックス。 行為が終わると足早に隠密発射された酸素魚雷のごとく彼女は自室に飛び込んだ。 まんじりともせず布団にもぐりこんだが、おさまりがつかない。 耳に残る姉の嬌声と図らずも最後まで見てしまった姉の痴態が瞼の裏から離れない。 意識下で昂ぶっていた戦闘終了後の精神と相まって思わず股間に手をやってしまった。 乳房をまさぐり、幾度も陰核を擦る。 尖った桜色の乳首を弄び、蜜に指を濡らす。 いつしか脳裏に浮かんでいたのは提督の姿。 逞しい彼自身で貫かれる自分を想像した彼女は竜骨が折れんばかりに背をのけぞらす。 まだ未成熟の秘裂から大量の蜜を吐き出し上り詰めてそのまま落ちた。 昨夜の自分の痴態を思い出し赤面する。 そして、提督を”おかず”にしてしまったことも彼女の頬をより熱くした。 「-ぐろ……羽黒?」 布団の外から聞こえる声にひょこりと顔を出す。 太眉に切りそろえられた黒髪-姉、妙高のいつもの優しい笑顔があった。 「どうしたの二日酔い?」 額に当てられた手がひんやりとして気持ちいい。 「ううん、大丈夫」 「そう。出撃後のお休みだからいいけど、そろそろお昼よ」 もそもそと布団の中で身繕いをして起き上がる。 「朝ごはんは出来てるからおあがりなさい。それと1730に提督が執務室に、って」 羽黒はていとくの四文字を聞いてびくりと体を固くする。 「あ、あのー、妙高姉さん?」 「なぁに?」 「あの、その……」 姉の顔を真正面から見れず下を向いて、もじもじと布団を胸の前でこねくり回す。 「提督、何か…言ってなかった?」 真っ赤になった顔で上目使いで尋ねる。 「さあ?特に何も……何かあったの?」 「な、なにも!なんにも無いよ!」 妙に慌てふためく妹の挙動を不審がりながらも妙高は部屋を出た。 「あぅぅ…気付かれちゃったのかな……」 布団を畳みながら呟く。 「司令官さん……」 提督の顔が浮かぶ。 彼女達は兵器だ。戦うための道具に過ぎない。 だが、提督はそんな彼女達、艦娘を自分と同列の仲間として扱ってくれる。 この泊地以外でも各地の鎮守府、基地で連合艦隊の魂を受け継いだ艦娘達が謎の敵、深海棲艦と戦っている。 その中には大破した艦艇を無理矢理進撃させたり、駆逐艦を使い捨てにしている司令官もいると噂では聞いている。 だが、提督は決してそんなことはしていない。 艦隊に小破した艦娘が一隻でもあれば、たとえ勝利が目前でも必ず引き返した。 『帰ろう。帰ればまた来られるから』 那智や足柄、木曾といった積極策を唱える艦娘達が抗議の声をあげても彼は頑として流されることは無かった。 『資源は時間が立てば回復する。戦機はまた作ればいい。だが、君達は私にとって唯一無二の存在だ。代わりはいない』 そう言って、照れたように頭をかくのが常だった。 -提督、私の唯一無二の司令官さん。 羽黒の胸がほうと暖かくなる。 服を整えながら羽黒の頭の中は提督でいっぱいになる。 そうすると今度は艦本式重油専焼缶が燃え上がるように動悸が高まる。 昨晩の足柄の姿が浮かぶ。 -姉さん、あの凛々しい姉さんがあんな……。 私も司令官さんに……。 足柄を自分に置き換えたところで羽黒は頭を振った。 -私は姉さんみたいに美人じゃないし、それに……。 「もしそんな事になったらボイラーが爆発しちゃう!」 そう呟いて、ため息をつく。 そのため息が持つ意味を羽黒はまだ良く理解していなかった。 「妙高型4番艦羽黒、出頭しました」 「うん。入って」 1725に執務室に入ると秘書艦を務めている姉-那智とともに提督が出迎えた。 「あのぉ……わ、私…ご、ごめんなさい!」 「へっ?」 顔を真っ赤にして突然、平身低頭する羽黒に提督はポカンとする。 「あの、昨日はその、あの」 「ん、昨日?……ああ、一航戦なら大丈夫だよ。それに仲間を大事に思う羽黒の気持ちは間違ってないよ」 「へっ?」 今度は羽黒がポカンとした顔になる。 昨日の戦闘で不用意に突出した一航戦が敵の艦載機に襲われた。 統制砲雷撃戦突入直前にも関わらず羽黒は反転して空母の盾になろうとした。 提督はその事を気にしているのだと思っている。 「優しさは羽黒の良いところだよ。今度はもう少し視野を広げて考えればいい。私も気を配るようにするから」 デスクを立って羽黒の頭を優しく撫でる。 「あ、あの、その、…夜の……」 「ん?夜?」 羽黒は口からタービンが飛び出してしまいそうにドギマギしながらも昨夜の覗きを謝ろうとする。 「…何やら、意見の食い違いがあるようだが。それよりも、提督」 「あ、ああそうだな」 あきれ顔で間に入った那智に気付いて照れながら机に戻り、ファイルをパラパラとめくる。 「羽黒、大海令だ。我が艦隊は沖ノ島海域の攻略に乗り出す」 「えっ…あの、難攻不落の…」 沖ノ島海域は全世界の鎮守府司令を悩ませている敵の一大集結海域だ。 複雑な航路、濃密な敵の哨戒網、そしてフラッグシップと呼ばれる強大な戦艦、空母。 既に突破に成功した艦隊も無数の屍-轟沈艦娘の尊い犠牲の上にそれを成し遂げたと戦闘詳報にはある。 「いきなりの攻略は難しい。我が艦隊にはその力はまだ無い」 忌々しげに那智が机上の海図を睨む。 「そこでだ。積極的な偵察活動を行うことを私は決めた」 「小規模な機動部隊を組んで敵泊地周辺に遊弋。敵の小規模部隊にヒットアンドアウェイを繰り返す」 海図と編成表を指しながら那智が作戦概要を淡々と告げる。 「敵戦力の減殺と艦隊の練度向上、並びに航路開拓がこの作戦の意味だ」 先ほどの浮かれた気分は引っ込み羽黒の顔に緊張が走る。 「それでだ」 一際厳しい顔で提督は羽黒を見つめた。 「妙高型4隻は部隊の中核として作戦に参加してもらう」 「貴様も察しがつくと思うが、本命の敵泊地攻撃には航空戦力拡充が必須だ」 脳内に艦隊の編成を浮かべ羽黒はうなづいた。 艦隊の航空戦力は赤城、加賀、蒼龍の正規空母が主力だ。 軽空母に分類されてはいるが隼鷹、飛鷹の姉妹も航空機運用能力は高い。 だが、赤城を除く全ての空母が練度十分とは言えない。 艦隊に配属されたのがごく最近であるし、艦載機運用を支えるボーキサイトは慢性的に不足している。 「第5戦隊は一旦解隊。高雄達ともローテーションを組んで母艦航空隊を守ってやってくれ」 準同型艦の高雄型は普段は第四戦隊を編成している。 第五戦隊に比べると練度は低いが艦隊の中でも第二水雷戦隊と並んで有力な部隊だ。 「わ、わかりました…」 少し不安げに返事を返した羽黒に提督は優しい笑顔を見せる。 「姉さん達と離れて不安だろうけど、大丈夫。俺も必ず一緒に出撃するから」 頬を上気させて羽黒は元気に敬礼した。 「正式な命令は明日、全員の前で行う。下がって宜しい」 「失礼します」 妙に軽やかな足取りで執務室を出ていく妹を見て那智はやれやれといった顔をする。 「……罪なお方だ。」 「んっ?何か言ったかい」 「いいえ、何も…それより」 那智は彼女らしからぬ、茶目のある表情で提督の手を取った。 今夜は私に一杯付き合わないか?」
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/162.html
前回の話 爽やかな朝日と空気が全開の窓から部屋に入ってくる。 「うん…?」「おはよう、能代」 寝呆け眼な能代に軽い口付けをしながら髪を撫でる。 頭が冴えてきた能代はハッとし 「おおお、おはようございます!」 と跳ね起きる。その動きにたわわな胸がぷるんと揺れ、その光景に再び愚息がいきり立つ が流石に今から第二ラウンドなどすれば執務に支障がでる。能代の身体にしゃぶりつきたい衝動を抑えて身支度をする。 「あ、下着どうしよう…」 と能代。何せ昨日は貞操帯を付けていたためパンティを着けていない。流石に私の部屋に女性用下着など有るわけがない 「貞操帯でいいだろ」「し、しかし…」「ならノーパンで過ごすか?」 能代は真っ赤になり再び貞操帯を着ける。カチャンと錠前が締まる 「うぅ…」「似合ってるぞ?」「ううぅ…」 飼い犬につける首輪の様だと私はにやける 「次の秘書艦の当番まで着けているように」 そう命令すれば能代は涙目ながらも、何処か期待するような視線を投げ掛けてくるのだった 「阿賀野、秘書艦に着任しましたぁ」「では提督、私はこれで。阿賀野姉、提督のご迷惑に成らないようにね」「もう!分かってるってば」 一体どちらが姉が分からない何時もの会話をしつつ能代は阿賀野にメモ帳を渡す。 能代が出ていったのを確認し執務開始…と言っても先の鉄底海峡作戦で敵も疲弊したのか最近は大規模な艦隊戦もなく書類も少ない。 しかも前日に能代がよく働いてくれたためお陰で昼頃には全ての仕事が終わってしまった 「提督さん、しよ?」「まだ昼だぞ…」 でも、と阿賀野は私の肩に手を回し口付けをせがむ 「んちゅ…くちゅ…れろ…」 受け入れも抵抗もしない私の舌を思い思いに絡める ちゅっという音を出し唇が離れた 「誰か来たらどうする気だ?」「大丈夫よ、みんな分かってるのも」 性的な関係になったのは阿賀野と能代だけではない。所属している艦娘たちのほとんどと関係を持っている。戦闘への恐怖、昂ぶった体を鎮るため、人肌恋しさ、興味本位、私への好意。様々な理由から私と一夜を共にした艦娘たち 内心Nice boatな展開になるのではと危惧していたのだが彼女達の間で暗黙の了解ができたようで私の首はまだ胴体とくっついている。 「ね?」 と笑う能代にキスを返す。行為を私から迫ることはないがそれは下半身の緩さの言い訳にはならない。きっと私はろくな死に方はしないだろう。 「はむ…くちゅ…ふぁあ…」 発情した阿賀野の顔に確りと愚息は反応、それを察したのか阿賀野の手袋をはめた手がズボンのチャックを外す ぶんっと勢いよく飛び出した我が愚息を阿賀野は手探りで掴むとゆっくり扱き始める。たどたどしいながら緩急をつけたり鈴口を苛めカリを刺激してくる 「くちゅぐちゅ…ぴちゃ」 と唾液の交じる音も呼吸と共に激しくなる ぴくんと膨れ白濁が勢い良く放たれ阿賀野の手袋を汚す 「はぁはぁ…」「ふぅ提督さん気持ち良かった?」 手袋を外し私の頬を撫でてくる。つい一週間前まで何も知らない、しかも今回で二回目とは思えない手つきだ 「どこでそんな手の動かし方を覚えた?」「説明書を読んだのよ」 と能代から渡されたメモ帳を取り出した 「金剛さん達から提督さんの悦ぶ方法を聞いて纏めてたみたいなの」 そう言いながら服、スカートとパンティを脱ぐ。 「次は阿賀野に宜しくお願いしまぁす」 と私の右手を自らの股間に誘う 「全く変態姉妹め」「うふふ、提督さんだからよ?」 右の人差し指が阿賀野の膣に飲み込まれてゆく。肉付き良く程よい締め付けで指が包まれる。 目の前には豊満に実った2つの胸が揺れ、先端のピンクの乳首は自己主張をするかのように堅くなっている 「ふぁあん!」 堪らずしゃぶりつけば柔らかく舌を弾く乳房とコリコリと甘噛みしやすい乳首。左手は阿賀野の少しぽっちゃりとした脇腹と尻を揉みしだく。 クチャクチャと股間の水音が大きくなるのを確認し中指と薬指が膣内に侵入する。 バラバラと動く三本の指にビクンと阿賀野が震える。 「あっあん!提督さんっ!スッ、ストップ!」 指の動きを緩やかにするともじもじと太ももをそりあわせる 「どうした?」「あん、漏れちゃうぅ、指止めてぇ…」 と尿意を此方に訴える。別に尿を引っ掛けられる事など数回は体験している、気にはしないのだが 「そうか、ちょっと我慢しろ」 名残惜しく阿賀野の体を離し部屋の角にあった空の高速修復剤のバケツを持ってくる 「ほら、これにしな」「ふぇ!?」「恥ずかしいぃ…」「嫌ならいいさ。このままトイレまで運んでやる」 耳まで真っ赤になる阿賀野にぞくりと背が震える 「ほら見ててやるから」「提督さんは変態よ…」 観念したらしくバケツの上に屈む。チロチロと黄色の液がバケツに滴り次第に勢い良く放たれる 「おー、いい勢い」「やぁ…見ないでぇ…」 顔を手で隠しながらも放尿は止まらない。数秒の後ポタポタと雫がたれる。 バケツをどけ阿賀野を床のカーペットに押し倒しクンニリングを開始する 「てっ提督さんっ!汚いから」「くちゅくちゅ…れろぉ…」「やん、待って!あっ来ちゃう!ふぁ…あう」 ピクピクと阿賀野は痙攣し力が抜けてまだ出し切れない尿が溢れる。それを舐め取る 「はぁ…おしっこ舐めるなんてぇ…」「出た直ぐは無菌だし血の上澄み液見たいなモンだ」「そういう事じゃ…」 会話を遮り勃起したままの愚息を突っ込む 「ひゃん!」「なんだ、愛液も舐め取ったのにすぐ濡れてるじゃないか。小便見られて、舐められて興奮したか?」 パチュンと肉と粘液がぶつかる。 「提督さんっ!あん、気持ち良いっ!」「阿賀野!阿賀野!」 くちゅと唇が重なり舌がからむ。もはや阿賀野は自身の尿を舐めたとか関係なくただ気持ち良くなろうとひたすらに私を求め、私も阿賀野の全てを求める ごぷどぷと精が放たれるがそれでも二人は交わり続けた 「ん」 時刻は夕刻。阿賀野は提督の私室の布団で目覚める。体は綺麗に拭かれ服はちゃんと着させられている 「あっ」 ただ性器から漏れた精液と胸元に赤く咲いたキスマークが先の事情を思い出させてくる 枕元に置かれたメモ帳に「提督さんはおしっこが好き」と書き阿賀野は再び眠りに着いた その後司令室で排泄をしようとする艦娘が現れ提督が必死に止める姿が目撃されたのは別のお話
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/4466.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 提督の決断 III with パワーアップキット タイトル 提督の決断 III with パワーアップキット 提督の決断3 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01216 ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1998-2-5 価格 9800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 提督の決断 III with パワーアップキット タイトル 提督の決断 III with パワーアップキット 提督の決断3 機種 セガサターン 型番 T-7661G ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1998-3-26 価格 9800円(税別) 提督の決断 関連 MD 提督の決断 SFC 提督の決断 提督の決断 II SS 提督の決断 II 提督の決断 III 提督の決断 III with パワーアップキット PS 提督の決断 II 提督の決断 III 提督の決断 III with パワーアップキット 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/129.html
「よい風ですね」 「ああ」 時刻はフタサンサンマル。 駆逐艦は寝静まり、大型艦は長い入渠のためにドックで寝静まった。 本日の出撃と執務仕事は終えたが、突如として現れた新たな出撃場所のおかげで ここ最近の執務の忙しさは増す一方だった。 加えてこの鎮守府の提督は決して勤勉と言えるようなタイプではない人間だったこともあり、 資源を倹約するという名目のもと明日は出撃を控えるつもりでいた。 上層部によると今度の出撃場所は一定の期間しか突撃できないとのことだが、 その期間は短くはないようなので、資源倹約という理由に納得してくれた。 数日ぶりに行う鳳翔との2人だけの宴を、夜空にぼんやり輝く三日月が出迎える。 鳳翔の持つ酒瓶や杯と、提督の持つ肴のシシャモをそれぞれ床に置いて縁側に腰掛けた。 もう執務時間外なので提督は帽子を執務室に置いてきており、頭には何も被っていない。 「ああ、全く楽じゃないね。船を仕切る仕事ってのも」 提督がぼやいた。 何気なく放ったそれに鳳翔は反応した。 「すみません。いつも苦労をかけてしまいまして」 「ああいや、それはこっちの台詞というものだよ。 出撃してこの鎮守府や船を守るだけで十分責務は果たせているというのに、 秘書艦やって小料理店やって、あまつさえこうして酒の付き合いもさせてしまっている」 「もう、全部私が好きでやっていることですから。 私には不満はありません」 鳳翔は提督に向けていた顔を、前面に広がる海の方へ戻した。 秘書の仕事は鳳翔以外のほとんどの艦にもやらせてみたが、 結局提督は鳳翔が秘書艦を務めることを一番に望んだ。 秘書の仕事を務められる艦は他にいくつもいたが、 提督はそういった艦の能力でなく、個性で鳳翔を選んだ。 鳳翔には泰然自若という言葉が似合う。 鳳翔が醸し出す穏やかな空気と安らぎを気に入り、ここが自分の帰る場所であり、 第一の故郷が自分の生まれた土地ならば、第二の故郷が鳳翔の傍らなのだ。 つまるところ鳳翔に自分の仕事を手伝ってもらいたいではなく、自分の傍にいてほしいだけ。 鳳翔もまた、自分や他の艦がとても大事にされていると実感しているからこそ、 この提督に不満を持たずについていく気になる。 流れ行く日々は決して楽ではないが、 この提督にとって傍にいてほしいということがよく分かるから喜びを感じる。 「お酌しますね」 少しの沈黙ののち、鳳翔が動いた。 何も言わず差し出された杯に並々と透き通った酒を注いだ。 それを煽り、そこそこの辛さを舌で味わい、塩焼きにされたシシャモに頭からかぶりつく。 「あーうまい」 喉にアルコールを通してゴロゴロした声で感想をこぼした。 適当に塩をまぶして焼いただけでも、 肴に分類される料理なら適当でもそれなりに美味くできるのが利点だ。 普段料理をしない提督でもこの程度の知識は持ち合わせていた。 料理なら『趣味で』店を営む鳳翔にさせればいいはずだが、 提督が鳳翔に自分の作ったものを食べさせてやりたいと自ら行った。 「鳳翔にもお酌してやろう。ほら」 箸を置き、鳳翔の杯にもこちらから酒を注いだ。 鳳翔は何の癖か目をつぶってそれを流し込んだ。 普段口にする燃料とは似ているようで違う液体は鳳翔に飽きを与えさせることはなかった。 「肴も俺が食べるだけじゃなくて、食べてもらいたくて作ったんだよ」 「まあ。……ではいただきますね」 感嘆し、もう一膳の箸を取り、控えめに齧った。 ほどよい塩気とシシャモの卵の食感は味覚を楽しませてくれた。 2人だけの静かな宴は細々と続いた。 時が経つにつれ風は寒くなっていったが、 それに対抗するためお互い寄り添った。 先に肴がなくなったが2人ともその場から動こうとすることはなく、 酒を飲み交わすだけになった。 やがて酒さえもなくなったときは、瓶をいくつか床に並べていた。 2人とも体は温まり、むしろこの夜の風が涼しいと思えるほどだった。 提督の肩に頭を預けていた鳳翔はゆっくりと頭を起こした。 「……提督」 ぽつりとつぶやいただけだが、提督は確かに聞き取った。 それが合図となった。 「……いこうか」 「……はい」 泥酔しているわけではないので、立ち上がることは困難ではなかった。 そのまま2人は片付けもせず肩を抱き合ってその場を去った。 執務室のさらに奥にある提督専用の仮眠室の鍵を締めた。 まさか艦娘の使う仮眠室で行うわけにもいかない。 こじんまりした畳の部屋には布団が一枚敷かれているだけだったが、それで充分だった。 布団に彼女を寝かせた。顔が少し赤いのは酔ったせいか、これから行うことに恥じらいを感じるせいか。 別に抱くのは今回が初めてというわけでもないのに、彼女はこのときになるといつもこうだ。 しかし、それに加えて顔に少しの怯えを現した初めてのときから考えると、全く変わっていないわけではない。 回数を重ねると彼女の顔や体から怯えはすっかりなくなった。 今ではこうして完全に体を委ねてくれるようになったところに、征服感を感じる。 上から両手をついて覆いかぶさっていたが、いい加減欲求を満たすべく顔を近づけていった。 彼女は静かに目をつぶり、抵抗もなく自分を受け入れてくれた。 唇を重ねた。ただ数秒重ねるだけだが、彼女の唇の柔らかさが充分に感じられた。 一旦離すがこれだけで満足するはずもなく、何度も口付けを繰り返した。 欲求は収まるどころか膨らみ、その気持ちが口を離す代わりに鳳翔の衣服を脱がせる行動を起こす。 肩を縛る紐をほどき、絹擦れのシュルリとした音が自分を焦らせた。 毎日行っているわけではないためそこそこ欲求も募らせていたのだ。 「……焦らなくても、私は逃げませんよ」 鳳翔は手のかかる子供を見るような声でそう言った。 逃げる逃げないの問題ではない。 早く、鳳翔を味わいたいだけなのだ。 いくらこういうことに慣れようとも、鳳翔を愛しく思うこの気持ちが廃れない限りは 恥も捨ててはしたなく求めるだろう。もちろん廃れるなんてのは考えられないことだが。 しかし逸る気持ちを抑え、驚かせないようゆっくりと和服を開いた。 皆から年長者として慕われたにしては華奢な肩が顕わになる。 露出度の低い和服に隠された体は日焼けなどしていない。 駆逐艦娘からお母さんのようだと比喩されたにしては小ぶりな、 下着に隠された膨らみが和服から解放される。 華奢な体にはちょうどいいくらいだ。 同じように袴も脱がせ、袴を顕わにした。 こちらも下穿きで隠された下半身が姿を見せた。 もったいぶって、あまりそういうところからではなく、お腹や太股を撫でたりする。 夢中になってて何も言えないまま手を動かしていると―― 「……もう綺麗だとは言ってくれないのですか?」 「そんなことはない。飽きないのなら何度でも言おう。 足も、腹も、胸も、手も、顔も綺麗だ」 普段の調子ならこんなこと吐けない。 酒の力は偉大だ。羞恥心をこうも崩してくれる。 自分は素直じゃない。愛しい人に想いを伝えるのも一苦労だ。 鳳翔は顔を綻ばせた。いつもよりも笑顔成分の乗った笑みに加えて赤らみも付与される。 自分はこの顔が好きだ。ぼうっとなってくる。 すべすべと太股を撫でていた右手も左手と同じ胸へと伸ばす。 胸部の下着を上へずらした。外すのは煩わしい。 小ぶりだと言ったがお椀のようにしっかりとした形で 女性の象徴を主張しているそれを撫でたり揉んだりしていく。 「ん……ぁ……」 しばらく続けたところで胸を揉んでいた左手を止め、 頂点に口をつけて緩くちゅうちゅうと吸う。 まるで赤子のような行為だが、このようなプライドも捨てた行動を取れるのも鳳翔の前だけだ。 柔らかくて、鳥肌立っているのが面白い。 「うううっ、んん……」 まあ、この程度の責めなら口を閉じて嬌声を抑えることも可能か。 ならばと今度は下のほうを口で責めることにしよう。 下穿きを下ろし、まだ濡れていない秘所を自らが濡らすべく顔を近づけ舌を伸ばした。 「あっ! 提督……」 彼女は今どんな顔をしているだろう。 しかし余計なことを考えずに集中して秘所を味わう。 かすかな嬌声を拾いながらそれを味わい、秘所を責めることを続ける。 やがてそこは自分の唾液とそこから出てきただろう液体で濡れることになった。 出口すぐそこまで流れてきたそれを舌で掬い取っては味わって催促するように舐め上げ、掬い取っては舐め上げ……。 「んぁ……、ああ……、はあ……、はあ……」 「はあ……ぁっ!?」 何も言わずに両手の親指で目いっぱい広げ、舌をそこに沈めていくと小さく驚きの声をあげた。 しかし構わず沈めていく。愛液が奥のほうから分泌されてきているのが分かる。 れろれろ。くちくち。 「あっあっ、て、いとく……ああっ」 「何?」 くちゅくちゅくちゅ。 「た、足りません……もっと……」 ならばと唇を完全にそこに密着させ、吸い上げにかかった。 ずずっ。 「ああっ!」 じゅるじゅる、ちゅるるるっ。 「あっ、いい、ですっ、ああ……」
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6825.html
提督の決断III 【ていとくのけつだんすりー】 ジャンル ウォーシミュレーション 裏を見る 対応機種 PC-9801、Windows 3.1、Windows 95~Me、セガサターン、プレイステーション 発売・開発元 光栄 発売日 【PC98】1996年【PS】1997年3月28日【SS】1997年6月27日 判定 良作 ポイント 前作よりボリューム増加会議廃止でテンポも改善 提督の決断シリーズI / II / III / IV コーエー歴史SLG作品 概要 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 1996年に光栄(現・コーエーテクモゲームス)が製作・発売した歴史シミュレーションゲーム。 『提督の決断シリーズ』の第3作で、第二次世界大戦を扱ったWW2シリーズとしては第4作。 特徴 プレイヤーは日本軍の連合艦隊司令長官、またはアメリカ軍の太平洋艦隊司令長官となって、海軍の指揮を執り勝利条件の達成をめざす。 シナリオは7本で、内1本がキャンペーンシナリオ、6本がショートシナリオである。 キャンペーンシナリオは、母港となりうる敵基地を全て占領、敵国艦船を全て沈める、敵国の国民生産力か国民士気を0にするとクリアとなる。 ちなみにどちらも勝利条件を満たせないまま1952年になると…(*1)。 ショートシナリオは、あらかじめ定められた勝利条件を達成するとクリアとなる。 パワーアップキット版ではショートシナリオ7本と架空シナリオ(キャンペーンシナリオ)7本が追加されている。 移動画面では擬似リアルタイム制が導入された。 戦闘画面は初代同様HEX戦だが、空中・水上・海中の3層表示になり高度の概念が加わった。 コンシューマー版では空中・水上海中の2層表示になっている。 制海権の概念が追加され、海域ごとに制海権が設定されている。 自軍が制海権を握っている場合は自軍基地への補給スピードが上昇するが、敵に制海権を握られている場合は補給スピードが減少してしまう。 制海権は、該当海域に存在する航空機、艦船、および本作で追加された海防艦の数に大きく影響される。 1つの艦隊につき最大8隻の艦船と最大6隻(Windows版では8隻)の輸送船で編成される戦隊を4つまで編成できる。 つまり、1つの艦隊として編成できるのは最大32隻の艦船と最大24隻の輸送船となる。 また、戦隊は決められたマス内なら自由に艦船を配置できる。 司令官も戦隊1つにつき1名任命可能になった。過去作では艦隊1つにつき1名のみだった。 基地への補給は前作までは任意でプレイヤーが行なっていたが、本作では基地ごとに設定された「理想値」に基づいて自動で行われる。 評価点 前作よりボリュームが増加した。 艦船の保有上限が前作の114隻から200隻に増えたため、前作では一部が登場しなかった日本海軍の艦船が一通り登場するようになった。 艦隊の艦船数も最大32隻で、前々作の16隻・前作の8隻よりも多い。 また、登場する航空機も増えた。 新兵器の種類も前作より多くなり、対潜迫撃砲であるヘッジホッグなども登場する。 新型艦船・航空機の設計・生産を行えるようになった。史実では計画のみで終ってしまった51cm砲搭戦艦などの生産も可能。 じっくりと兵器開発や生産を進めた上で、多数の超大和型戦艦で構成された戦艦部隊や、搭載機数150機の超大型空母で構成された機動部隊の圧倒的な強さを楽しむ痛快さはシリーズ随一。 登場国家もフランスやイタリアが再登場するなど前作より増えている。 前作までは他国の降伏程度しかなかった歴史イベントが増えた。 基地のマップも各基地ごとの固有マップに戻った。 テンポが改善された。 非常に面倒であった閣僚や陸軍を交えた会議が廃止された。 前作まで会議で決定された作戦は、本作では提案された3つの案の中から選ぶシステムに変更された。 失敗・無視しても特にペナルティはないが、作戦に成功すれば臨時予算をもらえる。 また、基地の補給は自動的に行われるようになったため、煩わしかった手動での補給をしなくても済むようになった。 プレイヤーは陸軍の人事や兵器の生産について指示を出せるようになり、自由度があがった。 前作と違いショートシナリオで勝利条件を達成したあと通常シナリオに移行するかを選べるようになった。 パワーアップキット版だと架空シナリオも遊べるようになるため、仮想戦記のような状況を楽しむことができる。 中には初代経験者のトラウマが蘇るシナリオもあったりする。 問題点 CPUの戦略がよくない。 艦隊が基地空に空襲されることを考慮しないため、自軍基地の沖を悠々と通り過ぎていく。 また、シナリオ開始時に編成されている艦隊を除いて、自軍の艦隊へ攻撃してこない。 艦乗員の士気を維持するような戦略をとらないため、艦隊の士気は低い状態になる。 何故かCPUはトラックや呉、ハワイやアメリカ西海岸のような重要拠点にも200機前後までしか航空機を配備しない。そのためこちらが航空戦力の集中さえ心がければ容易く制空権を奪う事が出来る。 陸軍との衝突などといった要素が廃止された。 テンポと自由度の向上に貢献したとはいえ史実再現度がやや低下し、また純粋なシミュレーションゲームとなってしまったために提督の決断ならではの独自性が薄れる事となってしまった。 アメリカ大陸のマップは初代同様西海岸のみとなったため、前作のように東海岸のワシントン侵攻を楽しむことはできない。 外交が非常に作りが粗い 外交では外交資金の投入と石油・物資援助しか出来ない。外交資金の投入は友好度を上げ、石油・物資援助は生産力や工業力の低下を防ぎその国の降伏を先延ばしにする効果があるが、基本的に一般的なゲーム期間内に降伏するような弱体な国は元々支配領域が狭く、巨額の外交資金を投入して味方に付けた上でさらに支援してまで延命させる意味があまり無い。 ドイツと英国の二国は同盟を結べば技術提供で援助してくれ、また条件を満たせば艦隊や航空機を援軍として送ってくれる。日本でプレイする場合、手間のかかるインド方面の攻略を省略出来ると言う利点もある。しかし本来は第二次世界大戦の主役である両国が太平洋の戦況に応じて連合国や枢軸国側に寝返ると言うのは史実に即して考えればかなり違和感があると言わざるを得ない。 敢えて積極的に外交を行って混沌とした世界情勢を作る事も一つの楽しみ方かも知れない。外交で頑張れば中国の基地に配備されたアメリカ軍の戦闘機を日本で運用したりする事も出来る。 潜水艦の大幅弱体化 前作の反省を受けてか今作では潜水艦が非常に不遇。 攻撃範囲が非常に狭い上に潜望鏡深度に姿を晒さなくては魚雷攻撃が出来ず、一度発見されると機動力のある駆逐艦に真上や後方の死角から一方的に爆雷で攻撃される事になる。また、ソナーを搭載した艦船に隣接されると無条件で確実に発見されてしまう。さらに魚雷の攻撃力もかなり控えめ。 通商破壊にも投入できるが本作では基地輸送船を多少沈めても目立った効果は出辛い上に、海防艦の攻撃によって返り討ちにされる事も多い。 よほど強力な新型潜水艦を設計して大量配備すれば戦果を挙げる事も可能だが、どちらにせよ史実における潜水艦の活躍を再現できているとは言い難い。 一部ショートシナリオのバランスがシビア 史実に即している、と言えば仕方ないのだが日本軍後半のショートシナリオは普通にプレイした場合どれもクリアが難しい。 防衛目的のシナリオは目的となる基地が陥落した時点でシナリオが終了してしまうのだが、アメリカ軍の圧倒的航空兵力によって低難度でも救援する余地も無く陥落してしまう事がほとんど。 クリアするためにはシステムの穴を突いた攻略テクニックがほぼ必須であり、シミュレーションゲームのシナリオとして見た場合、バランスに問題がある(*2)。 航空機性能に関して一部データやバランスがおかしい。 航空機には「爆撃力」と言う数値が設定されているが、実際には戦略爆撃を除き1であろうと99であろうと爆撃の効果はほぼ変化しない。そのため、純粋に効率だけを見るなら艦上戦闘爆撃機が生産可能になれば、艦上爆撃機を生産する必要が無くなってしまう。 史実では大型の夜間戦闘機であり格闘戦は苦手であったはずの月光が何故か全てにおいて非常に強い。素の状態でも零戦21型や32型、鍾馗や屠龍を凌駕する戦闘能力を誇る上、オプションが充実しているため、これを外して戦闘能力に割り振れば同世代機は無論、次世代機すら圧倒できる万能戦闘爆撃機が完成してしまう。 零戦52型の防御力の数字がヘルキャットやサンダーボルトよりも高い。零戦が同世代の米軍機と比べて防御性能の点で劣っていた事は最早一般常識なのだが… 史実で戦闘爆撃機として運用されたオーストラリアのCA-12ブーメランに何故か爆撃能力が無い。 軍人の能力に違和感が多い。 史実の軍人の能力にはある程度主観が入るため当然ながら絶対的な数値を定める事は難しいのだが、それを差し引いてもゲーム内で閲覧できる経歴では明らかに高く評価されている軍人が低い能力になっているなど、適当に数値を決めた感が強い。 もっともこのゲームではランダムで軍人の能力を変更できる+ある程度の割り振りが出来るためプレイヤーが理想とするステータスに変更する事は難しくない。 総評 前作よりボリュームが増加し、テンポや自由度も改善されたため、遊び易い海戦シミュレーションゲームとなった。 本格的な海戦を気軽に楽しみたい人ならお勧めできるだろう。 余談 本作は中国にある光栄の子会社で中国語版の下請け開発が行われていたが、当時の日中関係に端を発する根深い問題から、開発のボイコットが行われるなど大問題になってしまった。 元々外国から委託された製品については製造前に内容を中国当局に届け出るという規則になっていた事と重なり、最終的に「日本の軍国主義を美化するソフトを無許可で製造した」として光栄の子会社が罰金刑を科せられた。 最も中国当局は「旧日本軍の勝つゲームは認められない(*3)」と主張していたため、許可を要請したところで許可を得られた可能性は皆無と思われる。(*4) 日中双方のメディアでも取り上げられ、これらが本シリーズの展開に致命的な打撃を与える事となってしまう……。 そのため、現在では新作どころか移植すら発売されておらず、シリーズ自体ほとんど音沙汰がない(*5)状態になっている。 こういった経緯があるためか、本作はシリーズで唯一海外で発売されていない。 本作を含む過去作すべてで、駆逐艦秋雲が夕雲型扱いになっている。現在は陽炎型とされている。 夕雲型は陽炎型の発展型(*6)であるため、当時基準で観るならそれほど問題があるわけでもない。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/484.html
年頃の少女達が惜しげも無く眩しい裸体を晒し、お湯と戯れている。にこやかな笑い声が響き渡り、張りのある肌同士が同姓の気軽さで触れ合う。 ここは現世の桃源郷、鎮守府は大浴場である。 しかし勿論のこと男子禁制であり、いくら提督とて足を踏み入れることは許されていなかった。それでも無理やり押し入ろうとする神をも恐れぬ不届き者には、徹甲弾の洗礼が下されるだろう。 所変わってここは鎮守府内にある提督の私室。そこには戸建用に使われるような割りかし広いユニットバスが備え付けられていた。 夜半過ぎの現在、その浴室には二人の人影がある。 一人は提督だ。軍司令部内ではまだ若輩ながらも、その豪腕をもって実績を上げ続ける男。本人も海上勤務の経験はあり、湯気に包まれる裸体は筋骨隆々とはいかないが、十分に鍛え上げられ引き締まっている。 風呂いすに腰掛ける提督の前に傅くかのようにしているのは、裸体の女だった。風呂にいるのだから裸体であることは決して不思議ではないのだが、彼女を見慣れている者であればあるほど、肌を晒していることに違和感を覚えるかもしれない。 普段の彼女は皆の規範となるような艦娘であり、いつもきっちりと道着袴を身に着けている。 巷に溢れる洋装に比べれば、確かに道着のような前時代的とも言える衣装は機能的で無いかもしれない。現実問題として着こむ手間も比較にはならないだろう。 しかしだからこそである。 普段そうやって陽の光だけでなく人の目からも隠されている肌は、こうやって対峙する者に一種の特別感のようなものを与える。あの布地の下にこのような裸体が隠されていると知っているのは、いったい幾ばくの人数だろうか。 男の熱のこもった視線に気がついたかのように、女は少し恥じらいがちに体を揺する。女の身体が、まるで男を誘うかのように水滴で濡れ光っていた。 海に出ているとは信じられない程に白くきめ細かい肌には、ほんのりと赤みがさしている。 胸の膨らみは決して大きいとはいえない。駆逐艦でさえ、彼女以上に単純なスタイルの良さを誇る艦娘は多く居るだろう。しかし余分な肉のついていないお尻とも併せ、小さな胸は身体を流れる線に一種の調和を与えていた。 日本的な美人とでも言えばいいのだろうか。一見すれば禁欲的(ストイック)でありながらも、薄皮の一枚奥にはうねるのような激情を押し隠しているような。少し目を凝らせばぞっとする程に匂い立つ色香が、湯気に混じり浴室内には満ちている。 確かにグラマラスなどという形容詞とは程遠い。だが彼女の裸体を前にして、理性を保てる男はどれだけいるものだろうか。 お湯を掬う所作の一つとっても、彼女には洗練された趣があった。 普段は家事もこなしており、少し間違えば所帯じみているとなるところなのだが、生来の気品とでも言うべきものが彼女には備わっていた。 「では、お身体を洗いますね」 垂れ目がちで柔和な瞳が、薄っすらと細められる。 彼女の透き通った黒瞳が潤んでいるのは、決して湯気の熱のせいだけではないだろう。 熱い吐息を漏らしながら、彼女はボディソープを自らの肌に垂らしていく。白濁は胸元を滴り、彼女の下腹部まで白い道を作り上げた。 「鳳翔のそういった姿は堪らんなあ」 「ふふっ。ありがとうございます」 艦娘。鳳翔は提督の言葉に、満更でもなさそうに微笑んだ。普段から色素の薄い肌は赤みを帯び、耳元やうなじは既に薔薇を思わせる艶やかな色彩を放っている。 淡い白と赤のコントラストは、溢れる生命力を象徴するかのようだった。どのような職人の仕立てた衣装とて、この裸身以上に彼女を美しく扇情的に見せることは難しいだろう。 鳳翔は提督へと身体を寄せながら、手のひらで肌の上のボディソープを泡立てていく。空気を揺らす撹拌の音が、否が応でも期待感を高まらせる。洗剤を泡立てる音の筈が、異様なほど淫らに感じられた。 「では、失礼します」 提督の二の腕に肌を触れた鳳翔は、自らの身体を手ぬぐいのように使って、男の身体を清めていく。 沈み込んでしまいそうなほどに堪らなく柔らかい肌が、男の筋肉の上に泡立てた洗剤を塗りこむ。ボディソープのヌメリは勿論なのだが、汗と体温の混じった鳳翔の肌は密着しているだけで男の理性を削り取っていく。 二の腕へと押し付けるようにされる、胸元のわずかな膨らみ。洗剤で白く泡立ったその部分で擦られれば、蕩けるような快感が肌に広がっていく。 「どうです? 提督」 「ああ、いい気持ちだ」 今にも押し倒したい衝動を堪え、提督は鳳翔に身を任せる。 彼とて数々の艦娘を手篭めにした自他ともに認める手練であったが、鳳翔のペースを乱そうとはしない。そこにあったのは、セックスにおける一種の信頼のようなものだった。 短くない付き合いでそれを鳳翔も知っているのか、鳳翔の奉仕にもどことなく熱がこもる。 肌が擦れ合う度に水音が淫らに響き、鈍い快感めいたものが頭の奥に蓄積していく。 鳳翔の吐息は掠れを帯び、浴室の空気を熱っぽく揺らす。提督の身体へとボディソープによる愛撫を行いながら、鳳翔の目は自然と一箇所に吸い寄せられてしまうようだった。 「提督のここ、凄く大きくなってますよ」 提督の背中に身体を擦り付けながら、鳳翔は男の主砲へと指を絡める。巨大な主砲は熱く脈動し、鳳翔へと欲望を訴えかけているようだ。 鳳翔は提督の身体越しに、ボディソープの絡まった指先でゆっくりと主砲を擦り上げる。歓喜するかのように震える主砲に、鳳翔は愛おしげな吐息を漏らす。 「私の手の中で、提督のオチ×チンが熱く震えてます」 提督の耳元へ淫靡な言葉を囁きながら、鳳翔の手淫は続いていく。ボディソープが泡立ち、洗剤越しの柔らかくとろりとした刺激が男の最も敏感な部分を包んでいく。竿を擦り上げ、亀頭を優しく刺激する、まるで快感を知り尽くしたかのような指奉仕だった。」 先端からは先走りが垂れ落ち、それが潤滑油となって更に指奉仕の快感を高める。擦り上げる度にくちゅくちゅと響く水音の速度は、徐々に早くなっていた。 (提督のオチ×チン、もっと熱くなってる。ああ、指が火傷してしまいそうだわ) 自分の愛撫で提督が感じている。その事実に鳳翔の心の中には、充足感のようなものが広がっていく。心地良いその感覚はきゅんっと鳳翔の胸を締め付けるのだった。 「提督……」 熱っぽく耳元で囁きながら、鳳翔は空いている左手を提督の指先に絡める。まるで男の快感がそのまま流れ込んでくるかのように、指奉仕を行いながら鳳翔の息も切なげになっていく。 指先で感じる熱が一際大きくなり、何かを訴えるかのようにぴくぴくと指先で感じる主砲が小刻みに振動する。心なしか提督の息も荒くなっているようだ。 そしてびゅるっと巨大な主砲からは白濁が打ち出される。何度も宙を舞う精子から、鳳翔は目が離せなかった。白濁が浴室の床を汚し、栗の花を思わせる香りが鳳翔の身体を包んでいく。 「ふふっ。いっぱい出ましたね」 母親が幼児を褒めるかのように母性を滲ませながら、鳳翔は提督の唇を求める。 勿論提督にキスを拒む理由など無く、鳳翔の薄い唇が肩越しに提督の唇に触れた。 薄い唇が吸い付き、その隙間では真っ赤な舌が独自の意思を持った生物であるかのように、その身をくねらせ絡まり合う。 ざらつく舌先のもたらす快感は、舌が普段味覚を感じるための器官であると信じられなくなる程だ。互いの舌先が擦れる都度、鳳翔の背筋を甘い疼きが駆け上がる。 既に奉仕によって、鳳翔の身体にわだかまる淫熱も許容量を超えていた。太ももを濡らす雫は、決して湯だけではなかった。もっと熱い激情が、鳳翔の内側から堪え切れずに滴り落ちる。 「……提督」 名残惜しそうに鳳翔は提督から唇を離す。薔薇色に染まった頬。だらしなく半開きになった唇からは、掠れた吐息が漏れている。 「随分とエロい顔だな。実に可愛いぞ」 「そんな……ひゃぁッ」 普段言われることのない言葉に戸惑ったのも束の間、花弁を撫で擦る指先に鳳翔は肩を震わせた。 鳳翔の反応を確かめるかのように、提督はゆっくりと陰唇を刺激していく。 「ああっ、そんな……」 まるで焦らすかのような提督の指使いに、鳳翔は切なげに息を漏らした。眉尻を八の字に寄せ、唇を噛みしめる。 何かを求めるかのように花弁は蠢き、そんな自分の反応を恥じるかのように鳳翔は顔を俯ける。しかし提督の指先は鳳翔の反応などお構いなく、好き勝手に動きまわるのだった。 「あッ、あぅっ……そ、そこは……んんぅッ!」 指の腹が擦り上げたのは、ぷっくりとその身を露わにしていた赤い肉芽だった。クリトリスから与えられる刺激に、鳳翔は堪らずに白い喉を反らせて快感に喘ぐ。 今まで蓄積していた快感が身体の中で暴れ回り、鳳翔は自らの理性がすり減っていくのを感じていた。 「提督ッ、わたし……あああッッ」 花弁から滴り落ちる蜜が提督の指先に撹拌され、淫靡な水音を響かせる。掠れていく理性に鳳翔は、意識しない間に自らの両腕を提督の肩に回していた。 男の屈強な胸板に自らの額を埋めながら、鳳翔は与えられる愛撫に快感の嬌声を漏らす。 一体他の艦娘の誰が、鳳翔のこのような声を想像できるだろうか。普段は温かい目で皆を見守る鳳翔が、提督の愛撫によって紛れも無い女の声を響かせ、白濁とした本気汁を滴らせている。 細い肩が震え、提督にすがりつく指先に力がこもる。掠れた不規則な呼吸は、鳳翔が絶頂に近づいていることを如実に語っていた。 「ああッ、ダメッ……もうッ、んあああああッッ!!」 抑えようとしても抑えきれないかのように、今までより大きく繰り返し鳳翔の身体が震える。 それは長い絶頂だった。波が過ぎ去り、力なく脱力して提督にしなだれかかった鳳翔だったが、彼女の花弁は物欲しげに収縮を繰り返している。 彼女の内に燻る熱も、却って大きくなる一方だった。 鳳翔が上目遣いに提督を見つめる。 結い上げた髪がわずかに解れ、薔薇色の頬に数本の髪が張り付いている。淫熱に滲んだ瞳で何かを乞うかのように見つめてくる鳳翔は、提督でさえ思わず背筋に震えが走るほどの色香を漂わせていた。 まるで周囲の景色さえもが、彼女の色香で霞んでいるかのようだ。目の前の女から、提督はどうやっても視線を外すことなど出来なかった。 「提督。わたしに、どうか提督のご慈悲を」 風呂いすに座ったままの提督の膝に、鳳翔は自ら跨るように体重を預ける。既に体積を増している主砲は、鳳翔の花弁と今にも触れ合わんばかりだった。互いの性器で、互いが吐き出す熱気を感じ取れる、そんな距離。 「まったく、お前という奴は」 膝に乗った鳳翔の視線は、提督と同じ高さになっている。二人は淫熱で粘ついた視線を絡ませながら、互いの性器を触れ合わせる。花弁が限界まで入り口を広げ、巨大な主砲を呑み込んでいった。 入り口の窄まりは、キツく提督の主砲を締め付ける。十分に溢れている潤滑油に助けられて挿入は容易ではあったが、絶え間なく繰り返される収縮に、気を抜けば今にも射精してしまいそうだった。 しかし一歩中へと踏み入れれば、熱く蠢く膣壁が主砲の敏感な先端を包み込んでくる。濡れそぼり蕩けた膣ヒダが、まるで奥へ奥へと主砲を導くかのように蠕動運動を繰り返している。 (これは堪らん……) 脳髄が痺れる程の快感が背筋を駆け上がり、急速に射精感の波が襲い来る。しかし提督は顎を引いて歯を食いしばり、湧き上がってくる射精感を追い払った。挿入してこんなすぐに射精とは、提督としての沽券に関わる。しかし最初に抜いていなければ射精していたかもしれないと、提督は冷や汗の伝う思いだった。 「ああッ……凄い。提督っ。わたし、提督のこと」 提督の気も知らず、鳳翔は自ら腰を揺らし、更に提督の主砲を感じようとする。 楕円を描くように腰を揺すり、敏感な膣粘膜をカリ首で自ら擦り上げる。 「ああっ。ああッッ。気持ちいいです。提督、大好きです。提督っ」 快感に蕩けた声で愛を囁く鳳翔の乱れ姿は、普段からは全く想像がつかない。しかし提督は、こうやって快感に溺れる鳳翔も確かに鳳翔なのだと知っている。 それほど鳳翔にも余裕があるわけではないのだろう、彼女も既に限界が近いようだった。小ぶりな胸元を上下さえ、眉尻を寄せながら鳳翔は絶頂へと向かっていく。 「んぁっ、はあっ……ください、提督。奥に……ッ」 激しいピストンがラストスパートめいて何度も繰り返され、二人の性器の熱は堪え切れないほど大きくなっていく。 何割も体積を増した巨大な主砲が鳳翔の最奥を突き上げ、膣壁は歓喜するかのように巨大な主砲へと絡み付く。 絶頂間際の神経が焼き切れてしまいそうなほどに加速し、知覚する情報が極限まで拡大されたように感じたのはまさに一瞬のこと。吐精の快感に本能が歓喜に震える。全身を毛細血管の隅に至るまで絶頂感が駆け抜け、提督は何度も鳳翔の子宮へと精子を吐き出した。 事後、二人はゆっくりと湯船に使っている。 とはいっても流石に二人一緒に浸かるには湯船は手狭であり、提督が鳳翔を抱っこするような格好にならざるを得なかったが。 激しいセックスで堆積したどこか心地よい疲労感が、湯の中に溶けていくようだ。提督は気持ちよさそうに深く息を吐く。 「ねえ、提督。さっき言ってくれたこと、覚えてます?」 はて、何のことだろうかと提督は鳳翔の言葉に首を捻る。何か変なことでも言っただろうか。 「ほら、その……可愛いって、言ってくれたじゃないですか」 「あー。そういえば言った気もするなあ」 行為の最中、提督は特に意識するでもなく鳳翔に可愛いと言葉をかけていた。 「それ、本当ですか?」 「ん。どういうことだ」 「その。わたしってあんまりそういうこと、言われたことないですから。本当なのかなって。みんなわたしのこと頼りにしてくれるのはいいんですけど……」 確かに鳳翔に対し、可愛いという言葉を使う人間はあまりいないだろう。どうやらそれが、鳳翔には少し不満なようだった。 「ちょっと、何笑ってるんですか。わたし真剣なのに」 思わず吹き出してしまった提督のことを、鳳翔は不満げに睨む。 「あははは、すまんすまん。しかし鳳翔は可愛いぞ。みんな思っていても言わんだけだ。俺が保証してやろう。世話焼きの所とか、道着が似合う所とか。垂れ目がちな瞳とか、小さいおっぱいとか。エッチの時にもの凄くエロく腰を振るところとか、鳳翔は堪らなく可愛いって、痛たたた。な、何するんだ!?」 恥ずかしげもなく語られる言葉に、鳳翔は耳までを真っ赤にしながら提督の二の腕を摘んでいた。 「もうっ……提督なんて知りません。バカ」 そっぽを向いて呟く鳳翔の姿に、そういう姿も可愛いんだよなあと提督は改めて思うのだった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/734.html
大海の提督 ドレーク Level 攻撃力 防御力 1 150 5131 5230 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/157.html
大和の護衛の為に深海棲艦の巣に潜入する矢矧。 だが、それは深海棲艦T級の巧妙な罠だった。 「矢矧のプライドは 俺に崩される為に築いてきたんだものな」 「いつもの力が出せれば…こんな深海棲艦T級なんかに…!」 「よかったじゃないか 大和が人質になってるせいにできて」 「んんんんんんんっ!」 「へへへ おい、俺の46cm砲を用意するぞ。気持ちよくしてもらう」 (耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!) 「矢矧の生パンツゲ~ット」 (いけない…!左乳首が感じやすくなってるのを悟られたら…!) 「生矢矧の生ハメシーンを実現してもよろしいでしょうか?」 「こんな奴に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ 「おっと、乳首に当たってしまったか。甘い痺れがいつまでもとれないだろう?」 ───「と、いうのはどうかしら?」 「いや、話の流れが読めん」 「ほら、最近マンネリ気味かなと思って」 「誰のせいだと思ってるんだ」 「あら、誰のせいなのかしら?」 「すいませんでした」 ここ最近毎日のように部屋を訪れるようになっている矢矧。 毎回搾り取られて正直昼にも影響が出ているのだが いざ来られてしまうとそこは悲しい男の性、結局彼女が満足するまで付き合ってしまう。 それでも流石に毎日のことである。 さすがにするパターンが同じになってきたと思ってきたところへのこの提案であった。 「というかなんなんだそれは」 「最近提督との性生活がマンネリ気味になってきたって秋雲に相談したら渡されたの」 「ああ、あいつ怪しげな本を書いては売って稼いでいるらしいからなって それ以前に駆逐艦相手にそんな相談するか普通」 「あら、あの年頃の子って結構その手の知識は持ってるものよ。 それに前も言ったけど前世の記憶があるなら猥談なんて聞き慣れてるしね。 ましてや秋雲はこういう知識にやたら詳しかったりするし」 「で、それをやれと?」 「あら、提督にはご不満だったかしら?」 「つまりはあれか、雰囲気を作っていつもと趣向を変えてみろと」 「そんなところじゃないかしら」 「じゃあ始めるぞ『矢矧のプライドは 俺に崩される為に築いてきたんだものな』」 両手を縛った矢矧に対してイメージプレイを開始する。 「いつもの力が出せれば…こんな深海棲艦T級なんかに…!」 「よかったじゃないか 大和が人質になってるせいにできて」 「んんんんんんんっ!」 言葉で責めながら矢矧の豊満な肢体を弄る。 「へへへ おい、俺の46cm砲を用意するぞ。気持ちよくしてもらう」 (うん、最初の時以来主導権握られっぱなしだったから結構新鮮だなこれは) イヤイヤをする矢矧に屹立した肉棒を見せつけ、さらに矢矧を責め続ける。 「ヘヘヘ……さて、そろそろメインディッシュをいただくとするか」 「ああっ……イヤ、そこだけはやめて!」 「聞こえんなぁ」 ズブブブブ…… 「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」 「クックック……スゴイ締めつけだぞ、このまま快楽の奴隷に落としてやろう」 ────数時間後 「あっあっあっあっ! も、もうやめてくだしい!」 パチュッパチュッパチュッ!! 「ほら、どうしたの! 私を快楽の奴隷に落とすんでしょう!」 動きの衰えてきた提督の動きに不満を持った矢矧が器用に縛られてる縄を自力で紐解き 提督に襲い掛かったのであった。 体こそ反応していたものの、意識はもはや朦朧としており抵抗する力は既に残っていなかった提督に 矢矧が猛然と襲いかかる。 「だ、ダメだって……も……無理」 最後の力を振り絞って矢矧の一番奥に腰を叩きつけて何度目かわからない精を吐き出す。 自分の奥に注ぎ込まれる暖かい感覚をを矢矧はとても満ち足りた表情で受け止めていた。 「グー、スピー……」 「……さすがにちょっとやりすぎちゃったかな」 苦笑しながら提督の頬を指でつつく矢矧、当然ながら熟睡している提督からの反応はない。 「ごめんなさい、やっぱりまだちょっと怖いの。 また何も守れずに沈んでしまうんじゃないのかなって」 正直自分が艦娘という存在になったとき、できればもう戦わないで済む人生を送りたかったとも思った。 だが、諦観を心のどこかしらに抱えていた自分を迎えてくれたのは…… 「う~ん……矢矧……だからもう無理だって……ムニャムニャ」 「あはは、ごめんなさい」 聞いているはずもないのに笑顔で謝る矢矧、そして── あなたが私の提督でよかった」 そう呟くと提督の頬にそっと口付ける。 そして布団に潜り込み提督の手を取り抱き寄せる。 そのまま手から与えられる心地よいぬくもりに身を任せ、矢矧もまた眠りに落ちていくのだった。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/98.html
前回の続き 「やー提督ー」 「お、北上か。ちょうどいいところに」 「ん? あたしに何か用事でもあったの?」 「いや、この間の事なんだけどな」 今言っているのは以前大井に北上から好意を向けられていると勘違いされた件だ。 「……本当にちゃんと説明したんだろうな」 「あーそれがさぁ」 ──────────────────────── 「あーいたいた大井っち。昨日のことなんだけどさぁ」 「きっ北上さん!? いいの!何も言わないで!!」 「大井っち?」 「わかってた……わかってたのよ私だって!!」 「あ~わかってたんならいいや」 ──────────────────────── 「って感じでわかってたらしいよ?」 「いや、それ絶対わかってないだろ」 「そうかな? なんかあったの?」 「遠征の旗艦に任命したら殺されそうな視線で睨まれてな」 「ほうほう」 「『私を遠ざけている間に北上さんを手篭めにするつもりね!?』とか泣き叫び始めてな」 「わーお」 「駆逐艦の連中がドン引きしてたぞ」 「災難だねぇ」 「いや、半分位お前のせいだろ」 「あははー、どうしたもんかねー」 「どうしたもんかねーってそれ俺のセリフだよ。とりあえず大井に寝首を掻かれるのは勘弁願いたいんだが」 「あたしもアブノーマルな趣味じゃないよーってことは言っておいたほうがいいよねぇ」 「どうしたもんかなぁ……」 しばらく二人で頭をひねる。 「お、そうだ」 北上がポンと手を打つ。 「なんか妙案でも思いついたか?」 「うん、あれだよ。あたしと提督が付き合っちゃえばいいんじゃない?」 「はぁ?」 「公認てことになればさすがに大井っちも自重するだろうし、あたしも変な誤解されずにすむしさ」 「いや、ていうかお前それでいいの?」 「ん? 別に嫌じゃないよ? ああ、提督が嫌だった?」 「いや、別に俺も嫌じゃないけどな」 「じゃあ、それでいいんじゃない?」 「なんだか微妙にコレジャナイ気がするんだが……まぁいいか」 かくして提督LOVE勢が発狂しそうな過程を経て北上と付き合うことになったのであった。 「で、付き合うことにしたわけだけどどうすんの?」 「どうすんのって言われてもなぁ」 恋人的な触れ合い…… ──────────────────────── 提督「ははは~待ってよマイハニ~」 北上「うふふ~捕まえてご覧なさい~」 ──────────────────────── 「ないわー」 「だよねー」 そもそ北上とイチャついているという画がイマイチ想像できない。 「やっぱり私の思っていた通りね!!」 その声と同時に反射的にしゃがんだ瞬間、頭のあった場所を砲弾が通りすぎる。 「あ、大井っちおかえりー」 「ちょっと待て、殺す気か」 「はい、まさか避けられるとは」 「あっさり肯定するな! っていうか予定より3時間くらい帰ってくるのが早いだろ」 「ええ、北上さんを提督の毒牙にかけさせないように全速力で往復してきましたから」 「全速力って……それ持ち帰った燃料分消費してるだろ」 大井の後ろで第六駆逐隊の面々が地面にへばって死にかけている。 「はい、北上さんの身の安全には変えられませんし」 「遠征の意味がねぇ……」 頭を抱えたところで北上が口を開く。 「あーそうそう、大井っち。あたし提督と付き合うことになったから」 「え!? い、いつの間に!?」 「えーと、5分くらい前?」 ピシッっという音ともに大井が石化する。 「だからさー大井っちも親友なら祝福して……って大井っち?」 「だめだこりゃ、完全に固まってる」 大井の目の前で手を振るが彼女は全く反応しない。 「しかたない、一息ついたらドックに放り込んどいてくれって……うわっ!?」 さっきまで息絶え絶えだった駆逐艦たちが目を輝かせたり潤ませたりしながら詰め寄ってくる。 「し、司令官と北上さん付き合ってたの!? ど、どこまでしたの!?」 「司令官もなかなかやるね」 「お、大人なのです……」 「グ、グスッ……あ、暁は一人前のレディなんだからそんなこと聞いて取り乱したりしないんだからっ!」 「いや、どこまでも何も5分前の出来事だと……」 「やっぱ駆逐艦うざいわー……」 「納 得 い き ま せ ん !!」 「うぉっ!? 意外と復活早かったな」 「北上さんの言葉は信じますが提督の言葉は全く信用できません!!」 「いや、そこまで言いきられるとさすがに傷つくんだが」 「ならばその証拠をここで示してみてください!!」 「いや、具体的には?」 「北上さんを本当に愛しているのなら魂の篭った言葉を私に見せてください!!」 「え、それでいいの?あーじゃあ『北上愛してるー(棒』」 「わーい(棒」 「全っ然ダメです!」 駆逐艦達がキャーキャー言う中あっさりとダメ出しされる。 「魂どころか気持ちの欠片も篭っていないじゃないですか!!」 「ああもう、めんどくさいな……北上ー好きだー!」 「全くなってません!!」 ────10分後 「そうだ! どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ! 北上! 好きだァー! 北上! 愛しているんだ! 北上ィー! 鎮守府に来る前から 好きだったんだ! (省略されました。全てを読むにはここをクリックしてください) 」 「クッ……」 「ゼーゼー……」 肩で息をしながらどこかで聞いたことのあるような長い上にこっ恥ずかしい告白セリフを言い終える。 「フッ……私の負けね……北上さん、提督はどうでもいいですけどあなたの幸せを祈っているわっ!!」 「ちょっと待て、あそこまで言わせておいてこっちはどうでもいいのか……」 走り去る大井を顔を真っ赤にして告白を聞いていた駆逐艦の面々が追いかけていく。 「はー……疲れた」 「あははー、お疲れ様。でもさー、さっきのはさすがに恥ずかしいかなー」 「言ってるこっちはもっと恥ずかしかったと思うぞ」 「まーそうだよねー」 「そうだよねって……わっ」 突然北上が胸のしがみついてくる。 「おい、北上?」 「まぁでも、ちょっと嬉しかったかな?」 そう言うと顔を上げて笑う。 (あれ、なんか可愛いぞ……っていうかコイツこんな顔も出来たんだな) 不意に見せられた北上の笑顔にドキっとしてしまう。 「まー誤解も解けたみたいだしめでたしめでたし。んじゃお礼」 「お礼?」 「そ、今度は唇にチューしてあげる」 「いいのか?」 「まぁ付き合ってるんだしいいんじゃない?」 「そっか」 流れに任せて北上に顔を近づけると北上が目を閉じる。 そのままこちらも目を閉じて柔らかな唇にこちらの唇を合わせる…… カシャッ! 「!?」 「青葉、見ちゃいました!!」 口付けの態勢のまま固まる、さすがに北上も固まっている。 「昼下がりの情事! 北上さんをめぐる提督と大井さんのドロドロの三角関係!! こ、これは大スクープですよ!?」 静かに顔を離し、笑顔を作って青葉に声をかける。 「青葉、お前これから解体な」 「20射線の酸素魚雷、2回いきますよー」 「えっ、ちょ、まっ……キャー!!」 そんなこんなでかろうじて青葉の口をふさぐことには成功したのだった。 北上と付き合うことになってから1ヶ月、特に変わったことはない。 最初のうちこそ結構な注目を浴び 大井はなんとか諦めてくれた変わりに何故かその他複数の艦娘から殺気を感じていたりもしたが 二人共特に何かするでもなくこれまで通りだったため、いつの間にか普段の日常に戻っている。 以前と変わった点といえば…… ガチャ 「おかえりー」 「おー、ただいまー」 ここ2週間くらい前からたまに北上が私室に勝手に入り浸っていることがあるくらいだ。 最初に見たときは部屋を間違えたのかと思ってかなり慌てたのだが 「何してんの」 「こっちの部屋の方がくつろげるし」 とのお言葉を頂戴した。 まぁ確かに仮にも提督の私室なのだから寮よりは広いし床も絨毯引きだ(寮はフローリング)。 「あんまりそういうの良くないんじゃね?」 「いーじゃん付き合ってるんだし」 と任務が終わった後とかに勝手にゴロゴロされている。 まぁこちらも着替えは更衣室で済ませるし 取られたり見られて困るようなものがあるわけでもないので面倒なので放置している。 重要書類なんかは執務室で施錠して保管しているので問題ないだろう。 そんなわけで帰ってきたら北上が部屋にいるのも慣れてしまっていた。 「そういや雑誌届いてなかったか?」 「あーこれ?」 「それそれ、って人の荷物を勝手に開けるな。しかも読むな」 「まーまー気にしない気にしない、っていうか提督もこういうの読むんだねぇ」 「いや、どういうのだよ」 「『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』」 「俺が読んでるのは連載されてる漫画だ」 「ああ、この『ファム痛クリアコミック GUNこれ』って奴?」 「そうそれ」 北上が読んでいる雑誌は定期購読している雑誌で内容は基本的にくだらないゴシップ誌なのだが 連載されている漫画が好きなので月一で送ってもらっている。 銃から転生した漢達の熱くもくだらない日常を描いた漫画だ、面白いぞ、本当だぞ。 「というわけだからそれをよこせ」 俺専用座椅子に座って北上に催促する。 「えー、あたしも今読みはじめたばっかなんだけど」 「そもそも俺が買った雑誌じゃないか」 「ん~、じゃあ一緒に読む?」 「まぁそれでもいいけど」 「ほい」 そう返事をして北上が近づいてきた。 ポフッ 「んじゃ読みますかー」 「おい、人を座椅子替わりにするな」 「仕方ないじゃん、座椅子それ一つしかないんだし」 人を背もたれにした北上が悠々と雑誌を開く。 北上は背も低く雑誌を読む分には特に問題はないので諦めることにした。 「おおっ、なんかわけわからない理由で争いが始まったんだけど?」 「一応史実ネタが入ってるらしいからそれなんだろ、詳しくは知らん」 そんなやりとりをしつつとりあえずGUNこれは読み終わった。 「じゃあ目当ては読み終わったからどいていいぞ」 「えー、こっちのほうが本読むのに楽なんだけど」 「ふてぶてしいなおい」 「まーまー、読み終わったらどくからさ」 「まぁたまには他の記事も読んでみるか……」 そんなこんなでどかなさそうなので一緒に記事を読むことにした。 「ん、どうかした?」 「いや、なんでもない」 (しかしやっぱつまらん記事が多いな……それにしてもちょっとマズイ) 記事がつまらないのは予想の上だったので特に問題はない。 問題なのは今更ながら気づいたこの態勢だった。 さっきまでは漫画に気を取られていたからいいのだが よくよく考えると思いっきり北上と体を密着させていた事に気づく。 しかも膝の上とかではなく文字通り密着しているため、股間の上にちょうど北上が座っていることになる。 記事がつまらないので余計に北上の体温やら体つきが気になってしまい さらに間の悪いことに最近処理していなかったせいで少しずつ股間に血が集まり始める。 (とりあえず我慢だ俺……我慢我慢) 読み終わればどいてくれるだろうから……そう思っていると北上の手が次のページをめくった。 『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』 (おいぃぃ!?) 記事の内容はとある鎮守府で一際激しいセクハラを受けたという 匿名M型駆逐艦2番艦Kさんという艦娘へのインタビューだった。 ───ではKさん、普段の言動を曲解した提督が激しいセクハラを行ってきたと? K「はい『ああ、お前の言うとおり俺は好きモノだぞ? へっへっへ……いつでもいいんだろう?』 なんて言いながら毎日のように執務室で体中をまさぐられていました……」 ───執務室でですか!? 職場で取る行為とはとても思えませんね K「はい、でもそれだけじゃなくてドックでお休みしようとするとベッドの中に侵入してきたり」 ───公僕であるというのにそのような振る舞い、それ以前に人として言語道断ですね 具体的にはどのような行いを? K「はい、背後から太い魚雷(意味深)をグリグリ押し付けながら 逃げられないように押さえつけられて執拗にお尻を撫でながらそのまま指をずらして私の恥ずかしいところを(以下略)」 「提督ー……」 「……うん、言いたいことはわかる。すまん」 すっかり元気になった息子が北上のお尻、というかアソコのあたりをグリグリ押している。 なんでよりによってこのタイミングでこの記事に当たるんだろう。 「提督ってもしかして欲求不満だった?」 「まぁ……最近は少し」 隠してもしょうがないので正直に答える。 数秒間お互いに沈黙。 「あー……うん、あれだ。抱き枕のマネくらいならしてもいいよ」 そっぽを向きながら答える北上の好意に甘えて腰に手を回して少し強めに抱き寄せてみる。 テントが北上の下着と擦れ、下着と太もものあいだに位置を移動する。 ちょっとだけ北上の体がビクっとはねた。 「……北上?」 呼んでみるがどこか心ここにあらずという感じで雑誌を見つめている。 見てみると頬がほんのり赤く染まっている。 「北上」 もう一度呼ぶと体をビクッと反応させながらこっちを向いた。 「な、なにさ。ていと───ンっ」 振り向いた北上の唇を塞ぐ。 硬直する北上の体だが、片手で頭を撫でてやるとだんだん力が抜け始める。 唇を離すと数秒間惚けていた北上が抗議の言葉を口にする。 「提督ー……いきなりするとかちょっとずるいよ?」 「悪い、やたら可愛かったから」 「いや……あたしはその、可愛いとかいうガラじゃ……いや、嬉しいけどさ」 「嫌だったか?」 「いや……あ、そう言う意味じゃなくてその……嫌じゃなかったけどさ、ただ」 「ただ?」 「この態勢だと首が痛い」 「じゃ正面向くか?」 「……ん」 腕の力を抜くと体の上で器用に態勢を変えてこちらに抱きつく格好になる。 動きが落ち着くのを待ってからもう一度北上の体に手を回す。 「なぁ」 「ん?」 「続きがしたいって言ったら怒るか?」 「……別にいいよ……嫌じゃないし」 「そっか」 そう言いながらもう一度唇を塞ぎゆっくりと北上の口内に舌を入れていくと おずおずとした感じで北上の舌がそれを迎える。 「ん……ちゅっ……レロッ……ちゅぱ……」 北上の舌の感触を楽しみながら彼女の背中を優しく撫でつつその手がだんだんと下に降りてゆく。 (雑誌だとこんな感じだったか……) 北上の小ぶりな尻をそっと、だが執拗に撫で回す。 時折体を震わせているが特に抵抗しようとはしていない。 (次は……) 尻を撫で回していた手を止め、中指を下着の上から北上の割れ目に滑らせる。 北上の体がビクっと反応し、尻肉よりも柔らかでそして少し湿った感触を指先に感じる。 (やっぱりさっきので少し興奮してたのか) まぁ硬くなったものを押し付けられながらあんな記事読んでれば多少なりともこういう反応にはなるのかもしれない。 ゆっくりと焦らすような動きでしばらく割れ目をなぞっていると北上の腰が微妙に動き始める。 おそらく無意識の動きなのだろうが、まるでアソコを指にもっと押し付けようとしてるようだ。 (ではご期待にお答えして) 下着をずらしながら人差指と薬指で割れ目を広げ、既に愛液の染み出している柔肉の内部に中指の腹を擦り付けてやる。 「ッ────!!」 その瞬間北上が唇を離し、大きく体を仰け反らせる。 そのまま指に愛液を絡みつかせながら秘裂をゆっくりと往復させると 北上は崩れ落ちまいとこちらの首に手を回し顎を肩に乗せて必死に歯を食いしばる。 「ぁっ……くぁ……っふぁ……んんっ……!」 北上の髪の感触を頬に感じながら十分に愛液に塗れた指を肉芽に伸ばす。 丁寧に皮をむいて指先で刺激してやると腰が浮き、北上の口から懇願が漏れる。 「て……とく……そこ……ダ、ダメだっ……あうっ!!」 だが断る、と言わんばかりに小刻みな動きで責め続け ダメ押しに人差し指と中指で挟んだ瞬間。 ビクッビクッ! 北上の体が一際大きく跳ね、こちらの手を愛液で汚しながら脱力した。 「……あー、死ぬかと思った」 「悪い、やりすぎた気がしなくもない」 脱力した北上から聞こえてきた声にちょっと罪悪感を感じながら謝る。 「ホントだよ……って、わっ」 北上の視線を辿るとそこには先ほどより更に膨らみ、今にもズボンを突き破らんとする勢いのテントが立っていた。 あんな痴態を見せられたのだ、こうもなるだろう。 「えーと、とりあえずどうすればいいのかな」 「よければ手でして欲しいなー、とか」 「うー、仕方ないなー。まぁさっきの仕返しもしたいし」 そう言いながらチャックに手を伸ばす北上、多少手こずったが口を開けて取り出すことに成功する。 ブルンッ! 「うわ、グロッ!」 「グロいとか言うな、一般的にはこういう形のはずだ」 おそらく本物を生で初めて見た北上の感想にため息をつきながら答える。 「んで、コレどうすればいいの?」 「いや、つつくな(これはこれで気持ちいいが)。あれだ、手で握ってしごいてくれ」 「こんな感じ?」 ヌチャッという音とともに北上の手が肉棒を包む。 「なんかヌルヌルするんだけど」 「そういうもんだ、男も女も同じだろ」 そう言って北上の愛液に濡れた指を見せる。 ギュッ! 「イテッ! そんなに力入れるな、痛いだろ」 抗議するが北上はそっぽを向いたまま息子をしごいている。 顔が赤くなってるところからすると割とさっきのは恥ずかしかったらしい。 「じゃあ、仕返しとは言われたが黙ってやられるのもアレだから勝負な」 そう言って気を取り直し、愛液が滴っている北上の秘部に手を伸ばす。 「ヘっ? 勝負って……っ!!」 ツプッ……という音ともに指が一本北上の中に飲み込まれる。 既に充分濡れそぼっていたそこは指をゆっくりと飲み込んだ。 そのまま出し入れを開始する。 「ッ!……先にイッった方の負けな」 北上の手から与えられる刺激に耐えつつ指を前後させる。 ギュッ…… 北上を見ると空いた手でこちらの服をつかみ、目をつぶって顔を真っ赤にしながら指の刺激に耐え 必死に肉棒をしごいている。 (ヤバ……かわいい) 普段とのギャップのせいで更に肉棒が大きくなる。 (だが負けん!) 北上の手の温もりに耐えつつ肉壁の中を指で掻き、さらに指をもう一本追加してやる。 北上も断続的に腰を浮かせながら必死に肉棒をしごき お互い無言で喘ぎ声だけをあげながら相手に快感を与えるために手を動かす。 「……で、出る…!!」 「……くぅっ───!!」 指が性感帯を掻いた瞬間北上の手がギュッとカリを締め上げ 膣内から愛液が吹き出すのと同時に膨張した肉棒から勢いよく白濁液が放たれた。 お互い余韻に浸りながら荒い息を整える。 「う~ドロドロする~」 「そういうものなんだから仕方ないだろ」 精液で汚れた手を涙ながらに見る北上。 まぁ初めて見るものだから仕方ない、そう思ってると北上の視線が泳いでいることに気づく。 「どうした?」 「いや……その」 珍しく歯切れが悪い。 「最後まで……しないのかなーって」 ここまでしておいてなんだがさすがに無理やりするのは本意ではない。 「や……北上が嫌じゃなければしたいかなー……と」 「ま、まぁあたしも提督が嫌じゃなければいいんだけどさー……」 「それはない」 そう言いながら抱きしめる。 「わっ! ちょ! 提督、今汚いって!」 手についた精液のことを言っているのだろうが 「あぁ、明日洗濯に出すから大丈夫」 「そういうもん?」 「そういうもん」 一連の流れのあいだにここしばらく欲求不満だった分身は期待に胸をふくらませて復活している。 北上の腰を掴んで跨らせ、秘裂に先端をこすりつける。 「んっ……」 「とりあえずできるだけ力を抜け、こっちもなるべくゆっくりするから」 「うん」 そう言って腰を落としてくる北上の中に先端がぬるりと挿入されていく。 「っく……っつう……!」 やはり結構きついようだ、一旦そこで止めさせる。 「はぁっ……はぁっ……」 目尻に涙を貯めながら荒い息を吐く北上 多少快感を与えて体をほぐそう、と思い北上の上着(改二衣装)をまくり上げる。 「わっ!?」 驚く北上をよそに僅かな膨らみを優しく揉みほぐしながら先端に舌を滑らせる。 腕に固く尖っている乳首を味わうように吸い、歯で軽く挟んで舌で刺激してやる。 不意の刺激にビクビクと反応する北上に対し、ダメ押しとばかりにクリトリスに向かって空いた手を伸ばす。 「ん……ぁっ……! はい…って……くるっ……!」 力の抜けた北上の体がズブズブと肉棒を受け入れてゆく。 体重を支えきれずにそれを迎え入れた膣内の処女膜による抵抗もあっさりと放棄され、結合部から血が流れ出る。 そして先端に当たるトンっという感触が北上の奥まで到達したことを告げた。 「最後まで入ったぞ……」 「う…ん……す…ごい熱い……」 こちらにもたれかかってきた北上を慌てて支えてやる。 「少し……楽になってきた」 「じゃあ、ゆっくり動かすぞ」 「うん」 腰を掴むとゆっくりと持ち上げる。 表情からしてまだ苦痛の色が強いようだ。 きつく締め上げる膣内の刺激に抗いながらまたゆっくりと腰を沈めていく。 それを何回も繰り返す。 「提……督……」 「……なんだ?」 「結構……良くなって……きたかも」 何度も繰り返した抽送でそれなりに中がほぐれてきたらしい。 多少強めに突き入れてやると 「くぅっ……!」 明らかに今までよりもヌルっとした感触が返ってくる。 「これなら……いけるかな」 北上の腰を持ち上げるのではなく、自分の腰を振り始める。 正直既に限界寸前だった。 何度か強めに突き上げてやると腰の上に跨っている北上がしがみついてくる。 全身で抱きしめてくるその体を抱きしめ返してさらに何度も突き上げ、鈴口を子宮に強くこすりつける。 「クッ! イクぞ北上!!」 「あ…たしも……も……無理っ!!」 ギュウウっと北上の中が肉棒を締め上げ、その刺激に反応した先端から吐き出された白濁液が北上の中を満たす。 ブルルっと快楽の余韻に浸りながら、二人は数分間繋がったまま動かなかった。 「はぁ……疲れた」 「大丈夫だったか?」 「ま、まぁ最後の方はだいぶ大丈夫だったよ」 「そうか……ところで……」 「……マジで?」 「スマン」 「はー……仕方ないなー」 中で再び大きくなる肉棒を感じた北上は盛大にため息をつくのだった。 ────翌朝 「あー提督おはよー」 「あぁ、おはよう」 「あのさー」 「だいたい言いたいことはわかってる」 「盛りすぎ」 「ごめん」 結局あのあと正常位で一回バックで一回、最後にさすがにきつそうだったので素股で一回。 「割とかなり腰がだるいんだけど」 「うん、悪かった」 「とりあえず汗流したいんだけど」 「……部屋に備え付けの浴槽があって良かった」 「提督ー」 「いや、ほんとごめん」 全然良くなくて朝から2回戦突入、結果北上の腰大破。 汗は流したものの既に朝食の時間だ。 「まー仕方ないか、んじゃ連れてってよ」 「……まぁそうなるよな」 今回は許してもらえた、まぁその今度があるかどうかがこれから決まるわけだが。 北上をお姫様だっこして食堂についた瞬間、無数の視線が突き刺さる。 視線にも種類があって一々列挙していくとキリがない上に精神衛生上良くないので無表情で北上を席まで運ぶ 真向かいの大井から凄まじい殺気が迸っている気がするが必死に勇気を振り絞り北上を席に付かせる。 「やー助かったよー」 「いやーどういたしまして」 うまく笑えてるんだろうか、すごい不安だ。 「ねぇ北上さん」 「んーどうしたの?」 「なんでまた朝からこんな派手な登場するハメになったのかしら?」 嫌な汗が背中をつたう、返答しだいによっては多分この場でミンチにされる。 「あー寝坊して慌てて走ってたら提督に激突して足捻っちゃってさー それでお詫び兼ねて運んでもらったんだよ」 「(笑)あら、でも私が北上さん迎えに行ったら部屋にいなかったんだけど」 「あーだって提督の部屋で寝ちゃったからさー」 ザワ…ザワ… あーなんか呼吸することすら困難なくらい空気が固まってるんですケド 「提督の部屋にあった『GUNこれ』って漫画が面白くてさー。 部屋で読んでたらそのまま寝ちった」 「起こすの悪いと思ってそのままにして悪かった」 ナイスフォロー! これで辻褄は合う……はずだ。 「まぁ……とりあえずそういうことにしておいてあげますね提督?(笑)」 「お、おう」 こうしてさしあたっての命の危険は回避した。 命があるって素晴らしい、しばらくは控えよう。 「提督ー『今度から』はちゃんと考えてねー」 「わかってる『今度から』はちゃんと考えてする」 朝飯食い終わったあと、またお姫様だっこで部屋に戻るコイツの顔を見られなくなったらたまらんからな。 おわり